モバP「心ン!結婚しろオォ!!」 (276)

P「って言ってみたいんだ」

ちひろ「はぁ」

P「…って言ってみたいんだ!!」

ちひろ「なんなんですか!?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467603659

P「ユッズとよしのんはホラ、ちゃんとまたアレですから
…その、ね?改めてその今度…」

ガチャッ

心「おあよ♪はぁとだぞ☆」

ちひろ「あ、おはようございま」

P「…Oh」ハァ

心「もぉ~、なにその残念な反応~!」

P「毎度の事でしょうに」

心「妥協はしないの♪スウィーティーなトップアイドルになるまではっ……目をそらすな☆」

P「目を逸らしてなんか……ただちょっと直視できなくて」

心「はぁとの魅力が眩しくてだろ?知ってる☆」

P「……はいその通りです」サッ

心「オイ☆」ガシッ

P「おっと。ノータッチノー暴力」

心「相変わらず照れ屋なんだから~♪ちょっと来い☆」ツカツカ

P「外回り行ってきます!」ダッ

心「待て☆」ダッ

ガチャッ


ガチャッ

P「………ふぅ。天井に張り付いてやり過ごすのは効果的だな」

ちひろ「……」

P「とにかく俺は言いたい。言ってしまいたい」

ちひろ「あ、続いてたんですね」

P「当たり前でしょう」

ちひろ「その割にはおざなりというかその気が無い態度だった感じがしますが」

P「え?」

ちひろ「事務員的にはポイント低い事態ではありますが。もうちょっと積極的に接してみるとか…」




P「バッキャロウ!!」ドンッ!!



ちひろ「!?」

P「しゅがはに対してはあれ位の態度を取らなきゃダメでしょうが!!」

ちひろ「ちょっと意味がわからないです」フルフル

P「いいですか?仮に俺が今までよりも優しく、誠実に、カッコよく接したらどうなると思います?」

ちひろ「……」

P「そう、そんな人並みの女の子みたいな扱いを受けるしゅがはなんて……ただの佐藤心なんですよッッ!!!!!」ババ─z___ン

ちひろ「あ、はい」

P「だから俺はいかにしゅがはラヴでもッ!佐藤心ラヴでもッ!今まで通りの態度でイクッッッ!!それがプロデューサーとしての矜持ッッッッッッ!!!!!」

ちひろ「定時なのでお先に失礼しますね、それでは」

P「ちょっと待ってください」

ちひろ「えぇ………なんですか」

P「もうちょっと同僚の悩みを聞いてくださいよ」

ちひろ「嫌ですよめんどくさい」

P「なんでですか。犯しますよ」

ちひろ「なんでですか。殺しますよ?」チャキッ

P「すいません。ちひろさんのスカートのお尻のところが破れてててっきり俺を誘ってるのかと」パシャーッ

ちひろ「~~っ!?」バッ

P「さて、悩みを聞いてくれないなら俺はコレを使います。ナニにとは言いませんが」

ちひろ「消してくださいっ!消してくださいっっ!!」

P「じゃあまず俺と心さん…しゅがはとの馴れ初めですが」



1時間後

P「……そう、ここから俺と彼女の伝説は始まるんです」

ちひろ「で?」

P「俺はどうしたらいいと思いますか?」

ちひろ「諦めればいいと思います。それでは」

P「ちょっと」

ちひろ「私だって暇じゃないんです。相談には乗ったでしょう?悩みも聞いた(聞くだけ)でしょう?ならもういいじゃないですか。安心してください、時間が解決してくれますよ」

P「おのれ……この写真がどうなっても」

カカカッ

バキンッ

ザクッ

P「……相談に乗ってくれてありがとうございました」ドクドク

ちひろ「いえいえ。それでは」


P「さて」

ガチャッ

心「見つけ…☆…ぜぇ…はぁ…」ボサボサ

P「うわキツ」

心「こら………げほげほ」

P「お茶飲みます?もう少しで事務所しめますけど」

心「冷たいの……」

P「了解です」





心「はぁー生き返る」

P「…」

心「やん♪そんなに見つめられるとはぁと照れちゃう」

P「メイク落ちて顔が酷いことに」

心「先に言えよ☆」ダッ

コンコン

P「じゃあ俺帰りますんで(嘘)」

心『ちょっ、こらぁ!せめてはぁとを待て☆』

P「あとどのくらいですか」

心『ご…いや、3分!』

P「わかりました」

P(いつまでも待ちます)



心「お待たせ☆」

P「本当ですよ。結局5分も待たされて…」

心「はぁとの魅力に免じて許してぇ~ん」スリスリ

P「……」スタスタ

P(…)ドキドキ

心「なんか言え☆」

P「…送りますよ」

心「はぁとお腹減ったからご飯食べたいな~♪プロデューサーの奢りで☆」

P「………」ハァ

作品とその読者だけじゃなく、登場アイドルさえほったらかしか
ほんと何もかも駒としてしか見れてないんだな

一生そうやって駄作散らかしてろカス

>>12
その節は反省しております…
全ては私の粗末な文才と度重なる心境の変化故
広い御心で許してくださると恐縮です

心「……」モグモグ

P「………」ジーッ

心「…はぁとがカツ丼食ったらおかしいのか☆」

P「いえそんなことは別に。むしろしっくり……いえ、何でもないです」

心「すいませ~ん♪ビール追加で☆」

P「ちょっと」




心「送ってくれてあんがと☆」

P「いえ…」

心「……」

P「……」

心(この雰囲気…なかなかスウィーティー☆)

P「……それではまた明日」

ガチャッバタン

ブロロロロ

心「プロデューサー全然スウィーティーじゃなーい」チェッ


P(……今のは部屋にお邪魔できたシチュエーションだった可能性)

P「あー勿体無い」






心「あ。おはよ☆」

P(!?)

P「………何で(ウチの前に)いるんですか」

心「今まさにはぁとだって驚いてんよ☆隣に越してきたらプロデューサーがいたんだろ☆」

P「はぁ……?」

P(はあぁぁぁぁぁぁぁぁ?!!?!?!?)

心「つーことで事務所まで送れ☆」

P「は、はい!」

心「?」

P「おっと」

P(冷静に冷静に…)

P「無ぅ理ぃーーーーーー!!」ガタン!!

ちひろ「わぁ!?な、なんですかいきなり」

P「隣に心さん越してきたんですけど!なにこれどうなってるの!?」

ちひろ「知りませんよそんな事…」

P「あぁぁぁぁぁ絶対眠れねぇ!絶対眠れねぇ!隣に心さんがいるとか意識し過ぎて絶対眠」ジタバタ



ガチャッ



心「レッスン疲れた。プロデューサーお茶☆」

P「帰って来て早々それですか…やれやれ」スッ

心「汗だくで色っぽいはぁとに動じてもいいんだぞ☆」

P「とっととシャワー浴びてください」

P(わーいわーい!!)

ちひろ「……」


P「ちひろさん事務所の監視カメラのデータサーバーのホストIDとパス教えてください」

ちひろ「嫌です」

P「ナンデデスカァ!!」

ちひろ「逆に何言ってるんですか…大体予想が付く分、ちょっと引きますよ」

P「は?ちょっと心さんのあれ、汗塗れで色っぺー姿を再確認するだけですが?」

ちひろ「このド変態が。絶対教えません」

P「なんでだよぉお願いしますよぉしゅがはの色っぺーのをもう一度見たいよおぉお!!」


ガチャッ

心「すっきりさっぱりスウィーティー☆」ホカホカ

P「んな薄着で出歩かないでください。まったく…」

P(わーいわーい!!!!)

心「んん?も・し・か・し・て、はぁとを意識してるぅ~?もっと見てもイ・イ・ゾ☆」

P「うわキツ」

P(脳内REC●)

心「こらぁ」



P「おはようございます」

心「はぁとだよ☆」

きらり「あー!おはよーござーしゃー☆」

心「きらりさんおはよー☆」



P「朝から楽しそうな心さんを見れて何よりさ…」メガネクイッ

ちひろ「あれ?プロデューサーさん眼鏡かけてましたっけ?」ヒョイッ

P「あ、これ眼鏡の縁に小型カメラが内蔵されてるんです」

ちひろ「へぇー。便利な世の中ですねぇ」バキッ!!

P「ちょっとぉ!?!?」


心「プロデューサーこのタオルちょっと持ってて☆」ファサッ

P「わぷっ!…俺はタオルかけですか」

P(クンカクンカすーはすーはー)クンクン

心「ついでにポカリな☆ダッシュで☆」

P「やれやれ、わかりましたよ…」ダッ

P(クンカクンカ)



心「あっ、痛っ、あたたたたっ」

P「だ、大丈夫ですか!?」

P(エマージェンシーエマージェンシー!!!)ササッ

心「てへ、脚がつっちゃった♪」

P「驚かせないでくださいよ…」

心「おい、歳のせいじゃないぞ☆」

P「はいはい、わかってます。のばしますよ」

心「あうぅっ☆ちょっ、マジでっ、もっと優しく…」


みりあ「ねぇきらりちゃん!ほらほら!」

きらり「にょわ?」




P「……」グイーッ

心「の、のばしすぎのばしすぎのばしすぎだって言ってんだろ離せおい離せ☆」

P(心さんの御御足心さんのお手手)ブツブツ

心「やーんなんかトリップしてるぅ~☆」アセアセ




きらり「Pちゃんたち仲良しだにぃ☆」

みりあ「羨ましいなーっ」

離席します
早よデレステにしゅがは出せやちひろこら

ちひろ「プロデューサーさん」

P「なんですか」カタカタ

ちひろ「1枚1000円でいかがですか」

P「アホくさ……いったい俺に何を買わせようってんです?」ッターン

ちひろ「写真です」ピラッ

P「はぁ?誰の」チラッ


心『やーんっ☆』スカートブワッ


P「買います」

P(それはスカートが大胆にめくれ上がっているものの下着が見えそうで見えない絶妙な写真ッッ!なんて神ショット!!)

ちひろ「1500円になります♪」

P「ダニィ!?値上がりじゃとーーーッ!?」

ちひろ「一度でも断るような素振りを見せれば500円ずつ値上げされていくシステムです」

P「ぐぬぬ……か、買います!買いますよ!ったく…」



心「ふんふんふんふん♪あなたのはぁともスウィーティー♪」

P「………」ブツブツ

心(おっ)

心「プロデューサー♪腹減ったからメシ奢…」

P「…………心さんの…円として…………だめだ足りん…」ボソボソ

心「は?」

P「ん?…………おっ!おはっ!おはようございます!?」ビクッ

心「おっ…おう…?」

P「…脅かさないでくださいよ心さ…………心さん」

心「言い直そうとして言い直さないで~?はぁとだろ☆」

P「はいはい」

心「……」

P「?」

心「プロデューサー☆」ギュッ

P「!?」

心「………」ジーッ

P「………」キョトン

心「………………」

P「………………」


心「…」パッ

P「いえ……何か?」

心「なんでもないぞ☆ほっとけ☆」

心(……んん…?)

