春香「ふぅん…765プロアイドル不仲説ねぇ……」 (210)

春香「ふーん…765プロアイドル不仲説ねぇ……」
春香「ふーん…765プロアイドル不仲説ねぇ……」 - SSまとめ速報
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代行

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春香「ま、事実なんだけどね…」

雪歩「こういうのって仕事に影響しない?」

春香「だからって仲良いフリするの?」

雪歩「嫌だけど…」

春香「私もだよ」

雪歩「…でもなんでこんな噂立ったんだろ」

春香「雪歩ヘマした?」

雪歩「私は違うけど」

春香「真は?」

真「……さぁ。ボクは組まされることほとんどないし。1人でも呼ばれるから」

春香「あっそ」

雪歩「伊織ちゃんやよいちゃんじゃないかな。最近一緒に出てるの見かけるし」

春香「あの2人か…たしかにありそう」

ガチャ

P「戻りました」

伊織「…………」

やよい「はぁ…」

小鳥「お帰りなさい」

春香「なさい」

雪歩「…なさい」

真「…………」

P「……ふう……」カチャカチャ

春香「お茶いれてるんですか?私にもお願いします」

雪歩「じゃあ私にも」

P「他は?」

小鳥「いいです」

やよい「私もいいです」

真「…………」

伊織「…………」

P「ん」

やよい「はぁ疲れた」ドサッ

真「……ちょっと。揺らさないでよ」

やよい「なに読んでるんですかー?」

真「……漫画」

やよい「そうですかー」

春香「ねぇやよい」

やよい「はい?」

春香「これ」バサッ

やよい「……あー」

伊織「!」

雪歩「これやよいちゃん達?」

やよい「さぁ……私じゃないですけど……」チラッ

伊織「なに見てんのよ」

やよい「べつに」サッ

春香「なにかあった?」

やよい「私はなにも」

春香「伊織」

伊織「うるさいわね。なにもやってないわよ」

春香「おぉ恐」

雪歩「プロデューサーは知ってますか?」

P「いや。俺は現場にいなかったし」

春香「小鳥さん。ネットで調べてくれませんか?」

小鳥「自分でやって。忙しいの」

春香「出た」

雪歩「ふっ」

小鳥「なに」

春香「いえなんでも」

やよい「……別にかくすことでもないですし、言ってもいいですよ」

春香「ふーん?」

やよい「ねぇ伊織ちゃん?」

伊織「……だから、あんたは何度言えばわかるの?」

やよい「ああ、伊織さん」

雪歩「え?なに?」

やよい「これです。外では伊織ちゃん呼びなんですけどこことか楽屋では駄目らしくて」

雪歩「へぇ。そうなんだ」

やよい「で、このまえ楽屋で伊織ちゃん呼びしちゃって怒鳴られてるところをスタッフさんに聞かれてたみたいで」

春香「うわぁ」

やよい「撮影のあとにスタッフさんから「仲悪いの?」って」

P「……はぁ…」

伊織「なによ……」

伊織「先輩に敬語使うのは当然じゃない」

春香「同時期じゃなかった?」

雪歩「知らない」

P「仕事のときはちゃん付けなんだろ?」

伊織「仲良しだと思わせないと仕事減るでしょ。そんなこともわからないわけ?」

P「はっ…」

伊織「なに?言いたいことでもあるの?」

P「別に」

伊織「大体怒鳴られたってなによ。あんたがいつまでも覚えないから教えてやってんでしょ?」

やよい「はぁ……伊織ちゃんが怒鳴ったのは事実だし…だからスタッフさんに聞かれたわけだし…」

伊織「だから、何度言わせるの?」

やよい「伊織さんー」

伊織「…あんたわかってるわけ?あんたがテレビに出られるのは私のおかげなのよ?」

やよい「はぁ」

伊織「人気のある私と組んでるから呼ばれてんのよ。わかる?現に私は1人の仕事増えてるけどあんたはそんなことないじゃない」

やよい「…………」

伊織「ありがたいと思わないわけ?敬語使うのが当然でしょ?」

春香「でも伊織も私たちに敬語使わないよね」

伊織「あんた達を上と見たことないもの」

春香「へぇ」

伊織「私の方がテレビも出てるし」

春香「やよいとセットでね」

伊織「ソロの仕事だってあんたより多いわよ」

春香「ソロの仕事なら真のほうが多いよね」

真「…………」

伊織「……ふん。すぐにでも追い抜くわよ、真ごとき」

真「…………」ペラッ

春香「向上心があっていいですねー」

伊織「当然よ。道楽でやってる奴や小遣い稼ぎでやってる奴と比べられたらたまったもんじゃないわ」

やよい「…………偉そう…」ボソッ

伊織「……偉いのよ。あんたよりはね」

やよい「…………」

伊織「ふん」

春香「あーあー……こりゃ共倒れだねこの2人」

雪歩「そうかもね……まぁライバルが減ってくれれば私はそれでいいんだけど…」

伊織「……聞こえてるんだけど。は?共倒れ?」

P「お茶ほしいやつ自分で取りに来い」

春香「はーい」ガタッ

雪歩「春香ちゃん、私の分も…」

春香「」トテテテ

雪歩「……」

ガタッ
トテテテ

伊織「…ふん」

春香「しっかし…それで私たちにまで被害が及ぶなんてたまらないよねー」ズズー

雪歩「ね。私たち関係ないし」ズズー

雪歩「……まず…」ボソッ

雪歩「……」チラッ

P「…………」カタカタ

伊織「はっ。あんた達みたいな腹黒がいちゃあどうせ時間の問題よ」

春香「でもほんとにそういうのって内側から洩れるものなんだねー」ズズー

雪歩「あの2人が出れるような番組だもん。きっとまともなスタッフじゃないんだよ」

伊織「…………ちっ」

やよい「…………」プラプラ

真「……揺らさないでって言ってるだろ?」

やよい「……漫画なら家で読めばいいんじゃないかなーって」

真「このあと仕事あるんだよ、ボクは」

やよい「……へー…」

P「」カタカタ

小鳥「…時間ですけど」

P「……ああ、はい。真、伊織」

真「……はい」

伊織「…………」ガタッ

P「車で待ってる」ガチャ

伊織「別に。すぐいけるわよ」

P「真は?」

真「…五分待っててください」

