提督「養子にして欲しい…だと?」 (147)

※独自の設定が含まれています

※先々月亡くなった某先生の作品をリスペクトもといパクり

※ほのぼの系で暇な時間に追加 4,50レスくらいたっぷりかけて完結させられたらいいな

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467892389

大潮「司令官! 大潮は見ています! っていうか見えてしまいます! だから着替えるの待って!」

提督「ええい黙れ 早く家出ないと面接の時間が」

満潮「バカッ!! 変態!! 露出狂!! 風呂場で着替えろ!!」

霰「……今お風呂入ってるの」

満潮「ヒッ の、のぞき」

提督「なんで自分で言って自分で引くんだよ!」

大潮「はうわぁっ ぞうさん…」

提督「見るな!! 帽子でも顔にかぶせとけ!!」




深海棲艦との戦いが終わって約3か月

現在僕は1kのアパートで大潮・霰・満潮というかわいらしい娘3人と生活しています

理由は

~3か月前~

提督「養子にして欲しい…だと?」

霰「……うん」

大潮「お願いします!」


唐突な

提督「とりあえず理由を」

朝潮「はい このたび戦争も終結しましたが…艦娘全員に帰る場所があるわけでは」

荒潮「義務教育終えてる人はいいんだけどね~」

朝潮「そうもいかない子もいます。大抵は同型艦の年長者が引きとっているのですが」

荒潮「朝潮型は誰も働ける年齢じゃない」

朝潮「それで大変ぶしつけなお願いなのですが。司令官に身寄りのいない3人をお願いできないかと」

荒潮「戦場→孤児院ってあんまりよね?」

提督「……」

提督「霰と大潮と…あと一人は?」

朝潮「満潮です」

荒潮「3人とも見ての通り働ける年じゃないけど身内もいないのよ」

提督「…よし請け負おう。自分も終戦で失業の身。甲斐性はないが大学までは出す」

大潮「だ、大学? 中学まででいいんですよー」

霰「……お世話になる立場なの そこまでは」

提督「馬鹿言え 義理とはいえ娘になるんだろ? 遠慮とかすんな」

朝潮「よかった… こら、満潮も隠れてないでお礼くらいいいなさい」

満潮「バ、バカ 引っ張らないでってば」

荒潮「うふふふふ 照れちゃって」

提督「朝潮も改二になってすっかりJC お姉ちゃんの貫禄だな」

満潮「照れてなんかないわよ! 別にこんな奴に世話にならなくても住む家なんて」

荒潮「あるの~? 山城さんと扶桑さん姉妹の間に割り込んで世話してとか言える?」

満潮「……」

朝潮「最上さんも時雨さんも子供を引き取れるほど裕福な家庭ではないそうで」

荒潮「山雲朝雲の家も無理だった 他に引き取ってくれるような仲良しさんいたかしら~?」

霰「素直になることも大切…」

大潮「悩んでも仕方ない! いつ素直になるの? 今でしょ!」




満潮「……」

満潮「形だけよ、形だけ。大人になるまで一時的なんだから! はい、お願いしますって一応言っとく 終わり!」

一同:ニヤニヤ

満潮「な、なによ!」

「ちょ 提督!? いきなり子持ちなんて聞いてないデース まだエンゲージも」
「榛名はコブ付きでも大丈夫」
「その~提督 私が妻になって満潮ちゃん達を引き取る形でも 今ならセットで山城もついて」


