提督「連装砲ちゃんのお悩み相談」 (174)

某日、島風の部屋

島風「ねぇ、連装砲ちゃん」

連装砲「?」

島風「お友達って、どうしたら出来るのかなぁ?」

連装砲「……!」

島風「あ、ううん。別に寂しいとかじゃないの。提督と連装砲ちゃんがいるから私、全然寂しくないよ」

連装砲「……?」

島風「えっとね、艦娘って交友関係が広い人が多いから」

島風「私もこのままじゃだめなのかなって」

連装砲「……」

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島風「」スースー

連装砲「……」

連装砲「……」

連装砲「……!」

連装砲「」ガサゴソガサゴソ

カーンカーンカーン

……



箱『お悩み相談、始めました』

連装砲「」ドヤッ

翌日

島風「演習つっかれたぁ……今日は早く寝よう……」ポテ

……

連装砲「」ムクリ

箱<モウハイラナイヨー

連装砲「」ガサガサ

連装砲「」ヒョイッ

……

内容
『おしごとをへらしてほしいです』

相談人
『あぶぅ』

返答
『まず、浮いているというのはあなたの被害妄想であり、提督も艦娘の皆さんも、妖精さんの一人だってそう思っていません。

 そしてそれは、あなた自身が一番分かっているはずです。

 あなたは確かな自己というものを持っています。どんな時でも前を向き、誰よりも前に立つその姿勢は私たち全員の目標です。

 そんなあなただからこそ、誰よりしっかりと自分と向き合うことができるはずです。

 一度、姉妹の方々と腹を割って話してみましょう。きっと見えてくるものがあると思います。

内容
『仕事がねーでち。これじゃぷー太郎でち』

相談人
『海の中からハローハロー』

返答
『私たちの鎮守府では遠征重視の傾向があります。彼女たちが休むときのためにも、今はご自愛ください。

 もしどうしても気が咎めるというのであれば、もっと身近なものに目を向けてみるのはどうてましょう。

 少し耳に挟んだことですが、どうやら大鯨さんがお疲れの様子だとか……。

内容
『私、おばあちゃんなのかな……』

相談人
『大正生まれ』

返答
『気にすることはありません。誰かから見るあなたは、しっかり者で元気のいい魅力的な女の子です。

 この鎮守府にもあなたより年上の方もたくさんいらっしゃいます。

 あなたはそれを見て老いていると感じましたか? きっとそうではないはずです。

 誰かを下に見ることは決して良いことではありませんが、誰かを基準にすることは大切なことです。
 それが自身の正当な評価に繋がるのであればなおのことでしょう。

 改めて言います。あなたはとても魅力的な女の子です。決して自身を卑下しないでください。

ゴーゼーン、サンジデース!

連装砲「……!」ハッ

明日のスケジュール:六◯◯◯から射撃訓練

連装砲「……!!」

連装砲「」ゴソゴソ

島風「んぅ……連装砲ちゃん……?」

連装砲「Zzz」ピープー

島風「気のせい……?」

島風「……Zzz」

翌日!

