仮面ライダーユーチューバー (66)

再生回数 1 「今日から君もユーチューバー」

オレの名前は堂牙アゲル。ユーチューバーを目指している高校生だ。
今日もヒカキンの動画を見て勉強して、いつかきっと立派なユーチューバーになるんだ!

アゲル「ただいまー、って、誰もいないけど」

父と母は小さい時に二人とも死んでしまった。だから、今は親戚の援助を受けながら一人暮らしをしている。
…ユーチューバーになりたいなんて言ったら怒られそうだけど、これがオレの夢だから。やりたいことを貫くんだ。好きなことで、生きていきたい。

アゲル「さて、今日もヒカキンの動画を見ようかな~、ん?appbankのマックスむらいが動画をあげてるぞ?ちょっと見てみよう」

マックスむらい「我々appbankは、遂に仮面ライダーと共に歩むことを決定いたしました!」

マックスむらい「我々の更なる発展のために!共に参るぞ!仮面ライダー!」

アゲル「仮面ライダー…?なんだそれ…」

アゲル「いつものむらいさんじゃないや……ヒカキンの動画を見よう」

この動画を見たときから…いや、この動画は関係ない。俺の運命は…大きく変わり始めた。


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1466052748

翌日

キーンコーンカーンコーン

アゲル「よし、今日も授業終わったぞ!今日は気分を変えてセイキンの動画を見よう!」

キャー!ダレカー!タスケテクレー!

アゲル「ん?駅の方が騒がしいな。ちょっと行ってみよう」



アゲル「な、なんだこれ…!」

アンチ「シネー!シネジャナクテシネー!テメーノドウガツマンネーンダヨ!」

市民「た、助けてくれ…!俺は関係ないだろ…!」

アンチ「ウルセー!モットマシナドウガツクレー!」

アゲル「やめろ!」

オレは、この異形の怪物、「アンチ」に立ち向かった。だけど…

アンチ「ツマンネーツマンネー!」ドガバキッ

アゲル「ぐわぁっ!」

こいつら…強い…普通の人間じゃ勝てない…でも、アンチに絡まれてもへこたれない…強いユーチューバーになるなら…!!こんなところで折れちゃいけない!

アゲル「うおおおっ!」

アンチ「カオキモインダヨー!」ドゴン!

アゲル「ぐふっ!?…はぁ…はぁ…」

だ、だめだ…もう…攻撃が…重すぎる…
ちょっと食らっただけで…

アゲル「くそっ…くそぉ…!」

?「少年よ」

?「君に折れない強いこころはあるか?」

?「僕の力を使ってくれ。この世界を救うため、この争いに終止符を打つため」

ヒカキンだ!!!

ヒカキン「さぁ、この「チャンネルドライバー」を使ってくれ」

アゲル「えっあっちょ、ちょっと!」

そう言うと、ヒカキンは僕の腰にパソコン型のベルトを着けた

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

アゲル「な、なんだこれ!?」

ヒカキン「さぁ、ベルトにカードを読み込ませるんだ」

アゲル「こ、こう?」スッ

トウロク!アゲル!
コンニチハ!アゲアゲチャンネルヘヨウコソ!

謎の音声と共に、僕の体はスーツへと包まれる

アゲル「…こ、これは…!」

ヒカキン「これで君はアンチに立ち向かう、仮面ライダーユーチューバーになった!さぁ、思いっきり戦うといい!」

アンチ「チョットカワッタダケジャネーカ!カッコツケンナー!」

アゲル「痛っ…くない?」

ヒカキン「これがユーチューバーの力だ。残念だが僕はここまでだ…君がアンチを倒してくれ」

アゲル「ちょ、ちょっと待って!」

アンチ「ヨソミスンナー!」

アゲル「ぐっ!?」

アゲル「でも、これならいける!うおお!」バシッバキッ

アンチ「イテー!ボーリョクハンタイ!ツーホーシタ!」

アゲル「真面目に動画を作ってる人を、バカにする資格はない!くらえ!」

ドウガトウコウ!アゲル!プロモーションバースト!

アゲル「いっけえええええ!」

天高く飛び上がってのキック。これで終わりだ!

アンチ「グオオオオオオオオ!」

ゴシチョウ,アリガトウゴザイマシタ!