P「ん」

バタン

春香「……同じ仕事?」

雪歩「さぁ……知らない」

やよい「……はぁ」

春香「今日は四面楚歌だったねやよい」

やよい「…………」チラッ

真「…………」ゴソゴソ

真「……ん」

ガチャ
バタン

やよい「…………」

やよい「……別に真さんはいいんですけど…」

春香「伊織がね~」

やよい「…………」

雪歩「でもまぁ伊織ちゃんとのコンビ、ウケいいらしいけど」

春香「ふふ、コンビね」

やよい「……そのおかげで仕事あるのも事実ですしね…」

雪歩「今解散しちゃあねぇ…ピンになっちゃうし…」

春香「ね、どっちがボケ?」

やよい「え?」

雪歩「正直どっちもボケだよね」

春香「あはは、たしかに」

やよい「…………」

P「……」カチャッ

ブロンブロン

P「どっち」

伊織「前」

P「ん」ガチャッ

バタン

P「暖房は」

伊織「んー……少しでいい」

P「ん」カチャッ

伊織「……ねぇプロデューサー」

P「なんだ」

伊織「あんたって765プロじゃたった1人のプロデューサーじゃない」

P「厳密にはな」

伊織「じゃああんたって社長の次に強い立場になるんじゃないの?」

P「どうかな。古株なのは音無さんになるし」

伊織「でもアイドル1人とあんたとじゃあんたの方が立場強いんじゃないの?」

P「なにが言いたいんだ?」

伊織「…………」

P「言っとくが俺にアイドルの誰かをクビにできる権限なんてないからな」

伊織「……別にそんなこと言ってないでしょ」

P「で、誰だ?」

伊織「…なにがよ」

P「誰に消えてほしいんだ?」

伊織「…………」

P「権限はないし、しようとも思わないけどな。聞くだけなら聞いてやるぞ」

伊織「…………」

P「できるだけお前の希望に沿う形にはしてやれるかもしれない」

伊織「…………」

P「……やよいか?」

伊織「……違うわよ…やよいがいなくなったら私にとってもダメージでしょ」

P「じゃあ真」

伊織「違う」

P「じゃあ」

伊織「美希よ」

P「……おっと」

P「さっきの流れで美希が出てくるとはな…」

伊織「…だってあいつが一番じゃない……」

P「ん、まあな」

伊織「なんであんなのが売れてるわけ…?さっぱり意味がわからないんだけど」

P「んー……」

伊織「大して努力もしてないし面白いトークができるわけでもない。なのにどうして一番売れてるのよ!」

P「……時代、としか」

伊織「はぁ?」

P「時代が美希みたいなタイプを求めてたってだけの話だ」

伊織「意味わかんないんだけど。ちゃんと説明しなさいよ」

P「なんていうのかな……美希みたいなのはなにもしなくてもみんなに受け入れられるって感じだからな……裏表もないし、言いたいこと言うし」

伊織「納得いかないわよ…私がどれだけ努力してると……」

P「そうだな…意欲も努力も伊織の方が上だし売れさせてやりたいが……」

P「美希に対してはどうこうするのは絶対に駄目だ。俺が許さない」

伊織「……なにそれ。やっぱりあんたも美希の肩を持つのね」

P「すまないがその通りだ。美希が消えたら765プロにとっては大きな損害になる」

伊織「…あんた……所属アイドルを差別してるんだ……へぇ、やっぱりあんたもろくな奴じゃないのね……!」

P「…落ち着け。さっきの伊織の言葉を借りると……伊織より美希のが売れてるんだから偉いのは美希の方だろ」

伊織「っ!」

P「別に敬語使えなんて言わないけどな」

伊織「はっ……使う訳ないわよっ!」

P「怒るなよ。お前も美希、真に次いでの売れっ子なんだ。事務所としてはお前に消えてもらっても困るんだ」

伊織「全然嬉しくないんだけどっ……!」

P「落ち着けって。真がきたから」

伊織「…………っ!」

ガチャッ

真「すみません、遅れました」バタン

P「いや、ちょうど五分だ。出すぞ」

ブロロロ

ブロロロ

P「…………」

伊織「…………」

真「…………」

P「…………」

伊織「…………」

真「…………」

真「あ、ちょい暑いです」

P「ん」カチャッ

伊織「………………寒いんだけど」

真「そっ…じゃあ戻していいですよ」

P「…………ん」カチャッ

伊織「…………ふん」

真「…………」ペラッ

P「…………」

伊織「…………」

真「…………」

ブロロロ

キキー

P「着いたぞ伊織」

伊織「…………」ガチャ

P「スタッフさんによろしく言っといてくれ」

伊織「…………」

バタン

P「……次は真だな」

真「…………」ペラッ

ブロロロ

伊織「」チラッ

伊織「……絶対見返してやるんだから…」

トテテテ



「水瀬伊織ちゃんはいりましたー」

伊織「おはようございまーす!水瀬伊織でーすっ♪今日はよろしくお願いしまーす!」

伊織からの嫌感度34

4 美希 あずさ
3 春香 雪歩 亜美 真美
2 千早 やよい 真 貴音 響 小鳥
1 P 律子
765プロの人気三番手
コネで事務所入りするも、たしかな実力で比較的初期からアイドルデビューを果たし、こつこつと努力でのし上がってきた
そのため自分より後発で人気のある真や美希にはコンプレックスを抱いている
それも手伝ってか上下関係に厳しく、人気がない=努力してないという考えを持ち、自分より下のアイドルは眼中にない
一方でアイドルの才能を見抜く能力が高く、人気で劣っていてもたしかな地位を確立している春香などの存在は常に意識してしまい、挑発に乗ってしまうこともしばしば
テレビなどではやよい、美希と組まされることが多く、やよいの人気は自分の人気にも繋がると思ってやよいを指導することもあるが、最近ではただの嫌みにしかなってないのを自覚している
逆に美希と組んでることが自分の人気に繋がっていることも自覚しているため、自分をみじめにも思っている
仕事の際には猫を被ってはいるがあくまでもアイドルとしてのキャラ付けのためであり、たまに見せる真面目な一面が素であることは関係者やファンも理解している
キャラ付け等は律子との合意の下であり、仕事方針についてはお互いに気の合う存在

