勇者&魔王&国王&教皇&竜王&獣王&妖精王&少女奴隷 (64)

 
 
その伝説は忘れ去られていた。
 
 
「八柱(ヤハシラ)の力 一つとなる時 邪獄の王は滅ぶ」
 
 
*** 
 
 
勇者「…酷い事態になっちまったなあ…」
 
魔術師「…魔族は何も悪い事はしていないのに国王と教皇が結託して魔族を邪悪と決めつけて侵略軍を派遣、
 
 これに激怒した竜王が人類討伐軍を派遣、そこへ漁夫の利を狙った獣王の派遣したグリフォン軍が人類と竜族の領地に侵攻、
 
 今や世界は三つ巴四つ巴の大戦乱状態です。」
 
戦士「…悪を倒す為に剣を振るうんならやりがいもあるんだがな、…こんな戦争、悪も正義もへったくれもあったもんじゃない。
 
 大体、世界を平和にするべき教皇が戦争起こしてどうするって話だからな…。いやまあ、神官相手に教皇批判は悪かったかもしれんが。」
 
神官「神官が全員あんな教皇の味方だなんて思われるのは心外ですね。神の教えはあくまで平和を尊しとしています。少数派ですが
 
 次の教皇を擁立して現教皇を解任すべきだという声も教会内には存在するんですよ。まあ私としてはなるべく穏便に現教皇に地位を退いてもらう方法が無いか、
 
 正直考えあぐねてはいるんですがね…」
 
勇者「…しかし、魔族の王の魔王が表立って動きを見せないってのが気になるな。実際今どうしてるんだ?」
 
魔術師「…徒に魔族の人間に対する憎悪を煽り立てて全面戦争にでもなれば人類も魔族も滅び尽くすまで戦う、などという事態にもなりかねませんからね。
 
 魔王としてはあくまでも防戦に努めて、水面下で外交交渉を進めたり人間達の財界のトップに働きかけたり停戦に向けての努力を続けている様ですが…、
 
 どうもその消極的な態度が竜王を苛つかせている様で…、魔族と竜族の間に溝も生じつつあるようです…。」
 
勇者「…どうにも竜族には脊髄反射な奴が多過ぎるんだよなあ…、一度相手を邪悪と決めつけたら思考停止しちまう。
 
 500年前に当時の竜王が他の種族に攻撃しまくって逆に多種族連合軍に討伐されたってのも、元はと言えば些細な事で竜王が他種族に激怒したのが
 
 始まりだったってんだろ?」
 
 


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魔術師「…あの戦いが無ければ竜族は他種族よりも余程繁栄していた筈なんですがね…。まあ、500年前の教訓なんて忘れられても仕方無いのかも知れませんが…」

 
勇者「…歴史から学ばない奴らだなあ…、と愚痴ばかり言ってても仕方無い。取り敢えず、国王の周囲から探ってみるか。」
 
魔術師「…国王から、ですか?」
 
勇者「…この戦いで利権を貪ろうとしてる国王派の貴族、武器商人、そいつらと繋がってる教会のトップの連中、その辺の情報を掴めるだけ掴むんだよ。
 
 人間全部が魔族に反感持ってる訳じゃない。一部の者の利権の為に戦争やらされてるって知らされりゃ人間達の間で反戦機運も高まるはずだ。
 
 何とか停戦出来ないかって頑張ってる魔王に援護射撃、ってのも悪くないと思わないか?」
 
戦士「…まあ今は剣振るう気にもなれんしな、悪くないんじゃないか。」
 
神官「私は教会内部メインに調査してみましょう。協力してくれそうな人達の心当たりもありますし。」
 
魔術師「…私は竜族と獣王配下のグリフォン族の情報を集めてみます。せっかく人類と魔族が停戦の方向へ向かおうとしているのに
 
 竜族とグリフォン族が暴れたせいで台無しになった、というんではたまったものじゃありませんから。皆さんの努力が無にならない様
 
 先手を打つ為には、情報が必要ですからね。」
 
勇者「…先を見越してくれる奴が仲間で助かるよ。それじゃみんな、早速動くか!」

 
 
 
魔王「…停戦工作も手詰まり気味か…」

 
魔族大臣「…魔族の武器商人ギルドがこの戦争で軍需利益を貪っていますから…、彼らの停戦妨害工作も厄介です…。
 
 それに何と言ってもここまで魔族の中に人類への憎悪が広まってしまっては…。」

 
 

 
 
魔王「…暴走した感情は理性的な者達の判断まで狂わせるからな。私とて、私欲の為に魔族を襲った邪悪な人間達は憎い。

 
 しかしだからと言って憎しみに任せて殺し合っていたのでは善良な魔族達や善良な人間達の犠牲が増えるばかりだ。
 
 その上、その隙を突かれてグリフォン族の侵略を許してしまう羽目になっては事態は最悪だ。現に人類の多くはその最悪の事態の只中だ。
 
 これ以上の魔族の犠牲を出さぬ為には停戦を目指す以外に手段が無いのだが…」
 
魔族大臣「…竜族の我らへの支援がむしろ我らの状況を悪化させていますからな。竜族は人類への偏見を煽るばかりです。
 
 その竜族に影響されて魔族の中にまで『人類など滅ぼしてしまえばよい』との意見が拡大しておりまして…」
 
魔王「…その人類を滅ぼす為の戦いで魔族まで滅びてしまうのでは、あまりにも惨く、あまりにも空しい…。
 
 …しかしこのままでは本当に魔族と人類の相互殲滅戦になってしまう…。」
 
魔族騎士「・・・危急の折申し訳ございません。魔王様に御用件が…」
 
魔王「何だ…って、何でこんな所に人間の少女がいるっ!!?」

魔族大臣「何を考えているのだ魔族騎士!!?。この情況下で人間を魔王城に入れるなど、どんな揉め事になるか…」
 
魔族騎士「・・・仰る事は承知の上ですが、この少女、どうやら並々ならぬ事情を抱えている様でもありまして…」
 
魔王「…魔族騎士よ。その粗末なマントのみを羽織り家畜の様な首輪を着けられた姿から察するに、この幼い少女、人間達の性交奴隷か…?」
 
魔族騎士「…おそらくは…、しかし…」
 
魔王「…成程、能力等は何の変哲もない只の人間の少女の様だが、何やら不思議な雰囲気を感じもする…。…こんな雰囲気は、
 
 魔王の私ですら、今まで感じた事が無い…」

 
 

 
 
少女奴隷「…魔王様にお願いがあります…。」

 
魔王「…何だ?」
 
少女奴隷「…わたしを、犯して頂けませんか…?」
 
魔王「!!?っ、いきなり何を言い出す…!?」
 
少女奴隷「…どうか、お願いします…」
 
魔王「し、しかし!!?、良いのかお前本当に!?、今会ったばかりの私に犯されるなど…、しかも私は魔族の王でお前は人間、
 
 私に犯されたりすればお前只では済まんぞ…!!?」
 
少女奴隷「…わたし、もう、身体が酷くうずいてしまっていて…、魔王様に犯して頂けないと、耐えられそうにありません…、
 
 申し訳ありません、既に多くの人間の方達だけでなく、多くの種族の多くの方達に犯されているわたしの様な穢れた者が
 
 魔王様に犯して頂くなど、許される事ではないと承知はしております、ですが…、その…、すみません、うまく御説明出来ませんが…」
 
魔王「…不思議だな、なぜか、お前を犯さなくてはならないと思わせる、何かが、感じられる。
 
 魔族大臣に魔族騎士よ、済まぬが暫く、私とこの少女奴隷を二人きりにしてはくれぬか。」
 
魔族大臣「…解りました。」魔族騎士:無言で退室
 
少女奴隷「…済みません…、宜しくお願い致します…」
 
魔王(…マントを脱げばその下は家畜用首輪以外一糸纏わぬ全裸か…、こんな幼い少女に、人間達め、惨い仕打ちを…)

 
 

 
 
魔王(…しかし、何とも可愛らしい少女だな。ツインテールが似合っている。顔立ちは幼く、背丈も低いが、両脚は長い。乳房の丸みも尻の丸みも太股も

 
 十二分に発育していて形良く豊満だ。ウェストは折れそうに細い。優美な肢体だ。肌が白い。可愛らしいお腹に可愛らしい臍だな。
 
 どこを観てもどこから観ても可愛らしい。…酷い話だが、あらゆる種族の男どもが犯したくなるのも解る。私自身が、この少女奴隷を犯したくなってしまう…)

 
 
四日四晩経過

 
 
魔王(…何という事だ…、とうとう四日四晩休み無く少女奴隷の子宮に私の雄根を突き込み続けて精液を注ぎ込み続けて犯し続けてしまった…)

 
少女奴隷「…ぁ…ぁの…、…ありがとう…ござい…ました…」
 
魔王「!っ、まだ起き上がってはいかん!、…済まぬ、酷い犯し方をしてしまった…、…君の小さな身体に私の長過ぎて太過ぎる雄根を…」
 
少女奴隷「…大丈夫です…、…慣れて…いますから…」
 
魔王「…巨大な雄根で子宮を犯される事に、慣れている、と…?」
 
少女奴隷「…はい…、…済みません…、…こんな穢れたわたしを犯して頂くなんて…」
 
魔王「…謝ったりしないでくれ…、…本当にこれで良かったのか…?」
 
少女奴隷「…はい…、本当に…、ありがとう…ございました…、…凄く…絶頂…させ続けて…頂いて……」
 
魔王「!!、あ、君…!!?」
 
魔王(…まさか次元転移で姿を消すとは…、なぜ、少女奴隷でありながら次元転移が可能なのだ…?)
 
魔王(…あの少女奴隷は、一体…?)

