【ガルパン安価】みほ「皆って結構チョロいよね」 (1000)


前スレ
【ガルパン安価】みほ「皆って結構チョロいと思うの」
【ガルパン安価】みほ「皆って結構チョロいと思うの」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1460471273/)
の続き

安価とコンマでみぽりんが皆を落としていく

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1468852120


主人公:西住みほ(ロリコンではない)
パートナー:武部沙織
サブパートナー:秋山優花里


今まで落とした子


・依存度1
アリサ、阪口桂利奈、オレンジペコ、カチューシャ、ノンナ

・依存度2
丸山紗希、磯辺典子、金春希美(パゾ美)

・依存度3(MAX)
秋山優花里、小山柚子

 
 漏れは無いな!


 簡単なあらすじ

日本を二分する西住流と島田流の陣営は互いに軍を形成し、
もはや開戦の理由など誰もわからなくなった全国規模の戦車道を100年間継続していた。
その“全国大会”の末期、黒森峰の一生徒だった主人公「西住みほ」は、
味方の戦車を川に落とすするという不可解な作戦に参加させられる。
作戦中、みほは「素体」と呼ばれる黒森峰最高機密を目にしたため軍から追われる身となり、
町から町へ、艦から艦へと幾多の「学園」を放浪する。
その逃走と戦いの中で、陰謀の闇を突きとめ、やがては自身の出生に関わる更なる謎の核心に迫っていく。


みほ「もしもし紗希ちゃん、どうしたの?」

紗希「………………」

みほ「紗希ちゃん? 無言電話は怖いよ」

紗希「……今夜、そっち………………行っていい?」

みほ「え、私の部屋に?」

紗希「…………」

みほ「(電話越しに頷いてる感じがした)」

みほ「いいよ。30分後からならいつでも」

紗希「ありがと……」


みほ「紗希ちゃんからだった。特に問題無いから2人は寝ちゃって」

沙織「睡眠不足はお肌の大敵だもんね! 明日も麻子を起こさなきゃだし、じゃあねみぽりん!」

優花里「それでは明日も邁進しましょう! おやすみなさいませ!!」


・・・・・・

~みほの部屋~


みほ「ふぅ、やっと帰ってきたっと」ガチャッ

みほ「あれ、鍵が開いてる」キィィ


 キャラ名を記載してください

 直下コンマ一桁奇数→(キャラ名)が部屋の中にいた
 直下コンマ一桁偶数→うっかりみぽりん鍵をかけ忘れていた


みほ「あ、もしかして鍵かけ忘れてた!?」

みほ「はぁ……泥棒とかには入られてないよね?」スタスタ

みほ「……………………うん、出た時と変わったところは無し。よかったぁここで誰かいたら紗希ちゃんにまた勘違いさせられるところだった」

みほ「っと、人が来るわけだしちょっとは片付けないと」ゴソゴソ


 ピンポーン


みほ「時間ピッタリ。はーい」ガチャッ

紗希「…………」

みほ「こんばんは。珍しいねこんな時間に」

紗希「…………」ダキッ

みほ「わっ、どうしたの?」


みほ「(なんかこれと同じ構図が小山先輩ともあったなぁ……その時私は紗希ちゃん側だったけど)」

みほ「もしかして家族と喧嘩して家を飛び出したとか?」

紗希「……」フルフル

みほ「じゃあ、誰かにいじめられてるとか!?」

紗希「……」フルフル

みほ「うーん、じゃあどうしたの?」

紗希「………………会いたく、なっただけ……」カァァ

みほ「え?」

紗希「…………迷惑……帰る……」

みほ「そんなことないよ! ただ突然でビックリしちゃっただけだから! ほら上がって」

紗希「……」コクッ


みほ「はい、コーヒーしか無かった……」コトッ

紗希「……」ズズッ

みほ「それにしても不思議だね。こんな夜遅くに紗希ちゃんと一緒にいるなんて」

紗希「…………恋人、みたい?」

みほ「うん。恋人というより、同棲?」

紗希「!」

みほ「(目に見えて機嫌を良くしてる……)」

紗希「…………」アタフタ

みほ「(携帯で何かを調べている)」

紗希「き、今日は帰りたくないのー……」

みほ「(棒読みだ!)」


紗希「なんか酔っちゃったみたいー」チラチラ

みほ「(なんか気を遣うような視線……さては紗希ちゃん、携帯でそういう類を調べていたのかな)」

みほ「いやそもそもコーヒーで酔わないでしょ」

紗希「!」

みほ「(そうだった! という顔をされた)」

みほ「えーっと、もしよかったら家に泊まっていく?」

紗希「っ」コクコク

紗希「…………」ポチポチフムフム

紗希「変な事する気でしょー」

みほ「またそうやって調べて……」


みほ「それに変な事って、どんなことかな?」ズイッ

紗希「っ、…………」

みほ「目をそらさない」

紗希「ぅ……」

みほ「本当はただ会いたいんじゃなくて、最初からそういうことがしたくて来たんじゃないの?」

紗希「っ、ち、ち……」

みほ「ち……? 違う?」

紗希「……………………そう……」カァァ

みほ「紗希ちゃんは素直だね」ナデナデ

紗希「…………」プシュー

みほ「それじゃあお風呂入ろっか」

紗希「!?」

みほ「イヤ?」

紗希「…………入る」


・・・・・・

~???~


みほ「………………ん? ここは……」

みほ「そういえば紗希ちゃんとお風呂に入って、寝る前にしっぽりムフフして……そのまま寝ちゃったんだっけ……」

みほ「私の部屋……じゃない? ここは……」


 キャプテンバッドエンド設定

 >>直下
 1.修羅場
 2.監禁

 >>↓2
 1.病んだ
 2.刺された


典子「みほ」

みほ「わっ!? ってなんだ典子さんかぁ。どうしたの?」

典子「どうしたのって、戦車道の練習も終わったし一緒に帰ろうと思って」

みほ「あ、そうなんだ。じゃあ帰ろっか」

桂利奈「西住隊長! またキスしてあんこうファイブの力を分けてください!」

みほ「は!?」

典子「え?」

紗希「……今日も、一緒に……寝る」

典子「……」

みほ「ええっ!?」

パゾ美「西住さん、もう許して……キスでも、なんでもするから……もう酷いことしないで……」

みほ「ちょ、なにを」

優花里「西住殿ー! 今日もターゲットにした女子を落としてキスして骨抜きにしてメロメロにして依存させて弄びましょうー!」

みほ「優花里ィィィィィィ!!」


典子「……みほ、言ったよね…………誰のところにもいかないって」

みほ「い、いや……こ、これは……違うの!」

典子「なにが違うの?」

みほ「…………えーっと、のどごしとか」

典子「…………」

みほ「さ、沙織さん助けて!」

沙織「え!? なに聞こえない! 鼓膜が破れてて聞こえなーい!」

みほ「絆創膏貼ってやるから治せ!!!!」


典子「ふ、ふふ……そっか…………みほ、嘘ついてたんだ」

みほ「の、典子さん……」

典子「なら仕方ないよね……じゃあ」

典子「他の人はぜーんぶ無くして、私とみほしか居なくしちゃえばいいよね」

典子「待ってて。今すぐ……ね」

みほ「なにを、する気なの……?」

典子「ふふ、ふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふふ…………………………」

みほ「ま、待って典子さん! 待って!」


・・・・・・


みほ「待って!」ガバッ

みほ「!? …………………………」ゼェゼェ

みほ「こ、ここ…………私の部屋?」

みほ「………………………………」キョロキョロ

みほ「ゆ、夢………………かぁ……」ホッ

みほ「(夢にしては生々しかったなぁ……これからはちょっと立ち回りに気を付けないと)」

みほ「あれ、そういえば紗希ちゃん……」

紗希「……?」トコトコ

みほ「あ、先に起きてたんだ」

紗希「……寝言」

みほ「え?」

紗希「>>直下って」


 コンマ一桁奇数→典子さん
 コンマ一桁偶数→のどごし


紗希「典子さん……って」

みほ「えっ!? そ、そんなこと言ってたの!?」

紗希「…………」ジー

みほ「え、あ、えーっと……」

紗希「………………」

みほ「の、典子さんって、誰だろうね」

紗希「アヒルさんのキャプテン」

みほ「うぐっ」

紗希「…………………………」

みほ「あ、実はね、えっと」

紗希「……………………………………」グスッ

みほ「あー! 別にそんなんじゃないよ!」


みほ「えっと、確かに仲良くなって名前呼びはするけど、紗希ちゃんが今思ったようなことはないよ!」

紗希「…………本当……? 捨てない?」

みほ「大丈夫。紗希ちゃんはずっと私のもの」ギュウウ

紗希「……うん………………」

みほ「(なんか、紗希ちゃんは『捨てられる』という言葉とかに反応する節がある)」

みほ「捨てないよ。紗希ちゃん」

紗希「…………好き…………」

みほ「うん。大好き」

みほ「(捨てるとかそういう単語に気をつけなきゃね)」


・・・・・・

~登校中~


沙織「おはようみぽりん!」

優花里「おはようございます西住殿ー!」

華「おはようございます」

みほ「おはよう! あれ、麻子さん?」

沙織「今日はおぶってきたの」

麻子「済まない……」


みほ「あ、そうだ麻子さん」

麻子「ん……?」

みほ「麻子さん、スイーツ好きだったよね?」

麻子「まぁ3度の飯よりという言葉くらいは使っておこう」

沙織「好きなんじゃん」

みほ「じゃあ、ひとつのケーキを食べたらさ、次のケーキを頼むとするじゃない。その時ケーキは同じのを頼む? 違うのを頼む?」

麻子「うーん………………」

沙織「(あ、これもしかして)」

優花里「(これもしかして)」

麻子「気分にもよるが、最近は>>」


 1.同じの
 2.違うの

安価指定ミス直下で


麻子「最近は同じものを頼む傾向にある、かもしれない」

みほ「なるほど~ありがとね麻子さん」

麻子「うむ……それじゃあ着いたら起こしてくれ」Zzz

沙織「あ、ちょっと麻子!」

華「ちなみに私は同じのを頼みつつ新しいのを頼みます」

優花里「五十鈴殿はそうでしょうね」

みほ「(既に食べた子を…………なら、>>かな)」

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛安価指定ミス↓2

これ以上ボロを出さないために今日はここまでです


ははは、2つもミスを見つけてしまったぞ
パゾ美の依存度は2ではなく1であり、実はひとつ前の遭遇イベントの紗希ちゃんは前スレ>>996のコンマが偶数だったから遭遇していないはずだったのだ
まことにたいへんもうしわけございませんでした


・・・・・・

~空き教室~


パゾ美「それで……なに? 話って」

みほ「あれあれれ、パゾ美さん忘れたんですか? これ」ピラッ

パゾ美「なっ、なにそれ!?」

みほ「パゾ美さんのカバンからおタバコが飛び出してる写真です(優花里さんが撮ってくれてた)」

パゾ美「どうやって…………まさか、いや、そんな……私にそんなことをする理由がない……」

みほ「理由? ああ、私が沙織さんとかと一緒になってパゾ美さんを陥れようとする理由ですか?」

パゾ美「えっ……!?」

みほ「自分の予感が当たったって顔ですね。まぁあれだけ分かりやすく事が運んだなら、聡明な風紀委員さんなら分かるだろうとは思っていました」


みほ「教えてあげます。私はパゾ美さんを自分のものにしたい。ただそれだけですよ」

パゾ美「は、はぁ!?」

みほ「それに風紀委員の人は外見も好きなんですよ。ちっちゃくて可愛くて」

みほ「ウサギさんチームの子達は子供子供しててまた可愛いんですけど、風紀委員の人達の子供が頑張ってる感もすごく好きなんですよ。パゾ美さんはダウナーな感じがとてもよいですよね。ああほんと落としたい」

パゾ美「(なんか頭が痛くなってきた……)」

みほ「というわけで、パゾ美さんには落ちてもらいます」

パゾ美「いや、それを聞かされて落ちるわけないでしょ……遅刻したくないからそろそろ行ってもいい?」

みほ「それじゃこの写真はばら撒きましょう」

パゾ美「うっ……」

みほ「仕組まれたものとはいえ、こういった物的証拠が学校中にばら撒かれたらパゾ美さんはもちろん、風紀委員全体の印象に響きますよねぇ」

パゾ美「……………………なに、すればいいの……」

みほ「よろしい」ニコッ


・・・・・・

~教室前廊下~


沙織「予鈴まであと10分くらいだね」

優花里「そうですね。イチジク」

沙織「く、クビンカ」

優花里「むっ、そういった単語は私のなのですが」

沙織「ふふふん」

優花里「か、彼氏」

沙織「何のつもりの当て擦りッ!」


 しりとりに夢中になる2人 そこにたまたま誰かが……>>直下

 コンマ一桁奇数→通りかかる
 コンマ一桁偶数→通りかからない


 「でねー!」「あはは!」「間に合ったー!」


優花里「予鈴近いからか、ここを通る生徒が増えましたね」

沙織「まぁ外から教室内は見えないし、こんな空き教室に用がある人もいないでしょ」

優花里「ですね。あれ、向こうからやってくる人……」

沙織「あ、>>50(落とし済み)じゃん」

キャプテン


典子「あ、おはようございまーす!」タッタッタ

優花里「キャプテン殿、おはようございます」

典子「いやー朝練してたら遅刻しそうになって」ハハ

沙織「廊下走ったら風紀委員に怒られるよ……」

典子「大丈夫大丈夫!」

優花里「(なんかこういう通常モードのキャプテン殿を久々に見た気がします)」


優花里「って、予鈴まであと5分くらいですよ! 急がなくていいんですか?」

典子「そうだった……! また遅刻したら朝練が禁止に……!」

沙織「そんな常習犯なの!?」


 ガタンッ!


沙織・優花里「ッ!?」バッ

典子「ん? 今この教室から音が……確かここ、空き教室のはず」

沙織「え、そ、そうなの!? こ、こわーい! 早く行こう!」

優花里「そ、そうですね! 得体のしれない音のせいで我々が遅刻したら元も子もありません!」


 典子は……>>直下

 コンマ一桁奇数→素直に従った
 コンマ一桁偶数→音が気になった

 さっきから99たくさん出てこれが数値系スレだったらよかったと思わんでもない


典子「まぁ確かに」

沙織「でしょ! それじゃあ教室へ行きましょー!」

優花里「(西住殿、人払いの任務は達成したのであとは自分で何とかしてくださいよー……)」

沙織「あ、予鈴まであと3分だ」

典子「まっずーーーーい!!」ダッ

「こらそこ! 廊下は走らない!! 粛清するぞ!!」


・・・・・・


パゾ美「んっ、ンーー!」

みほ「ごめんなさい。つい押し倒しちゃいました」

みほ「いてて、机に脚をぶつけちゃいましたけど、パゾ美さんは大丈夫でした?」

パゾ美「大丈夫、だったから……もう、これ……やめ…………」

みほ「やめませーん」ジュルッ

パゾ美「ひうっ、くっ……やぁ…………」

みほ「抵抗するんですか?」

パゾ美「ッ、しま、せん……」

みほ「ふふふふふふっ…………」


みほ「ふぅ、堪能堪能。予鈴まであと1分てところですかね」

パゾ美「い、行かなきゃ……」

みほ「ですね。私も遅刻は嫌ですし」

パゾ美「…………」ガクガク

みほ「あれ、腰でも抜けました?」ツンツン

パゾ美「ひゃっ、あぁ、っ……!」ビクッ

みほ「可愛いリアクションですねぇ……」

みほ「それじゃ歩くのもままならないでしょうし、肩貸しますよ」

パゾ美「いらない……っ、1人で、行く! あと、写真は……」

みほ「大丈夫です。またお願いしますね♪」

パゾ美「っ……」ガララララ


パゾ美「(うう……上手く歩けない……)」

パゾ美「(でももうすぐ、教室……)」

パゾ美「(はぁ……風紀委員なのに、遅刻しそうになるなんて)」

パゾ美「(いっそ遅刻してもっとアレを……)」

パゾ美「ッ!?」ブンブン

パゾ美「………………ばからしい……」


「それじゃ次の問題を……西住さん」

みほ「はい! 3xです!」

「違います」

沙織「なんかみぽりん調子いいね」

みほ「朝から良い思いできたからかな」

華「良い思いとは?」

みほ「ああ、小さい子を」

沙織「みぽりん!」

華「?」

みほ「…………た、助けたらお礼を言われて、なんか嬉しくて」

華「まぁ! 優しいのですね」


・・・・・・

~放課後・グラウンド~


みほ「んん~パンツァーフォォ~」

優花里「テストも終わって、戦車道の練習も復活でありますね!」

沙織「来年に向けて頑張るーって言っても来年ってなんか想像できないね」

優花里「来年はカメさんが卒業ですし、レオポンさんの内3人もいなくなってしまいます……あと風紀委員の方々も」

みほ「で、次どうしよっか」

沙織「ナチュラルに来るね」

みほ「はいはい練習始まっちゃうし決めよう決めよう」

沙織「せめて練習終わってからとかじゃないの!?」

みほ「ターゲット決めた方がやる気が出るから。というわけで>>直下」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)


みほ「ノンナさんをいじめ…………一緒に過ごすのが思いのほか楽しかったからまたノンナさんのところに行こうかな」

沙織「今いじめって言ったよね!?」

みほ「言ってないよ。ほら華さんと麻子さんも来たし」

麻子「眠い……が、頑張ろう」

華「今日も頑張りましょう」

みほ「うん。それじゃあ、あんこうチーム乗車ァ!!」


華「今日は射撃精度を高めるための練習でしたっけ」

優花里「アンツィオ戦の前にもやっていたような的当てですね。ウサギさんチームは伸びしろありますし、他の方々も皆さんセンスありますから伸ばすのはいいことかと」

沙織「射撃と言えばノンナさんだね」

華「私はナオミさんのイメージが強いです」

麻子「実はプラウダだとあのロシア人も砲手ができたりする」

沙織「え、そうなの?」

麻子「前にロシア語で『私が撃ちます』と言っていたのを盗み聞きしたことがある」

優花里「ロシア語分かるんですか……」

麻子「前のエキシビションの後、お風呂でなんか言ってたのが気になってな。調べた」

みほ「そうだ!!」

華「きゃっ」カチッ


 ダァン!!


桃「ぎゃあああああああああああああああ!!? お、おい私は生身だ!! 撃つな撃たないでくれぇぇ!!」

華「あ、前を歩いていた河嶋先輩を撃ちそうになってしまいました」


華「みほさんが急に大声を出すから……」

優花里「すみませんまさか撃つとは思わなくて装填もしてありました」

みほ「大丈夫大丈夫。一言謝れば許してくれるよ」

みほ「それより、どうせ射撃訓練をするなら教官が居た方がよくない?」

華「まぁそうですね」

みほ「じゃあ呼ぼう!」

沙織「え?」


・・・・・・

~練習後~


杏「実は今日西住ちゃんから提案があって、今度の金曜日の放課後にウチにプラウダとサンダースから砲撃の教官がやってくることになった!」

あや「プラウダとサンダースって」

あゆみ「ノンナさんとナオミさん!?」

左衛門佐「学ぶことは多そうだ」

みほ「(ククク、こういう理由なら向こうもNOとは言えない。そして、ナオミさんもいるからノンナさんがちょっといなくなったところで練習に支障は無い!!)」

みほ「(完璧すぎて言葉も無い)」


・・・・・・

~木曜日~


杏「西住ちゃん、両校からOKのお返事貰ったよん」

みほ「ありがとうございます」

杏「最近西住ちゃんもアグレッシブで頼りがいがあるねぇ」

みほ「いえそんな」

杏「なんかご褒美あげようか?」

みほ「なんでもいいんですか?」

柚子「会長、この資料に目を通しておいてください」

杏「おっけー……あ、西住ちゃん。ご褒美は干し芋でいいよね!」

みほ「……………………はい」


 生徒会からの帰りの遭遇イベント……直下
 今まで落とした子誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)
 ノンナの途中ですが、忘れてたからここでやります

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず

華さんは落ちていないので、申し訳ねぇがこの中から直下です(ノンナは決定しているのでノンナ以外)
アリサ、桂利奈、ペコ、カチューシャ、紗希、キャプテン、パゾ美、柚子


 コンマ偶数→遭遇せず


みほ「あれ? なんか携帯にメッセージ」


 From:小山先輩
 件名:もしかして

 会長と仲良くなりたいの?


みほ「ああ……あの年上ロリはいいものだ……」

みほ「って、小山先輩にそんな文は送れないから……」

みほ「『今でも仲がいいつもりですよ(笑)』っと」

みほ「気が向いたら会長もアリかもね」


みほ「ん? 返信が」


 From:小山先輩
 件名:やっぱり

 みほっておっぱい好きだもんね


みほ「……………………」


 To:小山先輩
 件名:無し

 いやおっぱいが好きなわけじゃなくておっぱいっていうのはおっぱい


みほ「ハッ! 私は何を……」

みほ「っていうか、先輩軽く会長をバカにしてる気が」

みほ「…………帰って寝よう」


・・・・・・

~金曜日~


会長「というわけで今日はよろしく!」

ノンナ「よろしくお願いします」

ナオミ「よろしく」

桃「どちらも1人で来たのか?」

ノンナ「はい。カチューシャはクラーラに預けてきました」

桃「保育園か!!」

ナオミ「私も1人。隊長やアリサも来たがってたけど色々忙しいみたいでね」

柚子「2人ともありがとうございます」


華「今日はよろしくお願いします」

あや「なんかナオミさんの方が優しく教えてくれそう……」

あゆみ「そうかな? ノンナさんは的確そう」

左衛門佐「どちらも月刊戦車道に特集を組まれるほどの砲手だから、そういった心配はいらんだろう」

ホシノ「レオポンの砲撃は当てないと勿体ないし、ここは学んでおこうか」


みほ「お2人とも、今日はありがとうございます」

ノンナ「ッ、いえ……」プイ

みほ「(あ、根に持たれてる)」

ナオミ「あ、そうそう」ヒソヒソ

みほ「?」

ナオミ「アリサが寂しがってるから、たまにはメールとか電話じゃなくて直接会ってあげた方がいいよ」ヒソヒソ

みほ「ふふっ、ありがとうございます」


ノンナ「それでは私達でそれぞれの車輌を回り、砲撃の指導をしていきます」

ナオミ「質問とかあったら何でも言ってね」

優季「好きなタイプとかありますか~?」

ノンナ「カチューシャです」

ナオミ「可愛い女の子なら誰でも。例えば君のようなね」キラン

優季「キャー!」

桃「さっさと始めろ!!」


みほ「(さて、ノンナさんをどうイジメ……じゃない。どうイチャつこうかな)」

みほ「(練習中にセクハラもよし、抜け出してムフフもよし……うーん迷う)」


 練習中のイベント……>>79

某爆音一挙上映に行ってくるので今日はここまで


みほ「(うーん、適当にセクハラしてもノンナさんの心の壁は破れなさそうだなぁ……)」

みほ「(西住流接吻術は受けたから次キスすれば普通に体は落ちるんだけど、それだと面白くないよね)」

みほ「(ここはノンナさんの好感度を稼ごう)」


みほ「それじゃあまずノンナさんとナオミさんの興味のあるチームからお願いします」

ノンナ「はい」

ナオミ「OK」


ノンナ「では、まずあなた方」

梓「わ、私達ですか!?」

ノンナ「ええ。ちいさ…………この前のエキシビションでご迷惑をおかけしたので」

梓「そんな! あの時は私達調子に乗ってて……あそこでやられていたからこそ私達、自分なりの戦い方を見つけられたんです!」

あや「お、お手柔らかに~」

あゆみ「優しく教えてください!」

ナオミ「アメリカ戦車が取られた……じゃあそこの」

カエサル「私達か?」

ナオミ「たまには固定砲塔も、ね」

左衛門佐「よろしくお頼み申す!」


華「私達は待機ですね」

みほ「うん」チョンチョン

沙織・優花里「?」

みほ「(集合)」クイッ


沙織「急に親指で『ツラ貸せや』的なポーズしたときは何事かと思ったよ」

優花里「ノンナ殿をどうするか決めたんですか?」

みほ「うん。今のままだと強姦もいいところだから好感度を稼ごうと思うの」

優花里「むしろ無理やりじゃなかった方が珍しいと思うんですけど」

みほ「優花里さん明日からオープントップに乗ってね。家にあるマルダー対戦車自走砲貸してあげるから」

優花里「すみませんすみませんすみませんすみませんすみません」

沙織「それで、どうやってノンナさんの好感度を上げるかって?」

みほ「そうなの! 流石沙織さん話が早い」

沙織「伊達にみぽりんの狂気を見てないからね」


優花里「好感度ですか……贈り物とかどうですか? シミュレーションゲームだと戦争してる相手でも贈り物しまくれば好感度上がって同盟組めますし」

みほ「いや人間はシミュゲーのシステムじゃないから無理でしょ」

沙織「みぽりん、その言葉は紗希ちゃんを落とそうとした時のみぽりんに言ってあげたいよ」

優花里「私は西住殿になら何をされても好感度が上がりますが……」

沙織「それはゆかりんがみぽりんのこと好きだからでしょ? 嫌いな相手にされて嬉しいことって……土下座くらい?」

優花里「嫌いな相手にされて嬉しいこと……というか、嫌いな人なら何をされても嫌ですよ」

みほ「だよね……だから私からアクションが起こせないの」

優花里「では、好感度が上がらざるを得ない状況を作ってみてはどうでしょうか」

みほ「どういうこと?」

優花里「ほら、つり橋効果ってやつですよ」

沙織「窮地に立たされると一緒にいる人を好きになっちゃうアレだね!」

優花里「例えば……練習中に何かしらの事故が起きて、それに巻き込まれそうになったノンナ殿を西住殿が救うんです」

みほ「それすっごくいいね! でも事故なんてそうそう起こらないし……」

優花里「起こせばいいんですよ」

みほ「今日の優花里さんめちゃくちゃ冴えてるね」


優花里「戦車道は安全に配慮されているとはいえ、それを扱うのは年端も行かぬ人間です。ちょっとした事故ならありえますよ」

沙織「ええぇー戦車道って安全じゃないの!?」

みほ「初めて麻子さんがⅣ号に乗ってくれたとき、麻子さんが気付かなかったらミンチだったよ? それくらいの危険はあるよ」

沙織「うわぁ……」

みほ「じゃあ適当にⅣ号でノンナさんを轢きかけようか。そこを私が華麗に助ける」

優花里「冷泉殿のミスに仕立て上げるんですね」

みほ「それは流石に麻子さんがとばっちりだから、私が安全確認を怠ったことにするよ」

優花里「しかし他の人々の目もありますが」

みほ「そこはⅣ号だけ他の戦車と離せばいいよ。あと前向きに突っ込むのは流石に麻子さんも見えてるだろうからバックしたところに……って感じでいくよ」


・・・・・・

~数十分後~


ノンナ「ふぅ、次は……」

華「あ、すみませーんこちらお願いしますー」

ノンナ「あれはⅣ号……どうしてあんなに遠くに?」スタスタスタ

みほ「(よし、あとは麻子さんに後退を促すだけ)」

みほ「(いつも通り皆無線は繋がってるし、ボソッと言うだけでも麻子さんは指示に従ってくれるはず)」

みほ「あ、ノンナさん、ちょっといいですか? Ⅳ号の後部にあるこの部分が……」

みほ「(とりあえず私以外がノンナさんを助ける可能性を排除するために、私とノンナさんだけでⅣ号の後ろにつく!)」

ノンナ「っ……どうしました?」

みほ「(壁を感じる。まぁいいけど)」ニヤッ

ノンナ「(この人は……どの顔で私に…………)」


みほ「ここが……なんかおかしくて」

ノンナ「残念ながら、私はドイツ戦車にはそれほど明るくありません」

みほ「え、ここですよ。戦車乗りなら誰でも――」

ノンナ「どうせ、誰も見ていないからと私にこの前のようなことをさせるつもりでしょう」

みほ「え? この前?」

ノンナ「ッしらばっくれると……!?」

みほ「ああ、この前のですね。ノンナさんが気持ちよさそうにしていた」

ノンナ「違います。そもそも、私はあのような愛の無い行為は……」

みほ「愛は、ありますよ」

ノンナ「どうだか……」


みほ「どうしたら信じてもらえますか?」

ノンナ「まずカチューシャから手を引いてくだされば考えます」

みほ「駄目です。2人とも私のです」

ノンナ「そんなことばかり言っているから信じられないんですよ。ついこの間まではカチューシャのよき友達として信頼していたのですが……」

みほ「それよりノンナさん、見てください! 四葉のクローバーですよ!」

ノンナ「人の話を聞いてください! ……どれですか?」

みほ「(かかった!)」

みほ「これです! これ!」

ノンナ「摘んでカチューシャにプレゼントしましょう」ガサゴソ


みほ「麻子さん、後退」ボソッ

麻子『え、いいのか? 2人ともすぐ後ろにいるんじゃ……』

みほ「ちょっとしたバックのテストだから、5mくらい後退して」ヒソヒソ

麻子『分かった』


 ガチャッ、グォォォオオ!!


