にこ「今日は何するの?」絵里「好感を持たれる食べ方、を研究するわ!」 (32)

前作:先生「矢澤さん」にこ「はい?」
先生「矢澤さん」にこ「はい?」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464065112/)
…の続きです。

・基本的には前作と同じ感じ、恋に恋焦がれ恋に泣く絵里とツッコミ役のにこのお話。
・ラブライブの原作とは設定が違います。
・元ネタは某マンガです。
・書き溜めてあります。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465826213

絵里「好感を持たれる食事の仕方を研究するわよ」

にこ「それで両手いっぱいに食材やら調理器具やらを抱えているのね」

絵里「様々なシチュエーションに対応できるように色々と用意したわ」

にこ「え、土付きの生大根が必要なシチュってどんなん?」

絵里「例えば、採れたて野菜が売りのレストランに行って…」

にこ「既に嫌な予感がするわ」

絵里「寝る間も惜しんで究極の味を研究していたシェフがダウンした!」

にこ「毎度の事だけどアンタの妄想ってどうでもいい所が細かいわよね…」

絵里「シェフが倒れたせいでお皿の上には生野菜のみ…」

にこ「シェフが倒れたのに何で営業してるのよ」

絵里「そんな生野菜も笑顔で食す私に彼もダウン♪」

にこ「ダウンするでしょうね、別の意味で」

にこ「そんなありえない話は却下!とりあえずご飯炊いてあげたから普通に食べてみなさい」ハイ ゴハン

絵里「…貴方と一緒に食べられるなんて夢みたい…」

にこ「!?」

絵里「不思議ね、ただのご飯がこんなにも輝いて見えるわ…」

にこ「」

絵里「Rice is beautiful…」

にこ「さっさと食え!」ハリセン スパァーン

絵里「あ痛ぁ!い、一緒に食べられる嬉しさをアピールしたかったのに」

にこ「そんな事やってたらご飯も恋も冷めるわ」

にこ「そんな余計なセリフなんていらないから、普通に食べなさい」

絵里「余計なセリフ無し…わかったわ、やってみる」

絵里「…」ジワッ

にこ「!?」

絵里「ご飯…ご飯だー!」ガツガツガツガツ

絵里「美味しい、美味しいわ…」エグッエグ

にこ「どこで遭難されたんですかー」

絵里「食の感謝と喜びを表現したつもりだったんだけど…」

にこ「もっと可愛くやりなさいよ」

絵里「お、おにぎり好きなんだな」モグモグ

にこ「裸の大将みたいでカワイイわね、でも私が言いたいのはそういう意味じゃない」

にこ「がっついたり大口開けたりはしないで、マナーを守って食べる…っていうのかしら?」

絵里「なるほど、ならこのおにぎりをナイフとフォークを使って食べてみるわ」

にこ「まぁセレブ!でもそんな本格的なのはいりません」

絵里「ところで食べる量はどのくらいがいいのかしら?やっぱり女の子らしく少食?」

にこ「どうだろう…ネットで調べてみましょうか」

PCカタカタ

にこ「いっぱい食べる人が好きっていう意見もあるし逆もあるし…難しいところね」

絵里「なら主食は少なく、そしてデザートは大盛りに!」ドォーン!!

