【ガルパン】みほ「スイーツ・ウォー!」 (274)

書き溜めないのでゆっくり

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優花里「それで、お母さんたら一人で大福を食べてしまったんですよ」

みほ「はははっそんなことがあったんだ」

優花里「ひどいでありますよね~」

みほ「あれ?あそこで本を読んでるのって華さんじゃない?」

優花里「本当でありますね、それに冷泉殿もいらっしゃるようです。見に行ってみましょう」タッタッタッ

みほ「華さん達なにしてるんですか?」

華「みほさんに、優花里さん、実はもうすぐ沙織さんの誕生日なのでそのプレセントについて考えてまして」

麻子「沙織はドーナツが好きだからな、贈ろうと思ったんだ」

みほ「そう言えば沙織さんはショコラフレンチが好きだったね」

華「でもこの時期はショコラフレンチが売っていないんです・・・それで手作りで作ろうと思ったんですが・・・」

麻子「調べたけどわからないんだ・・・」

優花里「なるほど・・・ならば、私もお手伝いするであります」

みほ「私も手伝いよ」

みほ「ショコラフレンチってフレンチクローラーのチョコレート味たよね?」

優花里「そうであります、ミスドの定番だったんですが販売終了してしまったんです」

麻子「期間限定で復活したりするけど、この時期はやってないんだ・・・・」

華「なので手作りにしようと作り方を探しているんですが・・・・」

麻子「そもそもあれはドーナツなのか?食感がぜんぜん違うぞ?」

みほ「そう言えば気にしたことなかったなぁ」

華「なんとか誕生日までに作ってプレゼントしたいんです」

杏「面白そうなことやってんね~」

みほ「か、会長!?」

杏「そっか~武部ちゃん誕生日なんだ~これは私達からも何か送らないとね~」

桃「何にしますか会長?」

杏「そうだね~じゃあ私達も何かお菓子を作ってプレゼントしようか?」

柚子「いいですね、会長の手作りお菓子ならきっと喜んでくれますよ」

杏「どうせなら全チームに作って貰おうか?いいレクリエーショになるんじゃない?」

桃「はっ!すぐ全チームに連絡をします」

優花里「なんだか凄いことになってきましたね・・・」

杏「じゃあ西住ちゃんたちも当日まで喋っちゃダメだかんね~」フリフリ

華「これはなんとしてでも完成させないといけなくなりましたね」

みほ「沙織さんのためにも頑張って作ろう!!」

「「おお~!!」」

~誕生日当日~
杏「みんな、美味しいお菓子が食べたいか~!!」

「「「「おおお~~!!!」」」

杏「武部ちゃんに美味しいお菓子を食べさせたいか~??」

「「「「おおお~~!!!」」」

柚子「では武部沙織さんの誕生日会兼お菓子作り大会を開始します」

桃「審査員は普通一科、武部沙織、それから聖グロリアーナ女学院からダージリンさんとオレンジペコさんにも来ていただいた、二人にも審査に参加してもらう!」

ダージリン「こんな言葉を知っている?”叩かれたからといって、へこんでしまうことはない。あれだけ叩いて卵を泡立ててもケーキはふくらむもの”」

オレンジペコ「メアリ・ジョンストン、アメリカの作家ですね」

みほ「ははは・・・なんで二人が・・・??」

ダージリン「素敵なお茶会が開かれると聞いたので参加しに来たんですの」フフフ

オレンジペコ「美味しいお菓子が食べれると聞いて駆けつけました」

杏「せっかくの大会だからね~公正な審判が必要かなと思ってね~」

ダージリン「ささ、紅茶が冷めてしまいますわ、早速初めましょ」

柚子「まずはバレー部さんチーム、アヒルさんチームです」

フレンチクル…クローラー

典子「まずは私達だね、根性出していくよー!!」

あけび「キャプテンもうケーキはできちゃってます・・・」

典子「それでも根性だ!!」

典子「武部さんお誕生日おめでとうございます!」

「「おめでとうございます」」

妙子「私達からはこのケーキですどうぞ!!」

沙織「わ~すごーい!!バレーボール型のケーキだ」キラキラ

ダージリン「昔ながらの白いボールなんですね」フムフム

オレンジペコ「バレーボールの球は北京五輪の時にカラーボールになりましたからね、それまでは100年以上この白いボールだったんですよ」

>>9
クルーラーですね書き間違えました

典子「こっちの白いほうがバレーボールッて感じが良いよね」

忍「じゃあ切り分けますね、みなさんも召し上がってください」

沙織「ま、待ってその前に写真取らせて」パシャ

沙織「綺麗なケーキだから思い出に残さないてねぇ~」ブイ

ダージリン「こんな言葉を知っている”写真は、機械が撮るものではなく 人間だ!”」

オレンジペコ「誰が撮ったか、誰と撮ったのか写真を撮ったことが思い出になるんですね」

ダージリン「さあ、いただきましょう」カチャ

沙織「わ~大きなシフォンケーキかと思ったら中はクリームでいっぱいだ」

ダージリン「これはズコットですね」カチャカチャ

沙織「ズコット?」

オレンジペコ「イタリアのトスカーナ地方のお菓子ですね、16世紀の兵隊が被っていたドーム状の金属兜が名前の由来です」

沙織「いただきまーす」カプッ

沙織「んんん~冷たくて美味しい!!中もコクのあるクリームと細かく砕いたナッツが芳ばしくて美味しい」

ダージリン「ズコットは焼いたスポンジ生地をボールのそこに綺麗に切り分けてハメたものにクリームチーズと生クリームをほいっぷして混ぜたものを流し込んで固めたもの。今回は白く仕上げるために表面にホワイトチョコでコーティングしたのね」

オレンジペコ「中のフィリングにも焼いたアーモンドやヘーゼルナッツ、チョコチップが入ってますね、細かさ過ぎず荒すぎず、ちょうどいい塩梅ですね」

ダージリン「断面のコントラストが良くなるように生地にはココアパウダーを練り込んだのね、白と黒、そしてナッツフィリングの大理石の様な断面とってもエレガントですわ」

沙織「私あんな解説できないよぉぉぉ」グスグス

麻子「気にするなそう思って会長も読んだんだろう」

沙織「でもすっごい美味しかったよ、ありがとう!!」

あけび「やりましたねキャプテン!!」

典子「バレー部最高!!」

ダージリン「ただ、まだ改善点がいくつかありますね。今回はスポンジ生地を作る際に玉子を共立てで泡立てたのね、キメも少し荒かったです。本来ならもっとふっくらとした生地になるはずです」フキフキ

