マクロス外伝 第3章 ファントム襲来!(179)

・最新メカ
VF-X-8ファントムⅢ
Sv-54テルミナートル

【惑星エデン演習している最中の西暦2021年 5月11日 惑星エデン 衛星アポロン宙域 輸送艦トロイファントム】

輸送艦女性管制官「防衛圏内まで後30分。」

輸送艦副長「艦長・・・そろそろ惑星エデン付近です。」

輸送艦艦長「そうか・・・・惑星エデンまでもう少しだな、電子機器の輸送と言う地味な任務だが・・・きちんと命令を守るのも輸送艦の艦長としての責務だ。これで終わるのか......」

輸送艦副長「まぁはぐれゼントラーディの襲撃が予想されますので、上から護衛艦2隻と空母1隻が随伴してます。」

輸送艦艦長「所詮は人間もどきのポンコツ兵器だ。そう考えたら楽勝だろうな、この任務も・・・・」

ズドドドドドドドドドドド ズドカーン ズガーン ズドォォォォォン

輸送艦艦長「何事だ!」

輸送艦管制官「護衛艦クーパー撃沈、メレディス被弾。」

輸送艦艦長「レーダーの反応は?」

輸送艦管制官「レーダーに反応無し、ステルス機です!」

輸送艦艦長「ARMD-142ドーリットルよりバルキリー隊を出撃させろ!」

輸送艦管制官「イェッサー!」

ARMD-142ドーリットルからVF-4ライトニングⅢを出撃を開始するが謎のアンノンは急降下しながら迫りつつあった。

「All System The Green GoodLuck」

「Thank Y・・・・」

「敵機上から接近!退避しろ!回避!回避!」

「間に合わない!うわぁぁぁぁぁ」

ドドドドドドド シュバババババーン シュドォォォォン ズドーン ズドカーン ズガーン

ARMD級はあっけなく満身創痍の損傷を負う。
艦の被害は甚大であり、次の攻撃が命中すれば確実に撃沈するほどである。
ARMD-142ドーリットルは艦隊の列から離れ退避行動を取り始めた。

輸送艦管制官「ARMD-142ドーリットル、中破!戦線から離脱します。!」

輸送艦艦長「くっ早い・・・・・奴は何処にいる?」

輸送艦管制官「分かり・・・」

ズドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドド ズドシーン ズガーン ドガーン

友軍の駆逐艦が未確認のアンノンの攻撃に命中し、大爆発を起こして沈んでいった。
獲物を仕留めたアンノンはまっすぐ次の獲物を定める態勢をとった。

輸送艦管制官「メレディス・アオシマ轟沈、敵は本艦に接近・・・・・・・本艦の目の前です!」

輸送艦艦長「何!!これは・・・VF-X-8ファントム・・・・・・ぬぉわぁぁぁぁ」

第3輸送任務艦隊は惑星エデン付近で通信が途絶した・・・・この事件はラウラ達に危機をもたらす・・・・

OP
https://m.youtube.com/watch?v=MpHuwTFhgpk

【西暦2021年5月11日午前5時 惑星エデン ニューフロリダ宇宙基地 小型機大気圏離脱マスドライバー】

男性管制官「マスドライバーの調子はどうだ?」

女性管制官「問題なし全システムオールグリーン。」

男性管制官「よし!次にバルキリー隊は?」

女性管制官「バルキリー各機配置完了、いつでも射出準備完了。」

男性管制官「うむ、ではカウントダウンを開始する。アナウンス開始。」

女性管制官「了解。」

女性管制官「I start ejection at notification, this to all planes. Each crew put on a helmet, and I close a seat belt, and wait.」

桐原少佐「Roger、各機に告ぐ配置は完了したか?」

吉野大樹「105番機準備完了。」

ラウラ「同じく110番機準備完了。」

「準備完了」 「準備完了」 「準備完了」 「準備完了」

ラウラ「・・・・・・」カタカタカタカタ

吉野大樹「初めての大気圏離脱だから緊張しているのか?」

ラウラ「まぁね。」

吉野大樹「まぁ今のうちに慣れておけ、Gで頭を打たないように。旧世紀のスペースシャトルのGよりはマシだが.............あっラウラは知らんか?」

ラウラ「知るわけないわ。」

吉野大樹「そうか......」

女性管制官「For a shock of countdown start ten seconds ago each member G! For a shock of G repeating itself! 10 9 8 7 6 5.............」

桐原少佐「カウントダウンが開始された、各員舌を噛むなよ!」

女性管制官「4 3 2 1 0 ejection! I pray for space launch success. It is ... in good luck」

ズゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン

ラウラ「ふぁぁぁぁ、なんだかんだ楽勝じゃなぁ・・・・」

カチ

「ぬぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁ」

BGM 運命の矢
https://m.youtube.com/watch?v=dKTjo2WFqmA

SC-27 スター・グースを中心にした横陣形で一斉に射出されるアンサーズらバルキリー隊。
目標は統合宇宙軍所属ARMD-213アルタミラ、我らが母艦・・・

ラウラ「あひふへほほひに。(痛い痛い痛い)」

ラウラは顎を必死に抑えていた。

【西暦2021年に 5月11日5時20分、惑星エデン 衛星軌道上 ARMD-213アルタミラ】

ビュィィィィィィィィン フュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

「I work on 08 mongoose connection and am completed! After crew transfer, I return to planet Eden.」

「I confirm shuttle connection completion, and the crew move to my warship! I have access to all Baru Killy planes successively, and start!」

相沢美弥「シャトル接続完了。 バルキリー各機は収容作業開始します。」

ジェイル大佐「うむ。」

相沢美弥「それと護衛艦ユキアラシ及びマーズハンターより通達、演習宙域共に行動し新たに2隻の増派を受けて護衛す以上。」

ジェイル大佐「返信、貴艦の護衛任務に感謝す、引き続きよろしく頼む・・・以上。」

相沢美弥「了解返信します。」

ジェイル大佐「帰ってきたな、彼らは・・・・」

ガブリエル「しかし大気圏離脱後に演習とは上の連中も人使い荒いですなぁ、最初は哨戒任務訓練に翌日には艦隊防衛戦訓練・・・めんどくせぇな。」

リンジー「ガブリエル・・・任務だ・・・文句言うな。」

ジェイル大佐「ウィクソン大尉の言う通りだ、めんどくさくても任務は任務。しっかり遂行しないといけない。」

ガブリエル「そうでした・・・・」

マルコ「そうですとも、上がどんな過酷な任務を与えようがやり遂げてやるぜ!」

リンジー「やれやれ。」

プシュー

桐原少佐「桐原以下.その他隊員共々ただいま帰還しました。」

ジェイル大佐「ご苦労、どうだったか新型機との演習は?ずいぶん開発を遅らせたようだが・・・・」

桐原少佐「別に構いませんよ、大樹とラウラの教育にもなりましたから。まぁ新型の試作機バルキリーはいいですが、やはりVF-1が一番です。」

ジェイル大佐「フッ全く君と言う奴は、相変わらずバルキリーに対して熱いこだわりがあるな。」

桐原少佐「ど~も。」

ジェイル艦長「そう言えばベルタリア准尉の姿は見えんが?」

桐原少佐「実はですね、打ち上げの時舌を噛んで血だらけにしたんですよ。現在医務室で治療中で..................」

ジェイル艦長「そうか........
..................」

相沢美弥「艦長.本艦は収容作業終了、演習宙域へ向かう準備が完了しました。」

ジェイル大佐「よし最大船速!目標エリア3J8!」

護衛艦と共にアルタミラは目標宙域へ向かうのであった。

【西暦2021年5月11日 航行中のアルタミラ 医務室】

ラウラ「痛たたたたた。」

奄美看護婦「普通だったら舌を噛みちぎれてしまうけど、ゼントラーディの舌は丈夫ね。」

ラウラ「奄美姉ちゃんもっと優しく~」

ロベルト軍医「まぁ公務には支障はないからこの後の訓練には出れるよな?」

ラウラ「当たり前です、今度は私が教える番ですから。」

ロベルト軍医「いい自信だねぇ。」

ラウラ「もちっ!」 グッ

奄美看護婦「ははははは、メルトランは本当に明るいわね。」

ラウラ「いや~そしてミリアより実力は上って事をふははははははは」

カチ

ラウラ「ぬわぁぁぁぁぁぁあ」

奄美看護婦「笑いすぎるからですよ、まったくもう~」

ロベルト軍医「下手したら入院だな。」

奄美看護婦「なんで入院なんですか?」

吉野大樹「ラウラ~ミーティングがあるから...........ってお前大丈夫か?」

ラウラ「らいひょうぶなひゃい(大丈夫じゃない)」

>ラウラ「いや~そしてミリアより実力は上って事をふははははははは」

奄美看護婦「↑上がっていると言う部分時点でもアウトなんですけど。」

吉野大樹「舌を噛んだくらいではミリアには勝てないぞ、俺は恐れちまったけど。」

ラウラ「わ.私はミリアにかぁぁぁぁつぅぅぅぅ」

カチ

ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ

【西暦2021年5月11日 地球 マクロスシティ 統合軍防衛総省】

ブロォォォォォォォ キィィィィィィ カチャ

オルガ「ふぅ戻ってきた。」

ウィィィィィン

「すいませんが、身分証明カードはありませんか?」

オルガ「これよ確認して頂戴。」スッ

「・・・・・・」

カシュン ピコン

「本人と確認されました、ようこそ防衛総省へ。」

オルガ「ご苦労。」

ユリア「マーズ軍に最近の情勢報告書を纏めるようにと伝えて。エリス・ブロウニング伍長。」

エリス「分かりました、では失礼します。後、お昼はボルシチですよブラギナ少尉。」

ユリア「マジですか、それはありがたいわね。」

スタスタスタスタ

ユリア「ふぅアラスカも暑いわね、ロシア人の私ではきついわぁ。」

トントントン

ユリア「誰?私は忙しいのよ、後にしてちょう......オルガ スタールシャヤ スィストラ?(オルガ姉さん)」

オルガ「お久しぶり、ユリア。」

ユリア「オルガ スタールシャヤ スィストラ、その目は......まさか任務で?」

オルガ「正解。」

ユリア「正解って、偶然もとから失明している部分だけど見えている方だったらどうするのよ?」

オルガ「それは......まぁ気にしないでスタールシャヤ スィストラは元気でやっていくから。」

ユリア「................」

[ザースロン機関管理部前]

オルガ「オルガ・ブラギナ中尉入りました。」

「目の方は大丈夫かね?」

オルガ「幸い元々失明していた部分なのでこれからの公務には支障はありません。」

「やはり伝説のKGB隊員カリーニン・ブラギナの娘だな、さて資料は見せてもらった。片目を失う価値があるほどの成果だったな。」

オルガ「ありがとうございます。」

「さて・・・GRUの狂犬シュムエル・アスケナーゼの生け捕りがスナイパーによるシュムエルが射殺された事による失敗した件についてだが、私はシュムエルとスナイパーは同じクライアントに雇われた工作員でありスナイパーがシュムエルが我々に捕縛されることによる情報流失を恐れての射殺だと思っている。」

オルガ「しかし局長そのクライアントは誰なんでしょうか?」

「現在のところ分からん、だが別の星系ではシュムエルの事件に類似した事件のあと、新型タイプのSv系列機による現地自治政府軍宇宙基地が襲撃されている。現地自治政府軍によれば、かなり訓練された部隊であり統率が取れていた・・・」

オルガ「反統合ゲリラで最新型のSvを開発するのは無理があると思いますが・・・」

「あぁ普通のゲリラでは、開発不能な程の性能であるからな。となるとも我が軍内部にスポンサーが存在するだろう、その根拠に現に上から調査は打ち止めされている。」

オルガ「打ち止めって.....軍の上の連中はなぜ....こんな事を?」

「軍需産業と結びつき、軍拡化を進めさせ利益を得るためだよ。まぁ反統合ゲリラが簡単に潰れれば面白くないだろうしよ。」

オルガ「利益って.......」

「これ以上言えんな、だが今のご時世はリン・ミンメイの歌でも解決できるのが難しいいや無効化するほど危険なご時世だとお前も認識した方がいい。」

オルガ「はい............」

「任務はない、通常の業務へ復帰してくれ。もう話はない、下がってくれ。」

オルガ「了解しました、では私は失礼します。」

カツンカツンカツン カチャ パタン

「さて、このご時世をどうやって解決するか...........頼むぞアダムスカ少佐・・・・・」

【惑星エデン ニューサンディエゴ宇宙軍港 特務艦アルゲニクス】

「砲塔チェック、不良部分がないかチェック。システムが上手く作動するか運用テストを実施。」

「了解。」

ガタン ガタン ドン ガタン ガタン ドン ドン

結城中佐「アルゲニクスは宇宙艦隊演習のため、4時間待機になります。第3独立戦隊VF-Xダンシング・スカルの皆様はそれまで待機していてください。」

マックス「了解しました。」

結城中尉「それとバルキリーはそれまで、我々当基地で最新型OSの更新がありますので預からせてもらいます。」

マックス「分かりました。」

結城中佐「では本官は失礼させていただきます。」

プシュー

マックス「ふぅ~」

ミリア「お疲れねマックス。」

マックス「あぁ~」

ミリア「マックス聞きたいんだけど、最新型のOSってアンギラスって奴でしょ?」

マックス「あぁVF-1Xに搭載されているシステムさVF-5000スターミラージュと同等の性能にすると言う優れものなんだ。」

ミリア「更新が遅れていたのは何故かしら?」

ガーネット「それはお二人が更新せずとも、性能差を埋めるほどの技量があるから改修は必要ないからで~す。」

マックス「まぁそれは事実とは言っては史実だけど、グラージタイプは流石に戦前型タイプのJ型じゃきついね。」

ガーネット「でも大尉ならば完璧で~す。」

マックス「そうかな?」テレテレ

ミリア「マックス~」ギロ~

マックス「み.ミリア僕は照れてないよ。」

ミリア「マックスったら~、うん?」

ミリアがブリッジの外覗くと、MPと描かれた腕章をつけている歩兵つまり警務隊員がアルゲニクスを警備していた。

ミリア「警務隊員の数が多いわね。」

マックス「そうだね、宇宙港だし多いのは当たり前だろうね。」

ミリア「そうね、じゃあ私はモアとリーア(ミラクル)と遊んでくるわ、監視役としてマリア入ってらっしゃい!」

コミリア「では本日の監視役を務めさせていただきます、コミリア・マリア・ファリーナ・ジーナスです。」

マックス「マリアが監視役?」

ミリア「マリアはまだ幼いけど真面目でしっかりしているから~マックスを監視する人材としてはうってつけよ。」

マックス「そんな~私を疑っているのかい?」

ミリア「保険よ、マリア頼むわね。」

コミリア「了解しました。」ビシッ

プシュー

マックス「マリア~リーアやモアと離れ離れは嫌だよね、だからそっちへ・・・」

グリグリ

コミリア「だ~か~ら~私を子供扱いしているのはや~め~ろ~って言っているでしょパパ~?」

マックス「コメカミが~」

ガーネット「これじゃあ大尉とは二人きりで・・・」

アスナ「私も忘れてない?先輩?」

エミル「そうですよ。」

ガーネット「げっ忘れていた!」

アスナ「先輩抜け駆けは無しですよん。」

コミリアがオペレーター達を睨む。

アスナ「マリアちゃん、何その目......」

コミリア「皆さん一つ言いますけど、パパと浮気紛いな事をしたら.........ぶっ殺す。」

「は.はい。」

コミリア「まぁお姉さん達、私と遊んでくれない?パパをほっといて、むしろ忘れて~」

ガーネット「いいわよ、お姉さん達がマリアちゃんにいろいろオシャレとか教えてあげるわよ♪」

コミリア「本当!」

ガヤガヤガヤガヤ

マックス「・・・・・」グスン

【西暦2021年5月11日 アルタミラ 通路】

ラウラ「そう言えばゼントラーディ部隊の指揮官はゴルラン・ガドミラフってどんな人?」

吉野大樹「ゼントラーディ人の癖に知らないのかよ?」

ラウラ「ゼントラーディは部隊が多いからとても大人数は把握できない、マサリア・ベラルヘルフ一級空士長今は大尉はラプラミズ艦隊のエースだから知っている。でもあんまり強い感じはしないけど。」