アゲル「やった…のか」

次回、仮面ライダーユーチューバー

再生回数 2
「アンチとライダーバトル」



突然手にいれた謎のベルト「チャンネルドライバー」
このベルトを使うと、オレは、「仮面ライダーユーチューバー」へと変身できるらしい。

アゲル「今日は疲れたな…色んなことがありすぎたよ」

アゲル「でも、生のヒカキンに会えた!…けど、このベルト…」

アゲル「ヒカキンの言った仮面ライダー…まさか、マックスむらいと何か関係が?」

アゲル「うーん、考えてもわからない!今日はもう寝よう!」

翌日

オハヨー!キノウノミター?カメンライダー!

アゲル「仮面ライダー、有名なのかな?」

アゲル「ま、俺には皆との会話に入っていく勇気はないし…寝よう」



キーンコーンカーンコーン

アゲル「長かった…ようやく放課後だよ」

アゲル「さ、今日こそ帰ってセイキンの動画を…」

キャー!タスケテクレー!

アゲル「一階から悲鳴?まさかアンチか!?」

アンチ「パズドラハオワコンオワコン!」

アゲル「やっぱりアンチ…!」

オレがドライバーを取り出そうとしたとき…

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

アゲル「!?」

?「変身」

トウロク!サスケ!
マイド!サスケデゴザイマス!

アゲル「な、なんだ…オレ以外の…」

?「参る」

仮面ライダー…!!

?「ふっ!」パンパンパン

サンコンボ!ズシューン!

アンチ「ウゲエエエエ!ドロップナンテイタクネー!ヒッパレー!ヒッパレー!」

?「俺のパズルを受けきるとは…ならばこれでどうだ?」

そう言うと、謎のライダーはスマホ型の銃を取り出した

ドウガトウコウ!サスケ!プロモーションバースト!サウザンドコンボ!

?「くらえアンチよ!」

大量のドロップが…アンチを襲っている。まるで…パズドラのように…

アンチ「ウゲエエエエ!モンストサイコー!」

?「ダンジョン…クリアだ…」

今日はここまで

アゲル「すごい…あのアンチがあっという間に…」

?「なんだ貴様は…用がなければ去れ」

アゲル「あ、貴方も…仮面ライダー…なんですか?」

?「貴方も…?ということは昨日のライダー騒ぎは貴様の仕業か…」

アゲル「は、はい…」

?「なら生きて帰す訳にはいかんな。死んでもらおう」

アゲル「!?な、なんだって!?」

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

?「変身」

トウロク!コスケ!
ヘイワノタメニ!ソシャゲーシマス!ボクノセカイガヒロガリマース!

?「参る」

アゲル「さ、さっきとは違う!?」

アゲル「お、俺も!」

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

アゲル「変身!」

トウロク!アゲル!
コンニチハ!アゲアゲチャンネルヘヨウコソ!

?「…!見たことがないチャンネルカードだ…ふふふ、いい土産になる」

アゲル「何を訳のわからないことを!」

なりふり構わず奴にパンチを繰り出すが…奴は冷静に対処している。まるで…ドロップを動かすように。正確に…ミスもなく。こちらの攻撃は全てかわされてしまう

?「その程度か…死ねッ!」
ユージョーコンボ!ルシファー!

ドロップが飛んでくるかと思ったら…レーザー?何故?あらゆる方向へ飛んでくる。かわすのに精一杯で一気に距離を離されてしまう

?「とどめだ、苦しまず逝かせてやろう」

アゲル「な、なんだと…くっ…」

ドウガトウコウ!アゲル!プロモーションバースト!

決死の覚悟で放つ必殺技。だが奴は…

?「そんな攻撃!」

ドウガトウコウ!コスケ!プロモーションバースト!ストライクショット!ルシファー!

奴の銃から極大のレーザーが放たれ、オレは光の中に消えていった…

次回、仮面ライダーユーチューバー
再生回数 3 「ヒカキンの弟子」

アゲル「くっ…がはっ…」

?「まだ生きていたか…いい加減くたばったらどうだ?」

??「早く!こっちへ!」

アゲル、?「!?」

声の主がオレを引っ張った。

?「な、ま、待て!」

??「待てと言われて待つ奴はいないんだよ!」

?「チッ…次は逃がさん」
ゴシチョウ,アリガトウゴザイマシタ!