P「?…まぁいいですけど、このままだとレッスン間に合わないですよ」

心「うぉっ、やっべ!」ダッ

P「やれやれ」

P(……………………)


P「……………」ガクッ



P(いきなり何すんだよしゅがはァァァァァァァァァァーーーーーーーッッあっあっあっあっ)バックンバックン

P「何がしたかったのか分からんがこれはもう結婚するしかない。するしかないよ」






ちひろ「………」

P「するしかないンです」

ちひろ「無理無理」

P「何がですか。つまり心さんが少なからず俺ラブって事でしょう?」

ちひろ「いやぁ……勘違いも甚だしいですね。学生気分ですか?」クスクス

P「なん……だと…?」

ちひろ「これだから恋愛経験の乏しい童貞ハゲさんは…」ヤレヤレ

P「は、ハゲてないやい!!まだ向こう二十数年はフサフサのはずだい!!……50過ぎても、髪は欲しいよね…」

ちひろ「やれやれですね。まぁ精々勘違いして恥ずかしい思いをしないように気をつけてくださいね」

P「うす…」






心「モデルの仕事したいな☆」

P「今んとこ無いです」

心「プロデューサーが取ってこいよ☆」

P「えぇー…」

心「………」

P「そうは言ってもな…何かアテがあったかなぁ」ゴソゴソ

心「………ねぇ、プロデューサー」

P「はい?」

P(そんな愛おしいような声出しちゃって俺をどうしたいんですか俺にどうさせたいんですか押し倒して欲しいのかなよっしゃ押し倒す!!!)

P「……なにか?」

心「…やっぱなんでもない。早よ仕事持ってこい☆」

P「うひぃ…」

心「……」

P「あいつに頼んで週刊誌に載っけてもらうか…」

心(最近…学生時代の淡い恋心を思い出しちゃう♪やーんとってもスウィーティー☆)

心「まぁそんな経験無いけどな☆」ケッ

P「はい?」

P(心さんに経験が無いだって!?何の経験かな!?何の経験なんですかな!?!?)

心「プロデューサーははぁとに素っ気ないからぁ~もっと優しくしてくれたら考えてあげなくも無いゾ☆」キャピルーン

P「きっつ…」

心「こらぁ」ピキピキ






ちひろ「写真撮影」

P「お疲れ様でしたー」

心「カンパーイ☆」

Pちひろ「「いぇーい」」

P「これ見本誌です。もらってきました」

ちひろ「もう貰ったんですか。昨日の今日で」

P「有能なので」

ちひろ「ふーん。……おっ、よく撮れてますねぇ」

心「はぁとにも見せろ☆」

P「どうぞ」バッ

ちひろ「あーもうちょっと見せ」

ガタンバシャーッ

ちひろ「あぁぁぁぁぁ」

P「あ、ごめんなさいわざとじゃないですはい」

ちひろ「もう…すみません、お手拭きください!」

心「おい☆」

P「はい?」

心「なんではぁとの写真見開き1ページだけなのぉ~?4、5枚撮ってんだろが☆」

P「他はほら……チャイドル組に、ね?」

心「世の中ロリコンばっかだな…」フッ

P「そんな遠い目をしないでくださいよ……俺は…俺は結構心さんファンだけどなぁ、とか言ってみたり」

心「じゃあここ奢りな☆」

P「すぐこれだよまったく…」

心「つーかしゅがーはぁとって呼べよ☆」

P「えぇ…仕事場はともかくオフでもしゅがははちょっと」

心「仕事場でもはぁとって言わないくせにぃ♪おこだぞ☆」

P「やーんPちゃん怖ーい☆」

心「っのやろー☆」ガタッ

P「ちょっいきなり立ち上がったら危な」ズルッ

ドテーン!!

ザワザワ…

ちひろ「えぇ……」


心「………」ドキドキ

P「………」

P(あっあっあっあっ全身の感触がっ、しゅがはが俺の胸に飛び込んできてりゅのおぉぉぉ)

P「あの」

心「ハッ!わ、ワリっ…」バッ

P「いえ…実はそんなに重くないんだなと」サラッ

心「どういう事だよ☆」

P「よっこいしょっと…怪我ぁ無いですよね?」

心「お、お陰様でな…☆」モジ

P「…ならいいです。あ、お姉さんビール追加で」

心「…………」

「わ た し で す 」
とか有名人気取りの乱立下手糞キチガイか

>>38
その節はお世話になりました


心(やっぱ脈ナシだよな…)ハァ

P「?」

心「…」ハァ

P「どうしたんですか。何か悩み事でも?」

P(俺に何でも相談にのってください!)

心「…なんでもねーよ☆」ゴクゴク

P「あーあーそんなに飲んじゃって。酔い潰れないでくださいよ?」

心「なめんな☆」





心「ゔー……」フラフラ

P「だから言ったのに…大丈夫ですか?」ソッ

心「…らいじょーぶだからぁ…さわんな☆」ペシッ

P「えぇー…」

P(呂律が回らない心さんも魅力的ですよ。……なんつって☆)

心「ゔー……プロデューサーなんか嫌いだかんな…」ボソッ

P「!?」

P(アイエエェェェェェェェェエエエエ!?!?!?)

心「タクスィー…」フラフラ




P「ぐすんぐすん…」シクシク

ちひろ「で、心さんを家まで送ってそのままずっと事務所で泣いてたんですか」

P「だってぇ…しゅがはに『嫌い』って言われたのおぉ……」ブワッ

ちひろ「それはよかったですね。プロデュース業に集中できますよ」

P「ひーん…ちっひのばかー…」

ガチャッ

心「ゔぅ…」フラフラ

P「やれやれ…2日酔いですか」キリッ

心「……飲みすぎと思ったら止めろよ☆」

P「俺の制止を聞かなかったのはどこの誰ですか…はい酔い止め」

心「…ありがと」ゴク

P「……」ハァ

ちひろ「………」ハァ



心「…………」

ちひろ「………」

P「……」カタカタ

心「……」ムスッ

P「………」カタカタッターン

心「プロデューサー♪」

P「はい?」

P(わーい心さんが俺を呼ん)ゴスッ

心「……」

P「………」

心「……」

P「………なんですかコレ」

心「物理的はぁとアタック☆」

P「いや知ってますけど。何故俺にぶん投げたのか、そこが重要です」

心「プロデューサー見てるとぉ…ムカつく☆」

P「えぇー」

P(えぇー……)ズーン

心「そりゃ☆」ブンッ

P「ちょっと」ヒョイッ

心「よけんなよ☆」ブンッ

P「冗談はよしてくださいよ。それ結構重いんですから!」サッ

心「このっ」ブンッ

P「うわっ!」サッ

ちひろ「おっと。お二方…じゃれ合うのもいいですけどそろそろいい加減にしないと」サッ

心「じゃ、じゃれあってねぇから☆」ブンッ!!

P(俺は今心さんとじゃれ合っているじゃとーッ!?これはもう結婚するしか)サッ

ゴシャアッ

ちひろ「事務所の備品に当たったりして」

ピーピー

ちひろ「大変な事に」

ボンッ

ちひろ「……なりましたね」

P「パソ子オオォォォォォォォォ!!!!」ズシャアァァッ

心「やっべ」タタタッ

P「心ンンン!」

心「はっ?い、今名前で呼」ドキ

P「正座アァァ!!!!」ガシッ

ちひろ「………」ハァ




心「………」プクーッ

P「なに頬を膨らませてんですか。膨らませたいのはこっちですよ」

P(可愛いなぁしゅがはは可愛いなぁとでも思うと思ったか!?思うよ!!!!でもPちゃん今とってもおこでもあるアルよ!!!!!!)フェイフェイフェイフェイ

心「正座キツい…歳のせいじゃねーから☆」

P「まず悪いことしたらごめんなさいでしょ!めっ!!」

心「なんでガキをあやす感じなんだよ☆もっと大人に扱え☆」

P「えぇい、謝意が見えませんよ!正座してる腿の上にブロックのせますよ!?麗奈を叱る時のようになァ!!」

心「…はぁと悪くねーから」プイッ

P「あァン?!まーだそんな事言うんですかあなたァ!」

心「む…」ムッ

P「いい大人が部屋ん中で物を投げるなんてのがそもそもおかしいんです!」

ちひろ「プロデューサーさんも人の事言えませんけどね」ボソッ

P「そこ!聞こえてますよ!!」

心「……」

P「こちとらパソ子の頭にシュガーハートアタックが深々とタスクしたせいでデータがお釈迦になっちまったんだよオォーーッ!!」

心「…」

P「どうしてくれんのさ!もう!スケジュールからなにから全部キンクリだよ!キングクリムゾンだよ!一昨日買ったばかりなのに『パソコン買う→壊れる(完)』の結果だけが残っちまったよ!中にはしゅがはフォルダも入ってたのにさ!!!」プンスカ

ちひろ「あっ」

P「何枚入ってたと思ってんの!1TB分のフォルダがポポポポーンだよ!こんないとも容易く行われるえげつない行為があってたまるかい!!」

心「……しゅがはフォルダ?」

P「……と・に・か・く!」

心「ごめ~ん、はぁとの可愛さに免じて許して♪はい終わり☆」テヘッ

P「いくら心さんといえどもオォォォォ!!!」

心「つーん☆」プイッ

P(クッッッソかわえぇエェェェァァァァ!!!)

P「だがやはり、俺はそこそこ怒っているのですよ」

心「プロデューサーが悪いんだろ☆」

P(ヒャィッ!?!?)

P「なんでですか!?」

心「なんか………なんかだよ☆」

P「…そんなあやふやな理由で怒らないでくださいよ」

心「はぁとの気を知らないで…」ボソッ

P「何か言いましたか」

心「とにかく悪いのはプロデューサーだろ☆はぁとは知らん☆」

P「………いいでしょう。そっちがその気なら…こちらにも考えがありますよ」

心「ん…」

P「高校生組に回す予定だったが……仕方あるまい」

ちひろ「……ま、まさか…」

心「?」

P「えぇ。そのまさかです」

ちひろ「そんな!心さんにあの仕事を回すなんて…あまりにも酷です!!」サァッ

P「今の俺は止められませんよ…」ククク

ちひろ「鬼っ!悪魔っ!プロデューサーさんっ!!」ガクガク

P「ハハハハハハハハ!!」

心「な…何だよ。こえぇよ☆」

P「明日が楽しみですねぇぇ!!」アハハハハハ!!

心「…」ブルッ

翌日。


ちひろ「あ…あぁ…」ブルブル

心「ここは…」

P「ククク…今から行われるD4Cを思うと恐ろしくて足が震えるでしょう…?そう、ここは…

『結婚式体験場』!!!」


ちひろ「い、いやあぁぁぁぁぁぁーーっ!!」ガクブル

P「あはははははは!!!」

心「……」

P「どうしたんですか?恐怖のあまり言葉も出ないんですか?」

P(すまない…だがこれくらいキツいお仕置きをしないと貴女のためにならないんだっ!許してくれっっ!!)

