モバP「しようぜ」双葉杏「やだ」 (54)


P「いいじゃん」

杏「めんどい」

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P「そんなに嫌か」

杏「嫌じゃないけどさ」

P「気持ちいいぞ?」

杏「キャラじゃないんだよ」

P「そっかーダメかー」








P「日光浴」


杏「だいたい考えてもみてよ、杏って一応ニートアイドルで売ってるんだよ?」

P「まあそうだな」

杏「それがいきなり健康的に日焼けしてごらんよ、どうよ?」

P「可愛い」

杏「ニートのくせにこんがりローストとかおかしいって言ってんの」

P「俺は気にしないけど」

杏「ファンが気にするんだよ」


P「なんだよ意識の高いやつだな」

杏「別に意識高いとかじゃないんだけど」

P「ちょっとぐらい良いじゃんか」

杏「それで杏が干されてプロデューサーが養ってくれるならやっても良いよ」

P「やぶさかではないね」

杏「嘘でも否定するとこだよここは」


杏「とにかく日光浴とか行く気は無いから」

P「じゃあ今度の休み何するんだよ?」

杏「杏んちでゴロゴロ」

P「それじゃこないだの休みと変わんないじゃん」

杏「嫌?」

P「嫌じゃないけど」

杏「じゃあこの話はこれでおしまいで」




杏「しようよ」

P「やだ」

杏「そんなに嫌なの?」

P「嫌じゃないけど」

杏「気持ちいいのに」

P「苦手なんだよ、こういうの」

杏「まあ無理強いはしないけどさ」








杏「斑鳩」


P「なんて読むんだこれ、まだらはと?」

杏「いかるがって読むの」

P「アレだろ、めちゃくちゃ弾いっぱい出るやつだろ?」

杏「まあこのゲームに限って言えば弾が多いのは必ずしもデメリットではないけど」

P「杏のプレイ見てる限り自分じゃ出来そうな気がしないんだよ」

杏「杏は割と高難易度でやるからね…」


杏「あ、じゃあカラドリウスとかどうよ、これ初心者にも優しいし」

P「さっきのとどう違うんだ?」

杏「こっちはオプション付けまくって安全プレイが出来る」

P「うーん、まあそれならやってみても良いか」

杏「あと被弾するとキャラの服が破れる」

P「そういうのは間に合ってるから良い」

杏「間に合ってるんだ」

P「知ってるくせに」

杏「…まあ」




P「しようぜ」

杏「やだ」

P「なんで」

杏「疲れる」

P「楽しいぞ?」

杏「楽しいのは分かるけどさ」

P「うーん確かに大変かもな」








P「乗り物制覇」


杏「多分制覇しようにも身長制限で乗れなかったりするよ杏は」

P「あーそっか」

杏「そもそも遊園地に来ただけでも杏にとっちゃ大きな一歩だよ」

P「歩幅はちっちゃいけどな」

杏「褒めてくれてもいいんだよ?」

P「よしよし、偉い偉い」


杏「まあせっかく来たしコーヒーカップくらいなら乗っても良いよ」

P「お、マジか」

杏「入場料分は元取らないとね」

P「あ、実はツテで貰った優待券で入ったんだ」

杏「そしたらタダ乗りだ」

P「良い響きだな」

杏「良い響きだね」


杏「あ、ここのは回すタイプじゃないんだ」

P「これって固まって乗るとよく回るんだっけ?」

杏「まあどっちでもいいよ、それより膝貸して」

P「ん」

杏「あー落ち着く」

P「これから回るんだけど」

杏「それはそれ、これはこれ」






P「おーい大丈夫かー?」

杏「だいじょばない…」

P「寝っ転がって乗ったらそうなるって」


杏「しようよ」

P「やだ」

杏「なんで」

P「疲れるし」

杏「楽しいよ」

P「楽しいのか?」

杏「やってみればわかるよ」








杏「遊戯王」


P「ルール難し過ぎるんだよ」

杏「それは認める、杏も把握してないとこあるし」

P「ヴェーラー?とかいうの持ってないと負けるんだろ?」

杏「極端な例だけどあながち間違ってない」

P「ほらぁ、そんなんで楽しいのか?」

杏「思い通りにやれれば楽しいよ」

P「うーん…一回だけな?」

杏「よしきた」




P「スティーラーキッテクイックssスティーラーssジャンク・ウォリアーssジャンクタイショウスティーラーssエクスプローラーnsefクイックssロードssロードefアンノウンssロードタイショウスティーラーssフォーミュラ…」

杏「うん、いずれはこうなると思ってたよ」

P「まだまだこんなんじゃ満足し足りねぇぜ…」

杏「それキャラ違う」




P「しようぜ」

杏「えー」

P「暇だろ?」

杏「まあ暇だけど」

P「少なくとも厳選してるより健康的だと思うぞ」

杏「お、何やってるか分かったの?」

P「あんだけ付き合わされれば嫌でも覚えるよ」

杏「ふーん…ま、良いや。やろっか」








杏「バトミントン」


P「ほれ、行ったぞ」

杏「あいよー…ほいっ」

P「結構筋がいいな、よっと」

杏「まあ体育でやったことあるし」

P「おお、杏の口から体育なんて言葉が出るとは」

杏「杏をなんだと思ってるのさ」

P「俺の自慢のアイドル」

杏「………」


P「あ、落とした。次お前のサーブな」

杏「そういうのはもっとちゃんとして言おうよ…えいっ」

P「ちゃんとして言うのは恥ずかしいからな…それっ」

杏「ちゃんと言ったらほっぺにちゅーしてあげてもいいよ」

P「マジか!」





杏「落としたから次プロデューサーのサーブね」

P「…卑怯だぞ」

杏「それはお互い様」




杏「しようよ」

P「んー」

杏「忙しいの?」

P「忙しくはないな」

杏「まあそうだよね、筋トレしてるだけだもんね」

P「だけって言うなよだけって」

杏「頭も運動しないとね」

P「分かった分かった、付き合うよ」








P「ウボンゴ」


P「ピコピコじゃないなんて珍しいな」

杏「たまにはこういうゲームもいいと思わない?」

P「目が痛くならないのはいいな」

杏「普段からモニタとにらめっこだからねー」

P「それはお前もだろ」

杏「仰るとおり」


P「おっ、ウボンゴ」

杏「うわーマジか」

P「じゃあお先に貰うな」

杏「あ、杏もウボンゴ」

P「間に合ったか」

杏「まだまだ勝負はこれからだよ」




P「しようぜ」

杏「いいよ」

P「えっいいの」

杏「聞いといて何さ」

P「いや、いつも通り拒否されるのかと」

杏「杏だってそんな気分の時はあるよ」

P「じゃあ気が変わらないうちに行くか」








P「旅行」


杏「週末の2連休でいいんだよね」

P「その予定」

杏「どこ行くか決まってんの?」

P「楓さんイチ押しの温泉旅館」

杏「大丈夫なの?杏これでもアイドルなんだけど」

P「せいぜい親子旅行にしか見られんだろ」

杏「否定できないのが悔しい」


P「お、悔しいのか。普段は最大限利用するのに」

杏「ちょっとくらい察してくれると嬉しいんだけど」

P「察した上で言ってる」

杏「鬼か」




杏「しようよ」

P「いいぞ」

杏「えーなんで」

P「なんでってなんでさ」

杏「ここはプロデューサーとしての体裁がーとかゴネるとこでしょ」

P「理不尽極まりないな」

杏「お約束ってやつだよ、じゃあしよっか」








杏「流しっこ」


P「おかゆい所はありませんかー」

杏「あーそこ気持ちいい」

P「相変わらずもふぁもふぁした髪だな」

杏「ま、人並みに手入れはしてるからね」

P「流すぞ、目ぇ瞑れー」

杏「んー」


杏「相変わらずがっしりした背中だねー」

P「杏から見りゃ大抵の人はそうだろう」

杏「いやいや、この背中の乗り心地は一級品だよ」

P「俺は亀か何かなの?」

杏「出来ることなら竜宮城で一生暮らしたいよね」

P「あそこ多分電源ないぞ」

杏「そっか、じゃあパス」


杏「あーいい湯だー」

