咲「日常だよ、お姉ちゃん」 照「日常、だね」 (93)

~始めに~
・一つの高校に色んな咲キャラが在籍年しています。
・色んなキャラとの日常メイン。闘牌描写は多分少なめ

・咲照よりも、咲と他キャラ・照と他キャラの様な絡
みが多いかも?

・癖でカプ要素が混じってしまう可能性大。
・話が思いついたら書いていくので、更新遅め。

こんなもんですかね。では、よろしくお願いします

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【寮 宮永姉妹部屋】

照「咲、今日の夜ご飯は?」

咲「なんだと思うー?」

照「プリン?」

咲「違うよ」

咲「それお姉ちゃんが食べたい物だよね」

咲「って言うか、夜ご飯にプリンは無いよ」

照「そう……」ショボン

咲(え、夜ご飯にプリンはないよね?私が合ってるよね?)

咲(あまりにしょんぼりするから、何だかこっちが悪い気分になってきたよ)


照「答えは?」

咲「実はまだ献立決まってないんだよね」

咲「食料品も買って来なきゃいけないし、ちょうど私もお姉ちゃんに何食べたいか聞こうと思ってたんだけど……」

照「プリン?」

咲「だからダメだって」

照「……冗談」

咲(ホントかな)

咲「まあ、特に要望無ければ買い物しながら決めるよ」



照「それじゃあ、私も付いて行く。買い物行こう」

咲「え、良いよ悪いし」

咲「1人で行ってこれるよ?」

照「ついて行きたい気分」

咲「良いの?」

照「ん」

咲「それじゃあ、お願いしよっかな。実は荷物一人で運べるかなって思ってたし」



照「よし、プリンゲット」グッ

咲(そっちが狙いかー)

咲「買わないよ」

照「……」チラッ

咲「無言で見つめてきてもダメ」

照「麻雀で買ったr」 咲「ダメ」

照「けt」 咲「ケチで結構です」

照「」


【スーパー】

咲「んー…あ、卵安い」

照「咲」

咲「にんじんは高いなー」

照「咲」

咲「今日はオムライスにしよっかな」

照「咲」

咲「……お姉ちゃん、何?」

照「頼まれたケチャップ取ってきた」



咲「うん、それはありがと」

照「あとこれも」つ プリン

咲「それは頼んでないよ」

照「頼まれてないけど必要でしょ?」

咲「必要ないよ?」

照「必要」スッ

咲「あ、こら!勝手に入れない!……もー」

咲「はぁ…今日だけだからね?」

照「やった。咲大好き」

咲「はいはい」

照「~♪」




咲(隠してカゴに入れておいたプリン返して来なきゃ)


【スーパー②】

店員「3260円になります」

店員「お姉さんとお買い物ですか?」ニコッ

咲「へっ?えと、はい」

店員「仲が良いんですね」ニコニコ

咲「ワガママで困っちゃいます」ニヘヘ

咲「っと、はい」つお代

店員「丁度頂きますね」

店員「ありがとうございましたー♪またお越しくださいー♪」


咲「んしょっと」

照「荷物、持つよ」ヒョイッ

咲「あ……、ありがとお姉ちゃん」

照「ん」

照「それにしても、咲は買い物上手だね」

咲「そうかな?」

照「ちゃんと割引のシール貼ってある商品を取ってたし」

照「まるで熟練の主婦のよう」


咲「それは褒めてるのかな?」

照「褒めてる」

咲「そうなんだ」

照「時に咲、そんなにやり繰りしなきゃいけないほどお金に困っているなら」

照「お母さんとお父さんに仕送りを多くするよう頼むけど」

咲「必要ないよお姉ちゃん」

咲「好きでやり繰りしてるだけで、お金が無いとかじゃないから」

咲「心配しないで」ニコッ

照「そう、良かった」



照「なら、思わぬ出費があっても怒られないね」


咲「え?」

咲「……お姉ちゃん」

照「さあ咲、帰ろう」

咲「お姉ちゃん」

照「今日はオムライスか、楽しみ」

咲「お姉ちゃん、何で買った覚えの無いお菓子を持ってるのかな」

照「……」

咲「予想してたより少し高い会計とか、一瞬見えた入れた覚えの無いものとか、気のせいだと思ってたけど?」

照「……」

咲「……」

照「さk」咲「お姉ちゃん?」

照「ごめんなさい」

今日はこれで。
アニメのクールな宮永照はいませんね……

さて…
誰が出て来るのか?
関西弁の使い手達(愛宕一族、セーラ、竜華、、怜、琴音、泉、一美、郁乃、恭子、由子、漫)や…
博多弁の使い手達(楓、悦子、哩、美子、仁美、姫子、朱里)や…
広島弁の使い手達(いちご、まこ)と言った方言丸出しの方々との絡みがどうなるのか?
今から楽しみです…


