魔王「勇者!俺は今、食事中だ!」(42)

勇者「俺の知ったことじゃない。お前を殺す」

魔王「もう少しで食べ終わるからそれまで待て!」

勇者「待てない」

魔王「待って待って怖いって。落ち着け」

勇者「うるせえ」バキャッ

魔王「テ、テーブルを切った!」

勇者「お前をミートソースのようにしてやる」

魔王「それって血まみれで粉々にするってこと!?」

勇者「死ね」ザシュッ

ガキィィン

魔王「フフッ・・・そう簡単にはやられないわよん」

勇者「剣がっ!剣が謎の板に刺さった!」

魔王「これは魔の盾だ。ほとんどの打撃はこれで防ぐことができる」

勇者「しかも剣が抜けないし・・・」グッグッ

魔王「他に武器は持っていないのか?」

勇者「無い!」

魔王「嘘だろ!?」

勇者「昨日の夜、武器が入ったバッグを盗まれてしまって・・・もう他にはないんだ!」

魔王「マジかよ・・・」

勇者「魔王、もう俺の負けだ。俺を殺してくれ」

魔王「うーん・・・でもなあ、武器を失った奴を相手に戦うのはちょっと格好悪いしな・・・」

魔王「今度はちゃんと武器を持ってここに来い。そうしたら殺してやってもいいぞ」

勇者「帰っていいのか?」

魔王「ああ」

勇者「いや・・・ここで逃げたらダメだ!やっぱり俺を殺してくれ!」

魔王「お茶でも出すから落ち着けって」

魔王「さあ勇者よ、お茶が入ったぞ」

勇者「・・・」コソコソ

魔王「何してるんだ?」

勇者「ぐっ・・・」ガリガリ

魔王「腕を噛んでる!?」

魔王「やめろ!自傷はやめるんだ!」バッ

勇者「ううっ・・・うええええん!」

魔王「血が出てるじゃないか・・・」

魔王「消毒液、消毒液・・・」ジュッ

魔王「手当てが終わったぞ」

勇者「うっ、うっ、ありがとう・・・」

魔王「お茶、飲め」

勇者「いただきます・・・」ゴクッ

魔王「どうだ?どうだ?」

勇者「甘ーい。これ何?」

魔王「魔王特製の蜂蜜たっぷり紅茶だ」

勇者「おいしい」ゴクゴク

魔王「魔界名物のナタウコパンもどうぞ」

勇者「ちょっとホコリ臭くて、でも香ばしいなあ」ムシャムシャ

魔王「ナタヒグゼリーもあるぞ」

勇者「もういいや、ご馳走様でした」

魔王「じゃあ、特別に魔王城の宝を見せてやるよ」ゴソゴソ

魔王「ジャーン。これ何だと思う?」

勇者「気持ち悪!ミイラじゃん!」

魔王「これは第一代魔王の皮膚を乾燥させたものだ」

勇者「何でこんなものを守り続けているんだ・・・」

魔王「触ってみるか?」ポン

勇者「冷たい・・・」

魔王「まあ、冷たいだけで特にこれといったものではないのだがな」

勇者「ありがとう。じゃあ、そろそろ俺は帰るよ」

魔王「元気でな」

勇者「ああ」

勇者「・・・」

勇者「あれ・・・」

魔王「どうした?」

勇者「道が無くなってる・・・」

勇者「さっきまでこんな草生えてなかったのに・・・」

魔王「あー!忘れてた!」

魔王「魔の植物の種をこぼしてそのままだったんだ!」

魔王「これ、すぐ伸びちゃうんだよなー」ブチブチ

勇者「さっき、どこに道あったっけ?」

魔王「分からん」

