「助けてぇ ロリコンマスク!!」(19)

【ある廃ビルの屋上 20:00】

給水塔に一人の男児が縄でくくりつけられている。

よくあるパターンだ…。




男の子「ロリコンマスク! 早く助けてよぉ!!」ワタワタ




あぁ、ヤッパリ名前を間違えられる。
そんなに、ロリコンに見えるかなぁ…。



揉み男「ヒュウゥー!! 少年… 私はロリコンでない! 私の名前は《揉み魂マスク》だ!?」

鎌男「むぅ… その、変なマスク――― 耳障りな口笛――― お前が新参ヒーロー 《悪魔の笛》こと《ロリコンマスク》か…?」


戦闘員達「「ギィー!!」」



怪人にも名前を間違えられる… もう慣れたけどね…。



揉み男「ヒュウゥー!! 何度も言わせるな! 私の名前は《モミコンマスク》だ! 《悪魔の笛》でも《ロリコンマスク》でもない!」



男の子「ロリコンマスク! 怖いよぅ!!」ナミダメ



揉み男「うぅっ…… もう いい……。 ヒュウゥー!! 怪人よ! その少年を解放するでゴザルぅ!!」ユビサシ



鎌男「ここに来るまでに戦闘員を配置していたはずだが?」



揉み男「フッ… 私の手技 揉みほぐしラグジュアリーコースで皆 快楽の海で溺れている…。」

鎌男「くっ… 殺さずに全員戦闘不能にしたのか?」


揉み男「ヒュウゥー!! 私は無駄な殺生は好まない…。」


鎌男「ふんっ… まぁ良い… お前を殺した後 このショタを喰ってやる!」


揉み男「くっ… させない!!」



鎌男「ゆけぇ! 奴を殺すのだ!!」


戦闘員達「「ギィー!!」」



揉み男「無駄だぁ!! 覇あぁぁぁ……… 揉みほぐしいぃぃ…ラグジュアリィィーコォォース!!」モミモミモミモミン!!

私は、いつも通り戦闘員達の間を縫うように駆け抜けながら 彼等の快感のツボをまさぐる。




戦闘員A「ギィっ… ひぃぃぃん…///」ピクピクピク…


戦闘員B「ギュっ… はあぁぁん…///」ビククン!!


戦闘員C「ギャっ… あへえぇぇ…… もっとぉ…///」ヒクッ!?ヒククククン…


戦闘員D「ギ… あっ! ちょ… ……~~っ!! らめえぇぇ!!///」ビックウゥゥゥン…


揉み男「またツマランものを揉んでしまった…。」

ここまでは、いつも通り…。

鎌男「ぐっ… ロリコンマスクめ!!」



揉み男「お前の部下達は 丸一日 快感の海で溺れる…。 ヒュウゥ!! 次はお前だぜ!!」ユビサシ!!



鎌男「ショタを喰い殺すのは、後にするか… 来い! ロリコンマスク! お前を先に鎌でヤってやる!!」



揉み男「うぅっ… 私の名前は《揉み魂マスク》だ! 行くぞ! 揉みほぐしいぃぃ…ラグジュアリィィーコォォース!!」モミモミモミモミン!!


鎌男「……。」


揉み男「どうだ…?」



今日は嫌な予感しかしない…。 頼む効いてくれ!!

鎌男「クックックッ… アーハッハッハー!!」

揉み男「くっ!?」


鎌男「人の身を捨てた俺に効くハズがないだろう?」クックックッ…


あぁ、ヤッパリそうなるんだ… ヤバい方の展開…。


揉み男「うぅっ! ならば、揉み魂パアアァァンチ!!」

  ペチッ……



揉み男「そして、怒濤の追撃! 揉み魂キイイィィクっ!!」

  パチッ……



鎌男「えっ!? 凄く弱い?」


アハハハハ…… 怪人強すぎるだろ…… と言うより私が弱いんだけどね…。

鎌男「クックックッ… 悪魔総統ルシフア様から頂いたカマキリの能力 見せてやる!」


揉み男「カマキリのキメラか!?」


鎌男「コノ鎌で斬り刻んでくれる!!」ジャキイィン!!


ヤバいなぁ…痛そうだなぁ…


鎌男「死ねぇいぃ!!」グアアァァ


  ザクザクザク…っ…



揉み男「ぎゃわあぁぁぁぁ…」


  ドシャアアァ…





揉み男「 」ドクドクドクッ…

鎌男「ふっ… 死んだか…。」


男の子「そ、そんな… ロリコンマスク…」ガタガタブルブル


鎌男「さて…坊や美味しく食べてあげよう…///」ジリッ…ジリッ…


男の子「誰゙が助゙げでえ゙ぇ゙ぇ゙!!」


鎌男「無駄だ… この廃ビルには誰も来ない…///」ジュルリ






揉み男「うっ… ま…待て…。」ヨロヨロ…


何としても、怪人を倒す!!

