【ゆるゆり】結衣・京子・ちなつ「あかり(ちゃん)を備品にする」 あかり「え!?」 (109)

初投稿です
昔途中まで書いたSSがもったいなくなったので投稿させていただきます

なにもかもはじめてなので不備があったらごめんなさい

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466793838

京子「よーし、備品BOXから全員順番に引いてけー」

結衣(何回目の再利用だこの箱)

ちなつ「ううう、ドキドキします(結衣先輩にハズレ来い! 来ーい)」

あかり「ううう、あかりこういうの弱いんだよぉ…」

京子「私が最後の一枚っと。…じゃあ、いっせーのせで見せ合うからね、いい?」

四人「「「「いっせーのー……せっ!」」」」

京子『三時間』

結衣『部活中』

ちなつ『一晩』

あかり『備品』

あかり「あ、あうううー!? やっぱりあかりなのー!?」

京子「なんだあかりかよー! しかも私、三時間チケットだよ!」

結衣「てかおい、一晩ってなんだよ」

京子「そりゃーもちろん家に連れ込んで色々…(バキッ)あいた!」

ちなつ「まったく、しょうがないですね京子先輩は(あかりちゃんのばかばかばか! 空気読んで結衣先輩に引かせてよ!)」

京子「というわけであかり。お前は金、土、日の三日間、ごらく部のドレイとなるのだー!」

あかり「どれいなの!?」

結衣「いやそんなひどいものじゃないから。ムチャなお願いは禁止って最初に決めただろ?」

ちなつ「そうですよー、奴隷だなんて…(結衣先輩が奴隷! 結衣先輩の奴隷!)」

結衣「……ん? 今日が金曜日だから……期限が金、土、日ってことは、私はこの部活中にチケットを使わないとだめってこと?」

京子「うん、そうだよ。休日は部活はなしってことで」

ちなつ「私の一晩って言うのは……。あ、書いてあった。17時から午前4時までですね」

あかり「えっと、京子ちゃんは?」

京子「私のチケットは24時間オールタイムいつでも使用可能!
   深夜三時に誰もいない旧校舎に呼び出されたって文句言えないんだから、覚悟しとけあかりー?」

あかり「ひいい~」

結衣「あかり、断っていいんだからね」

ちなつ「……本人に直接チケットを渡さないとダメ、ってルールもつけましょうか」

結衣「それじゃさっそく。はい、あかり。チケット」

あかり「う、うん……。あかり、何すればいいのかな」

結衣「抱き枕になって」

あかり「え」

結衣「よいしょっと」

あかり「!?(結衣ちゃんが、後ろから抱き着いて……!)」

京子「なんだとー!?」

ちなつ「ゆゆゆ、ゆいせんぱい!?」

結衣「はあ……落ち着くなあ」

あかり「な、な、なな、え、えええ」

結衣「そんな硬くならなくても……うん、硬くなってもあかりはやわらかいね」

ちなつ(い、一体何が…)

京子(起こっているんだ…!?)

結衣「私、ずっとこうやって人を抱き枕にしてみたかったんだ」

あかり「そ、そーなんだー! えっと、それならほら、ちなつちゃんにお願いすればいつでも」

ちなつ(あかりちゃんナイス!)

結衣「……ずっと、『あかりを』抱き枕にしてみたかったんだ」

ちなつ(あ、赤座ァアアアァーッ!)

京子(結衣がそんなこと思ってたなんて…全然知らなかった…)

あかり「(……も、もう10分くらいだきつかれたまんまだよお……)あの、結衣ちゃん……?」

ちなつ(ずるい……ずるい……)

結衣「んー……なに?」

京子(すげーリラックスした顔してるな、結衣)

あかり「え、えっとね。もうそろそろ、いいんじゃないかなって、あかりは思うんだけど……」

ちなつ「(!!!!)そ、そうですよ結衣先輩! あんまりきゅーっとしすぎてたらあかりちゃんも辛いでしょうしだから代わりに私が」


結衣「あかり……いや?」


あかり「はうっ……!(かわい…!)」

京子「うおっ……!(こ、こんな顔、私も初めて見た……)」

ちなつ「わ、わた……ううう、ぅ」

結衣「すー……すぅ……」

あかり「結衣ちゃん、抱きついたまま寝ちゃったよぉ……」

ちなつ「寝顔が安らかに眠る天使過ぎて何も言えないわ……」

京子「いやー、まさか結衣がこんな風になっちゃうとはね……。長い間溜め込んでたものを一気に解放したみたいな、そんな感じ?」

ちなつ(それって……)

