パプテマス・シロッコ「私は今日から提督になる」 (61)

シロッコ「うう・・・ここは、いったいどこだ?海が見える」
「確か、私はジュピトリス付近の宙域でメッサーラの機動テストをしていたはずだが。まさか…時空の歪みにでも飲み込まれたか」

ザー…
「電波障害は起こっていないが、ジュピトリスと連絡が取れん。地上に降りるしかないか…」キーン・・・

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シロッコ「赤煉瓦造りとは、ずいぶんと古い建築方式だな。?あそこにいるのはここの人間か。おい、そこの君」
金剛「?Hey!アナタが新しい提督なの?素敵な人で嬉しいネー!」
シロッコ「私が提督?確かに間違ってはいないが(何?出会っていきなりいきなり抱きついてくるとは・・・)」

シロッコ「君、ここの責任者は誰だ?私を提督と呼ぶならここは海軍の施設だろう。」
金剛「責任者…オオヨ↑ド↓ーのこと?」
シロッコ「では、そのオオヨ↑ド↓ーとやらの下へ私を案内してくれないか?」
金剛「Yes!お安い御用ネー!」

シロッコ「失礼する。オオヨ↑ド↓ーとは貴様のことか?」
大淀「はい、そうですが…。って言うかあなた一体誰ですか?司令部からの新しい提督、では無さそうですが・・・」
シロッコ「私も少々訳ありなのだ。そこは目を瞑ってくれ。」
「単刀直入に聞こう。ここはどこだ?何という星の何という地だ?」

シロッコ「なる程、ここはブインという場所なのか。そして、今は未知の敵との戦争のさなか、と・・・」

「オオヨ↑ド↓ー。先ほども話した通り、やはり私は時空間転移をしてしまったらしい。これではジュピトリスには帰れん。」
大淀「私たちがどういった状況に置かれているのかは理解していただいたと思います。あと、そんな変なイントネーションじゃなくて、普通に大淀で結構です」

大淀「…前任の提督が失踪し、本部からも新任を寄越すと一度言われただけで、その後は音沙汰無し…」

このまま、指揮官不在の戦いを続けるわけにもいきません。皆、徐々に疲弊してきています。シロッコさん、と言いましたね。あなたさえよろしければ、私たちの提督になってはいただけませんか?」
シロッコ(私たちの提督・・・悪くない響きだ)
    「いいだろう。私が指揮を執るからには負けなどあり得んよ。期待していたまえ」

大淀「それでは鎮守府の各施設を紹介しますね」

「ここが工廠です。工廠はあそこにいる明石さんと夕張さんが管轄しています」
ハッ 明石「あなたが新しい提督ですか?よろしくお願いします」
シロッコ「サラ!?なぜここに・・・。 いや、人違いか。忘れてくれ」
明石「??」

大淀「ここは入渠ドック。負傷した艦娘はここで治療と休息を行います」
シロッコ「しかしなんだここは。前線基地にしては女しかいないではないか。戦場ではいったい誰が戦っているというのだ?」
大淀「誰って…もちろん私たちですけど」

シロッコ「何だと?」
大淀「ですから、戦っているのは私たちです。私やあの子たちも含めた艦娘が、前線に出て戦っています」
シロッコ「まさか生身で、なのか」
大淀「ええ…そうですが」


シロッコ「…許さん」
大淀「え?」
シロッコ「そんな戦い、ここの上層部が許しても、私が許さん!」
「工廠と材料を提供してほしい。お前たちを二度と生身で前線へ出させはしない」

明石「燃料、弾薬、鋼材、ボーキサイト、高速建造材、改修資材…。これがここにある全ての資源です」
シロッコ「普段私の使う素材ではないが…。設計図は頭に叩き込んである。何とかするさ。」
「それと、君。名前を聞かせてもらおうか。それと所属だ」
明石「明石です。ブイン基地工廠部所属ですが…」
シロッコ「…死ぬなよ」

「いや、何でもない」
明石「提督…」

シロッコ「やはりビーム兵器は再現が難しいか…。次はこの高速建造材とやらを使ってみよう」
雪風「あっ、ここにいたんですね!しれぇ!」
シロッコ「ん?誰だ」
雪風「みんなクールでカッコいい提督が来たって、しれぇのこと噂してるんですよ!噂通り雪風安心しました!」
シロッコ(すんだ瞳をしているな…。私の会ったことのない…)
「雪風と言ったか。少々試験運用に人手が欲しい。鎮守府の皆を集めてくれ」
雪風「はいっ!頑張ります!」

取りあえずいったんここまでで
今日中に再開します
アドバイスやご意見などあったら気軽にお願いします

分かりました

もう一度そのやり方で上げなおしたほうが良いでしょうか?