吉野大樹「がっつり言うんだな、そうだラウラ面白い話があるんだが。あの二人は恋人同士なんだぜ。」

ラウラ「えっ嘘。」

吉野大樹「いよいよ結婚だとよ、訓練が終わった一週間後に結婚らしい。その前にマイクローン化転属するとかするらしいが。」

ラウラ「ははは、信じられない。」

吉野大樹「巨人が子供を出産か想像できんな。マイクローン化して正解だよ、立派な子供が産まれるんだろうな。」

ラウラ「そうだね、でっ子供ってどうやって製造するの?」

吉野大樹「それはここでは言えない、自分で調べろ。」

ラウラ「教えてよ~ん。」

吉野大樹「嫌だ嫌だ。」

ラウラ「ケチ~」

吉野大樹「凄く言いたくないです。」

プシュー

【西暦2021年5月11日 航行中のアルタミラのブリーフィングルーム】
吉野大樹「SVF-64アンサーズ中隊長、吉野大樹入ります。」

ラウラ「同じくラウラ・ベルタリア准尉入ります。」

桐原少佐「よくきたな、これで全員だな。」

ガタ

桐原少佐「全員起立、そして敬礼。」

ザッ キリッ

桐原少佐「着席」

桐原少佐「これよりブリーフィングを開始する、相沢少尉説明を・・・」

相沢美弥「はい.今回我々は演習を開始します。第1回目は早期警戒機の護衛です、今回出撃するのはベルタリア准尉のみです。」

ラウラ「私のみ?」

吉野大樹「俺たちはどうなんだ?」

相沢美弥「その件につきましては第2回目の反統合ゲリラとしてSVF-64アンサーズいえアルタミラ飛行隊全機がエデン軍飛行隊相手に戦います。」

ジェイル艦長「エデン軍エースパイロット達も集まっているぞ。」

桐原少佐「うへ~」

相沢美弥「まぁ第二次部隊つまり、ベルタリア准尉とは別の部隊になりますが。」

髭を蓄えたマルコが不機嫌そうにラウラを睨みながら、突然は発言した。

マルコ「だけどよ、こんな新人のゼントラーディの小娘でいいんですかね?」

ラウラ「ぬっ」

ラウラは顔をムッとした。
艦長は事態解決のために説明する。

ジェイル艦長「彼女は元ラプラミズ艦隊のエースだ、敗れはしたがあのミリア・ファリーナ・ジーナス中尉と互角に戦える腕前だが.......何か文句でも?」

ラウラはミリアには勝てなかったとは言えミリアとは上手く戦えるほどの実力である。
マルコは.......

マルコ「文句も何も、戦いしか知らないゼントラーディが他人に何かを教える事できるんですかね~。」

ラウラ「なんだとお前!」

マルコ「お~怖、ゼントラーディのゴリラは直ぐに挑発に乗るね~それだと直ぐに撃墜されてやら~。」

ガタッ

ラウラ「こいつ」

スッ

桐原少佐「今はブリーフィング中だ、やめろベルタリア准尉。マルコ貴様もだ!」

ラウラ「チッ。」

マルコ「へいへい命令とあらば、静かにしますよ。おいメスゴリラ、そんな目で睨むなようははははは。」

ラウラ「こいつ.......いつか......いつか......」

スッ

ラウラ「!大樹......」

吉野大樹「そんな奴の挑発に乗るな、手を出したらどんな理由であれ二度とVFには乗れなくなるぞ。」

ラウラ「う...........そうね・・・ごめんなさい、私.....落ち着きがなかったわ。」

吉野大樹「後でコーラとか飲んで落ち着け。それに舌を怪我しているだろ!」

ラウラ「そうだね、ってなんで舌が出て来るんだよ?」

桐原少佐「二人とも今はブリーフィング中だ、質問以外の私語は厳禁だぞ。」

「ハッ」

ジェイル艦長「では第1回目の演習についてだが、SVAW-12プレーリードック所属のカール・インメルマン中尉とゼノビア・ケーン伍長が早期警戒機のパイロットで選出されている。二人とも若いが腕前は私が保証しよう。」

カール「カール・インメルマン中尉です。」

ゼノビア「ゼノビア・ケーン伍長です。よろしくお願い申し上げます。」

相沢美弥「続いて先ほど述べた第2回目の演習ですが、前述の通り全機出撃です。」

桐原少佐「ではまだ時間があるが、それまで待機。説明は以上だ、現場説明は早期警戒機パイロットでさっきも言ったカール・インメルマン中尉がするので確認するように以上だ!」

【西暦2021年標準時5月11日 18:00惑星エデン 新統合宇宙軍所属ARMDⅡ級宇宙空母ARMD-213アルタミラ 】

ゴォォォォォォォォォォォォ

アルタミラは護衛艦と合流。
作戦配置につく。

相沢美弥「エデン軍艦隊を確認、小規模ですが空母は数隻護衛駆逐艦10隻 ステルスクルーザーブルーガス級3隻 スヴァール・サラン級戦艦1隻確認しました。」

ジェイル艦長「対して我々は護衛艦は4隻で、空母一か・・・・」

相沢美弥「我が艦は基本単艦行動です、まぁまだ合流はしてませんが。」

劉夢華「輸送艦隊が途中で通過するので、その時間帯は休憩ですね。」

神崎巧「操舵も暇に疲れるしいい休憩ですよ。」

劉夢華「あんたはいつも暇でしょうが。」

ジェイル艦長「CICの様子が知りたい相沢君確認してくれたまえ。」

相沢美弥「CICそちらはどう?」

ジャック「こちらCICジャック・ヒューストン大尉だ!全システムオールグリーン。」

相沢美弥「了解、艦長CICもオールグリーンです。」

ジェイル艦長「そうか。」

劉夢華「スヴァール・サラン級から通信です。回線を回します。」

ゴルラン「こちらエデン宇宙軍第6航空機動艦隊第2海兵隊の隊長ゴルラン・ガドミラフ少佐です。」

マサリア「同じく副官のマサリア・ベラルヘルフ大尉です。」

ジェイル艦長「私は新統合軍月面方面軍麾下予備艦隊アルタミラ艦長ジェイル・べレスフォード大佐である。」

ゴルラン「そしてこちらに居られるのは、艦長兼海兵隊司令官のザラース・クラヴェル大佐である。」

桐原少佐「同艦所属SVF-64アンサーズ隊長兼当艦飛行大隊長桐原茂人少佐です。」

ザラース「ザラースだ、よろしく。べレスフォード大佐の冥王星会戦での活躍はこのエデンでも知られておりますぞ。そこの桐原少佐はVF-1バルキリーマニアとして有名ですぞ。」

冥王星会戦...西暦2020年、はぐれゼントラーディ艦隊23隻と新統合軍第1防衛艦隊45隻による戦闘、べレスフォード大佐は巡洋艦キタカミの艦長として乗艦しゼントラーディ艦艇6隻を撃滅した名将と知られている。

ジェイル艦長「恐れ入ります。」

桐原少佐「(なんで俺はこんな恥ずかしい話が広まるんだ。)」

マサリア「今回の演習は楽しみにしております。今回は我々が勝ちをいただきます。」

ゴルラン「我々の部隊はかなりの精鋭でね、いくら精鋭でも苦戦すると思いますよ。」

桐原少佐「それはそうですか、でも元海兵隊隊員の新人がいますから。」

ゴルラン「ほうそれは楽しみですな、演習宙域で会いましょう。」

桐原少佐「そうですね、でもあうのはその元海兵隊隊員ですが。」

ラウラは着替え室で制服を脱ぎ、タンクトップなどの下着姿になりながらパイロットスーツを着る。

カチッ パシュー

ラウラ「これでよしっと・・・・・」

パコン パシュー

ラウラ「ヘルメット装着完了......っと。」

ゼノビア「あっベルタリア准尉。」

ラウラ「ケーン伍長。」

ゼノビア「今回の演習よろしくお願いします、私は新兵なのので緊張してます。」

ラウラ「護衛はしっかりやるから安心してね。」

ゼノビア「はい、ベルタリア准尉少し聞きたい事が......」

「ベルタリア准尉.インメルマン中尉.ケーン伍長速やかにバルキリーに搭乗せよ!」

ラウラ「そうだった、ケーン伍長話は後で。今すぐコクピットに乗りなさい!」

ゼノビア「でも.」

ラウラ「でもじゃない、私は新人とは言え准尉。あなたの上官よ、急ぎなさい。」

ゼノビア「はい.............」

カタカタカタカタカタカタ

ラウラは駆け足でVF-1Pフレイアバルキリーのコクピットに駆け込み、システム機動させると自機はクレーンで固定され、射出準備を開始する。

劉夢華「Attention grade war. Attention grade war. Take a position for max an instant. Repeat, take a position for max an instant. This is not a guilt.This is not a guilt.」

相沢美弥「As for the ASK contact, the 702nd unit take off from all green Altamira!」

劉夢華「All System The Green GoodLuck」

カール「Thank You From spy plane 702nd unit warship」

VE-1が甲板から離れるように発進する。そしてクレーンで固定されたラウラのVF-1Pフレイヤバルキリーも発進寸前の状態になる。

相沢美弥「続いて護衛機のASK接触推定ライン確認。アンタミからVF-1Pバルキリー110番機ベルタリア准尉へ、ラウラあなたは今回この部隊配属されてからの宇宙での初飛行よしっかりやって頂戴。」

ラウラ「分かっているわ、長い間海兵部隊で培った経験はある。必ずやりとげます、サ
リンツメルトランマトラスカス。」

相沢美弥「ゼントラーティ語ねぇ、確か女の意地にかけて必ず・・・と言う意味だったわね。ベルタリア発艦してください。」

ラウラ「From consent 110th machine warship! !」

信号の合図によって、ラウラが操るVF-1Pフレイヤバルキリーはアルタミラから発艦する。

【アルタミラブリッジ】
相沢美弥「各機発艦完了。」

ジェイル大佐「そうか。」

相沢美弥「艦長、本当にベルタリア准尉だけの護衛でよろしかったんでしょうか?」

ジェイル大佐「構わんよ彼女はミリア・ファリーナ・ジーナス君と一つ下の年齢であるし、それに同じ艦隊で競い合っていたエースパイロットだ。第29海兵部隊時代の記録書には、好成績で優秀であると書いてある。新人だが、期待してみないか?」

相沢美弥「はい分かりました、彼女なら出来ると私も信じていますから。」

ジェイル艦長「そうか、せっかく桐原少佐が見つけてきた、精鋭だ。だが最近は、反統合組織やハイジャックが相次ぐもし演習最中に遭遇したらどうなるのやら........」

[VE-1と護衛のVF-1Pが飛行する。]

カール「ベルタリア准尉、今回は仮想敵に見たてた統合宇宙軍エデン艦隊第一分遣隊に対し偵察すると言う事を想定した訓練であり君は迎撃機から当機を護衛する役割がある。作戦完了は、当機が情報収集完了の30分経過するまでだ。ベルタリア准尉、護衛を頼むぞ。逆に連中は、偵察にきた敵機及び強襲兵器の迎撃訓練にもなる一石二鳥だ!ぬかるんじゃないぞ。」

ゼノビア「敵艦載機はエデン艦隊がランダムに決めてあるため詳細は不明、新型機が配備されている可能性があるので注意してください。」

ラウラ「わかっているわ、たぶんVF-4ライトニングⅢ.VF-1つまり同型の機体.ヌージャデルガーθ.クァドラン・ローθの編隊だろうね、ライトニングⅢはともかくゼントラーディ系のメカに関しては、私がよく知っているうまく戦えるわ。」

ゼノビア「でもアナタはVFドライバーとして新人で・・・・・」

ラウラ「大丈夫よあのミリアがいきなり、VFに始めて乗って戦った時に上手く使いこなしているのよ。同じエースの立場でメルトランの私でも使いこなせるはずよ。」

ゼノビア「その言葉嘘くさいなぁ~って、今更なんですがなんでクァドランでの勤務が長いのにVFに機種転換したんですか?」

カール「今は作戦中だ、後にしろ。」

ラウラ「了解、やっぱり後日話す・・・・ゼノビアそれでもいい?(さっきの話はこれなのか?)」

ゼノビア「もちろんよ楽しみにしているわ。」

ラウラ「ふぅいろいろあったわね、この期間。」

ゼノビア「ドックよりダック110へ、敵を確認。警戒を開始、敵の数は2機。敵部隊に報告する前に、敵を消してくれないかな?敵の座標は送るわ。」

ラウラ「了解!」

ラウラはドックから与えられた情報を元にし、敵を消しにファイター形態のまま急行する。

【演習宙域】
ヌー・ジャデル・ガーとクァドラン・ローの編隊は早期警戒機の探索と予想される護衛機の排除のため新統合軍エデン軍所属のスヴァールサランから出撃した。
エデン軍のARMD級からもVF-4ライトニングⅢとVF-1Pフレイアバルキリーの2個小隊が出撃する。
ゼントラーディ部隊は二手に分かれて進撃した。

ゴルラン「今回我々の任務は早期警戒機の発見、そして撃破だ。護衛機がいるから警戒せよ!」

ゼントラーディ系統合軍兵A「エスケスタ・・・」

ゴルラン「(マサリア上手く作戦を成功させろよ。)」

ゼントラーディ警務隊員統合軍兵B「待てレーダーに反応ありおい上だぞ!」

ゼントラーディ系統合軍兵A「ヤック!?」

ラウラ「動きが遅い、私が苦手のファイター形態でもこれならば!」

カチ

ズドドドドドドドドドド ペタペタペタ

ゼントラーディ系統合軍兵A「うわっ。」

ゼントラーディ系統合軍兵B「敵です、しかし上から来たはずなのに目視できず。消えました、レーダーロスト。」

ゴルラン「元海兵隊隊員のアヒルが自ら現れたな、このアヒルに気をつけろ!後続も来るからなんとかするんだ!」

ラウラ「まず一機制圧、敵機は展開。さぁて、小惑星へ潜っただけど・・・・・どのくらい気づかれずに・・・・後詰部隊が来た!」

新たなヌー・ジャデル・ガーθ編隊が現宙域にいるヌー・ジャデル・ガー部隊に合流する。

ラウラ「さっきの攻撃いや元からの計画による増援で3機追加、どうやって片付けるか・・・・・クァドラン隊に合流されると厄介か・・・じゃあやりますか!」

キィィィィィィン ビュゥゥゥゥゥゥゥゥン

ラウラが隠れていた小惑星から飛び出していく。
姿を見たゼントラーディの兵士達は突然でて来たラウラに一瞬怯むが直ぐに戦闘態勢へ移行する。

ゼントラーディ系統合軍兵B「隊長見つけました!」

ゴルラン「出てきたなアヒルめ、奴を誘き出している間クァドラン ライトニングⅢに早期警戒機の捜索してもらう!行くぞ!」

「エスケスタ」

ヌー・ジャデル・ガーθ5機がラウラのVF-1Pフレイアバルキリーへ殺到する。ラウラはファイター形態のままガンポッドを発砲させる。

ゼントラーディ系統合軍兵B「馬鹿め!下手くそだな!!むしろそっちが新兵なのか?だったら俺たちゼントラーディが戦い方を教官殿に教えるぜ!」

ゼントラーディ系統合軍兵C「待て既に一機やられているんだぞ?落ち着け!」

ゼントラーディ系統合軍兵B「何を怖気ついているんだ?奴の後ろはアステロイドベルト、逃げ場はないんだぜ。このまま追い詰めてやるさ。」

各ヌージャデル・ガーは短射程荷電粒子ビーム突撃銃を改良した小型レーザーマシン・ピストルのペイント弾を一斉に発砲し、ラウラ機の逃げ場を無くそうとしている。後ろには隕石。

