八幡「幸福クラス…やはり俺の進学先は」チモシー「間違ってないよ」 (97)

(注意)
・俺ガイル×あんハピ♪のクロスSS
・基本ほのぼのだけど、シリアスもあり
※ラブコメ要素あり

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【一年七組】

小平「この教室にいる皆さんは全員、不幸です!」

クラスメイト全員「」

八幡「」

八幡(何言ってんだこの教師は)

ザワザワ、ガヤガヤ

小平「世の中には多大な幸福を持った人間もいれば…」

小平「不幸。負の業で才能を発揮できない不幸な人間もいます。ここにいる皆様は大なり小なり負を背負う、不幸側の人間なんです!」

ヒバリ「せっかくですけど!私、人に言われるほど不幸な人間じゃ…」ガタッ

小平「学園は受験前にしっかりとした極秘調査を行います」

小平「アナタには本当に何も心当たりが無いと?」

ヒバリ「くっ…」

八幡(思い当たる節…俺の場合…)

八幡「…………………」

八幡(なんだよそれ、まるでボッチが悪いみたいな解釈のされ方じゃないか)

八幡(つーか、このクラス全員まじでワケありの連中ばかりなの?隔離病棟なのここ?)

ザワザワ、ガヤガヤ

小平「安心してくださ~い。アナタ達をここに集めたのも、その不幸を克服し幸福を掴んでもらう為ですから!」

八幡(うわぁぁ)ゲンナリ

小平「なおこのクラスでは、幸福特別授業の他に、毎日軽い測定も実施したいと思いま~す」

ザワザワ、ガヤガヤ

はなこ「みんなで幸せになれるんだって!やったね!」

ぼたん「素敵ですね~」

ヒバリ「」

ザワザワ、ガヤガヤ

八幡(全員、状況がよく飲み込めてないのか、あるいは納得いかないのか。教室中は騒然としている)

バキィィ!!