典子「私が力まかせに混ぜちゃったから・・・・」

妙子「いえ・・・私が効率を重視して共立てにしていなければ・・・」

沙織「そんなことないよ」ギュウウ

「「せ、先輩・・・」」グスグス

沙織「みんなが私のことを思って作ってくれたんだもん、と~っても美味しかったよ、ありがとうね」ニコ 

「「せ、先輩 ビエエエエン ありがとうございます  来年はこっと美味しいケーキを作ってみせます」」

ダージリン「雨降って地かたまるですわね」クイ

オレンジペコ「雨を降らせたのはダージリン様です」

沙織「ささ、美味しかったよ、皆も一緒に食べよ! はい、アーン」グイ

典子「お、おいひいでふ////」モグモグ

あけび「あの・・・次は私も・・・・」

沙織「はい、アーン」

あけび「美味しいです///」モグモグ

「「ずるいぞ  今度は私だからな   ほろほろ喧嘩しないで、はいアーン」」

柚子「次は自動車部チーム、レオポンさんチームです」

ナカジマ「私達も負けないよ~」

ホシノ「私達からはこれだよ」コト

スズキ「本当は自転車のケーキ何だけどね」

ツチヤ「そこは腕で履帯にしてみました」

「「お誕生日おめでと~」」

沙織「ありがとうございます、これは・・・でかいシュークリーム?」

ナカジマ「まあ、間違いではないね」

ホシノ「これはね、パリ・ブレストって言うケーキだよ」

スズキ「今日は見栄えも良いように大きめに仕上げてみたよ」

沙織「大きいリング状のシュークリームを切って食べるんだ!?」

ダージリン「パリ・ブレストはフランスの自転車レーズパリ・ブレスト・パリの開催を記念して作られたんですよ」

オレンジペコ「パリからブレストを往復するレースだったのでパリ・ブレストと言うわけです」

ナカジマ「じゃあ写真も撮ったから切り分けるね、みんなも召し上がれ」カチャカチャ

沙織「わ~中はカスタードクリームでいっぱいだ」パクパク

ダージリン「これはクレーム・シブーストですね、カスタードクリームとメレンゲを混ぜ合わせたものです、カスタードよりさっくりふわっとした口当たりですね」マグマグ

沙織「中にはフルーツも入ってるんだ、いちごも甘くて美味しい」コロン

沙織「ん?なんだろうこれ」パク

沙織「ふわぁぁぁぁ・・・中からキャラメルソースが出てきた・・・ソースが入ったプチシューだったんだ」ハムハム

ナカジマ「これだけ大きいと単調な味になっちゃうからね、色々隠し味を入れておいたんだよ」

ダージリン「こっちはフランボワーズのソースですね、酸味とクリームの相性が抜群ですね」モグモグ

オレンジペコ「こっちは抹茶クリーム、苦味が甘さを引き立てて美味しいです」

沙織「シュー生地もふわっとパリパリで美味しいな」モグモグ

ホシノ「喜んでくれてみたいだね」

スズキ「作ってよかったね」

ツチヤ「うまいうまい、やっぱ美味しいね~」モグモグ

ホシノ「ああ、ずるいぞ、私も食べる」カチャカチャ

沙織「今日は私のためにこんな美味しいものを作ってもらっちゃって本当にありがとうございます」ペコ

ナカジマ「良いよ良いよ気にしないで、私達も参加できて楽しかったからね」

スズキ「それに他のチームのケーキも食べれられるからね」

ホシノ「私たちはこれで卒業だからね、ツチヤのことをよろしく頼むよ」ポンポン

ツチヤ「みんなどうしたんですか?」モグモグ

沙織「ああ、もうほっぺたにクリーム付いてるよ」フキフキ

ツチヤ「あ、ありがと///」フキフキ

ナカジマ「いや~作って良かったね~」

ホシノ「他のケーキも食べに行きましょう」

スズキ「あっちも美味しそうだな」タッタッタッ

ツチヤ「ああ、待ってくださいよ・・・」

沙織「ツチヤさんも今日は本当にありがとうね、とっても嬉しかったよ」ニコ

ツチヤ「私一人で作ったわけじゃないから・・・今度は一人でも作れるようになっておくよ///」

沙織「うん、楽しみにしてるからね!!」ブイ

ツチヤ「じゃあ、みんな行っちゃったから私もいくね」タッタッタッ

今日はここまでありがとうございます
一通り終わったらまた小ネタも書きたいです、ネタ募集

誤字を直したい、ノリと勢いで書いちゃいかんな

柚子「次は歴史を語らせたら大洗一、カバさんチームです」

カエサル「次は我々か」

エルヴィン「私達が用意したのはこれだ」

沙織「また危ないものじゃなにの?」ブルブル

おりょう「今回は大丈夫ぜよ」

左衛門佐「私達も頑張ったんだぞ」

エルヴィン「特製シュペクラティウスだ」コト

沙織「わ~凄い綺麗!!」キラキラ

ダージリン「シュペクラティウス、香辛料を効かせたクッキーですね」サクッ

オレンジペコ「スペキュラースとも言いますね、アメリカではジンジャークッキーでしたね」

沙織「みんなかわいい形♪これはアンコウの形だ、こっちは4号戦車」パクパク

エルヴィン「ジンジャークッキーは生姜を効かせたクッキーだがシュペクラティウスは胡椒やシナモンなんかも使うんだ」

カエサル「本当はクリスマスに焼いてみんなで食べるんだがな」

沙織「薄くてパリパリ!幾らでも食べれそう」パクパク

ダージリン「それぞれスパイスが違って面白いですわね、紅茶にもピッタリです」サク

オレンジペコ「私はこのシナモンが気に入りました、さくっと香ばしい口当たりに、バターと砂糖の味、鼻を抜けるシナモンな香りがとっても素敵です」サク

おりょう「好評のようぜよ」フフフ

左衛門佐「頑張って型を作ったかいがあったな」

カエサル「クッキーを作る時間より木を削っている時間のほうが長かったからな」

エルヴィン「まあ、喜んでくれてるし良かったじゃないか」

おりょう「自分用に組み合い角に桔梗の家紋柄も作ったぜよ」サクサク

カエサル「龍馬の家紋だな、私はディナリウス銀貨を模してみたぞ」

左衛門佐「私はもちろん六文銭だ」サク

エルヴィン「私は鉄十字だ」

沙織「みんな今日はありがとうね!」

おりょう「喜んでくれてよかったぜよ」

沙織「うん、とっても美味しかったよ」

カエサル「型はまた使えるからいつでも焼いてやろう」

エルヴィン「次はクリスマスだな」

沙織「じゃあ今度は私も一緒に作る!、型はどんな形がいいかな」ムムム

左衛門佐「ならば割菱なんてどうだ、武田が使う武田菱だぞ」

おりょう「ここは海援隊旗の二曳がらを」

エルヴィン「いやいやドイツ陸軍の国家鷲章だろう」

沙織「普通に花柄とかにしようよ、私は薔薇がいいかな」

「「それだ!!」」

カエサル「やはり女の子らしい柄も良いな」

沙織「じゃあ今度、型の作り方教えてね」ニコ

おりょう「もちろんぜよ///何時でも来るといいぜよ」

柚子「次は大洗の風紀は私達が守る、カモさんチームです」

そど子「武部さん誕生日おめでとう」

ゴモヨ「私達からはこれです」コト

パゾ美「楽しんでくださいね」

沙織「なにこれ~ピカピカのケーキにクリームとフルーツが乗ってる」ウキウキ

ダージリン「これはサヴァランねブリオッシュの生地を紅茶味のシロップやキルシュのシロップに漬け込むのよ、だから表面が光って綺麗なの」

オレンジペコ「中はホイップクリームですね、杏や野苺がとっても綺麗です」

そど子「今日は誕生日だからキルシュ酒を効かせたシロップよ」

ダージリン「あら、紅茶味じゃないんですの?」

そど子「今日は武部さんの誕生日なんだからね、呼ばれただけの人は我慢してください」

沙織「凄いしっとりとしてるね、生地にたっぷりシロップが染みこんでる」パク

沙織「んん~甘くて美味しい!!お酒の風味で大人の味だ~」パクパク

麻子「風紀委員がこんな物を出して良いのか、酔っ払うかもしれんぞ」パクパク

そど子「しっかりアルコールも飛ばしてるから大丈夫よ、それより貴方食べ過ぎよ、今日は貴方は関係ないでしょ」

麻子「うまいものは仕方がない」パクパク

沙織「とっても美味しかったよ、麻子もこんなに食べて、ごめんね園さん」

そど子「気にしなくていいわ、レマコが食べ過ぎるなんて最初からわかってたから多めに作ってきたからね」

沙織「フフフ、また作ってね、今度は紅茶味も食べてみたいから」

そど子「しょうが無いわねレマコには内緒よ、あの子に教えたら食べる分がなくなっちゃうから」

沙織「大丈夫!でも後からちゃんと麻子にも渡してあげてね」ヒソヒソ

そど子「わかってるわ、ちゃんと渡すわよ////」

オレンジペコ「美味しいですねダージリン様それにしてもちょっとずつしか食べていないですね」パクパク

ダージリン「まだまだ試食は続きますからね、折角の料理が味わえなくなってしまいます」クイッ

オレンジペコ「まだまだチームはありますからね、飛ばしすぎては最後まで持たないですからね」ウップ

ダージリン「”消化不良に苦しんだり泥酔したりするものは、飲食の真髄をまったくわきまえていないのである”」

オレンジペコ「このサヴァランの生みの親のフランスの法律家サヴァランの言葉ですね」

ダージリン「私も自分の名前がつくようなお菓子を作ってみたいですわね。残りは全部味見が終わったら、ゆっくり楽しみますの」グフフ

オレンジペコ「だから後ろに残したケーキが置いてあるんですね」

ダージリン「これは私のだから食べてはダメよペコ」

とりあえずここまで

柚子「次は生徒会、亀チームです」

桃「我々の出番ですね会長」

杏「や~や~武部ちゃん、誕生日おめでとう」

沙織「ありがとうございます会長、誕生日会まで開いてもらってとっても嬉しいです」グスグス

柚子「も~泣かないで、はいこれが私達のデザートよ」コト

沙織「グスグス 真っ黒なゼリーですね、コーヒーゼリーですか?」

杏「にひひ、これはね~亀苓膏って言って美容美肌効果にデトックス効果も抜群、中国の歴代の太后も好んで食べたって言われてんだよね」

沙織「きれいこうですか?すご~い、これでモテモテ確定だね」ワイワイ

オレンジペコ「ダージリン様これって・・・・・」

ダージリン「ええ、あれですわ・・・ただ美容効果は本当ですし、いただきましょう」

沙織「クンクン なんだか漢方薬みたいな匂いだね」パク

沙織「うえ~変な味、舌がジンジンする」

杏「なれないとキツイかもね~こうやってホイップクリームをたっぷり掛けて食べると良いよ」タラタラ

沙織「これなら食べれるね、なんだか不思議な味」パクパク

オレンジペコ「甘草や仙草、霊芝などを煎じてゼリーにするんですよ。香港では缶詰で売っていますね」

ダージリン「好みでシロップをかけて食べますが、今日はコーヒーゼリーに見立ててホイップクリームなんですね」パクパク

沙織「ふ~これで美肌になったかな?」チラチラ

杏「まだいっぱいあるから、家でも食べてね」

沙織「ありがとうございます会長~ところできれいこうってどういう意味ですか?」

杏「ええ~っとね~」アハハ

桃「カメの甲羅を使ったゼリーだな。通称亀ゼリー」

沙織「か、亀~えええええ亀のゼリーだったの!?」

オレンジペコ「もともとは金銭亀という亀を使うんですが絶滅危惧種になってしまったので今は草亀などが使われるらしいですよ」

沙織「でも亀えええええええ~」

ダージリン「この亀のゼラチン質でプリンっとした天然コラーゲンがお肌に良いのよ」フフフ

オレンジペコ「薬膳の苦味とシロップの甘味がいいですね、夏バテにも効くので香港の女性が好んで食べるそうですよ」

沙織「でも亀えええええぇぇぇぇぇ ビエエエエエン」

ダージリン「良薬口に苦しということですわ、あ~美味しかった」ペロリ

オレンジペコ「ダージリン様はこういうのが得意ですよね、うなぎとかも・・・」

ダージリン「あら?美味しいじゃない、ウナギのゼリー寄せ」

柚子「次は一年生チーム、ウサギさんチームです」

梓「沙織先輩、お誕生日おめでとうございます」

「「おめでと~ございま~す」」

沙織「みんなありがと~」ウルウル

あゆみ「私たちはキャロットケーキを作りました」

紗季「・・・・・・・・」コトッ

沙織「わ~綺麗なケーキこのちっちゃい人参も可愛~」

桂利奈「それはね~、マジパンで作ったんですよ」

優季「葉っぱはパセリなんですよ~」

あや「さあ先輩どうぞ」

沙織「いただきま~す  んん~おいひい~」モグモグ

ダージリン「綺麗なオレンジ色ね、中のレーズンやアーモンドも食感が面白いですわね」モグ

オレンジペコ「それにバターではなくてオイルで作ってあるんですね」

桂利奈「カロリー控えめなんだよ~」

梓「サラダオイルをバターの代わりに使ったんです、上からかけるホイップクリームもヨーグルトを混ぜてヘルシーにしたんですよ」

沙織「これならいくら食べても大丈夫だね」パクパク

「「「これで体重がキープ出来るね  あんなに食べたらダメじゃない? やっぱりアウトー あははははは~」」」

沙織「ふ~美味しかった、みんなありがとうね」

梓「先輩にはいつも助けてもらってますから」

桂利奈「梓ったら一生懸命人参摺ったんだよ」

沙織「ありがとうね~」ナデナデ

梓「先輩//////」テレテレ

あゆみ「ああ~梓赤くなった~」

あや「照れてる照れてる~」ニヤニヤ

梓「も~みんな~」プンプン

優季「ああ、怒ったぁ~」クスクス

柚子「次はネット戦車ゲームチーム、アリクイさんチームです」

ねこにゃー「武部さん誕生日おめでと~」

ぴよたん「おめでとうずら」ワイワイ

ももがー「おめでとうぞな」ワイワイ

沙織「三人ともありがとう~」

ねこにゃー「今日は特製フルーツポンチだよ」コト

沙織「綺麗な色だね~あれ?この青いのって」

ひよたん「それはガリガリくんずら」

ももがー「ソーダ味ぞな」

ねこにゃー「ガリガリ君はよく食べるから・・・・このガリガリ君カッターを使うと綺麗に切れるんだよ」カパカパ

沙織「へ~こんなのがあるんだ」キョロキョロ

ねこにゃー「ささ、溶けちゃう前に食べて」

沙織「いただきま~す」サクサク

沙織「シュワシュワでおいし~」ウキウキ

ダージリン「ガリガリ君とパインとみかんが美味しいですね」

オレンジペコ「サクサクしたガリガリ君とソーダが美味しいですね」

桃「会長、これは良いんですか?」

杏「武部ちゃんも喜んでるから良いんじゃない?」

沙織「みんなありがと~」ワイワイ

ねこにゃー「武部さんが喜んでくれてよかったよ///」

ぴよたん「料理出来ないけど頑張った甲斐があったズラ」

ももがー「頑張ってよかったぞな」ウルウル

柚子「最後はあんこうチームです」

みほ「沙織さんお誕生日おめでとう!!」

優花里「おめでとうであります」

麻子「おめでと~」

華「おめでとうございます」

沙織「みんなありがとう~」ウルウル

みほ「私達からはこのドーナツです」コトッ

沙織「わ~ショコラフレンチだ!!なんで何であるの?」

みほ「華さんと麻子さんが沙織さんの好物だからって頑張って作ったんです」

華「みほさん達が手伝ってくれたからです」

麻子「私達だけじゃ出来なかったな」

沙織「それで最近コソコソしてたんだ、ありがとうみんな~」ウワアアアアン

優花里「ささ、どうぞ食べてください」

沙織「うん グスッ ハム おいひい、おいひいよ」グスグス

ダージリン「これはあれですね、ミスドで売っている」

オレンジペコ「ショコラフレンチですね、今は売られていないので、再現したんでしょう」パク

ダージリン「このふわっとした食感と表面に掛かった粉砂糖、チョコ生地の苦味がいいですね」パク

オレンジペコ「思ったよりさっぱりしてますね」モグモグ

沙織「凄い美味しいよ、どうやって作ったの?」

優花里「作り方を調べるのに苦労しました」

麻子「何の生地なのか全然わからなかったんだ」

華「フレンチクルーラーの生地にココアを入れたりチョコを入れたりしてみたんですが焦げてしまって」

沙織「そうだったんだ~結局何の生地だったの?」

みほ「フレンチクルーラーはシュー生地を使ったドーナツだったんです」

沙織「あのシュークリームの生地ってこと?」

優花里「そうであります、シュー生地を油に入れることで膨らんであの食感になるんです」

沙織「そうだったんだ~シュー生地なんて大変だったでしょ?」

華「はい、なかなか思うように膨らんでくれなくて大変でした」

麻子「後はクリームの入った奴とチョコに浸したやつも作ったぞ」

沙織「こっちも美味しい~」モグモグ

ダージリン「さっぱりした生地と濃厚なクリームが合いますね」モグ

沙織「こっちも美味しい、みんなありがと~」ガバァァァ

みほ「ふえぇ~!沙織さん泣かないで」サスサス

華「沙織さんが喜んでくれて良かったです」

麻子「このドーナツもうまいしな」モグモグ

杏「これで全チーム終了だね」

桃「会長まだこれが」コト

杏「そうだったね~武部ちゃん他の高校からもお土産が来てるよ」

柚子「黒森峰女学院の西住まほさんからは電報とケーキが届いています」

みほ「うわ~シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテだ」キラキラ

沙織「しゅ、しゅば?」

みほ「シュヴァルツヴェルダー・キルシュトルテだよ黒い森のさくらんぼ酒ケーキって意味なの」

麻子「見た目はショートケーキだな」モグモグ

沙織「ああ、もう食べてる」プンプン

麻子「うまい、もう一切れ」

ダージリン「ココア風味のスポンジ生地に煮たチェリーとクリームが挟んであるんですね」モグモグ

沙織「お酒の風味とクリームがとっても美味しい」モグモグ

みほ「黒森峰の名物だよ、お姉ちゃんの得意料理なんだ」モグモグ

華「この白いクリームに削ったチョコが綺麗ですね」

優花里「森に積もった雪を表しているんですね、鬱蒼と茂った木々が光を遮って暗い森のなかに雪が舞い降りているようであります」

麻子「ドイツにはシュヴァルツヴァルトという地域があったな」

杏「じゃあ武部ちゃんそろそろ決めようか?」

沙織「え?何をですか?」

桃「料理大会何だから優勝を決めないといけないだろ、何を言っているんだ」

沙織「そんな~この中ら一位なんて選べないよ~」

桃「それじゃあ大会にならんだろ、早く決めろ」

沙織「そんな~どうしたら良いですかダージリンさん?」

ダージリン「あなたが決めると良いと思いますわ」シレー

沙織「どうしよ~ええっと・・・ええっと・・・」オロオロ

沙織「みんな一位ってことで、みんな大切な友達だもん」

桃「おい、そんなことでいいのか」

杏「いいんじゃな~い?武部ちゃんの誕生日なんだから」

桃「しかし会長・・・」

杏「ま~ま~それより早くしないとみんなのケーキなくなっちゃうよ?」

桃「こら~私と会長の分も残しておけ~」

桂利奈「早い者勝ち~」パクパク

紗季「・・・・・・・」モグモグ

梓「紗季も食べ過ぎ~私もまだ食べてないのに」

麻子「うまいうまい」モグモグ

オレンジペコ「みんな楽しそうですね」

ダージリン「こんな言葉を知っている?”彼は人を好きになることが好きだった。だから、人々は彼のことを好きだった”」

オレンジペコ「マーク・トウェイン、アメリカの作家ですね」

ダージリン「あの子はみんなのことが好きなのよ、だからみんなから愛されるの」

オレンジペコ「だからこんなに皆も嬉しそうなんですね」ニコニコ

ダージリン「そういうことよ、それよりペコもう少し私達も食べたくないですか?」

オレンジペコ「そうですね、じゃあ一緒に行きましょうか私ももっと食べたいです」

柚子「盛り上がってよかったですね会長」モグモグ

杏「そうだね~あっ!!河嶋このシュークリームおかわり~」

桃「パリ・ブレストですねすぐお持ちします」タッタッタッ

柚子「そう言えば会長、継続高校からのお土産は出さなくてよかったんですか?」

杏「みんなも盛り上がってるからね~これは出せないでしょ?」ジャラジャラ (サルミアッキ)

柚子「ははは・・・・・・」

桃「会長お持ちしました」

杏「よ~し食べるぞ~」

スイーツ・ウォー ~完~

沙織「えっほえっほ」タッタッタッ

華「あれ?あそこで走っているのは沙織さんではないですか?」

麻子「本当だな、後ろには西住さんも居るぞ」

華「よく見ると皆さん走ってますね」

沙織「大変大変、調子に乗って食べ過ぎちゃった」ウエエエエン

みほ「こんなに増えちゃうなんて・・・・ジョギングの距離増やさなくちゃ・・・」タッタッタッ

優花里「これはやばいであります・・・」タッタッタッ

華「皆さん何をしているんでしょう?」

麻子「さあな?」

読んでいただきありがとうございました、小ネタの希望があったらなにか書きたいですね
お菓子じゃなくてもなんでも良いです

小ネタ
みほ「アリス・イン・チーズランド」

カルパッチョ「ドゥーチェお客さんですよ」

アンチョビ「んん~誰だ?」

愛里寿「ひさしぶり」フリフリ

アンチョビ「愛里寿じゃないか、どうしたんだアンツィオ校に入ることにしたのか?」スリスリ

愛里寿「やめて、違うから」グイグイ

愛里寿「実はチーズ料理を教えて欲しくて」

アンチョビ「チーズ料理?」

愛里寿「それでお母様と喧嘩になっちゃって・・・・だから仲直りのために料理を作ってあげたくて」ツンツン

ペパロニ「いい話っすね姐さん」グスグス

アンチョビ「よし!ここはこのアンチョビに任せておけ、最高のチーズ料理を教えてやろう」ドン

愛里寿「お母様はシェーブルが気に入ってたみたいだから、シェーブルの料理が良いな」

ペパロニ「シェーブルってあの山羊のチーズっすか?」

アンチョビ「癖がなくて食べやすいチーズだな、よし任せておけ」

愛里寿「お願いする」ペコ

アンチョビ「じゃあまずは焼きシェーブルのホットサラダだ」

愛里寿「温かいサラダなの?」ハテッ?