ちょっと間をあけます
読んでくださった方、もしもいらっしゃいましたらありがとうございました

レスをいただきまことにありがとうございます
つづきを投稿(投下?)していきます

あかり「ち、ちなつちゃん、お顔がこわいよぉ」

ちなつ「じーーーっ(やっぱり、結衣先輩はあかりちゃんのこと……)」

京子「……とりあえず、今日は下校時刻まで様子を見るか」

あかり「あかりはこのままなんだね……」

ちなつ「じーーーーーっ(それじゃあ、私は……)」

結衣「んんーーっ……! ああー、よく寝た。ありがとね、あかり」

あかり「あ、あかりはなんにもしてないよぉ」

結衣「そんなことないって。私が楽になるように、ずっと姿勢を変えないでくれてたんでしょ?」

あかり「え、えへへ……」

結衣「ごめん、わかってたんだけど、甘えちゃった。ふふ」

ちなつ「私達すっかり蚊帳の外ですね、京子せんぱい」

京子「う、うん。そうだね、ちなつちゃん」

ちなつ「……? なんだか元気ないですね」

京子「や、やー、幼なじみ二人がこうなっちゃうと、ちょっとさみしくってさ。あはは」

ちなつ「……。安心してください、京子先輩」

京子「え?」

ちなつ「私が明日! あかりちゃんを家に呼んで、その秘密を徹底的に調べつくしますから!
    そして今度こそ私が結衣先輩の抱き枕に!」

京子「逆に不安になってきたよ!?」

ちなつ「待っててくださいね結衣先輩、私、かならず女を磨いてあなたの胸の中へ……!」

京子「(みんな壊れていく……)」

翌日の土曜日の午後17時、あかりはちなつ宅へ行きました。今日は明日までお泊りなのです。

あかり「こんばんはー」

ちなつ「いらっしゃい、あかりちゃん(ぎらり)」

あかり「ちなつちゃん、包丁!? ごめんなさいあかりをころさないで」

ちなつ「へ? あ、ごめんごめん、今日は誰もいないから、私が夕飯作ってたんだー」

あかり「な、なーんだ! びっくりしたよお!」

あかり「それじゃあ、あかりもお夕飯のお手伝いするね(備品だし)」

ちなつ「いいっていいって。あかりちゃんは座ってて(フフフ……)」

あかり「そ、そう? じゃあ遠慮なく……」

ちなつ「ゆっくりくつろいでてね♪(よし…あかりちゃんのお皿にだけ、これを…)」さらさら…まぜまぜ

ちなつ「できたよー、あかりちゃん」

あかり「いいにおい…わぁい麻婆豆腐、あかり麻婆豆腐大好き!」

ちなつ「『残さず』食べてね?」

あかり「うん!(ぱく) ううー、辛いけどおいしいよぉ」

ちなつ「(ふむ、これくらいの辛さは平気…と)」めもめも

あかり「なに書いてるの、ちなつちゃん?」

ちなつ「ううん、なんでもないから。さ、どんどん食べて食べて」

あかり「ふーん? もぐもぐ」

ちなつ・あかり「「ごちそうさまでしたー」」

あかり「んー、なんだか…おなかいっぱい…ねむい…」

ちなつ「……眠いの? じゃ、あかりちゃん、私の部屋にいこ?(早くも効いて来たみたいね。薬効にも素直なのかしら……)」 

あかり「むに…むー」

ちなつ「あかりちゃん、もう少しだからがんばって……さ、ベッドに横になって、おやすみなさい……」

あかり「おや…す…すう…」

ちなつ「ふう、これでよし…。あと2時間は何をしても目がさめないはず。
    その間に、あかりちゃんの見えないところをを裏から表まで…!」

ちなつ「うーん……。こうして見てても、やっぱりあかりちゃんはあかりちゃんよね」

ちなつ「いったいどこに結衣先輩を惑わす魔性が隠れているのかしら」

ちなつ「ちょっと触ってみよう。起きないよね?」ぷにぷに

ちなつ「あかりちゃんのほっぺ、やわらかい」ぷにぷにぷに

ちなつ「……ひょっとして、単にさわり心地がよかった、とか……?」

ちなつ「秘密は……あかりちゃんの肌! かも」

ちなつ「……。よ、よーし、ここまで来たんだもん。やっちゃおう」

ちなつ「あかりちゃん、服、ぬがすよ」ぱちっぱちっ

ちなつ「(恥ずかしい……どきどきしてきた)」

ちなつ「かわいいおっぱいがみえちゃってるよ、あかりちゃん…」

ちなつ「やっぱり肌、やわらかい……どこを触っても優しい手触りだなあ…」

ちなつ「ちょ、ちょっと、ぎゅってしてみよう。いいよね? 起きないもんね?」

ちなつ「き、きもちいい…。さわってるところから、あかりちゃんのやさしさが染み込んでくるみたい」

ちなつ「はあ、はあ…あかりちゃん…」

ちなつ「いいよね、もう…」

ちなつ「キスしちゃうから…あかりちゃんが、こんなにやわらかくてきもちいいのが悪いんだから…」

ちなつ「ちゅ…むちゅ…」

ちなつ(……あれ?)

ちなつ(なにやってるの、わたし)

あかり「ん……ちなつちゃん……」

ちなつ「はっ!? ちちちちちがちがうのよこれはあかりちゃん!」

あかり「……おいしい……プリン……もっと……すう……」

ちなつ(……………………ねごと? せ、セーフ!?)

ちなつ(………………)

ちなつ(……服、もどしとこっと。風邪ひいちゃうといけないし)

ちなつ(私、結衣先輩のことが好き)

ちなつ(好きだった……はずなのに)

ちなつ(でも、あかりちゃんから目が離せなくなってる)

ちなつ(おかしい! わたし、おかしくなっちゃったよ!)

ちなつ(……)

ちなつ「あ、そうだ……。あかりちゃんが起きたらプリンたべさせてあげよ……」

翌日です。今日は京子があかりを備品にする日です。

京子「お、来た来た。おはよー二人と……も?」

あかり「京子ちゃん、おはよー!」

ちなつ「あ、えっと……おはようございます、京子先輩……」

京子(なんでちなつちゃんがあかりと手をつないで顔を赤くしてるんだ……)

京子「ちょ、ちょっと、ちなつちゃんこっちへ……」

ちなつ「は、はい」

あかり「二人とも、そんな隅っこでどうしたのー?」

京子「あ、すぐ済むから。あかりはそこで待ってて!」

あかり「うん、わかったよお」

京子(素直だなあ)

京子「……で、ちなつちゃん。昨日はどうしたの?」

ちなつ「えーっと……そのお……」ぷいっ

京子(こ、これは……まさか、ちなつちゃんも……)

ちなつ「京子先輩……わたしもうだめかもしれません」

京子「だ、だめって何が?」

ちなつ「あかりちゃん無しでは……生きていけなく……」

京子「何があったのー!?」

あかり「京子ちゃん、大きな声出してどうしたの?」

ちなつ・京子「「な、なんでもない!」」

京子(後であかりにも聞いてみるか……)