【学校】


菫「へぇ、そんな事が」パシ

ゆみ「麻雀以外は基本的に残念だからな、照は」パシ

智葉「何だかんだで許してしまう所が咲らしいが」パシ

咲「もー、皆さん他人事だと思って」プクー

咲「同じチームなんですから、もう少し親身になってくれても良いじゃないですか」

智葉「咲が甘やかすから照も調子に乗るんだろう」

咲「そうですかね?」

ゆみ「それに、咲も何やかんや言いつつ楽しそうに話しているしな」


ゆみ「それに、咲も何やかんや言いつつ楽しそうに話しているしな」

咲「そ、そんな事ないと思うんですけど…」

菫「まあ、咲ちゃんもシスコンだから甘やかすなと言っても無理なんだろう」フフッ

智葉「違いないな」クス

咲「むっ」

菫「っと、これは通るかな」タン

咲「それロンです、7700」プイッ

ゆみ「高め捨ててまで狙い撃ちか」

菫「咲ちゃん!?」

咲「べーっだ!」ベー

智葉(こういうムキになる所が似ているな、宮永姉妹は)クスクス


ゆみ「次行くぞ」

咲「はーい」

菫「狙い撃ちとか私のお株なんだが……」

ゆみ「そういうのは癖を治してから言った方が良いと思うが」

智葉「ふっ、詰めが甘いな菫」タン

咲「ロンです12000。皆さん平等ですよ」ニコッ

智葉「うおっ!?」

ゆみ「平等って……次は私ってことか……」

咲「サイコロー♪」ガラガラ


【照卓】

煌「ふむふむ、プリンですか!」スバラッ

和「照先輩、あまり咲さんを困らせないように」ハァ

照「困らせてはいない……と思う」

煌「姉妹仲が良いのはすばらですよ!」

洋榎「ウチは絹に怒られるとかあんま無いからちょっと羨ましいわ」

和「よく頭叩かれてませんか?」

洋榎「あれはツッコミやろ。 てか、そんな頻繁に叩かれてへん」

煌「私も、姉妹兄弟がいて、怒られたりツッコまれたりしてみたいですねっ!」スバラッ

和「突っ込まれるのはどうなんでしょう」


照「良い事ばかりじゃない。昨日だって、罰としてお風呂掃除の刑に処された」

和「当然です!というか、部活中にも大量にお菓子食べてるのに、家でも食べているんですか」

照「それこそ当然」フンス

洋榎「それでよおその体型維持できとんな」

煌「確かに…羨ましい限りです」

和「多分それは……」

照「ふんっ!」ギュルルルルルルル

照「ツモ」ギュイイイイイイン

照「6100オール」ギュルルルルルル


煌「すばらぁぁっ」

洋榎「相変わらずおもろいツモり方やな」ケラケラ

和(この謎のツモり方で毎日運動しているからでは)

