【咲-Saki】京太郎「俺が種牡馬に……????」【安価SS】 (966)


末原「……続いて幹事の不肖・末原恭子、自己紹介させて頂きますね」

末原「スリーサイズは上から71、60、75です」

末原「って何言わせとるんじゃボケ!」

末原「ホンマ須賀くん下心まる出しやわ~あ、言いたくなかったら言わなくてええですから~」

末原「赤阪先生も草葉の陰で泣いとるで!ほな、今日はよろしくお願いします」ペッコリン

パチパチパチパチ

戒能「ハローマイネームイズ戒能良子」

戒能「アイカムフロム愛媛、ノット鹿児島」

戒能「スリーサイズは100、55、85、可変式なので当てになりませんが」

戒能「ナイストゥミーチュー」

末原「何や嫌味か!ウチ、寸胴やん!」

京太郎(末原さん……)ホロリ


佐藤「ええっと、佐藤裕子です」

佐藤「こういう場はあまり慣れてなくって……今日は末原さん、幹事してくれてありがとう」

佐藤「一応戒能さんとは仕事仲間で……よろしくお願いします」

戒能「スリーサイズ、スリーサイズ」

佐藤「ちょ、ちょっと、良子さん」

末原「いやー、ウチに気を使ってるんやろー、戒能プロは遠慮がないけどなー」

戒能「ノーウェイノーウェイ、一応過少申告してます」

末原「嫌味か!」

末原「ほな、佐藤アナに質問ターイム!第一問!何でおねーさんは裸にスーツ着てるんですか?5歳・男子」

佐藤「は、裸って訳じゃ」

戒能「安心して下さい、履いてますよ」ムキッ

佐藤「きゃっ」

京太郎「ぶほっ!」

戒能「ソーリー、本当に履いてないとは」

末原「仕込みなしかい!」

末原「それじゃあ二問目、戒能プロ!」

戒能「男性経験は何人ですかー?」

戒能「ちょっとちょっと、まだ全然お酒飲んでないうちから!」

末原「それじゃあ須賀君がこのビール(ピッチャー)をイッキしたら答えてくれるそうです!」

京太郎「ええ!?」

戒能「イッキ!イッキ!」

末原「イッキ♪イッキ♪」

佐藤「あの、無理なさらなくても」

京太郎「うおおおおおっ!!」ゴクゴク


京太郎「ふひー……げっぷ」クラクラ

佐藤「まっ」

戒能「ちなみに佐藤アナの男性経験は番組の数だけあります」

佐藤「何いってんのよぉ、良子さん、流石にそんなにはないですよ」

戒能「ウェイウェイウェーイ!」

末原「ほな第三問目ー須賀くんに飲ませたいお酒はなんですかー?」

佐藤「それじゃあウイスキーで♪」

京太郎(合コンなのにぃ……なぜ??)

……わいわい

とりあえず困ったら俺に酒を飲ませる末原さんのおかげで、何とか一次会は盛り上がった。

末原「そろそろ時間やって」

戒能「楽しい時間は勃つのが早い」

佐藤「そうですね~」ヒック

京太郎「おろろろろ」

末原「ほな二次会どーしましょ?」

↓1 100-73=27
コンマ27以上で2次会へ


末原「じゃあ定番のカラオケいこーや」

戒能「グッドでーす」

佐藤「そうですねぇ」

京太郎(よっしゃ、繋がった!)

~~~

戒能「結局 湾曲にひいでても~♪哀調な周期不意に不安でほうろ~♪」

佐藤「あはは、この歌!」

末原「歌詞わからへんわwwwww」

京太郎(それにしても胸やべーな……)チラチラ

京太郎(隣に肘当たりそうな距離で座ってて……もうギンギンだぜ!)チラチラ

佐藤「……何みてるんですか~もう!」

末原「ちょっと須賀くん~谷間はアカンで谷間は~」

京太郎(いやいや、見るなって方が無理ですよ……」

~~~

末原「ほな、程よくみんな歌って飲んだところパーティーゲームでもしましょーか」

戒能「……」

佐藤「パーティーげぇむ?」クラクラ

京太郎「ゲーム……うっ、頭が」

末原「須賀くん、頑張ってや、勝負どころやで」


末原「名付けて美女と野獣ゲームや!」

京太郎「末原さん今日はテンション高いですね……」

末原「こほん、まずこの部屋には美女が一人いまーす、誰やと思いますか、須賀さん」

京太郎「そりゃ末原さんじゃ……」

末原「せやった、実は私……ってなわけあるかー!美人といえば!」

戒能「佐藤裕子!」

裕子「ええ、私ですかぁ?」

末原「分っとるくせに……そして野獣が一匹!それは須賀くん!君や!」

京太郎「俺が……野獣!?」

末原「ゲームにはこれ使うで」

そう言って末原さんは手提げかばんからボトルを一本取り出した。

 Nelly Virsaladze 85ド


末原「ウォッカ大国ソビエト連邦の救国の英雄の名前を冠したこのウォッカは」

末原「どんな大男も3杯飲めば命を落とすと言われる危険な酒や」

裕子「たかだか85度じゃないですかっ、ヒック」

末原「念が込められてるんやで、美女が野獣を殺すための……」

戒能「世界には摩訶不思議なお酒がたくさんありますからね」

末原「ほな、ゲームの説明~」

末原「簡単に言うと酒飲ませゲーム!」

末原「佐藤アナもずいぶん酔っ払っとるからなあ、多分あと3杯でノックアウトや」

末原「コンマ出し合って、敗けたほうが酒を1杯飲む!ただそれだけ」

京太郎「へんてこな追加ルールはないんですか?」

戒能「ノーウェイノーウェイ、シンプルなゲームです!ただのパーティーの余興」

裕子「で~私、このゲームに勝ったらイイコトあるんですか?」

戒能「多分あります、ありますとも!」

裕子「じゃあ乗った~」

京太郎「ウィ~~」

末原「須賀くん、死ぬなよ……蘇生コストは高く付くんやで……」

↓1 佐藤アナ ↓2京太郎


末原「00と29!」

戒能「……」

末原「じゃあ佐藤アナ、1杯め~」

佐藤「透明で……匂いもきつくありませんね」グイッ

佐藤「かぁ~~灼けるっ!」

京太郎(何かがおかしい……俺が酔っているからなのか)

末原「じゃあ2回戦や」

末原「須賀くん気をつけるんやで」

↓1 佐藤アナ ↓2 京太郎


末原「61と19」

戒能「……」

末原「須賀くんの勝ち!ほな佐藤アナ、2杯め~」

佐藤「ええぇ~また私の敗けですか~」

佐藤「グイッ」

佐藤「はぁ~~」フラフラ

戒能「中々ついてますね、須賀さん」

末原「せやなぁ」

末原「ほな、3回戦や……須賀くん、55だけはぶち抜くなよ」

↓1 佐藤アナ ↓2 京太郎


末原「86と11」

末原「須賀くんの勝ち!ほな、佐藤アナ、3杯目~」

佐藤「ヒック……もうっ」バタッ

戒能「00、29、61、19、86、11……悪く無いですね」

京太郎「あれ~俺、勝った~?」

末原「せや……ただちと取引してもうたけど」

戒能「6つの数字の権利を買わせてもらいました。安心して下さい、私も須賀京太郎という馬に乗ってみたい。そう思っただけです」

京太郎「いつでもウェルカム~」

末原「ほな、良い覚ましの水や……邪魔者は帰りましょうか」

戒能「飲み直しますか、末原さん」

末原「せやな、赤阪先生に献杯や」

チック・チック・チック……


京太郎「ハッ!!」

京太郎(頭痛い……俺、確か合コンで盛り上がって……)

佐藤「ぐぅ~~~ぐぅ~~~」

京太郎「うおっ!」

目を覚ましたら隣に裸の美女が眠っていた。

京太郎(ああ、記憶ないけど、結局あの後お持ち帰りしたのね……)

京太郎(とりあえず顔洗って、シャワー浴びてからもう一発やろ)


佐藤「それでは次のニュースです。混迷を極める中東問題への介入策として政府は麻雀協会に協力を依頼、特別大使として戒能良子プロの派遣が決まり……」

京太郎「ねえねえ、末原さん。コイツ俺の子孕んでるんですよー」

末原「……」

京太郎「すげぇ酒飲んでてあんまり覚えてないんだよな……」

京太郎「あの後、めっちゃ嫌がって訴えてやるみたいな事も言われたけど」

京太郎「流石に男の腕力とパウチカムイには勝てず、ああですよ」

京太郎「1日中出ししまくっただけなんですけどね」

京太郎「ほら、この前LINE着て。『出来てました。責任とって下さい』と来ましたよ~」

京太郎「末原さん!責任の方はよろしくお願いしますね!」

末原「ああ……それはウチの仕事やな」

京太郎「それにしても今回は珍しくコストかからなかったんですね」

末原「そらウチが交渉と盛り上げ頑張ったからな」

末原「ほな、次の仕事まで何しましょ」

↓1
1.透華さんの待つ家に帰る
2.誠子さんの待つ家に帰る


続く


透華「おかえりなさいませ、あなた」

透華さんのお腹が少し膨れていた。

京太郎「出産ま~だ~」

透華「まだかかりそうですわ」

京太郎「仕事あんまりムリしないで下さいよ」

透華「そこは安心して下さいまし。ゆーこさんが頑張ってくださってますから」

由子「いつも激務なのよー……」ゲッソリ


透華「~~♪」

京太郎(透華さんも大分温まったなあ……一さん抱いた時はやばかったけど)

透華「あなた♪」

京太郎「何ですか~?」

透華「呼んでみただけですわ~」

京太郎(今なら他の龍門渕メンバーも抱ける……気がする)

透華「ねぇあなた、ほら触ってくださいます?」

京太郎(この中に俺と透華さんの子が……)

透華「楽しみですわね……龍門渕の全てを継ぐ子……この子のためにも龍門渕グループを世界に冠たる大グループに育てる。そして目立つ。それが今の私の目標ですわ」

京太郎「まああんまり気負わせない方が」

透華「……そのための邪魔者がおりましてよ、あなた。まずは国内。神代小蒔という怪物を擁し、龍門渕グループについで国内に強い影響力を保持する神代家」

京太郎(独占禁止法的には対抗相手がいた方がいいだろ……)

透華「そして辻垣内家。首領の辻垣内智葉は辻垣内家きっての武闘派で、東京の暗黒街に深く根を張っておりますわ……あの国賊が……!」

京太郎「国賊?」


透華「ええ。日本の国益を金のために海外へ売り飛ばす……巨大国際軍産複合体Rinkaiグループの構成員ですの……世界の暗黒街の力を背景に、私達も安易に手を出せないアンタッチャブルですわ」

京太郎(手を出す気もないんだが)

透華「あなたには期待していましてよ……いずれ神代と辻垣内を私の足元に跪かせる時が来るのを……」

京太郎「透華さ~ん、もっと楽しいコトしましょうよ」

透華「ひゃっ!!ぱ、パウチカムイで誤魔化しても……駄目ですわっ!」

京太郎「最近ご無沙汰だったから、どうですか?」

透華「だ、駄目ですわ……万が一ということもありますし……」

京太郎「そんなぁ……せっかく透華さんとやるために溜めてきたのに」

透華「……ズボンの上からでも分かるくらい……ゴクッ」


透華「あむっ……ちゅぱちゅぱ……ぷはっ、顎が外れそうですわ」

京太郎(透華さんは俺の股に顔を突っ込み、お口でご奉仕を始めた)

透華「んっ……ちゅぷちゅぷっ……あむっ」

京太郎(拙いけど、最高や!龍門渕透華の口!とうとうここまでさせる日が来るとは……)

透華「あんっ、んっ、レロレロ」

京太郎「うっ、あ、そこ。カリの裏に舌這わせるの、いいです」

透華「はぁい……ちゅっちゅっ、ちゅぱちゅぱ」

京太郎「あと、たまにタマタマも舐めて」

透華「蒸れて……ますわねっ、んっ、はむっ、んっ」

京太郎「ああっ、いいっすよ~」ナデナデ

俺はソファに座り、透華さんに奉仕させながら彼女の頭を猫のように撫でた。

透華さんは嬉しそうにアンテナを回しながら、時間をかけて愛おしそうに俺のに口づけをしながらしゃぶってくれた。

京太郎「そろそろ……」

透華「ねぇ、あなたぁ……お願いがありましてよ」

京太郎「お願い?」

透華「聞いてくださいます?」

透華さんは上目遣いで俺に媚びうるような猫なで声で聞いてきた。

京太郎「まあ言ってみてよ」

透華「……」

京太郎「透華さんのためなら、俺頑張りますから」

↓1
1.そろそろ一を許してあげたいんですが……
2.あの生意気な大星淡を屈服させてきて欲しいですの


京太郎「大星淡?(この前は引き分けだったけど……いや、実質負けか)」

透華「そうですわぁ……んちゅっ、ちゅぽちゅぽ……ぷはっ」

京太郎「ちょっと、今はストップっ……!うっ」

透華「あむっ、んっ、んっ、ちゅぷ、ちゅ」

京太郎「な、なんかあったんですか?なんでわざわざ大星淡?」

透華「この前、んっ、協会の会合に出席した時に同席しまして……私、彼女に馬鹿にされましたの」

京太郎「なんて?」

透華「あなたの事でですわぁ……あむっ、協会の重役たちの前でっ……ああっ、思い出しただけでも怒り心頭!」

透華「龍門渕の主人から500億奪っただの、ギャンブルに弱い夫を持つ妻は可哀想だな~だの……挙げ句の果てにはセクハラまがいの発言で……!妻の胸が小さいから夫は私に手を出してきた、だけどあんなゴミクズ私の相手なんて百年早い!って……キーッ!!」

京太郎「面目ない……」

透華「この屈辱はすぐにそそがなくてはなりませんわ……次のお仕事、大星淡でお願いしますわ」

京太郎「だけど……難易度上がるし……」

透華「私の為に……大星淡を連れて来て裸で土下座させて下さいまし……お願いします、あなた……」

透華さんは上目遣いで目をうるませながら頼んできた。

よっぽどの屈辱だったのだろう。

京太郎「……わかった」

透華「まぁ!嬉しくってよ!んっんっちゅぷちゅぷ、んっー」

京太郎「うっ」ドピュドピュ

透華「んんんっー……はぁ、はぁ……お願いしますわね、あなた……」


透華好感度:144(変化なし)

末原「という訳で次の仕事は大星淡やな」

京太郎「安請け合いしちまった……」ガックリ

末原「安心して下さい、私が何とか有利な条件になるよう交渉しますから」

京太郎(末原さんじゃ不安だよ……助けて赤阪先生)

末原「そういや、巴さんの件やけど」


↓1 巴
ゾロ目:LIFE -200 ※倍せずコンマで判定
180以上:世界ランカー
140以上:プロ級
40以上:インハイ活躍クラス

巴LIFE POINT:48 
コンマ×2分LIFE減少

巴 残りLIFE 0

末原「残念な事になったなぁ」

京太郎「でも頑張ってくれましたね……俺は忘れませんよ、巴さんのこと」

末原「……」

京太郎(でもこれで妊娠奴隷のポストが空いたし……あのクソ生意気な大星淡を……悪くねぇな)ムクムク

末原「ほな、調整しますけど……どうしますか?」

京太郎「うーん」

↓1
1.末原さんと協力プレイ
2.菫さんと協力プレイ


淡「懲りないね~キョータローも」

末原「わざわざ足を運んで頂き感謝します」

末原さんは都内の料亭に大星淡を呼び、俺は再び彼女に挑むこととなったのだ。

淡「この前は物足りなかったからなぁ~しっかり絞りとってあげるよ、カモさん」

京太郎(増長してやがる……このアマ!)