ノンナ「ッ!?」

みほ「ッ、ノンナさん危ない!!」バッ


 みほは……>>直下

 コンマ一桁奇数→華麗にノンナを助けた
 コンマ一桁偶数→逆にノンナに助けられた


みほ「(Ⅳ号がノンナさんに殺到ッ! アブナイッッ!)」

みほ「(ノンナさんの胴体を腕で輪を作るようにして捕まえるッ!)」

みほ「(ついでに双丘の感触を堪能ッッ!!)」サワサワ

みほ「(そして掴んだまま一気にその場から跳び退きⅣ号を回避ッッ!!)」

みほ「(着地点ではノンナさんを押し倒す体勢ィィッ!)」

ノンナ「うっ……うぅぅ……」

みほ「ノンナさん、大丈夫ですか!?」

ノンナ「は、はい…………どこも、打っては……」

みほ「よかったぁ……」ホッ

ノンナ「…………」

みほ「どうしました?」

ノンナ「いえ……あなたがこんなことをしてくるとは思わなかったので……」

みほ「(ッ、『こんなこと』!? ま、まさか私の作戦がバレ――)」

ノンナ「助けていただき、あ、その……ありがとうございます……」

みほ「(あ、こんなことってつまり助けられるとは思ってなかったってことね……)」


みほ「いえ……私のノンナさんにもしものことがあったらって思ったら……体が勝手に」

ノンナ「っ、勝手に所有物にしないでいただけますか?」

みほ「え、違うの?」

ノンナ「違います」

みほ「これでも?」チュッ

ノンナ「ッ! ちょ、んうっ……!」

ノンナ「(しまった……押し倒される体勢で、抵抗ができない……!)」ジタバタ

みほ「(すぐに皆戦車から出てくるだろうから、短い間だけど、その分楽しむとしようかな)」

ノンナ「(は、早く……Ⅳ号から、人、出て、来て…………じゃないと、私……)」トロン

みほ「プハッ……そろそろ皆出てくるかな?」


沙織「わーみぽりんだいじょうぶー」

優花里「にしずみどのがーのんなどのがーたいへんでありますー」

みほ「(2人のあの棒読みはなんなの……)」

華「どうやらうっかり轢かれかけたらしいですね」

麻子「だ、大丈夫か!?」バッ

みほ「麻子さん、ごめんね……私が安全確認ちゃんとしなかったからノンナさんに迷惑かけちゃった……」

麻子「そんなことない、私のせいだ……私が……」ガタガタ

みほ「麻子さん?」

沙織「み、みぽりん! 麻子は事故で両親を亡くしてるから……」ヒソヒソ

みほ「あっ、そういうシチュエーションになるとトラウマが……?」ヒソヒソ

沙織「うん……私もすっかり忘れてた。ごめん、麻子には後で私からアフターケアしておくから」ヒソヒソ

みほ「お願い……」ヒソヒソ


優花里「それより、お2人ともお怪我は?」

ノンナ「ッ(か、顔隠さないと……)」バッ

沙織「ノンナさん、もしかして、顔に!?」

ノンナ「い、いえ……西住さんに助けられたので、無傷です」

みほ「(ノンナさん、トロ顔見せたくないからって可愛い真似するなぁ)」

ノンナ「それよりも……少し、失礼します」スクッ

みほ「大丈夫ノンナさん? 足、よろけてるけど」

ノンナ「こっこれは……問題ありません。しばし、お待ちを……」スタスタ

沙織「校舎の方に行っちゃったね。トイレかな?」

華「そういう言い方よくないですよ」

みほ「……」ニヤッ


・・・・・・


ノンナ「(まずい、まずいまずいまずい……)」

ノンナ「(このままでは、私は塗り替えられてしまう……!)」

ノンナ「(もし次同じようにされたら……きっと、堕ちてしまう……)」

ノンナ「(それだけは、いけない……それだけは……!!)」

ノンナ「………………」


・・・・・・

~夕方~


桃「よーし! 今日はここまで!! 各々何かしら掴んだものがあるだろう。それを伸ばし、武器とするように!」

「「「「「はーい!!」」」」」

桃「本日は改めて礼を言う」

ノンナ「いえ」

ナオミ「いつでも歓迎するよ」

みほ「(ノンナさんもう元に戻っちゃった)」


みほ「お2人とも、ありがとうございます」

ノンナ「………………いえ……」

ナオミ「またね」

みほ「アリサさんによろしく伝えてください」

ナオミ「うん。そうしとく」フフ

桃「帰りは私が送っていく。貴様らは解散!」



・・・・・・


沙織「んー終わった終わった」

麻子「……」

沙織「もう麻子、いつまでも気にしないの! みぽりんだってノンナさんだって大丈夫って言ってたじゃん!」

麻子「ああ……」

沙織「もう…………みぽりんごめん、私麻子と先に帰るね」

みほ「私達も行こうか?」

沙織「大丈夫。麻子は私にまかしといて! それじゃ!」


優花里「行っちゃいましたね」

華「それでは私も今日は失礼します。今日は母から荷物が送られてくるので早めに帰らないと」

みほ「あ、うん。また明日ね華さん」

優花里「お疲れ様です!」

華「はい。2人もお疲れ様です」スタスタスタ

優花里「どうします西住殿、今日のところは我々も解散としますか」

みほ「そうだね」


 デーレーデーレーデッデデデッ


みほ「あ、電話だ。もしもし?」


 練習帰りの遭遇イベント……直下
 今まで落とした子誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず


パゾ美『もしもし』

みほ「あれパゾ美さんどうしたの?」

パゾ美『委員会で今日練習に参加できなかったから……どんな感じだったかなって思って』

みほ「そど子さんに聞けばいいじゃない」

パゾ美『そ、それは……別に、声が聴きたいとかじゃないから。それじゃ』ピッ

みほ「あれ、切れちゃった……うーん、休んだ生徒のために議事録というか、今日の練習まとめとかを作ってみるのもいいかなぁ」

優花里「に、西住殿が真面目に戦車道を……!」

みほ「私隊長だし」


みほ「大人しく帰ろうか。沙織さんもいないし」

優花里「むっ……西住殿は武部殿がいるかいないかで行動を決めるんですか?」

みほ「沙織さんはパートナーだから」

優花里「そういう関係でしたっけ!?」

みほ「ああ、共犯者って意味でね」

優花里「そうでしたね……」

優花里「(武部殿、なんやかんやと西住殿のオンリーワンになってて羨ましいです)」

みほ「まあ優花里さんも同じだけどね」ナデナデ

優花里「そうですよね!」パァァ

優花里「(いやー2人で西住殿のオンリーワンであります!)」


・・・・・・

~翌朝~


みほ「ん…………痛っ」ズキッ

みほ「こ、腰が…………」

みほ「あれ、立てない…………!?」

みほ「あれれっ…………!? ふぎっ」ズキッ

みほ「いたた! ま、まさか昨日、ノンナさんを助けた時に腰を痛めた!?」

みほ「だから昨日の帰り道妙に体が重かったんだ……!」

みほ「不覚……っ、西住流ともあろう私が、こんな無様……!」

みほ「………………とりあえず沙織さんに電話しよう」


沙織『ええっ!? 大丈夫?』

みほ「明日には…………とは言えないかもしれないけど、今日はちょっと動けなさそう」

沙織『じゃあゆかりんには私が……』

みほ「あ、私から言っておくよ。確か今日は戦車道の練習も無かったしタイミングいいっちゃいいのかな?」

沙織『腰痛に良いも悪いもないよぉ……麻子にはどう言おうかなぁ』

みほ「あんまり心配させないようにお願いね」

沙織『分かってるって。それじゃあね!』ピッ

みほ「ふう…………さて、優花里さんにも知らせ――」


 ドドドドドドドド!


優花里「西住殿、大丈夫ですか!?」バァン

みほ「えええぇぇ……」


みほ「なんで私が腰痛めたこと知ってるの?」

優花里「勿論この部屋にも盗聴器を仕掛けてあるからです」

みほ「全部とっぱらって」

優花里「でも取り除いたらここでコトに及んだ時に録音できませんよ?」

みほ「うぐっ……じゃ、じゃあせめてプライバシーは守らせて」

優花里「はい~極力努力します~~」ニヘラ

みほ「(あ、これ改善されないやつだ)」

優花里「というわけで看病します!」

みほ「駄目だよ! 優花里さんは学校に行って!」

優花里「えっ、何故ですか……私じゃだめですか?」ウル

みほ「あ、いや違うの。優花里さんは私に付き合ってるせいで中間テストも赤点取っちゃったじゃない……だから、これ以上優花里さんに学業面で迷惑はかけられないよ」

優花里「西住殿……」

みほ「ね?」

優花里「……分かりました。では学校に行ってきます」

みほ「ありがとう」

優花里「何かあったらいつでも言ってください! 飛んできますから!」


・・・・・・

~午前~


みほ「ちゃんとした理由で学校休むの久しぶりだなぁ~」

みほ「あ、この番組この時間にやってたんだ。子供の頃見たことあったけど、時間とか気にしてなかったし」

みほ「懐かしい! こんなだったなぁ」


 ピンポーン


みほ「え、誰? 配達?」

みほ「う、ふぐぐ……!」ヨロヨロ

みほ「あ、歩けない…………い、いや……気合で…………どうにもなら、ない!」

みほ「ぐおおおおぉぉぉおおお…………這って行くしか……」ズリズリ


 ガチャッ


みほ「か、鍵……開けましたー……って、>>119」ゼェゼェ


 今まで落としたキャラ内で

柚子


柚子「ぜぇ、ぜぇ……」

みほ「小山先輩……?」

柚子「っ、みほ!」ダキッ

みほ「あ、あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!」ズキズキズキ

柚子「あ、ごめんなさい……」

みほ「な、なんでここに?」

柚子「みほが腰痛で休みって聞いて」

みほ「沙織さんに?」

柚子「ううん、出欠リストを見てきたの。生徒会ってそういうのも見れるから」

みほ「(生徒会って……)」

みほ「って、学校は!?」

柚子「急病ってことにして早退してきたわ!」

みほ「駄目だよ!!」


柚子「その調子だとひとりじゃご飯も作れなさそう……よかった、一応体にいい感じの食材買って来たから、ご飯作ってあげるね!」

みほ「あ、ありがとうございます」

柚子「むー……みほ、2人の時は?」

みほ「あっそうだったね……ありがとう、柚子お姉ちゃん」

柚子「うん!」

みほ「(まぁ、厚意を無駄にするのはアレだもんね)」

柚子「今から作るから、お昼ご飯には間に合うと思うよ」

みほ「何作ってくれるんだろう……楽しみ!」

柚子「ふふっ、待っててね」


・・・・・・

~昼~


柚子「…………うん、もうすぐ出来上がるかな」

みほ「このにおい……いいにおい…………食欲が……」

柚子「学校はそろそろ昼休みだね」

みほ「ですね。なんか不思議な気分」

柚子「本来なら学校にいなきゃいけない時間だものね」アハハ


 ピンポーン


みほ「ん?」

柚子「私が出るね。みほはそこにいて」

みほ「…………」ダラダラ

柚子「はーい」ガチャッ

>>124「あっ」


 今日はここまで間が空いてしまったことはホントウニスマナイトオモッテイル

ペコ

なんというか「柚子お姉ちゃん」だと まほのNTR感があるなww
みほに「お姉ちゃん」と呼ばれる唯一無二の存在だっただけに


柚子「あれ?」

オレンジペコ「え、えっと……?」

オレンジペコ「ま、間違えました。じゃあ西住さんのお部屋は……」

みほ「ペコさん?」

オレンジペコ「西住さん!」

柚子「確かグロリアーナの……」

オレンジペコ「オレンジペコです。大洗の小山柚子さんですよね?」

柚子「はい。覚えていてくれているんですか?」

オレンジペコ「大洗はライバルですから、一応戦車道の生徒のことは」


みほ「それよりペコさん、どうしてここに?」

オレンジペコ「う…………じ、実は今日、ウチの学校は創立記念日で休みなんです」

みほ「ほえー」

オレンジペコ「だからせっかくなので、大洗に…………西住さんに会いに来ようと」

柚子「ん?」

みほ「(あっ)」


みほ「う、嬉しいな! でも今、私動けなくて……」

オレンジペコ「えっ、なにかあったんですか!?」

柚子「まぁまぁ。立ち話もなんだし、入りますか? 今お昼ご飯作っているので、もしよければオレンジペコさんも」

みほ「うん、そうしたらいいと思う」

オレンジペコ「わ、分かりました……?」

みほ「(だ、大丈夫……小山先輩は私が誰かと仲良くするのを応援すると言ってくれた……それに姉代わりとしてのポジションだから、ペコさんが恋人だと口を滑らそうと変な状況に陥ることは無いハズ……!)」


オレンジペコ「そうだったんですか……練習で腰を痛めて……」

みほ「はい……だから学校にも行けずにこうして休んでます」

みほ「(オレンジペコさんの私服……ふひひ……)」

オレンジペコ「知っていれば湿布とか持って来たんですけど……」

みほ「あはは、昨日痛めたことだし仕方ないですよ。こっちこそ今日来るって知ってたら昨日無理はしなかったのに」

オレンジペコ「う……い、色々な雑誌を読んだところ、恋人は相手を驚かせるのが大切って書いてあったので」

みほ「(沙織さんが言ってた『サプライズ』ってやつかな?)」

オレンジペコ「嫌、でした?」

みほ「全然! 嬉しかったです」ニコッ

オレンジペコ「本当!? よかったぁ」ホッ


柚子「はい、できましたっと」ゴトッ

みほ「も、モツ鍋……!?」

オレンジペコ「お昼から豪勢ですね」

柚子「みほの体のためだから、オレンジペコさんもどうぞ食べて!」

オレンジペコ「はい! いただきます」

みほ「いただきます」

オレンジペコ「こんな美味しそうなご飯を食べられるだけで大洗に来てよかったです……!」

みほ・柚子「(聖グロの食生活って一体……)」


オレンジペコ「…………! 美味しい!!」

柚子「よかったぁ」

みほ「確かに美味しい!」

柚子「うふふ、みほに美味しいって言ってもらえると嬉しいなぁ」

オレンジペコ「……?」

みほ「いっつつ……」

オレンジペコ「あ、大丈夫ですか?」

みほ「うん、美味しくて思わず体を動かしちゃった」

柚子「無理は駄目よ?」

みほ「(はー平和……この平和……)」


オレンジペコ「西住さんは本当に皆さんから好かれているんですね」

みほ「えっ?」

オレンジペコ「だって、小山さんからも『みほ』って親しげに」

みほ「あ、あはは! ま、まぁね(ファーストネームで呼ばれるのは落とした子からだけど……)」

オレンジペコ「なのに私は名字で……」ボソッ

柚子「?」

みほ「ぺ、ペコさんも私のこと名前で呼べばいいじゃないですか!」アセアセ

オレンジペコ「えっ、い、いいんですか?」

みほ「うんうん!」


オレンジペコ「じゃ……じゃあ…………み、みほ、さん?」

みほ「うん!」

柚子「ふふ、2人とも仲がいいわね」

みほ「うん、私、ペコさんと仲良しになりたいから!」

オレンジペコ「仲良しというか……恋人ですけど」モジモジ

柚子「えっ?」

みほ「(くっ、いつか言うとは思っていた! だけど小山先輩なら…………)」


柚子「みほの恋人?」

オレンジペコ「は、はいっ……みほさんから、その、告白されて」

柚子「ふぅん……」

みほ「えへへ、そう、なんだ(頼む、頼む頼む!!)」

柚子「>>直下」

 
 柚子ちゃんは依存度3なのでかなり好意的に捉えてくれるはずです

 コンマ00~89→仲良くなれてよかったね!
 コンマ90~99→でも、ふさわしいのかな?


柚子「ふふ、そっか。仲良くなれてよかったわね、みほ」ナデナデ

オレンジペコ「!?」

みほ「は、はは……ありがと」

オレンジペコ「な、ななな……なんで頭を!?」

みほ「小山先輩は、その……ちょっと特別で」

オレンジペコ「特別……!? ま、まさか…………ふたまた……」

みほ「違いますよ!!」

柚子「そうそう。私はみほのお姉ちゃん代わりですから」

オレンジペコ「お姉ちゃん代わり?」

柚子「みほは本当はお姉ちゃんに甘えたいんだけど、あの黒森峰……チッ、あの学校には戻れないから、こうして私が甘えさせてるんです」

オレンジペコ「え、ええぇぇー……」


柚子「でも大丈夫。別にオレンジペコさんから取ったりはしないから」

オレンジペコ「えっ、わ、私は別に!」

みほ「ペコさんはペコさんだから、私の恋人」ニコッ

オレンジペコ「は、はい……」カァァ

みほ「(はは、すっごいプラトニック。ここにドロドロは存在しない……)」


 ピンポーン


みほ「ん?」


柚子「あら、また誰か……」

オレンジペコ「なにかの配達でしょうか?」

みほ「…………」ダラダラ

みほ「(い、いけない…………腰だけじゃなくて、胃まで痛くなってきた…………)」

オレンジペコ「みほさん大丈夫ですか? お腹を押さえてる……」

柚子「もしかして、私の作った料理があたった!?」

みほ「い、いや……大丈夫、大丈夫ですから…………」


 ピンポーン


柚子「とりあえず私出るね」スタスタ

オレンジペコ「はいお水」

みほ「う、うん……」ゴクゴク

柚子「はーい、って、>>147さん?」

ノンナ


柚子「プラウダ高校のノンナさんじゃないですか」

ノンナ「Здравствуйте」

みほ「はぁぁぁぁ!?」ガタッ

みほ「うっ、こ、腰が!」

オレンジペコ「みほさん!」サスサス

柚子「どうしたんですか? 昨日帰ったのでは……」

ノンナ「ええ、確かに昨日帰りましたが……」チラッ

みほ「うごごご……」ズキズキ

ノンナ「助けられて礼もせずとはプラウダの名折れ、とカチューシャ隊長に言われたので」

柚子「そうだったんですか」

ノンナ「(……本当はそんなこと言われてないんですが)」


・・・・・・

~プラウダ~


カチューシャ「ノンナー! ノンナはどこー!?」

クラーラ「今日はお休みするらしいですよ」

カチューシャ「ソンナー!」


・・・・・・


ノンナ「それで、お礼の品を西住さんに渡しに来たのですが……なにかありましたか?」

柚子「それが……昨日の練習中に腰を痛めてしまったようで」

ノンナ「ッ…………!」

みほ「き、気にしないでください! 私は元気……っつぁーぁぁぁぁ……」

ノンナ「…………気に、します……」

柚子「え?」

ノンナ「おそらくそれは、私が原因ですから」

オレンジペコ「ノンナさんが?」

ノンナ「…………」

柚子「と、とりあえずあがりますか?」

ノンナ「……では、そうさせていただきます」


 表記忘れがありましたが現在のノンナの依存度は2です


みほ「す、すみませんさっきまでご飯食べてたから、におうでしょしばらくコンビニにでも行ってていいですよ」

ノンナ「気にしません」

みほ「(テーブルの対面にノンナさん。そして……)」

ノンナ「……それよりも、何故あなた方2人は西住さんの両脇に?」

オレンジペコ「えっ、あ、そ、そういうことです」カァァ

ノンナ「どういうことです…………ッ、まさか……」ギロッ

みほ「(ぐおおお……!! ま、まずい!)」

みほ「(腰の状態が万全ならここで2人の肩に腕を回して『俺の女だ』的な宣言できたけど、この状態……逃げられない…………非常にマズい……!)」


みほ「(非常にまずい非常にまずい)」

みほ「あ、小山先輩……お、お茶をお出しして…………冷蔵庫にあるから……」

柚子「え、あ、はい」スクッ

みほ「(とりあえず2人きりになろう……)」

柚子「あれ、冷蔵庫からっぽだけど」

みほ「あっ! 買い置きが無かった……! 今から買ってくる、っつっ……!」

柚子「私が買ってくるよ。お茶でいいかな?」

みほ「ペコさんも行ってもらっていい? 1人だとなんかパシリみたいで……」

オレンジペコ「分かりました。帰ったら褒めてくれます?」

みほ「うん」ニコッ

オレンジペコ「はい! 行きましょう小山さん」


 ガチャ、バタン


みほ「………………」

ノンナ「………………」

みほ「先に言っておきますけど、これは別に昨日のアレが原因じゃ――」

ノンナ「西住さんはただの練習で腰を痛める程ヤワではないでしょう。嘘を言わずとも、大丈夫です」

みほ「……でも」

ノンナ「私が罪悪感を抱かないよう、気を遣ってくれているのですか?」

みほ「…………」

ノンナ「お優しいのですね。そこだけは」

みほ「ぐ……」

ノンナ「あの2人、友達というには随分距離が近かったようですが……?」


みほ「…………はは、ノンナさんに隠す必要も無いか」

ノンナ「やはり……! あなたは私とカチューシャにそういうことをしておきながら……!!」

みほ「ペコさんは恋人、小山先輩は姉代わり……そうやって私は2人を落としてきましたよ」

ノンナ「あなたの目的はなんですか! この前は私とカチューシャを、一緒に………………と!」

みほ「あれは嘘じゃないですよ。ノンナさんとカチューシャさん、それにあの2人……私はすべてを手に入れる」

ノンナ「………………そうですか、ようやく分かりました。あなたが何をしたいのかが」

みほ「どうしますか? 止めますか? ここで」

ノンナ「……いえ、そんなことを言いに来たのではありません。私はあなたに謝りに来ました。まずは昨日、私を助けてくださった際にそのような怪我をして……本当に、すみません……ありがとうございます」ペコッ

みほ「(別に自業自得というか、まぁいいか……そこまでバラさなくても)」


ノンナ「あなたが今言ったことは、私には理解できません。しかし……あなたが優しい人だと、私にも分かります……カチューシャが気に入ってるくらいですから」

みほ「…………」

ノンナ「………………」

みほ「……今の私は抵抗ができません。ノンナさんが私にこれからは誰にも手を出すなと脅せば、私はなす術がないでしょう」

ノンナ「ええ、そうですね……」

みほ「さぁ、どうしますか?」

ノンナ「西住さん」

みほ「?」


 ドサッ


みほ「っ……」

ノンナ「………………」チュッ


みほ「っ、ノンナ、さん?」

ノンナ「はぁっ、はぁっ…………やはり、これ……っ」

ノンナ「これ、でないと…………!」

みほ「あの」

ノンナ「黙っていてください」

みほ「…………」

ノンナ「今は、私のされるがままにしてください」

みほ「押し倒してこんなこと、強姦と変わりませんよ?」

ノンナ「よく言う……私に同じことをしたくせに」

みほ「ははは」


みほ「(ククッ、なぁんだ……やっぱりノンナさんも落ちてるじゃない)」

みほ「(この調子でカチューシャさんも……ククク)」

ノンナ「(私は……何をやっているのでしょう…………)」

ノンナ「(しかし、これを……っ、体が、求めてしまう……!)」


 その時……>>直下

 コンマ一桁奇数→2人が帰ってきた
 コンマ一桁偶数→ドアチャイムが鳴った


ノンナ「ハァ、ハァッ……!」

みほ「ノンナさん、それじゃあ足りないでしょう? 私がもっと――」


 ピンポーン


みほ「ッ!?」

ノンナ「っ、人……?」

みほ「(おかしい、2人が帰ってきたならチャイムを鳴らさず鍵を開けて入ってくるはず……)」

みほ「……中断、ですね。ノンナさん、悪いですが開けて出てもらえます?」

ノンナ「えっ、でも……」シュン

みほ「お願いします」

ノンナ「…………はい……」


ノンナ「(私は、どうかしていた…………)」

ノンナ「(こんな、はしたない……)」

ノンナ「はい」ガチャッ

「あ、すみません熊本から宅配便です。西住さんのお宅でよろしいでしょうか」

ノンナ「はい」

「ではここにハンコをお願いします」

ノンナ「えっと……」

みほ「あ、下駄箱の上の小箱に」

ノンナ「これですか、では」ポン

「ありがとうございまーす!」

みほ「(ふぅ……よかった……誰でもなかった)」


柚子「ただいまーって、誰か来ていたの?」

みほ「配達だった」

オレンジペコ「そうだったんですか。あ、ノンナさん座ってください」

ノンナ「は、はい……」

ノンナ「(しまった……疼きが……止まらない……)」

オレンジペコ「せっかくなので私が紅茶を淹れさせていただきます。ポットお借りしますね」

柚子「聖グロの人が淹れてくれたお茶を飲むなんて初めてかも」

ノンナ「私は何度かあります」

柚子「そうなんですか?」

ノンナ「ええ。プラウダとグロリアーナは隊長間の交流が盛んですから」

オレンジペコ「コンビニの茶葉というのがアレですが、どうぞ」コトッ


柚子「美味しい! 淹れ方でこんなに違うんだ……」

オレンジペコ「基本は簡単なんですよ」

ノンナ「やはり美味しいですね」

みほ「うん、美味しい!」

ノンナ「そうだ、お礼の品として持って来たものですが……これ、皆さんでいただきませんか?」

みほ「これは?」

ノンナ「プラウダまんじゅうです」

みほ「(何故まんじゅう……)」

オレンジペコ「あ、ならこれも…………よいしょ、お土産に持って来た銘菓グロリアーナ煎餅です」

みほ「(何故どちらも和風!?)」

柚子「これじゃあ緑茶の方が合うかも」アハハ

オレンジペコ「ですね」ハハ

ノンナ「ふふ……」


・・・・・・

~夕方~


柚子「あ、もうこんな時間」

オレンジペコ「えっ、いけない! 帰りの便が……」

ノンナ「私もですね……」

みほ「3人とも、来てくれてありがとうございます……えへへ、お見舞いなんてされたの久しぶりだったから」

オレンジペコ「私でよければ、いつでも駆けつけます! みほさんのためなら……」

柚子「私もだよ!」

みほ「ありがとうっ……」

ノンナ「………………それでは、失礼します。お大事に」

柚子「じゃあね、お大事に」

オレンジペコ「では!」

みほ「うん。見送れなくてごめんね」


 ガチャッ、バタン


みほ「ふぅ…………色々危なかったぁ」

みほ「モツ鍋がきいてるのか、全然お腹空いてないや。今日は大人しく寝よう」


 ピンポーン


みほ「ん? 鍵空いてまーす」

沙織「あ、みぽりん大丈夫?」ガチャッ

優花里「どうやら安静にしていたようですね」

華「みほさん、お見舞いに来ましたよ」

麻子「大丈夫か」

みほ「皆……」ウルッ

みほ「(戦友ってのはいいもんだよなぁ……)」


・・・・・・

~翌日~


みほ「………………んーよく寝た」

みほ「よい、しょ…………うっ」

みほ「まだ痛みはあるけど…………流石に、学校に行かないと、ね……」ヨロッ

みほ「ん? 待てよ……?」

みほ「今私は学校を休む大義名分がある。となると休み中に何をしようと私の自由」

みほ「そして、歩けないほどではなくなった…………」

みほ「つまり、堂々と行動ができる!」


みほ「あ、でも他の皆は学校かぁ…………」

みほ「うーん、どうしようかなぁ」

みほ「休み時間とかにどこかに行って……ふふ」

みほ「私の野望は、この程度では抑えきれないからね」

みほ「でも沙織さんと優花里さんをこれ以上サボらせられないし……たまには私1人でちょっとやってみよう」

 
 >>直下

 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)


みほ「新しく落とそう、私という鎖をもっともっと広げなきゃ」スクッ

みほ「っ、いったぁぁ!!」

みほ「…………まず病院に行こう………………」


医者「打撲ですね。骨に異常はありませんので安静にしてください」

みほ「コルセットと強力な湿布ください」

医者「いや安静に」

みほ「そうそう、家が火事になると大変なんですよ。煙を吸って死んじゃう場合もありますし、まず空気が230℃まで熱くなっていき、髪の毛が燃えて爪が溶けていくんです」

医者「…………コルセットと湿布を処方しましょう」


みほ「…………ちょっと腰に違和感」スタスタ

みほ「でも痛みがすごく和らいだ……やっぱりお医者さんってすごいなぁ」

みほ「昨日は外に出られないくらい痛かったけど、今は普通に歩いてても大丈夫」

みほ「よし、この調子で!」


 >>直下

 1.学内(戦車道受講者)
 2.学外


みほ「学外のオトモダチを増やそう!」

みほ「あーでも艦間便を使うとどこかでバレて停学処分とかになりそう……」

みほ「そうだ、いつもの運び屋さんに」ピポパ

『ただいま面倒な事態に直面中。用があればピーという発信音の後に』

みほ「出ない……?」

みほ「…………じゃあ、あんまり使いたくなかったけど……」ピポパ


 プルルルル、ガチャ


『おんやぁ? みのさんじゃないですか!』

みほ「みほです。それより、連れてって欲しいところがあるんですけど」

『なんなりとぉ! いやー移動手段に俺を使うのは正解だ! 目的地までの移動時間は正直面倒です、その行程この俺なら破壊的なまでに短縮できるぅぅぅ!!』

みほ「それで、連れて行ってほしいのが……」

みほ「(今回は……>>176さんを落とそう)」ニヤッ

アキ


みほ「(継続高校の、あの小さい子…………あの子いいよねぇ)」

みほ「(ん? でも小さい子って2人居たような…………あ、えーっと、赤いのじゃない方、そう、そうアキ!!)」

みほ「(あのミッコちゃんっていうのも元気で可愛いけどアキちゃんも受け可愛いというか…………絡み無いけど……)」

『それでみのさん、どうします?』

みほ「みほです。そうですね……継続高校に」

『りょうかぁぁぁぁぁい!!』


 ブォォォォォォン!! キキィィイィィィィィィッ!!


みほ「うわっ!」

「乗ってくださいみのさん」

みほ「みほです」


・・・・・・

~継続高校~


 キキイイイイイイイイイィィィィィィッッ!!


「ああ……1時間23分40秒…………また世界を縮めてしまった……」

みほ「痛いんですよ! こっちは腰痛めてるんです! 分かりますか!!?」

継続生徒「あ、あの……誰ですか?」

みほ「ああすみません。継続高校のアキさんに用があって来たんですけど」

継続生徒「アキちゃんに? 確か今アキちゃんは隊長とミッコ共々……遭難してた気が……」

みほ「え?」


・・・・・・

~無人島~


ミカ「………………それでは聞いてください、海雪」

ミッコ「ミカー、動物達に音楽を聞いてもらってその代金に食い物って意味あるの?」

ミカ「昨日はそれで果物を沢山もらったよ」

アキ「え、じゃあなんで昨日の晩飯……」

ミカ「でもその果物はすぐに無くなってしまったんだ。私も知らない内に、私の胃の中に吶喊って」

アキ「またー!? もう!!」

ミッコ「…………ん? なにあれ」


 ブォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!


「俺はこう思うんですよ、運転するなら助手席に女性を乗せるべきだと! 密閉された空間物理的に近づく距離美しく流れるBGM、体だけでなく二人の心の距離まで縮まっていくナイスなドライブ! 早く目的地に行きたいでもずっとこうしていたいこの甘美なる矛盾、簡単には答えは出てこない!  しかしそれにうもれていたいと思う自分がいるのもまた事実!  しかも行き先が無人島だなんてまるで俺達はアダムとイヴ、ロミオとジュリエット、美女と野獣うううぅぅぅうううーーーーーーーーーー!!」

みほ「いだだだだ! だからもっと優しく運転!!」


 キキイイイイイイイイイィィィィィィッッ!!


