【ガルパン】みほ「おねえちゃん愛してるよ」 (60)

【ガルパン】カチューシャ「道がわからないわ…」【ガルパン】カチューシャ「道がわからないわ…」 - SSまとめ速報
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次の日 大洗学園艦

カチューシャ「さあ皆集まったわね!!今日は黒森峰との試合よ!!」

カチューシャ「試合の場所はここ!大洗よ!」

カチューシャ「聖グロも観戦に来てるわ!!気合い入れていきなさい!!」

かチューシャ「行くわよ同志諸君!!撃鉄を起こしなさい!!」

プラウダ生徒「ウラーーーー!!」

クラーラ「ほら!!行きますよ!!同志軍曹!!」

ノンナ「軍曹…?」

カチューシャ「あっ!!…ノンナはいいのよ?」

ノンナ「はい?」

カチューシャ「ゆっくりしてていいからね?無理しないで?作戦も一人で考えるわ!」

ノンナ「???」

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黒森峰学園艦

エリカ「隊長、おはようございます」

まほ「ああ、おはよう」

エリカ「今日はプラウダと試合ですね」

まほ「そうだな」

エリカ「午後にプラウダの船が到着するらしいです」

まほ「わかった」

エリカ「…あの、みほのことですが…」

まほ「多分生きてるぞ」

エリカ「いえ、そうではなくて…」

まほ「ん?」

エリカ「みほが隊長のことを好きなのは知っていましたが、あれほどではなかったような…」

まほ「大洗に行ってからしばらく会わなかったからな…一人になって何かに目覚めてしまったらしい」

エリカ「ああ…」

まほ「誤算だった…黒森峰から追い出せば諦めると思ったんだが…」

エリカ「追い出した?」

まほ「ああ、全国大会決勝でフラッグ車だったみほをこっそり崖から突き落としたんだ」

エリカ「あれ隊長がやったんですか!!?」

まほ「敗北の責任をとってみほは黒森峰から追い出され、私の生活に平和がおとずれるハズだったんだ…」

エリカ「うわあ…聞きたくなかった…」

まほ「そしたらより変態になって帰ってきた…」

エリカ「よく恨まれませんでしたね」

まほ「ああ…」

みほ「私がおねえちゃんのこと恨むわけないよ」

まほ「」

エリカ「」

みほ「だっておねえちゃんは私のことを愛してくれているから」

みほ「突き落としたのも愛。学園艦から追い出したのも愛。」

みほ「大学選抜戦のラストで空砲って言いながら実弾を込めたのも愛。そうなんだよね?」

まほ(バレてた…)

エリカ(なにやってるんですか!!?)

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大洗学園艦

ねこにゃー「これをみるにゃあ」

クラーラ「?なんですかこのボタン?」

ねこにゃー「波動砲の発射スイッチなんだよ」

クラーラ「わあ!!すごいです!!本当にできたんですね!!」

ねこにゃー「大洗の技術力をなめちゃいけないよ。自動車部が一晩でやってくれたにゃあ」

クラーラ「押していいですか!?」

ねこにゃー「だめにゃあ」

ノンナ「クラーラ」

クラーラ「ノンナ?どうしましたか?」

ノンナ「カチューシャのことなんですが…」

ねこにゃー「…じゃあボクはもう行くにゃあ」

クラーラ「カチューシャ様?」

ノンナ「はい。最近私、カチューシャに避けられているような…」

ノンナ「そうですか?」

カチューシャ「あっクラーラ!ここにいたのね!どう?編成はこれでいいかしら?あなたはどう思う?」

クラーラ「はい。えーっと…」

ノンナ「カチューシャ。私にも…」

カチューシャ「ノンナ、あなたはいいのよ?」

ノンナ「……」

クラーラ「はいカチューシャ様。私もこれでいいと思います」

カチューシャ「そう!?じゃあこれでいきましょ!!」

カチューシャ「ん?なによこのボタン」

ノンナ「カチューシャ。おしてはいけませんよ」

カチューシャ「そういわれると押したくなるわね…」

クラーラ「絶対に押してはいけませんよ」

ノンナ「はい。絶対に」

カチューシャ「……」

クラーラ「絶対ですからね」

ノンナ「ええ。絶対に」

カチューシャ「……」ポチッ

ノンナ&クラーラ「あ」

カチューシャ「え?」

アナウンス「発射準備中。発射まであと10分。」

カチューシ「えっ?えっ?」

クラーラ「あーあ。押しちゃダメって言ったのに…」

ノンナ「カチューシャ。人の話は聞くものですよ」

カチューシャ「ええっ!!?フリじゃないの!!?」

クラーラ「フリ?知らない文化ですね」

ノンナ「このままだと黒森峰が吹き飛びますよ」

カチューシャ「これどうやったら止まるの!?」

クラーラ「知らないです」

ノンナ「猫田さん?なら知っているかもしれません」

カチューシャ「あいつね!!クラーラ!!はやく連れてきなさい!!」

クラーラ「猫田さん?誰ですか?」

カチューシャ「あなたいつも話してるじゃない!!友達じゃないの!?」

クラーラ「私に…友達?」

カチューシャ「ああもう!!いつもにゃあにゃあ言ってるやつよ!!はやく連れてきなさい!!」

クラーラ「わかりました」

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黒森峰学園艦

みほ「おねえちゃ~ん。お~い」

みほ「どこ行っちゃったの?ねえ」

まほ「……」

エリカ「……」

みほ「…お~い」

みほ「う~ん…あっちかなあ…」

まほ「……」

エリカ「……」

エリカ「…行きましたね」

まほ「ああ」

エリカ「ていうか隊長」

まほ「ん」

エリカ「大学選抜の最後の一発に弾込めたって本当ですか?」

まほ「ああ。ゼロ距離なら貫通できると思ったんだが…くそっ特殊なカーボンめ…」

エリカ「何言ってるんですかむしろ貫通しなくて良かったですよ」

まほ「?なぜだ?」

エリカ「いや、さすがにみほ死んじゃいますよ」

まほ「えっ?」

エリカ「ん?」

まほ「……」

エリカ「……」

まほ「…ああ、そうだな…」

エリカ「……」

まほ「……」

エリカ「…どっちにしろみほが勝って良かったですよ」

まほ「?」

エリカ「もし大学選抜に負けてたら大洗が廃校になってみほが黒森峰に帰ってくることになってましたよ」

まほ「……」

まほ「うわっ!ほんとじゃん!あぶなーー!!」

エリカ「ちょっ…そんな大声出したら…っ!!」

まほ「あ」

みほ「みーつけた!!」

まほ「うわあああああああ!!」

みほ「おねえちゃんまた逃げるの?逃げたって愛が二人を離さないよ?」

みほ「子どもの名前はどうする?まほ、みほときたから次はむほかな?」

みほ「いや、むほはセンスないかな?おねえちゃんはどう思う?」

エリカ「隊長!!西に逃げます!!倉庫に行けば武器もある!!」

まほ「西ってどっち!?」

エリカ「あっちです!!」

みほ「……」

みほ「うーん…いつもは私にされるがままのおねえちゃんがここまで逃げれるなんて…」

みほ「やっぱりエリカさんが邪魔だなぁ…」

ズドドドドドド…

エリカ「ものすごいスピードで追ってきますよ!!」

まほ「ダメだ追いつかれる!!」

みほ「エリカさん!」

エリカ「私!?」

みほ「お願い死んで!!」

エリカ「きゃあああああああ!!」

愛里寿「みほ…」

みほ「!!?」ピタッ

愛里寿「やっと…みつけた…」

みほ「…愛里寿ちゃん」

エリカ「…た、助かった…」

愛里寿「うん…」

みほ「私、今忙しいから後にしてくれるかな」

愛里寿「それはできない」

愛里寿「みほ、言った。私と結婚してくれるって」

みほ「言ってないよ」

愛里寿「私、待ってたのに。全然会いに来てくれない」

愛里寿「それなのにまほのところに行って…」

みほ「当然だよ。私とおねえちゃんは愛し合っているんだよ?」

愛里寿「みほ。なにを言ってるの…?」

みほ「愛里寿ちゃんこそ。ちょっとボコを知ってるから仲良くしてあげただけなのに何を調子に乗ってるの?」

愛里寿「みほどこかおかしいの?私のみほがそんなこと言うなんて…」

みほ「愛里寿ちゃんがおかしいんだよ」

愛里寿「とにかく…私達の家に帰ろう?」

みほ「帰らないよ。私にはおねえちゃんがいるから」

愛里寿「はぁ…。しょうがない…。浮気をとめるのは妻の務め…」

愛里寿「少し、痛い目にあってもらう…みほ」

みほ「愛里寿ちゃんも私とおねえちゃんの未来を邪魔するの?だとしたら排除するだけだよ」

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大洗学園艦

ねこにゃー「波動砲の止め方?」

ローズヒップ「ねえ、なんで私呼ばれましたの?ダージリン様が待ってるんですけど」

カチューシャ「そうよ!!間違えて押しちゃったのよ!!」

ローズヒップ「聞いてますの?」

ねこにゃー「確かに、このままじゃ黒森峰が吹き飛ぶにゃあ…」

ローズヒップ「黒森峰が吹き飛ぶ!!?」

ねこにゃー「でもボク、止め方なんて知らないにゃあ」

カチューシャ「そんな…!?なんとかならないの!!?」

ローズヒップ「どういうことですの!?あそこにはダージリン様が…!」

ナカジマ「うーん…止める方法はあるんだけどねえ…」

カチューシャ「ほんと!!?」

ナカジマ「うん。でもあと5秒じゃムリかな」

カチューシャ「え?」

ねこにゃー「あっホントだ」

ももがー「あと5秒wwwwww」

ローズヒップ「ちょっ、ちょっ」

アナウンス「4、3、2、1」

ピカッ

ズドオオオオオオオオン…

黒森峰「」

ローズヒップ「ダージリン様あああああああああああ!!!!」

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黒森峰

ドカッバキッ!!

まほ「わわわわわわわ」

エリカ「二人の戦いで周りの建物が崩れていきますよ!!」

みほ「愛里寿ちゃん!!いいかげん諦めてよ!!」ドンッ!!

愛里寿「みほみほみほみほみほみほみほ」

みほ「こんのぉ!!!」ブンッ

ピカッ!!

みほ「熱源反応!?大洗から!?」

愛里寿「なっ…!?」

ズドオオオオオオオオン…

まほ「うわあああああ!!」

みほ「おねえちゃん危ないっ!!」

愛里寿「」ジュッ

ダージリン「」ジュッ

ゴオオオオオオオ…

オオオオ…

……

みほ「やっと、止まった…」

みほ「ううっ…」ばたっ

みほ「おねえちゃん、大丈夫?けがはない?」

まほ「あ、ああ…」

エリカ「あなた…私たちの盾になって…」

みほ「勘違いしないで。わたしが守ったのはおねえちゃんだよ」

まほ「みほ…」

みほ「良かった…無事だったんだね…」

まほ「どうして…わたしを守って…」

みほ「?愛するひとを守るのはとうぜんでしょ?」

まほ「……」

みほ「おねえちゃん、愛してるよ」

みほ「」ガクッ

まほ「やっと死んだか」

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大洗学園艦

ローズヒップ「」

カチューシャ「」

ももがー「ドイツが消えちゃいました~!」

ねこにゃー「またー?」

ぴよたん「似てないwwwwwww」

カチューシャ「笑ってる場合じゃないでしょ!!」

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後日
こうして黒森峰女学園はこの世から姿を消しました
この事件は多くの傷跡を残しました


聖グロ
ローズヒップ「ダージリン様…。あなたの仇は私がとりますわ。」
ローズヒップ「大洗…!!」ギリッ

島田流
千代「そんな…!私のかわいい愛里寿が…」
千代「西住流…ただですむと思わないことね…」

復讐を誓うもの

大洗
沙織「も~こんなに読み切れないよぉ///」

部下に恥をかかせたとして恋愛指南所を絨毯爆撃されたもの
まぁ武部殿は喜んでいましたが

黒森峰
まほ「やった!!ついに私は解放されたぞ!!」

自由を手に入れ喜ぶもの


いろいろいますが今日も世界は平和です

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某所

杏「西住ちゃ―ん。調子はどう?」

みほ「うーん…。体の七割が吹き飛んじゃったから再生に少し時間がかかるかも」

杏「へぇ~それでも死なないんだ。すごいね~」

みほ「当然ですよ。だって私は」

みほ「おねえちゃんを愛しているから」

おしまい
ガルパンのSSを書きました
作者は書いてて楽しかったです。読んでくれてありがとう
ブルーレイはまだ来ない。メールすらこない

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