照「お腹空いた……」

和「お昼食べたばかりですよ」

洋榎「そのツモり方でカロリー消費しとんちゃうか?」

煌「ありえなく無いですね…」

照「ちょっとお腹空いたからプリン取ってくる」

和「ダメです。まだ対局中ですよ」

洋榎「ええんちゃうか?別に」

和「ダメです!!どうせ家では咲さんに甘やかされているんですから、ここでくらい厳しくいかないと」

洋榎「なんかオカンみたいやな」コソコソ

煌「真面目な子ですから」スバラッ

和「この対局に勝ったら、食べても良いですから」


洋榎「おおぅ……」

煌「そ、それはすばらくない」

照「よし、分かった」ギュルルルルル

照「すぐに終わらせよう」ゴゴゴゴゴ

和「その意気です」

和(咲さんの言っていた、照先輩の宥め方。効果抜群みたいですね)キラキラ

照「プリン、プリン」ワクワク

ゆみ、佐藤、菫は姐御肌?なので口調が被りますね
シノハユは未読なので、すみません。
調べてみて、書けそうなら書いてみます

今日はこの辺りで。1日1はな?くらいで書けたら良いです。

↑佐藤→智葉。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

【休憩室】

和「咲さん」

咲「あ、和ちゃん。お疲れさま」

和「お疲れさまです。休憩時間ですか?」

咲「うん。和ちゃんも?」

和「はい」

和「隣、座っても良いですか?」

咲「あ、うん。もちろん、おいでー」ポンポン

和「ふふっ…何ですか、それ」クスクス

咲「えへへ」


和「ふぅ……」スワリ

咲「……」ジーッ

和「な、何ですか?」

咲「いや、何か少し距離があるなーって」

和「そ、そうですか?」

咲「小学生の時は"さきさんの隣は私ですー!良いですかさきさん!私から1m以上離れてはいけませんよ!"」

咲「……とか言って、もっと近くに居たのに」

和「む、昔の事は忘れてください!/////」

咲「幼馴染みなのに、今では椅子に座る時に距離があって寂しいなー」チラッチラッ

和「うぅ…」

咲「幼稚園の頃には将来私のお嫁さんになるって」

和「わー!!わー!!/////」

和「分かりました分かりました!!近づきますよ!/////」


和「暑いかな、と思って少し離れて座っただけですから!もう過去の話を蒸し返さないでください!」

咲「え、それじゃあお嫁さんの話はもう無かったことなの?」

和「うっ……それは……その……」モジモジ

和「まあ、咲さんがどうしても……と言うのなら……なんて…//」

和「いや、そもそも私たちは女の子同士ですからお嫁さんと言うのもおかしいかなと思ってみたり……」ペラペラ

「おーい咲ちゃん、次入らへんー?」

咲「あっ、はーい!」スタスタ

和「ま、まあそんな訳で…幼稚園の頃の私も私なりに考えて約束を取り付けた訳ですので決して適当に言った訳では無いと言うことを踏まえて」

「やー、疲れた疲れたー……ん、ノドカだ」

「何してんのー?」ヒョコッ

和「私、咲さんのお嫁さんになります!!いや、ならせてください!!」クワッ


「……」

和「……」

淡「……あは」

和「あ……」

淡「えっと……うん、まあ、なに?」

淡「幼馴染みとしては応援……するよ、うん」

和「ちょ、淡さ」

淡「応援はするけどその前に……」スッ

和「まっ」

淡「皆ー!大ニュース!!大ニュースだよー!!」タッタッタ

和「あーーーー!!淡さん、待って!!誤解!誤解ですからー!!!」


……………………………………………………

『みんなー!』
『ああっ!まって!』


竜華「なんや、騒がしいな」


優希「500円玉でも転がってったんじゃないのか?」


ネリー「500円!!」ガタッ


竜華「そんな事で大騒ぎするんはネリーだけやない?」


咲「あはは……」


竜華「そういえば、優希と咲ちゃんは幼馴染みなんやろ?」


優希「のどちゃんと淡もだじょ」


咲「幼稚園からずっと一緒ですね」


竜華「ええなー!そういうのむっちゃ憧れるわー」キラキラ


ネリー「リューカにはトキがいるじゃん」


竜華「怜とは中学からやし、ウチも幼稚園からの幼馴染みとか欲しいー!」


咲「怜先輩が泣きますよ……」


ネリー「日本人はよく分からない所を気にするんだね」


ネリー「出会った時期なんてカンケーないと思うけど」


優希「おおう……ネリちゃんが珍しくまともなこと言ってるじょ」


ネリー「だって、ネリーとサキは高校で初めて会ったけど、出会った次の日からもうお弁当作って貰う仲になったもんね」



竜華「金欠金欠言って、無理にご飯抜いてたアンタを見かねて気ぃ効かせてくれただけやん」


優希「さすがに2日間何も食べてないって聞いた時は引いたじょ」


ネリー「今もたまに夜ごはん抜くけどね」


咲「……」


ネリー「……あ」