あかり「それじゃ、ちなつちゃん、またね」

京子「じゃあまた明日、ちなつちゃん。……その、なんというか、お大事にね……」

ちなつ「うん、また明日……(ふらふら)」

あかり「ちなつちゃん、どうしちゃったのかなあ。なんだか朝から様子がおかしかったんだよお」

京子「そ、そうなんだ」

あかり「なんだか顔も赤くて、お熱があるのかと思っておでこをくっつけたら、もっと真っ赤になっちゃって」

京子「へ、へえ」

あかり「体温計で測ってみたら普通だったんだけどね」

京子「まあそりゃそうだろうね……」

あかり「ちなつちゃんのあとにあかりも測ってみたけど、普通だったし……」

京子「…あ。体温って、どこで測ったの?」

あかり「え? お口だよお。お姉ちゃんが『ここが一番正確に計れるのよ間違いないわお姉ちゃんを信じなさい』って」

京子「…ひょっとして、ちなつちゃんの様子が変にならなかった?」

あかり「そういえばあかりの口の体温計を気にしてたような」

あかり「それで、『もう一回計る?』って聞いたらあわてて首を振ってた」

京子「……そっかあ。うん……」

あかり「おうちを出てからも、ふらふらしちゃってあぶないから、手を繋いだの」

京子「わお」

あかり「大丈夫かな、ちなつちゃん」

京子「私はあかりが心配になってきたよ」

あかり「?」

京子(結衣もちなつちゃんも、あかりのこと…)

京子(どうしよう、私)

あかり「京子ちゃんもなんだか元気ないね…大丈夫?」

京子「え? あー、うん! 平気平気!」

京子「このー、あかりのくせに私を心配するなんて、なまいきだぞー」ぐいぐい

あかり「わ、わわ、やめてよお」(……京子ちゃん)

また少し間を開けます
3年半前に書いたものなので少し冷静になりながら投稿しています
読んでくださったみなさま、レスをくださったみなさまありがとうございました

Rにしたほうがいいか、とは投稿前にちらと思ったのですが、
そこが主題ではないし描写も少ないのでこちらにさせていただきました


それならRじゃなくてもいいな
続きに期待

京子もあかり狙いになるんですかね?
それによって俺のテンションも変わってきますよ?

京子「さーて! 今日はどこいこっか、あかり?」

あかり「あれ? あかりが決めるの?」

京子「うむ! ほれチケット。今日の私達がどこに行き何をするか、あかりが決めるがいい!」

あかり「な、なにも考えてなかったよ…。ええとええと」

京子「ふっふっふ、なやめなやめー」

京子(なんか変なことになっちゃってるし、今日は普通に遊んで私もあかりもリフレッシュしよう)

あかり「…うーん。そうだ! とりあえず、京子ちゃんのおうちに行っていい?」

京子「え? うち?」

あかり「昔は京子ちゃんのおうちでよく遊んでたけど……、最近は行ってなかったよね?」

京子「え、えーと」

あかり「……だめだったかなあ」

京子「い、いや全然! よーし、じゃあ私んちにきなさい! コンビニでお菓子買ってこうぜ!」

あかり「やったあ! 京子ちゃん大好き!」

京子「!? わ、私も、私も……」

あかり「京子ちゃん、いこー!」ぐいっ

京子「わあ!?」

京子(び、びっくりした。今日のあかり、なんだか妙に大胆なような)

京子(私があかりのこと、意識しすぎてるのかな……)

京子(でも、結衣やちなつちゃんの様子を見てたらさ……そりゃちょっとくらい意識しても……)

あかり(あ、また京子ちゃん、ぼーっとしてる)

あかり(やっぱりなにか悩んでることがあるのかな……?)

あかり(それも、京子ちゃんのおうちでちゃんとお話しないとね!)

京子(いやいや、だめだろ私! 今日はあかりと一緒にしっかり楽しまないと!)

京子(私のもやもやは全部あとまわしだ!)

京子「よーしうすしお三袋いっちゃうかー!」

あかり「わーい! ありがとー京子ちゃん!」

今回は短いですがここまでです
読んでくださった方、レスをしてくださった方、ありがとうございました

>>43
ぶっちゃけもうないんじゃないかと思っていますたぶん

>>44
そういうアトモスフィアでてきたのではないでしょうか

京子「さ、あがってあがってー! 今コップとお皿持って来るからさ、適当に座っててよ」

あかり「うん、ありがとうー! 京子ちゃんのおへや、久しぶりだよお」(きょろきょろ)

京子「あ、あんまりじろじろ見ないでよ、なんか恥ずかしいからさ…」

あかり「あは、ごめんごめん」

京子「う、うん」

あかり「それでね、櫻子ちゃんが……」

京子「えー、そんなになっちゃうならさー……」(あかり、いつも通りだな)

あかり「でもね、向日葵ちゃんは…」

京子(あかり……二人のこと、どう思ってるんだろ)

あかり「…京子ちゃん?」

京子(……私のことはどう思ってるのかな)

あかり「ね、京子ちゃん」すっ

京子「……ん? あ、ど、どうしたー?」(あかり、急に近づいて……)

あかり「……あの、ひょっとしてなんだけど。なにか、悩んでる?」

京子「ぁっ……あ、え? いやいや、そんなことないよ!」

あかり「……京子ちゃん、あかりにはわかっちゃうよ」

京子「そんなことないって……本当に……」

あかり「……」

京子「……」(あかり……ものすごく真剣な顔だ)

京子(こういうときのあかりは、引かないんだよな)

京子(私も意地を張っちゃう時は……ケンカになったっけ)

京子(いつぶりかな、この顔見るの)

京子「……いやー、実はさ、マンガのネタに困ってるんだ」

あかり「そうなんだ」じっ

京子「その……あかり、相談に乗ってくれない? ずっと行き詰っちゃってさー」

あかり「……うん、わかったよぉ」にこり

京子(気を使わせちゃってるなあ。でも、さすがに直接聞くわけにもいかないし……)

京子(さーて、どういう風に聞こうか……)

