浜田「山崎さんは高校時代、とんでもないワルだったそうですが」 (50)


浜田「その頃の武勇伝をお聞かせください、との質問ですが」

山崎「・・・」

浜田「山崎さんは、そんなワルだったんですか?」

山崎「・・・」

浜田「ん?どうしたんですか。黙ってないで答えて下さいよ質問に」

山崎「・・・」


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山崎「あの・・・ちょっといいですか」

浜田「ん?どうしました?」

山崎「僕じゃないですよね」

浜田「え?何がですか?」

山崎「えっ、だから浜田さんの相方って松本さんじゃないですか」

浜田「ええ、そうですよ」


山崎「今、収録中ですよね。ガキの使いの」

浜田「ええ。カメラ回ってますね」

山崎「だから、僕じゃないですよね」

浜田「何がですの」


山崎「いっつも浜田さんの隣で、質問に答えるのは松本さんじゃありませんか」

浜田「そうや?」

山崎「僕じゃないですよね?」

浜田「何を言うとりますの」

山崎「えっ」


浜田「いつも通りにやって下さいよ」

山崎「いやいつも通りて浜田さん」

浜田「質問変えましょか?」

山崎「いや、いいです」





浜田「それじゃ、改めて聞きますけど。高校時代どれくらいワルだったんですか?」

山崎「あ、えーとですね。僕はですね」

浜田「はい」

山崎「えーと、高校時代のあだ名が山ちゃんでしたね」

浜田「・・・はい」


山崎「あとですね、うーんと」

浜田「その頃どんな感じだったんですか?」

山崎「あ、えーとたまにザキちゃんとも呼ばれてましたね」

浜田「・・・はい」


山崎「あとですね、えーと」

浜田「いや、どんだけワルかったかズバーと言うてくださいよ」

山崎「あ、どんだけワルかったかですか?僕が?」

浜田「ええ。そういう質問ですから」


山崎「あ、そうですね。うーんと」

浜田「毎日よその高校とケンカしてたとか」

山崎「あ、そういうのはないですね。僕マジメでしたから」

浜田「ああ、マジメなね」


山崎「あとそれからですね。うーんと・・・」

浜田「はい」

山崎「うーん・・・」

浜田「何か、ワルかった頃の思い出とかないんですか?」

山崎「・・・すんません」


浜田「ん?どうしたんですか?」

山崎「質問変えてもらっていいですか?」

浜田「ちょ、しゃーないなぁ」

山崎「ほんますんません」


浜田「それじゃあ、次の質問に行きますよ」

山崎「・・・はい」


浜田「山崎さんは、このたび新元素を発見されたそうですが」

山崎「はい」

浜田「それはどんな元素なんでしょうか、との質問ですが」

山崎「はい」


浜田「えっ、山崎さん新元素を発見されたんですか?」

山崎「あ、ちょっといいですか?」

浜田「はい何でしょう」

山崎「新元素って、何ですか?」

浜田「えっ、山崎さん発見したんじゃないんですか?」


山崎「いや、僕聞いたことはあるんですけど」

浜田「ニュースでやってたじゃないですか。日本が発見したーって」

山崎「いや、僕あんまニュース見ないんで」

浜田「ああ、忙しいからね」

山崎「なんで、何喋ったらいいんですかね」

浜田「じゃあ、とりあえず新元素じゃなくてもいいですから。普通の元素の話をしてくださいよ」


山崎「元素って、アレですか?酸素とかの?」

浜田「ええそれですよ。その話ですよ」

山崎「あの、窒素って元素ですか?」

浜田「いやわかりませんよ。山崎さんが決めてくださいよ」


山崎「え?僕が決めていいんですか?」

浜田「ええ。そうしないと話が進みませんから」

山崎「じゃあ、窒素は元素でいいんですね?」

浜田「ええ。窒素は元素でええですから」


山崎「おとは、元素って言ったら何がありますかね」

浜田「そもそも、山崎さんはなんで元素に興味持ったんですか?」

山崎「え?僕がですか?」

浜田「ええ。山崎さんは」


山崎「えーと。僕は高校の頃ですね、あんま勉強得意じゃなかったんですよ」

浜田「ほぉ、そうなんですか」

山崎「なんでですね。元素って言われても全然ピンと来ないんですよ」

浜田「まぁ、そういう人多いかも知れませんね」

山崎「浜田さんは元素って言われて、何を思い浮かべますか?」

浜田「えっ、さっき言ってた酸素とか窒素とかそんなもんですが」


山崎「あ、もしかして元素って全部後ろに素がつくヤツですか?」

浜田「え?そうなんですか?」

山崎「いやわかりませんけど。どう思います浜田さん」

浜田「いやだから、私に聞かれてもわかりませんって」


山崎「そうですか。うーん、困りましたね・・・」

浜田「いや、そんな困られても」

山崎「あと元素の話って言われても何も思いつかないんですよ」

浜田「ああまあ、専門家じゃないですからね」


山崎「あの、そろそろこの話やめません?」

浜田「えっ?元素の話はもうこれで終わりですか?」

山崎「正直、何喋っていいのか僕全然わかんないんですよ」

浜田「まあ、ちょっと難しかったかも知れませんね」

山崎「もっと、簡単なヤツでお願いします」

浜田「ホンマしゃーないなー」





浜田「では次の質問です。おっ、これはいい質問ですよ」