咲「ネリーちゃん?」ニコッ


ネリー「う、うそうそ!食べてるよ!?」


咲「ネリーちゃん、食べなきゃダメって言ったよね?」


ネリー「ご、ごめん!」


咲「ごめんで済んだらこの世は犯罪で溢れかえってるよ!!」

優希「大袈裟だじょ咲ちゃん…」


竜華「咲ちゃんのスイッチ入ったー!」


優希「先輩、なんで嬉しそうなんだ」



咲「大体、ネリーちゃんの生活はだらし無いの!遅寝遅起だし、ご飯もろくに食べないで!」


ネリー「だって、食べなくてもお腹減らないs」


咲「だってじゃないの!お腹減らなくても栄養とか色々あるでしょ?」


優希「おおぅ……咲ちゃん、お母さんみたいだじょ」


咲「優希ちゃんも、タコスばっかり食べてたらダメなんだからね?」


優希「じょ!?なんで私まで!?」


竜華「えーなー!私も咲ちゃんに怒られたいー!」


ネリー「オススメしないよ……」


咲「ネリーちゃん聞いてるの!?」


ネリー「はいぃっ!!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【部活後】


咲「んー…お姉ちゃん、タオル取ってー」


シーン


咲「??お姉ちゃーん?お姉ちゃんってばー?」


「くすっ……咲ちゃん、もしかして私の事をお姉ちゃんと呼んでいるのかしら?」フフ


咲「え、嘘!?」


咲「私、今霞さんのことお姉ちゃんって呼んでました!?」


霞「ええ。ふふっ、お姉ちゃん、いい響きだわ」


咲「うわぁ……恥ずかしい……////」



初美「霞ちゃんがお姉ちゃんなら、私の事もお姉ちゃんと呼んでもいいですよー?」


咲「はっちゃんは可愛いねー」ナデナデ


初美「何でですかー!!」ムキー

咲「でも、霞さんは本当にお姉ちゃん感ありますよね」


霞「あら、そうかしら?」


咲「はい。とても大人っぽくて、憧れます」


初美「高校生には見えないという意味ですよー……って痛い痛いです!霞ちゃん痛い!」アウアウ


霞「何か言った?初美ちゃん?」


初美「とっても若々しいって言ったんですよー!痛っ、ちょ、咲ちゃん助けてくださいー!」



咲「助けないよー。色々な経験を積んで大きくなってね、はっちゃん」ニコニコ


初美「咲ちゃんは誰目線なんですかー!?」


霞「そうそう、タオルだったわね。 洗牌は終わりそう?」

咲「はい。 手伝ってもらってありがとうございました」


咲「まさか、私以外の今日の担当が揃いも揃ってテストの補習だなんて」


初美「いたた……ほっぺた伸びちゃいますよー……」ヒリヒリ


初美「今日の他の担当は確か、淡ちゃんと優希ちゃんと穏乃ちゃんでしたかー?」


霞「ふんふむ…前2人は納得だけれど、高鴨さんもなのね」



咲「はい。どうも古典がダメみたいで」


咲『何で昔の人の言葉なんて覚えなきゃいけないんだよーーー!使わないよ!!』


咲「とか言ってました。その後、憧ちゃんに首根っこ掴まれて連れて行かれましたけど」


初美「何というか、苦手な子の常套句ですねー」アハハ


咲「古典楽しいんだけどねー」


霞「私たちが来た時には咲ちゃん一人だったけれど、今日照ちゃんは居ないのかしら?」


初美「そーいえばいつも一緒に帰ってるのに珍しいですよー」


咲「偶には、はっちゃんと2人きりで帰りたいなーって待ってたんだよ?」


初美「えっ…////私とですかー!///」


初美「そ、そんな急に言われても困っちゃいますよぉー////」テレテレ


咲「……ぷっ」


霞「ふふっ……」



咲「コホン、お姉ちゃんは、久さんと怜先輩に連れられて数学のお勉強だそうです。」


霞「そういえば、数学が危ないとか言ってたわね」


霞「なら、折角だし一緒に帰らない?」


咲「はい、喜んでっ!」




初美「薄墨初美高校三年生、初めての経験でドキドキですよー////」


初美「霞ちゃん、こういう時どういう反応すればいいんでしょうかー/////」


シーン


初美「……って、アレ?霞ちゃん、咲ちゃん?」


初美「え、いつの間にあんな遠くに!?ま、待ってくださいー!!置いてかないで欲しいのですよー!!」タッタッタ

【その頃補習組】

穏乃「だぁぁぁ!もう無理だよ憧ぉー」グデー


憧「まだ30分しか経ってない!」


穏乃「えー!?もう3時間くらいやった気分だ…」


優希「タコス……タコスをくれぇ……」グデー


和「ほら優希、ここの二次関数間違ってますよ」


優希「そんな呪文聞きたくないじょー!」



淡「ねー、成香センパイー?」


成香「なんですか?」


淡「センパイって、実家北海道なんだよね?私聞きたいなー北海道の話」キラキラ


成香「え、でも勉強……」


淡「きっとステキな所なんだろーなー」チラッチラッ


成香「!!はいっ!とってもステキですよ!何と言っても牧j」


和「淡さん!話を逸らして勉強から逃げないように」


憧「成香先輩も、まんまと乗せられてどーすんのよ」


成香「はっ……すみません」



穏乃「あーあ、昔の人はなんでこんな面倒くさい言葉使ってたんだよー!」


優希「足し算引き算掛け算割り算できれば、それ以外はいらないじょー!」


淡「私金髪だけど英語話せないしっ!!英語の授業で私当てられた時、妙に期待を込めた視線を浴びるけど、私英語話せないから!!」

ギャーギャー
ヤイヤイ


憧「一人だけ地味に可哀想なのが混じってるわね……」


和「これなら咲さんにも来てもらうべきでした…3人ともなるとエネルギーが違いすぎます」


成香「というか、なぜ同じ一年のユキちゃんではなく、二年の私が呼ばれたのか不思議です」


和「言っては失礼ですが、成香先輩って一年生と言われても中学生と言われても、更には小学生と言われても分かりませんから」


成香「心外です!」プンスカ


憧「和、アンタ意外と毒吐くわよね」アハハ


感想などどうもです!
ちょっとずつ投下していきますよー


【勉強会その1】


照「……納得がいかない」ムスッ


久「本当に怜の部屋に行っても良かったの?」


怜「ああ、気にせんでええよ」


久「確か、怜は竜華と相部屋よね? 急で大丈夫かしら」


照「きっと大丈夫じゃない。急に来られると困るから誰か連れて来るなら先に連絡いれなさいって、咲がいっつも言ってる」


照「だから今日は辞めにして、勉強会はまた今度……」


怜「その竜華がな? 三連休使って両親に会ってくるー言うて、大阪に帰省しとるんよ」


久「あら、そうなの」


怜「一人いうのも寂しいし、ウチの部屋に誘って、そのままお泊まりの流れを作ったウチほんまに策士やろ」フッフッフ


照「なに?」


久「ふふっ、そうね。 ……って、照?」


照「泊まるなんて聞いていない……、私が帰らなかったら咲が心配する」


怜「いや、心配ってすぐ隣の寮やん」


久「咲にはちゃんと私が伝えておいたから心配なんていらないわよ」


照「ぐぬぬぬ……それでも、私がいないと相部屋の咲が一人。」


照「そんな可哀想なマネは出来ない」


久「あぁ、それなら大丈夫よ。 手は打ってあるもの」クス


怜「なんや照、そんなにウチに泊まるのが嫌なん……?」ウルウル


照「うっ……」タジッ


照「べ、別に咲が大丈夫なら泊まること事態は歓迎……」


照「でも、数学の教科書は開かない」キリッ


怜「勉強せんと赤点取るで……」


久「そうそう、咲からの伝言忘れていたわ」


照「!!優しい咲の事だから、辛かったら帰ってきて良いよとか……」ワクワク



久「しっかり勉強してきてね。 次のテストで赤点間際だったら、内緒にしてと頼み込んでもお母さんとお父さんに言いつけます。 …あ、私からもお説教だからね。でも、頑張れたら一緒にケーキ作ってあげるね」




照「」


怜「さすが咲ちゃん。 良い妹やん羨ましい」


久「じゃ、行きましょうか」


照「」



【咲帰り道】


咲「そういえば、小蒔さんはどうしたんですか?」


霞「小蒔ちゃんなら、今朝春ちゃんと巴ちゃんと一緒に霧島へ行ったわ」



「いつ見ても大っきいですねースカイツリー!少し分けてもらいたいですよー」ワーイ


咲「え、そうなんですか?竜華さんも大阪に帰省するって言ってましたし……、はっちゃん!あんまり走ると転ぶよー!」オーイ


「咲ちゃんには言われたくないですー!」


咲「ふふっはっちゃんったら……、この三連休で帰る人が多いんですかね?」


霞「そうかもしれないわね。 まあ、小蒔ちゃんは少し特別だけれど」クス


咲「お姫様ですもんね」タハハ




咲「……って、はっちゃん…」


霞「どうしたの?……あらあら」







「お嬢ちゃん、1人だけど迷子かな?」


初美「おじょっ!?私は高校生ですよー!」プンスカ


「あはは、背伸びしたいお年頃なんだねー」ヨシヨシ


初美「違います!高校生ですよー!」ヤイヤイ


「可愛いー!それで、迷子ならお姉さんと一緒に交番行こっか?すぐ、お父さんとお母さんが来るからねー」ヨシヨシ


初美「うがー!!話が通じませんよー!」


「お嬢ちゃんは何ていうお名前なのかな?」


初美「うぅ……」


霞「申し訳ありません、この子がご迷惑を」


初美「!!」パアッ


初美「霞ちゃ……」 「お母さんですか?いやー!良かったね!お嬢ちゃん!」


霞「」ピキッ


初美「…ん」ゾワッ


「良かった良かった!それじゃ、達者で!しーゆー!」タッタッタ




オーイスコヤーン マイゴスクッテキター!!
エェッ!?アレマイゴジャナイヨ!?セーフクキテルジャン!!
エー?デモオカーサンガ……アレ!?ヨクミタラアノコモセイフクキテル!?
ソソッカシイッテレベルジャナイヨ!?


霞「……初美ちゃん」


初美「は、はひ!?」ビクッ


霞「私は女子高生、よね?」ニコッ


初美「も、もっちろんですよー!!ピチピチの女子高生!そう!じぇーけーですよー!」


霞「そうよね!」ニコッ


初美「は、はいっ!」


咲「はっちゃん、霞さーん!」


咲「ってアレ!?霞さん何で降ろしてるの!?」


初美「さ、咲ちゃぁぁぁん!遅いですよー!怖かったんてわすよー!」ダキッ


咲「えぇっ!?」テレテレ


霞「……初美ちゃん」


初美「は、はひ!?」ビクッ


霞「私は女子高生、よね?」ニコッ


初美「も、もっちろんですよー!!ピチピチの女子高生!そう!じぇーけーですよー!」


霞「そうよね!」ニコッ


初美「は、はいっ!」


咲「はっちゃん、霞さーん!」


咲「ってアレ!?霞さん何で降ろしてるの!?」


初美「さ、咲ちゃぁぁぁん!遅いですよー!怖かったんですよー!」ダキッ


咲「えぇっ!?」テレテレ


咲「な、何があったんです?」


霞「何も無かったわよ?」


咲「え、でも神様まで降ろしt」


霞「何も無かったわよね?」(ニッコリ


初美「ひぇ!?」ギュー


咲「ぐえ……はっちゃ…ちょっと苦し…」


霞「まったく、失礼な人もいたものだわ……きっと身近な人をそういうネタで虐めているに違いないわね」プンプン


初美「どうか……!どうか怒りをお収めください……!!」ギュ


咲「ち、力を収めて……っ!」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【勉強会】


久「照、そこ間違ってる」


照「間違ってない」


怜「どこ?」チラッ


久「ほら、ここ」


怜「間違っとるやん」


照「間違ってない」


怜「sinは、ナナメ分のタテって教えたやろ?」


照「……確かに、これは斜め分の斜めになってる」


久「はぁ、なんで最初から間違いを認めないのかしらこの子は」ハァ


照「……」スッ


怜「ちょ、なにシャーペン置いとんねん」


照「ちょっと休憩しよう」


久(まだ30分しか経ってないのに……)


