卯月「ポケモン総選挙で同じ順位のアイドルにポケモンをプレゼントですか?」 (169)

P「ああ、つまり簡単に言うと一位のアイドルには一位のポケモンをプレゼントするんだ」


P「同順位には同順位のポケモンが一番ふさわしいだろ?」


ちひろ「ただし上位10位以内のアイドル限定ですけどね」


P「苦労したんだぞ、上位10匹のポケモン捕まえてくるのは」


卯月「ありがとうございます!プロデューサーさん!」


P「おいおい、礼を言うのはポケモンをもらってからにしてくれよな!」

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P「そして卯月、第五回シンデレラガールズに選ばれたアイドルには同じシンデレラポケモンである一位のポケモン、ゲッコウガをプレゼントだ!」


卯月「ゲッコウガですか?」


P「ああ、大切にしてくれよな」


ちひろ「おめでとう!卯月ちゃん」


卯月は ゲッコウガ を 手に入れた!


卯月「これからよろしくお願いしますね!ゲッコウガちゃん」


ゲッコウガ「コウガァ!」


P「さて、次は二位以下だな」

卯月「よく見ると可愛いですね!この子!」


ゲッコウガ「コウガァ///」


P「楓さん、改めて二位おめでとうございます。安定した人気を持ち続けるなんてなかなかできることではありません」


楓「ふふっ、ありがとうございます。これもファンのみなさんのおかげです」


P「そんな楓さんにふさわしいポケモンです。受け取ってください」


楓は アルセウス を 手に入れた!


卯月「…えっ?」


楓「まあ、なんて神々しい!」


P「この世界を造り出したと言われている神、アルセウスです。大切にしてください」


アルセウス「よろしく頼むぞ小娘」


楓「はい、こちらこそ」


卯月「えっ……えぇ?」

P「それじゃあ次は美優さん、三位おめでとうございます」


美優「正直…、まだ実感が沸きません。こんな私が……3位になるなんて…」


P「こんな美優さんだからこそ、3位になったんですよ。美優さんらしさにファンのみなさんが惹かれて3位をとれたんです」


美優「そうでしょうか…?」


P「はい、そしてこれは、3位のポケモンです。この子を大事にしてもっと自信を持ってください!」


美優は ミュウ を 手に入れた!


卯月「…えっ?」


P「南アメリカの奥深くに生息している幻のポケモンです。途中毒蛇とか毒蜘蛛とか出会いましたけど苦労して手に入れたかいがありました」


美優「この子…、とっても可愛いですね」


ミュウ「みゅう♪」


P「大切にしてくださいね」


美優「はい」


卯月「えっと……あれ?」

アルセウス「しかしあのような人間に捕らえられようとは…むぅ……」


楓「ふふっ、これからよろしくお願いしますね」


美優「この子……とっても可愛いですね」


P「すごいでしょこの子、なんと色んなものに変身できるんですよ!」


美優「変身ですか!?」


ミュウ「みゅう!」


卯月「…」チラッ


ゲッコウガ「ゲコ?」


卯月「…」

ちひろ(卯月ちゃん、さっきから真顔ね。どうしたのかしら?)


P「それじゃあ次は4位だな、森久保!」


乃々「え?な、なんですか?もりくぼは…その……ポケモン貰っても…育てる自信ないんですけど……」


P「まだ貰ってないのにそんな弱音吐くなよな。ほら、ピカチュウだ。受け取れ」


森久保は ピカチュウを 手に入れた!


ピカチュウ「ピッカァ!」


乃々「ぴ…ぴかちゅう…?本物の…ピカチュウですか?」


P「本物だ。あとしっぽは触るなよ、怒って電撃食らうから」


乃々「ひぃ…!」


P「だがそれ以外は大丈夫だ。よっぽど過剰な接し方をしなければ反撃されることはないが…まあお前なら大丈夫だろ」


P「大切に育てろよ」


乃々「うぅ……。わ、わかりました。もりくぼ、頑張ります…」


ピカチュウ「チャア!」


卯月「……」ホッ


ちひろ(あ、ちょっと笑顔になった)

P「そして次は芳乃だな」


P「これは芳乃にぴったりなポケモンかもしれないぞ。いけ!」


ニンフィア「フィ~!」


芳乃「ほ~、これはなかなか美しいポケモンでしてー」


芳乃「この子から神秘的な力を感じますー」


芳乃「匂いもさぞ清々しいのでしてー」


ニンフィア「フィ~♪」


P「たぶんこの中で一番仲良くなれそうだな。芳乃、ニンフィアを頼んだぞ」


芳乃「心得たゆえー、これからよろしくお願いしますー」


ニンフィア「フィ~!」


卯月(よかった、ほかのみんな普通のだ。2位と3位だけがおかしかったんだ)ニッコリ

P「それじゃあ6位から10位までは一気に全員に渡そう!みんな出てこい!」


ゲノセクト「ゲノ~」


未央「ロボだこれ!完全にロボだこれ!かっこいい!」


レックウザ「きりゅりりゅりしぃぃ!」ズォオオオオッ!


菜々「な、菜々は食べてもおいしくないですよ!17歳ですけどまずいですよ!」


レックウザ「きりゅりりゅりしぃぃ!」ズォオオオオッ!


奈々「き、きゅうり…?」


ジガルデ「ゼドアァーーーーーz____!!!」ズォオオオオッ!


みく「にゃああああああああああああ!!!へ、蛇の化け物が2体も!」


リザードン「グォオオオオオオオオオ!!!」ズォオオオオッ!


