あ、天海春香 ~ BEYOND THE IDOLM@STER ~ (59)



注※この物語は某ラジオドラマに多大な影響を受けています。



天海春香
765プロに在籍する新人アイドル


春香「うわわわわっ」ドンガラガッシャーン

特技
よく転ぶ


春香「クッキー焼いてきました~」

趣味
お菓子作り


春香「うう、失敗しちゃった……でも落ち込んでる暇はないよ!次頑張ろう!」

性格
前向き

春香「でも、次も失敗したらどうしよう……」

時々 後ろ向き


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466496026


春香「今回のオーディションは上手くいったなぁ!」


あざとさと可愛らしさ、逆境にもへこたれないポジティブさを兼ね備えるも


春香「これはもしかして主役に抜擢されるかも……」


調子に乗りやすく、ときどき夢見がち


春香「ヤバイな~そんな大役、私に務まるかな~でも……えへへ~」


あと少々おバk……思慮が足りない




この物語は、ごくごく普通で平均的な平成アイドル天海春香が芸能界の荒波に揉まれる姿と、
それでも前向きに生きる姿を描いた勇気と成長のコメディだピヨ。

火曜日の黄昏時アイドルマスターファンのアナタに贈る『鼻歌みたいな応援歌』を、
ツボな選曲とともにお楽しみ下さいピヨ!



https://www.youtube.com/watch?v=z4xrT0JTS_4



やよい「春香さーん!」

春香「ん?どうしたのやよい」

やよい「春香さんに郵便がきてます」

春香「私に?誰からだろ……」

やよい「え~っと、○×企画さんからです」

春香「ああ、この前に私がオーディションを受けたところだ!見せて見せて!」

やよい「はい!」

春香「………」

やよい「どうかしたんですか?開けないんですか?」


春香「いや……この封筒…薄いなって」

やよい「封筒はうすいものだと思います」

春香「うん……そうだね、そうなんだけどね……」ガサガサ

春香「………」

春香「………えい」ポイ

やよい「はわわ!春香さんスゴイです!封筒があんなに遠いゴミ箱に入りました!」

春香「ふふ、もっと褒めて褒めて」

やよい「春香さん百発百中でスゴイです!」

春香「ふふふふ……」

やよい「カッコイイです!私じゃ、あーはうまくいかないかな~って」

春香「あっはっはっは………はぁ~」


https://www.youtube.com/watch?v=wl9mh0jEwuo



雪歩「オーディション落ちちゃったんだ……」

春香「うん……」

雪歩「自信満々だったのにね……」

春香「うん……」

雪歩「主役に抜擢されるかもって言ってたのにね……」

春香「………うん」

雪歩「ヤバイな~そんな大役、私に務まるかな~でも……えへへ~って言ってたのにね」

春香「もう勘弁してください……」

リボンブサイクなの


やよい「大丈夫です春香さん!次があります、次頑張りましょう!」

春香「やよい……うん、そうだね!次頑張るよ!」

雪歩「相変わらず立ち直りが早いね」ニコ

やよい「起きあがりこぼしですね!」

春香「あはは、そういえばやよい」

やよい「はい?」

春香「やよいがこの前受けた、テレビ番組のオーディションはどうだったの?」

やよい「あ~アレですか?さっき結果がきたんですけど……」

やよい「……えへへ…落ちちゃいました……」



            /                 ヽ
.        /    /            ヽ   ハ
       /    '    |   i_}i   }    ',
.       i|     {  |_」八  i\「i`ヽ | } }|
.       i| {   ィ'i 八l八|\ハ ィテミl八∧ノノ|
       八八 ヽト、xテ圷    ヒ:::リ ゙Y   |
        Y ヽハ〃弋:ツ   、 .:::`  |i    |      昔はアイドルやっていたんですよ
           |  i l',   .::::    _   ハ    |
           |i l l |_ヽ.    く   丿  .' l | i|      男の人が大好きですって言ったら、人気なくなっちゃたんです
         八l  八i个ト .    . イ、 ; ' ,リ
          >、i{ ヽK´ ]≧=‐ '" | У//
         ,.-――‐<´     /  ` --――-、 
        /        ̄ ̄ヽ '  ̄ ̄ ̄     ヽ
        |   V                     |
        !   {                !/    !
        |   У             ヾ/    |
        |   /                 ..  V   ,
        |   ! f-;:           ::ーィ; }   !
        |   ヽ      _ _        ,'   |


春香「そっか……でも、大丈夫だよ!やよいも次があるよ!」

やよい「はい!」

雪歩(春香ちゃん微妙に嬉しそうだなぁ……)