アンチョビ「そうだぞ、この時期は冷房が効きすぎてお腹を冷やし過ぎたりするからな、温かいサラダで体調を整えるぞ」

アンチョビ「材料はこんな感じだ、今日は2人前だぞ」
・シェーブル・・・・・・・薄切り4枚
・ベビーリーフ・・・・・・1袋
・厚切りベーコン・・・・・2枚
・ミニトマト・・・・・・・4個
・アスパラ・・・・・・・・2本

・オリーブオイル
・マスタード
・バルサミコ酢     適量
・ワインビネガー
・塩コショウ

アンチョビ「よし早速作るぞ、愛里寿もエプロンを着て」パサパサ

愛里寿「準備出来た」

ペパロニ「可愛いクマのエプロンすね」ツンツン

愛里寿「ボコのエプロン、お気に入り」クルクル

アンチョビ「さあ包丁には気をつけるんだぞ、シェーブルを薄切りにするんだ」

愛里寿「グググ 張り付いて切りにくい」グイグイ

ペパロニ「そういう時はこうやって糸で切るといいっすよ」スパッ

愛里寿「わあぁ、すごいきれいに切れた」キラキラ

ペパロニ「ヘヘ~ん」

アンチョビ「じゃあこいつを焼いていくぞ、フライパンに乗せてから火にかけるんだ、先に温めると焦げるからな」

カチッ ボオオオ
愛里寿「こう?」

アンチョビ「いい感じだな、火を強く過ぎると焦げるから注意しろ」

愛里寿「脂が出てきた」ジュワジュワ

アンチョビ「その脂で揚げ焼きにするんだ、こんがり焼き目がついたらひっくり返して両面こんがりさせるんだ」ジジジジジジ

愛里寿「よっと、良い焼色」クルン

ペパロニ「チーズによっては上手く焼けないものもあるから注意するっすよ。めんどくさかったらバケットに載せてトースターで焼いても美味しいっす」

アンチョビ「アスパラは塩ゆでして食べやすいように切るんだぞ、ミニトマトは半分に切ると綺麗だぞ」

愛里寿「よっと」トントン

アンチョビ「ベーコンも拍子木切りにしてくれ」

愛里寿「拍子木切り?」

ペパロニ「マッチ棒みたいな棒状に切るんすよ」ヒソヒソ

アンチョビ「こいつもフライパンで炒める、じっくり炒めてカリカリにするんだ」ジュウウウ

愛里寿「すごい油ね・・・」ジワジワ

アンチョビ「今日はこの出た油をドレッシングにするんだ、アスパラを入れて炒めたらオリーブオイルを足す」タラタラ

愛里寿「温かいドレッシングだからホットサラダなのね」フムフム

アンチョビ「後はビネガーとバルサミコ酢を加えてよく混ぜる、塩胡椒はベーコンの塩気があるから加減して、粒マスタードで風味づけして完成だ」パラパラ

愛里寿「簡単ね・・・でも美味しいペロッ」カチャカチャ

ペパロニ「ドレッシングも簡単なんスね」

アンチョビ「基本は油と酢を混ぜるだけだからな、好きなドレッシングがあったらそれを使ってもいいぞ」

アンチョビ「このドレッシングをベビーリーフに振りかけてさっと混ぜる、トマトと焼いたチーズを乗せて完成だ」サッサッ

愛里寿「こんな感じかな?」スッス

ペパロニ「綺麗っすね」ホエエエ

アンチョビ「次はチーズのオイル漬けだ、ワインにピッタリのおつまみだからお母さんも喜ぶぞ」

愛里寿「うん、頑張る」

アンチョビ「材料はこんな感じだな、量は適当だ」
・シェーブル
・オリーブオイル
・好きなハーブ(ローズマリーやローリエがおすすめ、お好みで好きなハーブを)
・鷹の爪、粒胡椒(お好みで)

アンチョビ「ハーブはなんでも良いぞ、今回はおつまみ用に鷹の爪と粒胡椒も入れてピリ辛にしよう」

ペパロニ「シェーブルでもいいっすけど他のチーズでも美味いっすよ」

アンチョビ「まずはチーズを賽の目に切る。瓶に詰めてオリーブオイルと香辛料を入れたら完成だ。3日もすれば食べごろだぞ」

愛里寿「簡単ね」カチャカチャ

ペパロニ「今日はこの、前もって漬け込んだやつを試食するっすよ」コト

アンチョビ「こらペパロニ、うちの冷蔵庫だぞ、勝手に開けるな~」プンプン

愛里寿「これスーパーで見たことあるかも」

アンチョビ「そうだな最近はスーパーで漬け込んだ奴もよく売ってるな、自分好みの味にするのも楽しいぞ」

ペパロニ「アンチョビ姐さんのオイル漬けは絶品なんスよ」

アンチョビ「最後はチーズのディップだ、これもおつまみにもデザートにもなるぞ」

愛里寿「ディップってあのパンとかにつけて食べるやつ?」

アンチョビ「そうだぞ、中身を変えれば好きな味付けにできるから面白いぞ」

アンチョビ「今日は大人好みのラムレーズン味にしよう、材料はこんな感じだ」
・シェーブル(フレッシュタイプ)
・牛乳
・干しぶどう
・ラム酒
・蜂蜜

アンチョビ「レモンの皮を入れたり、にんにくのみじん切りを炒めて入れても美味しいぞ」

アンチョビ「まずは干しぶどうをラム酒で戻す、今日は前もって戻しておいたぞ」

愛里寿「クンクン 酔っちゃいそう」

アンチョビ「次はシェーブルを牛乳で伸ばすんだ、少しずつ牛乳を入れながら伸ばしていく」カチャカチャ

愛里寿「クリームチーズみたいになってきた」クルクル

アンチョビ「フレッシュタイプのシェーブルと成分は似ているからな、あんまり入れ過ぎるとシャビシャビなるから注意しろ」

アンチョビ「次は戻した干しぶどうを刻むぞ」

愛里寿「よ、よ、よっと こんな感じでいい?」タッタッタッ

アンチョビ「大丈夫だ、蜂蜜で甘みをつけて干しぶどうを混ぜたら一晩寝かせる、味が全体的に馴染んだら完成だ」

ペパロニ「これも姐さん特製の作りおきを試食するっす、こっちはりんご味っすね」ペロ

アンチョビ「だから勝手に冷蔵庫を漁るな」プンプン

ペパロニ「バケットも貰うっすよ姐さん」タンタン

アンチョビ「もう勝手にしてくれ」はぁ・・・・

アンチョビ「じゃあ試食をしよう」フゥ

アンチョビ「まずはサラダだなこれにバケットと赤ぶどうジュースを合わせれば愛里寿も立派なパリジャンヌだ」

ペパロニ「パリっ子のお昼にぴったりっすね」

愛里寿「おしゃれね」

アンチョビ「さあ温かいうちに召し上がれ」

パクパク
愛里寿「温かいサラダも美味しい」モグモグ

ペパロニ「この焼いたチーズもいいっすね、赤ぶどうジュースにピッタリっす」グイ

アンチョビ「焼いたチーズだけでも十分美味しいぞ、胡椒を振って食べると最高だな」

愛里寿「このドレッシングも美味しい、マスタードが効いててベーコンの味がいい」モグモグ

ペパロニ「ボリュームのあるサラダっすね、最高っすよアンチョビ姐さん」モグモグ

アンチョビ「次はオイル漬けだぞ、パンに合わせても良し、ぶどうジュースに合わせても美味しいぞ」

愛里寿「ピリッとしてる」モグモグ

ペパロニ「胡椒と鷹の爪が効いてて美味いっすねこいつもピッタリっす」グビグビ

アンチョビ「飲み過ぎだぞペパロニ、もうお預けだ」パシッ

ペパロニ「ああ、姐さん殺生な・・・」

愛里寿「ハーブも効いてていいわね」

アンチョビ「今日作った奴も家に帰る頃には食べごろになるはずだぞ」

愛里寿「うん、お母様も喜びそう」ニコニコ

ペパロニ「最後はディップソースっすね」

アンチョビ「パンやクラッカーに合わせてもいいし、このニンニク味なら湯で野菜でも美味しいぞ」

パクリ
愛里寿「このラムレーズン美味しい」モグモグ

ペパロニ「美味いっすね~クリームチーズよりさっぱりしててレーズンの味が引き立ってますね」

アンチョビ「クリームチーズよりも脂肪分が少なくてヘルシーだからな、こっちはレモンだ」

愛里寿「チーズケーキみたいで美味しい」モグモグ

ペパロニ「こっちのりんごもいいすね、白ぶどうジュースにピッタリっす」グビグビ

アンチョビ「また勝手に開けたな、もうお預けって言っただろ」

ペパロニ「いや~姐さんの料理が美味すぎるんすもん」

愛里寿「はははは」クスクス

アンチョビ「愛里寿に笑われちゃったじゃないか」

愛里寿「アンツィオ校もいい所ねここに転校しても楽しそう」クスクス

ペパロニ「いいすね~そうしたら毎日、私達が美味しいもの作ってあげるっすよ」

アンチョビ「それも楽しそうだな、でもまずはお母さんと仲直りだな」フフフ

愛里寿「うん、これをお母様にも作ってあげる」

ペパロニ「こいつも持ってくといいすよ、アンツィオ特製のぶどうジュースっす」

愛里寿「うんありがとう」ニコ

アンチョビ「頑張れよ~」フリフリ

~島田邸~
愛里寿「お母様この前はごめんなさい、今日のお昼は私が作ったの、一緒に食べよう」

千代「良いのよ愛里寿、この前はお母さんも勝てに食べちゃってごめんなさい」ガシ

愛里寿「うん、もう怒ってない。それより冷めちゃうから早く食べよう」ニコ

千代「ええ、いただきましょ!」ニコニコ


みほ「アリス・イン・チーズランド」~完~

~電話中~
千代「それで愛里寿ったら、お母様のために頑張って作ったのって言って料理を出してくれたのよ」

しほ「ほう・・・」イライラ

千代「そのエプロン姿がとってもかわいいのよ、料理もとってもおいしくて、ワインにピッタリなの」ヒック

しほ「それは良かったな・・・・」イライラ

千代「良いでしょ~娘の手料理を肴に一杯するのもいいものね」グィィィィ

しほ「用がすんだならもう切るぞ」イライラ

千代「もう少し付き合ってくれてもいいじゃない プンプン ああ~わかった、貴方の娘はこんなことしてくれないから妬いているんでしょ」ニヤニヤ

ブチッ 
しほ「いいかげんにしろ、こんな夜中に掛けてきて!!何時だと思っている」ガチャン

千代「ツーツー あれ? しほさ~ん効いてますの、しほさ~ん、おお~い!!」

しほ「・・・・・・手料理か・・・・」グスン 

今日はここまでありがとうございました
また小ネタの希望があったら書きたいのでネタ募集、和洋中なんでもいいです

愛里寿「ねえペパロニ、糸ってどんな糸が良いの?料理用のタコ糸?」

ペパロニ「縫い糸みたいな細くて丈夫な糸が良いっすよ、こういうベタつくチーズは包丁にくっついて切りづらいっすからね」

アンチョビ「チーズが切りやすいよう真ん中に穴が空いたチーズナイフなんかもあるぞ」キラン

愛里寿「へ~面白い形、ギザギザもいっぱいついてる」ツンツン

アンチョビ「硬いチーズも切れるようにこうなってるんだ、こうやってギコギコやって切るんだ」

ペパロニ「パルメザンみたいな大きいチーズはワイヤーで切ったりもするんすよ」

愛里寿「料理用のナイフも種類が沢山有るのね」

アンチョビ「戦車もナイフも用途や状況に合わせて使わないとな」

ペパロニ「うちは軽戦車ばっかりすけどね」ヘラヘラ

みほ「酒肴、作ります!」


しほ「そう言えば娘に料理なんて作ってもらったことなかったわね・・・・・」ボー

しほ「べ、別に羨ましい訳ではないですから」ブンブン

しほ「手料理か・・・・・」

しほ「良し、娘達を呼んで作ってもらいましょう」

みほ「お母さん急に話なんてどうしたんだろう・・・・」オドオド

まほ「わからん、だがただ事ではない様子だった・・・・」

みほ「・・・・・怒ってるのかな?」

まほ「気を引き締めていこう。 お母様失礼します」カラカラ

しほ「よく来ました、まずは掛けなさい」

まほ「失礼します」スト

みほ「し、失礼します」スト

しほ・まほ・みほ「・・・・・・・・・・・・・・・・」

しほ(どう切り出しましょう・・・・いきなり手料理を作ってくれなんて言うのも恥ずかしいですし」ムムム

まほ・みほ(お、怒ってる・・・)ブルブル

しほ(料理、料理、料理そうだわ・・・・)ピコン

しほ「みほ、うちを出てもう半年になりますが、向こうではちゃんと食事はとっていますか?」

しほ(よし、これで自然な流れで料理の話ができる)

みほ「は、はい! 自炊にも慣れてきました、友人を招いて食事会をすることもあります」ガタガタ

しほ(よしいい流れだわ)「食事会ですか、それもいいですね ぜひ私にも作って貰いたいものです」

まほ「分かりました、みほとともに用意いたします」ササッ

しほ「楽しみにしているわ」

みほ「急に料理なんてどういうつもりなんだろうお母さん・・・」

まほ「わからないか?お母様はお怒りなんだ、あのプラウダ戦での戦いを」

みほ「プラウダ戦・・・ああ!そうか、あの戦いで兵糧攻めをされたことを」

まほ「ああ間違いない、西住流では重戦車運用による短期決戦が多くなる。そのため兵糧を持ち込むことは少ない」

みほ「その隙を突かれてプラウダに攻められた・・・・」

まほ「ああ、だがあの場に十分な兵糧があれば士気の低下も防げたはず、お母様はそのことが仰りたいのだろう」

みほ「お母さんが認めてくれるような戦闘糧食を作ればいいんだね」ググ

まほ「そういうことだ、私は主食のパンを用意する、みほはソーセージを焼いてくれ」

みほ「うん!わかったよお姉ちゃん」ヨシ

しほ ポワポワポワ

しほ(まほ:お母様今日はカレーライスを作りました。 みほ:私もお姉ちゃんと一緒に頑張ったんだよ。 しほ:まほは昔からカレーが好きね、美味しいそうなカレーね早速いただきましょ みほ:お母さんのご飯は私がよそうね まほ:待てみほ、それは私の役目だ しほ:こらこら、喧嘩はダメよ)ウフフフ フフフ

しほ「これが家族というものよ・・・フフフ」

まほ「お母様、食事の準備ができました」

しほ「はい、では入って用意しなさい」

まほ「はい!」テキパキ

しほ「こ、これは・・・・・・」

まほ「こちらは軍用のライ麦パンに人造蜂蜜、ソーセージは焼きにしました。こちらはふかし芋とマーガリンです」

みほ「お飲み物にたんぽぽコーヒーも用意しました。デザートは缶詰入のチョコレートです」

まほ「一応、紙巻たばこと士官用の葉巻も用意しました。これならば敵地でも十分な長期の戦闘が可能なはずです」

しほ「くっ!?」キュウウウウ

まほ「どうしましたお母様、そんな苦虫を噛み潰したような顔をして」

しほ「これじゃありません、こうなんというか。家族の温かみというかそういう料理をですね」

まほ「・・・・・分かりました、すぐに用意します」ササ

しほ「よろしくおねがいしますよ」

みほ「なにがダメだったのかな?」

まほ「わからないかみほ?この料理を見ても」

みほ「料理・・・・冷たい・・・そう、全部冷めてるんだ」

まほ「そうだ、戦場は非日常、兵士も慣れない環境に疲労も溜まっている。そこで、祖国を思い出せるような温かい料理が必要なんだ」

みほ「そういうことだったんだ・・・そう言えばプラウダ高校もみんなで温かいボルシチを食べてたっけ」

まほ「そうと分かればすぐ準備にとりかかるぞ」

まほ(電話)「・・・・エリカか、至急炊飯車をうちまで回してくれ、材料と水もだ、頼んだぞ」

みほ「よし、がんばろう!お姉ちゃん」

しほ(なんだか庭が騒がしいですね)ガタッ ストン

しほ「な・・・何なのこれは・・・・」ボーゼン

まほ「エリカ、煮込みが済んだら味を整えて保温用の抜缶に移せ、みほお前はコーヒーを沸かせ! パンはもう焼き上がっているな」

エリカ「はい!後は切るだけです」ビシ

しほ「なんで庭に戦闘炊飯車が・・・・・」

まほ「お母様まもなく食事が完成します。でき次第お部屋にお運びします」

しほ「・・・・・・・」ヒクッヒクッ

まほ「どうしました?鳩が12.7mm機関銃を食らったような顔をしていますが・・・?」

しほ「もう知らない知らない、私が間違っていました娘の手料理で一杯やるなんてもう考えません」バタン

まほ「お母様!!どうしましたお母様!!」ドンドン ドンドン

しほ「知りません」プイ

~知波単学園~
みほ「・・・・って言う事があったんです」

絹代「なるほど・・・・しかし一体何があったんでしょう?」

まほ「実はなみほ・・・・あの後彼方此方に確認をとってみたんだがな、どうもお母様は島田愛里寿が母親に手料理をごちそうしたのを羨ましく思ってあのようなことを話したそうだ」