?「…これは、マックスに報告だな」




廃屋

アゲル「はぁ…はぁ…」

??「大丈夫かい?」

アゲル「な、なんとか…貴方は…もしかして?」

マスオ「僕はマスオ。ユーチューバーのマスオさ」

アゲル「マ、マスオさん!?あのmasuoTVの!?」

マスオ「見てくれてるのかい?嬉しいな」

アゲル「貴方が…なんで助けてくれたんです?」

マスオ「君はヒカキンにドライバーを託されただろう?僕はヒカキンの弟子…いや、幼馴染みだ」

マスオ「だから、君のことを聞いてね。会ってみようと探していたら、出くわしたと言う訳さ」

アゲル「教えて下さいマスオさん!このベルトは?さっきのあいつは?ヒカキンは?アンチって一体…?」

マスオ「落ち着いて、順に話すよ」

マスオ「まず、アンチは…地球外生命体だ。数年前から確認されている。僕たちの意識に人種や宗教など、個人や世界への反感を与え、僕たちを争わせ、侵略するために、街であらゆるものへアンチ活動を行っている」

マスオ「ヘイトスピーチも奴等の精神操作が原因さ」

アゲル「そんな…」

マスオ「僕たちも黙っている訳じゃない。世界の皆に、笑顔を届ける、ユーチューバー達の力を引き出すドライバーを開発した」

アゲル「それがチャンネルドライバー…」

マスオ「そう。そして、僕たちユーチューバーの力を引き出すチャンネルカード」

アゲル「それが、仮面ライダーの力の根元…」

マスオ「そして、最初はアンチへの抵抗も上手くいっていた。…奴等が現れるまでは」

アゲル「奴等って…」

マスオ「appbankさ。奴等は、このドライバーの力、そしてアンチの存在を利用して、世界を支配しようとしている」

マスオ「昨日の動画は見たかい?」

アゲル「途中まで…しか見てません」

マスオ「そうか…奴等は昨日、遂に仮面ライダー、そしてアンチの存在を表面化し、アンチと闘う企業として、センセーショナルなデビューを企てた」

アゲル「…!そこにオレと言う邪魔が入った」

マスオ「そう。昨日のアンチは、本来ならさっきのライダーが倒すはずだった」

マスオ「…君はあらゆる所で、狙われ続けるだろう、僕は君を全力で支援する」

アゲル「マスオさん…!ありがとうございます!」

マスオ「大したことはできないが…持っていくといいよ」

マスオ「僕のチャンネルカードだ」

アゲル「…!ありがたくいただきます!」

マスオ「…闘うんだ、アゲルくん。君の信じる、正義のために…」

次回、仮面ライダーユーチューバー

再生回数 4 「木下ゆうか」

今日はここまで

?「あのライダーと接触したのか」

??「はい、奴は見たことのないチャンネルカードを持っています…」

?「ふむ、確かにそれは興味深いが…」

?「だが、君には暫く一線を退いてもらう」

??「どういう…ことです?」

?「君には我々の動画内であのもう一人のライダーが悪だと、情報操作を行ってほしいのだ」

?「奴の始末には…あれが適任だろう。すぐに向かわせる」

??「彼女を…出すのですか…」

?「奴のチャンネルカードは強すぎる…我々の手には余るのだが…悠長な事も言っていられない。これはそういう事態だ」

??「…わかりました。すぐに彼女の召集と動画の作成を」 

?「頼んだぞ」

?「待たれい!重要な事を伝え忘れた」

??「…なんですか?」

?「例の新型ドライバー…実戦段階に入ったそうだ。君にはテストを行ってもらいたい」

??「わかりました」



撮影室

??「さて、彼女の居所から調べるとするか…?ん、待て…これは…なるほど…そういうことか…」

??「面白くなりそうだ」ニヤッ

学校

ミター?アノモウヒトリノカメンライダー!
ワルモノナンダッテ?
ゼッテーユルセネー
トコロデ,カメンライダーミックスッテカッコイイヨナ
ソウソウ!コノガッコウノキキヲスクッタノモミックスナンダッテ!
マジカヨ!サイントカモラエナイカナ
ムリダロー!


