岡崎泰葉「不公平だと思うんです」 (41)

周子「どしたん?急に」

都「ケーキの大きさですか?…違うようには見えませんが」

周子「もいっこ取ってくる?」

泰葉「そうではなくて…」

周子「?…はい、あーん」

泰葉「あー…ん……おいひい…」モグモグ

周子「へーい」ピース

都「はい!」パシャ

泰葉「むぐっ…!?」

周子「お宝写真げっちゅー」

泰葉「不意打ちは卑怯です…」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466865131

周子「で、どしたん?」

泰葉「いえ、昨日またPさんからいぢわるされまして…」

都「いちゃいちゃではなく?」

泰葉「違います……よね?」

周子「いちゃいちゃしてる様にしか見えないんだよなー」

泰葉「ええっ!?」

都「気付いてませんでしたかー」アチャー

周子「まあ泰葉やしね…ほい」アーン

泰葉「あむ……むぐむぐ……って、周子さんさっきから何ですか?」

周子「泰葉の餌付け?」

都「また泰葉さんフォルダが増えますね」フフ

周子「なに?不公平って事は泰葉もPさんといちゃいちゃしたいって?」

都「してますよね、いつも」

泰葉「ですから……だから、たまには私もPさんにイタズラを仕掛けてみたいなぁ、と…」

周子「失敗する未来しか見えないんだけどなぁ…」

都「相手が相手ですしね。とは言え、泰葉さんからこんな話題が出ること自体珍しいですし…」

泰葉「それは…ちょっと自覚はしてますけれど…」

周子「まあまあ、それならしんゆーのしゅーこさんが一肌脱いであげませう」

都「本音は面白そうな暇つぶしを見付けた、と言った所ですか?」

周子「おっ、流石は迷探偵。はい、あーん」

都「あむ…って、私は迷探偵ではなく名探偵ですっ!」

泰葉「とはいえ、どうしましょうか…」

周子「って、ノープランなん?」

泰葉「普段やらない事なので、なかなか思いつかなくて…。周子さんなら詳しいかなぁ、と…」

周子「泰葉って、たまにさらっと毒はくよね。良いけども」

泰葉「えっ?えっ?」

都「しかも無自覚ですからね…」

泰葉「ご、ごめんなさい…?」

周子「とは言え、Pさんにイタズラかー」ウーン

都「あの人、大概の事じゃあ驚きませんからねー」フーム

周子「おっ!」ティン

泰葉「名案思いつきましたか?」ワクワク

周子「紙とペンぷりーず」

都「はいはい」ゴソゴソ

周子「ふんふんふ~ん♪」カキカキ

都「何書いてるんでしょうか?」

泰葉「Pさんをぎゃふんと言わせる方法?」

周子「しゅーちゃんの灰色の脳細胞が泰葉の特技を活かした名案を考えついたのさー」カキカキ

泰葉「おおっ!…私の特技?えっと…前髪を切りそろえる事?」

都「それ特技にカウントしてるんですか!?」

泰葉「ふふっ。都ちゃんもやってあげましょうか?」

都「いえ、くせっ毛なので遠慮しておきます」

泰葉「そう…」ショボン

都「そんなあからさまに落ち込まなくても…」

周子「でーきた。ほい」ピラッ

泰葉「えっと…」

都「あみだくじ…ですか?」

周子「ささ、泰葉。一つ選んで」

泰葉「え?はい?じゃあ……ここで」

周子「はいはーい。さてさて、誰かな~♪」

都「で、泰葉さんの特技ってなんですか?」

泰葉「前髪を…」

都「それはもういいですから…」

周子「よーし。映えある一回目はありすちゃんに決定」

都「ありすちゃん?」

泰葉「の、前髪をぱっつんにすれば良いんですか?」

都「泰葉さん…」

周子「ほら、泰葉ってモノマネ得意やん」

泰葉「そうなんですか?」

都「泰葉さん!?」

周子「Pさんから聞いたよ?前にきらりのモノマネふったら完璧にやってみせた、って」

泰葉「あ、あれは…!咄嗟のことでしたので…」

周子「と言う訳で、それを活かして他のアイドルっぽく振る舞えば多少は驚くんやないかな、と」

泰葉「名案です!つまり、ありすちゃんっぽく、タブレットの角でPさんの頭を…」

都「すとーっぷ!」

周子「泰葉ったら、いつの間にこんなアグレッシブな子になってもうたんかな…」

泰葉「違いましたか?」

周子「タブレットは鈍器ではありまへん」

泰葉「はい」

都「早くも怪しい空気になってきたんですけれど…」

周子「つまりね、ごーにょごーにょごにょ」

泰葉「さかなのこ!…なるほど。それならきっとPさんもショックを受けるはずですね。では。さっそく行ってきます」ガタッ

