【艦これ】金剛「Tea breakの時間デース!」 (56)

金剛「今日は絶好のお茶会日和ネ!比叡、榛名、霧島!早速中庭にゴー!デース!」

比叡「すみません、お姉様……私、今日は重巡への砲撃指導の当番でご一緒できません……」

榛名「私も今日は提督から秘書艦の任を給わっているのでその仕事が……」

霧島「明石さんと夕張さんが私の頭脳を借りたいと……」



金剛「……」ポツーン

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金剛「今日はみんな忙しいみたいデース……」

金剛「かといって一人でTea breakもちょっと味気無いネ」

金剛「ンー、たまには他の艦を誘ってのTea timeも良いかもしれないネ!」

金剛「早速暇そうな艦を捜索デース!」

金剛「Oh、あれは大井デスネ」

金剛「大井はさっき出撃していたから、今は入渠も終わってBreak timeのはずデース!」

金剛「早速Tea timeにご招待ネー!」

金剛「Hey!大井!一人とは珍しいネー!」

大井「あぁ、金剛さん。北上さんを探してるんですけど、どこにいるか知りませんか?」

金剛「これからTea timeなんですケド相手がいないのデス!暇なら付き合うネ!」

大井「……聞いてます?私北上さんを探すのに忙しいので知らないならこれで失礼します」

金剛「……実は北上も誘ってありマース!」

大井「それを早く言って下さい!北上さんがいるならまぁ、付き合いましょう」

金剛(大井を釣るなら北上が一番デス)

金剛「デハ、中庭で待っていてクダサーイ!私も紅茶の準備をしてすぐに行きますノデ!」

大井「わかりました」

金剛「サァサァ、遠慮せずに飲んでくだサーイ!」

大井「北上さんはどこですか?」

金剛「あ、スコーンもありますヨー!」

大井「さようなら」

金剛「あぁ!待ってくだサーイ!少しだけ!少しだけでいいですから付き合ってくだサーイ!」

大井「……はぁ、まったく……一杯だけですよ」

金剛「YES!SugarとMilkはどうするデス?」

大井「ミルクだけでいいです」

金剛「OK!さあ、召し上がれ!」

金剛「それにしても、大井はホントに北上にBurning LOVEデスネー」

大井「ええ、まぁ」

金剛「あんなにいつも一緒にいて息苦しく感じることは無いデスカ?」

大井「息苦しいですって?むしろ四六時中一緒にいたいくらいだわ」

金剛「ンー、そうデスカー」

大井「金剛さんもそうでしょう?提督といつも一緒にいたいとは思いませんか?」

金剛「提督デスカー……確かに側に置いておいて欲しいデスケド、四六時中となると……ンー……」

大井「それは金剛さんの提督への愛が足りないのよ」

金剛「それはまたSimpleな考え方デスネー。デハ、例えば深海棲艦にやられてボロボロの姿を、北上に見せたいと思いマスカ?」

大井「それは……確かに、あまりみっともない姿は北上さんには見せられません。でもそれ以外の時は北上さんといたいとホントに思ってます」

金剛「身勝手な想いネ。北上だって大井に見られたくない、触れられたくないfaceがあるはずデス」

大井「ご心配なく、私は北上さんのどんな一面も受け入れられますので」

金剛「それが身勝手なのデスヨ。好きな人には自分のイイところを見て欲しい、悪いところは見られたくない、そう思うのが当然ネ。その意思を無視してすべてを知ろうとすることは、ホントに愛なのでしょうカ?」

大井「それは……」

金剛「北上も間違いなく、大井のことを大切に思ってるはずネ。だからこそ、主張がone wayではダメなのデスヨ」

大井「……」

金剛「Sorry、なんだか説教みたいになってしまいましたネ。大井の気持ちを否定したいわけではありまセン。過去の大戦で死に別れたとも言える私たちデスカラ、姉妹水入らずもいいデショウ」

金剛「でもこの鎮守府には他にも魅力的なgirlsがたくさんいマース!彼女たちと話すのも面白いですし、彼女たちと触れ合うことで大井ももっと魅力的なgirlになれること間違いなしネ!私が言いたいのはそれだけデース!」

大井「……話が長いのよ」

金剛「Oh、思ったより時間取らせてしまったネ。付き合ってくれてthanks!デース!」

大井「別にいいですけど。それより紅茶のおかわりいただけますか?」

金剛「!」

大井「な、なんですか!他の人とも話して見ろって言ったのは金剛さんでしょう!もう少し付き合ってあげてもいいかなと思っただけよ!その代わり説教はやめて下さいね」

金剛「ふふっ、of course!自由におかわりしてくだサイ!」

大井「言っておきますけど、北上さんが一番であることにはかわりないですからね!」

金剛「それでこそ大井ネ!あ、スコーンもどうデスカ?このジャム、先日作ったものデスケド、なかなかイケるネ!」

大井「せっかくだからいただきます」

金剛「さーて、何について話すデス?提督の魅力でも話しマスカ?」

大井「なんでよりにもよってそんな話なのよ……」

金剛「ムー!そんな話とはなんデスカ!もしかして提督の魅力に気付いて無いデスカ!?私が教えてあげマース!」

大井「いや、ホントに、本っっ当に結構なんで……それより北上さんの……」

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金剛「ンー!今日のtea timeはなかなか充実した時間だったネ!」

金剛「大井もなかなか話のわかるかわいいヤツでしたし、誘ってみるものデスネー!」

金剛「これからもたまには比叡達以外を誘うのも良いかもしれないネ!」

金剛が色んな艦娘とお茶します
初っぱなこんなのだけどほのぼのもあります

金剛「今日もお茶会日和デスネ~♪」

金剛「そして今日はsistersでは無い誰かと紅茶を飲み交わしたい気分ネ!」

金剛「さて、どこかに暇してる艦はいないデスカネ~?Oh、あれは……」

金剛「Hey、そこのlady!」

暁「あら、金剛さん。れでぃって私のことよね?」

金剛「もちろんデース!今日は妹達は一緒じゃないデスカ?」

暁「さっきまで遠征だったの。三人は疲れて寝ちゃったわ。まったく、みんな子どもなんだから」

金剛「Oh、それはお疲れさまデシタ。いつも遠征アリガトウゴザイマース!」

暁「金剛さんこそ、他の三人は一緒じゃないの?」

金剛「ふっふー、実はデスネー、これから三人にも内緒な秘密のお茶会をしようと思ってたのデス」

暁「秘密のお茶会……!なんだかレディな響きね!」

金剛「よかったら暁もいかがデス?お菓子もありマスヨ!」

暁「行きた……!じゃなくて……そ、そうね、ご一緒させて貰おうかしら」

金剛「OK!デハ、中庭に行っててくだサイ。私も紅茶の準備をしてすぐに行くネ!」

暁「わかったわ」ルンルン

金剛「エー、本日は秘密のお茶会にようこそ、デース」

暁「こ、こちらこそ、お招きにあじゅ……預かり、ありがとうです!」

金剛「さぁ、何を飲みマスカ?ジュースも用意してありマスヨー!」

暁「もちろん、お紅茶をいただくわ」

金剛「OK、砂糖とミルクはどうするデス?」

暁「ストレートで構わないわ」ドヤ

金剛「両方ともいらないデスカ?」

暁「ええ、もちろん」

金剛「あ、ジャムはどうデス?紅茶にジャム、美味しいデスヨ」

暁「何もいれなくていいわ」

金剛「ンー、そうデスカ、デハどうぞ、召し上がれ」

暁「いただきます」ゴク

暁「……」

暁「うん、素晴らしい味だわ、さすが金剛さんね!」

金剛「アリガトウゴザイマース!デモ、少し甘くした方が暁の舌に合うと思いマスヨ?」

暁「お子様扱いしないでよね!暁はレディなんだから!」

金剛「なるほど、暁の中では紅茶をストレートで飲むのがレディの条件なのデスネ」

暁「そ、そういうわけじゃ……」

金剛「確かに、ブラックのコーヒー、ストレートの紅茶、飲めたらオトナっぽいデスヨネー」

暁「でしょ?」

金剛「デハ、私が考えるladyの条件を二つお話しまショー」

金剛「一つは自分に自信を持つこと。堂々と振る舞う女性はカッコイイと思いマース」

暁「確かに……」

金剛「そして自分に自信を持つとはすなわち!自分の好きなものも同時に誇るということナノデース!」

暁「好きなものを誇る?」

金剛「YES!暁は甘い紅茶の方が好きなのに無理してストレートを飲んでいないデスカ?」

暁「それは……」

金剛「ちなみに私はジャムを入れるのが好きデース!と、堂々と宣言シマス!なぜなら私も一人前のLadyを志すオンナデスからネー!さて、暁はどうデス?」

暁「わ、私も……私も本当は紅茶は甘い方が好き!」

金剛「フフーン!それでいいネ!好きなものを好きだと言うことは素敵なことデース!サァ、一緒に愛を叫びまショー!ジャムを入れた紅茶が好きー!!デース!!」

暁「あ、甘い紅茶が好きー!」

金剛「いいですネー!もっと大きな声デー!ジャムを入れた紅茶が好きー!!!デース!!」

暁「甘い紅茶が好きー!!!でーす!!」

金剛「提督大好きデース!!!」

暁「司令官大す……ってなんでよ!違う、今の無し!//」

金剛「Oh、ふふ、こういうのはまだ照れくさいお年頃デスネ」

金剛「さて、叫んだら喉が渇いたネ。紅茶のおかわりはいかがデス?」

暁「いただくわ。……その、ジャムをいれたのを飲んでみたい」

金剛「OK!さあ、召し上がれ」

暁「……美味しい!」パァ

金剛「それは良かったネ!ちなみに紅茶にジャムをいれるのは日本独自の飲み方らしいデス。この飲み方をロシアンティーと言うらしいデスガ本場ロシアではジャムは紅茶に入れず小皿に盛ったジャムをスプーンで掬って舐めながら紅茶を飲むらしいネ」

暁「ジャムはそのまま食べても甘くて美味しいものね!」

金剛「そしてジャムはスコーンとの相性も素晴らしいネ!スコーン、いかがデス?」

暁「すごく美味しいわ!」

金剛「よかったデス。余ったら持って帰るとイイネ。第六駆逐隊のミナサンにも分けてあげてクダサーイ!」

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暁「ご馳走さまでした」

金剛「いえいえ、こちらこそ付き合ってくれてアリガトウゴザイマース!ぜひまた一緒にお茶しまショー」

暁「また誘ってくれるの?」

金剛「もちろんデース!次は姉妹みんなで来るとイイネ!」

暁「ありがとう、金剛さん!」

金剛「No problem!Oh、そういえばladyの二つ目の条件を話してませんでしたネ」

金剛「二つ目は、自分に驕らず、努力ができることネ。暁の、一人前のladyを目指して努力する姿勢は、素敵なladyのそれだと私は思いマスヨ!」

暁「金剛さん……!」キラキラ

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金剛「いやー、駆逐艦はかわいいデスネ」

金剛「母性をくすぐられるというのはこういうことなのでショウカ?我が子を見ているような心境になりマス」

金剛「今日も楽しいtea timeデシタ!」

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