 
 

 
 
勇者「…戦士がここまで武器商人ギルドの内情に精通してるとはな。正直意外だったぜ。」

 
戦士「…只の脳髄筋肉だとでも思ってたのかこの野郎。…ま、戦士も一流になると色々と頭使わなきゃ生き残れなくなるって事だ。
 
 …しかし酷い話だぜ、一般庶民には『邪悪な魔族を倒す事こそ正義の戦いだ』とか言って煽っといて、その魔族の武器商人ギルドと結託して、
 
 軍需利権を効率良く貪る為に水面下で協力し合ってるっていうんだからな…。」
 
勇者「…魔族側じゃあ『人間は邪悪だ』って煽って魔族軍に武器を大量に売りつける。そうすりゃ強力になった魔族軍に対抗する為に
 
 人間の王国軍も大量に武器を買い込む。人間側のギルドも魔族側のギルドも戦争が酷くなりゃ酷くなる程武器が売れて儲かるから
 
 互いに協力し合って憎しみを煽ってより戦争を拡大させていく。…許せねえ!」
 
神官「しかし、具体的に証拠を掴まない事には、ただ情報を得ただけでは彼らの目論見を潰す事は出来ません。」
 
魔術師「些かならず乱暴ですが、直接乗り込むしかないのではないかと。戦士がギルドメンバーに働き掛けて情報収集していた事を察知されれば、
 
 当然証拠隠滅を図るでしょう。まだ証拠が存在する内に…!」
 
戦士「…今から早速乗り込もうぜ!」

 
 
 
勇者「…こりゃ一体どういう事だ…!?」

 
戦士「…武器商人ギルドのトップ連中の会議中に襲撃があったらしいが、死んでる奴は一人もいない。全員虚脱状態だ。」
 
魔術師「…どうやらこれは魔族側のギルドとの連絡の手紙一式と連絡用のマジックアイテムの様ですが…、
 
 …何でこれ程の重要証拠物件がこうも目立つ場所に放置状態に…?」

 
 

 
 
神官「…そこの武器商人の方、一体何があったんです…?」

 
武器商人A「…は…、半妖精の集団が…」
 
勇者「…半妖精…!?」

 
 
 
竜王「…魔王の奴はいつまで躊躇っているつもりだ!?。いい加減に人類絶滅作戦に協力せんか!?」

 
貴族竜A「…魔族の武器商人ギルドが人間の武器商人ギルドと水面下で結託しているらしく、それがどうも気に入らん様ですな…。」
 
竜王「まだるっこしい!!。武器商人ギルドの裏切者も人類もまとめて全部殺してしまえば済む話ではないか!!?」
 
貴族竜A「…魔族の財政状況も膨れ上がる軍事費で悪化の一途を辿っております。軍事行動の拡大を躊躇うのも無理はないかと。
 
 …魔族ばかりではありません。膨れ上がる軍事費で財政が悪化し続けているのは我々竜族も同様で…」
 
竜王「…そんなものは人類から略奪すれば解決する!」
 
貴族竜A「…戦争が長引けば略奪すべき人間達の財貨も戦火で失われる一方で…、…それにしても…」
 
竜王「…何だその眼は?」
 
貴族竜A「…政務の最中だというのに相も変わらず奴隷の凌辱に耽っておられるからお諫めしたくもなるのです。…一体竜王様はいつまで
 
 その少女奴隷を犯し続けるおつもりなので?。大体、何時の間にか竜王城に紛れ込んできた人間の少女奴隷を、竜王様が自ら犯すというのもおかしな話で…」
 
竜王「やかましい!。儂は犯したい時に犯したい者を犯す!。どうせ人間の少女奴隷だ、儂が満足するまで命は持つまい。
 
 死ぬまで犯せば片は付く。それだけの事だ!」

 
 

 
 
少女奴隷(…凄く…太くて…凄く…長くて…魔王…様の…雄根と…同じ…位…、…子宮の…奥を…突かれる…度に…凄い…絶頂…が…、

 
 …でも…、…魔王…様に…突いて…頂くと…とても…優しい…心の…波動が…子宮に…響いたのに……、…竜王…さんに…突かれ…てると…、
 
 …歪んだ…心の…波動が・・・子宮に…響いて…来て……!)

 
 
五日五晩経過

 
 
貴族竜A「…少女奴隷が消えたのですか…?」

 
竜王「…訳が分からん。あの少女奴隷、この儂が五日五晩休み無く容赦無くこの巨根で子宮を突き続け犯し続け精液を子宮に注ぎ込み続けてやったが
 
 それでもまだ死ななかった。挙句の果てに次元転移で姿を消し負った。どういう事だ?」

 
 
 
教皇「…一体何者なのだ!、武器商人ギルドを壊滅状態に追い込んだのは…!?」

 
司祭A「…皆目見当も付きません…、半妖精を使役して我々に敵対する勢力とは…」
 
教皇「…まずいな、勇者達もいずれギルドと教会の癒着の証拠を掴むだろう。勇者の名で反戦を掲げて反教会のPRでもされては…」
 
司祭B「…そこまで御心配なさらずとも、すでに人間達全体に魔族への反感が浸透しておりますし、多少の勇者のPRは大衆の魔族への憎悪で
 
 押し流されてしまうのでは…」
 
教皇「…大衆感情など気まぐれな風の様なものだ、特に煽られた感情というものは冷め始めれば一気に反転する。戦乱が拡大し戦費調達の為に

 
 急激な増税、大衆も貧しさに耐えかね、戦乱の終わりを望む感情も少しずつではあるが膨らみ始めておる。その上我らの目論見が露見すれば…」 
 
司祭A「…そもそも教皇様が私腹を肥やす為に魔族からの略奪などお企みになったのが…」

 
 

 
 
教皇「…真っ先に私に賛同して共に私腹を肥やそうと企んだお前に言われる筋合いなど無い!」

 
司祭C「たっ、大変です教皇様!!」
 
教皇「何事だ!?」
 
司祭C「こっ、この大聖堂にっ、はっ、裸の少女の群れが…っ!!」
 
教皇「裸の・・・少女だと!!?」
 
司祭C「…蝙蝠の…羽根の生えた…裸の少女の群れです…っ!!」

 
 
 
神官「…思い切って中央大聖堂に乗り込んでみれば…、…この有様とは…。」

 
勇者「…まあ良かったんじゃねえか。教皇とその側近はご覧の通りの虚脱状態。武器商人ギルドと国王と教皇の癒着の証拠もこうして手に入ったし。」
 
神官「…『蝙蝠の羽根の生えた裸の少女の群れ』、という証言が気になりますが…」
 
勇者「…蝙蝠の羽根生やして戦争起こしてる奴らを殺さずに懲らしめて去っていく裸の女の子の集団か…。シュール過ぎる話だが、その子達の背後に
 
 何者がいるのか、って話でもあるよな…。」
 
戦士「…その件も確かに気にはなるがな、おい勇者、ここまで来たらいい加減国王の所に乗り込まないか?」
 
勇者「…国王か…。」
 
戦士「…いやまあ、確かに最初は国王の周囲メインからメス入れるつもりだったのを俺が武器商人ギルドの方へ方向転換させちまったんだから
 
 俺が偉そうに言っちゃ悪いとは思う。思うけどな、やっぱり、人類軍の最高司令官は国王だ。軍を止めさせたけりゃ国王を何とかするしかない。」

 
 

 
  
勇者「…確かにそうなんだが…、…何しろ竜族軍と獣王配下のグリフォン軍が人類軍に大攻勢の最中だろ?。こうなっちまうと今すぐ人類軍だけ


 手を引かせりゃいいって訳に行かない。俺なりに色々考えてみたんだが、何しろ人類全体が危機的状況だ、今国王を失脚でもさせたら、
 
 国中に不安が広がって内紛やら暴動やら、余計に状況が悪化しちまう危険性も大きい。あんなボンクラ国王でも人類統合の象徴としての存在価値ってもんがあるからな…」
 
戦士「…だから国王の不正を見逃すっていうのかよ!!?」
 
勇者「そんな事は言ってねえ!!。俺だって今すぐ国王の不正を暴きたい!!。でも、だからってその為に人類全体の危機を悪化させていいって事にはならんだろうが!!」
 
戦士「…すまん。どうも俺は熱くなりやすくてな…、…お前だって随分悩んでるってのに…」
 
勇者「別に謝る事じゃねえさ。」
 
神官「…せめてもの救いは人類軍と魔族軍との戦闘が徐々にではありますが沈静の方向に向かっているという事です。
 
 やはりここは何とか竜族軍とグリフォン軍を抑える為の作戦を立てる必要が…」
 
魔術師「皆さんこちらでしたか!」
 
戦士「こちらでしたかじゃねえよ!。合流遅過ぎだぞ!。予定合流時刻1時間過ぎてるぞ!」
 
魔術師「すみません、竜族軍とグリフォン軍のリアルタイム情報を仕入れていたらとんでもない事に…」
 
勇者「…おい一体何があった!?」
 
魔術師「…竜族軍とグリフォン軍が謎の妨害の為に行動が封じられている状態です。おかげで人類軍は壊滅を免れましたが、
 
 損害が大き過ぎて反撃どころではなく、一時撤退して竜族軍とグリフォン軍の動向を静観している状況で…、
 
 要するに現在の所、人類軍と竜族軍とグリフォン軍の間の戦闘は停止状態です。」

 
 

 
 
勇者「…戦闘停止は有り難いが…、その謎の妨害って何なんだよ…?」

 
魔術師「リアルタイム情報をそのまま言いますから驚かずに聞いて下さい。竜族軍とグリフォン軍の戦闘行動を妨害しているのは、
 
 蝶の羽の生えた裸の少女と蝙蝠の羽根の生えた裸の少女と飛竜の羽根の生えた裸の少女の混成軍団なんです。
 
 しかも何故かその混成軍団、竜族達もグリフォン達も只の一体も[ピーーー]事無く、戦闘能力のみ奪っているとか。」
 
勇者・戦士・神官「……」
 
魔術師「・・・皆さん意外に驚いていない様ですが。」
 
勇者「…いやまあ、ご覧の通り教皇も側近も虚脱状態なんだが、これをやったのが蝙蝠の羽根の生えた裸の女の子軍団って証言があってな…」
 
魔術師「…えらくシュールな話ですね…」
 
神官「…一つ気になった事があるのですが…」
 
勇者「何だ?」
 
神官「…竜族達とグリフォン達を妨害している蝶の羽の生えた裸の少女というのは、武器商人ギルドを襲撃した半妖精の事ではないかと…」
 
戦士「…確かに半妖精の外見って蝶の羽の生えた裸の女の子だよな。」
 
勇者「…黒幕が一緒の可能性有りって事か?。…しかし一体誰が…?」
 
神官「…世界平和を願うボランティア精神に溢れた方では…、…一切命を奪わない方針で徹底しておられる様ですし…」
 
戦士「…世界平和を願って裸の女の子達に戦争を止めさせてるボランティア精神の持ち主…?。…いかん、考えてたら
 
 何か頭がおかしくなってきた…」

 
 

 
 
少女奴隷「…あの、すみません…」

 
勇者「…って君!?、こんな所へどっから入ってきたの!!?」
 
少女奴隷「…すみません…、勇者様達にお願いがありまして…」
 
戦士「…何?」
 
少女奴隷「…勇者様、戦士様、神官様、魔術師様、どうか、わたしを犯して頂けませんか…?」
 
勇者「!!?っ、いきなり何言いだすのっ!!?」
 
少女奴隷「…すみません…、…わたしみたいな穢れた性交奴隷が勇者様達に犯して頂くなんて…、でも…」
 
神官「…ここでは何ですし、反戦派の神官の方々も来られた様ですので、この場は神官方にお任せして場所を変えてこの少女の話を聞いてみては…」
 
戦士「何言いだすんだよ!?」
 
神官「…うまく言えませんが、私は神官としてこの少女の話を聞かなくてはいけない。何故か、そう感じるのです…。」
 
魔術師「…私もこの少女の話を聞くべきだと思います。」
 
勇者「…只の性交奴隷の女の子じゃない、って事か…?」
 
魔術師「…マジックチェックしてみた限りでは特に何の能力も持っていない普通の奴隷の少女です。しかし、何やらどうも、私などの能力では分析し切れない、
 
 特別な存在の様にも感じるのですよ、この少女は…」
 
神官「…この大聖堂には地下室もあります。そこへ一旦移動しましょう。」

 
 

