まり花「メロンパン少しちょうだい!」一舞「ダメだしっ!」 (31)

◆ひなビタ♪SSです
◆1.5億の経済効果って凄いですね…

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まり花「ああん、イブのいじわるー」

一舞「この前2個も食べてたでしょっ!」

まり花「それは一昨日の話だよう……そのメロンパンさんがないとわたし生きていけないよう……」

一舞「そんな事言って昨日はさきこにタカってたでしょ」

まり花「う……で、でもイブならちょっとくれるよね?ひ、一口だけ!ねっ?」

一舞「だーめ!」

まり花「う、うう……さきちゃぁん、イブがいじめるよう」

咲子「あらあら、泣かないでくださいまりかちゃん」ナデナデ

一舞「このくらいで泣くなよ……」

一舞「っていうかさ、結構前から思ってたんだけど」

まり花「ふぇ?」

一舞「まりか……あんた、最近太った?」

まり花「!!!」

一舞「いや黙ってようと思ったんだけどさ、日に日にぷにぷに感が増してる気がしてさ……
   最近はりんが料理を頑張ってるらしいじゃん?それのせいもあったりするのかなーって」

まり花「さきちゃぁん、今日のイブとってもいじわるだよぉ」

咲子「よしよし」ナデナデ

一舞「さきこも甘やかさないの!たまにはびしっ!としなくっちゃ」

咲子「びしっ!ですか」

まり花「うう」

一舞「このまま放置してると無限に肉付きが良くなりそうだからさ、まりか」

まり花「ふぇ」

一舞「ダイエットしよう!」

まり花「……ダイエットさんしてる時は甘いものは」

一舞「食べられないね」

まり花「……わたし、太く短く生きるよっ」

一舞「あーもう!ダメ人間みたいなこと言わないの!」

まり花「だ、だってわたしから甘いものとったら何も残らないよっ!えんじょうえんじょうだよっ!
    のーれらすだよっ!ふりーだむでだいぶなんだよっ!」

一舞「そんなことないけど……ま、あたしも付き合ってあげるから、ね?」

まり花「ふむむ」

まり花「い、イブもするならちょっとだけならいいかも……」

一舞「やる気になった?よし、早速明日から始めるしっ!」

まり花「具体的には何するのかなっ?」

一舞「まぁランニングとかがいいかなって」

まり花「最近暑くなってきたのにー」

一舞「だからだしっ!」

咲子「お二人でランニングですか、とってもとっても爽やかでいいですね」

一舞「さきこもする?」

咲子「いえ、私は走るの苦手ですし……お店の手伝いもありますから、たまにはお二人でどうぞ」

一舞「そう?」

まり花「イブぅ、どうせなら得意な水泳さんがよかったよう」

一舞「それはちょっと思ったけど、まだ1,2ヶ月は先だし……これ以上ぷにぷにすると大変だよ?」

まり花「うう」

一舞「あんま太っちゃうと水着着た時にみっともないしさ」

まり花「むう」

咲子(でも余ったお肉が魅力的に見えることもあるよね)

一舞「……どうせならスレンダーになって、りんと一緒に水泳行った時に、
  『貴方……そんな綺麗な体型だったのね』とか言わせてやろうよ、ね」

咲子(りんちゃんならまりかちゃんの身体はベッドの上で見てるんじゃ……)

まり花「うん!わかった!わたしがんばる!」

一舞「よしよし、その意気だしっ!」

咲子(何にせよ、まりかちゃんやる気になってよかったなあ)