小平「良いから黙れよガキ共。そんなんだからろくな運持ってねぇんだろう」

クラスメイト全員「」

八幡「」

小平「は~い、静かになりましたね?では引き続き説明しますね~」ニッコリ

どうやら俺の選択すべき進学先は間違っていたようだ
あの時、中学時代の担任の言う事を信じなければこんな事には…

~回想・中学三年のある日~

ピーンポーンパーンポーン

『3年○組、比企谷八幡。至急、進路相談室へ』

八幡「?」

~~~~~~

八幡「失礼しまーす」

担任「おう来たか」

八幡「あの、俺なにかしましたか?」

担任「いや。実はお前の進路の事に付いてなんだが」

八幡「は、はあ…」

担任「比企谷、お前たしかS高校を受験するって言ってたな」

八幡「え、ええ」

担任「単刀直入に言おう」

担任「お前S高校でなく、天之御船学園(てんのみふねがくえん)に進学しろ」

八幡「は?天之御船学園?」

担任「お前にぴったりだ。是非行くべきだ」

八幡「??」

担任「喜べ、推薦入試で受けさせてやる」

八幡(いや…いやいやいや冗談じゃない。なんの拷問だよそれ)サァーッ

八幡「あの…俺、面接とか苦手なんで普通に筆記試験で」

担任「あー心配いらん。変に気合を入れる必要は無い。むしろ面接時は普段通りでいい」

八幡「えぇー…」

担任「それに数学以外の成績の良さは良く分かっている。何も問題ない」

八幡(さらっと数学の成績ディスりやがったな。まあ否定できないけど)

担任「よく考えろ比企谷。ぶっちゃけるがもう筆記をやる必要は無いんだ」

担任「つまり受験勉強をする必要ない」

八幡「教師が発言していい事なんすかそれ」

八幡「大体、天之御船学園って確か女子高じゃ…」

担任「来年度からは共学なる」

八幡「え、そうなんっすか?」

八幡(でも女子高からいきなり、共学になりたて学校って大抵は…)

担任「言いたい事はわかる。制度が変わっても女子の比率が圧倒的だろう」

担任「良いじゃないか、女子と仲良く生活出来て。はははは!」

八幡「……」

八幡(もう俺は余計な期待など絶対にしない。この三年間でどれだけ傷ついた事か)

八幡(女子と仲良く生活?馬鹿馬鹿しい)

担任「まあ冗談はさておき、とにかく悪い話では無いと思う。受けてみないか?」

八幡「……」

八幡(まあ確かにこれ以上、受験勉強したくなかったしな…主に数学)

八幡(面接も有り得ないほど簡単で、受ければ即合格っぽいし…)

八幡「受けるのもアリ…かな…」ボソッ

担任「お、本当か!」

八幡(いや待て待て、こんな上手い話がある訳無い。明らかに怪しいぞこの話)

八幡「あの、やっぱS高に」

担任「よし、んじゃお前の第一希望は天之御船学園に訂正しておこう」

八幡「」

八幡(え、なに。何で強引に進路先を決められてるの)

八幡「あの先生」

担任「いや~今後は楽で良いな。遊び放題だぞ?」

八幡「」

八幡(ぐっ…受験勉強で我慢してやってなかったゲームとか、読みたい本とかあったな…)

八幡「………………」

八幡「はい。天之御船学園を受験します」

担任「よし、よく言った」

担任「あ、受験勉強はやらなくて良いけど、テスト勉強はやれよ」

八幡「……ですよね」

八幡(ま、勉強量は減るしいっか。面倒事が減るのは何よりだ)

八幡「要件は終わりっスか?」

担任「あー…最後に一言、お前に言っておきたい事が」

八幡「?」

担任「本当にスマン。気付いてやれなくて。お前結構辛い日々を送ってたんだな」

八幡「は?」

担任「最近聞いた話じゃ、好きな女子への告白の件をバラされたりして、馬鹿にされたりしてたみたいだな」

八幡(え、あの一件をどうやって知ったんだ。生徒の間ならともかく、なぜ教師の耳に)

八幡(誰かが薄っぺらい同情でもして先生にチクッたのか?)

八幡(だがあの一件は、かなり前の話なんだが何故いまさら?もうとっくに鎮火してる話題のハズだ)

担任「他にもその、主に人間関係にまつわる事で…冷たくされたりとか」

八幡「……」

担任「お前が内気で口下手なのは気付いていたが、その…想像していた以上に学校生活がだな」

八幡「あの、そういうの結構っス」

不快だ。人を憐れんだ目で見ないでほしい

担任「……」

八幡「確かに俺、ボッチだけど。別に自分が不幸だなんて思ってないし」

八幡「それに日常的にイジメとか受けてる訳でもないし。大げさ過ぎですから」

担任「いや、でも…」

八幡「そういう同情、求めてませんから」

担任「……」

八幡「それじゃ失礼します」ペコッ

担任「ああ」

担任(想像以上に気難しい奴だったんだな)

担任(今日の面談の件も調査員に報告しておくか…)カキカキ

~回想終わり・現在~

八幡「」

八幡「だまされた。何もかも騙された」

八幡(大体、勉学クラスとスポーツクラスに振り分けられるのも初めて聞いた)

八幡(まして幸福クラスがあるなんて、コレッぽっちも聞いていない)

小平「では今日はここまで。宿題はその卵を明日まで割らずに持っている事です!」

八幡(つーか、こんな卵で運を計るとか…)

八幡「ん?」

ヒソヒソ

女子1「男子が1人だけいるね」

女子2「あ、本当だ」

八幡(まあいくら存在感薄くても、男子が1人だけじゃ目立つよな…)

女子1「もっと爽やかな男子が良かったなぁ」

女子2「ねぇー」

八幡(爽やかじゃなくてゴメンね)

女子3「なーんか目つき悪いし、暗そう」

女子4「たしかに、いかにも不幸の道を歩んできたって感じだよね」

八幡(お前ら不幸人生を歩んできたクセに俺を偉そうに客観視できる立場なの?)

ヒソヒソ…ヒソヒソ…

八幡(あーウゼ)

八幡(いつまで人のこと話してんだよ。俺に興味無いなら帰れよ)

八幡(ただでさえ入学初日から変なクラスに振り分けられて気分最悪なのによ…)

八幡(耳でも塞いで雑音が入ってこないようにしよう…そして寝たフリだ)

八幡(しばらく待ってみて、人が少なくなってから帰るとしよう)

ヒバリ「ん?」クルッ

八幡「……」グッ

ヒバリ(耳を塞ぎながら寝てる…変わった人ね)

はなこ「あ、男の子もいるんだね!」

ヒバリ「席近いのに今気付いたの?」

はなこ「私、花小泉杏(はなこいずみ・あん)って言うの!ヨロシクね!」

八幡「……」

はなこ「あれれ?」

ぼたん「はなこさん、彼は寝ている様ですし今はそっとしておきましょう」

はなこ「え、いま放課後だよ?起こしてあげなきゃ!」

はなこ「おーい、もう放課後だよー!」ユサユサ

八幡「っ!!?」ビクッ

八幡(な、なんだ。いま体を揺さぶられた?)

はなこ「起きないと教室に閉じ込められちゃうよ~」

八幡(呼ばれてる…?少しだけ塞いでいた耳から手を離してみるか)

ぼたん「なかなか起きないですね」

ヒバリ「本当は起きてるんじゃない?」

八幡「」ビクッ

ヒバリ「気分が悪くてなかなか起き上がれないとか…」

ぼたん「まあ!私は体が弱いというのに、そんな事も気が付けないなんて…私はなんてクズな女なのでしょう…」

ヒバリ「いちいち自分を卑下しすぎよ…」

はなこ「キミ大丈夫?」

ヒバリ「ねえ立てる?一緒に保健室まで行く?」

八幡「」

八幡(なんだ、何が起きているんだ)

八幡(女子に声をかけられている…?)

八幡(もうかれこれ1年近く女子と会話をしていないあの俺が)

ぼたん「どうしましょう、なかなか起き上がれない様ですが」

ヒバリ「うーん、そうね…」

八幡「」

八幡(ま、ままま、待て落ち着け、勘違いという可能性もある)

八幡(そうだ思い出せ)

八幡(たしか去年、席の近い女子に声をかけられたと勘違いして、つい返事してしまった事があったじゃないか)

八幡(あの時は大恥をかいたものだ。今回もその可能性が…)

はなこ「よーし!それじゃ肩を貸してあげよう」

ヒバリ「そうね。そうしましょう」

八幡「!!?」

ぼたん「すいません、クズで非力の役立たずで…何も助力できなくて」

ヒバリ「いや、肩を貸して脱臼されてもアレだし…」

八幡「」

八幡(これはもう気のせいなんかじゃない。間違いない。俺に話しかけているのだ)

八幡(どうする、どうする俺!?ライフカードは何を選べば良い!?)

八幡「……………」

ガタッ

はなこ「わぁぁ!」

ヒバリ「きゃっ!?」

ぼたん「まあまあ」

八幡「……」

ヒバリ「び、びっくりしたじゃない!いきなり立ち上がって!」

はなこ「ねえ、キミ大丈夫?気分は悪くないの?」

八幡「……」

八幡「……」テクテク

ヒバリ「え?ちょっ待っt」

はなこ「ねぇ~待ってよ~!」

八幡「……!」ダダッ

ヒバリ「ダッシュ!?逃げた!?」

はなこ「あ~あ、行っちゃった…」

ダダダッ…

ぼたん「ごめんなさい…やはり私のような薄気味悪い女がいたから、あの方も耐え切れなかったのでしょう」

ヒバリ「それは絶対に無いから安心しなさい」

ヒバリ(……本当このクラス、変な人ばっかりね)

八幡「なんとか撒いたようだ」

八幡(オッケーこれでいい)

八幡(これだけの挙動不審、そして文字通り親切心を無視した行動)

八幡(これで俺の評判はガタ落ち。彼女達は二度と俺に関ろうとしないだろう)

八幡(初めから妙な期待なんかする必要も無いし、そして裏切られることも無い。最初から嫌われた状態で始まるからだ)

八幡「……」ズキズキ

八幡(たとえ胸の奥が痛もうと、後でイヤな想いをするよりかマシだ)

八幡「……何が幸福クラスだ。馬鹿馬鹿しい」

八幡「いっそこんな学校やめてしまおうか。他校に再受験して転校したい」

八幡「ん?正門の前にいるのは…」

小平「フフ」ニコニコ

八幡(担任の小平先生か。この人も初めて見た時からタダ者じゃないと思ってはいたが…想像以上だったな)

小平「あら比企谷くん。さようなら」ニコッ

八幡「うす」

小平「あ、そうそう比企谷くん」

八幡「?」クルッ

小平「私のクラスからは絶対に逃げられませんからね?」ニッコリ

八幡「」

小平「フフ、なーんて。冗談ですよ。そもそも比企谷君は絶対に学校やめたりしませんものね?」

八幡「あ、は、はい」

八幡(こ、怖ぇ…マジで何モンだよあの教師…)

八幡「……」

八幡「ゲーセンでも寄っていくか…」

【下校中にて】

八幡「今日はいまいちだったな…あのままやり続けたら金が無くなってしまう」

八幡「とっとと帰って小町の顔でも拝もう」

野良犬「ワンワン!」ダダッ

八幡「ん?」

八幡(反対方向から犬が走ってくる)

野良犬「ワン!ワンワン!」

青い鳥「……」バサバサ

八幡「……」

八幡(青い鳥を必死で追いかける野良犬か…思わず写真に収めたくなるシーンだ)

八幡(そうまでして幸せになりたいのかあの犬は)

ブロロロロ

八幡「え」

ブロロロロロ…!!

八幡「!?」

八幡(やべ、野良犬が車に衝突しちまうじゃねぇかよ…!?)

野良犬「ワンワン!」

八幡「クソ、間に合え…!!」ダッ

はなこ「ヒバリちゃん、今日は朝から本当にありがとう!」

はなこ「危うく倒れてるぼたんちゃんと、田んぼの中で一晩過ごす所だったよ~」

ぼたん「本当、ヒバリさんが介抱してくれなかったらどうなっていたか…」

ヒバリ「よしてよ…二人だって、私の好きな人の事、笑って言いふらそうともしなかったじゃない」

ヒバリ「感謝してるのはコッチの方よ」

バサバサ…バサバサ…

ヒバリ「ん?」

青い鳥「……」バサバサッ

はなこ「わぁぁ、青色の鳥だ~」

ぼたん「素敵ですね~」

ヒバリ「珍しいわね…」

キキキィィィィ!!

はなこ・ぼたん「?」

ヒバリ(ブレーキ音…?)

ドォォォン!!!

はなこ・ぼたん「!!?」

ヒバリ「なに今の音!?」