照「淡……油断はよくない。あれだけ痛い目にあってまた挑んでくるってことは何か策がある」

淡「テルーは心配症だなあ」

照「……末原さんは強いよ」

京太郎「ファッ!?」

淡「ええっ?このチンチクリンが??」

末原「ほな、ゲームの説明するでー……」

まとめ
魔物:誠子(長女;55)
S級:巴(五女)、巴(七女)、誠子(次女)
A級:巴(三女)、モモ(長女)、巴(八女)
C級:マホ(長女)、尭深(長女)、巴(次女)、巴(四女)、尭深(次女)、洋榎(長女)、巴(六女)

妊娠中:菫、爽、透華、春、誠子、マホ

忌み数:戒能良子 00、29、61、19、86、11

末原「残念ながら一度敗けた須賀君はよりリスクを背負わねば対等な条件で卓にはつけません」

照「それが基本」

淡「じゃあもっとバイオレンスなレートになるんだ!」

京太郎(リスクがあるのは仕方がない……それは俺も承知だ。問題は末原さんが勝率50%を確保したか……事前に交渉はすんでいるようだけど)

末原「大星さんは龍門渕の全てが欲しい。須賀くんは大星淡が欲しい。両者の因縁に決着をつけるためのゲームを考案しました。」

そう言って末原さんは鞄からチップを取り出した。

末原「レートは神代レート。C2枚、B3枚、A5枚、S10枚。須賀くんのチップは53枚」

末原「そして総資産33兆円。これを須賀くんは卓の上に乗せます」

淡「33兆円!?」

京太郎(ルールの調整は末原さんに一任したけど……大丈夫か、これ)

末原「そして、大星のチップは50枚……それが大星淡の魂の価値……になりますね」

京太郎「ストーップ!!!いくらなんでもS級5人分はないでしょー!」

淡「失礼な!」

照「淡は一度勝ったから……」


末原「ゲームは簡単です。須賀くんは自分の引いた数が偶数か奇数か当てるだけ」

末原「1回当てる毎に、コンマ1桁の分だけ大星からチップを貰えます……30枚奪えば勝ち」

淡「で、私はどうしたらお金を貰えるの?」

末原「須賀君が外した場合、それが大星さんのポイントになります」

末原「1ゲーム毎に得たポイントは乗算していきます。最終的に得たポイント億円が須賀君の支払いになります」

京太郎(乗算……?ほのかに危険な香りが)

淡「あはは、そりゃいいや!超バイオレンス!」

照「淡の勝利条件は?」

末原「そこで須賀君のチップです。このチップを大星は全て奪わなければ勝利して金を手にすることは叶いません」

末原「お金はいわば絶対安全圏……金が尽きたら己の身を削るのです」

末原「須賀君が支払不能の金額に積み上がった時点で、須賀くんは魂のチップを賭けていかなくてはいけない。偶数、奇数を外せばその1桁コンマ分支払いです」

京太郎(勝率は……これ、50%あるよな……意外と有利なような)

末原「須賀くん。負けたら全て終わりやで……だからこそこの有利な条件を取り付けたんや」

照「ちなみに負け分のチップは私が貰うから返ってこない」

淡「テルーちゃっかりしてる!」

末原「0は10にします。勝てばお金だけは帰ってきます」

末原「そしてゲームを熱くするために地雷を仕掛けます」

淡「地雷??」

末原「ゾロ目の時に須賀君が偶数奇数を当てれれば、それまでの負け金はチャラ。また0から積み上げです」

京太郎「うおっ!」

末原「ただ、外せば……その時点でゲーム終了。須賀君が失ったお金とチップは帰ってきません」

末原「そしてまたジョーカーを1枚……”00”を引けば須賀くんの勝ちです。」

京太郎(まあ敗けた時は全てを失うけど……何とか五分の勝負だな)

淡「まあこんな負け犬が淡ちゃんに勝てる訳ないじゃん……龍門渕家の全て……貰うよ」

照「……こんな面白い勝負にあの人を呼ばないのはもったいない。こちらが勝っても、ごねて勝負なしにされたら困るから……立会人を呼ぶ」ピポパポピ

末原「……」

京太郎(立会人??咏さんみたいな人か……?)

末原「忌み数はここで出しても関係あらへんで」


照「わざわざ足を運んで頂きありがとうございます」ペッコリン

健夜「ルールは来る途中に聞いたけど…………若いねぇ」

健夜「あ、はじめまして、小鍛治健夜です」

末原(ヤバイ大物呼びおったな……これで負けてもごねて勝負なしは通用せん……)

淡「はじめましてー麻雀界のスーパーノヴァ大星淡でーす」

京太郎「ウーッス、今売出し中の種牡馬、須賀京太郎でーす」

健夜「頑張ってね、ふたりとも。ナイスファイトを期待しているよ!」

照「……」

末原「ほな、ちゃっちゃと始めましょうか」

末原「安価出したら偶数か奇数か指定して下さい。指定なければ安価下に流します」

京太郎(一回戦……様子見だが、どうする?)

↓1
偶数 or 奇数


末原「色々表記の揺れがありますが、大星淡の価値はチップ50枚でお願いします」

淡 残りチップ 46 京太郎 残りチップ53
金額 0円

京太郎「ふー、まずは1つ」

淡「奇数安定でしょ、キョータロー!そのルールじゃ!」

京太郎「知るか!俺はデジタルじゃなくて本能タイプなんだ!」


末原「ほな2回戦」

↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 42 京太郎 残りチップ53
金額 0円

京太郎「いいぞ~これ」

淡「なんか調子付いてるなー」

照「まだ始まったばかり……焼けつくのはこれから」


末原「ほな三回戦」

↓1
偶数 or 奇数


淡 残りチップ 42 京太郎 残りチップ53
金額 71億円

末原「00出たらその時点で終わりやな」

京太郎「チッ」

淡「ふふふ」

照「淡、頑張って」


末原「ほな四回戦」

↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 42 京太郎 残りチップ53
金額 71×43=3053億円

京太郎「え……お金が一気に」

健夜「これで地雷が地雷らしくなってきたね」

淡「~~♪」

京太郎「ぐっ……」

末原「ほな五回戦」

↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 42 京太郎 残りチップ53
金額 71×43×12=3兆6636億円

淡「三兆円~三兆円~」

京太郎「す、末原さん……?」

末原「……」

健夜「気がついたら己の器を遥かに超えた額をテーブルに載せる……それがギャンブル」

淡「私を手に入れようとするなら当然のリスクだよ」


末原「ほな六回戦」

↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 42 京太郎 残りチップ53
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「あっあっあっ」ガタガタ

淡「超えたね、一瞬で……」

末原「須賀君、勝つしかもう道はないで。ここで地雷なんて踏んで外した日には……目も当てられない」

照「超えた分はどうする、淡」

淡「そ~だな~一生私のもとで奥さんと一緒にタダ働き!ってのはどう?優しいでしょ、淡ちゃんは」

健夜「これで次は須賀君のチップに移行だね」

末原「ゾロ目を的中させれば金額0にリセットでまた金を積み上げるところからやで」

京太郎「もう引けねぇ……勝つしか、勝つしかないんだ」

末原「ほな七回戦」

↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 36 京太郎 残りチップ53
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「ふひー、何とか当てたぜ……!」

淡「チッ」

健夜「……」


末原「さあ八回戦や!」

↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 36 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

淡「やりぃ~~一気に9枚~♪」

京太郎「あがっ、あがっ……がぁ~~~!!」バンバン

照「流れはこちらにある……チップありがとう、淡」

淡「どんどん終わりが近づいてきたよ、キョータロー」


末原「9回戦やで~」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 26 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「うっしっ!!10枚!!くぅ~~しびれるっ……」

淡「ふー……」

健夜「面白くなってきたねぇ、淡ちゃん……」

淡「まだまだ、流れは私にあるんだから!」


末原「10回戦やで~」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 18 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「よっしゃあ、8枚!ありがとう、ありがとうございます!」

淡「ちょっと、ちょっと!おかしいよ!」

京太郎「あー?何がだよ!」

淡「次連取したら殺すぞ」

京太郎「知るかボケ!そんなんルールにありまへ~ん」

照「でも、みんなが楽しめる配慮はするべき」

末原(気が付かなかった)

京太郎「知るか知るか!勝ってる内は大正義!他人がどー思おうと知ったこっちゃねぇ!」

照「このクズ……」


末原「11回戦やで~」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 14 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

淡「チッ」

京太郎「土下座の準備はいいかぁ~大星淡ぃ~?」

京太郎「ああぁ~楽しみだぜ、お前が許しを乞うて俺にごめんなさいするのがよ」

京太郎「完全に掴んだ、風を……このまま一気に行くぜ!」

淡(負けるわけ無い、こんな駄馬に、この私が……)

照「淡、頑張って」


末原「12回戦やで~」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 4 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「がっ…!」

京太郎「出る出るっ…!10枚っ……!一気に10枚……!」

京太郎「ベータエンドルフィン……!チロシン……!エンケファリン……!」

京太郎「バリン……!ロイシン、イソロイシン!」

京太郎「うひょぉぉおぉ!!!この場でこの和了は気持ち良すぎ……!」

京太郎「俺は安全圏、これで一気に大星は死地へ転落っ……!奈落の底へっ……!」

京太郎「かぁ~~~!!おっ、おっ、おおおおっ~~~!」

京太郎「ああ、あの時の部長、こんな気分だったんだあ~~!」

健夜「で、淡ちゃんはあと4枚かぁ」

淡「……ぐっ……ぐっ」ギュッ

照「大丈夫だよ、淡……まだ負けた訳じゃない」

淡「テルー……手を握って」ギュッ

照「うん……(淡……震えてる)」


末原「運命の13回戦やな」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 4 京太郎 残りチップ35(-16枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

淡「はぁ~~~~っ」ホッ

京太郎「まだ、まだ……余裕はあるぜ……」

健夜「今死にかけたのは実は須賀くんの方だったよ……ああ、面白いなあ」

照「これでチップ16枚」モグモグ

淡「集中、集中……こんなとこで死んでたまるか……」

京太郎「ごめんなさいの準備は出来ましたか、大星さん」

末原「14回戦やで」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 2 京太郎 残りチップ35(-16枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「次は偶数で!運命のカード、ドロー……」

京太郎「ひひひ……」

淡「ひっ」ビクッ

京太郎「偶数……偶数でしたよ、淡ちゃん」

淡「あっ……いやっ……」チョロッ

京太郎「でも安心して下さ~い、2ですから。首の皮一枚残りましたねぇ」

淡「はぁ~~~~」ホッ

淡「あっ……ホッとしたら」カタカタ

淡「ごめん、ちょっとトイレ!」

京太郎「駄目です!さあ、次のカード、ドロー!」

末原「15回戦やで」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 2 京太郎 残りチップ24 (-25枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

出ない……あと一枚が出ないっ……!

ここで9外し…京太郎、痛恨のミスっ……!

京太郎「はぁ、はぁ……」

照「んっ」ジャラッ

健夜「煮えてきたね、場が……」

淡「くぅ~~~!はぁ、はぁ……まだまだ、まだわからないよ、キョータロー!」

健夜「大星さん、頑張りなよ……この男、敗けた女には容赦無いからね……きっともう二度と大好きな先輩とも会えないし、強い敵に挑戦することも……」

淡「大丈夫だって!私は負けない、負けない……選ばれた子なんだよ、私は……」ブツブツ

京太郎「かー、とっとと決めてくれっ、心臓に悪いっ!」

末原「16回戦やで」
↓1
偶数 or 奇数

末原「ご指摘感謝します」

淡 残りチップ 1 京太郎 残りチップ28(-25枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

淡「っ~~~!!!」

淡「はぁ、はぁ……」ブルブル

京太郎「くっ……畜生、畜生……当ててんのに……!」

末原「まるでサッカー日本代表やな」

照「大事なところで決められない…」モグモグ

淡「……キョータロー……提案」

京太郎「はぁ、はぁ……提案?」

淡「この勝負……引き分けで手を打たない?」

照「淡!」

淡「確かに今私の不利は認めるよ……でも勝負は何が起こるかわからないっ……地雷の件もあるしぃ……」

京太郎「あ……?」

淡「私が奪ったチップ……25枚。これを1枚100億円で買い取って。それで手打ちで、どう?」

京太郎「……」

淡「いいでしょ、キョータロー!私は負けるつもりはないけどっ……お互い、万が一の事故があるから……」


照「淡!なんてコト言うの!」

淡「テルーはいいよねっ……安全な場所から高みの見物決めて……!」

淡「どう?キョータロー……悪い提案じゃないと思うけど!もし、ゾロ目を外したら300兆円だよ?龍門渕家の全財産だけじゃ足りないしさ」

京太郎「あ……?なんだ……?弱気…?あの大星淡が?」

京太郎「受けるわけないだろっ……そんな提案っ……こっちはまだ余裕があるんだ……」

京太郎「末原さん!俺の気が変わらない内に、早く!」

末原「ほな17回戦、行きますか」

淡「後悔するぞォ~~~~キョータローォ~~~……勝ったら二人共地獄に落としてやるっ…!」

京太郎「勝つのは俺だッ!」

↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 1 京太郎 残りチップ19(-34枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「あっ……」ポロッ

淡「はーーーー、はっ、はっ……」プルプル

淡「ふー、ふー、ざまーみろ!大人しく提案に乗っておけば!」

照「淡、淡……まだ勝った訳じゃない」

淡「勝ったみたいなもんでしょ!ここで9だよ、テルー!流れは完全に私にある!」

淡「キョータロー、どーする?チップ1枚200億円に値上がりしたけど……ここらで引き分けで……すこやん、いいよね!?引き分けでも!?」

健夜「まあ、2人が納得するならいいけど」

京太郎「まだ、まだだ……まだ死なない、まだ俺は死なない……」ブツブツ

京太郎「絶対コイツ、奴隷にしてやる……巴さん以上の苦痛を与えてっ……魔物の妊娠奴隷……」ブツブツ

淡「その妊娠奴隷って気持ち悪い!最悪だよ、テルー!ホント、サイテー!」

照「それは同意」

京太郎「今からお前はソレになるんだよォー!」

末原「ほな18回戦行きますか」

↓1
偶数 or 奇数


健夜(最後に人は神に祈る)

淡「……」ギュッ

健夜(祈ることしか出来ないから負けるんだと、思う)

京太郎「っ……!」

末原「数字は?」

京太郎「……ッ!」ガッツポーズ

淡「あっ……あっ……」ガタッ

照「……!」

淡「ああっ……ああっ……」ジョワワァ

健夜(300兆円……龍門渕家の全てに手をかけ、あと一息で彼女は成れたのに)

照「……!…!……!」

淡「あっ、あああっ~~~!」ブルブル

健夜(器では、なかったんだ……大星淡という人間は)