勇者「じゃあ俺、帰れないよ。うああああん」

魔王「勇者のくせに泣いてばかりいるな」ゴシゴシ

勇者「だって・・・ふええん」

魔王「分かった、分かった」

魔王「勇者、お前をここに住まわせてやる」

勇者「えっ!?」

魔王「ただし、半年だけだ。だから・・・」

魔王「それまでに、俺を倒せるようになれ」

勇者「魔王・・・それは本当か?」

魔王「ああ、本当だとも」

魔王「それじゃあ、部屋まで案内するから付いてこい」

勇者「ジメジメしてるなあ・・・キノコまで生えてるし」

魔王「魔王城は石造りで日当たりも悪いからな」

魔王「まあ、俺は・・・」ヒョイ

魔王「こんな感じで、小腹が空いたときに取って食べているがな」

勇者「生食・・・」

魔王「ここがお前の寝る部屋だ」ガチャ

勇者「おっ!結構広い部屋!」

魔王「もともと俺の部下の部屋だったんだ」

勇者「その部下は今は?」

魔王「皆、とっくに定年退職したよ。今は俺はこの城に一人だ」

勇者「魔王は何年生きているんだ・・・」

魔王「これは内線。大広間、食堂、俺の部屋などに通じる。」

魔王「ここはクローゼット。客用の寝間着が置いてある」

勇者「これは何だ?」

魔王「強力殺虫スプレーだ。この城、とにかく虫が多い」

勇者「ええ・・・」

魔王「このドライヤーは照明の火を消すのにも使えるのだ」ブォォォ

魔王「廊下を出て左に行ってさらに左に曲がると洗面所、その奥がトイレ」

魔王「なお、トイレにはゴキブリが多いから、出てきたら置いてあるハエたたきで潰しておいてくれ」

魔王「とまあ、以上が魔王城の概要だ。また何か分からないことがあったら聞いてくれ」

勇者「ここが俺の部屋か・・・」

勇者「環境が劣悪とはいえ、ちゃんとしたベッドがあるのは嬉しい限りだ」ボスッ

勇者「もう長いこと、野宿か牛舎で寝るかだったから」

勇者「さて・・・これからどうするかな」

勇者「武器は無くなってしまったし、素手で戦えるようにトレーニングしとくかな」

勇者「でも待てよ。確か半年とか言ってたよな」

勇者「それなら、気長に構えてればいいかな」

勇者「・・・ふう」

勇者「疲れた。とりあえず今は寝よう」

娘「あっ、居た」ガチャ

勇者「誰?」

娘「あんたが勇者?」

勇者「そうだけど」

娘「剣を奪われた上に魔王城で寝泊りさせてもらうなんて無様ね」

勇者「しょうがないだろ」

娘「話は聞いてたわ。あんた、武器を盗まれたんですってね」

勇者「そうだよ。しょうがないだろ」

娘「ドジなのは窺えたわ」

娘「ハア・・・本当にあんたがお父様を倒せるのかしら」

勇者「お父様?」

娘「娘よ、魔王の」

勇者「なるほど」

娘「まあ、ゆっくりして行きなさい。どうせ殺されるんだから」

勇者「どうも」

娘「それより暇みたいね。散歩にでも行く?」

勇者「えっ・・・二人で?」

娘「二人で行きたいの?キモッ・・・」

勇者「えっ?」

娘「散歩してきたらって言っただけなのに、勘違いしてやんの」

勇者「なっ・・・」

娘「別に一緒に行ってやってもいいわよ。ただし、お金は払ってよね」

勇者(面倒臭い奴だな・・・)

