勇者達が魔王を倒す話し (27)

門番「本気ですか王様!」

王「魔王が復活したのじゃ…初代勇者が産まれたこの始まりの村も勇者を出す」

門番「しかし奴は…魔物の子ですよ!…しかも罪人です!」

王「では…お主は奴に1対1で勝てるかの?」

門番「そ…それは」

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~牢屋~
俺様には名前なんてもんはねえ

ただ人間共は俺様はこう呼ぶ魔人と

どんな経緯かは知らね~が俺様の父親は人間だったらしい

母親は直ぐに死んだ
人間に殺されて死んだ

父親は俺様が産まれる前に死んだらしい

門番「オイ!…王様がお呼びだ!…出ろ!」

魔人「ヒヒ!…テメエ1人で良いのか?…ぁ?
テメエが鍵開けた瞬間に殺して逃げるぞ?…ハハ!」

門番「お前なんか俺1人で充分だ!」

魔人「ヒヒ!……分かったからさっさと案内しろよ人間…どうせ魔王の話だろ?」

門番「な…なんでそれお?」

魔人「ヒヒ!…ぁあ…魔族てのはテメエら人間の悪意を食って生きてんだよ…ヒヒ!…魔王ってのは俺様達魔族ですら食え無い強い悪意の塊だ
…ヒヒ!…テメエら人間が居る限り魔王は死なねーよ」


