藤原肇「ありすちゃんと文香さんはどこでしょうか」 (26)


肇「あ、居た居た」

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文香「……」ペラッ

ありす「……」カキカキ

文香「……」ペラッ

ありす「……」カキカキ

肇「文香さん、ありすちゃん。プロデューサーさんが出先から戻って来たら皆でミーティングがあるそうなんですが……」

ありす「……分かりました。後でプロデューサーさんの所へ向かいます」

文香「……」ペラッ

肇「……文香さん?」

文香「……! すみません。なんでしょうか」

ありす「プロデューサーさんが後でお話があると」

文香「……分かりました。肇さんも申し訳ありません」

肇「いえ、私は大丈夫ですよ。文香さんは集中力が素晴らしいですね」

文香「そんなことは……そんなことはございません」

ありす(私は知っています。肇さんが陶工をし出すと、どんなに話しかけても返事がないという事を……)

ありす(プロデューサーさんが泣きながら電話してきた時はどうしようかと思いました。私は大人なのでちゃんと慰めてあげました)


ありす「そういえば私のタブレットはどこに」

肇「フリ○クなら……」

ありす「フ○スクではありません」

文香「ミンテ○アかもしれません」

ありす「文香さんはわざとですよね?」

文香「ばれてしまいましたか……」

肇「タブレットというのはあのスマホの大きいものだよね?」

ありす「はい、最新のやつです」

肇「なら、これかな? 机の上に置いてあったけど」

ありす「それです。ありがとうございます」

文香「ありすちゃんはこういうものに詳しいので……後学の為に色々と教えてもらいたいですね」

肇「わ、私も是非」

ありす「分かりました。お二人ともスマホは……」

肇「私の携帯は古い形式ですけどまだ使えますよ」スッ

文香「私も……二つ折りの携帯電話を使用しています。まだまだ現役です」フンス

ありす(vodaf○ne? F○MA? どこの会社の携帯でしょうか)


ありす「天気予報のアプリだと午後から雨が降るそうです」

文香「梅雨ですから……晴耕雨読が捗ります」

ありす「晴耕雨読って文香さんは雨が降っていなくても本を読んでるじゃないですか」

文香「ふふっ。そういえば……そうでした」

肇「ありすちゃんは雨は嫌い?」

ありす「いえ、確かに出かける時は不便だなぁとは思いますが、雨の降る音は嫌いではないです」

文香「趣。というものですね……梅雨という名前の由来といえば諸説ありますが……一番簡単な説だと書いて字の如く、梅の実が熟す頃の雨というものがありますね」

肇「梅の実が青から黄色に変わる大切な時期ですから、梅だけではなく田畑にも他の植物にも恵みの雨です」

ありす「……!」

文香「どうか……しましたか?」

ありす「なんだか、さっきよりももっと梅雨が好きになった気がします」

肇「それならきっと、空も喜んで雨を降らすと思いますよ」

文香「それはそれで外に出掛けるのが大変ですね」

ありす「そしたらまたここでお話でもすれば良いと思います」

文香「それも……そうですね」クスッ


肇「ブログを始めました」

文香「近頃は皆さんもアイドルらしい活動をしていて……尊敬します」

肇「文香さんはブログを始めないんですか?」

文香「日記なら……毎日つけてはいるのですが……ブログとなるとその……文章が硬ぎると……」

ありす「分かります。私も文章が硬いといつもプロデューサーさんに注意されてしまいます」

肇「そう言われれば私も肩の力を抜いて良いよと言われた気が……」

文香「かといって迂闊な事を載せてしまえばそれは大きなリスクとなる可能性もあります」

ありす「実際にブログに変な事を載せてしまったせいでファンが減ったという事例もありますし」

文香「ブログを読むのにも覚悟がいるとは……ネットはやはり恐ろしい所です」

肇「そうですね。今度からプロデューサーさんに一回目を通してもらってから投稿するようにします」

ありす「それならこうするのはどうでしょう」

肇「あ、コメントが……『安全です』と」

ありす「こうすればファンの方も分かりやすく安心して読めると思います」

文香「流石です。やっぱりありすちゃんは頭が良いですね」

ありす「……えへへ」

肇(でも、コメント欄から読む人なんて居るのかな……?)


