幸子「なんてったって、ボクのかわいさが最大の武器ですから!」 (43)

モバP(以下P)「……はぁ、それで?」

幸子「わかんないですか!?鈍いですね!いいですか?どんな相手でも、ボクのかわいさにかかれば
イチコロなんですよ!」

P「……本気で言ってる?」

幸子「当然!根拠は、ボクが一番かわいいからですよ!」

P「……コメントしていい?」

幸子「なんでしょう?かわいいボクですから、何でも聞いてあげますよ?」

P「幸子は可愛い。それは肯定する。」

幸子「フフーン♪」



P「でも正気の沙汰とは思えない。」



幸子「……え?」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466688017

P「確かにかわいい。でも異議を申し立てる。」

幸子「な、何が不満なんですか?」

P「……武器になるとは思えない。どんな相手でもイチコロは無理がある。」

幸子「そ、それこそ何を根拠に言ってるんですか!あ、もしや信じてないですね!?」

P「いや、常識的に考えての答えなんだが……。」

幸子「いいでしょう!”論より証拠”、”百聞一見にしかず”です!実際に僕の可愛さがどれだけすごいか、
見せてあげましょう!!」

P「じゃあ、幸子の可愛いだけで、こいつらを倒せる?」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112245.jpg
ゾンビ「ANGYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」



幸子「」

P「ほれ、戦えよ。」

幸子「無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理無理!!!!」

P「どんな奴でも可愛さでイチコロなんだろ?早く倒せよ。」

幸子「むーりぃぃぃぃ!!!!!!!」

P「人のセリフをパクんな。」

幸子「っていうかなんでゾンビが……そ、そうだ!これは撮影……あるいはドッキリなんですね!?
そうですね!?」

P「残念ながら、こんな仕事をとった覚えはない。」

幸子「」

P「ま、可愛さが武器だって言い張るんだから、それでがんばりな。死なない程度にな。」

幸子「プ、プロデューサぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

幸子「うそ、うそですよね……?僕を見捨てて……」

ゾンビ「ANGYAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!!」

幸子「いやぁぁぁぁぁぁぁ!!!僕は可愛いけど、食べてもおいしくないですよオオおおおお!!!」


BANG!!BANG!!BABABABABANG!!


幸子「へっ……?」

P「陽動ありがとう。良い感じで倒せたよ。」デザートイーグル50口径(デュアル)

幸子「……僕を囮にしたんですか!!!」

P「幸子がかわいいからつい。」

幸子「かわいいからって……まあ、許してあげましょう。僕はやさしいですから!!」

P「ほれ、これ使え。」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112090.jpg
スパス12

P「これに懲りたら、ゾンビがいる中で可愛いでぶっ倒せるなんて、ナメたこと言うんじゃないぞ
……死にたくなければな。」

幸子「ううっ……っていうか何でこんなことに……。」

かな子「プロデューサーさん!!」

P「お前ら、無事だったか。」

蘭子「地獄の亡者たちが溢れかえっておる……かような事態は未曾有のものぞ!!
(ゾンビ達がいっぱいでてきたよぅ……一体どうなってるの!?)」

P「しかしお前ら、なかなかの武器を持って帰ってこれたな。」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112249.png
かな子「ちょっとクセありますけど……。」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112093.jpg
蘭子「覇者にふさわしい剣だ……!!!(なんか凄そうな武器です!!)」