ラウラ「1・・・2・・・少しだけ失敗したな、でも攻撃チャンスには入った!喰らえアドバンスドアタック!」

ラウラはバトロイドへ変形し背後の隕石を足で押すようにバーニアを使って前進へ押し出す。隕石を渡るかのように動きながらガンポッドを撃つ。

ゼントラーディ系統合兵B「ヤック!?ヤック・デ・カルチャー!」

その様子にヌージャデル・ガーθは呆気に取られ、ペイントが命中する。
残りの機体をガンポッドで逃げ道を防ぎ、ペイント弾型のミサイルを乱射し次々に命中させ残りは隊長機のみになった。

ゴルラン「くっ・・・この動き..........まるでクァドラン・ローだな、となるとパイロットは空士タイプのメルトランか!・・・・だが俺を他の奴と思うなよ!!ガドラス!!」

指揮官型ヌージャデル・ガーθが小型レーザーマシン・ピストルを撃ちながらラウラ機に突撃する。しかしいくら銃弾を撃とうがラウラ機には当たらない。

ゴルラン「何故だ!何故当たらん!」

ラウラ「遅い遅い遅い!!やっと感覚を取り戻してきたわ...........(この状態ならミリアにも勝てる........)」

ラウラ「クァドランは.........レーダーによれば、距離は・・・そこか!しかし隊長機がいる、落ちろ!」

ズドドドドドドドドドドド パチャ パチャ パチャ パチャ パチャ

ゴルラン「ぐぉぉぉぉぉぉぉ。」

ラウラ「隊長、撃破。これよりクァドラン隊を潰す、ドック ドック クァドラン隊の正確な位置は?」

ゼノビア「エリアQ-09宙域、そちらの現空域だとアステロイドベルトを抜けた先です。」

ラウラ「なるほどね、じゃあ早速殲滅しますか.....」

ゼノビア「でもあんまりやり過ぎないで、これはエデン軍の訓練だから。士気を下げるような事でも・・・・」

ラウラ「馬鹿だなぁ、本気でやらないと訓練の意味がないでしょ?」

カール「ラウラ....」

ラウラ「ゼントラーディ流戦闘の心構え、その一攻撃には躊躇しないその二相手には徹底的に戦いを教え込むそしてその三敵は殲滅あるのみってね。それじゃあ行って来まーす!」

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ゼノビア「行ってしまった......」

カール「本隊にどう報告すれば......」

クァドラン・ローθ(後に劇場版の撮影に使われるクァドラン・ロー)とVF-4ライトニングⅢの編隊が獲物を狙いにアステロイドベルトの中進んでいた。

マサリア「レーダーに攻撃目標を確認、敵の早期警戒機だ射程距離に入ったらやるぞ!」

メルトラン系統合軍兵「隊長、敵機です。視認可能エリアです。」

マサリア「来たな、一機だから油断するなよ!あの動きはラプラミズ艦隊にいたエースのラウラだ!奴を倒してターゲットを突破する!ゴルランあなたの敵は取るわ。」

ライメ「いやぁ死んでないんですけどね。」

メサクア「エスケスタ!」

ラウラ「マサリア....同じ艦隊所属同士楽しもうぜ。」

ラウラのバルキリーは攻撃部隊に目掛けて進撃する。
ラウラの顔は笑顔だが、その理由はマサリアはメルトランのエースであるからラウラの闘争本能は物凄く興奮していた。
ラウラはまずVF-4ライトニングⅢの舞台の正面に立ちはだかってガウォークに変形し、宇宙を滑るように相手が反撃する直前にバトロイドに変形し踊るようにガンポッドで訓練機を模擬的に撃破する。

マサリア「踊っているように戦う?ラウラめ地球人被れしたか、中々いいと思うがそれで勝てると思うなよ!各機は私に続け、各機ラウラを包囲。」

メサクア「しかし獲物は・・・・」

マサリア「あんな小物はほっとけ、ラウラ級のエースを仕留められなければ戦略的にも大きい。」

注意.失敗です。

クァドラン部隊はラウラのバルキリーを包囲して囲む、一気に袋叩きにする構えである。
絶体絶命の状況、だが当のラウラ本人は笑顔である。
いや何かを考えついた笑顔と言ったほうがいい。

ラウラ「私を包囲する気なのか、では本気をいっちゃりんぐ!」

ラウラのバルキリーは、ファイター形態へ変形し上へ直進する。
メルトランの統合軍兵士達は一瞬驚いたが、マサリアは.....

マサリア「かかった、全機急上昇!」

と号令をかけ僚機とものにラウラを追いかけ上昇する。

ラウラ「相手も私の動きを読んで来たな....」

シュバババババババーン シュドォォォォォォン

ラウラ「ミサイルを確認、流石に多いな。だけど、もう少しで.....来たチャフ。」

ラウラはチャフをばら撒き、ミサイルを咄嗟に回避したら足りない分はバトロイド変形しガンポッドで撃墜する。

ラウラ「反撃開始&大サービス♪」

再び変形するとUターンして相手に突っ込む。

マサリア「ヤック、奴は撃墜判定いや死ぬなのか!全機撃て早めにって間に合わん!」

ラウラのバルキリーは一般兵のクァドランにぶつかるギリギリのところでバトロイドに変形し、ガンポッドで頭を素早く撃ち体をひねらせもう一機にも撃った。

ラウラ「カウボーイ・ショット、案外私は天才かも。」

マサリア「危険な技だわ、更に強くなったわね。メサクア サリエス ライメ 私に続け!ララウラは隙を見せている、その後に獲物をやるぞ!」

「エスケスタ!」

メサクア「ラウラ・ベルタリア教官殿、あなたの危険運転にはうんざりしましたここでケリをつけさせてもらいます!」

サリエス「どんなエースだろうが、私たち三人のコンビネーションの前では無力!」

ライメ「覚悟してもらうぞ!」

3機の灰色のクァドラン・ローθがコンビネーションを取りラウラに襲いかかる。

ラウラ「三機のフォーメーション、くっ流石にやばいか.......」

メサクア「隊長今です!」

マサリア「流石に貴様でも避けられまい!ガドラス!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドド ペトペト

ラウラ「くっ、危ね!ガンポッドに命中してくれてよかったよ!でも武器はこれだけじゃないんだよな、ハンドガンセット!ファイア!」

ズダーン ズダーン ペターン ペターン

サリエス「そんな....」

メサクア「やられた私が隊長後は任せました!ライメ隊長を支えて!」

ライメ「エスケスタ!」

マサリア「あぁ任せろ!まだ武器を隠し持っていただと!流石だな、ラウラ。」

【西暦2021年標準時5月11日 惑星エデン 第3監視宙域】

その頃、かつて米軍が開発した早期警戒衛星SBIRSの発展型である統合軍エデン防衛軍通称エデン軍の早期監視警戒衛星SBIRSⅡはいつもと変わらないで警戒活動をしていた。

しかし・・・・・

ヴゥー ヴゥー ヴゥー ヴゥー

シュドォォォォォォン ズドドドドドドドドドドドドドド ズドーカーン

【統合軍監視宇宙ステーション V-2】

統合軍通信兵A「SBIRSⅡ型早期監視警戒衛星チャーリーの反応ロスト。爆発音と発砲音反応敵の攻撃と確認。」

統合軍士官「なんだと!?」

統合軍通信兵A「続いてフォックス レックス 反応ロスト。異常発生。しかし、レーダーに反応無し。」

統合軍士官「テロリストの襲撃か・・・・とにかく司令部へ連絡だ。」

統合軍通信兵A「了解。」

統合軍士官「やれやれめんどくさい事になったな。」

統合軍通信兵B「あわわわわ.........」

統合軍士官「どうした、口をバカみたい開けおって.....外になにがあるのか?......ぬわぁ!?」

統合軍通信兵A「メーデー メーデー ステーションV2 未確認機の襲撃を受けた救援・・・・・」

ズドドドドドドドドドドド ズガン ズガン ズガン ズガン ズドガーン

その直後、宇宙ステーションV-2は宇宙の塵となって消えた。

【西暦2021年 標準時5月11日 宇宙プトレマイオス基地】

「ステーションV2反応消失。第3監視宙域レーダーよりロスト。」

「EAか?」

EA=ElectronicAttack レーダーなどの電子機器に対する妨害攻撃。

「レーダーは正常、EAではありません。」

「とにかくエデン艦隊へ繋げろ!アルタミラは少し電波が悪い艦隊を経由して伝えよう。第1級戦闘配備発令だ!」

「了解。」

【西暦2021年 標準時5月11日 ARMD-213 アルタミア】

ラウラ「残念だったね、あんた達のま~け~。」

マサリア「参った。」ガク

ラウラはマサリアのクァドランを撃墜し演習を終わらせていた。

「まだまだ甘いわね、まぁ二回戦あるんだしガンバガンバ♪」

相沢美弥「戦闘終了をかくにん演習を終了、各機帰還せよ!それとラウラ・・・帰還してね、帰ったらケーキ奢るわよ!ゼノビアちゃんも連れてね。」

「おぉぉぉラッキーサンキュー!ラウラ・ベルタリア准尉、ドックを引き連れて帰ります。」

「ドックも同じく帰還します。」

相沢美弥「ふぅ。」

ジェイル艦長「お疲れだな。」

相沢美弥「えぇぇ。」

ピッピッピッピッピッピッ

劉夢華「美弥 極秘通信RUNに連絡が入っているわよ。」

相沢美弥「演習先のエデン艦隊からだわ、何かしら?」

ジェイル艦長「極秘通信連絡を使ってまで重要な連絡だろう、通信を開きたまえ。」

相沢美弥「はい。」

カチャ

相沢美弥「こちらアルタミラ、暗所確認コードJTB」

ジェイル艦長「・・・・」

葉巻をくわえる。

カキン

フォッウ

ジェイル艦長「すぅぅぅぅぅぷほぉぉぉぉ」

カチン

劉夢華「ブリッジは電子機器が多いので禁煙です。」

ジェイル艦長「おっとすまん。」

ガタッ

相沢美弥「!!なんですって!?」

ジェイル艦長「何事かね?」

相沢美弥「艦隊より緊急連絡、エデン軍の早期警戒衛星と宇宙ステーションが何者かに襲撃された模様!」

劉夢華「えっ!!」

ジェイル艦長「なんだと!!」

相沢美弥「敵はレーダーに反応しないステルス機です。」

ジェイル艦長「アクティブステルスか?」

相沢美弥「そんなはずはありません、レーダーに一応若干反応するはずです。」

劉夢華「そう言えば汎用光学迷彩システムと二世代型アクティブステルスを搭載した実験機があると聞いたわ、コードネームはファントムⅢ 型式番号はVF-X-8って。」

ジェイル艦長「アドバンスド・バルキリープランか......」

劉夢華「10機試作されましたが、試作3号機が何者かに奪取され開発は中止になったと聞いてます。ロールアウトすれば、一個都市を単機で人質にできると言われています。」

ジェイル艦長「そんな化け物が奪取されていたのか・・・相沢君ベルタリア機及びドックそしてエデン軍訓練機に退避勧告!ベルタリア機とドックを至急帰還、ベルタリア機には実弾装備!」

相沢美弥「了解!アンタミより全機に告ぐ、緊急警戒警報!戦闘危険度レッド第1級戦闘配備繰り返す第1級戦闘配備!」

「え....なんで?」

相沢美弥「敵が接近中、敵機接近中!敵はレーダーにも反応せず奪取されたステルスヴァリアブルファイターVF-X-8の可能性があると推定・・・・」

「え・・・・」

相沢美弥「とにかくラウラ!ドック、気をつけて敵は未確認機とんでもない早さで接近中よ!実弾を装備するため、戻って!」

「よく分からないけど、一応了解!任務中断、ドックを護衛し帰還します。それと話は最後まで聞いてよ~」

プツン

カシュン

相沢美弥「桐原少佐 アングレード大尉 ウィクソン大尉、大至急 バルキリーへ搭乗してください!」

【アルタミア格納庫】
ヴィー ヴィー ヴィー ヴィー

千葉曹長「野郎どもミサイルの装填は終わったか!」

李軍曹「バッチリです、ベルタリア准尉が到着してもすぐに装填が可能です。」

千葉曹長「そうか、くまお くまおはいるか!」

熊谷軍曹「こちらくまお、シゲの旦那の言いたい事は分かってますよ。ミサイルフル装備、OSもオールグリーンです!」

千葉曹長「上等じゃねぇか!テメェら、バルキリーパイロットを死地へ送り出すんだ!死化粧をしっかり最終調整だ!1分で終わらせろよ!」

「はい!」

千葉曹長「さてラウラが来たら装備タイプM-Z1を装備させろ!」

熊谷軍曹「シゲの旦那タイプM-Z1まさか・・・・」

千葉曹長「海兵隊の装備だよ、M-Z1は何の略だかはしらねぇが。」

カタカタカタカタカタカタ

桐原少佐「シゲさん準備は出来ているか?」

千葉曹長「茂坊、お前さんや部下のバルキリーの整備はバッチリだ。なるべく生存性は高くしているから、必ず帰って来いよ。お前さんが死んだらデワちゃんは悲しむからな。」

桐原少佐「分かってますって、俺もVF-1と共に死ねるのは本望ですが嫁を悲しませたら男失格ですから。」

千葉曹長「言うね、俺も同じさ。家内が倅や娘が結婚するまで死ぬんじゃないよ、と硬く言われているからな。」

桐原少佐「お互いマクロスで生きてきた仲だ、思う存分に暴れて大往生しましょう。」

千葉曹長「あぁぁそのつもりだ、ラウラの嬢ちゃん無事に連れて帰ってきてくださいよ。」

桐原少佐「それを言うから大樹に言え。」

千葉曹長「大坊ですか?」

桐原少佐「あいつはジーナス中尉にはビビったが、一度味わった恐ろしさを吸収し生かすタイプだ。あいつならやってやるさ、俺も歳だ流石に無理はあるな。」

千葉曹長「でも指揮官でしょ、そんなんじゃダメ指揮官ですぜ。」

桐原少佐「分かっているさ、俺も後10年若ければなぁ。」

千葉曹長「デワちゃんがGETするのに限界だと.....」

桐原少佐「ていうか他人の...っていけねぇ急がねぇとラウラ達が死んでしまう。出撃してくる!!」

千葉曹長「お嬢ちゃんを助けに行けよ!」

【西暦2021年5月11日ARMD-213アルタミア】

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

相沢美弥「ゴースト・コマンド先行発進!」

劉夢華「桐原少佐.アングレード大尉.ウィクソン大尉は直属の小隊と別働の2個小隊を率いて現場へ急行してください。別働隊の出現も想定されませ、救援時間が長引けば訓練機は全滅はおろか艦隊にも被害が拡大します。急いでください。」

