【艦これ】三日月「もっともっと頑張らないと、ですね!」電「おまけなのです」 (111)


【艦これ】三日月「もっと……もっと頑張らないと……私は」電「……三日月ちゃん」
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のオマケ話や後日談などを短編集的なノリで書いていきます。時系列については最初にどのあたりの話なのか書きます。よろしくお願いします。



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『弥生の新しい友達』

 これは菊月、如月が三日月のいる鎮守府へと着任した次の日の話。

 〈前提督鎮守府〉

弥生「…………」 スタスタ

弥生「……はぁ……」

弥生(昨日、菊月と如月が別の鎮守府へと転属になった。弥生もそこへ転属のはずなんだけど、手続きの関係で弥生だけ少し異動が遅くなるみたい)

弥生「…………」

弥生(……寂しい……)

 とぼ、とぼ

弥生「……ん?」

夕立「……うぅ……やっぱ寂しいっぽい……菊月ちゃんもいなくなっちゃったし……うぅ……ぽい……」

弥生(あの人は確か、夕立だ。菊月と仲がいい子だったよね? 多分)

夕立「……ん? あなたは確か」 タッタッタ

弥生「!!」 ビクッ

弥生(こ、こっちに来た?)

夕立「やっぱり、菊月ちゃんと三日月ちゃんのお姉ちゃんの弥生ちゃんっぽい! ねぇねぇ、何してたの?」

弥生「え、えと……」

弥生(ど、どうしよう。弥生、姉妹と司令官意外とお話しするの苦手なんだよね……ちなみに遠征もないし出撃もないから暇を持て余している弥生は適当に散歩していました。まるで寂しさをごまかすかのように行われるこのさんぽという行為に何か意味はあるのかな? いや、多分ないと思うけど――)

弥生「…………」

夕立「や、弥生ちゃん?」

弥生「!!」 ビク

弥生「な、何……?」

夕立「え、えっとぉ……いや、なんでもないっぽい!」

弥生「…………」

夕立「…………」


弥生(ま、またやってしまった。弥生はどうしてこんなにおしゃべりが苦手なんだろう。本当はもっと自分の気持ちを表に出したいけど、なぜだか出せない。自分のこの不器用さが本当に嫌になるよ。もっと卯月みたいに自分の気持ちを表に出したいのに。そういえば卯月、元気にしてるかな? いつかまた会えたらいいなぁ)

弥生「…………」 オドオド

夕立「……ねぇねぇ! 弥生ちゃん!」

弥生「!!」 ビク

夕立「今暇っぽい? 暇だったら、夕立とお買い物に行かない?」 ニッコリ

弥生「……え……?」

弥生(う、うそ……? 基本的に皆弥生と会話すると会話が弾まな過ぎて去って行っちゃうのに……また話しかけてきたしおまけにお買い物に誘ってきた!? こ、こんなパターン初めて。……う、嬉しいなぁ)

弥生「…………」

夕立「……嫌っぽい?」

弥生「!!」

弥生(そ、そんなことない!! 早く行くって言わなきゃ!! う、うんざりされちゃう……せっかく誘ってくれたのに)

弥生「え、えと……その……」

弥生(もう!! なんで行くって簡単な事いう事が出来ないの!? は、早く言わなきゃ――)

夕立「ゆっくりで大丈夫だよ?」 ニッコリ

弥生「……へ……?」

夕立「ゆっくり、ゆっくりで大丈夫っぽい!」

弥生「…………」

弥生「い、いく……」

夕立「やった!! じゃあ早速準備しましょ!」

弥生「う……うん」


 スタスタスタスタ

夕立「――んで、そしたら菊月ちゃんがねー」 ペチャクチャペチャクチャ

弥生「うん」

弥生(す、すごい。さっきからずっと話を振ってくれる。弥生、相槌打ってるだけなのに、止まらない)

夕立「――ってことがあったの! 面白いよね!!」 ニッコリ

弥生「ふふ、そんなこと……あったんだね」 クスクス

夕立「…………」 ポカーン

弥生「え……?」

弥生(ど、どうしたんだろう。いきなりポカーンとし始めた。もしかして、やっぱり弥生と話すの面白くなかったのかな? というか話すと言うか弥生は相槌打ってるだけだもんね。……面白くないに決まってるよね)

弥生「ご、ごめ――」

夕立「弥生ちゃん! 笑うとすっっっごく可愛いっぽい!!」 キラキラ

弥生「え?」

夕立「普段からお人形さんみたいで可愛いなーって思ってたけど、笑うともっともっと可愛いっぽい!!」 ギュー

弥生「え? ……え?」

弥生(か、可愛い? 弥生が?)

弥生「…………」

弥生「//////」 プシュゥゥゥゥゥゥ

夕立「や、弥生ちゃん!? 弥生ちゃーん!?」




夕立「もう、いきなり気絶しちゃうんだもん。びっくりしたっぽい」

弥生「ご……ごめん……」

夕立「全然大丈夫っぽい!」

弥生(気が付いたらショッピングモールに到着してた……夕立がおんぶしてくれて来たみたい……申し訳ないなぁ)

弥生「え、えと……」

夕立「んー?」

弥生(が、頑張れ弥生。勇気を出せ。こ、声出してけー!)

弥生「な……」

夕立「?」 キョトン

弥生「な、何買いに来たの?」

弥生(い、言えた!!)

夕立「お手紙っぽい!」

弥生「お……お手紙?」

夕立「うん!」

夕立「三日月ちゃん達に送るっぽい!」

弥生「…………ゆ、夕立は」

夕立「?」

弥生「み、三日月達の事……好きなの?」

夕立「うん! 大好きっぽい!」

夕立「……まぁ、三日月ちゃんには色々とひどい事言っちゃったり、しちゃったこともあったけど……」

弥生「…………」

夕立「……ごめんね! いこ?」 ギュ

弥生「!!」

弥生「う、うん///」


弥生(あ、あれ?)