というわけで3人引き取りました
なにか色々と外野の声はありましたがこれ以上の面倒は勘弁

お別れも早々にとっとと帰還船に乗船。さぁマイホームへ……

満潮「……なにこれ」

提督「君の新しいおうち」

満潮「ヴァッカじゃないの!? 意味分かんない!!」

霰「築35年木造1Kアパート……なの」

大潮「住めば我が家です! 気にしないでいっきましょう!」

満潮「気にするわよ!!」

満潮「……なんで海軍提督がこんなボロアパート住まいなのよ」

満潮「私てっきり…メイド付きの庭付きお屋敷かと」

提督「いや、だってさ。自分終戦までの任期付き採用だし これから無職なんだから切り詰めないと」

提督「新卒正規採用の軍人だと思った? そしたら提督とか全員頭ハゲてるオヤジじゃないとおかしくね?」

提督「ふひひ~ その幻想をブチ壊す!」

満潮「ウザイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」


となんやかんやで3か月経過。
いままで100人以上も扱っていたのだもの…女の子の扱いは得意分野かと思いきや同居は勝手が違い

大変だ

『6年 3組 3 番 ○○ 満潮(みちしお)』

っと

無くされては困るので3人の持ち物には名前シールをペタリ
戦争も終われば義務教育を受けさせなければいけません

近くの小学校に編入させることとなりました

大潮「どうですか司令官! 新しい制服似合いますか!?」

霰「ありかも…」

うーんウチの娘かわいい

断じてロリコンではない

改二朝潮くらいまでが女性として見れる最低ライン。YESロリータNOタッチ

提督「じゃご飯だから汚さないうちに制服は脱いどけー」

「「はーい」」

でも目の前で着替えられるとちょっともにょもにょするのはしゃーない

大潮はまだ隠しながら着替えるけど霰ちゃん。あんたもうちょい

提督「ん? ところで満潮は?」

大潮「お風呂場です! 司令官の前でなんて着替えたら…妊娠させられちゃう!って」

満潮ももうちょい反抗期抑えて…


大潮「とりあえずご飯の支度だけしてしまいましょー」

提督「大潮はいい子だなぁ」ナデナデ

大潮「うぅはぁ!? 光栄ですしれ……お父さん」

提督「……」ナデナデ

このあと無言で撫で続けていると霰の視線が犯罪者を見る目になってきたので一時停止

大潮「あれこっちも撫でてほしいって視線だと思いますよー」

…そなの?

