凛「卯月が拘束された……?」 (26)


『渋谷凛様』

『島村卯月ちゃんを誘拐した。取り返したくば指定した場所まで来い』

『この事は貴女のプロデューサー、および警察などあらゆる大人や仲間には決して伝えず、単身で来い』

『尚、それはちゃんみおも同様である。我々は彼女の動向を特に重点的にマークしている』


『P.S.トイレを済ませてから来ること。後片付けが流石に辛くなるし我々にスカトロの趣味はない』



凛(……という内容のメールが、卯月のアドレスから私の携帯に送られていた)

凛(そのメールに添付されていた写真には、手足を縛られた卯月の姿が写っていて)

凛(これが遊びや冗談なんかじゃないってハッキリわかった)


凛(プロデューサーにも頼れない、未央を巻き込むことも出来ない。そう思って1人で指定された場所まで向かうと)

凛(『大人しくしろ。卯月ちゃんに手は出さない』と言われて、私も手足を縛られた)

凛(誘拐された卯月のことを考えると、どうすることも出来なくて……私は車のソファに黙って転がっていることしかできなかった)

凛(そして、卯月の目の前まで連れていかれて……)





誘拐犯A「じゃあ自分たちこのまま休憩終わって通常業務に戻りますんで……」

誘拐犯B「身代金とかいらないんで……」

誘拐犯C「盗撮とか盗聴とか以下略なんで……」

誘拐犯D「卯月ちゃんには縛ること以外で一切以下同文なんで……」

誘拐犯E「俺らはお二人の中略なんで……」

誘拐犯F「あ、不安な気持ちにさせてすんません……」

誘拐犯G「ここ346プロの一室なんで……」

誘拐班H「このボタンを押したらちゃんみお宛にヘルプメール送れるようになってるんで……」

誘拐犯I「万が一の時は恥を忍んでドアにぶつかれば、外の社員に助け求められるんで……」


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誘拐犯A「あと、ちゃんみおを呼ばなかったからって決してちゃんみおのことを嫌いになったりハブにしたいわけじゃないんで……」

誘拐犯B「うづりんにはうづりんの、みおあいにはみおあいの、NGsにはNGsの、りんみおやうづみおにはりんみおやうづみおの魅力があり、ユニットだけでは賄えないコンビ(あるいはカップル)としての魅力が各々きちんと存在すると思ってるんで……」

誘拐犯C「うづりんの魅力とは、互いのもつ『華』への崇拝ともとれる羨望、あるいは幻想的、非現実的ともとれる憧れからなる『親愛』の感情だと思ってるんで……」

誘拐犯D「りんみおの魅力とは、目標とは違った、互いへの『能力やビジュアル』に関する『尊敬』からなる、精神的に対等な関係だと思ってるんで……」

誘拐犯E「うづみおの魅力とは、単純な『好感』による女の子らしい、肉体だけでなく精神的にもやわらかい者同士のいちゃいちゃだと思ってるんで……」

誘拐犯F「NGsの魅力とは、3つの個性、そして3つの『関係』によって生み出される、輝きの向こう側への推進力、すなわち『エネルギー』だと思ってるんで……」

誘拐犯G「みおあいの魅力とは、方向性の違う、しかし共に『柔らかい女の子』といえる2人が寄り添い支え合う安定感だと思ってるんで……」

誘拐犯H「コンビ(あるいはカップル)、そして様々な人数構成のユニットに貴い卑しいの概念はないと思ってるんで……」

誘拐犯I「王には王の、料理人には料理人の才能があるのと同じで、それぞれが別個で生かすべき特性を備えてるってだけだと思ってるんで……」


誘拐犯A「つまり俺らは『うづりん』の『初心』な『愛で』の感覚を楽しみたいんで! 解散! 解散! 撤収!」



凛(やたら長いセリフを言い終わったかと思うと、誘拐犯達は一人残らず静かに出て行ってしまった)