かな子「ほんと、どうしてこんなことになったんでしょうね。私たち、新しいショッピングモールでの
撮影に来てただけなのに……。」

P「……まあ、ゾンビが出ることに関してはここ最近ではよくあることだ。事務所でも出たし。」

蘭子「我が友より、砦にて亡者どもの祭典があったとの知らせを聞いた。
(そういえば、凛ちゃんたちからゾンビの話を聞いたことがあるよ。)」

P「とにかく、現在の問題の一つとして、このゾンビ地獄から生きて脱出することだ。」

幸子「一つ?まだ他に何かあるんですか?」

P「……メンバーが全員いるか確認したか?」

幸子「えっと、僕とプロデューサーとかな子さんと蘭子さん……あっ!」

蘭子「一人足りない!!」

P「そう……小梅が行方不明だ。」

P「あいつのことだ。ゾンビを見てテンションあがって、勝手に奥底まで突っ込んでいったんだろう……。」

蘭子「同胞の灯……早々に消えなければ良いが……(小梅ちゃん、だいじょぶかな?)」

かな子「小梅ちゃんを助け出して、皆でここから脱出しましょう。」

幸子「はぁ……こんなところ、一秒でも早く帰りたいですよ。」

???「ギギギギ……」

幸子「ひぃっ!?またなにか!?」

ゾンビ「ギギギギギ……」

蘭子「ぎゃー!また出たー!!!(ぎゃー!また出たー!!!)」

幸子「ゾンビ?でも下半身がない……。」

かな子「あ、あれさっき私がやったやつだ。」

P「時間稼ぎか。」

蘭子「あの亡者が意味するものは何ぞ?(あのゾンビがいるとどうなるんですか?)」

P「何でか知らんが、ああいったゾンビを一匹残しておくだけで、次のゾンビの軍勢が来なくなるんだ。
それを利用して、時間を稼ぐんだよ。」

かな子「ゾンビはああなると動きが遅くなるから、あせらなくて済むし。」

蘭子「ほっ……。」

幸子「でも、蘭子さんにしてはめずらしいですねぇ。落ち着いてます。」

蘭子「え?」

幸子「だって蘭子さん、小梅さんのホラー映画観賞会で、泡吹いて気を失うほど怖がってたじゃないですか。
その時と比べると……。」

かな子「え~?これでも蘭子ちゃん、さっきめっちゃ怖がってたよ?」

数十分前……。


蘭子「なんで……なんでこんなことに……!?」

かな子「蘭子ちゃん、動かないとやられるよ!」(この時MP40装備)

蘭子「そ、そんな事言ったって……」

ゾンビ「後 ろ か ら、イキナリ!」

蘭子「」


バタリ


蘭子「きゅ~……。」

かな子「蘭子ちゃんがダウンした!!ええ~い!!!」ドパパパパパパパ!!!

ゾンビ「くぁwせdrftgyふじこlp;@:「」」

かな子「しっかりして蘭子ちゃん!!」


かな子、蘭子を蘇生中。


蘭子「!?」

かな子「よみがえった!」

蘭子「ふえぇ……ゾンビこわいよぅ……。」

かな子「蘭子ちゃんも撃たなきゃ、ここから出られないよ?はい、これ。」

蘭子(MP40装備)「で、でも次ゾンビきたら……」

ゾンビ「GYAOOOOOOOOOOOOOOONNNNNNN!!!!!」

蘭子「いやぁ~っ!こないでぇばかばか~っ!!!」


ドパパパパパパパ!!!