みほ「うっ、はぁ……」ゲッソリ

「それじゃあ俺はこれで!」

みほ「帰りは別の人を使おう…………」

ミカ「おや、君は……」

アキ「大洗の!」

ミッコ「隊長じゃん!」

みほ「ふ、ふふふふふ……」

みほ「(継続の生徒さんから場所を聞いておいてよかった……でも助けに行く船を出す余裕がないって、どれだけ貧乏なの……)」

みほ「(しかしおあつらえ向きに獲物も目の前! これで、また……ロリを……)」

みほ「あ、違う」

アキ「え?」

みほ「私、ロリコンじゃ……ないし……」ドサッ

ミッコ「今なんて言ったんだろ?」

ミカ「さぁ……聞こえなかったね」

アキ「そんなこと言ってる場合じゃないよ! 倒れちゃったし早く看病!」


・・・・・・


 ~♪


みほ「(…………ん、なんだろう……遠くから、綺麗な音色……)」

みほ「(あれ、私何してたんだっけ)」

みほ「ん…………」

>>直下「気が付いた?」


 1.ミカ
 2.アキ
 3.ミッコ

 今日はここまで


・・・・・・


アキ「気が付いた? 大洗の隊長さんだよね?」

みほ「ここは……」

アキ「ここは………………どこだろう……無人島」

みほ「(ああ思い出した。継続高校に殴り込んだら居ないと言われ、無人島の座標を教えてもらって送ってもらったんだった)」

アキ「なんか変な人が運転する変な車に乗って来てたけど……」

みほ「(しかもアキちゃんに膝枕してもらってる!! ああ! いい! いい!! ユートピア!!)」


アキ「急に倒れるからビックリしたよ」アハハ

みほ「あの、ありがとうございます……」

アキ「いいよ。あ、ミッコが今なにか食べられそうなもの獲って来てくれてるからもうちょっとしたらご飯にしよう」

ミカ「焼肉が食べたいね」

アキ「そんなもん無いよ!!」

みほ「ミカさん、あの距離で聞こえてるんですか?」

アキ「ミカは耳がいいから」


アキ「それより……えーっと大洗の隊長さん」

みほ「西住みほです」

アキ「じゃあ西住さん」

みほ「みほです」

アキ「え?」

みほ「みほです」

アキ「う、じゃあみほさん?」

みほ「なんでしょうアキさん」

アキ「あれ、名前知ってるの?」

みほ「助けてくれた人達ですから、名前くらい覚えてます」

アキ「あはは……逆に私達が覚えてなくてごめんね。ってそれより! なんでここに来たの? もしかして、私達を助けに!?」

ミカ「やっとこの文化からかけ離れた生活も終わりかい」

みほ「(あ、そう思われてる? どうしよう……適当にでっちあげてもいいけど、なんでここに来たか、かぁ)」

みほ「>>200

継続の戦術を学びに


みほ「継続高校のドクトリンを学びに来ました」

アキ「へ?」

ミカ「助けに来たんじゃ……ないのかい?」

みほ「あ、伝言があったんだった。助けの船を出すお金がないからもうしばらく待ってほしいそうです」

ミカ「……」

アキ「もうだめだぁ! 装備も無しにこんな場所で冬は越せない!」

ミカ「せせせせめて冬までには助けに来てほしいね」


ミッコ「おーい! 木の実とイノシシ狩って来たぞー!」

アキ「ミッコ、それ……ご馳走じゃない!」

ミカ「今日はイノシシのステーキかい?」

ミッコ「そうしようそうしよう! あ、目が覚めたんだ。よかったね、今日は高級ディナーだ!」

みほ「(懐かしいなぁ無人島生活。私も西住の修行だなんだとかで夏休みお姉ちゃんとやらされたっけ)」

ミカ「それで、ウチの戦術……ドクトリンを学びたいって?」

みほ「はい!」

ミカ「いいけど……来年もまた継続は出場する。大洗とはライバルになるというのに、簡単に教えられると?」

みほ「カチューシャさんは教えてくれましたけど」

ミカ「教えよう。一から十まで覚えてもらうよ」

アキ「ミカ!」

みほ「(ちょろいなこの人)」


ミカ「まず、試合前に相手の作戦会議に手先を忍ばせる。そして作戦を聞きだす」

ミカ「次に試合地の細い道を割り出し、そこに相手を誘い込んで前後に蓋をして奇襲さ」

ミカ「あとは装備とか備品とかをいただいて退散ってところかな」

みほ「(うわぁ…………)」

ミカ「お役に立てたかな? プラウダよりは強いと思っているんだけど」

みほ「は、はいとてもすごいとおもいます」

ミカ「なんなら一曲聞くかい? ジャンルは、ラテン農民のラップだ」

みほ「かまいませんよ」

ミカ「もう少し聞きたそうな顔をしてもいいんじゃないかい?」


ミカ「ブンツビズッビ、ブンツビズッビ、アオアオアオアオ、ハッハッハッ」

アキ「今火がついたから、石が焼けたらお肉焼くね」

ミッコ「アキは少ない素材から美味しく作ってくれるからいいよねぇ~!」

アキ「この島、何故か奇跡的に胡椒が採れるのがありがたいよね!」

ミッコ「塩もアキのお手製なんだ」

みほ「へ、へぇ~(この人達、ここに住めるじゃん……いや住んでるんだ)」


 食事中のアキとみほのイベント……>>210

>>209


ミカ「ゲリラ、スリラ、連れてってマニラ、口当たりいいのはバニラ~」ズンチズンチ

アキ「さ、出来たよ! ミカも変な事してないで手伝ってよ!」

ミカ「おーイエイエイエイエふざけんじゃないよ」

みほ「あ、あはは……」

ミッコ「はい」

みほ「葉っぱ?」

ミッコ「お皿代わり。お肉熱いだろうから端っこ持ちな」

みほ「はい」

アキ「じゃあみほさんから。はい」

みほ「ぶ、分厚い……!」

アキ「イノシシ1頭を4人で食べきるからね、どんどん焼くよ!」

みほ「(え、あのデカいのを4人で?)」


ミカ「これを使うといいよ。私が木を削って研磨して作ったフォークさ」

みほ「(ここで店を開けばいいんじゃないかな……)」

みほ「じゃあ、いただきます!」

ミッコ「いっただっきーまーす!」

ミカ「アキも手を一旦止めるといい」

アキ「そう? じゃあ私もいただきます!」

みほ「……お、美味しい……!」

ミッコ「塩コショウの味が絶妙!」

ミカ「今日はタンパク質の日だね」


ミカ「私達が何を食べてるかよくわからない人はドラえもんのび太の日本誕生に出てきた宴のシーンの野牛の蒸し焼きを思い出すといいよ。え、新版? 見たこと無いなぁ」

アキ「ミカ、誰に話してるの?」

ミッコ「おかわり!」

アキ「はいはいー」

みほ「私も」

アキ「たくさん焼いてるからいつでも言って!」

みほ「はい! じゃあこれを……」

アキ「あ、それは鉄板代わりの石!」

みほ「えっ? あっつ!」ジュッ

アキ「大丈夫!?」

ミッコ「あーあ」

ミカ「確か私達の船の中に医療キットがあったハズだよ」

アキ「みほさん来て! 2人はそのまま焼いて食べてて。味付けはもうしてあるからあとは焼くだけだよ」

ミッコ「はーい!」


・・・・・・

~運搬船~


みほ「あの、これは? BT積んでるし」

アキ「私達の船。試合後にはこれに乗って帰ろうとしたら遭難しちゃってね……確かミカが大学選抜から貰って来た医療キットがここに……」ガサゴソ

みほ「…………」ムラッ

アキ「あれーこっちかな?」

みほ「(可愛いお尻がフリフリ……)」ムラムラ

アキ「ごめん、もうちょっと待って」

みほ「もう待てない!」

アキ「え? うわっ!」


みほ「(なんだろう、こうして抵抗できない体格差で組み伏せるの久々な気がする……興奮する)」

アキ「あの、みほさん……? どうしたの?」

みほ「ハァ……ハァ……」

アキ「早く冷やして薬塗らないとだから、起きられる?」

みほ「無理……」

アキ「じゃあ私がここからどくから、薬見つけないと――」


 ダキッ


みほ「…………」

アキ「っ!?」


みほ「こうして2人きりになれるなんて、無人島っていいもんですねぇ。しかもミカさんとミッコさんも食べるのに夢中で私達のことなんか気にしてない」

アキ「何を言って……?」

みほ「私がここに来た本当の理由……」ボソッ

アキ「ひうっ(み、耳元で……くすぐったい……!)」

みほ「それは、欲しかったから」

みほ「ア キ ち ゃ ん が」

アキ「え――ンムッ!?」

みほ「…………」チュウウ

アキ「ン、ンー!」ジタバタ

みほ「(抵抗できないよね。させないもの)」


みほ「ごめんね、ご飯中に。私の味、あんまりしないでしょ」

アキ「(な、なに……? 今、私の喉を、なにか……)」

アキ「ぁ、ひ……」トロン

みほ「効いてきたみたいだね、ミッコさんの取って来てくれた木の実」

アキ「みっこ……?」

みほ「ミッコさんの持って来た奴の中に、塩化ナトリウムと合わせるとちょっとした即効性媚薬になる木の実があってね、作り置きしてた塩と合わせて、出来上がり」

みほ「あとはそれを私が口の中に含んで、アキちゃんの喉奥に流し込むだけ」

みほ「私もちょっと飲んだから、楽しもう……ね♪」


ミッコ「2人とも遅いねー」

ミカ「そうだね。でもいいじゃないか」

ミッコ「なんで?」

ミカ「お肉が2人で食べ放題だ」

ミッコ「やったぁ!」

ミカ「さぁどんどん焼こう!」


みほ「チュッ、レロッ…………ジュルッ」

アキ「あぁ……ぁ…………もっと…………ぉ」トロン

みほ「はぁっ、体が熱いね……! アキちゃんもそうでしょ?」

アキ「あつ、いぃ……ぬぐぅ……」

みほ「脱がせてあげるね。熱いなら、仕方ないもんね」

アキ「うん……」

みほ「ふふふふっ、もっと欲しい? これ」

アキ「ほしいっ、欲しい!」

みほ「じゃあ飲ませてあげる」チュッ

アキ「……ンク、ンク…………プハッ、んっ……!」

みほ「私も飲んじゃおっ」

みほ「くひっ、また、ビクッって……!」


・・・・・・

~数十分後~


みほ「はぁっ、はぁっ、はぁっ…………う、やりすぎた……?」

アキ「ぁ…………」ボー


 ベチャァ


みほ「ああー……ちょっとやりすぎたみたい……」

アキ「も…………っと……」

みほ「ごめんねアキちゃん。でもそうやって乱れた記憶は消えないから……またこうしてあげる日を待っててね」ニコッ


みほ「とりあえず色々拭かなきゃ……あ、大洗で1800円というお買い求めしやすい値段で売ってる継続高校マフラータオルがこんなところに」

みほ「アキちゃん、拭くからスカートちょっと失礼するね」

アキ「ん?」

みほ「下から上に沿って拭いていくからね」

アキ「ん……」スゥ

みほ「寝ちゃった?」

アキ「…………」Zzz

みほ「この木の実に依存性や後遺症は無いから、安心して寝ていいよ」ナデナデ

みほ「さて、とりあえずミカさん達のところに戻ろうかな」


・・・・・・


みほ「すみませーん、遅くなって…………」

ミカ「ジャンルは、ラテン農民のラップだ! 分かるかい?」

動物達「ウホ! ウッキー! ブルルル! ピーピー!(待ってました!)」

ミッコ「あ、おかえり。美味しそうなお肉のにおいに皆釣られちゃったみたい」

みほ「うわぁ……」

ミッコ「あれ、アキどうしたの?」

みほ「疲れてたみたいで、寝ちゃいました」

アキ「すぅ……」

ミッコ「もう仕方ないなぁアキは。今日はミカのライブが終わってから寝ようか」

みほ「私は帰りますね。明日も学校だし(休むけど)」

ミッコ「学校かぁ……久々に行きたいよ……」

みほ「いつか助けが来ますよ!」

ミッコ「というか私達も連れてって…………って、駄目だ。戦車と船をこのままにしたら誰かが取っていっちゃう!」

みほ「そんなことは無いと思うけど……」


みほ「あ、もしもし、もう帰りたいんで来てください」

『よろしいでしょおおおおおおおおおぉぉぉ!!』

ミカ「おや、帰るのかい?」

みほ「はい。色々教えてくださりありがとうございました」

ミカ「いいさ。君も私達に伝言を届けてきてくれたことだしね」

ミッコ「アキ、起きなよ。帰っちゃうってさ」

アキ「ん…………」

ミッコ「こんなに起きないアキも珍しいな」

みほ「よっぽど疲れていたんじゃないですか?」


 ザァァァァァァァァァ、ドッパァッ!!


ミッコ「うわっ、さっきの変な車! だけどあんなに速いなら……」

「お待たせしました、みのさん」

みほ「みほです。それにしても遅かったですね」

「なっ、俺が遅い……? 俺がスロウリィ……!?」

みほ「はい」

「くっ……ならいいでしょう、世界最速でみのさんを学園艦に送りましょう」

みほ「みほです。安全運転で頼みますよ。私腰痛めてるんですから」

ミカ「それじゃあね」

ミッコ「バイバーイ、また来てね!」

みほ「はーい!」


・・・・・・

~大洗学園艦~


「それじゃあ、俺はこれで!」ブォォォォン

みほ「ふぅ、よかった。ちゃんと安全運転だったから腰も大丈夫っと」

みほ「心残りは明日起きた時のアキちゃんの反応が見られないことかな……絶対良い顔するハズなんだよねぇ……」ニタァ

みほ「さて帰ろうっと。こんな時間に制服で歩いてたら誰かに誘拐されちゃう」


 帰りの遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(アキ以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず

パゾ美

 キャラ名だったので安価下で>>232のコンマを適用します……


みほ「ッ!」キュピーン

みほ「このエンジン音……くろがね四起だと!」バッ


 ブロロロロ……


みほ「こんな時間まで風紀委員が見回っているんだ……危ないところだった」コソコソ

みほ「腰痛で休んでるのに出歩いてちゃ臓器を売られてもおかしくないものね」


・・・・・・

~翌日・無人島~


ミカ「Zzz」

ミッコ「Zzz」

アキ「Zzz………………ん……あれ……」

アキ「私、昨日…………」

<<みほ『気持ちいい?』>>

アキ「ッッ!!」バッ

アキ「あ……」ネチャ

アキ「………………!」プルプル


・・・・・・

~みほの部屋~


みほ「ん~~よく寝た。今日も学校に連絡入れて休もうっと」

みほ「あ、沙織さんには昨日のキメセ…………ゴホン! 睦み合いの様子を撮った映像をっと」

みほ「……でもよく考えたらこれ私も結構恥ずかしいけど……まいっか。沙織さんだし」


 今日はここまで


みほ「また小山先輩とかがお見舞いに来たらどうしよう……家にいないと不自然だよね?」

みほ「いや、鍵かけてさえいればたとえ反応が無くても寝てましたでごまかせるよね」

みほ「さーちゃっちゃか家を出よう!」


 >>直下

 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)


みほ「紗希ちゃんをそろそろ完全に落とそうかなぁ。弱点は分かってるし、完全に依存させちゃおっと」ニコニコ

みほ「でも学校を休んでるわけだし、下手に皆の前に出るわけには……」

みほ「まあ別に最終的には2人きりになるわけだから、途中に誰かに見つからなければいいだけなんだけど」

みほ「ここはタイミングが重要かなぁ」


 紗希ちゃんを……>>直下

 1.学校に居るときに
 2.放課後に


みほ「私の優花里さんに勝るとも劣らない潜入スキルなら学校に忍び込んで背徳的なアレでもよかったけど、本調子じゃないしここは手堅く放課後に紗希ちゃんが1人になったところにしよう」

みほ「とりあえず連絡だけしてっと」ポチポチ


 みほ:沙希ちゃん、今日の放課後会いたいんだけど……いいかな?

 さき:うん

 みほ:どこで会おうか

 さき:腰痛いって聞いた

 みほ:まぁね(笑) でもちょっとは動けるから

 さき:無理させられない。家に行く

 みほ:いいの? ありがとう!

 さき:(∵)ノ


みほ「なにこの顔文字……」


みほ「よーし、どうやって完オチさせようかな」

みほ「ここに無人島から持って帰ってきた即効性の媚薬になる木の実はあるし、アキちゃんみたいにキメセ……コホン」

みほ「いやいやいや、紗希ちゃんはもう私に捨てられたくないという依存が完成しつつあるからそれはやめとこう」

みほ「あ、ヒルナノデスやってる」

みほ「あははは! この芸人久々に見たー!」

みほ「お昼ご飯食べてから色々考えよう」


・・・・・・

~放課後~


みほ「インスタント味噌汁美味しい」


 ピンポーン


みほ「あれ、誰だろ?」

みほ「…………………………って、もうこんな時間!?」

みほ「休日にだらけてたら時間を忘れちゃうね……」

みほ「ああどうしよう……とりあえず作戦は決まった……紗希ちゃんは捨てられたくないという気持ちがあるから、逆に愛情に溺れさせよう」

みほ「なにより小さい子をいじめるなんてとんでもない」


 ガチャッ


紗希「…………」

みほ「いらっしゃい。入って」ニコッ

紗希「……」コクッ

みほ「紅茶でいい? (ペコさんが買ってきた)茶葉余ってて」

紗希「……」コクッ

みほ「私が淹れるから、ちょっとその辺で寛いでて」


みほ「エイサイハラマスコイ~」コポポポポ

みほ「お待たせ。はい」コトッ

紗希「……」ズズッ

みほ「コンビニの茶葉だけど、最近美味しい淹れ方を覚えたの。どうかな?」

紗希「……」ニコッ

みほ「よかったぁ」


紗希「………………」

みほ「え、今日は驚いたって?」

紗希「……」コクッ

みほ「うん……私から会いたいって言ったの……久々だったからかな。最近寂しい思いさせてたし」

紗希「……」フルフル

みほ「ふふ、紗希ちゃんは優しいね」ダキッ

紗希「……」ムギュ

みほ「(もう急に抱き着いても驚くことなく抱き返してくるようになった。こりゃもう疑いようもなく落ちてるんだけど、もっと! もっと!)」


みほ「そうだ、紗希ちゃんにお願いがあるんだけど」

紗希「……」コクッ

みほ「あはは、まだ言ってないよっと」ヌギッ

紗希「!?」

みほ「腰の湿布を貼り換えてほしいの」

紗希「……」フゥ

みほ「どうしたの?」

紗希「……」フルフル

みほ「じゃあ、よろしくね」


 みほと紗希の甘い時間のイベント……>>263

湿布を貼ると丸山ちゃんがそのまま胸を触ってくる


みほ「同じ場所に貼ってくれればいいからね」

紗希「……」コクッ

みほ「(貼りやすいようにベッドにうつ伏せになろう)」ゴロン

みほ「(上を脱いでブラだけでベッドに寝るとなんか、それっぽいシーンでドキドキする)」

紗希「…………」

みほ「ん、優しく剥がしてね」

紗希「……」コクッ


紗希「…………」ペタッ

みほ「(替えの湿布が貼られた)」

みほ「ありがとね。じゃあ夜ご飯でも買ってこようか――」

紗希「…………っ」ダキッ

みほ「きゃっ」ドサッ

みほ「(起きようとしたら紗希ちゃんが上からのしかかるように抱き着いてきた!?)」

みほ「さ、紗希ちゃん?」

紗希「…………!」ハァハァ

みほ「んっ! ひゃっ……!」

みほ「(え、今……ブラの上から胸を…………!?)」


みほ「どうしちゃったの紗希ちゃん、もしかしてブラ見て興奮しちゃった?」

紗希「っ……」

みほ「(え、図星?)」

紗希「……!」モミッ

みほ「ひゃっ……」

紗希「……………………大きい……」

みほ「そんな、無いよ……普通……」

紗希「…………」モミモミモミモミ

みほ「(クッ、紗希ちゃんの手が……意外と…………)」

みほ「(声が、出る……!)」


紗希「……(かわいい)」モミモミ

みほ「ん、くぅ……」

みほ「(腰に無理させられないから、紗希ちゃんのされるがままに……)」

みほ「(いや駄目! それは、駄目……! 攻めは私なんだって、そう決めたから!)」

紗希「…………」グリッ

みほ「んうううっ!?」

みほ「(え、今……先端、つねられ……!?)」

紗希「…………」ハァハァ

みほ「(ま、まずい…………完全に紗希ちゃんのペース……! ロリっ娘にいいようにされるとか! あれ、そう考えると悪くない……)」

みほ「(いやいやいやいやいや、なんとかイニシアチブを!)」


 みほは……>>直下

 コンマ一桁奇数→腰に負担をかけずに紗希を押し倒すことに成功
 コンマ一桁偶数→勝てなかったよ……


紗希「…………」コリッ、モミ

みほ「だ、だめぇっ……!」

みほ「(まずい、このままでは……本当に、されるがまま……達して……)」

紗希「…………みほ」

みほ「っっ!!?」ビクビクッ

みほ「み、耳は……らめ……」

紗希「……レロッ」モミモミモミモミ

みほ「ッ、んううううぅぅぅぅーー……っ!」


みほ「はぁっ、はぁっ、はぁっ……」ビクビクッ

紗希「…………んっ」スリスリ

みほ「(なんかヌルヌルしたのが……腿に…………)」

紗希「…………っっ」

みほ「(……たまには、されるのもいいかも……)」


  ▼みぽりん は さそいうけ を おぼえた !


紗希「…………っ、っ……」スリスリ

紗希「っ!」ビクッ

みほ「紗希ちゃん」

紗希「ぁ……!」

みほ「(後ろを向くと申し訳なさそうな顔……ふふふふふふふかわいい)」

みほ「人にそういうことして、自分も達しちゃったんだ」

紗希「……!」カァァ

みほ「えいっ」

紗希「っ」ドサッ

みほ「(力の抜けた紗希ちゃんを押し倒し返すのにそんなに労することはなかった)」


紗希「…………して……」

みほ「ん?」

紗希「今度は…………して……」

みほ「ふふっ、いいよ」チュッ

紗希「ん……」チュッチュッ

みほ「紗希ちゃんが誰のものか、ちゃーんと分からせてあげるから」

紗希「…………でも……」

みほ「でも?」

紗希「可愛かった……」

みほ「うっ」ドキッ

みほ「(いけないいけない、また攻守が入れ替わるところだった)」

みほ「紗希ちゃんの方が可愛いよ」レロッ

紗希「ん、っ……!」

みほ「ずっと私のものだよ、紗希ちゃん」

紗希「うん…………ずっと…………もので、いる……」


みほ「これから先も、絶対離さないからね」

紗希「捨てない……?」

みほ「捨てない。ずっと私のもの」

紗希「…………」ダキッ

みほ「ふふっ、だから今は……」

紗希「……うん」

みほ「ふふふふふふっ」


・・・・・・

~夜~


みほ「………………ん……?」パチッ

紗希「……スゥ…………」Zzz

みほ「あ、そっか……あの後…………2人で寝ちゃったんだ」

みほ「………………シーツかえなきゃ……あと夜ご飯も買ってこよう。コンビニ弁当でいいかな」

紗希「…………ん……………………み、ほ……」

みほ「ちょっと待っててね。紗希ちゃん」ナデナデ


みほ「今日はコンビニに長居しないようにしなきゃ」ゴソゴソ

みほ「よし! 着替えたしいざ表に!」

みほ「ってあれ、誰かから着信があったんだ」

みほ「誰からだろう……って、>>279から10件くらい来てる…………!?」

アリサ


みほ「アリサさんから10件くらい来てる…………」

みほ「そういえばアリサさん、学外で最初に落としたのにまーーーーーーーーーーったく構ってあげてなかったね」

みほ「まぁ定期的に電話とかはしてあげてたけど」

みほ「とりあえずコンビニ行く道中で電話してあげよう」


 ガチャッ、バタン


・・・・・・

~外~


みほ「もしもし、アリサさん?」

アリサ『あ、みほ!』

みほ「(恋人にしたからアリサさんは私をファーストネームで呼んでくれる)』

アリサ『いつになったら会えるのよ! って聞こうとして全然電話に出ないから流石に拗ねるわよ……』

みほ「ごめんなさい、なんだかんだ忙しくて」

アリサ『まぁいいわよ。急に何回もかけてごめんね。その……声、聞きたかったから……』

みほ「へー、アリサさんのことだから盗聴でいつも聞いてると思ってたけど」

アリサ『会ってないのにどうやって仕掛けろっていうのよ!』


みほ「(あれ? でも私、アリサさんを落とした時『タカシの代わりに私で埋める』的なことを言ってたような……よく思い出せない)」

みほ「じゃあ、今度会いましょう」

アリサ『……今度っていつよ』

みほ「近いうちに(安価に選ばれたら)」

アリサ『分かったわ。ねぇ』

みほ「ん?」

アリサ『…………やっぱりなんでもないわ。それじゃ……』

みほ「おやすみなさい」


・・・・・・


 ガチャッ、バタン


みほ「ただいまー」

紗希「……」

みほ「あれ、起きてたの?」

紗希「…………」グスッ

みほ「あ、あれ?」

紗希「…………」ダキッ

みほ「ご、ごめんね。黙って出ちゃって。ご飯買いに行ってたの」

紗希「…………うん」

みほ「大丈夫。紗希ちゃんを置いて遠くに行くなんて、絶対に無いから。さ、ご飯にしよっ」

紗希「……」コクッ

みほ「(その後、紗希ちゃんは私の家に泊まっていった)」


 丸山紗希の依存度が2→3になりました!
 仮に誰かと一緒にいるところを見られても言い訳をすれば紗希ちゃんは簡単に信じてくれるでしょう
 今日はここまで


・・・・・・

~???~


みほ「ん…………ここは……」ムクッ

沙織「みぽりん、起きた? 早く移動するよ!」

みほ「え、沙織さん? どうしたの、ライフルなんて持って……」

沙織「これが無いと死んじゃうよ! みぽりんも構えて!」

みほ「一体何が――」


 ダダダダダダ! ダァン!


沙織「くっ、ここも気付かれた……」ダダダダダ

みほ「沙織さん、どういうこと!?」

沙織「いいから早く逃げなきゃ、あの人達が――きゃぁっ!」ドサッ

みほ「さ、沙織さんーー!!?」

沙織「う……撃たれちゃった…………ごめんね、みぽりん……守って、あげられなくて…………」ガクッ

みほ「沙織さん、沙織さん!」ユサユサ

沙織「」

みほ「う、う、うああああぁぁぁぁぁっ!!」

みほ「誰が、誰がこんなことを!」

優花里「私ですよ」


みほ「優花里さん……?」

ノンナ「手こずらせてくれましたね」

柚子「でもこれで邪魔者は消えたよ」

紗希「…………」(無言の発砲)

沙織「」

桂利奈「いや、もう死んでるって」

オレンジペコ「でもまぁこれで……」

アリサ「残るは……」

カチューシャ「ミホーシャだけね」

みほ「な、皆さん……なんで、そんなもの持って……」

典子「これはみほを捕まえるのに必要だったから」

パゾ美「じゃあさっそく運ぼうか」

「まずなにする?」

「逃げられないように手足を切っちゃおうよ」

「あ、切った手足欲しい」

「私も私も」

みほ「あ、ああ、あっ、あ………………!!」


・・・・・・

~みほの部屋~


みほ「あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!」ガバッ

紗希「……?」ビクッ

みほ「…………………………っ!」ゼェゼェ

みほ「ゆ、夢…………はぁ」

紗希「……」

みほ「ありがとう紗希ちゃん。大丈夫だよ」

紗希「……」

みほ「(この前の典子さんの夢の時といい、紗希ちゃんと寝ると悪夢にうなされるのかな……)」


紗希「…………」

みほ「え、私の腰? うーん……」

みほ「(どうしよう、登校できることにしてもいいけど……せっかく堂々と休めるんだから休みたいという思いは拭えない)」

みほ「(ただ登校しないと学校に行ってる時に行動することになるから、沙織さんと優花里さんの協力は得られない)」

みほ「(どうしよう)」


 今日は学校に……>>直下

 1.駄目よ、7時半に全校朝会があるの、休めないわ!
 2.今日は休め


みほ「行きたいけど……この腰じゃ戦車道どころか登下校すらままならないから……」

紗希「……」

みほ「うん、だから戦車道の練習の指揮はいつも通り河嶋先輩に」

紗希「……」ズーン

みほ「近いうちに復帰するから!」

紗希「……約束」

みほ「うん!」


・・・・・・


みほ「紗希ちゃんは学校へ行き、この部屋は私1人…………」

みほ「そして私は登校しなくていい…………ふひ、ひひひひひひひ」

みほ「あー楽しい!」


 ピンポーン


みほ「あれ、また来客?」


 遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(紗希以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず



 ガチャッ


「あ、西住さんでよろしいですね。あんこう運輸です」

みほ「沙織さんは落ちてないよ」

「え?」

みほ「あ、いえいえ。ハンコここですよね」ポン

「どうもです」

みほ「あ、熊本からだ。なにかな」ガサゴソ

みほ「うまかっちゃんだ……」


みほ「うまかっちゃんおいしい」ズルズル

みほ「さーてお昼の番組始まっちゃうとつい見ちゃって出かける機会を失うからとっとと出かけよう」

みほ「それにまた誰か来たらこんどこそ逃げられないような気がするし」

みほ「今日は>>直下」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)


みほ「今日は典子さんとラブラブしよう。なんやかんや私のこと好きだけど他の子との場面に遭遇したら不安定になっちゃうし」

みほ「別に私に都合のいい女の子にするとかそういうんじゃなくて、私のことを心から好きになっちゃうと自然と私に都合がよくなっちゃうというかなんというか」

みほ「まぁ例外もいるけど」

みほ「よーし典子さんには…………>>直下だね」


 1.学校に居るときに
 2.放課後に


みほ「放課後に会おうっと」ピッピッ


 みほ:典子さん、今日の放課後、会いたいな

 のりこ:分かった!

 みほ:ありがとう!

 のりこ:腰大丈夫? 今日も休んでるみたいだけど

 みほ:うん、まぁ近いうちに登校するよ

 のりこ:それならいいけど……心配

 みほ:ありがとう。大好きだよ典子さん


みほ「よーしお誘い完了」


みほ「じゃあ放課後まで暇だしゲームでもして遊んでよっと」


≪Its_me:noooooooooooob≫

≪BOCO_NSZM:lol≫

≪Its_me:plz uninstall≫

≪BOCO_NSZM:lol≫

≪Its_me:お前のことだよクソⅣ号≫

≪BOCO_NSZM:lol≫


みほ「なんだこの人突っかかって来て。倒しちゃお」


・・・・・・

~夕方~


みほ「来いよIts_me、戦車なんて捨ててかかってこい!」

≪Its_me:テメェを殺してやる!≫


 ピロリン


みほ「あ、典子さんからだ。ゲームやめよっと」ピッ


 のりこ:今学校終わったよ

 みほ:じゃあどこで会おうか

 のりこ:>>329


 のりこ:え、じゃあ…………ていうか歩けるの?

 みほ:ちょっとだけならね

 のりこ:学校来なよ!?

 みほ:歩けるからって学校に行けるとは限らないんだよ

 のりこ:そ、そう……?

 のりこ:じゃあ○○のレストランで

 みほ:わかった。お店の前で待ち合わせでいいよね


みほ「○○のレストランって、大洗学園艦唯一のホテル街があるオトナな地区のレストランだよね?」

みほ「まいっか」


 
 ピロリン


みほ「ん?」


 さおり:みぽりん腰だいじょーぶ?

 みほ:今から典子さんと会う

 さおり:えっ、歩けるの?

 みほ:うん

 さおり:なんだ歩けるなら言ってよ~! 仲間でしょ!?