心「……えっとぉ」

ちひろ「うぅぅ」ガクガク

P「ハハハハハハハハ!!!」



心「何がそんなに怖いのかはぁとわかんない☆」

P「」

ちひろ「」

心「どっちにしても仕事だろ。真面目にやんぞ☆」

P「なん…だと……」

ちひろ「怖く……怖くないんですか…!あの、あのジンクスがぁぁっ!!」アワワワ

心「ジンクス?」

P「本当に知らないようですね…ならば教えてさしあげましょう!そのジンクスを!!」

ちひろ「うぅ…聞きたくない聞きたくないキキタクナイ…」

心「?」

P「いいですか……結婚前にウエディングドレスを着ると…」

ちひろ「あ…あぁ……」





P「婚 期 が 遅 れ る !!!」




ちひろ「イヤアァァァァアーーーッ!!!」

心「」

P「…ようやく分かったようですね…今回は結婚式体験場においての撮影…つまり…着なければならないのですよ……ヤツ(ドレス)をな…!!」

ちひろ「うぅぅぅぅエンガチョ…心さんエンガチョおぉぉ…私まで遅れちゃう…」

心「…」

P「さぁ!」






心「和風すうぃーてぃー☆いやん♪」キラキラ



P「」

ちひろ「そんな…和服、ですって……!?」

心「いつものスウィーティーなしゅがーはぁともいいけど、和風すうぃーてぃーなはぁともいいでしょ☆」

P「は、…」


P(うおおぉぉぉぉぉぉぉぉしゅがはは俺の嫁エエェェェェェェガァァァァァァ)

心「和服美人が見れて、プロデューサーってば幸せ者だぞ♪もっと喜べよ☆」

P「な、何を…まったく……」パシャーッ

心「ちょ。いきなり撮んなよ♪金払え☆」

P「ハッ…いや、その…アレです。現像して保管…事務所で保管してアイドルのアルバムを作ろうかなって今思いましたので」パシャーッ

心「じゃあ遠くから綺麗に撮ってね♪ほら☆」ヒラーン

P(……尊い)

心「おーっとカメラさんもあんまり寄っちゃらめ☆」サッ





心「ふふーん♪」


P「…………」

ちひろ「やられました…まさかその手があったとは…」

P「…………」

ちひろ「でもどちらかといえば結婚よりはお見合いって感じですよね」

P「…………」

ちひろ「……プロデューサーさん?」

P「……え?あ、はい?」

ちひろ「……………大丈夫ですか?」

P「え?あ、はい。もちろんですよ」

ちひろ「それならい」



P「俺とはぁとでお見合いすればいいんですよね」ガタッ

ちひろ「」ガシッ


P「離してください。俺は行かねば」

ちひろ「そういうわけにはいきません」

P「何故です。何故ですか」

ちひろ「しっかりしてください、いつもの心さんを小馬鹿にしたようなプロデューサーさんはどこに行っちゃったんですか」

P「今、俺の中で何かがブチ切れたんです。だから」

ちひろ「理由になってませんよ!」

P「離せ!離してく」

ガラッ

P「ん?」

心「見つけたよぉ♪手間かけさせんな☆」

P(あ゛あ゛あぁぁぁぁぁぁ神々しいぃぃぃぃぃぃ)

P「やれやれ、今度は何ですか一体」

ちひろ「……」

心「見合い風のリハを撮るからプロデューサーを相手役に指名してあげる♪よろこべ☆」

P「」

ちひろ「」

心「……な、何この空気」

P「………俺の時代か」

心「…?」






P(ここに座ったらお見合いここに座ったらしゅがはとお見合い)

心「コラ何つっ立ってんだこれも仕事だろ座れよ☆」

P(はいご指名頂きましたーーーッ!これはもう結婚するしかないいやむしろ強いられているんだそうこれは神の掌の上で俺たちが躍ら)

P「やれやれ…わかりましたよ」スッ

心「じゃあ始めよ☆」

P「……では、ご趣」

prrrrrr

P「………」チッ

ピッ

心「……」

P「では、ご趣味は」

prrrrrrrrr

P(……)イラッ

P「うるせーぞこのハゲ!今いいところなんだから後で電話しろやこのハゲ!!」





美城『……なかなかいい度胸だ』

P「」

美城『キミの言う通りに私は切るが、今すぐ掛け直すか後でじっくりと話をするかはキミに委ねよう』

ブツッ

P「」

心(お見合いごっこだけど…もしかしたら本当に話がまとまっちゃったりして…☆)

P「」

心(そしたらはぁと、アイドルからアイドルプロデューサー家庭補佐☆に転職したりとか…)

心「やーんスウィーティー(はぁと)」

P「」

心「…おいプロデューサー?」

P「心さんすいません゛ッ…!急な案件で…ッッ…!!」ズシャアァァッ

心「えっ?お、お見合いのリハは!?」

P「ゔうぅぅぅぅぅーーーーッッ!!!」ダッ

心「1人でやれってか!前もあったゾこんな事!オイィ!!」

ちひろ(プロデューサーさん、号泣ダッシュで現場から離脱……と)カキカキ

P(あ゛あ゛あ゛あぁぁぁぁぁぁ!!!!!!)

心「…ま、しょうがないか。プロデューサーもはぁと以外に200人プロデュースしてる身だし」

心(……1人でやるか)



心「えーっと…あの、お仕事は何を…?」

心『アイドルプロデューサーを少々…』キリッ

心「まぁ!はぁともアイドルを少々嗜んでおりますの!」

心『奇遇ですね…』キリッ



心(……これ、全然スウィーティーじゃない…)チーン

ちひろ「せっかくですし、代理で入れましょうか」

心「代理?」

ちひろ「相手役です。どうせ顔は映さないですし…」

心「相手、かぁ」

心(…誰がはぁとの相手なら、スウィーティー?)



P『……なんですか』


心「…よりによって仏頂面かよぉ…」ボソッ

ちひろ「心さん?」

心「ま、はぁとといる時っていつもそうか。……よし、撮ろ撮ろ☆」

ちひろ「は、はぁ」




P「くそっ!くそっ!だいぶ時間くっちまった!!」

P(全裸に剥かれた上に裸ネクタイで土下座してようやく許して貰えたけど2時間も経ってるよおぉぉぉぉ)

P「まだ撮影やってるよね?終了報告きてないもんね!?」

ガラッ

P「すいません!346のプロデューサーですが!!」ドンッ

???「きゃっ…」

P「いやぁぁぁぁぁすすすすすすいません!!あぁっ、どなたかは存じあげませんが折角の”白無垢衣装”が汚れてしまったてたら本当に誠に申し訳が」ドゲザ

???「いえ、大丈夫………って、プロデューサーかよ遅すぎんだろ☆」

P「は?」




心「は?じゃねぇ☆」キラキラキラキラ




P「…」パシャーッパシャーッパシャーッパシャーッパシャーッパシャーッ

心「お?え、ちょ、…?」ビクッ

P「……ありがとうございます。お疲れ様でした」ペコッ

心「は……」キョトン



P「♪♪♪」カタカタ

ちひろ「………」

心「あの」

P「すいません、今作業中なんで後にしてもらえますか」ハァ

心「…」

ちひろ「……」

P(デスクトップの背景を昨日の写真にして…と)カタカタ

心(………)

心「おい☆」スッ

P「!?!?!?!???!!」

心「あ……!」

心(はぁとの白無垢写真…?!)

P「」ピッブツッ

心「あの…」

P「…なんですか?後にしてくださいと言ったでしょうに…チャイドルじゃないんですから言う事聞いてくださいよ」ハァ

心「……」

P「いい大人ならジッとしといてください。終わったら構ってあげますから」

P(やべぇ、大丈夫か?見られてないか!?……うん!大丈夫だと信じてる!!!)

心「……わかったぁ」スタスタ

心(………)

P(よしセーフ!!!!!!)

ちひろ「………」

心「………」

P「…………」カタカタカタカタ

P(アイコンもしゅがはに変えて、と…ん?待てよ、黄金比率的に左向きと右向きの表情といやここはあえてアギャンバルドにスウィーティーしちまうか…?)

心「………」ジーッ

P「………なんです?」ハァ

P(うっひょおおおぉぉぉしゅがはから視線注がれてたのおぉぉぉぉぉぉ)

心「……なんでもねー…」プイッ

P「そうですか」カタカタ

心「…………」

ちひろ「…………」

P「…………」カタカタカタカタ

心「………」キュッ

ちひろ「………」ハァ

P「よし、これで完成…」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「すいません、ちょっと聞きたい事があるんですけどー…」

P「さっきそっちに送信した企画案ですか?一応分かりやすく5千6百ページくらいに抑えたつもりなんですがどこか」

ちひろ


ちひろ「いつ心さんに気持ちをお伝えするんですか?」



P「りゃあぁぁーーーー!?」

心「へぁっ?!」ビクッ

P「!!…コホン。いきなり何を言い出すかと思えば…ちひろさん疲れてるんですか?」

P(いきなり何を言い出すんじゃこのアマーーーーッ!!)

P「よし、これで完成…」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「すいません、ちょっと聞きたい事があるんですけどー…」

P「さっきそっちに送信した企画案ですか?一応分かりやすく5千6百ページくらいに抑えたつもりなんですがどこか」




ちひろ「いつ心さんに気持ちをお伝えするんですか?」



P「りゃあぁぁーーーー!?」

心「へぁっ?!」ビクッ

P「!!…コホン。いきなり何を言い出すかと思えば…ちひろさん疲れてるんですか?」

P(いきなり何を言い出すんじゃこのアマーーーーッ!!)


ちひろ「いやなんかもう面倒くさいです。本当に面倒くさいですいっそ迅速にフラれちゃってください」スッ

P「フるフラないじゃなくてですねぇ!?」

心「え、えっとぉー?」

P「心さんは気にしなくていいですから。どうせいつものちひろ世迷言症候群ですよ。ねぇ?」

ちひろ「病気みたいに言わないでください失礼ですね」

P「軽く病気ですよ。.…本当に何言い出すんですか、本当に疲れてるんですか?」ハァ

ちひろ「…………」

P「ちひろさんもいい大人なら」


ちひろ()ブチィッ




ちひろ「その貼っつけたような『ヤレヤレ感』満載の態度が鼻につくってんですよおおぉぉぉおーーー!!!!」バァン!!



P「」ビクウッ

心「」


ちひろ「あぁもう…んあぁもう!!心さんがいない時にはナヨナヨしてるくせにいざ本人が来たらスカした態度とって毎度毎度微妙な空気にしやがって!」イライライライラ

心「はぁとのいない時…」

P「ち、ちひろさん!?や…やだなぁやっぱりちょっと疲れてるんですよ。休憩室まで一緒に…」

P(なんだよなんだよ何事だよ…!)