心「なんだよお前、ケンか売ってるのか☆」


リザードン「ぐぉぉ…」


メロエッタ「メロエッタ!」


肇「この子、もう一つの姿の頭が昔作ってた焼き物にそっくりでなんか気になってたんです」


メロエッタ「メェッ!?」


P「よし、これで全部だな」


ちひろ「ていうか、よく入りきりましたね、7m近くのポケモン2体もいるのに」




卯月「」

楓「ところでプロデューサーさん、どうして10位以内までなんですか?」


P「ん?ああ、本当は50位までのポケモンを捕まえようとしたんだが…11位のポケモンがあまりにも強すぎて…」


P「おかげで予算もやばくなりそうになったから止む無く撤退、結局ポケモンもゲットできず、しかたなく10匹まで妥協することにしたんだ」


楓「そうだったんですか」


P「まあでもこれでこの事務所に新しい仲間ができたな!」


P「みんな!これからはこいつらを家族のように大切にしてやってくれ!」


乃々「で、でも……世話をするなんて……」


アルセウス「それには及ばん、人間の世話無くとも我らは自分で生き抜くこともできる」


P「だそうだ。だから心配するな。みんな賢いからなんとかなるって!」


菜々「なんとかなるとかそういう問題じゃあ…」




卯月「」

P「ちなみにこの子、大気中に存在する塵や隕石が主な主食です」


菜々「えぇ!?」


P「だから育成も楽ですので安心してください」


菜々「ち、塵や隕石を…?」


レックウザ「きゅうりぃぃぃぃぃぃぃ!!!」


菜々「はぁ…ポケモンってすごいですね」


P「それじゃああとは好きなようにしていってください。わからないところがあったら質問してくださいね」


「「はーーーい」」


P「それじゃあ自分はこれで。ちゃんと育ててくださいね~」



卯月「」


ゲッコウガ「コウガ?」

美輪明宏(アルセウス)に山寺宏一(ミュウ)か・・・
今「みゅう」で変換しようとしたら美優に変換された件

P「あ、そうそう言い忘れてました」


P「この子たち、連れ歩くのが大好きなので暇があったら散歩に連れてってください」


P「そうですね、例えば今とか」


芳乃「それではそうさせてもらいますー。いきますよー、ニンフィア」


ニンフィア「フィ!」


ピカチュウ「ピッカピッカァ!」ぐいっ


乃々「わ、わかったから…ひっぱらないで……」


レックウザ「きりゅりりゅりしぃぃ!」ヒュゴオオオオオオオオオオオオオォ!


菜々「うぎゃああああああああああああ!!!」


ジガルデ「ゼドアァーーーーーーーーーーーーー!」ヒュゴオオオオオオオオオオオオオォ!


みく「ぴにゃああああああああああああああああああ!!!」


心「飛んでけえええええええええええ!!!」


リザードン「ぐぉぉぉおおお…」ヒュゴぅ!


P「あとこれも言い忘れたけどちゃんとモンスターボールにしまった後に連れ出してよね、窓ガラスがいくらあっても足りないから…」


ちひろ「お給料から引いておきますね」


P「はい…」

未央「かっこいい!ねぇねぇ、何ができるの!ビームとかだせる!?」


ゲノセクト「ゲノ!」


未央「うっそ!?マジで!?すごいじゃん!やっぱロボだよこれ!」


ゲノセクト「ゲノ!ゲノ!」


未央「え?あんまりロボロボ言うなって!これでも生きているから?ごめん…」


ゲノセクト「ゲノ!」


未央「うん、わかった!これからもよろしくね!」


未央「えっと…ゲノセクトだから……う~ん、なんて呼んだらいいんだろ?」


未央「まあいっか!そのうち考えよ!それじゃあプロデューサー!行ってきます!」


P「いってらっしゃい」

卯月「…」


卯月(なんだろ、この子より順位が下のポケモンのほうが凄そう…あのミュウやアルセウスより上なんだよね?)


卯月(この子がそんな伝説のポケモンですら上回る人気を持ってるなんて…とてもそうには……)


卯月(いや、みんなが私を選んだように、みんながこの子も選んでくれたんです!きっとこの子には何か特別なものがあるはずです!)


卯月(それがなんなのか、一緒に過ごしてみればわかるはず!)


ゲッコウガ「コウガ!」


卯月「はい!これからもよろしくお願いします!ゲッコウガちゃん!」

卯月「…とは言ったものの……」


卯月「どう接したらいいんだろ…。自分のポケモンなんて持ったことないし…」


凛「どうしたの卯月?」


卯月「あ、凛ちゃん」


凛「未央から聞いたよ、ゲッコウガをもらったんだって?」


卯月「うん、この子ですけど…」


ゲッコウガ「ゲッコウガ!」


凛「ふ~ん、これがゲッコウガ?まあ、悪くないかな?蒼さも中々だし」


ゲッコウガ「ゲコ?」


卯月「それで一体どうしたらいいのか…」


凛「簡単だよ、ポケモンバトルをしたらいい」


卯月「ポケモンバトルですか?」

凛「ポケモンとの絆を深めるにはポケモンバトルが一番だって世間の常識だよ」


卯月「そうだったんですか!?でもポケモンを戦わせるなんて…そんな危険なこと」


凛「卯月は優しいんだね、だけどゲッコウガはやる気になってるみたいだけど」


ゲッコウガ「コウガァ!」


卯月「…わかりました。ゲッコウガがやりたいんなら、私、頑張ります!」


卯月「勝負です!凛ちゃん!」


凛「あ、ごめん。私のポケモン、今花屋で水をやってるところで留守番しているんだ」


卯月「え?そうなんですか?」


凛「うん、それにたまに私の店に変な人も来るから番犬代わりにね」


凛「紫色のタキシードに赤い蝶ネクタイが無駄に似合ってた不審者が毎回買いもせずにうろうろしてるから」


卯月「そうだったんですか、大変ですね」


凛「うん。まあね」

卯月「でも困りました…一体誰と挑んだら…」


凛「とりあえずあそこでグータラしている杏と戦ったらいいんじゃない?」


卯月「杏ちゃん?」


杏「あー、働きたくない…」グデー


卯月「ねぇ杏ちゃん」


杏「ポケモンバトルでしょ?嫌だよ面倒くさい…」


卯月「飴上げますから」


杏「そこまで言われたら仕方ないなぁ」

杏「じゃあ一回だけね」


凛「審判は私がやるね」


卯月「はい!出番ですよ!ゲッコウガ!」


ゲッコウガ「コウガァ!」


杏「カビゴン!よろしく!」


ガビゴン「カビッ!」


卯月(お、大きい……)

卯月「私たちはもっともっと高みへ!」

卯月「行きますよ!ゲッコウガ!」

こうですね、わかりません

杏「先手必勝!カビゴン!恩返し!」


カビゴン「カビ!」ドン!


ゲッコウガ「コウガァ!」


卯月「ああ!ゲッコウガ!」


凛「何しているの!早く指示出して!」


卯月「えっと…えっと…」オロオロ


卯月「ハ、ハイドロポンプです!」


ゲッコウガ「コウガァ!」ドババババ!!!


カビゴン「カビッ!」


卯月「やった!」


凛「いや、まだだよ」


卯月「え?」

カビゴン「カンビ!」


卯月「どうして!?直撃したのに!」


杏「杏のカビゴンはとくぼうを極限まであげているんだ。そんな水鉄砲じゃ傷一つつかないよ」


卯月「そんな…」


杏「もう一度恩返しだ!」


カビゴン「カービィ!」ドン!


ゲッコウガ「ゲッ!」


卯月「ああ!ゲッコウガ!」


杏「さらにこうげきも極限まで上げているから威力もすごいぞ!このカビゴンこそが私のつよくてすごい切り札だ!」

凛(しまった…。杏が事務所の中で指折りの強さだということを忘れてた)


凛(こんなことなら相手を奈緒にしておけばよかった)


卯月「ゲッコウガ!まだ立てますか!?」


ゲッコウガ「コウガ!」b


卯月「わかりました、ゲッコウガ!あくのはどうです!」


ゲッコウガ「コウガ!」ドドドドドド!!!