桐原少佐「アンサー隊了解。」

ガブリエル「ライジェル隊了解!」

リンジー「フォークス隊了解!」

マルコ「おい俺に指示がないぞ?俺たちはどうするんだ?」

相沢美弥「マイフィールド大尉。SVF-129チェリボンは、直衛待機です。」

マルコ「待機だぁ?」

相沢美弥「チェリボンは本艦直衛として護衛してもらいます。」

マルコ「納得いかなねぇ、せめて俺の直属の小隊だけでも出撃させろ!」

相沢美弥「しかし艦長は許可してません。」

マルコ「くそ....納得いかん。ゼントラーディの小娘(ラウラ・ベルタリア)はともかく、エデン軍に恩を売るチャンスなのによ。」

相沢美弥「マイフィールド大尉、我々はエデン軍に恩を売るために救援に行くんじゃないですよ。さ・い・て・い!」

プン

マルコ「ケッ。」

カツカツカツ

プツン

相沢美弥「フン、それより艦長よろしかったのですか?マイフィールド大尉の部隊まで投入しなくて?」

ジェイル艦長「余計に戦力を割くわけにはいかん、本艦に奇襲攻撃部隊が向かってくる事も考えられる。念には念をと言うだろ。」

相沢美弥「はい。」

ジェイル艦長「帰還したベルタリア機には実弾の装填とM-Z1装備に切り替えさせろ!」

相沢美弥「はい。」

【演習宙域】
統合軍兵(訓練)A「緊急警戒警報だって?」

ラウラ「そうです。」

統合軍兵(訓練)A「おいおい冗談だろ教官。」

ラウラ「冗談じゃありません!」

統合軍兵(訓練)B「まさかな、敵がこんな所へ侵入してきたのか?馬鹿言え・・・」

ゴルラン「お前ら話が聞けなかったのか?」

マサリア「だけど異様な信じないわけにはいかないわね。」

統合軍兵(訓練)A「ふんどうせ脅しているんでしょ、脅し。」

統合軍兵(訓練)C「いや.....ここは教官達の助言に従い帰還しよう、一応心配だからな。」

統合軍兵(訓練)A「本気で信じるのかよ?」

統合軍兵(訓練)C「俺たちには弾薬はペイント弾だ。戦えるわけが......」

ズドドドドドドドドドドドドドドド バシュ ズガーン

突然VF-4が爆発する、その途端周囲にいた僚機はパニックを起こす。

統合軍兵(訓練)A「何!」

統合軍兵(訓練)D「くそ何処にいるんだ?レーダーにも映っていなんだぞ。」

統合軍兵(訓練)E「落ち着け、母艦へ帰還するぞ。実弾換装しないと、対抗できん。」

統合軍兵(訓練)B「しかし帰れるのかよ!あ・・・・・・」

ズドカーン

シュバァァァン シュドォォォォォン シュドォォォォォン

次々にファントムにより、訓練機が撃墜されていく。
まるで七面鳥を撃ち落とすかのように・・・・

メサクア「ぐっあ....」

ライメ「メサクア!」

サリエス「メサクア大丈夫?」

メサクア「足をやられた、戦闘は.......」

マサリア「私が撤退を援護する、サリエスはメサクアを牽引して、ライメは誘導をこの宙域から退避するわよ。」

ライメ「でもできるのですか?」

マサリア「やるしかないわよ!」

謎のアンノン(VF-X-8ファントムⅢ)は旧世紀のUFOの記録映像の中のUFOの機動みたいな動きで、ガンポッドを撃ち込んで行く。

ラウラ「何あの動きのバルキリーは?」

ゴルラン「喰われるぞ退避しろ!」

ズドドドドドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドド

ラウラ「くっ、これでは......」

カチャ

ラウラ「ペイント弾!くそこんな武装じゃなければ........」

謎のアンノン(VF-X-8ファントムⅢ)のコックピットの中では、パイロットである女性がラウラのバルキリーを見て怪しく微笑む。

【統合軍エデン艦隊 ARMD-167エンバーミング】

「演習部隊の通信を傍受、アンノンエネミーの襲撃を受けました。」

「話は本当だったのか......

「司令...第3ルナベース-エデン便任務輸送艦隊所属ARMDドーリットルより緊急連絡!」

「ドーリットル?まさか輸送艦隊にも何かあったのか?早く回線を回せ!」

「了解!」

プォン

「こちらドーリットル艦長...ラウル・ベルラージュ大佐であります。」

「状況はどうなっている、輸送艦隊は無事か?見るからに、被弾しているようだが。」

「現在、輸送艦隊は壊滅。現在航行可能な艦は本艦と、被弾したオーベルト級宇宙駆逐艦ベルゴーレスとファイアフライの3隻のみです。」

「奴はどんな奴なんだ?」

「恐ろしく早い奴です、とにかく警戒を厳にしてください。」

「分かった君もプトレマイオス基地まで無事に到達するようにな。」

「はい......失礼します。」

プォン

「各空母に伝達、バルキリー全部隊発進!まだ実弾からペイント弾にしてないはずだ!とになく直掩機以外の機体は全部出せ!」

「ハッ」

「アルタミラより入電、既に部隊を展開させた模様。」

「展開が早いな、アグレッサー部隊をやるだけはある。」

ズドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ズドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ARMD級空母から各種バルキリーが飛び出して行く。
クレーンから次々とバルキリーが放出されていた。

「An enemy approach! I am coming close rapidly for planet Eden while shooting down a training machine!」

「A yellow dagger corps, all yellow scarf corps plane departure! Friendly forces practice machine rescue mission cord D-2X5!」

「アンダーソン少尉.御武運を・・・・」

アンダーソン少尉「サンキュー!射出ガイドビーコン、オールグリーン進路クリア!発進!」

ズドォォォォォォォォォォォン ズドォォォォォォォォォォォン ズドォォォォォォォォォォォン

限界の数までの数がARMD級宇宙空母から次々に発進する。
パイロット達は味方訓練機が全滅する心配と見えない敵に対して怯えながらの出撃だったという。

【戦闘域】

「うふふふふふ、雑魚が選り取り見取りマイクローンに媚を売ったとはいえ見所はあるわ。」

ラウラ「くそ私を執拗に狙ってくる。」

「情報通りの110番機のアヒルちゃん、いやゼントラーディ軍ラプラミズ艦隊のエース.ラウラ・ベルタリア殿。今ではマイクローンに媚を売った裏切り者か!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

「ふははははははははは、マイクローンに媚を売った裏切り者め!死ね死ね死ね死ねぇぇぇぇぇぇぇ!」

ラウラ「くっこいつ、中々やる。だが武装が実弾であれば・・・・・・」

「お前を殺して、裏切り者第1号ミリア・ファリーナが回収したNo.9と名付けられた私の模造品を殺す!」

ズドドドドドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドドドドド

ラウラ「さっきより攻撃が激しい。」

ゴルラン「ラウラ・ベルタリア 生き残った部下を引き連れ下がれ!」

ラウラ「ゴルラン.....何をする気なの?」

マサリア「ゴルラン!」

ゴルラン「俺が足止めする、もう一度お前は生き残った部下そしてマサリアともにお前の母艦まで誘導しろ!お前には実弾が必要だ!それに距離的にも近いし、エデン艦隊と往復するのに時間はかかるまっすぐ母艦へ帰れ!」

ラウラ「出来ません、ゴルランを置いて逃げるなんて..........」

マサリア「ゴルラン!私も一緒に....」

ゴルラン「馬鹿野郎!いくらラプラミズ艦隊のエースとは言え武器が無ければただの蚊トンボだ!あの化け物には勝てん!だから少しでも時間は稼ぐ、それに奴の目的は別にあると見ている。」

ラウラ「奴の目的って・・・・」

ゴルラン「来るぞ!」

「何をごちゃごちゃと喋っている!デスダンシングタイムはまだ終わってない!死ね死ね死ねぇぇぇぇぇぇぇ!」

ゴルラン「早く行け!ラルラ・ベルタリア!」

ラウラ「くっ.エスケスタ 任務を遂行する。」

マサリア「ベルタリア准尉私は残ります。」

ゴルラン「足手まといだ帰れ!」

マサリア「足手まとい?私はあなたの事が......」

ゴルラン「だからこそだ、俺はお前まで死地まで連れてきた事を後悔したくはない。だから去れ!」

ビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

マサリア「ゴルラァァァァァン」

ライメ「隊長行きますよ、ベルタリア教官ワイヤーをお願いします。」

ラウラ「分かったやってみる。」

マサリア「離せベルタリア准尉、わたしを置いていってぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ。」

ラウラ達はゴルランを残して宙域を去る。

ゴルラン「行ったか、マサリア......言えなかったが愛しているだから俺の死を乗り越えて別の誰かと幸せになってくれ。ゼントラーディ人戦う人種としてから、抜け出して一人の女として......」

「逃がすか!」

ビュゥゥゥゥゥゥゥン

ゴルラン「貴様の相手は俺だ!アンノンエネミーめ!」

「バカめそんなバトルスーツにこのファントムⅢに勝てるも思うな!クズがぁぁぁぁぁぁぁ!」

ゴルラン「うぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」

「はははははもらったよ!」

ズドドドドドドドドドドド ガツンガツン ズドドドドドドドドドドドド

「がうまだだぁぁぁぁぁ、信号.....」

バチバチバチ バチ バチ パーン

ズドガァァァァァァァァァン

「なんだと!」

ラウラ「ゴルラン?」

マサリア「ゴルラン...........ゴルラァァァァァン。」

ライメ「隊長行きましょう。」

訓練部隊残余はアルタミラへの移動を再開する。

統合軍隊長「爆発だと?...............あそこに味方がいるのか!」

エデン軍のバルキリー隊が戦域に到着した。
数は23機である、そして視認できる位置まで到達した。
血汚れたアンノン(VF-X-8)は統合軍部隊を狩ろうと突撃する。

ズドドドドドドドドドドドド

統合軍兵A「エネミータリホー イエローセクションクリア!アタックタイム・・・・ぐわぁぁぁぁぁ。」

ズドォォォォォォォン

上から襲撃され撃墜されるVF-4ライトニングⅢ。

統合軍隊長「くそ各機散開!散開!」

「甘いんだよデブランが、うるさいハエがブンブン飛んで来てもあたしのファントムの前には無価値なんだよ!!!」

ドドドドドドドドドドドドド

VF-X-8がVF-4ライトニングⅢの背後を取りロックオン照準でライトニングⅢを定めてミサイルとガンポッドを同時に放つ。
なんとかチャフなどを放出し、回避しようとするが・・・

統合軍兵B「回避不能、チャフを放出してもミサイルは直進ダメだ無理だぁぁぁぁぁぐぁぁぁぁ。」

ズドコーン

統合軍兵C「隊長、早すぎてターゲットロックオンできず・・・・あ・・・」ズドカーン ザァァァァァァ

統合軍兵D「ファルコンのように早いです、隊長。やこちらに来た・・・・」

ズボーン

統合軍隊長「くそ化け物め、各機フォーメーションデルタ !防衛戦を維持!維持!」

統合軍救援部隊は次々に餌食になっていくだけの存在に成り下がりつつあったのである。

【合流宙域】

桐原少佐「あれはドックか!」

カール「こちらドックのインメルマン中尉だ、早めに帰還した。ラウラ・ベルタリア准尉は友軍訓練機を引き連れ帰還する。」

桐原少佐「そうか.......報告ご苦労。ていうか棒読みだな。」

カール「軍隊だから棒読みは仕方が無いですよ、まったくあなたという人は変わっている人だな。」

桐原少佐「ところでラウラ達は?」

ゼノビア「ベルタリア准尉達はまだ現場にいます。」

桐原少佐「ラウラがまだげんばに?あいつ........生きているのか?」

吉野大樹「隊長、あのラウラがそう簡単にくたばるわけねぇって、ミリア・ファリーナ・ジーナス中尉には負けたが天才と戦えるだけの技量はある。」

神楽少尉「隊長は自分も吉野大尉とは同意見です。」

「俺も」「私も」(その他略)

桐原少佐「まぁそうだといいが、ラウラならまだ大丈夫だろう。だが長く持つかどうかだな、よし各部隊前進!」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

アルタミラ飛行隊は全速でデブリに気をつけながら宇宙空間を進んでいく。
副隊長である吉野大樹はあるものに気がつく。

吉野大樹「隊長、あれを見てください民間船です。」

桐原少佐「民間船?なぜここに?民間船のネームシップの名前はクラースヌィイ・クルィーム、昔のソ連海軍の軍艦の名前だな。」

吉野大樹「こちら新統合軍、クラースヌィイ・クルィーム号へ告げる。貴船の侵入航路は戦闘宙域であるコースを迂回せよ!繰り返すコースを迂回せよ!」

桐原少佐「どうだ?」

吉野大樹「反応なしノイズ音しかしません。」

桐原少佐「ノイズ音無人の廃船なのか?」

神楽少尉「にしては新しすぎますね。それに傷が少ない、脱出艇はある。」

桐原少佐「以前、反統合の連中が南アタリア島で行ったタンカーを偽装して襲撃した事があったな。」

吉野大樹「確かめますか?」

桐原少佐「やめておけ、時間がない。考えすぎという事もある、ラウラ達が心配だ。行くぞ!もしそうなら.....」

【戦闘宙域】

ラウラ「なんとか逃げれたのかな?」

マサリア「・・・・」

メサクア「た....隊長.....は.....生きて.......」

サリエス「隊長は生きているわ。」

メサクア「そ....う。」

ラウラ「アルタミラ隊からバルキリー隊へはそちら何機残存しました?」

クラウス「報告、隊長代理のクラウス・メルダース准尉、こちらは3機しか残存してない、案外多くの隊員を損失したようです。」

サリエス「精神が混乱している隊長に変わり、サリエス・クザリアン中尉 こちらはヌージャデル・ガー5機 クァドラン・ロー 6機 被弾機1機です。3機は別ルートで脱出した模様。」

ラウラ「その3機はドックを護衛のもと母艦に確認したら、既に到達されたようです。」

クラウス「負傷者がいる関係で移動速度が遅れているんだろうな、こっちも燃料も厳しいし。」

「ベルタリア准尉 ベルタリア准尉 応答せよ!こちら桐原茂人、聞こえたら応答せよ。」

ラウラ「隊長だ、こちらベルタリア准尉。現在訓練部隊残余を率いて行動中送れ。」

「こちら桐原、無事を確認した後3分ほどでそちらの宙域に到達する。だがそちらも移動を急いだほうがいい、エデン軍第1救援部隊が全滅した近いうちに奴はくるぞ。」

ラウラ「了解!さぁ行く......」

ズドーン

ヌージャデル・ガーの背後が突然爆発した。

ボブ少尉「こちらボブ、敵が俺の前をって突っ込んでき......」

プシュー(血が噴き出す) ズドォォォォォォォン

突然目の前に現れたアンノンいやVF-X-8ファトムⅢが翼でVF-4ライトニングⅢのコックピットで切り裂いた。

クラウス「馬鹿な翼でコックピットを潰しただと!」

「敵の残党が、まぁ雑魚はもう思う存分に殺したラウラ・ベルタリア.......貴様だけを殺す!」

タッタッタッタッタッタッタッタッ

ラウラ「くっ.....」

「ホレホレデブリに当たって死ね!」

「おい、何をしている早くラウラ・ベルタリアを殺せ!お前の任務はダンシング・スカルに捕まった模造品を殺す事なんだぞ!ここの特殊部隊VF-Xブルーボマーが出撃したんだ時間がないんだぞ!」