ちひろ「触らないでくださいグズが感染ります」パシッ

P「な…」

ちひろ「もう初っ端から気に食わなかったんです。……まずそのサングラス!!」

P「ひっ?!」

ちひろ「なんですかそれ、なんで室内でそれつけてるんですか?言っときますけど全然似合ってないしカッコよくないですから。つーか視界に入るだけで鬱陶しいので外してください今すぐ」キッ

P「は、はい…」

ちひろ「次ッ!服装の乱れッ!」ビシッ

P「はいィ?!」

ちひろ「事務所にいる時はわざと着崩してますよねそれ。なんですか?自分をワイルドとでも思ってるんですか?」

P「そ、そういうわけじゃ…」

ちひろ「外に出る時はちゃんと整えてるだけマシですけど!事務所にいる時でもビシッとピシッと着てください。あと髭もこまめに剃る!!この業界で無精髭なんて不潔感しか感じさせないんですからね!!!!」

P「…すいません…」シュン

ちひろ「声が小さいでしょうが!!!」

P「すいません!!!」

ちひろ「…よく見たらどこもかしこも微妙に身嗜みがクソ乱れてますね!もう本当にクソです。クソ以下です。便器に謝ってください」

P「えぇぇぇぇぇ」

ちひろ「文句あるんですか?何なんですか?そういえば最近プロデューサーさんなんか調子乗ってましたよね?」

P「いやそんなつもりは…」

ちひろ「気持ちを伝えるとか以前の問題ですね、本当そんな調子で人間として恥ずかしくないんですか?」

P「す、すいません…」

ちひろ「いや私に謝られても困ります。便器です、今すぐトイレに行って便器に謝ってください」

P「う…」

ちひろ「聞こえないんですか?耳までポンコツなんですか?早く行ってくださいこの駄馬」

P「うぅぅぅぅぅーっ!!」ダッ

ちひろ「…………………」

心「…」

ちひろ「………」

心「……」

ちひろ「………迷惑な話かもしれないですけど。プロデューサーさんは、心さんの事を本気で想ってるらしいですよ」

心「………へ?」

ちひろ「………」カタカタ








心「………」スタスタ

ちひろ『心さんの事を本気で想っているらしいですよ』

心「……………」スタスタ

P『心さん』


心「…………」ピタッ


心(……なんて………スウィーティー…)カァァ


心「って。なんだ、恋する乙女かよ☆キャラじゃねー☆」

遅れ馳せながら…

>>82
アギャンバルド(×)
アバンギャルド(○)

どうでもいい誤字失礼いたしました


P「今までの数々の非礼、お赦しください。ですから何卒、何卒ワタクシが立派な男になる為のアドバイスなんぞいただければ…」ドゲザ

ちひろ「それで?」

P「ほ?」

ちひろ「誠意が足りてないですよね」チャリーン

P「うっ…」

ちひろ「そんな甲斐性も無しに心さんに振り向いてもらえると思ってるんですか?本当に性根がクz」

P「……いくらですか」

ちひろ「そうですねぇ。この千川ちひろ印の男力アップトレーニングをするなら…」

P「………」ゴクリ




ちひろ「最初は1円でいいですよ」ニッコリ




P「へ?」

ちひろ「1日分の料金で、なおかつ3ヶ月程継続してもらいますけど」

P「へ、へへーん。どうせ裏があるんでしょう?2日目からは1000円とか…」



ちひろ「2日目は2円ですよ?」キョトン



P「ほ!?」

ちひろ「3日目は……4円ですかね」ニコニコ

P「よ、4円!?3日合わせて10円もいかないだとーーッ!?」

ちひろ「そうですね…そういう計算になりますね?」

P「あ……あのちひろさんが…」

ちひろ「プロデューサーさん」ソッ

P「あ……あぁ…」




ちひろ「私たち、同僚じゃないですか」ニッコリ


P「ち、ちひろさぁぁぁぁん!!」ブワッ


ちひろ「じゃあ早速こちらの誓約・契約書にサインをお願いしますね」

P「はいっ!!」

P(やーちー天!やーちー天!やーちー天!!)

ちひろ「………」ニッコリ

P「っと、これでいいですか!」

ちひろ「ありがとうございます。じゃあ早速明日にでも始めますか」

P「え」

ちひろ「大丈夫です。仕事の合間合間にレッスンするだけですから」

P「成る程…」

ちひろ「そして煩悩を断つ為にですね、やっていただかないといけない事があります」

P「と言いますと?」

ちひろ「プロデューサーさんの貴重品や宝物をこちらに預からせていただきます」

P「??」

ちひろ「安心してください。私が責任を持って保管しますから」

P「あの…貴重品とか宝物とかって」

ちひろ「うーん…心さんの写真とかえっちな本とかですかねぇ。あとは…………………”ついでに”通帳と印鑑ですね」

P「ふぁ!?」

ちひろ「心さんの写真があると軽く理性をなくしますよね?」

P「えぇまぁ」

ちひろ「…えっちな本があると、そういう気持ちが湧いちゃいますよね?」

P「そういう気持ちとは?」

ちひろ「………」

P「はい、すいません。湧きます、はい」

ちひろ「お金の預金があると、使いたくなっちゃいますよね?夜遊びしようとか心さんに少しでも多く貢ごうとか」

P「……まぁ」


ちひろ「そういった煩悩を断つ為にこちらで其れ等の品物を厳重に保管しよう、というわけです。立派な男性へのファーストステップは『煩悩を制御する』ことです」

P「確かに…その通りかも」

ちひろ「今なら自己啓発用に、こちらの置物もお譲りしますよ」コトッ

置物『煩悩退散』

P「えぇ……いくらですか」

ちひろ「50円です」

P「やっっっっす!ちひろさん!?」

ちひろ「同僚じゃないですか」ニッコリ

P「うわぁぁぁぁぁぁぁぁ」ブワッ

ちひろ「よしよし。じゃあこっちの記録用のノートも買っておきましょうか。500円ですけど」

P「わかりました!!」

ちひろ「…」ニッコリ




心「ふんふふーん♪」

P「あ」バッタリ

心「うおっ!?」ビクッ

P「………しゅがは。いえ、心さん」ズイッ

心「な……なんだよ☆…その、マジ顔やめろよ…」サッ

P「俺…今までガキでした。大人な男のふりをすれば心さんの気を引けると思ってたんです。でも、心機一転!正々堂々と心さんを振り向かせる事のできるような男になります!」

心「な…」カァァ

P「じゃあ、そういう事で!!」

心「ちっ、ちょおい!」ガシッ

P「はい?」

心(こいつ態度変わりすぎだろ…つい数日前までは何言っても「はいはい」しか返してこなかったくせに…!)

心「いや、だから………」モニョモニョ

P「?」

心「その、……その!………ダンボールなんだよ」

P「あぁ、これですか?」

心(いやぁ~ん、何つまらん事聞いてるんだよはぁとのバカ☆)ズーン

P「ちひろさんに貴重品を全部預けに行くところなんです」

心「は?」

P「見ててください!煩悩を断って心さんを振り向かせてみせますからーー!!」ダッ

心「………」


P「おはようございます!!」

ちひろ「おはようございます、気合が入ってますね」ニコニコ

P「えぇ、ちょっと」

ちひろ「さては心さんにでも会いましたか」

P「な、何故それを!?」

ちひろ「分かりますよ。同僚ですから」

ちひろ(心さんにお願いして書類を投函してきてもらった甲斐があったわ)

P「さ、流石ちひろさん…」

ちひろ「じゃあ最初のレッスン行きましょうか」

P「よろしくお願いします!!」

ちひろ「はい。………その書類とってください」

P「え?あぁ…どうぞ」

ちひろ「ありがとうございます。今日のところはここまでです」

P「早ッ!書類とって渡しただけですよ?!」

ちひろ「そうです、それが大事なんです。私が心さんだとしてください…心さんのちょっとしたお願いをサッと行動してさしあげる……女性のちょっとしたお願いを断る事なくカッコよく了承してあげるんです。どうです?カッコよくないですか?カッコいいですよね?」

P「……………確かに、そうかも…」

ちひろ「こんな感じで簡単な事から始めていきます。目指せ立派な男性!」オー

P「はい!頑張ります!!」

ちひろ「……」ニッコリ

また夕方にでもやって参ります
最近リアルの私事や副業が忙しく
こちらがおざなりになってました

2^(90)
=2^(45)x2^(45)
=35,184,372,088,832x35,184,372,088,832
=???

~3週間後~

P「そういえばレッスン料っていつ頃お支払いすれはいいんですか?」

ちひろ「ちまちま請求するのも面倒くさいので月末でもいいですよ。そんなに大したレッスンでもないですし」ニコニコ

P「さっすがちひろさん!」

ちひろ「あ。すいません、そこの」

P「書類ですね!どうぞ!」サッ

ちひろ「あれ?スケジュールを組」

P「やっておきました!」

ちひろ「ふぅ。肩が凝っ」

P「手が空いたので!」モミモミ

ちひろ「喉が」

P「コーヒー買ってきます!!」ダッ

ちひろ「………」

ちひろ(最初はイイ男にキチンと教育して心さん云々の件や事務所内の雰囲気改善に繋げてやるつもりでしたが…)

