玄「“走れっ! おもちビーチフラッグ対決!!”ですのだ!!」 (168)



「全国咲-saki-おもちコンテスト」のバラエティ部門本選の準決勝も、ついに終結・・・

最後の締めくくりも終わり、いよいよ明日の決勝戦についての説明がされるところであった・・・



穏乃『では玄さん! 明日の決勝についての説明をお願いします!』

玄『おまかせあれっ! さてさて・・・ 昨日の準々決勝はメイドカフェ、今日の準決勝は公園でバトルをしてもらったわけですが・・・』

玄『お伝えしてある通り、明日の決勝戦も、ちょっと特殊な場所で行いますっ!』

玄『その、特殊な場所とは・・・・ こちらですのだっ!!』バッ


一同「「「「「「「「「「?????!!!!!」」」」」」」」」


例の如く、玄が背後のスクリーンを指すと・・・ そこには、美しい青い海… そして、白い砂浜と、そこに集うたくさんの人が映し出されていた…


 ザワザワァ・・・  アレッテ、スナハマ・・・   カイスイヨクジョウ ? マサカ・・・ミズギシンサカ?  ガヤガヤガヤ・・・・


玄『むはははっ!w カンの良い方がいますね! そのとーり! この映像は、ここ安曇野市から北西に約140キロ、富山県の「岩瀬浜海水浴場」ですのだ』

玄『明日は、こちらの海水浴場にて、4人のおもちたちには水着に着替えてもらって、おもちバトルをしてもらいますっ!』

玄『ただーし! 普通のオッパイコンテストやミスコンで一般に行われているような、“水着審査”をするわけではありません!!』

玄『明日、ここで行う決勝戦は・・・・・!』

玄『名づけて、「走れっ! おもちビーチフラッグ対決!!」ですのだ!!』カッ



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1467541834



・1作目→和「咲-saki-で一番の美少女は誰か…ですか?」久「そうよ」【安価】
        和「咲-saki-で一番の美少女は誰か…ですか?」久「そうよ」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1462790239/)
・2作目→恒子「全国咲-saki-美少女コンテストだアァーッ!」健夜「えっ?」
        恒子「全国咲-saki-美少女コンテストだアァーッ!」健夜「えっ?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463046938/)
・3作目→恒子・健夜「全国咲-saki-美少女コンテストですっ!!」(完結編)
     恒子・健夜「全国咲-saki-美少女コンテストですっ!!」(完結編) - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463230996/)

・4作目→久「全国咲-saki-おもちコンテスト(予選)よ!」玄「おまかせあれっ!!」【安価】

・5作目→玄「おもちメイドカフェへようこそ!ですのだ!!」【安価】
          玄「おもちメイドカフェへようこそ!ですのだ!!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1465640403/)

・6作目(前スレ)→玄「“激闘! おもちストリートファイト!!”ですのだ!!」
          玄「“激闘! おもちストリートファイト!!”ですのだ!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1467193187/)

・3作目(ミスコン)の最後に、久が提案した「全国咲-saki-おもちコンテスト」を実際にやってしまおうというSSです。

・このスレではモチコン本選決勝戦(バラエティ部門)の様子が書かれていきます。

・多分、わりとガチというか本格的というか、変な方向にリキの入ったおもちSSです。

・ミスコンの時と大体同じ流れで、コンマや安価による投票によって話が進んでいきます。


玄「ご意見、ご感想等歓迎しますが、特定のおもちを厳しくdisることだけはご遠慮下さい!」

※本日のタイムテーブル

決勝戦だけなので、今日一日で終わる予定です。

投票の方法は、「○本先取制」に近い方式、つまりスピード勝負です。 遅れてしまった票は反映されないことになってしまいますが、ご了承ください。

・第一回投票→21:00~。 そのあと、第二回は22:00、第三回は23:00、第四回は23:50というように、大体1時間ごとに投票を行います。(最短の場合、投票は二回目で終了します)
遅れる可能性があります。 遅れるときはまたお伝えします。 

・ID出し→20:30から受け付け開始。 20:30以降ならいつID出しをしてもらっても構いませんし、途中参加も歓迎します。 「チェック」あるいは「エントリ」と書き込みをすれば完了です。 IDが変わってしまった場合は再度ID出しをして下さい。 もし投票が日付をまたいでしまった場合は、またID出しの時間をとります。

・勝負の条件を決めるコンマも随時行っていきます。


穏乃『お、“おもちビーチフラッグ”・・・??』

玄『そうです!! 決勝戦はまたちょっと選手はタイヘンですからねっ! 覚悟しといて下さい!!』

玄『細かいルールやら試合形式やらは、明日現地でお話ししますのだ』

玄『移動はまたバスを用意してありますので、今日は皆さん、龍門渕グループ傘下の宿泊施設で、ゆっくり休んで下さいね!』


玄『では! これにてモチコン本選準決勝は閉会いたします! 皆さん、お疲れ様でした! 解散!!』バッ


  ガヤガヤガヤ・・・  ザワワワァ・・・  ゴハンタベニイコォー♪  ワイワイ、キャッキャッキャ・・・♪



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ーーーー


翌日・・・

大勢のおもちスキーの紳士淑女たちの集まった岩瀬浜のビーチで、海の家に接続された簡易ステージの上に・・・

タンクトップのように袖の切り取られたジャージを着て、ビーチサンダル履いた高鴨穏乃が、マイクを持って立った。


穏乃『レイディィィ―――――ス・・・・ エェ―――ンド、ジィエエエエエェェントゥルマアアアアァァン!!!』

穏乃『こんにちはぁ! 今日も元気いっぱい夢おっぱいな高鴨穏乃ですっ!!』

穏乃『本日はモチコン3日目! バラエティ部門の最終日、決勝戦ですっ!!』

穏乃『皆さんで最後までこのお祭りを楽しんでいきたいと思いますので、今日もよろしくお願いしまぁーっす!』


 ワァアァ―――ッ!! パチパチパチパチパチパチパチ・・・・!  シズノチャーン!  キョウモガンバレエェ――ッ!!   パチパチパチパチパチ・・・・・!!