凛「……なに今の……」


藍子「未央ちゃんが拘束された……?」

の第二弾です。

昨日これ書いた後に60連回したら新SSRしぶりんが出ました。

そして今日の昼に納税したら新SSRしまむーが出ました。

ガシャ更新から91連で新ニュージェネ揃っちまいました……


先月のウェディング蘭子を引けなかった時とはえらい違いでビビってます。


R指定とまではいかないよう気を配りましたが、前回と比べて少し性的な要素があるかも。


――――――――――――――――――――


凛「卯月。……卯月? 大丈夫?」

卯月「凛ちゃん……えへへっ、私は大丈夫ですよ!」

凛「あいつらに何かされなかった?」

卯月「わ、私は何も……し、しいて言うなら……」

凛「しいて言うなら?」



卯月「未央ちゃんをさらった時のお話と、その後の未央ちゃんと藍子ちゃんの様子のお話をされて……」

卯月「直接は見てないから、あの人たちの予想(妄想)なんですけど……その……」


卯月「藍子ちゃんが縛られた未央ちゃんに抱き着いて甘えてお世話して独占する様子を……取り囲まれて……ずっと聞かされて……!!///」カアア


凛「ええ…? 何がしたかったのあいつら……」ヒクッ



凛「……って! 未央もあいつらに攫われてたの!? いつの間に!?」

卯月「つ、ついこの間の話って言ってました! もう帰ったって言ってて……」

凛「その様子だと、藍子が未央に何かするよう仕向けられてたって事か……」

凛「最近未央が藍子と会う時恥ずかしそうにするから、何があったのかって思ったら……そういう事……!?」

卯月「な、何をしたんでしょうか……?」


凛「……はあ。付き合ってられない、さっさと未央呼んでこの縄ほどいてもらうよ」

卯月「えっ?」

凛「さっきあいつら言ってたでしょ。この床に置かれたボタンを押したら未央にメッセージが届くって」

凛「あいつらの事を信用するわけじゃないけど……外の声をきく限りじゃ、ここが346プロってことは間違いなさそうだし」


ワイワイガヤガヤ


< 古今東西『拘束シチュが楽しめるカップリングもしくはユニット』

< なおかれ

< かなあり

< さえさち

< アンデス

< 新田ーニャ

< みくりーな

< ゆかゆか


凛「……間違いなく346プロだよ」

凛「もしものことがあった時は体当たりして出ていけるみたいだけど、こんな姿を見つかったら何て噂がたつか……」ギシギシ

凛「だから卯月。ボタンは卯月の方にあるし、卯月が押してくれないかな。多分、頭を動かすだけで押せると思うから……」


卯月「あ……あ、あの、凛ちゃん……」モジモジ

凛「卯月? 何してんの、早く……」ピト

凛「……えっ?」


卯月「え、えへへ……」スリスリ


凛「……卯月? どういう……」

卯月「も、もうすこしこのままでいさせてくれませんか!?」ピト

凛「!? なんで!?」


卯月「ちょっと羨ましかったんです! 未央ちゃんと藍子ちゃんのお話を聞いて……その……」

卯月「私も凛ちゃんに、そんな風にいじめられたいな……って」

卯月「それと同時に、凛ちゃんをそんな風にいじめてみたいなって、そうとも思っちゃって……」


卯月「ん……」ノシ

凛「卯月、ちょっと……!?」ペタン

卯月「……」スッ



カリッ


凛「っあ……!?」ピクンッ


卯月「……今の凛ちゃん、とってもかわいいです」

卯月「今みたいな凛ちゃんの反応、もっと見たいですし……凛ちゃんにも同じことされたいです」

卯月「私も凛ちゃんも、芋虫みたいに手足を縛られたままで……お口を使って、凛ちゃんと乱れたいです」

卯月「ねえ……」ニコッ


凛「……!」ドキッ


凛「……もう。その顔はずるいよ卯月……」

凛「……言っとくけど」



凛「もう、『やめて』って言っても遅いからね……!」



――――――――――――――――――――


凛「んっ……んっ……」チュウッ

卯月「あっ……凛ちゃん……えへへ……」ギッギッ


凛(それから、何十分くらい縛られ続けていただろう)

凛(今が何時なのかも忘れ、壁を一枚隔てた向こうにはたくさんの知ってる人がいることも忘れ)

凛(縄がきしんで、思うように動かない不自由な身体、思うように自分の身体の気持ちいいところに相手の舌が届かないもどかしさ)

凛(そして自分の与える感覚から身をよじっても、絶対に逃げることのできない快感に身もだえして、卯月のそんな姿にもいじめ心を煽られて)

凛(今やってること全てが、私と卯月の間を『気持ちよさ』としてぐるぐるぐるぐる回ってた)


凛(交代で首元を嘗める、首筋に噛みつく)

凛(慣れたころには歯と舌を使って、制服のボタンを外すことも出来るようになって)

凛(……まあ、卯月の方は相変わらず不器用なくせに『したがった』から、私のボタンがいくつかダメになったんだけど)

凛(そうやって、軽く服が乱れたお互いを見て『どうしよう、戻せないや』なんて笑ったり)

凛(見ることができた谷間をくすぐったり、ベストをめくって、衣服のなるべく薄いところでお互いの心音を聞いたり)

凛(『あたたかい』『ひんやりして気持ちいい』なんて笑いあって、出来る限り身をすりよせて眠ったりもした)


卯月「えへへ……凛ちゃん……」スヤァ


凛(『いじめる』だなんて言っておいて、本当はただただ甘えて絡みつくだけの卯月)

凛(私が甘えるたびに、恥ずかしそうに笑って、くすぐったそうに身もだえする卯月)


凛(藍子や未央も、こんな風に思ったのかな)

凛(すごくみだらで、マニアックで、ちょっと変態っぽくて……)

凛(……こんなのを見られたら、さすがの未央も引いちゃうかな)



凛(……でも)

凛(今はただただ、そんな卯月の全部が可愛い。……すごく愛おしい)



凛(……ああ……)






凛(……かわいいな、卯月)





凛(そんな風に思いながら……私は卯月のおでこに口づけをした)


~おしまい~


今晩の日付が変わったころに勝負に出ようと思っていたのですが、予想外の結果で未だにビビっています。
ガチャは乱数のなんとかかんとかで不思議な力は存在しない、ただの偶然と確率でできたシステムだと割り切っていたのですが……
神って本当にいるんでしょうか。ちょっと僕の中の『神』の定義が揺らいでいます。

使う予定だったジュエルがまだ40連分残ってるので、日付が変わり次第消費してフェスを占めようと思います。

まだ新しくSSRが入ってきたら、その子に応じた内容で第三弾も書こうかなと考えています。


今のところ、フェスでSSRが出たら

藍子:みおあい延長戦

旧しぶりん:なおかれ

きらり:新田ーニャ

小梅:梅蘭

幸子:142's総受け

紗枝はん:さえさち

仁奈:みゆにな

奏:かなあり


智絵里、友紀、志希:Pといちゃいちゃ


にしようと考えています。


ここまで読んでいただきありがとうございましたm(__)m



うづりんを見るたびに「未央ハブ」と叩くのはやめましょう。うづりんはうづりんでいいものだよ。


過去にりんみおssを書いたことがあるので、こちらもどうぞ


凛「未央が死んでしまった夢を見た」

なんできらりはその組み合わせなんだよ

>>18
あんきらでエロ書けないんすよ。でも蘭子と杏は持ってるのでほしい

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…まあ、こんなもんか…
あとPa一枚くらい欲しかったがしゃーなし

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