ありす「肇さんは自分の名前が好きだと聞きました」

肇「うん。おじいちゃんがつけてくれた名前だから」

ありす「……肇さんのそういうところ尊敬します」

肇「ありがとうございます。ありすちゃんはまだ自分の名前は苦手?」

ありす「苦手……というほどではありませんが……」

文香「……そうでしたか」

ありす「いえ、別にお二人には名前で呼ばれていても大丈夫ですから」

肇「うん」

文香「ありすちゃん」

ありす「はい」

文香「言葉には……名前には意味があります」

ありす「意味ですか?」

文香「例えば……肇。という言葉には新たに扉を開く。そういう意味があります」

ありす「……扉を開く」

文香「まさにアイドルとして新たに扉を開いた……と」

肇「……////」

ありす「なるほど」

文香「沢山の言葉の中で、後から意味がついてくる……そんな言葉も中にはあると思います」

文香「ありす。という言葉にも、いつかとても素敵な意味が付くと……そう信じています」

肇「綺麗な大人。という意味だと良いよね」

ありす「……ありがとうございます。それと、任せてください。必ずとびきりの言葉の意味にしてみせます」


肇「プロデューサーさん。中々帰ってきませんね」

文香「……何かに巻き込まれていなければよいのですが」

ありす「あ、プロデューサーさんからメールがきました」

文香「なんと書いてありましたか?」

ありす「遅れるからミーティングは夕方位になりそう。だそうです」

肇「お二人ともはお時間は大丈夫ですか?」

文香「私は……今日はオフでした」

ありす「私も学校の宿題をやりにきただけなので、待てます」

文香「肇さんは……?」

肇「私も用事はもう済んでしまいました」

文香「……そうでしたか」

ありす「私達三人ともプロデューサーさんが来るまで時間が空いてしまいましたね 」

肇「ありすちゃんの宿題の方は」

ありす「もう終わっています。完璧です」

文香「それなら……ひとつ提案があります」


文香「お洒落か……どうかは分かりませんが私がよく行く喫茶店が……コチラになります」

肇「静かでゆったりとしていてとても素敵なところですね」

ありす「ひとまずメニューをどうぞ」

文香「……私はいつものカフェオレで」

肇「なら私はコーヒーフラペチーノで」

文香「おしゃれですね」

肇「憧れだったもので」

文香「ありすちゃんは……?」

ありす「私は……カプチーノでお願いします」

肇「カプチーノですね」

ありす「はい。背伸びをせずに自分の好きなものを頼むということも大切だと思うんです」

文香「ふふっ。そうですね」

肇「あの……デザートとかは……?」

文香「そこは……盲点でした。ひとりの時では頼まないものでしたから」

肇「そうでしたか」

ありす「……」ソワソワ

文香「なら皆でイチゴパフェでも頼みましょうか」

ありす「あのっ! その……私に気を使わなくても」

文香「いえ……折角皆さんで来たのですから、一緒に食べたいと……そう思ったのですが……」

肇「私もあまりこういう経験がありませんから是非」

ありす「……ありがとうございます。なら店員さんを呼びましょうか」


文香「……まさかイチゴパフェがあんなに大きいとは……」

肇「三人でひとつでもよかった気がします」

ありす「でもおいしかったです」

文香「……そうですね。また皆で来られたら良いですね」

肇「そういえば、雨。いつのまにか上がっていますね」

文香「……梅雨晴れ。ですね」

ありす「……!」

肇「ん? ありすちゃんどうかしたの?」

ありす「い、いえ。なんでもありませんっ!」

肇「ふふっ。文香さんって空を見上げる姿が本当に綺麗だよね」

ありす「…………読心術ですか?」

肇「……?」

文香「あの……その、聞こえています。恥ずかしい……です」


事務所

ガチャ

肇「プロデューサーさん帰ってきてるかな?」

ありす「まだみたいですね。ちょっと電話してきます」

肇「うん。ありがとうね」

文香「私は……紅茶をいれてきます。ソファーでお待ち下さい」

肇「あ、ありがとうございます。なら私はお菓子を準備してきます」

文香「……はい、よろしくお願いします」

肇「……そろそろ補充しないとなくなってきちゃったなぁ」ガサゴソ

肇「これで……よしっと」

肇(ソファー。柔らかいなぁ……)

肇(ちょっとだけ眠くなってきちゃった……)

肇(……少しだけなら大丈夫だよね)