穏乃『ありがとうございます皆さん! 私、ちょっとミスコンの時の福与恒子アナの実況を見て勉強してまいりましたので!』

穏乃『昨日以上にパワーアップした実況をお送りできるのではないかと思っています! 乞う! ご期待!!』


穏乃『えー、今日も屋外でのコンテストということで、天気や気温が心配されたんですが、幸いなことに天気は快晴! もう9月ですが、今日は気温も30度以上あり、絶好の海水よ・・・じゃなくて、おもちコンテスト日和となっています!』


穏乃『では早速! モチコンのここまでの険しい道のりを潜り抜けてきた、歴戦の猛者、4人のおもちアマゾネスをご紹介したいと思います! まずはァ!』

穏乃『奈良予選巨乳部門2位、敗者復活枠西日本ブロック1位、準々決勝では後半巨乳チームで圧倒的1位でのMVP! 昨日の準決勝では性的魅力という観点でのバトルにて1位を獲得!』

穏乃『実績は4人の中でもナンバーワンと言ってもいいでしょう! われらがクイーン・オブ・OMOCHI! 松実いいぃ・・・宥うううぅぅ―――――ッ!!』


宥「ど、どうも…」トコトコトコ


オオオオオォォッ―――!!  ユウウウウチャアアアアァァ――ンッ!! スバラーッ!  キョニュウサイキョオオオオォォ―――ッ!!


穏乃『今はガウンを着ての登場ですが、宥さんも今日はバッチリビキニに着替えてもらっています! バトルの時にはしっかりガウンも脱いで、水着姿で闘ってくれるそうですっ!』

穏乃『普段はいつも厚着をしてるため、宥さんの水着姿は大変貴重ですね! 皆さん目に焼き付けちゃって下さいよおぉっ!』

https://images-na.ssl-images-amazon.com/images/I/51qI2VWQfxL.jpg




穏乃『続きましてはァ!』

穏乃『シノハユ微乳部門1位、準々決勝では後半微乳部門を1位! 準決勝では性的魅力が観点のバトルで惜しくも2位だったものの、ロリ度の観点であのミスコングランプリ瑞原はやり(12)を破っての決勝進出!』

穏乃『満を持して、このモチコン決勝戦に降臨! シノハユの微乳天使! 白築イイィ・・・・・ しっのおおおおぉぉ―――――っ!!』


慕「よろしくお願いします!♪」トコトコ
http://blog-imgs-71.fc2.com/z/a/n/zangyuranouriaue/Shino-Hayu19-003.jpg


 ワアアァァ―――――ッ!  シノチャーンッ!  イチバンニナッテカエッテコイヨオォ―――ッ!!   パチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


穏乃『おおぉこれは水玉模様のフリフリの可愛らしい水着での登場!! 4人の中で微乳は彼女一人! そのロリロリ純粋無垢なおもちが、初代おもちグランプリの栄冠を手にできるのかあぁぁ――――っ?!』



穏乃『そして続いてはァ!』

穏乃『奈良予選適乳部門1位、準々決勝前半適乳部門1位! 準決勝でも芸術性が観点のバトルで圧倒的1位! ここまで無敗で来ています! 新子イイィ・・・・・ あっこおおぉぉ―――――――っっ!!!』


憧「うるさぁーいっ! “あほーっ!”って言われてるみたいだからその呼び方やめて!」テクテク


 ア゙ゴヂャ゙ン゙ダ゙ア゙ア゙ア゙ァ゙ァ゙゙―――――ッッ!!  カワイサモオモチモイチバンヤァ―――ッ!  パチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


穏乃『阿知賀のアイドルを自称する自信過剰の生意気おもち! 適乳という部門においてはもはや敵なし! はたして、この決勝ではどんな戦いを魅せてくれるのかぁーっ?』



穏乃『そして最後ぉ!』

穏乃『奈良予選巨乳部門1位、準々決勝前半巨乳部門1位! そして準決勝では“パワー”という観点のおもちバトルできっちり1位! このモチコンの発案者であり主催者であり、今日の解説者でもありますっ! 咲-saki-界のおもちマイスター、松実いいいいいいいぃぃぃ・・・・・ 玄オオオオオォォ―――――ッ!!』


 シィーン・・・


穏乃『ん? あれ? 玄さん? どこ??』キョロキョロ


玄「はーい♪ ここですよぉー!」

穏乃『げっ?!』


なんと・・・ そこには、砂浜で首から下を砂の中に埋めてのんびり日光浴をしている、松実玄の姿があったのだった・・・


穏乃『ちょっと玄さん! 何やってるんですか? 早くステージに上がってきて下さい!!』

玄『これ、一人では脱出できないのです。 誰か出して下さい!』


 ナニヤットルンヤマッタク・・・  アホカ?!  スナノナカケッコウキモチイイノデース♪


穏乃『ときどきああいうワケの分からないことをやっているすっとこどっこいな人ですが、おもちへの愛、おもちに関する知識、そして自分自身がおもちのおもちのレベルの高さ!』