~~~

ぼたん「っ!!だれか倒れてます!」

八幡「」

ヒバリ「え、あの男子生徒は確か…」

はなこ「同じクラスの男の子だ!」

八幡「」

運転手「しまった…すぐに救急車を…」

モゾモゾ…

ヒバリ「ん?あの男子生徒の両腕の中に何かがいる…」

野良犬「わんわん!」ヒョコッ

はなこ「あのワンコは今朝の」

ヒバリ「あの時の野良犬!?」

野良犬「クゥゥン」ペロペロ

八幡「」

はなこ「ワンコに懐かれてる。良いなぁ~羨ましいよぉ」

ヒバリ「車にひかれてさえいなければね」

ぼたん「私、応急処置にいってきます!」

ピーポーパーポー

運転手「はぁぁ…なんとか一命は取り留めたようだ」

運転手「すいません、助かりました」

ぼたん「いえいえ。応急処置は慣れてますから」

はなこ「あの男の子、ワンコを抱きしめて倒れてたね」

ヒバリ「ええ」

はなこ「そんなに動物が好きなのかな?車にひかれてもずっと抱きかかえてたし」

ヒバリ「いや、あれはどうみてもそういうのとは違うわよ」

はなこ「ふぇ?」

ぼたん「身を挺して、車に轢かれそうだった犬を助けた…と言った所でしょうね」

野良犬「クゥゥン…」

ヒバリ(犬が寂しそうに、去っていく救急車を見つめてる…)

ぼたん「あら?これは」

ヒバリ「どうしたの?」

ぼたん「多分、あの方のカバンです」

ヒバリ「ここにカバンが落ちてるって事は…多分、中にある卵も無事じゃないわね…」

はなこ「………」

はなこ「ねぇ!ヒバリちゃん、ぼたんちゃん」

ヒバリ・ぼたん「?」

はなこ「後であの男の子のお見舞いに行こう」

ヒバリ「御見舞い…そうね。私とはなこが苦労して助けた犬を、身を挺して救ってくれたんだし」

ぼたん「ええ、是非行きましょう」

【次の日・放課後】

小平「怪我した生徒の御見舞いに行きたいと?」

ヒバリ「はい」

小平「フフフ、そうですか。先生としてもそれは嬉しい話です」

小平「あの子はかなり気難しい性格って聞かされてましたから…少しは元気が出ると良いのですが」

ヒバリ(ああ…やっぱり)