アゲル「そんな…もう印象操作が始まってるなんて」

アゲル「…そして、未だにむらいさんが悪人だなんて信じられない…」

アゲル「迂闊に変身もできないぞ…」


キーンコーンカーンコーン

先生「お前ら席につけ!今日は転校生を紹介する」

先生「入っていいぞ」

ゆうか「初めまして!転校生の木下ゆうかです!知ってる人は知ってると思うけど、私、ユーチューバーをやってます!よろしくお願いします!」

アゲル「な、なんだって!?あの大食い動画で有名な木下ゆうかが転校してくるなんて!」

アゲル「夢みたいだ~!」

先生「席は…アゲルの隣だ!頼んだぞ、アゲル」

ゆうか「よろしくね!アゲルくん!」

ナンデアゲルナンカノトナリナンダヨー!
コラッ!モンクイウナ!

アゲル「よろしく…!ゆうかさん!」

放課後

アゲル「ふぁ~ようやく授業終わったよ」

ゆうか「アゲルくん、ずっと寝てたね」

アゲル「だってさ~」

ネェネェユウカチャン!カンゲイカイヲヒラコウトオモウンダケド,アソビニイカナイ?

ゆうか「ごめんね…今日はやることがあるから」

ソーナンダ…ザンネンダナー

ゆうか「また今度誘ってよ♪」

ウン!マタアシター!

ゆうか「じゃあね!」

ゆうか「アゲルくんもまた明日!」

アゲル「うん!またね!」



帰宅中

アゲル「今でも夢みたいだ…ゆうかさんがオレの隣にいるなんて!」

アゲル「でも、気がかりなのはあいつらの動向だ」

アゲル「いいことばっかは続かないんだよなー…」

キャー!

アゲル「この声…もしかしてゆうかさん!?」

アゲル「もしかしてアンチに襲われてるのか!?なら助けに行かなきゃ!」

アゲル「…!でも、姿を見られたら…いや、そんなことを言ってる場合じゃない!」

アンチ「ナンデメシクッテンノニフトラネーンダヨデブ!シネ!」

アンチ「ソウダ!ソウダ!デブハコノヨニイラネーンダヨ!」
ゆうか「だ、誰か…」

アゲル「待て!アンチ!くっ、二人もいるのか!」

アゲル「でもやるしかない!」

ゆうか「アゲルくん…?」

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

アゲル「変身!」

トウロク!アゲル!
コンニチハ!アゲアゲチャンネルヘヨウコソ!

アゲル「ゆうかさんはオレが守る!」

アンチ「デブハシネ!ジダイハヤセガタダ!」

…!コイツ…普通のアンチより強いぞ!?どういうことだ?

もしかして、アンチの中の憎悪が力を強めているのか?

アンチ「カロリートリスギハヨクネーゾ」バシッ

アゲル「ぐっ…それはごもっともだが…こいつら…この形態のままじゃまずそうだ」

アゲル「マスオさんの力、借ります!」

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

トウロク!マスオ!
ドウモ!マスオティービーデェース!

アゲル「よし!」

仮面ライダーユーチューバー
マスオチャンネル!

アゲル「そして新武器!」

自撮り棒マステッキ!

アゲル「いくぞ!」

アンチ「ブキガフエタトコロデソイツガデブナノハカワンネー!」

アゲル「ゆうかさんはデブじゃない!」ギュン

アンチ「ウゲーッ!?」

自撮り棒を伸ばしてアンチの喉元を突く
自撮り棒は伸びるから遠距離攻撃もできる!

アゲル「アンチ、これで終わりだ!ちょいぽちゃもいいってことを受け入れろ!」

ドウガトウコウ!マスオ!プロモーションバースト!フラッシュマストライク!!

マステッキにスマホを装填し、フラッシュ機能で目をくらませる!

アンチ「マ,マエガミエネー!」

アゲル「くらえ!」

マステッキを振り回し、アンチをまとめて薙ぎ払い、爆発させる!

アンチ「オゴオオオオオオオ!!」ドカーン

アゲル「ふぅ!」
ゴシチョウ,アリガトウゴザイマシタ!

アゲル「これが、マスオさんの力!」

アゲル「大丈夫だった?ゆうかさん」

ゆうか「…良かった。引っ掛かってくれて」

アゲル「な、何が…?」

ゆうか「仮面ライダー…私たちの敵…」

アゲル「ゆ、ゆうかさん…?」

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

ゆうか「変身」

トウロク!ユウカ!
コンニチハー!キノシタユウカデス!

