桐生「聖杯戦争?」 (15)

桐生「寒くないか?遥」
遥「うん、大丈夫だよ。おじさん。」

ったく…真島の兄さんも急だよな。

ー錦との戦いから二週間後ー

真島「まぁ~ってたでえぇ!桐生ちゃ~ん!会長になったと思ったら、す~ぐ辞めるなんてなぁ…ホンマ、オモロイやっちゃで♪」

桐生「相変わらずだな…アンタは。で、用ってのは何なんだ?」

真島「いやなぁ、桐生ちゃん。いくらカタギになる言うても、色々あったやろ?せやから、しばらくゆ~っくりしてもらおかなぁ~…って思とんのや」

桐生「ほぉ…兄さんにしちゃあ、気が利いてるな。」
真島「せやろ?で、早速なんやがな、もうヤサは用意しとるんや。冬木市っちゅうとこなんやが。」

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真島「そこの"藤村組"の頭となぁ、そこそこ仲良ぉさしてもろとんのやが、その頭の孫がなぁ『男手が欲しい』言うとってなぁ」

桐生「いやいや、それじゃあ他の組に移るだけじゃねぇか」
真島「話は最後まで聞かんかい!その孫がよぉ出入りしとるっちゅう家になぁ、高校生のガキが一人住んどんのや。」

桐生「要するに、そいつの面倒を見ろと…」
真島「いやいや、なんや訊いてみると、家事全般はこなしとるらしいんやが、男女比率がどうたら言うとってなぁ。せやったら…っちゅうこっちゃ。」

桐生「いや、どういう事なんだ?」
真島「要するに、神室町離れてゆ~っくりしてこいっちゅうこっちゃ。遥ちゃんも一緒にな。心配することあらへん、ワシも時々様子見に行ったるから♪」

桐生(それが一番心配だ…)

ー現在、衛宮邸前ー

桐生「…でけぇな」
遥「すっごいお屋敷…」

こんなデカい屋敷に高校生のガキが一人?
考えててもしょうがねぇな…

ピ~ンポ~ン



ドダダダダ!!

桐生「…嫌な予感がするな…」
遥「?」


ガチャッ

真島「まぁああってたでぇ~!!桐生ちゃ~ん♪」

桐生「ま、真島の兄さん…なんで」
真島「なんでって、言うたやないかぁ。様子見に行くて。」

桐生「いや、なんでアンタが俺達より先に居るんだよ…」

???「アハハ…」
桐生「ん?兄さんの後ろに居るのは…」

士郎「あ、ここに住んでるもので、衛宮士郎です。」

桐生「士郎だな。俺は桐生一馬だ。」
遥「私は、澤村遥…です。」

士郎「桐生さんに遥ちゃんか、なんというか…今日からよろしくお願いします。」

桐生「あぁ。」
遥「よ、よろしくお願いします。」

真島「よっしゃ!!挨拶も済んだな。ほな早速…行くで桐生ちゃん!!」
桐生「!?おい、腕を引っ張るな、何処に連れて行く気だ?」

真島「うひゃひゃひゃ!!それは、着いてからのお楽しみやでぇ♪」
桐生「おい!引っ張るな!」

士郎「ハハハ…真島さんって、いっつもあんな感じなの?」
遥「うん…そうかな?」

士郎「俺達は、お茶でも飲んで待っていようか。」
遥「うん!」

あ、士郎の家ってチャイム付いてたっけ…

桐生ちゃんらは、あくまでも常人離れしとるだけでパンピーやで。
オリ要素とかバリバリあるんで、スマンな。

ー三時間後ー

桐生「まさか家に道場があるとは…」
真島「コレで桐生ちゃんと毎日楽しめるでぇ♪」

桐生「ハァ…アンタは相変わらずだな。」

士郎「あ、桐生さんに真島さん。夕飯の準備が出来ましたよ。」
真島「おっ、今日は士郎ちゃんが作ったんか?」

士郎「桜にも手伝って貰いましたけどね。今日は寒いですし、おでんにしました。」
真島「おっ、桜ちゃんも来とるんか。」

桐生「…兄さん、なんで既に馴染んでんだよ…」

桐生「桜ってのは、士郎のコレか?」←小指を立ててる

士郎「いやいや、違いますよ。なんというか…友人の妹です。」
真島「いや!士郎ちゃんは絶ったいに桜ちゃんにホレとる。ホレとらなおかしい!!」

士郎「またこの人は…」
真島「あんな乳がでこぉて、それでいて『せんぱぁい♪』なんて言うてくる後輩なんておったら、そんなんホレるに決まっとるやろ!!」

桐生「兄さんがそこまで言うなら、是非見てみたいな。」

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