 みほ:ありがとう沙織さん。こんな私のことを仲間なんて言ってくれて……思えば今年の春、友達が出来ずにわたわたしてた私に声をかけてくれたのは沙織さんだったね。あの時私、すごく嬉しかったんだ。あれから色んなものに誘ってくれたり、アイス奢ってくれたり、カツ奢ってくれたり、パスタ奢ってくれたり、沙織さんがいなかったら私、普通の女子高生になれなかった。

 さおり:また明日


・・・・・・

~夜・レストラン前~


みほ「すっかり夜だ……待たせちゃったかな。なにせ走れないから時間がかかるし」スタスタ

典子「あ、みほ」

みほ「お待たせ~! ごめんね待たせちゃって」

典子「ううん、1回家に帰ったからそんな待ってない」

みほ「……?」

典子「な、なに?」

みほ「>>直下」


 1.お化粧してるの?
 2.私服初めて見たかも。かわいいね


みほ「薄くお化粧してるの?」

典子「ふぇえええっ!?」

みほ「あ、やっぱり。すっぴんの典子さんも健康的で可愛かったけど、ちょっと艶っぽい典子さんも可愛いね」ニコッ

典子「は、はええあああ……へ、変じゃない?」

みほ「変じゃないよ?」

典子「その……化粧とか初めてで……お母さんに『夜出かけるならお化粧ね』って聞かなくて……」

みほ「そっかぁ……(まるで男の人とデートするメスの顔――)」

典子「え?」

みほ「いやいやいやいや! なんでもない! じゃあ入ろうか」

典子「うん」

みほ「(典子さんみたいな小っちゃい子がお化粧というのは意外ではあるが悪くはない。男の娘に女装させているような感覚である。私はまたひとつ新たな境地を発見した気分になった)」


・・・・・・


「お決まりですか?」

みほ「仔牛の煮込み」

典子「重いね……」

みほ「今日あんまり食べてないから」

典子「じゃあ私は……ペパロニのピッツァで」

みほ「そっちも重いじゃん!」

「かしこまりました」


「お待たせしました」

みほ「死ぬほど食べたかったんだ!」モグモグ

典子「激ウマだでぇ」モグモグ

みほ「あ、典子さん。食べるときにそんなに唇を食べ物に付けたら……」

典子「え? あ! く、口紅が……」

みほ「難しいよね」アハハ

典子「うう……」

みほ「化粧品は持って来た?」

典子「うん……」

みほ「じゃあ後でつけなおしてあげるよ」

典子「あ、ありがと」


・・・・・・

~化粧室~


みほ「口紅ってやり慣れてないとつい塗り過ぎちゃうからね。リップクリームと違ってデリケートだよ」

典子「みほ、詳しいんだ」

みほ「一応そういう家に生まれてたから」ハハ

典子「……そっか」

みほ「どうしたの?」

典子「いや、みほはお嬢様だけど……私……」

みほ「なに言ってるの。ほとんど破門されたようなもんだからお嬢様じゃないし。私が好きなのは典子さんだから」

典子「…………」カァァ


・・・・・・

~外~


みほ「んー美味しかったね!」

典子「うん! でも、ご飯代……」

みほ「大丈夫大丈夫。仕送りあるし、他に使い道も無いから」

典子「ありがとう…………その、みほ」

みほ「なぁに?」

典子「ここからみほの家に帰るのってさ、大丈夫なの?」

みほ「なにが?」

典子「いや、腰痛いだろうし……」

みほ「…………ふぅん」ニヤ


みほ「そうだね、ちょっと辛いかな……」

典子「じゃ、じゃあ……さ」

みほ「うん」

典子「あっちに、泊まれるところがあるんだって」

みほ「(はぁ……初々しい誘い方)」

みほ「そっか、じゃあ行こうか!」

典子「う、うん」


・・・・・・

~HOTEL『ぎしぎしあんあんこう踊り』~


みほ「ちなみに、ラブホテルには男同士では入れないけど、女同士では入れるんだって。今もそうなのかは知らないけど」

みほ「というかそもそも同性同士の性行為は異性同士と違って場が汚れることが多々あるから大抵のホテルは同性自体お断り。だけど女子同士なら女子会という名目で例外的にOKというのが『女同士では入れる』の始まり」

典子「誰に喋ってるの?」

みほ「ううん。にしても広いね。テレビもあるしお風呂もジャグジーだったしなんかトイレのスペースもメチャクチャあるし」


みほ「それじゃあお風呂に入ろうか」

典子「先いいよ」

みほ「え、何言ってるの?」

典子「え?」

みほ「一緒に入るに決まってるじゃん」

典子「ええっ、でも……!」

みほ「大丈夫」

典子「なにが?」

みほ「カットするから」


・・・・・・


みほ「…………」

典子「……なんでベッドひとつしかないんだろうね」

みほ「え、誘ったのに知らないの?」

典子「ッ、誘ったってなに!?」

みほ「気付かないとでも思った?」

典子「ぐ、うわああぁぁぁぁ!! 帰る!」

みほ「ちょ、待っ!」ズキン

みほ「いったぁぁぁぁぁ!!」

典子「みほ!? 大丈夫?」

みほ「うん、まぁ……痛いけど」

典子「そうだった……腰痛めてたんだった」

みほ「典子さん、最初からこうしたくてあのレストランに誘ったんじゃ」

典子「っ、そうだよ! でも、改めて言われると恥ずかしい……」


みほ「(あれか……晩御飯の後にホテルに誘うという様式美は知ってるけどその後を知らない感じかぁ)」

典子「わ、私は一緒に寝られたらいいと……」

みほ「……まぁ、そうだよね」

みほ「それじゃあ、一緒に寝ようよ」

典子「うん」


 一緒に寝るときのイベント……>>350

短いですがここまで お付き合いいただき感謝感激


みほ「それじゃあ電気消そうか。あ、なんか色んなモードがあるんだって! 星空モードってなんだろう」パチ

典子「おお……なんかキレイ」

みほ「今日はこれで寝ようか」

典子「うん。おやすみ」

みほ「おやすみ」

典子「あ、みほ」

みほ「なに?」

典子「…………ううん、なんでもない」

みほ「そう? じゃあ、おやすみなさい」

典子「………………」


みほ「(ふぅ……今日も可愛い子とたくさんラブラブ作戦成功)」

みほ「(でも学校とか行かずに家でぐーたらしてたらなんか、体力を使い切ってないっていうのかな? 寝られない)」

典子「…………みほ」

みほ「(……?)」

典子「寝た?」

みほ「…………あ――」

典子「ありがとう、みほ」ギュッ

みほ「っ」

みほ「(抱きついてきた……)」


典子「寝てる、よね……?」

みほ「スゥ……」

典子「………………」

典子「……今まで、バレーとか戦車道とか……そういうのばっかりだったから」

典子「誰かに好きって言ってもらえてるのも、初めてで……」

典子「最初は怖かった。みほの目の中に、底なしの何かを感じた」

典子「でも、愛してくれるって……自分だけを見てくれるんだって思うと……可愛いなって」

典子「必死になるみほ、可愛かった」

みほ「(の、典子さん……人が寝てると思って言いたい放題! 結構恥ずかしい!!)」


典子「…………んっ……」チュッ

みほ「……(唇に……)」

典子「みほが寝ちゃってっていうのは、前にもあったよね……確か家に呼んで勉強会した時。あの時とはもう、お互いの気持ちが違うけど」

典子「ずっと好き……みほが他の誰かのことを好きになっちゃっても……」

典子「そうなったら、努力して、またみほに……んっ」スリスリ

みほ「(なんかこのままだと典子さん、寝ている私を……)」


 みほは……>>直下

 1.起きて攻める  
 2.このまま典子にされるがまま


典子「みほっ……みほ……っ、ずっと、一緒に――」

みほ「そうだね」

典子「いて……ッッ!!?!?!?」

みほ「可愛かったよ。典子さん」ギュッ

典子「あ、ア…………ぁ…………ぁぁぁぁ……」カァァァ

みほ「大丈夫。私は典子さんだけ。1人だけを愛するよ」

典子「み、ほ…………」


みほ「だから典子さん……」ガバッ

典子「ひゃっ……」

みほ「一生私のモノになってね」チュッ

典子「んっ…………ひう……!」

みほ「布団の中、さっきからずっと典子さんの匂いでいっぱいだね……」

典子「だ、って……みほと、一緒に居て…………我慢、できない……」

みほ「いいよ。我慢しなくて」チュルッ

典子「んっ!? な、なんで今日……こんな、気持ち……い……」

みほ「典子さんが私だけを見て、私が典子さんだけを見てるからだよ。愛してる」

典子「うんっ……うん! 愛してる……」


・・・・・・

~数時間後~


みほ「…………」スッ

典子「……ん」チュパ

みほ「ふふっ、指なんて咥えても意味ないよ?」

典子「みほの……一部だもん…………」

みほ「ここも?」

典子「うん」

みほ「ふふ、可愛いなぁ」


みほ「汗沢山かいちゃったね」

典子「らって……みほ、キスだけ…………他、何もしてくれない……」

みほ「だから興奮だけ高まって汗をいっぱいかいたの?」

典子「わかんないけど……こんなに、切ない……」

みほ「キスだけでも全部見ることができる。それは典子さんがよく分かってるでしょ」

典子「…………うん………………みほの、全部……えへへ……」

みほ「それじゃあお風呂に行こうか。入り直して、寝直そう」

典子「……うん。みほ」

みほ「ん?」

典子「その、腰が治ったら…………その……」

みほ「ふふっ……治ったらまた聞かせてね」チュッ

典子「う、うん……愛してる」

みほ「愛してるよ、典子さん」


・・・・・・

~翌朝~


みほ「ん、ん……」パチッ

みほ「この気だるさ、大洗に来てからこの目覚めが増えたなぁ……」ムクッ

典子「スゥ……スゥ……」Zzz

みほ「おはよう典子さん」

典子「ん…………みほ………………」Zzz

みほ「夢の中でも一緒かぁ。幸せそうだね典子さん」

みほ「私も私の幸せを……」


 磯辺典子の依存度が2→3になりました!
 みほにすっかりメロメロですが他の人と過ごしているのを見たら……? ですが危険は減りました!


典子「じゃあ、ね……本当に1人で大丈夫?」

みほ「大丈夫だよ。結構痛みは引いたし、それに私を家に送ってたら朝練に遅刻しちゃうでしょ」

典子「みほのためなら……」

みほ「だーめ。私のことを好きなように、典子さんはバレーのことも大好きなハズだよ」

典子「…………うん、分かった。ごめんね変な事言って」

みほ「ううん。頑張って」

典子「うん!」タッタッタ


 ホテル街での遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(キャプテン以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず


みほ「さーて帰ろうっと」スタスタ

パゾ美「西住、さん?」

みほ「え?」

みほ「………………え!?」

パゾ美「こんな時間にこんな場所で……なんで、バレー部の磯辺さんと……?」

みほ「え、ああ、あはは……これはその」

みほ「(ぎゃああああああああああ!! よりにもよって風紀委員に朝帰りの別れシーンを見られるなんてええぇぇぇぇえ!!)」

パゾ美「…………もしかして、2人でこの辺りの……」

みほ「ええっ!? あー……さぁ!? 吸い込んでくれい!?」ワタワタ


みほ「(ど、どうする…………ここで口を封じ…………いやいやいや、風紀委員の網は私の思う以上にしっかりしたつくりのハズ……)」

みほ「(いや、待て待て待て待て……パゾ美さんは今驚いた様子で私を見ている……色々脅して無理やり迫ったとはいえ、パゾ美さんの中ではまだ私は『真面目な隊長』なのだろうけど)」

みほ「(その真面目な隊長がこれまたバレー一辺倒の真面目な磯辺さんとホテルから出てきたところを見つかる! んんーー! おかわり!)」

みほ「(って違う!! いや、落ち着け…………まだ報告はされていない………………)」

パゾ美「…………西住さん」

みほ「>>直下!!」


みほ「こうなれば、パゾ美さんには犠牲になってもらうしかないね」

パゾ美「えっ?」

みほ「本当はこういう手は使いたくなかったんだけど……」ガシッ

パゾ美「ッ、え、何をすムグッ!?」

みほ「(とりあえず路地裏に連れ込んで……!)」

パゾ美「ンーー!」ズルズル


・・・・・・

~路地裏~


みほ「(そんなわけで今私は人気の少ない路地裏でパゾ美さんを壁ドンしている)」

パゾ美「は、放して……」

みほ「いいえ。パゾ美さんは風紀委員……今報告されて私の行動に制限がつくのは厳しいから」

パゾ美「当たり前……! 動けないという理由で学校を休んでいるのに、夜遅くまで外出……しかも、生徒と…………不純な……」

みほ「不純異性交遊?」

パゾ美「いや、ここは不純同性交遊? まぁいいや、とにかく報告させてもら――」

みほ「それが駄目なんですよ」


みほ「パゾ美さん、取引しましょう」

パゾ美「…………なんの……?」

みほ「パゾ美さんを今まで脅していた写真…………それをすべて。ネガやデータのすべてを手放します。パゾ美さんにあげます」

パゾ美「えっ……?」

みほ「だからここを見逃してください」

パゾ美「っ、風紀委員が…………取引に応じるわけ……」

みほ「なら無理矢理にでも応じてもらいます!」

パゾ美「んっ!? ん、ムッ……ンッ!」

みほ「(なんだかんだあったけど帰り際にパゾ美さんに迫れるのは運が良いと言えるのかな)」


パゾ美「だ、め……! 私、は……! 風紀委員…………!!」

みほ「そんなプライドなんてここで何になるんですか? ここにいるのは私とあなた。ただの1人の人間同士ですよ」

みほ「楽になってくださいパゾ美さん」

パゾ美「そんなっ……こと、言って…………っ、磯辺さん……にも……!」

みほ「典子さんは私の恋人ですよ」

パゾ美「ッ!?」

みほ「典子さんに確認してもいいですよ。私達は愛し合っているんです」

パゾ美「…………じゃ、あ……」

みほ「ん?」

パゾ美「私は……ただ、遊び……だった…………と?」

みほ「ええそうですよ。それでも良かったでしょう? 知ってますよ。この前の空き教室でもパゾ美さんは気持ちよさそうにしていた」

パゾ美「最低…………っ」

みほ「ええそうです最低です。しかしその言葉で私は止まらない」


みほ「んっ、チュッ……ジュルッ」

パゾ美「ん…………っ! ひ、あっ……んっ……!」

みほ「ふぅ…………むしろ喜ぶべきです。これであなたを縛るものは無くなる。私はあなたに手を出す材料を失う」

パゾ美「………………」トロン

みほ「このキスは今回でおしまい。お互い自由の身。さぁどうですか?」

パゾ美「ぁ…………」


 ピー! ピー!


『こちらHQ、パゾ美へ。そちらの位置が先ほどから動いていないようだが、このままでは時間内に巡回コースを回ることができなくなる。何かトラブルが?』

みほ「ッ……!(クッ、やはりというか流石というか)」

パゾ美「………………>>直下」


 コンマ一桁奇数→問題なし
 コンマ一桁偶数→実は……


パゾ美「………………すみません。少し我が校の生徒と思わしき人影を見つけて探していたのですが、どうやら勘違いだったようで」

『そうか……HQ了解。巡回に戻れ』

パゾ美「はい」

みほ「……!」

パゾ美「…………あなた、こそ…………このことは……他言無用」

みほ「ありがとうパゾ美さん!」

パゾ美「………………(なんで、私……嘘、ついて……)」

パゾ美「(ここで折れなければ、もっと……キスされたのに……)」


・・・・・・

~みほの部屋~


みほ「はぁ…………朝から心臓が止まるかと思った……」

みほ「………………学校行こう」

みほ「結構痛みも引いてきたし」

みほ「いっつつ…………と、その前に行動予定は……>>直下」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)


・・・・・・

~登校中~


みほ「おはよう沙織さん、優花里さん!」

沙織「みぽりん! 大丈夫なの?」

みほ「うん。大丈夫」

優花里「でしょうね。西住殿のマイクから沢山色々聞こえましたから」

みほ「やっぱり聞いてたんだ……」

優花里「ずるいであります! 西住殿、そろそろ私へのケアが無いと反逆しますよ!」

みほ「よしよーし」

優花里「ゴロゴロ」

みほ「今日は新しい子を落とそう」ルンルン

沙織「唐突だね!?」


沙織「あ、そうそう…………実はみぽりんに知らせたいことがあるんだ。多分みぽりんについて……」

みほ「なに?」

沙織「実は、みぽりんのことを好きな子がいるらしいの……しかも、戦車女子!」

優花里「ああ、いましたね」

沙織「なんだゆかりんも知ってたの?」

優花里「そりゃあ私は西住殿に寄り付く悪い虫を駆逐……じゃなかった。多少のチェックをしてますから」

みほ「それで、誰なの? 私のことを好きな人って……」

沙織「実は>>直下なんだよ!!」


 1.学内(戦車道受講者)
 2.学外

 
 沙織さんは選べません(エンディングは考えてたりするけど)


沙織「私なんだよ!」

みほ「ありがとう沙織さん、こんな私のことを好きなんて言ってくれて……思えば今年の春、友達が出来ずにわたわたしてた私に声をかけてくれたのは沙織さんだったね。あの時私、すごく嬉しかったんだ。あれから色んなものに誘ってくれたり、アイス奢ってくれたり、カツ奢ってくれたり、パスタ奢ってくれたり、沙織さんがいなかったら私、普通の女子高生になれなかった」

沙織「ああごめんなさいごめんなさい!! 本当のことを言います!!」

みほ「はい」

沙織「学内の子なんだって」

優花里「ああ私の情報と一致しますね」

みほ「それで、誰!?」

沙織「>>398

宇津木優季


沙織「ウサギさんチームの優季ちゃんだって」

みほ「よろしい。実に。実ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーにGOODであると感情をあらわにする」

優花里「西住殿…………」

沙織「もう慣れたよ」

みほ「ハッ! い、いやさ。こんな私のことを好きなんて言ってくれる人はその、ね。ありがたいじゃない。それが大きかろうが小さかろうがね、とってもありがたいの。すっごく答えてあげたい」

沙織「遅刻するよ?」

みほ「行きます」

今日はここまで


優花里「さらに! 私の情報網を駆使して宇津木優季という人間を調べ上げました!」

みほ「優花里さん、私が狙ってる子に対してはそんなに調べないくせにこういう時だけメチャクチャ張り切るよね」

沙織「仕方ないよ」

優花里「というわけで、今回はどうやって後輩を振るかという話ですね! まず西住殿が――」

みほ「優花里さん!」

優花里「はい?」

みほ「とりあえず私、優季ちゃんのものになるね」

優花里「へ?」


優花里「にににににに西住殿ののののねなえあなんあな何故!?」アワアワ

みほ「そりゃ獲物が向こうからやって来るなら、ね。余興だよ」

沙織「てことは、みぽりん後輩に手籠めにされちゃうの!?」キャー

みほ「ああそうなるね……うんうんそれもいいねへへへへへへははははは」

「見てあれ、戦車道の隊長さんでしょ?」

「なにが悲しくてあんなにだらしない笑い顔……」

「何度も廃校を背負わされて辛かったんでしょうね。薬にはしるのも無理はないわ」

「いや、あれはロリコンの顔だ間違いない」

みほ「うるせぇ黙れ! ブッ殺すぞ!」


沙織「でも何で急に私とかゆかりんが優季ちゃんのことを知ったんだろうね。みぽりんが好きって知ったの最近だし」

優花里「そういえば西住殿が学校を何日も休み始めた時に急に情報が入ってきましたね」

みほ「…………なるほどね。じゃあ優季ちゃんは早ければ今日にもアクションを仕掛けてくる」

沙織「そうなの?」

みほ「うん。私の勘」

優花里「でも大丈夫なのですか?」

みほ「なにが?」

優花里「……彼女の中学時代の同級生に色々聞き込んだところ、とんでもない情報を入手しまして」

沙織「なにそれ私しらない」

優花里「武部殿とは情報収集能力に差がありますからね」フフン

沙織「むー……」

優花里「なんでも彼女は、好きな相手を>>419するらしいんです」

拘束&目隠しで責め立てる


優花里「なんでも好きな相手を拘束して目隠しして、一方的に責め立てる……とか」

沙織「なんか優季ちゃんがボンテージ着てるの想像しちゃった。しかも似合ってた」

みほ「………………悪くないね。よし、行こうか」

優花里「えっ!? 敢えて死地に!?」

みほ「いい? 人が他人に気を緩める瞬間……その中でも支配している瞬間というのはね、実は支配している側の心の方が突いたら崩れたりするのがいいんだよ」

沙織「どういうこと?」

みほ「奴隷を飼っているご主人様の方が奴隷に依存することもあるってこと」

優花里「ありえるんですか?」

みほ「あるあるきっとある」


みほ「さて、それで……だよ」

沙織「なぁに?」

みほ「今回はおそらく私はどこかに監禁されるかも」

優花里「でしょうね」

沙織「どうする? ゆかりん発信機付けとく?」

優花里「念のため。ひん剥かれるかも知れないからこれを飲み込んでください。明日には便として出るハズですので」

みほ「…………」

優花里「日にかざしても意味ないですよ。大丈夫です信用してください」

みほ「じゃあ」ゴクン


・・・・・・

~教室~


「こうして日本は鎖国を解きました。ここで活躍したのが~」

みほ「………………」カキカキ

沙織「…………(まさか急に攫われるなんて無いよね?)」

華「(お腹が空きましたね)」

沙織「(コイツ脳内に直接……!)」


・・・・・・

~放課後~


沙織「みぽりん、何もなかったね」

みほ「特に視線も感じなかった…………まぁ他のはあるけど」

沙織「え?」

典子「み、みほ。今日登校できてたんだ…………そ、その。今日も頑張ろう」デレデレ

みほ「うん!」

パゾ美「………………」ジー

みほ「……」ニヤッ

沙織「(一体何が……)」


桃「これより練習を始めるー!!」

みほ「あんこうチーム乗車ァ! もたもたすんな保育園じゃねーぞ!」

華「サーイエッサー!」

みほ「……沙織さん、優花里さん」

沙織「なに?」

優花里「はい?」

みほ「ウサギさんチームには丁度完オチした紗希ちゃんがいるわけじゃない。もしもの時の為に協力してもらおうと思うんだけどどうしよう」

優花里「うーん……まぁ味方は多いに越したことは無いとは思いますが」

みほ「沙織さんは?」

沙織「>>直下」


 1.協力してもらおう
 2.やめとこう


沙織「やめといたら? いくら最後に納得するといっても紗希ちゃんだってみぽりんが他の女の子に一時的にでも奪われるのはいい気分じゃないし、知らせない方が」

みほ「そっか。分かったよ」

優花里「素直ですね」

みほ「沙織さんの言うことだしね。私より恋愛に詳しいんだから間違いないでしょ」

沙織「そ、そう言われると私の発言が後に原因になったりするからやめて!」


みほ「それじゃあ今日の模擬戦はウサギさんチームを狙います!」

麻子「M3を追いかければいいのか?」

みほ「会敵したらね」

華「ダージリンさんから聞いたんですけど、ディナーは追い詰めたウサギが美味しいそうです」

沙織「それことわざ的なやつだから!」


・・・・・・


みほ「2時にカメさんチーム! 無視して進軍!」

優花里「まぁどうせ当たりませんし」

みほ「7時にⅢ突、カメさんと当たらせて!」

麻子「西住さん、ウサギさん見つけた、距離30m」

みほ「丸焦げにしてやれ」

華「はい」


・・・・・・

~練習後~


桃「えー、今日は、ここまでとします……解散……」

沙織「なんであんなテンション……」

優花里「Ⅲ突にまったく当てられなさ過ぎて会長になんか言われたそうです」


梓「うう……やっぱりⅣ号強かった」

あや「砲の数では勝ってるのに」

桂利奈「当たらないし当ててくるしで……」

あゆみ「すごいよね」

優季「…………ねぇ皆、私が西住隊長に強さの秘訣聞いてこようか~?」

梓「えっ!?」


優季「私通信手だけど、たまには皆の役にも立ちたいな~って」

紗希「……」

あや「優季ちゃんすっごいやる気だね」

優季「うん~」

梓「なら車長の私も!」

あゆみ「あれ、梓はこの後お母さんにすぐ帰るよう言われてるんでしょ?」

梓「ッ、そうだった……今日はそうだった……」

桂利奈「私アニメ見るから、優季ちゃん頑張って!」

梓「強さの秘訣より夕方アニメなの!?」

優季「それじゃあ行ってくるね~」ニヤッ


みほ「それじゃあ、作戦通り私は1人で帰るから」

沙織「大丈夫、ゆかりんと一緒にちゃんと見てるよ!」

優花里「お任せください」


みほ「それじゃあねみんな」

沙織「ばいばいみぽりん」

華「お疲れ様です」

麻子「お疲れ」

優花里「また明日!」


・・・・・・

~帰り道~


みほ「(なるべく話しかけやすいように携帯でも見ながら歩いて…………)」

優季「西住隊長~」タッタッタ

みほ「(やっぱり今日来たね)」

みほ「あれ、宇津木さん?」

優季「今日はお疲れ様でした~今からちょっと時間いいですか~?」

みほ「うん。別にいいけど……」

優季「じゃあ少し>>434に行きましょうよ~」


優季「立ち話もなんですし、少し私の家に寄っていきませんか~?」ニコニコ

みほ「いいの? ならお邪魔しようかな」

優季「多分今お父さんとお母さんどっちも仕事だから、ご飯は振る舞えないですけど」

みほ「大丈夫大丈夫。コンビニで買えばいいんだよ」

優季「隊長、コンビニ好きですね」

みほ「大好きだよ。コンビニエンス、つまり便利なものを好きじゃない人はいないよ!!」

優季「(先輩の琴線がよくわからない……)」


 調べて気付いたけど大洗の子達って皆結構寮住まいなのね……補完しておいてください


・・・・・・

~宇津木家~


優季「ここ」

みほ「はえーここが」

優季「飲み物持ってくるので、その辺で寛いでてくださいね~」

みほ「あ、うん。ソファに座らせてもらうね」


みほ「(片付いた部屋の中に女の子らしい家具や小物が…………女子高生らしい……!)」

みほ「(さて、どうせ飲み物に睡眠薬か痺れ薬でも盛ってるんだろうけど……どっちだろう)」

みほ「(まぁ優季ちゃんの入れてくれたものなら何でも飲むけど)」

みほ「(あ、このクッションすごくいいにおいする)」

みほ「(すっごいいいにおい)」

みほ「(…………あ、薬のこと考えるの忘れてた。まぁいいか。どうせどちらにしろ、私にはあんまり効かないし)」

優季「お待たせしました~」


 優季が盛っていたのは……>>440

 1.睡眠薬
 2.痺れ薬

 どちらか片方

2


みほ「いただきます」ゴクゴクゴクゴク

優季「喉乾いてたんですか?」

みほ「うん。はしたないけど、誰も見てないし」エヘヘ

優季「そうなんですかぁ。私も気にしませんよ」ニヤ

みほ「ありがとう! ………………ん」

優季「それで、今日は聞きたい事があってですね」

みほ「う、ん…………聞きたい、こと…………って」ドサッ

優季「わぁ意外と早く効いた」

みほ「あれ………………動けない…………?」


みほ「な、なにを……!?」

優季「ん? いえいえ、西住隊長っていっつも頑張ってくれてましたし~」

優季「私からなにか疲れをとるのにいい方法が無いかな~って思いまして」

みほ「手とか、足……動かない、んだけ、ど……」ガクガク

優季「痺れ薬ですから動きませんよ~」

みほ「う……」

優季「いつもは眠らせてからするんですけど、私、西住隊長のこと好きですからぁ~意識があったまましてあげたいなぁ~って」


優季「とりあえずベッドに運びますね」

みほ「う……」

優季「あ、床は掃除してありますからね~」ズルズル

みほ「(なんか肩持たれて引きずられてる……)」

優季「よいしょっと」

みほ「…………宇津木さん……」

優季「ん~! そんな目で見ないでくださいよ~興奮してきちゃう」

優季「そんな人だったのという目、嘘だよねって目……どれも好きで好きでたまらない」

みほ「(いかん、変態だ)」

みほ「(うーん…………このままされるがままかぁ)」

みほ「(興奮してきた)」


優季「さーて、とりあえず手足をそれぞれベッドのパイプにくくりつけちゃいますね」

みほ「…………うっ」

優季「痛いですか? 血は止まらないようにしてるけど痕残っちゃいますねぇ……でもこれも私のモノって意味が残るから……それでいいんですよぉ」

みほ「(目隠しもされた……これで優季ちゃんのあのまきいづみ時空に似た声に集中せざるを得なくなる……!)」

優季「西住隊長のこと、ずっと私のモノにしたいって思ってたんです」ペロッ

みほ「っ」

優季「あれぇ、首筋舐めて声出ない人初めて。マグロですかぁ?」

みほ「失礼な……我慢しただけ……ひっ!?」

優季「安心した」ペロペロ


優季「ふふふふ……西住隊長の汗美味しい」

みほ「き、汚いよ……?」

優季「大丈夫。よくある『汚いところなんて無い』ってやつですよ~」

みほ「(この感じ……完全に何人かオトした手練れ……!)」

みほ「(声が出るところを的確に突いてくる…………)」

みほ「ひうっ…………っ、あっ……」


優季「あぁぁぁぁ可愛い……ねぇ隊長、私のモノになりましょうよぉ」

みほ「っ、耳元…………で、囁かれる、と……っ……!」

優季「なってくれたら、もっとすごいことしてあげられますよぉ~」

みほ「なる!」

優季「ありがとうございま~す」チュッ

みほ「ッ」

優季「チュッ、レロッ、チュパッ……」

みほ「ん…………チュルッ……」


優季「私のモノになりますね~?」

みほ「なります!」

優季「ずっと私の?」

みほ「ずっと宇津木さんの!」

優季「じゃあ私のことはそんな他人みたいに呼ばないでくださいよ~」

みほ「優季ちゃん?」

優季「よくできました」ニコッ

優季「じゃあ~誓ってください。私のモノだって」

みほ「>>直下」


みほ「わ……」

優季「んー?」

みほ「わんっ」

優季「ふふふふふふふふふふ」ニコッ

みほ「わんわんっ!」

優季「よしよーし」ナデナデ

みほ「えへへ……」


・・・・・・

~帰り道~


みほ「………………」スタスタスタ

沙織「みぽりん!」

みほ「ああそういえば監視してたんだっけ」

沙織「その、どうだった?」

みほ「すごかった」

沙織「マジ?」

みほ「うん。たまには支配されるのもいいね」


優花里「それはよかったですね……」フラフラ

沙織「って、違う違う! みぽりんがあんなんだったからゆかりんが憤死しちゃったよ!」

優花里「死んでませんよ! ただ憤りとされるがままの西住殿の可愛さで血が足りないだけです」

みほ「レバーでも食べなよ」

優花里「それより西住殿! 本当に愛玩奴隷になってずっと服従して可愛がって貰うことを誓ったんですか!?」

みほ「ああ幼女のペットって良い響きだよね…………」

沙織「みぽりん欲望が出てるよ」


みほ「まぁ流石に私が1人に浸るわけにはいかないからね……そこそこに抑えておくよ」

沙織「大丈夫なの?」

みほ「うん。それに……そこから逆転して犬にするのもよくない?」ニタ

優花里「私、ノンナ殿とかパゾ美殿とかがさっきの西住殿を見たらどんな反応するか逆に楽しみですよ」

沙織「私はみぽりんのお母さんやお姉ちゃんに見てもらいたいよ」

みほ「生き恥みたいに言うのやめようよ。すごいんだってあの声と喋り方で耳元でね、催眠音声よりすごいんだよ。だって実際に色々してきて」ペラペラ

今日はここまで
ひたちなか市出身の身長145cmO型は皆幼女だよ


優花里「それにしても私達、こんな夜に出歩いて不良グループみたいですね」ハハ

沙織「華じゃないんだから喜ばないよそんなんで」

みほ「私は喜んでるよ」

沙織「そうなの!?」

みほ「家に居た頃は門限とか厳しかったから、夜に出歩いてる時点でもう新鮮なんだ」

優花里「そうなんですか」

みほ「最近は夜の方が活動してる感じがして楽しい」

沙織「お家にチクッていい?」

みほ「口を縫い合わされたくなければ余計な真似はしないことだよ」


みほ「それにこの学園艦に変質者なんて居ないし、夜出歩いても平気でしょ」

沙織「変質者なら私と一緒に歩いてるんだけど……」

みほ「優花里さん、馬鹿にされてるよ」

優花里「ええっ!? あ、え、ああ……そうですか」

みほ「ん?」

沙織「どしたの?」

みほ「今あそこで何か動いたような……」


 夜道での遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(サキュバスちゃん以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず


みほ「…………?」

優花里「どうしました?」

みほ「いや、小山先輩みたいな影があったような気がして」

優花里「西住殿、忘れかけの設定ではありますが彼女の発信機は家を示してます」

みほ「そっかぁ」

沙織「そろそろ帰るね。遅くまで起きてると悪のあんこう怪人に食べられちゃうよ」

みほ「なにそれ?」

沙織「オレンジ色の髪をした痴女が女の子を食べちゃうって怪談。を、広めようかな、って…………うん、やめとく」

みほ「うん」


・・・・・・

~翌朝~


みほ「ん~~! いい朝!!」

『次のニュースです。黒森峰学園艦内でワニと連呼する女生徒が話題になり、学園艦内に本当にワニが潜んでいるのではと住民は恐怖に慄いています』

みほ「ひえ~転校してよかった」


 プルルルル……


みほ「ん?」

沙織『あ、みぽりん……ゴホッゴホッ』

みほ「沙織さん、風邪?」

沙織『うん……だから今日学校休むね。それに手伝えない……』

みほ「…………じゃあ、お見舞いに行くね」


・・・・・・

~通学路~


優花里「じゃあ放課後に武部殿のお見舞いですね」

みほ「いや。昼休みに行く」

優花里「ええええ!?」

みほ「考えてもみなよ。沙織さんが風邪を引いたってなったらあんこうチームの皆でお見舞いに行くのは当たり前じゃない? それになんか沙織さんに懐いてるうさぎさんチームの6人も来るかもしれない」

みほ「そこで色々するのは、ねぇ……」

優花里「え、もしかして西住殿……寝込んでる武部殿に!?」

みほ「いやいやいや。寝込んでる沙織さんの前でイロイロ」

優花里「へ?」

みほ「沙織さんが見てるのにこんなに乱れて、いやらしい子だね! って感じで」

優花里「そ、そうですか。私は遠慮しておきます」

みほ「えー」

優花里「どうせなら2人きりのときに……モニョモニョ」


みほ「というわけで、沙織さんには悪いけど舞台装置になってもらう!」

優花里「すっごいですね」

みほ「じゃあ優花里さん。良い案ある?」

優花里「丸投げですか!? うーん………………とりあえず対象を決めないことには」

みほ「それは決めてあるの」

優花里「誰ですか?」

みほ「まず>>488でね」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

2 ノンナ


みほ「ノンナさんと」

優花里「へ…………………………?」

みほ「どうしたの?」

優花里「い、いえ……しかし、プラウダ高校の人間をお昼休みにここに呼ぶのは……」

みほ「優花里さんなら知ってるでしょ。プラウダはカチューシャさんがお昼寝してる限り昼休みだと」

優花里「まぁそれは知ってますが」

みほ「だから夕方くらいまでノンナさんを借りても誰も怒らないよ」

優花里「なるほど! って違います! どうやって連れてくるんですか!?」

みほ「そりゃいつものタクシーで」


・・・・・・

~プラウダ高校・お昼寝部屋~


カチューシャ「んんんん…………ノンナ……もう眠い」

ノンナ「はいカチューシャ。今日もゆっくりお昼寝しましょうね」

カチューシャ「…………たまにはミホーシャともがいいなぁ」

ノンナ「西住さんはここにはいません。ですからまたノンナで……」

カチューシャ「うん。ノンナも安心するから……む、にゅ…………………………」Zzz

ノンナ「(ああカチューシャ……あの女狐に毒されて……待っていてください。私が彼女に打ち勝って、再び平穏を取り戻してみせます……)」

ノンナ「………………んぅっ……!?」

ノンナ「(なっ、い、今の…………西住さんの………………アレを、思い出したら……っ!)モゾッ


クラーラ「ノンナ様、黒いスーツを着た男の人が訪ねてきました」

ノンナ「男の人?」

クラーラ「ここまでお通ししましたが……」

「アンタが荷物か。それじゃあ、大洗に行くぞ」

ノンナ「ッ、な、何故大洗に…………」

「理由は聞くな」

ノンナ「(大洗に呼び出しだなんて……まるで、あの人の…………ッ!!)」

ノンナ「まさか、にしず」

「ルール2、依頼者の名前は聞かない。俺もお前も。ついてきてくれるな」」

ノンナ「…………分かりました」

クラーラ「ノンナ様?」

ノンナ「クラーラ、カチューシャの世話を頼みます。もし起きたら、しばらく出かけていると言ってください」

クラーラー「了解しましたノンナ様。カチューシャ様のあれやこれやはお任せください」ジュルリ


・・・・・・

~お昼・大洗学園艦~


「着いたぞ。また帰りに迎えに来る」

ノンナ「(まさかハリアーで送迎とは…………)」

みほ「あ、ノンナさーんこっちこっち」

ノンナ「っ……こんにちは」

みほ「手土産とかあります?」

ノンナ「急な呼び出しで乱暴に連れてきたにも関わらず、手土産まで要求するほど礼儀知らずとは思いませんでした」

みほ「あはははは、冗談ですよ冗談。実は今日沙織さんが風邪を引いちゃって、お見舞いに行くからノンナさんと行きたいなって」

ノンナ「武部さんが? というか、友人の病床をデートコースにしないでください」

みほ「あれ、デートだと思ったんですか?」

ノンナ「ち、違います……!」


ノンナ「しかし、そういう事情でしたら連絡をくれればお見舞いの品くらい用意したものを……」

みほ「えへへ、ノンナさんに1秒でも早く会いたくて」ギュッ

ノンナ「ッ!? さ、触らな…………」

みほ「あれ、触っていいんですか?」ニギニギ

ノンナ「………………い、え……好きにしてください」

ノンナ「(ここで抵抗したり逃げ出したりしても、どんな手を使ってでもこの人は私を追い詰めに来る…………私を、自分のものにしようと……)」

みほ「というわけで、沙織さんの家にパンツァーフォー!」


・・・・・・

~沙織の部屋~


ノンナ「寮住まいなんですね」

みほ「私も最近まで実家住まいだと思ってたんだけどね……公式プロフィールで寮住まいらしいの」

ノンナ「公式プロフィール?」

みほ「さ、入りましょう」


 ピンポーン

 ガチャッ


沙織「はーい……」ゴホゴホ

みほ「来たよー」

沙織「う、うん……ありがと。ノンナさんも」ニコッ

ノンナ「見舞いの品も無く、申し訳ありません」

沙織「ううん! 他校の人が部屋に来たのって初めてだし!」


沙織「ささ、入って入って!」

みほ「沙織さんは横になってて。リンゴ持って来たから! お茶入れて剥くね」

沙織「うん……ごめんね世話かけちゃって」

みほ「いいのいいの! 私が来たかったんだから。ノンナさん、はい」

ノンナ「………………何故私にリンゴを差し出すのですか?」

みほ「ノンナさん切るの得意そうですし」

ノンナ「…………………………………………」ジトー


みほ「はい」コトッ

沙織「ありがと。ンクッ、ンクッ、プハ……っ」

みほ「どう? 楽になった?」

沙織「うん! 冷たいお茶が体の中から楽にしてくれる感じ」

みほ「じゃあまた、グイッと」

沙織「ンクッ、ンクッ、ンクッ」

みほ「ああ沙織さん、端から垂れてるよ」フキフキ

沙織「ああごめん……」

ノンナ「リンゴ切りましたよ」

みほ「じゃあ横になって。リンゴくらい寝てても食べられるでしょ」

沙織「うん。よいしょ……」

みほ「はい氷枕」

沙織「ありがと」


みほ「はい、あーん」

沙織「あーん……ムグムグ」

みほ「どう?」

沙織「美味しいよ。風邪の時ってあんまり味分からないんだけど、甘いのはすごく分かる」

みほ「そっか。ならよかった」

ノンナ「…………こうして見ていると」

みほ・沙織「ん?」

ノンナ「お2人とも、息ピッタリでまるで夫婦みたいですね」

沙織「え!? いやないないない!」

みほ「ははは」

ノンナ「私は、お2人の睦み合いを見るために来たのでしょうか?」ジトー

みほ「そんなことないよ。ノンナさんも、はいアーン」

ノンナ「不要です」

みほ「アーン!!」

ノンナ「ムグッ!? む…………」モグモグ


みほ「美味しい?」

ノンナ「そりゃ、まぁ」

みほ「よかったよかった」

沙織「あはは……(みぽりんに今回の作戦は聞いてるけど、そろそろかな?)」

みほ「(そろそろだね。沙織さんの前でノンナさんに……>>502)」


 1.キスしてそれから……
 2.今までのノンナにしてきたことを沙織の前で暴露

1


みほ「(そろそろいつものアレやっちゃいますか)」チラッ

沙織「(みぽりんからの目くばせ! ええっと、この後私の目の前でノンナさんと…………)」カァァ

ノンナ「ん、武部さん。また顔が赤く……熱が上がっているのかも」

沙織「あ、そうかな……?」

ノンナ「おしぼりを変えてきます」

沙織「あ、ありがと……」

みほ「…………………………沙織さん、この後>>直下」


 1.寝たフリをしてね
 2.ちゃんと起きててね


みほ「ちゃんと起きててね。今回は沙織さんに見られてるというプランで行くから」

沙織「その、あの、私が寝てる隙に~的なんじゃないんだ」

みほ「今回は見られてのだから。沙織さんがガン見することが重要だよ。それに後学にするために私のこんなのに付き合ってくれてるんでしょ?」

沙織「う、うん……分かった」


ノンナ「どうしました?」

みほ「いいえいいえ。あ、そうそうノンナさん」

ノンナ「はい?」

みほ「ちょっと両腕塞ぎますね」シュッ


ノンナ「ッ、しま――」

みほ「不意打ちなら正面からでもノンナさんを組み敷ける! 両腕を縛り、動けなくすることもできる!!」

ノンナ「に、西住さん……! やはり、こういうことが目的で!」

みほ「こういうこと?」

ノンナ「ええそうです! あなたが私に今まで……!」

ノンナ「(ッ、マズい……今は武部さんも居る…………きっと彼女は私達のことを何も知らない…………とすると……」

沙織「み、みぽりん何してるの!?(って言っておけばいいんだよね)」

みほ「沙織さんは見ててね。これからノンナさんが可愛くなるから」レロッ


ノンナ「なっ……! だ、駄目です! そんな……見られ……」

みほ「じゃあ、見られてなければいいんだ」

ノンナ「そういうわけでは!」

みほ「ノンナさん。私からの急な呼び出し、断ろうと思えば断れましたよね?」

ノンナ「既に使いを出しておいて、断りづらくしたくせに……」

みほ「それに、んっ……」チュッ

ノンナ「ふっ、ぐっ……! ん、う、チュッ、チュルッ、レロ……」

みほ「ククク、キスしたらこうして舌を自分から絡めてくるくせに。本当に言い訳している舌はこの舌ですか?」

ノンナ「ぁ…………ぁ、ち、ちが……」


みほ「期待してたんでしょう? こうされるって」

ノンナ「くっ、あっ…………ちが、違います……違い、ま……!」

みほ「それに沙織さんに見られてるってのに、いやしく私の舌に吸い付いてきて。そんなに欲しかったんですか?」

ノンナ「ッ、や、やめ……! 見ないでください!」

沙織「わぁ…………」ジー

みほ「沙織さんはまだ見たいようですね。ノンナさんが、私のモノになっちゃう姿」

ノンナ「ひっ……! ぁ、んっ……うっ」

みほ「(いつだって心を攻めるのは楽しいなぁ……自分がされるのもいいけど、こうして他人を自分の好き勝手にメチャクチャにできるのってやっぱり最高だね)」


みほ「暑いですよね? 涼しくしてあげます」プチプチ

ノンナ「っ、やめっ! こんなの、本当に!」

みほ「黙ってて」チュッ

ノンナ「んっ、チュ、ジュルッ……」

みほ「ノンナさん、気持ちいいでしょう? キスすると心も体も一つになる感覚で、他のことなんてどうでもよくなる」

ノンナ「う、あ…………」トロン

みほ「それに、どうせいつかカチューシャさんと一緒に可愛がってあげるんですから……見られるのにも慣れておかないと」

ノンナ「見ら、れ……?」

みほ「ほら、沙織さんがカチューシャさんだったら……」

ノンナ「ぁ…………あっ、ああ……っ! み、見ないで! 見ないでくださいカチューシャ!」

みほ「駄目ですよ。全部見られちゃってます。ノンナさんのこのだらしない顔も、唾液がたくさん落ちてベチョベチョに濡れちゃった胸も、ココも」

ノンナ「ひうっ……!?」

みほ「あははは、床に小さな水溜まりみたいなのが!」

ノンナ「い、いや……カチューシャ…………許してください……この人の、が、いけないん……です……っ、この人が、私を、こんなにするからぁっ!」


沙織「(え、ノンナさん……すっごく蕩けてるけど……もしかして私をカチューシャさんだと思ってるの!?)」

みほ「……」スッ

沙織「え?(みぽりんがノンナさんを責める手を、私に……なにこれ、紙切れ?)」

 ≪「変態」って言って≫

沙織「(えええええええ!!?)」

みほ「ほら、今のノンナさんをカチューシャさんが見てたら、きっとこう言っちゃいますよ」チラッチラッ

ノンナ「カチュ、シャ……言う……?」

みほ「(言って! 言って!!)」

沙織「(ううううううう…………)」

沙織「へ、変態!」

ノンナ「ッッ!! か、カチューシャ、ちがっ、私!」

みほ「変態、ですよね」チュッ

ノンナ「んううっ……! は、ひ…………」クタッ


みほ「ノンナさんは人に見られながらされて悦んじゃう変態ですよね」

ノンナ「は、い……へんらい、わたし……んっ、チュッ…………チュ……」

沙織「(キャーーーーーーーーーーー!!)」カァァ

みほ「じゃあ変態のノンナさん、今度はカチューシャさんと一緒に……いっぱいしましょうね」

ノンナ「しますっ……いっぱい…………う……」

みほ「……………………あ、気を失っちゃった」

沙織「み、みぽりん…………」

みほ「ありがとう沙織さん。おかげですっごくすっごくすっごくすっごーーーーーく楽しかった!!」

沙織「みぽりん、すごく……なんというか、輝いてるね……」

みほ「そりゃあね。ブリザードなんて二つ名まで付けられちゃった氷を溶かしちゃったんだから」


沙織「途中ノンナさんが私をカチューシャさんと思い込むのはどうかと思うけど……」

みほ「ああアレね、ちょっとした催眠? みたいなやつ」

沙織「みぽりんそんな妖術まで身に着けたの!?」

みほ「昨日の優季ちゃんの喋り方を参考にしてみたの。本気で覚えようと思えば覚えられるんだけど、でも催眠ってやっぱり私のやり方じゃ合わないかも。今回は特別だね」

みほ「人は何もかもがどうでもよくなった時に自分が今本当に求めている物を求めるの。だから、私はノンナさんのガードを溶かして、本当に求めている物を与えただけ」

沙織「求めている物?」

みほ「だって、もう2回も私に襲われたんだよ? 求めないわけがないもの」ニヤッ

みほ「私から与えられる快楽に、堕ちるしかないんだよ」


・・・・・・

~夕方~


ノンナ「ん…………あ、私は……」パチッ

みほ「あ、目が覚めました?」

ノンナ「西住さん……………………っっ!!」バッ

みほ「ノンナさんのでベチョベチョになった床は拭いておきましたよ。制服もよだれが垂れた場所はちゃんと然る処置をしました」

ノンナ「そ、そういう、ことでは……」ワナワナ

みほ「なんですか? そんな怖い目をして。今にも私をくびり殺そうとしてるみたいで」

ノンナ「そうしてしまいたい……あんな、あ、あんな……!」

みほ「ふふっ……はい、来てください。ギュッってしてあげます」ポンポン

ノンナ「え…………あ……」フラフラ

みほ「ほら、逆らえない」

ノンナ「私に、何を……」ギュウウウ

みほ「何もしていません。ただ、ノンナさんが求めているんですよ。もうノンナさんは私から離れられない。さ、また会う時は……一緒にカチューシャさんを落としましょうね」ニコッ


・・・・・・


沙織「あ、あはは……ノンナさん、大丈夫?」

ノンナ「ッッ~~~~!!」カァァァ

ノンナ「も、申し訳ありません!! 病気の武部さんの前で、あんな…………申し訳ありません!」

沙織「いいっていいって! 気にしてないから」

ノンナ「しかし…………」


「ここだっけ」

「そうそう。ここ」


みほ・沙織・ノンナ「ッッ!!」


 ピンポーン


沙織「あわわわわわわわわ、どどどどどうしよう!」

みほ「なに慌ててるの沙織さん!」

ノンナ「そういうあなたも!」

みほ「(しまった……昼休み中に終わらせるつもりがつい楽しみすぎた!)」

みほ「と、とりあえずノンナさんはそこのクローゼットに隠れて、沙織さんは誰が来たか見て!!」

ノンナ「はい!」

沙織「うん!」


沙織「誰だろう……声的に、まぁ分かるけど……」


 さおりの部屋に……>>直下

 コンマ一桁奇数→あんこうチームが来た
 コンマ一桁偶数→ウサギさんチームが来た
 ゾロ目→どっちも来た


あや「沙織センパーイ」

桂利奈「お見舞いに来ましたー!」

あゆみ「紗希も一緒ですよー!」

梓「ちょっと、廊下で大声出しちゃ駄目だって!」

優季「生きてますか~?」


みほ「(クッソオオ……! なんであんこうチームじゃない! 友情無いのか!?)」

沙織「どうしようみぽりん……」

みほ「…………居留守決め込もう。沙織さん、音を立てないで」

沙織「うん! 頑張る!!」

みほ「言ったそばから大声出すな!!!!!!!!!!!」

沙織「みぽりんこそ!!!!!!!!!!!!!!」


あゆみ「あ、なんか中から先輩の声聞こえたよ」

優季「なんか西住隊長の声も聞こえた~」

梓「えっ、隊長も!?」アセアセ

あや「いやいやなんで身だしなみチェックするの」

桂利奈「センパーーーーーーーーイ!!」


 ガチャッ


沙織「あ、あはははは…………げ、元気だね皆」

紗希「……」b


沙織「とりあえず上がってよ。狭い部屋だけど」

梓「お、お邪魔します!」


あや「やっぱり寮って大体どれも同じな部屋だね」

優季「あ、西住隊長こんにちは~」ニヤニヤ

紗希「……」テレッ

桂利奈「こんにちは!」

みほ「うん。こんにちは(なんでお前達なんだ……なんで総士、違う違う。なんであんこうチームじゃない!)」


優季「隊長もお見舞いですか?」サワサワ

みほ「ひっ!? お、お尻触って!?」

紗希「……」チョップ

優季「あいたっ、もう紗希ちゃんひどい~」

みほ「(マズい……ウサギさんチームが一堂に会して私と会うと、こういうピンチが訪れるんだ!!)」

みほ「(よし、逃げよう。もうノンナさんとか置いていこう!)」ガタッ

梓「西住隊長、帰っちゃうんですか?」

みほ「うん。私はもうリンゴとか渡したし、そろそろお暇――んはぁっ!!」

沙織「みぽりんどうしたの!?」

ノンナ「(私を置いて逃げることは許しませんよ……!!)」ゴゴゴゴゴゴ

みほ「(ノンナさんの眼力に射抜かれて動けない……! こ、これがブリザード!!)」


みほ「あはは、長く座ってて足が痺れちゃったみたい。もうちょっと居ようかなー」

優季「じゃあ私隊長の隣に~」

紗希「……」ササッ

梓「あっ、2人が瞬時に両隣に!」

みほ「(ぎゃあああああああああああああ!! 両手に花じゃない!! こんなん両手に爆弾抱えて地雷原に突っ込むようなものなんじゃ!!)」

ノンナ「(…………プフッ)」

みほ「(クローゼットの中から私を嘲笑う気配が……)」

ノンナ「(いい気味です。そのまま破滅してしまいなさい)」

みほ「(クッソオオオオ……! もしバレたら巻き込んでやる!!)」


みほ「(だけどこの危機的状況にも光明はある……ウサギさんチーム全員が居るということ! 仮に優季ちゃんや紗希ちゃんが何かを感じ取ってもすぐには言いださないハズ!)」

みほ「(後はノンナさんをどうするか…………)」

紗希「……………………いる」

みほ「え!!!!!!!!?!???!??」

ノンナ「(ッ、この人……ずっとクローゼットを見つめている……馬鹿な、この私がバレるようなこと……)」

沙織「(みぽりん……短い間だったけど、楽しかったよ……)」

優季「さ、紗希ちゃん……もしかして……それ…………」

桂利奈「ゆ…………幽霊?」

あや「ひいいいいいいい!!?」

梓「ちょ、ちょっと皆怖いこと言わないで!」


紗希「……」フルフル

あゆみ「幽霊じゃないって?」

紗希「……」コクッ

梓「人が入ってるって……それはそれでかなり怖いんだけど……!」

桂利奈「先輩! ストーカー被害じゃないですか!? 不法侵入ですよ不法侵入!」

みほ「………………」

沙織「………………(みぽりん)」チラッ

みほ「(まっずい…………死ぬ。吐きそう…………)」

みほ「(ああ…………神よ…………誰か、助けて………………)」


 混乱を極めた沙織の部屋に……>>直下

 コンマ一桁奇数→あんこうチームがやってくる
 コンマ一桁偶数→「開けてみよう!」という声が響く

今日はここまで みぽりん、九死に一生を得る
そして誤爆はよくない。死にたくなる


 ピンポーン


華「ごめんくださいー」

優花里「武部殿ーいらっしゃいますかー」

麻子「沙織、来てやったぞ」


みほ「(皆…………!! みんなあああぁぁぁぁぁ!!)」

梓「あんこうチームの人達が来たみたい」

あゆみ「流石にこれ以上人が居たら狭いね……」

桂利奈「はいこれ! メロンです!」


梓「それじゃあお見舞いも済ませたことだし、先輩達の邪魔はできないから私達は帰りますね」

あや「紗希が言ってたクローゼットの中身が気になりまくりですけど……」

沙織「皆ありがとうね! 気をつけて帰って」

桂利奈「それでは!」

優季「ではでは~」サワサワ

みほ「ひうっ!?(ま、またお尻を……うっ、ま、股にまで……)」

紗希「……」チョップ

優季「あいたっ……むぅ、分かったよ~」

みほ「ありがとう紗希ちゃん」

紗希「……」チュッ

みほ「んっ……ふふっ」チュッ

紗希「……また」エヘヘ


・・・・・・


優花里「お邪魔します」

華「ウサギさんチームも来てたんですね」

麻子「沙織は人気者だ」

華「それよりみほさん、今日午後どうしたんですか?」

みほ「沙織さんが風邪で苦しんでると思ったら居ても立っても居られなくなって、休み時間に抜け出したの」

沙織「あはは……みぽりんはほどほどにしてほしいかな」

優花里「(部屋にしかけた盗聴器で大体の状況は掴んでいますが、今もノンナ殿はクローゼットの中で……)」チラッ

ノンナ「(ふぅ……なんとかバレずに済みそうですね)」


みほ「(この状況ならノンナさんのことがバレてもいくらでも言い訳はできるから、一安心だね)」

麻子「沙織、お前の好きなショコラフレンチのドーナツだ」

沙織「え、ホント!? やったー!」

華「あれ沙織さんへのお見舞い品だったのですか? てっきりただのおやつかと思って……」

沙織「え」

華「冗談です。半分とってあります♪」

沙織「半分は食べたんだ!?」

麻子「道理で妙に袋が軽かった……!」

優花里「五十鈴殿、そのスリ能力はいったいどこで……」

華「花道をやっていると、手先が器用になるんですよ」


 ノンナは……>>直下

 1.結局バレなかった
 2.バレた


沙織「ねぇねぇ、私メロン食べたい! 麻子切ってよ」

麻子「私が切れると思うのか?」

沙織「えー……じゃあ私が切る」

優花里「いや病人を台所に立たせるわけにはいきません! ここは不肖、秋山優花里がメロン分解任務を請け負おうと思います!」

華「せっかくだし私がやりましょうか?」

みほ「じゃあ私が」

優花里・華「どうぞどうぞ」

みほ「え、そういう?」


 誰にどうやってバレたか……>>直下


みほ「よし、じゃあ切るよ! 優花里さん、鉈」

優花里「はい!」スッ

みほ「ヘッヘッヘッ」ブォン!


麻子「そうか。もう熱はだいぶ引いたのか」

沙織「うん。みぽりんのおかげ、かな……」

麻子「西住さんの?」

沙織「なんだかんだ、みぽりんって優しいから」

麻子「? 西住さんは皆に優しいじゃないか」

沙織「ああそういう意味じゃなくて……うーん…………」

華「………………ん?」スンスン

沙織「どうしたの華」

華「…………間違いありません。沙織さんのクローゼットから、リンゴの香りがします。あとみほさんの香りも……」

ノンナ「(!!?!?!?)」


沙織「き、気のせいじゃない? ほら、オバケじゃないかな。最近のモテ女子の部屋にはオバケの1匹や2匹居るもんなんだって」

麻子「やめてくれ沙織、その攻撃は私に効く。やめてくれ」

華「でも気になります! 沙織さん、ちょっと開けますね」

麻子「五十鈴さん、やめよう!」

華「御開帳~」ガチャ

ノンナ「………………………………」

華「……………………?」

麻子「………………」ドサッ

沙織「あああああ……」

華「えーっと…………ノンナ、さん?」

ノンナ「(手は上げたくなかったのですが、最早やむをえません。一瞬で気絶させて幻覚だったことに!)」シュッ

華「?」パシッ

ノンナ「ッ!?」


沙織「あ、えーっと、華! 実はノンナさんもたまたま大洗に来てたってことで、私が風邪を引いてるってみぽりんに聞いたみたいで!」

華「まぁ、そうだったんですか!」

沙織「(信じるの!?)」

ノンナ「(ま、まさか私の手刀が掴まれるなんて……!)」

華「驚きました。もしかして、私達の邪魔をしないようにと気を遣ってくれていたのですか?」

ノンナ「え? あ、ええ。そうです……」

沙織「(なんかすごく良い解釈をしてくれた……)」

麻子「うう……っ、大女が…………幽霊が……」

沙織「こっちはこっちで気絶してうなされてるし……」


みほ「皆~メロン切れたよ……って、ノンナさん!? なんで!?」

ノンナ「……」

華「みほさん、水臭いじゃないですか。ノンナさんも私達のお友達ですから、私達も一緒に過ごしたいですよ」

みほ「え、うんごめん……」

ノンナ「こちらもすみません。皆さんの時間を邪魔するまいと思っていたのですが……」

優花里「それよりメロン食べましょうメロン!!」

沙織「そうだね! ノンナさんも食べて!」

ノンナ「よいのですか? なら、ひとつ……食べたら帰りますので」

華「もっと居てくださってもよろしいのに」

ノンナ「そろそろカチューシャがお昼寝から覚めますから、私が居ないと泣いてしまうでしょうし」


・・・・・・


ノンナ「それでは、失礼します」ペコッ

沙織「ありがとうございます!」

華「またお話しましょう」

優花里「それでは!」

麻子「うう…………雪女が……やめてくれぇ……」

みほ「私、送っていくね」

ノンナ「っ……よろしくお願いします」


・・・・・・


みほ「今日は楽しかったですね」

ノンナ「………………私には、あなたという人が分かりません。私にあんなことをしておきながら、それでいて、優しくて……」

みほ「私はノンナさんに言った通りのことしか考えてませんよ」

ノンナ「……カチューシャに…………」

みほ「?」

ノンナ「カチューシャにする時には、言ってください」

みほ「…………こっち見て言ってくださいよ」グイッ

ノンナ「っ……」

みほ「カチューシャさんと一緒に、気持ちよくしてください。って、言ってくださいよ」

ノンナ「……………………カチューシャと、一緒に…………気持ちよく、してくだ、さい…………」

みほ「はいっ! 素直でよろしい」ナデナデ

ノンナ「っ、もう、帰ります!」

みほ「帰りもタクシー頼んでありますから。それを使ってくださいね」

ノンナ「…………」

ノンナ「(…………私は、もう……駄目かもしれない…………溺れてしまった…………それに……この人にカチューシャが汚されるのを想像して…………こんなに……)」


 ノンナの依存度が2→3になりました
 女の子を弄ぶみほ自体にはあまりいい顔をしませんが、カチューシャを落とす時には嬉々として協力してくれます
 他の事にも好意的になるでしょう



みほ「ふぅ。さて、沙織さんの所に戻ろうっと。メロン残ってるかな…………まぁ残ってるわけないか」

みほ「コンビニに寄って適当にお菓子と飲み物を買っていこうかな」


 イラッシャイマセー


みほ「ポップコーンもいいけどポテチも……ポッキーも……いいなぁ」

みほ「あ、この雑誌今日発売日だった。買っておこう」

>>直下「あれ?」


 コンビニでの遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(ノンナ以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず


「あの、西住みほさん……ですよね?」

みほ「大洗の制服……1年生?」

「はいっ! あの、試合、見て……ええっと……かっこよかったです! 応援してます!」タッタッタ

みほ「あっ……」

みほ「そうだった。私ここでは有名人なんだった」

みほ「…………今の子、可愛かったなぁ。背丈なんか、アレ150無いよね……」ゴクリ

みほ「ハッ! いけないいけない。早く戻ろう」


みほ「(その後、沙織さんの調子が良くなりあんこうチームでちょっとしたお菓子パーティーをした。楽しかった)」


・・・・・・

~翌朝~


『次のニュースです。聖グロリアーナ女学院の生徒全員にタイツを履かせるデニール条約が締結されました』


みほ「聖グロに転校しようかな」

みほ「あ、こんな時間。久々にちゃんと学生生活送ろうっと」


・・・・・・

~学校~


みほ「おはようー」

沙織「おはようみぽりん。もう教室に居るなんて早いね」

みほ「早起きしちゃって」

華「おはようございます……ふわぁ」

沙織「あれ、華寝不足ー?」

華「はい……少し、お花の本を見ていたらつい」


・・・・・・

~放課後・練習~


桃「今日は基礎訓練だ!」

桂利奈「またー?」

桃「何を言っている! 基礎がなっていなければ何を得ようと付け焼刃でしかない!」

あゆみ「先輩は砲撃の基礎を学んだ方がいいと思いまーす」

桃「なぁにぃーーー!!? よくもほざいたなぁぁぁぁ!!」

みほ「…………」

沙織「みぽりん?」

みほ「沙織さん、明日空いてる?」

沙織「え? まぁ土曜だし学校も無いから空いてるけど……」

みほ「じゃあ明日、>>するから」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

レス指定ミス直下!!!!!!!


 すみません1を取らせていただきます
 かちうしゃ隊長についてはみぽりん的にメインディッシュということでしばし耐えてくれ!ここを耐えれば援軍が来てくれる!!ブラボー聞こえるか!?