ぼたん「それで入院先を教えて頂けませんか」

小平「ええ。入院先は…」

~~~~~~

はなこ「結構、学校から近いんだね」テクテク

ぼたん「ええ、いつでも放課後に立ち寄れますね」

ヒバリ「もうすぐ到着ね」

はなこ「あ」

ヒバリ「どうしたの?」

はなこ「あの男の子の名前、なんて言うんだっけ?」

ヒバリ「そういえば先生からも、改めて名前を聞いてなかったわね…迂闊だったわ」

ぼたん「ええっと…うろ覚えですが…」ゴソゴソ

ぼたん「携帯で文字を打ちますね」ススッ

『比企谷八幡』

ぼたん「なぜか名前の文字だけ覚えていて…」

ヒバリ「人の事言えないけど変わった名前ね」

はなこ「ええっと…ひきたに君?下の名前は…」

ヒバリ・はなこ・ぼたん「……」

ヒバリ「確か歴史の教科書にも出来てたわね。この名前…」

ぼたん「ええっと…たしか…」

はなこ「あ、思い出した!」

【病院】

八幡「……」

運転手「本当にすいませんでした。失礼しました」ペコッ

八幡父母「いえいえ」ペコッ

小町「大丈夫お兄ちゃん?」

八幡「ああ。数時間ほど気絶してたが、足を骨折した程度で済んだ」

八幡母「まったく心配かけさせて…ヒヤヒヤしたわ」

八幡父「……ま、運転手さんから見舞い品たくさん貰ったし良かったじゃねぇか」

八幡父「多分、あの運転手さん相当金持ちだぞ。入院費も結構もらえるっぽいしな」

八幡「息子に対して言う言葉か?」

八幡父「言いたい事は小町にも母さんにも全部言われたからな。二度も聞く必要あるまい」

八幡「……」

八幡父「ま、いきなり悪いことがあったんだ。後にいい事も起きるだろうよ」

小町「そうだよ!きっと可愛い女の子がお見舞いとかに来てくれるよ!」

八幡「妄想も程ほどにしとけ」

小町「うん、言ってみたかっただけ」

八幡「あ、父さん母さん…ちょっと話が」

八幡父母「?」

八幡「学校辞めて良いか?」

八幡母「あ?」ギロッ

八幡「ひっ!」ビクッ

八幡母「……なによいきなり、虐められたの?」

八幡「いや実は…」

~説明中~

八幡母「幸福クラス…あら良いじゃない」

八幡「」

八幡(ああ、これはダメなパターンだ)

八幡父「……まあ何だ。話を聞く限り俺も、八幡と同じ結論に至るだろうな」

八幡「だろ?胡散臭いにもほどがある」

八幡父「だがな、他校に再受験して転校するってのも簡単な話じゃないんだぞ?」

八幡「……」

八幡父「せめて転校云々の話は、もう少し学校生活を耐えてからにしろ」

八幡「………はぁぁ」

八幡父「んじゃそろそろ帰るか」

小町「小町はもう少し残っていくね。家から歩きでも帰れるから、先に帰ってて良いよ」

八幡母「そう。それじゃ先に父さんと帰ってるわね」

八幡父「んじゃお大事に」

八幡「おう」

~廊下にて~

八幡父「さっそく先が思いやられるな、アイツの学校生活」

八幡母「え?良いじゃない。幸福になれるのよ?」

八幡父「母さんのそういう純粋なところ、結構好きだぜ」

八幡母「アナタ、馬鹿にしてるでしょ?」

コツコツ…コツコツ

ヒバリ「ええっと409号室はっと……」

ぼたん「あの部屋ですね」

八幡父母「!?」

八幡父(409号室…たしか八幡が入院している部屋じゃねぇか)

はなこ「よーし、レッツゴー!」

八幡父母「」

【病室】

小町「幸福クラス…うーむ、小町的にそのクラスをどう評価していいのか悩み所だよ」

八幡「いや、普通に考えておかしいだろ。間違いなく危ない場所だ」

小町「でもクラスメイトが女子しかいないんでしょ?これはチャンスだよ!」

八幡「俺の人生はパワプロのデータで例えるなら、チャンス1とムード×だからそれは無い」

小町「うん、言ってみたかっただけ」

小町「はぁぁ…せめて助けた犬には飼い主がいて、しかもその飼い主が可愛い女の子とかのパターンだったらな」

八幡「仮にそんな事があったとしても、ラブコメに発展しねぇよ」

コンコン、コンコン

小町「誰だろう」

八幡「はいどうぞー」

はなこ「しっつれいしまーす!!」

ヒバリ「失礼します。はなこ、声大きいわよ」

ぼたん「失礼します。お怪我のほうはどうですか?」

小町「……え」

八幡「」

八幡(え、なにこれ。新手のハニートラップ?)

八幡(つーか誰だよこいつら。なんか聞いた事ある声ではあるが)

はなこ「えっと確か……ひきたにやはた君で良いんだよね?」

八幡「」

はなこ「昨日はワンコ助けてくれてありがとう!はいお礼のプレゼント!」

ヒバリ「これ、たいした物じゃないけど…見舞い品よ。どうぞヒキタニ君」

ぼたん「私からも…こんな薄気味悪い女が買った見舞い品でよければ…どうぞヤハタ君」

八幡「」

八幡(誰だよヒキタニヤハタ君。俺、製鉄所とは何も関係ないんだけど)

今日はここまで

八幡以外の俺ガイルキャラを出すか今のところ未定
(出すかどうか悩んではいる)


はなこかわいい

乙です
期待しています


これは面白い

屑山を制裁してほしい。
葉虫には慈悲は無い。

一応原作はモブだけだけど男子いるね
アニメはいなかったけど

乙です
俺ガイルSS、久々じゃない?

小町「」プルプル

小町(何か良くわかんないけど……キ、キタ―――!!)

小町「どうもどうも皆さん!自分、比企谷八幡の妹の比企谷小町です!」

はなこ「こんにちは!やはた君の妹の小町ちゃん!ってあれ、ひきがやはちまん?」

ヒバリ「ヒキタニじゃなくてヒキガヤだったのね…」

ぼたん「下の名前もてっきり、ヤハタかと…」

ぼたん「ハチマン…なんて素晴らしいお名前なのでしょう」

小町「まさかウチのゴミィちゃんにこんな美しい友人がいたなんて…小町感動です!」

ヒバリ「ゴ、ゴミって…」

小町「んじゃお兄ちゃん、邪魔しちゃ悪いから小町帰るね!」

八幡「え、ちょ、待っ」

小町「ごゆっくり~」

ガララ

八幡「」

八幡(え、なに。取り残されちゃったんだけど。どうするのこの状況)

ヒバリ「とりあえず、改めて自己紹介しましょう」

ぼたん「ええ、そうですね」

ヒバリ「アタシは雲雀丘瑠璃(ひばりがおか・るり)。ヨロシクね」

ぼたん「私は久米川牡丹(くめがわ・ぼたん)です。名前負けしている病弱のダメ人間です…」

はなこ「私も改めて言うね。花小泉杏だよ!中学の時はアンって呼ばれてたけど、はなこって呼んでね!」

八幡「」

八幡(え、なにコイツら。なんでいきなり自己紹介してんの)

八幡(制服見れば同じ学校の生徒なのは確実だろうけど…あえて聞いてみるか)

八幡「えと…あの、その…」

八幡「ど、どちら様で…?」

ヒバリ「はぁぁ…聞いて呆れるわ…」

ヒバリ「同じクラスじゃない。しかも席だってアナタの斜め前にいるわ」

はなこ「私は八幡くんの前にいるよ!」

ぼたん「私は八幡さんの隣です…すいません、存在感薄い不気味な女で」

八幡「え…」

八幡(じゃあもしかしてこいつら昨日の)

ヒバリ「怪我してるアナタに酷なことを聞くけど、どうしてあの時、無視したの?」

八幡「あ…え?ああ…あ…」

八幡(ヤバイ、すっとぼけようと思ったのに…つい反応しちまった…相当動揺してるな俺)

八幡「あ…えと…その…」

八幡「……め」

ヒバリ・はなこ・ぼたん「め?」

八幡「面倒くさかったから」

ヒバリ「」

ぼたん「すいません、やっぱり私の様なダメ人間なんかと関るのがイヤだったのですね…」

はなこ「あははは…機嫌わるかったのかな?」

八幡(あれ、ネガティブお嬢と小さいのは呆れてない…)

ヒバリ「はぁ…もう良いわ。あの一件は無かった事にしてあげる」

八幡(え、お前も許しちゃうの?ここは俺の非常識ぶりに嫌悪を抱くとこじゃないの?)

八幡(マジなんなのコイツら)

ヒバリ(たぶんこの人、相当口下手ね)

はなこ「ねぇねぇ八幡くん!動物好きなの?」

八幡「え?まあ…ネコを買ってるが」

はなこ「わぁぁニャンコ!良いなぁ~。私ね、動物大好きなんだ~」

八幡「へー」