~翌日~

まり花「イブーっ!」

一舞「お、時間通りに来た」

まり花「わたしやる時はやるよっ!さ、あの朝日に向かって走ろうよっ!」

一舞「な、なんか熱いな?それはいいことだけど」

まり花「ところでイブ」

一舞「何だし」

まり花「あのねあのね、ほしゆめ近くの甘味処『くいっくますたー』のね、もふもふかき氷がね、
    とってもとっても美味しいらしいんだよっ!だからね、イブぅ」

一舞「そ、そういう目的!?」

まり花「えへへ」

一舞「まあ、ご褒美もあった方がやる気出るかなあ」

まり花「わあい!イブ大好き!」ギュー

一舞「柔らかいんだけど今日は暑い……」

まり花「じゃあイブ、早速走るよっ!れっつごーだよっ!」

一舞「分かってるって」

まり花「ごー!ごー!」

一舞「ちょっとまりか、最初からそんなに飛ばしたら後が……」

まり花「かき氷さんのためなら大丈夫だよっ!絶対大丈夫だよっ!」

一舞「大丈夫じゃないと思うなー」

~数分後~

まり花「ぜー、ぜー……」

一舞「ほらやっぱり」

まり花「い、イブはなんで平気なの……?」

一舞「あたしはペース配分考えて走ってるからね」

まり花「や、やっぱりイブはハイスペックギャルさんだよっ……」

一舞「ふふーん、そりゃそうだしっ!」

まり花「スタイルもいいし、ほんとぱf,げほ、げほっ!」

一舞「ほらほら、息苦しいのに無理して喋らないの!なんなら歩いてもいいよ」

まり花「う、ううん、わたし、がんばる!」

一舞「がんばるねえ」

まり花「それにしても、お日様さんが元気だよう……かまぼこ元気に作ってそうだよう」

一舞「その例えはよく分かんないけど、この前春になったばっかりだと思ってたのに、時間が流れるのは早いしっ」

まり花「もうすぐ夏なんだよっ!」

一舞「そうだねー、なんかまりかは楽しみにしてることある?」

まり花「えっとねー、スイカさんにメロンさん、あと甘い甘いアイスさん!」

一舞「甘い物ばっかりだしっ!」

まり花「特にスイカ味マカロンさんとかふぉおおおお……とっても楽しみなんだよっ!」

一舞(美味しいのかなあそれ)

