杏「おねむトリオと回るSUSHI」 (32)

シンデレラジオの外伝です
例によって、今回だけでも見れるのでよければどうぞ


本編
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第170回」
杏「杏・輝子・小梅のシンデレラジオ 第170回」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1461502826/)


外伝
都「正解はひとつではありません!」
都「正解はひとつではありません!」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1464957005/)

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1465650103

―事務所―

杏「ふわぁぁ……」

こずえ「ふわぁ」

仁奈「ふぁぁ…」

杏「平和だねぇ」

仁奈「平和でごぜーますね…」

こずえ「へいわー…」

杏「もう、ずっとこのままでいいんじゃないかなー」

仁奈「それは退屈でごぜーますよ」

杏「えー、そうー?」

仁奈「そーですよ」

こずえ「ふわぁ…」

こずえ「んー…」

杏「んー、こずえ、どしたー?」

こずえ「てれび…みたいー…」

杏「リモコンそこら辺になかったっけ?」

仁奈「ここにあるですよ!はい、こずえおねーさん」

こずえ「ありがとー…」

杏「何か見たい番組あるの?」

こずえ「んー…わからないー…」

仁奈「何か適当に見たかっただけでごぜーますね」

こずえ「うんー…そうー…」

杏「そういうのあるよね」

こずえ「あー…さちこー…」

杏「あー、これ、この前のバラエティの再放送だね」

仁奈「幸子おねーさん、とっても目立ってたですよ」

杏「流石、体を張った芸に定評のあるアイドル」

杏「あ、CM」

仁奈「気になるところでCMになったですよ!」

杏「まぁ、再放送だからこの後の展開は分かってるんだけどね」

こずえ「あー…みてー…おすしー…」

仁奈「回るお寿司ですよ!」

杏「回転寿司のCMって、あんまり見ない気がするなぁ」

杏・こずえ・仁奈「……」

杏「…なんか、回転寿司に行きたくなってしまった」

仁奈「仁奈もですよ…」

こずえ「こずえもー…」

杏「なんだろうね、この、回らないお寿司じゃなくて、回るお寿司が食べたくなる感じ」

仁奈「回らないお寿司はわからねーですけど、回るお寿司が食べてーです!」

こずえ「おすしー…まわるー…ぐるぐるー…」

杏「ぐぬぬ…動きたくないけど回転寿司食べたい…」

仁奈「仁奈、お腹減ってきたですよ…」

こずえ「おなか…すいたー…」

杏「事務所の近くの回転寿司ってどこだっけなぁ…」

杏「んー……携帯…携帯…」

仁奈「杏おねーさん、全然ちげーところ探してるですよ」

杏「体起こすのめんどい…」

こずえ「あんずー…ここー…」

杏「あー、そっちかー……よいしょ、と」

仁奈「近くにあったら食べに行くですか?」

杏「うーん、そうだねぇ…今、ちょっと調べてるから」

こずえ「べんりー…」

仁奈「携帯電話は何でもできるですね」

杏「何でもは出来ないよー、出来ることだけー」

杏「えーと……あー、そっか、ここがあったか。まぁ、歩いていける距離かな」

仁奈「近くにあるですか!」

杏「……行く?」

仁奈「行きてーです!」

こずえ「いきたいー…」

杏「んじゃ、いくかー」

仁奈「わーい!」

こずえ「やったー…」

―1時間後―

杏「来てしまった」

仁奈「回るお寿司だー♪」

こずえ「まわるおすしー…」

杏「中は…空いてそうだね」

仁奈「入れそーですか?」

杏「ん、大丈夫。微妙にご飯時からズレてるしね」

こずえ「ふわぁ」

杏「じゃ、入るかー」

仁奈「はーい!」

こずえ「はぁい…」

―――――

仁奈「おぉー、お寿司が回ってるですよ」

こずえ「ぐるぐるー」

杏(一応、一番奥のテーブル席にしてもらったけど、そこまでしなくて良かったかな)