そろそろ続きの投下を始めます

大淀「まさか、本当にこんなものを作ってしまうなんて…」

明石「それに、まだ資源なんかもだいぶ余ってます…。極限まで節約してこの大きさ…」

夕立「わーい!これでもっと戦えるっぽいー!」

シロッコ「それはガンダム試作2号機。ソロモンの悪夢と恐れられた男が乗っていたモビルスーツだ」

夕立「ソロモンの悪夢?私とおんなじっぽい!」

シロッコ「フフ…夕立といったな?期待しているぞ」

※シロッコはジャミトフをちょろまかしてデラーズ紛争のデータを得ています

シロッコ「これはメッサーラ。本来は私が乗るべきなのだが…」

島風「オウッ!?はっやーい!」ビュオォーン グワシャン ブッピガァン

シロッコ「!? もう変形を使いこなしているのか…。ここの者は皆呑み込みが速いな」

シロッコ「島風。その機体にはちょっとしたビーム兵器を搭載してある。それを使って演習場の岩を撃て」

島風「これをこうして…」ピリリリリーン

ンビーッ

大淀「岩が一瞬で…」

明石「蒸発してしまうなんて…。我々には開発できない技術を、あの人は持っている…」

川内「これが…もびるすーつ…」

神通「三機によるコンビネーション。私たちにピッタリですね、姉さん」

那珂「センターはもっちろん那珂ちゃん!」

シロッコ(まるで強化人間だな)

シロッコ「それはハンブラビ。先ほど説明したように三機でのチームワーク戦術を主眼に置いている」

シロッコ「取りあえず動かしてみるといい。君たちにならすぐできるはずだ」

続きは明日投下します

そろそろ続きの投下をします

シロッコ「そして、これは『ボリノーク・サマーン』。明石、君のために作った特別な――」

明石「提督。私は本来戦うための艦娘ではないです。あなたはどうして、こうまで私を気に掛けるのですか?」

シロッコ「似ているからだ。――私が愛した、一人の少女に。その少女は、敵から私をかばって死んだ」

明石「…」

シロッコ「これは彼女…サラの使っていたMSと同型のものを再現したものだ。明石は戦いに出ずともいい。だが、このMSは君が、その身を守るために使え」スタッスタッスタッ…


シロッコ「さて、皆試験運用は済んだな?今回機体を提供したメンバーと私の乗る(突貫で作った変形しない)アッシマーで、鎮守府近海の敵駆逐する」

○夕立 ○島風
○那珂 ○川内
○神通 ○シロッコ

シロッコ「↑この陣形で出撃する。遅れをとるなよ!」

~南西諸島沖~

Aマス


ホ級「??? ナンダアレハ…?」

川内「行くよ、二人とも!」

那珂「センターは那珂ちゃんなのにぃ~!」

ホ級「ナンダコイツラハ!」

那珂「せ~のっ」

三人「海蛇を味わいなッ!!」

-軽巡ホ級一隻、駆逐ロ級二隻 川内型のコンビネーションにより撃沈-

Bマス

ヘ級「味方ノ前衛ガヤラレタ…。警戒シロッ!何カガ…何カガ起コッテイル!」

チ級「敵ダ!イツモノ奴ラジャナイ。ココハ逃ゲタホウガイイ!」

夕立「見つけた!でも…ここで沈んでもらうっぽい」

シロッコ「夕立、アトミックもとい高速建造材バズーカを使え!」

夕立「了解!」ガチャキッ

夕立「沈めぇええええ!」ビュオ

ドドドドドドドドドドドドド…

チ級「何ダコノ爆風ハ!」

ヘ級「巻キ込マレレバ命ハナイ、早ク逃ゲロ!」

         ーーーー

チ級「先ホドノ攻撃デ三分ノ二ヲ失ッタガ、ココマデクレバ…」

タ級「!!マサカ…」キィィィィィィィィン

島風「あなたたちって遅いのね!」ギュオ(目の前で変形)

チ級「ナンナンダ…一体コイツラ…」ブッピガァン



――この日、南西諸島沖から深海棲艦が完全に駆逐された…。

取りあえず本日はここまでです
次回はおそらく明日の午後です

後、次に出す新しい艦娘を安価で指定します
>>42

秋月

そろそろ投下を始めます
少しペースが遅めかもしれません

-鎮守府内にて-

大淀「提督、素晴らしい戦果です!」

明石「本部も支援物資を増してくれるらしいです!やりましたね!」

シロッコ「フ…当然だ」

-数日後-

大淀「提督!ここを深海棲艦殲滅用の特別な基地にしたいと入電がありました!」

シロッコ「都合のいい奴らだ。連邦の薄汚い犬どもを思い出す。まあ、その申し出を受けぬ道理もないがな」

大淀「早速、本部から大量の支援物資が届いています」

シロッコ「流石に物資だけが大量にあっても、人手が足りねばどうしようもないな。そこはどうにもならんのか?」

明石「なりますよ、パプティマス様」

大淀「明石さん…?(なんだか様子が…)」

明石「新たな艦娘を『建造』すればいいんです」

シロッコ「その呼び方はッ…。それに建造だと?一体どういうことだ…?」

大淀「明石さん…?(明石さんの様子が…)」

明石「新たな艦娘を『建造』すればいいんです」

シロッコ「その呼び方はッ…。それに建造だと?一体どういうことだ…?」

すみません 間違えました

-工廠-

明石「これをこうしてッ…(30/30/30/30)」

シロッコ「大淀。君たちは人ではなかったのか…」

大淀「ええ…。兵器として生まれ、兵器として戦う。それが私たちに課せられた務めです。それでも…」

明石「愛してくれる人が…いますからね!」

シロッコ(ドキッ)

シロッコ「……」

-シロッコが艦娘が兵器であるという事実を知り、何を思ったかはわからない-

-ただ、確かに彼はティターンズにいた頃と、彼の考え方は変わり始めていた-

取りあえずいったんここまでで

いろいろすることがあるので続きがかけ次第本日中に再開します

-工廠-

明石「これをこうしてッ…(30/30/30/30)」

シロッコ「大淀。君たちは人間ではなかったのか…」



※すみません 書き込めて無かったみたいです

すみません 本日は続きの投下が出来ません
再開は明日以降になりそうです

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