京子「えーっと……。主人公がどういう風に考えて、どう選択するか迷っててさ」

あかり「うん」

京子「そーだなー。たとえばあかりが、高級レストランのペア招待券を持っているとする!」

あかり「ペア?」

京子「そう。だから、あかりともう一人で行ける。だから……そうだ。たとえば、たとえばだけど。たとえばだぞ? たとえば」

あかり「た、たとえばなのはわかってるよぉ」

京子「おう。たとえばだからな。あかりがごらく部の誰か一人を誘っていくとすると……誰を選ぶ?」

あかり「えっと、結衣ちゃんとちなつちゃんと京子ちゃんってこと?」

京子「そ、そうだ。たとえばだけどな」

あかり「うーん……えっと、まずはみんなの予定を聞いて……」

京子「予定は全員OK! みんな一緒に行きたがってる! 超行きたい! あかりと行きたい!」ぐいぐい

あかり「ええっ、たとえばでもなんだか照れちゃうよぉ」

京子「それだけみんなあかりのことが好……じゃない! じゃなくて! 高級レストランに行きたいんだよ!」(あ、あぶなかった)

あかり「そ、そこまで? それなら、お金をみんなで出し合って二人分にして四人で行くとか」

京子「高級レストランをなめるんじゃねえ! 一食一億円はするんだ! ムリだ!」

あかり「いちおく!? どんなところ!? 二人だけで行くの気おくれしちゃうよ!?」

京子「た、たしかに……。えーっと、とにかく簡単に中学生には手が出せない値段だけど、普段着で行っても特に問題のないファミレス感覚でいける店なんだ!」

あかり「設定にムリがありすぎない!?」

京子「い、いいんだ! 仮の話なんだから! さあ、あかりは誰と行くんだー!」

あかり「えーっと……ちなつちゃんとかなあ」

京子「!? ち、ち、ち、ちなつちゃんと!? なんで!」(なんで私じゃなくてちなつちゃんと!)

あかり「よ、よく一緒にファミレス行ってるから……」

京子「いやファミレスじゃねえ! ファミレス感覚の高級レストラン! というかよく行ってるならちなつちゃんとじゃなくてもいいだろ!」

京子「それなら結衣も行かなくていいかも! あいつ料理うまいから、たまにはファミレスで庶民の味を勉強するのもいいんじゃないかなー!」

あかり(ぜんぜん理屈になってない! 京子ちゃん、どれだけ高級レストランに行きたいの!?)

あかり「じゃ、じゃあ京子ちゃんと行くよぉ……」

京子「マジで!? やったーー! あかりと一緒に高級レストランに……」(……あれ?)

京子(いや全然やってねえよ! 消去法の一番最後!?)

京子(というか何の話してんの!? 無理やり結果を誘導してどうするんだ!)

京子(ちょっと遠回りすぎたか……もうちょっと差し迫った話のほうが、答に近くなるかも……)

あかり(京子ちゃん、喜んだと思ったら急に頭かかえちゃった……)

あかり(何の話だったのか、結局わからなかったよお……。あかり、頭悪いのかな)

京子「……」

あかり「……」

京子「と、まあ」

あかり「……?」

京子「……こんな感じでね? 主人公が難しい状況で、どう考えるか、っていうので悩んでるんだよねー」

あかり「そ、そうなんだー」

京子「……」

あかり「……」

京子「というわけで」

あかり「うん」

京子「第二問です」

あかり「うん」

京子「えーっとこれもあくまで仮でたとえばで特に意図はないチョイスなんだけどー」

あかり「うん」

京子「ごらく部でいつもどおり、だらだらしている四人」

あかり「あ、うん」(さすがに意図を感じないのは無理だよお……)

京子「そのとき! 突如起こる大地震! 潰れる部室!」

あかり「えええええ!?」

京子「あかりは、そのとき一人だけをとっさに助けられる! としたらどうする!」

あかり「! ……」

京子「とっさの状況だからね。3つ数えるうちに答えてもらおう……」

あかり「ちょ、ちょっとまって」

京子「さん!」

少し休みます(寝ます)
読んでくださった方、いらっしゃいましたらありがとうございました

なんて所で切るんだ

あかり「えっとえーっと!」

京子「にい!」

あかり「んんん~~…………」

京子「いち!」

あかり「………………」

京子「……」

あかり「……」

京子「…………」

あかり「…………」

京子「………………」

あかり「………………」

京子「……………………あかり?」

あかり「………………………………」

あかり「……ご、ごめんね京子ちゃん。あかり……想像しちゃったら……」

京子「あ、あかり! たとえ話なんだからさ、そこまで本気にならなくても」

あかり「そ、そうなんだけど……わかってるんだけど、ごめんね」

京子「いいっていいって、そんなに真剣に考えてもらえたら、むしろうれしいっていうか……」

あかり「京子ちゃんなら、どうするの?」

京子「ぅえっ!?」

-----

京子(あかり)

京子(……うおお……)

京子(ノータイムであかりって出ちゃった)

京子(……なんか、私おかしくない?)

京子(さっきの質問も……なんで私、あんなに必死に)

京子(………………そ、そういうこと、なのか……)

京子(つまり、私も……結衣や、ちなつちゃんと同じ……ってこと?)

京子(わああわわあああわああわわわあああああ)

京子(なんで!? なんであかり!? あかりWhy!?)

京子(どうしようどうしようどうしようどうしよう)

京子(おちつけ! スーパークールビューティな京子ちゃんはどんな時でも慌てないのだ)

京子(とりあえず…………よし!)

