八幡「戸部の阿呆め」 (20)

一応キャラ崩壊、胸糞注意


結衣「やっはろ~、みんな~」


八幡「おう、待ったか?」

結衣「大丈夫だよ、今来たところだし」

雪乃「こんにちは、由比ヶ浜さん」

結衣「うん、ゆきのん。久しぶりだね~」


俺たち3人は大学受験を終えて、大学生活を送っていた。
今日は奉仕部3人の久しぶりの再会の日だ。


結衣「奉仕部3人久しぶりの再会だねっ」

八幡「つっても前に揃ったのはいつだ?2か月も経ってないだろ」

雪乃「いいじゃないそんなことは。こうして会えるのを楽しみにしてたんだから」

結衣「えへへ~だよね~」


雪ノ下がこんなこと言うなんてな…変わったもんだ。
まあ、高三の奉仕部の活動も意外と忙しかったしな…
そういう俺も今日を楽しみにはしていた素直にそんな言葉が出る辺り、少し俺も変わったかね。

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結衣「う~ん、ホント今日はいい天気で良かったよ」

雪乃「本当にね。せっかくの集まりで雨というのも微妙だし」


二人は軽く歩きながら世間話に華を咲かせてるな
俺はなんとなしに後ろから二人を見てる


八幡「ったく、戸部の奴のせいで…はあ」


昨日あいつと材木座が家に来て…小説の話で盛り上がった、まあそれはいいんだが
なんというか…その内容が…


八幡(もう夏だし、二人ともそれなりに薄着だ…くそ変な想像力が…)


結衣「ヒッキー?どうかしたの?」

八幡「ん、ああいや…なんでもない」


雪乃「ところで、由比ヶ浜さん。学校の方はどうかしら?」

結衣「大学?うん、楽しいよっ!友達もたくさんできたし」

雪乃「あら、それはいいことね。さすがだわ」

結衣「飲み会とか超楽しいもんっ!辛い勉強してきた甲斐がありましたっ!」

八幡「ハメ外し過ぎんなよ、持ち帰られたら大変だぞ」


由比ヶ浜にそんなことを言ってみたが、理由は昨日の件と重なったからだ
由比ヶ浜がそんなことするわけないと知っててもな


結衣「女の子しかいないしっ、ば~かっ」


とまあ予想通りの返答。こいつは意外な程に男に対してガードが堅い


結衣「もう…ヒッキーにそんなこと言われたら悲しくなるよ」

八幡「…悪かったよ」

雪乃「比企谷くんも心配してるのよ」

結衣「う、うん」


それからすぐに今からどこに行くかの談笑に二人で入った。機嫌は治ったか?

結衣「ゆきのんも東京の大学ってどう?」

雪乃「どうと言われても…友達はまだいないわ」

結衣「え~そうなんだ?ゆきのんもガンガン行こうよっ!きっと楽しいよっ!」


雪乃「そういえば、皇居の観察などは楽しいわね」

結衣「ゆきのん…観光客じゃないんだから…」


雪ノ下も由比ヶ浜と同じく男には縁がない…というか女王様というか
付き合ったら浮気には死ぬほどうるさいタイプだろうと昨日も戸部が言ってたな…


戸部『男に貞操帯つけて管理するタイプかもよ』


死ね、戸部…お前があんなこと言うから、雪ノ下を見る目が変わりそうだ…
今日の二人の服装は、けっこういい感じだな

雪ノ下は、普段とは違ってタンクトップに下がマイクロミニのデニムパンツか
戸部が見たら、胸はないけど尻が良いって言いそう。いや、絶対言うな

由比ヶ浜は…ミニスカート。ひざ上20センチはありそうエロイなおい
まあ下にアンスコみたいなのは履いてるだろうけど、なんか覗きたくなる衝動に駆られるのはなぜだ?
これも戸部が悪い


八幡(そもそも、なんで戸部の奴と仲良くなってんの?俺)


おかげで大学に入って以降、少しリア充の世界を知りつつある…携帯番号にも女子の番号が増えたし
雪ノ下や一色とも番号交換はしたしな、あと川崎も


戸部『ヒキタニ君やるじゃん~、なんか選べるって贅沢じゃね?』


黙れ戸部…頭によぎって来るなよ。
それはともかく、あの二人が街中歩いていたら確実に振り返る男はいるだろう
ナンパしてくるやつもいるかもしれんが、雪ノ下は引っかかりそうにないからないか

結衣「ヒッキー、スタバでいいかな~?」

八幡「ああ、いいんじゃねぇの?充電もできるしゆっくりできるだろ」

雪乃「では決まりね。行きましょうか」


結衣「よーし、じゃあ出発~~!」


と、由比ヶ浜は人差し指を指して言ったりしてるが…デカいなやっぱ
胸をそったりするポーズとるとすぐにわかるぞ…うーむデカい
なんか去年よりさらに大きくなってないか?何センチあるのか知りたい