こずえ「これー…なにー…?」

仁奈「ふふふ、これはですね、これを使ってお寿司を選ぶと」

仁奈「向こうからお寿司がびゅーんってこれに乗って出てくるですよ」

こずえ「ふわぁぁ…すごいー…」

杏「これがあると、ついついこれで頼んじゃうんだよね」

杏「ほい、お茶」

仁奈「ありがとうごぜーます!」

こずえ「ありがとー…」

杏「熱いから気をつけるんだよ」

仁奈「ふー…ふー…ふー…ずずず…」

こずえ「ふぅー……ふぅー……」

杏「さーて、何から食べようかね」

仁奈「仁奈、茶碗蒸し食べてーですよ」

こずえ「あー…こずえもー…」

杏「じゃ、それでいくか。茶碗蒸しだから…サイドメニューのとこかね」

仁奈「早速使ってるですよ」

杏「まぁ、サイドメニューはね」

こずえ「あー…こずえ…あれたべたいー…」

杏「おー、エビフライ巻き」

仁奈「仁奈が取るですよ!」

こずえ「えへー…ありがとー…」

仁奈「あ、かっぱ巻き!」

杏「巻き寿司系で攻めるね」

仁奈「こずえおねーさん、かっぱ巻き2個とエビフライ巻き1個交換するですよ」

こずえ「いいよー…」

杏「んー…お、サーモン」

仁奈「いただきまーす♪」

こずえ「いただきまぁす…」

杏「いただきまーす、と」

仁奈「もぐもぐ」

こずえ「もぐもぐ…」

杏「むぐむぐ」

仁奈「うめぇですよ…」

こずえ「おいしー…」

杏「うん、回転寿司だ」

ピピピピピ!

こずえ「ふわぁ…?」

杏「お、茶碗蒸しが来るよ」

仁奈「わーい!」

こずえ「ふわぁぁぁぁ…ちゃわんむしが…びゅーんって…きたー…」

仁奈「取ったら、ボタンを押して戻すですよ」

こずえ「ぼたん…これー…?」

杏「そうそう、ポチっとな」

こずえ「ばいばいー……」

杏「あむ……んー、うまー」

仁奈「茶碗蒸しうめぇですね…」

こずえ「ふわふわぁ……」

仁奈「サイドメニューって、他にどんなのがあるですか?」

杏「んー、唐揚げにフライドポテト、うどん、ラーメン…」

仁奈「うどんとラーメンもあるですか」

こずえ「おすしやさんなのにー…?」

杏「色々あるねぇ」

仁奈「仁奈、唐揚げ食べでーです!」

杏「じゃあ、それと、フライドポテトでも頼んどこうかね」

杏「あー…あと、サーモンの炙り」

仁奈「もぐもぐ…」

こずえ「もぐ…もぐ…」

杏「ずずず……ふぅ」

こずえ「あー…たまごー…」

仁奈「あ、仁奈もたまご食べてーです!」

杏「4つ連続で流れてきたね」

仁奈「杏おねーさんも食べるですか?」

杏「んー、杏はとりあえずいいかな」

仁奈「じゃあ、仁奈とこずえおねーさんの分を…」

仁奈「はい、こずえおねーさん!」

こずえ「ありがとー…」

杏「唐揚げとフライドポテトも来るから、今あるの食べとかないと」

仁奈「あ、そうでした!」

こずえ「たべるー…」

仁奈「ふー…ふー…ずずず」

こずえ「もぐ…もぐ…」

杏「もぐもぐ」

仁奈「あ、プリンですよ」

こずえ「ぷりんー…」

杏「これも回転寿司の魅力の1つだね」

仁奈「最後に食べるです!」

杏「うむ」

ピピピピピ!

杏「お、来た来た」

仁奈「唐揚げだー♪」

こずえ「ふわぁ」

杏「テーブルの上が大変な事になってしまった」

こずえ「おすしがー…いっぱいー…」

仁奈「半分ぐらいお寿司じゃねーですよ…」

杏「ははは」

杏「あーむ……むぐ……あー、炙りたてのサーモンの美味さ…」

仁奈「杏おねーさんが幸せそうな顔してるですよ」

こずえ「ぽてとー…おいしー…」

―――――

杏「んー、次は何食べようかなー」

仁奈「仁奈はいかを食べるですよ」

こずえ「こずえー…あれがいいー…」

仁奈「たこでごぜーますね!」

杏「いかとたこ」

杏「杏は…アジと…穴子にしよっと」

こずえ「になー…いかとたこー…いっことりかえっこー…」

仁奈「ふふふ、いいですよ!」

こずえ「やったぁー…」

杏「あむ…むぐむぐ……うん、うまー」

こずえ「もぐ…もぐ…」

仁奈「もぐもぐ…」

杏「えーと、穴子のたれ…」

仁奈「これですか?」

杏「あー、それそれ」

杏「多めにかけてーっと…あーむ、もぐもぐ……うまい」

こずえ「こずえもー…これー…つかいたいー…」

杏「注文パネル?まぁ、いいけど」

仁奈「届かねーですね。仁奈と場所替わるですか?」

杏「あー、これ、取り外せるから大丈夫だよ」

仁奈「えっ、これ取れるんでごぜーますか!」

杏「うん」

仁奈「知らなかったですよ…」

杏「ほい、こずえ。使い方分かる?」

こずえ「えへー…だいじょうぶー…」

仁奈「こずえおねーさん、何か食べたいのがあるですか?」

こずえ「んー……」

杏「ま、ゆっくり選ぶといいさー。…お、とろサーモン」

仁奈「あっ、ハンバーグ!」

杏「今更だけど、ハンバーグとか焼肉が乗ってるのも寿司って言っていいのかな」

仁奈「美味しいから大丈夫でごぜーますよ」

杏「それもそうか」

こずえ「ふわぁ…うにー…」

杏「ん、こずえ、うに食べたいの?」

こずえ「うにー…うにー…」

杏(語感で選んだだけ…?)