まり花「一緒に食べようねっ!」

一舞「か、考えとく」

まり花「で、イブはなんか楽しみにしてることあるの?」

一舞「あたし?あたしは……何だろ、誕生日かな」

まり花「お誕生日?」

一舞「そうそう、皆からお祝いされるってのは嬉しいよね」

まり花「ふむむ」

一舞「あとやっぱり……さきこは凝った計画立ててくれるから?それも楽しみっていうかさ」

まり花「いっつも二人でどこか行ってるよね」

一舞「今年は何するのかなーって、今から期待してるし」

まり花「イブとさきちゃん、やっぱりとってもとっても仲良しさんだよう……」

一舞「だからさ、今回みたいなの久々だなーって」

まり花「久々?」

一舞「そう、あたしとまりかが二人っきりっていうのはさ」

まり花「そうかなあ?なんかいつも一緒にいる感じもするよっ?」

一舞「一緒のクラスだしね、だけど、まあ、気持ち的に、だし」

まり花「うーん、なら、今日はずっとイブと一緒だね?」

一舞「当然だし!」

まり花「えへへ、なんかそう考えるとちょっと照れちゃうねっ」

一舞「でも本題はダイエットだからね」

まり花「うう、イブったら厳しいよう……」

……

まり花「はぁ、はぁ、喉渇いた……」

一舞「まりか大丈夫?そこの自販機でお水でも買おうか?」

まり花「だ、大丈夫だよっ、はぁ、もふもふかき氷さん……もふもふしたいの……」

一舞「あー……そのお店ってどこにあんの?もうすぐ?」

まり花「もうすぐのはずだよっ!だからわたし頑張っちゃうねっ!」ダッ

一舞「あ、急に走り出した……」

まり花「ふぉおおおおおおおっ!!」

一舞「んー……なんかあれみたいだな、そう、持久走でゴールが近いから残りの体力を絞り出して走るみたいな……」

一舞「……あたしも後を追わなきゃ」

~甘味処「くいっくますたー」~

まり花「はー、はー、はー」

一舞「大丈夫?」

まり花「大丈夫だよっ!それよりイブ、ちゃんと近くにあったでしょ」

一舞「そうだけど、もしかして並んでる?」

まり花「うん!イブの分も注文しておいたからね!」

一舞「あ、あたしも食べるの?」

まり花「あったりまえだよイブっ!」

一舞「まぁ、一息つくのにはいいかも……ちょっと早い気はするけど」

まり花「えへへー」

一舞「結構混んでるね」

まり花「最近テレビ番組で紹介されたりしたから評判なんだよっ」

一舞「なるほど……ところでまりかは何を注文したの?」

まり花「ふわふわ練乳入り氷に濃いいちごソースをかけたとっても甘いかき氷さん!」

一舞「うわカロリー高そう」

まり花「大丈夫だよっ!」

一舞「で、あたしのは」

まり花「ふわふわ練乳入り氷に濃いメロンソースをかけたとっても甘いかき氷さん!」

一舞「……まりかの趣味で選んだでしょ」

まり花「えへへ……一口ちょうだいね、イブ」

一舞「いいけどさー」

オマタセシマシター

まり花「ふぉおおおっ!やっと来たねイブっ!」

一舞「でけえ」

まり花「ああ、真っ赤ないちごソースさん……今食べてあげるねっ!」

一舞「おお、ちゃんとメロンの味する」

まり花「ちょ、ちょっとイブっ!フライングだよっ!」

一舞「ねえ知ってるまりか、かき氷のシロップって匂いが違うだけで味はおんなじなんだって」

まり花「へー」

一舞「でもこれはちゃんとメロン使ってるね、まぁお店だから当たり前か」

まり花「じゃあわたしも早速……もぐもぐ、ふぉおおおおおっ!とってもとってもおいしいよう……」

一舞「濃いメロン味に練乳の甘さが癖になりそうだし」

まり花「あーイブ!わたしにも少しちょうだい!」

一舞「いいけど」

まり花「あー」

一舞「……何してんの?」

まり花「食べさせてくれないのっ?」

一舞「食べさせて欲しかったの?いやいいけど……ほら、口開けて」

まり花「あーん♪」

一舞「はい、どう?」

まり花「ふぉおおおおお……口の中にメロンさんの甘みがいっぱいいっぱい広がるよう……♪」

まり花「じゃあイブもっ、あーん!」

一舞「い、いいって、一人で食べれるし」

まり花「もうイブー、前はこうやって食べさせ合いっ子いっぱいしてたよっ?」

一舞「でも最近は……わ、分かったし」

まり花「えへへ、はいイブ、あーん」

一舞「あー……」

まり花「どうかな?」

一舞「凄い濃厚なイチゴ味だし……」

まり花「とっても美味しいよっ!」

一舞(でもやっぱりカロリーとか高そうだなって)