みほ「ふえぇ~!そうだったんだ、なんだかとんでもない勘違いをしちゃったね・・・・」

まほ「あれ以来こもりがちになってしまったらしい、なんとかしないと・・・・・」

みほ「でもおつまみなんて・・・・」

まほ「そこで絹代、是非頼みがある、私たちに力を貸してくれ」グググ

絹代「は!この西絹代、全身全霊でお助けいたします」

~西住邸~
絹代「では私と西住殿で料理を作ります、接待の方はまほ殿よろしくお願いいたします」

まほ「わかった、そちらも頼む、だがこの和服、仲居役にしては派手ではないか?」クルクル

絹代「まほ殿には中で芸者のようにお酌などもしていただきます、これくらい派手な方が目を引きます。それにとてもお美しいですよ」

まほ「そうか、では行ってくる。料理も頼んだぞ」

みほ「料理は入り口まで私が持って行くから」

まほ「うん、がんばろうみほ」

まほ「お母様、お食事の準備が出来ました、お部屋の方へお越しください」

しほ「今日は食欲がありません、結構です」ツーン

まほ「いえ、今日はどうしてもいらして頂きたいです、みほのためにも・・・」

しほ「みほのため・・・・分かりました行きましょう」スス

しほ「まほその格好は/////」

まほ「お母様こちらへ」ススス

しほ「食堂ではないのですね、和室かしら?」

まほ「はい、今日は涼しい風も入ってきます、こちらでの食事も一興でしょう」

しほ「綺麗な飾り付けね、この掛け軸や華も貴方が?」

まほ「はい、友人に手伝ってもらいながら」テキパキ

しほ「この行灯、いえこの大きさなら雪洞(ぼんぼり)かしらなかなか涼し気でいいですね」

まほ「では料理のほうを始めさせていただきます」コト

絹代「さあ、西住殿はじめましょう」グイグイ

みほ「はいよろしくお願いします」ペコ

絹代「今日作るのはあくまでも西住殿です、私は精一杯お手伝いをさせていただくだけです」ビシッ

絹代「まずは葉生姜のテンプラです。今旬の葉生姜は繊維も柔らかく、そのままかじっても良いんですが、今日は味噌を挟んでテンプラにしましょう」

絹代「まずはよく洗った葉生姜表面を刮ぐ用に洗います」

みほ「は、はい」バシャバシャ

絹代「では十字に切込みを入れて味噌をはさみます、今日は甘めの合わせ味噌に蜂蜜を少し垂らしました」

絹代「ソロソロお部屋に入られた頃だと思いますので、揚げ始めましょう。天ぷら粉を付けて表面がカラッとすれば大丈夫です」ジュワアアアアアア

みほ「もう良いですか?」サッ サッ

絹代「揚がったら油をよく切って軽く塩を、敷紙にもって完成です」

みほ「じゃあ運んでくるね」タッタッタッ

みほ「お姉ちゃんよろしく」ヒソヒソ

まほ「任せておけ」グッ

まほ「まずは先付け、葉生姜のテンプラです。お飲み物は一杯目ですのでビールを用意しました」

しほ「では、いただきましょう」 サクッ ジュワアアアア シャキシャキ

しほ「新鮮な生姜ですね、味噌の味付けもちょうどいいです。揚げ加減もテンプラとは思えないほど軽やかで蒸し暑い夏で衰えた食欲が蘇るようですね」

まほ「こちらもどうぞ」コト

しほ「黒森峰の黒ビールね」ゴクゴク !!??

しほ「これは・・・・コクがあるのにすっきりとしたのみ口、芳ばしい香りがありつつマイルドな味わいですね!!」

まほ「黒とスピルナータイプのハーフ&ハーフにしてみました」

絹代「次は前菜ですね、これは前もって作って味を含めていたものを出します」

絹代「まずは枝豆の浅漬です」

みほ「枝豆って浅漬に出来るんだ知らなかった」フムフム

絹代「まず枝豆のさやを切ります。頭とおしりを落としてください、これを塩もみして30分ほど味を含めます」

みほ「お湯の準備もできました」

絹代「ではゆでましょう、固めなら3分ほど、柔らかめなら4分ですね、今日は浅漬にしますので3分でざるにあけてください」

みほ「あちちちち」ザバアアアアア

絹代「このままうちわで扇いで覚まします。この状態で食べても十分美味しいですよ」

みほ「ホントだ、ふわっと香ってくる枝豆の香りが良いね」

絹代「ではこれを浅漬にします、水に塩と昆布、鷹の爪を入れて一晩漬け込みます、これで完成です」

絹代「市販の浅漬の素でも美味しく出来ますよ」

絹代「次は山椒煮です、牛のもも肉を使って作りましょう。細切れでも美味しく出来ますよ」

絹代「まずは山椒のアク抜きですね、たっぷりの湯で5分ほど湯がいたら水に落としてそのまま半日ほどアクを抜きます」

みほ「けっこう手間なんですね」ヨイショヨイショ

絹代「その分採れたての山椒は香りも最高でありますよ」

絹代「さあ肉を炒めましょう、醤油、砂糖、酒を1:1:1 味醂を半量入れてください」

みほ「よいしょ」トポポポポポ

絹代「沸いたらアクを取り、薄切りのもも肉を入れます。今日は少し厚めにしました、煮立ってきたら山椒も加えて汁気がなくなるまで炒めます」

みほ「んん~いい匂い、山椒って匂いだけでお腹が減ってくるね」クンクン

絹代「次は滝川豆腐を作りましょう」

みほ「滝川豆腐ってあんまり聞かないね?」

絹代「豆乳を寒天で固めたものです、ところてん器で押し出して川の流れのように見立てるんですよ」

みほ「夏らしくて良いね」

絹代「だし汁に寒天を入れて溶かします、完全に沸騰させて溶かしてください、次に新鮮な豆乳を入れて軽く暖めたら型に入れて冷まします」

絹代「冷めたら器に盛り付け薄口の冷たい出汁を張ります、めんつゆでも良いですよ。今日はトッピングにモロヘイヤの叩いたものと茹でた車海老にしましょう」

みほ「盛り付けはこんな感じでいいかな?」

絹代「良いでありますね、三種盛りにして持って行きましょう」

まほ「次のお皿が来ましたね、前菜の3種盛りです。枝豆の浅漬、山椒煮、滝川豆腐になります」スス

まほ「お飲み物はいかがしましょうか?」

しほ「もう一杯同じものを貰おうかしら」

まほ「かしこまりました」スススッ チラリ

しほ(まほも綺麗になったわね///和服も似合うわね)ジイイイイイ

まほ「さあどうぞあ母様」コト

しほ「ありがとう、貴方も良かったら頂きなさい」

まほ「そうですね、では何か軽めのものをいただきます」

しほ「この浅漬はいけますね、枝豆の香りも抜けることなく味だけを深いものにしてます。おそらく冷ます際に水などを使わなかったのね、あれをすると香りも味も水に出てしまいますからね」グイ

しほ「ふ~枝豆にビールはいいわね」

まほ「はい、こちらの飲み物もとても美味しいですよ////」ふ~

しほ(赤らめた顔のまほも美人ね・・・・)ジィィィィィ

しほ「こちらの山椒煮もいいですね。厚めの肉を使ってばらばらになりやすいしぐれ煮をメインを張れるような存在感と味に仕上げていますね」

まほ「山椒も採れたて新鮮なだけあって香りもいいです」クンクン

しほ「次は滝川豆腐ね パクッ んん、これは良い豆乳を使いましたね」

まほ「近所の良い豆腐屋さんから分けてもらいました。絹ごしよりももっとするとしていてこのモロヘイヤとだし汁もいいですね」

まほ「モロヘイヤはアラビア語で王様の野菜という意味だそうです、西住流にはふさわしいと思い使わせてもらいました」

絹代「では次は椀物です、これは難易度が高いので今回は簡単で黒森峰らしい献立にしてみました」

みほ「よろしくお願いします」

絹代「まずはじゃがいももちを作ります、蒸かしたじゃがいもを潰して片栗粉で餅にするだけです、餅っぽくなるまで片栗粉を入れてくださいね。フライパンで両面こんがりと焼いてください」

みほ「モチモチですね」ペタペタ  ジュウウウウウ

絹代「次に出汁ですが今日は思い切ってテールスープにしました。木の芽添えて完成です。ポトフを日本の椀物に再構築した感じですね」

みほ「ジャガイモのスープはよく飲んだからね、コレならお母さんも喜んでくれるよ」

まほ「じゃがいもしんじょの椀物です。飲み物は焼酎が合うと思います」

しほ「では、ロックでお願いしようかしら」

まほ「はい・・・・グラスをどうぞ、お注ぎします」

しほ「綺麗なグラスね、薩摩切子かしら?」

まほ「さすがお母様、ささ、一献」トクトクトク

しほ「泡盛用のカラカラかこの曲線が良いな」

しほ「では、椀を頂くか クンクン この匂いは」ズズ

しほ「これはテールスープ・・・それにこっちは芋餅か面白いな」フーフー

しほ「じゃがいもの甘さとねっとりとした食感、コクのあるテールスープの味がどこか黒森峰での練習の日々を思いださせるわね」フー

まほ「お母様、もう一献」トクトク

しほ「グィィィィ ふ~美味しい、良いわねこう言うのも」ヒック

しほ「まほ貴方も飲みなさい」ヒック

まほ「お母様私は・・・・」

しほ「母の酒は飲めないというの」ヒック

まほ「でも私はまだ未成年ですし・・・」

しほ「ドイツでは親と一緒になら14才からですよ」ササ

まほ「お母様、このおちょこは・・・・」

しほ「ソラチョコって言うのよ、駒みたいに尖ったそこをしているから下に置くことも出来ず、穴が開いていて指で抑えないといけないから離せず飲むしかない。面白いおちょこでしょ」フフフ

しほ「さささ、まずは一杯」トトト

まほ「では頂きます グイイイイイ  ふぅ~//////」

絹代「次はなめろうを作りましょう、旬の味にミョウガと大葉、味噌を混ぜて叩くんです。今日はいい黄アジが入りました」

みほ「黄アジ?ってどんな魚だっけ?」

絹代「マアジの中でも内湾で生活し一箇所にとどまるタイプの味ですね、脂が乗っているので美味しいですよ」

みほ「よし、捌くぞ~・・・・・でも失敗したらどうしよう」オロオロ

絹代「叩いてしまうので大丈夫でありますよ、ささ、びびっと」

みほ「よし行きます」グイグイ

絹代「三枚おろしに出来たら皮を剝いて中骨を取る、刻んだミョウガ大葉、味噌を入れて叩いてください」

みほ「よっよっよっ」タッタッタッタッタッタッ

絹代「食べやすいように包丁の背で跡をつけると見た目にも綺麗ですよ」

みほ「良いできた」ペロリ

まほ「次はなめろうです、味は付いていますのでそのままでどうぞ」コト

しほ「これもお酒に合いそうね、まほお代わり」グイ

まほ「お母様飲み過ぎですよ」トトト

しほ「そんなこと言う子にはコレです、ささ、まほも一杯」

まほ「いただきます」コクン 「フウウウウ なんだか暑くなってきましたね」パサパサ

しほ「・・・・・・・・・ゴクリ」ジィィィィィィィィィィィ

しほ(いやいや、娘に何をしているの私は)ブンブン

まほ「美味しいですよお母様 はいあ~ん」ヒック

しほ「あ~ん/////」モグモグ

しほ「んん、全く臭みがないわね、薬味の量もちょうどいい、食べれば飲みたく、飲むと食べたくなる、そんな肴ね」モグモグ

絹代「次は焼き物です、今日はこの万願寺とうがらしを使いましょう」

みほ「大きな唐辛子ですね」ホエー

絹代「肉厚で甘みがあるんですよ、頭を落として竹串を入れてタネを出します」グリグリ

絹代「そこにこの肉タネを入れます、ソーセージの皮を唐辛子出するわけです」

みほ「ソーセージのタネなら得意だよ」グイグイ

絹代「今日は香辛料に刻んだ大葉とごまも入れましょう」サササ

みほ「しっかり練って空気を抜いてっと、入れていきますね」

絹代「はいお願いします、先っぽに切れ目を入れておくと空気が出て肉が詰めやすいですよ」

みほ「よいしょっと」ブチュウウウウ

絹代「後はオーブンで焼いたら完成です、味付けは醤油と鰹節で」パラパラ

まほ「次は特製和風ソーセージです」コト

しほ「あれ、これは唐辛子みたいだけど・・・」カリッ ジュワアアアア

しほ「唐辛子の肉詰めだったのね、煎ったごまと大葉の香りもいいわ」モグモグ

しほ「この醤油と鰹節で外は揚げ浸しのような味に、中からは美味しい和風ソーセージ、美味しいわ、お酒も進む」グイグイ

カラカラ カラカラ フリフリ
しほ「あらもう空なの?まほもう一本よろしく」

まほ「お母様それ以上はお体にも・・・・」

しほ「良いから持って来なさい、これは家元の命令よ」ドン

まほ「はい・・・・」

絹代「最後の締めはご飯物にしましょう」

みほ「ご飯物ってことはお茶漬けとかのこと?」

絹代「そうですね、今日は熊本名物の干しダコを使ってタコの炊き込みご飯を作りましょう」

みほ「有明のタコが有名だもんね、昔家族で言ったんだ天草ありあけタコ街道」

絹代「タコをハサミで2cmくらいに切ります、コレを米と一緒に土鍋に入れて酒を少し入れた水を入れて2時間ほど置きます」

みほ「干しダコだと下処理も楽でいいね」パチパチ

絹代「薄口醤油を一回しほど入れたら土鍋に火をかけ炊きあがれば完成です。今日はお茶漬けでも食べられるよう、アゴでだしを取ってかけ汁も作っておきました」

みほ「熊本は干したトビウオの出汁をよく使うからね、お母さんも気にいると思うよ」

絹代「ささ、持って行きましょう」

まほ「締のご飯が来たようですね、よそってもよろしいですか?」

しほ「ええ~もうおしまい、もっと飲みたかったわ」ヒック

まほ「お母様もうそれくらいで本当にやめないと体に悪いですよ」

しほ「は~い、じゃあご飯頂戴」プンプン

まほ「今日はたこ飯です、お好みで出し汁をかけて茶漬け風でもどうぞ」

しほ「まずは普通に頂こうかしら」モグモグ

しほ「んんん~口いっぱいに熊本の海の味が広がるわ、タコのだしがよく出てて美味しい」パクパク

しほ「次はお茶漬けで」サラサラ

しほ「アゴの出しねコレは、タコとアゴの2つの出汁が重なって美味しい、わさびの風味も混ざり合って最高ね」ズズズ

みほ「お母さん喜んでくれたかな?」

絹代「きっと大喜びですよ、伺いに行ってっみましょう」

みほ「お母さん味の方はどうだった?」ガラガラ

まほ「だ、ダメだみほ入ってくるな」ガタガタ

しほ「良いでわないか、良いでわないか」グルグルグル

まほ「お母様、着物の帯を引っ張らないでください」

しほ「貴方が可愛いのが行けないのよ」グイグイ

みほ「お、お母さん・・・・」ボーゼン

しほ「みほの割烹着姿もかわいいわね、お嫁さんにしちゃおうかしら」ギュウウウ

絹代「西住殿コレを、焼酎の瓶が何本も・・・・」コト

みほ「お母さんて酔うとこうなっちゃうんだ・・・・」

しほ「ふわ~もう食べられないよ」ムニャムニャ スピー

まほ「眠ったようだな・・・・」フー

みほ「お姉ちゃん・・・頑張って作ったのに」グスグス

まほ「私も同じ気持だ・・・・」グス

~電話中~
しほ「美味しい料理とお酒を楽しんだところまでは覚えているんだがその後の記憶がなくてな・・・」

しほ「気がついたら娘達も帰ってしまっていたんだ、なにか聞いていないか?」

千代「それは自分の胸にお聞きになるのが一番ですわ」

しほ「ふむ・・・しかし娘の手料理とはいいものだな、またぜひ作ってもらいたいものね」

千代「次があるとよろしいですね」ボソッ

しほ「なにか言ったか?」

千代「いえ何も・・・すいませんがこれから娘とランチですの、すいませんが今日はこのあたりで失礼します」

しほ「ああ、愛里寿にもよろしく伝えておいてくれ、娘が世話になっているようなの」

千代「ええ、ではごきげんよう」ガチャン クフフフフフフ・・・・・・・

しほ「また手料理が食べたいものね」フフフ


みほ「酒肴、作ります!」~完~

みほ「当分実家には帰らなくていいかな・・・・・」

まほ「私もそうしよう・・・・・」


愛里寿「お母様、今日はチーズリゾットを習ってきました」

千代「美味しそうな匂いね、早速頂こうかしら」パク

千代「ん~美味しいわね、とってもクリーミー、愛里寿は料理も上手ね」ナデナデ

愛里寿「えへへ」ニコニコ

優花里「ちゃんちゃん」

読んで頂きありがとうございました
また希望があたら短編書きます 

しほさんは熊本の人なのでお酒強そうな気がして書いた、反省はしている

滝川豆腐はスーパーにも売ってます、にがりを使わないので豆乳の本来の甘みがストレートに出てスッキリした味と食感で夏向きの豆腐ですね。ガラスのお皿にところてん器で押し出して、川の流れのように曲げて出します。
豆乳と寒天だけなので簡単に作れるので、自家製豆腐の入門編に良いと思います