怜「麻雀の点数計算は余裕なのに、数学は嫌いなん?」


照「麻雀は好きだから点数計算も出来るけど、勉強は嫌いだから数学は出来ない」


怜「それもそやなぁ」


久「仕方ないわね…、それなら息抜きにコレでもやりましょうか!」つ 人生ゲーム


怜「さっき自分の部屋戻ったと思ったら、それ持ってきたんか……」


怜「ぷっ…久お泊まり楽しみにしすぎやろ」


久「い、良いじゃない別に」プイッ


照「そ、それは……まさか人生ゲーム?」プルプル


久「そうだけど?」


照「……あれは、私がまだ小さかった頃の話」


怜「なんか語り出したで」


照「咲と2人で人生ゲームをやった時」


久「2人で人生ゲーム……」


……………………………………………………

照『やった。転職で石油王のマスに止まれた!』

咲「それってすごいのー?」

照「うん!給料10万ドルだからね。 ふふっ、これならこのゲームは貰ったね」

咲「へー……私の番!サイコロまわれー♪」ガラガラ

照「正確にはサイコロじゃないだよ」

咲「じゃあなんていうのー?」

照「……さぁ?」

咲「おっ、8だ!」

咲「いちにーさん、しー、ごー、ろく、なな、はち!」

照「どんなマスだった?」

咲「えっとねー…、世界から石油がなくなる!石油王の人はフリーターになり、借金100万ドル……だって!」

照「」


……………………………………………………

咲「サイコロを回して、7が出たら相手の所持金を半分ももらう!」

照「そんなマスあったんだ……」

咲「サイコロ回れー♪」ガラガラ

照「まあ、9分の1だし、大丈夫だよね」

咲「あっ、7だ!お姉ちゃん半分ちょーだい!」

照「」

咲「やった!お姉ちゃんの所持金捲ったよー!」ワーイ

照「」

……………………………………………………



照「それからも、私は咲に人生ゲームで1度も勝てた試しがない」


久「咲って中々えげつない子だったのね…」


怜「逆に、照は麻雀以外のゲーム類はからっきしやしな」


照「更に言うと、人生ゲームっていうネーミングも気に入らない」


照「私の人生は数十分で終わってしまうような薄っぺらいものじゃない」


照「まあ、どうしてもやりたいならやってあげてもいいけど」


照「今日特訓して、咲に雪辱戦を挑む」


照「ほら、2人とも早く座って。 ステージは普通の方でいいよね」


照「あ、私は赤色の車を使う。銀行係は……、久だと怪しいから怜で」


久「ちょっと、更に言うと~から今までのこの数秒で全ての準備終わらせたわよ」


怜「誰よりも楽しみにしとるやん……」


照「……」ワクワク


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

乙などありがとうございます。
書き溜めも無くなってきた……

誰か咲か照と絡ませたいキャラ、シチュエーション?などありましたら是非。 頑張って考えてみます

ありがとうございます!
今書いている話が一息ついたら、それぞれ書いてみます

―――――――――――――――――――
【寮・宮永姉妹部屋前】

咲「ふぅ…。あの2人と一緒ってあんまり無かったから、楽しかったな」

咲「……初美ちゃんが霞さんをやけに女子高生扱いしてたのは謎だったけど…」

咲「んー、明日から三連休かー。読書が捗るね」ガチャ

咲「ただいまー!」

咲「あ、そっか。誰もいないんだっt」

「おかえりなさいませ、咲様」サッ

咲「ぴゃうえ!?」ビクッ

「驚かせてしまいましたね。申し訳ございません」

咲「え、は、ハジヨシさん?」

ハギヨシ「はい」


咲「あれ、私部屋間違えました?」

ハギヨシ「いえ、咲様の部屋で間違いございません。お邪魔しております」ペコ

咲「えっと……?」

ハギヨシ「武井様より、本日咲様がお一人と聞いた衣様が、ならば自分が咲様の部屋へ行きたいと仰りまして」

咲「衣ちゃんが?」

ハギヨシ「はい。 透華お嬢様も、咲様の部屋ならば、と同意の上ですので。咲様さえよろしければ、今日一日よろしくお願い致します。」

咲「私は大歓迎ですよ!一人だとちょっと心細いなって思ってましたし」

ハギヨシ「ありがとうございます。 では、私はこれで失礼します。 何かあれば、お呼びください」


咲「あれ、ハギヨシさんは泊まっていかないんすか? 」

ハギヨシ「はい。 透華お嬢様も私も、咲様にはこれ以上にない信頼を置いていますので」

咲「あはは、信頼って」

ハギヨシ「万が一、一夜の間違いを犯したとしても、誰も責めないでしょう」

咲「なっ……!?」

ハギヨシ「はは、冗談ですよ」クス

咲「むっ…ハギヨシさんってそんな冗談言う人だったんですか。謎が多すぎです!」

ハギヨシ「執事ですので。では、咲様よろしくお願いします」ペコ

ヒュンッ

咲「き、消えた……。執事とは一体!?」



……………………………………………………

咲「あれ?そういえば、衣ちゃんが居るのに出てこないなんて珍しいな……って」

衣「んぅ…」スヤスヤ

咲「寝てる……」

咲「くすっ、待たせちゃってごめんね」ナデナデ

衣「みゅぅ…」

咲「今の時間は……5時かぁ」

咲「あ、そういえばご飯どうしよ?衣ちゃん、ファミレス好きだしファミレスで良いのかな」