-----(この間0.3秒)

京子「ふふふ、愚問だな、赤座あかり!」

あかり「ええっ!? ど、どうするの?」

京子「フッ、あかりが三秒間のんびりしている間に、才色兼備文武両道な私が一秒で3人とも助けてしまったぜ!」

あかり「そ、それってありなの!?」

京子「あとあまった一秒で全校生徒も助けた」

あかり「ぞんざいだけどすごいよお!」

京子「ついでに残り一秒で地震を起こしたギガギガ団の手下も倒しておいた……」

あかり「世界観が混線しちゃったよぉ!?」

京子「あかり、マンガの主人公は常に困難を打破していかないといけないんだ……」

京子「与えられたルールに囚われていてはいけない! 常に現状を突破し続けるんだ!」

あかり「そ、そういう話だったの……?」

京子(ふう、なんとかまとまったな!)

あかり(やっぱり京子ちゃんが何に悩んでるのかよくわからないよ……)

あかり(あ……でも)

あかり(もしかして、京子ちゃんは)

あかり(もしもそうなら、どうして……?)

少し中断します

京子(いやー、空回ってるなー私……)

あかり「あの、京子ちゃん」

京子「ん?」

あかり「あのね、あかりは京子ちゃんのことが大好きだよ」

京子「!!!」びくっ

あかり「もちろん、結衣ちゃんやちなつちゃんと、同じくらい大好きだから、だから……」

京子「あ、はい……」しゅうぅ

京子(急に何を言い出すんだ、あかりは……。びっくりした……しかしびっくり損だった……!)

京子(こんなにがっかりさせられた大好きは初めてだよ!)こてん

あかり(あ、あれ、どうして京子ちゃん不満そうなんだろう)

京子(てか、これをわかっててやってるならあかりは悪魔だな……)

京子(……イライラしてきた。なんで私があかりにこんな遠慮してるんだろ)

京子(私たち、幼馴染だし! 同じ釜の飯も何回か食べたよ! 行っちゃおう!)がばっ

京子「あのさ、あかり……結衣と、ちなつちゃんと、わた……じゃなくて、二人の気持ち、本当に気づいてない?」

あかり「え? え? 結衣ちゃんとちなつちゃんがどうしたの?」

京子「その、だからさ……なんていうか。ん、でもなんとも言い様はないか……」

あかり(京子ちゃんがこんなに言いよどむの、珍しい……)

京子(確証があるわけじゃないけど、ただ、確信だけがある)

京子(勝手に言うのはよくないと思うけど、でも……もう……)

京子「あ、あかりのことが……好き……的な……」

あかり「ええ? もちろんわかってるよお」

京子「な、なんだと!?」

あかり「だって二人とも……京子ちゃんも、わたしの大切なお友達だし、みんな優しくしてくれて……」

京子「ち、違う! そうじゃなくて!」

あかり「違うの!? あかりだけがお友達だって思ってたの……?」

京子「そうじゃないよ! そうじゃなくて……ある意味そうかも……」(もう友達ってだけじゃ……)

あかり「京子ちゃん、どういうことなの……?」

京子「だから、だからさ……だから!」ぐいっ

あかり「きゃ!」

京子「こういうことをしたくなる好き、ってことだよ!」ぐっ

あかり「きょ、京子ちゃん……」

京子(やった! あかりを押し倒してやった!)

京子(あかり、やわらかいし、軽い……なんか、暑い。体の中から暑い)

京子(よーしこれから、これから、……これから……?  どうしよ )

京子(  やっ ちまった  )

あかり(京子ちゃん、すごい汗だよ……)

-----

イマジナリ京子「あかり……」

イマジナリあかり「きょ、京子ちゃん……」

イマジナリ京子「なーんちゃってー!」ばっ

イマジナリ京子「びっくりした? びっくりした?」

イマジナリあかり「も、もう! 京子ちゃんひどいよぉ! あかり心臓が止まるかと思ったよお!」

イマジナリ京子「はっはっは、たまにはあかりに掲載紙の主人公らしいシチュを体験させるのも、いいんじゃないかって思ってさ」

イマジナリ京子「これであかりも百合姫の看板ヒロインとして成長することができただろう……」

イマジナリあかり「京子ちゃん、そこまであかりのこと……大好き! 結衣ちゃんとちなつちゃんより好き! 抱いて!」

イマジナリ京子「おいおいハニー……私に触れるとヤケドするぜ……? ってわけで愛の焦熱地獄へレッツゴー!」

京子(……これだ!!!)

-----(この間0.2秒)

京子「なーんちゃっ……!」

あかり「……」スッ……

京子(! あ、あかり、目を閉じて……)

あかり「……いいよ」

京子「」

あかり「……京子ちゃんになら、いいよ」

京子「                                     」

今夜はこのあたりで失礼します

京子編が異様に長くなってしまいましたが、
これは旧バージョンがどうも気に入らなかったので書き下ろして投稿していたら、
なんか長くなってしまいました
作者が京子ちゃん大好きすぎてひいきしてるのではないかと心配されていたらごめんなさい

贔屓してもええんやで
京あかはありそうで少ないからガンガン書いてええんやで

京子( いいよ   ? )

京子(な   なにが    ?)

京子(なにを しても、いいってこ と?)

京子(あれ? あかりがどんどん近づいてくる)

京子(そんな、大胆だよ、あかりちゃん)

京子(……あ、やべ、違うわ。私が近づいてるんだ。これが恋の相対性理論か)

京子(うわー、止まらない、止まらないよ……目を離せない)

京子(あかりあかりあかりあかりちゃんの唇、が……!)

prrrrrr

京子「うわっ!?」がばっ

あかり「……っ」ばっ

prrrrr

京子(ケ、ケータイ? 私の?)