穏乃『その全てが超一級品! 自分で主催してるくせに、自分で優勝なんていう、前代未聞の珍事が起こってしまうのかぁ―――っ?!』

玄・宥
http://livedoor.blogimg.jp/g_ogasawara/imgs/6/0/60347485.jpg



穏乃『では選手兼解説者の玄さん! 早速、この決勝戦で行われる「おもちビーチフラッグ」についての説明をお願いしますっ!』

玄『はいはい! 皆さん、普通の「ビーチフラッグ」というマリンスポーツのことはご存知ですよね?』

穏乃『なんか、海パンのむっさいマッチョなおにーさんたちが、一斉にダダダダァーッって走って、砂浜に差し込んである小さい旗を取る早さを競う競技ですよね?』

玄『そのとーりです! ビーチフラッグは、もともとはライフセーバーの若者たちが、その俊敏性を競った海の遊びが発展したものなんですが・・・』

玄『本日は、そのビーチフラッグを、ファイナリスト4名でやって頂くわけです!』


穏乃『え・・・? でも、そんなの、ただの体力勝負になって、おもちとは関係なくないです?』

玄『いえいえ! 違います! 各自が、フラッグまで走る「距離」が、おもち審査での投票によって獲得できるのです!』

穏乃『・・・??』

玄『投票する方々一人ひとりが「3m」という距離を持っていて、それをご自分がすばらだと思うおもちに振り分けてあげるわけです』

玄『それによって、規定の「距離」をもっとも早くクリアしたおもちが、フラッグを獲得した、ということになるわけですっ!』

穏乃『ああ… なんとなく分かってきた』

玄『このフラッグを、“2本”先取したおもちが、栄えあるおもちグランプリに輝くのです。 ですので、最短でも2回、最長の場合5回投票をしないと、グランプリは決定されません!』

玄『ま、細かいルールはまたあとでお伝えしますのだ! とりあえず、第一回目のおもちビーチフラッグの、“条件”を設定いたしますっ!』


穏乃『条件、ですか…?』

玄『そうです! 条件を、二つ、コンマによって決定しなくてはいけません』

玄『一つ目の条件は、準々決勝でも使った、“四つの観点”のうちから一つを選ぶのです』


・「芸術性」…おもちの形状の美しさ、衣服との相性などのファッション性、体全体のスタイルから見たバランス

・「パワー」…健康的なおもちであるか、インパクト・存在感・品格が備わっているかどうか、オーラを感じさせるおもちであるか

・「性的魅力」…グッとくる、性的にそそられるおもちであるかどうか。 どのくらいエロティックなおもちであるか

・「ロリ度」…初々しさや、“少女性”を強く感じさせるかどうか。 妖精のような純粋無垢な雰囲気をまとっているおもちかどうか


玄『コンマは、以下のようにして、観点が決定されます!』

・01~25→芸術性

・26~50→パワー

・51~75→性的魅力

・76~00→ロリ度


玄『ただし!』

玄『これは決勝戦ですので、一応観点は決定しますが、それにとらわれる必要はありません!』

玄『ご自分で、“参考までに”観点を利用してもらえればいいだけです。 投票が複数回あるので、一応決めるだけです』

玄『“このおもちこそが絶対にすばら!”とお思いなら、毎回同じおもちに3m全てを投票してもらってもかまいません! お祭りですので、とにかく楽しむことを優先に!』

玄『では、第一回目の投票の観点を決定します! >>20のコンマ以下でいきます! お願いします!』

エントリ


玄『はい、決まりましたね! 最初の対決の観点は「性的魅力」で決定!』

玄『21:00からの投票の参考として下さい!』

玄『そして、もう一つ決めなくてはいけない条件があるのです…』ゴゴゴォ・・・

玄『それは、“フラッグまでの距離”なのです!』カッ


穏乃『距離… つまり、コンマによって、短距離競争になるか、長距離競争になるか、ということですね?』

玄『そうですのだ。 これも投票前に毎回決定します。 距離は「10m」の短距離バージョン、「18m」の中距離バージョン、「25m」の長距離バージョンの3種類です』

玄『それではこれもまず決定したいと思います! コンマは>>37で!』

※コンマ以下が
・01~33→10m

・34~66→18m

・67~00→25m

玄『お願いしますっ!』

エントリ


玄『出ましたっ! えーっと、距離は今回、「25m」! いきなり長距離来ちゃいましたね・・・』

穏乃『玄さん、万が一誰も25mに到達できなかったら?』

玄『もしそうなった場合は、投票が2分以上誰もされなかった場合、その時点でストップし、距離を一番伸ばしていたおもちに、フラッグが渡されるという方式にします』


玄『投票する際は、2種類の方法があります』

玄『「2名記載」か、「1名記載」の、どちらかです!』

玄『2名記載の場合は、準々決勝の時と同じように、最初に書かれてた人に2m、2番目に書かれてた人に1mが与えられます』

玄『そして、今回は決勝戦ですので、1名記載の場合は、その一人に、「3m」が一気に与えられる形となります!』


玄『そして、もう一つ、「おもちビーチフラッグ」ならではの、条件があります』

玄『それは・・・』

玄『フラッグではなく、アレを使うのですっ!』バッ!

穏乃『!?』


玄の指し示した方向には・・・ 砂浜に、何本も棒が刺さっている場所だったのだが・・・ それは、ただのフラッグではなく・・・


穏乃『え? 玄さん、アレって…?』

玄『そうです! 皆さんには、フラッグではなく、“ビキニの水着ブラ”をゲットしてもらうのです!』

玄『この水着ブラは、自分の胸にピッタリあったものをゲットしないと、無効となります!』

玄『ゲットした水着が、あとでもう一回コンマを取り、“ぞろ目”が出た場合のみ、“違うサイズのブラを取ってしまった”と判断し、せっかく勝っても無効となるので要注意ですのだ!』


玄「ではでは、時間がないので皆さん急いで下さい!」


ブラフラッグの位置から、25mの位置で、腹ばいになって、スタンバイした4人・・・


玄「……」

宥「…寒い」

慕(うぅ、ドキドキする…)

憧(最初のブラは必ずゲットしてみせる!)


