男「さて、学校行くか」 姉「そうだね」 (23)

ガチャ

イッテキマース

男「学校か...めんど」

姉「まぁまぁそう言わずに」

姉「そうだ!こないだのテストどうだった?」

男「え?...うーん、忘れた」

姉「えぇー昨日個票渡されたのに?」

男「...なんで知ってるんだよ」

姉「いつもしっかり男の事見てるからね」ニヤ

男「」ゾクッ

男「あ、姉貴はどうだったんだよ」

姉「え?私?私はいつも通りかな」

男「てことは1位か...はぁ」

姉「えへへっ、褒めて褒めて~」

男「はいはい、凄い凄い」

姉「へへっ///」

男「...」

男(姉は優秀だ、文武両道、容姿端麗、性格も良い...けど、なんか少し怖い)

男「なんで姉弟なのにこんなに差が出るのか...本当に俺たち姉弟なのかよww」

姉「ふふっ、じゃあもし私達が本当に姉弟じゃなかったらどうする?」

男「え?」

姉「」ジー

男「ど、どうもしないかな...」ポリポリ

姉「えぇーなにそれ」

姉「私だったら...フフッ///」チラッ

男「なんだよ」

姉「なーいしょ」

男「そうかい」

幼馴染「あっ、男くん!」

幼馴染「おはよう!」

男「おはよう、朝から元気良いな」

幼馴染「そうかな?あっ、お姉さん、おはようございます」ペコッ

姉「...おはよう」



姉 チッ



幼馴染「そうだそうだ!男くん!テストの個票どうだった?」

男「あー、忘れた」

幼馴染「絶対嘘だ」

姉「学年順位152/251人中よね」

男「えっ」

幼馴染「やった!勝ったぁー!」

男「なんで知ってんだよ...」

姉「いつも見てるんだし男の事だったらなんでも知ってるよ」ニコッ

男「はぁ...まじか」

幼馴染「...」

幼馴染「男くんはお姉さんに愛されてるんだね!」

男「からかってるだけだよ」

姉「...」

姉(この女、然り気無く「お姉さん」って呼んでんじゃねーよ、誰がお前の「お姉さん」だよ)

姉(消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ消えろ...)

男「あ、学校に着くな...はぁ」

幼馴染「じゃあ先輩のお姉さんは別の校舎だからここでお別れだね」

男「そうだな、またな姉貴ー」

姉「うん、またね」

幼馴染「」ペコッ

幼馴染「じゃあ行こっか男♪」

姉「──!!!」

姉(いまアイツ...男の事を名前で呼びやがった...)

姉「殺──」

キーンコーンカーンコーン

先生「ほら予鈴鳴ったぞー!急げー!」

姉 チッ

姉 スタスタ

幼馴染「」チラッ

幼馴染(これであの女から男を引き離せたわね)

男「幼馴染ー、早くしねーと遅れるぞー」

幼馴染「っ、待って男!置いていかないで~!」

────
──


キーンコーンカーンコーン

姉「...」チラッ

姉(この窓側の私の席から丁度男の教室を望むことが出来る...)

姉(あの女...男に近づいたらグチャグチャに引き裂いてやる...)

男「」ソワソワ

友人「どうした男ー、忙しねーな」

男「いや...なんか」

友人「トイレ我慢してんのか?」

男「ちげーよ、その...誰かに見られてる気がして落ち着かないというか...」

友人「ふーん」

友人(まぁ、男はそれなりに顔が整ってるからな...誰か見ててもおかしくない)

幼馴染「」チラッ

友人(おっと、幼馴染のやつ男の事見てるな~、あの顔は惚れてるね!)

友人「男~、金持ちに好かれるってお前羨ましい奴だなぁ~」

男「は?お金持ち?」

友人(幼馴染って結構家金持ちなんだよなぁ...噂じゃあSPが居るっていう...)

姉「」ジーーー

姉(友人...と他には...誰も居ないわね)

姉「...はぁ////」

姉(男...やっぱり格好いいよぉ...///)

姉「...」

姉「あの女...さっきからチラチラ男の事を見てるな」ブツブツ

姉友「ん?どうしたの姉ちゃん」

姉「なんでもなぬ」

姉友「ふーん」

眠い...明日また続き書くずら

幼馴染「」チラッ

幼馴染「あ、あの男──」

ガッシャーーーーーーン

ウオッ

ナンダ?

ドウシタ

窓ガラスガ割レタゾ

マジカ

ザワザワ...

男「びくったー、窓ガラスが急に割れるとは...」

幼馴染「...っ、痛っ」

男「んっ」

男「あっ!幼馴染!!」

幼馴染「...っ」

男「血が出てるじゃねーか!大丈夫か?」

幼馴染「う、うん...ちょっとガラスの破片で皮膚切っちゃっただけだから...」

男「そうか...一応保健室行ったら?」

幼馴染「平気平気」

友人「でもあぶねーな、あと数センチズレてたら首の動脈通ってるところ切っちゃうところだったな...」

幼馴染「うん...危なかったねー」

姉 チッ

姉(仕留め損ねたか...)

姉(首狙ったのに...)

姉友「なんかあっちの校舎の方凄い音しなかった?」

姉「うん、そうだね」

姉(わざわざこの学校に使われてる窓と同じ材質のガラスを用意して投げたのに...)

姉「ミスった...」

姉友「?」

ガラガラー

別クラス男子「速報速報!!あっちの校舎の窓ガラスが突然割れたってよ!!」

ザワザワ

別クラス男子「外から異物を投げられた形跡が無いらしいから自然に割れたんだってよ!!」

姉(当たり前よ...同じ材質のガラスなんだから異物をどれだけ探しても見つからないわ)

まじで寝るおやすみー

IDかわる可能性が微粒子レベルに存在しているからコテつけるわ

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