島風「んー、今日の訓練しゅーりょー! 連装砲ちゃんもお疲れ様っ!」

連装砲「……」カクン…カクン…

島風「……? どしたの? 眠いの?」

連装砲「…! ……!」フルフルフルフル

島風「ならいいけど……無理しちゃダメだよ?」

連装砲「」コクン

島風「分かったならいいけど……」

島風「ん? あれ……」

連装砲「?」

―――

阿武隈「今日は楽しかったぁ〜。ありがとね、潮ちゃん!」

潮「そ、そんな、私なんて……でも楽しんで貰えて良かったです!」

北上「おーい阿武隈〜、北上サマへの感謝の言葉は?」

阿武隈「あはは、ちょーウケます。ナイスジョークです北上さん」

北上「なにそれ傷つく」

潮「あ、あはは……」

―――

島風「阿武隈さん、今日非番だったんだ。あれ、今日も遠征の予定入ってたような……連装砲ちゃん?」

連装砲「」ホッコリ

〜鎮守府廊下〜

呂500「でっちー何買ったの? ろーちゃんにも見せてですってー!」ダキッ

伊58「あーもう、見せてやるからひっつんじゃないの! ほら、これ」

呂500「? 何これ。ピンク色の卵に……こけし?」

伊58「……マッサージの道具でち。大鯨さん最近疲れてるから、少しでも役に立てばなって」

呂500「でもろー、こんな形のなんて見たことないよ?」

伊58「きっと胸の大きな人によく効くやつなんでち。はっちゃん御用達ってイクも言ってたし、間違いねーでち!」

呂500「へー! マッサージって奥が深いんだね!」

―――

連装砲「」

島風「おぅ? どしたの連装砲ちゃん。顔色悪いよ」

連装砲「」

叢雲「あーもう、いい加減泣き止みなさい! ちょっと髪の色染めてみただけじゃない!」

吹雪「だって、だっでぇぇぇ……むらぐもの綺麗な髪がぁぁぁぁぁ……!」グスグス

白雪「む゛ら゛く゛も゛ち゛ゃ゛ん゛ん゛ん゛」ボロボロ

叢雲「もう、みっともないったら……。私も悪かったわよ。もう染めたりしない、約束するわ」ナデナデ

吹雪・白雪「」ブワッッッ

………

神風「金剛さん! 美しさを保つ秘訣を教えてください!」

金剛「……別に意識して保ってるわけじゃないのデスが。強いて言うなら、バーニングラァブ! デース!」

神風「ば、ばーにんぐらぶ?」

金剛「いいでショウ! 提督LOVE勢が筆頭、金剛が手取り足取り教えてあげマース!」

神風「あ、ありがとうございます!」

………

島風「今日は何だか賑やかだね、連装砲ちゃん」

連装砲「」グッb

ヤセンノジカンダー!ヒャッハー!

連装砲「」チラッ

島風「Zzz……んんっ……」

連装砲「」ソーッ

連装砲「」ガサガサ

連装砲「」ヒョイッ

内容
『普通の新聞を書いてると心配されて辛い』

相談人
『ワレアオバ』

返答
『半分は日頃の行いです。反省しましょう。

 もう半分は恐らく、みんなあなたの書く新聞を楽しみにしているからではないでしょうか。

 特ダネを扱った新聞は、もともとの事件の面白さ、そしてそれ以上にあなたが楽しんで書いているということがよく伝わってくるものです。

 ここで言いたいのは、鎮守府のみんながあなたの普段の新聞をつまらなく感じているわけでは絶対にない、ということです。

 特ダネについて試行錯誤しながら書くこと。それがあなたの大好きなことであることを、みんな知っています。

 みんなが心配しているのは、あなたが遠慮して自分の好きなことを我慢しているのではないか、ということです。

 普段の記事を目一杯楽しんで書いて、みんなの不安を打ち砕いてやりましょう。
 難しいことですが、あなたならきっと出来ることだと思います。

 あなたの新聞の一購読者として、応援していますよ。

ネタが切れたので今日はここまでで

返答
『肩に力が入り過ぎていませんか? 一度ベッドなどに寝転んで、リラックスした状態で聞いてください。

 あなたのその一生懸命に尽くす姿勢は美点であり、また欠点でもあります。まずはそのことを自覚しましょう。

 あなたの能力を10とします。そして12の能力が必要な頼みをされたとします。

 普通の人であれば断る、もしくは誰かに足りない分の能力を貸して貰ってこなすといったところでしょう。

 ですがあなたの場合、自分の能力を無理やり12に上げてこなそうとする傾向にあります。

 それは他人にはとても真似出来ないものであり、それ故あなたへの親近感が薄くなる。その結果として今回相談されたようなことになったのではないでしょうか。

 解決方法は簡単です。自分はこういうことをしたくない、自分はこういうものが嫌だということを詳らかにしてしまいましょう。

 その程度で誰かに失望するような方はこの鎮守府にいません。恐れず、あなたという艦娘をいろんな人に見て貰いましょう。

 あなたが感じているストレスの大部分は、本当の自分を見て貰えていないことへのものだと思います。

 あなたがあなたである以上、あだ名はきっと変わりません。

 例え変わらなくても、自分を知って貰えているかどうか、それが変わるだけで以前よりずっと気が楽になるはずです。

―――

連装砲「」ハッ

時計<マルヨンマルマル!