やよい「あ、でもでも」

春香「ん?」

やよい「テレビ番組のオーディションはダメでしたけど、代わりにラジオの仕事をいただきました!」

春香「………へ?」


春香「ラジオ?なんでラジオ??」

やよい「え~っと、その番組のこ、こーほー?」

雪歩「広報?」

やよい「はい、コウホーです!ラジオで番組をコウホーしてほしいって頼まれました!」

春香「………」

雪歩「凄いね、やよいちゃん」

やよい「はい!番組にはでれませんがガンバってコウホーします!」

春香「………」


春香「………」

やよい「春香さん?」

春香「え?は、はい!」

やよい「どうかしたんですか?」

春香「な、なんでもないです!はい!」

やよい「う、うぅ?」

雪歩(なんで敬語なの、春香ちゃん)

春香「あはは、やよいはすごいなぁ、なんていうか……す、すごいなあ!」

雪歩(焦りすぎだよ、春香ちゃん)

やよい「ありがとうございます!」

雪歩(そして素直すぎるよ、やよいちゃん)


春香「あはは……」

やよい「えへへ」

春香「はは……」

やよい「えへへ」

春香「………」

春香「あ、あー!」

やよい「?」

春香「そ、そろそろランニングの時間だったーそろそろ行かなきゃー」

やよい「うぅ?」

雪歩(棒読みすぎるよ春香ちゃん……これじゃあオーディションも落ちるよ)


