春香「傭兵ですよ、傭兵!」 (530)

西暦20XX年

世界中で突如として地球全体の地形を帰る程の天変地異が発生した

後に『大変革(リセット)』と呼ばれるこれにより人類の半数が死滅した

しかし、それだけは収まらず『代行者(スレイヤー)』と呼ばれる化物の群れが地上に出現したのである

残された人々は地上での生活を捨て、地下に都市を作り陽の目を浴びることのない暗黒の生活を送らざるをえなくなった

だが、変わったのは環境だけではなかった

生き残った人間の中から普通の人間には持ち得るはずのない特別な力を発現する者が現れたのである

特別な力を発現させた者、『セカンド』と呼ばれた彼らは特定の企業、または都市国家に傭兵として雇われ様々な思惑の下、利用されていた

これはそんな世界でかつて『アイドル』という存在であった少女たちの物語である


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1464437127

MISSION:01『発電所奪還』

『ミッションの概要を説明するわ

雇い主はいつもの《水瀬》

内容は至って単純《発電所の奪還》よ

とは言っても、発電所そのものにはなんの問題はないみたい

ただ、その発電所の地下を巨大な迷宮に作りあげて根城にしているスレイヤーがいるから、そいつの駆除がメインになるわ

報告によれば、そのスレイヤーは容姿がモグラに似ていて、主に手足が鋼鉄のように硬い外皮で覆われているみたいよ

幸い視力がそこまでないみたいだから、距離をとりつつ攻撃できる武装での対処をオススメするわ

こんなところね

これまで3組の傭兵に依頼したけど、その殆どが小指程度の大きさになって帰ってきてるくらいに危険なミッションよ

でも見返りは充分大きいし、悪い話じゃないと思うの

連絡を待っているわ、傭兵殿』

ブオオオオオ........

「やみのなかーこころゆさぶるー♪」

「めざめーはじーまーるー♪」

「……なんでよりにもよってそれなのよ」

「だってさ、響」

響「なっ!?さっきに歌い始めたのは真の方じゃないか!」

真「そうだったかな?伊織的にはどっちが先だったと思う?」

伊織「どっちでもいいわよ……。私が言いたいのは、なんでよりにもよって全滅しそうな曲をチョイスしたのかって事よ」

真「なんとなく?」

伊織「なんとなくで全滅させられたらたまったもんじゃないわよ……」

響「てっ、真!前!前!」

真「うわあっ!?電柱っ!」ガシッ

ギャルン

ブオオオオオ........

真「全く誰だよ!電信柱を斜めにしたまま直さないのは」

伊織「逆に倒れてないのが見てみたいものね」

響「うがー……、真ぉ。運転中はちゃんと前を向いて欲しいぞ」

真「ごめんごめん。ま、誰も怪我してないし問題ナッシング!」

伊織「……荷台のほうにいた春香がドンガラガッて伸びてるわ」

真「問題なし!」

伊織「あるわよこの馬鹿!」

スパコーン

春香「……きゅう」グテーン

-発電所-

伊織「ま、ところどころ荒らされてるけど、致命的な損傷とかはなさそうね」

真「さすがにこんなところに食料はないから近寄る意味もないしね」

伊織「これは割と地上からの電力供給も現実味のある話になりそうね」

響「ま、そこにある大穴に目を瞑ればの話だけど」

真「うはーっ!これは随分と大きいなぁ。こないだの電波塔の地下に居たのよりも大物じゃないのかな?」

響「自分たちにも回ってくるぐらいだし、これは手を抜いてはいられないな」

伊織「……ねぇ、ところであんた、本当に大丈夫なの?」

「へっ?」

響「目が覚めてからリボンが心なしか30%萎びてるぞ」

「そ、そうかなぁ?」

真「まだ荷台で休んでた方がいいんじゃないかな」

「大丈夫だよ!多分!!」

伊織「そう。なら、もう行きましょうか、リーダー春香」

春香「よし!それでは、これよりモグラ退治を始めます!」

「「「「おー!」」」」

春香「てっ、うわっ!?」

ドンガラガッシャーン

「「「……」」」

春香「い、行くよー!」

-発電所地下-

真「さて、どうしようか」

響「取り敢えず奥まで突っ走るか?」

春香「さすがにそれは危ないんじゃないかな?」

伊織「そうね、ここにいるスレイヤーはこの迷宮もどきを作っている奴よ。いきなり壁の奥からやってくる危険性もあるわ」

響「なら待ち伏せ?」

伊織「そんな非効率なやり方はまずもって論外よ」

真「ならここを爆破して生き埋めかな?」

伊織「発電所が潰れるじゃない。成功報酬じゃなくて負債が欲しいのかしら?」

春香「て、ことは……」チラッ

伊織「ここはひとまずこのビットを飛ばしてこの地下迷宮?の全体図の確認&標的の位置確認よ」

真&響「なるほどー」

伊織「これ前回もしたはずなんだけど……」

春香「取り敢えず、ビットを飛ばしてデータを集めてから攻略方法を考えようか。伊織、お願い」

伊織「にひひっ♪ま、軽ーくこの伊織ちゃんに任せなさい!」

カタカタカタカタンッ

伊織「『レギオン』起動」

ブウン........

フォンフォンフォンフォン........

伊織「行きなさい」

フオー........

真「いやー、いつ見ても伊織のビットが閉じて飛んでる状態は何処ぞのソルd」

春香「それ以上はいけない」

そんなものを浮かべて喜ぶ訳!?
この変態大人!!

春香が傭兵…ダメだ…ドンガラガッシャーンする姿しか想像できないw

〜10分後〜

真「コンボイ」

響「い、い、い……、イボンコ!」

フオー........

伊織「帰ってきたみたいね。さてどれどれ……」

カタカタカタカタ........

春香「どう?」

伊織「うーん、全体的にアリの巣みたいになってるけど、そこまで複雑な感じではないみたい」

真「ア・バオア・クーみたいだね」ズイッ

響「虱潰しにしていくのか?」

伊織「そんな事したら調べた意味がないじゃない」

カタカターンッ

伊織「ほら、ここを見て」

真「んん、何もない壁……。いや、」

春香「ここだけ周りと色が違うね」

響「埋まってる……のか?」

伊織「恐らく埋まって寝てるみたいね」

春香「じゃ、眠ってるうちに死んでもらおうか」

コンペイトウみたいなのかわかりやすい…のか?

-発電所地下迷宮BOSS・AREA-

伊織「もう少し様子を見るべきだったかしら」

春香「居ないね」

真「あちゃー、少し遅かったかな?」

響「土の感じ的にはまだ離れて間もないとは思うぞ」

真「ならまた戻ってくるかな」

伊織「……!それなら私にいい考えがあるわ」

響「ホントか!」

伊織「春香、リボンで真を」

春香「うん」

シュルルルン

真「え、え?なんで縛られてるの……?」

伊織「真の能力なら餌役でも逃げれるでしょ?」

響「……なるほど。自分、真のこと忘れないからな!」

春香「がんば」

真「え、ちょっと!?」

スタスタスタ........

真「そんなのあんまりだーっ!」

ズシンズシン........

真「うわー、来てるー……」

ズシン........

モグラスレイヤー「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

真「うわー、でかい。8mぐらいかな」

ズシン

真「前足の爪みたいなところに人の腕みたいなのが見えるんだけど」

モグラスレイヤー「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

真「あー、こっちに直進してくる」

ドドドドドドドドドドド

真「走ってきてるねー。……いつリボン解けるの?」

モグラスレイヤー「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

ブアッ

真「ってマジでヤバイって!春香ぁ!!聞こえてるなら今すぐリボン解除しやがれこの野郎!リボンしかアイデンティティーねぇからってふざけてんじゃねーぞクソリボン!!って絞まるぅぅぅぅ!!ごめん言い過ぎたらから早く解いてぇっ!!」

ブンッ!

真「女子力が欲しかっただけの人生だった……」

ズガドーン!!!

ワロタw

モグラスレイヤー「……?」

ズズ........

ボゴォッ

モグラスレイヤー「!!」

「残念だけど、まだ死ねなんいだよね」

モグラスレイヤー「っ!」バッ

真「そう、ボクだ」

モグラスレイヤー「い゛い゛い゛い゛い゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛」

ズアッ!

真「『粒子化(サイレントエージェント)』!!」

パアンッ

スカッ

モグラスレイヤー「!?」

キョロキョロ

真「こっちだよ」

モグラスレイヤー「!」

ヒュバッ!

真「残念だけど、ボクに攻撃は当たらないよ!」

パアンッ

スカッ

モグラスレイヤー「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!!!」

ブンッブンッブンッ!

真「温い!温い!微温い!」

ドカーンドカーン

伊織「そろそろね」

春香「真に知らせなくていいのかな?」

伊織「多分大丈夫でしょ」

響「真なら大丈夫さー」のヮの

春香「なら大丈夫なのかな……?」

伊織「レギオン」

パチンッ

ガショーンガショーン

ガチーン

伊織「モード『理想の上書き(ラスト・ダンス・バタリオン)』」

キュイイイン........

伊織「FIRE!」バッ!

バシュウウウウウウウウウ!!

モグラスレイヤー「!!」

真「えっ?ボクごと!?」

<リフジンダー!

伊織「南」

響「無」

春香「三」

チュッドーン........

真犠牲にしおったw

伊織「生体反応の消滅を確認。もうここには私達以外に生きてるものはいないみたい」

春香「律子さんがあんな風に言うから結構警戒してたけど、あっさり終わっちゃったね」

響「真もいなくなったし、報酬も三分割だな!」

伊織「ま、あいつにも少しは世話になった訳だし墓ぐらいは今回の報酬金から作ってあげようかしら」

真「勝手に殺さないでくれるかな」ボロッ

春香「あ、生きてたんだ」

真「ボクだから良かったけどさ。ボク以外なら死んでるかね、アレ」

伊織「真以外ならあんな攻撃はしないわよ」

真「出来ればボクの時でもしないで欲しいな」

響「折角新しい武器に替えようと思ってたのに(何はともあれ生きてて良かったぞ、真!)」

真「ツッコミ待ちかな」

伊織「話は地上に戻ってから続けて。さすがにこれ以上は酸素がもたないし、引き上げるわよ」

「「「はーい」」」

春香「て、それは私のセリフ!」

《報告書》

発電所の地下にて報告にあった代行者の駆除に成功

発電所も無事解放に成功

尚、今回駆除した代行者はまだ接触例のない新種であると思われる

戦闘データを添付しているのでそちらを確認されたし

PS:今回の戦闘の最大の功労者は菊地真である。その点を査定に加味されたし

報告者:菊地真










MISSION:01【END】

???



ここはどこだろう

わからない

わからない

わからない

あ、たべものがちかづいてきてる

すこしうでがかくばっててたべづらそうだけど、たべれなくない

がぶり

うん、おいしー

……こんどはしっぽがはえてきちゃった

どうでもいいや

きょうもわたしはあしたをいきれるみたい

あしたはあえるかな

........ちゃん

用語解説①《セカンド》

セカンド統制ギルド《961》に登録されている能力持った者たちのことをさす

多くは大変革後に現れた者たちであったが、記録によればその前にも既にいたことが確認されている

セカンドの能力は多種多様である

961に登録する際に能力の表記名と呼び方の記入をしなければいけない

が、これをしなかった場合勝手に向こうで表記名と呼び方が決められてしまうため、あ痛たな能力名の人間も少なからず存在する

登場人物①《菊地 真》

19歳・♀

セカンドランク:48位

→元・765プロのアイドル。大変革後に偶然落ち合った春香・伊織・響と組みフリーの傭兵として活動している

使用武器:M-L59 JOKER
→水瀬グループの開発したパイルバンカー。プロデューサー、とっつきですよ!

能力:粒子化(サイレントエージェント)
→体を粒子化させる能力。F91とは違い残像は作らない

こんな感じで楽しく、世紀末な世界で傭兵しているアイドルたちの物語にする予定です
一応ストーリーみたいなのは出来ているので、そっちの方はMISSIONの前後でちょこちょこと進める予定です

最後にもしよろしければ、次回MISSIONの選択をお願いします
多かった方を次回します
①『開発区画区救援』依頼主:4thRL
②『兵器工場強襲』依頼主:日高帝国

なければ①をします

乙ー

2はミッションそのものよりも依頼者が気になる

同じく②が依頼主が気になる…

おつー

2に1票

管理局強行偵察は?

何これwktkする
①に1票

扱いづらい能力だって話だが最新型が負けるわけねーだろ!
いくぞおおおおおおおおおおおおお!!!

伊織!?貴様何をするつもりだ!
1で

2で依頼主は舞さんなんかな

【次回予告】

傭兵に休みはない

今日もまた目の前の人間と命を秤に掛ける

鉛の雨が降り注ぐ、ここは死の製造場

悪意は練り上げられ凶弾として解き放たれる

血潮に染められた油満ちるその先に、春香たちを待つ者とは

次回《兵器工場強襲》

春香の淹れる、コーヒーは不味い

明日明後日あたりにMISSION:02を予定しています

キナ臭い匂いに期待

飲むんじゃなくて淹れたコーヒーが不味いのかよww乙

さすがはるるんww
これって司令官的なポジションあるのかな?

>>34
わた春香さんはセンター&リーダーですよ、リーダー!

MISSION:02『兵器工場強襲』

『ミッション内容を説明させて頂きます

依頼主は《日高帝国》の頭首《日高 舞》

内容は《水瀬グループ》が開発している新型の自立型起動兵器《ⅸ・ボール》の開発工場の機能停止です

この工場で作られている段階でのⅸ・ボールはまだ活動できる状態ではないので、主に工場内にいる私兵・セカンドとの戦闘が予測されます

こちらが確認している限りでは、私兵が35名、セカンド1名の構成になっています

確認されているセカンドは《4thRL(フォースルール)》所属のセカンドランク13位《天ヶ瀬 冬馬》

水瀬が期限付きでレンタルしているようですが、相当の実力者なので遭遇しても戦闘はオススメしません

あくまで工場の機能停止を最優先に行動して下さい

ミッション内容は以上です

こちらとしましては、水瀬グループと出来る限り事を構えたくはありませんが、ⅸ・ボールという非人道的的な殺戮兵器を舞さんは存在してはならないものと考えているようです

良いお返事をお待ちしております』

「もっと駆け抜けてゆけ〜♪信じてるものー↑その胸に抱きしめーて♪」

「真実はいつだって〜♪1つだから〜心の声を感じーて♪」

「「揺る〜ぎない気持ちを〜♪掲げて明日への兆しをつーかめ〜♪」」

伊織「ねぇ、ちゃんとトラック運転しなさいよ」

カン☆コーン

真「分かってるって」

グシャッ

響「あ、小型の代行者轢き殺したみたいだぞ」

真「さすが900馬力のモンスターマシン!」

伊織「あんたねぇ、誰が後で掃除すると思ってんの?」

真「……新堂さん?」

伊織「新堂は宙の上よ!」

バシーンッ

真「痛っ!?」

「やーやー、皆の衆。楽しそうだね」

響「ん、作戦は練り終わったのか?春香」

春香「宙(うえ)から届いた資料を元にバッチリ出来たよ」

伊織「ちゃんとあいつの対策も考えたんでしょうね?」

春香「もちろん!冬馬くんは格上だからね。ちゃんと対策に秘密兵器を用意したよ」

真「秘密兵器?どんなのなんだい」

春香「それは見てからのお楽しみ!」

真「……なんか不安だなぁ」

響「それはそうと、今日は久しぶりの対人戦だからワクワクするぞ!」

伊織「接近専門のあんたはそうでしょうね……。真はその格好でいいのかしら?結構新しめのジャージに見えるけど」

真「……うっかりしてたよ。また新しいの買わなきゃ……」

春香「粒子化すれば返り血は避けられるんじゃ……」

真「別に粒子化したからって浴びるものはどうしたって浴びるんだよ」ショボーン

春香「あ、当たらなければどうということはない!て、赤い人も言ってたし大丈夫だよ!」

伊織「ま、せいぜい自分の血で汚さないことね」

真「その時は伊織におもいっきり吹きかけてあげるよ」

伊織「その時はまるごと消し飛ばしてあげる」

春香「なんとか解決したみたいだね」

響「どこが!?」

ブロロロロ........

-兵器工場前-

伊織「いくら見張りが少なかったとはいえ……、ねえ?」

真「早速ダメにしちゃったよ……」

ベチャア........

響「調子に乗ってパイルバンカーなんて使うから……」

春香「慣れたけど、さすがに臭いは相変わらずキツいね」

「「「「……」」」」

シーン........

春香「待ち伏せ……、かな」

響「『友情出演(デコボコフレンズ)』カモン!ヘビ香」ビキビキ........

ギョロン

響「扉付近に人間みたいなのが9、手には銃火器みたいなのを持ってる可能性が大」

伊織「さすがに見張りがやられてたら気付くわね」

真「じゃあ、ボクと響は突撃出来ないしプランAで行くことになるのかな?」

※プランA:春香と伊織で正面突破する
プランB:真と響で正面突破する

伊織「そうなるわね」

春香「じゃあ、始めようか」

『LAST TRAIN』

シュルルルル........

シュバッ

ズッパーンッ!

伊織「『理想の上書き(ラスト・ダンス・バタリオン)』」

キュイン

ドーン

「前衛ほぼ全滅!」

「教えてやれ、戦況を決めるのは覚悟の差であることを!」

「同じ人間なのだ、殺れないはずはないっ!」

「殺ってやるぜぇ!!」

伊織「あらあら、戦意は全く失せてないみたい」

春香「……仕方ないね。じゃ、みんな突撃!」

-兵器工場モニタールーム-

「情報通り来たか」

カタカタカタンッ

「さて、後はこれを抜き取って……」

ウィーン

バタバタバタッ

「お前ここで何をしている!?」

チャッ

「おいおい、俺らは仲間だろ?そんなモノ向けるなよ」

「黙れ、4thRLの犬め!さては貴様らは最初からこれが目的で……!」

「バレちゃしょうがねぇな。ま、ご想像の通りだ」

「貴様ァ……!生きて帰れると思うなよ!!」

「まあ待てよ。一応水瀬からレンタル金貰ってるしよ、最低限は仕事はしてやるさ」

「なにっ?」

「まず一発目」

ザシュッ

「があっ……!?」

「アンタがただの私兵じゃなくて日高の所のセカンドってのは水瀬も把握してたみたいでな。適当なところで消すように言われてたんだよ」

「っ……!」

「さてはて、後は適当に時間の許す限りあいつらの足止めでもするかな」

スタスタ

(バカが!殺してもないのに背を向けるなんてなっ!死ね13位!!)

「あ、いっけね」ピタッ

クルッ

「『天馬冬来』発動」

バキッゴギッ

「あっっっっっっっっっっっっ!!」

ゴキャッゴキュルッ........

シュウウウ........

冬馬「さ、武器も調達したし行こうじゃねーか」

-兵器工場内部-

真「ここに並んでるのが『ⅸ・ボール』みたいだね」シュバッ

グシヤッ

「あ、足がァっ!?」

春香「うわぁ……、見えてるだけでも40機近くはあるね。それは、いいんだけどトドメはしっかり刺さないと」

ブスッ

「っ!……―――」

真「ごめんごめん。でもさ、やっぱり気が引けちゃうんだよね。どうしても」

春香「……一番エグい殺し方してる癖に?」

真「まきょっ?」

春香「うわっ……。黄色い救急車呼んだ方がいいかな」

真「ひどくないっ!?」

ドカーンボコーン

響「緊張感がないぞ……」

「ちくしょう!畜生ッ!母さんっ!」ダツ

ブンッ

響「おっと、『友情出演』ワニ子!」

グキキッ

響「いただき」グパアッ

ガブッ

ブチィッ!

「」ドシャッ

響「んべっ……。悪いけど、自分も生き残りたいからさ。来世で頑張って欲しいぞ」

「やっぱりセカンドには普通の人間じゃ勝てないのか……?」

「数では負けてないのにッ!」

伊織「なんでこんな事になるのかしら……。出来れば身内で殺し合いなんてしたくないけど」パチン

ヒュインヒュイン

伊織「FIRE!」

ドシュドシュドシュッ

「「―――」」

伊織「ま、御兄様の私兵だからどうでもいいけど」

真「こっちは片付いたよ」

響「こっちの方も、もういないみたいだぞ」

伊織「そう、なら残るは……」

春香「冬馬くんだけみたいだね」

-兵器工場・内部広場-

冬馬「よっ」

伊織「出たわね13位」

冬馬「その呼び方はやめろ」

真「じゃあピピn「やめろ」

響「鬼ヶs「やめろ」

春香「久しぶりだね、冬馬くん」

冬馬「おう、ようやく普通に呼んでくれて嬉しいぜ、天海」

春香「……」

シュル........

冬馬「……前にあった時とは違って随分とまあ、あっさりと殺すようになったな」

春香「今でも誤魔化しながらしないと押しつぶされそうになるけど……。殺らないと、殺られちゃうから」

冬馬「……ま、あれからいろいろあってるようだな」

響「ところでお前はこんなところで何をしているんだ?」

冬馬「いや、俺はただ帰ってる途中なだけだが」

伊織「は?」

真「え、だってキミはここの防衛を任せれていたんじゃ……」

冬馬「ついさっき期限切れ&帰還令が出てな。もう、俺がここにいる理由も、さっきから若干1名殺気立ってるお前らとも殺り合う必要性も消えたわけだ」

春香「のヮの」

シュンッ

冬馬「……お前らが手を下してない残りの奴は俺がやっておいたからよ、後はコントロールルームでも破壊しとけばお前らの依頼は達成されるんじゃねぇかな」

響「なんだかんだ言ってお前いいヤツだな」

冬馬「あいつらが襲ってくるから退けただけだ。じゃあな、次は味方で会おうぜ」

スタスタ........

真「それにしてもいつ見てもグロイよね、あの武器は」

伊織「どんな神経回路してたらあんな能力になるのかしら」

-コントロール・ルーム-

ⅸ・ボール×2「―――」

真「これは起動するフラグ」

パッ

響「モニターに何かが映ったぞ!」

春香「ああ、フラグがドンドン……」

『久しぶりだな、伊織』

伊織「出たわね次男の方」

真「ぶっ……!」

春香「不意打ちやめて」

『……』

伊織「それで、何用かしら御兄様」

『……お陰様で、この工場は廃棄せざるをえなくなった』

春香「がんばりました」ワッホイ

『これでⅸ・ボールの量産計画も白紙に戻ってしまったよ……。だがね、』

伊織「はいはい、テストに付き合えって話ですよね、御兄様?」

『察しが良いじゃないか』

響「うがー!自分の能力と武器じゃ機械は厳しいさー!」

真「そのマチェットじゃ確かに厳しいよね」

『実の妹にこう言うの何なのだが、我が水瀬グループの今後の繁栄のため、ここで死んでくれ』

伊織「……」

『何、心配するな。キミの派閥である新堂派を悪いようにするつもりはないさ』

伊織「で、それでお終い?」

『何?』

伊織「帰ってシャワー浴びたいから早くそのⅸ・ボールを起動しなさいて
言ってるのよ、御兄様?」

『……後悔するなよ。ⅸ・ボール起動!』

ⅸ・ボールA「ターゲットを確認」

ⅸ・ボールB「排除します」

『さあ、始めようじゃないか!』

春香「『LAST TRAIN』」シュルッ

スパパパパパーン

ガシャガシャン........

『は?』

響「おー、綺麗に2体とも5分割で輪切りになってるぞ!」

真「ちぇっ、折角久しぶりに機械相手に打ち込めると思ったのになぁ」

伊織「御兄様、いいデータは取れました?」

『い、いったい何が……!』

伊織「それではまたどこかでお会いしましょう」パチン

キュイン

チュッドーン

ブロロロロ........

春香「でも良かった〜、冬馬くんと闘うことにならなくて」

真「能力的にはボクらの方が強い筈なんだけどさ」

伊織「あいつの場合自分の能力をバリバリ応用して使ってくるから厄介なのよね」

響「ところで春香」

春香「?」

響「結局さ、対天ヶ瀬冬馬用の秘密兵器てなんだったの?」

春香「ああ、それはね……。……これ!」

ペラッ

真「貴音の……、」

伊織「グラビア……?」

春香「そーです!これぞ秘密兵器ッッッ!」

響「そう言えばあいつ貴音のファンだったな……」

伊織「で、それをどう使うのよ」

春香「それはもちろんこれと引き換えに私たちを見逃して貰うんだよ!」

(((秘密兵器を使う状況じゃなくて本当に良かった……)))

春香「ねえ、なんでそんな残念な子を見るような目でこっちを見るの?」

《報告書》

兵器工場の機能停止に成功しました

スコアは以下の様になってます

天海春香:8(内2機はⅸ・ボール)

菊地真:6

我那覇響:7

水瀬伊織:7

PS:小鳥さん、いい相手見つかりましたか?

報告者:天海春香










MISSION:02【END】

???

冬馬「帰ったぜ」

カラン、カラン........カラン、

「お帰りなさいませ」

冬馬「トップ直々にお迎えとは光栄だな」

「あの、帰ってきて早々で悪いのですが……」

冬馬「これだろ?」

「じいや!」

「はっ」

「これの解析を」

「畏まりました、お嬢様」

スタスタスタ........

冬馬「移動中に突然帰還命令が出てビックリしちまったぜ」

「本当はもう少し早めにお伝えする筈だったのですが……」

冬馬「まあいいさ。結果オーライってやつだ。さて、一仕事終わったわけだし暫く休暇貰うぜ」

「……いつも無理なお願いばかりをして申し訳ありません」

冬馬「気にすんな。俺も好きでやってんだからよ」

「真、貴方は優しいお方ですね……」

「「……」」

トタトタトタッ!

「あっ、あまとうだ!」

冬馬「げっ」

「ね→ね→お土産は!?無かったら休暇の命はないと思え!」

冬馬「あー、ちゃんと買ってきてるから。ひとまず、落ち着け」

「さっすが!よっ大統領!」

冬馬「ったく。調子のいい奴だ……」

「ふふふ……。さて、暇の前にお土産話も兼ねて報告をして貰いましょうか」

冬馬「そうだな」

「では参りましょう」

カラン、カラン........

用語解説②《大変革(リセット)》

世界中で何の前触れもなく発生した、人類史上最大規模の天変地異

の、筈であるが、これ程の大きさの地震でありながら火山の噴火や津波などは一切発生してはいない

だが、結果として地上と海面の比率が5:5程度になっている事を踏まえるとこれは偶発的なものではなく、何かよって意図的に全てがなされたいたのではと考える科学者も少なくはない

残された資料によれば、最初に異変が起きたのは日本の東京都だと記載されている

登場人物②《天海 春香》

19歳・♀

セカンドランク:66位

→元・765プロのアイドル。大変革後にドンガラっていたところ真・伊織・響と落ち合う。今はフリーの傭兵として上記3名と共に活動している。この世界におけるイレギュラー。本人はまだ気付いてない

使用武器:グロック40
→護身用に一応装備しているだけ。何処で入手したかは不明

能力:LAST TRAIN(ラスト トレイン)
→普通では発現する筈のないタイプの能力。天海春香をイレギュラーたらしめるモノである。基本的には体からリボンを出す能力。現在開放されている能力→①リボンに触れている物の能力発動を封じる②リボンに切断能力付加

MISSIONの選択によって物語の方向性が変化します(騙してわry

今回はちょっとしたシリアスパートでした

最後に今回も次回MISSIONの選択をよろしければお願いします
①『代行者迎撃』依頼主:萩原重工
②『反逆者粛清』依頼主:961
③『要人護衛』依頼主:4thRL

なければ①をします



追記:選択されなかったMISSIONは持ち越されるものもありますが、物語の関係上ほとんどが次回の選択には出て来ません
一応MISSION概要そのものは作ってありますが

これ1を選んでいけば本筋みたいになるのかな

①がいい あそこのグレネードにはいつもお世話になっている

>>49
基本的にはどれを選んでも中盤までは大きく本筋を外れることはない予定です
中盤までの選択による変化は真・女神転生のようなルート変化です

961もいいがここは1だな
あそこのスコップはいいものだ

あそこのスコップ(直球)

登場人物③《水瀬 伊織》

17歳・♀

セカンドランク:31位

→元765プロのアイドル。事態の確認するため奔走していた処、春香・真・響と落ち合う。今はフリーの傭兵として上記3名と共に活動している

使用武器:SD-10-R1レギオン
→全12機のビット。ビットそれぞれに超高度なAIが搭載されている為、簡単な命令一つで状況に応じた最適な動きをする。最早、自律型機動兵器である。ビットにはドッキング能力があり、今現在のVer.では下記のような形態がとれる
①『理想の上書き(ラスト・ダンス・バタリオン)』
→12機全てが合体し1つの大きな砲台となる
②『標の消失(フィンガーズ・ワン)』
→6機一組みとして合体し、人型自律兵器となる
③『仕様の代替(シーズ・イット・サンハウ)』
→2機一組みとして合体し、防衛能力特化型のビットとなる。いおりんの英語聞き取りやすいはNG

能力:楽園(ヴァルヴァラ)
→電化製品に機動に必要な電力をぶち込む能力。本人曰く、今は無理だがもう少しで何処かの電気鼠のような事も出来るようになるらしい

12基のビット…いおりんのイメージカラーはピンク…
この場合は赤とするとキュ○レイmkIIかな?

登場人物④《我那覇 響》

18歳・♀

セカンドランク:53位

→元765プロのアイドル。大変革後に途方に暮れていたところに春香・真・伊織と落ち合う。今はフリーの傭兵として上記3名と共に活動している

使用武器:4thRL製オンタリオマチェット×4
→普通のマチェット。左右に1本ずつと腰に2本重ね差しをしている。何かのラノベにでも影響されたのであろうと思われる

能力:友情出演(デコボコフレンズ)
→体内に吸収されている生物の身体的特徴を自身の体に都合よく反映させる能力。今現在は最大2種類まで同時に反映させることが出来る

用語解説③《地下都市》

大変革後に出現した代行者の脅威から身を隠す為に作られたもの

その殆どが大変革前からあったものらしいのだが、いつ誰が何の目的で建造させたのかは不明

電気・ガス・水道のインフラ等は一応通っているものの、大変革以前に比べるとかなり高価で貴重なものになっている

その為、能力がなくセカンドになれない者でもあっても稼ぎのいい傭兵になろうとする者が後を絶たない

こういうの好き

用語解説④《セカンド管理機関961》

以前は961プロという芸能プロダクションであったが、大変革後に初めから能力が持ちが現れることを察知していたかの様に今の状態に様変わりした

能力持ちはここに登録することで初めてセカンドとしての扱いを受けることが出来る

主な役割としては、セカンドへの以来の斡旋、セカンドランクの裁定、セカンドの社会的立場の保証などがある

この機関のトップはもちろんあの男である

専属セカンド↓
・February(セカンドランク:2位)
・伊集院 北斗(セカンドランク:7位)
・ドアベル=クライニー(セカンドランク:25位)
・東豪寺 麗華(セカンドランク:70位)
・LOVEタンク(セカンドランク:149位)

訂正
>>56
○途方に暮れていたところ、春香etc........

○何かのラノベにでも影響されたものと思われる

>>59
○セカンドへの依頼の斡旋

【次回予告】

招かざるのは果たしてどちらか

死地へ赴く者在れば、檻の中で祈る者がいる

死地へ歩を進めるモノ在れば、影の中で潜むモノがいる

互いの道は交わりけれど先へと続く道は2つに1つ

少女は先へ先へと眼前を己の色へと染め上げる

次回《代行者迎撃》

人魚の歌う姿を見て、冷めた視線が春香に突き刺さる

次回は明日明後日予定です

何もない日は時間があれば、用語解説や登場人物紹介等をやっていきたいと思ってます

マーメイ!

質問これから他の765アイドルが出たとして春香たちと旅?をするの?

>>64
次のMISSIONがその質問の答えになると思います

用語解説⑤《日高帝国》

確認されている限り、唯一の地上に存在する『都市』である

だがその正体は超大型の都市型の移動要塞である

人口は2000人程度、都市の大きさは東京ドーム約40個分

唯一の完全自給自足の都市でもある

定期的に各地を転々と移動しており、961ですらその正確な位置を常に把握できてはいない

特徴としては、都市に入る際に《頭首》である《日高舞》直々の審査があり、お眼鏡に叶うと晴れて出入りが可能となる

基本的には中立な立場であるが、水瀬グループとは基本理念が違うためか衝突が多い

専属セカンド↓
・武田 蒼一(セカンドランク:4位)
・Cineraria(セカンドランク:237位)

用語解説⑥《代行者(スレイヤー)》

大変革後に現れた異形の化け物

様々な形態が存在するが、語を介するレベルの知能をもつモノはいない

よく見かけられるのは爬虫類型のものである(イメージはmtgの皮裂き)

繁殖行動は見られないが、1度殲滅したエリアでも後から何処からともなく湧いてくる時がある

その為、代行者については何処かに母体(マザー)が存在し、そこから生み出されているという説が主流である

が、2年以上が経過した今でも母体は見つかっていない

代行者という名は961が名付けたものであり、その語源は不明である(非公開情報)

思った以上に長くなってしまい今日中は無理そうなので明日の夜にMISSION:03を投稿します

了解舞ってる

武田さん強いなぁ

MISSION:03《代行者迎撃》

『依頼内容をお伝えします

依頼主は《萩原重工》です

内容は代行者の《迎撃》です

報告によれば、萩原重工の母体がある地下都市《オールライト》に向けて進行する代行者の編隊を確認しています

報告によれば敵の数は爬虫類型の代行者が50前後らしいです

1匹でも入られるだけで地下都市がパニックになるので全滅させてほしいです

なので今回はこちらからセカンドを1人同伴させます。最低限の仕事をすることは保証します

内容は以上です

わたし達は春香ちゃんたちを高く評価してます

返信をまってます』

ブロロロロ........

「夜を越えてゆくのさ〜♪流星の〜サドルで〜♪」

「……」

「ゴールな〜んてなくていいのさ♪」

スゥッ

「星をつ↑かもう〜♪」

伊織「やけにテンションが高いわね、春香」

春香「久しぶりに大量の代行者駆除依頼だからねー。スコアガッツリ稼いでランクを上げなきゃ!」

伊織「ま、あんたが私たちの中じゃランクが1番低いドベ オブ ザ ドベなんだから精々稼ぐことね」

春香「くわばっ!」ガハッ

伊織「て、あんたハンドル握ってんのになに派手なリアクションとってんの!?」

春香「あわわっ!?」グイッ

ギャルル!

春香「……セーフ!」

バタムッ

響「大変だぞ!真と押相撲してたんだけど、さっきの急な方向転換で真が月面宙返りしながら吹っ飛んで泡吹いて倒れてるぞ!」

春香「のヮの」

伊織「……」

-地下都市オールライト-

雪歩「み、みんな久しぶり!」

春香「大変革以来だね。こうやって顔を合わせて会うのは」

響「それにしても……」

伊織「凄まじいわね……」

真「とっても……大きいです……」

雪歩「そ、そんなジロジロ見ないでぇ///」←90-60-88

春香「ねえ、私とイイことしない?」サワッ

雪歩「ひゃんっ!?」ピクッ

伊織「そこ、セクハラしないっ!」

パッシーン!

春香「じょ、冗談だって」

真「大丈夫かい雪歩?最近春香がますます中年のおっさんみたいになってきちゃってさ」

雪歩「そこは別に問題はないけど……。久しぶりだね、真ちゃん」

真「うん、本当に久しぶりだね雪歩。……髪、伸ばしたんだ」

雪歩「この方が似合ってる、て言われて///」

真「……ほう?」

響「な、なんだと!?」

伊織「まさか雪歩にその手が話が出てくるなんてねぇ……」

春香「私たちなんて出会ってもすぐに目の前から居なくなっちゃうしねー」

雪歩「ち、違うよぉ!まだそんな関係じゃっ!」

真「落ち着いて雪歩。焦り過ぎて全力で墓穴掘ってるから」

「お嬢、久しぶりの再開で盛り上がってるところ悪いんですけど、もう時間が厳しいですぜ。そろそろ、本題の方へ」

雪歩「す、すいません若頭さん!つい……」

若頭「部下の俺に頭を下げないで下せぇ。頭がそんなじゃ下の者に示しがつきませんぜ」

雪歩「そ、そうですよね……。うん、」キリッ

春香「およ、何と言うことでしょう。ガッチリ筋肉系のイケメンが部下!」

真「いい筋肉だ、掛値なしに」

響「うーん、この人が雪歩のナイト様といったところか?」

春香「ナイトと言うよりは武士の方が近いんじゃないかな?」

伊織「それにしても、あんなに男が苦手だった雪歩の恋人が蓋を開けてみれば男らしい男だった、なんてねぇ?」

春香「これがヒロイン力……!」

真「この溢れんばかりの女子力!眩しい……、眩し過ぎるッッッ!」

雪歩「はうっ……///」

若頭「……俺とお嬢はそんな関係じゃない。さて、マジで時間がないんで俺から説明させてもらう」

-旧市街地(地下都市オールライト付近)-

春香「へぇ〜、若頭さんが例のセカンドだったんですか」

若頭「セカンドと言っても所詮は96位。今回はサポートメインで動くつもりだ」

真「そんなことはないと思いますけどね。96位なら全体の5%しかいない2桁枠じゃないですか」

響「まず96位がサポートなんてことはそうそうないと思うぞ」

若頭「いや、俺の能力自体がサポートに特化しているからな。敵の頭数が多い場合は、組んだ奴のランクが俺より下位であってもサポートにまわることが多い」

伊織「確かあんたの能力は……、」

若頭「聞くよりも見る方が早いだろうな。そろそろ発動させようとしていた所だ。少しこっちに寄ってくれないか」

ザッ

若頭「いくぞ……、『意図電話(マンチキン)』」

チカッ

春香「ん?一瞬光がみんなをグルっと回って貫通したような……」

若頭(成功したようだな)

「「「「!?」」」」

真「これが噂の直接脳内に!?」

若頭「これで俺からお前らに直接脳内に指示が出せるようになった。ま、お前らの方から俺の方には出来ないけどな」

響(何時から出来ないと錯覚していた)

若頭「……言っとくが聞こえんからな」

伊織「さて、これで準備は整ったわ。春香、真、響は予定ポイントに向かって頂戴。私と若頭はあんた達が洩らした分の雑魚を処理しながら指示をだすわ」

「「「らじゃー」」」

若頭「作戦はさっきも言った通り、奴らの進行ルート上で待ち伏せでの各個撃破だ。ぬかるなよ」

春香「わっほい!それでは、作戦開始!」

-旧市街地・広場-

若頭(リボン、そっちに12体分の接近してくる熱源反応があった)

春香「はーい……。て、返事してもあっちには聞こえないか」

伊織『何のためのインカムか分かって言ってる?』

春香「分かってるって。あ、なんかチラッて見えたから切るね」

伊織『ちょっと!まd』

プツッ

春香「そろそろかなー」

―――ッ―――

春香「リボンに反応あり……、かな。あれだね、時止め吸血鬼でも来ない限りは私を殺すことは出来ないんだよねー」

ガサッ........

ヒュバッ!

爬虫類型代行者「ギィィィィィイヤァァァァァァア!!」

春香「かかったなアホめ!」

ギュイン!

ヒュババッ!

爬虫類型代行者'S「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛アッ!!」

春香「レッドリボンスプラッシュ!」

ズバババババババパンッ!

爬虫類型代行者「」

ボトボトッ........

春香「他愛なし……」

ザッザッザッ!

爬虫類型代行者'S「ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」

ゾロゾロ........

春香「ちょっとこれ多くない?」

-旧市街地・大通り交差点-

若頭(12時の方向から1体、3時の方向から1体、6時の方から2体、9時の方から1体の方から接近してくる熱源反応を確認)

真「あれ!?ハズレ引いた感じ?」

コンコン

真「来る途中にインカムが壊れるちゃうし不幸が続くなぁ……」

ダッダッダッダッ

真「爬虫類型は割と堂々とくるタイプだから好きな方なんだけどさ、如何せん弱いのが……」

爬虫類型代行者'S「ギィア゛ア゛ア゛ァ!」

ダッダッダッダッ

真「だけど『塵も積もればその内山になる』て言うし、楽しませてもらおうか!」

爬虫類型代行者「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛!!」シュバンッ

真「『粒子化(サイレントエージェント)』!」

パアンッ

爬虫類型代行者「!」

スカッ

真「分の悪い賭けは嫌いじゃないんでね……!」

ガションッ!

爬虫類型代行者「ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!」バッ

真「遅い!」ブオッ

ドパンッ!!

グシャ

爬虫類型代行者「」

ドシャ........

真「!」

パアンッ

爬虫類型代行者「!!」

真「もっとだ!もっと来なよ!もっとボクと血沸く闘いをしよう!そして女子力を寄越せ」

―――ガションッ!

-旧市街地・廃校近く-

若頭(ここにはざっと2「言わなくていいさー!」

響「あーもうなんでこんなにうじゃうじゃいるんだーッ!?」

爬虫類型代行者'S「UGAAAAAAAAAA!!」

響「なんでジャンケンに負けたんだ自分……」

爬虫類型代行者'S「UGYAAAAAAAAAAAA!!」

響「それになんか鳴き声に悪意を感じるぞ!?」

爬虫類型代行者'S「ANMAYOOOOOOOOOOO!!」

響「うがー!もう怒ったぞー!!」

ザッ!

響「『友情出演(デコボコフレンズ)』!来いよ、自分はここにいるさァ!いぬ美ィ!!」

ズアアアアア........

ピョコン

響「……自分の動きに着いてこれるか?」クイッ

爬虫類型代行者'S「SAAAAAAAAAA!!」ドッ

ブワワワッ

響「この程度……、なんくるないさー!」

-旧市街地・入口-

伊織「で、残ったのがこっちに来て……」

若頭「話しにならんな」ブンッ

ドグシャッ!

爬虫類型代行者「」

伊織「あの能力でどうして96位になんているのかと思ったら……。あんた、素の戦闘力が馬鹿みたいにたかいのね」

若頭「不幸なことによ、お嬢を護らなきゃいけねぇ俺がこの程度の能力だったからな。……こんな感じで、」ブンッ

ベグシャッ

爬虫類型代行者「ィィ―――」

若頭「引かずに殴り合える力を身につけたのさ」

伊織「……もしかして」

若頭「改造はしていない。薬物投与も、だ」

伊織「それにしては些かイカれた身体能力ね」

若頭「俺は、俺自身の命が続く限りお嬢を護らなきゃならねぇ。そんなことをして、護れる時間を減らすのは無駄だ」

伊織「……そう。じゃ、こっちに向かってくる3体頼むわよ」

若頭「了解した」

ダッ!

伊織「ほんっと、愛されてるわね……。雪歩は」パチン

フォッ........

伊織「モード『標の消失(フィンガーズ・ワン)』」

カシャンキュイン........

伊織「あいつの援護でもしてやりなさい」

『Yes,My master』

キュオン、キュイイイイイイイン―――

伊織「……このまま終わればいいけど」

〜数分後〜

-旧市街地・大通り-

ウジャウジャ

真「まさか増援とはね!」

爬虫類型代行者「イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛イ゛!!」

真「弾数はまだまだあるしガンガン、やったろーじゃん!……てっ」

真「何あれ!?」

〜同時刻〜

-旧市街地・廃校近く-

響「そろそろ自分疲れたぞ……」

爬虫類型代行者「UGAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!」

響「……真の方に流しちゃおうかな」

スチャッ

響「ん……、なんだ……あれ?」

〜同時刻〜

-旧市街地・広場-

春香「……来たね」


〜10分後〜

若頭「……どうだ」

伊織「熱源反応が急速に減っているところをみると、もうお終いといったところかしら」

若頭「まさか向こう側に増援が来るとは思わなかったが、何とか排除できてるようだな」

伊織「脳筋パワーで2桁の私たちがこの程度で沈んでちゃ話しにならないわ」

pipipipipipipipipi!!

伊織「緊急連絡?」

ピッ!

雪歩「た、大変ですぅ!今すぐ全員に撤退するように言ってくださいっ!」

伊織「何があったの雪歩!?」

雪歩「5km先に砲台型の代行者が10体以上出現したんですぅ!!」

伊織「なあっ!?」

雪歩「今の装備だと勝てないどころか一方的に殺されちゃうから一旦戻ってきて!」

伊織「分かったわ雪歩……、若頭!!」

若頭「あいよ。撤退するように言えばいいんだな」

若頭(状況が変わった、大至急撤退しろ。撤退が最優先だ……!?)

サッ

ヒューン........

ボゴーン!!

伊織「若頭!?」

若頭「気付くのが遅れてたら頭が潰れてたな……。なんだこの砲丸は」スクッ

伊織「こっちにも飛んで来てるって事は……」

若頭「あっちはもう既に……!」

タッタッタッタッタッ

響「おーい!」

真「そっちは大丈夫かい?」

伊織「あんた達が逃げて来たって事は……」

響「東の方から物凄いの数の鉄球飛んで来たんだぞ!」

真「あの状況で闘っていたらさすがのボクでも危ないからね」

伊織「いい判断だったわ。ところで、殺し損ねは何体?」

真「ボクの場合は残りの雑魚は鉄球が排除してくれたけよ」

響「自分のところも鉄球が残りを潰してくれたさー。ちなみにあれは味方じだったりとか……」

伊織「残念だけど、砲台型の代行者らしいわ」

響「そっかー、その手のあれは自分と真じゃ厳しい相手だぞ……」

真「ん?」キョロキョロ

伊織「真?」

真「いや、春香はまだ来てないのかなって」

伊織「春香?」

響「自分の方には砲台型が出たから撤退するってさっき連絡が」

伊織「……若頭、まだ春香には『砲台型』が出たなんて伝えたかしら」

若頭「いや、俺はまだ撤退するようにとしか連絡は」

pipipipipipipipipi

伊織「……春香?」

春香『暫く安全な場所に引きこもるから砲撃止み次第救援宜しく!』

伊織「……無理はしないで」

春香『!出来るだけ頑張るね』

ブツッ

伊織「……」

真「春香からなんてきたの?」

伊織「暫く隠れてるから砲撃が止み次第来るように、て言われたわ」

響「えっ!?でもあいつら倒さないと砲撃は止まないんじゃ」

真「ここは最短ルートで突撃して回収するしか……」

若頭「お前たちちょっと待て。……さっきからこっちにあの砲丸が飛んできていない気がするんだが」

響「言われて見ればそうだぞ。さっきからこっちに飛んできてないさー」

真「……もしかて、撤退してる?」

響「て、言う事はあいつら、残りの奴らを下げるためにあれを出したのか!」

若頭「もしそうだとするなら、この感じ 、ものの数分もしない内には救援に行けそうだな」

真「もしかして春香には分かってたのかな」

響「毎度こーいう時の春香は何故か凄いぞ」

伊織「……」

伊織(……本当に凄い。春香は私たちとは........が違う。だけど……)ギリッ

No date........

春香「その後何だかんだで私は回収され、地下都市オールライトに帰還。無事に依頼を達成したのであった!」キンクリッ☆

響「誰に言ってるんだ?」

春香「誰かにだよ」

ブロロロロ........

春香「それにしても雪歩は凄かったなー。皆から『姉さん!』とか『お嬢!』とかさ。もう、すっかり出来る女になってたよねー」

真「雪歩はボクたちとは違ってさ、自分の事だけじゃなくて、その他大勢の人たちの事も考えなければいけなかっただろうしね」

響「うう、雪歩はこの2年ですっかり大人の女になってるのに自分たちはいったい……」

真「何も変わっちゃいない……!」

春香「私たちと雪歩、一体どこで差がついたのか……、慢心、環境の違い」

伊織「環境の違いとしか言いようがないわね。寄って来るのが代行者か男かというね」

春香「ですよねー」

真「女子力(物理)ならバッチリなのにね」

響「女子力はそんなおっかないものじゃないぞ」

伊織「ま、なんにせよ萩原重工とコネクションが出来たのは大きわ」

真「そうだね、これまで友好的な関係の企業が殆どいなかったから雪歩には感謝しても足りないくらいだよ」

響「寧ろランク2桁なのにスポンサー企業0の今がおかしいんだぞ……」

春香「のヮの」

伊織「なんででしょーねー」

真「どうしてだろうね」キリッ

響「ダメだコイツら」

《報告書》

もうそっちの方でまとめてるみたいだし、特にこっちから書くことはないわ

ま、その代わりに3人のBWH載っけとくわ

菊地 真:78-58-81

我那覇 響:84-60-83

天海 春香:85-57-83

報告者:水瀬伊織

裏側

追記:伊織は81-55-80 by.H.A










MISSION:03【END】

-???-

春香「さて、伊織に連絡は済ませたしね。後は好き勝手やらせて貰おうかな」

「……」

春香「悪いけどさ、まだそのタイミングじゃないんだよ」

「……」

春香「全てはそう、私と........のせい。私と........の犯した罪」

「……」

春香「だから私は贖罪をしなければならない」

「――――――ッ」

春香「それが私が唯一出来る償いであり―――、」

シュルルルルル........

春香「復讐なのだから」

「……」

パチンッ

ガコッ

春香「そんなに熱い死線を向けられると照れちゃうな」

「――」

春香「じゃあ、熱い死線の期待に答えようか」

春香「Oh,I'm scary♪」シュタッ

ヒュボンッ!

ザシュルッ

春香「So ,I'm scary♪」クルッ

スバシュッ

ドチャッ........

春香「All that I see♪」タッ

Bang!Bang!Bang!

タッタッタッタッ、タンッ!

春香「Now,I'm scary♪」ググッ

ドシュッ!

スッパーン

グチャッ........

「―――ッ!―――ッ」

春香「All is fantasy♪」

ストッ

「――――――ッ!!」

バッ!

春香「……」

「――――――、―――!?」

春香「……」

「――――――。―――、――――――――――――ッ!?」

春香「……」

「……」

春香「―――All is fantasy♪」ニコッ

ブチャッ!

「」

ボトボトボト........

春香「そう、今まだ幻想でいい……。真実(すべて)は」

投稿前に大幅に書き直しているのでチグハグ差加減が目立ってますねorz
投稿前になってから物語の後半明らかになるやつのネタバレを盛大にしているという痛恨のミスが見つかり、それを修正した結果です
申し訳ありませんm(_ _)m


もしよろしければ次回MISSIONの選択をお願いします
①『反逆者粛清』依頼主:961
②『日高帝国防衛』依頼主:日高帝国
③『施設セキュリティー動作確認』依頼主:水瀬グループ

なければ①をします

①も気になるけど寄り道してイベント消化したい派だから③で

ラインアーク防衛みたいな特別共闘ありそうだから2かな

水瀬も日高も見たし1の黒い人が見たいかな

なんとなく防衛興味あるから②

1でお願いします
野暮な質問で悪いんだけどこれ元ネタACがメインであってるよね?

日高帝国と本格的に接触してみたいから2で。

あーなんかこの感じみたことあるなー思ったらACか

3でオナシャス

2がいいかなーって
やよいの能力が気になるな

>>95
ストーリーベース&基礎世界観はACfA
技術レベルは初代AC
を参考に構成してます

【次回予告】

戦場の命運を左右するのは数か、それとも英雄か

帝国に押し寄せる狂気の心無き人形の群れを迎え撃つ蒼と赤

だが、それらを狂気と呼ぶなら、彼らをなんと呼べばいいだろうか

いや、我々が狂気とするモノは最早狂気とは呼べやしないのか

己の中の激情に全てを委ね、春香は紺碧の空を舞う

次回《日高帝国防衛》

拡散弾のシャワーの中からリボンが微笑む

4がいい

用語解説⑦《セカンドランク》

登録されたセカンドを複数の項目からなるスコアの合計でランク付けしたものである

項目は下記のとおりである
・環境維持貢献度
・代行者迎撃数
・961貢献度
・企業貢献度

このスコアのポイントは上の方から高いものとなっており、ランクTOP10の上位陣はこの項目のスコアが軒並み高い

尚、ランク1位Point Hideとランク3位J.T.そしてランク9位ペイントレッドの3名は、セカンドランク導入後一度としてランクが上下していない

現セカンドランクTOP10↓
1位:Point Hide
2位:Blue Bird
3位:J.T.
4位:武田 蒼一
5位:十勝
6位:1-H
7位:伊集院 北斗
8位:くりーちゃー
9位:ペイントレッド
10位:RYOU

用語解説⑧《萩原重工》

ここ数ヶ月で急激に勢力を伸ばした企業である

代表取締役は萩原 雪歩

主に作業用の大型の重火器等や、それを元にした傭兵用の武器を売っている

特徴としては、武器において実用性を度外視した、浪漫至上主義と呼ばれる程に癖のある物しかないことである

大変革の際に先代が急死している

その後、混乱の中で企業は分解寸前にまで追い込まれるが、現代表の必死の経営により見事持ち直している

1年ほど前に企業名を萩原建設から今の萩原重工に変えた

専属セカンド↓
・若頭(セカンドランク:96位)

時間の関係上投稿は明後日以降になります

ちーちゃん二位とか強い

MISSION前追加情報

《萩原重工》から《天海 春香》・《菊地 真》に《スケートボード》が譲渡されました

《水瀬 伊織》の《SD-10-R1レギオン 》のVer.がアップしVer.1.3.9になりました

《我那覇 響》の《4thRL製マチェット》が《4thRL製高級マチェット》になりました

MISSION:04《日高帝国防衛》

『やあ、僕だ

今回は個人的な事で君に依頼を頼みたい

どうやら水瀬グループがこちらに本格的に墜す気みたいでね

確認が取れているだけでも200体近くの自律型機動兵器はいるらしいんだ

僕一人だと生き延びることは出来ても恐らく帝国は亡びるだろう

だからこうして、僕が知りうる中でも最も長時間持続的に高火力を広範囲にそして正確に放つ事ができる君にお願いしたい

ああ、君の友達は連れてこない方が良い。伊織君ならまだしも他の2人は持たないだろうからね

その代わりに彼女らには頭首の方から別任務の依頼を任せる事になるだろう

天海春香ではなく、セカンドランク9位《ペイントレッド》にお願いしたい

連絡を待ってるよ』

ヒュオオオオ........

「カニ食べ行こ〜♪はにっかんで行こ〜♪」クイッ

キュオンッ!

「あまりにも↓絵になりそうな↑魅力的な長いハッピービーチ♪」

ヒュイイイイイン........

春香「それにしてもこの雪歩がくれたスケボーは凄いなぁ」

春香「手元のレバー引っ張たら足元からジェット噴射で空飛べるなんて!」クイッ

シュパンッ

春香「そして緊急回避も可能……。さすが、浪漫が再現技術と実用性を兼ね備えたら強いね」

春香「……これどこかで見たことあるなー、て思ったら『アムドライバー』だね」

-日高帝国甲板-

カツン、カツン

春香「武田さん、ですよね」

武田「そう、僕だ」

春香「久しぶりですね」

武田「あれ以来だったかな?」

春香「そうですね……。あの時はすいませんでした。急にいなくなっちゃって」

武田「事情は彼から聞いてるよ。あればっかりは仕方ないさ。もし君があの時に行っていなければ、彼女らは死んでいたかもしれないからね」

春香「そう言って貰えると助かります」

「「……」」

武田「……まだ時間はあるようだが、君は呑めたかな?」

春香「いけますよ。その焼酎ですよね?」

武田「ああ、ちょうど良い芋焼酎が届いていてね。誰かと呑みたい気分だったのさ。丁度良かった」

春香「グラスにクーラーBOX……、準備がいいですね」

武田「用意するに越したことはないさ。水割りとロック、どちらが今のお好みかな」

春香「ロックで」

武田「ふっ、君も彼と変わらないな」

春香「こればっかりはしょうがないですよ。同じなんですから」

武田「それもそうか」

カランカラン、トクトクトク........

武田「僕は前にも一度飲んでるから、お先に」スッ

春香「……頂きます」クイッ

コクッ

カタッ........

春香「最近は安い発泡酒しか飲めてなかったんで、より一層旨く感じます……」

武田「それは良かった」

春香「はあ、こんなに美味しいのに……。酔えないのもなかなか不便です」クイッ

コクッ

武田「彼も嘆いていたよ『市販で出回ってるものじゃ酔えやしない』てね」

春香「それどころか、死にでもしない限りは一生酔えないに等しいですらかね」

武田「ふっ、今も酔えないでいるさ」

春香「ふふふ……」

武田「さ、彼らが来る前にもう少しだけ楽しもうじゃないか」

〜一方その頃〜

-地下都市 ビジョナリー-

真「護衛任務とはい聞いてたけどさ」

響「これぞ正しく」

伊織「騙して悪いが、の案件ね」

舞「おっし!今日は私持ちだから心ゆくまでうっていいわよー!」

(((ただパチンコしにきてるだけなんて……!)))

響「ま、遊んで報酬貰えるならそれに越したことはないさー」

真「一応周囲には気を配っておいてね」

伊織「これ、何が面白いのかしら?」

ジャンジャンバリバリ........

真「ん、これ確変きた……?」

響「うぎゃー!?もうなくなったぞ!!」

舞「はい、一万円」

響「あ、ありがたいぞ!」ダッ

伊織(何だかんだでこいつらも楽しんでいるのね)

「おい、そこのフードの姉ちゃんすげーな」

「気付けば箱が山になってるぜ……」

舞「あんた凄いわね」

伊織「……なんでこうなるのかしら」

〜1時間後〜

春香「来ましたね……、あれは……」

武田「成程、水瀬の子飼いも混じっているとは」

「まさか出迎えが2人だけとは。舐められたものか」

春香「舐めてるように見える?」

フルジール「このフラジール相手に2人だけとは実験にもならんな」

武田「ほう、やれる自身があるようだね」

フラジール「俺の能力は貴様の能力と相性が良さそうだからな。貴様は即退場することになる。そして、情報どころか目撃者すら少ないランク9位は女子と来たものだ。どんな能力かはしらないが、この様子では所詮は961のお気に入り程度だろ」

春香「……」

フラジール「さあ、俺とこの『ⅸ・B・セラフ』×200の連携攻撃耐えられるかな」

武田「そうか、説明ご苦労。そして、さようならだ」

フラジール「怖気付いたのか?ならば、そのまま死ね『亜光銃(キューブ)』」

キュイン!

春香「『LAST TRAIN』」

パチュン

フラジール「なっ、光が打ち返されて……!ぎゃああああああああああああああ!!」

バシュウ........

武田「君が相手じゃなかったら良かったのだろうけど」

春香「所詮はランク17位だったんですよ。さ、残りのを片付けましよう」

武田「それなら僕も4位らしくそれっぽくしようか。『旧支配者の領域(オールド・ホイッスル)』」バッ

パパパパパパン!

武田「あまり、僕自身が目立ちたくはないんだけどたまには有りだ」

春香「それじゃ、やりましょうか」

『排除します……排除します……』

ガガガガガガガガガガガッ

春香「手待ちの装備は射突ブレードに散弾銃。近距離メインに見せかけてのバックのユニットは大型のグレネードに誘導ミサイル……。殺意の塊ですね」グッ

ヒュパンッ

ⅸ・B『!』

春香「遅い」

スパンッ

ボボボボ........

武田「ほう……。やはり君を呼んで正解だった。僕なんて守っては潰すが精々さ」

ⅸ・B「……」

ドンッシューッ........

武田「グレネードか。確かに破壊力は絶大だが……、」バッ

ドガガンッ!

武田「僕が防げなかったのは、彼の攻撃だけだ」クイッ

コォォォォォオオオオ

グシャッ!

春香(大気の塵や、そこら中の細かい物質等で合成された光の壁、そしてそれを応用した光の壁を用いた2枚での潰し技……。強い……、流石4位に自力でなれる訳だよね)

春香「……負けてられないなぁ」

シュルシュルシュル........

春香「よし、弾幕ゲー開始!」

ドガガガガガガガガガガガガガッ!!

-日高帝国付近上空-

ヒュオオオオオオオオン!

春香「それにしてもこれって本当に動きが早いなぁ」

ガガガガガガガガガガッ

春香「時速的には2、300kmは出てる感じかな」

ガガガガガガガガガガッ

ボッ!

春香「こんなに飛び回ってるのに全然ガス欠もしてないし……。技術の進歩て凄まじいね」

ガガガガガガガガガガッ

春香「でも、セカンド相手には分が悪かったね」

ガガガガガガガガガガッ

ⅸ・B『排除します……排除します……』

春香「その程度でセカンドが
殺せるとでも?」

※殺せます

ガガガガガガガガガガッ

ボボボボ........

春香「これで69。武田さんのも合わせたら半分終わったかなぁ」

ガガガガガガガガガガッ

春香「そろそろ銃モードも飽きたし、大人しく切っていこうかな……」

カッ

春香「っ!?」

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド................

春香「地上の方から光っ!?」クイッ

キュオオオオオオオオオン

春香「大きな光……、そして、あの破壊音……。新手……?」

〜ちょっと前〜

-日高帝国甲板-

武田「彼女は空の上、か。なかなかどうも彼に似ている」

キュボンッ

『排除します……排除します……』

武田「ふっ」ビュッ

ⅸ・B『!!』

ボボボボ........

武田「……85。動き回るのもいいが、規則性があるのならその早さはないに等しい。セカンドの敵ではない」

※普通のセカンドでは死にます

武田「さて、これで半分以上は減ったかな」

「残機は47。半分なんて当の昔になくなっているよ→ン」

武田「誰かな。僕の知り合いに似ている容姿をしているようだが」クルッ

「似てる、て言うよりはそれそのモノに近い別人みたいなモノだとは思うヨ☆」

武田「それで、君は何の用かな」

「え→、別に言わなくても分かるっしョ→」

武田「……言葉は不要か」

「そそッ!じャ→」

バヂヂヂヂヂヂッ!

「死んでネ→☆」

カッ

武田「っ!」バッ

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド........

ヒュオオオオオオオオン!

バシュンッ

春香「て、帝国の一部が消滅してる……?」

武田「ぐっ……」ヨロッ

春香「えっ……、武田さん!」

シュタッ

タッタッタッタッタッタッタッ

春香「おじさん!」

武田「なんとか致命傷は避けたが……。腕を持っていかれてしまったよ」フラッ

春香「そんな……」

武田「だが、腕だけで済んだのはある意味ラッキーと言ってもいいだろう……」

春香「……おじさんは後ろに下がって防御に専念して」

「あっはっはは〜ん☆あれで死なないとか流石にゾンビ過ぎっしョ→」

春香「ねえ、あなたがやったていうのは見れば分かるけど……。誰、あなた」

「誰だろうネ☆」

春香「答えて、真美でもなくて亜美ではない誰かさん」

「おお、やっぱり分かル!?あんまり自分の正体は話すな、特別に教えて上げル☆」

春香「……」

「私の名は双海研究所出身、H-B3!一応便宜上は双海亜真美と名乗らせて貰っているヨ☆」

春香(襲撃……、水瀬グループ……、双海研究所……、亜真美……)

春香「ねえ、2人はこのこと知ってるの?」

亜真美「知るわけないっしョ。知ってたとしてどうするノ?」

春香「いや、知らないなら寧ろ好都合だよ」

亜真美「?」

春香「悪いけど、ここで死んでくれるかな?」

亜真美「エー。……是非その優しさポイントをこっちにも振って欲しいナ→」

春香「ごめんね、私は知らない人に優しくなれる程出来た人間じゃないんだ」

亜真美「そっか→、じゃあこっちは半分目的達成したシ……。ⅸ・Bは後は任せた!亜真美は逃げル!!」

キュイン!

春香「待てっ!」

亜真美「大丈夫!どーせまた近い内に会うからサ☆」

ヒュオオオオオオオオン!!

春香「くっ……、あそこまで加速されたら流石に厳しいか……」

武田「帰ってくれた……、か」フラッ

春香「おじさん、残りは私に任せて任せて今すぐ医務室に!」

武田「そうさせて……」グラッ

バタッ........

春香「おじさん!」

武田「……」グタ........

春香「……そこの物陰でさっきから見てる人!」

「わ、私デスか!?」

春香「そう、あなた。セカンドでしょ。おじさんを医務室に連れて行った後で舞さんにこの事を伝えて」

「なっ、誰だか知りませんが素性の分からぬ人間にはいそうデスかと……」

春香「私はランク9位ペイントレッド。私のスコアの糧になりたくなければ言う事を聞きなさい」

「行ってきまーす!」ガシッ

ダツ!

春香「……おじさん」

ⅸ・B『排除します……排除します……』

春香「……」クイッ

ヒュオン

フォオオオオオオ........

『排除します……排除します……』

春香「八つ当たりで悪いけどさ」クイッ

ヒュパンッ

春香「死ね」

シュルルルルル........

スパンッ

『排除します……排除します……』

春香「死ね」

スパンッ

『排除します……はi』

春香「死ね」

スパンッ

『排除しm』

春香「死ね」

スパンッ

『h』

春香「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね........」

ボボボボ........

ヒュオン

キュイイイイイイイン........

ガガガガガガガガガガガッ........

ボボボボ........

―――――――――

――――――

―――

-地下都市ビジョナリー-

<ヨウセイタチガームネヲシゲキスルー

ブーブー

舞「お、連絡?終わったのかしら」

伊織「電話?」

舞「そうみたい。外でするからいおりんついて来て」

伊織「いおりん言わないの。2人は残って私と舞さんの箱見てて」

響「わかったぞ」

真「任せてよ」

ピッ

舞「はいはーい、皆の頭首舞さんですよー」

テクテク

伊織「……」

スタスタ........

真「……置いてかれてる感が凄いよね」

響「ま、こればっかりは仕方ないさー」

舞「で、あなたがかけて来って事は」

『大変デスよ!・765の双子似の奴がきてランク4位の腕がぶっ飛んでランク9位が空飛んであの赤い奴切ったり撃ち落としたりデスよー!』

舞「マジで……。あー、あの子には悪いことしちゃったなー」

伊織「春香が絡んでるのかしら」ギロッ

舞「おー怖い怖い。うん、多分気づいてると思うけど、うちの4位とそっちの9位と一緒に別の任務やってて貰ったわけ」

伊織「9位として雇ってると言うは事はかなり危険な依頼をしたのかしら」

舞「ちょっと前にあなた達に依頼した奴の強化版×200体の迎撃をお願いした」

伊織「……それで、何が起きたの」

舞「うちの4位がなんか割り込んできたセカンドにやられたみたい。死んではいないようだけど」

伊織「春香は?」

舞「残りの奴を倒してるみたい」

伊織「そう……」ホッ

舞「ま、そんなわけで私は帝国に戻るけど」

伊織「私も行くにきまってるでしょ」

舞「あの2人はどーすんの?」

伊織「あんたから適当に代行者駆除の依頼でも出しといて」

舞「はいはーい」

〜数時間後〜

-日高帝国・医務室-

ピッピッピッ........

武田「……」

舞「うわー、綺麗に左腕なくなってるわね」

春香「……」ウツムキ

伊織「……大丈夫なのよね」

舞「命に別状はなかったみたいだけど、この分じゃ暫くここの防衛をしてもらうのは無理ね」

伊織「これからどうするのよ。水瀬が暫くは攻めて来ないと言って……」

舞「来るわよ」

伊織「なっ……!」

舞「さっきこっちに通信があって、水瀬がセカンドを2人差し向けたみたい」

伊織「そのセカンドって……」

舞「5位と6位よ」

伊織「……まだ手札を隠し持ってたのね」

舞「はあ、どうしたもんかな」

春香「……」

舞「ここはもう潮時かな」チラッ

春香「……」

舞「お金はあるのにセカンドがこの状態じゃなあ」チラッ

春香「……高いですよ」

舞「成功の有無を問わず前金で1人につき900万だすわ。それで動いてくれるかしら、ランク9位は」

春香「前金でそれならいいですよ。ね、伊織」

伊織「なんで私に振るのよ……。春香がそれでいいなら構わないと思うけど」

舞「じゃあ、2人合わせて1800万振り込んでおくわねー」

伊織「でちょっ!?なんで私まで闘う流れに……!」

春香「お願い伊織、助けて」

伊織「あんた、分かって言ってるのよね」

春香「うん、でも伊織ならなんとかしてくれる気がするから」

伊織「それなら最初から私も呼んどけは良かったじゃない」

春香「それは本当にごめん。久しぶりにおじさんと2人で話したかったから……」

伊織「さて、どうしようかしら……」

春香「……」ウルウル

伊織「もう、冗談よ。確かにいろいろ言いたい事はあるけど、それは終わった後にするわ。この伊織ちゃんが助けてあげるんだから絶対に成功させるわよ!」

春香「い、伊織ぃ!」ガバッ

伊織「ちょっとぉ!いきなりなにするのよーっ!」

舞「さーってと、私もいろいろ準備しましょうかねぇ」

《報告書》

ボクが-2000

響が-50000

伊織が+100000

で+になりました

それと、代行者は適当に倒しておきました。多分40体前後はいたと思うので死骸の確認をお願いします

PS:春香がなにをしているかは知りませんが、無理はしないようにと言っておいて下さい

報告者:菊地真












MISSION:04【END】

-???-

ぷはー

さいきんはあたらしいのがふえていろんなあじがたのしめる

あ、あそこにもいる

えいっ

……

いちげきでしとめれたみたい

はぐっ

んぐっ

んぐっ

ごくんっ

そーいえばこないだはえたこれのおかげで、なにをいってるのかわかるようになったなぁ……

ばいりんがるて、いうんだったっけ?

........ちゃんにいったら……

ほめてくれるかな

進行に必須のMISSIONのみが選択されているので、比較的早く物語が進んでいますね

それでは今回も、もし宜しければ次回のMISSIONの選択をお願いします
①『セカンド迎撃』依頼主:日高帝国

次回は展開の関係上&元ネタのゲーム設定上これ1つです

なのであってもなくて①になります

ご了承下さい

デデデデストローイ

進むのに必要なミッションばかりだったか
たまには違うの選びたいがむつかすぃな

登場人物⑤《萩原雪歩》

19歳・♀

萩原重工代表取締役

→元・765プロのアイドル。先代である父親が大変革により死亡した為、急遽その跡を継いだ。崩壊しかけていた組織を部下の若頭と共に再建しなおし、見事この世界で戦える企業にする程の手腕とカリスマ性を持っている

登場人物⑥《若頭》

27歳・♂

セカンドランク:96位・萩原重工代表取締役補佐

→萩原重工専属のセカンド。本名は桐生一馬。しかし、名前で呼ばれることはなく、周りからは『若頭』と呼ばれている。先代の時から雪歩に仕えており、絶対の信頼を得ている。筋肉ムキムキのイケメンらしい

使用武器:SW-1 極
→萩原重工製の巨大な槌。ジェットブースターが内蔵されており、超高速の一撃を与えることが可能になっている

能力:意図電話(マンチキン)
→意識(リンク)を繋いだ相手の脳内に直接一方的にメッセージを伝える能力。距離はある程度離れていても問題ないが、効果は2時間で切れる

【次回予告】

嘗ては自身の誉れであった

だが、今の彼女にはそれは穢れであり、忘れ難き過去である

全てを指先で操っていた彼女は、枷を破壊すべく某を矛にして這い寄る影を薙ぎ払う

そして彼女は白き一閃の光となる

次回『セカンド迎撃』

次回も春香とドンガラに付き合ってもらう

次回は明日明後日投稿予定です

え、若頭堂島の龍?

この世界では二十歳前でも酒飲めるのか
って十五歳には酒飲むの許可された俺が言ってみる

>>130
この世界でも未成年の飲酒は法律で禁止されています。国家機能が停止しているのであって無いようなものではありますが
ここの件は一応伏線なのであまり深いところはこちら側からは言えません

日高帝国は本筋とはあまり関わらないけど、仲良くなるといざという時に助けてくれる枠だと思ってた。

能力者はある時を境に年齢が止まりはるるんSは実年齢は二十歳以上
この年齢は止まった時の年齢でその時の記録だからとか?

-???-

「およ、予想通りのお客さんだね」

舞「もう分かってると思うけど、私の帝国の魔改造をお願いしたいの」

「ほほう?」

舞「場所は地下都市オールライト。修復は萩原重工に任せてるから同時並行でして頂戴」

「秘密裏に大規模改修ならかなりの料金を頂きますぜ?」

舞「なら、秘密裏に大規模改修をしていると宣伝しながらやりなさい。内容は極秘で」

「オーケーオーケー。それでいきましょうかね。でも気が早いんじゃない?もしかしたら、あの模造品が勝っちゃうかもよ?」

舞「あなたはどっちが勝つと思ってる?」

「もちろん、どっちかが勝つ!」ドンッ

舞「昔の職場仲間の勝利を信じてないの?」

「まあ、個人的にはどっちでも良いんだよね。勝った方が主人公だったていう話しだしねー」

舞「……ドライ過ぎないかしら」

「いろいろ知っちゃってるかんね。それこそはるるん以上に」

舞「その内消されるんじゃないの」ニヤッ

「先に消されそうな奴が消されたそん時ゃ覚悟を決めることにするよ」

舞「食えないねぇ……」

「……」

「……」

シーン........

「さてと、御手洗。大至急オールライトに行って作業場確保して来て」

「えっ!?今から?人使い荒くないかなぁ」

「そっか、行きたくないのか。じゃあクb」

「行ってくる」ダッ

舞「可哀想に」

「高い金払ってんでね。それぐらいはしてくれないと」

舞「そっちがそれで良いなら何も言わないわ。ほいじゃま、詳しい話に入ろうか」

「お金さえ積んで貰えればどんな魔改造も何のその。さて、我がアーミーライト社は何をすればよろしいですかな?」

次回以降のMISSION内容の整理をするために投稿を明日に延期します

すいません

亜美真美は一緒かと思ったら別々か?

来なかったな…明日(金曜日)と言ってたのに…

MISSION:05《セカンド迎撃》

『えーとっ、《LOVEタンク》です!

もう、そちらの方で依頼として受けてると思うんですけど私の方からもお願いします!

報酬はお金では私のお財布的に厳しいので、別の依頼の時にタダでお手伝いします!

それではお願いします!!』

-日高帝国甲板-

カッカッカッ........

春香「……」

伊織「もしかして緊張してる?」

春香「……ううん」

伊織「私のことなら気にしなくていいわ。てか、あんたから巻き込んだこと忘れてない?」

春香「ごめん……。今更だけど、本当に危ないときは……」

伊織「大丈夫よ。まだ見せれないけど、この伊織ちゃんにはとびっきりの秘密兵器があるんだから!」

春香「そっか……。じゃあ任せたよ、伊織」

伊織「あんたこそ私が倒す前に負けたりなんてしないでよね?」

春香「ふふっ、ランク9位を嘗めてもらっちゃ困るな」

伊織「その一方は66位の癖に何を言ってんのだか……」

春香「うっ!」

伊織「まあいいわ。行きましょうか」

春香「そうだね」クイッ

キュオン

ヒュオオオオオオオオン........

キュイイイイイイイン........

「Laugh it off,let it go and♪」

「……」

「When you wake up it will seem♪So yesterday,so yesterday♪」

「……」

「haven't you heard that I'm gonna by ok♪」

「……随分と調子が良いようだな」

亜真美「ん〜、別に調子が良いって訳じゃないんだけどサ☆」

「……」

亜真美「楽しみなんだよね、人と触れ合うのガ」

「その割には前回は即座に排除行動をとっていたと思うが」

亜真美「あ→、ぶっちゃけ同年代の子とお話しをしたいだけネ。おっさんはNG☆」

「……らしくもない」

亜真美「自分でもそ→思うけどさ、しょ→じき憧れてんだよネ。あ→いうのニ」

「何を指してるかは知らないが、やる事は1つだ。間違えるなよ」

亜真美「お→け→お→ケ→。それは百も承知だよン!」

「……全てが終わればお前も奴らと同じようになれるだろう」

亜真美「アンタの方がらしくないネ。ま、慰めありがとさン」

「……」

亜真美「んじゃ、そろそろ接敵ダ」

MISSION:05 Another

『依頼内容を説明させてもらう

依頼主は《萩原重工》

どうやら日高帝国がこっちにそれの修理を頼みたいらしいが、道中面倒なタイプの代行者がたむろって進行の妨げになっているらしい

お前らに頼みたいのはそいつらの駆除だ

報告によれば《脳型代行者》がうじゃうじゃいるようだ

つまりそれよりも下級の代行者がそれの4倍うじゃうじゃいるって訳だ

通常ならばある程度の脳型代行者を潰せばいい事にすれば良いんだがな……

悪いが全部消せ

死ねとは言わんが兎に角全部潰せ、以上だ

今回はこっちの方で協働者を用意した

協働者の報酬に関しては気にしなくていい

ある組織の御好意、だ

無事にオールライトで落ち合えることを願っている』

-旧市街地-

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ........

脳型代行者「―――」

真「いつ見てもキモいなぁ」

響「あれはホントにキツいぞ」

脳型代行者「―――、――――――」

爬虫類型代行者「ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!」

ウジャウジャゾロゾロ........

真「あのさ、多くない」

響「多いな」

真「あれ、どの位いると思う?」

響「脳型代行者が見えるだけで20体程度いて、4倍どころかゴキブリ算で増えてるから600以上?」

真「うん、これ春香&伊織の案件だよね」

響「さてどうしようか」

「こーしますっ!!」

キュイン!

チュッボーンッ!!

「今ので何体消し飛びましたでしょうか!?」

真「30体位かな。……流石《LOVEタンク》」

響「なんでこんな制圧力高いのに149位でくすぶってるんだ?」

LOVEタンク「ママに見つかったら面倒な事になりそうなので、黒井社長に頼んで目立たないよう固定してもらってるんです!!」

真「今日は来て良かったの?」

LOVEタンク「今は別の用事で違うところにいるみたいなので来ましたっ!」

響「ちょっと声が大きいぞ……」

LOVEタンク「す、すいません!?」

((うん、大きいなぁ))

真「凄く頼りがいのある助っ人も来てる訳だし、ボクたちも負けてられないね」

響「よし、自分愛よりも倒しちゃうもんね!」

愛「私も皆さんに当てないように支援します!!」

真「行くぞー!」

響「おー!」

ダッ

愛「ツインブラックホールキャノンドーンッ!!!」

キュオンッ

ドーンッ!!!

ウガー!?ウワーッ!?

-×××ブリッジ-

春香「うん、何となくそんな気はしてたけど、こうなる訳だね」

亜真美「あっはっはは〜ン☆ま、そ→いうことだネ」

春香「そして、もう一つはお久しぶりなお顔が」

1-H「悪いが俺自身は初対面だ」

春香「でしょうね」

伊織「……あんまりアウェーな雰囲気は好きじゃないのよね。早く始めましょう」

亜真美「ゆ→かんとばんゆ→を間違えたらイケナイよォ。そんなに早く死にたいのかナ?」

伊織「あら、もしかしてこの伊織ちゃんに負けたくないからって延命作業してるのかしら」

亜真美「……カッチ→ン。このデコ亜真美がやル」

1-H「待て、奴はお前と同じ電気系統の能力だ。打ち消されては時間がかかるだろう。俺がやる」

亜真美「なんだなんだァ?おいおい兄(C)随分と今日はまあ積極的ですナ→」

伊織「どっちでもいいから早く決めなさいよ」

亜真美「あんたなりに考えてくれたみたいだけど、このデコは亜真美が殺るヨ」

1-H「……そうか」

春香「私の相手は6位か」

伊織「……お互いの闘う相手も決まったし、始めましょう」

亜真美「増長して場違いなとこ来たこと後悔させてやんヨ☆」

バヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂッ!

バジュンッ!

伊織「ん……っ!」シュバッ

スタッ

伊織「『理想の上書き(ラスト・ダンス・バタリオン)』FIRE!」

ドシューッ!

亜真美「当たるかヨ!デコ助野郎☆」クルッ

バシュンッ!

キュオオオオオン!

伊織「逃げた!?」

亜真美「射程嘗めんなよ、逝っちまいナ!『超破壊(イエローレイン)』!」

バチンッ!

キュドオオオオオオオオオンッ!!

伊織「レーダーの範囲外!?そうなら最低でも1kmは離れてるわよ!?」

カッ!

伊織「くあっ……!」バッ

スクッ

キュイイイイイイイン........

亜真美「あれ、まだ死んでないノ?」

伊織「悪いわね、お生憎様まだ死ねないの」

亜真美「そ、なら『まだ』が終わるまで踊ってヨ☆」

伊織「ふんっ……!」

伊織(こいつの攻撃、移動速度は馬鹿げてるけど、それは全て能力依存。ならば私は、こいつが全てを出し切り使い切るその瞬間を待って殺す。この手の能力は必ず容量(キャパ)がある……。踊るのはあなたよ)

亜真美「うふふふフ……」

ガガガガガガガガガガガガガガガッ!

テキィオンッ........

タッタッタッタタタタタタタタッ!

ガガガガガガッ!

シュパンッ!

ギュオン!

ダダダダダダダダダダダダダッ!

ヒュオン、ヒュインンンンンンンンン........

スタッ

スパンッ

1-H「……」

春香「流石管理者……。しぶとい」

1-H「イレギュラーを排除するのが私の役目、こう言うことだ」

春香「人形が偉そうに」

1-H「それが私という存在だ」

春香「そっか、じゃあ続けよう」

〜一方その頃〜

-旧市街地・中心地-

真「はあ、はあ……。これは……」

響「な、なくるあるさー……」

愛「あれは黒井社長がこないだ『危険個体』にしていた脳型代行者『アンサラー』ですねっ!!」

アンサラー「―――」フワフワ

キュオーン、キュオーン........

響「うがー……、報酬金の額と見合ってないぞー!!」

真「あれも倒さなきゃいけないのか。燃えてきたな」トオイメ

愛「私もです!!」

響「愛ならともかく真は死ぬんじゃないか?」

真「……愛ちゃんがんば」

愛「え、手伝ってくれないんですか!?」

真・響「近づいたら死ぬ相手にどうしろと」

愛「……気合でとっつきです!!」

スタッ

「それはやめた方がいいんじゃない?」

真「お、お前は!」

響「なぜこんなところに!?」

愛「よう、チビ手洗翔太」

翔太「チビじゃない!そんな言われるようなことをしてないじゃないか!」

愛「いやー黒井社長から会ったらこうしろって」

翔太「まだ根に持ってるのか……」ガクッ

真「チビ手伝ってくれるの?」

響「ありがたいぞチビ手洗!」

翔太「乗っからないで!?……まあ、目的地が一緒だから手伝ってあげるよ」ヒュバッ

シャキーン

愛「それでは頼りなさげな助っ人も増えましたし、張り切って行きましょー!」

翔太「最近話す人みんなが辛辣過ぎて辛い」

アンサラー「―――」フワフワ

キュオーン、キュオーン........

-×××ブリッジ-

伊織「FIRE!」

キュイン、チュドーン

亜真美「ん→、相殺☆」

シュオオオオオオオ........

伊織「お兄様は失敗作なんて言ってたけど、これでそうなら成功したらマジもんの化け物が出来そうだわ!」ダッ

亜真美「嬉しいこと言うネ→」

バヂヂヂヂヂッ!

チュイン!

伊織「だあっ!」ピョンッ!

クルッ、スタッ........

亜真美「おオ!避ける避けル!話聞いてた限り、常に後ろから攻撃してるって聞いたからさ、こんなに動けるなんてビックリしちゃウ☆」

伊織「こんな風にセカンドも相手にしなきゃいけないのに動けないような奴が生き残れるとでも?」

亜真美「そうだネ。でもさ、確証もない希望に己の勝機を抱いてて良く今まで生き残れたネ」

伊織「……ほざけ」

亜真美「何がしたいかは分かってるんだヨ。どーせ燃料切れ待ちでしョ?」

伊織「だったら何だって言うのよ」

亜真美「その答えの合否を見せてあげようと思ってさ」

伊織「……」

タラー........

亜真美「顔色が悪いねェ。何かあったのかナ?」

伊織「……ふんっ!答えがどうであろうと、勝つのは私よ」

亜真美「そう、じゃ、頑張ってネ」

―――

――――――

―――――――――

―――――――――

――――――

―――

亜真美「随分とまあ……、粘ったネ」グイッ

ギチギチ........

伊織「あっ……ぐっ!」

亜真美「でもさあ、残念ながら亜真美もあんたと同様に容量(キャパ)がないんヨ」

ギュッ

伊織「かひゃっ……」

亜真美「確かにさ、あんたは強いけど所詮はその程度ダ。機械に電気をぶち込む事しか脳のない下位互換。おまけに相殺すら満足に出来なイ」

伊織「……」

亜真美「何か言えヨ」

伊織「……っ…………!」

亜真美「……あーつまんネ」ブンッ

ドゴンッ!

伊織「あぐっ……!……はー、はー……」

亜真美「始まる前はそれこそ勝つ気満々みたいな感じだったのにさ、本当にそれだケ?」

伊織「けほっ……。……だと、言ったら」

亜真美「そっ、じゃあ死ネ」

バヂヂヂヂヂヂヂヂヂヂッ!

伊織「……」

亜真美「『超破壊(イエローレイン)』」

バシュンッ!

ドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド........

亜真美「あっちはそろそろ終わったかナ」

-旧商業地区・交差点-

トッ........

春香「これで終わり……、だよね?」

1-H「半身真っ二つの人間が生きていられのであれば、まだ終わりではない」

春香「そう、ならお疲れ」

1-H「そうか、また役目を果たせず消えるのか……」

春香「あなたはそういう運命だった。それだけ」

1-H「……」

春香「最後に何か答えてあげようか」

1-H「……なぜ、なぜ、人間の中からは必ずお前のようなモノが生まれてくるんだ……。レイヴン」

春香「誰かが作ったから?」

1-H「……」

春香「……1つ言えることがあるとするなら、『それ』は偶然の産物。でも、あなたが存在している事と同じように必然的なもの。神がいるなら悪魔も必要っていうだけの話し」

1-H「そうか……。だからあいつらは……」

春香「みたいだね、あの人たちは」

1-H「……さらばだ、イレギュラー」

春香「来世ではまともな世界で生まれる事を祈ってるよ」

1-H「ふっ……」

春香「……」

1-H「」

ヒュオオオ........

春香「伊織……。大丈夫かな」

-旧市街地-

キュオーン、キュオーン........

ドドドドドドドドドドドド........

真「アンサラーが……、落ちていく……」

響「そして、」

ザッザッザッザッザッ........

爬虫類型代行者'S「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」

愛「増援ですよーっ!」

翔太「向こうのね……」

真「……」

響「真?」

真「まっこまっこりーん☆」

響「!?」

真「みんなのデストロイヤー菊地真ちゃんなりよー?だからひたすらデストロイ☆」ダッ

響「真が壊れたーっ!?」

愛「多分これでお終いですね!行きますよー!ブラックホールキャノンドーンッ!」

翔太「……帰りたい」

-×××ブリッジ-

亜真美「……で、そろそろ出てきたラ?」

........

亜真美「臭すぎるヨ。超近距離で私の電気食らいたかったみたいだけド……」

........

亜真美「……来いよ」

ガラッ........

「……ありがとう、あなたのお陰でなんとかなったわ」

キュオン........

亜真美「それハ……」

ガララッ........

伊織「あなたが足と背中にユニットを付けて飛ぶ技術は水無瀬が作った技術よ。正確には新堂派の絵里が作ったものだけど」

ヒュオン

伊織「もちろん『レギオン』にもそれを実現させる能力はあった」

バシュウ........

伊織「だけど、私には起動に必要な大量の電力は生み出せなかった……」

フォォォォォォォ........

伊織「本当に感謝しているわ。これでようやく春香と同じ景色が見れそうなの」

亜真美「見れるかナ?ここで死んでちゃ無理だけド」

伊織「いい事を教えてあげる。ⅸ・Bを元にしたそれを『ノーマル』とするなら、私のは『ネクスト』と言ったところかしら」

亜真美「何が言いたイ」

伊織「今なら見逃してあげる」

亜真美「……」

伊織「……」

亜真美「ほざケッ!!!」

キュオオオオオン!

伊織「モード『希望の残影(ホワイト・グリント)』!!」

ヒュオン、ヒュイイイイイイイイイイイイ!!

シュバン!

亜真美「!?」

伊織「動かないの?」カチッ

ダダダダダダダダダダダダダッ!

亜真美「クッ!」シュバン!

伊織「遅い」

フォンッ!

亜真美「後ろカッ!?」

ドシュッ、ドシュンッ!

伊織「残念右よ」

ダダダダダダダダダダダダダッ!

亜真美「ぐオッ……!」

キュオン、キュイイイイイイン

亜真美(一先ず距離をとって体勢を……!)

伊織「それがMAXスピード?ならちゃんちゃら可笑しいわね」

シュバン!

亜真美「どうなってル!?なんで私の進行方向の先二…!」

伊織「あんたが行こうとしている場所に私は大きく迂回しても行ける事が出来る。スピードの差は歴然ね」

亜真美「なら、撃ち込むだけダ!!」

伊織「当てられるかしら?」

ヒュオン!

亜真美「当たレ!」

キュオーン!

亜真美「当たれェ!」

シュバン!

亜真美「当たっテッ!!」

ヒュオン、キィイイイイイイイン!

亜真美「っ!?何処二、」

伊織「ここよ」

亜真美「なァっ!?」バッ

ダダダダダダダダダダダダダッ!

亜真美「がァ!?」

シュバン!

ドゴンッ!

ガララッ

亜真美「なんで当たらないんダァ!!」ググッ........

伊織「これが今の私とあなたの力の差よ」

ガチャッ

伊織「もうアンタに勝機はない」

亜真美「……ここで終わリ……。ウソダ……」

亜真美(嫌だ……嫌だ……嫌だ……)

伊織「これで、終わり」グッ

カチッ

亜真美「そんなのウソだァ!!!」グアッ

亜真美(こんなところで、亜真美は!)

キュオオオオオン!

伊織「……AA」

カッ!

亜真美(光が広がって……)

ヒュボンッ!!!

バシュウウウウウウ........

伊織「……ゴメンね」

ヒュオオオオオ........

亜真美「……嫌だ……死にたく……ないィ........」

スッ

亜真美「……私は……人間として………生き………………」

ヒュウウウウウウウウ........

ドボン........

伊織「……これで水瀬もお終いね。さて、春香のところに戻りましょうか」

ヒュオン、ヒュインンンンンンンンンン........

《報告書》

脳型&爬虫類型代行者×約1200
アンサラー×1
を倒したぞ!

アンサラー倒したから追加の報酬お願いするさー

配当:本チーム(90%)御手洗翔太(10%)

報告者:我那覇響










《MISSION:05》【END】

ランク5位《十勝》が水中に没し、ランク6位《1-H》は無惨な最期を遂げ、残ったのはランク9位《ペイント・レッド》とその同伴者であった

水瀬グループと日高帝国との大規模な抗争は、互いの雇ったセカンド同士の闘いに委ねられ、結果日高帝国の勝利で幕を閉じた

しかし、この闘いに勝者も敗者もなかった

日高帝国は要であった《武田蒼一》が活動の休止に追い込まれ、更に帝国そのものが半壊した為に地上の覇権を捨て地下に潜ることになる

また、事実上の専属セカンドであった《十勝》と《1-H》を失った水瀬は、これまで通りの立ち振る舞いをすることは許されず、この時から衰退の一途を辿ることになった

2年に渡り、地上と地下都市を支配していた2つの巨星が落ちたのである

そして、この両者によって支えられていた地下都市と地上の秩序はなくなり、世界に再び混沌が訪れようとしていた……

だが、これを好機と捉える企業がいた

その企業の名は《アーミーライト社》

この企業は主に装甲車や戦車といったものを中心にとりあつかっていた企業であったが、これまでは水瀬の自律型機動兵器と日高帝国という地上進出の妨げとなる支配者の両者により、表立ってはいなかった企業であった

しかし、この2つが消えた今、彼らを邪魔する障害物はなくなったのである

こうして戦局は、アーミーライト社とそれに対立する《4thRL(フォースルール)》を中心に新たな局面へと向かって行くことになる

ACT:2

-???-

……………、

――――――テルカ―――

―――キコエ―――――――――

……声が、聞こえる

「聞こえてるかなぁ、このゴミ虫」ヒョイッ

……誰かが……、いる

「生きてるぅ?死んでるなら捨てるけどさ」

誰……。誰でもいいから助けてよ、

「……」

ねぇ……、てばっ……、

「おいおい、口で言わなきゃ分かんないっての」

「……っ……………………っ…………………………」

……声が……、出ない……

「そうか。ならお前はそこまでだったわけだ。人間の模造品でしかないお前は。人間じゃない奴に興味はない。死ね」ポイッ

ドシャッ........

待って……。行かないで……

こん……な、ところ……で……

嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ........

「……く……ぃ」

「ん?なんだって?」

「…し……たく………し……に……」

「……ハッキリ言えよ」

「……しに…た……く……ない……!」

ポロポロ........

「しに……た…………く……な………………………………い…………」

ガクッ........

「……」

「ハハハッ!たいした執念だ!模造品であってもその芯は人間だぁ!!ギャハハハハハッ!!」

ピッ

「もしも〜し、聞こえてるかなキャロりん」

『あらあら〜、急にどうしたんですかぁ?』

「俺好みのおもしろいヤツ拾ったからさ、そっちの医療施設開けといてくれよ」

『それは別にいいですけど〜……。あの〜、こっちでは私、三浦あずさで通ってるんで出来ればそっちで……』

「細かいことは気にしな〜い。んじゃ、よろしくッ!」

ピッ

「ん〜……。楽しみだ」

ガシッ

ヒョイッ

「」

「証明してみせろ、人間であることを。人間の可能性を」

スタスタスタ........

すいません、寝てました

マジな戦闘を擬音と台詞のみでしちゃうと凄くシュールですね。擬音だけだとつまらないし、かと言って台詞だけだと喋り過ぎてる気もして……。結果短くなってしまうのが私の技量不足なところです。戦闘に関しては皆さんのフロム脳とP煩悩で補完をお願いします

一通り終わったらガッツリ地の文使ってリメイクをしたいものです

今回も宜しければ次回MISSIONの選択をお願いします
①『輸送部隊護衛』依頼主:アーミーライト社
②『輸送部隊襲撃』依頼主:4thRL
③『代行者母体破壊』依頼主:961

なければ①をします

虐殺ルートはない感じかなこれだと
黒ちゃん見たいから③でおなしゃす

3で

①か②を選ぶと進みそうだし③

ちなみにえりりんは絵理やで

絵里になるとライバーの好きなスク(ール)アイ(ドル)になる
間違うのはやめてほしい

今まで順調に進みすぎてたから③で

-???-

カタカタカタカタッ........

絵理「変換ミスは許されない」

ウィーン

新堂「どうなさいましたか」

絵理「別に、ただの独り言?」

新堂「さようで」

絵理「ところで何の用?」

新堂「先ほどお嬢様から、モード『希望の残影(ホワイト・グリント)』の戦闘データが送られてきましたので」

絵理「伊織さんからの感想とかは……」

新堂「素晴らしい、その一言に尽きると」

絵理「そっか、それなら良かった?」

新堂「ただ、制御装置をもう少しバランス良くして欲しい、と」

絵理「……筋肉痛?」

新堂「はい。ですので次回使用するかは分かりませんが、調節の程をお願いしたいと」

絵理「了解……」

新堂「それでは」

ウィーン

ツカツカツカツ........

絵理「……まだあの感じだとVOBは搭載出来ない。多分?」

登場人物⑦《武田 蒼一》

41歳・♂

セカンドランク:4位

→日高帝国専属セカンド。どのような経緯でセカンドになったかは不明。舞に誘われ帝国に所属している。以前から天海春香とは×××共々家族同然の付き合いをしていた

能力:旧支配者の領域(オールド・ホイッスル)
→そこら中にある細かな物質を合体、圧縮させ壁を作る能力。集めた物質が光を反射させて煌びやかに光る為、『光の壁』とも呼ばれている

ACT:2開始時点《セカンドランキング》

1位:Point Hide
2位:Blue Bird
3位:J.T.
4位:くりーちゃー
5位:サティス=ファクション
6位:オッツダルヴァ
7位:伊集院 北斗
8位:ゴッド・ポルノ・ガン
9位:ペイントレッド
10位:天ヶ瀬 冬馬

【次回予告】

昨日の昼、リボンを無くして特徴が消えた

今日の朝、黒衣を纏いやたらデカい代行者のケツを追っかけた

明日の夜、アルマゲドンを観て泣く予定

地下都市『アンビシャス』には961管下のブラックボツクス

コスメグッズも割とある

次回【代行者母体破壊】

明後日、確かその日はケーキバイキング

時間の都合上、次回の投稿は早くても水曜日になります

リボン無くして特徴が消えたってwwww

コスメグッズの語呂の良さよ

『ウィ、私だ

961から貴様らに与えるミッションは《代行者母体の破壊》だ

郊外にある今は廃墟と化した大型のショッピングモール《オーメル》内部に、超大型の代行者の姿が確認された

恐らくはこいつが代行者を生み出す母体型の1つであると私は考えている

今回貴様らには、これらのデータ回収と排除を任せる

では次に、こちらが把握している情報を公開する

まず、こいつの大きさだが、縦に12m横8mの《アンサラー》に次ぐ大型

しかし、あれと違いこいつは体内から一定間隔で別個体の代行者が産まれるいうことだ

こいつ自身の脅威度こそは高くないと思われるが、問題は周りだ

爬虫類型の上位種で固められているようだ

分かっているのは情報はこれだけだ

しかし、まあ、まさかとは思うが、この程度に遅れるをとることはあるまい

私からは以上だ

くれぐれも無様な様を見せつけ、961の信用に泥を塗るなよ

高木の忘れ形見共』

ブロロロロロロロ........

「すとれんじゃす~うぇいていんぐ♪」

「……」パンパパッ

「あっぷあんどだうんざぶーるばーど♪でぇあしゃ~どうずさーちんぐ~いんざなぁあいと♪」

「……」パンパパッ

「すてぃーらいと♪ぴぃぽ~♪」

「……」パンパパッ

「りびんじゃすとぅふぁいでえもーしょん♪はーいでぃんぐ♪さぁむうぇあいんざなぁぁぁああああああああい♪」

「……」

「てーれれ♪てーれれん♪てれれーてー♪ど「Don't stop believin'♪」

「あちょっ!?」

「Hold on to that feelin'♪streetlight people♪」

春香「最後の美味しいところだけ持っていくってずるくない!?」

響「終わり良ければ全て良しって言葉があるんだぞ?」フンスッ

春香「」カッチーン

春香「……それってどういう意味かな」

響「いや、折角いい歌なんだから自分の完璧な歌声で……」

シュルッ

響「!?」

春香「ふーん、ならもう少しその完璧な歌声聴いていたいな」

シュルシュル........

響「んっ……。て、何をすルさーっ!?」

春香「さあ、何をするんだろうね?」ニコニコ

響「わ、悪かったから……」

春香「まあまあ、遠慮せずに」

響「や、やめ……、」

ウギャー!?

真「えーっと、『ボードウォークに進む』と」

伊織「あ、そこ私がホテル建ててるから宿泊費払いなさい」

真「えっ!?そ、そんなぁ。これじゃ破産しちゃうよ」

伊織「……私もそこまで鬼じゃないわ」

真「チャラにしてくれるの!?」

伊織「落ち着きなさい。宿泊費は払わなくていいから、その代わりにイリノイ通りの土地を私に寄越しなさい」

真「まだ何も作ってないし、これでチャラにしてくれるならいいよ」ポイッ

伊織「交渉成立ね?」

伊織(まだ赤の土地は占領されてない。既にひとつは獲得してるから後は独占するだけ……。完全な勝利が見えてきたわ……!)

真「……」ニヤッ

-ショッピングモール・オーメル前-

響「……はーっ……んっ……」ビクッビクッ

真「……春香、仕事前になにやってんの」

春香「なんか楽しくなってきちゃって」

真「うん、そんな理由で生存率下げないでくれるかな」

伊織「嘘よ……嘘よ……」ブツブツ........

春香「ところであれは……」

真「鉄道とインフラと運に負けたお嬢様」

春香「なるほど」

-オーメル内部-

カツカツ........

響「うがー……。ヘソはやめてって言ったのにぃ……」

春香「ごめんごめん」

真「ヘソ出しシャツだから誘ってるのかと思うよね」

伊織「あんたもヘソ出しタンクトップの時点で大差ないから」

春香「真はどうなのかな」ジュルリ

真「やめてくださいしんでしまいます」

伊織「おっと、お喋りもここまでみたいね」

上位爬虫類型「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」ダラダラ........

響「うわっ……」

伊織「普通にキモいわね」

真「ヨダレ垂れ流しダメ絶対!」ダッ

シュパンッ

真「弾き飛べ!」

ボッ、ズガンッ!

上位爬虫類型「」ドシャッ........

真「ふう……」キリッ

春香「真のヘソは締りがあって……、エロいね」ゴクリ

響「確かに……、健康的で引き締まっていて……。エロいぞ」

真「そんな目でこっちを見るな。同性にそんな目で見られても嬉しくない」

伊織「あらそうなの?」

真「そうだよ!」

上位爬虫類型'S「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」ゾロゾロ........

春香「仕方ないね、男じゃなくてあんなのしかこないし」

~10分後~

-オーメル・ホール-

真「倒してもキリがないからここに来たよ」キリリッ

伊織「無限湧きなんて聞いてないわよ……」ゲッソリ

春香「あれを倒さなきゃどうにもならないみたい」

母体型「……」

クポーン、クポーン........

伊織「ビグザムね、ビグザム」

響「こないだぶっ殺したアンサラーに比べてひと回り小さいけど、確かにこいつは大型だな」

母体型「……」

クポーン、クポーン........

真「……こっちに気付いてる?」

響「どうだろ」

伊織「さっきのは護衛でこいつ自身はただの代行者製造機。みたいなパターンかしら」

春香「いや、もしかしたらまだ射程外なだけかも」

「「「「……」」」」

響「ん、あいつの下半身?の近くに光ってあの球体はなんだ?」

伊織「無駄にテカってるわね。コアかしら」

春香「それなら!」スッ

カチャ、ターンッ

伊織「春香ぁ!?」

春香「コアなら撃ち抜かないと」

伊織「なにか起きたらどうするつもり!?」

ビシッ

ピシピシピシ........、パリンッ

パラパラパラ........

響「割れたぞ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

ゴシャア........

真「そして普通に倒れたね」

春香「ま、そうなるよね」

伊織「ええ……?」

春香「さ、後は残った爬虫類型消してから帰ろっか!」

母体型「」ブシュッ、ブシュッ........

響「……液体が吹き出してるんだけど」

伊織「春香?」

春香「のヮの」

バキッ、ビシッ、バキャッ

真「くる~♪きっとくる~♪」

響「マジで来るぞっ!?」

バッカーン

タコ型×2「「ブオオオオオオオオオオ!!」」

春香「タコ?」

真「新種みたいだね」

伊織「新種から新種が産まれるなんて、追加報酬でるレベルの新情報ね」

響「うーん……」

真「響どうしたの?」

響「今日はたこ焼きでも作ろうかな、て思って」

真「え、あれ食べるの?」

響「えっ?食べないの」

真・響「「……」」

真「こいつやべぇ」

春香「触手だ!触手だよ、触手!」

伊織「やけにハイテンションね……」

春香「いやー、伊織が触手にあれこれされると思ったら、ね。つい」

伊織「あんたは小鳥か!」

春香「ピヨピヨ」ピヨピヨ

伊織「真似しなくていい!」

スパコーンッ

春香「あうちっ!」

タコ型「ブオオオオオオオオオオ!」ウネウネー

響「気付かれた!どうする?」

春香「取り敢えず真が突っ込んで様子を見ようか?」

真「え、なに、なんでさも同然のようにボクに死んでこいって言ってんのこの腐れリボンは」

春香「おっ?縛られて突き出されるか?」

真「体ごとブチ抜いて良いのなら」

伊織「バカ言ってないで回避行動とりなさい!」ダッ!

バシーン!バシーン!

ベキベキ........ベリリッ!

春香「うわっ!あの吸盤で床のタイル剥がしてる」

響「うがー……。あんなのに突っ込みたくないぞ」

伊織「私のレギオンで対処は出来るけど……。この建物が崩れかねないわね」

春香「私のリボンじゃここは狭すぎるなぁ」

真「かと言ってボクの能力じゃあの触手対処出来るか怪しいしなぁ」

春香「伊織はアレ使えないの?」

伊織「アレ使った結果があの悪夢の筋肉痛よ」

春香「あー、ならやめた方がいいね」

真「と、なると」チラッ

伊織「そうなると」チラッ

春香「こうなると」チラッ

響「……いや、1番自分が無理だから、なっ」シュバッ

バシーン!バシーン!

タコ型×2「「ブオオオオオオオオオオ!!」」

伊織「OK。ならアイツを単独で倒した場合は1体につき成功報酬の40%を上げるわ。2体で80%を独り占めなんてどうかしら」

響「……2体倒したら400万ちょっとか」

真「あ、じゃあ行ってきまーす」シュパンッ

響「成功報酬は自分のものさーっ!」ダッ

伊織「単純ね」

春香「2人はあっちに行ってるし私たちはコイツらの相手でもしておこうよ」

上位爬虫類型'S「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」

ゾロゾロ........

伊織「モード『導の消失(フィンガーズ・ワン)』×2」

ガチャ、ブッピンガンッ!

春香「リボン銃」

シュルルル........、シュルンッ

春香「殺り合おうか」

バシーン!バシーン!ドゴーン!

響「近付くことすらままならねぇぞ!」ヒュッ

バシーン!バシーン!

真「この溢れ出る無理ゲー感」タッ!

クルッ、シュタッ

響「どうする」

真「どうしようか」

タコ型×2「ブオオオオオオオオオオ!!」

バシーン!バシーン!

真「……あれはタコだよね」

響「まあ、見た目はそうみたいだぞ」

真「それならワンチャン策がある、……かも」

響「ほほう」


真「取り敢えず上から強襲したいからお願いしていいかな」

響「ガッテン承知。『友情出演(デコボコフレンズ)』オウ助&ゴリ丸!」

ムキンッ、バサッ!

タコ型「ブオオオオオオオオオオ!!」

バシーン!

響「当たらないぞ」ガシッ

バサンッ!

ブワッ

真「2体の真上から投下して」

響「あいさー」

バッサバッサ

響「いくぞー」

ブンッ!

ビュオオオオオ!

タコ型「ッ!ブオオオオオオオオオオ!!」シュバッ!

真「『粒子化(サイレントエージェント)』」

パアンッ!

タコ型「ッ!?」

真(目と目の間……、今だ!)

真「これぞ伝家の宝刀……」ギュオッ

タコ型「ブオオオオオオオオオオ!!」シュルバッ

真「『とっつき』だあああああああああああああっ!!」グオッ

ドッ、パーンッ!!

グシュルッ!

真「……」

タコ型「……」グラッ........

ドゴシャ........

真「ふう……」

響「おお、一発で」

真「もう一回するから早く回収して」

タコ型「ブオオオオオオオオオオ!!」

バシーン!バシーン!

-オーメル・玄関ホール-

上位爬虫類型「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」ダッダッダッ

伊織「こっちに……、くるな!」バッ

レギオン『目標補足』

チュインッ

上位爬虫類型「」

ゴシャア........

春香「まだそっちにいる?」

伊織「こっちの方は残りそこまでいないわ」

春香「そっか。じゃあもう少しで終わr」

ドドドドドドドドドドドド

ウィーン

上位爬虫類型'S「ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ア゛ッ!!」

ゾロゾロ........

春香「追加でそっちの方の接客頑張って!」

伊織「これならタコ相手にしてた方がマシだった気がするわ……」

~15分後~

-オーメル・ホール-

ジュー........ジュー........

響「目と目の間狙ってたみたいだけさ、あそこがタコの弱点なのか?」

真「うん」

ジュー........ジュー........

響「どこで仕入れたんだが」

真「大変革前に知り合ったおやっさんに教えてもらった」

響「へー……。もう、いいんじゃないのか?」

真「そうだね」ヒョイッ

ポトポト、プスッ

真「へいお待ちどう」

響「いだだきます」

パクッ

ムグムグ

響「うん、あれだ、なんて表現して良いか分からないけどさ……。うん、おいしいぞ」ヒョイッ

パクッ

真「そいつはどうも」

響「これもおやっさんから?」

真「まーね」

カツカツカツッ

伊織「美味しそうな匂いがすると思って来てみれば……」

春香「あれ食べれたんだ」

真「本当は食べる気なんてなかったんだけどさ。食べたそうにしてたから……、試しにたこ焼きにして食わせてみた」

春香「大丈夫なの?」

響「うまいぞ」ムグムグ

春香「そーいう意味じゃないんだけどなー」

真「伊織たちも食べる?」

伊織「遠慮しとくわ」

春香「大将1パック」

伊織「おい」

春香「響が食べてるんだし大丈夫でしょ。それに馬鹿にみたいに接客して疲れたしね」

伊織「あれこそ『招かれざる客』てところかしら。……なんだが響の顔見てたら考えるのが馬鹿らしくなってきたわ。真、1パック分寄越しなさい」

響「?」モムモム

真「あいよー。2人分追加ね」

ジュー........ジュー........

―――――――――

――――――

―――

《報告書》

母体型とその周辺に出没した代行者全ての駆除に成功

母体型の主な役目は、『新たな代行者を産む』事であると思われる

しかし、本体は戦闘能力を持っていないと考えられる

母体型とされるものは『コア』を破壊する事で対処が可能である

だが、死骸からは一定数の代行者がでる事が今回新たに確認された

今回は新種の代行者が出現したが、こちらの戦力でも対処は可能であった為、他と同様に排除した

死骸はこちらの攻撃で燃えてしまったので残っていない

先のとおり新種の代行者が出現する可能性も否めない為、母体型を処理する際にはある程度の戦力の準備を推奨する

報酬はいつも通り各員に25%ずつ振り込んで下さい

PS:一緒にたこ焼き送っておきましたので、味の感想をお願いします

報告者:菊地 真










MISSION:06【END】

~その後~

-郊外-

春香「そー言えば2人はあれをどうやって倒したの?」

真「2人は」

響「筋キュア!」

伊織「美しい友情パワーで倒した訳ね」

響「ま、そうなるぞ」

伊織「それなら今回の報酬は全員25%ずつで均等に分けましょうか」

真「え」

響「がなはっ!?」

伊織「だってそうでしょ?私は『単独で倒したら』て、言ったのよ。2人で殺っちゃってるならノルマ条件を満たした事にはならないわ」

真「そんなぁ」

響「そこを何とか……!」

伊織「そうね、私もそこまで心狭くはないわ。……私にモノポリーで破産させることが出来たら私の報酬分を2人で山分けして良いわよ」

春香(まだ引きずってたのか……)

真「OK乗った」

響「ところで逆に自分たちが破産したらどうなるんだ?」

伊織「そうね、なら1週間私の下僕で」

真「それで構わないよ」

響「……自分はパス」

伊織「そう、なら私の報酬は真1人にあげるわ」

真「さあ勝負だ!」

伊織「ええ、やりましょうか」ニヤリ

ブロロロロロロロ........

MISSION説明にうっかり入れ忘れてましたが、今回はMISSION:06です

宜しければ次回MISSIONの選択をお願いします
①『第二次輸送部隊護衛』依頼主:アーミーライト社
②『リサイクル品調達』依頼主:ヴァーディクト
③『交易ルート奪還』依頼主:地下都市アンビシャス

最後まで書かずにに投下してしまいました

なければ次回のMISSIONはサイコロ振って決めます

ミッションの説明の仕方だけで警戒してしまうな。インテリオルの仲介人とか特に

「リサイクル」が気になるな…この世界でのリサイクル品ってどんなんだろ
気になるから②

mission.7じゃないの?6はENDってなってるよ

>>186
書き方が悪くてすいません。ただ単にMISSION説明をしているレスには冒頭MISSION番号を入れていたのですが、今回それを忘れていただけの話しですm(_ _)m

代行者①《爬虫類型》

全長2~3m・体重200kg前後

危険度:弱

→最も個体の多い代行者
単体での危険度はセカンドであればさほど問題はないのだが、基本的に10前後の集団で行動している為、新米のセカンドの多くがこれにより命を落としている
この集団を単体で落とせるようになれば晴れて一般的なセカンドと言えよう
容姿はMTGの『皮裂き』に似ている

代行者②《上位爬虫類型》

全長2~3m・体重200kg前後

危険度:弱の上

→爬虫類型の上位種
全体的に能力が向上しており、通常種の爬虫類型と同じように見ていると手痛い目に会う
数は通常種に比べると圧倒的に少なく、群れていることも少ないので人によってはこっちの方が倒しやすかったりする
通常種と違い、その容姿は白を基調としているのでかなり気色悪い見た目になっている

【次回予告】

今再び、あの決戦兵器が蘇る

三拍子で放たれる理不尽は眼前の敵全てを溶かし尽くすのか

はたまた傲りが己を朽ちさせていくのか

だが、どちらにせよ変わらぬものは、その手にかかる銃身の重さであろう

そして、彼女は

次回【リサイクル品調達】

春香、転びに行くのが本能か

次回は月曜日に投下予定です

日曜でよくね?

何故に日曜でよくね?と言えるのか素直に謎
そこに至るまでの思考を知りたい

別に二ヶ月以内ならいつでもよくね?(できれば二週間に一回の頻度の更新が嬉しいな)

>>193
うるせぇな頭おかしいんじゃねぇの?

>>192なんて見ればろくに考えて発言してない無いことくらい分かるだろ
それに思考だなんだとかマジ基地

MISSION:07

『こちらはヴァーディクトです、繋がってますか

……

あらあら~?

……

はい、それでは依頼内容を説明します

今回は《第二次大型廃棄場》の中にあるとの情報がある《KARASAWA》と呼ばれる銃を回収してきて欲しいんです

これはとても強力な兵器だったようですが、何らかの理由で破棄されたみたいなんです

なので、折角ですから私たちの手でリサイクルして売ってしまおうと思った次第なんですよ~

詳細なデータは後で送ります

あと、良かったらついでに《ウェンズデイレポート》というのを探して来て欲しいんです

レポートとは言っても水瀬のマークが入ってる四角い鉄製のケースに入れられてるみたいです

これを見つけた場合は追加の報酬を出まします

以上が依頼内容です~

私たちはあなた方の可能性を信じています

それでは、お願いしますね~』

「みつけたいな~かなえたいな~♪」

「信~じるそれだけで~♪越えられないもの~はない~♪」

「歌うように~奇蹟のように~♪」

「思い~が全てを変えてゆくよ~♪」

「きっと~♪」

「きっと~♪」

「「驚くくらい~♪」」

真「……ボクもあんな風になれる。そう思ってた時期がありました」

春香「私にもありました」

「「はあ……」」

真「今回はただの回収作業みたいだし、さっさと終わらせて帰ろう。そして服を見に行こう」

春香「そうだね……、たまには黒以外を着ないとね……」

「「……はあ」」

響「つまり伊織のピンクのうさ耳フードが辺りが2人の理想に近い形なのか」

伊織「好きでしてるんじゃないんだけど」ピコン

-第二次大型廃棄場-

響「うがー、油臭いぞー……」

伊織「大型の粗大ゴミが延々と山積みにされてるわね」

響「……探すだけだと思ってたけどさ、これ何気に報酬と見合ってないのを選んじゃった感じだぞ」

伊織「引き受けた以上はもう諦めて探すしかないわね。ついでにレポートとやらも見つけておきましょう」

響「でも、こんなにあるのに本当に見つかるのか?」

ガチャガチャ........

伊織「見つけるしかないわ。それも早急に」

ガチャガチャ........

響「早急に?」

伊織「だって」チラッ

ガシャーンガシャーン

真「オラァ!可愛いアンティークでもなんでも出てこいやぁ!」

ガシャーンガシャーン

春香「あ、この手鏡可愛い」

真「ねえ、春香、それボクにくれないなかな。ちょうどそんなの探してたんだよ」

春香「……」

真「……ダメかな?」

春香「やだねー♪私が見つけんだから」

真「くっ、春香に見つかる前に探さなきゃ!」

春香「負けないよ!」

ドガーンガシャーンガシャーン

響「うん、頑張って見つけるさー」

~2時間後~

伊織「……響、結婚しましょ」

響「気が狂うにはまだ早いぞ」

伊織「だってこんなにやっても見つからないなら誰だってこうなるでしょ!?」ドスン

響「そこは座らない方が良いんじゃ……」

真「疲れた~」ドテッ

春香「とりあえずレポートは見つけたよー」ポイッ

ガチャンッ

伊織「よりにもよって全く別のモノを探してたこいつらに先を越されたのが気に食わないわ!!」

響「まーまー、肝心の『KARASAWA』てのはまだ見つかってないんだしさ」

春香「資料データの通りなら、あんな特徴的な形してるんだし、見つかる時はすぐに見つかりそうだね」

伊織「ならいいけど……」

ズルッ

伊織「え」

ガララ........

ドテーン

伊織「痛っ!」

真「そんな不安定な所に座ってるから……」


伊織「もう、いったーい……」スリスリ

キラッ

伊織「ん……?」

響「どうしたんだ、伊織」

伊織「真そこから少し離れなさい」

真「えっ、何かあったの?」

伊織「……私の見間違いじゃなければ」パチンッ

フワッ

伊織「モード『理想の上書き(ラスト・ダンス・バタリオン)』。FIRE!」

ブッピガンッ、ドーン!

真「おわっ!?」

シュー........、モクモク........

真「それを撃つなら先に言ってよ!」

伊織「あら、ごめんなさい」

響「おおー!?なんだこれ!」

真「響どうしたの?」

響「真が座ってたところを見るさー」

真「ボクが座っていたところ?」クルッ

シュー........

真「えっ……、地下へと続く階段……?」

伊織「そこだけ何故か綺麗に窪みが出来ていたから試して見たけど、どうやらあったみたいね」

春香「……」

響「気分転換も兼ねてちょっとこの中探索しようか」

伊織「そうね」

春香「……」

真「春香?」

春香「……ん?どうしたの」

真「いや、ちょっと怖い顔をしていたらからさ……」

春香「あ、そう見えた?ごめん、別に何ともないよ」

真「それならいいけどさ。2人とも先に行ってるし、ボクらも行こうよ」

春香「そうだね」

春香(……)

-地下施設-

カツーン、カツーン........

伊織「無駄にデカいわね……」

響「いつの間にこんなのが作られたんだ?」

真「少なくとも大変革前ではないよね。この建物の雰囲気はここ最近の技術が使われてる感じがするし」

響「でも上が廃棄場になったのは大変革から3ヶ月後だぞ?そんな短期間に作れるものかな」

真「うーん……」

伊織「ねえ、これ見て」

響「どうしたの」

真「何か珍しい物でもあった?」

伊織「落ちていた物なんだけど……」スッ

真「缶詰?」

響「至って普通の缶詰だと思うけど」

伊織「ここを見て」

真「製造日?」

伊織「変じゃないかしら」

響「あ、確かに」

真「……ホントだ」

《製造日 59/02/18》

伊織「昭和に作ったとでも言いたいのかしら」

真「それにしては最近の印刷みたいだけど……」

響「パロディにしては出来が良すぎないか?」

春香「……」

真「ここに来てから春香の表情がやけに険しい件について」

響「アレじゃないのか?」

真「……あー、突然来ちゃった感じかな」

伊織「あんたらねぇ……。バカ言ってないで先に進むわよ」

春香「……」

伊織(多分……、春香は知ってる。つまり……、)

春香「伊織」

伊織「!……どうしたの」

春香「その……」

伊織「……早く言いなさいよ」

春香「出来ればこれに関しては……」

伊織「聞かないであげるわ。どうせ聞いたところでどうこう出来る物でもなさそうだし」

春香「伊織……」

伊織「あんたの事情は少しは知ってるし、今更何があっても驚きはしないと思うけど……。あんたが言いたくなった時に話してくれればそれで良いわ」

春香「……ありがとう」ナデナデ

伊織「なっ、あ、あんたっ!?」

春香「うん、よし!先に進もう!」タッ

伊織「ま、待ちなさい!」

真「大丈夫みたいだね」

響「伊織のヒロイン力高いなー」

-地下施設・最深部-

真「開けた場所に出たね」

響「いろんな機器が置いてあるけどさ、どれも稼働してるぞ」

伊織「この地区にはもう電気が通ってないはずなのに……。自家発電システムでもあるのかしら」

真「そもそもここは何をする目的の施設だったんだろ」

春香「人体実験とか」

響「ナニソレコワイ」

伊織「さっきから空調が適切に動いているし、尚且つあれをどうとるかは別にして保存食もあったわけだし。居住する事が前提の施設ではあるわね」

真「こんな使途不明な巨大な地下施設なんて誰が作ったんだろうね」

響「ま、多分ロクでもないやつが作ったんだろ」

春香「……さて、一通り見て回ったし、地上に戻ってKARASAWA探しを再開しようか」

伊織「何か気になる事があるのなら、また後日ここに来て調べればいい話。早く依頼物を見つけましょう」

響「そうだなー」

真「……あれ、物陰に何か落ちてる?」

響「真?」

真「ちょっと見てくるよ」

タッタッタッ........

伊織「どうしたのかしら」

真「あったよー!」

春香「なにがあったのー?」

真「KARASAWAー」

「「「!?」」」

伊織「……確かに資料通りの物ね」

響「真はよくそこに気が付いたな」

真「ほら、ゲームじゃ隠し武器とかは変な所の裏側にあったりするだろ?だから何かないかなーって、ちょっと覗いてたんだ」

春香(名前の時点で何となくそんな気はしてたけど……。依頼主は『アレ』絡みなのかな)

伊織「それにしても変な話しね。私たちは廃棄してあるとの情報があったものを探しに来たのに、いざ見つけてみたらこんな所に隠してあるなんて」

真「廃棄されていた、という情報があったから動いていたのにね」

春香「……」

響「どうしてこれがここにあるのか……。ま、普通ならこの場合依頼主を疑うよな」

伊織「そうね、こんな所にあるんですのも、廃棄されているという情報そのものが嘘の可能性があったかもしれない」

真「まさかここで騙して悪いが……!」

響「フラグ立てるのダメ絶対」

春香「多分違うと思うよ」

響「おっ、春香にしては珍しく依頼人擁護意見が」

真「どうして春香はそう思うの?」

春香「あずささんだから」

響「へっ?」

春香「あずささんがいる企業がそんな悪いことするような企業とは思えないけどなー」

伊織「一理あるわね」

真「その根拠とは」

伊織「あずさだからよ」

響「……そう言われたらそんな気がしてきたぞ」

真「響……。ま、確かにあずささんがいるなら酷い企業じゃないのかな?」

伊織「私も腑に落ちないところはあるけど、後で依頼主に聞けばいい話だわ」

春香(ちゃんと答えてくれるのかなぁ……)

「ちょっと待ったぁ!!」

「あんたらの持ってるそれは『KARASAWA』だよな」

伊織「あんた誰よ」

「ある依頼主から『KARASAWA』ていう武器を廃棄場から回収しろってんで来たが……。ラッキーだぜ、先に見つけたのがこんな可愛い女の子たちだったなんてな!」

真「可愛いだってさ!」ルンルン

響「いや、どう考えても『女だラッキー男パワーなら勝てるぜー』的な意味合いだからな」

「痛い目を見たくなければそれをこっちに渡しな」

春香「あのーつかぬ事をお聞きしますが、セカンド……、ですよね」

ダン「おう!俺の名前はセカンドランク275位ダン・モロだ!見た感じ新人のセカンドみたいだが……、戦闘になったら手加減は出来ないからな」

真「えいっ」カチッ

ピー

ダン「ぬわっ!?」ピョンッ

ドガーンッ!

ダン「な、何いきなり撃ってきやがるんだ!こんなの当たったら死ぬだろ!?」

伊織「真……、あんた」ジトー

真「いやー、まさか出るとは思わなくてさ。それにしても凄いねこの銃。当たった壁が綺麗に消し飛んでるよ」

響「そこまで大きいサイズでもないのにバズーカ並にえげつない火力だな」

真「これ連射できるみたい」カチカチカチッ

ピーピーピー

ダン「うおあーっ!?」ズシャー

ボボボボ........

春香「相変わらず凄まじい性能をしてるね」

ダン「おいっ、女だからって優しく接してたら図に乗りやがって!もう、許さねぇからな!」

真「うるさい」カチッ

ピー

ダン「それは卑怯だろっ!?」シャッ

ドガーンッ!


伊織「春香、出口塞いでくれないかしら」ボソボソッ

春香「なにをするつもりなの?」ボソボソッ

伊織「余興といったところかしら。にひひっ♪」

春香「しょうがないなぁ」

シュルルル........

バシーンッ!ビタッ、

ダン「……何をする気だ」

伊織「真、それをあいつに投げ渡して」

真「ほいほーい」ポイッ

ダン「なんのつもりだ」パシツ

伊織「今からそれを使っていいわよ?その代わり、私たちの中からジャンケンで負けた奴とタイマンで闘って勝ったらそれをあげるわ」

ダン「そう言われてやる奴はいねーよ!」カチッ

ピー

ドガーンッ!

ダン「能力かなにか知らねーがこれ渡した時点で壁なんて……、!?」

シュウ........

ダン「おいおい冗談だろ……」

響「ジャンケンぽんっ」

響グー

春香グー

伊織グー

真チョキ

真「げっ、傾向的にみんなパー出すと思ったのに」

春香「あんなニヤつかれてたら気付くよ……」

真「と、いうわけでボクとやりましょう」

ダン「……ちっ、やらないと出れないようだな」

真「ねえ、本当にボクで良かったの?」

伊織「不満?」

真「ボクの能力じゃ対人だと勝負にならないと思うんだけど」

響「……」

春香「ほ、ほら、もしかしたらメタってるタイプの能力持ってるかも!」

伊織「まあ、そうであることを期待するしかないわね」

ダン「さっきから聞いてたらなめたことばっか言いやがってよぉ!後悔させてやるよっ!」

ダッ!

ダン「『小さき大きな一歩(ヒーロー・フィーロ)』!!」

ダン(説明しよう!俺の能力『小さき大きな一歩(ヒーロー・フィーロ)』は3回目の行動が加速&強化される能力!ホップステップした後の次のジャンプが超高速で上にぶっ飛ぶみたいなものさ!そして、この加速された速度は常人には目視不可能!これで回り込んで後ろから撃ち込んでやるぜ!)

ダッ

ダン「そいっ!」

ダッ!

バビュンッ!

伊織「どういう能力かは分からないけど、早く動けるようになる能力かしら」

響「早いなー」

ダン「もらったァ!」カチッ

ピー

ダン「て、いない!?」


トッ

真「後ろだよ」

ダン「ぬおおおおおっ!?」バッ

カチッ

真「『粒子化(サイレントエージェント)』」

パアンッ

ピー

ドガーンッ!

ダン「な、なんだその能力は!?」キョロッキョロッ

真「ただの体を粒子化させるだけのしょうもない能力だよ」

スタッ

ダン「なんだそのチート能力はよぉおおおおおおおっ!!」グルッ

カチッカチッカチッ!

ピーピーピー

パアンッ

真「これがチート能力なら他のみんなの能力は神の力になっちゃうよ」

シュタッ

響「真のやつ、何寝ぼけたこと言ってんだろ」

春香「どー考えてもイカれた能力なのにね」

ダン「あ、ありえねぇ……」

真「当たらなければどうって事はないね」

ダン「畜生!これを持ってても勝てないのかよ!」

真「……寧ろそのせいで勝てないんじゃないのかな?」

ダン「はっ!確かに!俺の能力的には直接殴った方が早いな」ポイッ

ダッ

ダン「オラァッ!」ブンッ

バシュンッ!

真「はあっ!」パシッ

グイッ

ガッ、グッ

ダン「いぎぃっ!?」

真「ふんっ」ゴッ

ダン「ぐえっ……」

ドサッ........

ダン「」

真「まあ、それを捨てたところでボクの方が強かったみたいだね」

伊織「お疲れ様、真。さ、こいつがお寝んねしてる間に撤収しましょうか」

第二次大型廃棄場-

真「こんなボロでもあの威力ならちゃんと修理したらあれ以上になるのかー。……ヤバくね」

春香「うん、というよりさっそれを市場に出していいのかっ不安になってきたよっ、と」グイッ、グイッ、

伊織「その時は私たちで買えばいいんじゃない?」

響「今回の報酬分がぶっ飛びそうだな」

春香「これで……、」グイッ、グイッ、

バタンッ

春香「よしっ!」

真「積荷は全部入ったし、帰ろうか」

響「使えそうなのが結構あったなー」

春香「使えそうな化粧品もガッツリテイクアウト!」

真「ついでに大量の可愛いファンシーアイテムもお持ち帰り!」テカテカ

響「それはようござんしただぞ」

伊織「この御時世使える電化製品がタダで手に入るなんて儲けものね」

春香「伊織がここ2年ですっかり庶民思考に……」オヨヨ

伊織「あんた私を何だと思ってるのよ……。欲しい物は自分の力で得る、昔から私はそういう人間よ」

春香「知ってるよ」

伊織「ならわざわざ言うなっ!」

パチコーンッ

春香「いたっ!?」

ヒュウウウウウウ........


真「そこの2人イチャイチャしない」

伊織「誰がよ!」

春香「照れるなー」

ヒュウウウウウウ........

響「……なんだこの音」

春香「風の音?」

伊織「風なんて吹いてないけど……」

ヒュウウウウウウ........

真「何か落下してくる……?」

ヒュウウウウウウ........

伊織「ちょっと、こっちに近づいてない?」

ヒュウウウウウウ........

キラッ

春香「みんなトラックにっ!爆発オチだよ!」

「「「はっ!?」」」

バタンッ!

ギャルルルルルルル!

ブオオオオオオオオオオオオオ!!

ドガーン!ドガーン!

真「なんでミサイルが飛んできてるの、伊織!?」

伊織「私が知ってるはずないでしょ!」

春香「運転ミスったらごめんっ!」グイッ

キャルルルルルッ

ブオンッ!

ドガーン!ドガーン!ドガーン!ドガーン!ドガーン!ドガーン!

春香(もうここは用済みだから消す……。らしいやり方だけど……、限度とか考えないのかなぁ)

響「なんでこんなルパン映画のラストみたいな事に……」

伊織「もう!爆発オチなんてサイテー!」

ブロロロロロロロロ........

ドガーン!ドガーン!ドガーン!ドガーン........

《報告書》

KARASAWA、ウェンズデイレポートは確保したのでそっちに送ります

それと『情報漏れ』があったのかセカンドと鉢合わせになりました

そのセカンドの生死は不明です

PS:個人的な連絡を待ってます

報告者:天海春香










MISSION:07【END】

-???-

『だからさぁ、ご親切にここまで侵食が進んでいることを教える為にそこに置いてたわけ~』

『んん~、悪いけど、キミの事情なんて知ったこっちゃないんだよね。昔からそうでしょ?アハハハッ!』

『その代わりあそこ爆破しておいたからさ、それでチャラにしてよ』

『ギャハハハハッ!押し間違いだよ押し間違い!んじゃ、また会おう』

プツッ

「怒ってました?」

『そりゃあね』

「折角頑張って隠したのですが~」

『いやー、ホント、ウェンズデイレポートだけで良かったんだけど……。まさかKARASAWAまで見つけてくるとはな』

「どうしましょうか~」

『修理終わったら彼女たちの所にても置いて来てよ。ぶっちゃけ売るのだるいし』

「売らないんですか?それならまた暇になりそうですね~」

『ま、今のところは模造品の再生に力を注ごうか』

「あれはどうしましょうか」

『ああ、彼ね。生きてるの?』

「ピンピンしてますよ~」

『なら野に放しておいて~。多分また利用すると思うしぃ』

「それにしても本当にしぶといですね。最初は死んでるものだと思ってましたよ~」

『……』

「主任?」

『それが闘いの中に身を置いた人間の可能性だ。だから俺は見極めたい。この世界に残されている可能性を』

「あらあら~……」

『柄になくマジメになるもんじゃないね。ギャハハハハッ!うん、あの模造品でも見てこようか……』

投稿日時に関してですが、世間一般的に休日である日曜日が忙しい身分ですので、日曜日の投稿は出来ません

今回は改行オーバーが多すぎて本来であれば1レスの部分を2レスにして投下してるのが多々あります。違和感を感じられる方がいましたら申し訳ありませんm(_ _)m

最後に宜しければ次回MISSIONの選択をお願いします
①『交易ルート奪還』依頼主:地下都市アンビシャス
②『水瀬管轄発電所偵察』依頼主:アーミーライト社※個人指定依頼(我那覇 響)
③『セカンド《ワンダフルボディ》排除協働者』依頼主:セレン・ヘイズ※個人指定依頼(天海 春香)

なければ①をします

セレンさんいるんか…3で

個人指定選べばもう片方も裏で進むんかな?
安価は3で

はるるん個人(?)のは前にあったし今回は2の響だな

②でオナシャス

2

代行者③《モグラ型》

全長8m・体重2t

危険度:中

→報告件数の少ない代行者
モグラのように、土の中で生活している
巣穴はダンジョンのようになっている
手足が鋼のように硬い外皮で覆われているため、攻守ともに隙のない恐ろしい代行者である
真たちにあっさり倒された印象はあるが、現時点で登場した代行者の中では2番目に強い
最初だったので、代行者の読み方は『スレイヤー』という事をインプットしてもらうため敢えて名前の表記は『モグラスレイヤー』となっていた

代行者④《脳型》

全長3m・体重300kg前後

危険度:弱の上

→下位の代行者を統率するかのような動きをする代行者
ふわふわと低空飛行をしているのが特徴
これを1体見かけたら爬虫類型は周辺に20体前後はいる事が多い
本体そのものに戦闘能力は無いので遠く狙撃するのが無難な対処法である
イメージは巨大な脳ミソに爬虫類型がぶら下がってる感じ

【次回予告】

傭兵が走る、跳ぶ、吼える

拳が唸り、雑兵が弾ける

血染めの腕が秘密の扉をこじ開ける時、機械と油の向こうに待ち受ける、異形の影は何だ

そして今、解き明かされる水瀬の謀略とは
 
次回【水瀬管轄発電所偵察】

響、敢えて家族の餌を喰らうか

次回の投稿は金曜、もしくは土曜日の予定です

>>196
[ピーーー]ゴミ
ゲロみたいな顔しやがって脳みそ臭いんだよボケ

>>196
あんたじゃなかった
>>193
お前だよ屑野郎
ここから出て行きやがれ腐乱死体

思考云々は置いといてなんで日曜日でよくね?と思ったのかはオレも普通に疑問

>>196>>192を遠回しにバカにしてるのに許される謎
そして、最低限の常識を持ってると主張するのならせめてコテ付けてやってくれ

>>226
どうでもいいじゃん
そんな事いちいち考えて何が楽しいの?馬鹿なの?

登場人物⑧《日高 舞》

31歳・♀

→走る地上の秩序、『日高帝国』の頭首。どのようにして要塞『日高帝国』を入手したかは不明。世界がこんな状態であっても相変わらずの自由奔放ぶりを発揮しているが、愛娘である愛が安否も分からず行方不明なので夜な夜な涙で枕を濡らしている

登場人物⑨《日高 愛》《LOVEタンク》

15歳・♀

セカンドランク:149位

→元876プロのアイドル。訳も分からずあたふたしているところを黒井社長に保護された後に、その才能を見出されセカンドの傭兵となった。舞に見つかると面倒な事になると考えてるのか『LOVEタンク』名義で活動している

使用武器:961-B-82ブラックホール・キャノン×2
→自律兵器用に作られたエネルギー圧縮砲。愛は自身の能力で強引にエネルギーをチャージして撃ち込んでいる。本来の使用法とは違い、愛の場合は両腕に1本ずつ抱えて使っている

能力:乱戦暴戦(クリーク・クリーン)
→一定以上の大きさで声を出すと、波紋状に空間を歪める能力。重力波も発生しているため、それを応用してブラックホール・キャノンのエンジンを起動させている

どうでもいい事を引きずって荒らしている人がいますが、スルーをお願いします
そういう話がしたいのであれば、自分でスレを立ててそこでやってて下さい
SSの内容以外で荒れていると非常に不愉快です

後、思った以上にスレが続いているので今回から締めにトリップを付けたいと思います

気持ちはわかるが>>1が反応しちゃダメだよ
こいつは>>1が反応したら余計に楽しくなるタイプだから
これからまた荒らされても>>1はスルーして投下しなきゃ

>>230
何様のつもりだよ
全部お前が悪いんだろうがバカか

2chは初めてか?肩の力抜けよ

お前が何様で何を持って>>1が悪いと言うのか

>>234
もう黙れよカスが

スルーも理解出来ないバカがいるらしい

>>235
眉間に刺さってるのブーメラン抜いたら?

馬鹿が馬鹿に反応するからこうなる
終わったな

お前ら終わったとか決めつけるの好きだな

>>237
ブーメランはてめぇだろブーメラン小僧

>>240
とりあえずお前はROMれ

>>241
てめぇがROMってろや
命令すんな糞野郎

MISSION:08

『ミッションプランを説明するよ

今回の依頼は我らアーミーライト社から

ま、とは言ってもやる事は《水瀬管轄発電所の偵察》だね

発電所への侵入経路は建物正面から東に860m地点から壁を超えて入って

こっちが調べている限り、そこはまだ電気が通ってなくて目視以外での監視方法がないみたい

つまり、トラップがないわけ

そこから真っ直ぐ進んだ所にある建物の左から3番目のダクトが本館に続いてるから、後は頼んだよ

間取りとかいろいろなデータの収集よろしく

勿論、見るだけじゃなくてちゃんと資料パクって来てね

あ、偵察てなってるけど、已むを得なく誰か殺っちゃう事があるかもしれないよね

ちゃんとその分は追加で報酬だすよー

ざっとこんなものかな?

まあ、ひびきんなら余裕っしょ?

んじゃ、よろよろ~』

ザッザッザッザッザッ........

「夢から醒めてもまだ見ない夢の方まで♪」

「僕等は一人で走り続けるしかないんだ♪」

「転がり迷って作り出すボクノ引力が♪」

「いつか……君へ……」

響「……」

響「久しぶりに1人か……」

ザッザッザッザッザッ........

響「ま、たまには悪くはないさー」

-発電所外壁-

響「うーん……。相も変わらず高いなぁ」

響「……登って行くにはキツい、か」

響「……」サッ

pipipipipipipipipi........

響「お、伊織か」

伊織『なによ、あんた仕事中だったんじゃないの?』

響「聞きたいことがあってさー。水瀬のとこの発電所さ、前来た時に出入り口作った……よね」

伊織『発電所?……ああ、モグラの奴ね。それなら1129Bにあるわよ。スキャンしたらマップに場所が出るわ』

響「マジで。助かるぞ」

伊織『後で情報料寄越しなさいよ』

響「え゙」

伊織『んじゃ、頑張りなさいよねー』

pi!

響「現金なお嬢様だぞ……」

チチチチチチ........ホーホーホー........

響「亜美は随分と力を入れてここの侵入経路の情報を集めてくれたみたいだけど……。その前に、自分たちがここに1度来ていることも仕入れとくべきだったんじゃないかなぁ」

-発電所内部-

........カコッ


見張り「……」

響(ここには見張りが1人。カメラもない……、通気口から殺るか)ポイッ

コロンカラッ

見張り「っ何者だ!」バッ

カチャッ

........

見張り「気の所為……、か」

スタッ

響「……悪いな」バッ

ゴキャッ

見張り「くがっ!?……―――」ドシャッ

........

響「トイレの個室にでも入れておけばここにいる間は気づかれないさー」ヒョイッ

カツッカッカツッカッ........

響(にぃにぃなら痛みも与えず完璧に始末できるんだろうなぁ……。自分もまだまだにぃにぃには遠く及ばないぞ……)

ツーン

響「トイレくっさ!」

-発電所資料室-

ピロリン

響「ま、こんなもんだろ」

響(ほとんどのデータは前回回収したもので流用できるし、警備も警戒するほど厚くない)

響「ただ、1つ気になる事があるとすれば」

ペラッ

響「この真下の地下施設……」

ペラッ

響「資料は見取り図のみ、何をする施設かすらも不明ときたら……」

パタンッ

響「調べるしかないさー」

ガチャ

「だ、誰かいるのか!?」

響「ここにいるよ」ブンッ

スパンッ

プシャー

ドサッ........

響「これで7人目……。慣れって怖い」

フキフキ

響「2年前の自分が見たらなんて言うのかな」

スタスタスタ........

-発電所地下施設-

響「モグラが掘ったのをそのまんま利用してるのか」

ウォンウォン........

響「発電所の真下を双海研究所の研究施設の隠れ蓑にしてるのか」

ピッピッピッピッピッ........

ゴボッ........ゴボゴボッ........

響「……生体実験ねぇ。こないだ死んだフラジールて奴もここの出だったていう噂は聞いてるけど、あながち本当だったりしそうだな」

響「なんだこれ?こっちからじゃ影に……」クルッ

響「うえっ、気持ち悪い生き物?だぞ……。形のおかしな化け物ばっかり……」

響「そしてこの手のあれだと……、必ず奥にやたらデカくて凶暴な実験体が待ってるんだろなぁ」

ヒタ........ヒタ........

響「フラグ立てたか?」サッ

ヒタ........ヒタ........

響(もう少し奥まで進んで色々見たかったけど……。目的は達成してるし、帰るか)

ヒタ........ヒタ........、ピタッ

響(早く行ってくれないかなぁ)

「『幾億の幾末(コンティニュムアムシフト)』」

シュイン........

響(なんか気持ち悪いなっ!?)ゾクッ

「……我那覇 響。残念ですけど、私は大きくて凶暴な奴じゃないですヨ。ついでに敵じゃないから出てきて下さイ」

響「何の能力かは知らないけどこうもあっさりバレるとは……、て、うぇ?真美!?」

「残念だけどオリジナルじゃないですヨ。ベースは同じですけド」

響「あれか、例のフラジールと同じでここの被検体か……」

「ああ、彼。はい、そうですネ。そういうことになりますヨ」

響「……助けは呼ばないのか。目の前にはいかにもな奴がいるけど」

「助ケ?上の人達はまだ気付いてないですけど、この地下の人なら私が全員殺しましたし、助けなんて何処にもいないんですヨ」

響「ワオ、かなり好戦的なようで……。その割には交戦意思はなさそうだけど」

「武器も持たない一般人ならまだしも……、本職の人なら殺されちゃいますヨ」

響「ふーん」

「ここで立ち話もなんですし、私と施設でも周りながら話でもしませんかカ?案内しますヨ」

響「……ま、どーせメインの仕事も終わってるし付き合ってやるさー」

-地下施設廊下-

ヒタ........ヒタ........

カツカツカツカツカツ........

響「そう言えば名前聞いてなかったな」

「名前?名前は特にないですヨ」

響「なら真美に似てるから真美2号な」

2号「2号っテ……。まあ、それでいいですけド」

響「んじゃさ2号、早速だけどちょっと聞きたいことがあるんだけど」

2号「なんですカ?」

響「さっき見た部屋で試験管の中によく分かんないのが飼育?されてたの見たんだけど、ああいうの以外のだとお前以外にはもういないのか?」

2号「ここで作られた分なら、先日死んだ『十勝』と『1-H』と私のみなので、他にはいませんヨ」

響「それなら水瀬は、というより双海研究所は相当イカれた技術力を持ってるワケだな」

2号「ホント、頭のネジが抜け落ちたような人達でしたヨ」

-地下施設実験場-

響「殺したっていう割には死体を見ないと思ったらこんなところに……」

研究員「」

2号「頑張って運びましタ」フンスッ

響「偉い偉い」ナデナデ

2号「……」

響「嫌だったか?」

2号「いえ……、いい思い出になりましタ」

響「そうか」

-地下施設中枢エリア-

響「おいおいおいおいおいおい、なんだこれ……」

ゴポゴポゴポ........

「」

ゴポゴポゴポ........

「」

ゴポゴポゴポ........

響「エヴァの大量に突っ込まれた空っぽの綾波軍団みたいな光景が広がってるんだけど」

2号「実際そのようなものですヨ。一応この状態でも生きてはいますガ」

響「こんなにクローン?みたいなの作ってどうするつもりだったんだろうな」

2号「量産可能な汎用型生体兵器を作ろうとしていたんですヨ」

響「なにそれこわい」

2号「ⅸ・ボールという自律型兵器はご存知ですよネ?」

響「まあ、それ作ってる工場潰したしな」

2号「あれは他の企業を欺くためのフェイクだったんでス。勿論、ⅸ・ボールも販売用の兵器として日夜研究されてはいたんですガ」

響「でもさ、普通に考えたら生体兵器よりも頑丈で馬力のあるⅸ・ボールみたいなのが結局は強くないか?」

2号「元セカンドランク5位『十勝』がこの研究の成功例だとしても、果たしてそう言えますカ?」

響「……能力持ちのクローンを作ったのか」

2号「そうでス。いくら機械が強かろうと、セカンドの能力には遠く及びませン。そのセカンドの中でもトップクラスのランク一桁レベルのものを人工的に、尚且つ安定して大量生産しようとしていたんでス。そうすれば、武力という最もシンプルな形で世界の覇権を握れますかラ」

響「それが実現していたらヤバかったな」

2号「十勝が死に、ⅸ・ボールも破壊し尽くされた今はそれも夢物語となりましたけどネ」

響「お前は能力使えるみたいだけど、成功例じゃないのか」

2号「私の能力は攻撃には一切使えないものですかラ……。彼らからすれば出来損ないといったところでしょウ」

響「大変だったのな」

2号「ふフ……。でも今日でそれともおさらばでス」

響「ん?どうしてだ」

2号「だって、あなたは私を殺してくれるんですよネ?」

響「は?」

2号「だって、あなたのお友達のクローンですヨ?」

響「それがどうしたって言うんだ」

2号「もし、ここで殺さなかったとして、将来的にオリジナルと私が出会った時、彼女はなんと思うでしょウ」

響「……」

2号「資料でしかオリジナルのことは知りませんが、頭の回る子とは聞いていまス。私を見ればある程度の事は察してしまうでしょウ……」

響「……」

2号「自分の親が自分たちをクローン兵器として利用しようとしていル……。それを知った時彼女たちは何をおもうでしょうカ……」

響「……そうだな」

2号「ですので、一思いニ……」

響「うし、帰るか。流石に2号のままじゃまずいから名前変えないとな」スッ

ギュッ

グイッ

2号「ちょ、ちょっト!」

響「なんだ?」

2号「わ、私はあなたに殺しテ……!」

響「なあ、なんでお前は顔も見たことのない奴の為に死のうとするんだ?」

2号「だってそうしないト!」

響「だからどうした。お前はお前はだろ?なぜ直接面識もない人間の為に死ななければいけないんだ?」

2号「でも、彼女たちガ!」

響「関係ないね」

2号「……お友達なんですよネ?」

響「家族を殺す馬鹿がどこにいる」

2号「家族……?」

響「今さっき決めた。今日からお前は自分の家族だ。さ、さっさとここから撤退するぞ」

2号「エッ……」

響「亜美は自分が収集したデータを元に部隊を送って制圧する予定みたいだけど……、その分の報酬程度はだしてくれるよな」

-発電所外-

2号「ここが地上……」

響「見るのは初めてか?」

2号「はイ……」

響「ふーっ、流石に全員見つけ出して始末するのは骨が折れたさー」

2号「……どうして私の為ニ」

響「家族の為に、妹の為に頑張らない姉はいないさー」

2号「妹?」

響「そう、今日からお前は自分の妹!」

2号「い、いくらなんでモ」

響「そう言うなって」ガシッ

ヒョイッ

2号「ヒャッ!?」

響「こうやって抱えて運べば逃げられないだろ」

2号「ど、どこへ連れて行くんですカ!?」

響「家だ。我が家にさー」

2号「ちょっトーッ!?」

ザッザッザッザッザッ........

《報告書》

発電所の見取り図と、細かな施設のデータをファイルに添付

施設内の人間は全て排除した

PS:そっちがやろうとしていた事は代わりにやったから追加報酬よろしく

報告者:我那覇 響










MISSION:08【END】

-???-

「ホントッ、セカンドってのはすごいねぇ」

「……」

「そっちはどう?生きてる感じ」

「……まだ死んでなイ。リンクが途切れてないからネ☆」

「そっかー。本当に代わりにしてくれたのかー」

「……」

「いおりんもそうだけど、あんまりそういう事は気にしないんでだけどなー」

『ギャハハハハ!実にまあ、微笑ましい友情だねぇ』

「その友情パワ→で殺されかけたんだけどっネッ!」ブンッ

「ん、『破壊象徴(コンフリクト)』」

シュピンッ

「んナッ!?」

バチコーン

ドグシャ........

「あらあら~?」

『妹相手にそんなことしていいのかなぁ?』

「躾をしただけだよ」

「畜生……、少しは怪我してる妹に優しくしてくれヨ!」

「なら妹らしくするこった」

土曜の26時だからセーフ☆
すいません、仕事の関係上断れない呑みの誘いがありこの時間になりました
中々時間が取れなくて、今回は急ぎ足の展開になってますが、何があったかだけでも伝わって貰えれば幸いです

もし宜しければ次回MISSIONの選択をお願いします
①『交易ルート奪還』依頼主:地下都市アンビシャス
②『テロ組織殲滅』依頼主:4thRL
③『部品輸送護衛』依頼主:萩原重工

なければ①をします

3は前回のリサイクル品回収任務の続きみたいなもんかな?
3もいいし2も気になるし迷いますね…
ウーン…3…いや、2?でも…やっぱ3…かな?

言い訳がうすら寒い

構ってちゃんが出現するスレは良スレ

2

3

>>258
なら黙ってどかっいけばいいじゃん

末尾oはリアル誰も構ってくれない可愛そうな構ってちゃんだし
これ以降スルーしよう

>>263
完全に頭逝かれてるね
死んだほうがいいと思う

1で

~響が発電所でドンパチしてた頃~

-砂上都市-

ザッザッザッザッザッ........

「呆気なかったの……」

春香「実際のところ私は必要だったかな、美希」

美希「多分依頼そのものでは要らなかったと思うけど、ミキ的には今からの方が大事だと思うの」

春香「?」

ピピッ

『それにしても《ワンダフルボディ》か……。随分とまあ懐かしい顔ぶれだったな、ウィン・D?』

春香「!?……なんの話ですかね」

美希「……セレン、さんは別に『春香』に対しては言ってないと思うな」

春香「あっ」

セレン『本当にお前って奴は……。そんな感じだからクラニアムでも金色毛虫に負けてしまうんだ』

美希「その呼び方はあんまりだと思うの」

セレン『私は別にお前を指して言ったわけじゃないんだがな』

美希「セレンは意地悪なの」

春香「それにしても、まさかとは思ってたけど……」

美希「あの時の春香がボイスチェンジャー使ってたせいで、最初事務所で会った時には気付かなかったの」

春香「出来れば気付いて欲しくなかったなぁ」

美希「春香はミキのハニーなの。だから何処にいても必ず探し出してみせるの!」

春香「ハ、ハニー?」

美希「ネストの時からここまでずっと縁があるし、これはもう運命としか言いようがないの!」

セレン『ネスト?なんのことだ』

美希「えっとね、」

春香「わーわー!それは置いといて、えっと、私は性別女なのだけれど……」

美希「関係ないよ。出来れば男に生まれて欲しかったけど、春香が女ならそっちの方にも目覚めるの!」

春香「わ、私の意思は」

美希「春香にその気がないのは分かってるの。だから今からじっくりと春香がミキを振り向くようにあれこれするの」ワキワキ

ジリジリ........

春香「セレンさん助けて!美希の目が逝ってるんですけど!」

セレン『……美希、定刻までには帰ってこいよ』

美希「はいなの!」

春香「なあっ!?」

セレン『ウィン・D、生きていたらまた会おう』

ピッ

美希「さあ、覚悟して貰うの……」ジュルリ........

春香「い、いやーッ!!」

―――――――――

――――――

―――



後日、ボロ雑巾のようになったセカンドランク:84位星井美希が発見された

MISSION:08 Another【END】

【次回予告】

ただのトラックも積荷1つで黄泉行きの霊柩車へと姿を変える

そして彼女たちは、狂犬の導くままに抜け道も帰り道もない底なしの獣道を往く

空からくるは積荷の匂いに誘われた、銀色カラーの機械人形

通行料を機銃でばら撒き虚無の道を突き抜けるのもまた一興か

次回【部品輸送護衛】

彼女は求める、鈍く光る定め(ルール)を

毛虫そこは負けるべきところじゃない

次回は水曜or木曜のどちらで投下予定です
最近は業務が忙しくて時間が取れず更新間隔が伸びてきてますが、片付き次第ペースを上げていきますので今暫く御容赦下さい

美希…そこは負けずに堕とすところだろ

つまんね

>>271
ブラバすればいい

>>272
なんでそうなるんだよ?
つまらんもんにつまらんと言って何が悪いの?

>>273
だからつまらないならブラバしたらいいでしょ?
つまらないなら見る必要ないよね?
つまらないのを見てる意味がわからないよ
つまらないと思うならブラバすれば解決でしょ?
ってことでバイバイ構ってちゃん

>>274
何発狂してんのキチガイ?
見るのも勝手だし感想言うのも勝手だろ
お前にとやかく言われる筋合いはない
お前がどっかいけや

>>275
顔真っ赤なのはわかったから
まず言葉を理解すること覚えようね基地害くん

>>276
それお前のことじゃん
チンパンジーかよ

>>277
矛盾してるのくらい気付こうね基地害くん

>>278
何も矛盾してねーだろ変な顔しやがって不細工が

登場人物⑨《フラジール》(故人)

?歳・♂

セカンドランク:17位(最終)

→水瀬専属のセカンド。その正体は『双海研究所』の被検体である。亜真美を元に後天的に能力を発現させられた成功例である。その能力を活かし、セカンド排除をメインにした仕事で急激にランクを上げたが、増長していたのか春香の力量を見誤った為、最期は自身の能力で消え去った。生前は何故か逆流王子というあだ名があった

能力:亜光銃(キューブ)
→指から光の熱線を撃ち出す。Simple is best

登場人物⑩《ダン・モロ》

?歳・♂

セカンドランク:275位

→何故か300位以内に入っている一般的な実力のセカンド。特筆すべき点は特にないが、安い報酬で動くのでちょっとした爬虫類型の駆除には引く手数多の状態である

使用武器:何でも

能力:小さき大きな一歩(ヒーロー・フィーロ)
→3回目の行動が加速&強化される能力。恐らく2回目までの行動で力を溜めていると思われる

ACT:1 MISSION時系列

※↓:1ヶ月

01・『発電所奪還』
・『開発区画救助』
02・『兵器工場強襲』
↓・『要人護衛』
03・『代行者迎撃』
・『反逆者粛清』
↓・『施設セキュリティー動作確認』・『避難民護衛』
↓・『貴金属採集』・『危険個体索敵』
04『日高帝国防衛』
05『セカンド迎撃』

>>279
つまらないのに見てるとか矛盾だろ
つまらないのは見なきゃいいし見るのを誰も強制してない
つまらないなら読まなきゃいいのを読んでるのは矛盾と言わずなんて言うかな?

更新は今日かな?とりま舞ってる

>>283
つま らないものを読むことは矛盾とは言わないなぁ
非合理的って言うべきじゃないかな?
意味も分かってない言葉使うのやめた方がいいよ
バカがバレるよ

>>285
つまらないなら読まなきゃいい
だけど自分の勝手だとか矛盾だろ?

ひ‐ごうり〔‐ガフリ〕【非合理】

[名・形動]
1 論理や道理に合わないこと。また、そのさま。「非合理な結論」
2 理性や論理ではとらえきれないこと。また、そのさま。「人間性の深奥にある非合理なもの」

らしいが君のは非合理的なのかな?

>>286
読まなきゃいいってのはお前が言い出したことだろ
それはお前が矛盾させるために勝手に持ち出した概念に過ぎない
捏造するなハゲ

つまらな いけど読むということは非合理的に見えても矛盾はない
お前が俺を非難するなら非合理的の方が適当でしょうね

>>287
つまらないんでしょ?ならなんで読むの?
合理的とかじゃなく矛盾だよこれは
つまらないのをなんで読むんだから矛盾してるよね?

あとついでにいつ誰が誰を非難したのか
非難なんかいっさいしてないのに頭悪いのかな?

>>288
両方が同時に存在できるから矛盾ではないなぁ
つまらなくても読み続けることはある
つまらないと読むは相反しない
つまんねもう読まねーよと言いつつ読んでたら
読まないと言ったことが否定されるから矛盾してる事になる

つまらないなら読む必要ないってとても合理的な考え方だと思う

頭のいいお前なら分かったろ

>>289
最初の方でうじゃうじゃ言ってただろ

>>290
矛盾じゃない非合理的だって言うならそれでいいよ
何をいっても堂々巡りで終わらないし
最初にごちゃごちゃ言ってきたとか人のせいですか
君は人にキチガイやチンパンジーや不細工と言ってるが?
俺は君に基地害と同じ言葉を返しただけだが?

>>292
どう見てもお前のせいだろ
もうめんどくせぇよ
お前がブラバとやらをすれば解決するだろ
>>1000までこんなこと続けるつもりか?

(もうどっちが荒らしがわかんねぇなこれ…傍観してたけど作者さんかわいそう…)

>>293
俺はこのSS面白いから見てる
つか口論の元は喧嘩ふっかけてきたお前なんだから
元のお前がブラバするかROMるかしろ

MISSION:09

『ミッション内容を説明させて頂きます

依頼主は《萩原重工》代表の《萩原 雪歩》

内容は《真・日高帝国》の機関部メインパーツである《テスラ・ドライブ》の輸送車両の護衛です

《アーミーライト》本社から地下都市《オールライト》に行く道中をお願いします

道中車両が通過する予定のエリアに、企業間で定められた完全不干渉の土地になっている箇所があります

恐らくですが、そこで4thRLからの妨害があると予測されます

どのような構成で来るかは分かりませんが、恐らく相当の規模の戦力が回されると思われます

長期の応戦が可能なように準備をお願いします

あくまでも、積荷の護衛がメインです

くれぐれも追っ手に気を取られ、中の物が傷つくことの無いようお願いします

それと、そちらがアーミーライト本社に向かう際に使用したトラックは安全なルートを使い萩原重工の方に送りますのでご安心を

ミッション内容は以上です

良いお返事をお待ちしております』

「「時をこえーろ!空をかけーろ!この星のため~♪」」

「「……」」パパッパパッパパパッ

「きみは見たかあっいが~♪真っ赤に燃えるの~♪」

「暗いっ闇のっ底っで~♪危険な罠が待つ~♪」

真「信じるやつがジャスティス……。真実の王者ぇ……」

響「えー……、そこでテンション下げる?」

真「歌詞がね……、歌詞が……」

響「まだ前回の『地下都市バイシクル開発区画巡回警備』のあれ引きずってるのか?」

真「だってぇ……、まさか騙して悪いがのパターンになるとは普通思わないじゃん!」

響「それで逃げずにガードロボット叩き潰す真に問題が……」

真「あれが討伐対象だとすっかり思い込んでたからであって!」ガンッ

キュルルルルルッ!

響「あっぶな」

ワッホーイッ!

響「春香がドンガラッたみたいだぞ」

真「響、今すぐ運転替わらない?」

響「おいこら、こっちに責任押し付けるな」

-アーミーライト本社前-

伊織「何処の地下都市にもそれらしきものがないと思ったら……。まさか地上に堂々と構えていたなんてね」

亜美「大量の装甲車を作れるようなスペースは地下都市にないからね。地上に作るしか無かったんだよ」

春香「でも防衛とか大丈夫なの?」

亜美「事業立ち上げ当初から提携している企業から腕利きのセカンド借りてるからねー。最近はミキミキも手伝ってくれるかんね、更に強固なものになってるよ」

伊織「あんた、美希は……」

春香「のワの」

亜美「あれは悲しい事件だったね……」

美希「勝手にミキを殺さないで欲しいな」

春香「げっ、美希!?」

美希「今日こそは逃がさいないの!」ルパンダイブッ

春香「こっちにこないでぇっ!」ダッ

美希「ハニィィィィィィイイイッ!」

ダッダッダッダッダッ

亜美「……ま、ある程度なら自分で対処出来るから」

伊織「あんたも苦労してるわね」

ザッザッ

運転手「全部入れ終わっていつでも行けるで~、社長さん」

亜美「そう。じゃ、さっさと運んで」

運転手「ほな、さいなら」

亜美「ああ、1つ伝言頼まれてくれる?」

運転手「ん?」

亜美「ゆきぴょんにさ『頼まれていた例の車両、予定より早く届けられそう』てっ」

運転手「無事に辿り着けたら伝えておくさかい」

亜美「たのんだよ」

伊織「生きていたらまた会いましょう、亜美」

亜美「いおりんもね」

伊織「ふっ」クルッ

ジャリッ

亜美「……彼女は生きてるよ。私は受け入れた、なにせ妹だからね」

伊織「……あっそ」

春香「もう行くの?」

伊織「みたいよ。……美希は?」

春香「これ?」

美希「」プスプス........

春香「一応死んでないよ?」ポイッ

ドシャッ

美希「あ……、諦めな………い……の、」ガクッ

響「おーい、行くぞー」

春香「はいはーい」

-旧・都市ビル群-

ブロロロロロロロロ........

真「ここは代行者いないんですね」

運転手「せやね、あちらさんのセカンドが叩き潰しとるっちゅー話みたいや」

響「ここは最近目撃があった例の超大型の爬虫類型が出るって聞いてたんだけどさ」

運転手「おっちんだみたいやで、アーミーライトのセカンドがやったみたいやけど」

真「その大型見てみたかったなぁ」

響「噂じゃ7mオーバーあったらしいぞ」

運転手「俺が見た限りなら10mはあったような」

「「それはもう別ゲー」」

-不干渉エリア-

運転手「そろそろやね……」

ピピッ

伊織「こっちに向かってくる熱源反応を確認したわっ!」

響「……自律兵器か?」

伊織「恐らくそうでしょうね」

pipipipipipipipipi

伊織「音声メッセージ?」

春香「再生して」

伊織「そのつもりよ」

ピッ

『こちら4thRL……。お久しぶりです。手短に用件だけをお伝えします。このまま引き返して下さい。かつての仲間に手をかけたくはないのです……。どうか、懸命な判断を』

春香「貴音さん……」

真「……そんな事言われちゃうとな~」

響「貴音は相変わらずこの手の説得は下手くそだな」

運転手「別にお前らだけ降りても構わへんけどな」

伊織「あんたねぇ、私たちはもう前金貰ってんのよ?降りるなんてもって他。徹底抗戦よ」

春香「水瀬からパクったデータで自律兵器を作ったみたいだけど……、お手並み拝見といこうか」

真「ボクと響はトラックに装備されてる機銃とかで対処するから、2人は上の方から迎撃よろしく」

伊織「春香、行くわよ」

春香「はいはーい。あ、運転手さん!」

運転手「どうしたん」

春香「運転、お任せします。私たちのことは構わず、逃げることを第一に」

運転手「……任せとけぇや」

春香「……」

カンカンカンッ........

運転手「昂ってくるのぉ……」

響「えっ?」

運転手「良いこと教えちゃる。逃げることちゅっーのは攻めると同意義の言葉なんやで!」

グオッ!

真「突っ込むんですか!?」

運転手「正面突破や~!久しぶりに楽しませてくれや~っ!!」

ギュルルルルルルルル!!

-トラックの上-

ガクンッ!

伊織「あっぶっ!?なにっ!?暴走してるの?」

春香「あれに向かって突っ込んで行ってるのかな。これから振り落とされないようにしないとね」

伊織「見た目からして大人しい奴とは思ってなかったけど、敢えて突っ込もうとするあたり相当のイカレ野郎だったわけね」

春香「でもその方が殺りやすいよ」

伊織「以来内容が殲滅戦ならねっ」パチンッ

フォンフォン

伊織「モード『希望の残影(ホワイト・グリント)』!!」

シュパーンッ

伊織「あいにく転落死なんてしたくないから……。取りこぼしを頼んだわ」

春香「OK」

伊織「さて、4thRLの兵器の力、見せて貰おうじゃない」

ヒュオン、ヒュイイイイイイイイイイイイイン!!

春香「行ってらっしゃーい」

ガクンッ

春香「うおっと!これは転落死する方の可能性が高そうだね……」タハハハ........

-貨物室-

真「マジックミラーになってるのかぁ」

響「これなら備え付けの機銃が撃ちやすいな」

ガチャガチャ

真「対戦車ライフルもあるし、これなら何とかなりそう……、かな」

響「……萩原重工にしてはやけに普通の装備なのが気掛かりだぞ」

真「流石に雪歩もそこまでは」

響「あの雪歩だぞ?」

雪歩『穴掘って全て消し去りますぅ!』

真「……試し撃ちしていいかな」

響「もう目の前に来てるぞ」

キュイイイイイン........

真「しょうがない!雪歩、信じてるよ!」

カチッ

-上空-

伊織「1体1体はⅸ・ボール以下の性能みたいだけど……」

ヒュインッ

ダダダダダダダダダッ!

『』ボカンッ

シュバッ

『……』カチッ

ダダダダダダダダダッ!

伊織「かなり正確に連携してくるところはⅸ・ボール以上に厄介ね!」

ヒュオン、ヒュオン、ヒュイイイイイイイイイイイイイン!!

『……』

バシューッ!

伊織「ちっ、もう少し広範囲に有効なものでも持ってきておけば良かったわ」

カパッ

ドシュー、ドシュー

カパンッ、シュー

『……!』

ボボボボボボボボボ........

伊織「……2体だけね」

バシューッ

『……』カチッ

ダダダダダダダダダッ!

伊織「下の護送対象があれだし、結局は殲滅戦になりそうね」カチッ

ダダダダダダダダダッ!

-トラックの上-

春香「伊織ーっ!ガッツリこっちに来てるんだけどーっ!?」

スパンッ!

『』

ヒュボンッ

『……』カチッ

ダダダダダダダダダッ!

春香「リボンガード!」シュルッ

カカカカカカカッ、チュチュチュンッ

『……』カチッ

ダダダダダダダダダッ!

『……』カチッ

ダダダダダダダダダッ!

『……』カチッ

ダダダダダダダダダッ!

春香「キリがないっ」ダッ

チュチュチュチュンッ

春香「誰も見てないし、久しぶりに『あれ』を使っちゃおうかな」シュルルルンッ

シュバッ

春香「『一途の刃(レイテルパラッシュ)』」

シュバルッ!

春香「てーっ!」

キュイン、ヒョボッ

『……!』

ボーンッ

『』

春香「レーザーブレード!」ドッ

ブンッ

ザシュッ!

『』ボボボ........

春香「今ので半分やったかな」

『……』ギギ........

春香「まだいたの」

キュオン、キュオン、バシューッ

ボボボボボボボボボ........

春香「……そういえば美希も使えたりするのかな。私が使えて美希が使えない、なんてことはなさそうだし……」バッ

キュイン、ヒョボッ

春香「面倒だなぁ」

-貨物室-

「がんがんいったるで~!」

ギュオオオオオオオオッ!

響「あの運転手更にガンガン敵がいる方に突進してるんだけど」

ガガガガガガガガガガガガガッ!

真「上もマジックミラーになってるから春香のパンツが丸見えになってるね」

ガガガガガガガガガガガガガッ!

響「今日は黒か」

ガガガガガガガガガガガガガッ!

真「それに薄い……!攻めてるなぁ」クイッ

ガガガガッ、ガガガガガガガガガガガガガッ!

響「ん、なんかレーザーみたいなの出してるな」グイーッ

ガッガッガッガッガッガッ、ガガガガガガガガガガガガガガッ!

真「春香の能力って本当に謎が多いよね」パッ

カチッ

ドンッ

ボボボボボボボボボ........

響「大変革前から能力使えてたみたいな感じだし、何か事情でもあるんじゃないか?」

ガガガガガガガガガガガガガッ!

真「こんな時に何か知ってそうなプロデューサーがいないのがねぇ」

ガガガガガガガガガガガガガッ!

ガタガタガクンッ!

真「った!」

響「もう少し大人しい運転はできないのかーっ!」

「もっとや、もっと飛ばしたるでーっ!!」

響「ダメだこりゃ」カチッ

ガガガガガガガガガガガガガッ!

~20分後~

-上空-

ババババババババババババッ!!

『』

ボボボボボボボボボ........

伊織「これで、一先ず私の周りは全滅したようね」

ヒュオオオオオオ........

伊織「トラックの支援に行こうかしら」

ピピピピピピピッ!

伊織「高速でこっちに向かってくる熱源反応……。さっきのとは速さが違う!」

キュイイイイイイイン!

伊織「あれは……」

キュイイイイイイイン、シュパンッ........

『……』

伊織「真打登場、か」

伊織(私の装着しているアーマーのプロトタイプをそのまま自律兵器に仕立て上げたようね……。流石と言うかなんと言うか)

『水瀬伊織……、退いては頂けませんか』

伊織「これが私たちの仕事よ。いくらあんたが昔の顔馴染みであっても聞けないわ」

『……それでは伊織にはこれから、この機体のテストをして貰いましょう』

伊織「勝負になると思って?」

『ならなくても構わないのです。あくまでもテストですから』

伊織「……来なさい」

『お言葉に甘えて』

-貨物室-

真「ここに来てまた増援か!」

ガガガガガガガガガガガガガッ!

響「弾数はまだ大丈夫だけど、こっちの集中力が持たないぞ!」

pipipipipipipipipi

ピッ

真「伊織、どうしたの?」

伊織『運転手にっ……、すぐ、ここから……、出るように言っ……て!』

真「……ヤバイのきた」

伊織『対処出来……るとはっ思うけど、……面倒なことに……なる前にっ……』

真「分かった、任せておいて」

ピッ

真「運転手!」

「なんやぁ!」

真「上にヤバイのが来てるみたい!遊びはもう辞めて早くここから離脱をっ!!」

「……しゃーないな……。おまえらぁっ!武器を中にしまって捕まっとき!ぶっ飛ばすで!!」

ポチッ

ガコンッ!

「ロケットブースターや~!」

ヒュボボボボボボボボッ!!

「「のわぁぁぁぁぁぁああああぁぁぁぁぁぁ!?」」

伊織「はぁっ!」カチッ

ダダダダダダダダダッ!