カビゴン「カビッ!」


凛(よし、へんげんじざいのおかげで威力も上がっている、これなら…)


杏「だけどそんなことでカビゴンを倒せると思ったら…」


カビゴン「カァ…」


杏「…!?あくのはどうの追加効果でひるんでる!?」


卯月「さらにあくのはどうです!」


ゲッコウガ「コウガ!」


カビゴン「ビィ…」


杏「何してるのさーカビゴン!おんがえしだよ!」


カビゴン「カビッ!」


卯月「くさむすび!」


ゲッコウガ「コウガ!」


ドッスン!


杏「ああ!カビゴン!」


カビゴン「カビィ…」

卯月「今です!カビゴンにハイドロポンプ!」


ゲッコウガ「コウガアアアアアアアアアア!!!」ドドドドドドドドドドドド!!!


カビゴン「カビィィィィィィィィィィィィィィ!」


どすうううううん…


カビゴン「カビィ…」


卯月「やりました!勝ちましたよ!私たち!」


凛「いや…」


卯月「え?」


杏「カビゴン、ねむる」


カビゴン「カァ…ZZZ…」

卯月「ね、ねむる!?」


杏「しばらく眠る代わりに体力を回復する技、そして…」


カビゴン「カビ!」


杏「カゴのみで目を覚ます!これで私のカビゴンは全快の状態に戻ったというわけだ!」


卯月「そんな…」


ゲッコウガ「コウガ!」


卯月「はっ!ゲッコウガ!あくの…」


杏「じしん!」


ドドドドドドドドド


ゲッコウガ「ゴゥ…!」


卯月「ゲッコウガ!」

杏「とどめだ!カビゴン!空高く跳べ!」


カビゴン「カビッ!」ブン!


杏「そのままのしかかりだ!」


卯月「げ、ゲッコウガ!ハイドロポンプです!」


ゲッコウガ「コウガ!」ドドドドドドドド!!!