ちひろ「……中々イイ手駒ができましたね、手放すのが惜しいです」ヒヒ

ペラッ

ちひろ「お支払いの方も……ふふっ」ニコニコ


P「小銭が幾らあったかなーっと」タッタッタッ

凛「それでさ、」

未央「いやいやいや、ありえないってー」

凛「本当なんだよ…」

卯月「そうですか?でもプロデューサーさ」

P「よう御三方」

未央「おっ!噂をすれば…」

P「なんだ、俺の噂か?やれやれ、俺も敏腕プロデューサーとしての威厳的なものが出てきたかなぁ」

凛「自分で言っちゃうんだ…」

P「…そうだよな…俺ってやっぱりポンコツなPだよな…」スゥッ

未央「ええっ」

卯月「プロデューサーさん!?」

P「まだまだ未熟なのは分かってるんだけどな…」ズーン

未央「あーあ、しぶりんが泣かせたー」

凛「えっ」

P「……はぁ…」ウジウジ

凛「う……、私達がここまでやって来れたのはプロデューサーのおかげだし、プロデューサーは十分凄いプロデューサーだよ。…だから元気出してよ」

P「オッケーめっちゃ元気出たわ」スッ

未央「」

卯月「!?」

凛「……」

P「いやぁ、言ってみるもんだなぁ」

未央「落ち込んでなかったのかーい!」ビシッ

P「うむ。まぁ単純に未央達に構って欲しくてな」

未央「ほ?」

卯月「へ?」

凛「…」

P「最近のお前達は魅力度がデビュー前の100倍増しだからなぁ、いや、勿論デビュー前も十分可愛らしかったわけだが」ヨシヨシ

未央「わわっ…」

卯月「ぷ、プロデューサーさん…//」

P「アイドルとしても女の子としても魅力的になったと思うよ、1人の男性として」ニコニコ

未央「そ、……そっかなぁ」テレテレ

卯月「う…嬉しいですっ!島村卯月、これからも頑張りますっ!」グッ

P「よしよし、凛も……、なんか怪訝な顔をしてるな。どうした?悩み事か?俺でよければ相談に乗るぞ!」ガシッ

凛(か、顔近っ…)カァ

凛「にゃ、なんでもないよ…」サッ

P「ん、新しいネックレスか。……ツヤツヤで綺麗な髪の凛には凄く似合ってるな」サラッ

凛「あ…」カァァ

P「ピアスも新しいのをつけてるんだな、こっちもよく似合ってるぞ」チョンッ

凛「う………ぅ…」プルプル

P「おっと、早く戻って仕事しないとまた怒られちまう。じゃあまた後でな」サッ




凛「……はぁ」

未央「……なんかプロデューサー、かっこよくなったね…」ポッ

卯月「そ…そうですね。前はあんなに積極的じゃなかったというか……!」ウンウン

凛「だから言ったじゃん……最近変わったって」

未央「だ、だってさ!あんなん卑怯じゃん!」

卯月「そうですっ!変わった程度の話じゃないですよっ!」

凛「…」


P「ただいま戻りましたーっ」

ちひろ「おかえりなさいプロデューサーさん♪」

P「あれ、ちひろさん、ほんのちょっと見ない間になんか綺麗度が上がってません?特にこの唇辺りが…」

ちひろ「あ、わかります?さっき新しいリップグロス試してみたんです」

P「へぇ…まるでちひろさんの為にあるようなグロスですね。とっても綺麗だと思いますよ」

ちひろ「そ、そうですか。ありがとうございます」

P「珈琲ここに置いときますね、さーて仕事仕事」

ちひろ「………………」

P「…どうしたんです、ちひろさんも何か悩み事ですか?」

ちひろ「あ…いえ、そういうわけでは無いんですけれど」

P「何かあったら言ってください。同僚として何でも力になりますよ!ちひろさんの悩み事を俺が少しでも肩代わりできたら嬉しいので。えぇ」

ちひろ(………………)

ちひろ「ありがとう、ございます。じゃあもし困ったら遠慮なく頼らせてくださいね」ニコニコ

P「ドーンと任せちゃってください!」

ちひろ「ふふ、中々素敵な男性に仕上がってきましたね」

P「おっ?本当ですか、嬉しいなぁ。ちひろさんのお陰ですよ」

ちひろ「そんな事は無いですよ。プロデューサーさんの努力の賜物…ですから」

ちひろ(えぇ、本当に素敵な男性に成ってきて……)

P「はは、やっぱりちひろさんは奥ゆかしいというか、謙虚な女性ですね。しかし…これは心さんを振り向かせる事ができるようになるのも近いかもしれんな…!」

ちひろ(……羨ましいですねぇ)

ちひろ「プロデューサーさん、あの棚の」

P「このファイルですね?どうぞ」スッ

ちひろ「素晴らしい。……プロデューサーさん、そろそろ次のステップにいってみましょうか」

P「待ってました!何をするんですか?」

ちひろ「そうですね、次は女性との交際的な付き合い方のレッスンですよっ」

P「おお!」

ちひろ(プロデューサーさんを心さんにあげるの、)

P「これでようやく俺は男としてのノウハウを…」




ちひろ「そうです。一緒に頑張りましょう!(やーめたっ♪)」ニッコリ




.

鬼「俺たちと一緒にされたら困るんだが」
悪魔「悪魔より悪魔らしいとかマジ怖い」


心「……今思い返してみたら…」ピタッ

心(プロデューサーがはぁとに素っ気ない態度を取ってたのも、好きな子に意地悪するのと同じ…みたいな…?)ハッ

心「やーん☆はぁと嬉すぃー……とかじゃねーな現実にあるとオイ……うぅ」カァ

心(でも時たま見せる変な行動はなんだったんだろ…)ウーン

心「あーもー考えてもわっかんねー☆」クシャクシャ



菜々「心さん、さっきから百面相してて面白いですねぇ~」ヒョコッ


心「うひっ?!な、ナナ先輩!」

菜々「イエス!ウサミン星からやって来て、歌って踊れるアイドル目指して今日も邁進!ウサミン星人こと安部菜々とは私のことっ!!」ミミミーン

心「おぉー☆」

菜々「で、何かあったんですかぁー?」ビシッ

心「あー…そのー……」

心(やっべーナナ先輩ってPラブ勢だったっけ…?つーか恋愛相談なんてした事ねーから何て言っていいのか…)

心「……」ウーン

菜々「???」

心「…えっとぉ、ナナ先輩は好きな人とかいます??」

菜々「えぇっ!す、すすす好きな人って、その、好きな殿方ですかっ!?」

心「いや殿方じゃなかったら気まずいですって☆」

菜々「で、ですよね……好きな殿方、かぁ…今のところは周りに居ないですかねぇ」サラッ

心「ぷ、プロデューサーとか…は?」

菜々「Pさんは勿論信頼してますけど、お付き合いとかそういうのは…考えた事なかったですね、はい」

心「そう…ですか」

菜々「おやぁ~?もしかして心さん、プロデューサーさんの事が~?」ニヤリ

心「は、はぁ!?そ、そんなこと!」

ちひろ『心さんの事を本気で想ってるらしいですよ』

P『心さんを振り向かせてみせますからーーーっ!!』

心「…そんな、こと…ぉ……」ボンッ

菜々「え゛」

心「………」カァァ

菜々「あ、あはは…ず、図星…ですかぁ…?」

心「………ゎかんないです…」プルプル

菜々「き、キャハッ…☆」

菜々(反応が完全にソレじゃないですかーーーっ!!)




菜々「よっこいしょういちっ、と。オレンジジュース飲みますか?」スッ

心「あ…ども…」

菜々「そうですか…プロデューサーさんとそんな事が…」フゥ

心「……」

菜々「………」

心「………はぁともはぁとで、何かソレっぽい気持ちはあったような気がしたんですよ…お見合い撮影の時とか…」

菜々「……」

心「でも、今はよく分からなくなって…最近は特訓だかレッスンだかで会えてないし…」

菜々「……」

心「つーかプロデューサーのくせにアイドルと会わないでスケジュール丸投げってどうなんだよ☆雑か☆」

菜々「……」

心「……」ハァ

菜々「なるほど。事情は(多分)よーくわかりました」

心「ナナ先輩…」


菜々「とりあえず今から会いにいってみましょう!」

心「は!?」

菜々「恋愛の道とは…時に大胆に行動すべきものなんですよ!気持ちがわからなくなった時はとりあえず会いに行く、恋愛の定石ですよ!」パチン

心「ナナ先輩…はぁと感動しました☆」キラキラ

菜々「ふふっ」

菜々(まぁ恋愛なんて生まれてこのかた殆ど未経験ですけど…!!)ダラダラ







心「なーんで財布ん中空っぽだったかなー…」ズーン

菜々「い、いいですよタクシー代くらいっ!ほら、今日はメイド喫茶のお給料日だったんですから!」

菜々(あと言った手前責任感じちゃってますからねーっ!)

心「何から何まですいませんマジで…あ、今度飲み代奢ります☆」

菜々「おおっ。じゃあ今度ランチに行きませんかっ?随分レトロで懐かしい……じゃなくて、いい雰囲気のお店があるんですよー」




未央「……」ハァ

卯月「……」ズーン

凛「ほら2人とも…」

未央「…未央ちゃんショック大きすぎてたてないよー…」

卯月「島村卯月、絶賛意気消沈ですぅ……」

凛(っとに引っ掻き回してくなぁ……!)




菜々「おや?卯月ちゃん達、事務所前で何やってるんですか?」

卯月「あ…ナナちゃん…」

心「ん?」スッ

凛「と、心さんか…」ハァ

心「何ではぁとの時だけ微妙な表情したんだよ☆」

凛「あ、ごめんなさい。そんなつもりじゃ無かったんだけど…プロデューサーかなって」

心「?」

未央「……」シーン

卯月「……」ハァ




菜々「ちひろさんとプロデューサーさんがお付き合いぃっ!?」

凛「ちょっ、声が大きいよ」

菜々「あ、あぁぁすいません。驚きすぎて…」チラッ

心「」

菜々「その……本当なんですか?」

凛「……ぽいね、まだ一部の子しか知らないけど。プロデューサーはそうだって答えたみたい」

菜々「……」

心「……」

菜々「…心さ」



心「……すっかり騙されちった♪」


菜々「…心さん」


心「………」ハハ

菜々「ぐぬぬ…プロデューサーさんはどこですか!?ちょっと聞きたい事があります!!」

凛「…?」

未央「…」

卯月「…」








ちひろ「…つまりですねぇ」イチャイチャ

P「なるほど…参考になります」イチャイチャ

菜々「な…っ」

心「……」

ちひろ「あら?」

P「お、菜々さんに…………心さん」


菜々「……随分と、お二人の距離が近いようですが」プルプル

P「あぁ…これは」



ちひろ「見ての通りです♪」キュッ



心「っ…」

菜々「…つまり、”そういうこと”だと言いたいんですね?ちひろさんは…プロデューサーさんと心さんの事をわかっておきながら…」

ちひろ「これがお二人の為ですから。ねぇ、プロデューサーさん♪」チラッ

P「え?あ、あぁ。そうらしい」

菜々「『そうらしい』?そうらしいって何ですか!?凛ちゃん達から聞きましたよ、ちひろさんとお付き合いしているって!一体どういう事なんですか!!?」

P「知ってたのか、お付き合いで」

ちひろ「もういいじゃないですか。そろそろお二人共レッスンの時間じゃないんですか?」サッ

菜々「話はまだ済んでませんよーっ!」ガタン

ちひろ「だから、もう話はついてるじゃないですか」

菜々「っ…!」

P「ち、ちょいちょい…何をそんなに怒ってるんですか。事情は分かってるんでしょう?」


菜々「…何を怒ってる……っていいましたか…事情は分かってるって、いいましたかぁぁぁぁ」ザワッ


P「ヒエッ」

菜々「この……最低男ーーっ!!」パァンッ

P「いふぁいっ!?」

菜々「はぁ、はぁ…」

P「にゃ…何で……」

菜々「ナナはもう[ピーーー]年生きてきてますけどプロデューサーさんみたいな男性は初めてですよ!見損ないましたっ!」

P「は、はぁ…?」

菜々「……」スッ

P「……?」チラッ


心「……」ポロポロ

P「な…!……え…!?な、何で…心さん泣いて…」ザッ

心「な、何でもねーよ☆目に……目にゴミが入った…だけだし…」ダッ

P「心さん!?」

ガシッ

ちひろ「だめです」

P「ちひろさん!」

ちひろ「まだ私たちの関係は《続いてる》んですよ?」

P「しかし……」

ちひろ「恋人がいるのに他の女の人追いかけるのはナンセンスですよ?」

P「……しかし……」

ちひろ「プロデューサーさんがいかなくても菜々さんが行ってくれますよ。ねぇ?」

菜々「………っ!!」ダッ





ちひろ「あら。別に殴ってくれてもよかったんですが…」

P「いやいや、叩く叩かれるは良くないですよ」

ちひろ「心配してくれるんですか?」

P「そりゃあ。ちひろさんの綺麗な顔に傷が残ったら良くないし、菜々さんにも傷付いたり傷付けたりして欲しくないですから」

ちひろ「…そうですか」

ちひろ(まぁ外は傷が無くても、内側は別のようですが)