あかり「京子ちゃん」

京子「は、はい!」

あかり「ごめんね、あかり、帰るね」

京子「へ?」

prrrrr

あかり「それじゃ、また明日、学校でね。……今日は楽しかったよぉ」

京子「         」

あかり(すたすたバタンすたたたた……)

京子「……は!? あ、あかり? あかりさん!?」

京子「……行っちゃった」

京子「マジかよ……」ばったり

prrrrr

京子「あー、うっせーな! 誰だよ……! ああ? 結衣ィ!?」(ピッ)

京子「もしもし!?」

結衣『あ、京子? あかりいる?』

京子「い、いねーよバーカ! てかなんで私にかけてくんだよバカ!」

結衣『ふーん。随分慌ててるけど、どうかした?』

京子「お、お前がかけてこなけりゃ……あ、いや、なんでもないよ!」

結衣『……ちなつちゃんに聞いたけど、京子とあかりが合流してからまだ3時間経ってないよね。なのにあかりがいない』

京子「え?」

結衣『大体わかった。じゃあね』(ぷちっ)

京子「……大体、って……どういうこと? 結衣? 切れてる……か」

京子「……わけわからない」

京子「はあ」どさっ

京子(つかれた……)

京子(メモリーあかり「今日は楽しかったよぉ」)

京子「……!」ぼっ

京子「た、たのしかった、って…私が押し倒したりしたのが、良かったってこと…?」

京子「いや違うよね! そういう意味じゃないよね! うん!」

京子「うん……うん……だよね、そうだよね……?」

京子「う、ううう……あかり……あかりちゃん……」

京子「もー! もーーーー!」ごろごろ

京子(ど、どんな顔して、明日あかりに会えばいいんだろう……)

京子(……それに、結衣も、ちなつちゃんも……)

京子「~~~~~……!」ばたばた

少し中断します
再開はやっぱり夜になると思います

呼び方があかりちゃんになるの萌える

そろそろ3年半前に書いた文が尽きるのですが次の展開に悩んでいます 現在3パターンくらいおもいついています
自分の中でのまとめも兼ねて予告編風のダイジェストにしてみます セリフは開発中のものです

1・ついさっき思いついた展開 青春シリアス風味?
メールあかり「今日はお休みします」
メール結衣「今日は休む」

京子「ちなつちゃん、ちょっと話さない?」
ちなつ「いいですよ。……あかりちゃんのことですよね」

結衣「……私にはわかってるよ、あかり」
あかり「結衣ちゃん……あかりは、どうすればいいか全然わかんないよ……」

京子「どうすればいいのかな、これから……」
ちなつ「私、結衣先輩のことを嫌いになりたくないです……」

結衣(こうなることはわかってた。だから、準備もできてる……後は……)
あかり「あかり……あかりは……」


2・三年半前に書いて止まった展開 BOX編
結衣「私達三人…みんなあかりのことが好きなのは、わかってたから、さ」
京子「な、なんだと…」
ちなつ「私なんか、自分でもわかってなかったですよ…」

結衣「私達の誰か一人が、あかりと付き合っちゃうって未来はありえると思う?」
京子「少なくともごらく部はバラバラになっちゃいそうだな…」
ちなつ「それは…寂しいですね」

京子「というか、私達だけで盛り上がっちゃってるけど、肝心のあかりはどうなんだよ!」
結衣「たぶん私のことが好きなんじゃないかな、抱きしめたらすごい反応してたし」
ちなつ(え、誰なのこの結衣先輩)

結衣「さて、他に譲る気はないけどあかりの気持ちはわからないってことなら…」
京子「直接本人に聞くしかないか…」
ちなつ「こ、怖いですね…」

結衣「あのさ、提案があるんだけど……箱をさ……(ごにょごにょ)」
京子「うまくいくかな……でも、やってみるか」
ちなつ「……私もやります! やらせてください!」


3・ちなつ視点がメインの展開 サスペンス風味
ちなつ「あの……もう一度やってみませんか、備品BOX」
京子「も、もう一度?」
ちなつ「自分の気持ち……確かめたくて」

ちなつ「これって……まさか」
ちなつ「もしかして、最初から……でも、どうして?」

ちなつ(今引いたくじ……確かめなきゃ!)
?「やっぱりちなつちゃんが気づいたんだ」
?「そう、全部考えたのは……」
?「ちなつちゃんも望んでたことだよ」
ちなつ「そんな……でも……でも……!」

3つと言ったな、あれは嘘です 嘘になりました
なんかちなつちゃん以外の視点も欲しくなったのででっちあげました
もともとこちらを考えていたのですが、一回1と2に吸収されて消えたのですが、改めて膨らませ直したらなんかそれっぽくなりました
なので内容は被ってる部分があります
ちなみにすべてハッピーエンドです ほんとかよ………… 予定は未定にして決定にあらずです


4、京子視点がメインの展開 かけおち編
京子「あかりっ……来て!」
あかり「きょ、京子ちゃん!?」

結衣「大丈夫、京子はあかりに無茶はしないよ」
ちなつ「でも放ってはおけないです! 追いかけなきゃ!」

あかり「こんなところまで来ちゃったね」
京子「近場だけどな」

京子「あかり、あの時の言葉の意味……教えて」
あかり「……あかり、京子ちゃんが想ってるようないい子じゃないよ……」
京子「いいよ、私は……あかりが好きだから」


5、結衣視点がメインの展開 愛編
結衣(気づいた時にはもう、私たちは……4人だった)

ちなつ「正直不安です。こんな関係、いつまでも続くものじゃないんじゃ、って」
京子「はあ……いいのかな、これで」

結衣(誰をも愛することは、誰も愛さないこと……そんな風に言う人もいる)
結衣(でも、私は……そうじゃないと思う)
結衣(そうじゃないって、信じたい)

あかり「あかり、死んじゃおうかな」
結衣「……」
あかり「そうしたら、みんなも死んじゃうのかな……」
結衣「……」

結衣(私は……間違ってたのかな)
結衣(寂しさに耐えられなかったのが、間違いだった?)
結衣(結局、私は一人に……)

結衣「ごめんね、皆……さよなら」

あえて生徒会に持ってかれるパターンも面白い気がしないでもない
生徒会といえば備品だし

でまあ、どれを書くかどれくらい書くかも決めてないのですがとりあえず一番最近に思いついた1を書きはじめようと思います
止まると書けなくなる気がするので…
気持ち的には全て書きたいですね 気持ち的には
もしもこれが読みたいなどご意見ご感想ありましたらお聞かせください

