咲子「まりかちゃんばっかりずるいですっ!」まり花「えっ?」 (29)

◆ひなビタ♪SSです
◆咲子ちゃんはきっと全体的にぷにぷにしてる


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まり花「え……さきちゃん、急にどうしたのっ?」

咲子「あ、聞こえちゃってました?すいません……」

まり花「いやいや、別に全然大丈夫だよっ」

咲子「はぁ……」

まり花「それより何かわたしにモヤモヤしてることがあるなら言って欲しいなっ?
    わだかまりがあるのはよくないよっ!ひだまりがいいよっ!」

咲子「で、でも」

まり花「さきちゃん、大丈夫だよっ、絶対大丈夫だよっ」

咲子「……やっぱりまりかちゃんはとってもとっても優しいです……」

まり花「えへへ」

咲子「あの……先日のFBを見ていた時の事なんですが」

まり花「うん」

咲子「まりかちゃんがお菓子をいっぱい食べた、って投稿があったじゃないですか」

まり花「これからの季節のトレンドはやっぱりかき氷だよっ」

咲子「で、イブちゃんったら、それに対して「はらぷよチェックだしっ!」ですって……」

まり花「は、はぁ」

咲子「……まりかちゃんはずるいです、イブちゃんにおなかぷにぷにしてもらえるなんて」

まり花「さ、さきちゃん?」

咲子「私もイブちゃんにおなかぷにぷにされたいですっ!何ならおなか以外もぷにぷにして欲しいですっ!
   とってもとっても、イブちゃんのぷにぷにが欲しいのですっ!」

まり花「さきちゃん!さきちゃん!」

咲子「すみません、取り乱してしまって……」

まり花「た、多分大丈夫だよっ」

咲子「私、ちょっとまりかちゃんにジェラシーしちゃったんです……ごめんなさい」

まり花「大丈夫だよおっ!そういうことなんだー、でもさきちゃんはイブと付き合ってるでしょ?」

咲子「それはそうなんですけど……」

まり花「じゃあ素直に言えばやってくれるんじゃないかなっ?
    イブも断ったりなんかしないと思うよっ」

咲子「……どうせなら、イブちゃんから言ってきてほしいなあなんて」

まり花「あー」

咲子「はぁ、最近の私はとってもとってもワガママさんです……」

まり花「わたしはそういうさきちゃんでもいいと思うよっ!」

咲子「うー」

まり花「よし、分かったよさきちゃん!わたしが協力してあげるっ!」

咲子「きょうりょく?」

まり花「うんっ!つまり、イブがさきちゃんのおなかが気になればいいんだよっ!」

咲子「はぁ、それはどうやって……」

まり花「だからさきちゃん!一緒にスイーツさんを食べに行こっ!」

咲子「あ、そういう感じですか……うん、大丈夫ですよ」

まり花「わあい!」

~スイーツビュッフェ「EQ」~

まり花「ということで、スイーツさん食べ放題のお店にやって来ましたっ!」

咲子「なんだか西洋風のお店ですね」

まり花「ここね、最近ほしゆめに出来た評判のお店なんだよ?」

咲子「そうなんですか?」

まり花「しかも今なら二人一緒に行くと20%OFFなんだよっ!」

咲子「なるほど」

まり花「りんちゃんは小食だし、イブはぷにぷにしてくるし、めうめうやここなちゃんは
    毎回お菓子探索に一緒に行ってたら今月お財布さんがピンチになっちゃったらしくてね?」

咲子「わ、私でいいなら全然大丈夫ですよっ」

まり花「えへー」

咲子「ここは何が名物なんですか?」

まり花「うーんとね、色々あるけど……マジパンさんかな?」

咲子「マジパン、ですか」

まり花「うん!珍しいよね、マジパンが有名なのって」

咲子「そうですね、マジパンはスペインやドイツの洋菓子でしたっけ?」

まり花「そうだよっ!砂糖とアーモンドを挽いて練り合わせて作るんだよね」

咲子「実際のところ、あれって美味しいんですか?あんまり日本では見ませんし……」

まり花「それはねえ、わたしも食べたことないから分かんない!」

咲子「スイーツハンターまりかちゃんが食べたことないなんて……」

まり花「で、早速マジパンさんを取ってきたよ!」

咲子「マジパンと言えば柔軟な素材を活かした色々な形ですけど……ここのマジパンも色々ありますね?」

まり花「うん!わたしが取ってきたのはお団子の形のマジパン!あと三毛猫の形をしてるのもあるよっ!」

咲子「私はハンバーガーの形のマジパンですっ」

まり花「そのマジパンも可愛いねっ」

咲子「なんだかお人形さんみたいですねー」

まり花「はあ、なんだか食べるのが勿体無いよう……」

咲子「うふふ、その気持ち、とってもとってもよく分かりますよっ」

まり花「でも食べちゃうねっ!いただきまーす♪」

咲子「じゃあ私も、いただきます」

モグ

咲子(こ、これは……物凄く甘い……)

咲子(こういうの好きな人もいるかもしれないけど、ちょっと私は……)