みほ「チェリー・ウォー」

柚子「会長~、会長あてに荷物が届きましたよ」

杏「なんだろうね~」モグモグ

桃「差出人はマジの女学院のエクレールのようですね」

杏「中身はなんだろうね~」ガパッ

柚子「美味しそうなサクランボですね」キラキラ

桃「マジノ女学院のある山梨はサクランボの産地でしたね」

杏「旨そうだね~」ヒョイッ パクッ

柚子「会長!まだ食べちゃダメですよ」

杏「いいじゃん減るもんじゃないし」モグモグ

柚子「サクランボは食べたら減ります」

桃「手紙が添えてありますね」

エクレール『この度は学園存続おめでとうございます。私たちも参戦したかったのですが連絡が遅れ、駆け付けられなかったことをお詫びしますわ。これはほんのお詫びですが皆さんで楽しんでください』

杏「律儀だね~」モグモグ

柚子「でもこれだけあると食べきる前に傷んでしまいそうですね」

杏「じゃあ、お菓子にしちゃおっか」

桃「分かりました!早速厨房を手配しておきます」

杏「いっちょやるか~」

桃「会長では何を作りましょうか」

杏「そうだねえ~まずはクラフティでも作ろっか」

柚子「フランスの伝統菓子ですね」

杏「今日はタルトのない簡単な奴にしようか」

桃「クラフティとはどういう料理なんですか?」

杏「チェリーの入った甘いキッシュみたいな感じかな、甘くて焼きプリンみたいになるんだよ」

杏「材料はこんな感じね、耐熱ガラスのタルト皿を用意してね、なかったらグラタン皿でも良いよ~」
・薄力粉・・・・・・60g
・砂糖・・・・・・・100g
・玉子・・・・・・・2個
・バター・・・・・・20g
・牛乳・・・・・・・200cc
・生クリーム・・・・50cc
・サクランボ・・・・適量

杏「バターは湯煎で溶かしておいてね」

杏「じゃあ河嶋~このサクランボを洗ってタネを取っておいてね」

桃「はい会長・・・アレ  アレ?」プチプチ

柚子「はい桃ちゃん、ストローを使うと簡単だよ」

桃「桃ちゃんと呼ぶな!!」

杏「マックのストローみたいな太いやつを挿して穿けば種が取れるよ」

柚子「チェリーストレーナーと言う種取り器もありますよ、それでも取れない時は半分に切って取ってください」

桃「会長、終わりました」

杏「じゃあボールにふるった薄力粉を入れて砂糖と混ぜる」ザリザリ

杏「ここに溶き卵と牛乳を入れていくよ、練らないように伸ばす感じね~」カチャカチャ

杏「最後に溶かしバターを入れたら生地は完成だよ」

桃「簡単ですね」

杏「次はタルト皿にサクランボを並べる、量はタルトの皿の大きさにもよるからね、重ならないように敷き詰めてね」ポロポロ

柚子「会長、オーブンの余熱も終わりました。180℃で良かったですね」

杏「大丈夫だよ~、このタルト皿にさっきの生地を注ぐ、9割ぐらいにしておいてね」トポトポトポ

桃「溢れないようにですね」

杏「じゃあこれをオーブンで焼いたら完成だよ40分くらいだね。トースターでもできるからね~」

チーン!
桃「焼けたようですね」

柚子「いい匂いですね」クンクン

杏「触ってみて弾力があれば焼き上がりだよ、まだ生っぽかったら追加で焼いてね~」

杏「冷まして粉砂糖で飾り付けしたら完成~」ジャーン

柚子「美味しそうですね~」

杏「次はチェリーパイを作ろうか、まずはフィリングを作るよ」

桃「会長、フィリングとは何ですか?」

杏「パイなんかの中身の事だよ~、シュークリームなんかでも中はフィリングって言うよ」

杏「フィリングはたくさん作って冷凍できるからね、多めに作って冷凍しとこっか」

柚子「パンに塗ってジャムとして食べてもいいですよ」

杏「材料は割合にしておいたよ。今日は400gだった時の場合ね~」
・サクランボ・・・・・・400g
・砂糖・・・・・・・・・80g(20%酸味が強い品種なら25%程度)
・バター・・・・・・・・20g(5%)
・レモン汁・・・・・・・少量

杏「じゃあ河嶋~また種取りよろしく」

桃「はい会長!!」

杏「鍋でサクランボと砂糖を煮込んでいくよ~」ジュブジュブジュブ

柚子「結構水気が出てくるんですね」

杏「レモン汁を入れたら更に煮込んで水気がなくなってきたら完成だよ」

桃「クツクツ もう良いですかね?」

杏「こんなもんだね、バットに移して冷ましておいてね~」

杏「じゃあ次はパイ生地だね~今日は練込みパイだよ、砂糖を入れないパートブリゼだよ。面倒だったらパイシートでいいからね」

桃「会長、練込み以外には何があるんですか?」

杏「もう一つは折込みパイだね、クロワッサンみたいに生地でバターを包んで何度も折っては伸ばすんだよ」

桃「見たことありますね、あれが折込みパイなんですね」

杏「あっちは温度管理が難しいからね~サクサクで美味しんだけどね、気が向いたら挑戦してみるのもいいよ」

杏「材料はこんな感じだよ、20cmのパイ皿一枚と飾り用分くらいかな」
・強力粉・・・・・・100g
・薄力粉・・・・・・20g
・卵黄・・・・・・・1個分
・バター・・・・・・60g
・塩・・・・・・・・ひとつまみ
・水・・・・・・・・35cc

杏「強力粉で作るとさっくりするよ、薄力粉が多くなると口当たりは良いけど生地と生地が離れづらくなるからね」

柚子「もちろん強力粉だけ薄力粉だけでも作れますよ」

杏「バターをサイコロ状bに切って冷蔵庫で冷まして置いてね」

桃「会長、粉もふるっておきました」コト

杏「じゃあボールにバターと粉を入れて、指で潰していくよ」グニグニ

桃「そば打ちみたいですね」

杏「混ざってくるとポロポロしてくるからね、手早くやんないと手の熱で溶けるから気をつけてね~」ポロポロ

杏「粉とバターが馴染んだら水と卵黄を入れてよく混ぜる」ボロボロ

桃「こんなにパサパサで良いんですか?」

杏「寝かせると水気が全体に回って調度良くなるから心配しなくて大丈夫だよ~、ラップで包んで一時間くらい寝かせる」

杏「しっとりしてきたでしょ」ツンツン

桃「本当ですね、さすが会長」

杏「じゃあこいつを伸ばしていくよ、まな板に打ち粉をして縦に伸ばす」グイグイ

杏「今度は3つに畳んで90度回す、そしたらまた伸ばしてね~」グイグイ

杏「もう一回伸ばしてたたんだら生地の完成だよ」ブイ

柚子「この状態でしっかりラップをしておけば冷凍もできますよ」

杏「あとはパイ皿の大きさに伸ばしてお皿にかぶせる」バサ

杏「隙間を埋めて上を綿棒で転がすと綺麗に切れるよ」

杏「煮込んだサクランボを入れて格子模様に飾り付けをしたら焼いていくよ」

柚子「200℃で30分くらいですね」

杏「今日はサクランボだけだけど、カスタードクリームを入れても美味しいからね~」

柚子「今日はアメリカ風ですね、温かいパイにアイスを添えると美味しいですよ」

桃「これにさらにコーラを合わせる神経は理解できんな」ムムム

杏「最後はさくらんぼ酒を作ろうかね~」

柚子「風紀委員が来ないように見張っていますね」ニコニコ

杏「材料はこんな感じ、リカーじゃなくてウイスキーで作ったりも出来るよ~」
・さくらんぼ・・・・・400g
・氷砂糖・・・・・・・200g
・レモン・・・・・・・1個
・ホワイトリカー・・・1000cc

杏「まずはサクランボをよく洗ってね、傷があったりしたら避けといてね~」

杏「ヘタを外したほうが澄んだ味になるけどめんどくさかったら付けたままでも大丈夫だよ」

桃「では外しますね会長」プチプチ

杏「身に傷がつかないように気をつけてね、果肉が取れちゃうようならハサミで切ってもいいよ」

桃「終わりました会長」ゴロゴロ

杏「レモンは皮を剥いて薄切りにしてね、好みで皮を残してもいいよ」

杏「瓶に氷砂糖を入れて優しくサクランボを入れる。傷がつかないように注意してね」コロコロ

杏「あとはレモンのスライスとホワイトリカーを入れて一ヶ月冷暗所で保管してね~」パチャパチャ

桃「飲み頃は何時ですか?会長」

杏「まずは一ヶ月したら中身を漉しちゃおっか、ふやけてサクランボも傷んじゃうからね」

柚子「その後2ヶ月も置けば味が熟れてきておいしくなりますよ」

杏「季節の果物を漬け込むと美味しいからね~、今度はみんなで梅酒でも作ろっか~」

柚子「風紀委員のみんなには見つからないようにしないといけないですね」クスクス

杏「さてお菓子も出来たしみんなに持って行ってあげよっか」ガチャガチャ

桃「全員降車、集合しろ」

「「疲れたね~ 急になんだろう? 何かあったのかな?」」

桃「練習ご苦労、今日は会長から皆にまかないがある」

柚子「マジノ女学院からサクランボの差し入れがあったんです、会長がお菓子も作ってくれまいたよ」

麻子「お菓子!!」

華「早く食べたいです」ニコニコ

桃「数は十分あるから全員手を洗って来い」

桂利奈「わ~このプリンみたいなの美味しい~」モグモグ

優花里「クラフティでありますね、このサクランボの酸味とカスタードのような甘さがたまらないであります」モグモグ

麻子「うまい」ムグムグ

華「周りのプニュんとした焼けたところも美味しいです」んん~

杏「果物なら何でも良いから、季節の果物で作ると面白いよ~」

梓「会長ってほんとに料理上手だったんですね」ムグムグ

カエサル「こっちのパイも美味いな」モグ

エルヴィン「アメリカのママの味だな」

おりょう「トースターで温めなおしてバニラアイスを添えたのも旨いぜよ」

左衛門佐「甘みと酸味、暖かくて冷たくて口の中が面白いな」モグモグ

あや「サクランボを口の中で結べるとモテるらしいよ」

優季「難しいね」モゴモゴ

沙織「みてみて結べたよ」ベー

桂利奈「先輩すご~い」キラキラ

杏「みんな喜んでくれたみたいだね~」

柚子「作ってよかったですね会長」

杏「さくらんぼ酒は後でこっそり楽しもうか」ニヒヒ

桃「楽しみですね会長」

今日はここまでありがとうございました

またネタが思いついたら書きます。小ネタも良かったらお願いします

みほ「アイス・ウォー!」


桃「全員降車、大休止とする」

「「ふ~、疲れた~  おなか減ったね~」」

みほ「愛里寿さん今日は合同訓練ありがとうございます」

優花里「大変参考になったであります」

愛里寿「こちらも参考になる、みほの戦い方は面白い」

沙織「それにしても今日は暑いね~」ヘトヘト

華「何か冷たいものが欲しくなりますね」フー

優花里「クーラーボックスに牛乳も玉子もありますからアイスでも作りましょうか?」

麻子「アイス!? アイスが作れるのか??」ガバッ

愛里寿「こんなところでアイスなんて作れるの?」

優花里「簡単でありますよ、島田殿良かったら一緒に作りますか?」

愛里寿「うん、作る!!」ニコニコ

沙織「でも戦車にアイスクリームメーカーなんてついてないよ?」

優花里「これを使うであります」コト

みほ「コーヒーの缶?」

優花里「口の広いコーヒーの缶です、これと二回りくらい大きな缶があれば作れるんですよ、今日はこのクッキーの缶を使います、高さがあるものを使ってくださいね」

沙織「ベビーミルクの缶みたい」コンコン

麻子「よく知ってるな」

沙織「雑誌によく載ってるんだよね~」

優花里「材料はこんな感じであります」
・牛乳・・・・・・120cc
・卵黄・・・・・・2個分
・砂糖・・・・・・25g
・生クリーム・・・40cc
・バニラのさや・・適量
(もしくはバニラエッセンス)