>>62
いいところで切りたかったのでそういっていただけたのがうれしいです

>>77
ご期待に応えられるかどうかはわかりませんがそういうルートも考えました
最終的にどうなるかすらわかりませんが…

>>88
たぶん、この4人以外のキャラクターは出せないと思います
もうしわけない

>>85
いいですよね
たぶん昔読んだSSに出てきたのだとおもいます
よかったので使いました

ゆるゆりはキャラとアニメ一話しか知らないけど面白い
是非全部書ききって欲しい

さしあたっての1です ほんのすこしだけ
もしも他のルートを書いてほしい、という要望などありましたらいつでもどうぞ
何らかの手段で何らかするかもしれません(別のスレを立てるとか同時連載するとか)

>>91
ありがとうございます ぜひ原作もどうぞ
応援よろしくお願いいたします
アンダーマイニング効果とか言いますが、要は人は人に与えてもらうことで幸せになれるということなのだと思います

~~~~~

結衣「大体わかった。じゃあね」(ぷちっ)

結衣「……ふう」

結衣(思った通り、我慢できなかったんだろうな、京子)

結衣(明日……か)

結衣「よし」ピッ

prrrrr

prrrrr

結衣「ああ、あかり。……あのさ、明日のことなんだけど……ちょっとあかりにやってほしいことがあるんだ」

結衣「……そうだよ。……うん、あかりのことはわかってるつもり。だって私は、ずっと……」

ちなつ「はあ……」ぎゅうっ

ちなつ(私、何やってんだろ。部屋でずっと枕をかかえてうずくまってて)

ちなつ(病気か何かかな。たぶん、心の病)

ちなつ「はあ……」ぎゅーっ

ちなつ「……」ちらり

ちなつ(まだ時間ある……。あかりちゃんは京子先輩と一緒にいる、はず)

ちなつ(さっき結衣先輩から電話あったけど……結衣先輩もあかりちゃんのこと、気にしてるのかな)

ちなつ「あかりちゃんと京子先輩、何やってるんだろう。私もついていけばよかったかな……」

ちなつ「別に二人っきりにならないといけないなんてルールないし」

ちなつ「……今から乱入してみるのはどうかしら」すくっ

ちなつ(でも……二人がすごく仲良くしてたらどうしよう)

ちなつ「……やめとこっと」すわり

ちなつ「はあ……」ぎゅぎゅっ

ちなつ(私、何やってんだろ。病気かな、心の病)

ちなつ(……早く明日になってほしい)

翌日、月曜日

京子「……朝だ」

京子(気持ち悪いくらい、すっきり目が覚めた……)

京子「学校いこ……」もそもそ

~~~~~

京子「じゃあ、いってきまーす」(こんなに早くうちを出るの、久しぶり)

京子(あかりの気持ちとか、結衣の考えとか……)

京子(いくら一人で考えたってわからないよね。全部、会って聞いてみよう)

pr-n

京子「ん? メール?」

あかりメール≪体調が悪いので今日はお休みします。心配しないでね≫

京子(……あかり……私のせいで?)

あかりメール≪そんなに大したことないから、お見舞いには来てくれなくても大丈夫です≫

あかりメール≪また明日、学校でね≫

京子(これは、私に、もしかすると私たちに、今は会いたくないってことなのかな)

京子「ッ!」ぶんぶん

京子(悪いことばっかり考えててもしょうがない! とりあえず、今は学校に行こう)

中断します
またそのうちに


今のところ京子がリードしてる感じか

京子「……そういえば、結衣もいつもの時間に登校してんのかな。メールしとくか」

pr-n

京子「あれ? 結衣からメールだ」

結衣メール≪今日は少し体調が悪いので休む。お見舞いはいいから≫

京子「……」

京子(おいおい、なんだよ結衣まで……っていうか、この文面のかぶり方)

京子「何考えてるんだ、結衣?」

京子「まさかちなつちゃんまで休んだりしないよな? 私だけ仲間はずれにされてたりしてー!」

京子(……あ、思ったよりもダメージあるわこの想像)

pr-n

京子「うわっ! ちなつちゃんからのメール! ほ、ほんとに? うそでしょ?」

京子「ひ、開くのが怖い……えいっ」

ちなつメール≪京子先輩、学校休んだりしませんよね? すぐに返信ください。お願いします≫

京子「……よ、よかったあー。ちなつちゃんにも同じメールが届いてるのかな」

京子(返信どうしよう。あ、そうだ。せっかくだし)

~~~~~

京子メール≪私は誰かさんたちと違って元気だよ~。あのさ、ちょっと昼休みに二人で話さない?≫

ちなつ「……はあー。京子先輩にも二人のメールが届いてたのね……」

ちなつ(この話っていつもみたいなノリのじゃなくて、やっぱり……)

ちなつ「……≪いいですよ。あかりちゃんについての話ですよね≫……っと」

~~~~~

~~~~~

京子「……よし、ご飯も終わったしちなつちゃんのところへ!」

ちなつ がらっ「京子先輩、いますよね? ……いた!」

京子「早っ!」

ちなつ「結衣先輩は」きょろきょろ「疑ってたわけじゃないんですけど……やっぱりお休みですか」

京子「うん。あかりも来てないよね?」

ちなつ「はい。二人同時に休むってやっぱり……。あ、教室で話すのはちょっと……ですね。どこで話しましょうか」

京子(部室は……なんとなく、避けたいな)

京子「この階には使ってない教室があるんだ。そこ行こっか」

ちなつ「わかりました」

ちなつ(京子先輩も、今は部室を使いたくないのかしら……?)