 
 
戦士「…どうもこう、済まない話なんだがな…」

 
少女奴隷「…何ですか?」
 
戦士「…正直俺は、さっきから君を滅茶苦茶に犯してしまいたくなっちまってる。優しくしてあげられる自信が無い…」
 
少女奴隷「あの、わたし、容赦無く激しく犯して頂くのにも慣れてますから、その、求めて頂けるんでしたら、ご遠慮無く…」
 
戦士「ご遠慮無くって…、いやいくら何でもそりゃまずいだろ!!?」
 
少女奴隷「…済みません…」
 
戦士「…いや君に謝られる様な話じゃ…」
 
勇者「…何か特別な事情があって俺達に犯してくれって言ってるんなら、その特別な事情を教えてもらえたら…」
 
少女奴隷「…済みません…、うまく、言えなくて…、ただ、わたし、男の方々に犯して頂いて精液を子宮に注いで頂かないと、
 
 生きていけない身体なんです…。…生まれついての性交奴隷ですから…。…今も、もう、身体が酷くうずいて、耐えられなくて…」
 
神官「…わかりました、私で良ければ、あなたを犯させて下さい…」
 
少女奴隷「!、ありがとうございます…!」
 
戦士「おい神官!?、一体何言いだすんだよ!?」
 
神官「…今明確に神の啓示が届きました。『この少女に汝らの精を与え 子を宿させよ』、と…」
 
勇者「…要するに犯して孕ませろ、って事か?。…あんな戦争起こす様な教皇のいた大聖堂に届く啓示、あてになるのか…?」

 
 

 
 
神官「…神の啓示は場所など選びません。大体、あの様な教皇に真の神の啓示が届いていたはずが無い。偽の神の声で人々を煽っていただけです。」

 
勇者「…悪かった。そんなに怒るなよ。眼が怖い。」
 
魔術師「では早速始めましょう。この少女ももう耐えられる限界を超えてしまっている様ですし。」
 
勇者「えらく積極的だなおい。」
 
魔術師「…勇者も本当はこの少女を犯したくてたまらなくなっているのでしょう…?」
 
勇者「…ああ。認めたくないけどな、って、ええっ!!?」
 
戦士「…俺達4人の男根が…異常に巨大化して…光を放って…っ…!!?」

 
 
四日四晩経過

 
 
勇者「…とうとう、四日四晩休み無しで少女奴隷ちゃんを4人掛かりで犯し続けて巨大化した男根で子宮突き続けて子宮に精液休み無く

 
 注ぎ込み続けちまった…。…子宮だけじゃない、アヌスの奥の内臓も休み無く犯し続けて精液注ぎ込み続けて、口からも精液休み無く飲ませ続けて…」
 
少女奴隷「…どうも、ありがとう、ございました…」
 
勇者「!っ、まだ寝てなくちゃ駄目だ!!」
 
少女奴隷「…いえ、大丈夫です…。…慣れてますから…。」
 
戦士「…慣れてるって…」
 
少女奴隷「…済みません…、…わたしみたいな、穢れ尽くした者が、勇者様達に…」

 
 

 
  
勇者「…俺は君が穢れてるなんて思わない。君は君の生き方で生きてる。それを穢れてるとか、良くないとか、一方的に言える権利なんて、本当は誰にも無いんだ。」

  
少女奴隷「!、…あの、…その、…ありがとう…ございます…」
 
戦士「…その、あんな乱暴な犯し方して、本当に、良かったのか…?」
 
少女奴隷「・・・凄く…気持ち…良かったです…。…内臓も…子宮も…奥まで…激しく…突き続けて…頂けて…、…わたし…四日四晩…もの凄く…絶頂…し続けで…、
 
 …それに…その…、…皆様の…男根から…優しい…波動が…わたしの…全身に…響き…続けて…、
 
 …皆様の…平和を…願う…気持ちが…わたしの…全身に…響き…続けて…、…とっても…心地・・・良くて…、
 
 …本当に…ありがとう…ございました……!」
 
勇者「あ!?、…次元転移で姿消しちゃった、少女奴隷ちゃん…」
 
戦士「…おい魔術師、こりゃどういう事なんだ…?」
 
魔術師「…私如きでは解り様もありません…」

 
 
 
封印された意志(…このまま状況が推移すれば人類と魔族との間で本格的に停戦協定が結ばれるやもしれん…、…竜族軍とグリフォン軍の動きも止まった…。

 
 …不愉快だ。生きとし生ける者が皆殺し合う事こそ我が望み。それが……!!)

 
 
 
獣王「…我がグリフォン軍は一体何をしているのだ!?。人類軍も竜族軍も疲弊しておる!。人類の領土も竜族の領土も我らが征服する!。

 
 その次は魔族の領土だ!。今こそ絶好の機会なのだ!。その絶好の機会を逃してしまうつもりか!!?」
 
獣貴族A「…あの謎の少女軍団は恐るべき能力を備えております。我らグリフォン族の戦闘能力がまるで通用しません…。」

 
 

 
 
獣王「たかが裸の小娘どもにいい様にしてやられているというのか!?。恥ずかしくは無いのか!?。世界が欲しくは無いのか!!?」

 
少女奴隷「…いけません……」
 
獣貴族A「っ!!?、こっ、小娘っ!!?、貴様何処からこの獣王城に入り込んだ…!!?」
 
獣王「…見た所人間の性交奴隷の様だが…、小娘、この儂に何が言いたい?」
 
少女奴隷「…この世界には、平和に、幸せに生きたいと願っている、多くの方達が住んでいます…。…その世界で、傷付け合ったり、
 
 土地を奪い合ったり、殺し合ったりして、多くの方達を不幸にしていくなんて、いけない事だと、思います……」
 
獣王「…性交奴隷の分際で、この儂に真っ向から逆らおうというのか…!。…小娘が!、よくもほざきよった!!」
 
獣貴族A「獣王様!?。一体どうされるおつもりで!?」
 
獣王「裸になれ、四つん這いになれ、奴隷娘!!。この儂の2本の巨根でアヌスの奥、内臓の奥、子宮の奥底まで犯し尽くしてくれるわ!!。
 
 …殺しはせん。お前の方から殺してくれと泣きわめくまで犯し尽くし、その上で死を超えた苦しみというものを徹底的に思い知らせてくれる。
 
 お前の、内臓にも、子宮にも、裂けるよりも遥かに酷く我が精液をぶちまけ尽くしてくれるわ…!!」
 
獣貴族A「…人間の奴隷娘を獣王様自ら犯されるのですか!?」
 
獣王「たかが奴隷娘一人、どうしようと何の支障も有りはせんわ!。丁度良い憂さ晴らしにもなる!。
 
 この娘には性交地獄というものを思い知らせてくれる…!」

 
 
 
少女奴隷(…内臓が…子宮が…破裂…しちゃう…、…もの凄く…太いので…凄く…奥まで・・・突かれ…続けて…、)

 
 

 
 
少女奴隷(…精液が…凄過ぎる…、…内臓も…子宮も…精液で…もの凄く…中から…圧迫…され続けて…、…もの凄く…苦しくて…、

 
 …なのに…わたし…絶頂が…凄過ぎて…、…快感が…凄過ぎて…、…自分から…おしり…振り…続けて…、
 
 …内臓から…子宮から…もの凄く…攻撃的で…もの凄く…歪んだ…獣王さんの…心の…波動が…
 
 …わたしの…全身に…響き…続けてるのに…、…わたし…凄過ぎる…絶頂…感じ…続けて…凄過ぎる…快感…感じ…続けて…、
 
 …わたし…やっぱり…いやらし…過ぎて…穢れ…過ぎてる……)

 
 
六日六晩経過

 
 
獣貴族A「…獣王様、まだその奴隷娘を犯し続けるおつもりですか…?」

 
獣王「なぜだ!!?、なぜ死なんのだ!!?、儂はこの2本の巨根に儂のグリフォンの巨体の重みを込めてこの奴隷娘の内臓と子宮の奥の奥まで
 
 六日六晩一瞬たりとも休み無く突き続け嬲り尽くし続けた!!。儂はこの娘の内臓と子宮に休み無く六日六晩射精し続けた!!。
 
 この娘の子宮に注いだ分だけでもこの娘の肉体の体積の10倍を超える量の精液だ!!。
 
 それでなぜこの娘は死なん!!?、奴隷の分際で!!?、なぜこの娘はまだ生きておる!!?」
 
獣貴族A「!!?っ、こっ、これはっ!!?」
 
獣王「この光は…っ!!?、…この娘の…子宮から…光が…迸っ…!!?」

 
 
 
国王「わっ、儂は知らんっ!!、儂は何も知らんぞっ!!、きょ、教皇と、武器商人どもと、そっ、そうだっ!!、貴族どもだっ!!、

 
 奴らが軍需利権欲しさに善良な魔族を侵略したのだっ!!、儂は一切関与しとらんっ!!」

 
 

 
 
勇者「…これだけ明白に国王の懐に軍需利益が流れ込んでる証拠があるのによくもまあ悪足掻きが出来るもんだな…。」

 
国王「…あう…ぅぐ…」
 
戦士「…まああれだな、王位継承争いで殺された筈のお前さんの姪が実は生きてたのが分かったのが幸いって奴だ。
 
 彼女も庶民の一人として戦争で苦しんだ分、女王として人類を救おうと即位に積極的になってくれてる。
 
 お前さんは安心して国王の座から落っこちてくれ。後の運命は裁判の判決次第だ。」
 
国王「…助けてくれぇ…」
 
神官「…命まではとられないでしょう。ご安心なさい。」
 
魔術師「…もうこんな奴にこれ以上関わっている暇はありません。これからは新女王と魔王との間で本格的に
 
 人類と魔族との間の停戦交渉が進められるでしょう。…さて、我々はこれからどうします?」
 
勇者「…妖精王に会ってみないか?」
 
魔術師「妖精王!?。もう100年以上何者もその姿を見ていないという、あの妖精王ですか…!!?」
 
戦士「何でいきなり妖精王なんだよ!!?」
 
勇者「…人類と魔族が停戦してもだ、竜族は人類を滅ぼそうとしてる、獣王配下のグリフォン族は種族間戦争に介入して
 
 漁夫の利狙いで他の種族を全部倒して世界を征服する気でいる。これを何とかしなきゃならない。
 
 竜族とグリフォン族の両方に戦いを止めさせ様とすれば、俺達だけの力じゃ到底無理だ。」

 
 