カビゴン「カビ!」


ゲッコウガ「コッ…!」


ずぅぅぅぅぅぅぅぅん…


卯月「ゲッコウガァ!?」


凛「決まったね…」

ゲッコウガ「コゥガァ…」


卯月「ゲッコウガ!しっかりしてください!ゲッコウガ…ゲッコウガ!」


杏「お疲れカビゴン、一緒に休も」


カビゴン「カビィ…」


卯月「ゲッコウガ!目を開けてください!ゲッコウガ…ゲッコウガァ!」


ゲッコウガ「…」

ゲッコウガ「ゲコッ!?」


ちひろ「気が付いたみたいですね」


ゲッコウガ「ゲコッ…」


ちひろ「大丈夫です、怪我は完全に治療しました、もう自由に動いてもいいですよ」


ゲッコウガ「ゲコ!」


ちひろ「卯月ちゃんですか?それが…」


ちひろ「ゲッコウガを育てる自信がないからと言ってあなたを私に渡した後そのまま…」


ゲッコウガ「コゥ!?」


ちひろ「あの時、初めてのポケモンバトルで負けてあなたをボロボロにさせてしまったことに後悔しているの」


ちひろ「今の卯月ちゃんを慰めることができるのは、あなたしかいない。行ってあげてきて」


ゲッコウガ「コウ!」

ゲッコウガ「ゲッコゲッコゲッコゲッコ」


ゲッコウガ「ゲッコゲッコゲッコゲッコ…」


ゲッコウガ「コウ…」シュン


みく「あれ?ゲッコウガじゃん、どうしたの?」


ゲッコウガ「ゲッコウガ!」


みく「なるほど、卯月ちゃんを慰めたいけどどこにいるかわからないかぁ…」


みく「プニちゃんプニちゃん、もしかしたら早速そのプニちゃんの力、役に立つかもしれないよ!」


ジガルデ(パーフェクトフォルム)「ゼドアアアアアアアアアーーーz____!!!」

ゲッコウガ「ゲコ?」


みく「あのね、プニちゃんはこの国を広いところから狭いところまで監視している力を持っているんだ」


みく「だからその力を使って卯月ちゃんを探し出すのにゃ!」


ジガルデ「ゼドアアアアアアアアアアアア!」


みく「え?もう見つかったの!?流石プニちゃん!場所は?」


ジガルデ「ゼドアアアアアアアアアアアア!!!」


みく「えっと…、ゲッコウガはなんて言ってるのかわかる?」


ゲッコウガ「コウ!」グッ


みく「まぁ、ゲッコウガがわかればそれでいっか、それじゃあ頑張ってね」


ジガルデ「あの娘をよろしく頼んだぞ」


みく「コウガ!」

ゲッコウガ「ゲコ?」


みく「あのね、プニちゃんはこの国を広いところから狭いところまで監視している力を持っているんだ」


みく「だからその力を使って卯月ちゃんを探し出すのにゃ!」


ジガルデ「ゼドアアアアアアアアアアアア!」


みく「え?もう見つかったの!?流石プニちゃん!場所は?」


ジガルデ「ゼドアアアアアアアアアアアア!!!」


みく「えっと…、ゲッコウガはなんて言ってるのかわかる?」


ゲッコウガ「コウ!」グッ


みく「まぁ、ゲッコウガがわかればそれでいっか、それじゃあ頑張ってね」


ジガルデ「あの娘は相当追いつめてるようだった、元気づけてやれ」


ゲッコウガ「コウガ!」

公園


卯月「………」


ゲッコウガ「ゲッコウガ!」


卯月「ゲッコウガ!?どうしてここに…」


ゲッコウガ「コウ!コウ!」


卯月「怒ってるんですか?そうですよね。黙って置いて行って、ごめんなさい…」


卯月「でも…私、あなたを育てる自信がない…」


ゲッコウガ「コッ!?」

卯月「私、初めてのバトルであなたを傷つけてしまって…」


卯月「それで怖くなって……あんなボロボロにさせて…」グスン


卯月「すみません、パートナーになったばかりなのにこんなこと言って、でも私には無理なんです……ポケモンを育てるなんて」


卯月「私にはトレーナーの才能なんてない…何にもないよぉ……」グスン


ゲッコウガ「コウガ!」ぺちっ


卯月「きゃあ!」

ゲッコウガ「コウガ!コウがコウガ!ゲッコウガ!」


ゲッコウガ「ゲッコウガ!ゲコゲコゲッコウ!」


ゲッコウガ「ゲコッ!ゲコゲコゲッコウガ!」


ゲッコウガ「ゲコッ!?」


卯月「……」


卯月「ごめんなさい、なんて言っているのか、わかりません」


ゲッコウガ「コウッ!?」

卯月「けど、あなたの思いは伝わりました」


卯月「確かに、ちょっと、ううん。ものすごく私、甘えてた」


卯月「たった一回の失敗で凹むなんて、こんなところみんなに見せられないもんね」


ゲッコウガ「ゲッコウガ!」


卯月「はい!今度は負けて泣き顔じゃなくて勝って笑顔になります!」


卯月「だからゲッコウガ、これから一緒に頑張りまろうね!」


ゲッコウガ「コウガ!」

数週間後


卯月「杏ちゃん!もう一度勝負です!」


杏「え~、また?嫌だよ面倒くさい…」


卯月「今度は負けません!私たち、あれからすごく強くなったんです!」


杏「はぁ…わかったよ。その代わり勝っても負けても飴は貰うからね」


卯月「はい!」


凛「あれからすっかり立ち直ったね、卯月。さて、どれほど腕を上げたか」


心「お手並み拝見ですぞwww☆」

卯月「来てください!ゲッコウガ!」


杏「叩き潰せカビゴン…」


ゲッコウガ「コウガ!」


カビゴン「カビッ!」


凛「またあの時と同じ…」


心「ボッコウガwww♪とくぼうが高いカビゴン相手じゃゴミですなwww☆」


卯月(あれから私たちはかなり絆を深めました!だからもう負けない!)


杏(あ~だる…。これ終わらせてもうひと眠りしよ…)

卯月「お先にどうぞ!」


杏「それじゃあ遠慮なく…カビゴン!おんがえし!」


カビゴン「カビッ!」


卯月「げたぐりです!」


ゲッコウガ「ゲッコウ!」


カビゴン「カビッ!?」


ドスン!!!


杏「何!?」

凛「卯月…いつの間にけたぐりを…!」


P「俺が覚えさせた」


凛「プロデューサー!?いつの間に…!」


P「あんな熱心な卯月は久しぶりに見た。嫌がってたバトルを楽しんでやがる」


P「それに初めてゲッコウガとあったときより息もぴったりだ。これはもしかすると」


凛「もしかすると?」


P「さて、どうなるかな?」

ゲッコウガ「ゲッ…!」ズキッ!


卯月「へんげんじざいで格闘タイプに変化、さらにいのちのたまで威力をあげる」


卯月「タイプ一致のけたぐりはカビゴン相手には圧倒的に刺さります!」


杏「驚いた…てっきり特殊技でゴリ押しするかと思ってたよ」


杏「あらかじめ変えておいて正解だったね」


カビゴン「カビィ…」むくっ


卯月「ええっ!?倒れてない!?」


杏「これでも結構危なかったんだよ」

卯月「一体どうして…」


杏「誰が同じポケモンは一体しか持っていないと決めたのさ」


P「そうか!このカビゴンは防御よりに育ててあるんだ!」


P「だからけたぐりを食らっても無事でいたのか!」


卯月「そんな…」


心「んんwww耐久よりのカビゴンなどただのサンドバックですなwww☆」


杏「でももう一発食らったらおしまいだからね、その前につぶさせてもらうよ」

杏「カビゴン!じしんだ!!」


カビゴン「カビッ!」


ズズズズズズズズズズ!!!


ゲッコウガ「ゲコッ!!!」


バキバキバキッ!


P「ああ!庭にひびが!」


杏「さらに高く飛べ!」


カビゴン「カビッ!」ブン!


卯月「またあの時の技ですね!だけどもう同じ手は…」


杏「しねんのずつき!」


カビゴン「カビッ!」ブン!

P「気を付けろ卯月!今のゲッコウガじゃ効果は抜群だ!」


卯月「わかってます!ゲッコウガ!あくの…」


杏「と見せかけてばかぢから!」


カビゴン「カビッ!」ブゥン!


卯月「…はどう!?」


ゲッコウガ「ゲッ!」ドドドドドドドド!


P「しまった!フェイクか!」


凛「技の切り替えが早い…!」


ずううううううううううん!


卯月「ゲッコウガァ!」

ゲッコウガ「ゲッ……コウ……」


卯月「ゲッコウガ!大丈夫ですか!」


ゲッコウガ「コウ!」ビシッ!


卯月「よかった…まだやれますね!」


杏「しぶといな…これじゃあおちおち休めやしない…」


卯月「まだです!私たちはもう負けないと決めたんです!!」


卯月「行きますよ!ゲッコウガ!これが私たちの絆の力です!」


ゲッコウガ「コウガ!」ピカーッ!


杏「え?」

卯月と ゲッコウガ の 心が 一つになった


卯月「いっけええええええええええええ!」


ゲッコウガ「コウガァァァァァァァァ!!!」


卯月の ゲッコウガ は ウヅキゲッコウガに なった!


杏「な、何アレ!?」


凛「ゲッコウガが卯月の制服を着ている!?」


P「まさかこんな形で見られるとは…」


凛「知ってるのアレ!?」

P「大昔カロス地方で一つか二つしか見られなかったゲッコウガだけにしか見られなかった現象だ」


P「研究によるとメガ進化の一種だと言われているが真相はわからない。ただ」


凛「ただ?」


P「あの形態になるとトレーナーとポケモンは一心同体になると、そう伝えられている」


P「つまり今の卯月はゲッコウガそのものでありゲッコウガは卯月そのものなんだ」


凛「卯月がゲッコウガになったんだ…。いや、ゲッコウガが卯月になったのかな?まあ、どっちにしても制服着ているゲッコウガって…変」


心「んんwwwボヅキボッコウガはもっとありえないwww♪」

ID加速中は論破されているwwwwwwwwwwwwホルホルしてるID加速中自演で顔真っ赤wwwwwwwwwwww
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

   、_,,,, _,, -.'"           ` 、
 ミ三ミ三ミ三ミミ                ヽ_,
-==三ミ彡三ミミ     ,,=-==     ==、 iミ=-、_
_,,ンミミ三ミ三ミミ]  -彡-一 ー-、 r一 ーミ、|ミミ三ミ=-'

_, -==彡ミ彡ミミミ|  ン| ,=て)> (|ー| ,て)>、 ||三ミ彡==-'
_,彡彡三ミ三ミミレ'~ .|. '     |  ヽ   `  |ミ三彡三=-、
(_彡三ミ彡ミミミ'   ヽ、    ノ   \__ノiミ彡ミ三=ー  
ー-=二三ンーミミミ     `ー /(_r-、r-_)   .|彡ミ三=-、      ←カスジャップ
)(_ミ彡ミ| i' ヽヽミ       | : : : __ : :__: :i   .|彡ミ三=-、_
と彡ミ彡ミヽヽ<ヽミミ      |: ン=-ニ-ヽ、   .|彡ミ三==-
 彡ミ彡ミミヽ  ) `    、 .' <=ェェェェェン |    |彡ン=-=
 -==彡三ミ `ーヽ : : : : : :i: :  `ー--一''  : : ノミ三==''


杏「なにこれ…こんなの聞いてない…」


卯月「ゲッコウガ!けたぐりです!」


ウヅキゲッコウガ「コォォォゥ……ガァァァァ!」


ゴッ!