弥生「ゆ、夕立」

夕立「なにっぽい?」

弥生「あ……あの……お手紙買うのが目的だったんじゃ……ないの? な、なんでお洋服屋さんに…………」

夕立「あ! これもいいっぽい! 弥生ちゃん! 着てみて着てみてー!!」

弥生「……は、はい」


夕立「キャー!! 弥生ちゃんメイド服に合い過ぎ!!」

弥生「う、うぅ……///」

夕立「次!! 次これっぽい!!」



夕立「うーん、和服も良いっぽい……」

弥生(な、なんでこの子着付けなんてできるの?)

夕立「よし! 次はこれっぽい!!」

弥生「ま、まだあるの……?」



夕立「弥生ちゃんはロングスカートが似合うと思ってたけど……これもこれでありっぽい。白ブラウスにミニスカート……よいぞ」

弥生(スカート、短い……///)

夕立「弥生ちゃんの制服そのものがおしゃれだから、何着ても似合うね。よっしじゃあ次は!!」

弥生「ま、まだあるの!?」


夕立「ふぅ……眼福眼福……」

弥生(け、結局何着か買っちゃった。重い)

夕立「……弥生ちゃん! 夕立が持ってあげる!」

弥生「……え? い、いい。わ、悪いし……」

夕立「いいっていいって! 重いでしょ? 持ってあげる!」 スッ

弥生「…………あ、ありがとう」

夕立「大丈夫だよー!」 ニコ

弥生(なんでわかったんだろう……)


弥生「……ふぅ」

 タッタッタッタッタッタ

夕立「弥生ちゃーん! はい! これ!」

弥生「く、クレープ? 飲み物買いに行ったんじゃ……」

夕立「飲み物もあるよ! けど、近くで売ってたからついでに買っちゃった! どうぞっぽい!」

弥生「あ、お、お金……」

夕立「ん? 良いよ別に。おごりっぽい!」

弥生「け、けど」

夕立「今日付き合ってもらっちゃったもん。だから大丈夫っぽい!」

弥生「あ、ありが……とう」

夕立「うん!」

弥生(夕立……優しい)

夕立「私も座ろっと。よいしょ」 スッ

弥生「…………」

夕立「ん、クレープおいしいっぽい~!」 ニコニコ

弥生(よく笑う子だなぁ。犬みたいに人懐っこいし、誰とでも仲良くなれるタイプなんだろうね。それにおしゃれだし、可愛いし、胸も大きいし背もそこそこ高い。……色々と羨ましい) ジー

夕立「どうしたの?」

弥生「あ、えと……なんでもない」

夕立「そっか! あと、弥生ちゃんも早く食べちゃったほうがいいっぽい!」

弥生「あ、うん……」

弥生「……」 モグモグ

弥生「お、おいしい」

夕立「だよねー!!」

弥生「……」 モグモグ

弥生「……ね、ねぇ夕立」

夕立「ん?」

弥生「どうして今日……弥生の事お買い物に誘ってくれたの?」

弥生「……弥生と一緒にいても……つまらなくないの?」

弥生「……弥生、話すの苦手だし……不愛想だし……気も使わせちゃうし……皆、弥生と話したがらない…………普通は……」 ショボン


夕立「し、質問いっぱいだね」

弥生「!! ご、ごめん……」

夕立「ううん、大丈夫だよ。そうだね~一個ずつ答えていくね」

夕立「まず最初に、夕立が弥生ちゃんをお買い物に誘ったのはなんとなく。正直に答えちゃうね。断られるかなーとも思ってたし」

弥生「…………」

夕立「雰囲気的におしゃべりが苦手なのかなーって思ったから、ゆっくりあなたの返答を待つことにしたの。そしたらいいよって弥生ちゃんが答えてくれた。だから今こうしてお買い物に来れてるっぽい!」

弥生「……そうだったんだ」

夕立「うん! 二つ目の質問も答えるね」

夕立「弥生ちゃんと一緒にいてつまらないなんて思わないよ、絶対」

弥生「ど、どうして……? 弥生、相槌しか打ってないのに」

夕立「だって弥生ちゃん、私の目を見てしっかりと相槌してくれたり頷いてくれたりしてるもん。おしゃべりが苦手なだけで、しっかり話聞いてくれてるもん」

弥生「!!」


夕立「私は……ほら、お馬鹿だから勝手に話しちゃうっぽい。よくうるさいって言われてるし、やかましがられちゃうもん。だから、ちゃんと話聞いてくれてるだけで、夕立は嬉しいし楽しいよ」 ニッコリ

弥生「……」

夕立「あんまり気にすることないっぽい! 夕立、お喋り大好きだし」

弥生「…………」

夕立「それに、弥生ちゃんと一緒にいて分かったけど、弥生ちゃん結構分かりやすいっぽい。あ、今重いって思ってるんだろうなぁってわかったし、お腹も減ったんじゃないかなぁとも思ったもん!」

弥生「…………」

夕立「だから、夕立は弥生ちゃんと一緒にいて楽しいよ?」

弥生「…………」

弥生(この子は、すごいなぁ)

弥生「……弥生もね」

弥生「……本当は……みんなともっと……お話ししたい……」

夕立「うん」

弥生「…………もっと自分の気持ちを……表に出したい……けど、それが……できないんだ…………嫌になる」

夕立「そんなに卑屈になることないよ!」

夕立「弥生ちゃんは自分で思っている以上に、気持ちを表に出せてるから大丈夫だよ!」

弥生「…………」

夕立「だって弥生ちゃん、笑ってたし、顔赤くさせて恥ずかしがってたし!」

弥生「…………」

夕立「……今だって、泣いてるっぽい。皆と会話できなくて、寂しかったんだね? ……不器用な自分が、嫌だったんだね?」 ヨシヨシ

弥生「…………うん」 グス

夕立「大丈夫だって! ゆっくり、ゆっくりでいいんだよ? 今の弥生ちゃんだって」

夕立「夕立は大好きっぽい!!」

弥生「…………」 ゴシゴシ

弥生(馬鹿。弥生の馬鹿。何勝手に泣いてるんだ。夕立に気を遣わせちゃってる。……勇気を出すんだ、弥生)

弥生「…………ゆ、夕立……」

夕立「ん? なぁに?」

弥生「あ……」

夕立「…………」

弥生「……あ……あ……」

夕立「ゆっくりで、大丈夫。ね?」 ニコ

弥生「…………」

弥生「ありがとう、夕立」 ニッコリ

夕立「うん!」


夕立「やっぱ弥生ちゃんは笑ってる方が可愛いっぽい~」

弥生「あ、ありがとう///」

弥生「で、でも……恥ずかしい///」 カァァァァァ

夕立「!!」 ドッキーン

夕立「か……」

弥生「え?」

夕立「か、かっわいいいいいいいいいい!!」 ダキ!!