杏「じゃあ、それを選んで、注文って書いてるとこ押して」

こずえ「ふわぁ」

杏「これで大丈夫」

こずえ「えへー…うにー…」

仁奈「こずえおねーさん、うに食べた事あるですか?」

こずえ「んーん……ないよぉー…」

仁奈「初めてですか」

杏(お、これは…)

仁奈「あっ、杏おねーさんが高いお皿のやつ取ってるです!」

杏「バレたか…って、自分のお金だから何も問題ないじゃないか」

仁奈「そうでした!」

こずえ「それー…なにー…?」

杏「大とろ」

こずえ「おおとろー…」

仁奈「仁奈も食べてーですよ!」

こずえ「こずえもー…」

杏「えぇー、しょうがないなぁ。じゃあ、それで注文しといて」

仁奈「わーい♪」

こずえ「やったぁ…」

―――――

仁奈「おぉ…これが大とろでごぜーますか…」

こずえ「ふわぁー…」

杏「うむ」

仁奈「お皿が金ぴかでごぜーますよ」

こずえ「ぴかぴかー…」

杏「他が100円なのに対して、これは300円だからね」

仁奈「3倍でごぜーますね!?」

こずえ「さんばいー…」

杏「3倍なら金じゃなくて赤…まぁ、それはいいか。金色にも乗ってたし」

仁奈・こずえ「?」

杏「あーむ………むぐ……うまい」

仁奈「もぐもぐ……おぉぉ…う、うめぇですよ…!」

こずえ「ふわぁぁ…おいしー…」

杏「3倍の値段するだけあるね」

仁奈「口の中でとろけるですよ…」

こずえ「ふわぁぁ…」

杏「どうする?まだ何か頼んどく?」

仁奈「仁奈、もうお腹いっぱいですよ」

こずえ「こずえもー…」

杏「デザートは?」

仁奈「食べます!」

こずえ「たべるー…」

杏「だよね。何にしよっかなー」

仁奈「仁奈はプリンにするです!」

杏「さっきのヤツね。えーと…あ、これか。こずえは何にする?」

こずえ「んー………これー…」

杏「チョコケーキね。杏は……んー、ティラミスにしよっと」

こずえ「もぐ…もぐ……ふわぁ…うにーも…おいしいー…」

杏「うにーじゃなくて、うにね」

こずえ「うにー…」

杏「う、うん…いいけど…」

仁奈「ずずず……ふぅ…大とろ美味しかったです…」

こずえ「おいしかったねー…」

杏「満足満足」

仁奈「大人になったら、お腹いっぱいになるまで大とろだけ食べるでごぜーますよ」

こずえ「になー…おとなー…」

杏「何という贅沢」

―――――

杏「ふぅー…食べた食べた」

仁奈「ごちそーさまでした!」

こずえ「こちそうさまでしたぁー…」

杏「これで回転寿司欲が満たされた」

仁奈「満足でごぜーます…」

こずえ「まんぞくー…」

杏「ずずずずず……ふぅー…」

仁奈「ずずず……」

こずえ「ずずず…ふわぁ」

杏「もうこのまま一眠りしたい」

こずえ「んー…」

仁奈「お店で寝たらダメですよ」

杏「じゃあ、本格的に眠くなる前に帰るかー」

仁奈「はーい!」

こずえ「はーい…」

アリガトウゴザイマシター

仁奈「また、3人で回るお寿司食べに行くですよ!」

こずえ「いくー…」

杏「次は回らないお寿司がいいなぁ」

仁奈「回らないお寿司…!たけぇやつですね…」

こずえ「おかねー…いっぱいいるー…?」

杏「流石に回らない寿司で3人分出すのはキツいから」

杏「その時はプロデューサーになんとかしてもらおう」

仁奈「Pは大人ですからね!」

こずえ「おとなー…」

杏(仁奈とこずえを盾にして、杏も回らないお寿司に連れて行ってもらう作戦)

杏(ふっふっふ……)


おしり

SUSHIを食べに行くと炙り系ばっかり頼んじゃいますね…


見てくれた人ありがとう

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