 
勇者「…妖精王配下の妖精軍はその数無限とまで伝説で語られてる。その協力が得られれば、
  
 竜族軍とグリフォン軍に手を引かせる事も可能なんじゃないかと思ってな。」
 
魔術師「…私は思うのですがね、裸の少女達を使役して戦争を止めようとしている謎の存在の正体を突き止めて
 
 その協力を得た方が話が早くありませんかね?。妖精王に関してはその所在の手掛かりすらほぼ皆無です。
 
 今からその手掛かりを探していたのでは時間が掛かり過ぎますよ。」
 
神官「…手掛かりが無いのは裸の少女達の黒幕も同じでしょう。何しろあの少女達は次元転移で神出鬼没、
 
 まともに話をした者すらいない状況ですし。」
 
魔術師「…神官は勇者の肩を持つんですね。」
 
神官「…明確な神の啓示があった訳ではありませんが…、妖精王に会うべきだと、感じるのですよ。
 
 神官としての感覚とでもいうべきでしょうか。」
 
魔術師「しかしどうやって会うんです!?、手掛かりも無しに…!?」
 
勇者「…手掛かりならある!。勇者の家系に代々伝わる伝説があるんだよ。妖精王の城、妖精城に辿り着く為の、秘密の道筋を示す伝説って奴がな…!」
 
戦士「…しかしだな、おい。その妖精王、ほんとにあてになるのか?。俺の知ってる伝説じゃあ、妖精王ってのは、
 
 酷く気紛れで世界の事にはほとんど無関心で自分の興味の湧いた事以外じゃ梃子でも動かないって話だぜ?。」
 
勇者「…だからこそ、興味を引かせりゃこっちのものって事だろうが。…竜族軍とグリフォン軍の動きが止まってる今がチャンスだ。」

 
 

 
 
勇者「…行ってみようぜ、妖精城に…!」

 
魔術師「…わかりましたよ。」
 
戦士「…仕方ねえな。付き合うか・・・!」

 
 
 
魔族大臣「…折角人類の新女王陛下が本格的に停戦交渉を進めて下さっているのに、竜王はあくまでも人類の殲滅を主張しております。

 
 折角の魔族と人類の平和への道筋が竜族の横槍で閉ざされてしまいかねません…。」
 
魔王「…竜族軍の動きを止めている謎の少女達に対抗して、竜族の国家総動員体制まで発令するとは…、軍事費の増大で
 
 竜族の財政破綻が目前に迫っているのに、竜王め、人類のみならず竜族まで壊滅させてしまうつもりか!?。」
 
魔族大臣「…あの様な愚か者に付き合って我ら魔族まで人類と相互殲滅戦など演じてしまった日には、何の救いもありませんな…。」
 
魔王「…このまま放置すれば竜族に煽られて魔族まで人類への反感で戦争継続へと引き摺られてしまいかねん…。…私も動くぞ…!」
 
魔族大臣「魔王様!?、一体どうされるおつもりで!?」
 
魔王「竜王城へ乗り込む!。竜王と一戦交える!」
 
魔族大臣「…ま、まさか…、…魔王様自ら竜王を[ピーーー]とでも…!?」
 
魔王「殺しはせん!。私と竜王、一対一の戦いで命を奪わぬやり方で竜王を屈服させ、停戦に同意させる!。
 
 竜王の頭は単純だ!。負けた者は勝った者に従うという様にあ奴の頭は出来ている!。
 
 魔王の私自ら話し合いを放棄して力に訴えるなど本来有ってはならぬ事だが…、…事ここに至っては他に手段が無い…!」

 
 

 
 
魔族大臣「…わかりました…。…しかし…いくら何でも魔王様自ら竜王城まで乗り込まれるなど…」

 
魔王「…裸の少女達が竜族軍とグリフォン軍を抑えてくれているから私も動けるのだ。彼女達の厚意に甘えてばかりいる訳にもいくまい…?」

 
 
 
妖精王「…まさかあの道を通ってこの妖精城まで本当に辿り着く者が現れるとはな、この状況で。」

 
勇者「…そんな風におっしゃるならこの妖精城の周囲に大量に出没している混沌魔獣を何とかして頂けませんか妖精王陛下。
 
 道の通過中延々混沌魔獣に襲われ続けて戦い続けて危うく死ぬかと思いました。」
 
妖精王「放置している訳では無い!。お前達は知らんのだろうが、あの混沌魔獣は生命体の歪んだ心の波動に引き寄せられて混沌異界から出現しているのだ。
 
 要するに、魔族に侵略を仕掛けた人間達の、人類との戦争での軍需利権で私腹を肥やそうとした魔族の者達の、人類を絶滅させようとした竜族の者達の、
 
 漁夫の利を狙い世界を征服しようとしたグリフォン族の者達の、エゴに翻弄された負の心の波動を好んで、混沌異界からこの世界へ混沌魔獣群が侵攻を開始し、
 
 我が妖精軍はその混沌魔獣群を世界に拡散させぬ為にこの妖精城周辺のエリアに混沌魔獣群を引き寄せ、フォースフィールドでエリア内に
 
 混沌魔獣群を封じた上で混沌魔獣群と戦い続けている。だが、この世界戦争で世界に満ちた無限の負の心の波動が、無限に混沌魔獣を引き寄せ続けていて、
 
 我が無限を誇る妖精軍がいくら倒し続けても混沌魔獣の数が減らんのだ!。」
 
勇者「!、申し訳ありません…。」
 
妖精王「…何もお前が謝る必要は無い。お前達4人からは世界の平和を願う正義の心の波動を感じる。敢えて危険を冒してこの妖精城まで来たのも、
 
 世界を平和へ導く糸口を求めての事ではないのか。」
 
戦士(…伝説ってのもあてにならねえな。気紛れで世界に無関心どころか、すげえいい人じゃねえか…。)

 
 

 
 
神官「…妖精王陛下、我らは今だに戦争を継続しようとする竜族軍とグリフォン軍を停戦に導く為に、何らかの御助力をお願い出来ないかと思い

 
 ここまでまいりました。しかし、お話を聞かせて頂きました限りでは、陛下や妖精族の皆様に御助力をお願いするなど、とても…」
 
妖精王「まあそう結論を急ぐな。折角命懸けでここまで来たのだ、無駄足にする事も無かろう。…ふむ、しかし…」
 
勇者「…何かお考えが?」
 
妖精王「…お前達も知っていよう、相争う者達を制し続けている裸の少女達の事を。…あの少女達、案外、我らを出し抜いて見事この世界の争いを
 
 治めてしまうかも知れんぞ。私としては、そうなってくれれば負の心の波動も治まり混沌魔獣の出現も止み、これ以上妖精達を戦わせずに済む。
 
 正直な所期待したくはあるな。」
 
魔術師「…御言葉ですが、あの少女達に期待して良いのでしょうか…?。何しろあまりにも解らない事が多く…。
 
 …妖精王陛下には、何か、敢えてあの少女達に期待する御心当たりがおありなのですか…?」
 
妖精王「…具体的にこれといった心当たりは無いが…、…ふむ、そうだな…」
 
勇者「…何か?」
 
妖精王「…あれは、人類が魔族へと侵略を開始した頃だったか…、…人間の少女奴隷が私の所へ現れたのだ。」
 
勇者&戦士&神官&魔術師「!!?」
 
妖精王「…その少女奴隷は私に『犯して欲しい』と言った。私はその少女奴隷を巨大化させた我が雄根で
 
 七日七晩休み無く子宮の奥底まで犯し続け七日七晩休み無く我が精液を少女奴隷の子宮に注ぎ込み続けた。
 
 その少女奴隷はそこまで犯され続けても死ぬ事無く、次元転移で姿を消した。」

 
 

 
 
勇者「……」

 
魔術師「…まさか…、…戦いを制し続けている蝶の羽根の生えた裸の少女、すなわち半妖精達というのは…」
 
妖精王「…あの、何の能力も持ってはいない只の人間の少女奴隷が、しかも無数に、半妖精達を産む、などという事自体、
 
 到底起こり得るとも思えん。思えんが、あの少女奴隷が並大抵では済まぬ生命力を有し、次元転移まで行えるというのも紛れも無い事実だ。
 
 我らには理解し得ぬ何かを秘めていると考えるべきであろうな…」
 
勇者「…そんな…まさか…しかし…」
 
妖精王「…ふむ、さて、別件にはなるが、お前達にはあの事も伝えておくべきだろうな。」
 
神官「何でしょうか?」
 
妖精王「魔王が自ら竜王城へ乗り込んだ。魔王自ら竜族軍に戦いを止めさせるつもりらしいな。」
 
勇者「魔王が!?」
 
戦士「…偉いなあ魔王って…。…こういう王様ばっかりだったら世界が平和なんだろうけどなあ…。」
 
妖精王「王だけが世界の平和を築く訳では無い。平和とは、この世界に生きる全ての民、全ての生きとし生ける者によって築かれ、
 
 護られていくべきものなのだ。非常に困難な事ではあるがな。」
 
戦士:無言で頭を下げる
 
妖精王「…竜族の件は当面魔王に任せて、お前達は獣王率いるグリフォン族に停戦させる方向で動くというのはどうだ?」

 
 

 
 
妖精王「…私や妖精軍は当面混沌魔獣群との戦いで動く事が出来ん。出来んが、少しは助力も出来る。

 
 …お前達4人に我ら妖精族の魔翌力を込めた武器防具を与えよう。獣王の相手もせねばならんとなれば
 
 お前達の今の装備では身を護り切れんかも知れん。強化は怠らぬ方が良い。」
 
勇者「よろしいのですか!?。こんな…!?」
 
妖精王「世界の争いが治まらねば我ら妖精族の戦いも終わらん。私からも頼む。獣王を、グリフォン族を止めて欲しい。」
 
勇者「…ありがとうございます。微力を尽くします。」戦士&神官&魔術師:無言で頭を下げる
 
妖精王「…帰りもここまで来た道を混沌魔獣と戦いながら通る、というのでは負担が大きかろう。
 
 グリフォン族の領地の手頃な辺りまでは我が魔翌力でお前達4人を次元転移させる。後はお前達次第だ。」

 
 
 
魔王(…何という事だ、総動員体制になっていたはずの竜族軍が悉く戦闘不能状態にされているとは…。

 
 この竜族軍の中枢たる竜王城内にすら、戦闘可能な竜族が一頭もおらん…、…皆虚脱状態にされてしまっている…。
 
 …!、あれは…!)
 
