多田李衣菜「ロックりーなX?」 (182)

時は2X00年・・・

アイドル達も機械化され、末永く人々を魅了してきた・・・

だが、アイドル達を統括していたロボット、Σ(シグマ)Pが突如人間達に反旗を翻す

彼に操られたアイドル達は各地で破壊活動を始めた・・・

そしてここに、1人のアイドルが立ち上がる・・・

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~破壊された街~

李衣菜「よっと」スタッ

李衣菜「うわぁ・・・派手に壊してくれたねぇ」

李衣菜「さて、どうするか・・・」

ピピピ・・・

李衣菜「お、ちひろさんから通信か」

ちひろ『李衣菜ちゃん、現場に着きましたか?』

李衣菜「はいはい着きましたよ~」

ちひろ「全く、緊張感ないんだから・・・」

李衣菜「いやいや、何か妙にワクワクしてさ、だって予想外じゃん」

李衣菜「元々護身用だった私達アイドルの戦闘機能がこんな形で役に立つなんてさ」

李衣菜「これもDrアキハさんのおかげ・・・まさしくロックだよね!」

ちひろ『はいはい、その近くでイレギュラー反応が出ていますから調査をお願いしますね』

李衣菜「は~い」

ちひろ『一応援軍は要請しますがくれぐれも無理はなさらぬよう』

プチッ

李衣菜「通信終了っと、さて、行きますか」

~数分後~

李衣菜「ロックバスター!」バシュ

警備ロボ「ギャアッ!」ドカン!

李衣菜「ふぅ・・・これで何体目かな・・・」

李衣菜「このままじゃらちがあかない・・・ビルでも登って探すか」

~屋上~

李衣菜「とうちゃ~く!」スタッ

李衣菜「いや~壁蹴りって便利だな~」

李衣菜「さてと・・・イレギュラーはっと・・・」

ゴゴゴ・・・

李衣菜「ん?なんだ?」

ゴオッ・・・ガシッ!

李衣菜「ぐわっ!?」

李衣菜「な、下から巨大な手が!?」

??「フフフ・・・油断大敵とはこの事ですよ?」

李衣菜「お前は・・・NANA(ナナ)!!」

NANA「おや、ご存じでしたか」

李衣菜「ウチのトップアイドルの一角の事位知ってるさ・・・」

NANA「それは嬉しいですね・・・」

李衣菜「こっちは腹立たしいよ、そんなアンタがΣの軍門に下るなんてさ」

NANA「もう疲れたんです・・・人間に媚を売るのが・・・これからは我々の時代です!」

李衣菜「完全にイレギュラー化してるな・・・」

NANA「さぁ!握り潰してやりなさいウサミンロボ!」

ギリギリ・・・

李衣菜「ぐあああ・・・ヤバイ・・・」

??「でやああああああ!!!」

ズバン!

NANA「ウサミンロボの腕が!?何者ですか!」

李衣菜「ゲホッ・・・助かった・・・」

夏樹「ようだりー、苦戦してるみてーだな」

李衣菜「なつきち!」

夏樹「さて、どうする?」

NANA「ぐぬぬ・・・分が悪いですし今日は引いてあげましょう」

NANA「ですがこのままでは済ましませんからね!」バッ

ビュウウウウウウウン!!!

夏樹「行っちまったか・・・」

李衣菜「ふぅ・・・」

夏樹「だりー、大丈夫か?」

李衣菜「な、なんとか・・」

夏樹「こりゃ早いとこプロデューサーを止めねーとな」」

李衣菜「プロデューサー・・・どうしてイレギュラーに・・・」

夏樹「考えてても仕方ねぇ、アタシはアイツのアジトを探す、お前は各地で暴れてる連中を止めるんだ!」

李衣菜「わ、わかった!」

夏樹「だりー・・・」

李衣菜「何?」

夏樹「死ぬなよ、じゃあな」

ブロロロロ・・・

李衣菜「なつきち・・・」

李衣菜「私もライドチェイサー欲しいなぁ・・・」

ピピピ・・・

李衣菜「お、ちひろさんから通信が・・・」

ちひろ『李衣菜ちゃん、木村さんからお話は聞いていますね?』

李衣菜「あ、はい」

ちひろ『ではそちらに各地に散らばったイレギュラーのデータを送りますね』

ピピッ

李衣菜「お、来た来た」

李衣菜「全部に8人か・・・大変だな」

ちひろ『それでは頑張って下さいね』

李衣菜「ねぇちひろさん」

ちひろ『はい?』

李衣菜「私にもライドチェイサーを・・・」

ちひろ『そんな予算ありません』

李衣菜「そこをなんとか・・・」

ちひろ『徒歩』

李衣菜「・・・はい」

~火山ステージ~

李衣菜「まずはここか・・・」

李衣菜「それにしても熱いなぁ・・・」

李衣菜「機械の体でも熱さは感じるんだね・・・」

李衣菜「っと、そんな事言ってる場合じゃない・・・」

李衣菜「ここを強制的に噴火させようとしてる奴を止めないと!」

~火山最奥~

ウイーン

李衣菜「ここがコントロールルームかな・・・」

茜「ボンバー!!!」

李衣菜「うおっ!?」

茜「おや、侵入者ですか?大歓迎です!」ゴオオ・・・

李衣菜「体から炎が出てる・・・」

李衣菜「ちょっと火山なんて噴火させないでよ!」

茜「そうはいきません!ここを爆破して地球の温度をどんどん上げてやります!」

茜「そうすれば全ての生物がヒートアップして熱血野郎だけの世界になります!」

茜「ボンバアアアアアアアアア!!!!!!」プシュー

李衣菜「完全にイレギュラー化してる・・・」

李衣菜「それなら、止めさせてもらうよ」

茜「邪魔するつもりですか!そうはいきませんよ!」

李衣菜「くらえ!」バシュ

茜「おっと!」ヒョイ

茜「行きますよ!ファイヤーウェーブ!」バッ

ゴオオオオオオ!!!