春香「そ、それじゃーいってきまーす」

やよい「春香さんまってください!」

春香「は、はい?」

やよい「春香さん」

春香「……な、なに?」

やよい「私も一緒にランニングにいっていいですか?」

春香「………」

やよい「えへへ、私も一緒にいきたいかなーって」

春香「あ…う……」


春香「だ、駄目!」

やよい「え?」

春香「今日は…ひ、一人で走りたいんだ、だから駄目」

やよい「あ……」

春香「………」

やよい「…はい、わかりました!」

春香「ごめんね……また一緒に走ろうね……」

やよい「はい!」

雪歩「………」

春香「い、いってきます!」タッタッタッ

やよい「いってらっしゃい!」

雪歩「………」


https://www.youtube.com/watch?v=qBWnLBIr0Bw&spfreload=10



春香「………」タッタッタッ


春香「………」タッタッタッ



春香「………う」タッタッタッ


春香「うわあああああああああ!!」タッタッタ

春香「ごめん!ごめんねやよい!!」ダッダッダ

春香「う……うぅ……」


天海春香は恥じていた

春香「なんで素直に祝ってあげられなかったの!」


天海春香は後悔していた

春香「なんで、やよいと一緒に走ってあげられなかったの!?」


天海春香は馬鹿だった

春香「う……うぅ……馬鹿だ……わたしぃ……やよいに……嫉妬したぁ…」


天海春香は大馬鹿だった

春香「うぅー!大馬鹿だ!わたし!」



天海春香は………馬鹿だった

春香「……………」



馬鹿

春香「ごめんなさい……でもそろそろ馬鹿馬鹿いわないでください……心が折れそうです」


天海春香は思い出していた

春香「………」


それは高槻やよいと初めて出会った日のこと

やよい『はじめまして!高槻やよいです!よろしくお願いします!』

春香『ああ、もしかして新しい訓練生?』

やよい『はい!』

春香『そうなんだー、私は天海春香よろしくね』


高槻やよいは天海春香にとって初めての後輩だった

春香『それでね、この写真の人が如月千早ちゃん、歌がとっても上手いの』

やよい『歌が上手いんですか?スゴイです!』


天海春香は色んなことを高槻やよいに教えた

春香『この写真の人は三浦あずささん、胸がとっても大きいの』

やよい『胸が大きいんですか?スゴイです!』


あずさ『あ、あらあら~』


春香『この写真の人は菊地真、男性ホルモンがムンムンなの』

やよい『男性ホルモンがムンムンなんですか?ホルモンは大好きです!』


真『春香ちょっと話があるんだけど』


2人は色んなことを語り合った

春香『やよいはなんでアイドルになろうと思ったの?』

やよい『え、えへへ……ウチは貧乏なんで、少しでも家計の手助けができればと思って……』

春香『えらいね……やよいは』

やよい『春香さんはなんでアイドルになろうと思ったんですか?』

春香『え……え~……笑わない?』

やよい『笑ったりしません』

春香『ゆ、夢だから……かな……』


やよい『夢…ですか?』

春香『うん……小さい頃はパティシエになりたかったんだけどね……』

春香『いつの間にかアイドル…トップアイドルが私の夢になったんだ……』

やよい『………』

春香『皆に元気と笑顔を届けられる……そんなアイドルに私はなりたい……なんてね』

やよい『えへへ、なれますよ春香さんなら』

春香『そ、そうかな……って、やよい!笑ってるじゃん!?』

やよい『はわっ!?す、すみません!』

春香『ふふふ』


高槻やよいとの日々を(青春だピヨ羨ましいピヨォ…)思い出していた

春香「うぅぅぅ………」


目を閉じれば浮かんでくる高槻やよいの笑顔

やよい『春香さーん、ザリガニ捕まえましたー!』

春香『おお、大きいザリガニだね』

やよい『はい!おいしそうです!!』

春香『ごめん、なに言ってるのかわからないなー』

やよい『食べます!』

春香『そっかー食べるのかー食べちゃうのかーうんなに言ってるのかはわかったよ』


耳をすませば聞こえてくる高槻やよいの笑い声

やよい『ヘビを捕まえましたー!』

春香『それをどうするの!?蛇をどうしたいの!!?』

やよい『おいしそうです!』

春香『食べるんだね!蛇を食べるんだね!?』

やよい『えへへ~臭みをうまく消すとおいしいんですよ』

春香『知りたくないし知らなくてもいい知識だね!』

やよい『えへへ、春香さんも食べますか?』

春香『いやいやいや、いらないです!』

やよい『えへへへへへ』

春香『止めて!こっちに近づけないで!!』

やよい『えへへへへへへへへへへへ』

春香『いやーーーーー!!』

やよい『えへへへハーハッハッハッハッ!』


??「ハーハッハッハッハッ!」


春香「はっ!?」

??「ハーハッハッハッハッ!!」

春香「こ、このテンプルにカチンと来る笑い声は……」

黒井「なにを黄昏ているんだこの弱小アイドルが!!」

春香「黒井社長!!」


https://www.youtube.com/watch?v=FeaMUUOnrNc



黒井「ハーハッハッハッハッ!」

春香「ちょっ……至近距離で笑わないでください!笑い声が脳に響くんですから!」

黒井「ふん、相も変わらず細かいことを気にする奴だ」

春香「細かくないですよ!」

黒井「やれやれ……なにをカリカリしているのだ?」

春香「か、カリカリって……別に……」

黒井「んん~?」

春香「別に……なんでも…ないです……」ボソボソ

黒井「聞こえんな~」

春香「………」イラッ

黒ちゃん納得の人選すぎるw


春香「なんでも――」

黒井「そういえば!!!」

春香「――っ」ビクッ

黒井「貴様のところの……誰だったか…【た】で始まり次が【か】でその後【つ】が来て」

春香「はい?」

黒井「【き】もあったな、【や】【よ】だったか?う~む最後が思【い】だせん……」

春香「……やよいのことですか?」

黒井「おおそうだ!高槻やよい!いや~、そんな名前だったか?
   まあ弱小アイドル事務所のアイドルなんぞいちいち覚えておらんからな!」

春香「私、苗字は言ってないですけど……」


黒井「でだ、その高槻やよいだが……」

春香「苗字の件はスルーですか」

黒井「今度、どこぞのラジオで仕事をするらしいな?」