みほ「新しく落とすから」

沙織「あ、そ、そう」

みほ「もう驚かないんだね……」

沙織「こんだけ付き合えばね……それで、どの子を?」

みほ「>>直下」


 1.学内(戦車道受講者)
 2.学外


みほ「学内の…………ふふふ」

沙織「みぽりん?」

みほ「明日のお楽しみね! 明日は通学路のいつものサンクスで10時に待ち合わせね」

沙織「分かったよ。ゆかりんー」

優花里「委細承知であります」

沙織「さすが」

みほ「じゃあ練習に打ち込もうか。来年も優勝目指そう!」

沙織「みぽりんが真面目に戦車道やってると違和感が……」


・・・・・・

~翌日~


みほ「おはよう沙織さん」

沙織「おはようみぽりん」

優花里「おはようございます!」

みほ「優花里さんもおはよう。それじゃあ校門前まで行こうか」

沙織「え、そのターゲットは校門に居るの?」

みほ「うん。今日空いてるかって聞いたらOK貰ったから、一緒にどこかに行こうかなって」

優花里「それは誰なんですか?」

みほ「着けば分かるよ」


・・・・・・

~校門前~


みほ「よし、じゃあ今回は2人も一緒にお出かけだから。隠れる必要は無いよ」

沙織「そうなんだ」

みほ「そりゃいきなり2人きりでってなると相手の心の壁もあるからね……手っ取り早く結ばれるために集団デートっていう手法もあるって沙織さん言ってたじゃない」

沙織「ああうん、言った言った」

優花里「武部殿、生返事ですよ」

沙織「だってみぽりん覚えてるとは思わなくて……華なら絶対忘れてたよ」

みほ「あ、もういるみたい。おーい>>596さーん!」


みほ「澤さーん」

梓「西住隊長! おはようございます! 沙織先輩に秋山先輩も!」

優花里「あーはいはいはいはいはい」

沙織「はいはいはいはいはい」

みほ「どうしたの?」

優花里「いえ別に」

沙織「みぽりんってブレないよねぇ」

みほ「今失礼な事考えてるでしょ。違うからね」


みほ「今日は澤さんから誘ってもらったの」

沙織「えっ、そうなの?」

梓「この前雑誌の懸賞で大洗の施設の無料券を4枚当てて……それが今日までだったんです。でもウサギチームの皆は今日忙しいらしくて」

優花里「なるほど……今日は丁度大洗に寄港してますし、大洗に行くには絶好のチャンスですね」

沙織「そうだったんだ! じゃあ早く遊びに行こう!」

みほ「ところで、施設って?」

梓「あ、はい。えーっと……色々あるんですけど、この中で遊びに行けるとしたら遊園地か水族館、あと映画館くらいですね。どっちに行きます?」

みほ「私が決めていいの?」

梓「西住隊長は隊長ですから!」

みほ「う、うん?(なにその理屈)」

みほ「じゃあ>>604に行こうか」


 1.遊園地
 2.水族館
 3.映画館


みほ「映画館に行こうか」

沙織「うん! いいね!」

優花里「普段戦争モノしか見ないのですが、他の映画も気になります!」

梓「最近はなんかすごくヒットしてるアニメ映画があるみたいですよ。あと例の戦車道の映画も再上映してるとか」

みほ「あー戦車道の映画は何回も見たなぁ……」

沙織「私も」

優花里「アレいつまでやってるんですかね」

梓「なんか11月まで上映して1周年にすると言ってる映画館が東京にあるみたいです」

みほ「すっげぇ」

みほ「(映画館……カップルが行くコースの定番…………あれだよね。暗いから後ろの席でナニしてもバレないっていう)」


・・・・・・

~大洗・映画館~


優花里「着きましたね!」

沙織「ふぅ~着いた着いた。で、何見る?」

みほ「それは澤さんに任せるよ」

梓「えっ、でも」

みほ「誘ってくれたのは澤さんだから」ニコッ

梓「じゃ、じゃあ……>>609


 1.戦車道の映画
 2.年齢指定のある恋愛モノ
 3.最近話題のアニメ映画


梓「さ、さささ最近公開したっていう、これで……!」

沙織「あ、これ話題になってるよね。年齢指定あるけど……」

みほ「これが見たいんだ……よし、じゃあここは私がなんとかしましょう」

優花里「どうするんですか?」

みほ「映画館の人と私がお話すれば見れないものも見れるってもんだよ」

優花里「はぁ……」

梓「………………」カァァ


・・・・・・

~2日前・帰り道~


あや「先輩の風邪、大丈夫そうでよかったね」

梓「うん。あ、そうだ……このチケット……」

あゆみ「あっゴメン! 土曜はどうしても……」

桂利奈「私も……映画感無料なら君の縄見たかったんだけど……」

優季「私も~……あ、そうだ。西住隊長を誘えばいいんじゃない~?」

梓「えっ、えええっ!?」

あや「お、それでいいじゃん! 前から仲良くなりたいって言ってたんだし」

梓「で、ででででも……」

紗希「グッドラック」グッ

梓「紗希がなんか今とてつもない優しい顔に!」

優季「もし映画館に行くことになったら、この映画を選ぶといいよぉ。すっごくいい雰囲気になれるかも~」

梓「え、でもこれえっちな……」

優季「そういう描写は少ないってきっと!」

梓「うう…………が、頑張ってみる」


・・・・・・

~スクリーン~


みほ「よかったね見れることになって。しかも人数分のポップコーンとホットドッグとジュースまでくれちゃったし」

優花里「やっぱ大洗での西住殿の名声は天をも貫いてますねぇ」

沙織「やだ、ドキドキしてきた」


 席(ほぼ最後列) 【みほ】【梓】【沙織】【優花里】

              スクリーン


梓「…………」ドキドキ

今日はここまで
紗希ちゃんはみほと梓ちゃんが仲良くなることに別に抵抗はありません
優季ちゃんが何故梓ちゃんの背中を押したのかはわかりません
桂利奈ちゃんは無知


優花里「我々の近くにはお客さんあまりいませんね」

沙織「前の方とか真ん中にはちらほらいるけどね。あ、始まるよ!」

優花里「私、映画の前の宣伝映像とか結構好きなんですよ」ワクワク


『はじけろ筋肉! 飛び散れ汗! 車に轢かれても、飛行機から落ちてもビクともしねぇ! 鉄骨州知事はタフネス設計! 全員まとめてかかってこんかい!!』

『男の価値は髪の毛で決まるんじゃない、ハートで決まるんだ!!』

『全身の毛穴で受け止めろ!!』

『力こぶれ! 肉密度1000%ォ!!』


優花里「おお……!」

沙織「?」


http://www.youtube.com/watch?v=HLH0sQl-FYQ

女『こんな格言を知ってる?』

男『どうしたんだいハニー、寝起きから』

女『朝の紅茶の匂いは格別だ』

女『昔とある勝負をしているときに紅茶を沢山飲んだの。実感したわ。勝利を』


みほ「(あの女優どこかで見た気がするんだけど思い出せない……誰だっけ……)」

梓「(わわ、お互い裸で寝てたの……!?)」カァァ

沙織「(大人って感じ!)」ドキドキ


≪優季『こういう恋愛映画なら、勢い余って席でそのままキスしちゃうカップルとかいるんだって~』≫

梓「…………」チラッ

みほ「……(なんだかんだ恋愛映画って初めて見るなぁ)」

梓「(………………いやいや! そもそもカップルじゃないし女同士だし! それに西住隊長だって、私に気があるわけでもないし……勝手に私が憧れてるだけだし)」

梓「(……で、でも……もし、に、西住隊長がドキドキして…………)」ホワホワ

梓「(私が肘置きに置いてる手に、西住隊長の手が被さって、お互い申し訳なさそうに手を引いて、やっぱり被せて……)」

梓「(『澤さん、ドキドキするね』って西住隊長が苦笑いしながら私に近付いてきて……)」

梓「(勢い余って………………)」

梓「(キャーーーーーー!!)」ドンドン!!

沙織「ちょ、ちょっと! いくら人が居ないからって前の席は蹴らないってルールだよ!?」ヒソヒソ

梓「あっ、す、すみません……」ヒソヒソ

梓「(うう……映画ちゃんと見よう)」


男『まず君のブラウスのボタンを一個ずつ引きちぎる。首筋を這う僕の舌は、やがてはちきれんばかりのバストへ……』

女『挟まれた方が良い味出すのよ』


梓「(開始してから15分、濡れ場しかない!!)」

沙織「(これ、もしかしてポルノ映画なんじゃ……)」

優花里「(恋愛要素って……)」

梓「(うう……なんか喉乾く……)」ゴクゴク

みほ「…………」ニヤッ

みほ「(駄目だよ澤さん、人が持って来た飲み物は疑わなくちゃ)」

みほ「(澤さんのレモンソーダには、この前無人島から持って帰ってきた木の実から作った即効性媚薬を入れた。少ししたら無性に体が熱くなってくるハズ)」


・・・・・・

~映画中盤~


男『僕は彼女の気持ちも考えず……自分の気持ちばかり押し付けていた……』

女『私は彼の気持ちも考えず……自分の好きな紅茶ばかり押し付けていた……』


沙織「(やっぱ恋愛と言えばすれ違いだよね……!)」キラキラ

優花里「(やっと恋愛要素が)」

梓「………………(なんだろう、妙に体が熱い…………)」モジ

みほ「(そろそろかな。ここで……)」スッ

梓「っ……!?」ビクッ

みほ「(澤さんが肘置きに置いていた手に触れただけで驚いちゃってる)」


梓「(わわわわわわ……)」アタフタ

みほ「……」スッ

梓「っ!?(ま、また私の手に被せて……)」

みほ「澤さん、ドキドキするね……」

梓「そっ、そそそそうですね……」

梓「(なっなにこれ……2人だけにしか聞こえないヒソヒソ声でこんな会話……ま、まる、まるで……まるで……)」

梓「(しかも西住隊長の握り方……すごく……ねちっこいというか、私の手を隊長の手が求めてるというか……)」


みほ「………………澤さん」

梓「はい――――ンッ……!?」

みほ「…………」チュゥウウ

みほ「……………………ごめん、澤さんが可愛くて……つい」

梓「」プシュー

みほ「ごめんね……」

梓「あっ、あ、謝らないでください……その…………」

みほ「…………ねぇ、もう1回してもいい?」

梓「はいっ!?」

みほ「この雰囲気で、可愛い澤さんがこんなに近くにいて…………ガマン、できない」

梓「で、でも私達……女同士で……」

みほ「……だよね」

梓「(ああああバカバカバカ私のバカ! 違うでしょ! それに西住隊長にこんな悲しそうな顔させてどうするの!!)」


梓「…………で、でも………………私も、なんだか……すごく……」

みほ「……?」

梓「………………今の、初めてので……」

みほ「ッ、ごめ………………いや」

梓「?」

みほ「やった……澤さんの初めてのキス……もらっちゃった」ニコッ

梓「ッッ……! そ、そそそそれって……」

みほ「………………」カァァ

梓「ッ!」ドクン


梓「(や、やだっ! 私、今、体……すごく熱い…………西住隊長の顔見てたら、もっと…………心臓と…………もっと下のところが、熱いぃ……)」

梓「たい、ちょう……」

みほ「?」

梓「……も、う……一回…………」

みほ「もう一回?」

梓「今の……を……」

みほ「…………でも」

梓「嫌じゃないですから……お願い、します……」

みほ「…………うん」チュッ

梓「(んっ、隊長とのキス……熱いのが、もっと熱く…………ダメ、これ以上は……)」

梓「(私、はしたない子だ……隣に沙織先輩いるのに……自分から)」

みほ「んっ、ちゅっ……レロッ」ニュルン

梓「んぅぅっ……!)」


梓「(舌、なの? 分からない……口に、あったかい、柔らかいものが入って来て、私の口、いっぱいかき回してる……)」

梓「(もっと……もっと、かき回してほしい……もっと……私の舌も、吸って、つばも吸って……)」

梓「(全部、私の口の中の全部を……隊長にあげたい…………)」

みほ「(澤さん、自分から舌も唾液も差し出して……可愛い。でも)」スッ

梓「あっ……」

みほ「映画、終盤じゃないかな」

梓「は、い……」シュン


男『話がしたい』

女『奇遇ね、私もよ』

男『……………………僕は、君を恋人にするために、すべてを犠牲にした。友人も家族も』

女『あらまた奇遇ね。私も……あなたが欲しくて、全部捨てたわ』

男『えっ?』

女『こんな格言を知ってる? イギリス人は恋愛と戦争では手段を選ばない』チュッ

男『君はイギリス人じゃないだろう』

女『いいじゃないそんなの。それほどまでに私は、あなたを愛しているのよ』

男『……その理屈で言ったら、僕もイギリス人みたいだ』チュッ


沙織「(ほああぁぁぁ~~~~)」キラキラ

優花里「(心にジーンと来ました……これが恋愛映画なんですねぇ……)」ジーン

みほ「(なるほど。濡れ場を前半に持って来たのはクライマックスを綺麗にシメるためだったんだ)」

みほ「(流石にこんな良いシーンの後にベッドインは余韻が台無しだもんね……って、じゃあ最初から濡れ場作らなきゃいいじゃん)」

梓「……」ポケー


・・・・・・


沙織「いや~よかった! 最初はどうなることかと思ったけど」

優花里「たまにはこういうのも良いですね」

みほ「うん。映画館っていいね」

沙織「なんで映画館?」

みほ「あれ、隣にいたのに気付かなかったの? 私と澤さんがキスしてたの。映画館の席だからできたことだよ」

沙織「ええええぇ!? 映画に夢中で気付かなかったよ……」

みほ「ところで澤さんは?」

優花里「映画が終わったら急いでトイレに」

みほ「ふーん……2人はここで待っててね」

沙織「み、みぽりん……いくらあの映画の後だからってトイレでコトに及ぶのは……」

みほ「大丈夫しないしない!」


・・・・・・

~女子トイレ~


梓「周りに使われてる個室は無いよね……」ガチャ、バタン

梓「うっ、ぐしょぐしょ……」

梓「なんで私、さっき……西住隊長に……というか、隊長から……ってことは隊長、私の事……い、いやいやないない……あれは雰囲気にあてられただけ。私だって、あんなシーン見て、あてられて体が熱くなっちゃっただけ……」

梓「んっ……う……早く、戻らないと」サワッ

 
 ガチャッ


梓「ッ!」


 スタ、スタ、スタ


梓「(うう……よりによってこんな時に……早く済ませてどっかに行って……!)」ドキドキ


 スタ、スタ………………


梓「(足音が……でも個室のドアの音は……)」


 コンコン


梓「ッッッッ!!?」

みほ「澤さん?」

梓「に、西住隊長?」

みほ「よかった。急いでトイレに行ったって聞いたからどうしたのかと思ったけど、我慢してただけだったんだね。じゃあ私達券売カウンターの前で待ってるから――」


 ガチャ、キィィ


梓「あっ、あ、あの!」

みほ「んん?」ニヤッ


梓「あの、その…………さっきの………………」

みほ「ああ、うん……さっきのは…………」

梓「(私、何してるの!? ドア開けて呼び止めたりして、まるで西住隊長が行ってほしくないみたいで……)」

梓「(うっ、さっきの思い出して……また体が……)」

梓「(だめ……はしたない顔、隊長に見せられない……!)」

みほ「…………ねぇ、個室のドア半開きだと、私、入ろうと思ったら入れちゃうよ?」

梓「えっ……あ…………」

みほ「それとも、いいのかな?」

梓「………………………………………………は、い……」

梓「(って、口が勝手に! 何言ってるの! こんな姿西住隊長に……!)」


みほ「ふぅん、じゃあ……」キィィ

梓「(見せ、られ…………)」

みほ「……」

梓「ぁ…………ぁ………………」

みほ「隠さないの?」

梓「わ、たし………………み………………」

みほ「ん?」

梓「見て…………くら、さい…………私の、だらしない……の……」


みほ「(媚薬の効果が続いてるのか、さっきのキスのせいか……あるいはどちらもか。澤さんはすごくだらしない顔で私に微笑んだ)」

みほ「見られるだけでいいの?」

梓「…………ふ…………て……」

みほ「なぁに? 聞こえないよ」

梓「触れ、て……さっきみたいに、して……かき回してください…………ガマン、できないんです…………」

みほ「……でも」

梓「私っ……隊長の事…………その……だから、さっきも、嫌じゃなくて……」

みほ「…………そっか。私も澤さんの事、好きだよ」チュッ

梓「んんっ、んぅっ! もっろぉ……」レロッ

梓「体が、熱いんれす……全部脱いで、冷ましたいくらいっ……! 全部見てほしいくらい……っ!」

みほ「うん。じゃあ…………いっぱいかき回してあげるから」

みほ「(2人に外は見張らせてるし、この映画館、今人あんまり居ないし大丈夫だね)」


・・・・・・

~帰りの連絡船~


沙織「はーっ、楽しかった! また一緒に映画見に行こうね!」

梓「は、はいっ」

優花里「今度はオススメの映画紹介しますよ!」

沙織「えーゆかりんの映画、戦争モノばかりじゃない?」

優花里「失敬な! ちゃんと一般受けするものも知ってるんですよ!」


みほ「ねぇ」

梓「っ、はい?」

みほ「2人きりの時だけ、名前で呼んでもいいかな?」

梓「…………はい。私も……」

みほ「うん。恋人同士の時間だけね」

梓「……なんで皆には言わないんですか?」

みほ「変な波風立たないように、だよ。賢い梓ちゃんなら分かるよね?」

梓「はい……我慢します。でも……」

みほ「でも?」

梓「別のがガマンできなくなったら……また……」

みほ「うん。いつでも、さっきみたいに全部見てあげる」

梓「……」カァァ

ここまで こんな時間だし安価は無し
ひたちなか市出身の身長151cmA型は皆幼女だよ


みほ「あ、そうだ。夜ご飯どうする?」

沙織「どうしよっか」

優花里「なんでもいいですよ」

梓「私も先輩たちに任せます」

沙織「出た出た! この世になんでもいいって食べ物は無いんだよー!」

みほ「じゃあ――」


みほ「あ、ごめん電話」ピッ

みほ「もしもし?」


 学園艦道端での遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(梓以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず


 ゆうきちゃんだと信じてる


優季『もしもし~?』

みほ「(優季ちゃん?)」

みほ「どうしたの?」

優季『あの、ちょっといいですかぁ?』

みほ「………………」


みほ「ごめん、ちょっと電話長くなりそうだから先に帰るね」

沙織「え? いいけど……」

みほ「ごめんね! 今度ご飯行こう!」

梓「いえいえ! 今日はありがとうございました!」

優花里「じゃあ3人で行きますか」

沙織「そうだね!」


・・・・・・

~路地裏~


優季『じゃあその角を右に曲がってくださいねぇ』

みほ「言われた通り来たけど……宇津木さん?」

優季「はい~?」

みほ「うわっ! ビックリした!!」

優季「ふふふふ」

みほ「(ここは……多分、人に見られない路地裏ってやつ…………考えられるとしたら、私に……)」

優季「今日は楽しかったですか~?」

みほ「え?」

優季「梓ちゃんに誘われたでしょ?」

みほ「あ、うん。沙織さんと優花里さんと一緒に4人で映画見に行ったけど」

優季「面白かったですかぁ?」

みほ「面白かったよ。ちょっとアレなシーンもあったけどね……」

優季「(そっかぁ。ちゃんとあの映画見たんだぁ)」フフッ

みほ「宇津木さん?」


優季「それで、どうでした?」

みほ「どうでしたって……別に、映画見て終わったけど……」

優季「え~? ホントかなぁ~?」

みほ「……何が言いたいの…………?」

優季「あの映画の雰囲気にあてられて、梓ちゃんが西住隊長にアタックしなかったのかな~って」

みほ「アタックって、なにそれ」ハハ

優季「本当のところは?」ズイッ

みほ「ひっ!?」

優季「梓ちゃんと何かあったりとかは、無かったんですかぁ?」

みほ「(耳元でささやかれて……! まるで喉元にナイフを突きつけられたような……)」


 >>667

 1.自分から迫りまくったことは隠しつつキスしたと言う
 2.何もなかったと言う

2で隠そうとして優季ちゃんに白状させられたい


みほ「な、何もなかったよ……」

優季「ふぅん…………」レロッ

みほ「ひうっ!? み、耳舐め……」

優季「本当に? ほんとぉ~~~~~~~~~~に?」

みほ「だからっ、なにも……」

優季「…………反抗的」

みほ「えっ?」

優季「……」ドンッ

みほ「ひゃっ(え、今……どういう体勢に……)」

みほ「(壁ドンされてたのに、いつの間にか壁際に座らされてる!)」

優季「西住隊長は誰のものなんでしたっけ?」

みほ「う、それは…………宇津木さんの……」ゴニョゴニョ

優季「宇津木、じゃなくて?」

みほ「え?」

優季「覚えが悪い犬ですかぁ?」ペロッ

みほ「ひっ! あ、ゆ、優季ちゃんの……」

優季「うん、正解~」


優季「私、梓ちゃんの事も友達として大切に思ってるから、あの子の気持ちも尊重してあげたいけど~……」

みほ「(……まさか、梓ちゃんが今日誘ってきたのは……けしかけられたから……?)」

優季「なんにもなかったんなら、別に私だけの西住隊長でいいですよねぇ」

優季「――本当に何もなかったのなら」

みほ「(うっ)」ビクッ

優季「西住隊長は私に嘘なんか言いませんもんね」ニコニコ

みほ「う、うん…………言わないよ」

優季「まぁ本当に何かあったのなら、梓ちゃんに聞けばすぐ分かるし」

みほ「っ……」

優季「………………ふぅん」

みほ「なに、かな?」

優季「じゃあこうしましょうかぁ。月曜日に梓ちゃんに色々聞くから、もし西住隊長と梓ちゃんの間に何かあったら…………お仕置きとか」

みほ「(お仕置き!? 気になる!!)」


優季「今日はもう遅いですしこの辺でいいですけど~……」ニヤニヤ

みほ「…………」

優季「どうして目をそらすんですかぁ?」グイッ

みほ「うっ……」

優季「………………」チュッ

みほ「ン、ムッ……」

優季「……ん、っ…………梓ちゃんの味がする~」

みほ「えっ!?」

優季「なーんて、ふふふふ」

みほ「う……」

優季「月曜日が楽しみですねぇ」ニタァ


みほ「(これは確信した顔だ……自分の勝利を…………私もよくこの顔をするんだと思う)」

みほ「(手弱女を気取っていれば優季ちゃんに責められるという私の予想は大当たり! しかもお仕置きの予定も入った!!)」

みほ「(FOOOO!!)」


・・・・・・

~翌日(日曜日)~


みほ「ん…………もうお昼かぁ」ムクッ

みほ「やっぱ休みの日は沢山寝られていいなぁ」

みほ「黒森峰の時は日曜でも練習の日とかあったし……ん~~~転校してよかった、かも?」


みほ「今日は起きるの遅かったし、誰かと過ごすのはやめておこうかな」

みほ「沙織さんと次のターゲットについて話すかぁ」ポチポチ


 みほ:沙織さん

 さおり:なーにー?

 みほ:次どうしよっか

 さおり:つぎ?

 みほ:次の雌だよ次の雌

 さおり:みぽりん、それ絶対声に出さないでね


 みほ:次は沙織さんに任せるよ

 さおり:ええっ!?

 みほ:あ、そうだ

 さおり:ん?

 みほ:沙織さんも落としてみる?

 さおり:むりむりむりむり。みぽりんみたいな超絶キステクなんて持ってないし

 みほ:えー、そこは沙織さんの恋愛テク(笑)で補おうよ

 さおり:次に(笑)とか付けたらケータイ縫い合わすよ

 みほ:ほら、決めて決めて

 さおり:えー……>>678とか


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

2 優季


 さおり:優季ちゃんとか

 みほ:えっ

 さおり:どうしたの?


みほ「(……………………ここで優季ちゃんを選ぶあたり、沙織さんは持ってるね)」


 みほ:ううん、なんでもない。でも優季ちゃんって……沙織さん、なんで?

 さおり:みぽりんが色々される醜態を見たくて

 みほ:ええええ

 さおり:というわけで、明日ね!

 みほ:はーい


・・・・・・

~翌日・学校~


沙織「でね、その映画のヒロインがね!」

華「まぁ、では沙織さんもイギリス人になるんですか?」

沙織「なりたい~!」

華「相手もいないのに?」


みほ「…………」ソワソワ

華「……みほさん、今日は随分落ち着きがないですね」

みほ「えっ? そうかな?」

華「はい。まるでバレンタインデーにチョコを待つ男子のような」

みほ「(まぁ似たようなものだけど……)」


・・・・・・

~放課後~


桃「よーし! 今日の練習はここまで!! 申し訳程度の戦車道要素でも出しておかないとな!!」

あや「なんの話?」

桂利奈「さぁ?」

麻子「あー疲れた……が、血行のためだ」

優花里「青春って感じしますねぇ」


梓「あ、あの! 西住隊長!」

みほ「なに?」

梓「えと……あの…………す、すみません!」ペコッ

みほ「えっ?」

梓「それでは!」タッタッタ

みほ「……………………(これは……白状しちゃったんだ……)」フヒ



 ユーガッタメール


みほ「……」ピッ


 From:優季ちゃん
 件名:あとで

 私の家に来てくださいね。


みほ「(よし、あとは普通に1人で家に帰るふりをして……)」

みほ「それじゃあ皆、私、今日実家から荷物が届くから先に帰るね!」

華「はい。また明日」

麻子「さらばだ」

沙織・優花里「…………」コクッ

 >>435で優季ちゃんがまるで実家住まいみたいな話をしてますが、これはあくまで彼女の妄想です。本当は優季ちゃんは寮住まいです。彼氏がいる妄想と同じようなものです

・・・・・・

~優季の部屋~


 ピン↑ポォ~ン


優季「はい~」ガチャッ

みほ「こんばんは」

優季「待ってましたよ~」

みほ「(前来た時と変わってない、女の子らしい寮の部屋)」

みほ「(あのベッドで…………)」ゴクリ


優季「何か飲み物でもいりますかぁ?」

みほ「……いや、やめておこうかな……」

優季「また盛るって思ってます?」

みほ「うん」

優季「ふぅん、どうして?」

みほ「………………」

優季「……梓ちゃんだけど…………」

みほ「っ……」

優季「隠すつもりがあったのなら、ちゃんと釘を刺しておくべきでしたねぇ~」

みほ「ッッ!!(ひ、久々に……人に恐怖を覚える……!! 思わず体がドアに向かいかけるほどに!)」

優季「おっと、だーめですよ」ヒュッ

みほ「きゃっ」ドサッ

みほ「(足掛け……まさか、こんな小さい子が……何故、ここまで……!)」

みほ「(しかも床に突っ伏したところで優季ちゃんにマウントをとられて……動けない!)」


優季「よいしょ、っと……さて~質問タイムですよぉ」

みほ「しつ、もん……」

優季「まずは目隠しですね」シュルッ

みほ「んあっ、やめ――」

優季「やめ? やめてほしいんですか? 犬のくせに?」バシッ

みほ「きゃっ! い、いた……(お尻叩かれた! 今お尻叩かれた!! 幼女にお尻ぺんぺんされた!!)」

優季「痛いのが嫌だったら、ちゃんと答えてくださいねぇ……そうすれば気持ちよくしてあげますから」

みほ「んぅっ」

みほ「(やっぱり……耳元でささやかれるのは慣れない……)」


優季「西住隊長がうつ伏せだからキスはできないけどぉ、こうして色々触ってあげられるから、ちゃんと答えてくださいねぇ」

みほ「……」コクコク

優季「よろしい♪ じゃあひとつめはぁ…………梓ちゃんとキスしましたよね?」

みほ「………………」

優季「隠しても無駄ですよぉ?」

みほ「…………しま、した……」

優季「どうして?」

みほ「……映画の、雰囲気で……その、勢いで…………ドキドキして……」

優季「………………」

みほ「優季ちゃん?」

優季「……」グリッ

みほ「いたっ、いたたっ! 優季ちゃん、痛い! 答えたのに!」

優季「…………別に、怒ってませんよぉ」


みほ「(別に梓ちゃんとキスしたことで責められるならいい……けど、そのあとのトイレの事まで知ってるのか……それが重要になる)」

優季「勝手に他の人に手を出しちゃう犬に、躾をするだけですからっ!」グリッ

みほ「い、いたいっ! お願いやめて! 痛いの!」

優季「…………じゃあ次の質問」

みほ「はぁっ……はぁっ……!」

優季「梓ちゃんのこと、どう思ってるんですか?」

みほ「えっ……?」

優季「答えてください」

みほ「………………(ここは、どう答えるのが正解なんだろう……)」

みほ「>>692

↑+次期隊長第一候補


みほ「澤さんは……っ、素直で可愛い後輩で……」

優季「うんうん」

みほ「今はまだ成長中だけど、私がいなくなった後、隊長を任せられるくらいに、どんどん吸収してる良い子で……」

優季「ふぅん…………そんな子に手を出しちゃうんですか? 先輩は」

みほ「それは……っ」

優季「…………」


・・・・・・

~回想~


優季「ねぇ梓ちゃん、土曜日はどうだった?」

梓「えっ? あ、うん。楽しかったよ」

優季「それでそれで、隊長とは上手くいった~?」

梓「ええっ!? そ、そりゃ……えっと、うん、楽しく過ごせて」

優季「ふぅん……じゃあキスとかはできなかったの?」

梓「き、キス!? し、してないしてない!」ブンブンブンブン

優季「本当に? 梓ちゃん分かりやすいから嘘ついてもなぁ」

梓「えっ!? 結構隠せてるつもりだったのに………………あ」

優季「もう~私以外にそんな分かりやすい態度取っちゃだめだよ?」

梓「ごめん……」

優季「それでそれで? キスした? 誰にも言わないから~私だけに!」

梓「(隊長に皆には秘密にって言われてるのにバレちゃった……駄目な私……でも、優季ちゃんは誰にも言わないって言ってるし……キスしただけって言えば大丈夫かな……それとも、そのあとのことも話した方が……)」

