楓「祝ってください」瑞樹「えー…」 (29)

アニメ準拠はほとんどありません
草は生えてますので気分を害された方がいらっしゃったら申し訳ありません
特に内容は無いです


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6月13日

楓「…」

早苗「…」

瑞樹「…」

『11:59』

楓「…」

早苗「…」

瑞樹「…」

『0:00』

『ジェットストリーム……』

瑞樹「…」

『ジェットストリーム……』

早苗「…」

『ジェットストリーム……』

楓「…26になりました」

早苗「…ふーん」

瑞樹「…それで?」

楓「私が26になったということは、それ即ちどういうことか分かりますか?」

早苗「老いたってだけじゃない」

瑞樹「そろそろ二日三日酔いじゃ済まなくなってくるわよ」

楓「そうじゃないんですよ」

早苗「いやそういうことじゃない」

瑞樹「そろそろダイエット方法を学習するべきだと思うのよ」

楓「分かってます。お二方がツンデレだということは」

瑞樹「面倒くさいわねぇ」

楓「そろそろ出しても良い頃合いじゃありませんか?」

早苗「何を?」

楓「何でしょう。当ててみて下さい」

瑞樹「外したら?」

楓「当てるまで帰れません」

早苗「じゃあ永遠にプレゼント渡せないわね」

瑞樹「残念だったわね」

楓「プレゼントください」

楓「手ぶらで来た時からなんかおかしいなって思ってましたよ」

瑞樹「今日の夜辺りに渡そうと思ってるのよ」

早苗「にも関わらず呼ぶんだもん。手ぶらに決まってんじゃない」

楓「今欲しいです」

瑞樹「ジュースで良いなら買ってくるわよ」

楓「外の自販機のやつじゃないですか」

早苗「髪留めならあげるわよ」

楓「え?」

瑞樹「貴方もやってみなさいよ。おさげ」

早苗「新しい楓ちゃんを開拓するわよ」

楓「おさげ楓ですか。良いでしょう」

早苗「…」

楓「…」

瑞樹「…」

楓「…どうです?」

早苗「…まあ良いんじゃないの?」

瑞樹「まあ、うん…」

楓「思ったより面白くないって顔してませんか?」

瑞樹「似合ってなくもないし、凄く似合ってるってわけでもないし…」

早苗「はいチーズ」カシャ

楓「チー鱈ならここに」

早苗「武内君に送っとくから」

楓「え?」

瑞樹「あら、良いじゃない」

楓「あ、ちょっと…!」

早苗「送信、と」

楓「あっ」

瑞樹「でも流石に起きてないでしょ。明日も仕事なのに」

早苗「あの子の事だからまだ起きてんじゃないの?」

『♪』

早苗「ほら来た」

瑞樹「流石ね」

楓「勘弁してください」

早苗「大丈夫よ。アンタには見せないから」

楓「え…」

瑞樹「…あら…」

早苗「…ほー…」

楓「…」

瑞樹「あらー…」

早苗「あー…そーなの…」

楓「何て言ってました?」

早苗「え?何?」

楓「あの…反応を…」

瑞樹「あら。勘弁してくれって言ってたのに」

早苗「ねー?」

楓「見せてください」

早苗「そんなに見たい?」

楓「はい」

瑞樹「ショック受けない?」

楓「えっ…」

早苗「大丈夫?」

楓「あ…いえ…その…」

早苗「じゃあ見せない」

楓「見せてください」

早苗「冗談よ…ほれ」

楓「…」

武内P『とても似合っていると思います』

楓「…」

早苗「良かったわね。褒められてるじゃない」

楓「…」

瑞樹「どうかしたの?」

楓「…あの…」

瑞樹「?」

早苗「?」

楓「…誕生日おめでとうって、書いてない…」

早苗「そういうショックは計算外だわ」

瑞樹「それくらいどうしたのよ。子供じゃあるまいし…」

楓「…ぶー」

瑞樹「どうせ朝になったら思い出すわよ」プニ

楓「今言ってもらいたいんです」

早苗「アンタホントめんどくさいわよね」

瑞樹「そもそも私達明日お休みじゃない。揃いも揃って」

早苗「それじゃあ会えそうなのは明後日ね」

楓「今、逢いにいきます」

瑞樹「言うと思ったわそれ」

早苗「まあでも武内君って今は一日会社でしょ?別に会えないことはないじゃない」

瑞樹「そうねぇ……あ、ねえ」

早苗「ん?」

楓「?」

瑞樹「みんな武内君武内君って呼んでるけど……」