竜王「…魔王…か…。」
 
魔王「…貴様程の強大な者までも戦闘不能にされているとはな…、…竜王よ、何者だ?、これ程の事をやってのけたのは…?」
 
竜王「…裸の…娘だ…。」
 
魔王「…娘…!?。…竜王!、貴様今娘と言ったのか!?、娘達では無く!?、…まさか、これ程の事をただ一人でやってのけた者が
 
 いるというのか…!!?」

 
 

 
 
竜王「…無様だ……。」

 
魔王「……」
 
竜王「…どうした…魔王よ…、…貴様…我が首を…取りに…来たのでは…ないのか…?。…遠慮は…いらん…、止めを…刺せ…。」
 
魔王「…愚かな事を言うな!。竜王よ、貴様最早戦えぬ身体の様だが、それでも政務は果せよう!。竜族は今や財政破綻寸前で
 
 深刻な危機の真っ只中だ!。貴様が竜族を纏めてこの危機に立ち向かわなくて、何者が竜族を救うというのだ!?」
 
竜王「…魔王……。…貴様…その気に…なれば…竜族の…領地を…征服…する事も…出来ように……。」
 
魔王「…私が望むのは魔族の幸福であり世界の平和だ!。侵略など望みはせん!」
 
竜王「…魔王…、…っ!!?」
 
魔王「っ!!?、何だっ!!?、この地鳴りは…!!?、大地の底から迸る邪悪なオーラは…っ!!?」

 
 
 
戦士「…おいこりゃあ、妖精王陛下が言ってた通りに、本当に裸の女の子達が戦争全部治めちまうって話になるんじゃないのか…?」

 
魔術師「…正直に言って認めたくない話ではありますが…」
 
神官「…しかし、実際この通り、グリフォン族の中枢、この獣王城内のグリフォン達が、皆戦闘不能にされてしまっていますし…」
 
勇者「!、これは…!?」
 
魔術師「…この眼で観ても信じられませんが、グリフォン族の王が、獣王が、戦闘不能にされていますね…。」
 
勇者「…獣王、一体何があった…!?」

 
 

 
 
獣王「…人間の…奴隷娘など…犯したのが…運の…尽きで…あった…」

 
戦士「…人間の奴隷娘え!!?」
 
魔術師「…どう思います、勇者…?」
 
勇者「…巨根化した俺達4人に四日四晩犯され続けてもあの少女奴隷ちゃんは無事で、次元転移で姿を消した。
 
 あれ程の超常的な生命力と次元転移能力を兼ね備えた奴隷の女の子がそうそういるとも思えない。
 
 …妖精王に七日七晩犯され続けた女の子と俺達が犯し続けた女の子と獣王に犯された女の子が同一人物だとすると、
 
 …獣王を戦闘不能にしたのは…」
 
魔術師「…しかし…しかしですね…、…確かにあの奴隷の少女は、私などの理解を超える能力を持っているとは感じられましたが…、
 
 …それも、推測に過ぎません。何の戦闘能力も持っていないはずのあの少女が、獣王に何か出来ると考えるのは、あまりに無理が…」
 
神官「…妙に頭が固くなってきていませんか?。何だかいつもの魔術師らしくありませんよ…?」
 
魔術師「…確かに…、…固定観念に囚われるのは、良い事ではありませんが…、…しかし…あまりにも…非常識…過ぎて…、
 
 …すみません、…何だか…だんだん…感情的に…耐えられなく…なってきて…いる様で……」
 
戦士「…魔術師お前、無理に常識を超えた事態をありのまま受け止めようとし続けて、結構ストレス溜めこんでたんじゃないのか…?」
 
魔術師「…やはりその様ですね…。…精神的な無理が祟った様です…。」
 
神官「…っ!、このオーラはっ…!!?」

 
 

 
  
勇者「どうしたんだ神官!?」

 
神官「…凄まじい、邪悪なオーラが、地下から響いてきます…!。竜族とグリフォン族の国境付近から…、
 
 …これは、我々の世界の存在ではありません…っ!!」
 
魔術師「…何と言う…、一体この世界はどうなってしまっているのですか…!!?」
 
勇者「…その邪悪なオーラの発生点へ、行ってみよう!。俺達自身の眼で状況を確かめる必要がある!」

 
 
 
勇者「!!?、何だよ、あの禍々しい巨大な城は…!!?」

 
魔術師「存在するはずの無い城です。一体何時の間に…!?」
 
戦士「おい、誰か、城の上空で戦ってるぞ…!?」
 
神官「妖精族の防具には飛翔能力が備わっているはずです!。私達も行ってみましょう!」
 
城の上空にて
 
魔王(…いかん、邪竜族が絶え間無く現れる…、これでは切りが無い…!)「!、君達は…!?」
 
勇者「…もしかして、魔王陛下ですか?」
 
魔王「人間の勇者達か、君達は…!」
 
魔術師「魔王陛下は竜王城に行かれたと聞きましたが、どうしてこんな所へ…?」
 
魔王「その竜王城で地底からの邪悪なオーラを感じ、地脈を辿ってここへ来たのだ。」

 
 

 
 
魔王「私の眼前であの城が地底から浮上し、邪竜族が現れ始めた。世界が襲われるのを放置する訳にもいかず、

 
 こうして倒し続けているのだが…、数が減るどころか、増えるばかりだ…!」
 
戦士「あの城は一体!?」
 
魔王「邪竜城だ。邪悪なる混沌が竜の姿を模った邪竜族、その王である邪竜王の城だ。
 
 邪竜王は五百年前に封印され、その封印は千年の間破られる事は無い筈だった。しかし…」
 
神官「…この世界戦争で、様々な種族の欲望や憎しみ、負の心の波動が世界に満ちてしまった。
 
 その負の波動が邪竜王に封印を破る力を与えてしまった、という事ですか…?」
 
魔王「その通りだ…、と、これは、治癒魔術?。人間の神官である君が、魔王である私の傷を癒すのか…?」
 
神官「…私達の神は、愛と正義にこそ御助力下さいます。…人間の偽りの教皇などよりも、世界の平和に尽くしておられる魔王陛下こそが、
 
 神の御加護を受けられるのに相応しい。」
 
魔王「ありがとう…、と、こうしてはおられん!。残念だが、私の力は邪竜王には通じん。だが、君達のその妖精族の装備ならば、
 
 邪竜王にも通用するはずだ。この場は私が引き受ける。済まぬが君達、邪竜王の元へ向かってはくれぬか…?」

 
戦士「し、しかし!?、これだけ邪竜の数が増え続けてて、魔王陛下だけじゃあ!!?」 
 
魔王「私の心配など無用だ!。何しろ君達に危険を押し付けようというのだからな、気遣われる資格は無い。」

 
勇者「…しかし、世界の為にも、こんな所で魔王陛下に死なれる訳にはいきません…!!」

 
 

 
 
蝶の羽の裸の少女「ここは私達が引き受けます!。皆様は邪竜王の許へ向かってください!」

 
勇者「!!?っ、うわあっ!!?、君達何時の間に!!?」
 
蝶の羽の裸の少女「すみません…、次元転移してきたんですけど、驚かせてしまって…」
 
魔王「…君達は今まで誰にもアクセスしていない。それが、君達の方から話しかけてきたという事は…」
 
蝶の羽の裸の少女「…事態が最終局面を迎えましたから…。」
 
魔術師「…あなた達はいったい何者なのですか!!?。一体なぜ戦争を止めようとしているんです…!!?」
 
戦士「…おい魔術師、今はそんな事訊いてる場合じゃ…」
 
魔術師「…しかし、しかしですね…!、…正体も目的も解らない相手に一方的に頼って、本当にそれで良いのですか…!?」
 
神官「…私は、彼女達を信頼すべきだと感じていますけれどね。」
 
魔術師「…神の啓示ですか…?」
 
神官「…人としての感覚でもありますけどね。」
 
魔術師「…少女の皆さん、すみません…。…今まで戦争を止める為に幾つもの功績を上げてこられた皆さんを疑う様な事を…」
 
蝶の羽の裸の少女「いえ、魔術師様が疑われるのも当然だと思います。…邪竜王を止める事が出来れば、
 
 その時には、何もかも解かって頂けると思いますから。」
 
戦士「…しかし、本当に大丈夫なのか?。邪竜族の群れ相手に、君達だけで…?」

 
 

 
 
蝶の羽の裸の少女「大丈夫です!」

 
魔王「…ここは敢えて、少女達を信じよう。彼女達には実績もある。何より、時間が無い…!」
 
勇者「…少女のみんな、済まない!、この場を頼む!。俺達は邪竜王の所へ行く!」
 
蝶の羽の裸の少女「お任せ下さい!、お父様方!」
 
勇者「…お父様方ぁ…!?」
 
魔王「…行こう、勇者!」

 
 
 
戦士「…俺達の事をお父様方って呼ぶって事は…」

 
勇者「…やっぱりあの裸の女の子達、俺達が犯して孕ませた少女奴隷ちゃんの子供なんだろうなあ…。」
 
魔王「…となると、わたしが犯した少女奴隷は、やはり君達が犯した少女奴隷と同一人物、と、いう事になるのか…?」
 
魔術師「魔王陛下もですか…!?」
 
神官「話は後にしましょう!。大型邪竜の集団です!」
 
魔王「勇者達の邪魔はさせんぞ!」
 
勇者「魔王陛下!、俺達を庇う必要は…、ありませんよ!」
 
魔王「何と!!、4人で4体の大型邪竜を一撃で倒すとは…!!」
 
勇者「勇者の技、『閃光斬』です…!」

 
 

 
 
戦士「戦士の技、『剛衝撃』だ…!」

 
神官「神官の秘術、『錬光流』です。」
 
魔術師「特殊魔術、『ディメンジョンストリーム』です。」
 
魔王「…流石は勇者の一行だな。見事だ。」
 
勇者「…妖精王陛下に頂いた装備のおかげでもありますけどね。」
 
魔王「謙遜する事は無い。妖精族のそれらの装備は力無き者では身に着ける事も出来ん。装備している者の力に比例して
 
 能力を発揮するその装備の力をここまで引き出せるのは、君達自身の能力がそれだけ優れているからだ。」
 
戦士「そういう魔王陛下だって一瞬で2体の大型邪竜を倒してるじゃないですか。」
 
魔王「ん?、いや何、私とて伊達や酔狂で魔王を名乗っているつもりも無いからな。」
 
神官「先を急ぎましょう!。邪竜王のオーラが増大し続けています!」

 
 
 
邪竜王「…ほう…、勇者に、戦士に、神官に、魔術師に…、魔王もか…。ふむ、よくぞ我が眼前に現れたと、言っておこうか…!」

 
勇者「…貴様に一つだけ訊きたい…!」
 
邪竜王「…何だ?」
 
勇者「…貴様の目的は何だ!?、この世界を滅ぼす事か!?」
 
邪竜王「…そんな事は望まん…。」

 
 

 
  