ぼたん「まあネコさんを飼ってらっしゃるのですね」

はなこ「今度、みんなで八幡くんのお家に遊びに行こう!」

ぼたん「八幡さん、是非とも私達と」

八幡「断る」

はなこ「えーーー!!」ガガーン

ヒバリ「拒否された!?」

ぼたん「ごめんなさい。私のような気色悪い人間が殿方の家に遊びに良くなんて…あまりにおこがましい事ですよね…」

八幡「え、いや…別にそこまでお前の事を悪く思ってないけど」

ぼたん「せめてヒバリさんとはなこさんだけでもどうか…」

八幡「えー…」

ヒバリ「こ、こほん。とりあえずお遊びの件は置いときましょう。私たちまだ知り合ったばかりなんだから」

八幡「ああ、そう言ってもらえると助かる」

ヒバリ(見るからに内気そうな人に、踏み込みすぎるのは酷よね)

ぼたん「ごめんなさい、いきなり慣れなれし過ぎてましたね」

八幡「……」

ヒバリ「……」

ぼたん「……」

はなこ「ほぇ?みんな黙り込んでどうしたの?」

ヒバリ(控えめに接しようと思ったら、今度は会話が続かない…!)

ヒバリ(ええっと…どうしよ…あ、そうだ)

ヒバリ「アナタからは何か聞きたいこととかある?」

八幡「無い」

ヒバリ(え、無いの!?会話が終わっちゃった!)

八幡(そんな露骨に困った顔すんなよ…)

八幡「……」

八幡「あ」

ヒバリ「どうしたの?」

八幡「その…お前らもやっぱ不幸なのか?小平先生の言うとおり」

ヒバリ「…………」ズーン

八幡「あ…うん。事情はよく知らんが察した」

はなこ「ふぇ?んー…別に私、不幸って思わないけどなぁ」

八幡(名前だけじゃなくて頭の中もお花畑っぽそうだもんなコイツ)

ぼたん「私は生まれつき病弱な体つきでして…それでこれまでも散々、人様に迷惑をかけてきました…」

八幡「そりゃ気の毒だな」

八幡(発言だけ聞いてても、その不幸ぶりは分かるけどな。俺以上にネガティブっぽそうだし)

ヒバリ「アナタは…これまでどんな事があったの?」

八幡「え」

八幡「………………」

ヒバリ「あ…ごめんなさい。今のはデリカシーなかったわね。アタシはまだ自分の事を打ち明けてないのに…」

八幡「……いや良い、教えてやる」

八幡(どの道バレるのも時間の問題だしな)

八幡「まあおれ自身は不幸だ何て思ってないんだが」

八幡「世間一般の解釈、主観で見るなら…俺は哀れな男なのだろう」

ヒバリ「……」

八幡「俺は対人関係で不幸を背負っている…と思われている」

八幡「まあ平たく言えばボッチだ」

ヒバリ「ボ、ボッチ…」

八幡「どうもな。昔っから俺は孤独体質でな」

八幡「頑張って声かけても冷たくされ、会話に混じろうと努力してもドン引きされ」

八幡「女子には嫌われ、男子からも軽く見られ…かれこれ小学校の頃から友達がいない」

ヒバリ「そ、そう」

ヒバリ(この人もボッチだったのね…)

はなこ「……」

八幡「あ、勘違いするなよ。さっきも言ったが別に俺は不幸だ何て思っちゃいない」

八幡「1人の方が気が楽だしな」

八幡「だから俺は決して群れn」

パシッ

八幡「え」

俺は決して誰とも群れない
そう語ろうと思った刹那、自分の両手が、1人の少女の両手によって包み込まれる

はなこ「じゃあ私が八幡くんの人生で初めてのお友達になるね!」

八幡「」

眩しすぎる光が俺の視界を襲う

はなこ「えへへ、やったね!八幡くんの初めて…ゲットだぜ!」

八幡「」

八幡「ポケモンゲットだぜみたいなノリで言うの止めろ。あと色んな誤解を招くぞ今の発言」

ぼたん「では私は八幡さんの友達第2号で」

八幡「は?」

ぼたん「よろしくお願いします」ペコッ

八幡(いや、そんな綺麗なお辞儀で頭下げられても…だがゴネて、ネガティブ発言されても面倒だしな…)

ヒバリ「……」

ヒバリ「私も友達がいなかったわ」

八幡(え、マジかよ。まともそうなのに)

ヒバリ「だからボッチ同士って事で…私が友達第3号になるわ」

ヒバリ「……ダメ、かしら?」

八幡「」

八幡「」

八幡「いや…別に。問題…ない…」キョドッ

ヒバリ「そう、良かったわ」

ぼたん「ふつつかものですがこれからよろしくお願いします…」

ヒバリ「それは婚約する時にいう言葉でしょ!?」

八幡「」

八幡(あれ、なんで了承してるの。なんでオッケーしてるの俺)

ヒバリ「そろそろ今日の所はお開きにしましょう」

はなこ「うん、そうだね!バイバイ八幡くん!」

ぼたん「八幡さん、お大事に」

八幡「お、おう」

ガラガラ…

八幡「……」

八幡(まるで嵐のような時間だった)

八幡(え、マジでアイツらと友達になったの?本当は騙されてるんだよね俺?このあと絶対に裏切られるんだよな?そうだよな?)

八幡(あるいは、あの3人とも小平先生の伏兵の可能性も…俺を学校辞めさせない為に、友達のフリをして引き止めてるとか?)

ガララッ

ヒバリ「……」ヒョコッ

八幡「っ!?」ビクッ

ヒバリ「あ、ごめんなさい。ノックしてなかったわね」

八幡「な、なんだよ。帰ったんじゃ…」

ヒバリ「見舞い品も沢山あるようだし」

ヒバリ「帰る前に林檎、剥いて上げるわ」

八幡「」

八幡(どこまで俺を試せば気が済むんだ…あれか、俺が人間不信気味なのもアッチにはバレバレなのか。だからとことん優しくして俺を丸め込もうって戦法か)ブツブツ

八幡「…………」ゴニョゴニョ

ヒバリ「…?何独りごと言ってるの、入るわよ」

はなこ「よぉーし。友達第一号として、私がリンゴを剥くね!」

シャリシャリ…

八幡(ほう、これは意外と…)

ヒバリ「綺麗にむけてるわ。けっこう器用なのね」

はなこ「えへへ、料理は全然出来ないんだけどね~。図工なら」

八幡「図工の感覚で剥いてるのかよ」

ミシッ

はなこ「ほぇ?」

ミシ、ミシ…

八幡「なんだこの音は」

ミシミシ…ミシミシ!

ヒバリ「え」

パァァァン!

八幡「え、ちょ」

ベシャッ!

ヒバリ・ぼたん「キャッ!!」

八幡「」

はなこ「あはははは…リンゴが割れちゃったね…」

八幡「今の割れたってレベルじゃねぇぞ。思いっきり爆散したぞ」

はなこ「あは、あははは~またやっちゃった…」

八幡「え、また?前にもやったのかよ」

八幡(もしかしてコイツの不幸ってこういう事なの?)

ぼたん「で、では私が代わりに別な林檎で」

ぼたん「ぐっ…くっ…」

ビキキッ

ぼたん「ゆ、指が!」

ヒバリ「ぼたんしっかり!」

八幡(え、指切ってないのに何で痛がってるの。まさか包丁をスライドさせる動作で指を痛めたのか?)

ヒバリ(結局、アタシが剥くのね)

シャリ…シャリ…

ヒバリ「はい、出来たわよ」

八幡「お、おう。サンキュ」

八幡「……」モグモグ

はなこ「おいしい?」

八幡「ああ」

はなこ「私もいただき!」

ヒバリ「はなこったらもう…これは比企谷君のよ」

八幡「いや別に構わんが」

はなこ「あははは」

ぼたん「フフフ」

八幡「……」

ヒバリ「まったくしょうがないわね…比企谷君、もう一個リンゴむいて良い?」

八幡「ああ、構わん…」

今まで生きてきてココまで心地いいと思った事は無かった

不覚にも俺は心を躍らせていた
まるで去年までの生活が現実には起きてない悪夢だと思わせるように、彼女達の笑顔がどうしようもなく眩しかった

15分後、彼女達は最後まで優しい微笑みを浮かべたまま帰っていった

八幡「アイツらやっと帰ったか」

八幡「……」

八幡「つーかマジ、なんで俺の見舞いなんかに来たんだ?席が近いだけであまり接点ないだろ」

八幡「花小泉が犬がどうのって言ってた気がするが…もう疲れたし、考えるのはやめるか」

八幡「……」

八幡「……」ボーッ

八幡(フワフワとした気持ちと、心を必死で引き締めようとする思いが混ざり合って葛藤を呼び起こす)

八幡「……」ガシッ

ギュゥゥゥ

八幡「痛っ…」

ギュゥゥゥ

【その晩】

八幡「……」ジンジン

看護士「失礼します。比企谷さん、夕食の時間です」