門番「良いから来い!」

王「恐ろしい魔人よ…まさかお前の力を借りる時が来るとは…」

魔人「俺様は殺るなんか言ってねえぜ?…」

王「もし魔王を倒せば…お主達ハーフに人間としての権利を与える」

魔人「ヒヒ…魔王にビビってんのか?…俺様より魔王が怖いのか?」

門番「お前!…王様になんて口を!」

魔人「雑魚は黙ってろよ!」

門番「なんだと!」

王「辞めんか!」


魔人「そんな事より王様を殺して…俺様が王様になってやろうか?」


王「……ワシが死ねば兵士がお主の仲間を殺す」

魔人「冗談だよ…怒るなよ…で?…話はそれだけか?」

王「やってくれるのか?」


魔人「ぁあ…退け!」

門番「………」

~城下~


優魔「恵んで下さい!」


村人「相変わらず汚らわしいな!…この化け物め!」


優魔「あの…食べ物を」


村人「おいおい…誰に餌付けされたんだ?…化け物は人間の食べ物じゃなくて虫を食べましょうね」

長老「コラ!」


村人「……ぁ…すいません」


長老「ハーフに近付くで無い!…汚れるぞ!」

優魔「………」


魔人「よう…元気か?」

村人「な…なんでお前が」


魔人「ヒヒ…魔王が復活したからな…俺様が魔王を殺ってやるよ」

長老「…確かに戦闘なら化け物で有るお前が強いのう」


村人「魔王に殺されて死ね!…お前のせいで何人の村人が死んだか?」

魔人「ぁ?…人間が殺したハーフや魔物と比べたら対した数じゃねえよ!」

優魔「もう良いよ!…辞めようよ!」

魔人「テメエの意見は聞いてねえよ!」


長老「…さっさと行け…二度と戻るで無い!」

魔人「行くぞ!」

優魔「え?…僕も?」


魔人「分かった…じゃあ一生人間様のペットしてろ」

優魔「……分かったよ!…行くよ!」

~草むら~


旅人「うわ!…スライムだ!」


スライム「シャー!」


旅人「ナイフ…ナイフ…無い!…忘れた!」


弱い魔物として有名なスライムで有るがその攻撃力は平均的な人間の防御力より強く

その攻撃を避ける事が出来なければ死ぬ

旅人「アワワ」


スライム「……」


旅人はスライムに包まれ生きたまま消化される

西麻布「…西の街代表の西麻布です…始まりの村の勇者像を拝みたいのですか?」


旅人「……タスケテ」


スライム「シャー!」

西麻布「スライムか…俺は両手に刀を装備して居る!…負けないぞ」

スライム「」

旅人「ありがとうございます!」


ゴブリン「……」


西麻布「ガ!」

ゴブリンの不意討ちが西麻布の後頭部に命中し


西麻布は絶命した

西麻布の目は白目を向き

口と鼻から血が

後頭部からは脳が飛び出して居る

キチガイのフリしたレス乞食

魔人「オイ!…ゴブリンじゃねえか!」

ゴブリン「………おれは…ころす」


魔人「ぁあ…テメエは失敗作か」

旅人「失敗作?」

魔人「ヒヒ!…ただ人間を[ピーーー]だけの面白く無い…うわ!」

ゴブリン「……よけたな…おこったぞ」


西麻布「」


優魔「コレは君がやったの?」


ゴブリン「そうだ」

優魔「ユルサナイ」


魔人「あ…やべ…オイ人間伏せろ!死ぬぞ!」

旅人「え?…はい」


ゴブリン「」


優魔の口から強い風が出てゴブリンの上半身は穴だらけになった

魔人「ヒヒ!…死ぬかと思ったぜ」


優魔「ごめん…僕は又…殺したんだね」

魔人「あ?…まあ良いんじゃね…そんな事より刀貰うぜ」


西麻布「」

魔人「テメエにもやるよ!」


旅人「あ…はい」


魔人「助けたよな?」


旅人「はい!」


魔人「ヒヒ!…魔王城への最短ルートを教えろ」


旅人「ま…魔王城ですか!」


優魔「魔王城は…人間には怖いよ…僕も守る自信無いよ」

魔人「……どの口で言ってんだ?…まあ良いや…途中まで案内しろ」


旅人「はい!」

~西の街~

黒勇者「都代表黒の勇者団だ…酒を出せ」

黒賢者「早くして下さい…殺しますよ」

黒魔法使い「…2つの魔力が接近して居る」

黒勇者「魔物か?」

黒魔法使い「違う…魔力と人間の気配が混ざって居る」

黒賢者「では我々の用に修行で魔力を得た人間でしょうか?」


黒魔法使い「違う…魔力の質が別物」


黒賢者「ではハーフですね」


黒勇者「ハーフだぁ?…半殺しにしてやろうぜ」

店主「…前払いです」


黒勇者「金なんてねえよ!」


黒賢者「我々は黒勇者団です…タダで酒を出して下さい殺しますよ」

黒魔法使い「人間を殺すの?」


黒賢者「はい…黒勇者様に逆らう人間は殺します」

空手家「辞めろよ!」

黒勇者「ぁ?」


黒賢者「喧嘩ですか?…それなら私が相手になりますが」

魔法使い「死にたいの?」

空手家「お前らは何様だ!」