アゲル「そ、そんな…ゆうかさんが…」

仮面ライダー…!

次回、仮面ライダーユーチューバー

再生回数 5 「新世代ライダー降臨」

今日はここまで

アゲル「そんな…なんで!」

ゆうか「容赦はしないよ」

ゆうか「死んでもらう」

アゲル「くっ…友達になれるかもしれなかったのに…!!」

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

アゲル「変身!」

トウロク!アゲル!
コンニチハ!アゲアゲチャンネルヘヨウコソ!

ゆうか「それは叶わない願いだよ。それっ!」ザシュッ

私の武器、エネルギー吸収爪「カロリーイーター」は爪形の武装(トラクローみたいな感じ)…鋭い牙と、相手の攻撃をカロリーに変換して吸収する能力!負けるはずがない!

アゲル「ぐはっ!」

ゆうか「どうしたの?なんで攻撃しないの?これは戦いなんだよ?」

アゲル「友達を攻撃できるわけないだろ!」

ゆうか「そんな甘いことが!戦場で通用すると思った?」ザシュッ

アゲル「それでもオレは!君とは戦いたくないんだ!憧れだから!好きだから!君の動画が!君の笑顔が!」

ゆうか「戯れ言を!」

アゲル「戯れ言でもいい!」

ゆうか「ッ…!これで終わりだ!」

ドウガトウコウ!ユウカ!プロモーションバースト!ビリオネアカロリー!

ゆうか「はぁぁぁぁぁぁぁ…!!!」

アゲル「な、なんだ…!?」

ゆうか「はぁぁぁぁぁぁぁ…!!!」

爪と爪の間にエネルギーの塊が…あれをぶつけられてはひとたまりもないぞ!

アゲル「くっ…しょうがない!」

ドウガトウコウ!アゲル!プロモーションバースト!

キックでエネルギーを相殺する!

アゲル「いっけえええええ!」ドォーン

これでエネルギーの塊は消えた…はず…

ゆうか「また、引っ掛かったね」シュインシュイン

そんな…さらに大きくなるなんて…!

ゆうか「私の能力はエネルギーをカロリーとして吸収する能力」

ゆうか「君のエネルギーは吸収させてもらったよ」

ゆうか「じゃあね。君がライダーじゃなかったら友達になれたかもしれないけど…」ズオオッ

アゲル「くっそおおおおおお!」

ズドォーン…!!!
光の中に、体が、意識が…飲み込まれて…!!

あぁ…オレは死ぬのか…

諦めるな!アゲルくん!

あ、貴方は…まさか…

君のピンチだからね、助けに来たよ

ヒカ…キン…さん…!

さぁ、僕のチャンネルカードを

トウロク!ヒカキン!ブンブン!!ハローユーチューブ!!!

こ、この姿は…

僕の力を一時的に貸すよ。これで、彼女に、笑顔を取り戻すんだ

は、はいっ!







ゆうか「さよなら…」

シュウウウウウウ…

ゆうか「…そ、そんな…まさか…」

アゲル「そのまさか…なんだ」

ゆうか「何故!なぜ生きてる!?」

アゲル「悪いけどオレはユーチューバー目指してるんだ。女の子一人笑顔にできないようじゃ失格だよ」

アゲル「オレは…君を笑顔にする!本当の意味で!オレは!仮面ライダーとして!皆を笑顔にするため戦う!」


ゆうか「戦いで笑顔なんて生まれない!戦えば必ず敗者が生まれる!敗者は笑顔になんてなれない!」バシッ

アゲル「負けたとしても、その負けを誇れる負けにできれば!今よりずっと成長できる!その先には…自分に、皆に笑顔がある!」ドゴッ

ゆうか「どこまで私の神経を逆撫ですれば気がすむんだ!お前は!」ガスッ

アゲル「君はなぜそんなに勝利に拘るんだ…」

ゆうか「お前に私の気持ちがわかるか!」

アゲル「わからない…けど…聞くことはできる!」

ゆうか「どこまでも鬱陶しい奴だ…!」

ゆうか「今度こそ死ね!」

ドウガトウコウ!ユウカ!プロモーションバースト!ビリオネアカロリー!