肇「……」

肇「……スゥ」

肇「……zzz」

ーーーーー
ーーー


ありす「プロデューサーさん。もう少しで着くそうです」

ありす「って全く……ソファーで寝るだなんて……」

ありす「毛布でもかけてあげないと風邪。ひいちゃいますね」

ありす「ん、しょ……よし」

ありす「……」

ありす「ちゃんと毛布も人肌で暖めてあげないとですよね。他意はありません。肇さんが風邪をひかない為です」

ありす「よいしょ……」モゾモゾ

ありす「肇さん。寝ているからか暖かいです……」

ありす「……」

ありす(なんだかうとうとしてきました)

ありす(ダメです。こんな所で寝ては……クールタチバナはソファーでおやすみなんてしないんですっ)

ありす「……」

ありす「……フワァ」
ーーーーー
ーーー


肇「……zzz」

ありす「……zzz」

文香(戻って来たらお二人が気持ち良さそうに睡眠を摂っていました)

文香(起こさないように……っと。お邪魔……します)

文香「……カップに蓋。しておきましょうか」カチャ

文香「……」

文香(あくびが移る。というのは共感説というものが有力とされています)

文香(あくびをした人に対しての行動や関心を共感してしまう事から……あくびも自然と移ってしまうみたいです)

文香(それも……相手が親しければ親しいほど……それが起こりやすい……)

文香(つまり……何が言いたいかと申しますと……)

文香「……フゥ」

文香「……」

文香「……zzz」

ーーーーー
ーーー


モバP「ただいま。ごめんな遅れて……って。三人ともこんな所で寝て……」

モバP「……」

モバP「写真100枚くらい撮っておこう」


ありす「ここは」

???「お気づきですか?」

ありす「肇さん……?」

???「いえ……私は夢の使者です」

ありす「夢の……?」

夢の使者「夢の使者です」

ありす「夢の使者」

夢の使者「はい」

ありす「それで夢の使者さんはなぜここに?」

夢の使者「それはここが夢の世界だからです」

ありす(あんまり答えになってない……)

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112431.jpg


???「私も……ここに」

ありす「文香さん?」

???「いえ……私は小悪魔です」スッ…

夢の使者「見てくださいアレが、かの有名な小悪魔のポーズです」

小悪魔「ぐわっという感じだと大悪魔になってしまうのでこのように……」

夢の使者「流石ですね。謙虚な姿勢……私も見習いたいです」

ありす「もうなんなんですかコレは」
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112432.jpg


夢の使者「それではこのゴンドラに乗って旅に出ましょうか」

小悪魔「ええ……さぁ、ありすちゃんも一緒に」

ありす「わ、私は遠慮しておきます」

夢の使者「ありすちゃん」ジリジリ

小悪魔「ありすちゃん」ジリジリ

ありすちゃん

ありすちゃん

ありすちゃん


ありす「……ぅん」

文香「ありすちゃん」ユサユサ

ありす「……こあくまぁ……?」

文香「こ、小悪魔……!?」

モバP「ははは、ありすが寝ぼけてる。ムービー撮ろう」


1.

安全です

2016年06月24日 10:20

2.

※1安全って何かあったの?

2016年06月24日 12:43

3.

俺も気になる

2016年06月24日 12:45

4.

そうかお前らは知らないのか……絶対に調べちゃダメだぞ

2016年06月24日 13:38

5.

※4悪ノリするのやめーや

2016年06月24日 15:03


肇「……」

肇「どうしようコレ」


藤原肇「ありすちゃんと文香さんはどこでしょうか」
おわり

おまけ


モバP「はじはじ」

肇「……はい、なんでしょうか?」


ありす「なんとか堪えてますが若干頬がプクーッとなっていますね」

文香「プロデューサーさんも、それを分かっていてわざとそう呼んでいますね」

ありす「あの人が一番子供のような気がします」



モバP「ふみふ「文香です」

モバP「いやでもふみふ「文香です」


ありす「滅多に人の話を遮らない文香さんが……」

肇「文香さんも私のおじいちゃんに負けず劣らず頑固だからね~」



モバP「……」

ありす「……」

モバP「……」

ありす「……もぅ! なんで黙るんですか、さっさとりすりすって呼べばいいじゃないですか!!」


肇「まさか自分から呼んでと言ってしまうとは」

文香「嗚呼……悲しき哉」



おわり。
みんなも早く50ジュエルをひたすら裂いて、ビートパーズ集める作業に戻るんだ。

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