にこ「あ、残すのは感じ悪いってさ。だからその山盛りデザート頑張って食べてね」

絵里「え…」

にこ「ちなみに食べられないからって無理に食べさせようとするのもダメだって」ニヤニヤ

絵里「」





ガツガツ
ムシャムシャ
…ゲフッ

絵里「…ふぅ、話は変わるけど実は初デートで食べるメニューはもう決めてあるのよ」ゴチソウサマデシタ

にこ「ずいぶんと気が早い…で、何?」

絵里「もつ鍋☆」

にこ「数あるメニューから何でそれ!?もっと可愛いのとかオシャレなのにしときなさいよ!」

絵里「じゃあトリッパかアンドゥイエット。イタリア料理とフランス料理よ」

にこ「ロシアじゃないのね…でも確かにオシャレっぽい感じね、どんな料理なの?」

絵里「牛の胃袋の煮込みと豚の腸に胃や…」

にこ「結局臓物祭りか!」

絵里「前に読んだ雑誌にはラーメンとか男っぽい物が喜ばれるって書いてあったから選んでみたんだけど…」

にこ「じゃあ普通にラーメンでいいじゃない」

絵里「普通じゃその辺の女子と横並びになっちゃうわ、だからみんなよりも先を行ってみたというワケよ」ドヤッ

にこ「その結果、モテルートと色物ルートの分岐の選択を間違えたみたいだけどね」

絵里「そんな!?」

にこ「男ってのはそんな事を言っておいて女の子らしさにコロっといっちゃうものなのよ」

にこ「それに男メニューを嫌がらない事とそれを初デートで選ぶ事は同じようで違うの」

にこ「その辺を考慮して…無難にオムライスとかパスタはどう?」

絵里「じゃあパスタ!~乙女心のようなホワイトソースにそよ風のイタズラを加えて~」

にこ「また道を間違えたわね」ハァ…

絵里「う…女の子らしさを出したつもりだったのに…」

にこ「同い年なのに【女の子らしさ】に世代の隔たりを感じるのは何故かしら」

にこ「だいたい学生でソースに注文付けるような本格的なお店に行くのは難しいんじゃない?」

絵里「確かに、お小遣いはもらってるけどそんなに余裕があるってワケではないわね」

にこ「でしょ?」

絵里「じゃあ自販機の下を漁ったり、食べられる野草を探すところから一緒に初めて行けばいいかしら?」

にこ「頑張ってね、応援しないけど」

絵里「ちなみに一般的な学生はどういうところに行くのかしら?」

にこ「手頃なカフェとかファミレスとか…多いのはファストフード店かしらね」

絵里「ファストフードか…実はハンバーガー屋さんとか行ったこと無いのよね」

にこ「あら意外ね、どうして?」

絵里「だってスマイルの注文なんてする勇気は私には…」

にこ「いや別に必須じゃないから大丈夫よ」

にこ「そうだ!話にも出たし絵里が良ければ今日の帰りにでも寄っていく?」

絵里「私は大丈夫よ、じゃあ早速行ってみましょう!」

にこ「メニュー見てもわからないだろうしとりあえず私が選んであげたわ、それじゃ早速食べてみなさい」

絵里「ありがとうにこ、それじゃいただきます」

にこ「いただk…」

にこ(ふむ…静かに袋を開けて…大口を開けず…上品に噛んで…そして)

絵里「わぁ、にこが選んでくれたのとっても美味しいわ♪」ニコッ

にこ「…あんたもう練習しなくていいわ」

絵里「何故!?」



にこ(バカバカしい…等身大の絵里を見せればたいていの男はコロっといっちゃうわよ)


【ボタン直し】

にこ「あ、鞄につけてたぬいぐるみのボタンが取れてる!」

絵里「ソーイングセット持ってるから直しましょうか?」

にこ「さすが生徒会長、備えは万全ね」

絵里「糸はどの色がいいかしら?」ドサッ

にこ「…ホントに万全ね」

絵里「ボタンも百種類くらい用意してあるから多分同じものもあるハズよ」ゴソッ

にこ「ちょっと引くぐらい万全ね…っていうかソーイングセットのレベルを超越してるわよソレ」

絵里「はい、できたわよ」

にこ「ありがとう、でもなんでそんなに糸もボタンもたくさん持ってるの?」

絵里「それはもちろん、恋のチャンスを逃さない為よ!」

にこ「恋のチャンスぅ?」

絵里「例えば好きな人の服のボタンが取れてしまった現場に遭遇した時!さっきのボタン入り袋を掲げて…」

絵里「そこのお兄さん、お直ししますよー!!」

にこ「お店の呼び込みか」

絵里「遠慮する彼の服を少し強引に剥ぎ取り…」

にこ「追い剥ぎか!」

絵里「シャツのボタンを直す私の姿に彼は胸キュン♪」

にこ「何も脱がさなくたってそのまま直せばいいじゃない、その方が物理的にも接近できるし」

絵里「そそそそそんな接近するなんてむむむ無理に決まってるじゃない/////」

にこ「服を剥ぎ取って半裸にさせるのは平気になくせに?」

にこ「毎度の事だけど、あんたが提案する恋の出逢いって実用的なのが無いわね」

にこ「好みの男子が都合よくボタン取れてるなんてあるワケ無いわ」

絵里「んー、じゃあさり気なくぶつかって…その時にボタンを食いちぎる!!」

にこ「通り魔か!」

絵里「ボタン取れてますよー」

にこ「口の中!あんたの口の中にあるから!」

絵里「そ、そのボタンは素早く噛み砕いて、新しいのを選んでもらって…」アセアセ

にこ「あんたボタンが主食の妖怪みたいになってるわよ」

絵里「あなたがなくしたのは金のボタン?銀のボタン?それとm」

にこ「何の話だ!」

絵里「正直に応えた貴方には私をプレゼント!」

にこ「アホかー!!」スパァーン!!