弥生「ふあ!?」

 ドンガラガッシャーン!!

夕立「えっへへ~」

弥生「く、苦しい……」

弥生(……けど)

弥生「も、もう……夕立は……本当に犬みたいだね」 ニッコリ

弥生(楽しい)


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

〈執務室〉

弥生(お買い物から一週間が経ちました。弥生は今日、菊月達が来た鎮守府へ転属になりました。今は、あの子達を待っている最中です)

提督「悪いな弥生。あの子達、もうちょっとで来ると思うから」

弥生「いえ」

弥生(あれから夕立と一緒に過ごしたけど、楽しかったなぁ。夕立、最後すっごく泣いてたな。あの子もここへ転属できないのかなぁ……なんか、バランスとかの関係上でできないって言われてるけど、理不尽だよね。別にいいと思うんだけど。あの子、菊月達とも仲良いんだし、絶対にその方が良いと思うんだけど。あ、でもみんなと仲良いか夕立は)

弥生「…………」

提督「……な、なぁ」

提督「もしかして……怒ってる?」

弥生「へ?」 キョトン

弥生(え? え? 特に表情……出してなかったんだけど。言うなれば真顔状態だったんだけど)

弥生「いや……弥生、怒ってなんかないですよ?」

弥生(いや本当に。全然怒ってないよ? 考え事してただけ)

提督「そ、そっか」

弥生「はい」


 チッ、チッ、チッ、チッ

提督(時計の音……響くなぁ)

弥生(やっぱり弥生、普通にしてても怒ってるように見えちゃうのかな? そんなつもり、無いんだけどね。あ、でも弥生ふと思ったんだよね。真顔状態で怒ってるように見られるんじゃ笑ってた方が良いのかもしれないけど、常に笑ってる方がむしろ気持ち悪くないかな? 気持ち悪いよね? うん。ハイアンサー。だったらむしろこのままの方が良いと思うんだよね。夕立、今の弥生のことも好きって言ってくれてたし。それじゃあダメなのかな? そういうわけにはいかないんだろうか)

弥生「…………」

提督「な、なぁ……やっぱり怒ってるだろ? 何かやってしまったか俺?」

弥生「へ?」

弥生(いやだから怒ってなんかないから)

弥生「怒ってないですって」

提督「……すまない」

弥生「…………」 マッタク

弥生(……やっぱ常に笑ってた方が良いのかな? いや、でも常に笑ってるやっぱ気持ち悪いと思うんだよね。――ハッ!! いや、笑うんじゃなくて、ほんわかとした表情で行けばいいんじゃないかな!? 文月みたいに!! ……いや、ダメだ。弥生、笑う以上に苦手だよそんな雰囲気だすの。てか無理)

弥生「…………はぁ」

提督「!?」 ビク

弥生(不器用な自分が本当に嫌になる。ゆっくりでいいって言われたけど、まだまだ時間かかりそうだよ、夕立)

弥生「…………」 ムスー

提督「や、やっぱ怒ってるだろ君!」

弥生「……だから……」

弥生「怒ってないって言ってるでしょッ!!(怒ってないって言ってるでしょッ!!)」 クワッ!!

提督「いや絶対怒ってるだろ!? すみませんでした!!」


 バタン

如月「ご、ごめんなさい……お、遅くなりましたぁ」

菊月「遅くなってすまない。……弥生の怒鳴り声が聞こえたが……」

三日月「何かやったのですか? 司令官。あと、遅くなってしまってごめんなさい」

提督「何でもない。気にしないでくれ……」

弥生「!! み、みんな」 パァァァァァ

三日月「弥生!! お久しぶりです!!」 ニッコリ

三日月「会いたかったわ!!」 ニッコリ

弥生「…………」

三日月「? どうかした?」

弥生「いや……三日月、なんか、雰囲気変わった?」

三日月「……色々あったから、ね。あとで色々とお話ししたいこともあります。とりあえず……」

提督「ようこそ、我が鎮守府へ、だな」

三日月「はい!」

弥生「…………うんっ」 ニッコリ


弥生「あ、あと……夕立からお手紙預かってる」

三日月「え? 夕立ちゃんから!! わぁ、ありがとうございますっ!」

弥生「…………」


夕立『弥生ちゃん! これ、よろしくね! “大好きな”三日月ちゃんと、皆によろしくっぽい! ……うぅ……やっぱ寂しいよー!!』


弥生「…………」

弥生「三日月」

三日月「ん?」

弥生「ま、負けないから」 グッ

三日月「へ!?」

如月「あら! 何やら恋話の匂いが!!」 キラキラ

菊月「…………本当にそういうの好きだな如月は……」


 今日も鎮守府は平和である。

 『弥生の新しい友達』 ~おしまい~

 短編一つ目はここまでです。次の話はまた別の日に書きます。申し訳ないです。
 次の短編は三日月達がお酒を飲む? 話です。よろしくお願いします。

長い間更新出来ず申し訳ありません。
実はノートパソコンが壊れてしまいまして……結構困っている状況です。
書き溜めやらデータも移す前にこうなってしまったので、普通に凹んでいます。もうしばらくかかってしまうかもしれませんが、ご了承お願いします。

ちなみに今はスマホで書き込みしているのですが、場合によってはスマホで更新してもいいかなぁとも考えてはおります。ただ、スマホで長い文章を書く事は得意ではないのと、あまり好きではないのでかなり迷っています。
とりあえず、更新するになった場合は、予定していた短編とはまた別の話を更新する予定です。本当に申し訳ないです……。

 色々とお待たせしてしまいすみません。
 今からスマホで短編を投下していきます。よろしくお願いします。


『三日月は自分のクセっ毛が気になるお年頃』


三日月「うーん……」 サラ、サラ

三日月「…………」 ピョーン!