都「はやっ!善は急げってレベルじゃないですよ…」

周子「さてさて都はんや…」

都「はい?」

周子「何分持つと思う?」

都「…………秒単位では?」

周子「…………見に行こっか」

都「そうですね。万が一には説明する必要もあるかもしれませんし…」

「橘ありす大作戦!」


泰葉「…………」キョロキョロ

P「…………」カタカタカタ

泰葉「………あっ♪」

P「…………?」カタカタチラッ

泰葉「おはようございます」

P「おはよう、泰葉」

泰葉「岡崎です」キリッ

P「…………?うん。泰葉が岡崎なのは知ってるけど…」

泰葉「岡崎です。泰葉ではなく岡崎と呼んでください」キリリッ

P「…………えーっと……」キョロキョロ

周子・都「……」コソコソ

P「……ああ」

泰葉「♪」フンス

P「理解しました。岡崎さん」

泰葉「してくれましたか?」

P「はい。岡崎さんの気持ちも考えず、今迄必要以上に馴れ馴れしくして申し訳ありませんでした」

泰葉「へっ?」

P「今後は必要最低限のコミニケーションに留め、ビジネスライクな関係になるよう努めますので」

泰葉「えっ?えっ?」

P「もしこれまでの私の態度に不満がお有りでしたら、謝罪と部署変更の申請もさせていただきますが、それで宜しいでしょうか?」

泰葉「あ、あの…Pさん?」

P「はい。どうされましたか?岡崎さん」

泰葉「えっと…あの…別にそこまでは…」オロオロ

P「いえ。アイドルの皆様に気持ちよくお仕事をしていただくのが最優先ですので、お気遣いは不要です」

泰葉「ふええ…」ウルウル

泰葉「Pさん、嫌いにならないでください…」

P「あー。だから悪かったってば。少しやりすぎたか」ナデナデ

泰葉「泰葉です」クスン

P「はいはい。泰葉は泰葉だよ」ナデナデ

泰葉「もう二度と岡崎さんなんて呼んじゃダメです」グスッ

P「分かった分かった。おーい、お前らそろそろ回収してくれー」ナデナデ

周子「ありゃ?バレてた?」ヒョコ

都「流石はPさんですね」 

P「どうせお前らのイタズラだろうからとノッてみれば…」ナデナデ

周子「いやぁ、まさかこうなるとはねー。泰葉、あっち行くよー」

泰葉「やです。もっと!」ギュー

P「………はい」ナデナデ

周子「待ち、かな…」

都「ですね…」

泰葉「失敗しました」ショボン

周子「まさか泰葉がここまでだったとは…」

都「以前の凛々しい泰葉さんはもういないんでしょうか…」

泰葉「人ってね、変われるんですよ♪」

周子「いい言葉なはずなんだけどなー」

都「背景知ってると素直に頷き辛い所がありますねぇ…」

周子「て言うか自分でフッててアレだけど、泰葉はどうなると思ってたん?」

泰葉「へ?」

周子「いや、『岡崎です』って言った時のPさんの反応?」

泰葉「ああ、それは勿論『俺が悪かった!今までのいぢわるは謝るから許してくれ、泰葉!』的な…」

都「真逆の展開でしたね」

泰葉「完璧な作戦だったはずなんですが…」ムムム

周子「まあ、これで泰葉も満足したやろうし…」

都「そうですね…」

泰葉「さあ、次です!」

都「えっ!?」

泰葉「まだPさんをぎゃふんと言わせてないですから。次の作戦を考えなければ…」

都「まだやるんですか!?」

周子「……またアミダで良い?」

泰葉「はい。お願いします」

周子「…この子のこの自信はどこから来るん?」

都「さ、さぁ…?」

「島村卯月大作戦!」


泰葉「岡崎泰葉です!おはようございます!」ブルマ

P「はい、おはよう。泰…葉?」

泰葉「PさんPさん♪」

P「お、おう…どうした?」

泰葉「岡崎泰葉、頑張ります♪」エヘ顔ダブルピース

P「あっ、その表情いいですね!1枚撮らせてください!」パシャシャシャシャ

泰葉「?」エヘー

P「…………」ポチポチ

泰葉「Pさん?」ピース

P「よし。エヘ顔ダブルピースのブルマ泰葉、待受に出来た!」フゥ
 
泰葉「!!!?」

周子「あっ!ズルい!Pさん、あたしにも送って!」ガタッ

P「任せろ!」

泰葉「!!!!!!」

泰葉「うぅ…」

周子「いやぁ、良いもの手に入った」

泰葉「周子さん、これが目的でしたか…?」

周子「いやいや、偶然偶然。都もいる?」

都「ぜひ!」

泰葉「都ちゃん!?」

周子「で、まだ続けるん?」

泰葉「も、勿論です!」

都「もう、ダメな未来しか見えないんですが…」

都「そんなこんなで…」


「双葉杏大作戦!」


泰葉「岡崎泰葉、週休8日を希望します!」