娘「お父様、ちょっと散歩に行ってきます」

魔王「散歩だって!?」

娘「ええ」

魔王「あんまり暗くならない内に帰るんだぞ!?」

娘「何言ってるの、今は真昼間よ」

魔王「そんな薄着で大丈夫か?風邪引くぞ!?」

娘「大丈夫」

魔王「これ付けて・・・」ジャラジャラ

勇者「鎖付けるなんてやりすぎだろ」

魔王「黙れ!お前に娘の何が分かるんだ!」

魔王「ほら、ほら、付けなよ」

勇者「やめろよ」ドン

魔王「うわっ!」ドスン

勇者「行くぞ」

娘「行ってきます」

勇者「魔王はいつもああなのか?」

娘「そうね。私が一人で出かけるときは大体」

娘「でも、あんたのおかげで助かったわ」

勇者「礼には及ばない」

娘「椅子ごと押し倒すのは正直やりすぎだと思うけど」

勇者「すまない。相手が魔王だったからつい・・・」ギュッ

娘「ちょっ・・・何抱いてるの!」

娘「この変態!」

勇者「勇者なんて皆こんなもんだ」

娘「そうなの?」

勇者「どの勇者も基本はスケベでナルシストなんだ」

娘「だからって模倣する必要はないでしょ」

勇者「確かに」

娘「もう急に抱いたりしないでよね」

勇者「ああ。他の勇者が女性を抱きまくっているから羨ましくなったんだ」

娘「さあ、着いたわよ」

娘「ここは魔界植物園よ」

勇者「魔界植物?」

娘「人間界には存在しない魔界特有の植物があるの」

勇者(さっき魔王が言ってたような植物か・・・)

娘「これはニソウリの花。ちょっと、ここに手を入れてみて」

勇者「こうか?」

パクッ

勇者「うわああ!手が食われる!」

娘「人間が近付くと骨だけになってしまう植物よ」

勇者「危ないじゃないか!俺まだ死にたくないよ!」

娘「運が良かったわね」

娘「これはナタウコ。実はお父様の大好物なの」

勇者「ナタウコってどういう意味?」

娘「魔物の鼻に生まれしもの、という意味よ」

娘「よかったら何個か持って行かない?」

勇者「いいのか?」

娘「その実の種を鉢に植えておけばすぐに立派な木になるわよ」

勇者「そうか。では一つ頂こう」

魔王「コルァアアア勝手に取るな!」バキッ

勇者「・・・全然痛くないな」

魔王「うるさい!っつーか娘!何勝手に取らせてんだ!」バキッ

娘「こいつがくれって言うから」

勇者「いや、そっちがくれるって言うから」

魔王「大体、勝手に植物園に入るなと言っているだろうが!」

魔王「ちょっとこっちに来い。勇者、お前は部屋に戻っていろ」

勇者「は、はぁ・・・」

1時間後

娘「そんなにナタウコが大事なのかよ!」ドカッドカッ

魔王「ヒィィ許してくれ!俺が悪かった!」

娘「フン!」スタスタ

魔王「あああ・・・また娘に嫌われてしまった・・・」

勇者「魔王、ドンマイ」

魔王「娘とはしばらく顔をあわせられなさそうだ・・・」

魔王「夕飯は勇者と娘だけで食べてくれ・・・」

勇者「でも魔王も何か食べないと・・・」

魔王「それなら、俺の部屋まで持ってきてくれないか?」

勇者「俺が作って持っていけばいいんだな?ああ、いいとも」

魔王「ありがとう・・・」

魔王「それより風呂が沸いたぞ。先に入っていいぞ」

勇者「じゃあ入ってくるよ」



勇者「えーと風呂は・・・ここかな」ガチャ

勇者「温かい風呂なんて久しぶりだ」

勇者「しかもこれだけデカい風呂を独り占めできるなんてな」シャアアア

勇者「さあ、1年分のフケを洗い流すぞ」ワシャワシャ

ガチャ

「失礼しまーす」

勇者「あ、どうも。先入ってます」

勇者(魔王の部下か?でも居ないって言ってたし・・・)

娘「ふぅ・・・」

勇者「えええええっ!?」ズデーン

勇者(娘・・・!?何で男湯にいるんだよ!)

娘「大丈夫?床滑るから気をつけて」

勇者「そんな事言ってる場合かよ!ここ男湯だぞ!」

娘「ここはトイレと風呂が男女共用なのよ」

勇者「えええっ・・・!」

娘「別に気にしなければいいじゃない」

勇者「えっでも・・・」チラッ

プルン

勇者(気になるよお!)

娘「あら?何でこんな所がピクピクしてるのかしら?」

勇者(やばい、勃起しそう!)