優季「別に梓ちゃんが隊長とどうなってても、私は応援するからぁ、ね?」

梓「うう…………>>直下」


 コンマ一桁奇数→キスしただけ
 コンマ一桁偶数→キスして、それから……


梓「き、キスしてね……」

優季「キャー! だいたーん!」

梓「も、もう! からかうならその先言わない!」

優季「その先?」

梓「………………そのあと、映画が終わった後に……その、トイレに行って……そしたら西住隊長も来て…………それから……」

優季「……………………ふぅん、そうなんだ~」

梓「だっ、誰にも言わないでね! 優季ちゃんにだって話すのすごく恥ずかしいんだから!」

優季「大丈夫。誰にも言わないから~」ニコニコ

梓「あと……私と西住隊長が付き合ってることは皆には秘密にしてるから、絶対他には……」

優季「信用無いなぁ~大丈夫だよ。私は梓ちゃんの味方」ニコニコ

梓「う、うん……」


・・・・・・


優季「将来有望と言っちゃうくらいなのに、簡単に付き合ったりして……それでも隊長ですかぁ?」

みほ「(ッ、そこまで喋っていたんだ……でも仕方ない。梓ちゃんみたいな素直な子はこういうのと相性が悪いだろうし)」


優季「…………じゃあ最後の質問」

みほ「…………」ゴクリ

優季「もし私と梓ちゃん、どちらか1人って言われたら……どうしますかぁ?」

みほ「……………………それは……」

優季「どっちも、とかはナシで」

みほ「駄目、なの?」

優季「…………逆に、どうしてどっちも取りたいんですか?」

みほ「……2人とも、大切なの。梓ちゃんは、大切な後輩で……優季ちゃんは………………」

優季「私は?」

みほ「大切な…………ご主人様」

優季「………………ふふっ、ふふふふっ」ナデナデ

みほ「…………」


優季「正直に言ったご褒美に、いっぱい気持ちよくしてあげますねぇ~」サワッ

みほ「ひうっ……」

優季「あれ、なんで先端がちょっと固いんですかぁ? こりこり~ってつまめますよ?」

みほ「そっ……それは…………」

優季「ここに来た時点で期待してたとか?」

みほ「…………っ、あっ……」

優季「どうなんですか?」

みほ「そう…………で、すっ……」

みほ「(ヤッベェチョー気持ちいい)」

優季「胸だけでこんなになるなんて、西住隊長は変態ですねぇ」

優季「こっちもすごいことになってそうですけど……」

みほ「や、やぁ……スカート越しなんて……」

優季「せつないですかぁ?」

みほ「…………」コクッ


優季「まぁ西住隊長のことだから、どちらか1人と言われてもどっちもと言う……そんなことは分かってましたけど」

みほ「えっ……っ、んっ……やっ……」

優季「だって、前の決勝戦の時……川で動けなくなった私達を、西住隊長は助けてくれたじゃないですか。あの時から私、西住隊長のこと好きだったんですよぉ」

優季「どちらかを切り捨てる真似はしない。そんな器の大きな西住隊長……だけど私は不器用だからぁ、こういう愛し方しかできなくて」

みほ「優季、ちゃん…………?」

優季「私、独占欲強いんですよぉ…………ふふふふふ」

優季「>>直下」


 コンマ一桁奇数→けど、梓ちゃんの応援をしたいっていうのは本音だから……
 コンマ一桁偶数→だから、梓ちゃんは邪魔ですよねぇ~♪


優季「だからぁ~…………」

優季「梓ちゃんは、邪 魔 ですよねぇ~♪」

みほ「ッ、梓ちゃんに何かする――ぅがっ!!」

優季「まぁ最後まで話を聞いてくださいよぉ」

みほ「か……はっ……(く、首しまってる! 首! 首!)」

優季「なにも梓ちゃんを刺しちゃおぉ~なんて酷いことはしませんよぉ。親友ですからぁ」

優季「ただ、私達2人の世界に、他の誰も要らない…………それだけですからぁ」

みほ「な、にを……する……気………………」

優季「簡単ですよぉ。私とこうしてるところを、梓ちゃんに見せちゃえばいい」

みほ「や、め……」

優季「あ、首しまったままでしたねぇ」パッ

みほ「ゲホッ、ゲホッ!」


優季「けど西住隊長の心が折れない限り、すぐ梓ちゃんに戻っちゃうからぁ……これからはちゃぁんと私だけを見られるようにしちゃいましょうねぇ~」

みほ「くっ……!」


みほ「(な、なんでこうなったの…………私はただ、幼女に調教されたかっただけなのに……!)」

みほ「(ピザのトッピングにカナディアンベーコン頼んだらジャーマンソーセージ乗っけてきたようなもんさ詐欺だよ詐欺!)」

優季「というわけで、今日のお仕置きはキツいですよぉ~」

みほ「え、今日は終わったんじゃ……」

優季「誰もそんなこと言ってませんよぉ? これから梓ちゃんのことを忘れて、私だけの色にするんですから」

みほ「い、いや……やめ……」

優季「やめ? またですか……躾が足りませんよねぇ」ベシン

みほ「痛い! やめてぇ!」

優季「あなたのご主人様は?」バシンバシン

みほ「優季ちゃん! 優季ちゃんだからぁっ!」

優季「ふふふふっ、可愛い……西住隊長…………すっごく可愛いですよぉ」

みほ「ひっぐ……うっ……」

優季「その可愛いところは、私だけのものですもんねぇ……これから、ゆっくり塗り替えていきましょうねぇ……」


みほ「(まさか私がNTRれるなんて、そんなシナリオ書いたライターは燃やしてやる……!!)」

みほ「(いや、まだそうと決まったわけじゃない……優季ちゃんが梓ちゃんに何かする前に、私が梓ちゃんを……)」

みほ「(梓ちゃんが、私に完全に依存すれば……勝てる…………)」

みほ「(むしろ、事が思い通りに運ばなかったときの優季ちゃんを見られる…………ひひひひひ、ぐふふふふふ……)」ニタニタ

みほ「(ちょっとオイタが過ぎたよ優季ちゃん……私を本気にさせたんだから!)」


優季「ほら、私はあなたのなぁに?」

みほ「ご主人様! 優季ちゃん、好き!」

優季「ふふふっ、あらら~? 梓ちゃんは~?」

みほ「ご主人様だけ! わんわんっ!!」

優季「なんか犬っぽくないなぁ」

みほ「ハッハッハッ! ワフ!」

優季「リアリティ増した!?」ナデナデ

みほ「クゥーン……」


優季「今日は泊まっていきましょうねぇ~」

みほ「えっ?」

優季「私の飼い犬が他にどこに帰るっていうの~?」

みほ「うう……きょ、今日だけ……だよ?」

優季「うん。今日だけでもいいからぁ~一緒に寝ましょ~」


 優季ちゃんの依存度が1→2になりました
 次に優季ちゃんを選ぶ前に梓ちゃんに色々しておかないと、ドロドロします
 (なお、梓ちゃんの依存度によって、梓ちゃんの優季ちゃんへの対応が変わります)


・・・・・・

~部屋の前の廊下~


優花里「西住殿ぉぉ!!びびぶびぼぼーーー!!」

沙織「大きな声出さないの! にしても、えっぐい……」

優花里「あんまりです! というかドロドロすぎます!!」

沙織「でも前スレのどっかでコンマ次第でこうなるって一応注意書きはしたハズだし」

優花里「西住殿が遠くへぇぇぇ……!!」

沙織「大丈夫大丈夫! 明日からまたあの能天気なみぽりんだから! それにみぽりんならどんなピンチだって切り抜けてきたんだし、今回も大丈夫だよ」

優花里「武部殿、西住殿の楽観が移りすぎです!」

沙織「違うよ。信じてるだけ…………みぽりんなら、きっと野望を成し遂げるって」

優花里「武部殿?」

沙織「ささ、帰ろっか!」

今日はここまで
まさか今まで助けてくれたコンマが敵に回るなんて


・・・・・・

~翌日・学校~


みほ「…………」ボケー

沙織「(み、みぽりんがTV第1話の時のような目に……!)」

みほ「(昨日の……すごかった。言葉にできないくらいに)」

みほ「(恐ろしく速い調教……私でなきゃ屈服しちゃうね)」

みほ「(…………とはいえ、私も屈服しかけた…………この、私が………………私が……!!)」ギリッ

みほ「すみません、先生……」

「あら、調子が悪いの? 保健室に――」

沙織「あ、じゃあ私が!」


・・・・・・

~保健室~


「特に異常は無いわね。私はこれから出かけちゃうけど……調子が良くなるまで横になっていた方がいいわ」

沙織「ありがとうございます」

みほ「…………」

沙織「みぽりん、大丈夫? 昨日何があったの?」

みほ「……貞操は守られてる。けどとても言えない」

沙織「え、そんなに?」

みほ「………………」プルプル

沙織「(みぽりん、こんなに震えて……どんな怖い目に――)」

みほ「うがああああああああああああああああぁぁぁぁっっ!!」ドゴォ!

沙織「ひいいいいいい!?!?(ベッドが割れた!!?)」

みほ「ゼー……ゼー……!」

沙織「みぽりん! どーどー!」

みほ「ガルルルル……!」


みほ「私は怒ってるの。心の底から優季ちゃんに屈服しかけた私自身に!!」

沙織「ええええ……」

みほ「…………ふぅ。なんか発散できた」

沙織「みぽりん、物に当たるのはよくないよ」

みほ「うん、反省」

沙織「それでみぽりん、どうするの?」

みほ「…………やめようかな、って……」

沙織「へ?」

みほ「今朝から心の中で何かがずっと囁いてるの。触らぬ神に祟りなしだったのかもしれない……もうこんなことはやめて平和に過ごせって……」

沙織「みぽりん、なに言って……いつものみぽりんは? ねぇ……」

みほ「その声が、どんどん大きくなってきて……もう、こんなこと、やめてやるって――!」

沙織「ッ!」パンッ

みほ「…………あ」ジンジン


沙織「なに言ってるの!? みぽりんがここで諦めちゃったら……諦めちゃったら……!!」

みほ「……」

沙織「ゆかりんだって、みぽりんのために昨日は憤死しそうになってでも私と一緒に居たし、仲間になってからは色々尽力してくれた……それを無駄にする気なの!?」

みほ「だって……もう…………」

沙織「じゃあ私は、私はこれからどうすればいいの!?」

みほ「えっ……?」

沙織「私はみぽりんが、夢に向かって突き進むその姿が大好きなの! 私の気持ちはどうなるの!?」

みほ「でも、沙織さん……誘ったときは、私が半ば脅して……」

沙織「半ばじゃなくて完全に脅しだったけどね! ゆかりんのプラモを壊すだの改造するだの!」

みほ「それに、この先恋人ができた時のためって」

沙織「確かにそうだよ……そう言ってきたよ。そうだったよ。でも、今は違うの! 私はみぽりんが野望を成すところを見たい……っ、みぽりんを支えたいの! 仲間として、親友として!!」グスッ

沙織「私を巻き込んだんだったら、ちゃんと私を満足させてよ! 皆がみぽりんにひれ伏す姿を、私に見せてよ!!」ポロポロ

みほ「沙織さん………………」


みほ「…………ゴメン……私、どうかしてたみたい」

沙織「そうだよ……いつもの楽観的で下衆で人間性最悪でペテン師なみぽりんが、私にとっての西住みほなんだよ……」

みほ「そうだよね……人を手玉にとって依存させて挙句ホイホイ次にも手を出す悪党の私が、沙織さんにとっての私なんだよね……」

沙織「だからみぽりん、立ち止まらないで。私はついていくから……どこへだって」

みほ「うん。背中ばっかり見せちゃうよ」

沙織「それがいいの。走ってるみぽりんの背中を押して、もっともっと速く走らせるのが、私のできることだから」

みほ「ありがとう、沙織さん。今ほど友情を感じたことは無いよ」ガシッ

沙織「戦友ってのはいいもんだよね」ガシッ


みほ「よし! 切り替え切り替え! 早速次の手を考える!」

沙織「待ってました!」

みほ「とりあえず次は――」


「うーゴホゴホ、すみません保健室の先生は――」ガララ


 保健室での遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(優季ちゃん以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず

エリカ

てか、沙織もいつの間にか調教されていたんだね。(共犯者的な意味で)

後、ageすまぬ


「あれ、戦車道の西住さん?」

みほ「あ、どーも」

沙織「保健室の先生は今出かけちゃってて……」

「そうなんだ……じゃあ適当に横になる………………って、うわぁ!? あっちのベッドが壊れてる!!」

みほ「あ、えと……脆くなってたみたいで、先生が帰ってきたら言っておいてください」

沙織「それじゃあ教室に戻ろうか」

みほ「うん」


・・・・・・

~放課後~


沙織「今日は戦車道の練習はお休みなんだってね」

みほ「また明日から練習頑張ればいいよ!」ニコニコ

華「みほさん、朝の時は大違いですね。活力に満ちています」

みほ「うん。朝はちょっと色々悩んでたんだけど、吹っ飛んじゃって!」

沙織「(ついでにベッドも吹っ飛んだ)」

華「布団が吹っ飛んだんですか? ふふ」

沙織「華、帰るよ」


・・・・・・

~翌日・昼休み~


みほ「さぁて、次の行動を決めようか」

沙織「いえーい!」ドンドンパフパフ

優花里「…………」

みほ「どうしたの優花里さん、唖然としちゃって」

優花里「いえ、その……武部殿がいつになく乗り気だなーと」

沙織「私はいつだって乗り気だよ! さぁみぽりん、次はどうするの? 新しい子を落とすの? 今落としてる子をもっとドロドロヌチャヌチャにするの!?」

優花里「武部殿、おかしいですよ!!」

みほ「>>直下」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

ノンナさん!(依存度3だけど)
もしダメなら優季ちゃん!

優季だった場合はみぽりんの逆襲が始まるのだろうか?


 依存度MAXの子についてですが、「今まで可愛がったよね」と「もう出番ないなんて」が自分の中でせめぎあっています
 だけどエンディングも考えているので、「落とした子と過ごす」からは依存度MAXの子は外します
 なお、遭遇イベントには登場可能です

 大丈夫へーきへーき、みぽりんならきっと地獄くらい乗り切るからへーきへーきはははは


 あと前スレのどこかで記載した覚えがあるような気がするような無いような感じのするルールとして

 「1.新しく落とす」で落とした子を直後の「2.落とした子と過ごす」で選ぶことはできない
 「2.落とした子と過ごす」で過ごした子を直後の「2.落とした子と過ごす」で選ぶことはできない

 というのを改めて設けます 今までモヤモヤしていた方は申し訳ありません
 >>754せっかく安価とってくれたのにごめんな許してクルセイダー
 仮に次に新しく誰かを落とした後、優季ちゃんを選んで怒りのデスロードを進むこともできます

 エンディング条件はただ依存度MAXにするだけ それぞれ別世界線的な簡単な個別エンドです


 というわけで再安価>>直下

 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)


みほ「流石に梓ちゃんに何かしらの釘を打たないと、このままだと……」

優花里「このままだと?」

みほ「優季ちゃんが私を調教するという、私的にありがたい光景を見せられた梓ちゃんが絶望して、ひきこもる」

沙織「えーまさか。芯は強い子だと思うよ?」

みほ「うん、まぁ……気にしないで。フラッシュバックみたいにその光景が浮かんだだけだから」

優花里「その症状は気にしますよ……」


みほ「というわけで、梓ちゃんがそんな優季ちゃんの策略にハマらないようにします!」

沙織「具体的にはどうやるの?」

みほ「梓ちゃんが私の事を好き好きってなればいいんだよ。恋は盲目とはよく言ったものでね、梓ちゃんが私に完全に依存すれば、優季ちゃんがたとえひどい見せつけプレイをしてもなんともないと思うの」

優花里「そう上手くいくでしょうか……」

みほ「上手くいかせる。分かった?」

優花里「は、はい! なんか今日の西住殿は威圧感というか、オーラが違いますね!」

みほ「下手したら刺されるから」

優花里「ははは、そんなの誰にだって言えることじゃないですか~」

沙織「ゆかりんもなかなかに思考が毒されてるよ!!?」


みほ「まぁ普通に、ふつ~~~~に梓ちゃんと過ごせばいいよ。向こうは何も知らない、ただ皆に隠れて付き合ってるだけって認識なんだから」

優花里「はい西住殿」

みほ「なに?」

優花里「あの、仮にその西住殿の手回しが間に合わなかったとして、見せつけプレイの中で西住殿が抵抗すればいい話じゃないですか?」

みほ「…………無理」

優花里「え?」

みほ「いやいや無理だよ。優季ちゃんはまず相手を自分の時空的なものに引き込んでから色々やるから、始まってからじゃ遅いんだよ」

沙織「単に抵抗できませんってそれ敗北宣言と同じだよ……」

みほ「まぁいつも勝ってるし多少は」

優花里「多少は負けてもいいんですか!?」


沙織「はいはい! じゃあ私が梓ちゃんとのプラン考える!」

みほ「いいねぇ沙織さん」

優花里「武部殿もずっとこの調子……いったい昨日何が起こったというんですか!?」

みほ「まぁまぁ、沙織さんも完全にやる気になってくれたんだし、いいじゃない」

優花里「ううむ……まぁ良いんでしょうか」

沙織「梓ちゃんと休日を過ごすプランでいい?」

みほ「そうだね。じゃあまた土曜まで持ち越しだけど……なにかあるの?」

沙織「うん! >>783

駄目だ、この変態(苦笑)

遊園地でデート


沙織「ここはデートの定番、遊園地でしょ!」

みほ「遊園地かぁ……子供の時以来だなぁ」

優花里「私もです」

みほ「あれ、待って。梓ちゃんの持ってる懸賞は……」

沙織「みぽりん、いつもワケの分からないハゲのタクシーなんかに払うより、まっとうなものにお金を使おう」

みほ「次からタクシー呼ぶときは沙織さんの専用席付けてあげる。外に」


・・・・・・

~大洗のどこかの遊園地~


梓「まさか付き合ってたった一週間でこんなところに連れて来てくれるなんて……」テレテレ

みほ「時間は長さよりも中身の濃さだよ。私は梓ちゃんと早くもっと仲良くなりたいな。恋人として」ギュッ

梓「あ、手……」

みほ「こういう繋ぎ方が良いんだって。それじゃあ行こうか!」

梓「はいっ!」


優花里「こちらウルフ02、遊園地に潜入成功」

沙織「いやいやゆかりん、普通にチケット買って正面から入ったじゃん」

優花里「ウルフ03、コードネームで呼ばんか!」

沙織「ええぇぇ……」

優花里「これは一応尾行なのですから、バレないようにお願いしますよ」

沙織「バレないようにって……まぁ梓ちゃんにバレたらきっと顔真っ赤にして逃げちゃうもんね。それに今は2人の時間だし」


みほ「ねぇ、何に乗りたい?」

梓「いっぱいあって目移りしちゃいます……」

みほ「じゃあ近くのから片っ端にってどうかな」

梓「はい! それがいいかと!」

みほ「じゃあまずあのジェットコースターだね!」

梓「う……」

みほ「苦手?」

梓「い、いえ……久しぶりだから、大丈夫かなって」

みほ「私も遊園地自体久しぶりだし、チャレンジだよ!」


 みほは……直下
 コンマ一桁奇数→ジェットコースターを存分に楽しんだ
 コンマ一桁偶数→吐きそうになった

 梓は……↓2
 コンマ一桁奇数→ジェットコースターを存分に楽しんだ
 コンマ一桁偶数→吐きそうになった
 
 ぞろ目→吐いた

<朗報>
コンマ神味方する


 ゴオオオオオオオオオオオオオ!!

 ワー!キャー!


みほ「あはははは!!」

梓「あはははは!!」

みほ「(ジェットコースターって楽しいなぁ! 確か今度アンツィオ高校がCV33ジェットコースターっていうのを作るらしいし行ってみよう!)」

梓「(よかったー! すっごく楽しい!!)」


 シュウウウウウ……お疲れ様でしたー!


みほ「なんか、興奮したね!」

梓「はい! 私、こんなに速くなれるんだって!」


沙織「………………」ゲッソリ

優花里「………………」ゲッソリ


・・・・・・

~コーヒーカップ~


みほ「あはははは!!」グルグルグル

梓「あはははは!!」グルグルグル


沙織「あ、もう……」

優花里「ウルフ03!? メディック! メディーック!!」


・・・・・・

~お化け屋敷~


梓「せ、先輩…………」

みほ「大丈夫。私が守るよ」キラッ

梓「…………」トゥンク


沙織「ァ…………ァ……」

優花里「………………」

「ひいいいい!? オバケぇぇぇ!! 本物だー!!」


・・・・・・

~広場~


みほ「はい、クレープお待たせ」

梓「ありがとうございます! ……美味しそう」

みほ「はむっ、美味しいよ!」

梓「あ、あのっ……みほ、さん」

みほ「なぁに?」

梓「これ、みほさんのと中身違いますし……食べたくありませんか?」

みほ「……じゃあ、梓ちゃんもこっちの食べたいでしょ」

梓「……はいっ!」


優花里「なんか、綺麗な光景すぎて当初の目的を忘れそうですね。もうあの2人くっついちゃえばいいんじゃ……あ、くっついてました」

沙織「ゆかりんゆかりん、ゆかりんは元々みぽりんを狙って仲間に入ったんじゃ……」


梓「でもよかったんですか? 遊園地代、全部みほさんの奢りなんて……」

みほ「また猛反対する? そしたらさっきみたいに口を口で塞いじゃうけど」

梓「っ、し、しません! こんなところで、なんて……」カァァ

みほ「残念だなぁ」ニッ

梓「もう、みほさんってば……」


優花里「我々の目的を忘れていませんね? ウルフ03」

沙織「勿論! 尾行しつつ、もし2人に知り合いが近付きそうだったら追い払う! 休日の遊園地だし、知った顔が現れてもおかしくないもんね」

優花里「その通りです! ましてや今は広場……辺りを注意深く観察して…………ッ、見つけました!」

沙織「ええっ、どこどこ!?」


 たまたま遊園地に来ていたのは……>>804

 そのレスのコンマ一桁奇数→本人だった
 そのレスのコンマ一桁偶数→ちょっと似てるけど別人だった

あっお久しぶりです...


優花里「あ、あああああれは…………渦中の……というか、元凶の……」

沙織「ええっ、優季ちゃん!? 何故ここに!? 入園したの……!? 自腹でチケットを!? 優季ちゃん!」

「はい?」

優花里・沙織「あ(別人だった……)」

「えっと……」オロオロ

沙織「あ、えー、えっと、写真撮ってもらえますか!?」

「あ、そういう……いいですよ」

沙織「やったねゆかりん! じゃああのオブジェの前に並ぼう!」

優花里「(武部殿のこの機転は流石ですねぇ)」


みほ「(沙織さん達もうまくやってくれてるみたいで、なによりなにより)」

みほ「ねぇ梓ちゃん、私の事好き?」

梓「ぷぇぅっ!?」ベチャ

みほ「ああクリームが! 頬に!」フキフキ

梓「す、すみません……唐突すぎて……………………その、好きですよ」

みほ「どれくらい?」

梓「沢山です!」

みほ「具体的にー」ズイッ

梓「う……具体的って……」

みほ「……じゃあ仮に、私が誰かに攫われちゃったらどうする?」

梓「みほさんが攫われる図があまり浮かばないというか……」

みほ「たとえ話だよ!」

梓「うーん……>>直下」


 コンマ一桁奇数→何をしてでも助けにいきます
 コンマ一桁偶数→泣きます


梓「………………多分」

みほ「うん」

梓「なにがなんでも助けに行きます」

みほ「そっか、嬉しいな」

梓「それで」

みほ「ん?」

梓「攫った奴をもう2度とそんなことができないようにして……その行いを後悔させて……」

みほ「ああ、うん。お仕置きは大事だね」

梓「みほさんは私のものなんだって、ソイツに言うんです」

みほ「ああ、うん。言っておくのは大事だね」

梓「それでもみほさんを狙うようなら……」

みほ「ああ、うん。無力化は大事だね」

梓「――って、やだ、みほさんを私のものって……い、今のは違うんですよ! 言葉のあやというか、助けに行くお決まりの決め台詞というか!」アタフタ

みほ「ああ、うん。決め台詞は大事だね」

奇数か。
つまり、対優季の切り札育成可能だな。

コンマ神「やあ」


梓「……でも、私信じてますから」

みほ「何を?」

梓「みほさんはどこにも行かないって。私が置いていかれそうになったら、みほさんはまたあの時みたいに、ロープを持って助けに来てくれるって」ニコッ

みほ「あぁ、うん。ロープは大事だね」


梓「……そろそろ、閉園なんですかね」

みほ「まぁ大体の遊園地って夜やってないし。イルミシーズンなら別だけど」

梓「…………あ、あのっ……私…………まだ……」

みほ「…………梓ちゃん」

梓「はい……?」

みほ「私、まだ帰りたくないなぁ」

梓「……………………私も、です」


・・・・・・

~日曜日・喫茶店『北極海』~


みほ「そこから、学園艦に戻った私と梓ちゃんは典子さんと行ったあのホテルで典子さんと泊まったまったく同じ部屋をとったのでした。まる」

沙織「ちょっと待って、それ私知らない」

みほ「あっ、そういえばあの時2人はいなかったね……典子さんとご飯食べて、それからお持ち帰りしたの」

沙織「なんで教えてくれなかったの!?」

みほ「聞かれなかったから~」

優花里「私は知ってましたよ」

沙織「いいよねゆかりんは!」プンスカ


みほ「にしてもここ、すんごく居心地いいねぇ……頼んだらなんでも出てくるし」

沙織「いやお金払ってるんだからメニューのが出てくるのは当たり前でしょ」

みほ「ふっふっふ、甘いね沙織さん。今優花里さんが食べてる鳥のミルクケーキ並みに甘い!」

沙織「な、なによ」

みほ「すみません、朝ごはん定食ください」

沙織「何言ってるの!?」

みほ「ありますよねー?」

「あるよ」

みほ「ほら」

沙織「ええええぇぇ…………じゃ、じゃあ……納豆、とか…………」

「………………」

沙織「ま、そんなの……」

「あるよ」


沙織「なんでメニューに無いものまで出てくるのここ……プラウダのチェーン店じゃないの……」マゼマゼ

みほ「店長が変わってから何でも出るようになったの。知ってる人は少ないんだけどね」


 カランコローン


「いらっしゃい」

「こってりジューシーチゲラーメンあります?」

「あるよ」

みほ「(ん? この声……)」チラッ


 休日の朝の喫茶店での遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(梓ちゃん以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず


ノンナ「ではそれをひとつ。あと………………まさか、お好み焼きとか……」

「あるよ」

ノンナ「ではそれもひとつ」

みほ「ノンナさん!?」

ノンナ「…………おや」

沙織「おや、じゃないですよ! ここをどこだと思ってるんですか!? 大洗ですよ大洗! あと朝から重すぎ!!」

ノンナ「知っていますよ。カチューシャから、北極海のチェーン店の状況をこの目で見てこいと言われたので」

優花里「珍しいですね。カチューシャ殿ならノンナ殿と一緒に回りそうですが」

ノンナ「偉大なる同志カチューシャは多忙故、今日は再教育を施したニーナと共に執務に追われています」


ノンナ「新しく店長になった方がお客様になんでも出すと噂を聞いて来てみれば……あなた方3人と会うとは……驚きです」

みほ「私達もですよ。ささ、座って」

ノンナ「ではお言葉に甘えて」

沙織「あれ、素直」

ノンナ「私はいつでも素直ですよ」

優花里「西住殿に溶かされてしまいましたからね。心の氷を」ドヤァ

ノンナ「…………すみません、この人の口を塞ぐ道具なんて……ありませんよね」

「あるよ」

ノンナ「ありがとうございます」

優花里「ごめんなさいごめんなさい! 猿轡は勘弁してください!」


みほ「じゃあノンナさん、せっかく会えたことですしぃ……運命に乾杯の口づけとかぁ」

ノンナ「今日はプラウダの使命を帯びて来ていますから」プイッ

みほ「むー……使命って言ってもラーメンとお好み焼き食べるだけじゃないですか」

ノンナ「………………まぁ」

みほ「ん?」

ノンナ「後で、ということなら……」フッ

みほ「えっ」


沙織「聞いた聞いた? みぽりん、驚いた顔してる」

優花里「最近はあのような間の抜けた顔をする機会も減ってましたし、貴重ですね」

みほ「ううううるさいな!!」


優花里「まぁ、ここ数日西住殿は地獄のような思いをしていたわけですから……こうした癒しも必要ですね」

ノンナ「地獄のような日々? ベトナムの川をさかのぼって裏切り者の暗殺に向かったんですか?」

みほ「別にヘリに乗ってサーフィンしになんか言ってませんよ。ただまぁ色々と、落とそうと思っていた女の子に振り回されて」

ノンナ「はぁ…………あなたはまだそんなことを」

みほ「生きがいですから」

ノンナ「呆れますよ。そして侮蔑の目を向けます」

みほ「そんな言わなくてもいいじゃないですか~」

ノンナ「ん、失礼」ピッ


ノンナ「…………申し訳ありません。至急プラウダに帰れとの命令が」

沙織「え、料理は?」

ノンナ「持ち帰りできますか? 帰りに食べたいのですが」

「できるよ」

ノンナ「ありがとうございます。あと…………」チュッ

みほ「ンッ!? ん…………ふふ、したかったんですか?」

ノンナ「そういうわけでは………………待ってますよ」

みほ「ええ、せいぜいまだ純真無垢なカチューシャさんでも写真に撮っていてください」ニヤッ

慌てて反論するみぽりん可愛い


沙織「の、ノンナさん……大胆だったね」

優花里「氷は溶け、その水が川になるがごとく……」

沙織「感情という流れに身を任せ、時に清流、時に濁流」

優花里「一度流れたら、もう誰にも止めることはできない」

みほ「(なんで2人ともポエムを……)そうだよ、本来こうあるべきなんだよ!!」


みほ「ドロドロなんていらない! 皆仲良く私とキスができればそれでいいはずじゃない!? ねぇ!!」

優花里「西住殿、現実から目をそむけてはいけません」

沙織「さ、次の一手を考えるよ」

みほ「君は知るだろう。本当の悲劇は絶望によって生まれるのではないことを……運命に抗うことで見出される希望。それが私達を、犠牲へと駆り立てた」

まさか、今日はここまでとかじゃ……ないですよね?
ここまでだよ

乙です。

コンマ神が復活したから今度は安価神の復活が待たれますな。


 結構情勢も変化してきたので改めて今まで落とした子


・依存度1
アリサ、阪口桂利奈、オレンジペコ、カチューシャ、アキ

・依存度2
金春希美(パゾ美)、宇津木優季、澤梓

・依存度3(MAX)
丸山紗希、秋山優花里、小山柚子、ノンナ

 もしかして、漏れとか……って、無いですよね……


あるよネタが分からなかった人とか…………
いるよ
http://dic.nicovideo.jp/a/%E3%81%82%E3%82%8B%E3%82%88

あの、せっかく喫茶店の店長が変わったんだからエンディングテーマとか……
あるよ
http://www.youtube.com/watch?v=AwQuXbae3N4


みほ「私達は可能性に賭けた。それは確かに希望だったが、平和への道ではなかった……」

みほ「最初の犠牲者を決めた時、私達もまた、希望と危機を迎えていた」

沙織「みぽりんいつまで自分の世界に入り浸ってるの?」

優花里「あんまりポエムばかり言ってると体が珪素まみれになっちゃいますよ」

みほ「……だよね。痛い成分はダージリンさんが、ポエム成分はミカさんが担当すべきだよね」

優花里「そうですよ~何事も分担が重要です」


優花里「それで、どうしますか?」

みほ「え?」

優花里「次ですよ次! 次の行動はどうするんですか?」

沙織「そうだね! 次はどんなトロアヘ顔見る!?」

みほ「う、うん」

優花里「たまには息抜きなどをしてもいいんですよ西住殿。なにも心をすり減らし続ける必要はありません」

沙織「でももっとドロドロ見たいよね~! 昼ドラ的な!」

みほ「うーん、じゃあ>>880


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

2アリサ


みほ「そろそろ埃を被っている蔵を開ける時が来たかな」

沙織「というと?」

みほ「アリサさん」

優花里「おお…………アリサ殿を落とした時は私はまだいませんでしたね。どうだったんですか?」

みほ「んーとね、愛情じゃなくて肉欲的な、彼氏ができるまでの練習台的な感じで、商業エロ漫画的な関係というかなんというか」

沙織「みぽりんが強引に押し倒した形になったけど、アリサさんもまんざらじゃなかったから『あ、アンタなんか練習台よ練習台!』っていう商業エロ漫画だね」

優花里「なるほど。結果的にNTRにならない程度になる商業エロ漫画的な関係ですか」


みほ「この前腰痛めたときにも結構電話してきてて、最近沢山恋人が出来たからアリサさんのことも恋人だと勘違いしてたけどそういやそういう関係じゃなかったんだ」

優花里「けど向こうはファーストネーム呼びなんですよね?」

みほ「うん。多分私に対して遠慮が無くなったんだと思う」

みほ「というわけで電話してみるね」ピッ


 プルルルル、プルルルル、ガチャッ


アリサ『え、みほ?』

みほ「アリサさん、今いいかな?」

アリサ『ええ。でも今――』

ケイ『ドッカーン!』

アリサ『グエエェッ!?』

ケイ『アリサ~かくれんぼ中に電話なんて余裕ね~! って、ミホからじゃない。ミホー久しぶりー!』


みほ「お久しぶりです。ケイさん、アリサさんを今日お借りしたいんですけど……」

ケイ『アリサを?』

みほ「その、まぁ」

ケイ『ハッハーン、なるほどね。OK! じゃあすぐ届けるわ!』

アリサ『え、隊長?』

ケイ『ナオミー!』

ナオミ『なにー?』

ケイ『ちょっと大洗までハリアー飛ばすわよ!』

ナオミ『本物の戦闘機なんてもう1年も扱っていないじゃない。操縦できるの?』

ケイ『もしぶっ壊したら経費から落としといて。さぁ行くわよアリサ!』

アリサ『ちょ、ま、今日見たいテレビが……隊長ーー!!』


みほ「アリサさんこっちに来てくれるって!」

沙織・優花里「へ、へぇー……」


優花里「というか、ハリアー操縦できるんですね……ナオミ殿がスーパーギャラクシーを操縦してる時点であそこの生徒はおかしいと思っていましたが」

みほ「サンダースには空軍用機の必修科目でもあるのかな」

沙織「にしてもサンダースって陽気でオープンな感じだよね」

優花里「何をいまさら」

沙織「そんな人達がさ、オーイエーみたいなじゃなくて、凌辱されてるのを考えるとね……」

優花里「本当にどうしてしまったんですか武部殿……」

みほ「とりあえずハリアーが着陸できそうなところは……」

優花里「学園の駐車場辺りはどうでしょうか」

みほ「じゃあ行こうか。何時間くらいで着くのかな」

優花里「さぁ……1時間か2時間では?」


・・・・・・

~昼前・学園駐車場~


みほ「今日は休みだから車も全然無いね。これなら着陸できるかも!」

優花里「無線でケイ殿に駐車場に着陸するよう言っておきました。あと数分で着くそうです!」

沙織「というか、アレじゃない?」


 ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!