穏乃『では、モチコン決勝戦“おもちビーチフラッグ対決”、第一回戦・・・・』

穏乃『よぉ~~~~~~~い・・・!』

穏乃『スタァ―――トッ!!(21:00から、フライング無効となります)』



穏乃『決まった! 決まりましたっ! そこまでですっ! 結果は少々お待ち下さい!!』


>>68にて、松実宥25m突破。

その時点での各自の距離↓


<決勝戦第一回戦>

1位 松実宥 26m

2位 新子憧 18m

3位 松実玄 10m

4位 白築慕  8m


松実宥、1個目のブラゲット!

ごめん急いでて見逃してた。
>>58>>63のダブりは、>>58を無効とします。

以下、>>73の訂正↓(慕がマイナス3m)


<決勝戦第一回戦>

1位 松実宥 26m

2位 新子憧 18m

3位 松実玄 10m

4位 白築慕  5m



宥「・・・・・」ハーッハーッハーッ…


穏乃『でぇ・・・?』

穏乃『さ、最初の、ブラフラッグをゲットしたのは、なんと松実宥ううぅ!!』

穏乃『凄まじい走りでした! あの宥さんが、ビキニ姿でマフラーをなびかせながら爆走!!』

穏乃『憧だけ途中まで後ろにピッタリついてたけど、終盤で力尽きましたぁ!!』


穏乃『いや驚きですっ! 宥さんがあんなに速く走るなんて…』

玄『おねーちゃんはインドア派だけど、別に運動神経が悪いわけじゃないからねっ!』ヒョコッ

穏乃『わっ! 玄さん?』

玄『その気になったら走るのだって速いよ! あ、ちなみに・・・』

玄『さっき言い忘れてたけど、誰かが25mを越えた時点で即終了になります。 そこで各自の距離を測って、それが結果となる・・・』

玄『グランプリが決まった時に、その距離を合計して、2~4位を決定するので、ブラフラッグを取れなかった人の距離もあとで意味をもってくるからねっ!♪』


玄『じゃあ、おねーちゃん! 今ゲットしたそのブラが、本当に自分のおもちにピッタリ合うか、確認してきて下さい!』

宥「う、うん…」トコトコ


海の家の中に入り、その新しいビキニブラを装着した宥が、外に出てきた・・・


玄『むっ? これは・・・??』


>>77コンマ以下が、「ぞろ目」だった場合、ブラのサイズが違うことに! 今回は無効となり、投票を、また条件を変えてやり直します。


宥「……」ピッタリ


玄『さっすがおねーちゃん! 完璧にピッタリのサイズですのだ!』

玄『と、いうわけで・・・』

玄『ファイナリスト4名のブラフラッグの数は、現在以下の通りですのだ』


松実宥 1

新子憧 0

松実玄 0

白築慕 0


穏乃『ってことは・・・ 松実宥! おもちグランプリにリーチをかけました! あと1回、ブラフラッグをゲットすれば、優勝となります!』


玄『よーっし、では! 二回目の対決の条件を決めます!』

玄『「観点」と「距離」の両方を一気に決めますね。 あ、あと、距離は、10mはさすがに短か過ぎると思うので、15m、20m、25mの3種類にしますのだ』


<観点>
・01~25→芸術性

・26~50→パワー

・51~75→性的魅力

・76~00→ロリ度


<距離>

・01~33→15m

・34~66→20m

・67~00→25m



穏乃『では! 観点が>>82、距離が>>84のコンマ以下とします! お願いします!』


穏乃『出ました! えーっと、今回は観点が「パワー」、距離はまたもや「25m」ですね!』

穏乃『第二回戦の時間は、予定通り22:00からのスタートですっ!』


 閑無「・・・ちっ、なかなか“ロリ”が来ないな・・」

 杏果「パワーでは… どうしても、慕ちゃんには分が悪いよね…」

 はやり(12)「うん、でも… 次、松実宥さん以外の人がブラをゲットすれば、また三回戦があるんだよね?」


憧(っく・・・? やばいわ… “パワー”だったら、二回目でまた宥姉が取って、アッという間にグランプリが決まっちゃうかも…)

憧(でも… きっと、1個ブラをゲットした人には、票が集まりにくくなるはずよね…?)


穏乃『いやはや、玄さん! どうでしたか、今の第一回戦は!』

玄『ふ~む。 “性的魅力”だったのに、私に票があまり集まらなかったのが、ちょっと・・・解せないですのだ・・』

穏乃『玄さんは準々決勝で、“パワー”で、あの真屋由暉子さんにも勝ってますから、次は行けるんじゃないです?』

玄『いや、分かんないよ… ここは、おねーちゃんが一気に決めちゃうかもしれない…』


穏乃『それでは! 第二回戦を行いますので、皆さんまた定位置について下さい!』


25mの位置で、再び腹ばいになって、スタンバイした4人・・・!


玄「おねーちゃん、次は負けないよ?」

宥「…寒いの。 早く終わって…」ガタガタ

慕(今回もやっぱり無理かな…)

憧(パワーなら、私にもチャンスはある!)


穏乃『ではいきますっ!、モチコン決勝戦“おもちビーチフラッグ対決”、第二回戦・・・・』

穏乃『よぉ~~~~~~~い・・・!』

穏乃『スタァ―――トッ!!(22:00から、フライング無効となります)』


穏乃『ストォーップゥ! とまって下さい! 決まりましたっ!!』


>>108にて、松実宥25m突破。

その時点での各自の距離↓


<決勝戦第二回戦>

1位 松実宥 27m

2位 新子憧 17m

3位 松実玄 13m

4位 白築慕  0m


松実宥、2個目のブラゲット!