ナデナデ

霰「ん~…」スリスリ

あ、抵抗しない

うーん。この年頃の女の子はわからん

満潮「……」

おっ、いつのまに出てきた。また犯罪者を見る目だ

ナデナデ

満潮「ひぃい! なにそれ!? 意味分かんない!」

違ったか

提督「ところで3人とも同じ学年だったんだな」モグモグ

大潮「はいー 見ての通り全員小学6年生です!」モグモグ

霰「……違法だよ?」モグモグ

提督「知ってるわ」

満潮「成人男性と1kアパートで暮らす小学生……私、なんでこんなところに…」モグモグ

霰「戦争が終われば艦娘は役立たずなの……知ってたでしょ」

満潮「ったくあと4年戦争が続けば働ける年だったのに」

大潮「そういうこと言うと怒りますよー?」

満潮「なによ姉ぶって」

大潮「朝潮がいないんだから大潮が長女です! 姉貴風ビュウビュウでいっきます!」

満潮「ウザイ…」

提督「口喧嘩してないで食い終わったら皿くらい洗ってくれー」

「「「はーい」」」

大潮「明日から小学校! 気分盛り上がって眠れなーい」

霰「……転入のあいさつとか…苦手」

満潮「ふん 学校なんて…行ったことないけどどーせつまらないに決まってるわ」

提督「いいから早く寝ろ~」


「いってきまーす」

翌朝、3人は小学校へと出かけて行きました。

3人ともうきうきで

提督「さて… 履歴書書くか」

こちらはしおしお。制服代云々3人分結構高い

無職には辛い

子育てはお金がかかるなぁ…

書きため分終わり

無職となった提督が子供3人抱えて頑張る方向で続ける予定
養子の関係上結婚してないとだめだな…

イメージは任期制海上自衛官
単に退役&貧乏にしたかっただけで特に意味はない設定


『元提督の転職活動』

提督「私は前職の提督業にて勝率97% 演習勝率89%という優秀な成績を納め」

面接官「その勝率を当社の業務にどう生かしますか?」

提督「…しょ、勝率を? ただその数字を追及する姿勢は生かせるのでは…ないかなと」

面接官「この扶養家族3名というのは?」

提督「はい 孤児出身の艦娘を3名引き取りまして」

面接官「艦娘? はいはいはい、あの戦時中居たっていう。ったくわけわかんない計画に税金使っちゃって」

提督「あはは… 機密だっただけで色々成果は」

面接官「ああ、君その指揮官だったのね。3人も…引き取って…スケベな奴め。では結果は追って連絡します」

提督「ありがとう…ございました」

前職が異分野専門職の契約社員で扶養家族3人いるとなかなか転職は厳しい…

経験ある海運系統は家離れないといけないしなぁ

辛いわ

ゲロ吐きそう

提督「…ただいま~」

満潮「あ、おかえり なさい」

大潮「見て下さいしれ…お父さん 大潮テストで100点取っちゃいました!」

霰「霰も…」

大潮「満潮は95点でした! …バカね!」

満潮「ちょ あんた人のセリフを」

満潮「あーもー たまたまなんだからね! ちょっとケアレスミスしただけで」

霰「ミスも実力のうち…なの」

満潮「あんたもかい!」


…がんばろ

『嫁』

ピンポーン

3人にお勉強を教えているとチャイムが鳴りました

ガチャ

龍田「こんにちわ~ 提督 みんな~ 久し振り~ お母さんよ」

嫁が来た

いえ、小学生と養子縁組は結婚してないと法律上認められていないので

書面上だけでもいいから誰かと結婚しないといけないので

金剛とかに頼むとそのまま本当に結婚する方向に押し切られそうなので

そういうことなさそうな龍田に依頼

「おさわりまでは付きあわないわよ~」と案外快諾。

その後書面上とはいえ、娘は気になるのか。たまにお菓子を持って遊びに来るのだ。

龍田「ふふふ~ ケーキを買ってきました♪」

大潮「はうわっ お高いケーキ! これはテンション上げざるをえない」

霰「嬉しい……です」

満潮「私甘いものは…」

龍田「嫌いならこれは提督のぶんにしちゃおうかしら?」

満潮「好きです ください」

さすが天龍型。駆逐艦の扱いは上手。
…っていうかケーキ4つしかないんですけど おーい

龍田「うっふふふふ 3人とも小学生だっけ? かわいいのね」

机の上のドリルを見てニコニコ笑う

龍田「そして提督は相変わらず求職中? うふふ、かわいいのね」

履歴書をも見てニタニタ笑う

ひでぇ!

龍田「書面だけとはいえ夫、こっちに飛び火する犯罪とか借金とかは許さないんだから♪」

目が怖い!!

龍田「生活費に困ったら貸してもいいわよ? 子供を困らせることはしないように」

提督「そんな金入る仕事してんの? SMクラブとか?」

ペチーン

龍田「死にたい?」

大潮「腰の入ったいい平手打ち!」

霰「これは…目覚めたかも…」

満潮「な、何によ!?」

『思春期の娘と父親』

満潮「あっ…! 誰!? 私の服と司令官のパンツ一緒に洗ったのは!!!」

まーた始まった

霰「めんどうなの… お父さんのパンツくらい我慢するの」

満潮「汚いじゃない!!」

汚いって

大潮「そんなことで言い争うのはやめましょう! おーっ!」

満潮「ウザいのよ! ……あとここで『バタン』ってドア閉めて籠る自分の部屋がないのも嫌!」

霰「押し入れにでも入ってればいいの」

満潮「うん、そうする」

ピシャッ

思春期の女の子のめんどうくささときたら

洗濯も干すのも一緒は嫌
お風呂のお湯も一緒は嫌
風呂場の石鹸も一緒は嫌
タオル等だって一緒は嫌
一緒の布団で寝るのも嫌

…最後はまぁわかるが狭いんだからしゃーない

提督「お前らは素直でかわいいなー ほーれナデナデ」

大潮「わーい」

霰「…別に…今そういう気分じゃない」

あっ はい

提督「で結局どうすればいいの? 今後の満潮との接し方について」

大潮「とりあえず向き合って会話することが大切だと思います!」

霰「親だからといって上から目線はだめ… 対等な立場として扱うべき…」

ふーむ

大潮「別に嫌いなわけじゃないです でも素直になるのも恥ずかしいんです!」

霰「あともうちょっと清潔に…」

じゃとりあえず話し合いから

提督「っても押し入れに閉じこもってるんだけど」

霰「大丈夫… 今夏場」

30分後、脱水症状起こしかけてふらふらと出てきた

秘書艦は指揮系統の枠外。提督直属として任命されてる って勝手なイメージ
まぁ公式が設定してないんだから人それぞれ

妖精さんはそれぞれの艦娘の所有物。提督は直接妖精に命令できないってどっかで見た設定が好き

じゃ再開します

『お料理』


「もう出来合いのおかずもレトルトも飽きたー」

と、言って3人が台所に立っています
手出しは禁じられているため後ろで見ているだけ 実に心配

大潮「大潮たちだって料理くらいできます!」

との言葉を信じたいが…

3人とも料理の腕前は未知数なわけで…

大潮「炊飯器なんかダメです! お鍋でご飯炊いちゃいましょう!」

なんかメシマズにありがちな独自のチャレンジをし始めたし…

満潮「……土鍋って目盛付いてないけどどこまで米と水入れればいいのよ」

霰「手を入れて手の甲が半分隠れるくらい…」

満潮「なにそれ? 飯盒炊飯? 鍋と大きさ違うでしょ」

大潮「あーうー 帽子を鎮守府に置いてこなければ」

霰「……いつものじゃないと加減がわからないの」

満潮「あんたら飯盒被ってたの!?」

大潮「一石二鳥です」

霰「戦場で兜被らないほうがおかしい…」

満潮「じゃ火つけるわよ」

大潮「吸水時間が必要ですよー」

霰「…日本酒入れるとおいしいの」

大潮「あっ、炊き込みご飯とかどうでしょ」

満潮「やめてよね そういう難しいこと言うの」

霰「……無難が一番だよ」


満潮:そわそわ

大潮:そわそわ

霰:そわそわ

~蒸らし中~


パカッ

満潮「おおっ」

霰「お米が…」

大潮「たーけましたー!!」

ははは。米炊けるの40分もじっと見てなくても

提督「うーん。いい炊け具合だ それでおかずは?」

3人「あっ」

※甘々と稲妻原作まとめ買いしました

『子供を一人育てるのにいくらかかるか』

えーと、あと10年として食費や光熱費が年80万 学費が大学500万に塾とかがあって…

まぁ2000万×3人

うん、6000万なんて魚雷1本分くらい 

…楽勝だな(提督的感覚)

ってそんなわけねーーーーーーー!!

