ちひろ「事務員合同飲み会」 (20)

・事務員しか出てきません
・小鳥さんのキャラが途中ちょっとおかしいかも
・書き溜めある上に短いのですぐ終わります

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-某イベント会場・関係者口-

小鳥「765プロ、無事撤収完了です!」

ちひろ「こちらもこの精算処理で終わりですね。賢くんは?」

賢「な、なんとか終わりそうです…終わりました!」

小鳥「よぅし、ならば…」

-打ち上げ会場・春○園-

小鳥「カンパーイ!お疲れさまー!!」

ちひろ「お疲れ様です」

賢「お疲れです!いや、ほんとお疲れでした…」

ちひろ「あら?鍛え足りなかったのかしら。また事務員指導する?」

賢「ヒィ!?いや、全然大丈夫です!」

小鳥「ちひろちゃん、大目に見ましょう?

   今日は三社合同イベントで、いつもよりハードだったんですし」

ちひろ「…まぁ、そうですね。せっかくの料理を前に口論というのも…」

小鳥「そうそう。各事務所の最後の居残り同士で集まってるのに、またお預けじゃあ待ちっぱなしだもの」

賢(た、助かった…)

ちひろ「それにしても、いいお店ですね」

小鳥「ウチの看板アイドルにちなんだ名前、ってことで昔使ったら評判良かったから。いいでしょ?」

賢「僕のところだと、中華で打ち上げって組むと円城寺さんの店になるんで使えないですけどね」

ちひろ「行動圏内にアイドル縁の店があると、たしかにちょっと困ることもあるかも…。

    こちらは関東だとそこまで問題ないけれど、九州行くと大分の料亭になりがちで」

小鳥「それを言ったらウチも、名前にちなんでなかったら佐竹さんの中華料理屋がすぐ手招きしてるという。

   最近はそうでもないけど、貧乏事務所時代が長かったから律子ちゃんに任せるとすぐ経費浮かせようとするの」

ちひろ「私のところはそこまで困窮したことはないですね」

賢「あ、僕の方も円城寺さんの店の知名度向上狙いなので、経費的にはそんなに…」

小鳥「ぴ、ピヨッ!?」

-30分後-

ちひろ「はーい、追加の青島ビールです♪」

賢「うわぁ、並々と…って2本目行くペース早くないですか?」

小鳥「大丈夫大丈夫、私って割と酔いにくいから…あ、携帯鳴ってる。

   って律子ちゃんから!?ちょっと店出て電話してくる!」

ちひろ「あら、いってらっしゃーい」

賢(小鳥先輩が抜けた?これはチャンス、かも…)

賢「…あの、ちひろ先輩?」

ちひろ「はい?」

賢(ううっ、ニコニコしてるけど隙がない…!)

賢「こっちも飲み物頼みませんか?あの調子だと、ビールは小鳥さんに全部回る感じだし」

ちひろ「うーん…たしかにそうかも」

賢「じゃ、じゃあコレ、ドリンクメニューです!」

ちひろ「昔に比べて気が利くようになったわね。それじゃあ、早速…」

賢(ちひろ先輩と手が触れてる!しかも顔が隣に!)

ちひろ「せっかくだしジャスミン茶でも…って、賢くん?」

賢「へ?い、いやぁ、なんでもないです!」

小鳥「ただいまー!って、どしたの賢くん。顔どころか全身真っ赤だけど」

ちひろ「やっぱりそう見えます?あれでヘバってるならやっぱり鍛えなおさないと」

賢「そ、それは大丈夫です…!」

-また30分後-

小鳥「男性アイドル事務所だったら怪しい関係もあるんでしょー?」

賢「知らないですし、あってもそれは言えないですって…!ち、ちひろ先輩も何か言ってくださいよ!」

ちひろ「こっちはそういう話全部『棟方愛海がやりました』か『一之瀬志希の気まぐれです』って言えば収まるから…」

賢「そんなぁ!?」

小鳥「咲くんとか元876の涼くんとか怪しいなぁ~♪」

賢「あるワケないですって!…あ、斎藤社長から携帯鳴ってる!すいません、ちょっと外出ます!」

ちひろ「逃げられちゃいましたね」

小鳥「はぁー、迫ってみるつもりが違う迫り方しちゃったなー。ちょっと酔いが回り過ぎたかも…」

ちひろ「もし潰れても、私が送りますから大丈夫ですよ」

小鳥「いい後輩持つと助かるわー。それに賢くんからもモロ好かれてるし」

ちひろ「あら、そうなんですか?事務員研修時代にハードに鍛えたから怖がられてるかと」

小鳥「それとこれとは別よ。あんな真っ赤っかなの見て気付かないって白々しいわねー…。

   私に色々相談してきたから間違いないのよ。今日のためにわざわざちひろちゃんの服の色合わせまで聞いてきて…」

ちひろ「言われてみれば、賢くんの服は私のスーツと同じ色でしたね」

小鳥「あーあ、私ももうちょっと若くて好みが合えばなー…」

ちひろ「………あ、噂をすれば戻ってきましたよ」

賢「お待たせしました!」

小鳥「さー続きよ。キリオ君あたりも怪しいんじゃないかなー?」

賢「ヒィ!?密着から問い詰めはカンベンしてください…!」

ちひろ(完全に悪酔いしてる…)

-さらに30分後-

ちひろ「早めですけど、時間的にはそろそろお開きですね。…小鳥さん、大丈夫ですか?」

小鳥「らいじょうぶ!もうちょっと行ってたら潰れてたけど、多分帰れるから」

賢「ぼ、僕的にもそろそろ…315プロは割と朝早い方多いので。スタートが早かったら長くいられたんですけど」

ちひろ「あら、じゃあ賢くんはここでお別れですね。小鳥さんは?」

小鳥「さぁすがに次の店ってわけにはいかない感じ…」

ちひろ「ですね。ちょっと残念ですけど、また次の機会ってことで」

小鳥「お、お疲れー…」

ちひろ(2人とも帰った、か。ペース配分を間違えて飲み潰すのに失敗しちゃったのは誤算ね)

   (指導時代から賢くんの好意には気付いていたけど、まさか小鳥さんがああいう風に感じてるとは。これも誤算)

   (小鳥さんが賢くんを狙い、賢くんが私を好いていて、そして私は…)


   (…厄介かもね。『完全な』三角関係って)

-後日-

小鳥「3人揃う機会、案外早く来ましたね」

ちひろ「前回のイベントが成功して会社間のやり取りが増えましたから」

賢「男性アイドルプロが混ざって大丈夫か心配だったんですけど、好評で助かります」


小鳥(ちひろちゃんの気が変わる前に、賢くんを落とすため…)

ちひろ(賢くんを餌に、小鳥さんを飲み潰して口説き落とすために…)

賢(と、とにかく素のちひろさんに迫りたい…)



小鳥「今回も飲み会やりましょう!」

ちひろ・賢「おー!!」

[END]

短いですがこれにて終了。深夜テンションの変な勢いで妙なものになってしまったorz
とはいえ、賢くんはバネPを頼りなくした印象なので小鳥さんの守備範囲に入りそうですし、
他2人も可能性がゼロじゃない…かも。

デレマススタート時に「765アイドルのレアが入る」ことから小鳥さんとちひろさんにも先輩後輩があって、
同じ構図でちひろ⇔賢くんもつながりがあるというイメージから書いてみましたが、
まー酔った小鳥さんが書きにくいことorz(作者は酒まったく飲まないので…)
くれぐれも青島ビールの乱打で人を飲み潰そうとか思わないようにね!ぴにゃこら太との約束だ!

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