ゾンビ「」

蘭子「あ、あう……あうあう……。」

かな子「やったね蘭子ちゃん!!やればできるじゃん!」

蘭子「……ふぇぇぇ~ん!かな子ちゃぁぁ~ん!!!!」抱きつき

かな子「あわわ。」

蘭子「こわかったよぉ~!!!!うえええええええん!!!!」

かな子「よしよし。いい子いい子。」

蘭子「ふえぇ……。」


・・・


かな子「な~んてことがあったくらいですから。」

蘭子「我が友よ!!それは禁忌とし、封印する掟ぞ!?(かな子ちゃん!!それは言わない約束でしょ!?)」

かな子「え~?いいじゃんもう。これじゃあどうせすぐにバレるよ?」

蘭子「む~ぅ!!!」

幸子「……そうですか。」

P「……らんかな、かわいいなぁ。」

P「とにかく話を戻すぞ。いまはゾンビがいない時をねらって、行動を起こすんだ。」

幸子「そうですね。こんな不気味なところで静寂も、かえって怖いですけど。」

P「最優先として、行方不明の小梅の救出だ。」

かな子「手分けして探します?」

P「いや、効率は悪くなるが、固まって動こう。バラバラで探している状態で、ゾンビが押し寄せてこられたらまずい。」

かな子「蘭子ちゃん、一人だとそうっとうしかねませんしね。」

蘭子「う~……かな子ちゃ~ん!」

P「それから、できるうちに補充もしておけ。弾薬を常にMAXにしておき、いざ戦闘になってもフルパワーで
行けるようにしておくんだ。」

かな子「賛成です。弾薬だけじゃなく、自分自身も補充しておけば、文句なしですね。」

幸子「自分自身の補充?どういうことですか?」

かな子「そうと決まれば、善は急げですね!」

P「……そうだよな~。このショッピングモール、こんな状況じゃ誰もいないだろうしな~。」

かな子「はい、このチャンスをうまく利用して、体力面の回復を……」



P「そして店ん中の食料(主にスイーツ)が食べ放題……と。」



かな子「ギク。」

P「……。」

幸子「……。」

蘭子「……。」

P「蘭子、かな子をマークしとけ。」

蘭子「あいわかった。(了解です。)」

かな子「お、美味しいから大丈夫だよ!!」

P「……静かに!!」

幸子「!?」

蘭子「!?」

かな子「どうしたんですか?」

P「足音が聞こえる。」

幸子「またゾンビですか!?」

蘭子「ひっ……こうやって見えないとこからじわじわと来られるのは……!」

`P「……いや、違う気がする。ゾンビの足音にしては違和感がある。」

かな子「じゃあ別の何かが?」

P「かもしれん。みんな気をつけろ。」

??「……み~つけたぁ~。」

蘭子「ひぃっ!?」

幸子「だ、誰……って、あ!」

P「ぶ、無事だったのか!?」



小梅「プロデューサー……みんな~……。」(E:撮影用照明)

かな子「小梅ちゃん、探してたんだよ?」

小梅「うん……ごめんね~……。」

幸子「目的も果たしたことだし、静かなうちに早くここから出ましょうよ!」

蘭子「迅速に我が城に帰還することを望む!!(早くおうち帰りたい!!)」

かな子&小梅「え~?楽しいじゃんここ~。」

かな子「ショッピングモールまだ食べまわれてないし。」

小梅「ゾンビいっぱいだし。」

P「楽しくて離れたくない気持ちはわかるが、俺たちだって何時までもここに入れる人間じゃないんだ。
早くここから行くぞ。」

一同「は~い。」

P「あとかな子、次のレッスンからはダイエット中心な。」

かな子「」

ゾンビ「ギギギギ……」

幸子「……どうせ終りなんですし、このまま放っておくのもなんかかわいそうですね。」

蘭子「幸子ちゃん?」

幸子「僕が直々に手を下してあげます!!カワイイボクは優しくもありますので!!」

P「おい、幸子。余計なことすんn……」


ズドン!!


ゾンビ「」

小梅「!!!!!」

幸子「一丁上がりです!」

P「おいおい……。」

小梅「……なんてことを……!!!」

幸子「?」

小梅「なんで殺すの……!!」

蘭子「こ、小梅ちゃん……何か変?」

小梅「ひどい……許せない……!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴ

かな子「……何か空気が……。」

小梅「許せない……許せない……!!!」

小梅「許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない
許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない
許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない
許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない許せない
許せない許せない許せない……!!!」

幸子「な、なんかやばいことになってるような……!!」

小梅「ぐぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬ
ぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬぬいいいいいいい
いいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ
ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」

蘭子「こ、小梅ちゃん……何か電磁スパークが……!!」

小梅「ぶるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!」ドカァァァァァァァン!!!!

かな子「こ、小梅ちゃんが……!!!」

P「ゾンビになっちまった!!!?」

小梅「我ガ同胞、友人ヲ凌辱セシモノタチヨ!コノ地カラ生キテ出ラレルト思ウナ!」

ゾンビ「にょわああああああああああああああああああああ!!!!!!」

かな子「なんてこと!ゾンビを召喚してきた!!」

P「ああ、最悪かつ面倒な事態に……。」

幸子「……ボクのせいですか……?(泣)」

P「他になにがある?」

小梅「ぶるわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!」


バリバリバリバリバリ!!!!


蘭子「小梅ちゃん、撮影用照明から電撃を出した!?」

ゾンビ「きらりんぱぅわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」

かな子「なんか小梅ちゃんが出した電撃、ゾンビが浴びるとパワーアップするみたいだよ!?」

P「……思い出した!!今の光景と似たような事件を聞いたことがある!」

幸子「なんですかそれ?」

P「過去に、アメリカあたりでゾンビ映画の撮影をしていた際に、監督がゾンビ好きなあまりに、
自身もゾンビ化してしまって、本物のゾンビが暴れまわる騒動になったという事件があったんだよ。
いまの小梅のようにな!」