八幡「……」ポケーッ

看護士「って比企谷さん!?どうしたんですかその頬は!真っ赤になってますよ!?」

八幡「……ああ、ついさっきまで頬を全力でつねってましたからね。何回も何回も」

看護士「腫れ上がってるし、血も出てるじゃないです!いま処置しますから待っててください!」タタッ

八幡「…………痛ぇ。あ、本当に血でてる。何やってんだ俺」スッ

八幡(危うくまた心を許してしまう所だった)

八幡(何も期待するな。確実に何か裏がある。そうに決まっている)

八幡(彼女達個人の何らかの企みか、あるいは小平先生の伏兵か。それしか考えられん)

八幡「……」ススッ

八幡(そっと頬に触れると激痛が走る。やはりさっきまでの出来事が現実に起きていたのだと実感する)

八幡(心では必死に違うと、騙されていると、そう自分に問いかけているのに)

  じゃあ私が八幡くんの人生で初めてのお友達になるね!

  では私は八幡さんの友達第2号で

  ボッチ同士って事で…私が友達第3号になるわ

八幡(彼女達の優しい微笑みと言葉が、脳裏から離れない)

今日はここまで

うーんこの

はなこさんはだいぶポップに書かれてるけど普通に考えてヤバい

八幡流石にキョドりすぎじゃないかと思ったが、いきなりこんな優しすぎる世界に入ったら仕方ないか

ボッチではなくぼっち

乙です

チモシーはよ

屑山出るのか?

チモシーまだー?

応援します

【十日後】

ガララッ

小平「失礼しま~す、比企谷君」ニコッ

八幡(げっ)

八幡「ど、ども」

小平「容態はどうですか?」

八幡「日々良くなって来てます。退院まで3週間って聞いてるから、あと11日ですかね」

小平「あと11日…すごろくにはギリギリ間に合わなくて残念です」

八幡「は?すごろく?」

小平「フフフ、気にしなくて良いですよ」

八幡(いやすげぇ気になるんだが)

小平「入学から一週間が経ちましたね。なかなか御見舞いに行けなくてすいません」

八幡「いや気にしなくて大丈夫っス」

小平「そうですか。所で彼女達とは仲良くやっていますか?」

八幡「…………」

八幡(まるで全てお見通しって眼でコチラを見てきやがる)

八幡「花小泉たちの事ですか?」

小平「はい」

八幡「アイツらなら入院して以来、3日に1回位のペースで見舞いに来ますが」

小平「まあ!とても愛されているのですね」

八幡「冷やかされてるの間違いじゃないですか?」

小平「彼女達とはどんな交流を?」

八幡「初日は自己紹介で終わって…」

八幡「それ以降は学校の話を聞かされたり、習った科目を強制的に叩き込まれたりですかね」

~回想~

はなこ「このあいだ身体測定があってね、チモシーにあったんだよ。とっても可愛いの!」

八幡「お、おう」

八幡(なんだよチモシーって。別に興味ないけど)

ぼたん「私はあの時、立位体前屈で腰の骨を折ってしまって…」

八幡「お前、何で立ってられるの?超回復ってレベルじゃねぇぞ」

ヒバリ「部活見学もしたんだけどね。結局私たちは部活には入らないことにしたわ」

八幡「ほーそれは良い判断だ。部活ほど面倒なものは無いからな」

ヒバリ「め、面倒って…まあ帰宅部の私たちは何も言えないけど」

ヒバリ「あ、そうそう。授業でやったところを教えるわね」

八幡「え?いいって別に」

ヒバリ「ダメよ。さあ始めるわよ」スッ

八幡「ちょ、おま、待っ」

八幡(しかも初っ端から数学だと。なんてツイてないんだ)

~回想終了~

八幡「なぜか雲雀丘が数学ばかり推してきて。しかも他の教科は全然教えて来なくて」

小平「そうですか。フフフ…さすが雲雀丘さん」

八幡「……」

八幡「あの、まさか先生が数学を教えるように命じたとか?」

小平「ピンポーン、正解です。アナタの中学時代の成績は完璧に把握してます」

八幡(この教師、いったい俺の事ドコまで知ってるんだろうか)

小平「比企谷くん。思ってたよりも元気そうで良かったです」

八幡「え、そう見えますか?」

小平「ええ」

八幡(何か良いことあったっけ。今日の昼飯が旨かったから?いや関係ないか)

小平「これも彼女達のおかげですね」

八幡「……」プイッ

小平「さて、今日はお見舞いついでに面談をしに来ました」

八幡「面談?」

小平「ええ。7組の全員既に終えていますので。登校復帰になればいきなり身体測定を行ったり、慌しくなると思うので」

八幡「お互い面倒事はさっさと終わらせたほうが良いって事っすね」

小平「はいそうです」

小平「早速ですが比企谷八幡君。アナタの趣味は?」

八幡「読書とか」

小平「ふむふむ。では特技は?」

八幡「……人間観察?」

小平「人間観察…なるほどなるほど」

八幡(あれ、もっとヘンな顔されると思ったんだが)

小平「アナタが変な生徒なのは重々承知ですよ」ニッコリ

八幡「人の思考を読むのはやめてください」

小平「では最後に、アナタは生まれ変わったら何になりたいですか?」

八幡「それなら熊が良いです」

小平「熊さんですか。では理由を聞かせてください」

八幡「熊は群れない。他の動物と違って集団意識を持つ必要がないし、集団生活によるストレスを抱えずに済む。しかも冬眠ができる。最高じゃないっスか」

小平「なるほど」

小平(報告書通り、性格は根暗で内気。不幸タイプは…)カキカキ

八幡(まあ大方、孤独とでも結論付けてるだろうな)

小平「あ、過去のトラウマの件は聞かないから安心してください」

八幡「」

小平「フフフ」

八幡(マジでどこまで知ってんるんだよ。そもそもどうやって調べたんだ)

小平「比企谷君からは何か聞きたい事とかありますか?」

八幡「いや別に」

八幡(ツッコミ所が多すぎて、何から聞けば良いのか分からん)

八幡(まあ、今一番聞きたい事といえば…)

八幡「……」

小平「一応言っておきますが、彼女達は私の伏兵ではありませんよ?」

八幡「頼むから心の中を読むの止めてください」

八幡(アイツらは小平先生の伏兵ではない…か。小平先生が嘘を付いてる風には見えん)ジッ

八幡(じゃあアイツらはなぜ俺なんか付きまとって来るんだ)

小平「フフフ」ニコニコ

小平「では、そろそろ失礼します」

八幡「うす」

小平「そうそう、1つ宿題を出します」

八幡「え?」

小平「リハビリの思い出を写真に収めてください」

八幡「そんな事でいいんスか」

小平「はい。ただし誰かと一緒に取ってください」

八幡「……」

小平「では失礼します」

ガララッ

八幡「……リハビリの写真か」

八幡「うん。やっぱ面倒くせ」

ガララッ

小平「あ、1つ言い忘れてました」

小平「登校復帰したら、チモシーを紹介しますね」

八幡「は、はあ…?」

八幡(花小泉も言ってたな。なんだよチモシーって)

【次の日】

八幡「……」ソワソワ

ガララッ

看護士「失礼します。夕食の時間ですよ」

八幡「あ、はい」

八幡(今日は来なかったか)

八幡「……」ソワソワ

看護士「今日は元気ないですね」

八幡「怪我人に元気を求めるのは難儀な事だと思いますけど」

看護士「フフ、今日はあの子たちが来なかったから元気ないのかな?」

八幡「別にそんなんじゃないですから」

八幡(頼んでもいないのに勝手にお見舞いに来るアイツらの事を、決して期待などしていない。断じて期待していない)

八幡「……」

八幡(宿題の件はどうしようか…後で小町と撮れば良いか。別にアイツらに協力する必要性なんてないもんな)

八幡「……」ソワソワ

看護士「落ち着きが無いようですけど、食べないんですか?」

八幡「あ…い、いただきます」

【月日は流れ・退院後の休日】

八幡「昨日退院して、今日が休みか」

八幡「何をしようか……ずっとベッドで寝てたからな。体力も落ちてる」

八幡「リハビリも兼ねて本屋にでも行くか」

小町「あ、お兄ちゃんが珍しく外出しようとしてる」

八幡「珍しくて悪かったな」