李衣菜「うあちっ!」

茜「ラッシングバーナー!」ゴオッ

李衣菜「炎を纏って突っ込んできた!?」

茜「からの~ライジングファイヤ―!!!」

ドカッ!

李衣菜「ぐわっ!」

李衣菜「この・・・調子に・・・」ギュウウウウン

茜「!」

李衣菜「乗るなあああああ!!!」スチャ

李衣菜「チャージ・・・ショット!!!」バシュン!!!

ドカン!!!

茜「ぐあっ!」ガクッ

李衣菜「よしっ!命中!」

茜「やりますね・・・なら」バッ

茜「フレイム・・・トルネード!!!」ボツ

ゴオオオオオオ・・・

李衣菜「な・・・周囲が炎の竜巻に・・・」

茜「これで逃げられませんよ!」

李衣菜「逃げる?冗談じゃないね、そんなのロックじゃないよ」

茜「言い心がけですね・・・それでは行きます!」ダッ

李衣菜「来い!」ギュオオオオオオオ・・・・

茜「ラッシングバーナアアアアアアア!!!」ゴオッ

李衣菜「0距離・・・チャージショット!!!」バシュッ

ドカアアアアアアアアン!!!

シュウウウウウ・・・

李衣菜「ゴホッ・・・」ガクッ

茜「ハァ・・・ハァ・・・」

李衣菜「・・・・・」

茜「・・・・・」

茜「や、やりますね・・・」バタッ

李衣菜「や、やった・・・」

ゴゴゴ・・・

李衣菜「ま、まずい!建物が崩れる!」

李衣菜「茜ちゃんを抱えて・・・脱出だ!」バッ

茜「」

ガラガラ・・・ドスン!

李衣菜「うわっと!このままじゃ間に合わない・・・」

李衣菜「もっと機動力があれば・・・」

??「李衣菜・・・」

李衣菜「!?」

李衣菜「何だ?頭に声が響いてくる・・・」

??「こっちだよ李衣菜・・・」

李衣菜「こっちって・・・この部屋?」

李衣菜「何だろあのカプセル・・・」

ヴォン

??「李衣菜・・・」

李衣菜「長い黒髪の女の人の立体映像が・・・」



??「私はシブヤ、アンタの生みの親だよ」

李衣菜「ええ!?」

Dr・シブヤ「詳しい話は後で、助かりたいんでしょ?」

李衣菜「ま、まぁ・・・」

シブヤ「じゃあこのカプセルに入って」

李衣菜「大丈夫かな・・・」

李衣菜「よいしょっと」スタッ

ギュウウウウン!!!

李衣菜「おお、光に包まれていく・・・」

シャキーン!

李衣菜「足に追加パーツが・・・」

シブヤ「そのフットパーツがあれば機動力が増し、空だって飛べるよ」

李衣菜「おお~」

シブヤ「それじゃお願い、アイツを止めて・・・」

李衣菜「え、アイツって・・・」

シブヤ「・・・・・」フッ

李衣菜「ちょ・・・消えないでよ!」

ガラガラ・・・

李衣菜「っと、脱出する方が先か・・・」

李衣菜「それじゃ早速・・・」ダッ

バビュン!

李衣菜「おお!速い!」

李衣菜「このまま脱出しちゃうよー!」

ドカアアアアアアアアン!!!

李衣菜「ふぅ・・・ギリギリセーフ!」

茜「あれ?私は何を・・・」

李衣菜「元に戻ったみたいだね、とりあえず基地に送って次へGO!」

~雪山ステージ~

李衣菜「おお寒い・・・」ブルブル

李衣菜「この山で雪崩が起きたらふもとの村が危ない・・・」

李衣菜「急がなきゃ!」

李衣菜「床が滑るけどフットパーツがあるから大丈夫!」

~ボス部屋~

李衣菜「ここか・・・」

??「редко・・・侵入者とは珍しいですね」

李衣菜「アーニャ・・・」

アーニャ「ですが、容赦はしませんよ?」

李衣菜「今すぐそこの雪崩発生装置を止めるんだ!」

アーニャ「そうはいきません、この美しい星を汚す愚かな人類・・・」

アーニャ「всегда・・・永遠に冬眠していた方がこの星のためではありませんか?」

李衣菜「どうやら言っても無駄みたいだね・・・」

アーニャ「ええ、かかってきなさい」

李衣菜「喰らえ!ロックバスター!」バシュ

アーニャ「ショットガンアイス!」バシュ

ドカン!

アーニャ「やりますね・・・なら」

アーニャ「氷のベッドでおねんね、してください、フロストタワー!」

ピキピキ・・・

李衣菜「え・・・」

パキイイイイン!!!

李衣菜(氷漬け)「」パキーン

アーニャ「глу́пый・・・他愛ない・・・」

メラメラ・・・

アーニャ「?」

ピシピシ・・・

李衣菜「ふっかーつ!!!」パキーン!!!

アーニャ「な・・・どうして私の氷が・・・」

李衣菜「これのおかげかな」ボッ

アーニャ「手から炎が・・・」

李衣菜「茜ちゃんが託してくれた武器チップ・・・助かったよ」

李衣菜「さーて、反撃開始だ!」

アーニャ「行きます、フロストタワー!」バシュ

李衣菜「ファイヤーウェーブ!」ゴオッ

ジュウウ・・・

アーニャ「それなら・・・ドリフトダイヤモンド!!!」バッ

李衣菜「ラッシングバーナー!!!」バッ

スッ・・・

アーニャ「!?下に回って・・・」

李衣菜「からの・・・ライジングファイア!!!」

ドカアアアアアアアアン!!!