幸子「あるんですかそんな事件!?」

P「そのゾンビ化してしまった監督と言うのが……”ジョージ・A・ロメロ”監督だそうだ。小梅も大ファンだよ。」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112537.jpg
↑ジョージ・A・ロメロ監督

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112538.jpg
↑ロメロ監督(ゾンビ状態)  通称:ロメロゾンビ


P「俺が前線に出る!かな子と蘭子は後ろから支援しろ!!」

かな子&蘭子「了解!!!」

P「それと幸子は……。」

幸子「ボクは……。」

P「お前は囮。ゾンビをひきつけろ。徹底的にな。」

幸子「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」

P「よし、そのまま引きつけてトレインしていけ!俺が後ろからRPKでまとめて片付ける!!」ドガガガガガガガ!!

幸子「ゾンビと弾丸が後ろから飛んでくるぅゥゥゥゥっ!!!!!」

かな子「とまあさっきからゾンビを撃ちまくってるわけですが……。」

蘭子「どしたの?」

かな子「私の武器グレネードランチャーだからね、複数の標的をまとめて攻撃してるんだけど……。」

小梅「シンジツコダワリユイイツミツケ ムソウナルカンビスキアラバサク!!!♪」

かな子「……小梅ちゃん、明らかにグレネードに巻き込まれてるはずなのに、涼しい顔してるよ?」

蘭子「ゾンビだからじゃない?」

かな子「そうだ。晶葉ちゃんからもらった、”スカウター”があるんだった。ゾンビ退治しているの聞いて、作って見たってさ。」

蘭子「戦闘力が計測できるの?」

かな子「今回はいろいろ事情があって、敵のHPが表示されるんだって。見てみよう。」


ピピピッ!


ゾンビ
HP:1500/1500


かな子「ゾンビの命はそれなりだね。」

蘭子「小梅ちゃんの方はどうかな?現在の分チェックして、大けがさせないようにしないと……。」

かな子「腐っても小梅ちゃんだもんね。」

蘭子「その言い方はどうかと……。」


ピピピッ!



小梅
HP:3459999999/3460000000



かな子&蘭子「」

かな子「え……これどうしよう?倒せるのこれ?」

蘭子「かすり傷程度しかない……。」

かな子「これは、全力でぶったおせってことなんだろうか?それとも倒しちゃだめって意味でHPが
高いんだろうか……?」

蘭子「……なんでかな子ちゃんから”小梅ちゃんを全力で倒す”っていう選択肢が出るのかが
理解できないんだけど?」

かな子「う~ん……ゾンビになっちゃった以上倒すしかないかなとか思ったり。」

蘭子「うわ~……かな子ちゃんがなんか残酷だよぅ……。っていうか、何とか元に戻して小梅ちゃんを
救出するっていう手段は思いつかなかったの?」

かな子「う~ん……いや、むしろいっそこのまま倒しても、後ですっきり元通りになって何事もなく
終わるような感じもする気が。物語の進行上ね。」

蘭子「かな子ちゃんがフリーダムな思考に……物語の進行って。」



ぎゅーーーーーん……どごぉおおおおおん!!!



幸子「な、なに!??」

P「爆撃!?誰か新しい火薬武器(バズーカなど)を手に入れたか!?」

蘭子「空から何かが降ってきた!!……これは、うさぎの……ロボット?」

かな子「親方!空からウサギロボが!」

P「ウサギロボ……もしや!!」

ウサギロボ(スピーカー)「助手、聞こえるか!?生きているなら応答しろ!!」

P「やはり晶葉か!」

晶葉(ウサギロボ通信)「どうやらその様子だと、ゾンビに囲まれてピンチってとこだな。
そんな君にこれを贈ろう。」

ウサギロボ「ハッチオープン。(cv.野沢雅子)」

P「これは?」

かな子「ウサギロボから銃が。」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112577.png
晶葉「ゾンビ退治専用武器として、新たに開発した。”V-R11 ラザルス”だ!」

P「今度はどんな銃だ?」

晶葉「とりあえず撃って見てくれ。緊急事態だ、説明するより早い。」

P「相変わらず説明はめんどくさがりだな!行くぞっ!!」ガチャッ!(E: V-R11 ラザルス)


ズバァァァン!!!!