京太郎「ッ……!!……!!!」

末原「ウンウン」

健夜「それでも人は戦わずにはいられない。己の夢を成すために……勝負も終わったし、私は帰るよ……また面白い勝負があったら呼んでね」

健夜「須賀くん、君は成れるかな?その道程は果てしなく険しいけど……幾億の屍の上を乗り越えて……待ってるよ、上で」


淡「まだだ」ギロッ

京太郎「小便垂らして何凄んでるんですか?淡、お前は敗けたんだよ」

淡「テルー!お願い!」

照「……」チップ34枚

京太郎(宮永照……ッ!!高みの見物でチップ34枚、美味しいところだけ持ってきやがってっ……!)ギリッ

淡「私を……私を取り戻して!」

照「……勝負、する?」

京太郎「……まさか」

末原「せや。これだけ精神力削る勝負した後に魔物の王のアンタと連戦はちとキツイやろ」

照「ごめん、淡。受けてくれそうにない」モグモグ

淡「お菓子食べてる場合か!テルー!何のためにチップの条件つけたと思ってるの!?」

照「それは淡が絶対勝てるって言うから……それじゃあ私はこれで」ソソクサ

淡「テルー!」

照「ごめんね、淡……」

淡「あっ……あっ……ああっ」


まとめ
魔物:誠子(長女;55)
S級:誠子(次女)
A級:モモ(長女)、
C級:マホ(長女)、尭深(長女)、尭深(次女)、洋榎(長女)、巴(六女)

妊娠中:菫、爽、透華、春、誠子、マホ

忌み数:戒能良子 00、29、61、19、86、11

末原「巴S2人、巴A2人、巴C2人でチップ34枚払ったで」

京太郎「ああ、巴さんの子どもたちがぁ……」

淡「キョータロー!!」

京太郎「あ?」

淡「ヒッ……あの、謝るからっ……妊娠奴隷ってのだけは……許して」

京太郎「謝るって?まずは謝ってみせてみろよ」

淡「色々生意気言ってごめんなさい」ペッコリン

京太郎「ああっ??ペッコリンじゃねーよ!ヤンガン買ったのにペッコリンで休載された時の怒りは忘れねーぞ!!」

淡「ううっ……」

末原「淡ちゃん、こういう時はこうやって謝るんやで、大人なら」ボソボソ

淡「ご、ごめんなさい」

大星淡は震えながら正座して、ブロンドの髪を垂らして額を床につけ、俺に土下座をした。

京太郎「……」フーッ

俺はその光景を椅子の上で眺めながら、煙草をまるまる一本ゆっくり吸った。

大星淡は小刻みに身体を揺らし、小さな嗚咽を漏らしていた。







透華「あなた!よくやってくれましたわ!」ルンルン

それからションベン臭い服を脱がせ、素っ裸にさせ、俺は淡を連れて屋敷へ帰った

淡「生意気言ってごめんなさい。奥様への侮辱は……ぶ、侮辱は……全面的に、撤回、い、致します……」

淡「二度と、歯向かったりしません……申し訳、ありませんでした……」

淡「ど、どうか、大星淡、に、ご、ご慈悲を……」

淡は透華さんの執務室の床で裸で土下座させられ、謝罪の口上を何度も何度も述べさせられた。

由子「写真にもたくさん取るのよー」パシャパシャ

淡「しゃ、写真は……!」

透華「あの時、あの場にいた方々に送らないといけませんわ。龍門渕透華を侮辱した者がしっかり落とし前を付けた事を示さないといけませんでしてよ」

淡「ど、どんな待遇も甘んじて受ける覚悟です、ど、どうかお許しを……」

透華「あら~ずいぶんと弱気ですこと。あの時、私に言った言葉は忘れませんわよ」

透華「私の旦那、どうでしたか?」

淡「あっ……つ、強かったです、勝てなかったです、ご、ごめんなさい!」

透華「分かったならよろしくってよ。しかし、龍門渕家の全財産を奪おうとした罪は頂けませんわね」

淡「……」

透華「ほら、顔をあげて下さいな」

淡「……」ウルウル

透華「ほら、ここまで這いつくばって来て、私の靴を舐めて下さいまし」

淡「い、いや……」

京太郎「あ・わ・い。妊娠奴隷だぞ」

淡「ひっ……あっ、はい」

淡は四つん這いで床を移動し、透華さんの足元に来ると泣きながらその靴を舐めた。

淡「……」ペロペロ

透華「ほおら、靴の裏も」

淡「あっ……ごめんなさい、ごめんなさい……ごめんなさい」ペロペロ

由子「パシャパシャ」


透華のミッションをこなしたので透華好感度が50アップした!

透華好感度:194

透華「でも、S級2人をはじめ、被害は甚大でしたわねぇ、あなた」

京太郎「ええ」

淡「……」ペロペロ

透華「もうよろしくってよ、唾液でベタベタにして!汚らわしい!ゆーこ、新しい靴を」

由子「はいなのよー」

淡「あっ……」

透華「私はあなたの仕事の事は分かりませんけど、しっかり元はとってくださいね、この女で」

末原「つまり妊娠奴隷にするって事やな」

淡「で、でも謝れば奴隷は勘弁してくれるって!」

京太郎「考えてやると言っただけだぜ……あ~その態度は頂けねぇわ」

淡「そんな!嘘つき!」

京太郎「じゃあ淡は俺の愛人になるか?」

淡「あっ……愛人……」

淡「ううっ……愛人で、いいです……」

由子「なんや凄い上から目線やー」

京太郎「うーん、この」

淡「ご、ごめんなさい!愛人にさせて下さい!」ドゲザー

京太郎(うーん、ここは淡の謝り方に誠意があったか判定してもらうしかないな)

↓ 先に3票得た方で
1.チャンスを与える
2.妊娠奴隷決定


由子「ほら、しっかり歩くのよー」首輪ガシー

淡「いやだっ、いやだっ!なんでこの私が……!奴隷なんかにっ!」バタバタ

京太郎「こいつ、やっぱ上辺だけだわ」

淡「殺してやる!殺してやるから!」

京太郎「無理でーす、あんな勝負で敗けたお前にそんな権利も力ももうねぇよ」

淡「っ……!テルーが、テルーが、絶対助けに来てくれる……」

京太郎「あれ?お前、宮永照に良いように使われてただけじゃん。ただの使い捨てのパシリとしか思ってないぜ、あの顔は」

淡「そ、そんなことないっ……!テルーは……私を拾ってくれた……もん」

京太郎「ああ、まあいつか助けに来てくれるといいですねー」

俺は淡に首輪を付けて、龍門渕家の屋敷の地下牢へとつれていった。

淡「あっ」

暗くてジメジメした牢の中に入った瞬間、淡は何かを察したのか、顔色を変えた。

淡「キョータロー……ごめん、ごめん!許して!何でも、何でもする……なんでもするからぁ!」

淡「私、これでも麻雀強いよ?絶対使えるって!どんな相手も倒す、京太郎の力になれる!だからっ……!」

末原「ほな、準備するわ……ま、須賀くんそれまで楽しんでてええよ」

京太郎「ひっひっひ」ボッキーン

淡「あわわ……」

これから大星淡の長い長い奴隷生活が始まる。


淡「んっんっ…!あっ!」

京太郎「あぁ~」ズッポズッポ

淡「あっ!んっ、あっ!ああっ!いやっ!」

京太郎「ひゅ~~あおっ!」ズッポズッポ

淡「くっ……あっ!あっ!」キュンキュン

京太郎(淡の体っ……!柔らかくて、出るとこ出てて……最高っ!)

淡「やめてっ、キョータロー……!もうっ……あっ!あっ!」

京太郎「フンッ!フンッ!」ジュッポジュッポ

淡「~~~っ!イクっ!イクから!動かないでっ!」ビビクン

京太郎「あー」ドクッ ドピュドピュ

淡「あっ……また中にぃ……」ピクピク


淡「あっふっ……!くっ……」

京太郎「う~ん」モミモミ

淡「ひゃぁ♡」

京太郎「淡のおもち、揉みごたえある……」モミモミ

淡「んんっ!!」ビクンッ

~~~

淡「ちゅぷちゅぷ……んんっ、ちゅぽちゅ」

京太郎「ほら、もっと舌使って!」

淡「あんっ、んっ!ちゅぽ、ちゅっちゅ」キッ

京太郎(大星淡の口奉仕最高ですわ!この反抗的な目がいいね)ピッ

淡「んんんっ!ちょっとぉ!今はっ……♡動かさないでっ」ブブブ

京太郎「自分がイクまでにしっかり俺をイカせろよ」

淡「んっ!あんっ!このっ……!ちゅぽ、じゅっぽ、ちゅぽ」

淡「ひゃっ♡ああっ……!中で動いてっ……くっ!」ビクンッ

淡は膣でピンクローターを加えながら必死に俺のにしゃぶりついてきた。

京太郎「あ~~出すぞ~口で受け止めろ」

淡「んっ♡あああっ♡」ビクンビクン

京太郎「うっ……」ドピュドピュ~

淡「あ~~~っくっ♡おえっ……けほけほ」

京太郎「何吐き出してるんだよ、奴隷の分際で」

淡「だって苦いだもん……」


末原「ほな妊娠したみたいやし、後はウチが引き継ぐわ」

淡「……クスン……なんでこの私がこんな駄馬の……」

京太郎「ッ!……このアマ……!」

淡「殴れば?私一人屈服させられないようじゃこれから先の魔物には絶対勝てない」

京太郎「あれだけアンアン喘いどいて……このっ!」

淡「仕方ないじゃん!女はそう出来てるんだから……でも絶対心は屈しないから!」

京太郎「じゃあ末原先輩、お願いします」

末原「はいな。ほな大星。アンタ、これからこいつの中で暮らしてもらうで」

末原さんが持ってきたのは長さ六尺もある巨大な芋虫だった。

淡「ひっ……!」

京太郎「うわっ……グロいなぁ」

末原「妊娠期間の短縮と出産の効率化……赤阪先生が昔、オーストラリアの砂漠の地中から発見した新種の芋虫を人間用に改良したもんやで」

淡「キョータロー……」ウルウル

京太郎「頑張れよ、淡。期待してるぜ」


末原「そうそう、須賀くんに朗報や」

末原「弘世菫が出産したで」

京太郎「菫さん……確かレベル4になってからの子ですよね?」

末原「せやで」

京太郎「どんな強い子産まれるか楽しみだぜ」

末原「で、結果は以下のとおりです」

↓1 菫
コンマゾロ目 魔物
90以上 世界ランカー
70以上 プロ級
20以上 インハイ活躍クラス



まとめ
魔物:誠子(長女;55)
S級:誠子(次女)、菫(長女)
A級:モモ(長女)、
C級:マホ(長女)、尭深(長女)、尭深(次女)、洋榎(長女)、巴(六女)

妊娠中:爽、透華、春、誠子、マホ、誓子 淡

忌み数:戒能良子 00、29、61、19、86、11


京太郎「よくやった、菫さん!」

菫「ああ、お前の子だぞ。抱いてやってくれ」グイッ

京太郎「目元とか菫さんそっくりだなぁ」ヨイショ

菫「ふふ……」

京太郎「そういやこの前淡に勝ちましたよ」

菫「なっ……!私抜きで戦ったのか」ムッ

京太郎「はい。末原さんが上手く調整してくれて……俺、ちょっと彼女のこと見直しましたよ!勝てたし!」

菫「で、照は?」

京太郎「まんまと美味しいところだけ取って逃げて行きました」

菫「……そうか。アイツは魂を集めているからな……」ボソッ

京太郎「魂?」

菫「何でも罪滅ぼしだとか……まあ詳しくは知らないが。で、淡は?」

京太郎「大星淡は妊娠奴隷になりました」

菫「……」


末原「ほな、次の仕事まで何やりましょう」

↓1
1.透華さんの待つ家に帰る
2.誠子さんの待つ家に帰る


誠子LIFE POINT 438→488/500

誠子さんのお腹はまだあまり大きくなっていなかった。

誠子「嬉しいよ、また会いに来てくれて」

京太郎「今週はオフですから、誠子さんのとこでのんびりしにきました。家族みんなで釣り行きましょう!」

誠子「ああ。モモ、後の仕事は頼んだよ」

モモ「はいっす」

~~~

京太郎「あ~船釣り楽しかったなあ。俺でも何匹が釣れたし」

誠子「やっぱ釣りは釣れてナンボだよな」

京太郎(子どもたちも楽しそうだったし、来てよかったな)


誠子「なあ京太郎。変なこと聞くけど」

誠子「第一夫人の彼女、どうなの?」

京太郎「え?透華さん?……うーん、どうって?」

誠子「あ、ああ……あまりいい噂を聞かないから、心配で」

京太郎(透華さん敵多そうだもんな……)

京太郎「うーん」

↓1
1.赤阪先生の紹介で結婚しただけですから……
2.高飛車で目立ちたがり屋で世間知らずですね
3.とても可愛くて素敵な人ですよ


京太郎「正直、赤阪先生の紹介で結婚しただけですから……」

京太郎「あとすっげーお金持ちだし」

京太郎「一番愛してるのは誠子さんですよ」ナデナデ

誠子「そ、そうか!」パァ

京太郎(まあ、これでいいんだよなぁ)


誠子「京太郎、私、幸せだよ……子どもたちにも恵まれて、こんな広いお屋敷でのんびり暮らせる」

誠子「でも……人の欲望というものは尽きることがない」

誠子「私はあなたを……」


末原「ほな仕事の時間やで」

京太郎「はいな」

↓1
誰にしますか?