ブロロロ

P「…………」

真「…………」

P「…………」

真「……」パタン

真「プロデューサー」

P「ん」

真「例の不仲騒動ですけど」

P「ああ」

真「原因はやよいと伊織の件じゃないかもしれません」

P「……どういうことだ?」

真「心当たりはありませんか?」

P「…………多すぎて検討がつかん」

真「ですよねー」

P「……不仲と聞いてまず浮かんだのは千早だが」

真「へぇ」

P「千早も誰かと組ませるとよく揉めるんだ。相方からの苦情も多い。バラエティーなんかはとくに駄目だな。俺も千早へのオファーは断るようにしてる」

真「千早、ノリ悪いですしね。弄られると不機嫌になりますし、相方にもとばっちりくるんですよ。ボクも絶対嫌です」

P「千早と組んでもいいって言ってるのは春香くらいだな。千早の方が春香NGなんだが」

真「千早からNGって、よっぽどですね」

P「でも考えてみたら千早が他のアイドルと仲悪そうにしていたって今更だな……元々群れないし、共演もあまりさせてない」

真「千早にはとりあえず歌の仕事だけ与えとけば本人は満足でしょうしね」

P「おかげで千早は仕事が少なくなりがちだし、そっち方面での妬みなんてのも考えにくい……この件に千早は無関係だろうな」

真「あはは。嫌な信頼のされかた」

P「春香や雪歩なんかもないかな」

真「…そうですか?あの2人は結構他の面子とぶつかってますけど」

P「あの2人は……なんていうのかな、立ち回りが上手いっていうか。そんなヘマはしないと思う」

真「ま、事務所でのアレも外ではやりませんしね」

P「ヘマをしそうって点で考えると美希、双子あたりか」

真「…………」

P「でも美希は仕事場でもうちのことについて色々と喋ってるし、今更感はあるか」

真「え、でも大分口止めしてますよね?」

P「あんまりなのはな。うちは団結を売りにしてるから」

真「はは、同業者からするとそれかなり胡散臭いですよね」

P「……まさか噂の出どころってうちの自爆じゃなくて…」

真「961プロ、ありえますよ」

P「……普通にあるな。美希も愚痴ってた」

真「聞いてますよ。しつこかったんですよね?」

P「今でも諦めてないらしい」

真「それはそれは」

真「でも、そもそも不仲説なんてやよいと伊織のような仲良しで売ってる子達のことを指さなきゃ今更流れないと思うんです」

P「コンビでってことか。うちで仲良し設定なのは…やよい伊織、美希伊織の同級生コンビ、亜美真美の双子コンビ……あとは真と雪歩か」

真「不本意ですけどね。おっと、ボクじゃありませんよ?」

P「わかってるよ。真も余計なことを言うタイプじゃない」

真「どうも。春香なんかは特定のコンビとかじゃなく全員と絡みますよね。あれはプロデューサーの指示で?」

P「…うちのポリシーを一番忠実にこなせるのが春香だから」

真「あぁ、春香がうちのリーダーだってのはそれで……今まで少し疑問だったんですよ。春香がリーダーって」

P「セオリーなら美希なんだが、一番トーク力があって色々とアピールできるのが春香だからな。春香からはうちの現状も絶対に漏れないとも思ったし」

真「…バラエティのレギュラー多いですし、春香の実力はボクも素直にすごいと思います」

P「だが気に入らないやつは気に入らなかっただろうな。美希を宥めるのには苦労したよ」

真「それからですか?春香と美希が共演NGになったの」

P「…知ってたのか。一時期はその疑惑で少し話題になったんだよな…なんとか火消しはしたが……」

真「ボクは美希から聞いたんですけどね。でもうちの子達は多分みんな知ってますよ。だって2人がお互いについてコメントするときって……ふふ、毎回同じことしか言ってないですもん」

P「春香と美希にはそれ用のコメントをこれでもかってくらいに叩き込んだから」

真「あははっ、無難なことしか言わないんですよねー」

P「春香はともかくとして、美希のやつは嘘でも仲がいいと言いたくないらしい」

真「というか美希のことに関してだけはみんなにも叩き込んでますよねぇ」

P「叩き込んではいないぞ。ただ美希のことを語るときにはネガティブなことは言うなとだけ釘を刺しているが」

真「みんな愚痴ってますよ。美希に過保護だって」

P「一番偉いんだから仕方ないだろ?」

真「はは、もしかしてすでに伊織が直談判してました?」

P「伊織が美希より売れたなら言うことを聞いてやれるんだがなぁ」

真「プロデューサーってそういうこと本人の前で言わないですよね。伊織のやる気も上がるんじゃないですか?」

P「いや、あれ以上やる気上げられても困ってしまう」

真「…確かに」

P「それに、あんまり現実を直視させすぎても残酷だろ」

真「うわぁ…今の伊織に聞かせてやりたいですねー」

P「せっかく向上心があるんだ。勝手に潰れられでもしたらさすがに心が痛む」

真「何気に酷いこと言いますよね。それって伊織じゃ絶対勝てないってことでしょ?」

P「今はな。だから本人の前では言わんさ」

真「ま、それだけ美希が圧倒的だってことはボクも同意します」

P「真も大人気じゃないか。うちは美希と真のツートップだろ」

真「ボクだけみんなとはファン層が違いますから。その点で有利だって自覚はあります」

P「…悪いな。俺も真の希望は叶えてやりたいという気持ちはあるんだが」

真「プロデューサーが謝ることじゃないですよ。こうやって愚痴を聞いてくれるだけで十分です……でもどうせなんで、この間伊織が着てたフリフリのやつが欲しいです」

P「あのピンクのやつか、わかった。交渉してみる」

真「やーりぃ!」

P「……と、そろそろ着くな。結局不仲説の出どころは961ってことでいいのか?」

真「ボクも本当のところは知りませんよ。美希ならなにかわかるんじゃないですか?」

P「あいつにその自覚があるとは思えんが…」

真「あとは…亜美真美あたりも怪しいですかね」

キキー

P「……このあと、あいつらだ」

真「……うわぁ。頑張ってくださいね」

prrrr

真「んっ」

P「ん、俺だ」ピッ

P「もしもし?……あぁ、律子か」

真「…………」

P「うん……ん、わかった。いや、助かったよ……そうだな。今日はもう直帰のはずだ」

P「ん?……ああ、そう。いつもどおりだよ。帰りに…そうそう、時間が空くから一度事務所に戻るつもりだ」

P「……あー、そうだったな。じゃあそっちは頼めるか?……ああ、よろしく頼むな。じゃ」ピッ

真「なんて?」

P「律子が双子のほうにいってくれるみたいだ」

真「……ふぅん」

P「少し余裕ができたな…」

真「今日、美希は?」

P「双子捕まえてその後向かう予定だった」

真「へぇ。じゃあよかったじゃないですか」

P「なにがだ?」

真「ほら、美希って…………いえ、いいです」

P「……なんだよ?」

真「そんなことより…会話、結構弾んでたんじゃないですか」

P「そうか?」

真「事務所でプロデューサーと律子が話すところ、そんなに見ないですし」

P「そりゃ真もそうだろ?事務所でもかなりぶっきらぼうだったぞ」

真「あはは。連中の会話に混ざりたくないだけですよ……あ、もう行きますね」ガチャッ

P「ああ、少し話し込んじゃったな。遅れそうか?」

真「大丈夫ですよ。ボク、スタッフさんに好かれてますから」

P「うまくやってるみたいだな」

真「事務所の方針ですから」

P「春香にはいい仕事してもらってるな」

真「ふふっ……帰りは結構ですからね。また例の女優さんが送ってくれると思いますし」

P「その人、本当に大丈夫なのか?」

真「安心してください。ボクは自宅に連れ込まれたりなんかしませんので。では」

バタン

P「…………ふう。さて、少し早いが…」カチャッ

ブロロロ

伊織>>19

真からの嫌感度35

4 雪歩 あずさ
3 春香 真美 律子 小鳥
2 美希 千早 やよい 亜美 伊織 貴音 響
1 P
765プロの人気二番手
雪歩や美希と組まされることが多い
律子のプロデュース方針がほぼ女性向けのため真にとっては望まない仕事が多い
しかしそのおかげで人気二番手となったために複雑な思いを抱いており人気自体にも固執していないため、アイドル業の意欲は薄れつつある
自分の欲求を殺しあくまでも仕事としてアイドル活動をしており、その愚痴を吐き出させてくれるプロデューサーに対しては好感をもっている
1人違う方針なのもあって事務所内では自ら孤立する傾向がある
不仲なアイドル達を一歩引いた立ち位置から見守る傍観者で、その現状を楽しんでいる節がある
反面自分がその場に加わることを激しく嫌い、和を乱すようなアイドルに対しては辛辣な態度を取ることがある
特に雪歩に対しては自分と対称的に較べられることもあってか心中穏やかではない
一方で弱者に対しては内心では同情的であり、一方的な口喧嘩などは好まない
アイドルとしての唯一の楽しみは他アイドルのぷりぷりのステージ衣装のお下がりを密かに譲り受け、コレクションすること
夜な夜な自室で1人ファッションショーを開催している

