千葉某所の比企谷家


小町「────と、言うことで！お兄ちゃんには同棲してもらいます！」


八幡「────はい？」


今日、初めて小町が発した第一声がこれだった。
いや、これどういうことなのかさっぱり分からないのでとりあえずソファーでテレビを付ける。相変わらず朝なのでニュースぐらいしかやってない。


八幡「小町。何処かに頭打ったなら安静にしと け」


小町「頭なんて打ってないよ？.....だーかーらー....今日から同棲してもらいます！」


八幡「いやどっからその話が出てきたんだよ.....」


呆れながらも多少耳を傾け聞いてみる。べ、別に興味なんてないんだからねっ！(キラッ☆)
先程妄想で黒歴史を増やしてしまったことを後悔する時間もなく、またもや小町が口を開いた。


小町「お父さんが『将来あいつが結婚できるように』って言って同棲の話が出たんだよね。まぁ、正直小町もこのままお兄ちゃんがシスコンだと困るからちょうどいいなってね！」ﾃﾍｯ


ﾃﾍｯで誤魔化すな。本当にシスコンになる。
とりあえず父さんは絶対悪意を持ってこの同棲を持ちかけてきた。絶対そうだ。


八幡「話の出所は分かった.....って分からねぇよ！」


小町「まぁまぁ。ちなみに同棲する家はマンションの一室だって。1LDKらしいよ？」


八幡「いやな....そういう問題でもないだろ....てか高校生で同棲とか蔑まれるに決まってるだろ。特に氷の女王とかに。」