三日月「うぅ……」 サラ、サラ

三日月(どうやったらこのクセっ毛直るのかしら……)

 コン、コン、コン

三日月「あっ、はーい!」

 ガチャ

菊月「三日月? そろそろ朝礼始まるぞ?」 ヒョコ

三日月「あっ、もうそんな時間……ごめんなさい、すぐ出るわ」

菊月「……何かあったのか?」

三日月「えっと、ちょっとクセっ毛が直らなくて……」

菊月「…………」

三日月「ごめんね、準備できたわ。行きましょうっ」 ササッ

菊月「あぁ」

菊月(その髪型、私は可愛いと思うんだけどな。本人は気にしているみたいだけど)

三日月「そう言えば、今日の秘書官は菊月だったわよね? 頑張ってね! 何か困ったことあったら手伝います!」

菊月「……あぁ、ありがとう」


〈司令室〉

提督「よっし、じゃあ本日の作業をしようか。今日はよろしく頼むよ。菊月」

菊月「……あぁ、こちらこそ。……頼む」

提督「じゃあまずはこの書類を――」

菊月(そう言えばこの鎮守府に私が来てから大分日が経ったな。今では睦月型も水無月と夕月以外は全員揃ったし)

提督「――してくれ。よろしく頼むよ」

菊月「……了解した」


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

〈訓練場〉

睦月「……つ、疲れたにゃし……」

如月「だ、大丈夫睦月ちゃん? お水あげるわ」

睦月「ど、どうして如月ちゃんは平気そうな顔してるの……?」

如月「如月はもう慣れちゃったから。当然疲れてるけどね?」

長月「はははは! 訓練後の水は美味し……げっほげほ!!」

皐月「な、長月ー!!」

文月「あわわわ!! 長月ちゃん大丈夫~!?」

望月「…………」 グデー

弥生「も、望月……? 大丈夫?」

望月「……し、死ぬ。誰だよこの訓練考えた奴よー……」

如月(みんな結構バテてるわね。それもそうよね。厳しい訓練に慣れている私と弥生ちゃんですら疲れてるのに)

如月(……まぁ、ピンピンしてる子達もいるけれど) チラ

卯月「あれ? 三日月髪結んでみたぴょん?」

三日月「うん。横にふわって広がるクセっ毛を何とかしたかったから後ろで結んでみたんだけれど……ここはどうしても直らないの……」 ピョコン

卯月「あぁ、みかちのアンテナは確かに健在だぴょん」

三日月「あ、アンテナって……まぁそうなんですけど」

如月(あの子達体力あるわよねホント)


三日月「どうやったら直るのかしら」

卯月「うーちゃんは三日月のクセっ毛可愛いと思うんだけど。三日月は嫌ぴょん?」

三日月「だって変じゃないですか」

卯月「そんなことないと思うんだけど……。そうだぴょん! うーちゃんが三日月の髪型を整えてあげるぴょん!」

三日月「え? 卯月が?」

卯月「ふっふー、このオシャレマスターのうーちゃんい任せるぴょん!」 ドヤァ

如月「私も手伝うわ~」 ヒョコ

三日月「ふぇ!? き、如月も!?」

如月・卯月「……」 ニコニコ

三日月「い、いいんですか?」

如月「えぇ」 ニッコリ

卯月「任せるぴょん!」 ニコニコ

三日月(うーん、確かにこの二人なら何とかしてくれそう。如月も卯月もお洒落だもんね。卯月に至っては毎朝あの髪型セットしてるんだもんね。女子力の高い姉達ばかりです)

三日月「……なら、お言葉に甘えるわ。二人とも、よろしくお願いします」 ニッコリ

卯月「任せるぴょん!」

如月「如月にお・ま・か・せ」

※少し修正します。


三日月「どうやったら直るのかしら」

卯月「うーちゃんは三日月のクセっ毛可愛いと思うんだけど。三日月は嫌ぴょん?」

三日月「だって変じゃないですか」

卯月「そんなことないと思うんだけど……。そうだぴょん! うーちゃんが三日月の髪型を整えてあげるぴょん!」

三日月「え? 卯月が?」

卯月「ふっふー、このオシャレマスターのうーちゃんい任せるぴょん!」 ドヤァ

如月「私も手伝うわ~」 ヒョコ

三日月「ふぇ!? き、如月も!?」

如月・卯月「……」 ニコニコ

三日月「い、いいんですか?」

如月「えぇ」 ニッコリ

卯月「任せるぴょん!」 ニコニコ

三日月(うーん、確かにこの二人なら何とかしてくれそう。如月も卯月もお洒落だもんね。卯月に至っては毎朝あの髪型セットしてるんだもんね。女子力の高い姉達ばかりです)

三日月「……なら、お言葉に甘えるわ。二人とも、よろしくお願いします」 ニッコリ



提督「よし、資料まとめはこのくらいで大丈夫そうだね。ありがとう、菊月」

菊月「……あぁ」

提督「――ってなわけで休憩しようぜ!」

菊月「……お仕事モードからの切り替えが早いな、司令官は」

提督「こういうのはメリハリを付けるのが大事なんだ。菊月何か飲むか?」

菊月「あっ、それは私が準備しよう。……秘書官だからな」

提督「そっか、なら緑茶で頼む」

菊月「……了解だ。私もそれにしよう」

提督「カップは適当なの使ってくれ」

菊月「ん」

 カチャカチャ

提督「そう言えば菊月、もうこの鎮守府にも慣れたか?」

菊月「そう、だな……慣れた」

提督「そっか、ならよかった」

菊月「…………」

提督「…………」

菊月「……お待たせした」 カチャ

提督「おぉ、ありがとうな」

菊月「…………」 ズズ

提督「あぁ~、美味い」 ズズ

菊月「……それは良かった」

提督「ところで菊月。こうやって二人きりで休憩するのも何か久しぶりだよな」

菊月「言われてみればそうだな」

提督「だよな~。んで、さ……なんか最近面白い事とかなかったか?」

菊月「……唐突だな」

提督「いいじゃんいいじゃん、休憩時間の貴重な雑談だ。それには話題ってもんが必要じゃん?」

菊月「……そうだな、今朝の話になるんだが――」


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

三日月「…………」 トボトボ


如月『…………』

卯月『…………』

三日月『あ、あの……』

如月『……三日月……』

卯月『ご、ごめんぴょん……』

如月・卯月『そのアンテナはどうしようもないかな』


三日月(まさか、あの二人でもどうにもできないんなんて)