~~~~

八幡「フラッと外に出てしまったが、どこの本屋に行こうか」

八幡「……あ、そういえば宿題の件忘れてた」

八幡「今から家に引き返して、小町と出かけるか」

はなこ「あ、八幡くーん!」

八幡「花小泉…」

はなこ「奇遇だね~!」ダダッ

八幡「ん?」チラッ

はなこ「えへへへ」

八幡「おい待て、こっち来んな!」

はなこ「え?」スッ

ヒュンッ

八幡「あ……」

八幡「」

八幡(マンホールの中に落ちていきやがった…)

八幡(いや、そもそも何でマンホールのフタ閉まってないんだよ。この場合は状況的に、注意書きとかパイロンとか設置しておくべきだろ)

八幡「と、とりあえず助けに行かないと…ってうわ、臭!」

はなこ「ふぇ~汚れちゃったよ~」

八幡「災難だったな」

はなこ「ううん!今日は退院した八幡くんに会えたからラッキーだよ!」

八幡「」

八幡「お前の頭の中はハッピーセットか何かで出来てるの?」

はなこ「ほえ?八幡くんマックに行きたいの?」

八幡「ハッピーセットはいらないけどな」

はなこ「じゃあ一緒に行く?」

八幡「……とりあえずお前は家に帰れ。凄い臭いだぞ」

はなこ「そうだね。お洋服も臭くなっちゃったし変えないと」

~花小泉家~

桜「ごめんなさい。あの子をマンホールの中から引き上げて、さらに家まで送ってもらって」

八幡「あ、お気になさらず」

桜「それでアナタが八幡君で良いのよね?ウチの娘がお世話になってます」

八幡「別に俺は何も…え、娘?」

桜「はい。私はあの子の母親の花小泉桜です」

八幡「!?」

八幡(母だと…若すぎるだろ。十代にしか見えん)

桜「どうかされましたか?」

八幡「あ、いや…てっきり姉かと」

桜「姉…!」

桜「いまコーヒーのおかわり持ってきますね。あとホットケーキを焼きますから」

八幡「いや別にそこまで、俺そろそろ帰ろうかと」

桜「そんな事言わずに、もっとゆっくりしていって下さい」ニッコリ

八幡「」

八幡(そんな素敵な笑顔で言われたら断りきれんじゃないか)

桜「とりあえず10枚は焼いておかないと…」ボソッ

八幡(随分長く風呂に入ってるな。まああの臭いじゃ無理ないか)

ガチャッ

はなこ「お風呂でたよ~」

八幡「!?」

はなこ「お待たせ八幡くん!もう臭くないよ!」

八幡「」

はなこ「ほぇ?どうしたの」

八幡「おま…それ、バスタオル姿…」ドキドキ

はなこ「ふぇ?きゃあっ!///」

桜「あらあら、杏ったら。そういうのはまだ早いでしょ?」

はなこ「あうぅぅ…///」

八幡(この状況でそういうジョークはやめてくれ。こっちまで恥ずかしくなる)

桜「いってらっしゃーい」

はなこ「いってきまーす!」

八幡「お邪魔しました」

はなこ「それじゃマックに行こう!」

八幡「俺がいつマックに行きたいなんて言った」

はなこ「ほぇ?さっきハッピーセットがどうとかって言ってたから」

八幡「……」グゥゥ

八幡(さっきホットケーキ食ったのに…唐突にマックに行きたくなって来た)

八幡「ま、朝マックってのも悪くないか…」

はなこ「それじゃマックにレッツゴー!」

八幡「お前は大丈夫なのか?用事あったんじゃねぇの」

はなこ「大丈夫!待ち合わせは13時に学校近くの公園だから、時間はたっぷりあるよ」

八幡(え、13時?まだ朝の9時過ぎだぞ)

八幡(しかも花小泉と会った時なんて朝8時過ぎだった…なんでこんなに早く出かけてたんだ)

はなこ「八幡くんも時間大丈夫?」

八幡「俺はリハビリがてら本屋まで散歩しようと思ってただけだ」

はなこ「そっか!じゃあ時間は気にしなくて大丈夫だね!」

八幡(つーかなんでナチュラルに俺と出かけること前提に話進めてんだよ。俺の事弄んでるの?」

~~~

はなこ「あ、マックが見えてきた!」

八幡「おう」

はなこ「あとはこの橋を無事に渡れば完璧だね!がんばろう八幡くん!」

八幡「橋を渡るのに何を頑張る必要があるんだ」

ミシミシ…ミシミシ…

八幡「なんだこの音は」

ボゴォォン!!!

八幡「!?」

はなこ「きゃっ!!」

八幡(花小泉の足場だけいきなり直下に崩れ落ちた!?そんなバカな)

八幡(とにかく手を伸ばして助けねぇと…)スッ

ガシッ

はなこ「八幡くん!」

八幡「おいしっかりしろ」

ミシミシ…

八幡「え」

ボゴォォン!!

八幡「」

八幡(嘘だろ…俺の足場まで!?)

はなこ「あ…」

ザバァァン

八幡「……」ビッシャリ

はなこ「ふぇぇ…また濡れちゃったよ」

八幡「ま、不幸中の幸いって奴だな。川の深さも程よかった」

はなこ「ありがとね八幡くん!」

八幡「おう」

はなこ「あと、それとね」

八幡「なんだよ」

はなこ「そんなに強く握られると、ちょっと恥ずかしいかな…///」

八幡「は?」

ギュゥゥ

八幡「」

八幡(コイツの手を掴んだままだった…)パッ

はなこ「///」

はなこ「ただいまー…」

桜「お帰りなさい。待ってたわ」ニッコリ

八幡(待ってたって…既に予期してたのかよ)

桜「お部屋に着替えあるから」

はなこ「うん」タタッ

八幡「んじゃ、俺は自分の家に帰るので」

桜「あら、それなら旦那の服を貸すので」ガシッ

八幡「え、ちょ」

桜「旦那の部屋はこっちよ」グイグイ

八幡「いや、そのお構いなく」

桜「良いから良いから~」グイグイ

~~~~

八幡「……」

はなこ「あ!その服はお父さんのだ!」

八幡「お、おう…なんかすまん」

桜「疲れたでしょう?ホットケーキ焼いてあるからお食べなさい」

はなこ「わーい!」

八幡(どんだけ用意周到なんだよ…)

桜「行ってらっしゃーい、今度は慎重にね~」

はなこ「うん!いってきまーす!」

八幡「お邪魔しました」

八幡「げっぷ。流石に3枚もホットケーキ食うと腹に来る」

はなこ「うん。私もお腹いっぱい」

八幡「もうマック行く必要ないな」

はなこ「うん、そうだね」

八幡「この服は後で洗って返しに行くわ。じゃあこの辺で」

はなこ「え?もう帰っちゃうの」

八幡「朝から大ハードだったしな。退院明けでスタミナ不足の身としては堪えるものがある」

はなこ「そっか…八幡くんも一緒に、お花探しに付き合ってもらえればって思ってたけど」

八幡「花?」

はなこ「うん。『暁の門に咲く幸福の花』っていうお花」

八幡「何だよそれ。ゲームのアイテムみたいだな」

はなこ「ヒバリちゃんも同じ事言ってたよ」

八幡(やっぱあの二人もいるのか)