「黙れ!貴様....私に指図するな、VF-X如きお前らが邪魔すればいい話だろ!」

「好きにしろ」 プツン

マサリア「あいつは.....ゴルランを殺したデブラン!」

ラウラ「私が引きつけます、今のうちに退避を.......」

ライメ「後は頼みました、行きましょう。」

ラウラ「くっいつまで持てばいいかな、折角バルキリーのパイロットになったのにここでジ・エンドかぁ。案外人間らしさを....でも後悔はしないな。」

ドビュゥゥゥゥゥゥン

ラウラ「何言っているんだろ、私.....私の手が震えているのもおかしいし。やはり死が近いのか.....大樹.....」

「ラウラ・ベルタリア...死を覚悟したようかならばお望み通りに殺してやるよ!」

カチ

ピピピピピピピ ビィン

「本当に哀れな子、このままゼントラーディ軍にいればよかったのに。じゃあ、サヨナラ 哀れな欠陥品。」

ズドドドドドドドドドドドド

ラウラ「ふっ回避は無理......」

ガコン ガコン ガコン ガコン ガコン ガコン

ラウラ「.......って死んでないなぜ.....」

「無事か.....ラウラ......ベルタリア.......准尉」

ラウラ「マサリア!」

マサリア「ゴルラン.....には悪いけど.......私も......後から.....逝かせて........もらう....わ」

ラウラ「何故戻ってきたのよ、生きられたのに.......何故......」

マサリア「ラウラ....あなたは......まだ.....恋も.....文化.....も.....知ら.....ない.......でしょ.......だから....」

「この欠陥品が!よくも邪魔してくれたな!貴様が死ね!」

ズドドドドドドドドドドドド シュバァァァァァン ガコン ズガァァァァァァン

マサリアのクァドラン・ローは爆発の炎へ包まれる。

ラウラ「そんな.......」

「今度こそ殺す......」

ラウラ「私が......マサリアを.....」

「死ねぇぇぇぇぇぇぇラウラ・ベルタリアァァァァァァァァ」

ズドドドドドドドドドドドド ズドドドドドドドドドドドド
ズドドドドドドドドドドドド

「くっ.......」

ラウラ「あれは........」

吉野大樹「イャッホー!ヒーロー参上だぜ!」

アルタミラの航空隊が到着、ラウラの危機を救った。

桐原少佐「ラウラ・ベルタリア准尉、母艦アルタミラに戻りM-Z1パック装着しに戻れ!実弾のガンポッドミサイルに装着だ!」

ラウラ「・・・・」

桐原少佐「貴様!死ぬ気か!」

ラウラ「は.はい。死ぬ気はありません。」

桐原少佐「そうだその勢いだ、母艦へ戻ってM-Z1パックを装着してこい実弾装填も忘れるなよ。」

吉野大樹「待っているぜ、お前は仲間だからな。」

ラウラ「はい。」

ドビュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

「ちっエース部隊と最新型のVF-5000スターミラージュか、しょうがない各機へオペレーション開始出番だぞ!」

吉野大樹がさっき発見した民間船。
いきなりハッチが開き、バルキリーの集合体が確認できる。

反統合軍隊長「了解 作戦開始する!アビラーツィヤ ミエスーテ、各機.....統合軍の犬っころを妨害しろ!」

SV-54テルミナートル、反統合組織の新たなる統合への犯行の刃。
黒いパイロットスーツに包んだ兵士達が発進の態勢を取る。

反統合軍隊長「全機発進!」

「スメルト2 ウラズミェートナ」
「スメルト3 ウラズミェートナ」
「スメルト4 ウラズミェートナ」
「スメルト5 ウラズミェートナ」
「スメルト6 ウラズミェートナ」
「スメルト7 ウラズミェートナ」
「スメルト8 ウラズミェートナ」
「スメルト9 ウラズミェートナ」
「スメルト10ウラズミェート」

反統合軍隊長「全ては我らの正義のために・・・行け!」

ドビュゥゥゥゥゥゥン ドビュゥゥゥゥゥゥン ドビュゥゥゥゥゥゥン

エミリー「隊長、敵接近!数は11機です。未確認機です。」

劉深潭「敵は新型のようだな、反乱勢力としては兵器が良質すぎる。」

桐原少佐「全機散開!、遊撃戦を開始する!」

【アルタミラ ブリッジ】
相沢美弥「バルキリー隊、アンノンと交戦を開始しました。」

ジェイル艦長「うむ。」

劉夢華「 深潭兄さん.....」

相沢美弥「.........」

クァドラン・ロー部隊は既に帰還して、実弾に装填して警備していた。
マサリアの部下の一人ライメの感情が荒れていた。

ライメ「くそ、マサリアを離していなければ.....」

サリエス「ライメの責任じゃないわ。」

ライメ「メサクアも怪我、ベルタリア准尉が殿それを助けようとした隊長が戦死.....私のせいだ......」

熊谷軍曹「シゲの旦那、ラウラちゃんのバルキリーが帰ってきたぞぉぉぉぉぉ!」

千葉曹長「よし野郎ども!!M-Z1パックの装着だ!送れたら生身で宇宙遊泳だ!いいな!!」

「はい!!」

ラウラ「........」

コンコン

李軍曹「休憩室に上がんな?なにか飲め。」

【休憩室】

ガタン ガラン プシュ

ラウラは自動販売機からコーラを取り出す、ラウラはゴルランやマサリアと言う同胞の死 さっきまで訓練をしていた仲間たちの死を体験し罪悪感を感じていた。

ラウラ「誰も守れず、バルキリーを遊び道具としていた私......私は何を......」ゴクゴク

カール「ベルタリア准尉、M-Z1パックの装着が完了した早く出撃しろ!仲間が待っている。」

ラウラ「インメルマン中尉......私は出撃したくはありません。」

カール「何?」

ラウラ「私は誰も守れないで、仲間も救えずだから出撃を......」

グッ ガン

カール「だったらバルキリーから降りて血で争わない後方でヌクヌクと生きるんだな、いや軍からやめろ! お前はよくやったほうだと思うが、己の力を過信して仲間と言う存在が見えてない。そんな奴はバルキリー乗りにふさわしく無い。むしろそんな貴様を、俺がお前をぶっ殺してやる!」

ラウラ「・・・・」

ゼノビア「インメルマン中尉!やめてください!!」

カール「貴様は引っ込んでいろ、ケーン。」キーン

ゼノビア「はい......」

カール「お前の実力ならミリア・ファリーナ・ジーナス中尉に匹敵すると思ったがガッカリだな。」

ラウラ「ミリア........」

カチャ

カール「戦うって生きるか、逃げて俺に殺されて死ぬか選ぶがいい。」

ラウラ「私は.......くそっ。」

ダッ

カール「......ばぁか。」

【アルタミラ 外】
渕山重勝「班長、装着完了!」

熊谷軍曹「くまおも同じ、実弾装填完了。」

千葉曹長「よし完璧だ!青い稲妻ラウラ・ベルタリア准尉の推参じゃい!」

ラウラ「送れてすいません、シゲさん。」

千葉曹長「偉く元気がねぇじゃねぇか!まぁ早く行って助けてやれ!」

ラウラ「はい!」

【戦闘宙域】
シュバァァァァァン シュバァァァァァン ズドドドドドドドドドドドド

エミリー「くっ」

ズドドドドドドドドドドドド

「ごぁぁあ」 ズドーン

エミリー「くそ、相手は強すぎる。」

神楽少尉「エリア1G6のアステロイド・ベルトにゼントラーディ軍艦艇1隻、ランドベル・ガーなどの艦載機確認!」

桐原少佐「くそはぐれゼントラーディが、こんな時に......デワやマックスとミリアが入れば.........」

ギュイン

吉野大樹「隊長、背後に敵機。グラージなど30機です。」

桐原少佐「更なる増援か.......」

ズドドドドドドドドドドドド

「これなら手も足も出ない、さぁ早くラウラ・ベルタリアを出せ!」

ズドドドドドドドドドドドド

桐原少佐「この敵さんもしつこいな、それに弾が当たらない流石は新型の試作機だな。」

吉野大樹「新たなる反応こいつは..........」

ビュゥゥゥゥゥン ビュゥゥゥゥゥン

桐原少佐「あれはアルゲニクス級7番艦ヤカゼにVA-7メタルトルネード改......あのエンブレムは....まさか!」

吉野大樹「まさかプトレマイオス基地からの応援なのか?」

【BGM
https://m.youtube.com/watch?v=_30f4_2b-L8

藤原大尉「そのとおり!エデンの木曽義仲こと第7独立戦隊VF-Xブルーボマーの藤原幸喜大尉。」

藤原沙羅「同じく副官藤原沙羅中尉。」

式部雅弘「ランド小隊長式部雅弘少尉。」

司馬越「ビックダイモス小隊長司馬越少尉。」

木曽義家「イーグル小隊長、木曽義家。」

桐原少佐「幸喜.ミリャン貴様らなのか!」

藤原大尉「お久しぶりです桐原教官、今義によって助太刀します。」

藤原沙羅「フィアロいえ桐原夫人がこの場にいないのは残念ですが、我々が敵を追い払います。」

桐原少佐「頼むぞ!」

シュバァァァァァン シュバァァァァァン

藤原大尉「ぬっ?」

タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ

「VF-Xだと?エデンにもいたのか?面白い、ラウラがくるまで遊んでやる!」

藤原大尉「あれが例の奪取された新型機か、やるかミリャン!」

藤原沙羅「任せて!」

藤原両機のVA-7メタルトルネードは迫るVF-X-8ファントムⅢを迎え撃つ。

「こいつは......」

藤原沙羅「流石動きはいいけど、まだまだね。あたしに逆らった恐ろしさを教えてやる!そこだ!」

ズドドドドドドドドドドドド

ガコン

藤原大尉「よし!」

バチッ バチッ バチッ バチッ

「くそ、迷彩が狂った......お前ら後ははぐれゼントラーディと遊んでいろ!」

リガード12機が藤原機の前に立ち塞がる。
が・・・・

藤原大尉「雑魚は落ちやがれ!」

ズドドドドドドドドドドドド ガコン ガコン ガコン ボソン

「デカルチャー」「うがぁぁぁ。」

ズドーン ズドーン

藤原大尉「チェックメイト!」

藤原はエースなので、たかが12機と言う感じであったため楽々と撃墜する。

藤原沙羅「ファントムⅢ消えたよ!」

藤原大尉「野郎どこへ消えやがった.......」

吉野大樹「隊長、ラウラが間も無く戦域へ入ります。」

桐原少佐「やっと来たか.....」

吉野大樹「アンノンはラウラを執拗に狙っていたような、隊長 ラウラを迎えに行きます。」

ビュゥゥゥゥゥン

桐原少佐「おい!」

藤原大尉「教官、雑魚をやりましょう。お先に!」

ビュゥゥゥゥゥン

藤原沙羅「まさか衰えたんですか?」

ビュゥゥゥゥゥン

桐原少佐「くっ若い奴等ってのは.......」

グィン

ズドドドドドドドドドドドド

ズドーン

桐原少佐「好き勝手なんだからさぁ。」

【ゼントラーディ軍艦艇残骸付近】

ラウラ「..........」

ズドドドドドドドドドドドドズドドドドドドドドドドドド

ラウラ「!!」

「あのエンブレムやっと、見つけたぞ今度こそ殺すぅぅぅぅぅぅ!」

ラウラ「お前は......ぐっ....」

ビュゥゥゥゥゥン ビュゥゥゥゥゥン

ラウラはゼントラーディ軍の戦艦の残骸の中にガウォーク形態で入り込む。

ラウラ「ここはまだ重力が残っているわね。」

ガシン ガシン

ラウラ「中は慣れている、ここはブリッジがあった所、懐かしいわね・・・・」

ガシン ガシン

ラウラ「しかし機体につけているこれは......」

カロン

ラウラ「!!」

ゼントラーディ歩哨用のライフルが転がる。

ラウラ「・・・・」ごく

ズドシャーン

「見つけたぞ!ラウラ・ベルタリア!」

ラウラ「くそ。」

ズドドドドドドドドドドドドドドド

ラウラ「くっ....」

グイッ

ヒュィィィィン

「そっちか....」

ラウラは一足先にゼントラーディ軍艦艇の残骸から脱出する。

ラウラ「これで落ちろ!」

シュババババババーン

ズドシャーン ズドカーン ズガン ドガーン

ラウラ「やったか.......」

ビギュゥゥゥゥゥゥゥゥゥン

ラウラ「ヤック!!」

ジュゥゥゥゥゥ ズドカーン

「甘いねぇラウラ・ベルタリア、これで私を殺せると思ったら大間違いよ。」

ラウラ「くそ、何故落ちない。」

ガシュン

「ファイターで逃げるか、ゼントラーディ人である貴様はファイターによる戦闘は不向き!」

ズドドドドド ガコン ボソン

ラウラ「隕石に当たった、だけどいつまで持つか......」

「そろそろ、話でもしましょうかラウラに死ぬ前の私の姿をね。ふふふふ。」

ピ ピ ピ ピ

ラウラ「オープン回線?相手からか、仇の顔は見ないと。」

ピィィィィン

ラウラ「!!」

「はぁい始めましてそしてさよなら、ラウラ・ベルタリア准尉。」

ラウラ「こ.こんな事って、嘘なんでモアラミアちゃん....何故?」

「少し違うな~ゼントラーディ人は遺伝子が決まっているから似てるのは当たり前って、忘れた?文化に汚染されて?別の艦隊いやボドル基幹艦隊にはあんたの同じ配列の同じ人間ではあるが違う人間は存在するんだよ。」

ラウラ「!!」

「驚いたでしょ、でも事実なんだよ。ミリアだって同じさ、マイクローンには理解には難しいけど。」

ラウラ「くっ。」

ガシュン カチャ

「ラウラ・ベルタリア......殺す前に模造品の在り処を教えろ!」

ラウラ「模造品一体なんの事?模造品っていったいなんなのよ。」

「しらばっくれるな!貴様らの仲間であるダンシング・スカルが惑星クラストラニアで回収した製造番号7号を匿っているのは知っている!」

ラウラ「ダンシング・スカルが回収した製造番号7号・・・・まさかモアラミアちゃんの事か!」

「その通りモアラミア・ジフォンは、私の遺伝子と地球人の技術で作ったクローン。地球人の寿命と同じだが、戦闘力は一般のゼントラーディの倍は出せるわ!なんせ私の遺伝子だからさぁ。」

二人の会話の最中、吉野大樹のVF-1Pが近寄ってきた。

吉野大樹「なんだって........モアラミアちゃんが、地球人の技術で作られたゼントラーディ。」

ラウラ「あなたは一体誰なんだ?誰なのよ!」

レミア「私か?私はレミア・ジフォン、製造番号7号モアラミア・ジフォンの遺伝子元。かつては、第8直衛艦隊ラベリスク艦隊所属の兵士だ!」

ラウラ「・・・・第8直衛艦隊・・・なぜこんな事を・・・」

レミア「教える価値もない、それ以前に貴様みたいなマイクローンに媚を売ってへこへこしている故障品には用はないんだよ!」

ラウラ「私は故障・・・・品。」

レミア「動きが止まったなぁ、ファイターでも動きが止まれば止まっている的だよ。チェックメイトだなぁ、ほらほら一撃で苦しまずに殺してあげるよ。あの模造品を地獄へ落とす前哨戦としてなぁ。」