P「というか…このレッスン中々精神的にキたんですけども。心さんが泣いてるのに追いかけられない苦しみと言ったらまぁ…」ハァ



ちひろ「仕方ないじゃないですか。恋人”役”とはいえ、今は私が恋人なんですから」



P「……」

ちひろ「立派な男性になる為の苦行です。乗り切ってください、心さんを幸せにする為に」ギュッ

P「………は、はい」

ちひろ「私の言ってる事が、信用できませんか?」ウルッ

P「い、いえそんな事は。ただ、本当に辛いなって」

ちひろ「私もお二人の気持ちを考えると本当に辛いです」

P「ちひろさん…」

ちひろ「もう少し、もう少しの辛抱ですよ。一緒に頑張りましょう?」グッ


ちひろ「後で心さんのアフターケアに行ってきます、ですから……ね?」

P「………はい。あと半分…もう少しですもんね、ずっと禁欲もして心さんと触れ合うのも我慢してここまで来たんだ…もう少し、もう少し…」ブツブツ

ちひろ「えぇ…もう少しです、もう少しで……」ギュッ








ちひろ(……心さんへの気持ちを忘れさせてあげますから)ニッコリ



.

しゅがは感が今んところ激薄です
もっとガンバリマスお疲れ様ですおやすみなさい


菜々(心さん…)タッタッタッ

心「……」スタスタ

菜々「あ!心さんっ!」

心「あ…ナナ先輩」

菜々「その………………ごめんなさい」ペコッ

心「い、いやいや気にすることないですよ☆」

菜々「でも…」

心「自分で言うのもアレだけど将来有望で能力もあるプロデューサーがはぁとみたいなイロモノ(笑)を本気で好きになるわけないもんな☆乙女の純情弄びやがってあの野郎☆」テヘッ

菜々「………」

心「歳も歳だし、やっと身の程を弁えたわ☆」

菜々「でも……」

心「……ありがとうございます、はぁとの事真剣に考えてくれて」ニコッ

菜々「心さん…!!」ブワッ



「お二人共、諦めないでください」スッ


心「!」バッ

菜々「見るからに怪しい黒マントな仮装っ!?誰ですかっ!?」サッ


「私は……そうですね。縁あってプロデューサーの幸せを守る愛のキューピット的サイキッカー、とでも」

菜々「愛のキューピット的サイキッカー…?」

心「おらっ☆」ヒュンッ

「わぁっ!?!」サッ

パリーン!!

菜々「心さん!?」

心「物理的はぁとあたっく☆」

菜々「そうじゃなくてですねーっ!?」

心「こう見えて気が立ってんだぞ☆プロデューサーなんぞの話題出すんじゃねーよ☆空気読め」

「ふ、ふふ…そうこなくては…!私の話を、」

心「帰れ☆」ビュンッ

「ひぃぃーっ!」サササッ


心「ちっ…」

菜々(舌打ちっ!?)

「ふ…ふふふ…その程度の攻撃、私の超能力をもってすれば止まって見えますよ……!」ゼイゼイ

心「その余裕がいつまで保つかなぁ☆」スッ

「む…むむむ~~んっ!!」サッ

菜々「す…すとぉーーーっぷ!ストップですよ2人とも!!」

心「……ナナ先輩」

「ふ、ふふ、これぞサイキック第三者介入です。私には貴方が制止に入るのが分かっていました、よ?」ドッドッドッ

心「……」スッ

「ひっ」

菜々「心さん、一旦その人の話を聞きましょう?ね?プロデューサーさんの事で何かあるみたいですし…」

心「今更あんなやつ、それにプロデューサーの幸せが云々なら今が十分幸せなんでしょ…はぁと分かってるもん」ハァ


「あっ。まさにそれについてなんですが」

心「?」

「皆さん騙されています。えぇ騙されているんです。あの蛍光緑カラーの悪魔より悪魔らしい、鬼よりも所業が鬼畜なラスボスのような”あの人物”にっ!!」ビシィッ

菜々「あの人物とは…ま、まさか」


「そう、我々の事務所のアシスタント兼事務員の千川ちひろさんです!!」ドドドドドドド


菜々「な、なんですってぇぇーーーーっ!?」ガーン

心「我々の事務所?」

「あ、い、いえその…コホンコホン!騙されているんです!!」ビシィッ

心「…詳しく聞かせろよ」ズイッ

「わ、わぁマジトーンですね、あっちょっと近いですあんまり見ないでください…顔があんまり隠せてなくて」



心菜々「「催眠術ぅ?」」

「そうです」

心「あほくさ☆帰りゅ」

「待ってください!本当なんです、本当なんですってばぁ!」

心「……」

「しかもタチの悪い事に、私のような超能力ではなく刷込み式というか巧みな話術やドリンク(クスリ)を用いてプロデューサーの精神を掌握している状況です」

菜々「つまり、プロデューサーさんは…」

「端的に言えば本来別人に向けていた『好意』を無理矢理ちひろさんに向けさせられています」

心「…」

「おっと信用していませんね?ここは一丁、私の超能力でもご覧に」

心「…ワリ、ちょっと考えさせて☆」スタスタ

「いれて…………」ショボーン


心(………)トコトコ

キャッキャッ

心「ん……」


ちひろ「プロデューサー、そっちじゃないですよっ」

P「え?あ、あぁ。すみません」


心「っ!」サッ


ちひろ「いいから、こっちですよ☆」ギュッ

P「いやぁ、ハハ、……うーん、何か大事なこと忘れてるような…」

ちひろ「もう。恋人との時間に何か別のことを考えるなんて野暮ったいひとですね☆」


心(!?)


P「恋人って…あれ?ちひろさんって俺の恋人でしたっけ?つーかそんな喋り方でしたっけ?何か違和感っていうか…」

ちひろ「そんなぁ…ちひろ、泣いちゃう」ウルッ

P「あ、あぁ!すみません何だか最近ボーッとしちゃう事が多くて…」

ちひろ「……………プロデューサーさんは今幸せですか?」

P「えっ?まぁ……人並みには?ん?あれ?」

ちひろ「ならいいでしょ♪ちひろもプロデューサーも幸せなんだから☆」ニッコリ

P「そ…うですね。そうなんですよね…?」


心(……………)プルプル





ちひろ「ふふっ」

P「なんか今日はご機嫌ですね」

ちひろ「え?」

P「まぁ俺はニコニコ笑ってるちひろさんが好きだからいいんですけど」

ちひろ「あはっ♪褒めても何も出ないですよ☆ただ…」

P「?」

ちひろ「ただ、面白い事が起こりそうな予感がするんです☆」

P「はぁ…?」

ちひろ「ふふっ」チラッ




心「………………」


ちひろ「さて、今日は何処に行こっか☆」

P「今日は?」

ちひろ「何言ってんですか♪仕事上がりには2人で夕食に行くのが日課じゃないですか☆」

P「あ、あーそういえばそうだった気が…」

ちひろ「最近のプロデューサーは仕事を早く終わらせちゃうから一緒にいれる時間が増えて嬉しい☆」

P「そんな、ちひろさんのレッスンのお陰ですよ。……………レッスン?」

ちひろ「どうしたんです?」

P「……いや、すみません何でもないです。ホント最近日常に違和感というか…」

ちひろ「大丈夫ですよ♪その内無くなりますから☆」

P「そういうもんですかね」

ちひろ「えぇ。ちひろが何とかします☆」



心「…………」


ちひろ「っと、ちょっとお花摘んできますね☆」

P「じゃあその間にちょっと」

ちひろ「あぁ、日用品ですよね。すみませんちひろの分まで」

P「え?」

ちひろ「え?昨日の夜言ってたじゃないですか、足りなくなったからって」

P「えっ……と…」

ちひろ「もう。本当に大丈夫ですか?いくらちひろがプロデューサーの家に住み着いてるからってそこまで忘れられると本当に悲しいですよ?」

P「あれ…同棲してたんでしたっけ…」

ちひろ「今更何言ってるんですか…とにかく、ちひろの分の歯ブラシとかお願いしますね!」

P「あ、はい…、?」






ジャーッ

ちひろ「ふふ、中々上出来ですね☆」

キュッキュッ

ちひろ「この口調ってやっぱりキツいですね、言ってて恥ずかしいと思っちゃいます。まぁそろそろ普通に喋ってても違和感は感じなくなってくれるでしょうけど」ハハ

ちひろ(……)

ちひろ「いますよね?心さん」

ギイッ

心「………」

ちひろ「…やっぱりいたぁ☆」

心「パクんなヤメれ☆きもちわりぃ」

ちひろ「ふふ、尾行してたんですよね。気付いてました」

心「……」

ちひろ「私に何か用ですか?」

心「……」

ちひろ「あぁ、私の」

心「……」

ちひろ「”恋人のプロデューサーさん”に用事ですね?」

心「っ!」


バンッ!!