咲子(美味しかったらシャノワールでもやってみようかな?って思ったけど……)

咲子(……やっぱりマジパンって見かけを楽しむ食べ物なのかなあ)

まり花「ふぉおおおおおおおっ!マジパンさん美味しいよっ!」

咲子(あ、まりかちゃんはこういうの好きなんだ)

まり花「あれ、さきちゃん食べるのゆっくりだねっ」

咲子「いえ……私はこれに甘さ控えめのコーヒーが欲しいなって」

まり花「あ、それ似合いそうだねえ」

咲子「あはは……私、ちょっとコーヒー取ってきますね」

まり花「いってらっしゃーい」

咲子(コーヒーがないと食べ切れそうにないからね……)

まり花「~♪」

咲子(それにしても、まりかちゃんはあの甘さが平気なんだなあ)

咲子(食べ方の勢いもいいし……お料理を作った人からすれば、あれくらいがとってもとっても嬉しいんだけどね)

咲子「それにしても……たまにはこういうビュッフェ、っていうのもいいですね」

咲子「色々なお菓子がありますし……お店の参考になります」

咲子「マジパンも見るだけならとってもとっても楽しげですし……」

咲子「このクッキーさんも色んな模様がありますねー」

咲子「これを応用して絵を描けたりとかしないかな?」

まり花「ああ、このクッキーさんもカラフルで美味しそうなんだよっ!」

咲子「あらまりかちゃん」

まり花「えへへ、食べ終わっちゃった」

咲子「とってもとっても早いですっ」

まり花「マジパンさんもいいけど、やっぱりスイーツビュッフェと言えばケーキ!」

咲子「ここのケーキ、結構な大きさがありますね」

まり花「食べ甲斐があるんだよっ!」

咲子「うーん、私は1,2個でいいですかね、そんなにいっぱい……」

まり花「さきちゃん」

咲子「あ、はい」

まり花「それじゃダメだよっ!おなかぷにぷににするんでしょ?」

咲子「はっ……そ、そうでした」

まり花「色んなケーキをいっぱい食べよっ?」

咲子「はい!がんばります!」

咲子「というわけで4つほど取ってきました」

まり花「ふわわわわっ、どれも綺麗で美味しそうなんだよう……」

咲子「どれも綺麗に装飾されてます……このフルーツケーキなんて、特に綺麗ですっ!
   シャノワールでもこんな綺麗なのが出せたら……」

まり花「まあまあさきちゃん、細かいことは考えちゃダメだよっ!」

咲子「じゃあ早速、いただきますっ」

まり花「わたしもこのショートケーキ食べるよっ!」

咲子「もぐもぐ……」

まり花「はうう、やっぱりとってもおいしいよう……」

咲子「フルーツの酸っぱさとクリームの甘味がマッチしててとってもとっても美味しいですね」

まり花「さ、さきちゃん、レポーターみたいなんだよう……」

まり花「ところでさきちゃん、その、わたしもそのフルーツケーキ、食べたいなっ?」

咲子「あれ、もうありませんでしたっけ」

まり花「それ人気らしくってすぐ無くなっちゃうんだよう……だめ?」

咲子「ダメじゃありませんよっ!はい、まりかちゃん、あーん」

まり花「あーん♪」

咲子「はい、どうですか?」

まり花「ふぉおおおおっ!このフルーツケーキ、すっごく美味しいよっ!」

咲子「ふふ、良かったですねまりかちゃん」

まり花「うんっ!」

まり花「でも一方的に貰うだけじゃ申し訳ないんだよっ!だからさきちゃんも、はい♪」

咲子「あら、いいんですか?」

まり花「いいんだよっ!」

咲子「そうですか、じゃあ遠慮なく……あー」

まり花「あーんっ♪」

咲子「もぐもぐ……うん、このショートケーキも、とってもとっても美味しいですねっ」

まり花「えへへえ、ねえさきちゃん、さっきのフルーツケーキ、もう一口もらっちゃだめ?
    できれば違うフルーツさんが食べたいな?」

咲子「まりかちゃんったら、もう、しょうがありませんね。またショートケーキも私にくださいね?」

まり花「うん!」

咲子「じゃあまりかちゃん、あー♪」

……

咲子「ふう、おなかいっぱいです」

まり花「えへへ、また来たいね?」

咲子「それはえっと……これでおなかぷにぷにになりましたかね?
   今はおなかぷにぷにというかおなかぽんぽんって感じなんですけど」

まり花「あれれ?じゃあもうちょっとスイーツさんを食べる必要があるかなっ?」

咲子「あ、あの、これ以上は晩ご飯さんが食べられなくなっちゃいますから……」

まり花「大丈夫んだよっ!絶対大丈夫だよっ!」

咲子「そ、そうでしょうか……」

まり花「そんなに重たくないのにするからねっ?あれなんかどう?」

咲子「あれ?ああ、まりかちゃんがトレンドって言ってましたね」

まり花「うんっ!かき氷っ!」

咲子「最近は色んなお店でかき氷を見るようになりましたね」

まり花「もう夏なんだなーって感じがするよねっ!」