ピピピピ

ラウラ「くっ止まっている場合じゃ.....」

ドビュゥゥゥゥゥン

レミア「動き出したか、でも遅い。」

レミアの乗るVF-X-8のレーザー砲がラウラの乗るVF-1Pフレイアバルキリーに照準を定めようとしている。
レミアはニヤリと笑いながら、操縦桿のレーザー砲のボタンに指を置く。

レミア「グッバイ、あんたは元々嫌いだったが今は友軍じゃないんで思う存分消せる。これでサヨナラだ、故障品としてなぁラウラ・ベルタリア!。」

ラウラ「くっ早すぎる、ミリアのVF-X-10より強い・・・・・・あっロックオンされた・・・」

レミア「死ねラウラ・ベルタリア!」

ラウラ「くっ・・・・・」

レミアはレーザー砲は完全にラウラのバルキリーに定めた、トリガーを押すだけでラウラは宇宙の塵とかす。

レミア「これでお終いだ!」

吉野大樹「させるかぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」

ビュゥゥゥゥン

レミア「何!」

ガドーン

レミア「射程がずれたおのれおのれ!奴め、陽動部隊の壁を抜けたな!」

ラウラ「大樹死ぬわよ!こいつはこいつは・・・」

吉野大樹「仲間を見捨てられるか!こいつは必ず倒してお前をアルタミラまで連れ帰る!」

ラウラ「大樹・・・・」

レミア「模造品の仲間か!面白い同じように殺して・・・・」

吉野大樹「レミア・ジフォン!!!」

レミア「ヤック!」

吉野大樹「・・・・・テメェ・・・人間を・・・・人間を・・・人間を物呼ばわりするんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

ラウラ「ハッ。」

【BGM】
https://m.youtube.com/watch?v=8U-aAXMF8M0

レミア「マイクローン風情が!ならばマイクローンに媚を売ったそこの故障品と共に死ねぇぇぇぇ!」

ズドドドドドドドドドドド

吉野大樹「くっ。」

怒り狂うレミアのVF-X-8ファントムのガンポッドが吉野のバルキリーに向け発砲する。

吉野大樹「ラウラ!今こそM-Z1パックの力の解放の時だ!」

ラウラ「M-Z1って......」

吉野大樹「反応を3倍するM-Z1システムの事だ、並の人間では扱う事のできないいわばゼントラーディではないと使えないゼントラーディ専用のシステムだ!パソコンにmaneuver-Zentraedi 1とパスワードを入れろ!」

ラウラ「分かったわ、後..............大樹さっきの言葉嬉しかったわ。パスワード入力maneuver-Zentraedi 1 マニューバ ゼントラーディセットオン!」

カタカタカタカタ

吉野大樹「今だバトロイド!」

ガシュン ガシュン ブィィィン

ヴォン

ラウラのVF-1バルキリーの頭部のモノアイは緑色から赤色へ変わる。

レミア「クァドラン・ロー!だがカメラが赤くなってた程度で....,!!」

ラウラ「システムが......操縦を受け付けない、これは..........」

Zentraedi Zentraedi Zentraedi
Zentraedi Zentraedi Zentraedi
Zentraedi Zentraedi Zentraedi
Zentraedi Zentraedi Zentraedi

ラウラ「ゼントラーディ、ゼントラーディ.........」

System Setting complete

ラウラ「動く、行けるかもしれない。ゼントラーディ軍時代の感覚が戻ってくる、これならば!」

レミア「所詮はマイクローンの我々ゼントラーディの真似事に過ぎん!破壊してやる!」

レミアのVF-X-8はガウォークへ変形し、ガンポッドでラウラM-Z1装備のVF-1Pを襲う。

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ガンポッドの無数の攻撃は、ラウラのVF-1P.M-Z1には当たらない。

レミア「何故当たらない、まさかな.....昔のくせを思い出したか!」

ラウラ「見える、銃弾が.....これがM-Z1装備.......近接武器はま......レーザーパルスガン、同じだクァドランと同じだ。」

ズドドドドド ズドドドドド ズドドドドド

レミア「当たれ!当たれ!」

シュババババババーン

レミア「なにぃぃぃぃ。」

吉野大樹「こっちにいる事も忘れるな!」

ピキュゥゥゥゥン ガコーン

レミア「がぁぁぁぁぁぁ。」

レーザーパルスガンがVF-X-8ファントムⅢの翼と足に命中し破損する。

レミア「動きが、任務にはくそ.....まだ終わりじゃない!」

吉野大樹「よしトドメと行くぞ!ラウラ俺の動きに合わせろ!ただし殺すなよ!」

ラウラ「了解!」

ズドドドドド ズドドドドド ズドドドドド

レミア「任務は無理だ、旗艦へ特攻する。」

ヴィー ヴィー ヴィー ヴィー

レミア「何!!」

「これで最後だぁぁぁぁぁぁぁぁ、行けぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

レミア「くそ回避が間に合わない.................がぁぁぁぁぁぁぁぁぁ。」

二人の連携攻撃がレミアのVF-X-8ファントムⅢのエンジン部と片翼に命中する。

バチッ バチッ バチッ ガソーン

レミア「流石だな、マイクローンや裏切り者のゼントラーディにもこれほどの腕の者が..........満足だ。」

吉野大樹「レミア脱出しろ!これで終わりだ、投降して道をやり直せ。」

ラウラ「脱出して、その後は法廷で争うことが・・・・」

レミア「残念だが無理だな、ゼントラーディの誇りはそうだが 私は致命傷を負った。まぁ喋れるだけの元気はまだあるみたいだがな。」

ラウラ「そんな.......」

レミア「死ぬ前に一つだけ忠告しておく、リン・ミンメイの歌 いや歌で戦争を終わらせると過信すると人類は滅ぶよ。」

ラウラ「・・・・・」

レミア「そして人類は永遠に戦争をする。私の同志も・・・・ゴフ」

パシャア

ラウラ「私の同志?」

吉野大樹「誰なんだ!教えろ!」

レミア「ゲラ......ゴファ」

ラウラ「ゲラそれは誰?」

レミア「.......体は......限界だな...」

ラウラ「だから......誰なのよ。」

レミア「私を楽に........殺せ.......遺体をこの世に......残す気は.........な.....い......か.....ら.....な....きょ....う....は...た....の...し...」

ガク

吉野大樹「レミア・ジフォン.......」

ラウラ「.............誇り高き戦士をしっかり弔わないとね........さよならレミア・ジフォン。」

カチャ カチッ

シュバァァァン シュドォォォォォン シュドォォォォォン

ラウラ「・・・・」

吉野大樹「だがゲラなんとかは誰なんだ?」

【戦闘宙域】

「レミアが死んだ.......」

桐原少佐「武器を捨てろ、貴様らに逃げ場はない!」

「くそ.....くそぉぉぉぉぉ」

オノデラ大佐「全砲門撃て!内部破壊ドリルミサイル全弾発射!」

ズドォォォォォォォン ズドォォォォォォォン シュババババババーン シュババババババーン

ズドガーン ボガァァァァァァン 「デ・カルチャァァァァァァ。」

藤原大尉「チェックメイト!終わったな。」

藤原沙羅「さぁて、教官達と感動の再開ね。」

VF-X-8による襲撃事件はSVF-64アンサーズの活躍で秘密裏に終結した。
生き残った反統合ゲリラの兵士はエデン軍に投降した。

【西暦2021年5月12日 ヤカゼ ブリッジ】

オノデラ大佐「ご苦労大尉。」

藤原大尉「任務は終わったぜ、ザースロン機関のあるエージェントには感謝だな。えぇぇぇぇアダム.....」

式部雅弘「アダムスかだろ、大尉殿。」

藤原大尉「そうそうアダムスカだ、目つきの悪気殺人鬼みたいな奴。」

榊中尉「アルタミラより通信です。」

プォォォン

桐原少佐「藤原懐かしいな、エデンにいたのか?」

藤原大尉「はい10年前の訓練の後、グローバル議長の推薦で飛行隊で配属。あるエデン紛争で上手く鎮圧し、今ではVF-X部隊の隊長です。」

桐原少佐「出世したもんだな。」

藤原沙羅「でも粗暴で無謀な癖は治ってませんよ。」

藤原大尉「おい沙羅。」

桐原少佐「沙羅?ミリャンではないのか?」

藤原大尉「実は結婚したんです、日本名だとめんどくさいからお互いの同意で改名したんです。」

藤原沙羅「支援は同様に日本名に改名した同じ第5独立戦隊VF-X副隊長.星村恵里中尉です。」

桐原少佐「モーア・カリダムか、懐かしいな一条の坊主がアポロに行った時の同僚でフォッカーの兄貴を死に追いやった張本人であり出向終わりには和解したゼントラーディの女の子で。月面方面軍参謀の星村建閣下の出来すぎるパイロットな息子と結婚とはびっくりだったな。」

藤原沙羅「元気でゼントラーディ人らしくない人でしたけど。」

藤原大尉「では訓練部隊の残余は我々がエデン軍艦隊共に帰還します。では少佐また会いましょう。」

藤原沙羅「さよなら教官♪」

プォォォン

桐原少佐「相変わらずだな。」

ラウラ「・・・・」

桐原少佐「どうしたんだラウラ?」

ラウラ「いえなんでもありません、時間通りにブリーフィングルームへ行きます。」

タッタッタッ

桐原少佐「?」

【西暦2021年5月12日 アルタミラ ブリーフィングルーム】

桐原少佐「全員規律、例。」

「よろしくお願いします。」

桐原少佐「茶席。」

ガタ

ジェイル艦長「諸君地球 統合軍総司令部より通達があった、前日の事件ははぐれゼントラーディ艦隊に強襲された事件として処理される。」

「!?」

相沢美弥「以後外部への事件の真相を話すことを禁ずる、特にダンシング・スカルには以上。」

ラウラ「隠蔽するんですか?」

ジェイル艦長「上の方針だ、仕方が無い。」

ラウラ「なぜ隠蔽するんですか?前日の戦闘は正規の戦闘です。」

ジェイル艦長「レミア・ジフォンと言う存在をマクシミリアン・ジーナス大尉とミリア・ファリーナ・ジーナス中尉には知られてはならない。」

ラウラ「もしかしてモアラミア・ファリーナ・ジーナスいやモアラミア・ジフォンがレミア・ジフォンから作られた、地球産戦闘用ゼントラーディ人と言う事実だからですか?」

ジェイル艦長「そうだ。そして投降した将兵は軍法会議の後無期懲役刑に処する予定である。」

ラウラ「!!.................それが統合軍いや統合政府の正義なんですか............」

ガタ

ジェイル艦長「!?」

桐原少佐「?」

ガタ

吉野大樹「まさか.........やめろラウラ!」

ラウラ「隠蔽する事が..........
.....統合政府の正義かぁぁぁぁぁぁぁ!」

ラウラはブチ切れてジェイル艦長を殴り倒す、艦長はよろけながら軍帽を取る。
相沢美弥と劉夢華は第二打を与えようとするラウラを取り押さえる。

ラウラ「艦長!艦長!私達はそのような事のために戦ったんじゃない!なんで.....なんで......」

相沢美弥「ラウラ落ち着いて......」

劉夢華「艦長を殴っても意味がないわ........だからやめて......」

ラウラ「でも....私達は......」

ジェイル艦長「確かに隠蔽する事は正義ではないな。」

劉夢華「艦長.......」

ラウラ「フゥーフゥーフォー」

ジェイル艦長「だがまだ幼きモアラミア・ファリーナ・ジーナスを教育すべきジーナス夫妻が今知ったらどんな風になるのか想像した事はあるのか?」

ラウラ「それは.......」

ジェイル艦長「前日の事件の事の真相は彼女がある程度成長したら密かに伝えればいい、子供の時に道を間違えれば本来の道へ戻るのは難しいぞ、ベルタリア准尉納得してくれないか?」

ラウラ「............はい。」

ジェイル艦長「ベルタリア准尉、さっきの行為は流石に風紀を乱す関係で君は自室謹慎処分に処す。劉少尉、同室なので監視役を頼む。」

劉夢華「ハッ.....ラウラ...自室へ戻って水を飲んで頭を冷やしましょう。」

スタスタスタスタ

マルコ「けっゼントラーディ人は危なくて嫌だねぇ、あの様子だったら艦長を殺してたよ。」

神楽少尉「何を言っているんだ?」

マルコ「それはそうでしょ、ちょっとした事でブチ切れるなんてよ。あ~あ~早く転属してくれねぇかな、喋るメスゴリラはよ。にひひひひひ」

ボカン

マルコ「ご.......テメェ何しやがる!」

吉野大樹「貴様ぁぁぁぁぁぁラウラの気持ちが分からんのか!ラウラがどんな思い出レミアを討ったのかを....それを分かっているのか?」

マルコ「しらねぇな、所詮はプロトカルチャーが作ったバトル・ドールだろ。戦闘にしか考えられないくずなんだよ。」

ガコン

マルコ「がふ。」

桐原少佐「俺の妻はゼントラーディだ、妻を侮辱する事は許さん。誰か医務室まで運んでやれ。」

吉野大樹「自分がやります。」

桐原少佐「頼んだぞ。」

ガタ ドシッ カツン カツン

【自室】

ラウラ「バトル・ドール.......」

(回想)
吉野大樹「レミア・ジフォン!!!」

レミア「ヤック!」

吉野大樹「・・・・・テメェ・・・人間を・・・・人間を・・・人間を物呼ばわりするんじゃねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ!!」

(閉じる)

ラウラ「私は......」

カチャ

ラウラは拳銃を頭に向ける、ラウラの目からは涙が流れてきている。

スッ

ラウラ「......どうしたんだろう、死ぬ事に恐怖が出てきたな。」

カチャ

ラウラ「バトル・ドールと物じゃない人間か.........私は実際どっちなんだろ?」

その後、アルタミラは亡くなった隊員の葬儀を済ませ訓練を再開したのであった。
任務がすべて終わり、月面クラビウス基地への帰路を取った。
モアラミアの事がジーナス夫妻に伝わるのは後の話でもあり別の話である。

【某所】
ゲラム「レミア・ジフォンは作戦は失敗したか......」

セルゲイ「レミア・ジフォンは戦死、モアラミア・ジフォンの殺害の失敗とVF-X-8ファントムⅢは損失しました。」

ゲラム「失敗か........だが本命は成功したか?」

セルゲイ「成功しました.......この通り。」

ピッ

「惑星エデン自治政府議会議ザルグオ・グラスレン議員が不正疑惑で逮捕しました。グラスレン議員は容疑を・・・」

セルゲイ「そろそろ成功の成果が出てきます。」

ゲラム「そうか、まぁ共産主義と平和主義を唱えるバカな奴だったよ、奴のおかげでいろいろと支援をもらったからな。だが俺たちの関係がバレるとまずい.....だから....」

パチン

ズガーン

「グラスレン議員を乗せた護送車が突然爆発しました、生存は絶望的です。」

ゲラム「利用価値がなくなればこうやって死んでもらう。」

セルゲイ「でグラスレンが死んで、どうすんです?」

ゲラム「我々の可愛がっている政治家を立候補させる、まずはエデンから俺の野望を達成するまでだ。」

セルゲイ「そうですか。」

ゲラム「オルグによる作戦の実施はまだまだだが、ダンシング・スカルですら手を出せない策略を実施する。ライファ次の策を実施しろ!」

ライファ「エスケスタ。」

ゲラム「始めよう、ゼントラーディでもマイクローンの歴史にはない新たな歴史とやらを........」

ED
https://m.youtube.com/watch?v=d6fbF5IwIHg


次回予告
惑星マリトラーンの自治政府選挙にて初のゼントラーディ議員が誕生した。
そのニュースを見ていたアルタミラ整備班熊谷軍曹はある記憶を思い出す。
それは絶望的な欧州を生き抜いた者たちを纏めた幻の3人の英雄たちの事を・・・・