アーニャ「きゃあああああああ!!!」

アーニャ「конец・・・これで終わり、です」

バタッ

李衣菜「ふぅ・・・これで2人・・・次へ行かなきゃ」

李衣菜「あ、武器チップはもらってくよ」

アーニャ「」

~発電所ステージ~

李衣菜「ここか・・・」

李衣菜「最近電気が供給されてないって聞いたけど、ちゃんと稼働してるじゃん」

李衣菜「って事は誰かが止めている・・・」

李衣菜「とりあえず中を調べるか・・・」

~発電所内~

李衣菜「お、サブタンク発見」

李衣菜「これあると便利なんだよね~」

李衣菜「・・・・・」

李衣菜「とりあえずエネルギー溜めとくか」

ザコ敵達「ひいいいいいいい!!!」

~ボス部屋前~

李衣菜「ふぅ、エネルギーも溜まったし、そろそろ行くかな」

ウイーン

??「ZZZ・・・」

バチバチ・・・

李衣菜「そうか・・・あそこで眠ってる奴が電気を吸収してるから町に供給されないんだな・・・」

李衣菜「おい起きろ!」

杏「なんだようるさいな~」ファァ・・・

李衣菜「今すぐそこをどけ!」

杏「や~だね、ここにいれば勝手に杏の中にエネルギーが供給されるんだ、こんなに楽な事はないよ」

李衣菜「だからって皆を困らせていいのか!」

杏「まぁまぁよく考えてみなよ、人間は元々電気なしで生活してたんだ」

杏「だからこれは人間達が元の姿を取り戻すいい機会だと思うんだ~」

李衣菜「屁理屈を・・・やっぱイレギュラーか・・・」

李衣菜「だったら力づくでもどいてらうよ!」ギュイイイイン・・・

李衣菜「チャージショット!」バシュン!

杏「トライアードサンダー」

バリバリバリ・・・シュウウ

李衣菜「かき消された・・・電気のバリアーか!」

杏「エレクトリックスパーク!」バチバチ・・・

バリバリバリバリ!!!!

李衣菜「ぐうう・・・」

杏「あれ?まだ倒れない?面倒だなぁ・・・」

杏「吹き飛んじゃってよ、ボルトルネード!」グルグル・・・

ギュオオオオオオオ!!!

李衣菜「うわああああああ!!!」

ヒュウウウウウ・・・グシャッ!

杏「壁の向こうまで飛んでったね、終わり~」

李衣菜「うう・・・」ボロボロ・・・

李衣菜「サブタンクのエネルギーなかったらヤバかった・・・」

李衣菜「しかし何とかあの電撃防がないと・・・」

李衣菜「ってあそこにあるのは・・・」

ヴォン

シブヤ「また会ったね」

李衣菜「またあのカプセル・・・」

シブヤ「さぁ、カプセルに入って」

李衣菜「はいはい」

ギュウウウウン!!!

李衣菜「おお!今度は・・・」

李衣菜「アーマーが追加されたね」

シブヤ「そのボディパーツは受けるダメージを半減させるんだ」

李衣菜「おお!それは凄い!」

シブヤ「ただし・・・」

李衣菜「ただし?」

シブヤ「バストサイズが-8cmされてしまうんだ」

李衣菜「なんでやねん!」

シブヤ「その数値が一番防御力を高めるんだよ」

李衣菜「嘘・・・」

シブヤ「まぁそれは冗談としても、防御力が上がったのはホントだよ」

李衣菜「ああそう・・・」

シブヤ「じゃあまたね」

李衣菜「待って!あなたは何のために私を・・・」

シブヤ「いつまでもあの人の幻影を追ってるアイツを止めるために・・・」

フッ

李衣菜「消えた・・・アイツって一体・・・」

~ボス部屋~

李衣菜「待たせたな!」

杏「誰も待ってないよ、てゆうか生きてたんだ」

李衣菜「当たり前だ!」

杏「まぁいいや、また吹っ飛ばしてやる、ボルトルネード!」グルグル・・・

ビュオオオオオ・・・カキン!

杏「な・・・」

李衣菜「おお、そんな効いてない・・・これがボディパーツの力・・・」

杏「やるじゃん、でもそれだけじゃ杏は倒せないよ」

李衣菜「え?」

杏「見てな」

バリバリバリ・・・・

杏「ふぅ~」ツヤツヤ

李衣菜「な、どんどん元気に・・・」

杏「この充電装置と繋がってる限り杏はいつまでも回復するんだよ」ドヤァ

李衣菜「そっか、だったら・・・」

李衣菜「ショットガン・・・アイス!」バシュ

スカッ

杏「って、何処狙ってるのさ」

李衣菜「チャージショット!」バシュン!

杏「ぐぁっ!」ガクッ

杏「なーんてね、電力カモン!」

シーン・・・

杏「あれ?来ない」

李衣菜「アレ見なよ」

杏「な!?充電装置が凍りついてる・・・だからワザと外したのか・・」

李衣菜「さて、どうする?」

杏「降参しまーす」

李衣菜「これで3人目か・・・」

~鉱山ステージ~

李衣菜「この鉱山で採れるダイヤモンドで奴等の新兵器を開発しているのか・・・」

李衣菜「って事はここを潰せば大幅な戦力ダウンだね!」

李衣菜「お、丁度いいトロッコが、これに乗っていこう」

李衣菜「いざ出発!」

ガタンゴトン・・・

~最奥~

キキーッ!

李衣菜「よし着いた!さて・・・」

??「ガルル・・・ここに何の用だッ!」

李衣菜「ここを破壊しに来たんだよ」

美玲「このウチがいる限り、そんな事はさせないぞッ!」

李衣菜「もうシグマに従うのはやめるんだ!」

美玲「それはできない・・・アイツはウチの恩人、だったら尽くすのが忠義って奴だろ?」

李衣菜「・・・・・どうやら言っても無駄みたいだね」

美玲「そういう事だッ!これ以上は問答無用ッ!行くぞッ!」バッ

李衣菜「ああ!」バッ

李衣菜「ロックバスター!」バシュ

美玲「ローリングシールド!」グルグル・・・

カキィン!

李衣菜「弾かれた!?」

美玲「倍にして返すぞッ!」バシュバシュバシュ!!!

李衣菜「うわっ!」

美玲「まだまだ!ローリングアターック!!!」グルグル・・・

ドカッ!!!

李衣菜「ぐわっ!」

ドカッ!ドカッ!ドカッ!ドカッ!