はなこ「じゃあね八幡くん。また学校でね!」

八幡「おう」

八幡「…………」


八幡「アイツ、また何か酷い目に合うんじゃ」クルッ

はなこ「……」テクテク

はなこ「あ、バナナの皮だ」サッ

はなこ「引っかからないぞ!今度こそ慎重に避けて…」スッ

ズボッ

はなこ「え、穴?」

ガシッ

八幡「……っ!!」

はなこ「あれ八幡くん?帰ったんじゃ」

八幡「お前は一日に二度もマンホールの中にダイブする趣味でもあるのか」ググッ

はなこ「八幡くん…ありがとう!」

八幡「お礼はこの危機を回避してからに…くっ」

はなこ「んしょっと」

八幡「ぜぇぜぇ…リハビリにしちゃハード過ぎんぞ…」ヘロヘロ

はなこ「えへへへ、ラッキーだね」

八幡「……その、協力して欲しい事があるんだが」

はなこ「え?」

八幡「実は先生から宿題を出されてな。怪我のリハビリの思い出を誰かと共有し、写真を撮るという物なんだが」

八幡「その…協力してもらえるか?」

はなこ「うんいいよ!私のお花探しも宿題だったんだ」

八幡「え、そうなの?」

はなこ「うん、すごろくでビリになったその罰として宿題だされたんだ」

八幡(すごろくって前に先生が言ってた奴か。まじで授業でやったのかすごろくを)

はなこ「じゃあ一緒に遊べるね!やったね八幡くん!」

八幡「遊びじゃなくてただの課題クリアの為の活動だけどな」

ダダダッ!

八幡「ん?後ろから何か…」

ドーベルマン「ワォン!ワォン!」

八幡「」

はなこ「わぁぁ!カッコいい!!」

八幡(なんでドーベルマンがここにいるんだよ!?しかもこっちに向かってきやがる…!!)

ドーベルマン「ワォン!!」

はなこ「えへへ、おいで!」パッ

八幡(俺の本能が言っている。間違いなく危ない目に合うと)

八幡「くっ…!!」サッ

はなこ「ふえ?八幡くんはドーベルマン好きなの?」

八幡「好きじゃねえけど、お前にあの犬を抱かせるつもりは無い」

ドーベルマン「ワォォォォン!!」キック

ボゴォォン

八幡「ぐっ!?」

はなこ「ぐへっ」

八幡(なぜライダーキック。嚙まれるよりはマシだが)

はなこ「あ」

ヒュゥゥ…

八幡「……」

八幡(あれ、やけに落下が長い…しかも辺りが急に暗く…)

はなこ「あ~れ~」

八幡(つーかなんで花小泉も落下してるんだ)

ドッポォォン

八幡「」

はなこ「またマンホールの中に落っこちちゃったね」

八幡「」

八幡「お前、休日のたびにこんな目に合ってるのか?」

はなこ「うん。マンホールの中に2回も落ちたのは初めてだけどね。でも怪我もないしラッキーだよね!」

八幡「」

八幡「お前の休日はまるでアクション映画だな」

八幡「げほげほ。ここマジでクセェ…」

はなこ「ただいまー。やっぱり今回もダメだったよぉ」

桜「お帰り。分かってたわ」ニッコリ

八幡「このやりとり、あと何回繰り返せば良いんだ」

~~~

はなこ「お風呂入ってくるねー」

桜「はーい」

桜「ごめんさいね、お風呂が二つあればすぐに入れてあげたのに」

八幡「いやお気になさらず」

桜「流石に一緒にお風呂入るのは、二人には早すぎると思うし」

八幡「へ、へへ、変な事言わないでください」

八幡「つーか俺、自分の家に帰るので…」

桜「そう。さすがにその状態だと気分悪いものね」

はなこ「八幡くん!」

八幡「ん?」

はなこ「私、お家で待ってるね!」ニコッ

八幡「……」ドキッ

八幡「ああ。クセェし念入りに体洗って戻ってくるわ。ついでに服も洗濯してくる」

はなこ「うん!」

それから俺と花小泉は幾度も水難系の事故に合う
もうそれは一種の呪いに近い物を感じた

八幡「嘘だろ…朝8時に出発して、13時に間に合わないだと」

そして俺と花小泉が目的地に到達しかける頃には、既に13時を回っていた

はなこ「みんなこの辺にいるかな~家出る前に連絡は入れたけど…」キョロキョロ

八幡「お前、携帯は?」

はなこ「わたし、携帯持ってないんだ」

八幡「……は?」

はなこ「持っててもすぐ壊れちゃうし」

八幡「」

八幡「お前ってとことん不運なんだな…」

はなこ「ううん、そんな事ないよ」

はなこ「だって今はこうやって、八幡くんと遊べてる訳だし!ラッキーだよ!」

八幡「……っ」ドキッ

はなこ「えへへへ」

八幡(コイツわざと言ってるのか?たぶん無意識だろうけど、全てがあざとい)

はなこ「あー!」

八幡「どうした」

はなこ「アイス~美味しそう~」

八幡「おいおい、人様がアイス食ってる姿をガン見すんなよ」

レン「……ん?」ペロッ

ヒビキ「なっ!見付かってしまったー!?」

今日はここまで

すごろく編好きだったから悩んだけど、八幡にはお休みさせてもらった
今後、良いネタが思い浮かんだら書くかも知れない

期待

おつ

乙です

無能屑山に制裁無いならゴミ確定だから書くのやめていいぞ

乙、楽しんでるよ

待ってたよ
はなこみたいなのが身近にいたら絶対惚れるわ

続き…

正直これ以上俺ガイルキャラは出さない方がいいかも

チモシーはよ

八幡だけでいいな

マダ―

待ってるぞ。

一ヶ月とちょい、そろそろ続けるかどうかだけ知りたい

続けなくていいよ
自分とこの女に飽きたからって他所様の女キャラに手を出すとか恥を知れ

保守しに来ました
更新が全然できなくてすまん

ついさっき気がついたけど、酉が被ってる作品がちらほらあったので次投下する時に何か対策するかも(次回投下時に忘れなければ)
別に大した問題じゃないけど一応ね

それと>>84の様な事を言われる覚悟はしてたけど、別に俺ガイルキャラが飽きたとかそう言う訳じゃないので
こういう物だと弁えて見てください


原作キャラは出さない方が良いと言う意見が割と多くあったけど、1人だけは出すかも知れない(まだ確定じゃない)
ただメインキャラではありません

戸塚と材木座、平塚先生も考えてるけど、どう絡ませれば良いか悩んでる

生きとったんかワレェ!
タイムリミット宣言しに来たんだが、生存報告とは嬉しいね
あと暴言なんて無視しときなよ。反応してもいいことない

メインじゃないならいろはすかな?

相模だな

生きてたのか...続き楽しみにしてるぜ!

書いてくれ

続いてほしい

八幡「はぁはぁ…射精すぞ!杏!」

はなこ「…欲しい!八幡の全部欲しいっ!」






八幡「いや…まさか妊娠するとは」

はなこ「うん…安全日だったのに」

くっさ

なっぎ

つっよ

C

くっさなっぎつっよCで不覚にも草

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