愛里寿「これがバニラ何だ」クンクン

優花里「バニラの実をサヤごと発酵させたものであります。中のタネを出して使うんでありますよ」

華「素敵な香りですね」

優花里「アルコールに漬け込んだものがバニラエッセンス、油に漬け込んだものがバニラオイルですね、香りを液体に移して使うんです」

優花里「では島田殿、ボールに卵黄と砂糖を入れてよくかき混ぜてください」

愛里寿「卵が難しい・・・」プルプル

沙織「頑張って~」

愛里寿「これを混ぜればいいのね」カシャカシャカシャ

優花里「白っぽくなってきたらOKですよ、次は牛乳を温めるであります、バニラのさやに切れ目を入れて中身を出して牛乳と一緒に温めます、さやも一緒に入れてくださいね」

愛里寿「ぐぐぐぐぐ・・・硬い」グイグイ

優花里「沸騰させないように気をつけてくださいね」

華「牛乳に香りを移すんですね」クンクン

優花里「先程の卵に温めた牛乳を混ぜてかき混ぜながら弱火で煮ます。この時も沸騰させないでくださいね」

愛里寿「とろっとしてきたね」クルクル

優花里「あとはザルで濾して冷ますであります」

愛里寿「これがアイスなの?」

優花里「これはアングレーズソースですね、カスタードのようなものです。冷めたら生クリームを入れるであります」

麻子「一緒に入れたらダメなのか?」

優花里「大丈夫でありますよ、ただ生クリームは脂肪分が多いので温めて冷ますと分離しやすくなるので別の方が滑らかでありますよ」

愛里寿「準備出来たよ」

優花里「ではこれを小さい缶に入れるであります。アイスクリーマーがあるなら前もって生クリームを泡立てて作るとクリーミーになりますよ」

愛里寿「入れたよ」コト

優花里「缶の半分くらいにしておいてくださいね、満タンだとアイスにはならないであります」

優花里「次は大きな缶に氷と塩を入れるであります、底に氷を入れたら先ほどの缶をしっかりと蓋をして入れます。氷が満タンになるまで入れて更に塩を」パラパラパラ

愛里寿「冷たい」イテテ

優花里「しっかりと蓋をしてガムテープで止める。冷たいので周りにタオルを巻くであります」クルクル

優花里「では楽しいサッカーの時間でありますよ」ニコニコ

愛里寿「サッカー?」ハテッ

優花里「この缶を転がして遊ぶんであります、そうすると中のクリームが混ざりながら凍ってアイスになるんです」

華「不思議ですね~」

麻子「塩に氷で温度を下げるんだな」

優花里「ささ、島田殿!!」ニコニコ

愛里寿「じゃじゃあ、みほいくよ、エイッ」コロコロ

みほ「じゃあ沙織さん行きます」ポコッ コロコロ

優花里「5分もあれば出来るでありますよ、中の缶を振って水の音がしなければ完成であります」

愛里寿「じゃあ開けるね・・・・」カパッ

愛里寿「本当だ・・・固まってる」

優花里「ささ、どうぞ召し上がってください」

愛里寿「・・・冷たくて美味しい・・・アイスだ」ペロペロ

沙織「本当にアイスになるんだ」ペロペロ

華「美味しいですね~」ポワワーン

みほ「バニラの味がいいね」ポク

麻子「でも量が少ないな、一口ずつで終わりだ」

優花里「すいません、大量には作れないんですよ」

沙織「逆にアイスがもっと食べたくなっちゃったよも~」

プップッー
ペパロニ「ジェラート、ジェラートはいらんかね~、ドゥーチェ印の美味しいジェラートだよ~」ブロロローーーン

華「アイスクリーム屋さんです」パチパチ

優花里「アンツィオ校のペパロニ殿とアンチョビ殿ですね」

沙織「また忍び込んできたんだ」

ペパロニ「へいへい、お嬢さんたち、美味しいジェラートはいかがっすか?」

麻子「我慢できん、一個くれ」

アンチョビ「毎度あり~味は何が良いかな?」

麻子「色いろあるな・・・・迷うぞ」

アンチョビ「ジェラートは季節の物をふんだんに使うからな、桃やぶどうもおすすめだ、あとはイタリアのジェラートといったらノッチョーラも美味しいぞ」

沙織「ノッチョーラ?」

ペパロニ「ヘーゼルナッツの事っす、イタリア人はヘーゼルナッツが大好きなんすよ」

麻子「じゃあ私はそれを」

ペパロニ「はいよ、300万リラ」ササ

麻子「はい300円」チャリ

みほ「じゃあ私はこのアマレーナってのにしようかな」

アンチョビ「チェリー味だね、旬のサクランボだよ!お目が高いね~」ササ

愛里寿「このフィコデインディアってのは?」

アンチョビ「それはウチワサボテンの実だよ、シチリアではポピュラーなフレーバーだね」

カエサル「おお、ジェラート屋が来ているぞ」

エルヴィン「美味そうだな」ウンウン

左衛門佐「私達も買うか」

ペパロニ「いらっしゃ~い、美味しいジェラートだよ~」

みほ「みなさんも来たんですね」

カエサル「ジェラートは昔から愛された氷菓だからな、あのネロ皇帝やカエサルも食べていたんだぞ」

沙織「そう言えばアイスとジェラートってどう違うの?」

優花里「簡単に言ってしまえば言葉の違いですね、どちらもアイスですよ」

アンチョビ「ちっちっち!それだけじゃないぞ、この味はジェラート出ないと出せないんだ」

アンチョビ「ジェラートは正確に言えばアイスクリームじゃない」

ペパロニ「そうだったんすか姐さん!?」ビックリ

アンチョビ「なんでお前が知らないんだ!!」ブンブン

アンチョビ「ごほん!!アイスクリームってのは脂肪分が15%以上のものを言うんだ、一般的に牛乳の脂肪分は3~4%だから牛乳を凍らせただけだとアイスミルクになるんだ。」

アンチョビ「ジェラートは大体5%ってところだな、アイスクリームと比べるとさっぱりしてるんだ」

優花里「ちなみに脂肪含量が3%以下ではラクトアイスって言うであります」

沙織「でもジェラートってコクがあるって言うか濃厚な味がするような?」

華「言われてみればそうですね」

アンチョビ「それは空気の含有量の違いだ、普通のアイスクリームは70~80%だが、ジェラートは20~40%と少ないんだ、だから材料の味がストレートに活きるし口当たりも良く味が濃いんだ」

麻子「空気が少ないから口の中で溶けやすいんだな」

沙織「なんで空気と溶けやすさが関係するの?」

優花里「雪と氷の違いみたいなものでありますね。中に含まれる空気が断熱材の代わりを果たすので雪は溶けにくいんです」

エルヴィン「雪は溶けずに次の日まで残ってたりするからな、そういうことだったのか」

カエサル「アイス自体は紀元前から食べられているが今の形になったのは16世紀と言われているな」

アンチョビ「フィレンツェのメディチ家からフランスのオルレアン侯にカテリーナが嫁いだことで広まったんだぞ」

エルヴィン「昔は機械もないから氷にボールを当てながら作ったからすごく大変だったんだ」

カエサル「アイスクリームは富と力の象徴、宴席の華でもあったからな」

アンチョビ「手回し式のアイスクリーマーができるともっと一般化して行ったんだ、ホームパーティーでみんなに振る舞ったりしたんだぞ」

愛里寿「じゃあシャーベットはどう違うの?」ペロペロ

優花里「シャーベットは果汁のシロップを冷やして飲んだのが始まりですね、シロップで甘くした果汁やピューレを凍らせて作る氷菓です」

アンチョビ「英語ではシャーベット、フランス語でソルベ、イタリア語ではソルベットだなうちでも手作りソルベットが出せるぞ」

ありょう「でもここにはシャーベットはないみたいぜよ」キョロキョロ

ペパロニ「ふふふ、見て驚くっす、アンツィオの秘密兵器を」バーン

おりょう「なんぜよ?ミキサーか?」

エルヴィン「あれはパコジェットだな、スイスの冷凍粉砕調理機だな」ウムウム

アンチョビ「これがあれば何時でも美味しいソルベットが作れるんだぞ」

おりょう「じゃあ一つ貰うぜよ、何味があるぜよ?」

アンチョビ「桃にぶどう、季節の果物を使ったのが人気だな」

おりょう「じゃあ桃味を一つぜよ」

ペパロニ「毎度あり~」

みほ「どうすごいのかな?」

優花里「パコジェットは凍らせた液体を0.015mmの細かさでピューレに出来るんです。果物の繊維を全く残さず生の美味しさを味わえるんです」

アンチョビ「見ていろ、これがアンツィオの力だ」ガガガガガガガガガガガ

左衛門佐「うるさいなあ」キーーーン

アンチョビ「はい、桃のソルベットだよ」ホイ

おりょう「どれどれ、んん~これは旨いぜよ」パクパク

カエサル「私にもちょっとクレ」ヒョイパク

カエサル「美味いな・・・・すごい滑らかだ、舌に全く何も当たらないのに凄い新鮮な果物の味だな」

アンチョビ「どうだ凄いだろ!凍らせて超微細の粉末にするから口に入れた瞬間、閉じ込められていた旨味が溶け出すんだ」

エルヴィン「じゃあ私はぶどう味をくれ」

左衛門佐「じゃあこの抹茶のジェラートをくれ」

カエサル「私はヘーゼルナッツとチョコのジェラートだ」

ペパロニ「毎度あり~大繁盛っすねアンチョビ姐さん」ワタワタ

アンチョビ「買ってよかったな、ペパロニ」ワタワタ

麻子「アイスにも違いがあるんな」ペロペロ

華「それぞれ違いがあって面白いです」パクパク

沙織「二人共こんなに食べて、お腹壊しちゃうよ」

みほ「じゃあ私ももう一個食べちゃおうかな」

愛里寿「私も買う」キラキラ

みほ「じゃあ二人で分けっこして食べようか」

優花里「私もしたいであります」

沙織「私しも買っちゃお、このピスタチオ味~」

アンチョビ「はい、ピスタチオね~」

みほ「はい、愛里寿さん あ~ん」

愛里寿「あ~ん モグモグ みんなで食べると美味しい」ニコニコ


優花里「アイス・ウォー」~完~

~大学選抜練習場~
メグミ「隊長の持ち込んでいるあの缶とクーラーボックスは一体何なのかしら?」

ルミ「島田流の新戦術か?」

アズミ「大洗から帰ってから何やらいろいろしてるみたいなのよ」

愛里寿「今日はイチゴ味、今度みんなにも作ってあげよう」フフフ


~アンツィオ校~
カルパッチョ「ドゥーチェ、この請求書は何ですか?パコジェット30万円て」プンプン

アンチョビ「それはな・・・戦車道の資金集めのために・・・・」アセアセ

カルパッチョ「それでいくら儲かったんですか?」

ペパロニ「・・・・・・・・・・・・」タラタラ

カルパッチョ「二~人~共~」ニコニコ

アンチョビ・ペパロニ「ごめんなさ~い」ウワアアアン

優花里「本当に完」

氷菓はこんな感じ また思いついたら書きます
ありがとうございました

小ネタと補足
まほ「今回は書かなかったがアイスクリームが必ず空気含量が多いわけではない」

エリカ「アイスクリームの中にも更に等級があるのよ、JAS規格だけどね」

まほ「まずは通常のアイスクリーム乳固形分が15%以上のものだな、空気含量も70~80%だ」

エリカ「特に大切なのが乳固形分の中の乳脂肪ね、これが味わいに大切よ8%以上がアイスクリームね」

まほ「成分表記にしっかりと表記されているのでこれを参考にすると良い」

まほ「アイスクリームの中に更にプレミアムアイスというのがある、これは特に脂肪の多いアイスだ、10%以上が基準だ」

エリカ「脂肪が多い分、更に滑らかでコクがあるのよ」

まほ「更にその上がスーパープレミアムだ、脂肪分が12%以上で空気含有量も20~30%だ、これによってジェラートのような口当たりとリッチな味わいとコク、芳醇な香りにとろけるような口溶けのアイスになるんだ」