早苗「…」

瑞樹「…あの人、結局いくつなの?」

楓「…」

早苗「…」

瑞樹「…」

早苗「確か、新卒で入ってきて…」

楓「…」

早苗「…アタシ達が初めての担当だったから…」

瑞樹「…30行かないくらい?」

早苗「あら、楓ちゃんどうなのよその辺」

楓「え?」

瑞樹「え?」

早苗「え?」

楓「ちょっと何言ってるn…何言ってるか分かりまs…せん」

瑞樹「めちゃくちゃ噛んでるじゃないのよ」

早苗「分かりやすいわー…」

瑞樹「本当カワイイわねぇ」

楓「チー鱈が進みますねぇ」

瑞樹「ほら、照れてこうやって逃げるでしょ?」

早苗「カワイーカワイー」

楓「…!!!」

早苗「まあ、ぶっちゃけ言うとアンタと武内君の仲とかどうでもいいんだけどね」

楓「ン゛」

瑞樹「当然じゃない」

楓「ン゛ン゛」

早苗「アンタ自分でも言ってたじゃない。26って」

瑞樹「26にもなって人に助力を求めてどうするのよ。自分で何とかしなさいよ」

早苗「っていうかそもそもアンタアイドルだから恋愛禁止じゃないのよ」

瑞樹「そうよ。本来ならふんじばって会うの禁止にするくらいよ」

早苗「漫画とかならそういうのもありかもしれないけど現実でそんな上手くいくとか思ってんじゃないわよ」

瑞樹「考えてみなさいよ。アイドルがキスシーン出しただけで過呼吸になったりするファンもいるのよ」

早苗「それどころか相手役の人に対しての殺害予告まで出るのよ」

瑞樹「それでファンが減って仕事が減っての負のサイクルになるのよ」

早苗「どうすんのよ。食っていけなくなったら」

瑞樹「武内君だってノーダメージじゃ済まないわよ。ボロ雑巾みたいになるわよ」

早苗「追い出されるかもしれないわよ。プロダクション」

瑞樹「それでどうするの?」

早苗「二人で辞めて仕事がパッと見つかると思うの?この不景気で」

瑞樹「本当にキツいわよ」

楓「う゛わ゛ぁ゛ぁ゛ん゛」

早苗「アンタ何してくれてんのよ」

瑞樹「見事に手の平返したわねアンタ」

早苗「アンタの家久し振りに来たけど、ゲーム機増えたわね」

楓「何かハマっちゃいまして」

瑞樹「何が楽しいのよ。こんなの…」

楓「そうやって言う人ほど私みたいになるんですよ」

早苗「確かにバカに出来ないわよね。だってほら、凄いのよ?今のゲームって」

楓「画質が凄いんですよ。とにかく」

瑞樹「現実じゃあるまいし…」

早苗「その歳でアイドル始めたアンタが言ってんじゃないわよ」

瑞樹「もう一回言って?」

早苗「何でもないッス」

楓「ほら。とりあえずやってみて下さい」

早苗「何かアンタと菜々ちゃんがやってるやつみたいになってんじゃない」

瑞樹「嫌よ。私ゲーム興味無いし…」

楓「まあまあ。せめてグラフィックだけでも…」

瑞樹「…あら、こんなリアルになってるの?」

早苗「凄いでしょ?」

瑞樹「凄いわね…あ、3D酔いするからやっぱりやめておくわ…」

早苗「あらー…」

瑞樹「お酒飲んだ後にゲームは無いわよ」

早苗「まあそうよね。アタシももらいそうになったわ」

楓「間に合って良かったですね」

瑞樹「でも出したら楽になったわ」

早苗「アンタそっちなの?アタシゲロったらもう無理よ」

楓「私もです」

瑞樹「体質かしらねぇ…」

早苗「羨ましいわよ。そういうの」

瑞樹「どうせ明日になったら気分悪くなるのよ」

楓「そういえばゲームで思い出したんですけど、プロダクションにゲームコーナーが出来ましたね」

早苗「あれ結構前に出来てたわよ。知らなかった?」

楓「知ってましたけど、いつ出来るのかなって」

早苗「行ってみたら?そんな良いもん置いてないけど」

楓「何があるんですか?」

瑞樹「対戦ゲームとか…UFOキャッチャーとパンチングマシーンくらいじゃなかったかしら?」

楓「どうしてアイドル事務所にパンチングマシーンがあるんですか?」

早苗「知らないわよ」

瑞樹「この子なんか放っといたら一日中やりそうだったからね」

早苗「アタシよりも高い記録出した奴がいるのよ。黙ってられないわ」

楓「男性の方じゃないんですか?」

瑞樹「原則として346の社員は禁止にされてるから、それは考えづらいわね」

早苗「少なくとも346にアタシ以上のアイドルがいるってことよ。これは黙ってられないわ」

