（映画館の廊下）

研「すごい迫力だったねーバリカン」

バリカン「ケン坊はこういう映画好きだねぇー」

研「うん。いやー、ドカーン、ボカーンって大迫力だったなー･･･いてっ」

西垣「おや」

研「どうも、すいませんでした」

西垣「君たちは爆発、好きかい？」

研「うん、大好きさ！」

バリカン「けけケン坊！」

西垣「はっはっは。これは将来有望だ。爆友の会員証をあげよう」

研「爆友？えーと『実験は爆発だ　爆発大好き　七森中理科教師　西垣』？」

松本「････････」

西垣「おお松本。待たせたな。さあ行こうか」

研「･･･」

バリカン「ん？行こうよケン坊、映画が始まっちゃうよー」

研「バリカンは先に行ってて」


研（あの２人､何を話してるんだろう･･･？）盗み聞き

西垣「いやー、大画面で見る爆発は最高だな松本！」

松本「･･････」

西垣「いやぁ、何せ爆発は私の生きがいだからな！」

西垣「というわけで、次はどんな爆弾を使った発明をしよう？」

松本「･･････」

西垣「Ｃ－４爆弾、プラスチック爆弾、セムテックス爆弾･･･うーん、迷うなー」

研「･･･」


研「あの、西垣って人･･･」


研「頭の中に、爆弾が！」

研「頭の中に、爆弾のことしかないなんて！」

研「これは、きっとジュラル星人のしわざに違いない！」

「チャーーーージング、ゴーーーーーー！」

ﾃｰﾃﾃｰﾚｰﾃﾚﾃﾃｰ･･･

（西垣先生を連れ去りスカイロッドで飛び立つ）

西垣「何をするんだね」

研「西垣先生、あなたは頭の中が爆弾の事だらけだ。
たぶんジュラル星人のせいで、今のあなたは歩く爆弾テロなんだ！」

研「西垣先生、お許し下さい！」ｶﾁ、ﾊﾟｶ






西垣「うおーーーーーーーーーー･･････」

研「･･･かわいそうな、西垣先生」

研「けれど、こうしてこの町は立派に守られました」

博士「きっと、空の向こうから見ていて下さってるよ」

研「ええ･･･」


終わり