カビゴン「カッ!」


ズォォォォォォォォォォンッッ!!!!!


杏「なっ…!」

カビゴン「カァ~~~…」ぐったり


杏「カ、カビゴンが……負けた!?」


卯月「やった…やりました!やりましたよゲッコウガ!」


ウヅキゲッコウガ「コウガ!」


P「やったな卯月!見事にリベンジ果たしたな!」


凛「おめでとう、卯月もゲッコウガもよく頑張ったね」


心「次ははぁとのメガヤザ―ドンYと戦ってほしいですぞwww」


卯月「はぁ…はぁ…ちょっと……疲れちゃいました……」

凛「それにしても本当に卯月そっくりだね」


ウヅキゲッコウガ「コウガ!」


P「卯月と心がシンクロしているからな。そりゃ似ていて当然だ。本人といってもいいくらいだ」


凛「ふ~ん。よく見るとなんだか卯月にそっくりで可愛いね。ふふっ」ナデナデ


しぶりんの じゃけつく!


ウヅキゲッコウガ「ガッ…!」


効果は抜群だ!


ゲッコウガ「っ…!」バタリ


ゲッコウガは倒れた!


凛「えっ!?ど、どうしたの!?」


P「まずい!ゲッコウガはフェアリータイプが弱点!じゃれつくなんか食らったら一溜りもない!」


凛「そうなの!?」


P「それだけじゃない!ゲッコウガと卯月は心が一つになってる。視覚も痛覚も共有している。つまりゲッコウガのダメージはそのまま卯月に向かう!」


凛「ということは…!」


卯月「」バタリ


凛「卯月ィ!」

ゲッコウガ「ゲコッ!?」


ちひろ「気が付いたみたいですね」


ゲッコウガ「ゲコッ…」


ちひろ「大丈夫です、怪我は完全に治療しました、もう自由に動いてもいいですよ」


ゲッコウガ「ゲコ!」


ちひろ「卯月ちゃんですか?大丈夫です。彼女には外傷はありませんでした。外で待ってますよ」


ゲッコウガ「コウ…」


ちひろ「さあ、早く元気な姿を見せて卯月ちゃんを安心させてください!」


ゲッコウガ「ゲコ」

卯月「ゲッコウガ!大丈夫でしたか!」


ゲッコウガ「ゲッコ!」ビシッ!


卯月「よかったぁ、無事で!」


凛「あの…ゲッコウガ……その…ごめんね。まさかゲッコウガがじゃれつかれるのが苦手だというの知らなくて…」


卯月「だからゲッコウガはそんなこと一切気にしてませんよ!ね、ゲッコウガ!」


ゲッコウガ「ゲッコ!」


凛「そ、そうなの?」


卯月「はい!だから元気出してください!」


凛「う、うん。二人がそういうなら」

>>109

×しぶりんの じゃけつく!

○しぶりんの じゃれつく!

凛「それにしてもゲッコウガにあんな力があるとは思わなかった」


凛「プロデューサー曰く、あれはゲッコウガだけにしか起こらない現象らしいよ」


卯月「あの現象がゲッコウガだけにですか」


凛「凄く絆が強まったときに変化するんだって」


凛「卯月とゲッコウガ、よっぽど強い絆で結ばれてるんだね。普通じゃこんなことありえないよ」


卯月「普通じゃない、つまり特別ってこと?」


凛「うん。そうなるね、卯月とゲッコウガ、二人だけにしかない強力な個性だね」


卯月「ついに私にも、個性が…!」


凛「その個性、大切にしてよね」


卯月「うん!」

数日後


心「はぁとはマッサラタウンの佐藤心www♪相棒のヤザードンを連れてヤケモンマスターを目指すぞwww☆」


心「見たこともないヤケモン集めて最強のヤケモンを育てますぞwww☆だからみんなもヤケモンゲットじゃぞwww☆」


ディレクター「はい、カット!今日はここまで!また明日もお願いします!」


P「ヤケモンPR動画、お疲れさま。今日もよかったよ佐藤さん」


心「これくらい朝飯前ですなwww☆」


P「さて、少しお腹すいたからどこかで食事でも…」


prrrrrr


P「何だこんな時に…」ピッ


P「はい……。何ですって!?」


心「?」


P「佐藤さん、急いで帰らないと。このままだとアイドルが事務所にいられなくなる!」


心「なんと!」

346プロ


P「ちひろさん!本当ですか!」


ちひろ「はい…突然アメリカから帰国した常務が実行中のアイドルプロジェクトを白紙にすると言い出して…」


P「何!?せっかく波に乗ってきたプロジェクトを全部白紙にするだと!?」


P「冗談じゃない!せっかく人がここまでアイドルを育てたというのにこんなところで水の泡にさせてたまるか!」


P「どこのどいつだその常務というのは!一度あってガツンと言ってやる!」


ちひろ「でも相手は上司ですよ!」


P「上司が怖くてプロデューサーやってられるか!こっちはアイドル全員の未来を背負っているんだ!」


常務「ならガツンと言ってみたらどうだ?」


P「おう!言われなくともガツンと言って…………ッ!」ビクッ


ちひろ「ああ、だから言ったのに…」


P「あんた……その……しっぽ……まさかっ…!」

凛「ふ~ん、あれからもっと強くなったんだ」


未央「まさか私のゲノぽんが一方的にボコられるなんて思いもしなかったよ!」


凛「一体どこまで強くなるんだろうね、卯月達」


卯月「私にもわかりません。だからもっともっと強くなって限界を知りたいです!」


凛「卯月、前ドアだよ」


卯月「あ、ありがとう凛ちゃん」


ガチャ


P「」ふらっ


ばたり


凛「プ、プロデューサー!?」


未央「凄い傷…」


卯月「どうしたんですか!?」

P「お…おわりだ…お前たちの……アイドル活動も…ここまで…だ…」


未央「何言ってるのさ!意味わかんない!どういうことなのか説明して!」


常務「代わりに私が説明しよう」


未央「ひっ…!」


凛「しっぽが生えた白いおばさんが…浮いてる!?」


常務「紹介が遅れた、私はこの事務所の常務の美城だ。つまり君たちの上司にあたる存在だ」


凛「私たちのアイドル活動が終わるってどういうこと?」


常務「そこまで極端に言っていない、346にふさわしくない存在を切り捨てる。そう言っただけだ」


未央「どういうこと!?私たちがふさわしくないっていうの!?」

常務「ふむ、確かに君の育てたアイドルは中々の個性を引き出しているようだ」


P「ぐぅ…」


常務「だが個性を伸ばすという非効率な方針は、この美城に相応しくない」


常務「私の目指す美城は短期的な成果と効率、そして美城の伝統だ。それ以外の余計なものは不要、時間と金」


常務「何より努力が無駄だ」


未央「このおばさん!黙って聞いていれば好き勝手言って!もう怒った!」


未央「見る限り常務もポケモンみたいじゃん!だったらポケモンで相手してあげるよ!」


未央「いけ!ゲノぽん!テクノバスター!」


ゲノセクト「ゲノ!」ドドドドドドド!