瑞樹「上には上がいるのよ。アンタが井の中の蛙ってことがよく分かったわ」

楓「誰でしょう?…拓海ちゃん?」

瑞樹「あの子は違うわよ」

楓「え?」

…。

里奈『おりゃっ!』バシッ

夏樹『おー…』

里奈『やったー☆4位ー!』

拓海『よーし!!なら次は…アタシが…』

早苗『さっきからうるさいわねぇ。何してんのよ族共』

拓海『うわっ!!?さ、早苗…あ、さん……瑞樹…さん…』

瑞樹『はしゃぐのも良いけど、あまり周りに迷惑かけたら駄目よ』

夏樹『すいません…』

涼『つい…』

里奈『今ねー?みんなでパンチ力高いの誰だ対決してるんだー☆見て見てー!アタシマジヤバたーん!』

早苗『ふーん…』

瑞樹『あら。凄いのねー…』

里奈『でしょでしょ!?二人もやってみれば分かると思うよー!』

拓海『…そうだな。ここらで二人との関係もはっきりさせとかなきゃならねえしな』

瑞樹『あら。パンチングマシーンがもう一台あるわ。アンタどっちやる?』

早苗『アタシそのマシュマロ付いた方やりたいんだけど』

拓海『パンチ力!!パンチ力測るんだっての!!』

夏樹『…つってもさ、瑞樹さんってぶっちゃけ華奢な感じだよな…』ボソ

涼『…言われてみりゃ、そうだよな…』ボソ

瑞樹『…』

早苗『言われてるわよ』

拓海『ま!逃げても良いんだぜ?』

瑞樹『…』ポチ

『君のパンチを見せてみろ!』

拓海『早苗はともかく、アンタの細腕』ドンッッッ

瑞樹『…』

拓海『じゃ…』

夏樹『…』

涼『…』

里奈『…』

『4位』

拓海『ハァァァァァァァ!!?壊れてんじゃねえのかコレ!!』

里奈『凄ーい!!カッコイー☆』

亜季『フォーム、力のため方、打ち方、全て完璧でありました』

涼『めっちゃねじ込んでたもんな』

夏樹『はじめの一歩で見たぞあんな感じのやつ』

瑞樹『これ結構楽しいわね』

拓海『ど、どういうことだよ!!アンタ特に何もやってねえはずだろ!!』

瑞樹『能ある鷹は爪を隠すものよ』

夏樹『こんなとこで曝け出さないでくださいよ』

早苗『どーする?アンタやる?』

拓海『えっ…』

亜季『いえ。次は私が行くであります!』

里奈『おー☆亜季ちゃんガンバーッ☆』

亜季『力だけが全てではない。瑞樹殿のように技術でもってそれを補う者もいらっしゃるということ…』

早苗『早くやんなさいよ』

亜季『しかし私は、そのどちらをも兼ね備えたハイブリッド!今それを証明してみせるであります!』ポチ

瑞樹『そうじゃなくて、こうよ』

拓海『こ、こう…?』

夏樹『まあ確かに本命だよな。亜季ってああ見えてかなり鍛えてるし、知識もあるし』

涼『経験は無いんだけどな』

亜季『では参るであります!!』

里奈『ふぁいとー☆』

『君のパンチを見せてみろ!』

拓海『えっと…ここで腰を…』

瑞樹『もっと捻りなさい』

亜季『ヤッ!!!』ドンッッッ

里奈『わっ!凄い音したー☆』

『3位』

早苗『良いじゃない。まあまあよ』

亜季『ふむ…まだまだ技術が足りなかったでありますか…』

里奈『じゃあー…本日のメインイベント!!早苗さん対たくみーん☆』

拓海『ヘッ!元隊長舐めんじゃねえぞ!!早苗!!』

早苗『さんつけろっての』ベチッ

拓海『痛っで!!腿はやめろって言ってんだろ!!!』

夏樹『えーと、肩を入れて…』

涼『こうっすか?』

瑞樹『そんな感じよ』

早苗『どーする?アンタ先やる?』

拓海『いや、アタシは最後だ!キレー…に全員ぶち抜いてやるよ!』

早苗『ああそう』ポチ

拓海『いや、温度差…』

亜季『さて…早苗殿の力は…』

里奈『ちゅーもくだねー☆』

『君のパンチを見せてみろ!』

早苗『懐かしいわねー…パンチングマシーンなんて…』

里奈『昔はよくやってたのー?』

早苗『そうよー。ムカつく事があった時はねぇ…こうやって』

里奈『へー…』

拓海『…ま、そういうのは大事だよな。ムカつく奴の事を考えて…』

早苗『拓海ッッッ!!!!!』ドズンッッ

拓海『まあそう来ると思ったけどさァ!!!』

里奈『wwwwwww』

瑞樹『wwwwwww』

夏樹『wwwwwww』

涼『wwwwwww』

早苗『どれくらい?』

里奈『え?…あ…』