アゲル「オレは全てを受け入れる!来い!」

ゆうか「お望み通り!殺してやるーッ!」ドーン!

アゲル「うおおおおおっ!」

ドカーン!プシュウウウウ…

ゆうか「はぁ…はぁ…今度こそやったか…!?」

ゴシチョウ,アリガトウゴザイマシタ!

アゲル「はぁ…はぁ…かはっ…」

変身は解除され、ヒカキンのチャンネルカードも消えている…
もう体はボロボロだけど…

ゆうか「なんで…そんな…死んで…ないの…」

アゲル「君を笑顔にするまで、オレは…死ねない…から…」

ゆうかさんを救いたいという強い思いがオレを動かしてる…!

アゲル「よかったら…聞かせて欲しいな…なんで…そこまで…」

ゆうか「ユーチューバーの世界が競争世界なのはわかるよね…」

アゲル「知ってるよ…十分ね…」

ゆうか「私が生き残るためには…むらいさんにすがるしかなかった…大食いなんてコンテンツで生き残るには…むらいさんの言うことを聞いて…再生回数を伸ばしてもらって…人気があるように見せかけるしかなかった…」
 
アゲル「そんな理由が…」

ゆうか「だから…私のために…死んで…?アゲル…くん…」

アゲル「…自信を持ってよ」

ゆうか「…?」

アゲル「ゆうかさんはすごいユーチューバーだよ…みんな待ってる…ゆうかさんが美味しそうに食べ物を食べるのを…それを見て…みんな笑顔になってる…!それじゃダメなの?もう、やめようよ…」

ゆうか「……」

アゲル「いつまでもそんな…自分以外にすがってばっかりじゃ…いつか自分に負けちゃうよ!」

アゲル「いい加減目を覚ましてよ!!!!!」

ゆうか「……もう、戻れないんだよ…私が…始末されちゃうから…」

アゲル「大丈夫…君は…オレが守るから…」

アゲル「女の子一人笑顔にできないようじゃユーチューバーになんて…なれない…よ…」

ゆうか「うっ…ひっく…うわぁぁぁぁぁぁん…」

ゆうか「その…ひっく…セリフなら…さっきも…きいたよ…」

アゲル「へへっ…大事なことだから…2回…言ったよ…」

ゆうか「…アゲルくんの気持ちはよく分かった…私は…アゲルくんを信じるよ…」

アゲル「よかった…うれ…しい…よ」

?「とんだ茶番だなぁ」

ゆうか「…!貴方は…!」

?「お前を信用した俺がバカだったか?いや、お前はよくやったか…お前ごと始末すればいいんだからな!」

スキャニング…ガンホー…アップロード…!

?「変身」

スターティッド!

ゆうか「そんな…!あのベルトは…新型…もう!?」

?「参る」

次回、仮面ライダーユーチューバー 再生回数 6
「ヲタファの秘密基地」

今日はここまで
なるべくユーチューバー知らない人でも分かりやすいようにしていきますが、わからないところがあれば質問お願いします

とりあえず遊矢くん丸パクリは寒い

>>41
意図したつもりはなかったのですが…ユーチューバーの戦う理由付けとして、一番主人公に合ったものを選んだらこうなりました、としか言えません…申し訳ないです

ゆうか「そんな…私のベルトは…さっきの戦いで…」

?「壊したんだよ」

?「俺が意図的に」

?「こんなこともあろうかと、appbank製のドライバーには全て遠隔破壊機能が仕掛けてある」

?「知らなかったのか?」

?「本当に信頼されている俺のものには仕掛けられていない。マックスの右腕は俺だけでいいってことさ」

ゆうか「……」

?「[ピーーー]」

??「そうはさせないよ」

?「貴様…ヲタファか?死んだと思っていたが」

ヲタファ「困るな…勝手に殺してくれるなよ…それより、そのドライバー…予想より完成が早かったな」

トウロクトウロクトウロク~トウロクトウロクトウロク~

ヲタファ「変身!」

トウロク!ヲタファ!
ヲタファノ,ヒミツキチ!(ヒュー,ストン!)

ヲタファ「続けていくよ」

トウロク!ゴースト!レッツゴー!カクゴ!ゴゴゴゴースト!