エリカ「硬いことで有名な東北新幹線の車内販売のスーパープレミアムアイスクリームもこれよ」

まほ「更にこのスーパープレニアムは天然素材だけで出来ていることも特徴だな、雑味のない味わいが特徴だ」

エリカ「もう一つの特徴としては重たいことね」

まほ「アイスクリームより比重が高い、同じ内容量でも重量はスーパープレニアムのほうが重くなるんだ」

エリカ「まさに王者のアイスね、有名なものではハーゲンダッツ社のアイスの一部がそうね」

まほ「色々な種類があるから食べ比べてみてくれ」

エリカ「黒森峰にはザーネアイスって言うとっても美味しいアイスがあるのよ」

まほ「ザーネはドイツ語でクリームのことだ、生クリームを主体で作るアイスのことだな、アイスクリームよりも脂肪分が多くてコクあって美味しいぞ」

まほ「後はアイスクリームには賞味期限がないこれは低温で保存するため細菌の増殖や品質の劣化が少ないためだ」

エリカ「だからって入れっぱなしもダメよ、家庭用の冷凍庫では安定してないからシャリシャリになったりするわ」

まほ「これはアイスクリームの水分が再凍結したためだな、食べても問題はない、だがやはりアイスは出来立てが一番だな」

エリカ「買ったら早めに食べるのがおすすめよ」

~終わり~

みほ「自動車部の食生活です!」
  

ナカジマ「よーしエンジン始動するよ」ポチ

ガルウウウウゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
スズキ「調子いいみたいだね」

ホシノ「発電機も問題ないね」ポンポン

スズキ「じゃあモーターに直結させるよ」カチッ

クゥゥゥゥゥゥゥゥゥンン
ツチヤ「調子いいみたいだね」

クウウウ・・・・プスッ ガガガガガ ボンッ
ナカジマ「またやっちゃったか~」プシュウウウウウ

スズキ「今日もレオポンの奴ぐずってるな」コンコン




ナカジマ「やっぱり発電機の電力が安定しないんだよね」

ホシノ「思い切ってインバーター噛ませてハイブリット方式にしようか」

ナカジマ「そうするとバッテリー積まないといけないからな~、これ以上重量増やすと今度は足回りがね~」

スズキ「縦置きのトーションバーもまだ強度不足でへたり気味だからね」

ツチヤ「もっと良いエンジン積んであげたいね」ポンポン

ホシノ「エレファントのマイバッハを見つけてこようか」

ナカジマ「4ストV12エンジン~あれはこの子には収まりきらないかな、エンジンの出力も安定域が低いんだよね、もっと高速域まで持っていければいいんだけど」

スズキ「モーターもトルク不足だからね、銅と磁石をもっと良くしたいよね」

ナカジマ「でもレギュレーションがあるからねー巻き直しが精一杯かな」

ツチヤ「ハイブリット車のお父さんだからね、もっと活躍させてあげたいな~」

ナカジマ「重たい変速ギアを廃して電気制御で全てまかなうってのはいいアイディアだと思うんだけどね」

スズキ「やっぱり軽量化しかないんじゃないかな、ドライブシャフトを中空化してみようか」

ツチヤ「じゃあエンジンはオーバーホールだね、ついでにタイミングベルトの調節もしようか」

ホシノ「せめて半導体インバーターが欲しいよね、電圧最適化したいし、JRにでも行って貰ってこようか」

ナカジマ「まあそのへんはエンジン出力の向上で何とかするしかないね」

スズキ「これは今夜も徹夜だね」

ホシノ「燃えるねえ」

ツチヤ「グウウウウ なんだかお腹すきましたね」サスサス

ナカジマ「じゃあ寮に行ってなにか作ろうか」

ホシノ「最近買い出し行ってなかったからね、何かあったかな?」

ナカジマ「じゃあちょっくら作ってくるね、二人は片付けしてて」

ツチヤ・スズキ「はーい」

ナカジマ「さてさて何があるかなっと」ガサゴソ

ホシノ「ご飯はもう冷や飯しかないですね」ポンポン

ナカジマ「おお、ミートソースのレトルトがあった」

ホシノ「こっちは卵だ、チーズもある」

ナカジマ「・・・・・・ゴソゴソ・・・・・やっぱりパスタがないね・・・・」ショボーン

ホシノ「冷や飯の卵かけごはんか・・・」ハァー

ナカジマ「そうでもないよ、これだけあればリゾットが作れちゃうね」

ホシノ「おおリゾット美味しそう」ワクワク

ナカジマ「まずはミートソースの半分を冷や飯と混ぜる」マゼマゼ

ナカジマ「グラタン皿に敷き詰めたら、残りのソースをかける。真ん中をちょっと凹ませて卵を割り入れる」カパッ

ナカジマ「後はチーズを周りに振ってトースターで15分、卵が半熟になるくらい焼いたら完成」

ホシノ「簡単ね、こっちは豆腐を見つけたよ、半丁だけ残ってた」

ナカジマ「後はそうだね・・・・ゴソゴソ・・・おおキャベツだ、後は冷凍の豚肉があった」

ホシノ「じゃあ私はお好み焼きでも作ろうかな」

ホシノ「まずわ小麦粉と片栗粉と卵を混ぜ合わせる」グルグル

ホシノ「豆腐を崩しながら入れて更に混ぜる、後はだしの素」ガチャガチャ

ナカジマ「ホシノ~ベビースターがあったぞ」カサカサ

ホシノ「じゃあそれも入れちゃおうか、後は豚肉入れてフライパンで焼こう」ジュウウウウウウウウ

ナカジマ「いい感じだな、ふっくらしてきた」

ホシノ「ソースを塗って鰹節」パラパラ

ナカジマ「やっぱりからしマヨネーズだよね」シュイシュシュイ

ナカジマ「じゃあみんなのところに戻ろうか」コトコト

ナカジマ「みんな~ご飯だよ」

ツチヤ・スズキ「メシだ!!メシだ!!」

ナカジマ「まずは特製ドリアだよ」

ツチヤ「半熟卵が美味しそうだね~」プチュウウウン

スズキ「ハフハフ ハフハフ おいひいね」フフゥ

ホシノ「この半熟卵とミートソースがたまらないねえ、チーズもトロトロ、冷や飯とは思えないね!!」

ナカジマ「次はホシノのお好み焼きだよ~」ホカホカ

スズキ「鰹節が踊ってるねえ」フワフワ

ツチヤ「あちち、こっちも熱々ですね」ハフハフ

ツチヤ「ふわふわで柔らかいですね、山芋たくさん入れたんですか?」

ホシノ「それは豆腐だよ、潰した豆腐でふわふわになってるんだ」

スズキ「キャベツも細かいからふわとろなお好み焼きだね」パクパク

ナカジマ「ベビースターもいい味出してるねえ」

ツチヤ「ふ~お腹いっぱい、片付けはやっておいますね」カチャカチャ

ナカジマ「悪いな~ツチヤ~」

ホシノ「さて、レオポンのレストアを続けるか」

ナカジマ「今晩中に仕上げるぞ~」

「「おお~」」

みほ「あ、ポルシェティーの走りが良くなってる」

優花里「本当でありますね、一体何があったんでしょう」

麻子「日に日に走りが良くなってるな」

華「不思議な事もありますね」

沙織「流石自動車部だね」ウンウン


優花里「自動車部の食生活です!」~完~

今日はこの辺りでありがとうございました

次はドイツ菓子でも書きます

みほ「教えてエリカ先生!」


エリカ「こんにちは、逸見エリカよ、今日はあなた達にドイツ菓子について教えてあげるわ」

みほ「よろしくお願いします逸見先生」ペコ

優花里「よろしくであります」ペコ

エリカ「やっぱりドイツで一番有名なお菓子と言ったらバームクーヘンね」

みほ「バームが木、クーヘンがケーキって意味だね」

エリカ「そうよ、ドイツ菓子はお大きく分けるとクーヘンとトルテに分けられるわね、後はそれぞれ名前が付いているものね」

優花里「どんな違いがあるんですか?」

エリカ「まずクーヘンね、これは焼けたものと言う意味よ、主に飾り付を余りしないケーキを指すことが多いわ」

エリカ「クーヘンは主に小麦粉やバターなので作った生地に何かを混ぜて型に入れて焼き上げるは、この入れるものによって名前が変わるの」

エリカ「入れたものが大体先に付くわね、まずはシュトロイゼルクーヘン、ドイツ人お大好きなお菓子よ」コト

優花里「地味なケーキですね」

エリカ「大切なのは中身よ、今日はりんごとチェリーのシュトロイゼルクーヘンよ」

優花里「中身で名前が変わるんではなかったんですか?」

エリカ「シュトロイゼルはこのそぼろみたいな上にかかってる粒のことよ、バターと小麦をそぼろ状にしたものね」

みほ「サクサクだけど中はクリームがしっとりしてて美味しいね」

優花里「りんごも美味しいであります」モグモグ

エリカ「これがりんごだけを練り込む、もしくはりんごを飾り付けて焼けばアップルクーヘンよ」

優花里「なるほど、ならチーズを入れればチーズクーヘンというわけですね」

エリカ「そういうことよ、これがドイツの基本的な焼き菓子の覚え方ね」

みほ「じゃあトルテは?」

エリカ「トルテはデコレーションケーキを指す場合が多いわ、有名なものだと、キルシュトルテ、リンツァートルテ、ヘレントルテなんかね」

みほ「色々あるんだね」フムフム

優花里「トルテ、トルテ・・・・ああっ!? ザッハトルテ、あれもドイツのお菓子でありますか」

エリカ「たしかにあれもドイツ語の意味するトルテよ、ただあれはウィーンの料理、オーストリアのケーキね」

優花里「そうだったんですか・・・」ショボーン

エリカ「それからドイツと言ったら忘れちゃダメなのがグミよ」

みほ「グミってあの果物とかの?」

エリカ「そう、そのグミよ!もともとドイツのお菓子ね、歯を強くするために作られたお菓子よ」

エリカ「有名なものだと世界最大の生産量を誇るハリボー社のグミね、熊の形をしたものが有名ね」

優花里「でも海外のグミって硬いのが多いですよね~なかなか噛みきれなくて」

みほ「そうそう、食べづらいんだよね」

エリカ「なに言ってるの!! グミは噛むことで顎を鍛え健康な子供が育つように作られたのよ、硬いのが当たり前なの、柔らかいグミなんて許せないわ」バンッ

みほ「ふぇぇぇ!!??」ビクビク

エリカ「ゴホンッ!!だいたいこんなところの、後は個別に名前が付いているものもあるわね、シュネッケンなんかは日本でもよく売ってるわ」

優花里「聞いたことが無いですが?」

みほ「シュネッケンっはかたつむりって意味だからね・・・・」

エリカ「パン屋さんでクルクル巻いてあるパンに白い砂糖がかかってるパンがあるでしょ、あれがシュネッケンよ」

エリカ「後は焼栗なんかも美味しいわね、他にもアーモンドやくるみなんかをローストしたりコーティングしたりして売るお店が多いわ」

優花里「焼栗を食べながら冬の旧市街を散歩なんておしゃれでありますね」

みほ「かっこいいよね」ワクワク

エリカ「ならたまには黒森峰にも帰って来なさい、みんなも待ってるわ・・・・」プイッ

みほ「うん!また行くよ、外ときは一緒に出かけようね」

エリカ「そう///ならいいわ・・・・」

エリカ「だいたいこんなところね、紹介しきれなかったものもあるから自分で食べ歩いてみるのも面白いわよ」

みほ「じゃあこの後みんなでケーキ屋さんに行こうか」

優花里「良いでありますね、行きましょう」ワイワイ

エリカ「あれだけ食べたのにまだ食べるの?」

みほ「逸見さんは止めておくの?」

エリカ「行くわよ・・・ささ、ならさっさと行くわよ」カツカツ

みほ「ああ、待ってよ」タッタッタッ

優花里「教えてエリカ先生! 完であります」

エリカ「おいてっちゃうわよ~」オーイ

優花里「わわ、待ってくださいよ~」タッタッタッ

ドイツ菓子はこのくらいで ありがとうございました



>>エリカ「やっぱりドイツで一番有名なお菓子と言ったらバームクーヘンね」
「日本で」一番有名なドイツのお菓子ではあるけど、ドイツでは知名度ないよね?
ドイツ人に「なんでそんなマニアックなお菓子知ってんの?」とか言われるって聞くけど