ゾンビ「ANGYAAAAAAAAAAAAA!!!!」

蘭子「ビーム砲!?」

かな子「あ、ビームが当たったゾンビが!」

ゾンビ→乃々?「……森久保、帰りたいんですけど……。」

P「……なぜにもりくぼ?」

晶葉「面白い武器だろう?ゾンビを見た目と性格ともに森久保乃々に変えることができるのだ!」

P「……その意味は?」

晶葉「……まあ、囮にするぐらいなら何とかなるじゃないか?偶然見つけた原理だから、
まだ言うほど存在意義は見出せていない。」

P「あ、そう。」

ゾンビ「モリクボォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!」

ゾンビ「シゴトイクゾォォォォォォォォォォォォォ!!!!!」

乃々(の姿をしたゾンビ)「む、むーりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!!!」

幸子「乃々さんがゾンビの大群に……哀れな……そしてさっきまでのボクがあれで……。」

乃々(の姿をしたゾンビ)「む、むーりぃぃ…… ドボン!!

かな子「あ、ゾンビの大群もろとも池に落ちた。」

P「さて、やることが大体察しがついたわけだが……。」

つ V-R11 ラザルス



かな子「V-R11ラザルス……改め”もりくぼ砲”……。」



P「そういう効果とはいえ、なんつー名前つけるんだ……。」

かな子「だって、当たったら乃々ちゃんになるんでしょ?」

P「……で、その武器を使うことが、この状況を脱する唯一の手段と言うわけだ。」

幸子「つまり、今からやることを要約すると……」

蘭子「ゾンビの群れに囲まれている状況から、ゾンビ化した小梅ちゃんを乃々ちゃんにさせることで救出し、
窮地を脱出せよ。……ってことで?」

P「初見殺しの文章だ。」

かな子「知らない人が聞いたらなんのことか絶対わかりませんね。」

幸子「乃々さんにさせて救出……それって助かってるんですか?小梅さんとしては。」

P「……深く考えたらダメな気がするが、う~ん捨て置いてもダメなような……。」

小梅ゾンビ「……あの~作戦会議まだ終わらない?」

ゾンビA「マダー?(・∀・ )っ/凵⌒☆チンチン」

P「あ、も、もうちょっとだけ待って!慎重にやらんと色々ダメなことになってるんで!」

ゾンビB「ハイ、ターッチ!イェイ!」

P「ぐっ!」


ズバァァァン!!!!


P「あ、手が滑って撃ってしまった……!!!」

蘭子「ああ、小梅ちゃんが乃々ちゃんに……。」

かな子「じゃあこれからは”ダブル乃々ちゃんズ”で売り出していくしか……」

P「う~ん……売れるのかそれ?」



小梅「あれ?……元に戻っちゃった……。」



幸子「ダニィッ!?」

P「え!?なに!?どういうこと!?」

晶葉「ふむ、どうやら未解明の効果があったようだ。それで小梅の場合は乃々になったのだろう。
いやぁ、科学とは奥が深いものだなぁ、助手よ。」

P「……単に見落としてただけじゃねぇのか?」

晶葉「ん~?間違ったかな?」

蘭子「と、とにかく小梅ちゃん助かったんですよ!?」

幸子「そ、そうです!目的は果たしたんですから、ここから脱出ですよ!!」

P「あ、ああそうだな。」

ゾンビ「ANGYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!」

P「……とはいえ、この残ったゾンビたちを倒さなきゃ帰れないようだ。」

かな子「最後のひと踏ん張りですね!!」

蘭子「で、でもゾンビ倒したら、また小梅ちゃんが変身するんじゃあ……。」

小梅「……もう十分満喫したからいいかな?」

蘭子「え!?」

小梅「スプラッターなのも……好きだよ?」

幸子「軽薄ですね……あれだけブチ切れといて……。」

P「よし、ここを突破するぞ!!」


ヴィーッ!!!ヴィーッ!!