そこに現れたのは…仮面ライダー…ゴースト!

?「な、何…その技術は奴しか使えないはずだ!」

ヲタファ「…そんなこともないんだよ」ガンガンセイバー!ザシュッ!

テレビの中のヒーロー…その姿が現実に…!

ヲタファさんの斬撃が怯んでいるアイツにいとも簡単に入っていく
でも…そんな攻撃で倒れる奴じゃない…!ヲタファさん…!

?「見せてやろう…ライセンスドライバー…1つ目の新機能!」カチッ

コラボレーション!
サスケ!コスケ!
パズルアンドドラゴンズ!

アゲル「チャンネルカードを1度に2枚も!?」

?「このライセンスドライバー、投稿している動画のジャンルが同じユーチューバー同士をコラボさせ、二人分の力を引き出すことができる!そして2つ目の新機能!」

アゲル「な、何なんだ…」

?「もう既に見せているだろう?今までのチャンネルカードよりも強力な影響力を誇る、「オフィシャルチャンネルカード」を使うことができるのさ…!」

ヲタファ「下がっていてくれ。奴は僕が倒す」

?「面白いな…旧式が新型に勝てるとでも?」

ヲタファ「やってみなきゃわからないだろう?」

?「ふっ…その口、叩けないようにしてやろう」

ヲタファ「いくぞっ!」

す、すごい…流石…仮面ライダーゴーストの力…奴の銃撃をいとも簡単にかわしている!

ヲタファ「…こっちだよ」ザシュッ

?「ぐっ…」

?「なめるな…雑魚が!」ハチコンボ!バシューン

ヲタファ「がはぁっ…」

またあの銃…でも何か形が違う…?

?「俺の武器、「パズルアンドマシンガンズ」はコンボを入力することによって威力を変える銃…それが進化したことによって自動で高コンボを産み出せるようになったんだよ」

アゲル「そっ…そんな…」

アゲル「そんなの卑怯だ…!」

?「卑怯?何処がだ?仮にこれが卑怯だとしても…今俺はガンホーのチャンネルカードを装填している…この意味がわかるよな?」

?「公式が認めれば正義なんだよ」

アゲル「そんな…」

?「そろそろつまらん。お喋りはここまでにしよう」

プレイド…サスケ…!コスケ…!ガンホー…!
リプレイ!コンプリート・モンスターズ!

アゲル「あ、あれは…」

パズドラに登場するモンスター達…!

?「やれ!」

グオオオオオオオオオン!!!!

ヲタファ「くっ…!」

ドウガトウコウ!!ヲタファ!プロモーションバースト!オメガドライ

ゴシチョウ,アリガトウゴザイマシタ!

アゲル「えっ」

変身が…ヲタファさんの変身が…!

ヲタファ「やはり…活動時間に限界が…!」

ヲタファ「脱出プログラムを…」

ピシュン!