みほ「いきなり!大洗伝説。”ステーキハウス エリカ”のハンバーグ全部食べつくす女達」


杏「みんな~ハンバーグは食べたいか?~」

「「おおお~!!!」」

杏「賞金がほしいか?~」

「「「おおおおおおお~!!!!」」」

オレンジペコ『司会進行のオレンジペコです!』

ダージリン『解説のダージリンです!』

オレンジペコ『始まりましたねダージリン様』

ダージリン『皆さんがどれだけ食べられるか楽しみですね』

オレンジペコ『今回はチーム戦です、制限時間内にすべてのハンバーグを食べきることが出来たら大洗女子の勝利です』

ダージリン『チーム全員がギブアップしてしまったら次のチームに交代ですわ、どのチームから使い潰すのか、指揮官の度量が試されますわね』フフフ

杏「じゃあ順番はくじで決めよっか」ポィ

オレンジペコ『くじで順番は決めるようですね・・・』

ダージリン『こんな言葉を知っている”天に運を任せ全力を尽くす”』

オレンジペコ『福島正則、戦国武将ですね』

ダージリン『勝負は時の運、ならば後は全力を出すだけですわ』

オレンジペコ『では、店長のエリカさんにコメントを頂きましょう、エリカさん今回の勝負の自信は?』

エリカ『私が自ら選りすぐった材料を最高の技術で調理したハンバーグたちです、必ず勝利します』

オレンジペコ『では勝負開始となります、まずはうさぎさんチームのようですね』

ダージリン『一番人数に多いチームですからね、ここで数を稼ぎたいところです』

オレンジペコ『それでは勝負開始です!!』

梓「みんな頑張るよ~」

「「おお~!!」」

エリカ「最初はレギュラーハンバーグです」ジュウウウウウ

あゆみ「おいしそ~~」

桂利奈「いっただきまぁぁす」ザク ジュワアアアアア

優希「すごいあぶら~」ジュワアアアア

あや「おいひいね~」モグモグ

オレンジペコ『快調に食べていますね』

ダージリン『しっかりと練りこまれた肉がふわっとジューシーに焼かれていますね』

桂利奈「ごちそうさま~おかわり~」カチャカチャ

梓「だめだよ桂利奈ちゃん音を立てちゃ」

エリカ「次はこれよ、ビックハンバーグ」コト

桂利奈「ええ~同じ味~」

あゆみ「違う味が食べたかったね~」

オレンジペコ『メニュー順というのが効いてきていますね、同じ味が続くとキツイでしょう・・・』

ダージリン『まだ2品目ですのに大変そうですわね」フフフ

梓「でも6人で1皿だもん、これくらい軽いね」ペロリ

オレンジペコ『この皿も完食、次のお皿に移ります』

エリカ「次は、ダブルハンバーグです」コト

優希「また同じ~」ヒエーーーン

「「がんばろおお」」バクバクバク

エリカ「トリプルハンバーグです」

紗季「・・・・・・・・」モグ・・・モグ・・・

あゆみ「紗季大丈夫?」サスサス

桂利奈「もうやだよ~違う味が食べたいよ~」

エリカ「次は特別製よ楽しんでね」ゴト

梓「こ、これは・・・・」

エリカ「スペシャルビックハンバーグよ」

紗季「・・・・・・・」バタッ

あゆみ「紗季、紗季大丈夫?」

梓「みんな頑張ろう・・・・・」モグ・・・モグ・・・

優希「も、もうだめええ」バタッ

オレンジペコ『ウサギさんチームここでリタイアのようですね』

ダージリン『あれだけ同じ味が続くと辛いでしょうね』クスクス

杏「次はね~ スポン アヒルさんチームだね、頑張ってよ~」

典子「よしみんな根性で食べるぞ!!」

「「おおお~!!」」

エリカ「次は和風おろしハンバーグです」コト

オレンジペコ『ここから味が変わってきたんですね、残念だったですね』

あけび「ポン酢と大根おろしが美味しそうですね」トポトポ

忍「さっぱりですね、ハンバーグの油が洗い流されますね」

エリカ「次は、和風きのこソースハンバーグです」

妙子「いろんなきのこが入っていて美味しそうですね」パクパク

典子「とろっとしててあんかけみたいだな」パクパク

エリカ「次は特製デミグラスソースハンバーグです」コト

あけび「これも美味しいですね、お肉の旨味がたっぷりです」パクパク

オレンジペコ『アヒルさんチーム順調に数を伸ばしていますね』

ダージリン『味もひと皿ごとに変わるので食べやすいでしょう』

典子「もっとじゃんじゃん持ってきて下さーい」

妙子「飛ばし過ぎですよキャプテン」

エリカ「次はチーズハンバーグです」コト

あけび「いっただきま~す」パクパク

エリカ「次はチーズハンバーグです」コト

忍「チーズハンバーグならさっき食べましたよ?」

エリカ「先程のはハンバーグにチーズを埋め込んだもの、こちらは上に掛けたものです」

あけび「なんだか嫌な予感がしてきました」

妙子「私もですキャプテン」

典子「根性で食べるぞ!!」

エリカ「こちらは2種のチーズを使ったダブルチーズハンバーグです」コト

あけび「きゃ、キャプテーン」ガシ

典子「根性!!」バクバク

オレンジペコ『この御店はチーズにこだわっているようですね』

エリカ「はい特製のグリュイエールチーズとラクレットを使っています」

忍「キャプテン・・・すいませんもう・・・」バタ

エリカ「次は3種のブルーチーズハンバーグです」コト

「「「ぎゃああああああ」」」

典子「こ、根性・・・・」ゼエゼエ

オレンジペコ『残るわ磯辺さんだけになってしまいましたね』

ダージリン『どこまで伸ばせるか楽しみですね』

エリカ「次はフレッシュトマトのハンバーグです」

典子「よ、ヨシ!!」ガッツポーズ

典子「さっぱり系なら大丈夫」バクバク

ダージリン『どうやらチーズゾーンは抜けたみたいですね』

エリカ「次はアボカドハンバーグです」

典子「アボカド・・・こってり・・・・はんばー・・・・」バタッ

杏「アチャーここまでみたいだね・・・次はカバさんチームだね」

カエサル「ここは我らに任せておけ」

エルヴィン「見事平らげて見せよう」

おりょう「このアボカドもソースと合うぜよ」モグモグ

左衛門佐「マグロのトロみたいだな」モグモグ

エリカ「次はエッグハンバーグよ」コト

カエサル「半熟卵が美味いな」モグモグ

エルヴィン「とろっとした黄身とソースが混ざると旨い」モグモグ

オレンジペコ『好調に飛ばしていますね』

エリカ「次はわさびソース味よ」

おりょう「やっぱり日本人はこれだな」パクパク

左衛門佐「旨いなー」モグモグ

エルヴィン「じゃんじゃん持ってきていいぞ」

エリカ「では・・・煮込みハンバーグ、ミートソースハンバーグ、グラタン風ハンバーグ、ハンバーグの赤ワイン煮よ」ガシャン

カエサル「ちょ、ちょっと少子に乗りすぎたかな・・・」アセアセ

おりょう「とにかく食べるぜよ」ガツガツ

左衛門佐「死ぬ気で食べろ~」バクバクバク

エルヴィン「・・・・・・」チーン
カエサル「・・・・・・・」チーン
左衛門佐「・・・・・・・」チーン

おりょう「まだ・・・まだいけるぜよ・・」ハァハァ

エリカ「次はハンバーグのアリゴ乗せよ」コト

おりょう「アリゴってなんぜよ?」ハアハア

オレンジペコ『マッシュポテトにたっぷりのチーズを混ぜて練り上げたものですね、マッシュポテトのほっくり感にチーズのコクが合わさってとっても美味しいですよ」

おりょう「ここにきて・・・馬鈴薯とチーズは・・・無理ぜよ」ガクッ

オレンジペコ『カバさんチームもリタイアのようです』

ダージリン『残念ですね、アリゴはとっても美味しいんですの』 

杏「じゃあ次はレオポンだね」

ナカジマ「よーし、頑張るよ~」

「「おお~!!」」

ホシノ「これがアリゴかとろっとしていて美味しいな」モグモグ

ツチヤ「ハンバーグとも合うね~」モグモグ

スズキ「こっちもじゃんじゃん持って来ちゃって大丈夫だよ~」

エリカ「では、こちらシャリアピンソースのハンバーグ、こちらはマスタードソーズ、シャンピニオンソース、バジルソースです」

「「「いっただきま~す」」ガブガブ

ナカジマ「この玉ねぎソース美味しいね~」ペロリ

ホシノ「こっちのマスタードもピリッとしてていけるぞ」マグマグ

スズキ「こっちはマッシュルームか香り高いきのこだな食欲をそそらっるぞ」パクパク

ツチヤ「バジルもさっぱりして良いね~」パクパク

ナカジマ「まだまだいけるよ~」

オレンジペコ『凄い食べっぷりですね』

ダージリン『みなさんこれまでずっと待っているだけでしたからね、お腹も減っているのね』

オレンジペコ『なるほどそういうことですか』

ダージリン『エリカさん私はこの季節のフルーツタルトと紅茶をお願いします』

エリカ「次はハンバーグカレーです」コト

エリカ「こちらはスパイシーカレーハンバーグ」

ナカジマ「これは嫌な予感がしてきたかな」ハハハ・・・

ホシノ「カレーも旨いね」モグモグ

エリカ「隊長特製のカレーですからね、ちゃんと味わいなさい」

スズキ「結構苦しくなってきたね」フウウ~

エリカ「次は特盛りハンバーグカレーです」ゴトン

ナカジマ「なんか凄いの着ちゃったね~」バクバク

ホシノ「燃えるね~」ガツガツ

オレンジペコ『あれはもはやカレーなんではないでしょうか?』

ダージリン『まほさんのために作ったんではないですか?』

ナカジマ「なんとか食べき・・・・た・・・ぞ」ガシャアアアン

オレンジペコ『ここでレオポンさんチームもリタイアですね』

杏「じゃあ頼んだよアリクイさんチーム」

ねこにゃー「やるぞ~!!」

「「おお~!!」」

エリカ「はい、これはハンバーグオムレツよ、とろとろのオムレツでデミソースとハンバーグを包んだのよ」

ねこにゃー「美味しそう~」

ぴよたん「頑張るずら」パクパク

ももがー「食べるぞな」パクパク

ねこにゃー「ごちそうさま、もうギブ」

「「私達も」」

桃「お前らやる気あるのか」ギャーギャー

杏「次はそど子頼んだぞ」

そど子「そど子って呼ばないで」

オレンジペコ『次はカモさんチームのようですね』

エリカ「ソロソロ秘密兵器を出しますか」ゴゴゴゴゴ

そど子「な、なによこれ・・・」

ゴモヨ「大きい・・・・」

パゾ美「こんなも無理です・・・・」

エリカ「特製マウスハンバーグよ、重量1.87kg 砲身にはソーセージを使ってみたわ」

オレンジペコ『大きいですね、お皿からはみ出てます・・・・』

ダージリン『普通の大きさのハンバーグが上にのってますわね』

エリカ「ささ、お召し上がりください」

そど子「こんな料理風紀が乱れるは私達でからなず食べきるわよ」ガツガツガツ

そど子「これで・・・最後の・・・一切れ」パクッ バタン

オレンジペコ『カモさんチームもリタイアのようですね』

ダージリン『流石は超重ハンバーグといったところね』

杏「よし次は私達だ」

桃「はい会長」

柚子「頑張りましょう会長」

エリカ「まずはパイナップル添えです」

杏「これくらいだったら軽いね~」ペロリ

エリカ「次はクランベリーソースです」

桃「フルーツが続くんだな」モグモグ

エリカ「次はブルーベリーソースです」コト

柚子「少し辛くなってきました」フゥフゥ

エリカ「次は梅だれ味です、こちらは甘酢あん、中に山査子の実が入っています」

オレンジペコ『もう完全に中華ですね』

ダージリン『美味しければなんでも良いということでしょうね』

杏「甘酸っぱくて美味しいね~」モグモグ

桃「さっぱり系は助かりますね」モグモグ

杏「ふ~お腹いっぱいかな、後は西住ちゃんたち頑張ってね」フリフリ

みほ「はい、大洗のため頑張ります」

エリカ「良い覚悟ね、では特製ハンバーグよ」コト

麻子「なんだこれは?最初と変わらないぞ?」

優花里「よく見てください冷泉殿、この肉厚、そして香り・・・これは牛だけで作られたハンバーグですね」

エリカ「よくわかったわね、これは特製のドライエイジングビーフをより直ぐって作った特別製よ、頑張ってね」

華「とっても美味しいですよ」パクパク

麻子「本当だな」モグモグ

沙織「二人共早い、もうなくなってる・・・」

エリカ「ならこれで終わりよ、特製ダブルハンバーグ、トリプルハンバーグよ」ドンドン

みほ「すごい・・・ハンバーグの塔みたい」

華「うまうま」バクバク

麻子「もっとソースがかかってても良いな」バクバク

優花里「もう、倒壊したみたいでありますね」ハハハ・・・

エリカ「ならこれよ、特製スペシャルビックハンバーグよ」

華「わ~これ食べたかったんです」カチャカチャ

麻子「美味いな」モグモグ

オレンジペコ『もしかして今までの料理の特製版があるんでしょうか・・・』

ダージリン『あの様子からするとそのようですね』

エリカ「次は・・・これなら・・・・  どうだ・・・   」

華「美味しいですね」モグモグ

麻子「旨い」モグモグ

オレンジペコ『何だけ見ているだけで胸焼けがしてきました・・・』

ダージリン『エリカさん、この桃のパフェを一つください』

オレンジペコ『ダージリン様は自由ですね本当に・・・」ハァ

エリカ「ま、まだよ、黒森峰のマウスは二度駆けるのよ、特製マウスハンバーグよ」ゴゴゴゴ

華「これ楽しみだったんんです」パクウパク

麻子「旨そうだ」カチャカチャ

華「とっても美味しくて食べごたえがありますね」

麻子「砲身はもらった」カリッ

華「では私はこの履帯を」バクバク

エリカ「そんな・・・・私の無敵のハンバーグ機甲師団が・・・・」ガクッ

オレンジペコ『決着~勝者大洗女学園です』

ダージリン『おめでとうございます」パチパチパチ

エリカ「負けました・・・・これはお約束の賞金です」パサ

杏「やったねみんな~」ワー

「「「わ~い!!!」」」

杏「どれどれ、一体幾らなのかな?」ゴソゴソ

つ【ステーキハウスエリカ 無料招待券】

杏「こんなんだったよ・・・アハハハハハ・・・・」アセアセ

「「「もうハンバーグはたくさんだぁぁぁぁぁぁぁぁ」」」

華「これでまたハンバーグが食べられますね」

麻子「今度はオバアも連れてこよう」

華「では私もお母様と行くことにします」ニコニコ


みほ「いきなり!大洗伝説。”ステーキハウス エリカ”のハンバーグ全部食べつくす女達」 ~完~

今日はここまでありがとうございました

お菓子以外でも良いよー 
今日はホットケーキ

みほ「ふわふわ作戦です!」


ジュウウウウウ
優花里「難しいでありますね西住殿・・・・」ジイイイ

みほ「うん・・・でもみんなに美味しい朝食作ってあげたいから」

沙織「どう?みぽりん、ゆかりん上手く焼けてる?」

優花里「武部どの!? 実はまだホットケーキが焼けていないんであります」

みほ「上手く焼けないんだよね、焼色もうまくいかないし、ぺちゃんこのしか焼けなくて・・・」

沙織「どれどれ・・・ああ本当だ、これじゃモテないよ二人共! 私がちゃんと教えてあげるね!」

優花里「本当でありますか!」パアアア

みほ「ありがとう沙織さん」ニコ

沙織「まずは生地だね~これだとちょっとやり過ぎかな」カチャカチャ

優花里「そうなんですか?しっかり混ぜた方が良いんじゃないんですか?」

沙織「ホットケーキの生地は混ぜ過ぎはダメだよ、ちょっとダマが残ってるくらいでいいからね」

みほ「こんな感じかな?」カチャカチャ

沙織「そうそうそんな感じ! 後はマヨネーズとかヨーグルトを入れる方法もあるけど、私は好きじゃないかな~」

優花里「へ~そんな方法もあるんでありますか?」

沙織「次はフライパンと火加減だね」

みほ「ちゃんと弱火で焼いてるんだけど、変なシワが入ったり焼きムラが出来るんです」

沙織「まずは濡れ布巾を用意してね、それからまずはしっかりとフライパンを温めるんだよ」ビシッ

優花里「弱火なのにでありますか?」キョトン

沙織「弱火は焼くときの火加減、しっかりとフライパンを温めないと上手く焼けないよ、まずはよく温める」ジュウウウ

沙織「それから油だね、テフロンなら無しでもいいよ」

みほ「油はなにが良いの?」

沙織「まずはサラダ油が良いよ、バターは美味しいけど焦げやすいからね! まずはしっかり油を伸ばして、全部拭き取る」ササッ

優花里「全然油がないでありますけど大丈夫なんですか?」

沙織「ホットケーキに油が入ってるから大丈夫なんだよ」

沙織「温めたフライパンを一旦布巾で冷やす」ジュウウウウ

優花里「ここで弱火にするんでありますね」フムフム

沙織「ここもポイントだよ! 生地を流し入れるときは高いところから」タラタラ

みほ「そんなところから入れるんだ」ヘエエ

沙織「生地を流してから伸ばしちゃダメだよ、生地を入れたらもう触らない」

優花里「だから高いところから流して伸ばすんでありますね」

沙織「後はゆっくり焼くだけ、泡が立ってくるから時間になったらひっくり返すよ」ヨット  パタン

みほ「わ~沙織さん上手~」パチパチ

沙織「えへへ~そうかな~」テレテレ

沙織「次はひっくり返したら蓋をして裏面も焼く」ジュウウウウ

優花里「お店で食べるホットケーキみたいにツルツルであります!」ワクワク

沙織「フライパンと生地の間に隙間ができると焼きムラができちゃうからね、生地の重さで自然に伸ばすから綺麗になるんだよ」フフフ

みほ「でもなんで蓋をするの?」

沙織「蓋をするのは生地の空気を逃がさないようにだよ、ホットケーキはベーキングパウダーで膨らむから、蓋をしたほうが綺麗に膨らむんだよ」

優花里「そろそろ時間でありますね、どれどれ?」

みほ「本当だ! さっきより膨らんでる」

沙織「混ぜすぎない、高いところから注ぐ、蓋をしっかりする、これを守れば綺麗に焼けるよ」

優花里「さすが武部殿これならいつお嫁に行っても大丈夫ですね」

麻子「いつまでホットケーキ焼いてるんだ」ヒョコ

沙織「麻子!?いつからいたの?」

麻子「遅いから様子を見に来た」

みほ「ごめんね麻子さん、もうすぐ焼けるから」ジュウウウ

麻子「ああ、急いでくれ」モグモグ

沙織「焼いてるそばから食べちゃだめじゃん」グイイイイ

麻子「失敗したやつなら良いだろ」モグモグ

沙織「もう、しょうがないな~じゃあ麻子のために特製ホットケーキを焼いてあげるから大人しく待ってて」

麻子「特製?」

優花里「どう特製なんでありますか?」

沙織「なんと厚さ3倍!!、特製ホットケーキ」ブイ

みほ「もっと分厚くできるの?」

沙織「そうだよ、材料もこのままでね」

麻子「わかった、大人しく待ってる」テクテク

優花里「それで、どうやって作るんでありますか?」

沙織「まずはこのアルミホイルで丸く型を作るの」クルクル

沙織「折りたたんだアルミホイルを丸くするだけだから簡単でしょ」

みほ「こんな感じかな」クルクル

沙織「次は生地の準備だよ、卵白だけを別にして泡立てるよ」カシャカシャ

優花里「メレンゲでありますね」

沙織「こんなもんかな、砂糖が入ってないからあんまり泡立たないけど頑張って泡立ててね」

沙織「後は牛乳と卵黄で生地を作ってメレンゲと合わせる」パタパタ

沙織「泡が消えないようにまず少し生地をメレンゲに入れて生地同士の硬さを合わせてね」

みほ「出来ました!!」

沙織「後はさっきと同じようにフライパンを温めて、ホイルの方を置いて、生地を半分くらいまで流す」タパタパタパ

沙織「今度は初めから蓋をして弱火で焼いていくよ」ジュウウウウ

沙織「普通のホットケーキより時間が掛かるから焦がさないように気をつけてね」

みほ「フツフツして来たね」

沙織「じゃあひっくり返すよ、型を持ってフライ返しと一緒にひっくり返してね」

優花里「行くであります それ!!」パタン

沙織「OK!じゃあ裏側も蓋をして焼いてくよ」

沙織「焼き上がったらホイルを剥がして完成!!」

優花里「わ~ホールケーキみたいであります」キラキラ

みほ「ほんとに厚いね、凄いでもふわふわだ」ツンツン

沙織「これでめちゃモテ確定だね!」ブイ

優花里「みんなが待っているであります、持って行きましょう」コト

みほ「そうだね、早くしないと萎んじゃうからね」

優花里「皆様お待たせしました」

みほ「ホットケーキも焼けましたよ」

麻子「遅いぞ沙織!!特製のホットケーキはどれだ」

沙織「はいはい、特製ホットケーキ」コト

麻子「おお!!分厚い」キラキラ

桂利奈「先輩良いな~私もあれが良かったよ」

優希「おいしそ~」

華「こんな分厚いホットケーキ初めて見ました」

あけび「凄いですねキャプテン」

典子「敵の三枚ブロックみたいだ」キラキラ

麻子「ふわふわだ、柔らかくて旨い」モグモグ

紗季「・・・・・・・・」ジイイイイイイイイ

梓「紗季もあれがほしいの?」

麻子「分厚いだけあってシロップをたっぷり吸うな、うまい」モブモブ

桂利奈「いいな~、先輩私にも焼いてください」

華「沙織さん私もあのホットケーキが食べたいです」

沙織「ええ~でも普通のがいっぱいあるのに」

杏「それならもうみんな食べちゃったみたいだよ~」

カエサル「こっちも美味いな」モグモグ

おりょう「ふかふかぜよ」

エルヴィン「やはりホットケーキにはベーコンだな」

左衛門佐「ベーコンまでメープルシロップまみれだが旨いのか?」

沙織「みんな食べるの早すぎだよ~」プクウウウ

優花里「すごい食欲ですね」ホエエエ

みほ「じゃあお代わりは特製ホットケーキだね」

あや「先輩早く~」

杏「こっちにもよろしくね~」

優花里「特製ホットケーキ、ほんとにモテモテですね」クスクス

みほ「本当だね」クスクス

華「みほさんたちも急いでくださいね」カチャ

みほ「わかりました!」急いで準備しま~す」

優花里「私もお伴します」タッタッタッ


沙織「ふわふわ作戦です! 完だね」ニコ

今日はここまでありがとうございました

リクエスト答えてくれてありがとう
フライパンを温めてから冷やすってのが理屈がよくわからない

すいません、きゅうりで上に乗せるものは何が美味しいですか?
味噌ですか?塩ですか?

乙。
なんか無性にホットケーキ焼きたくなってきた。関係ないがケイの妹さんがいっていたジャンクフードの王様みたいなパンケーキってなんだろう?

>>265
フライパンには細かい傷がたくさん付いていてそこの油を染み込ませるわけだけど、温めると隙間が膨らんで広がる、そこに油を入れることでフライパンの奥まで油を行き渡らせることが出来るからです。また前回の汚れも一度焼いてやつことで剥がれやすくなるのでゴミも取りやすいからです。

もちろんそのままでは熱すぎるので冷ますわけだけど、時間が掛かるから布巾で冷ますわけです


>>267
ジャンクの王様でパンケーキみたいなのというとトゥインキーじゃないですかね
アメリカはもっと強烈なの多いですよ、クラックリンと言う脂身の唐揚げなんてものもあります

>>266
胡瓜はダー様に解説してもらおうと思います

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