魔王「…ならば、一体何が目的だというのだ!?」

 
邪竜王「…この世界全てがありとあらゆる殺し合いで満ちる事だ。滅亡など望まん。滅亡してしまってはそれ以上殺し合う事が出来んではないか。
 
 お前達心ある生きとし生ける者全てが殺し合いの地獄の只中で悶え苦しむ様を眺める事、それこそが我が歓び、我が望みだ…!」
 
勇者「…許さん…!」
 
邪竜王「勇者よ、たとえお前が許さずとも、この世界の生きとし生ける者達は傷付け合い殺し合う事を望んでいるぞ。
 
 それをお前も目の当たりにしてきたはずではないのか?。この世界の者達が望む通りの殺し合いに満ちた世界をもたらし、その世界に君臨する。
 
 この世界の者達の望みを叶えてやる事こそが我が望み。それを邪悪と言うのなら、真に邪悪なのはこの世界の生きとし生ける者達だ。」
 
魔王「…この世界の者達が全て殺し合いを望んでいるとは言わさんぞ…!」
 
勇者「…確かに殺し合いを望む者達もいる。だが、傷付け合い殺し合う世界の中で、苦しんで、悲しんで、耐えかねて、
 
 殺し合いの終わりを、平和を望む、心ある生きとし生ける者達もいるんだ。…だから、お前の思い通りにさせる訳にはいかない…!」
 
邪竜王「…哀れだな。いくらお前達が平和を望んでも、生きとし生ける者達が殺し合う限り、その想いは踏み躙られるしかない。
 
 たとえ、我を倒したとしても、この世界から殺し合いが絶える事はあるまい。お前達の平和への想いは、永遠に踏み躙られるしかないのだ。」
 
勇者「平和は俺自身の望みだ!。だから、たとえこの世界の全ての生きとし生ける者が殺し合ったとしても、いや、だからこそ、
 
 …俺は平和を望む…!」
 
戦士「…おいこら勇者!、自分一人が平和を望むとか言ってんじゃねえぞ!。俺達全員平和が欲しいんだからな!」

 
 

 
 
神官「…平和を望む神の御心に共感したからこそ、私は今こうして神官を務めているのです…!」

 
魔術師「…殺し合いは何も良いものを産みはしない!。たとえ殺し合いから新たな技術などが生まれたとしても、それが良い事に生かされるのは、
 
 やはり平和を望む良い心があってこそなのです!。平和が無ければすべては空しいだけです…!」
 
魔王「聞いたか邪竜王!、彼らの想いを・・・!。民の平和への想いに応える為に全力を尽くす事こそが王たる者の責務!。
 
 殺し合いを望む貴様に、王を名乗る資格は無い…!」
 
邪竜王:嘲笑しつつ「…成程、確かにお前達は、平和を求め築こうとしていく正義の心を持っている。だが、惨い事だ。
 
 お前達のその想いは既に生きとし生ける者達に裏切られているぞ…?」
 
勇者「…これ以上の問答は…無用っ!!」
 
戦士「!!」神官「…!」魔術師「…っ…!」
 
勇者「…!!?、…『閃光斬』が…効かない・・・!!?」
 
戦士「『剛衝撃』が…!!?」神官「…『錬光流』が…」魔術師「『ディメンジョンストリーム』が…!?」
 
魔王「馬鹿な!!?、…妖精族の装備を得た勇者達4人の技を同時に食らって…、…掠り傷の一つも付かんだと…!!?」
 
邪竜王「…フフフ、フハハハハ!!、ァハハハハハハ!!ッ、残念だったな…!!」
 
勇者「…邪竜王に…これ程の…力が…っ…!!」
 
邪竜王「…もし、千年の封印が自然に解けて我が目覚めたのであれば、お前達4人の技は通じたであろう…。」

 
 

 
 
邪竜王「…いや、たとえ妖精族の装備など無くとも、魔王只一名でも、あるいは我を倒せたかも知れん。

 
 …だが!、今の我は!、殺し合いを望む全世界の生きとし生ける者達の悪しき心の波動によって限り無き力を得ている!!。
 
 …解ったか!!、お前達がすでに生きとし生ける者達に裏切られているという、その意味が…!!、
 
 …お前達を滅ぼすのは我ではない!!、生きとし生ける者達の殺し合いを望む心が、お前達を滅ぼすのだ…!!」
 
勇者「っ…!!」戦士「くっ…!!」神官「……!!」魔術師「こんな……!!」魔王「……!!」
 
邪竜王「…絶望に満ちるが良い!!、地獄の泥濘に堕ちるが良い!!、滅びるが良い!、哀れなる者共よ!!」
 
勇者&戦士&神官&魔術師&魔王「!!!」
 
邪竜王「・・・我が『次元咆哮』の超次元断層攻撃に、耐えた…?、これは…!」
 
魔王「…奴隷の少女…!?、ここに次元転移して我々を庇ったのか…!?」
 
戦士「少女奴隷ちゃん…!?」
 
少女奴隷「…済みません、妖精城の方に行っていて、遅くなりました…。」
 
勇者「大丈夫なの!?、てゆうかっ!、少女奴隷ちゃんマントが千切れて家畜用首輪だけの殆ど全裸状態なんだけどっ!!」
 
少女奴隷「…大丈夫です、わたしなんかの事心配して頂く事、ないですよ…?」
 
勇者「いやなんか大丈夫っぽいけど裸はまずいでしょ少女奴隷ちゃん!、取り敢えず俺のマントを…」
 
少女奴隷「いえ!、そのマントは勇者様が!、それよりも今は…!」

 
 

 
 
邪竜王「…成程、お前が我が目論見に逆らい続けている少女奴隷か…。…ふむ、妖精城周囲の混沌魔獣群の気配が完全に消滅している…。

 
 あの混沌魔獣群を壊滅させたのもお前か…。」
 
勇者「…って、俺達が死ぬ思いで戦ったあの混沌魔獣群を少女奴隷ちゃんが全部倒しちゃったの…!?」
 
少女奴隷「済みません…、出過ぎた真似を…」
 
勇者「あ!、いや!、謝ってもらう様な事じゃないし!、てゆうか、むしろ俺達が不甲斐無い分を少女奴隷ちゃんに助けてもらっちゃった訳で、
 
 お礼とお詫び言わないといけないの俺達の方だと思う!」
 
少女奴隷「いえっ!、そんなっ!、そんな事は…」
 
戦士「…凄いなあ、少女奴隷ちゃん…」
 
神官「…神の祝福は必ず少女奴隷さんに届くでしょう…」
 
魔術師「…感謝しなくてはならないのは当然なのですが…、あああっ!!、私の今までの常識が崩壊していくうっ!!」
 
魔王「…少女よ、君の功績の前では、私の王位など返上した方が良いのではと思えるぞ…」
 
少女奴隷「そんなっ!、魔王様っ!、御謙遜なさらないで下さいっ!。魔術師様もどうかお気を確かにっ!」
 
邪竜王「…少女奴隷よ、その様に普通の子供の様なあせった様を見せられると油断したくもなってしまうが、生憎だな、我は油断などせん。
 
 お前がここへ現れた目的は、我を滅ぼす事であろう…?」
 
勇者&戦士&神官&魔術師&魔王「!!」

 
 

 
 
邪竜王「…少女奴隷よ、お前は、妖精王に犯され、魔王に犯され、竜王に犯され、勇者に犯され、戦士に犯され、神官に犯され、魔術師に犯され、

 
 獣王に犯され、それら8名の子、すなわち8種のハーフの子を無数に孕み無数に産み、その上さらにそれら8名の子を
 
 受精卵サイズの半精霊状態で子宮内部に無数に宿している。先程我が一撃を無効化したのもその無数の半精霊の子の能力であろう…?」
 
勇者「!!」戦士「…!!」神官「……」魔術師「…!!?」魔王「……!!」
 
少女奴隷「……」
 
邪竜王「…だが、残念であったな。妖精王の力も、魔王の力も、竜王の力も、勇者の力も、戦士の力も、神官の力も、魔術師の力も、獣王の力も、
 
 少女奴隷自身の血と交わる事で一層強化されていながら、その8種の悉くが我には一切通用せんのだ。
 
 …我が力は生きとし生ける者の悪しき心によって無限に増幅されている…!。無数の8種のハーフの子の力全てを束ねたとしても、
 
 最早我を傷付ける事は出来んのだ…!!」
 
勇者「邪竜王!!、貴様、何を根拠にそんな事を…!!?」
 
少女奴隷「…いえ、勇者様、邪竜王の言っている事は、一切間違っていません…。」
 
勇者「…そんな…」戦士「…それじゃ、もう…!!?」神官「…一切の…希望が……!!?」魔術師「…何と…いう事……」魔王「……!!」
 
邪竜王「…解ったか、最後の望みすら存在せん事が。お前達に希望など、全く存在せんのだという事が……!!」
 
少女奴隷「……」
 
邪竜王「…我のせめてもの慈悲だ。これ以上、生きとし生ける者達が殺し合う様を見ずに済む様にしてやろう…。…滅びよ…!!」

 
 

 
 
勇者&戦士&神官&魔術師&魔王「!!!」 

邪竜王「…!!!?っ、何いっ!!?、我が『混沌咆哮』が…、少女奴隷の右の掌底のみで…、増幅されて反射されただと…っ!!?。
 
 わ、我が左腕が…っ!!、反射された一撃で…千切れ飛んで…っ!!?」
 
勇者「!!?」戦士「……」神官「…!!」魔王「これは一体…っ!!?」
 
邪竜王「馬鹿な・・・っ!!?、馬鹿な馬鹿な馬鹿なあっ!!?、なっ、なぜ…こんな…事が…っ!!!?」
 
魔術師「……8種融合…!!、…9種類だったと……!!」
 
勇者「…おい魔術師!!?、こりゃ一体どういう事なんだ…!!?」
 
魔術師「…邪竜王は致命的な見落としをしていたのですよ…!!。8種類ではない、少女奴隷さんの子宮内部には、
 
 9種類目の半精霊が宿っていたのです…!!」
 
戦士「…9種類目って…、…俺達の知らない相手の子供って事かよ…!!?」
 
魔術師「そうではありません!!。少女奴隷さんが今迄に孕んだ8種類の無数のハーフの子供達、その8種類全てが合体し融合し合った、
 
 8種類の能力全てを受け継ぎ全く新しい無限の力に目覚めた、融合半精霊、いえ、敢えて呼称するなら神人精霊!、
 
 その神人精霊が、少女奴隷さんの子宮内部に無数に宿っていたのです!」
 
勇者「…その神人精霊を自分の肉体に無数に憑依させる事で、少女奴隷ちゃん自身が神人精霊の能力を増幅し行使していると…、
 
 …そういう事か…!?」

 
 

 
 
神官「…そうか、そういう事だったのですね…!!」

 
戦士「おい神官!!?、何一人で納得してるんだよ!!?」
 
神官「…教会内部で最近、ごく一部の者達の間でですが、何百年もの間忘れ去られていた伝説がなぜか語られていたのですよ…。
 
 曰く、『八柱(ヤハシラ)の力 一つとなる時 邪獄の王は滅ぶ』、と…!!」
 
魔王「!!?、それは、魔族の王家にのみ伝えられていた極秘の伝説ではないか…!!?、
 
 まさか、その伝説を、この奴隷の少女がただ一人で成就してしまったというのか…!!?」
 
少女奴隷「…わたし一人じゃ、ありません…。色んな方達に犯して頂いた、おかげです…。」
 
勇者「…けど、何で少女奴隷ちゃんがこんな凄い力持ってるって今迄解らなかったんだ…?」
 
魔術師「…少女奴隷さんの能力を隠蔽する次元フィールドが作用していたのですよ。私も、妖精族装備で能力を高めて
 
 マジックチェックする事で、初めて真相に気付けたのです。」
 
魔王「…何という事だ…。…私自身も含めて、誰一人気付いてはいなかったのか……。」
 
邪竜王「…何という事…、…ならば…っ!!」
 
少女奴隷「…!」
 
勇者「…すげえ!!、少女奴隷ちゃんが一瞬で5回次元転移して、俺達4人と魔王を狙って邪竜王が口から放った破壊光条5連発から
 
 5人全員を庇って、5発とも全部反射魔方陣で増幅して撃ち返して逆に魔王の腹にぶち込んじまった…!!」

 
 