絵里「ボタンを直して女子力アピール…憧れのシチュエーションだったけどなかなか難しいのね…」

にこ(確かに憧れるわね…)

にこ「これは無理に出逢いに絡めるんじゃなくて、好きな人が出来てからの好感度アップ技にしたらどう?」

絵里「それもそうね!それまでしっかり練習しておくことにするわ!」

にこ(…にこも練習しておこうかな)

ガチャ

花陽「すいません、HRが長引いて遅れちゃいました~」

絵里「…花陽、ボタンをちぎり取ってもらえるかしら?」

花陽「え…?」

絵里「私が直してあげるから、さぁ!さぁ!!」

花陽「ちょっ、なっ…ダレカタスケテー!!」



【放課後にお買い物】

ガチャ

にこ「お疲れー」

絵里「にこ!今日もよろしくでギョルフ」

にこ「……………ぇ?」

絵里「語尾が変わってると人気が出るってネットで見たのよ」

絵里「『にゃ』とか『チカ』とか『ガンス』とか」

にこ「最後のは趣向が違う気がするわね」

絵里「なので個性的なのを考えてみたのでギョルロヲゑ」

にこ「なんか違う、やめなさい」

絵里「何ででギョゑヲルゐ?」

にこ「苛つくを通り越して不安になるから止めてください…」

にこ「ところで前に言ってた買い物だけど、仕事も無いって言ってたし今日行ってみない?」

絵里「そういえば約束はしてたけどずっと行けずじまいだったわね、それじゃあ今日行ってみましょう!」


~駅ビル的な場所~


絵里「なんだか緊張するわね…」

にこ「え、なんで?デートってワケでもないし、女の子同士で緊張なんてする必要ないじゃない」

絵里「それもそうなんだけど、ただ友達と放課後にこうやって買い物するなんて初めてだから…」

にこ「絵里…」

絵里「それがとっても嬉しいんでギョルフ♪」

にこ「それ止めなさいって言ってんでしょーが!」スパァーン!!

にこ「まずはアクセショップに来てみたわ」

絵里「わ~、可愛らしいのがたくさんあるわね…ってこのヘアピンは!」

[姫系ピン この可愛さに男の子も目がくらんじゃう!?]

絵里「すごい!魔法のピンかしら!これをたくさん付ければモテモテに…!」

にこ「絵里ー、どうしたのー?」

絵里「にこ!これで男子の目がくらんじゃうわね!」ピカー

にこ「うん、たくさん付けすぎたヘアピンの輝きで普通に眩むわね」マブシイ

にこ「お、このお店ウィッグがたくさんあるわね」

にこ「ゴソゴソ…絵里、どうかしら?」

絵里「さすがにこ、よく似合ってるわ」

絵里「それじゃ私も…どうかしら?」

にこ「何でここでお蝶婦人みたいなのを選ぶのかしら…って言いたいけど割と似合ってるからすごいわね」

絵里「もっと個性的な方が良かったかしら?例えばこっちのモヒカンとか?」

にこ「アンタは個性的の解釈を修正すべきね」モヒカンデモテルワケナイデショ

にこ「そうだ、例えばそのポニーをヘアゴムじゃなくてかんざしでまとめてみたらどう?色っぽくていいかも」

絵里「なるほど、簪と煙管と着物を纏って花魁のような色っぽさを出せって事ね」

にこ「え、あ、うん…そう…かな?」

絵里「そして城下町の庶民に鮮烈な印象を…!」

にこ「あんたはいつの時代に生きてるのよ」

絵里「そう、まるで脳裏に突き刺さるような」ヒョンッ ドスッ

にこ「ちょっと、投げたかんざしが物理的に脳に刺さったわよ!」

絵里「ちょっとビックリさせた方が印象に残りやすいかと思って…」

にこ「確かに印象に残るでしょうけど、好印象っていう目的からは遠ざかった残り方になると思うけどね」

にこ「って事で物騒な手段に出そうなのでかんざしは却下ね」

絵里「ま、待って!実は先端には吸盤が付いてるから大丈夫なのよ!」

にこ「わぁ良かった!でも却下!」

にこ「って生徒会室のノリで大声で喋ってたわね」ハズカシイ...

絵里「ハッ、私もつい…」

にこ「まぁ学校からちょっと遠くに来たし、知り合いに会うことも無い、かな…」

絵里「でももう少しボリュームは落としたほうがいいわね、お互い気をつけましょう」キリッ

にこ「くそぅ、無駄に賢そうな顔しやがって…」


\ワイワイガヤガヤ…/

雪穂「…あの金髪の人って確か亜里沙のお姉さんだよね?前に見た時とずいぶんイメージが違うね」

亜里沙「…別人ジャナイカナ?」トオイメ

雪穂「え、でも確かにあの人…」

亜里沙「別人デスヨ別人」

雪穂「…そ、そうだよね!亜里沙のお姉さんはもっとキリっとして賢そうな人だったよね!」アセアセ



亜里沙(お姉ちゃんったら家の外であんな騒いで…恥ずかしいなぁもう///)

書き溜め分は以上です。
読んでいただきありがとうございました。

にこえり好きです。
にこえり作品が増えてくれるといいな~。

なぜ前スレに続きを書かなかったのか

>>29
前スレはHTML化依頼出したし同じスレには書かないほうがいいのかと思って。
まだ残ってるなら続けて書くべき?

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