宥「・・・取れた」ハーッハァーッ……


穏乃『おおぉ・・・?』

穏乃『二番目のブラフラッグをゲットしたのも、なんと松実宥ううぅっ!!!』

穏乃『マジですか! またもやすごいスタートダッシュで、憧も玄さんもついていけませんでしたぁっ!』

穏乃『白築慕さんは一歩も動けず・・・! さすがの美微乳の妖精も、“パワー”で高校生たちと渡り合うのは無理がありました…』


玄『す、すごいね、おねーちゃん! じゃあ、また今ゲットしたそのブラを、おもちに装着してきて下さい!』

宥「うん…」トコトコトコ・・・


海の家の中に入り、新しいビキニブラへと着替えを始めた宥・・・


穏乃『さあ・・・ これで、あのブラがピッタリ合えば、宥さんの優勝が決定しますっ!』

玄「……これは、キマルね… ほんとにすごいよおねーちゃん…!」

慕「ん~… まだ闘いたい…」

憧「私も… ここで負けたら不完全燃焼だわ…」


宥「クロちゃん、つけてきたよ?」スッ

玄「むむぅ! これは・・・!!」


>>114コンマ以下が、「ぞろ目」だった場合、ブラのサイズが違うことに! 今回は無効となります。


宥「…どう?」ピッタリ!


玄『っき・・・』

玄『決まりですっ! ブラのサイズも完璧にピッタリですのだ!』


 ザワザワッ  ガヤガヤガヤガヤ・・・・


穏乃『と、いうことは・・・』

穏乃『グランプリ決定イイィ!! 「全国咲-saki-おもちコンテスト」の、初代優勝者は・・・・・』


穏乃『阿知賀女子学院3年生!! クイーン・オブ・OMOCHIの“松実宥”だあああぁぁ―――――――っ!!!』


  ドッオオオオオオオオオォォ――――――ッッ!!  ワアアアアアアアアァァ―――――――ッッ!!  スッゲエエエエェェ―――ッ!  ユウチャアァ――――ンッ!!  オメデトオオォ―――ッ!!  パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・・


<ブラフラッグゲット数>

松実宥 2

新子憧 0

松実玄 0

白築慕 0


穏乃『まさに圧勝! わずか2回の勝負で一気にケリをつけてしまいましたァ!!』



穏乃『これにて、3日間にわたったモチコンのバラエティ部門は、その行程をすべて終えましたっ!』

穏乃『えーっと、とりあえず、この決勝戦の結果は、以下の通りとなりますっ!』


<モチコンバラエティ部門決勝戦「おもちビーチフラッグ対決」結果>

1位 松実宥  53m(ブラフラッグ2本ゲット)

2位 新子憧  35m

3位 松実玄  23m

4位 白築慕   8m


穏乃『実力もさながら・・・ この“運”が支配するバラエティ部門で、他を寄せ付けない圧倒的おもち力でグランプリを手にしましたぁ!!』

ちょっとお尻が痛いので、今日はここまでにします。
宥姉が強いおかげで、早く終わりました。 嬉しいような物足りないような…
明日、決勝戦の締めくくりを少し書きます。

モチコン4日目のパーソナル部門は、ちょうど1週間後の日曜から始める予定です。 多分2~3日でこれは終わると思います。

今日もレスや投票、ありがとうございましたっ!

乙あざす。 少し書きます。
“4観点の投票を一回ずつすべてやって、その4つの投票の合計点で勝負”とかの方が良かったかもですね。
まさか宥姉がここまで引きが強いとは思わなかったので…

(28)は個人的な実力はあるのに、団体戦のため一回戦で負けてましたからね。 パーソナル部門での躍進を期待したいです。

ユキもかわいそうなので、名誉を挽回して欲しいとは思うけど、果たしてどうなるか…


穏乃『これにて、3日間にわたったモチコンのバラエティ部門は、その行程をすべて終えましたっ!』

穏乃『えーっと、とりあえず、この決勝戦の結果は、以下の通りとなりますっ!』


<モチコンバラエティ部門決勝戦「おもちビーチフラッグ対決」結果>

1位 松実宥  53m(ブラフラッグ2本ゲット)

2位 新子憧  35m

3位 松実玄  23m

4位 白築慕   5m


穏乃『実力もさながら・・・ この“運”が支配するバラエティ部門で、他を寄せ付けない圧倒的おもち力でグランプリを手にしましたぁ!!』



穏乃『では! 選手の皆さんは全ていったんお戻りください! 少し休憩したあとに、表彰式とこのモチコンバラエティ部門の総括、および明日の予定についてお話をして、解散となりますので!』







玄「ただ今戻ったのです!」

憧「ただいま」

灼「…おかえり」

晴絵「おう、3人ともおつか・・・れって、グランプリはどうした?」

憧「ああ、宥姉ならね、あそこ・・・」スッ

晴絵「?」


憧が指し示した方向には… すでに水着を脱いでバッチリ私服を着込み、コートを羽織って、海の家でホットココアを飲んでいる宥の姿があった…


宥「はぁ、あったか~い・・・///」ホワホワァ~・・・


晴絵「はは… 宥は、寒いからとにかく早く終わらせたい、てかんじだったものな」

憧「ほんとに、あっさりグランプリ取っちゃって… “とにかく早く”なんて気持ちだけで優勝されたら、こっちはタマッたもんじゃないわよ…」

灼「とは言っても… 憧も準グランプリ…」

憧「え? 私が? ちょっと… 辞退できないかな? こんなので、準グランプリとか言われても、全然納得できないもの…」

玄「ふふ… 憧ちゃん、私はね、そういうことを言う人が必ず出てくると思って、このモチコンを5日間という長丁場にしたんだよ…」

憧「は?」

玄「その納得できない気持ちは、明日のおもちバトルにぶつければいいのです。 ここまで闘ってきて、敗れた人たちのためにも、ここは憧ちゃんがみんなの代表として準グランプリになって下さい」

晴絵「そうだぞ憧。 気持ちは分からなくもないが、該当者はお前しかいないんだ。 キチンと評価された結果なんだから、もらっておきなさい」

憧「…分かったわよ」


慕「ただ今もどりました」

閑無「・・・お、おう、おかえり、慕・・」

杏果「ちょっと… 残念だったね、慕ちゃん…」

慕「うん、でも、明日、またあ…」ポロポロポロ・・・

閑無「?! 慕? お、お前、何泣いてんだ?」

慕「え? あれ・・・? ホントだ… え、なんでだろう…?」ポロポロ

閑無「自分で分かんねーのかよ」

杏果「… どんな闘いでも、慕ちゃんいつも楽しめるから… 負けても普段泣いたりしないよね…」

美月(…はやりにも勝って決勝に行っていたから… いろんな人の“思い”を知らず知らずのうちに背負っていたのかな…?)