連装砲「……」アクビー

連装砲「……Zzz」


…………


島風「んんーいい朝! おはよう連装砲ちゃ――あれ、どこ!? 連装砲ちゃん!?」

~箱の中~

連装砲「Zzz」パープー

―――

島風「もー! 今朝ホント心配したんだからね!」

連装砲「……」シュン

島風「ちゃんと夜はベッドで寝ること! あんな箱の中じゃ体に悪いし、手紙くれた人に失礼でしょ!」

連装砲「……!」アセアセ

島風「え? 手紙? 読んでないよ。親しき中にも礼儀あり、でしょ? この間提督が教えてくれたんだー!」

連装砲「」ホッ

島風「私の場合提督か連装砲ちゃんくらいしか使う相手いないけどねー! にひひ♪」

連装砲「……!!」ワタワタ

島風「あはは、ここ笑うところだよー」

島風「さーて、今日のお昼ご飯はーっと」

ワイワイ ガヤガヤ

連装砲「……?」クルリ

―――

潮「曙ちゃん曙ちゃん! このアイス美味しいよ! はい、あーん♪」

曙「……あ、あーん」

漣「ぼのたそのツンの霊圧が、消えた……?」

朧「何言ってんのさ……まぁ、確かに今日の曙はちょっと素直だけど。どしたの? 心境の変化?」

曙「……別に。ちょっと素直になってみただけよ。何? 悪い?」

朧「そんなことないよ、いい変化だと思う」

曙「……あ、ありがと」

潮「かわいいよ!」

曙「……///」カァ

漣「か、かわいいよぉぼのたん、ハァハァ、ハァ……!」ワキワキ

曙「」スパンッ

漣「ありがとうございます!」

…………

今日はここまで
更新遅くてすまんのぉ……

島風「なんだか賑やかだねー」

青葉「いやぁ、全くです。記事にはもってこいですねぇ」

衣笠「ちゃんと載せる前に許可取りなよー? あ、島風ちゃん。相席大丈夫?」

島風「おぅ? 青葉に衣笠。別にいいよ! 連装砲ちゃんもいいよね?」

連装砲「」コクコク

青葉「では遠慮なく。……あ、そうそう島風さん。ちょっとお話聞かせて頂いても?」

島風「? 別にだいじょぶだけど……何で?」

青葉「次の新聞、ちょっと冒険してみようと思うんですよ。それでまずはアンケートから始めてみようかと思いましてですね」

衣笠「青葉午前中もすっごいやる気だったもんね~」

青葉「いえ、ある筋から激励の言葉を貰いまして……」

連装砲「……」

島風「?」

青葉「そんなわけで、まずは日頃から一歩下がって鎮守府を見ている島風さんにいろいろと聞かせて頂こうと」

衣笠「そういうことみたいだから協力してあげてくれない? お礼にお昼奢るよー?」

島風「ん、いいよ! 私なんかで答えられることなら何でも聞いて?」

青葉「おっ、ありがとうございます~。ではまず第一問!」

連装砲「」デデン

青葉「ズバリ、あなたは提督のことをどう思っていますか?」

衣笠「!?」ブーッ

青葉「おや衣笠、どうしたんです? お行儀悪いですよ?」

衣笠「まっ、ちょっ……てって、提督!?」

島風「提督がどうかしたの?」

衣笠「どど、どうもしてないよ!?」

青葉「……怪しいですね。島風さん!」

島風「はーい!」シュッガシッ

衣笠「ちょ、やめ、離して島風ちゃんー!!」

青葉「フフフ、話すのはあなたですよぉ、き・ぬ・が・さ?」

衣笠「勘弁してぇえええええええええ!!!」ジタバタ


「――青葉、衣笠も! 悪ぃ、ちょっと来てくれ!!」

青葉「あん? 加古じゃないですか。どしたんです? そんな慌てて」

島風「何かあったの?」

衣笠「はぁ…はぁ…!」ゼーハー

加古「あたしにもよく分かんねーけど、古鷹が乱心した! 『私、悪い子になるんだから!』とか言って暁と入渠ドッグ占領してやがる!」

青葉「暁ちゃんもですか? そりゃまた何で……」

加古「アイツはアイツで『レディには休息も必要なのよ!』とか言ってたが……とにかく見た方が早い! 説得すんの手伝ってくれ!」

青葉「んー、まぁネタとしては面白いかもですね。ごめんなさい島風ちゃん、アンケートはまた今度お願いします!」

衣笠「慌ただしくしてごめんねー!」

島風「あはは、頑張ってねー」

加賀「提督、私の体を見てください」

提督「ぶふっ!? ちょ、早く服着て来なさい!」

加賀「中破しているのだもの。仕方ないわ」

提督「だったら早くドッグに!」

加賀「古鷹と暁が占拠しているのだもの。仕方ないわ」

提督「いやでも、二つは空いてるはず――!」

加賀「私が使ったら長時間占領してしまうもの。仕方ないわ」

提督「バケツ使っていいから!」

加賀「もったいないもの、仕方ないわ」

加賀「…ねぇ、提督。私の体、どうかしら?」

加賀「分からない? …なら」

加賀「体に聞いてみるとしましょう」

……………
………


アッーーーーーーーーーーー!!!!!

島風「連装砲ちゃん、耳ふさいじゃったら何も聞こえないよ」

連装砲「………………!!」

まだ続ける?
飽きてないって人いたらまだ続けようと思うんだが…

ありがとう
ならこのSSはもうちょっとだけ続くんじゃ。
あと艦娘の名前適当にお願いします

では今出た娘たち中心に書いていきます
すまんがまたクソ遅筆に付き合ってくだちい

あと一人あたりちょい短くなるかもです。マジスマン

内容「姉が姉であることしか思わず右往左往している」

相談人「信頼できる子」

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