~~~~~

~~~~~

京子 がらり「うん、誰もいないみたい」

ちなつ「へー、ほんとにこのあたり、ひと気がないんですね。こんなところがあるなんて知りませんでした」

京子「ま、私も一年長く学校通ってるからねー」

ちなつ「……そうですよね」

京子「ん? どうかした?」

ちなつ「あ、いえ。それよりも昨日のことですけど」

京子「き、きのう」

ちなつ「はい……あの……京子先輩とあかりちゃん、一緒にすごしたんですよね」

京子「お、おう」

ちなつ「何かありました?」

京子「……な、ナニカってナニカナ」

ちなつ「あったんですね」

京子「ないよ」

ちなつ「何があったんですか」

京子「何もないです」

ちなつ「私はありました」

京子「ちなつちゃんも!?」

ちなつ「……何があったんですか、京子先輩」

京子「うっ、しまった……やるな、ちなつちゃん……」

京子「その……ごめん。ちなつちゃんと結衣にごめんなさい」

ちなつ「……?」

京子「ちなつちゃんと結衣が、あかりのこと好き……っぽいかなーって話、しちゃって」

ちなつ「!! ……そうですか……」

京子「ごめん。ほんとにごめん。……私、あかりの気持ちが気になって気になってしかたなくて……」

京子「それとなく聞き出そうとしたんだけど、全然あかりがわかってなくてさ……だから、つい……えっと……」

ちなつ「……いいですよ、別に。本当のことですし」

京子「え、そ、そう?」(ちなつちゃん、驚いてたけど本当に怒ってはいないみたい)

ちなつ「私から言い出せるかどうか……わかんなかったですから。むしろありがたいかも」

京子(ええっ、あんなに結衣に猛烈なアタックをかけてたちなつちゃんが?)

ちなつ「……」

京子「……でも、結構あっさり認めちゃうんだ。ちょっと意外かな」

京子「ずっとちなつちゃん、結衣のこと好きって言ってたからさ」

ちなつ「ふふっ」

京子(……なんだろ、切ない笑顔……)

ちなつ「結衣先輩のことは今でも好きですよ」

ちなつ「というか、そんなこと言ったら京子先輩はどうなんです? あんなにベタベタしてきて迷惑だったのに……」

京子「え、いや、私はその」おろおろ

ちなつ「私、実のところ、そんなに……嫌なだけでもなかったんですけど」

京子「えっ、おあっ」(な、なにゃにゃなにゃ)

ちなつ「ねーえ、京子せんぱい?」(つんつん)

京子「ち、ちなつちゃ、そ、そういうのは今はいいから……、っ!?」(ちなつちゃんの手が、顔に……!!)

ちなつ「京子せんぱい……」すぅっ

京子(ち、ちなつちゃ、顔が……近……)

ちなつ(京子先輩、目をつぶっちゃった……ぶるぶるして、顔赤くして、かわいい)

京子(あ、あかり……)

ちなつ「……」

京子「……」

ちなつ「……ふっ」

京子「……?」

ちなつ ぱっ「あははは! 京子先輩、無防備すぎ!」

京子「……? ……! え、ええええ、ち、ちなつちゃ、おまっ!」

ちなつ「ちょろいなー、ちょろいですね京子先輩」

京子「ちょ、ちょろくないわ! なんてことするんだ!」

京子「……じょ、ジョークにはTPOってものがあるでしょ!」

ちなつ「それ京子先輩が言うんですか」

京子(も、もてあそばれた……なんか泣きそう)

ちなつ「何ちょっと傷ついた顔してるんですか。かわいいなー京子先輩」

京子「こ、このちなつめ……」

ちなつ「全部本気でしたよ」

京子「……は?」

ちなつ「さっき、誰のこと考えてました?」

京子「え……」

ちなつ「あかりちゃんのことでしょ」

京子「……っ」

ちなつ「そういうことですよ」

京子「……」

というところで中断です
全部書き下ろしな上にキャラが勝手にしゃべる現象でセリフが無限に増えていくのでペースが遅いと思いますがごめんなさい

>>97
どうでしょう…ほんとにどうなんだろう…五里霧中です
勝手にしゃべるので

京子(ちなつちゃんに迫られて、喜んでる自分がいた)

京子(でもそれ以上に、あかりが大きくなって……)

京子(ちなつちゃんも同じ……なのかな)

ちなつ がらっ 「今日……いい天気ですね。風も気持ちいいです」

京子「……ほんとだね」

京子(……私、別に心が読めるわけじゃないし。ほんとのところはわからない)

京子(でも、今日のちなつちゃんは変だ)

ちなつ「京子先輩。これは冗談なんですけどー」

京子「うん?」

ちなつ「もし結衣先輩とあかりちゃんがくっついちゃったら、私たちも付き合っちゃいましょうか」

京子「……………………」

京子「はあー……」

京子 しゅばっ ぐいっ「おーいおいおい、ちなつ後輩。その辺にしとけー」

ちなつ「わっ、く、苦しいですよ!」

京子「さっきから何先輩に向かってエラそうな口きいてんの? ん?」

ちなつ「突然なんですか、先輩風吹かせて! はなしてくださいってば!」

京子「うるさい後輩。私年上で部長なんだからね! もーちょっと遠慮しろっての!」

ちなつ「もー! やっぱり京子先輩じゃイヤです! 私、結衣先輩とあかりちゃんとつきあいますから!」

京子「二人ともかよ、このよくばりめ! ごらく部with生徒会こと、京子ハーレムの一員に加えてあげようかと思ってたのにな!」

ちなつ「関係ない人たちまで増やしてるじゃないですか!」

京子「ハーレム完成の暁には、全員ミラクるんのコスプレで登校してもらうからね!」

京子(ちなつちゃんが何を悩んでるのかはわかんないけど……)

京子(いや、私も他人事じゃ、ないのかもしれないけど……)

京子(でも、このままにはしておけないってことはわかる)

ちなつ(京子先輩……ごめんなさい)

ちなつ(私が心配してること知ったら、たぶん三人とも怒るんだろうな)

ちなつ(それとも……)

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