パカッ

ドシュー、ドシュー

『なるほど』スパンッ

伊織「回避性能だけは極端に高いわね!」

ヒュオン

『今の段階ですと、これが精一杯ですので』カチッ

バシュンッ、バシュンッ

伊織「くっ!」ヒュオンッ、スパンッ

伊織(このままじゃジリ貧ね……。相手が機械である以上、持久戦なんてもっての他……。どうすれば)

『顔色が優れないようですが』

伊織「うるさいっ!あんたは黙って私にやられとけばいいのよっ!」カチッ

ダダダダダダダダダッ!

『もう少し付き合ってくれませんか?』ヒュンッ!

伊織(どうする……!まだ耐えられるけど、相手は援軍がくる可能性があるのに対してこっちは0……。逃げるしかないの、か。それは論外ね)

伊織「なら、やるしかないじゃない!」

パカッ

ドシュー、ドシュー

『ふふふ……、どこまで粘れますか』

カッ

伊織「!?」

ドーンッ!

~ちょっと前~

-トラックの上-

ゴオオオオオオオオオオオッ

春香「私が上にいる事忘れられてるっ!?」

ギシッ........

春香「リボンで体固定してなかったら吹っ飛んでね……」

チカッ、チカッ

春香「……伊織苦戦してるなぁ。しょうがない、ここは1つ春香さんが手を貸してあげましょう!」

シュルッ

春香「これぞ必殺!デュアルハイレーザーキャノン(相手は死ぬ)!」

ブワッ、ドッ

春香「貴音さんには悪いけど、ここでは一旦退場してもらわないとね」

-上空-

モクモクモク........

『sてやれaiた……』

伊織「別に頼んでないのに……」ホッ

『さsがaいeuゅeー……』

伊織「そうね」

『ふfふ...…それeは水瀬伊おr、at別ni会でo会いしmしょう』

ボボボボボボボボボ、ドカンッ........

伊織「私もこれ更に使いこなせる様にならないと……。今もまだ、追いつけていないのね……」

ヒュオン、ヒュイイイイイイイイイイイイイン!!

-トラック-

ゲットゥーザトップ♪

ピッ

運転手「どうしたんや」

『お、お疲れ様でした!』

運転手「……お疲れ様、ちゅーっことは」

『はい、無事に終わりました。後は安全なルートでの帰還をお願いします』

運転手「了解した。んじゃ、飯でも用意して待っててくれや」

『分かりました。それではホルモンを用意しておきますね』

ピッ

運転手「お、おい!……それは、俺の好きなものちゃうのに」

ガラッ

真「どうしたんですか?まだエリア移動の途中なのに別の方向に向かってますよ?」

運転手「依頼ならもう終わったから帰るんや」

響「へっ?」

運転手「ああ、そうだ。貨物室の粗大ゴミは適当に捨てといてくれや。乗っけてても邪魔でしゃーないねん」

真「い、言ってる意味が」

運転手「既に本物のパーツは別ルートで地下都市に届いとるんや」

真「え゛」

響「つまり自分たちは囮だったのか……」ズーン

運転手「騙して悪いが、これも仕事や~!ひひひひひっ!」

真「そ、そんなぁ~……!」ヘタリ

ブロロロロロロロロ........

《報告書》

メモリーカードに必要な情報はまとめてあるわ


PS:報酬は流石に増してくれるわよね?

報告者:水瀬 伊織










MISSION:09【END】

ヘマやらかして帰りが遅くなりこんな時間になってしまいました。申し訳ありません
補完等を含めたエピローグ?は明日投下します
萩原重工絡みで既にあの人を出していたので、今回は兄さんにゲスト出演してもらいました。元ネタが気になる方は『真島吾郎』で検索してみて下さい

もし宜しければ次回MISSIONの選択をお願いします
①『交易ルート奪還』依頼主:地下都市アンビシャス
②『テロ組織殲滅』依頼主:4thRL
③『危険個体討伐』依頼主:961

なければ①をします

テスラ・ドライブ聞くとヒュッケ思い浮かぶな
美希はどうなったのかな…というか春香も美希のモノになってやれよ

3の黒い社長かな

3で

>>295
関係ねーよどっかいけバカ

>>316
はいはい、構ってほしいのはわかったからROMろうか

-地下都市オールライト-

「こいつが『テスラ・ドライブ』だ。無事届けたぜ」

雪歩「確かに預かりました……。すぐに作業場に持って行って下さい!」

組員「へい、分かりました」

タッタッタッタッタッタッタッ........

「それにしても、あのアーミーライトの社長さんもひでぇ事考えつくよな。確か、双海亜美って名前だったか。可愛い顔して中身は真っ黒だ」

雪歩「わざと四条さんに春香ちゃんたちが動く事を流したりもしてますし……。うう……、この仕事が終わった後も仲良くしてくれたいいけどぉ……」

「アンタも大変だな。じゃ、そろそろ自分は帰るとするか」

雪歩「えっ?でも、後で響ちゃんたちもここに来ますよ。折角ですから久しぶりに会ってからでも……」

「まだ自分が会う時じゃない。今のあいつは壁を見つけていないからな……。適切なタイミングで出て来てやるのがいいのさ」

雪歩「は、はぁ……」

「だから自分がここに運んで来たことはくれぐれもあいつに言わないでくれよな?」

雪歩「事情は分かりませんが……、分かりました。響ちゃんたちには部下が運んで来たと伝えておきますね」

「頼んだぞ」シュタンッ

雪歩「あっ……」

........

雪歩「消えちゃった……。人間離れしてるというか、最早や人間じゃないというか……。『完璧人類』って呼ばれてるだけはあるよね、響ちゃんのお兄さんは」

さすが兄ちゃん

>>317
バカかしね
お前臭いから巣に帰れ

>>320
知ってるか?ネットだからと油断してるけどな
ネットでも言ったら捕まるんだよその言葉は、だから通報した

>>321
アホか完全にいかれてるよお前
お前みたいのは死んだほうがマシだ

>>294
何故自演と見抜けない

用語解説⑨《アーミーライト社》

水瀬が自立兵器の販売を事実上中止した事で成り上がってきた企業

社長は双海 亜美

主に装甲車等を中心とした、地上での移動を目的とする車両の製造がメインである

エンジン開発は業界トップクラスの技術があり、961プロと共同開発したブラックホールエンジンもその大部分はアーミーライト社の技術者が構築したものである

創業当時はまだ中学生であった社長がここまで企業を大きく出来たのは、水瀬の秋月 律子から変り種の技術者が大勢横流しされていた事と、ヴァーティクトの大規模な投資があったのが大きな要因となっている

企業方針は『自由の提供』であり、4thRLの唱える『企業による人民統治』は企業方針とは真逆の方向性を持つものであるため真っ向から対立している

専属セカンド↓
・御手洗 翔太(セカンドランク:41位)
・双海 亜真美(セカンドランク:3584位)

登場人物⑪《双海 亜美》

15歳・♀

→元765プロのアイドル。大変革後に何をとち狂ったのか起業した。真実に近い人間の1人であり、春香と美希とは別のベクトルで運命の中心点に立つ者である。能力持ちではあるがセカンドとしては登録していない

能力:破壊象徴(コンフリクト)
→発動中、自身に向かってくる全てのものを弾き返す能力。どの程度の力で反射出来るかは調節出来る為、動きを封殺したりする事もできる

【次回予告】

男は告げる、残酷な事実を

だが、告げられた彼女に出来ることは、祈り、願い、そして……、破壊する事だけである

1つの命を想う、それを愚かと呼ぶか

ならば愚か者でいよう、それが彼女と彼なのだから

次回【危険個体討伐】

歪んでいるのは、貴様か、世界か、それとも私か

次回は月曜に投下予定です

真美はセカンド登録してるのか…それにしても低いな

亜真美だぞ(小声

>>329
マジだ亜の部部が見えてなかったサンクス

もう書かなくていい

(*σ´ェ`)σHEY

>>327
しね

申し訳ないですが、帰りが遅くなり投下予定のモノを確認出来る余力が無いため今日の22時頃に投下します
最近は予定通りに投下出来なくてすいません

気にしないで待ってるから

MISSION:10

『ウィ、私だ

961から貴様らに与えるミッションは《危険個体討伐》だ

ここ数日某所において、2年前に目撃された以来接触のなかった危険個体《WL「ウイングレッグ」》の姿が確認された

前回奴が出たときには討伐報告が無いことを踏まえても恐らく同一個体であるだろう

今回貴様らには、これらの排除を任せる

データの回収等をしていて死んだというマヌケになりたいのでのあれば勿論いつも通りしても構わない

追加報酬も出す

では、こちらが把握している情報を公開する

まず、こいつの大きさだが、全長8mの大型の代行者だ

特徴は何と言っても直径4mもあると思われる巨大な目玉から2本の足が生えているこいつの体だ

面倒な事にこんな変な体型をしているのにだ、妙に動き回るのだ

直接的に攻撃する際には脚を広げ縦方向に回転してくる

これは距離さえとれば対処可能であるが、一定以上距離をとると遠距離攻撃をしてくる

この遠距離攻撃が厄介でな、ちょっとした追尾性能を兼ね備えた爆発物を背中から射出してくるわけだ

1つ1つは対処可能だが、同時にやられてしまうと非常に厳しい状況に追いやられてしまうのが、これが危険個体と呼ばれる所以だ

私からは以上だ

くれぐれも無様な様を見せつけ、961の信用に泥を塗るなよ

高木の忘れ形見共

……天海春香、添付ファイルに目を通しておけ』

「I wanna rock and roll all nite~♪And party every day~♪」

トットッ

「I wanna rock and roll all nite~♪And party every day~♪」

ヒョコッ

真「伊織がそういう曲を歌うなんて意外だなぁ」

伊織「……何時からいたのよ」

真「最初から」

伊織「ならキリがいいところで出て来なさいよ」

真「そろそろ行く時間だったからさ、ここだ!て、思ってね」

伊織「あっそ」

真「それにしても伊織にしては珍しい選曲だよね。もしかしてファンだったり?」

伊織「新堂が昔子守唄代わりに歌ってくれてたのよ」

真「え、あの新堂さんが?」

伊織「そうよ、私の執事の新堂よ」

真「伊織が歌って事よりも新堂さんが歌ってたことの方が驚きだよ」

伊織「有給使ってLIVEに行く程の熱狂的なファンよ」

真「ボクの父さんと会わせたらずっと話混んでそうだね」

伊織「ねえ、真。あんたのお父さんの部屋に……、」

真「あったよ。例のメイクセット」

伊織「確定ね。そのまま三日は帰ってこないわ」

真「割とありえそうだから笑えない」

ザッ

「危険個体が相手なのに随分とまあ、余裕なもので」

真「えっと、どちら様?今回はボクらが依頼を受けてるんだけど」

「私は黒井からの命令で所謂『報告係』を任せられてる者よ」

真「信頼されてないなー……」

伊織「あんた……」

「……久しぶり、て言ったところか?」

伊織「大変革で東豪寺財閥が潰れて以来音沙汰だから死んだものだと思っていたけど」

麗華「捨てる神あれば拾う神もいたってわけ。それが黒井のところなのが癪に障るけど」

真「あ、もしかしてキミは魔王エンジェルの……」

麗華「眼帯1つ付けただけでそんなに変わるもんか?それだけ顔が売れてなかったかもしれないけどさ」

伊織「今日は麗華だけなのね」

麗華「他に誰が居るってんだよ」

伊織「ほら、あんたのプロデュースしてたグループの「死んだよ、2年前に」

真「!」

伊織「死んだ……?」

麗華「残念ながら私達は主人公じゃなかったみたいで。ある依頼で私は目ん玉持ってかれて、2人は体を持ってかれたんだよ」

伊織「……ごめんなさい。軽率だったわ」

麗華「別に気にしなくていい。殺しに行ったんだ、だから逆に殺されたりもする。それだけの話だ」

真「強いんだね」

麗華「そうならないと……、いけなかったからな」

伊織「……」

麗華「って、こんな話してる場合じゃねぇよ。他の2人はもう先に指示した場所に向かってる。早く行くぞ」

真「そうだったね。じゃあ行こうか」

伊織「ええ……」

ザッザッザッザッザッ........

-旧郊外開発区-

響「春香ー」

春香「……」

響「おーい春香ー」

春香「……」

響「はーるーかー」

春香「……」

響「はるかっかー」

春香「……」

響「はぁあるぅうかぁぁぁぁあ!」

春香「……」

響「反応してくれよぉ」グスン

春香「……」

真「どうしたの?」

響「ま゙ご どぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!!」ダキッ

真「鼻水きたなっ」

響「ずずっ……、春香がざっきから冷たいんだぞー……」

真「どうしたんだろ」チラッ

春香「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ........

真「あー、これは……」

伊織「ほっときなさい。黒井から届いた依頼に添付されてたファイルを見てからずっとああなのよ」

麗華「お前たちが死んだところでまた別の奴に依頼が行くだけだから、死にたいならさっさと死んでくれ。その分私が早く帰れるからな」

伊織「ならお望み通りさっさと帰らさせてあげるわ。お土産にでっかい目玉が付くけどせいぜい担いで行きなさい」

春香「……」ムクッ

スタスタスタ........

響「動いた」

真「一応ヤル気はあるのかな?」

伊織「あの馬鹿1人で突っ込みそうだし追っかけるわよ」

響「へーい」

タッタッタッタッタッタッタッ........

-廃ビル内部-

春香「響ちゃんごめんねぇ!!」ガバッ

響「うわふっ!?」

真「あ、元に戻った」

伊織「春香、私が言った作戦内容を復唱して」

春香「ビルの上に待機して見つけたら飛び降りて強襲からのキルユー」

伊織「OK。なら問題はないみたいね」

真「それにしてもさっきはどうしたの?機嫌が悪そうだったというか何と言うか」

春香「知り合いの訃報?があって、それがさっきの添付ファイルに載ってたの」

伊織「もしかして、日高帝国の武田蒼一が?」

春香「武田さんじゃないけど……。でもまだ死んでるわけじゃなくて、そろそろ本当にヤバイかも的な感じかな」

真「危篤状態?」

春香「それは分からないかな」

伊織「この依頼が終わったらそいつの所に行ってやりなさいよ」

春香「……離れてるから厳しいかな」

真「あー、九州あたりの地下都市とかに居る人だったり」

春香「それよりも遠くだと思う」

真「じゃあ無理だね」

春香「そ、だから今の私に出来ることはその人の無事を祈るだけなんだよ」

伊織「祈るもいいけど、今あんたの胸の中で逝きかけてる響を開放しなさい。遠くの誰かさんより先に死にそうだわ」

響「」

春香「わっほいっ!?」バッ

真「響ー、起きろー」ベシベシッ

パチッ

響「リボンの悪魔!?」ガバッ

春香「響ちゃんはもう一度寝たいみたいだから……」

響「理不尽!」

伊織「ったく危険個体と戦う前なのにムードもクソもないわね」

真「真面目にしてる方が逆にレアなんじゃないかな」

カタン、カタン、

ガチャッ

ビュオオオオオオ........

伊織「この高さなら標的に見つからずに待ち伏せすることができそうね」

春香「ここから落ちたら死んじゃうね」

響「ここから降下して攻撃しようって時にそんな事言わないでよ」

真「上手く受身とれるかな」

響「発想がぶっ飛び過ぎて笑えないぞ」

春香「えっ、受身とらないと死んじゃうよ?」

響「お前もかブルータス。マジで受身とったらセーフみたいに思ってたの?」

伊織「違うの?」

響「どうして今まで生き残れたのかが不思議!」

春香「さ、冗談はここまでにして降下準備するよ」

真「来たか……!」

ズウン........ズウン........

WL「……」グポーン

伊織「随分とまあ早い登場ね」

響「最初は誰が行くんだ?」

春香「響ちゃんでしょ」

真「そうだね」

伊織「妥当なところね」

響「冗談はよして欲しいぞ」

春香「行ってらっしゃい」トンッ

ヒュー........

響「あんまよーっ!!」

伊織「私たちも行くわよ」バッ

ビュオオオオオオ........

響「って言っても割と落とされても平気だったりするさー」

クルッ

響「『友情出演(デコボコフレンズ)』、モモ次郎!」バッ!

ブワッ

WL「……」

ズウン........ズウン........

響「まだ気づいてないな」

ビュオオオオオオ........

真「みたいだね」

響「うわっ、ホントに何も着けずに落ちてくるんだ」

伊織「そんなもの邪魔なだけよ。捨てた方がいいわ」

響「邪魔で命もついでに捨てるのか」

伊織「私は空中でモード切り替えれば問題ないのよ」

真「気合いがあればなんとか」

響「真ェ……。ところで春香は?」

真「リボンでターザンしながらどっか行った」

伊織「あいつには私たちとは別途の行動をとるように言ってるの」

響「そーなのか。……お、もう目と鼻の先だ」

ビュオオオオオオ........

伊織「モード『希望の残影(ホワイト・グリント)』」

ガションッ

WL「!」

ボシューッ!

響「気付かれた!」

真「でもこの距離ならこっちの方が先だ!」

伊織「兎に角少しでもこいつの皮を剥がしてから退くわよっ!」カチッ

ダダダダダダダダダダダダッ!

真「とっつきゃいいんだ!!」バッ

ボシュンッ!

響「『友情出演(デコボコフレンズ)』、ねこ吉!」グイッ

スパンッ!

WL「―――!!」

ドーンッ

-高台-

麗華「今現在交戦中です」

『ほう、どちらが優勢だ』

麗華「WLの方ですね。最初のビルの上からの奇襲には成功したようですが、ほとんどダメージを与えられず今は防戦一方ですね」

『やはりあの回転攻撃か』

麗華「あれは実際に見ないと分からないですから」

『初速で時速200kmオーバーで尚且つ直径20m、攻撃射程は30mの回転攻撃。目の肥えた者なら回避こそは造作もないことだが、問題はその後だ』

麗華「こちらが近付くのなら即回転、距離をとれば爆発物の雨。反撃する暇を許されない」

『攻撃方法は2つしかない。しかし、それ故のシンプルな強さ……、か』

麗華「彼女たちも粘ってはいますが何時まで続くか」

『それにしても意外なのは天海春香が居ても苦戦するということか。いや、今の彼女だからこそなのか』

麗華「彼女はいませんよ」

『どういうことだ』

麗華「1人別行動をしているようで、さっきからビルからビルを移動していますね」

『残りの3人は囮というわけか』

麗華「客観的に見ればそうですね」

『ペイントレッドではなく、あくまでも天海春香としてやるという事か』

麗華「……つかぬ事をお聞きしますが、『ペイントレッド』ならあれを倒せますか?」

『あれを他のセカンドと同一視するな。ペイントレッドならばWLをいくら追加したところでリボンの使用量が変わる程度だ』

麗華「ならば何故……」

『それが彼女のやり方だ。あくまで人間として、天海春香として』

麗華「……」

『お前には力がなかった、天海春香と違ってな』

麗華「……」

『それでは次は結果を報告してくれ。連絡を待っている』

プツッ

麗華「……そんな事言われなくても嫌っつーほど分かりきってんだよ。所詮私はただの平凡なセカンド。見届けることしか出来ねぇんだから」

-旧郊外開発区-

伊織「真!」

真「あいよっ!」ダッ

ガシッ

真「生きてるー?」ペシペシッ

伊織「さっきの春香おっぱい圧殺未遂と同じパターンね」

響「っが……。ぺっ、初めて吐血したぞ」

伊織「まだいける?」

響「なくるないさー……、多分」

真「じゃ、もう1回突っ込もうか」

響「伊織せんせー頭が痛いので帰りたいです」

伊織「頭吹っ飛ばされれば頭痛の元からなくなるわよ?」

真「もう2度と悩まされないね☆」

響「作る友達間違えたぞ」

WL「――――――」シュバッ

グオオオオオオオオオオオオオッ!

真「げっ」

響「もうヘトヘトなのに……」

伊織「早く回避行動とりなさい!」

グオオオオオオオオオオオオオッ!

響「よいさあっ!!」ダッ

伊織「ちっ」キュオンッ

真「『粒子化(サイレントエージェント)』」パアンッ

グオオオオオオオオオオオオオッ!

真「当たるもんかよ!」パアンッ

WL「――――――」バシューバシュー

グオオオオオオオオオオオオオッ!

真「同時にっ!?」

響「真っ!」

真「ごめん雪歩!ポエムノート机の上に置きっぱなしにしてた!」

伊織「それ遺言にするのっ!?」

真(THE END OF BOKU……!)

グオオオオオオオオオオオオオッ!

ヒュオオオオオオッ!

「それは既に私が回収済みだぁっ!!」

シュルッ

グオオオオオオオオオオオオオッ!

ドゴーン........


春香「あーああー!」

ブラーン

WL「――――――!」

伊織「……無駄にタイミングがピッタシね」

真「やばい春香がイケメンに見えて仕方がない」

響「春香ー、後でそのノート貸して」

春香「いいよー」

伊織「ノートは後で見せて貰うとして、あんたが来たってことは」

春香「準備おっけーだよ」

真「それならほらっ!」ポイッ

ボムッ!

モクモクモク........

WL「――――――?」

伊織「煙幕であいつの目がやられている内に各自規定ポイント向かって。到達後に連絡!」

「「「あいさー」」」

春香「って、リーダーは私なんだけど!」

伊織「じゃあ私は作戦リーダーで」

春香「それもう私要らなくない?」

伊織「……」

ヒュオン、ヒュイイイイイイン........

春香「えぇ……」

>春香「行ってらっしゃい」トンッ
これを見る限り響が言ってたリボンの悪魔も頷ける

~10分後~

ズウン........ズウン........

WL「――――――」

「……」

カチッ

ドゴーン!ドゴーン!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ........

WL「――――――!?」

グシャッ

ズザーン........

スタスタスタ........

伊織「スキャン完了。奴の反応がない事を確認したわ」

真「あっけな」

春香「ビル同士を円形状にリボンで少しキツめに囲ってからの」

響「ビル爆破で1点にビルを倒れさせて押しつぶして殺すのがこうも上手くいくとは」

伊織「伊織ちゃんにかかればこんなものね♪」


ザッ

伊織「で、これで良かったのかしら」

麗華「特に言うことはない。お疲れ様、報酬は振り込んでおくから。じゃあね」

ザッザッザッザッザッ........

真「じゃ、ボクらも帰ろうか」

響「そうだな」

春香「……私あの人に話があるから3人は先に行ってて」

伊織「話?」

春香「そう、話」

伊織「……良いわ。あまり遅くならないようにね」

春香「うん」

真「話ってなんだろうね」

響「ま、多分自分たちが触れちゃいけない話題なのは間違いないぞ」

伊織「そうね……」

ザッザッザッザッザッ........

麗華「……」ゴソッ

カパッ

麗華「……」

麗華「ともみ……、りん……、仇はあいつらがとってくれたよ……」

ツーッ........

ポタッ

ザッザッザッザッザッ........

タッタッタッ........

春香「ねぇ、待ってよ」

ザッ........

グシッ

麗華「……」ゴソッ

クルッ

麗華「何か用?」

春香「1つ確認したい事があるんだけど」

麗華「……なんだ」

春香「あれ、2年前の個体じゃないよね」

麗華「……」

春香「その沈黙は肯定?」

麗華「……なぜそう思う」

春香「だって、2年前にあれはお兄ちゃんがここを出る前に倒したはずだから」

麗華「そう言えばそうだったな」

春香「やっぱり……」

麗華「そうだ、あの個体は2年前に目撃された奴ではない」

麗華(そう、2人を殺したのはあれじゃない……。ただ私はあいつが死ぬ瞬間を見せたかっただけ)

春香「そっか、なら、黒井社長が言っていたことは……」

麗華「ああ、もう長くない」

春香「……」

麗華「せいぜい私たちに出来ることと言えば、奴が少しでも長く戦い続けてくれる事を願うだけだ」

春香「……ありがとう」クルッ

ザッザッザッザッザッ........

麗華「……本当にもう長くはないのか」

『ああそうだ』

麗華「……」

『今更怖気づいたか?』

麗華「まさか。あいつらを喰らったあの時から私の覚悟は決まってる」

『私への敬語を忘れる程には大丈夫なようだな』

麗華「わる……、すいません」

『一先ず帰還しろ。貴様にたっぷりと話があるからな』

麗華「……了解しました」

ピッ

麗華「確かに私は力のない平凡なセカンドかもしれない……。だけどな、少しは抗わせてもらうぜ。……2人の為に。それが私に出来る手向けなのだから」

《報告書》

既に報告係から報告があった通り、無事ウイングレッグの討伐に成功

検証の結果、上からの攻撃に対しては反応が遅い事が確認された

同タイプが出た場合は上空からの爆撃が有効だとデータベースへの登録をお願いする

PS:厳選した雪歩のポエムを添付しておきました。作曲家さんに頼んで曲にして貰えませんか?

報告者:菊地 真










MISSION:10【END】

-???-




つぶして

きって

ちぎって

なげて

のばして

またつぶして

たたきつぶして

すりつぶして

そして――――――、

これでめだまろくたいめ

どんどんここにはあいつらがわいてくる








もうじぶんがなにのためにいきて

どうしてころしてるのかもわからない

でも、ひとつだけおぼえている












もういちどだけ、わたしにはまぶしすぎるあのえがおがみたくて……

わたしはここにたちつづけている






















いつかここであえるとしんじて、........ちゃん

もし宜しければ次回MISSIONの選択をお願いします
①『新型兵器機動実験』依頼主:水瀬グループ
②『テロ組織殲滅』依頼主:4thRL
③『新型武器実験』依頼主:水瀬グループ

なければ①をします

1も3も水瀬グループか…新型機動兵器か新型武器か
3の新型武器にすれば場合によっては味方が強化されるのかな?
もしそうなら3かな

乙でしたー

アンケは3で

正直 今のままでも無双状態に近いので 強化はいらないかな
それよりは いろんなルートを選んで 他のアイドルの出番が見たいので

2で

無双状態に近いのは春香だけだろ?
だから特別ヤバ気なのは春香に依頼がくる
真伊織響も強化しなきゃ出番が少なくなる

その三人に関してはほぼ出ずっぱりだから不満はないかな
ここで指しているのはそれ以外のアイドルで 今回なら
貴音 真美 とのからみが期待できそうなので 2を選んだ

気持ち悪い

まだ間に合うなら2で



ところで今までで名前さえも出てないアイドルいるっけ?
律子以外で

あれ、律子ってどっかで出てきそうな事匂わせてたっけ?

>>361
律子はプロデューサーとして見るから除外って意味でしょ?アイドルって言ってるし

>>321
しね

>>362
文面だと普通に律子以外のアイドルとしか読めないが
まあ意図は本人にしか分からんだろうしどうでも良いことだな

この世界にはモバアイドルもセカンドとしているのかね
にょわー☆とか普通に強そうだけど

登場人物⑫《双海 亜真美》《十勝》

1歳3ヶ月・♀

セカンドランク:5位→3584位

→双海研究所で作られたクローン人間。双海 亜美をモデルに創られている。初のクローンに能力を付与できたタイプとして実験を兼ねセカンドとして登録されていた。伊織に敗れた後に、主任に回収されヴァーディクトを経由し亜美のいるアーミーライト社に流された。再度登録している為セカンドランクは低めである。夢は人間らしい暮らしをすること

武器:セラフユニット
→自立型機動兵器ⅸ・ボールを人間が装着できるようにした装備ユニット。レギオンのモード『希望の残影(ホワイト・グリント)』とは違い、対Gフィールドを展開しない為、ブースター使用の移動の際には装着者に相当の負荷がかかる

能力:超破壊(イエローレイン)
→電気をレーザー状に撃ちだす。最大射程距離は5km。再射出には5分程度のインターバルが必要

概念武器(クレイムモア)
→電気を固形化させる能力。これを薄く張ることで対Gフィールドの代わりにしている

【次回予告】

何もかもが、大地の裂け目に沈んだ

馴染み始めた日常も、輝き始めた栄光も、未来も

そして、あらゆる悪徳も同じだ

全てが振り出しにもどった

男は燃え盛る魂を焼け付く身体に包んで、泥濘と、硝煙の地に向かった

次回【テロ組織殲滅】

傭兵は誰も愛を見ない∩(>ヮ<)q

>>365
生き残っていれば能力を得てセカンドになっているかもしれません。申し訳ないのですが、私はデレマスをそこまで知らないので、このスレではデレマスキャラの登場予定はないです

次回投下は土曜日、または月曜日のどちらかを予定しています

なんとなく言ってみただけだから気にしないで乙
次回も期待

>>369
帰れゴミ
クソみたいなもん読みやがって

もう火曜の午後なんだが

終わりでいいよ

土曜(1年後)

土曜か月曜言ってたが月曜終わったがまだか?
続き書く気あるなら早くしてくれ

こんなもん続き要らねーだろ馬鹿か

>>375
そう思ってるのはお前だけ

>>376
黙れ小僧

>>377
貴様に>>1が救えるか!?

もののーけーたちーだけー

>>378
分からぬ…。だが共に生きることはできる!

>>380
ファッファッどうやって生きるのだ。>>1と共に荒らしと戦うというのか

待たせて悪いが俺も仕事なんでな

諸事情にて投下どころではない状態です
一応次回は来週の金曜に投下予定です

次回、予告通りに投下出来なかった場合は一旦スレを落とし、安定的に更新できそうな状態になった際に再度立て直そうと思ってます

でーじょうぶだ。ここは二ヶ月は落ちないから

落とさなくてええんやで

投下あるなら今日か

MISSION:-X

『成し遂げたい事があるのであれば、彼の所へ行くといい

彼を説き伏せる事ができたら、もしかすれば実現できるかもしれない

後は君次第だ』

-???-

バタンッ

「……誰だ」

P「俺です」

「……ここは私が許可した者以外は下のエレベーターですら入ることが出来ないのだがな」

P「……」

「まあいい。貴様は黙るか正直に言うかのどちらかしか出来ないようだからな。要件を言え」

P「765プロとの事業提携をお願いしに来ました」

「……ほう」

P「これから先、恐らく来ると思われる驚異に対抗するために」

「……この私が、」

スクッ

黒井「黒井崇男と知っていて発言しているのか」

P「はい」

黒井「……」

P「……」

黒井「……話だけは聞いてやらんこともない」

P「感謝します。では……、」

―――――――――

――――――

―――





―――

――――――

―――――――――

P「……話は以上です」

黒井「……当初のプランを変更してまでも、それをする意味があるとでも」

P「はい」

黒井「成功すると思っているのか、貴様は」

P「出来ます」

黒井「口だけなら幾らでも言えるな」

P「確かに今は絵空事かもしれない……。でも、春香なら、仲間たちとの強い絆の力があれば、俺は出来ると信じている!」

黒井「絆の力か……。バカバカしい」

P「だが、そのバカバカしいと言われる力が『奇跡』を生み出す」

黒井「だから私にこう言うのか『その奇跡の贄になれ』と」

P「……」

黒井「悪いがこういう風にしか言えないものでね」

P「いえ、分かっています……。ですがこうする以外には、もう、」

黒井「……貴様らのような弱小貧弱プロダクション如きが我が961プロと事業提携だと?笑わせるな」

P(やはり……)

黒井「こちらは独自に進めさせて貰う」

P「!」

黒井「それが私の答えだ」

P「……有難うございます」

黒井「……要件が済んだのなら失せろ。貴様の顔は目障りだ」

P「……失礼します」クルッ

スタスタ........

バタンッ

黒井「……」

ギイッ........

黒井「これで良かったのか」

ガチャッ

トタ、トタ、

高木「ああ」

黒井「あの男を見ていると昔の自分を思い出す……。奴の目に私はどのように写っているんだろうな」










MISSION:-X【END】

ちょっと見直したい部分が出来たので延期します
本編は明日投下予定です

オルタネイティブ

おお…なんだこの…三人の関係はカッコいいな

懲りずに書き出した
いい加減にしろよ

なにが楽しくて書いてるの?不思議だわ

(荒らしがID変えることを覚えたか…)

投下なかったのか期待してたのにな

勝手にかわったんだボケ
わざわざ変える必要もないし荒らしじゃねーよ

お前がどう言おうと一般的にお前のようなやつは荒らしなんだよ

結局こないがいつになるのか

やる気あんのかよ

ゆっくりでいーよ。待ってるから

MISSION:11

『ミッションを説明するよ→!

依頼主は4thRL(フォ→スル→ル)

ま、ざっくり言っちゃえば地上の開発区画区を、占拠したテロリスト達を見敵必殺(サ→チ&デストロイ)!

説明は以上!

4thRLとのあっちゅ→い繋がりを作るいい機会だってお姫ちんも言ってたよ→!

はるるん達にとっても悪い話しではないと思います↑が↓?

いい返事待ってるかんね!』

「愛はーどーこからやってくるのでしょ~♪自分のーむーねに問いかけた~♪」

キュッキュッ

「ニセモーノーなんか興味はないの~♪ホントーだーけーを見つめたい~♪」

キュッキュッ

ガチャッ

真「春香ー?そろそろ出発する時間だよ」

春香「了解ー。これでよしっ、と」

キュキュッ

真「それってプロデューサーのバイク?」

春香「うん。こないだ黒井社長のところに行ったら偶然回収されてたこれを譲ってくれたんだ」

真「へー……。だれが回収してくれたんだろう」

春香「ドアベル=クライニーさんが回収してくれたみたい」

真「ドアベル=クライニー……?あ、ファン代表Pか」

春香「前にバイクが見つからないって事を話したんだけど覚えてくれてたみたいで……」

真「2人とも仲良かったから……。たまに事務所の方にファン代表Pが来た時はずっと話し込んでたよね」

春香「よくバイク談義だけであそこまで盛り上がれるよ……。休日も家に来たらいつもガレージで弄りながらご飯の時間まで出てこないんだもん」

真「大変だったんだね……」

ハヤクシナサーイッ!

春香「……行こっか」

真「そうだね」

-地下都市シンカー・マンション1室-


ギィ........

カツンッカツンッカツンッ........

「……」

カッ

「よう、久しぶりだな」

美希「……久しぶりなの」

「そんな顔すんなって。少なくとも俺はお前とシンパシー感じてたんだぜ?」

美希「それは別に今のミキじゃないから関係ないと思うな」

「連れねぇなぁ」

美希「ここで死ぬ人に連れて上げる必要なんてあるかな」

「おいおい……、俺はまだ何もしてないぜ?」

美希「世間一般の認識としては、開発区画をテロって占拠してる時点で充分何かしてるって感じだよ」

「俺がそのテロに関係してるって証拠はあるのか」

美希「ないよ」

「だろうな」

美希「でも、美希や春香なら分かるの」

「ほう」

美希「組織にそのまんま『リリアナ』なんて名前付けてたら普通は気付くの」

「……見逃してはくれないか」

美希「それは多分無理かな」

「やれやれ、いつもかしこも俺は本当に早すぎるんだよなぁ……」

ムクッ

古王「お前もそう思うだろ?首輪付き」

美希「さあ?」

~作戦開始1時間後~

-開発区画・広場-

響「徐々に分断されてるような気がしてたけどさ!」シュバッ

ガキインッ!

「扱い辛いパーツとかって話しだったが、最新型が負ける訳ねぇだろ!!」ブンッ

ガキャンッ

響「セカンドでもないのにどこにそんな力が!」ダッ

クルッ

トタッ

「ちっと珍しいかもしれねぇが、能力持ちであっても登録してない奴なんて居るもんだぜ」

スチャッ

「例えば俺みたいによぉ!『破壊腕(ダウンギャンブル)』!」ブンッ

ボゴンッ!

ガラララッ........

響「壁がひと振りで全壊……!」

「てな訳だ、行くぞぉぉぉぉおおあ!!!」

ドオッ!

響「ちぃっ!」バッ

-開発区画・廃棄場-

「どうせ下には生えてるんでしょ。さっさと黒焦げになりなさい!」

真「ボクは女だ!」

-開発区画・大規模ホール-

「アタシは小細工ってのが苦手なんだよ。真正面から行くからさ、簡単に死なないでよ。つまんないから」

伊織「あっそ、なら私も真正面から吹き飛ばしてあげるわ。簡単に消えないでよ、つまんないから」

-マンション跡地-

ガラッ

パンッパンッ

古王「相変わらず容赦のねぇ奴だな、お前は」

美希「全力で抵抗されたのなら仕方のないことなの」

古王「そうでもしないと死んじまうからな」

美希「そんなに生に執着するようなタイプだったっけ」

古王「一応依頼を受けてやってるもんでな。結果を聞くまでは死ぬつもりはない」

美希「……へっ?」

古王「たかがこの程度の依頼如きで死ねるかよ。俺をなんだと思っていやがる」

美希「狂った快楽殺人狂」

古王「おいおい、テメェさっき自分で言っただろ。俺だって前とは違ぇさ、伊達や酔狂でテロなんかやってられるかよ」

美希「ちょっと待って欲しいの、なんか頭痛くなってきた」

古王「この際言っておくがあくまで俺はリーダーとして名前を貸しただけだ、構成員は全員依頼主が用意した奴らだ」

美希「うわぁ……」

古王「まあ、依頼主はお前がきた所で察する辺り報酬なんざ金じゃなくて墓石を用意していたんだろうな」

美希「もしかして美希の依頼主と、その話が本当ならテロの依頼をしたっていうのは……」

古王「そいつは勿論―――、」

-水瀬グループ・会長室-

ダンッ

次男「一体何がどうなっている!!」

長男「落ち着け」

次男「落ち着いてる場合ですか!?我らの所有していた地区がまるで4thRLの奴らのモノの様にっ!」

ピピッ

長男「繋げ」

『はい』

ブツッ

『や→や→。水瀬の会長さんです?』

長男「そうだ」

次男「兄上!」

長男「……黙っていろ」ギラッ

次男「ひっ……」

『早速何だけどさ、明日から水瀬は4thRLの傘下になるから』

次男「なっ!?」

長男「ほう」

『あり?あんま驚かないね』

長男「あの秋月のここ数ヶ月不自然な程動きを見せていなかったのだ。この程度の事はあると予想はしていた」

次男「……兄上?」

『そ、ならもうこれ以上話す必要はない感じかな』

長男「ああ」

『ふ→ん。なら切るね』

長男「済まない、1つ言伝を頼んでいいか」

『あいあいなんでしょ→か。出来るだけ手短に』

長男「新堂派は我らの管轄外だ。伝えておいてくれ」

『!りょ→かい。じゃね→☆』

次男「あ、兄上……」

長男「……」

次男「……くそぉっ!」

カッカッカッ........

ガチャッ、バタンッ!

長男「俺たちは所詮『会長代理』に過ぎなかった。いずれかこうなるのは予見は出来ていた……」

ギシッ

長男「これも予定調和の1つですか」クルッ

「黒井さん」

黒井「よく分かっているじゃないか」

~数分後~

-開発区画・広場-



「ごはぁ!?」ドシャッ

響「思ったより弱かったぞ……」

「ち、ちくしょう……」ガクッ

響「……」

響(……おかしい)

ピョンッ

響「自分たちが戦った場所以外の全てが何もされて無さすぎる」

響(2号にスキャンさせた時から違和感を感じてたけど、この状況は『テロの現場』としては明らかにおかしい)

響(警備隊が居たにも関わらず一切の争いの形跡がないどころか、到着時点では火薬の匂いすらなかった)

響(……戦闘もあくまで自分たちをバラけさせる為だけにやっていたのか?)

響(だとするのならその目的は?)

響「いったい何がどうなってるんだ……」

ピッ

『おかけになった番号は出れないわ』

ピッ

『ボクは今忙しいようなので出れません』

ピッ

『わた春香さんは今出れないんですよ!』

響「まだ戦闘中、か」

響(あんまり考えたくないけど……)

響「嵌められたのかなぁ」

コッ

響「依頼主に……、」

コッ

響「貴音に」

コッ

「『the silver world(るぅる)』」

シュオンッ

響「っ!」バッ

ピタッ

シーン........

響「」

-開発区画・廃棄場-

「あ、良く見たらアイドルの菊地 真じゃん」

真「え、ボクを知ってるの?」ブンッ

「友達が熱狂的なファンでさ」ヒョイッ

真「多分女の人なんだろうけど嬉しいなっ!」ブオッ

ガコンッ!

ドシュッ!

「よくアンタで逝ってたみたいだけど」ヒュバッ

真「それは聞きたくなかt」

シュオンッ

ピタッ

真「」

「」

-開発区画・大規模ホール-



伊織「もう終わり……、かしら……!」

ダダダダダダダダダッ!

「まだまだぁっ!」

ダダダダダダダダダッ!

伊織(意外と粘るわねこの女!)

伊織「もう降参したら!?」

「嫌だね!勝負に負けても根比べ負けてちゃ女が廃るってもんなんだよ!!」

伊織「あーもうめんどくs」

シュオンッ

ピタッ

伊織「」

「」

シーン........

-開発区画・広場-



シーン........

「発動したら最後、全てが私の支配する空間と化す……」

響「」

カツン、カツン、

「謀るような事をして申し訳ありません、ですがこれが最善の選択なのです」

カツン、カツン、

「暫くは不自由な思いをさせるかもしれませんが、不利益の被る事は致しません」

カツン、カツン、

「次に外界に出た時、それは全てが終わった新たな世界が待っているでしょう」

カツン、カツン、

「では……、」

響「」


カタンッ

「何奴!?」バッ!

シーン........

「……」

「……出てきなさい!」

トタンッ

「何奴って、それはリボンがチャームポイントの私です」

「なぜ動ける……!いや、今はそうではなく、」

春香「お久しぶりです、貴音さん」

貴音「天海……、春香……!」ギリッ!

-???-

「何してんのサ」

『いや、何って準備だよ』

「それは見れば分かル。だからの何の準備かって聞いてるんだけド」

『……道化の準備さ』

「ハ?」

『キャロリ~ン』

「は~い。こちらも大丈夫ですよ~」

「いやマジで何する気?」

『1つだけ言えるとするなら、今日を堺に一気に面白くなっていくぜ。全てが』

「……フーン。それは楽しみだネ☆」

「VOB、点火~!」

ボシュンッ!

『んじゃま、一丁いきますか!』

ブオオオオオオオオオオオオオオ!!!

バビュンッ!










MISSION:11 前半【END】

プランD、所謂『繁忙期』です

本当は先週投下予定でしたがポイントの集計ミスに気付き集計し直した処、ルートの関係上MISSION内容がガラリと変化し今の投下になりました。と言うよりようやく家に帰れました

もう暫くは先ほど購入したばかりのPSも開封できそうにないですorz

次回『MISSION:11後半』の投下は2週間以内にします

いつ帰宅出来るか分からないので今回は細かな投下予定はしません。申し訳ありません

PSすごい面白い響が可愛すぎて死ぬ

おつおつ

クソだな
何の価値もない

>>419
なんの価値もないと思う作品にレスするなんて変なやつだな

>>420
黙れよカス

>>421
ブーメラン乙

ブーメランはお前だろうが若ハゲ野郎
髪の毛引きちぎるぞ

>>423
ブーメランの意味調べてきたら?

これだから夏は嫌なんだよ
どっかいけ糞ガキ

>>425
糞ガキは君じゃないか、宿題は終わらせたかい?

>>426
荒らすなポコチン野郎
こんなもん読んでないで読書感想文でもやってろ

>>427
イヤイヤイヤ、荒らしてるのお前だろ

どう見てもお前だろ
無駄なレスばっかりしやがって

お前だろ。一人で一生懸命につまらないだのなんだのと毎回言ってるんだから
つまんないのになんでいるのか意味がわからないし

訂正
つまんないのに→つまらないなら

じゃあ聞くけどさ
SSに関係ない無駄なレスばっかしてるお前は荒らしじゃないの?
他の人にしてみれば立派な荒らしだと思うよ
人の感想にケチ付けてる前に、そこら辺もうちょっと考えた方がいいんじゃないかなぁ

訂正いらなくね?

>>432
お前頭大丈夫?お前にレス返してるだけだよ?
レス返したら荒らしならそこら辺荒らしだらけだなぁ
さすが夏休みだ

ただのレスとの区別もつかないとは……
無関係なレスを執拗に繰り返してる時点で荒らしだよ
こっちは荒らされて迷惑してるんだ
これ以上はやめてくれないかな

荒らしてる二人が同一人物って気付いてない奴まだ居たんだ

>>436
お前も入れて3人だ

>>437
算数もできない馬鹿発見
あぁ、こうやって荒れていくのかww

楽しみに読んでる側が複数人いるのに対しつまんねだのなんだの言ってるのが一人
しかもそいつが被害者面して頭の悪いこと言ってる
はたしてどちらが荒らしなんだろうね

>>439
お前が荒らしだよどっかいけクズ

>>438
お前も荒らしだな
黙ってられねーのか
邪魔だからどっかいけよ豚

>>440
謎の理論さんチース

お前らのせいでめちゃくちゃ荒れたじゃねーか
大人しくしてられないとか幼稚園児かよ
一生昼寝でもしてろ

なぜ昼寝?

>>443みたく反応しちゃうやつも同じなんだよな
俺も同じだけどね

>>445
そりゃ人の感想に文句つけられたら言い返したくなるだろう
荒すつもりなんてないのに言い合いになって結局こうだ

つまんないとかほざいてるガキが荒らしてるのがな

更新が現在進行形で遅れて申し訳ありません

仕事もそうなのですが、遅れている原因は別にありまして

お気づきの方もいると思いますが、MISSION:04付近から当初の予定から若干ストーリーを変更し『アイマスSS』から完全に『アイマス×ACSS』に路線変更しています

理由としましては、その方がこのSSを『アイマス』でやる意味が増すと考えたからです

それに伴い、シナリオ分岐やエンディング等を見直した処、このスレだけでは説明出来ない箇所等が多々発生してしまいました

その為絶賛次回分も含め修正中です

それと並行して、ストーリーの補足になればと別スレで『大変革』より前の前日談的なものを作成しています

あくまで単品でも大丈夫な内容にしていますので、参考程度になればと思います

そちらの方は完成次第URLを貼ります

次回更新は出来れば今月中にしたいと思ってます

長すぎるので3点にまとめると

アイマス×AC+オリジナルスレになりました
補足SSも始めました
今月中にはMISSION:11後半を更新

の以上です



舞台設定等の説明もまたぼちぼち再開予定です

ババババババババ........

「お~れ~は~ふぁっとまん♪」

「……」

「戦場~のぉ運び屋ぁ~♪」

「……」

「お~れ~は~♪」

「ゴホンッ」

「なんだよ、人が楽しく歌ってる時に」

「前から思ってたんですけど、その歌はなんなんですか?耳障りなんですけど」

「おいおい、耳障りはないだろ。俺の歌声に慣れすぎて有り難みが薄れてはいやせんかね」

「一時期私が歌えなくなった原因の半分が、プロデューサーのその『有難い歌声』の音程に引っ張られたせいなのを忘れたんですか?」

「そうだったかな?細かい事は覚えてないな。俺ももう歳だし」

「まだ三十路ですよね」

「二十歳過ぎてからは常に言ってるんでな。ハハハハッ」

「はぁ」

「そこは何かツッコンでくれよ」

「嫌よめんどくさい」

「おっ、随分とまあ懐かしい反応だな」

「……コホン。今の忘れてちょうd忘れてください」

「そうかい」

「そうです」

「そうだ、今向かってる所だが」

「それなら『水瀬の開発区画』ですが、本当に年でボケたんですか?」

「俺が運んでんだ。その程度忘れるかってよ」

「では何か」

「あそこってよ、元は確か『東京タワー跡地』だったよな」

「そうですね。2年前ならあそこには赤くそびえ立つタワーがありました」

「『タワー』か」

「……つくづく私達は『タワー』に縁がありますね」

「今回は既にぶっ壊されてるけどな」

「ここではあまり『タワー』は重要な要素ではなかったようですね」

「何もなかったからかねぇ」

「東京バナナならありましたけど」

「それで残ってたら大したもんだったな」

ババババババババ........

「なあ、あいつから連絡は来てるのか」

「いいえ……。恐らくはもう」

「そうか。ならもう少し急いだ方が宜しいかな」

「そうですね」

「うおっし、予定変更!お前はもうハッチの中に入ってろ」

「分かりました」

「久しぶりの同窓会だ、派手に行かせてもらおうじゃないか!ハハハハッ!」

ババババババババッ!

「……」

(私たちが着くまで死なないでね、春香)

グイッ

ガチャン、ガコンッ!

(あなたから『黒い鳥(レイヴン)』の名前を奪うのは……、私なのだから)

『メインシステム起動。パイロットデータの認証を開始』

《Code Name:Зинаида》

ババババババババ........

>>1です!

IDでわかる

おつおつ

酷くなっていく
酷い

続きまだかな?

不愉快だ

一人だけ批判してる俺カッケーな人は無視して続き書いて

>>459
しねキチガイ

>>460
お前が基地外だろ?自覚ないのは哀れだな

>>461
いいからどっかいけキチガイ
日本語わかるかな?

>>462
可愛そうだね君
俺は君だと一言も言ってなかったのにそうやって反応したってことは自分のことだと告白したんだよ
消防はさっさと宿題やった方がいいよ

>>463
ちょっと何言ってるか分からないですね
急に顔真っ赤にするし
頭がおかしいのかなこの人

>>464
日本語も読めなくなったんですか哀れですね
鏡見てきてはどうです?顔真っ赤はそちらですよ

>>465
こいつ完全にいかれてるわ

おい>>1クソみたいなもん書いてんじゃねーよ
面白いと思ってるわけ?笑っちゃうね

>>466
おっ言い返せなくて逃げですかお疲れ様、ブラバしてどうぞ

>>467
お前みたいなキチガイ相手にしたくないわ
カスみたいなSS読んでないで早く出ていけよ産廃

>>468
言い返せないからそうしか言えないもんな
哀れだな

>>469
発狂してんのはお前だろ
今すぐ精神科を受診すべきだよ
どうみても普通じゃない

>>470
発狂ww発狂って言葉辞書で調べてこいよww
ニートだから意味もわからないんだね

一人だけで一生懸命にアバレルくんは無視して続きまだですかね?

登場人物⑬《古王(オールドキング)》

42歳・♂

リリアナ頭(ヘッド)

→表向きはセカンド未登録の傭兵だが、その正体はテロ請負人である。リリアナという傭兵部隊を有しており、企業からの指定がない限りはこの部隊を使いテロを行う。あくまでも金の為に動いており、享楽的な殺人鬼ではない。テロリストではあるが、本人が最も得意としているのは対人戦であり、その実力はランカーセカンドに及ぶとも言われている

武器:SAMPAGUITA-g2
→水瀬製の重ショットガン。圧倒的な火力を有しており、回避が遅れれば致命傷は避けられない

能力:柵の咎(リザ)
→空中で体を停止させる能力。距離等に限りはあるものの、生身での高度な3次元機動が可能

登場人物⑭《黒井崇男》

56歳・♂

セカンド管理機関961・CEO

→元961プロダクションの社長。気難しいおっさん。真実を知る者の1人。セカンド管理機関は実のところアイドル達を守る為に設立したものであり、例え世界が変わっても彼は常にアイドルの為に行動している

用語解説⑩《水瀬グループ》

旧水瀬財閥が前身の組織

各地に軍事施設や兵器工場を構え、現状における世界の支配者の1つである

企業としての最大の特徴は量産型の自律型の汎用兵器である

並のセカンドをも凌駕する人型の自律兵器を大量生産を行える企業は、水瀬を除けば指で数える程しかいない

特に水瀬の最高傑作とされる『ⅸ(ナイン)・ボールシリーズ』は、ランカーセカンドすらも凌駕する圧倒的な戦闘能力と驚異の戦闘持続能力を持ち合わせた正に悪夢の兵器と呼ばざるを得ない代物であった

だが後に、ある戦闘により保有していたⅸ・ボール全てを失い、当時専属契約していたトップランカーのセカンド2名も失った事により企業として衰退の一途を辿っていく事となる

尚、一応新堂派はグループ内組織ではあるが、上層部ですらその活動に口出しすることですら出来ない、管轄外組織である

専属セカンド↓
・十勝(死亡)
・1-H(死亡)
・オッツダルヴァ(セカンドランク:5位)
・パルメット(セカンドランク:13位)
・ダカンネ(セカンドランク:44位)

用語解説⑪《水瀬グループ(新堂派)》

名目上は水瀬グループ管下の組織であるが、本家との繋がりは今現在ないに等しい状態である

代表は元水瀬家執事の新堂

主な活動は水瀬伊織の活動サポートがメインである

本家の水瀬グループが圧倒的な性能を持つ自律兵器を売りにしているが、元を辿ると『ⅸ・ボール』の設計図等は新堂派がグループから独立する際に残した手切れ金替わりのものである

水瀬伊織用に開発された小型のビット兵器から見て分かる通り、別次元の科学技術を要している事が分かる

スタッフは開発主任に元876プロアイドル水谷絵理を据え、新堂が揃えた優秀なエンジニア達である

【次回予告】

降り注ぐレーザー光線

舞い降りる粉砕者

欲望と秘密と暴力の街、地下都市シンカーが燃える

圧倒的、ひたすら圧倒的パワーが蹂躪しつくす

ささやかな望み、芽生えた愛、絆、健気な野心、老いも若きも、男も女も、昨日も明日も呑み込んで、走る、炎、炎

音をたてて地下都市が沈む
 
次回【テロ組織殲滅:後半】

伝説は眼鏡をかけて蘇る

更新予定→土曜の夜

一通りの目処がつきました。選択にもよりますが短くて後12、3回程度になります

>>472
自演すんなクズ
こんなもん書いて何が楽しいんだよ

>>471
本格的に頭おかしいなコイツ
なんかひとりではしゃぎ回ってて気持ち悪い

>>480
おっ悔しいから自演認定ですか?
IDは変わる人もいるのを知らず自演認定とは哀れ
はじゃぎ回ってるのは君じゃないですかw
一人で自演自演騒いでw

>>481
お前だろ
少しは黙ってられねーのか

>>482
それしか言えないのか
まあ管理人にメールしといたから安心してくれ

>>483
アホくさ
黙れないなら自殺しろゴミクズ

>>484
お前が消えたら静かにするんだけどな
とりあえずいつ悪禁なるか楽しみだ

>>485
俺がなるわけねーだろ
なるならお前だ糞ミジンコ
さっさと出ていけ

アク禁にできると信じてるとかやっぱりこいつ知恵遅れだわww
笑わずにはいられない

水瀬伊織しね

悪禁にできないとか思ってる辺り頭の悪さがわかるね

>>489
だったら早くやってみろよ
こんなもん楽しめる低知能はこれだからなぁ

>>478
もう終わりでいいよ誰も待ってない

>>490
頭悪いと今自分で言っちゃったね、かわいそうに…
俺は管理人でもないのに悪禁にしてみろとか頭大丈夫ですか?

俺がアク禁にならないって事はお前が間違ってるてことだ
お前が悪い
邪魔なんだよここから出ていけ

>>493
?日本語理解できてる?
俺の発言への返しになってないぞ
いきなりお前が悪い間違ってるって何の話?
毎日来てるが暇なんだね

土曜の夜だぞ早く来いやオラァ!

1日ズレてないですかね…

>>494
なんでお前に返さなきゃいけねーんだよ死んどけクズ
邪魔だから出ていけや

>>495
うるせーよクズ人間が
痛いんだよ

>>496
ずれてねーよ汚物め
ずれてんのはお前の頭だハゲ野郎
ウザイから消えろ

うわぁ…これは精神安定剤が必要ですね

>>500
[ピーーー]ゴミ

>>500
ニートなんだから仕方ないんじゃね?

雑談すんな

>>503
なにいってんのコイツ

くせえ奴ばっかだな

>>505
安心していいよ君が一番臭いから誇っていいよ

何言ってんだこいつ

日本語にしか見えない日本語に見えないならヤバイぞ

つまんね

もう9月終わるが忙しいのか?

つまらない事に気付いたんだろ

>>511
ハイハイ子供は黙ってようね
返事は不要だから黙っててね

何でわざわざ触るかね
楽しみに待ってるから適度にはよ!

適度にはよって難しくね?
はよ

触ってるやつも同罪だ
出ていけ

(自治厨かな?)はよ続き書いてくれ

>>516
しねボケ

まだですかね?荒らしは無視して続き書いてくれ

>>518
自演うざい

驚いた…まだ自演とか言っちゃう哀れな子いたんだ

まだー?荒らしなんかに負けずに書いてほしいんだけど

作者「まだー?」

>>515
しね

>>506
しね

>>520
お前も[ピーーー]

ようやくこんなものを読んだり書いたり荒らしたりして時間を無駄にする愚か者がいなくなった
苦労したけど、皆がこれ以上時間を浪費せずに済みそうで良かった

読み返してきてすまんな

バカに付き合うのが面倒だから反応してなかっただけなんだ
ゴメンよ構ってほしかったんだね

そもそも荒らしてるやつが正義面とか笑えるんですけどー
何様なんだろうねw俺様?読者様?皆と違う反応するオレカッケー!ですか?w

もう無理ですかね?

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