軍費ってほんと庶民感覚から乖離
イージス艦一隻1500億ってどういうことなの?
そこらのサラリーマンの生涯年収800人分くらいじゃないですか
しかもそれ本体だけでその他に維持費や乗務員の経費が……

ただ仲良くすれば0円なのに
でも必要 不思議


あー、もう退職時に学費ぶんくらい着服してくりゃよかったな

そんなことを考えているとガキ達が声をかけてきました


大潮「出かけるのでおこづかいください!」

…ったく金かかるなぁ

提督「えーと、そういや毎月おこづかいとかあげてなかったな。今度から決めようか」

提督「とりあえずいくら?」


大潮「……円?」ヒソヒソ

霰「……万くらい」ヒソヒソ

満潮「……電車分歩けば…」ヒソヒソ


「3人合わせて7千円でいいです」

気軽に言うわ

提督「……はい」つ

さて、金もってどこに遊び行くんだか…

テレビでも見るか

ポチッ

「……最近の小学生の恋愛事情は …過激化が」

プチッ

まさか…



大潮「あ、これ彼氏ー これ親父ー」

男「イエーイ こんにちわーっす」

いやいやいやいやいやいやいや ないわ殴るわ

霰「彼氏は40代です お父さんより年上…」

満潮「同級生と真剣にお付き合いしてる お腹には子供が」

やめてやめてやめて 悪い想像が止まらない

満潮「い、一応だからね その一応…」

大潮「てーづくりでーす♪ 7千円はお小遣いから返しますよー?」

霰「…ちゃんと、霰も用意しました。 かわいいです」

って今回は自分が誕生日だからね 知ってた

でもあと7,8年もすれば彼氏ができて… うわ、さみしい。

あと霰のはなんだこれ

……ヴィシュヌ像?

『家庭訪問』

ピンポーン

またしても3人にお勉強を教えているとチャイムが鳴りました

ガチャ

「様子を見に…来ました」

「どうも」

提督「…どちらさん?」

扶桑「……空はあんなに青いのに」

山城「忘れられてるなんて不幸だわ……」

扶桑&山城か
艤装なくて服が洋服だと誰かわからん


満潮「久し振り 元気してた?」

山城「あなたこそ。手は出されてない?」

提督「出すか!」

扶桑「淫行のニュースを見るたび心配になりまして…つい抜き打ち検査を」

ははは、普段冗談なんか言わない人だったのに戦後となると会話も変わるなぁ

扶桑:真顔

ははは

扶桑「誰も性的な行為はされていない…ですか?」

扶桑「あ、あとこれおみやげ」つプリン

大潮「あむあむ…美味しいです」

霰「はむっはむ」

扶桑「それで本当に大丈夫ですか?」

なに餌付けしてから確認してる

あっ、山城め、大人しいと思ったら3人の左手薬指をチェックしてやがった


扶桑「申し訳ありませんが朝潮型に手を出したら本当に通報します…」

山城「あなた方もそういうことがあったら連絡 はい連絡先」

満潮「うん! 扶桑も山城も…そのありがと」

提督「まぁ釈然としないところはあるがとりあえずご飯でも」

ガチャ

龍田「あはっ♪ 近くに寄ったから………あらー? 懐かしい顔」

扶桑「…どうも 久し振りですね」

龍田「……」

扶桑「……」

龍田「……」

扶桑「……」

満潮「なにこの空気」ヒソヒソ

霰「△関係の修羅場…?」ヒソヒソ

提督「二角関係すらありません ここは子供が空気を変えて」ヒソヒソ

大潮「これは任せないでください」ヒソヒソ


そのまま7人でレストランに行ったら席が6人掛けしかなくてさらに気まずくなった

結局

提督=カウンター  
その他=6人ボックス席

にしたら女性らしく提督悪口トークで6人は仲良くお話できた模様

「ウザイ上に……クサイ」

「キャハハハハ」

「提督だー って威張ってたくせに 仕事も見つからないみたいよ~」

「キャハハハハ」

「…たまに夜中隣でゴソゴソ…してるの」

「いや笑えないからそれ」
「本当に?」
「それはちょっと」

聞こえてくる話の内容が怖い

なんか今番から押入れで寝ることを強制された。暑い 死ぬ

朝潮改二が嫁に?
駄目です。たぶんまだJCです。もう少し熟成させないと犯罪です。

っていうかまだ改二にできてないんだけどね…

じゃ再開

『寝る場所』

いろいろありましたが押し入れは暑いので川+棒1本の字になって寝ることを許してもらいました。

女性3人と寝るとき皆さんはどう寝るでしょうか?