P「おう、分かった。ここ最近働き詰めだったもんな。しばらく休みにするか」

泰葉「えっ?」

P「一月くらいなら調整すれば何とかなるだろうし、それで良いか?」

泰葉「いえ、あの…」

P「あ、その間完全に仕事を忘れるために事務所は出禁な。あと、こちらからも緊急時以外は連絡しないし、そちらのほうからも極力しないように」

泰葉「い、いやです…!」

P「自分で言ったんだろ?一月だけとは言え、休みを謳歌してくれ」

泰葉「ひうぅ…」

P「なんちゃっ……うわっ!」

泰葉「休みません!休みなんていりません!朝から晩まで馬車馬の社畜の如く働きますから、そんな事言わないでくださいー」ギュー

P「ああ、はいはい。……しゅーこー」

周子「回収~…」

都「はーい…」

都「その後も…」


「的場梨沙大作戦!」


ガチャ

P「ただいま戻りましたー…」

泰葉「あっ!パパお帰りなさーい!」ニパー

P「泰葉!?」

泰葉「泰葉ね、おっきくなったらパパと結婚するのー!」エヘー

P「どうした泰葉!?」


周子「緊急回収!」

都「は、はいっ!」

都「泰葉さんの作戦は…」


「若林智香大作戦!」


泰葉「がんばれ♡がんばれ♡」ポンポンフリフリ

P「うおおおお!」カタカタカタカタ

泰葉「がんばれ♡がんばれ♡」フリフリ

P「うああああああ!」ガリガリガリガリ


周子「Pさんの仕事量がいつも以上に…」

都「あ、ある意味成功……ではないですね…」

周子「回収しよか、Pさんの為に」

都「ですね」

都「ことごとく明後日の方向に失敗し…」


「十時愛梨大作戦!」


泰葉「あ、暑いですね~」パタパタ

P「そうか?」

泰葉「ぬ、脱いで良いですか?」チラッ

P「良いよ」

泰葉「でも…えっ?」

P「ガン見してるからどうぞ」

泰葉「えっ?あの…えっと…///」モジモジ

P「さあ!」●REC

泰葉「あうぅ…えいっ!///」プチッ


周子「見といてみる?」

都「いえ、止めましょうよ…」

都「いつまでやるんでしょうか…」


「財前時子様大作戦!」


泰葉「こ…このいやしい豚がぁっ!」

P「ぶひいいいっ!」

泰葉「え、ええっ!?」

P「泰葉様!この豚にどうかご褒美を!」ゲザー

泰葉「ご、ご褒美…?え、えっと……えいっ!」ペチン

P「ありがとうございます!ありがとうございます!」

泰葉「ぴ…Pさん?」

P「ぶひいいいっ!」


周子「ええっ…」ヒキ

都「え、演技ですよ、きっと…」メソラシ

泰葉「解せません…」

周子「いや、もうなんてゆーか…」

都「ある意味予想通りではありましたが…」

泰葉「梨沙ちゃんの作戦は惜しかったんですが…」

周子「あれは多方面的に駄目です」

都「と言うか、泰葉さんから見た梨沙ちゃんってあんなんなんですか?」

周子「で、どうする?まだやる?」

泰葉「まだ、まだです…!」

周子「まあ良いけどさ~。んじゃ、はい」

泰葉「はいっ!」

都「当初の目的から若干外れていっている気がしなくもないですが…」

周子「次は…留美さんだって~」

泰葉「留美さん。留美さん……てぃんときました!早速区役所行ってきます!」ガタッ

周子「区役所?……あっ!泰葉!?行っちゃった…」

都「………仲人は周子さんで」

周子「くそぅ。都も道連れにしてやる」

都「……一応見に行きます?」

周子「もう放っといても良いんやないかなぁ…」

「和久井留美大作戦!」


泰葉「Pさん、今いいですか?」

P「ああ。どうした?」

泰葉「はい。この書類にサインをして貰いたくて…」ピラッ

P「どれどれ?」

『婚姻届』

P「ふむ…。記入漏れなし。ご両親の承諾もあるみたいだし………はい」サラサラ

泰葉「はい。ありがとうござ……ふぇっ?」

P「あ、出しに行く時は言ってくれよ。一緒に行きたいから」

泰葉「はい。いえ、その………は、はい///」


周子「なんだこれ」ハハッ

都「なんでしょうこれ」ハハッ

泰葉「どどどどど、どうしましょう!?」

周子「好きにすれば良いと思うよー」

都「お幸せに~」

泰葉「いえ、あの……えっ?本当にどうしよう…」



おしまい

以上、読んでくださった方ありがとうございました!
いつの間に俺の書く泰葉はこんなんなっちゃったんでしょうね…
【小さな一歩】は泰葉好きに気付いたきっかけの眼鏡だったりします

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom