ナルト「強くてニューゲームだってばよ」【後日談】 (164)

このスレは
ナルト「強くてニューゲームだってばよ」【安価有】
ナルト「強くてニューゲームだってばよ」【安価有】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1463730703/)
の後日談を少し書くモノです

前スレで書き忘れたイタチ戦後の鷹メンバーとニューゲームした理由を書こうと思いましたが数レス程度なので
外伝、映画BORUTO、その他日常をメインで書くオマケです

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464547937

イタチ死亡(偽装)後

香燐「うん…?ここは――は、サスケ!?」

水月「どうやらサスケは敗北したみたいだね、幻術かけたボク達の事を忘れて行ったみたいだし」

香燐「な!?水月テメエデタラメ言ってんじゃ――」

カカシ「君たちそこで何やってんの?」

重吾「木ノ葉の…!!」

カカシ「サスケとか言ってたね。ってことはサスケが組んでた小隊のメンバーか…色々と聞かせてもらうよ」

水月「メンド―だけどやるしかないね」

重吾「ヒャッハー!!皆殺しだ!!」

カカシ「呪印!?」

サクラ「しゃーんなろー!!」ドガ

重吾「ごふ…ひぃ!?」

サクラ「え?この人二重人格?」

水月「重吾が一撃で…」

カカシ「写輪眼!!」

香燐「あ――」

カカシ「さて、木ノ葉に連れ帰ってサスケについて聞き出すぞ」


カカシ「里が…何があったんだ!?」

サクラ「帰ってきたら里がめちゃくちゃに……」

綱手「ちょうど良いタイミングだサクラ。五影会談の要請が来ている。シズネ、サクラついてこい」

シズネ「はい綱手様」

サクラ「わかりました師匠」

カカシ「里がこれだとな…こいつらどうすっか。ヤマトに檻作らせて捕縛しとくか」

サスケ普通に帰還、戦争へ

香燐「ねえ、ウチら忘れられてない?」

水月「でも今がチャンスだよ、見張りも何かいなし」

重吾「脱走するか」

香燐「サスケに何で置いて行ったか聞き出してやる、いやその前に一発…」


香燐「あっちだ、あっちにサスケがいっぞ」

水月「えー、めっちゃ爆発してるじゃん。行きたくない」

香燐「何言ってんだ早く来い」

重吾「待て、あそこにいるのは――」

香燐「サスケ――げっ、大蛇丸!?それに近くにいるあいつは凄い禍々しい巨なチャクラ――あ、消えた」

水月「何か盛り上がってるよ」

重吾「どうやらこの戦争の大元を倒したようだな…」

香燐「あ、あの女何サスケに抱き着いて――さ、サスケが笑ってる……」

大蛇丸「あら貴方達も来てたの」

水月「げえ!?」

香燐「サスケが幸せならそれでいいんだ……」

大蛇丸「私はアジトに戻るけど――貴方達はどうするの?」

重吾「アンタについて行こう」

水月「ボクも、何かバカらしくなったし」

大蛇丸「決まりね」

香燐「(達者で暮らせよサスケ…)」

前スレ最後の後日談より数年前

ナルト「うーん、あれから十年ぐらい経って元のオレらと変わらない歳にまでなったけど」

サスケ「依然として情報は掴めないな…オレはもう少し旅を続けて探ってみる」

ナルト「ああ、頼むってばよ」

イタチ「そんなことよりサスケ」

サスケ「イタチか、何だ」

イタチ「もっと家に帰ってやれ、サラダちゃんが寂しがっていたぞ。まさか元の時代でもそうだったんじゃないだろうな」

サスケ「……元の時代では今以上に里に戻っていなかった」

イタチ「サスケ!!」

ナルト「イタチ、サスケにも色々あったんだってばよ」

イタチ「ナルト、お前も子供達を放っておき過ぎだ。多重影分身を使い、歴代火影の誰よりも火影として里に貢献し忙しいのはわかる――だが、それで家族をないがしろにしては意味がない」

ナルト「わ、悪いってばよ」

サスケ「……兄さんも昔はいつも許せサスケで構ってくれなかったくせに」

イタチ「……許せサスケ」

サスケ「あと数日家にいてからまた旅に出ようと思う」

ナルト「ああ、わかったってばよ」

イタチ「そんなことよりサスケ」

サスケ「今度は何だ?」

イタチ「もっと家に帰ってやれ、サラダちゃんが寂しがっていたぞ。まさか元の時代でもそうだったんじゃないだろうな」

サスケ「!?」

ナルト「幻術か?」

サスケ「いや、幻術じゃないようだが――」

イタチ「何を言っている?今は大事な話をだな」

ナルト「話は後だってばよイタチ、オレは影分身を残して里の外に行く」

サスケ「急げナルト」

イタチ「あの二人の慌てぶり――何かあったのか?」


ナルト「里内でそれらしきチャクラを感じた」

サスケ「ああ、オレもだ。あそこだ」

ナルト「――あれ、あそこってば今旧五影会談が」

イタチ「そんなことよりサスケ」

ナルト・サスケ「「!?」」

イタチ「もっと家に帰ってやれ、サラダちゃんが寂しがっていたぞ。まさか元の時代でもそうだったんじゃないだろうな」

ナルト「ここは火影室――?」

サスケ「やはりそうか…また戻されたってわけだ」

ナルト「今度は五分みてえだけど」

イタチ「?…まさか時間逆光か?」

サスケ「輪廻眼で飛ぶぞ」

ナルト「おう」

メイ「申・卯・亥――」

ナルト「そこまでだってばよ!!」

メイ「!? 七代目!?な、何の事かしら?」

ナルト「とぼけるな。アンタがオレ達を過去に飛ばしたのはわかってるってばよ」

メイ「過去に飛ばした?貴方達を?でもそんな記憶は――」

ナルト「オレ達は一回15年以上前に、そしてさっき二回5分程前に飛ばされたってばよ」

メイ「確かに私は試しに5分前に戻ろうとしていたけど…まさかこの術…」

ナルト「一体何の目的でオレ達を過去に飛ばしたんだってばよ!!」

メイ「……貴方達を飛ばしてしまったのは事故みたいなものよ」

ナルト「嘘つくなってば――」

サスケ「どういう事だ」

メイ「大蛇丸に教えてもらった禁術を試そうとしたの」

ナルト「木ノ葉の禁術?」

メイ「ええ、六道仙人がかつて残したと言われる忍術よ。うちはのイザナギと同じ最強幻術…不都合な現実を捻じ曲げるために過去に飛ぶというものよ…百眼の光と引き換えに」

ナルト「それは――」

メイ「昔大蛇丸から受け取ったのよ…でもこの術にはかなり厳しい条件があったようね」

ナルト「?」

サスケ「まさか――」

メイ「ええ…どうやらこの術は使用者を飛ばすのではなく、六道仙人の力を持った者だけを飛ばすみたいね……若い頃に戻って婚約するという夢が…はあ」

ナルト「じゃあイザナギとやらと同じ原理で元に戻れるのか?」

サスケ「いやムリだ。不都合な現実を幻術と置き換える…それがイザナギだ。つまり今オレ達がいる世界が現実で、元の世界は幻術となり消えたという事だ」

ナルト「つまり…どういう事だってばよ」

サスケ「二度とオレ達は元の世界に戻る事はないということだ」

ナルト「そっか…」

サスケ「しかし元の世界にいてこの世界にいない人物はオレの知る限りいない――そして元の世界でいなくなってしまった者はこの世界にいる」

ナルト「……そうだな、この世界も悪くないかもしれねえ」

メイ「――はあ、私は独身の運命なのかも…いえ、まだ」

ナルト「いやもう手遅れだってばよ」


ナルト「影分身か!」

ボルト「こっちだってばさ!!」

ナルト「くそっ親を馬鹿にすんのも大概に――」

自来也「ボルト」

ボルト「うわっじいちゃん里に戻ってたのか!?」

自来也「ナルトは忙しい身なんじゃ、いいかげんにしとけ」

ボルト「あれは影分身、クソオヤジは仕事だってばさ」

ナルト「助かったってばよエロ仙人」

ボルト「くっそー新記録が」

ナルト「何が新記録だ、さっさと火影岩の落書き消してこいってばよ」

ボルト「……わかってるってばさ」

自来也「ようしボルト、ワシが手伝ってやろう」

ボルト「いい……」

自来也「うーむ、ナルト、もうちょっとボルトにかまってやる時間は作れんのか?」

ナルト「影分身を百体以上違う作業させてるから、本体を動かすのは体力的にも精神的にもきついってばよ」

自来也「先代達はここまで忙しくなかったと思うんじゃがのう…やはり平和になったのと、影分身を使えるという事に里の連中が甘え過ぎか」


サラダ「おじさん…パパってさ。普段何処で何してるの?」

イタチ「サスケは大事な任務についている」

サラダ「それでももっと帰ってきても良いじゃん…私パパと会ったの片手で数えられるぐらいしかない」

イタチ「……サラダ」

サラダ「!!…この写真……誰?パパの隣の女……」


ナルト「ん?サスケの鷹か…写輪眼の男――シンが接触してきたか。サスケと落ち合う。里には影分身を残して直接オレが出向くってばよ」

シカマル「早い方が良い。午後から出ろ」

ナルト、サラダと合流、子シンとの戦闘後、サスケについて語る

サラダ「…もう少しでパパに……やっと会える!!」

サスケ「サラダ…!?」

サラダ「パパ!!」

サスケ「何故ここに――(前と違い何度か帰ったのに何故会いに?)」

サラダ「どうしてもパパに聞きたい事があって…」

サスケ「何だ?」

サラダ「私のママって……本当のママなの?」

サスケ「当たり前だ。何があった」

サラダ「何があったってパパがずっといないんじゃん!!どうしてママと一緒にいてあげないの!?この私と同じ眼鏡かけてるパパの隣の女は何?」

サスケ「お前の眼鏡をくれた人で、サクラの出産を取り上げてくれた人だ」

サラダ「え?」

サスケ「オレがサクラと旅を続けている時にお前が生まれてな。木ノ葉にお前の出生記録がないのはそのためだ」

サラダ「そうなんだ…」

サスケ「(前は説明不足で失敗したからな)」

サラダ「(喋り過ぎ…怪しい)」

ナルト「悪いサスケ、遅れた」

チョウチョウ「疲れた…」

サスケ「ナルト」

シンとの戦闘・助太刀に入ったサクラ攫われる

ナルト「くそっ、アイツの能力はわかってたのに」

サスケ「場所はわかっている…追うぞ。全員オレが連れて行く…須佐能乎」ゴウッ

チョウチョウ「何これ…サラダ、あんたのパパ何者?」

サラダ「ママ……」

サスケ「心配は不要だ。サクラは強い」

サラダ「……うん」


サクラ、シンの目的を聞く

シン「オレの邪魔をする遺伝子を消滅させる…そしてお前もその一人…」

サクラ「フッ、アンタが何者で何を企んでいるか私の夫が知りたがってたから聞き出しただけ――」

ドゴゥ

サスケ「サクラ、まだ戦闘はしてなかったみたいだな」

サクラ「サスケ君!!」

シン「がは…」

子シン達「「……」」ゾロゾロ

サラダ「何これ?」

サクラ「シンが作ったクローン達よ」

ナルト「多重影分身の術!!九喇嘛!!」ボボン

子シン達「……」ビクッ

ナルト「怖がることねーよ。悪さしねえんならこっちも何もしねーからよ」

親シン「く…ここは一旦てった――」

サスケ「千鳥!!」

親シン「」

ナルト「帰るってばよ。こいつらはしつけが必要だから木ノ葉が支援してる施設の園長に任せるってばよ」


カブト「君たちは今日からここで暮らします。つまり今日から僕が君たちの父親になります。僕の名前はカブト、遠慮はいらないよ」

サラダ「つまり遺伝子ってので親子とかの繋がりもわかるってこと?」

サクラ「そうよー。あ、折角だからどういう感じになるのか見てみる?勉強になるわよ」

木ノ葉の病院でサラダとサスケ、サクラとサラダ、ナルトとサスケで試す

サラダ「親子でも完全に一致はしないんだ」

サクラ「そうよ、だって二つの遺伝子から新たな遺伝子となるんだもの。でもここを見れば血が繋がってるかどうかってのはわかるの」

サラダ「私とママ親子関係なんだ……良かった。七代目様とパパは全然だね」

ナルト「これで親子関係あったら怖いってばよ」


イタチ「サスケェ!!」

サスケ「帰っていきなり何だイタチ」

イタチ「お前サクラさんというものがありながら何という事を――!!」

サスケ「何の事だ!?」

イタチ「とぼけるなサスケェ!!」

サクラ「(お義兄さんが何か怒ってるけどめんどくさいから放っておこう)」

サラダ「(全然帰って来ないパパが悪いんだから)」

自来也「ナルトは働き過ぎじゃと思うんじゃがのう?」

シカマル「平和になって色々一気に発展したっすからね。オレも忙しくなったし」

自来也「それでもナルトは多重影分身をしてまで、人の数百倍働いているじゃろう?」

シカマル「まあそうっすね。中には火影がやるような事じゃないのも多いっすけど」

自来也「そうだろう?里の連中はナルトに頼り過ぎなんじゃないかのう?」

ヒルゼン「確かにワシも散歩する余裕はあったのう」

綱手「私もサクラの修行をある程度は見れたからな」

自来也「じゃろう?ナルトの奴は家族で過ごす時間すら全くないぞ」

シカマル「でもナルトじゃなきゃやれねえ仕事もたくさんあるってのも確かだ」

自来也「ふぅむ、どうにかしてナルトの負担を減らせないかのう…カカシはどうした?」

シカマル「先代ならナルトの分身の一つと仕事してるっすよ。つかオレも仕事に戻っていいすか?」

自来也「そうじゃな、邪魔をしたな」

シカマル「いや、今のままじゃナルトが倒れたとき大変っすからね」

綱手「やはりある程度はナルト以外でも決定できるよう若手を育てる必要があるな…とはいえ急な発展で教えれる側がいないというのも問題か」

イタチ「一番の問題はナルトが一人でどうにかしようとし過ぎなところだろう。……オレが何とかしよう」

自来也「何か策があるのか?」

イタチ「ああ。ナルトの意識改善と言ったところか」

イタチ「ナルト…仲間を忘れるな。自分一人で何とかしようとすると、マダラのようになるぞ」

ナルト「いきなり何だってばよ」

イタチ「一人で全てをやるという事は後任を育てないという事でもある。今のままでもしお前が突然いなくなれば里は終わるぞ」

ナルト「オレってば体力はあるし、そう簡単にはやられはしないからよ。突然いなくなるなんて事は――」

サスケ「ナルト」

ナルト「サスケ、帰ってきてたのか?」

サスケ「輪廻眼!!」カッ

九喇嘛『!?』

ナルト「お前オレの中の九喇嘛に幻術を――どういうつもりだサスケェ!!」

イタチ「月読!!」ギン

ナルト「あ……」ドサッ


数分後
シカマル「おい、里中のナルトの影分身が消えたが――ナルト!!」

ナルト「」

シカマル「おいどうした!!」

シズネ「脈はある――医療班を呼んで!!早く!!」

ミライ「は、はい!!」


サクラ「過労ね」

シズネ「え?でも――」

綱手「過労だな」

シズネ「過労ですね」

シカマル「過労か……」

ミライ「七代目様…かなり無理をされていたんですね」

ヒナタ「ナルト君…」

ボルト「父ちゃん…」

ヒマワリ「パパ……」

シカマル「ナルトが倒れてから五日か…様子はどうだ?」

ヒナタ「たまにうなされてるみたいで…一度も目は覚ましてないの」

自来也「ナルトが倒れたってので里は大騒ぎじゃのう」

シカマル「そりゃ今まで全部ナルトがやってた仕事が急に自分たちでやらなきゃいけなくなったわけっすから」

自来也「分身一体が数時間でやってた仕事を数人がかりで五日経っても半分も終わってないってのも多いらしいの」

ボルト「今まで火影なんて誰でもできる仕事だって思ってたけど……父ちゃんは凄かったんだな」

自来也「そうじゃのう…少し、いやかなりの無理をしとった」

木ノ葉丸「ボルト、任務の時間だコレ」

ボルト「わかったってばさ…父ちゃん行ってくる」

自来也「ワシが見とるからヒナタ達も一旦家に帰って休め。この五日ほとんど寝ずに看病してるんじゃろう」

ヒナタ「……そうですね、ヒマワリ、帰ろっか」

ヒマワリ「……うん」

自来也「さて――」

イタチ「久しぶりだったから加減を間違えたとかではない」

自来也「じゃあ何で五日も目を覚まさん?」

サスケ「月読の効果はとっくに切れている。問題は月読で倒れた際に分身千人が一度に消えた事だろう」

イタチ「月読による精神攻撃と影分身の記憶還元による精神の負担、そして日頃の疲労とストレスが原因だろう」

自来也「ということは多少の介入はあったものの本当に過労というわけか」

イタチ「そうだ…オレが月読をかけなくとも、どのみちあと数日で倒れていたというわけだ」

自来也「中忍試験も近づいてきとるしの。中忍試験の途中で倒れなくて何よりというわけか」

イタチ「ああ…それに今回の件で里の皆もナルトに頼り過ぎていたという事に気づいただろう」


カカシ「はあ…オレはとっくに引退した身なんだがな……」

ヒルゼン「それを言うならワシや綱手はどうなるんじゃ」

カカシ「そうですね」

綱手「二人とも喋ってないで手を動かせ」

ヒルゼン「ぱそこんとやらは目が疲れるのぅ」

数日後

シカマル「お、ようやく復帰か。たくさん寝て良い夢見れたか?」

ナルト「……イルカ先生やエロ仙人、サスケやイタチ、父ちゃんと母ちゃんにに叱られてる夢を見続けた気がするってばよ」

シカマル「そ、そうか」

ナルト「二週間もあけたから仕事がすっごく溜まってるってばよ……」

シカマル「それらは現役火影しか承認できない奴だけだ。他のは先代達が片づけてくれたし、里の皆でやれることはそっちで分担して行えるようにはなった」

ナルト「いつの間に…」

イタチ「里の皆がお前に頼り過ぎだと気付いたのだ」そしてお前はもっと周りを頼れ」

ナルト「ああ…仲間を忘れるなだったよな。前にもイタチに言われたのにすっかり忘れてたってばよ」

サスケ「ふん、お前はいつも一人で無茶をし過ぎだ」

ナルト「いや、お前には言われたくねえってばよ!!」

サスケ「そしてナルト、この書物を覚えているか?」

ナルト「それってば――」

サスケ「ああ、カグヤが残したモノだ。モモシキ達は時期にやってくる」

ナルト「中忍試験の日程は前から半月程遅く予定してあるってばよ」

イタチ「モモシキを倒すにはお前の息子の螺旋丸が必要だ」

ナルト「……今度はオレがボルトに螺旋丸を教えてやるってばよ」


ナルト「ってわけでボルト、螺旋丸の修行をするってばよ」

ボルト「へっ、そんなのとっくにじいちゃんに教えてもらったってばさ」

ナルト「」

自来也「お前さんは半年かかったのに、ボルトは三カ月かからずに習得したぞ。しかも性質変化も無意識にしとる」

ナルト「あっそ……」

ナルト「じゃ、じゃあ口寄せを――」

ボルト「口寄せの術!!」ボフン

ガマ吉「ん?おうナルトじゃんけえ、久しぶりじゃのう」

ナルト「エロ仙人の馬鹿野郎!!」

自来也「何!?」


ナルト「って感じでオレがボルトに教えようと思ってたこと全部エロ仙人が教えちまったんだってばよ」

イルカ「ははは、自来也様も悪気はないんだしさ。それに何もお前が教えてやれるのは忍術だけじゃないだろう」

ナルト「そうかもしんねーけどさ……おっちゃん替え玉!!」

テウチ「はいよ」

ナルト「今日はイルカ先生の奢りでやけ食いだってばよ」

イルカ「火影になったんだから今はお前の方が給料良いだろ!?」

ナルト「それとこれとは別だってばよ」

イルカ「ったく」


ナルト「じゃあ今日は性質変化を教えるってばよ。お前は螺旋丸でもう出来てるけど、それとは別にだ。性質変化の習得には本来十数年かかるけど影分身を使えば――」

ボルト「千鳥!!」バチバチ

サスケ「フッ」

ナルト「何勝ち誇ってるんだってばよ!?」

サラダ「あーパパ、私がイタチさんに火遁豪火球とか手裏剣術教えてもらったの知って根に持ってたから……」

ナルト「くそっ…こうなったらヒマワリに――」

ネジ「さあヒマワリちゃん一緒に」

ヒマワリ「うん」

ネジ・ヒナタ・ヒマワリ「「「日向は木ノ葉にて最強!!」」」

ナルト「」

ボルトは風遁、水遁、雷遁使える上に消える螺旋丸とかいう性質変化出来る天才
ナルトは風遁だけ( 尾獣チャクラの九種類)
サスケは火遁と雷遁
カカシは雷遁と土遁と火遁と水遁
自来也は火遁と土遁(と風遁?)
やっぱカカシが一番才能あるわ

ナルト「ま、まだ風遁ならオレが教えられるはず――」

ボルト「あ、長門のおっちゃん」

長門「元気にしていたかボルト」

ボルト「もちろんだってばさ」

ナルト「長門、どうしてここに?」

長門「お前が忙しくて会う事が出来てなかったが、ちょくちょく小南と共に木ノ葉に来ているぞ」

ナルト「そうだったのか」

ボルト「そうだ…この前教えて貰った術出来るようになったってばさ」

長門「ほう…見せてみろ」

ボルト風遁・烈風掌!!」ゴウッ

長門「ほう…中々の威力だ」

ナルト「(オレの出る幕はもうないのか……いや、こうなりゃオレの昔話を)」

ボルト「じいちゃんが書いたうずまきナルト物語面白かったぜ」

自来也「じゃろう?」

ナルト「何だってばよソレ」

自来也「ワシが書いたおぬしの伝記のようなもんじゃ。フィクション部分が結構あるがのう。漫画版としてNARUTO全72巻も発売しとるぞ」

ボルト「白との戦いで師匠が父ちゃんを庇うシーンは最高だったってばさ」

サスケ「フィクションというよりもオレが幻術で見せた、元の世界のオレ達だがな」

ボルト「オレも父ちゃんの自分の言葉は絶対に曲げない、ド根性の忍になってやるってばさ」

ナルト「そっか…(嬉しいけど複雑だってばよ)」

サスケ「そろそろモモシキ達とオレが最初に戦った日になる。カグヤの城で精鋭を揃えて迎え撃つぞ」

ナルト「へへ、前は五影全員とサスケ、ボルトっていう精鋭だったけど、今回はそれ以上の精鋭だってばよ」

ガイ「体術しか効かない相手か。引退した身だが…久しぶりにやってやろうじゃないか。第七驚門――解!!」

カカシ「写輪眼のカカシとして久しぶりに暴れようじゃないか」須佐能乎

イタチ「サスケ、久しぶりの共闘だな」須佐能乎

サスケ「ああ」須佐能乎

長門「自来也先生は家で休んでたらどうですか?」両目輪廻眼

自来也「弟子二人に美味しいとこを渡せと?」仙人モード

ネジ「日向は木ノ葉で最強だということをボルトにしっかり見せてやろう―――このメンツで見せれるか?」

ナルト「前もって尾獣達全員に話して、チャクラを大量に貰ってきたぜ」六道仙人モード

ボルト「負ける気がしないってばさ」


モモシキ「強いチャクラがたくさん――」

キンシキ「も、モモシキ様」

モモシキ「丁度いい。探す手間が省けた」

ナルト「見つけたってばよ」

モモシキ「!? グハ――」

ガイ「昼虎!!」ゴウッ

モモシキ「馬鹿め、このような術――バカな、吸収できぐぁああああ!!」

キンシキ「モモシキ様ぁあ!!」

長門「行かせん、神羅天征!!」ドウ

キンシキ「ぐぬぅっ!?」

ナルト「よし、アイツらを引き離したら、キンシキには術を使っても大丈夫だ」

イタチ「八坂ノ勾玉!!」

サスケ「インドラの矢!!」

ナルト「仙法・超尾獣螺旋手裏剣!!」

キンシキ「ギャアァ…ア……モモシキ…さ―――」

モモシキ「調子に乗りおゴハッ!?避けたはずが何故――」

自来也「油断し過ぎじゃのう?」

ネジ「八卦…二掌!!四掌!!八掌!!十六掌!!三十二掌!!……六十四掌!!」

モモシキ「が……ぐぅ…ち、力が入らぬ……」

カカシ「ナルトの情報だと、その掌から術を吸収するんだってね」バチバチ

モモシキ「死ね!!な――すり抜け――」

カカシ「神威雷切!!」ズバッ

モモシキ「が…ぁあああ!!」

ボルト「とどめだってばさ」ギュイン

ナルト「オレと尾獣達のチャクラを加えるってばよ」

自来也「ワシのチャクラと仙術も加えるかのう」

サスケ「更に加具土命も加える」

ボルト「螺旋丸!!」

モモシキ「ぐぁああ――バカ……な…この―――」


ナルト「終わったってばよ」

ガイ「何だもう終わりか、つまらん」

長門「たいした敵じゃなかったな」

今日はここまで
あと子供世代達の中忍試験書いて今度こそ終わり
ボルトの師匠がサスケ・自来也・長門・ネジ・(ナルト)、負ける気がしねえ

ナルト分身『大切なのは三つ!!チームワークと根性……根性です!!それじゃあ頑張ってくれってばよ』ボン

ナルト「木ノ葉丸!!お前任務失敗したくせに、おいろけの術で誤魔化したらしいな。担当上忍の癖に何やってるんだってばよ!!」

木ノ葉丸「いやあ…ハハハ……」

ナルト「罰としてオレの影分身の仕事全部やってもらうってばよ」

木ノ葉丸「えええ!?ナルトの兄ちゃん本気かコレェ!?」

ナルト「ここでは七代目様か火影様だ。子供達の前で失態するんじゃねえ」

木ノ葉丸「で、でも七代目様いくら何でも……」

ナルト「今日はヒマワリの誕生日なんだ」

木ノ葉丸「職権乱用だコレェ!?」

ボルト「じゃあ父ちゃん帰ろうぜ」

ナルト「定時まで待つってばよ」

カタスケ「失礼します。科学忍具班班長として七代目に折り入ってお願いが――」

ナルト「ダメだ。あとお前降格だってばよ」

カタスケ「ええ!?」

ナルト「お前はロクな奴じゃねえからな」

子シン「イザナギ」

カタスケ「」

ナルト「心入れ替えろってばよ。あ、定時だ。帰るぞボルト」

ナルト「ヒマワリ、誕生日おめでとうだってばよ」

ヒナタ「おめでとうヒマワリ」

ボルト「おめでとうだってばさ」

小南「はい、これ私と長門から」

ヒマワリ「ありがとう小南おばちゃん」

自来也「ふぅむ、これでヒマワリは何歳になるんじゃったかのう?」

ヒマワリ「六歳だよおじいちゃん」

自来也「おおもうそんなになるのか、時が経つのは早いのう…。ナルトもついこないだまで赤ん坊じゃったのにのう」

ナルト「三十年以上の話だろ?自来也先生もとうとうボケ始めたってばよ」

長門「自来也先生も歳だからな」

自来也「だからお前らワシを年寄り扱いするのはやめろってのう」

ネジ「まあまあ自来也様ももう70過ぎておられるんですから」

ボルト「綱手のばあちゃんの見た目が若い分余計歳食ってるように感じるってばさ」

自来也「アイツのは術による若作りじゃ。それにオオノキのジジイや三代目のジジイよりはまだ……」

ナルト「100越えてる人らと比べちゃお終いだってばよ」

ヒマワリ「もう…折角のご馳走が冷めちゃうよ」

ナルト「それもそうだな。折角ヒナタや小南が用意してくれたんだし、冷める前にいただくってばよ」

ナルト「ようし、もうじき中忍試験が始まるからな。本格的に稽古してやるってばよ」

ボルト「あれ?師匠…サスケのおじちゃんは?」

ナルト「サクラちゃんと一緒にサラダに稽古つけてるらしい。負けてられねえだろ」

ボルト「それで最近六代目や木ノ葉丸先生に仕事押し付けてきたんだな」

ナルト「よし、それじゃあオレの螺旋丸以上の凄い忍術教えてやるってばよ」

ボルト「おお!!」

ナルト「いくぞ…おいろけの術!!」ボフン

ボルト「」

ヒナタ「……ナルト君?」

ナルト「ひ、ヒナタ!?こ、これは誤解――」

ヒナタ「何が誤解なの?」

ナルト「あの…その……おいろけ逆ハーレムの術!!」ボボン

ヒナタ「……八卦六十四掌!!」

ナルト「ぎゃあああああ」

ボルト「何やってんだってばさ父ちゃん……」

そんなこんなで中忍試験当日

ボルト「遂に中忍試験だってばさ」

一次試験

サイ「○×クイズ、不正解者は真っ黒になって失格です」

ボルト「両方底が墨で満ちた穴に落とされたってばさ。父ちゃんとの修行の成果を見せてやる――」

サラダ「須佐能乎!!」プカー

ボルト「え…?」

サラダ「イタチおじさんの月読による精神修行で開眼したの」

ボルト「ええ……」

ミツキ「流石あのサスケさんの娘って事なのかな……」トオイメ

サイ「そう、本当の選択は諦めるか諦めないかの二つ、諦めず真っ黒にならなかった皆さんは一次試験突破です」

二次試験

テンテン「模擬戦よ。殺害は禁止、相手チームのフラッグを先に取った方の勝ち」

ボルト「旗はオレが守る…一対三か。水遁・爆水衝波!!」

砂の下忍1「な、こいつ水遁を使えたのか!?」

砂の下忍2「水のないところでこれほどの水遁を――」

砂の下忍3「うわあああ!!」

ボルト「更に…千鳥流し!!」

砂の下忍達「ぎゃあああああ!!!」バチバチバチィ

ボルト「水はよく電気を通すってばさ」

砂の下忍達「」ピクピク

サラダ「やった!!これで次は三次試験!!」

三次試験

ロックリー「三次試験は個人戦によるトーナメントです」

一回戦

ユルイ「……」クッチャクッチャ

ボルト「螺旋丸!!」ビュン

ユルイ「え…」

ドガーン


二回戦

シカダイ「影真似の術成功…影分身も縛ったぜ。これでお前はもう何も――消えた!?が……」

ボルト「ゲンマのおっちゃん達に飛雷神の術習っておいて良かったってばさ」

ナルト「ちなみに本編の木ノ葉崩しでオレがマーキングして飛雷神使ったのはゲンマさん達に教えてもらったって事にしといてくれってばよ。>>1の勘違いだしな」

ボルト「よっしゃ次は決勝戦だってばさ」

我愛羅「ナルトとサスケの子供対決か」

カカシ「親世代はナルトの勝ちだったみたいだけど、子供世代はどうかな」

決勝戦

サラダ「ボルトが相手か…予想通りだね」

ボルト「同じチームでも手加減しねえってばさ」

サラダ「それはこっちも同じだよ…完全体須佐能乎!!」ゴゴゴゴ

ボルト「え…」

サラダ「そして須佐能乎の腕にチャクラを送って怪力にする」

ボルト「え?」

ナルト「ただでさえ須佐能乎の攻撃力ってはんぱねえのに……」

サラダ「更に…千鳥!!しゃーんなろォ!!」

ドゴォオオオオ

サラダ「ちゃんと地面にあてたよ。直撃したら死んじゃうもんね」

ボルト「」

ロックリー「ぼ…ボボボボルト選手戦闘不能、よって勝者、木ノ葉隠れのうちはサラダ選手!!」

ナルト「(もうサラダ…サラダさんが八代目で良いんじゃないかってばよ)」ガクブル

サスケ「ふ…どどどどうやらオレの娘の方が血統が良かったようだな」ガクブル

イタチ「流石だサラダ」

ボルト「へっへえ無事中忍になれたってばさ」

サラダ「トーナメントに優勝しないとなれないってわけじゃないんだね」

ボルト「そ、そそそそうみたいだな」

サラダ「?」

ナルト「あの大会以来ボルトは若干サラダちゃんにビビってるみたいだってばよ」

サスケ「嫁と娘が素手で強すぎて辛い」

ナルト「女ばっかの家庭だと女の方が強い立場になるもんらしいってばよ」

サスケ「物理で強いんだが…サラダは須佐能乎あるからまだわかるが、サクラは何で普通にオレの須佐能乎やナルトの九尾と互角の力出せるんだろうな」

ナルト「流石怪力だけで自来也先生や大蛇丸と並んだ綱手の婆ちゃんの弟子なだけあるってばよ」

ボルト「次は上忍になってサスケのおっちゃんみたいな格好いい忍になってやるってばさ」

サラダ「私は絶対火影になってみせる!!」

ナルト「木ノ葉は次世代も安心だってばよ」


蛇足のため、最後が全然思いつかず更新遅くなった上に適当なった許せ、これで本当に最後だ

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