そんな機会ないって?

知ってた

多いパターンとしては
『満潮 霰 大潮 提督』と同間隔に並ぶケース

大抵の場合、大潮がゴロゴロ寝がえりうって

『満潮 霰 大潮提督』
もしくは
『満潮 霰大潮 提督』 ともなります。

寝ぼけて抱きついてくるのはお約束ですね。

本人曰く引力に引き寄せられたとかなんとか

今日は

『満潮 霰大潮 提督』

となり、抱きつかれた霰が暑かったのか離脱 『満潮 大潮 提督 霰』と

最終的には『満潮大潮 提督 霰』

となりました.

満潮「か、体がしびれて動けない…」

どうした

満潮「なんかしがみついてきて… 起こしちゃ悪いと思って無理な姿勢で…」

あるある

『お料理/リベンジ』

教官→龍田

龍田「は~い まずおててを洗ってね~」

龍田「包丁を持つ時は多摩の手よ はいにゃ~ん♪」

大潮「にゃ~ん♪」

龍田「では微塵切りのコツを教えます」

霰「…はい」

龍田「まず半分に切った玉ねぎを 片方の端を残して包丁入れて」

満潮「ああっ くっ、私じゃ力不足!?」

龍田「えー その段階でぇ~?」

「男子厨房に入るべからず」とか言われてまた見学
今度はなにを作る気なんだろう…



龍田「あら~ はい、ばんそうこう」

霰「……ありがと」

大潮「うわー 目が 目が~」

龍田「次に玉ねぎを飴色になるまで炒めてちょうだいね」

満潮「飴…色… どんな色?」

龍田「あなたの髪の毛に近い色よ」

大潮「はい先生! 満潮色になりました!」

満潮「ちょ、その表現やめてよ」

龍田「じゃ用意しておいたこのお肉を混ぜて 形を整えなさい」

霰「……これくらい…です?」

龍田「じゃ焼きましょ~ フライパンに触らないように気をつけるのよ~?」

大潮「それ!どーん!  熱っうううう」

満潮「油飛んでるっ 入れすぎっ!」

満潮「えーと 4人分作るのも5人分も同じなんだからね! 司令官の分はついでなんだからねっ!」

大潮「ハンバーグです! 油入れすぎて揚げもの風だけど…ハンバーグです!」

霰「ちゃんとソースも作った…よ」

ほかほかと湯気をたてるハンバーグ 形は悪いがきちんと丁寧に作られているのがわかる

さて、いただきま……ちょっとまてよ

ハンバーグ…

龍田「あら、何物欲しげな目で? 自分のだけ小さいから? 我慢して味わいなさい」

提督「いや、この龍田が用意した肉ってどこで買ったのかな…と」

提督「買った肉だよね?」

龍田「…人をなんだと思って? 死にたい? わかった~ 刻まれたいんだ~」

ヤバイ コワイ タスケ

3人が助けてくれなければハンバーグにされるところでした

『お料理Ⅲ バトル・オブ・ピーマン』

女がすなる料理といふものを、私もしてみむとてするなり

提督「というわけで提督風ハンバーグだぞー」

満潮「……」

大潮「……」

霰「……」

提督「冷めないうちにたべなさーい」

霰:一心不乱にハンバーグの中の刻んだピーマンを穿り出している

大潮:げろっ(吐いた)

満潮:無言で米にソースだけかけて食べ始める

提督「お前ら……」

ピーマン嫌いが通用するのは小学2年生までだろ……

提督「というわけでどうしたらピーマンを食べさせることができますかね…」

朝潮「司令官 久し振りに会った女性に第一声がそれ どうかと思われます」

「3人とはうまくやってますか?」とメールあったので
近くに行くついで 直接会って話をすることに

朝潮「しかしピーマンですか… そういえばあの3人は朝潮型ピーマン嫌い4天王でしたね」

提督「なんだそれ」

朝潮「間宮さんも匙を投げた悪童の一員です」

提督「後一人は 霞あたりか?」

朝潮「山雲です」

意外だ

朝潮「とりあえず仲良くやっているようで安心いたしました」

まぁそれなりに

朝潮「申し訳ありません3人も押し付けてしまって」

提督「いいってことよ むしろ男手一つなんで3人にはいろいろと不自由をさせて」

朝潮「男手一つ……私、今何歳に見えます?」

提督「改二姿? 15歳くらい?」

朝潮「あの……16歳になったら……作戦会議…をすれば」

提督「作戦会議? なにそれ、新しい暗号?」

朝潮「えと…」

朝潮「とととところでピーマンの食べさせ方なんですが一度だけ成功した料理がありまして」

1、ピーマンを玉ねぎやじゃがいもかぼちゃ。アスパラにナスとレンコン等と一緒に刻みます
2、刻んだ野菜に鶏肉細切れを入れ炒めます
3、そこにホワイトソースをかけてチーズとマカロニを足して
4、オーブンで焼くと~
5、野菜たっぷりグラタンの出来上がり


大潮「おいしーでーす♪」モグモグ

満潮「これどっかで食べた味ね …なかなかやるじゃない」モグモグ

提督「ふふっ」 やった!


