律子「今回の竜宮小町の新曲リリースにあたって……」西条「ゲスです!」 (32)

律子「このたび、ファンの皆様のおかげで新曲を出すことができました。
   今回もきっと満足していただけると、
   プロデューサーとして自信を持ってお届けできます!」

記者1「ミュージックサファイアです。メンバーの皆さんに質問です。
   この曲を収録する時に苦労したエピソードなどはありますか?」

伊織「う~ん、やっぱり久しぶりの新曲ということで、
   それまでのイメージとの関係性を意識するのが少し大変でしたね」

亜美「亜美は最初よくわかんなかったけど、
   でもみんなが教えてくれて、ちょーいい感じに歌えたんだー!」

あずさ「プロデューサーの律子さんと、
    それからメンバーのみんなのおかげで、私も上手に歌えました~」

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記者2「ミュージックタイムです。今回、PVを海外で撮影したとのことですが、
   そこには何かこだわりがあったのでしょうか?」

伊織「えぇ、もちろんですぅ♪ 曲のコンセプトはみんなで考えて決めたんですけど、
   そのイメージに合う場所が日本ではなかなか見つかりそうになくて……」

あずさ「それで、たまたま伊織ちゃんが行ったことのある外国の街並みが、
    ちょうど合ってるんじゃないかってなったんです~」

亜美「写真見せてもらったけど、それだけでもすごかったんだよ!
   PVの映像とかもめっちゃすごいから、
   ファンの兄ちゃん姉ちゃん達、期待していいっぽいよ~?」

西条「すみませーん! こちらも質問いいですかぁ?」

律子「えぇ、どうぞ」

西条「ゲスニックマガジンの西条です! みなさんにお伺いします!
   新曲のイメージに合うとか言って、本当は海外旅行したかっただけなんでしょ?」ペロリ

律子「えっ?」

西条「だからぁ、本当は別に日本でも良かったけど、
   撮影にかこつけて海外旅行したかっただけなんでしょって」ペロリ

伊織「そ、そんなことありません。本当に、日本ではなかなかいい場所が……」

西条「えぇーーーーー!? そんなわけないよーーーーーーっ!!」

西条「え、何? あんた日本中のあらゆる場所知ってんの?
   この日本の? どこをどう探してみても? 
   イメージに合う場所が無いって? そんなのわかるわけないでしょーーーーー!!」

伊織「なっ……!」

西条「ね、ね、わかるわけないよね?
   あんたそう思うよね? ん? どう? ん?」

記者2「はぁ……」

西条「わっかるわけないと思うけどなぁーーーーーっ!!」

記者2「……ミュージックタイムです。
   今回の新曲を通してファンに伝えたいメッセージなどがあればお聞かせください」

伊織「え、えぇ、そうですね。それはやっぱり……」

西条「ゲスです!!! ゲス西条です!!!
   リーダーのでこちゃんに質問です!」

伊織「でっ……!?」

西条「あんたんとこの家すっごい金持ちらしいけど、
   今回の旅行でもたっかいモノ山ほど買いまくったんでしょ?」ペロリ

伊織「か、買うわけないでしょ……買ってません! それに旅行じゃなくて仕事です!」

西条「あっ、そっか! あんた金持ちだから今更買う必要ないんだ!
   じゃああんた達だ! 海外旅行がいいって言ったのもあんた達でしょ!」

あずさ&亜美「えっ?」

西条「あんた達が普段行けないからって、
   外国に行きたいって言い出したんでしょ? ん?」ペロリ

あずさ「ち、違います~。私達、そんなこと言いません~」

亜美「そーだよ! そりゃ、外国って楽しそーとは思ったけど、
   でも考える時はちゃんと真面目に考えたんだかんね!」

西条「えぇーーーーーーーーーーっ!!!!????
   あんたたちじゃない!? じゃあそっちのPちゃんだ!」

律子「Pちゃっ……ち、違いますよ!
   っていうかさっきから何なんですかあなた!」

西条「ゲスです!!! ゲス色ボタンです!!!!!」

律子「い、いいですか? 今回、海外で撮影を行うことにしたのは
   メンバー全員で真剣に熟考した上で決めたことです!
   その結果、私達も満足の行く仕上がりになったんです!」

西条「いーーーーーーい仕事だなぁ! 人の金で海外行って?
   それでちょこちょこっと歌って踊って観光してラーギャーもらえるなんてさぁ!
   金!!! 金!!!! 金!!!!! やっぱ金だよねぇーーー!!!!
   でこちゃんがリーダーなのも、やっぱり金の力なんでしょ?」