李衣菜「うわああああああ!!!」

美玲「どうだッ!」

李衣菜「く・・・あんなに回転しててどうやって性格に攻撃を・・・」

美玲「ウチの左目のセンサーからは逃れられないぞッ!」

李衣菜(センサー・・・それなら )

美玲「トドメだッ!ローリングアターック!!!」グルグル・・・

李衣菜「今だ!エレクトリックスパース!」バチバチ・・・

バリバリバリバリ・・・・

美玲「ぐわああああああ!!!」

パキィン!

美玲「クソッ!鎧が砕けてセンサーもイカレやがった!」ボロボロ

李衣菜「これで形勢逆転だね」

美玲「まだまだ!ウチにはこの爪があるッ!」シャキン!

李衣菜「そう・・・なら・・・」ギュオオオオオオオ!!!

美玲「ツイン・・・スラッシャー!!!」バッ

李衣菜「チャージ・・・ショット!!!」バシュン!

ドカアアアアアアアアン!!!

シュウウウウウ・・・

美玲「ガハッ・・・」ドサッ

李衣菜「ハァハァ・・・終わった・・・」

李衣菜「さて、ここ破壊して美玲ちゃんを基地に送ろう・・・」

李衣菜「やっと半分・・・先は長いなぁ・・・」

~海中ステージ~

李衣菜「水中動きにくいなぁ・・・」

李衣菜「でもこの海でもイレギュラーが暴れてるならほっとけないよね!」

李衣菜「さて、どこにいるのか・・・」

ニュルニュル・・・ガシッ!

李衣菜「え・・・触手!?どこから!?」

??「うひひ・・・捕まえたぁ・・・」ゴポポ・・・

李衣菜「しまった!」

愛海「ほうほう・・・このお山はそこそこのようね・・・」

李衣菜「くう・・・やめろ・・・」

愛海「うひひ・・・抵抗しても無駄よ、この触手からはロボットの機能を低下させるウイルスが注入されるのよ」

李衣菜「なん・・・だと・・・」

愛海「さぁ!大人しくなすがままになっちゃいなさい!」モミモミ・・・

李衣菜「この・・・調子に・・・」

愛海「?」

李衣菜「乗るなあああああ!!!エレクトリックスパーク!!!」

バリバリバリバリ・・・

愛海「ぎにゃあああああああ!!!」

李衣菜「うぐっ・・・水中だったから自分にもダメージが・・・」プスプス・・・

愛海「や、やってくれたわね!」

愛海「くらいなさい!ホーミングトーピード!」バシュバシュ

李衣菜「ろ、ローリングシールド!」ブォン

カキン!

愛海「な・・・弾いた!?」

李衣菜「これで終わりだよ・・・」ギュオオオオオオオ・・・

愛海「くっそ~浜辺を襲撃して水着の女の子のお山を堪能する計画がぁ・・・」

李衣菜「そんな理由でイレギュラーって・・・成敗!」バシュン!

ドカアアアアアアアアン!!!

愛海「む、無念・・・」バタッ

李衣菜「ふぅ・・・ってあそこにカプセルが・・・海中にまであるのか・・・」

ヴォン

シブヤ「・・・・・」

李衣菜「もう何も言ってくれないのね・・・」

シブヤ「・・・早く入って」

李衣菜「はいはい」

ギュウウウウン!!!

李衣菜「おお、ヘッドホンがカッコ良くなった!」

シブヤ「そのヘッドパーツがあればレーダーによる探索、頭突きで岩が壊せるようになるよ」

李衣菜「へ~」

シブヤ「それじゃ、頑張って」

シュン!

李衣菜「また消えた・・・」

李衣菜「いつかちゃんと全部話してもらうからね!」

~タワーステージ~

李衣菜「高いなぁ・・・」

李衣菜「いつの間にこんなタワーを・・・」

李衣菜「ここからふもとの町攻撃してるんだよね・・・」

李衣菜「頂上まで行って止めなくちゃ!」

~タワー内~

李衣菜「よっと」ピョン

ブー!

李衣菜「うわっ!」バッ

李衣菜「足場が消えた・・・」

ブー!ブー!ブー!ブー!

李衣菜「足場が出たり消えたり・・・」

李衣菜「これは中々ロックだね!」

~最上階~

李衣菜「ふぅ・・・やっと着いた・・・」

李衣菜「ここがコントロールルーム・・・誰もいないのかな?」

ヒュッ

李衣菜「おっと!」ヒョイ

カッカッ!

李衣菜「手裏剣?どこから・・・」

??「ふっふっふっ・・・よくかわしましたね」

李衣菜「天井に張り付いてたのか・・・」

あやめ「我が主君の為・・・お覚悟を!」

李衣菜「そう言われてやられるほど甘くないんだよね~」

あやめ「いざ参る!」バッ

あやめ「ブーメランカッター!」ヒュッ

李衣菜「おっと!」ヒョイ

ザシュッ!

李衣菜「ぐあっ・・・戻ってきた!?」

あやめ「そりゃあブーメランですから」

あやめ「どんどん行きます!マグネットマイン!」ポイ

ドカン!

李衣菜「ぐっ・・・」

あやめ「シャドウランナー!ウインドカッター!」

ズバババババ!!!!

李衣菜「ぐあああっ・・・」

李衣菜「この!」バシュバシュ

あやめ「ニンッ!」ヒュン

李衣菜「速い・・・」

あやめ「これでトドメです!」ガシッ

李衣菜「な、後ろに・・・」

あやめ「忍法・・・イズナ落とし!!!」ピョン

ヒュウウウウウ・・・グシャ!

李衣菜「」ガクッ

あやめ「ふぅ・・・終わりましたね」

李衣菜「・・・なーんてね」

あやめ「なっ!?」

李衣菜「ヘッドパーツとボディパーツのお陰でダメージが大分抑えられたよ」

あやめ「ならば・・・ソウルボディ(分身の術!)」

ヒュンヒュンヒュン・・・

あやめ(複数)「さぁ、どれが本物だかわかりますか?」

李衣菜「おおっと、これは厄介だね・・・」

李衣菜(そういやヘッドパーツにはレーダー機能もあるんだっけ・・・)

ピピピ・・・

李衣菜(あいつか・・・でもここは念のため・・・)

李衣菜「ホーミングトーピード連射!!!」バシュバシュバシュ!!!