凛「ちょっと未央!そんなことしたら…!」


P「やめろ……そんなことしても…」

常務「ふん…」グッ


ゲノセクト「ゲノ!?」


未央「嘘ッ!?止めた!?」


卯月「あれは…サイコキネシス!?」


常務「これは私には不要なものだ。返そう」パシッ


ドォォォォォォォォン!


ゲノセクト「ゲェ…」


未央「ゲノセクト!」


凛「何アレ…どうなってるの?あれはポケモンなの?」


常務「ポケモンでもあり人間でもある」


P「やっぱりそうか……アンタ、転送装置を使ったんだな…」


卯月「転送装置?」

P「ポケモン預かりシステムを開発していた俺の知り合いの……エンジニアが偶然ポケモンと合体してしまったという事故が起きたんだ」


P「もちろんすぐに分離されて元に戻った。だがロマン溢れる合体という……響きに…魅了された…エンジニアはその合体でいろいろできないかどうか考えた…」


P「俺はちょっと警告をしたが聞く耳持たなかったから……結局放っておいたが、ある日を栄にその合体の話はなかったことにされた」


P「原因を聞いたらある企業に転送装置に関する情報を……すべて金で買い取られたからうやむやになったとかいうふざけた理由だったが…」


P「そうか、その企業が……ここ、346プロだったのか……」


常務「その通りだ」


P「そしてその姿…まさかミュウツーと…!」


常務「ああ、君が弱らせたおかげですんなり融合できたよ」


凛「どうしてそんなことを…!」

常務「これも美城のさらなる成長のためだ。言っただろ?私は非効率の作業はしないと」


未央「それとアイドルとどんな関係があるのさ!」


常務「………」


凛「…まさか、ポケモンとアイドルを融合!?」


常務「そうだ。美城のブランドに相応しいアイドルと未知なる力を秘めたポケモン、この二つを組み合わせて私の理想となるアイドルグループを築き上げることで、美城を高みへと導くことができる」


常務「そしてそれが私の理想とするアイドルユニット、プロジェクトクローネだ」


凛「アイドルの都合も考えずに人間とポケモンを融合するなんて…許せない…!」


常務「渋谷凛だったな。君の噂は聞いている。どうだ?私の理想の計画に付き合う気はないか?」


凛「悪いけど、私は今のままが一番気に入っているから」


常務「そうか。なら君に用はない、消えろ」ビュン!


凛「っ!?」

「ヤーバーヒートですぞwww」


ぶぉぉぉぉぉぉん!


常務「私のシャドーボールを打ち消した…?」


心「怪我はないかなwww?」


凛「な、なんとか…」


みく「これは一体何の騒ぎにゃ!?」


ピカチュウ「ピカピカ!ピッカチュウ!」ぐぃぐぃ


乃々「ちょっと…引っ張らないでぇ…」


菜々「ななななななな何ですかこれ!プロデューサーさん!どうしたんですか!?」


常務「ちっ、さっきの騒ぎで野次馬が増えたか」

未央「ちょっといきなり何するのさ!人に技をぶっ放すなんてそれでも人間!?」


常務「不要なものを切り捨てようとしただけだ」


未央「不要って…アイドルを奴隷みたいに言って…」


P「やっぱり…そうなったか…」


凛「何か知ってるの?」


P「ミュウツーは最も凶暴な心を持ったポケモンだ…。目の前の敵を倒すためにしか考えていない」


P「そんな戦闘狂のポケモンと融合したせいで、人間としての思考と理性がミュウツーよりになってしまったんだ」


凛「だからあんなことをしたんだ」


P「このままじゃ…自分に気に食わないものをすべて破壊するつもりだ!早く止めないと!」

みく「なんだか知らないけどあれを止めればいいんだね!いけ!プニちゃん!コアパニッシャー!」


ジガルデ「ゼドアァーーーz________!!!」ドドドドドドドド!


菜々「レックウザ!メガ進化からの流星群!」


メガレックウザ「きりゅりりゅりしぃぃぃぃ!!!」ドドドドドド!


心「もう一発ヤーバーヒートですぞwww☆」


ヤザードン「ごぉぉぉぉぉぉ!!!」


常務「さっきは人間を潰す程度に手加減したが今度はそうはいかないぞ!」


常務「サイコキネシス!」ブン!


一同「なっ!」


乃々「わ、技が全部止められた…!?」

常務「お返しだ!」ドォォォォォォォォン!!!


ポケモンたち「ガァァァァァァァァァァ!!!」


みく「ああ!プニちゃん!」


菜々「そんな…まるで歯が立ちません…!」


乃々「こ、こんなの相手するなんて…むーりぃ!」ダッ!


ピカチュウ「ピカ!?ピッカ!」ダッ!


P「くっ…このままじゃみんなが…」

常務「どうやらお前たちは美城に相応しくないようだ」


常務「ここで消えて無くなれ!」ゴゥ!


P「まずい!」


卯月「きゃあ!」


美優「……!」ガッ!


P「美優さん!危ない!」


美優のまもる!


常務「何だと?」


P「美優さん!?それは…」


美優「大丈夫ですか?プロデューサーさん?」


P「え?美優さん?それじゃあこっちは…」


ミュウ「みゅう!」


常務「ミュウ…」

常務「ミュウツーの元となった幻のポケモン、ミュウ…」


常務「総てのポケモンの祖先と言われているようだが、今の私の敵ではない!」ブン!


ミュウ「みゅうううううううううう!」


ミュウ「み"ゅっ!」ガッ!


美優「ああ、ミュウ!」


卯月「時間稼ぎにもならないなんて…一体どうしたら!」


芳乃「融合したポケモンに対してはー、同じ融合したポケモンで立ち向かうしかないのでしてー」


卯月「え?」


芳乃「彼女の暴走を止めるには、卯月殿とゲッコウガの絆しかないのでしてー」


芳乃「合体には合体をぶつけましょうー」


卯月「私が、あれと?」


芳乃「ゲッコウガはやる気はあるようでー」

卯月「……!」ぽん!


ゲッコウガ「ゲッコウガ!」


常務「ほう、この私とまだやり合おうというのか?これほどの力の差を見せつけてもか?」


卯月「それでも、戦わないと!こんなところで私たちがアイドルをやめることになるなんて、絶対に嫌!」


常務「ふん、個性もない、美城に相応しくない小娘がどこまで踏ん張れるか、せいぜいあがくがいい」


卯月「最初から全力で行きますよ!ゲッコウガ!」


ゲッコウガ「コウガ!」ピカーッ!