霰「はい あーん なの」

提督「おう あーんっ」パクパク

ん? この味
……穿り出したピーマンの上にチーズを乗せたカモフラあーんだった

おい

霰「…んちゃ」

手ごわい…

朝潮を出してみた

他のSSの息抜きだったのに量も人物も想定よりやたら多くなったな…
今晩くらいにはまとめる。
ああ、ロリと添い寝したい(アンチ性的な意味で)

『満潮にもお父さんと呼んでもらいたい』

大潮「お父さん ボタン触ったらウインドウズのバージョンがアップしました!」

霰「……戻して 霰言った 10は認めない お父さんも叱って…」

最近気がついたのだが2人はいつのまにかお父さんと呼んでくれている

しかし満潮は……

満潮「くっだらない 司令官、早く仲裁しなさいよ」

呼んでくれない

提督「というわけでどうやったらお父さんと呼んでもらえるのか会議第一回~」

大潮「イエーイ♪」

霰「……いえー…い」

扶桑「遺影~」

提督「なんで居るの君」

扶桑「満潮ちゃんに無理やりにでも乳と言わせようとしていると聞いたもので」

提督「しまいにゃ怒るよ」

扶桑「私に怒ったら…ただではおきませんよ 山城が」

提督「確かに」

提督「それでまずどうして満潮はお父さんと呼んでくれないのだと思いますか?」

霰「……無職で甲斐性がないから」

痛恨の一撃 提督は倒れた

大潮「だ、大丈夫です! 甲斐性あります 頼もしいです。呼ばれる方法だってあります!」

お、大潮…

困ったときこそ、大潮 君の明るさと人懐っさに心が救われ

大潮「満潮がお嫁に行く時は「お父さん」って手紙を読んでくれますよ!」

会心の一撃 提督は息絶えた

扶桑「あのー…提督? 聞こえないのかしら 提督? 提督ー? もしもーし」

大潮「んー たぶんこうなったら10時間くらいたたないと復活しません」

扶桑「私せっかく来たのに全然お話できていないんですが……」

霰「…乙」

扶桑「しくしく…」

『霰が学校でイジメられている?』


「学校ではどうだ? 友達できたか?」

というテンプレ父親セリフを小学校に通っている娘に何気なく唱えてみた

霰「……学校は嫌なこと言われる ……よってたかって」

マジかぁああああああああああ!!

地雷踏んだぁああああああああ!!

実はちょっと警戒してたんだ

無口で人見知りだし、愛嬌ないしちびっこいし

イジメられる子の要素コンプリートしてるという危惧はしてたけど改めて言われると…辛い

おちつけ おちつくんだ 

女100人以上を束ねていた管理職としてイジメ問題の講習は受けた

そうだ あの時の講師の話を思い出して対処を…

まずは内容を聞き出して共感をしてあげる!

提督「嫌なことか 何て言われるんだ?」

霰「……座敷わらしって」

提督「そっかー 座敷わらしって言われたら嫌だよなー」

……座敷わらし?

悪口かそれ

霰「やめてやめてって言ってるのに…」

まぁ本人が嫌がってるなら…イジメかな?

霰「給食のプリンをお供えしてくるの…」

いや、違うなぁ

小学生の給食のプリンとか最上級の献上品だろ

霰「先生まで…」

うん、ちょっとよくわかんなくなってきたぞ

霰「校長が毎朝拝んでくる…」

よし、わからん

大潮に聞いてみたところ「最初はトイレの花子さんと呼ばれてたとのこと」

…ま、イジメじゃないなら いっか?     