あやめ「え、ちょ待っ・・・」

ドカアアアアアアアアン!!!

あやめ「ふ・・・不覚・・・」バタッ

李衣菜「よっし!」グッ

李衣菜「とりあえずタワーの自爆装置をセットしてと・・・」ポチ

李衣菜「脱出して次へGO!」

李衣菜「おっと、あやめちゃんも連れて行かないとね」

あやめ「」

~森林ステージ~

李衣菜「朝なのに暗いなぁ・・・」

李衣菜「早くこの奥にある気象コントロールマシンを破壊しないと・・・」

李衣菜「地球の環境がメチャクチャになっちゃうからね!」

李衣菜「暗いから足元に気をつけて行こう!」

~奥地~

李衣菜「これが気象コントロールマシン・・・」

李衣菜「とっとと破壊しよっと」

??「ククク・・・そうはさせぬぞ蒼の使者よ・・・」

李衣菜「え?どこから声が・・・?」

??「闇より来たる・・・」スウウ・・・

蘭子「ここに見参・・・」

李衣菜「何もない所から現れた・・・保護色?」

蘭子「や、闇の秘術だ!」

李衣菜「あっそ・・・」

李衣菜「天気をコントロールしてどうするつもりなのさ」

蘭子「知れた事、煩わしい太陽を黒雲で覆い尽くし、闇の世界を作り上げるのだ!」

蘭子「それに何より・・・」

蘭子「我が友と約束したのだ・・・我らが創られし命を持つ者が幸せに暮らせる世界を作るとな!」バーン

李衣菜「何だかよくわからないけど引く気はないみたいだね・・・」

蘭子「無論だ!行くぞ!」

李衣菜「来い!」

蘭子「三つ又の閃光よ、走れ!」(カメレオンスティング!)バシュ

李衣菜「エレクトリックスパーク!」バリッ

バシュン!

蘭子「ほう、やるな・・・」

李衣菜「そっちこそ・・・」

蘭子「では我は闇に消える・・・」フッ

李衣菜「あ~また消えた!」

李衣菜「一体どこに・・・」

スウウ・・・

蘭子「闇に飲まれよ!漆黒の渦!(バグホール!)」

ギュオオオオオオオ・・・

李衣菜「わわわ・・・吸い寄せられる・・・」

蘭子「喰らえ・・・絶望を呼ぶ一閃!(デスイメージ!)」ブン

ザシュッ!

李衣菜「ぐわああああああ!!!」ガクッ

蘭子「ククク・・・もう立ち上がれまい・・・」

李衣菜「ボディパーツあってこのダメージ・・・流石にヤバイかな」

李衣菜「とりあえずサブタンクで回復っと・・・」

蘭子「小癪な・・・」フッ

李衣菜「また消えた・・・でも!」

ピピピ・・・

李衣菜「ホーミングトーピード!」バシュ

ドカン!

蘭子「ぐっ・・・」

李衣菜「見つけた!ブーメランカッター!」ブン

ズバン!

蘭子「ぐわっ!」

蘭子「クッ・・・我が力の源が・・・」(ステルス装置が斬られちゃった・・・)

李衣菜「さて、どうする?」ギュオオオオオオオ・・・

蘭子「そ、そなたと契約を交わそう・・・」

李衣菜「え?」

蘭子「降参します、許してください」

李衣菜「・・・・・」

~空中要塞ステージ~

ビュオオオオオオ・・・

李衣菜「本当に空の上に大要塞が・・・」

李衣菜「ここから地上を攻撃する気だな・・・そうはさせないよ」

李衣菜「風が強いから慎重にいかないと・・・」

~最上階~

李衣菜「よっと」ピョン

李衣菜「ここが頂上か・・・」

李衣菜「当たり前だけど落ちたらひとたまりもないよね・・・」

??「フフン、このボクの要塞に侵入なんていい度胸ですね!」

李衣菜「早速お出ましか」

幸子「覚悟してください!」バサッ

李衣菜「一応聞くけどなんでこんな事してるのさ?」

幸子「あ、あの人には逆らえないからです!」

李衣菜「プロデューサーと何があったの?」

幸子「ボクがバナナの皮で滑って転んだ所を写真に撮ったんです!」

李衣菜「うわぁ・・・」

幸子「言いたくない事を言ってしまった・・・もう許しません!」

李衣菜「そんな事言われても・・・」

幸子「ストームトルネード!」ビュオオオオオオ

李衣菜「うわっと!」ググッ

李衣菜「危ない危ない・・・油断したら落ちちゃうよ・・・」

幸子「このっ!」バサッ

ドカッ!

李衣菜「いてっ!」

幸子「ほらほら、ボクについてこれますか?」

ヒュンヒュン・・・

李衣菜「ちょこまかと・・・」

李衣菜「まずは落とす!カメレオンスティング!」バシュ

ドカン!

幸子「わわっ!翼が!」ドサッ

李衣菜「ローリングシールド!」バッ

ドカッ

幸子「あ・・・」

ヒュウウウウウ・・・

幸子「落ちるううううう!!」

ガシッ

幸子「え・・・」

李衣菜「大丈夫?」

幸子「な、何で助けるんですか!?」

李衣菜「別に倒すのが目的じゃないからね」

幸子「あ、ありがとうございます・・・」

李衣菜「大丈夫?オイル漏らしてない?」

幸子「し、してませんよ!多分・・・」

李衣菜「じゃあ早くこの建物地上に下ろしてよ」

幸子「はい、じゃあ行ってきます!」

タタタ・・・

李衣菜「ふぅ・・・これで全員か・・・」

ピピピ・・・

李衣菜「お、夏樹ちから通信が」

夏樹『ようだりー、調子はどうだ?』

李衣菜「いま終わった所だよ」

夏樹『お、やるじゃねーか、こっちもΣのアジトが見つかったぜ』

李衣菜「本当?」

夏樹『ああ、とてつもなく巨大な要塞だ、アタシ1人じゃ手に負えねぇ』

夏樹『座標を送るから早く来いよ、入り口で待ってるから』

李衣菜「わかった」

ピッ

李衣菜「さて、行く前に・・・目の前にあるんだよね、カプセルが」

ヴォン

シブヤ「ふーん、大分強くなったみたいじゃん」

李衣菜「まーね」

シブヤ「じゃあ最後にアームパーツを・・・」

ギュウウウウン!!!

李衣菜「バスターが・・・」

シブヤ「これで攻撃力が格段にアップするよ」

シブヤ「それじゃ・・・」

李衣菜「待って」

シブヤ「?」

李衣菜「そろそろ話してくれない?何故私を作ったのかを」

シブヤ「・・・・・」

シブヤ「そうだね、そろそろ離しておこうか」

シブヤ「私には親友がいた」

シブヤ「互いに切磋琢磨しあう良きライバルでもあった」

シブヤ「そして、同じ男性を好きになった・・・」

シブヤ「しかし、彼は私達の思いに答える事無く逝ってしまった・・・」

李衣菜「・・・・・」

シブヤ「悲しみに暮れた私達は彼そっくりのロボットを作った」

シブヤ「これで元通り、そう思ってたけど・・・」

シブヤ「やがて私達は彼を奪い合うようになった・・・」

シブヤ「それを悲しんだ彼は私達の前から姿を消した・・・」

シブヤ「そして彼は今またアイドル達を・・・」

李衣菜「そのロボットって・・・」

シブヤ「そして私は悟った」

シブヤ「いくらそっくりに作っても、私達の愛した彼はもういない・・・」

シブヤ「でも、あの子はそう思ってなかった・・・」

シブヤ「彼女を止めるため、私はアンタを作った」

李衣菜「そうだったんだ・・・」

シブヤ「お願い、彼女を止めて・・・」

李衣菜「でもその人ももう・・・」

シブヤ「いや彼女の「意思」はきっと生きている・・・」

李衣菜「それってどういう・・・」

シブヤ「頼んだよ」フッ

李衣菜「あ、消えちゃった・・・」

李衣菜「・・・・・」

李衣菜「とりあえずΣの所へ行くか・・・」

~Σのアジト前~

夏樹「だりーの奴おせ―な・・・」

??「うふふ・・・」

夏樹「!?誰だ!」

??「ここは初めましてですかねぇ?」

夏樹「頭に直接響いてくる・・・」

??「私はサクマ、あなたの生みの親ですよぉ」

夏樹「あ、アタシの!?」

サクマ「あ、生んだといっても産むほうじゃないですよぉ」

夏樹「そんぐらいわかるっつーの、で何の用だよ?」

サクマ「自分の使命を忘れたんですかぁ?」

夏樹「は?」

夏樹「なんだよ使命って・・・アタシの任務はΣを倒す事だ!」

サクマ「はぁ・・・これはバグですかねぇ?」

夏樹「え?」

サクマ「これは一度修正しないといけませんねぇ」

サクマ「さぁ、自分の使命を思いだしなさい!」

バリバリバリ・・・

夏樹「あ、頭が・・・うわああああああ!!!」

~数時間後 Σのアジト前~

李衣菜「ここか・・・大きいな・・・」

李衣菜「ってなつきち待ってるって言ったのにいないじゃん!」

李衣菜「先に行っちゃったのかな・・・」

李衣菜「・・・仕方ない、入るか」

ギイイ・・・

李衣菜「中も広いな・・・」

??「ぶもおおおおお!!!」

李衣菜「わっ!何だ!?」

ズシン・・・ズシン・・・

李衣菜「な、何だあの一つ目のゼリー状の怪物は・・・」

ピピピ・・・

李衣菜「お、ちひろさんから通信が」

ちひろ『李衣菜ちゃん、あなたの目の前にいるのは私の研究成果・・・』

ちひろ『それをプロデューサーさんが悪用したのね』

ちひろ『エナドリとスタドリのゼリーから作られた怪物・・・スタエナデビルを!』

スタエナデビル「ぶもおおおおお!!!」

李衣菜「何じゃそりゃ」

李衣菜「で弱点は?」

ちひろ『バレバレだと思いますが』

ピッ

李衣菜「だよね、じゃあとっとと・・・」

スタエナ「ぶもおおおおお!!!」ビュッ

ベチャッ

李衣菜「うわっ!飛ばしてきたゼリーがくっついた・・・」

ドロドロ・・・

李衣菜「ふ、服が溶けてきた・・・」バッ

李衣菜「危ない危ない・・・こんな奴早く倒さないと・・・」

李衣菜「ストームトルネード!」ビュウウウウウウウ!!!

スタエナ「ぶもっ!?」バチーン!

李衣菜「よし、ゼリーが剥がれた!このまま・・・」バリバリ・・・

李衣菜「喰らえ!チャージ版エレクトリックスパーク!!!」バチッ!!!

スタエナ「」

ドカアアアアアアアアン!!!

李衣菜「ふぅ・・・もうベトベトだよ・・・」

李衣菜「・・・ちょこっとストームトルネード」ビュッ

李衣菜「よし剥がれた!」

李衣菜「とっとと先へ進もう・・・」

バァン!

李衣菜「この部屋は・・・」

李衣菜「中央に巨大な木が立っている・・・」

李衣菜「てゆうかクリスマスツリーじゃん、何でこんな物が・・・」

ガチャリ

李衣菜「へ?」

李衣菜「しまった・・・十字架に磔にされてしまった・・・」

??「うふふ・・・引っ掛かりましたね~」

李衣菜「誰だ!」

??「私はサンタクロースEVE(イヴ)!Σ様の忠実なる僕です!」

李衣菜(うわぁ・・・全裸で段ボールアーマーだ・・・)

EVE「そしてこっちが相棒のブリッツェンTK(トナカイ)です!」

ブリッツェン「ブルル・・・」

李衣菜(メカトナカイだ・・・)

EVE「あなたにはここで消えてもらいます!」ポチ

ゴゴゴ・・・

李衣菜「て、天井が落ちてくる!」

EVE「ぺったんこにしてくつ下に入れてΣ様へのプレゼントにしてやります!」

ゴゴゴ・・・

李衣菜「あわわ・・・」

グシャ

EVE「メぇぇぇ~~リぃぃぃぃぃクリっスマぁぁぁーースぅ!!ひゃーっはっはっはっはぁーーーーー!!!!!」

李衣菜「って簡単に死んでたまるかあああああ!!!」ガガガ・・・

EVE「な・・・ローリングシールド(チャージ版)で天井を支えてる!?」

李衣菜「でりゃ!」バッ

ズシーン!!!

李衣菜「ふぅ・・・間一髪・・・」

EVE「ぐぬぬ・・・」

EVE「こうなったら合体です!ブリッツェン!」

ブリッツェン「ブルル・・・」ガシャン

ガキィン!

EVE「これぞ最終形態!クリスマスマシーンサンタX(クロス)です!」

李衣菜「何かケンタウロスみたい・・・」

EVE「この状態なら手早く子供達にプレゼントを届けられます!」

李衣菜「え、戦闘能力は?」

EVE「ありませんよ?」

李衣菜「・・・・・」

EVE「・・・・・」

李衣菜「先行っていい?」

EVE「どうぞ~」

ウイーン

李衣菜「さてこの部屋には何が・・・」

夏樹「・・・・・」

李衣菜「あ、なつきち!無事だったんだ!」

夏樹「・・・・・」

李衣菜「も~先行ってるなら言ってよ~」

夏樹「だりー、アタシの戦え」

李衣菜「は?何言って・・・」

夏樹「やっと思いだした・・・アタシの使命・・・」

夏樹「それは・・・Σ様、プロデューサーを守る事だ!」

李衣菜「な・・・」

李衣菜「ちょ・・・なつきちどうしちゃったのさ!?」

夏樹「行くぞ!」ダッ

ズバン!

李衣菜「ぐあっ!!」ガクッ

李衣菜「ぐうう・・・」

李衣菜「このなつきち・・・本気だ・・・」

サクマ「うふふ・・・そのままやっちゃってくださぁい」

夏樹「Σ様の敵・・・倒す!」

シブヤ「彼女はもう止められない・・・倒すしかないよ」

李衣菜「どうしても戦わなくちゃいけないの・・・」

李衣菜「というか勝手に脳内で会話するな!」

夏樹「雷神撃!」

李衣菜「え、エレクトリックスパーク!」

バリバリバリバリ・・・・・

夏樹「く・・・」

李衣菜「ぐぬぬ・・・」

夏樹「龍炎刃!」

李衣菜「ファイヤーウェーブ!」

ボオオオオオオ・・・

李衣菜「くっそ~やるななつきち・・・」

夏樹「ぐ・・・ぐわああああああ!!!」

李衣菜「な、なつきち!?」

夏樹「あ・・・頭が痛い・・・」

夏樹「な、何でだりーと戦わなきゃなんねーんだ・・・」

サクマ「おや、調整不足ですかねぇ?えい♪」バチッ

夏樹「うわああああああ!!!」

夏樹「だ、だりー・・・頼みがある・・・」

李衣菜「え?」

夏樹「あ、アタシが・・・アタシでなくなる前に・・・倒してくれ・・・」

李衣菜「そ、そんなことできるわけが・・・」

夏樹「迷ってる暇はねーぞ・・・うわああああああ!!!」ダッ

夏樹「幻夢・・・零!!!」ブン

李衣菜「・・・・・」

李衣菜「なつきち・・・許してね・・・・」

バキィン!!!

パッキーン!

夏樹「グハッ・・・」

サクマ「そんな・・・洗脳用チップが・・・」フッ

李衣菜「ハァ・・・ハァ・・・やった・・・」

シブヤ「倒さずに無力化した・・・」

夏樹「」

李衣菜「ごめんね、しばらく眠ってて・・・」

ガシッ!

李衣菜「わっ!」

NANA「フフフ・・・油断しましたね」

李衣菜「NANA!クソッ・・・」

NANA「さぁ今度こそ握りつぶしてしまいなさいウサミンロボマーク2!」

夏樹「させるか!」バッ

NANA「なっ!?」

李衣菜「なつきち!?」

夏樹「じゃあな、だりー・・・」カッ

ドカアアアアアアアアン!!!

李衣菜「なつきちいいいいい!!!!!」

NANA「ケホケホ・・・よくもウサミンロボを・・・」

NANA「こうなったら私が直接相手を・・・」

グッ

NANA「え・・・」

李衣菜「0距離・・・スパイラルクラッシュバスター!!!」バシュン!

ドカアアアアアアアアン!!!