亜季『…』

拓海『…』

夏樹『…』

涼『…』

『3位』

瑞樹『ちょっと下がってない?』

早苗『現役離れてどれくらい経ったと思ってんのよ』

夏樹『…つーか、早苗さんでも3位?』

涼『…3ケタ余裕で行ってんのにな…』

早苗『そこがねぇ。気に食わないのよねぇ』

涼『…うわあ…』

拓海『…ま、まあそりゃ、あ、アタヒ…アタシと、張り合えるくらいだからな!3ケタは行くはずだよな!』

夏樹『アタヒって何?』

拓海『う、うるせー!!ぜってーに超える!!今日こそ超えてやんだよ!!』ポチ

瑞樹『超えたら見事メスゴリラの称号が与えられるわよ』

拓海『いるかそんなもん!!!』

『君のパンチを見せてみろ!』

拓海『技術だ打ち方だ…そんなもんじゃねえ。パンチってのはな!テメーの魂で打つもんなんだよ!!』

早苗『ゲームに向かって何か言ってるわよあの子』

瑞樹『友達いないのかしら』

拓海『ああああああああ!!!!こんちくしょおおおおおおおお!!!!』ドムッッ

里奈『あっ』

夏樹『あ』

涼『あ…』

拓海『ハァッ…ハァッ…ど、どうだコラ!!見たか!!』

早苗『…』

瑞樹『…』

拓海『これがアタシの…全身全霊の…』

『7位』

拓海『…』

夏樹『…』

涼『…』

里奈『…』

瑞樹『ダメね』

早苗『ホンットダメだわ』

…。

楓「何してるんですかお二人とも」

瑞樹「やれって言われたからやっただけじゃない」

早苗「ホンットダメだったわ」

楓「拓海ちゃんどんな顔してたんですか?」

瑞樹「アンタの想像通りの顔してたわよ」

早苗「ホンットダメだわ」

楓「…ちなみにですけど、片桐そんよりも上がいたんですよね?」

早苗「そうよ。アタシが1位かと思ったら上に2人いたのよ」

瑞樹「ボクサー級のパンチを打ち込めるアイドルがいたのよ」

楓「それってアイドルって呼んでいいものなんでしょうか?」

瑞樹「メスゴリラが3匹いたってことなのよ。驚いたわ」

早苗「そろそろアタシ泣くわよ」

瑞樹「ウホウホ鳴くの?」

早苗「咽び泣いてやるわよ」

楓「…でも、確かに気になりますね…」

瑞樹「でもそんな事より、今日は貴方会社に行くんでしょ?」

楓「そのつもりです」

早苗「…変にスキャンダルとか作るんじゃないわよ?本当に」

楓「そんなことしません!!」

瑞樹「…やっぱり私達も行く?どうせ夜会うんだし…」

早苗「…あー…」

楓「えー…」

瑞樹「何よその不満げな顔」

早苗「アンタ監視してないと面倒だからねえ。手のかかる子だし」

瑞樹「アンタもだけどね」

早苗「最近はちゃんとレッスンやってんのよ」

瑞樹「私が見てるからでしょ」

早苗「アタシを反面教師にしろという優しさなのよ」

瑞樹「アンタが優しいのは自分にでしょうが」

早苗「もっと労ってよ」

…。

武内P「…」


武内P「…」コソコソ


武内P「…」


美城「何をしている」

武内P「!」

美城「警備員から爆発音が聴こえたと聞いたが、やはり君だったか」

武内P「…」

美城「…こうして残業が長引いた際にはここで遊んでそのまま仮眠室で寝る、と…」

武内P「…申し訳、ありません」

美城「無理はするな…ともう何度言ったことか…」

武内P「…企画を、考えておりまして…」ガサ

美城「それは…今はやめておこう。君ももう疲れただろうに。…最後の力を振り絞ったようだからな」

武内P「…お恥ずかしい限りです」

美城「若い証拠だ。…ただ原則としてここは社員立ち入り禁止だぞ。気をつけたまえ」

武内P「…申し訳ありません」

美城「…」

武内P「…専務も、残っておられるようですが…」

美城「君がいつまで残っているか気になったものでな」

武内P「……大変、ご迷惑をおかけしました…」

美城「仮眠室はアイドルも使用する。使用後は綺麗にしておきたまえ」

武内P「はい。それでは…」

美城「…」


美城「…」


美城「…」チラ

『1位』

美城「…」


美城「…」ポチ

『君のパンチを見せてみろ!』

美城「…」






美城「…!!!!!」ズドォン!!

終わります

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