常務「むっ?」

ウヅキゲッコウガ「ゲッコウ!」


常務「なるほど、人間とポケモンの融合は貴様だけではないようだな、いや。これはシンクロと呼ぶべきか」


常務「訂正しよう、君には個性があるようだ。掛け替えのないたった一つのな」


常務「だがそれでも美城に相応しくない!」ゴゥ!


卯月「ゲッコウガ!あくのはどうです!」


ゲッコウガ「コウ!」ドン!


P「よし、悪タイプのゲッコウガならミュウツーの技は受けない!」


卯月「あなただって、この事務所のみんなをどうにかする資格なんてありません!」


卯月「アイドルの思いを無視して力ですべて支配するなんて、そんなの間違ってます!」


常務「会社の経営者総てにあらゆる権限が備わっている!不要なら切り捨て、重要なら迎え入れる」


常務「アイドルの思い?そんなものは経営にとって一番無駄なことだ!美城の発展に感情論は不要!」


常務「それがルールだ!ルールに反するものは消えろ!波導弾!」ゴゥ!


ウヅキゲッコウガ「ガァ!」ドン!


卯月「ああっ!」ズキッ

凛「卯月!」


卯月「ま、まだやれますか?ゲッコウガ?」


ウヅキゲッコウガ「コウ…」クラッ


常務「まだ立ち上がるのか?楽になればいいものを」


卯月「せっかくみんなで築き上げたこの楽しい事務所を…あなたのわがままのせいで変えるなんて…絶対に嫌です!」


常務「ずいぶんと身勝手な少女だな、不愉快だ。聞き分けの悪い社員など不要」


卯月「ゲッコウガ!ミュウツーにぎりぎりまで迫ってください!」


ウヅキゲッコウガ「ゲッコウガ!」


卯月「そして後ろにハイドロポンプ!」


ウヅキゲッコウガ「ゲッコウ!」


常務「はぁ!」ブゥン!


ウヅキゲッコウガ「コゥ!」ドン!


卯月「きゃあ!」


P「なんにも技を使ってない…気で吹き飛ばしたがった…!」

常務「もうままごとは終わりだ。美城の発展を邪魔するものは消えろ」


ウヅキゲッコウガ「ゲッ!」


常務「サイコカッター!」


ズシャッ!


ウヅキゲッコウガ「コッ…!」


バタリ


卯月「ぁ…」


凛「卯月!」

常務「少し驚いたが、それだけだな」


常務「さて、次はどいつだ?」


菜々「…」


みく「にゃ…」


凛「っ…」


卯月「まだ…です……」


常務「何?」


卯月「まだ…終わっていません!」


ゲッコウガ「コウガ…!」クラッ


常務「しぶとい…!」

凛「卯月!もうこれ以上は…!」


卯月「私たち、たくさん頑張ってきたじゃないですか」


卯月「頑張って頑張って…どんなにつらいことがあっても頑張ってきたのに…」


卯月「その頑張りをこんなところで…無駄にするなんて!絶対に嫌です!」


ウヅキゲッコウガ「コウガ!」ピカーッ!


ウヅキゲッコウガと 卯月の 心が さらに一つになった!


P「これは…一体どうなってるんだ?」


卯月「もっともっと頑張って、さらに高みへと目指すんです!私たちの絆は、どこまでも強くなります!」


常務「努力など美城には似合わない!ますます君は邪魔な存在だ!いい加減に消えて無くなれ!」


常務「シャドーボール!」


卯月「弾いて!」


ゲッコウガ「コウ!」バシッ!


常務「何っ!?」

卯月「そのままお腹にパンチ2発!蹴りを2発食らわせて踵落とし!」


ウヅキゲッコウガ「コウ!」シュン!


常務「速い…!」


ウヅキ「ゲッコゥゲッコゥゲッコゥゲッコゥ!!!」ドン!


常務「グゥ!」


卯月「まだまだこんなものじゃないよね!私たちは!」


ウヅキゲッコウガ「ゲッコウ!」ビシッ


常務「おのれぇ!食らえ!サイコカッター!」


卯月「白羽どり!」


ゲッコウガ「ゲッコウ!」バシッ!


常務「っ!?」

卯月「そのまま投げて叩きつけて!」


ウヅキゲッコウガ「ゲッコウ!」ブン!


常務「ガァ!!!」ドォン!


凛「ゲッコウガが常務を押している!?」


P「それだけじゃない、今のゲッコウガは一切技を使ってない」


凛「えっ?」


P「あのウヅキゲッコウガは、まだ完全じゃなかったんだ」

卯月「私たちの頑張りに終わりはありません!」


卯月「もっと…もっともっと強く!」


ウヅキゲッコウガ「コウガァァァァァァァァァァーッ!!!」ピカーッ!


ウヅキゲッコウガは特訓してウヅキゲッコウガ SR+になった!


凛「ゲッコウガが卯月の…ニュージェネレーションのアイドル衣装を着ている!?」


P「やっぱりそうか…ゲッコウガの奴、卯月と深くシンクロしたおかげでアイドルの特性を身に着けたのか」


P「今のゲッコウガは卯月そのもの…」


P「同じアイドル同士を素材に、特訓するのは基本だからな…」


常務「ふん、所詮は見かけ騙し、ミュウツーの敵ではない!」

卯月「ゲッコウガ!限界まで加速!」


ウヅキゲッコウガ+「コウ!」シュン!


常務「見えない…!」


ドン!


常務「ガァ!」


ドン!ドン!ドン!


常務「ぐっ…がはっ!こんなことが…!」


卯月「そのまま畳みかけて!外に思いっきり投げ飛ばして!」


ウヅキゲッコウガ+「ゲッコウガ!」


パリィィィン!!!


常務「がああああああああ!!!」

常務「おのれェ!おのれおのれおのれおのれェ!」


常務「よくも…よくも私をここまでコケにしてくれたな!」


P「常務、いやミュウツー。これ以上やっても無駄な。観念して常務の座を俺に明け渡せ」


常務「黙れ人間め!貴様らの絆など強さには何の関係がないことを思い知らせてやる!」


ミュウツナイトXと常務のキーストーンが反応した!


常務「これが私の真の力だ!メガ進化!」


常務はメガ常務Xにメガ進化した


メガ常務X「卯月と言ったな。お前たちの存在を消して、美城の正しさを証明してやる!」


メガ常務X「絆、個性、そんな非効率なものは不要だ!」


卯月「一番不要なのはあなたです!ゲッコウガ!」


ウヅキゲッコウガ+「ゲッコウガ!」

メガ常務X「食らえ!サイコカッター!」


卯月「燕返し!」


ウヅキゲッコウガ+「ゲッコウ!」


ドォォォォォォォォン!!!


メガ常務X「ガアアアアアアアア!!!」


ずぅぅぅぅん!!!