京太郎「新免那岐さんで!」

末原「誰やったっけ、それ」

京太郎「いやだなあ、末原さん。岡山県讃甘高校代表、部長でエースの3年先鋒!」

末原「ああ、あの銃刀法違反の」

京太郎「調達オナシャス!」

末原「あかんわ~須賀くん……申し訳ないけど、彼女は調達できん」

京太郎「はぁ?使えねーな」

末原「今はもう麻雀から手を引いて、地元の岡山で剣道教室を開いてのんびり過ごしている……要するにただのパンピーや」

末原(残念なことに作者の力量を超えるキャラを描くことは出来ないという訳や……申し訳ありません)

末原「須賀くん、本内成香とかどうや?小動物系でかわええやろ?ええ子やで~」

京太郎「今日は新免さんの気分なんですよ」

末原「すまん、須賀くん、この通りや!」ペッコリン

京太郎(……)

↓1
1.成香で我慢する
2.末原さんの体を要求する


末原(もこちゃんなら何とか調達できるで……)

~~~

成香「んぐっ……んぐっ」バタバタ

末原「何とか調達できたわ……」ボロボロ

京太郎「末原先輩、ボロボロっすね……で、大丈夫でしたか、今回は」

末原「罪滅ぼしに何とか無傷で手に入れました。感謝して下さい」

成香さんは目隠しされて四肢を拘束された状態でアジトへ運ばれてきた。

末原「ホンマは心が痛むからこういうやり方は好きやないねん、ウチ」

京太郎「それじゃあスカートおろしてっと」

成香「ふぐー!んんぐー!」ジタバタ


京太郎「ピッタリして使い込まれてない……成香さん、初めてですか」

成香「んぐ!んぐ!」コクコク

京太郎「素直ですねぇ。まずはほぐしてっと」スリスリ

成香「っー!!!」

京太郎「成香さん。今、あなたの大事なところに何擦りつけてるかわかりますか?あ、猿轡取りますね」

成香「っ!やめて下さい!!ホントに、やめて!」

京太郎「何当ててるか分ったら考えますよ」

成香「っ……!わかりま……せん」

京太郎「ええぇ~~じゃあヒント。成香ちゃんのお父さんにもついてますよ」スリスリ

成香「あっ……何する気ですか……」

京太郎「これから成香さんを女にしようと思います」ズプッ

成香「あっ!痛いです!こわいです」


俺は嫌がる成香さんに無理やりリー棒を差し込んだ。

成香「ッ!!痛いっ!」

京太郎「ああぁ~~~」ズププ

京太郎「成香さん、キツイな……うわっ、血が出てる」

成香「ぬ、抜いてっ!ああっ……」

京太郎「はぁ~~動かしますよ」ズップズップ

成香「嫌ぁ!!んっ!あんっ!」

京太郎「締め付けてきてっ……少しずつ潤滑油出てきてますよ、成香さん」

成香「ひどいです……!助けてチカちゃん!」

京太郎「誓子先輩はもう俺のものなんだよなぁ……仲良くママになって下さい、ね!」

成香「ああっ~~~」

京太郎「うっ……それじゃあ一発目、出すぞ!」

成香「ひいぃぃ~!」


京太郎「あ~~」ズップズップ

成香「あんっ、あっ、あっ、あっ」

京太郎「馴染んできましたねぇ、成香さん」ヌプヌプ

成香「……んっ」

京太郎「ほら、教えたとおり言ってみろ」

成香「せ、セックス気持ちいいです」ポロポロ

成香「成香のオマンコに中出しして下さい」ポロポロ

京太郎「喜んでっ!!」ドピュドピュ

成香「あっ……ああっ!」クター

京太郎「これで有珠山女子はコンプリートかぁ」

成香「……」グッタリ

京太郎「おら、成香。起きろ、続きはベットの上でやるぞ」

それから1週間、成香さんに男の味を覚えこませて、妊娠させ俺は仕事を終えた。


京太郎「あ~成香さん最高だったぜ」

末原「ほぼレイプやん、あんなん……犯罪の片棒担ぐのはめげるわ……」

京太郎「じゃあ次の仕事まで何しますかね」

↓1
1.透華さんの待つ家に帰る
2.誠子さんの待つ家に帰る


透華「おかえりなさいませ、あなた~」

京太郎「ただいまーっと」

透華「お仕事お疲れ様でした」イソイソ

京太郎(日に日にお腹大きくなってきてるなあ)

透華「ねえあなた……安定期に入りましたから、お医者様からは、してもいいと」

京太郎「へぇ」

透華「優しく、抱いてくださいまし」

~~~

透華「うふふ……相変わらず素敵ですわ~」

京太郎(1日中ベットの上でイチャイチャしてみたぜ……妊婦ってのもまたオツだな)

透華「ねぇ、あなた……お願いがありましてよ」

京太郎(お願い……最近多いなあ)

透華「実は」

↓1
1.一を許してあげたいんですの
2.辻垣内智葉と会って下さいます?


どうやら透華さんは一さんと仲直りがしたいみたいだ。

京太郎「許せばいいじゃないっすか」

透華「ですが……ああいう事になった手前、私にも面子というものがございましてよ」

透華「出来れば一の方から許しを乞い、私がそれを特別に受け入れるという形……あなたの子を授かった、特赦という形にしたいですの」

京太郎(めんどくせぇなあ、この人)

京太郎「一さんからは?」

透華「最近音沙汰ありませんわ……なんか達観したようで、少し気味が悪くってよ」

透華「最近ゆーこさんに仕事を押しつけすぎていて、彼女が過労死しそうで……今後の龍門渕家の発展を考えても、一の力は必要ですわ」

透華「私と一が仲違いした原因はあなたにもあるんですから、何とか一を懐柔して下さいます?また私の下で働くように……」

京太郎「はぁ……まあいいですけど」

京太郎(一さんなら簡単だろ……透華さんの事大好きだし)

透華「素敵ですわ!流石私の夫!」

また得意の安請け合いで透華さんの要望を受けてしまった。

しかし、この時の俺はまだ気がついていなかった。想像以上に骨が折れる仕事になることに……


俺は家畜小屋管理人のマホちゃんに話を聞くことにした。

マホ「国広さんですかー……奥様の命令であの小屋にいますけどー」

京太郎(一度来たことあるけどあそこキツイんだよな……人間用とはいえ、人間も動物ってのを思い知らされる感じで)

マホ「仕事の時以外は意外と平和ですー特に国広さんは元側近で、ここの職員も昔お世話になった人も多いですしー」

マホ「それに、奥様が何だかんだ国広さんと仲直りしたがっているっていう噂もありますから、あんまり酷いこと出来ないんですよー」

京太郎「普段はどんな仕事してるの?」

マホ「乳が出てた時は乳搾りで、そうでない時は主に観光資源という感じで」

京太郎「観光資源?」

マホ「ええ、趣味の悪いお金持ちのお客様にお見せするのが彼女たちの仕事でー」

マホ「その時は私達スタッフも頑張って放水したり、床に餌ぶちまけて食べさせたり、ムチで打ったりしますー」

京太郎「業が深いことやってんなぁ、透華さんも」

マホ「で、気に入った家畜はそのお客様が購入するというシステムで……売られた先でどーなるかは私たちは知りませんー」

京太郎「一さんは売られないの?」

マホ「大人気で、是非というお客様は多いですけど、お断りしてますよー龍門渕家の秘密も色々知ってるので外に出せないんですー」

京太郎「で、一さんの様子は?」

マホ「百聞は一見にしかずですー会いに行きましょうか」


俺はマホちゃんに連れられて、家畜小屋へ入った。

豚小屋の匂いとそこはほとんど同じだった。ただ、鎖で繋がれた老若男女、様々な人間がいる。

マホ「まあここにいる人間は大概クズですよー」

マホ「借金のカタに売られたり、ギャンブルで己の身を賭けてここに落ちてくる人間ばかり」

マホ「あとは奥様の逆鱗に触れた元使用人とかですかねーだからみんな奥様を怖がります」

マホ「大抵の元使用人は半年もせずに餌に混じってしまいますが」

床に餌をのせた皿が、それぞれの檻の前に置いてあった。

家畜たちは顔を檻から出して、それを犬喰いしていた。

その中に、一さんも混じっていた。

京太郎「一さん!」

一「モグモグ……モグモグ……」

マホ「最初は私達も、お客さんがいない時は普通のご飯をお膳に乗せて渡していたんですが……」

マホ「最近はこうしないと食べてくれないんですよー」

一「……」ジロッ

一さんは俺の方を睨んで、それからまた皿に口をつけた。

その眼には青い炎が宿っていた。


一「どうも、家畜の国広です。今日は何のよう?」

京太郎「一さん……透華さんが許すって。出ましょうよ、ここはあなたのいる場所じゃない」

京太郎「俺も一緒に頭下げますから、透華さんにお願いしましょ?」

一「とーかがそう言ったの?」

京太郎「はい」

一「じゃあ返して。ボクの子供」

京太郎(あ、確か出来損ないの……俺の子供でも一応あるんだよなぁ)

一「返してくれたらまたとーかの下で働くよ」

京太郎「マホちゃん。一さんの子供はどこ?」

マホ「……」フルフル

マホちゃんは悲しそうに首を振った。

京太郎「お願いします、一さん、このとーり!」

俺は深々と頭を下げた。

一「旦那様が家畜に頭下げることなんてないよ……案外、ここの生活も気に入ってるし」

一「とーかが昔、ボクを買ってくれなきゃ、ボクはきっと父親と一緒にこういう生活してたんだから」

一「ただ、帰ってきただけ……もともとの居場所に」モグモグ

京太郎「でも、今の透華さんにはあなたの力が……必要なんです!」

そう言うと一さんは顔をあげた。

一「わかった。とーかの子供をボクの子と同じ目に合わせるなら、いいよ」

京太郎「えっ」


マホ「……」

一「冗談だよぉ。ボクみたいな家畜の子と、龍門渕家のお世継ぎの魂が釣り合う訳ないじゃん」

京太郎「はぁ……」

一「それじゃあ須賀くん。ゲームをしようか……」

そう言って一さんは顔をあげて俺の目を見てきた。

一「でもとーかも賢いなあ……産まれる前にボクのところに会いに来るなんて」

一「このゲームが終わったら、ボクはとーかに頭を下げるよ。きっとそれで全て水に流れる」

京太郎「ゲームって……」

一「ねぇ、須賀くん。とーかは多分、業を積み過ぎた。龍門渕の血はもう救いようのないところまで呪われている」

一「だから衣は……ああ、その話はまだ早いか」

一「これは贖罪ゲームだ、旦那様」

一「とーかの代わりに旦那様がその罪を贖わなきゃあならない」



京太郎「いやいや、俺は関係ないだろ……」

一「分ったんだ、ここに来て……ここは300年前、龍門渕家の刑場だった……旦那様には見えないかもしれないけど、ここはとてつもない怨念が込められた場所」

一「そして今もこうして龍門渕家の罪を作り続ける……もちろん、必要さ。龍門渕には、呪いの血が」

一「ただ、天江という防波堤がなき今、積年の怨念は全て龍門渕へ」

一「この呪いをそそがなくては、およそ90%の確率で、とーかの子供は呪われてしまっただろう」

京太郎「呪い?」

一「人間として産まれてこれない、という話さ」

京太郎(確かに達観してるなあ、一さん……)

一「でも安心して。このゲームに旦那様の負けはない」

京太郎「ほっ……それは嬉しい……最近破滅を賭けての戦いが多いからなぁ……ちょっとは気が楽だぜ」

一「ゲームの説明をしよう」

一「ええっと、確か旦那様が今妊娠させている子はとーかの子を除いて……7人」

爽、春、誠子、マホ、誓子、淡、成香

一「贖罪ゲームはこの子達を賭ける」

マホ「ええっ!?」

京太郎「……ゴクッ」

一「7回やって、コンマで偶数と奇数を当てる。ただそれだけさ」

一「外せば呪いはその子へ。当たれば呪いは浄化される」

一「そんなゲームを7回やる……」

京太郎(マジかよ……)


マホ「京太郎さん!このゲームはやめて下さい!」

一「使用人風情が黙れよ……一番大切なのはとーかの子供さ」

京太郎(確かにクエストにも指定されている……透華さんの子供が産まれることは他の子よりも大切な事だってのは馬鹿にも分かるぜ)

一「ボクは今でもとーかの事を愛しているよ」

京太郎「信じますよ、一さん」

マホ「京太郎さあん……」

京太郎「大丈夫だ、マホちゃん。当てるから。こう見えて、俺、こういうゲームは慣れてるだぜ?」

一「じゃあゾロ目の扱いも?」

京太郎(俺、ゾロ目に縁がないから大丈夫だよ……なあ?)

一「ゾロ目で当てたらその時点でゲーム終了。罪は贖われる」

一「ただし、外したら……」ボッ

一「今すぐ呪いはとーかを襲うよ……母も子もただじゃあ済まない」

京太郎「へへ、その程度のリスク問題じゃないぜ。当たらなければどうということはない」

マホ「信じてますよ、京太郎さん」

京太郎「さあこい!」

一「それじゃあまず獅子原爽さんの子だ」

↓1
偶数 or 奇数

一「00は引いたらその時点でゲーム終了だよ」

京太郎「まずは1つ当てたぜ!」

マホ「……」

一「おめでとう、流石旦那様」

京太郎「半丁賭博じゃあ俺の右に出るものはいねーよ!さあ、次だ次!」

一「次は滝見春さん」

↓1
偶数 or 奇数


京太郎「ふひー……はるるの体はまだ堪能して切れてないし、これはラッキー……というか永水の人質をこんなところで失ったら本気でやばかったわ」

京太郎(ここでまた後付だけど、滝見春は重要人物さ!永水攻略の鍵……)

マホ「……」

一「さあ次は本命……第二夫人、亦野誠子の第三子」

京太郎(誠子さん、任せて下さい!)

↓1
偶数 or 奇数

呪:誠子

京太郎「チッ……」

一「……」

京太郎(まあ一人駄目になっただけで、誠子さんとの関係は途切れねぇ……不幸中の幸いと考えるべきだな)

一「次は夢乃マホ」

マホ「お願いします、お願いします、お願いします」ブツブツ

京太郎(マホちゃんのためにもここは外せねぇな)

↓1
偶数 or 奇数


京太郎「ふー!!」

マホ「ありがとうございます!京太郎さん!大好き!」ギューッ

一「こらこら、屋敷内でベタベタしないって……ボクのようになるよ?」

マホ「はっ!マホ大反省~」

一「それじゃあ山は超えたし後は一気に片付けようか」

京太郎「そうっすね」

↓1 誓子 ↓2淡 ↓3成香
偶数 or 奇数


呪:誠子、誓子、淡

京太郎「がぁ~~~!せっかくの誓子さんが~~!今度ナルチカで3Pしようと思ってたのに~~!」ジタバタ

京太郎(まあ淡は回転率高いからそんなに損した気分じゃねーな、また付ければいいだけだし)