山崎「えっ、ホンマですか?」

浜田「山崎さんへ質問です」

山崎「はい」

浜田「山崎夏のパン祭りについて、詳しくお聞かせください」


浜田「これは答えやすいんじゃないですか。山崎つながりで」

山崎「ええっと、僕は確かに山崎ですけれど」

浜田「はいそうですね」

山崎「山崎パン祭りとは何の関係もないじゃないですか」

浜田「え?でもあなた山崎さんじゃないですか」


山崎「いや、それはそうですけど」

浜田「ほら、実は社長が生き別れの兄弟でーとかありません?」

山崎「いえ、そういうのないですから」

浜田「あとは、実は山崎さんのためのお祭りだったとか」

山崎「いえ、ちょっとええかげんにしてくださいよ浜田さん」


浜田「・・・」

浜田「ええかげんにするのは山崎、お前やで・・・」

浜田「なぁ」

山崎「え、ちょっと浜田さん・・・」


浜田「なぁ!!!」

山崎「は、はい!はい!スンマセン!」


浜田「何やねん、さっきからグダグダ・・・」

山崎「い、いや、ホンマすんません・・・」

浜田「ちゃんとして下さいよ?」

山崎「はい、ちゃんとします、スンマセン・・・」


浜田「それじゃ、次の質問行きますけど」

山崎「え、ま、まだあるんですか?」

浜田「ええまだ質問が来てますから。ちゃんと答えてあげてくださいよ?」

山崎「え、あ、はい・・・」





浜田「山崎さんは、昔石油を掘り当てて大金持ちなったそうですが」

浜田「その頃の話をお聞かせください、との質問ですが」

山崎「・・・はい」

浜田「え?山崎さん石油を掘り当てたんですか?」

山崎「え?あ、はい」


浜田「じゃあ、その頃の話を聞かせて下さいよ」

山崎「はい。えっとですね」

浜田「どこで掘り当てたんですか?」

山崎「えーと、石油がたくさん出る国ってどこですっけ」

浜田「ああ、アラブとかあっちの方ですか?」


山崎「ああはい。そこですね」

浜田「ちなみに、どうやって掘り当てたんですか?」

山崎「あ、えーとですね。石油ってどうやって掘るんですかね」

浜田「えっ、さぁちょっと私には」


山崎「えーとですね」

浜田「何か、特別な道具が必要なんですか?」

山崎「え?そうなんですか?」

浜田「いや、こっちが聞きたいんですよ」


山崎「えーと、あとはですね」

浜田「見つけるまでの苦労とかなかったんですか?」

山崎「あ、苦労ですか。そうですね」

浜田「はい」


山崎「それはですね。えーと・・・」

浜田「はい」

山崎「えーと・・・」

浜田「・・・」


山崎「うーんと・・・」

浜田「・・・」

山崎「・・・」


山崎「・・・嫌や」

浜田「え?ちょっと山崎さん?」

山崎「もう嫌やぁーーーーーーーーーーーーーーー!」

浜田「ちょっと山崎さん、落ち着いてくださいよ」


山崎「グスッ、何なんですか浜田さん、僕に松本さんのマネなんてできるわけないじゃないですか」

浜田「ほら山崎さん落ち着いて、収録中ですて」

山崎「そんなの、浜田さん全部一人でやったらええじゃないですか!」

浜田「いや、私一人じゃできませんから」


山崎「もうこれ以上は勘弁してください、ホンマに・・・マジで・・・グスッ」

浜田「わかった、わかったから落ち着いてな?」

山崎「スンマセン、ホンマ勘弁してください・・・」

浜田「わかったわかった山崎。もうええで」


山崎「え?もういいんですか?」

浜田「ああ。もうええで」

山崎「ホンマですか?ホンマにもうええんですか?」


浜田「ああ。よう頑張ったな山崎」

山崎「グスッ、はぁー、良かった、安心しましたよ僕・・・ううっ」

浜田「何や泣く事あらへんやないけ」


山崎「グズッ・・・あー、良かったぁー」

浜田「落ち着いたか?山崎」

山崎「ええ、すんません浜田さん・・・」


浜田「そうか。ほんなら行くで」

山崎「え?」


浜田「山崎さんは、昔猛獣と素手で戦ったことがあるそうですが、」

山崎「ちょ、浜田さぁーーーーーん!」



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ーーー

ーー


(楽屋)

山崎「嫌や・・・勘弁してくださいて・・・うーん・・・」

浜田「おい、どうしたんや。おいて」

山崎「うわっ・・・え?は、浜田さん?」

浜田「なんやえらいうなされとったで」

山崎「え、さっきのは、夢・・・?」


浜田「汗ビッショリやで。なんやそんな悪い夢見たんか?」

山崎「はぁー、良かった、夢で・・・」

浜田「どんな夢見とったんや?」


山崎「あいえ、何でもないです・・・」

浜田「何や、教えてくれたってええやないの」

山崎「あ、いえ、ホント何でもないんで・・・」


浜田「ほうか。所でな」

山崎「はい」


浜田「山崎さんは、今とんでもない悪夢を見ていたようですが、それは一体」

山崎「ちょっとーーーーーーーー!」


終わり


浜田「ンハハ・・・寝言が聞こえたんやって」

山崎「もう、いいかげんにして下さいよホンマに」


本当に終わり

以上です
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