閑無「泣くなって慕… こんなのただの余興だろ? それに、運が悪かっただけじゃねーか」

慕「うん、でも… 運も含めて、負けたのが、悔しいのかも…」ポロポロ・・・

はやり(12)「… ここ一番での“引き”で、慕ちゃんが負けることなんて、滅多にないからね…」

杏果(・・・確かに、条件が悪かったとはいえ、これだけの圧差で負けたら、ぶっちゃけ“白築はフロックで決勝に上がってきた”って、陰口ささやかれても何も言えない… でも…)

杏果「慕ちゃん、まだ終わったわけじゃないんだから、過ぎたことは仕方がないよ。 明日またがんばろ?」

慕「うん…」グスングスン

はやり(12)「…慕ちゃん! その悔しさ、私のおもちが吸い取ってあげる☆ ほら、私のムネに飛び込んできていいよ!」バッ

慕「…え?」

美月「あら、はやりの小さいおもちじゃそれは役不足よ。 ほら慕ちゃん! お母さんのおもちに飛び込んできなさい!!」バッ

はやり(28)「ハハHAHAHA! お母さんでも役不足なんだなー☆」キャハッ♪

美月「あらおっきぃはやり! あなたまた来てたの?」

はやり(28)「だから、リサーチのためにね! ここははやりの出番だよ!☆ 慕ちゃんほら! はやりのおもちにダイブしていいよ? ヘイカモォーンッ!!☆」ババァッ!


慕「・・・あ、あの、大丈夫ですから・・ 遠慮しときます…」タジタジ

慕(この人のおもちに飛び込んだら、絶対窒息しちゃうよぉ…)







穏乃『さてでは! 表彰式の前に、さきほどの決勝戦をザッと振り返ってみたいと思います! どうでしたか、解説の玄さん!』

玄『うーん、やっぱり、“おねーちゃんがとにかく強かった”の一言に尽きるよね… こんなに簡単に決まるとは、正直思ってもいなかった』

穏乃『確か準決勝を始める前に、玄さん、「真の最強おもちは、運をも味方につけて優勝できると思うんだな!」って言ってましたけど、その通りになりましたね』

玄『そうだねぇ… おねーちゃんはあったかい牌を引き寄せる能力があるから、今回は“寒いから、とにかく早く終わらせられる条件を引く”能力を発動してたのかもね』

穏乃『“性的魅力”と“パワー”なら、考えられ得る限り最高に有利な条件でしたもんね。 長距離なのも宥さんには有利だったみたいだし…』

玄『うん、水着にさせたおねーちゃんの引きの強さは、もう、誰もかなわないよ、きっと…』


穏乃『一方、今回は微乳の白築さんはまったく奮いませんでしたね。 そして、この4人の中で最も大きいおもちの宥さんが優勝した… これはやっぱり、“大きいおもちが強い”っていう法則があるんですかね?』

玄『え? いや、そうはならないでしょ? だって、私3位だったけど、2位の憧ちゃんよりおもちおっきいよ?』

穏乃『あ… そ、そうですね///』

玄『白築さんも、自分より大きいおもちをナギ倒してここに来てたわけだから、大きいおもちが小さいおもちより強いとは限らないよ。 でも・・・』

穏乃『?』

玄『明日のパーソナル部門は、運の要素が少ないより純粋なおもちバトルだからね。 ガチンコの巨乳VS適乳VS微乳の勝負もあるから… 咲-saki-界において、どのおもちカテゴリーが強いのか? っていう疑問に、ある程度の答えは出ると思うよ』


玄『それに、今回グランプリになったおねーちゃんのおもちは、確かに、“完全無欠”と言っても良いくらいのすばらなおもちだけど…』

玄『咲-saki-のおもち界には、とんでもない魑魅魍魎おもちがまだまだたくさんいるからね・・・!』

穏乃『…チミミョウリョウって…… でも確かに、今回は一回戦が団体戦だったのもあって、実力はあるのに上に上がってこれなかったおもちもたくさんありましたね』

玄『うん。 きっと、観客の方々も、思ったはずですよ? この決勝、“性的魅力”の時、長野清澄のあのおもちがもし参戦していたら、果たしておねーちゃんは1位を取れたのか…?』

玄『そして“パワー”が観点の時、鹿児島永水のあの魔乳がおねーちゃんのとなりにいたら、果たして結果はどうなっていたのか…? とね』

玄『だから、明日のパーソナル部門でもおねーちゃんが勝ち上がって優勝できるかは、分からない。 今回、一回戦突破もできなかったおもちに、寝首をかかれるかもしれない…』

玄『なんてね♪ 解説者としてはこう言うけど、私個人としては、おねーちゃんが二冠を達成すると思ってるけどね♪』


穏乃『な、なるほど… 明日はどんなおもちバトルが展開されることになるのか…楽しみですねっ! では! これより表彰式に移りますので、玄さん、スタンバイお願いします!』