みほ「あっつ! 退避ー! 退避ー!!」

沙織「燃える燃える!! 髪が燃える!」

優花里「あ、なんか赤い車が……見なかったことにしましょう」


ケイ「おまたせ!」

アリサ「うえ……」ヨロヨロ

みほ「ケイさん、ありがとうございます!」

ケイ「いいのよ! あっ、お土産忘れてた……」

みほ「いいんですよ。むしろこちらがお礼を――」

ケイ「ああ大丈夫! 久々に操縦できたし楽しかったから!」

みほ「アリサさんの帰りはどうします?」

ケイ「流石にまた帰って戻ってくるのは面倒だから、しばらく学園艦で時間をつぶさせてもらうわ」

みほ「じゃあ沙織さんと優花里さんを案内役に」

ケイ「2人はミホとアリサのこと知ってるの?」

みほ「応援してくれてます」ニコッ

ケイ「そっか! じゃあサオリ、オッドボール! 案内よろしく!」

沙織「いいの?」

みほ「うん。今はアリサさんと2人で、ね」


みほ「というわけで、行きましょうアリサさん」ギュッ

アリサ「か、勝手に手なんか握らないでよ!」

みほ「ええぇ……付き合ってるのに?」

アリサ「付き合ってない! アンタが勝手に……」

みほ「ちぇっ、しばらく会ってないからなぁなぁでそういうことにしようと思ったんですけど」

アリサ「無駄よ。私はタカシ一筋なんだから」

みほ「じゃあ前回私と会ったときからその人と話した回数は?」

アリサ「…………………………にかぃ……」

みほ「………………」

アリサ「なによ!! 悪い!?」

みほ「じゃあせっかくこっちに来たんですし、恋人らしいことして過ごしましょうか。>>890とかして」

展望デッキでイチャイチャ


みほ「恋人と言えば、景色ですよ」

アリサ「どういうこと? というか恋人じゃないし」

みほ「まぁまぁ練習ですよ練習。ここでノウハウを掴んでれば本番でリードできますよ」

アリサ「そういう自分はさもリードできますって言い方ね……」

みほ「ええ」ドヤ

アリサ「……まぁいいわ。じゃあその景色のいいところとやらに連れて行って」

みほ「じゃあ途中で美味しいものでも食べて……お昼まだですよね?」

アリサ「ええ。その辺も任せるわ」

みほ「じゃあ早速行きましょう」


みほ「このお店なんてどうでしょうか! 美味しいトンカツ屋さんですよ」

アリサ「トンカツねぇ……最近食べてなかったし、いいわね」


 いらっしゃいませー!


アリサ「元気のいい店員ね……」

みほ「すみませーん、タルタルと粒マスタードのロースかつ定食ください」

アリサ「あっ、私はええっと……このネギ味噌ロースかつ定食を」


 お待たせしましたー!


みほ「来た来た。それじゃあいただきます!」

アリサ「いただきます」

みほ「(厚いカツだなぁ。上に乗ってるタルタルマスタードも相まって、まるで辞書だ。カツ辞書、活字書……ふふ)」

みほ「(見た目からして重戦車の装甲のような頼もしさから、香る油のにおい。これぞカツだ)」

みほ「(ッ、美味しい…………タルタルの甘さにマスタードの控えめなピリッと効いた辛みが後をひく……)」モグモグ

みほ「(いいぞぉ……一見反する属性のものがマッチング。相性の悪い2人がコンビを組んで最終的に仲良しになるような、そういったストーリー性がこのカツにはある)」

みほ「(それでいて存在感を失わないこのロース肉だ。肉肉しい触感とジュワッと広がる旨み。タルタルとマスタードと肉、三国志だ)」

みほ「(今日のカツ腹にピッタリだ。これは今日はアリサさんに勝ちそうだぞぉ)」

アリサ「うわっ、これすごくおいしいわね!」


みほ「そっちのも美味しそうですね……」

アリサ「そういうみほのもね」

みほ「………………よし、はい!」

アリサ「え?」

みほ「一切れずつ交換しましょう! はい、アーン」

アリサ「ええええぇぇ!? あ、あーんって……」

みほ「恋人ができたらこれくらい普通ですよ?」

アリサ「むむむ……そうよね。これくらい…………あーん…………むぐむぐ。こっちもすばら」

みほ「あーん」

アリサ「……私もやるのね」

みほ「あーーーーん」

アリサ「はいはい! ほら」

みほ「うん、おいしい!」


・・・・・・

~その辺の道~


みほ「美味しかったですねぇ……」

アリサ「ええ。でもサンダースならあの値段で多分3倍の量は出てたわよ」

みほ「それはちょっと……胃もたれしそう……」

アリサ「おかげで体系の維持は大変よ」

みほ「言うほど太ってないですよ?」フニ

アリサ「ひゃあああああああああぁぁぁっ!!?」

みほ「ほら、太ってるなんてそんなそんな」

アリサ「ひ、人の脇腹を急につつくんじゃないわよ!!」

みほ「へへへへへへへへへ、恋人だったらボディタッチも日常茶飯事ですよぉ」

みほ「想像してみてください。タカシとやらにされるのを」

アリサ「………………まぁ悪くないわね」

みほ「でしょう?」


みほ「(ここまでで学校の誰にも会ってない。休日だからかもしれないけど、まぁもしバッタリ遭遇しても大丈夫なんだよねぇ)」

みほ「(なんてったって恋人じゃないんだから。もし会ってマズい人が居ても『案内してた~』で済むしアリサさんもそういう関係じゃないって言ってくれるし)」ヒヒヒ

アリサ「なに笑ってんのよ」

みほ「アリサさんと一緒に歩くの楽しいなって」

アリサ「そ、ありがと」

みほ「ドライですねぇ……」

アリサ「アンタには何を言われても動じないことにしたから」

みほ「でもこの前電話を何回も――」

アリサ「あれはたまたまよ!」

みほ「たまたまで何回もしますかね……それにいつ会えるのだの声が聞きたかっただの」

アリサ「あーれーは! あれよ! あれ!! 早く会ってとっとと秘訣を教えてほしくて! 声が聞きたいっていうのは、あれよ! 声の出し方で媚びるっていうのもあるじゃない!?」

みほ「どういう理屈ですか……」

アリサ「いいからとっとと絶景に連れて行きなさい!!」


・・・・・・

~展望デッキ(露天風呂)~


アリサ「なにこれ……」

みほ「ウチの隠れた名所です」

アリサ「展望デッキにはウチにもあるからこの景色は見慣れてるけど、風呂って」

みほ「凄いですよね。私も学園艦内を探検して見つけたところですし。というわけで」ヌギッ

アリサ「なに脱いでるの!?」

みほ「入るんですよ。ここを使う人なんてほとんどいないから周りには誰もいませんし」

アリサ「私は入らないわよ。替えの下着とか無いし」

みほ「それはお忘れなく。手ぶらで来られるようにタオル類はありますし下着も上下全サイズあります。デザインは簡素ですけど」

アリサ「なんであるの!?」

みほ「しかも持ち帰っていいんですよ。無くなったら補充されるみたいですから」

アリサ「ちょっと太っ腹過ぎない!?」

みほ「というわけで入りましょうよ~」

アリサ「ちょちょちょ、自分で脱ぐわよ!」


 チャプン……


みほ「あ゛ぁ゛~」

アリサ「はふ……ぅ」

みほ「どうですか?」

アリサ「悪くないわね……」

みほ「………………………………」ジロジロ

アリサ「……なによ」

みほ「いえいえ。やっぱアリサさんの体は私の見立て通り少し幼めというか、むしろ理想というか」

アリサ「ぶっ飛ばすわよ!!」

みほ「褒めてるんですよ!! こう、若干幼児体系気味なところとか。胸がもう少しぺったんこだったらもっとよかったですよ。あ、別に幼女が好きなんじゃなくて、スレンダーな体系が好みというだけで。あ、でも幼女特有のプニった手足とかイカ腹とかたまらない――」

アリサ「ここで息の根を止める!」

みほ「うわぁぁぁぁぁぁ!!」


 バシャバシャ


アリサ「凶器も必要無いわ……へっへへ、誰がアンタなんか! アンタなんかこわくないわ!」

みほ「(よし、この混乱に乗じてアリサさんの体に巻いてあるタオルをキャストオフ!!)」バッ

アリサ「へ?」

みほ「フッ」

アリサ「野郎ぶっ殺してやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

みほ「おっと」モニュッ

アリサ「ひいあああぁぁぁ!!!?」

みほ「へっへっへ、隙だらけですよ」

アリサ「と、とめてとめて!!」

みほ「え~仮に私がアリサさんの恋人だったとして、この状況で止めるわけないじゃないですか」


みほ「じゃあそろそろメインディッシュを」ジュルリ

アリサ「か、カツはさっき食べたでしょ!」

みほ「ここでボケるなんて恥ずかしがり屋さんですね~」

アリサ「っ、最初からそれが目的ね! まぁ知ってたけど……」

みほ「知ってたんですか?」

アリサ「アンタが私にしたことを思えばね……」

みほ「じゃあ話は早いですねっと!」

アリサ「ま、待って!」

みほ「……?」

アリサ「………………その、最初アンタが迫ってきたときは、色々されて、私も前後不覚になってたわ。だけど、よく考えたらやっぱり、いけないと思うのよ」

みほ「私は忘れませんよ。声が聞きたかった。いつ会えるの? って」

アリサ「それはだから、気の迷いよ!」

みほ「(本能と理性ってやつかな……理性の部分でやっぱり私を拒否してる)」


みほ「(まぁここは口先でどうとでも言えるんだけど……アリサさんを本能のままに貪るか、いい顔を見せてあげるかってところだね)」

アリサ「それでね、確かにみほのキスはその、すごくよかったわけよ……でも…………」

みほ「アリサさん」

アリサ「?」

みほ「>>直下」


 1.四の五の言わず流れに任せちゃえばいいんですよ
 2.分かりました。アリサさんの恋が成就するように私も協力します


みほ「分かりました」

アリサ「えっ?」

みほ「叶わないものだとは知っていましたから……」

アリサ「いや、そう言われると申し訳ないんだけど……」

みほ「いえいえ! 私、アリサさんの恋が成就するように全面的に協力しますよ!」

アリサ「協力……?」

みほ「はいっ! 元々そういうことで私達の関係は始まった。だから私をいつでも練習台にしてください。それで、タカシさんを落としてあげてください」

アリサ「でも、いいの……?」

みほ「アリサさんの幸せは、私の幸せですから。むしろ、この前と今日で、思い出にします。最初は無理やり迫ってしまって、ごめんなさい」

アリサ「っ……で、でもっ」

アリサ「………………私、嫌じゃ、無いから…………」


みほ「ありがとうございます。大好きなアリサさんにそう言われただけでも、私は幸せです」

アリサ「…………」

みほ「……後ろめたいとか、思ってます?」

アリサ「…………多少はね。形はどうあれ、アンタは私を好きだと言ってくれた。これで私がアンタを嫌いだったなら、もっと話は簡単だったのに……こんなに嬉しいんだもん」

みほ「そう言ってくれるだけでもいいんですよ。告白成功したら教えてくださいね。私、お赤飯炊きます!」

アリサ「プッ、ふふふ……なによそれ」

みほ「……だから、今だけ、いいですか?」

アリサ「仕方ないわね。これも練習よ」

みほ「じゃあ……」チュッ

アリサ「ん………………」

みほ「……」スッ

アリサ「これだけ?」

みほ「不満ですか?」

アリサ「い、いや……その」

みほ「これが告白に成功したときにするキスです。そして次のこれが……」チュルッ

アリサ「ンッ、んっ……うん……っ!」

みほ「恋人になって、好き好きを伝えるキスですよ」


アリサ「(最初は無理やりだった……でも、その無理やりのキスを思い出す度に、そのキスがしばらく頭を離れなかった……)」

アリサ「(でも私は、みほのことを好きなんじゃない……私が好きなのは………………)」

アリサ「(なのに、なんでこんなことしてるんだろう、私……)」

アリサ「(練習? 違う……もっと、なにか…………でも、私達は恋人じゃない)」

アリサ「(………………まぁいいわ。みほのキス、これを覚えて…………覚えて……)」

みほ「………………」

アリサ「プハッ……」

みほ「…………のぼせちゃいますね。出ましょうか」

アリサ「ええ……みほ」

みほ「なんですか?」

アリサ「…………その、ありがとう」

みほ「私こそ」ニコッ

みほ「(ヒッヒッヒッヒ…………)」ニタァ


・・・・・・

~夕方・駐車場~


ケイ「じゃあねー!!」

アリサ「じゃあ、ね」

みほ「また!」

沙織「今度は私にもサンダース案内してくださいねー!」


 ゴオオオオオオオオオオオオオ!!


優花里「行っちゃいましたね。西住殿、首尾はどうでした?」

みほ「バッチリ」


みほ「かくかくしかじか」

沙織「ええっ!? なにそのいい話!! そこは『もうそんな思いなんて忘れて私に溺れようぜ』じゃないの!?」

優花里「確かに西住殿らしからぬ……身を引くんですか?」

みほ「うん。引くよ」

沙織「みぽりん、どうしちゃったの!!」

みほ「まぁまぁ沙織さん。さっきも言ったでしょ。これは商業エロ漫画的な関係だって」

沙織「……?」

みほ「ひひひひひひひひひひ」

優花里「あっ」


 アリサの依存度が1→2になりました


みほ「2人はどうだった?」

優花里「ケイ殿にここを色々案内してましたよ。戦車のガレージとか」

沙織「2人とも急によく分からない映画ネタで盛り上がるからついていけなかったよ~」

優花里「こういうこともあるから映画は見ておくに限るんですよ!」

沙織「いやいやいや絶対ゆかりんとケイさんにしか通じないから!」

みほ「あはは……ん? 誰かこっちに来る……?」


 駐車場の遭遇イベント……直下
 今まで落とした子(アリサ以外)誰と遭遇するかを書いてください(コンマによって登場しないですが……)

 コンマ一桁奇数→遭遇
 コンマ一桁偶数→遭遇せず


「あれ、確かに飛行機あったのにー」

「えー嘘だったのー?」

沙織「小さい子だ。見に来たのにもう行っちゃったもんね……」

みほ「………………」ハァハァ

優花里「西住殿、流石にあれに手を出したらブタ箱行きですよ」

みほ「大丈夫…………お話しするだけ……あの右の子、ちょっとペコさんに似てるかも……」

沙織「私があの子達にもう居ないって言っておくから!! ゆかりんカバー!」

優花里「はい! さぁ西住殿、ここを通りたければ私にカバディで勝ってからです!」

みほ「カバディカバディカバディカバディカバディカバディ」


・・・・・・

~翌日・通学路~


みほ「それでね、あの時の典子さんはまるで犬みたいによだれ垂らして私の指を舐めてきてね」

沙織「へっへっへ、まさにメス犬って? はははは!」

優花里「おはようございます。何の話を?」

みほ「この前典子さんをホテルに連れて行ったときの話」

優花里「通学路でする話じゃないですよ!!」

みほ「大丈夫。誰か近くに居たら声を小さくするから」

優花里「そういうことじゃないんです! ああもうどうして私が常識人枠なんですかー!!」

沙織「私も常識人だよ?」

優花里「もうすっかり狂人ですよ!!」


沙織「じゃあゆかりんも来たことだし、次の行動を決めようか」

みほ「それじゃあ優花里さんよろしく」

優花里「ええええっ!?」

みほ「なんか昨日のアリサさんのでここ数日荒んでた心が浄化された気分なんだ。というわけで次は優花里さんが決めて!」

優花里「あの西住殿、私一応西住殿に落とされた内の1人なんですが……」

みほ「それで?」

優花里「色々付き合ってはいますが、西住殿を思う気持ちは変わらないわけで」

みほ「それで?」

優花里「そんな私に選ばせるのって今更ながら拷問なのではないかと思いまして」

みほ「それで?」

優花里「あ、もういいです。じゃあ>>923で」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

2 ゆかりん!


優花里「ここは心機一転、新しい子を」

みほ「うん、それがいいかもね。流石優花里さん、私の事を思ってるね!」

優花里「そりゃあもう! って違います!」

みほ「可愛い子にこんなに思われて私は幸せだよ~」

優花里「なんか胡散臭すぎて信用できないんですけど……」

みほ「好きな人を信用できないの!?」

沙織「はいはい漫才はそのへんで。それで、新しく落とすのはどうするの?」

みほ「うん、じゃあせっかく優花里さんが決めてくれたんだから、>>直下かな」


 1.新しく落とす
 2.落とした子と過ごす(キャラ名も記載)

非常に申し訳ない謎の同じ安価連チャンしていました
安価下で学内の子を落とすことにします
こちらの落ち度ですので、このスレの終わりに会長のなにかしらのワンシーンを入れます

学内で落とす子 >>936

生徒会の副会長っぽい見た目の人


みほ「あの、生徒会の、あの、なんか、第1話で、絶対この人参謀だろうな~副会長なんだろうな~って思った、あの片眼鏡の、あの」

沙織「あっ」

優花里「……」

みほ「絶対頭いいクールな冷徹キャラなんだろうな~って思って、絶対片眼鏡越しに標的も打ち抜くんだろうな~って、絶対優秀なんだろうな~って思ってたあの人」

みほ「蓋を開けてみれば作戦と砲撃がひっでぇ出来だったあの人」

沙織「みぽりん、もういいよ……」

みほ「いや私はあの人好きだよ?」

みほ「あの人ね、からかうと面白いしなんだかんだ乙女だし愛嬌あるしで、私にした非礼の数々からしてもお釣りがくるくらいだよ」

優花里「ほ、ホントですよね?」

みほ「本当だよ!!!!!」


みほ「なんかね、よしよししたくなるんだよ」

優花里「……にしても不思議です」

みほ「なにが?」

優花里「西住殿はこれまで私を除けばロリか豊乳の人しか選ばない両極端な性的嗜好だったはずですが……河島殿はどっちともつかず普通な気が……」

沙織「ふっふっふ、甘いねゆかりん」

優花里「なにがですか?」

沙織「桃ちゃん先輩はねぇ、けっこういいモノ持ってるんだよ!!」

優花里「そうでしたっけ?」

沙織「見よこの水着!」

優花里「んなっ!? ああこんなでした! この痴女みたいな水着でした!!」

沙織「これみるとかなーり隠れ巨乳だったというか、結構いいよね」

優花里「なるほど……この秋山優花里、まだまだ精進が足りませんでした!」


優花里「つまりロリコンおっぱい星人の西住殿のストライクゾーンにはバッチリ入っていたと!」

沙織「そういうこと!」

みほ「そろそろ学校に着くよ」

沙織「人間って不思議だよね~ほぼ正反対のものを同時に持ち合わせることができるんだから」

優花里「ですね。ペッタンコイカ腹な幼女を愛でるときもあれば大きな胸に埋もれたい……そんな矛盾を孕みながら生きる西住殿はまさに人間の象徴といいますか」

沙織「だってロリペドなくせに小山先輩とかノンナさんとかに甘えるんだもんね!!」

みほ「沙織いいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

優花里「リアル幼女にも反応しちゃう時点で異常なのに欲張りですよねぇ」

みほ「黙れええええええええええええええええええぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!!」

「ひっ!?」

「な、なに?」


・・・・・・

~教室~


沙織「おっはよ!」

みほ「おはよう……」

華「おはようございます。あら? みほさん疲れてます?」

みほ「ああうん、朝から大声出してね……」

華「ああ、だからさっき教室の窓がビリビリ揺れていたんですね」


・・・・・・

~休み時間~

 ピンポンパンポーン


『普通2年西住みほ。普通2年西住みほ。ただちに生徒会室へ出頭するように』


みほ「?」

華「あら?」

沙織「なんでみぽりん呼ばれてるんだろ」

みほ「さぁ…………でも」

沙織「でも?」

みほ「運命って神様は私の味方みたい」ニヤッ


・・・・・・

~生徒会室~


杏「やぁやぁ西住ちゃん」

みほ「会長、どうしたんですか?」

桃「いや、どうしたということではないんだが……」

柚子「あのね、み……西住さんのことで、生徒会に手紙が届いていたの」

みほ「手紙? どういう?」

杏「ああまぁ……」

桃「ゴホン、>>957という内容で来たんだが……」

信じてたのに…
オレンジペコ


【みほさん…………信じてたのに……………… byオレンジペコ】


みほ「………………………………???????????」

みほ「!?!????!??!??????」

桃「その反応だと、心当たりは無いようだな」

みほ「え、ええ……というか、何故あの人から私に?」

杏「なにかやらかしたとかー?」

柚子「でも、西住さんはそんな恨みを買うようなことをする人じゃないよね!」

みほ「(売るほど買ってます……)」


みほ「(何故急にそんな手紙を……しかも生徒会に…………? ペコさんの真意が分からない……)」

みほ「(いくらあのグロリアーナ育ちだからって、ペコさんがこんな陰湿で下手したら他人を巻き込みかねない血文字の手紙は送ってこない……)」

みほ「(あのグロリアーナだからって、ペコさんにはなにか考えがあるはず……)」


杏「まぁそう難しい顔するこたないって! もしかしたら名前を騙ったまったくの別人からのいたずらかもしれないしね!」

みほ「(いや、いたずらではない……いたずらなら、『みほさん』なんて書けない)」

みほ「(やはり本人……)」

柚子「ほらほら、元気出して! ごめんね? あの子いい人だったのに、こんな……」

柚子「みほの恋人だからって、もし私のみほを傷つけるようなら……」ボソッ

みほ「えっ?」

柚子「ううん!」


桃「時間を取らせてすまなかったな。戻っていいぞ」

みほ「はい……あ」

柚子「どうしたの?」

みほ「(そうだ、小山先輩なら河島先輩を落とす手伝いをしてくれるかも)」

みほ「(仲良くなりたいって言えば一発だもんね)」

みほ「(小山先輩は真面目だから、理由考えておかなきゃなー)」


 柚子ちゃんに手伝いを……>>963

 1.お願いする
 2.やめとく

1


みほ「(よし)」

みほ「小山先輩、ちょっといいですか?」

柚子「え? うんいいけど」

みほ「じゃあちょっと……」

柚子「うん。すみません少し」

桃「分かった」

杏「ういー」


柚子「どうかしたの?」

みほ「……えへへ」ボスッ

柚子「きゃっ、もう……甘えたさんね」ナデナデ

みほ「(ああ……包まれる………………やっぱ日常に癒しは必要なんだ……)」

みほ「(って、いけない)」

みほ「あのね、お姉ちゃん」

柚子「なぁに?」

みほ「……手伝ってほしいことがあるんだけど」

柚子「いいよ」

みほ「いいの?」

柚子「うん。みほのしたいことは手伝うよ」

みほ「本当!? なら――」


柚子「桃ちゃんと仲良くなりたいんだ」

みほ「うん」

柚子「仲良くなるのはいいことだね!」

みほ「ありがとうお姉ちゃん!」

柚子「でも何で今?」

みほ「え、あー……一応隊長と副隊長だし。一応。一応」

みほ「でもそれじゃあダメかなって」

柚子「そうなんだ。ひとつ、聞いていい?」

みほ「なに?」

柚子「みほは桃ちゃんと友達として仲良くなりたいの? それとももっと深く?」

みほ「っ………………深くじゃ、だめ、かな……」

柚子「ううん、いいと思う」

みほ「でも、ペコさんいるし……(実を言うともっといるし)」

柚子「私はみほがしたいことを手伝うだけ。それにみほは欲張りさんだって、なんとなくそう感じるから」

みほ「女神や……」


みほ「お姉ちゃん…………!!」

柚子「任せて。私はみほのお姉ちゃんだから!」

みほ「(沙織さんの声で『お姉ちゃんにおまかせ!』って聞こえたような……)」

みほ「(まぁいいや)」

柚子「じゃあどうする? 桃ちゃんを1人にすることは簡単にできるけど」

みほ「どうしましょう……(ん? そういえばこれってやり方次第でカチューシャさんの予行演習になるかな)」

みほ「(でも河島先輩もオンリーワンだし)」

みほ「河島先輩は簡単に心を開いてくれるかな」

柚子「うーん……どうだろう。みほのことを信頼はしてるみたいだけどそういう目では……」

みほ「じゃあじっくり攻めるね」

柚子「じっくり?」

みほ「うん。>>970して仲良くなろうと思う」

柚子お姉ちゃんとの仲の良さをこっそり徹底的に見せつけて


みほ「ここはお姉ちゃんと私で仲がいいところを沢山見せつけて、まず私を見てもらうの」

柚子「ふんふん」

みほ「それでね、気になって罠に近付いてきたところを私とお姉ちゃんで挟み込んでハンバーガー」

柚子「それでいいの?」

みほ「うん。あの人、押しに弱いよね?」

柚子「相当」

みほ「なら大丈夫だよ。絶対上手くいく」

柚子「ならみほの言う通りにするね」

みほ「お願い」


・・・・・・


柚子「戻りました~」

みほ「では先輩をお借りしました」

みほ「(ここはまず退散。そして……ひひ)」

杏「もう休み時間終わっちゃうから早く戻りなねー」

みほ「はい」パッ

柚子「じゃあね」

桃「…………ん?(今2人は手をつないでいたような……見間違いじゃないよな?)」

杏「…………うん。それじゃまた練習でね」


みほ「(まず河島先輩に私達がいつもと違うと意識させる。会長に見られてもまぁ、問題は無いでしょ)」

みほ「では」ガチャッ、バタン


桃「会長、とりあえず書類は片付きました」

杏「そっか。じゃあちょっとジュース買ってくるわ」

桃「私も……」

杏「いいよいいよ。何か飲みたいのある?」

桃「では、サイダーを」

杏「あいよ」ガチャッ、バタン


桃「ふぅ……さて、お茶菓子でも出して……ん? あ! また私の名簿が『河島』になってる! 私の苗字は『河嶋』だというに!!」

桃「先生にはちゃんと言っておかねば……」


・・・・・・

~廊下~

 スタスタスタ……


杏「(小山の西住ちゃんへの態度。それに戻ってきたときの2人の繋いだ手……)」

杏「(西住ちゃんの河嶋への視線、距離、表情……瞳孔の開き具合、皮膚の温度、筋肉の動き……示し合わせたような2人)」

杏「(それにグロリアーナの子から送られてきた変な手紙)」

杏「……」ピッ

杏「あ、もしもしダージリン?」


みほ「さーて教室に戻って次の授業………………ん、あれ……」フラッ

みほ「なんか……眠く………………」ドサッ


 次スレに移行するため、嘘BADENDをスレの最後に(会長のは今の伏線で許してクビンカ)
 嘘ENDキャラ(落とした子限定・依存度関係無し)とシチュ(監禁・浮気バレ等)……>>981

ノンナさん 監禁


 【嘘BADEND ノンナ・監禁】

・・・・・・

~プラウダのどこかの部屋~


みほ「…………ん……」

みほ「(………………ここは……確か、私……生徒会室から戻る途中に……)」

みほ「…………ベッド……?」ギシッ

みほ「動けない…………手足を縛られてる……この前の優季ちゃんの時みたい」

ノンナ「気付きましたか」

みほ「ノンナさん?」


みほ「なんで私こうなってるんですか?」

ノンナ「さぁ、なんででしょうね」ペラッ

みほ「(ノンナさんは本を読んでる……私が縛られているのを不思議に思っていない。つまり……)」

みほ「私、何されたんですか?」

ノンナ「見ての通りです」

みほ「ノンナさんが?」

ノンナ「はい」

みほ「何故?」

ノンナ「笑顔です」

みほ「は?」


ノンナ「……あれから、私は考えました」パタン

ノンナ「あなたの言う、カチューシャと…………」

ノンナ「あのカチューシャを……」

ノンナ「そして帰ってから、カチューシャと共に過ごしました。この笑顔が壊れる。この笑顔が穢れる。この笑顔が……!」

ノンナ「…………そんな笑顔を、壊せるわけないじゃないですか」フフッ

みほ「ッッ、なっ! ノンナさん!!」

ノンナ「今更慌てても無駄ですよ。ここは地下室。叫んでも声はどこにも誰にも届かない……そしてここにはあなたと私、2人だけ」

みほ「そんな……カチューシャさんの笑顔を壊すのが、あの顔が歪んで快楽に落ちていくのが、あなたは見たくないんですか!?」

ノンナ「………………あなたもロリコンなら、分かるでしょう」

みほ「最も愛でる幼女を……手折らない…………」

ノンナ「…………」コクッ

みほ「だからって、そんなこと! あなたは私に溺れ、私を使ってカチューシャさんも溺れさせようとしていたハズッ! なのに何故急に心変わりなどッ!」

ノンナ「言ったでしょう。カチューシャの笑顔の為。あの笑顔は、穢してはならないもの。葛藤はありましたよ。ですが、それでも……あの笑顔は……ッ……」


みほ「ッ、そんな…………でも、沙織さん…………」

ノンナ「武部さん、ひどく抵抗していましたね」

みほ「えっ……?」

ノンナ「ですので、フフッ……」

みほ「ッッ!!」

みほ「沙織さんに何をしたんですか!!」

ノンナ「おお怖い。ふふふふ、あなたのそんな顔、初めて見ました」

ノンナ「私が憎いですか? 私が怖いですか? でも安心してください」

ノンナ「あなたの言った通り、私はもうあなたの虜……しかしこうは思えませんか?」

ノンナ「私があなたを飼えば……カチューシャを穢すことなく、私はあなたといつでも交わえる」

みほ「っ……そんな、こんな……!」


ノンナ「安心してください。衣食住は保証しますよ」

みほ「出して……ここから…………」

ノンナ「ええ出してあげます。私が飽きてあなたが誰も彼もから忘れられた時にでも――まぁ、そんな日が来るとは思えませんが」

ノンナ「ああそうそう、そこの机の引き出しに面白いものが入っているんですよ。なんだと思いますか? ヒントは武部さんの――」ガサゴソ

みほ「い、いや…………いやああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっっ!!」


 その後、西住みほを見た者はいない――
 


 【嘘BADEND】


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【ガルパン安価】みほ「皆って結構チョロすぎない?」
【ガルパン安価】みほ「皆って結構チョロすぎない?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1475426675/)

こっちは埋めてくださいな

桃ちゃんも落ちたら会長が毒牙にかかるのも時間の問題だな

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