三日月「……はぁ」

 スタスタスタスタ

〈司令室前〉

三日月(と、とりあえず今は切り替えないと。司令官に報告に……)

「……で…………ぞ……」

「…………あぁ……」

三日月「ん?」

三日月「菊月と……司令官の声?」 ササ


提督「だよな、菊月もそう思うよな」

菊月「当然だ。むしろ三日月は気にし過ぎだ」

提督「あのアホ毛も三日月の魅力だと思うもん」

菊月「わかる。実はたまにあのアホ毛を触りたくなる」

提督「同感だ」


三日月「!?」

 バターンッ!!

提督・菊月「!?」 ビクッ

三日月「…………」

提督「み、三日月?」

菊月「ど、どうしたんだいきなり」

三日月「……です……」

提督「え?」

三日月「お、お二人ともひどいです!!」

三日月「わ、私の髪はアホじゃないですッ!!」 プンスカ

提督・菊月「」


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

提督「あっはっはっはっはー!!」

菊月「ふ、ふふ……!!」 プルプル

三日月「…………//////」 ショボーン

提督「いやぁ、三日月お前ホント……」

菊月「……かわいいなぁ」 ナデナデ

三日月「だ、だって知らなかったんです!! この頭の上のクセっ毛がアホ毛って言われているなんて!!///」

提督「いやぁ、うん。三日月らしくていいと思う」

三日月「うぅ……ば、馬鹿にされてる気分です……」

提督「そんなことないって。……うし、訓練結果の報告書はバッチリだ。三日月もお茶していくか?」

三日月「結構です!」 プイ

菊月(あ、拗ねてる)

提督「そ、そっか」


三日月「…………」 ツーン

提督「あれ、そういえば三日月、今日は髪を後ろで結んでるんだな」

三日月「……クセっ毛を何とかするためにこうしてたんですが、アホ毛はどうにもなりませんでしたけれど」

提督「なるほど。その髪型も可愛いな」

三日月「……へ?」

提督「けど、俺はいつもの三日月の髪型の方が可愛いと思うぞ? 両方可愛いけどな」

三日月「か、かわ……!?//////」

菊月「…………」

提督「あぁ、可愛い。三日月独特の髪って感じがしてさ。ふわっと横に広がってるのに、サラサラだし、すごく清楚な女の子な三日月に似合ってると思うし」 ナデナデ

三日月「ぅ、うぅ//////」 カァァァァァ

菊月(……イチャイチャして……)

提督「だから、あんまり気にすることないさ、クセっ毛なんてさ。いつも通りでいいと思うぞ? な? 菊月」

菊月「……そうだな。自然のままの三日月が一番だ」

三日月「――ッ!!//// し、失礼しました!!」 ダッ

提督「え!? み、三日月!?」

提督「……どうしたんだ、あいつ」

菊月「自分で考えろ」

提督「……菊月なんか機嫌悪くなってない?」

菊月「なってなどいない」 ギロ

提督(え、えぇ……よくわからねぇ……)


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

三日月「…………」 スタスタ


提督『けど、俺はいつもの三日月の髪型の方が可愛いと思うぞ? 両方可愛いけどな』

提督『あぁ、可愛い。三日月独特の髪って感じがしてさ。ふわっと横に広がってるのに、サラサラだし、すごく清楚な女の子な三日月に似合ってると思うし』


三日月「……えへへ」 ニコニコ

卯月「あ、三日月見つけたぴょん!」

如月「み、三日月! もう一度リベンジさせて? お、お姉ちゃん達頑張るから」

三日月「あ、もう大丈夫です!」

如月「へ?」

三日月「それより、髪のケアの仕方について、教えてくださいっ!」 ニコニコ

卯月「う、うん」

如月(何かあったのかしら……すごいご機嫌ねぇ)



 本日の秘書官報告書:司令官は女たらし。私の妹はちょろいけど、可愛い。以上。

『三日月は自分のクセっ毛が気になるお年頃』 ~おしまい~

 とりあえずおしまいです。また別の時になってしまいますが、後二つくらい短編投下する予定です。
 よろしくお願いします。

大分遅くなってしまって申し訳ありませんでした。
1つの話はもう書き終わっていますので、投稿していきます。


『お酒、飲ま(せ)ずにはいられない』


提督「…………」

如月「……」 ニコニコ

提督「…………おい、如月」

如月「はぁい司令官。何かしら?」 ニコニコ

提督「一つ聞いていいか?」

如月「えぇ、一つと限らずおいくつでも構いませんわよ?」

提督「ありがとう」



長門「あえて語ろう……駆逐艦は最高であると!!」

天龍「さすが長門、わかってんなぁ!! ヒック!!」

龍田「天龍ちゃん~? その前にお水飲まなきゃ~」


北上「加賀さん!! 赤城さん!! 戻ってきてぇ~!!」

加賀「」 KO

赤城「」 KO

 わいわいがやがや


提督「――この地獄絵図は何だ!?」

 これは弥生が着任してから三日ほど経った日の出来事。


如月「ん~、何のことかわからないわ~」

提督「しらばっくれるんじゃない! 今日は宴会の日、飲み物を皆に配る係は如月だ。お酒飲めないやつらは事前に確認していて、そいつらにはお酒を出さないはずだった!! だが数名轟沈している!! 俺が席を外してる間に……お前、混ぜたな?」