かな子「!?」

蘭子「な、なに!?警報?」

アナウンス「Warning. Check the specified intruder in the area .(警告。エリア内にて指定された侵入者を確認。)」

P「なんつータイミングで……やつが来やがった!!」

かな子「やつ!?おやつのじかんですか!?」

蘭子「奴って誰ですか?」

P「なんつーか……そう、泥棒(シーフ)だな。」

かな子「ルパンでも来るんですか?」

P「そこは頼子か光と言ってほしかった。」

蘭子「光ちゃんはそれを言われるの、すごい嫌がってましたけど……。」

P「まあ、どんな泥棒かというと、こういう場に乱入してきて、俺たちのように
生存している者の所持品を奪い取っていくんだ。」

幸子「う~ん……切羽詰まってるときに物を取られるのは嫌ですね。」

P「その侵入の腕前ときたら、”デフコン1発令時のペンタゴン”にも侵入したほどだ。
ゆえに奴は”ペンタゴン・シーフ”という通称で通っている。」

蘭子「そこまで!?」

かな子「デフコン1っていうと、最大の厳戒態勢でしたっけ?」

P「ああ、主に完全に戦争やってる時にやるレベルのな。」

幸子「その……ペンタゴンのシーフさんですか?そんなところに侵入してまで何を盗るって言うんですか?」

P「わからん。奴の考えてることなど。とにかく気をつけろ。奴のステルス能力は半端ない。」

かな子「じゃあ、気が付いたら後ろにいてやられましたとか?」

P「それなら運はいいほうだ。気付かないうちにやられるのがザラだ。」

蘭子「そ、そんな急に言われてもどんな奴が、外見も知らないのに……。」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira112868.png
ペンタゴン・シーフ「やあ。」

蘭子「」

蘭子「まー、ま、ま、ま、ま、ま、ま、まずは、こ、こ、こ、こ、こ、これでも飲んで
おと、おと、おと、おと、お落ち着きなさいくぁwせdrftgyふじこlp;@:「」!!!!!」

P「蘭子、逃げろ!!!武器を盗られるぞ!!!」

シーフ「フタエノキワミ アッー!!!」

蘭子「ぎにゃぁーーーーーーー!!!!」


・・・


蘭子「は?」

P「蘭子、何を盗られた!?武器は!?」

蘭子「コマンドー……無事です。セカンダリも……無事です。」

P「珍しい……武器が無事とは……もしや失敗?」

蘭子「でも確かにくらったような……あれ?」

かな子「どしたの?」



蘭子「……なんか”スースー”する。」



幸子「あれ?あのシーフが持ってるのって……。」

シーフ「パンツクンカクンカ、スーハースーハー!!クンカクンカ!!!」

蘭子「……まさか……まさかそんな!!!!!!」



シーフ「蘭子ちゃんのパンツ、スーハースーハー!!クンカクンカ!!!」



蘭子「」

シーフ「ウェーイ!!!!!」猛ダッシュ

蘭子「いやあああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!」

シーフ「蘭子ちゃんのパンティ、お~くれ!!クンカクンカ、スーハースーハー!!」猛ダッシュ逃走

蘭子「いやああああああ!!!返してぇぇぇぇ!!私のパンツ返してぇぇぇぇぇぇ!!!!!」銃乱射&猛ダッシュ

P「……なんてことだ……色々なんてことだ……。」

かな子「お~!蘭子ちゃんがかつてこの上ないぐらいに大活躍してる!」

P「確かに、蘭子の猛攻……、もとい流れ弾でゾンビたちをなぎ倒していってる……。」

幸子「ゾンビの群れの中、銃を乱射するアイドル(ノーパン)と変質者が追いかけっこしてる……
何ですかこの光景は……。」



数分後……。



蘭子「……。」

かな子「あ、帰ってきた。」

P「あの様子だと……。」

かな子「蘭子ちゃん、どうだった?」

蘭子「……逃げられた。」

幸子「……ってことは、パンツのほうは……。」



蘭子「……ふぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇん!!!!もうやだぁぁぁ~~~~!!!うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ~~~ん!!!!」