次回、マクロス外伝過去からのメッセージ 前編。

マクロス外伝+ 設定1

ARMD-213アルタミラ(アームドⅡ級213番艦アルタミラ)
全長: 約450m
全幅: 約220m
全備重量: 174,000t
推進: 熱核反応エンジン2機、姿勢制御用スラスター多数
搭載: VF-1バルキリー260機以上、無人戦闘機ゴースト、宇宙戦闘機ランサーIIなど多数
兵器: 誘導収束ビーム砲、小型対空火器の他、対艦戦用反応弾ランチャーも装備
追記:フォールド航法搭載。

●搭載部隊
(SVF-64アンサーズ)×16機
第1戦闘団(SVF-66ライジェルズ)×16機
第2戦闘団(SVF-129チェリボン)×16機
第3戦闘団(SVF-67フォークス)×16機
SVAW-12プレーリードックス分遣隊×6機
SVA-212ゲシュペンスト×7機
無人機×7機

搭載機種
VF-1Pフレイヤバルキリー
VE-1エリントシーカー
VF-5000スターミラージュ
VA-3Aインベーダー
ゴーストQF-3100EX

このミニストーリー新規登場人物。

カーロン・ウェルナー/伍長
千葉曹長の部下であり、くまおなどと共にエロ本を読む仲。整備士としての腕は未熟。

●ユン・チェミン/伍長
韓国系18歳の下士官、色白美人。真面目だが優しいが、かつては旧母国時代親日派で迫害された経緯がある。

●マリー・アンダーソン/曹長
20歳の日系3世の下士官。色気があり、男性兵に人気。父はアメリカ海兵隊時代の生き残りケンタロウ・アンダーソン大尉。

●フランソワ・ベルリオーズ 准尉
19歳の黒髪ボブカットが特徴の女性、劉と相沢と同じ職場だが観測員であるため口数が少ない。性格はクールである。

熊谷志保 少尉
クラビウス基地第5警務小隊22歳の若き警務隊員、くまおの娘。銭湯に潜入した不審者を探している。

タスク・ジーンクウジン
戦闘の従業員のバイト、ギャンブル好き。同僚のレオナ・ガレントファーレンの事が好き。

レオナ・ガレントファーレン
金髪で可愛い銭湯の従業員、タスクからよくナンパされるが断る事が多い。でも実際は好き。

モヒカンの男
風呂場なのにグラサンをかける、世紀末風の男。

おかま風のマッチョ
おねぇ言葉をしゃべる、見た目がシブいマッチョ。

目つきの悪そうなゼントラーディの青年
なんか反抗的な目つきをしている。

【とある日のクラビウス基地ドック係留中のアルタミラ】

惑星エデンの任務を終え月面クラビウス基地へ戻ることになった母艦アルタミラ。
久々に戻る地元に喜ぶ隊員たち、だがある事件が起きた。

千葉曹長「ぬわぁぁにぃぃぃぃシャワー室が故障だとぉぉぉぉぉ?」

ウェルナー伍長「ハックラビウス基地のアルタミラのシャー室が故障しました。」

千葉曹長「なぁぁぜなんだ!」

ブンブンブン

ウェルナー伍長「じ.自分には分からないであります。女子も同じようなんです。」

千葉曹長「女子もぉぉぉぉぉ?」

ウェルナー伍長「詳しい詳細は分からないであります。」

熊谷軍曹「くそ、俺たちは汗だくなのによ。」

千葉曹長「ちくしょーめ!」

ドン

桐原少佐「あれシャワー故障?」

ウェルナー伍長「桐原少佐」(敬礼)

千葉曹長「シャワーが使えないんですよ、男女ともに故障してしまって。」

桐原少佐「そりゃあ大変だね、っで艦長に報告したの?」

千葉曹長「それはまだで......」

桐原少佐「じゃあ今聞いて見る?」

プルルルルルル

桐原少佐「艦長、桐原です。シャワーが男女とも故障したそうです..........はいそうですか分かりました。」

千葉曹長「でっなんて?」

桐原少佐「艦長からの命令、整備班はシャワーを全力で修理、ちなみに女子シャワー室は突然の関係で女性整備兵のみで修理する事以上。」

千葉曹長「.......という事は.......」

熊谷軍曹「俺たちの風呂は?」

桐原少佐「風呂が直るまで無しです、部下にも風呂待機させておきますんで。あっ俺は家の風呂もとい、銭湯へ行きますんで。」

熊谷軍曹「なんで銭湯なんですか?(って家の風呂もといって言ったよな。)基地の風呂とかあるじゃないですか。」

桐原少佐「そちらは混雑しているから嫌なのよ、クラビウス基地は大きな基地だけど風呂の数が少なくおまけに大人数いるから混雑して大変なのよ。」

千葉曹長「っで改めて聞きますが、何処に行くんですか?」

桐原少佐「デワが経営しているスーパー銭湯。」

千葉曹長「スーパー銭湯?茂坊お前の嫁、デワちゃんはスーパー銭湯経営しているのか?」

桐原少佐「はいそうですが.......まぁとにかく、銭湯には入れないが、修理したシャワーの一番風呂はいれさせてあげるからさ。」

「頑張ってね。」

千葉曹長「少佐そんな殺生な.......さっき仕事終わったばっかりで汗だくなんですよ。」

桐原少佐「整備班は汗をかいて結構青春はいいじゃないですか!!」

熊谷軍曹「それはブラック職場じゃい!」

コソ

神楽少尉「隊長、俺たちが汗だくなのに一人だけ銭湯だとぉぉぉ。」

吉野大樹「嫁が経営していると言ったな。」

ハイウェイ「少尉、大尉。ただ風呂できますね。」

吉野大樹「女性陣にも伝えろ、丁度隊長の嫁さんの顔を見たかった所だったからな。」

ハイウェイ「同感です大尉。」

吉野大樹「隊長は案外、逃げるのに早いから厳密に伝えろよ!」

「ハッ」

その頃女子シャワー室前。

ラウラ「シャワーが使えない?」

ユン伍長「ハッそうであります。」

相沢美弥「チェミン、これはいつ直りそう?」

ユン伍長「まる1日だそうです。」

マリー「1日!?」

フランソワ「1日だと汗だくで仕事に支障がでます。」

相沢美弥「やれやれ.....そうだクラビウス基地でシャワー浴びたらどうかな?」

エミリー「嫌ですよ、混雑しますし。」

ラウラ「混雑か........ん?」

吉野大樹「よっラウラ.........」

ゴン

相沢美弥「オイコラ、女風呂の前で何をしている助平男。」

吉野大樹「違うって、実は話があるんだ風呂に関しての話。」

相沢美弥「風呂に関しての......」

劉夢華「話?」

桐原少佐「さぁて風呂に行きますか.......」

ガヤガヤガヤガヤ

桐原少佐「他の職員は何を見ている....」

クル

桐原少佐「だ!?」

ザッザッザッザッザッザッザッザッザッザッ

桐原少佐「おいお前ら何をしているんだ?」

吉野大樹「我々は遊びに行くのでありますが?」

桐原少佐「その実は風呂じゃないよな、まさかだけど.....」

相沢美弥「隊長、私たちが隊長の奥さんの風呂に行くとは思ってませんよ。」

桐原少佐「おいバカ.....」

クル

スタスタスタスタスタ

吉野大樹「バカばれたじゃないか、ラウラだってこんな事はしないぞ!」

ラウラ「ヤック?それはどういうことよ。」

相沢美弥「悪かったよ、吉野くん。」

神楽少尉「早くしないと隊長を見失いますよ。」

吉野大樹「くそ急ぐぞ!」

10分後

桐原少佐「なんでお前ら俺の後をついてくるのよ?」

吉野大樹「隊長の家はスーパー銭湯を経営していて広いと聞いています。」

ラウラ「どうかただ風呂お願いします。」

桐原少佐「困るよ予備役とはいえスーパー銭湯バルキリーの経営者なんだただ風呂なんて困るよ。」

劉夢華「風呂浴びられるのは隊長が経営するスーパー銭湯だけですどうかお願いします。」

桐原少佐「嫌だよ~こうなったら.....」

タッ

吉野大樹「走って逃げたぞ!追え~逃がすな~!」

クラビウス基地.GATE

警備兵A「まさか驚いたな~、俺たちの歌姫月面の桜アン・フローレのヌード写真。」

警備兵B「凄く色っぽかったですね~。」

「待ちやがれ!隊長!」

警備兵A「なんだ?」

警備兵B「何か来るぞ.......」

タッタッタッタッタッタッタッタッ

桐原少佐「通してくれ!」

警備兵A「少佐か、ご苦労さんっす。」

タッタッタッタッタッタッタッタッ

警備兵B「隊長さんが逃げるなんて、なにかあったのか?」

ドタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ

吉野大樹「ただ風呂に入らせろぉぉぉぉぉぉぉ。」

ラウラ「逃がすな、取り押さえろ!」

ドタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ
タタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタタ

警備兵A「若い男女が、おっさんをおいかける?」

警備兵B「まぁスパイ関係じゃなくて風呂関係だろうぜ。PXでコーラとハンバーガー買ってこよっと。」

【月面都市クラビウスシティ】
桐原少佐「まだついて来るな、流石にしつこいな。」

ゾロゾロゾロゾロゾロゾロ

桐原少佐「あぁこんちくしょう。」

ユン伍長「隊長は、まだ止まりませんね。」

フランソワ「もうすでに20分経過しましたね。」

吉野大樹「隊長は何処まで行こうと言うんだ?」



桐原少佐「もうそろそろ家の近くだ。あれ.......」

アサルトライフルを携帯した統合軍兵士と警察官が検問をしている。

桐原少佐「検問?」

ガシ

ラウラ「捕まえましたよ隊長。」

吉野大樹「このまま逃げれる....ってなんだこの騒ぎは?」

桐原少佐「知らん.....」

ピィー ピィー ピィー

警務隊員「そこの一団止まれ検問だ!」

ラウラ「隊長来ましたよ。」

桐原少佐「そうだねあんた達、どうしたのよ?」

熊谷志保「実は先日、羽鳥食品で爆破テロがあり現在検問している所なんです。第3地区トンネルと第4地区トンネルは現在通行止めなんです。」

桐原少佐「そなの、おたく所属は?」

熊谷志保「民間人が我々に偉そうに........そちらが先に所属もしくは職業を言うべきでは?」

桐原少佐「そうだったそうだった、自分は新統合宇宙軍予備艦隊ARMDアルタミラ所属飛行隊SVF-64アンサーズ隊長、桐原茂人.少佐。こいつらは、部下達と同僚です。」