如月「……司令官」


如月「あなたの様な勘の良い人、好きよ?」 ニコニコ


提督「お前今度単艦で演習行かせるからな!!」

如月「でも司令官? これには深いわけがあったのよ」

提督「聞こうか」

如月「そう、司令官はこんな時ないかしら? 深夜、皆が寝静まった後に、やけに眠れない。目を瞑っていてもなかなか眠れず、時間は過ぎていく」

提督「…………」

如月「深夜起きていると、ふと小腹が空いてしまう。あまり身体に良くないけど、たまにならいいだろう、というかむしろお腹満たされれば眠くなるだろうの精神でついつい食堂へ行ってしまい、何か食べる夜食を探す」

提督「…………」

如月「あるのは、カップラーメン。まぁ、これでいいかと思い、お湯を注ぎ、ぼーっとしたまま三分待ち続ける。そして、完成するカップラーメン」

提督「…………」

如月「そこでふと考える。ここでお箸を使ったら洗うのめんどくさいなぁっと。なので、ぼーっとしたまま使ったら捨てれば済む割り箸を探し、見つけ、さぁ食べるぞぉ~となり、割り箸を割り、食べる」

提督「…………」

如月「あぁ、夜食のカップラーメンはなんて美味しいのでしょう……感動したまま食べるけれど、何やら違和感を感じる。そう、何か、感じてしまう」

如月「恐る恐る、違和感のある割り箸を持っている手へと目を向ける」

提督「…………」

如月「そこで、気が付く」

如月「あ、割り箸の先っちょ逆で食べてた。無意識だったわねぇ~ってこと」

提督「なげぇよ!! というかつまりお前無意識のうちにお酒を混ぜて配ってたってこと!?」

如月「どうなるのか気になっちゃって」

提督「それ無意識じゃなくて意図的じゃねぇか!! 何の説明にもなってないわ!!」

如月「あっ、あと如月、お夜食は絶対に食べないって心に決めてあるので、以上で述べたことは全てフィクションよ」

提督「やけにリアルな作り話やめろや」


提督「……ったく、お前、一大事になったらどうすんだよ。お酒は危険なんだぞ?」

如月「少しくらいなら平気かなぁ~っと思って。ごめんなさい」 ペコリ

提督「反省はしてるみたいだけど、お酒を飲めないって言ってる子にお酒を飲ませるのは良くないぞ。仮にアレルギーがあったりとかしたら――」

「しれぇかーん!!」

提督「!?」 クル

弥生「なになに? なぁんか騒いじゃってるけどどうしちゃったのぉ~? えへへぇ~……ひっく」

提督「」



弥生「うふぇへへへ~如月も司令官も飲んでるかぁい? えへへへへへ~、ひっく!」

提督「弥生!? お前本当に弥生!?」

弥生「弥生ですよぉ~? いつもニコニコしたいお年頃の、弥生ですよぉ~? うふぇへへへ~」 ニコニコ

提督「如月ァ!! どうすんだお前これ!! 弥生べろんべろんじゃねぇか!!」

如月「普段とのギャップがあって……可愛いわねぇ~。ささ、司令官も飲んで飲んで~?」 コトコト

弥生「そーそー! 飲みましょう飲みましょう~!! ひっく!!」

提督「おっ、サンキューな! ――って違うわ!! 今こんな時にお酒なんて飲めんわ!!」

菊月「なんだと!? 司令官貴様お酒が飲めないのか!?」

提督「菊月!? お前もお酒飲んじゃったのか!?」

菊月「何を言っているんだ。菊月はシラフだよ~。……ヒック!」

提督「嘘つけお前!! キャラガバガバになってんじゃねぇか!!」


 スタスタスタスタ

龍田「あらあら~? 如月ちゃ~ん? お酒出したのあなたなの~? そのせいで~、天龍ちゃんが大変なことになってしまったの~」

如月「た、龍田さん!? ご、ごめんなさ――」

龍田「普段とのギャップがあってすごく可愛いわ~。写真と皆のビデオを撮って、あとで皆に見せな~い?」

如月「さすが龍田さん、面白いこと考えますね! 乗りますわっ」

提督「結託してんじゃねぇ!! 止めろや!!」



168「あはははは! リセマラが捗る~///」 ポチポチ

19「あれぇ~、前もっと強いデータあったと思うのに、あれどうしたのね?」

168「えぇ? あぁ、消した消した!! だってリセマラすれば新しく出た強い子出る可能性あるもーん! あははははは!!///」

19「おぉ~! とってもワイルドなのね!!」



提督「まずい!! 色々な奴らがお酒飲みまくってやがる……!! 飲める組もお酒飲みまくってるから、テンションで大変なことになってやがんぞ!!」

 \おおおおおおおお!!/

提督「今度はそっちで何が起きた!?」


 カンカンカーンッ!!

霧島『さぁ!! 第一回、鎮守府一武闘会、も間もなく決勝戦です!! 解説の金剛お姉様、どちらが勝つと予想しますか?』

金剛『ソーデスネー、景品目当てに参加だけした勢はもうKO済みで、実力者しか残ってないデスからネー。これは難しいデスケド、やはりヅッキー優勢かと思いマース。でもでもー、正直ゴーヤの加賀を葬り去った執念も恐ろしいデース。結論! わかんないデース!!』 バン!!

霧島『なるほど、ご貴重なコメントありがとうございます。さてさて、それではお二人とも準備はよろしいでしょうか!?』

三日月「えっへへへ~れんれんおーけぇれすよぉ~?/// いっつれもきてくだひゃ~い!」 フラフラ~

58「絶対に……負けないでち……加賀さんを乗り越えたゴーヤは、今は強いんでち!!」

三日月「負けたくはありまひぇんねぇ~、戦いなんですから~///」 フラフラ

霧島『さぁ! 決勝戦間もなく開始です! 司令になんでもいう事を聞かせることができる権利を得るのは果たしてどちらか!? さぁ、決闘開始!!』



提督「お前ら俺の許可は!? 三日月もゴーヤも何やってんだぁ!! というか金剛姉妹二人組!! なんでノリノリで司会と解説やってるんだよ!!」

加賀「」 KO

赤城「」 KO

提督「というかあいつら敗北者かよ!? しっかりしろよ正規空母組!!」


58「あたってくだち!! 58式頭突き魚雷攻撃ぃ!!」 バッ

霧島『出たぁぁぁぁああああ!! ゴーヤ選手の得意技!! ロケット頭突きです!!』

金剛『あの技には加賀も一発KOだったネー』

三日月「あまいあま~い!」

 ――ガシ

58「え?」

霧島『つ、掴んだぁ!?』

三日月「……そんな攻撃、当たりませんよ?」 ニコニコ

三日月「攻撃は……当たったら死ぬと思いながら対応するものですよ?」

58「ひ、ひぃぃぃぃぃ!!」 ゾク

三日月「あっはっはっはっはー!! えい、どーん!!」

 バキィ!!