鎌男「ぬうっ? 普通の人間なら死ぬはずだぞ… しぶとい奴め!!」


揉み男「私は……死な…ない……。」フラフラ


鎌男「ならば、我が腐臭を感じながら逝くが良い!!」ニヤリ


何をする気だ!?


鎌男「奥義!! 夜汚慰腐霊婆!!」ホモモモモモーン!!


揉み男「ぐぅ!? 腐った臭いが 口の中に広がる…。」ガクッ


ヤオイフレイバー何と恐ろしい技… 苦しい…。


鎌男「さて、この鎌で楽しもうかヒーロー?」ボロン!?


揉み男「うぅっ…」

この方法は、使いたくなかった…。


鎌男「フハハハハハ! 気持ち良く逝かせてやる!」ガバアァァ!!


  ガアァァン!
   ガアァァン!!
    ガアァァン!!!

鎌男「グブッ…!?」ボタボタボタ…

揉み男「ヒュウゥー!! 鉛弾の味はどうだい?」


鎌男「な、なんじゃこりゃああぁぁぁ!! ヒーローが拳銃を使ったらズルいだろぉッ!?」グラッ…


  ドシャアアァァ…!!



揉み男「怪人よ… 私をヒーローと言ったな? 違う…… 私も……悪魔総統ルシフアに呪われた怪人なんだ…。」ボソッ…

鎌男「 」


今回は、人質を巻き込んで殺さなかった… 大成功!!






鎌男「ぐふぅ… いきなりヒーローが銃で撃って来るとは、思わなかったぞ?」ムクリ


揉み男「ファっ!? 倒せなかったの!?」ビクッ!!


あっるぅえぇぇ? 最後の切り札が効かないの!? ヤバくない?

鎌男「さて、楽しもうかヒーロー?」ガシィ!!


揉み男「んひいぃぃ! らめえぇぇぇ!! 許してぇ!」


鎌男「何、夜空の星の数を数えているウチに終わる!!」クックックッ…


揉み男「いやあぁぁぁあぁぁぁ…! やめてぇぇえぇ…!!」


    ズブウゥゥッ!!




鎌男「ぁひぃいんっ…/// 後ろから刺したら らめえぇぇぇ……」ビクビク

揉み男「はえっ! あれっ!?」ナミダメ








幼女「ふえぇ… 刀で人 刺すの たのしいよぅ…。」グリグリグリッ

何かヤバそうな奴が来たああぁぁあぁ!!


幼女「ふえぇ… 怪人を後ろから 刀でグリグリするの おもしろいよぅ…」グリグリグリ… グリ ト グラ…


鎌男「んぐふぅぅ… グリとグラ らめえぇぇ///」


幼女「ふえぇ… ふえぇ…」ズブッ!! ズブッ!! ズブッ!!


鎌男「死んじゃう!死んじゃう!死んじゃう!///」


幼女「ふええぇぇぇぇえぇぇ!!」ブスッ!! ザクッ!! ザシュ!! グチッ!! グリグリグリグリ…グラ…



鎌男「ぐッはあぁァぁン/// 悪魔総統ルシフア様万歳!!」バタッ…



   ちゅどおぉぉん!!

幼女「ふえぇ… もっと 怪人をいたぶりたかったよぅ…。」


ヤバい! 噂で聞く怪人より厄介な 悪魔の《ふえぇ》 が来てしまったのか?


揉み男「あ、あの…。」


幼女「ふえぇ… お兄ちゃんも怪人さんだよね?」ギラアァァン…


揉み男「!!」ビクゥ!!


ヤバぁい! 《ふえぇ》に目ぇつけられたあぁぁぁ!


揉み男「い、いえ… 怪人ではありません! ヒーローです!!」


幼女「…………ねぇ? お兄ちゃんは、肩を揉むのと、腰を揉むのどっちが好きぃ?」クビカシゲ


揉み男「えっ? 選択肢に胸や尻はないの?」


幼女「ふえぇぇぇ! 質問を質問で返されたよぅ!!」ズアアアァァァ…
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 ̄ ̄

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 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
幼女「ふえぇ… たのしかったよぅ…。」


揉み男「 」死ぃ~ん…


幼女「怪人の癖にヒーローの真似事とか メッ! だよぉ!?」


男の子「あ、あの… ありがとう…。」


幼女「ふえぇ… もっと刀で斬りたいよぅ…。」ジィ…


男の子「えっ!?」ビクッ!

幼女「ふえぇ……」ジイィィ…


男の子「ひっ!! ひいぃぃぃ!!」ジョロジョロジョワアァァ…


幼女「ふえぇ… きたないよぅ… バイバイ…。」スウウゥゥゥ…


男の子「景色に溶け込む様に消えた!? 只者じゃない!!」


  ファアォン!
   ファアォン!
    ファアォン!

  パウウゥゥゥー!!!


   バタン バタン…
     ドタドタドタ…



 コッチ ノ ホウカラ コエガ キコエタゾ!


男の子(僕は助かったのかな… お母さんのトコロに帰れるんだ… 良かった…。)


    「ふえぇ…」


男の子「ひいぃぃぃいぃ!?」


    ―おわり―

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