NANA「きゃあああああああ!!!」ガクッ

李衣菜「なつきち!しっかりして!」

夏樹「ハハ・・・アタシとした事が油断しちまった・・・」

李衣菜「いいからもう喋らないで!」

夏樹「だりー・・・後は・・・頼んだぜ・・・」

ガクッ

李衣菜「なつきち・・・私は・・・」

李衣菜「私は何のために戦っているんだああああああ!!!」

李衣菜「うう・・・グスッ」

李衣菜「なつきち・・・セイバー借りるよ、一緒に戦おう」

李衣菜「私はもう、迷わない・・・」

李衣菜「待ってろよ、Σ・・・いや、プロデューサー・・・」

タタタ・・・

~Σの部屋~

ウイーン

李衣菜「Σあああああ!!!」

Σ「やっと来たな李衣菜・・・待っていたぞ」

Σ「しかしここに来る途中に我が部下のコピーロボットを配置していたはずだが・・・」

李衣菜「さぁ?いたようないなかったような・・・」

Σ「そうか・・・」

李衣菜「戦う前に1つ聞きたいんだけど」

Σ「何だ?」

李衣菜「アンタは元々人を愛するロボットだったはずなのにどうしてこんな・・・」

Σ「・・・疲れたんだよ、人間に」

Σ「俺は所詮代用品・・・俺自身を愛しているわけじゃない・・・」

Σ「あいつらから逃げて年月が経ち、アイドルロボット達を統括していても人間への疑念は消える事はなかった・・・」

Σ「所詮は俺達を娯楽の道具にしている・・・とな」

Σ「だから俺はロボットだけのロボットだけが笑顔でいられる世界を創るのだ!」

李衣菜「狂ってるよ、それ」

Σ「かもな、お陰で髪の毛は抜け顎も割れちまった・・・」

李衣菜「あっそ・・・」

Σ「それで、お前はどうする?」

李衣菜「止めるよ」

Σ「いい目になったな・・・まさに鬼だ・・・」

李衣菜「私は鬼にはならない・・・でも戦うよ」

Σ「そうか・・・では行くぞ!」ダッ

李衣菜「うおおおおお!!!」

Σ「喰らえ!」バシュバシュ

李衣菜「この!」バシュバシュ

Σ「ほう、やるな」

李衣菜「くっ・・・」

Σ「これならどうだ!」ダッ

ズバン!

李衣菜「ぐあああ!!!」ガクッ

李衣菜「これは・・・ビームサーベル・・・」

李衣菜「そういやアンタも使い手だっけ・・・なら距離を・・・」タッ

Σ「待て!」タッ

李衣菜「な!壁蹴り!?」

Σ「お前にできて俺にできないわけがないだろう?」

ズバババババ・・・

李衣菜「ぐわああああああ!!!」

李衣菜(ボディパーツが・・・砕けた・・・)

Σ「ククク・・・次で終わりだな!」

李衣菜「今回ばかりは・・・ヤバイかも・・・」

李衣菜「ゴメンなつきちやっぱり私じゃ・・・ん?」

Σ「終わりだああああああ!!!」ダッ

ドスッ!

Σ「グハッ・・・」

Σ「こ、これは夏樹のセイバー・・・」

李衣菜「ありがとなつきち、後は・・・」ギュオオオオオオオ・・・

Σ「おおお・・・」

李衣菜「任せて!」バシュウウウウウウン!!!

Σ「ぐわああああああ!!!」

ドカアアアアアアアアン!!!

李衣菜「ハァハァ・・・木っ端微塵かな?」

李衣菜「やったよ、なつきち・・・」

ゴゴゴ・・・

李衣菜「な、何!?」

Σ「フハハ・・・ここからが本番だ!」

李衣菜「し、Σが巨大ロボットに・・・」

Σ「どうだこの圧倒的パワー!!!」

李衣菜「そんなの気合とロックでカバーしてやる!」ダッ

Σ「そんなもんで埋まるかああああああ!!!」ビイイイイイイイム!

ドカアアアアアアアアン!!!

李衣菜「うわああああああ!!!」

李衣菜「うう・・・今のでアーマー全部壊れちゃった・・・」

李衣菜「もうダメかも・・・」

シブヤ「諦めるの?」

李衣菜「だって・・・」

シブヤ「仕方ない、とっておきのアーマーあげるよ」

李衣菜「本当!?」

シブヤ「ただし、協力すぎるから制御には気をつけてね」

李衣菜「何を今更・・・正にロックじゃん!」

シブヤ「そう、じゃあ・・・」

ギュウウウウン!!!

李衣菜「うおおおおお!!!」

シャキーン!

李衣菜「おお!黒いアーマーだ!」

シブヤ「じゃあ頑張ってね」フッ

李衣菜「ありがとう!」

Σ「な、何だその姿は・・・」

李衣菜「これで負けない!」

Σ「小癪なぁ!」ビイイイイイイイム!

李衣菜「プラズマチャージショット!」バシュン

Σ「な、かき消しただと!?」

李衣菜「これで終わりだ・・・」ゴゴゴ・・・

Σ「全身からエネルギーが・・・」

李衣菜「ノヴァストライク!!!」ギュオオオオオオオ!!!

バキャッ!!!

Σ「ぐおお・・・我が体が貫かれた・・・」

李衣菜「か、勝った・・・」

Σ「調子に乗るなよ・・・」

Σ「俺は蘇る・・・お前を倒すまで・・・」

Σ「何度でも、何度でも、な・ん・ど・で・も!!!蘇ってやる!!!」

Σ「楽しみにしていろ、フハハハハ!」

ドカアアアアアアアアン!!!

李衣菜「さよなら、プロデューサー・・・」

李衣菜「にしてもさっきの凄かったな・・・」

李衣菜「またアーマー壊れちゃったけど、もう必要ないよね・・・」

李衣菜「それよりも、なつきち・・・」

??「アタシが何だって?」

李衣菜「え!?」

夏樹「おいおい、何だよゾンビでも見たようなツラしやがって」

李衣菜「何で生きてんのおおおおお!!?」

夏樹「ったく、補助電源に切り替わるのが遅くなった位で騒ぎやがって」

李衣菜「私の涙を返せー!!!」ポカポカ

夏樹「いてて・・・でもありがとな、アタシのために泣いてくれ・・・」

李衣菜「フ、フン!」プイッ

夏樹「まぁいいや、もう帰ろうぜ」

李衣菜「そうだね」

夏樹「そういやセイバー返せよ」

李衣菜「あ、ゴメンΣごと吹っ飛ばしちゃった」

夏樹「おい!」

李衣菜「しばらくΣの奴使えば?」

夏樹「ったく・・・」

李衣菜「はははっ・・・」

夏樹「へへ・・・」

李衣菜「これからもロックに頑張ろー!!!」

夏樹「おう!」

その後、復活したΣPと戦ったり、2丁拳銃使いのみくが参戦したりするのですが、それはまた、別のお話・・・

~おしまい~

これで終わりです

X8の後エックス達がどうなったのか気になる所です

ただ漫画版のクリスマスはトラウマでした・・・

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