玄『はーい♪』







~海の家・簡易ステージ~


ザワザワ、ガヤガヤガヤ  ワイワイザワザワ・・・


穏乃『皆さん! 本日はお疲れ様でした! これより!』

穏乃『「全国咲-saki-おもちグランプリ(バラエティ部門)」の、表彰式を執り行います!!』

穏乃『まずは改めて、グランプリの発表とまいりましょう! 決勝戦にて圧倒的強さで他を蹂躙するかのようなおもちバトルを展開した、阿知賀女子学院三年生! 松実宥ウウゥ―――――ッ!!』


宥「…は~い」トコトコ


ユウゥチャアアァァ―――ンッ!!  オメデトォ――ッ!!  ユウネエバンザァーイッ!!   パチパチパチパチパチパチパチパチ・・・・・


穏乃『残念ながらもう水着ではありませんが… さきほどのおもちビーチフラッグでは、その巨大なおもちをブルンブルンと左右に揺らしながら、猛烈な激走を見せてくれました!』

穏乃『本選では一度も負けることなく優勝! 唯一の負けが、予選で玄さんに喫した一敗だけという、ほぼパーフェクトと言っていい勝ちっぷりでした』

穏乃『見事グランプリに輝いた松実宥さんには、賞状と記念品の盾、そしてティアラが贈呈されます! 贈呈するのは・・・もちろんこの人! モチコンの発起人で主催者の、松実玄さんですっ!!』


玄『お、おねーちゃん・・・ おめでとう! あなたが… モチコンの初代王者なのですっ!!』

宥「うん、ありがとう、玄ちゃん…」


実の姉に、「OMOCHI QUEEN」と印字されたティアラをかぶせてあげる玄…

そこで感極まったのか、玄は泣き崩れて、ステージの上にひざまずいてしまった。

そんな玄を、ティアラをかぶった宥が、優しく抱き起こす…

そんな二人に、観客たちからは、今日一番の盛大な拍手が湧き起こった…


穏乃『だ、大丈夫ですか玄さん? 最後まで・・・しっかり頼みますよ! 続きまして!』

穏乃『準グランプリに輝いたのはこの人ォ! 同じく阿知賀女子学院の一年生! 新子憧オォ―――ッ!!』


憧「はーい、どうも、ありがとね…」スタスタ


  アコチャアァァーンッ!  オメデトオォ――ッ!  ツギハユウショウダァ――ッ!!  オモチモマセテエェーッ!!  パチパチパチパチパチ・・・・


穏乃『予選から準決勝まで、全くの無敗でその強さを遺憾なく発揮していた、咲-saki-界の適乳の星! 決勝でも最後までグランプリの宥さんに食い下がりました。 明日以降も、すばらしいおもちバトルを魅せてくれることでしょう!』