一「贖罪は終わったよ、それじゃあ透華のところへ行こうか」

~~~

一「奥様、今までの無礼、大変申し訳ありませんでした」土下座

一「何卒、お許し下さい」土下座

一「今後共、変わらぬ忠誠を龍門渕家に誓います故」土下座

透華「か、顔を上げてくださいな、一!そ、そこまでおっしゃるなら、私、考えがないこともなくってよ」

京太郎(アンテナ回して分かりやすいなー)

一「……奥様」

透華「今までのことは水に流しましょう、一。今後も私の右腕として、龍門渕の為に」

一「うん、わかったよ、とーか、よろしくね」

透華「はじめー!!!大好きですわー!!」ギュッ

一「えへへ……」

透華さんに抱きつかれた一さんはちらっと俺の方を見た。俺は慌てて顔を背けた。

その眼にはまだあの炎が宿っていた。

俺はもう、まともに一さんの事を見ることは出来ないだろう。

透華「あなた、素敵でしてよ」

透華好感度が50上がった。 透華好感度:244


末原「第一夫人の好感度ってこれ以上あげて何の意味あるん?」

京太郎「200を超えると特典付きですよ!末原さん!」

京太郎「な、何と!透華さんがグループの株を24.4%分けてくれたんです!」

末原「ほー、信頼されとるんやなあ」

京太郎「それまで、龍門渕グループ本社の株は100%透華さんの持ち株。それを……!」

京太郎(これで多少の財産を失ってもあんまり怒られなくなったぞ。事業の一環扱いさ)

京太郎(そして株が50%を超えれば……透華さんとの力関係の逆転も……!)

京太郎(あ~楽しみだぜ、この俺が龍門渕家を乗っ取るその日が!それは1つのエンディングと言っても過言ではないな)

末原「せや。今日、大星の出産日やった。見物に行くか?」

京太郎「ええ」

淡「おおっ~~~おっおっおおっ!!」

淡は芋虫から顔だけ出して、顔を苦痛に歪めていた。

末原「まあ出産には苦痛が伴うで……でも、今、この虫から大星の中枢神経にずっぽり麻薬が入ってるから」

末原「いずれ病み付きになるなるんや~って監督が言ってました」

京太郎「頑張れよ、淡!」

俺は末原さんと牢の外で淡の出産を鑑賞していた。

淡「くっ~~~っ!キョータロー……許さないっ!絶対にっ……あひぃ~~!!」

淡は情けない声を上げながら、歯を食いしばり、耐えていた。

芋虫が激しく動き、全身からドロっとした白い液体を出した。

湯気と、得も言われぬ匂いが立ち上り、俺は顔をしかめた。

芋虫の尻から何かが出た。

末原「!!!須賀、アンタ何したんや!!!」

末原さんが勢い良く立ち上がり、念仏のようなモノを唱えた。

淡「ああっ~~ああっ~~~」ヒクヒク

淡は顔を歪め、気を失っていた。

淡から産まれたものは直ちに末原さんに祓われた。

京太郎「うわわっ……ちょっと見ちゃいけないモノ、見ちまったな……」

末原「アホウ……後で詳しく聞かせて貰うで。何呪いかけとるんやボケ」


これあわあわ廃棄処分になりそうな悪寒……

でもぐう無能な宴会部長にボケ呼ばわりされるのは納得いかねーわ
次の芋虫係は決まったね(ニッコリ)

祓えるならチカセンとマタンゴ助けることができる?

>>674
そんな甘いスレじゃないんだよなぁ……


京太郎「ふぅ~ふぅ~」パンパン

淡「あっ、やっ、今っ駄目っ!産んだばかりっ♡頭からなんか出てるのっ♡やめてっ♡」ビクビク

京太郎「もっと締め付けろっ」パシーン

淡「ひゃっ♡いやっ♡んんっ~~~」キュゥ~~

京太郎「何尻の穴締め付けてんだよ、マンコだよ、マンコ!あ~それにしても臭そうなアナルだな」ズポッ

淡「んひっ!そっちは駄目っ♡」

京太郎「うわっ、凄い締め付け……」パンパン

淡「指入れながらっ♡動くなっ!ああんっ!もうやだぁ……」

京太郎「ふー、ふー……ケツの中から触れるぞ、これ、子宮か?」パンパン

淡「ッ!!!ひぃ~~~♡イクゥ~~~!!」ビクンビクン

京太郎「ケツ弱すぎだろ、淡……」ズポッ

淡「あんっ……あぁ~」ヒクヒク

京太郎(次はアナル開発でもやるかぁ)ドクッ ドプドプ

その日の内に淡にしっかり種付けして、俺は地下牢を去った。

末原さんはまた新しい芋虫を連れて来ていた。

末原「高いんやで、こいつ……」ブツブツ


末原「そうそう、獅子原がアンタの子、産んだわ」

京太郎「ほえ~爽さんが」

末原「で、結果や」


↓1 爽
コンマゾロ目 魔物
90以上 世界ランカー
70以上 プロ級
20以上 インハイ活躍クラス


京太郎「いやー、流石爽さんっすね」

まとめ
魔物:誠子(長女;55)
S級:誠子(次女)、菫(長女)、爽(長女)
A級:モモ(長女)、
C級:マホ(長女)、尭深(長女)、尭深(次女)、洋榎(長女)、巴(六女)

妊娠中:透華、春、誠子(呪)、マホ、誓子(呪) 淡

忌み数:戒能良子 00、29、61、19、86、11

末原「S級は中々産まれんからな、価値が高いで」

京太郎「さて、次の仕事……」

末原「透華ミッション成功後は仕事なしやで」

京太郎「ええ~」

末原「連続でミッションは与えられないから安心しーや」

末原「ほな、何する?」

↓1
1.透華さんの家に帰る
2.誠子さんの家に帰る

寝ます
来週中には完結を目指します

乙です

簡潔……あっ(察し)


透華「おかえりなさいませ、あなた」

京太郎「あれ?透華さん、仕事は?」

透華さんは珍しく執務室ではなく、リビングのソファでくつろいでいた。

透華「そろそろ予定日も近いですし、産休してますの」

一「明日、病院行く予定だよ、龍門渕グループの系列の」

京太郎(こいつ、病院まで持ってるのか……)

由子「一が帰ってきたおかげで私の仕事も楽になってるのよー……一時は激務で死ぬかと思ったのー」

一「そりゃ昔ボク達3人でやってた仕事を1人でやってたからね」

透華「純に智紀……今、何やってるのかしら?」

一「純くんは旅行中だって。この前ドイツの写真、LINEで送られてきたよ」

一「ともきーは多分、引きこもってネトゲしてると思う」

透華「そうですか……」

一「とーか、仲直りしたいの?」

透華「そ、そんなことはありませんわ!」

一「素直じゃないんだから~もう……謝れば二人共、許してくれるよ」

透華「……この子が産まれたら考えましてよ」スリスリ


それから一さんと由子さんは席を外し、俺は透華さんと二人きりになった。

透華「楽しみですわね。私達の子」

京太郎「ああ。きっと透華さんに似て美人なんだろうな」

透華「いいえ、あなたに似てイケメンですわ」

京太郎「そう言えば性別は?」

透華「聞いておりませんの。産まれるまでの楽しみということで」

京太郎「そうっすか」

透華「どちらにせよ、龍門渕家を継ぐ子。大々的にお祝いですわ!」

京太郎「そうっすね……色々あったけど、ようやくここまで来ましたね」

透華「ええ。一から聞きましたわ。あなたが呪いを祓ってくれた、と。ありがとうございます。私、あなたと結婚して満足してますわ」

京太郎「……」

透華「最初はとても不安で……一時はあなたの顔を見るだけで吐き気がこみ上げてくる事もありましたけど」

京太郎「言わないで下さいよ、それは」

透華「私……幸せでしてよ……」

京太郎「透華さん!顔色が」

透華さんの顔色は真っ青になり、お腹を抑えてうずくまった。

京太郎「一さん!透華さんが……!」

ばたんっ

一「救急車、急いで!屋敷内の侍医にもすぐ連絡を!」

由子「はいなのよー」

ピーポーピーポー


京太郎「ああ、大丈夫なんですかね」ウロウロ

一「待つしかない、ボク達は」

俺は手術室の前でおたおたしていた。予定日より早く、緊急手術。

京太郎「俺がついていながら……くそっ」

一「……」

手術室のランプが消えた。

京太郎「……終わったのか?」

扉が開き、医者が出てきた。

心「手術は終わったよー」

京太郎「透華さんは……!俺達の子供は……!どうなったんですか?」

心「……」

京太郎「おい!教えろよ!!」

心「結果は」

↓1 コンマ
偶数:天に愛された子
奇数:どこから来たのかわからない何か
ゾロ目:呪いの塊


京太郎「透華さん!」

急いで病室に駆けつけると、透華さんはベッドの上で何かを抱きながら佇んでいた。

窓から柔らかい光が彼女を照らしていた。

透華「ご心配おかけしましたわね、あなた」

透華さんは腕に赤ん坊を抱き、乳を与えていた。

透華「あなたの子です……可愛らしい男の子ですわ」

俺と透華さんの髪の色と同じ金髪。目元は透華さんに似ているが、どこか俺のような雰囲気もある。

赤ん坊「ほぎゃあ、ほぎゃあ」

俺が恐る恐る指を差し出すと、赤ん坊は鳴きながら、俺の指をぎゅっと握った。

透華「ああ、とても素敵ですわ……私には分かります、この子が神に祝福された子だと……きっとこの子は世界を照らす」

京太郎「ああ」

光に包まれ、子を抱く透華さんはまるで教会のステンドグラスに描かれた聖母だった。

それを見ているだけで、俺の心は癒やされていく。

魂が、浄化されていく。

ふと、思った。もう今の仕事はやめよう。もう少し、彼女と子供の側にいよう。

そんな事を考えながら、俺たち三人は、至福の時間を病室で過ごした。


「まんま……まんま……」

心「末原君!遅かったね」

末原「小禄先生……これは」

心「双子の片割れ……もちろん2人には伝えてない。取り出した時にすぐに首を捻ったよ」

心「ただ、死ななかった」

心「取り出すのが後でよかった。先に息をしていたら、間違いなくアッチが食われていた」

末原「……コイツはヤバイ」

「まんま、まんま……」

心「これからベークライトで固めて、処理は神境に依頼することにするよー」

末原「底なしの絶望やな、こいつは……人間の魂を喰らう異形や……」

心「生まれてきたことが人類の面汚しだよ」

須賀京太郎も龍門渕透華も知らない。それは双子であったこと。

そして誰にも知られぬ内に、闇に葬られた事に……


京太郎「えへへ……」

末原「須賀くん、何ニヤけてるん?」

京太郎「えへへ~~いやあ、可愛いなあ」ニヤニヤ

末原「ペンダントに子供の写真……お前はパパか!」

京太郎「パパですよぉ~~」

末原「……」

末原「お仕事、どうする?」

京太郎「それ……迷ってるんです。ですから今日、末原さんに相談を」

末原「なんなん?」

京太郎「……もうここらで足を洗おうかなーと」

末原「どないすんねん、まだ途中やろ。レベルも5に上がってないし、神境も猿も攻略しとらんやろ」

京太郎「……必要ありますかね?」

末原「必要?」

京太郎「さあ、猿を倒した。神境の姫を倒した。次は何ですか?グルジアの化物退治でも行きますか?その後は?伝説のイタコで傭兵と?魔物の王と?」

京太郎「さあそれも倒した。次は?白築慕か、小鍛治健夜……その先は?」

京太郎「俺は、もう疲れたんです……戦いに」


京太郎「種を残すということは、闘争です。戦って、戦って勝たなくちゃいけない」

末原「それが野生やな」

京太郎「俺はもう満足しちまった。腹一杯になったライオンはお腹が空くまで休むんですよ」

末原「いつ腹が減る、須賀くん」

京太郎「いつになることやら……」

末原「困るわぁ」

京太郎「末原さんには申し訳ありません。あなた方の目的はわかりませんけど……」

末原「まあ腹減ったらいつでも連絡してーや……そんなに時間はかからんやろ」

京太郎「はぁ」

末原「アンタはもう踏み込んだ……人の道の外側に……待っとるで」

そう言って末原さんは席を立った。

京太郎「少し、もったいなかったかな……」


京太郎「さあて、仕事もやめちまったし、何しよ」

↓1
1.妊娠奴隷で遊ぶ
2.誠子さんの家に遊びに行く


誠子「おめでとう、京太郎」

京太郎「ん?」

誠子「いやだな、噂で聞いたぞ。ほら、奥さんの子供、産まれたんだろ?」

京太郎「ああ~知ってましたか~」

誠子「……(何だよ、そのペンダントは)」

京太郎「誠子さんもお腹、大きくなってきましたね」

誠子「うん、もう少しだな」

京太郎(あれ?確か呪われてたんだったっけ……?大丈夫か?)


大反響でびっくりですよー
続きはもうちっと待って
あとそんなにSS書いたことないんでお手柔らかに……オナシャス!


誠子「なあ京太郎、お願いがあるんだけど」

京太郎「はぁ」

誠子「↓1」

1.モモを抱いてやってくれないか?
2.尭深のところに顔を出してやってくれないか?


モモ「あっ……んっ……」

京太郎「ちゅっ、ちゅぷっ」

モモ「ああっ、んんっ、くっ」

京太郎(完全に役得だわ~あれだけ嫌がってたステモを……)

モモ「んんっ!」ビクンッ

京太郎「ふぅ、ふぅ……中、挿れるぞ」

モモ「……はいっす」

京太郎「ああぁ~~~」ズポッ

モモ「んっ……先輩……すみません」

京太郎(迫力あるおもちだなぁ、いくらでも揉めちゃう)モミモミ

モモ「腰、動かしながらっ……!揉むのは辞めるっす!」ビクゥ

~~~

京太郎「なあモモ。何で抱いて欲しかったの?」

モモ「……」

京太郎「誠子さんにお願いしてまで……お前、レズじゃ」

モモ「寂しいんっすよ、これでも……」

京太郎「すまない、俺のせいで」

モモ「……はー……何でこんなことになったんっすかねぇ……先輩も助けに来てくれないし」

京太郎「……モモ」チュッ

モモ「んっ……そう言えば京太郎さん、お世継ぎが産まれたとか」

京太郎「ああ、まあな」

モモ「誠子さん、すっげー嫉妬してるっすよ……」

京太郎「げっ……ちょっと最近誠子さんの扱いは雑だったな……」

モモ「まあそれだけじゃないんっすけどね……奥様は来るべき祭りに向けて着々と準備を」

京太郎「祭り?」

モモ「あれ?知らないんっすか?今度、夫人・愛人合同で会議が開かれるっす。あなたの取り扱いをめぐっての。そこで少しでも有利な条件を引き出すため……」

京太郎「めんどくせぇなあ、もう……いいよ、モモ、そういう話は。」クニュッ

モモ「ああんっ……あなたのそういうところ、好きっすよ」


末原「お久しぶりやな、須賀くん」

京太郎「げっ、出た。連絡してないのに、なぜ?」

末原「どんな仕事もはいやめますで終わるもんちゃうわ。色々後処理が残っとるんや」

京太郎「後処理?」

末原「まだ孕ませたままの子達が沢山おるやろ。それの処理やで」

京太郎「はあ」

末原「この前、滝見春と大星淡が出産したで」

末原「で、結果は」


↓1 春
コンマゾロ目 魔物
90以上 世界ランカー
70以上 プロ級
20以上 インハイ活躍クラス


↓2 淡
コンマゾロ目 危ない生物
70以上 世界ランカー
40以上 プロ級


まとめ
魔物:誠子(長女;55)
S級:誠子(次女)、菫(長女)、爽(長女)
A級:モモ(長女)
B級:春(長女)
C級:マホ(長女)、尭深(長女)、尭深(次女)、洋榎(長女)、巴(六女)

妊娠中:誠子(呪)、マホ、誓子(呪)、佐藤アナ、成香

忌み数:戒能良子 00、29、61、19、86、11


京太郎「春はB級……それにしても」

京太郎「使えねーな、この妊娠奴隷は!!」

淡「……あっ♡」

末原「大星はプライドが高い魔物やから、インハイクラスは産まないんや。その代わり、世界ランカーを産みやすい調整になっとるで」

京太郎「これはお仕置きだな」


淡「ひぐっ……キョータロー♡やめてっ♡」ヒクッ ヒクッ

淡に尻を高く突き出させ、俺は硬く屹立した己のリー棒をその菊門にあてがった。

淡「はうっ!ああっ~~~♡なんか入ってくるっ!」メリメリ

粘液で濡れた淡の尻に捻るように挿れていく。括約筋が抵抗するようにキュッキュッと締り、淡は苦しそうに息をこらえ、俺が動きを止めると、ひときわ大きな息を吐いた。

淡「はぁっ、はぁっ……んっ」キュッ

京太郎「まだ半分も入ってないぞ」

淡「もう無理だって、キョータローォ……」

淡は懇願するように眼をうるませ、俺を見上げた。

大きな乳を揺らし、繰り返す妊娠のために肥大した乳首を震わせ、淡は逃げるように尻を振った。

腰をがっちり掴み、淡の奥深くまで楔をねじ込む。

淡「っ~~~!ああっ、はぁっ!んんっ!もうっ……♡やだぁ♡」

京太郎「ふひぃ~カンチャンずっぽしだな」

淡の中は異物をひり出そうと、蠕動を始める。俺の首根っこを締め付ける括約筋は波打つように締まり、緩み、締り緩みを繰り返した。

淡「んんっ~~!」

淡は顔に青筋を立て、脂汗を背中にプツプツと立たせながら、四つん這いでこらえていた。


淡「んんっ……きゃっ!抜かないでっ」ズププ…

京太郎「くあぁ~~すっげぇ締め付けっ!」ズポポ

カリのところまで一気に引き抜く。腸ごと抜けるんじゃないかと怖くなるほど、まとわりついてくる。

淡「はぁ、はぁ……んっ♡」ぬぷっ

陰茎のボトルネックで、淡はがっちり肛門括約筋を締めてきたので、また中に挿入する。

淡「んんっ……あんっ♡」

淡「ひぃ~~~あうっ!んっ」ずぷ

淡「ひゃうっ♡ああっ~~キョータロー……もうっ……」ずぷずぷ

淡「くっ……駄目っ、出ちゃう……んっ♡」ずっぽずっぽ

淡「はぁ~~~~♡そんなっ……お尻の穴でぇ~~」

淡「あっあっあああっ~~~~!」ビクビクッ

京太郎(ううっ……すげっ、締め付け!一旦抜かねぇと!)ずっぽっ

淡「んんっ!♡」ぷぷぷぶぅ

淡「はえぇ~~~……」ヒクッ

淡は達したのか、ぐったりして、尻の穴を大きく広げ、卑猥な音を立てていた。

京太郎「もう一回挿れるぞ~」ずぷずぷ

淡「んんっ!くうぅ!!もうっ、やだっ!駄目にっ、なるっ!」ビクッビクッ

京太郎「良いだろ?いつも芋虫の中で便、垂れ流してるんだから……くっ……出すぞ、淡!」ずぽずぽ

淡「ひっ……ああっ!!」

京太郎「ふひー」ドプドプ

淡「熱いの……出てる……」

京太郎「んっ、抜くぞ」ズポッ

淡「ああっ……」クター

淡「んっ♡これっ……ああっ……」トロッ

アナルからだらしなく俺の子種が垂れている。淡は観念したように、体の力を抜いて床にごろっと寝転んだ。



京太郎「随分緩くなったなあ、淡」ずぷずぷ

ベッドの中で淡のアナルに指を2本挿れ、中をかき回しながら尋ねると、淡は恥ずかしそうに震えながら、一生懸命穴を締めてきた。

淡「んっ……酷いっ……」キュッ

京太郎「全然締まってないぞ~」ずぷ、ずぷ

淡「あっ……もうっお嫁に行けないじゃん……こんなにされちゃったらさ……」

1周間近くアナルセックスを続け、俺のリー棒を受け入れていた彼女の穴は最初に比べて締りを失っていた。

淡「キョータロー……酷いよ……」ポロポロ

京太郎「まあ尻くらい駄目になってもいまさらだろ」

淡「……で、どうするの……?ずっとこっちには挿れてくれなかったけど……んっ」

京太郎「アナル奴隷になってもらおうかなあ」

淡「……」

淡は無言で俺のリー棒を掴み、それを自分の膣にあてがった。

淡「もう焦らさないで……」

京太郎「そんなに欲しいの?」クチュクチュ

淡「ああんっ!意地悪しないでよっ……」

京太郎「妊娠したらまたあの虫の中だぜ?」

淡「……キョータローは知らないんだ……あの子の中……とっても気持ちよくって……」

淡「苦しいこととか、悲しいこととか、全部忘れられるんだよ?」

淡「だから、そろそろお願い……」

京太郎(さて、どうしたもんかね)

↓1
1.淡に中出しする
2.お預けにする


俺は無言で淡を押しのけ、ベッドから立ち上がった。

淡「キョータロー!」

京太郎(何でコイツを幸せにしないといけないんだよ、俺は……)

淡「ねぇ、責任とってよ!私をこんなにした、責任!」

淡はベッドの上で足を大きく広げた。

女性器がトロトロに濡れて、陰核が勃起しいている。

むせるような女の香りが部屋に充満しており、鼻をすすると、俺の脳髄をギシギシと刺激した。

淡「キョータロー……早くっ♡この私にここまでさせてるんだよ?」クパァ

京太郎「悪いな、大星」

淡「んっんっ♡駄目っ!?ほら、もうこんなに……」

淡「おちんちん、頂戴、キョータロー……これでいいでしょ?んっ♡」クチュクチュ

淡は指で陰核を刺激しながら、俺に懇願してきた。

俺は無言で淡の部屋から出た。

淡「あはっ!キョータロー?そういうのが好み?んっ!あんっ♡待ってるからっ……♡」

淡「早く来てっ……♡じゃないと私っ……♡壊れちゃうっ……」クチュクチュ


巴「あっ……」

京太郎「あ」

淡のいる牢から出るとき、ばったり懐かしい人にすれ違った。

京太郎(生きてたのかよ……)

京太郎「何やってるんっすか、こんなところで」

巴「……お仕事。大星さんの管理や、虫の……餌やりとか、汚物掃除」

京太郎「巴さん……てっきり死んだと思ってました」

俺は巴さんの肩に手をかけた。

巴「……」

巴さんは変わらなかった。腰まで長くなったポニーテールに、巫女服を着ていた。

色っぽい腰回りに、紅い眼鏡。

俺は彼女を抱きしめ、口付けしようとしたが、巴さんは俺を押しのけた。

京太郎「巴さ~ん、いいでしょ……」

巴「……私が女に見えますか?」

京太郎「んっ?」


俺は無理やり巴さんを押し倒し、その巫女服を剥ぎとった。

暗がりでよく見えないが、何かが腹の上を這っていた。

京太郎「うわわっ」

俺は慌てて飛び退いた。巴さんはゆっくり立ち上がり、巫女服を整えた。

巴「それでは失礼します」


悪い夢だった。

淡の牢から帰り、俺は自室で煙草をふかし、白昼夢を見ていたんだ。

仕事をやめてからというもの、何か新しいことをはじめなければと考えていた。

透華さんからは、龍門渕家の関連企業の会長職に付くよう勧められた。

「何もしなくていいですわ、ただ椅子に座っているだけで」との事だった。

俺は断った。そんな仕事で、昔のように燃えられるはずがなかった。


京太郎「さて、何しましょうかね」

↓1
1.透華さんに会う
2.誠子さんに会う


続きは明後日になります。

淡 残りチップ 4 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「がっ…!」

京太郎「出る出るっ…!10枚っ……!一気に10枚……!」

京太郎「ベータエンドルフィン……!チロシン……!エンケファリン……!」

京太郎「バリン……!ロイシン、イソロイシン!」

京太郎「うひょぉぉおぉ!!!この場でこの和了は気持ち良すぎ……!」

京太郎「俺は安全圏、これで一気に大星は死地へ転落っ……!奈落の底へっ……!」

京太郎「かぁ~~~!!おっ、おっ、おおおおっ~~~!」

京太郎「ああ、あの時の部長、こんな気分だったんだあ~~!」

健夜「で、淡ちゃんはあと4枚かぁ」

淡「……ぐっ……ぐっ」ギュッ

照「大丈夫だよ、淡……まだ負けた訳じゃない」

淡「テルー……手を握って」ギュッ

照「うん……(淡……震えてる)」


末原「運命の13回戦やな」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 4 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「がっ…!」

京太郎「出る出るっ…!10枚っ……!一気に10枚……!」

京太郎「ベータエンドルフィン……!チロシン……!エンケファリン……!」

京太郎「バリン……!ロイシン、イソロイシン!」

京太郎「うひょぉぉおぉ!!!この場でこの和了は気持ち良すぎ……!」

京太郎「俺は安全圏、これで一気に大星は死地へ転落っ……!奈落の底へっ……!」

京太郎「かぁ~~~!!おっ、おっ、おおおおっ~~~!」

京太郎「ああ、あの時の部長、こんな気分だったんだあ~~!」

健夜「で、淡ちゃんはあと4枚かぁ」

淡「……ぐっ……ぐっ」ギュッ

照「大丈夫だよ、淡……まだ負けた訳じゃない」

淡「テルー……手を握って」ギュッ

照「うん……(淡……震えてる)」


末原「運命の13回戦やな」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 4 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「がっ…!」

京太郎「出る出るっ…!10枚っ……!一気に10枚……!」

京太郎「ベータエンドルフィン……!チロシン……!エンケファリン……!」

京太郎「バリン……!ロイシン、イソロイシン!」

京太郎「うひょぉぉおぉ!!!この場でこの和了は気持ち良すぎ……!」

京太郎「俺は安全圏、これで一気に大星は死地へ転落っ……!奈落の底へっ……!」

京太郎「かぁ~~~!!おっ、おっ、おおおおっ~~~!」

京太郎「ああ、あの時の部長、こんな気分だったんだあ~~!」

健夜「で、淡ちゃんはあと4枚かぁ」

淡「……ぐっ……ぐっ」ギュッ

照「大丈夫だよ、淡……まだ負けた訳じゃない」

淡「テルー……手を握って」ギュッ

照「うん……(淡……震えてる)」


末原「運命の13回戦やな」
↓1
偶数 or 奇数

淡 残りチップ 4 京太郎 残りチップ42(-9枚)
金額 71×43×12×83=304兆788億円

京太郎「がっ…!」

京太郎「出る出るっ…!10枚っ……!一気に10枚……!」

京太郎「ベータエンドルフィン……!チロシン……!エンケファリン……!」

京太郎「バリン……!ロイシン、イソロイシン!」

京太郎「うひょぉぉおぉ!!!この場でこの和了は気持ち良すぎ……!」

京太郎「俺は安全圏、これで一気に大星は死地へ転落っ……!奈落の底へっ……!」

京太郎「かぁ~~~!!おっ、おっ、おおおおっ~~~!」

京太郎「ああ、あの時の部長、こんな気分だったんだあ~~!」

健夜「で、淡ちゃんはあと4枚かぁ」

淡「……ぐっ……ぐっ」ギュッ

照「大丈夫だよ、淡……まだ負けた訳じゃない」

淡「テルー……手を握って」ギュッ

照「うん……(淡……震えてる)」


末原「運命の13回戦やな」
↓1
偶数 or 奇数


京太郎「しかし暑いな」

常夏の南洋にギラギラと太陽が照りつける。

京太郎(久しぶりのバカンスで俺は透華さんと彼女の持つ南の島に遊びに来た)

京太郎(海から目と鼻の先に建てられた高床式の立派なコテージに俺達は1週間ほど滞在する事になった)

京太郎(見渡すばかり緑色の珊瑚の海以外ないそこで)

京太郎(俺と透華さんは二人っきりだった)

透華「んあっ、あむっ、ちゅぷちゅぷ、ぷはっ」

ゴザの上に寝転がりながら俺は海を見ていた。

京太郎「透華さん……もう勃たないっすよ」

透華「……」

気の向くままに彼女を抱いて、疲れたら飯を喰って寝る。そんなバカンス。


京太郎(種馬やめてはや半年)

京太郎(いろんな出会いがあったな)

ぼんやりと色々な事を考えていた。

赤阪先生と出会ったこと。初めて和を抱いた事。多くの人と出会い、別れ、そして産まれた子どもたち。

透華「あなたっ」

気がつけば透華さんの顔が隣にあった。

透華「何を考えていまして?」

京太郎「惑星の回転について」

透華「嘘おっしゃい……ねぇ……あなた……幸せですか?」

京太郎「満たされているよ。多分」

あの子が産まれて俺は変われた。俺は残した。自分の生きた証をこの世界に。

京太郎「お前は?」

透華「……」

透華さんは無言で微笑むだけだった。


透華「ねえ、あなた、お願いがありましてよ」

そしてぴったり俺に寄り添いながら、耳元で甘い声を……



透華「龍門渕グループの更なる飛躍のために今国内には大きな2つの敵がおりましてよ」

透華「1つは鹿児島の神代家。言わずもがな、ですわ。あなたも私も辛酸を舐めさせられてますからね」

透華「そしてもう一つは辻垣内家」

透華「世界の軍産複合体、暗黒街との強力なパイプを背景に、日本の麻雀協会も安易に手を出せないアンタッチャブル……」

透華「ねぇ、あなた……この2つを私にひれ伏させて下さいます?」

京太郎「いやいや、十分だろ、もう。神代はヤバイし、その辻垣内ってヤクザもまともじゃないって評判だし」

京太郎「何事も程々が……」

透華「お願いですわ、あなた」

京太郎「でもねぇ」

透華「神代小蒔と辻垣内智葉の首を……もし頂けるのであれば、私、身も心もあなたに尽くしますわ……」

京太郎「うーん」

京太郎(透華さんは何かに固執していた。目がギンギラギンに輝いていた。)

京太郎(子供が産まれてから、滅多にこの目を見せることはなかったけれど)

京太郎(龍門渕透華の本質は)

透華「私より目立つ存在……赦せませんわ……ですから……」

京太郎(仕方ねぇなあ)

↓1
①神代に挑む
②辻垣内に挑む
③丁重にお断りする


京太郎(で、結局辻垣内さんに挑む事にしちまった)

京太郎(神代家は赤阪先生との因縁もあるけど……難易度が低いのは絶対こっちだよな)

透華「~♪京ちゃん、京ちゃん」

京太郎Ⅱ世「ママ、ママ」

バカンスを終え屋敷に帰った後、透華さんは終始機嫌が良かった。

今もリビングでⅡ世をあやして幸せそうに寛いでいる。

京太郎「じゃあ先部屋戻りますから」

透華「京ちゃん、パパにおやすみなさいですわ」

京太郎Ⅱ世「あーっ」

京太郎「ああ、おやすみ」

京太郎(やっぱ息子は可愛いなあ……正直辻垣内さんとやりたくねーけど……透華さん拗ねると怖いし)

京太郎(父親としての仕事、って割り切るか……)


京太郎「アポは取れましたか?」

由子「今折衝中なのよー」

京太郎「有利な条件で頼みますよ」

由子「久しぶりなので確認しておくのよー」

魔物:誠子(長女;55)
S級:誠子(次女)、菫(長女)、爽(長女)
A級:モモ(長女)
B級:春(長女) 、マホ(次女)、佐藤アナ(長女)、成香(長女)
C級:マホ(長女)、尭深(長女)、尭深(次女)、洋榎(長女)、巴(六女)

忌み数:戒能良子 00、29、61、19、86、11

京太郎(弾は十分だよな……今までの種馬業のおかげで)

京太郎(しかし、もう仕事は辞めたしあんまり子供使って勝負したくないところだけど)

由子「安心するのよー辻垣内家は魂は求めていないのー」

一「使い道がないからね。普通なら金とか利権とかそういうのを求める人の方が多いし」

由子「辻垣内家は牧場も持ってるし、困ってないのよー」


京太郎(詳しい条件とかは真瀬さんに任せるとして……あの人なら大丈夫だろ)

京太郎(辻垣内智葉、ねぇ)

京太郎(東京を根城にする暗黒街のドン。そして最後の博徒)

京太郎(参ったなー勝てるかなー)

誠子「なあ京太郎。何考えてるの?」

京太郎「ああ、悪い……ぼーっとして」

勝負までの束の間の休息。俺は誠子さんと水族館に遊びに来ていた。

京太郎「そろそろ上の娘、麻雀覚えた?」

誠子「……うん」

京太郎「そっかあ。ホント楽しみだぜ。俺と誠子さんの娘が、インハイに出るの。その時まで死ねねえなあ。そういや今、娘達、実家に預けてるって」

誠子「うん」


三番目の子が駄目だった後、誠子さんは随分と塞ぎがちだった。

育児放棄みたいな感じになった後、協会の介入で子どもたちは誠子さんの実家に預けているらしい。

京太郎「ほら、イルカショー。そろそろ始まる」

~~~

京太郎「ここの寿司、ミシュランで3つ星取ったらしいっすよ」

東京の夜景を一望できるレストランの展望室で俺達はディナーをとった。

京太郎「むほっ!脂のっててうまっ、この鮪!」

誠子「味がしない、な……はは」

京太郎「むっ……」

誠子さんは痩せこけて、見ているこっちが心配になる有様だった。

それから黙々と俺は誠子さんを尻目に極上の寿司を食べ、レストランを出た。

~~~

京太郎「なあ誠子さん。忘れようぜ……」

誠子「ご、ごめん、京太郎」

ホテルのスイートルームで誠子さんの肩に手をかけた時、彼女は震えていた。

怯えていた。何かに。俺に?