『小学生は最高だぜ!!』

大潮:全国スポーツコンテスト銀メダル

霞:全国美術コンテスト審査員特別賞

満潮:春季ピストル射撃競技 県8位入賞

提督「なんだお前ら!! 才能の塊じゃないか!!」


大潮「まー なんていうかー? 潜ってきた修羅場が違いますねー」

霞「そこらの小学生と一緒にしないでほしいの」

満潮「……っていうか強化手術受けてるし えっ なに 加減したの私だけぇ!?」

提督「なーに ばれなければ犯罪ではない」

満潮「司令官らしからぬ発言ね…」

なにを言う 軍など詐欺で騙してなんぼだ

提督「うっへっへっ このまま強化された才能で指定校推薦で学費免除コースに乗ってくれれば」

提督「ホント、まさか養子縁組した時には教育費がこんな重いなんて…」

提督「100人以上面倒みてたから3人とか楽勝かと思った……」

霞「ところで……仕事 見つかったの?」

提督「……あのね 元提督って言うとだいたいどこも断られるの」

提督「戦争による軍費で消費税50%になったせいで元軍人はすげぇ嫌われてるの」

提督「シクシク」

その晩は3人の平い胸で泣いた 絵面的におっぱいがあったらイケない光景だった

まったく『小学生は最高だぜ!!』

大潮「あ、ちなみに潮ちゃんって大潮たちと同級生ですよー」

……oh

あれ、霞と荒潮一旦出してやっぱやめたら名前が  単なるコピペ違いで意味はないです

『娘が美少女の場合ありがちなこと』

1、まれに玄関前で出待ちしてる男の子が居る(1回だけ)

2、まれに誘拐と間違えられて通報される(2回だけ)

3、よく近所でヒソヒソ話の対象になってるらしい


提督「ま、大した影響はないな」

提督「こう、毎日ラブレターで郵便受けがいっぱい とか想像してた」

霰「……昭和脳」

満潮「それ下駄箱でしょ」

昔のマンガで下駄箱開けたら溢れてくる~
ってあるけど最後の方に入れる人は開ける→こぼす→詰め込むを繰り返してるんだろうか

提督「何度も落とされたら土埃まみれで黒くなるぞ」

大潮「でもラブレター…貰ったことはありますよー」

ガタッ

今時レター出す奴が!?


霰「…月に1回くらい」

悪い虫め!!

ちゃんとお断りしてるんでしょうね?

大潮「ワクワク感共有できない人には興味ありませーん 全力出しきれてない人は退屈?」

霰「……まだそういうのよくわからないから」

よしよし

提督「断ってるよね?」

満潮「……貰ったことない」

大潮「初対面で感じ悪くなければモテると思います!」←見た目よく明るく元気系=超モテる

霰「……男なんて相手の話を黙って聞いてれば勘違いするの」←無口だけど造形整ってる系=モテる

満潮「うっさい!」←見た目良くても感じ悪い&会話に発展しない=そんなにモテない

霰「美少女……この中だと誰が一番美人?」

うん? そうだな

提督「たしかに霰は可愛いぞ コロボックルみたいで」

霰「コロ……」

提督「大潮だって可愛いぞ ちんちくりんだけど

大潮「ちんちく…」

提督「満潮も喋らなければ可愛い」

満潮「……それ可愛くないってことじゃ」

提督「だけどまぁ美人って言うには3人とも百年早い……ってどうした?」


しばらく口を聞いてくれませんでした

『突然の急展開!?』


提督「駐車場の係員の仕事を紹介してくれる?」

龍田「そうよ~ 感謝なさい?」

提督「えーと」

提督「遠慮しておく」

龍田「……やっぱり」

龍田「そもそも普通の仕事をする気などないのでしょう?」

龍田「あなたは深海棲艦が復活する日を夢見ている」

龍田「提督業という大勢の命を左右し、緊張と刺激に満ち溢れた仕事に人一倍執着している」

龍田「引き取ったのも3人のためではなく軍との繋がりを保つため」

龍田「また深海棲艦が現れた時。艦娘の保護者になっていれば優先的に召集される可能性が高い」

龍田「わかるわよ~その気持ち」

龍田「あんなアドレナリンが出る体験。軍に居ないと味わえない」

龍田「日常生活に目標が見いだせない」

龍田「実は艦娘たちの中にも次の戦いを作り出そうという子はいて」

龍田「もし協力してくれるのであれば貴方をその長として迎える支度が…」

提督「…………」

提督「いや、普通に生活したいんだけど」

龍田「え?」

提督「駐車場係員じゃ子供3人大学にやれないし」

提督「今後の人生はできる限り娘の願いを叶えてあげること。それをモチベーションに切り替えました」

龍田「……あ、はい」

ごめんね。どっかでオチがある話かと長々説明させちゃって

提督「ところでさ 子育て費用って助成とかないのかな 塾に通わせようと思ってて」

なんかこう 乗ってきてくれないかな…

あ、だめだ。なんか 凄い 天龍顔  「怖いか?」顔だ

『親と同じお風呂の湯を使うことをどう思うか』

霰「……好ましくは …後に入るのは」

大潮「前でも後でも大丈夫です!」

満潮「私が先は嫌!! 後なら…まぁ」


提督「思春期とはこうもまぁ面倒くさいものだったろうか」

というわけで霰=提督より前 満潮=提督より後がルール
 
最初は守っていたが実に…面倒くさい!!