ちひろ「いったぁ…離してくださいよぉ…ちひろ苦しい…☆」

心「……なんでこんな事すんだよ」ボソッ

ちひろ「え?」

心「ちひろちゃんは…はぁととプロデューサーの仲を、その………」

ちひろ「あぁ…」

心「…」



ちひろ「そもそも、私そんな事言いましたっけ?」キョトン


心「な……」

私の前科それは前世にて傷付いて尚、悪姫と民衆に決めつけられた彼女の処刑を命じてしまった事…今でも彼女の魂は私の耳元に呪いの言葉を囁き続けているのです……蘭子可愛い


ちひろ「言いましたっけ?」

心「言って、ないけどさ…!」

ちひろ「私、思ったんですよ。心さんよりも私の方がプロデューサーさんを幸せにできるなって」

心「はァ!?」

ちひろ「よっと」トンッ

心「うっ!?」ヨロッ

ちひろ「確かにお二人の為に尽力しようと思ってましたとも。でも…私的には何のお金にもならない事をやるよりはプロデューサーさんを立派な男性にして私の恋人にしちゃえばウルトラハッピーだったんですよ」スタスタ

心「…そんな」

ちひろ「だから、その通りにしちゃいました☆」テヘッ

心「ちひ、ろ、ちゃん……!!!」

ちひろ「いいじゃないですか、今のプロデューサーさんは幸せですし、私も幸せ。それに、心さんも分かってるんじゃないですか?」

心「分かってるって、なんだよっ☆」グイッ

ちひろ「あいたた、………………だからぁ」ジロッ

心「!?」








ちひろ「貴女みたいにそこまで売れてもいないマイナーアイドルと超有能敏腕プロデューサーが釣り合うわけないじゃないですか」







心「っっっっっ!!?!?」サァッ

ちひろ「あ。イイ表情しますね、中々私好み………ちひろ好みですよ☆」

コンコン

P「ちひろさん?長いですけど大丈夫ですか??」

心「プロデュ…!?」

ちひろ(…!)ニヤ



ちひろ「きゃーーーーっ!心さんやめてくださいっ!!」


心「なっ!」

P「!?失礼します!」ガチャッ

心「あ…」

ちひろ「苦しいですっ…首から手を離して、くださいよぉ……!!」ギリッ

P「な…何やってるんですか心さん!?ちひろさんを離して!」

心「ち、違」パッ

ちひろ「あうっ」ドサッ

P「大丈夫ですかちひろさん!」サッ

ちひろ「けほっけほっ…な、なんとか…」チラッ

ちひろ(……)ニヤリ

心「!」

P「と…とにかく、話を聞かせてもらえますか。どうしてちひろさんにこんな事を…」

心「だからっ、違うだろがよォ!」

ちひろ「プロデューサーさんと交際してるのが、気に食わないって……いきなり…っ」ポロポロ

心「この…このっ!」

P「落ち着いてください!!」ガシッ

心「プロデュー、サー…!」

P「今の話、本当ですか」

心「な訳ねーだろ☆言いがかりも甚だしいわ」

P「ふざけた口調はやめてください。真剣な話です」

心「………ふざけ、た…?」

P「なんですかその喋り方…ちひろさんの真似のつもりですか?」ジトッ

心「……は……」

P「何か悩みがあったら相談してくれればよかったのに……急に何も言わず引っ越しちゃうしちひろさん越しでしかスケジュール調整教えてくれないし、何があったんですか」

心「……はは……ははは…☆」

P「…?」



心「そんなのって、…………ねーだろ☆」フラフラ

P「心さ」

ちひろ「…」フルフル

P「…でも」

ちひろ「……心さん、貴女が何を考えてプロデューサーから距離を置いてたのかは知りません。でも、次に事務所に来た時でいいですから。困った事があったのならいつでも私達に打ち明けてくださいね」ギュッ

P「ちひろさん…」


心「……」

ちひろ(…………)ニッコリ

ちひろ「身の程を弁えてくださいね三流アイドルさん☆」ボソッ


心「」


ちひろ「……プロデューサー、行きましょう☆」スタスタ

P「………はい」スタスタ


心「」





,

1(二) どうみても俺たちがライブで見た泣き顔だよ
2(遊) ダカーポと喘ぎ声が違う。エロゲは演技だったのか。
3(一) 大体、細胞の入れ替わりでもう5年以上経つんだし別人だろ
4(左) アルバム3800円もすんのにハメ撮り780円かよ
5(三) よくこんな乳首で声優やろうと思ったな
6(右) 本当のファンなら抜くのが礼儀
7(中) えみつんが気持ち良さそうで良かった
8(捕) これを考えるとfinalのBDでも抜けそう

先発 全身の力が抜けて何も意欲が湧かないのにチンコだけ勃起した精子が止まらないもうだめだ

中継 目をつぶれば高坂穂乃果、目を開ければ新田恵海。こんな素晴らしいAV初めてだよ。

抑え えみつんと限りなく同化してた穂乃果のイメージが分離して宙に浮いてる感覚
何が言いたいのかわからんが不思議な気分だ
穂乃果、お前は誰なんだ

代走 日本武道館、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、紅白、東京ドームと数々のステージを渡り歩いて
最後のステージがプレステージって何だよこのオチは

一塁コーチ 金玉こんなに丁寧に舐めるなら声優の仕事も同じくらい丁寧にやれや

三塁コーチ つまり過去を消したかったらホクロ全部取って歯全部抜いて耳両方切り落とせばええねんな

監督 やっぱなぁ声優とキャラは切り離して見るべきだったんだよ
俺が好きなのは穂乃果なんだって再認識したわ
新田恵海というのは穂乃果のものまね芸人

オーナー 俺はもうアニメをみてもどの曲を聴いてもAVと関連付ける事しか出来なくなった
ドゥーン!なんて挿入した時の擬音にしか思えない
というかμ's←これがもう精子が飛び散った形にしかみえない
俺はもうだめだお前らあとは頼んだ

1(二) どうみても俺たちがライブで見た泣き顔だよ
2(遊) ダカーポと喘ぎ声が違う。エロゲは演技だったのか。
3(一) 大体、細胞の入れ替わりでもう5年以上経つんだし別人だろ
4(左) アルバム3800円もすんのにハメ撮り780円かよ
5(三) よくこんな乳首で声優やろうと思ったな
6(右) 本当のファンなら抜くのが礼儀
7(中) えみつんが気持ち良さそうで良かった
8(捕) これを考えるとfinalのBDでも抜けそう

先発 全身の力が抜けて何も意欲が湧かないのにチンコだけ勃起した精子が止まらないもうだめだ

中継 目をつぶれば高坂穂乃果、目を開ければ新田恵海。こんな素晴らしいAV初めてだよ。

抑え えみつんと限りなく同化してた穂乃果のイメージが分離して宙に浮いてる感覚
何が言いたいのかわからんが不思議な気分だ
穂乃果、お前は誰なんだ

代走 日本武道館、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、紅白、東京ドームと数々のステージを渡り歩いて
最後のステージがプレステージって何だよこのオチは

一塁コーチ 金玉こんなに丁寧に舐めるなら声優の仕事も同じくらい丁寧にやれや

三塁コーチ つまり過去を消したかったらホクロ全部取って歯全部抜いて耳両方切り落とせばええねんな

監督 やっぱなぁ声優とキャラは切り離して見るべきだったんだよ
俺が好きなのは穂乃果なんだって再認識したわ
新田恵海というのは穂乃果のものまね芸人

オーナー 俺はもうアニメをみてもどの曲を聴いてもAVと関連付ける事しか出来なくなった
ドゥーン!なんて挿入した時の擬音にしか思えない
というかμ's←これがもう精子が飛び散った形にしかみえない
俺はもうだめだお前らあとは頼んだ

1(二) どうみても俺たちがライブで見た泣き顔だよ
2(遊) ダカーポと喘ぎ声が違う。エロゲは演技だったのか。
3(一) 大体、細胞の入れ替わりでもう5年以上経つんだし別人だろ
4(左) アルバム3800円もすんのにハメ撮り780円かよ
5(三) よくこんな乳首で声優やろうと思ったな
6(右) 本当のファンなら抜くのが礼儀
7(中) えみつんが気持ち良さそうで良かった
8(捕) これを考えるとfinalのBDでも抜けそう

先発 全身の力が抜けて何も意欲が湧かないのにチンコだけ勃起した精子が止まらないもうだめだ

中継 目をつぶれば高坂穂乃果、目を開ければ新田恵海。こんな素晴らしいAV初めてだよ。

抑え えみつんと限りなく同化してた穂乃果のイメージが分離して宙に浮いてる感覚
何が言いたいのかわからんが不思議な気分だ
穂乃果、お前は誰なんだ

代走 日本武道館、横浜アリーナ、さいたまスーパーアリーナ、紅白、東京ドームと数々のステージを渡り歩いて
最後のステージがプレステージって何だよこのオチは

一塁コーチ 金玉こんなに丁寧に舐めるなら声優の仕事も同じくらい丁寧にやれや

三塁コーチ つまり過去を消したかったらホクロ全部取って歯全部抜いて耳両方切り落とせばええねんな

監督 やっぱなぁ声優とキャラは切り離して見るべきだったんだよ
俺が好きなのは穂乃果なんだって再認識したわ
新田恵海というのは穂乃果のものまね芸人

オーナー 俺はもうアニメをみてもどの曲を聴いてもAVと関連付ける事しか出来なくなった
ドゥーン!なんて挿入した時の擬音にしか思えない
というかμ's←これがもう精子が飛び散った形にしかみえない
俺はもうだめだお前らあとは頼んだ


菜々(心さん…)タッタッタッ

心「……」スタスタ

菜々「あ!心さんっ!」

心「あ…ナナ先輩」

菜々「その………………ごめんなさい」ペコッ

心「い、いやいや気にすることないですよ☆」

菜々「でも…」

心「自分で言うのもアレだけど将来有望で能力もあるプロデューサーがはぁとみたいなイロモノ(笑)を本気で好きになるわけないもんな☆乙女の純情弄びやがってあの野郎☆」テヘッ

菜々「………」

心「歳も歳だし、やっと身の程を弁えたわ☆」

菜々「でも……」

心「……ありがとうございます、はぁとの事真剣に考えてくれて」ニコッ

菜々「心さん…!!」ブワッ



「やっと見つけましたよ…」タッタッタッ

心(………)ウツロ

「え゛……ど、どうしたんですか」

心「…はぁとは、最初の頃みたいにプロデューサーとバカやってふざけてるだけで楽しかったんだよ」ブツブツ

菜々「うぅっ…足が…腰が……」ゼイゼイ

心「んで、ちょっと甘酸っぱい思いをしてさ、そんだけで…そんだけでじゅーぶんだったんら…」

菜々「あ……心、さん…!」


心「どぉーしてこーなったんだよ……どっからおかしくなったんだよぉ…何もかもめっちゃくちゃだよちくしょー……☆」グスッ



『このままでいいんですかぁ?』


心「……」

菜々「えっ?な、なんですかこれっ」

「あわ…あわわわわ」ブルブル


菜々「とりあえず今から会いにいってみましょう!」

心「は!?」

菜々「恋愛の道とは…時に大胆に行動すべきものなんですよ!気持ちがわからなくなった時はとりあえず会いに行く、恋愛の定石ですよ!」パチン

心「ナナ先輩…はぁと感動しました☆」キラキラ

菜々「ふふっ」

菜々(まぁ恋愛なんて生まれてこのかた殆ど未経験ですけど…!!)ダラダラ







心「なーんで財布ん中空っぽだったかなー…」ズーン

菜々「い、いいですよタクシー代くらいっ!ほら、今日はメイド喫茶のお給料日だったんですから!」

菜々(あと言った手前責任感じちゃってますからねーっ!)

心「何から何まですいませんマジで…あ、今度飲み代奢ります☆」

菜々「おおっ。じゃあ今度ランチに行きませんかっ?随分レトロで懐かしい……じゃなくて、いい雰囲気のお店があるんですよー」

P(呂律が回らない心さんも魅力的ですよ。……なんつって☆)

心「ゔー……プロデューサーなんか嫌いだかんな…」ボソッ

P「!?」

P(アイエエェェェェェェェェエエエエ!?!?!?)