伊織「はぁ!? ちょっとあんた!! 今のは聞き捨てならないわよ!!」

西条「うわーーっ怖い怖い怖い!!!! なに急にーーーーっなんだよーーーーーっ!!??」

あずさ「い、伊織ちゃん、落ち着いて!」

亜美「ダメだよいおりん! ほらほらこっち戻って!!」

西条「びっっっっくりしたなぁーーーー!!
   えぇ? びっくりしたよね? 太ったあんた、ねぇあんたどう?」

記者1「は、はぁ……」

西条「やっっっっぱそうだぁ!!
   猫かぶってるんだ!!! アイドルだもんなぁーーーー!!!」

西条「そうやって猫かぶって? カメラの前で笑って?
   たっかいラーギャー貰うんでしょ!?
   ゲスは猫かぶらないよ? ただしゲスをかぶりますけどね?」

伊織「意味わかんないわよ!!! 本当何なのあんた!!!」

西条「ゲスです!!!! ゲスは天下の回りものです!!!!!!」

律子「い、いい加減にしてください!!!
   ちゃんとした質問ができないなら出て行ってくださいよ!!!」

西条「えーーーーーっ!!!!???
   ちゃんとした質問じゃなきゃダメなのぉーーーーーーっ!!!!????」

律子「当たり前じゃないですか!!!」

西条「あっ、はいはい! じゃあゲスです! ちゃんとしたゲスです!」

律子「なんですかちゃんとしたゲスって!!」

西条「海外に居る間、昼はカメラの前で猫かぶって、
   夜はパツキンのチャンニーの前で猫かぶってたんでしょ?」

律子「パツ……はぁ!?」

西条「だぁかぁらぁ。
   夜はパツキンのチャンニーと遊び回ったんでしょっての」ペロリ

律子「な、何言ってるんですか!
   アイドルがそんなことするわけないでしょ!?」

西条「えーーーーっ!!!?? 遊ばないのぉ!?
   わざわざ海外にまで行って遊ばないのぉ!?」

亜美「もーーーっ! なんなのさっきから!
   そりゃ空いた時間はちょびっとだけ遊んだりもしたけど、
   お仕事もちゃんとしてるんだから別にいいっしょー!?」

律子「ちょっ、亜美! ダメよそんな迂闊なこと言っちゃ……」

西条「ほぉーーーーらぁーーーーーねぇーーーーーーー!!!!」

西条「やっぱり遊んでるんじゃあん!! しかも、え? 何?
   ちゃん亜美? ちゃん亜美がパツキンのチャンニーとビーアソ?
   スっっっっっクーーーーープだよぉこれぇーーーーーー!!!!」

亜美「へっ? な、何?」

西条「ちゃん亜美まだ中学生でしょ?
   そのバリバリ成長中なボディでチャンニーを誘惑しちゃったわけだぁ!!!
   ね、これあんたにあげるよ! 書いてほら、大スクープだよ!!」

記者2「いや別に……」

律子「ちょっとやめてください!!! 中学生に何言ってるんですか!!!」

西条「ゲスです!!! すべてをゲスで染めたゲスです!!!!!」

西条「それで? ん? ちゃん亜美が遊んでたってことは、
   当然ちゃんあずも遊んでたんでしょ? ん? ん?」

あずさ「ちゃんあず……もしかして、私のことですか?」

西条「あんたしか居ないでしょっての。
   ね、あんたもさ? パツキンと遊んでたんでしょ? どんな風に? 何人と? ん?」

あずさ「あ、あの~、すみません。
    さっきから言ってる意味がよくわからないんですけど……」

西条「わからない!? わからないぃ!!??
   そのバインバインでわからない!!!!?????」

あずさ「あ、あら~……?」

西条「そぉーーーーーーんなわけないよねぇ!!!??
   とっくに男の十人や二十人虜にしてそうな感じ出しちゃってさぁーーーーーー!!!!」

あずさ「じ、十人や二十人……!?」

西条「ね、太ったあんたも虜にされてるでしょ?
   ちゃんあずのバインバイン、気になるよね?」

記者1「いや……」

西条「いやぁーーーーー参ったなぁもぉ!!!!
   あっ! ってことはアレだ!! 女の子をバインバインする方が好きなんだ!!」

西条「お相手は誰? えぇ? Pちゃん? ちゃん亜美? でこちゃん?
   それとも765プロの誰か? ん? どうなの? ん? ん?」

律子「ちょっとあなた、本当にやめなさいよ!!
   さっきから関係ない質問ばっかり……! もう出て行きなさい!!」

西条「ゲスです!!!」

律子「は!?」

西条「夜ふかしのゲス惑わすゲスです!!!!」

律子「なに言ってんの!!??」

西条「ここいらでPちゃんに質問です!!」

律子「なっ、え、私……!?」

西条「やっぱアイドル引退したのって、
   プロデューサーの方が楽して儲けられるからでしょ? ん?」

律子「は、はぁ!?」

西条「だからぁ、ファンに媚び売らなくても裏方でテキトーーーーーーに
   アイドルに頑張らせてればいいからプロデューサーになったんでしょっての」ペロリ

律子「そんなわけないでしょ!?」

西条「いいよなぁーーーーープロデューサーって!!!!
   俺もプロデューサーになろっかなぁーーー!!」

律子「あなたみたいな人がなれるわけないでしょ!?」

西条「えぇーーーーーっ!? なれないのぉ!? いけると思うよぉ!?
   ゲスプロデューサー! ゲスP!! どうよこれ?
   ん!? なかなかいいんじゃない!?」

律子「ふ、ふざけないで!!
   さっきからアイドルもプロデューサー業も馬鹿にして!!」

西条「ゲスです!! いわゆるゲスのフルコースです!!!!」

律子「こ、このっ、もう本気で……!」

あずさ「り、律子さん、ダメです~!」

亜美「うあうあー! りっちゃんももう限界っぽいよー!」

伊織「ちょっと警備員!! さっさとつまみ出しなさいよ!!」

西条「おいおいなんだよ取材拒否かよぉーーーー!!!
   じゃあ最後にこれだけ聞かせて!!! やっぱアイドルってすんごいモテるんでしょ!?
   俺もアイドルになったらモテるんじゃない!?
   アイドルマスターSideG(ゲス)!  いいよね!?
   おいなんだよ離せよーーーーっ!! 取材拒否かよーーーーーっ!!!!!」




記者1「……あの人がマスコミ界の……日高舞なのかも知れないな……」


  おしまい

付き合ってくれた人ありがとう、お疲れ様でした。

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