 
 
邪竜王「…勇者達を道連れにする事も…出来んとは…、何・・・っ!!?、グッ、グォオオオオオオッ!!!」

 
魔王「…邪竜王の裂けた腹が…、再生した…!!?、…左腕までも…!!?」
 
邪竜王「…まさか…、生きとし生ける者達の殺し合う負の心の波動が…、これ程に我の能力を高めるとは…、
 
 …残念だったな、少女奴隷よ。…たとえこの場で我を倒したとしても、生きとし生ける者達の殺し合いは治まるまい。
 
 …平和は決して訪れはせん。そして、殺し合いが負の心の波動を増せば、我は一層力を得ていずれ蘇る・・・!」
 
少女奴隷「…わたしは、今すぐ平和になるなんて、期待してません。確かに、殺し合いは終わらないって、わたしも思います。
 
 …だから、だからこそ、たとえ少数の方達でも、平和を望む方達のお手伝いがしたいんです。…平和を望んでも決して叶えられないのが現実なら、
 
 それでも、いいえ、だからこそ、平和が欲しいです……!」
 
邪竜王「…よくぞ言った!。なればこそ!、おとなしくお前に滅ぼされる訳にはいかん!!。お前への我が最大の敬意を込めて…!、
 
 我が最強最期の攻撃を見舞ってくれるわ!!」
 
少女奴隷「…!!」
 
勇者「…邪竜王の全身から…、灰色の混沌のオーラが…、次元を無数に斬り裂いて潰しながら…、巨大彗星状の嵐になって…!!」
 
魔王「…これが伝説の『混沌業嵐』か…!!、…宇宙すらも砕くと伝えられた、あの…!!」
 
魔術師「……!!?」
 
神官「…『混沌業嵐』が捻じ曲げられていく…!!?、…少女奴隷さんが捻じ曲げているのですか…!!?」

 
 

 
 
魔術師「…少女奴隷さんは…、我々を護る為に…、両手から『次元光』を放って…、業嵐のベクトルを…!!?」

 
戦士「!!、…捻じ曲げられた『混沌業嵐』が…、さらに増幅されて…、…上空に翔んだ少女奴隷ちゃんを…、飲み込んだ…っ!!」
 
邪竜王「討ったか…!!?、…!!、何いっ!!?」
 
魔王「…少女の左脚の爪先に…、…無限の『次元光』が…、…凝集されて…!!」
 
邪竜王「…!!!?」
 
勇者「!!!っ、…少女奴隷ちゃんの左脚の飛翔蹴撃が…、…『混沌業嵐』を吹き飛ばして消滅させて…、
 
 …邪竜王の心臓をぶち抜いちまった…!!!」
 
邪竜王「!!!っ、グッ、グォオオオオオオオオオッ!!!」
 
魔王「…邪竜王が…、…次元光に砕き潰されて…、…完全に消滅した……!!!」
 
勇者&戦士&神官&魔術師「………」
 
少女奴隷「……終わりました……。」
 
少女奴隷「……」
 
少女奴隷「……」
 
少女奴隷「……ぁ、ぁの、皆様、どうなさいました……?」
 
勇者「……あの、その、…少女奴隷ちゃん…、…その、…言いにくいんだけど……」

 
 

 
 
少女奴隷「…ぁの、すみませんっ!!、…その、わたしのした事で…、…皆様のお気に障ったんでしたら…」

 
勇者「!!っ、いやあのっ!!、そういう事じゃなくってっ!!、…その、助けてもらってほんとに有り難いんだけど…、
 
 !!っ、…やっぱり女の子が飛び蹴りで股間を思いっ切り開いたポーズでその、秘所というかっ!!、
 
 あの、女の子の大事な所を思いっ切り俺達に見せちゃうのはまずいと思うんだけどっ!!!?」
 
少女奴隷「!!、……すみません…。……わたし…やっぱり……いやらしい…穢れた……性交…奴隷…ですから……」
 
勇者「!!っ、あっ、いやっ、そういう意味じゃなくって…っ!!、少女奴隷ちゃんが悪いなんてことは全然無くってっ!!、
 
 …その、悪いのは…、…助けてもらってるのにいやらしい事考えちゃう俺達の方であって……」
 
少女奴隷「!、そんな、…そんな事無いです…」
 
魔王「…済まない少女よ…、…私も君の秘所を見て穢れた欲望を抱いてしまった……」
 
少女奴隷「あ、あの、そんな魔王様、…自分をお責めにならないで下さい…。…あの、その…、
 
 …わたしなんかでよろしければ、…その、魔王様のお気のすむまで犯して頂ければ…」
 
魔王「!、そんな…!」
 
少女奴隷「…やっぱり、わたしみたいな穢れた奴隷を犯すなんて、お嫌ですか……?」
 
魔王「!!、そんな事はない!!、…正直に言えば、心ゆくまで君を犯し抜いてしまいたい……。
 
 だが今は、戦後処理で魔族の王として果たさねばならぬ務めが多い。」

 
 

 
 
魔王「…もし君に構わないと思ってもらえるのであれば、戦後処理が一段落着いた頃に、我が魔王城に来てもらえれば、

 
 …我が全身全霊を費やして君を犯させて欲しい…。」
 
少女奴隷「…ありがとうございます。…必ず、お伺いさせて頂きます…」
 
戦士「…魔王様、なんかこう、ちゃっかり少女奴隷ちゃんに犯させてもらう予約してませんか…?」
 
魔王「!、あ、いや、すまん!、…その、少女自身も望んでいる事であれば、と、思ったものだから…」
 
少女奴隷「…あの、その、もし望んで頂けるんでしたら、…戦士様達にも犯して頂けたら、うれしいんですけど……」
 
戦士「!、え、あ、そういう事なら…、…えーと、その、少女奴隷ちゃんに望んでもらえるんだったら…」
 
魔王「良かったな、戦士君に勇者諸君。」
 
勇者「そういう事そこまで爽やかな笑顔で言わないで下さいよ…。」
 
魔王「…すまん……」
 
少女奴隷「…あの、魔王様、何か、お気に障る様な事が…?」
 
魔王「ん?、あ、いや、…ふと、思っただけだ……、…私にもっと外交能力などがあれば、人類に宣戦布告される前に、
 
 然るべき手を打ち、戦争勃発を未然に防ぎ、善良な魔族や善良な人類の犠牲を未然に防ぐ事も、出来たのではないかと…」
 
魔術師「…そこまで思い詰められなくてもいいのではありませんか…?」
 
神官「…今回の戦争は、確かに発端は人類の教皇達が略奪戦争を目論んだ事ですが、それに呼応して負の感情を増幅させ、
 
 戦争を煽り状況を悪化させる様な言動を積み重ねたのは、人類や、多くの生きとし生ける者達です。」

 
 

 
 
勇者「…妖精王陛下も言っておられました。平和とは、全ての生きとし生ける者によって築かれ、護られていくべきものなのだと…。

 
 …確かに魔王様は平和の為に多大な貢献をされて大きな責任を果たされてきました。それでも、やはり、最終的には、
 
 一人一人の人類、一人一人の魔族、個々の、全ての、生きとし生ける者達が、自分自身の責務として、
 
 殺し合いを未然に防ぎ、平和を築き、護っていく、その為の努力を、積み重ねていかなくてはならない…。
 
 …なかなかそう理想通りにはいきませんけど、ね……」
 
少女奴隷「…こんなにも多くの生きとし生ける方達が自分自身の負の感情に引き摺られて未来への責任を放り出して
 
 殺し合いに身を委ねてしまう様な世界では、勇者様達や魔王様達の平和への努力が報われない事の方が遥かに多くなってしまっても
 
 仕方が無い様な気がするんです。でも、それは、決して、勇者様達や魔王様が悪いなんて事じゃ、絶対にないんです…!。
 
 魔王様はとても立派な事をなさっておいでです…!。それは、間違いの無い事なんです…!」
 
戦士「…俺なんかが偉そうに言える事じゃないですけどね、魔王様、…取り敢えず、肩の力を抜いて、出来る事から一つ一つ、
 
 …それでいいんじゃありませんか…?」
 
魔王「…みんな…、…ありがとう……」
 
勇者&戦士&神官&魔術師&少女奴隷:それぞれの表情で微笑む
 
魔王「…と!、いかん!、私ときたら、個人的な想いに囚われて一番大事な事を忘れていた!。
 
 …何よりもまず、少女奴隷君にお礼を言わなくてはならなかった…!。…君のおかげで本当に助けられた。」

  
 

 
 
魔王「…世界を平和へと導いたのは君だ。本当に有難う…!」

 
勇者「って!、まずううういっ!!、俺らも全然お礼言ってないじゃん!!。ごめん少女奴隷ちゃん!!。
 
 本当に有難う…!。不甲斐無い俺達に出来なかった事を成し遂げてくれて、世界戦争を治めてくれて…!」
 
戦士「…俺が言うのもなんだけど、少女奴隷ちゃん、自分の事穢れてるとか言うの、どうかと思うよ?。今や少女奴隷ちゃんは
 
 世界を救ったスーパーヒロインなんだから…!」
 
神官「…少女奴隷さん、あなたこそが、神の平和を求める御心の真の体現者です…!」
 
魔術師「…少女奴隷さん、あなたは本当に偉大な存在です。それに引き換え、つまらぬ常識に囚われてばかりの私の小ささときたら…、
 
 …あああああああああああああ」
 
少女奴隷「!!っ、まっ、魔術師様っ!!、そっ、そんなに思い詰めないで下さいっ!!。そっ、それにっ、皆様も、その…、
 
 …わたしなんかの事そんなに過大評価して頂かなくても…、…わたし、わたし自身の淫らな欲望をどうする事も出来なくて色んな方達に犯して頂いて
 
 結果的にそれが平和をつくっていく為のささやかなお手伝いになったのかなあ、って、…その程度ですから……」
 
勇者「…少女奴隷ちゃん、そりゃあいくら何でも謙遜し過ぎだよ…。」
 
少女奴隷「…いえ、その…、…わたしやわたしの子供達に出来るのは、結局、今起きている戦いを何とか止める事ぐらいで、…戦いの原因そのものには、
 
 わたし達の力は全く及んでいないですから…。…それを言ったら、停戦実現の為のあらゆる努力を重ねてこられた魔王様や、人類を治める政権を
 
 平和志向の政権へと移行させるのに大きく貢献された勇者様達の方が、余程、平和をつくっていく為の本当の功績を挙げておいでです……」

 
 

 
 