というわけで対策を考えました

自分の口から言うとアレなので敵の回答を想定
模範返答を大潮に言ってもらうことにします。


満潮「ふんっ! もし残り湯に興奮するような変態だったら困るじゃない だから先は嫌なの」

大潮「ほうほう とすると満潮は残り湯で興奮する。と思われてもいいということですね!」

大潮「だって自分は後に入りたがるんだからあっちから見たら~!」


霰「……後は嫌  お湯が臭うの」

大潮「あれぇ? 予想と違うよぉ?」


翌日から満潮は文句を言わなくなりました。
自分は必死に体を洗うようになりました。耳の後ろとか。

『満潮にもお父さんと呼んでもらいたい パート2』

提督「どうやったらお父さんと呼んでもらえるのか会議第二回~」

大潮「イエーイ♪」

霰「……いえー…い」

朝潮「い、いえい」

提督「朝潮も来てたの?」

朝潮「はい 存亡を賭けた一大会議があると聞き いてもたっても」

大げさな

提督「自分で言ってなんだけどすぐ呼んでくれなくてもいいんだよ?」 

提督「時間をかけてだんだんと距離を縮めていって」

朝潮「ひ、光源氏計画ですか司令官!!」

あんなに真面目で純真だったのに改二になったら源氏物語なんて卑猥なこと考えるようになるなんて

朝潮「なぜ泣くのです?」

大潮「でもですねー あんまり時間かけてると『お父さん』『結婚式』~♪」

提督「でも満潮との関係も進化している ただいまと言えばおかえりと返事があるようになった」

霰「……当たり前」

提督「初対面の時『うるさいわね。何よ!』と言われたのを考えるとすさまじい進歩」

大潮「上官にそれ なかなかファンキー」

提督「お風呂の残り湯使っても文句言われなくなった」

朝潮「それは凄い」

提督「というわけでそろそろ『お父さん』と呼んでくれてもいいと」

霰「父と呼ばせなければ… 将来一人の男として認識してもらえるかも…」

提督「うさぎドロップ成長後は蛇足」

大潮「中間をとって『お兄ちゃん』というのはどーでしょー?」

提督「犯罪臭」

朝潮「とりあえず…うん」

スタスタ

席を立ってどっか行った

~5分後~

朝潮「本人を連れてきたので直接頼んでみるのがいいと思われます」

わぁお 直球

満潮「何よ 居ないと思ったら喫茶店なんかに集まって」

大潮「えーとですねー 大潮は司令官のことをお父さんと呼びます」

霰「同じく お父さん」

提督「それで満潮はなんて呼ぶか?って話 いいんだぞ。呼びたいように呼んでくれて」

満潮「……」

さて 緊張の一瞬

満潮「……」

ゴクリ


満潮「……パパ」

そっちかーーーー!!

とりあえずこれは

大潮「おめでとう」

朝潮「おめでとう」

霰「…おめでとう」

うんうん

満潮「…なんなのよ」

『内定ゲット』

「もしよければ来週頭から出勤してもらえれば」

提督「はい! ありがとうございます!」

やった! 採用決まった 正社員&大手企業!!

ケーキを それも100円ケーキではなくお高いケーキを1ホール購入 お祝いだ!

提督「おまえらー! 今帰った…ぞ?」

龍田「おかえりなさい」
朝潮「どうも お邪魔しております」
山城「……」ペコリ
扶桑「山城 ちゃんとご挨拶しないとダメよ? またお世話になるのだから」

1kアパートに3人+4人+1人も入ると座る場所もないなぁ… じゃなくて

提督「なんでいんの?」

大潮「帰ってくるの遅いですー! いいからテレビを」

テレビ?

満潮「ほら モタモタしてないで! 見なさいよ!」

えーと なになに 深海棲艦らしき影が再度出現。マグロ漁船が襲われ獲物を略奪され……えっ

大潮「この件で召集がかかりました!」

霰「……許せないの だから はい」つ契約書

『役職:海軍提督 給与;月額三十二万円 任期:事態の収束まで』

提督「用意いいな」

提督「っていうか正社員の口見つかったからまた契約社員に戻るのはちょっと…」

大潮「娘の」

満潮「言うことが」

霰「聞けないの?」

提督「……拇印でいいですか?」


おわり

提督というかお父さん設定なので無償の愛。多少不憫なのは当然。

片親+実の子でない息子か娘の話が好きなんだけど最終回、高確率で光源氏計画になるから困る
おのれ紫式部 日本に妙な性癖を

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年08月23日 (火) 15:03:51   ID: cPgTZl2Z

う・・打ち切りかよ・・
良かったから続けて欲しかった

2 :  SS好きの774さん   2018年04月05日 (木) 23:41:07   ID: v6R4ssUi

これ相当好きなやつや!!

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