?「逃げたか…!!この屈辱…忘れはせんぞ…マックスに合わせる顔がない…」



アゲル「…ここは?」

ヲタファ「僕の秘密基地へようこそ、アゲルくん、ゆうかさん」

ヲタファ「僕はヲタファ。主に特撮系の動画を投稿するユーチューバーさ」

アゲル「こちらこそよろしくお願いします!貴方の動画はよく見てます!」

ヲタファ「ははっ、そうか、嬉しいなぁ」

アゲル「さっきの新型って…」

ヲタファ「大体はアイツがバカみたいに説明した通りさ。まさかこんなに早く…」

ヲタファ「ゆうかさんは、何か知らないのかい?」

ゆうか「いえ…私は…直接やつらと関わりがある訳じゃないから…」

ヲタファ「…わかった。では、知っていることだけでも、話してくれないか」

ゆうか「奴ら…appbankのボス、マックスむらいはこの世界を支配し、自分達がYouTubeからの収益を独占し…果てはそのものを飲み込もうとしている」

ゆうか「そしてさっきのアイツは…ミックスむらい。マックスむらいの右腕…各部署への指示や動画の作成、ほぼアイツが指揮してる」

アゲル「とんだブラックだな」

ゆうか「そして私は、裏切ったユーチューバー達の始末を担当してきた」

アゲル「つまり暗殺担当ってことか」

ゆうか「…決して奴らには信用されてなかったみたいだけどね」

ヲタファ「我々が求めている情報はなしか…」

アゲル「…なんですか?その情報って」

ヲタファ「僕のチャンネルカード。元はあるユーチューバーのチャンネルカードが元になっているんだ」

ヲタファ「その名はレオン。僕達レジスタンスをヒカキンと共にまとめあげ、自らも戦士としてアンチやappbankと戦った勇敢な男さ」

ヲタファ「しかし彼の消息は…ある日を境に途絶えた」

ヲタファ「有名なユーチューバーだった彼だ。appbankの連中が消息を掴んでいたとしてもおかしくはないと思ったが…」

ゆうか「ごめんなさい…知らないわ…」

ヲタファ「いや、君がこちらについてくれただけでも十分ありがたいよ。これから、僕たちと共に戦おう」

ゆうか「…はい」

アゲル「はい!」

ヲタファ「よし!それではレジスタンスの基地を君たちに紹介しよう…と思ったが今日はもう遅い。ここに泊まっていくといい」

ヲタファ「また後日ゆっくり紹介させてもらうとするよ」

アゲル「ありがとうございます!ヲタファさん!」

月曜日は0時投稿ができないため、月曜の分はここまで

今まで出てきたユーチューバーの皆さんのまとめ

ヒカキン

言わずと知れた初代ユーチューバー。「ブンブン!!ハローユーチューブ!!!」という独特の挨拶と動画の最後の「登録登録登録~」という声が頭に残る。
商品のレビュー自体は非常に正確に行い、点数をつける「トゥデイズヒカキンズポイント」は大体的を得ている。
兄がおり、彼もまたユーチューバーである。

マスオ

比較的古参のユーチューバー。ヒカキンの幼馴染みであり、彼の動画にはヒカキンの影響を受けている箇所が見られる。
「近所の優しいお兄さん」を自称しており、親しみの持てる動画の数々を投稿している他、リクエストも受け付けるユーチューバー。
「マスオの簡単レシピ」という料理動画は居酒屋バイトだったという彼の腕はともかく、料理自体は参考になるので是非視聴を。

sasuke

大人気ソーシャルゲーム「パズルアンドドラゴンズ」の動画を投稿する。ユーチューバーというには少し違うと思われる。彼のパズルのセンスと攻略には定評があり、プレイヤーなら参考にして損はないだろう。
彼の真骨頂は課金して引ける「レアガチャ」という有料ガチャの実況だろう。
彼は「コンプ勢」と呼ばれる登場モンスター全てを手に入れると公言しており、新しいガチャの実装時には既にある程度集めていることが多い。だが、レア度が高く設定されているものはやはりでにくい為、引くまでガチャを引き続ける。彼は何度かイベントガチャの際、悪魔の取引と呼ばれるリボ払いに手を出しており、その姿は引くに引けないギャンブラーである。
ガチャで爆死していく彼を見て、メシウマと笑った視聴者も多い。

コスケ

元appbank社員で、パズドラ以外にも、ケリ姫スイーツ、サマナーズウォー等幅広くゲームの攻略、実況を行う。中々の好青年だが、日に日にやつれていく彼を見ているとappbankが重労働なのでは、との疑念を抱かざるを得ない。
退社してからの彼は比較的元気である。
最近結婚したらしく、それを機に退社したらしい。
パズドラ攻略はなるべくガチャ限定モンスターを使わない攻略を心がけており、キッズ達の参考になる。
パズドラ生放送にも何度か出演するくらいにはガンホーとの繋がりが強い。

木下ゆうか

大食い動画を実況するユーチューバー。食っても食っても太らない体質をいいことに食いたい放題食いまくる。
大体が3000キロカロリーを突破しており、本当に健康に影響がないのか、という声も何度か上がっている。
本当に旨そうに食うため、深夜の視聴には注意が必要である。

ヲタファ

特撮玩具のレビューを行うユーチューバー。
彼の気の抜けた声はこちらに安心感を産む。
レビューは非常に丁寧であり、購買意欲を中々にそそられる。
レビュー以外にも、ゴーストドライバーの塗装や、デラックスマシンフーディーの鎖の塗装など、改造系のレビューもあるため、興味のある日とは参考にしてもよいだろう。

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