少女奴隷「…ただ戦場での殺し合いを止めるだけでは、平和をつくっていく事にはなりません。殺し合いを起こさずに済む様な世の中を、

 
 殺し合いを起こさずに済む様な世界を、この世の中で生きている皆さんで、この世界で生きている皆さんで、つくっていく事こそが、
 
 本当に大事な事なんじゃないかなって、わたし思うんです。そういった皆さんの営みの、いろんな立場でのリーダーや道標としての役割を果たすのが、
 
 魔王様や、勇者様達、って事じゃないかって…、っ!!、すっ!、すみませんっ!!、わたしなんかが偉そうにこんな事言ってしまって…っ!!」
 
魔王「…謝らないでくれ、少女奴隷君…。…君の言葉、胸に刻んでおこう……。
 
 ……魔族を侵略から護る為とはいえ、魔族軍の最高司令官として、私自身が多くの人間の兵士達を殺してしまったのも事実だ。その兵士達の多くは、
 
 侵略によって利益を得ようとした少数の人間達に扇動され踊らされていた、本来は善良な市民であった者達だ。
 
 ……正直今は、こんな自分に平和をつくるリーダーを名乗る資格があるのかどうか、自信が持てない……」
 
戦士「…魔王様、それはちょっと自虐的になり過ぎなんじゃないですか?」
 
魔術師「…人間の侵略に怒り、憎しみで人間を殺そうとする魔族の感情を、魔王陛下御一人で抑える事はまず不可能です。いや、御一人で抑えられる程の
 
 独裁者に魔王陛下がなってしまう事自体、好ましい事ではありません。」
 
神官「…教会直属の聖騎士団の方々の多くが言っていました。魔族軍でも特に高級士官の方々が、魔王陛下の御意志を汲んで、魔族軍と人類軍との双方に
 
 可能な限り死者を出さぬ様戦い方に最大限配慮していたと。真に聖騎士の名に相応しいのは自分達よりも魔族軍の士官の方々であったと…。
 
 魔王陛下は御自身で戦われる際に混沌以外の命ある者を殺した事が一度も無い事も私は知っています。その魔王陛下が御自分を責める必要を、私は一切感じません。」
 
勇者「…確かに魔王様は魔族の最高責任者ですけど、だからって魔族の振る舞い全部に過剰に責任を感じる必要までは、ないんじゃないですか?」

 
 

 
 
勇者「…リーダーにはリーダーの負うべき責任がある様に、個々の魔族、個々の人間、個々の生きとし生ける者、その一人ひとりには、

 
 やっぱり、一人一人なりに負うべき責任ってものもあるはずです、自分達の住む世界をつくっている一員として、ささやかなりとも。 
 
 …その一人ひとりの負うべきささやかな責任までリーダーが代わりに負おうとするのは、形を変えた傲慢てものじゃないですか?」

 
魔王「…成程な、流石に勇者だ、私の至らぬ所を的確に指摘してくれた。どうも私は何かにつけ背負い込もうとし過ぎている様だ。いかんな。
 
 …戦士君にも言われた肩の力を抜け、とは、つまりそういう事か…。」
 
戦士「…まあ、魔王様、もっと気楽に行ってもいいんじゃないですか?」
 
魔王「…気楽に、か。…うーむ、どうもそういうのが私は苦手でなあ……。」:苦笑いしつつ
 
魔術師「……あの、ところで皆さん、何か忘れていませんか?」
 
神官「…何かって、何です?。…魔術師、あなたまさかまた少女奴隷さんに失礼な質問でもするつもりじゃないでしょうね?」
 
魔術師「!、そういう事ではありません!。もっと肝心な事があるでしょう!?」
 
勇者「…何の話だ?」
 
魔術師「…我々は一体いつまで少女奴隷さんに何も着せてあげずに殆ど全裸のままほったらかしにしているのかって事ですよ!?」
 
勇者&戦士&神官&魔王「…………」
 
勇者&戦士&神官&魔王「…………」
 
勇者&戦士&神官&魔王「……しぃまったあああああああああああっ!!!!」

 
 

 
 
勇者「ごっ、ごめんっ!!。なんかこう、少女奴隷ちゃんが裸でいるのが自然みたいな、何かいつの間にかそんな雰囲気になっちゃっててっ!!」

 
神官「…神官として恥じ入るばかりです…。」
 
戦士「本っ当にごめんっ!!」
 
魔王「…一体何という事だ…。これでは紳士ではなくて変態紳士ではないか……」
 
少女奴隷「そっ、そんなっ!!、皆さんそんなに謝ったりしないで下さいっ!!。
 
 …わたし、いやらしい性交奴隷ですから、…裸でいるのが自然でもありますし…、…本当は今すぐにでも皆様に犯して頂きたい、って、
 
 思ってますし…」
 
勇者「!、あ、いやその、少女奴隷ちゃんが性交奴隷として生きてる事それ自体が悪いとか何とか、そういう事じゃないんだ…!!。
 
 …ただその…、…俺達が少女奴隷ちゃんを粗末に扱う様な事してるってのが悪いんであって…」
 
神官「…あのその、かえって少女奴隷さんにご迷惑になる様でしたら、無理強いなどする気は決して無いのですが…、
 
 …差支えなかったら、これからの旅の都合などもあるでしょうし、何か着るものを受け取って頂けないでしょうか…?」
 
勇者「…その、もし良かったら、あの、…少女奴隷ちゃんに俺のマントを受け取ってもらえたら、うれしいかなって……」
 
少女奴隷「……、…わかりました。…御気持、ありがたく受け取らさせて頂きます……」
 
戦士「……」
 
戦士「…おい勇者、」

 
 

 
 
勇者「…何だよ?」

 
戦士「…お前実はなんか狙ってないか?、お前のマント短過ぎるから少女奴隷ちゃんの太股完全露出してるし、
 
 何かもう少女奴隷ちゃんの秘所が見えたり見えなかったりになってるし!!、これじゃ、
 
 何にも着てないよりよっぽどエロいぞ!?、正直俺欲情抑えられないぞ!!?」
 
少女奴隷「…あ、あの、…戦士様…、…思いっ切り、犯して頂けますか…?」
 
戦士「え!?、あ、う、いやその、…俺で良ければ、その、…思いっ切り…!!」
 
勇者「…別に狙ってたわけじゃないんだが…、…もうこうなったらためらってても仕方ないか…!!」
 
魔術師「はうあっ!!?、な、何か、我々4人の男根が…、魔王陛下のも…、前回よりもさらに激しく巨大化して…っ!!?」
 
神官「…私は心を決めました。…私自身の意志で!、全力で!、容赦無く!、少女奴隷さんを犯し尽くさせて頂きます…!!」
 
魔王:腕輪の連絡機能を作動させて「…魔族大臣よ、邪竜王は滅びたが、済まぬが7日間だけ、戦後処理を代行してはくれぬか?。
 
 …どうしてもせずにいられぬ事が出来てしまった…!。……ん、そうか。済まぬが、7日間だけ、頼むぞ…!」
 
 :連絡を終わって「…勇者達よ、これで取り敢えず心配事は無くなった。少女奴隷君へのお礼の意味も込めて、
 
 これより7日7晩休み無く、我ら5名の超巨大化した男根で少女奴隷君の内臓も子宮も犯し尽くし続け
 
 少女奴隷君の内臓にも子宮にも精液を注ぎ込み続け孕ませ続ける事としよう!。異存は無いな!?」
 
勇者「…少女奴隷ちゃんさえそれで良ければ。」

 
 

 
 
魔王「!!、いかん!!、つい、少女奴隷君の意志を確かめずに先走ってしまった…!!」

 
少女奴隷「…7日7晩も……」
 
魔王「あ!!、いや!!、その!!、嫌だったら…」
 
少女奴隷「…ありがとうございますっ!!、…どうか、お願い致しますっ!!、…わたしを、皆様で、
 
 7日7晩休み無く思いっ切り容赦無く凌辱し尽くして、破裂しちゃうぐらいにわたしの内臓と子宮に
 
 皆様の精液を注ぎ込み続けて、わたしを、孕ませ続けて下さい…っ!!」
 
魔王「!!っ、どっ、土下座は勘弁してくれっ!!」

 
 
 
魔術師「…成程、今になって納得がいきました…。」

 
勇者「…何しみじみしてんだよ、裸で四つん這いの少女奴隷ちゃんの内臓背後から犯しながら…?」
 
魔術師「…少女奴隷さんが私達に事情を話さなかった理由ですよ。…もし、少女奴隷さんが最初から全ての事情を
 
 我々に説明していたら、我々には到底信じられなくて、少女奴隷さんを犯していなかったかも知れません。
 
 敢えて説明せずに、少女奴隷さんを犯さずにいられない我々の感覚に訴えたのが、事態をベストの方向で動かす
 
 殆ど唯一の選択肢だったのだと、しみじみと思えまして、ね……」
 
勇者「…成程な…。」
 
少女奴隷「…勇者様の…男根…、…もの凄く…太くて…、…もの凄く…奥まで…わたしの…子宮…突き続けて…頂けて…、」

 
 

 
 
少女奴隷「…もの凄い…量の…勇者様の…精液が…わたしの…子宮肉に…染みて…き続けて…、…わたし…

 
 …もの凄く・・・絶頂…させて…頂き…続けて…、…もの凄く…幸せですぅ…っ…!!」
 
勇者「あ、その、えーと…、…少女奴隷ちゃんに歓んでもらえて、良かった……」
 
魔王「…私の男根をこんなにも気持ち良く少女奴隷君の唇で愛撫してもらえ続けて…、…私の精液を少女奴隷君に
 
 飲んでもらえ続けて…、…こうまでしてもらえて、本当に、構わないんだろうか…?」
 
少女奴隷「…魔王様の巨根に御奉仕させて頂けて、魔王様の精液をいっぱい飲ませて頂き続けて、…幸せ過ぎますぅ…っ……!」
 
戦士「…俺と神官の精液、少女奴隷ちゃんの全身にぶっかけ続けて、少女奴隷ちゃんの顔にまでかけ続けちゃってるけど、
 
 …何かすごくいけない事してる気が…」
 
少女奴隷「…戦士様と…神官様の…たっぷりの…精液が…、…わたしの…全身に…染みて…きて…、
 
 …わたし…もの凄く…気持ち良くって…、…もの凄く…うれしくって……!!」
 
神官「…少女奴隷さんに歓んで頂けて…、…何だかその、…恐縮ですね……。」

 
 
 
こうして、少女奴隷は、5名の超巨根に7日7晩一切容赦無く凌辱し尽くされた。

 
 
 
そしてその後も、少女奴隷のあらゆる種族のあらゆる雄の超巨大化した雄根に凌辱し尽くされ続け

 
内臓にも子宮にも膨大に射精され続け無数のハーフを孕まされ続け無数のハーフを産み続ける日々は、延々と、続いている。

 
 
 
END


 

60さんへ
ごめん 邪竜王と書くべき所魔王って書いちゃったwww
まあ些細な事だよねwww……じゃねーよ!!!
マジすいません

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