戸部『ヒキタニ君になら教えてくれるんじゃね?』


そういや戸部がそんなこと言ってたな。スリーサイズを教えてくれるんじゃないかとか
由比ヶ浜は胸は大きいけどウエスト細いしな、60なさそうだし


雪乃「私は友達もまだだし、恋人なんてまだ先ね」

結衣「あたしもそうかも」

雪乃「あら?由比ヶ浜さんはその気になれば簡単でしょう?」

結衣「それならゆきのんもでしょ?今日の格好すっごい可愛いし」

雪乃「あら…そ、そうかしら?」


なんか浮いた話してんな…ま、いいけど
元奉仕部の仲間だし、今でもそれは変わらないな。
だから二人のガードの固さは嬉しいところだけど、変な男には引っかからんだろうっていう
それだけに昨日は衝撃的だったな…特にあれが…

時は遡り…八幡のアパート


戸部「まあ、つまり結衣たちのスリーサイズは気になるってもんよ」

材木座「う~む…なんとも言えん」

八幡「お前由比ヶ浜のこと好きだったのか?」


戸部「いんや、俺は海老名さんだって」

八幡「相変わらず追いかけてんのな」

戸部「海老名さんのスリーサイズが知りたいわ~」

八幡「じゃあ、そっち追いかけろよ」


まったくこいつは…さっきから女子の話題ばっかりだな…まあいいんだけど
特に俺が恵まれてるとか、ぼっち(笑)とか…(笑)ってなんだよ?

材木座「とにかくだ八幡、我が言いたいのは小説は官能小説もイケるというわけで…」

戸部「そうそう、やっぱ文章だけってのも興奮するよね~」

八幡「…だから、さっきからこんな話題なのか」

戸部「そういうわけじゃないんだけどさ~最近さ、色々溜まっててさ…」

八幡「たまってる?」


たまってるっていうのはアレのことだろうが…まあ、それはいい
なんとなくその先…続きそうな言葉が予想できるぞ


戸部「AVとか見飽きてさ、夜中暇だなって思ってたときにね…ちょっと妄想して…」

材木座「んん?」

八幡「お前、もしかして…」

戸部「いや~なんというか…アブノーマルな妄想を文章にしてしまって…正直へたくそ過ぎだけど…」


当たった…まあそんなことだろうとは思ったけどな。やっぱこいつバカだ


戸部「で、これがそれなんよ~」


持って来てる…やっぱりバカだろ…本当に…

なんか読んでほしそうだな…まあ持って来てる時点でお察しか
どんな感じなんだ…?

A子「B君…この格好やっぱり恥ずかしいよ…」

B君「まあまあ、そのビキニ凄く可愛いよ」

A子「でもここはクラブだし…!」



……なんだこれ?A子とかB君とかC子とかで構成された小説ってことか
まあ、小説と言うより本当に脳内設定を文章にしただけだが…



八幡「戸部…溜まってんのな」

戸部「そのかわいそうな子を見る目やめてよヒキタニ君…」


八幡「で、これはE君が主人公か?」

戸部「まあその男視点で話進むべ、とりあえずNTR的にしてみた」

材木座「これは……興奮する」

八幡「おい」

ボソッと言うな材木座…もっと堂々と言えよ。
しかし…文章はあれだが妙にマニアックなところついてる気がする
これはあれか?イメクラとかメイド喫茶的なマニアックさに通じるのか?

しかしこれは…なんかいけない妄想が…いかん
落ち着け八幡、素数だ素数を数えるんだ。

戸部「どしたん、ヒキタニくん?」

八幡「なんでもねぇよ」


戸部の奴も妄想癖とかあるんだな、いいことを知った。
この小説の登場人物を…現実の人物に当てはめると…
なんというか…エロイなすごく


八幡「……」


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結衣「ヒッキー?どうしたの?さっきから」

雪乃「コーヒーにも手をつけてないわね」


八幡「ああ、いや…なんでもねぇ」


つい昨日のことを考えてしまうな、あいつがあんな脳内設定書くからこうなるんだ
まあ、人物を当てはめて考えたのは俺だけど…

しかし当てはめるのはいいが主人公は俺を当てはめてしまった…
俺くらいしか適任者がいなかったしな…あとは口調とか少し変えて…
ビックリするぐらい俺とその周りに当てはまってしまった…まあフィクションだけど

八幡「…」


雪乃「あら、由比ヶ浜さんの注文したものおいしそうね」

結衣「食べる?おいしいよ~」


やれやれ、二人には悪いが昨日妄想したことを反復せずにはいられない…すまん


…俺が呼ばれた所は千葉の駅から少し離れた所にあるクラブ?のような場所だった
そんな場所になんで呼ばれたのか…予想はできていたが、俺は戸惑ってた。
葉山隼人…俺を呼び出した張本人…


八幡「…葉山…お前は人が変わったよな」

八幡「いや…元々あれがお前の本性だったのか?」

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