卯月「悪の波動!!!」


ウヅキゲッコウガ「ゲッコウガ!」ドドドドドドド!!!


メガ常務X「こんな…こんなバカなぁ…!」


メガ常務X「メガ進化したこの姿でも勝てないとでもいうのか!」


卯月「絆のないメガ進化なんて怖くありません!」

P「いけ!とどめを刺してやれ!」


凛・未央・みく「いけぇ!」


菜々・美優・心「いっけぇ!!!」


芳乃「総ての力を常務にぶつけるのでして―」


メガ常務X「馬鹿目!終わるのは貴様だ!私のバーストアタックを食らうがいい!」


メガ常務X「サイコディザスター!!!!」ゴォォォォウ!!!


P「あれは、右手にミュウツーの全超能力を溜めて放つ大技!」


メガ常務X「消えるがいい!美城に歯向かう愚か者めぇ!」ゴゴゴゴゴゴ!!!

卯月「…」


ウヅキゲッコウガ+「…」


メガ常務X(おかしい…なぜ私の右手が震えているんだ!なぜあんな小娘ごときに怯んでいるんだ!)


メガ常務X(なぜ私より小さいゲッコウガがあんなにでかく見えるんだ!)


卯月「ハイドロポンプゥ!!!!!」


ウヅキゲッコウガ+「コウガアアアアアアアアアアーーーッ!!!!」


メガ常務X「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!」


ドドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!


ちひろ「ああ…庭の地形が、もう原型整ってませんよ…」

メガ常務X「うぅ…あぁ…」


常務「そんな…」


P「今だ!マスターボール!!!」ぽいっ!


常務「!?」パシュン!


カチッカチッカチッ


カチャン☆


P「よっしゃあ!!!常務、ゲットだぜ!」


卯月「はぁ……はぁ……終わった…?」


P「ああ、終わったぞ、すべてな」

卯月「よ、よかったぁ…」クラリ…


バタン


P「卯月!」


凛「卯月!」


ゲッコウガ「ゲッコウガ!」


卯月「………」


卯月「……」


卯月「…」


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

凛「卯月、卯月ったら!」


卯月「んん?あれ?凛ちゃん?」モゾッ…


凛「もう、やっと起きた。全く、深く眠りすぎだよ。杏じゃないんだから」


未央「寝ているしまむーとっても可愛かったよ!」


卯月「えっと、ゲッコウガは?」


凛「ゲッコウガ?ポケモンの?」


卯月「当たり前ですよ!さっきまでずっと一緒に…!」


凛「卯月、寝ぼけてるの?」


未央「ポケモンが現実にいるわけないじゃん!」


卯月「あれ?」


卯月「それじゃあ全部、夢?」


卯月「あんなことやこんなことがあったのに…全部夢?」

凛「いい卯月、ポケモンはゲームの中の出来事、これ常識だから。わかった?」


卯月「う、うん…」


未央「にしてもゲッコウガなんて随分渋いチョイスだね。何で?」


卯月「えっと…かくかくしかじか」


未央「ええ!なんか面白い夢だね!それだったら私ゲノセクトじゃん!」


凛「だとしたら私はダークライだね。正直現実で貰っても嬉しくないけど」


卯月「ねぇ二人とも、どうしてゲッコウガって一位を取れたのかな?」


凛「え?」

卯月「ゲッコウガより希少価値の高いポケモンなんてたくさんあるのに、どうしてその中からゲッコウガが選ばれたのかな?」


卯月「ちょっと気になって…」


凛「そんなの人気があるからに決まってるじゃん」


卯月「え?人気?」


凛「デザイン、対戦、アニメにスマブラ、色んな所で取り上げているおかげでファンの心をがっちり掴んだから一位になった」


凛「みんなから一番注目されている存在、それがゲッコウガだよ。まるで卯月だね。ま、卯月はゲッコウガのようにかっこよくないけど」


卯月「ちょっと凛ちゃん!」


未央「でも確かにしまむーとゲッコウガってなんか似てるよね」


卯月「え?本当ですか?」


未央「うん、寝ていた顔がカエルっぽかった!」


卯月「もーーーーー!」


二人「あははははははは!」

島村家


卯月「おやすみなさーい!」


<お休みー


卯月「ZZz…」


あれは現実ではなかったのかもしれない


だけど、卯月の心のどこかに確かにゲッコウガがいて、ミュウがいて、ポケモンがいて、ヤザードンがいて、メガ常務Xがいて…


いて、メガ常務Xがいて…


それだけではない、ゲッコウガと共に頑張った全てが、卯月の目には見える


卯月の耳にゲッコウガの声が聞こえる


ゲッコウガ「ゲコ!ゲコゲコゲッコ!」


卯月「んん…何?ゲッコウガ…」


ゲッコウガ「ゲコゲコ!」


卯月「んぅ…え?ええ!もうこんな時間ですか!」

翌朝、ゲッコウガにたたき起こされた卯月は元気に家を飛び出していく・


卯月「お、おはようございまぁす!」


凛「おはよう卯月…ぷっ!何その頭!」


スイクン「ク~ン?」


未央「ちょっとしまむー!いくら遅刻しそうだからって髪をセットしないなんてwww!」


ゲノセクト「ゲノノノノwww」


卯月「うぅ…ぎりぎりだったんです…」


P「まあ事務所でゆっくりセットしたらいいさ。元常務、手伝ってやれ」ポン!


元常務「かしこまりました…ご主人様」


P「さて、セットし終わったら準備して出発するぞ!」


卯月「はい!」


ゲッコウガ「コウガ!」


現実にはアイドルのみんなが、夢の中にはポケモンたちが出迎えていた


卯月を待っててくれる存在ががそこにいるから、彼女は笑顔で受け入れる


夢でも現実でもどちらでもいい、いずれにしても楽しかった思い出だけは心に残り続ける


卯月はこれからも、夢と現実、二つの世界で冒険をし続けるだろう


卯月の旅に、終わりはない


卯月「行きますよ!ゲッコウガ!」


ゲッコウガ「ゲッコウガ!」


終わり

島村家


卯月「おやすみなさーい!」


<お休みー


卯月「ZZz…」


あれは現実ではなかったのかもしれない


だけど、卯月の心のどこかに確かにゲッコウガがいて、ミュウがいて、ポケモンがいて、ヤザードンがいて、メガ常務Xがいて…


それだけではない、ゲッコウガと共に頑張った全てが、卯月の目には見える


卯月の耳にゲッコウガの声が聞こえる


ゲッコウガ「ゲコ!ゲコゲコゲッコ!」


卯月「んん…何?ゲッコウガ…」


ゲッコウガ「ゲコゲコ!」


卯月「んぅ…え?ええ!もうこんな時間ですか!」

何でここで言うの?誰かに見てもらえると思ったのか?

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