……

一舞「さ、ランニングの続きだしっ」

まり花「えーまだ走るのー?」

一舞「本題はそれでしょ!」

まり花「それよりー、近くに銭湯があるんだよイブぅ……」

一舞「そ、それが?」

まり花「走ったから背中とかべたべただよね?」

一舞「まぁ」

まり花「さっきのかき氷のおかげで身体は冷えてるしちょっぴり寒いよねっ?
    それに食後の急な運動さんは身体によくないよ?ね?」

一舞「あーもう、仕方ないなー」

まり花「わぁい、イブ大好き!」ギュ

一舞「ほんのりベタベタ」

~銭湯「哲学」~

まり花「えへー、イブぅ~」ギュー

一舞「まりか、そんなにぎゅっぎゅされると照れちゃうしっ」

まり花「平気だよぉ、だってわたしとイブしかいないもん」

一舞「気が楽でいいけど世知辛いものを感じる」

まり花「えへへえー、こんな広いお風呂にイブと二人っきりっ♪」

一舞「なんか楽しそうだね?」

まり花「だってさイブ、こんなのすっごく久々じゃない?」

一舞「久々……まぁ、さっきも思ったけどね」

まり花「でしょっ?」

一舞「最近はさきこと一緒に出歩くことが多いからなー」

まり花「わたしはりんちゃん!」

一舞「ちょっと方向性は違うけど、まりかと一緒にしてたこと、さきことするようになっちゃった」

まり花「それはわたしも多分一緒だねっ」

一舞「確かにさきこは恋人だけどさ、親友も大事だよね、まりか」

まり花「うんっ!」

一舞「だから今日はみずいらずだしっ!あたしとまりかの絆の間に割り込める人なんて誰もいないしっ!」

まり花「ふぉおおお、イブ、なんかかっこいいよっ」

一舞「じゃあまりか、背中流してあげよっか」

まり花「うん、よろしくねイブっ」

一舞「うん」ワシワシ

まり花「えへへ、これも久々だね」

一舞「というよりは一緒にお風呂入る機会が減ったって感じがする」ゴシゴシ

まり花「うーん、やっぱりイブは上手だよう」

一舞「ふふーん、あたしこういうのには自信があるしっ」

まり花「ふにゃあ……とろけちゃうよう……アイスみたいにとろとろ……」

一舞「それはちょっととろけすぎ」

まり花「じゃあ次はわたしのばん!イブ、背中向けてっ!」

一舞「んー」

まり花「えへへ、やっぱりイブの背中すべすべさんだよう……」

一舞「それ前に流してくれた時も言ってなかった?」

まり花「そうかな?だったらイブの背中さんは綺麗ですべすべってことだよっ!ほら、こうついっと」ツー

一舞「ひいっ!ちょ、ちょっとやめてよ」

まり花「イブのそんな声も可愛いよっ?」

一舞「か、可愛い可愛くないじゃないしっ!」

まり花「鏡でイブの赤い顔が見えるよっ」

一舞「ま、全くもう……そういえばあんたってこういうセクハラ的な行動多かったよね」

まり花「わたしは普通に接してるだけだよっ?」

一舞「そ、そう?最近はしなくなったけど……りんのおかげ?」

まり花「そうかもしれないねー」

一舞「むう……あたしが言える事じゃないけどさ、あたしたちの関係って、ちょっと変わったよね」

まり花「え?」

一舞「いや、仲良しなのは変わらないと思うんだけど……ちょっとだけ、ね?
   勿論それが悪いなんて言わないけどさ、ただ自覚すると、少しだけ寂しいね」

まり花「…………」

一舞「あ、ごめんまりか、変にしんみりしちゃったね、別にそうしたかった訳じゃないんだけど」

まり花「イブっ」ギュ

一舞「ま、まりか?」

まり花「大丈夫だよっ、わたしとイブは、いつまでもずっとずっと親友だよっ!」

一舞「も、もう、まりかったら……当たり前だしっ!」

まり花「えへへ、イブぅ~」ギュー

一舞「今度はなんだし?」

まり花「何でもないよっ、イブーっ!」ギュー

一舞「ちょ、ちょっとくるしい」

~喫茶店シャノワール~

一舞「……ってことがあってさー」

咲子「そうなんですか、ふふ、やっぱりイブちゃんとまりかちゃんはとってもとっても仲良しです」

一舞「ふふふ、でその後はイチゴ牛乳飲んでバスで帰ったし」

咲子「あれ、バス使ったんですか?」

一舞「うん、まりかが『折角お風呂入ったんだしのんびり帰ろうよっ!』って」

咲子「え、ダイエットじゃなかったんですか?」

一舞「えっ……あ」

咲子(今気づいたの?)

一舞「ちょ、ちょっとまりかーっ!」

まり花「勘弁してよイブぅ……わたし、甘いモノを堪能した後に運動なんてしたくなかったんだよう……」

一舞「そんな事言ってると、後々後悔するんだから!今日もランニング!」

まり花「ふぇぇ、ダイエットさんはもう懲り懲りだよ~」

咲子「あらあら」

めう(どっかのアニメ風の終わり方めう)

おわり

お疲れ様でした
倉野川音頭のCDは今日発売です

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