穏乃『新子憧さんにも、玄さんから、賞状と盾が贈られます!』


玄『憧ちゃん、おめでとう! 次は私も負けないからねっ!』

憧「…ふふ、クロ… あなたの顔見ると、なんだか力抜けちゃうけど… 楽しかった、ありがとね」ニコッ


穏乃『グランプリと準グランプリのお二人には、その他副賞も用意されているのですが、それは明後日のモチコン最終日にまとめてお渡しすることになっています!』


穏乃『では続きまして! グランプリの宥さん! このモチコン優勝の、喜びの声を聞かせてください!』スッ


宥『寒かったです。 でも、今はとってもあったかくて、みんなの笑顔に囲まれて、幸せ♪』

宥『私は、自分では自分のおもちのことなんか分からないけど…』

宥『もし私のおもちが、これだけたくさんの人たちを笑顔にさせていたのなら、とっても嬉しいです』

宥『“私のおもち、よくがんばったね♪ 偉いぞ!”ってほめてあげようと思います♪』

穏乃『え… おもちを褒めるって・・・ どうやってですか?』

宥『う~ん? そうだねぇ… 今日お風呂に入ったときに、いっぱいナデナデ、ヨシヨシしてあげようかな?』

玄「おねーちゃん! そのおもちを褒める役割は・・・私が承りますのだっ!」ハアハア

宥『え、ダメだよ玄ちゃん? 高校生になってからは、お風呂は一人ずつ入る約束だよ?』

 
 コウナッタラオネーチャンヲノゾクノデース! コラクロサン! ナニヤッテンノ!=3  カイセツシャシッカリシロォーッ! アハハハハハハハ・・・・・



穏乃『ふーっ、まったく困った解説者ですねっ! 玄さん! 最後の締めくくりと、明日の説明、お願いしますよっ!』


玄『はーい、大丈夫だよ! えーっと、このモチコンバラエティ部門は、3日もかけて、選手のみんなには、本当にいろんなことに挑戦してもらいましたが・・・』

玄『私の考えやモチコンの趣旨に賛同してくれて、いろいろ協力してくれて、真剣に取り組んでくれたこと・・・ とっても今、感謝しています』

玄『私は小さいころからとにかくおもちが大好きで、その魅力を探求し続けてきましたが・・・』

玄『このモチコンによって、さらに、新しいおもちの魅力を発見することができました』

玄『選手や観客の皆さんが、私と同じように、新しいおもちの魅力に気づいてくれていたなら、これほど嬉しいことはありません』

玄『まだこのモチコンは今日が中日で、明日、明後日と続いていきますので、これからもこのおもちバトルを真剣に闘って、精一杯おもちのお祭りを楽しんでもらいたいです』


玄『と、いうわけで! 明日の予定についてですが・・・』

玄『明日のモチコンパーソナル部門は、清澄高校に戻って、そこの体育館で行います』

玄『流れはミスコンの時とほぼ一緒ですね。 ただし!』

玄『一、二回戦は、おもちのカテゴリー… つまり巨乳、適乳、微乳に分かれての個人戦です。 これにより、各カテゴリーでグランプリと準グランプリを決定し・・・』

玄『決勝戦では、そのグランプリと準グランプリに選ばれた合計6名によって、真のグランプリを目指して争ってもらうことになっています』

玄『3つの部門の中では、このパーソナル部門が、運や環境が影響しない最もおもちの純粋な実力が試される闘いになるでしょうね』


玄『では! 以上で本日はすべて終了となりますっ!』

玄『おねーちゃんがすごく早く勝利を決めてくれちゃったおかげで、戻りのバスの時間までは、まだかなり時間があります』

玄『ですので! ここはせっかくですので、時間まで、みんなで海水浴を楽しんじゃって下さい! これにていったん、解散としますっ!』


 ワァ――イ!   ヤッタァ―――ッ!! ヨッシャ、オヨグデェ――ッ!  ウチハニモツバンシトイタルワー  ガヤガヤ、ワイワイ、キャッキャッキャ・・・♪








水着に着替え、それぞれ思い思いの場所で遊び始めたメンバーたち…


穏乃「江口さん! あそこの岩場まで、どっちが先に泳ぎ着けるか、勝負しませんか?」

セーラ「おう高鴨か! ええで、勝負したるわっ!」

憧「ちょっとあんたたち、危ないからあんまり沖に行くんじゃないわよ?」


 キャッキャ♪  ウワ、スゴイナミヤァ!  ネエ、スナデオシロツクッテミヨー!♪  ワタシウキワカッテキマス  ア、ヒメサマワタシガイキマスヨー!  ワイワイキャッキャ


洋榎「あかんわ! うち水着持ってきとらんわ!」

恭子「海の家で安いの探してきましょうか」

久「あら、ヒロエじゃない。 ねえ、鶴賀の蒲原さんが、なぜかキャンプの道具一式持ってきてるのよ。 良かったら、一緒にバーベキューしない?」

洋榎「久! そやなぁ、バーベキューもええかもな…」

漫「主将! うち食材買ってきます!」

絹恵「あ、漫ちゃんうちも一緒に行くで♪」

美月「あら、楽しそうね。 私たちも仲間に入れてくれるかしら?」

久「喜んで♪」


はやり(12)「私焼きトウモロコシが食べたいなー☆」

杏果「すぐ近くにスーパーあるみたいだよ。 みんなで行こっか?」

慕「うん♪ ビーチボールも買わない?」

閑無「おっ、いいな! 食べた後にビーチバレーしようぜ!」


優希「よぉーっし! 私はマグロでもゲットしてきてやるじぇ!」

和「ゆーき! 海水浴場でマグロが釣れるわけないでしょう!」

咲「あ、でもあそこで潮干狩りしてる人いるよ? 行ってみない?」


 ワイワイガヤガヤ、キャッキャッキャ・・・  ザワザワザワ・・・


こうして… 各自海水浴やバーベキューなどを楽しみ、全員バスに乗り遅れて、自家用車で来ていた鶴賀以外、それぞれ電車で帰ることになったのだった…

本日以上です。
次は、今週の日曜の18:00頃から再開したいと思います。
このスレは最後のとこだけ書いてすぐ閉じて、新スレを立てて、モチコン4日目を書いていきます。

パーソナル部門はそれほど長くないので、たぶん3日くらいで終わると思います。

グランプリや準グランプリになったおもちたちに贈る副賞をどうするか迷っています。(ミスコンでは、ドレスと高級時計でした)

何かおもちたちに贈ると良さそうなものがもしあったら、教えて下さい。 特別賞とかも、もし何か案があったらご意見下さい。

乙あざす。 再開します。
本日は新スレにて6回投票を行います。 第一回目は19:30から。 ID出しは19:00から受け付けます。

シノハユのメンバーにもタイムワープして来てもらってるので、露子さんも登場可能ですね。 どうなるかな…

ハッ、まさかキャプテン…? ではないですね。 セクシーランジェリーいいかも。


玄「すみません、期日前投票はやってないのです・・・ あれっ、おねーちゃんどこ行くの?」

宥「ちょっと参院選に… 私18歳になったから…」トコトコ

玄「お、おねーちゃん大人なのです!」


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ーーーー


その夜…

~清澄高校内合宿用宿泊棟~


 ガラァッ

久「阿知賀のみんな~、温泉入れるから行ってきたら・・・って、え? ちょっと、グランプリさん! なんでコタツ入ってるの??」

宥「ど、どうも…」ヌクヌク

久「い、今9月よね? …ていうか、そのコタツ私物? 持ち込んだの?」

玄「おねーちゃんは、他の場所にお泊まりする時は、いつもマイ・コタツを持っていくんです」

久「・・・寒がりの人って大変なのね…」


穏乃「温泉ですか? ありがとうございます! よぉーっし…! 憧! フロ! 風呂行こフロっ!!」

憧「シズ! ちょっと、あんたなんで水鉄砲なんか持ってくのよ! 他の学校の人もいるのよ!」

久「あら、用意がいいのね♪」






穏乃「ハーッ! いい湯だったぁ・・・」ポカポカ

憧「ここ、校内合宿所なのに、温泉つきでしかも露天風呂って… すごい豪華ね」ポカポカ

灼「・・・あれ、クロがいない・・」キョロキョロ

宥「玄ちゃんなら、『流れ星を見つけたいので先に戻ってて下さい』って、一人で残ってたよ」

憧「・・・なんかイヤな予感する・・  ちょっと、私、見てくるね」スッ



憧の予想通り… 玄は流れ星ではなくおもちウォッチングをしており… のぼせて溺死しかけていた寸でのところを、助けられたのだった…



憧「はあ… モチコンあと二日… 一体どうなるのかしらね…」




カン

次スレ↓
玄「全国咲-saki-おもちコンテスト(パーソナル部門・前半編)なのです!!」
玄「全国咲-saki-おもちコンテスト(パーソナル部門・前半編)なのです!!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1468142387/)

このスレはこれで以上となります。
投票してくれた方、レスしてくれた方、読んでくれた方、ありがとうございました。
引き続き、次スレのパーソナル部門をお楽しみください。

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