58「うげぁっはぁ――ッ!!」

 ドゴーーーーンッ!!

霧島「おっとぉ!? そ、そのままぶっ飛ばしましたぁぁぁぁぁああああ!!」

金剛(あれ? ヅッキー一瞬だけ素に戻ってなかった?)

霧島『ご、ゴーヤ選手立てるのかぁ!?』

58「…………」 ムクリ

霧島『なんと起き上がったあああああああ!! ゴーヤ選手、起き上がりました!!』

三日月「あれぇ~? ま~だたてりゅんでしゅね~///」

58「……あたりまえでち。ゴーヤは、こんなところで負けられないんでち」

58「……遠征休暇を貰うために、ゴーヤは!! あなたを超えるんでちッ!!」

 \うおおおおおおおおおおおおお!!/


提督「熱い展開やってるんじゃないよ!! 悪かったよ!! でもウチも資材カツカツで大変なんだよ!! なんで駆逐艦の子達全然来ないんだよ!!」

菊月「ロリコン?」

提督「ノーコメントで!!」


如月「ねぇねぇ二人とも、赤ちゃんってどうやったらできるか知っていますか?」

天龍「えぇ?」

長門「なんと、すごい質問だな」

提督「何やばいこと質問してんだアイツ!? おい――」 ダッダッダ!!

天龍「さぁ、知らなねぇな。鍛えて歳食えば自然とできるんじゃねぇか?」

提督「できるわけねぇだろ! ミドリムシじゃねぇんだぞ!? 無性生殖はできねぇよ!!」

長門「馬鹿か貴様は。コウノトリが運んできてくれるんだぞ」

提督「お前も馬鹿だよ!!」

如月「司令官、さっきから叫びまくってるわねぇ」

提督「お前らが叫ばせてるんだよッ!!」


 カンカンカンカンカーン!!

霧島『ゴーヤ選手敗れましたー!! 優勝は三日月選手です!!』


提督「ってゴーヤ負けたんかい!! 見逃しちゃったじゃねぇか!!」

北上(この人いっそがしい人だなぁ)

 わいわいがやがや、わいわいがやがや

提督「……てかお前ら、いい加減に――」

電「皆さん、ちょっと落ち着いてくださああああああい!!」

提督「え?」


電「司令官さんが困っているのです……騒ぎ過ぎなのです」

提督「お、おぉ!! 天使はここにいた!! 電はお酒飲んでなかったんだな!? まだ無事だったん――」

電「……ヒック」

提督「……は?」

電「お酒は静かに飲むものなのです」

提督「くっそおおおおおおおおおおお!! お前も感染(?)してんのかよぉぉぉおおおおおおおおお!!」

三日月「……さ、騒いでごめんね、電ちゃん……私の事……嫌いになっちゃったよね……?」

電「ふあ!? み、三日月ちゃん!?///」

三日月「……うぅ、ごめんなさい……き、嫌いにならないでぇぇぇええええ!!」 ギュー

電「は、はわわわわわ!! だ、大丈夫だよ!? 嫌いになんてならないよ!?」

三日月「ほ、ほんと!?」

電「あ、当たり前だよ!! むしろ……電は……三日月ちゃんのこと……///」 ポワァ~

三日月「ふぇ?」

電「え、えっと……」

三日月「ゆっくりで大丈夫だよ? 私、大好きな電ちゃんの言葉だったらいつまでも待ってられるよ?」 ニコリ

電「」 バタッ

三日月「い、電ちゃん!? なんで突然寝ちゃったの!? お、起きてよー!!」

大井・提督「ふぉおおおおおおおおおおおお!!」

北上(えぇ……)


提督(ハッ!? 濃厚なみか×づまを眺めていたらついテンションが!! こんなことしてる場合じゃない!!)

 わいわいがやがや

提督(早くこいつらを何とかしないとやばいよなぁ!?)

提督(こうなったら……やるしかないのか? いや、しかしこれでこいつらが静かになるか……くっ、考えてる時間はない!!)

提督「…………」 スッー

提督「お前らぁ!!」

提督「今すぐ騒ぎを止めて寝ろ!! 早く寝た奴は……後日俺ができることであれば何でもしてやる!!」

 バッ!!

三日月「zzz」

如月「zzz」

金剛「zzz」

58「zzz」

 zzzzzz

提督「お前らほんとひどくない!? 欲深すぎるわ!! てかここで寝るんじゃあない!! 自分の部屋に戻れ!!」

 バッ!!

 サァミナサンハヤクネマショウ!! アッ、イヤヤッパネナクテイイデスワタシガサイショニネマスカラ!!

 ヌケガケハキンシヨ!!

 ソノトオリデース!! イチバンサキイネルノハ……

 オリョクルガヤスミニナルチャンスナンデチ!! ココハユズレナイデチ!!

 ダッダッダッダッダ!!