P「さすが楓さんイチ押しなだけあるなー」



杏「……それにしても色気がないね」

P「今更何言ってんだ」

杏「いや、混浴ってこう、あるじゃん?ラッキースケベとか様式美的なの」

P「したいのか?」

杏「それほどでもない」

P「じゃあいいだろー」

杏「そだねー」


P「しようぜ」

杏「んー…まあいっか」

P「嫌なら止めるけど」

杏「嫌じゃないよ嫌じゃ」


杏「ただ杏だって女の子だからね、こうね」

P「家じゃいつもしてるじゃん」

杏「あのテキトーなのは違うんだよ」

P「ああ確かに、今はお膳立てもバッチリだし」

杏「……ん、いいよ、しよ」

P「そうか?じゃあするか」








P「添い寝」


杏「ふっかふかだね」

P「ふっかふかだな」

杏「さすが楓さんイチ押し」

P「枕も何か特別なやつらしいぞ」

杏「ほんとだ、いい匂い」

P「杏んちもこの枕にしない?」

杏「洗濯めんどいからヤダ」




杏「しようよ」

P「あー…いいぞ」

杏「何か問題あった?」

P「言うと怒りそうだから言わない」

杏「えっ、何それ気になるじゃん」

P「…怒らない?」

杏「多分ね」

P「歯磨きすんの忘れた」

杏「気にしないよ、杏もしてない」

P「今すぐしてこい」

杏「えーいいじゃんしようよー」








杏「ちゅー」


P「よく考えてみろ、にんにく食った口でちゅーされたいと思うか?」

杏「お昼のラーメン美味しかったね、量多かったけど」

P「晩ごはんは魚介中心で助かったな」

杏「揚げ物とかだったらもったいないことになってたね」


P「で、歯磨きしなきゃイカンわけだ」

杏「布団から出んのダルい」

P「そしたら引きずってでも行く」

杏「それじゃあ、したら、してくれる?」

P「それならまあ」

杏「おっしゃ」





P「しようぜ」

杏「……」


杏「あのさ」

杏「プロデューサーに言うのは無駄かもしれないけどさ」

杏「一応言ってみていい?」

P「どうぞ」



杏「デリカシーって言葉知ってる?」

P「もちろん」

杏「じゃあ何で恥ずかしげもなく言うのさ」

P「したいから」

杏「もうちょっと心の機微に敏感になろうよ」

P「杏相手だからな」

杏「その言い方、相手によっては嫌に感じると思う」

P「嫌か?」

杏「……嫌じゃないけど」

P「じゃあ大丈夫だ」



杏「…あーもーめんどくさくなってきた!骨抜きにしてやるから覚悟しろ!」

P「照れてる」

杏「照れてない!」





P「アンタップしてアップキープ、ドロー」

杏「すっかり小慣れちゃったね」

P「そっちこそ、今じゃアウトドアニートじゃんか」

杏「杏は元々外出るの嫌いじゃなかったし」

P「外出るってレベルじゃないけどな、まさかスキューバダイビングの仕事するとは思わなかったぞ」

杏「魚料理が美味しかったよ、あの島」

P「何というか台無しだよ」


杏「ねぇ」

P「ん?」

杏「そろそろしようよ」

P「そっか、そうだな」

杏「待ってたんだからさ、今までずっと」

P「悪かったよ待たせて」






P「しようぜ」

杏「うん、しよう」






杏「幸せにしてよね?」

P「任しとけ」




おわり


以上

みんな杏引けるといいね

ごめんね、限定はNG'sだから紛らわしかったね
まあSSR引けたらいいよね

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