咲子「この前イブちゃんと有名なかき氷店に行ってきたんでしたっけ?」

まり花「うん!とっても甘くてふわふわだったようっ!」

咲子「私もイブちゃんと行きたいです……」

まり花「行かないのっ?」

咲子「いえ、まだそういう機会が無いだけかなと……
   気付いたらもう夕方だったこともありますし」

まり花「あーそれすっごくわかる」

咲子「分かってくれます?」

まり花「うん」

咲子「あ、ここのかき氷はフルーツが乗ってるんですね」

まり花「冷たいフルーツさんはとっても美味しいんだよっ!」

咲子「何にしましょうか……まりかちゃんは?」

まり花「えっとねー、さきちゃんと違うのがいいかな!
    さっきみたいに取り替えっこしようね!」

咲子「まりかちゃんったら……じゃあ私はこのメロンソースのがいいですっ」

まり花「じゃあわたしはレモンのがいいな!練乳入り!」

咲子「あ、それも美味しそうですねえ」

まり花「でしょー」

咲子「早速買ってきましたよ」

まり花「えへへ、溶けないうちに食べちゃおっ!」

咲子「はい!」

まり花「じゃあさっそく……ふわわわ、冷たくってとってもおいしいようっ!」

咲子「うふふ、口の中がとってもとっても冷たくなっちゃいますね」

まり花「それぞかき氷の醍醐味さんなんだよっ!後から頭痛くなるのもね!」

咲子「きんきんする頭痛さんはちょっとつらいですけど……」

まり花「あむあむ」

咲子「ま、まりかちゃん、そんなに急いで食べたら」

まり花「うぐぐぐっ、あたまがきーんってするよう……でも、嫌いじゃないよっ!」

咲子(マゾヒズム?)

咲子「ああっ、私もあたまが……うう……」

まり花「さきちゃん、大丈夫?」

咲子「はい、ちょっと頭がきーんってするだけですし」

まり花「あたまがきーんって、面白い表現だよねっ」

咲子「まぁ、確かに」

まり花「なんというか、お空をびゅーん!ってしてるみたいな?」

咲子「感覚としてはちょっと遠いですけどね」

まり花「そうだったら、かき氷食べるのがもっと楽しくなるのにー」

咲子「ふふふ、そうですね」

……

まり花「あっイブだ、おーいイブーっ」

咲子「イブちゃーん」

一舞「あ、まりかとさきこ……こらまりかっ!また甘いものいっぱい食べてきたでしょっ!」

まり花「ひいっ」

咲子「イブちゃん、すぐ分かるんですか?」

一舞「なんとなくね、ほら、丁度メジャーもあるし、はらぷよチェックを……」

まり花「あ、い、イブっ!さきちゃんは?さきちゃんはどう?」

一舞「さきこ?さきこは……そうなってないし」

咲子「」

まり花「あちゃー」

一舞「何あちゃーって」

まり花「あのねイブ、さきちゃんもイブにおなかぷにぷにして欲しいんだって!」

咲子「あっそんなはっきり」

一舞「そうなの?でもさきこはさ、おなかにお肉そんな付かないでしょ」

まり花「そうなの?」

一舞「うん、さきこは全体的にお肉が付くタイプでね、
   一気にお腹周りが増える!ってことはほぼ無いんだし」

まり花「いいなあさきちゃん……」

一舞「何というか、胸の肉付きがよくなる?感じはあるけど」

まり花(いいなあ)

咲子「ううう、とってもとってもがっかりです……」

一舞「……」

一舞「でーも、さきこっ」ムニ

咲子「ひゃっ!」

一舞「もー、言えば幾らでもしてあげるのに」

咲子「……イブちゃん、まりかちゃんにばっかりしてたから……」

一舞「あれはまりかがだらしないからだしっ!一人だと制限なくスイーツ食べちゃうし」

まり花「うう」

一舞「あとりんもとやかく言う方じゃないしね、だからたまには注意してあげなきゃね、
   ほっとくとそのうちまりか、むちむちになっちゃうと思うんだ」

まり花「むちむちぽーくさん……?」

咲子「そうだったんですか」

一舞「まぁさきこに嫉妬させてたのはごめんね?」

咲子「いえいえ、全然いいんです、大丈夫ですよ」

一舞「そんなこと言っちゃってさー、ならこれからむにむにしてあげるし!ベッドの上で、ね?」

咲子「あ、い、イブちゃん///」

一舞「ふっふっふ、お腹だけじゃなくて、色んなとこぷにってあげるし」

咲子「い、イブちゃん、ずるいです……///」

一舞「あれれ、そういう意味もあったんじゃないの?」

咲子「ゼロとは言いませんけど……私もイブちゃんを、むにむにしますからね?」

一舞「おう!ふふふー」

咲子「えへへ」

イチャイチャ

まり花「……」

まり花「……」ムニムニ

まり花「……」

まり花「……わたしもりんちゃんにむにむにしてもらおっと」

おわり

お疲れ様でした
倉吉打吹まつりの公式発表はまだでしょうか

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