春香「………」

黒井「…ん?どうなんだ?」

春香「知りません……」

黒井「……そうか」


黒井「私もよく知らんが、テレビ番組のオーディションに落ちたが運良くラジオでの
   広報の仕事をもらえたと思ったのだが、違うようだな」

春香「知ってるんじゃないですか!!」


春香「なんでそこまで詳細を知っているんですか!?アナタはやよいのストーカーですか!?」

黒井「ちちちち違うわい!!!」

春香「その反応やめてください!本当に警察に通報しないといけませんから!!」

黒井「違います、信じてください、お願いします」

春香「おまわりさーーーん!!」

黒井「どう言えばいいのだ!?」


黒井「はあ…はあ…」

春香「ふーふー……」

黒井「高槻やよいのことは…偶然知っただけだ……他意はない…」

春香「………本当ですか?」ジー

黒井「本当だ……って、そのザリガニを見るような目をやめんか!」

春香「は、はあ……(ザリガニ?)」


黒井「それで……最初の質問だ」

春香「はあ」

黒井「なにをカリカリしていたのだ?」

春香「………」


春香「………」

黒井「………」

春香「………」

黒井「そういえば貴様のところの弱小アイドル事務所」

春香「765プロです」

黒井「うむ、弱小アイドル事務所の所属アイドルで、唯一まだ仕事をしたことがない奴がいたなあ」

春香「っ!」

黒井「確か……最初が【あ】で始まり【ま】がきて【み】もあったな、あとは……」

春香「天海春香です!回りくどい言い方をしないでください!!」


黒井「高槻やよいも仕事がなかったが、今度ラジオの仕事が入ったからな」

春香「………」

黒井「あとは貴様だけだな弱小アイドル」

春香「………」

黒井「いや、貴様はアイドルではないな」

春香「………」

黒井「アイドルに憧れるただの一般人だ」

春香「………っ」


黒井「大方、後輩の高槻やよいに追い抜かされたと思い不貞腐れたのだろう?」

春香「………」

黒井「くだらん…弱小アイドル……いや、弱小一般人が考えそうなことだ」

春香「………」

黒井「天海h……いや、弱小一般人よ」

春香「わざわざ言い直さないでくださいよ……」


黒井「貴様はどんなアイドルになりたいのだ?」

春香「私の……なりたいアイドル?」

黒井「歌が上手くなりたいのか?ダンスを上手に踊りたいのか?」

春香「私は……」

黒井「それともビジュアルを磨きたいのか?」

春香「わたしは……」

黒井「もしくは、他人に嫉妬し慕うものを遠ざけ、孤独なアイドルになりたいのか?」

春香「…………」


春香「私は………」




やよい『夢…ですか?』

春香『うん……小さい頃はパティシエになりたかったんだけどね……』




春香「皆に元気と笑顔を届けられる……」




春香『いつの間にかアイドル…トップアイドルが私の夢になったんだ……』

やよい『………』




春香「そんなアイドルに私はなりたい……」


黒井「……ふん、甘っちょろい……まるで貴様の苗字のよう」


やよい「なれますよ!春香さんなら!!」



https://www.youtube.com/watch?v=XDSPECaTAUE



春香「やよい!?」

やよい「ごめんなさい春香さん!ダメっていわれたけど付いてきちゃいました!」

雪歩「あ、あははは……」

春香「雪歩まで?」

雪歩「ごめん、春香ちゃんが気になって……」

春香「2人とも……」

黒井「ふん」


春香「…ううん、私こそゴメンなさい」

やよい「春香さん」

春香「私ね、やよいがテレビ番組のオーディションに落ちたって聞いたとき少しホッとしたんだ」

雪歩「春香ちゃん」

春香「私とやよいだけ今まで仕事がなくてさ…だから今回も「あぁ、まだ大丈夫なんだ」って」

黒井「………」

春香「私だけじゃないんだって……思っちゃった」


やよい「春香さん……」

春香「………」

やよい「私、春香さんと一緒にいると元気が出てきます」

春香「え?」

雪歩「私もね、春香ちゃんといると笑顔が多くなるよ」

春香「な、なに?」


やよい「他の765プロのみんなもきっとそうです!みんな春香さんに元気と笑顔をもらっています!」

春香「え?えぇ?そ、そうなんですか?」

黒井「私に聞くな!……だがまあそういうことも無きにしも非ず的なまあ私も多少は元気をもらって」

やよい「だからなれます!」

黒井「………」

春香「な、なにに?」

やよい「トップアイドルです!」


春香「トップ…アイドル」

やよい「そうです!今は仕事がなくて暇をもてあましてオーディションも落ちちゃいますけど」

春香「………」

雪歩(あ、ガチで凹んでる……)

やよい「だけど、だけど……春香さんなら大丈夫です!……ですよね?」

黒井「最後は私に振るのか!?」

やよい「あうぅ……うまく言葉がでてきません……お願いします」

黒井「まったく…都合のいいやつめ……」


黒井「天海……」

春香「はい」

黒井「いや……弱小一般人」

春香「最後までこだわるんですね」

黒井「私は今までに数多くのトップアイドルを見てきた」

黒井「様々な奴がいた…その中になんでこんな奴がトップアイドルなんだ?と思った輩がいた」

黒井「歌も踊りもビジュアルも極々平均フラットなアベレージ」

黒井「そう、まさに貴様のような奴だ、あま……弱小一般人!」

春香「なんですか?弱小一般人って言わないと死ぬ病気なんですか?」


やよい「それでそれで、その人はどうやってトップアイドルになったんですか?」

雪歩「気になりますぅ」

黒井「ん?それは……」

春香「それは?」

黒井「………」


春香「………」

やよい「………」

雪歩「………」


黒井「…ふっ」


黒井「それは、貴様らがトップアイドルになったら教えてやろう!」

春香「へ?」

黒井「まあ精々精進することだ!」

やよい「ええ?」

黒井「まあ961プロのフェアリーとジュピターに、敵うわけがないだろうがなあ!」

雪歩「ふぇ?」

黒井「さらばだ!765プロの弱小アイドル事務所の諸君!!」タッタッタ


春香「いっちゃった……」

やよい「うぅ…話の続きが気になります……」

雪歩(765プロの弱小アイドル事務所の諸君って日本語的にどうなんだろ?)