京太郎「あの子の事は俺も残念だと思っているよ。でもそういうこともあるさ……しかたがないこと、神様が決めたことなんだから」

誠子「……」

京太郎「なあ、誠子さん。また新しい命を……忘れましょう」ギュッ

誠子「や、やめろ!」

俺を振り払って誠子さんは立ち上がった。

誠子「はぁ、はぁ……ごめん、京太郎……やっぱそういう気分に……なれない」

ふと見ると、誠子さんはゲッソリ痩せていた。程よい筋肉の張りもなくなって、女性としての魅力も大分失われていた。

そして自分のソレが勃っていない事に気がついた。

京太郎「……寝ましょうか。明日も早いし」

電気を消して、俺達は無言でベッドに入った。

京太郎(うつ病かな?やっぱアフターケアもっとしっかりしとけばよかったか……)

京太郎「はあぁ」

大きなため息が自然に出た。もう寝ようと思って、意識のスイッチに手をかけた時、俺は確かに聞いた。


誠子「呪いやがってコンチクショウ」


もう背中にいる彼女を抱ける気が、しない。


京太郎「気分転換しなきゃな……大事な勝負の前に何でわざわざストレス溜めちまったんだか」

 由子「勝負の日取りと大枠が決まったのよー」

 由子「2週間後、場所は東京、仔細は追って伝えるけどー」

 由子「向こうは破滅をテーブルの上に置いたのよー」

 由子「こちらはーー」

京太郎「はー……どうしようかな」

↓1
誰に会いに行きますか?
①菫 ②爽 ③モモ ④春 ⑤マホ ⑥佐藤アナ ⑦成香 ⑧尭深 ⑨洋榎 ⑩淡


モモ「京太郎さん……流石に恥ずかしいっすよ」

京太郎「……」モミッ

モモ「はうっお尻揉まないでっ……ううっ……こんなカッコで街……いくらステルスでもっ……」

モモ「コート……返して……」

モモ(ステルスって言っても……見えない訳じゃないんっすからぁ!)

モモ(久しぶりに会いに来たと思ったら、娘の横で何度も何度も昇天させられて)

モモ(仕方ないんっすよ……誰にも相手にされなくてっ……あの子と二人っきりで生きなきゃならないと覚悟していたのに)

モモ(たまに会いに来て、こうやって抱いてくれるだけで……私の心は……)

モモ(だから逆らえない……公園で素っ裸に剥かれて散歩させられてもっ……)

モモ(私を必要としてくれてるんっすから)

京太郎(胸も尻も透華さんとは比べ物にならないくらいエロい体してるんだよなあ、コイツ)


モモ「はあ、はあ……んっ……やめっ……指、駄目っす、ここっ」

京太郎「もう濡れ濡れだな、モモ」

モモ「言わないでっ……せめて物陰で」

京太郎「そうだな~」キョロキョロ

モモ(いくら夜の公園とは言え……)

京太郎「ほら、ここで四つん這いになれ」

モモ「~~っ……はいっす」

京太郎「もっと尻突き出して」

モモ(言われるがまま……ああっ……夜風が……)

京太郎「じゃああそこのベンチまでその格好で歩こうか」

モモ「んんっ……」ヒクヒク



モモ(公園のベンチに腰掛けた京太郎さんに口で奉仕している最中、自転車が一台後ろを通ったのが分った時)

モモ(私は泣きながら、上目遣いで許しを乞うたけど)

モモ(あの人は無言で続きを促した)

モモ(早く終わって欲しい一心で必死にしゃぶったっす)

モモ(顔を股ぐらにうずめながら……何でこんな事になったんだろって考えていました)

モモ(その後、公衆便所に連れ込まれて、個室で手籠めにされたっす)

モモ(私も興奮してたのか……いいように操縦されてっ……はしたない声をあげながら……ああっ)

モモ(露出狂のド変態って罵られてっ……あなたが命令するからじゃないっすか)

モモ(そのまままたコートを羽織らされて、今度は安ホテルに連れ込まれて朝まで抱かれて)

モモ(声も枯れた後に……)

京太郎「なあモモ……頼みがあるんだ」

モモ「なんっすか」

京太郎「俺を助けてくれ」

続く

続く


由子「ここなのよー」

真瀬さんに案内されて俺は都内の料亭にやってきた。

京太郎「大丈夫っすか?こっちは俺とアンタだけで……暴力団の巣に飛び込む訳だけど」

由子「立会を麻雀協会に依頼しているのよー勝てば私達の身の安全は保証してくれるのよー」

女将に案内されて料亭の奥へ進む。今日は貸切可のように静かだった。

ガラッと麩を開けると中に人がいた。

中央に座すは一人の女。

智葉「……」

京太郎「うっ」

京太郎(佇まいが……刀だな)

女の後ろに数名の任侠と思しき黒スーツ。女の携える暴力だった。

喉が乾く。その部屋はゾッとするほど冷えていた。

智葉「須賀さん、かけて下さいな」

机を挟んで俺は彼女と対面に座った。

由子「旦那様……気をつけるのよー 辻垣内智葉はキれている」

京太郎「何に?」

由子「己の正義のためなら利害関係を無視してちゃぶ台をひっくり返す……そういう度胸のある女よー」


無言。そんな時間が5分くらい続いた。

京太郎「あのっ」

俺が話しかけようとした時、辻垣内さんは手をパンパンと叩いた。

襖がすっと空いて、女将が出てきた。

そして机に猪口と酒を置いてスッと消えた。

智葉「飲まんか?」

京太郎「……ゴクッ」

とぷとぷ、と辻垣内さんは俺の猪口に酒を継いだ。それから黙って自分のにも継ぎ杯を呷った。

京太郎(これから命を賭けた勝負なのに酒を入れれるかよ……)

智葉「ん?酒は嗜まんか?」

京太郎「……酔うのは勝った後で」

智葉「ぶっ」

京太郎「貴女を抱きながら、ベロンベロンに酔いたい」

智葉「はっはっは!!」

ダヴァン「くっく……」


一番近くに立つ黒スーツの外国人が笑っていた。

由子「メガン・ダヴァン。辻垣内智葉の右腕よー」

智葉「面白い……さあすが龍門渕家の当主だけある」

ダヴァン「それにしても麻雀協会にとやらの人は遅いでスね」

智葉「気長に待つさ……なあ須賀さん……あなたはコッチの世界でもちょっとした有名人だ。会えて光栄だよ」

京太郎「え?俺が?」

智葉「あの赤阪郁乃の一番弟子ってなあ……先生は元気か?」

京太郎(赤阪先生はもう……)

智葉「私も若いころ随分世話になったよ、あの人には」

智葉「今日の勝負には来てないみたいだが」

京太郎「先生は今バカンス中ですから」

ダヴァン「くっく……アレがバカンス……クックック」

智葉「はぐらかさなくていい……皆知ってる……赤阪郁乃は敗けた」

智葉「鹿児島で毎晩、神代家の慰みものになってるって……この世界で知らないものはいないぞ」

京太郎「ーー!」ガタッ



カッと頭に血が上った。あの人が来なければ俺は次の瞬間机を乗り越えて辻垣内智葉に襲いかかっていただろう。

そしてその瞬間、間違いなく手元の刀でバッサリいかされていた。

はやり「はやや~☆遅れてごめ~ん☆」

後ろの襖が開いて、やってきたのは俺の青春時代のアイドル、その人だった。

智葉「ご無沙汰してます、瑞原さん」

はやり「智葉ちゃんはお久しぶりだね。で、こちらの須賀さんは初めまして。はやりんでーす☆知ってるかな?」

京太郎「そ、そりゃもちろん!!真瀬さん、教えて下さいよ!そしたら家の写真集持ってきたのに!」

由子「誰が来るか分からなかったのよー 一桁なのは間違いないと思ってたけどー」

京太郎(でけー!!和を彷彿とさせる圧倒的戦力っ……!超弩級のアイドル、伝説の牌のお姉さん……!瑞原はやり……!)

京太郎「はやーっ!はややーっ!!!」

はやりん「イェーイ☆ハイターッチ☆」

京太郎「うひょー!今日来た甲斐ありましたわ!この前の武道館ライブ、見ましたよ!」

はやりん「ありがとう☆こうして裏の世界にもファンがいるって嬉しいぞ☆」

由子「早く仕事しろなのよー」


はやりん「ごめんね☆じゃあまずは自己紹介……こほん、この勝負に立ち会わせていただく、はやりんだぞ~☆」

京太郎「はややー!」

智葉「……」

ダヴァン「うぷぷ……」

由子「……」

はやりん「今日のお客さんはノリ悪いな~☆じゃあ予め聞いておいた事の確認だけど」

はやりん「智葉ちゃんは敗けたら自分を人質に、辻垣内家を龍門渕の傘下に付くことを承諾」

はやりん「須賀さんは敗けたら、辻垣内智葉の推薦する人物を10名、龍門渕家の各企業に役員として雇い入れるのと……」

はやりん「クスリから手を引く……でいいのかな☆」

京太郎「薬?」

由子「オッケー牧場なのよー」

ダヴァン「東京中に蔓延して……ウチの組も大変なんでス」

智葉「……任侠には道があるんだ、須賀君」

由子「反社会組織が一端に道を語るななのよー」

京太郎「いやいや、薬って……風邪薬じゃあないですよね、真瀬さん」

由子「旦那様は知る必要がないのー勝てばいいのよ、勝てば」

はやりん「じゃあゲームは何にする?一通り何でも用意できるけど☆」


京太郎(この勝負……敗けても俺の破滅はない)

京太郎(クスリ云々の闇の部分は透華さんが知ってるのかも知らねーけど)

京太郎(勝てば、目の前のこの女を)

智葉「……」

京太郎(そうか、怒りか。俺に対して先刻から向けていたのは、煮え滾るような怒り)

京太郎「ゲームの選択権はこちら……でいいんですよね?」

智葉「ああ。麻雀でも何でも好きに決めろ」

ダヴァン「こちらは受けるダケ……それがバランス」

京太郎(ゲームは決まっている……)

京太郎「ポーカー」

京太郎「とかどうですか?」

辻垣内智葉はその提案に顔色1つ変えず、静かに頷いた。


由子「wwww」

はやりん「……」

ダヴァン「ポーカー?Why?」

はやりん「いいの?須賀君☆」

ダヴァン「智葉相手にポーカー勝負を仕掛ける人間、初めて見まシタ!その心意気や~?」

智葉「良し」

智葉(と言いたいところだが……引っかかる……)

京太郎(ちょっと警戒されてんなあ。まあそりゃそうか)

由子「ポーカーは運ゲーじゃないのよー旦那様。麻雀よりも経験と実力……駆け引きが求められるギャンブルの王道」

由子「それを日本最後の博徒、辻垣内智葉に仕掛けるとか正気じゃなのよー」

由子「素直にじゃんけんとかにしとけばいいのにー」

京太郎「じゃんけんじゃあ負けるかもしれないじゃないですか。それに……敗けた時に屈服してくれない……」

京太郎「このバカ殿に、まさか賢い自分がポーカーで負けるなんて……っ!て悔しがる智葉さんを……肴に酔いたい。ただそれだけ……」

はやりん「じゃあ取り決めを決めるね☆」

はやりん「ポーカーも色々種類があるけど、一番ポピュラーなテキサス・ホールデムでいいかな?」

智葉「私は一向に構わん」

京太郎「ちょっと待った!なんっすか、そのテキサス?って」

はやりん「えっ?」

京太郎「俺が知ってるポーカーでお願いしまーす」

ダヴァン「多分、ファイブカードドローじゃないでスかね?」

京太郎「ほら、5枚配ってベットして~って奴」

ダヴァン「驚きの浅い理解……大丈夫でスか?Ms. マセ」

由子「全然大丈夫じゃないのよー!そんなので敗けたら奥様に怒られるのは私なのー!」

はやりん「じゃあ役の確認から……あとチップは100枚で先に尽きたほうが敗けって事にするけど」

はやりん「最低ベットは1枚スタートで1ゲーム毎に1枚づつ上げてく事にするよ☆」


ルールの確認が終わり、はやりさんがカードを配る。

京太郎(まあ俺も人並みにはポーカーくらい勉強しているんだけどね)

京太郎(このファイブカードドローくらいシンプルな読み合いの方がいい)

京太郎(麻雀と違って、ポーカーにツモはないんですよ、智葉さん)