咲「んー、でも折角だしなぁ」ウーン


衣「んん……咲…?」

咲「あ、ごめん衣ちゃん。起こしちゃった?」

衣「……いつの間にか眠っていたのか」

咲「おはよう。事情はハギヨシさんから聞いたよ?今日一日よろしくねっ!」ナデナデ

衣「ふみゅ、なでるなぁ~!!それから衣お姉さんと呼べ!」ニヘラ

咲「はいはい、衣お姉ちゃん」ニコニコ

衣「うむ、それで良いのだ」フンス

咲「ふふっ」クス


ピンポーン


咲「ん?」


衣「客人か?」

咲「んー、特になんの約束もしてないはずだけど……」

咲「勉強嫌になったお姉ちゃんが帰ってきちゃってたりして」アハハ

衣「いや、照が来たら空気の変化で分かるから違うな」

咲「ま、真面目に返されちゃった……。あれ?空気の変化?……まあいっか」

咲「ちょっと出てくるね」

衣「うむっ!」

咲「っしょっと」テクテク



咲「はーい!どちら様でしょうか」ガチャ


美穂子「こんばんは、咲」

咲「あれっ、美穂子先輩?」

衣「おおっ!蒼眼の!」

咲「こら!ちゃんと美穂子先輩って呼びなさい」

衣「み、美穂子じゃないか!」

咲「もぅ…」

美穂子「ふふ、良いのよ気にしないで」クス

美穂子「久から、1人が寂しかったら咲の家に行きなさいと言われたからお邪魔したんだけど…」

咲「あ、久さんの相部屋は美穂子先輩ですもんね。」

衣「ならば来た理由は衣と同じだな!」

美穂子「あら、天江さんもそうなのね」クスクス


咲「なるほど、理解できました! 立ち話もなんですし、どうぞ上がってください」

美穂子「お邪魔します。 なんだか他の人の家に入るのは緊張するわ」

咲「同じ建物なんですから、造りは一緒ですよ」クスクス

衣「自分の家だと思うがいい」フンス

咲「それ衣ちゃんのセリフじゃないよ……、でも楽にしてくださいね」

美穂子「あ、これ」 つ袋

咲「??これは?」ウケトリ

美穂子「天江さんはエビフライが好物って聞いたから、材料を買ってきたの」

衣「エビフライだと! たるたる!」ヤター

咲「おお!夜ご飯どうしようか迷ってた所なので、助かります!」

衣「咲!今日の晩餐はタルタルか!?」

咲「そうだね。美穂子先輩が材料買ってきてくれたんだから、お礼言わなきゃダメだよ?」


衣「おぉ!美穂子!礼を言うぞ!」ピョン

美穂子「ふふっ、喜んでもらえて良かったわ」ニコッ

咲「本当にありがとうございます先輩」

美穂子「くすっ、気にしないで。それより、私の方こそ泊めて貰って良いの?」

咲「それこそもーまんたいですよ! 3人なら三麻も打てますしね!」

美穂子「じゃあ、お言葉に甘えようかしら」

咲「はいっ」

衣「咲~美穂子~早くー!」

咲「はーい!」

美穂子「ふふっ、今行くわ」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
【勉強会?2】


久「はい、照が最後にゴールして終了ねー」

怜「ほな所持金数えよか。 あ、子供は一人5万ドル、家は買った値の倍で売れるでー」

久「子供を売るって、なんかエグいわね…」

照「……」

久「子供は…5人ね。家は7万ドルのを買ったわ」

怜「ほいほーい、そんなら久は39万ドルプラスなー」

怜「ウチは子供2人の家10万やから、20万プラス……っと」

久「照は?」

照「……」

怜「照ー?」


照「子供は途中で養子に出されて、家は地震で倒壊した……」

怜「ぶはっ……!!」

照「何回もお金奪われるイベントが起こったせいで、所持金5000ドルしか残ってない」

照「3着ボーナスを足しても25000ドル」

照「……はぁ」

久「あー、なに?まあ、こんな事もあるわよね!ね!怜?」

怜「あ、ああ!そやな!所詮ゲームなんやし、気にしんどき!」

照「所詮ゲームだと!!」ガタッ

怜「うわっ!?」

照「ゲームと言っても勝負は勝負。麻雀と同じ。それを所詮だなんて、私は思えない」

怜「お、おぉう…すまん」

久「しっかし、ドンピシャで悪いマスばっかり踏むのね……」

照「小さい頃は、もしかしたら咲からの干渉を受けて悪いマスを踏まされていたと思っていたけど、今日やってみて確信した」

照「そう、私は人生ゲームに嫌われている」


怜「リアクションに困るわ」

照「でも、宮永家の長女がこんな無様な終わり方をしていいはずがない」

照「こんなんじゃ、咲の所に胸を張って帰れないからな」

久「いや、例えゲームで勝って帰っても胸張れないわよ」

怜「勉強せえ言われとんのにゲームで勝った!って報告されたら、逆に雷落ちるで」

照「とりあえず、私は負けっなしで帰る訳にはいかない」

久「勉強して褒めてもらうっていう選択肢はないのかしら?」

照「それは悪待ち」

怜「正攻法やろ……」

照「だから次はこれで勝負をしよう」つゲーム

久「そ、それは……!」

怜「正気かいな照……」




照「大乱闘ス○ッシュブラザーズDX」


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照「続く」

続きは書き溜めてから一気に投下します

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