熊谷志保「飛行隊?アルタミラ父が勤務していますが、愛称がくまおの熊谷忠雄軍曹はご存知ですか?」

桐原少佐「まさか君は......」

熊谷志保「申し遅れましたクラビウス基地第5警務小隊熊谷志保少尉であります。父がお世話になっています。」

ラウラ「うわぁ美人。」

吉野大樹「似てないな。」



熊谷軍曹「ハックション、誰か噂しているのか?」

熊谷志保「現在安全のためこの先は立ち入り禁止のため、通行出来ませんが......」

桐原少佐「この先は嫁がいて、俺の実家なんだ。ほっとくわけにはいかない、よしアルタミラの愉快な護衛任務へ出発。給料はただ風呂だぞ!」

「ヤッホー」

桐原少佐「では志保くん、通らせてくれたまえ。」

熊谷志保「ダメです、立ち入り禁止です。」

桐原少佐「だが見た所、避難してない住民がいるようだけど。」

熊谷志保「パニックを抑えるためです。」

桐原少佐「はぁ統合軍は昔からそうだよな、まともに避難できない癖ってのは。」

吉野大樹「その爆発テロリストを捕まえればいいんじゃないか?」

ラウラ「なんか面白そうだし。」

桐原少佐「部下達はこんなにいるんだし、大丈夫でしょ。」

熊谷志保「どうなっても知りませんよ、念のためVF-Xにも出動を待ちましょう。」

桐原少佐「待てんな、ではそこを通してもらうよ。」

熊谷志保「待ってください、あっ.....」

ゾロゾロゾロゾロゾロゾロ ゾロゾロゾロゾロゾロゾロ

警務隊員「行ってしまいましたね。」

熊谷志保「あのアホんだらは.....」

【月面クラビウスシティ.スーパー銭湯ロック桐原】

桐原少佐「ここが俺が経営するスーパー戦闘ロック桐原、どうだ凄いだろう。」

吉野大樹「つっこんでもいいでしょうか、なぜVF-1バルキリーが武者の格好しているんですか?」

ラウラ「そうですよ、悪趣味を通りこして変です。」

桐原少佐「別にいいじゃないか、守り神みたいなもんだし。」

ヨン伍長「変です。」

桐原少佐「とにかくいいだろう、男女ともに分かれて行動いいな。ちなみに言うが食堂はあるが、そこは奢らんぞ自腹で払え!!」

「えぇぇぇぇぇ、ケチ。」

ウィィィィィィン

デワントン「いらっしゃい、何名様ですか.............茂人じゃないお帰り。」

桐原少佐「ただいまデワ。」

デワントン「って今日は大人数ね、部下の皆さん。」

桐原少佐「そう言う事だな、直属の部下は少数だが。」

デワントン「タスク君、人数を数えて~返事がない.......」

タスク「レオナちゃん、今日バイト終わったら月面宇宙展望台にあるレストランで食事でも.....」

レオナ「二人っきりじゃなければ、いいわ。」

タスク「ぐっ.....」

ガコン

デワントン「た~す~く~、軟派もいいけどこの行為は休憩時間でやりなさい。」

タスク「店長申し訳ございません、で...仕事は・・・・・・・・・」

デワントン「うちの茂人が連れてきた団体客の人数を数えてもらいたいの、お願いでタスク君。」

タスク「はい~分かりました~。」

デワントン「で茂人仕事の方はどう?」

桐原少佐「順調に進んでいるが、3週間前のはぐれゼントラーディの戦闘で演習相手を失った以外は問題はない。」

デワントン「無理しないでね、いつでも店長へ復帰してね。娘の成長も見守るのも父親の務めだし。」

桐原少佐「あぁぁそうだな。」

【風呂脱衣場の前】

ラウラ「湯...これが温泉か....この変なマークは何?」

吉野大樹「温泉マークだよ、昔からの伝統なんだよ。」

ラウラ「伝統ね......」

相沢美弥「では男性陣の皆さま決して【覗かないように】、覗いたら警察へ出頭しましょう。」

吉野大樹「分かっているよ、俺達だって警察のお世話になりたくないからな。」

相沢美弥「分かっているじゃない、ではここで解散以上。ラウラちゃん、銭湯の文化も知りましょうね。」

ラウラ「はい。」

吉野大樹「と言う当然の流れになりましたが、アルタミラの男性諸君。」

神楽少尉「アルタミラの諸君と言っても、ハイウェイ.僕.大尉.ラウルしかいませんよ。」

ハイウェン「隊長合わせて2個小隊未満ですよ.....」

吉野大樹「そんな事もあるが、・・・・・・・・・隊長に頼んでコ―ラを奢ってもらいましょう。」

ハイウェン「今変な事を考えましたね、大尉。」

吉野大樹「考えてないさ、理性で覗こうとする野生を抑えただけさ。」

【休憩室】

桐原少佐「そうだデワ、コミリアを預かったんだよな。」

デワントン「そうなのよ、なんでも学業があるから預かってくれとか。」

桐原少佐「既に2人の実子と1人の養女がいるからな、マックスとミリアは。」

デワントン「コミリアちゃんは真面目だから一人立ちバンザイ!と言っていましたが・・・・」

桐原少佐「気持ちの軽さはミリア似だな。」

ウィィィィィィン

アニェ―ジ警務軍曹「・・・・・・・・・・・・」

桐原少佐「あの若者は・・・・・・・・・」

デワントン「軍人ね・・・・・・・目つきからして・・・・・・・・・・・・・・警務隊員。」

アニェ―ジ警務軍曹「桐原少佐ですね。」

桐原少佐「確かに桐原だが・・・・・・・・君は?」

アニェ―ジ警務軍曹「自分はアニェ―ジ、警務軍曹です。」

桐原少佐「私に何か?」

アニェ―ジ警務軍曹「テロリストの情報をお伝えに・・・・・・・おっとここでは・・・・・」

桐原少佐「いや俺の妻であり予備役軍人だ、別に構わん。」

デワントン「予備役の身でありながらも、協力させていただきます。」

アニェ―ジ警務軍曹「そうですかではお願いしますか....テロリストの身体的特徴ですが.....」

【風呂内部】

カポーン

吉野大樹「いやぁいい湯だな、やっぱ風呂は銭湯に限るぜ。」

ハイウェン「ジャパニーズフロ、これぞ湯の中では王道ですな~」

ラウル「で女性陣の方も気になりますが・・・・・・・・」

吉野大樹「待てこっちだって理性を抑えているんだ、変な事を言うな。」

神楽少尉「そうですよ。」

ラウル「別にいいだろ、俺達だってまだ若者なんだしさ。」

吉野大樹「それはそうだけどさ、ってこのお風呂女風呂から声が聞こえないな。」

ハイウェン「その女たちの風呂ト―クが聞こえないのは失望しました、隊長。」

ガラ

桐原少佐「・・・・・・・・・」

ジャー

数分後

桐原少佐「一同全員サウナへ集合。」

「えっ!!!」

【サウナ】

桐原少佐「諸君にこの蒸し暑くてすぐに出たいと思うサウナで着てもらったのは他でもない。」

吉野大樹「話ってなんですか?」

ラウル「早くしてくださいよ、この蒸し暑いのは嫌いなんで。」

桐原少佐「後で水風呂に入水しろ、こほん。テロリストがこの銭湯に潜入している。」

「なんだって!!」

桐原少佐「馬鹿!声がでかい、身体的特徴は手に傷があるそうだ。」

吉野大樹「なんでこの銭湯に潜んでいると分かったんですか?」

桐原少佐「実はテロリストを密かに追跡していた情報員が殴られ気絶したんだ、メモにはテロリスト銭湯桐原ロックに潜入せりと。」

ハイウェン「そうですか.....そう言えば怪しい男がいたな・・・・なんかいかついおっさんと某世紀末漫画の雑魚そうな奴と目つきの悪いゼントラーディ人が・・・・・」

桐原少佐「後は?」

ハイウェン「親子とじいさんです、今日は空いていますからそんな程度で。」

神楽少尉「奥様も予備役軍人で女性ゼントランですね、対策はしているんですか?」

桐原少佐「念のため拳銃と対デモ鎮圧用ネットランチャーを備えている、海兵隊流格闘術1級の腕前だからデワは大丈夫だろう。家族も今は、家にいるし。ていうかデワは家へ繋がる通路前はそこしかないから、入り込めないから安心だろ。」

吉野大樹「俺達はどうすればいいんですか?」

桐原少佐「とにかく調査だ!判明確定次第拘束せよ、いいな。」

「ハッ」

ガラァァァァァ

例の3人組はまだいる、他の客が来たようでありもう一人・・・・・・・・・・

タスク「いやぁなぜか俺が風呂に入りなさいって、案外デワントン店長はいい人だなぁ。綺麗にして、レオナちゃんとでえと。」

ガシ

タスク「もふもふもふ。」

更衣室

タスク「何をするんですか?」

桐原少佐「両手を見せなさい。」

タスク「なんでだよ、なぁ教えてくれだったら見せない。」

桐原少佐「デワから聞いたタスクの秘密をレオナちゃんにばらしちゃうぞ♪」

タスク「なんだとぉぉぉぉぉぉ分かりました、見せますよ見せます。」

両手を確認すると傷がない。

神楽少尉「ないですね。」

タスク「だろ、もういいっすか。」

桐原少佐「コ―ラ奢るから、手に傷がある男みつけて詳しい形は三日月型。」

タスク「いやっす。」

桐原少佐「レオナちゃんにタスクの秘密を・・・・・・・・・・・・・」

タスク「分かりました、協力します。」

吉野大樹「隊長、それは犯罪だぜ。」

ガラァァァァァ

吉野大樹「で目つきの悪い男が外へ出ます。」

桐原少佐「大樹上がって、デワにコ―ラを貰え。」

吉野大樹「おれっすか?」

桐原少佐「風呂には再び入れるから。」

吉野大樹「へいへい。」

ジャプ ジャプ

ハイウェン「う~ん、極楽極楽。」

桐原少佐「のんびり湯につかるな・・・・・・見ろ。」

モヒカン「ひゃははははは、あそこの女はいい女だったぜもう一回楽しみたいぜ。」

マッチョ「ふん!ふん!」

ラウル「いかにも怪しいですね、本当にモヒカンザコですね。」

吉野大樹「なんとしても両手を見せてもらえ、いいな。」

ラウル「逃走しようとした場合は?」

吉野大樹「警察と警務隊が包囲態勢を敷いているはずだ、風呂に出る時刻を予測している。」

ラウル「流石隊長。」

吉野大樹「だけど女性陣達はどうかなぁ・・・・・・・・・」

ラウラ「いやぁ地球の風呂っていいですね~」

相沢美弥「やっぱ、風呂はいいわ。」

劉夢華「風呂の文化は日本が一番だわ、いやぁ天国。」

マリー「アメリカではそんな文化はないけど、いいわ。」

フランソワ「風呂は最高よう。」

ヨン伍長「風呂は最高です。」

「ふぅぅぅぅぅぅぅ」 カポン

モヒカン「さぁてと風呂あがったら、どこの風俗へ行きましょうかな・・・・・」

ハイウェン「」 ラウル「」

モヒカン「なんだテメェらは俺に喧嘩売っているつもり・・・・・・・」キ―ン

モヒカン「ひでぶ。」バタン

ラウル「制圧完了。」

ハイウェン「よし確認するぞ。」スラ

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ない。

ラウル「どうします?」

ハイウェン「始末書覚悟だろうな、まぁ警務隊に頼るか・・・・・・・」ジト目

桐原少佐「モヒカンは白だな。」

神楽少尉「あのヤクザも調査するんですか?」

桐原少佐「そうだ、今頭を洗いに流し台へ行ったぞ。」

神楽少尉「いやですよ、ぼこられますよ。」

桐原少佐「だからやるんだ!」クワッ

神楽少尉「はい分かりました!!!」

・・・・・・・・・・神楽少尉はマッチョの隣に座り、シャンプーに手に寄せる。

ピカーン

マッチョ「」ズン

神楽少尉「なんすっか?」

マッチョ「あなた・・・・・・・・・・・・」

神楽少尉「なんすっか・・・・・・・」

マッチョ「好みの子だわ~、ムフフフフフ男ってだぁ~いすき~」

神楽少尉「うぎゃぁぁぁ隊長、メ―デ―メーデー。」

マッチョ「じっくり可愛がってあげるわん、さぁおいで可愛い子ヒツジちゃん。」

神楽少尉「だから嫌だったんだァァァァ。」

ガコン バタン

桐原少佐「大丈夫か神楽少尉。」

神楽少尉「もう少しで唇の貞操を奪われそうでした・・・・・」

桐原少佐「そうか・・・・・じゃあ手を確認しろ。」

ピラッ

神楽少尉「ないですね。」

桐原少佐「となると・・・・・・・・」

【休憩所】

吉野大樹「うん休憩所?奴はここで何を・・・・おや?」

ウィィィィィン ピコン キュポン

不良ゼントラーディが自動瓶ジュース販売機で、瓶コ―ラを取り出し瓶抜きで瓶を取り飲む。

吉野大樹「そうか・・・・・・・・だったら挑発してやりますか、小銭っと小銭っと。」

そして

不良ゼントラーディ「」ごくごくごく「ぶっ」

吉野大樹「大量大量、さぁって全部飲み干すぞ!」

ごくごくごくごくごく ごくごくごくごくごく げぇぇぷ ごくごくごくごくごくごく

吉野大樹「ぷはぁぁぁやっぱ風呂の後のコーラは最高だぜ。」

不良ゼントラーディ「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

ピッピッピッウィィィィィン ピコン キュポン

吉野大樹「なにぃぃぃぃぃぃ・・・・・・・・やるじゃねぇか。」

そして5分後

桐原少佐「そっちは終わったか・・・・・・・・・・って。」

カシャカシャカシャカシャカシャカシャ カシャカシャカシャカシャカシャカシャ

カシャカシャカシャカシャカシャカシャ カシャカシャカシャカシャカシャカシャ

桐原少佐「お前ら何をやっているんだ?早くその男の手に・・・・・・・・・」

吉野大樹「喰らいやがれこの野郎!」

プシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

不良ゼントラーディ「わっぷ・・・・・・・・・・ふん。」

プシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ

吉野大樹「ぎゃおぷこの野郎、ゆるさねぇ。」

不良ゼントラーディ「それはこっちのセリフだぁぁぁぁ。」

ガコン ガコン ガコン ガコン ガコン ガコン ガコン ガコン ガコン

桐原少佐「やめな・・・・・・・・・・・・・・」

うぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

神楽少尉「・・・・」ぴくぴく

モヒカン「よくもやりやがったな・・・・・・・」

マッチョ「」 ピコーン

ハイウェイ「よくも神楽をやりながった・・・・」ガシ 

ハイウェイ「うわぁぁぁぁぁぁぁ」


ズテン

マッチョ「この子も中々ハンサム、お付き合いしない。」

ハイウェイ「やめろこのが変態野郎!」ガシガシ

ラウル「どうしますか・・・・・・・・・・・・」

桐原少佐「ニイタカヤマノボレ全軍突入せよ!」

相沢美弥「ラウラって吉野君の事どう思っているの?」

ラウラ「大樹の事をどう思っているかって?まぁ大樹は単なるバディだよ、バディ。」

マリー「こんな魅力的なボディラインなのに、大樹に迫ってないなんて以外。」

ラウラ「私のボディラインはそんなためにあるんじゃない、製造された時からそのままです。」

劉夢華「まぁ性格的にもいいし、男性人気はあるんだけどね。っで大樹を早く確保しないと婚期逃すよ。」

ラウラ「こ.婚期!!」

劉夢華「婚期よ、早くしないと自分だけ独身で~すと言えなくなってしまう世がくるわ。」

ユン伍長「あんまり忙しくない暇人部隊だし、婚期は若いうちなら結構あるわ。」

ラウラ「婚期とか・・・・・・・・・・・・でも私は・・・・・・・」

相沢美弥「ゼノビアちゃん曰く、大樹の事が好きらしいと。」

ラウラ「えっ・・・・・・・・」

相沢美弥「ゼノビアちゃんは精神分析が得意なのよ、軍訓練学校ではその分野を趣味でやっていたそうですし。」

フランソワ「それにいつも食事するのもおかしいわね。」キラ―ン

劉夢華「ていうかいつも吉野くんの奢りだけどね。」

「でっ結果はどうなのよ、ラウラちゃんの本当の心として吉野君が好きなのかそれは・・・・・・・」

ズボーン やりやがったなこの野郎! あぎゃあぁぁ パシパシパシ 

相沢美弥「なんの騒ぎ?」

フランソワ「男湯から聞こえるわね。」

劉夢華「あいつらったら、他人に迷惑になるような事をして・・・・・・」

コラ―俺を噛むな友軍だ、友軍うわぁぁぁ

劉夢華「病気だわ、一種の・・・・・・・・・」

ザポーン

「!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

神楽少尉「・・・・・・うっ・・・・・・・・・飛ばされた・・・・・・・ってえぇぇぇぇぇぇぇ」

きゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ

神楽少尉「ナイスバディな裸体・・・・・・・・僕はなんて罪深い事を・・・・・・・・」

相沢美弥「この変態!」桶を神楽少尉にぶつけクリティカルヒット

神楽少尉「あっ・・・・・」ザボーン

ラウラ「男湯が戦場になっているのか?」

劉夢華「知らない・・・・・・・・・・・」

フランソワ「あほばっかでしょ。」

【そして・……】

桐原少佐「全員へたれたな・・・・・・・・・で不良ゼントラン君の手を拝見します。」

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・白

桐原少佐「それはどう言う事なんだ?」

【レジ】

デワントン「えぇぇと、食堂が結構儲かっているわね。銭湯はそこそこ夜がピーク。」

・・・・・・・・・・・・・・

「手をあげろ・・・・・・・・・・」

デワントン「ありゃ。」

「一緒に来てもらうぞ、外には警官隊と警務隊が包囲しているのは知っている。」

デワントン「ありゃばれていたの・・・・・・・・・・・・・・・・」

バタバタバタ

桐原少佐「デワ.テロリストは女だったんだ。」

デワントン「それがこうなって・・・・・・・・・・茂人その格好・・・・・・」

「・・・・・・・・・・・・・・・・(驚愕)」

桐原少佐「えっどうしたの・・・・・・・・・・・・」

ラウラ「いやぁぁ初めての銭湯は気持ち良かったです。」

相沢美弥「男子がうるさかったけど・・・・・・・・・・・げっ。」

桐原少佐「おいお前らどうしたの・・・・・・・・・・・・・・うんうげ・・・・・・・」

デワントン「茂人裸になるなら、服を着なさい!この馬鹿!」

「・・・・・・・・・・・おい人質なんだぞ、お前ら勝手に・・・・・・・・・・・」

ボコ

デワントン「茂人ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ服を着なさぁぁぁい!」

女性テロリストはそのまま逮捕されました、しかし今回起きた惨劇はスーパー銭湯の悲劇として歴代SVF-64アンサ―ズの珍事件として後世に語られる事になった。
そして・・・・・・・・・

千葉曹長「やっと修理が終わったよ!」

熊谷軍曹「やっとですね、疲れました・・・・・・・・・・・・」

千葉曹長「ついでに俺っちが造った俺専用のバスルーム。」

「班長ずりぃぃぃ。」

千葉曹長「ずるくない、これは歴代班長の当然の権利よ。」

熊谷軍曹「班長にいいますが、横暴です。」

千葉曹長「うるへぇくまお、俺とやるのか・・・・・・・・・・?」

熊谷軍曹「やりますとも・・・・・・・・・・・・」

整備員「あの班長・・・・・・・・・・・・」

千葉曹長「うん?」

ジェイル大佐「・・・・・・・・・・・・・・・・整備しなおせ。」

風呂は当分直りそうになかったと言う。
整備班はシゲさんのせいで、当初の予定から1時間遅れて風呂に入る羽目になったという。

エンディングテーマ
千葉曹長の歌 整備員の歌(機動警察パトレイバーより)
http://www.nicozon.net/watch/sm9516595

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きのくまおさん   2016年07月11日 (月) 13:27:10   ID: sGATSaEI

いいですね。
続き楽しみにしておりませぞ。

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