黒勇者「世界を救う勇者様だよ…文句有るか?…殺れ!」


黒賢者「……すいませんが表に出て頂けますか?」


空手家「……分かった」

黒勇者「賢者…コイツは俺様に逆らった…殺せ!」

空手家「セイ!」


空手家の裏拳が黒賢者の鼻を潰した


黒賢者の鼻はへし折れ

口と鼻から血が滴り落ちる


黒賢者「………」


空手家「ハア!」

空手家正拳突きが黒賢者の眼球を破壊し

おび正しい程の血が溢れ出し黒賢者は倒れた

空手家「参ったか?」

黒勇者「ハハハハ!…オイ!…後ろ!」


黒賢者「……この程度の攻撃なら数時間程休まずに攻撃しなければ…私は死にませんよ」

空手家が少し目を離した隙に黒賢者の傷は完全に回復し

その手には細長い刃物を握って居る


魔法使い「自分の血液から鉄分を分解し刃物にしたの?」


黒賢者「ええ…彼は空手と言う凶器を使用して居ます…私も刃物位使わせて頂きますよ」

空手家「刃物は卑怯だろ!…お前それでも男か!」


黒賢者「…卑怯?…我々は3人ががりで貴方を殺す事も可能です
それを1対1で戦って居る

卑怯なのは貴方です

貴方の鍛え抜かれた拳は卑怯です

没収します」

黒賢者が空手家を縦に真っ二つに斬ろうと振りかぶる

その隙を突き空手家が黒賢者の首を殴った

黒賢者「ヒギイ!」


情けない声を出し黒賢者は口から赤い鮮血を飛ばし

地面に倒れ細長い刃物が黒賢者の腕から離れた

すかさず刃物を奪おうとする空手家の腕を黒勇者が斬った

黒勇者「ハハハハ!…ごめん間違えた」

空手家「ァアア…腕が」


黒勇者「これが勇者の力だ!…殺れ賢者!」


黒賢者「はい…この人間の腕を没収します」

魔人「退け…邪魔だ」


空手家に斬りかかる黒賢者を魔人が背後から蹴り倒した

黒賢者「卑怯な!」

黒勇者「後ろから蹴るなんて卑怯だろ!」

魔人「黙れ人間…俺様に意見を言う権利は貴様らには無い…俺様は魔王を殺す
邪魔だから消えろ」

優魔「大丈夫ですか?」


空手家「ぁあ…助けて!」


魔人「この人間は純血だ…斬られた腕は生えない」

優魔「そんな酷いよ!…ユルサナイ」


黒魔法使い「フリーズ」

優魔「…?…?」


魔人「え?…マジ?」

黒勇者「よし…皆でハーフを半殺しだ!」


黒勇者が魔人に斬りかかる黒勇者の剣を折れた

黒勇者「え?」

魔人「ヒヒ!…俺様に勝てるのか?」

魔人を刀で勇者の上半身と下半身を切り離した

黒勇者「」


黒賢者「…どうなら接近戦は強い用ですね」

魔人「テメエの仲間が死んだんだぞ!…ビビれ!」


黒賢者「仲間?…いや…私はただ金でこの人間の家来になって居ただけ
死んだならもう関係有りません」


魔人「……イカれてんのか?」

黒魔法使い「フリーズ」


魔人(は!…馬鹿か…2体の生き物に同時に魔術を使いやがった…威力が半減するぞ)


優魔「ユルサナイ」


黒魔法使い「!」

黒賢者「何故動けるのですか?」

優魔「ユルサナイ」

黒賢者「来るな!」

黒賢者が光の玉を乱射したが誰にも当たらない

魔人(うおお!…アブね!)


黒賢者「ギャアアアア!…辞めろ!」



優魔「ナンデ?」

黒賢者「痛い痛い痛い痛い痛い!…ごめんなさい!ごめんなさい!許して!」


優魔「……」


旅人「ひ…酷い!」


魔人(あ…居たんだ)


黒賢者「ヒギギ!」

黒賢者の腕を優魔が引きちぎった

黒賢者はのたうち回って居る

優魔「ユルサナイ…」

魔人「あ…動ける」


優魔「モウヒトリハ?」


魔人「逃げたんじゃねえか?」

ザコ「勇者と旅に出ることになった」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1458392974/)
このスレ1000000回読み込んでからスレ立てろ

>>23
そのSS好きだけど、そのSSの作者も初心者だし参考にするのには適してないでしょ

ちょっとくらい推敲しろよ

~荒野~
魔法使い「ハアハア…此処までこれば」


アイラ「ふふふふふ…」


魔法使い(気配が無い…誰?)


アイラ「私はアイラ…四天王の1人なのです」


魔法使い(心が読める?)


アイラ「うん♪」

~西の街~


魔人「オイ!…大丈夫か人間」

空手家「う…腕が」

魔人「命が有るだけマシじゃねえか?…テメエは純血にしては強いだろ?…この程度なら死なね~よ」

優魔「……眠い」


魔人「魔力切れか?」


店主「お疲れでしたら休んで下さい…お代は取りません」


魔人「テメエ酒屋だろ?…酒なんかより宿だ」


店主「この店は宿もかねておりまして…お代は取りませんので」

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