春香「………」

やよい「………」

雪歩「………」


春香「帰ろうか……」

やよい「はい…」

雪歩「うん…」


春香「あ、帰る前に一言いいかな?」

やよい「はい?」

雪歩「うん?」

春香「2人とも…ありがとうね」

やよい「………」

雪歩「………」

春香「私さ…頑張るよ、いまよりももっと頑張ってさ」

春香「トップアイドルになるよ」

やよい「………」

雪歩「………」

春香「お、応援してくれるかな?」


https://www.youtube.com/watch?v=EjwXIkQ-wZs



やよい「はい!」

雪歩「もちろんだよ」

春香「うん、ありがとう」



黒井(歌も踊りもビジュアルも極々平均フラットなアベレージ……まるで貴様のようだ)

黒井(そう……仲間に恵まれているところも……そっくりだよ)



春香「あはは」

やよい「えへへ」

雪歩「ふふふ」



黒井(我々は敵同士……だが今はこの言葉を送ろう……)

黒井「頑張れよ、天海はる」


冬馬「あれ?なにやってんだおっさん?」

黒井「うひょおおい!!」


冬馬「なんて声出してんだよ?」

黒井「う、うるさい!」

冬馬「誰か見てたのか?」チラ



春香

やよい

雪歩



冬馬「………」

黒井「………」

冬馬「おっさん……ストーカーは立派な犯罪だぜ」

黒井「ちちちち違うわい!!!」

冬馬「その反応は止めてくれ、ガチで警察に通報しなきゃならねぇから……」

黒井「違います!信じてください!お願いします!」

冬馬「あ、こっちですお巡りさん」

黒井「だからどう言えばいいのだ!?」




こうして天海春香のオーディションに落ちた1日が終わり
彼女は今、自宅でブログを書いていた



春香「え~っと、○月×日に765プロの高槻やよいが出演するラジオがあります
   みなさんも、ぜひ聞いてくださいっと」カタカタターン

<~♪~♪

春香「着信?誰からだろ?」

春香「………」

春香「………」

春香「………」ピッ


春香「はいもしもし」

黒井『ハーハッハッハッハッ!弱小ガールよ元気かな?』

春香「え~っと……まあ、はい」

黒井『なんだなんだ?元気がないではないか?まあ弱小だからな!仕方ないか!!』

春香「……あの…黒井社長ですよね?」

黒井『うむ、いかにも黒井だ』

春香「なんで私の携帯の番号を知ってるんですか?」

黒井『ハーハッハッハッハッ!なんだそんなことか弱小ギャルよ!』


黒井『まあ世の中には貴様の知りえぬことが、沢山あるということだ』

春香「は、はあ……」

黒井『………』

春香「………」

黒井『以上だ』

春香「え?終わり!?」

黒井『さらばだーーー!』ブツッ

春香「うわ!切られた?」


春香「うう、もうなんなの……」

春香「とりあえずブログも更新したし今日はもう寝よう……」

春香「あ、早速コメント付いてる」

春香「いつもこの人のコメントは早いなぁ」

春香「ブラックさんか……どんな人なんだろ?」

春香「まあいいや、おやすみなさい……」





おわり

これにて終わりです
このssはラジオドラマNISSAN あ、安部礼司 ~ BEYOND THE AVERAGE ~を
元に書かせてもらいました

ありがとうございました

乙。続けろ下さい


まさかここで安部礼司ネタを見るとは思ってなかった


春香のクローゼットに忍び込んでる黒ちゃんや官能小説書いてる高木社長か…


ブラックは一体何者なんだ(棒

ヌゥアッハッハッハッハッハッハッハ!
ハッハァゥ!

乙ぅ!乙ぅ!もひとつおまけに乙ぅ!

タイトルで爆笑し
刈谷クロちゃんで大爆笑した

いい感じに安部礼司と絡めてきてるな

乙!
宝くじと人かな?

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