娘「私の体を見て興奮してるの?」

勇者「俺、もう出るから」スタスタ

娘「何で逃げるの?」ガシッ

娘「それじゃあ、こんな事をしてあげるわ」ニギニギ

勇者「あっ、何を!?」ムクムク

娘「ほら、固くなってる」 ニギニギ

娘「やっぱりあんたって変態ね」つ接着剤

勇者「まさかその接着剤は・・・」

娘「二度と勃起しないようにキンタマに貼り付けてあげる」

勇者「嫌だ!」

娘「寝ろ」ダンッ

勇者「ぎゃあああ!」ズデン

娘「~♪」ヌリヌリ

勇者「許して!」

娘「と言いながらまだ勃起してるし」ペタッ

勇者「」

娘「さー♪これでもう勃起しなくなったわよ!」

勇者「」

娘「これからは安心して混浴できるわね!」

勇者「」ズーン

娘「ほら、もっと体くっつけて」

勇者「」バシッ

娘「勃起できなくなったのがそんなに悲しいの?」

勇者「ちんこを接着されるぐらいなら、ちんこに苦痛を与えられるほうがよかった」

勇者「勃起できないならオナニーだってできないじゃないか」

娘「射精はできるんじゃない?多分」

勇者「あのさ、これ剥がれないのか?」

娘「鉄球を壁に張り付けられるくらいの接着力があるから数年は剥がれないわ」

勇者「数年か・・・」

娘「一緒に夕飯作る?」

勇者「勝手に作って一人で済ませてくれ。俺は今全てに対して気力を失っている」

娘「分かったわ」

勇者「はぁ・・・」スタスタ

魔王「・・・」コソコソ

勇者「ん?何やってんだ?」

魔王「ええっ!いたの!?」つエロ本

勇者「オナニーでもするのか?」

魔王「そうだが、何か問題でもあるのか」

勇者「はぁ・・・俺もやりたいなぁ」

魔王(やればいいじゃん!)

勇者「勃起できるといいな」ポン

魔王(勇者って勃起不全・・・?)

勇者「はぁ・・・はぁ・・・」ゴロゴロゴロン

勇者「ちんこから棒を失うなんて・・・」

勇者「男としてこれほどに絶望的なことはないな・・・」

勇者「ちんこはただオシッコができればいいだけの物じゃないんだ・・・」

魔王「勇者!」ガチャ

勇者「ああ、魔王か」

魔王「これ使ってみたらどうだ?」

勇者「それ何だ?」

魔王「これはサスモドリンクだ。これを飲むとちんこが・・・」ゴクゴク

メキッ!バキバキッ!

魔王「どうだ?すごいだろ」

魔王「という訳で飲んでみろ!」

勇者「はぁ・・・立たないってのに・・・」ゴクゴク

メキッ!

魔王「な?すげえだろ!」

勇者「すごいよ!」

魔王「だが、どうして立っていないのだ」

勇者「これはさっき、娘に接着剤でキンt」

魔王「ヒドイ・・・」

勇者「でも、勃起しようとしてできないちんこは興奮する!」

勇者「イキそうでイケない感覚がたまらない!」

魔王「ハハハ。             バーカ」

娘「フフ・・・今日はニソチウ肉たっぷりのカレーでも作ろうかしら」

勇者「俺の分も!」

娘「食欲出てきた?」

勇者「ああ、とっても」

娘「そう。じゃあ今から作るわ」

勇者「旨そうな肉だな。すき焼きか?」

娘「今日はカレーを作ろうと思うの」

勇者「カレーか。初めて食う物だ」

娘「カレーを知らないなんてあんた田舎物なのね」

勇者「悪かったな」

勇者「おお、これがカレーか」

娘「美味しそうでしょ?」

勇者「いただきます」ジョボボ

娘「醤油!?」

勇者「俺の故郷では食べ物にはとりあえず醤油をかける習慣があるんだ」

勇者「あとワサビも」

娘「刺身か!」

勇者「さてさて、お味のほうは・・・」パクッ

勇者「ん?」メラメラ

勇者「やべ辛い辛い!水ー!」

娘「ほれ」バッシャアアン

勇者「食えないよこんなん!」

娘「もしかして辛いものは苦手?」

勇者「うっ・・・別にそういう訳では・・・」

娘「じゃあね、チョコレートをたっぷり入れた甘甘カレーがあるわ」つ

勇者「おお!いただきます!」

勇者「旨い旨い。口の中いっぱいにチョコレートの香りが広がっていく」

娘(よし!これで勇者が太ってくれる!)