パタン

律子「……ふぅ……」

律子「…気が重いわね…」

律子「……まぁ…あの子達の収録現場が私の帰り道だった運命を恨むしかないわね…」

律子「頑張れ私……よし」カチャッ

ギュイィ
キュルンキュルンキュルンキュルン

律子「…………」カチャッカチャッ

ギュイィィィィ
ブロンブロン

律子「……えと、シートベルト…OK。サイドミラー…OK。バックミラーOK…………」

律子「…………ふぅ……」

律子「…………よしっ」

ブロロロ

律子「…………」キョロキョロ

律子「……見つけた。今日は…真美のほう、ね」

キキーッ
ガチャッ

真美「……今日兄ちゃんがくるって聞いてたんだけど」

律子「ごめんね。私の方が近かったから」

真美「……また兄ちゃん、ミキミキのとこ?」

律子「どうかしら…今日はただ単に、私の方が都合がよかっただけなのよ」

真美「そっ。別に真美はどっちでも全然構わないんだけどねー」

バタン

律子「それで……亜美は?」

真美「…さぁ?知んない」

律子「…………ふぅ」

ポパピプペ

prrrr

律子「…………」

律子「……亜美?」

律子「ええ、今日は私が迎えにきたの。今どこ?」

律子「……そうよ。聞いてなかった?」チラッ

真美「…ふんふーん」ピコピコ

律子「……ええ、わかったわ。じゃああと……3分くらいで着くから、外に出てなさい」

ピッ

律子「…………ふぅ」

真美「亜美なんか言ってたー?」ピコピコ

律子「近くのファミレスにいるって言ってたわ」

真美「へぇー。1人でファミレスなんてさびちー」ピコピコ

律子「……途中で拾ってくからね」

真美「はいはーい」ピコピコ

ブロロロ

ブロロロ

律子「…………」

真美「…………」ピコピコ

律子「…………あっ…」

真美「……」チラッ

真美「…………」ピコピコ

キキーッ
ガチャッ

亜美「……りっちゃん」

律子「迎えにきたわよ。帰りましょ」

亜美「う、うん」

亜美「…………」チラッ

真美「…………」ピコピコ

律子「……出すわよ。早く乗りなさい」

亜美「あっ、うん」

バタン
ブロロロ

ブロロロ

律子「…………」

亜美「…………」

真美「…………」ピコピコ

律子「……今日はどうだった?」

亜美「えっ?えっと……」

真美「いつもどーりっ。亜美がヘマして真美がそのフォロー」ピコピコ

律子「へぇ…そうなんだ」

亜美「…………」

律子「…今日もお疲れ様」

真美「お疲れ様じゃないっしょー?真美はまだ今日の仕事残ってるし」ピコピコ

律子「……そうだったわね。ごめんなさい」

真美「あっ、もしかして今の亜美に言ったの?それなら亜美はもうお仕事ないからお疲れ様だねー」ピコピコ

亜美「……そだね」

真美「明日も明後日も休みだっけ?いーなー。真美もお休み欲しいなー」ピコピコ

亜美「……明後日はあるよ…お仕事」

真美「……あっそぉ」ピコピコ

律子「…………」

亜美「…………」

真美「…………」ピコピコ

ブロロロ

ブロロロ

律子「………………こほんっ」

亜美「…………」

真美「…………」ピコピコ

律子「…………ふぅ……」

律子「えっと…………音楽つけていいかしら?」

亜美「……」チラッ

真美「いいよー」ピコピコ

亜美「…亜美もいいよ」

律子「…………」カチッ

ミーラークールー

亜美「っ!」

真美「えっ……」

律子「…っ…うわ……!」

スタートスタスタートスタスタートスタスタートスター

真美「……本人を前にしてこの選曲なの?」

律子「えっとね…これはたまたま……」

真美「別にいいけどねー」

律子「…そ、そう……?」

ハッピーニナルノーゼーターイ

亜美「…………」

真美「…………」ピコピコ

ヒートーリージャナイーホシニウィンク

亜美「………………」

フターゴーナセイー

亜美「ごめんりっちゃん。やっぱ止めて」

律子「え?ああ…………うん」

カチッ

真美「……」チラッ

真美「…………」ピコピコ

亜美「ごめんねりっちゃん」

律子「いや、謝らなくていいわよ……」

亜美「…………」

真美「…………」

律子「……………………ふぅー……」

ブロロロ

春香「争いは同じレベルの人としか成立しないっていうじゃない?つまりそういうことなんだと思うよ」

雪歩「ふぅん 」

春香「例えばさ、やよいがハンバーガーにピクルスが入ってるのが許せないって言ったとするじゃない?」

春香「でも伊織の方は、そもそもハンバーガー自体食べないからそんなのどうでもいいって言うわけよ。そういう感じ」

雪歩「へぇ。伊織ちゃんってハンバーガー食べないんだぁ。さすがお金持ち」

春香「いや知らないけどね。たとえ話よたとえ話」

雪歩「でも春香ちゃんの言い方回りくどくない?普通にお金持ちと、そうでない人の感性は違うって言えばいいと思うんだけどな」

春香「いやだな雪歩。そんなはっきり言ってないじゃない」

雪歩「ふぅん。そう」

やよい「……それで、結局なんの話をしてるんですか?」

春香「だからさ、立ってるステージが違いすぎると喧嘩は成立しないよねーって話」

やよい「……それって私と伊織ちゃんのことを言ってますか」

春香「いや、そうは言わないけど。でもやよいが自分でそう思うのならそうなのかもね」

やよい「…………」

雪歩「喧嘩にならないっていいことじゃない。仲良しで売ってるんだし」

春香「あ、だからプロデューサーさんはやよいと伊織をコンビにしてるのかもねー」

雪歩「なにもかも違う人同士の方が映えるからねぇ」

やよい「…………お金持ちと貧乏ってことですか」

春香「そうは言わないけどさ」

雪歩「春香ちゃんが言ってるのは人気の方じゃない?」

春香「私そんなつもりないよー。雪歩はひどいなぁ」

雪歩「私は春香ちゃんが考えそうなこと言っただけだよ」

やよい「………………はぁ」

春香「それに人気のこと言うのなら雪歩と真もそうじゃない」

雪歩「私は春香ちゃん達と違って仕事を選んでるから」

春香「ふーん?ま、雪歩はこのまま細々とやってくのがキャラに合ってるよ」

雪歩「あはは。私は芸人じゃなくてアイドルだからね。春香ちゃんとは違って、下品な番組に出てまで目立ちたいとは思わないなぁ」

春香「うんうん。雪歩じゃ数字も取れないだろうしねー」

やよい「…っ!」ガタッ

雪歩「!」

春香「……?」

やよい「……あの…私、掃除してきますね」

雪歩「はぁい」

春香「頑張ってねー」

小鳥「…………」カタカタ

春香「小鳥さんっていつもなにやってるんだろうね」

雪歩「知らない」

春香「ずーっとパソコンに向かい合ってるよねー。仕事ねっしーん」

雪歩「やよいちゃんに掃除させといてなにも思わないのかな」

春香「仕方ないよ、忙しいらしいし」

雪歩「いつ話し掛けても忙しいって返ってくるもんね。大変だなぁ」

春香「デキる女って感じだよね小鳥さん。あんなにすごいんじゃきっとモテるんだろうなぁ」