提督「……一目散に戻っていきやがったな……てか片付けは!? これ俺がやらなくちゃいけないの!?」

赤城「まぁ、片付けをして早く寝た人~と指示を出したならちゃんと片付けしたと思いますけどね」

加賀「指示出しがまだまだ甘いわね」

提督「!! なんだ、赤城と加賀、起きたのか」

赤城「えぇ、三日月ちゃんがゴーヤさん倒す時くらいから」

加賀「いい勝負でしたね」

提督「この大事な場面見逃しちゃって上手く話に乗れない感ほんときついっす」

赤城「また明日も開催したらきっと見れますよ?」

提督「宴会の続きはやるとしても今度は酒出さねぇから!! あれ如月のせいだから」

加賀「……ゴーヤさんにリベンジしたかったわ。次ならきっと勝てるのに」

提督「お前らシラフでもあれやる気満々なの!?」

加賀「まだ酔い醒めてませんし、負けず嫌いなので」

赤城「一航戦ですからね」

提督「頼むから勘弁してくれ」

提督「というか……お前らも片付け手伝ってくれ。一人じゃさすがにきついわこれ」

赤城「えぇ、構いませんよ」 グビ

加賀「元より、そのつもりよ」 グビ

提督「嘘つけ!! 酒飲んでるじゃねぇか!! ゴミ増やすんじゃない全くもう」


提督「……てか、皆自由すぎんだろ本当に。俺、提督としてやっていけてるか心配になったわ」

赤城「へ? 何でですか?」

提督「いや、何というか……別に尊敬されたいとかそういう風には思っているわけじゃないけど、あんまりにも皆が自由にやり過ぎててさ。いざという時にちゃんと指示聞いてくれるのかって不安にもなったし……」

加賀「随分と下らない事気にしているのね」

提督「は?」

加賀「あなたが提督だから、皆楽しく自由にやっていけてるのよ」

赤城「その通りです」

加賀「提督……あなたは私達艦娘を“部下”として見ていますか? 深海棲艦と戦ってくれる人間にとって都合の良いものとして扱っていますか?」

提督「!! そんなわけないだろ!!」

加賀「では?」

提督「お前らは大切な仲間だよ。本当に大切な仲間だ」

加賀「えぇ、私もそう思っています」

提督「え?」

赤城「ふふっ」 クスクス

加賀「私はあなたを仲間だと思っているわ」

加賀「けど尊敬もしているわ。あなたが私達を本心から大切だと思っている事を理解しているから」


提督「…………」

加賀「まぁ私は最初この鎮守府に来たばかりの時、随分と甘ったれな鎮守府だと思いましたけど」

提督「!?」

加賀「艦娘は少ない。資材はない。提督は若い。しかも艦娘の子達は上官であるあなたとプライベートでも仲良く話している。信じられなかったわ」

赤城「……艦娘は、結構立場低い身ですからね」

加賀「……人間があまり好きではありませんでした。……でも、あなたに出会って、私は自分も人間なんだと思えるようになったわ」

提督「……艦娘は兵器じゃない、人間だからな」

加賀「えぇ、影響を受けてしまったわ」 クスクス

赤城「今では食事が一番のたのしみですもんね~。本当に、人間みたいです」

加賀「えぇ、ここで食べるご飯は……本当においしいわ」

提督「…………」

加賀「まぁ、つまりはですね」

赤城「貴方は存在そのものが頼もしいんです。こんな私達艦娘が笑顔で楽しく宴会ができているのは貴方が提督だからって事ですよ。ね? 加賀さん?」

加賀「その通りです」

提督「……そうか」

提督「……い、いやぁ!! は、恥ずかしいなぁ!! あっはっはっはっは!!////」

加賀「……飲みますか?」

赤城「お注ぎしますよ~?」

提督「……お酒飲んだら男泣きしそう」

加賀「ばっちこ~い、よ」

赤城「少人数でひっそり飲むのも良いものですよ? ささっ」

提督「……さんきゅ」


 ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・

三日月「うぅ……あ、あったま痛い……」

三日月(宴会やってたんだよね? 私、いつ昨日寝ちゃったんだろう? 記憶がない……菊月も起きないし、電ちゃんも体調不良っぽくてまだ寝てたし……何があったのかな昨日)

 コンコンコン

三日月「ん? 誰だろ……はーい、今開けまーす」 トットット

 ガチャ

如月「はーい、私の愛しの三日月ちゃーんっ。おはようございます」

三日月「あっ、如月。おはようございます。どうしたんですか?」

如月「龍田さんからの伝言で、休憩時間が来たらみんなに談話室まで来てほしいそうなの。見せたいものがあるそうよ」 ニコニコ

三日月「み、見せたいもの?」

如月「えぇ。あっ、そう言えば三日月、昨日の夜何したかとか覚えてるかしら?」

三日月「……わ、私何かやっちゃったんですか? 覚えてないんですよね……何も……」

如月「へぇ~。それは楽しみね」 ニコニコ

三日月「き、如月!? それどういう……あっ、ちょっと待ってください! どういう事よー!!」 タッタッタッタ

 上映されたのは昨夜の宴会の様子でした。昨夜の事を覚えていない組は当然阿鼻叫喚であり、二度とお酒は飲まないと誓ったそうな。


金剛「ヘーイテートクー!! 昨日何でもするって言ってたよネー!? ワタシ多分一番最初に寝たデース!! なので、今度の休みデートでもしてほしいデース!!」

提督「あぁ、いいよ」

金剛「もー、いいじゃな……エ? 今なんて?」

提督「だからいいよ」

金剛「マジですか!?」

提督「おう!!」

金剛(ウソ、んな馬鹿な……普段なら適当に流されるのにまさかのOK貰っちゃったんだけど!? ……あっ、貰っちゃったデース!!)

提督「~♪」

金剛(鼻歌……提督すごく機嫌良い……どうしたんだろ)

 『お酒、飲ま(せ)ずにはいられない』 ~おしまい~

 如月は実は悪戯好きそう。以上になります。
 また後日投下します。水無月手に入れような。

お久しぶりです。長い間放置してしまい申し訳ございません。ここ数ヶ月人生をかけて戦っていたので、全く手をつけられませんでした。楽しみにされていた方々、本当に申し訳ございませんでした。
だいぶ落ち着いてきましたので、すぐに更新できるかはまだ分かりませんが、完結は必ずさせますのでもうしばらくお時間をください……。

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2016年06月13日 (月) 21:54:20   ID: wx3vfBfO

幸せ甘い

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