P「もう色々ありすぎてアイデンティティもくそもないな。」

蘭子「うえぇぇぇぇぇぇ~ん!!!」

ゾンビA「……まあそう泣くなよ。めげずに世の中生きてりゃ、いいことあるって。」

ゾンビB「蘭子ちゃんのファンになるよ。みくにゃんファンやめます。」

ゾンビC「あきらめんなよ。熱くなれよ。」

蘭子「えぐっ、うえっ、ひぇぐっ……!!」

幸子「ゾンビに慰められてる……。」

かな子「よしよし。蘭子ちゃんはがんばったがんばった。えらいね~。」

蘭子「……ふぇぇぇ~ん!かな子ちゃぁぁ~ん!!!!」抱きつき

かな子「いい子いい子。」なでりなでり

蘭子「ふぇぇぇぇ……。」

P「……な~んで”らんかな”は流行らないんだろうな?」

翌日。


P「スタドリ一本。」

ちひろ「へい毎度。」

P「やれやれ、こうも体動かすと、スタドリが必需品になる。」

ちひろ「お疲れみたいですね。プロデューサーさん……って前にも似たようなやり取りが……。」

P「……今度は事務所どころか、撮影先のショッピングモールでも出やがったよ。」

ちひろ「出たって……例のゾンビですか?」

P「まさに。呪われてんのかな俺?」

ちひろ「この世にそんなゾンビなんかいるわけないじゃないですか。きっと激務で頭が
おかしくなってるんですよ。」

P「病院行くべき?スタドリが原因の一つとか言われたらどうしよう?」

ちひろ「なんですか。スタドリが悪いみたいな言い方じゃないですか。」

「「「おはようございま~す」」」「……煩わしい太陽ね……。」

ちひろ「あれ?なんか今日アイドル達が来るのが早くないですか?」

P「今言った昨晩のトラブルで、終電になってたのと、二次被害を受けないように事務所で保護ってことで、
寝泊まりさせたんですよ。不本意ながらね。」

ちひろ「……プロデューサー、とうとうアイドルたちを連れ込んでまで手を……」

P「手を出してません!!後、各々の保護者の方々からは同意を得ています!!」

ちひろ「ふ~ん……。」

P「ふ~んって、凛じゃないんですから……とにかく今日は仕事が終われば家に帰しますから。」

ちひろ「……まあ、だれも文句言ってないならいいですけど……。」

蘭子「……はぁ……。」

ちひろ「ちょ、蘭子ちゃん!?何か顔がげっそりしてるけど!?」

蘭子「……地獄の亡者たちの宴に……のみこまれていたわ……。(……ゾンビ騒動があって……色々疲れました。)」

ちひろ「だ、大丈夫なの?今にも倒れそうな感じだけど?」

蘭子「問題はない……魔力はじきに回復する……。(大丈夫です……もうちょっとしたら復帰できそうですから……。)」

ちひろ「だ、だ丈夫ならいいんだけど……。」

蘭子「あっ……。」ガッ!!

ちひろ「ああ、言わんこっちゃない!バランス崩してつまづいた!!」


ドンガラガッシャーン!!


幸子「それじゃあ天海春香さんですよ。」

蘭子「いたた……。」はらり

かな子「大丈夫蘭子ちゃん……あ。」

蘭子「」(ノーパン)

ちひろ「」

P「」

かな子「そうだった。蘭子ちゃん昨日の夜からノーパンのままだった。」

蘭子「ひっ……!」

かな子「いやぁ、昨日はもういろいろすごかったもんね。もう余裕なかったかな?あれだけ激しいと。」

ちひろ「すごかった……激しい……ノーパン……?」

P「」

幸子「な、なんか蘭子さん、トラウマがよみがえってそうな顔になってますよ?」

ちひろ「……プロデューサー。またちょっと話が……。」

早苗「また事案と聞いて。」手錠ひっさげ

P「\(^o^)/」

早苗「とうとう14歳にも手を出したか~。」

P「だからこれはトラブルで……」

早苗「そんでもって、昨日はすごかった?激しかった?」

P「それは、ゾンビと戦って……」

早苗「それでノーパン?もう違法よね?」

P「……またニューナンブですか?」

早苗「ニューナンブでよかったの?残念ね、今日はそれないのよ。」

P「なに!?」

早苗「いやいや君は運がいい。今日は特別でね、こういう子が来てるのよ。」

P「なん……だと……!?」

早苗「じゃ~ん、これな~んだ?」

http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira113002.jpg
P「……コルト・パイソン!!」

早苗「新しく手に入れちゃったのよ……一発やらせろよ。」

P「やだやだ!まだ地獄に行きたくない!!やだぁぁ~ん!!!!」





GAME OVER

40ラウンド生き残った。

終わりです。

前回の続きです。


モバP「まゆ!包丁を持って何やってんだ!?」



また、他にもこんなやつ書いてます。


春香「無敵のプロデューサー」

武内P「特技は”オトコプター”です。」

女騎士?「クッ、コロセ。」オーク「!?」

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