Z3「成長しない何か」 (14)

前回Z3のを書かせていただいたものです。
前回の軽い宣言の通り、Z3をもう一度書こうと思います。
書きためていますので連投になるかもしれません
あとは、前回の続きなのでよければ前回のものも読んでみてください。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467634717

Z3「・・・」

入渠ドッグ。もといお風呂。

様々な艦娘がお風呂につかっていたり、身体を洗っていたりしている。

武蔵「ああ、風呂は良い。」

日向「全くだ。」

Z3は、ある悩みを抱えていた。

陸奥「あらあら、長門。泡がまだついてるわよ?」

長門「む?・・・おお、すまない。ありがとう、陸奥。」

何故皆、こう、ドタプンとしているんだ、と。

???「わかるで。その気持ちは。」

Z3「貴方と一緒にはしないでほしいわ!龍驤さん!」

龍驤「なんやねん!キミもつるっとしてるやんか!」

Z3「それでも私は駆逐艦よ!・・・でも大きくはしたいわね。」

龍驤「ほら見てみぃ!でっかくしたいんやん!」

龍驤「そこで相談なんやけど・・・いいか?」

Z3「どうやって大きくなったか聞く・・・のね。」

龍驤「わかってるやん!じゃあ早速いこか!」


Z3「こんにちは。」

蒼龍「あ、Z3ちゃん、こんにちは。」

ふと思いついたのが蒼龍さんだった。この人はなかなかのドタプン、だ。

Z3「1つ聞きたいことがあるんですが。」

蒼龍「ん?いいよ!何でも聞いてきて?」

Z3「では・・・そこまで貴方の"乳"が大きくなったのは何か理由が?」

蒼龍(いきなり胸の話!?)

蒼龍「理由、って言われてもなぁ・・・」

蒼龍「気づいたら大きくなっていたからねー・・・」

Z3(単語1つ1つにいちいち腹が立つわ。)

蒼龍「あ、でも私小さい頃たっくさん牛乳のんでた!」

Z3「それも理由の中にあるかも、という事ですね。」

蒼龍「うん。それ以外は自然にとしか・・・」

Z3「そうですか。一度実践してみます。」

蒼龍「うん-。頑張れ!」

Z3「それでは失礼します。」

Z3(牛乳ね・・・確かに乳つながりだけれど無理がある気がするわ。

そう思いつつ、龍驤に報告へ向かう。

龍驤「武蔵!ちょっち付き合ってほしいんやけど。」

武蔵「私は同性愛者じゃ無いぞ。」

龍驤「そんなベタなボケいらんから!とにかく!」

ツッコミを決めつつ、風呂上がりの武蔵に話しかける。

武蔵「わかったわかった。して、何用だ?」

龍驤「武蔵さぁ、乳めっちゃあるやん?」

武蔵「ああ。あるな。」

龍驤「どーやったらそこまで大きなんねん!おかしいやん!」

武蔵「落ち着け。」

武蔵「特に私は何もしてないが・・・」

武蔵「強いて言うなら・・・肉だな。」

龍驤「肉て・・・どうせまたガッツリ食べるんやろ?」

武蔵「いや。そこまで食べてないぞ。それこそ龍驤、お前と同じぐらいにしかな。」

龍驤「思い当たるのはそれだけなん?もっとないん?」

武蔵「このぐらいだ。後は気づいたら大きくなっていただけだ。」

龍驤「自然て・・・覚えとれよ武蔵・・・まぁ一応ありがと。」

武蔵「ああ。またいつでも相談に乗ってやるぞ。」

龍驤「ほな、またなー。」

龍驤(肉か・・・経費で買うしかないな。」

肉は鶏なのか?牛なのか?そんなことを考えながらZ3へ報告にむかう。

Z3「牛乳を飲んでたらしいわ。蒼龍さんは。」

龍驤「武蔵は肉らしいで。なんや、牛さんようけ使うなぁ。」

ここで2人の聞いた話の一致したところは、牛を使っている、ということ。

Z3「まぁとりあえずAdmiralに頼んで買ってもらうわ。」

龍驤「まじで?ありがとー!ほな頼むで!」

Z3「わかったわ。」

軽い挨拶とともに執務室へ向かう。

Z3「Admiral、牛肉と牛乳を買ってほしいの。」

提督「ん?何に使うんだ?乳でもでっかくさせるのか?」

Z3「なぜ貴方はさらっと正解をいうのかしら。」

提督「当たってたのか。」

読心術でも使えるのかしら。と思ってしまう。

Z3「ええ。そういうことよ。だから・・・いい?」

提督「うーん・・・別に今のままで良いと思うぞ?」

提督「少なくとも私はそう思うが・・・」

Z3「でも、Admiralの相手がこんなちんちくりんなんて・・・」

提督「マックス、私は君のすべてに惹かれたんだよ?胸の大きさなんてどうでも良い し、君とケッコン生活を送れることが、幸せなんだよ。だから君は気にしなくてい いよ。」

そう言ってAdmiralは私を抱き寄せ、一言。

提督「私は今のままのマックスが好きだぞ。」

そして、少し安心した私の唇に、Admiralの唇が重なった。

短い時間だったが、とても長く感じられた。

お互いの唇が離れ、私が一言。

Z3「ええ。私も貴方が大好きよ。・・・Admiral。」

そして、もう一度、唇を重ねた。

龍驤「・・・」

龍驤「私に救いはないんかー!!2人でイチャイチャしおって!うわあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!」

これにて終わりです
前回と同じく短かったのでどうでしたでしょうか。
また今度、新しいSSを書こうと思います。
それでは、また・・・

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