由子「頑張るのよー!」

智葉「じゃあ初めようか」

~~~

ダヴァン「サトハ!どうしたんですか!」

由子「旦那様、強いのよー!あの辻垣内智葉相手になかなかいい勝負してるのー!」

はやりん(ゲームも中盤……須賀君79枚、智葉ちゃん21枚……最低ベットはすでに10枚に達した)

はやりん(煮えてるねえ~でもまさかこの男があの智葉ちゃん相手に読み勝つ場面が何回も……)

はやりん(ふむ☆)

京太郎「信じられないって顔してますね、智葉さん……答えを教えましょうか?俺にはあなたの手が見える」

智葉「……」

ダヴァン「What?」

京太郎「ポーカーとはそういうゲーム……相手の手が見えれば負けはない……あなたの心が手に取るようにわかる……」

ダヴァン「そんなオカルトありえまセーン!サトハ相手に心を読むなんて芸当、ネリーでも不可能でスよ!」

智葉「……」

はやりん(サトハちゃん、この男のいうことは本当だよ☆そうじゃなきゃあ、あなた相手にまともに勝負になるはずがない。勝てる時に勝負に出て、負ける時は下りる……これがポーカーの基本……

あの男はそれを忠実にやっている……サトハちゃんのブラフの釣り上げにも一切反応しない……コレは異常だよ☆)

はやりん「さあ、11回戦!最低ベットは11枚で始めるよ☆」

京太郎「さて……智葉さんの手は何かな……」

モモ「スペードの4、J、ハートのJ、ダイヤの8、K」

京太郎「おや~?なかなかいい手が入ったと見たケド」

京太郎(俺の手はKのスリーカード……押せる押せる……)


モモ(完全にイカサマっすよね、これ……)

京太郎(モモちゃんのステルス能力……コレさえあればたいていのギャンブルには勝てるんですよ、智葉さん)

京太郎(素っ裸のモモちゃんがこの場にいることに気がついている人間は誰もいない……それほど高度なステルスだ)

モモ(制約と誓約……まさかあの露出調教で気がつくとは……私の存在感の薄さは普通じゃないっす)

モモ(一種の能力。それでも先輩方のように見つけられる人はいる、不完全な力)

モモ(でも、敢えて裸になることで……見つかったときのリスクを高める事で、逆に存在感をより薄くする……そんなオカルトもあるんっすね)

モモ(そしてこうして辻垣内さんの真後ろに立って、役を須賀さんに伝える……相手の手が見えるポーカー程楽なゲームはない)

京太郎「それじゃあ智葉さ~ん、俺はさらに追加で5枚ベットしておきますよ~」

京太郎(ワンペアから手をスリーカード以上に出来る確率は相当低いぜ……これが俺のポーカーだ)

智葉「……確認しておく事がある。瑞原プロ」

はやりん「なにかな?」

智葉「このゲーム、イカサマをした場合の取り決めは?」

京太郎「っ……!」


京太郎(大丈夫だ、ハッタリだ……モモちゃんの完璧なステルスがばれる訳ねぇ!)

はやりん「う~ん☆イカサマの現場を差し押さえたり、証拠を私に提示して、私がイカサマと判断したら」

はやりん「サマこいた方が無条件で負け☆」

はやりん「須賀君がイカサマしていたなら、私は保証できなくなるかな☆」

はやりん「須賀君と真瀬さんを安全に帰宅させるって言う条件は」

京太郎「……つまり」

はやりん「私はそこから先の事について何も関与しない」

由子「大丈夫やろー?予めこの料亭に細工はないことを瑞原プロにチェックしてもらってるのー」

由子「カードを用意したのも協会だし、ディーラーも信頼に足る瑞原プロなのよー」

由子「この条件でイカサマしろって方が難しいのよー」

ダヴァン「まあそうでスか……サトハ、サマを疑っているんでスカ?」

智葉(考えねばならない……この男の言うことはブラフではないのだから……確かにコイツは私の手を視ている)

智葉(それは私の長年の勝負師としての勘ッ!)

はやりん(別にイカサマを私が指摘する必要はないよね☆それも含めての勝負なんだから)

はやりん(ヤクザ相手にソレをする度胸は感服だよ☆伊達に死線は潜っていないね~)

智葉「さて……」

京太郎(勝つためにはリスクを取らなければならない……まともにやって俺が辻垣内智葉に勝てる訳ないっすよ。ねえ赤阪先生)

京太郎(踏み越えてこそ、掴めるんだ……勝利を)

智葉「オール・インだ、須賀。私の手はJのワンペア!」

京太郎(ッ!勝ったッ!)

ダヴァン「サトハッ!」

智葉「そして……」

辻垣内智葉は刀を抜いた。背筋が凍った。

智葉「今から暴くぞ」

モモ「……ゴクッ」

↓1
コンマ 
 偶数:モモ見つかる
 奇数:勝利!


智葉「んっ♡んっ♡ひゃっ♡」

京太郎「う~」パンパン

智葉「イクっ、イクっ、イイイっ~~♡」

京太郎「根をあげるのが早いですよ~智葉さ~ん」パンパン

智葉「ああんっ♡」キュンキュン

京太郎(モモの機転のおかげで何とかイカサマはバレなかった……アブねぇなあ、ホント)

智葉「はぁ……はぁ……あんっ!♡」

京太郎(それで観念して、智葉さんは屈服した……こうして尻を突き出しながらメス猫のように喘いでいる)

京太郎「ああ~~出すぞ~~」ズポズポズポ

智葉「やめっ♡ああぁ~~~♡」ビクッビクッ

京太郎「ふぅ~~うっ」どぷっどぷっ

京太郎「よいしょっと」ずぽっ

智葉「はぁ、はぁはぁ……」

京太郎「これが関東きっての大組織の親分かあ……惨めなもんだな……股から汁垂らして」


京太郎「智葉さん、じゃあもう一本お注射しますね」

智葉「ッ……!」ギュッ

俺は冷蔵庫から薬を浣腸用の注射器に吸い出した。

それをひく付く智葉さんの肛門にあてがい、ゆっくり注入した。

智葉「ひーっ♡ひーっ♡ふぅ、ふぅ♡もうっやめっ……」

京太郎「顔見せて下さい」

あの辻垣内智葉が泣きじゃくっていた。凛とした彼女の面影はそこにはもうない。ただの敗北者だ。

 由子「これ使えば気持ちよくて女は天国よー辻垣内さんにたっぷり使ってあげるといいのよー」

京太郎(真瀬さんいわく成分はただのブドウ糖らしいけど……法に引っかからないように念を込めているんだとか何とか……)

智葉「あうっ♡須賀さんっ……もう許してっ……♡」

京太郎「そうだな~別にあんたに恨みがあるわけでもないけど……まあヤクザなんて因果な事やってたんだからご愁傷様って事で」

それから3日3晩、智葉さんを可愛がってから俺は彼女を連れて長野に凱旋した。


透華「ああっ~あなたって人は!流石私の旦那様ですわ!」ウットリ

由子「これで辻垣内家は黙らせたのよー逆らったらお嬢がどんな目に合わされるかってたっぷり脅しておいたのー」

智葉「……」ギロッ

京太郎(あの薬抜けたらまだ目が死んでないんだよなあ、流石ヤクザ)

透華「これで東京は私のものですわ~あ~目障りなゴロツキを黙らせて、今最高の気分ですわ!」ルンルン

智葉「私一人潰したところで何も変わらないだろう」

透華「……」

智葉「あんたのとこ、相当恨み買ってるぞ。見ものだな、アンタたちが負けた時……どんな目に会うのか」

透華「これは負け犬の遠吠えという奴ですかね、あなた」

京太郎(どんなに強がってもあの泣き顔を思い出しただけで笑いがこみ上げてくるぜ)

透華「でもそうですわねぇ、せっかくこうして旦那様が連れて来てくれたのですから……彼女も私の側近としてこれから頑張って頂きたく思いましてよ」

京太郎「えっ!ヘッドハンティングだったんっすか?」

一「……」

由子「人材が足りないからしかたないのよー」

智葉「……何させるつもりだ」

透華「こういう仕事が不足していましてよ」

↓1
① 犬
② 灰皿
③ ウォシュレット


ーー1週間後

一「旦那様、旦那様」

執務室でスマホを弄りながら寛いでいると、一さんが会いに来た。

一「……辻垣内さんの事なんだけど」

周りを気にするように一さんは小声で切り出した。

透華さんと辻垣内智葉の間に何が昔あったのかは俺は知らない。

でも、透華さんが相当腹に据えかねる事があったのは間違いない。

そうでなければあんな仕打ち、中々出来ない。

智葉さんは厠に首輪で繋がれて、透華さんがした後に尻を舐めさせられている。

一度、透華さんに「あなたも使ってみます?」と言われた時は丁重にお断りした。

一「詫びを入れさせてくれってさ。さっきご飯届けたら、泣きながら懇願されたよ……」

京太郎「俺はかんけーなくないですか?」

一「とーかは取り付く島がないみたい……だから旦那様に仲介して欲しいって」

京太郎「そう言えば、何で透華さんは智葉さんに厳しいんですか?」

一「……」

一さんはそこで眉を潜めてこう言った。

一「衣の件で……昔、ちょっとね」

屋敷の中は俺も立ち入ったことのない場所の方が多い。

旧館と呼ばれる、戦前からある屋敷の一部、そこにある厠に一さんは俺を案内してくれた。

まず臭いが鼻をついた。

京太郎「何ですかこのトイレ」

一「汲み取り式トイレ。初めてみるよね。昔の日本は尿便をこの穴の底の槽に溜めて、定期的に回収する公共サービスがあったらしいよ」

京太郎「すげえ不衛生なシステムっすねぇ」

一「俗にボットントイレって言うんだって。21世紀中頃にはもう回収サービスもなくなって絶滅したらしいけど」

京太郎「ボットンって……ストレートすぎやしませんか?」

一「地方によってドッポン、スットン、ボッタン、ボチャン、色々言い方あるみたい」

京太郎「へぇへぇ」

そんな絶滅種の便所もあるこの建物は一種の文化財だ。

京太郎「しかしウチはこんなのまだ使ってたんですか?」

一「ボクだって知ったのは最近だよ……長らく封印されていたみたいだけど」

そして様式便器は嫌に奇妙な形をしていた。前方に穴が開いていた。

俺の実家の風呂場くらいあるやけに広い個室。角に柱が一本立っていて、そこに鎖で智葉さんが繋がれていた。

広い個室のど真ん中に便器が置いてある、構造的欠陥のためトイレットペーパーは用意されていないらしい。



京太郎「透華さんは……ここ、使ってるの?」

智葉「……」

智葉さんは項垂れていた。

一「だいたい朝晩2回。わざわざここに足を運んでいるみたい」

智葉「……もう勘弁して……下さい……」

智葉さんは涙をポタポタ落とし始めた。

一「何があったのか、ほら、話して」

智葉「なめ、舐めさせ……られて……しょ、初日は……げ、げ……」

智葉「髪の毛も、中に、く、くっついて」

智葉さんは小声で独白しながら髪の毛を掻きむしっていた。

透華さんが一日使い終わった後は、使用人がシャワー室に連れて行って洗ってはいるらしい。

智葉「しょ、初日は……前から……後ろ……尻の穴を……気が済むまで……」


舐め方にも作法があるらしい。ソレを徹底的に智葉さんは仕込まれたようだ。

一「とーかの機嫌が悪い時は?」

智葉「あの日はっ……そうだ、あの日っ……舐めてる最中にっ……オエッ……おおっ……」

そんな事をされるとあの智葉さんも流石に折れたらしい。

智葉「ま、まだ序の口だ……これから私、何をさせられるんだ……あの時は許してくれた……泣いて泣いて、舌で奥まで綺麗に舐めとったら……」

一「多分、辻垣内さんの仕事はとーかの中じゃあかなり甘いよ……龍門渕家の古い使用人に聞いた」

一「旧館には別の便所がある。そこは汲み取り式でない。便座の下に奇妙なスペースがある」

智葉「それだけは、それだけは勘弁して下さい……」

智葉さんは黴びてところどころ欠けたタイル敷きの床に頭を擦り付けて懇願した。

かつて東京にその名を響かせた女親分の形は見る影もなかった。

智葉「それか……いっそ一思いに」

殺してくれ?

それ以上は嗚咽で何も聞こえなかった。俺は何の恨みもない。ただ彼女が敗れた。それだけのことだ。

京太郎「一さん、出て言って下さい」

一さんは無表情で個室から出た。扉がギイっと締まった後俺は……


一「少しして、何かが落ちる音がした後、個室から悲鳴が聞こえた。ボクは何も感じなかったよ。もうすっかり麻痺していたんだ」

一「30分位かな。旦那様がトイレから出てきて、無言で自室へと帰っていった」

一「その晩、屋敷できらびやかなパーティーがあった。各界の著名人が集まってね、とーかは自慢の息子を皆に自慢していた。」

一「待つしかないさ。あの臭いはとーかだって我慢ならないものなんだから、自然に足は遠のく」

一「その後でどうなるかは彼女の頑張り次第。とーかを満足させれれば、そのまま忘れて貰えるかもしれない。そうしたら、ボクは彼女を鎖から外して、離れの小さな部屋で休ませてあげようと思う」

一「もしかしたら、その手の見世物にして虐げ続ける罰を与えるかも知れない。あの辻垣内智葉に尻を舐めさせる、そんな素敵な厠は瞬く間に、あのパーティーにやってきた連中の間で噂になると思う」

一「死ぬまでその仕事をさせられて、辻垣内家は日陰から這い上がることなんて出来なくなる程の恥をかかされるよ」

一「でも智葉さんにとって最悪なのはとーかの機嫌を損ねてしまうことだ。とーかが脅したように、次は便所の仕事が待っているかも知れないし」

一「そこよりもっと酷い地獄が用意されているから、そこに落とされてしまうかもしれない」

一「それはもうボクにはわからないことさ」

一「この話をキミにした理由?さあ?でも、この話を聞いてキミがとーかと戦うのを思いとどまってくれれば嬉しいな」

一「なにせ、ボクはとーかの事が大好きだからね」


京太郎(大事なのは忘れることだと思う)

京太郎(人は生きている以上、沢山の罪を犯す。その大小は人それぞれで、運命によってそれはとてつもなく大きなものになる事もある)

京太郎(しかし忘れなきゃあ、とても幸せになることなど出来ないだろう)

透華「……」

京太郎Ⅱ世「スピースピー」

京太郎(息子を胸に抱いて、静かに眠る彼女を横に、俺は幸せを感じる)

京太郎(それでいい、それでいいんだ)

京太郎「しかし、その晩は目が冴えて寝付く事は出来なかった」

↓1 

誰に会いに行きますか?
①菫 ②爽 ③モモ ④春 ⑤マホ ⑥佐藤アナ ⑦成香 ⑧尭深 ⑨洋榎 ⑩淡

続く


京太郎「ご無沙汰してたな」

大星淡は屋敷の地下牢に閉じ込められている、俺の戦利品の1つだった。

しかし種牡馬の仕事を休んでからはめっきり足も遠のいていた。

淡「……」ギロッ

京太郎「睨むなよ。入るぞ」

牢屋の鍵を空けて中に入り、淡が気だるそうに寝転がっているベッドに腰掛けた。

淡「するの?」

淡はモゾモゾと起き上がり、俺の股に顔を近づけてきた。

淡「んっ……あっ、もう勃ってる」

淡はおとなしく俺のに口付けした後、しゃぶり始めた。

京太郎(こんな生活してるのに体はムチムチのままってのは一種のオカルトだな)

淡「んぷ、んぷっ、んっ……ひゃっ♡揉むなっ!」

京太郎(このケツ、腰つき、媚びまくってるなあ)

淡「もうっ……はむっ、ちゅぷちゅぷ、あ~、あむっ」

淡は尻を振りながら、むしゃぶりつく。奴隷の本能だ。淡はもうこれだけの為に生きている。


淡「あ~♡あんっあんっ♡あ~~あ~~~♡」

京太郎「フゥフゥ」パンパン

だらしない喘ぎ声をあげながら、檻にしがみついて、突き出された尻に俺は無我夢中で腰を振った。

淡「あ~~♡やぁ~~♡あんっあんっああ~~♡」

京太郎(デカイ乳房垂らしやがって……ホント下品になったなあ淡は)

かつての白糸台の大将の姿はもうない。

淡「イクっ!イクっ!ああんっ!あっあっアッアッアッ」

息を切らし、膣の中を絞るように動かして、淡は嬌声を出していた。

京太郎(こいつの腟内良すぎるんだよなあ。これと比べると透華さんのはゴム筒だわな)

子供を孕むためだけに生きる雌。大星淡はそれ以外の何物でもない。

京太郎「灼けるっ……くっ」ズチュズチュズチュ

淡「ひぃ~~~♡や~~~!イクぅ~~~♡」ビックンビックン

京太郎「うううぅ~~!」ドピュドピュ

彼女の体に覆いかぶさりながら、俺はたっぷり腟内に放精した。

時間にして10秒にも満たないであろうが、末永く感じる幸福感に襲われた。

その残滓がゆっくりと抜けていくのを感じながら、彼女の体の温もりに触れていた。

京太郎「抜くぞ」ズポッ

淡「あっ♡……あ」

淡は尻を突き出しながら床に付していたが、俺が抜くと仰向けになって腰を少しつきだした。

顔は真っ赤に蒸気して、天井を凝視していた。


俺は無言で牢を出てた。

なぜまた淡を孕ませようと思ったのか少し考えても答えは見つからなかった。

京太郎「性、でしかないのかな」

末原さんの顔が思い浮かんだ。

 末原「気が向いたらいつでも連絡してーや」

俺は彼女に連絡を取ることにした。


末原「もう連絡はないと思ってたから正直驚いとる」

末原「で、また仕事したいんか?」

京太郎「はい。色々考えましたけど、今の俺があるのも赤阪先生に出会って、この仕事を始めたからなんです」

京太郎「何のためにやってるのかはわかりません。それでもアレをしている時だけ……俺は生きているって感じがあるんですよ」

末原「ほな、ウチの仕事はアンタの望む雌を調達する、それだけです」

末原「誰にするんや?復帰一発目は」

京太郎「そうですね」

↓1 誰にしますか?

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