雪歩「そんなの当たり前だよ。ですよね音無さん」

小鳥「…………」カタカタ

春香「私たちの会話も耳に入らないくらい集中してるみたい。なんか仕事一筋って感じ」

雪歩「立派だよね。普段休みの日とかはなにしてるんだろ」

春香「彼氏とかいないのかな?」

雪歩「いるじゃない。知らないの?」

春香「えっ?うそ?誰っ?」

雪歩「今ちょうど見つめ合ってる」

春香「…………ふっ」チラッ

小鳥「…………」

春香「たしかにいつも夢中だもんねぇ」

雪歩「ラブラブなんだよきっと」

春香「あははっ。いいなぁ小鳥さん。うらやましいなぁ」

小鳥「ちっ」

春香「今の聞いた雪歩?」

雪歩「キスの音かなぁ」

春香「事務所の中で大胆だよねぇ」

やよい「…………」パタパタ

雪歩「それにしても、春香ちゃん。彼氏ほしいの?」

春香「……別にかなー」

雪歩「さっきうらやましいって」

春香「いやぁだって小鳥さんの彼氏、格好いいし」

雪歩「色白でスマートな彼氏だよね」

春香「ぷ、あはは!やめてよ雪歩!」

小鳥「…………」ガタッ

やよい「」ビクッ

春香「…………」

雪歩「…………」

小鳥「…………」スタスタ

ガチャッ
バタン

雪歩「……僕を置いてかないでよ小鳥ー」ボソッ

春香「っ!あはは、あっははは!やめてったら!」

やよい「……」

やよい「……」パタパタ

雪歩「どこか行くなら彼氏さんも連れてってあげればいいのに」

春香「いいなあ小鳥さん。パソコンが彼氏なんておいしいなぁ」

雪歩「ふぅん?バラエティ脳だね」

春香「だってキャラ付けとしては面白くない?」

雪歩「春香ちゃん、ああなりたいの?」

春香「絶対ごめんだけどねー」

やよい「…………」ゴシゴシ

雪歩「でも春香ちゃんくらいなら格好いい人も選び放題でしょ?彼氏作ればいいじゃない」

春香「そんな気ないって」

雪歩「よかったら応援するよ?何人か紹介できるけど」

春香「はいはいお断りお断り。スキャンダル狙おうったってそうはいかないから」

雪歩「そ。誰か彼氏とかいれば面白いのになぁ」

春香「そんな馬鹿みたいな真似するの、あずささんくらいなものでしょ」

ブロロロ

P「…………」

ダイスキハーニィー

P「!」カチッ

P「…………」

P「…………」パタン

P「…………」

ダイスキハーニィー

P「………………」

イチゴミターイニー

P「…………」カチッパタン

P「………………はぁ…」

ダイスキハーニィー

P「……………………」

イチゴミターイニー

P「…………」

ジュンージョーウナーノ

P「…………」

ズットミテーテゼッタ

P「…………」

P「…………」

ダイスキハーニィー

P「……あぁ…もう……」カチッパタン

ブロロロ

ブロロロ

P「……!」

P「……またか。そのまま現場で待ってろというのに」

キキーッ

ドンドン

P「……あーあー、わかったって。今開けるから」

ガチャ

P「また助手席か?」

美希「当たり前だよ」

バタン

P「また一時間後に別スタジオで歌だけど」

美希「えー、リハでしょ?いーよ、ミキ本番にちゃんとできるの」

P「駄目だ」

美希「言ってみただけ。じゃあ事務所で時間潰そっか」

P「ん」

ブロロロ

ブロロロ

美希「ねープロデューサーさん」

P「うん?」

美希「今日事務所には誰がいた?」

P「…………それはだな」

美希「うん」

P「春香と雪歩」

美希「うわっ。最悪コンビ」

P「それに音無さん、やよいかな」

美希「あー…小鳥とやよいじゃどうしようもないの。それでそれで?」

P「なにがだ?」

美希「ミキが帰る頃にも雪歩達はいるの?」

P「鞄からスケジュール帳とってくれるか」

美希「はいなの」

P「中は見るなよ」

美希「わかってる」

ゴソゴソ

美希「はい」

P「すまん」

美希「…………」

P「美希」

美希「……なに?」

P「俺の携帯」

美希「あはっ。ばれちゃった」

P「携帯はもっと見たら駄目だ」

美希「待って。見ないから。ちょっと確認するだけ」カチッ

ポパピプペ

P「…………」

美希「…………」

ダイスキハーニィー

美希「…………ってことは鳴ってるの気付いてて切ってた?」

P「…………運転中だったんだ」

美希「プロデューサーさん?」

P「ああ」

美希「ミキ、ミキの電話にはちゃんと出てって言ってるよね?」

P「あのな。事故にでもなったらどうするんだ」

美希「じゃあメールすればいいの」

P「それもよそ見運転になるから無理だ」

美希「なんで?画面見なくてもメールくらい打てるの」

P「俺にはできない」

美希「ミキがどんな気持ちで電話してるかわかってる?」

P「わかってるって」

美希「ミキの目を見て言ってほしいの」

P「よそ見運転」

美希「じゃあ車止めて」

P「…………ふう」

キキー

P「手短に頼む」

美希「ミキね。やりたくもないことやらされてるんだよ?」

P「アイドルは美希がやりたくてやってるんだろ?」

美希「もうミキはお仕事も選べるのに、やりたくない仕事をこなすのもアイドルだってプロデューサーさんが言うから仕方なくやってるだけなの。そこのところ勘違いしないで」

P「わかったよ」

美希「それで、プロデューサーさんがどうしてもって言うからあの2人とユニット組んでるの」

P「そうだな」

美希「プロデューサーさんとか社長さんが何を考えてミキとあの2人を組ませてるかはしらないけど、ミキがあの2人と組む理由なんてプロデューサーさんとした約束以外にないんだよ?」

P「……」

美希「ねぇ、ミキとした約束覚えてる?」

P「ああ」

美希「……ちゃんとミキの目を見て!」

P「……覚えてるよ」

美希「……言ってみて?」

P「美希のことだけをずっと、見てること」

美希「……そうだよね?なのになんでミキを優先してくれないの?」

P「してるじゃないか。こうして美希が仕事のたびに送り迎えしてるんだ」

美希「全然足りないの!ミキ的にはお仕事中もずっと側にいてほしいくらいなんだから」

P「……無茶言わないでくれ」

美希「また「他のアイドルもいるんだ」って言うの?」

P「…………」

美希「……はぁ。どうせみんなミキみたいに売れっ子じゃないんだから辞めちゃえばいいのに。キラキラしてないアイドルなんて意味ないって思うな」

P「そう言うなよ。みんな夢があってアイドルになったんだ」

美希「実力がないなら大人しくしててほしいの……とくに春香なんてちょっと嘘つくのが上手いだけで事務所のリーダー面するし」

P(始まったか)

P(これで10分は事務所に帰るのが遅れるな。このまま春香とは鉢合わせないように時間調整しておこう)

美希「大体春香はアイドルらしいことなんにも出来ない癖にテレビつけると出てくるし本当にうっといの。事務所にいるときと全然キャラが違うし」

P(スケジュール帳の確認、と……)ペラペラ

P(…………!)

美希「聞いてるのっ!?」

P「あ、ああ」

美希「もう春香達と一緒の事務所なんて嫌。プロデューサーさんがいなきゃとっくに移籍してたよ」

P「……その話はやめとけ」

美希「ミキ知ってるよ?黒井とかいう人がミキに移籍を勧めてきたからミキは961プロのアイドルと組まされてるんでしょ?」

P「!」

美希「マスコミの人達に嗅ぎ付けられちゃって、誤魔化すためにうちの社長が黒井社長に二社合同ユニットを提案したんだって」

P「そんな話、誰に聞いた?」

美希「ミキの推理なの」

P「誰に聞いたんだ?」

美希「……でこちゃん」

P「…………」

美希「……やっぱりほんとの話?」

P「…こんな推測話はいくらでもネットに転がってるし今更か。だけどこの話は俺と2人の時以外は絶対口に出すなよ」

美希「…どうしよっかなぁ?それはプロデューサーさんのこれからの行動次第で…」

P「あんまりワガママが過ぎると俺も少し対応を考えるぞ」

美希「えっ……?」

P「…わかったな?」

美希「…………わかったよ」

P「でも意外だな。伊織と話したりするんだな」

美希「ユニット以外だとよく組まされるしね」

P「伊織のことは消えてほしいとは思わないのか?」

美希「んー……うん。別に。でこちゃんはそこそこ頑張ってるみたいだし」

P「嫌ってるわけではないんだな」

美希「ああ見えてお仕事の時以外はあんまりミキにあれこれ言ってこないもん」

P(……伊織は仕事以外では美希に話しかけない、と。でも美希は気にしてないみたいだしこのまま組ましてても問題はないか)

P「じゃあ不仲説はここから出た訳でもないのか…」

美希「ふなかせつ?」

P「そろそろ車出していいか」

美希「あっ……ダメなの!」

P「事務所に寄る時間なくなるぞ」

美希「それよりプロデューサーさんの気持ち、まだ聞いてないんだけどな」

P「今まで通り美希のことを優先する。それでいいだろ」

美希「でもミキのお願い全然聞いてくれてない」

P「言ってみてくれ。善処するから」

美希「言ってみてくれって…さっきちゃんと」

P「運転中だけは勘弁してくれないか」

美希「でもミキは」

P「今日だって、早く美希を迎えにいきたい一心で運転を優先してたんだ」

美希「……ミキに会いたかったんだ?」

P「ああ」

美希「……そうなんだ。ふーん……?」

P「許してくれるか?」

美希「……今日だけね」

P「よし、じゃあ……」

美希「まだミキのお願い終わってないの」

P「……言ってみてくれ」

美希「今度はプロデューサーさんの方からミキの仕事の合間に電話してほしいの」

P「メールでもいいか」

美希「うーん、メールも捨てがたいから両方ね」

P「…………」

P「なら仕事のことについては今まで通りでもいいよな?」

美希「どうせ嫌だって言ってもやらせるんでしょ?」

P「じゃあ引き続きユニットの仕事や伊織と組んでもらうことが多くなりそうだ」

美希「ミキ、1人の方がキラキラできるんだけどな」

P「大丈夫、美希が一番輝いてるよ」

美希「!ほんと?プロデューサーさん、ほんとっ?」

P「ああ」

美希「えへへー。あの2人もでこちゃんも、ミキにとっては張り合いないから困っちゃうなー」

P「961プロイチ押しのアイドルすら美希には適わないか」

美希「なの!」

P「その2人との普段の仲はどうなんだ?よく話してるか?」

美希「えーと……話が合わないし、ミキは仕事終わったらすぐ帰っちゃうしあんまり話さないの」

P「仲が悪いというわけではないのか」

美希「よくわかんない。ミキ的にはなーんとも思ってないけどね。でも春香達よりマシなの」

P「……そうか。961プロから流れた噂ってわけでもないのか?」

美希「なんの話?」

P「ん、ああ。気にするな。それより最近共演したのは他には真くらいだよな?」

美希「うん。多分」

P「真には心当たりないみたいだし……出所は美希ってわけじゃないのか」

美希「さっきから何?それよりミキのお願い聞いて!」

P「まだあるのか」

美希「週に2日、お休みがほしいの」

P「1日じゃ足りないのか」

美希「1日は今までどおりゆっくり過ごす日。あとの1日はプロデューサーさんと一緒に過ごす日ね」

P「は?」

美希「最近ミキに対しての愛が足りてないと思うの。だからプロデューサーさんはちゃんとミキに付き合ってくれるべきだと思うな」

P「……なにを言うんだ。このタイミングで」

美希「このタイミングだから、だよ」

P「美希のことを一番に考えてるって言ってるじゃないか」

美希「あんなことがあったんだもん。普通信じられないって思うな」

P「だからあれは……」

美希「ミキにも……プロデューサーさんのお家、教えて?」

春香「小鳥さん遅いねー」

雪歩「新型の彼氏でも買いにいったんじゃない?」

やよい「…………」パタパタ

春香「ん、そういえば朝から事務所にいるみたいだけど、いつまでいるの?」

雪歩「え?いちゃいけないの?」

春香「今日仕事?」

雪歩「教えなきゃいけないの?」

春香「やよいー、ちょっとホワイトボード確認してくれるー?」

やよい「え、あ……はい」

雪歩「……別に仕事なんてないよ。暇だったから来ただけ」

春香「え?別に気にしてないから答えなくていいよ」

雪歩「……そうなんだぁ」

春香「真が1人で仕事にいっちゃった時点でわかってたし」

雪歩「……なんで真ちゃんが1人だからって私がオフってことになるの?」

春香「そんなのわざわざ言わせないでよ~」

やよい「…………」

やよい「…………」パタパタ

雪歩「春香ちゃんこそ早く帰ったら?」

春香「私は別に帰れなんて言ってないじゃない?」

雪歩「ここでのんびりしてる暇があったら歌の練習でもしたほうがいいと思うんだけどな」

春香「あはは、それは自分に教えてあげたら?」

雪歩「え?春香ちゃん知らないの?」

春香「なにがー?」

雪歩「春香ちゃん、歌が下手だって有名なんだよ?」

春香「ふーん、初耳。誰が言ってたの?」

雪歩「みんなが言ってるよ?少なくともうちでは一番下手だって」

春香「で、どこのみんなが言ったの?」

雪歩「…ネットだけど」

春香「ああなるほどね。ネットかぁ。雪歩はよくインターネットなんかやる時間あるよねー。羨ましいなあ」

春香「私も暇があればネットで色々勉強できるんだけどなぁ。でも仕事の他にもやることいっぱいあるからどのみち出来ないかなぁ」

春香「そうそう。ネットと言えばさ、友達が言ってたんだけどさ。雪歩の実家って危ないんだって?なんでも強面の男の人がたくさん出入りしてるらしいじゃない」

春香「ねぇねえ!男の人が苦手って本当なの?ほんとは慣れてるんじゃないの?私にもよく男の人紹介してくれようとするしさ!本当は男の人が大好きなんじゃないの?ねぇ雪歩っ!」

やよい「あ、あのっ!!」

春香「え?」

雪歩「…………」

やよい「…ソファのとこも…掃除したいのでちょっとだけ退いてもらえますか」

春香「……ごめんねやよい。今どくねー」

雪歩「……じゃあ私お茶煎れてくるね」

春香「はーい」

やよい「…………」パタパタ

春香「……やよいってアイドルよりも家政婦とかやった方が稼げるんじゃない?」

やよい「……そうですね」パタパタ

春香「……ん~…そういえばやよい。ホワイトボード確認してくれた?」

やよい「え、まだ必要だったんですか?」

春香「え、なんで必要なくなったと思ったの?」

やよい「いえ別に……今確認してみますね」

春香「お願いねー」

やよい「…………」トテテテ

やよい「…………えっ……」

春香「ん、どうしたの?」

やよい「……春香さんってあとどのくらいでお仕事ですか?」

春香「あと一時間くらいしたらスタジオ入りしなきゃいけないかな」

やよい「そうですか……あ、あの。私もう帰りますね」

春香「まだ掃除の途中じゃない」

やよい「明日また来ますので……では……」

春香「あ、ちょっと」

ガチャッ

やよい「っ!」ビクッ

律子「…やよいじゃない。どうしたの?帰るところ?」

やよい「あ、律子さん……」

真美「りっちゃん、早く入ってよ。真美が入れないじゃん」

律子「あ、ごめんなさい」スッ

真美「やよいっちにはるるん。やほー」

春香「やほ」

やよい「真美…だけ?亜美は……」

亜美「……いるよ」

やよい「…亜美」

律子「プロデューサーはまだ帰ってないの?」

春香「さっき真伊織を送りに出たっきりで」

律子「そう……春香の予定を聞いていいかしら?」

春香「なんですか?みんなして私の予定気にして」

律子「いえ、別になにもないんだけど…」

春香「……あ、わかった。このままじゃ美希が帰ってくる時間と被っちゃうんで、それを気にしてるんでしょ」

律子「そんなことは」

春香「別に気を使わなくていいですよ。お互いが気にしてないくらいなんで」

真美「うっそー?実のところめちゃ仲悪いっしょー」

春香「そんなことないってー」

やよい「……私は帰りますね」

亜美「えっ……帰っちゃうの……」

やよい「うん…」

亜美「じゃ、亜美も帰ろっかな…」

真美「えー?そりゃないっしょー。真美がこれからお仕事だっていうのに亜美だけ帰るのー?」

亜美「でもここにいてもやることないし……」

真美「事務所の掃除とかしたら?いつもやよいっちがしてくれてるじゃん。やよいっちばかりに任せてていいの?」

やよい「真美、それは私が好きでやってるだけだから…」

真美「亜美もたしか趣味がゴミ拾いなんでしょ?」

亜美「……エコなんだけど」

真美「変わんないじゃーん」

亜美「……真美はちゃんとお仕事あって残るんだからいいじゃん……」

真美「そりゃ亜美と違って売れっ子だからねー」

春香「ぷっ。売れっ子」

真美「……え?なーに、はるるん?今笑った?」

春香「ううん。帰らせてあげなよ真美。大事な妹じゃない」

真美「…はぁ。双子なのにどうしてこんな差がついちゃってんだろね?真美忙しすぎてやんなっちゃう」

亜美「…………じゃ、帰るから」

真美「りっちゃんはどう思うー?たまには亜美にもいっぱいお仕事あげなよー」

律子「……オファーが、ね。あまり……」

真美「そうだよねー。亜美にくるようなお仕事なら人気のある真美の方に集中しちゃうもんね」

亜美「…………」

律子「真美、ちょっと……」

真美「もう亜美のお仕事なんて真美と一緒にやってる番組くらいなんじゃない?あ、もしかして真美がいなかったらお仕事全然こないんじゃないの!?」

亜美「………………」

真美「はぁ…まったく……人気のない妹を持つと姉は苦労しますなぁ……」

亜美「っ…いい加減にしてよ!!」

真美「…………」

春香「わお」

やよい「亜美……」

亜美「なんでそんなこと、言うのさっ!」

真美「……真美、間違ったこと言った?はるるん」

春香「私ノーコメントでーす」

亜美「……間違っては…っ…ない…けど……」

やよい「亜美、喧嘩はやめよ……ね?」

亜美「やよいっち……だって……」

真美「あーあ、なんかいっつも真美がワレモノ扱いだよね。やよいっちも亜美の味方ばっかりするし」

やよい「そ、そんなこと……」

春香「やっぱりやよいは親近感沸いちゃうんじゃない?亜美にさ」

真美「?どういう意味?」

亜美「………………」チラッ

やよい「……別にそんなんじゃないです」

春香「そう?自分と境遇が似てる亜美に同情してるんじゃないの?」

真美「あー、なるほどね。やよいっちもいおりんにおんぷにだんごだもんね。やっぱいおりんも真美と同じで大変なんだろーなー」

やよい「……私のことはなんだっていいでしょ」

春香「それに伊織やよいと真美亜美はだいぶ違うけどね…」

真美「……え?」

春香「んーん」フルフル

亜美「……だからってなんでそんなに偉そうなのさ…」

真美「そりゃ真美の方が人気なんだからとーぜんっしょ?」

亜美「……亜美とほとんど同じなのに…」

真美「りーっちゃん。真美と亜美、どっちがすごいと思うー?」

律子「えっ……?……えっと、それは……」

真美「はやく」

律子「……仕事は真美の方にきてるし、それだけ真美の方が求められてはいるわね」

真美「ほら」

亜美「違う……」

真美「なにが違うのさ?」

亜美「……真美は髪型変えたから……デビューしたての…………一緒の時は…亜美の方が……」

真美「……またそれ?もうそれ言うの何回目?髪型同じにしてた頃は亜美の方が売れてたって?」

真美「そりゃあんだけ同じカッコしてちゃどっちがどっちかなんてみんなわかんないし!いくら真美が頑張っても亜美の手柄になっちゃうじゃん!!」

亜美「そ、そんなの……亜美だって同じだったもん!!亜美の持ちネタ真美が取ったくせに!!」

律子「け、喧嘩はやめなさいよ2人とも……」

真美「亜美に言ってよ!変な言いがかりつけてくんだよ!」

亜美「悪いのは真美じゃん!!」

律子「亜美、今日は帰るんでしょ?ここはいいから帰りなさい」

亜美「っ…」

律子「……帰るんでしょ?」

亜美「…………」

真美「なにだんまりしてんのさ!亜美はいっつも困ったらそうやって…!」

律子「やよい、お願い」

やよい「……亜美、ね?一緒に帰ろ」

亜美「………………」

真美「…なに見てんの。帰りたいなら帰れば。人気ないんだからさ」

律子「真美」

やよい「…………ほら、亜美」グイッ

亜美「…………ぐす……」

バタン

真美「…………ふん!」

春香「ズバリ言ったね~」

真美「だってほんとのことっしょ?亜美なんていっちばん人気ないじゃん!」

春香「今日家帰ったらどうするの?」

真美「別に。真美が帰ったときはすぐおふとんに隠れるし」

春香「うわー。なんか想像したくないなぁ」

雪歩「なにかあった?」

真美「ゆきぴょんいたんだ」

雪歩「真美ちゃんこそいたんだ」

春香「気づいてたくせに。面倒だからって亜美達が帰るまで隠れてたんでしょ?」

雪歩「へぇ。亜美ちゃん帰ったんだ。またやよいちゃんと?」

春香「やよいも面倒押しつけられて可哀想に」

律子「……ふう……」

亜美「ぐす……ひっく……」

やよい「…亜美、ちゃんと前見て歩いて……危ないから……」

亜美「さ、最初は……亜美の方が…に、人気あったの…に……ぐすっ……真美が、勝手に……髪のばして……っ」

やよい「うん…」

亜美「みんなが、ほめるからっ……亜美ものばすって言ったら…お、怒るし……ひく……っ…真美ばっかり…大人っぽくなったって……言われるし……ぐす…」

やよい「うん…」

亜美「お仕事も…取られちゃうし……おやつも取るし……ぐしゅっ……亜美のこと、置いてくし……今日もお迎えのこと、教えてくんない…しぃ……」

やよい「…………」

亜美「学校でも、真美ばっかモテるし……亜美はっ…いちばん、人気ないって……言われるしぃ……!……ぅあぅぅぅ……!」

やよい「……亜美、私こっちだから……ここで……」

亜美「や、やだぁっ!やだやだぁ……!」

やよい「……ふう……じゃあ…また今日も寄り道するの?」

亜美「…だめ……?」

やよい「…………うん、じゃあ……」

雪歩「でもやよいちゃんは亜美ちゃんに同情してるんでしょ?」

春香「うわっ。やっぱ聞いてたんじゃん」

雪歩「本人がその気なら押しつけちゃってていいんじゃないのかな?こっちに擦り寄られるのも面倒だし」

春香「捨てられた猫じゃないんだから」

真美「あっははは!やっぱみんなも亜美のこと面倒臭がってるんだー!」

春香「別にそうは言わないけど、あまりうじうじされてもね」

雪歩「あれだけ普段からいじめられてたら群れたくなる気持ちもわかるけど」

真美「いじめ?なんのこと?真美はほんとのこと言ってるだけじゃん?叩いたりもしてないし」

真美「大体、亜美が勝手におんぷレッスン抱いて突っかかってきてるんでしょ?喧嘩売ってるのはいっつも亜美のほうだよね?真美、全然悪くないじゃん」

雪歩「……必死…」ボソッ

真美「えっ?なに?」

雪歩「ううん。私が言ったのはやよいちゃんのこと」

真美「……なんだ。でも仕方ないんじゃない?こう言っちゃあなんですが、やよいっちもかなり人気ないしね~」

春香「真美はストレートだねぇ」

真美「うちでは亜美とやよいっちで人気ないベスト2じゃないの?」

春香「人気がないのならワーストじゃない?」

真美「そだっけ?」

春香「ちなみに三番目は?」

真美「うーむ、そこは難しいところですな」

雪歩「私わかるけど」

真美「え、だれだれ?」

春香「雪歩って意地悪いよね」

雪歩「春香ちゃんに言われたくないな」

真美「……?」

律子「…………」チラ

春香「さっきからなに時計気にしてるんですか?」

律子「えっ?……えっと、それは…」

春香「あーはいはい。面倒ごとになるまえに私に消えろと」

律子「……そうは言わないわよ…」

春香「それじゃあ…そろそろいこっかな」

雪歩「あの人待ってたんじゃないの?」

春香「プロデューサーさんのこと?」

雪歩「うん」

真美「ゆきぴょん、兄ちゃんが帰ってくるまで待ってたらミキミキとも顔合わせちゃうっしょ?」

春香「いや、だから別に美希と仲悪くないからね?」

真美「いやいや、もう知ってるし」

雪歩「春香ちゃんと美希ちゃんが一緒にテレビ出てるの見たことないよ」

春香「そんなことないってば。私、いつも言ってるじゃない?」

春香「……私たち、765プロのアイドルは仲間です!みーんな仲良し、大好きですっ♪」

雪歩「…………フッ……!」

真美「ぷっ…あははははは!」

春香「えー?どうして笑うのー?」

律子「…………」チラ

春香「はいはい、そう急かさないでくださいよ。今準備しますからー」

律子「……」

真美「あーお腹いたい……あ、そうそう。結局人気ロースト3ってだれのこと?」

雪歩「しつこいなぁ……」

真美「真美、それわかっちゃったかも」

雪歩「ふーん?」

真美「てゆーか、最近一気に人気なくなっちゃったってゆーか」

律子「!……」

雪歩「……あぁ……」

春香「…………」

P「…………」

美希「ね、いいよね?ミキを一番に考えてくれてるのなら」

美希「プロデューサーさんのお家、教えてくれるよね?」

P「……だから、あれは仕方なかったんだって……」

美希「…………」

P「俺の家がたまたま近かっただけで、別になにもしてない」

美希「うそ」

P「嘘じゃないって。何度も説明したろ」

美希「たとえ本当になにもしてなくても……家には連れ込んだんだから、同じことだよ?」

P「…………」

美希「だからあんなにニュースになったんでしょ?」

P「……マスコミが面白おかしく報道しただけだ。真実じゃない」

美希「それって、しょーめいできるの?」

P「……信じてくれ」

美希「……じゃあ同じように、ミキのこともお家に入れてくれたら信じてあげる」

P「だから、それは無理だ……この前の二の舞になる」

美希「ミキ的には全然問題ないんだけどな」

P「馬鹿言うな……」

雪歩「あの人、ね」

春香「……」

真美「……あれは、ないよねー」

律子「…………」

雪歩「ああなるのもしょうがないと思うよ。アイドルなのに、あれはね…」

春香「……おかげで私たちにもいい迷惑だった」

真美「ほんとほんと。兄ちゃんもちばらく事務所から出られなくなってたし」

雪歩「あのときは珍しく真ちゃんも愚痴ってたっけ」

真美「ピヨちゃんもすごかったよねー。いつも以上に仏教面で」

雪歩「あの時は「なんで私がやらなくちゃいけないの」がブームだったよね」

真美「あー!あはは、たしかに!ピヨちゃんそればっか言ってた!」

真美「あれ?そいえば今日ピヨちゃんは?」

雪歩「あぁ、彼氏抱えてどこかにいっちゃった」

真美「え、なにそれ…」

春香「……じゃ、私そろそろ」

雪歩「うん」

真美「ばーい」

律子「……車出す?」

春香「いいです、タクシー呼ぶんで」

コンコン

春香「?」

ガチャ

春香「!」

http://i.imgur.com/MWsvaOT.jpg

ネット上でゴンベッサと呼ばれている、都道府県SSの後書き「で、無視...と。」の作者。
2013年に人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者は自分であると詐称し、炎上した。
詳しくは「ゴンベッサ」で検索

なお、本人は現在も自分のヲチに一人で粘着して三年以上の自演活動を続けており、
さっさとネットから消えればいいものを自演による燃料投下をやめないため
現在も枯れない油田状態になっている模様 →http://goo.gl/HbQkN5

SS作者ゴンベッサとは何者か?
http://www64.atwiki.jp/ranzers/pages/10.html

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