心「タクスィー…」フラフラ




P「ぐすんぐすん…」シクシク

ちひろ「で、心さんを家まで送ってそのままずっと事務所で泣いてたんですか」

P「だってぇ…しゅがはに『嫌い』って言われたのおぉ……」ブワッ

ちひろ「それはよかったですね。プロデュース業に集中できますよ」

P「ひーん…ちっひのばかー…」


心(やっぱ脈ナシだよな…)ハァ

P「?」

心「…」ハァ

P「どうしたんですか。何か悩み事でも?」

P(俺に何でも相談にのってください!)

心「…なんでもねーよ☆」ゴクゴク

P「あーあーそんなに飲んじゃって。酔い潰れないでくださいよ?」

心「なめんな☆」





心「ゔー……」フラフラ

P「だから言ったのに…大丈夫ですか?」ソッ

心「…らいじょーぶだからぁ…さわんな☆」ペシッ

P「えぇー…」


『……やっぱりこうなったんですねぇ』

「いやっ、そのっ…サイキックの調子が悪かったというか」ドキィッ

菜々「どどどこから聞こえてくるんですかこの声は…!?ハッ!もしやウサミン星からナナが受信して…?」ハッ

心「…どぉーでもうぃー」


『いいんですかぁ?あの人に全部奪われてしまっても』


心「……うっせー。誰か知らねーけど、もー、ほっとけ☆」

『残念です。ま……コホン、わたしの言う通りに動けばプロデューサーさんの全てを取り戻す事もあの人に復讐する事もできるんですけどねぇ』

心「………………」

『辛いでしょう?悔しいでしょう?恨めしいでしょう?当然ですよねぇ、あそこまでされたんです』

心「…………」ピクッ


『もう気付かないフリをやめてください。か弱い打たれ弱いシュガーハートの仮面の下で怒りと嫉妬に燃えている本性(サトウシン)を曝け出せたら、貴女の望みを確実に叶える手助けをしますよぉ』

心「……………」

『シュガーハート…いえ、佐藤心さんは一体、何を望んでいるんですかぁ?』




P「…やっぱり、来ないですね…」

ちひろ「……ちょっと怖い、ですけど…心さんの事、心配です」カタカタ

P「ちひろさん…」

ちひろ「えへへ…」ニッコリ

P「大丈夫です、俺がなんとかしますよ。ちひろさんのためだけじゃない。このプロダクションのためにも」

ちひろ「はい…!」ギュッ

P「……」ギュッ

ちひろ(いかに私の鍛えたプロデューサーさんといえど私の言うことは盲信的に信じるようになった。邪魔者も消えたし、あともうちょっとで、完璧にプロデューサーさんは私のモノにできる…!!)ゾクゾク



心「おっはよー☆」ガチャッ



ちひろ「」

ちひろ(なっ…!?)

P「心さん!」


心「んぅ?はぁとだけど何?」

P「何って…昨日の事ですよ!」

心「なんだよ昨日何かあったのかよ☆」

P「いや、だから……というかその喋り方」

心「もぉ、昨日ははぁと風邪引いて休んでただろ☆だから1人で買い物行ってはぁとの見舞い用の菓子折りやらなんやら買ってはぁとの家まで来てお粥作ってたべさせてくれただろが☆んでそのあとプロデューサーはちひろちゃんに書類貰って次のイベント企画と奮闘しながらアイドル10人分のスケジュールを見直しつつ階段で3階に降りて30分赤いソファの上で居眠りをして缶コーラを5本買って4階でずっと寝てたんだ」

P「いや…え…そうだっけ…?」グルグル

ちひろ「!プロデュ」

「動かないで」

ちひろ「!?」ビクッ

心「あ。さっききらりさんが下で慌ててプロデューサー探してたゾ☆なんかあったんじゃね」

P「は、はぁ…」タッタッ

心「はぁとは荷物取りに来ただけだから☆せっかくだし一緒に行くぞ☆早く歩け」

P「あっ、あぁー…」ズルズル




ちひろ「………、誰ですか」


心(やっぱ脈ナシだよな…)ハァ

P「?」

心「…」ハァ

P「どうしたんですか。何か悩み事でも?」

P(俺に何でも相談にのってください!)

心「…なんでもねーよ☆」ゴクゴク

P「あーあーそんなに飲んじゃって。酔い潰れないでくださいよ?」

心「なめんな☆」





心「ゔー……」フラフラ

P「だから言ったのに…大丈夫ですか?」ソッ

心「…らいじょーぶだからぁ…さわんな☆」ペシッ

P「えぇー…」

心「つーかしゅがーはぁとって呼べよ☆」

P「えぇ…仕事場はともかくオフでもしゅがははちょっと」

心「仕事場でもはぁとって言わないくせにぃ♪おこだぞ☆」

P「やーんPちゃん怖ーい☆」

心「っのやろー☆」ガタッ

P「ちょっいきなり立ち上がったら危な」ズルッ

ドテーン!!

ザワザワ…

ちひろ「えぇ……」


心「………」ドキドキ

P「………」

P(あっあっあっあっ全身の感触がっ、しゅがはが俺の胸に飛び込んできてりゅのおぉぉぉ)

P「あの」

心「ハッ!わ、ワリっ…」バッ

P「いえ…実はそんなに重くないんだなと」サラッ

心「どういう事だよ☆」

P「よっこいしょっと…怪我ぁ無いですよね?」

心「お、お陰様でな…☆」モジ

P「…ならいいです。あ、お姉さんビール追加で」

心「…………」




心「ふんふふーん♪」

P「あ」バッタリ

心「うおっ!?」ビクッ

P「………しゅがは。いえ、心さん」ズイッ

心「な……なんだよ☆…その、マジ顔やめろよ…」サッ

P「俺…今までガキでした。大人な男のふりをすれば心さんの気を引けると思ってたんです。でも、心機一転!正々堂々と心さんを振り向かせる事のできるような男になります!」

心「な…」カァァ

P「じゃあ、そういう事で!!」

心「ちっ、ちょおい!」ガシッ

P「はい?」

心(こいつ態度変わりすぎだろ…つい数日前までは何言っても「はいはい」しか返してこなかったくせに…!)

心「いや、だから………」モニョモニョ

P「?」

心「その、……その!………ダンボールなんだよ」

P「あぁ、これですか?」

心(いやぁ~ん、何つまらん事聞いてるんだよはぁとのバカ☆)ズーン

P「ちひろさんに貴重品を全部預けに行くところなんです」

心「は?」

P「見ててください!煩悩を断って心さんを振り向かせてみせますからーー!!」ダッ

心「………」

「確証は無かったのですが……本当に今のプロデューサーさんには自分に関する情報の処理能力がスカスカなんですねぇ」

ちひろ「………」

「催眠術…いえ、擬似的にインプリンティングするようにマインドコントロールを施してあるといったところですかぁ」

ちひろ「…くっ…何故…!」チッ

「今頃…誰とは言いませんが特に優秀な科学者さんと超能力(仮)を持つ方にプロデューサーさんをお願いしてあります。すぐにでもプロデューサーさんは元に戻るでしょう」

ちひろ(私が第三者に手法悟られるような形跡を残す筈がない…!このプロダクションで敵に回りそうな、特にマキノさん辺りには警戒していた…!あの人以外に私を追い詰める事ができるコなんて……!!)ザワ…ザワ…

ちひろ「あなたは、一体誰なんですか。この…この私をここまで…!!」バッ



「………」ニッコリ


ちひろ「あ……あぁ………!!」ガクガク



ちひろ(どうしてッ!どうして私はこの子の存在を忘れていたのッッ!!こんなの、最も警戒しなくてはいけない脅威だというのにッッッ!!!)ジョバーッ


「プロデューサーさんがされたように……貴女も『調整』してあげますねぇ」


ちひろ「あ……ああ……あぁぁぁぁぁぁ…………!!!」ビクビク






.






P「───────という夢を見たんですよ」

心「ふーん」

P「夢の中って本当に何でもアリですよね」スッ

心「そーだな☆」ピトッ

P「……なんか近くないすか」

心「減るもんじゃねーだろ♪甘えさせろー☆」

P(いやいいんですけどね別に。こちとら心さん成分が最近足りなかったような気がしてて役得なんで」

心「や~ん、そんな事言ってくれるなんて☆はぁと嬉すぃー☆」テレテレ

P「はっ!?な、なんで思った事が口に」

心(ナイス『調整』)グッ

P「仕方がない…この際だから言わせてもらいますよ、俺は心さんが好きです。好きて悪いですか」キッ

心「えっ。い、いや悪かねーけどイキナリ過ぎってゆー」

P「ソイヤッ!」ギュッ

心「か…ってオイィィィ!?」


P「…心さんは魅力的だなぁ。アイドルしてるシュガーハートもいいけど、素の心さんはもっとイイ。本当に魅力的ですよ。今まで出会った女性の中で一番だ」ギュゥゥッ

心「い、いや、あの…」カァァ

P「…嫁に来い」ボソッ

心「へ…?」

P「嫁に来てくださいよ。俺の姓に移籍してください」

心「は…………」

P「つまり結婚してください。むしろ結婚しろ」

心「は、はは…え、えっと……………」

P「心ン!結婚しろオォ!!」

心「は、ハイぃっ!?」

P「よし言質は取った。早速初夜、イッてみましょうか」ヒョイッ

心「ちょっ、待て!それはマズイだろ!降ろせ☆」


菜々(心さん…)タッタッタッ

心「……」スタスタ

菜々「あ!心さんっ!」

心「あ…ナナ先輩」

菜々「その………………ごめんなさい」ペコッ

心「い、いやいや気にすることないですよ☆」

菜々「でも…」

心「自分で言うのもアレだけど将来有望で能力もあるプロデューサーがはぁとみたいなイロモノ(笑)を本気で好きになるわけないもんな☆乙女の純情弄びやがってあの野郎☆」テヘッ

菜々「………」

心「歳も歳だし、やっと身の程を弁えたわ☆」

菜々「でも……」

心「……ありがとうございます、はぁとの事真剣に考えてくれて」ニコッ

菜々「心さん…!!」ブワッ


P「嫌です。俺は片時も心さんを離したくない」

心「きっ、気持ちは嬉しーけどな、限度ってもんが」

P「うるさい唇ですね。塞ぎます」

心「」ボンッ

P「フフ」








「むむむーんっ!どこかで野獣が目覚めたのを感じましたっ!」

「興味深い。覚醒したであろう助手君も呼んで是非実験に参加してもらおうじゃないか」

終焉

ID一回変わりました読みにくくてすみません
多忙だったとはいえ時期を挟むとこうもメチャクチャになるとは思いませんでした、前科も含めて猛省しております。

芳乃や光共々いつの日か書き直させていただく機会があればいいなと思ってますので、ちっひの黒いお腹のように広い御心をもってお付き合いいただければ幸いです。
ご迷惑をおかけ致しました。
ジュエルください。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年07月08日 (金) 19:12:14   ID: GFYLkxLJ

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