加賀

グラーフ

スレタイは潔癖じゃなく潔白です。

提督「おお。加賀か。どうした？」

加賀「あの提督、今夜のことについてお願いがあります」

提督「今夜？」

加賀「同衾をお願いします」

金剛「うぇいと！　うぇいと！　うぇええいと！　いったい全体どういうことネー！」

加賀「あら。金剛さんいたの」

金剛「いたネ！　ずっと提督の隣にいたネ！　加賀の眼にも絶対入っていたはずデース！」

提督「どうしたんだ金剛急に騒いで？」

金剛「これを騒がずに済ませられるわけないデス！　ドーキンって！？　ほわい！？　私はまだ提督と手を繋いだこともないのに！？　なんで加賀とはそんな関係なのデスカー！？」

加賀「落ち着いて金剛さん。なぜあなたがそこまで取り乱すのか私にはわからないの」

金剛「いや、だって、その男と女が閨を共にするのってつまり、そういうことなのですよネ？」

提督「うーん。曖昧で何を言いたいのかわからないなあ」

金剛「せっ！　……交配ということデース！　提督と加賀は今交配の約束を取り決めているということ！　これは明確な浮気行為デース！」

加賀「大丈夫落ち着いてください。浮気ではありません」

金剛「どこがデスカ！？」

加賀「私はただ提督と一緒の布団で寝たいのであって、提督本人に何かしようというのではありません」

金剛「だったら、提督の布団を貸してもらって、別々に寝れば良いではないデスカ！？」

加賀「それはダメ。寂しい」

金剛「寂しい！？　ついに尻尾を出したネ！　提督と加賀のドーキンなんて許さないデス！」

提督「まあまあ。話を聞いてくれよ」

金剛「なんデス！？」

提督「どうやら加賀は俺の匂いに包まれると睡眠の効率が上がるらしいんだ。艦娘の健康管理も提督の仕事だろ？　これは仕方のないことなんだ」

加賀「そうこれは仕方のないことよ。私も別に好き好んで提督に抱き着くわけではないの。ただそうしないと、次の日の任務に万全の状態で挑めないから仕方なく……」

金剛「苦しい言い訳デース。わかりマシタ！　そこまで浮気じゃないというなら、今夜私も……」

提督「なんだ？」

金剛「……うー、やっぱり良いデス……」

加賀「そう。提督私からの用件は以上よ。今夜愉しみにしています。では」

金剛「ねえ、提督ぅー……？　本当に浮気してない？　むしろ私が浮気みたいな扱いになってないデスカ？」

提督「いつもの元気はどうした？　それに何度も言うが俺は金剛一筋だ。さっきの加賀は業務上の必要からだ」

金剛「なんだかもう嫌になってきたネー」

提督「まだ今日は始まったばかりだぞ？　ほら次の艦娘がきた」

艦娘>>14
用件>>16

響

遠征の報告