勇者「ご馳走様」

娘(このまま上手くいけば私にも倒せるかも…)

勇者「よーし、それじゃ食後の腹筋するか」

勇者「イーチニ、サーン(ウプッ)シ、ゴーロク!(オッ)」

娘「吐かないでよ?」

勇者「大丈(ンウッ)」

娘「ちょっと休んでからにしたら?」

勇者「俺は思い立ったらすぐに行動する男なんだ」

娘(どうしよう…運動をやめさせるには…)

娘(そうだ!これを…)

勇者「キュウジュキュ、ヒャク、ニヒャク…」

娘「ねえ、飴いる?」

勇者「飴?」

娘「目を閉じて。あーん」
勇者「何で目を閉じる必要が?」

娘「いいから」

勇者「怪しいな。ハナクソでも食わす気だろ」

娘「甘ーいフルーツの飴よ」

勇者「何のフルーツかを言え」

「魔王の部屋から電話です」

勇者「あっ、電話…」

娘(こんな時に!)

魔王「勇者か?俺だ」

魔王「突然なんだが俺の下剤が消えたんだ。探してくれ」

勇者「腹でも痛いのか?」

魔王「ああ。ストレスで便秘になったみたいだ」

勇者「分かった。すぐに見つけてやろう」

娘(今のうちにどこかに隠さないと…)

勇者「娘!」

娘「ハ、ハイ!」

勇者「この辺りで下剤を売ってる所を知ってるか?」
娘(ビビった…)

娘「薬屋なら城を出てまっすぐ行ったところにあるわよ」

勇者「ありがとう」

薬屋に向かう勇者

勇者「下剤なんて大した値段じゃないんだから探すより買ったほうが早いよな」

勇者「幸いお金はパンツの中に入れてたから取られなかったぜ」

勇者「着いた。ここが薬屋だな」

勇者「失礼しまーす」ガララ

薬屋「何の用だあああ!」ガタッ

勇者「あの、薬を…」

薬屋「何の薬が欲しいんだよ!それを言わなきゃ分からないだろうが!」

勇者「魔王に頼まれて…」

薬屋「んなこと知らねえ!てゆうか質問に答えろ!」

勇者「下剤をください」

薬屋「金を払わなくちゃやらねえよ!200円だ!さあ払え!」

勇者「ほらよ」

薬屋「どこから出してんだ!汚ねえよ!」

薬屋「オラオラッ金を払ったらとっとと帰りな!」

勇者「待て」

薬屋「何か文句でもあんのか!?」

勇者「下剤、受け取ってないし」

薬屋「これが下剤だ!」ドン

勇者「はい、どうも」

薬屋「礼を言うならちゃんと言え!」

勇者「サンキュー( v^-゜)♪」

薬屋「日本人なら日本語を話せ!」

勇者「ありがとう」

薬屋「ぐおおお!ごさいます付けて言わんか!」

勇者「めんどくせえ…」

薬屋「それなら早く帰れ!」

勇者「はいよ」

魔界民「おい、あれって勇者じゃないか?」

魔界民「ああ…」

勇者「帰るか…」

魔界民「待て!」

勇者「待たん」

魔界民「いや待てよコラ」
魔界民「サインください」

勇者「サインって、俺の?」

魔界民「僕は勇者さんの大ファンなんです」

魔界民「俺もだ」

魔界民「あっ!勇者だ!」

魔界民「キャー勇者様ー!」

勇者「ええーっ!?」

勇者「ただいま…」

娘「あんた誰!?」

勇者「髪を引き抜かれ、服を失ってはいるが勇者だ」

娘「どうやら本当に人気みたいね」

勇者「何でまかいでこんなに勇者が人気なんだ?」

娘「昔は魔王のほうが人気があったんだけど、最近のお父様は弱過ぎるから」

勇者「でも、さっき俺の攻撃を止めたぞ」

娘「それはたまたま、あんたが弱かっただけ。他の勇者にはいつもボコボコにされてるわ」

娘「でも今回あんたが倒されてくれたら魔王の人気は復活すると思う」

勇者「復活してほしいの?」

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom