【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4 (1000)

このスレは【魔法少女凌辱ネタのエロゲみたいなやつです。>>1の嗜好妄想全開です。苦手な方はブラウザバック推奨】
(初代スレ>>1より一部引用)


R-18展開はもとより、安価・コンマ等の結果次第では胸糞展開などの恐れもありますのでご注意ください。


過去スレ

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428580545
(初代のスレ:◆XYOp.99oZs氏による1周目スタート)

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その2
【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433005737/)
(2代目スレ:◆XYOp.99oZs氏による1周目完結 & ◆MTFYlAtjLqN7氏による2周目スタート)

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その3
(3代目スレ:◆MTFYlAtjLqN7氏による2周目完結)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460289968

初見の方や、しばらくぶりでなんかよく覚えてない方用まとめ

 アイマス+エロゲ風世界(※変身ヒロイン凌辱モノ)

 基本的に春香がメイン(でヤられる)ヒロイン、Pは補佐役的ポジション

 主人公サイド:シャインマジシャン(ズ) vs 敵組織:ブラックジャンボ(軍)

 だいたい765のアイドルの誰かが黒幕になってる

 春香の目的:敵組織をやっつけて黒幕を元に戻す、あるいは元の世界に戻る

 ※ちなみに今までの2周はいずれもシャインマジシャンズの完全敗北に終わりました(だいたいコンマのせい)


最後の項目は別として、今回も上記をだいたい踏襲する予定です。

なお今回の>>1は基本的に765でしか書けません。
あらかじめその点はお詫びしておきます&どうぞご了承ください。



大事なことなので、もう一度、注意喚起です。

【R-18展開はもとより、安価・コンマ等の結果次第では胸糞展開などの恐れもありますのでご注意ください。】



次のレスより始めていきます。

その日に限って派手に転んだのは、わたしじゃなくてプロデューサーさんでした。

半休をとって午後から出勤してきたプロデューサーさんは妙にほくほくした顔で、
でもそのせいか足元への注意が、お留守になってしまってたらしく…

P「おつかれさうわだぁああああっ!?」ズッシャアアア

小鳥「プロデューサーさん!?」

春香「わああ!? だ、大丈夫ですかっ!?」

わたしでもめったにやらないレベルの見事なスライディングを決めちゃうプロデューサーさん。
あわあわしながら小鳥さんが事務机から立ち上がります。

わたしもすぐ駆け寄ろうとしたそのとき、プロデューサーさんが手に持っていたカバンから
DVDケースくらいの大きさの箱が滑り出てきて、ちょうどわたしの目の前で止まりました。

春香(ん……?なんだろ、これ?)

床に置いとくわけにもいかないので拾い上げてみます。
見た目のサイズの割には、けっこう軽い感じが手に伝わってきました。

ステージ衣装みたいなのを身にまとった女の子が、箱の表で大きくポーズをとっています。
年はたぶん、わたしとあんまり変わらないくらいで、でもきりっとした表情で、なんだかかっこいい。

なんとなく、小学生くらいの頃、日曜日の朝に放送されてたアニメを思い出しました。
ふだんは学生だけど、いざというときは変身して悪の組織と戦う魔法少女とか、ヒロインとか、そういうの。

その手のアニメのDVD、なのかな? プロデューサーさん、こういうのが好きなんでしょうか。
よく考えたら、プライベートでどんなテレビ見てるのかなんて知らないなぁ…

P「あたた… いや、大丈夫です、音無さん。お騒がせしてすいません」

小鳥「ホントですか? 思いっきり頭から突っ込んでましたよ?」

なんて言ってる間にプロデューサーさんは起き上がり、照れくさそうに頭をかいています。
よかった、とりあえずは無事だったみたいです。そうだ、このDVD、渡してあげよっと。

春香「ケガとかしてませんか、プロデューサーさん」

P「ああ、どこも痛くないよ。悪い、春香にもみっともないとこ見せちゃったな」

春香「そうそう、これ、さっきカバンから落っこちちゃってましたよ」

立ち上がろうとするプロデューサーさんに、箱を手渡そうとすると。

P「え? 俺、なにか落としt……!?!?」

小鳥「どうしたんですか? 春香ちゃん、いったい何を持って… ッッ!?」

わたしの方を見たふたりが、一斉に固まります。え、え?

小鳥「ぷぷぷプロデューサーさんっ!?なんてモノ事務所に持ってきてるんですかぁ!!」

たっぷり数秒の間を空けて、小鳥さんが顔を真っ赤にして大声で叫びました。
えっ、アニメのDVDって、どっちかっていうと小鳥さんのほうが好きそうなのに…

P「ち、違います、誤解ですよ音無さん!! これあくまでプライベートで!」

小鳥「当たり前です、っていうかプライベートでも持ってきていいモノじゃないですよ!?」

P「だってスケジュール的に、受け取れるタイミングが今日の午前だけで… いや、その前に音無さん?」

小鳥「なんですかこの変態ぃ!いくらプロデューサーさんでも、しょ、触手スキーだなんてそんな…」

P「…なんでパッケージ見ただけで、これが『そういうの』だってわかったんですか?」

小鳥「ピヨッ!?」

……ダメです。わたし、ふたりの言ってることがさっぱりわかりません。

春香「あ、あのー、小鳥さん、プロデューサーさん?よかったら説明してほしいかなー、なんて」

P「すまん春香、ちょっと後にしてくれ!」

小鳥「まだ春香ちゃんには早いわ、っていうか知らなくていいの。むしろこっち来ちゃダメ」

…結局、そのあとどれだけ聞いても、ふたりは何も教えてくれなかったのでした。
うーん、なんだったんでしょう?


一日のレッスンが全部終わって、わたしは事務所を出ました。
日が落ちて、あたりはすっかり暗くなってしまっています。

のんびり歩きながら、頭に浮かぶのは昼間のDVDのこと。
魔法少女、変身ヒロイン。昔はそういうの喜んで見てたなあ、となつかしい気持ちになります。

でも考えてみたら、今のわたしも、似たようなものかもしれません。
いつもは高校生してるけど、いざアイドルとして舞台に出るときは
きらきらした衣装で変身して、あのパッケージの女の子みたいにびしっと決めちゃうんです!

まあ、まだまだ駆け出しのわたしは、そこまでヒロインできてないですけどね。たはは…


春香「…あっ!」


そんなことを考えてふっと目を上げたその瞬間、夜空をすっと流れ星が横切りました。

それを見たわたしは、さっきまで考えてた意識の流れのまま、ごく自然に、心の中で唱えました。


(あのDVDの女の子… あんな、魔法少女みたいなヒロインに、なれたらいいな)


……口には出さないまま、言い終わったそのとき。

流れ星が一際強く輝いたような、そんな気がしました。



………………

…………

……

……

…………

………………

っと、いけない。なんだかぼーっとしちゃってました。
今はわたし、家へ向かう途中の河川敷を通っている最中です。
街灯はあるのでそう暗くないけど、ひと気はあまりなくって、正直、ちょっと怖いところです。


がさがさごそごそ、と、近くの草むらで大きな音がしました。


…た、たぶん、今のは野良猫です。このへん、けっこう見かけるんですよ。
響ちゃんがいてくれたら、遊び相手してあげられるんだけどなあ…


がさっ、がさがさがさ。


…………明らかに、猫のサイズが立てる音じゃありません。
しかも、わたしの気のせいじゃなければ… こっちに、近づいてきてます!


がさがさがさがさ!


春香(なに、何っ!? 急いで…に、逃げなきゃ!!)

頭ではわかっているのに、足がうまく動いてくれません。
せめて音の正体を確認しようと思って振り向いたわたしの目の前にいたのは、
わけのわからない生き物でした。

全体としては、図鑑やテレビ番組で見たことのある、イソギンチャク、が近いでしょうか。
前から見るとボールみたいなかたちの本体があって、
両サイドから象のような、ずんぐりとした足が生えています。

そして、その球の上の部分からは…… 宙に持ち上がって動いている、
ひものような、ぐにゃぐにゃしたものがたくさん。
…ちょっと、じゃないです。ううっ、よく見ちゃうと、かなり気持ち悪いよぉ……


っていうか、こんな生き物、この世にいるわけありません。
これ…まさか、ひょっとして、夢?


そう思ったとき、さらに夢みたいな不思議なことが起こりました。


春香「えっ、な、なに、今度はなんなの!?」

わたしの胸のまんなかあたりから強い光が放たれます。
自分でもまぶしいくらいなのに、不思議と熱さや痛みはありません。
むしろ、身体の奥から力がわいてくるような、お日様をいっぱい浴びているような温かさを感じます。

春香「……っ?」

何十秒も続いたような気がしたけど、実際にはたぶん、数秒だけ。
それが過ぎたあとで光は消え去り、あたりにはまた暗い夜の空間が戻ってきます。

そこでようやくわたしは、自分が着ていた制服がぜんぜん違うものに変化していることに気づきました。

春香「ちょっ… こ、これって!?」

あの、プロデューサーさんの持っていたDVDの表紙の女の子。
彼女が着てたのとよく似てる……これ、わたしが、魔法少女……に、変身しちゃってる!?

春香「………あ」

いろんな情報が、いっぺんに頭に流れ込んでくる感じがします。


  ブラックジャンボ… 世界の平和を乱す、悪の組織…


          対抗できるのは、愛と正義の心を持った魔法戦士だけ。


その魔法戦士たちの名前は、シャインマジシャン。


       わたしは、その選ばれたシャインマジシャンのひとり、シャイニング・ハルカ。



不思議と、疑問に思うようなことはありませんでした。
ただ自然と、それが今のわたしだ、ということを受け入れる気になります。

目の前にいる不思議な、気味の悪い生き物は、悪の組織ブラックジャンボの作り出したモンスター。
放っておいたらなんの罪もない普通の人を……とくに女の人を、襲って、ひどい目にあわせるでしょう。

そうならないためには、わたしがこの場でやっつけなくちゃいけない!

わたしは使命感に燃えて、いつの間にか手に収まっていた、マイクのような形の短いステッキを握り直しました。





唐突ですがルート分岐の安価を取ります。
【ゾロ目さえ出なければ】普通のルートです。ゾロ目が出た場合のみ、高確率で変わります(直後に再度コンマ判定)。

↓2    

ついさっきまで、魔法のまの字も意識したことのなかったわたし。
だけど今では、感覚として、なにをすればいいのかがわかります。

この目の前にいるイソギンチャクみたいなのは、ブラックジャンボでも最下級の触手生物。
特に女の人を襲って、どこかへ連れて行ったり、その…… く、口では言えないようなことをしたり、とか……

ただ、数がたくさんいたら大変だけど、一匹だけならわたしでもなんとかできるはずです!

少しでも人が襲われる危険を減らすためにも、逃がしちゃうわけにはいきません!

ここで、戦闘システムについて説明します。
(※見切り発車の試験運用です。バランスを見て適宜手を加えたり、そもそもなかったことになる可能性があります。)

シャインマジシャンおよび敵には【攻撃力・防御力・機動力・耐久力】のパラメータが存在します。

戦闘の流れは以下のようになります。

1:シャインマジシャンと敵のそれぞれについて【機動力+コンマ】を計算、数値の大きい方が攻撃権を得る。(機動力判定)

2:攻撃権を得た側は【攻撃力+コンマ】、攻撃を受ける側は【防御力+コンマ】の数値を計算し、
  攻撃側の数値が防御側を上回った場合、その差の分だけ防御側の耐久力が減少する。(ダメージ判定)
  耐久力が両者残っている場合は1に戻って繰り返します。

3:00,99以外のゾロ目が出た場合、合計の数値を2倍する。
  00,99については、攻撃時は防御力無視、防御時は完全無敵。
  なお、機動力判定とダメージ判定両方でゾロ目が出た場合、問答無用で一撃必殺になります。

なお、敵のパラメータはストーリーの進行につれて上昇していきますし、
シャインマジシャン各人のパラメータは戦勝時や日常パート中に成長させられます。


チュートリアル戦闘、のつもりです

シャイニング・ハルカのパラメーター【攻撃40 防御40 機動40 耐久40】
雑魚級イソギンチャクのパラメーター【攻撃15 防御20 機動15 耐久20】


↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

【戦闘結果:春香の攻撃!(47vs20)→ダメージ32(60-28):20-32<0 撃破!】

初めてだから、なんて泣き言は言ってられないです。
アイドルとして初めてステージに立つときだって、やるしかなかったんですから。

もちろん出し惜しみしてる場合でもありません。
わたしにできる、精一杯のことをやろうって心に決めます。

さっき変身したとき感じたのと同じあたたかい感覚が、今度は全身に波のように広がっていきます。
手足の、指のさきまで全部、エネルギーのようなものがいっぱいになった感じ。

目の前の大きなイソギンチャクが急にあたふたし始めました。
わたしが何をしようとしているのか、気づいたのかもしれません。

関係ありません。こっちの準備はもうできちゃいました!
あとは、よーく狙って、このいっぱいのエネルギーをぶつけるだけっ!

わたしは大きく手を振りかぶって、まったく意識しないまま、技の名前を叫んでいました。

春香「ええーいっ、シャイン・ボール!」

がさごそと音を立ててわたしから離れようとしていたイソギンチャク、
その背中……たぶん、背中の部分に、わたしの手から放たれた丸い光の球が吸い込まれていきます。

どかーん!

というような爆発が起こるでもなく、大きな音がするわけでもなく。
じゅっ、と、熱したフライパンに水をかけたような音がして、イソギンチャクが動きを止めました。
うねうねと動いていた頭の上のひもも動きを止めて…そして、そのまま、全体がゆっくりと透明になっていきます。

春香「え、ええっと…?」

わたしが見ている目の前で、イソギンチャクはどんどん薄れていき、ついには完全に消えちゃいました。

あたりには街灯の光が落ちているだけで、物音も、生き物の気配も感じません。

春香「これ、って…… やっつけた、ってことで、いいんだよね?」



春香「やったあ! とりあえず、初勝利ですよ、初勝利っ!」



【勝利ボーナス:春香の耐久力が5上昇しました!】

……

…………

………………

翌朝、目を覚まして、ゆうべのことは全部夢だったんじゃないかなあ…
なんて考えていたわたしを出迎えたのは、いつもとぜんぜん違う様子のニュース番組でした。

『本日の市内におけるブラックジャンボ出現率は……』

『市民、特に女性の皆様は、夜間の不要な外出はできるだけ控えるようにしてください』

『○○市でまたも女子高生が集団で行方不明に、ブラックジャンボの犯行か』

……とんでもないことになっちゃってます!

ブラックジャンボ、という言葉が当たり前みたいにぽんぽん飛び交ってて、
それを見聞きしたお父さんもお母さんも、くれぐれも気を付けるように、なんて…
こ、これって……やっぱり、わたしが流れ星にお願いしちゃったせいで!?

と、とりあえず、大急ぎで事務所へ行ってみなくちゃ!
そして学校が終わってすぐ765プロへ急いだわたしを出迎えたのは、よりびっくりする事態でした。

P「春香っ!ついにシャインマジシャンとして覚醒したんだなっ!?」

春香「は、はいっ!?」

わたしから声をかける前に、駆け寄ってきたプロデューサーさんが大声を上げます。

P「それで、大丈夫だったか!?酷い目にあったりしてないか!?」

春香「あ、ああ、はい、それはだいじょうぶですけど……」

P「そうだよな、春香なら間違いないとは思ってたよ。でも俺のいないときだったから、不安で不安で……」

春香「あのー、ところでプロデューサーさん? ついに、って、どういうことですか?」

どうやら、わたしの知ってた世界とはなにもかも違ってしまっているみたい…
あまりの展開についていけないわたしに、プロデューサーさんはさらなる追い打ちをかけてきました。

P「どういうことって… お前だって知ってるだろ、春香」

春香「だから何がですか?」

P「いや、だからさ。うちの事務所は、表向きアイドル事務所、ってことになってはいるけど」

P「同時に所属してるアイドルはみんな、シャインマジシャン候補生なんだって」

春香「え?」

P「いやー、俺の知る限り、春香が初めて実戦で覚醒してくれたんだ、この調子でほかのみんなも…」






春香「えええええええええ!?」

すごく短くて、またコンマ判定ばっかりで恐縮ですが、いったんストーリーはここまでとさせてください。

連続取得についてですが、特にコンマの数値のみの場合でしたら
レス番号が連続してるとかでない限り同じ方が複数取ってもらってもいいと思います。
ただ、数分くらいは待ってもらってもいいのかなと。
今後もしか参加してくださる人が増えるようなことがあれば、また考えたいです。

また、戦闘システムとかについてのご意見などあればぜひお聞かせください。



さて、今後登場してくるマジシャン候補生について、安価を取ります。

ただ、名前指定だと面白くないので、番号指定にさせてください。

こちらであらかじめ765アイドルをリスト化し、フリーの抽選ソフトで番号をランダムに割り振ってます。
春香さんがメインヒロイン枠は固定ですので、1-12のうち好きな番号を↓1~↓5まで募集します。
かぶった場合は安価下にずらします。

※なお、ここは連レスなしで。

↓1が黒幕。
↓2は、シャインマジシャン候補兼ブラックジャンボ四天王候補となります。

ごめんなさい、伝わってない気がするので追記。
名前ではなく番号で指定してもらいたい理由を説明します。

次回以降日常パートに入り、春香とPで仲間として覚醒させられるシャインマジシャンを探したり、
春香の強化をしたりしてもらうことを考えています。

今回の安価で選ばれた順に制限期間が設定され、期間内に仲間にできなかった場合、
そのアイドルはブラックジャンボに拉致られあんなことやそんなことをされた挙句、
ブラックジャンボ幹部として覚醒させられてしまいます。

名前指定でなく番号指定なのは、誰を仲間にするか探してもらうゲーム形式にしたいからです。

7と9が指定されました。残りあと3つ、お願いします。

間違えてしまった・・・すまん
もう一回やってもよければ6で

>>30
現状ぜんぜん構わないですよ、
というかむしろ5個も安価しといて連レスなしは厳しすぎましたね…


さておきご協力ありがとうございます。
7が黒幕枠、9・1・6・2がマジシャン候補兼幹部候補生枠で確定です。


次回更新は早ければ明日か、明後日の同じくらいの時間になるかと思います。
明日更新できないときはその旨できるだけ書き込むようにしますが、来れなかったらご容赦ください。



ちなみに、もしルート分岐でゾロ目が出ていた場合は
春香さんがしょっぱな敗北からの触手凌辱で即完堕ち
→ブラックジャンボ幹部としてシャインマジシャンズを堕とすルート、に突入予定でした。
いやあゾロ目が出なくてよかったです(棒読み)

本日21:30~22時くらいから少し続きを書けるかなと思います。

番号指定の件に関して、配慮が足りず申し訳ありません。

直接指名するのではなく、伏せたまま番号で選んでもらって
誰になったのかを話の中で当てに行くようにすればゲームっぽくて面白いんじゃないか?
と考えたのですが、その決定過程の公正さを証明する手段にまで思い至っていませんでした。

今のところ、今回のような伏せた状態での選択安価を今後用いる予定はないですが、
次があれば提案にあったトリップで答えを予め提示しておく方法など、手段をよく考えた上で行います。

僭越ながら、今回はこのまま進めさせていただければと思います。
よろしくお願いします。

お待たせしました、間もなく開始します。
書き溜めはあまりないのでスローペースです。

こんにちは! わたし天海春香、アイドルやってます!
そして昨日、ひょんなことから、本物の魔法少女になっちゃいました!

…あんまり笑えませんし、事態はわたしが思ってたよりはるかに深刻です。

事務所に着くなり興奮ぎみのプロデューサーさんから聞かされた、
「わたし以外の765プロのアイドルもみんな、シャインマジシャン候補生である」というお話。
いちおう部外者には秘密みたいですが、本当にとんでもないことになってます…

いま事務所にいるのはプロデューサーさんと小鳥さん、それにわたしの三人だけ。
わからないことだらけのわたしは、プロデューサーさんに質問をぶつけてみることにしました。

春香「えっと… それで、事務所にはわたし以外の、ま……マジシャンって、まだいないんですか?」

P「ああ、俺の知る限りではな。皆トレーニングはしてるし、きっかけさえあれば覚醒できると思うんだが」

小鳥「でも最近この近所じゃ、襲われてた市民の方がマジシャンに助けられた、とかって噂もありますよ」

そばで聞いていた小鳥さんも会話に加わってきます。

春香「えっ? じゃあ、ひょっとして、もう誰かマジシャンになってるかもしれないんですか?」

小鳥「あくまで噂だからわからないけど……可能性はあるかもしれないわね」

P「そんな!だとしたら、まず俺に教えてくれたらいいじゃないですか!」

小鳥「可能性の話ですってば。それに、プロデューサーさんに心配かけたくないのかも」

P「ええー、わからなくはないけど…俺って、そんなに頼りないかなあ…」

がっくりと首を落とすプロデューサーさん。
違いますよ、きっとみんな、本当にプロデューサーさんに気を遣わせたくないだけですよ、
なんて、思わず声をかけてあげたくなります。


春香「で、プロデューサーさん。ブラックジャンボ、って、なんなんですか」

わたしは次に、気になっていた、朝から何度も耳にした名前についてたずねました。
と、急にプロデューサーさんが、そして小鳥さんも、ぴしっと姿勢を正し、真面目な顔になります。

P「俺たちの…いや、俺たちだけじゃないな。目下、人類すべての敵である、悪の組織だ」

うう~、ホントに、軽々しく流れ星にお願いなんかするんじゃなかったよぉ……


プロデューサーさんと小鳥さんはそれから、ブラックジャンボについて詳しい説明をしてくれました。

その正体も、規模も、正確なところはわからない悪の集団であること。
出現する地域は世界中に広がっていて、どこの国でも対応に追われていること。
たくさんの戦闘員?だけじゃなくて、見たこともないような生物もが所属していること。

そして、その目的は、世界征服。
そのために世界各地で、一般市民を襲っていて…
それだけじゃなくて、特に女の人には、その、なんていうか、ひどい、ことを…

小鳥「ごめんね、春香ちゃん。聞いてて楽しい話じゃないのはわかってるんだけど」

P「……ああ。春香も、みんなも、危険な目に遭う可能性は決して低くないってのに」

春香「いえっ、大丈夫です! で、そのブラックジャンボに対抗できるのが…」

P「ああ。それこそが、シャインマジシャン、ってことさ」

春香「なるほど……そのシャインマジシャンって、女の子しかなれないんですか?」

P「どうやらそうらしい。そして、同時にマジシャンになれるのは、多くても10人から15人くらい」

春香「へえー、じゃあ、765プロなら人数的にはちょうどいいわけですね」

小鳥「年齢的にも、10代から20代前半の子がほとん…… プロデューサーさん、なんですかその目は」

P「えっ、い、いえ、俺はなにも?」

小鳥「なにか言いたいことあるんだったら聞きますよ? ほらほら、言ってみてくださいよ」

ついうっかり小鳥さんの地雷を踏み抜いてしまったプロデューサーさん、滝のように汗を流してます。
空気を変えようと思って、わたしはさらに別の質問を投げかけました。

春香「なにか、ブラックジャンボに対する具体的な対抗策…みたいなのって、ないんですか」

わたしがそういった瞬間。
ぐいぐい詰め寄っていた小鳥さんと、弁解に必死だったプロデューサーさんが、そろって固まりました。
な、なんか、また変なことを聞いちゃったのかな…?

P「…あの、小鳥さん」

小鳥「お断りします。プロデューサーさんが説明してあげてください」

P「やっぱり、そうなりますよね…わかりました、春香、ちょっと待っててくれ」

春香「はっ、はい?」

そういうとプロデューサーさんはなぜか顔を赤くして、自分の机の方に戻っていきます。

すぐにプロデューサーさんは、なにか見覚えのある箱のようなものを抱えて戻ってきました。

春香(ああっ、あれって!)

間違いありません。昨日プロデューサーさんのカバンから出てきた、今回のすべての原因のDVD!

P「えーと、あのー、その、なんだ。これがだな、春香のいうとこの『対抗策』だ」

なぜかプロデューサーさんは目をあさっての方向に向けたまま、早口かつ小声でそう言います。

春香「DVD…ですか? 映像になってるってことは、なにか説明の動画かなにかあるんですか?」

P「……………ゲ、だよ」

春香「はい?」

P「あああもうチクショー!!エロゲだよエロゲ! え、エロいゲーム、略してエロゲだ!」

春香「………………はい?」



春香「さ、さ、サイッテーですプロデューサーさん!! セクハラですっ、出るとこ出ますよ!?」

P「絶対そうなるから言いたくなかったんだ!!頼むから話聞いてくれ!」


春香「……えっと、つまり、このゲームの設定そのまんまのことが、現実に起こってる、と」

P「そうなんだ。ブラックジャンボって名前も、春香たち、シャインマジシャンの名前も」

ようやく落ち着いて話ができるようになってきました。
そ、そうです、プロデューサーさんがわけもなく、え…エッチなこと言い出すわけ、ないですもん!

春香「あれ?でもそれなら、このゲームをクリアすれば、ブラックジャンボのやっつけ方わかるんじゃないですか?」

P「それがな、春香。また、その…変なこと言うことになるけど勘弁してくれよ?」

春香「え…は、はい、しょ、しょうがないですよね」

P「このゲーム、元のタイトルが…『性隷戦士シャインマジシャンズ』って言ってな」

春香「せいれい… 精霊?わあ、魔法少女、って感じですねっ」

P「あ、ああ…?それで、問題がひとつあって」

問題?でも、ゲームなら悪役がいて、それで相手をやっつけたら終わりだよね?
なんて思っていたわたしの予想は思いっきり裏切られてしまいます。

P「これ、プレイヤーがブラックジャンボのボスになって、シャインマジシャンを…その、堕とす、ゲームなんだ」

春香「落とす?えっ、突き落したりとかしちゃう感じですか?それとも飛んでるところを、とか…」

P「……あ、あー。つまりだな」




春香「そそそそそそんなああ!?」

P「…だからこれ、対抗策っていうか、せいぜい自衛手段みたいな、そういうアレなんだ。すまん」


P「…一通り説明は済んだかな。さて、実際のとこ、どうしようか、春香」

春香「えっと…そうですねー……」

まだまだわけのわからないことはたくさん残ってるけど、そうも言ってられません。
なんといっても今のところ、はっきり戦えるのはわたしだけで… そうだ!

春香「プロデューサーさん、まずは味方を増やすべきじゃないですか」

P「味方…?ああ、つまり、マジシャンの仲間、ってことか」

春香「そうです。一人よりふたり、ふたりより三人…みんないればそれだけ心強いと思います」

P「なるほどなあ……じゃあ俺の意見も言っていいか、春香」

春香「もちろんですよ!」

P「……この先、春香が戦う機会はきっとまた来ると思う。その時に備えて、春香が強くなることも必要じゃないか?」

わたしは昨晩、イソギンチャクのような生き物と戦ったときのことを思い出していました。
たまたまあのときは何も問題なく勝てたけど…… 確かにこの先、いつもそうなるとは限らないかも…

どっちがいいんだろう。
わたしはしばらく考えて、プロデューサーさんに返事をします。

※事前の説明のとおり、ここからしばらく日常パートになります。
 現在、4人のシャインマジシャン候補がいますので、まずその1人目を探してもらいます。

 1日に2回、行動選択をとることができます。
 1回目の行動を今から決定してください。

 なお、初日の今回は1人目を見つけられなくてもペナルティはありません。


先ほどの場面からの選択肢安価です。

1.「ふたりで手分けして、事務所のみんなとコミュニケーションしてみませんか?」
2.「もっと強くなれるように、トレーニングをお願いします!」

↓2



春香「ふたりで手分けして、事務所のみんなとコミュニケーションとってみませんか?」


P「コミュニケーション?」

春香「はい。わたしがマジシャンになった、って知ったら、なにかきっかけになるかもしれませんし」

P「なるほど。それに、音無さんがさっき言ってたみたいに、実はもう覚醒してる子もいるかもな」

春香「あ、それだったら頼もしいです!わたしよりマジシャンとして先輩、ってことですからねっ」

P「よし、じゃあそれで行こう。俺は ↓1 を探すから、春香は ↓2 に会ってみてくれ」

春香「わかりました! そのあとは、一度事務所に戻ってきますね!」


続いて選択安価です。
春香以外のアイドル名を、↓1と↓2で指定お願いします。

またage忘れた…

P「えーっと、今は空いてる時間のはずだな。まずは電話を、っと」

『………… おかけになった電話は、現在電波の届かない場所にあるか…』

P「……あずささん、多いんだよなあこれ。仕方ない、足で探すぞ!」



ようやく見つけたあずささんはカフェでゆったりとコーヒーを楽しんでいた。
窓の外の俺に気が付くと、あら~、と声まで聞こえてきそうな笑顔を浮かべ、
プロデューサーさんもこっちへどうぞ、というように手招きをしてくれる。
ただ、今からする話は、どう考えてもカフェの混雑の中でするようなものじゃない。
俺は上品で静かな店内にこそこそと忍び込み、状況がよくわかっていないあずささんを連れ出した。


あずさ「…そう、ですか。春香ちゃんが」

P「ええ、つい昨晩。みんなにもそのことを知らせておこうと思ったので」

あずさ「そんなことより前に、プロデューサーさん?」

P「は、はいっ?」

あずささんには珍しく、ちょっととげのある声だった。
虚を突かれてしどろもどろになる俺をじっと見据えて、あずささんは尋ねた。

あずさ「春香ちゃん、無事なんですよね?ひどいことされたり…してないですよね?」

まるで自分が危険にさらされているかのような不安そうな顔をしている。
よく見れば目がうるんでいて、今にも泣きだしてしまいそうだ。

P「だ、大丈夫です!春香は無事です、それに、ちゃんと勝ったそうですよ」

あずさ「……よかったぁ!わたしのほうがお姉さんなのに、春香ちゃんにもし何かあったら…」

あずささんは目に見えて表情をゆるませ、同時に力が抜けたのか、背もたれに深くよりかかる。

あずさ「わたしも早く、春香ちゃんのお手伝いができるようにならないとだめですね~。うふふ」


【三浦あずさ:未覚醒】 今回の選択安価ははずれです。

響「春香ーっ! おめでとーっ!!」

春香「う、うわあっ、響ちゃんっ!?」

プロデューサーさんが事務所を出て行くのとほとんど入れ替わりに事務所へやってきた響ちゃん。
その響ちゃんはわたしを見つけると、一直線に飛びついてきました。

響「ついにマジシャンになったんだなっ!? すごいぞ!」

春香「え、えへへ…うん、まあ、偶然みたいなものなんだけどね?」

響「またまたー、謙遜しちゃってえ。あーあー、先こされちゃったの、ちょっとショックさー」

にこにこしながらわたしのことを褒めてくれる響ちゃん。
正直、特になにもしてないんですけど、こんなに言われると悪い気はしないです。

響「あ…でも、そうだ。春香、無事だった?まさかヘンなことされなかったよね?」

春香「うん、もちろんだよっ。なんたって春香さんはカンペキだからねー!」

響「う、うがーっ!? それ自分のセリフ、とっちゃダメだってばぁ!」

わたしにぎゅっと抱きついたままくるくると表情を変える響ちゃんは本当にかわいらしくて、
どっちかというとからかわれがちなわたしも、ついイジワルを言ってみたくなっちゃいます。

響「そうだ、春香。いまここで変身とかってできないの?」

春香「うーん…実は、まだそのへん、よくわかってない感じなんだよね」

響「そうかー、ちょっと残念だなー。どんな風なのか確認してみたかったぞ、自分」

春香「大丈夫だよ、わたしができたんだから、カンペキな響ちゃんなら楽勝だよ!」

響「えへへへ…そうかな? いずれお披露目するから、楽しみにしててよっ」


【我那覇響:未覚醒】 今回の選択安価ははずれです。

響ちゃんがレッスンに出かけてからしばらくして、プロデューサーさんが事務所に戻ってきました。

P「どうも話してみた感じ、あずささんはまだマジシャンとしては目覚めてないみたいだったな」

春香「そうでしたか…響ちゃんも、たぶん同じだと思います」

それぞれ、あずささん、響ちゃんと話をしてみたわたしとプロデューサーさん。
今のところ、二人はまだ覚醒してはいないみたいです。

気が付けば日もだいぶ落ちてきて、外は暗くなり始めています。

P「さて、と。春香、もうちょっと時間はあると思うけど、これからどうしようか?」



【ヒント】
今回捜索中のアイドルについては、直接コミュニケーションをとらなくても仲間になるよう設定しています。


選択肢安価です。
1.「今度は二人で一緒に、誰かと話をしてみましょうよ」
2.「これから帰るまで、トレーニングに付き合ってもらえますか?」
3.「ブラックジャンボが出たら危ないです。パトロールしましょう、パトロール!」

↓2

これ、1にして、もし強大な力があるであろう黒幕にコミュニケーションがヒットしたら大惨事もあり得るよな…

………………

…………

……

わたしとプロデューサーさんは、人通りの少ない夜道を歩いています。
もちろんわたしは変身してない制服のまま、プロデューサーさんはいつものスーツ姿。
見上げると、真剣な目であちらこちらを見まわしているその横顔が目に入って、
思わずわたしは目をそらしてしまいます。うう、ほっぺたがちょっと熱い…

こんなときじゃなかったら、まるでデートみたい、なんて、もうちょっと浮かれてたかもしれません。
でも今は違います。あくまでわたしたちの目的は夜のパトロール。
万一ブラックジャンボの一味が現れて、事務所のみんなや、そうでなくても普通の人を襲…


「きゃああああああーーーっ!?」


春香「ひゃああっ!?」

思いがけずすぐ近くから女の人の悲鳴が上がり、わたしは飛び上がってしまいました。

P「ほんとに出やがったか!?春香…大丈夫か、しっかりしろ!」

いつのまにかプロデューサーさんがわたしの正面に回り、わたしの肩に手を置いています。
その手のひらからは熱い体温が伝わってきて、同時に、少しだけ震えも伝わってきて。

プロデューサーさんも、緊張してるし、やっぱり、怖いんだ。

そう思うとむしろ、少しだけだけど、身体の力がいい具合に抜けました。
おなかに力をぐっと入れて、わたしは声を張って返事をします。

春香「はいっ、大丈夫ですっ!すぐ行きましょうプロデューサーさん!」

P「よし…たしかこっちの方だったな、急ごう!」

そこは、さびさびになったジャングルジムやシーソーがぽつぽつと佇んでいるだけの
さびれた公園、というか、元公園でした。

「あ、あああ、いや、来ないでえ……!」

スーツ姿のOLさん、でしょうか。必死に走ったのか、ヒールが折れちゃってます。
尻もちをついたような姿勢で後ずさりをして、わたしたちのいる方から距離を取ろうとしています。

その女の人と、わたしたち二人との間に。
昨晩見たのとよく似た、イソギンチャクのような気持ちの悪い生き物がいました。

ふくれあがったボールのような本体と、そこから生えた太い、たるんだ皮膚の目立つ足。

そして、ボールの上からたくさん生えた、ぐねぐねと動き回る、筋肉質のひものようなもの。

触手、っていうものだと、事務所でプロデューサーさんは説明してくれました。


ぜんぜん怖くない、って言ったらウソになります。
でも、いまシャインマジシャンとして戦えるのはわたしだけなんです。
ここでわたしが逃げたら、あのおばけイソギンチャクが、知らない人や、
もしかしたらわたしの知っている人をひどい目にあわせちゃうかもしれない。

そんなの絶対いやだ! そう思うと、自然と勇気がわいてきました。
あの温かい感覚が胸の中に広がり、そのまま全身に伝わっていきます。

そうだ、変身の呪文みたいなのってあるのかな? と今さらのように思ったけれど、
考えるより先に、それは叫びとなって、わたしの口から飛び出しました。

春香「シャイニング・ハルカ、ショウ・アーップ!」





ここから戦闘を行います。

シャイニング・ハルカ【攻40 防40 機40 耐45】
おばけイソギンチャク【攻25 防25 機25 耐35】

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

※平日ですし、連続レスでなければ複数回コンマとってもらって構わないです。

【戦闘結果:敵の攻撃!(42vs59)→ダメージ14(97-83):耐久力45-14=31 戦闘継続】

シャインマジシャンの姿になったわたしに気付いて、イソギンチャクが振り返ります。
ぬらぬらとした触手をいっせいにこっちへ向けて、警戒してるみたいです。

P「さあ、今のうちにこっちへ!」

「あ……あ、ああ、は、はいっ」

…やった!
イソギンチャクがこっちに気をとられてるスキに、プロデューサーさんは大きく回り込んで
襲われかけていたOLさんのところにうまくたどりつきました。
あの人がけがでもしてたらどうしよう、と思ったけど…… プロデューサーさんに助けられつつ立ち上がりました。
ちょっと震えてはいますが、ちゃんと歩けるみたいです。よかった、これで

P「は、春香っ!!危ない、よけろおおっ!!!」

プロデューサーさんの叫び声が響くのと、わたしの視界がいきなりひっくり返ったのはほとんど同時でした。



春香(………い、いった、ああああ……っ!?)

頭が、ぐわんぐわんと、ホントに、音を立てている、みたいです。
日ごろ、事務所の、床で、転んじゃっ、たとき、なんかと、くらべものに、なりません。

P「……て、立っ…… れ、春 ! 次……来 ぞ、前見ろ 、立 、よけ  」

遠くで、プロデューサーさんが、何か、言ってる、ような…

P「……いや春香、そのまま思いっきり横に転がれええっ!!」

春香「は、は、はいいいいっっ!?」

やっとプロデューサーさんの声が聞こえて、わたしは素直に言われたとおり、
地面に寝転がったまま身体を回転させて横へと転がっていきます。
って、いうか、いまわたし、寝転がってたの!?

ずしゃんっ!

とんでもない音がしてはっと目をやると、イソギンチャクが触手の束を地面に叩きつけているところでした。
あれ……つまり、もしプロデューサーさんの声に反応できてなかったら、今ごろ……!

春香(と、とにかく大急ぎで離れなきゃ、ほんとに危ないっ!!)

なんとか両足に力を入れて立ち上がったわたしの方に、のっそりと、イソギンチャクが向き直りました。




戦闘続行です。(春香の耐久力のみ減少中 45→31)

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

【戦闘結果:春香の攻撃!(86vs51)→ダメージ0(敵コンマ99、完全無敵) 戦闘継続】

(絶句)

97でさすがはるるん決めるとこは決めてくれるね、と思ったら…


すみません、勝負つかない場合3ターンはやってみる予定にしてたので、
まず再度戦闘のコンマ取らせてください。描写は次でまとめます。

耐久力等変化なし

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

【戦闘結果:春香の攻撃!(86vs51)→ダメージ0(敵コンマ99完全防御) 戦闘継続】※再掲

やっと立ち上がって、いちおう仕切り直し、というところだけど…
わたし…… 実は、さっき、何をされたのかすらわかってません。
身体じゅうまだ痛いけど、そんなことより……ど、どうすればいいの!?

P「春香っ、そいつは触手を振り回して殴りつけてきてるんだ! 距離をとれーっ!」

すると、プロデューサーさんが遠くから大声を上げて、攻撃の正体を教えてくれました。
たしかにさっきも、あの頭の上のをまとめて、振り下ろすみたいに…

ってことは、プロデューサーさんの言う通り、離れれば攻撃を受けなくて済むかも!
わたしは正面にイソギンチャクを見据えたまま、何歩か後ろに下がってみました。

追っかけて、こない…!というか、動こうとしてるけど、そこまで速くない!これなら!

危ないのは承知の上で、瞬間振り向くと思いっきりダッシュ。
ちょっと動かれたくらいでは触手が届かないくらいまで、距離を取ります。

改めて深呼吸をひとつ。手足のあちこちが痛いのはできるだけ気にしないようにして、
わたしは意識を集中させます。それに応えるように、身体のすみずみまで温かい感覚が行きわたります。

よし、大丈夫、昨日はうまくいったんだから、今日だって!

春香「おかえしだよっ…せえのっ、シャインボールっ!!」

思いっきり振りぬいた右手から、本当のボールを投げたのと同じように、光の球が飛んで、

春香「って、つうっ、あ、あああっ!?」

P「は、春香あっ!?」

体重をかけすぎたせいか、右足首あたりにひどい痛みが走り、思わずバランスを崩してしまいました。
せっかく集中して練り上げたシャインボールが、とんでもない方向にすっぽ抜けていきます。

春香(こ、こんなときにっ! ダメ、あわてちゃダメ、急いで次を……!)

イソギンチャクは相変わらずの速度だけど、のそりのそりと、少しずつ這うように近寄ってきています。

春香「今度こそっ! シャインボールっ!!」

【戦闘結果:春香の攻撃!(74vs35)→ダメージ6(58-52):耐久力35-6=29 戦闘継続】

大丈夫です。ぎりぎりまで気を付けて、バランスを崩さないように、しっかり狙えました。
腕を振る勢いも、ボールを飛ばすタイミングも、我ながらばっちりでした。

ただひとつだけ違ったのは、ボールの大きさが、ものすごく小さかったこと。

春香「ああっ!?」

ぺちん、と情けない音を立てて、イソギンチャクの本体に当たった光の球がはじけます。
命中したあたりの色がなんとなく変わったように、見えるけど…それだけ。

春香(わたしが焦っちゃったから…集中してなかったから効いてないんだ!)

イソギンチャクは大して気にした風でもなく、じりじりと距離を縮めてきます。
まだすぐに攻撃される心配はなくても、プレッシャーがすごいです…!

P「春香っ、いいか、よく聞け!!」

そのとき、プロデューサーさんの指示が聞こえてきました。



選択肢安価です。

1.「そいつの動きは鈍い! よく動きを見て、近づいて一気に仕留めるんだ!」
2.「作戦はいいぞ! もう一度距離をとってシャインボールをぶつけてやれ!」

※試験的に、このレスではトリップに選択肢安価の正解を書きます。

同時に戦闘コンマをもう一度取らせてください。

選択肢安価が正解だった場合、春香の能力値がこのターンすべて2倍になります。
不正解だった場合、敵の能力値がこのターンすべて2倍になります。

なお選択肢安価コンマがゾロ目だった場合、正解なら即勝利、不正解なら即敗北となります。


↓1 選択肢安価 1or2

↓2~5 戦闘コンマ(さっきまでと同じルール:春香耐久力31・敵耐久力29)

ほい

コンマ指定途中で大変申し訳ないですが、今回は更新ここまでにさせてください。
次回、このバトルの決着から…この流れだと決着まだつかない恐れも…

今回の能力値でテストプレイしたときは春香さん、5回に3回くらいは1ターンで勝ってたんです。
たまーにコンマが暴れたときだけ敵側が一撃で勝つこともある、くらいのバランスでした。
ここまで長引くのは本当に想定外で、3ターンまで予定してるとは言ったもののまさか本当に行くとは。

今回のように、ある程度戦闘が長引いた場合、途中で有利・不利が動く選択肢を入れる予定です。

しょっぱなスレをだいぶ消費した割に、話は大して進んでなくて申し訳ないです。
戦闘システム等についてご意見や改善案あればぜひ教えてください。

次回は明日、というか本日12日夜21時くらいに来れれば。
来れなければ次は早くて14日木曜夜になります。

では、このレスは無視して、戦闘コンマ4つ分になるまで取得をお願いします。
リロードタイミング合ってればあと3つのはず。

テストプレイ(Webサイコロ的なもので1D100を4回振る→計算する→繰り返し)



先に謝っておきます、戦闘も説明も、長引いてすみません。

この段階で説明させていただくと、まず>>86の選択肢は 1 を正解ということにしてました。
(ちなみに>>86のトリップは #今回は1が正解です というキーにしています)

しかし、>>88で春香がここぞとゾロ目を引いて敵コンマの93をも超え攻撃権を獲得、
でも>>86の選択肢効果で敵の能力が2倍になってるせいで、ダメージが2しか通りません。

【戦闘結果:春香の攻撃!(168vs143)→ダメージ2(80-78):耐久力58-2=56 戦闘継続】
(※このターンのみ敵能力値×2【25 25 25 29】→【50 50 50 58】)

どうしてこうなった…

正直どっちかが能力値倍になれば即勝敗つくと思ってました。計算が甘かったです。
実際、仮に敵が攻撃権得てたとして、今回のコンマ数値だとダメージまったく通らないっていう。


ほんとに何度も何度も申し訳ないんですが、戦闘安価をもう1回取らせてください。
夜になっても埋まってなければ、そこまでの安価はプールした上で続きを書きます。
きょう21時くらいには来れるかと思います。

さすがにそろそろ決着つくはず。そう信じてます。



というかこの戦闘システム、冗長すぎますかね…
2周目の◆MTFYlAtjLqN7氏がやっておられたような
シンプルにコンマ数値で有利不利や勝敗等決めるタイプがよいでしょうか?

その辺のご意見も、コンマ取るついでにでもよろしければお聞かせください。


とりあえず、始めてしまった今回の戦闘は最後までこれでいってみます。よろしくお願いします。

↓1~4 今までと同じルールで(能力値は元に戻りました→春香耐久31 敵耐久56/2=28)

こんばんは。
思ったより早く時間ができたので、少し早目ですが始めていこうと思います。

いろいろなシステム改善案をありがとうございます。
パッと見で勝ち負けがわかりづらい選択肢を設けて多数決にしたり、
コンマ数値の多数決(例えば奇数偶数とか)にしたり、やり方は多そうですね。

現時点でこれと固めてしまわずに、柔軟に調整していきます。

では、よろしくお願いします。

【戦闘結果:春香の攻撃!(168vs143)→ダメージ2(80-78):耐久力58-2=56 戦闘継続】
(※このターンのみ敵能力値×2【25 25 25 29】→【50 50 50 58】)


P「作戦はいいぞ! もう一度距離をとってシャインボールをぶつけてやれ!」


プロデューサーさんの力強い叫び声が、わたしを導いてくれます。

そう、相手はあの速さなんだから、近寄られてもまた離れるくらい、わたしの足でも大丈夫。
さらにちょうどいいことに、ここは公園だからそれなりの広さがあります。
隅のほうに追いつめられないように気を付けてさえいれば、離れた状態を保てるっ!

プロデューサーさんたちの方に近寄ってしまわないようにも気をつけながら、
わたしはもう一度、軽くステップを踏んで、イソギンチャクから距離をとります。

さっきよりは少し近いような気もするけど、今までの相手の動きからすれば、十分なはず。
失敗の原因だってわかってます。焦らずに、確実に、集中すれば、きっとだいじょうぶ!

両手をイソギンチャクの方にかざして、やっつけよう、と強く念じます。
もう何度も体験した、安心感のあるあたたかさが全身を覆っていって……

……?
さっきまでと、何か違います。
イソギンチャクが動いていません。
ひょっとして、シャインボールが当たってびっくりしてる?

よく見ると、動いてないわけではありませんでした。
足を動かしてない…場所を移動してないから、動いてないように見えただけみたいです。
なのに、この違和感、さっきまでと何が違うんだろう…?

イソギンチャクが、触手の生えてる頭?の部分をわたしに向けているんだ、と気づいたその瞬間、
その中心部から発射された何かが、わたしの全身に浴びせかけられました。

春香「きゃあああっ!?」

いままでにも番組の収録なんかで、バケツに入った水をばしゃっと浴びたことがあります。
そのときとよく似た感覚、なんだけど、熱いっ!!な、なにこれ、まさか毒…とか!?

それに、これ…冷静になってよく見てみたら、ふつうの液体じゃありません。
なんかヌルヌルしてて…… せっかくの衣装はもちろん、髪とかまでべたべたにされちゃって…
気持ち悪いのはもちろん、ちょっと動きづらい感じがします。

あと…正直、ひどいにおい……磯のかおり、と言えば聞こえはいいですけど、
なんていうかこれは、なまぐさいって感じで、気分が悪くなっちゃいそう…

だめだめ。今は、目の前のことに集中しなきゃ!

なにより相手が移動してない分、距離がかなり開いたままです。
ちょっとびっくりしちゃったけど、予定通り、今度こそ100%のシャインボールをぶつけてあげちゃいます!

伸ばした手の先に、目に見えない光の流れを集めていくようなイメージを浮かべます。
これだけ何度もやってるうちに……うんっ、だんだん慣れてきました。
べたべたした感覚やにおいは無視して、今はぐっと集中!

ふと、むずっとした感覚が走って、せっかく集まっていたエネルギーが乱れたように感じます。
いけないいけない、今は戦ってる最中なんだから。
心を落ち着けて、一発であのイソギンチャクをやっつけられるくらい強い、シャインボールを…

春香「……ん、あっ?」

そうやって、集中しよう、力を集めよう、と思うたびに、肌のあちこちや、身体のどこかから
くすぐったいような、ほのかに熱いような感覚が湧きあがってきて、思わず声が出てしまいます。

気にしたらだめ。集中しなくちゃ、あれをやっつけられないんだってば。

あれに、シャインボールをぶつけ…… あれっ?どうやって、やっつけるんだっけ?

というか、あれを……あれれ? あれ、やっつけなきゃいけないんだっけ?

むしろ、あれ、やっつけちゃいけない、んじゃない、っけ……

頭がぼーっと、してきちゃいました。それに、からだも、なんか熱いなあ……





春香の手に集まっていた光が、俺の位置から見てもわかるほど、みるみる輝きを失っていく。

相変わらずイソギンチャクもどきの動きは鈍いとはいえ、じっくりと距離を詰めている。
だというのに春香は特に焦る様子もなく、ただぼんやりと、目の前のモンスターを見ているだけだ。

P「春香っ、おい春香!?聞こえてないのか、集中して、もう一度シャインボールを撃つんだ!!」

俺がいくら大声を上げても、春香は反応を示さない。

P(なんだ、どうなってるんだ!?さっきまでと何が違う?!思い出せ、思い出せ…)

春香は俺の指示に従って、素早くイソギンチャクから距離を取った。
イソギンチャクの方は春香を追うでもなくその場にじっとしていて、対応しきれないのかと思った、
でも奴はそのあとで……

P(……あれか!?くそっ、そうか、ゲームでも見覚えあるぞ……媚薬効果のある粘液か!!)

どうすれば春香の目を覚まさせることができるのか……
思い悩んでいる俺が見ている前で、春香は気の抜けきった適当なフォームをとり、

P「な、待て、おい春香ああっ!」

さっきよりもさらに弱弱しい、シャインボールのような何かを放り投げてしまう。

当然それは、イソギンチャクに当たりはしたが、大したダメージを与えたようには見えなかった。


【戦闘結果:敵の攻撃!(83vs116)→ダメージ0(31-80<0):耐久力変化なし 戦闘継続】


からだ全体がなんだかぼーっと熱くなって、ふわふわした気持ちです。
手に、なにかあったかいのが集まってる感じだったので、ぽいっと投げてみました。

ぼんやりとしたそのかたまりはふらふら飛んでいって、ぽん、とはじけて、消えちゃいました。

なんだかうねうねしたものが、向こうからゆっくり近づいてきます。
ゆらゆらと大きくゆれているそれが、すごくいいものなんだって、どうしてか、わかります。

とても甘くて、さらに頭がぼーっとしちゃう、いい匂いが、わたしの鼻をくすぐります。
そう、あれは、わたしのことを、とっても気持ちよ「春香ああああっ!!」

春香「え…… は、っ!?ぷ、プロデューサーさんっ!?」

P「うおおおおっ!!」

わたしをほとんど突き飛ばすようにプロデューサーさんが体当たりをしてきます。
その勢いでわたしたち二人はもつれあうように倒れ、それでも止まらず、地面をごろごろ転がりました。

春香「な、なんっ、な、どうしたんですか、っていうかこっち来たら危な……」

P「目は覚めたかっ、春香!?俺の声、聞こえるか、大丈夫か!?」

ちょうど、仰向けに倒れたわたしの上に、プロデューサーさんが覆いかぶさるような体勢になっています。
わたしの目をまっすぐに見て必死に叫び続ける、プロデューサーさんの真剣な顔。

とても、それに見とれている余裕はありませんでした。

いつの間にかすぐそばまで近よっていたイソギンチャクが、頭の上の触手を振りかぶり、
今にもわたしたちを叩きつぶそうとしているのが、プロデューサーさんの肩越しに見えちゃったから。

あれこれ考えるより前に、身体が動いていました。
プロデューサーさんの顔のすぐ横、肩を越えるように、まっすぐに右手を突き出します。

思い切り勢いのついた触手が風を切る音を立て、ようやく状況を把握したプロデューサーさんが
首だけひねって後ろを振り返り、そして息を飲む気配がしました。

やらせないっ!!
ぶっつけ本番だけど、きっとできる、って強く信じこんで……


『こっちに来ないでっ!』


ただそれだけを強く、強く念じます。



ごぎいんっ!!


ものすごく重たいなにかで金属のかたまりを力いっぱい殴りつけたような音がして、
イソギンチャクの触手の束が反動で、空中に大きくはねかえりました。

その一本一本から、さっき飛んできたのと同じようなべとべとした液体が飛び散ります。
でも、そのしぶきは、わたしにも、プロデューサーさんにもかかりませんでした。

P「…………なんだ、これ」

おそるおそる、といった様子で手を伸ばし、「それ」に触れるプロデューサーさん。

P「これ…春香が、出したのか?」

春香「だ、と、思います……シャイン・シールド、……かな?」

わたしがめいっぱい伸ばした右手、その手のひらから浮くようにして、
空中に、円形の、魔法陣…?みたいなものが浮いています。
これ、薄くて頼りないように見えて、今の攻撃を盾みたいに防いでくれたんです!
ただプロデューサーさんを守りたい一心だったけど、うまくいってよかった…


春香「ふうっ、よかった、でき、た…… あっ!?」

でも、致命的な一撃をなんとかしのげて、気を抜いてしまったのがダメでした。
役目は済んだとばかり、魔法陣は空中に溶け込むように、ふっと消えてしまいます。

春香「ぷ、プロデューサーさんっ、わたしは大丈夫ですから!すぐ逃げてくださいっ!!」

P「バカ言うなっ、春香も逃げるんだよ、立て、急げ!!」

すぐに立ち上がれずもがくわたしたちをめがけて、体勢を立て直したイソギンチャクが近寄ってきて――






※試験的に、ご提案いただいた方式を多少アレンジして用いてみます。

与ダメや残耐久などを加味することも考えましたが、99を出したりと健闘した
雑魚触手くんに敬意を表し、今回はほんのり敵贔屓の運ゲーにします。


↓1~3までのコンマ数値で多数決を取ります。同IDの2票目以降は無効、安価下にします。

00~54が2つ以上:逃げ切れず、ふたりとも触手で捕えられてしまう。
(その後の展開は改めて安価 ※ゾロ目が含まれてた場合とそうでない場合で変化予定)
55~99が2つ以上:なんとか立ち上がり、距離を取ることに成功。
(ゾロ目有無は特に不問)


P「ほらっ、手貸せ春香!引っ張るぞ」

春香「はっ、はいっ」

先に立ち上がったプロデューサーさんが右手を差し出してくれます。
その手をしっかりと握って、わたしも急いで立ち上がります。

まず左足を地面にしっかりとつけて、それからプロデューサーさんが引っ張ってくれるのに合わせ、
身体を起こして、地面に右足の靴底が触れるその寸前、そのわたしの右足に、何かがからみついてきました。

春香「えっ、これっ……きゃあああああああっ!?」

そっちに目を向けるより早く、私の身体は一気に宙に持ち上げられ、
右足一本を支点に逆さ吊りにされてしまいます。

春香「や、やだっ!?」

そんな場合じゃないはずなのに、わたしはつい反射的に上半身をなんとか起こして、
めくり上がってしまいそうになったスカートを押さえます。

P「春香っ、う、うわああああっ!?」

「いやああああっ! 下してっ、はなしてええーっ!」

春香「プロデューサーさん!! そ、それに、さっきの人もっ!?」

わたしに気を取られていたプロデューサーさんは、後ろから近付いてきた
別のイソギンチャクに気付かず、あっという間に手足を縛りあげられてしまいました。

に、2匹もいた、なんて……!?

その2匹目は、最初にわたしたちがここへ駆けつける原因になったOLさんまで
触手でからめとって、獲物として見せつけるみたいに宙に浮かせています……

P「く…… くそ、春香、逃げろっ、俺は気にせずに逃げっ、うああっ!?」

「こ、これ、なんなのっ!? お願いっ、助けてええっ!」

春香(どっ、どうしようっ!? いっぺんに2匹も、しかも宙づりにされたまま相手になんて!)

プロデューサーさんが苦しんでる、それにOLさんも助けてあげなきゃ、
スカートなんて気にしてる場合じゃない、でもプロデューサーさんがこっち見てる……
どうでもいいことばかりが頭をぐるぐる回っちゃって…… からだ、動かないよぉ!

そしてその、ほんの数秒が、もっと状況を悪化させてしまいます。

しゅるしゅるっ、ぎゅるるっ!

春香「あう…っ!? いっ、痛いっ、くる、しいっ!?」

腰と胸のあたりに太い触手が巻き付いてきて、一気に締め上げられます。

春香(ううっ、い、息が、っ……)

抵抗できないまま、まず左足をぐいっと持ち上げられ、
右足といっしょに、まとめるみたいにからめとられて。

いけない、と思うより前に、今度は手を無理矢理にスカートから引きはがされて、
背中のほうに回させられて、手首のあたりで縛り上げられてしまいました。

完全に身動きのできなくなったわたしを、ぎりぎりと触手が締めつけてきます……




↓2 このあと触手生物はどうする? 春香はなにをされる?

グロ、肉体損壊系、スカ・貫通はとりあえず無しにてお願いします。

ゾロ目がない限り、後ろの処女喪失までに限定するつもりでした。
見事ゾロ目が出ましたので、安価に従います。
なお触手生物は2匹に増えてますので、2匹活用してもらってもOKです。

1回目の内容にもよりますが、もう1度くらいこの流れで安価を取れればと思っています。

では改めて、↓2


……

…………

………………

春香「……はっ!?」

P「春香っ!無事、っ、ぐああ……!」ギリギリギリ

春香「ぷっ、プロデューサーさあんっ!!」

いつの間にか、ほんの少しの間、意識を失ってたみたいです。
目を覚ましたら、全部夢で、急いで学校に行く準備をしなきゃいけない……
なんて、そんな甘い想像は許してもらえませんでした。

吊るしたままにするのはめんどうだったのか、わたしは地面に下ろされていました。
でも変わったのはもちろん体勢だけで、身体じゅう、触手に巻き付かれているのは変わりません。

両足を開いた、女の子座りの姿勢を取らされたわたし。
それぞれの足首には、ブーツの上から押さえつけるように触手がからみついていて、
両手はさっきと同じ、後ろ手にされた状態で拘束されてて、指くらいしか動きません。

ウエストラインのあたりにも、それから…胸のすぐ下あたりにも。
太い触手がぎゅっと強く巻き付いていて、動けないようにされちゃっています。

少し離れたところにいるプロデューサーさんは、見える部分が少ないくらいにぐるぐる巻きにされ、
それでも多少動かせる首と顔を必死にわたしの方に向けようとしていました。

P「しっかりするんだ、春香、お前だけでも……ッ、が、あがっ……」ギギギギ

春香「プロデューサーさん、プロデューサーさんっ!! やめて、やめてぇぇ!!」

全身を縛られていて動かせないから、わたしは声を張り上げることしかできません。
プロデューサーさん、あの触手に締め上げられてるんだ!
なんとか、なんとか、脱出する方法を考えなきゃ……

必死で頭をふりしぼるわたしの耳に、聞きなれない音と、それから声が聞えてきました。


じゅぽっ、じゅぽっ、ぐちゅぐちゅっ、じゅぷっ

「んひい、いいっ、きもちいいい~~っっ♥♥ もっとぉ、もっと犯してぇっ♥♥♥」


春香「…………!?」

それが上の方から聞こえると気づくのに少し時間がかかって、すぐに顔を上げたわたしが見たのは。

2匹のイソギンチャクの触手で宙高く持ち上げられて、がくがくと上下に揺さぶられながら、
わたしが聞いたこともないような声を上げ続けている女の人でした。

春香(あ、あああ……さっきの、OLさん、っ…… わたしが、しっかりしてなかったから……!)

「いいっ♥ ふといぃ♥♥ 触手チ○ポさいこぉぉ♥♥ ああっ、イクっ、イクぅぅ~~っ♥♥」

どうすることもできず、見上げるだけのわたしと、顔をそっちに向けないようにしているプロデューサーさん。
その目の前でOLさんはひときわ大きな叫び声をあげて、身体をびくん、びくんと震わせます。

それと同時に、イソギンチャクから彼女の方に伸びている触手の何本かがポンプのように動いて、
その中を大量のなにかが動いている……彼女へと近づいているのを、わたしはただぼんやりと見ていました。

どくん、どくん、どくどくっ、どぶっびゅるるっ

目に見えるその動きと同じリズムで、液体が流れ出すような音がして、
空中でまだびくびく震えている女の人の、……足の間から、ねばねばとした液体が流れ落ちます。
半透明にも、白くにごったようにも見えるその液体は、水道の蛇口を全開にしたときよりも
さらに太い流れをつくって、地面にどろどろと、こぼれ続けています。

そのときになってわたしはようやく、さっきの液体の正体に気付きました。

春香(あ、あれ、さっきわたしがかぶっちゃったやつと、同じ……!あれの、体液、なの!?)

どう見ても、身体にいいようなものじゃないのは確実です。
そういえば今巻き付いてきてる触手の表面も、同じようなねばねばしたので覆われて……!

春香「あぐ、っ!?」

強引に引っ張られて、考えを中断されてしまいます。
両手と、それから腰、胸のあたりに巻き付いた触手がぐっとわたしを持ち上げるように動きました。

春香(ま、また宙づりにされるっ!?)

視界の端の方で、OLさんが、使い終わったいらないモノのように放り出されるのが見えます。
本当なら助けてあげなきゃいけないのに、そっちに注意を向ける余裕もありません。

そ、それに、宙づりにされるってことは、今度は、わたしが……!?

最悪の予想に身体を固くして、叫び出しそうになったその瞬間、引っ張る力が弱まりました。

春香「え……?」

さっきまで、お尻を地面につけていた状態だったのが、すこし持ち上げられて……
足首は相変わらず押さえつけられているので、足は肩幅くらいに開いたままで
わたしは膝立ちに近い体勢を取らされます。

春香「な、なに……?なに、するの?」

もちろん、答えなんて返ってくるわけがありません。


……なにか、おかしい。
さっきから、この膝立ちの姿勢のままで、イソギンチャクたちは動きを止めています。

プロデューサーさんも、へたに動いたり声を出したりしても痛めつけられるだけだとわかったのか、
できるだけ身動きをしなくなっています。でも、わたしの方に視線だけはずっと向けてくれていて。

P(諦めるな春香!なにか手はあるはずだ、今は耐えろ!)

声には出さなくても、はっきりと、そう言っているのがわかります。

わたしの方が巻き付いている触手の分量は少ないし、
それに、なんといってもわたし、シャインマジシャンなんだから。
このピンチをどうにかできるのは、きっとわたしの方です。だから、今はチャンスを待たなきゃ…!

春香「…んっ」

巻き付いている触手とは別に、わたしの周囲をうようよと動き回っている触手たちがいて
その数は最初に比べると、少しずつ増えてきていました。
締めつけてくるわけでも、新たに縛ろうとしてくるのでもなく、ちょっとだけ近づいては
衣装や、衣装から出ている肌の部分に触るか触らないかの微妙な動きをして、すぐに離れていきます。

なにがしたいのかはわかりませんけど、たぶん、精神的にゆさぶるつもりなんでしょう。
でも大丈夫です、プロデューサーさんと一緒なら、耐えられ

春香「ん、ふあ、あっ?」

自分からは見えないうなじのあたりを、さっとなでられる感触。
それだけ。
それだけのはずなのに、なぜか、声が出ちゃいます。どう、して?

春香「あ……あっ、んんっ、やん、っ」

それを合図にしたかのように、ふらふらと周囲を動いていた触手たちはもちろん、
わたしを縛っている触手たちも、じわじわとうごめき始めました。


耳たぶを、そっとかすめるように触られます。

見えないところからそっとわき腹を、ちょん、とつつかれます。

太ももの内側を、わかるかわからないかのぎりぎりのタッチでなぞられます。

腰を締めつける触手が、不規則なリズムで、ぎゅっと、まるで抱きしめるように締め上げてきます。

春香「ああっ、い、いや、ん、…んあ、っ」

そのたびにわたしは、自分の意思とはまったく関係なく、声を、あげて、しまいます……


身体のあちこちが、あつくて、頭がふわふわした感じに、なって。

プロデューサーさんが、痛いのもかまわずに、叫んでる声も、よく聞こえません。

つい、さっき、こんな感覚、味わった、ような……

そう、これ、きもち、いい

もっと、きもちよく


春香(っっ!)

歯を思いっきりくいしばって、流されそうになる意識を食い止めます。
つまり、たぶんこれが、さっきの液体の効果で……

春香(これが…… わたしに効くのを、こいつら…待って、たんだ……!)

……耐えなきゃ、がまんしなきゃダメ!
ただでさえ状況はよくないのに、頭がぼーっとしてたらもっと大変です。


そう決意したわたしの目の前に、一際大きななにかが突きつけられました。

春香「え………」

春香「ひっ、い、いやああああっ!?」

それは、イソギンチャクの触手の中でも特に太くて、気持ちの悪い見かけをしていました。
先っぽがきのこの傘みたいなかたちで、悪くなりかけたお肉のような、黒っぽいピンク色……

これとよく似たもののこと、一応、知ってます。…保健の授業で、教わりました。
その、つまり、お、男の人の……、お…おち、お○んちん……

ショックで固まっているわたしにはお構いなしに、それはいきなりわたしの顔にすり寄ってきました。
鼻やほっぺた、おでこ、ところかまわずにべたべたした体液を塗りつけてきます!

春香「やっ、やだっ、やめて近づけないで!気持ち悪い、くさいっ!?やだやだや」

P「ぐっ、うあああああっ!?がっ、あ、あああ!!!」ミシミシミシ

春香「っっ!?」

明らかに、今までより激しく、プロデューサーさんが締めつけられていました。

春香「なんでっ、や、やめて!?プロデューサーさん死んじゃう、死んじゃうよおっ!!」

P「げっほ、お!? おぶっ、おげえええ……」ギチギチギチ

春香「いやあああ!!プロデューサーさ……んんっ!? やだ、それやだっ!?」

プロデューサーさんの顔色は今では赤を通り越して青くなってしまっていて、
泣きながらよびかけるわたしに、さっきの触手がしつこく寄ってきました。
それになんで、これ、さっきからわたしの口にばっかり……!?

今までで最悪の想像に思い至って、わたしはたぶん真っ青になったんだと思います。
プロデューサーさんがこっちを見たのと目が合いました。

P「よ、せ、やめろ、はる、か、あっがああああっ!?」ギギギギギッ

春香「やる、わたし、やりますからっ! プロデューサーさんを離してっ!!」

P「………っっ、はあっ、はあっ、げっ、うげえっ、……」

モンスターたちは、言葉を理解できるのか、ただ気まぐれなのか。
プロデューサーさんを締めつける力が緩んだみたいでした。

そして、わたしの口元に、さっきの触手がまた近寄ってきます。

春香(こ、これ…… くわえろ、って、こと、だよね、たぶん)

ほんとなら、こんなことするの、絶対にいやです。
でも、プロデューサーさんがわたしのせいでひどい目にあうのは、死んでもいやです。

覚悟を決めて、わたしはおずおずと口をひらきました。


春香「………んむぶうっっ!?」

口を開ききるよりまえに目の前の触手が一気に飛び込んできて、
がくんとのけぞってしまいそうになるのを、頭の後ろをおさえる触手に押し戻されます。

春香(い、痛いっ、太いぃ!?あごっ、あご、はずれちゃうう!?)

お口の中をいっぱいに埋め尽くされて、声も出せません。
表面を覆っているねばねばした液体がどんどんのどの奥に流れてきて、
そのなまぐさい匂いは口の中から、そして外からも遠慮なく鼻に押し寄せてきます。

春香(ひいいっ、くさいっ、痛いい、ど、どうしてこんなことするのっ……!?)

お、お○んちんなんて、お口に入れるためのものじゃ絶対ないのにっ!
そう思っているわたしを無視して、触手はさらに奥まで突き進んできました。

春香(うっ、え、おええっ!? だ、だめっ、吐いちゃうっ!?)

のど深くまで異物が入ってきて、反射的にもどしてしまいそうになります。
でも、物理的にふさがれてしまっているから、自由に吐くことすらできません。

春香(きもち、悪いっ、くさいっ、や、やだあっ!?は、早く終わってえっ!?)

いつまでこうしていればいいのか、どうすればいいのか。
今さら、噛みついてやれば、と思いついたけど、そもそも太すぎて無理です…!



春香(……ひっ!?や、やだやだ、今度は何してるの!?)

手も足も動かせず、お口を好き放題に扱われているわたしの足の間に、
今までと違う感触が伝わってきました。

今までも太ももあたりはさんざん触られてきたけど、今度のは明らかになにか、違います。

こ、これっ、し、ショーツの上から、こすってきてるっ……!?

春香(やだっ、いやあっ、そこはだめええっ!そこは女の子の、大事なとこなのに……!)

逃げることも、声を出すこともできないわたしに、触手たちは容赦なくからみついてきます。

春香(ひんっ!?)ビクッ

自分が何をされているのか見えないぶん、よけいに感覚だけが敏感になってるせいで。
いま、わたしの……大事な場所が、どうされているかわかってしまいます。

ショーツのクロッチの部分を、ずらされて、丸見えの状態にされちゃってる……!

春香(や……だ、やだあ……プロデューサーさんにも、見られちゃうよぉ…)ポロポロ

そのとき、のどの奥まで進んでいたお口の触手が、少しずつ引いていく感じがしました。

春香(あ、……やっと、終わり……)

もうちょっと、あとちょっとで完全に抜ける、吐き出せる!
そう思った瞬間、さっきまでと同じくらい奥深くにまで、触手が突き込まれました。

春香「おっ、おぶぅえっ!? ふぐっむごおおっ!」

そのままお口の触手は猛烈な勢いで、前後に動き始めます。

P「は、春香っ、はる、ぎゃああああ!!」ギチギチギチ

プロデューサーさんの叫び声もほとんど耳に入らないくらい、頭をがくがくと揺さぶられます。
いたい、とか、くさいとか、もう、全然わかりません…

春香(もう、もうやだあ、はやく、はやくおわって、ゆるしてぇぇ…)


びり、っと大きな音がして、胸のあたりが軽くなりました。
同時に夜のひんやりした空気が、おっぱいに当たる感じがします。

春香(ああ……衣装の胸のところ、やぶられちゃったんだ……)

どこか人ごとみたいに考えているうち、後ろにいるイソギンチャクが伸ばしてきた触手が
わたしのおっぱいにぐるぐると巻き付いて、締め上げてきます。

目の前のイソギンチャクは、プロデューサーさんをときどき気まぐれに痛めつけながら、
わたしのお口に、じゅぽじゅぽと大きな音を立てて、おちん○ん触手を出し入れしてきます。

後ろにいる、わたしをからめとっているほうのイソギンチャクは、
おっぱいに強く巻き付いて、時々ぎゅうっと絞るような動きを加えてきました。

春香(い、いたいっ、わたし、まだおっぱいなんて出ないのにっ……)

そして、さっき丸見えにされてしまった、わたしの大事なところ……
その中でもいちばん敏感なところに、つん、と何かが触れました。

春香(っ、~~~~~っっ!?)

全身がびくびくと震えて、頭が一瞬で真っ白になってしまいます。

……わたし、自分でも、そこを…前に、さわってみたことがありました。
そのときと、これっ…ぜんぜん、ちがうっ!

春香(だ、だめっ、そこさわっちゃ、だめえ…)

ずぷずぷとお口に出入りしている触手のせいで、わたしの言葉は、くぐもったうなり声にしかなりません。


春香(なんで……わたし、なに、してるんだろ……)

身動きをとれなくされて、おっぱいをぐにゅぐにゅとしぼられて。

お口にも触手を突っ込まれて、吐きそうなくらいにピストンされて。

そして、く、クリトリスまで…触手に、いじめられて、頭まっしろにされて……

春香(魔法戦士って…、シャインマジシャンってだけで、こんな、ひどい目に遭わされるの…?)

そのとき、お口を出入りしていた触手がぶるぶると震え始めました。
なんで、これ、こんな……?

ついさっきのOLさんのことを思い出して、一気に頭がはっきりしました。

春香(やっ、そんな、だめっ、それやだああっ!!)

舌を、歯を使ってなんとか押し出そうとしても、おちん○ん触手の勢いが強すぎて、
そして太さがありすぎて、どうにもできません。

わたしが抵抗するのが気に入らないのか、おっぱいを締めつける触手の動きも激しくなります。
右と左でタイミングをずらして、細い触手がぴんっ、とはじくように、乳首をいじめてきて、
そのたびにわたしは全身の力が抜けそうになってしまうのを必死でこらえます。

そこまでならまだ耐えられたかもしれません。
一瞬、がまんできるかも、と思ったスキをつくように、それまで優しくつついたり
なでたりしかしていなかったクリ責め触手が、わたしの敏感な突起をぎゅうっとつねりあげました。

春香(~~~~~っっ!?!?)ビクビクビクッ

突然の強すぎる不意打ちに、わたしはなすすべもなく、また頭が真っ白になってしまいます。

まさにそのタイミングで、お口に入っていた触手がいちばん大きく震えたかと思うと。

びゅっ、びゅるるっ、どぷどぷどぷんっ!

春香「おご、ごぼっ!? ぶえっ、ぐ、んんっ!?」

あのいやらしい、べとべとの粘液をたっぷりと吐きだし、わたしの喉に送り込もうとしてきます。

春香「んぶっ、んうぅ~っ、ん、ごくっ、ごきゅっ、んっ、ごくっ……」

ぐいっとあごを持ち上げるようにして、無理やり上を向かされます。
その上にお口もふさがれた状態じゃ、飲み込むほかにどうしようもありません。

春香(い、いやあ、飲みたくないいっ…… おなか、熱いっ…!)

いくら飲んでも飲んでも終わらないくらいの大量の粘液を、触手はひたすら注ぎ続けます…

ちと中断します。

本当にごめんなさい。
ついにエロ来たと思ったら歯止めが効かなくなりました。

長さの点でもレス数的にもやりすぎたと思います。
次以降は安価を待ってくださる方のことも考えて善処します。ごめんなさい。

次回は木曜夜か金曜夜になるかと思います。

このシチュエーションはあと2~3レスで終わらせられると思いますので、
次のエ口指定だけお願いしていいでしょうか。今日の安価はここまでです。

↓2

媚薬には同時にクリトリスが肥大してペニス化の効果があり、触手に扱かれ射精絶頂。よければ、ペニス化はブラックジャンポを倒さない限りまた再発する効果も。乙でした。大変良かったです。

>>130ですがペニス化の再発は、ブラックジャンポを倒さない限り性的に興奮したりすると、これからの戦いでもまたペニス化することがあるという意味です。説明不足ですみません。進行の邪魔でなければ採用してください。ふたなり好きなんで。

安価把握です。
ここであえて処女を散らさないとはむしろなんと鬼畜な。

ふた化についても了承しました。ただ、常時ではない、ということにさせてください。
両面性あってこそのふたなりだと思っておりますので。


すみません、この際アンケートというか、ご意見聞かせていただければと思います。
みなさんの立場としては以下ならどれでしょうか。

1.エロはすべてに勝る、お前の[破裂するっ!]であっても読んでやるからエロシーンは徹底して書け

2.ここは安価スレだし話を進めるのも肝要だ、エロはある程度さっくりまとめて安価やコンマを捌け

3.そもそも書くのが遅い、そんなにかかるんだったらまず安価とって書き溜めて次回、って形でやれ



なお、今回のこれでほぼ上限速度ぎりぎりです。筆が遅くて申し訳ないです。

また、1レスの文字数行数詰めすぎなんじゃね?というご意見もあるかと思いますが、
レス数がかさむよりいいかな、という判断の結果が現状です。

ずるっ…

春香「っえっごほっ、えほっ、う、うええっ!!」

ようやく触手がお口から出て行った瞬間、せき込みながら、まだ残っているねばねばの白濁液を吐き出します。
どろどろと流れる一部がくちびるから垂れちゃって、気持ちわるい……!
でも、手も足も触手にがっちり巻き付かれているせいで、ぬぐうこともできません。

吐いても吐いても、舌や、歯や…お口の中がぜんぶ、汚れている気がして、止まらない……

春香「うっ、ううっ、はぁっ、はぁーっ……」ポロポロポロ

ようやく解放された、という気持ちと、どうしようもない悔しさ、悲しさ。
いろんな感情がごちゃまぜになって、わたしはただ涙を流すことしかできませんでした。

春香「…ん、ひん、っ! や、だ、だめ、ぐにゅぐにゅってしちゃ、いやぁ……」

そのわたしをあざ笑うように、触手がまたおっぱいを強く絞りあげてきて、
強烈すぎる刺激に思わず悲鳴が漏れてしまいます。
自由になったお口で、やめてって言ってみても、もちろん聞いてもらえなくて。

P「は、はる…か……」

プロデューサーさんは、まだ、なんとか無事みたいでした。
自分があんなにひどい目に遭わされているのに、その表情は、
わたしのことだけを心配してくれているように見えて、胸が苦しくなります。

だから、わたしはそのプロデューサーさんに、にっこり笑って声をかけました。

春香「だいじょうぶ、ですよ、プロデューサーさん…」

ほんとうは、全然だいじょうぶじゃないけど。
女の子として、死ぬほど恥ずかしい目にあわされちゃったし、
何よりもそれをプロデューサーさんに見られちゃったのが、いちばんつらいけど。

春香「わたし、シャインマジシャン、ですから。こんなの、へっちゃら、ですっ!」

プロデューサーさんにこれ以上、心配かけるわけにはいきません。
それに、まだおっぱいと、く… あそこはいじられてるけど、もうこれで、終わり…

……終わ、り?

目の前のイソギンチャクは、プロデューサーさんを放すこともないまま
さっきのとは別の触手を、当然のようにわたしの目の前に動かしてきました。

タコの足は、八本。

イカなら、十本。


じゃあ、イソギンチャクの触手、って、いったい……何本、あるの?

春香「もう許してぇぇ!やだああぁ!!魔法少女やめますからっ、シャインマジシャンや、め、んひいっっ!?」

お口に近づいてくる触手から、少しでも離れたくて、首を必死に振るわたしへの罰みたいに。
クリ……を、つまむようにいじっていた触手が、強く引っ張るような動きに変わりました。

春香「ひ、きゃあああん!? だめぇっ、ちぎれちゃ、むごっ!?」

全身を走る電撃のような感覚に襲われ、つい叫んでしまった瞬間、
大きく開いたお口を、くさくて粘ついた、太いお○んちん触手でいっぱいにされてしまいます。

春香(ま、また、こんなぁっ…どうしてぇ!もう、やめてよぉ…)

これ以上出ないと思っていた涙があとからあふれて、前すらよく見えません。

春香(あ、プロデューサー、さん……)

プロデューサーさんも、もう声もろくに出せないくらい消耗してしまっているのか、
それとも気絶でもしてしまったのか…いまのわたしには見えませんでした。

声も出せず泣きじゃくるわたしのことは完全に無視して、お口の触手がまた前後に動く、
と思った瞬間、わたしを黙らせているそれが急に、大きくけいれんし始めます。

春香(うっ、うそっ、なんでっ!?また、さっきの飲まされちゃうっ!?)

お口をじゅぽじゅぽされない分だけまだまし、と思えばいいのか、
熱くてどろどろのあの液を、いきなり注ぎ込まれることに絶望しちゃうか。

考えがまとまらないうちにまた、どくどくっていう悪夢のようなリズムが、
お口から直接頭の芯にまで、響くように伝わってきます。

春香(や、やめ……これ以上、飲んじゃったら…)

最初、身体に浴びただけでも変にされちゃったのに。
さっきだけでもあんなに飲まされて、もっと、もっと、注がれちゃったら。

ぜ、絶対だめぇ………わたし、おかしくされちゃうっ!!
だめ、噛むとか、吐くとか、なんでもいからなにか、なにか対策をっ……

春香(い、ああっ、ひいいいんっ!!)ビクビクッ

見計らったようなタイミングで、両方のおっぱいが歪むくらい締めつけられ、
そして乳首を細い触手が覆うと、ちゅうっと吸い付くように引っ張られます。

その刺激の余韻からまだわたしが抜け出せない、そのうちに。

びゅぐぐっ、どぷっ、どぷっ、どぷうっ、びゅるっ!

春香(あ、あ、ああ…いや、いや、だめえ、これ、飲んじゃだめ、なのにぃ…)

わたしにぜんぶ飲み込ませることが当然、という勢いで、
お口の中のお○んちん触手が粘液を放ち始めました。

春香(や…だ、飲まない、わたし、飲ま、……、っ、~~っ)

ごくん。ごくっ、ごくっ……

どれだけ飲みこまないようにがんばっても、息ができなくなる寸前になると
反射的にわたしののどは、身体は、ねばねばの液を受け入れてしまいます。

春香(だれか……だれか、たすけてぇ…もういや、お○んちん液、いやああ…)



ぬぽぉっ!

春香「……は、っ、ぷぁ、んっ」

2本目のお○んちん触手もさんざんしゃぶらされたあと、わたしを待ち受けていたもの。
それはもちろん、イソギンチャクがゆらめかせている、3本目の触手でした。



春香「いや…も、いや……いやああああああ……! 助けてくださ、ぷろでゅ、んむぅぅぅぅ!!?」

もう何本の触手を舐めさせられたのか、思い出せません。

どぷっ、びゅるっ、どぶぅぅっ

春香(お、おなか苦しいよぉ…もう飲めないっ、はいらないい……!)

次から次に、お口を、めちゃくちゃに汚されて。

春香(なのに……次に飲まされるときは、なんで、また入っちゃうの!?)

びゅくびゅくっ! どぴゅっ、どくっ

もちろん、その間じゅう、おっぱいも、…クリトリス、も、ずっと触手でいじめられて。

春香「いやっ、乳首のびちゃうよぉ! クリもそんなにしたら、腫れちゃ、ひあああああっ!?」

そしてまたお口に、おちん○ん触手をずぷうって、入れられて。

春香「むぐっ、うううっ!!んぉ、うぶぅぅぅ!!」



そんな繰り返しの中で。
あるとき、わたしはふっと気づきました。


春香(……なんか、ちょっとずつ、慣れてきた、かも…?)


目を閉じて休憩しているプロデューサーさんに、こっそりアイサインを送ってみます。
今すぐじゃなくてもいいから、気づいてもらわなきゃ。

春香(プロデューサーさん。もう心配いらないですよっ)

お○んちん触手がお口で大きく跳ねても、気にしません。

どくんっ、びゅるびゅるっ

春香(気の持ちよう、かな、このべとべと…なんか、甘く感じるときがある、っていうか)

ごくん。
そう考えると、スムーズに飲み込める気がします。

次の触手がまた、近寄ってきて。
でもなんとなく、これのにおいも……甘いって、言えなくもないかも。


春香(うん、うんっ……耐えられる! 飲み込まされるのも、そこまでイヤじゃない!)


春香(って、いうか、これ… 考えようによっては、おいしいかもっ♥)





「んむうっ、ちゅっ、ぷは……♥ むぐっ、ふむぅ、んんっ」


だいじょうぶですよ、プロデューサーさん!


「あ、んっ♥ れろっ…… えへへ、どうかな、わたしのお口、きもち、いい?」


わたし、ぜんぜん平気です。強がりじゃないですよー、ほんとですってば。


「じゅるるっ、ちゅぱっ…んふ、もう、出ちゃいそうなんでしょ?」


ていうか……ちょっと恥ずかしいけど、いま、わたし、すっごく気持ちいいんです……♪


春香「ちょうだいっ♥ んむっ、ふあ…、はやくぅ、えっちなねばねば、いっぱい飲ませてぇっ♥♥」


だから、こっち、見てくださいよぉ♥ プロデューサーさんっ♥♥♥

声を出さない、のではなく、出せなくなってからどれくらい経っただろうか。


触手で簀巻きにされて転がされ、ときどき存在を思い出したように、強く締め上げられる。


それを、ただの不定期な刺激程度にしか感じなくなって、どれくらい経っただろうか。


胃の中身はたぶん、もうすべて吐いてしまった。
それに下手をしたら、手や足や、どこかしらの骨も折れているかもしれない。


だというのに身体の痛みは、今ではほとんど感じない。
もしかしたら、そろそろ死ぬのかもしれない。それも大して気にならなかった。


最初のうちは、多少は自由のきいた首や頭を動かそうとすると、全身を締めつけられた。
なぜそれでも動かそうとしたか。理由はかんたんだ。春香を見ていてやりたかったからだ。


今では首も頭もほぼがっちり固定されていて、それでも動こうとするとやはり締め上げられる。
なぜそれでも動こうとするか。理由はかんたんだ。春香を見ないでいてやりたいからだ。



P「あっ、があっ…!」ミシミシミシ


そんな俺のささいな抵抗も空しく、強制的に首を「そっち」へ向けられ、
目を閉じようとしても、細い触手でまぶたを無理矢理開かされる。





やめろ。


「んむうっ、ちゅっ、ぷは……♥ むぐっ、ふむぅ、んんっ」


やめてくれ。


「あ、んっ♥ れろっ…… えへへ、どうかな、わたしのお口、きもち、いい?」


頼む、お願いだ。


「じゅるるっ、ちゅぱっ…んふ、もう、出ちゃいそうなんでしょ?」


俺にできることは。


春香「ちょうだいっ♥ んむっ、ふあ…、えっちなねばねば、いっぱい飲ませてぇっ♥♥」


そんな春香を、見ないでやることだけなんだ。

春香「早く、はやくぅ……♥ むふ、むちゅっ…じらさないでよぉっ♥」

おっぱいの間でずりずりって動いてる触手と、わたしのお口に、直接出入りしたがる触手。
下から突き上げてくるのと、前から入ってくるのとを、交互にぺろぺろってしてあげます。

最初はコツがのみこめなくて、たいへんでした。でも今じゃ、ずいぶんわかってきましたよ!

春香「んっ、んっ…… そうっ、おっぱいも、もっと使っていいからぁ」

この、胸のとこの触手。左右のおっぱいを別の触手でぎゅー、って真ん中に寄せて、
その間ではさみこまれたまま、ぎゅぎゅって感じでこすられるのがいいみたいです。
そんなの、気持ちいいのかな?って思いますけど…好みなんて、それぞれですよね。
あ、わたしは、熱くてごつごつって芯のあるお○んちん触手でおっぱいこすられるの、大好きですよ♥

春香「ひゃあっ、あああっ!?♥ もう、っ、クリトリスそんなにいきなり締めないでぇっ♥」

……あぶ、ない、ちょっと意識、飛んじゃってました…♥
そう、クリトリス、って初めは言えなかったけど、たーっぷりいじめてもらったおかげで
今ではちゃんと、恥ずかしがらずに言えるようになったんです!

それに一本じゃ足りないっておねだりしたら、ばっちり増やしてもらえました。
根元のところをきゅって細い触手に締めてもらって、そして、ぷっくり膨れたお豆の部分は
全体をがばって飲み込むみたいにして、自由自在にいじってくれちゃいます♥


あ、そうこう言ってるうちに、きたっ、きたきたあっ♥♥♥

春香「いいよっ、きて……♥ れろっ、んむっ、じゅるるっ、ちゅぱっ、んんんんっ♥」

同時に二本ともお口に入れてあげたいけど、それはさすがに太くて無理なので、そこは早い者勝ち。
今回はおっぱいの間でずりずりしてたほうより一瞬早く、前からの子が入ってきました。

さっきからだいぶびくびくしてたのが、もういよいよ爆発寸前って感じ。
まったく遠慮なしでお口の奥まで入ってくるのが、モノ扱いされてるみたいで、むしろいいですっ♥

すっかり使い込まれて、ちょっと広くなっちゃったような気もするのどの奥まで使って、
びくびく震えるお○んちん触手を包み込んで、優しく、でも確実に刺激してあげます。

ぶびゅっ、びゅぐ、どぷどぷどぷっ!

春香「~~~っ♥♥ ~~~~~~~っっ♥♥♥」

ごくごくっ、ごくんっ、ごきゅっ、こくんっ、ごくっ。

一滴だってこぼしたらもったいない! のどを思いっきり鳴らして、全部飲み込んじゃいます。

そう、これっ、これが欲しかったんですっ♥
どろってのどにからんで、お口もおなかも、全身いっぺんに、かあっと熱くしてくれちゃう♥
こんなステキなものたっぷり飲ませてくれるなんて、お○んちん触手、最高ですっ♥♥

春香「ふあ、あんっ♥ もうっ、またなのぉ♥」

わたしの身体が熱くなってきたのを見透かすみたいに、クリトリスとおっぱいの触手がまた動き始めました…あんっ♥

あと2~3レスで終わらせられる(5レスで終わる)

なんか完堕ちではっぴいえんど完! くらいの勢いありますが
ここからシャイニング・ハルカは戦線復帰します。どうやるかは考えます。

その前に>>130(>>131)がありますが、
そこは当然安価とかありませんので、夜中とかにこっそり投下する方向でいこうと思います。

安価とかなんとかやるのは早くて次の木曜か金曜の夜、だとお考えください。
それでは改めて失礼します。

予告していたのだ、むろん投下はする…… 投下はするが…
正直なところ、今回、安価が出せるところまで進むかどうかが非常に微妙です。
言を左右しまくりで大変申し訳ありません。

ちなみに、たとえば土曜や日曜の昼から更新、ということも週によっては可能なのですが、
読んでいる方としてはそのへんご都合いかがでしょうか。

とりあえずキリのいいところまで5レスほど投下してまた少し離れます。
前述のとおりここで安価等はありません、というかほぼエロだけです。ご安心ください。

……

…………

………………

舌を目いっぱいにのばしてもぎりぎり届かないくらいのところで、
目の前のイソギンチャクさんの頭から伸びてきたりっぱな触手が、ふわふわと漂っています。

もうちょっと、もうちょっとだけ身体を動かせたら、すぐお口が届くのにぃ…
手足や、身体にぬるぬると巻き付いた触手たちが放してくれないせいで、自分じゃ、くわえられません。

春香「ああっ、いじわるぅ…早く、はやくぅ、お○んちん触手、ぺろぺろさせてぇ…」

おとなしく待ってればすぐに舐めさせてもらえる、って頭ではわかっていても、
こんなに見せつけられると、がまんできなくて……わたしは必死におねだりします。

そのとき、後ろにいる方のイソギンチャクさんが新しい触手を伸ばしてきました。
けっこう太いのが二本と、それよりはちょっと細めのが、一本。

先っぽが、変わった形をしています。真ん中に穴? みたいなのがあって、
そのまわりには細い触手がたくさん生えていて、うにょうにょとくねっています。

まるでイソギンチャクさんの触手の先っぽに、ミニサイズのイソギンチャクがくっついてるみたい。
その全体が、とろっ……と糸を引くような粘液にまみれていて、つやつや光ってます。

春香「わぁ、いやらしい…っ♥ それ、どうしちゃうの?」

見るからにえっちすぎる、三本の触手がじわじわ近寄ってきて、どきどきが止まりません。
そして返事のかわりに、イソギンチャクさんはまず太い二本をわたしのおっぱいに吸い付かせました。

春香「ふああ、あああんっ!」

こ、これ、見た目のとおり、すごいい、っ!
真ん中の穴が乳首をぴったり吸い込んで、中に生えてる細い毛みたいなので、つまんだりしごいたりして…
そしてまわりのうねうねした細い触手が、わたしのおっぱい、押したりつついたり好き放題にしてるっ!

あ………って、ことは、さっきの、細いのは、

じゅぷちゅぅっ!

春香「ひ、きゃああああっ!? ひぃっ、ああああ~~~~~っっ♥」

やっぱりっ、思った通り、クリトリス用の触手、でしたぁっ♥

春香「いやあっ、そんな強すぎるぅぅっ♥ ひっぱりすぎ、だよぉぉ♥」

わたしの、クリトリスっ、専用サイズのミニイソギンチャクでしゃぶられてるぅぅ!
まわりに生えた触手と、中に生えてる触手で、いっぱいごしごしコスってますっ…♥
これだめっ、きもちよすぎるっ、また、頭まっしろにされちゃううっ♥

春香「あ、んんむ、っ!? ……ちゅっ、じゅるるっ、ちゅぱっ、ん、んっ」

さっきまでわたしをじらしていた前のイソギンチャクさん、がまんできなくなったのか、
急におちん○ん触手をお口に入れてくれました。おっぱいとクリトリスに意識が行ってたぶん
ちょっとびっくりしちゃいましたけど、でも、しっかりぺろぺろしてあげます。

……わ、もう、びくびくってしてる♥ やっぱりがまん、してたんだ…
それなら、早く出させてあげなきゃかわいそうです。わたしは舌をたっぷりからめて、
表面についてるべとべとを全部、なめとっちゃうくらいのつもりで触手に吸いつきます。

春香(くるっ、また来るうっ、ちょうだいっ、いっぱい欲しいよぉ♥)

声にはできてなくても、わたしのお願いはもちろん、すぐにかなえてもらえました。

びゅぐぐぐぐぐっ、ぎゅぐっ、びゅびゅっ、びゅーっ!

春香「あ♥ ん、んんんっ、ごく、ぐむっ、んぶっ、んん♥」

すごい……すごい、これっ、今までのより、ずっと濃厚ですっ♥
液体じゃなくて、ヨーグルトとか、クリームとかみたいな舌ざわり。
もうっ、こんなになるまで待ってたなんて、イソギンチャクさん、がまんしすぎですよぉ…

後ろのイソギンチャクさんが乳首と、クリトリスを、ごしごししながら吸ってくれる間も
お口のなかのおちん○ん触手は、特濃の粘液をごちそうし続けてくれます。

春香(おいしいっ、これ、最高ぉっ♥ もっと、もっと飲ませてぇ!)

すぐに、おなかの下の方が、すごく熱くなってきました。
さすがにこれだけ濃いどろどろだと、今までより効き目も強烈、みたいです…♥
それを察したように、クリトリスをいじっている触手の動きも激しくなります。

春香(あっ、ああっ、もっと吸われてるぅ!?)

おなかで感じていた熱が、いまでは全部クリトリスに集中しちゃってます。
めちゃくちゃに熱いなにかがわたしのお股のあたりに固まっていて、
それを、クリトリスに食いついてる触手が、無理やり吸い出そうとしてるような…

春香(やっ、これ、なんか、変、変になっちゃう、でも、いいっ、変になっちゃってもいいっ!)

今までも、こんなに気持ちよくしてくれてるんだから、今度もきっと大丈夫。
そう思ったとき、ひときわ強くクリトリスを吸い上げられました。

春香「ん、んん、んん~~~~っっ!?♥♥」

あ………  だめ、これ、ちょっと、刺激強すぎ、……


春香「ふにゃ、あ……?」

…どれくらいの間かわかりませんけど、意識が飛んでた、みたいです。

お口のお○んちん触手はもう引き抜かれていました。
おっぱいにはさっきのミニイソギンチャクがまだ吸い付いていて、クリトリスには……?

春香「な、え? なに、これぇ…?」

イソギンチャクさんの粘液や、わたしのお股からあふれた液で、ぐしょぐしょになったショーツ。
その布地を押しのけるようにして、見なれないものがにょっきりと顔を出していました。

これ………… お○んちん、が、わたしに、は、生えてるっ!?

イソギンチャクさんの触手とよく似た形のそれは、びくん、びくんと、わたしの鼓動に合わせて動いています。
それに、ひんやりとした夜の空気の感触も伝わってくるので…これ、やっぱり、生えて、る?

でも、なんで?お○んちん、わたしに生えてても、自分じゃぺろぺろってできないし……

春香「え、え……どうして、これ、んああっ!?」

何をされたのか、すぐにはわかりませんでした。

さっきまで、クリトリスをいじめていた触手とよく似た、でももう少し太い触手。
それが、わたしに生えたばかりのお○んちんの根本まで、いっぺんに飲み込んでしまってました。

春香「ふあああ、ん、っ」

知らない感覚がぞくぞくっと背筋に走り、わたしはごくりとつばを飲みこみます。
あったかくて、にゅるにゅるってする触手のなかに、おちん○ん、包み込まれて、きもち、いい…っ!

男の人、って、お○んちんをぺろぺろってされたら、こんなに気持ちいいんでしょうか…
これならイソギンチャクさんの気持ちもわかります、
わたしのお口でいっぱい、いっぱい舐めさせたくなるのも、わかっちゃいます♥

でも、そのあたたかさと心地よさでうっとりとしていられたのも、ほんの少しの間でした。
わたしの見ている目の前で、お○んちんをすっぽりくわえこんだ触手が上下に動き始めます。

春香「ひいいっ!? やっ、ひっ、これっ、しゅごすぎぃっ!?」

あの、脳まで直撃してくる感じと同じ…!わたしはようやくこのおちん○んの正体がわかりました。
これ……、わたしのクリトリスが、こんな、大きくされちゃってるんだ!!

もちろん、それがわかったところで、どうなるものでもありませんでした。

春香「い、ぎっ、や、らめ、やめぇ、っ!おっ、お、ふぅっ、おおっ!?」

だめ!やめて! という、たったの二文字や三文字が、口にできません。

わたしの見ている目の前で、イソギンチャク型の触手がわたしのお○んちんを根元までくわえ、
じゅるじゅると音を立てながら先っぽ近くまでを引き抜くように舐め上げて……
そして、ずにゅるっ、と下品な音を立てて、また根元まで飲み込みなおします。

そのいち往復ごとに、まぶたの裏で何度も何度もフラッシュをたかれてるみたいに
目の前がずっとちかちかして、そして腰がひとりでにがくがく震えて、身体を支えられません。
だけど、腰や胸にからみついた触手が支えになって、倒れこむこともできません。

春香「こんにゃのっ、しらないぃ、わたし女の子、なんだからぁ♥お○んちんなんて、知らないよぉ♥」

じゅぽっ、ぐちょん、と、わざとわたしに音を聞かせるつもりなのか、
触手はスピードをつけたり急にゆるめたりして、わたしのお○んちんを上下に刺激してきます。
もちろん、中からはあのえっちな粘液がどんどん流れ出してきていて、
おちん○ん全体がねとねとにコーティングされてしまっていました。

春香(や、やっ、な、なんかきちゃうっ!? 腰っ、こし動いちゃうっ、やだあっ!)

おなかの下というか、おしりのあたり、というか、お○んちんの根元あたり全体が
むずむずするような切ないような感覚でどんどんいっぱいになっていきます。
なんなのかわからない恐怖と、待ってたものがついに来る、っていう期待とがごちゃごちゃになって
わたしは自分で何を言っているかもよくわからないままに、叫びをあげていました。

春香「んおっ、おほ、っ、きちゃう、うぅ!?でる、でちゃう、なにか出ちゃうよぉ♥♥」

それを確認したのかタイミングを合わせて、お○んちんをずっとしごいていた触手が
一気にわたしのお○んちんを根元まで深くくわえこみ、そして今度は全体で強く、強く締めつけてきました。

同時に、中に生えている細い毛のような触手が一斉におちん○んにからみついてきて、
先っぽから根元のあたりまで、めちゃくちゃな動きのままいっぺんに刺激を加えてきます。

春香「い、あ、ああああああああああああっ!?」

唐突におちん○んの中を、ものすごく熱いなにかが通り抜けるのがわかりました。
あまりにも早くて、それに触手に飲み込まれているので目で見えたわけでもないけれど、
直感的に、ああ、わたしも、えっちな液を吐きだしちゃったんだ、と、わかりました。

全身が心臓とお○んちんだけになって、どくん、どくん、と脈をうつ動きだけを繰り返し、
それにあわせてなにかが出ていくような、どっと力が抜けていくような、そんな感じ。

あっという間に目を開けていられなくなって、意識がどこかに漂っていきます…




春香「あんっ、ああぁっ、あ~~~~~っっ♥♥♥ もう許してっ、お○んちん吸わないれぇ♥♥」


身体を起こしていられず、お尻を突き上げて地面に突っ伏した情けない姿勢で、
わたしはできたてのクリトリスお○んちんをいじめ抜かれていました。

手は後ろで縛られたまま、足は太ももと足首をがっちりと固定され、
逃げるのはもちろん、動かすことすらできなくされてしまっています。

その恥ずかしいかっこうのまま、ひたすらお○んちんをごしごしと触手でこすり立てられ、
がまんしようとしても無理矢理に何かを吐きださせられて、ときには意識を持っていかれて…

そして目を覚ました瞬間にあの腰が砕ける感覚に襲われては、また気を失いそうになる。
もう、さっきからずっと、その繰り返しです。

春香「ひぃぃぃっ♥ だめ、らめっ、また、またきちゃううっ♥♥」

ちょっと前まで、イソギンチャクさんがおちん○ん触手のどろどろ液をわたしに飲ませていたのに、
いまでは逆転して、わたしのお○んちんが吐きだす液を、イソギンチャクさんが、触手で飲んでます…



…ふと、自分の足のほうを見て、変な感じがしました。
あれっ、さっきまでわたし、マジシャンのブーツ、はいてたよね?


右足は、触手から垂れ落ちたねばねばで光っているブーツで覆われていました。
でも、いまわたしが左足にはいてるのは、学校に通うときのローファーに、見えます。

………変身が、解けかかって、る?

春香(ま、まさ、か)

春香「いぎっ!? んっ、んほぉぉぉっ♥♥」

ちょうどその瞬間にまたお○んちんを強く絞りあげられ、反射的に液を放ってしまうわたし。
はっと目をやると、右足を包んでいたブーツもうっすらと消えかけていました。

間違いありません……これっ、魔法の力、とられてるっ!!

春香「やっ、だっ、だめっ、もうやめて、お○んちんいじめないでんひぃぃぃぃっ!!」

わたしがようやく事態に気付いたことを察したのか、全身をおさえつける触手の力が強くなりました。
そしてどれだけ叫んでも、イソギンチャクさんたちは触手を休むことなく動かして
びくびくと震えつづけるわたしのおちん○をしごき、容赦なく、魔法の力を搾りとろうとしています。

春香「いやああああああ!!そんな、らめ、っ、へんしん、できなくなっひゃぅぅ♥」


春香(あ、あああ、これ、このまま、じゃあっ)


まだ衣装は残ってるけど、お○んちん、搾られ続けたら…絶対、がまんし続けられるわけありません。
そして、もし、魔法の力を、ぜんぶ奪われちゃったら……?


春香(し、死んじゃ、う、の…?わたし、こんなところで、こんないやらしい生き物に……)





「――――Silent Discharge!」



そのとき。
音もなにもしないのに、目の前のイソギンチャクさんがびくん!と大きく体を震わせました。
自分で動いたというより、なにか、別のところから刺激を受けたみたいな…?

さらに、プロデューサーさんを巻き取って、ときには痛めつけていた何本もの触手が、
いつの間にかイソギンチャクさん本体から切り離されていることにも、ようやく気づきました。

わけがわからず、ただぼんやりと見ていることくらいしかできないわたしの目の前で、

春香「……っ!?」

急に、イソギンチャクさんの身体の真ん中あたりから、なにかが生えてきました。
すごく薄くて、細い、……刀? それか、刃物………?
これ、ふつうに暮らしてたらまず見かけない、とんでもない長さの刃渡りです。


でも、それよりずっと印象的だったのは、その薄い刃の全部が、目の覚めるような蒼色をしていることでした。


まったく音も立てずに生えてきた蒼い切っ先は、まるでそこにはなにも存在してないみたいに
するすると、静かに、イソギンチャクさんの身体の中心線を、上に向かって動いていきます。

やがて、一番上まで抵抗を感じさせないまま刃が通り抜け、真っ二つになったイソギンチャクさんは
左右に分かれて倒れ、そしてその両方がゆっくりと透明になって、消滅してしまいました。
プロデューサーさんの身体をほとんど覆っていた触手も、一緒に。


今まで陰になっていてまったく見えなかったところに、誰か立っていました。


ほっそりとした身体つきに、暗い夜の中でも闇とはっきり見分けられそうな、青みがかった髪。
そしてその身体を包んでいるのは、わたしとよく似たデザインだけど、青色をベースにした衣装。

手には、ちょっと不釣り合いなほど大きな、鎌?を持ってるその人のこと、わたし……


あ、いけ、ない…意識が、また保てなく……






全身がふっと軽くなり、同時に痛みも一気に引いていく。
まさか、ついに俺は本当に死んでしまったのか、と場違いなことを考えていると、誰かに声をかけられた。

「すみません。今は、そのままじっとしていてください。すぐに済みますから」

いったい誰なのか、何を済ませるというのか、確かめようと思って俺はそちらに首を回した。
その動きを終えるより前にその誰かは、手にしたなにかを軽く振るような動きを見せ、小さな声で呟いた。

「Sonic Strike!」

……?

何をしたのか、何が起きたのか。そもそも、本当に何か起きたのか。
訝しむ俺の目の前で。
音もなにも立てないまま、春香を捕え、その身体を好きに弄んでいたイソギンチャクの上半分がゆっくりとずれ落ち始めた。

P(!?)

「……ふぅっ」

ずしゃ、と汚らしい音がしたのと、その巨体の残骸がうっすらと透明になり始めるのは、どちらが先だったか。
そんなことよりも俺は、そこに立っている人物に声をかけずにいられなかった。

P「ちは、や、なのか……?」


「……人違いです。よく言われますが、私はその、アイドルの如月千早という人とは……って、その声……?」

P「なん、で、おま、え………それ、マジシャンの衣装、だよな…?」

千早「プロデューサー!? ど、どうしてここに!?」

P「そ、そうだ、それどころじゃないんだ!春香が!」



千早「…………はる、か…? い、いやああああああああああ!?」






プロデューサーさんと、千早ちゃんの話す声が、わたしにも、途切れ途切れに聞こえていました。

さっきまでの態度がうそのようにパニックを起こし、ほとんど悲鳴に近い叫びを上げる、千早ちゃん。

その声すら、なんだかひどくぼんやり響いている気がして、やがて、それも聞こえなくなっていきました。





【一人目の仲間を見つけました】

条件
 2回目の夜(=パトロール可能になる時間帯)が終了するまでに、
 春香・Pのいずれかの接触対象として千早を選択するか
 夜の行動としてパトロールを選択する(イベント戦闘あり→戦闘の勝敗は仲間にすることと無関係)

【シャイニング・チハヤ Join up】


※条件に関しては、公正を期すべく、>>46を投下する前後の段階で

 テキストファイルで、今回のパスワードは11日当日の>>1のID( m52q09jD0 )です。


いったんここまで。
最悪これで戻ってこない可能性があります、本当にごめんなさい。

先に言っておく。
ごめんなさい、この更新分までは安価なしです。
あとここは当然ながらエロもない。話が少し進むだけです。

………………

…………

……

春香は、俺と一緒にパトロールに出かけたときの制服姿でベンチに横たわり、安らかな寝息を立てている。
その頭をひざにのせた千早は、俺が戻ってきた気配に気づいたのか気づいていないのか、じっと下を向いて押し黙っていた。

P「とりあえず、表通りまで送ってきた。普通に歩いてたし、意識もしっかりしてたみたいだから、大丈夫だろう」

千早「……ありがとう、ございます。お疲れ様です、プロデューサー」

千早があっという間にイソギンチャク二匹を片付けてしまったあと、俺と千早は事後処理に追われた。
そのうちのひとつが、さんざん犯されていた、あの会社帰り風の女性の救護だった。

P「…あの女の人には、いったい何をしたんだ?」

身に着けていた洋服はぼろぼろ、身体じゅう触手の吐きだした粘液まみれの見るも無残な女性の姿が
それこそ魔法のように一瞬で元に戻るさまを目の当たりにした俺としては、千早に聞かずにはいられなかった。

千早「……シャインマジシャンになると、必ず使えるようになる魔法…なんだと思います」

うつむいて、俺と視線を合わせることなく、つぶやくように千早が答える。

千早「ブラックジャンボの…その、被害、に遭った人の、身体を癒し……そして、記憶を一部、消すんです」

P「記憶……ああ、つまり、辛いことをもう、思い出さなくていいように…」

千早「違います。いえ、その効果もあるでしょうけど、メインはそこではないんです」

ぽつぽつと、ただ単に間違いを指摘するためだけに、千早の言葉が零れ落ちる。

P「違う? メインって、どういうことだ?」

千早「おそらく、シャインマジシャンとしての活動を知られないため…証拠隠滅、のようなものかと」

P「ああ…なるほどな……じゃあそれを使って、春香のことも」

千早「それは、また違うんです、プロデューサー」

それはまた、違う? 意味をはかりかねる俺の表情で察したのか、千早はひとつ息をついて説明を始めた。

千早「もちろん最初は、それで春香のことも治療できると思いました。でも、無理だったんです」

P「無理、って……でも、春香は、その………もとに戻っ、」

千早「戻ってなんかいませんっ!!」

伏せていた顔を弾かれたように上げて、千早は大声で叫んだ。
しかし、気圧された俺の顔を見て、一気にしゅんと縮こまってしまう。

千早「……すみ、ません。取り乱しました」

P「いや。俺が、無神経だった。謝る。…もう少し、説明を頼んでもいいか?」

千早「はい… おそらく、さっき言った魔法は、普通の人相手でないと効かないのだと思います」

P「普通の人?」

千早「つまり、マジシャンでない人、ということです。ですから、プロデューサーには効果が」

今更のように合点がいった。
俺の身体の痛みや、巻き付いていた触手の粘つきがなくなっていたのはそういうことだったのか。

P「お礼も言ってなかったな。ありがとう千早、本当に助かった」

千早「いえ、そんな……当然のことを、したまでですから」

P「でも、そしたら、話を戻すけど…千早は、春香に何をしたんだ?」

俺の…つまり、マジシャンではないただの一般人の俺から見れば、
千早の膝枕で眠る春香の姿は、ほんの何時間か前に見たときのそれとまったく違いがわからない。

千早「わたしの能力を応用して、使いました」

P「能力?」

千早「そうです。…今聞くことではないとは思いますが、春香はなんの能力を?」

P「え?」

千早「ですから、マジシャンとしての能力です。その……敵に、通用しなかった、ということなんでしょう?」

当然のように千早に尋ねられ、俺はなにを答えればいいのかわからず困惑する。

P「えっと、その、シャインボール………とか? あ、あと、シャインシールドってのも…」

苦し紛れの俺の答えを聞いた千早の表情から、瞬間的に一切の表情が抜け落ちた。
あまりに予想外の答えを聞いて、限界まで呆けきった人間はきっと、こんな顔をするのだろう。

千早「そん、な…そんな状態の春香を、プロデューサーは戦いに駆りだしたんですか!?」

春香がひざに寝ていなければつかみかかってきたであろう剣幕で、千早は俺に食って掛かった。

P「す、すまない…確かに春香の実力をきちんと分かってなかったのは俺のミスだ」

千早「それなら!!」

P「だけど待ってくれ、千早、マジシャンはみんなその能力、ってのを持ってるのか?」

千早「は、っ?」

P「俺のことは後でどれだけでも責めてくれて構わない、だけど本当に知らないんだ、頼む、教えてくれ!」




千早「私の能力は、『音』にかかわるものです」

P「音?」

どうにか俺の弁解を聞き入れてくれ、いくぶんか落ち着いた口調で千早は話し始める。

千早「漠然としすぎている、と思いますよね? たとえば、音速に近い速度で、不可視の刃を飛ばせたり」

ついさっきの、手品か何かのようにイソギンチャクが両断された瞬間を思い出す。
そんな手段がもし春香にもあったのなら、こんなことには……!

千早「あとは、単純に、自身が立てる音を可能な限り抑えるとか…接近するときに、これを用いました」

P「そういえば、状況が状況だったとはいえ、助けられるまで気づかなかったな…」

千早「ただ、究極的には、生命活動やあらゆる運動を鎮静化させ『沈黙』させる能力、でしょうか」

説明をとりあえず聞き洩らさないように耳を傾ける一方で、俺の頭の中は疑問符で埋め尽くされていた。
マジシャンが固有の能力をそれぞれ持ってるなんて設定、おおもとのゲームではまったく出てきてなかったはずだ。

千早「春香に対しても、命に別状のない範囲で生命活動を『沈黙』させて、まずは眠らせている状態です」

P「はー……なるほど、そんなこともできるのか…」

千早「原理はよくわかっていません。魔法だから、というのも、無責任すぎるように思いますけれど…」

P「………そういえば、さっき持ってた鎌みたいなアレって、ひょっとして音符の形してたのか?」

千早「よく見ていますね。本当なら、音楽や、それに関わるものをそんな風に扱いたくはないですが」

話がひと段落して、あたりを沈黙が支配する。
その中に、静かな春香の寝息だけが小さく響く。

P「…春香にも能力、ってのはあるのかもしれないが、少なくとも俺はまだ、それを把握してない」

千早「……そう、ですか」

P「そんな状態のまま春香を連れまわしたのも、敵と戦う判断をしたのも、俺のミスだ」

千早「その通りですね」

P「………謝って許されることじゃないのはわかってる、だけど、言わせてくれ。すまなかった」

千早「謝る相手が、違います、プロデューサー。それは、春香に言ってあげてください」



これで話が終わり、というのならともかく、さらに気が重い話がまだ残っている。
それも原因はほとんど俺にあるようなものなのだから、確認しておかなければならなかった。

P「……春香は、これで、その、後遺症とか…残らないんだろうか」

俺が、その一部始終をそばで見ることになってしまった、触手生物による悪夢のような凌辱。
身体的なものはもちろんのこと、精神的にも、春香にどれだけの爪痕を残したか、想像もつかない。

千早「…わかり、ません。一応、私にできる最大限のことは、したつもりですが……」

P「それは、さっきの『沈黙』のことか?」

千早「はい。眠らせるほかに、まずはこの数時間の春香の記憶に対して、できるだけ強力に」

P「そうか……ありがとう、千早」

千早「ただ…それで完全に封じることができた、とは思えません。だって、あまりにも……!」

汚し尽くされた春香の姿を思い出したのか、膝に置かれた千早の手が強く、強く握りこまれる。

P「………すまん」

千早「それから、その……プロデューサーも、見ていてご存じとは思いますが…は、春香の…」

顔を赤くした千早が言いよどむ。

P「……ああ、その、ち………なんだ、男性器、な…」

さすがにそれを、アイドルでもある千早に言わせるわけにはいかない。
と思って助け船を出したつもりが、それがかえって地雷を踏むことになった。

千早「なぜわざわざ口に出すんですか!?共通認識がもうあるんですから言わなくていいでしょう!」

P「あ、そ、その、悪い! これでもよかれと思ったんだ」



千早「あの手の生物が出す体液…… については、どんなものかご存じですね?」

P「ああ。わかってる」

思い出したくないはずなのに、春香がさんざん触手相手に晒した痴態が脳裏をよぎってしまい、
あわてて大きく頭を振ってその記憶を頭から追い出す。

千早「状況から見ても、春香がその…効果、を、相当受けてしまっているのは確実です」

P「…ああ。それも、知ってる」

千早「私に可能な最高のレベルで鎮静化を施しました。だから、日常生活をする上でなら、そう支障は出ない、と思います」

P「本当に千早には感謝してもし足りないな。ありがとう…」

千早「ただそれは、日常生活だけをするなら、という条件付きです」

俺の感謝の言葉をさえぎるようにして、千早は残酷な事実を突きつける。

千早「それに、その……一部の器官に関しては、特に強く、敵の…行為の、影響が残ってしまっているみたいで」

俺だって二度続けて同じ地雷を踏むほどの馬鹿じゃない。具体的にどの器官、などと口にするのは避けた。
もちろんそれでも抵抗がないわけがなく、千早は目を伏せて説明を続ける。

千早「再発、の恐れが、否定できません。正直言って、私にもわからないことだらけです……」

P「いや、当たり前だよな……辛い話をさせて、悪かったよ」



P「で、たぶん、記憶が残ってるかどうかとか抜きにしても、春香の場合…」

千早「はい、春香の責任感や正義感からすれば、自分から戦いを降りるとは絶対に言わないと思います」

P「結局は春香の精神力頼み、って話になっちゃうか。もちろん、俺たちがフォローするのは大前提としてな」

P「……そうだ、千早。お前がマジシャンになったのって、最近のことなのか?」

春香についての心配事が多すぎて、最初から聞こうと思っていたことをずっと忘れていた。

千早「はっきりとは覚えていません。ひと月ほど経つかどうか、というところでしょうか」

P「この近所のパトロールとか、いつもしてるのか?」

千早「そう頻繁にではありませんけど……今日も、魔力の乱れのようなものを感じたもので」

となると、音無さんが言っていた、近隣で噂のシャインマジシャンというのはおそらく千早で決まりだろう。
だが、同じような境遇ですでにマジシャンとして活動しているほかのアイドルがいないと決まったわけでもない。

それと合わせて、俺はどうしても聞いておかなければいけないことがあった。

P「……なんで俺に、マジシャンになったこと、教えてくれなかった?」

千早「……………危険が及ぶのが、嫌だったからです。プロデューサーにも、それに、事務所の皆にも」

音無さんの予想はやっぱり正しかった。エスパーかなにかか、と、心の中でひそかに感心する。

千早「………でも、結果として、私は春香のことを、ちゃんと助けてあげられませんでした」

下を向いたまま、千早は振り絞るようにその言葉を口にする。

千早「プロデューサー。本当は、私のほうこそ、プロデューサーにお詫びしなくてはいけないんです」

再び千早が顔を上げた。
俺の方をまっすぐに見て、はっきりとした口調で告げる。

千早「勝手な真似をして申し訳ありませんでした。改めて、シャイニング・チハヤとして、共に戦わせてください」

P「当たり前、だろ。一人より二人、二人より三人、もし十三人揃ったら無敵みたいなもんだ。春香の受け売りだけどな」

とにかく今は、新しい味方として千早が加わってくれたことを前向きに捉えようと、そう思った。




P「しかし、魔力の乱れ、か。そういうの感知できたりするんだな、くそ、俺は本当に知らないことだらけだ……」

千早「ところで、プロデューサーはマジシャンではないのに、その手の知識をどうやって得ているんですか?」

P「え?」

思いがけないことを聞かれて、一瞬頭の回転が停止してしまう。

千早「たとえば、対策マニュアル、のような……そういったものがあるのなら、私も拝見したいです」

………どうやら千早の方は、例のゲームのことをちゃんとは知らないらしい。
いずれ説明してやる必要はあるのだろうが、今夜の俺にはとてもそんな余裕はなかった。

媚薬粘液も魔法もご都合全開のアイテムという意味で根っこは似てると思います。

ハルカさんの戦線復帰の理由付けは果たしてこれでいいのか、というのもさることながら、
150レス超えてハルカさんがマジシャンとして覚醒してからやっと1日目が終了、
この時点ですでにいきなり堕とされかけるレベルの凌辱受けててしかも前も後ろも処女ってすごいですよね(白目)

どう見ても>>1が興奮・暴走したせいです。気を付けます。


さて次回以降、ようやく2人目捜索ラウンドに入ります。

先出しで【ヒント】

 次のアイドルに関しては2段階の手順を踏まないと仲間にならない設定にしています。
 まず1つめのフラグ立てて2つめのフラグも立てたらOK、的な感じです。

それから、この捜索ラウンドに関しては、1人目2人目3人目……とそれぞれ独立、
つまり3番目以降に仲間にできる予定の子を2人目のラウンドで選んでも仲間にはならない、という設定にしてます。
ということは、1人目ラウンドで選んだけど仲間にならなかったアイドルたちも…?

あと>>64について、黒幕に接触しても今のところ特にペナルティはなしにしてます。
変更がある場合はまたお知らせします。


次回更新予定は本日16日土曜の夜、20~21時くらいに開始できたらいいなと思っています。


追伸

描写の通りならシャイニング・チハヤめっちゃくちゃ強いじゃん、
こんなの絶対エロ行かないじゃんふざけんな、と思われたゲス顔勢の方へ。

本編の戦闘では粛々とコンマ計算するだけですのでどうぞごあんしんください。
技云々はただのフレーバーです(描写の時だけ出てきたり出てこなかったり)

こんばんは。
20時半ごろから投下していきます。書き溜めはさほどないのでゆったりめで。

>>50あたりでやっていたのと同様の人探し再び、です。よろしくお願いします。

【ヒント】 ※再掲

 次のアイドルに関しては2段階の手順を踏まないと仲間にならない設定にしています。
 まず1つめのフラグ立てて2つめのフラグも立てたらOK、的な感じです。


なお、千早さんもそうでしたし、今回の子も、それ以降の2人も
うまく仲間にできなかった場合はエロ展開経てブラックジャンボ四天王etcコースへ一直線です。

千早「おはようございます」

事務所のドアをくぐる私を、いつも通り音無さんが出迎えてくれる。

小鳥「ああ、千早ちゃん。おはよう」

流石に、昨日の今日ということで、春香はお休み扱いになっていた。

プロデューサーが春香のご家族にどんな説明をしたのかは、聞けなかった。
とにかく今は、出来る限り回復してくれることを祈るばかり……

小鳥「……プロデューサーさんから聞いたわ。千早ちゃん、もうマジシャンなんですって?」

神妙な面持ちの音無さんから声をかけられ、考え事をしていた私は現実に引き戻される。

千早「はい…その、サポートしていただく立場なのに、勝手な真似をして、申し訳あり……」

そこで私は、それ以上の言葉を継げなくなる。
いつの間にか立ち上がってそばに来ていた音無さんに、優しく抱きしめられたせいで。

小鳥「それはいいの。でも、一人でなんでもやろうなんて、もう考えないで」

千早「音無さん………」

小鳥「なにより、千早ちゃんは無事でよかった…これからは、わたしたちも手伝うから」

…もちろん、音無さんに悪気が一切ないことは、私にもわかっていた。
しかし、彼女の、千早ちゃん『は』無事で、という何気ない一言が
心の奥底に深く刺さり、抜けることのないとげのように、じくじくと痛む。

……これも、元をたどれば、私の身勝手が招いてしまった結果なのだ。
いまはせめて、私にできることを精一杯やろう、と、多少無理やりにでも頭を切り替える。

P「ああ、もう来てたか、千早。おはよう」

千早「おはようございます、プロデューサー」

それから少しして、プロデューサーが事務所へやってきた。
春香のことはあえて私も聞かないし、彼も触れるつもりはないようだった。

P「…たぶん、俺よりも千早の方が、今ではいろいろ先輩なんだろうと思う」

少しだけ困ったような笑いを口の端にのせて、プロデューサーはそう切り出す。

P「だから、俺が指示を出すってよりも、千早にアドバイスをもらったほうがいいのかもな」

千早「アドバイス、ですか」

P「ああ。とりあえず今日の方針としては、どうしたもんだろう?」





行動の選択肢安価です。

1.「私と、似た状況の人がいるかもしれません。事務所の皆と話をしてみるべきです」
2.「もっと、力をつけなくては……トレーニングの時間を設けてください」
3.「まずは情報収集です。近所で聞き込みをしてみませんか?」

↓2

千早「そういえば、プロデューサー。昨日お話していた、対策マニュアルの件なんですが」

昨晩うやむやになっていたことを思い出し、私は改めてプロデューサーに問いかける。

千早「私にも見せていただけないでしょうか。きっと、これからの戦闘に役立つと思うんです」

一瞬だけぽかんとした顔をしてから、プロデューサーの視線が急に泳ぎ始めた。
そういえば昨晩もこの話題になったとたん妙に歯切れが悪かったけれど、なにか問題があるのかしら…?

千早「プロデューサー? あの、聞いてくれていますか?」

P「あ、ああ、おう、聞いてる聞いてる。対策マニュアルなー、あー、アレなー」

千早「やはり何かあるんですね?やはり、私ではまだ高度すぎるような内容でしょうか」

P「いや、そんなことはないんだよ、もちろんそういうことじゃないんだ。だが、しかし、えーと」

…? ますます理由がわからない。いったい、何を渋ることがあるのだろう?

P「………よし!」

プロデューサーはなにやら決心した様子で、自身のデスクの方へ戻っていく。
いよいよ私にも説明をしてくれる気になったということだろう。

改めて、心中でひそかに気合を入れ直した私に手渡されたのは、事務所の備品のノートパソコンだった。



千早「これで、映像を見るだけ?それだけなんですか?」

P「ああ。………あらかじめ言っておくが、内容的にはぜんぜん気分のいいものじゃないぞ」

千早「っ…つまり、負傷したり、場合によっては命を落とすような、危険な戦闘ということですね?」

P「……なあ、千早。感情を抑えて、冷静に行動する、と約束してくれるか?」

千早「はい? え、ええ、もちろんです。でも、どういうことですか?」

P「よし、わかった。わかりやすく言うぞ。千早、お前には今から、エロゲーをプレイしてもらう」



P「よせ!やめろ!こんなところで変身しないでくれ!違う、誓って冗談じゃない!さっき約束しただろう!?やめろ!頼む!」

千早(もう…!いくら本当のことでも、昨日の今日だというのに!)

………しかし、気はまったく進まないとはいえ、プロデューサーの言うことも理がないわけではない。
え、えろ…… 成人向けゲームの設定と、いまの事態が、ほとんど合致しているだなんて…

千早「……この、回想モード?というのかしら。これを起動したらいい…の、よね?」

あまりこの手の機械は使いなれていない。マウスをそっと持って、画面上のボタンを押す。
そう、この動作はクリックと呼ぶのだった。さっき教わったから、間違いない。

それを教えてくれたプロデューサーは早々に退室し、私は一人で会議室を使わせてもらっている。
操作に慣れている人が一緒にいてくれた方が色々と助かるだろうとは思ったものの、
「内容が内容だし、俺はいないほうがよくないか?」と言われてしまっては、うなずくしかなかった。

操作手順については他にも、プロデューサーがこと細かにメモを書いてくれていた。

……こんな下品なゲームを、何度も何度も遊んでいるなんて、と思わなかったわけじゃない。
でも、きっとあの人はあの人なりに、必死でできることをしているのだろう。
そう考えたら、怒るに怒れない、呆れるような、でも暖かなような、不思議な感覚が胸を満たした。

唐突にパソコンのスピーカーからうすっぺらな曲が流れ始め、びっくりしてそちらに向き直る。
これじゃ音が大きすぎる、音量の調節をする方法も、たしかさっきのメモのどこかに……



ディスプレイに映し出されているシャインマジシャンは、スピードと手数を武器に戦うタイプらしい。

身にまとっている衣装は青色を基調としていて、体型的には華奢で、ほっそりとしている。
笑顔がよく似合う明るい主人公と対照的な性格の持ち主で、冷静な、どちらかというと無口な女の子。

……別に、そんな情報に、特に意味はない。今はまず、プロデューサーに指示されたことをこなさなくては。

そこで画面が動かなくなってしまった。
まさか、故障!? と思ったところで、プロデューサーからもらっていたメモのことを思い出す。

千早(…あっ、確かに、右下で矢印のようなマークが点滅しているわ)

千早「ええ、と…台詞がそれ以上表示されなくなったら、クリック、をすればいい…… こうかしら」カチ

千早「場面が、進んだ…よかった。壊してしまったわけではなさそうね」カチ


シャインマジシャン『無駄よ。その程度のスピードでは、私を捕えることはできない』

一発の攻撃力があるわけではない。防御に長けているわけでもない。
機動力を活かし、敵の攻撃を確実にかわし、少しずつでも、的確に相手を消耗させる。

確かに画面の中を舞うマジシャンの戦い方は、私によく似ていた。
これなら参考にできる部分もあるかもしれない、と思いつつ、私はクリックを繰り返す。 



シャインマジシャン『くっ、倒しても倒しても、あとから……数が多すぎるわ…!』

だんだんと、雲行きが怪しくなってきた。

速度を活かすなら、なによりもある程度の空間がなくては話にならないし、
できるかぎり相手は少数、理想を言えば1対1の状況を作り出せるに越したことはない。

千早(駄目よ!廃ビル内なんて閉鎖された場所で、1匹1匹は貧弱でも、大量の敵を相手にしていたら…!)

聞こえるわけもないのに、画面の中の彼女につい語りかけずにはいられない。

シャインマジシャン『あっ……!?こ、このっ、放しなさいっ、あ、きゃああっ!?』

案の定、正面の敵に気を取られていた彼女は、忍び寄っていた別の敵にあっさりと捕縛されてしまう。

シャインマジシャン『(まずいっ……速度が私の身上なのに、身動きを取れなくされてしまったら…!)』

そうだ。
速度が身上、なのだから、それを奪われてしまったらどうなるか、想像するのは難しくない……


シャインマジシャン『いやっ、な、何をするの!?そんな、やめなさいっ、やめて…お願い、私まだ』

シャインマジシャン『あっ、が、っ!? い、痛い、痛いぃっ!?やめて、動かさ、ないでっ……』

四方八方から魔物に群がられ、その触手で凌辱の限りを尽くされるシャインマジシャンが画面に映る。

私は、これに似た光景を、すでに何度も見てしまっている。
助けが間に合った人もいた。そうでない人も、いた。そして、春香も……



シャインマジシャン『もう、もういやあっ…… そんなに突いてはだめ、だめぇ…あっ、ああんっ』

最初は純粋な抵抗の言葉を吐いていたマジシャンの声に、甘いものが混じり始める。

シャインマジシャン『放してっ、私は、シャイん、むうっ!?』

シャインマジシャン『(ああっ…!これでは、呪文を使うことも…… い、いや、なに、なにを出しているの!?)』

その姿がやはり、昨晩見たものと重なってしまい、マウスを握る手が震えそうになるのを必死でこらえる。



シャインマジシャン『んんっ、ひいいっ♥♥いや、いやっ、もうイきたくない、イきたくないのにっ♥♥♥』

シャインマジシャン『おねがい、もうゆるひてぇ♥♥媚薬粘液もういやぁ♥♥♥』

シャインマジシャン『あっ、きゃんっ♥♥また膣内にぃっ♥♥また触手にイカされちゃうぅ~っ♥♥♥』

あられもない嬌声を上げ続けるだけになったシャインマジシャンを、魔物の群れが好き放題に弄び続ける。

そうだ、これはあくまで仮想のゲームの中のこと。
もう二度と、誰も、春香のような目に遭わせはしない。もちろん、私自身も含めて。


内容はこの上なくひどいものだったけれど、参考になる部分がないわけではなかった。
しかしそれはそれとして、ここを出たら、プロデューサーに改めてお説教をしようと私は心に決めた。



トレーニング成否の安価判定を行います。

まず、シャイニング・チハヤのパラメータは以下のようになっています。

【攻撃 40 防御 30 機動 65 耐久 35】

↓2で、上の4つのうちどのパラメータを成長させたいか選択してください。

その際のコンマ数値が、対象のパラメータよりも大きな数値であればトレーニング成功です。
成功した場合、コンマ下1桁×1/2(端数切り上げ)分、該当のパラメータが成長します。
ただし0は0として扱うため、成長しません。

【トレーニング判定:防御現数値30>コンマ数値13:失敗】



雪歩「あっ、千早ちゃん、来てたんだ?おはよう」

千早「萩原さん? おはよう。少し、会議室を借りていたの」

まずはプロデューサーを見つけなければ、という思いでいっぱいになって会議室を出ると、
事務所は三々五々、いつものメンバーで埋まり始めていた。

真「千早、おつかれー。あれ、いまレッスン帰りとかだっけ?」

千早「いいえ、事務所内にいたわ。ちょうどすれ違いになってしまったみたいね」

真「そうだったの? ぜんぜん気づかなかったよ」

美希「…………すぴー」

萩原さんと真のほかに、いつの間に来ていつの間に寝始めたのか、美希がソファに横たわっている。
さておきプロデューサーは、と居所を訪ねようとしたところで、萩原さんが切り出した。

雪歩「ちょうどお茶を淹れるところだったの、千早ちゃんもいかが?」

千早「……そう、ね。じゃあ、お願いします」

ついさっきまで見ていたもののことを思い出すにつけ、お世辞にもいい気分とは言えない。
おいしいお茶でもいただけば少しは気がまぎれるだろうから、その申し出に甘えることにした。


真「そういえば千早、聞いた?昨晩、またシャインマジシャンが出たってウワサだよ」

腰かけて萩原さんのお茶を待っている間に、真が話しかけてきた。

……プロデューサーの判断で、私自身がマジシャンとして覚醒していることを
まだ事務所の皆には明かしていない以上、まさかそれは多分私のことだ、とは言えない。

動揺をできるだけ押し殺して、特に興味もないように装って、当たり障りのない返事をする。

千早「へえ?このあたりも案外、物騒ということかしら。気を付けないとね」

真「まあね…でも、ボク、いざってなったらきっと活躍できると思うんだ」

千早「ふふ、そうかもね。真は事務所きっての武闘派だから」

真「違うってば千早。ボクってこう、案外、魔法少女!って感じのフリフリの衣装とか、似合うと思わない?」

…どう、答えたらいいのか。なんとなく返答に困ってしまったところで、救いの手が訪れた。

雪歩「はい、お待たせっ。どうぞ」

美希「……ん、んん………いいにおいが、するの」

真「おはよ、美希。雪歩がお茶淹れてくれたとこだよ」

千早「ありがとう萩原さん。いただきます」

熱いお茶がすっとのどを落ちてゆき、身体がじんわりと温まる。
意識しなくてもつい、ほう、と息が漏れてしまうのは、日本人ならみな同じだろう。

雪歩「どう、かな? それね、実は、新しいお茶っ葉を試してみたんだ」

萩原さんがおずおずと尋ねてくる。

千早「そうなの? とても美味しい。身体が、芯から温まる感じがするわ」

わたしの答えを聞いて、彼女はようやく、安心したような笑みを浮かべた。

雪歩「ふふ、ほんと?よかったぁ」

千早「いつもご馳走様。ああところで萩原さん、プロデューサーを見かけなかった?」

雪歩「プロデューサー? あ、ちょうど今、ドアからこっそり出て「わーっ待て言うなっ!?」」

千早「本当にありがとう。手間が、省けたわ」

千早「まったく役に立たなかった、とは言いません。ですが、こう、もう少し実践的な」

P「いや、でも、同じタイプのマジシャンとして参考になる部分がないわけでは」

千早「…プロデューサー、内容まで見たうえであのシーンを勧めていたんですか。最低です」

P「そ、それにほら、そうだ! 最後の逆転とか、新技として参考になるんじゃないか、なんて」

千早「………え? 逆転…………?」

P「え……あれ、見てない?」

…そんなシーンがあったのだろうか。まったく覚えていない。
あのときはいろいろ頭に血が上っていたのは間違いないから、たぶん飛ばしてしまっている。
見当違いでプロデューサーを非難していたこともあって、顔も体もかっと熱くなってしまう。

亜美「あっ、いたいた! ねーねー、にーちゃーん?」

真美「お? 千早おねーちゃん! おっはよ、千早おねーちゃんまでいないのかと思ったよー」

プロデューサーを見かけて亜美と真美がいっしょにやってきた。

千早「真美、千早おねーちゃん…… まで、って、どういうこと?」

真美「いやー、真美たちさ、今日ははるるんと一緒にレッスンなんだけど」

亜美「そーそー。にーちゃん、はるるん見なかった?」

ほんの一瞬、プロデューサーと私の間で、ぴりっとした緊張が走る。
けれど、それをおくびにも出さず、プロデューサーは笑顔で二人に答えた。

P「いやー、それがな。春香はきょう、急に体調を崩しちゃった、って連絡が……」

「「えーっ!」」






千早「………構えていないところでいきなり話を振られると、ちょっと肝が冷えますね」

P「ああ……ところでもう少し、時間には余裕がありそうだ。どうする、千早?」





行動の選択肢安価です。

1.「今日事務所に来ていない人も含めて、手分けして話を聞いてみましょうか」
2.「まだまだ鍛錬が不足しています。トレーニングを積みたいと思います」
3.「これ以上被害者を出さないためにも、パトロールに回りましょう」

↓2

千早「今日事務所に来ていない人も含めて、手分けして話を聞いてみましょうか」

P「ああ、そうか。味方集めも重要だもんな」

千早「その通りです。では、私は ↓2 と話をしてみますね」

P「わかった、頼むよ。それなら俺は、 ↓3 に声をかけてみるとするか」

美希「ん、あ、ふあーぁ…、っ……あれっ、千早さん?」

千早「おはよう、美希。よく眠れたかしら?」

美希「うんっ!ばっちり快眠、なのっ」

起きるのを待っていた私が、寝起きの無防備な表情をすべて見ていたことに気づいても
まるで動じることなく、美希は屈託のない笑顔を浮かべる。
人前で眠ることにさえ少し抵抗のある私には、とてもまねができないな、と思った。

美希「ねぇねぇ、千早さん。ミキ、ちょっと聞きたいことがあるの」

そして、私が話の糸口を探しているうちに、美希の方から質問が飛んでくる。

千早「私に?」

美希「うん。あのね……千早さん、春香がきょうオヤスミしてる理由って、知ってる?」

質問だと思っていたそれはとんでもない爆弾だった。
さっきの亜美と真美のときよりも強烈な不意打ちで、うまい返しを思いつかない。

答えあぐね、内心焦りに焦っている私の目の前で。
美希はいきなり大粒の涙をぼろぼろとこぼし始めた。

美希「ミキ、ね、不安、なの……だって、春香、やっと、マジシャンになれたんでしょ…?」

千早「え、ええ。私もそう聞いているけれど…」

美希「なのに、その次の日にいきなりオヤスミって……春香に、なにか、あったんじゃないか、って…!」

途切れ途切れにやっとそこまで言うと、美希はそのまま私に強くしがみついてくる。

千早「ちょっ…ちょっと、美希、落ち着いて……!」

美希「だいじょうぶ、だよね、千早さん…春香、だいじょうぶだよね…?」

大きくしゃくりあげ、声を震わせながら、美希は私の顔をまっすぐに見つめてたずねる。

千早「………ええ。プロデューサーも言っていたでしょ、春香は体調を崩したんだって」

とっさについた真っ赤な嘘が、私の心の奥に、しこりのような嫌な感触を残した。

【星井美希:未覚醒】


真美「どーしたのさにーちゃん、話がしたいー、なんて」

P「なあ真美。お前、シャインマジシャンになるってことについて、どう思ってる?」

レッスン終了後、確認したいことがあるという理由をつけ、俺は真美と向き合っていた。
亜美は亜美で、トレーナーさんに見てもらっているので大丈夫だろう。

俺の質問に、真美はきょとんとした表情を浮かべた。

真美「んー? だって亜美も真美もみんなも、そのためにここにいるんでしょ?」

P「それはわかってるよ。そうじゃなくて、真美の個人的な感想っていうか、意見が聞きたい」

ん、と小さくうなずいた後、真美はしばらく眉間にしわを寄せて、うーん、ぐぬぬ、などとうなっていた。
やがて、自分の中で整理がついたのか、少し迷いを残したようにも見える顔をこちらに向ける。

真美「え……っと、ね。これ、亜美にはモフデコにしてくれる?」

そして第一声は、質問の答えとまったく関係のないことだった。

P「……オフレコ、な? 亜美はもちろん、ほかの誰にも言わないよ」

真美「あんがと。…ショージキ言って、ちょっと、ちょーっとだけ、ね? コワい、かも」

P「ああ、そりゃ当たり前だよな。正体もわかんない悪の組織が相手なんてさ」

日頃は二人であんなに元気いっぱいふざけ合っている、悪ガキを絵に描いたような真美でも
やっぱり年頃の女の子なんだな、と、妙なところで感心してしまった。

真美「ううん、コワいって、そういうことじゃなくて」

P「え?」

だが、真美の言い出したことは少し予想と違う方向へ転がっていく。

真美「うまく言えないんだけど…… 魔法とか、そういう、しょーたい不明な感じ? が、なんか、ちょっと、コワい」

真美「あ、でも、もちのロン、マジシャンなれたら真美、ばばーって大活躍しちゃうよ!?」

P「ははは、そうか、そのときは期待してるからな」

真美「あー!にーちゃん信じてないっしょー!? ほんと、ホントなんだからー!!」

ばたばたと手を振り回し、大あわてでアピールする真美の頭を、くしゃくしゃとなでてやった。

【双海真美:未覚醒】



※なお、真美と亜美は当然、別々で扱っております

>シャイニング・チハヤのステータス
ゲスト参戦で大活躍したユニットがいざ操作可能になってがっかりすることって多いですよね?

冗談はさておき、あんまり露骨に差をつけるのもどうかと思いましてその数値設定です。
もちろん戦闘の時はある程度、戦闘担当者に合わせて手心を加えたり加えなかったりする予定です。

春香「おっはよーございますっ! 昨日はお休みしちゃってごめんなさい!」

おやすみしてたのはたった1日のはずなのに、なぜかちょっと久しぶりなような、不思議な感じ。
事務所のドアをばんと開いて、天海春香、きょうも元気にがんばりますっ!

そんなときに限って残念ながら、事務所の中には誰もいません。
小鳥さんも見当たらないってことは、ちょっとした買い物かなにかにお出かけなのかも。

「あ……、春、香?」

呟くような声が聞こえて振り向くと、ドアのところに千早ちゃんが立っていました。

「あっ! 千早ちゃ――」



急に、暗い闇の中に千早ちゃんが立っている映像が、頭に浮かびます。
学校の制服でもなくて、ステージ衣装でもなくて、でも千早ちゃんによく似合う青色で……


…あれ? こんな千早ちゃんをわたし、どこかで見たこと、あったかな……?




わたしがぼーっとしてしまっている間に、千早ちゃんはドアを静かに閉めて事務所の中へ入ってきます。

千早「春香、もう体調は平気なの?気分が悪かったりしない?」

すぐ近くで、私の顔をのぞきこむように見ながら話しかけてくる千早ちゃん。
いつものクールな千早ちゃんからするとずいぶんな接近戦で、意味もなくどぎまぎしてしまいます。

春香「だ、だいじょうぶだよ千早ちゃん。それより、その、ちょっと、近いかも」

千早「! ご、ごめんなさい!心配だったものだから、つい…」

本当に無意識だったんでしょう、千早ちゃんは弾かれたように数歩下がって距離をとります。
その徹底ぶりがおかしくて、わたしは思わず笑ってしまいました。

春香「あははっ、そこまでしなくても。でも、うれしいよ、ありがとう」

P「おはようございまーす…… って、春香!?お前、もういいのか、大丈夫か?」

階段を上がる音に続いて事務所に入ってきたのはプロデューサーさん。
わたしを見るなり、駆け寄ってきそうな勢いで体調を気遣われちゃいました。
まったく千早ちゃんもプロデューサーさんも、本当に心配性なんだから。

でも、そんなに心配してもらえるのがすごくうれしいのも本当です。
1日休んじゃったぶんはすぐ取り戻さなくっちゃ!

P「……そうか、ちょうどここにいるの、俺たちだけか。なら……千早?」

千早「ええ。どうやら、鎮静化の効果はそこまで及んでしまっていたようですから」

春香「なになにー?もー、わたしだけ仲間はずれなんてダメですよぉ」

せっかくの復帰初日です、ちょっとくらい勢いまかせでもいいかも。
千早ちゃんとプロデューサーさんが小声でお話をしているところに、無理やり割り込んじゃいます。

P「ところで、春香。いきなりだけど、大事な話をさせてくれ」

春香「えっ……な、なんですか?」




春香「ほんと!?千早ちゃんもマジシャンなの!?」

実際に、千早の処置によって忘れていたのだろう。
俺と千早の説明を聞いた春香は、心から純粋に喜んでいる。

千早「………ええ。黙っていて、本当にごめんなさい、春香…」

話を合わせるために、千早が必死で表情を取り繕っているのがわかる。
もともとそう演技のできるほうではない千早のことを考えれば、完璧以上の出来だった。

春香「ううん、いいよ、そんなの!そうかぁ、千早ちゃんが先輩なんだ、いろいろ教えてねっ!」

いつか、本当のことを話すべきなのか、そうじゃないのか…正解はまだわからなかった。

P「……さて、と。じゃあ、今日の方針について、なんだけど」

春香「はいはーい!この調子で、仲間探しをしてみるべきだと思いますっ!」

千早「それも一理あるけれど…今後に備えて、実力を伸ばすことも必要じゃないかしら」

P「よし、それなら、こういうのはどうだ?」


行動の選択肢安価です。

1.「春香の言う通り、それぞれでコンタクトとってみよう」(3人それぞれの会話相手を選びます)
2.「病み上がりだし、春香はみんなと会話してみてくれ。千早は俺とトレーニングだ」(春香は会話相手を選択、千早はトレーニングを行います)
3.「休んでた分、春香はトレーニングをしよう。その間千早は話を聞いてみてくれるか?」(春香はトレーニングを行い、千早は会話相手を選択します)
4.「2人とも、きょうは訓練をしてみるか」(春香と千早の両名がトレーニングを行います)

おうふ。このレスから↓2でお願いします。

少しの間あごに手をあてて考え込んでいたプロデューサーが顔を上げた。
私たちふたりを交互に見比べるように首を回したあと、ぽん、と手を打つ。

P「よし、そしたら2人とも、今日は訓練をしてみるか?」

春香「訓練…2人で、ですか?」

P「ああ。というか、俺がどうこう言うより、春香が千早にいろいろ教わってみるべきだと思う」

春香「あっ、なるほど!」

千早「でもプロデューサー、教える…といっても、私にそこまでできるかどうかは…」

P「自信持てよ、千早。お前のほうが確実に先輩なんだ、だから……、頼む」

冗談めかしていながら、私の方をじっと見るプロデューサーの目は真剣そのものだった。
もう二度と、あんなことがないように。
プロデューサーと私だけが知っている決意が、滲んで見えるようだった。

そうだ、これからは、また春香も危険な目に遭うかもしれない。
そのときのために、私の知っていることはすべて教えてあげなくては。




トレーニング成否の安価判定を行います。

シャイニング・ハルカ【攻40 防40 機40 耐45】
シャイニング・チハヤ【攻40 防30 機65 耐35】

↓2 シャイニング・ハルカのトレーニング対象パラメータ

↓3 シャイニング・チハヤのトレーニング対象パラメータ

【ハルカ/トレーニング判定:耐久現数値45<コンマ数値62:成功! 耐久45→46(45+2*1/2)】
【チハヤ/トレーニング判定:攻撃現数値40<コンマ数値73:成功! 攻撃40→42(40+3*1/2)】※端数切り上げ



春香「じゃ、最初だし、せーの、でいこうよ千早ちゃん」

千早「そうね、わかったわ。それでは……せえ、の」

春香「シャイニング・ハルカ、ショウ・アップ!」

千早「シャイニング・チハヤ……ショウ・アップ!」



シャインマジシャンの衣装に身を包んで、わたしと千早ちゃんは、数メートルの間隔をあけて向き合いました。
千早ちゃんのすらっとした身体に、青と、それによくマッチする白をメインに使った衣装はとても似合っていて。

春香「わあ……千早ちゃん、きれい…!」

これは訓練なんだということもすっかり忘れて、思わず見とれてしまいます。

千早「え、な、…いきなり、何を言うの」

わたしの不意打ちがよっぽどきいたのか、顔を真っ赤にする千早ちゃん。
えへへ、先制攻撃成功、って感じでしょうか?

千早「もう、春香ったら…… ああ、そういえば春香、あなたの能力と武器はなんなの?」

春香「へっ?」

千早「ああ、ごめんなさい。順を追って説明した方がいいわね」



千早ちゃんの説明によると、もちろんシャインマジシャンはみんな魔法戦士なのですが、
それぞれが得意とする能力というのはみんな別々。しかも、それに関係する武器を
ひとりひとりが持っていて、同じものはひとつもないんだそうです。

そしてそれとは別に、シャインボールや、シャインシールド、といった基本的な魔法があって、
こっちはシャインマジシャンになった人なら誰でも使えるものなんだとか。

春香「…じゃ、じゃあ、わたしが初めて戦ったとき、シャインボールで勝てたのって…」

千早「………ええ。いわゆるビギナーズラック、というものね」

ひ、ひええ~……我ながら、かなり危ない橋を渡っちゃってたみたいです…



春香「わたしの能力、かあ…千早ちゃんは、『音』なんだよね?」

千早「そうね。なんというか、拡大解釈が効きすぎる部分もあるように思うけれど…」

春香「それって、どうやって使えるようになったの? なにか練習とかしたの?」

千早「そういう記憶はないわ。マジシャンになったときから、自然に使えていた、というか」

春香「えええ、さすが千早ちゃん、すごいなぁ……」






※いきなりですが春香の能力、および武器についてアイディア募集します。
 いかにもはるるんな感じのやつをどうかお願いします。

↓1~4くらいでよさげなやつを取らせてください。
武器と能力セットで書いてくださっても、どっちかだけでもOKです。

(!!!!! そうだリボンがあった!! なぜ思いつかなかった!!!!)

※なお、ほぼフレーバー扱いなので、実際にこれで戦闘が有利に、とかはあまりない予定です。
 後出しで申し訳ない。もうちょっと募集させてください。

思いつかないときは人にアイディアお尋ねしてみるの最高ですね…
二面性 と リボン を軸に書かせていただこうと思います、ありがとうございます。

この後のレスでいきなりそれに目覚めるかどうかはちょっと保留ということで。
さておき続き書いてきます。少々お待ちください。

千早「焦っても仕方がないわ。それよりまずは、基本的なことをしっかり磨きましょう」

春香「うんっ、そうだね千早ちゃん!じゃあ最初は、何から始めたらいいかな」

千早「まずは、身を守れるようになることを考えましょうか。シャインシールドの張り方はわかる?」

春香「えーっと…ごめん、実は、よくわかんないかも……」

そういう魔法がある、ということはなんとなく、マジシャンになったときの知識でわかりますが、
自分でやってみたわけではないので、感覚としてはぜんぜんつかめていません。

千早「最初だもの、仕方ないわ。そうだ、春香、まず身体で覚える、というのはどうかしら?」

春香「え?」

にこにことお話していたはずが、急にとんでもなく物騒な単語が出てきちゃいました。
マジシャンになると衣装だけじゃなくて、性格まで変わっちゃうんでしょうか…?

千早「私が威力を抑えたシャインボールを撃つ。それを春香はシャインシールドで弾く。どう?」

春香「どう?って言われても、あの、千早ちゃん、わたし、シールドの張り方もまだ」

千早「ええと…最初はこのくらいかしら。大丈夫、速度もゆっくりめにするわ」

春香「聞いてくれてないっ!?」




必死に逃げ回る春香を、真剣そのものの様子で千早が追い回している。
おそらくあいつは本気で、春香を追いつめることで力を発揮させよう、とか思っているに違いない。

人にものを教えるのは得意じゃない、というのは謙遜じゃなかったのかもしれない。
そう考えながら見ている俺の目の前で、小さな小さなシャインボールをぶつけられた春香が叫び声をあげた。



(ハルカ:耐久45→46/チハヤ:攻撃40→42/再掲)

春香「ふええ~っ……おつかれさま、です…」

千早「ただいま戻りました、お疲れ様です」

貴音「お疲れ様です、千早…… おや、春香?もう具合はよろしいのですか?」

へとへとで事務所に戻ったわたしと、千早ちゃんを最初に出迎えたのは、もうおなじみのラーメンの香り。
そしてちょうどその香りのもとを完食したばかりの張本人、貴音さんでした。

春香「貴音さん! ご心配かけました、もうこの通り、ばっちりですよー!」

貴音「ふふ、それは重畳…… ただ、無理はくれぐれも禁物ですよ」

律子「そうよー、マジシャンがどうとか以前に、身体は資本なんだからね」

資料を取りに行っていたらしい律子さんもちょうど部屋へ入ってきて、
そのまま机に紙やファイルを広げると整理を始めます。

春香「あ、律子さんっ! お疲れ様です、お休みしちゃって、ごめんなさい」

律子「まあ、仕方ないわよね。しっかし、今日は一日書類仕事でもうくたびれちゃうったら…」

伊織「なーに年寄くさいこと言ってるのよ。身体は資本、じゃなかったの」

律子「きゃあっ!? ……ああびっくりした…伊織、帰ってたなら言いなさいよ」

ぶつぶつとこぼしながら書類をまとめる律子さんの背中から、戻ってきた伊織が声をかけました。
悲鳴を上げて飛び上がる律子さん、なんて、珍しいもの見ちゃった気がします、ふふふ。

やよい「おつかれ様ですーっ!わたし、きょうのお仕事はばっちりでしたー!」

千早「ああ、高槻さん!お帰りなさい!」

伊織と一緒だったやよいにはさっそく千早ちゃんが声をかけていました。

こんないつもの事務所なのに、みんな、いずれマジシャンとして覚醒するのかあ、
なんて思うと、なんだかすごく不思議な感じがしてきちゃいました。









P「おーい春香、千早も、ちょっとこっち来てくれー! ……よし、それで、この後のことだけど」


行動の選択肢安価です。

1.「プロデューサー、春香も、手分けをしてみんなと話をしましょう」(3人それぞれの会話相手を選びます)
2.「この周辺も野放しにはできない。パトロールに出ようと思うんだ」(春香と千早のどちらを連れて行くか選びます)
3.「わたし、まだ練習が足りないです。トレーニングお願いします!」(春香と千早の両名がトレーニングを行います)

↓2

ありがとうございます。選択肢2(パトロール)・同行するのは千早で了解しました。

今回の更新はいったんここまでとさせてください。


なお次回、シャイニング・チハヤが戦闘を行いますので、
その1ターン目ぶんのコンマのみ、先に取らせてもらいます。

パラメータは以下です。

シャイニング・チハヤ【42 30 65 35】

???【30 30 30 55】


↓1~4

(信頼と安心の開幕ダメージ0)(よぎる長期戦の予感)

ご協力ありがとうございます。知ってた。

ゾロ目がダメージ判定で出た場合に、攻撃権関係なしにダメージ入るようにする

(例:コンマ64 86 29 77 とか来た場合に、機動力は129vs116でチハヤが先制権獲得するも
 ダメージ計算がチハヤ攻71vs敵防214(=(30+77)*2)となり、チハヤ側に214-71の143点カウンター、みたいな)

とか考えたんですが、今回の場合は別にこのルール採用してたとしても関係なかった。
単純にみなさんとコンマ神が強いってことですねわかります。

17日日曜夜、21~22時くらいに、来れたらいいな、と思います。
どうぞよろしくお願いします。



ところで防御無視vs完全無敵になったらどう処理するの?
発生率0.04%くらいだからまず起きないけど

というか、今さら気が付きましたが

・攻>防だった場合、防御側が合計値の差をそのままダメージとして受ける
・攻<防だった(攻撃権持ってる側が防御力数値を上回れない)場合、攻撃側が「合計値の差×1/2」をダメージとして受ける

のようにするだけで、毎回両者の耐久力に変化が出て戦闘消化速度が上がりますね?

今までの戦闘コンマとか見返して採用を検討したいと思います。
次回の冒頭からこっちのルールに差し替えるかもしれません。

毎度ながら、ご意見あればぜひお願いします。おやすみなさい。

>>229
そのバッティングについては発生した場合、単純にダメージ判定取り直しで考えていました。

そうなると機動力というパラメータが完全に意味なくなるし、千早涙目すぎるな…
マジシャンズの個性も似たり寄ったりになってきそうだし、やっぱり各マジシャンの特徴を出すためにも今のままがいいかなあ

戦闘システムは面白いけど、どうしても長期化しやすいと思います。いっそのこと必殺技みたいなのを用意してはどうでしょうか?特定の複数コンマや条件を満たしたら発動して、大ダメージや特別効果とか。もちろん敵にもあり、大ダメージや催淫などでペナルティや強制終了などの効果があるなど。

いろいろなご意見ありがとうございます。どれも大変参考になります。

>>231
さすがに完全な死にパラメータとまではならないと思いますが(一応半減あるし)、機動力特化涙目は間違いない。
現状の、コンマとるよー→なんの進展もなし!ハイ次やり直し!を打破したかったんですが、やっぱりナシですねこれ。

>>232-234
やっぱり変身ヒロインのバトルものって言うからには、ヒサツ・ワザ、欲しいですよね。
ただ、現状の、シンプルなコンマ運のみの勝負こそ安価スレって感じでいいかな、という気持ちがあるのと、
導入するならするで条件で勝手に発動するより、タイミング決めて自分で撃ってほしいっていう個人的な望みもありまして。

あとは各マジシャンや敵それぞれの技設定、となると、まずそもそもネタが切れて思いつかなくなりそうなのと
判定の際に忘れたりミスしたりが増えそうで怖いという>>1の勝手な都合ももちろんあります……

今回まで、もうちょっと調整の意味もかねて、戦闘システムは現状維持とさせてください。
また3ターン目くらいまで様子見です。

ということで、戦闘導入+描写をちょっとだけ投下します。メインの更新はお伝えしていたとおり夜にまた来ますが、
その前に戦闘コンマをとりあえずもう一度取らせてもらい、進展があることを期待してみます。

………………

…………

……


P「なあ、千早。きょう見てた限り、春香は元気そうだったけど、やっぱり安心したらダメ…なのか?」

夜道を歩きながら、俺は隣の千早に声をかける。

千早「確かに、目だった影響はないように見えましたけれど……まだなんとも言えない、と思います」

P「そうか………それもそうだよな。記憶にも多少、混乱があるみたいだったし」

千早「そこは…昨日のことを思い出させないであげたい一心で、加減を間違えたかもしれません。すみません」

P「いや、千早が謝るようなことじゃないよ。春香のことを考えれば、最善の方法だったと思う」

町の様子は昨日と比べて、特に変わっているようには感じられない。
つい昨晩、少なくとも春香とあの女性、二人も襲われてしまったにもかかわらず、だ。

ブラックジャンボが出現することがもはや当たり前のようになってしまっている状況はもちろん異常だし、
町の人を奴らから守ることができるのはシャインマジシャンしかいない、というのも自明のこと。
それに、俺の知らないところでマジシャンとしてすでに何度も戦闘を経験しているらしい千早は
多少の敵ならかんたんにやっつけてくれるだろうという、期待と安心感も感じさせてくれる。
だからこそ今日は千早を伴って、パトロールに出かける判断をした。

だがその一方で、春香が受けた凌辱を思い出してしまうにつけ、最悪の想像が頭の片隅にこびりついて離れない。
夜回りを提案しておきながら俺は、どうか何も起こらないでくれ、と祈り続けている。

千早「ありがとう、ござい……… !!」

返事をしかけた千早がだしぬけに足を止め、そのままなにかを探るように目を閉じる。

どうした、と声をかけそうになって、集中を邪魔するわけにはいかないと思い、俺は口をつぐんだ。

千早「…昨日と似た感覚です! 先導します、プロデューサー、ついてきてください!」

少しの間があって、目を開いた千早はそれだけ言うと、すぐさま走り始める。

P「うおっ、千早!?ま、待ってくれ!」

置いていかれないように、俺は必死でその背中を追って駆け出した。

………………

…………

……

レッスンのあと、事務所で真ちゃんとお話してるうちに、すっかり遅くなっちゃいました。
お父さんにはあらかじめ連絡してたので、怒られる心配はないです。でも、うう、夜道はやっぱり怖いよぅ…

春香ちゃんがマジシャンになれた、って聞いたのはつい昨日でしたけど、
それより前からこのへんでは時々マジシャンが現れる、という噂を、わたしも聞いたことがあります。

だからって夜、あんまり一人でうろうろしてたら、何があるかわかりません。
少しでも早くお家に帰ろうと思って、日頃はあんまり通らない近道を使うことにした、のに…

「ぐるるるる……」

雪歩(う、ううっ、神様はいじわるですぅ……!)

わんちゃん、しかもかなり大きな子が、わたしの行く手をどん、とふさいでいました。
夜の闇の中でよく見えないけど、なんとなく、気が立ってそうな感じです…

雪歩「あ、あの、ちょっとだけ、通して、ほし…」

「がうっ!」

雪歩「ひっ、ひぃん!?」

話しかけて、軽くほえかかられて、思わず何歩か後ずさりしてしまいます。

今からこの道を引き返して、ってなると、ふつうに帰るより倍くらいの時間がかかっちゃう…
でもでも、このままここにいたら、この子が飛びついてきたりとか、しちゃうかも。

あっ、そうだ! なにか食べるものをわけてあげたら、通してくれないかな? 
そう思いついてかばんの中を探そうとして、変な音がすることに気が付きました。

ごりっ、ぐぎぎっ。

最初は、目の前のわんちゃんが、なにか食べている音だと思いました。

もしそうならこっそり横を通れるかな、と思って、そっちを見ると。

ごぐんっ。ぎぎっ、ぎちちっ、みしぃっ!

雪歩「………え?」


そこにいたのは、もうわんちゃんではありませんでした。

人のようなかたちをした「なにか」が、夜の闇の中で、二本の足で立っています。



雪歩「………………はう、っ」


すぐに、わたしの目の前も、夜みたいに真っ暗になりました。


※パラメータ再掲

シャイニング・チハヤ【42 30 65 35】
  狼男のようなもの【30 30 30 55】

【戦闘結果:敵の攻撃!(70vs78)→ダメージ0(87-133<0):耐久力変化なし 戦闘継続】


P「ぜっ、はあっ、千早、まだかっ!?」

千早「もうすぐですっ! プロデューサー、無理はしないで、後で追いついてくれれば…」

P「馬鹿、言うなっ、せめて、その場にくらい、いさせ、ろっ!」

シャインマジシャンになったことで、私の日常的な身体能力も強化されているふしがある。
そのおかげか、それなりの距離を全力疾走しても、そこまで息は上がらない。

対してプロデューサーは息も絶え絶え、といった様子だが、それでもなんとか遅れずについてきている。
気力だけで持たせているのかしら? こんなときなのに、すごい、と素直に思った。

……見えた!

闇の中で、周りの闇より一際濃く見えるなにかが、蠢いている。
さっき感じた魔力の乱れはきっとあれが原因だ。

千早「行ってきますっ、プロデューサーも、くれぐれも周囲に気を付けてください!」

P「あ、ああっ、わかった、っ、千早、お前も…」

プロデューサーの声を背に、一気に加速をつける。
その勢いに乗せるように、あの言葉を呟いた。

千早「シャイニング・チハヤ、ショウ・アップっ!」




近づくにつれ、蠢いているものの全身がだいたい見えるようになってきた。
ぱっと見、人型をしている。

珍しい、と、思った。

今まで見てきた魔物はどれも、だいたいが説明に困る、よくわからない形をしていた。
昨晩、春香を……辱めた、イソギンチャクのようなあれでもまだマシなほうで、
もっと原始的な、いわゆる、スライム?のようなもののほうが多かった。

千早(……いいえ、そんなこと、今は関係ないわ)

相手がなんであっても、行動する暇を与えてやる気はない。
私のこの速度を活かして、すぐに倒してしまわなければ。

手にすっかり馴染んだ鎌を握り直し、勢いのままに切りかかろうとして。

怪物の少し手前に、倒れている人影があることに気がつい ――!?

千早「は、萩原さんっ!?」

その、ぴくりとも動かない人影が、ついさっき事務所で別れた萩原さんであることを知り
わたしは思わず突撃をやめ、彼女の傍らにかがみこむ。

千早(大丈夫…息はあるし、少なくとも見たところ、まだ何もされて)

がぎぃっ!!

怪物と私の間の空中に、光り輝く魔法陣がこつぜんと現れる。
その明かりに照らされ、犬と人を適当に混ぜ合わせたような、
見るからにおぞましい怪物の顔が浮かび上がった。
叩きつけた腕を跳ね返されたことが理解できないのか、首をひねるようなしぐさまでしてみせる。

千早「この壁はなんだ、とでも言いたげな顔ね」

少しだけ、安心した。私のシャインシールドで完全に止められる相手ということは、
油断やミスをしなければ、そう苦戦はしないですむはずだ。

千早「あいにく私、昨日から気が立っているの。いつも以上に、速く済ませるわ」



戦闘継続です。次は21~22時くらいに来れると思います。

いつもの戦闘コンマ、↓1~4でお願いします。いったんここまで。

【戦闘結果:千早の攻撃!(162vs51)→ダメージ28(92-64):耐久力55-28=27 戦闘継続】


相手の攻撃に備えてシールドを展開したままにしつつ、私は相手の様子をうかがう。

目測で、身長は2m近くありそうに見えた。
体の表面全体が、密集して生えた毛でおおわれている。

地面を踏みしめる二本の足、とくに人でいう太もものあたりが発達していて、
犬の後ろ足に似た見かけのとおり、走ったり、跳んだりが得意なのだろうと推測できた。

一方で、ついさっき殴りかかろうと振るった腕の方は、筋肉でふくれあがってはいるけれど
全体的に、人のそれに似ているように見える。
ごつごつと節のめだつ指先に、包丁なみに鋭く見えるツメが目立つことさえのぞけば。

でも、それよりももっと重要なことは、

千早(確かに力は強そう…でも、動作そのものは、そこまで速くない)

シールドで弾くことができたとはいえ、さっきぶつかったときの音からして
かなりの筋力があることは容易に想像がつく。ただ同時に、殴るときの動きに
そこまでスピードはなくて、しっかり注意していれば問題なく避けられそうだった。

とはいえ、相手はブラックジャンボの怪しい生物、なにを隠し持っているかわからない。
…だからこそ、先手必勝で、おかしな動きを見せる前に!

萩原さんに万一のことがないように、シールドはその場に維持したままで
相手の気をひくために、右に数歩、大きく踏み出す。

そして、怪物が私に注意を向けたその瞬間、一気に反対側へ鋭く踏み込んで加速する。

思ったとおり、私がどう動いたか、目ですら追えていないようだった。
私はすでに、その背後に立っているというのに。

千早(この隙を逃すわけにはいかないわ、一気に決めるっ!)

振り向くことも許しはしない。
怪物の無防備な背中に、渾身の力をこめて音符の鎌を叩き込む!

千早「………っ!?」

十分な手ごたえと同時に、今までと違う手触りが鎌の柄を通して伝わってくる。
言葉になっていない低いうなり声、あるいは悲鳴を発して、怪物は倒れ込むように地面をごろごろと転がると
その動きのまま私との距離を十分にとって、すぐに起き上がった。

千早(あの毛…毛皮、かしら、あれが防具の役割をしている、ということ?)

でも、激しい運動をしたあとの人みたいに、相手は肩で大きく息をしている。
間違いなく効いてはいる! それならもう一度、次で仕留めてみせる。

「……痛デ、ェェ」

最初はただの空耳だと思った。
しかし、確かに、その言葉を発したのは目の前の生き物だった。

千早(な…しゃべるだけの知性が、あるというの!?)

そんな魔物も、今まで一度も見たことがない。
そう思って黙っている私を見てなにを思ったのか、怪物がさらに口を開いた。

「メス、オンナ、女…しゃいん、まじしゃん!メス、ダ、獲物、エモノ、ゲヘ、ヘ」

………一瞬でも、こんな生き物に知性がある、なんて勘違いした自分が情けない。

ようやく追い付いてきたプロデューサーが萩原さんを介抱しているのが目に入った。
よかった、これで当面、彼女については大丈夫だろう。

今度こそその存在を抹消してやるために、私は怪物に向き直る。




改めて戦闘コンマを取ります。 ↓1~4






※思っていたより早く時間が空いてしまいましたので、ぽつぽつ更新しておきます。
このペースなら今回はきっちり決着がつきそうな気が!!

どのみち当面戦闘コンマだけなので、適当にご参加いただければ幸いです。

「う、ぐるる、ぅ」

威嚇のつもりか、口を大きく開けた怪物が、犬のような声を上げる。
あいにくだけど、時間も、慈悲も与えるつもりはない。

千早「安心して。弄ぶような趣味はないわ、すぐに済ませるから」

どうせ理解していないと知りつつも一応は言葉をかけてやり、
そのまま距離を詰める。まっすぐ近づいてくる私を見て腹を立てたのか、
それともパニックになったのか、怪物は太い腕をめちゃくちゃに振り回し始めた。

大丈夫。両腕がどういう軌跡で動いてくるのか、きっちりすべて見えている。
右、左、と振り回されるのをうまくかわして、私は相手の正面、懐近くまで潜り込んだ。

千早「これで………終わりよ!」

踏み込みながら逆手に持ち替えた鎌を、相手の身体の中心めがけて思い切り振り上げる。
ぞぶり、と嫌な音がして、刃先が深く深く、肉の中に食い込む感触がした。
怪物の力が抜けていく気配が、鎌を通して伝わってくる。





P「…よしっ!さすが千早だ!!」

遠目にもはっきりと、千早の持つ蒼色の鎌が狼男もどきを貫いていた。
千早の死角からの一撃目に耐えきったのには驚いたが、あれなら、確実に倒せたはずだ。

そのとき、目の前に寝かせていた雪歩が身じろぎをした。

雪歩「………ん、あ…?ぷ、プロデューサー……ですよね? え、あれれ?」

P「雪歩!よかった、気が付いたか、大丈夫だったか!?何もされてないか!?」

雪歩「えっと、わたし…?お家に帰る途中で、近道、で、わんちゃん………っ!?」

ぼんやりしていた意識が一気に現実に引き戻されたのか、雪歩の顔色が蒼白になる。
胸の前で強く腕を組み、自分を強く抱きしめるように、あるいは押さえつけるように力を込めるが、
それでも俺が見てわかるほどの身体の震えはおさまる気配がない。

おそらく、千早がさっきまで戦っていたあれに襲われたのだろう。
ただでさえ恐ろしいのに、犬に似ていなくもないんだから、雪歩のショックは察するに余りある。

P「もう大丈夫だ雪歩、そいつなら、ち……シャインマジシャンが、倒して」

「あっ、く、この……!?きゃああああっ!?」

P「!?」

急に悲鳴が響く。

千早の肩口に、腹を貫かれた狼男が噛みついているのが目に入った。





右肩に焼けるような痛みが走り、鎌を取り落しそうになるのを必死でこらえる。
距離を取ろうとしても、抱きすくめるように怪物の両腕で抑えられていて、離れられない。
深く相手に刺さった鎌も、この状況では、かえって邪魔になるだけだ。


千早『速度が身上、なのだから、それを奪われてしまったらどうなるか』


千早(しま、った…!)

春香のことがあって、冷静なつもりでもどこか、頭に血が上っていたのだろう。
いつもの私ならこれだけの近距離で戦うことなんて、まず避けていたはずだった。

さらにまずいことに、怪物の牙には麻痺する成分でも仕込まれているのか、
少しずつ手足の力が抜けそうになる。

千早(駄目…私がしっかりしないと、プロデューサーと、萩原さんが……!)

頭では、そう思うのに、有効な手段を、思いつけない……

プロデューサーがなにか叫んでいることも、その手でしっかり肩をつかまれたままなことも、
いまのわたしには、全然気になりませんでした。

ついさっきまでわんちゃんだった、いまではどう見てもわんちゃんじゃないなにかが相手だってことも、
いまのわたしには、全然、これっぽっちも関係ありませんでした。

よくわからないけど、千早ちゃんが、危ない。放っておいたら死んじゃうかもしれない!!

P「ちょ…っ、おい待てやめろ雪歩ぉぉっ、行っちゃだめだ!!あぶな……」

プロデューサーの声を置き去りにして、全力で走ります。
元わんちゃんと、それに捕まえられてぐったりしてる千早ちゃんが、ぐんぐん近づいてきます。

走り続けるわたしの身体を光が一瞬包んだかと思うと、着ていたお洋服が変わったみたいでした。
別に気になりません。そんなの当然、としか思いません。

そして気が付けば、わたしは右手に、氷でできた、透き通るスコップを握っていました。
まるでずっと前から持ってるみたいに、すごく、手にしっくりきます。いい感じ、ですぅ!

気がついたら、元わんちゃんはもう目の前。
やっとわたしのことに気付いたのか、こっちに頭を向けようとしてるみたいです。


雪歩「え、えええええーーーい、千早ちゃんのこと放してくださいぃぃぃーっっ!!」


その頭をめがけて、助走をつけた勢いそのまま、わたしはスコップを叩きつけました。

ぱきいいん、と、高く澄んだ音がして、わたしの持ってたスコップが砕け散り、
それと同時に元わんちゃんのからだ全体が、氷のかけらになって、飛び散りました。




【戦闘結果:千早の攻撃!(145vs95)→ダメージ28(216-):27-<0 撃破!】




【二人目の仲間を見つけました】

条件
 3回目の夜(=パトロール可能になる時間帯)が終了するまでに、

 1 春香or千早がトレーニングを行う(→終了後、奇数回目には雪歩との会話が発生(トレーニング成否は不問))
 2 1を達成した直後の行動選択で、雪歩とコミュニケーションを取るorパトロールを実施する(パトロール時はイベント戦闘あり)

 ※前回からの流れで初日は春香が欠席状態ですが、千早・春香のどちらで条件を満たしてもOKです。

 ※偶然ですが、番号指定の際のコンマ数値が「08」と他3名に比べて極端に低かったため、
  ゲームっぽくしてみようと思い、仲間にするための条件を2段階で設定しました。

【シャイニング・ユキホ Join Up】


※今回の条件テキストは>>171投下前後でアップロード済みです。










ところで直近5回の自分のコンマが11→93→00→94→22と
戦闘やらなんやらが捗りそうな数値ばかりです。
別に狙ってないです。参加者でないことに歯噛みしています。

雪歩「ふええええぇーん、ち、千早ちゃん、しっかりして!やだよ、死んじゃやだあ…!」

千早「あ、ありがとう、萩原さん。ほら、私はもう大丈夫だから、ね?」

雪歩「だって、だってぇ!がぶって噛まれてたよ!?絶対ケガしてるよぅ!」

千早「その、この衣装には魔法がかかっているから、よほどのことがないと、外傷は、あまり…」

我に返って二人のもとに駆け付けた俺が見たのは、マジシャン衣装に身を包んだまま
大泣きして千早にしがみつく雪歩と、それを必死でなだめる千早の姿だった。

千早はさすがに疲れているようだし、雪歩は今になってひどいパニックに陥ってはいるが、
二人とも、間違いなく、無事だ。そのことにどっと安堵が押し寄せ、俺まで腰が抜けたようになる。

千早「あっ、プロデューサー? 大丈夫、ですか?」

雪歩「ぷ、プロデューサー…?そ、そうだプロデューサー、千早ちゃんが、千早ちゃんがぁ!!」

P「雪歩、大丈夫だ、落ち着け。ほかでもないお前が、千早を助けてくれたんだ」

雪歩「………ふえ、っ?」

俺の言葉に、雪歩はきょとん、とした顔になり、千早と俺を交互に見比べる。

千早「そうよ、萩原さん。本当に感謝してもしきれないわ、ありがとう」

雪歩「え、え?わたし、でも、ただ必死で、あれ、このお洋服!?な、なんですかこれぇ!?」

本当に無我夢中だったのだろう。今では雪歩は立ち上がり、自分のかっこうを確かめようとして
肩越しに背中を見ようとがんばったり、スカートのすそをひっぱったり、くるくると忙しい。

千早「あなたもシャインマジシャンとして、目覚めたってこと。私と同じよ、萩原さん」

P「そうだな、さしずめシャイニング・ユキホ、ってとこか?」

俺たちの言葉でようやく理解したのか、雪歩は言葉もないまま、ぺたん、と腰を落とした。

雪歩「そ、そんな、こんなダメダメなわたしなんかが、シャインマジシャン…?」

千早「本当にダメダメなら、あの場で立ち向かえないはずよ。あなたは立派なマジシャン、自信を持って」

P「それにいきなり武器も使ってたみたいだしな。あ、でもそういえば、さっきのスコップ……」

狼男を殴ったときに、一緒に透明なスコップが砕けたことを、俺は今更のように思い出した。
あれ、まさか、1回限りしか使えない、とか……

雪歩「………こんな、ダメダメマジシャンのわたしは、穴掘って埋まってますぅ~っ!!」

雪歩が叫びを上げたその瞬間、音も立てずに氷のスコップがその手の中に現れた。
あっけにとられる俺と千早の目の前で、雪歩はその繊細そうな得物を駆使し、どんどんと土を掘り下げ始める。

P「雪歩落ち着け、大丈夫だって!ほら見ろまたスコップ出てきたじゃないか、なっ!?」

千早「萩原さん、萩原さん、止めて!砕くことなく掘る技術はすごいと思うけれど、とにかく止めて!」

少し間を空けます。
21時半ごろまでに再開予定です。

次から人探しラウンド3周目です。

【ヒント】

なお今回は、はっきりとした地雷選択肢(黒幕と接触or一部選択肢でのコンマ次第)があります。
それを引いてしまう前に、残り2人を見つけるのが目的です。

少し間を空ける(書き込まないとは言っていない)

人探しの推移次第で発生の可能性があります。 >エロ安価
また、場合によって戦闘が起き、その結果次第でやはり発生可能性があります。

前回のはるるんのアレがコンマの結果だったように、エロ確定みたいなのは今回はないです。
(1~2周目もだいたいそうだったと思いますが、あったほうがいいでしょうか?)

来たらそのときはがんばります。よろしくお願いします。

雪歩を家まで送り、事務所の都合で遅くなってしまった、と嘘の理由でひたすら謝った後、
俺は千早も送っていくことにした。その道すがら、千早が静かに切り出した。

千早「プロデューサー。気になることがあるんです」

P「なんだ?」

千早「さっきの、萩原さんを襲った生き物のことについてです」

まだ戦闘の、攻撃を受けた感覚が抜けきらないのか、固い表情のままの千早。
戦った本人にしかわからないことがあるのだろう。俺は千早の言葉を待った。

千早「………なぜ、犬、だったんでしょうか?」

P「は?」

いったい何を言い出すんだ、と聞き返したくなるのをぐっとこらえる。

P「なぜ、って、…ああそうだ、ほら、雪歩は犬が苦手だから」

千早「その情報………萩原さんのプロフィールで公開していませんよね」

P「!?」

そういえば、確かにそうだ。好きな食べ物や趣味、興味のあることならともかく、
わざわざアイドルの苦手なものを公言する必要はない、というのが社長の持論で、
とくに誰でも見られる場所ではできるだけ、雪歩の犬嫌いは伏せてきていたはずだ。

つまり、雪歩に特に効果的だろう、犬に似た魔物… 雪歩から聞いた話では
最初はただの大きな犬に見えたらしいが、それをわざわざ差し向けること。
そんな計画をできる人間が、ブラックジャンボに所属して、いる………?

千早「考えたくはありませんが…事務所の中の、誰かが」

P「ば、馬鹿言うな、ブラックジャンボの手先がいるとでも言いたいのか!?」

千早「たとえば洗脳されている、とか…そういう可能性も、否定しきれないのでは……」

P「う………」

絶対にそんなことはありえない!
……とは、とても言えなかった。魔法というのはきっと、そういうものだ。
それに……あのときの春香だって、本来なら、絶対にありえない状態になっていたんだから。

雪歩が無事にマジシャンとして覚醒してくれ、浮かれていた気持ちが、いっきに沈んでいく。
それを敏感に察知したのか、千早があわててフォローに走る。

千早「もちろん私も、そんなことはないと信じています」

P「あ、ああ、俺だってそうだ。そうだよ、やっぱり、そんなことあるわけないさ」

千早「ただ、念には念を入れて、慎重になる必要がある、と思います」

……それからの夜道は、二人とも黙りこくったまま歩くことになった。

真美「えーっ!ゆきぴょん、それに千早おねーちゃんもマジシャンになれたの!?」

亜美「すごいすごい!はるるんと足したら一気に三人もっ!!」

俺たちは口裏を合わせ、雪歩と千早が偶然、同時にマジシャンとして覚醒したという話にし、
そのことを765プロのみんなに伝えた。
おかげで今、事務所の中は蜂の巣をつついたような大騒ぎになっている。

もともとマジシャンだった春香と、新しくマジシャンになった千早、雪歩。
三人を取り巻く輪は笑顔であふれていて、いつもの事務所の様子にしか見えない。

事務所の中の誰かが、という、昨晩の千早の言葉をどうしても思い出してしまう。

P(誰かが、怪しい、のか……?)

うち二人は覚醒して間もないとはいえ、マジシャンが三人揃ったというのは
ブラックジャンボからすれば決して歓迎できる事態ではないだろう。

だとしたら、早い段階で、もっと仲間を見つけることを優先した方がいいだろうか。
でも、それを見越して、たとえば昨日の雪歩のように、帰宅中や出勤中に襲撃をかける可能性もありうる。
それならそれで、春香たち三人にはトレーニングを積ませた方がいいのか…?


できていた輪が三々五々に散り始め、春香と千早、それに雪歩が、こちらへやってきた。




行動の選択肢安価です。

※雪歩はまだ覚醒後間もないため、今回は事務所待機となります。

1.「とにかく、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「春香は俺とトレーニングだ。千早は誰かに話を聞いてみてくれ」
3.「千早、昨日の反省を踏まえて鍛え直そう。春香はみんなと話してみてほしい」

安価1把握です。

先に謝っておきます。ほぼ運ゲーだと思います。

↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。
展開に影響のない相手との会話描写は少なめになる可能性があります。

律子「プロデューサー殿。少し、お話したいことが」

P「律子。どうしたんだ? …実はシャインマジシャンとして覚醒した、とかか?」

デスクを離れようとしたところで律子に声をかけられた。
ちょうどそばに誰もいないのをいいことに、冗談めかしてちょっとしたジャブを放ってみる。

律子「ええ。実はそうなんです」

P「………はあっ!?」

律子「…ぷっ、なんですか、本気にしちゃいました?」

どうやら、あちらのほうが何枚か上手だった。

律子「そうじゃなくて、ですね。千早が覚醒したのって、本当に昨日なんですか?」

そして今度はジャブではなくストレートが飛んできて、それを避けそこねてしまう。

P「……………なんで、そう思う?」

律子「いえ、最近あの子を見てて、ほんの少しだけど…なんかキレがないって、ずっと思ってたんです」

P「キレ……」

律子「疲れてるっていうか、ちゃんと寝てないんじゃないかとか。でも、千早がそんなことするとは思えなくて」

さすが竜宮小町をひとりで担当しているだけのことはある、ということか。
俺よりも律子の方が、よっぽどみんなのことを見ているのかもしれない。

そうだ、それなら、ほかにも違和感があるんじゃないか?

P「なあ律子。千早以外で、なにかそんなふうに違うな、と思った子、いないか?」

律子「そうですね……あ、そういえば、最近は美希がよく寝てるんですよ」

期待が大きかっただけに、律子の言葉で思わず脱力してしまう。

P「いつもと変わらないじゃないか。あいつが寝てるなんて」

律子「そうでしょうか。プロデューサー殿がいるときはだいたいがんばって起きてましたよ、前は」

P「……え?」

律子「それこそ夜更かしとか、美希ならしててもおかしくないな、とは思いましたけど」

【秋月律子:未覚醒】

春香「貴音さーん、ちょっといいですか?」

貴音「春香。もちろんです、なにかございましたか」

事務所を出ようとしている貴音さんをちょうどつかまえて話しかけることができました。
…それはいいけど、話題をどうしようか、まったく考えてなかったことに気づきます。

貴音「雪歩も、まじしゃんとして目覚め……これで、三人のまじしゃんが揃ったのですね」

わたしが言葉に詰まっていることを察したのか、貴音さんのほうから話を振ってくれました。
状況が状況ですので、ありがたくその助け舟に乗らせてもらうことにします。

春香「ええ。次に覚醒するのは、貴音さんかもしれませんよ?」

貴音「ふふふ、どうでしょうか。千早と同じように、すでに目覚めているかもしれませんよ」

春香「えっ!?」

プロデューサーさんと、雪歩とも打ち合わせてついたウソがばっちり見抜かれています。
ど、どうして!?

貴音「………申し訳ありません、春香、冗談ですよ。わたくしはまだ目覚めておらぬ、ひよっこです」

わたしの顔色を見て逆にあわてちゃったのか、貴音さんは急いで謝りのことばを口にしました。
でもさっきの反応で、千早ちゃんのことはバレたも同然……うう、わたし、なんでこうドジなんだろう…

貴音「確証があったわけではないのです。虫の知らせ、というのでしょうか、ただ、そのように思ったもので」

ほかの人が言ったらまじめに言っていないように聞こえることでも、貴音さんが言うと
とたんに本当のことみたいに聞こえてきてしまうのは、すごく不思議で、でも納得できちゃいます。

春香「あはは…その虫さんのお知らせで、次のマジシャンとか千早ちゃんみたいにもうマジシャンになってる子とか、わかりません?」

貴音「いえ…… 残念ながら、そこまでは力及ばぬようです。まこと、申し訳ありません」

律儀に頭まで下げられてわたしのほうがあわててしまいます。冗談、冗談ですってば!

貴音「ただ………少し、気になることは、ないわけではありません」

頭を上げた貴音さんは、真面目な顔のまま、そんなことを言い始めました。

春香「どういうこと、ですか?」

貴音「実は、響のことなのですが…… 踊りに、身が入っていないように見えることがあるのです」

…あの響ちゃんが? ダンスに、集中してない?

貴音「心ここにあらず、というか、ぼんやりしているというか…まるで、夜遅く出歩いてでもいるかのようで」

【四条貴音:未覚醒】

千早「水瀬さん?少し時間、いいかしら」

伊織「あんたからってなんだか珍しいわね、千早。どうかしたの?」

レッスンまでの時間をつぶしているのか、ソファでくつろいでいる水瀬さんに声をかける。
足をぶらぶらと遊ばせるのをやめ、彼女はこちらに向き直った。

伊織「あ、そうだ。とりあえず、マジシャン就任おめでとう、って言っておくわ」

千早「え? あ、ああ、どうもありがとう。まだまだ新米だけれど」

昨日覚醒したばかり、という設定のことをうっかり忘れかけていて、あわてて話を合わせる。

伊織「……で、本当はいつからマジシャンしてたの?」

千早「え?」

伊織「そういうのいいから。心配しなくても誰にも言わないわよ、にひひっ」

見抜かれて、いる?なぜ、水瀬さんは…

千早「……どうして、わかったの?」

伊織「いや、どうしてって。千早、あんたの顔にばっちり出てるもの」

千早「い、いえ、私は決してそんなこと…」

伊織「あのねえ、わたし、これでも水瀬のオジョーサマ、よ?人の顔見るスキルなんて、いやでも身につくに決まってるじゃない」

私としてはこれ以上なく自然に演技ができていたと思っていたのに、どうやらそうではなかったみたい。
少なからずショックを受けているところに、水瀬さんに追い討ちをかけられる。

伊織「事務所の中でも、千早、あんたみたいに素直に顔に出るのはむしろ少数派よ。自覚してないの?」

千早「そ、そんな……」

でも、それならそれで、聞いてみる価値はあるかもしれない、と思い直した私は、彼女に尋ねてみることにした。

千早「ねえ、それなら水瀬さん。私のように隠し事をしていそうな人に、心当たりはない?」

伊織「え? ……うーんと、そうねえ…」

しばらく考え込んだ彼女は、やがて口を開いた。

伊織「やよい、かしら?」

千早「高槻さんが?」

伊織「最近よくぼんやりしてて、あくびも多いのに、昨日はどこにも出かけてないよー?とか言うのよ、あの子」

【水瀬伊織:未覚醒】

>>257で安価先指定を忘れていました、申し訳ありませんでした



【ヒント】今選ばれた三人(律子・貴音・伊織)は捜索の対象外かつ黒幕でないことが確定です。





行動の選択肢安価です。

1.「もう少し、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「千早は身体を休める意味でも、誰かに話を聞いてくれ。春香、パトロールに出るぞ」(※コンマ75以上のみ戦闘)
3.「春香はまだ無理をしないで、誰かに話を聞いてくれ。千早、パトロールに出るぞ」(※コンマ75以上のみ戦闘)

なおこの選択肢安価がゾロ目だった場合、ルート分岐の可能性があります。

↓2

またage忘れた。すみません。

大変申し訳ありません、ちょっとズレてしまってますので仕切り直して再安価でお願いします。

>>268>>1が書いてますので↓2のカウントには入れない旨、書き添えておくべきでした。
手際が悪くてごめんなさい。


改めて↓2で、選択肢1~3を選んでください。


1の場合はそれぞれ誰と話すか、再度安価を取ります。
2or3の指定でしたら、番号+誰と接触するかの指定をお願いします。


P「春香は貴音に、千早は伊織に話聞いてみたんだったな。どうだった?」

春香「貴音さんは、まだマジシャンではないみたいです。ただ、千早ちゃんのことに、気づいてて」

千早「えっ!?」

春香「うう、ごめん千早ちゃん…貴音さんの前だとなんか、ぜんぶ見透かされてるみたいで…」

千早「いえ、その、実は…水瀬さんにも、ばれていたの……」

春香「ええっ、伊織にも!?」

P「……実を言うとな。律子もお見通しだった」

春香「はいっ!?」

千早「そんな!」



P「で、その律子は、美希が気になるって言ってて」

春香「貴音さんは、響ちゃんが気になるそうです」

千早「水瀬さんは、高槻さんが気になる、と」

P「うーん…でも、だからこそ、ほかの子に話聞くべきって気も…」

春香「そこはわたし、プロデューサーさんにおまかせします!」

千早「私も春香と同じ考えです。どうしましょう、プロデューサー」



↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。

ksk

えーと、今度はkskかぶり(>>280-281)と指定かぶり(>>282-283)と連投(>>283-284)がいっぺんに起きてる…

ID:VRt6s42f0さんの指定は先にレスしておられる真と判断して真を採用、かぶり含めてずらして美希を採用、
もう一人を直下で指定させてください。gdgdで申し訳ないです。

後出しで連投は云々とか言い出して申し訳ありませんが、
離れた安価を同じ方が取る分にはとくに問題ないと思っているものの
さすがに内容選択で連番はちょっとどうかな、と思いまして口出しさせていただきました。

コンマならだれが踏んでも別に変わらないのでいいんですけど、指定系の安価はこのスタンスでいかせてください。

結果として安価は真・美希・あずさで確定です。
なお先ほどから指定順にP・春香・千早とそれぞれ接触、というのは変えていません。

たびたびグダって本当にごめんなさい、少々お待ちください。

レッスンを終え、事務所へ戻ってきた真に声をかけてみる。

P「おかえり真、おつかれ。調子はどうだった?」

真「ああ、お疲れさまですプロデューサー。もちろん今日もばっちりでしたよっ!」

けっこうな量の運動をしてきたあとだろうに、いつもどおり元気いっぱいの様子だ。

真「それはそうと、プロデューサー、雪歩のことなんですけど…」

P「ん、雪歩がどうした?」

真「あ、そうだ、本人には言わないでくださいね。きっとボクが怒られちゃう」

P「怒られる?真が雪歩の話して、どうして怒られるんだ?」

話がさっぱり見えてこない。

真「いやあ、まず本人に聞いたんですけど、どうしても教えてもらえなくって…」

P「教える…って、雪歩が真に教えてくれないようなことが、俺にわかるとは思えないけど」

そう言った俺に、その目を、俺が今まで見た中で一番じゃないか、というほどきらきらさせて、真が尋ねる。

真「あの、プロデューサー。マジシャンの衣装って、どんな感じなんですか?」

P「…は?」

真「いくら雪歩に聞いても、恥ずかしがって教えてくれないんですよぉ!」

【菊地真:未覚醒】

美希「はーるかっ!」

春香「わあっ、み、美希っ!?」

そろそろ戻ってきてるかな?と探していたその本人に後ろから飛びつかれて、
わたしはつい大きな声を上げてしまいます。

美希「…春香、オヤスミしてたのにすぐ戻ってきたりしたら、また調子悪くしちゃうよ?」

首にぎゅっと手を回して、やわらかい身体をくったりと預けて、少しすねたような声でささやく美希。
なんていうか…わたし、女の子でよかったな、なんて思っちゃいます。
これ、こんなことされたのが男の子だったら、ぜったい勘違いしちゃう……っていうか、
むしろそんなの飛び越えて、一発で恋に落ちちゃうに違いありません。

ついよけいなことを考えてしまったせいか、いつもより心臓がどきどき言ってる気がします。

なんとなく、おなかの下の方が、熱いような感じも…

そのままだと意識がそっちに集中してしまいそうだったので、急いで別の話題を探します。
そうだ、さっきプロデューサーさんが律子さんから聞いた、ってお話があったんでした。

春香「ねえねえ美希、それよりさ、ちょっと聞いていい?」

美希「え?なーに?」

まだ美希はわたしにおぶさるような姿勢のままです。
ここはちょっとびっくりさせて、先輩の威厳、ってやつを見せてあげます!


春香「美希ってさ、実はもうシャインマジシャンだったりしない?」


ばっ、と音すら立てそうな勢いで、美希がわたしの背中から飛びのきました。


春香「……え? 美希?」

美希「…ねえ、春香。ここじゃなんだから、屋上、いこ?」



……あれから美希は、一言も口をきいてくれません。
ずっと黙ったまま、こっちを見ることもなく、ただ静かに屋上へ出る階段を上がっていきます。

なんだか、すごく、悪い予感がします。

そう思うならこのまま、美希はこっちを見ていないんだから、一気に下へ降りてしまえばいい…
頭ではそう思うのに、なぜか美希の背中から目を離せないわたしは、黙ってついていくだけでした。


何も言わないままの美希が、屋上に出るドアを開け放ちます。
たぶん、引き返すなら、今が最後のチャンス……なのに、どうしても足が言うことを聞きません。


屋上の中ほどまですたすたと進んだ美希が、くるっと振り返りました。
その表情は、暗い中で、わたしの位置からは逆光に近いせいで、まったく見えません。


美希「ごめんね、春香」

春香「ご、ごめん、って、なにが?」

美希「ミキね。春香になにがあったか、ホントは、なんとなくわかってるの」

春香「なにがあった、って? 何がって……なんの、こ、とっ!?」



急に強い光が当たりを照らし、あまりのまぶしさにわたしは思わず目を覆います。
やがて、周囲がもとのように暗くなった感じがして、おそるおそる手をどけたわたしが見たのは。




美希「だって…ミキも、春香と、千早さんと、雪歩と…同じ、だから」


きらきらした、黄緑色のマジシャン衣装に身を包んだ、美希の姿でした。



【三人目の仲間を見つけました】

※条件はのちほど

【シャイニング・ミキ Join Up】

あずさ「…それで、千早ちゃん。お話ってなあに?」

あずささんのおすすめ、というカフェで、私たちは向き合っていた。
本当ならカフェのような場所でする話ではない、と、もちろん思ったのだけれど、
最近見つけたお店で、カフェラテが本当においしいのよ~、と笑うあずささんを見ていると、
どうしても断ることができなくなった。この人のペースにはかなわない、と思う。

同時に、もし万一、あずささんが敵、だったとしたら?と考えただけで
背筋につららでも挿し込まれたような恐怖を覚えてしまう。

もちろん、ほかの誰であっても嫌なものは嫌だけれど、とくにこんな、
みんなのお母さんのようでもあり、姉のようでもある人と、刃を交えたくない。

「お待たせいたしました。特製カフェラテでございます」

あずさ「あっ、来た来た~♪ね、千早ちゃん、まずは冷めちゃう前にいただきましょう」

千早「……え?あ、は、はい、そう、ですね」

こんなに簡単に毒気を抜かれてしまうのだから、つくづく、かなうわけがない、と思ってしまう。



…確かに、本当に美味しい。私がたまに時間潰しで寄るようなチェーンのお店とは格が違う。
胃をあたたかく満たす幸福感を無理におさえて、私は聞くべきことを切り出した。

千早「あずささん。ひょっとして、あずささんは魔法が使えますか?」

さんざん考えたあげく私が選んだのは、真正面からの突撃だった。

水瀬さんにも言われた通り、私は心理的な駆け引きというもの全般が上手じゃない。
それならばいっそ、というわけだった。

あずさ「魔法? そうねえ…」

ふざけていると怒られても仕方のない私の問いに、しかしあずささんはう~ん、と考え込む。

あずさ「………アイドルしてて、人を笑顔にできることがあるでしょう?それのこと、魔法って呼んでもいいなら」

やっと顔を上げて、晴れやかに笑いながら、あずささんはそう言った。




あずさ「あ、あら~、ごめんなさい……さっきの質問、そういうことじゃなかった?」

千早「いいえ……本当に、あずささんらしい答えだと、思います」

【三浦あずさ:未覚醒】

おとといは千早ちゃんと雪歩が(細かくいえば、雪歩だけが)、そして昨日は美希が。
立て続けにマジシャンが覚醒した!という話になって、事務所はますます盛り上がってます。

正直、きのう、屋上で美希が振り返るまでの間は気が気じゃなかった、というのがホントのところです。
あんまり深刻な表情と声だったから、わたしはあのとき、ほんの、ほんの一瞬だけど、
美希はブラックジャンボと関係があるんじゃないか!?なんて、考えちゃって。
仲間のことをちゃんと信じられない自分がいやになってしまいます。

…その美希も、千早ちゃんと同じで、覚醒したのは昨日や今日じゃない、ってことも驚きでした。
というか、プロデューサーさん、さすがにその管理体制ってどうなんですか…?

そして、美希の言ったこともひっかかります。
わたしに何があったかだいたいわかる、って、どういう意味なんだろ?

……まあ、考えてもわからないことはあとまわしでいいはずです。
この調子でもっともっと仲間を増やせたら、こわいものなんてないですねっ!


春香「あっ、プロデューサーさん。これからどうしましょうか?」


行動の選択肢安価です。

※雪歩はまだ覚醒後間もないため、事務所待機となります。

1.「とにかく、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「春香は俺とトレーニングするか。千早は誰かに話を聞いてみてくれ」
3.「千早、今後に備えて実力を鍛えよう。春香はみんなと話してみてほしい」


↓2


2or3を選ぶ際は、誰と接触するかも指定をお願いします。

選択肢1把握です。

↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。

P「お、響、ちょうどいいとこに。ちょっと聞きたいんだが、いいか?」

響「いいけど? プロデューサー、なにかあったの?」

ほとんどみんな出払ったあと、ちょうど事務所に残っていた響を見かけ、話しかけてみる。

P「いや、最近、どんどんマジシャン増えてきてるだろ。それについて、ちょっとな」

響「あーっ、わかったぞ。さてはカンペキな自分に、もうマジシャンになってないか?って聞きたいんだな!」

聞こうと思っていたそのままのことをずばり言い当てられてしまい、ちょっとくやしい。
ので、あえて変化球を投げてみることにした。

P「ふふふ、強がるなよ。響、お前がマジシャンじゃないことはすでにお見通しだ!」

響「うがっ、な、なんで!?」

こちらの真っ向勝負のストレートを狙い通り空振りさせた感覚、というか、
期待したそのまま、お約束のリアクションを返してくる響を見て、思わず笑いが漏れてしまう。

P「はは、ほらみろ、なんでって言ったな。それが動かぬ証拠だろ」

響「うぎゃー、し、しまった!?なんなのさ、もーっ……」

P「すまんすまん、あんまり見事にひっかかってくれたからさ」

あまりからかってもかわいそうなので、話題を少し変えてみる。

P「なあ、響は、マジシャンしてそうな、あるいは覚醒しそうな子に心当たりって、ないか?」

響「うーん、そうだなあ。みんなもう、あと一歩のところまで来てるんじゃない?」

P「あと一歩?」

響「なんかのきっかけがあれば、すぐ覚醒できちゃうと思うぞ。ぐったりしてた千早を助けた、雪歩みたいに」

P「あー、雪歩なあ。土壇場にわりと強いとは知ってたけど、まさかいきなり突撃――」



そこまで言いかけて、全身の血が凍りついた。

雪歩がマジシャンとして覚醒したことは、みんなにもう説明している。

それ以前からマジシャンだった千早も、同時に覚醒した、という設定にした。

千早があれこれ詮索されることを望まなかったし、変に波風が立ってもいけないからだ。



だが俺も、雪歩も、春香も千早も誰も。

どういう状況で、どうやって雪歩が覚醒したかなんて、話して、いない。

そして、ぐったりしてた千早、と、響は言った。

あのときあの場所にいた、俺と千早と、雪歩。それ以外に、その状況を知っている…知りうるのは、誰だ?

響「あーっ、ずーっと待ってたけど…ようやく、これで好きに動けるぞー!」

俺の見ている目の前で、響の身体が少しずつ、胸のあたりからあふれ出すもので包まれていく。
春香や千早、雪歩が変身した時とそっくりだ。

だけど、あの三人の時は、見ているだけであたたかさを感じるような光だったのに。

いま、響をどんどんと覆っていくのは、どす黒い、光をすべて遮ってしまいそうな、漆黒の霧。

P「なあおい、響、待てよ! 待ってくれ、何なんだそれ、冗談やめろよ、からかったのは謝るよ、だから」

頭ではすべて理解していても、目の前で起こっていることがどうしても受け入れられない。

響「なにも謝ることなんてないさー、プロデューサー。これでようやく、ゲームが始められるんだもん」

底抜けに明るい、いつもとまるで聞き分けられない声で、響が言う。
それと同時に、黒い霧が少しずつ晴れてきて、そこに立っていたのは。

春香たちのマジシャンの衣装とどこか似たデザイン、だけどずっと禍々しさを漂わせていて、
そして全体があまりの色の深さにむしろ輝いて見えてしまうような、真っ黒のコスチューム。
それに身を包んで、いつものような笑顔を浮かべる、響の姿だった。



響「えーっと、はじめまして、でいいかな、プロデューサー。自分、ブラックジャンボ総帥の我那覇響だぞ!」



【黒幕と接触しました】

※あ、エロ安価確定です。もうちょっと待っててくださいね。

にこにこと笑いながら、響が手を差し伸べてくる。
それだけで俺は、金縛りにでもあったかのように身動きが取れない。

響「あっ、そうか、プロデューサーは魔力に抵抗ないかー…あちゃー、変身しちゃったの、まずったかなあ」

困った顔をして、ぽりぽりと指で頬をかく響。

違う…声も見た目も本人そっくりだが、これは、絶対に…!



そのとき、蹴破られたのかと思わせるほどの音を立てて、事務所のドアが開いた。

千早「プロデューサー!?この魔力はいったい……!?」

春香「プロデューサーさんっ、大丈夫ですか、千早ちゃんが事務所が変だって……っ!!」

千早と春香が口々に叫びながら室内へなだれ込んできて、そして一瞬で言葉を失う。

響「お、千早、春香ー!早かったなー。大丈夫、プロデューサーにはなんにもしてないぞ」

ごていねいに手まで軽く振って、いつもの調子で響は二人に話しかけた。

千早「………あな、た…… 我那覇、さん、なの…?」

春香「ひびき、ちゃん……? ねえ、その真っ黒な衣装、なあに………?」

恐らく、俺よりも魔力を察する能力の高い二人には、言葉を交わすまでもなく、真実が伝わっている。
それでも信じられない様子で言葉を絞り出す春香と千早に、響は笑って答えた。

響「えへへー、どうどう?自分、ブラックジャンボ総帥として、びしっとキメてみたんだ!似合う?」

P「………お前がブラックジャンボ総帥なんだとして、響、目的はなんなんだ」

千早と春香がそばに来てくれて、響の影響が多少は薄れたのか、話すことくらいはできるようになった。
ゲームでは世界征服、なんて現実味のないことだったけど、響相手なら交渉の余地があるかもしれない。

響「え、……目的?それは、えーと、そのー、うー」

だが、響はそれを聞いたとたん、なぜか顔を赤くしてうつむいてしまう。
響の放つ強烈なプレッシャーは俺だけでなく春香も千早も感じているようだが、
それにしても異様な状況になってしまっていた。

響「さ、さすがに、本人を前に言うのは、うーん、うーん……ま、でもどーせいつかバレるんだから、なんくるないか!」

よくわからない葛藤を経て、やっと心が決まったらしい。
響が顔を上げてこちらに向き直る、それだけの動作なのに、とんでもない威圧感が襲ってくる。

だというのにまた、あっけらかんとした笑顔を浮かべて、響は言った。

響「あのね、自分の目的っていうのは、765プロのみんなを家族にすることなんだ!」

自信満々で、でもどこか少しだけ恥ずかしげに、響が反り返って胸を張る。

P「………家族?」

そして俺は、その言葉がどういうことなのかいまいち把握できていない。

春香「え…?」

千早「それは、どういう意味?」

春香と千早も警戒しつつ、頭に疑問符を浮かべている。
その空気を感じたのか、響はやけになったように叫んだ。

響「ああもうっ、だから!まずはプロデューサーを自分の、…だ、旦那様にするってこと!」

P「はあっ!?」

目的は世界征服、とでも言われたほうがまだマシだった。
悪の組織のトップになってやりたいことがそれというのは、完全に俺の理解を超えている。

が、ふと見ると、春香も千早も、とくに言い返す様子がない。…どうしたっていうんだ?

響「えっとね、だけど、765プロにはライバルが多いでしょ?だから、ほかのみんなはペットにするの!」

春香「え…ええっ!?」

千早「なんですって!?」

さらにとんでもない発言が響から飛び出し、今度こそ春香と千早が驚愕の叫びをあげる。
響は今……765プロのみんなをペットにする、って言った、のか?

響「あ、や、ペットって言っても、もちろんしっかりお世話するし、いい子にしてたらたまにはプロデューサーとも遊ばせて――」

千早「……シャイニング・チハヤ、ショウ・アップ!!」

もう会話をするつもりはない、と言わんばかりだった。
焦ったようにわたわたと手を振り回し、言葉を続ける響。
それをめがけ、一瞬のうちに変身を済ませた千早が一直線に飛びかかる。



響「え、うわ、わあっ!?」

千早「…………きゃああああああああっっ!?」



響が、急なことで驚いたのか、悲鳴のような小さな声を上げた。
たったそれだけで、千早は空中で殴り飛ばされたように大きく弾かれ、事務所の逆側の壁にまで吹っ飛ぶ。

春香「え…………そんな、ち、千早ちゃんっ!?」

響「わーっ、ごめん!?で、でも今のは千早も悪いんだぞ!自分がせっかく話してるのに、急にとびかかってくるから……」

千早「く、っ……!?こん、な、差が、ある、なんて……!?」

千早はかろうじて意識こそ失っていない様子だが、すぐに立ち上がることすらできていない。

P(………声、だぞ!?響がただ発した普通の声で、あの千早が反応する間もなく…!?)

響「あ、そうそう、忘れてた。もうゲームは始まってるんだったぞ」

千早にとりあえず、といった様子で謝ったあと、響はこちらを向いて話し始める。

響「ねえねえ、二人とも。悪の組織っていったらさ、四天王とか、三幹部、みたいなのいないと始まらないよね?」

また話があらぬ方へ飛んで行って、春香も俺も、すぐには返事もできない。
それを肯定と受け取ったのか、響は嬉々として説明を続ける。

響「だから自分も、特にマジシャンとして覚醒が近そうな子をこっそり狙ってたのさー」

春香「それって…その、幹部、として、迎えるためなの……?」

響「そうそう!だから最初は千早、次は雪歩、って感じで、順番に引き入れようと思ってた…の、に……」

急に響の声色が情けなくうるんで、春香も俺もぎょっとする。

響「なのに! プロデューサーと春香が邪魔したせいで! 美希まで誰も、自分、取れなかったんだよー!!」

相変わらずいまいち話についていけず、春香も俺もぽかんとするばかりだった。

だが、響が言っていることが本当なのだとしたら、俺たちは運が良かったのだろう。
千早・雪歩・美希と、三人まではシャインマジシャンとして味方に迎えることができたのだから。

むくれた表情のまま、響はたんたんと言葉を続ける。

響「それにさー、あれほどエッチなことはまだおあずけ、って言い聞かせたのに、あいつら、春香にいろいろしちゃってさー」

P「……な、」

響「最下級のやつだから、なんか話通じてないのかなー、って気はしたんだけど……」

春香「えっと、わたしに…、って、なに?」

春香の反応と、俺、そして壁際でうずくまっている千早の顔色が変わったことで察したのか、
響はあわてた様子で自分の口をおさえる。

響「っと、ごめん!これ言っちゃまずかったんだっけ?」

……もう、今後、隠し通すことは無理かもしれない。
そうは思っても、せめて今春香が例の記憶を思い出すことだけはないようにと、祈らずにはいられない。

響「あ、あ、そうだ、で、そうアレ、えっと、……そうゲームの話だったぞ、ゲーム!」

千早「ゲー、ム……?」

あまりにもへたくそな話題転換、そして流れにふさわしい単語に、俺たち三人は眉をひそめる。

響「そう! 実はね、あとひとり、マジシャン候補って残ってるんだ!」

P「!?」

響「で、ここからが本題さー。せっかくやっと会えたんだし、最初だから、プロデューサーたちには選択権をあげる!」

春香「選択、権……?」

響「そう! つまり、その最後のマジシャン候補を、こっちにくれるかどうか、ってこと!」

千早「……それだけではわからないわ。説明して」

千早も、春香も、響の言うことを聞き返し、質問することしかできなくなっている。
二人とももう、ここで響を相手取って戦うことなど不可能だ、と気づいてしまっているのだ。

響「説明って言っても、すっごくかんたんだぞ。実は自分、部下の一部を、いまその最後の候補の近くに行かせてるんだけど」

春香「え、ええっ!?それって誰なの!?」

響「あはは、それ教えたら、春香ってばすぐ助けに行くつもりでしょ?…まあ、それはさせないけど」

ほんの少し響の声のトーンが下がっただけで、室内の気温がそのまま冷え込んだような錯覚に襲われてしまう。

春香「ひ………!?」

響「ジョークだぞ、そんなにびっくりしないでよー。で、選択権の話なんだけどね」

響が、口の端をぐいいっ、と吊り上げて、凄絶な笑顔を浮かべた。
その唇から少しだけ八重歯がのぞいているのを、ただぼんやりと見ることしかできない。


響「さっきも言った通り、自分、正体明かすまではエッチなことおあずけ、ってみんなに言ってたんだ」

響「だって、春香も千早もアイドルだし、そういうの、最初はダメかなって思ってさ」

響「でも、こうやってマジシャン対ブラックジャンボってなったからには、そろそろ、ちょっとくらいアリかなって」

響「ほら、犬とか猫とかなんでもそうだけど、しつけするときは時々、ごほうびもいるでしょ?」


俺のよく知る笑顔の響が、俺の知っている響が絶対に言わないようなことを、並べ立てる。


P「……それで結局、選択権、ってのは、なんなんだ」


響「うん、つまり、春香と千早がエッチな目に遭うか、誰だかまだわかってない4人目がエッチな目に遭うか、選んでね、ってこと」

響「4人目をこっちにくれるっていうなら、自分、その子はしーっかりかわいがって、最初の幹部にするつもり!」

響「そっちを見逃してほしいなら、かわりに春香と千早が遊んでよ。大丈夫、今回は絶対帰してあげるからさー♪」


完全な沈黙が、その場を支配した。

大変お待たせしました、安価です。

選択肢

1.春香と千早が身体を差し出し、4人目のマジシャンは味方に引き入れる。(響は嘘はついてません。実は裏で4人目を、とかはないです)
2.誰だかわからない4人目のマジシャンをブラックジャンボに差し出す。(捜索していた最後の一人です。確定で堕ちます。)

↓3まで、多数決

選択肢2で把握しました。それでは出てきてなかった4人目がブラックジャンボ幹部化します。

というか誰だか明言しとかないとエロ指定がやりづらいですね。やよいです。



本当にお待たせしました、エロ方面の内容安価です。

ブラックジャンボは、すでに出てきたイソギンチャク風、狼男風など怪人系は各種取り揃えてる設定、
かつ戦闘員的なものもたぶんいると思います。悪の組織なので。

※グロ系、スカ系、度を越した肉体変化(歩けないレベルの乳とか)は基本的にごめんなさい。

↓1~3で、どんな目に遭わされるかをご指定ください。1人1回のみ。

 時系列とか調整して、場合によってはミックスしつつ書きます。
 最終的には洗脳悪堕ち的なものを経て幹部化します。

 長々すみませんでした、次回エロ書いてもってきます。次は火曜夜かな。安価はないかもです。

ふたなり化させられ、春香と同じ調教を受ける

安価把握しました。
前と同じ内容をどう書くかというのはなかなか難しそうですが、がんばります。

それより次は、もう少し人がいらっしゃる時間帯のうちに
内容指定の安価を出せるとこまでたどりつかなくてはいけません。毎度遅くてごめんなさい。
では改めて、お疲れさまでした。

おつおつ。最初のくじ引きで黒幕に響が当たった時どう思ったか、三代目の感想をぜひ聞いてみたい

個人的には美希がマジシャンと判明して、もう怪しいのが響かやよいしかいないなってなった時、
「響かやよいが黒幕ってwwww貴音や雪歩の時に比べて恐怖とか得体のしれない不気味さとかが全然ないwwww」と思っていたけど、

まったくの間違いだった。こんな感情豊かで無邪気に笑いながらヤバい思考言動する圧倒的な力の持ち主の響とか、超こええ…!!
まあ三代目の文章力をもってすれば誰が黒幕だったとしても相当怖い感じにできてたんだろうけど

雪歩と美希のパラメータってどんな感じなんだろうなぁ

しっくりくるイメージとしては
ユキホ…【攻45 防55 機30 耐35】
(スコップの面でとっさの防御が効いたりして防御が高く、普段からスコップ持ってるパワーで攻撃も次いで高いが、スコップの重さで遅かったり小柄ゆえに耐久低めとか)

ミキ…【攻60 防10 機55 耐50】
(ナイスバディかつ経験値も運動神経も十分な天才に相応しい豪華パラメータだが、本人に防御の意識が凄くなさそう。怒りや天才的発想任せの攻め、攻め、攻めなイメージ)

自分も↑と同じ感じかな、雪歩と美希のパラメータ。雪歩は攻守が高く鈍足。美希は全体的に高いパラメータだが守りが薄く、堕ちる時はあっさり堕ちそう。戦いでも性的にも。
響とやよいが敵というのは、今までにない感じの話になりそうですね。上で書かれているように無邪気にひどいことしそうで怖いです。響だと動物関連のエロがいいかな〜。

追伸。
3代目に質問ですが、まだ未覚醒のアイドルはもう覚醒しないのでしょうか?あるいは洗脳されて敵幹部になったり。ないのに余計な安価をして、ぐだぐだにしたくないので質問させてもらいました。

雪歩が味方なのも響が敵なのも、なにげに初めてのパターンだな。新鮮で楽しみ

あと今までの三幹部や四天王と違って敵の幹部がやよいだけだけど、その分「四天王に分け与えるつもりだった力をやよいに集中させる」とかやって相当な強さのボスキャラになったりしそうだ

お知らせ:日付変わる前後あたりには前回安価分を投下予定です。
もしかするとさらに遅くなるかもしれない。夜のうちには。すみません。


※いずれにせよ今回は【安価はありません】ので、待機しといていただく必要は皆無です。


また、その次の更新ですが、少し空いて22日金曜夜になるかと思います。


お知らせついでにいくつか返信させていただきます。

>>323 >>328
響が黒幕引いたときはいろんな意味でktkrと思いました。好きなんです響。

今まで常に味方サイドでしたから、これは新しいぜ!と思う反面、「うわっ…この子、ボスっぽくなさすぎ…?」と悩み、
最終的に「言動は日頃とほぼ変わらんまま行動原理だけ狂っててクソ強かったら怖くね?」ということで今の感じです。
書いて気づきましたが、まさに>>323で言われてる通りですね。

>>326でも触れられてるように、動物系の怪人による凌辱とか、そういうの、いいと思います。すごく。安価待ってます。


>>325-6
今後そのまま採用するかどうかは決めてません、と前置きしたうえで、構想としては

雪歩 【30 65 35 40】 170 ガチガチの防御偏重・足遅めでメンタル的に攻撃控えめ・スタミナは初期はるるん並
美希 【55 40 50 30】 175 全体に高いパラメータでやや攻撃寄り・でもスタミナがないので事故が怖い
やよい【35 45 45 50】 170 基本は体力型・数字だけ見たら一番汎用性高そうな気がしなくもない

みたいな感じでした。そのまま採用するかどうかは決めてません(二回目)。


>>327
きょうの更新部分でも多少触れられる予定ですが、次回以降はそのへんを巡ってのバトルにしようと思ってます。
ほかの子たちが覚醒したり、する前にエロい目に遭って幹部になったり、覚醒した後にエロい目に遭ったりする予定です。

もちろんすでにマジシャンになってる子たちも同様ですので、そこはご安心を。



すべては安価やコンマ次第です。よろしくお願いします。

では、もうしばらくお待ちください。

>>1の文章が毎度、安価出してる最中ですらクソ長いことは皆様だんだんお察しかと思いますが
 今回もその例に漏れないたいがいな長さで、
 その上エロ描写が始まるのは7レス目くらいからです(そこまではやよいが連れてかれる経緯とか)。

 そしてごめんなさい、実は今回、安価内容の1個分(>>321)しか消化できてません。
 言った以上は一部だけでも投下する所存です。また続き書きます。ほんとごめんなさい。

 お急ぎの方は6レス分くらい飛ばしてお読みいただいても大丈夫です。


手足どころか指を少し動かそうとしただけで、身体のあちこちに鋭い痛みが走る。
おそらく、今の私の状態では、シャインボールひとつまともに放つこともできない。

さっきの我那覇さんから、私を攻撃しようという意思はみじんも感じられなかった。
意識なんていっさい関わらない、単純な、反射的な行動だったのだろうと思う。
ただ、鼻がむずむずして、ついくしゃみが出てしまった、というのと同じ。

そして、それだけでこのダメージを受け、私はまだ立ち上がることすらできていない。

仮に万全の状態で、かつ春香とふたりがかりだったとしても、抵抗になるわけがない。
萩原さんや美希がいっしょにいてくれたところで、同じことだろう。

「選択権」なんて、こちらに権利を与えているようでいて、中身はただの脅迫だった。
マジシャン候補がまだ存在している、というのは願ってもない情報だけれど、
この状況から我那覇さんを出し抜いてその四人目のところへ向かえる可能性は…おそらく皆無。

………もう、我那覇さん、と呼ぶのは正しくないのかもしれなかった。
目の前の我那覇さんは、おそらく、すでに私の知らないなにかに変質してしまっている。

彼女は心から楽しげに、私と春香の二人か、まだ見ぬ仲間かを、天秤にかけるように言った。
どちらかを選んで、そうでないほうは、その……辱めを、受けろ、と。

私だけならよかった。
春香の無残な姿を見た晩に、二度とこんなことは私の目の前で起こさせない、と誓ったのだから。
それに、もしも春香が、またあのときと同じような目に遭わされてしまったら、
心にどんな傷を負うか…いや、無理に抑えている記憶が戻って、もっとひどいことになりかねない。

でも、だったら、まだ誰かわかっていない四人目にならその傷を負わせてもいいというの?
今この時点で誰なのか明確になっていないだけで、事務所の仲間には変わりないのに……?

春香が、押し黙ったまま、不安げに私の方を見ている。
もうこの際、私はどうなってもいい、でも、春香だけは……



壁際で、まだ身動きもとれない状態の千早ちゃんと目が合いました。
私よりマジシャンとして先輩で、クールで、頼りになる千早ちゃん。
その千早ちゃんが手も足も出ないのに、わたしでどうにかなるわけがありません…!

響ちゃんは、説明することは全部説明し終わった、と言いたげな顔で、
わたしと千早ちゃん、それにプロデューサーが返事するのをただ待ってるみたいでした。

トレードマークのおっきなポニーテールとか、ちょっといたずらっぽく微笑みを浮かべてる顔とか、
ちっちゃくてもぎゅっと引き締まった身体とか……どこからどう見たって響ちゃん、なのに。

わたしと千早ちゃんか、四人目のマジシャン候補のどっちかに、エ……ひどいことをする、なんて、
響ちゃんは、冗談でもそんなことを言うような子じゃありません。
どうしてかはわからないけど、きっと、ブラックジャンボの悪い人に操られちゃってるんです。

でも、いまは、どっちも選びたくない二択のどちらかに決めなくちゃいけません。
千早ちゃんも、まだ誰だかはわからない候補の子も、ひどい目には絶対遭ってほしくないのに。

千早ちゃんはいま、ひどい状態です。まだ確かめてないけどケガだってしてるかもしれない。

それに、四人目の子って、誰……?ここにいないみんなの顔が次々と頭に浮かんで、不安が止まりません。

………やっぱり、こんなの、どっちかなんて選べるわけないっ!!
ルール違反かもしれないけど、わたし一人でかわりになるって響ちゃんに言おう!

そう思ったとき、その響ちゃんが口を開きました。

響「ふーん、春香と千早なら、自分がいけにえになる!ってすぐ言うと思ってたぞ。ちょっと意外かも」

そうだよ、でも、それはわたしひとりで!と言おうとしたところで、響ちゃんが言葉を続けます。

響「まあでも確かに、なかなか思い切れないよね?よしっ、わかったさー、二人は見逃してあげる」

春香「な、そんなっ、待って響ちゃん!!まだわたしたち、そんなこと一言も」

響「ん、そう?じゃあ春香と千早が相手してくれるってことでいいの?」

春香「それはダメ、千早ちゃんケガしてるかもしれないんだよ!?だから、わたし一人でっ」

千早「待っ、て…お願い、春香は、ゆるしてあげて、私が、かわりに………」

わたしの声と、とぎれとぎれに絞り出すような千早ちゃんの声が、そしてその内容も、重なります。

響「あー、なるほど。だから二人とも、なかなか言い出せなかったのかー…うんうん……」

それを聞いた響ちゃんは腕組みをして、目を閉じ、わかったようにうなずきました。
ひょっとして、こっちのお願いを聞き入れてくれる? やがて目を開いた響ちゃんは、にっこりと笑います。

響「でも、ま、これだけ自分のこと待たせたんだから、普通に考えて時間切れだよね」

そしてその満面の笑顔のままで、わたしたちの心に死刑宣告を下しました。

響「だからさっき言った通り、4人目はもらっちゃうね!やったー、ついに初めての幹部だぞー!」




響「さーてとっ、そしたら今日は自分、その子連れておとなしく帰るよ。約束だもんね」

春香「やだ……お願い、やめて、響ちゃん…もとに戻って、優しくて明るい、いつもの響ちゃんに、戻ってよぉ……」

泣きながら呼びかける春香のことを特に気にするでもなく、響は、んーっ、と軽く伸びをしている。

P「………なあ響。自分で言うのもなんだけど、お前の狙いって、最終的には…… その、俺、なんだよな」

響「え…え、ああ、うん……そう、だけど?」

俺が声をかけると、響はまたしても顔を赤らめて視線をそらす。
その様子だけ見ていたら、こいつがブラックジャンボを総べるボスだとはとても思えない。

P「じゃあ、俺だけ連れてくなりして終わりでいいだろ。ほかの子には、手を出さないでやってくれ、頼む…」

……我ながら自意識過剰どころじゃないことを口にしている自覚はある。
だが、それで響が考えを変えてくれるなら、それによって春香や千早、事務所のみんな、
ひいては世界がこれ以上被害を受けなくなるなら、いくらでも恥くらいかいてやろうと思った。

響「んー、なんていうか、それじゃダメなんだよね」

しかし、渾身の提案もあっさり却下されてしまう。

響「さっきも言ったけど、プロデューサーだけじゃなくて、事務所のみんなも一緒じゃなきゃ意味ないの」

響「今日連れてく子も、春香も千早も、最後はみんな自分の家族になるんだもん。順番がちょっと違うだけ」

響「……でも、自分、好物はとっとくタイプだからさ。プロデューサーだけはいちばん最後、って決めてるんだ!」

頬をほんのり染めたままの響が、はきはきした声でひときわ大きく宣言すると、
それを合図にしたように、さっき変身してみせた時と同じ真っ黒な霧が、響の周囲に漂い始める。
見ていることしかできない俺の目の前で、それは次第に濃度を増し、小柄な響の身体が少しずつ見えなくなっていく。

響「じゃあねプロデューサー、それに春香、千早も!たぶん次のときは、新しい幹部と一緒に来るからなー!」

その声を最後にして、霧と、それから響本人が、跡形もなく消え去る。
あとには俺と、床にへたり込んで泣き続ける春香と、壁にもたれかかったまま動けない千早だけが残された。


美希「遅いっ、雪歩遅いのっ!!もうちょっと速く走れるでしょ!?」

雪歩「ひいーんっ、美希ちゃんが速すぎるんだよぅっ!!」

ものすごいスピードで、わたしの少し前をほとんど飛ぶように突き進んでいく美希ちゃん。

マジシャンになると、変身してないときと比べて身体能力がばつぐんに良くなるみたいですが、
美希ちゃんとわたしのもともとの運動神経を思ったら、このくらいの差ですんでる方が、むしろ、奇跡で……

そのとき、美希ちゃんが急ブレーキをかけて足を止めました。
おかげでなんとか追いついたわたしのほうに、すたすた、と歩いてきた美希ちゃんは
わたしのことをいきなり、ひょいっと抱え上げてしまいます。

雪歩「え、え!?ちょっと美希ちゃん、なにするの!?」

こ、これ、その、いわゆる、お姫様だっこ……!?

美希「ん、よしっ、これでやっとホンキ出せるの。雪歩、ミキにしっかりつかまってて?」

雪歩「え」

返事を待たずに、美希ちゃんはさっきまでと比べものにならないスピードで走り始めます!

雪歩「ひ、ひええええええっ!?」

美希「そんなに叫んでると舌かんじゃうよ、ミキもっと飛ばすからねっ!」

や、やっぱり、あの程度の差しかないなんておかしかったんですぅぅ!!



雪歩「ねえ美希ちゃんっ!本当に、事務所のほうは大丈夫かなぁ!?」

風を切る音に負けないように、できるだけ大きな声で、わたしは美希ちゃんに尋ねます。

美希「うんっ、だって、春香と千早さんがそっち行ってたの!二人揃ってればバッチリって思うな!」

わたしを抱えて走る美希ちゃんも、前をしっかり見たまま、叫ぶように返事をしました。

雪歩「ど、どうして、その二人が向かってるってわかったのー!」

美希「魔力のカンジがそうだったの!あれっ、雪歩はわかんなかった?」

雪歩「あうう…実はわたし、まだ、ぜんぜん……」

美希「まだマジシャンなりたてなんだからしょーがないよっ!ミキも最初はそーだったから!」

わたしたち二人が、レッスンの関係で一緒にいたのはラッキーでした。

最初、事務所になにかあったみたい、ってことに気づいたのももちろん美希ちゃんで、
それを聞いたわたしはすぐ戻ろう、と言ったのですが、美希ちゃんはそれに強く反対しました。

雪歩「それで美希ちゃんっ!さっきの話だけど……間に合いそう!?」

美希「うんっ、いまのペースならいけるはず!」

美希ちゃんとわたしが、あえて事務所ではないところへ向かっている理由、それは。

美希「ミキの感覚があってるなら、別のマジシャンの子がこの先にいるのっ!!」


やよい「おとなしくしてなきゃめっ、ですーっ、ええええいっ!!」

手にした、おっきなとんかち……はんまー、っていうのかな、を、バットみたいにふりぬきます。
ちょうど寄ってきてた敵さんをボールだと思って、全力で、おもいっきり。

すごい勢いでふきとんだ敵さんは、いつもみたいに、地面に落ちる前にうっすらとなって消えちゃいました。

やよい(うう~っ…でも、まだまだいっぱい……)

きょうはたまたま事務所のだれともいっしょにいないタイミングで、よかったと思いました。
こんな数があいてなのに、もしマジシャンじゃない人がここにいたら、すぐつかまっちゃいそうです。

いつものイソギンチャクみたいな敵さんが、いーっぱいで、わたしのまわりをずらっとかこんでいました。
今まで夜に見かけるときは、多くても2匹とか、それくらいだったのに……

わたし、じょうずに踊ったりはできなくても、体力だけはたっぷり……のつもり、だったんですけど…
こんなにあとからあとから敵さんがやってきちゃうと、けっこうきついです。

でも、ここでがんばらなくちゃ、事務所のみんなや、町の人や、それにわたしの家族もあぶないかも。
そう考えたら、へこたれてるわけにはいかないです!

やよい(そして…春香さんや千早さん、雪歩さんに、美希さんも、そして、プロデューサーもいる!)

今では事務所にいっぱい、わたしと同じマジシャンがいてくれます。
そのわたしたちを助けてくれる、たよりになるプロデューサーだって。
わたしが負けずにがんばってれば、きっとだれかが気づいて、助けにきてくれるはずです!

…そして、この敵さんたちをやっつけられたら、わたし、プロデューサーにごめんなさいしないといけません。
今までマジシャンしてたこと、だまっててごめんなさい、これからはよろしくお願いします、って。

プロデューサーだけじゃなくて、事務所のみんな、とくに伊織ちゃんや、千早さん、それに響さんにも。
わたしのこと、心配してくれるひとたちに、ちゃんとあやまらなくちゃ。



「いたっ、美希ちゃん、あそこっ!!って、ええ、や、やよいちゃん!?」

「わ、いつものキモいやつ、すっごい数なの……ミキがやるから、雪歩はやよいのとこ行ってあげて!」



やよい「あっ……美希さん! それに雪歩さんも!!」

聞きなれた声がして、思わずふり向いたわたしの目に、きみどり色と白のマジシャンが見えました。
やっぱり、助けに来てくれたんだ!! よかったですっ……!

そう思ったとき、わたしの足もとを中心にして、まほうじん?が現れました。
シャインシールドとちょっと似てるけど、あれよりもずっと、ずっと大きくて、そして、色が黒っぽいです。

やよい(あれ…これって雪歩さん、それとも美希さんが……?)

美希「…なにあれ?雪歩、なにかしたの?」

雪歩「えっ、わたし知らないよ……? 美希ちゃんじゃ、ないの?」

二人とも心あたりがないみたいで、おたがいに確認してるみたい。

敵さんたちもなぜか、さっきまでと違って、あんまり動かなくなっています。
二人にあらためて質問してみようとした、そのとき。

まほうじんの、わたしが立っているあたりから、にゅるにゅるしたものが何本も飛び出してきました。

やよい「えっ、ああっ!うっ、あ、あうっ、ぐぅっ!?」


ミキたちが見ている目の前で、やよいのちっちゃい身体に、ぬめぬめしたのが巻き付いてく。

雪歩「やよいちゃんっ!?」

雪歩が叫ぶ。たぶん雪歩はまだ、アレがなんなのか、よく知らないハズ。
ミキは知ってる。アレが女の子に、女の人に、どれだけマズいものなのか、よく知ってる…!

でも、やよいもマジシャンなんだから、今すぐなんとかすればきっと大丈夫なのっ!

美希「やよい、ちょっとだけ動かないでね!?ミキが、すぐに助け……」


「おーっと、残念だけど、そういうわけにはいかないさー」


雪歩「!?」

美希「…………っっ!?」

まったく音もしないのに、それに、ついさっきまで気配もなかったのに、急に声が降ってきた。
そして、今ではやよいとミキたちのあいだに、通せんぼするみたいに誰かが立ちふさがってる。

…誰か、なんて。
声を、そのしゃべり方を聞いただけで、ホントはすぐわかってた。

美希「ひび、き、ウソ、だよね?そのカッコ、なんのつもりなの………?」

響「さっすが美希、ファッションチェック早いなー。どう、これ似合ってるでしょ?」

真っ黒な衣装を見せつけるみたいに、くるっと一回転して、響……響モドキが、そう言った。



雪歩「ああ、あ、あ………」

美希ちゃんのいうとおり、わたしたちの目の前に現れたのは響ちゃんでした。

見た目、だけは。

響「やっほ、雪歩。事務所の方は無事だから、安心していいぞー」

にこっと笑ってわたしに話しかける、漆黒の衣装を着た響ちゃん。

たったそれだけで、わたしは意識が飛びそうになって…なんとかぎりぎり踏みとどまります。

雪歩(な……に、これ、やだ、怖いよ、響ちゃんなのに響ちゃんじゃない、絶対!?)

響ちゃんは全身から、目に見えそうなくらい、肌で感じるくらいの圧力を放っていました。
さっき美希ちゃんに質問されたとき、まだ全然わからない、って答えたとおり、
わたし、春香ちゃんや千早ちゃん、やよいちゃんの魔力の感じの違いとか、よくわかってません。

そんなダメダメなわたしでも直感でわかります。これ…響ちゃんのこれって、けたが違いすぎる……!!

響「そうだ、春香たちには自己紹介したし、美希にも、雪歩にも言っとかないとね」

わたしの様子を知ってか知らずか、それとも気にすらしていないのか。
響ちゃんは、まるでお芝居みたいに大げさなお辞儀をして、そして言いました。



響「自分、ブラックジャンボの総帥、我那覇響!二人とも、あらためてよろしくなー!」



やよい「あうっ、い、痛っ……!? は、離れてください~っ…!」

マジシャンになりたてのころ、これとよく似た敵さんにまきつかれたことがありました。
そのときはすぐ逃げられたのに、今のこれ……ぜんぜん、力がちがいますっ…!

美希「一人でのこのこ出てくるなんていいドキョーなの、響。ミキと雪歩とやよいが、力を合わせれば」

響「勝てる、って? 試してみる?ほら、好きなタイミングでかかってきていいぞー」

わたしがにゅるにゅるから逃げられずにいる間も、美希さんと、響さんがしゃべっています。

たぶん、わたしたち三人のなかで、いちばん強いのは美希さんです。
その美希さんも、響さんがただ立ってるだけなのに、かまえをとったまま身動きひとつ、してないです。

…………さっきの美希さんのいったことはウソだって、わたしでもわかりました。

雪歩さんと、それからわたしまで足して、それを10倍くらいにしたとしても。
響さんに、勝てる気がしません……

やよい(響さんが…響さんが、ブラックジャンボの、ボス……!?)

つたわってくる魔力の感じはマジシャンとはぜんぜんちがうけど、でも見た目は、響さんのままなのに…

そのとき、ぐいっとひっぱられる感じがして、わたしのからだがしずみ始めました。



美希「やよいっ!?」

ぬめぬめにからみつかれたまま、やよいが魔法陣の真ん中で少しずつ、飲み込まれてく。
止めなきゃと思うケド、目の前の響に見られてると、ウカツに動けない……!

響「それじゃ、やよいは連れてくぞー。きょうは美希にも雪歩にもなんにもしないから、安心してね」

なのに響はさらっとそう言うと、やよいの方をふり返って…つまりミキに背中を向けた。
たぶんもう、チャンスってここしかない!!

美希「う…… うあ、ああああああッッ!!」

雪歩「美希ちゃんっ!?」

おもいっきりおなかに力を入れて、無理やり叫んで、地面にはりついちゃったみたいな足を引きはがす。
なんとか動けたっ、あとはこのまま、なんとかしてやよいを……!!

美希「響ぃぃっ! やよいを返すのっ、…っ!?」

響「おまたせ、やよい。なにも怖くないから、しばらくおとなしくしててね」

響は、ミキのほうを、見てもいなかった。

それに、シャインシールドとか、盾みたいなのはどこにも見当たらない。
なのに響よりずっと手前で…… なにか透明な壁みたいなのにジャマされて、進めない!?

雪歩「わ、わたしも手伝うよ美希ちゃん! えいっ、えい…こ、このぉっ!!」

少し遅れて雪歩が、氷のスコップを手にして駆け寄ってきた。
そしてふたりで一緒に、なにもないはずの空間をめちゃくちゃに叩く。それでも、壁?はびくともしない。

やよい「あ、ああ…… 美希さん、ゆきほ、さ、たすけっ」

透明な壁の向こう側で、やよいの身体はもう、ほとんど首くらいまで沈んじゃってた。

雪歩「やよいちゃんっ!もうちょっとだけがんばって!!響ちゃん、やめてっ、お願いだから待ってぇ!!」

美希「響っ、ひびきいいーっ!!ここ通すのっ、やよいを今すぐ放して!」

ミキも雪歩も、それを見てるのに、止めるどころか、そばに行くこともできない……

響「心配いらないってば、やよいにはすぐまた会えるから。じゃ、一旦ばいばーい、二人とも!」

そしてついに、やよいが、完全に見えなくなっちゃった。
響は、まだ全身は沈んでない。こっちを見て、いつもの笑顔でにこにこしながら、手を振り続けてる。

その姿が魔法陣の中に消えて、そしてすぐに、魔法陣そのものがなくなっちゃっても。

雪歩も、ミキも、動けなかった。


響「正直言うとね? やっぱり自分、ひとりだけってのはちょっとさびしくてさー」

ブラックジャンボ本拠地。異次元空間に響の魔法によって構築されたアジト、
その『総帥室』で、玉座に座った響はやよいを前にして楽しげにしゃべり続けている。
もちろんこの玉座も部屋そのものも、響が半ばふざけて魔法で作り上げたものに他ならない。

響「あ、いや、もちろん自分はひとりでもカンペキだし、さびしいって言っても、ちょーっとだけ、だよ?」

特に同意や返答を要求されているわけでもないためか、話しかけられたやよいは返事をしない。

響「ただ春香たちにはもう言ったんだけど、悪の組織ってさ、幹部が何人かはぜったい必要だと思うんだ」

いいことを思いついた、と得意げにしゃべる子供そのものの表情を顔いっぱいに浮かべ、
響は漆黒の装束のすそをひるがえして玉座から立ち上がると、前に数歩、足を進める。

そのままやよいの前までやってきた響は歩みを止めると、大げさに手を広げて誇らしげに言った。

響「その記念すべき第一号がやよい、ってわけ!これからよろしくねっ、やよい♪」

やよい「…………ぅ、う、うっ」

響「…あ、しまった、ごめん!そりゃこんなの口に入ってたら、返事できるわけなかったぞ」

あわてたようにそう言って響が指を鳴らすと、やよいの口を犯し続けていた触手がようやく抜け出る。

やよい「おぶぅっ、うぼえっ!? っ、げぇっ、えほっ、う、うえ、うええええん……」

響「わわっ!?やよい、苦しかった……?ごめんね、もうちょっとのガマンだから」

大量の粘液を吐きだすと、口が解放された安心からか、やよいは泣き出してしまう。
心配そうな表情を浮かべた響が、そんなやよいを気遣って声をかける。

やよい「ひびき、さん、もう、もう…、こんなの、やめて…くださいぃ……」

響「うーん、弱ったなー…そういうわけにもいかないんだよね……」

泣きながら許しを請うやよいを前にしても、響は困ったように頭をかくばかりだった。


オレンジ色を基調としたマジシャン衣装に身を包んだまま、この場所に連れてこられたやよい。
その身体は、イソギンチャク型の触手生物によって厳重に拘束されていた。

両手を頭の上に伸ばした状態で、左右の手首を触手でひとまとめに縛られており、
今のやよいは、そこを支えとして全身を吊るされている状態に近い。

さらに自由を奪うためか、やよいの細い首や腰、それから太もも、すね、足首、
そうした箇所にも粘液でぬめる触手が背後からからみつき、身動きを封じてしまっていた。

やよい(なん…で、わたし、こんなこと、されて……)

衣装のあちこちや、素肌が露出している部分を触手から分泌される粘液でべとべとにされ、
ときには別の触手がすり寄ってきては、塗り込むような動きを繰り返す。
全身のいたるところで行われるその行為の気持ち悪さに、やよいはさらに泣きたくなってしまう。

やよい「響さん……ど、どうして、こんなこと、えぐっ、するんですかぁ……」

響「だから、さっきも言ったとおり、自分、やよいに協力してほしいだけなんだってば」

泣きながらたずねるやよいに、響もすっかり困り顔になって、諭すように語りかける。

響「ブラックジャンボの幹部として、ね? あ、幹部っていうか、側近、みたいなポジションかも」

やよい「そんなの、絶対いやですっ!だってブラックジャンボって、悪いことする人たちじゃないですか!?」

その言葉を聞いて、涙でぬれた目に力をこめ、やよいは響をにらみつけて叫ぶ。

やよい「響さんっ、いったいどうしちゃったんですか!!響さんはそんなこと言わなんむぅうーっ!?」

響「んー、まだ足りないかー。おかしいなぁ、春香のときはもうちょっと早かった気がしたんだけど……」

天井近くから伸びてきた触手がやよいの小さな口に一瞬でもぐり込み、響に食ってかかる言葉をさえぎった。
そのまま触手は無遠慮にやよいの口の中で前後に大きくピストンしはじめ、
身動きのとれないやよいは逃げられるわけもなく、ただその動きを受け止めさせられてしまう。

やよい(う、ああっ、またこれっ…!?おくちきついっ、くさいよぉっ、やめ、て、くださいぃ!!)

自分の口をいっぱいに占領しているものの正体はわからなくても、ここに連れてこられてから
何度も何度も同じことをさせられ続けているせいで、やよいはやよいなりに知識を得てしまっている。

口を閉じたままにしようとしたら、鼻をつまんで息をできなくされて、口をむりやり開かされた。
かみついて追い出そうとしても、ぐにゅぐにゅとゴムみたいで、歯が立った感じがしない。
すごく太くてべとべとで、舌でちょっと押したくらいでは出て行ってくれない。

これが、口から出て行ってくれる条件はひとつだけ。

気持ち悪さにひたすら耐えるやよいの口の中で動き続ける触手が、ぶるぶると震え始めた。

やよい(やだっ、やだ、もういやです!誰か、だれか助けて!!)

口に、頭全体にまで伝わるその動きでこれから起こることを察したやよいは
声にならない声で必死に叫ぶも、それは誰にも届かず、もちろんなんの役にも立たない。そして、

ぶぶびゅっ、びゅるるーっ、どぽっ、どぶっ、びゅくっ

やよい(ひぃっ、ひいいっ!どろどろしたのが、またっ、お口にはいってきちゃうぅ!!)

熱くて、ねっとりとのどにからみつく液体が大量に、やよいの口の中に注ぎ込まれる。
やよいはなんとか飲み込まなくて済むように、口の中にためたままで鼻で息をして耐えるが、
触手のほうもそれを見越して、やよいの口をふさいだまま動こうとしない。

それどころか、なおも粘液を吐き出し続けながらまた前後に動いていたかと思うと
ついにはやよいの喉奥に密着し、そのまま食道へと強制的に粘液を送り込み始めた。

やよい(うぐぅぅっ!?は、吐き、そうっ、なのに、吐けない、きもちわるいぃぃ……)

触手と粘液に口を埋め尽くされ、そして食道は粘液でいっぱいにされ、
ぽろぽろと涙をこぼしながら、やよいはひたすらに送り込まれる汚液を飲まされ続ける。

やよい「ぷぁ、っ、…! …… ぜぇーっ、ひゅーっ、ぜーっ、げ、ほっ……」

今までの中でもひときわ長く口の中に粘液を注がれ、そのほとんどを無理矢理に飲まされたやよい。
口から触手が抜け出ても、荒い息をつくだけで、すぐには言葉が出てこない。
小さく愛らしい唇はぶるぶると震え、その端からは入りきらなかった白濁液が糸を引いてこぼれた。

響「ちょっとキツいよね、やよい? だけど多分、そろそろじゃないかと思うんだ」

相変わらず申し訳なさそうな表情の響が、ぐったりしているやよいをいたわるように声をかける。

やよい「そろそろ………って、いったいなにがです、かっ………!?」

いぶかるやよいの声の調子がいきなり変わり、同時にその顔には一気に赤みがさした。
見てわかるほどに汗をかき始め、呼吸のペースまでが加速する。

やよい「あ、あっ……はっ、はんっ、な、なに、これ、っ!?わたし、な、なんで…!?」

響「お、来たね、よかった! きっと春香よりマジシャン歴が長いぶん、効きも悪かったんだなー」

そのやよいの反応を見て、ようやくほっとした、と言うように響が息をついた。
一方でそれどころではないやよいは、動かせない身体を必死によじってもがく。

やよい「熱い、からだ、あついですっ……これ、変です、わたし、カゼとか、病気…!?」

響「心配いらないぞ、やよい。病気とかじゃなくて、むしろ、ようやくお薬が効いてきただけだから」

やよい「おく、すり? ひぃん、んんっ、おくすりなんてわたし、飲んでない、です、響さん…」

響「ああそうか、説明してなかったっけ。さっきからやよいが飲んでた、どろどろしたやつ。あれがお薬だよ」

やよい「え、えっ!?」

何度も強制的に飲まされた液体のひどい味と行為そのものがフラッシュバックし、やよいは思わず身震いする。
どう考えてもあれが身体によさそうなものだとは思えないし、なによりやよいの目の前の人物は
やよいもよく知っている響の姿をしているとはいえ、ブラックジャンボの総帥なのだから。

そしてそのブラックジャンボ総帥は、やよいが何度も見た覚えのある笑顔を浮かべて言った。

響「もうこれで大丈夫だと思うけど……念のため、しっかり効いてくるまでちょっと待ってような、やよい」





響「どう、やよい。いまどんな感じする?」

響は今度は質問を投げかけ、そしてやよいの口は触手でふさがれてもいなかったが、返事はない。
とはいえ、やよいが声を上げていないのでもなかった。

やよい「ひ、やあっ!? あっ、あっあっ…だ、め、これ、へん、れすっ!? ひぃああ!?」

響「うんうん、ちゃんと効いてるね。ああ、無理に返事しなくてもいいぞー、よくわかったから」

満足げにながめる響の前で、イソギンチャクに吊るされたやよいは全身をびくびくと震わせ、
その口からは絶えず悲鳴のような、喘ぎ声のような言葉がこぼれ続けている。

もともとやよいの年代の女の子に性的な知識はそう多くなく、中でもやよい個人についていえば
さらにその傾向が強かったが、それと性的刺激に反応しないことはまったくイコールではない。
むしろ、知識の面で未熟なぶん、未知の感覚にさらされたやよいの身体は素直に反応してしまっていた。

やよい(やっ、なん、ですかこれっ!? おなか…おまたのとこ、きゅんきゅんってして、ぇ!)

響「でね、やよい。最初の仲間だし、自分、やよいにはあんまりひどいこと、したくないさー」

事務所にいたころとなんら違いを感じさせない優しい声で、響はふたたびやよいに語りかける。

響「もう一回、おねがいするぞ。ブラックジャンボの幹部として、自分のおてつだい、してくれない?」

やよい「おて、つだ、い………?」

響「そう!うんって言ってくれたら、とりあえず今日のとこはこのへんでやめてあげ――」

やよい「い、や、ですっ、ああ、んっ!ひびきさ、んんんっ、わたしと、765プロ、に…かえり、ひぃん!?」

途切れ途切れになってしまいながらも、やよいは響の提案に明確な拒絶を返した。
期待に目を輝かせていた響だったが、それを聞いてあからさまに落胆し、うつむいてしまう。

響「んー、そっかぁ、これだけじゃダメかー………確かに春香のときも、もう一押ししてたもんね…」

やよい(これだけじゃだめ、もうひと押し、って……ま、まだ、なにか、あるんです、かっ!?)

響の呟いた不穏な言葉を耳にしたやよいは、身体の熱さに耐えつつも不安をつのらせる。
しばらく視線を落としてなにか考え込んでいた響が顔を上げた。

響「よし、しょうがないな!そしたら、……えーっと、キミ、あ、そうだイソ助83号だ!ちょっと漬けちゃって!」

やよい(つけ、ちゃう……?)

響が口にした名前らしきものも、その内容もさっぱりわからず、やよいはただ困惑する。
そのとき、やよいの両腕を縛って吊るしていた触手が、急に引き上げるような動きを始めた。

やよい「え、そ、そん、な、や、やめて、くださいぃっ、高い、のは、やですっ!!」

身長の倍をゆうに超えた空中へ吊り上げられ、身体の変調もほとんど忘れて絶叫するやよい。
小柄な響はずいぶん遠くにいるように見え、そして自分を吊り下げる触手の本体、イソギンチャクは真下に位置している。

やよい「怖いっ、こわいですっ、響さん、やめ………わぷぅっ!?」

全身が急に落下する感覚のあと、すさまじい水音がして、そしてやよいの顔にしぶきが跳ねかかった。
同時にやよいの首から下が、生暖かい、ちょうどぬるい風呂に首までつかったような感触に包まれる。

そこは周囲360度がやよいの目線より少し低いくらいの壁に囲まれた、ドラム缶風呂のようなスペースだった。
ついさっきまで空中にいたやよいには自分の状況がすぐに理解できず、そしてそれが命取りになった。

やよい「………あ、れ、え、え?これ、あ、きゃああっ!!」

一瞬のあと、ひたされている液体の中から伸びあがってきた別の触手の群れにあっという間に拘束されてしまう。
さっきまで頭上に伸ばされていた両手を今度は、身体の側面にぴったりつけた姿勢にさせられ、
そして、ちょうど肘のあたりで、腰と両腕までをまるごと太い触手で縛り上げられる。

やよい「く、ぅっ!?」

響「よーし、よくやったぞイソ助…83号。そのままやよいのこと、しばらくかわいがってあげて」

満足そうに響が笑い、そこでようやく、やよいは自分が今どこにいるのか、何をされたのかを理解する。

やよい(わたし……あの、イソギンチャクみたいな、敵さんの……中に、はいっちゃった!?)

イソギンチャクからほとんど顔しか表に出ていない状態のやよいが顔色をなくし、
そのことに気付いた響が、にやり、と音すら立てそうな笑みを浮かべた。


響「ああ、消化されたりはしないから大丈夫さー。まあ…やよい、別の意味で、とろけちゃうと思うけどね」

ぐちゅちゅ、ぶじゅっ、ばちゃばちゃっ……じゅっぷ、ぷちゅちゅっ

やよい「ふああっ、いひぃぃ~っ!? ぃぎっ、あっ、やだっ、やら、ぃいやあああ!?」

一見するとどこにも液体がたまっていない部屋の中に、水音が絶えず響く。
そして、傍から見れば、ただ首だけのぞいているようにしか見えないやよいが、叫び続けている。

その身体をすっぽりと飲み込んでいるイソギンチャクの本体部分は、やよいがもがく動きに合わせてか、
それともイソギンチャクそのものが中で蠢いているためか、ときおり震え、大きく揺れる。

やよい「やめっ、もうやめぇ!? にゃんでっ、こん、なぁぁ、あひぃぃぃん!」

イソギンチャク型触手生物は、媚薬粘液を体内で生成し、触手から射精するように吐き出したり、
あるいは本体の頂上部にある噴出孔から直接獲物を狙って吐きかけたりすることもできる。
その生成速度は非常に早く、また、すぐに使わない分は本体内部の空洞に溜めておく性質がある。

やよいは今まさに、底なしに湧き出してくる媚薬粘液のプールにどっぷりと漬け込まれ、
さらにイソギンチャクの内壁から生えだした触手に、全身いたるところを責め立てられていた。

やよい(さっき、響さんがいってた、おくすり、っ…、こんな、こん、なに、いっぱいぃっ!?)

抜け出そうにも手も足も触手たちに巻き付かれていて、そしてぬらぬらとした内壁には手がかりもない。
気持ちばかりが焦ってしまい、ますます媚薬の効果だけがやよいの身体を蝕んでいく。

ぎゅむうっ、にゅるる、ぐちょっ

やよい「いっ、いたぁっ!そん、な、せめて、やさしくし、ぎぃっ!?」

粘液がたっぷりと染み込んだ衣装はすでに破り取られ、やよいの小ぶりな胸が両方とも露出させられてしまっていた。
その右と左の乳房、それぞれに容赦なく触手が絡みつき、荒々しく握りつぶすような刺激を送り込む。
さらに別の細い触手が乳首に近づくと、左右でタイミングを合わせて挟み込み、ひねりあげた。

やよい「あがっ、いああああ!!お、おっぱい、そんなにっ、しないでえ!」

その優しさのかけらもない行為すら快感に変換されてしまい、そしてそれが快感であることも意識しないまま
やよいはイソギンチャクの中で大きく背をそらし、絶叫する。

と、やよいが口を大きく開けるのを狙いすまし、外側で機会をうかがっていた触手がすばやく潜り込んだ。

やよい「むが、ぐぐっ!?」

脳を焼かれそうな胸への責めのあとの不意打ちに対応できるはずもなく、やよいは目を白黒させるしかない。
しかし、口の中の触手はお構いなしに大きく前後しだし、さらなる粘液を注ぎ込むための準備運動を始める。

やよい(あ、ぐ、いや、ぁ……もう、ねむっちゃいたい、こんなの、やだよぉ……)

連続した、徹底したイソギンチャクの責めに翻弄され、意識が闇に落ちていく。

やよい「………ぅ?… ……………、ぴぃいいいっ!?」

そしてまさにその瞬間、やよいの全身を強烈すぎる刺激が走り抜け、無理やりに現実に引き戻されてしまう。

あまりの叫びの勢いのためか、口を犯していた触手がすっぽ抜け、吐き出される媚薬粘液が
すっかり上気した幼い顔を白く染め上げるが、やよいはそれを気にする余裕もなく叫び続ける。

やよい「やだぁぁぁぁっ、そぇっ、らめええええええ!!?ひっぱ、ちゃ、らめっ、や、~~~~~~っっ」

濃厚で不透明な粘液のせいで、やよい自身には水面下で何をされているのかがまったく見えていない。

そのせいでよけいに感覚だけが鋭敏になっている中で、先端に口のような器官のついた細い触手が
やよいのまだ小さなクリトリスをついばみ、ときには根元まで飲み込み、ひねり、吸い上げる。

やよい「ひぃぃっ、しんじゃい、まずっ、わたししんじゃうぅ!!やめへっ、やめてええええ!!!」

大量の媚薬粘液を飲まされ、さらにその中に漬けこまれ、牝としてすっかり発情させられたやよいは
クリトリスという名前すら知らないまま、触手にその器官を責め立てられ、ひたすらに喘ぎ、叫び続ける。


やよい「あ~~っ、あっ、あ~~~~~っ、あ、あっ、………」

イソギンチャクの口の部分にぐったりと頭を預けるようにして、やよいはうめき続けていた。
見えない内部ではまだ責めが続いているらしく、ときおりそれに合わせ、頭がぐらぐらと力なく揺れる。
今ではもはや意味のある単語ですら口にできず、その声はただの音でしかなくなっていた。

響「やよい、だいぶいい感じになったみたいだなー。はいじゃあイソ助83号、そこまで!」

響はそう言うと、犬かなにかに合図するようにぱん、と手を鳴らす。
だがイソギンチャク型生物は、聞こえていないのかあえて無視したのか、本体の蠢きを止めない。

響「あ、あれっ!?ちょ、やめ!えっと、違ったっけ……待て!ステイ!」

あわてた様子の響が命令を繰り返した挙句、しぶしぶ、といった様子でイソギンチャクは動きを止めた。

響「あのねー、ちゃんと言うこと聞いてくれなきゃ困るぞ!はい、じゃあ、やよい出して」

響がそう言うと、イソギンチャクは今度は素直に従い、外側に生えている触手を動かし始めた。
やよいを飲み込んでいた口の部分を大きく広げると、やよいの両手を触手で縛って引き上げ始める。

やよい「ひ、あ……ん、んんっ………」

最初と同じく、手首のところをくくられ、イソギンチャクに吊るされるやよい。
しかし、今では両胸が丸見えにされ、さんざん巻き付き、揉みしだいた触手の跡まで残っている。
スカートの下では、ずり下げられたショーツが太ももにかろうじてひっかかっている有様で、
そしてその全身いたるところが、ぬらぬらと光る媚薬粘液まみれにされていた。

響「おおー。えへへ、やよいったら、すっごいえっちだぞー」

やよい「…あ、あっ、や……ん、ひっ、い、……あ、あっ、ん!」

意識がもうろうとしているにもかかわらず、吊るされたままのやよいが途切れ途切れに甘い声を上げる。
今ややよいは、イソギンチャクの触手が動く際に起こす空気の流れにすら、敏感に反応してしまっていた。

響「………ん?」

すっかり仕上がって見えるやよいの姿を、うんうん、と満足げにうなずきながら見ていた響だが
その最中にふと違和感を抱き、やよいの身体のある一点をじっと注視する。

響「んー……ん、んん、ん!?う、うぎゃああ!?83号っ、勝手になんてことしたんだ!?」

取り乱して大声を上げる主人の姿を見て、よくない事態が起きつつあることを察したのか
イソギンチャクは吊るしていたやよいをそっと床に下すと、ずりずりと這いずってこの場を離れようとする。

響「そ、そんなことする子は自分、いらないぞ!!ダークネスボール!」

集中するそぶりもしぐさも一切見せることなく、響はただイソギンチャクを指差した。
その指先からピンポン玉サイズの真っ黒い球体が音も立てずに放たれ、標的に向かっていく。

そして、イソギンチャクの身体にそれが触れた瞬間、ぎゅん、と何かを吸い込むような音がして
次の瞬間には黒い球体も、イソギンチャクも、その場から完全に消失してしまった。

響「や、やよいー!」

その様子を見届けることすらせず、響は床に横たえられたやよいに駆け寄る。

やよい「ふぁ、あ…ん………っ、……い、やぁ…」

響「あー……やっぱり、見間違いじゃなかったかー………」

やよいのオレンジ色のスカートを押し上げて、小ぶりなサイズのペニスが生えていた。

響「自分、やよいをかわいがってあげてって言っただけで、こんな指示出した覚えないぞ!?もーっ!」

いったんここまでです。
おやすみなさい。

特訓で春香達の能力が伸びるのはいいけれど、
春香達の強化具合に対応して敵もそれ相応の強さで出てくるかもと思うと鍛え甲斐を感じないな

今後の敵の能力値も、すでにゲームのプログラムのように決まっているなら鍛え甲斐があるけど

今回も話はあんまり進まない予定です。
戦闘1シーン+その結果次第ではまたエロかったりするかも、くらいかと。

あと今後の進め方について>>349-350あたりにも関係しつつ、
まずは今考えてる展開について説明させてもらえればと思っています。

投下を21時半くらいに始められれば遅くとも23時くらいまでに安価出すとこまでは全部いける。
と信じたい。
もうちょっとだけ待っててください。


やよい「あ、ひ……んん、んぅ…!はーーっ、はぁ、はん、っ、…ひぁ!」

イソギンチャク型触手生物にほぼ飲み込まれた状態からようやく解放されたやよいは
一時的に触手の拘束を解かれていたが、床に寝かされた状態のままで荒い息をつくばかりだった。

以前の春香と同様、ペニス触手で何度もフェラチオを強制され、媚薬粘液を大量に飲まされた上
その濃厚すぎる原液の中に漬けこまれた状態で、自身でろくに触れたことすらない乳首や乳房、
そしてクリトリスまでも、触手によってねちっこく責め立てられ、快感を送り込まれ続けた。
その結果、今や、やよいの幼い肢体は隅々まで発情させられてしまっている。

響「ああ…全身ぬるぬるのべとべとにされちゃってても、やっぱりやよいはかわいいなぁ♪」

横たわったままで、途切れ途切れの喘ぎ声を上げるだけのやよいを満足げに見下ろし、響はつぶやく。

響(さて………でも、ここからが問題だぞ)

この時点でまだやよいがマジシャンのままであること自体、響にとっては想定外だった。

飲ませた粘液の量に加え、漬け込んだことで与えた媚薬の効果は春香のときに比べてさらに強烈なはずだし、
実際にやよいの身体が見せている反応は春香に勝るとも劣らないほどのものだが、
それでもやよいがまだマジシャンの衣装を維持できている事実から判断すれば、決定打にはなっていない。

響(うーんん…幹部にしてあげるって言っても、やよいも立派なアイドルなんだし、初めてをとっちゃうのはなぁ…)

その気になりさえすれば、やよいの純潔を汚す、あるいは汚させることも簡単とはいえ、
ブラックジャンボ総帥であると同時に、アイドルとしての意識も色濃く残っているらしい響はそれを即よしとはしない。

響(なんとかやよいを説得……っていうか、寝返らせる、いい方法ってないかなー?)

息も絶え絶えのやよいのそばに立ったまま、響は目を閉じ、腕を組んで考え込む。

響(でも自分はもう立場がバレちゃって、警戒されてるし。…ん、待てよ?じゃ、やよいに警戒解かせればいいんだから……)

なにか思いついたらしい響がぱっと表情を明るくした。そして、その場から動かず、軽く右手を振っただけで
寝ているやよいのそばに黒色の魔法陣が瞬時に展開され、その中心部から音も立てずに新しいイソギンチャクが生え出してくる。

響(…うう、改めて考えると、83号にはかわいそうなことしたかも……いや、でも、あれはあの子だって悪いんだぞ!)

やよいのクリトリスを責め立てるだけでは済まず、勝手にペニス並に肥大化させて弄んでいた触手生物を
ついかっとなった勢いで異次元送りにしてしまったことを思い出し、響は少しだけ感傷にひたる。
とりあえず元のサイズには戻しておいたが、今後なにかのきっかけで変化が再発しないとは限らない。

そうこうするうち、魔法陣から完全に這い出した新顔のイソギンチャク型触手生物は
大量に生やした触手をうねらせつつ、命令を待つかのように響の前でじっとしている。

響(おっ、今度の子は素直そうっていうか、言うことよく聞いてくれそう)

響「よーし、キミは今からイソ助84号だぞ。じゃ、さっそくだけど……」

もうろうとしているやよいの意識を引かないようにするためか、響はひそひそ声で指示を始めた。

やよい「…………ん、あひっ、ぃ!ひゃ、んん!」

…気がつくと、わたしは、イソギンチャクのような敵さんの中から出されていたみたいでした。
でも、まわりのようすがどうなってるのか、よくわかりません……

ここはどこ、なんでしょうか…?暗いし、なんか、からだがべたべたして、あつい……
それなのにお胸のあたりはすごくすーすーして、ぇっ!?

やよい「んみゅぅっ!?や、あ、やめてくらっ、しゃいぃ!」

な、に、いまの、……っ!?

お胸のさきっぽになにかがちょん、とさわっただけなのに、からだ中がびりっとしびれてしまいます。
それにこれ…すーすーするの、当たり前です、だってお胸のところ、マジシャンのお洋服やぶられちゃって……!

そしてわたし、やっと気づきました。これ、暗いんじゃなくて、目かくしされちゃってる!




響「ここまではほぼカンペキだぞ、イソ助84号。もうちょっとそのままでね」

相変わらずひそひそ声でささやく響の目の前で、やよいは再び拘束し直されていた。

両ひざを合わせた膝立ちの姿勢をとらされ、足首やふくらはぎ、太ももをそれぞれ縛られ、
抵抗できないよう、両腕は腰の後ろに組んだ状態で触手がからめとっている。
ずり落ちかかっていたショーツはわざわざ元通りに履きなおさせられていたが、
衣装そのものを破り取られた胸元はすっかりはだけさせられ、小ぶりな乳房が丸見えになっていた。

そして、物理的な拘束とは一切関係のないところでひときわ目立つのは、
やよいの目元をちょうどアイマスクのように覆う、他と比べて幅広で扁平な触手だった。
それはぴったりとやよいの顔に張り付き、視界をさえぎるだけでなく、外光もほとんど通していない。

やよい(うう~っ、な、なんにも見えない……見えないから、何をされるか、どうなってるかがわかんないです…!)

体温が高く、息が荒く、そして身体全体が熱くなっていることを、いやでも自覚させられてしまう。
イソギンチャクはそのやよいを動けないよう触手で縛り上げてはいるが、それ以上の行為は加えていない。

「何もされない」ことと、視覚のみを完全にさえぎられていることがかえってやよいを不安にさせ、
本人の意識していないところでそれ以外の感覚を研ぎ澄ませていく。

意識がはっきりした段階ではすでにこの目隠しをされていたため、
直接目で確認したわけではなかったが、それでも響はまだ自分のそばにいるはず。
そう考えたやよいが意を決し、響に呼びかけようとしたちょうどそのとき
急に声をかけられ、やよいは口にしかけた言葉をあわててひっこめた。

『あっ、やよい!久しぶり………はちょーっと大げさかな、あははっ』

『まったく、何を言いだすのかと思えば、もう…うるさくしてごめんなさいね、高槻さん』

やよい「その声…春香、さんっ、それに、千早さんも!?」


やよいの耳に響くのは確かに春香と千早、ふたりの声に間違いなかった。
それに、いま響がこの場にいるのであれば何かしらふたりの邪魔をしたり、
そうでなくとも話しかけるなりするだろうに、そうした気配はまったくない。

おそらく時間的には春香のいうとおりで1日も経っていないはずだが、
やよいはふたりの声をもう何年も聞いていなかったように錯覚してしまっていた。

やよい(よか、った………どうやってか、わかんないけど、助けに来てくれたんだ…!)

やさしく、懐かしく、何よりあたたかい声を耳にして胸がいっぱいになり、
思わず目からは涙がこぼれ、顔に張り付く触手の隙間をすり抜けてやよいの頬をつたう。

やよい(………?)

しかし、最初に声をかけてきたきり、春香と千早の動く気配がない。
周囲が全く見えていないせいで、ふたりの現在位置すらはっきりとはわからない。
また不安に襲われかけたやよいはそれを打ち消すように、あわてて叫び声を上げた。

やよい「春香さんっ、それに、千早さん、あの、わたし、ここですっ、早く助けてください!!」

千早『助ける……って、高槻さん。いったい何から助けてほしいというの?』

やよい「えっ?」

思いもかけないことを千早からたずねられ、一瞬ことばに詰まるやよい。
そのやよいに、今度は春香が優しく呼びかける。

春香『そうだよ、やよい。響ちゃんの所のイソギンチャクさんが、せっかく遊んでくれてるのに』

やよい「ふ、二人とも、なに言ってるんですかっ!?もうわたし、こんなのいやで……ん、っ?」

春香と千早の言うことがまったく理解できず、拘束された身体をよじってなお叫ぶやよいだったが、
その声は急にそばに寄ってきた気配と、肌からじかに伝わる熱で途切れさせられる。

千早『落ち着いて、高槻さん。私も春香も、すぐそばにいるから』

春香『なにも心配いらないよ、やよい。ほら、千早ちゃんとわたしがやよいに触ってるの、わかるかな?』

自分の両側に誰かがやってきて、それぞれの肩にやさしく手を置かれているのをやよいは感じた。
目隠しも、手足をからめとる触手も外されないままだが、その温かさがやよいの心を落ち着かせる。

やよい「…は、い……見えないけど、さわられてるの、は…… わかり、ます」

春香『だよね?ほら、身体の力抜いて、らくーにして』

千早『高槻さん、今は、何も考えなくていいわ。私たちに、身体をゆだねて……』

やよい「あ……ふあ、春香さん…千早さんん……」



やよい「ひゃっ、そ、そこ、くすぐったいですっ… ふ、あっ!あ、ああっ、ひぃん………」

響(あんなに顔をとろんってさせちゃって………ばっちり魔法がかかってるぞ、うんうん)

目隠しと拘束を担当している一体と響が新たに召喚した二体、計三体のイソギンチャクに取り巻かれ、
やよいは触手に全身をソフトタッチでまさぐられていた。ときおり上がるかすかな声が、
やよいが感じている圧倒的な安堵感とかすかな困惑、そして隠しきれない快楽を伝えている。

響(ちょっと迷ったけど、春香と千早をチョイスしといて正解だったみたいだな!)

響(やよい、雪歩と美希のマジシャン姿は直接見てるけど、連れてくる直前のことがあった分、ここに来るイメージわきづらいだろうし)

その場にいない対象の声が聞こえるだけでなく、気配や魔力まで存在するかのように感じさせ、
さらには肌に直接伝わる触覚ですらも別のものと巧妙にすり替えてしまう幻惑魔法。

それをちょっとしたお遊び程度としか認識しておらず、使う必要などまったく感じていなかった響だったが、
この状況においてやよいを必要以上に傷つけたりせず篭絡するのに、これ以上ふさわしい術はない。

響(ふっふっふ、やっぱり自分ってばカンペキだぞ。そのままいい夢見てね、やよい♪)

含み笑いのような楽し気な笑みを浮かべた響の目の前で、
今まで以上に大量の触手にもてあそばれるやよいは身じろぎをしながら声を上げ続ける。

やよい「あっ、ああ、っ!?は、春香、さん?どうして、そんなとこ……」

ほんのわずか表面をかすめるように右の乳首を刺激され、思わずやよいは抗議するように声をあげる。
春香、と言ってはみたものの、そちらからよく声が聞こえるような気がする、というだけのことで
本当に春香が自分の右側にいるのか、いま乳首を優しくいじったのが春香なのか、すべて曖昧でわからない。

そのぼんやりとした感覚がそのままふわふわとした心地よさを生み、やよいの認識をぼやかしていく。

春香『これはね、やよいを癒すための魔法の準備だよ。あ、ほら、力入れてたらだめだってば』

千早『無理もないわ、春香。大変な目に遭ったんだものね、高槻さん』

やよい「あ、ひんっ!? そ、そう、ですっ…でも、ふたりが、きてくれて…」

あくまで優しく、自分を気遣ってずっと語りかけてくる春香と千早の声と、
同じように優しいものの、自分でも触らないような敏感なところにまで時折触れてくる感触に
やよいは戸惑い、翻弄され、強く拒むことができないまま流されてしまっていた。

千早『媚薬粘液をあんなに飲まされて、身体を敏感にさせられたのだもの。よく耐えたわ、立派よ』

春香『ほんとだよ、わたしも似たようなことされたけど、あれ、すっごく気持ちいいからね』

やよい「びや、く、ねんえき……?」

春香『そうそう。お○んちん触手さんから、たっぷりごちそうしてもらったでしょ?』

やよい「あ…もしかして、あの、どろどろした、へんなにおいのする……」

千早『変な、におい…?高槻さん、それは高槻さんの気のせいじゃないかしら』

春香『そうだよー、あんないい香りでおいしいのに。やよい、だいぶくたびれてるみたいだね、よしよし』

やよい「おいしい……いい、かおり…」

ふたりの話す内容が徐々に、本来なら到底口にしないようなものになりつつあることにも
混乱しきったやよいの精神ではすぐに気づくことができず、自然とさらなる深みに引き込まれる。

春香『その上、イソギンチャクさんに飲み込まれて、えっちな粘液にどぼーんって漬けられちゃって』

千早『そして乳首もクリトリスも、たっぷり触手でしごかれて、いじめ抜かれたのでしょう?こんな風に』

やよい「ひきゃああああんんっ!?」

ついさっきまでやよいのクリトリスに吸い付いていたのと同じ型の触手がふたたび突起を食み、ひねりあげた。
それまでとまったく変わらない語り口のふたりの声をぼんやりと聞き続けていたやよいにとっては
その刺激はあまりにも唐突で、そして強烈で、忘れかけていた全身の熱が一気に戻ってきてしまう。

やよい「はる、か、さんっ、千早さんっ!?もういい、いいです、やめてく、ふにゃあああ!?」

春香『だいじょうぶ、だいじょうぶだよ。言ったでしょ、楽にしてて、って』

やよいの乳首に、その先端にごく細かい毛をびっしりと生やした触手が近づくと
細い筆でごくような動きでピンク色の小さなつぼみを擦りたて始めた。
さらに同じ型の触手が次々と伸び上がり、乳房やわき腹、鎖骨のくぼみ、うなじなど
やよいの上半身を中心に吸い付いては、生えそろった極細の毛で繊細な刺激を一気に送り込む。

やよい「あひっ、ああ、ん、ああっ!なにっ、わたしっ、なに、しゃれてぇぇ!?」

人の手や指ではそもそも数の問題で不可能なはずのそのタッチですらも、幻惑魔法が書き換えてしまい
やよいには春香と千早の両手それぞれが、魔性の刺激を送り込んでいるとしか感じられない。


千早『あまり動いてはだめよ、高槻さん。ね、身体の力をできるだけ抜いて』

やよい「で、でもっ、こんな、おかし、ぃ、ですっ!!」

春香『うーん、そうは言っても、困っちゃったなぁ………あ、そうだ』

やよい「え、………あ、ふああああ!?」

ぞくぞくとした感覚がやよいの背筋を一気に走り抜け、そのあとで急激な脱力感に襲われる。

やよい「なんで、そんな、そ……そこ、おし、おしりですっ春香さん!!」

春香『もちろん春香さんは知ってるよー。でもどう、いい具合に力が抜けたんじゃない?』

冗談めかした春香の口調に合わせ、やよいの小さくしまった尻たぶを押し分けるようにして
菊門に近づいた触手、その先端部から舌に似た器官が伸びると穴の周辺をそっとなめまわす。

やよい「ふにぃ、ひぃ、う、ああ、あ………?」

千早『あら、本当ね。高槻さん、ちょうどいいわ、しばらくそのくらい、ゆったり構えていて?』

それまでまったく刺激を受けていなかった、そもそも刺激を受けることがあるとすら思っていなかった場所への責めで
やよいは完全な混乱と恐怖に襲われてしまっていた。あまりの衝撃を受けたことでかえって身体の力が抜けきり、
触手に支えられて身体を起こしているのがやっとといった状態になる。

響(ん、そろそろ、かな………よしっ、そしたら三匹とも、ゴー!)

ずっとやよいの痴態を特等席で眺めていた響は、声には出さず、思念だけでイソギンチャクたちに指示を送る。
主人からの命令を受けた触手生物たちは一斉に触手を蠢かせると、さらなる数をやよいにまとわりつかせ始めた。

春香『やよい、まだ少しちっちゃいけど、かわいいおっぱいしてる。ほら、ここ、いじってあげるよ』

乳首を複数の穂先でブラッシングされるだけでなく、乳房そのものに巻き付いた触手がぐねぐねと力をくわえてきて
まるで人の手でもみほぐされ、こねられてでもいるかのように、やよいの乳房が形を変える。
さらに春香の声の幻聴と調子を合わせ、細い触手が乳首をつまみ、指で転がすような刺激を加え始めた。

やよい「ひあっ、やっ、やっ!違います、春香しゃんっ、きもちよくなんかぁ、ぁぁんっ!」

春香『ええー、うっそだぁ。乳首がこんなに膨れて、ぴんって立ってるよ、やよい』

千早『そう、無理は身体に毒よ、高槻さん。クリトリスだってこんなに充血させているのに』

やよい「くりと、り……いにゃああああっ!?」

同時に、それまでしばらく手を出されていなかったクリトリスにも触手が巻き付いて、
根元から、つんと立ち上がった幼い芽の先端までを、細く繊細な指がしごきあげるような動きで刺激する。
小刻みに震える、かたちのよいやよいのヒップにも触手たちが吸い付き、乳房と同じくもみほぐしたり
ときには軽くぱしっと叩いたりと、あらゆる刺激を加え続ける。

やよい「ち、ちは、やさん、らめっらめれすぅぅ!?そこ汚いれすっ、触ったららめっ、らめええっ……」

千早『汚くないのよ、女性はここを触ると気持ちいいようにできているの。名前くらいは覚えておくといいわね』

ただでさえ滑舌がさほどよくないところ、快楽のせいでよけいにろれつが回らなくなり、
それでもやよいは必死に声を上げ、その場にいもしない春香と千早に行為をやめてくれるよう懇願する。
もちろん春香も千早も返事をしてくれるはずがなく、また響の命令を受けているイソギンチャクたちが
やよいを嬲り、責め立て、追い詰める触手の動きを緩めたり、ましてや止めたりするはずもない。

春香『ね、やよい。気持ちいいでしょ?おっぱいむにゅむにゅってされながら、乳首こりこりされるの、たまんないよね?』

千早『かわいいお尻ね…ところで、クリトリスを扱かれる気分はどう?高槻さんのためなら、いくらでも刺激してあげるわ』

やよい「あがっ、あああああああっ!?んひいいいいいいいい!!!!」

触手の群れに身体をめちゃくちゃに弄ばれ、とっくにキャパシティを超えた快感に押し流されてやよいは絶叫する。
その声にむしろ刺激を受けでもしたか、イソギンチャクたちはよりいっそう触手の動きを速める。

千早『ああ、忘れるところだったわ。イクときにはちゃんと、イク、と言わなければ駄目よ』

やよい(い、く?いく、って)

春香『ナイス、さすが千早ちゃん!わたしも忘れちゃうとこだった。聞こえたよね、やよい?』

目隠しをされているにもかかわらず、やよいの視界は今やひっきりなしに明滅していた。

やよいの理性がもう少し残ってさえいれば、声も出していないのに春香が返答してくることの異常さに、
そもそも春香と千早のふたりがやよいの身体にこんな性的な触れ方をするはずがないことにも気付けただろうが、
初めてのフェラチオ奉仕を強いられ、媚薬漬けのまま身体じゅうを好き放題にいじられ、
そしてとどめに響の精神操作を受けているやよいに、違和感を覚えろというほうが無理な話だった。

春香『あ、もう全身がびくんびくんってしてきてる。あとちょっとって感じだね♪』

千早『意識してイクのは初めてだろうから、こちらでタイミングを揃えましょう。いい?』

やよいが返事も反応もできないことを見越して、あるいはそもそもやよいの意思など無視して、
触手たちが一斉に責め手を激しくする。乳首にもクリトリスにも複数の触手が群がって
撫で、こすり、しごき、つまみ、はじき、ひねり、あらゆる動きのバリエーションを加える。

やよい(~~~~~~~~~~~っっ!! ~~~~~~~~、~~~~~~~!!!)

もはや思考のなかですら文字を思い浮かべることもできなくなったやよいは
拘束された身体を精一杯ゆすり、くねらせながら、襲い来る感覚の波の中でめちゃくちゃに振り回される。
好機と見て取ったイソギンチャクたちがやよいの身体のあらゆる部分に大小や太さが様々な触手を這わせ、
巻き付いたり吸い付いたり、つかむような刺激を加えたりと、思い思いにその肢体を愉しむ。

春香『そしたら、千早ちゃん、やよいも。いいかな?』

千早『私のほうはいつでも。じゃあ、カウントを合わせて、高槻さん』

春香『よーし、今から4拍数えてイクんだよ、やよい。せーのっ、』


『『いち』』 『『にっ』』 『『さん』』


やよい(いやっ……です、っ、なに、なにが来るの!? こわい、やだ、やめてっ、いやあああっ!!)

レッスン場で、スタジオで、そしてステージで何度も聞いたはずの、春香と千早が数えるカウント。
本来なら安心を、心強さを与えてくれたはずのその声をやよいは初めて恐ろしいと思ってしまい、
その恐怖からくる焦燥のためか、それとも身体が感じる歓喜のせいか、ひとりでに涙がこぼれる。

『『しっ!!』』

そしてカウントがついに4を数えた瞬間、イソギンチャクの触手が絶妙にタイミングを合わせ
やよいの乳房と尻肉をわしづかみにするように強く絞り上げた。
さらに、乳首とクリトリスを完全に飲み込んで弄っていた触手それぞれが強烈なバキュームを加え、
追い打ちとばかり先端から濃厚な媚薬粘液を吐き出し、敏感な突起すべてをコーティングする。

やよい「ひっぐ、あ……!?お、お、あ、ああ、あ~~~~~~~~~っ!?」

触手たちの連携のとれた動きで、今までで最大の激震を加えられたやよいは、ただ叫んでいた。
その脳裏を、ついさっき春香と千早に教えてもらった言葉がよぎったかと思うと
たちまちのうちにそれが頭を埋め尽くし、気が付いたときには口から飛び出していた。


やよい「い、いくっ、いきますっ、わたし、いくっ、いくぅぅっ、~~~っっ♥♥♥」





がくがくと全身を震えさせ、叫びを上げ続けるやよいの耳に、またも春香と千早の声が響く。

千早『とても上手だったわ、高槻さん。初めてだったんでしょう?才能があるのかもしれないわ』

春香『どう、やよい?イクときに思いっきり叫ぶと、気持ちよかったでしょ?』

やよい「あ…………… ひっ、は、あ、………」

返事をしようにも、息をまともに吸い込むことすら難しい状態になってしまっているやよいに
春香と千早の声が甘美な誘いをかけ始めた。

春香『ねえねえ、やよい。実はね、わたしと千早ちゃんから提案があるの』

千早『とても簡単なことだから、そのまま聞いて。高槻さん、あなたも我那覇さんの家族にならない?』

やよい(ひびき、さんの……かぞ、く?)


絶頂を迎えた直後で頭がまだぼんやりしている様子のやよいを、
声だけの春香と千早がゆっくりと、しかし確実に堕としにかかる。

春香『そう、家族。わたしと千早ちゃんね、みんなより一足お先に響ちゃんの家族にしてもらったんだ』

やよい(はるかさんも、ちはや、さんも……?)

千早『ええ、だけど、以前と特に変わったことはないわ。とても良くしてもらっているし』

やよい(じゃあ、わたしも、かぞく…になれば、ふたりと、いっしょ……?)

尊敬する大好きな事務所の仲間であり、頼れる年上の存在でもある春香と千早が、
同じく事務所の大好きな仲間である、響の家族になっている、という。
そこに自分もいっしょに混ざれるなら、それはとても素敵なことのように、やよいには聞こえた。

春香『そうだよー、一緒!やよいもおいでよ。響ちゃんち、引っ越してて、すっごく広いんだよ』

千早『高槻さんが来てくれたら、にぎやかになって楽しいと思うわ。ゆくゆくはほかの皆も一緒に、ね』

やよい(ほか、の、みんな……)

その言葉に少しだけ、ひっかかるところがあった。
自分も、春香も千早も、シャインマジシャンとしてすでに覚醒しているし、
事務所のほかの仲間たちは、みんなマジシャン候補生として選ばれていたはずだ。

やよい(マジシャン、どうするん、ですか?ふたりとも、やめちゃったんですか?)

春香『うーんと、ね…それは、できる人がしてくれたらいいんじゃないかな?』

春香が答える。

千早『ええ。私たちでないと絶対に駄目、というわけではないだろうし』

千早も後に続く。

やよい(………………)

春香『まあ、それはいいでしょ。やよいも早くおいでってば、すごく気持ちよくしてもらえるよ?』

千早『そうよ高槻さん。さっきの比ではないくらいの、極上の感覚が味わえるから』

やよい「ちが、いま、す……」

春香『え、違うって、なにが?』

千早『高槻さん? 急にどうしてしまったの?』

途切れ途切れではあるが、やよいがぽつぽつと言葉を紡ぐ。

やよい「わたしの、知ってる、春香さん、も、千早さんも……そんなこと、いわない、です」

やよい「ひびき、さん………おねがい、します、もうやめて………」

目隠しをされたままのやよいでもわかるほど明白に、春香と千早の偽の気配が消え去る。
同時にやよいに甘く語りかけていた声もぱたりと止み、しばしの静寂が訪れた。

そして、あと一歩、というところですべてを振り出しに戻され、響は愕然としていた。
やよいがもともと芯が強い、というか、悪くいえば見た目のわりに頑固で思い込みが強いタイプ、
ということは知っていたつもりだったが、今の響にとってはそれが、ことごとく悪い方に働いている。

響(こ、ここまでしても勧誘に乗ってくれないなんて……)


やよい「ひびきさん、もう、やめましょうよ………765プロに帰って、みんなにあやまれば、きっと、だいじょうぶ、です」

目隠しのせいで相変わらずどの方向に響がいるかわからないやよいは、勘で見当をつけつつ声をかける。

響「ふ、ふふ、ふ……」

やよいに諭された響が、身体を小刻みに震わせながら、低い笑い声を上げる。
その声はもちろんやよいの耳にも届いており、響の出方をうかがうやよいの身体にも緊張が走る。

響「やよいはすごいよ、さすがだなぁ…こうなったらどうしても、やよいを初めての幹部にしたくなったぞ、自分」

響の声はいつものトーンとほとんど変わらなかったが、目をふさがれており、耳だけで聞いているやよいは
その中ににじんでいる決意というか、覚悟というか、そういう類の存在を感じた気がした。

ひょっとしてみんなに謝る気になってくれたのか、と思うやよいの頭に、だしぬけにぽん、と手が置かれる。

やよい「!?」

つい数秒前まで、確かになんの気配もなかったあたりから、誰かの体温と息遣いを感じる。
むろんそれは響のものであり、瞬間移動にも等しいスピードでやよいのそばに寄ってきたその動きは
たとえやよいが目隠しをされていなかったとしても、認識できたかどうかはわからなかった。

響「やよいにはできるだけひどいことしたくない、ってさっき言ったのはホントだよ」

やよいの頭を軽くなでながら、響は静かな声で話しかける。
その瞬間だけやよいは、目の前にいる響こそが自分の知っている響なのではないか、と感じた。

しかしその感覚はものの数秒で裏切られ、響の全身から放たれるオーラがどす黒いものに変貌する。

響「でも、自分、ブラックジャンボのボスとして、マジシャンひとりオトせない、ってのはもっとダメなんだよね」

響「ただ安心して、やよい。痛い思いとか、苦しい思いは、ぜったいさせないって約束するぞ」

やよいにはまったく見えないまま、獲物を前にした獣の牙よろしく八重歯をぎらりと光らせて、響が宣言する。

響「バカになっちゃう一歩手前……ううん、もうバカになっちゃうまで。いーっぱい気持ちよくしてあげるからね」

言うが早いか、響はやよいに近づき、その額に躊躇することなくくちづけをする。

やよい(え……こ、この感触……?)

響「口と口でのち……ちゅーは、自分、プロデューサーとするときまで取っとくの。だから、せめて、ね?」

響から額にキスをされたのだ、とやよいが気づいた瞬間、目隠しをされたままの視界がまた一瞬で真っ白に染まった。

やよい「………か、はっ?」

最初にやってきたのは圧倒的な異物感だった。
大量に飲まされ続けた粘液をのぞけば、何を食べたわけでも飲んだわけでもないはずなのに
お腹、とくに下腹部に、なにかをぎゅうぎゅうに詰め込まれたような感覚がわきあがる。

痛みは今のところ、特に感じない。といって気持ちがいいわけでもない。
状況がまったく理解できず、やよいが頭を疑問符でいっぱいにしていると、地震が起きた。

やよい「~~~~~ッッ!?ああ、ああああああっ!?」

視界を奪われたまま上下に荒々しく揺すり立てられるうち、揺らされているのは世界ではなく
自分ひとりだとなんとか気づく。そして、その震源…揺らす原動力になっているものがなんなのかも。

やよい(これ、え、っ!?お、おまたに、なにか、入っちゃ、て!?)

自分の下腹部に、実際になにかが物理的に侵入してきていて、そしてそれが上下する動きに合わせて
身体全体ががくがくと揺さぶられていることに気づいたやよいはパニックに陥るが、
手足は相変わらずがっちりと拘束されており、抵抗はもちろん、逃げだすことすらできない。

だがそれ以上にやよいを恐れさせたのは、あまりに痛みも何もないことだった。
揺さぶられているのはわかっても、下腹部の異物感以外の感覚がまったくやってこない。

やよい(わ、わかんないっ、ほんとに、なにか入ってる、の!?でも、ぜんぜん痛くないよぉ、なんで!?)



目隠しと拘束を担当していたイソギンチャクは響からの命令を受け、即座にそれを実行した。
獲物が主人から受けた額へのキスに気を取られている間に、シャイニング・ヤヨイの足を開かせると
ペニス状触手を下から突き上げるかたちで近づけ、ショーツの布地を巻き込む勢いで躊躇なく膣内へと侵入させる。

本来なら敵うはずもない宿敵、それも初物を味わえるとあっては物言わぬモンスターでも興奮するらしく、
やよいの中へもぐりこんでいる触手の動きがいつも以上に柔軟なのはもちろん、
周囲で踊り狂う残りの触手たちもときおり、待ちきれないように媚薬粘液を撒き散らしている。

響「最初はなにがなんだかよくわかってないと思うけど、大丈夫だぞ、やよい」

響は、触手生物の激しいピストンで小柄な体をゆすぶられ、声も出せない状態のやよいに声をかける。

響「さっきのときなんかよりすぐ気持ちよくなれるから。そのための自分の魔法だもん」

それまでの責めで十分に濡れていたとはいえ、まだ未成熟で狭いやよいの膣を
イソギンチャクの太い触手が我が物顔に出入りし蹂躙する。

その表面をうっすらと紅い処女の残滓が覆っていることを、凌辱している当の触手生物はもちろん
響も、そしてやよい本人ですら気にかけない、あるいは気づくことすらない、異様な光景がそこに広がっていた。


やよい「あ、あぅ、っ、あっ、あ、あっ!?」

リズミカルに揺さぶられ続け、そのつもりはないのに声が揺れて聞こえてしまう。
性交渉、というものについての知識は一応あっても、現在の自分が置かれている状況とは
あまりにかけ離れている気がして、やよいは具体的に自分が何をされているのかを理解できない。

やよい「なん……響さん、っ、これ、なんの、意味が、あ、るんです、か、ぁっ!?」

今度は気配がはっきりとわかった。
すぐそばにいるらしい響の方へ首をひねり、やよいは叫ぶように尋ねる。

響「うん。さっきまででやよいの心がすごく強いのはよくわかったから、方法を変えようと思って」

予想外におだやかな声で響からの返答があり、そして肝心の答えははぐらかされて、
こんな状況だというのにやよいは肩透かしを食らったような気分になる。

やよい「こころ、って、ひぁ! ……それに、方法…を、かえる?」

響「つまり、順番が逆だったんだ。だから、まず身体のほうを、もう、最高にカンペキにとろけさせちゃう」

やよい「響さん、わたしやっぱり、意味がわか ひっぐぅぅ、ううぅぅっっ♥♥♥」

それが、シャイニング・ヤヨイの最期の言葉になった。





やよい「あ、あああああああ~~っっ♥♥♥♥♥♥ いひっ♥♥♥んんっんほぉぉぉ!?♥♥♥♥♥♥」

拘束をふりほどきかねない勢いで身体をよじり、ほとんどおたけびに近い声を上げ続けるやよいを見て
ようやく来たか、と、響は内心で胸をなでおろす。
これまた初めて試す魔法だったため結果を見るまでは半信半疑だったが、
この様子なら間違いなく効いていると考えてよさそうだった。

媚薬粘液中毒になっている、あるいはなりかけている女性、それも処女の相手にのみ効果がある、魔女のキス。
その効果もごくシンプルで、ひとたびこの魔力をこめたキスを受けた場合、たとえ処女をその後失おうとも
ほぼ永続的に性的な感度を強烈に高められてしまう、という、言ってみればただそれだけの魔法である。

たしかに媚薬粘液との相乗効果はいちおう期待できるが、そもそも中毒になっているのであれば
すでに常時発情しているに近いような状態になっているわけで、不要なダメ押しというか
ただのオーバーキル的なハズレ魔法である印象はぬぐえない。

それゆえに響は、最初に存在を知った際、そんなのいったいどこで使えっていうんだ、と頭を抱えた。
しかし考えてみれば、今回のやよいのように徹底的に「下ごしらえ」ができたマジシャン相手であればうってつけである。

不安要素としては、キスする場所がどこでも効果が発揮されるのか、という点もあったが
額にキスをされたやよいがあの様子なのであればおそらく大丈夫だろうと思われた。
むしろ、より強烈そうな場所、たとえば頬や、秘部にでもキスできれば、もっとかんたんに狂わせられるかもしれない。

そして何より響にとって使いでのある点は、キスをする側の魔力が高ければ高いほど、その効果が強烈になるというところだった。

響「もう心配いらないぞ、やよい!これからイソ助たちに何されても気持ちいいって感じるからね!」

揺すぶられているのか、自分で震えているのか、がくがくと頭の位置も定まらないやよいに
満面の笑みを浮かべ、純粋な善意だけからくる安堵感をにじませながら、響が話しかける。

やよい「あはあああああっ、らめっ、らめええ!中にはいってる、これ、らめれすぅっ!!」

響「大丈夫だよ、自分がここで見ててあげるからさ。好きなだけ叫んだりよがったりしちゃえ、やよい♪」

やよい「いやっ、いや、れすっ、やめて、やめてぇぇ!?」

それまで無反応だった獲物が急に悲鳴を、そして嬌声をあげて身体をよじりだしたことを察知し、
やよいの処女を奪ってその膣を犯し続けていたイソギンチャクはもちろん、周囲の2体も一気に動きを活発化させる。

やよい「ぴぃっ!? そ、そこっ、おしりの、あにゃああああ!!」

拘束はそのままに宙で横倒しにされ、浮かされたまま、秘穴を触手で耕されていたやよい。
その後ろの、きゅっとすぼまった不浄の穴にも、当然のように太い触手が尻肉をかきわけて入り込んできて
そして訪れるはずの強烈な異物感が、そのまま脳までを灼く快感となってやよいに襲いかかる。

やよい「いいひぃいいいいい!?らめええっ、そこ、はいったららめなのにぃ!」

本来、不要なものを出すためだけの穴に逆に侵入されたことで発生する痛みも不快感も
すべて響のキスによって快楽に変換され、やよいは額から直接頭の中をかき回されている気になってしまう。

やよい(こんなっ、わた、し……このままじゃ、本当に、おかしくなっちゃう!!)

前後の穴を埋めた触手が出入りする速度を上げ始めた。
足をだらしなく開かされ、身動きをとれなくされているやよいは、ただそれを身体で感じているしかない。

やよい(なにっ、わたしの中で、これ………えっ、そ、そんな…!?)

思い出すのは強制的に何度もフェラをさせられた際、自分に粘液を飲ませた触手たちの動き。
あの時も確か、粘液を放つ前に触手は、こんなふうに、ぶるぶると、震えて……

やよい「やだっ、いやあああ!?それいやっ、いらないれすっ、お薬いらない、むごぉぉ!?」

唯一自由になる口を動かして叫ぶやよいをうるさく思ったのか、イソギンチャクの1体がその口に触手をくわえさせた。
そのままやよいの口をオナホールかわりに使ってしごいた触手から、当たり前のように媚薬粘液が放たれる。

やよい「んんぶぅ!~~~~~っ、ごぶぇ、うぐぐっ!?」

やよい(そんな…、お、おくち、まで、きもちいいっ!?)

勢いよく流れ込んでくる粘液を窒息しないように飲み込みながらやよいは戦慄した。
粘液が付着した口の中のそこかしこが、触手がいまも触れてこすりあげている舌や頬の裏が、
どこもかしこも焼けるようにひりつき、もっと触れてほしいとすら思ってしまう。

そして意識がそちらにそれているほんの数秒の隙を縫って、やよいの下腹部で大爆発が起きた。

やよい「っきゃああああああっ、ひゃああああんんんんっっっ♥♥♥♥♥」

ぐらぐらに煮えているお湯、いや、もっとドロドロとしたマグマ、触手から放たれた濃厚なそれが
やよいの狭い膣を一気に奥まで埋め尽くし、勢いでさらに奥の行き止まり、赤ちゃんの部屋までたどり着く。
菊門を我が物顔に出入りしていた触手も最奥まで潜り込むと、そこで大量の媚薬粘液を吐き散らした。

やよい「こえっ、これしゅごいれすっ♥♥♥おなか、おしり、もぉ!やけど、しちゃうぅっ♥♥♥♥♥」

やよいがすっかりとろけきった声で叫んでいる間にも、触手たちはポンプのように粘液を送り込み続け
その脈動のひとつひとつが脳天までしびれるような甘美な快楽を伝え続ける。
その間もやよいの額に刻印された響のキスマークは妖しく輝き、やよいの肢体への支配権を誇示しているようだった。

ぬぽ、と下品な音がして、ごぼっ、びちゃちゃ、という水音がそれに続く。
やよいの前後の穴を犯し抜き、最後の一滴まで粘液を注ぎ込んだ触手がようやく引き抜かれ、
その動きにつられて膣内と、尻穴のなかでたゆたっていた白濁液が逆流し、床に垂れ落ちた。

やよい「はぁー、っ、はーっ………♥♥♥ こんな、こんなの、らめ、れすぅ…………♥♥♥♥」

はしたなく大股開きになった足を閉じる余力すらないまま、触手で宙に支えられ、やよいはうわごとのようにつぶやく。

触手を揺らすイソギンチャクたちが、腕を組み、してやったり、という表情を浮かべる響の方を
そっとうかがうようなしぐさを見せる。それに気づいた響は、黙ったまま右手の親指をぐっと立て、
主人のお許しを得て勢いづいた魔物たちは、囚われのシャインマジシャンに殺到した。


やよい「ひぃっ、そん、なっ!?♥♥♥ やっ、やぁぁ、すこし、休ませ、ひ、んやああああ♥♥♥♥♥」

やよい「あーーーーーーーっ♥♥♥♥ いいっ、きもち、いれすっ、ふにゃあああんん♥♥♥」

逆さ吊りにされ、アルファベットのYの字のかたちに足を大きく開かされた格好でやよいは犯されていた。
太い触手が上からたたき込むように突き込まれ、小さなヴァギナを押し開いて奥深くまで潜り込み、
そしてめくり上がってしまいそうな勢いでぎりぎりまで引き抜かれる…そんな苛烈なピストンが繰り返される。
その一往復ごと、一こすりごとの動きがやよいに激烈な快楽を与え、脳を、精神を焼いていく。

尻穴に同じようにしてもぐり込んでいた触手が大きく震え、先端部を深く突き込んで射精を始めた。

やよい「んほおおおおっ♥♥♥おしりぃ、おしりもすきれすぅ♥♥♥♥いいっ、いっぱいでてるぅ♥♥♥♥♥」

ぶるぶるとした触手の震えとシンクロして、やよいも身体を大きく震わせながら快感をむさぼる。
そこへとどめとばかり、前の牝穴にも触手が一際深く潜り込み、後ろの触手に負けじと媚薬粘液を注ぎ始めた。

やよい「あっ、あ~~~~~っっ♥♥♥♥♥や、やっぱり、こっちのほうがいいよぉっ♥♥♥♥いくっ、いくぅぅっ♥♥♥♥♥」

やよい「きもちいいっ♥♥♥♥もっと、もっとおくすりくらしゃいっ♥♥♥♥♥しょくしゅさぁんっ♥♥♥♥」

壊れたような笑顔を浮かべ、快感に酔いしれながらさらなる凌辱と射精をねだるやよい。
注がれた粘液の入りきらない分はすぐにやよいの狭い膣穴からあふれ、
そのまま重力に従ってやよいの肢体を伝っていく。

さんざん注ぎ込まれた粘液でぽっこりと膨らんでみえる下腹部を乗り越え、
スカートや腰回りの衣装に染み込みながらそのまま流れ続け、露わにされた胸を覆い、
そしてついにはやよいの顔にまで到達し、快感にとろけきった幼い顔を白く汚した。





やよい「あん、っ、もったいない、れすよぉ♥♥♥こぼれちゃうっ、こぼれちゃいます♥♥♥♥」

吊るされたまま、顔に垂れてくる粘液を一心に舌を伸ばしてすくいとるやよい。
そのやよいに響が近づく。相変わらずのほほえみを、その顔に浮かべたままで。

響「………さて、と、やよい。教えてあげとかなきゃいけないことがあったんだったぞ」

やよい「あっ、ひびきさん、ひびきしゃんっ♥♥♥おはなしより、もっといっぱい、えっちなことしたいれすっ♥♥♥♥」

数時間前とは別人のようなやよいの態度に、響はつい苦笑してしまう。
とはいえ、ここからが仕上げとしては一番大事なところなので、気合を入れなくてはいけなかった。

響「それはあとでまた別に、たっぷり時間とろうなー。だから、今はちょっとだけ、自分の話聞いて?」

やよい「あとで、あとでまたせっくす、していいんですねっ!?♥♥わかりましたっ、ききますっ!」

逆さ吊りのままで話を聞くのはいかにも疲れそうなので、イソギンチャクたちに指示を出して床に下してやる。
あとから性戯にふけっていいと聞いて、律儀に正座までして姿勢をただすやよいに響はまた笑いそうになった。

響「おー、ありがと。実は、そもそもやよいがどうしてここに来たか、って話なんだけどさ」

なんでもない世間話をするように気楽に話しかけながら、響はちらりとやよいの衣装に目をやる。
これだけ長い時間の凌辱を経たにも関わらず、胸や下着をのぞけばほぼ原形をとどめていることに
今更ながら驚くが、いま確認したいのはそこではなかった。

やよい「……う?そういえば、どうしてなんですかー?」

響「ちょっと告げ口みたいで、自分はいやなんだけど……やよいには知る権利があると思うから、教えてあげるね」

少しだけもったいぶりつつ、やよいのスカートの端に目をやって、ついに響は心の中でガッツポーズを決める。

鮮やかなオレンジ色だったやよいの衣装の端が焼け焦げたように黒く染まっていて、
そして響がまさに今見ている目の前で、その面積は少しずつ拡大し、もとのオレンジ色を侵食していた。

響「自分、春香と千早のふたりに聞いたんだ。やよいのこと助けてあげたいかどうか、って」

やよい「春香さん、千早、さん…あ、そうだ!さっきふたりにえっちしてもらったの、すっごくきもちよかったれすっ♥♥」

響「あはは、そうだったなー、やよいはえっちだなぁ!…で、お話もとに戻すけどね?」

やよい「あ、はい、千早さんと春香さんが、どうしたんですか?」

響「ふたりとも、やよいのこと、助けたいって言わなかったんだぞ……だから自分、やよいを連れてくことにしたの」

響は一言も嘘を言ってはいなかった。助けてあげたいかどうか、という直接の文言は使っていないにせよ、
春香も千早も答えあぐねてどちらを犠牲にすると明言できなかったのは事実であり、
それはすなわちやよいを助けない、見捨てる、と言ったに等しい、響はそう解釈していた。

やよい「え? ……えっと、えへへー、それはしかたないと思いますー」

思ったよりも軽い返事が返ってきて、一瞬、響は失敗したかと思った。
やよいの春香と千早への強い愛着や信頼、それを一気に裏返してやることができれば
非常に強力な幹部になれるとふんでいたが、それより前に、快楽に完全に溺れてしまったのだろうか?

やよい「春香さんも、千早さんも、きっとわたしのほうが年下だから、順番ゆずってくれたんですっ!」

響「順番?」

やよいのオレンジ色の衣装が、加速度的に黒で染まり続けている。
少なくとも、やよいがこのままブラックジャンボ幹部として覚醒するのは間違いなさそうだった。
ただ、春香と千早への敵対心はそこまで植えつけられなかったかもしれない、と響は落胆する。
しかし次のやよいの言葉を聞いて、響の期待はほぼ確信に変わった。

やよい「こんなきもちいいこと、わたしに先に、やらせてくれて♥♥♥ふたりとも、ほんとにやさしいですっ♥♥♥♥」

今ややよいの衣装のほぼすべてが黒に染まっていた。
いつの間にか修復されていた胸元、ちょうど胸の中心部あたりにわずかに残るオレンジ色は、
今となってはデザイン上のワンポイントかなにかにしか見えない。

やよい「だからこんどは、春香さんと千早さんのばんですよねっ♥♥いっぱい、いっぱい、きもちよくなってもらわなくちゃ♥♥♥」

計画とは少々違っている気もするが、やよいが春香と千早への強烈な執着を抱いていることは
もはや疑いようがない。これはこれで幹部として期待できそうだ、と響はひそかに笑う。

響「グッドアイディアだぞ、やよい! そしたらさ、どうやって二人とか、あとのみんなとか連れてくるか相談しようよ」

やよい「ああ、そうかあ!伊織ちゃんとか亜美とか真美とかも、みーんな、いっしょがいいですねっ♥」

かつて事務所で浮かべていた無邪気な笑顔に似ているようで、
その実まったく別物の、妖艶さすら感じさせる笑いを浮かべてやよいが答えた。

響「うんうん、だよね。じゃ、やよい、これからブラックジャンボの幹部として、自分のこと手伝ってくれるよね?」

やよい「はいっ、もちろんですっ、響さん……あ、響さまっ♥♥」

響「いきなり様つけなんていらないぞー、やよい。今まで通りさんでいいってば」



にこやかにおしゃべりを続けるふたり。
その最中、やよいの胸の中心にかすかに残っていたオレンジ色が完全に消え、漆黒に染まった。

なにが23時には安価出し終わってればいいなだ…23時に前回安価分がやっと終わっただけじゃねえか!!

やっとやよいが堕ちまして、ごめんなさい、23時半くらいから再開して少しだけ話を進めます。
エロが薄くていいってことはないとしても、ほんとにちょっとバランスとか考えます。
なにより自分の筆速と相談しなきゃだめです。すみません。

朝起きた俺と、それから765プロを待っていたのはあらゆる意味での地獄だった。

TVのニュースも新聞各紙もブラックジャンボ関連のニュースを伝えている。
それだけならばいつも通りだが、その件数がとても今までの比じゃなかった。

TVに映るどこかのコメンテーターとやらが、訳知り顔で解説をしている。
連中の活動に時間的周期がある可能性、月の満ち欠けが云々、内部分裂の予兆がどうの。
思わず鼻で笑ってしまう。
そういうことじゃなくて、あっちの総帥が本格的に動き始めた、というだけのことだ。

もちろんその活発化の結果として被害者も激増しており、そのことが少なからず俺の心を痛めつける。
言ってみればこの事態すべてを引き起こしたのは、うかつにも響と接触した俺。
この際もっと言えば、連中の最終目標も俺だ。

だが、最悪の物言いであることを自覚した上で言えば、それらは今のところ対岸の火事、
というか自分たちには「まだ」見えないところで起きている悲劇であり、
もちろんそれを最小限に、未然に食い止める努力を必死でしなければいけないし、するつもりではあるが、
まだそれなりに平静に対応できるたぐいのものだった、と言える。

それよりももっと直接的な事態、というか、被害が、765プロを直撃していた。

貴音「貴方様、響の所在をご存じありませんか?」

事務所に入るやいなや、不安げな顔をした貴音と鉢合わせてしまい、
そしていま二番目に聞かれたくないことを聞かれる。

P「……いや、とくに聞いてないな。まだ時間はあるし、そのうち来るんじゃないか?」

貴音「そう、だとよいのですが… しかし響はいつもなら、このくらいの時間には来ておりますのに」

純粋に響のことを心配しているだろう貴音の表情と、嘘をついた罪悪感が一緒になって胸を締め付ける。
だけど、昨日までいっしょにいた事務所の仲間がブラックジャンボのボスだった、なんて話、
いずれみんなに伝えなくてはいけないとはいえ、どんなタイミングでどう言い出せばいい?

だが、そうだ。こっちは二番目だ。

伊織「あら、貴音。どうしたの、あんたが沈んでるなんて珍しいじゃない?」

貴音「おはようございます、伊織。実は、響が…」

伊織「……そういえば見てないわね。どこかで猫でも追っかけてるんじゃないの」

貴音とたわいもない話をしていた伊織がこちらに気づき、軽く手をあげてあいさつする。

伊織「あー、おはよう。ところであんた、ちょっと聞きたいんだけど」

P「…おう、伊織、おはよう。どうした?」

どうか違う話題であってくれ、あのことだけは聞かないでくれ、と祈る。
しかし現実は残酷だった。

伊織「けさ用事があって連絡したんだけど、やよいが返事くれないのよ。あんた、何か聞いてない?」

昨日、ようやく歩ける程度まで回復した千早と、ろくに口もきけなくなった春香と一緒に
ぐちゃぐちゃになった事務所の整理をしていたところへ、美希と雪歩が入ってきたときのことが忘れられない。

雪歩はどんな恐ろしげな犬と出くわしたときにも見せたことのないおびえ切った表情で、
常に、次の瞬間には自分の足もとに落とし穴が空くんじゃないか、といった調子で警戒しつづけていた。
美希は……あの美希が、完全に表情の抜け落ちた顔で、ただそこに突っ立っていた。

二人のあまりの異様さに俺たち三人はしばらく声も出せず、
ようやく立ち直った俺が二人に、なにがあった、と問いただす直前。

美希がたったひとこと、投げ出すようにつぶやいた。

「やよいが、響に連れてかれたの」

それだけですべてを悟った千早と春香は糸が切れたように床に崩れ落ち、
我に返った雪歩と俺がふたりをなんとかなだめているうち、美希はいつの間にか姿を消していた。

俺と春香、それに千早は、結果的にやよいを見殺しにした。

雪歩の話によると、やよいも千早や美希と同様、すでにマジシャンとして覚醒していたらしい。
そのやよいを、ほとんど不意打ちに近い状況ではあったそうだが、響は正面から連れ去った、という。
もちろんその場に居合わせた美希も雪歩も全力で阻止しようとしたが、
響はやよいを連れて、ふたりに手を振ってお別れを告げていった、らしい。

覚醒から間もない雪歩は別として、おそらく今事務所にいる中でもっともポテンシャルの高い美希が、
まったく手を抜くことなく全力でかかって、そもそも相手にされなかった、という現実。
そして、やよいが実際にいなくなり、今朝のこの時点で連絡もつかず、もちろん事務所へも来ていない事実。

四人のマジシャンが揃い、これからブラックジャンボを相手に戦っていこう、という矢先の出来事に、
俺も、春香をはじめとするマジシャンたちも、一向に方策が見いだせないでいる。



「プロデューサー!それに春香さん、千早さんっ♥ いーませんかー!」


そのとき、窓の外、おそらく事務所外の道路から、俺を、春香と千早を呼ぶ、大きな声が響いた。

伊織「あらっ、あの声…まったく、無事なのはいいけど、ちゃんと連らきゃっ!?」

とっさに動けずにいた俺を置いて、声に反応し窓の方に向かおうとした伊織。
その伊織を突き飛ばしかけたのも気づかない様子で、千早が一散に窓際に駆け寄る。

あずさ「あら~、千早ちゃん?そんなに焦ってどうしたの?」

鍵を乱暴に外すのももどかしく、千早は勢いよくガラスをスライドさせて窓を開け放ち、
ほとんど上半身を外に出すかっこうで下をのぞきこむ。

律子「千早っ、ちょっとあんた、何してるの!?危ないでしょう、落ちるわよ!」

あわてた様子の律子が駆け寄り、室内に千早を引き戻そうとする。
だが千早は窓枠をしっかりと握りしめているらしく、律子の力ではびくともしない。

律子「さっきの声、やよいでしょ?あんたのやよい好きもいいけど……」

そこで律子がふ、と目線を上げ、同時に俺は異変に気が付いた。

千早が下をのぞき込んだまま固まっているのはいいとして、事務所の前の道路に車が通っていない。
たまたま信号待ち、ということでもなく、窓を開け放っているのに、そもそも走行音のたぐいが聞こえない。

律子「え……?なに、これ……?」

律子の放心したような声につられ、俺も窓の外に目をやる。

事務所の入ったビル、その外壁から数メートルほど空間をあけて、
すりガラスのようなぼんやりとした半透明の壁が、ビル全体を包んでいた。



いま外から聞こえたのは、間違いなくやよいの声でした。
…わたしが言えた義理じゃないけど、よかった、やよい、無事だったんだ!!
安心のあまり涙がこぼれそうになるのをこらえて、窓際の千早ちゃんと、律子さんのところへ向かいます。

千早ちゃんは下を見たまま一言も言葉を発しません。
わたしと一緒で……ううん、いつもわたしよりずっとやよいを気にかけてる千早ちゃんだから、
きっと顔を見ただけで胸がいっぱいになっちゃってるんです。

なぜか目線が上を向いたまま固まっている律子さんのわきを抜けて、わたしも窓から顔を出しました。

春香「やよい、やよいでしょ!?心配し」

やよい「あっ、春香さん、春香さんだぁ♥」

そして、真っ黒なマジシャン衣装に身を包み、大きな大きなトンカチみたいなものを手にしたやよいと、目が合いました。

このあとの行動について選択肢安価です。どちらを選んでも戦闘に入ります。
なお、いずれの選択肢を選んだ場合も、規定のターン数を耐えきれば引き分けになります。


幹部やよい【120 55 65 300】


1.春香と千早の2人でやよいの撃退に挑む。(3ターン制限) 2人の合算ステータスで戦闘:【82 70 105 82】
 ※こちらを選んだ場合、戦闘結果と別に、コンマ判定で未覚醒の誰かが連れ去られる可能性があります。

2.春香か千早のいずれか1人でやよいの注意を引く。(2ターン制限) こちらを選ぶ際は春香と千早のどちらかも指定してください。
 ※こちらを選んだ場合は未覚醒のアイドルたちに影響はありません。


やよいは規定ターン数が過ぎると帰還するため、その時点で強制的に戦闘終了となります。



↓1~3で多数決

安価1了解しました。この次のレスあたりから戦闘コンマをとります、お待たせしてます。

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春香「………え?」

目の前の光景に、頭が追いつきません。
やよい、ちっちゃいけど元気いっぱいで、見てるまわりがつい笑顔になって、いつも礼儀正しくて、
おうちではお姉さんとしてがんばってて、アイドルとしても常に前向き、一生懸命な女の子。

わたしの知ってるやよいは、そういう子です。
そういう子、でした。

なのに、いま、道路に立ってこっちを見て、にこにこ手を振ってるやよいは。

顔や声はわたしの知ってるやよいにそっくりなのに、違います。
黒いマジシャンの衣装を着てるからとか、大きな武器を持ってるからとか、そういうことじゃなくて。

つい昨日、これと同じ気持ち悪さを感じたことを、いやでも思い出してしまいます。
事務所で、同じように……笑顔を浮かべて、ブラックジャンボのボスだ、って名乗った響ちゃんと、そっくりです。

たぶん千早ちゃんも一目見て、わたしと同じことに気づいたんだと思います。
響ちゃんが、4人目のマジシャン候補をもらっていく、といったのは本気のことで。
それで…わたしたちが迷っていたせいで、連れて行かれてしまったやよいが
響ちゃんの手で、ブラックジャンボの幹部として、生まれ変わらされちゃったんだ、って。

やよい「春香さーん、千早さーん、見てくださいっ♥わたし、響さんのお手伝いすることになったんですー!」

言葉だけ聞いていたら、ぜんぜんおかしくなかったはずでした。
響ちゃんがしなきゃいけないなにか大変なことがあって、それをやよいがお手伝いする、なんて、
そんなこと、事務所でふつうに起こる毎日のことだったはずなのに。

やよい「えへへ、今日はまず、ごあいさつしよーと思って!よかったら降りてきてくーださいっ!」

……正直に言って、響ちゃんを見たときに感じたほどのプレッシャーは、ないかもしれません。
ただ、それでも。
ずっと無邪気に…一見、無邪気に笑ったままこっちを見上げるやよいから感じるオーラ、みたいなものは
なんていうか、どす黒くて、そばにいるだけで気分が悪くなってしまいそうな、そんな感じ…

美希「……そこ、どいて、春香。ミキがいってくるの」

すぐ後ろに来ていた美希に気付かず、口の中で小さく悲鳴をあげてしまいました。
そんなことにもまったく興味がないようすで、美希は淡々と言葉を続けます。

美希「ミキ、なんにもできなかった。ミキがしっかりしてたら、やよいはあんなコトになってなかったのに」

まだやよいをじっと見つめたままの姿勢で固まっている千早ちゃんと、
放っておいたら今すぐにでも窓から飛び降りてやよいに向かっていってしまいそうな美希。
ここはやよいの言う通り、素直にみんなで下りて行く方がまだマシかな、と思っていると…

やよい「あ、美希さん?美希さんもいずれ、ぜひごしょーたいしたいんですけど、きょうは春香さんと千早さんがいいかなーって」

やよいがそう言った瞬間、道路に面しているのと逆側の窓に、なにか粘着質なものがぶつかる音がしました。

真美「ひっ、なにっ!?」

亜美「うあああーっ、き、キモっ!?」

廊下側の窓、下半分のくもりガラスの向こうに、わらわらと触手が蠢いているのが影になって見えました。
い、いつの間に、こんな!?

雪歩「…!み、みんなっ、窓から離れてっ、わたしの後ろにいてぇ!」

雪歩がけん制するように前に出て、まだ覚醒していないみんなは慌てて窓から離れました。
今のところ、すぐにガラスを割って襲い掛かってくる、ということはないみたいですが、それも時間の問題です…!

やよい「おねがいします、今日は、春香さんと千早さんに、来てもらいたいんですー!♥」

やよい「美希さんがどうしても来るっていうなら、イソギンチャクさんたちにも暴れてもらうことになっちゃうかもー!」

美希が、ぎり、っと音がするほど強く歯を食いしばって、外向きの窓から一歩下がりました。

あの、やよいが、脅迫……というか、条件を出して人を脅すようなことを言っている、
というそれだけで、わたしは頭がおかしくなりそうでした。ああ、外にいるあの子は本当に
わたしの知っているやよいじゃなくなってるんだ、という思いで、胸がしめつけられそうになります。

千早「……………シャイニング・チハヤ、ショウ・アップ」

静かに呟く声がして、そっちを見たときにはすでに、千早ちゃんは変身を済ませていました。
そして当然のようにその手の中には、あの鋭くて大きな音符の鎌があります。

春香「え、ちょ、ちょっと、千早ちゃん……?」

千早「何をしているの、春香。呼ばれているのはあなたもでしょう」

春香「でも、だって、待ってよ!やよいと戦うつもりなの!?」

千早「あれは高槻さんじゃないわ。ブラックジャンボの、幹部よ」

わたしの必死の説得を千早ちゃんは音速で切って捨てました。
でも、と食い下がろうとして、千早ちゃんが唇をいまにも破れそうなほど強く噛んでいることに気づきます。

千早「……美希、高槻さんのことは、あなたが悪いんじゃない。これは慰めでもなんでもなくて、ただの事実よ」

窓の外、「ブラックジャンボ幹部」を見据えたまま、千早ちゃんが呟くように言いました。
その言葉を聞いた美希が、よくわからない、という表情をしてこっちを向きます。

千早「私と、春香にも、責任があるの。言い訳はしないわ、帰ってきたら、説明させて」

美希「………ミキ、よくわかんないけど。それなら、まずはちゃんと帰ってきてよ、千早さん」

千早「ええ。改めて、いいかしら、春香」

春香「わかったよ、千早ちゃん。美希、雪歩、事務所をその間、よろしくね」

美希「あれくらいならどーってことないの。だよね、雪歩」

雪歩「う、うう、……うん!わたしもできることやるから、春香ちゃん、千早ちゃん、気を付けて!」

一瞬のあと、室内を光が満たして、四人のシャインマジシャンが初めて一堂にそろいました。





※正直遅い時間になったので人揃わないかもしれない、そのときは明日土曜の夜にでも。
 毎度遅筆なせいで本当にごめんなさい。



戦闘コンマを取らせていただきます。(1ターン目)


春香&千早 【82 70 105 82】

 やよい  【120 55 65 400】


↓1~4

いけ

連投すみませんでした。このレスと共々抜いてください

ごめんなさい、今晩はいったんここまでで区切ります。

コンマ判定のご協力に感謝します。
ところで連投というと>>377>>379のことで、>>380は同じ方の別回線、ってことなんでしょうか?

>>289でも書いたとおり、誰が踏もうが運しだいの戦闘コンマ、それも連番ですらありませんから
特に問題なしと判断して>>377-380の数値をそのまま採用させていただくことにします。


状況次第では23日土曜の日中のどこかで人いますか?とか聞いて更新させてもらうかもしれません。

そうでなくとも23日夜20~22時あたりには来ますので、よろしくお願いいたします。


前から言ってますが、安価やコンマを出すタイミングをちゃんと人の多い時間帯に持ってこれるように努めます。
エロ部分は安価さえいただいたらあとは夜中にでも書いて置いとけばすむ話ですからね。

しかし触手で堕とされる魔法少女ってやっぱり最高だと思うんです。おやすみなさい。

事務所と、事務所内のみんなを萩原さんと美希に託し、私と春香は窓から外の道路へと飛び降りる。
生身ならよくて大けが、もっと悪いことにだってなる可能性のある行動でも、
マジシャンに変身している今の私たちにとってはなんといって問題にはならない。

…最後に振り返ったとき、プロデューサーが心配そうにこちらを見ていた気がしたけれど、
そのことにあえて意識は向けず、現状の打開策だけに集中することにした。

着地するまでのわずかな時間に、事務所の防衛について考えをめぐらせる。

マジシャンとして目覚め、わたしを救ってくれた時のことを引き合いに出すまでもなく、
誰かのために覚悟を決めた萩原さんは日頃の印象とまるで違う、とても頼もしい一面を見せる。
加えて、性格的には冷静かつ慎重だから、美希とコンビを組むには理想的だと思えた。

美希については、心配するようなことはなにもない。あの子はあれで気配りが上手だし、
まだ不慣れな萩原さんが一緒であれば、無理はせず、彼女のサポートもしてくれると信じられる。

あのふたりならきっと大丈夫。加えてプロデューサーもあちらにいるのだから、
なにか不測の事態でも起きない限りは安全だろう。

だから、実質的な問題は、事務所をビルごと取り囲んでいる壁のようなものの存在、これがひとつ。
そしてもうひとつが、道路上に降り立ったわたしたち二人を出迎えた、「幹部」だった。

やよい「うっうー♥ 急にごめんなさい、春香さん、千早さん!来てくれて、わたし、うれしいですー」

マジシャンの衣装に身を包んだ隣の春香が、ぐ、っと手を強く握りしめるのが見えた。
声もそっくり、顔も瓜二つ、ぴょんぴょんと跳ねる動きに合わせて揺れる髪型も色も前と同じ。

そういう外見だけを見たらやはり高槻さんにしか見えない。
だけど、真っ黒な衣装を間近で見て、笑顔の裏からにじみ出てくる威圧感を肌で感じて、
わかりきっていたことをもう一度確信させられる。目の前にいるのはやはり、高槻さんじゃない。

やよい「えっと、ブラックジャンボ幹部、高槻やよいですっ♥ よろしくお願いしまーすっ!」

私が警戒しつつ考えている間に目の前の「幹部」は自己紹介を元気な声で述べ、
深く頭を下げながら両手を鳥の翼のように跳ね上げる、独特のおじぎをしてみせる。

春香「やよい…響ちゃんと、なにかあったの?やよいは響ちゃんと一緒にいるの?」

震える声で尋ねる春香に満面の笑みを向け、「幹部」は答えた。

やよい「はい!わたし、いーっぱい『ちょーきょー』してもらって、響さんの家族になったんれすっ♥」

春香「………っっ!!」

嫌味や皮肉のたぐいではない、心から嬉しくてたまらない、という調子の言葉が響く。
あまつさえその目がなにか素敵なものを思い出すようにとろんと蕩けているのが見てとれて、
なんとか保とうとしていた冷静さが崩れそうになるのを感じ、どうにか踏みとどまる。

千早「……それで?いくつか、聞いてもかまわないかしら」

やよい「うーんと、そうですね……おはなしもいいですけど、まずは遊びましょうよぉ♥」

言うが早いか、目の前の小柄な「幹部」が地面を蹴った。





あんまり急で、まったく反応できなくて、そのおかげでわたしは命拾いしました。

やよい「……あれー? おかしいなぁ、イキすぎちゃったみたいですー」

千早ちゃんとわたしの間を突風が吹き抜けたかと思うと、目の前にいたやよいの姿が消えていて、
あわてて振り返ると、わたしたちから少し離れたところにやよいが立ち、小首をかしげながらぶつぶつ言っています。

さっきのは風じゃなくて、ものすごい勢いで突っ込んできたやよいだったんだ、とそこで気づきました。
変に動いてよけようとしたらどうなっていたかと思うと、一気に背筋が寒くなります。

わたしと違って、千早ちゃんは動きを目で追えていたみたいですが、それでも驚きを隠せない様子でした。

それも当然だと思います。だって…やよいは、最初からずっとかついでいるやたらと大きなハンマー、
あれを持ったままで今の速度が出てたんですから……

ほっぺたをつーっと流れる汗のしずくをぬぐうでもなく、
やよいを油断なくじっと見つめたままで、千早ちゃんがつぶやきました。

千早「…春香。はっきり言っておくわ。今のは私の全力とほぼ同じくらいの速さよ」


【戦闘結果:春香&千早の攻撃!(190vs111)→ダメージ97(169-72):400-97=303 戦闘継続】


春香(そんな……!?)

思わず声にしそうになって、あわてて口をおさえます。
プロデューサーさんに聞いた話では、元になってるゲームでもマジシャンはそれぞれに特徴があって、
これは得意だけどこの分野はイマイチ、みたいなのが決まってるんだそうです。

それでいくと、千早ちゃんはスピードタイプ、そしてわたしはバランスタイプだって話でした。
その千早ちゃんと同じくらいの速度、ってことは、やよいもおなじスピードタイプ、なんでしょうか?

やよい「うーっ……よーし、次はちゃんとねらいますよー!」

…ただ、片手でハンマーをぶんぶん振り回す様子なんかを見てると、なにか違うような気がします。
むしろ得意分野は別にあって、そこまで得意じゃないスピードですらものすごく速いんじゃないか、って。

千早「……春香。ぶっつけ本番だけれど、あれを試してみるべきじゃないかしら」

春香「あれ、って…ああ、ゲームの方であったやつ?」

千早ちゃんに言われるまで、すっかり忘れていました。

例のゲームで出てくる技、みたいなもので、魔法少女なんてファンタジーなものになってるくせに
千早ちゃんもわたしも、こんなアニメや漫画のお約束みたいなの、きっと使わないよね、と笑っていたけれど。

千早「あれくらいしか私は手を思いつかなかったの。春香に別案があれば、そちらに乗るけど」

春香「ううん、わたしもそれしかないと思う。やろう、千早ちゃん。やよいを、元にもどしてあげよう」

千早「………ええ。必ず」

わたしはあえて、目の前のブラックジャンボ幹部のことを、言葉に出して、やよい、と呼んで。

それを聞いた千早ちゃんは、一瞬ちらっとわたしの方を見たけれど、とくに訂正しませんでした。

いまはそれで十分です。まずはきっちり勝ってから考えます!

春香「じゃあ…わたしから行ってみていいかな、千早ちゃん」

千早「いつでもいいわ。春香に合わせる!」

春香「ありがと。それじゃ、いくよっ!」


「「ユニゾンソウル・シンクロナイズ!」」

うまくいかないとき、悩んだときはからだを動かしたほうがいい、と経験的に知っていたので、
やよいはもちろん今回もそうすることにした。自分の身長ほどもある巨大なハンマーを持ち上げ、
まずは右手でぐるぐると数回、それから日頃あまり持たないほうの左手に持ちかえてそちらでも数回。

やよい(うん、なんか、さっきより調子いいかも!)

響から強大な力を授かったばかりで、やよいの意識と身体はいまひとつバランスがとれておらず
最初の一撃を豪快に外してしまったのもそこに原因があったが、本人はまだ自覚していない。
とはいえ、昔からの習慣で準備運動を行うなどしたことで、少しずつだがそのズレは補正されつつある。

やよい「じゃあ春香さん、千早さん、こんどこそ……」

言いかけて、目の前の二人の姿が消えていることに気づく。
おかしいな、と考えるより前にやよいの身体が宙に浮いた。

やよい「はわ、っ」

地面すれすれを飛ぶように突っ込んできた真っ赤なものにかち上げられた、と意識する間もなく、
滞空しているやよいの身体に弾丸のような勢いで青いかたまりが突撃してくる。

やよい「え、わあっっ、ひゃあああああっ!?」

防御の意識もなく、文字通り地に足のついていない状態ではなすすべもなく、
やよいの小柄な体は軽々と弾き飛ばされ、道路で何度かバウンドしながらかなりの距離を吹っ飛んだ。



春香「………」

……こ、これ、や、やりすぎ、なんじゃ!?

合体技、っていうんでしょうか、この「ユニゾンソウル・シンクロナイズ」は
マジシャンどうしの能力を単純にプラスして、しかもそのマジシャンが二人だったら二人とも、
足した合計の力を使えるようになる技だ、っていう話、だったんですが……

マジシャン同士の感覚が共有される、っていう副作用みたいなものが出る場合もあるらしいですけど、
それって特にデメリットとも思えないし、これ、ひょっとしてめちゃくちゃ強いんじゃ!?

って、はしゃいでる場合じゃありません!

千早ちゃんのスピードをわけてもらったわたしと、わたしの能力をまんべんなく上乗せされた千早ちゃん。
いくら相手がブラックジャンボの幹部だっていっても、強化された状態のマジシャン、
それもふたりぶんの攻撃をあんなにモロに受けちゃったら……… その、ケガ、とか、死……!

千早「春香。気を抜いている場合じゃないわ」

春香「いやでも、だって千早ちゃん、今のって、あれ、もう」

やよい「いったたぁ……♥ ああ、でも、痛いのも、きもちいい、ですね、っ♥♥」

春香「え………」

ちょっとすすけた感じになってこそいるけれど、見たところ無傷のやよいが、遠くでにいいっ、と笑いました。









20~22時くらいに再開予定です。
例によって、それまでにコンマが揃っていればその結果踏まえたところから話が進みます。


やよい戦2ターン目の戦闘コンマを取ります。

↓1~4

※今更ひどいミスに気づきました。>>370でやよいの耐久力を300と表記していますが、
 >>376および以降の戦闘計算で400を用いているとおり、本来400のつもりで書いています。お詫びして訂正します。


【戦闘結果:春香&千早の攻撃!(163vs100)→ダメージ15(128-113):303-15=288 戦闘継続】

やよい「すごいですーっ、ふたりとも♥!今のって、どうやったんですかっ!?」

かなり離れたところで立ち上がったやよいは、ケガをするどころか、衣装にすら傷一つないままでした。
そして、知らない面白いものを見つけたときのおどろきで顔をいっぱいにして、にこやかに話しかけてきます。

春香「え、そんな、さっきのあれ………ぜんぜん効いてないってこと!?」

千早「落ち着いて。おそらく、相当な体力があるか、防御する能力に長けているか、よ」

やよい「ああ、やっぱり春香さんと千早さんは、かっこいいです…はやくいっしょに、家族になりたいよぉ♥♥」

千早ちゃんとわたしが話しているうちに、うっとりした表情に変わって、やよいはとろんとした声でつぶやきました。





千早(………あの表情、声、それに、さっき言っていた『調教』、という言葉…)

つとめて考えないようにしていたが、おそらく、彼女………「幹部」はいま、
ブラックジャンボに襲われた被害者や、あの晩の春香と同じように、身体を、おかしくされている。
頬を上気させ、戦闘中だというのに足をもじもじとこすり合わせるようなしぐさをしきりに繰り返し、
その目は春香と私のほうばかりをずっと見ていて……私たちの、ほう?

やよい「えへへー、ふたりとも、こんどは、ふたりがきもちよくなる番、ですっ♥♥」

千早「っ?!春香、よけてっ!!」

春香「え」

そのスタートには予備動作も何もなくて、あっと思った瞬間には開いていた距離をほぼ一瞬で詰められていた。

迷っている余裕はない。
とっさに春香を突き飛ばし、その反動を使って私もなんとか「幹部」の攻撃の軌道上から身体をどける。

なにかを叩いたというよりも爆破したような音がして、道路のアスファルトが粉々になってはじけ飛んだ。
漆黒の巨大な鉄鎚が深々と路面にめり込んで、隙間からは、しゅうう、と湯気のようなものまで立っている。

あまりの威力に言葉を失う。でも、だからと言って見ているだけではいけない!

千早(あの様子なら、武器をすぐには抜けないはず!)

転んでこそいるが、春香が無事なのは視界の端で見えていた。今は起き上がるのを待つ余裕はない。
ごめんなさい、とひとまず心の中で春香にお詫びをして、私は一気に加速する。

まだ武器を構え直していない、どころかこちらに背中を向けている、これなら――

ぶうん、と風を切る音がした。

ぎりぎりの判断が間に合った。縦に突っ込む軌道はそのままにはるか手前で踏み切って、
相手の頭上を大きく飛び越えながら、鎌の刃をひっかけるように当てる。
どこかをかすったような感触はいちおうあるにはあったけれど、おそらくほとんどダメージになっていない。

その私の踏み切り位置の一歩先を、ほんの数瞬遅れで黒い鉄塊が横殴りに通り過ぎた。
あのまままっすぐ突っ込んでいたら、今のが、完全に当たっていた……!

やよい「うーっ、これもだめですかー……いいアイディアだーって思ったのに」

片手で鉄鎚を軽々と支え、頬をぷくっと不満げにふくらせて、彼女…「幹部」は言った。





3ターン目の戦闘コンマを取ります。

↓1~4

なし崩し的に更新してるようなしてないような中途半端な感じになってしまってました。

20時ごろから改めて再開します。
戦闘以外でいくつかコンマとか、展開次第で安価とか出る予定です。

勢いで安価とコンマ併用の新システム的なものをやってみるつもりです。
よろしければご協力ください。

【戦闘結果:春香&千早の攻撃!(232vs101)→ダメージ56(161-105):288-56=232 戦闘終了(規定ターン経過)】

ひらりと着地する千早ちゃんのそばへ、わたしはやよいを大きくまわりこんで駆け寄ります。
ついさっき、やよいが道路にハンマーを叩きつけたときのことを思い出せば、
いくらふたり分の力を得ているわたしたちでも、あれが当たったら、きっとただじゃすみません。

春香「千早ちゃんっ!よかった、無事……」

千早ちゃんが顔色をなくし、ひどく汗をかいていることに気がついて、
わたしの声は尻すぼみになってしまいます。
離れて見ていたわたしでも怖かったくらいだから、そのやよいの一撃を
間近で、肌で味わった千早ちゃんが、それどころじゃないのは当たり前でした。

千早「………ごめんなさい、春香。また私、冷静さを欠いていたわ」

春香「え? また、って?」

千早「ああ…萩原さんの覚醒した夜は、春香と一緒ではなかったわね」

千早ちゃんがぼそっと謝りの言葉を口にしました。
よくわからないけど、千早ちゃんがつい冷静でなくなってしまった理由はわたしにもわかっていました。

相手がやよいだから、です。千早ちゃんはずっとやよいのことを「幹部」って呼んでたけど、
本当はただ認めたくなかっただけで、そしてもちろんなんとか元に戻してあげたいんだって、
横で見てたわたしにはそんなこと、ずっとわかってました。

それなら、まずは、目の前のやよいを、やっつけ…る、とは言わないまでも
おとなしく言うことを聞いてくれそうな状態にしてあげなくちゃいけません。

少なくともここでやよいに勝てないようじゃ、やよいはもちろん、
大ボスの響ちゃんを元に戻してあげることなんて、きっと夢のまた夢です。

春香「とりあえず千早ちゃん、また力合わせてやってみようよ」

千早「わかったわ。それなら、もう少し距離をとってからがよさそうね」

自然と、どの技でいくか、ということは、話し合うまでもなく伝わっていたみたいでした。
千早ちゃんの返事を合図にして、わたしと千早ちゃん、それぞれの手に暖かな光が集中していきます。



やよい(んーっ、千早さんはとくにすばしっこいから、なかなか当たんないです……)

あえて隙を見せてふいうちをかける、という、やよい本人としては最高の作戦を実行しても
思うように春香にも千早にも攻撃を加えることができず、やよいはじわじわとストレスをためていた。

やよい(こんなんじゃ、ふたりとも連れてってあげられないのに…なにかいい方法、いい方法…)

ただ、やよいの行動の根底にあるのは、歪み切ってはいるもののあくまで善意と好意だった。
春香と千早にも、ひいては事務所のみんなにも、自分が味わった極上の快楽を早く体験させてあげたい!

だがそのためにはまず、おとなしくついてきてくれる状態にしなくてはいけない。
一度攻撃を当てられれば自分のペースにできる自信はあるのだが、その一撃がなかなか入らない。

やよい(……!あ、あれって、シャインボールかな?)

考え込んでいるうちに春香と千早のふたりは距離をとり、攻撃態勢を整えていた。
ここからすぐに距離を詰めて攻撃に移るのは無理でも、飛んでくるボールをかわすのはかんたんだ。

そう思ったやよいの視界が、なんの前触れもなく、ずぐん、と揺れた。

春香「そろそろいけそうかな、千早ちゃん」

千早「ええ、それにこれだけ離れていれば、少なくともさっきみたいな奇襲は受けずに済むはず」

千早ちゃんは左手を、わたしは右手をそれぞれ伸ばし、手のひらを重ねてやよいに向けます。
マジシャンになった女の子なら、誰でも…わたしでも使える、シャインボール。
そのままだと大した威力はないかもしれません。だけど、千早ちゃんとわたしのふたり分なら!

もちろん、やよいがそのまま素直に当たってくれるとは思えません。
それならそれで、わたしたちは2人いるんだから、協力すればきっとなんとかなります。

千早「撃つのは春香のタイミングでお願い。ちゃんと合わせるから、安心して」

春香「よーし…… いくよっ、ツイン・シャインボール!!」

わたしたちの手から放たれた光の球は見る間にぐんっと大きくなり、
ふつうに撃ったシャインボールよりずっと速く、やよいに向かって飛んで行きます。

やよいがどう対応するか、よけるのか、弾こうとするのか、
千早ちゃんとわたしはその動きを見逃さないように、じっと注目して………あ、れ?

巨大なシャインボールがぐんぐん近づいているのに、やよいはよけるどころか、そっちを見てもいませんでした。




やよい「はーっ♥ はっ、はーんん、んっ♥♥♥ あっ、な、なんれぇっ♥♥」

魔力の集中が乱れ、ハンマーの形状を維持しておくことすら困難になる。
春香と千早がなにか構えて集中していることもすっかり目に入らず、
やよいはひたすらに息を乱し、唇の端からはだらしなく舌先をのぞかせ、頬を真っ赤に上気させる。

やよい(らめっ、らめれすっ♥ はるかさん、と、ちはや、さん、つれてかなきゃなのにっ♥♥)

意思に反して身体じゅうがそれぞれ勝手に震えを起こし、立っているのがやっとのやよい。
そのやよいを目がけ放たれたツイン・シャインボールが直撃し、あたりが閃光に包まれた。



春香「ひゃああっ!?」

シャインボールが炸裂し、かなりの光量があたりに満ちて、不意をつかれた春香が悲鳴をあげる。
間一髪、私はなんとか目を手で覆うことができたが、それでも網膜に焼付いた明かりはかなりのものだ。

目を閉じ、できるだけ早い回復を図りつつ、私の頭をひとつの疑念が占める。

千早(なぜ避けなかったの?余裕の表れ、ともとれるけれど……でも命中する前の様子は、まるで…)

とはいえ、あくまで戦闘中なのだから、当たらないよりは当たったほうがいいに決まっている。
いくら幹部とはいえ強化された私たちふたりが十分に集中して放った攻撃なのだから、
それだけで倒せるということはなくても、まさか無傷ということはないだろう。

少しずつ光が薄れ、あたりの様子が見えるように……


やよい「あひぃ、っ♥♥ く、くだしゃいいっ、おくすりほしいですっ♥♥♥ 早く、はやくえっちしてぇぇ♥♥」

千早「…っ!?」


……なるより前に、目よりも先に私の耳が、その場で起きていることを把握する。

……「幹部」はまだなんとか立つだけの体力はあるようだったが、
少しつつかれでもしたら今にも倒れてしまいそうな状態だった。

身体を支える細い脚はがくがくと震えつづけ、顔は真っ赤に紅潮し、
その口からは、はっ、はっ、と短く浅い息が漏れ、そして卑猥な言葉がこぼれ続ける。

春香「……え、えっ、やよ、い?何してるの、ちょっとっ!?」

私とほぼ同時、この異様な状況に春香も気づいたようで、顔を赤くして焦った声をあげる。

春香「ど、どうしよう千早ちゃん!?まさかこれ、さっきのシャインボールのせい!?」

千早「…いいえ、違うわ。これはたぶん……」

その先の言葉をどうしても継げなくなる。これはおそらく我那……ブラックジャンボ総帥の仕業で、
どうしてそれがわかるかといえば、先日凌辱を受けた春香の症状と似ているからだ、
……などという話を、いったいどうやって春香本人に伝えればいいの?

それに加え、ふたり分の全力に近いシャインボールの直撃を、
しかもあの無防備すぎる状態で受けたはずなのに、大した痛手にはなっていない。
そのことはむしろ、私に……私たちにとっての痛手だった。
仮にも切り札だったはずの合体技でもこの程度ということなら、これからどう戦えばいい?

やよい「あ、あんっ♥♥らめっ、もうがまんできないれす♥♥♥」

動けずにいる春香と私の前で、彼女はついに下着のなかへ手を突っ込んだ。
そのまま自分で、その……性器のあたりをいじり始め、声の切羽詰まった調子が少しおさまる。

春香「やよいっ!?やめてよっ、な、なにやって……!」

「あーもうっ、やよい、だから自分言ったじゃないかー!?まだ事務所に遊びに行くのは早いぞ、ってぇ!」

見かねた春香が駆け寄ろうとしたときに、さらに焦りを帯びた声がその場に響いた。



なんの前触れもなく、やよいの少し手前の空中に黒い魔法陣が音もなく描かれました。
その中心から真っ黒のブーツを履いた足先が最初にのぞいたかと思うと、
それに続いて、闇そのものみたいな、真っ黒な格好の響ちゃんが、姿を現します。

響「ほらやよい、お薬持ってきたから。はい、これ、落ち着いて飲んで」

やよい「あっ、ひびきしゃん、っ…?ああっ、それ、おくすり、おくすりっ♥♥」

響「はいはい、こぼさないように気をつけるんだぞー?」

響ちゃんが小さなびんを取り出しました。白っぽい、どろっとした液体で満たされてます。
そしてそれを目にしたやよいがすごい勢いでびんに飛びつくのを、呆然と見ることしかできません。

やよいが夢中になってのどを鳴らし、びんの中身を飲み始めたのを見届けると
響ちゃんは安心したようにほっと息をついて、それからわたしたちの方に向き直りました。

響「ごめんなー、二人とも。今日はやよい、自分に黙って勝手に出かけちゃったんだ」

千早「…どういうこと?それに、薬というのはなんなの?」

さっきまでのやよいとは比べものにならない、つい昨日事務所で味わったばかりの威圧感。
それのせいでろくに喋れもしないわたしの隣で、油断なく身構えたままの千早ちゃんが尋ねました。

春香「……まさか、響ちゃん、薬って、なにか危ないものをやよいに飲ませてるの!?」

さっきのやよいの様子を見てしまったわたしも、中毒症状、という言葉が頭に浮かんで
プレッシャーのことも忘れて思わず響ちゃんに怒鳴ってしまいます。

響「やめてよ春香、人聞き悪いなぁ。ヤクザや暴力団じゃないんだから、そんなことしないぞ」

いかにも心外だ、という顔で響ちゃんは手を振りました。

響「やよい、媚薬粘液のけっこうな中毒になっちゃってさー。1日に何回かは摂取しないと、最悪死んじゃうんだ」

千早「っ、それはあなたが中毒にさせたんでしょう!?春……ほかの被害者の女性と同じで!!」

え?
最悪、やよいが、死んじゃう?

その内容も、それをごく普通のことみたいに言う響ちゃんの口ぶりもショックが強すぎて、
珍しく声を荒げて響ちゃんを責める千早ちゃんの言葉も、ろくに頭に入りません。

響「うん、だからこうやって、ちゃんと迎えに来たんだってば」

千早ちゃんの言葉にもとくに動じることなく、響ちゃんは普通の調子で話をつづけました。

響「そもそも安定するまで外出はまだしないほうがいいって、自分、何度も言ったんだぞ、ホントに」

響「でもどうしても春香と千早に会いたいって、勝手にイソ助も何匹か連れ出しちゃってさぁ……」

春香「……いそすけ?」

響「ああ、春香にもおなじみの…… わかってる、わかってるって千早。言わないよ」

わたしの疑問になにか言おうとした響ちゃんでしたが、千早ちゃんの方を見てなぜか口をつぐみます。



響「まあ、でも……そうだなー。なりゆきとはいえせっかく来たんだし、今後のこと説明させてもらおうかな?」

千早「今後のことですって……?」

響「うん。自分の、っていうか、ブラックジャンボの予定、っていうか」

少しの沈黙のあとで、響ちゃんはそんなことを言いました。




>>370で予告していた安価を取ります。はるちはが善戦したので被害率は低めで。

コンマ01-10 今回の制御主であるやよいの変調により触手生物が暴走、未覚醒組の誰かが連れ去られます。
 ※こっちになった場合は誰が連れて行かれたのかの安価と、何をされるかの安価が別途発生します。

コンマそれ以外 今回は特に誰も連れて行かれません。事務所防衛成功です。

↓2

響「まあ、予定っていっても単純さー。これからそっちと自分たちとでさ、はないちもんめ、やろっ!」

春香「はないちもんめ…って、あーの子がほーしい、っていう、あの?」

響「そうそう!勝ーってうーれしいはーないーちもーんめ、ってやつ!」

響ちゃんがにこにこしながら提案してくる内容は、よく意味がわかりませんでした。
最後にそんな遊びをしたの、小学生のころだったかなあ、とわたしがぼんやり考えていると。

千早「………どうせ拒否権はないのでしょう?」

千早ちゃんが怒りを隠そうともしない声で、静かにそう言いました。
急なその変化でわたしはついびくっとしてしまい、同時に疑問が浮かびます。
千早ちゃん、はないちもんめ、したことないのかな…?

そして次の響ちゃんの言葉を聞いて、わたしは自分ののんきさを心から後悔しました。


響「まあね!だからまだ覚醒してない残り7人、そっちが守れるか、自分たちが幹部としていただいちゃうか、競争さー!」


春香「そ、そんなっ!?」

マジシャンだったやよいが連れて行かれちゃっただけでも大変なことで、
そしてそのやよいも幹部としてとんでもない強さになってしまってたのに、
これ以上誰かを連れて行かれでもしたら、ますます助けてあげるのが大変になっちゃう…!

千早「具体的なルールはあるの?」

頭がうまく働かないわたしをよそに、静かな声で千早ちゃんが言いました。

……なんで、そんなこと、聞いてるの?

春香「千早ちゃんっ!?」

気が付いた時には叫んでいました。そんなわたしを千早ちゃんは、冷ややかな目で見返します。

千早「落ち着いて、春香。まずは話を聞かないと、どうにもならないでしょう」

春香「だって、だってもし負けたら、誰かまた連れて行かれちゃうんだよ!?わたしそんなの絶対」

千早「現に私たちのせいで一人奪われてしまったでしょう!?それに相手はやろうと思えば今すぐにでもそれができるのよ!!」

千早ちゃんがいつにない大声を上げて、その内容が心に深く突き刺さって……
わたしも千早ちゃんも、それ以上なにも言えなくなってしまいます。

響「……ま、そういうこと。これでも自分、だいぶチャンスあげてるんだからね?」

にやにやと笑いながら、千早ちゃんとわたしを交互に見て、響ちゃんが言いました。

ということで、本編進める前に、先に考えているシステムの説明をさせてもらいます。すごく長いです。

現状、マジシャンおよびブラックジャンボそれぞれの目的としては

 マジシャンサイド(おもに春香):ブラックジャンボの殲滅≒響とやよいを元に戻す
 ブラックジャンボ(というか響):765アイドル11人(※やよい陥落済のため)&プロデューサーを陥落させる

となっています。


今後のシステムとして現在、以下のようなものを考えました。
まず1回、最初のターンを試してみたく思っています。


1.ターン開始時、候補生7人がどこにいるかを提示します。(これについてはこちらで決めさせていただきます)

(例)「ダンスレッスン場」に「真・亜美・真美」
   「レコーディングスタジオ」に「あずさ・貴音」
   「事務所」に「律子・伊織」

  といった感じです。

2.マジシャン(現在4人/今後増える可能性あり)の「誰がどこの警護に当たるか」を安価で指定してもらいます。

(例)春香と千早がダンスレッスン場、美希と雪歩が事務所を担当し、
   今回はレコーディングスタジオは襲撃されないとふんであえて護衛なし

3.ブラックジャンボ側の出撃戦力がどこへ向かうかをコンマで指定してもらいます。
  出撃戦力はある程度均等になるようにこちらで割り振ります。

(例)部隊1 【30 25 30 40】
   部隊2 【50 10 15 30】
   やよい 【70 20 25 130】 ※あくまで例です。

  上記の三部隊が襲撃してくるとして、それぞれの向かう先が
  コンマ00-33でダンスレッスン場、34-67でレコーディングスタジオ、68-99で事務所、といった感じです。


4.襲撃された場所をマジシャンが警護していた場合は、今まで同様の戦闘を行います。

  同じ場所に二人以上のマジシャンがいたり、同じ場所にブラックジャンボの攻撃部隊が二部隊以上来たりした場合は
  単純に能力値を合計したものとして扱い、その戦闘の間は共有します(体力半分になったからマジシャン1人戦闘不能、とかはなし)。

  首尾よく撃退できればマジシャンの能力値が上昇し、かつその場にいた候補生の誰かがマジシャンとして覚醒します。

  敗北した場合はエロい目に遭います。
  ある程度敗北回数が増えたら洗脳を受ける、あるいは悪堕ちする、などで寝返るとかも考えています。

5.襲撃された場所をマジシャンが警護していなかった場合、逃走できるかどうかのコンマ判定
 (厳しめ、高くても成功率3割くらい?)を経て、逃走できなかった候補生が1名が連れて行かれて幹部or尖兵化します。


6.4or5の終了後は訓練ターンです。マジシャンの誰か一人の能力値を上昇させる(成功率7割くらい?)か、
  候補生の誰かを覚醒させることを試みることができます(成功率1~2割くらい、低め)。

  以降、ブラックジャンボの攻撃部隊の戦力は1ターンごとに必ず10ずつくらい上がっていきます。
  既存のマジシャンのトレーニングは成功すれば能力値+20くらい(各パラメータ5ずつ上がるイメージ)、
  新たなマジシャンを覚醒させられれば戦力値としては一気にもっと増える計算になります。


  バランスよく各所を守るか、ある程度ヤマを張るか、みたいな。

  悪堕ちした元マジシャンや覚醒前に連れて行かれてブラックジャンボに引き込まれた候補生に関しても
  以降ブラックジャンボ側の兵力として出撃してくるので、撃破できれば再度寝返ってくるよ、と。

  ブラックジャンボ側の行動指針を>>1が決めてもよいですが、それより完全ランダムなほうが
  コンマ安価スレらしいし、なんくるない精神が出ているような気がしました。

正直ちょっとややこしすぎる気がしてきた。
やっぱり少し考える時間ください。

ぶっちゃけた話手間を省くなら、襲撃対象を誰、警護担当マジシャンが誰(複数でも)、
というところを安価で決めてもらい、それに応じてこっちが敵を用意して戦闘、でいい気がしてきました。

そっちのが楽は楽です。
上記のだとコンマだけで今まで以上にレス数消化しまくるという話ですし。

仮に上記のとこのレスのとだったらどっちがいいですか。

この際なので申し上げておきますと、現>>1は初代スレからずっといる純度100%のゲス顔勢で、
凛々しいマジシャンたちがエロい目に遭うのがとても好きです。
だからこそ自分の勝手で展開誘導はしないように心がけているつもりです。

その延長で、できるだけ純粋に運任せになるようシステムっぽいもの作ったりとかしてますが
独りよがりがそろそろ過ぎるんじゃないか?というのも感じているところで、
読んでいる方がもっと内容安価やコンマで参加できたほうがいいのでは、と悩んでいます。

どのみち書きためが尽きてますので少し空けます。
22時くらいには戻ってくる予定なので、意見とかお聞かせいただければ幸いです。

響「ってことで、今日は『うちの』やよいが迷惑かけてごめんなー。ちゃんと事務所のイソ助たちも引き取ってくぞ」

唐突な宣戦布告にすっかり返事のできなくなったわたしと千早ちゃんをよそに、響ちゃんが帰り支度を始めます。
いつの間にかぐったりと倒れ込み、眠ってしまったらしいやよい。その顔の近くに、空になったぴんが転がっていました。

響「まったくやよいったら。気持ちはわかんなくもないけど、もうちょっとちゃんと躾けとかなきゃだめだなぁ」

遊び疲れて眠ってしまった子どもを見るお母さんのような表情で、でも、響ちゃんは平然と恐ろしいことを口にします。
わたしの視線に気づいたようで、響ちゃんはかすかな笑みを浮かべたままこちらを見ました。

響「ん、なに、春香? うちの教育方針になんか意見でもあるの?」

さっきまでのわたしなら、その言葉だけでふるえ上がってしまって、何も言えなくなっていたと思います。
でも、いまは違いました。こんなのは絶対に間違ってるって、わたしの心が叫んでいます。

春香「今すぐには、勝てないかも、だけど…でもいま事務所にいるみんなは絶対に渡さないよ、響ちゃん!」

ひゅー、と軽く口笛の音がしました。
わたしをまじまじと見つめる響ちゃんの顔には、さっきまでの嫌味な笑いはもう張り付いていません。

春香「それに、やよいも、そして響ちゃん自身も、ぜったい元通りに戻してみせる!」

響「……へえー、さすがはヒロインって感じだなー、春香。その春香が家族になる日を楽しみに待ってるよ、自分」

にやりと笑った響ちゃんが指を鳴らすと、倒れているやよいと、響ちゃんの姿が次第に薄れ
だんだんと透明になって、その場の風景に溶け込んでいくように見えます。

それと同時に、ぱりぱりという、氷にひびが入るときのような音が周囲から響いてきました。
はっとした千早ちゃんとわたしがあたりを見回すと、事務所をビルごと覆っていたくもりガラスのような壁が
少しずつ割れて、崩れ、かけらになってこぼれ落ちるように消えていきます。

響「驚かなくていいよ、あれ、バリアみたいなやつでね? 中でいっぱい暴れても周囲に影響ないし、音とかも聞こえないんだ」

もうずいぶん薄れて向こう側が見えるくらいになってしまった響ちゃんがそう言います。

響「まあ、張り方変えたら、外から中の様子が見えるようにしたりもできるんだけどね。それはまた、いずれってことで」

声だけになった響ちゃんは最後にそういうと、やよいと一緒に、完全に姿が消えてしまいます。
まわりのバリア?もだいぶ崩れてきて、少しずつ空がもとの色に戻り、そして車や町の音が聞こえてきていました。

千早「……春香。まずは、中に戻りましょう」

春香「………うん。そう、だね、千早ちゃん」

これからわたしたちを待っている、みんなに事情を説明する、という
大変すぎる仕事のことは、いまだけは考えないようにしようと思いました。

事務所に通じる廊下は、巨大なナメクジでも這い回ったかのようにぬるぬるした何かで光っていた。
外側の窓のガラスにも同じ粘ついたなにかが大量に、いたるところに付着していて、
「幹部」が連れてきた生物たちの多さに今更ながら身震いがした。

ドアを開ける。
同時に、予期はしていたけれど、聞きたくなかった数々の声、悲鳴、罵声が耳になだれこんでくる。


「ねえっ、聞いてんの?!やよいに何があったの!?さっきのあれはなんなの、答えなさい、答えろぉっ!!」

水瀬さんが、プロデューサーを文字通りにゆさぶっていた。
その小柄な身体のいったいどこからそんな力が出てくるのか、と思わせる勢いだった。
プロデューサーはぐらぐらと揺れながら、なにも答えない。
ああ、そうか、答えないのではなくて、答えられないのだろう、とぼんやり思う。

「………響、なぜです、なに、ゆえ…貴女も志を同じくして、鍛錬を積んでいたのではなかったのですか…?」

四条さんはただ、窓の外にうつろな目を向けていた。
その言葉は平坦で、今にも消えてしまいそうにかすれていて、本人まで一緒に消えてしまいそうで。

亜美や真美、それに相当奮闘したらしく衣装のあちこちが傷んで見える、変身したままの萩原さんまでが
なんとか元気づけようと必死に声をかけているが、聞こえているかどうかも定かではない。

美希「……おかえり、千早さん、春香。ねえ、出てく前に行ってたハナシって、なんなのか聞かせて」

こちらはすでに変身を解いていた美希が近づいてくる。
そうだ、美希に約束したのは私自身だ。ここで黙っていたとして、私の罪は変わらない。
私はあらためて、高槻さんが喪われた経緯について説明するための覚悟を決めた。






いま事務所で顔を合わせているのは、マジシャンとして目覚めているわたしたち4人…
千早ちゃんと雪歩、美希、わたし。それからプロデューサーさんと、小鳥さんだけでした。
あまりの混乱に、今日はいったん全員帰宅するように、と、プロデューサーさんからの指示があったせいです。

朝の段階でいなくなっていたふたりが、ラックジャンボのトップと、その腹心の部下で。
そのうちのひとりは、みんなの前であんな、恥ずかしい姿を見せて…混乱しないほうがおかしい話でした。

響ちゃんから告げられた「はないちもんめ」についてわたしが説明し終わって、しばらくの沈黙のあと。
雪歩がぽつりと口にしました。

雪歩「それなら、いま動けるわたしたち4人で手分けして、みんなを守るしか、ないですよね」

P「でも、どれだけの敵が来るかもわからないんだ、条件が相手に有利すぎる!」

美希「………だけど実際、響がホンキで来たらたぶん、ミキたち誰も勝てないの。まだチャンスはあるって思うな」


それ以上、誰も何も言わず、気詰まりな時間が過ぎて行きます……

※例のシステムですが、せっかく考えたものですので、1度、試してみることに決めました。
 よろしくお願いします。


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響「…さーて、っと!よーし、記念すべき初回だし、ここはぱーっと戦力つぎ込んで……あ、でも、うーん」

ブラックジャンボ総帥室で、響は紙を何枚も広げて出撃戦力案を練っていた。

響(いきなり自分が行く、ってのもインパクトがあって……いや、ダメダメ。最初からそれはズルになっちゃう)

響(むしろ最初はボーナスゲームみたいなまず負けない感じにして、あとからのギャップで絶望感を演出!これかな?)

響(……それもなーんか違うなあ。こう、絶対勝てない、ってほどじゃないけど、場合によっては危ない、みたいな…)



響「……よしっ! 決ーめたっ、これで行くぞ!」

楽しげにひとりで叫ぶと、響はメモを片手に部屋から駆け出して行った。





今回のブラックジャンボの戦力分布は以下の通りです。

のちほどコンマ判定で出撃先が決まります。


部隊1【40 35 30 25】
部隊2【25 30 35 40】
部隊3【20 40 25 35】






----------------------------------------

 なお先ほどの記述では「勝った場合はその場に居合わせた候補生一人が覚醒」としていましたが
 この仕組みにするとマジシャン側の戦力拡大がえらいことになるように思いましたので、
 暫定的に
 「居合わせた候補生のひとりは今後の拉致られ対象にならなくなる
  +そのアイドルについては各ターン終了後に自動コンマ判定、通ったらマジシャンとして覚醒」
 という感じにしてみます。開始前から二転三転して恐縮ですが、調整のためということでお付き合いください。

春香「それじゃ、プロデューサーさん。今日のみんなのスケジュール、教えてください」

P「……ああ、わかった。こうなってる」

いつもみんなのスケジュールを記入しているホワイトボードとは別の、
少し小さいサイズのものをプロデューサーさんが転がして持ってきてくれます。

それには、次のように書いてありました。


本日の予定

「レッスン場」にてダンスレッスン:貴音・亜美
「スタジオ」にてレコーディング:あずさ・真・真美
「事務所」待機、事務作業手伝い:律子・伊織


春香「…このどこかに、響ちゃんが、誰かを狙ってやってくる、ってこと、ですね」

はないちもんめ、だなんて、冗談にしてもぜんぜん笑えません。

千早「分散してくるのか、一か所に集中してくるのか……せめてそれがわかれば、手の打ちようがあるのに…」

千早ちゃんも、苦虫をかみつぶしたような顔をしています。

雪歩「やっぱり、最低ひとりはそれぞれの場所にいたほうがいいんじゃあ……」

美希「そのひとりのところに全部の敵が来ちゃう、って可能性もあるんだよ?」

美希と雪歩の言葉に、わたしも含め、誰も正解がわからない、という顔になってしまいます……




それではまず、マジシャンの配置を決定します。

「春香・千早・雪歩・美希」の「計4名」について、
「レッスン場」「スタジオ」「事務所」のそれぞれどこに向かわせるかを指定してください。

各自のパラメータは以下です。

シャインマジシャン(4名)
春香 【40 40 40 47】
千早 【42 30 65 35】
雪歩 【30 65 35 40】
美希 【55 40 50 30】


↓2

春香レッスン場
千早雪歩スタジオ
美希事務所

あ、ごめんなさい、1レス1名だと場所がランダムでばらけてしまうので
1レスに「4人全員について」誰をどこに、と記入をお願いします。手際が悪くて申し訳ない。

安価直下

もしこのレスの上にその形式での指定が合ったらそっち採用します。

リロード遅れた!>>427を採用します。

説明不足で申し訳ないです。気を付けます。


なお、出撃先が決まり次第、最大4回×3か所=12回分の戦闘コンマ(1ターンだけで!)を取ることになります。
今回に関しては多少連投していただいて構わないので、ご協力をお願いします。



でh続いて、ブラックジャンボ側の出撃先を決定します。
これはコンマで自動的に決まりますので、とくに内容を書いてもらう必要はありません。


コンマ00-33 レッスン場
コンマ34-67 スタジオ
コンマ68-99 事務所


部隊1【40 35 30 25】
部隊2【25 30 35 40】
部隊3【20 40 25 35】


↓1コンマ 部隊1 
↓2コンマ 部隊2
↓3コンマ 部隊3

戦闘の組み合わせが決定しました。

@レッスン場
春香  【40 40 40 47】
vs
襲撃部隊【60 75 55 60】(部隊1+部隊2)

@事務所
美希  【55 40 50 30】
vs
襲撃部隊【25 30 35 40】



スタジオは襲撃を受けないため千早・雪歩は戦闘を行わず、
あずさ・真・真美の3名は今回特にエロい目には遭いません。


※今回仮にマジシャン側の敗北があった場合、戦闘描写より前に

 【人がいるうちにエロ内容指定の安価を取ります】。

 いろいろ考えておかれてください。
 マジシャン1名につき2つくらい取る予定です。


続いて、一気に戦闘コンマを取ります。

↓1~4 レッスン場戦闘分
↓5~8 事務所戦闘分

※とりあえず例によって両戦場での1ターン目ダメージ0が確定しました(汗)
 この>>1のレスは無視して、あとコンマ8つ分追加させてください。お手数かけます。

いけ

ミキミキは勝ち確定です。ありがとうございます。

今度は>>446>>447の結果、@レッスン場の機動力が同値になるっていう。
なんですかねこれ。

機動力で春香が上回ってた場合はダメージ通らず仕切り直し、
機動力で敵が上回ってた場合は51ダメージ通って一発KOだったんですが。

運を天に任せます。

↓1~2で@レッスン場の機動力コンマを取り直します。
↓1が春香、↓2が敵。ダメージ計算コンマはそのまま保持とします。

質問ですが、マジシャンが負けた場合はそこにいるアイドルもやられるんですか?

>>458
その場合、逃走できるかどうかのコンマ判定をとるつもりです。
マジシャンが被害担当の分、護衛なしで襲撃されたときよりはぬるめ(成否50:50くらい)で。


オーケー春香さん、あなたは強い人だ。(都合3回ダメージなし)

@事務所
【戦闘結果:美希の攻撃!(113vs67)→ダメージ87(142-55):40-87<0 撃破!】


どうしようこれ……
せめてダメージ動いてくれよと思うのは>>1がゲス顔勢だからというだけではないと思います。

ここまでドローが続くようだと少し式の見直しが必要な時期かもしれません。

ダメージのコンマ3回目はまだ取ってないという言い訳で泣きの1回やらせてください。
耐久力移動があってどっちも生存してたら今回は戦闘終了とします。

↓1~4 戦闘コンマ

戦闘結果:敵の攻撃!(54vs133)→ダメージ40(101-61):47-40=7 戦闘継続】

春香さん耐久が7残りました。本当にすごい。



ゲームマスターにあるまじき偏った安価取りをしたことをお詫びします。
でも正直、そっちの安価書きたかったんです。ごめんなさい。

これはやはりシステムが悪い(暴論)

>>413で言ったような簡易版を採用することも検討します。

というか戦闘計算がやはり緩慢すぎますね。
毎ターン適度にダメージが動くような仕組みを思いつけたらいいんですが。


すみません、今回の更新はここまでです。次回は月曜夜になるかと思います。

次回更新の際、冒頭から響が「誰も連れてこれなかった、だってー!?で、でも、レッスン場にあれだけ強い子送ったのに!」
とか叫んで戦闘描写スキップ、みたいな手抜きをしていたら、どうかお察しください。

乙でした。
あと、すみません、質問ですが。怪人も安価内容ごとこちらで決めてもいいのでしょうか?怪人の種類によってエロも考えないといけないので。
あと、春香のふたなりや媚薬依存などの後遺症の再発のタイミングはこちらで決めても?まだ序盤ですが負けそうな勢いなので。

そうだ、相手が強ければ強いほど、倒せた時に嬉しいんじゃないか…

月曜夜と言いましたが日曜夜の方が参加できる方が多そうな気がしますね。
間に合うかどうかはお約束できませんけど可能ならばリベンジに来たいです。

各種あやふやだったところをもうちょっと固めてきます。
勝った負けた場合のマジシャンおよびその場にいたアイドルの処遇、
そもそも戦闘はターン数限定にするかどっちかが倒れるまでやるのか、とか。

ついでに、と言ってはなんですが、今の仕組みの一番の問題は
未覚醒の7人がマジシャンになった場合の能力値がマスクデータであることです。
というか正直に申しましてまだ決めてないです。

先に決めて公開しとく場合、誰を優先的に守るか、みたいな作戦は立てられるけど
それは裏を返せば誰を見捨てるかみたいな話になってしまいますし、
じゃあ残りの候補生はみんな能力一律にしようというのはまた違う気がします。

>>470
今回の仕組みをそのまま使うと仮定した上でいえば、
まず戦闘コンマ→数値だけ見て敗北が確定→戦闘描写抜きで先に安価指定をお願いする、
という流れになるはずですので、どんな相手にナニをされるか、全部丸投げとなります。
ゆえにその場合は怪人とか人とかやよいとかもおまかせです。

春香さんのアレに関しては、ちょっと待ってください。
ネタバレになりますが合体技の際に悪影響が出る(>>388由来)みたいなことを考えてまして
(=防衛戦の際、誰かと組むと能力値が単純に合計した数値から低下する、的な)
ただそれにしてもそろそろ発症してないとおかしいのも事実ですから、ここは本編のどっかで近々補完します。

律子に頼まれて、もらったメモをもとに、資料の並んだラックからいくつかのファイルを選び出す。
そして戻ろうとしたわたしの目の前に、そいつがなんの前触れもなく落ちてきた。

べちょ、と汚らしい大きな水音を立てて、それはドアとわたしの間の床にはりついた。
ほとんど透明な、でも少しだけ濁った液体のようなそれが、うぞうぞと這いずる。

亜美と真美が前に、これによく似たおもちゃを事務所でいじっていたことがあった。
ぬるぬるして伸びて、どこにでもべたべたとくっつく……そう、スライム、というやつだ。

でもあのときのおもちゃはせいぜい片手いっぱいくらいの量だった。
これはそんなレベルじゃない。人ひとりくらいなら、まるごと包んでしまえそうな…

伊織(………こ、これ、って、え!?どこから!?いや、それより、逃げ、でも、ドア…!)


「でこちゃん。ごめんね、ちょーっとだけ壁のほうに下がってて?」


伊織「え?」

パニックに陥りかけたわたしに、天気の話でもするような気楽さの、聞きなれた声が届く。

美希「シャイニング・ミキ、ショウアップ、なの」

ドアの向こうに姿を現した美希が一瞬のうちに光に包まれ、マジシャンに姿を変えた。
そしてそのまま手にしたなにかを、わたしの目の前の怪物に向ける。

美希「アイドルの事務所にカッテに入り込むなんて、マナーがぜんぜんなってないって思うな!」

美希が言い終わらないうちに耳をつんざく音がした。うごめくゲル状のなにかの一部がはじけて
壁に飛び散り、そのしずくがわたしの服や髪のすれすれをかすめていく。

伊織「きゃあっ!? ……っぶないわね、わたしにかかるとこだったわよ!?」

美希「だから下がって、ってミキ言ったのに…あ、それ、まだ生きてるよ、でこちゃん」

伊織「ひ、いっ!?」

安心半分、怒り半分で美希の方へ行こうとしたわたしを美希が制した。
確かによく見ると、吹き飛ばされた残り、床のスライム、の、本体?はまだ動いていた。
真ん中あたりが盛り上がっていて、でも、美希相手に怯えているようにも見える。

美希「こいつら、よく狙って弱点に当てなきゃいけないから、めんどくさいの」

美希「ムダに体力だけはあって、ほかのとこ攻撃しても、あんまり効かないみたいだし……」

あくびでもしそうな雰囲気のまま、美希はふたたび手にした大型の拳銃の引き金に指をかけた。

美希「さてと、それじゃおヒキトリねがうの。スター・シュートっ!」



再生や動きの制御を司るコアの部分を星形の弾に一撃で射抜かれ、スライムがゆっくりと消失する。
しかし、その場にいるふたりはそれにまったく注意を払う様子もない。

伊織「弱点あるって知ってるなら最初っからそこに当てなさいよ!?生きた心地しなかったわよ!」

美希「でこちゃん、まずミキにお礼くらい言ってくれてもいいんじゃない?」

今になって安心したためか、いつも以上に激しく美希に突っかかる伊織。
それを適当にいなしつつ、美希の関心は別のところに向いていた。

美希(………音も立てずに、ミキにもすぐには気づかせずに、事務所の中に出てくるなんて)

美希(たぶん響が、直接テレポートさせて来たんだ…これからは、もっと注意、しとかなきゃ)

律子「ちょっと、さっきすごい音が、…って、え…… え? い、伊織、美希、大丈夫なのっ!?」

美希「あー、律子…さん。だいじょーぶだよ、もう終わったし、ミキ、負けたりしないから」

内心の不安を一切表に出すことなく、美希はやってきた律子に笑顔を向けた。



【戦闘結果:美希の攻撃!(122vs96)→ダメージ0(116-121<0):戦闘継続】
【戦闘結果:美希の攻撃!(113vs67)→ダメージ87(142-55):40-87<0 撃破!】

【「事務所」の防衛に成功しました】


※ミキミキがガンスリンガーなのはただの趣味です
※「いちいち動くよりこのほうが早いの」とか言いそうかなーって


「ウゴッ、ウガアアア!」

春香「っああっ、はああああっ!!」

シャインシールドの展開が、なんとかぎりぎり間に合いました。
振り下ろされた棍棒みたいなものが空中で大きく弾かれて跳ね返ります。

豚と人をでたらめに混ぜ合わせたみたいな生き物と、わたしは向き合っていました。

レッスン場の片隅では亜美が耳をふさいで縮こまっていて、
その亜美をかばうように抱きしめている貴音さんも、小刻みな身体の震えを隠せていません。

わたしが、しっかりしないと、ふたりが連れて行かれちゃう!!
つい力が抜けてしまいそうになるのを、気持ちを奮い立たせてこらえます。

ただ明らかに、今の相手は、わたしより格が上でした。
さっきの攻撃だって、シールド越しにわたしの腕にまで衝撃が伝わってきたし、
この調子じゃいつまで防ぎ続けることができるかわかりません。

そのとき目の前の相手が、構えていた棍棒のようなものをすっと下げました。
何をするつもりなのか警戒して見ていると、相手は唇をひきつったように動かします。

「ググ。コ、ガ、カカッテ、コイ、グルル」

何も持っていないほうの手で、ぎこちない手招きのような動きまでしてみせる相手。

罠、かもしれません。
でも、これだけわたしのことを見くびっているうちがチャンスなのは間違いありません!

シャインボールを撃つために集中するには時間も距離も足りませんでした。
だからわたしは、千早ちゃんと協力してやよいと戦ったときのイメージを思い起こします。

春香(だいじょうぶ、きっと行ける…)

真正面からかかって行ってもたぶん通用しないはず。
それなら、やよいにやったみたいに、上下の動きをまぜて!

わたしは一気に加速して、相手の足もと近くにまで駆け寄りました。
予想外のスピードだったのか、豚さんみたいな鼻の上にのぞいている小さな目がいっぱいに見開かれます。
よしっ、いけそう、このまま――

ぱし、っと軽い音がして、相手が突き出した左手に、
わたしの全体重をのせた右手のパンチが受け止められました。

春香「あ」

そのまま無造作に、にぎりしめた右のこぶしをつかまれて、ぐいっと引き上げられます。

春香「まっ」

て、と言い切るより早く、宙にぶらんと吊り下げられたわたしの左のわき腹に、なにかが衝突しました。

なにか大きなものが、カベか、棚に、すごい勢いでぶつかった。
それといっしょにいろんなものが落っこちたかなんかで、もっとすっごい音がした。

貴音「は……春香っ!?」

お姫ちんがめったに出さないよーな大声で叫んで、亜美をかかえてる腕に、ぎゅっと力が入る。

ああ……、さっきの音、やっぱり、はるるんがなんかひどい目にあったんだ…!!

どうしても亜美は、そっちが見れない。はるるんがどんな風になってるのかなんて見たくないし、
それに、さっきからはるるんにヒドいことばっかりしてるブタみたいなのも見たくない!!

ふっと、亜美を包んでくれてたあったかい感じがなくなった。
いきなりすぎて、思わず亜美は目を開く。

亜美「おひめ、ちん……?な、なにして」

貴音「も、物の怪、もうよいでしょう!?春香にも亜美にも手を出さぬと確約なさい、わたくし、が――」

ぶるぶる震えながら、お姫ちんが亜美を隠すみたいに立って、両手をおおきく広げてた。

亜美からはその背中しか見えない。だけど、ブタみたいなのの鼻息は、いやでも聞こえちゃう。
なんとかしなきゃ、なんとかしなきゃ、はるるんも、お姫ちんも……

でも、なんとか、って、どーやって?


『そこに跪いて』


どっかで聞いたことあるような、でもぜんぜん違うような、そんな声がしたとたん。
いきなり頭をおさえつけられる感じがして、ブタみたいなのと、
お姫ちんと、もちろん亜美もいっしょに、床にぺたんと座りこむみたいになった。





物の怪のもつ棍棒でしたたか殴り飛ばされ、壁際に突っ込んだはずの春香が、立っていました。
ただ、明らかにその身にまとうものが違います。

先ほどまで、まじしゃんとして奮戦していた春香の衣装は、目に鮮やかな赤を基調としていたはず。
ですが、いま壁際に立ち、底冷えのする声を発した春香の衣装は、そのほとんどが黒く染まっておりました。

目で見てわかるだけでなく、身にまとうものが違うのはその雰囲気も同じでした。
いまの春香からは、瘴気とでも呼びたくなるほどの威圧的ななにかが放たれ続けていて
おそらくわたくしや、物の怪までが思わず膝を折ったのも、それのせいなのでしょう。
同じく床に這いつくばっている亜美も、まったく口を開こうとしません。

貴音(……あれ、は?)

そして春香の指先から細いなにかが伸び、物の怪の全身を縛めていることに、わたくしはようやく気づきました。

春香『かなりキツいけど、あんた1匹くらいなら今すぐ殺せる。逃げ帰るかどうか、3秒で決めて。3、2、』

春香がみっつ数え終わる前に、かき消すようにして物の怪が姿を消しました。



亜美もわたくしも声を出せないでいるうち、ふと室内を支配していた威圧感が消え去ります。
それと同時に壁際に立っていた春香が、ふらりと大きくよろめきました。

亜美「はるるんっ!?」

貴音「春香っ!!」

春香のもとへと弾かれたように駆け出す亜美に、わたくしも慌てて続きます。
ゆっくりと床へ倒れ込む春香。
その身体を包む衣装が真っ赤なものに戻っていることに、今更のように気づきました。


【戦闘結果:敵の攻撃!(108vs198)→ダメージ0(77-105<0):戦闘継続】
【戦闘結果:春香の攻撃!(127vs100)→ダメージ0(70-136<0):戦闘継続】
【戦闘結果:敵の攻撃!(54vs133)→ダメージ40(101-61):46-40=6 規定により戦闘終了】


※春香さんの耐久力は46でした。申し訳ありません、何か所かで47と誤記していたはずです(展開には影響はありません)。

※イメージ的に2周目のタイタン的なものとスライムさんにご登場いただきました。
 ◆MTFYlAtjLqN7氏、事後報告をお許しください。

お知らせ:システム関係について多少改定し、もう1度やってみます。

・戦闘ダメージ計算について以下の修正を加えます。 一言で言うと?→【ゾロ目をさらに優遇】

 機動力計算のコンマでゾロ目が出た場合
 →機動力は従来通り(機動力+機動力コンマ)×2で計算した上で、【(攻撃力+ダメージコンマ)を2倍にして計算します】
  ※ゾロ目計算込みでも機動力がそもそも敵を上回れなかった場合は特に関係がありません。

  また、00/99が出た場合は【攻撃権確定+防御力無視(攻撃力2倍の恩恵は無し)】とします。

 ダメージ計算のコンマでゾロ目が出た場合
 →ダメージ計算は従来通り2倍にして計算した上で、戦闘が継続した場合、【次回の(機動力+機動力コンマ)を2倍にして計算します】

  また、00/99が出た場合は【防御力無視】、00は100扱いで計算します。

 なお、機動力・ダメージの両方のコンマでゾロ目が揃った場合は、相手もゾロ目揃いでない限り一撃必殺です(従来通り)。

 前回のような同値が出た場合は、そのコンマ(機動力なら機動力、ダメージならダメージ)のみまず取り直しとします。

 1割のゾロ目がどれだけ出るかはさておき、せっかくゾロ目でたまにしかとれない先制とったのにダメージなしとかはせめて避けたい。


・また、はないちもんめ(仮)について、以下のようにシステムを設定します。

 マジシャンが防衛に成功した場合:
 ・マジシャンの能力値が上昇します。その際、特化型のマジシャンは特化能力が優先的に上がります。
  今回の春香さんに関しては不利な勝負を耐えきったので全能力値+5とします。【40 40 40 47】→【45 45 45 52】

 ・その場所にいた未覚醒組のうち1人について覚醒可能のフラグが立ちます。(誰になるかは安価で指定)
  基本覚醒率は25%で、たとえば1人目は00~24、2人目は25~50というように覚醒判定のコンマ値を埋めていき、
  覚醒可能フラグ持ちが4人になれば必ずひとりは覚醒できるものとします。

  重要:つまり、覚醒可能になってても、覚醒できる前に別の回で逃げ損ねた場合は幹部にされてしまうことにしました。

  個人的に重要:エロ安価的には「土壇場で覚醒したものの直後になす術もなく捕まって……」とかもすごくいいと思います。

 マジシャンが防衛に失敗した場合:
 ・エロ安価が出ます。昨晩の質問にもありますが、内容は基本丸投げです。
 (魔法で場所を転移させられるとか魔法で戦闘員がたくさん転移してくるとか、いざとなれば魔法がどうにかしてくれます)

 ・そのときその場所にいた未覚醒組1人1人について、逃走できるかどうかをコンマで判定します。

  マジシャンが1撃で体力フルから敗北した場合のみ、逃げる時間がほとんどなかった、ということで逃走成功率25%、
  それ以外の場合は逃げられるだけの時間をマジシャンが稼いでくれたということで逃走成功率60%としてみます。(コンマ判定)

  複数人が逃げ損ねた場合、マジシャンとまとめてエロい目に遭う、もしくは個々でそれぞれエロい目に遭います。安価次第です。
  逃げ損ねた子は最終的に幹部化します。

 マジシャンが守っていなかったところを襲撃された場合:
 ・そのときその場所にいた未覚醒組1人1人について、逃走できるかどうかをコンマで判定します。
  これは厳しめ成功10%(ゾロ目のみ助かる、あとはアウト)の予定です。逃げられなければエロ安価です。

 襲撃してくる敵戦力について:
 今現在のマジシャン側能力値合計は690前後となっています。
 (春香【45 45 45 52】187 千早【42 30 65 35】167 雪歩【30 65 35 40】170 美希【55 40 50 30】175)

 昨日の敵戦力合計は360でした。次回については少しその合計を高くし、450を予定しています。

 その上で、襲撃先のコンマを取る際、響の介入があるかどうかコンマを追加します。
 45%の当たり(※マジシャン側にとって)の場合、そのままですが、それ以外を引くと敵戦力が底上げされます。
 最悪のハズレ(※マジシャン側にとって)を引くと敵戦力値が650にまで跳ね上がります。


また例によって長いですがこんな予定でいってみたいと思います。

千早「昨日はごめんなさい、美希。あずささんたちの警護に気を取られすぎていたわ」

事務所に入ってった瞬間に千早さんに頭を下げられて、びっくりしちゃう。
千早さんってばそういうところ、ホントにまじめなんだから。

美希「だいじょーぶだよ千早さん。すごい弱っちいやつだったから、ミキひとりでラクショーだったの!」

雪歩「わぁ……さすが美希ちゃん、言うことがかっこいいなぁ…」

美希「なに言ってるの、雪歩だって、それくらい当たり前だー、ってなっとかないとダメだよ?」

雪歩にちょっとジョークを言いつつ、そういえば春香が見当たらないことに気づいた。

美希「あれ、春香は?きのうはすっごい大変だったって聞いてるけど、おやすみなの?」

雪歩「え?」

千早「………そういえば、いないわね。さっき会ったし、来てはいるはずだけれど…」

レッスン場にいた亜美と貴音の話だと、春香はかなりピンチになっちゃってたのに
そこから一気にやりかえして貴音と亜美を守り切った、ってことみたい。

でも、それをミキに聞かせてくれた亜美も、貴音も、なんでかその話をするのが
あんまり楽しくないみたいで、そこまで詳しいことは聞かせてくれなかった。

たしかに、まだマジシャンじゃないふたりにとってはすごくコワかっただろうし、
思い出したいようなことじゃないのもトーゼン、なのかも。

だから春香と直接おハナシしようと思ってたのに、もう、どこ行っちゃったんだろ?







事務所のトイレの個室の鍵はいま、赤いマークに切り替わり、中に誰かが入っていることを示していた。

「………っ、ん、んんっ! ふーっ、ふぅっ、ん、んん~っ!」

押し殺した声が、その中からひそやかに響く。

春香(だ、だめっ、ここ事務所なんだよっ!?わたし、どうして、こんなっ……)

個室内の壁に寄りかかってなんとか倒れないように身体を支えつつ、
春香はしきりに熱い息を吐き、身体をくねらせていた。



昨日、痛烈な一撃を受けたところで記憶が途切れ、目を覚ましたところで
敵を自分が一瞬で撃退した、と亜美と貴音から聞かされ、春香自身が誰よりも驚いた。

ただ、そのときのことを詳しく聞いてもいまひとつ要領を得なかった。
おしゃべりなはずの亜美は口をつぐんでしまうし、貴音のほうも
「あれではまるで、春香ではなくなっ……いえ、忘れてください、なんでもないのです」
などと、いつも以上に煙に巻くようなことしか言ってくれない。



それ以上の異変が夜、家に帰ってから訪れた。

春香(……や、だ!?気のせいだと思ったのに!?)

自室に入り、ドアを閉めると即座に鍵をかけ、おそるおそる春香はショーツに触れた。
そっと触ったその指が即座に湿るほどに、濡れている。

春香「………っ、は、ああっ!」

そして、ショーツ越しにほんの少し触れただけの指、それが引き金となって
ベッドに倒れ込むのももどかしく、春香は自分の身体を一心に慰め始める。

春香「あ、ん、んんっ!お、おっぱい、おっぱいも…っ」

家族に聞かれてしまうかも、ということすら考えられず、熱に浮かされたようにつぶやきながら
ブラウスのボタンをちぎってしまいそうな勢いで、前を開いて大きくはだけさせる。
ホックをはずすその一瞬の時間すら惜しくて、裏返しになるのも構わず
ブラを大きく上にずらし、露わになった白い双丘のてっぺんを指でつまむ。

春香「ん、ふぅ、くぅぅっ!だめっ、た、足りないぃ、もっと……っ」

左手の指をせわしなく動かして、乳首を何度も何度もこすり立てながら
春香の右手は当然のように、ショーツの中にもぐり込んだ。
やわらかい陰毛の感触が指とてのひらを順に通過し、そして、指先が震源地に触れる。

春香「っ、あ、ひあんっ!? ~~~~~~~~、ぅっっ、~~!!!!」

声を出すわけにはいかない、と今更のように思い出し、
口元近くのブラウスのえりを思い切り強くかみしめて声を殺す。
それでも間断なく走る震えを抑えることはできず、ベッドの上で春香は身体をわななかせる。

春香(ど、どうして、これ…… ま、まだしたい、こんなんじゃたりない、いぃ…!)

以前におそるおそる触れたときとは比べものにならない快感に襲われた上に、
それでもまったく満たされていない自分の感覚に、春香はとまどうばかりだった。



そして、今。家を出る直前にもがまんできなくなり、自身を慰めたばかりだというのに、
ここはほかのアイドルたちやプロデューサーだっている事務所のトイレだというのに、
春香はブラジャーとショーツの中に忍び込ませた指の動きを止められないでいた。






----------------------------

>>472で触れていた仕組みについて導入します。

春香が別のマジシャンといっしょに防衛を担当する際、
感覚が共有されてしまうことで合計能力値が低下する恐れがあります。

ただ、今回は雰囲気だけです。
次回以降、コンマ次第で発生する予定です。




こんな時間ですけど次あたりでコンマを取る予定なので、時間のある方はご参加ください。

響「誰も連れてこれなかった、だってー!?で、でも、レッスン場にはブタ衛門が行ったんでしょ!?」

襲撃部隊がなかなか戻ってこなかったため、これはきっと何人か捕まえたに違いない、
とうきうきしていた響を待っていたのは、1部隊は撃退され、1部隊は撃破された、という知らせだった。

そばに控えているやよいにはふごふご、と鼻を鳴らしているだけにしか聞こえないが、
大きい体を縮こまらせて響の前でぺこぺこしている生き物が、いろいろ弁解を並べているらしい。

響「は!?自分みたいな怖い雰囲気のマジシャンがいた!?そんなウソでごまかせると思うの!?」

はーっ、と深くため息をつき、響は目を閉じて首を振る。

響「……ま、仕方ないか。とにかくブタ衛門、おつかれさま。しばらくお休みしてていいよ」

一瞬だけほっとしたような表情を浮かべ、そそくさと生き物…ブタ衛門が退出していく。
なにを言ったものかわからず、やよいがただそれを見送ってから向き直ると、響と目が合った。

やよい「え、っと、その」

響「うわーん!最初だからってちょっと優しめにしたら、春香のやつー!!」

やよい「わわっ!?響さん、落ち着いてくださいーっ!」

目に涙までためて抱きついてくる響を受け止めつつ、やよいは必死になだめにかかる。




響「……それでさ、やよい。どうしたらいいと思う?」

やよい「うーん………あっ!こんどはちょっとずつわけてみる、っていうのはどーですか?」




今回のブラックジャンボの戦力分布は以下の通りです。

のちほどコンマ判定で出撃先が決まります。

戦力1【25 25 25 15】
戦力2【25 25 15 25】
戦力3【25 15 25 25】
戦力4【15 25 25 25】
戦力5【23 22 23 22】

能力値合計:450(90*5) ※マジシャン能力値合計 693

すみません、未覚醒組がマジシャンになる際のことについて説明を忘れていました。

まず、大まかに各自のタイプを規定しました。完全に>>1のイメージです。

あずさ:体力寄りバランス型
 律子:防御寄りバランス型
 貴音:攻撃寄りバランス型
  真:攻撃・機動特化型(美希に近い)
 伊織:攻撃特化型
 亜美:機動特化型
 真美:機動寄りバランス型

覚醒可能になるフラグについては>>478をご参照ください。

戦闘がひととおり終わったらまず、誰か覚醒するかどうかのコンマ判定を行います。(>>478)

誰かが覚醒するとなった場合、続いて能力値合計がどの程度になるかをコンマで判定します。
その判定は以下のイメージです。

初期春香クラス(トータル160)40%
初期雪歩クラス(トータル170)30%
後期覚醒クラス(トータル180)20%
ゾロが出た場合(トータル190)10%

これで決まった数値を上記のタイプに従って割り振ります。

千早「きょうも予定としては3か所なんですね、プロデューサー」

P「ああ、だけどたまたまだ。今後は4か所以上にみんなが出かけるってこともありえる」

雪歩「てことはその場合、ぜんぶ守ろうと思ったら…1人1か所、ってことになっちゃうんですかぁ…」

美希「昨日ミキが戦ったみたいなラクな相手ならいいけど、そうじゃなかったら……ちょっと大変かも」



本日の予定

「レッスン場」にてボーカルレッスン:真・伊織
「フォトスタジオ」にて写真撮影  :あずさ・律子・貴音
「野外イベント場」にてイベント参加:亜美・真美



各自のパラメータは以下です。

シャインマジシャン(4名)
春香 【45 45 45 51】 ※前回戦闘にて全能力値が成長しています
千早 【42 30 65 35】
雪歩 【30 65 35 40】
美希 【60 40 50 30】 ※前回戦闘にて攻撃力が+5されています


「春香・千早・雪歩・美希」の「計4名」について、
「レッスン場」「(フォト)スタジオ」「野外イベント場」のそれぞれどこに向かわせるかを
1レスですべて指定してください。


↓1

あ、すみません、コンマといいつつ最初は内容安価でしたね…。

出撃コンマだけで6くらい消費しますが、今はまだあまり人もいらっしゃらないでしょうし、
少し空けて19~20時ごろから更新を再開する予定です。

またしても大量にコンマとらせてもらうことになってしまいますが
そのあたりはどうぞよろしくお願い致します。

すみません、質問です。
春香の後遺症ですが、もう安価内容にも使っていいですか?

>>490
春香が敗北した場合はもちろんOKです。

で、あれだ。覚醒待機組が誰になってるかって話を忘れてました。
まずその指定を安価でお願いします。

↓1 貴音(攻撃寄りバランス型)or亜美(機動特化型)

↓2 あずさ(耐久寄りバランス型)or真(攻撃&機動特化型)or真美(機動寄りバランス型)

↓3 律子(防御寄りバランス型)or伊織(攻撃特化型)


今回、ここで指定された3人が全員連れ去られることなく残り、
かつ今回の襲撃でどこか1か所でも防衛に成功すれば
次回襲撃前に1人、新しいマジシャンが確定で増えます。

毎回、コンマだったり指定だったりが入り乱れていてすみません。
できるだけわかりやすく説明をするようにしますので、ご協力をお願いします。

今回は単純に、各選択肢において書き込んでもらった先着順で亜美・真・律子とさせていただきます。



では続いて、ブラックジャンボ側の出撃先を決定します。

これはコンマで自動的に決まりますので、とくに内容を書いてもらう必要はありません。


コンマ00-33 レッスン場
コンマ34-67 フォトスタジオ
コンマ68-99 野外イベント場


戦力1【25 25 25 15】
戦力2【25 25 15 25】
戦力3【25 15 25 25】
戦力4【15 25 25 25】
戦力5【23 22 23 22】

能力値合計:450(90*5) ※マジシャン能力値合計 693



また、今回から、響の介入による戦力底上げの可能性を加えてみます。

コンマ01~45「ふふん、今回はうまくいくに決まってるさー♪」
 (敵戦力に変更はありません)

コンマ46~84「これじゃちょっと弱すぎる、かな?全体的にプラスしとこっと」
 (敵戦力1~4の全能力値が+5されます) ※敵能力値合計80上昇

コンマ85~98「あっ、そうだ! 1部だけサプライズっぽく、強くしちゃったりして」
 (敵戦力5が以下の能力値にパワーアップします 【55 55 55 55】)※敵能力値合計130上昇

コンマゾロ目「あんまりナメてもらっちゃ困るぞ!ブラックジャンボの怖さ、思い知らせてやる!!」
 (全敵戦力の全能力値が+10されます)※敵能力値合計200上昇



繰り返しになりますが、ここはコンマのみです。


↓1~5のコンマで戦力1~5の出撃先を決定した上で、
↓6のコンマで響の介入による戦力の補強があるかどうかを決定します。

戦闘の組み合わせが決定しました。

@レッスン場
雪歩  【30 65 35 40】
vs
襲撃部隊【15 25 25 25】(戦力4)

@フォトスタジオ
春香&千早【87 75 110 86】
vs
襲撃部隊 【73 72 63 62】(戦力1+2+5)

@野外イベント場
美希  【60 40 50 30】
vs
襲撃部隊【25 15 25 25】 (戦力3)

響の介入は今回行われず、敵の戦力値はこのままです。




続いて、一気に戦闘コンマを取ります。 (ゾロ目計算に多少の変更があります >>478

↓1~4 レッスン場戦闘分
↓5~8 スタジオ戦闘分
↓9~12 イベント場戦闘分

さぁ

なんという完全なる消化試合。

そう思っていましたが>>512でえらいことに。ゾロ目計算変えた日にえらいことに。

@レッスン場(雪歩)
【戦闘結果:敵の攻撃!(66vs121)→ダメージ0(74-161<0):戦闘継続】

@フォトスタジオ(春香&千早)
【戦闘結果:敵の攻撃!(153vs258)→ダメージ91(2*(73+38)-131=91):86-91<0 敗北】

@野外イベント場(美希) 13 80 23 47
【戦闘結果:敵の攻撃!(63vs105)→ダメージ9(72-63=9):30-9=21 戦闘継続】



【朗報】春香&千早に関しては確定でエロ安価が出ます


とりあえず戦闘コンマ2ターン目取らせてください。
↓1~4 レッスン場
↓5~8 イベント場

@レッスン場(雪歩)
【戦闘結果:敵の攻撃!(129vs29)→ダメージ41(76-35):25-41<0 撃破!】

@野外イベント場(美希)
【戦闘結果:敵の攻撃!(125vs93)→ダメージ21(90-69):25-21=4 戦闘継続】

この数値でおおむね攻撃型の美希の一撃もらって死なないとかどうなってるんだ…
今回のターンで美希が事故りでもしない限りイベント場での戦闘は終了とします。というか多分終わります。

↓1~4 イベント場戦闘コンマ

敵と味方書き間違えた。どちらも雪歩と美希の攻撃です。このレスは無視してコンマどうぞ。

ゾロ目は出ても所詮雑魚の悲しさ、美希の機動力に届かな…しまった、防御時に2倍にするかどうか決めてなかった…
>>478で規定するのを忘れてました、次回からは機動力足りなかった場合の防御数値2倍もありにします。

今回は(今からのフォトスタジオのほうがそれどころではないため)特別裁定により美希勝利とします。

@野外イベント場(美希)
【戦闘結果:美希の攻撃!(110vs94)→ダメージ19(94-75):4-19<0 撃破!】



では続きまして、フォトスタジオにいた3名についての逃走判定を行います。
逃げそびれるとエロ巻き添え+幹部化です(最大5人プレイまで可能性があることになります)。

そしてこれも出会いがしらの一撃KOだったため厳しい方の判定です。

一発勝負、ゾロ目等は関係なし。
コンマ00~24であれば辛くも逃げ切れますが、それ以外の場合は捕まります。


【重要】次あたりで誰が被害に合うか判明の上、エロ内容指定の安価を取ることになります。

逃走判定

※ここはまだコンマです

↓1 あずさ
↓2 律子
↓3 貴音

なんという大事故すぐる………
いきなり四天王揃っちゃってブラックジャンボ笑い止まらないですねこれ……

今までの>>1の傾向からして、5人分となると1週間くらいは余裕でかかることと思いますが
これだけの荒ぶるコンマですからそれもいいでしょう。

はい、お待たせしました。エロ関係の内容安価です。


みなさんの妄想とかを信じて丸投げで行きます。

今回の被害者は以下5名です。

春香(マジシャン・ふた化もあり)千早(マジシャン)
律子(覚醒可能フラグありなので、マジシャン化してから云々とかもあり、一般人扱いでもどっちでも)
あずさ・貴音(非マジシャン、フラグ立ってないので一般人として)


誰かアイドル指定してその子が受ける内容でもよし、
複数人指定してとかでもよし、
受ける対象は指定しないでプレイ内容だけ書くもよし。
相手についても怪人とか戦闘員とか一般人とかお好みで。

こちらでなんとか調整できるものであることを望みつつ。
前回よろしくミックスとかしつつ考えます。

好みだけ言わせてもらえば、全員一律ふたなり化とかそういう画一的なのはちょっと、とか思わないでもないです。
それから毎度言ってますがグロスカはちょっとつらいです。

改めて大変お待たせしました。

↓1~5で好きな内容を書いてください。

貴音
響とナメクジの交接のようなレズセックス

千早を触手で嬲ったうえ、去り際に乳首に寄生触手を埋め込んでいく
常に勃起して敏感になる感じで

未覚醒組は、粘液で身体中をベトベトにして自慰を始める。互いに胸や身体を擦り付けて慰めあい、貝合わせをする。

合体した強化スライスに取り込まれおかされる。媚薬粘液で春香は後遺症発現。他も全員発情。春香は千早をフェラから始め犯す。千早も春香を犯す。

フォトスタジオという事で、皆さんの綺麗な体を、
一枚ずつ服を剥ぎとりながら写真撮影をしてあげる
脱がしたり押さえつけたり無理矢理ポーズを取らせたり撮影したりするのは敵の戦闘員

なんだお前ら最低かつ最高のコンビネーションだな!!!!(褒め言葉)

流れとしては>>545 >>543 >>544 >>542 >>541 で綺麗にまとまりそう。
配慮してくださったんだとしたら本当にありがとうございます。

そしてよく考えたら現在覚醒フラグの立ってる亜美・真は無事で、
かつレッスン場とイベント場にそれぞれフラグ立ってない伊織と真美が残っているため
次回から新マジシャンが1名参戦することになります。


↓1 誰が覚醒するかの判定コンマ

00-24 亜美 25-49 真 50-74 伊織 75-99真


↓2 その際の強さ判定コンマ


01-43 初期春香クラス(トータル160)
45-76 初期雪歩クラス(トータル170)
78-98 後期覚醒クラス(トータル180)
ゾロ  最初から全開(トータル190)

おお…さすがいおりん、今日のコンマは乱高下がすごいですね…

すみません、さんざんコンマ等いただいたのみで恐縮ですがいったん区切ります。
がんばってねっとりしたの書いてきます。一遍に投下より安価1個分ずつくらいになるかと。

今夜はこのあとぽろっと戦闘描写くらい投下するかもしれませんが、
その分についてはもちろん安価等はありません。

お待ちいただいていて恐縮です。
今回はとくに量が量なのと、>>1の都合のため、29日金曜夜に投下が始められるかどうか、という感じです。

前回同様、その時点で安価分もまだ消化しきれてなくて、今週末はエロいのを何回かに分けて投下のみ
(=安価とかまで行き着かない)になる可能性があります。

えろくない戦闘描写とかは適当に流してもいいと思うんですがどうもむだに字数を使ってしまう。
あれ書いてる方はわりと楽しいんですが、そのせいでお待たせしてしまうのはよろしくないし
安価スレのはずなのにすっかりリアルタイム感が消失してるの本当に申し訳ないです。

ちなみに(今書いてるぶんを今から調整できるとかそういう話ではありませんが)、
エロいあたりの描写で一人称っぽいのと三人称っぽいのとではどちらが人気なのでしょうか。

さておき頑張ってねっとりさせますので、とりあえずもうしばらくお待ちくださいませ。

日付変更前には投下始めます。当然です。お約束しましたからね。
ただ今回は導入+安価1つ分くらいになる可能性が大いにありますね。いつものことですね。

想定してたより時間が取れなかったんです、マジごめんなさい。とりあえずもうちょっと待っててください。

P「じゃあ、今日の割り振りっていうか、配置をもう一度確認をしよう。まず真と伊織に関しては、雪歩。頼むぞ」

きょう1日の、事務所のみんな――つまり、まだマジシャンとしては覚醒していないみんなの予定を確認した後で、
千早ちゃんと美希ちゃん、そしてわたしは、プロデューサーの机のまわりに集まります。
目的はもちろん、「もうひとつのほうの予定」について打ち合わせておくためでした。

先日の響ちゃんの宣戦布告以来、事務所のメンバーがレッスンやお仕事に行くときには
基本的に、4人のマジシャンのうち最低でも誰か1人が必ず同行するかたちで予定が組まれるようになりました。
ただでさえ忙しいプロデューサーはそのせいで、さらにやる事が増えて、苦労が絶えないみたいです。

P「ちょうどレッスン日程が一緒でよかった。もちろん、何もなかったら、普通にレッスンをがんばってくれ」

雪歩「は、ひゃいっ!…で、でも、うう、きょうはわたし一人で大丈夫かなぁ……」

いきなり話を振られて、わたしはついつい声が裏返ってしまいます。
前回は先輩の千早ちゃんとふたりだったから安心だったし、そのとき受け持ちだったスタジオには
たまたま響ちゃ…ブラックジャンボの人たちは来なかったけど、今回はどうだか、もちろんわからないわけで……

千早「大丈夫、私が保証するわ。萩原さんは誰かを守る役割にはうってつけだから。何度も言うけど、自信を持って」

わたしの不安を察したのか、千早ちゃんが優しく励ましの言葉をかけてくれました。
千早ちゃんはあの夜以来、わたしのことをずいぶん買ってくれてるみたいなので、期待に応えなきゃ、って気持ちになります。

雪歩「……う、うん、ありがとう、千早ちゃん!わたし、がんばってみる!」

美希「そのイキなの。きょうは真くんとでこちゃんのこと、頼んだからね、雪歩。あはっ☆」

美希ちゃんに言われて、あらためて身が引きしまる思いがしました。
そうだ……もしも何かあったとき、真ちゃんや伊織ちゃんを守ってあげられるのはわたししかいないんだ!

プロデューサーは続けて手元のメモに目を落とすと、美希ちゃんに声をかけました。

P「で、亜美と真美が参加するイベント会場には美希が待機、と。ああ、俺も同行するからよろしくな」

美希「えー?べつにミキひとりでもだいじょーぶだよ?」

軽い憎まれ口みたいなのを叩きつつ、美希ちゃん、ほんのちょっとだけ口元が笑ってます。
なんだかんだでプロデューサーのこと信頼してるみたいだし、もしかしたら、それ以上の感情も、なんて…?

P「会場が広いし、それに亜美真美に美希ってだけだとちょっとこう、年齢的にな。ま、保護者みたいなもんだ」

美希「ふーん。でもどーせ、なにかあったら戦うのってミキなのに」

P「…それを言われると弱っちまうな。まあでも、いざというときの避難誘導くらいは俺でもできるだろ」

美希ちゃんの反論に少し言葉を詰まらせながらも、プロデューサーさんは千早ちゃんのほうへ向きなおり…
そして話しかけようとして、なにかを思い出したように言葉を途切れさせます。

雪歩(………?)

美希「……あれ、そーいえば春香どこ? 千早さん、知ってる?」

千早「えっ…? うっかりしていたわ、見ていないわね」

どうしたのかな、とわたしが思うのと、美希ちゃんが口を開いたのはほぼ同時でした。
そういえば、春香ちゃんの姿が見当たりません。

美希「……まさか事務所にまた敵さんが入り込んでるとかってこと、ない…よね?」

美希ちゃんの何気ないひとことで、わたしたちの間に一気に緊張が走ります。


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ほんとごめんなさいきょうは導入+微エロくらいまでになってしまうかもしれない。
その場合は明日リベンジします。妄想を逞しくしてお待ちください。


…この間は事務所のなかにもかかわらず伊織ちゃんがいきなり襲われて、その敵を美希ちゃんが撃退した、
という話は美希ちゃんから聞いていました。まさか……このほんのちょっとのうちに、春香ちゃんが!?

春香「っ、ご……ごめんなさいっ、遅れちゃい、ました!」

と、ぱたぱたと軽い足音を立てて当の春香ちゃん本人がわたしたち4人のところへ駆け寄ってきて、
わたしはもちろん、千早ちゃん、それにあの美希ちゃんまで、安心のあまり小さくため息をつきました。

美希「ふぅー……ドジもほどほどにしといてね、春香。心臓にわるいの」

P「あのなあ春香。俺、いつも通り、全体のミーティングの後でこっちのミーティングするって言ったよな?」

春香「は、はいっ、すみません!ちょっと、…その、おなかの具合が、で、お手洗いに……」

美希ちゃんとプロデューサーのとげのある声に何度も頭を下げる春香ちゃん。

遅れてることに気がついて、よっぽど急いで走ってきたんだと思います。
よく見たら春香ちゃんはだいぶ汗をかいていて、それに息もずいぶん上がってました。

雪歩(遅れちゃったって気がついて、一生懸命走ってきたんだろうなあ…春香ちゃんらしいよ)

プロデューサーも言い始めた手前、いくつかお小言を追加します。
その言葉にひたすら謝りながら話を聞く春香ちゃんの顔は、なんだかずいぶん赤く染まってるように見えました。
…ふふっ、そんなに恥ずかしがらなくたって大丈夫なのに。




P「ま、そろそろ移動もあるし、確認を続けるか。改めて、春香、それに千早。ふたりには……」

ひとしきりマジシャンとしての気構えみたいなものについてお話をしたあと、
プロデューサーは改めて、春香ちゃんと千早ちゃんの今日の予定について確認を始めます。

春香「はいっ!写真の撮影スタジオで、表向きは見学させてもらう、ってことにして」

千早「……実際には、あずささんと四条さん、引率と打ち合わせのために同行する律子、その3人の護衛ですね」

P「ああ。1人の差とはいえほかの2か所よりメンバーが多いから、お前たち2人に行ってもらう」

「「はいっ!」」

ようやく息が落ち着いてきたようすの春香ちゃんと、その隣に静かに立つ千早ちゃんが、力強くうなずきます。

P「前回大変な思いして成長した春香と、もともとマジシャン歴の長い千早だから大丈夫だと思うが、くれぐれも気をつけろよ」

プロデューサーは二人にそう言うと、自分の荷物を整理し始めました。

P「それじゃ、各自、持ち場へ移動して警戒をたのむ。あ、美希はちょっと待っててくれ、準備できたら声かけるからな」

美希「りょーかい、なの」

雪歩「じゃ、じゃあ、わたし、行ってきます。みんな、気をつけてね!」

四人にあいさつをして、わたしは伊織ちゃん、真ちゃんを探しに戻ります。

春香「こっちは二人だから大丈夫だよ。雪歩こそ無理しないで、気をつけて!」

春香ちゃんが明るく笑って、手を振ってくれました。

亜美「そんじゃ、会場に来てくれたおともだちのみんなーっ、準備はおっけーかなー!?」

真美「みんなで声を合わせてよんでみよーっ!いっくよぉ、さーん、にーぃ、いーち、せーぇのぉ!」

今回、亜美と真美に野外イベントのMCとして声がかかった理由はごく単純で、
このたび新しく作られた着ぐるみ系のゆるキャラが双子という設定だからという話だった。
そういう安直なオファーは嫌がるんじゃないかと心配していたが、ふたりとも最初から案外乗り気で
いまのところ大きなミスなんかもなく、イベントは順調に進行している。

いや、進行して「いた」。

「……っきゃああああああああああ!?」

メインMCを担当していた女性がステージ上で金切り声をあげ、その拍子にスピーカーがひどいハウリングを起こす。
客の大半はいきなりの大音響に襲われ、わけもわからずあたりを見回したり、遅れて耳をふさいだりするばかりだ。

本来、亜美と真美、それに観客のコールに応えてゆるキャラが出てくるはずだったステージ上に、
場違いなものが出現していた。宙に大きく描き出された黒い魔法陣から、なにかがずるりと落ちてくる。

美希「シャイニング・ミキ、ショウ・アップっ!! もー、タイミング最悪なのっ!!」

パニックの中で誰よりも早く美希が動いた。
俺が見ている前ですばやくマジシャンに変身すると、混乱する観客たちの頭上を一気に飛び越えて
そのまま亜美と真美、そしてメインMCが身動きもできずに震えているステージへと駆け上がる。

美希「せめてイベント終わるの待つくらいできなきゃ、アイドルには嫌われちゃうよ?」

ステージ上に現れた怪物――以前千早と雪歩を襲った狼男、あれによく似た感じの奴が
遠吠えに似た声を上げるのにも構わず、不敵な笑みを浮かべたまま、美希は大型の拳銃を引き抜いた。

P(……頼むぞ、美希)

こうなると俺に、直接美希を手助けする手段はない。
あの場にのこのこ出て行ったところでかえって邪魔になるだけだ。

そうだ、事務所で話していたとおりせめて避難誘導を手伝おう、と考えたところで、俺は異変に気がついた。

この異様な状況にもかかわらず、周囲の観客が逃げだしていく様子がない。
ショーや演出のたぐいじゃないってことがまだ伝わってないのか?

そうじゃなくて、逃げ出そうとはしているが、観客が進めないんだ、とわかるまでに少し時間がかかった。
イベント会場全体が、先日やよいが事務所に襲来したときと同じ、結界だかバリアだかに包まれていた。



美希(…見た感じ、こいつはそんなに強いカンジしないの)

ねらいはぴったり合わせたままで、ミキは目の前のイヌ人間から目をそらさない。
動物と向き合ってるこーいうときに目をそらしたら負けだって、たしか…響が言ってた気がする。

美希(………やめやめ。もう、その響は…)

……今回このイヌ人間を送り込んできたのも、ほぼ間違いなく響のハズ。
ただ、ここに来るのが亜美と真美だとか、ミキがガードしてるとかってことまではわかんなかったのかもしれない。
だって、雪歩の居場所がわかってたらそっちにこのイヌを行かせるだろうし。

美希(それで…このイヌが亜美と真美をさらってったら、響はなにするつもりなの…!?)

そう考えただけで頭がかっと熱くなって、同時に左腕にも一気に熱が押し寄せた。

美希「っつぅぅっ!?」

P「美希っ!?」

叫び声と衝撃がいっぺんにやってきて、ようやくミキは我に返った。
ぼんやり考えごとしちゃってたところを一気に、無理やりみたいに現実に引き戻される。

なんていうか、すっごくムカムカした。相手にじゃなくて、まだぜんぜん割りきれてないミキに対して。

美希(ミキはバカなの!?戦ってる最中にぼーっとしてたら、こうなるに決まってる!)

美希(響のこと考えるより先に、まずは目の前の悪いヤツやっつけなきゃ、身近な人だって守れないの!)

あのイヌに思いっきりひっかかれたっぽいカンジがする。ただ、ラッキーなことに
とくに血とかは出てないし、ちゃんと指も、腕全体も動く。もちろんちょっぴりイタいけど。

美希「……ふーっ。そーだよね、ホンキでやんなきゃダメ、だよね」

どーせ相手に言葉は通じてないはずだから、ミキ自身に言い聞かせるつもりで言う。
これやるの疲れるからほんとはあんまりスキじゃないけど、これからは慣れとかなくちゃ。

なにも持ってない左手にも、意識をぐっと集中させる。
前にやったときはたしか、さいしょからずっとそこにあった、持ってた、ってイメージで…

美希「よし……っと。もーいーよ、お待たせっ☆」

せっかく始めるまえの合図をしてあげたのに、イヌ人間がじりっ、と一歩、うしろに下がるのが見えた。
あはっ、それ、動物どうしのケンカなら、自分の負けを認めた、ってことになるんじゃない?

美希「アクション映画なんかでよく見るよねこれ。マネっこも、たまにはいいかな」

いろいろ考えるのはあとでもできる。まずは、このイヌ人間をきっちりやっつけてから!

美希「一丁でも当てられるけど、どーせなら二丁のほうがかっこいいし、それに倍撃ててオトクなのっ!」



魔法少女だと思っていたら、次の瞬間には美希が二丁拳銃の女ガンマンみたいなスタイルになっていた。
そしてその美希が、それこそ映画のアクション女優顔負けの動きで敵を追いつめるのを、俺は呆然とただ見ていた。

最初に棒立ちのまま一撃をもらったときにはどうしたのかと思ったが、そのあとは何かふっきれでもしたのか
ステージの上をところ狭しと動き回り、狼男をすっかり翻弄し、それでいて亜美や真美たちMCにはもちろん
観客の方にも危害が及ぶことのないよう注意を払い、自分の動きで相手の動きをうまく誘導している。

そして、美希が左手に携えた拳銃から放たれた星型の弾が狼男の右足を射抜き、相手をその場に縫いとめた。
そのことを俺が認識するのとほぼ同時、こんどは右手の銃が即座に火を噴き、狼男の心臓部を撃ちぬく。

美希「ばーん☆ …ってね。ぼーっとしてたとはいえ、ミキに一発当てたのはほめてあげるの」

撃ちぬかれた狼男の身体は、ステージに倒れるよりも早く、その実体が薄れて消滅してゆく。

P「美希!」

亜美「わーん、ミキミキありがとー!!怖かったよー!」

真美「それよりミキミキ、腕だいじょうぶ!?なんか当たってなかった!?」

ようやくまともに動くようになった足に喝を入れると、俺はステージに駆け寄った。
さっきまでメインMCの女性と身を寄せ合って震えていた亜美と真美もやっと動けるようになり、
俺がその場にたどり着くころには二人で美希に抱きつき、泣くやらわめくやら、わんわんと大声を上げていた。

しがみつく二人の頭をやさしく撫でてやりつつ、美希は俺に声をかける。

美希「……弱すぎるの」

一瞬、俺のことを言っているのか、と勘違いしかけ、それから今の狼男の話なのだと気づく。

P「まあ、強すぎるよりはいいよ。それより美希、さっきのでケガとかしてないか?」

美希「そうじゃなくて。今のヤツ、ハニーから見ててどうだった?前見たっていうヤツと強さ、いっしょ?」

自分のことなどどうでもいいと言わんばかりの調子で話を続ける美希。
そこで俺も、ようやく美希の「弱すぎる」という発言の真意に気づいた。

見た目こそ千早と雪歩が戦った相手によく似ているが、前回の奴はここまでモロくはなかった気がする。
千早に斬りつけられたり、腹を深々と貫かれたりしてもなお執念深く生きていた姿を今更思い出した。

P「……確かに、以前の方が強かったかもしれない。再生怪人、みたいな、使い回しとかってことか?」

美希「そこはミキにはわかんないけど…これって、本命じゃない、ってことなんじゃ………?」

P「本命じゃないって…… そ、そうかっ!?」

美希のことばをそっくりそのままおうむ返しにしてから、やっとその重要性がわかった。
つまり、ここに来たこいつはただのダミー、せいぜい美希の足止め役程度にすぎなくて
別の場所の方に、もっと強い、本命の襲撃部隊が向かってる、ってことか!?

P「くそっ! この分じゃここのイベントはどうせ中止になるはずだ、美希、すぐ移動しよう!」

美希「ま、待って!今いる観客のみんなに、ミキのこと忘れる例の魔法をかけとかなくちゃ……」

P「ああ、そうだったな……わかった、できるだけ早くしてくれ!一人でいる雪歩が危ない!」

美希「わかってるのっ、ちょっとだけ時間ちょーだい!」

例の結界だかバリアだかは少しずつ薄れつつあるが、まだ一般人が通れない状態には変わりないらしく
観客はざわめいたままで、そのなかにはこっちを指さしたり、写真を撮ったりしている人もいるようだった。
今回の場合、下手をすると変身するその場まで見られている可能性もあるわけで、
名前や顔が世間にそのままバレてしまうと、今後の活動に差し支えてしまうおそれは否定できない。

そうなる前に、この場の全員にまとめて魔法をかけるべく、美希が少しずつ精神統一を始めた。


【戦闘結果:敵の攻撃!(63vs105)→ダメージ9(72-63=9):30-9=21 戦闘継続】
【戦闘結果:美希の攻撃!(125vs93)→ダメージ21(90-69):25-21=4 戦闘継続】
【戦闘結果:美希の攻撃!(110vs94)→ダメージ19(94-75):4-19<0 撃破!】

びたん、と、レッスン場の床になにかが張り付くような音がしました。
わたしがそっちを見る前に、レッスン担当の先生が悲鳴を上げ、続けて伊織ちゃんが叫ぶ声がします。

伊織「ひぃぃっ!?こ、こんどは何っ!?」

真「……っ!?」

そっちを見るまでもありませんでした。
なんだかねばつくような、気持ちの悪い空気が、伊織ちゃんの見ているあたりから漂ってきてます。
その何かをわたしより先に見ちゃった真ちゃんが、息をのむ音も聞こえてきました。

雪歩「っ……シャイニング・ユキホ、ショウ・アップ、っ!!」

あれこれ考えるより前にとっさに叫び、わたしはすぐマジシャンに変身しました。
先生はあまりの衝撃の連続に声も出せないでいるみたいです。
ああ、そうだ、先生にはあとでこのことを忘れてもらわなきゃダメなんでした……

雪歩(………う、わ………うう、っ!)

そして振り向いてスコップをかまえたわたしの目の前にいたのは、虫さんでした。

それも、かぶとむしとかくわがたとかみたいな、触ったら固そうなタイプじゃなくて
いかにもやわらかそうな、いもむし、という言葉が似合いそうなものでした。
それこそかぶとむしの幼虫とか、そういうのに似ている気がします。

ただ、大きさはぜんぜん似ていませんでした。
これ………人ひとりとほとんど同じか、どうかすると、それよりも大きそうな…

雪歩(……だ、ダメダメ!ここにはわたししかマジシャンいないんだから、わたしがしっかりしなきゃ!)

一目見て悲鳴を上げそうになったのを必死でがまんします。
わたしがこれをやっつけなくちゃ、伊織ちゃんや真ちゃんになにがあるか……

と、わたしの見ている前で、その虫さんがぶよぶよした白い体を震わせ始めました。
うう……なんで、こんな、ますます気持ち悪いですぅ…………

でもひょっとして、さっき落っこちてきたときの打ち所が悪かったのかな?
なんて思っていると、

伊織「………えっ?」

真「い、伊織っ、危ないっ!?」

虫さんはいきなり、口からなにか液体のようなものを吐き出して、それはまっすぐ伊織ちゃんと真ちゃんのほう、に、
真ちゃんが伊織ちゃんをかばって走り込むのが、スローモーションみたいに見えて………



雪歩「だめえええええっ!!」

自分でも、こんなに素早くからだが動かせるとは思いませんでした。
ふたりをかばう位置にぎりぎり割り込み、手にしたスコップで液体のような何かを受けとめて、すぐに叩き落とします。

じゅっ、と音がして、スコップの先端が溶け落ちました。
………これ、たまたま氷だから、かもしれないけど、もし伊織ちゃんや、真ちゃんが、浴びちゃってたら…!!

雪歩「………もうわたし、怒っちゃいましたぁっ!!」

わたしを狙ってくるんならともかく、いきなり真ちゃんや伊織ちゃんを攻撃するなんて許せないっ!!

また虫さんはぶるぶると震えています。さっきのあれをやるつもりかもしれません、それならっ!

雪歩「てえええーいいっ!!」

すかさず生み出した二本目のスコップ、こんどはあえて大きさを小さ目にして、それを思いっきり投げつけます!

ちょうどこっちを向いていた虫さんの頭?の部分にわたしの投げたスコップが突き刺さるように直撃し、
一瞬でその全身が凍りつき、かけらになって砕け散りました。


【戦闘結果:敵の攻撃!(66vs121)→ダメージ0(74-161<0):戦闘継続】
【戦闘結果:雪歩の攻撃!(129vs29)→ダメージ41(76-35):25-41<0 撃破!】




雪歩「真ちゃん、それに伊織ちゃんも大丈夫っ!?ケガしてない、どうもなってないよね!?」

伊織「おかげさまでわたしは無事よ…… 雪歩はもちろん、真、あんたも、ありがと……」

真「…………ボクもさっきは無我夢中って感じだったよ。雪歩がいてくれて、本当によかった……」

とりあえずの平穏が戻ったレッスン場で、まだ顔色を悪くしている二人と、それからわたしと。
特に伊織ちゃんはこの間の事務所でも襲撃を受けてるわけだからショックは強いだろうし、
でも真ちゃんは真ちゃんで、間近でこういうのを見ちゃうのは初めてだから、それはそれできっと大変で……

美希「雪歩ぉっ、大丈夫!?」

P「無事か!?真、伊織も……ああ、三人とも!」

ちょうどそのとき、大声を上げてドアを開け放ち、美希ちゃんとプロデューサーが室内に突入してきました。
わたしももちろんびっくりしたし、真ちゃんや伊織ちゃんもそうだったみたいですが
一番かわいそうだったのは先生で、このショックがダメ押しになったらしく、気絶してしまいます。

雪歩「ああっ、先生っ!? ……プロデューサー、美希ちゃんも、どうしてここに?」



雪歩「ああ、なるほど……囮と本命、ってことかぁ………」

美希「その様子だと、雪歩のとこもそんなにタイヘンじゃなかったみたいだね」

美希ちゃんのところには、最初にわたしがやっつけたわんちゃんもどきが来たんだそうです。
正直な話、逆じゃなくて、ほんとによかったですぅ……

P「となると今回、向こうの本命は春香と千早のところ、ってことか」

美希「んーと、それならそんなに心配いらないかも。千早さんがいて、春香までいるんだもん」

急に興味をなくしたみたいになっちゃう美希ちゃん。千早ちゃんのことを信頼してるんだな、と考えると同時に、
わたしのことはしっかり心配してくれたんだ、ということに思い至って、今更ながらうれしくなります。

P「まあ、念のためってこともある。少し休んで先生が無事回復したら、いちおうフォトスタジオに向かおう」

プロデューサーがそう言って、わたしたちはそれぞれ、すっかり荒れてしまったレッスン場の片づけを始めました。

律子「…ええ、特に大きな変更はないということで。では、本日はどうぞよろしくお願い致します」

スタッフ「はい、それじゃよろしくお願いします。あ、君、三浦さんと四条さんをご案内して」

律子がスタジオ側の担当者と細かい段取りなどの打ち合わせをしている間に、
あずささんと四条さんは撮影に備え、衣装やメイクを本番通りに仕上げるべく更衣室へと向かった。
今回はステージ衣装などではなく、アイドルの普段の顔、をイメージした写真を撮ると聞いている。

私と春香は打ち合わせの通り、プロダクションの同僚、特に撮影慣れしている二人の仕事ぶりを学ぶために
撮影現場に同行させてもらっているという設定で、怪しまれたりはしていない……と思う。

それよりも私には、さっきから少しだけ気になっていることがあった。

千早「……春香、本当に体調は大丈夫なの?顔がまだ少し赤いわ、熱でもあるんじゃあ…」

春香と私にも親切なスタッフの方がわざわざ椅子を用意してくれていて、
私たちはスタジオの一角で腰かけさせてもらっているのだけれど、隣にいる春香の調子がどうもおかしい。
呼吸が浅く、ペースが速く、そして照明が少なくて薄暗いこの場所でも頬が紅潮して見える。

春香「え!?…ううん、そんなことないよ千早ちゃん!ほ、ほら、きっと、空調とか、照明の熱とかで……」

なのに、何度聞いても春香は同じ答えを返す。
なに言いづらいことでもあるの?とわたしが尋ねそうになった瞬間、春香のほうが先に声を上げた。

春香「あっ、あずささん、貴音さんも!二人とも戻ってきたよ、千早ちゃん」

少しわざとらしいようにも思えるその声で目をやると、着替えた二人がちょうどスタジオに入ってくるところだった。

あずさ「ああ、お待たせしちゃいました………今日の撮影、よろしくお願いします~」

貴音「本日はお世話になります。ふつつか者ではございますが、精一杯努めますので、どうぞよしなに」

スタッフ「いえいえ、こちらこそ、いいの撮らせてもらえるよう頑張ります。……三浦さんと四条さん入りまーす!」

あずささんと四条さんのあいさつにスタッフさんのリーダーらしき人が答え、大きな声でスタジオ中に合図をする。
それに対し、あちこちで忙しく動き回る人たちの間から、うーい、はーい!などと、思い思いの返事が響いた。

改めて、まったくのギャラリーとしての立場から見てみると、あの二人は本当に写真映えがする。
まずモデルばりに身長が高い。それだけで被写体としての魅力はぐっと増すというのに、
二人が二人ともへたなグラビアモデル程度では相手にならないプロポーションを誇っているので
ほぼ普段着にもかかわらず、女優か、大物モデルか、というオーラが漂っているように見える。

それに、今回の撮影対象ではないけれど、プロデューサーの立場の律子だって実は相当なものだ。
いちおう身長だけは私のほうが少し高いが、全体的なプロポーションということではとうてい敵わない。
いま身に着けているいつものパンツスーツでそのまま撮影されていたとしても変な感じはしないし、
最近あまり見かけていないけれど、普段着を適当に見繕ってくればすぐに三人目のモデルとして通用しそう。

……正直に言うと、特にあずささんや四条さんに関しては、ちょっとだけ、羨ましいと思わないわけではない。
でもむしろそれ以上に、今後一緒に撮影されることだけは絶対に避けたい、という思いの方が強い。

春香「うわあ……やっぱりあずささんも貴音さんも、かっこいいし、きれいだなぁ…」

私の葛藤を知ってか知らずか、ただのいちファンのような無邪気さで、春香が感嘆の声を上げた。

スタッフ「じゃ、次はお一人ずつ行きましょうか。そしたらまず三浦さん、お願いします」

あずさ「は~い」

律子「ああ、貴音はちょっとこっち来て。さっきのポーズのとき、少し髪が乱れてたから」

貴音「なんと、気づいておりませんでした…お手数をかけます、律子嬢」


あずささんと貴音さんの撮影はだいたい順調に進んでました。
スタッフさんたちは手際がよくて、それに感じのいい人たちで、すごくスムーズです。

それでも、いい写真が撮れそうだ、という以上にうきうきした感じが伝わってくるのはきっと、
今回のモデルがあの二人だからに違いありません。
あんなに背が高くて、スタイルもばつぐんで、おまけに二人ともとびっきりの美人。
そしてとどめに今をときめく現役アイドルなんですから、男の人ならはりきっちゃうのも当然です!
…なーんて、わたしの手柄でもないのに、つい自慢しちゃったりして。


……そんなことをいろいろ考えて気をまぎらわせようとしても、どうしても、変な感じが抜けません。

となりの千早ちゃんにはなんとなく気づかれちゃっている感じがします。

さっき事務所でマジシャン4人で集まって打ち合わせをするのに遅れちゃったのも、
それからここで座っている間、頭が、身体がなんとなくふわふわしてぽーっとしちゃってるのも、
全部、昨日の夜から続いてる、おなかにたまってる熱っぽい感じのせいです。

その上に、これ…… 時間がたつにつれ、ちょっとずつ、ひどくなっている感じがします。

春香(うう…、じ、事務所のトイレで……シてから、まだそんなに時間、経ってないのに……!)



千早ちゃんが言う通り、わたし、本当に熱でもあるのかもしれない、と思ったところで。

千早「……? 春香、外からなにか聞こえない?」

春香「えっ? 外っていったら」

「おいちょっと、勝手に入ってもらっちゃ困、がはっ!?」

千早ちゃんがそう言った直後に、外から言い争うような声が聞こえたかと思うと
スタッフさんのひとりが外から突き飛ばされでもしたのか、スタジオ内にもんどりうって転がってきます。

「な、なんだあんたたち、今は撮影ちゅ……うわああっ!?」

「きゃあああああ!!え、ちょっ、危ないっ!?」

同時に、開いたドアから真っ黒い全身タイツみたいなかっこうの人たちがたくさんなだれ込んできました!
ドア近くにいたスタッフさんともみあいになったり、入ってきた勢いで撮影機材のケーブルをひっかけたりと
スタジオ内はあっという間に大混乱に陥ってしまいます。

春香「ち、千早ちゃん!?あれって!」

千早「十中八九、あれはブラックジャンボの手先でしょうね。準備はいい、春香?」

あせってパニックになりかけたわたしを、千早ちゃんの冷静な声が落ち着かせてくれます。
そうだ、この間はわたし一人でも大丈夫だったんです、きょうは千早ちゃんも一緒なんだから絶対いける!

春香「う、うんっ、大丈夫!行こう!」

千早ちゃんとわたしは二人で声を揃え、シャインマジシャンへと変身します!

律子(こいつら…特にここを狙ってきたのかしら?いや、わざわざマジシャン二人いるところに来る理由はないわね)

いきなりの乱入者にびっくりしたのは事実だけど、いつまでも驚いてるわけにはいかない。
ちょうどスタジオ内で一緒にいる時でまだよかった、と安心しつつ、私は前を見据えたまま声をかける。

律子「あずささん。貴音も。私の後ろから動かないで」

貴音「しかし、律子嬢!」

あずさ「そうですよ律子さん、危ないですっ!」

ふたりの焦ったような声が背中に飛んでくる。こんなときだというのに、
そういえばこの二人が焦るのなんてめったに見聞きしないなぁ、と思うと、ほんの少しだけおかしくなった。

目の前にうようよしているのは「悪の組織の戦闘員」のステレオタイプ、そのものだった。
歌舞伎の黒子よろしく全身真っ黒のかっこうで、顔の部分にだけいくつか穴の空いたマスク、
銀行強盗がかぶってる目出し帽みたいなのを身に着けている。

律子(これでしゃべりが片言だったら、もうまさに雑魚戦闘員、ってところね)

しかしなぜか、連中はすぐには襲い掛かってこなかった。。
なんとなく私と後ろの二人を遠巻きにして、様子をうかがっている感じがする。

身長でいえば10㎝以上高い二人をちびの私がかばう、というのも変な話だけど、
アイドルとプロデューサーが両方危険なら、もちろんアイドルの方が守られなきゃいけない。
少なくとも見たところ、この「戦闘員」たちの中身は人間っぽいので、きっと対処のしようはある。

それに、もしこの場に私たち3人しかいないのならそりゃ絶望的だろうけど、
ほかにもずっと心強い、頼りになる仲間がいてくれるからこそ、私も多少は無理ができるのだ。

「シャイニング・ハルカ、ショウアーップ!」
「シャイニング・チハヤ、ショウ・アップ」

「ウギャーッ!」「ウガーッ!」

そう考えたのとほぼ同時。最高のタイミングで救いの声が室内に響き、
目の前の「戦闘員」がふたりくらいまとめて壁の方まで吹っ飛んでいく。

律子「……ふう、ありがと。これで私、もうあんまり無茶する必要ないわね?」

春香「もちろんですよっ、律子さん!3人でいっしょに、危なくないように下がっててください」

千早「くれぐれも無理はしないで、律子。怪我でもしたら大変よ」

マジシャンの衣装に身を包んだ春香と千早が、にっこりと笑ってそう言った。

黒い装束に身を包んだ「戦闘員」は、ざっと見て30人くらいはいるだろうか。
先ほど春香と一緒に先制攻撃を加えたときの手ごたえからして
相手は普通の人間だが、おそらくなにかしら身体などを強化する魔法がかかっている。

その証拠に、けっこうな勢いで壁際につっこんだはずのさっきの2人も
多少ぎこちない動きではあるが起き上がり、集団のなかに再び加わっている。
1人ずつを相手にする分には問題ないと思うけれど、これだけの数を同時に相手するのは多少不安がある。

それに、私の知る限り、こうも堂々と人間がブラックジャンボの手先をしているのは初めて見た。
いよいよ我那……「総帥」が、なりふり構わず戦力を投入し始めているということなのかもしれない。

これだけの人数で攻めてきたということは、美希や萩原さんの担当しているそれぞれの場所も
同じくらいの規模で襲撃されている可能性が高い。ここは早く片付けて、彼女たちの救援に回るべきだろう。

千早「…春香。今回も、例のユニゾンソウルで行きましょう」

春香「……え?あ、ああ、うん」

千早「? どうしたの、なにか不安なことでも?」

春香「い、いや、そんなことないよ!じゃあ千早ちゃんからやってくれる?」

春香の態度に少しだけ違和感を抱きつつも、私は手早く戦闘を済ませるために精神を集中させる。
少し遅れて春香も集中を開始し、そして私たちは同時に叫んだ。

「「ユニゾンソウル・シンクロナイズ!!」」




「ウギャーッ!?」

またひとり黒タイツの人が軽々と宙を舞いました。
……正直、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ不安はあったんですけど、
いざ実際に千早ちゃんとのユニゾンソウルをまた使ってみると、なんの心配もいりませんでした。

むしろ、さっきまでずっと離れなかった火照りみたいな感覚がさっぱり消えて、
いつも以上に身体が軽快に動かせてるような気がします。
千早ちゃんの方がわたしより強い分、うまく治療された、みたいなことなのかな?

「ウガアアー!!」

千早ちゃんとわたしは二手に分かれて、つぎつぎに飛びかかってくる黒タイツの人たちをさばきます。
といっても、手で押しのけたり、軽くはたいたりする程度なのですが、そのたびに彼らは
叫び声をあげつつ吹っ飛んでいって、壁にぶつかったり、機材の山に景気よく突っ込んだりします。

………うわっ、あれ、機械は大丈夫かな? あとでちゃんとお詫びしなきゃ…

もともとのスタジオの人たちは、乱闘がひどくなった時点でめいめい脱出していました。
いまここに残っているのはわたしたち5人と、それから黒タイツの人たちだけ。
さっき千早ちゃんにも言われたとおり、今回のこの人たちはそんなにめちゃくちゃ強い、というわけじゃないので
早くやっつけて、美希や、雪歩のお手伝いに回ってあげられるようにしないと!

仲間の人たちがかんたんに返り討ちに遭い続けているのを見てしまったせいか、
まだたくさん残っている黒タイツの人たちは少し腰が引けているみたいでした。
そのまま、千早ちゃんとわたしの目の前で、頭を突き合わせるようにしてなにかを始めます。

「……おい、どうなってんだよ、話が違うぞ…」
「やべえ…コレ、よくて意識不明とか…」
「数の暴力でいけるつったの誰だよ。あんなのに勝てるわけねーじゃん」

ぼそぼそと話す声が聞えてきて、わたしも、隣の千早ちゃんもたぶん、目を丸くしました。
こ、この人たち、しゃべれたんだ!?

千早「……なら話が早いわ、投降して。貴方たちも痛い目は見たくないでしょう?」

少しだけ戸惑いながらも千早ちゃんが声をかけますが、
黒タイツさんたちは直接返事をせず、あくまで自分たちの間だけで話を続けています。
この人たち、響ちゃんに操られてるのかと思ったけど、そうでもないのかな…?

「くっそ、完全にナメられてるぞ」
「………よし。こうなったら、響様からあずかったやつ使ってみようぜ」
「いいのかよ、それ、1人1個しか支給されてないし、使ったら補充はナシとか聞いたけど」
「どのみちこのままだと俺ら全滅だろ!それっ!」
「あ、バカ!……つってもあれか、ほかに手段ねーか。よっと!」
「マジかよお前ら。俺はやらねーからな」
「勝手にしろよ、死んでから後悔しとけ」

よくわからない口論のような会話が続くうち、その中の誰かがなにかをいきなり放り投げたみたいでした。
それを合図にして、しゃべっていた黒タイツさんたちの何人かが、同じように持っているものを投げ始めます。
あまり大きくないものだということはわかるんですが、スタジオ内が薄暗いせいで、はっきりとは見えません。

続けざまに、ぱりん、ぱりんと、ガラスが割れる音がしました。

春香(あの音……いったい何を投げたんだろ?お皿とか…びんとか?)

すると、てんでばらばらの方向にそれぞれなにか投げられたあたりから、しゅうしゅうと泡の立つような音が鳴り始めます。

千早「…!春香、油断しないで。なにか来るわ」

春香「う、うんっ!」

わたしと千早ちゃんは万一にそなえて、律子さんたちが自分たちの背中に隠れるように位置取りしつつ
黒タイツさんたちの集団と、正体不明の音のそれぞれに油断なく気を配ります。

しばらくして、音のしていたあたりに現れたのは…

春香「………なにあれ?千早ちゃん、あれ見たことある?」

スタジオ内の何か所かに、半透明のぷるぷるふるえるゼリーのようなものが転がっています。
ひとつひとつのサイズはそれなりに大きくて、ちょっと大きめの一人用ソファくらいですが…
移動しているのか、そもそも生きているのかどうかも、よくわからない感じです。

千早「…スライム、ね。何度か戦ったことがあるわ。気をつければ、そう苦戦はしないはずよ」

千早ちゃんが気の抜けたような声で言いました。

「ちょ…おい、あんだけもったいぶって出てくるのスライムとか。嫌がらせかよ」
「うわあ、これぜってー死んだわ」
「もっとイイ目見れると思ったのに…なんのためにブラックジャンボ入ったかわかんねー……」
「ポ○モンかっての……それならそれでもうちょいマシなやつがよかったです、響様ぁ……」

黒タイツの人たちもこれは相当予想外だったのか、ずいぶんと凹んでしまっています。

千早「まあ、なんでもいいけれど……それじゃ春香、あなたは彼らの対処を」

呆れた顔のままで千早ちゃんがそう言いました。

さっきからわたし、ユニゾンソウルのおかげで元気が有り余ってる感じがします。
よーし、せっかくだから、わたしもたまには成長したとこ、千早ちゃんに見せてあげよう!

春香「いいよ、わたしがあのスライム?全部やっつけてくるよ!」

やっつけてくる、と叫んだ春香はその勢いのまま、近くのスライムへと一直線に向かっていく。
その背中がうきうきしているようにすら見えて、思わず苦笑してしまった。

おそらく、さっきまでの体調の悪さがユニゾンソウルで治ったことに安心して、一時的にハイになっているのだろう。
副作用のことで私自身少し不安があったけれど、実際に試してみると特に問題はなくて、安心したのは事実だ。
それに今回の敵戦闘員たちはさほど強くもなかったし、簡単に勝てたことで、少し楽しくなってしまっているのかも。
あまり褒めたことではないかもしれないが、その気持ちはわからなくもなかった。

春香がゆっくりと近づいてもスライムはほとんど反応すらしていない。
あれなら春香に任せておいても大丈夫だろう。そもそもスライムは非常に動きが遅くて、
体力だけは無駄にあるが、弱点であるコアの部分さえうまく突けば、とても簡単に……

千早(………?)

春香は、スライムと戦った経験があっただろうか?

私の知っているかぎり、ないはずだ。

私も一番最初にあれと戦った際は、切っても突いても延々と動き続ける相手の秘密がなかなかわからなくて、
完全に消滅させてやるまでにけっこうな時間をかけてしまった覚えがある。

春香の右手が光っている。さすがに直接は触れたくなくて、シャインボールを使うつもりなのだろう。

私が自主的にパトロールを始めていちばんよく遭遇したのは、春香を辱めたイソギンチャク型触手生物をのぞけば
小刻みに震え続けるスライムたちだった。彼らは街灯のない路地や、公園の暗がりなど、至る所に潜んでいた。

そう、たいていは夜だったし、そして今は照明の多くないスタジオ内だから、すぐには気付かなかった。

私が今まで遭遇したスライムはすべて、ほんのり緑がかったような色で、向こう側が透けるほど透明度が高かった。

今まさに春香が攻撃を加えようとしている相手のような、半透明の白濁色はしていなかった。

春香「今日はしっかり決めちゃいますよっ!行くよ、シャインボー」

千早「春香、待って!不用意に攻撃をしては駄――」

春香「え?」


私の叫びは一瞬遅く、春香の手からシャインボールが放たれる。
それが白濁色のスライムに着弾した瞬間、水風船が破裂するような勢いでスライムが爆散した。


春香「え、あっ、きゃああああ……!?わぷぅっ!?」

律子「な、……なんなのっ?」

あずさ「きゃあああ~!?」

貴音「春香っ!?」

「うおっ!?」
「ひいいっ!」
「うひゃあああああ!」

千早「…!」

あまりの勢いに、至近距離でその炸裂にさらされた春香はもちろん、推移を見守っていた律子たち三人、
そしてさらに距離が離れている戦闘員たちまでが思わず驚愕の叫びを上げる。
私が一緒になって叫ばなかったのは、それよりも春香の安全の方がずっと気になっていたからというだけだ。

やがてあたりが静かになると、暗さに慣れてきた私の目に、床に座り込んでいるらしい人影が見えた。

春香「…………っ、はぁあー……び、びっくりしたぁ……!」


千早「春香っ!!」

春香「あ…ち、千早ちゃん?」

スライムも戦闘員たちもまだ残っているというのに、思わず春香に駆け寄らずにはいられない。
私を見て目をぱちくりさせているその姿に、フォローが足りなかった自分のふがいなさを改めて痛感する。

千早「スライムには弱点があって、そこを的確に攻撃しないと倒せないの。教えていなかった私のミスだわ、ごめんなさい……」

春香「そ、そうなんだ!?そんなことも知らないで、調子に乗っちゃって……わたしこそごめんね」

春香は私の説明を聞いて目を丸くしている。やっぱりだ。
さっき春香が自分が行くと言い出した時に無理にでも止めておかなければいけなかった。

春香「でも、そうか、それで変なとこ攻撃すると、さっきみたいに爆発しちゃうんだね?」

千早「…いいえ?正しくない部位を攻撃してしまった場合は、延々再生し続けるだけよ」

春香「えっ?」

今度は私が困惑させられる番だった。
確かに、再生力が売りのスライムが、自ら飛び散ってしまってはなんの意味もないはずなのに…
今相手にしているこれは、私が知っているのとはまったくの別種だと思ったほうがよさそうだ。

春香「ふえー、それにしても、顔とか身体とかべとべとだよぉ…実はちょっと、口にまで入っちゃって。ぺっぺっ!」

衣装や髪、顔、至る所に飛び散ったスライムまみれになってしまった春香が、大げさにつばを吐くようなまねをして言う。
よく見ると春香の後ろの壁や天井近くにまで白っぽい粘液のようなものがこびりついていて、
しかもそれがわずかながら震えているのが目に入った。あれでまだ生きている、ということらしい。

そこまで考えたとき、視界が急に揺れた。



春香(……え? えっ、な、に、これ…!?)

朝から何度か感じていたあの感覚がいきなり、それも何倍にも強くなって戻ってきた、そんな感じでした。
頭にかーっと血がのぼったようになって、まわりの音が、よく聞こえない気がします。

春香(うそ、っ、だって………、さっきまで、なんともなかった、のに!?)

気がついたときには、意識しないまま、自分でスカートの下に手を伸ばしそうになっていました。
もちろんすぐにわたしは手を引っ込めようとしましたが、その動きのためだけにものすごく力を入れなくちゃいけません。

春香(やだ……こんなときなのに、あそこ、触りたいっ、やだ、なん、で!?)

気持ちよくなりたい、というすごくシンプルな考えが、頭の中を、どんどん塗りつぶしていきます……



全身が、焼けるように、熱い。とくに下腹部で、なにかが燃え盛っている錯覚すらしてしまいそうになる。
自然と呼吸が浅くなり、汗が止まらず、何度も何度も唾を飲み込んでしまう。

足に力が全く入らなくなって、気を抜くとすぐに倒れてしまいそうだった。
そんな真似をしたが最後、敵に今が絶好のチャンスですと大声で教えるようなものだ。
私は歯を食いしばって全身に力を入れ、目立たないように鎌の柄で身体を支えつつ、平静を装う。

千早(これは、……おそらく、さっき、春香が浴びた、スライム、の………!)

今までに私は、被害者の女性がその餌食になってしまうのを嫌というほど見てきた。
それに、ほかでもない春香があの夜、その身体を徹底的に狂わされ、嬲り抜かれたのも、私は見てしまっている。

千早(媚薬……っ、それも、「体内」にはほとんど入っていないのに…………、感覚を共有、しているだけの、私まで、こんな、っ!?)

まずい、と直感が告げる。
これは、ブラックジャンボが一般人を相手にすることを想定した汎用のスライムではなく、
もっと強力な、つまり、マジシャンを相手に…虜にすることを目的に、作られた……!

そして、その同じスライムがあと何体か、よく見えない薄暗がりのなかで、蠢いている……

ぐじゅ、と汚らしい音が思ったよりも近くで聞こえ、私は弾かれたようにそちらに目をやる。
いつの間にか春香のすぐそばまで、別のスライムが近づいていた。

千早「春香、頭を、下げてっ!」

春香「ふ、ぇっ?」

熱っぽいとき特有のとろんとした目のまま、私の言葉に応えてというよりたまたまそのタイミングで脱力した、
という感じで春香の頭がすっと下がる。それで十分だった。

千早「く、っ!」

勢いを止めずに鎌を振りぬき、春香の後ろで伸び縮みしているスライムのコア部分を貫く。
芯のあるぶよぶよしたなにかが半透明の身体の中できゅっと縮み、そのまま全体が溶けるように床にへばりついた。

千早(まず、は、一体……!)

透明度が低い分だけ少し勝手は違うものの、やはりスライムである以上、弱点のコアを攻撃されたら
さっきの春香のときのように飛び散ることはなく、そのまま消滅してしまうのは同じらしい。それがわかったのは収穫だ。

ただ、思った以上に状況はよくなかった。それどころか悪化している。
春香は今や完全に床に座り込んでいて、視線はただぼんやりと宙にさまよっている。
おそらく無意識なのだろう、口の端からは舌が少しだけのぞいていて、はっ、はっ、と切れ切れに息をつく。

私のお尻のあたりに妙な感覚があった。
なにも触れていないはずなのに、板のようなものが押し付けられているような…

その正体が、床で座っている春香のお尻の感覚そのものだとようやく気づき、戦慄した。
春香の感覚が私の感覚を侵食していく速度が、これじゃあまりにも早すぎる!

このままでは私まで動けなくなってしまう。
そうなる前に、最低限、残りのスライムは片付けておかなくてはならない。
気を抜けば震えそうになる足にぐっと力を入れて、私は残りのスライムを数える。
3……、いや、4体。それぞれの距離はそう近くない。いける、はずだ。

もっとも近い個体を目指して一気に駆け出す。
その一歩一歩の衝撃が足を伝い、脛から膝を超え、太ももを余すところなくしびれさせ、
そしてその勢いのまま足の付け根、下腹部のあたりを断続的に直撃する。

千早(はっ、は、あっ……余計なこと、は、考えては駄目!)

すれ違いざまにコアを一撃で潰し、その身体が崩れるのもろくに見ないまま、私は次のスライムを狙う。
こいつらは確かにタフではあるけれどスピードはないし、感覚もそれほど鋭くない、このまま、

千早(っ、~~~っっ!?)

ずくん、と音すら聞こえそうなほどの、今までで最大級の激震が全身に走り、ついバランスを崩してしまう。

千早「しま、っ」

その拍子に攻撃の軌道にもずれが生じ、頭が事態を理解するより前に、目の前の軟体が爆散した。
たちまちのうちに私の全身は、春香の感覚を経由してではなく、直接、飛び散ったスライムにまみれてしまう。

千早「っ、あ、あああっ!?くぅっ、あ、あつい、いっ!」

春香「ひぃっ、ああああああっ!?な、なんでぇっ、こんにゃああ、っ!」

身体を襲う熱に耐えきれず私が床に転がってしまうのと、春香の叫びが響いたのはどちらが先だったか。
春香から私へ、私から春香へ、お互いの身体を焼く熱さが行き来してオーバーヒートを起こしてしまっている。

それでもなんとか起き上がれたのは、ひとえに春香を守りたい、助けたい、その一心のおかげだった。

千早(だ、め、はるかが、動けないぶん、私、がっ)

さっき仕留めたのが1体、いま、仕留めそこなったとはいえ無力化したものが1体。
残りは2体、まだ、きっと、どうにかでき――


ぱりんっ。


ついさっき聞いた、なにかが割れる軽い音が響いた。

ぱりんっ、ぱりんっ、ぱりんぱりんぱりんぱりんっ

それがなんの音なのかは覚えている。でも、頭が理解を拒否している。

「よおーし、もう例のびん持ってるやついねーな?」
「響様疑ってほんとすみませんでした。これマジ最高のアイテムです」
「しかしまあ、さすがに同情しなくもないわ、これ」
「な、さっきすぐ使わないで取っといて、結果的にはよかったろ」



「つーことで、シャイニング・チハヤちゃん。そのスライム、あと20体くらい追加しといたから、ま、がんば」

いよいよ、本格的に、立っていることが難しくなってきた。
なかば這いずるようにして、私は春香のところまで、なんとか退却する。

千早「春香、春、香!聞こえる?返事を、して」

春香の肩をつかんで、揺さぶっているのに、同時に、自分の肩をつかんでいるような、感覚がある。
例の、副作用が、ここまで、進行して、しまっている……

焦る私の目の前で、スライムたちが、信じがたい行動を、とり始めた。

千早「……そ、そんな!?」

ぶちゅん、ずちゅん、と胸の悪くなるような、水音が続く。
スライム同士が、おたがいに、まとわりついて、くっついている。
当然、それを、繰り返せば繰り返すほど、スライムは、体積を、大きさを増していく……!

やがて、水音が止む。
そこに残った、のは、天井につかえてしまいそうな、小山のような、半透明の、スライム。

ただ、所詮はスライムの頭脳、ということ、なのか、私は勝機を見いだせた。
くっつくごとに、コアの数も、倍になるはずだが、そのコアがほぼ全部、同じ場所に、位置している。

あれをまとめて、貫ければ、おそらく、一撃で、すべて倒せる。

春香「……やろ、う、千早ちゃん。ツイン・シャインボール、だよ」

千早「春香。もう、大丈夫?」

いつの間にか、春香は、ある程度正気を取り戻していたよう、だった。
がくがくと、全身をけいれんさせて、いる。おそらく私も、似たようなものだろう。

春香の右手が、ぶるぶる、震えながら、スライムの中心部を狙って、掲げられた。
私も、左手をそっと、その手に寄せて、春香の右手の甲に、左のてのひらで触れる。

春香「んん、んっ!」

千早「くふぅっ……!?」

たった、それだけの接触で、ふたりとも声がおさえきれない。
でも、負けては駄目、ここであの巨大化した、スライムを倒す!

春香「いく、よ、千早ちゃん!」

千早「ええ!ツイン・シャ」

ぶびゅちゅうっ!

春香「あっ、ひゃああああんっ!?」

千早「んはあああああっ!!!」

全身を襲う熱の激しさに、何をされたのかも認識できない。
床に、貼り付けられたかのように、身動きがとれない。

巨大スライムが、身体の一部を切り離し、飛ばしてきたのだ、と、ようやくわかった。
そのせいで、隣の春香ごと、スライムの重みで、押し倒されて、いる。

わかった、ところで、何にも、なら

ぐちゅちゅんっ、ちゅぶぅぅっ

春香「あひっ、や、やめへえええっ!?」

千早「いっあああっ、ひいいいいいいっ!!」

すぐに、巨大なスライム本体の一部が、伸びてきて、私と、春香を、まとめて捕える。

つかまれたときの刺激は、私たちの意識を、刈り取るのには、十分だった。











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ごめんなさい、今夜ここまでです。
導入はいからエロを書け、エロを。自分でそう思います。ほんとすみません。
できれば土曜のうちに、遅くとも日曜には続きを。

あずさ「あ、ああ…そんな……!」

貴音「く……春香、千早っ!!」

春香ちゃんと、千早ちゃん。ふたりともぐったりとしてしまったまま、身動き一つしません。
そしてマジシャンのお洋服をまとったふたりの身体が、ものすごく大きなぶよぶよしたものの中に
ゆっくり引き寄せられて、ずぶずぶと飲み込まれていくのを、わたしたちは見ていることしかできません。

「おお。ド雑魚だと思ってたがすげえ有能じゃねえか、こいつ」
「そもそもスライムって合体とかできたのな」
「最初から中身も含めて知らせといてもらいたかったわ。寿命縮んだぞ、マジで」
「バッカお前。その微妙に抜けてるのこそ、響様のいいところだろ」
「ホンマそれな」

撮影の途中でいきなり入ってきた人たち、そしてあの、大きなおばけを生み出した人たち。
春香ちゃんと千早ちゃんを捕まえて安心したようで、適当なことを言って、へらへら笑い合っています。
もう間違いありません、この人たち、響ちゃん、というか、ブラックジャンボの……

律子「…ダメ、つながらない……!ここ圏外のはずないのに、どうして!?」

さっきから何度も、プロデューサーさんや美希ちゃん、雪歩ちゃんに連絡を取ろうと
律子さんがスマホを操作しているのですが、うまくいかないみたいでした。
もちろんわたしも、それから貴音ちゃんも同じです。建物のなかとはいえ、町中なのに…!

「結界発生装置も要らなかったなー。スライムが自力でそこまでやってくれるとは」
「マジで俺ら来る必要あったかって話…そういや誰か本部に連絡とった?」
「あ、さっき送っといた。マジシャン二人捕獲成功、それから……候補三人もほぼ確保、つって」
「なあなあ、これって結構な戦果だよなあ?ボーナスとか出ねえかな」
「それもいいけど、むしろ俺は役得があるほうが嬉しいんだが」
「へへへ、役得、な。ホントお願いしますよ響様!」

なに候補、と言ったのかよく聞き取れないでいるうち、黒づくめの人たちが、いっせいにこちらを見ました。
いやらしい笑いを浮かべて、値踏みするようなその視線に、思わずぞっとします。

「で、返事は?」
「それはまだ……お、来たっぽい」
「マジかよ、なんて?早く聞かせろよ、おい」
「………へへ、『撮影』、俺らで続けろだとさ」
「ハァ?ンだよそれ、邪魔した分おとなしくお仕事終わらせてやれってか?」
「バーカ、興奮しすぎだ、話は最後まで聞けよ。つまり……」

誰かひとりが、ほかの仲間の人たちに説明をしているみたいです。
はじめ静かに聞き入っていた集団が、話が進むにつれて、徐々に興奮を抑えきれなくなっているように感じました。

律子さんも、貴音ちゃんも、わたしも、できることならすぐ逃げ出したいけど
春香ちゃんと千早ちゃんをそのまましくわけにはいかないですし、
現実問題として、一か所しかない出入り口を抑えられていて、どうしようもありません。

やがて話が終ったらしく、黒い集団の中からひとりが進み出て、こっちに近づいてきました。
貴音ちゃんとわたしをかばうように立つ律子さんの背中に緊張が走ります。

「えーと、765プロのアイドル三浦あずささん、四条貴音さん、それにプロデューサーの秋月律子さん、で合ってますよね」

「まあお三方ともお気づきだとは思いますけど、俺ら、ブラックジャンボの戦闘員でーす」

笑いだすのを無理やりこらえているような声と表情で、その人は切り出しました。

「うちのボス…響様から、指示がありましたんで。中断してる写真撮影のお手伝い、させてもらいますよ」

一瞬、意味がわかりませんでした。たしかにスタジオのスタッフさんはみんないなくなっちゃってるけど、
撮影のお手伝いをすることで、この人たちになにかメリットはあるのかしら?

わたしが抱いた疑問の答えは、すぐに最悪の形で告げられました。

「ただ、まあ…できあがる写真のレーティングはたぶん、18禁になっちゃいますけど」

くくく、へへへ、というような、低い男の人たちの笑い声だけが、スタジオに響き渡ります…

律子「ち、近づかないでっ!あんたたち、こんなことしてただで済むとでも思ってるの!?」

「おーおー、威勢いいなあ。アイドルを守るプロデューサーの鑑、ってやつだねえ」
「その顔もせっかくだから撮っとこう。はーいチーズっ」

かしゃっ、という音とともに強い光がたかれ、わたくしたちの目を焼きます。

律子「う、っ!?ふ、ふざけたマネを……!」

律子嬢が腕をいっぱいに広げ、あずさとわたくしの前に、かばうように立ちはだかっておりました。
周囲には黒装束の男たちで人垣ができており、突破して逃げる、ということはほぼ不可能に見えます。

頼みの綱だったはずの春香と千早は、異形の怪物の表面に手足を半ば埋め込まれ、宙に浮かされていました。
ふたりとも先ほどから身じろぎすらせず、わたくしたちは無事を祈るよりほかありません。

「まあまあ、そんなカッカせずに。まずは3人、そのまま並んで1枚撮らせてくださいよ」

律子「勝手なことばかり言って、誰がそんなこと――」

「秋月さーん、こっちには人質がいるんだってこと、忘れてません?」

律子嬢がごく小さく、しかしはっきりと息を呑みました。
そう、万にひとつ、わたくしたちだけがこの場からうまく逃げられたとしても、
それでは囚われの身の春香と千早を見殺しにしてしまうことになります。

「普通ならあんたらを人質にマジシャンたちに言うこと聞かせるんだろうけど、まあ、どっちでも一緒ですよね」
「そうそう。言うこと聞きたくないならそれでもいいけど、その場合、あの二人はどうなっちゃうのかな~」

貴音「………わたくしたちに、何をしろというのですか」

律子「た、貴音っ!?」

よもやわたくしが要求を呑むとは思っていなかったのでしょう、律子嬢が慌てたように声を上げます。

「ああうん、だから写真を撮らせてくれって言ってるでしょ?そしたらほら、3人、ちゃんと並んで」

貴音「……律子嬢。ここは、言われたとおりにするよりありませんでしょう」

律子「で、でも、そんなことしてたら、要求がどんどんエスカレートしてくるに決まって…!」

かろうじておたがいに聞こえる程度の小声で、律子嬢とわたくしは言葉を交わします。
律子嬢の不安も痛いほどわかりますし、わたくしとてまったく本意ではありませんが、状況を考えれば致し方ありません。

貴音「春香か千早が、あるいは雪歩や美希が、動いてくれるのを待つほかございません。今は、時間を稼ぐことを考えるべきかと」

律子「それは…でも、そしたらあんたもあずささんも、どんな目に遭わされるか!」

貴音「……っ」

確かに、わたくしたち三人に先ほどから突き刺さってくる下卑た視線からして、
これから禄でもないことを命じられるのは火を見るよりも明らかでした。

貴音「………それでも、ほかに手がない以上は…律子嬢は、なにか代案をお持ちですか…?」

律子「あるわけないじゃない…!だからなんとか、ほかの手を考えてるんでしょう……!?」

なおも小声で言葉を交わしつつ、あずさにも声をかけ、わたくしとあずさは律子嬢の横に並び立ちます。

「いいっすねー、秋月さんもさすが元アイドルだけあってほかお二人に負けてない。じゃあ撮りまーす」

もともとはこのすたじおの備品であったはずの機材を我が物顔に使い、黒装束どもが撮影を始めました。
強い光を何度も、いろいろな方向から浴びせられ、それ自体はいつもの撮影と変わらないはずですが
すぐにでもこの場を立ち去りたい嫌悪感だけが、胸の内に強く広がります。

「ほらほら、アイドルと元アイドルなんでしょ。笑顔足りてないですよー、笑顔」

せっつかれ、無理やりに笑いを浮かべるあずさ、律子嬢、そしてわたくし。
そのさまを写真におさめんとして、何度も何度も光が明滅しました。

「うし、3人揃って立ちポーズはもういいな。そしたらこれから、本格的に行きましょうか」

にやにや笑いをもはや隠そうともしない首領格の男が口にしたのを合図に、
同じような不快な笑みをたたえた黒装束どもがじりじりと距離をつめ、わたくしたちに近づいてきました。

律子「やっ、やめろって言ってるでしょう!?あっ、こら、やめて、勝手に撮るなぁ!」

じたばたと暴れる律子さんが、寄ってたかってジャケットを無理やりに剥ぎとられました。
その叫び声がとても聞いていられなくて、つい耳をふさぎたくなりますが、
まわりをたくさんの男の人に囲まれているこの状況じゃ、それもできません。

「おお~、すげえ、あっちの二人にも負けてねー」
「むしろ小柄なぶんだけ、よけい迫力があるっつーの?へへへ」

ごくシンプルな白いシャツとスーツのパンツ、という姿にされてしまった律子さんは
自分の身体を隠そうとするように両腕で抱いていて、それを黒づくめの人たちが容赦なく撮影します。


「うわ、これだけでマジいい匂いするわ…さすがアイドルの私物、たまんねえ」

貴音「くっ、なにをして……痴れ者っ!返しなさい!」

「銀色の王女、だっけか?その気の強い顔サイコー!ほらほら、こっちに視線ちょーだい貴音ちゃん!」

貴音ちゃんも状況は似たようなものでした。
肩に羽織っていた、ゆったりとしたえんじ色のショールを取り上げられて
食って掛かるその表情を、げらげら笑いながらあの人たちがカメラにおさめています。


「さーて、あずささん。年上として、後輩ふたりに手本みせてやってくださいよー」

ねっとりとからみつくような声といっしょに、急に肩に手をかけられて、びくっと身体が震えました。

「俺ら、アイドルの大事な身体に乱暴とかしたくないんですよ。でもこのままだと、あっちの二人とか、いずれ……ねえ?」

あずさ「な、何をしろ、って言うんですか……?」

質問する声が、どうしても震えてしまいます。それを聞いた相手は、平然と答えました。

「簡単っすよ。少しずつ脱いでってください、そしたら俺ら、手は出さないんで」

あずさ「~~っ!」

きょうの撮影は普段着のイメージということだったので、わたしがいま着ているのはほんとうにごく普通のお洋服です。
下はストレッチの少し入った動きやすいジーンズに、膝下までの茶色いレザーブーツ。
そして上に着てるのっていったら、編みこみで柄の入ったミドルゲージのニット、だけ。
これ……上と下のどっちを脱いでも、すぐ、下着になっちゃう……!

どうしよう……でも、早くしなくちゃ、律子さんや貴音ちゃん、それに春香ちゃん、千早ちゃんが、危ない目に、

律子「きゃあああああああっ!?やだっ、いやあああ、お願いやめてぇっ!」

びりっ、となにかを破る音がして、律子さんの悲鳴が室内に響き渡りました。

あずさ「律子さんっ!?」

貴音「り、律子嬢!」

あわててそっちを見ると、律子さんが羽交い絞めにされて、さっきよりもひどく暴れているのが目に入りました。
白いシャツの前が大きくはだけられていて、さらにその下に着ていたタンクトップを
羽交い絞めにしているのとは別の黒ずくめの男がたくし上げ、薄めのグリーンのブラが露わにされてしまっています。

わたしはもちろん、同時にそれを見てしまった貴音ちゃんですら、すぐには声も出せませんでした。
いま自分の目で見て、耳で聞いたものが、とても信じられない気持ちです。
いつもしっかりしていて、几帳面で、あんなに頼もしい律子さんが……悲鳴をあげて、暴れるなんて…

「だーから、おとなしくしてりゃこんなことしないって言ってんだろ?あーあ、見ろ、シャツ破いちまったよ」

律子「……ひ、っ、いやああ、やだ、もう、やめてえ………」

律子さんは今ではぼろぼろと涙をこぼしていました。
とても見ていられなくなって、わたしはつい大声を張り上げます。

あずさ「や、やめてくださいっ!わたしが、その……ぬ、脱ぎますから!! 律子さんにひどいことしないで!」

貴音「………」

貴音ちゃんの方から衣擦れの音がして、わたしはそっちに目をやります。
ちょうどジャンパースカートのボタンをはずし始めた貴音ちゃんと目が合いました。

貴音「あずさ……貴女だけに、辱めは受けさせません。わたくしも、ご相伴しましょう」

あずさ「…………どうもありがとう、貴音ちゃん」

いつも守られて、導かれてばかりのわたしだから、こんなときくらい律子さんを助けてあげないと…!
覚悟を決めてわたしは、ニットのすそに手をかけます。

手を交差させてすそをつかみ、上にずらすように持ち上げて、まずはニットから頭を抜く。
ただその動きをしている間もカメラのシャッター音がずっと鳴っていて、恥ずかしくて、死んでしまいそうです。

あずさ(でも、そう、律子さんの味わった悔しさとか、つらさとかに比べたら!)

これは単なる水着のグラビア撮影なんだ、と強く思い込んで、恥ずかしい気持ちを追い払いました。
ゆっくりと手も引き抜いて、わたしは完全に脱げたニットをそっと床に下ろします。
でも、どうしても不安な感じがぬぐえなくて、つい胸をおさえるように両腕を組んでしまうわたしを
さらに多くのフラッシュとシャッター音が取り囲んで、まるで追いつめられているような気持ちになってしまいます…

「すっげ……何カップつったっけ、もうあれだけで何回ヌけるか………」
「全体のスタイルもいいけど、やっぱおっぱい見ちゃうよなー」
「これで撮影だけとか生殺しにもほどがあるわ。くそ、せめて目に焼き付けとこ」

好き勝手なことを言っている声は、できるだけ聞かないようにしました。
こんな透けるつくりのニットをブラの上に直接着るようなまねはさすがにできないから、
いまのわたしはキャミソールにジーンズ、それにブーツをはいている、ひどくバランスの悪いかっこうです。

「おいおいおいたまんねえよ……なんだあの尻。ああ、見てるだけでイきそう」
「なんのために俺らブラックジャンボ入ったと思ってんだよー、これでおあずけとかないわー」

ヤジというか、はやすような声がして貴音ちゃんの方に目を向けると、
ちょうど貴音ちゃんはジャンパースカートから足を抜こうとしているところでした。

ストッキングに包まれた、わたしから見てもうらやましいきれいなラインの足がむき出しになっています。
えんじ色のスカートがするりと床に落ち、貴音ちゃんは胸元にギャザーの寄ったシャツだけを着て
下半身はストッキングとその中の下着以外、なにも身に着けていない状態になってしまいました。

「いいぞー、堂々といい脱ぎっぷりだった!アイドル無理でもストリップ嬢ならトップとれんじゃね?」
「もちろん全部、ばっちり撮ったから安心してね、貴音ちゃーん。うへへ」

その貴音ちゃんにも容赦なくフラッシュの雨が浴びせられ、シャッター音が一段と激しくなりました。
とくに貴音ちゃんの場合、やっぱり……その、お尻がチャームポイントなせいか
黒づくめの集団は貴音ちゃんの後ろ後ろに回り込んで写真を撮ろうとします。

貴音ちゃんも最初はそのたびに向きを変え、シャツのすそを精一杯前後で引っ張って
ショーツができるだけ見えないようにしていたのですが、周囲をぐるりと囲まれていては
けっきょく無意味だということがわかってしまい、今ではただ立って耐えているみたいでした。

貴音「…………っ、う、ぅっ……」

恥ずかしさのせいでしょう、貴音ちゃんは顔が真っ赤になってしまっています。
声や涙が出ないように、唇をぎゅっと強く噛みしめているのが、わたしのところから見てもわかりました。
こんな貴音ちゃんを見るのももちろん初めてで、わたしのほうが胸が痛くなってしまいます。

律子「あ……ああ、貴音、それにあずささんも……ごめんなさい、守ってあげられなくて、う、ううっ」

貴音「こ、この下種ども、これで満足なのでしょう!?好きに嗤っていなさい、今に、そなたらなど……っ!」

あずさ(春香ちゃん、千早ちゃん……美希ちゃん、雪歩ちゃん、プロデューサーさん! おねがい、わたしたちを助けて…!)

いちおうは羽交い絞めから解放されて、乱れた服装のまま座り込んで涙している律子さんと、
泣いてしまいそうな顔のまま精一杯の叫びを上げ、それすら写真に撮られ続けている貴音ちゃんを見ながら、
届くかどうかはわからなくても、わたしは祈らずにはいられませんでした。



「で、さ。まだ覚醒してない子だけ脱がして、こっちは脱がさないのって不公平だと思うわけよ俺」

なにか、言っている声がします。

「あー、まあ、その気持ちはわからんでもない。じゃあとりあえず、触ってみ」
「言われなくても……ってあっ痛ぅぅっっ!?」

スカートのすそが、なんとなく、揺れたような気がしました。

「う、お、なんだこれ!?痛、ってか熱っ!?」
「だってその子ら、マジシャンだし。衣装にも魔力みたいなもん込められてるんだろ、たぶん」
「なんだよそれ!俺らみたいなザコは服触るのも無理ってか!?」
「そういうことらしいぞ。拘束状態を撮るくらいにしといたほうが身のためだな」

春香(あ、れ……わた、し、なにしてたっけ……?)

千早「……春香。目が、覚めた、のね?」

春香「え、……あ、千早、ちゃん?え、っ、あっ、なにこれっ!?」

「お。ようやくお目覚めかい、シャイニング・ハルカちゃん」

黒タイツの戦闘員?みたいな人が、わたしを見てにやりと笑いました。

春香(えっと、えっと……、わたし千早ちゃんと一緒に戦ってて、そう、スライム、……爆発して…!)

だんだんと、いろんなことが、ジグソーパズルみたいにばらばらな状態で浮かんできます。
それで、スライムがくっついて、大きくなって…

春香「…っ!?ちょっと、律子さんっ、あずささん、貴音さんまでっ!?な、なんてことさせてるのっ!?」

そこでようやく、スタジオの照明が強く当たっているあたりで起きていることに気づき、
わたしは思わず大声で叫んでしまいました。ど、どうして三人とも、服、脱がされて……!?
しかもよく見ると、その三人を囲んだ黒タイツたちはカメラを構えて写真まで撮ってるみたいでした。
三人が望んで撮影させてるわけがありません、すぐにこんなこと、やめさせなくちゃ!!

「おー、最後まで寝てた方のマジシャン様も目が覚めたか」
「シャイニング・チハヤは静かなもんだったけど、シャイニング・ハルカのほうはにぎやかつーか、うるせえな」
「まあどのみち、何ができるわけでもねーし。撮影続行と行こうぜ」

わたしの声に何人かの黒タイツたちがこちらを向いたけど、すぐ興味をなくしたように視線を戻してしまいます。
無視なんかさせません、隣にいる千早ちゃんと一緒なら、あのくらいの人数はすぐにでも……

…………あれ?

隣の千早ちゃんとわたしの目線は、だいたい同じくらいの高さです。
一番近くにいる黒タイツの人たちは、わたしより少し目線が低い位置にいます。
そして、いま気がついたんですが、足が地面についてる感じがしなくて、手もなんか、うまく、動かない?
正確に言えば動かせないわけじゃないんですけど、水の中に入ってるみたいな感じで、反応が鈍い、というか……

違和感の正体がわからないままなので、とりあえず千早ちゃんと話をしてみようと顔を横に向けて、
そこでわたしは自分の後ろに、なにかすごく大きな塊があることに気づきました。
そして、その塊の中に自分が手と足を半分くらい突っ込んでいて、全身をちょっと反らせた姿勢で拘束されていることにも。

春香「え……っ、ちょっ、こ、これっ!?さ、さっきの巨大スライムっ!?」

おぼろげだった記憶が少しずつ鮮明になって、いろんなことを追加で思い出します。
そう、大きくなったスライムをやっつけるために、千早ちゃんと一緒にツイン・シャインボールを撃とうとして、
その前になにか熱くてぬるぬるしたものを、浴びせられたような……

混乱しつつも改めて隣の千早ちゃんの顔をよく見て、わたしはその顔色の悪さに驚きました。
冷や汗をびっしりかいていて、それなのにほっぺただけは熱があるときみたいに赤くなっています。
わたしと目が合って、その千早ちゃんがか細い声で言いました。

千早「春香……私も、できる限り、耐えるから、あなたも、がんばって…」

春香「耐えるって、千早ちゃん、な、んんんっ、ああああっ!?」

千早「………くぅ、っ、やっぱり、意識が覚醒して、る、ほう、が、っ……!ひんっ、ひぃぃっ!!」

急激に襲い掛かってきた感覚のせいで、はっきりと、さっきまでのことを思い出しました。
これっ、さっき、スライムを全身に浴びた後の、あの感じ、っ……!!

春香「ひっ、やああっ、なにこれぇぇっ!?熱いっ、おなか熱いよぉぉ……!」

千早「は、春香お願いっ、あんまり、動かないで……!私まで、刺激をっ、受けてしま、うううっ!?」

手足をぶよぶよしたスライムに取り込まれてはいますが、外に出ている身体はある程度動かせるぶん
わたしはつい自由になる腰や肩をひねり、よじってしまい、そのことがより状況を悪化させます。
千早ちゃんはわたしより早く目覚めていたせいか、その間にこの熱っぽい感覚が身体じゅうにたまっていたみたいで
その千早ちゃんが感じているどろどろとした熱さが、わたしの身体にもすぐ広がっていきました。

春香「いやっ、だめっ、これ、やだあっ!?あ、ああっ、ふあああんっ!?」

千早「………っく、ふぅっ、はっ、はあっ、こ、こんな、感覚………う、っ、ああああっ!!」

千早ちゃんのためにもがまんしなきゃ、と必死に思うのに、身体がどうしても言うことを聞いてくれません。
そしてわたしがようやく少し落ち着けたころには千早ちゃんから感覚が伝わってきて、無限ループになってしまいます。

「へへへ、いいぞマジシャン様、どんどん踊れよ。おら、腰は動かせるだろ、もっと振っちまえ」
「これを撮らないならいったい何撮るんだって話だよな。エロすぎる…!」

身体をくねらせて悶え、声をおさえきれないわたしたちのことも、彼らは写真に撮り始めたみたいでした。
シャッターの音とフラッシュの光がまるで拍子をとっているみたいに聞こえて、
千早ちゃんとわたしはスライムに捕まえられたまま、恥ずかしいダンスを踊らされてしまいます。

「でもこれも見るだけ、撮影だけとか、生殺しひどすぎねえか。いや撮るし、見るけどさ」
「しゃーねーだろ、響様のご命令なんだ。それにお前もさっきの見てたろ、ダメージ覚悟でお触りするか?」
「…いや、それはいい。やめとく」

見られて、撮られてるのが死ぬほど恥ずかしいのに、わたしも千早ちゃんも、声も、動きも、止められません……

あずさ「は、春香ちゃんっ!!」

貴音「千早っ!どうか気を確かに…!!」

律子「二人とも!?あ、あんたたちね、あの子たちにいったい何したのっ!?」

無事に目を覚ましてくれたと思ったら、怪物に捕えられた春香と千早のふたりがすぐに声を上げて動き始め、
……いや、はっきり言おう、喘ぎながら悶え始め、私たち3人は自分たちの状況も忘れて叫ぶ。
その間にも、下卑た笑いや冗談めいたものを口にしつつ、連中は嬉々として春香たちを撮影対象にしはじめた。

「あ?俺らはなんもしてないぜ。実際、あの子らにぽんぽんぶっ飛ばされるの見てただろ」

目の前の男に心底馬鹿にしたような答えを返され、言葉に詰まる。
たしかにさっき見ていた実力差でいえば、こいつらが二人に手を出せていたとはとても思えない。
あの途中から出てきた、スライム、とかいうのがなにか二人に仕掛けたのだろう。

律子「く……い、いいからとにかくやめさせて!あの子たちを撮影するのは目的じゃないんでしょ!?」

「あーでも確かに撮れとは言われてねーけど、撮るなとも言われてないしな」
「そうそう。いい被写体がそこにあったら、つい写したくなるのがカメラマンのサガだろ」

………自分のでもない機材を適当に使って、私たちの恥ずかしい写真ばかり撮っておいての言い草に
はらわたが煮えくり返りそうになるが、このまま春香と千早をあの状態にしておくわけにはいかないと思い、ぐっとこらえる。
なんとか二人が解放されないことには私たち全員、どんどん状況が悪くなるばかりだ。

律子「………い、いい被写体、があれば、いいのね?」

「まあね。思わずふるいつきたくなる、みてーなのがあれば」
「そうそう、たとえば、敏腕女プロデューサー様が自分から……お?」

さっきは思わず叫んで、こらえきれずに泣いてしまって、あずささんと貴音にはきっと、私以上に恥ずかしい思いをさせた。
せめてここで私が身体を張れば、二人や、春香と千早を助けることにつなげられる。

律子「元、とはいえ、アイドルの下着姿が拝めるわよ。せいぜい、撮影でもなんでもしたらいいわ」

こんなの、現役でアイドルしてた頃に何度もやった撮影とぜんぜん違わない。
ただ衣装がちょっと派手というか、露出が多めのやつなだけだ、と思い込んで、わたしはスラックスの前ボタンに手をかけた。

きょうはたくさん動くだろうから歩きやすいように、と選んだローヒールのパンプスを先に脱ぐ。
下ろした足からスタジオの床の冷たい感覚が背筋を駆け抜ける感じがして、ぞわっと肌が粟立った。
たぶんこの寒気は床のせいだけじゃないんだろうけど、そこを考えるのはやめにする。

大丈夫、こんなの、水着みたいなものじゃない。見せるつもりじゃなかったのを見せることになっただけ。
何度も心の中で唱えながら、ゆっくりと片足ずつ、スラックスから引き抜いていく。
後ろから見ていた連中がひゅう、と口笛のような音を立てたり、なにか話したりしている気配を感じる。

「おおっ、やっぱりブラジャーとパンティはセットのやつか。うんうん、それでこそだよ」
「真っ白じゃなくてほんのり緑ってのもわかってるわ。シンプルな中にちょっとだけオシャレ心を、みたいな?」
「それに装飾一切なしじゃなくて、レースの飾りがさりげなく入ってるあの感じ。正直、そそる」

……大丈夫、なにも聞こえてなんかない。あんなのヤジみたいなもので、気にするほうがバカなんだ。
少し火照ったように感じるふとももや脛にスタジオのひんやりした空気がふれて、また身震いをしてしまう。
スラックスを完全に両足から脱ぐと、私はさっき乱暴にまくり上げられたタンクトップにも手をかけて、
あれこれ考えてしまわないうちに一気に引きはがすようにして脱ぎ捨てた。

見も知らぬ男どもに、ブラとショーツだけの姿を思い切り晒すことになり、本当は死ぬほど恥ずかしい。
狂ったようにフラッシュがたかれ、シャッター音も途切れることなく鳴りつづけている。
あれがすべてわたしの下着姿を保存している光と音なんだ、と考えると頭がおかしくなってしまいそうだった。
でも、これで連中の注意を引けるならそれでいい、あずささんや貴音、それに春香たちが――


あずさ「きゃああああっ……や、やめてくださいっ!?」

貴音「く、あ、ああっ!?そんな、乱暴はお止しなさっ、きゃ、嫌ああっ!」


ほとんど同時にふたり分の悲鳴が響き、はっとして目をやると、戦闘員たちがあずささんと貴音に群がるところだった。

律子「な、なにやってるの!?そんな……私が被写体になってやるって言ったでしょう!?」

「いやあ、もう最高つーか神だと思うよ?めちゃくちゃ撮らせてもらったし、正直今も興奮してるし」

私にレンズを向け、立て続けにシャッターを切っている戦闘員の一人がしみじみと答えた。

「たださあ、『いい被写体』がいっぱいあるならそりゃ、ひとつよりふたつ、みっつのがイイじゃん。それだけっしょ」

「おとなしくしてりゃ怪我はさせないって。そらっ!」

貴音「ひっ……!?あ、ああ、な、なんということ、を……!」

釦を外すこともないまま胸元の布地を力任せに左右に引きちぎられ、しゃつが一瞬でぼろきれになりました。
抗おうにも後ろから別の黒装束に腕を抑えられている状況では、どうにもなりません。

「お、このシャツびりびりな感じ、襲われてるみたいでいい絵面じゃね?撮っとけ撮っとけ」
「うわあ、しかも泣きそうになってるぜ、ぴったりじゃん!おいシャッターチャンスだぞ、急げwww」
「手え出すなとは言われてるけど、これくらいはまあ許容範囲だよな」

ほんとうに、ほんとうに見下げ果てた連中です……!
だというのにわたくしの身体には力がほとんど入らないどころか、恐怖に震えてしまう始末でした。

なぜ…なぜわたくしたちが、このような目に遭わねばならないのでしょうか?
この連中を率いている首魁が、わたくしが……友と信じていた、あの響である、というのは、事実なのでしょうか?

「なあなあ、上破ったんなら下もいいよな?」
「お、じゃあ俺こっちの足もーらい」
「お前もひょっとして同じ趣味か?いやあ、やってみたかったんだよな」
「すっげえわかるわ。じゃあ、せーので行こうぜ……せーぇのっ」

わたくしの左右にやってきた黒装束たちがよくわからない言葉を交わしていました。
それに気づいて抗議の声を上げるより前に、彼らはかがみこんでわたくしの足に触れ、そして。

びぃっ、びびぃっ、と、しゃつを裂かれたときよりは小さな音がして、
わたくしの足のあちこちに、ひやりとした空気の感覚が触れるようになります。

貴音「なっ………、な、なにをしているのです!?」

実際に黒装束どもがしている具体的な行為はわかっていても、つい問わずにはいられません。
そうするうちにも履いていた長靴下がどんどん引き裂かれ、あちこち穴だらけになってゆきます。

貴音「おやめなさい!脱げと言われれば自身で脱ぎますっ、ですからっ!!」

すっかり混乱してしまい、わたくしは自身でもよくわからないことを口走ります。

「そうじゃないんだよ貴音ちゃん。ストッキング破くのにロマン感じる男って、案外いるんだわ」
「そうそう、ついに実現できるとあっちゃ、脱いでもらうなんてもったいない」
「で、被写体的にはますますいい感じになったな。…お?泣いちゃう?泣いちゃう?」

貴音「あ、ああ……ひど、い、なぜっ、このような、ひ、ぐっ、う、うぅ、ぅええ……」

もう限界でした。
絶対にこのような連中に見せてなるものか、と思っていた涙がこぼれおち、
あとからぼろぼろと流れてしまうのを、わたくしは、止めることすらできません……

「あーあーあ、泣いちゃった。ストッキングのお前らのせいだかんなこれ」
「そうかあ?シャツ破いたやつさえいなきゃ、俺らも自重したぞ」
「ま、大丈夫だろ。きっとまたすぐ『このゲスども!』とか言ってくれるって」
「ああ、さっきのアレな、正直すっげえよかった。また聞きたいわ」

黒装束どもがなにか話しているのも、いまのわたくしの耳にはとうてい入りませんでした。




あずさ(ああ…た、貴音ちゃん……)

いつも不思議な空気を漂わせていて、凛としたたたずまいが素敵な貴音ちゃん。
その貴音ちゃんが今は、ぼろぼろと涙をこぼし、子供のように泣いています。

律子さんのときと同じようにシャツを破られただけじゃなく、ストッキングもあちこち引き裂かれ、
わたしが見ていることしかできないうちに、下のキャミソールまで無理やり脱がされてしまいました。
下着姿にされる間も、ずっと貴音ちゃんは泣いていて、もちろん撮影も続いたままです。

あずさ「ひ、ひどい、どうしてこんな……!」

無意識についつぶやいてしまったわたしに、黒づくめのひとりが律儀に答えました。

「いやまあ、ブラックジャンボってもともとああいう感じの集団なんで。じゃ、失礼しまーす」

あずさ「え、ああっ!? いやああっ!!」

逃げる間もなく取り囲まれて、まずキャミソールをめちゃくちゃな勢いで引っ張り上げられました。
顔と頭が覆われて何も見えなくなってしまい、そのわたしが抵抗をするより早く
身体をぐいっと抱え上げられ、浮かされた状態にされてしまいます。

両足のブーツを引っ張られはじめてようやく、ああ、ブーツとジーンズをどっちも脱がすつもりなんだ、と気づいて、
はじめにすぐ足先が、それからゆっくりと足全体が、スタジオの空気に晒されていきました。

「あっちはずいぶん派手にやってんな。あんな襲うみたいなやり方、トラウマになるんじゃねえの」
「むしろそれが目的かもな。ここで覚醒されないようにする、とか」

飽きもせず、私たちを写真におさめつつ、戦闘員たちが雑談している。

律子が意を決し、自分から下着姿になった直後、戦闘員たちは、あずささんと四条さんにも、襲いかかった。
3人とも、それぞれ下着姿にされてしまうのを、私は、ただ見ていることしかできない。

千早(……でも、さっきまでに比べれば、身体の熱は、だいぶ、おさまって来ている………)

とはいえ少しでも気を抜くと、つい声を出してしまいそうになる。
できるだけ身じろぎせず、可能な限り違うことを考えて、自分の身体に意識を向けないようにする。
あまりにも工夫がないと自分でも思うけれど、現状で私にできる最善の対応はこの程度でしかない。

それは隣の春香にしても変わらないようで、さっきからお互いじっとし、ほとんど口を開いてもいない。
もちろん、辱めを受けている3人を見捨てるようなつもりはさらさらなかった。
そのための力をできるだけ蓄えて、今は機をうかがうしかない。

「ところで、このスライムの野郎はマジシャンの衣装思いっきり触ってるよな」
「ん?ああ、そうだな。ブーツとか思いっきり体内に入れてるし」
「こいつ、それで痛いとか感じねえのかよ。不公平だろ」
「不公平って……まー、俺らみたいな一般人に毛の生えたようなのと違って、魔力とかあるんじゃねえの」

撮影している連中は本当にどうでもいい、くだらないにもほどがある話を始めた。
なんとかこの拘束を抜け出したら、私たち5人分の恨みをこめて、一番に叩きのめしてやらなくてはいけない。

「待てよ?てことはだ、こいつに命令すれば、マジシャン脱がせたりとかできるんじゃね?」
「無理だろ……つーかお前、こだわりすぎだろ」
「まあ試すだけならタダだ。おーいスライムよぉ、シャイニング・チハヤの服破って脱がしてくれ!」

ご丁寧に手を口のそばに当てて戦闘員が叫ぶが、スライムは相変わらずの蠕動運動を繰り返すだけで、特に反応しない。
内容を聞いた時には一瞬焦ったものの、この分なら特に問題はなさそうだった。

「……ちっ、ダメか」
「そもそも聞こえてないだろ、耳とかなさそうだし。たくさん撮れたんだからそれで満足しとけよ」
「せめてポーズくらいいろいろ取らせたいと思わねえのかお前。ほらたとえば、二人並んでM字開脚させるとか――」

春香「あ、きゃあっ!?」

千早「うああっ!?」

「うおっ!」
「なんだ!?」

ぐにょん、とスライムが背後で大きくうごめき、軟質の身体の一部、特に私の足を飲み込んでいるあたりが
いきなり芯をもったように固い感触に変わった。足がつかまれたように感じて困惑しているうちに、
スライムの内部でぐいぐいと引っ張って動かされ、抵抗することもできないまま体制を変えられてしまう。

春香「やだ……っ、こんな恰好…」

千早「…くっ……!?」

両手は相変わらず上げているのに近い状態のままで、足をアルファベットのMの字に近い形に大きく開かされた。
足首からひざあたりまでがスライムに飲み込まれているのは先ほどまでと変わっていないけれど、
さっきまで背中とスライムの間に空間が多少残っていたのが、今では完全に密着している。

当然、こんな姿勢でいると、マジシャンの短いスカートではショーツが隠せず、完全に露わになってしまう。
春香も、私ですら、そのことに気付いて顔を真っ赤にするが、それ以上手の打ちようがない。

「………こいつ、言うこと聞いたよな。今」

ぽかんとした表情のままで、くだらない話をしていたうちの一人がつぶやくように言った。
もうひとりも同じように呆然としつつ、返事をする…… のではなかった。

「えーと、じゃあ……シャイニング・チハヤの胸を、はだけさせろ」

千早「あっ……!?い、やっ、なにを!?」

その言葉が終わるより前に、私の背中にくっついているスライムの動きが急に活発になった。
脇の下から半透明の身体が触手のように伸びあがり、私の衣装の胸元に伸びてくる。
手足の自由を奪われている私は、ただそれを見ていることしかできない。

しばらくふらふらとさまよっていたそれは、ようやく目標を見つけたというように
衣装の襟ぐりの中心に近づき、軟質の先端部を深くひっかけ、そして、

千早「ひっ、きゃあああっ!?」

私の衣装を思い切り、下着ごとずり下げて、お……乳房を、露出させてしまう。

春香「そ、そんな、千早ちゃんっ…大丈夫!?」

「…なるほど、さっきお前、『破って脱がせ』つったろ?」
「えっと、そう、だったっけか。たぶんそう、……かもしれん、忘れたわ」
「要はこいつ、できないこと命じられたらやらないんだ。衣装を破れるほどは強くないけど、ずらすことはできる的な」
「お前スゲーな。よくさっきのだけでわかったな、それ」

黒タイツのひとたちの話は、ほとんど頭に入ってきませんでした。
いきなりのことに放心してしまっているように見える千早ちゃんに、わたしは必死で声をかけます。

春香「千早ちゃん……」

千早「私は、大丈夫…それより、春香、もっとまずいのは、っ」

春香「え?」

足を中途半端に折り曲げた変な姿勢になってるせいで、
今は千早ちゃんもわたしも、ショーツが、その、丸見え、に、なってしまってます…
その上、衣装をずらされ、おっぱいまで見えるようにされてしまった千早ちゃんを
心配するわたしに向けて、千早ちゃんはそんなことを言いました。

どういう意味?と聞くより前に、黒タイツの人たちの声が上がり始めます。

「まずはお揃いにしてやんねーとな。シャイニング・ハルカのおっぱいも出してやれ、スライム!」

春香「え……ああっ、そんな、ああぁっ!」

さっき千早ちゃんがされたのとまったく同じように、わたしの背後からもスライムの一部が伸びてきたと思うと
ぐいっと衣装を引き下ろされて、わたしのおっぱいまで、外に晒されてしまいました。
恥ずかしさで顔が真っ赤になる千早ちゃんとわたしにレンズが向けられ、何度もシャッターの音が聞えます。

「こういうのが撮りたかったんだよわかるか!?M字開脚でスライムに拘束されておっぱい丸出しの魔法戦士、それも二人だぞ!?」
「必死すぎて引くわ。……ただ、まあ、こういう組織にいるくらいだし、正直俺も気持ちはわかる」

で、でも、確かにすっごく恥ずかしいけど、これならまだがまんできます。
さっきからけっこう時間も経ってるから、あの身体が変になりそうな感覚もわりと薄れて……

春香「……あ」

さっきまでスライムにせいぜい、取り込まれていた手と足くらいでしか触ってなかったわたしたち、ですが、
今では姿勢を変えられて、まず背中がほぼぴったりとくっついてしまってます。

これに触れてからわたしがおかしくなっちゃったのは明らかで、できるだけ、触っちゃダメなはずなのに。

それに、スライムが、今まではなんの命令もなかったのでじっとしてただけ、だとしたら?

「よーし。もっと動きのある写真撮りたいんだよな……お前のが命令うめーだろ、なんかいいの頼む」
「まあ、要は、二人とも活発に動くようになりゃいいわけだ。なら単純だろ、『二人とももっと感じさせろ』」

ぬぱぁ……くちゃっ。

黒タイツの人の言葉にはっきりと応えて、スライムの身体のあちこちが、蛇みたいに首をもたげます。
千早ちゃんのまわりにも、わたしのまわりにも、たくさん、たくさん揺れています。

千早(い、今はだめ……、せっかく、多少は感覚が、薄れてきていたところなのに……!)

春香「……ひ、や、いや、もう、さっきみたいなのはだめっ!」

わたしたちの必死のお願いは、もちろん、聞き入れてもらえるわけがありませんでした。





春香「や、だぁっ、さわらない、でっ!?ひいっ、また、おかしくなっちゃうっ、いやあああ!!」

千早「だめっ、だめ…春香、落ちつい、てっ、ふたりとも流されたらっ、あ、ああんっ!?」

スライムに捕えられた春香と千早の絶叫が響き続けている。

巨大な本体から無数の触手のようなものが伸びあがり、二人の身体のいたるところを弄っている、ように見える。
春香も千早も、自由のきかない身体を何度も大きく震わせ、とろけかけた叫び声が止められないでいるようだった。

あずささんと貴音、それに私は、3人ともブラとショーツのみの姿にされて1か所に集められていた。
最初、ずっと泣きじゃくっていた貴音はあずささんに優しく抱きしめられ、あやすような言葉をかけられて
今ではある程度立ち直っていたが、こんどは春香と千早のほうがひどいことになってしまっている。

私たち全員が助かるかどうかとか以前に、あのままでは二人の身体や精神がおそらくもたない。
そう考えた私の心を読みでもしたかのようなタイミングで、戦闘員が口を開いた。

「シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤを助けたいんだろ?ん?」
「じゃあ、3人には『ひと肌』脱いでもらわないとな。つって、もうひとつしかねえかwww」

「なーんでこっち向いて脱がねえかな。どうせそのあと見せるんだったら一緒だろ?」
「そこはまあ、意地みたいなのがあるんだろう。それくらい好きにさせてやれよ」

あずさ、律子、貴音の3人は、はやし立てるブラックジャンボの戦闘員たちに背を向けたまま、
ゆっくりと手を伸ばしていく。たまたまフロントホックのタイプを身に着けていた律子は胸の前へ、
あずさと貴音は少し前かがみの姿勢になって、背中の中央あたりへ。

戦闘員たちの要求はひどくシンプルで、そして品性下劣にもほどがあるものだった。
シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤに対するスライムの責めをやめてほしければ、
3人が自身で下着をすべて脱ぎ、生まれたままの姿で被写体になれ、というのがその内容だった。

なぜか目的が「撮影のみ」に限定なのは戦闘員全員が徹底しているようで、
ここまでの間で身体に直接手を出されていないのも含め、3人にとっては多少の気休めではあった。
そうは言っても、アイドルとして、それ以前にそれぞれひとりの若い女性として、
不特定多数の男の前で、何も身に着けない姿をさらすことに抵抗を感じないわけがない。

しかし、自分たちを守るためにこの場にいる春香と千早がいま受けている責苦のことを思えば、
3人に残された選択肢はひとつしかなかった。

それぞれほんの一瞬にも満たないくらいの逡巡ののち、3人はほとんど同時にブラジャーのホックをはずす。
765プロのアイドルの中でも、とくに上位に位置するサイズを誇る3人のバストが支えを失って弾むように大きく揺れ、
その動きが背中側からでも少しだけ垣間見えて、戦闘員たちの目をくぎ付けにする。

薄い緑と、それぞれ濃い紫、臙脂色のブラジャーが主を離れてひらりと床に落ち、
露わになった3人の背中と落下したブラジャーのそれぞれに、大量のフラッシュが浴びせられた。

あずさも律子も、そして貴音も、おたがい一言も発することなく、視線を交わすわけでもない。
春香と千早を助けたい一心と、誰かひとりにだけ恥を背負わせたくない、という強い気持ちが今の3人を支えていた。

それぞれが黙ったまま、ショーツに手をかけると、少しずつずり下げて片足ずつ脱いでいく。
誰かがつばを飲み込む音がやけに大きくその場に響いた。
いつの間にか戦闘員たちもすっかり声を上げなくなり、その様子に食い入るように見入っている。

3人の両足がショーツを抜け出てから、振り返るまでには少しだけ長い時間がかかった。

やはりそのまま全裸を晒すのは耐えられないのか、3人は3人とも腕と手を使い、
それぞれ乳房と、陰部が丸見えになってしまわないように隠していた。
しかし、その様子を見た戦闘員たちからは、容赦ない罵声が浴びせられる。
もちろんその間もシャッター音は断続的に鳴り響き、3人のあられもない姿の撮影は続いている。

「今更隠してんじゃねえよ、もったいぶるな!」
「アイドルならどーせ枕くらいヤってんだろうが。俺らにも見せてくれよ、ええ?」
「そういう態度とれる立場か?マジシャンたち助けたいんだろう?」
「まっすぐ立てよ、まっすぐ。気をつけしろ!」

恥ずかしさに顔を真っ赤にし、あるいはぽろぽろと涙をこぼしながら、
3人はゆっくりと手と腕をどけ、気をつけに近い姿勢をとった。

一段と、シャッター音とフラッシュの明滅する頻度が上がり、3人は思わず顔をしかめる。
戦闘員たちは撮影を続けながら、好き放題に品定めめいた放言を始めた。

「へえー。銀髪の子ってやっぱりアソコの毛も銀っぽいのな。グレーっていうか」
「貴音ちゃんおっぱいもいいけど、やっぱりあずさちゃんのオッパイの迫力は、生だとすげえな」
「おっぱい星人かよお前。でもまあ、確かに、あれは思いっきりわしづかみしてえ…!」
「おいお前らりっちゃんにも触れてやれよ、比較対象がすごすぎるだけでスタイル超いいんだぞ?」
「ああ、相当着やせしてるよなありゃ。スーツの中にとんだ凶器が入ってやがった」
「凶器と言えば貴音ちゃんの尻の話を忘れちゃいかんやろ」
「うむ、あずさちゃんの胸と貴音ちゃんのデカ尻、それにりっちゃんのメガネか」
「馬鹿かお前」

「……あーっと、それよりさ、3人とも。大事なもんまた忘れてるぜ」

聞くに堪えない男たちの言葉に耳をふさぎたくなっていた3人に、意外な言葉がかけられる。
それぞれ不審に思うあずさ、律子、貴音に、男はにやにや笑って言い放った。

「笑顔だよ笑顔。写真撮ってもらうときに笑わないなんてアイドル失格だろ?」
「おめーも失礼だ。元アイドルとアイドルって、ちゃんと言えよ」
「あー!確かにそうだ、こりゃ失礼」

「じゃあ、改めてアイドルと元アイドルさんたち。とびっきりの笑顔で、目線こっちにくださーいww」

引きつり切った笑みをなんとか顔に張りつけた3人に、またシャッター音とフラッシュの津波が襲いかかった。

今回の更新はここまでです。

おかしいな、安価ひとつぶんしか消化してないのになんでこんなに長いんだろう。

っていうか描写が薄いってことはさすがにないだろうと思うんですけど、
これあんまりエロくないんじゃないの疑惑がおもに>>1の中で持ち上がっています。
やばい。

そうでした、いつもなら書いてる次回更新予定について書いてませんでした。

とりあえず1日の日曜日はちょっと時間的に難しそうで更新はできません。
2日月曜夜、もしくは3日火曜の夜には投下したいと思っているのですが、保証はできかねます。
予めごめんなさい。遅れそうなときは改めて告知など入れます。

正直、本編が再び進み始める=安価が出たりし始めるのはGW明け以降、って可能性は大いにあります。
というより、このエロの山場がGW中に終わるかどうか…がんばります。


そして今回は安価担当の方含め何人かの方は喜んでくださっているのできっとえろかったのだ、よかった(単純)
今後とも、えろいときはえろいとおだて、えろくないときはえろくないもっとえろくしろ、と叱咤をお願いいたします。

ご報告。
いつもながら夜遅くになる可能性が高いです。
日付変わってからの投下開始も十分にあり得ますので、
明日が早い方は無理にお待ちにならずお早めにお休みください。

もちろん今回で終わるなんてことはありません。安価2つ分行くかどうか。
もうしばらくお待ちください。

いろんな好みとかご意見とか見るのは面白いし参考になりますのでどんどんどうぞ。
ただし最終的なプレイは安価しだいなのでそこはがんばってください(いつもの丸投げ)

千早「………はぁーっ、はっ、はぁ…っ、んんっ!?や、ああっ!」

春香「うぁ……ぁぁ、も、やら、ぁ、あんっ、ひぃぃっ……」

いま私が感じているのが春香の感覚なのか、それとも私自身の感覚なのか、ひどく曖昧だった。
ついさっきまで粘つく体の一部を触手のように伸ばし、春香と私の身体を弄び続けていたスライムは
命令を受けて動きを止めていて、私たちはまた手足を半ば飲み込まれ、拘束されただけの状態に戻されている。

そのはず…なのに、はだけさせられてしまった胸や、腋の下や、肩からひじあたりにかけての腕や背中、
ひざ、太もも……全身至る所でまだ、ぬめるスライムにつつかれ、撫でまわされ、吸い付かれている感覚が消えない。
加えて、まるで春香と私がひとりの人間として融合してしまったかのように感覚が共有されているせいで、
お互いの身体に充満しきっている到底隠すことのできないほてり、それが倍化されたように感じてしまう。

春香「あ、はああん、っ!?なん、でぇ、もうスライム、動いてないのにぃ…!?」

千早「…っく、あああぁ……… はぁ、っ、春香っ、そう、落ち着いてっ、もうこいつは、今…」

春香「なのに、どう、してぇぇ……千早、ちゃん、ごめんっ、わたし、きのうから身体ヘンでっ……ひああんっっ!!」

千早「やっ、あ、あひぃぃ!? だ、大丈夫………だいじょう、ぶ、だから、春香、くふぅぅ!?」

春香も私も、悲鳴に似た声を思わず上げてしまうことも、身体をつい震わせてしまうこともこらえきれず、
そしてできることといえばお互いに声をかけて励まし合うくらいしかない。

さっきも時間が経つことでそれなりに効果が薄まっていたのだから、またある程度待てば、きっとチャンスはある。
ただ、それまでに春香と私がどの程度回復できているか、そもそも本当に回復できるのか、不安は尽きない。

千早(…それでも、やらなければ駄目!なぜスライムが動きを止めたかを考えたら……!)

戦闘員たちはスタジオの機材を勝手に使い、まだしつこく撮影を続けている連中がほとんどだった。
何重にも取り巻かれたその中心にいるあずささんに律子、そして四条さんは………一切、なにも身に着けていない。
手で裸体を隠すことすら許されないまま、三人は悪意に満ちたレンズに見つめられ続けている。

千早(………ごめんなさい、私たちが、不甲斐ないせいで………あんな、恥ずかしい思いをさせてしまって……)

千早(だからせめて、三人が作ってくれたこの勝機は絶対に無駄にはしない…!)

春香のものか私のものかもわからない熱っぽい感覚の波に耐えつつ、私が決意を新たにしたそのとき
スタジオ中心近くのなにもない空間で、大きな黒い魔法陣が一気に展開された。




一部なりとも身を覆いたくともそれも叶わず、下卑た言葉を、嘲笑を浴びせられ、そしてひたすらに撮影される。
そのような地獄が永劫と思えるほどに続き、あずさと律子嬢の心が死んでいくさまが目に見えるようでした。
おそらく、二人の目には、わたくしも似たようなものに見えていることでしょう。

春香と千早を嬲っていた怪物は約束通り責め手を止めはしましたが、二人が無事かどうかも定かではありません。
このままわたくしたちは、この悪鬼のごとき黒装束どもの慰み者になりつづけるほかないのでしょうか……?

そう考え、ますます絶望を深めてゆくわたくしの目に、奇妙なものが映りました。
音も立てず宙に円盤のようなものが浮かび上がり、その中心部からなにか……いえ、誰かが床に降り立ちます。

闇が人の形をとってそこに現れたのか、と思い違いをしてしまうほど…濃密で、邪悪な気配が一気にあたりを満たしました。
つい今しがたまで騒いでいた黒装束どもすら、ひと呼吸もしないうち、水を打ったように静まり返ります。
その異様さに気づいてもいないかのように、その者たち……そう、一人ではなく、二人、それが、ゆったりと歩み始めます。

「ここまでうまくいくなんて予想外さー、嬉しいなぁ♪ これも全部やよいのおかげだぞ、ホントにありがとね」

「えへへー、お役にたててうれしいですっ♥♥ これで家族も、それに『かんぶ』も増やせちゃうんじゃないですかー?」

底抜けに明るく、それゆえにかえって背筋が寒くなりそうな声で、楽しげな会話が聞こえてきました。
わたくしは、その声をどちらともよく知っております。もちろん声のみでなく、その主のこともよく知って、
………知っている、と思っておりましたが、果たして本当にそうなのか、最早わかったものではありませんでした。

黒装束たちは一切の私語をやめ、それに撮影の作業も中断し、響の一挙手一投足を注視しています。
そしてあずさも律子嬢も、わたくしも、急に静まり返った場の雰囲気と響の放つ雰囲気に呑まれ、声が出せません。
その静寂のなかをやよいと響が談笑しつつ歩みを進めてくる状況は、異様としか形容できないものでした。

ひとしきりお喋りを終えたところで、その場のほぼ全員が自身に注目していることに気がついたのか
響はようやく顔を上げ、周囲をきょろきょろと見回すようなしぐさを見せました。
そしてその目が、一糸纏わぬ姿でただ立ち尽くしているわたくしたち三人の上に止まります。

響「やっほー、あずささん、律子、それに貴音も、撮影お疲れ!どう、うまく行った?」

一瞬ののち、表情を変えることも声色が変わることもなく、まったく平静に、こともなげに。
愛くるしいとすら呼べそうな笑みを満面に浮かべて、響はそう言いました。

ああ、わたくしの知る響はもうここにはいないのだ、と、そのときようやく理解しました。

響ちゃんの言葉を聞いた貴音ちゃんは、声も出せずに固まっているみたいでした。
無理もありません。事務所の中でも特に仲がよかったからこそ、さっきの言葉が信じられないんでしょう。
わたしだって、響ちゃんがあんまり軽い調子で言うせいで思わず耳を疑いました。
いま何も着てないのなんて一目見ればわかるはずなのに、あんな、ただのお仕事あとのあいさつ、みたいな……

やよい「あっ……あれ!春香さん、それに千早さーんっ♥」

わたしたちが何か言うより前に、響ちゃんの隣のやよいちゃんが、あの大きなぶよぶよした怪物と
その中に半分閉じ込められてしまっている春香ちゃん、そして千早ちゃんに目をとめました。
やよいちゃんはそのまま一目散に、目を輝かせてそっちの方へ走っていきます。

響「こらこら、やよい。嬉しいのはわかるけど、あんまり走ると危ないぞー?」

苦笑した響ちゃんが声をかけ、はーい!という元気いっぱいの返事が聞こえました。
声だけなら響ちゃんとやよいちゃんのふたりが普通におしゃべりしているようにしか聞こえないのに、
その奥底のほうには、前のふたりとぜんぜん違う、どろどろした闇みたいなものが存在する気がしてしまいます。

やよいちゃんの背中を見送った響ちゃんは、改めてわたしたちのほうに向き直りました。

響「それにしてもやっぱり、あずささんと貴音のスタイル、すっごいなぁ……自分、自身なくしちゃいそうだぞ」

うつむきかげんになって自分の身体に目を落としながら、響ちゃんはちょっとすねるような声で言います。

響「律子も二人と並んでぜんぜん負けてないし。三人とも、たとえ服着てたとしても、男のひとがほっとかないよね」

あずさ「ひ、響ちゃん……お願い、もう、こんなひどい撮影なんてやめさせて!」

律子「そうよ、私たち、ちゃんとこいつらの言うことに従ったわ……せめて貴音とあずささんは、解放してあげて…」

自分のかっこうも状況も、そして響ちゃんから感じるプレッシャーのことも忘れて、わたしは思わず叫んでいました。
それをきっかけにして律子さんも、同じように声を上げます。

響「うん、あずささん、それに律子もごめんね、あとちょっと待ってて。すぐに三人とも、しっかり解放してあげるからね」

わたしたち二人の声を聞いた響ちゃんは最初、はっとしたような顔を見せたあと、
すぐにまたにっこりと笑って、そしてずいぶん予想外のことを口にしました。
聞き間違いじゃなければいま、「解放してあげる」って………それってつまり、逃がしてくれる、ってこと、でしょうか。
本当に、よかった……響ちゃん、根っから悪い人になっちゃったわけじゃないのかもしれません!!
すごくつらかったこの時間も無駄じゃなかったと思うと、わたしは少しだけ救われたような気がしました。



やよい「春香さーん♥千早さんっ、わたしですーっ!おはなししましょー!」

ここにいないはずなのに、どうしてやよいの声がするんだろう…と思って、しばらく閉じ続けていた目を開けると
スライムに拘束された千早ちゃんとわたしを見上げているやよいと目が合いました。
隣の千早ちゃんは耐えているのか、意識がないのか、やよいの声に反応しないし、目を閉じたままです。

春香「やよ……い?どうして、ここにっ、ふあああっ!!」

やよい「あ、春香さん、気持ちいいんですか!?きもちいいんですねっ♥♥えへへ、わたしとおそろいですー♥」

少しだけしゃべった拍子にまた全身を電流が走り抜けて、わたしは思わず叫んでしまいました。
それを聞いたやよいがにこにこして、見当違いのことを話しかけてきます。

春香「ちが…うよっ、身体が、ちょっとヘン、なだけ……で、気持ちよくなんか、なってない、ってばぁ…」

やよい「でも春香さん、えっちな声になってますっ♥それにお顔も、すごくえっちですよー?」

春香「なっ……そんなこと、ひんっ、ないっ!」

やよい「だってこのスライムさん、響さんの特製なんですよ!あのおくすり、えーと……えーと、びや、びよ………く?うーんと」

響「あー、おしい。正解は『媚薬粘液』だぞ、やよい」

やよい「あっ、響さん♥ そ、そうでした、また間違えちゃいましたー♥♥」

響「大好物の名前を間違えちゃうなんて、やよいはドジだなぁ。でもそこが最高にかわいいさー♪」

いつの間にかやよいのすぐそばには響ちゃんが寄ってきていて、やよいをぎゅっと抱きしめ、ほおずりなんかしてます。
ごく普通の光景だったはずのそのスキンシップも、今となっては異様な威圧感を放っていました。

春香「びや……く、粘液?響ちゃん、それっていったい何?」

響「あれ、わかんない?そっちで寝たふりしてる千早はもう知ってるみたいだけど、春香は聞いてないの?」

はっと隣の千早ちゃんに目を向けると、わずかに身体が震えたのがわかりました。
よかった…少なくとも意識がなくなってるわけじゃなかったみたいです。

響「まー、説明の前にまずは移動しようか。二人とも連れてこっちおいで、スラ美」

響ちゃんのその声が終わらないうちに、わたしたちを拘束しているスライム全体がゆっくりと這って動き始めました。

春香たち連れてくるからちょっと待っててね、と私たちに言い置いて、響はやよいの方へ歩いて行った。
こっちに完全に背を向けているこの隙になんとか逃げ出す、それか、なにか反撃の手を探すことができるはず……
そう思ったのに、私の足はなぜか、今立っているところからびくとも動かせなくなっていた。
いや、それどころか、考えることや視線をさまよわせることはできるのに、手や足が、むしろ全身が、そもそも動かせない。

律子(…これもなにか、魔法の力、ということなの……?)

自由になる視線を動かして確認する。さっきまでの撮影でほぼ横並びになっているあずささんと貴音の姿は
視界の端でぎりぎり捉えることができたものの、静止している。たぶん、私と同じで身体を動かせなくなっている。

周囲の戦闘員たちはまだカメラを手に持ってはいたが、それを撮影に使うのは響が来て以来ぱったり止めていたし、
それにあれだけぺちゃくちゃ喋っていたはずが今では完全に無言を貫き通していて、逆にそれが不気味だった。

にゅちゅ、ずずず、じゅるじゅる、ずる、ずるっ……

春香「い……あっ、や……!ひぃ、ん、だ、だめ……」

千早「………く、あ、ひぎっ!? はぁ、っ、はぁーっ…」

粘っこい水音とともにかなりの重量・質量があるものを引きずるような気配がして、そいつが徐々に近づいてきた。
春香と千早をその身体で捕縛している巨大なスライムが、あずささんや貴音の、そして私の視界に入ってくる。

同時に、一時おさまっていた春香と千早の声……嬌声、が、距離が近づいたこともあってまた聞こえ始めた。
おそらくスライムが移動する際に起きる振動が刺激になってしまっているのだろう。

その巨体から少し離れて、響と、それからやよいがゆっくりと歩いてついてくる。
響がごく自然にこちらを見て歩いてくる一方、隣のやよいはぴょんぴょんとスキップでもするような足取りで、
スライムに磔にされている状態の春香や千早のほうを、ときおりやたら嬉しそうに見やる。

やがて響とやよい、それにスライムが私たちのすぐ目の前にまでやってきた。
身体は動かせないまま何が始まるのかと緊張している私たちの前で、響がまず口を開いた。

響「えっと………戦闘員のみんな、まずはおつかれー!おかげでマジシャンと幹部候補、合わせて5人もつかまえられたぞ!」

混じりけなしの笑顔を浮かべ、隣のやよいも巻き込んで、響はぱちぱちと拍手までしてみせる。
対して褒められている戦闘員たちは全員が完全な直立不動の姿勢をとり、ただの一言も口にしない。
その様子はまるで軍隊で、さっきまでの軽薄で下品な言動が嘘みたいだった。

響「本格的な襲撃はまだ2回目なのに大手柄さー!今度なんかごほうび考えとくから、期待しててね」

饒舌に響だけがにこにこ顔でしゃべり、やよいがその横で黙ったまま嬉しそうな笑顔を浮かべる中で、演説めいた話は続く。

響「じゃあ、もうここには最低限の人数いてくれたらいいや。5人くらいで十分かな?残りの人は先に撤収しちゃって」

響が言い終わるが早いか、一糸乱れぬ、という言葉がふさわしい迅速さで戦闘員たちは行動を始めた。
私たちや春香たちの撮影に使っていた機材を整理したり、記録に使っていたメディアを取り出したりしている。
間もなく集団から5人ほどが機材を持ったまま離れ、残りは響の前に隊列を作って並んだ。

響「はーい、そしたら送るぞー。あ、帰ったら撮った画像の整理とか編集とか、しといてくれてもいいよ」

気楽な調子で響が言うと、30人ほどの戦闘員がちょうどおさまるくらいのサイズの魔法陣?が床に浮かび上がり、
次の瞬間にはその中にいた全員が音もなく姿を消した。

律子(………期待してなかったけど、もしかすると、チャンスはあるかもしれない…!)

さっきあずささんと私の言葉に対して響が言った、「ちゃんと解放してあげる」という言葉。
せいぜいただの口約束か私の聞き違いだろうと思っていたが、これだけ戦闘員の人数を減らして
春香と千早を私たちとひとところに集めた、ということは、響は本気で解放してくれるつもりがあるのかもしれない。

さっきまでの屈辱的な撮影も、戦闘員たちの口ぶりからすると響の指示によるものらしかった。
そこから考えても、このまま無条件で解放されるとはさすがに思えないが、むしろ多少の困難な条件でも
今となっては大して変わらない。5人揃って脱出できることが、まずは何よりも大事だ。

……それにしても、まだ身体が動かせない。声は出せるかと思って試してみたけど、それも無理だった。
あずささんと貴音と私、いつまでこの金縛り状態を強いられ続けなくちゃいけないんだろう?
まずはこれを解いてもらわないと始まらない。そんなことを考えつつ、私は響の言葉を待つ。



響「よーし、スラ美、そのへんで止まってー。ほら春香、千早、見てよこれ!三人ともほんとに綺麗で、モデルみたいだよね」

あずささん、律子、四条さんの三人は、時を止められでもしたように立ったまま微動だにしない。
それぞれに女性的なプロポーションを惜しげもなくさらしていて、美術品のような美しさすら感じさせるのは確かだけれど…
これも「総帥」が魔法で三人の動きを制限しているのだろうか? 私たちには、無事を祈ることしかできない。

春香「……あずささん、律子さん、貴音さん……わたしたちのせいで、あんな……本当にっ、ごめんなさい………!」

三人の姿を目の前にして、さっきまで繰り広げられていた非道な行為を改めて思い出してしまったのだろう、
春香はぽろぽろと涙をこぼしながら謝罪の言葉を口にする。

やよい「あ、あれれ!?春香さん、急にどうしちゃったんですかっ!?」

おろおろしながら高つ……「幹部」が口にすることばは、純粋に春香を気遣う気持ちから出ているようにしか聞こえなくて
むしろその、本気で春香が泣いている理由が理解できないらしい、という事実がよりいっそう私の心を暗くしてしまう。

彫像のように立ったままの三人と、スライムに埋め込まれたままの私たち二人を満足げに見回してから、「総帥」が口を開く。

響「そしたらみんな集まったところで、改めて紹介させてもらおうかな。じゃーん、スライムのスラ美!」

その名前はついさっき呼んでいたのを聞いた、なんて口を挟むのは控えておくことにした。
今、圧倒的に場の支配権を持っているのはあちらなのだから、下手な刺激を与えるのはまずい。

やよい「うっうー!響さんが今回、マジシャンむけにって新しく『かいはつ』した特製さんなんですー♥」

千早「………!」

さっき春香が説明を聞かされているとき、その内容は私の耳にも入っていた。
やはりこれは特にマジシャン対策として投入された、新種のスライムだったのだ。
何度も見た、戦ったことのある、格下の相手だと油断してしまったことを悔やんでも、もう遅い。

響「そうそう!ただ、とりあえず実地試験くらいのつもりだったから、いきなり大成功しちゃうなんて嬉しい誤算さー」

そう言って「総帥」はふふん、と自慢げに胸を張る。
まさにその実地試験であっさりやられてしまった春香も私も、悔しさにほぞを噛むしかない。

響「まあ開発っていってもべつに、複雑なことはしてないんだよね。まずは、複数で合体できるようにしたのがひとつで…」

ずいぶん大きくなって私たちを拘束しているスライムを見やりながら彼女は説明を続ける。

響「もうひとつは、スライムの体を構成してる粘液の成分を変えただけ。千早は、それに春香も、よくわかってる……ねっ?」

春香「きゃ、あああああんっ!!」

千早「ひううぅっ!?」

含み笑いを隠そうともしないまま彼女は言い、そして急に手を伸ばして春香のむき出しにされた胸を、ぎゅっと強くつかんだ。
完全に不意を突かれてしまった春香も、私も、情けない声を抑えられない。

響「そうそう。律子たち三人は身体動かせないだけで、自分の説明とか今の二人のかわいい悲鳴とかはちゃんと聞こえてるぞ」

付け足すように言って、説明は続く。今まで私たちの上げた恥ずかしい声を聞かれていないわけがないのだけれど、
こうやって改めて言葉にされるとより恥ずかしさが増してしまう。

でも……つまりこの説明は、私たちではなく律子たち三人に聞かせたくて行っている、ということ?
私たち二人は彼女の真意がわからないままだし、そもそも拘束されていては何もできず、おとなしく話を聞くしかない。

響「でね、三人とも、春香と千早があんあん言ってるのって半分くらいはスラ美のせいなんだ。勘違いしないであげてね?」

やよい「そう、そうなんです!べつに春香さんや千早さんだけが特にえっちってことじゃないですよっ!」

ますます聞きたくない話題が始まる。事細かに説明して、私たちのほうを精神的に辱めようというつもりなのだろうか?
隣の春香は顔を真っ赤にして押し黙ってしまっている。私もたぶん同じだろう、顔が紅潮しているのが自分でもわかってしまう。

響「要はこの子、体がぜーんぶ媚薬粘液でできてるから、ちょっと触っただけでえっちになっちゃうの。ね、やよい?」

やよい「はいっ♥何度かテストで戦ったんですけど、もう、すっごいきもちよくしてもらっちゃいました♥♥えへへ…」

響「マジシャンにも効くくらいの濃度とスライムとしての強度を両立させるの大変だったけど、やよいのおかげでうまくいったさー」

……やはり、だいたい予想していたとおりだった。スライム自体の体色の微妙な違いもそうだし、
飛び散った破片を浴びただけで特に攻撃を受けてはいない春香が急に変調をきたしたのも、そういうことなら説明がつく。

マジシャン向けに調整されているというのはつまり、媚薬の濃度を上げることで効きを強めてあるのだろう。
どこまで卑怯でいやらしくて、女性を馬鹿にした敵なのだろうか。

響「ま、いろいろ説明しても伝わんないよなー。みんなにも体感してもらったほうが早いよね」

彼女の言った言葉が理解できないでいるうちに、背後のスライムが大きく蠢いた。
ぐぱっ、と音を立てて、本体の上の方がラッパのような形に広がる。

千早「…………え!? 待って、そんな、何をっ?!」

その行動の意味するところを察するのも、制止しようと声を上げるのも、なにもかもが遅かった。

ぶじゅびゅっ、びちゃあっ!

胸の悪くなりそうな水音が響いて、同時に背後のスライムの体積が少し減ったような感じすら覚える。
広がったスライムの先端部分から大量の粘液が糸を引きつつ噴出し、動けない三人にたっぷりと浴びせかけられた。

春香「あ、あぁ………!」

むわっと鼻をつく強烈に生臭いにおいが漂ってきて、鼻が曲がっちゃいそうです。
でも、いまの問題はそんなことじゃなくて……

春香「あ………あずささんっ、律子さん!!貴音さんっ!?」

響ちゃんの魔法?のせいか、ねばねばした液体を勢いよく浴びせられても三人の体は転んだりせず、立ったままでした。
それはいいとして、さっきの説明がほんとなんだったら…千早ちゃんやわたしをおかしくしているこれが
マジシャン向けの特別製だっていうなら、それをまだマジシャンになってない三人が浴びちゃった場合、って…!
動けなくても音を聞いたりはできるってことは、三人とも感覚自体は機能してるはずだから……そんなの絶対だめです!!

春香「響ちゃんっ!?やめて、やめさせて!!」

響「えっ、やめさせる………って、なにを?春香」

わたしの叫びにきょとんとした顔で答える響ちゃん。隣のやよいも無邪気にこちらを見て首をかしげています。

春香「三人とも絶対おかしくなっちゃう!!お願い、やめてよ、今度こそはわたしと千早ちゃんがかわりになるからぁ!」

本当はやよいを目の前にして言えたことじゃないけど、もう今はそんなの気にしてる場合じゃありません。
また事務所の仲間を、友達を失うのは絶対にいや!千早ちゃんだって同じ気持ちのはずです!

響「なに勘違いしてるのか知らないけど……こないだのあれは初回ボーナスで、今度はもう春香たちに選択権はないよ?」

春香「え?」

ほんのり困惑の混ざった、え、こんな常識も知らないの?とでもいいたげな顔で、響ちゃんは言いました。

響「もー…自分この間、はないちもんめだって言ったじゃないかー。あれ、負けた組はメンバー取られるだけでしょ?」

響「約束通りみんな、こっちの幹部にするんだ♪そのための準備してるだけだから、大丈夫だって」

顔が真っ青になるのが自分でもわかりました。
響ちゃんとやよいだけでも事務所のみんなのショックはひどかったのに、今度はいっぺんに三人もだなんて!?

春香「そんな、待って…ちょっと待って!じゃ、じゃあ…、三人とも連れて行っちゃうつもりなの!?」

響「え、うん。そうだけど」

千早「待ちなさい!はないちもんめだというのなら一人だけにするのがせめてもの筋でしょう!?」

千早ちゃんが叫び声というより怒鳴り声を上げて、響ちゃんとわたしの会話に割り込んできます。

響「あ、なるほど、そうか、言われてみれば……んー、一理あるね。じゃあ、やよいの次は誰を見殺しにするの?千早は」

千早「………っ!?」

痛いところを突かれて千早ちゃんがひるみ、わたしも言葉を継げなくなります。

ちょっとのんびりしてるけどいざというときは頼もしいみんなのお姉さんで、びっくりするくらい歌の上手なあずささん。
竜宮小町を一人で率いてて、すっごく頭がよくて、自分にもみんなにも厳しいようで、本当はみんなにとても優しい律子さん。
なんだか不思議で大人びてて、いつも静かに微笑んでるけど、でも実はすごくかわいいところがいっぱい隠れてる貴音さん。

誰かひとりを差し出す、なんて、選べるわけがありません。
千早ちゃんとわたしの考えを読んだみたいな絶妙のタイミングで響ちゃんが言いました。

響「……ね?それならもう、三人まとめて連れてっちゃう方がむしろ優しいんじゃない?」




ただでさえ最悪の状況が、どんどん悪化していく。

千早(どう、したら………交渉材料はなにもない、三人とも、春香も私も動けない…! このままじゃ、三人ともっ!)

現状で、すでに奪われた高槻さんを取り戻すことだって絶望的に難しいというのに
このうえ三人も失ってしまったら、それこそほとんど奪還が不可能になってしまいかねない。
もっと言えばその三人が同じような「幹部」になりでもしたら、単純な人数比で4対5になってしまう。
一応は数で勝っていてすら今のこの惨状だというのに、数でも負けるようになったらもう一巻の終わりだ。

どんなに頭を絞っても、ただ焦るばかりで、この不利な局面を打開できるアイディアなんて、なにひとつ浮かばない。


響「さて、と。そろそろ約束どおり、解放してあげないとかわいそうだよね」

その声に反応し、なにがそろそろなのか、と顔を上げた私の目の前で、「総帥」がぱちんと指を鳴らした。

響ちゃんが大きなお化けごと春香ちゃん、千早ちゃんを引き連れて戻ってきて、
いろんなことを得意げに説明してくれるのを、わたしはどこか遠くの国の出来事みたいにぼんやりと聞いていました。

話を聞いたり、視線を動かしたりはできても、身体を動かすことはぜんぜんできないままでした。
やよいちゃんが顔を赤くして、とっても気持ちよかった、なんて言っていて、やっぱりこの子も響ちゃんも
わたしが知っている二人とはどこかもう違っちゃっているんだ、と思うと、すごく悲しくなります。

ただそれでも、響ちゃんはさっき「解放する」って言ってくれました。
たぶんこの説明が終わったら、わたしたちも……

……?

なんだか変な音がして、わたし身体の表面をぬるぬるしたなにかが流れ落ちていきます。
あまり気持ちよくはないので、できればぬぐいたいんだけど、まだ身体が動かせないのでそうもいきません。
これ、なにかしら……




響によく似たどこかの誰かがなにかしら喋っておりましたが、何を言っているのかは理解できませんでした。
その隣にはこれもやよいによく似たどこかの誰かがおりましたが、やはり何を言っているのかは理解できません。

ただひとつだけ、確信していることがございました。

わたくしは、わたくしの知っている響とやよいを、なんとしても取り戻さなくてはなりません。

いまは何かしら妖術のたぐいで身体の動きを縛られておりますが、これが動くようになった暁には
春香や千早と、また美希や雪歩とも協力し、可能ならばわたくし自身がまじしゃんになってでも
二人を取り戻さねばなりません。そのためには、まずこの苦境を、どうにかして脱しなくては。

深く物思いに耽っていたために、すぐには何が起きたのかわかりませんでした。

水よりもだいぶ粘つく液体が上から降り注ぎ、わたくしの裸体を滑り落ちてゆきます。




響が嬉々としてしゃべる、お手製だというスライムだかの説明を聞きたくもないのに聞かされて、気分は最悪だった。
つまり、さっきから春香と千早の様子がおかしかったのはこれに、その…性的な責めを受けていたせい、だと。

身体さえ動けば響の横っ面を張り飛ばしてやりたい気分だった。
あんたはそんなものを事務所の仲間に、友達に、仕掛けて喜ぶような子じゃないでしょう、と怒鳴ってやりたかった。

なにが媚薬粘液だ。
つまり、そんなからめ手に頼らないとマジシャンに勝てないって白状してるのと同じことじゃない!

そして、わざわざマジシャン専用を謳うということはさぞかし強力なのだろう。
春香にしても千早にしても芯の強い子なのに、そのふたりをあれだけおかしくしてしまうのだから
もし相手がマジシャンでもない一般人に使いでもしたら、あっという間に……

この場にいる、「マジシャンでもない一般人」のことを考えて、一気に背筋が寒くなった。

それに、よく考えたら、……「からめ手に頼らないとマジシャンに勝てない」んじゃなくて、
正しくは…「なくても勝てるけど、それを使えばより簡単に勝てる」から使う、ということ………?

………たぶん、耐えられる。たぶん、問題ないはずだ。たぶん。
あずささんもいる、貴音もいる、それに春香も千早もいる。
みんなが見てるんだから、大丈夫。大丈夫な、はず。

でも、もし…もしも耐えられなかったら?


「―――  みんなにも体感してもらったほうが早いよね」


響の声にはっとすると、視界の上の端っこの方でスライムがうぞうぞと蠢いているのがかろうじて見え、
やめて、とわたしが声にならない声をあげるのと同時に、上の方から濁流がかぶさってくる。

肌の上を、液体というより個体に近いようなかたまりが流れていくのだけ、やけに鮮明に感じ取れた。

魔物たちの媚薬粘液にもある程度は耐性をもつシャインマジシャンたちですら易々と発情させてしまう、響特製スライムの粘液。
それを全身くまなく浴びせかけられた全裸の三人に、一目でわかるような変化は生じていない。
しかし、魔法で動きを止められているだけのその身体には着実に媚毒が染み渡り、牝の感覚を狂わせつつあった。



あずさ(…………な、に!?心臓っ、心臓、破裂しちゃ、い、いや、死!?どくどくって、止ま、らないい!?)

響の魔法によって身体の自由が利かないあずさは、全身がひとつの心臓になった錯覚にひたすら怯え続けていた。
まるで耳の真裏に心臓そのものが居座っているかのように、自分の鼓動のひとつひとつがはっきりと聞こえ、
それどころかその動きに合わせて心室や心房の筋肉が動くさまを目の前に見ている気分になってしまう。

本当にまだ自分の心臓が本来あるべき左胸にあるのかすら曖昧で、今すぐに胸をさわって確認したいのに
手も足もまったく動かせず、鼓動とともに全身がどんどん熱を帯びてくる感覚に耐えるしかない。

そのくせ、身体の表面いたるところに付着しているらしいぬるぬるした液体のようなものだけは
やけにその存在感を主張し、それが触れている箇所はあずさの体の中の熱と呼応して焼けるような熱さを伝えてくる。

あずさ(あつい、だ、めえ!?は、はやく、胸、触らないと、かくにん、しないとぉっ!!)




全身がひどい悪寒に襲われ、脂汗が皮膚をつたう不快感がいつまでも消えない。

貴音(く……うっ、これ、はっ………!?)

自身の短く切れ切れな呼吸の音がやけに大きく響いている気がして、焦燥感を煽り立てられる。
貴音も年相応の女性として、性的なことに関する知識がないわけでも、自身を慰めた経験がないわけでもなかったが
その範疇を遥かに超えた激烈な刺激に感覚が振り切れる寸前で、ただ身体全体を支配する熱としか感じられない。

貴音(春香、千早……貴女たちも、この汚らわしい物の怪に、っ、身体を……狂わ、されて………!)

あちこちにへばりついた粘性の液体がそこからじわじわと身体に染み込み、甘美な毒となる想像が頭を占め続ける。

貴音(………このような様では、いけ、ません…っ……!気を、強く持たねば…!)

そこで、知らず知らずのうちに自身の口からひとすじ涎をこぼしていることに、肌を流れる感触で気づき、貴音は戦慄した。




身体の中から焼き殺される恐怖に律子は叫び声を上げた。
その叫びはもちろん音となって空気を震わすこともなければ、その場の誰にも届くことはない。

律子(ひぃ、あ、あああ、っ!?な、に、うそ!?死んじゃう!?私死ぬっ、おな、か、だめ、熱、いぃっ!!)

人並み以上の知識こそあっても性に対する無意識の嫌悪感が強い律子にとって、
暴力的に押し付けられた許容量以上の快感はまさに禁断の果実であった。
これまで、自分で、あくまでも控えめにその身体を慰める以上のことを経験してこなかったところに
あまりにもその刺激は強すぎて、正常な脳のはたらきをあっという間に奪われてしまう。

自身の見識に見当たらない未知の感覚に対する恐怖で思考を瞬時に塗りつぶされて、
それをさらに神経の末端まで焼きつぶすかのような快感が上書きしていくのを、律子はただ傍観するしかない。

律子(これ……いや、気持ちいい、のっ!?こわい、こんな、やだ、身体動くように、なったらっ!?)



響「さて、と。そろそろ約束どおり、解放してあげないとかわいそうだよね」



あずさ(あ、ああ、やっ、と……!)

貴音(…………耐え、なければ、春香と千早を……見習うのです、耐えねば……!!)

律子(や、いやああっ、今はまだだめぇぇ!解放なんてしなくていいっ!!)

その響の声があずさには号砲に、貴音には地獄の門が開く音に、律子には死刑宣告に聞こえ、
そしてごく軽い音を立ててその指が鳴らされた。

響ちゃんは言い終わるとちょっとだけもったいぶって、右手で、指ぱっちんをしました。
目で見てわかる動きはただそれだけで、ほかには何も変わったことはありません。

あずさ「う、あ、あああぁぁぁああ!!?」

貴音「………………くぅぅっっ!!!」

律子「ひ、ぃ、ぃぎいぃぃぃぃ………」

一瞬の後、ただ立っていた三人がそれぞれにがくんと姿勢を崩しそうになって、ぎりぎり踏みとどまりました。
押し殺そうとしていた声のしっぽが、意味を持たない音となって漏れ出てきます。
響ちゃんが三人の身体をまた動けるようにしたんだって、そのときようやくわかりました。

あずささんも律子さんも貴音さんも、みんな、息が明らかに荒くなっていました。
足を内股にして、両方の太ももをしきりにこすりあわせるしぐさを繰り返していて
しきりに唾を飲み込み、何度も何度も舌先が行き来して、唇を舐めています。

お互いがお互いを見る目も、本当はもちろん相手を心配しているはずなのに、それぞれに許可を求めあうような視線…
まるで、「まだ我慢できる?」「もう我慢しなくてもいい?」と確認し合っているようにしか見えません。

わたしたちの身体をおかしくしているのと同じ、スライムの粘液。
三人がその影響を受けてしまっているのは確実でした。

その髪や顔から始まって、肩や胸元、おなか、背中、それに脚……あらゆるところにべとべとの液体がまとわりついているのに、
それをぬぐい落とす動作すら自由にはできないようで、三人ともただ、なんとか立ったままで耐えています。

響「お、おお!?すごいなー、てっきり三人とも、解除したら即どうにかなっちゃうと思ったのに」

それですらよっぽど予想外だったのでしょう、響ちゃんが目を真ん丸にして呟きます。

貴音「……あず、さ、律子嬢。このような、卑怯な罠に……負け、…ては、なり、ませ、んんっ」

顔が紅潮するどころか血の気がほぼ引いてしまって、いつも以上に白く見える肌の貴音さんが口を開きました。
しゃべるのも一苦労という感じで、文字を区切るようにしながら、一言一言を紡ぎます。

貴音「この程度、んっ!………三人いれば、きっと、耐えられます、っ…」

声をかけられたほうのあずささんと律子さんは、言葉を発することももう難しいみたいでした。
ただそれでも、あずささんは貴音さんと目を合わせ、苦しげな顔だけど、はっきりとうなずいてみせます。

律子さんも同じように、貴音さんと、それからあずささんのほうに目を向けて
小さくうなずいたかと思うと……そのまま、崩れ落ちるように倒れ込みました。

貴音「り、つこ、嬢っんひぃ!?」

あずさ「律、子、さ、んんっ、はあんっ!」

律子さんを心配して声を上げることすら自分の身体への刺激になってしまって、短い喘ぎ声をあげる二人。

律子「あ、ふぁ、ああああんっ、や、いや、ああああああああああああっ!?」

悪夢みたいな撮影を後であの粘液を浴びて、体力も精神力も消耗しきっていたのかもしれません。
そして、ごく小さくうなずくだけの動作で最後の力を使い切ってしまったのか、
律子さんは、自分の身体が床に倒れて接触するその衝撃に耐えきることができませんでした。

大きな声で叫び、横たわって身体をびくびくと大きく震わせる律子さんの股間からは
ぴゅっ、ぴゅっ、と、途切れ途切れに透明な液体が噴き出します。

律子「あ……あ、やらぁぁ………あずさしゃん、貴音、ぇ、見ないで、見ないれぇ……!」

あずさ「う、嘘……そんな、律子さん………」

貴音「……あずさ、わたくしたち、腰を、下ろしましょう、ゆっくり、と……です、っ……」

数メートル、ほんの数歩歩けば手の届く距離に倒れている律子さんの手助けもできないまま、
同じ状況になることを避けるためか、あずささんと貴音さんはじっくり時間をかけ、とりあえず床に座りこみました。
それだけの動きなのに二人の息はさっき以上に上がっていて、顔や体の赤みもより増してしまっています。

響ちゃんもやよいも、声すらかけず興味深そうに三人の様子を眺めているだけで、直接手を出す気はないみたいでした。
黒タイツの人たちはさっきまでの騒ぎっぷりが嘘みたいにおとなしく、カメラマンに徹しています。

千早ちゃんもわたしも、助けになることはもちろん、声をかけることもできず、ただ見ていることしかできません。

それからしばらくは、誰もしゃべりませんでした。
ただ三人の荒くなった息遣いと、ときどきカメラの立てる駆動音だけが響きます。

その沈黙をついに破ったのは、律子さんでした。

律子「………ん、っ、あ、ふぁっ……も、どうでも、いいっ………」

仰向けになって床から起き上がれないまま、律子さんの震える手がゆっくりと動いていきます。
左手は自分の左の胸元に、そして右手は、おなかをなでるような動きをしつつ、そのまま、少しずつ下へ、下へ……

貴音「りつこ、嬢っ!?なにを、おやめなさい、ぃっ!」

あずさ「律子、さん、律子さんん!!落ち着いてください、っ、そんな、だめ、です!」

千早「律子っ、気を、しっかり持って!!あずささんと、四条さんも一緒なのよ、がんばって!」

目の前の光景が信じられなくて声も出せないわたしをよそに、千早ちゃんや、
律子さんのそばで腰を下ろしていた貴音さんやあずささんがいっせいに呼びかけるけれど
熱に浮かされているかのように、律子さんの目はどこも見ていなくて、みんなの声も聞こえていません。

律子さんの手が動くのに合わせて、肌を覆っている粘液がこすれて、くちょ、ぐちゅ、と湿った音を立てます。
寝転んだままの律子さんの目はとろんとしていて、何が見えているのかもはっきりしません。

律子「もっと、気持ちよくなりたい、の………それだけ、……」

あずさ「やめて、もうやめてください、りつ、こさんっ……あひぃっ!?」

貴音さんよりも少し位置の近いあずささんが、ゆっくり這って律子さんに近づこうとしました。
しかし、その微妙な動きすら刺激になってしまうのかうまく動けず、律子さんに助けの手を差し伸べられません。

律子さんの左手は今では、粘液まみれの自分のおっぱいを好き放題に弄り回し始めていました。
下からすくいあげるようにして左のおっぱいを持ち上げると、揉むというより握るように強く力を加えます。
ぎゅっ、と手のひらに力を込めるそのたびに、律子さんはくふぅ、と満たされたような息を吐き出し、
その指や手のひらのすき間からは押しつぶされた粘液がぶじゅっと滲み出してきます。

律子「く……んん、っ、あ、………ひぃん、いいっ!」

律子さんはそれから人差し指をそっと伸ばすと、手のひらを動かすのと同時に乳首を軽くひっかき、
そのわずかな指先の動きだけで全身を小刻みに震わせ、甘く鼻にかかった声を漏らします。

千早ちゃんやわたしはもちろん、一番そばで見ている貴音さんもあずささんも、制止の声をかけることができません。
もう止められないと心のどこかで諦めてしまったからなのか、それとも、つい見入ってしまっているのか…

後のほうの考え方がごく自然に頭に浮かんできて、しかもそれを否定していないことにそこで気づいて、自分でがく然としました。

そしてついに律子さんの右手が、長い移動を終えて、膣口の少し上で存在を主張している突起に届きます。
今まで粘液をかきわけていたときよりもはるかに大きな水音を立てて、律子さんは両手をせわしなく動かし始めました。

律子「あっ、あ、あ、これっ、いいっ!ず、ずっとこうしたかったのぉ、っ、もうがまんなんて無理ぃぃっ!」

充血しきって皮すらむけているクリトリスを、右手の指で押しつぶすみたいにしてこねまわしながら
律子さんの左手はさっきまでよりも激しくおっぱいを握り、ぐにゅぐにゅ変形させ続けています。

律子「あふあああんっ、いいぃっ、気持ち、いいっ………おっぱいもクリトリスも最高なのっ、気持ちいいのおっ♥」

律子さんはまるで、気持ちいい、以外の言葉を忘れてしまったみたいでした。
うっとりとした顔で、声で、わたしたちが見ていることも忘れて、オ○ニーに夢中になってしまっています。

あずさ「律子さん、ぐす、っ、律子さぁんっ……!お願いですっ、もう、そんなことやめて、やめてくださいっ……!!」

気がつくと、あずささん一人だけが何度も、何度も呼びかけていました。
ぽろぽろと涙をこぼしながら、這いずるように律子さんに近づいて、震える手を必死で伸ばしています。

あずささんのその手が届くちょうどその寸前、仰向けで行為に耽っていた律子さんがぐっと背を弓なりにそらし、
足をぴんと伸ばしてつっぱる様子が見えました。
左手はおっぱいを潰してしまいそうなほど強く握り、親指と人差し指は乳首をぎゅっとひねりあげ、
右手の人差し指と中指がクリトリスをしっかりと挟み込んで、タイミングを合わせてしごき上げます。

律子「あひいいいっ!あ、っ、ダメ、きちゃうっ、ダメぇぇっ、イクっイクぅぅぅっ♥♥」

ぷっしゃぁぁっ、ぷしゃっ……!

ひときわ大きな声で律子さんが叫んで、股間から透明な液体がさっきよりもずっと勢いよく吹き出すのを、
千早ちゃんもわたしも、貴音さんも、そしてすぐそばで手をのばすあずささんも、呆然と見守るしかありませんでした。



誰も口を開けず、動けもしない中で、響ちゃんが横たわる律子さんのところまでゆっくりと歩いていきます。
律子さんはまだ仰向けに寝転んでいて、大きく肩で息をしつつ、快楽の余韻に浸っているみたいに見えました。
その律子さんに響ちゃんは、楽しそうに話しかけます。

響「ふふ、すごかったね、律子ぉ?実は自分、律子が最初にオチちゃうかな、って思ってたんだー♪」

響「いつも真面目にがんばって、みんなの面倒見てさ。いろいろため込んでたんでしょ?もうそういうの、気にしなくてもよくなるからね」

そう言うと響ちゃんは律子さんのわきにかがみこみ、頭の下に手を入れて、上半身を軽く起こさせました。
そして律子さんの顔をのぞきこむように自分の顔を近づけていって、

響「約束通り、これで解放してあげるぞ。理性とか、規則とか、そういうメンドクサイもの全部から、ね」

ぐったりと、でもうっとりとしているようにも見える律子さんの鼻の頭に、やさしくキスをしました。

どうして……このタイミングで、響ちゃんが、律子さんに、その…キス、を………?

ついさっきまで律子さんが繰り広げていたショッキングな行為のこともすっかりどこかに行ってしまうくらい、
わたしの頭は疑問でいっぱいになっていました。

それにいま響ちゃんは「約束通り解放してあげる」って言ったみたいに聞こえたけど、
律子さんのことはもうこれで許してあげる、という意味なんでしょうか。
そうなんだとしたら、わたしはともかく、律子さんは助かるってことだから、まずは嬉し……

響「お待たせっ。じゃ、次はあずささんの番だね」

あずさ「ひゃ、はああんっ!?やめ、て、響ちゃんっ!?」

律子さんに這って近づこうとしたときの姿勢で、上半身をかろうじて起こした状態のわたしのそばに、
いつの間にか響ちゃんがやってきていました。響ちゃんは手を伸ばすと
わたしのおっぱいに付いていたべとべとの液をにちゃにちゃと指で音を立ててこねまわし、
そこから全身に走るしびれるような感覚に、わたしは思わず悲鳴をあげてしまいます。

律子「あーずさ、さん……っ♥」

さらに、響ちゃんの後ろから声がしてそちらに目をやると、律子さんもこっちへ来てくれているところでした。
ひょっとして律子さん、さっき響ちゃんに何かしてもらって、少し元気になれたんでしょうか?

あずさ(あ、ああ、律子さん………よかった、正気に……!)

身体を動かすとあちこちが刺激されてしまって、声が出そうになりますが、それは必死で我慢します。
すぐに立ち上がるのはやっぱり無理でしたけど、なんとか普通に身体を起こして、座ることまではできました。

律子さんはふやけたような笑顔を浮かべたまま、ふらふらとわたしのほうに寄ってきて、

律子「ああっ、あずささんっ、あずささんっ♥♥」

あずさ「え、あっ!?り、律子さんっ、なにをっ、きゃああっ!?」

その律子さんが一気にしなだれかかるように体重をかけてきて、わたしはそのまま押し倒されてしまいました。
律子さんの身体にへばりついている粘液と、わたしの身体にまとわりついている粘液が触れ、
混じりあって、ぐちょぐちょと汚らしい音を立てています。

律子「あずささんだって、気持ちいいでしょう?いいんですよ、正直になっちゃいましょう、ねっ?」

あずさ「律子さんっ、あ、いやっ、やめ、ひゃああんっ!?」

わたしにのしかかる律子さんは、目が完全にすわっていました。
その両手で、ぎゅっぎゅっと音がしそうなほど乱暴におっぱいをもみほぐされて、悲鳴が抑えられません。

あずさ「ひびき、ちゃんっ、あひっ!律子さんにっ、なにをしたの!?」

律子さんの手をなんとか抑えようともがきながら、わたしはすぐそばの響ちゃんに叫びました。

響「基本的にはやよいにしたのと一緒だよ、あずささん。自分はちょっとキスしただけさー」

わたしたちが格闘している様子をにこにこしたまま見ている響ちゃんが答えます。
さっき、響ちゃんが律子さんにしたキス、あれで律子さんがおかしくなってしまった、ということなの?

響「媚薬粘液が効いてるところ、もっとエッチにするだけの魔法だけど…律子の場合、タガが外れちゃったのかも」

あずさ「タガ、って、きゃ、んひぃぃぃぃっ♥」

律子「あずささん、一緒に気持ちよくなりましょう?私、あずささんのこといっぱい気持ちよくしてあげますから、ね、ね」

響ちゃんとの話に気を取られたスキに律子さんの指がわたしの乳首に触って、思わず力が抜けてしまいました。
そのタイミングを見逃さず、律子さんは自分のおっぱいでわたしのおっぱいを押しつぶすように上半身を重ねてきます。

体格的にはわたしのほうが大きくても、身体のあちこちから伝わってくる感覚のせいで力がうまく入らないし、
それに律子さんを跳ね飛ばしたりして万一けがでもさせちゃったら、と思うと、あまり本気で暴れられません…

響「律子はさ、きっとあずささんに憧れてて、それに甘えたかったんだと思うんだ、自分」

あずさ「え、っ?」

響ちゃんに急にそんなことを言われて、わたしはつい聞き返してしまいます。

響「事務所で唯一年上で、お姉さんみたいな包容力があって、アイドルとしての実力もばっちりでさ」

律子さん、が、わたしに…?この今の態度も、日頃あまり表に出ていない部分の現れ、ということ?

あずさ「で、でも、それとこれとは、別でっ」

響「うん、だからふたりで一緒に気持ちよくなれるように、自分がお手伝いしてあげる。律子、いい?」

あずさ「え!?」

気が付いたときには、すでに遅くて。
わたしの右の乳首に、律子さんが、左の乳首には響ちゃんが、吸い付いていました。

※この後は濃厚なあずりつ、お好みであずりつたかをご想像ください。




うそです


ほんっとごめんなさい更新詐欺と言われても仕方がない。
これからってところまでしかできなかったので取るものもとりあえず的な。

5日夜までにもうちょい続きをなんとかします。

ところでこれももうバレバレかと思いますがこの>>1は凌辱方面が大好きです。
和姦とか愛あるレズセとかむずかしい。でもがんばるよ。もうしばらく時間ください。

律子「あずささん…ほんろに綺麗れす、肌も、そえに、スタイルも……」

あずさ「ひ、ああっ!律子さ、だめっ、そんな、吸わ、ないで、……きゃあんっ!?」

響ちゃんがわたしの乳首に口をつけたのはほんの一瞬、ちゅっと音を立てて軽く吸われただけでした。
それから響ちゃんはすぐにわたしから離れて、今ではじっとわたしを……わたしたち二人を、見ているだけです。

さっき、身動きできなかったときに感じていた以上に、心臓が、どきどき言っています。
その音がうるさすぎて、なにか言っている律子さんの声が、ほとんど聞こえません。

律子「そして、このおっぱい……♥プロデューサーどのだって、吸ったことないですよねっ、私が最初で、嬉しいです……」

さっきから律子さんはわたしの右のおっぱいに、赤ちゃんみたいに吸い付いて離れてくれません。
がんばって暴れたりすれば振りほどけるかもしれない、と思っても、力がうまく入らないし……それに、

律子「おいしいです…お乳はまだ出なくても、ミルクみたいな、甘くていいにおい……んっ♥」

あずさ「あひぃぃんっ!」

律子さんは舌をこまかく動かして乳首をつっついたり、わたしの肌についている粘液をかき集めてまぶしつけてきたり…
そしてときには、今みたいに、歯を軽くたてて甘く噛みついてきたり。
そのたびにわたしは、全身に走る甘い電流みたいな感覚をがまんできなくて、力が抜けてしまいます。

…こんなの、律子さんじゃない、律子さんは絶対、こんなことしない!
頭ではそうわかっていても、目の前でほおを赤らめてわたしを見つめているその顔は、まぎれもない律子さんで……

それに、もともとふたりとも粘液で身体がべたべただったのが、今ではお腹やおっぱい、足、腕がふれ合うたびに
ねちょねちょと音を立てながらお互い塗りひろげ合うような状態で、ますますどろどろになっていきます。

触れたところがますます熱くなっていくのはわかっても、取り除くことも、逃げ出すこともわたしにはできません。
このままじゃ、わたしも律子さんみたいに、おかしくなっちゃう…!?

律子「んふ……あ、そうら、こっちだけじゃ、足りないれすよね、あずささん?ふふ、えいっ、えいっ♥」

あずさ「あ、ああ!?だめ、です律子さんっ、らめっ、つよすぎぃぃっ!?」

右の乳首を口に含んだまま、律子さんはゆっくりと右手を伸ばすと、わたしの左のおっぱいを思い切りつかみました。
左手では同じように右のおっぱいを握りしめてきて、そのまま左右をばらばらの強さとリズムでもみほぐされます。

あずさ「やめっ、やめてええ!おっぱい、熱いんですっ、そんなぎゅうって、されたらぁ!?」

ただでさえ焼けてしまいそうなところをさらに刺激されて、わたしは必死で叫びますが、律子さんは手をゆるめてくれません。

律子「あずささん、可愛いです…♥こんな素敵なおっぱいなんだから、自分でもいっぱい触ってたんでしょう?」

あずさ「ち……ちがっ、そんなこ、と、ふああああっ!!」

律子「ぷは……嘘は、だめですよ、素直になりましょう?じゃないとまた、今みたいに噛みながらぎゅってしますよ?」

…図星をつかれて、つい反射的にうそをついて否定したわたしにお仕置きするみたいに、
律子さんは右の乳首を強めに噛みながら左の乳首を指でつまんで、きゅうっとひねりあげました。
それだけでわたしの身体は、意思とはほとんど関係なくびくびくと大きくはねてしまいます。

あずさ「ひ…っ、ご、ごめんなさ、いっ……うそつきませんから、律子さん、それ、もう、やめてくださいぃ……」

律子「ですよね?あずささん、おっぱいがいいんですよね?すっごく気持ちいいですよね?」

頭がぐちゃぐちゃで、泣きそうになりながら謝るわたしに、律子さんは紅潮した顔で底抜けの笑顔を向けました。
大好きなはずの律子さんの笑顔が、ただ怖くて……わたしが、すぐに答えられないでいると。

律子「いいんですよ、私はわかってます…なんたって、あずささんのプロデューサーは私、ですからっ♥」

その笑顔のままで律子さんは、さっきよりも激しくわたしのおっぱいをこね回し始めました。

あずさ「あ、ひいいっ!いやああっ!?らめっ、律子さ、んん、ひゃっ、やめ、ってぇ!?」

自分で、その………するときだって、こんなに激しくさわったり、しないのに、
こんなにぎゅうぎゅうって、絞り上げるみたいにされて、…どうして、ぜんぜん、痛くないの!?
というより、痛くないどころじゃなくて……

律子「ああ、あずささん、今すっごいエッチな顔になってますよ♥伊織や亜美に、見せてあげたいくらいっ!」

あずさ「やあっ、言わないで、そんなのちがいます、ひぃぃん!」

自分でも息を荒くしながら、律子さんは手の動きをどんどん強めて、その合間合間で舌や唇を使って乳首を吸い上げ、
指でも転がしたりはじいたり、いろんなやりかたでわたしの乳首とおっぱい全体をおもちゃにしてしまいます。

あずさ「やだ、いやれすっ、りつ……こ、律子さん、あぁんっ!きちゃうっ、来ちゃいますっ、ゆるしてぇ、ああぁ!?」

手を動かして、身体を起こして、わたしにのしかかる律子さんをはねのければ済むはずなのに、力が入りません。
首をふっていやいやをすることしかできないわたしを、目を細めて見下ろし、律子さんがにやりと口をゆがめました。

律子「いいんですよ、あずささん♥見ててあげますから、ほら、イっちゃいましょう『気持ちいい』……ってっ!!」

叫ぶように言うと、律子さんはわたしの右の乳首に勢いをつけてむしゃぶりつき、今まででいちばん強く歯を立てました。
同時に左のおっぱいも力をこめて握りつぶされ、ちぎれそうなほど強く乳首をつねられてしまいます。

こんなこと、されて、耐えるなんて、無理、っ、

あずさ「ひっぃ、あ、ああああぁぁーーーーーーーっ!?い、いい、ですっ、おっぱい気持ちいいぃぃぃっっ♥♥!?」

何をされたか、とかを理解する前に、言われた通りに叫んでしまって、それが引き金みたいになって。
目の前が真っ白になって、自分の身体ががくがくと震えているのすら、どこか人ごとみたいに感じて、しまいます。

律子「よかった、あずささんのこと、イかせてあげられました♥おっぱいだけでちゃんとイけたんですね、私が見込んだ通りですっ♥」

あずさ「あ…………、あ、い、いや、ぁ………」

レッスンのあととか、ステージのあととかに、何度もわたしに見せてくれた、律子さんの満面の笑み。
それが今も、わたしに向けられています。

あずさ(やだ……ぁ、その顔で、わたしを見ない、でぇ……!)

律子「……でも、あずささん、実は私はまだなんです…今度は、一緒に………ね♥♥」

起き上がることもできず、ただ息をつくわたしに……にちゃり、と粘つく音を立てながら、律子さんがゆっくりと絡みつきます。
わたしの身体の上を這いあがってくる律子さんのおっぱいが、わたしのおっぱいをゆっくりと押しつぶすみたいにして、
その間に挟まれた粘液がぬるん、とすべって逃げるように動くその感触を、……きもちいい、と思ってしまいました。

あずさ「や……やめて、ください、律子さん!?わたし、いま、……イっちゃったばっかり、ひぃぃぃんっ♥」

律子「だからいいんじゃないですか、あずささん。これから、何度だってイってもらいますからね」

わたしを見下ろす体勢になった律子さんは、わざわざ乳首どうしをこすりあわせて刺激を加えてきて
たったそれだけで、わたしはまた、頭が真っ白になりかけるのを、必死でこらえるしかありません。

と、律子さんはいったん身体を少し起こしました。その動きでくっついていた乳首が離れ、
その間に例の粘液が橋みたいにかかって糸を引いているのも、はっきり見えてしまいます。

律子「このぬるぬるしたのがイイんだって、あずささんも、わかってるでしょう?だから、まずは…」

あずさ「えっ……きゃあああっ!?」

そういうと、今度は勢いをつけて、律子さんはまたわたしに身体をあずけてきました。
それだけじゃなくて、その全身を使って、お互いの身体の粘液をさらに塗り込めようとして
色んなところをこすりつけてきます。もちろん、わたしは律子さんに離れてもらいたくて力を入れますが、

あずさ(う、嘘……は、はがせないっ!?)

律子「私だって元アイドルですよ、あずささん♥私の方が背が低いから、力ならすぐ勝てる、と思ってました?」

あずさ「やめ、律子さん、こんなのおかしい、です!?もとに戻ってっ、やめてくださ、ふあああっ!?」

律子「やめませんよ、絶対やめないです♥もっと一緒に、ぐちゃぐちゃになっちゃうまで、やりますから♥」

足を律子さんの足でからめとられて、手をおさえつけられて、おなかとおなかが何度も触れあいます。
そのたびに全身あちこちからぬちょぬちょ、ぐちゅぐちゅ、と水っぽい音がして、それを聞いているだけで
頭の中まで同じ音を立てながらかき混ぜられている気分になってしまい、どんどん力が抜けていきます。

そして、わたしのおっぱいと、律子さんのおっぱいが、お餅をまとめちゃうみたいに絡みながら
ぐにゅぐにゅとかたちを変えて、その全体にどんどん白っぽい粘液が塗り伸ばされてしまいます。

あずさ(そんな、また、おっぱいから熱くなって…これだめっ、逃げなくちゃ!?)

どうすればいいのかはわかっていても、律子さんにがっちり全身を抑えられていて、逃げられません。
そのとき、身体をこすりつけている律子さんの右手がゆっくりと違う動きを始めたのに気付きました。

あずさ「えっ…!?り、律子さん!?そ、そっちはぁっ!」

律子「だってあずささん、おっぱいだけじゃ物足りないでしょう?大丈夫、任せてください」

あずさ「いや、嫌ぁっ!?いらない、ですっ、あはぁぁっ、だめっ、です、律子さぁん!?」

わたしの抗議なんてぜんぜん気にしていない様子で、律子さんはゆっくりと手を滑らせていきます。
おっぱいのすぐ下あたりから始まって、わたしのおなかの上を、じわじわと舐めるみたいに。
ときどきその辺りについている粘液を手のひらがすくいとって、にゅるんと肌に塗り込んできて
その生暖かいねばつきが気持ち悪いはずなのに、わたしの身体全体が大きく、甘いしびれで震えてしまいます。

律子「今日は普段着撮影なのに、アンダーの処理もばっちりですね、あずささん♥いつでも脱げるように、準備してるんですか?」

その言葉にはっとした瞬間、ぬちゅ、とわざとみたいに音をさせて、律子さんの指がわたしのアンダーヘアをかき回しました。
誰にも触らせたことなんてない場所をくちゅくちゅと混ぜられ、恥ずかしさで死んでしまいたくて、声も出せません。
それなのに身体はどんどん熱くなって、そして心臓の音がさっき以上にうるさすぎて、ほかには何も聞こえないくらいになっています。

律子さんはなぜかそこで、いったん手を止めました。
でも、そんな中途半端なところで止めるくらいならもう、早く、手を先に進めてほしい……

あずさ(……!?わたし……な、なにを考えてるの!?)

自分でも、まったくわけがわかりませんでした。頭に一瞬浮かんでしまったその考えを必死で追い出します。
そんなことより、律子さんの手が片方空いてるいまなら、思いっきり力を入れたら逃げ出せるはずで……

くちゅっ

あずさ「いぎっっ!?ひあああああああああぁぁぁんんんっっ!?」

雷に打たれたんだと思いました。

律子さんの指先がそこに触れた瞬間、さっき乳首を噛まれたり、つねられたりしたときと、比べものにならない快感が
わたしのクリトリスを中心にして、足先から頭までを一瞬で焼きつくします。

律子「ふふ、おっぱいもいいけど、やっぱりクリトリス直接のほうが効いちゃいますか」

なのに、律子さんはそれに気づくと、もっと細かく、そしてしつこく右手を動かし始めました。

あずさ「あ、お、おおおおっ!?り、りつこ、しゃ、りつこしゃあん、それっ、そえ、ええええっ!!」

気がつくとよだれがいっぱい、口からこぼれてしまっています。
で、でも、そんなことより、これっすぐ止めてもらわなきゃ、だめになる、変になっ、ちゃ、う!?

言いたいことの半分もまともに言葉にできないまま、わたしは叫んでいました。
振り付けとかを確認するわたしの質問に答えてくれるときと同じ、ごく普通の口調で律子さんは返事をします。

律子「はい、『それ』がなんですか、あずささん?ああ、もっと激しくですね、わかりました」

あずさ「ち、ちが、ひぎぃぃっ、あっ、あひぃぃいいいぃ!!」

自分では見えないけど、きっともうむきだしになってしまってるわたしのクリトリスを
律子さんが細い指でまわりの粘液をからめつけながら挟んで、つまんで、しゅっしゅっとこすり上げて、
そのいち往復も終わらないうちに、わたしは何度も、何度も、雷に打たれる錯覚を味わわされてしまいます。

律子「あずささん、まだ我慢してるでしょう?私、わかるんですよ?ずっと一緒ですから」

空いている左手でわたしのおっぱいを揉みしだきながら、右手はずっとクリトリスに刺激を加えながら、律子さんは言います。
目の前がずっとちかちかしていてほとんど何も見えないわたしは、もう、叫びながらその声を聞くくらいしかできません。

あずさ「やめ、っへえええ!!もう、ゆるひてっ、やめてくらさいっ、りつこ、しゃぁあん!!」

律子「ね、いいでしょう?もう気持ちよくなっちゃいましょう?運命の人なんていなくても、こんなに気持ちいいんですよ♥」

何度も襲ってくる快感の波の中で、その言葉がするっと、わたしの耳に、心に、滑り込んできました。

あずさ(運命の……ひと……?)

だれかのことが、一瞬、あたまに浮かんだ気がしました。
でもそのかおが、どうしても、思い出せません。

律子「私が一緒にいてあげます♥プロデューサーとして責任もって、気持ちいいのプロデュースしてあげますから、ねっ♥」

あずさ「りつこ、さんが、プロデューサーさん……わたしの、プロデューサー、さん……?」

律子「そうですよ、前からそう、なにも変わらないです♥♥この際私が運命の人ってことで、もういいじゃないですか♥」

熱に、浮かされたように、りつこさんは、そういうと、わたしのクリトリスをまたぎゅうっと力いっぱいねじるようにして、
それといっしょに今度は左の乳首に、つよく、吸いついて、ひだり手で、右のおっぱいをにぎりつぶしてきました。

あずさ「あひぃぃぃ~~~~~っ!?いや、っ、あっ、い、イくっ、イっちゃいますっ、イくぅぅぅぅ!?」

かってに全身が、なみうつみたいに震えて、そしてあそこから、ぷしゃっ、と液体が吹き出るのがわかりました。

律子「あはっ、あずささん、潮まで吹いちゃうくらいよかったんですね♥これで、私ともお揃いです♥」


りつこさんが、とても嬉しそうで、わたしもうれしくなって、ゆっくり目を閉じました。

どれだけ強く耳を塞いでも、ぐちゅぐちゅと鳴り響く水音が忍び込んできて、座り込んだままのわたくしの頭をかき乱します。
そして、それに負けず劣らず大きな嬌声……ふたり分の嬌声も、また。

あずさ「律子さん、りつこさんっ♥わたし、おっぱい気持ちいいですっ、律子さん、律子さんもぉっ♥」

律子「あ、あんっ、あずささん、あずささんあずささんっ♥もっと、もっとっ、ぬちょぬちょ動いてぇ♥」

あずさと律子嬢は、全身をあの粘つく液にまみれさせ、ひたすらに絡み合っておりました。
両腕はお互いを強く抱きすくめ、上下にゆさゆさと揺れる動きで乳房をこすり合わせ、そのたびにはしたなく声を上げます。
ふたりとも乳房がとくに立派なせいで、まるで両者の胸板の間になにか別の生物が挟み込まれ、
そこから逃げ出そうと肉色の身体を必死でうねらせているかのようでした。

貴音「あずさ、律子嬢っ……!!おやめなさい、正気を…気を、確かに持つのですっ!!」

もはや無駄であると、二人にはおそらくもう届かないと知りつつも、わたくしは叫ばずにはいられません。

律子「あずささんっ、いいです、最高ですっ♥♥おっぱいだけじゃなくて、あそこもっ、お○んこもっ♥」

あずさ「ひゃああんん!?りつこ、さん、そんな急に、突き上げるみたいな、ひどいですっ♥♥」

もちろん、律子嬢の叫びも、あずさの甘える声も、わたくしに返したものではありませんでした。
今のふたりにはきっと、腕の中にいるお互いしか目に入っていないのでしょう。

律子嬢もあずさも、膝を、互いの足の間に……股間に、割り込ませるように組み合っていました。
自身にたっぷりと纏わりついていた粘液をそれぞれ塗り込むようにして、夢中になって動かしています。
響き続ける水音は、粘液のたてるものなのか…ふたり自身に由来しているものなのか、もう判然としません。

律子「ずっと一緒ですっ、あずさしゃん…♥んんっ、ちゅ、ん、ふむっ……」

あずさ「んむ、ぅ、あ、りつこ、さんん、っ♥舌、もっと出してくらさい、ああ、ん、む……」

言葉をなくしただ見ているしかないわたくしの前で、ふたりはそのままお互いの舌を貪るような接吻をはじめ、
すぐに舌と舌とが絡みあう、別の生々しい潤んだ音が響き始めました。その間もふたりの身体は絶えず動き続け、
ぬめる液体をこすりつけ合う……これももう、先ほどから、何度も見せつけられている光景です。

「うんうん、ふたりとも素直になれたみたいだなー。よかったよかった」

能天気ともいえる声がして、わたくしは精一杯の怒りを込めてそちらを振り返り、睨みつけます。
相手はそのわたくしの剣幕に面食らったような顔で返事をしました。

響「た、貴音、どうしたの?なにか怒ってる?」

少しだけ困ったように下がった眉も、わたくしの名前を呼ぶその声も、すべてわたくしの記憶の中と
寸分たがわぬものとしか見えず、聞こえず、そのことがよけいに怒りを掻き立てます。

貴音「響!ふたりを惑わすのをやめて、すぐ正気に戻しなさい!」

響「どうして?」

本当にわからない、という調子で返事をされ、わたくしは言葉に詰まってしまいました。
それを気にするふうでもなく、響は話を続けます。

響「もともと身体動くようになったら、すぐあんな感じになるはずだったんだ。待たせて悪いことしちゃったさー」

貴音「なにを言っているのですか!?あれが…あのようなものが、ふたりに良い状況であるはずが!」

響「でも喜んでるでしょ。あんなに嬉しそうだし、気持ちいいって言ってるぞ?」

話がまったく通じていないことに恐怖に近いものを覚えつつ、わたくしは抗議を続けます。

貴音「それは貴女が、例の物の怪の体液でふたりを狂わせたのでしょう!?それはふたりの本意では……」

響「そうだよ、そういう意味じゃ、貴音のほうがもーっと我慢強いよね……でも、さ」

貴音「あ…っ、なにを、あっ、うぁぁっ、ひいぃぃっ!?」

唐突に響がすぐそばにしゃがみこみ、わたくしの太股の外側から、臀部にかけて、なぞるように撫でました。
その小さな手のひらがへばりついた粘液をずるりと塗り伸ばしていく動きに思わず身震いし、
わたくしの喉からはひとりでに、悲鳴に似たはしたない声がほとばしり出てしまいます。

響「自分、知ってるんだぞー。すぐに逃げられないどころか、もう立ってられないくらいなんだよね、貴音?」

立ち上がった響はにやにや笑いを浮かべ、わたくしを見下ろしていました。
あずさや律子嬢を、やよいを、そしてこの響を、なんとしても元の姿に戻さなくては…
わたくしは決意を新たにし、目をそらさずに響を見返します。

響「ま、貴音はもうちょっと、あずささんと律子でも見ててよ。なんだったら混ざってもいいぞー」

しかし響はすぐに興味を失ったように目線をわたくしから外し、失敬極まりないことを言い残して歩み始めました。
どこへ、と問うまでもなく、その向かう先は物の怪に捕らわれた春香と千早の下であることがわかります。

かつての友の背中にどう声をかけてよいかわからず、身体の震えを抑えるように、わたくしは自身を抱きすくめます。
あずさと律子嬢の艶声だけが、絶えることなく続いていました。

春香(あ、ああ、律子さん、あずささん、まで……!)

スライムに埋め込まれた千早ちゃんとわたしが見ている前で、あずささんと律子さんが抱き合っていました。
でもそれは、ただ抱き合っている、というんじゃなくて。

ふたりともさっきスライムに粘液を浴びせられたせいで、身体じゅうすでにべとべとだったのが
そのまま抱き合って、からみあって、おたがいに全身が光って見えるくらいに粘液まみれになってしまっています。
服はまったく着てない裸のままで、お…おっぱいをこすりつけあったり、舌を食べちゃうみたいなキスをしたり…

おっとりしたみんなのお姉さん、って感じのあずささんと、スーツをビシっと着こなすやり手プロデューサーそのものの律子さん。
事務所の中でもいちばん年上の頼れるふたりが、あんな、本能だけで生きてる、動物かなにか、みたいに……

春香(ひどい……さっき響ちゃんの言ってた、なんとか粘液、のせいなんだ…!)

わたしの知ってるふたりなら、絶対にあんなことするはずがありません。
千早ちゃんやわたしのこともおかしくしてる後ろのスライム、これがすべて元凶、ってことで間違いないと思います。
じゃあ、これを作ったのは響ちゃんなんだから、響ちゃんならきっともとに戻すことだってできるはず。

そう考えたちょうどそのとき、やよいを後ろに連れて、響ちゃんがこっちへ来るのが目に入りました。

響「ずっとほったらかしでごめんごめん!でもあずささんと律子見てて、春香も千早もエッチな気分になってきたんじゃない?」

あくまでも明るく、にこにこ顔で声をかけてくる響ちゃん。千早ちゃんもわたしも、すぐにはそれに返事ができません。

実際問題として響ちゃんの言うことは、完全な的はずれ、というわけじゃありませんでした。

さっきから千早ちゃんとわたしは、ユニゾンソウルの魔法の副作用で、お互いの感じたことを共有してしまう変な状態になっています。
そして、律子さんたち三人の行動で助けてもらうまで、このいやらしいスライムに全身をおもちゃにされていたせいで…
まだわたしたちの身体の調子はおかしくて、特に、しつこくいじられたおっぱいや、おなかの奥の方に、じんじんと熱い感じが残っていました。

その状態で、あんなふうにいやらしく声を上げて抱き合うあずささんと律子さんのさまをたっぷり見せつけられてしまい、
わたしも、そしてたぶん、千早ちゃんも…身体がうずくような感じが抑えきれてないのは、本当、だと思います。

ただ、それでも、シャインマジシャンとして、事務所の仲間として、言うべきことは決まっていました。

春香「そんなことより、響ちゃん。卑怯な手をつかって律子さんやあずささんをいじめるのはやめて!」

響「んー?ねー春香、卑怯な手ってなんのこと?」

とぼけた顔をして笑ってみせる響ちゃんにいらいらさせられてしまい、わたしはさらに叫びます。

春香「あの粘液で、ふたりを…その、おかしくしちゃったんでしょ?マジシャン用なんて言って、それをふつうの人相手に使うなんてズルだよっ!」

響「うーん、マジシャンにもよく効くようにしたってだけなんだけど、それでズルって言われてもなあ…」

困り顔でつぶやいた響ちゃんでしたが、少しの間の後、急にいたずらっぽい笑顔を浮かべてわたしと千早ちゃんの方を見ます。
一見、見慣れた笑顔のようで、その裏にどす黒い悪意のようなものが見えた気がしました。

響「………じゃあ、春香の考え方なら、マジシャンに使う分にはズルじゃないよね?」

春香「え…むぅぅーっ!?」

響ちゃんが言い終わらないうちに、わたしの顔の横あたりでいきなりスライムの半透明の身体が盛り上がりました。
それは一気にわたしの口元に伸びてきて、べとべとした液状の身体をほっぺたや鼻のあたりになすりつけてきます。

千早「春香、っ!?」

わたしのお口に入るのを狙っていたみたいです。間一髪、急いで口を閉じたのが間に合いました。
千早ちゃんもわたしと同時に顔のあたりにへばりつかれる感触が伝わってしまったらしくて、顔をしかめています。
わたしは声は出さずに千早ちゃんのほうを向いてうなずき、まずは無事だってことを伝えます。
スキを見せないように、唇を結んで、歯もしっかり噛みしめて…

唇のはしっこから、にゅるん、とした感触と一緒にゼリーみたいなものが入ってきて、歯に触りました。

春香「え、ぅ、むぁ、んぶぅぅっ!!」

びっくりしてつい口を開けてしまったところにまた半透明のかたまりが殺到してきて、今度はいっぺんにお口を埋め尽くされました。

春香(そう、だ…こんな液体みたいなの、口閉じたくらいじゃ、隙間から、無理やり、っ!?)

噛みつこうと歯を立ててみたけど、そもそも固体じゃないので勢いよく上下の歯を噛み合わせちゃうだけです。
舌を使って押し出そうにも、ねばねばした液体のなかを泳ぐだけで、まったく効果がありません。

春香(い…、息、しづらい、よぉ……)

ふさがれているのは今のところお口だけで、鼻から息を吸ったり吐いたりはできてますが、
口の中に大量の水がたまっているような状態で、すごく息苦しいです。それに、鼻のすぐそばにスライムの本体が伸びているせいで、

春香(においも、これ……気持ち悪い、なまぐさい!こんなの嗅ぎたくない、のにっ…!!)

でも、響ちゃんは、どうしてこんなことを…わたしが口答えしたの、そんなに気に入らなかったんでしょうか?
そう考えたわたしが目線を動かすと、寒気がしそうな笑いを浮かべた響ちゃんと、目が合いました。

響「よーし、スラ美。とりあえず春香にごちそうしてあげて」

春香「……? ん…… ん、んん!? んん、んぶっ、んんうーっ、むぐぅぅーっ!!」

ごちそうっていったいなんだろう、と想像するより前に、現実を思い知らされました。

わたしのお口をいっぱいにしていたスライムが急に爆発した、そんなふうに感じます。
実際にはたぶんそうじゃなくて、わたしののどに一番近いあたりで、大量のどろどろしたものが放出されたみたいでした。
急な侵入で反射的に吐いてしまいそうになりますが、お口を完全に埋め尽くされているのでそれもできず、
そして液体はどんどん新しく追加されていくので、そのまま飲み込まされてしまいます。

春香「んぐっ、ごく…っ、ごくっ、ごくっ……」

春香(い、いやあああ!?これ、す、スライム直接飲まされてるのっ!?やだ、そんな、やだぁぁっ!)

どれくらい飲まされたかもわからないうち、お口の中の圧力が少なくなり始めました。
たっぷり溜まっていた液体が少しずつ減っていくような感じがして、
最後ににちゃぁっ、という音を立てて、わたしのお口をふさいでいたスライムが離れて行きます。

春香「っ、はぁっ!!ぷはーっ、え、お、おえっ……げほっ!」

まず何よりも新鮮な空気がほしくて、大きく息をついたあとで、飲まされたものを吐き出そうとがんばりますが
すでにお腹の中にすべり落ちてしまったみたいで、せき以外にはなにも出てきませんでした。

千早「春香、春香っ!?大丈夫、しっかりして!?」

千早ちゃんが顔を真っ青にしつつ、声をかけてくれます。きっと千早ちゃんもわたしの感覚が伝わって気持ち悪かったはずなのに、
無理させちゃってることが申し訳なくて、わたしはせめて笑顔で返事をしました。

春香「えほ、……大丈夫、だよ、千早ちゃん。これくらいわたし、なんてことない!」

…つー、っと、こめかみを汗が流れます。おなかの熱っぽい感じが、このわずかな間に、少し、少しだけ…強くなった、気がします。
千早ちゃんにも感覚で伝わっているとは思うけど、でも直接言って心配はかけたくないし、わたしの気のせいかもしれないし…

響「ふっふっふ、シャイニング・ハルカ。我々ブラックジャンボの対マジシャン用特製スライム、その媚薬粘液のお味はどうだ……?」

響ちゃんがいきなり芝居がかったことを言い出して、わたしも千早ちゃんも思わずそっちを向きます。
最初は悪そうな顔をしてちょっと胸をそらしていた響ちゃんでしたが、わたしたちの視線に耐えかねたのか、すぐに姿勢を正しました。

響「…なんだよー、ふたりともノリ悪いなぁ。で、改めて春香、感想は?」

春香「こんなヘンなものちょっと飲まされたって、わたしは平気だよ。おいしくないし、くさいし、響ちゃん料理ヘタになっちゃったんじゃない?」

あえて強がりを言って、響ちゃんにはわたしの感じている気持ちの悪さを悟らせないようにします。
すると響ちゃんは、にやっと笑って言いました。

響「ふぅーん、そうかぁ。じゃあ春香、今ので、なにか思い出すようなことはない?」

春香「え? 思い出すような、こと……?」

今度ははったりでもなんでもなく、響ちゃんの言ったことが純粋にわからなくて、思わず聞き返します。
響ちゃんの言葉を聞いた千早ちゃんがはっと息を呑む音がして、なにか言おうとする気配がしました。

響「まあ、そうだよね。『ほとんど同じ状況』じゃないと、思い出すものも思い出せないよなー。じゃ、スラ美」

その千早ちゃんを待つことなく、響ちゃんは暗い笑いを浮かべたまま、指をぱちんと鳴らしました。

春香「は、っ!?いやっ、やだ、また、ん、んん、むぅぅぅっ!?」

たちまち、またわたしのお口めがけてスライムが伸びあがってきて、顔を左右に振って抵抗しても
頭を後ろからおさえられ、そのままお口を完全にふさがれてしまいます。

春香(なんで、また……こんなっ!?お口じゅうぬるぬるして気持ち悪いぃ!)

しかも今度は、さっきより動きがずっと激しくて、のどの奥のほうへぐいぐいと押し進んできます。
また吐きそうになるけど、やっぱり物理的にお口をふさがれていて、苦しいだけで吐くこともできません。

春香(……え、こ、今度はなに!?)

ひじのあたりをつーっとなでられるような感触があって、お口をふさがれたまま視線だけを上に向けます。
すると、上に伸ばした状態でひじのちょっと手前までスライムに飲み込まれているわたしの手、
その手を伝って、スライムがじわじわと垂れ落ちるように進んできているのが目に入りました。

春香(な、なにをしようと、してるの……?伝わられた肌が、くすぐったくて、べとべとするぅ……)

上から流れ落ちてくるスライムの量が少ないせいか、速度ははちみつを垂らしてるような感じでとても遅く、
それが肌の上をゆっくりなぞっていく感覚がかえってはっきり感じられてしまう気がします。

と、そのとき、なんの前触れもなくお口をいっぱいにしていたほうのスライムが脈を打つみたいに震えて、
さっきと同じどろどろした液体をわたしののどに向けて放ちます。

春香(また、これ……!?気持ち悪いっ……やだぁ、こんなの飲みたくないよぉっ!)

どんなにいやだと思っても吐き出すことも、飲み込まずにいることもできないのもさっきと同じで、
わたしはまた、熱くてのどにまとわりつくような、ひどいにおいの粘液を飲み込むしかありませんでした。

春香(……っ、これ…まずい…っ……!?)

さっきは、気のせい、でなんとか自分をごまかせたけど、今度はそうはいきませんでした。

粘液を飲み込まされたおなかが、今でははっきりと熱をもってしまっていました。
さらに、時間がたったおかげで少しはマシになっていた全身の感覚がまた鋭くなってるように感じ、
気を抜くと身体のあちこちに震えが走り、力が抜けちゃいそうになります。

春香(だ、だめ、弱気になったら!千早ちゃんも一緒に耐えてるんだから、気をしっかり持っ、!?)

急に強く触られた感じがして上を見ると、垂れ落ちるスライムの量が一気に増えていました。
勢いのついた粘っこい半透明の液体がわたしの腕を伝ってどんどん下へ落ちて行き、
その流れで皮膚をなでられるだけで、全身に甘いしびれが細かな波のように走ります。

量がもっと増えて、今ではわたしの腕はほとんど全体をスライムで覆われてしまいました。
流れ落ちる先頭部分はそのままわたしの肩まで伝ってくると、そこでぐにょぐにょとかたちを変え、
そしてそのまま、ぶじゅっ!と汚らしい音を立てて、わたしの腋の下に吸い付いてきました。

春香「んんんんんーっ!?んん、んむぅ、もご、んんー!!」

まさかそんなことをされるとは考えてもいなくて思わず声を上げますが、口をふさがれていて変な音にしかなりません。
わたしのことは完全に無視して、腋にへばりついたスライムはその全身を使い、
揉むような、舐めるような、なんとも言いようのない動きでわたしに刺激を加えてきます。

くすぐられるのともただ触られるのとも違うその動きと、触られたところから伝わってくる熱の激しさに
わたしは自由になる身体を揺すって叫びを上げ続けますが、その声はすべてお口の中のスライムに奪われてしまいます。

さらに、声を出す権利すら与えないと言わんばかりに、お口のスライムがまた粘液を吐き出しました。
気持ち悪さと嫌悪感で、わたしはつい無意識に涙をこぼしてしまいますが、それでも強制的に飲み込まされ続けます。

春香(あ……だめ、なのに、あたま………、ぼーっと、してきちゃ……おなか、あついぃ…)

息苦しさとひどいにおい、そしてどんどん強くなるおなかと全身の熱に意識がぼんやりしてくるのを感じながら、
わたしはこのスライムの粘液責めについて、回らない頭で考えていました。

春香(これ…スライムの本体が、そもそも粘液でできてるってことは……こうやって一度、お口とかに入り込まれちゃったら…)

本体があの大きさだから、ちょっとやそっとわたしが飲んだくらいで減るわけがありません。
……つまり、むこうが飽きちゃうか、わたしが飲み込めなくなるまで、ずっと飲まされ続けるしかない、って…こと?

そのとき、両方の腋の下でぐちゅぐちゅとうごめいていたスライムが、少しずつ形を変え始めました。
わき腹を伝って、わたしの身体の前に、ずるずると移動して……そのままおっぱい全体に、ゆっくりまとわりついてきます。
何をするつもりかなんて、聞かなくてもわかってしまいました。

春香「ん、んん、っ……んーっ、んむぅーーっ!んんっ、んんー!?」

お口をいっぱいにふさがれたまま首を振っていやいやをしますが、おっぱいにへばりつくスライムの動きも、
もちろんお口の中のスライムも動きも止まらないし、離れていってくれることもありません。

春香(や、だ、いまはだめ、いまはだめっ、お願い、やめてっ!?)

今やスライムがわたしのおっぱいをほぼ全部、両方とも覆ってしまっていました。
なのに、乳首の部分は少しだけ穴が空いたみたいになって、あえてさわらないようにしてるみたいです。

もちろん、このいやらしいスライムが、そのまま許してくれるなんて甘い話はありませんでした。
震えが抑えられないままわたしが見ている目の前で、ぬちゃっ、と音を立て、スライムの体の一部が触手のように伸びてきます。

春香(いや、いやっ!おっぱいだけでも耐えられそうにないのにっ、そんな、乳首までなんて!?)

ふらふらと動くその先端が何度もわたしの乳首に近づいて、ぎりぎり触れるかどうかというところで離れます。
そのたびにわたしの心臓はうるさいくらいに音を立てて、不安と、恐怖と、ほんの少しの期待を煽られてしまいます。

そして、ついに……ちゅぶっ!

春香「~~~~~っ、むぅ、ぉ、ぉっ!?んんーーーーっ、んぅーーっ!」

乳首全体を飲み込むようにスライム触手に食いつかれた瞬間、目の前が真っ白になって、意識が飛びそうになります。
でも、それと同時におっぱい全体にまとわりついていたスライムが一斉に激しく動き始め、
たくさんの手や指で同時につつきまわされ、つよく揉みこまれ、こねくり回される感触で、気を失うこともできません。

強烈すぎる快感でわけがわからなくなっているわたしにさらに追い打ちをかけるように、
またお口の中にどろどろの粘液が注がれました。ほとんど考える余裕も何もなく、ただ反射的に、
息苦しくならないように、わたしはその熱くてひどいにおいの粘液を、のどを鳴らして飲み込みます。

春香(……あ、だめなの、に………これ飲んだら、もっと、からだ、熱くなっちゃうのにっ………)

たっぷり飲み込んだあとでようやく思い出しますが、先に思い出してたら吐き出せるってわけでもないし、
どのみち飲むしかないんだったら、早く飲んじゃったほうが、少しは、マシ、かもしれません…

春香(……あ、れ?)

お口の中の圧迫感がまたすっと引いていく感じがして、いれかわりに新鮮な空気が入ってきました。

本当は、気持ちいいはずなのに……お口のなか、ねばねばしてなくて、くさくもないのが、さみしい、気も、します…

響「……で、どう?シャイニング・ハルカ。マジシャン用特濃媚薬粘液のお味は?そんで、『思い出した』?」

ブラックジャンボの「総帥」が相変わらずの笑顔で、春香に質問していた。
スライムは一時的に動きをとめ、単に春香の身体を拘束しているだけの状態に戻っていたが、
春香は目の焦点がもう完全に合っておらず、そもそも、質問されたことを認識できているかどうかすら、怪しい。

彼女がしようとしていることは明白だった。春香に、あの夜の凌辱の記憶を取り戻させようとしている。
それがわかっていて、私は彼女を止めることが、できない。制止するひとことすら、口に出せない。

からだ全体が、熱くて、もどかしくて、そして自分の鼓動の音だけが、やけにしつこく聞こえる。

私の胃の中で、気を抜けばすぐにもあふれかえりそうな量の媚薬粘液が、たぽん、たぽんと音を立てていた。
溜まり溜まった水面が波を立てているさますら見える気がして、そのひと揺れごとに、身体の熱がかっと燃え上がる。
それを飲ませ続けるために口にもぐりこんできたスライムのせいで、あごもがくがくと震えたままだし、
口のなか全体が粘液に触れつづけていたからか、ひどく熱をもっていて、気持ち悪い。
なのに、口寂しい、なにか咥えたい、舐めたい、飲み込みたい…そんな考えが頭をよぎって、背筋が寒くなってしまう。

千早(ちが、う……違う、のに…!)

上からも、腕を伝ってスライムが流れ落ちてきて、まず……腋を、徹底的に汚された。

まだマジシャンなんてものになるよりずっと前、事務所で、春香や我那覇さんからふざけてくすぐられたことがあった。
そのときの、むずむずする、でもどこか心地よい、軽くさわやかな感触をまだ覚えている。

同じ腋への接触なのに、スライムのそれは似ても似つかない、不快で、執拗で、ただ機械的に快感を送り込もうとする動きだった。
ねばねばする軟体に吸い付かれ、腋下のくぼみの隅々までをじっとり舐めしゃぶられ、
そんな動きですら自分の身体にあの妖しい熱を呼び起こすことに愕然とさせられた。

腋を蹂躙しきったスライムは、そこから這い進み、私の胸……乳房を、ゆっくりと征服していった。
山を登る様にじわじわと侵食され、頂点に位置する、…乳首、だけを残して表面を覆われたあと、
さんざんじらしてから両方の乳首をまとめて急襲され、強く吸われ、つままれ、転がされた。
さらにそれまで放置されていた乳房全体も、指を立てるようにして押され、揉まれ、絞られて……

千早(………違う、惑わされては駄目っ!!私は、春香が受けた感覚を…、共有、しているだけ…!)

頭では、理解しているつもりだった。春香の受ける凌辱がすべて、私にもフィードバックされると知っていたはずだった。
なにもできないのならせめて、春香とともに耐えようと、そう思ったはずだった。

それなのに今では、あらゆる凌辱の名残が……皮膚を這いずるスライムのねばねばする体や、
乳首をつまむ芯のある軟質の感触、腋にへばりついて未知の感覚を無理やりに教え込んできた塊、
そして…何度も、何度も食道を通って胃に溜まり、いやらしい熱を呼び起こす媚薬粘液の流れ……
そういうものがすべて私自身の体験で、私自身の身体にまだ残っているような、圧倒的な存在感を伝えてくる。

ただひとつ救いがあった。春香はまだ、あの最悪の記憶は思い出していない。
それに、あれだけ意識がもうろうとしていれば…ひどい言い方ではあるけど、これから思い出す余裕もない、はずだ。

響「お、シャイニング・チハヤも出来上がってきてるね。わざわざ同じ体験するとか、ひょっとして千早ってマゾなの?」

千早「な、っ……~~~~っ、く、っ?!」

響「あはは、わざわざ自分で感じるようにしちゃうなんて、ホントにマゾなのかー」

からかうように言われ反論しようとして、その声を出すだけのことで全身が燃える感覚がいっそう強まり、
私は言い返すことなく歯を食いしばり、声を上げてしまわないように抑えることしかできない。

千早「………!?」

その私の両足をゆっくりとなにかが這い上がってくる感触があり、急いで視線を下に落とす。
何もない。膝から下はスライムに捕えられてはいるが、特に目立った動きはしていない……
にもかかわらず、ゆっくりと粘液が上ってきて、その通ったあとが焼けるように熱くなっていく感覚だけがある。

春香「ひ、ぁぁ……ん、も、やだ、ぁ………」

はっと目をやると、春香の両足を少しずつ飲み込むように、半透明のスライムが伸び上がり始めていた。

あの夜春香に起きたことや、その責任が私にあることは決して忘れないと誓っていたけれど、
春香が具体的に何をされたのか、ということについては、できるだけ思い出さないようにしていた。
いま「総帥」がスライムを使って春香に加えた数々の凌辱行為は、
あの夜、イソギンチャク型の触手生物たちが春香を慰みものにしていたときの再現に違いなくて、

春香「…………ん、ふ、ぅっ…!ふぁ、ん……」

千早「あ、はぁ、んんっ!?」

その瞬間、春香と私は同時にスライムで「口をいっぱいにされて」しまい、思考能力を奪われてしまう。
さらに、侵入してきた軟体生物は間髪を入れずまた液を吐き出し、のどにからみつく、胃を焼くその熱が、
私と春香が抵抗するわずかな気力すら奪って、そのまま媚薬粘液漬けにしていくようだった。

千早(い、いけな、い……このまま、じゃ…)

春香(ん………あ、また、きてる、飲まなきゃ…………)

お口の中でゆらゆらしてるねばねばを、ゆっくりのどに送り込んでいきます。
一気に飲もうとすると、ひっかかっちゃうときがあるので、ごくっ、ごくっ、と、のどを鳴らしながら。
その一口ごとに、のどとかおなかがあったかくなる感じがして、気持ちいい、です。

春香(なんか、前にも…こんなこと、あったような)

隣の千早ちゃんも、なんとなく、目がとろーんってしてる気がします。えへへ、おそろいだね。

ソックスがじわじわずり上がってくるみたいな感じがして、下を見ると、わたしの太もものだいぶ上まで
いつの間にかスライムの体でおおわれてました。なんかこれ、半透明のサイハイソックスみたいで面白いかも…

相変わらずおっぱいはスライムでほとんどカバーされちゃってて、かえって服を着てるみたいです。
でも、ときどきぐにゅっと力をくわえられると、つい声が出ちゃうときがあります。

スライムはどんどん上ってきて、ついにマジシャンのスカートの下にもぐりこんで、わたしの足の付け根にまでたどりつきました。
手も足も全部、スライムにコーティングされたみたいになって…覆われたところが、すごく熱いです。

春香(……どうして、わたし、こんなことになってるんだっけ?シャインマジシャン、だから?)

足の付け根のスライムはそのまま、スカートの下でさらに動き続けています。
布地に染み込むほど水っぽくはないみたいで、ショーツの足回りの部分から器用にもぐり込んで、
わたしの…お尻のほうに、どんどん侵入してきちゃいました。
これっ……恥ずかしい……けど、あったかい手で包まれてるみたいで、きもちいい、かも……

スライムはさらに、ショーツのクロッチ部分を浮かせて、前側にも体を滑り込ませます。
そのままゆっくりと上に伸びて、わたしの

春香(………っ!?こ、これ、わたし、たしか、知って、っ)

春香「むぐぉぉぉぉっっ、んむぅうぅぅ!?んんんっ、ん、んんん~~~~~~~っっっ♥♥!!!」

なにか思い出しそうになった瞬間、勃起しきったクリトリスを思い切り押しつぶされて、一気に意識が戻りました。
それを待っていたかのように、わたしの全身あらゆるところのスライムが動き始めます。

春香「んんんぅぅ、んんぐっ!?ん、ごぐ、っ、んぐ、ぐ、ごくっ、………♥」

お口の中のスライムはポンプにつながったホースみたいになっていました。
どくどくとひっきりなしに震え続け、湧き水みたいにあとからあとから粘液があふれてきて
わたしは溺れないように、必死でそれを飲み込み続けます。

春香(こ、こんなっ、!おなか、破裂、しちゃうう!!!)

おっぱいにへばりついたスライムはさっきより大きくなって、同時に腋にも刺激を加えてきました。
乳首がちぎれちゃいそうなほど強く引っ張られたかと思うとやさしく転がされたり、
ぴんと弾かれた次の瞬間には舌で舐めながら吸われるような動きを加えられたり、
そしてその間じゅう、おっぱい自体も乱暴に揉まれ、ひっぱられ、こねられ続けます。

春香(いやっ、いやぁぁっ!?無理ぃっ、クリトリスだめぇっ♥おっぱいと乳首、同時にいじめないでぇぇ!?)

まるでわたしの声を聞いていたみたいに、スライムの動きがより激しくなりました。
お口に粘液を注ぎ続けていたスライムがぬぽっと音を立てて抜け落ち、でもその勢いはまったく止まらなくて
流れ出すべとべとの液でわたしは顔中をすっかりコーティングされてしまいます。

春香「ぷ、ぁぁん、っ!?やだっ、やめ、あついぃっ♥顔にかけるの、やだぁっ♥」

なぜスライムがわたしに粘液を飲ませ続けるのをやめたのか、理由はすぐにわかりました。

春香「ひぃあぁぁっ♥らめっ、それらめぇっ!?しこしこってするのやあぁっ、らめぇぇぇっ♥♥♥」

ショーツの中のスライムがクリトリスにしっかりとからみつき、芯のある部分を器用に使って
吸い上げるようにしながらしごき始め、わたしはもう絶叫するしかありませんでした。
涙まで流してしまい、大声を上げるわたしが面白いのか、わたしが叫べば叫ぶほど
スライムの動きがねちっこくなって、そして同時におっぱいや、腋までいじめられてしまいます。

春香「これっ、知ってるぅっ、わたしはじめてじゃないいっ♥だめなのに腰っ、腰振っちゃうぅっ♥♥」

足も手もすっかり飲み込まれてほとんど動けない状態だけど、動かないって選択肢はなくて、
貧乏ゆすり程度の揺れかたしかできないまま、わたしは必死に腰を前後させていました。

春香(熱いっ、あついぃ、クリトリス、クリトリス溶けちゃうっ!!!)

春香「…………ひ、ひんっ!? や、な、なに、これぇぇ!?」

快感にもみくちゃにされながら、なにかヘンだ、と思った時にはもう変化が起きていました。
わたしのショーツを押しのけるようにして、本来あるはずのないものが、そこに存在しちゃってます。

春香(お……お○ん、ちん、そ、そうだ、これ、わたしのお○んちん………!!)

春香(なんっ、でわたし、これのこと、知って)

はまってはいけない最後のピース、それがはまる音を聞いた気がしました。
その瞬間、わたしの頭のどこかにかかっていた鍵みたいなものがはずれます。

一瞬だけ春香の動きが止まり、その目が大きく、大きく見開かれるのを、私ははっきりと見てしまった。

春香「あ、あ、あああああ、ああああああああああああああーーーーーーっ!?」

全身をスライムにからめとられ身体の自由を奪われた春香が、これまで以上の声で絶叫する。

春香「や、やだぁあっ、イソギンチャクもういやぁぁあああ♥♥♥!?触手はいや、おちん○ん搾っちゃいやぁぁああっ♥♥♥♥」

とめどなく涙を流す春香は過去と現在の快楽を同時に身体に叩き込まれ、完全な恐慌状態に陥っていた。
せめて、「そっち」は現実じゃない、貴女の記憶が混乱してるだけ、と声をかけたいのに、それすらもできない。

春香「たすけっ、ぷろりゅーさーさんっ、たすけて、くらしゃいぃ♥♥わたし、おかしくなる、まじしゃんできなくなっちゃいまひゅぅ♥♥♥」

呂律も回らなくなった声で、この場にいもしないプロデューサーに助けを求めるほど錯乱してしまっている。
いや、春香の目にだけは確かに、あの夜の触手生物に捕えられ、転がされているプロデューサーが見えているのだろう。

おそらくは、自分の身体を好きに弄び、さんざん汚し尽くしたイソギンチャクたちでさえも。

もちろん現実のこの場には、そいつらのかわりに……春香を凌辱する、悪夢のような巨大スライムがいる。
そして、当然、春香の混乱しきった意識でも、それが与えてくる快楽ははっきり感じ取れてしまう。

春香「スライム、スライムもだめ、だめ♥これ以上わたしのことえっちにしないでぇっ、粘液いやぁぁっ、もうゆるしてぇ♥♥♥」

言葉こそ拒否しているが、その声はもう完全にとろけているようにしか聞こえなくて、
耳も感覚器官も見当たらないスライムがまるでそれを愉しんで、より激しい凌辱を加えているようにすら見える。

……私自身も、ほとんど限界だった。

千早(………こ、んな、 …………はる、か、は、あのとき…!?)

私がほぼ全力で封じていた春香の記憶のフラッシュバックは、ほんの一瞬で春香と私の神経を焼き切った。

その一部始終はまったく見ていなかったはずの私がすべて知っている、触手生物と遭遇して、それなりに互角に戦い、一般人を救おうとし、

そして一瞬の隙をついてプロデューサーごと捕えられまず居合わせた女性を触手で犯し抜くところをまざまざと見せつけられ
プロデューサーの命を盾に触手を舐めて奉仕することを強制されそのまま何度も何度も何度も媚薬粘液を飲まされて
身体の自由を奪われて触手で弄り回され乳首もおっぱいもクリトリスも敏感なところはすべて徹底的に開発され続けて
ついにはクリトリスを肥大化させられ男性器のような大きさにされて特別製の触手で何度も何度も何度も何度も何度も――――

千早(……、は、ぁ…、っ!? 記憶に………の、飲まれてしま、う!?)

私は春香ではない、と、いちいち考えていなくては存在があやふやになるほどの、強烈な記憶。

その過去の快楽と、いま現在の快感が、春香と私の全身を支配している。
声を出すことはおろか、いまの私は指の一本ですら、自由に動かせない。

もう春香のことを助けるなんて次元ではなく、自分が正気を保つためだけに必死で耐えている私の目の前で、
巨大スライムは春香に…そして私に、いよいよ引導を渡そうとしているようだった。

手と足をほとんど固定され、ただ泣き叫ぶだけの春香に向けて、上からスライムの一部がゆっくりと伸びてくる。

春香「……そ、そんな♥、うそ、でしょ?」

さんざん嬲られたあとなのに、媚薬の効果がそこにも及んでいるのか、春香の…男性器、は、まだ反り返っていた。
ショーツの布地を押しのけ、さらにスカートを押し上げてそこから部分的に顔をのぞかせている。

つい今まで男性器を弄ばれていたと思っていたのが、ただのフラッシュバックに過ぎなかった、ということに気づき、
春香の顔色が、青くなるのを通り越し、一気に白くなるのが見えた。

春香「ま、っ」

ずぷちゅうっ!

春香「―――――――――っ、あ♥♥♥ …………んひぎぃぃぃぃっ!?♥♥」

近づいてきたスライムが鞘のようなかたちに変形し、春香の男性器を飲み込んだ瞬間、春香は即座に失神し、そして覚醒する。
そして、そのことにもお構いなしにスライムは上下にしごく動きを始め、春香と私にとっての地獄が始まった。

春香の胸を、腋を、包み込んだ手や足を、わき腹やおなかまでを全身刺激しながら、スライムは春香の男性器を吸い、搾り上げる。
その動きのすべてが直接私の神経をすべて焼き潰し、あっという間に、それこそ失神しているのか、まだ意識があるのかもわからなくなる。

春香「こんにゃっ、むりぃ、もうでちゃう、出しちゃうっ♥♥♥おちん○ん液でちゃうぅ~~~っっ♥♥」

私の股間には男性器なんて、ない……ないはず、なのに、その中をなにかとても熱いものが迸り出るのを、確かに感じる。
絶叫した春香の頭がかくん、と落ちるのと、私の意識がブラックアウトするのはどちらが先だったか、わからなかった。

すみません、とりあえず今回の更新はここまでです。

やっべえ、5つあった安価がまだ半分すら終わってない。
スライムで後遺症部分+未覚醒組一部粘液祭り みたいな中途半端な消化具合となっております。

どうあがいても自分で書けるものしか書けない、と開き直って好き放題に書きましたが、はてさて。

しかし、安価取りながら、物語もエロも書きながらで話を進めていた初代や2代目は本当にすごかったんだな、
と今更ながら感服してます。こちとらGW明けでエロがギリ終わるかどうかです。がんばろう。


さて、自分の好みがどうのとか前回うっかり書いたのは大変まずかったですね。申し訳ないです。

エロ内容に関しては前から一律安価に丸投げするよーというのは標榜しているとおりでして、
書く気のない・書ける気がしないものについては安価出す際に毎度触れるようにしてます。
(たとえば現時点で響はほかのアイドルの処女を積極的には奪いに行かないだとか、
 あくまでほかのみんなをアイドルと見てるから活動に支障が出る可能性のある孕ませには持って行かないとか、そういう脳内設定があったり)

ので、そうやってこっちが言い出す条件以外は、どうか>>1のことは気にせずに自分のお好きなものを投げてください。
(ただクオリティや完成までの時間については保証できないよ、許してね、という話です)

次回更新は……8日日曜夜までにはなんとか…

いつも長らくお待たせしてます。どうかまたお待ちください。おやすみなさい。

やよい「響さん、響さん!今の見ましたかー?春香さんと千早さん、気を失っちゃうのも同時でしたーっ♥♥」

響「うん、もちろん自分も見てたぞ。まぁ感覚つながってる状態だから当たり前なんだけど、さすがって感じだよね」

スライムに吊るされたまま気を失い、首を垂れるだけになった春香と千早の姿を
やよいは飛び跳ねながら満面の笑みで、そして響は苦笑をその顔に浮かべて見上げている。

響「しっかし二人とも、こんな調子で大丈夫かー?記憶戻ったくらいで失神してたらこの先大変だよ?」

響がからかうように声をかけても、春香も千早も意識が戻ることはなく、当然のように返事もない。
春香の受けた感覚を共有してしまった千早と異なり、直接媚薬スライムに全身を嬲られた春香のほうは
顔から始まり、むき出しにされた胸も、衣装の至る所も粘液まみれでねとねとにされ、妖しく光ってすら見える。

やよい「春香さんにもお○んちん生えてた、なんて知らなかったです。うっうー、おそろいでうれしいなぁ♥」

響のとなりでやよいが言った。自分まで媚薬にあてられたかのようにうっとりと目じりを下げ、頬が紅潮していて、
よく見るとやよいの黒く短いスカートをその下から棒状のなにかが強く高く押し上げているのが見て取れる。

響「あははは、実はあれ、自分の指示ってわけじゃないんだけど…でも気持ちいいみたいだし、なんくるないか」

そもそもやよいのそれが生えた原因も本当は事故みたいなものなんだけど、と響は内心そっとひとりごちる。
と、その耳にまた別の悲鳴か嬌声のようなものが飛び込んできて、響も、それからやよいもそちらに目を向けた。



貴音「ひ、っ、おやめなさい二人ともっ!正気に戻って、あひっ、やめ、るのですっ……!?」

すっかり目の焦点が合わなくなったあずさと、律子嬢の二人が、座り込んだわたくしの両側にしゃがみこんでいました。
そしてわたくしの言葉には返事もせず、もちろん耳を貸すこともなく、ただひたすらに、じっくりと、
自分たちの身体にたっぷりと粘りついたあの物の怪の体液を手ですくいとり、わたくしの身になすりつけてきます。

わたくしの腕は左右の二本しかありません。それにそもそも、ちゃんと直立できておれば腰を入れて抵抗もできるでしょうが
床にへたりこんでいる現状では力がろくに入らず、しなだれかからんばかりに迫ってくる二人を押しとどめられません。

響がわたくしたち三人を置いて春香と千早のほうへ向かったのち、できうる限りこの粘液を身体からぬぐい落とし
少しだけ症状がおさまった、と思ったところだというのに、こんなことをされてしまっては…!

貴音「ああっ、いやああっ…、あずさ、そのようなっ!?」

左側から寄ってきたあずさが恍惚とした笑みを浮かべ、わたくしの手首をしっかりとつかんだまま
もう片方のてのひらにぷるぷると震える粘液のかたまりを乗せ、そのままわたくしの胸へ手を寄せてきました。
不用意に動くとそれだけで刺激を受けてしまうわたくしは、おののきながらその動きを見守るよりありません。

あずさ「貴音ちゃんのりっぱなおっぱいも、しっかりねとねとにしとかないとね~♥」

熱い吐息とともにそんな言葉を吐き出したあずさは、少し掲げた手をゆっくりと傾け、
わたくしの乳房にそのすくいとった粘液を少しずつ垂らして、徐々に全体を濡らしてゆきます。

貴音「くぅ、ぅん、っ、………あ、あずさの方が、よほど、立派なものを、っはああああんっ!」

液が触れたところからすぐにまた疼くような熱が広がり始め、誤魔化すために軽口を叩こうとしたところで
いきなりあずさが粘液まみれの手で直接わたくしの乳房をつかみ、力をこめてこねまわし始めました。
不意をつかれて声をあげてしまったところに、ぐちゅ、ぐちゅっ、と厭らしい音を立てて粘液ごと揉みしだかれ、
その音と、あずさの手が伝えてくる得体のしれない感覚が、わたくしの理性を激しく責め立てます。

貴音「やめ、なさっ、ひあっ、ひぃぃんっ!?止めて、やめて、ください、あ、ずさっ!」

あずさ「小さい方が敏感なんてよく聞くけど、大きくたってきもちいいもの~。ね、貴音ちゃんも、そう思うでしょ」

貴音「そんな、気持ちよくなどっ……あっ、あ、ふぁぁぁぁ!?」

あずさは座ったままどんどんと距離を詰めてきて、今ではほとんど抱きつくようにしてわたくしの左半身に密着していました。
乳房やお腹の柔らかく、やけどしそうに熱い感触と一緒に、その表面を覆うぬるぬるの粘液にも纏わりつかれてしまいます。

あずさ「ウソつくのはめっ、よ、貴音ちゃん。正直になっちゃいなさい?」

あずさ自身もすっかり熱っぽくうるんだ声になっていて、耳元で囁かれるだけでも震えてしまいそうになるというのに
さらにあずさは何を思ったのか、わたくしの左の耳たぶを甘く食み、……さらに、舌を、わたくしの耳のなか、に!?

貴音「な、舐めてはなりません、あ、あずさ!?すぐにおやめ、なさいっ、そんな、ぁあ、あ…!」

はぁ、はぁ、という熱い吐息が、あずさの舌や唾液が立てる音が、直接、耳の中に響いているように聞こえ、
先ほどとは比べものにならないほどうるさく……頭の中すべてを舐め上げられているような感覚に、全身が痺れてしまいます。

あずさ「んちゅ、っ…あら~、うふふ、貴音ちゃん、耳が弱いのかしら。律子さ~ん、律子さんも試してあげてください♥」

貴音「た、試す、とは…?まさか、あ、きゃぁぁ!」

律子「はいはい、じっとする。それじゃあ、折角だからまずは、と………ん、っ」

右側から密かににじり寄ってきた律子嬢に、あずさと同様、乳房を押し付けるようにして組みつかれ、動きを封じられました。
律子嬢は口や顔のまわりに残っていた粘液を指でにちゃにちゃとかき集め、それをねっとりと自分で舐めとる様をわたくしに見せつけます。
なぜ、そんなことを…と訝しく思った瞬間、律子嬢は口中にねばつく液を溜めこんだまま、わたくしの右耳にしゃぶりつきました。

貴音「あひっ、あ、あぁぁっ!?だめ、ですっ、律子嬢っ、だめです、やめて……」

あずさのときよりもさらに激しい水音が、鼓膜を通じ、わたくしの脳髄に直接ゆさぶりをかけてきます。
粘液の中で自在に動く律子嬢の舌先が、わたくしの耳朶のあちこちをつつき、這い回り、その刺激に声が抑えられません。

律子「はぁ、れるっ…、んちゅ…… 今更恥ずかしがることもないでしょ。だって気持ちいいんでしょう?」

貴音「違います、そんな、ちが、いますっ……わたくしは…」

ここで認めてしまうわけにはいかない、と強く念じ、わたくしは反論を試みますが、左右から交互に悪魔が囁きかけてきました。

律子「ふうん、じゃあつまり、貴音は耳を責められるだけじゃぜんぜん満足できないってことね?」

あずさ「まあ…でも貴音ちゃんったら食いしん坊さんだもの、エッチなことだって欲張りで当然よね~。うふふふ♥」

貴音「え………?あっ、きゃひぃいいんっ!?」

左側のあずさが今度は両手で、わたくしの両の乳房を指が食い込むほど握り、そのまま左右それぞれをぐにゅぐにゅと弄びました。
言葉も交わさないままそのあずさとぴったり息を合わせて、右側の律子嬢は左手を伸ばし、わたくしの…お尻、を、むずと掴みます。
いつの間にかわたくしの腕は二人の手から自由になっているというのに、強すぎる刺激に翻弄され、動かすことすらできません。

あずさ「やっぱり、貴音ちゃんはおっぱいが弱点だと思うんです~♥だって律子さん見てください、この大きさですよ?」

むにゅっ、むぎゅぅ、と音すら聞こえてきそうなほどにわたくしの乳房を嬲りながら、あずさが律子に話しかけました。
ゆっくりと撫でさするような動きで徐々に中心へ、下へ手を滑らせていく律子嬢もそれに応えます。

律子「あのですねあずささん、その理屈だと貴音の性感帯はお尻以外ありえないですよ。ほらっ、この大きさなんですから♥」

貴音「は、放しなさいっ、いいかげんになさい二人ともっ!!恥ずかしいとは思わ、あはぁぁあああっ、あ、やぁ、ぁ!?」

この際虚勢でもなんでもまず解放してもらわなくては、と焦って叫んだ言葉は、わたくし自身の嬌声で立ち消えてしまいました。
あずさは手を、指を巧みに動かして乳房を執拗に弄びつつ、わたくしの乳首にちゅっとついばむように吸い付き、
律子嬢の指は尻たぶをそっと押し広げ、わたくしの……ふ、不浄の穴のすぐ近くを、さっと掠めるように撫でさすります。

あずさ「うふふ、可愛い声…♥貴音ちゃんのはずかしい声なんてめったに聞けないから、もっと聞かせてほしいかもっ♥」

律子「だから何が恥ずかしいの、気持ちいいでしょ♥この中ならあんた一番年下なのよ、無理しないでいいかげん素直になりなさい」

貴音「ひ……ぃや、ああ、………あう、っ!」

もはやわたくしは、身体を起こしたままにしていることすらかないませんでした。
力が抜け、両側に組みついている二人もろとも倒れ込み、仰向けに寝転がった姿勢になってしまいます。
それでもあずさも律子嬢も離れてくれず、両側から乳房やお腹を押し付けられ、挟み込まれたままで、動けません。

息も絶え絶えのわたくしをはさんで、あずさと律子嬢が顔だけを少し起こし、目配せをするのが見えた気がしました。
この期に及んで、いったいなにをしようというのでしょうか…?
答えはすぐに最悪の形でわかりました。

貴音「ひゃあああっ!?あ、ああっ、いやっ…!だめっ、だめですっ、やめな、さ……やめて、いや、耳はぁっ!?」

両側からわたくしの頭を挟み込むようにして、あずさと律子嬢がいっせいにわたくしの耳にむしゃぶりつきました。
それと合わせて二人はそれぞれ、片手をわたくしの乳房に、もう片方の手はお尻に伸ばしてきて
強さも動かし方もまるで統一感のない、滅茶苦茶な動きでもみほぐし、こね回します。

貴音(ああ、あああ……音がっ、この音は、いけませんん…、頭を、かき乱されて、しまい、ますっ……)

ぐちゅぐちゅ、ちゅぷちゅぷと卑猥な水音を立てて、二人の舌は独立した生き物のようにわたくしの耳をはい回り、
その音とそこから広がり続ける身体の熱だけがわたくしの認識を埋め尽くしていくようでした。

二人が手や舌だけを用いるのでなく、粘液まみれの身体ごとわたくしに左右両側からからみついてくるせいで
わたくしの全身もあっという間にどろどろした液体にへばりつかれた状態へと逆戻りさせられてしまいます。

貴音(いやぁ、ぁ……ま、また身体が、狂わされてしまう……!このままでは、わたくしまで、春香や、千早のように…っ)

つい先ほどまで春香たちを襲っていた地獄の責めを嫌でも思い出してしまい、背筋が寒くなります。
その間にもあずさと律子嬢は、わたくしの耳をしつこくねぶりつつ、時おり耳元で囁くのをやめません。

あずさ「くすくす…本当にお耳、弱いのね、貴音ちゃん♥うふふ、それじゃあ……ふぅーっ」

そよ風にも及ばないくらいに優しく息を吹きかけられ、舐めしゃぶられて熱くなった耳をよけい熱くさせられ、

律子「まだすました顔してられるのは素直にすごいけど…よだれ垂れてるわよ、貴音。ん、くちゅ、っ、…♥」

まったく意識しないままに身体だけが反応してしまっていることを指摘され、余計に全身のうずきを意識させられ。

胸もお尻もいじりまわされ、両耳を責められ、二人の全身で擦りたてられていては、耐えきれるものではありませんでした。

貴音「だ、めっ、お許しを、っ…なにか来てしまい、ますっ、ゆるしっ、お許しくださいいっ!?」

いけない、と思ったときにはすでに、わたくしは口に出して許しを乞うてしまっていました。
それに応えるように二人は両手に力をこめてわたくしの乳房とお尻を強く鷲掴みにし、そして耳を一際音高く舐め上げます。

貴音「ああああぁっ、わ、わたくし、っ、あ、あっひぃぃぃいい~~~っっ!?」

目の前が瞬時に光で満ちて何も見えなくなり、身体がどこまでも浮いていくような、沈んでいくような感覚に襲われ、そして意識が霧散しました。

貴音「だめ、やめて…だめですっ!?あずさ、律子嬢、もうおやめください、こん、な、あはぁぁあぁんっ!!」

粘度の高い液体を思い切りかきまわすのに似た水音と、貴音のいくぶん鼻にかかった悲鳴が響いていた。

望まぬ絶頂を迎えさせられたのと同時に失神し、すっかり脱力しきった貴音は、意識を失っている間に
あずさに後ろから抱きかかえられ、ずっと形のよい立派な双丘をいいように捏ねくり回され続けている。
律子とあずさの二人がかりで媚薬粘液を丹念に塗りたくられた身体はすっかり発情させられきっており、
意識を取り戻したあとでもろくに力が入らず、完全にされるがままになっていた。

あずさ「うーん。貴音ちゃん、おっぱいの大きさは同じくらいでも、わたしとはポイント違うのかしら?」

必死で叫び声を上げる貴音と対照的に、あずさはのんびりと呟きつつ、貴音の乳房をいじる手は止めようとしない。
それだけでなく、貴音の背中に自分の豊満なバストをじらすようににゅるにゅるとこすりつけ、
お互いの身体に付着した粘つく半透明の液体をさらに塗り広げながら、自分自身でもその刺激をゆっくりと堪能する。

貴音「も、う、あんっ…わたくし、もういやです……このようなこと、もう、やめいぎぃぃぃっ!?」

あずさ「ウソはだめって言ってるでしょ、貴音ちゃん。いうこと聞けない子のおっぱいはこう、よっ♥えいっ、えいっ」

貴音「あぅっ、ひ、ぃんっ!んぎっ、や、あずさ、おやめください、お許しを、ゆるし、許してぇぇっ……」

掛け声とともに、あずさの指が貴音の両方の乳首をつまみ上げ、リズミカルに強く引っ張りながらひねりを加えた。
その一回の動きごとに、あずさの腕の中に囚われた貴音の身体がびくん、びくんと目に見えて跳ね上がる。

貴音「ちぎれ、るっ、千切れてしまいますからぁっ!もう、もう乳首を引くのはぁ、っ!」

あずさ「そんなに怖がらなくて大丈夫よ~、わたし、そんなに指力ないもの。びくびく震えちゃって、貴音ちゃんったら可愛い♥」

涙さえ流して哀願する姿に満足したのか、あずさはようやく貴音の乳首から指を離し、また手のひらと指で乳房を楽しみ始める。
乳首をひねりあげられるよりは幾分穏やかな刺激にも微かな吐息を漏らす貴音に、しかし、安息の時間などは訪れない。

律子「それは、いいけど、んんっ♥ほらっ貴音、こっちが、ぁは、お留守、よっ!」

貴音「あ、んんんっ!?ひっ、いやっ、こんな、はしたないこと、を…!」

上半身をあずさに拘束され、胸を延々と責められ続ける一方で、貴音の下半身は律子が執拗に嬲っていた。
伸ばした状態で大きく開かされた貴音の両足、そのうち右足には律子の左足が上に乗って押さえつけられている。
その律子は両膝を曲げて腰を落とした、いわゆるアヒル座りに近い姿勢のまま貴音の足の間深くまで割り込み、
自分の右の太ももの上に貴音の左足を乗せたまま腰をぐいぐいと突き出し、貴音を追いつめる。

貴音はなんとか逃れようと身をよじるが、片足は律子の体重で、もう片方は律子の右手に押さえられ、
後ろへずり下がろうとしてもそこにはあずさが控えており、逃げ場がない。

律子「あずささん、そのまましっかり押さえててくださいね。ほら、もう……んんっ、あ、届いたぁ、っ♥」

貴音「……っ、いやあ、ぁぁ………ん、っ!」

ぐちゅり、と重く濡れた音がして、律子が突きだした女性器と、逃げきれなかった貴音の女性器が触れ合う。

貴音(なぜ…このような、辱めを、律子嬢と、わたくしが……)

貝合わせ、なるこうした行為も世の中に存在する、ということを知識として知らないわけではなかったが、
それが自分の身の上に降りかかってくるとは想像もしていなかった貴音の目から、涙が一粒こぼれ落ちる。
もちろんそれを見ても、快楽にすっかり狂わされてしまっている律子やあずさには、なにも響かない。

律子「んっ、んん、あはっ……♥ちょっと、貴音、あんたも、腰動かしなさい、よね」

律子は腰を上下させ、くまなく外性器全体をこすりつけて自分と貴音の両方を刺激しようとする。
それでも貴音はできるだけ腰を引き、背中を支えているあずさに体重をかけ、後ろに下がって逃げようとした。

あずさ「もう、こら!おいたはめっ、だって言ったわよね~、貴音ちゃんっ♥」

貴音「いぃっ、はひぃ!?はぁああんんっ!」

まさにそのタイミングであずさが貴音の乳首を時間差で強めにぴん、ぴんっ、と弾き、
さらに手指全体が沈み込み、跡が残ってしまいそうなほど強く乳房を握り込んだ。
陰部を押し付けてくる律子のほうに意識が行っていた貴音は、その奇襲になすすべもなく嬌声をあげて
身体を跳ねさせてしまい、その隙に律子がまた身体を割り込ませて元の位置に戻る。

律子「あ、すみませんあずささん。もう一度、今のいいですか」

あずさ「はーい♥」

貴音「あ、あ………… あひゃぁっ!?や、め、あああんっ!!いやっ、嫌、あぁぁ……っっ」

律子の頼みを受け、あずさはにこやかに、半ば放心状態にあった貴音の乳首をまた責め始めた。
今度は単調にならないよう、片方を弾く間もう片方はつまんで転がし、タイミングを見て急につねるなどの緩急を加える。
たったふたつの突起をあずさの指で弄ばれるだけで、貴音は操られているかのように全身を何度もびくつかせる。

律子「んん、そうっ、ちょっと動き、大きいけどっ♥もっと、ほら、腰、こしぃっ♥」

貴音の跳ね上がる身体に合わせ、律子も改めて自分でも腰を動かし、さらに激しく性器同士をすりあわせる。
なぜ涙が流れるのか自分でもわからないまま、貴音はただ機械的に繰り返す。

貴音「嫌ですっ、こん、な、あぁぁっ、んんんっ…あずさ、律子じょ、う、どうか、どうかぁ………」

ぼろぼろと涙をこぼしつつ、あくまで拒み、行為をやめるよう懇願する言葉を口にし続ける貴音に、律子もあずさも困惑した表情を見せる。

あずさ「んー…律子さん、貴音ちゃんって、こんなにがまん強かったんですねぇ」

律子「こういうのはただの意地っ張りって言うんですよ、あずささん。じき素直になりますって」

あずさ「まだ照れちゃってるのかもしれないですね~。数少ない貴音ちゃんのお姉さんとして、わたしたちががんばらないと」

律子「まったく、手がかかるんだから…そうだあずささん、さっきのアレ、もう一度やってみましょうか」

首を垂れてただ嗚咽を漏らしていた貴音が、律子の言葉を聞いた瞬間にはじかれたように顔を上げる。
声を出そうとして息を吸い込んで、そしてそれが意味のある音になる寸前、あずさが動いた。

あずさ「うふふふ~、たーかーね、ちゃーん…♥?」

右耳のすぐそばで、ひどく甘ったるい音とじっとりと熱を孕んだ空気の流れがいきなり生まれ、
虚を突かれた貴音はつい息を呑んでしまった。その一瞬の間にあずさは後ろから貴音の右耳を甘く噛みつつ、
舌先を細くすぼめて貴音の急所、耳の穴にかぶさるように飛び出している小さな突起を舐め上げる。

貴音「あ…あ、ふぁあぁあああぁぁぁ!?」

くちゅっ、と湿った音が耳と頭の中に鳴り響き、貴音は自分が口にしようとしていたことが
拒絶だったのか否定だったのかもその瞬間にすべて忘れ、かわりに艶めかしい叫びだけが口からこぼれ落ちる。

あずさ「貴音ちゃんはほんとにお耳、弱いのね♥じゃあ~、こういうのは、もーっとキくかしら?」

舌に唾液をたっぷりとからめ、わざとらしく水音を立てて貴音の耳をしゃぶり、
あるいは唇で耳全体を食みつつ、あずさは貴音の胸まで同時に嬲り始めた。
あずさの手に、指にさんざん弄ばれ、貴音の白く柔らかい乳房がぐにゅぐにゅと形を変え続ける。
さらに合間合間でしつこく乳首をしごかれ弾かれつままれ引っ張られ、貴音は身体をがくがくと震わせ続ける。

貴音「いゃぁ…んん!わたくし、みみは、みみはだめなのれすぅ……、みみ、なめては、だめ、らめぇぇ…」

律子「これならさすがに逃げられないでしょ……えい、っ♥」

貴音「あ、ひぁっ…!いいっ、はぁぁん♥」

上半身を襲う快感の嵐だけですでに意識が飛びかけ、うわごとのように呟くだけの貴音を、下半身への刺激が叩き起こした。
もう自分の意志では腰を引くこともできない貴音の足を律子がしっかりホールドし、陰部を組み合わせるように接触させる。

律子「だめだめ、って、ずっと言ってる、けど、ここ、こんなに腫れてるの、は、どう、説明つけるのかしらねっ!」

貴音の左足を肩にかつぐようにして大きく開かせながら、律子は手を伸ばし、すっかりむき出しになっている貴音のクリトリスをつつく。

貴音「ひぃぃぃ………っ!?あ、は…っ、っ、いやあああああーーーーっ!」

身体を走り抜ける感覚のあまりの強烈さに、貴音は目を大きく見開いて絶叫してしまう。

律子「大げさ、ねっ、さっきも触ったんだし、もう慣れたでしょ。それに、これから、もっと触られるの…よっ♥」

律子は足を持ち上げられてほぼ横倒しになった貴音の下半身と自分の下半身をかみ合わせ、腰を上下に揺すぶりつつ
空いている左手を言葉通り貴音のクリトリスにあてがい、まるで遠慮することなく指でいじくり始めた。

貴音「あ、がっ……ひゅっ、…… ――――――――っ、!?」

目の前で何度も小さな花火が炸裂し続けている錯覚に囚われた貴音は、すでに声すら出せなくなっていた。
律子が腰を揺すり、同時に左手の指が充血して剥けたクリトリスをしごきあげる動きだけで、またひとつ花火が散る。

それと同時に、あずさが耳の内外、ときには耳の穴にまで侵入させてくる舌先が立てるぬちょぬちょと湿った音、
あずさが胸を揉みしだき、律子が腰を振るごとに身体が、媚薬粘液がもみくちゃにされて鳴る水音、
そしてなによりも律子の性器と自身の性器がこすれ合うたびに上がってしまう、聞くに堪えない卑猥な響き、
それらが一体となって貴音の耳を犯し、全身をさらう快感の波がより激しいものに感じられてしまう。

あずさ「ん…ぷはっ、どう、貴音ちゃん、おっぱいもお○んこも、それにお耳も、全部きもちいいでしょう♥」

律子「強情、も、それくらいにしなさい♥ほらっ、ほらぁ、これ、媚薬粘液だけの音じゃ、ないわよ♥♥」

甘く語りかけてくる、快楽にとろけきっている声音が、事務所で聞いた覚えのある二人の声と重なる。

貴音(うあ………!無理、っ、もう無理ですっ気を、気をやってしまう、こんな、耐えられるわけありません、っ♥)

貴音の心が揺れたその一瞬を突いて、偶然か、示し合わせたのか、律子の指が貴音のクリトリスをぎゅっとつまみ、
それと合わせて腰を強く突きだして貴音の身体全体にまで響く衝撃を伝えた。
あずさもそのタイミングで貴音の両方の乳首を乳房ごと強く押しつぶしてこね回し、
貴音の右の耳をことさらに大きなじゅるっという音を立てて甘噛みし、届く範囲を一気に舌でねぶる。

貴音「あひぃぃ~~~~っ!?っ、いく、いくぅぅっ、ひああぁあぁあーーーーっっ!!」

律子「~~~~~~っっ♥♥♥」

乳首とクリトリスに加え、自身すらまったく知らなかった耳という弱点まで徹底的に嬲られ、
ついに貴音は快感を、絶頂を認める叫びを上げさせられてしまう。
同時に貝合わせにいそしんでいた律子も絶頂を迎え、貴音の足をかついだままびくびくと全身を震わせた。

あずさ「ふぅ……貴音ちゃん、とっても可愛かったし、エッチだったわよ~♥」

荒い息をつき、うつろな目のまま起き上がれない貴音を見下ろし、あずさがにっこりと笑う。
その笑みをたたえた口が捕食者のそれにしか見えず、貴音はおぼろげな意識の中でかすかに困惑する。

律子「…全身粘液まみれで、裸で寝転がってるのに、絵になるってすごいわね。そうだ、カメラの人ー」

あずさと違い自身もかなりの快感を得た律子はさすがにすぐには立ち上がれず、貴音のすぐそばで腰を下ろしていた。
それでも抜け目なく戦闘員を呼びつけ、つい今まで自分たちが凌辱していた貴音の写真を撮らせるのは忘れない。

あずさ「さてと…それじゃあ次は、わたしの番かしら~♥」

貴音(あずさの……ばん…?)

自分を見るあずさの笑みがますます深く暗くなるが、貴音にはその理由がすぐにはわからなかった。

律子「うわ、ほんとですか、あずささん……私、もうちょっと休んでていいです?」

あずさ「あらら…そうなんですか?じゃあ、わたし先に始めてます♥律子さんも、いつでも混じってくださいね」

律子「はいはい、了解です。あー、手くらい押さえるのはできますよ?」

あずさ「大丈夫ですよ、今の貴音ちゃんなら、わたし一人でもいけちゃいます♥……あ、イっちゃいます、かしら」

律子「なに言ってるんですか、まったくもう……」

律子とあずさが漫才よろしく気の抜けた会話をしているのも、貴音はぼんやりとただ聞き流していた。
それゆえに事態の把握が遅れ、あずさが自分の上にのしかかってくるのに気付いたときには手遅れだった。

貴音「………んん、っ…?……な、あ、あず、さ!?」

あずさ「うふふ……律子さんと貴音ちゃんだけイっちゃって、わたし、まだなの。よろしくね♥」

貴音「そん、な………まだ、わたくし、果てたばかり、で……い、いや、あずさ、許し、お許しを、いや、いやああああああああ!?」






響「…あずささん、おっとりして見えるのに案外肉食系っていうか、こう、すごいよね。やよい」

やよい「はい!きっと、『かんぶ』になったらすーっごく強いんじゃないかなーって!」

響「それはその通りだと思うぞ。ふふふ、楽しみだなー」

のんびりと会話している響とやよい。
その視線の先で、貴音の乳房に自分の乳房を重ねて押しつぶし、正常位に近い体勢であずさが貴音を組み敷いていた。
身長やスタイルが似通っている分、特に意識せずともあずさと貴音の下腹部はちょうどいい位置で触れる計算になり、
あずさは貴音の足をMの字に大きく開かせ、自身の外性器を夢中になって貴音のそれにこすりつける。

貴音「ああんっ、はっ、ひゃああんっ♥ 無理っ、もう無理です、また、また気をやってしまい、ますっ!?」

あずさ「いいのよ、貴音ちゃん、もっと気持ちよくなっちゃいなさいっ、ほら、それっ、それっ♥」

あずさの激しい動きに合わせてぬっちゅ、ぬっちゅと水音が鳴り、貴音の意識をまた塗りつぶしにかかる。
貴音は必死に粘液の立てる音だと自分に言い聞かせるが、そうでないことは自分の身体がいちばんよく知っていた。

貴音(こんなことを、っ、続けられては…狂ってしまいますっ、身体だけでなく、ほんとうに、狂わされっ)

ぶちゅり、と何度も聞かされた水音とともに、数秒だけ思考の海に漂っていた貴音の意識が一瞬で覚醒する。

貴音「あ、はぁん、あああんんん♥♥」

あずさ「さっきは右のお耳だったから、左もしてあげないと、ね♥んくっ、んちゅ、ちゅっ……」

顔を少し傾けさせられて、正面からまっすぐ耳に吸い付かれ、理性が一瞬でほとんど飛んでしまう。
深くのしかかってくるあずさの動きにつられ、乳首と乳首が触れあっている感覚まで電流のように貴音の身体を走り抜けた。
快楽の深さにかえって身じろぎすらできないでいる貴音の上で、あずさは貴音の耳を貪りつつ腰振りを再開する。

貴音「いゃぁぁぁぁ………みみっ、みみは、ひきょうれすぅ、こんな、こんにゃ、されてはあぁぁ♥♥♥」

もはや自分でも喋っていることの内容が覚束なくなってきている貴音の目に、
ある程度回復したのか、先ほどのあずさとよく似た笑みを浮かべて立つ律子の姿が目に入る。

貴音(ああ、あ、そんな……♥ま、また、ふたりがかりで、気をやらされてしまう、なんて………♥)

この悪夢がいったいいつまで続くのか、どれだけか続いた場合に終わりがあるのか、
そもそもこれは本当に「悪夢」なのか……、いまの貴音にはすべて、よくわからなくなっていた。

今回の更新はこれだけです。まじごめんなさい。

びっくりするほど短いんですが、今回はちょっとえろい気もする。
でもこれ結局凌辱に寄せてるだけだねって賢者のいまならわかる。


やっと安価が2つはけた。はずです。
次は10日火曜日夜に来れたら。そこでいなければ金曜か土曜まで飛びます、まじごめんなさい。

あずさ「ふぅ~っ……さすがにちょっと、くたびれちゃいましたねぇ、律子さん……」

律子「ちょっと、どころじゃ、ないですって…あーほら、貴音、また気失っちゃってません?これ」

床に手をついて座り込んだあずさの言葉に、呆れを隠せない声で律子が答える。
その律子に抱えられている貴音はがっくりと頭を垂れていて、表情はうかがえない。
二人は先ほどまでの役割を入れ替えて、律子が貴音の胸を、あずさがクリトリスや性器の責めに回っていた。

あずさ「そんなことないですよ~、いいですか?……それっ♥」

貴音「……あ、~~~~~っっ♥♥ ………は……ぁ、んんん♥♥!?」

律子の問いにあずさはにんまりと笑い、貴音の膣口にごく浅く、指の腹を沈み込ませた。
その瞬間、ぐったりと死んだように動かなかった貴音は律子に抱えられたままびくん!と全身を大きく跳ねさせ、
口からはかすれてほとんど聞こえない、呻きのような喘ぎのような声が細々と垂れ流される。

あずさ「ほらね?貴音ちゃん、入口のところもいいみたいです♥」

律子「なるほど、クリばっかりでそっちはノータッチでした。後で試してみなきゃ」

貴音「……ず、さ、りつ、こ、じょ……♥…も、やめ、… くら、さ……」

貴音が途切れ途切れに呟く言葉も、責め方談義に花を咲かせる二人の耳には届かない。

響「あーずささん、りーつこっ!ずいぶん貴音のこと、気に入ったみたいだね」

場違いなほど明るい声がして、その場に響が加わった。
息も絶え絶えの貴音を愛おしげな目で見つつ、心底嬉しそうな笑顔を浮かべている。

あずさ「ああ、響ちゃん。いつもはミステリアスな貴音ちゃんが泣いちゃいそうな声で喘ぐのが、すごくかわいくて、つい…♪」

律子「なんていうの、ギャップ萌えってやつ?嗜虐欲も刺激されるのよ、『銀色の王女』も所詮普通の女の子ね、みたいな」

二人を相手に適当な相槌を打ちながら、響は予想以上の手ごたえに大いに気をよくする。
そもそも、ブラックジャンボ総帥の響を相手にこれだけ警戒も抵抗もせずごく普通に話している時点で
あずさと律子の二人に関していえば、かなりのところまで洗脳の下地が整っていると判断できそうだった。

響(律子とあずささん、二人いっしょに捕まえられてよかったぞ!一人ずつだと、こう簡単にはいかなかった気がする)

律子とあずさの間にあるお互いに対する深い信頼と、それぞれ自分の持っていないものに対する憧憬の念、
それらが媚薬粘液を引き金にベクトルの向きを大きく狂わせた結果がこの現状なのだろう、と響は推測する。
春香や千早を慕う気持ちがそのまま執着へと転換した今のやよいと、おそらくは似たようなものだ。

ふと自分を見つめる視線を感じ、響はその出所を探った。律子…のように見えて、そうではなく、その少し手前。
汗と粘液で額にはりついている銀色の前髪、その下から自分を見据える存在を見つけ、響は笑みを深くした。



貴音(……………ひび…、き………)

あずさと律子に身体を嬲り抜かれ、何度も絶頂を迎えさせられても、貴音を支える最後の柱はぎりぎり折れてはいなかった。
人が変わってしまったやよいも、今はおかしくなってしまっているあずさも、律子も、そしてもちろん、響その人も、
なんとしても元に戻しまた共に過ごせるようにしたい、という、無謀な、野望とすらいえる望みが、今の貴音を支えている。
そして今、見知った笑顔で自身を見下ろす響の姿を目にしたことで、貴音の意識は少しずつではあるがはっきりし始めていた。

その身体がいきなり180度回転させられ、貴音の視界から響が消えた。さらに頭を下げさせられ、
腰だけを高く上げた状態で床に突っ伏すような姿勢をとらされ、腰とふともものあたりを律子の手が支えている感触が伝わってくる。

貴音(…!?)

律子「えーと……これでいい?」

響「ばっちり。ありがとね、律子」

こんな体勢にされた理由がわからず、といってすぐに動くこともできずただ困惑する貴音に、律子と響の声が聞こえてくる。
貴音を後ろから抱える律子に響が頼んでこの姿勢に変えさせたということのようだが、やはり真意がつかめない。

響「うんうん、やっぱり貴音っていったらお尻さー。こんなにおっきくて、むちむちしてて、やらしいなぁ」

響はからかうように言って、貴音の肉感的なヒップをわざと音を立ててぺちぺちと数回はたいた。
屈辱的な扱いに憤るよりも前に、媚薬粘液とあずさ達の責めのために身体じゅう疼いてしまっている貴音は
たったそれだけの刺激で全身を電流のように走る快感に身もだえしてしまう。

響「……貴音、まだ素直になれてないよね。さっき目見て、すぐわかったぞ、自分」

急に響の声のトーンが変わり、その調子にかつての友の面影がのぞいた気がして、貴音はとっさに身を起こそうとした。
それよりも一瞬早く、お尻になにか柔らかいものがそっと触れるのを感じ、そして数瞬ののちに貴音はその正体を悟る。

貴音「ひ……び、き………!?そんな、所、汚い……で、す……!」

切れ切れながらもその中に、激しい戸惑いと羞恥、そして驚きを確かに感じさせる貴音の言葉を聞き、
響はちゅっ、と軽く音を立ててくちびるを豊満な肉から離しつつ、微笑を浮かべた。

響「自分、貴音のお尻はすごくきれいだと思うよ。それに、そんなこと、すぐ気にならなくなるって」

貴音「なにを…言っている、のか、わかりかねます、ね……… わたくしは、貴女の思い通りになど、なり、ません……!」

響「いつまでそう言ってられるかなー。それにお尻、もうあつーくなってきてるんじゃないの?」

床に頭をつけた妙な姿勢のまま、貴音が精一杯の虚勢を張っていることも見透かして、響がにやりと笑う。
確かに、響にそっとくちづけられた跡からじくじくとした熱が猛烈な勢いで身体じゅうに燃え広がっていくのを感じ、
貴音はなにか言葉を口にするだけの力すら奪われ、せいぜい響を睨み返すことしかできない。

響「まあ、貴音がガンコなのは自分よく知ってるから、気長に待つよ。もうしばらくあずささん達にいじめてもらっててね♪」

ひっ、と息を呑む音を立てた貴音を尻目に、響は春香と千早のところへ向かうため踵を返した。
その背中に、年上の二人からまた淫靡な責めを再開されたらしい貴音の嬌声が響く。

響(よーし、これで三人とも、ばっちり魔女のキスマークつけおわり、っと。仕上げはもうちょっと待ってからだな!)

一気に三人も幹部が、そして「家族」が増える瞬間のことを思うとついほおが緩み、歩調も軽くなる。
無意識に、悪の組織の総帥にはおよそ似つかわしくないスキップをしながら、響は巨大スライムへ近づいていった。



やよい「あ、おかえりなさい、響さん♥えーと、貴音さん、まだがんばってるんですかー?」

響「そうみたい。貴音って、あれでけっこうワガママだからね」

やよい「うぅーん……でも、きっとすぐですっ!律子さんもあずささんも、むだにガマンするの、やめられたみたいですし♥」

ずっと飽きることなく拘束されたままの春香と千早を眺めていたやよいが、戻ってきた響に話しかける。

響「だといいなぁ、貴音もそのほうがきっと楽なんだけど…で、やよい、春香も千早も変わったことなかった?」

やよい「はい!わたし、ずーっと見てましたけど、ふたりとも全然いじょーなし、ですっ!」

響「ふふ、そうかー、よーしよし。ありがとね、やよい」

にこにこ笑って報告するやよいの頭をやさしくなでてやりつつ、響は吊るされた二人を改めて見やる。
春香も千早もスライムにまみれているのは同じだが、春香の方がより程度がひどいのは先ほどのままだった。
そして、春香のスカートが完全にまくれ上がり、その下のショーツの中からは
一見すると男性器そのものの肥大化したクリトリスが顔をのぞかせているのも、そのまま変わっていない。

やよい「…………ふわあ……春香さんのお○んちん、あんなにびくん、びくんってしてて…おいしそうれすっ…♥♥」

よだれをたらさんばかりの表情で、やよいがうっとりと呟いた。
昔のやよいからはおよそ想像もつかないその言動に思わず苦笑しつつ、響もその脈打つ肉棒に目を向ける。

響「来る前にも言ったと思うけど、きょうはまだ『おあずけ』だからね、やよい」

やよい「は……はいっ!?も、もちろんわかってますよっ、わたし、ちゃんとガマンします!」

響「ならよし、やよいは賢いなー。さて、じゃ、そろそろこっちも始めようか」

慌てて言いつくろうやよいの頭をもう一度わしゃわしゃと撫でまわしてから、響は軽く指を鳴らした。
その合図に応え、スライムの巨大な身体がゆっくりと動き、吊り下げられた春香と千早の高度が少しずつ下がってゆく。
すぐに二人の身体は床近くまで下ろされ、それぞれに腕を吊られたまま、足は膝立ちしている姿勢に変えられる。
もちろん手も足も拘束されたままだが、これだけ動かされても二人が意識を取り戻す気配がまったくないことが
春香と千早が共有してしまったスライム責めの快楽のすさまじさを雄弁に物語っていた。

響とやよいが無言のまま見ている前で、スライムはさらに動き続ける。
千早の拘束はそのままで、春香の身体だけがゆっくりと拘束を解かれ、スライム本体から離されていく。
転倒させたりしないように細心の注意を払いつつ、春香の身体はスライムに支えられながら少しずつ横たえられて行き、
やがて春香は全身がスライムから完全に抜け出した状態で、床に仰向けに寝転ばされた。

スライム本体から離れたとはいえ、春香の全身いたるところ、トレードマークのリボンからマジシャン衣装のブーツまで
どこもかしこも粘液がたっぷりとへばりついたままで、もちろんクリトリスも依然その存在を主張し続けている。

響「はーいオッケー、ちゃんと言われたとおりにできたな、スラ美!それじゃ、しばらくそのままステイ!」

春香を解き放ち、千早は捕らえたままのスライムにねぎらいの言葉をかけてやり、響は千早に歩み寄った。
そしていまだ意識を取り戻していないことを確認すると、ぺちぺちと何度かほほを叩き、目覚めるように促す。

響「千早、ちはやー!起ーきてー、ちーはやー」

顔になにかが何度も触れていて、それに名前を呼ばれているような気がする。
よく知っている、聞き覚えのある声だ。

「おーきてー、ちーはやー」

何をしていたのかは思い出せないけれど、どうやら眠ってしまっていたらしい。
呼ばれているからには起きなくては。重たいまぶたと身体に喝を入れ、目を開けることに成功した。

「あ、起きた起きた。おはよ千早、いい夢でも見てた?」

やはり、声の主はよく知った相手だった。小麦色の肌に海を思わせる青い瞳、ちらっとのぞく八重歯、
ころころ変わる可愛らしい表情、それにとても目立つ、つやつやと美しい黒髪を束ねたポニーテール。

千早「ん……あぁ、おはよう、がなはさ、……………ッッッ!?」

寝ぼけた頭であいさつをしようとして、脳の許容量ぎりぎりの情報がいっぺんに頭を駆け巡り、おかげで瞬間的に意識が覚醒した。
私の表情の変化でそのことを察したのだろう、にやにや笑いをさらに濃くして、目の前の「総帥」が口を開く。

響「寝起きすぐは無理でも、さすがに思い出すよね。で、どう、千早?うちのスラ美はすごいでしょ?」

千早「………」

返事をする気にもならないし、一方ですぐに返事を思いつかなかったのも事実で、私は黙っているしかない。
それを勝手に肯定とでも捉えたのか、「総帥」はひとりで気ままにしゃべり続ける。

響「声もすぐに出ないくらいすごかったってことでいいかな、ふっふっふ…なかなか起きなかったしね、二人とも」

愚にもつかないおしゃべりは適当に聞き流し、私は自分の置かれた状況を可能なかぎり確認する。
まず、目線の高さが変わっていた。気を失っている間に身体を下ろされたらしく、今ではひざが床に接しているのを感じる。
そのせいで目の前の「総帥」も、軽く腰を曲げて私の顔を上からのぞきこむような姿勢になっていた。

さすがに拘束を解いてくれるほど甘くはなかったようで、膝立ちになった足の膝から下はまだスライムに呑まれたままだし、
両腕も上げたままの状態で手首あたりから先が半透明のゲルに埋まりこんでいるのは変わっていない。
それに、全身のいろいろなところにぬらぬらとした粘液がまとわりついているのも、胸をはだけさせられているのも、……?

千早(……っ、春香だけ、拘束が解かれている…?なぜ?)

ふと目をやった先、床の上に春香が無造作に転がされていることに気づき、私の頭を疑問符が埋め尽くす。
呼吸に合わせて胸が上下しているのが見て取れるので、とりあえず無事ではあるようだけれど……でも、どうして?

…改めて確認するまでもなく、春香の全身は本当にひどい状態だった。
衣装をずり下げられて胸をはだけさせられているのは私と同じでも、その裸になった乳房はもちろんのこと
腕や足から始まり、衣装のあちこち、かわいらしいリボンを結んだ髪や、今は眠ったようにしか見えない整った顔……
春香のどこを見ても、忌まわしいスライムの吐き出した媚薬粘液にまみれていない部分の方が少ない。

それに、ついさっき受けた激しい凌辱のせいで…間違いなく春香は、私が封じていたあの夜の出来事、
イソギンチャクの触手に全身を汚され、媚薬のくさびを深く打ち込まれた記憶を呼び起こされてしまった。
そして当然、そのとき身体に植え付けられた、望まない変化についても…
春香の下腹部、おそらくは春香の鼓動と同期してひくひくと震えている、男性器…のようなものが、私をいっそう絶望させる。

しかし、その春香だけをスライムから解放し、ああして横たわらせている理由がやはり理解できない。
このまま春香だけ逃がしてあげるなどということはまずないだろうし……まさか、この上、まだ何か春香にするつもりなのか。
私の想像力がどんどんと最悪の方向へ向かっていくのを、「総帥」の言葉が押しとどめる。

響「さてと、自分、春香も起こしてあげようと思うんだけど、その前に確認するぞ。千早はそれで大丈夫?」

千早「………は?」

思わず気の抜けた声を出してしまい、会話の相手が誰なのかを思い出して気を引き締め直す。
それほどに、一体なにを確認されているのかすら、すぐにはわからなかった。
気を失っている春香の目を覚ますかどうかの確認をなぜ、私に取る必要があるのだろう?

響「ついでに教えといてあげると、その千早の拘束ね、今はけっこうゆるめにしてあるんだ」

「総帥」はそう言いながら、横たわる春香のほうにゆっくり歩いていく。
思いがけない情報に、私はすぐさま手足を動かして抜け出せないか試みるが、水中で動くのに似た感触は前と変わらない。
私がもがいているのを見てとった「総帥」はいたずらっぽく笑い、話を続ける。

響「いやいや、もちろん本人がどうこうはできないって。でも別の誰かがちょっと魔力こめて触れば、すぐ外れるレベルなの」

つまり、私自身では無理でも、春香に頼めばこれを外してもらえる、ということらしい。
そうなれば多少はこちらにも勝機がある。私たちはもう完全に身体をおかしくされているとはいえ、
二人がかりなら、律子やあずささん、四条さんを逃がす隙を作るくらいのことはきっと、できるはずだ。

響「で、もう一度聞くけど、千早。春香のこと起こしちゃってもいい?」

千早「…なぜ私にわざわざ聞くのかがわからないわ。それに仮に拒否したとして、貴女はしたいようにするのでしょう?」

あえて突き放したような物言いをする。これなら「じゃあやっぱりやーめた」などと言われることは、恐らくないはず。
ひとつ不安があるとすればユニゾンソウルの副作用、だけれど…これはもう、気力でなんとかするしかない。

響「うう、そんなツンツンしなくたっていいじゃないかぁ……ま、いいや。自分は確認したからね?」

わざとらしくすねるような口ぶりでそう言うと、「総帥」は春香のそばにひざをついてかがみこんだ。

響「春香、春香ー!ほらほら、起きて。千早が春香のこと待ってるんだってば」

ひどく場違いな明るい調子で、「総帥」が横になった春香の肩に手をかけ、ゆさゆさと揺する。
やがて、んん、とか、ふぁ、とかそんな調子の声が聞こえ、春香がゆっくりと上体を起こした。

響「ホントは春香にこそ、スラ美の感想聞きたいんだけど…それはあとでいいや。ほら、千早はあっちだぞ」

ゆっくりと、少し覚束ない足取りで、春香がふらふらとこちらへ歩いてくる。
やはり相当体力を消耗しているのだろう、息遣いはまだ荒く、目も遠くに焦点が合っているように見える。
こうして春香が意識を取り戻したことで、さっきから全身のあちこちで燻っていた熱が一気に再燃しつつあったが
ただ、気を失っていた間に少しは鎮静化したらしく、まだ耐えきれないほどではない。

千早(……っ。それ、を、しまう余裕もないのね、春香……私がついていながら、こんな目に遭わせて…ごめんなさい)

そしてやはり、スカートを押し上げて顔をのぞかせている男性器風のモノにどうしても目が行ってしまう。
それは相変わらずびくびくと脈打っており、むしろその震えが春香の全身のほうに伝わっているようにも見えた。

膝立ちになっている私の近くにまでようやくたどり着き、春香はそこで足を止めた。
さっきの「総帥」のときと同じく姿勢の問題で、膝立ちの私はまた上目遣いに春香を見上げることになる。

春香「千早、ちゃん、っ……ごめん、ごめんね…」

千早「私こそ…春香、ごめんなさい、貴女を守りきれなかった……」

うつむいて立つ春香の第一声は消え入りそうな謝罪で、それがかえって私の胸に深く突き刺さる。
謝らなければいけないのは私のほうだ。そもそも、あの夜、私が春香を守ってあげられなかったから…!

春香「わたしっ……ずっと忘れてたのに、思い出しちゃって………イソギンチャクさんたちに、わたし…触手で……」

千早「隠していて、ごめんなさい…でも信じて、春香のためだと、あのときはそれが最善策だと思ったの」

わかっていても、本人の口から聞かされるのはやはりショックだった。春香はすでに、すべてを思い出している。
体験していない私ですら記憶のフラッシュバックだけで気を失うまで身を焼かれたのだから、本人は、もっと……

春香「最初はがまんしなきゃって、思ってたの。でもいっぱいねばねば飲まされて、おっぱいも、クリも触手で、いじめられて……」

千早「わかってる、私もそれをずっと追体験したから…辛かったでしょう、春香、本当にごめんなさい……」

おそらくまだ記憶が混濁しているのだろう、春香は熱に浮かされたように自分のされたことを話し始めた。

春香「それで……クリトリス、お○んちんみたいにされちゃって……たくさんしごかれたのに、まだこんな、びくびく、って……」

春香はほとんど泣き出しそうになっていた。わざわざスカートのすそを持って少したくし上げ、
ずり下がり気味のショーツではもうほとんど隠せていない、すっかり肥大化したクリトリスをあらわにする。

春香「ごめん、ごめんなさい……っ、千早ちゃん、ごめん…」

千早「もう大丈夫、春香、私が必ずなんとかしてみせるわ……ところでひとつ、お願いがあるの。貴女にしか頼めない」

壊れたプレイヤーのようにひたすら謝罪を繰り返す春香。その言葉がもう聞いていられなくて、私は強引に春香をさえぎった。
今更、さっきの拘束をゆるめた云々の言葉が嘘である可能性にも思い至るが、まずは試してみてからでも遅くない。

千早「さっき聞かされたのだけど、私のこの拘束は、少しの魔力で外せるらしいの。だから…春香?」

私がすべて説明する前に、春香が動き始めた。まだふらつく足取りのままで私に近づき、
ちょうど真正面、すぐ近くにまでやってくると、その場にまっすぐ立って足を止める。

千早(……う、っ)

この位置取りだと、私の顔のまさに真正面に春香の…クリトリスが、堂々と屹立していて、つい目を背けたくなる。
いちおう、知識として知っているだけ、だけれど………この至近距離でも、まさに、私の知る男性器、そのものにしか見えない。
そこはできるだけ意識しないようにして、私は詳しい説明のため、目の前に立つ春香を見上げようとした。

それより前に、両方のこめかみになにかが触れる感覚があり、私は頭を固定された。
これでは上を向くことが、春香の顔を見ることができな

千早「え? はる……ん、っぶぅぅぅっ、むぐぉぉ、んんんんんーーっ!?」

なにが起きたか理解できなかった。

目の前にやわらかい壁と、しっとり濡れた毛みたいなものがいきなり現れていた。
声がはっきりと出せない。息ができない。そしてあごが閉じられない。
一瞬前まで何もなかったはずの口のなかが一杯になっている。
しょっぱいような、苦いような、よくわからない味と、生臭い妙なにおいが口と鼻を埋め尽くす。

春香「ごめん、ごめんねっ、ごめん千早ちゃんんっ、すぐ済む、から!ちょっとだけだから、ごめん、ごめんなさいぃっ」

私の頭の上の方で春香がまた、謝っている。
でもその声はさっきまでと全く違って、ひたすらに甘く震えている。

千早(これ、は…まさ、か………!?)

わたしの疑問に答えるように、もうこらえきれないといった調子で、春香が叫んだ。

春香「ごめん千早ちゃん、でも千早ちゃんのお口気持ちいいよぉっ!あああっ、お○んちんいいっ、わたしのお○んちんが千早ちゃんのお口いっぱいにしてるぅぅ♥」

千早「ふご、むぅぅーっ!?んぅぅっ、ぐ、うぅ、んむぅ!?」

千早(いやっ、いやぁぁぁっ!?春香っ、やめっ、やめてええ!?)

春香は両手でしっかりと私の頭をつかみ、前にも後ろにも動けないようにして、
そして私の口の中に、例の……男性器化した、クリトリス、を、突き込んできていた。
手と足はスライムに拘束されているままの私は、唯一自由になる頭の動きも声も奪われてしまい
必死に叫びを上げようとしても、口の中を埋め尽くす肉のかたまりにはばまれ、くぐもった音にしかならない。

春香「千早ちゃん、千早ちゃん、ごめんねっ…お○んちんでお口よごしちゃってごめんなさい、ごめんなさいっ♥」

いよいよ壊れたように、しかしうっとりした声で、繰り返し繰り返し春香は謝罪の言葉を叫び続ける。
その間も私の頭を挟みこむ手から、ぐいぐいと押し付けてくる腰から、力が抜ける気配はない。

千早「ふぐっ、んんん~っ、おごぉぉ……ん、っ、むぶっ」

いくらこの状況でも、口の中のそれに歯を立ててしまうことはできなかった。
だって相手は春香なのだし、そもそも、無理やり開かされているあごに力を込めることがすぐには難しい。
結局、まともに言葉にも音にもならないことをわかっていながら、お願い、やめて、と繰り返すことしかできない。

春香「あはぁぁっ♥いいよっ、上手だよ千早ちゃんっ、そう、そうやっていっぱい、ぺろぺろってしてぇぇ!」

そしてそれが思い切り裏目に出てしまった。声を出そうと私が舌を動かすその動き、
のどや口の筋肉が収縮する動きがかえって肥大したクリトリスを刺激してしまい、春香が歓びに声を上げる。
事態の悪化に気づき、私はとっさに声を上げるのをやめるが、その時点ですでに手遅れだった。

春香「あ、あ、だめ、もっとしてほしいのにきちゃうっ♥いい?出すね、いいよね千早ちゃん、千早ちゃんのお口に出していいよねっ」

千早(出す……、出す、って、そん、な!これは男性器ではない、はずなのに!?)

首を振って拒否の意思を示そうとしても、押さえつけてくる春香の手がそれを許してくれず、
そうしているうちに口の中で脈打っている熱い春香のものがぐぐっと膨らんだような気がした。

春香「出すよ千早ちゃん、おちん○ん液あげるからねっ!くるっ、きちゃうっ、あ、ああっ、きた、きたあああぁ♥」

びゅぶ、どぷぅ、っ、びゅーっ!

春香が切羽詰まった叫び声を上げて、その両手と腰からがくがくと痙攣する振動が伝わってくる。
それと同時に口の中の肉もびくっ、びくっと何度も大きく跳ね、私の口の中にやけどしそうな熱が広がった。

千早(い、いやぁぁぁぁっ!?あつ、い、臭い……舌に、歯にからんでしまう…!これっ、いったい何が出て、っ!?)

春香「出る、まだ出てるぅ、千早ちゃんのかわいいお口にわたしのお○んちんが液吐いちゃってる♥きもちいいっ、きもちぃよぉ♥」

とろけた春香の声と、脈打つ口の中の存在と、それが放ったねばつく液体に、私はすっかり混乱させられてまともに思考できない。
そしてその私に、さらに追い打ちがかけられる。

千早(……この、感触、まさか…)

春香「ん、んんっ……あ、はっ、これっ、えへへ………♥」

私が下腹部に猛烈な違和感を感じるのと、春香の声の調子がまた少しだけ変わったのはほぼ同じタイミングだった。

そこには当然、何もない。絶対に何も存在していない、はずなのに……私の足の間に、なにか、生えているような感覚がある。
しかもそれは単に存在を主張するだけでなく、やたらと狭くて熱い穴、その中につっこまれている感触を同時に訴えてくる。

つまり、これ、は………私の口に入っている春香のモノと、それから私自身の口と、そのそれぞれの……

千早(こんな感覚まで…春香と私は共有してしまう、というの……!?)

春香「千早ちゃんのお口に、お○んちん入れてるのにっ、わたしまでぺろぺろってしてる気分かも、…ヘンだけど、でもきもちいい…っ」

愕然とする私をよそに、春香は心ここにあらずといった様子でつぶやき続けている。
私の口は春香のクリトリスに占領されたままで、放たれた液体もまだ口の中にまるまる残っていて、ただただ気持ち悪い…

春香「ああ、ごめん、ごめんね千早ちゃん、わたしだけ先にイっちゃった…でもそれ、飲んでほしいな、ね、ねっ、いいでしょ、ね?」

ぬらぬらと漂う液体の感触も当然のように伝わっているらしく、春香はしつこく飲みこむことを迫ってきた。
必死に抗う私の口の中でふくれあがったクリトリスをかき回すように動かし、私を追いつめにかかる。

千早(こんな、やめて、春香ぁっ!?正気に戻って……っ、私の拘束を解いて…!)

どれだけ心の中で叫んだところで意識や思考はまったく共有されず、春香に私の気持ちが伝わることはない。
もちろん春香がいま何を思ってこんな行動をしているのかも、私にはまるで理解できなかった。
できることといえば、自分がくわえさせられているモノからの快感を自分でも感じとってしまう地獄に、ただ耐えることだけ。

春香「…あ、やだ、これ、止まんない…っ♥ごめんね千早ちゃんっ、もう一度、もう一度っお口使わせてもらうね、いい?いいよね?」

千早「ん、ん!?むごっ、お、ぐぼぉ、ふぐぅぅ、んぶぅぅっ!!」

早口で言い終わるが早いか、せいぜい左右にゆるゆる動くだけだった春香のモノがいきなり大きく前後にスライドし始めた。
こめかみをがっちり春香につかまれている私は、その出入りをすべて口で受け止めさせられてしまう。
春香のお腹を覆うやわらかい脂肪や濡れそぼった陰毛がときおり私の顔に触れるくらい、何度も腰を叩きつけられて
私は酸欠に近い状態に陥って、意識がゆっくりと薄れていくのを感じていた。

千早「………んん、ッ、んーーーっ!?おごぉぉぉっ!?ん、んぃぃぃぃぃっ!!」

まさにその瞬間に春香とはまったく違うところから強烈な快感を叩き込まれ、意思とは無関係に身体が跳ねてしまう。

いつの間にか背中側から伸びてきたスライムが、むき出しにされた私の胸にまんべんなく貼りついていた。
不定形のゲルがうぞうぞと蠢き、無数の指で乳房を押され、揉みほぐされている錯覚に陥る。

春香「やぁんっ、また、おっぱいっ♥でも腰っ、腰止めらんないっ、千早ちゃんごめん、ごめんね、あ、あんっ、いいっ!」

私の口にじゅぽじゅぽと音を立ててクリトリスを出し入れする春香にも、私の胸をもてあそぶスライムの感触が共有されている。
当然、春香が貪っている快感もそのまま私の下腹部にまで容赦なく激震を伝えてきて、また意識が飛びそうになってしまう。

春香「でも、っ、千早ちゃん、まだだよっ、もっとすごいのすぐ来ちゃうよっ!千早ちゃんも、もう知ってるでしょ…♥」

千早(もっと、すごいの、……そんな、知ら、ない、私…)

また朦朧としてきた頭ではなにも思いつかない。春香の言っていることが、本当にわからない。
口を春香に犯され、背後からはスライムに胸を弄られ、これ以上、もっとって、何が………

春香の記憶の、フラッシュバック。それが頭をよぎり、私もようやくその意味を理解する。

千早(………いや、それは、それだけはだめぇぇっ!!)

頭をまだ春香に固定されているせいで、私は上にも下にも視線を向けられない。
でも肌の感覚で、わかる。わかってしまう。さっき両方の胸にへばりついてきたスライムと
私の足を拘束しているスライム、それぞれがじゅぷじゅぷと少しずつ、どこかを目指して伸びているのを、感じる。

暴れようにも、手と足をスライムに拘束され、頭は春香に押さえられている今の私では
どこをどう動かすこともできず、おまけに声すら春香のモノで遮られ、なんの抵抗も許されない。

恐怖と焦りで震えるだけの私、その両方の乳首と、それから股間でひっそりと充血しているだろう、クリトリスと。
その三か所に、細く触手のように伸びたスライムが近づいている。見えないのに、それが感じ取れてしまう。

千早(許してっ、誰か、助けてぇ!そんな、いっぺんに、責められたらっ!耐えられないに決まって、る……!?)

私はそんな快感を知らない。知っているわけがない。
敏感すぎる場所を三か所、それも同時に舐められてしゃぶられてしごかれるなんて、一度だってされたことない。

でも私はその快楽を、身をもって知らされている。
春香の身体を通して、全身が媚薬粘液製のスライムにぐちゅぐちゅといやらしい音を立てて責め抜かれ、
そして春香の記憶を通して、イソギンチャクたちの触手にからめとられ、汚し尽くされたことがある。
口を犯され、胸を弄られ、クリトリスを嬲られ続けて何度も、何度も絶頂を迎えてしまったことがある。

春香の感覚を共有してしまっただけで、春香と一緒に気を失ってしまったというのに、
それを直接自分の体で味わわされるなんて、無理、絶対に無理っ、そんなの――

ちゅぷっ

そんな音がして、計ったようにぴったり同時に、私の乳首とクリトリスにスライムが吸い付いた。

千早(ひ…………んん、んっ!?んあぁぁああああ~~~~っっ♥♥)

春香「きゃひぃぃぃぃぃぃっ♥♥これ好きぃっ、あ、あイくっ!千早ちゃんのお口でお○んちんイくぅぅぅっ!!」

声にならない声で私は絶叫し、そして春香が高く叫び、私の口の中でまたどろどろした液体を放った。
さっきまでの抵抗感もなにもかも忘れ、私はそのねばつく液をのどへと順繰りに送り込む。
食道を熱いなにかがすべり落ちていく感触と一緒に、私は自分でも焼けるような熱を持った何かを
思い切り下腹部から発射して解き放った、そんな感覚を確かに感じてしまう。

春香「イ、イク、まだイくっ、わたし、千早ちゃんのお口レイプしちゃってるっ♥ごめん、ごめん千早ちゃん♥」

ひたすら謝りながらも春香は腰をずっと震えさせ、私の口の感触を堪能しているようだった。
その間にも胸とクリトリスのスライムは動き続けて快感を送り込むのを止めず、私が気を失うことすら許してくれない。

もう、膝で体重を支えていることすらできなかった。
スライムに腕を吊られているから膝立ちの姿勢を保てているだけで、これを離されたら即座に倒れてしまうだろう。

春香「はーっ、はーっ♥お口、すごく気持ちよかったよ千早ちゃんっ、ごめんね、すぐお○んちん抜いてあげるね」

千早「う、ぁ………げほっ、げっ、お、ぅぇっ!げほ、けふ、っ……」

口の中をいっぱいにしていたモノが抜け出てゆき、そして私の頭を固定していた春香の両手がようやく離れた。
自分の頭というものはこんなに重たかったのか、と意識の片隅で驚きつつ、私はがくんと首を垂れて咳き込む。

千早「ひっ、いやぁぁ、ぁ……うごか、ないで、今は無理ぃ、っ…!」

春香が離れてもスライムの動きは止まることなく体をしつこく嬲ってきて、私は情けない声を上げてしまう。
そしてもちろん、その言葉は存在しなかったかのように無視される。

千早(……………?)

視線を下げていたせいで、私には春香の足しか見えていなかった。その足がいつまでたっても同じ場所から動かない。
どうして春香は私の前で立ったままなのだろう、と不思議に思い、顔を上げた。

目の前には先ほどと同じ……どころか、一回り大きくなったようにすら見える、春香の肥大化クリトリスがそびえていた。
どくどくとその中を血が流れている感じが、私のおなかにも伝わってくる。でも、さっきので、終わり、なんでしょう…?

春香「あの……ね、千早ちゃん、その、ごめんね?本当にごめん…」

どうして春香がまた謝っているのかが、わからない。さっきも謝ってくれたんだから、もういいのに。

春香「ほら見て、まだぜんぜんおちん○ん、おさまらないんだ……だからごめんね、ごめん千早ちゃん」

春香が、なにを言っているのかがわからない。わかりたく、ない。

そこだけが春香と別の生き物みたいに見えるそれが、びくびくと震えている。
先端の部分からは、もう待ちきれない、と言わんばかりに、半透明の液体がにじんでいる。

ごめん、ごめんと呪文のようにつぶやき続ける春香が両手を伸ばし、私の頭をがっしりと左右から挟み込んだ。

千早「い………いや、もう……」

春香「あ、あと、あと10回だけ……ううん、5回、じゃ足りない、7…とりあえず8…や、やっぱり10回っ♥10回でいいから、ね、千早ちゃん」

千早「そ、そんな………嫌、春香、もう嫌なの…私本当に無理っ、や、やだ、やめて許して、い、やあむぶぅぅぅ!!」

春香は今度は腰を固定したまま、ぐいと両手に力を込め、私の頭を自分のほうへ引き寄せた。
一気にのどの奥まで春香の勃起クリトリスに侵入され、同時に、自分が春香の口を犯している錯覚にまで襲われる。

春香「ふぁ、ぁあああ~~っ♥♥いいよぉっ、やっぱり千早ちゃんのお口最高に気持ちいいよぅ♥」

千早(ま…た………こんなの、もう嫌っ……!?)

春香「ごめんね千早ちゃん、でも、でもやめられないの、ごめんなさい、ごめんっ♥じゃ、じゃあ動かすね、力抜いててね?」

そう言うと春香の手にいっそう力がこもり、私の頭をボールか何かのような気軽さで前後させ始めた。
その往復の動きごとに私の口の中を、春香のクリトリスがずるずると滑りながら出入りする。

春香の動きをどうやって感知したのか、スライムも今まで以上に激しく蠢きだした。
私が思考すら放棄しそうになるたびに絶妙なタイミングで乳首やクリトリスを刺激してくるだけでなく、
今まで手をだしてきていなかった腋の下や二の腕、太もも、それに拘束されている手や足の指……
あらゆる場所をぐちゅぐちゅと這い回り、柔らかく、ときに激しく弄んでくる。

春香「ん、んんっ♥スライムさんがぐにゅぐにゅってしてくるのも、いいっ……千早ちゃんも、わかるでしょ♥」

私の感覚は春香にも余すところなく伝わっていて、春香の声がよけい鼻にかかった甘いものに変わっていた。

春香「きつい?苦しい、千早ちゃん?ごめんねっ、でももうすぐ千早ちゃんも気持ちよくてばかになっちゃうからだいじょうぶ♥」

春香「わたしも、そうだったからっ♥イソギンチャクさんたちにめちゃくちゃにされたの、千早ちゃんもう見て、知ってるもんねっ」

今では春香はまるでなにかに取りつかれたようにしゃべり続けていて、
返事も聞かず、私の頭を、口を、道具みたいに扱って自分のクリトリスを一心にしごき続ける。

そうしているうち、急に寒気を感じたときみたいに、春香の身体がぶるっと震えた。

春香「あ……あ、あ、きたよ、きたきたっ♥♥まず1回、目ぇっ、出しちゃうね、ごめん、わたしまた千早ちゃんのお口に出しちゃう♥」

春香に抵抗する気力はもう、私の中にはほとんど残っていなかった。
興奮しているらしくどんどん早口に、熱っぽい声になっていく春香の言葉が遠くに聞こえて、
乱暴に揺すられ続けている頭も、口のなかでじゅぽじゅぽ鳴りつづける水音も、どこか人ごとのように感じる。

春香「イくっ、イく♥お口いい、気持ちいいっ、千早ちゃんのお口汚しちゃだめなのにお○んちんイっちゃうっ♥♥」

春香がまた大きな声で叫んで絶頂を迎えたことを知らせ、私の口の中に、とても熱くてひどいにおいの液体が溢れる。

これはきっと、私への罰なのだろうと、ぼんやりと思った。
春香を救ってあげられなかった私が、春香が受けたのと同じ凌辱を春香から受けるのも、きっと当然なのだろう。
息が苦しくなって口の中を満たす液体を飲み込んだとき、なぜか少しだけ、甘い、と感じた。



春香「わたしもいっぱいお○んちん触手ぺろぺろってしたんだよ、そしたら気持ちよくなったから、ね、ほら、千早ちゃんも、ね♥」

春香「く、ぅぅ、っ、んんん~~~~っっ♥♥♥ どう、千早ちゃんおいしい?おいしいでしょ?お○んちん好きになっちゃうよね?」

春香「まだあと約束は5回ぶんあるよ、ちょっとキツいけどがんばるねっ♥♥千早ちゃん、舌っ、舌出して、ほらほらっ早くぅぅ♥」

春香がなにか言っている。意味は、よくわからない。
あと5回、と春香が言ったから、これがあと5回続くのだろう。多分。
そこまで考えたところで、私の頭はまた前後に大きく往復運動をさせられ始めた。

いささか中途半端で申し訳ないですがいったんここまでです。

もうちょい先、はるるんがちーちゃんレ○プしちゃうあたりまで書きつつあったのですけど
投下直前でなんか違う気がしてきたのでリテイクします。

あと>>544の安価の方あてに、今更ながらなのですが。
追加希望はほんと申し訳ないですが今回は見送らせてもらいます、ごめんなさい、というのがひとつ。
それと、春香→千早プレイと千早→春香プレイが少し時間差になっちゃうので予めご了承ください。そっちもごめんなさい。

次は14日土曜夜までに。ちょっと未確定です。
安価もらってから3週間エロしか書いてない遅筆ですみませぬ。


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(移動後は自動的に移転先へジャンプします)

SS速報R
http://ex14.vip2ch.com/news4ssr/

詳しいワケは下記のスレッドを参照してください。。

■【重要】エロいSSは新天地に移転します
■【重要】エロいSSは新天地に移転します - SSまとめ速報
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■ SS速報R 移転作業所
■ SS速報R 移転作業所 - SSまとめ速報
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移動に不服などがある場合、>>1がトリップ記載の上、上記スレまでレスをください。
移転完了まで、スレは引き続き進行して問題ないです。

よろしくおねがいします。。

※ご注意

いつも以上にハートマーク過多です。苦手な方はご注意ください。

そしてレス数あまり多くない、ていうか少ない。はる×ちは部分です。

響「だから自分、本当に春香起こして大丈夫なのか、って確認したのになぁ。千早ったら、話聞かないから」

腕を吊られた膝立ちのままほとんど無反応になって、春香の勃起クリトリスを舐めしゃぶらされ続ける千早と、
千早の様子にもほとんど注意を払わないまま、あたたかくて狭いその口の感触を狂ったように貪り続ける春香。
拘束されたままの千早はもとより、その身体を伝ってスライムはふたたび春香の身体をも直接嬲り始めていて、
今まで以上に媚薬粘液まみれになった二人の身体が妖しく光って見える。

響「春香はもともと中毒になってたとはいえ、スラ美、これだけマジシャンにも効くなら十分使い物になるな!」

やよい「ああっ…いいな、いいなぁ春香さん、千早さんのおくち気持ちよさそう……♥♥」

満足げな響の隣で、千早の口を夢中になって犯している春香に負けないくらいうっとりした顔のやよいがつぶやいた。
姿勢はすでに前かがみになっていて、漆黒のスカートの下に手を忍び込ませ、自分の肥大化したクリトリスをいじっている。

響「こらこら、はしたないぞ、やよい。きょうはあっちが主役なんだから、ちゃんとガマンするって約束したでしょ」

反応があまりにも素直でストレートすぎる幹部第一号に苦笑しつつ、響は言った。

響「それにここまではぜんぶ下準備みたいなものさー。これからがメインだもん、見逃したら損しちゃうよ?」




10回目の吐精を終えて、ようやく春香は千早の口を解放した。

千早「……ひゅーっ、はーーっ、ひっ、はーっ…♥」

春香「あは、っ、10回っ、10回出しちゃったぁ、ごめんねっ…♥でも千早ちゃんのお口すっごくよかったよ、最高だったよぉ♥♥」

春香の疑似ペニスをくわえこまされ、その間口を開け続けていた千早はあごがうまく動かず、
だらん、と口を大きく開けたまま、切れ切れながらも深く息をつく。

千早(…今度こそ、今度こそ、終わり……!)

そして自身も10回にわたり射精したのと等しい快感を受け続けていた千早は完全に消耗しきっていた。
耐えきれたのはひとえに、春香の口にした10回という区切りがあったからに他ならない。

意識が朦朧としながらも解放されたことに安堵する千早は、その肩になにかが触れるのを感じた。
感触はそのまま押す力に変わり、ゆっくりと身体が後ろへ倒れ込む。
その動きに合わせてスライムも変形し、拘束は解かないままで横倒しになる千早の身体を受け止めに回り、
すぐに千早の背中全体がぶよぶよとした粘液の塊に着地して、ぐちょり、と湿った音を立てた。

先ほどまで膝立ちして腕を吊られていたのが、両腕を頭の上に伸ばしたままで横たわった姿勢に変わっていた。
スライム製のベッドに寝かされた状態で千早はぼんやりと視線を宙にさまよわせる。

千早(………? なぜ、私、横になって…)

と、千早の視界の下のほうから、ぬっと春香の顔が割り込んだ。
その顔は紅潮しきっていて、とろんとした目は目じりがすっかり下がっており、
視線こそ千早の顔に向いてはいるものの、実際に春香がどこを見ているのかは定かでない。
見られている千早のほうも春香に強いられた口辱のせいで思考が散漫になってしまっていて、
どう見ても異常な春香の状態にも、春香に押し倒された自分の状況についても注意が向けられない。

春香「千早ちゃん、千早ちゃんっ…♥10回もおくちでしてもらったらがまんできる、と思ったけど、ごめん……やっぱり、無理、っ♥」

はっ、はっ、と小刻みに荒く息をつきながら、春香はうわごとのように言う。

春香「ごめんね…でも千早ちゃんもきっと気持ちいいから、ね?いっしょによくなろ、すぐだから、ねっ♥」

千早に聞かせる気があるかどうかもわからない程度の声で呟きつつ、春香は千早の足の間に身体を割り込ませた。
そして両手を千早のスカートの中にそっと忍び込ませ、ショーツのウエストに指をひっかけて力を込める。

春香「脱がせちゃうよ千早ちゃん、邪魔になっちゃうから…いい?いいよね♥ふふふ、えいっ」

千早「………あ、んん、っ…!」

その刺激と布地のひっかかる摩擦に千早は小さく声を上げ、無意識に軽く腰を浮かせてしまう。
戦闘員やスライムではおいそれと触ることもできない、大事な部分を隠すはずの下着であっても
同じマジシャン同士ではなんの障害にもならず、すぐに春香は首尾よく千早のショーツを両足から引き抜いた。
そのクロッチ部分がぐっしょりと濡れていることに、脱がされた当の千早だけでなく脱がせた春香の方も気づきもしない。

千早(あ、れ……今、私…)

いくら春香が相手でも本来ならもっと激しく抵抗したはずの千早だが、頭も全身もふわふわとした浮遊感から
一向に降りてこられず、その隙に春香は千早の左右のひざにそれぞれ手をかけてゆっくりと足を開かせる。
足を拘束しているスライムもおとなしくその動きに従い、千早はすぐに大きく開脚させられた状態で身体を固定された。
短いスカートの裾がずり上がり、すでにショーツも脱がされているせいで、女性器が丸見えになってしまっている。

春香「あ…わああ、これが千早ちゃんのお○んこ……♥もうとろとろになっちゃってるよ千早ちゃんっ♥」

千早「ひぁ、んっ!?♥」

息遣いをますます荒くして春香は千早の性器を覗き込み、そっと両手の指で入口をなぞった。
くちゅ、じゅぷ、と湿り切った水音が小さくも確かに響き、千早はぼおっとしたままで腰をびくびくと跳ねさせる。

春香「だめ、もうムリおさえらんないっ♥ちは、千早ちゃんっ、千早ちゃんん♥♥」

千早の太ももあたりに両手をかけた春香は体重をかけてのしかかり、勃起しきったクリトリスをショーツから完全に露出させると
すっかり竿状になったそれを何度も何度も、千早の膣口をなぞる形でこすりつけた。
もともと春香の疑似ペニスを嬲っていたスライムの粘液と千早があふれさせる愛液がその表面で混ざり合い、
ぐちゅぐちゅと音を立てるだけでなく細かい泡状になってまとわりつき、その熱がいっそう二人の理性を溶かしていく。

千早(はるか…、なにを、して……?)

千早はこの期に及んでもまだ意識がはっきりしないまま、自分の上にのしかかり、一心不乱に動き続けるあまり
だらしなくよだれをこぼしていることにも気づかない春香の顔をただ眺めていた。
同時に、下腹部のあたりでなにかをこすりつけられ、それでいてなにかをこすりつけているのに似た感覚を覚え、
その正体も、それが伝えてくる頭がしびれるような心地がなんなのかもわからず、ただ困惑する。

春香「あ、はっ、千早ちゃん……♥入れちゃっていいよね?こんなのがまんできっこないもん♥ね、千早ちゃんだってそうでしょ?」

ついに春香は疑似ペニスをこすりつける動きを止め、先端部の狙いを千早の膣口に定めてぴたりと密着させる。
ちゅぷ、と唇どうしがキスするときと同じ音が聞こえ、その音だけで春香は腰が砕けてしまいそうになるのを必死にこらえた。

千早「だ、め…よ………、春香、だめ………やめて…」

春香の赤らめた頬を見つつ、自分も同じくらい顔を紅潮させ、千早は切れ切れの息の下から拒否する言葉を絞り出した。

しかしその実、それは春香の行為自体に対する嫌悪や否定の意思を示したものでは決してなく、
むしろ、春香の行為の結果、自分がどうなってしまうかわからないことに対する無意識の恐怖や拒絶のあらわれにすぎない。

春香「ちはや、ちゃん……」

瞬時にそこまで読み取ることこそできなかったが、親友の口からこぼれた拒絶を確かに耳にし、春香は腰を引いた。
くちゅっと音を立て、密着していた粘膜同士が離れ、千早は安堵感とそれからほんの少しだけ、正体のわからない寂しさに似た感覚を覚え、

千早「かは、――――――っっっ♥♥♥♥!?」

春香「ふぁあああぁああぁああんんんんんっっっ♥♥♥♥♥!!!」

そして春香が思い切り腰を沈め、すっかりほぐれきっていた千早の膣は春香のペニス化したクリトリスを一気に飲み込んだ。

挿入する快楽と挿入される快感を全く同時に、お互いの触れ合っている粘膜を通じて思いきり共有させられ、
千早も春香も、正常位の体勢のままで目を見開き、ただ大声をあげてその感覚の激烈さを主張し合うことしかできない。

春香「しゅ、しゅご、いぃぃっ!?♥♥にゃにこぇぇっ、とけるぅ、おちん○ん溶けちゃうぅぅ♥♥♥」

千早「ん、んぁあああぁあーーーーっっ♥♥♥!?だめっ、お腹、おなか焼けちゃ、う!?春香、これ抜いてぇぇ♥♥」

春香「ふぁ、う、うん千早ちゃ、んん♥んんんっ!?♥♥」

千早「はぁぁん、んひぃぃぃぃぃっっ♥♥♥」

千早の膣の熱で本当に疑似ペニスが溶ける錯覚に襲われた春香は、言われたとおりにそれを引き抜こうと腰を引いた。
そのわずか10cmにも満たないストロークがまたしても二人に未知の快感をもたらし、その結果春香は今度こそ腰砕けになり、

春香「ひ、あ、ゃああああんんんっ♥♥♥!」

千早「くはぁあああああっ♥♥♥」

そして脱力してくずおれる拍子に体重をかけて下腹部同士を思い切りぶつけあう格好になり、
抜けきれていなかった春香のペニスが深々と千早の膣を奥底までえぐり、ふたりの情けない喘ぎ声がぴったりと重なる。

春香「あはぁああっ、いまの、いまのいいっ♥もういっかいぃ、もういっかいしよ千早ちゃん♥♥」

千早「え、…そ、そんな、やめて、はる、きゃぁああぁああん!?♥♥♥♥」

自分の偶発的な動きでヒントを得た春香は今度は意図的に、腰をがくがくさせながらもぎりぎりまで引くと
一気に脱力させて重力のなすがままにさせ、まったく躊躇なく千早の中に自分のペニスを再突入させる。

春香「お、おほぉぉぉぉっ♥♥ずちゅんってなるのきもちいいっ♥♥これが、セックスなんだねっ、千早ちゃん♥♥」

千早「ひぃーっ、はぁ…っ、はぁ♥♥♥やめっ、て、はるか、こんな、しんじゃうう♥♥♥」

春香「わたしいま千早ちゃんとセックスしてるんだぁっ♥♥♥お○んちんきもちいいっ、もっと、もっとっ♥♥」

息も絶え絶えの千早が抗議するのにも耳を貸さず、春香は震えが止まらないながらなんとか両腕で上体を支え、
へこへこ、とでも形容するしかない情けない姿勢で腰を振り、千早に打ち付け始めた。
しかしテクニックも情緒もなにもないその動きだけで、すっかり下ごしらえされていた春香と千早の身体は
お互いの生み出す快楽でがんじがらめに捕えられ、泥沼から抜け出せなくなってしまう。

春香「いい、いいっ、あ、あ、出ちゃいそ、っ♥♥千早ちゃんもわかる?わかるよねっ♥♥?お○んちん来てるのわかるよねっ?」

千早「や、やだ、いやっ♥♥だめ、やめてやだ、やだぁっ!春香、やめて、それは許してぇぇ♥♥」

ほんの何回か腰を動かしただけで春香の表情が、声が切羽詰まったものに変わり、自分でもその感覚を共有している千早が恐怖に青ざめる。
だがその言葉とは裏腹に千早の膣はきゅうきゅうとうねって春香の疑似ペニスを締め付け、まもなく来る瞬間を心待ちにしているかのようだった。

春香「ごめんね、ごめん♥千早ちゃん、無理っ♥♥もう千早ちゃんのお○んこに出さなきゃムリ、千早ちゃん、千早ちゃんっ♥♥」

春香が無様に腰をかくつかせる動きがいよいよ速度を上げ、二人の上げ続ける叫び声がどんどんと切迫してゆく。

千早「いやぁあ、あああぁあっ♥♥!? だめぇっ♥おねがい春香やめてぇぇぇぇっ、だめぇぇぇ♥♥♥」

春香「千早ちゃん、千早ちゃあぁぁんっ♥♥あぁしゅごいい、腰止まんないよぉ♥♥出すよっ、出ちゃう、きたっ、出、ふあぁああ♥♥♥」

春香が背を大きくのけぞらせて叫び、腰をひときわ強く叩きつけ、尻肉をびくびくと震わせた。
無理やりに生えさせられた疑似ペニスから本物そっくりの精液がたっぷりと吐き出され、千早の膣内に一気に流れ込む。

「「あ、あひぃぃぃぃいいぃぃっ♥♥♥♥イくっ♥♥♥♥イクぅぅぅぅぅぅぅっっ♥♥♥♥♥」」

ペニスで処女膣をこじ開け、その中を隅々まで好き放題に蹂躙し、根元まで嵌めこんで精を吐き出す雄の快楽と、
組み伏せられて肉棒に侵入され、荒々しく膣内を犯し抜かれ、征服の証である精液を注ぎ込まれる牝の快感。
同期した状態でその両方を強制的に味わわされてしまった春香と千早になすすべはなく、
赤と青、二人のシャインマジシャンは、汗と涙と愛液と媚薬粘液にまみれ、ひたすら嬌声をユニゾンさせた。

叫びの残響も消えないうちに二人は揃ってほぼ失神状態になり、春香は脱力した身体をぐったりと千早に預けかけた。
しかし、強烈な快楽を貪り続けたい気持ちの方が打ち勝ったのか、ふらふらしながらも上体を起こすと
ぴくぴくと小さく震えるだけで目すらろくに開けられないでいる千早を見下ろす。
無力な獲物を見つけた捕食者の笑みを浮かべ、春香の紅い舌がぺろりと唇をなめた。

千早「ん、ん、っっ♥♥!?や、まって、あ、ぁぁんっ、ひぁぁん♥♥♥」

意識が半分飛びかけていたところを乱暴に引き戻され、千早はかすれた声で叫んだ。
拘束されたままの千早を組み敷いた春香はペニスを引き抜くこともせず腰を深々と沈めたまま尻を揺すり、
そのたびに下になった千早はもがくように身をくねらせる。

春香「ま、まだ、残ってるの、出ちゃいそ、う♥♥これっ、ぐちゅぐちゅってするときもちいいのっ、どう?千早ちゃんはどうっ?♥♥」

千早「あ、………ぁ、っ♥♥はる、……か、やめ、、あああぁぁ、ひぃぃ……っ♥♥♥」

ようやく戻った意識をまた即座に飛ばされてしまいそうになり、千早は焦点の合わない目で必死に春香に許しを請うが、
言葉が思ったように口から出てこず、涙だけをあとからあふれさせる。
その涙ですら、親友の春香に犯される悲しさからくるのか、望まぬ絶頂を強いられている悔しさから来ているのか、
それとも知らずに堪能してしまっている快楽の激しさゆえのものなのか、千早自身にもまったく理解できない。

春香「どう、したの? …千早、ちゃん、泣いてる、の………?」

それでも千早の上にのしかかる春香は、親友の頬をつたうしずくに気づき、今更のように動きを止めた。
弱弱しく震えさせつつも右手をすっと持ち上げると、千早の涙のあとをたどるようにその手をそっと頬に添える。

千早(このまま、こんなことを、続けていたら………私、も、春香も、だめになってしま、う…♥)

今ここで自分たちが快楽に負けてしまえば、それこそ律子たち三人を救う見込みがなくなってしまう。
言葉尻が身体じゅうを支配している甘い痺れのせいで震えてしまっていたが、千早はなけなしの理性を総動員して春香に訴えた。

千早「…も、もう、無理、ぃ………♥お願い春香…、少しの間でも、いい、動かないで、っ♥♥」

春香「千早、ちゃん」

自分を静かに見下ろす春香の目に、確かに力が戻った気がした。
千早はなんとか説得すべく、気力を振り絞って言葉を紡ぐ。

千早「ながされては、駄目…私たち、シャインマジし、あはぁぁぁああっっ!?♥♥♥♥」

その途中で春香がまた腰を沈めてきて、千早の言葉は悲鳴じみた喘ぎ声に無理やり変換された。
露わにされた千早の胸に自身の胸を押し付け、こすりつけながら、春香はふたたび一心に腰を振り始める。

春香「ごめんねっ、千早ちゃん♥♥こんなんじゃ気持ちよくなれないよねっ、ごめんね、わたし、はじめてだからぁ♥♥♥」

千早「ち、が、ちがうぅっ♥♥はるか、っ、だめぇぇ、はるかぁぁ♥♥♥」

春香「千早ちゃんも初めてだもんね、ごめんね、ごめん♥♥わたしいっぱい、うごくからぁ、はやくきもちよくなってねっ♥♥♥」

すっかり快楽で脳を塗りつぶされている春香は千早にも同じ快楽を味わってほしいということしか考えられず
勢いにあかせて腰を千早の下腹部に打ち付け、そんな単純な動きにすら千早はあっという間に追いつめられてしまう。

千早「や、いやっ♥♥♥や、め、ひゃあああんっ♥♥♥いやぁああああーーーっ♥♥♥…んん、ん!?」

春香「んむっ、んちゅっ♥♥ふむ、んうっ……♥♥」

目を閉じ、悲鳴とも嬌声ともつかない叫びを上げていた口にやわらかいもので蓋をされ、千早は驚きに目を見開いた。
春香が唇に唇を重ね、それどころか舌まで差し入れてきて自身の舌とからませ合い、くちゅくちゅと音を立てて唾液がお互いの口を行き来する。

千早(そん、な、春香と……せ、セックス、しているうえに、キス、までっ………♥♥)

口の中隅々まで春香の舌が探る様にもぐり込んできて、膣には春香のペニス化したクリトリスが何度も何度も出入りする。
順序もなにもかもめちゃくちゃな事態と、そして全身を間断なく襲う快感の度重なる波に、千早はもはや思考を放棄しかけていた。

そのとき自分の背を支えているスライムが蠢いた気配がして、千早はキス責めを受けつつ目線だけを左右にさまよわせた。

春香と千早のたどたどしくも激しい交尾に反応したのか、スライムの体のあちこちから粘液触手が鎌首をもたげていた。
ふらふらと揺れつつも、春香に、自分に、ゆっくりと近づいてきている。腰を振ることに夢中になっている春香は、まだ気づいていない。

千早(あ、ああ、あ……♥♥♥春香だけじゃなくて…また、スライムにまで……っ♥♥♥)

千早が声をあげることも春香に警告することもできないでいるうち、スライムは軟体を春香と千早の交接に滑り込ませてきた。
擦れ合う乳房の間を潤滑油のごとく埋め、首すじや耳に細長くのばした体で軽くくすぐるように刺激を加え、
さらには二人の全身を改めてくまなく媚薬粘液漬けにしようとするかのように、
春香の背中側へ大量に滴り落ちて這い回り、その肢体を伝って千早の身体へも侵食の範囲を広げていく。

ようやく乱入者に気付いた春香が、気にせずに千早を犯し続けるか、一時的にでも対処するか決めかねているうちに
スライムは新たな行動に出た。千早にのしかかっている春香の両手足がスライムの体に沈み込み、あっと言う間にふたたび拘束されてしまう。

春香(………あ、れっ?手と足、動かせない……まぁ、腰は振れるから、いいや♥♥)

千早(く、っ、こんな姿勢……!それ、に、また………媚薬を、こんなに増やされ、てっ♥♥♥)

いまや千早と春香は正常位で向き合ったまま両手足をスライムに固められ、春香が腰を振る以外の動きをほとんど封じられていた。
そのことに気づき千早は一層焦りを深め、そのことに気づいてもなお春香は千早の口を貪り、膣の感触を愉しみ続ける。

じゅぷん、じゅぷっ、と二度ほぼ同時に音がして、春香は思わず顔をはねあげて千早の舌と口を解放し、
解放された千早は息を吸い込むよりも早く叫びを上げ、ほんの数瞬遅れて春香がすぐそれに続いた。

千早「はああぁああんん♥♥♥んぁああぁああああっっ♥♥」

春香「おひぃぃぃいいいいいい♥♥♥!?ふにゃぁあああぁああんっ♥♥♥♥」

スライムにじかに背が触れた状態で横になっている千早には直接突きあがってきた粘液質の体が、
そして腰が浮いている状態の春香には、表面から蛇のように伸びあがった触手状のスライムが、
なんの前触れも前戯もなく、二人の後ろの穴へと侵入を開始していた。

お互いに見えない位置から奇襲的に挿入され、その感覚ももちろん共有してしまっている二人は
二本分のスライム棒をいきなり突き込まれた錯覚に息を止めそうになる。
ゲル状の体は伸縮自在であり、それゆえに肉体的なダメージを受けることはないものの
本来ならものが出るための場所に異物が入り込んでくる未知の感覚に全身を支配され、
そしてそれが100%余すところなく快感に変換されていることに気づき、二人は容易くパニックに陥った。

千早「そ、そこ♥♥♥はいっちゃ、りゃめっ、きたないぃ♥♥♥」

春香「な、なんでぇ、おひりぃぃ♥♥♥あ、あっ、まだはいって、あああんっ♥♥♥」

その叫びにもまったく耳を貸すことなく、スライムは体を脈動させ、二人の腸内へ侵攻を続ける。
入口が狭いことも、内容物が多少残っていることも、粘液でできたスライムにとってはなんの障害にもならない。
二人の内に侵入した部分には一定の硬度を保たせたまま、スライムの体が前進を続ける。

春香「こんにゃあぁっ♥♥♥なんれ、きもち、いいいいっ!?♥♥♥♥」

千早「や、らめっ、はるかぁ、うごいちゃらめ♥♥♥おひりっ、おしりぃぃっ♥♥♥♥」

乳房や腋やクリトリスといった身体の表面、あるいは口や食道で味わっただけで
シャインマジシャンであっても牝の本能で狂わされてしまう、響特製の媚薬粘液。
それそのものが意思をもつ軟体動物となって、もっとも敏感な生殖器官のすぐそばの穴から侵入し
二人の体内の粘膜を直接犯し、細胞のひとつひとつにまで媚毒を染み込ませていく。
激しく抽送されるわけでもなく、粘性のあるゲルがじわじわと内部を進んでいくだけの静かな動きで
春香と千早はいつ絶頂してもおかしくない状態にまで一気に追いやられていた。

春香になすがまま犯されていた千早はもちろんつい先ほどまで狂ったように腰を動かしていた春香ですら、
新たに押し付けられた快楽の凶暴さに動きをすっかり止め、荒い息をつくだけになっている。
と、千早の菊門からもぐりこんでいたスライムが軟体を膨らませてこぶを作り、間髪を入れずに二人が叫びを上げた。

千早「おっっ…ふぅぅぅっ♥♥♥」

春香「いにゃぁああぁあっ♥♥♥」

ポイントを確認したスライムはそのまま、千早の膣内で動きを止めている春香の勃起クリトリスを千早の膣壁ごしに刺激し始める。

春香「あ♥あは、あはぁ♥こし、ふってないのにっ、お○んちんいいよぉっ♥♥」

千早「はぁあんっ♥♥そんな、らめ、らめっ♥♥うらからぐにぐにってしないれぇ♥♥♥」

ただでさえあさましい交尾途中の姿勢のまま、スライムに尻穴から入り込まれ、柔肉越しに性器を弄ばれてしまうマジシャンたち。
はしたなく喘ぐ二人をよそに、スライムは内部のゲルをぐにゅぐにゅと不規則に動かして責め立てる。

春香「あひ、あひぃー……っ♥♥♥しゅごい、ぃぃ♥♥スライムさんしゅごいよぉっ♥♥♥」

千早「は、るかぁ…♥らめ、なの、たえないと、おぉっ………♥♥」

二人ともすっかり呂律が回らなくなり、春香は自分の体を支えることすらできず、千早の上に完全に突っ伏した。
クリトリスだけはまだ勃起した状態を保っていたが、それを抜き差しする体力も気力も尽き果てている。

獲物たちが動きを止め、反応も鈍くなったことが不服なのか、スライムの動きがいくらか活性化するが
春香も千早ももう、体をわずかに震わせ、短い喘ぎ声を切れ切れに上げることしかできない。

そして、千早は自分の身体が沈み込んでいくのを感じた。
きっとまた意識を失ってしまうのだ、と思い、同時に膣内をずっと埋めていた質感がゆっくりと抜け出ていく感触がある。

千早(………?)

途切れそうになる意識が疑問を感じた瞬間、今度ははっきりと身体を押し上げられ、そしてまた膣内になにかが侵入してきた。

千早「はぁ、んんっ!?♥♥♥は、るか、っ、もうむりっ♥♥ゆるしてっ、うごかないでぇぇ!♥♥♥」

春香「やめて、だめぇ、いまはだめちはやちゃんん♥♥♥お○んちんよすぎるからぁっ♥♥♥」

期せずしてお互い相手に動かないよう懇願する叫びを上げたことに気づき、二人の視線が交錯する。
次の瞬間にはまた春香のペニス化クリトリスがほとんど抜け落ちるくらいにまで千早の腰が沈み、

春香「あ、ま、またぁっ!?♥♥だめって、いったのにぃぃっ♥♥」

直後、一気に根元まで飲み込みつつ突き上げ、二人のお腹や乳房がスライムまみれのままぶつかり、ぶちゅぶちゅと汚らしく鳴る。

千早「ちが、はるか、わたしじゃ、ないのっ♥♥♥これ、スライムが、かってにぃぃんんっ♥♥♥♥」

捕らえたマジシャンたちが自分で動く体力もないと判断したスライムは、二人の身体を外から動かして交尾させ始めていた。
春香の腰を浮かせたままで支え、下に寝ている千早の腰を上下させ、その膣を使って春香のペニスをしごくように動かす。
もちろんその間、二人の肛門から潜り込んだスライムもさらなる絶頂へと追いやるべく絶えず動き続けていた。

千早「やめてっ♥♥♥私のお○んこ、かってにつかわないで♥♥これとめて、とめなさぃぃ♥♥♥」

春香「すご、これいいっ♥♥こしふれないのにいいっ、お○んちんきもちいいよぉ♥♥♥」

何度か千早の腰を上下させたのち、スライムはいったん動きを止めた。しかし、二人がほんの一息をつく間もなく、
今度は上になっている春香の方が持ち上げられ、千早の腰が固定された状態での疑似交尾を再開させられてしまう。

千早「んひぃぃいいぃ♥♥♥はるか、っそんな、ずどん、って、したら、おくにひびいちゃうぅ♥♥♥」

春香「らってぇ♥♥♥もう、こし、ささえらんないのぉ♥♥ごめん、ごめんんっ、ちはやちゃ、あああんんんっ♥♥♥」

重力と春香の体重を有効活用できることに気付き、スライムは春香のヒップを持ち上げては落とすことをしばらく繰り返していたが
やがてそれでも不十分と判断したらしく、春香のふとももと腰に軟体を巻き付け、がっしりとつかんで固定した。
その感覚を肌で味わう春香も、共有している千早もすぐにスライムの意図に気づき、顔が青ざめる。

そして二人が声を上げるよりも早く、スライムの動きが始まった。

千早「あぁああぁんっ♥♥♥そん、な、いきなりおくまでぇっ♥♥♥♥」

春香「んほぉぉぉ♥♥♥♥はげしすぎりゅぅぅ♥♥♥お○んちんおれちゃう、こわれちゃうう♥♥♥」

最終的にスライムが選んだのはごくシンプルに、春香の身体を強制的に動かして腰を振らせ、千早を犯させる方法だった。
春香自身が進んで腰を振っていた時よりもはるかに力強く、ストロークは限界まで深く、回数も多くし、
そして微妙に挿入の角度や強さ深さを調整することで、千早の、春香のポイントを探すことも忘れていない。

春香「あ、あ……、ああ♥♥♥!?おっぱいも、っ!?いま、すわれたら、あっひぃぃぃっ♥♥♥♥」

千早「んくぅぅぅっ♥♥♥そこらめっ、クリトリスらめぇ♥♥♥しごくのいやぁぁぁぁ♥♥♥」

さらに、二人の全身にへばりついていたスライムがここぞとばかりにまた蠢き始めた。
媚薬成分を肌からさらに浸透させるだけでなく、ぐにぐにと乳房に力をくわて変形させ、
すっかり立ち上がった春香の乳首に吸い付き、千早のクリトリスの包皮を剥いてしごきあげる。

先に屈服の悲鳴を上げたのは春香だった。

春香「もうらめぇっ、きちゃうぅぅ♥♥♥お○んちんもおしりもぜんぶきもちいいっ、もうイくっ、イっちゃうぅ♥♥♥」

そして、春香を止めなければ、と理性が働くより前に、千早も追随してしまっていた。

千早「こんな、こんなの♥♥♥媚薬粘液、なんてっ、ひきょうっ、たえられるわけにゃいのぉ♥♥♥♥」

膣を犯し、犯される快感と、媚薬スライムによる背徳的な肛虐をすべてまとめて共有させられ、
許容量をはるかに超える二人分以上の快楽で脳を焼き切られそうになりつつ、春香と千早はひたすらによがり狂う。

千早「わたしたち、シャインマジシャン、なのにっ♥♥♥スライムなんかにまけたららめなのにぃぃ♥♥♥♥」

春香「スライムさんにセックス、させられてるぅ♥♥♥またちはやちゃんのお○んこにだしちゃうぅ♥♥♥」

二人がいよいよ絶頂に近づいている気配を感じとり、スライムの動きが一層活発になった。
春香の身体をぐいと大きく引かせ、千早の膣を春香の肥大化クリトリスがずぼずぼと深く激しく耕し始める。
それと同時に、二人の尻穴奥深くにまで潜り込んでいた媚薬ゲル触手の硬度をゆるく変化させ、
そのまま入っている部分の全てを外に出さんとして勢いよく引き抜き始めた。

千早「あひぃぃっ、あはぁあああぁあああーーーーーっ♥♥♥♥」

春香「ひゃああああああああんんんんっっ!?♥♥♥♥」

たっぷりと媚薬成分を塗り込められた内臓のなかをさらにゲル状媚薬で一気にこすり上げられ、
それに加えて排泄の快感がいつまでも終わらず、春香も千早も涙とよだれを垂れ流してただ叫ぶことしかできない。

春香が千早を犯しているのか、千早が春香を犯しているのか、それともスライムが二人を犯しているのか。
同時に神経と身体を責め立てられて、二人の頭を「イきたい」というただひとつの思念が支配する。

そしてその瞬間に、二人の腸内を埋めていた媚薬スライムが完全に抜け落ちるのとタイミングを合わせ、
スライムは春香の身体を一際勢いよく動かし、千早の子宮口にぴったり密着するまで深く、勃起クリトリスを突き込ませた。

千早「んはぁああああっ♥♥♥イクっ、はるかのお○んぽでイクぅぅぅっっ♥♥♥♥♥」

春香「お○んこいいっ♥♥♥ちはやちゃんのお○んこしゃいこうぅ♥♥♥わたしもイく、でちゃう、イくイくイくぅぅぅぅ♥♥♥♥♥」

とどめの一撃を深々と打ち込まれ、打ち込まされ、赤と青のシャインマジシャンは同時に絶頂に達する。
精液を吐き出す脈動ごとに春香の身体はめちゃくちゃに跳ね、それが伝染したかのように千早も身体をびくつかせた。
膣内に射精し、膣内に射精され、腸内すべてを媚薬スライムに舐め上げられ、永久に続くかのような排泄感を味わわされ、
それを二人の間で延々とループさせられ……ほんの数秒に過ぎない時間が何時間も何日も続いたように錯覚したあげく、
二人の意識はいとも簡単に仕事を放棄し、世界が瞬時にブラックアウトした。




最後の絶叫で魂まで吐き出してしまったかのごとく、二人は首を垂れ、ぴくりとも動けなくなっていた。
しかしもちろん、スライムからすればマジシャンたちは宿敵であり、責める対象でしかない。

下半身、それも後ろの方に猛烈な違和感を感じ、おぼろげだった春香と千早の意識がほぼ同時に覚醒する。

這い寄ってきたスライムは、あれほどの凌辱を受けてもまだきゅっと締まったままの二人の尻穴を二、三回つんつんと突っつき、
それから当然のように先端をその中へ滑りこませると、ゆっくりと侵入を開始した。

春香「い、やぁ……っ…♥♥♥また、おしりぃ…、ぐにゅぐにゅってぇ……♥♥♥」

千早「うそ………、でしょう、まだイったばかりなの…に♥あ、や、あ、あ♥♥♥♥」

媚薬ゲルがぐにゅぐにゅと進むにつれ、腸内から全身を焼く熱がまた燃え広がっていくのをお互いに感じさせられ、
春香と千早はすぐ目の前の相手に触れることすら許されないまま、凌辱の再開を震えて待つばかりだった。

今回はここまでです。

毎度1レスにつき85行ほぼ使い切るせいできっと読みづらいとは思うんですが、
でも半分の40行くらいにするとたぶんあっという間にエロだけでスレが埋まってしまうっていう。

あ、でも>>665の通りこのスレも移転対象なんだから、早く埋めるというのもありなのか。

次回スライム君さらに大活躍の巻です。
16日月曜夜、か、15日日曜夜に…もし来れたら。

なお、ハートマークは自重しろって言われない限りずっとこの調子です。


春香は今度こそ戦線復帰不可能でしょこれ
千早は寄生触手こそあれどなんとかいけそう
今は安価全体の何割くらいなのかな

乙でした。
千早も後遺症付きになって、戦闘に影響しそう。春香は一時的にでも戦線離脱する勢いだな。
後書きで、触手に嬲らられ後に攻守逆転するみたいなので、千早の方からレイプする程に堕ちたら千早も戦線離脱するかも。

ごめんなさい、今日の夜の更新はたぶん無しです。明日には。

>>674 >>676
どんなにぼろぼろに汚されても立ち上がるのが凌辱モノの変身ヒロインです!戦えはるるん!
(そしてまた輪をかけてぼろぼろに凌辱される。以下ループ)

次回戦闘時、はるちはに関してはペナルティ付参戦になります。
大事をとらせることもできます。その場合はもちろん雪歩美希伊織が大変ですね(棒読み)

なお安価消化率は>>672が終わった段階で45%くらいです。

もうそろそろ1か月くらいエロしか書いてない気がする。
次からちょっとさすがにペースと安価の数とか熟慮します。ほんとに。

お付き合いくださる皆様には本当に感謝しております。

大変申し訳ない、少々事情が変わりまして今日は投下できない可能性があります。
22時ごろまでに来てなければ明日17日にずれ込むものと見てください。ごめんなさい。

※日付変わるのはほぼ確定ですが(ごめんなさい)、あと2時間くらいのうちには投下を始めます。

春香「ああーーーっ♥♥あ”~~~~~~っ♥♥♥♥ち、ちはやちゃ、ん、いいよぉぉっ♥♥♥」

千早「…………っ♥♥♥ ひゅー、っ、は、っ、あ、………あ、あ♥♥♥♥」

春香「ま、たっ出る、でりゅぅぅ♥♥♥や、だめ、でてるのに腰とまんないぃ♥♥♥」

響「あっはは、春香、よく頑張るなー。やっぱり千早相手だとからだの相性もばっちりって感じ?」

スライムベッドに縛り付けられたままぐったりと横たわり、音を立てて息をつき、合間でわずかに喘ぐだけになった千早。
その身体の上で、同じく手足をスライムに埋めた春香は、今では強制されずに自力で腰を振り続けていた。
興味深げに眺めている響のからかう声も、その耳に入っているようにはとても見えない。

響「合体魔法使ってなきゃ、もうちょっと持ちこたえられたのかもしれないけど…まー、そこは結果論だよね」

スライムの上で交尾を続けるふたりとは別に、響のすぐ隣からもにちゅにちゅと水音が聞こえ続けていた。

やよい「あひんっ♥♥はるかしゃん、ちはや、さんっっ♥♥♥んんっ、くふぅん♥♥」

響「もうやよいってば、結局がまんできなかったの?しょうがない子だなぁ…」

やよい「はうぅぅ、ごめんなしゃいぃ♥♥ふたりのこと見てたらお○んちんが、むずむずって、してぇっ…♥♥」

春香と千早のあられもない姿を食い入るように見つめながら、やよいは右手で自身のペニス化したクリトリスを握りしめて
上下にしごき続け、さらに空いた左手では膣の入り口やクリトリスをいじりまわしている。

響「まあ、今日は特にしてもらうこともないから構わないさー。ただ、二人に混じるのはダメだぞ」

やよい「やった、っ、やったぁ♥♥わかってますっ、わたしおとなしく、おちん○んコスってますっ♥♥」

元気よく素直に返事をしたやよいが、また目線を戻してひたすらオナニーにふけり始めるのを
あきれたように笑って見守りつつ、響は改めて春香と千早の様子を観察する。

やよいや春香がイソギンチャクの触手で汚された際に浴びた粘液の副作用で肥大化したクリトリスは
見た目こそ男性器に酷似していて、さらに疑似的な射精すら可能ではあるが
出てくるのは実際の精液ではないため、女性が膣内に射精されたとしても妊娠するようなことはない。
これはそもそも妊娠させることを目的としていない媚薬粘液についても同様である。

そして、元はあくまで女性器の一部であったものが一時的に変化しているにすぎないため、
ある程度の回数の絶頂や射精を経れば元に戻るようになっている。

響(最後は千早と春香の体力差がはっきり出た感じかな?千早、見たとこ完全にへばってるもん)

春香が勢い余って動きすぎ、ときには千早の膣内ではなく外で射精することもあったせいで
千早の下腹部から胸あたりにかけてはスライムと春香の疑似精液とでぐちゃぐちゃになっていた。
これだけ射精を繰り返していれば元に戻っていてもおかしくないくらいではあったが、
響の予想に反し、春香のクリトリスのペニス化はまだ治まる気配がない。

響(ま、さすがにそろそろ春香も打ち止めでしょ。それまではしばらく放置でいいか!)

二人の交尾にうっとりと見入り、肥大化クリトリスを擦り立てて自身を慰めているやよいと、
相変わらず反応のない千早、腰を揺すり続ける春香を一瞥して、響はスライムに声をかけた。

響「おーい、スラ美。二人と遊べるぶんくらいそこで分裂させたら、残りの部分は自分についてきて!」

響(さてっと。いよいよ幹部就任の仕上げ、だぞっ♪)

小山のようなスライム全体の2割程度が、春香と千早を上に乗せたままで本体からコア部分ごと切り離される。
残りがずりずりと這いずって動き始めるのを確認すると、響は前に立ってゆったりと歩き始めた。



わたくしの身体が、もう、わたくし自身のものではなくなってしまったようでした。
前後からわたくしを挟んであずさと律子嬢が身体を密着させ、乳房やお腹を執拗に擦りつけてきます。

貴音「あっ、あっあっ、ああぁぁあっ嫌っ、いや…、いやぁああぁあっ、ひいぃんっ!」

そして後ろからあずさに乳房や乳首を捏ねくられ、律子嬢はわたくしの…女陰を、細くしなやかな指で弄び、
それだけでわたくしは自分でも耳を覆いたくなるような嬌声を抑えられません。

律子「やっぱりおっぱいはあずささんが担当すべきですね。貴音の反応がぜんぜん違いますもん」

あずさ「うふふ、そうですか~?たしかに貴音ちゃんがよくなっちゃうコツ、わかってきた気がします♥」

響が去って行ってから、まだいくらも時間は経っていないはずです。
その僅かな間に、わたくしはあずさと律子嬢に嬲られ、弄ばれ…幾度も幾度も、気をやらされてしまいました。

貴音(先ほど…響が、わたくしのお尻に残していった、……接吻、が、なにか、っ…)

思い返せば、律子嬢にも、そしてあずさにも、響はそれぞれ接吻をしておりました。
すらいむなどという物の怪のほかに、まだ何か邪法のたぐいを用意していたのかもしれません。

そう考える間にも、響のくちびるが触れたその場所が、そしてその奥、わたくしの下腹の深いところが
常に切なく疼き続けていました。もっと、奥底にまで触れてほしい、掻き回してほしい……などと、
はしたない願いが幻聴のように聞こえてくる気がして、そのたびに心を強く持たねばと自身に言い聞かせます。

貴音(…それよりも、今はっ……二人の手を、止めさ、せ)

あずさ「こーらっ、貴音ちゃん!ま~た何か、イケないこと考えてたでしょ♥」

貴音「ひぁ、は…ぁああぁん、っっ♥♥!?」

つい今しがた考えていたことですら、瞬時に意識から消え失せてしまいそうになります。
爪が立つほどに強く乳房を握りつぶされ、その感触すら心地よいと感じてしまうことが、信じられません。

律子「なにも私たち、嘘つけとか言ってないわよ、貴音。気持ちいい♥…って、心から認めるだけでいいの」

間髪を入れず呆れたような律子嬢の声が耳に忍び込み、その甘言を信じてしまいたくなります。
ちがいます…これは、律子嬢であって律子嬢では、ありません、これを、認めてしまっては駄目……

ぐちゅ、ずりゅっ、と湿った音がいよいよ大きくなって、わたくしは自身の身体のあさましさに涙しそうになり、
必死に強く目をつぶり、せめて首を幾度も振ることで拒絶の意を示そうとしました。

響「あずささん、それに律子も、お疲れさまー!ごめんね、ずいぶん待たせちゃったぞ…あ、もちろん貴音もね?」

唐突に響の声がして、同時にわたくしを挟んでいた律子嬢とあずさが急に離れてゆくのを感じます。

あずさ「あら~…?あ、あはぁんん♥」

律子「きゃああ、っ!?♥」

二人の声が相次いで、そして、少し遠くから聞こえた気がしました。
わたくしはいきなり支えを失って倒れそうになり、なにか柔らかなものに身体を抱きとめられます。
触れた瞬間に、手や足が沈み込む手ごたえを感じ、ずちゅ、と湿った音を立てました。

貴音(……… しまっ…、これ、はまさかっ!)

それが何なのかを悟ったときにはすでに遅く、両手足にまとわりついた液体の感触が
あっという間に芯のあるぶよぶよとした軟質のものへと変化し、さらに姿勢まで変えさせられてしまいます。

貴音「あ、っく、ぅぅぅ……!?」

わたくしは律子嬢やあずさと一緒に、巨大なすらいむに囚われ、その表面に吊られていました。

目をやると、あずさも律子嬢も、つい先ほどまでの春香や千早と同じ姿勢をとらされています。
頭上で腕を絡げられ、足は開いた状態で膝下をすらいむに呑まれた姿は「人」という漢字のいびつな模倣のようでした。
二人から見れば、恐らくわたくしもほぼ同じ格好をさせられているのでしょう。

自身の肉体が立ててしまう水音と、すらいむのそれとを混同してしまう思慮の浅さもさることながら、
そもそも自分の身体がこれほど意に沿わないものであることが、ひたすらに不甲斐なく……わたくしは歯噛みをこらえきれません。

あずさ「ああ、ぁぁっ……これぇっ、なんか…ぞくぞく、ってしちゃうかも♥」

律子「ん、んんっ♥直にさわると、もっと、キくの、ね♥」

両手足の自由を奪われた二人は、甘い声をあげて自由になる首や胴をくねらせていました。
そのたびに二人の立派な乳房がゆさゆさと振り回され、肌には玉のような汗が浮かび、
それによく見れば全身が色づいたように、血色がよくなっているようにも感じられます。

…わたくしも、例外ではありませんでした。
足や手の、指先から、寸刻みにちりちりと焼き焦がされているように、感じます。
指の隙間をぬるぬると生きた泥が動き回るような、両手足二十本すべての指を、別々に、舐められてでもいるかのような…

貴音(く、ぅっ……こ、これは、先ほど浴びたときよりも、更に、っ…!?)

すらいむは多少濁っているものの基本的には透明で、呑まれている手や足先の様子を目で見ることができました。
しかし、見た目には一切変化がないというのに、確かに流動する軟らかな存在や、その刺激が伝わってきてしまいます。

それに理由はわかりませんが、最初に浴びせかけられたものより、いま直に触れているものの粘液のほうが、
…女体を狂わせる力が、強いようでした。すでに相当の量を浴びてしまっている分、即座にどうこうではないにせよ
できるだけ早いうちに抜け出さなくては、取り返しのつかないことになるのは明らかです。ですが、如何にすれば…

そのとき、わたくしたち三人がほぼ等間隔で吊るされているちょうど中心のあたりに、響が歩み出てきました。
例の胸の悪くなりそうなどす黒い瘴気を漂わせ、その身には華美ながら真っ黒な装束をまとっています。

響「はーい、じゃ三人ともちゅうもーく。これから三人の、ブラックジャンボ幹部就任式を始めるね」

からっぽの、という言葉が相応しい、空々しい笑みを浮かべて、響はそう言いました。

わたくしはもちろんのこと、あずさも律子嬢も真意が即座には理解できなかったと見え、誰も返答しません。
それすら響には織り込み済みであったらしく、気にする様子もなく話を続けます。

響「って言っても、三人とも別になにもしなくていいよ。ラクにしててくれるだけでオッケーさー」

貴音「お待ち、なさい…、響。そもそも、幹部、とはなんのこと、です……?」

このまま響に、勝手に話を進めさせるわけにはいきませんでした。
自然体の響が放つ威圧感で声が裏返ってしまいそうになるのを必死にこらえ、わたくしは話に割り込みます。

響「え?幹部は幹部だぞ。自分とこ…あ、つまりブラックジャンボの幹部。悪の女幹部、ってやつさー!」

貴音「な………なにを、勝手な!?」

そんなくだらないことのために、わざわざここを襲撃し、わたくしたちや春香・千早を辱めたというのでしょうか。
目の前の相手が幹部どころか悪の組織の総帥であることすらも、怒りで思わず忘れてしまいそうになります。

響「立場的にはいちおう自分直属の部下ってことになるけど、安心してよ、今まで通りタメ口とかでいいし、呼び方も――」

貴音「ふざけないで、ください…!そんな話、に……わたくしたちが、首を縦に振ると、でも?」

こんな異常な話を持ちかけられて、あずさも律子嬢もなんの反論もしないことが、わたくしの絶望をより色濃くします。
二人とも内容に違和感を覚えないどころか、そもそも聞いていないのかもしれませんでした。

響「うん、思ってる。特にあずささんと律子はたぶん即OKしてくれるって、貴音ももうわかってるでしょ?」

貴音「っ………」

しかし、あっさりと言い返され……そして、響の言ったことはおそらく真実であるとわたくしも理解しているために、
それ以上の言葉が継げなくなりました。確かに、歯車がどこか狂ってしまっている今のあずさや律子嬢は、このままでは…!

響「それに、貴音でも誰でも、自分からは首をタテに振るつもりがないんなら… 無理やりにでも、振らせちゃうだけだしね」

笑顔をまったく崩さないままで響は空恐ろしいことをさらりと口にし、わたくしの背筋を冷たいものが走りました。
そもそも「幹部就任式」と言って、響は何をするつもりなのでしょうか。
一糸まとわぬ姿のわたくしたちを拘束し、こうも大きなすらいむを用意して…一体、何を始めようというのでしょうか。

響「ところで犬でも、猫でもそうだけど…後々たっぷりかわいがってあげるためには、まず最初のしつけがすっごく大事なのさー」

と、急にまったく関係のない話を響が始め、まるでついていけないわたくしは面食らいます。
あずさも律子嬢も、体をよじり、熱にうかされたかのごとく喘ぎを上げるだけで、響の話はおそらく聞こえていません。

響「もちろん最初は、言うこと聞かない子もいるんだ。中でも特に大変なのが、『自分の立場がわかってないガンコな子』なんだよね」

そう言った瞬間、響の眼光が急に強くなったように感じました。その目でほんの数秒見つめられただけだというのに
たちまちわたくしの身体は金縛りにあったように指一本動かせなくなり、それどころか声すら出せなくなってしまいます。

貴音(ぁ、あ………)

響の姿をしていることに惑わされ、議論や交渉の余地があると勘違いしていた自身の愚を、今更のように思い知ります。
相手は絶大な力をもつ暴君で、ただわたくしたちを甚振って楽しむためにわざと手間をかけているだけなのだ、と。

響「ああ、別に自分、貴音がガンコだって言ってるわけじゃないよ?……あずささんとか律子とかは、わりと素直だけど」

わたくしの怯えを敏感に見抜き、安心させるような口ぶりで語りつつ、その実、もっと怯えさせて楽しんでいる…
その嗜虐趣味をまるで隠そうともせず、響は唇を吊り上げて笑いました。

響「さておき、飼い主が最初にやんなきゃいけないのは、『どっちがご主人様でどっちがペットか、しっかり教えてあげる』ことなの」

その言葉に、わたくしたちを吊るしているすらいむがはっきりとわかるほど激しく蠢き、体液がぶちゅぶちゅと汚らしく音を立てました。
ものを言うことこそできないようですが、昂ぶっているのであろうことは嫌でも想像がつきます。
…それこそ、念入りにしつけを受けた愛玩動物が、「おあずけ」を解いてもらうのを今か今かと待っているかのように。

響「大丈夫大丈夫。痛いとか苦しいとかは絶っ対ないし、自分、しつけは慣れてるから、三人が壊れるようなことにはなんないって!」

響「…まあ……それに、もし仮に壊れちゃったら、それはそれで。その場合もちゃんと、責任もってお世話してあげるからね」

次々と聞きたくもない言葉が、響の口から飛び出し、さらに恐れを煽り立てられます。
律子嬢もあずさもこの期に及んで響の声に耳を傾ける様子はなく、そしてわたくしはただ震えることしかできませんでした。
自身の身体が小刻みにわなないていることでようやく、先ほどの金縛りが解けていることがわかりましたが、声すら出せません。

響「ああそうだ、それに、やよいのときもばっちりうまく行ったし。あれでやよい結構ガンコだったけど、結果オーライってやつさー」

やはり、というか、ある意味では予想していたことでした。
あれほど天真爛漫であったやよいを豹変させてしまったのもまず間違いなく、響であり……
……ならばそのために採った手段も、およそ人道的なものではない、はずで。

響「今回は三人だけど、誰も仲間外れにしたりしないぞ。たっぷりスラ美でかわいがって、なにも考えられなくしてあげる♪」

さまざまな状況を考え合わせた挙句わたくしが思い至った、結論。
それが正しかったことを、響の言葉が裏書きしました。

響「あんまりおしゃべりしてても仕方ないし、さっそく始めちゃおう。じゃあ年上から順番で…スラ美、最初はあずささんから!」

貴音「は……っ、響!?お待ちなさい、やめっ…!」

会話を打ち切った響が言い終わらないうちに、そしてわたくしが反応するよりもずっと早く、すらいむが動きました。
あずさの背後から、腕ほどもある太さをもち、先端をお椀のような形に変えた半透明の触手が伸びてくると
いまだに身じろぎをやめないあずさの、ゆさゆさと揺れている両の乳房に一気に吸い付きます。

あずさ「あふっ!?きゃうぅっ、あああぁん♥♥」

注意をそちらにまったく向けていなかったらしいあずさは突然の襲撃に高く喘ぎ、頭をのけぞらせました。
半透明のお椀はあずさの豊かな胸をちょうど覆うに足る絶妙な大きさをしており、
そして傍目から見ても白い乳房が形を変えているのがはっきりわかるほど、激しく揉み捏ねています。

あずさ「や、そんな、激し、いぃっ♥で、でもおっぱい、ぐにゅぐにゅされて気持ち、いいのぉ……♥」

響「うんうん。やっぱりあずささんの場合、なにはともあれおっぱいイジってあげなきゃ失礼ってものさー」

響は腕を組み、にこにこ顔でうなずきつつ、両胸を嬲られてもがくあずさを眺めておりました。
なんとか止めたくとも、わたくし自身も拘束されているこの状況では手立てがありません。

響「ああ、スラ美、もちろんそっちだけじゃなくて…ちゃーんと、下の方も、ね?」

あずさ「ひ、やぁぁ♥♥あ、あっ、そんな、コスっちゃだめ、ぇぇ!?♥」

すらいむはどこまでも飼い主に忠実で、言われたことを即座に実行しました。
あずさの足の間に、胸を責めているものよりはいくぶん細く見える粘液の体を伸び上がらせ、
それをべったりとあずさの股間に張り付けると、大きく上下に動かして擦り始めます。

あずさの整えられた陰毛や、その少し下の女陰全体がすらいむの軟体でまんべんなく刺激され、
そしてすらいむ自体は透明であるゆえに、擦られている一部始終がわたくしにも見えてしまっていました。
ずろぉっ、にゅるん、と、ことさらに見せつけるかのごとく上下動が繰り返され、
その大きな行き来のたびにあずさは身体を何度も跳ねさせ、甘い叫びを繰り返します。

貴音「あずさ、あずさっ!呑まれては、なりません、あずさぁ!!」

あずさ「んんっ、い、いぃっ♥こ、これっすごいぃっ、すごいです~♥♥」

わたくしがどれほど叫んでもあずさには聞こえていないようでした。
先ほどまでの熱に浮かされたような様子にますます拍車がかかり、あずさは目じりを下げきって
唇の端からは涎を流し、うっとりと、まるで夢見心地といった体で声を上げ続けます。

貴音「こ、こんな………響っ、今すぐにあず、んふぅぅぅぅっ♥!?」

おそらくは無駄でしかない、とわかっていても、響に抗議しようとして。
強烈な異物感と、それ以上に身体をかぁっと熱くする熱に襲われ、二の句が、継げなく、なり、ます。

貴音(これ………っは…、一体…、……な、にを…………!?)

最初に頭をよぎったのは、なぜか、「栓をされた」という言葉でした。

響「もーっ、貴音ったら!ちょっとうるさいから順番、先にしちゃうぞ。ま、最終的にはいっしょになるんだし」

貴音「か……… は、っ、ん、んくぅ、ぅ…!?」

響「で、あずささんがおっぱいだったら、もちろん貴音の場合はお尻じゃなきゃね!」

響がほがらかに言う内容は、次から次へと、ただ耳を通り抜けて行きました。
足は直立に近いほぼ真っ直ぐのまま、上半身だけ前に倒れ込んだ姿勢を取らされていることにも、今になって気づきます。
お腹…特に下腹から、猛烈に脳天にまで届きそうな圧迫感、しかも、これは、わたくしの……身体の、内側、から…

栓、というのは正しくない言葉だったと、今となっては思います。
ふつう、栓とは、入口近くを抑えるだけのもので、そこから、さらに押し込んだりは、しない、はず………

貴音「い、嫌っ、ぁ、いやぁぁぁっ!?そこっ、なりません、不浄の穴っ、あ、にゃぁああ♥」

あろうことか、わたくしの……お、お尻の、穴に… すらいむが、その身を捻じ込んで来ておりました。
しかも、ただ入りこんだだけでなく………どんどんと、奥へ、進んで来て、っ!

響「ねえねえ貴音。自分ってばカンペキだからさー、貴音がこっそり隠してたことにもちゃーんと気づいてるぞー?」

響は、上半身を倒したせいで顔の高さが下がっているわたくしの前にやってくると、
わざわざ軽く腰をかがめて目線をわたくしと合わせ、やたらにやにやと笑った顔を近寄せてきます。

響「自分がお尻にチューしてあげたあと、さ。二人にあんまりお尻いじめてもらえなくて、貴音、ちょっと焦れてたでしょ」

貴音「ざ、戯言はおやめな、さいぃっ!?」

あまりにも、卑猥な、……そして、同時に、心より否とは言いきれない、恐れていたことを響に言われ
わたくしはつい気色ばんで大声を上げてしまいます。今まで以上に顔が赤くなっているのが、はっきりとわかりました。

貴音「わたくしはっ、決してそのような、はしたな…ぁぎっ、あ、あひぃぃい♥」

そしてそのとき、わたくしの内に入り込んだ軟体生物がぶにゅぶにゅとうねり、形を変えるさまがはっきりと伝わってきて
中からお腹をかきまわされる感覚に、わたくしは抵抗できぬままに嬌声を上げさせられてしまいます。

響「貴音。ウソついちゃだめって、あずささんにも律子にも何度も言われてたじゃないかー。ほら、スラ美も怒ってるよ」

貴音「く、ぁ………あ、が、ぁぁ、っ♥そん、な、おく、までぇぇっ……」

響「あ、でもスラ美が入ってくと、貴音的にはごほうびになっちゃうか。困ったなぁ、罰のつもりだったのに…」

貴音「ちっ、が……、違い、はぁんんっ♥!!やめ…焼け、て、あつい、おしりぃ、ぃ……♥」

響がわざとらしく呟く間にも、本来、なにかが入ることなどないはずの、わたくしの…不浄の、穴に。
得体のしれない生物がずるずると滑りこんで、そのままどんどん奥へと分け入ってくるのが感じ取れてしまいます。

自身の身体ながら、はっきりと見たことすらない箇所ですが、そこは決してそう大きなものではないはずでした。
だというのに、その狭い…穴、を、こじ開けられ、侵入されているというのに…

貴音(な……ぜ、痛みが、ない、のですっ………!?)

少しずつ腹部の圧迫感こそ強くなってはおりますが、今のところ痛みや苦しみにつながるほどではありません。

それどころか、本来の出口から逆行されつつ少しずつ埋められていく下腹に、そこから身体全体に、
甘くとろけるような熱がじくじくと燃え広がっていくのを、はっきりと感じてしまいます。

貴音(この、すらいむ…っ、今度は身体の、………内から、っ、わたくし…を、狂わせようと………!?)

手足を直に粘液で縛られたときの比では到底ありませんでした。
視界がぼやけ、ともすれば口がだらしなく半開きになってしまいそうになるのを、なんとか気力で堪えます。

響「ふふふ、さっきまでの勢いはどうしたのさ、貴音ぇ。やっぱり貴音はお尻が弱点なんだ?」

貴音「~~~~~~っ♥ふ、っ……ふぅ……… ~~~~~~~っっっ♥」

うっかり口を開いたが最後、その瞬間にあさましい喘ぎを漏らしてしまいそうで
わたくしは響の挑発的な軽口にも返事することすらできません。

響「必死でがまんしてるんだな貴音、無理しちゃって、かわいいなぁ♪それじゃ、しばらくそうしてて」

貴音(っ…!?)

予想外のことを言われ、閉じていた目を思わず見開いてしまいました。
わたくしのその反応こそを期待していたらしい響は、楽しそうに笑って続けます。

響「律子の準備もしてあげなきゃだからね。それまでスラ美に、いーっぱい、お尻ぐちゅぐちゅしてもらっとくといいよ」

その言葉も終わらぬうち、わたくしのお尻から潜り込んだすらいむが、入り込んだ部分すべてを蠕動させ始めました。
ただでさえ敏感にさせられてしまっている身の内を妖しい動きでさらに刺激され、意識が朦朧としてしまいます。

貴音「~~~~~~~~~~~~~っっ♥♥ …負けま、せん、こん、にゃ、っ!物の怪、などに、ぃ……!」

響が聞いているかどうかも、そもそも本当に言葉になっているかも定かではありませんでした。
わたくしは響よりも自身に言い聞かせるつもりで、ただただ呪文のように口にし続けます…



もともとほぼ堕ちていた状態のあずさと、まだ正気を残してはいるものの、陥落寸前の貴音。
二人の特に目立つポイントである胸とお尻を重点的にスライムに責め立てさせつつ、響は律子の前で腕組みをしていた。
その律子本人は目の前の響にも気づいていないのか、拘束された火照る身体をくねらせ、時折喘ぎ声を上げている。

響(うーん……律子もあずささんと同じで、だいたいもうばかになっちゃってる、と思うけど……)

このまますぐに三人ともスラ美の好きにさせたところで、響としては特に問題はない。
やよいの時同様、最終的に快楽で精神を塗りつぶして幹部としての忠誠を誓わせることができればよいだけだ。

響(…………律子に関しては、このままだとなーんかちょっと不安、って気がしなくもないんだよなー)

あずさについては、響自身の後押しもさることながら、律子の責めがあったからこそ快楽に堕とせた直感があった。
では律子の場合どうかというと偶発的な感がぬぐいきれず、また本人の日頃の理性的な性格を考えた際に
洗脳や調教のたぐいへの抵抗が強そう、という点でどうしても不安が残ってしまう。

響(やよいのときは一人に時間たっぷり使えたけど、今回はあんまり長引かせるのも面倒だし)

響(………あ、そうか!)

だしぬけにひらめいたアイディアのすばらしさに、ブラックジャンボ総帥がにんまりと笑う。
響はそのまま歩みを進め、身体をくねらせる律子に近寄ると、そっと手をのばしてその額に触れた。

だめだごめんなさいここまで。

たぶん皆さん思ってても言いづらいと思うので自分で言いますけど文字数多くすりゃいいってもんではないですね。

次はもういいかげんあずりつたかが本番的な意味でぬちょぬちょされるところに到達。…したい。
できればその勢いで千早がぬちょぬちょされるところまで到達。できたらいいな。

次回はちょっと遠目、21土曜か22日曜と思っておいて頂ければ。
早く来ることあってもどのみちエロだけなので安価出すとかはないです。

乙でした
次回であずさと律子が堕ちるのかな?
質問ですが、今回は春香と千早は悪堕ちはないみたいですが、シャインマジシャン側が敗れて幹部化する条件みたいなのはあるんでしょうか(何連敗するなど)
もしあるなら、戦闘安価取る時にそれは開示されるのですか(今回敗北で堕ちます的な)

>>688
正直まだそこまで厳密な条件等は決めていないです。
はるるんは何をされようが最後まで堕ちない&いくら汚されても戦線に立ち続けるのは確定として、
ほかの現状4名(千早雪歩美希+次回から伊織)に関しては、最低3回くらいは負けても大丈夫かな?
と漠然と考えている程度です。今後のコンマや安価内容から影響を受けるかもしれません。

また、今回敗北したら堕ちるよ、という際にはもちろん事前にアナウンスを入れます。
そういう展開になるかどうかはともかく、そろそろ話を進めなくては。



長丁場になってしまった今の濡れ場が終わったらもう1ターン防衛戦行いまして(亜美真美真が護衛対象)、
その次にはもう少しこう、まともな安価コンマスレっぽいイベントを挟みたいと思ってます。
えろいトラップを回避しつつボスまでたどり着いて戦え!的なやつですね。
2代目氏のTV局戦の丸パク…オマージュともいいます。

日曜日に投下します(日をまたいで月曜日にならないとは言ってない)

いつものことになってしまってますが、本来これがいつものことではいけないんです。
そして千早のところまでなんてもちろん行っていません。その前くらいまで。の予定。

投下開始が23日月曜日に入る恐れも否定できませんが、ともあれこれから2時間くらいのうちには始めます。
もう少々お待ちください。

律子(………ん? あれ……響?)

響「あ、起きたね、律子。気分どう?」

律子「んー、響…?えーと………なんか、からだ、スースーするような………」

寝ぼけた頭で口にできたのはそこまでだった。

瞬時にいろんな情報が頭の中を駆け抜け、同時に身体の至る所がかっと熱くなるのを感じる。
いつの間にか寝転がっていた姿勢から跳ね起きて、そして響から少しでも距離を取るため後ずさった。

律子「……っ、ひ、響っ!?って、ちょっ…これ、なんで私、裸でっ……!」

そうだ、つい響って呼んじゃうけど…目の前にいるのは響じゃない!姿は響でも、こいつはブラックジャンボの総帥!
私たちはたしか、春香と千早に同伴してもらって、写真撮影の仕事に向かって、それから黒い服の戦闘員が………
……頭が、ひどく痛い。何が起きたのか、いまいち思い出せない…

どうして服を着ていないかもわからないが、きっとロクでもない理由だろうと思う。
それに、身体のあちこちがいやにベタベタしていて気持ち悪いけれど、それも無理やり意識から追い出す。

響「あちゃーっ…やっぱりちょっとズレちゃったか。やっぱり記憶操作系は微調整がむずかしいぞ……」

頭に手を当てて響がなにかぼやいている。そんなこと、今はどうでもいい。
私と一緒にここに来たのは……春香と千早はもうわかってる、あとは、思い出せ秋月律子…、……そうだ、

律子「貴音と…、っ、あずささん!そうよ、響、二人はどこなの!?それに春香と千早はっ!」

響「ん、とりあえず、あずささんと貴音なら律子のすぐ後ろにいるよ」

ごく普通に響が私の後ろ側を指さし、反射的に振り向く動作に移ってしまう。
響に対してちょうど半身になったあたりで、背中を向けるのは危険なんじゃないか?と今更気づいたけれど、
マジシャンでもない私相手に響が本気を出したら正面だろうが背中だろうが一緒だ、と思い直す。

振り返った私の目にまず飛び込んできたのは、冗談みたいに大きな半透明のゼリー風のものだった。
スタジオの天井をこすりかねない巨大さで、しかも全体がぐにゅぐにゅぶよぶよと蠢いており、すごく気持ち悪い。

そして、響の言ったことに嘘はなくて、私が振り返った先には貴音もいた。

貴音「んんーーーーーーーーーーっっ、っ♥は、っ、はぁ、っ……、ひ!?も、動いては、ぁぁっ♥♥」

律子「…………あ?……え? 貴、音っ!?な、なんっ……大丈夫、貴音!?」

ひざから下を半透明のゲルに飲み込まれ、まっすぐ立った状態から上半身をこっちに向けて伏せた姿勢を取って、
いや、取らされて、いた。その両腕は頭上で、同じく半透明のロープみたいなもので吊られている。

貴音「は……っ、律……、子…嬢!?正気、に………あ、ふぁぁ、ぁ♥!?いやぁっ、い、いまはっ、お許しをぉ…!」

声に気づいて目を開けた貴音は、私の顔を見て驚いたように目を見開き、なにか喋ろうとした。
でも細くしゃべるその声は途中で甘く蕩けた喘ぎ声に変わってしまい、貴音の全身ががくがくと震える。

貴音「や、ぁぁ、見ないで、みないでくださいませ……っ♥こ、こんな、律子嬢の、まえでぇぇ♥」

あの、貴音が、いつも何を考えているかわからない、常に微笑を絶やさない、ミステリアスな銀色の王女、が。
白い肌を紅潮させ、発情しきった声を上げて、自由のきかない身体を必死でくねらせている。
目の前の光景が信じられなくて、声をかけることすら忘れてしまう。

その貴音の、数値以上に立派に見えるお尻に、変なものが吸いついていた。
ぐねぐねした太い筒のようなものの先が四つに割れていて、貴音のお尻を爪みたいにしっかりとくわえこんでいる。
筒みたいなものの根元は例の半透明のスライムにつながっていて、私が見ている前でも時折どくどくと脈打つ。

律子(………? スラ、イム…?そう、そうだ、こいつはスライム……これに触れたら、身体が!)

いきなり断片的な情報が頭の中に浮かび上がってきて、消えてしまう前に急いでそれを手繰り寄せる。
そうだ、スライム!襲撃してきた連中がこいつを、それで、春香と千早がやられてしまって……

律子(…! その千早と春香はどこ…!?いや、それより今はまず貴音っ!!)

貴音「りつこ、じょう、…♥あずさを、わたくし、より、あずさ、ひあぁああああんっ♥」

私が視線を瞬間さまよわせ、それから戻したそのタイミングで、貴音のお尻にくっついているスライムがごぼっと音を立てて震えた。
さっきよりもずっと高い、ほとんど悲鳴のような嬌声を上げて貴音の身体が跳ねる。

しかしその前に貴音は、自分よりもあずささんを、とはっきり口にした。

律子「なっ、何言ってるのっ!?貴音あんたこのままじゃ、」

貴音「わたくしは、はぁん!ま…だ、大丈夫、です……しかし、あずさ、はっ」

あずさ「あ、あ、いやぁぁあぁあああ♥♥おっぱいっ、おっぱいまた出ちゃいますぅぅっ♥♥♥」

律子「あずささんっ!?」

すぐ間近から絶叫が聞こえてきて、私と貴音の会話は中断されてしまう。

あずささんはアルファベットのAの字みたいな姿勢でスライムに吊るされていた。

その豊かな両方の乳房に、ニュースなんかでときどき見かけたことのある乳牛の搾乳機、
あれにそっくりな形状のスライムが吸い付いていた。
しかも吸い上げるだけでなく、物理的に乳房そのものをもみほぐして刺激まで加えている。

あずさ「ひぃいっ、やめ、てぇぇっ♥お○んこもクリトリスもだめですぅぅ♥♥」

それだけじゃなく、あずささんの…こ、股間の部分には平たい帯のようになったスライムが張り付いて
じゅるじゅると前後や上下に擦る動きを繰り返し、それとは別に細く伸びたスライムは
クリトリスに何重にも巻き付いて引っ張ったりしごいたりを繰り返している。

律子(どうして……なんで、こんな…!?)

あずさ「いやっ、ま、また来ちゃうぅぅ♥吸わないでぇ、だめ、も、あ、あぁあああ~~っ♥♥♥」

声も出せずにただ見ている私の前で、搾乳しているスライムの一部がいきなり白く染まった。
ぶしゅぅ、と音すら立てそうな勢いで、半透明の体の内側へとなにかが噴出しているらしい。
半透明のスライムの中で白く濃く濁った部分だけがやたらと目立っていて、
それは体内をゆっくりと流れるように動き、スライム本体へと輸送されていく。

あずさ「あひ、ぃぃ……ん♥♥もう、もう、しぼるの、やめへ、ぇぇ………♥♥」

ぐったりと首を垂れたあずささんが、力なくつぶやく。

どういう理由かはまったくわからないけど、さっきのを見る限り、
あずささんの身体は母乳が出せるようにされてしまっている、ということ……らしい。
貴音のことも含め、間違いなくこのスライムが、ひいては響が原因にちがいない!

響に交渉なんかしてみたところで、二人を解放してくれるとは思えなかった。
貴音は、本人が大丈夫だって言ったのを信じて、まずはあずささんを助けることを考えなくちゃ。

私は急いであずささんの前に駆け寄り、聞こえることを祈って大声で叫んだ。

律子「あずささん、あずささんっ!?しっかりしてください!私です!あずささん、今すぐ助――」

響「よかったねー、あずささん。やっと来てくれたぞ、『運命の人』が」

律子「え?」

背後からそんな声が聞こえ、思わず首だけ振り返った私の視線の先で、響がぱちんと指を鳴らす。
同時に私の前で何か動いた気がして目線を前に戻すと、目を閉じたままのあずささんが私に向かって倒れ込んできた。

律子「な、ちょ…、わぁっ、あずささん!?」

目が開いてなくてしかもこの脱力具合じゃ、私が避けたらきっと、あずささんは床に思いっきりぶつかってしまう。
とっさに両手を広げて足でしっかりとふんばり、もたれかかってくる身体を抱きとめた。

ぐったりと全身を預けてこられて、体格差もあるせいで支えるのがやっと…だけど、
いま、あずささんは私の腕の中にいる。どうやら響がスライムから解放してくれたらしい。
まだ目は開いていなくても脈を肌で感じるし、ちゃんと呼吸もしている、よかっ………

律子「んむ………っ、~~~~~っ!?」

いきなり柔らかいもので唇に蓋をされ、同時に後頭部をがっしりと手でおさえつけられるのを感じる。
目の前すぐのところに濃い赤、というかワイン色の、見慣れた瞳が大写しになっていた。

律子(あ、ずささん……に、わ、私、キス、されてっ!?)

すぐに反応できないでいるうちに唇を、歯を割り開かされ、なめらかに動きまわるなにかが私の口に入ってくる。
ぼんやりした頭で、それがあずささんの、舌だ…と認識する間もなく、どろどろした液状のものが一緒になだれ込んできた。
急なことにびっくりしたせいで、私は口の中に流し込まれたそれをいくらか飲み込んでしまう。

律子「ん、んんんーーーっ!?むぅ、んんんぅっ、むぐーっ!!」

侵入してきた舌を舌で押し返そうとして、逆に絡め取られることを何度か繰り返したあと、ようやく私の口が解放される。

律子「ぷ、は、げほっ…あ、あずささん何をっ…………きゃあああっ!?」

とっさに振りほどいて逃げようと思ったときには遅かった。
顔に不自然な笑顔を貼りつけたままのあずささんに体重をかけてのしかかられ、私はなすすべもなく押し倒される。
この勢いで、しかも服を着てない、背中を、へたしたら頭まで思いっきりぶつけてしまう!

……そう思ったのに、覚悟していた痛みがやってこない。
かわりに、ずちゅ、っと耳障りな水音がして、何かぶよぶよしたものの上に横たわっているのを感じた。
そしてわたしを見下ろすあずささんが、改めてにっこりと笑って口にする。

あずさ「律子さん、りつこさん………♥ずーっと待って、ましたっ、わたしだけの律子さんっっ♥♥」

ワインレッドの瞳からほとんど光が消えていて、そしてなにも写していないことに、そこで気づいた。

律子「な……何言ってるんですか、あずささん!気を確かに持ってください、まずは貴音を助け…」

響「はーい、スラ美、今度は2名様ごあんなーい。しっかりよろしくなー」

律子「て、んぶっ!?ぐ、ううっ、んぐっ、ごく、っ………むぶぅぅ、んんーーーーーーー!!!」

あずさに押し倒され、あわてて叫ぶ律子の言葉をさえぎって響はスライムに命令を下した。
忠実な軟体生物はすぐさま律子の口に体の一部を伸ばして捻じ込み、間髪を入れずに粘液を注ぎ込み始める。
そしてあずさが律子に覆いかぶさっていくのと合わせ、二人の身体の至る所にいっせいにへばりついた。

あずさ「律子さん、わたしもう待ちきれないですっ♥わたしがすぐ、よくしてあげますね律子さん、りつこさんっ♥♥」

律子「ふむぅぅっ、んん、ん!ぐむ、むごっ、うぶ、ん!?」

律子の名をいとおしげに何度も何度も呼びながら、上になったあずさは律子の乳房に手をかけ、手加減なしにこねまわす。
ただでさえ混乱しているところでさらに不意打ちを受け、律子は口に溜まっていた媚薬粘液を思いきり飲み込んでしまう。

律子(いやっ、あずさ、さん、……そんな、っ、なんでイイとこばっかり、っ!?)

あずさ「ここ、でしょう?律子さん、おっぱいはここがいいんですよね~♥♥こうされるの、大好きなんですよね♥」

律子の混乱に拍車をかけていたのは、あずさの指がことごとく自身のポイントを探り当ててくることだった。
乳房は強く下からすくいあげるように、乳首はつまむよりも、軽くかすらせて弾くように……
どうかすると自分で慰める時よりも的確に、乳房を、そして乳首を弄り倒され、そのたび勝手に腰がくねり、跳ねてしまう。

律子(そ、れに、これ………触るだけでも絶対、まずいのに、飲まされ、て…!)

なまじその効果のことは覚えているだけに、スライムの媚薬粘液への警戒と恐怖心は律子の心に強く刷り込まれていて
それを直に触り、あまつさえ飲んでしまったことがますます律子自身の身体への意識を研ぎ澄ませていく。

あずさ「あ、っ、ふあぁあああんっ♥♥」

律子「んーーーーーーーーーーーっ!!!♥」

さらに、スライム自体の責めまで次第に激しさを増していた。
身体を正面から重ね合っている律子とあずさの触れ合いそうな股間を、伸び上がったゲル触手がじゅるじゅると音を立てていっぺんに擦る。
その表面には透明ながら微細ないぼのような突起がびっしりと生えていた。突起の粒ひとつひとつがすべて媚薬粘液製であり、
それが二人の性器との摩擦でいくつもぷちゅ、ぷちゅと潰れ、陰唇やクリトリスや膣口をもれなく粘液まみれにしていく。

やがて律子の口を犯していたスライムが、もう十分に体液を飲ませたと判断したのかその体をゆっくりと引き抜いた。
まだ荒い息の下から律子はあずさに必死で訴えかける。

律子「あ、っずさ、さん、っ♥こんなこと、してる場合じゃない、ですっ…!」

媚毒を飲まされ、同時に全身あちこちに塗りたくられ、律子の身体は短時間ですっかり元の発情状態に戻らされつつあった。
それでも響によって回復させられた理性はまだ残っていて、あずさに向かって叫ぶ律子の目には力がある。しかし、

あずさ「うふふふ………えい、っ♥」

律子「い、ぎっ!?あ、あはあぁああああっ♥」

あずさ「こんなこと…って、どんなことですか~、律子さんっ♥♥ねえ、ねえってば律子さん、りつこ、さん?♥♥」

律子「あ、や、ひぃぃいいぃっ!?♥♥ひゃ、め、あじゅしゃ、しゃ♥♥や、め、ひぃいんんっ!♥♥♥」

快感に狂った律子があずさを責め立てたときと、今やすっかり立場が入れ替わっていた。
あずさは無意識に、自分が律子にされたのと同じように律子のクリトリスをつまみ、力を入れてこすり上げる。
もちろんそれと同時に、空いている手で乳房を揉みしだき、合間で乳首を執拗にはじくことも忘れない。

記憶が戻った直後は認識していなかった身体の疼き、それを意識し出したタイミングでスライムとあずさに強襲され、
くすぶっていた快楽に火をつけられた律子はあっという間に錯乱させられてしまう。

あずさ「こんなきもちいいこと以外に、することなんてないですよ~♥♥♥違いますかりつこさんっ♥♥」

律子「だ、めぇっ♥♥そんな、くりとりす、いじめないれくらしゃいぃ♥♥」

あれだけ仲睦まじく交合したのを律子が覚えていないらしい、ということはあずさも感じとっていたが、
それを悲しむでも嘆くでもなく、ただ律子のために思い出させようと奮闘する。

あずさ「律子さん、だけですっ、わたしのプロデューサーさんはりつこさんだけなんれすっ♥♥」

あずさ「貴女が運命のひと、なんです♥律子さんっ、そう言ってくれましたもんねっ、ずーっと一緒、だって♥♥」

律子「ひぁっ、そ、しょんな♥♥しらない、私、おぼえて、にゃっ、ぁああぁあっ♥♥」

あずさ「いいんです、なら今おぼえてくださいっ♥♥律子さんはわたしと、っ♥♥いっしょに気持ちよくならないとだめなんです♥♥♥」

あずさ「イくのもいっしょ、ですよっ♥♥クリちゃんひねりますからね、律子さん、イってください、イっちゃえっ♥♥ん、ちゅうっ……♥」

以前のお返しとばかりあずさは律子の乳首に吸い付くと、右手の指で律子のクリトリスを千切れんばかりにひねりあげ、
空いている左手は思い切り乳房を握りつぶしてしまいそうな勢いでわしづかみにする。

律子「やだ、いま、そんなにしたら……♥♥あずさしゃん、ひゃめっ、あ、あ、あああああーーーーーーっ!?♥♥♥」

耐えきれず律子が絶叫を上げ、あずさと律子はふたりで絡みあったまま、びくびくと何度も身体を震わせた。

あずさ「律子さんっ♥凛々しい律子さんも素敵だけど、かわいい律子さん、すごくいいですっ、最高ですよ♥♥」

律子「や、だめ、だめ、ですっ、あずささん、……♥やめて、そんなとこ、ふぁぁああっ♥!?」

満足そうにうなずく響の目の前で、あずさが律子を押しつぶしそうな勢いでのしかかっていた。
律子が途切れ途切れに上げる制止の声にも構わず、むしろもっと嬌声を引き出そうとしてその身体を貪り、弄り回す。

響「最初あずささんにトドメ刺したの、ほぼ律子だったからなー。なら、律子にはあずささんがトドメ刺さなきゃ不公平だよね」

自分の思ったとおりに事が運ぶのを見届けた響はすっかりご機嫌だった。
なし崩し的に律子とあずさをまとめて堕とすことも可能ではあったはずだが、あえて律子の正気を一時的に取り戻させ
その上で今度はあずさに骨抜きにさせるという目論見は、この上なく順調に進んでいる。

あずさ「それに、ほらっ…♥わたしにばっかり構ってちゃ、めっ、ですよ?スライムちゃんも一緒ですから~♥」

律子「えっ……な、あぁ、あ!?いやぁっ!どこ触って、こいつ、っんくぅぅ♥♥」

力の入らない腕を必死に動かし、迫ってくるあずさの腕を、上半身を押しとどめようとする律子だが、
がら空きになった乳房や尻にスライムがゆっくりと粘りついていた。不定形の粘液が蠢くぐにゅぐにゅとした触感と
肌どころか体の芯まで燃え上がらせる魔性の成分が律子の身体のあちこちから攻め上がり、そのまま一気に精神まで蝕んでゆく。

スライムは律子の身体だけでは飽き足らず、上になっているあずさの肢体にも次々とまとわりつき、
今やふたりの肌で露出している部分を探す方が難しいくらいになりつつあった。
あずさが責めるたび、律子が震えるたび、その動きに合わせてぐちゅぐちゅと媚薬粘液が音を立てる。

律子「だめ、だめ……で、す、あずささん………♥早く、にげないと、ぉ…♥」

あずさ「逃げる必要なんてないです、律子さん♥ふたり一緒なら、だいじょうぶですよ、ね?♥♥」

律子(聞いちゃだめ、こんなの、なんの理由もない、ぃ…!絶対、聞き入れたらだめ、………だめ、なのに、っ♥)

いくら理性で否定しても、耳から忍び込んでくるあずさの甘い声が、目の前で見つめてくるあずさの顔が、律子の判断力をぐずぐずに溶かしていく。
わずかに残っている意思と体力の両方が、あずさの指や腕の繊細な動きでほぐされてどこかへ流れ落ちてしまい、
さらにその残滓を吸い込みでもしたかのようなどろどろのスライムが、二人の身体に糸を引きつつ這い回っていた。

あずさ「律子さん、わたしのプロデューサーさん♥気持ちいいの教えてくれたのも、律子さんだったじゃないですか♥♥」

律子(ぷろでゅー、さ……? プロデューサー、なら……いっしょにいてあげないと………)

あずさ「エッチになるのも一緒じゃなきゃだめですっ♥♥わたしが迷子にならないように、一緒にいてください律子さぁんん♥」

律子「ん、ん………む、んんん~~~~、っっ♥」

すっかり狂った、しかしある意味では情熱的な思いのたけを洗いざらいぶちまけて、あずさは再び律子の唇を奪った。
律子がおずおずと伸ばした舌はあっという間にあずさの舌に絡め取られて、同時に残っていた最後の理性までも吸い尽くされる。

律子(あ…………あ、…そう、…だ。あずささんには……私が、一緒に、いてあげない、と…♥)

律子の目からゆっくりと抵抗の意思が消え、その口からすべてを受け入れた甘い喘ぎが上がり始めるのに時間はいらなかった。




あずさが律子嬢に弄ばれた挙句、すっかり変わってしまったつい先ほどの光景。その、逆回しを見せられているようでした。
律子嬢が正気を取戻し、……そして、すっかり肉欲に溺れたあずさに籠絡され、虜にされてしまう一部始終を、まざまざと見せつけられ……
今また二人はわたくしの目の前でもつれあい、まるで、すらいむの沼の中で仲睦まじく溺れているかのようでした。

………わたくしの思考を無理やり断ち切るようにして、ぐちゅり、と耳障りな音がしました。
この音こそが合図である、ということをこの僅かな間にわたくしはすっかり教え込まれてしまっていて、
気をしっかり持たねば、と思う心とは裏腹に、足や手に細かな震えが走るのを止められません。

先ほどわざとらしい音を立てた、わたくしのお尻にへばりついているすらいむが、脈打つように体を動かし始めます。
そして、中に入り込んでいる部分を時に大きく、時に細かく波打つように震わせて、わたくしに内から刺激を加えてきました。

貴音「くぅぅ…………っ、は、っ、はぁ、んんっ……♥はーっっ、はぁ、ふぅん、ん!?」

せめて声は出さぬように、とどれだけ固く誓ったつもりでも、あさましい喘ぎが漏れ出るのをこらえられません。

すらいむは不浄の穴からある程度までわたくしの臓腑に入り込んだのち、それ以上の侵入を止めはしたものの
ずっとわたくしの内に……、お腹の中、に、居座り続けていました。
驚くことに、そしておぞましいことに、痛みも、不快感もまったく感じられません。
ただ、固くもなく、といって液体というほどやわらかくもない、なんとも言いようのない存在感だけが去ってくれません。

………身体全体をとろかされそうな下腹の熱は、刻一刻と強くなっていました。
すらいむがその身を構成する粘ついた液をわたくしの内に染み込ませ、塗りこめてくる想像がどうしても止められず、
その考えがますます身体の疼きに拍車をかけてしまうのはわかっているのに、思考ひとつ自由になりません。

貴音(………こやつ、本当に、わたくしの…お尻、ばかり、ぃ……………!)

先ほどから、響の命に従い、すらいむは徹底的にお尻だけを嬲り続けていました。
ときおりお腹の中からぶちゅぶちゅと音が聞こえる気すらして、わたくしは、幻聴だ、と自分に何度も言い聞かせます。

響「えっへへー。貴音、ちょっと見てない間にずいぶんとろっとろになってるなー♪」

……新たに聞こえた声も、どうか幻聴であってほしい、と願わずにはいられませんでした。

響「自分の言ったとおり、ちゃんと貴音のお尻だけいじってたんだね、スラ美。えらいぞー」

貴音「……、っっ…! ふぅ、っ、ん、くぁ………あ、っ…♥」

響に声をかけられたすらいむは喜びを表すかのように身体全体をぐにょぐにょとうねらせ、
そのわずかな動きがわたくしの身体にも伝わり、思わず声を上げそうになるのを押しとどめます。

響「…にしてもさー、貴音ぇ?」

先刻よりもさらに面憎いにやにやとした笑顔のまま、響はわたくしを見やりました。

響「お尻ばっかいじめられてるのに気持ちよくなっちゃうなんて…貴音って、もしかしてヘンタイなんじゃないかー?」

貴音「な……、あ、いや、あぁあ、はぁあああんっ♥♥」

その口から余りといえば淫靡な侮辱のことばをぶつけられ、否定しようと思うより前に
すらいむがまたぐちゅぐちゅと音を立てて蠢き、わたくしの中で一際大きく身を震わせました。
意識していなかったせいで、響の見ている前だというのにわたくしは背を反らせ、甘く啼いてしまいます。

響「ほらー。貴音、恥ずかしくないの?お尻ぬちゅぬちゅされただけで、そんなえっちい声出しちゃって」

貴音「や、だめ…、言わないで、くださいぃ……これは、この汚らわしい粘液のせいでっ………」

響「ふーん?じゃあ貴音、いまぜんぜん気持ちよくないの?」

貴音「……………当然、です…っ!この、ような、物の怪に、など……」

強がりであることは誰よりわたくし自身がわかっています。それでも、決して認めるわけにはいきませんでした。
目の前の相手は悪の組織の首領であり、そして、その姿形はわたくしのかつての親友に瓜二つなのですから。

響「あはは、貴音はうそつきだなあ。昔からうそがヘタクソだったけど、今回のは特にひどいね」

そう言って響は、わたくしのなけなしの嘘を一笑に付しました。
そのままわたくしのそばへ近づいてくると、なぜか急にその場にしゃがみ込み、
上半身を前に倒しているわたくしよりさらに下から上目遣いに視線を送ってきます。

響「んふふ……あずささんにも負けない、貴音のその立派なおっぱい。乳首がぴんって立っちゃってるぞ」

貴音「……っ!?」

響がかがんだ理由にそこでようやく気づき、その視線から逃れようとわたくしは身をよじりました。
もちろん、手も足もすらいむに拘束されている以上、どこへも動けませんし、身体を隠すこともかないません。

響「それに貴音…自分でお○んこ見てみたら?息してるみたいにひくひくしてるの、ここからでも見えるよ」

貴音「いやぁ、いやぁああああぁ!!やめて、そんな、嘘ですっ、聞きたくありません……!」

耳を覆うことすらできず、せめてわたくしは叫びを上げ、響の声をかき消そうとしました。
だというのに、声を荒げるでもない響のことばが、どうしてか粘りつくように耳へ忍び込んできます。

響「うそじゃないってば。やっぱり貴音はヘンタイなんだよ、スラ美にお尻いじられて感じちゃうヘンタイさー」

貴音「ちが……ぢがい、まず………わた、わだぐ、し、っ、……変た、などでは、う、うぇぇ、うぁぁあ……」

気が付けばわたくしは涙を流し、声まで上げて泣いていました。
響に嘘を見抜かれたこと、響に詰られたこと、身体があさましく反応してしまっていること…
それらすべてが一緒になってわたくしの頭をぐちゃぐちゃにし、何も考えられません。

響「だいじょうぶだよ、貴音。恥ずかしいって思うのは、まだ貴音が素直になれてないせいだから」

泣き続けるしかないわたくしに、一転して響がやさしい声色で話しかけます。
それと前後して、腰の上あたり、わたくしの背中に細く水か何かが垂れ落ちてくる感触が生まれました。

響「素直になれるように自分、もうちょっと手伝ってあげる。もちろん、スラ美もいっしょにね」

背中に落ちるものは流れを止めず、少しずつわたくしの背中を覆う範囲が広がっていきます。
液体ほど滑らかではなく、それでいて固体でもなく、……触れられたところが、すぐにじくじくと熱く………!

響「このままお尻だけでも十分いいと思うけど、ほかもいじってあげようね。気遣いもできる自分はやっぱり完璧さー♪」

貴音「や………ぁ、もう、すらいむは……ひ、響、お願いです、どうか………っ」

震える声を絞り出したわたくしに、ではなく、別のものに向かって響は笑顔で言いました。

響「自分、ちょっと春香と千早のほう行ってくるから。スラ美、貴音のこと、もうちょっとよろしくなー」

その言葉を合図に、わたくしの背に垂れ落ちたすらいむはぬるぬると体を滑らせ、
わたくしの身体の前面に回り込むと、あっという間に乳房を覆い尽くしてしまいます。
待って、と声を上げようとしたわたくしの前に、蛇の鎌首よろしく触手状のすらいむが寄ってきました。

貴音「そん、な……ひび、っ、んむっ、うぐうぅ!?」

口にもぐりこんだものと、乳房にへばりついたもの、そして、わたくしのお尻を埋め尽くしているもの。
すらいむが一様に蠢き始めるのを、わたくしはどこか他人事のように感じていました。

やよい「はぁーっ、はーっ、はーっ………♥♥♥」

さんざん一人で楽しんだらしく、やよいはぐったりと床に倒れ込み、周囲にけっこうな量の白い液をまき散らしていた。
そのクリトリスが今ではもとの可愛らしいサイズに戻っていることを確認し、響は声をかける。

響「やっほ、やーよい。そんなに気持ちよかったの?」

やよい「はぁ……ん、♥…あ?え、あ、ひび、き、しゃん……?」

響「あはは、その顔見たら聞くまでもなかったなー。ごめんごめん、まだ寝てていいよ」

響は自分の顔を見てもまだぼんやりと目の焦点が合わない様子のやよいに笑いかけ、起きなくていいと手で制する。
そして、やよいがおかずにしていた二人の様子を改めて確認した。

響「おおー……ふふふふ。春香、千早ー、愛と正義のシャインマジシャンがそんなザマでいいのー?」

苦笑交じりにかけられたその声に返事をする者は一人もおらず、スライムが立てる水音だけが響く。

巨大な本体から切り離され、幾分こぢんまりとした――それでもダブルベッド程度のサイズは優にあるスライムの上で、
千早と春香は折り重なるようにして倒れ込んでいた。
二人ともマジシャンの衣装こそまだその身にまとっているが、あちこちが傷み、粘液にまみれている。

仰向けになっている千早は、もはや拘束しておく必要もないと判断されたのか、手足を自由にされていた。
しかし千早はせっかく解放された全身を力なく横たえ、ときおり思い出したように身体を小さくぴくん、と跳ねさせるばかりで
目は閉じたまま、身じろぎもほとんどせず、言葉を発することもない。

響(千早、もともと体力派じゃないもん。これだけセックスしてたらそりゃノビちゃうよね)

本来なだらかなお腹がほんのり膨らんで見えると響が錯覚しかけるほど、春香の放った精液が千早を満杯にしていた。
足は春香に正常位でひたすら犯されていたときそのままに、アルファベットのMに似た形をとっている。
長時間にわたる激しい凌辱を受けてなお、つい先ほどまで処女だった千早の膣口はまだそれなりに締まってはいたが
その中からはときおり、こぷっ、ぷちゅ、と空気が泡になってつぶれる音を立てつつ、注ぎ込まれた疑似精液をあふれさせた。

あずさや律子、貴音の相手をしている間じゅう二人が延々交わり続けていたのだとして、媚薬粘液で身体を昂ぶらされ、
さらにはユニゾンソウルの影響で2倍の快感を共有していたのだから、相当な回数の絶頂を迎えたはず、と響は考える。

一方の春香は千早に完全に身体をあずけ、突っ伏すかたちでうつぶせになっていた。
開かれた千早の足の間に割り込み、全身をほとんどまっすぐ伸ばした姿勢のまま、ぴくりとも動かない。
ただ、よく見ると呼吸に合わせてごくかすかに胸が上下しているあたり、少なくとも生きてはいるらしかった。

響「好きなだけヤることヤったらぐっすりなんて、春香、いい性格してるなー」

笑いながら、響はなかば独り言のように口にする。

響「それはそれとして……よいしょ。ん……、よし! さすがにもう消えてるね」

しゃがみこみ、スライムの半透明の体を少し下から透かし見て、響が声を上げた。
千早を犯し、さんざんよがらせた春香の勃起クリトリスが今では影も形もなくなっている。

響「具体的にどれくらい出したら消えるかとかはわかんないけど、とりあえず、常に出てるわけじゃないのは確定か………ん?」

引き続き春香と千早の状態をじっくりと観察していたその目がふと止まった。

響(……春香の方が、千早より、コスチュームの傷みが激しい気がする。なんかで魔力消費してたのかな?)

基本的にシャインマジシャンの衣装の状態は着用者の魔力と連動しており、
本人にこれといって問題がなければ耐久性・耐魔力性能等において十分な効果を発揮するようにできているが、
体力を消耗していたり集中を殺がれていたり、あるいは性感に支配されていたりなどした場合、その性能は格段に低下してしまう。
今回の春香もその影響で、本来なら衣装を破壊するほどの力がないスライムに破られたりしたのかもしれなかった。

考え込む響をよそに、二人を上に乗せているスライムはまだ動き続けていた。
意識はあってももう反応を返さない千早と、そもそも意識のない春香、二人の後ろの穴に体をもぐりこませ、
ゆるゆると抜き差しをしたり、時折全体を大きく脈打たせたりして刺激を加えようと試みる。

千早「……………っ♥♥ ん………ぁ……………♥♥♥」

春香「……………………」

しかし、春香はそれでも目を覚まさず、千早にしてもごくわずかに声を漏らす程度で、スライムを満足させるには至らない。
響は自分がいない間も忠実に命令を実行し続けていたスライムを見て目を細め、改めて声をかけた。

響「よーし、スラ美……えーと、キミはスラ美2号、ってことにしとこう、今までお疲れ!ちょっと止めて出てきてくれる?」

スライムは響の言葉が消えてしまわないうち、千早と春香の肛門責めをぴたりと止めた。
そして、軟体の体の硬度をぎりぎりまで緩くして抵抗を減らすと、一気に二人の中から抜け出る。
ぶじゅ、ぶびゅっ、と間抜けな音が響くも、千早だけがわずかに体を震わせる程度でほとんど無反応のままだった。

響「自分で作っといてなんだけどスラ美たちはほんとに器用だなー。よし、じゃ、今から仕上げするの手伝ってね!」

いよいよ大詰めだと思うと自然に湧き上がってくる笑いをそのまま素直に浮かべ、響は言った。

………………………

…………………

……………

なんだか、気持ちいい夢を見てたような気がします。
誰かがずっと、やめて、とか、だめ、とか言ってるんだけど、でもなんか、止められなくて。

しばらくすると頭が真っ白になって、腰ががくがくするくらいすっごい気持ちいいのがばーって来て。
その直後はちょっとぼんやりしちゃうけど、すぐにまた始めたくなっちゃう、っていうか。

ああ、またあの気持ちいいの味わいたいなぁ……♥ 今すぐ寝たら、また続きできないかな?

でもさすがに、もうそろそろ起きないとダメな気がします。わたし、相当長いこと寝てる気が……


響「春香ー。そろそろ起きて?」


…………忘れるはずもない響ちゃんの声が聞こえて、一気に意識が戻りました。
とっさに身体を動かそうとして、手も足も覚えのあるぐにょぐにょした感触に阻まれます。

春香(……っ!ま、また、こんなかっこう………っ)

どれくらい経ったのかわかりませんが、わたしは最初にスライムに吊るされた時とほぼ同じポーズをとらされていました。
両手とも頭の上で縛られて、足は膝のあたりに巻き付かれ、アルファベットのMの形にさせられ、て……?

春香「え……? ちょっ、と…や、やだ、これ………!?」

姿勢は同じでも、服装はぜんぜん違いました。おっぱいを、その、丸出し……にされてしまったのは覚えてるけど、
今のわたしはなぜかショーツをはいていませんでした。それで、こんな思いっきり足、開かされてたらっ!?

春香「いやぁぁっ!!響ちゃん、お願い見ないでぇ!?」

気づいてしまったせいで意識がかえってそっちに集中し、下半身がスースーしているのをより強く感じてしまい
わたしは相手がブラックジャンボのボスだということも忘れて大声を上げてしまいます。

響「大丈夫さー、春香。意識ない間もずっとそのカッコだったから、もう春香のお○んこはしっかり見てるよ、自分」

春香「や、やだ、やだああぁあ!」

たとえ相手が女の子でも、友だ……元友達でも、絶対に見てほしくないところを見られたと知って
わたしは恥ずかしさで死にそうでした。目をぎゅっとつぶり、首をぶんぶん振らずにいられません。

響「まあ、今はそんなのどうでもよくってさ。それより春香に見てほしいものがあるんだけど」

春香「え………?」

目は閉じたまま、わたしは思わず動きを止めました。
相手が相手なんだしきっとろくでもないものだってわかっているはずなのに、つい聞き返してしまいます。

響「スラ美。その場所でターンして、春香からみんなが見えるようにしてあげて」

春香「…みんな?」

響ちゃんの声を聞いているうちに、頭から飛んでいた情報が少しずつ戻ってきました。
そうです、わたしは一人でここに来たんじゃありません。一緒にいたはずの千早ちゃんはどこだろう。
それに、今回護衛するべき三人………あずささんと律子さん、それから貴音さんも。

わたしがいろいろ考えている間にも、わたしを捕まえているスライムがずりずり音を立てて回転しています。
響ちゃんはわたしに何を見せるつもりなんでしょうか。それに、そういえばさっきから、女の人の声がするような……

スライムが動きを止めました。千早ちゃん以外の三人が、目の前でわたしを待っていました。


床にあおむけになった律子さんの上に、あずささんが乗っかっています。
あずささんの、すごく立派なたゆんたゆんのおっぱいが、小柄な律子さんの顔まで押しつぶしそうになってました。

律子「あ、ずさ、しゃん♥♥激しすぎ、ですっ、もっとペース、考えないとぉ、だめですよっ♥」

あずさ「は~い、ごめんなさい律子さん♥でもどうしても気持ちよくって、っ♥♥」

あずささんは、おっぱいで律子さんの上半身ぜんぶを撫で上げるみたいに、身体をスライドさせ続けます。
二人の身体は全身ぬとぬとになっていて、こすれ合うたびにぐちょぐちょ音を立てました。

律子「ほら、また、上半身に集中しすぎっ♥下半身と両方、バランスよくっ、シないと♥」

あずさ「あは、ぁあっ♥あらー、そ、そうでしたぁ♥もっと、もっと気持ちいいの、プロデュースしてくださいっ♥」

春香「え…………え!?あ、あずささん!?律子さん!!二人とも何やってるんですかっ、やめてください!?」

目の前の光景に頭が付いていかなくて、わたしは気づいた時には叫んでしまっていました。
そして、そんなのまるで聞こえてないみたいに、二人はお互いだけを見つめて夢中で抱き合い続けます。

響「そっちに貴音もいるよ。春香、きちんと見てあげて?」

響ちゃんに促され、わたしは何も考えられないままあずささん達から目をそらし、指さされたほうに視線を向けました。


貴音「ん"ん、む、ぅ、~~~~~~♥♥♥ん、ぐ!?うぐっ、む、むふ、ん、ごくっ、んくっ………♥♥」

貴音さんは、すごく辛そうな体勢……やよいが手を跳ねあげてあいさつをするときの頭を下げた状態、みたいな、
普通ならまずしないポーズをとらされていました。あんな姿勢、支えがなかったらすぐ倒れちゃうに決まってるのに。

貴音さんが床に倒れないでいられるのはもちろん、支えがあるからでした。
足はひざくらいまで、手は片方ずつ上に伸ばした状態で、それぞれ半透明のにゅるにゅるの中に埋まっています。

あずささんに負けないくらい大きな貴音さんのおっぱいにも、スライムがへばりついていました。
上半身を倒してるせいでおっぱいが身体からぶら下がるような状態になってしまってるのを支えるみたいに包み込み、
その半透明のかたまりの中で、遠目に見てもわかるくらいぐにゅぐにゅとおっぱいに力を加えてます。

貴音さんの口にはゲル状の体の一部が触手みたいに伸びて入り込み、声を出せなくしていました。
ときどきその半透明のホースみたいなものがいきなりぶるっと震えることがあって、
そうなったあとは少したってから決まって貴音さんがのどを鳴らします。
……………何が起きているのか、だいたい予想はできるけど、そんなことって……!!

そして、貴音さんのチャームポイントのおしり、にも、太く伸びたスライムがくっついています。
どうなっているのかわたしの位置からじゃよく見えないけど、それが動いてじゅぷじゅぷと音を立てるたびに
貴音さんはびくんと身体を大きく震わせていて、それに、顔がうっとりとして、……よろこんで、る?

春香「たかね、さ、ん………?」

貴音「んん、ーーーーっ♥♥ ………ん、む?…………ん、ん、んぐっ! んんーーーーーーーー!!!」

わたしはほんの小さな声でつぶやいたはずでしたが、貴音さんにその声は、たしかに届いてしまったみたいでした。
ぼんやりしていた目がわたしのほうに向いた瞬間、大きく見開かれ、貴音さんは声にならない声をあげてもがき始めます。
銀色のウェーブがかった髪を振り乱し、首をふって口の中のスライムから逃れようとしますが、うまくいきません。

春香「貴音さん、貴音さんっ落ち着いて、落ち着いてください!見てないですっ、わたし見てませんから!!」

うめき声にしか聞こえなくても、貴音さんの言いたいことがわたしには全部、わかりました。
見ないでください、春香、お願いだから見ないで、と、貴音さんの目が、そのまま叫んでいるみたいで。

せめて貴音さんが安心できるように、目を閉じて顔をそむけて視界は真っ暗になりました。
……でも、耳は、ふさげません。
何もできないわたしの耳に、さっきまでより明らかに激しくなったぐちゅぐちゅ、ぬちょぬちょという音と
貴音さんの悲鳴…………喘ぎ声、が、いつまでも飛び込み続けます。

貴音「ん、んんっ♥ふぐぅぅっ、ん~~~~~っ♥♥む、ごっ、おぉ!?♥♥ん、ん、んんんんんーーーーー♥♥♥」



響「さてと、どう、春香?春香がぼけっとしてる間に自分、しっかり準備しといたんだ!」

わたしが三人のほうに集中して、ときには目を閉じてる間に近づいてきてたみたいで、響ちゃんの声はすぐそばから聞こえました。
涙がこぼれるのを止められないままわたしは響ちゃんの声の方へ顔を向けて、思い切り叫びます。

春香「な、なにが『どう』なのっ!?どうしてこんなひどいことができるの!?響ちゃん、今すぐやめさせて!!」

響「ひどいこと、って、なに他人事みたいに言ってるんだ?これ全部、春香の…あ、千早もか。二人のせいなのに」

響ちゃんはわたしの叫びを完全に無視して、できの悪い子にゆっくり言い聞かせるみたいに言いました。
その勝手すぎる言い分にますますわたしは頭に血が上ってしまいます。

春香「わたし何にもしてないよ!あずささんも律子さんも、それに貴音さんまで、全部響ちゃんが…!!」

響「何にもしてない、っていうか、何にもできなかったんでしょ春香は。はないちもんめは春香たちの負けさー、忘れちゃった?」

一瞬、意味が解らなくて、少しして理解が追いついて、それからようやく身体に震えが来ました。
つまり、その見せしめのためだけに、三人をスライムに襲わせて…わたしに、その様子を……

響「あ、ようやく思い出した?春香と千早がちゃんと勝ててればこんなことにはなってなかったのにね。残念残念!」

春香「………それで、わたしにどうしろっていうの、響ちゃん。もうわかった、なんでもするよ……だから三人は許してあげて…!」

悪気なんてまったくない調子できつい皮肉を言われ、また泣きそうになりますが、今はそれどころじゃありません。
確かに響ちゃんの言う通り、わたしがしっかりしてなかったからこんなことになっちゃったんです。
それならせめて、わたしは身体を張ってでも、その責任を取らなくちゃ。

響「ん、春香は見ててくれたらいいよ。そのために自分、目覚ますの待ってたんだから」

春香「見てて……って、わたし、これ以上なにを見たらいいの?」

まだ響ちゃんの真意がつかめなくて、わたしは言われたことを繰り返して質問するしかありませんでした。
そのわたしをまっすぐ見返し、響ちゃんは満面の笑みを浮かべて言います。

響「今からまず、三人のはじめてをスラ美に捧げてもらうんだ。その瞬間をちゃんと見届けてあげて♪」

世界から一気に音が消えました。

春香「は、はじめて、を……?何言ってるの、響ちゃん……………」

響「あれ、わかんなかった?三人の処女をもらっちゃうから見といてあげて、ってことなんだけど」

意味がわからなさすぎて目が回りそうでした。
まだマジシャンとして覚醒してない三人を幹部にしちゃう、っていう話がそもそも理解できないのに、
どうして、そこで、処女………はじめて、を、奪うなんてことに?

響「やよいのときも迷ったけど、結局はイソ助にはじめてあげちゃったからさ。やっぱりお揃いがいいよね」

春香「いそ、すけ……? ってちょっと待って響ちゃん!!や、やよいも、なの……!?」

なんでもない調子でとんでもないことを聞かされて、わたしはつい素のままで叫んでしまいました。
その剣幕にちょっと引き気味の様子で響ちゃんは答えます。

響「わ!な、なにどうしたの、春香」

春香「どうしたのじゃないよっ!?質問に答えて、やよいがあんなになっちゃったのもそのせいなの!?」

響「そうだよ?やよいはなかなか心折れなかったからさー、先に身体と頭をばかにしちゃうほうが早いかなぁって」

響「イソ助三匹くらい呼んでさ、時間かけて、触手でいっぱいかわいがってあげたの。そしたらイチコロだったよ、媚薬中毒にもなっちゃったけどね」

……本当は、あらかじめそういうことも考えておかなきゃいけなかったのかもしれませんでした。
元がエッチなゲームだっていう話だから、マジシャンやほかの女の子がひどい目に遭う可能性もあるかもしれない、って。
でも………だからって、それを、ほかでもない響ちゃんの口からこんなあっさり聞かされちゃうなんて……

そういうことなら、やよいがあんな風に、完全に人が変わってしまったのもうなずける気がしました。
あの優しくて、素直で、かわいいやよいの、女の子の大事な初めてが、そんなことになっちゃってたなんて。
不甲斐なさや悔しさ、悲しさ、いろんな感情がごちゃまぜになって、ひとりでに涙がにじんでしまいます。

響「さ、そしたら、あんまり待たせるとスラ美もかわいそうだし、むしろ三人も待ってるかもだし。そろそろ……」

春香「……………ま、待っ、て、待って響ちゃん!!」

思ったより大きな声が出せたことに少しだけ安心しました。
目線をわたしから外しかけた響ちゃんも、興味を惹かれた様子でこっちに目を戻しています。

春香「その……わ、わたしの、はじめて………を、かわりに、あげる、から!三人には手を出さないで、お願い!!」

すぐには動くこともできない状況でわたしにできる提案といえば、これしか思いつきませんでした。
でも、プロデューサーさんから聞いた話を思い出せば、三人を助けられる可能性はきっとそれなりにあるはずです。

P『これ、プレイヤーがブラックジャンボのボスになって、シャインマジシャンを…その、堕とす、ゲームなんだ』

確かにプロデューサーさんはそう言ってました。つまり、ゲームの通りなら、ブラックジャンボのボスである響ちゃんは
まだマジシャンじゃないあずささんや律子さん、貴音さんよりも、わたしに、え、………エッチなことをするほうが優先のはず、で。

こんな提案をしないで済むならしたくない、っていうのが本音ではあります。
でも、わたしのミスのせいで、事務所の仲間たちがエッチなことをされてしまう……特に処女を奪われちゃうなんて、
そんな光景を見せつけられるくらいなら、まだ自分がひどい目に遭わされた方が耐えられる、と思いました。

言いたいことはぜんぶ言いきり、返事を待つだけになったわたしを、ぽかんとした顔で見て。
そして少しだけ間を置いてから響ちゃんは鼻で笑いました。

響「あのさ、春香。さっき自分がなんて言ったか、ちゃんと聞いてた?」

春香「え?」

響「さっきは自分、『今から「まず」、三人のはじめてをスラ美に捧げてもらう』って言ったんだ」

響「三人が終わったらもちろんその次は春香の番だぞ。なに、もしかして自分だけは勘弁してもらえるとか思ってたの?」

今度こそ、わたしは何も言えなくなりました。全身の血の気が引いていくのが自分でもわかります。
そんな………こんな気持ち悪いスライムなんかに、大事な初めてをとられちゃう、の…?

響「あはは!春香もウソつけないタイプだよね。身代わりになるなんてかっこいいこと言ってたのに、なんでショック受けてるんだー?」

もう、こんなの、わたしだけでどうにかできるような状況じゃありません。

春香(こ、このままじゃ、三人とも、それにわたしまで……誰か助けて、千早ちゃん、千早ちゃん…、助けてぇ…!)

わたしの頭に浮かんだのは千早ちゃんのことだけでした。
いつだって冷静で、マジシャンとしての経験もわたしより長くて、頼りになる千早ちゃん。
そうだ、わたしが目を覚ましたあと姿を見かけてないし、うまくここを抜け出して助けを呼びに行ってるとか……

響「だいたい同じマジシャンの千早はもうとっくに処女じゃなくなっちゃってるんだぞ。春香もお揃いになるだけさー」

わたしが何か言うより早く、またスライムがずるずると音を立てて向きを変え始めます。
そして間もなく、わたしの正面に見えてきたのは、

春香「……………ちはや、ちゃん……?」

うつろな目をしたまま、気をつけの姿勢でまっすぐ立っている千早ちゃんでした。

青をベースにしたマジシャンの衣装を着ているのも、胸のところの衣装をずり下げられて
おっぱいを丸出しにされてしまっているのも、わたしが気を失う前に覚えていた千早ちゃん、そのままでした。

でも………スカートがまくり上がった状態になっている千早ちゃんは、その下に、なにも履いてなくて…
そして、足をぴったり閉じてはいるけど………足の付け根、股間のあたりから、どろどろした白い液体が垂れ落ち続けていました。
千早ちゃんのすらっと細い太ももを伝ったり、直接糸を引きながら千早ちゃんの足もとに滴り落ちたり、して、います……

春香「ち………千早ちゃん、千早ちゃんっっ!?い、いやああああああああっっ!!!」

自分でもびっくりするような悲鳴を上げてしまったのに、千早ちゃんは反応どころか身動き一つしません。
たぶん響ちゃんがまた身動きをとれなくしてる、とかそういうことだろうと頭の片隅で思いました。

春香(あ、ああ………ひど、い、ひどすぎる…!)

聞き違いであってほしいと思ったさっきの響ちゃんの言葉がまぎれもない真実だと、改めて思い知らされます。
千早ちゃんの…処女、を、響ちゃんがもう奪ってしまったのは間違いなさそうでした。

春香「………響ちゃん、っ!?なんで、どうしてそんなひどいことができるの!?」

自分の状況も、貴音さんたち三人のこともすべて忘れて、わたしは響ちゃんに食ってかかりました。
千早ちゃんにこんな…こんな、ひどいことして、絶対に許せません。
そのわたしを面白がるみたいに、へらへらと笑って響ちゃんは言います。

響「なんで……って、ブラックジャンボは悪の組織だもん、いいことしててもしょうがないでしょ。それに、さあ」

響ちゃんのにやにや笑いがいっそう暗く濃くなって、怒りで頭がいっぱいになっていたはずのわたしは一気に現実に引き戻されました。
恐いとすら感じるプレッシャーだけじゃなく、人を苦しめ、悲しませて楽しむ純粋な悪意がねっとりとまとわりついてくる感じがします。

響「千早のはじめてを奪っちゃったのはほかでもない春香本人なんだけど、それも覚えてない?」

………目を覚ます前に見ていた夢のことを思い出して、全身の体温が一気に冷え込んだ気がしました。

あのとき聞こえてた、わたしに抵抗して拒絶する声はたしかに、まったく知らない声じゃなかった、ような。
全身気持ちよかったけど、特に身体をとろけさせそうだったのは、腰とか、おなかの下の方から感じるきもちよさで。

響「さっきまで生えてたお○んぽ、どこ行ったかとか気にならない?春香としてはなんでなくなったんだと思う?」

響ちゃんは今や話し声にまで嘲るみたいな笑いをたっぷり混ぜ込んでいて、しかもそれを隠そうともしていませんでした。
そんなの知らない、と言って話をやめてほしいのに、身体が理由を、そのとき起きたことを覚えている気がして、声になりません。

響「わかんないかー。答え教えたげる。春香のあれは、何度か射精したらおさまって勝手に消えるようになってるんだよ」

響「つまりはそれだけ射精したってことなんだけど、じゃあ春香はいったいどこで、『誰に』、射精したんでしょーぉかっ!」

春香「うそ……うそ、わたし、そんな………違、知らない、わたし、わたし」

響「春香はねー、千早が動けないのをいいことに、千早のことずーっとクリトリスおち○ぽで犯し続けてたんだ」

相手の知らない、そして知りたくないことを教えるのが楽しくてたまらないという顔で、響ちゃんは言いました。

春香「や、だやめて、響ちゃんもう言わないで………ごめ、なさい、千早ちゃん、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい………」

響「そこに立ってる千早見たらわかるよね。千早がどれだけやめてって泣いても叫んでも、春香ったら、何度も何度も千早をレイプし続けて」

響「しかもほとんど全部中出ししてたもん、さすがに自分もちょっと引いたかも。あ、ほら、また千早のおま○こから垂れて来てる」

春香「い、やぁ………そんな、わたし、どうし、て……ごめん、千早ちゃ、ん、ごめん、ごめんね……」

響ちゃんやわたしの言葉が聞こえていないのか、千早ちゃんはただまっすぐ立ち尽くしたままです。
でも、その無言のままの目がわたしを静かに責めているような気がして、そっちに顔を向けられません………



響(やっぱり春香は覚えてなかったのかー。でもそれって、意識飛んじゃうくらい気持ちよかったってことだな♪)

すっかり顔を伏せきって、涙を流しつつぶつぶつと謝罪の言葉を呟き続けるだけになってしまった春香を見て響はほくそ笑んだ。
これから幹部になってもらう三人はもちろん、つい先日マジシャンから幹部に鞍替えさせたやよいもそうだし、
それに宿敵マジシャンとはいえもともと事務所の仲間で、ゆくゆくは家族の一員になる予定の春香にしても千早にしても
精神的・物理的に痛めつけてどうこうする、というのは響の好みにそぐわなかった。

響(まずはたっぷり気持ちよくしてあげて、納得ずくでこっちに来てもらわなくちゃ意味がないよね!)

あずさ・律子と貴音を嬲り続けているスラ美が、少し前からずっと無言のアピールを送り続けてきている。
ちゃんと言うことを聞いて「待て」ができた子にはしっかりご褒美をあげなくてはいけない。当然のことだった。

もう今ではほとんどスライムの中に二人で一緒に沈み込み、かたく抱き合ったまま嬌声を上げ続けているあずさと律子、
それに菊門と上の口から入り込まれ内から媚毒で焼かれ、くぐもった喘ぎを止められない貴音にそれぞれ改めて視線を送り、
響は口には出さず小さく手だけを動かして、スラ美にだけわかるように手早くサインを送る。

あと少しで主人から「よし」の声がかかることを敏感に察知し、律子とあずさの周囲のスライムはがぜん活発になった。
お互いがお互いの身体をこすりつけて慰め合う動きは邪魔しないまま、巧妙に二人の胴をまとめて拘束した上で
抱き合ったまま横向きになるよう転がすと、あずさの左足と律子の右足をそれぞれ持ち上げ、側臥のまま開脚させる。

二人の足の間にまとわりついていたスライムがにちゃぁ、と糸を引いて離れ、あずさと律子それぞれの局部が露わになった。
足を開かされたことは気づいていても二人はお互いを貪るのに夢中で、特段注意を払わないまま胸や唇をそれぞれに求め続ける。

響「よーし。こっちの二人はもう、準備オッケーでしょ」

スライムの一部が小刻みに震えたかと思うと、ぐぐぐ、とゆっくり伸び上がる。
やがてそれは先端がきのこの傘のように膨らんだ、半透明ながら男性器そっくりの形をとった。
一本目がゆらゆらと揺れる横で、二本、三本と同じ形のものが続けて発生し、最終的な数が四本に達する。
それらは少しずつ根元から動いて位置を変えると、二本ずつ、律子とあずさの女陰近くに陣取った。

満足げに二人を見やる響の表情を間近で見、そのつぶやく声を聞いてなにかを感じ取ったのか、自分も責め立てられている貴音が身じろぎした。
スライムに口をふさがれ全身を拘束されているせいでうめき声が大きくなった程度の変化しかないが、響もそれにすぐ気付く。

響「貴音は……うーん、もうちょい、かなぁ。あ、そうだ、貴音にもまず二人の乱れっぷり見てもらうことにしよ!」

おののくように貴音が目を見開き、それと前後して顔を伏せていた春香が、響の声に反応したのか顔を上げる。

響「スラ美、いい?まずはあずささんと律子だからね。じゃあ…………」

ようやくおあずけを解かれる瞬間が待ちきれない様子で、スライムは宙にさ迷わせていた疑似ペニスをせわしく動かすと
あずさと律子の前後の秘穴に狙いを定め、先が少し細くなった先端を密着させる。くちゅ、とひそかな音がした。

響が自分のそばから移動していて、顔を伏せていたせいでどこに行ったのかすぐに見つけられない。
きょろきょろ周囲を見回したのち、あずさと律子のすぐ近くでにこにこと笑っている響をようやく見つけ、春香はなにか叫ぼうとした。

響「よし、はじめ!」

あずさ「あ………、あ、あぁあぁあああっ!?♥♥♥んほぉぉっっ♥♥♥♥」

律子「え、あずささ…はぁあぁああぁあんっっ♥♥♥♥な、にか、はいってき、たぁっ♥♥♥♥」

それよりも響の口が開くほうが一瞬早く、その言葉を聞いた瞬間にスライムは容赦なく、四つの分身をあずさと律子の中に侵入させる。
情熱的にお互いの舌を絡めて貪りあっていた律子もあずさも、急な衝撃に思わず口を放し、甘く高く叫びを上げてしまう。

二人の身体を傷つけず、それでいて侵入にも差し支えない絶妙な硬度を保ったまま、スライムは疑似ペニスを四つの穴の奥へ押し進めた。
存在感のある熱い粘液の塊で一気に前も後ろも埋め尽くされ、あずさと律子は互いの身体に腕を回したまま声を上げる。

律子「こ、これぇ、スライム♥♥スライムが中にっ、私の中に入って来ちゃってるぅぅっ♥♥♥」

あずさ「いやぁぁっ、そ、そんなぁ♥♥♥はじめては運命の人のもの、だったのにぃぃ♥♥」

春香や千早、貴音と違い、それまで体内をあまり嬲られてこなかったあずさと律子にとって、いきなりの侵入は致命的だった。
女体の中でももっとも敏感な粘膜を直接、媚薬粘液そのものでできた半透明のゲル状ペニスで擦りたてられ、
さらには排泄のためのはずの後ろの穴の奥まで同じスライムが深々と潜り込み、それぞれの襞の一枚一枚に至るまで
念入りに媚毒を染み込まされ、これまでとは比べものにならないほど加速度的に身体を狂わされてしまう。

あずさ「おかしいですっ、律子、さん、ああんっ♥♥!ぜんぜん痛く、ないんですっ♥お尻もお○んこも気持ちいいんです♥♥♥」

律子「私もっ、私もいっしょですあずささん♥♥だからたぶん心配いらないです♥ふたりいっしょならたぶん、ヘンじゃないですよ♥♥」

アイドルとして、それ以前に女性として大切な処女を奪われたというのに、二人の反応はもうすでに狂ってしまっていた。
ほんの少し残った理性も悲しさや悔しさではなく、快楽を感じていることへの戸惑い程度にしか働かない。

そのとき、二人の奥までをぎっちり埋め尽くしたスライムがまた前触れもなく、今度はゲル状ペニスの抜き差しを始めた。

律子「んはぁああぁあぁあぁあああっっ♥♥♥♥い、きなり、そんにゃっ♥♥♥」

あずさ「あひぃ~~っ♥♥や、だめ、だめです♥♥♥じゅぽじゅぽってしないれくらさいぃぃ♥♥♥」

膣をえぐる疑似ペニスは抜け落ちる寸前まで後退すると、二人の子宮口に触れるぎりぎりにまでひと息にもぐり込む往復運動を繰り返す。
一方、菊座を貫いたスライムはその長さを活かし、ずるずると引き抜かれる動きのときも、じゅぷじゅぷと音を立てて掘り進むときも
表面に微妙なこぶで凹凸を作り出したり、ぶるぶると全体を震わせたりと、本来触れられることなどないあずさと律子の腸内を存分にいたぶる。

二人まとめて拘束されているせいで逃げ場のない身体で、軟体の粘液が執拗に繰り返すピストンを余すところなく受け止めさせられる。
女性同士の睦み合いでは得られない、肉棒が与える快楽を暴力的に教え込まれ、あずさと律子はいきなり陥落手前まで追い込まれていた。
ぐちゅぐちゅ音を立てて突き込まれる動きと同期するように、豊満な乳房が粘液にまみれて絡み合う。
と、その中に別の異物がひそかにもぐりこんでくる感触が生まれ、二人は目線を胸元に向けた。

2×2の白い乳房の真ん中に挟まるようにして、二人をまさに犯しているのよりもさらに太いゲル状ペニスが顔を出す。
律子もあずさも反応できないでいるうち、新たな半透明の男根は膣や肛門を犯すピストンと合わせてその身を動かし始めた。

あずさ「んんっ、な、なんですか、これっ♥♥おっぱいぐにゅぐにゅって、されちゃうう♥♥♥」

律子「いやぁ、そんなとこでこすらないでぇ♥♥もっとぬちょぬちょになる………っ♥♥」

パイズリ、などという行為の名前には思い至らないまま、あずさも律子もされるがままになるしかない。
乳圧を存分に楽しんだ五本目のペニスは、すぐにびくびくと脈動し始めたかと思うと、先端から熱い粘液を大量に二人の顔へと吐き出す。

あずさ「きゃぁんっ…………んん♥♥♥やだ、お顔、べとべとに、されちゃいましたぁ………♥♥♥」

律子「ひぃぃっ♥♥♥あ、熱っ、ふあぁあ!これ……だめ、甘い、って思っちゃうっ♥♥」

それぞれの美貌を粘液にすっかり汚され、あずさと律子嬢が浮かべたのは………確かに、うっとりとした笑顔、でした。
二人は頬を紅く染め、固く抱き締めあったまま、大きく開かされた足ごと腰をくいくいと揺すっています。

貴音(そん、な………… そんな、あずさ、律子嬢ぉぉっ!!)

すらいむがぐちょぐちょと音を立てて出入りするたび、二人の女陰が大きく押し広げられ、
そして……膣の、奥まで、半透明の軟体越しに、すべてわたくしにも見えてしまっています。
すっかり充血しきった二人の女陰は、たいへん太いように見えるすらいむの体をも難なく飲み込んでしまっており、
少なくとも反応を見ている限り、痛みなどは感じていないのだろうと思えました。

二人のためを思えばせめてその事実を喜ぶべきなのか、それどころではないのか。
混乱しきっている今のわたくしでは、そんな判断すらもできません。

………わたくしの見間違いなどでなければ、二人の膣を犯す半透明のすらいむの表面を、うっすらと紅いものが覆っていました。
あのような物の怪を相手に、純潔を散らされてしまう、とは…!
そのことを二人が認識しているかどうかすら怪しいという事実がむしろ、わたくしの心をいっそう強く締めつけます。

貴音「ん、ぐっ、む、ん!?……は、っ、ぷあっ、う、えほ、っ、げほっ、うええっ…!!」

口にもぐり込んでいたすらいむがだしぬけに抜け落ち、わたくしは思わずえずきながら溜まっていた汚液をできるかぎり吐き出しました。
しかし、すでに歯茎や舌まで、口の中の至る所が熱く痺れた感覚に支配され、うっかり気を抜くと
またあのすらいむに戻ってきてほしい、などという愚にもつかないことを考えてしまいそうになります。

女体を狂わせる、媚薬…に似た成分がこの粘液に含まれていることは、もはや疑いようがありませんでした。
それを大量に飲まされてしまっただけでなく、お尻からも這い込まれている事実を思うと絶望しそうになりますが、
まだ希望を捨てるわけにはいきません。わたくしにできるのは誰かが助けてくれることを信じ、耐え抜くことだけです。

それにしても、なぜ今わたくしの口が解放されたのか………理由が皆目わかりません。
そう考えていたとき、下腹にぴちゃりとなにかが触れるのを感じました。

貴音「ふぁあ、っ!」

あわてて頭を下げ、股眼鏡をする要領で覗き込むと…下からすらいむが、わたくし目指して伸び上がっていました。
先端が少しすぼまり、末広がりにふくらんだ傘のようなものがあり、その下に幹のような本体が伸びていて………
……………つい先ほど、あずさと律子嬢を貫いたものと、瓜二つの見た目です。

貴音「……ひ…………い、いやぁあぁあっ!?」

覚悟はしていたつもりでした。ですが実際にいざ身に降りかかってみると、恐怖で我を忘れてしまいます。
いつか心通う殿方が現れたときに捧げるはずだった操を、人ですらない、わけのわからない物の怪の手で汚されるなど
絶対に、認めたくありません、耐えられるわけがありません……!

響「さーて………待たせてごめんね、貴音。次は貴音の番だぞ」

貴音「いや、嫌ぁ………ひ、響、どうか、どうかお許しください、わたくし……、まだ生娘なのですっ………!」

響「大丈夫大丈夫、あずささんと律子見てたでしょ?初めてでも、すーっごく気持ちいいからさ」

近寄ってきた響にわたくしは恥も外聞もなく、すべてさらけ出す勢いで懇願しました。
そして……予想通り、響はまったく取り合ってくれません。

響「それに………んふふふ。スラ美ー、さっきまでの感じでちょっとお願い」

貴音「なにを、あ、あああぁあっ♥いやっ、だめ、いけませ、ん♥おしり……、おしりはだめれすっ、もういやぁ、ああ♥♥」

ほんの数瞬前まで確かに恐怖に震えていたはずなのに、あさましく反応してしまう自身が情けなくて、悔しくて。
それでも脳天に響くほどのぶちゅぶちゅという音を立ててお尻の中をかき回されると、わたくしは苦もなく鳴かされてしまいます……

響「ああ、あの貴音がすっごいえっちな顔して、あーんなかわいい声まで上げちゃって……スラ美はほんとにできる子だなー」

うっとりと目まで細めて響はわたくしを眺め、笑っています。
ようやく、すらいむがわたくしの口から出て行った理由に思い当りました。
つまり……責め嬲られるわたくしが上げる嬌声を存分に楽しもう、ということなのでしょう。

響「ね、もうわかったでしょ?お尻だけでこんなに感じちゃうヘンタイの貴音じゃ、絶対にスラ美には勝てないって」

またしても聞くに堪えない響のことばが耳に滑り込んで来て、わたくしは必死に首を振って拒絶の意を表します。
どんなに響の声にそっくりでも、絶対に耳を貸しては駄目だと何度も心で唱えました。

響「貴音ぇ……貴音も、物足りないよね?お尻とおっぱいとお口だけいじめられてもダメだよね?」

甘えるような響の猫なで声が、じわじわと耳元へ近づいてくる錯覚に襲われます。
しかし今のわたくしには目を開ける余裕すらなく、ただゆるゆると首を振り続けることしかできません。

響「食いしん坊の貴音はもう、がまんできないでしょ?お○んこにもぐちゅぐちゅって入れてほしくない?」

貴音「……だ、め、いらない、ですっ…!そんな、もの、絶対に………っ」

響「……………うーーん。そう……、かぁ、ダメなのかー………」

落胆したことを隠そうともしない声が聞こえ、大きなため息がそれに続きます。

ひょっとして、響がここへ来て翻意してくれたのかと思うわたくしの耳に、さらに続けて言葉が飛び込みました。

響「貴音が自分でおねだりするの、できれば聞きたかったけど………あはは、自分がもう待てないや!スラ美、よし」

貴音「な……ひ、待っ……………あぁ、あ、あ♥」

じゅぷっ、と先ほどよりも大きな音がして、女陰になにか、ぶよぶよしたものが押し当てられました。
とっさに足に力を入れ、できる限り閉じて侵入を防ごうと、したのですが。

貴音「ひぁ、………ああぁ、だめ、だめ、ぇ…♥だめなのに入って…、入ってきて、しまいますぅ♥♥」

腿をどれほどきつく閉じていたところで、なんの邪魔にもなっていませんでした。
ぐねぐねとやわらかくて、とらえどころのない、それでいて芯のある……固体のような液体のような何かが、
ぬるり、ぬるりと少しずつ、わたくしの大事な場所へと分け入ってきます。

ほんのわずか「それ」が進むたび、自身の指や手ですら触れたことのないわたくしの身体の内側が燃え落ちていくようでした。
知らず知らず背を、首をそらしているせいで、実際に目で見て確かめることなど到底できません。
ですが、くちゅ、ぷちゅっとごくわずかな音が聞こえてくるだけで、足もとから半透明のすらいむが伸び上がり
男性器そっくりに変化させたその体で、わたくしを…犯しつつある様が、ありありと想像できてしまいます。

のろのろと、蜂蜜かなにかが流れるかのごとく、長い時間をかけて、粘液がわたくしの中を侵食してゆきます。
いっそ一息に貫かれでもしたほうが、まだましだったかもしれませんでした。
入口から少しずつ丹念に焼きつぶされてゆくような感覚に、わたくしの理性までもじわじわと焦がされてゆきます。

貴音「いやぁぁ、出ておゆきなさい、ぃ……♥こんなぁ……こんな物の怪などに、わたくしの……操は、ぁ…」

せめて自由になった口で拒もうと思っても、出てくる言葉はもはやふやけきっていました。
その間もわたくしの中ですらいむはごくゆっくりと、しかし確実に進み続け、そして。

おそらくはわたくしにだけ、ごく小さい、なにかが千切れるような、ぷち、という音が聞こえました。

貴音「――――――あ、あっ♥♥♥」

恐れていた痛みも、喪失感も、悲しみや悔しささえもその瞬間はすべて忘れていて、
わたくしの頭を占めたのは、女にされる悦びを思い知った達成感にすら似た気持ちでした。

そしてその余韻も、どころかわたくしの耳に届いた音の残響すら消えないうちに、

貴音「ひゅ、っ………………かは………っ!?」

ずどん、と音が聞こえそうなほどの勢いでした。
いきなり奥までを埋め尽くされ、急激に突き上げてくる圧迫感に、瞬間、息すら止まってしまいます。
そして間髪を入れず、それまでの遅々とした動きとうってかわって、わたくしの両穴ですらいむが激しく波打ち始めました。

貴音「な、やぁ、あぁ!?♥はげしっ、そん、ぁああ、ひあぁあぁああっ♥♥♥」

じゅぽっ、じゅぽっ、と汚らしく音が響く中、半透明の男根に、わたくしは後ろから激しく犯されていました。
乱暴に、お腹の中のものをすべて引きずり出すような勢いで引き抜かれたかと思うと、
今度は身体が縮められてしまうのではないかと思うほど強く、奥底まで叩き込まれます。

貴音「ぁはああん♥むりですっ、強すぎ、て!?♥せめてやさしく、ひぁっ、いっひぃぃい♥♥♥」

少し力をゆるめてくれるよう哀願しようとしたところで、お尻の中に居座るすらいむが今までにない動きを始めました。
膣の中で前後するすらいむの動きに合わせ、わたくしの膣を裏側からも刺激するように力を加えてきて
まるで…巨大な指で膣と腸の壁面をいっぺんにつままれ、擦り扱かれてでもいるかのような……

貴音「だめ、っ、らめぇぇ♥おしり、熱いのれすっ、いっぺんにはやめて、やめっ♥♥あ、あ、あひぁぁ♥♥」

何よりも恐ろしいのは、そんなことをされてもすべて快感になってしまうわたくしの身体でした。
無意識のうちに膣にもお尻にも力が入ってしまい、きゅうきゅうと中のすらいむを甘く強く締め上げ、
その動きのせいで、より深く、濃厚に、あの魔性の粘液を吸い込まされてしまいます。

最初に驚くほどゆっくりとじらすように責められ、そこから緩急をいきなり切り替えられたことで
わたくしの身体はいともかんたんにすらいむの虜にされかかっていました。
歯を思いきり食いしばって、わたくしはなんとしても耐えようと改めて気を張り、頭のどこかから
「やっと奥まで埋めてもらえた」「もっと激しくしてほしい」などとはしたない思いがわきあがる幻覚に必死で抗います。

それすらも見透かしたように、わたくしのお尻に入り込んでいるすらいむが今度はゆっくりと抜け出し始めました。
これから起こることがいやでも想像できてしまい、わたくしはただ顔色をなくし震えることしかできません。

「あ、や、だめ、だめ………ひ、あ、あ、あ~~~~~~っっ♥あぁ、あぁああああ~~~~っ♥いやぁあ~~~~~~っっ♥♥」

中にもぐり込んでいたすらいむが綱でもひくようにいっぺんに引き抜かれ、
それまでさんざん媚薬粘液を染み込まされて敏感になった粘膜をすべて、内からこすり上げられます。
ずるずるじゅるじゅるといつまでも鳴り止まない音が身体の内外両方から響いている気がして、
わたくしは喜悦の涙をこぼしながらただあらん限りの声で叫び続け……
永劫とも思える時間の後でようやく、ぬじゅぽっ、と間抜けな音がして、すらいむの最後のしっぽが抜けきりました。

…もう、どれだけ耐えても、だめなのかもしれませんでした。そもそも、耐えられるのでしょうか。
さきほどまで長いこと身体を嬲られ弄ばれる中で、わたくしのお尻が弱いことはすでに、このすらいむに露見してしまっています。
だからこそ反応が悪いと見るや、膣責めをいったん中断してまで、今のように、お尻に

貴音「ん………くぁ、っ、あ、ああ♥そんな、すぐはむりです、だめ、らめっ、おしり、おしりはぁ、ああ、あぁ、あ♥♥♥」

またわたくしのお尻に粘つく軟体が容赦なく侵入を始め、下腹の、そして全身の熱が、より激しくなってゆきました。

ここまでです。

※スライム君はもうちょいしつこく活躍します
※メインヒロインさんが残ってますしあずりつたかももうちょっとこう、ね

しかし、改行は書き込み可能な最大85行までで収めているにもかかわらず
「本文多すぎるから少し減らしてください」みたいなエラーが出ることあるんですね。
>>705-706が多少は見やすいかもしれないのはそのせいです(急遽分割した)。

次回はたぶん金曜か土曜(28日)になってしまうかと……

ていうかそれ以前の問題として、前も聞いたししつこくて申し訳ないですが、最近ちゃんとえろいですか。
自分ひとりで書いてるとだんだん基準があやふやになってきてよろしくないです。

乙です。遂に処女喪失か。念入りに律子を堕とす方法が面白かったです。
濃くてエロイと思いますが、濡れ場的にも現実時間的にも長くなったかな、とは思います。濃いのは大好きですが、ダレてしまうかな、と。安価が5個だし、3代目の生活もあるから仕方ないと思いますが。その分描写が丁寧ですし。
文句言ってすみません。3代目の無理のないよう書き上げて行ってください。
あと質問ですが、今回の5人はPのことはどう思っているのでしょうか?春香とあずさは好きみたいな感じですが。安価考える時に3こにしたいのです。

さようならSS速報VIP、はじめましてSS速報R。

移転の話はわかっていたつもりでしたが、
いきなり速報でスレがDAT落ちしてたのはすごくびっくりしました。

読者の皆さんはスレがこちらに移ったことを把握しておられるのでしょうか。
PCの一般的なブラウザから見るといちおう移行先(ここのことです)は案内されているものの、
すごく見づらい告知のされ方で、かつ自動リダイレクトもなく、ちょっと不安が残ります。


どうなんだ感想聞かせてくれ的なことをいきなり振ったにもかかわらずお答えいただき、ありがとうございました。
えろい意味でのクオリティはそれなりどうにかなっていると信じてがんばります。
それより現実時間での長さ、これがどう考えてもやばい。重々自覚はしています。なら是正もしよう。


>>710
個人的感覚でいくと5人が5人とも好感を持っていて、うち春香とあずさはほか3人比でLIKEよりもLOVE寄り、
残る千早・律子・貴音は左に行くほど好感強め、だけどこの中でそこまで大差はないかな?くらいの感覚です。
あくまで>>1の解釈でしかないので安価のときは好き勝手に盛っちゃってください。どうにかしてすり合わせます。



あ、ところで、安価に関して今まで言い忘れていたことをひとつだけ。

この響はPを旦那にするまで「自分は」貞操を守る&Pとほかのアイドルが交わるのは阻止したい、という独占欲で歪んだ清純派なので
今後の敗北時の安価でPとほかのアイドルがなんかしちゃう系のは申し訳ないですが基本的に蹴らせていただきます。
お気づきの通り、和姦より凌辱がモットーです。よろしくお願いします。

※もちろん、幻覚でPに見えてるけど実は………とか、そういうのは大いにありです。

※日付変更可能性大
※またかよ
※ごめんなさい
※マジな話ここの存在に皆さま気づいておられるのかどうか
※さておき、も少しお待ちを

悪い夢を見ているみたいでした。
それも、いつかは終わりが来るただの悪い夢じゃなくて、絶対に覚めないことがわかっている、最悪の。

春香(あ………あぁ、あ…………)

じゅぷっ、ずちゅっ、と湿った音がするたび、床で抱き合うあずささんと律子さんの身体がびくびくと震えます。
さっきまで横向きだった二人は少し向きを変えられて、今ではあずささんの上に律子さんがかぶさる体勢になっていました。

あずさ「あんっ♥ぃ、いい、深いですっ♥♥スライム奥まで来ちゃってますぅぅ♥」

律子「いやぁあぁ、交互にするの♥だめぇぇ♥お尻とおま○こ、順番にずぽずぽされてるぅっ♥♥」

二人はわたしの方に足を向けているので、ここから表情は見えません。
でも………とてもいやらしくて気持ちよさそうな、ずっと途切れることのない声は、いやでも聞こえてきます。
それに、力が抜けた両足をすっかり大きく開かされているせいで、上になっている律子さんのきゅっとしたお尻と
下側のあずささんのボリュームたっぷりのお尻……その間にある、二人の大事な部分…も、ぜんぶ丸見えになってしまっています。

その二人のお尻にも、……あそこ、にも。スライムが体を伸ばしてもぐり込み、何度も、何度も出入りしていました。
そのゲル状の体が半透明なので、あずささんや律子さんの大事なところも、それにお尻の穴まで……
突く動きのたびにぐいっと入口を広げられて、スライムが中にずるずると入りんでいくのまで全部、透けて見えてしまいます。

律子「こんなの、こんなの知らな、いぃっ♥オ○ニーよりこっちのほうが断然いいのぉ♥♥」

あずさ「おかしくなる♥わたしおかしくなっちゃいますっ♥おなかぐちゅぐちゅされて変になっちゃうぅぅ♥」

あずささんも、律子さんも、もうわたしの知っている二人とはまったく違う人になってしまったかのようでした。
甘い悲鳴を上げ続ける二人の身体のあちこちにスライムが触手みたいに伸びてまとわりつき、
お尻やおっぱいをぐにぐにと揉んだり、軽くたたいたりして、もっと声を出させようとしています…

春香(ごめん、なさい……守ってあげられなくて、ごめんなさい……)

貴音「………あ、あ…後生、です、少しやすませ…っひぁああん♥♥ぁ、……あ、あっあっあぁあああぁっ!?♥♥」

そして、二人のすぐそばで、貴音さんも…同じように、スライムにレイプされ続けていました。

三人ともスライムに襲われて、身体をエッチにさせられてしまう粘液を浴びたのはいっしょでも
あずささんや律子さんに比べると、貴音さんはまだ抵抗するだけの意思が残ってるみたいでした。
そのことが、スライムとしては気に食わなかったのかもしれません。
太く伸ばした半透明のゲル状触手を、二人を相手にしている時よりはっきりと激しく、自在に動かしては
ずぼずぼとわざとらしく大きな音を立てて、貴音さんの中へ入り込んでは後退する動きを繰り返します。

貴音「や、ぁ…ひぃあぁっ!あ♥ぁ、はぁ、んんぅぅ♥!?嫌、いや…♥いや、ですっ、そんな突いてはぁ、あぁあ♥」

荒っぽく抜き差しされるたびに、見てわかるくらいに貴音さんの身体は前後に大きく揺すられ、
そのせいで貴音さんの口からこぼれる喘ぎ声も震え、途切れ途切れになってしまいます。

最初は頭の上に伸ばすみたいにして吊るされていた貴音さんの手は今では下ろされていて、
ちょうど腰のうしろあたりで組まされ、その手と腰とをまとめてスライムに捕まえられていました。
足にも、身体にもほとんど力が入らないらしい貴音さんは、お尻を突き上げた姿勢で折った膝を床につき、
ぐったりと伏せた上半身をスライムに受け止められた格好のまま、後ろからぐちゅぐちゅと凌辱されていて……

貴音「ふう、ぅんっ♥ま、また、乳房に、も♥……むぐっ!ふむぅうぅ!?ん、んーー!!………んく、ごく…っ、ん、ん…♥♥」

半透明のかたまりの中で浮いて見えるおっぱいが、見えない手や指で触られてるみたいに形を変え始めて
その刺激にまた声を上げてしまった貴音さんのお口にも、スライムはぬるりと体をもぐりこませました。
急にお口をふさがれた貴音さんのくぐもった悲鳴はすぐに、なにかを飲み下す音にとってかわります。

春香(ああ………、媚薬粘液、そんなに飲まされちゃったら、貴音さんまで……!)

目の前で繰り広げられるひどい光景を絶対止めなきゃいけない、ってわかってるのに、何も……何も、できません。
ただ見ているだけのわたしの前で、スライムは貴音さんのお口から糸をひきつつ抜け出ると、ほかにも何本も触手みたいに体を伸ばします。

貴音「………うぇ、ぇ…♥あ、はぁっ、けほ…、は、っ!?きゃ、ぁああぁ♥ 熱ぅ、っ!?くふぅぅぅんっ♥♥」

そして、貴音さんのお口のそばをふらふらしていたのと新しく伸びてきた触手たちの両方が、先っぽから一斉に粘液を放ちました。
勢いよく発射されたそれはぶちゃっ、びちゃっと気持ち悪い音を立ててへばりつき、貴音さんのきれいな顔をどろどろに汚してしまいます。
それだけじゃなくて、白くてすべすべした背中にも、長いさらさらの銀髪にも、腰からお尻にかけての丸みをおびた女性的なラインにも…
スライムは次々に粘液をたっぷりと吐きかけ、貴音さんはべとべとに汚された身体をよじり、とろけた悲鳴を上げ続けます。

貴音「い、いやぁ、こんなぁ……ぁぁっ♥ もう、もうかけないで、くださいませぇ…♥♥」

もちろんその間もずっと、スライムは貴音さんを犯すのをやめたりしません。
相変わらず大きな、いやらしい音をにゅぷっ、ぬぷっと響かせて、ペースを微妙にずらしながら貴音さんのお尻を、あそこをえぐり続けます。
貴音さんは身体をすっかり粘液レイプの虜にされてしまったのか、そのちょっとした変化だけで、もう声が抑えられないみたいでした。

貴音「あひぃ、ぃ………♥おひり、はもぅ……ぁ、ふああぁっ!?♥♥」

敏感すぎる反応に気付いたのか、スライムの動きがいっそう激しくなり、一瞬遅れて貴音さんの悲鳴のトーンが跳ね上がり……

貴音「そ、のようにぃぃ♥膣のお、奥っ、なりませ、ひぁああんんっ♥♥だめ…、だめですっ♥ゆる、し、お許しくださいぃぃ♥♥」

ぬちょぬちょ粘つく水音と、艶めかしい貴音さんの叫びのデュエットを聞き続ける以外の選択肢が、今のわたしにはありません。

春香(………………全部わたしのせい、なんだ………わたしのせいで、三人とも……処女、を…………)

響ちゃんの予告は本気も本気だったってことを、今更みたいに思い知らされました。
つまり………このままじゃ、あずささんも律子さんも、貴音さんも、やよいみたいに幹部にされちゃうってこと、で…!

響「はーい、お待たせシャイニング・ハルカ。特等席で三人の処女喪失を見届けた感想はどう?」

急に間近で声が聞こえた気がして顔を上げると、響ちゃんがまたわたしのすぐそばにまで近づいてきていました。
相変わらずのにこにこ顔はぜんぜん変わる様子がありません。

春香「………響ちゃん、お願いっ、やめて…もうやめようよ、こんなの、ひどすぎるよ……」

自分でも知らないうちに、わたしは涙声になってしまっていました。
響ちゃんに届けばなんでもいい一心で絞り出したそのお願いも、もちろん即座に一蹴されます。

響「ひどすぎる?そうかなぁ。春香も見てのとおり、三人ともあんなに喜んでるのに?」

春香「違う!スライムにおかしくされちゃってるだけで、それは本心じゃないよっ!」

響「どうでもいいんだよ、本心なんて。今気持ちいいんだったら、それでじゅうぶん幸せでしょ」

表情も変えず、自信たっぷりの調子で言い切る響ちゃん。その笑顔と言葉のギャップにまた背筋が寒くなります。
そのわたしを心底楽しそうに見ながら、響ちゃんは切り出しました。

響「それに、ひどいこととか言ってるけどさあ。三人がスラ美にレイプされてるの見て、春香……興奮してるよね?」

春香「な……なに言ってるの!?そんなことあるわけない…!」

あんまりなことを言われ、わたしはあわてて大声で否定します。
それを聞いた響ちゃんはますます笑みを深くしてわたしのほうに歩いてくると、いきなり……

響「だって、ほらー、こんなにお○んことろとろにしちゃってえ。さっきまでより絶対濡れてるよね、春香?」

春香「あ、やっ!?ひびき、ちゃっ……やめ、そんなとこさわんないで、だめえぇ!?」

くちゅくちゅと音を立て、響ちゃんの指がわたしの大事なところを撫で上げてきました。
入口のところにごく浅く沈み込んで来るだけなのに、そこから全身を駆け巡る電流に耐えきれず、
わたしはさっきと明らかに違う種類のうるんだ声が出てくるのをおさえきれません。

ひとしきりわたしをかき回したあと、響ちゃんはゆっくりと、手を目の高さあたりまで持ち上げます。
その指が……ぬらぬらと粘つくほぼ透明の液体でコーティングされているのが目に入りました。
響ちゃんが指を動かすたび、にちゃっ、にちゃ、と音がして、糸を引くようにねばついています…

響「ね、よーく見て、春香。これ、スラ美じゃなくて、正真正銘春香のえっちなおつゆだよ?」

春香「いやっ、やだ、そんなの見たくないぃ!やめて、やめて響ちゃん!?」

頭でうすうすわかってはいても、実際に見せつけられて言葉にされると、恥ずかしくて死んでしまいそうです。
どうしても認められなくて、わたしは目を背けて叫ぶしかありません。

春香「それに…、それもこのいやらしいスライムのせいだもん!三人がひどいことされてるの見てそんなになったりしない!!」

響「あっはは、つまり興奮して感じてるってことは認めるんだなー?」

………図星、でした。何か言い返したいのにうまい返答を思いつけなくて、わたしは黙り込んでしまいます。
目が覚めてすぐは、三人や千早ちゃんのショッキングな様子を見せつけられて自分の身体ことなんて忘れてたけど、
スライムに捕まえられている手や足からじわじわと這いあがってくる熱っぽい感じは、どんどん強くなっていて…

春香(でも、でも違うの…これはあくまで、三人がエッチなことされてるの見たからじゃなくて……!)

響「さあてと、それじゃスラ美。スラ美的には次がいよいよ本命だからね、気合入れるんだぞ」

わたしが黙っているのをいいことに、響ちゃんは言いました。
そのとたん、耳ではっきりと聞こえるくらい、わたしの背中側でぐちゅぐちゅと水音が立ち始めます。

春香(ひっ…す、スライムがあんなに動いて……興奮して、る!?)

三人のはじめてがスライムに奪われる瞬間をわたしに見せる、と言った響ちゃんは、その通りのことを実行しました。
ってことは、そのあとに響ちゃんが言った内容も、もちろん…本気だ、ってことです。
スライムがこんなに興奮してるっていうのは、つまり……

響「あーあー、正義の味方がそんな調子でどうするのさー。そんなんじゃすぐ世界征服されちゃうよ?」

春香「や……だ、怖いよ…おねがい響ちゃん、許して………」

響「だーめ。春香だって、ブラックジャンボに負けちゃったマジシャンがどうなるかなんてこと、わかってたはずだぞ」

響「大丈夫だって、スラ美は特別製だから。忘れたくても忘れられない、一生モノの思い出にしてあげるね」

響ちゃんの昏い笑いがどんどんと影を濃くしていき、その背後から立ち上るくらいオーラが見えてしまいそうです。
おびえきった私を心底嬉しそうにしばらく見つめた後、響ちゃんは口を裂くみたいにして笑い、その一言を口にしました。

響「よくいい子で待ってたね、スラ美。もういいぞ、シャイニング・ハルカを、ぐっちょぐちょに犯しちゃえ♪」

ずにゅうぅ……っ、じゅるっ、じゅぷちゅっ

春香「や、待っ、は、ぁふぅん、っ………!?だめ、そこっ、お、しりぃぃ……!!」

響ちゃんが言い終わらないうちに身体を大きく突き上げられ、揺すぶられる感じがして、
わたしがあっと思ったときには見えない背中側から、スライムがもう侵入を始めてしまっていました。
じゅるじゅるという音と、おなかの中を少しずつなにかが逆流してくる感触が、一気にわたしの理性まで揺さぶってきます。

春香「いやぁぁ…そ、こ、入るところじゃ、ないのにぃ………やだっ、いやぁ、も、無理だよぉ…!」

首をひねってもどうなっているのか確認すらできないせいで、よけい感覚が敏感になってしまっている気がします。
それに……少しずつ、忌まわしい記憶を思い出してきてしまいました。そうだ、さっきまでわたし、千早ちゃんと一緒に、おしり、を……!

響「そっちはもう何度も出入りされてるぶん、スムーズだね、春香。スラ美がどんどん入っていってる、ふふ、すごいなー」

思い出した内容を裏付けるように響ちゃんがわざとらしく感心の声を上げ、顔が赤くなっちゃうのが自分でわかります。
……もちろん、顔が赤くなるのは恥ずかしいせいだけじゃありませんでした。

春香(だめ………お尻、なのに……!おしりなのに、むずむずして、熱くて…気持ちいい、っ!?)

入り込んできたスライムは、ときどき体を大きくふくらませたり縮ませたりして、わたしのおしりの中でうねるように動いていました。
気を抜くとすぐに声が出てしまいそうになって、わたしは必死で目を閉じ深呼吸をして、落ち着け、と自分に言い聞かせます。
でももちろん、中を進んでくる動きをどうにかする手段はなくて、じわじわおなかが埋められていく感じを味わわされてしまいます。

春香「ひっ、やぁあっ、お、おっぱいにもまた来てるぅっ!?そん、なぁ、ぎゅうってしないでぇ!」

目を閉じていてもはっきりとわかる身体を這い上がる感触に寒気がして、目を開いた時には
わたしのおっぱいが両方とも、スライムの半透明の体にすっぽりと覆われてしまっていました。
全体をぐにゅぐにゅと揉むようなしぼり上げるような、何度も体験させられてしまった気持ちの悪い動きを繰り返されて
その刺激にすら反応し、おっぱいはもちろん、おなかの下の方まで熱を帯びてくるのが、はっきりわかっちゃいます…

春香(ま、また乳首、いじめられちゃう…ぴんって弾いたりぎゅうってつねられたりするの、もういやぁ……!)

これから何をされるかがいやでも予想できて、わたしの身体は意思とは関係なく小刻みに震えてしまいます。
そして思ったとおり、乳首にへばりついていたスライムがわざわざいったん離れて、細く伸びた部分がゆっくりと近づいてきて……

春香「ひぁああ! ………あ、ぁ?」

ちゅ、とごく小さい音を立て、触手状になったスライムがわたしの乳首の先端に触れました。…でも、それだけです。
少しだけ撫でさするみたいにして表面をなぞられる感じはあるけど、それ以上の目立った動きを見せません。

春香(あれ、なにも、されない……?よかった………なにも、してくれないんだ… …………っ!?)

いいほうに予想が外れたことを知って、わたしはほっとして、………そして、そう考えている一方で
ほんの少しだけがっかりしてしまっている自分がいることに気づき、むしろそっちのほうがよほどショックでした。

春香(やだ………わ、わたし、なに考えてるの!?スライムになにかしてほしいなんて思ってない…っ、思ってない!!)

自分の心さえ信じられなくなってきているわたしをよそに、乳首をつつくスライムはひっそりと動き続けていました。
ちょんちょんとあちこちを軽く触り、ときどきぐっと細く伸びた先端を押し付けて力を加えてもきます。
何がしたいんだかさっぱりわかりませんでした。ち…乳首に、そんな、探すようなポイントなんてあるわけ……

春香「あ……ん、んぅ、っ………?」

なにを、かはわかりませんが、なにかを押し広げられたような感じがして、思わず思考が止まり、声が出てしまいました。
な……に、今の…? おしりには相変わらず入り込まれているけど、いま他にいじられてるのはおっぱいだけ、なのに……
乳首をあれだけ探るみたいにしていた触手も、今では先端に吸い付いた感じのまま動きを止めてる、のに。

春香「あっ………、はぎぃいぃぃっ!?ふぅんんっ!!や、ぁあああっ!な、にこれ、ぇえぇ!?」

そしてその乳首が異様な感覚にいきなり襲われて、わたしは思い切り大声をあげてしまいます。
そうこうするうちにも乳首と、それからおっぱい全体が、奥のほう…中心から、どんどん、熱くなってきて………!

春香(……………ま、まさか、これ、って……スライムが、おっぱいの中に!?)

さっきの探り当てるような動きは、つまり…「入り込むための穴を探していた」って、こと!?
でもそんな、確かにおっぱいには母乳が出る穴があるはずだけど、それ、そんな大きくないはずなのに!!

春香「や、だ、やだやだやだああ!?うそっ、やめて、入ったりしちゃだめええっ!!」

もう何をされても同じ、と思っていたのが、どれだけ甘かったかを思い知りました。
わたしが叫んでるうちにも、おっぱいの中の異物感はじわじわと強く大きくなっていきます。

春香(なのに、痛くないなんてっ!ど、どうしてぇ!?それにこれ、痛くない、どころじゃ……ない、ぃ♥)

乳首からおっぱいの中に入り込んでくるのなんて、スライムにしかできないっていうのはわかります。
でも……人の身体がまず想定してないはずのこんなことされたら、絶対痛くてたまらないはずなのに。
おっぱいがもう両方とも中に火がついてるみたいに熱く、どくどく脈打つかたまりになったみたいでした。

春香「ひぃい、いやぁあああ!?♥ おっぱい変になっちゃう、やめてっ、出ていってぇぇ!」

すっかりパニックになってしまったわたしは、ばんざいの姿勢でからめ取られている腕や、まだ自由になる頭をゆすって
聞き入れられるはずもない情けない叫びをあげることしかできません。

春香「はーっ、はーっ…………ぅ…あ?」

そのとき、音もなくじわじわ入り込んでくるスライムの流れがなぜか止まったように感じました。
わたしのお願いなんて今まで一度も聞いてくれたことなかったのに、どうして……?

ぐじゅにゅうぅっ…びゅぶっ!

春香「はひぃいぃぃぃぃっ!ふぁ、はあぁああんっっ!?♥」

今までより激しい、中身をぜんぶ搾りだそうとする強さで、両方のおっぱいに吸い付いているスライムが力を加えてきます。
それに合わせてわたしの乳首から半透明の液体が、びゅーっ、と勢いよく飛び散りました。

春香「やぁああっ、う、うそっ…!?スライムっ、わたしおっぱいからスライム出しちゃってるぅぅ♥」

乳首からむりやり中に入ってきたスライムが飛び出ようとする力と、わたしのおっぱいを握りつぶす勢いで
むぎゅむぎゅと変形させ、中身を搾りだしてしまおうとする外からのスライムの力が合わさって、
わたしは両方の乳首からとぎれることのない不規則な間隔で、粘液を発射させられてしまっていました。

春香「止まってっ♥こんなのやだあぁ♥おっぱいなんてまだ出したことないのぉ、わたし、まだ出ないのにぃぃ♥」

響「出て行けとか止めてとか、まったく春香はわがままだなぁ。スラ美、もっと色々やってあげて?」

あきれるような響ちゃんの声が聞こえましたが、わたしはそれどころじゃありませんでした。
おっぱいの中に入っていたスライムが乳首を通ってどんどん出て行く、初めて味わう不思議な感触と
何度ももう味わってるはずのおっぱいを揉みしだく刺激にいっぺんに襲われ、頭も身体もとろとろに溶けつつあります。

春香「……ぁ、っは、出ない、ほんとにもう出ない、ってばぁ………♥」

やがて入りこんでいたスライムは両方のおっぱいから出切ったらしく、搾るような動きがようやく抑え目になります。
少しだけ、息をつこうと思ったわたしの目の前で………細く伸びてきたスライムがふたたび、ちゅっと乳首に吸い付きました。

春香「え………そん、な……いや、うそ、やめて、んっふぅぅぅ!?」

少しずつ、しみこむように、ちりちりした熱さが、乳首を、おっぱいを、そしてわたしの全身を焦がしていきます。
あのいやらしい粘液が、おっぱいに入ってきちゃう……また搾りだされて、身体、もっとエッチにされちゃうっ!

春香「…………きゃあぁぁっ!」

ふっと顔に影が落ちたような気がして目を前に向けると、わたしの足の間、お股の下から、一際太くスライムが伸びてきていました。
少し平たい横に広いような感じで、ゆっくりと、でも確実にわたしの顔をめがけて近づいてきています。

春香(あ、ああ……こんどはお口にぃ…これ、お口でくわえろ、ってこと、なんだ………)

手足は動けなくされて、おしりとおっぱい両方に入り込まれている今の状態で、こんなのぺろぺろさせられる、なんて…
それに、ただ舐めて終わりのわけがありません、絶対またあのねばねばしたの飲まされるにきまってます……

お口に入り込まれないように首を左右に振り、上半身もできるだけひねって、わたしはなんとか抵抗しようとしました。
でも…

春香「く…ぁ、んあっ!?お、おほぉぉおぉっ♥や、だめ、おひりぃぃい♥♥」

おとなしくしていろ、と言わんばかりに、おしりのスライムが入り込んだ全体をぐりん、とうねらせて、
わたしの中をぐちゅぐちゅにかき回しました。少しでも首や上半身を動かそうとするたび、
ぐりん、ぐにゅんとえぐられて、そんな激しい動きなのにわたしは、気持ちいい、としか思えなくなっていて…

一気にいろんなところを好き放題にされて肩で息をつくわたしの顔に、極太のスライムが近寄ってきます。
お口の手前10㎝くらいのところまで見せつけるようにゆっくり近づいてくると、そこでぴたりと動きを止めました。

春香(………?)

顔のすぐ近くでふらふらと揺れているそれに、いやでも目が行ってしまいます。
よく見ると帯みたいな平たい形をしていて、表面には小さいつぶつぶがびっしりと並んでるように見えます。
これが今から、わたしのお口の中をまた汚していくんだ……と考えて絶望しかけた瞬間、
ほんの少しではあるけど、それはうねうねと動きつつ、わたしの顔から遠ざかりました。

春香「え……… …っ、きゃふぅぅんっ♥♥」

ぐちゅり、と重く湿った音がして、伸びていたスライム触手の根元のあたりが、わたしのお股に強く押し当てられます。
そしてその圧力と一緒に、ゼリーのようにやわらかななにかが一度にたくさん破裂する感覚が襲ってきました。
ショーツを脱がされているせいで丸見えのお○んこやクリトリス、そこからおしりの穴手前あたりまでの恥ずかしい地帯すべてに
ぶよぶよとした粒感のあるものがたくさん当たり、わたしの身体のいろんなところで弾けて、熱い液体が流れ出してきます。

春香(これっ…さっき見た、あの表面のつぶみたいな……あれ、全部、粘液の…かたまり、なの…!?)

腰を引いて逃げようとしてもお股の間に深く触手本体が入り込んでいるせいで、身体をちょっと離すことすらできません。
まごついているうちに触れている部分のスライムが蠢いて、破れたつぶつぶから流れ出た媚薬粘液をたっぷり塗りつけられてしまいます。

春香(やだっ………いじらないで、ただでさえ熱いのに…おま○こもクリトリスももうだめぇ…!)

せめて声だけは出さないように歯を食いしばっているわたしをあざ笑うみたいに、帯状のつぶつぶ付きスライムはさらに動き始めました。

ずろぉぉおぉぉお…ぉっ、くちゅっぷちゅぷちぷちくちゅぷちっちゅぷっくちゅぷちゅっ

春香「きゃぁああぁあぁぁっ♥あぁ、ぁ!?やぁあぁ、あっひぃいいぃぃ~~っ♥♥♥」

わたしのお股の間から顔のあたりまで伸び上がっていた半透明の帯が、一気にわたしの背中側へ引き抜かれるように動き始めました。
その根元の部分が、ちょうどわたしのお股をカバーするように張り付いているせいで、ずるずると抜けていく長い動きの間じゅうずっと
ぐにぐにと柔らかいスライムに、敏感な恥ずかしい部分を、全部…お○んこもクリトリスも、一緒くたにこすり立てられてしまいます。

スライムの表面に並んだつぶつぶはとてもやわくて、わたしの身体のどこかに触れた程度で簡単に割れてしまうみたいでした。
ただでさえもう敏感にされてしまっているわたしのクリトリスにも膣の入り口にも、粘液カプセルがつぎつぎに触って炸裂し、
頭も身体もいっしょに、えんえんと続く小さな爆発の連続に巻き込まれているような錯覚に襲われます。

春香「これいやぁっ、無理ぃぃ♥やだ、やめて、とめてぇ、あ、あ、ぷちゅぷちゅってまたつぶれてりゅぅ♥♥」

ずるずると濡れた重いものをひきずる音と、小さな媚薬のつぶがはじけるぷちゅくちゅという音が混じりあっていつまでも終わらず、
身体に直接触れるぶにゅぶにゅした感触といっしょに耳から入り込んできて、精神まで粘液で犯されてるみたいでした。

春香(ま、まだ、つづくの、っ♥!?終わってぇ、はやくこするの終わってぇ……♥)

体感的には何時間も続いたように思える地獄の摩擦運動がようやく終わって、伸びていたスライムは本体に戻りきりました。

たった1回、つぶ触手にマッサージされただけなのに、わたしのお股はすっかりエッチな粘液まみれになっていて。
こすられたところ全部からじんじんと、おなかの奥にまで響く、うずくような熱が伝わってきます。

春香(だめ、だめ…♥ 気持ちよくなんかなっちゃだめ…、それこそ、響ちゃんの、ねらいどおり……)

ぎゅっと目をつぶり、必死に自分に言い聞かせているうちに、ふと気配を感じたわたしは目を開けました。
わたしの顔のすぐ近くで、表面をびっしりとつぶに埋め尽くされたスライム触手が揺れています。

春香「……う、うそ、でしょ…………また、わたし今の、されちゃうの……?」

返事のかわりに、ずる、じゅぽっ、といやな音を立て、同じ形の触手が1本、また1本と、スライム本体から伸びました。

春香「いやあ、ぁ…おかしくなっちゃう、やだ、こないで……ひあんっ!?♥ ふぁあぁっ、あはぁあぁああん♥♥♥」




響「さすがスラ美、ほかのみんなを相手してる間にいろいろ学んだみたいだな。感心感心!」

春香「いやぁぁぁ~~~~っ♥♥も、やぁ、やらぁぁぁぁぁ♥♥♥またぁ、ちゅぷちゅぷっていってるぅっ♥♥」

つぶのびっしり生えそろった長大な触手で執拗に股間をこすり立てられ絶叫し続ける春香をながめ、響は目を細める。
もともと戦闘目的ではなく、マジシャンを捕え、性的に堕とすために開発したスラ美は予想以上に優秀だった。
どこへでも容易にもぐり込める軟体を活かして春香の乳腺から侵入し、乳房の中にまで媚薬粘液をたっぷりと浸透させ、
またあえて壊れやすいカプセル状の媚薬粘液塊を春香の秘部にこすりつけ、小規模な疑似射精を延々味わわせるなど
あきらかに自身の経験を活かして進化している様子が見て取れる。

今では春香の性器だけでなく、脇腹や背中など、全身至る所をつぶ触手がずるずると這い回っていた。
肌のあちこちでぶちゅぶちゅと弾ける芯のないやわらかな感触と、そのたびにあふれ出る濃厚な媚薬粘液が
春香の感覚と身体を容赦なく狂わせ、逃げ場のない発情状態へと追い込んでいく。

もちろんスラ美は命じられたことを決して忘れず、それ以外の責めもまったく緩めることはない。
肛門からもぐりこませた体はある程度のところで進撃をやめはしたが、全体を不規則にうねらせたり、
微細な振動をときおり送り込んで腸内から刺激を加えたりと、後ろから春香を狂わせにかかる。
春香の乳房の中までも犯し、外から搾って母乳のかわりに粘液を噴出させる悪夢のようなルーティンも
まったく容赦することなく繰り返し、今や春香の乳房は少しサイズアップして見えるほどだった。

春香「こするの、もうらめぇ♥♥おしりもおっぱいもらめっ、らめ♥♥わ、わたし、こんなスライムなんかにぃっ♥♥♥」

獲物の声がいよいよ切羽詰まってきたのを察知し、媚薬スライムは動きを調整し始めた。
今までよりさらに長いつぶ触手を生成すると春香の性器にぴたりと吸い付かせ、それだけで春香は身体をびくんと跳ねさせる。
胸にはまた粘液を着実に送り込んで春香の快感の火にさらに油を注ぎ、お尻のスライムはあえて動かずにタイミングを待つ。

くちゅん…っ、ぐち、ぷちゅっ、くちゅぷちゅぷちくちくちゅちゅちゅっじゅるるるるるっ!!

春香「ひ、いや、ひゃぁあああぁあんんんっ♥♥♥いや、いやいやぁ♥♥やめへ、とめてぇえっ♥♥♥」

もはや泣き叫んでいる春香のことなどお構いなしに、スライムは一気に触手を引いて淫靡きわまりないマッサージを始める。
尻にもぐりこんでいるスライムも同調して、外から見てもわかるほど大きく円を描くようにぐちょぐちょと体を回し、
かたちのよい春香の乳房を責めているスライムは中に入っている部分と調子を合わせ、じわじわと搾る力を強めていく。

春香「あふぅぅっ♥♥またおっぱい出ちゃうぅ♥スライム、出たららめぇ、出ないれぇ♥」

外圧についに耐えきれなくなったのか、ぐにょぐにょと形を変えられていた乳房の先、春香の乳首から
ぶしゃっ!と音を立ててねっとりとした液が吹き出し、そのタイミングで春香は頭をそらせて甘く鳴いてしまう。
尻の奥深くまで占拠しているスライムは、幹をうねらせつつ先端を動かして入り込んだ奥の部分をこんこんとノックし、
そのしびれるような振動は春香の背筋をダイレクトに脳まで駆け上がって気を失いそうな快楽を伝える。

春香「はひぃいぃいい~~~~っ♥♥らめらめらめぇぇっ、わたし、わたしもうっ♥♥♥」

春香の目の前が次第に白く染まっていき、まさに意識が飛びかけるその瞬間、スライムが一斉に動きを止めた。

春香「え…………っ♥♥ な、なんれ、ぇ………♥」

つい今さっきまで響いていたぷちゅぷちゅ鳴る音も、お股をこすられる感触も、いきなりなくなってしまいました。
なにが起きたかわからなくて、わたしはなんとか首を動かし、周りを見渡します。

響「もうちょっとでイけるとこだったのにごめんね、春香」

響ちゃんが話しかけてきました。
途中で止められちゃったの、響ちゃんのせい、なのかな…?ひどいよぉ……

響「それじゃいよいよ、春香のはじめて、もらっちゃうね。どう?もう待ちきれないんじゃない?」

春香「はじめ、て……わたしの………んっ♥」

響「そう。スラ美がすっごくがんばってくれたから痛みとかは100%ないよ、自分が保証しちゃう!」

響ちゃんのその言葉で、完全にどこかへ行ってしまった、と思っていた理性が少しだけ、戻ってきました。
でもわたしの身体はもう完全に火がついたみたいになっていて、うっかりしたらすぐ、流されちゃいそう、です…

春香「やだ……やっぱり、そんなの、だめぇ………ん、んひぃぃっ♥♥!?」

なんとか絞り出した弱弱しい否定は、でも、あっという間にかき消されてしまいました。
響ちゃんはあの、どす黒い、とでも言いたくなるような笑いを顔いっぱいに浮かべていて、
左手でわたしのおっぱいを乱暴にぎゅっと握り、そして右手ではクリトリスをきゅぅっと軽くひねってきて……
そのとたんにわたしの頭の中で考えていたことはさっぱりクリアされて、情けない悲鳴だけが口から出てゆきます。

響「春香、どうしてうそつくの?まだ恥ずかしくて素直になれないからだよね?」

とうとう口をきくこともできなくなったわたしに、響ちゃんは一転して優しい声で話しかけました。
さっきまでずっと聞かされていた水音とはぜんぜん違うゆったりしたトーンに、つい、聞き入ってしまいます。

響「スラ美はさ、マジシャンを気持ちよくするためだけに作ったんだ。だから春香が気持ちよくなってるのは当然だし、恥ずかしいことじゃないぞ」

春香「そう、なのかな、ぁ……わたし、気持ちよくなって、いいの…?」

響「もちろんさー。それに、処女じゃなくなっちゃえば、あずささんとか律子とか、それに貴音とも一緒になれるよ。ほら」

響ちゃんが人差し指をぴっと伸ばしたので、つられてそっちに目をやります。
そこには、さっきも見たような気のする光景が、相変わらず広がっていました。


あずさ「りつこしゃんっ♥またスライムびくびくきてますぅっ♥♥わたしまたきちゃいますっ、一緒に、いっしょにぃぃ♥」

律子「私も、わたしもですあずささんあずささぁんん♥ああっ、すご、いぃ♥あっあっ、まだだめ、まだ、まだですからねっ♥」

ふたりでぎゅっと抱きしめ合ったまま、お尻もお○んこもいっしょに半透明のゲルに貫かれている、あずささんと、律子さん。

貴音「むり、むりで、す…♥わたくしっ、おぼれてしま、う♥すらいむにっ、おぼれてしまいまひゅぅ♥♥ふあぁ、あ、あ♥♥」

お尻だけ上げた姿勢のまま、身体じゅうに粘液をかけられながらスライムに犯されて、うわごとのようにつぶやき続けている、貴音さん。


こんなの………今すぐ、止めなきゃ、助けなきゃ、いけないのに。
わたしは三人の表情に、声に、くねる身体の動きに思わず見とれて……こっそり、つばを飲み込んでしまいます。

春香(あぁ……あずささんも律子さんも、貴音さんもっ……あんなにスライムにじゅぽじゅぽってされて、きもち、よさそう………)

そんないけない考えがほんの一瞬わたしの頭をよぎった、まさにそのタイミングで、響ちゃんがささやきます。

響「ね、みんな、あんなにえっちな声出しちゃって……うらやましい、んじゃない?春香もあんな風にされたいんじゃない?」

正体のわからない、ぞくぞくとした感じが背中をゆっくり這いあがってくるみたいでした。

この分だと、響ちゃんにはどうせ、気持ちいいって思っちゃってることとか、全部ばれちゃってるんです。
それに、三人が処女じゃなくなっちゃったのはわたしのせいなんだから、それに釣り合うだけのおわびをするなら
わたしもおんなじように処女じゃなくなる以外にふさわしい方法なんて、ないはず、です。

わたしの考えを後押しするみたいに、響ちゃんがまた耳元で小さくささやきました。

響「それに、千早ももう処女じゃないんだ。スラ美によくしてもらえる上に、春香、千早とおそろいになれるんだよ」

頭のどこかで、考え直さなきゃだめ、と叫ぶ声が響いているようにも思ったけど、たぶん気のせいです。
響ちゃんが大丈夫だって言ってくれてるんだし、わたしもうじうじしてないで、ちゃんと決心しなくちゃ。

わたしの表情の変化を読み取ってくれたのか、響ちゃんはあらためてわたしににっこりと笑いかけました。
ぐずる子供をあやすみたいな、とてもやさしい声が、するっと耳から入り込んできます。

響「気持ち決まったみたいだね、春香。じゃあ、始める前に、ちゃんとおねだりしてもらおうかな」

春香「おね……だ、り?」

ぼんやりした声で聞き返したわたしに、しょうがないな、とでも言いたげな苦笑を見せて、響ちゃんは言葉を続けました。

響「そうそう。春香の意思で、スラ美にはじめてをあげる、ってことを、はっきり言っといてほしいんだよね」

春香「え…でも、どうし、て?」

響「だってほら、自分ブラックジャンボのボスで、春香はシャインマジシャンでしょ?」

響ちゃんが何を言いたいのかまだよくわからないので、もう少しわたしは話を聞くことにしました。
それに、響ちゃんの、やさしくて頭にしみこんでくる声は本当に聞き心地がよくて、もっと、ずっと聞いていたいんです。

響「いちおうは敵同士だし、それに春香は負けちゃったんだし。どうしてほしい、ってことくらい、自分からきちんとお願いしなきゃ」

りくつとしては合ってる、ような…でもそうでもないような気もして、なんだか混乱してきちゃいました。
わたしが迷っているのも響ちゃんはお見通しみたいで、声の調子はやさしいまま、いじわるなことを言い始めます。

響「そんなのもできない、っていうなら、春香は『おあずけ』ってことにしちゃおうかな、自分。どーしよっかなー…」

春香「えっ…そ、そんな……」

響「や、だから一言言ってくれさえすれば、天国見せてあげちゃうぞ?自分がじゃなくてスラ美がだけど」

春香「でも…………や、ふにゃぁああ♥♥!?」

いきなり、お尻に入っているスライムがぐにゅっと体を波打たせ、同時におっぱいも握られて粘液を少し絞り出され、
心の準備がまったくできていなかったわたしはその気持ちよさに思わず声を上げてしまいます。

響「いいのかなぁ。その状態だと生殺しってやつで、春香もつらいんじゃない?」

心配そうな表情を浮かべて響ちゃんが言いました。
こんなにわたしのこと気にしてくれてるなんて…やっぱり、響ちゃんのいうとおりにしたほうがよさそうです。

春香「じゃあ………えっと響ちゃん、わたし、なんて言ったらいいの…?」

響「ちょっとちょっと…そのくらいは自分で考えようよ、春香ぁ。大丈夫、その間は自分、ちゃんと待っとくからさー」

最後にそう言うと、それっきり響ちゃんはすっかり黙ってしまい、にこにこ顔のままでわたしをじっと見つめています。

おねだり、なんて……誰かになにかをおねだりするなんて、いつ以来だろう。
そう思いつつもわたしの頭の中はもう、早く気持ちよくしてもらいたいということでほとんどいっぱいでした。
知らないうちに溜まってしまっていたつばをごくりと飲み込んで、わたしは口を開きます。

春香「…………捧げ、ます、っ…♥しゃ、シャイニング・ハルカは……いやらしいスライムに、大事な処女、捧げちゃいます♥」

わたしの言葉を聞いた響ちゃんの笑顔が、にんまり、という表現がぴったりのものに変わりました。
これだけじゃ足りない、かもしれない。どうしてほしいかも言わないとだめ、って響ちゃんは言ってたから…

春香「だから、お願いします…そのぬるぬるの体で、わたしのこと気持ちよくしてくださいぃっ♥♥」

すごく恥ずかしいことを口にしている自覚と、もう待ちきれない焦りがごちゃごちゃになって、気がついたら叫んでしまっていました。
言っちゃった、もう戻れない…って不安に一瞬襲われたけど、それ以上に、これから起こることへの期待で胸がふくらみます。

響「ふふふ…よく言えたね、春香。せっかくならお約束やってみようと思ったんだけど、催眠魔法がここまで効くなん……おっ、と!」

なにか言いかけたところで、響ちゃんはあわてた様子で自分の口をふさぎました。
その声もやっぱりすごく安心する調子で、それにそのしぐさも可愛くて、ついわたしも笑顔になります。

響「じゃあ、いい子のシャイニング・ハルカには、約束通りたっぷりごほうびあげようなー。……スラ美!」

声をかけられたスライムが体をぶるぶると震えさせ、ぬぅっとその一部を伸び上がらせます。
さっきまでのつぶ付のとかとは違って、きのこみたいな……というか、男の人のお○んちんに、よく似た形をしていました。

スライムのおちん○んはゆっくりと動いて、手足を拘束されたままのわたしにじわじわと近づいてきます。
そして、大きく開いたままのわたしの足の付け根に向かって進み、先っぽの部分で器用にスカートをめくりました。
ショーツを脱がされてからもうずいぶん経つけど、丸見えにされるとどうしても、恥ずかしいと思ってしまいます。

春香「………っ、あ♥」

くちゅっ、という音がして、ついに半透明のお○んちんの先がわたしのお○んこに直接、触れました。
ちょっと触っただけでもやけどしそうな熱や、びくびくと脈打つ動きが、わたしの身体にまで伝わってきます。

そのまま、特になんの予告もなしに、スライムは少しずつ先端を進め、入り込み始めました。
すでにたっぷりまぶしつけられていた媚薬粘液と、それから………わたし自身でも、濡れてるおかげで、
それに何よりスライム自体のやわらかさのおかげで、その動きはとてもスムーズです。

響「……さてと、じゃ、そろそろ解除しちゃっていいかな。そーれ、っ!」

突然響ちゃんがそんなことを言って、何の話だろう、とわたしが思う間もなく、手をぱちん、と打ち鳴らしました。
今のっていったい、響ちゃんは、なにを………



…………えっ?

春香「…………い、いやぁああぁっ!?な、なにっ、どう、これ、え!?」

スライムの体からお○んちんそっくりの触手みたいなのが伸びてきて、わたしのお○んこに押し当てられています。
先っぽが浅く、入口に埋まり込んでいて……それに、すごくゆっくりだけど中に、進んできてる!?

春香「や、だ、やだああ!?やめてぇ、わたし初めてなのっ、スライムがはじめての相手なんていやああああ!!!」

響「おー、お手本みたいなサイコーの反応だぞ春香。やっぱり魔法戦士の処女喪失はこうじゃないとね」

響ちゃんが目の前でにやにやと笑っています。
たぶん聞いてもらえないのはわかっていても、奇跡を信じてわたしは叫びました。

春香「おねがい響ちゃん許して、やめて、助けてぇっ!せめてスライムじゃないのにしてええ!?」

響「ぜいたく言わなーい。それにその言い草、スラ美にもあずささんたちにも失礼だよね」

そんな話をしている間にも、少しずつ、ぶにゅぶにゅした熱いかたまりがわたしの中に入ってくるのがわかってしまいます。
そして、触られたわたしの身体の中……お○んこの中が、今まで感じた中で一番、熱くなってしまってるのも………

響「だいたい春香、さっき自分で処女捧げます♥ って言ってるんだからね。言ったことには責任もとうよ」

春香「うそ、知らないっ、そんなことわたし言ってないぃ?!」

身に覚えのないことを言われてますますパニックになってしまいました。
そのわたしの反応も予想の内というように、響ちゃんはまた笑います。

響「春香がなんて言おうとホントのことだし、うちの撮影班がちゃんと撮ってるよ。なんなら後で確認する?」

春香「だって、だってわたし知らないもんっ!それより今なら間に合……… ぁ、…あ♥♥♥」

言葉を途中でもぎとられたみたいに、それ以上、何も言えなくなりました。
おなかの下のほう、奥のほうが、ものすごく熱くて、なにかがつっかえてるような感じが、します。

春香「だめ………これ以上、ほんと、に、や、ひび…………」

響「はー、やっぱり催眠かけっぱなしがよかったかなぁ……スラ美、シャイニング・ハルカが何も考えられないようにしてあげて」

響ちゃんがほんの少しため息交じりでそう言うのと、
熱くて、ぐにゅぐにゅしていて、そして変にかたいものがわたしのおなかを埋め尽くしたのは、ほぼ同時、でした。

春香「あ、あぁっ、はぁあんんっ!?♥♥ ~~~~~~~~~~っ♥♥♥♥」

はじめて、を……、大事な処女を、こんなスライムなんかにとられちゃった……という悲しさとか、悔しさ。
今まで誰にも触らせたことも、もちろん入り込ませたこともない場所に、無理やり入ってこられたことへの怒り。
そして、こんなわけのわからないものがおなかに入ってしまって、当然感じるはずの、痛み。

わたしの頭と全身を支配していたのはそのどれでもなくて。
ただ、きもちいい、という五文字だけでした。

何も考えられないわたしに追い打ちをかけるみたいに、スライムがいきなり動き始めます。

春香「えっ、あ、あぁん!♥♥はあっ、や、そんな、あ、あっ!?♥動いちゃだめ、いやっ、ふああんっ♥♥」

お尻やおっぱいのスライムはまだじっとしていて、わたしのお○んこに入り込んでいるスライムだけが
わざとみたいに大きくじゅっぽじゅっぽと音を鳴らして、前後運動を繰り返していました。

わたしのおなかの中のものを全部、いっしょに持って行こうとするみたいに、勢いよく引いたかと思うと
お○んこの奥の奥、それ以上進めない行き止まりを確かめるように、中までずるりともぐり込んできます。

ただでさえすでに身体をエッチにされてしまっているのに、同じ粘液100%でできたスライムのお○んちんが
わたしのお○んこの中を、入口から一番奥まで全部確かめるみたいにこすりあげていきます。

がまんしなきゃ、と思っても、身体がついてきてくれませんでした。
わたしの意思とは関係なく、出入りされるたびに全身がびくびくと震えて跳ねてしまい、
言っちゃいけないってわかっているのに、口が勝手に、恥ずかしいことを叫んでしまいます。

春香「あんっ♥あっあ、ぁっ♥♥気持ちいい、これきもちいいのぉっ♥♥はじめてなのにっ、処女とられちゃったのにぃ♥♥」

一度認めてしまったら、もう止まりませんでした。お○んこの中をスライムに往復されるたびに
いやらしい粘液を塗りこめられ、身体も心もぐずぐずに溶かされていくイメージばかり浮かんでしまいます。

春香「いやぁ、やだぁっ♥♥スライムなんかにレイプ、されてるのに♥♥気持ちよくなっちゃらめぇぇっ♥♥」

春香「や♥♥らめ♥こんなのじゅるぃぃっ♥♥媚薬粘液のお○んちん、なんてぇぇ♥♥ひあんっ、あはあぁあ♥♥♥」

恥ずかしさも忘れてただ素直に叫び続けるわたしの身体の前と後ろでも、スライムがじわじわと動き始めます。

春香(う、うそっ♥♥おしりとおっぱいも、いじめられちゃう……!?♥♥♥無理っ絶対むりぃ♥♥ガマンできないぃっ♥♥)

がくがくと身体をピストン運動で揺らされながら、わたしの頭はただ期待だけでいっぱいになっていきました。

ここまで。

こんなに遅くなった(投稿時間的な意味で)
こんなに遅い(現実時間&話のペース的な意味で)

※いまさらですが>>1は説明口調とかご都合主義とか大好きです。

響の対765アイドル基本方針は「気持ちよくしてあげる」兼「ちゃんと悪の組織のボスらしく振舞う」なので
魔法戦士を捕まえたら処女を奪う、でも処女なのに気持ちいいレベルの快楽を与える、ということで矛盾してないったらしてないんです(屁理屈)



正直、今回のひと月ばかり続いている一連のエロ描写に関しては
「前回あれだけ書いたんだから今回も同じくらい書かなきゃ!」
みたいなよくわからない>>1の意地のせいで無駄に増えてる感がアリアリです。

次回からはコンパクトかつえろいをコンセプトにがんばります。
それくらいの心がけで行かないとこの字数や文の量の嵩み方は是正できないと思う。

かなりの長丁場になって来ましたね...
>>542の者ですが、前半のスライム千早いじめはカットで大丈夫です。千早はもう充分過ぎるほどいじめられたと思うので
ただし寄生触手注入は描いてくださいお願いします(ゲス顔)

乙。寝過ごしてしまった...。
まだ千早が春香を犯す、千早が触手を寄生される、貴音と響のレズプレイがあるからなー。安価多いのも考え物だな...。内容は濃いけどワンシーンが途切れ途切れになって勢いが落ちちゃうし。今後は安価内容考えないと。無理はしないでください。
あと、すみませんが質問です。予告ではあと一回防衛戦があるそうですが、未覚醒組を護りきれば全員覚醒するのでしょうか?

少しく立て込んでいましてごめんなさい。

次回は早ければ30日月曜夜、駄目だったら31日火曜夜にはなんとか。
その時点でひびたか交接「以外」は全部片付いたらいいな…片付かないかな…片付かないかも…

もういいかげん今週末には安価出せる状態に持って行きたい。
エロ1シーンだけで1ヶ月超えたしほぼ100レス超えてますよどうなってんだ。

元はと言えばはるちはが負けたのが悪いし3人が3人とも逃げそびれたのも悪い(責任転嫁)

うそです。敗北エロが書きたくてこのスレを始めたようなものです。正直とても滾ってます。

ただ、書いてる人間だけが楽しんでるこの現状は、安価コンマスレとしては最低だと。
まだ見切りをつけず読んで・待ってくださっている皆さんには頭が上がりません。ありがとうございます。


>>731
>未覚醒組を守りきれば全員覚醒するのでしょうか?
いいえ、亜美・真美・真の3人とも守り切れた場合でも、覚醒は「その中から最大1名」の予定です。
コンマ判定とってハズレ引いたら3人とも覚醒しないっていうパターンもありえます。
逆に、全員守りきれなかったとしても、誰か1人でも残ってさえいればコンマ次第では覚醒します。

で、未覚醒のまま残った子は、防衛戦済んだ後のイベントのきっかけになる予定です。人質とか人質とか、あと人質とか。

万一全員幹部にされたときは?と思ったけど、その場合は全マジシャン凌辱の流れになるわけだしありえないですね(※フラグ)

>>730
そこをカットするなんてとんでもない。
触手とかスライムとかを、しかもせっかく安価で指定してもらったというのに書かないくらいなら死にます。
もう少々お待ちを。



ぜんぜん関係ないですけど、怪人とか追加で出すならどんなのがあるでしょうね。
なんといっても響がボスなんだし、好みとしては動植物系いいなーと思います。

もっといえば沖縄だし海、とすればタコとかイカとかクラゲとかヒトデとかナマコとか。あと貝とか。
海ではないけど水棲生物つながりでカエルとか。趣味丸出し。

※あくまで>>1の妄想です。
 皆さまは安価の際、くれぐれも遠慮せず自分の好きな相手とかシチュとか投げつけてください。


なおやよいを堕とすにあたってべろちょろつながりでトラウマを刻み込むためにカエル怪人輪姦とかちょっと考えてました(小声)

※日付変更可能性大
※いつもの
※ちーちゃんまでイケないかも
※それもいつもの

※ごめんなさい、もうちょっとだけ待ってください
※1日水23時台から翌2日木0~1時台くらいには来れるはずです、本当にごめんなさい
※いま千早さん関係が3割くらいまでできた感じ たぶん
※まじごめんなさい寝落ちします

薄暗いスタジオの中で、四人分の嬌声と、ぬめる粘液の塊が立てる水音が入り乱れていた。
その中を響はゆったりと歩き回り、「出来具合い」を確かめていく。



あずさ「ん、ふぅっ……♥♥ちゅぱっ、れろっ、んん♥♥」

律子「はむ、んちゅ、ふうぅ♥♥ふぅぅんん…ぷぁ、んむぅっ♥♥」

今では、互いの身体に回した腕はほどかないままで、律子の上にあずさが折り重なる体勢になっていた。
二人が押し付けあっている豊満なバスト、その谷間に挟まれる形で伸びてきている極太の粘液ペニスに
うっとりと顔を上気させたあずさと律子が上下から吸い付き、一心に舐め上げて奉仕する。

律子「んくっ、ちゅぶっ、……♥♥あっ、また、きそうですよ、あずささんっ♥♥」

あずさ「はぁ~い♥♥ぢゅっ、ふむ、ぅ♥♥いつでも、きてくださいぃ♥♥ん、あむっ♥♥」

スライムの方でも二人に対する責めは間断なく続けていた。
上下に重なってだらしなく開かれた足の間、縦に四つ並んだあずさと律子の牝穴を押し広げて
半透明のゲルが出入りし、媚薬をたっぷり分泌し続けるペニスが入口から奥までまんべんなくこすり立ててゆく。

二人の舌や唇が表面を這い回る動きに耐えられなくなったのか、献身的な口淫を受けていたスライムが
波打つように震え始め、その動きの意味するところをすっかり覚えたあずさと律子は期待に目を輝かせた。
二人とも、それまでよりさらに情熱をこめて激しく、半透明のペニスを愛おしげに舐めしゃぶる。
やがて二人の顔の間でスライムペニスが一段と強く震えると、先端から熱く濃厚な白濁をびゅくびゅくと吐き散らした。

律子「あふ、っ♥♥粘液きたぁっ♥♥もっとかけてぇ、顔じゅうコーティングしてっ♥♥」

あずさ「ああんっ♥すごいにおい……頭くらくらしちゃい、ますっ♥♥お○んこきゅんってなっちゃうぅ♥♥♥」

間欠泉のように断続的に噴き上がる媚薬粘液で顔をべとべとに汚されて、二人は歓喜の声をあげた。
その間も二人の膣と直腸はスライムにえぐられ続け、その表情にも声にも喜悦の色がより濃くなっていく。

響「まー、二人については自分、もともと特に心配してないけど。すっかりばかになってくれたみたいで安心したぞ」

響「マジシャン向けに調整したスラ美が、覚醒してない二人に効かないわけがないもん。恥ずかしいことなんかないからねー?」

響が満面の笑顔で諭すようにかけた言葉はもう、あずさにも、律子にも、届いていないようだった。



振り乱した長い銀髪のあちこちにも半透明のゲルが粘りつき、すっかりもつれてしまっている。
弱点のお尻をとくに執拗にねちっこく責め抜かれ、貴音はもはや悲鳴どころか喘ぎ声のひとつもろくに上げる余裕がない。

貴音「……………あ、♥♥♥ ふあ、ぁ……♥♥……… ……ひぃん♥♥♥♥ っ、~~っ♥♥♥」

目の焦点が合わないまま、か細い声を切れ切れに漏らすだけの銀色の王女が、がくがくと身体を揺すられる。

獲物のつぼがどこなのかを把握したあと、スライムは改めて貴音を徹底的に嬲り続けていた。
アナルから入り込んだゲル状の体のうち最奥まで到達した一部は切り離して体内に栓として居座らせ、
そして残りをペニス状の媚薬触手へと変えると、貴音の尻穴を押し広げて仮借のないピストン運動を加える。

中に残ったスライムはその場所にとどまりつつ形状をぐねぐねと変え続け、内からの刺激を絶やさない。
さらに、ゲル状のペニスが奥までもぐりこんで来て触れるたび、水をたっぷり含んだスポンジを搾ったときのように
貴音のアナルの奥で特濃の粘液をじゅわりと滲み出させ、身体の芯から性感をしつこく燃え上がらせる。

これだけの凌辱に晒されていても、貴音の瞳の奥にはまだわずかに光が残っていた。
その上体を無理やりに引き起こして倒れないように拘束すると、早く快楽に屈服してしまえ、とでも言うように
スライムは貴音の胸や背中といわず顔といわず、全身いたるところに熱々の媚薬粘液を浴びせかけ、汚辱していく。

貴音「う…………ぁ♥…… く、ぅ!♥♥ ひぁ…っ…………♥♥ ……や、ん♥♥ ん、んん、ん、ぅ♥♥♥」

これ以上熱くなどなりえないと思っていた肌が、その下に隠れている女体が、汚液に叩かれるたびに繰り返し灼かれる。
ぶびゅっ、と汚い音を立てて放たれた粘液をかけられるごとに、貴音は身体をよじり、かすれきった嬌声が抑えられない。

ぬめぬめした軟体でアナルを深くほじり、豊満な肢体には余すところなく大量の魔性の粘液をへばりつかせつつ、
当然のように、貴音のもっとも大事な秘部へもスライムは容赦なくその身を侵入させていた。

しかし、ペースを変化させつつ激しく抜き差しを加え続ける後ろへの責めとは対照的に、貴音の膣を占拠した粘液ペニスは
ただ奥までをみっちりと隙間なく埋め尽くしただけで、時おりぶにゅぶにゅと蠢くほかは引きも進みもせずその中に留まっている。
だがむしろその、女性そのものの器官を静かに、ゆっくりと、確実に狂わされていくことこそが、貴音を最も追いつめているのかもしれなかった。

響「まったくもー、どんだけメンタル強いのさー、貴音。そんなに粘られるとスラ美が自信なくしちゃうんだけど」

苦りきった様子の響に声をかけられたとたん、貴音の身体がぴくりと震え、そして顔がゆっくりと上がる。
響を見返すその目には少しずつ強い光が戻りつつあった。

貴音「………ひ、びき、っ……♥ …わたく、し……、かなら、ず、あ…………なたを、♥ ………とりもど……………」

響「んふふー……貴音ぇ。そこまで貴音が自分のこと気にかけてくれてるのは、ホントにうれしいよ。ただ、さ」

響の言葉の途中でスライムが素早く動き、力なく動いていた貴音の口へもぬるぬると滑り込んだ。
貴音の目が絶望に見開かれ、そしてその口を犯すゲルがポンプのように動いて媚毒を流し込み始めるのを見届けて、響は言う。

響「自分がそっち戻るんじゃなくて貴音がこっち来てくれたら、全部丸くおさまるんだ。ね?もう諦めちゃお?」

ずっちゅ、じゅぽっ、ぐぷちゅんっ、ずろぉっ……ぐちゅ、じゅるる、ぶびゅぅっ!

春香「や、っ、やぁあ♥♥あっ♥あっあっ、あひっ♥♥も、もうっ無理ぃぃぃ!♥♥いやっ♥いやぁあぁ♥♥♥」

半透明の塊の上に仰向けに横たえられ、手足を半分以上飲み込まれるかたちで拘束された状態で
春香は全身を襲うスライムの快楽拷問に翻弄され、悦びのあまり涙までこぼし、ひたすら声を上げ続ける。

正真正銘のシャインマジシャンを主人から与えられ、自身が創られた役割を存分に果たす機会が到来したことで
スライムは無言の喜びに全身を激しく震わせつつ、シャイニング・ハルカのやわらかな肉体を心行くまで愉しんでいた。
だらしない嬌声を垂れ流すばかりの春香の口が空いているのを目ざとく見つけると、当然のように体を伸ばしてもぐり込む。

春香「むぐ、っ!?ふむっ♥んん、んーーーっ♥♥おごっ、むぶぅぅ♥♥」

呼吸を妨げられて、本来なら苦しさが先に立つはずのその凌辱ですら、発情させられきった春香の身体と脳は快楽と錯覚してしまう。
スライムは喉奥に届くまで入り込むや荒々しく前後に動いて、狭く温かい春香の口の中の感触を堪能し始め、
粘液が泡立つほどの激しく淫らな水音が春香の頭の中までもぐちょぐちょにかき乱していく。

さらに、口を犯しているものよりも太く逞しい半透明のゲルペニスが二本、魔法戦士のスカートの下へ這い込んで
媚薬漬け軟体セックスの快楽で躾けてやるべく、春香の前と後ろの秘穴に長大なストロークを加え続けていた。
ぶにゅぶにゅととらえどころがないようで、その芯に柔肉をえぐり喜ばせるだけの硬さを備えたスライムに出入りされるたび
春香は蜘蛛の巣にかかった蝶のように身をよじってもがき、抑えきれない快感に身体を小刻みに震わせる。

と、さんざん口を蹂躙していたゲル触手が素早く抜け出て、春香の顔に照準を合わせた。
そして間髪を入れずびゅくびゅくと脈打ち、湯気を立てそうに熱い、ねとねとの媚毒を大量に吐きかける。

春香「ん、んぷぅうっ♥♥あつっ、い、ぃ!?♥いやっ、いやぁ……♥♥♥お顔にかけちゃだめぇ♥♥やぁ、ん、んんぅ♥♥」

半透明の催淫ゲルからなんとか逃れたい一心で春香は懸命に首を振るが、それで抵抗になるわけもなく
シャイニング・ハルカの顔はスライムの放った媚薬粘液でこってりとパックされてしまう。

春香「はっ、はぁんん♥はひぃっ♥♥……え、あ、あぁあぁ♥♥♥まって、らめ、おっぱいも、クリもらめぇぇ~~♥♥♥」

放心しかけていた春香が急にふたたび身体を跳ねさせ、快感でふにゃふにゃになった言葉だけの拒絶を叫んだ。
露わにされた乳房に張り付いているスライムがぎゅむぎゅむと音さえ立てて両胸を搾り上げ、
その力強さに春香はなすすべもなく、すっかり立ち上がった桜色の乳首から母乳代わりにスライムの軟体を噴き出させる。

粘液ペニスでしつこく耕されてしまっている膣口のすぐ上でも、女性の敏感すぎる突起が同じく勃起させられていた。
その全体をスライムが完全に包み込み、粘液の小さな塊のなかで春香のクリトリスがただ漂っているように傍目には見えるが
実際にはゆるゆると転がされ、時には強くつまんでしごかれ、緩急自在の様々なやり方で刺激を受け続けている。

春香「おひっ♥も、もう気持ちいいのいやぁぁ♥♥♥ふあぁあんっ♥♥スライムらめっ、ゆるしてっ、ゆるしてぇぇ♥♥♥」

哀願する春香の声がむしろ呼び水になったのかスライムはいっそう勢いづき、媚薬ペニスのピストンをより強く、速くしつつ
前後で出入りするタイミングを巧妙にずらし、春香の身体に最大限の快感をもたらそうとする。

春香の膣と腸内をへだてる肉壁のあちらとこちらで半透明のゲルペニスがすれ違ってこすれ合い、
それぞれが与えてくる刺激が何倍にも大きいものに増幅されて、春香のぐらつく理性を溶かし尽くさんとしていた。

春香「あんっ♥♥あぁんん!?♥♥気持ちよくされちゃらめっ、らめぇぇ♥♥らめなのにぃぃっ!♥♥♥なかっ、なかで♥♥ぐちゅぐちゅってぇ♥♥」

最初の敗戦でその身体に強烈な媚薬粘液の呪縛を植え付けられ、なんとか封じていた記憶までも乱暴に掘り起こされて
そして今、マジシャン用に特化改造された媚薬スライムに敏感な場所のすべてを、穴という穴を粘液ペニスで犯し尽くされ、
精神はまだどうにか耐えられても、春香の肉体のほうがもうほとんど屈服してしまっていた。

響「やれやれ……スラ美ができる子なのは確かだけど、春香、ちょっとだらしなさすぎるんじゃないかー?」

春香「あはぁあ♥♥ひび、き、ちゃん♥♥これ、これとめ、て、ああんっ♥♥♥粘液レイプよすぎるのぉ♥♥♥」

呆れたような声をかけられてようやく、響が冷ややかに自分のことを見下ろしているのに気付いた春香は
相手が悪の組織の首領であることもまるで忘れ、ただ凌辱から逃れたい一心で必死に許しを乞う。

響「こんなんなら貴音のほうがよっぽどマジシャンっぽいぞ。いっそ、春香も連れて帰って幹部にしちゃったりして、ふふふ…」

そしてもちろん響には、その懇願を聞き入れる義理も理由もない。

響「………さて、と、あんまり引っ張るのもアレだし。そろそろ区切りってことで、みんなに一度、トドメ刺しちゃおうか♪」

響がにっと笑ってそう口にした瞬間、スライムが反応した。四人の膣穴と尻穴を凌辱している媚薬粘液ペニスの動きが一気に加速し、
同時に、両穴を穿たれているあずさの、律子の、貴音の、そして春香のよがる声が一気に切羽詰まったものになる。

あずさ「お、おほぉぉっ♥♥急に…そんなっ、だめですぅ~っ♥♥♥」

律子「ひぃっ、あひぃぃぃん!?♥♥♥や、深い…っ、おなかっ♥えぐれ、ちゃうぅ♥♥」

貴音「あ………は、ぁっ♥♥♥やぁ……♥♥ ……………っ、っ♥♥これ、いじょうは、ぁ♥♥♥」

春香「あぐっ、きゃああぁぁん♥♥♥いやぁあ~~っ♥♥はぁあ、っ、あううっ♥♥はげしすぎ、るぅっ!?♥♥♥」

たっぷりと潤み、艶めいた四人の悲鳴がスライムをますます昂ぶらせ、その動きがさらに激しさを増していく。
つい先刻まで誰の侵入も許したことのなかった合計八つの牝穴に、半透明の媚薬ゲルが我が物顔で何度も出入りを繰り返し、
その侵入する運動が立てる生あたたかい水音と、鼻にかかった媚びるような四人分の女声が淫惨なハーモニーを奏でる。

もとは1体に融合していたスライムたちはチームワークすら完璧だった。
四人それぞれへのピストン運動の周期の微妙なずれをごくわずかずつずらして修正し、その時を待つ。

響「それじゃ、スラ美。みんなのお尻にもお○んこにも…… たーっぷり、出してあげて」

悪の組織の首領にはこの上ないほどふさわしい黒い笑みを浮かべつつ、響はごく静かに命令を下した。

ほとんど間を置かず、スライムは一度、それぞれの前後の穴の入り口ぎりぎりまでゲルペニスを後退させると
ひと息に四人の子宮へ、あるいは腸の奥へと届かせる勢いで深々と挿入した。それ以上進めなくなったところで
触手状に伸びたペニス部分だけでなく本体までも激しくぶるぶると震わせ、四人の最奥におびただしい量の媚薬粘液を注ぎ込む。

ごぶっ、ぐびゅっ、どぷどぷっ、どくんっ、びゅるびゅるっ!

それまでさんざん媚薬ゲルを染み込まされ、スライムペニスでこすり上げられて、多少なりとも慣れていたはずの四人の膣と尻穴に
ほとばしる粘液の疑似射精はまったく新しい刺激となって襲い掛かり、いともたやすく女体を陥落させていく。


律子「あつっ、や、ひぁああああぁあああっっ♥♥♥♥お尻もお○んこも焼かれてるぅぅぅぅ♥♥♥♥」

あずさ「大きいのきちゃう♥♥キちゃいますぅ、あぁあん!?♥♥♥だめっ、だめだめぇぇイっちゃうぅっっ!?♥♥♥♥」

真っ先に、あずさと律子が啼いた。特大の長く尾を引く悲鳴をあげてお互いがお互いにしがみつき、
両方の穴に突き立てられたゲルペニスがどくどくと脈打つのに合わせて身体が跳ねるのを抑えきれない。


貴音の精神力がいくら強靭で、響を奪還するという決意がどれだけ固かろうとも、身体はスライムのもたらす快楽にあまりにも正直だった。
下腹の奥の神聖な場所に、雌を屈服させ支配した雄の印を注入され続けているのに、肢体は歓びに打ち震えてしまう。

貴音「こんにゃ、っ……♥♥いけま、せん、んんっ♥♥♥ なか、いっぱいに………っ♥♥されては、ぁぁ♥♥もう……もうっ…♥♥♥♥」


膣奥を、腸壁を叩く媚薬粘液の脈動に合わせて春香の身体も視界もがくがくと揺れ、頭まで真っ白に染められていく。

春香「わたしマジシャンなのにぃ♥♥スライムにっ、中出し♥♥♥され、て…♥感じちゃってるぅぅ♥♥♥♥あ♥あっ♥らめぇぇ~~っ♥♥♥♥」

救うべき相手を誰一人救えず、倒すべき敵に倒されて凌辱され、敗北の証をたっぷりと注がれているその最中にもかかわらず
春香の口からは素直すぎるほどに素直な、そしてあさましすぎる嬌声がほとばしり出た。



四人がそれぞれに甘く高く喘ぎ鳴くのを聞き、スライムたちは最後の仕上げを断行した。
先端からまだ粘液を吐き出し続ける媚薬ゲルペニスをもう一段ぐりっとひねるようにして押し込み、
子宮の入り口を強く押しつぶすように圧迫しつつ、熱く濃厚な液を吐きかけ、蜜壺の底をねっとりと媚薬漬けにする。

「「「「あ、あ、あぁああぁああっっ♥♥♥♥イくっ、イクぅぅぅ~~~~~っ♥♥♥♥♥」」」」

あずさも律子も貴音も、シャインマジシャンである春香ですら、なんの抵抗もできなかった。
頭を大きく反らせて白いのどをさらし、あるいは背を弓なりにのけぞらせ、またあるいはつま先までぴんと一直線に張りつめさせて…
それぞれが無意識のうちに上げる快楽に染まり切った叫び声が淫らな四重奏を奏で、薄暗い室内を埋め尽くした。





響「さてと……まずは、やっぱりこのペアからかなぁ、っと!」

お楽しみを目の前にして待ちきれない様子の響の視線の先、あずさと律子がぐったりと抱き合ったままで目を閉じていた。
スライムのペニスはすでに二人の前後の穴から抜け出ていて、中に吐き出された粘液が少しずつ、
しかし止まることなくとろとろと今も逆流してきている。二人は荒い息こそついているが、意識があるかも定かではない。

響が静かに手を二人に向けてかざすと、その手のひらや指先からゆっくりと、黒い瘴気のようなものが流れ出す。
周囲の空気が歪んで見えそうな、質量を持った黒い大気、とでも形容するしかないそれは少しずつ倒れている二人に向かって漂ってゆく。

貴音「………響、っ…!なにを…………っ、おやめ、なさい、ぃ………!」

春香よりも二人の近くにいる貴音が響の行為に気づき、その真意はわからないながら、とにかく制止しようとする。
その貴音の方を見やり、響はぞっとするような笑みを浮かべた。

響「しーっ………今いいとこなんだよ、貴音。あ、それに貴音もいずれやってもらうから、見て予習しとけば?」

じわじわと、しかし確実に漆黒の瘴気は量を増やし、今では床に横たわる二人の首から下をほぼ覆い尽くしていた。
それを見届けると響は改めてあずさと律子に声をかける。

響「あずささん、律子。目は閉じたままでいいから、自分の言うこと、ちょっとだけ聞いててね」

響「で………まず、どうだった?スラ美に全身かわいがられて、気持ちよかったでしょ?」

認めたくないのか、声も出ないのか、あるいはそもそも聞こえてもいないのか、あずさも律子も返事をしない。

響「自分の言いたいことって、すっごくシンプルなの。あのね、これからは二人一緒に、ぜひ自分のこと助けてほしいんだ」

相変わらず答えを返せないあずさと律子の周囲の瘴気が、少し濃くなったように見えた。
よく観察すると、より二人の身体に近いところに漂っているせいで密度が上がり、そのせいで濃く見えるのだとわかる。

響「今まで以上に気持ちいいことしてあげるし、最終的には765のみんなで一緒になれるぞ。案外悪い話じゃなくない?」

律子「きもちいい、こと………? 今の、以上に…………?♥」

あずさ「事務所の………みんなも、いっしょ…………に、きもち、いいの…………?♥」

響「そーそー。誰も仲間はずれになんかしないさー、自分ってばカンペキだもん!」

そう言って響が黙ったあと、少しの沈黙があって、そして最初に口を開いたのは律子だった。

律子「………………なら……」

響「ん?律子ごめん、なんて?」

律子「……………あずささんと、一緒、なら……私は、それでいい、わ………」

春香「え…… 律子、さん、っ……!?ダメです、そんな、なに言って…………」

ようやく春香が少しだけ正気を取り戻したときには、ほとんどすべて手遅れだった。
律子が切り出した条件は当然、すぐそばで睦み合っていたあずさの耳にも筒抜けに決まっている。

あずさ「律子さん………うれしいです、わたしも、そう思ってて……律子さんが、いっしょなら、こわくないです………」

響「ふふ、仲良くてうらやましいなー。じゃあ二人とも、オッケー、ってことでいい?」

響が、爆発寸前の喜びを、笑いを、必死に押し殺している表情のままで二人に問いかける。
貴音や春香が思い直すように声をかけるより一瞬早く、二人は無言のままで、しかしはっきりと首を小さく縦に振った。

その瞬間、それまでぼんやりと漂うだけだった瘴気が一気に収束し、濃縮された闇のようなそれが二人の身体にまとわりついた。
突然のことに頭がついていかず見守ることしかできない春香と貴音の目前で、あずさと律子の身体ががくがくと震える。

あずさ「あ、ぎっ、お、お”お”お”お”お”お”お”っ♥♥♥♥」

律子「いいぃ、がっ……!あぁ、あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”っ!?♥♥♥♥」

春香「あ、あずささん!あずささぁんっ!?」

貴音「律子嬢……、律子嬢!気を、確かに持つのです、律子嬢………!!」

つい先ほどまでの凌辱の余韻すら忘れ、春香も貴音も思わず叫び声をあげるが、なんの助けにもならない。
二人の苦悶とも歓喜ともとれるうめき声はすぐに聞こえなくなり、その全身を完全に瘴気が覆い隠してしまう。

響「暗転の繭【コクーン・オブ・ディティリオレイション】……、なーんちゃって。大丈夫、繭って言っても中で溶けてたりはしないから」

あずさと律子の横たわっていた場所には今や、楕円体に切り取ってきた闇としか言いようのないモノが転がっていた。
一切の光を吸い込むブラックホールのような存在感に、貴音も、春香も言葉をなくしてしまう。

ぴしっ、ぱきっ、となにかがひび割れる音がしたかと思うと、だしぬけに一瞬前までそこにあった瘴気の塊が消えた。
そしてその場にはまた、つい今しがたと同じようにあずさと律子が横たわっている。

ただ、その見た目が、先ほどまでとはまったく違うものに変貌していた。
激しい凌辱の間はスライムの粘液と本人たちの体液でぬるぬるにされていた裸体が、今では衣装に覆われている。
基本的なデザインこそ春香や千早たちマジシャンのそれに似ていなくもないが、肌の露出具合はいくぶん高く、
そして何より色が決定的に異なっていた。上下の衣装はもちろんのこと、グローブやブーツ、
律子のかけている眼鏡のフレームやあずさの頭にちょこんと乗っている帽子に至るまで
すべてほかのカラーを一切交えない、光沢も感じさせない完全なる漆黒で統一されている。

響「あずささん、律子。おはよう……いや、今は『ようこそ』かな。いま、どんな感じ?」

響の声を聞いて律子とあずさが目を開き、二人とも無言のままゆっくりと身体を起こした。
少しぎこちない動きながらその場に立ち上がり、そして響のほうに向き直ると、ゆっくりと片膝をついて頭を垂れる。

あずさ「ええ…………とっても、ステキな気分。これからどうぞ、よろしくお願いします、響ちゃ……『響様』」

律子「右に同じく。もっと早くこうすることを選ぶべきだったわ。響…もとい『響様』に、忠誠を誓います」

響「うぎゃー!?やよいの時といいなんでこうなるの、もーっ!? 様づけとかいらないから!二人とも!」

あずさと律子にかしずかれつつあわてふためく響と対照的に、貴音も春香も目の前の事実がまだ受け入れられない。
半信半疑のまま、響の前の二人にただ必死で声をかける。

貴音「じょ……冗談はおやめなさい、律子嬢っ!?何を口にしているか、わかっているのですか……!?」

春香「うそ、でしょ、うそですよね…あずささん………? なんで……そのかっこう、やよいのに、そっくり……」

呼びかける声に反応し、あずさと律子は響への礼の姿勢を解いて立ち上がった。
黒装束に身を包んだ二人は視線をゆっくりと移動させると、春香と貴音をそれぞれ見つめる。

律子「自分の言葉くらいわかってるわ。ああ、ブラックジャンボ幹部の秋月律子よ、『はじめまして』。哀れな獲物の一般女性さん」

あずさ「同じく幹部で、やよい様…やよいちゃんの後輩、三浦あずさで~す♪どう、似合うでしょ?『我らが宿敵』、シャイニング・ハルカちゃん」

響「やったー!さすが二人ともぴったりだなあ、いかにも女幹部って感じさー。改めてようこそ、自分たちのブラックジャンボへ!」

二人の目がいつの間にか、夜の帳が下りた空よりもなお昏い色に変わっていることに気づき、春香と貴音は戦慄した。

響「にしても困るなぁ、うちの大事な新生幹部に勝手に声かけないでよね。まずはボスの自分に話、通してもらわなきゃ」

冗談めかしつつ、響が貴音と春香の方を向いて声をかけた。
その表情は、欲しくてたまらなかったオモチャをようやく手に入れた子供よろしく満足感にあふれている。

春香「そんな………ほんとに、あずささん………律子さん、も…………」

貴音「響………貴女は、どこまで卑劣な真似を……………!」

呆然としてつぶやくことしかできない春香と、敵意をむき出しにして響をにらみつける貴音。
その二人をしばらく観察するようにじっと見つめたあとで、響はやおらため息をつく。

響「………さっきまでの様子見てても、貴音にはたぶんまだ早いんだよなー。うん、もうちょっと時間かけよう…スラ美!」

貴音「わたくしが、一体な………っ、んはあぁあああっっ♥♥♥♥」

春香「なっ……、た、貴音さんっ!?」

急な叫びに驚いて顔をそちらに向けた春香の目の前で、貴音はスライムの媚薬ペニスで一息に肉壺を貫かれた。
すっかりほぐれきった貴音のそこは侵入してくる粘液肉棒をすんなりと呑みこみ、貴音の身体と脳に望まぬ快楽を伝達してしまう。

貴音「あ、ひぃっ♥♥♥ああっ、はぁあんんっ♥♥♥は、春香ぁ、ぁ……♥♥見な、あぁんん♥♥見ないでくださいませぇぇっ♥♥♥」

そのままずんずんと容赦なく突き上げてくるスライムの動きで、貴音の哀願の言葉がぶつ切りになった。
さっきまでの凌辱のせいで火照りっぱなしの身体を弄ばれた貴音は、あっという間に発情状態へと逆戻りさせられてしまう。
その視界の外で凌辱者は当然のごとく新たに体を伸ばし、さんざん甚振られた割にはまだきゅっとすぼまっている後ろの穴に触れた。

貴音「や、ぁ!?♥そこ、いけません、んん♥♥そこは弱いのですっ、わたく…お、お”、おほぉぉおおぉ♥♥♥♥おひりぃぃ♥♥♥いやぁあ♥♥」

半透明のきのこの傘のような先端がずぷずぷとアナルに沈み込んでいくだけで、貴音は甘くとろけた絶叫を止められない。
完全に中に侵入したことを確認すると、スライムは前後の穴に入り込んだゲルペニスを交互に激しく動かし、執拗に貴音を責め嬲る。

春香「あ、ああ、貴音さん………貴音さんっ、し、しっかりしてくださいっ!?」

貴音「らめっ♥♥おひりらめれす♥♥♥春香が、見て……、おりますのに、っ♥♥すらいむに♥♥蕩かされてしま、うぅ♥♥♥」

このままでは貴音まで連れて行かれてしまう、と春香は焦るが、自分も貴音も捕えられている現状では打つ手がない。
二穴レイプに悦びの悲鳴を上げ続ける貴音をうなずきながら見ていた響が、思い出したように春香にも目をやる。

響「春香ってあれだけえっちなわりにオチそうにはないんだよなー、なんていうか、メインヒロイン補正みたいな。うーん……」

春香「ひっ……や、やめて、響ちゃ………」

響「でも貴音ひとりってのもさびしいよね。よーし、そしたらスラ美、春香も付き合わせてあげて」

春香「な、あ、きゃうぅうんっ♥♥♥♥」

響が言うが早いか、その言葉を待ち構えていたスライムが素早く動いた。
太いゲル触手を二本、即座にペニス状に生成すると、春香が身構える間も与えずアナルと膣それぞれの奥まで一気に犯し抜く。
囚われの魔法戦士は淫らで暴力的な奇襲の前になすすべもなく身体を跳ねさせ、よがり声を上げる。

そして、シャインマジシャンを堕とすことにどこまでも貪欲なスライムが春香のために用意したのは、ただの媚薬ゲルペニスではなかった。
半透明であるため一見しただけではわからないが、二本の竿の表面には微細な突起が大量に敷き詰められている。

春香「これ、っ、ひあぁぁ!?♥♥またっ、ぷちゅぷちゅ、ってしてりゅぅ♥♥♥らめぇぇ、つぶつぶいやぁ♥♥♥やだぁぁぁっ♥♥」

自分の試した責めの中で、シャイニング・ハルカがこれに覿面に弱かったことをスライムはしっかりと記憶していた。
より効果的にマジシャンを屈服させるべく挿入された特製の粘液ペニスは、膣や腸内の粘膜とこすれ合うだけで
表面の媚薬カプセルを続けざまに破裂させ、ヴァギナとアナル両方でいつまでも終わらない射精を春香に疑似体験させる。

春香「やぁぁ♥♥やらぁぁっ♥♥どろどろにされちゃうぅ♥♥おま○こもっ、おしりも♥♥ちゅぷちゅぷいってるよぉ♥♥♥」

快楽責めを存在理由として誕生したスライムが、もちろん挿入を一方通行で終えるわけがなかった。
潰れた媚薬粘液粒を無尽蔵にゲルペニスの表面に再生成して補給しつつ、春香の二つの牝穴をぬちょぬちょと音を立てて掘り返し
敗北したシャインマジシャンの心と身体に肉欲のくさびを深々と打ち込んでいく。

あずさ「あら~……うふふ、二人ともとーっても気持ちよさそう…♥スライムちゃん、テクニシャンですねえ」

律子「マジシャンもこうなってしまえば可愛いものですね。まあ、シャイニング・ハルカはもとから大したことなさそうだけど」

スライムに前後を犯されて、お互いのことを気にかける余裕もないまま喘ぐ貴音と春香の様子をながめ、あずさと律子がつぶやいた。
この短時間ですっかり幹部然としている二人の様子を目にし、狙い通りの変化に響はますます笑顔になる。

響「よしよし、貴音ももう一息ってところかな?……スラ美、二人に『もうひと押し』してみて」

意味深に笑う響の言葉を合図に、スライムは二人を犯す媚薬ペニスの動きを加速させた。
ぐちゅぐちゅ、じゅぽじゅぽという水音がさらに大きくなり、スライムの体液と二人があふれさせた愛液が入り混じる。

春香「ふぁ、ぁ♥♥♥ひぃんっ♥♥あ、あ、また、びくびくってぇ♥♥♥や、だめ♥♥イかされちゃうぅ♥♥らめ、粘液らめぇ、らめっ♥♥♥」

貴音「いけませ、ん♥♥すらいむおち○ぽ♥♥♥いけません、のにぃ、はふぅうん♥♥♥れいぷされてっ♥♥♥虜にされてしまいますぅぅ♥♥♥」

膣とアナルの両方で自身を蹂躙するゲルペニスがまた身を震わせていることに気づいてしまい、春香と貴音が声を合わせて絶叫する。
しかしその叫びは確かに拒絶の意思の表れのはずなのに、声色はそれと裏腹に、快楽に媚びきった甘い響きにしか聞こえない。

そして――――じゅぐちゅんっ!

貴音「ひぃあぁああぁあああぁっっ♥♥♥♥」

春香「あはぁんんっ、ぁあああぁああぁ~~~っ♥♥♥♥」

ひときわ深く二人の蜜壺に突き込まれたスライムペニスの先端が子宮口にぴったりと隙間なく密着し、
そこからさらに次の動きを始めた。自在に動く軟体を駆使して、赤ちゃんのための大事な部屋の入り口をこじ開ける。
触ることはおろか、自分で見たこともない場所への未知の刺激に、貴音も春香も声すら出せないまま、ただ身体を震わせる。

ごびゅっ、どびゅるぅーっ!びゅぐっ、びゅぐっ、ごぶっ………

突入のお膳立てを終えたスライムは一切の躊躇なく、二人の子宮へと濃密な媚薬粘液を注ぎ込む。
愛する人との子供を育てるはずの場所、その真新しかった内部を魔性のゲルに叩かれた春香と貴音が感じたのは
これまでの凌辱ですら全く味わったことのない、神経を一発で焼き切られそうな圧倒的な快楽だけだった。

春香「おふぅ、っ、んほぉぉ♥♥♥♥ふか、深いぃっ!?♥♥♥♥やぁ♥♥イくっ♥♥♥イっくぅぅううっっ♥♥♥♥♥」

貴音「こんなあぁっっ♥♥♥♥無理ですっ、あぁあん♥♥♥いく♥♥♥♥いくぅぅっ♥♥♥♥いってしまいましゅぅうう♥♥♥♥♥」

スライムが最初のひと撃ちをしただけで春香と貴音は悲鳴を上げ、あっけなくイってしまったことをあさましく白状した。
宿敵マジシャンの一人であるシャイニング・ハルカと、マジシャンでもないのに自身の責めに耐え続けていた貴音が揃って絶頂したことを知り
スライムはたたみかける絶好の機会を得たことに狂喜して、ますます大量の粘液を二人の行き止まりの中へ吐き散らす。

春香「やっ♥♥♥やっ♥♥やぁぁ~っ♥♥♥♥イくのとまんないっ♥♥♥♥スライムなのにぃぃ♥♥♥♥またイくぅっ♥♥♥♥♥」

貴音「らめれすっ♥♥♥おゆるしくだ、しゃいぃ♥♥♥♥っはああぁんん♥♥♥♥これ以上、っっ♥♥♥気を♥♥っ、やらされてはぁぁ♥♥♥♥♥」

勢いよく放たれる媚薬ゲルがびちゅびちゅと子宮の内壁に張りつき、そして吐き出す動きに合わせて粘液ペニス自体が脈打つ振動に膣全体を震わされる。
春香も貴音も今や、絶頂している最中に次の絶頂を重ねる快楽の無間地獄に首までどっぷりと嵌まり込んでいた。
二人の子宮の内側がすっかり粘液にまみれても、スライムはなお後続を送り続ける悪夢のポンプ運動を止めない。

貴音「ま、た…いくうぅっ♥♥♥♥♥すらいむに注がれてっ♥♥♥いくぅぅ♥♥♥♥♥♥こんな、わたくしっ♥♥♥孕んでしまいますぅぅ~っ♥♥♥♥♥♥」

春香「もうやめて♥♥♥♥粘液出さないでぇっ♥♥♥♥イくのいやっ♥♥♥♥♥♥もういやぁ、あ♥♥♥♥いやなのにイくっ、イっちゃうぅぅ♥♥♥♥♥♥」

魂の底から絞り出したような絶叫を上げ、申し合わせたように春香と貴音が同時に首を垂れる。
外見だけでは判断できなかったが、二人の子宮はスライムにいやというほど流し込まれた媚薬粘液で満杯にされ、
行き場をなくした催淫ゲルはさらにそこからつながる卵管の中までも押し進み、ほぼ卵巣にまでたどり着きかけていた。
それ以上の物量は必要ないということを把握して、スライムはようやく粘液を吐き出す脈動を停止させる。

あずさ「あらあら、まぁまぁ……♥ 今の、すごかったですね、響さ……えっと、響…ちゃん?」

律子「『もう一押し』って、子宮まで媚薬漬けにすること……だったんですね。確かにこれなら貴音にも効くかも」

淫靡で苛烈な凌辱の一部始終を目の当たりにした律子もあずさも、感心した様子で、どことなく物欲しげな顔をして響に話しかける。

対する響はしてやったりという顔で笑い、律子の誤りを正した。

響「ブブー。律子、半分くらい正解だけど、まだカンペキじゃないな。『もう一押し』はここからだぞ」

あずさと律子が頭の上に疑問符を浮かべているのを尻目に、響が小さくハンドサインを送る。

春香「きゃぁああああああっ♥♥♥♥やぁああぁあーーーーーーっ♥♥♥♥♥な、これ♥♥♥♥あ、あ~~~~~~~っ♥♥♥♥♥!?」

貴音「~~~~~~~~~っっっ♥♥♥♥♥いやっ♥♥♥♥♥や、ぁ♥♥♥♥♥お、おふぅっ、ひぁあぁああぁあんんん♥♥♥♥♥」

ついさっきあれほど激しい叫びを上げて気を失ったように見えていた二人が即座に反応し、またしても絶叫する。
しかし、スライムは表立った動きを見せておらず、律子もあずさもすぐにはタネがわからずに困惑するばかりだった。

響「外からばっかりだと飽きるかなー、と思ってさ。で、どうせなら、一番奥からいじめてあげたらどうかなって」

貴音と春香の子宮と、そこから伸びる卵管にまで侵入して隙間なくみっちりと満たしたのは単なる媚薬ゲルではなく、
スライムそのものだった。半固体状の体を最大限活用して二人の女性としての中心を占拠した媚薬スライムは
軟体をぐにゅぐにゅと動かし、決して激しくはないその動作が激震となって春香と貴音を胎内から襲う。

貴音「ひあぁああぁ~~~~っ♥♥♥♥♥子壺っ、らめれすぅぅ♥♥♥♥♥やぁあ、ああ、ぁあっっ♥♥♥♥♥いくうぅーーーーーっっ♥♥♥♥♥♥」

春香「イくっ♥♥♥♥♥またイってる♥♥♥♥♥なかっぐにゅぐにゅって♥♥♥しちゃやぁ♥♥♥♥あ、あ、イク♥♥♥♥♥イクぅぅ♥♥♥♥♥」

響「あはは、そんなにびくびくして喜んでくれるとやったかいがあるぞ。スラ美、しばらくそれ続けてね」

種明かしで納得し、今度は好奇心いっぱいの表情で二人の様子をうかがうあずさ、律子と、満足げな顔の響。
漆黒の装束に身を包んだ三人に見守られながら、春香と貴音は淫らな叫び声を上げ続けた。



子宮から卵巣まで媚薬漬けにされ、スライムに直接その大事な場所を責め立てられたあげく完全に気絶した貴音と春香を、響が静かに見下ろす。
特に春香は強烈すぎる快楽を叩き込まれ続けたせいで後遺症が再発したらしく、スカートからは勃起したクリトリスがのぞいていた。

おそらくはもう貴音も幹部になる話を喜んで受け入れてくれるとは思うが、万が一がないわけじゃない、と響は考える。
調教が不十分であればアジトで続きをすることもできるし、そろそろ撤収のころあいだろう。

響「……よーし、じゃ、今日はぼちぼち帰ろうか!みんなそのままの場所でじっとしててね、一気に"跳んじゃう"から」

響がそう口にして、転移魔法の詠唱を始めようとしたまさにそのとき、薄暗いスタジオの中に、一陣の疾風が巻き起こった。

ここまで(更新の少なさは焦らしプレイと言い張る(ほんとごめんなさい))


最後の2レスのところ、本来は1レスだったのですが
1レスの本文は6000バイトまでしか入らないよとかいうエラーを初めて食らいました。
改行以外にもそんなところにまで落とし穴があったとは……

そして、突貫工事でいけると思っていた千早さんの触手プレイがどうにもしっくりこないという罠。
>>542=>>730さんにおかれましては本当にごめんなさい、明日というか今日2日夜に続きを書きます。



そして以下は、自分を追い込む意味で宣言しておきます。こうでもしないともうだめだ。


この土日(4日・5日)のどっちかでは必ず安価を出して本編を進めます。
つまりできれば金曜日、3日夜、最悪でも4日までにこのエロの長丁場をなんとしても締めくくります。やってやるです。




しかしそれにしてもスライムってやつはえろいことするのにすげえ便利ですね。ユーティリティすぎる。
媚薬粘液スライムとかもうご都合主義の塊でしかもえろい。
>>1は大変に好きです。皆様も好きになってくれたらとても嬉しいです。

乙。自分を追い詰める覚悟は尊敬しますが無理はしないてまください。本当に。
>>731ですが回答ありがとうございます。覚醒は一人か。三人とも幹部化は見たくもあるがゲーム的にはまずいな。
また質問ですみませんが、合成怪人はありでしょうか?タコやクラゲ、ヒトデの合体みたいな。一気にいろいろできるんですが。海の生き物はエロが似合うのはなぜでしょうね?動物怪人、考え中。
本編はあずさ達が遂に幹部化。女幹部が似合っている二人。ゾクゾクします。
スライム安価は自分ですが大変良かったです。あの粘液でグチョグチョになるのがいいんです。擦り付けあうとなお良し。
長文すみません。次回も楽しみにしています。

乙です。遂に幹部化か。残りの貴音を考えると、お子様を支える大人な図だ。濃厚な描写ありがとうございます。話も面白いです。無理はしないでください。
↑に続いて質問なんですが、安価で戦闘に参加していない、待機中などの幹部を登場させるような安価は大丈夫でしょうか?エロだけの目的で。
お手数ですがお答えしていただけないでしょうか。

おつ、こっちきてからみつけたけどえろいなー

※2時間弱以内=3日午前1時台までには投下開始します、もうちょっとだけ待ってください

先に質問回答だけさせていただきます。

>>746
合成怪人!そういうのもあるのか!すごくいいと思います、ぜひどうぞ。

エロ安価を投げるのは自分の想像力で足りないところを助けてほしいというのが大いにあるわけで。
全部きっちり再現できるかは別の話として、こっちが明確にNGと言ってるもの以外は可能な限り拾いますので
妄想のままに見たいものをぶつけてきてください。今後もお待ちしてます。

>>747
こちらももちろんOKです。
その場にいない戦闘員とかその場にいない幹部とかは最悪「だって魔法だし」でなんとでもなります。
同じ理由でその場にいない凌辱用のモンスターだのが出てくるとかも当然ありです。



改めて、お前はなにがNGなの?と聞かれたら
・グロ(貫通もグロに含む)
・スカ(大も小も。お漏らしとかもあんまり)
・肉体損壊(極端な肉体改造も得意じゃないです)
・アイドルが人じゃなくなる系(別の生き物と合成とか魔族化とかそっち系)
・ほか痛そうなの全般(SMくらいなら大丈夫です)

現状のシナリオ的にできればやめてくれませんか?というもの ※進行次第では変わるかも
>>714(=響がP以外と行為に及ぼうとする&敗北時にPと他アイドルが行為に及ぶ系の指令、etc)
・Pとアイドルの和姦もあんまり
・ボテ腹(響はあくまで他の皆をアイドルだと思ってるから妊娠はさせない方針、っていう)


このへん以外なら力のかぎり皆様の妄想が顕現するようがんばりますよ、ということで。

ではもう少しお待ちを。




>>748 ウレシイ…ウレシイ……

………………
…………
……

紛れもない悪夢だった。

あずささんも、律子も、四条さんも、……それに、春香も。
皆、一人残らず、私の見ている前で……初めてを、……………処女、を、奪われてしまった。

私はいい。仕方がない。春香を、皆を守れなかったのは、私がしっかりしていなかったせいなのだから。
それにあれは、春香が錯乱させられていたんだから……仕方がなかった。いわば事故みたいなものだ。

そう、私が、しっかりしていなかったから、三人は、春香は………
あんな汚らしくて、いやらしい、スライムなんかに…女性として何よりも、大事な、初めて、を………!

「総帥」が私を金縛りのような状態で放置した理由もだいたいわかっていた。
春香が正気を取り戻した後に、辱められた私の姿を示し、春香を精神的に苦しめる目的もあっただろう。

でもきっと本命は、春香に三人の処女を奪う瞬間を見せつけたのと、同じ。
私に四人の処女が奪われる一部始終を、そして媚薬粘液で狂わされた皆の痴態を見せ、絶望させたかったのだろう。

そしてもちろん、その後……三人の身に、起こることも。

あずささんと律子は今、形だけマジシャンのそれに似た漆黒の衣装に身を包んでいる。
「総帥」ともごく普通に言葉を交わしているし、なにより、こうして離れたところで金縛りになっていてすら感じる。
あの笑顔の裏に潜んでいる恐ろしいほどの威圧感と、胸の悪くなるようなどす黒いオーラ。
………「総帥」や、最初に出会った「幹部」が常に放っているものと、そっくりだった。

自己紹介のようなさっきの名乗りでも明らかだった。
二人はもう、ブラックジャンボの「幹部」になってしまっている。

だけど生憎と私は、まだ絶望していない。断じて、するわけにはいかなかった。

あずささんも律子も、あの状態になってしまってからそれほど時間は経っていない。
それに四条さんの場合、今は気絶こそしているけれど、きっとまだ正気を保っていると信じられる。
方法はなんでもいい。春香と三人を連れて、なんとしてでもここから逃げなくては。

幸い……と言っていいのかわからないが、金縛りになっているせいか、私の感覚はかなり鈍っている。
思い出すのも辛い、そして申し訳ない、春香が受け続けた数々の凌辱……その直接的なフィードバックをあまり感じない。
もちろん金縛りが解けた瞬間にそれがすべて襲い掛かってくる可能性は否定できないとはいえ、
現状であれを体感させられて何も考えられなくなり、皆を救出する手立てを失うよりは大分ましだ。

…………春香に何度も、何度も犯され、熱い液を注ぎ込まれたおなかの下の方だけが、とても熱い。

「総帥」はおそらく気づいていない。
なぜ春香の衣装が、私のものよりも損傷していたように見えたのか、彼女はまだ知らない。

私のおなかの中でたゆたっているのは、間違いなく春香の魔力だった。
おそらく、春香がイソギンチャク型触手生物にその身体を嬲り抜かれ、……クリトリスまで、おかしくされたとき。
春香は、男性器化したクリトリスで絶頂に達してしまったら、魔力をそこから放出する、ようにされてしまった、のだと……思う。

もちろんこれは推論でしかない。ただ、私の中にあるのが春香の魔力だということは、肌で感じて確信できる。

そんなに大した量があるわけではない。それに一時的なものでしかないかもしれない。
でも、結果的に春香がくれた魔力と、金縛りにかけられている間に回復できた私の魔力をつぎこめば、多分、この拘束を突破できる。

新しく誕生した二人の「幹部」は未知数として、もう一人は今のところ私のすぐ近くで寝転がったままだ。
私自身の安全なんて、そんなものはどうでもいい。隙をついて「総帥」に一太刀加えられれば、状況が動く可能性は高い。

そこまで私が考えたところで、「総帥」が動きを見せた。

響「……よーし、じゃ、今日はそろそろ帰ろうか!みんなそのままの場所でじっとしててね。一気に"跳んじゃう"から」

春香が気絶していて、私が動けないうちに撤収してしまおうというつもりらしい。
迷っている暇はなかった。動けるだけの力を残し、春香と私の魔力をすべて混ぜ合わせ、ただひとつの目的のために変換していく。

威力や体力なんて多少練ったところで、私の身ではたかが知れている。
当たらなければ意味がない。そしてどんなに弱い一撃でも、防がれないのなら、意味はある。
必要なのは、速度だけ。
世界がぐっと狭まったような感じがして、「総帥」以外が視界から消える。
最短距離で、全速で、春香のくれた力も足して。ただそれだけを考えながら、私は力ずくで金縛りを引きちぎる。

予想以上に簡単にほどけた。「総帥」はこちらに背を向けているし、「幹部」は三人ともまだ気づいてもいない。
一歩踏み出す。思っていたよりずっとしっかりと身体を支えられた。
二歩目でトップスピードに乗る。
三歩目、もっと速度が乗って、自分ひとりのトップスピードと、春香の助けを得たトップスピードのあまりの違いに少し驚いた。

ようやく「幹部」の一人と私の目が合い、その口と眼鏡越しの目が驚愕に大きく開かれる……その挙動の全部がスローモーションに見える。
「総帥」はまだ振り返ってもいない。この速度ならいくら彼女でも間に合わない、間に合うはずがない!!

武器を生成する魔力も惜しい。
私はただ無言のまま最高速で右の拳を「総帥」の頭を目がけて一直線に突き出し

そしてくるっと振り返った彼女がとっさに掲げた右手、その二本の指で全体重をのせた突きを受け止められ、
私が超音速で追い越していた音だけが、ひどく軽く、ぱしっ、と後から聞こえた。

静寂があたりを支配していた。私も含め、誰ひとり、何も言わない。

千早(な……ぜ!?掛け値なしに私の最高速だった………それに、絶対に気づかれていなかったはず!!)

そこからさらにたっぷり数秒、もしかしたら十数秒の間があった後、ようやく「総帥」が口を開いた。

響「…………………っああー、び、びっくりしたなー、千早ったらもー!! おかげで自分声出すのも忘れちゃったじゃないか!」

千早「…………っ!?」

私のなけなしの魔力と体力を全てつぎ込んだ奇襲を止められた上に「びっくりした」の一言で片付けられ、二の句が継げなくなる。

律子「申し訳ありません!接近に気づくのが遅れました、警告することもできず……幹部の名折れです」

あずさ「ご、ごめんなさい~っ!!わたしなんてシャイニング・チハヤの動き、ぎりぎりまで見えてませんでした………」

思い出したように新生「幹部」たちが膝を折り、詫びの言葉を口々に述べる。
新しく幹部になったばかりとはいえ、この二人は言葉の通り、私の方を向いていてなお気付いていなかったというのに……

響「いやぁ、そんな気にしなくていいって二人とも………」

やよい「響さんっ、だいじょうぶでしたかっ!?ごめんなさい、千早さんがびゅーんって飛んでくの見てすぐ起きたんですけどっ!」

もうひとりの「幹部」もようやく気づいたらしく、慌てたような声を上げて駆け寄ってきた。
こんな状況なのに、せわしなく手を動かしながら必死で「総帥」にまとわりつく様子が、小型犬かなにかにしか見えない。

響「お、やよいも起きた?そろそろ帰るからね、準備して」

やよい「で、でも響さん、ケガしてますよ!?まずはお手当てしてからじゃなきゃダメですーっ!」

響「え? ………あ、ほんとだ」

私の拳を受け止めた彼女の人差し指と中指のうち、中指の爪の横がささくれのように少しだけ皮がむけ、
ほんのりと赤く血がにじんでいた。ブラックジャンボの首領でも怪我をするんだな、というどうでもいいことが私の頭を占める。

………私の全力を受けてあの怪我だ、ということは、もう気にしないことにした。そうするしか、なかった。
事務所で初めて遭遇した時に感じた、圧倒的すぎる力量差。その見積もりが甘すぎたことを今更後悔しても、もう遅い。

響「いいよいいよ、こんなのほっとけば治るさー。ああ、それよりやよい、あとであずささんと律子に本部の案内してあげてね」

やよい「ええっ、でもケガ………って、ああーっ、あずささん、律子さんもっ!そのお洋服……、じゃあ、もしかして!?」

あずさ「うふふ、先輩、ごあいさつが遅れちゃってごめんなさい。三浦あずさ、今日からお世話になります~」

律子「同じく、秋月律子です。まだまだ未熟ですけど、どうかこれからよろしくお願いします」

やよい「はわっ!?そ、そんな、やめてくださいよぉ!わたしたちみんな家族なんですから、ねっ?」

私のよく知っている顔で、声で、私が知りたくも聞きたくもない会話が続いている。
狂った茶番劇を目の前で繰り広げられて、気が遠くなりそうだった。

やよい「……………あれ? 響さんは、まだなにか用事があるんですか?」

響「うん、そうだね。自分、ここでもうちょっとやることができちゃったぞ」

つかまれている拳に加わる力が強くなるのを感じた。
それ以前に私はさっきから、体重を乗せて突き出した拳を受け止められた姿勢のまま、一切身動きが取れなくなっている。

響「こっちは大丈夫だから、ゆっくり帰り支度しててよ。で、終わったらごめん、みんなでちょっと待ってて?」

撤収に向けて動き始めたらしい幹部たちの方を向いて明るく声をかけたのち、「総帥」が私の方へ向き直った。


響「さてっと、お待たせ、シャイニング・チハヤ。――――覚悟はいいかな」


感情豊かだった直前までと打って変わって、のっぺりと平坦な、淡々とした声。

だというのに私は全身に敵意や殺意や害意や嫌悪感、あらゆる種類の悪感情をまとめて叩きつけられた気がして悪寒が止まらなくなる。

響「………なーんてね!自分、ちょっと気合入れて凄んでみたんだけど、どうどう?怖かった?」

全身を締め上げていた黒々としたオーラが霧散したように感じて、どっと汗が噴き出す。
本当はまだ「総帥」の放つ威圧感のたぐいは消えていないのだろうけれど、さっきのあれに比べれば、あって無いようなものだった。

安堵の息を思わずついてしまい、返答の余裕もない私には構わず「総帥」がしゃべり続ける。

響「いやでも自分ホントにびっくりしたぞ!千早がスピードタイプとは知ってたけど、まさかあそこまで速いなんて……」

響「それにほら、見て?やよいも言ってた通り自分にケガまでさせてる。千早はすごいぞ、さすがだなー」

一転して褒めちぎられるが結局のところなにも通用していない以上、ただの嫌味でしかない。
さっきから逃走の隙をうかがってみてはいるものの、身動きがまだできない状況ではそれも難しそうだった。

響「でも正義のシャインマジシャン的に、後ろから黙って奇襲ってのはアウトじゃないの?気持ちはわかるけどなー」

………いつまでこの無駄話に付き合わなければならないのだろうか。
悪の首領のボスを、是非はともかく卑怯な手段で単騎で襲い、失敗して捕らえられた。
そして相手はこちらを一撃で仕留められる力の持ち主。とくれば当然、私は消される以外にない。

千早(……冷静になれなかった私のミスだわ。春香には、本当にお詫びのしようもない……… ………?)

いつの間にか「総帥」は私の拳から手を離し、自身も少し距離をとっていた。
それでも私の身体は、パンチを繰り出そうとした体勢のまま凍らされたかのように動かせないでいる。
妙な姿勢をとり続けるしかない私を見ながら彼女はなおも言葉を続けた。

響「なんにしろ、その速度がやっかいってのは今回のでよーく身にしみたぞ、自分。このままにしとくのはちょっと危ないかもね」

手足はもちろん、首や頭はまだ動かせないけれど、視線はある程度自由に動かせるということに気づいた私は
「総帥」の話を半分程度に聞きつつ周囲の状況をできるだけ探る。生きて帰れる確率は低いにせよ、あがいてみないわけにはいかない。
探索を続けるためふっと視線を下に落としたとき、妙なものが目に入った。

響「それに、ケガさせられたから言うわけじゃないけど……マジシャンが卑怯な手使ったらやっぱりダメだと思うよ、うん」

魔法陣、だろうか……? シャインシールドに似ているようにも見える。
ただ、規模がかなり大きい。私が中心にすっぽりと収まる上、床のかなりの範囲をカバーしている。
そして色が黒というのも特徴的だ。マジシャンが使う魔法には、こんな発光の仕方をするものは思い当らな………まさか、っ!?

響「ってことで今後のための、対策も兼ねて………シャイニング・チハヤにはちゃんとした躾けが必要だなー」

その言葉が終わるか終らないかのタイミングで私にかかっていた金縛りが解け、
そしてそれから一瞬遅れて、私の足元の魔法陣から大量の触手が一斉に飛び出してきた。

千早「くっ!」

急に身体が自由になったため、飛びのきつつ、反射的にまずバランスを取ろうとしてしまった。
その私の隙を見逃さず、踏み切ろうとした右の足首に素早く触手がからみつく。

千早「あっ……!?こ、このっ、放しなさいっ、あ、きゃああっ!?」

そのまま強くぐいっと引っ張られ、不安定な姿勢だったことも手伝い、私はなすすべなく転ばされてしまった。
立ち上がらなければと焦るが、転ばされた場所がちょうどさっきの魔法陣の中心近くだったせいで
とっさについた両手にも、それから左足にも、わらわらと動き回る触手が次々に巻き付いてくる。

響「あれー、のんびりしてていいのー?早く逃げないと捕まっちゃってあとが大変だぞー?」

千早(馬鹿にして、っ………!?)

からかうような声に頭に血が上りかけるが今はそれどころではない。それに、彼女の言っていることは紛れもない真実だ。
………なのに、触手を振りほどくことができず、むしろ数を増やす触手に私の身体はどんどんがんじがらめにされてゆく。

千早(まずいっ……速度が私の身上なのに、身動きを取れなくされてしまったら…!)

焦る私の眼前で、魔法陣からは触手だけでなくその元凶までがゆっくりと姿を現しつつあった。
大きなボールのような体、両脇に生えている鈍重そうな足、ぱっくりと丸く口を開いた上端と、その周囲から林立する触手。
………あの夜、春香を凌辱し尽くした、汚らわしいイソギンチャク。

そして、それが1体や2体、ではきかなかった。
魔法陣の中心部だけでなく、内部の至る所から出芽するかのように、1体、また1体と、その数を増やしてゆく。
数える気にもならない。ざっと見ただけでも、20、30、いや、もっと……?

私はスピードタイプのマジシャンだ。戦う際はなによりもある程度の空間がなくては話にならないし、
できるかぎり相手は少数、理想を言えば1対1の状況を作り出せるに越したことはない。

体調が万全、かつ本調子だったとして、いくら雑魚でもこの数をすべて一人で片付けるのは骨の折れる作業だろう。

まして今の私は体力、魔力共に底を突きかけ、武器もなく…さらに言えば、すでに、捕獲、されて……!

響「いやあ、今日はこれで終わり、と思ってたけど……最後にいいオモチャが手に入ったなー♪」

この状況で、「オモチャ」が何を指すのかなんて聞かなくてもわかる。
……わかっているのに、身体が勝手に震えてしまうのをどうしても止められない。
イソギンチャクたちが触手を宙にゆらゆらと躍らせながらじりじりと包囲網を狭め、私に近寄ってくる。

響「それじゃあ、イソ助たち。悪い子のシャイニング・チハヤに、いっぱいオシオキしてやるんだ」

その言葉を合図に、触手たちが一斉に動き始めた。

千早「っあ、あうぅっ!?」

無理やり床に引きずり倒され、両手を祈るような形で揃えられた上に手首をまとめて縛られ、抵抗を封じられる。
右を下にして寝かされた姿勢のまま、左足の足首と太もものあたりに巻き付いた触手が強く力を加えてきて、
あっと思う間もなく私は大きく開脚させられた。ひやりとする感触のせいで今更、春香にショーツを脱がされていたことを思い出す。
腰を抱くように太い触手がからみついている上、頭まで別の触手に押さえつけられ、私はほとんど身動きできなくされてしまう。

千早「くぅっ、放して!やめなさ……あぐぅぅ!?」

そしてなんの前触れもなく、ずちゅっ!と激しく音を立て、イソギンチャクが汚らしい触手を私の中………ヴァギナ、へ、押し入らせる。
急なことに驚いた身体が意思とは関係なく触手を思いきり締めつけ、その形をはっきりと膣で読み取ってしまう。

千早(いやぁぁ……っ!? いきなりっ、挿入されてしまう、なんて………!)

ほんの数時間前まで経験なんてなかったのに、親友の春香にはじめてを奪われ、
今は、こんな気持ちの悪い化け物の触手で大事な場所を犯されて……流したくないのに、勝手に涙がにじむ。

それに加えてショックなのは、こんな乱暴なことをされているのにまったく痛みを感じないことだった。
いや、むしろ、痛くないと、いうより……… 気を抜くと、快感に……っ、流されてしまいそうな……!

千早(ま、また、媚薬のせいで、身体が………まだ、スライムに嬲られた分が抜けていない、の…!?)

私の気持ちなどお構いなしで、ヴァギナを犯す触手がぬちぬちと前後し始める。

千早「あ、ぅっ、くっ………ん、ふっ!はぁ、はっ、はぁん……ん、ぅ!」

媚薬スライムに身体じゅうを弄られた上、春香に犯され、何度も中に吐き出された熱い液がまだ残っているのか、
気持ちよくなんかないのに触手がスムーズに滑り始め、悔しさと情けなさにまた泣きそうになるのを慌ててこらえた。。

千早(だめ、違う、気持ちよくなんかない…こんな、不快なだけ、全然……!!)

声に出して悟られるわけにはいかない。私は目を閉じ、心で強く念じて、自分に必死で言い聞かせる。

千早「こんな…ぁ、こんなもの抜いてぇっ!今すぐ……や!?何っまさか、ひゃうぅぅんっ!!」

目をつぶっていたせいで接近に気づくのが遅れ、お尻になにか触れたような気がした時にはすでに遅かった。
何本かの触手が私のお尻を両側からひっぱって開かせ、露わになったお尻の穴に別の触手が押し当てられ、即座に侵入してくる。

千早「ぅあ………か、はっ…!?あぁっ急に、動かないでっ!やめっ、てぇ!?」

太くて熱い棒状の肉のかたまりが、私のヴァギナとお尻でうごめいているのをはっきりと感じた。
ぬぽっ、ぬぽっと音を立てて動かれるたびに身体に震えが走り、お腹の奥がじんじんと熱く感じるのを止められない。

千早(ああ、嘘、っ……前も、後ろも、イソギンチャクの触手なんかに犯されて……)

弱気になりそうな自分に気づき、心の中で喝を入れ直した。だめ、こんなことで負けてはだめ…!

千早(………だい、じょうぶ、まだ、大丈夫……春香とスライムにされたのと同じ……っ、耐えられる…!)

響「ふふふ………千早、目ぎゅーってつぶっちゃって。お○んことお尻を触手で犯されるのがそんなに気持ちいいの?」

ずっとそばで見ていたらしい「総帥」が、小馬鹿にしたような声で私に話しかけてくる。
その憎たらしい調子のおかげで、反抗心と闘争心が湧き、少しだけ気持ちの余裕ができる。まだ、まだ私は大丈夫…

千早「そんなわけ、あんっ、ない、でしょう…気持ち悪いだけ、よ、くふぅっ!やめさせて、抜き、なさぃい…!」

これが快感だなんて絶対に認めてやるわけにはいかない。
目の前にしゃがみこんでいる「総帥」をせめて精一杯にらみつけて、私はできるだけの虚勢を張る。

響「ふーん。イソ助たち、聞いたー?シャイニング・チハヤはこの程度じゃぜんぜん物足りないってさー!」

千早「なっ……私はそんなこと、一言もごぉ、んん、ふぐぅぅっ!?」

心にもないことを言われて言い返そうとした口を、生臭いもので一息にふさがれた。
その正体がなにか、なんて、考えるまでもなく……目の前のイソギンチャクが伸ばしてきた触手が、私の口までも犯し始める。

千早(いやっ、いやっ!?激しすぎるっ、やめ………っ、息、苦し…臭い、気持ち悪いぃ……!)

春香にされたときよりもさらに激しく、なんの遠慮もないピストン運動で口の中を暴れ回られ、抗議の声すら上げられない。
その間にもヴァギナとお尻に入り込んだ触手は交互に中を突き上げてきて、身体をがくがくと揺すぶられてしまう。

さっきも見た大量のイソギンチャクたちが今ではかなり近くまで寄ってきてしまっていた。
むっとする熱気と、その体臭なのか、胸が焼けるような甘ったるい匂いがどんどん濃くなっている。
三つの穴をいっぺんに犯される私を楽しげに見つつ、「総帥」はさらにイソギンチャクたちをけしかけ始めた。

響「あ、そうだ、みんな。シャイニング・ハルカにやってたやつ、シャイニング・チハヤにも効くんじゃない?」

千早「ん、ぐぅぅっ!?んむっ、むご、ふむぅぅ!んんぅーっ!!」

失礼すぎる言い分に私は声を上げてしまうのを抑えられず、でももちろんくぐもった唸り声にしかならない。
その様子を見た「総帥」はにやにやと笑い、再び触手生物たちに語りかける。

響「なー、ほらみんな。シャイニング・チハヤも待ちきれないみたいだし、遠慮はいらないぞー」

その言葉を合図に、にゅるにゅると音を立てて、新たに何本もの触手が私の身体のあちこちに絡みついてきた。
特に動きの活発なものが二本、私の左右の乳房にそれぞれ取りつき、下から先端までぐるぐると巻き付いて縛り上げると
力を加えてぎゅ、ぎゅっと、まるで人の手でもみほぐすような刺激を加えてくる。

千早(ああぁ、っ……!?だめ、こんなこと、されて……気持ちよくなんか、ない、ぃ!)

心の中で必死に叫ぶ私の目の前に、さらに新たな種類の触手が数本、ふらふらと近づいてきた。
先端の中心部に見てわかるくらいのサイズの穴が開いていて、そのふちには極細の触手がびっしりと並び、うねっている。
これじゃまるで、イソギンチャクの触手の先端にまた、小さいサイズのイソギンチャクが生えているような……

こんなもの見たこともないし、知らない……はず、だった。なのに、私の記憶の中にこいつは確かに存在している。
春香が見て、触れられて、身体を汚された記憶をすでに共有させられて……だから、こいつが次にすることも、わかって、しまう……♥

三穴を責められながら震えるしかない私の、乳首とクリトリスに、吸引責め触手がにちゅぅっ、と強く吸い付いた。

千早(んひぃぃぃぃぃぃっ♥!?)

外から見ただけではわからないけれど、特製吸引触手の穴の中には非常に細い触手が数えきれないほど密集していて
しかもそのすべてが媚薬粘液を常時分泌させているということを、私は春香の記憶で覚えてしまっていた。
知らないうちにすっかり勃起させられた上、吸引触手に吸いつかれている私の乳首とクリトリスに
内部の細かい触手が一斉に群がってきて、ねっとりと粘液をからめつけられながらしごかれ、こねまわされる。

春香のフラッシュバックを共有してしまった時よりずっと強烈な電流に、全身を焼かれるようだった。
状況は似ていても、あの夜の春香は媚薬粘液で身体を狂わされていたとはいえ口を犯されクリトリスと乳首を吸われただけだったのに
今の私はそれに加えてお○んこもお尻も同時に触手でじゅぽじゅぽって犯されてしまっているのだからそう感じるのが当然で―――

千早(だめっ、ちが、う、違うの…!気持ちよく、なんかない、気持ちよくなんかないっ!!)

意識が散漫になって快楽に押し流されてしまいそうになるのを、無理やりつなぎとめた。
大丈夫、まだっ、まだ大丈夫、こんなことで、私は折れたりしな……

口に入り込んでいる触手が急にどくん、と震えた。
その意味を頭が理解するよりも早く、口の中が熱くねばつく酷いにおいのものでいっぱいにされる。

千早(ふあ、あぁっ!?これっ、媚薬粘液、っ……!飲んでは駄目、吐かない、と)

ぎゅぷちゅうぅっ!!

千早「ひ、いぎいぃぃぃっぃぃぃ♥むぐぉぉおおおお!?♥んぐ、ぐ、ごくっ……、んく、んく、っ、んんっ!」

クリトリスに強烈すぎる吸引を加えられ、さらに思い切り極細触手で締めつけられて、口を塞がれているのも忘れて思わず叫ぶ。
その隙を口を犯す触手につけこまれ、なんとか飲み込まず口内に溜めていた媚薬粘液のほとんどを胃に送ってしまう。
それでも足りないと言わんばかりに口の中の触手はさらに脈打ち、粘液のおかわりを追加してくる。

千早「ん、んぅっ!?むごっ、んんんっ、ふむぅーっ!っあ、ぷぁ……っ、あひっ、いやっ、うぁ、んひぃい!?」

私の意識が口とクリトリスについ向いてしまったところを見計らって、ヴァギナとお尻への触手の出入りが激しさを増した。
それとちょうどのタイミングで、私の口に粘液を吐き出し終えたらしい触手が離れていく。
ふさいでいた栓を急に取り払われたせいで、前後を突いてくる触手の動きに合わせてはしたない声が出てしまうのを抑えられない。

響「んふふー、そろそろかなー?じゃあみんな、がまんしないで思いっきり出しちゃえ♪」

千早(そろそろ出す……って、もう口に、あんなに………っ)

千早「あっ、あんっ、あ、あ、ひゃあぁああぁあんっ!?はぁんっ、あふうぅぅんんっ♥」

「総帥」の言葉が聞こえた、と思った刹那、いきなり下腹部を爆発させられて、頭が真っ白になった。
数瞬、もしかしたら数秒遅れて、お尻とヴァギナの奥までもぐりこんだ触手がどくどくと律動しているのを感じる。
私の上にのしかかってきた春香が腰を思いきり沈めてくるときに、何度も味わった、あの愛おしい脈動と、よく似た……!

千早「え、きゃぁあああぁっ!?熱、っ、ぁああぁん!んはぁっ、やめ…っ、っぷぁ……ひぁあぁぁ!」

その正体をはっきりと悟るより前に、私の周囲を今やすっかり取り巻いている手すきのイソギンチャクたちが
一斉に触手から媚薬粘液を放った。その熱いシャワーを顔に、胸に、背中にお腹に、お尻に……全身、余すところなく浴びせられる。
ぶちゃびちゃと聞くに堪えない音を立ててへばりつく粘液に肌を汚され、耳から入る水音に意識まで犯される錯覚に囚われてしまう。。

そしてもちろん、その間じゅう、私を前後から犯していた触手たちもびくびく脈打つのを止めることはない。
ヴァギナで、お尻でびくんと触手が跳ねるたび、意識ごと燃やされてしまいそうに熱いなにかが私の中を焼き尽くしていく。

千早「な、中にぃ、ぃっ!いやぁ、っ……やめ、て♥だめぇ、ぇっ!?」

両方の穴に媚薬粘液を注がれたのを、爆発と勘違いしていたということに、ようやく理解が追いつく。
……でも、わかったところで、外と中から同時に灼かれた身体の火照りや疼きがおさまるわけではない。

千早(い……いけない、考えては駄目!気をしっかり持っていないと……、きもちよくされて、しま、う…♥)

意識しないように頑張っても、どうしても鼓動がいつもより大きく早く聞こえる気がして、自然と息遣いが荒くなってしまう。
できるだけ声を上げないように短く、はっ、はっと切れ切れに息をつく私を見て、「総帥」が暗い笑みを浮かべる。

響「全身ねとねとにしてもらってずいぶん色っぽくなったなー、シャイニング・チハヤ。気持ちよくなってきたでしょ?」

千早「………っく、だれ、がっ…!この、程度で……気分が悪い、だけ、よ………」

………おそらく、見透かされている。そんなことは承知の上で、それでも私は虚勢を張るしかない。

響「あはははっ!!マジシャンならそうこなくちゃね。オシオキで気持ちよくなってもらっちゃ、こっちも困るさー」

私の反抗する言葉に腹を立てるどころか大喜びすると、「総帥」が指を鳴らした。

千早「なに………うぁああっ!?んんっ、くひぃっ……、きゃぁあんっ!」

とたんに身体がぐいっと急に持ち上げられ、その勢いで私のヴァギナとお尻でまだ震えていたイソギンチャクの触手が抜け落ちた。
同時に、乳首とクリトリスの吸引触手もちゅぽんと音を立ててそれぞれの突起から外れ、思いがけない刺激に私は身体をのけぞらせてしまう。

何本もの触手が私を拘束したまま、かなりの高さまで掲げていた。
ここから落ちたらただでは済まないと気づき、私が顔を青くするのとほぼ同時に実際に落下させられ始め、身体が加速度を感じる。

千早(まずい!このままじゃ受け身すらっ……)

しかし予想に反して、床に叩きつけられる衝撃も痛みもいつまで経ってもやってこない。
かわりに私を待っていたのはすさまじい勢いで水…液体?がはねる音と、顔や体に飛び散ってくるやけに熱い飛沫だった。

千早「うぶぅ、っ?!げほっ、けほっ……!」

やたらと温い水たまり、もしくはプールめいたところに放り込まれた、ということは辛うじてわかった。
いつの間にか壁に周囲を囲まれていて、「総帥」やイソギンチャクたちの姿が見えない。
妙にやわらかくて暖かい床に膝をついている私の腰あたりまで、白く濁った液体が溜まっていて……

千早(ここは一体………? 肉色の、この壁、は… ………!? 駄目っ、ここ、すぐに出ないと、っっ!?)

千早「あ………こ、このっ、離れ……くぅっ、放して、あぁっ!」

自分がどこにいるのか気づいた瞬間、私を浸す液体の中に隠れて蠢いていた触手たちに絡みつかれた。
見えないままで、膝と足首は水面下でぶよぶよとした床に固定され、反応が遅れた隙を突かれて両手を後ろ手に縛られてしまう。

どろどろと粘度の高い白色の液体に漬け込まれている下半身がどんどん熱に蝕まれ、思考能力が奪われていくのがわかる。
間違い、ない……これは、やはり、さっきイソギンチャク触手が私の中に吐き出したのと同じ、媚薬粘液のプール……

千早(私………イソギンチャクの体内に、取り込まれて、っ!)

しかし、イソギンチャクの頭頂部、というか上から落とすように放り込まれたのなら、そこから脱出できるはず。
そう思って顔を上げようとした瞬間だった。いきなりほぼ真下から突き上げてきた触手にお尻を貫かれ、
衝撃で息が止まりそうになったところで、床から伸びた別の触手がずぶりとヴァギナにもぐり込んでくる。

千早「んああぁっ!?いやっ、ま、また、両方ともなんて、っふあぁぁんん♥」

千早(……っ!?わ、私、なんて声を……だ、め、気持ちよくなんかない、気持ちよくなっては駄目、ぇ………!)

自分で無意識に上げた声を自分で聞いて、そのだらしないとろけ具合に自分で戦慄した。
イソギンチャク触手の放つ媚薬粘液を口から飲まされ、お尻とヴァギナにも注ぎこまれ、全身に浴びせられて、
思った以上に自分の身体を淫らに狂わされていることを思い知る。このままでは、まずい………!

そんなことにはまるで頓着せず、私を体内に収めているイソギンチャクは二本の触手を交互に動かして
粘液の下に沈められている敏感な二つの穴を容赦なく責め立ててきた。
直接は見えないせいで、かえって私の中に入ってくる触手の動きを、はっきりと意識させられてしまう。

千早「もう、もういやあっ…… そんなに突いてはだめ、だめぇ…あっ、ああんっ」

響「やっほーシャイニング・チハヤ。イソ助の媚薬粘液風呂、湯加減いかがー?………って、その声だと気に入ってくれたみたいだね」

いきなり上から声が降ってきたことに驚いて顔を上げて、にこにこ顔の「総帥」と目が合った。
イソギンチャクのふちに組んだ腕を載せた彼女は、面白いものを見つけた表情で私のことを見下ろしている。

響「まあ当然かー。さっきの吸引タイプの触手は春香とお揃いだけど、漬け込まれるのはやよいとおそろいだもんね」

千早「高槻、さん……?ま、待ちなさいっ、高槻さんが、何…あはぁあっ!?」

食って掛かろうとしたところでお尻の中の触手がぐにっと先端をひねって深くえぐり、言葉を途切れさせられる。
その私の様子が面白かったのかひとしきり笑って、それから「総帥」はこともなげに言った。

響「大したことじゃないよ。シャイニング・ヤヨイのはじめて貰う前にも、そうやってイソ助の中に漬けこんであげた、ってだけ」

千早「な……っ!?こ、の卑怯者っ、なんてこと、を………はぅぅぅん!深、ふ、かいぃっ……」

響「あー、それは心外だぞ。シャイニング・ヤヨイのときは、初体験が痛くないようにって配慮だったんだからなー」

私と春香の罪を改めて思い知らされた気分だった。最初に「幹部」にされた彼女が、そんな目に遭わされていたなんて…!

と、私が見ている前で、頭上に開いていたイソギンチャクの口が少しずつ狭まり始めた。
それに伴って、「総帥」の顔も少しずつ見えなくなっていく。そこでふと、私は違和感を覚えた。

響「今回だって体格差があること考えて、ちゃんと大きめのイソ助選んで連れてきたんだからね、自分」

自分の置かれた状況が変化していることに気をとられ、上から降ってくる「総帥」の言葉はほとんど耳に入ってこない。

最初は気のせいだと思ったけれど、違った。
粘液の量が、増えてきている。少しずつ水位が上がって、今では、私の腰の上、おへそあたりまで到達している…!

響「防音とは言わないけど見えなくはなるから、どれだけでも声出していいよ、シャイニング・チハヤ」

千早「や……待って!こんなっ………」

響「どっかにしばらく閉じ込めちゃうの、悪い子へのオシオキの定番だもんね。じゃーね、しばらくバイバーイ♪」

言いたいことだけ一方的にしゃべって「総帥」がにこやかに手を振ると、イソギンチャクの口が完全に閉じた。
膝立ちで、かつ手も使えない状態でおなか近くまでを媚薬粘液に浸されたまま、私は一人中に取り残されてしまう。

途方に暮れる私の目の前でいきなり肉壁が蠢くと、ぶしゅうっ、と激しく気体が噴き出す音がして、顔に強い風圧を感じた。
突然噴き付けられたそれを完全には避けられず、息をのむ拍子にいくらかの量を吸い込んでしまう。
それだけで一瞬、意識が飛びかけるほどのめまいに襲われ、次いで、訪れたのは。

千早(…………っ、あぁあ、っっ!?しまっ……今の気体、は…!)

今までこういうものを自分が浴びたことはもちろん、見たことすらなかったけれど……身体で、強制的に理解させられる。
息を吸い込んだ口も、鼻の中までも、そして胸のなかいっぱいにも、疼くような熱が一気に広がった。
ぬるぬると染み込んでくるような、下半身を侵す粘液の熱とはまた性質が違うが、本質的には同じ……

千早(さっきの……は、おそらく、媚薬粘液と似た成分の…っ、催淫ガス…… しかも、即効性、の……!)

イソギンチャクが口を閉じたのはこれも理由のひとつだったのだと、今更のように気づく。
ただでさえ閉鎖された空間で、粘液の量も少しずつ増えてきている上に、こんなものまで追加されてしまったら……

ぶしゅっ、ぶしゅーっ、ぶしゅぅぅ………

ついさっき聞いたのとよく似た音がいくつも重なって聞こえてきて、思考を無理やりに中断された。
肉壁に噴気孔のようなものがたくさん口を開き、少し白く濁って見える気体が前から、後ろから、左右から…噴き付けられる。

千早(…落ち着かなくては、っ、冷静にならないと……!全く吸わないのは無理、できるだけ動きを少なく、呼吸を最小限に…………)

だしぬけに、ばしゃっ、と媚薬粘液の水面を破って、数本の触手が飛び出してきた。
急な襲撃に身を固くする私の前でそいつらは動きをゆるめ、ふらふらと宙をさまよった後、先端部をこちらに向ける。

真ん中に開いた穴、穴のふちに敷き詰められた本物のイソギンチャクそっくりの細い触手、
そして闇のような穴の奥にほんのり見える、びっしりと並んだ、極細の、媚薬粘液にまみれてぬらぬらと光沢を放つ触手の群れ。

千早「あ、あ……… そん、な…………いや、いやぁ、今はだめぇ…………」

吸引責め触手たちは私の顔のすぐ前を漂い、にちゃぁぁっ、と音を立てて、見せつけるように先端部の口や触手をわらわらと動かす。
顔が真っ青になっているのが自分でもわかった。力なく拒絶の言葉を口にし、せめて自由になる首を振ることしかできない。

やがて吸引触手のうち三本が、ゆっくりと動き始めた。
二本は私の双丘の頂上で、すでにこれからされることを想像して立ち上がってしまっている、桜色の突起を狙って。
そして一本は粘液の白い海の中で、同じように吸い付かれることを期待して充血してしまっているだろう突起へ向けて。
その移動するペースはじれったいくらいにゆっくりで、少しずつ迫ってくるミニイソギンチャクに、私は動悸が抑えられない。

千早(……耐えないと、耐えなくては駄目!催淫ガスも媚薬粘液も気をしっかり持てば大丈夫、大丈夫、きっと、たぶん、だいじょ)

千早「あぎぃいぃいぃいいっ!?♥」

目に見える乳首に触手が届くまではまだ距離がある、と油断していた私をあざ笑うように、
水面下を進んでいた吸引触手が一足早くクリトリスに吸い付き、内部の極細触手がめちゃくちゃな動きでしごきたてた。
まったくの不意打ちに私が思わず叫び、背を反らせてしまったところで、狙いすましたように両方の乳首が同じ目に遭わされる。
そしてとどめとばかり、これまで息をひそめてタイミングをうかがっていたヴァギナとお尻の中の触手がまた激しくピストン運動を始めた。

千早「ふぁああっ♥はぁあぁんんっ、あうっ♥やめっ、やめなさ………いぃ、やめてぇぇ…!あっ、あ、ひぃぃいいぃぃっ♥」

媚薬粘液プールの中でイソギンチャクの触手が私に出入りするたび、まわりの粘液まで一緒にヴァギナに、お尻に入ってきて、
それをぜんぶ一緒くたにペニス触手がかき回してぐちょぐちょ、ごぼごぼといやらしい音を立て続けている。

千早(だ、め♥感じちゃ、だめ♥気持ちよくなんかない、気持ちよくなんかないっっ♥)

もう粘液の水位は私の胸の下にまで近づいているけど、かろうじてまだ溺れていない両方の乳首は、小さいイソギンチャクが吸い上げて
たくさん生えている細い触手がつまんだり、はじいたり、つっついたり、しごいたりして、粘液でべとべとに覆っていく。

千早(こんなのっ、気持ち悪いだけ、ぇ♥春香がされたのと同じ責め、でしかないっ♥耐えられる、耐えられるっ…♥)

見えていないところで、私のクリトリスが、さんざんに嬲られている。乳首をいじめてるのと同じ触手、のはずなのに、
念入りに極細触手をからめつけてきてきゅっと締め上げたり押しつぶしたりひねりあげたりして徹底的に弄られる。

千早(ちが、う♥気持ちよくなんか、ない♥♥これも知ってるものっ♥もうされたことあるから気持ちよくないぃいっっ♥♥)

ヴァギナとお尻の触手がスパートをかけ始めた。ごちゅん、ごちゅん、と音を立てそうなくらい一番奥までもぐりこんできて、
ぶるぶるびくびくと私の中で震え、これからすることをご丁寧にも予告してくれる。

千早(気持ちよく、なんかぁ、ないぃ♥春香にもこれされたからっ♥春香のほうが気持ちよかったから気持ちよくないぃぃ!♥♥)

ぐびゅぅっ、どぶっ、びゅぐっ、びゅーっ、びゅぅぅっ!

前と後ろの触手が同時に、私の中に媚薬粘液を吐き出し始める。
吸引触手たちも私の乳首とクリトリスに直接媚薬粘液をまぶしつけながら引っ張ったりひねったりして刺激を加えてきた。
さらに別の触手が顔の近くへやってくると、どぶっ、どぶっと音を立てて媚薬粘液を私の顔にぶちまけ、白く汚してゆく。

千早「お、おほぉぉおぉぉぉっ♥こ、こんなの、きもちよくない♥きもちよくなんかないのにぃぃ♥♥」

※ちょっときょう 限界です ごめんなさい

※なんで長くなるの止められないんだろう

………………
…………

響「さーて、そろそろいいかな、どうなってるかなぁ…♪それじゃあ大イソ助、開けてくれる?」

シャイニング・チハヤを体内に取り込んでいた大型のイソギンチャク型触手生物は響の命に従って頭頂部を開く。
そして、外側に生えている自身の触手を中に差し入れると、ゆっくりと「中身」を引き上げ始めた。

わくわく顔の響が見守る前で、シャイニング・チハヤの手が、頭が、続いて全身が少しずつ露わになっていく。
目を閉じている顔だけを見れば寝ているように見えなくもなかったが、身体じゅうを覆う責め跡がそうではないことを示している。

千早の顔のあちこちには白濁の粘液が飛び散り、控えめな胸の中心部、桜色の乳首は痛々しいほどに勃起させられている。
ぴんと立ち上がって存在を主張してしまっているのは、膣口のすぐ上に位置する敏感すぎる突起も同じことだった。
そして、今しがたまで媚薬粘液プールに漬け込まれていたことを思えば、身体の各部から粘液のしずくが滴るのは当然だったが、
その中で明らかに濃度・粘度ともに異なる白濁液がふた筋、千早の膣と肛門からどろどろと流れ落ちている。

千早「はぁーっ、っ……………♥ ………………は、っ、…… はぁ、っ…………♥♥」

両手を縛って吊るされ、完全に外に出されてもなお、千早は目を開けず、細くも荒い息をつくばかりで
ぐったりと垂れた頭も脱力しきった手足も、イソギンチャクに幽閉されて受けた媚薬漬け触手凌辱の激しさを物語っていた。

ますます笑顔になる響だったが、ふと、千早がなにか呟くように言い続けていることに気づく。
いったい何を言っているのか気になった響は、耳に手を当てつつ近づいてみる。

千早「…く……なんかぁ、にゃ、い、っ………………きもち……よく、なん、……かぁぁ……………♥」

切れ切れに聞こえる思いがけない千早の言葉に少し目を見開いたあと、響はふたたびにんまりと笑みを浮かべた。
そして、口には出さず、千早を吊るしている大型のイソギンチャクに手で合図を送る。

千早「………ふぁ、んっ…………」

身体の前面が見える状態から180度向きを変えられ、その上で千早は吊るす高さを下げられた。
両腕は頭上で縛められたままで、正面からイソギンチャクに寄りかかるような姿勢を取らされる。
ちょうど触手生物の足の上にまたがらされている分、足を開き、お尻をやや手前に突き出して上半身をもたれさせるのに近い。
ショーツをはいていない秘部がイソギンチャクの体とこすれる感覚にすら、千早はひくひくとお尻を震わせてしまう。

準備を整えた響が改めて手をぱんと叩き、30体といわず控えているイソギンチャクたちに声をかけた。

響「はいみんなちゅーもーく。知っての通り、ここにいるシャイニング・チハヤは自分たちのにっくき敵、マジシャンの一人だぞ!」

自分のとらされた姿勢もよくわかっていないまま、千早は響の声をただぼんやりと聞き流す。

響「しかもスピード特化型でなかなか捕まえらんないし、まあ正直、1対1ならイソ助たちが普通は勝てない相手だよね」

しゅるしゅるとなにかが動き、千早はぼーっとした頭で、背中側、腰の少し上あたりに腕のようなものが触れるのを感じた。

響「実際、ちゃんと数えたわけじゃないけど、イソ助たちの友達とかもけっこうやっつけられちゃってるはずんじゃないかな」

しゅるしゅる、という同じ音がして、足首にもなにかが触れ、足を開いたままで固定される。
今の千早の恰好は、見ようによっては千早がイソギンチャクに正面から飛びついて抱きとめられているようにも見えた。

響「しかもこのマジシャン、自分に不意打ちかけてちょっとケガまでさせるような卑怯な子なんだ!そういうの、よくないよね?」

しゅるしゅる、しゅるしゅる、とまた同じ音がしたが、今度はさっきより数が増えていることに千早は困惑した。
しかも、その音の発生源が少しずつ近づいてきているような気もする。

響「………で、そのシャイニング・チハヤが今は、このとおり捕獲済み。それにー……ふふふ、もう全身とろっとろさー」

響「でもね、ホントにこの子困ったちゃんでさ、まだ気持ちよくないんだって。だからみんな」

ぐじゅぷちゅっ、ずにゅぅぅう!

千早「あ、っは♥!?んひぃぃぃっ♥♥」

響「あーっ!?もー、自分が言い終わる前に始めちゃうなんてお行儀悪いぞ!」

響がとうとうと語り続けているうち、ついに我慢ができなくなったのか、近寄ってきたイソギンチャクの一匹が
背中を向けたままの千早の膣とアナルをいっぺんに後ろから貫いた。そのまま、にちゅにちゅと水音を響かせて
触手を前後にスライドさせ始め、後ろ向きの千早の身体もそれに合わせて大きく揺さぶられる。

千早「ふあっ、ひぁあんっ♥こんなのっ♥きもちよくないぃっ、気持ちよくなんかないいっ♥♥」

響「なーんか締まらなかったなぁ……ま、いいか。みんな、改めてシャイニング・チハヤをかわいがってあげて」

見えない後ろからいきなり挿入されたにもかかわらず、千早のすっかりほぐれきった蜜壺と尻穴は
スムーズにイソギンチャク触手を飲み込んだ。中にまだ残っていた媚薬粘液と千早自身の愛液がぬちゃぬちゃとかき混ぜられ、
そのブレンドは潤滑油として触手ペニスの出入りを助けるだけでなく、すっかり発情しきった牝粘膜にさらに浸透して
性感を燃え上がらせ、まだほんの少し残っている千早のなけなしの理性をごりごりと削り落としにかかる。

千早「よく、ないぃ、気持ちよくにゃい、ぃ♥気持、ち、あはぁぁっ♥きもちよくなんかぁぁ♥♥」

もはや千早自身、自分が何を言っているのかもほとんどわかっていないようだった。
媚薬粘液と催淫ガスの合わせ技で極度の発情状態におかれ、その上で、効果を十分すぎるほど体感済みの乳首&クリトリス同時責めと
春香とスライムにすっかり開発された前後の牝穴へのイソギンチャク触手レイプを受け続けたことで、思考能力がほとんど奪われ、
その間、せめて心の中で呪文のように唱え続けていたことがそのまま言動にまで反映されているだけのように見える。

響「あははは、いくらなんでもそのウソはひどすぎるでしょ千早!まだウソつくような子にはオシオキしないとなー」

そう言うと響は千早を犯しているイソギンチャクに歩み寄り、ごく軽くその胴体をつつく。
触手生物は主人から受けた命令を即座に実行に移し、千早の両穴を犯す触手を震わせて媚薬粘液を注ぎ込み始めた。

千早「あぅぅぅん、やぁあぁ♥こんな、ぜんぜ……んよくないぃっ♥気持ちよくないっ、気持ちよくないもん♥」

ごびゅっ、ごびゅっと低い音を立てて触手が粘液を撃ち込むたび、千早の細い腰が悩ましくくねり、
手前に突き出されている小ぶりな締まったお尻もびくびくと跳ねて、丈の短いマジシャンのスカートの裾が一緒に揺れる。
両方の穴で入りきらなかった白濁媚薬が触手とのすき間からにじみ出るように溢れて千早の股間から垂れ落ち、
またがっている大型イソギンチャクの足の表面を流れる淫らな細水を形作っていた。

やがて最後の一滴まで吐き出したイソギンチャクの触手がずるっと千早の膣穴とアナルから引き抜かれ、

千早「ふぁ、っっ♥そ、そう、それでいい、の、出ていってぇ…♥気持ち、よくない、あはぁあんん!?♥♥」

その抜け出る摩擦に刺激された千早がまだ身体を震わせているうちに、次のイソギンチャクが交代で近づいた。
千早の前後の秘穴にぬちゅりと触手をキスさせ、力をこめてぬぷぬぷと中へ潜り込ませていく。

千早「や、ぁ、ぁ~~、っっ♥感じてない、ぃっ♥ち、がうぅ、こんなのっ気持ちよくなんかない♥」

あまりのインターバルのなさに、直前に注ぎ込まれた媚薬粘液の大半が千早の膣でもアナルでも行き場をなくし、
それでもお構いなしで侵入してくる二番手の触手にぐぷちゅっ、じゅぶっ、と音を立ててかきまぜられる。
やけどしそうに熱く固いペニス触手が、生温かでねばねばと糸を引く白濁液を泡立てて千早の中に塗り伸ばし、
膣壁と腸壁から全身に回る媚毒で千早の心も身体も溶かしてしまおうとしているようだった。

千早「おな、か、ぐちゅぐちゅいってるぅ……♥そ、そんなこと、されてもぉっ♥気持ちよくない、気持ちよくなんかっ♥」

響「おー、なかなか頑張るねー、千早。まあ、いま気持ちよくなくてもいずれ気持ちよくなれるさー」

もはや振り返る余裕もないのか、上半身をぐったりと大型イソギンチャクにあずけたまま
後ろから触手で突かれ、声を上げて身体を震わせるだけの千早の背中に、気楽な調子で響が声をかける。

響「なんせイソ助たちまだまだたくさんいるし、触手の数って考えたらその10倍どころじゃないからね!」

にやにやと笑う響の背後、順番待ちのイソギンチャクたちが賛同するように触手を宙に躍らせた。




千早「あひっ♥はひぃぃぃぃっ♥……ちが、う、こんな…の♥気持ち、よくにゃい、っ……♥はうぅ、ぅ♥」

たぶん…たぶん、15匹目……の、イソギンチャク。その触手が前でも、後ろでも私の奥まで入り込み、また脈動が始まる。
濃厚な媚薬粘液をたっぷりと注入され、ヴァギナとお尻の中をさらに白く染め上げられるのが目に見えるようだった。
そして今度の奴は、粘液を吐き出す動きが止まってもなかなか私の中から触手を抜こうとせず
大量の媚薬液が溜まり、たぷたぷになった私の中をわざとぐちゅぐちゅかき回してきて、そのたびに声が出てしまう。

千早(だめっ♥声、おさえられない………ぃ♥でも違うのっ、感じてない、私、感じて♥♥……な、いぃっ♥)

ただの強がりだということは自分でもわかっていた。でも、認めてしまったら、本当に堕ちてしまいそうで、だから認めない。

両方の恥ずかしい穴を何度も触手で奥深くまで耕され、もう下半身にほとんど力が入らなくなっていた。
上半身の方も大して差はなく、寄りかかるものがあるから倒れずに済んでいる程度でしかない。

もっと言えば、首をひねって背後を振り返る余裕すらなかったが……たぶん、それができたところで無意味だ。
私を犯す順番待ちをしているイソギンチャクの群れと、にやにや笑いの「総帥」が見えるだけのはずだから。

千早「ひ、あはぁあぁっ!?♥う、うそっ、なんで♥また、粘液また出して、るうっ!♥♥」

終わったと思って少しだけ安心していたところで、しつこく中に居残っていたイソギンチャクの触手がまた蠕動する。
溜まっている分をかきまぜるいやらしい動きは続けながら、さらに自分でも媚薬粘液をどぷどぷと放ち始めた。
新鮮な熱い毒液がたくさん追加されたせいで、たちまち私のヴァギナもお尻も限界水位をあっさりと超えてしまい
粘液溜まりは出口を求めてどろどろと私の中で渦を巻いたあと、ペニス触手と私の身体とのわずかなすき間から脱出していく。

千早(や、こ、こんな量っ♥春香より多いいっ♥春香のが洗い流されちゃうぅっ、イソギンチャク粘液で上書き、されちゃうう♥♥)

………たぶん私の精神はもう、どこかで箍が外れてしまっていた。少なくとも、そうだと信じたかった。
それでも、私の処女を奪ったのは春香で、この汚らわしいイソギンチャクの触手なんかじゃない、ということを思い返し、
あのとき味わわされた二人ぶんの快感に比べればなんてことはない、と念じ続けることで、どうにか耐えられているのも事実だ。

そんな私の考えを知ってか知らずか、15匹目のイソギンチャクはまだ媚薬粘液の奔流を止めない。
いま私の中に溜まっている分をすべて自分の粘液で置き換えてやろうとでもいうつもりか、中で触手をびくびくと震わせ続け、
私のヴァギナとお尻の穴から溢れた白濁液が、ぶちゅっ、にゅじゅっ、と聞き苦しい音を立てて断続的に吹き出る。

千早「いやぁ♥多い、ぃ、媚薬粘液多すぎるぅ……♥でもっ違うぅっ、気持ちよくなんかない気持ちよくなんかない気持ちよくにゃいぃいっ♥♥」

せめてもの抵抗のつもりなのか、自分に言い聞かせているのかすらもはやよくわからないまま、私はひたすらに叫び続ける。

明らかに今までのどの固体よりも多い、膨大な量の熱い汚液を注ぎ込んだ後、ようやく15匹目のイソギンチャクは触手を私の二穴から引き抜いた。
でも、今までなら1匹が私を犯し終わると即座に次の触手を挿入れられていたのに、今回はそれがまだ襲ってこない。
栓をされていない私のヴァギナもお尻の穴もちゃんと閉まりきってくれず、大量に流し込まれた媚薬粘液をこぷこぷと溢した。

千早「あ、………っふ、んんっ♥♥ぜんぜん、よくないぃ……っ、きもちよく、な、っ……♥♥」

響「もー……バレバレのウソもそこまでいくとすがすがしいぞ、シャイニング・チハヤ。やよいといい、マジシャンは意地っ張りばっかりだなー」

「総帥」の声が聞こえてきた。私は相変わらず背中を向けたままなので彼女の顔が見えないけれど、
おそらくは呆れたような、いっそ感心したような、そんな表情を浮かべているだろうと思わせる声だった。

響「でも千早、これだけイソ助たちにかわいがられてみて、実際のとこどんな感じ?自分誰にも言わないからさ、本音教えてよー」

いつの間にか「総帥」がずいぶん近づいてきていたらしく、二度目は耳に息がかかるほど近くで囁かれた。
体温を確かに感じさせる熱気と、ごくかすかに、優しく私の耳をなでていく空気の流れ。たったそれだけの刺激にすら
私の身体が正直に反応して小さな震えが全身を襲い、ヴァギナの入り口も、お尻の穴までもひくついてしまうのを感じる。

それでも私の答えは決まっていた。誰の前でも同じだけれど、特にこの「総帥」の前では、死んでも……!

千早「言った、でしょう……最悪、よ……………♥こんな、気持ち悪い、触手…♥♥っ、なんかに、気持ちよくされたりしない、ぃ♥」

響「ふぅーん。……あ、自分わかっちゃった!あくまでウソつくってことは千早、もっとオシオキしてほしいんだな!」

千早「そ………んなわ、け、んふうぅぅっ♥ …だからっ、気持ちよく、ない…って、気持ちよ………く、ぁあぁん、んんっ♥」

響「なぁんだ、それならそうと早く言ってくれたらよかったのに。意地っ張りなのに遠慮しいなんておかしいさー、あははっ!」

時間差、だった。まず私のお尻の穴をつんつんと数回ノックした後、触手が一息に奥まで突入してきて、一瞬呼吸が止まりそうになる。
そしてその次には、もちろん……イソギンチャクは、ずぷんっ!と音を立てて、ペニス触手で私のヴァギナを深々と貫く。

千早(大丈夫、だいじょ、うぶ♥いっしょ、春香のときといっしょ、スライムと同じ、っ……♥ 感じ、にゃいっ、感じてないっ♥)

両方とも、一番奥まで隙間なく熱い筋肉質のかたまりで埋め尽くされた。何度目かもわからないのに、つい息が荒くなるのはわかる。

千早(ああ、また触手でずぽずぽ犯されてしまう……♥中に媚薬粘液、注がれちゃう、っ♥ちゃんと耐えなきゃ、耐えなきゃ駄目ぇ♥)

ぎゅっと目を閉じ、これから起こるだろうことを綿密に頭の中でシミュレーションする。
本当は想像なんてしたくないけれど、感じてしまわないために必要なんだから仕方ない。

………でも、予想に反して、私のヴァギナとお尻に入り込んだ触手はいつまで経っても動き出す気配がない。

なにかおかしい、と思った矢先、お尻についさっき感じたのと同じ刺激が伝わってきた。
つんつん、と新しい触手がノックを加えてくる。もうすでに触手は中に入り込んでいるのに、なぜ…………

千早「はぎ、っ………!?あっ、が、ぁぁ、ぁあぁああぁっっ…♥」

2本目のイソギンチャク触手は1本目と私のお尻の穴とのごくわずかなすき間を見つけ出し、強引に頭を捻じ込み始めた。
なんとか腰を引こうとしても、すでに私の前後を埋めている触手たちが杭の役割を果たしていて、逃げられ、ない…!

千早(嘘、うそ…でしょう、2本なんて無理っ♥お尻なのに♥そんなの絶対、本当に、気持ちいいわけないぃ!?)

千早「お、ほぉ…………♥ っ、はぁーっ、ひ! ぎぃぃ、う、あぁぁ…………♥」

ゆっくりと、でも確実に、触手がお尻の穴を拡張していく感覚が伝わってきて、ほとんど声すら出せない。

2本目の触手は先端部をじわじわと着実に進ませ続け、やがて、完全に私の中に、埋没させた。
凄まじいまでの圧迫感がお尻から全身を走り抜け、頭の中までその微妙な不快さに思いきり塗りつぶされる。

そう。微妙に不快、程度でしかない。圧迫されている感じはあるが、痛みも苦しみも、ない。
どう考えても、自分の身体を心配しなければいけないはずなのに、かわりに心を別の邪な感情に支配される。
それは、この2本の触手がいっぺんに動いたらどうなってしまうだろう、という期待感だった。

ごぶびゅっ、びちゅびちゅっ、ぐじゅ、ぐびゅるうっ…ずぐっ、ぎゅぎゅぎゅ……

千早「あ、~~~~~~っあ♥や♥ひぃぃんっ!気持っちぃ、よ、くない、よくにゃっいぃ、いぃぃ!?♥♥」

なんの前ぶれもなく、まだ頭だけしか入っていない2本目の触手が媚薬粘液を吐き出し始め、
まさかそんなタイミングでお尻を焼かれると思っていなかった私は、思わずはしたない叫びを上げてしまう。
後発の触手はさらに、びくびくと震えて射精を繰り返しながら、そのまま同時に私の中へと侵入を開始した。

千早(そんなっ…媚薬どぷどぷ吐きながら挿入、なん、て♥春香もして、な、い…♥こんなのされてないぃっ♥)

媚薬粘液が潤滑油がわりのつもりなのだろう。イソギンチャクは射精も挿入も止めることなく、私のお尻を掘り返していく。
ペニス触手がのろのろと私の中を進んでいくにつれ、異物感が、そして圧迫感がどんどん強くなる。

響「さすがに狭そうだねイソ助。でもマジシャンって聖なる力の加護があるから、これくらいならへっちゃらなのさー」

きっとまた例の仄暗い笑みを浮かべているのだろうと思わせる、楽しげな「総帥」の声がする。

響「でさ、後ろに2本で前に1本じゃあバランス悪いよね?シャイニング・チハヤもたぶん、物足りなーい、って思ってるぞ」

せめて、振り返って抗議しなければ、と思うのに、身体が動かない。
力が抜けているせいなのか、本心では動きたくない、と思っているのか…自分でもわからないでいるうちに、
ゆっくりと迫ってきた触手がヴァギナの入り口に触れる、ちゅくっ、という音が確かに聞こえた。

千早「い、やぁ、前も、うしろ、も…2本もっ、お"っ♥お"♥ひぎぃっ、うあ"、あぁあっ、んんん!?♥」

お尻のほうの2本目の触手がついに、1本目とほとんど同じ深さくらいまで私の中に潜り込んできた。
入ってくる間じゅう中に吐き出され続けた媚薬粘液と、2本分のペニス触手をみちみちに詰め込まれて
そんなことあるわけがないのに、今にもお尻が破裂してしまいそうな錯覚が、頭から離れない。

お尻でされたのとまったく同じ責めをヴァギナにまで加えられ、私の頭はもう仕事を放棄する寸前だった。

千早(ひあぁああ!おま○……前、にも、粘液出しながら入って、きちゃ、う♥こんなの気持ちよくない……気持ちよくない、のにっ♥)

ぐちょん、という音とともに強く押し込まれる感じがして、ヴァギナ側の2本目の触手がそれ以上の侵入を止めた。
ぱんぱんになってはち切れそうな圧迫感……というか、膨満感、みたいなものが、私のおなかを完全に埋め尽くしている。
でもやっぱり痛みや苦痛は感じなくて、そのかわりに………

千早(ちっ、違…!?これは本当、に、気持ちいいわけない、感じるわけないぃぃ♥♥気持ちよくなんかない、気持ちよくない!!♥)

目を強くつぶって耐えようとするのに、たくましく反り返ったイソギンチャクの触手おち………ペニス触手、を
前と後ろ2本ずつ、合わせて4本ぎちぎちに嵌め込まれ、すき間を白く濁った熱々の媚薬粘液で満たされているイメージばかり浮かんでしまう。

千早(春香は、1本だったのに♥♥スライムだってそうなのにぃ!♥2本いっぺんなんてだめ♥こんなので感じちゃだめ♥♥)

当然……ブラックジャンボの「総帥」と、その配下の穢わしい触手生物が、ただ2本挿入しただけで許してくれるわけがなかった。

ぐちゅちゅん、ずぶっちゅっ、じゅぽん、じゅぽん、ぶちゅるっ

千早(~~~~~っ♥気持ち悪い、こんなの気持ち悪い気持ち悪い…、気持ちわる♥いいぃ♥♥気持ちよくなんかない気持ちよくないっっ♥)

私のヴァギナでもお尻でも、無理やりに入り込んだ2本の触手が、交互に、前後のピストン運動を始めた。
1本が奥へ突っ込んでいくときはもう1本は出口へ向かい、ぎりぎりまで進んだら進行方向を変えて戻ってくる。
行き来するペニス触手が私の中ですれ違い、まわりの媚薬粘液をじゅぷじゅぷと撹拌しているのまで、わかってしまう…

さらに、イソギンチャクは少しずつ巧妙に、それぞれの触手を突き込み引き抜くテンポを変え始めた。
今まで単純に行きと戻りだったのを、深さを変えつつ同時に中へ突っ込んで来て、奥にぶちゅぶちゅ連続で当たるようにしたり
そうかと思えば前後すべての触手の動きを完全に同期させ、一気にヴァギナとお尻の奥を突き上げてきたり……
敏感すぎる粘膜を今までの倍こすり立てられる感覚に翻弄され、私は4本の触手に合わせて腰が踊るのを止められない。

響「さーて。これでもまだ、シャイニング・チハヤは気持ちよくなんかないのかなー?」

千早「ふぁああぁっ♥気持ち、よくないぃぃっ♥♥感じてなんかぁ、あぁん♥気持ちよく♥なん、か、にゃいぃぃ♥」

しつこく私に快感を認めさせようとする「総帥」が、背後からへらへら笑って問いかけてくる。
まだ、大丈夫、だ。それを認めないだけの余裕は、ちゃんと、ある、はず……♥

響「ふふ、そうかあ、気持ちよくなんかにゃい、かぁ。じゃあ……こんなのはどうだろ」

千早「こんにゃの、って………おふぐぅっ!?が、ぁ、は…ひぃん、んぐぅぅっ♥」

何をされているのかがほんとうにわからなくて、私はたやすくパニックに陥ってしまった。
おなかの中を直接ほじられている、ような………ぐじゅぐじゅに、かき回され、るような、っ!?

千早(な、に、これぇぇ♥触手っ、でこぼこっ、して…♥ぐりぐりってっ、ぐにゅぐにゅされて、るぅ♥)

響「まだいけそうだね。イソ助、もうちょっとひねってみよっか!」

「総帥」がそう言った直後、はっきりと、お尻の中で、ぐりゅんとうねる動きを感じ取った。
それに続いてまた、ぐりゅんっ、と……今度はヴァギナの中でも、ペニス触手が2本ともくねる。
こんな…中で回転されるみたいな、感じと、さっきからのでこぼこした感触は、まさか……

千早「っ、ん、はぁあんん♥ねじれ、てる、絡まってぇ!?♥あぁっ、あひぃぃぃ♥」

響「お、気づいた?今ねー、千早のお尻とお○んこの中で、イソ助が触手を縒り合わせてるんだ」

千早(や、だぁっ♥気持ちよくない、はず、なのにっ、えぐられて声出ちゃうぅ♥だめ……なの、に♥)

ロープでも作るように、私のお尻とヴァギナの中で、2本の触手がひねり合わされる。
前後する触手の動きで犯すのではなく、ねじって内壁をえぐる慣れない動きを何度も何度も繰り返され、
感じてないのに、気持ちよくなんかないのに勝手に悲鳴みたいな声を我慢することができない。

やがて、ペニス触手はお互いすっかりからみ合い、表面に凹凸のある1本の太い触手と化した。
見えてはいないけど、わかる。ヴァギナでもお尻でもつい締めつけてしまって、形がはっきりとわかる。

響「さー、ここで問題です。これからイソ助は、シャイニング・チハヤに何をするでしょーかっ」

振り向かなくたってわかるくらいに「総帥」の声が笑っていた。
きっと私が思う以上に嗜虐的な笑顔を浮かべてこっちを見ている、と確信できる。

響「だいじょーぶだいじょーぶ。ここまで来たらきっとこれも『気持ちよくなんかにゃい』よ、千早」

ぼじゅぼじゅぼじゅぼじゅっ、ずちゅちゅちゅちゅぅぅ!

千早「はっひぃぃぃぃぃん♥♥んあぁあああぁああぁーっ!?♥」

からかうような「総帥」の言葉の直後、イソギンチャクが「それ」を振るって私を犯し始めた。

ほどけないように固くねじりあげられた触手は2本分の太さをもち、縄みたいにたくさん表面のでこぼこがあって
ヴァギナの、お尻の入り口から奥まで、奥から入口までの往復をシンプルに繰り返されるだけでも
その凹凸でしつこく中をえぐられほじり返されてしまい、その刺激だけで私は身体を何度も跳ねさせてしまう。

千早「きもちい、気持、ちよくされっ♥♥ない、ぃーーっ♥感じな…いい、いいぃっ♥♥」

叫んでいるのも、もう意地とかプライドとかの立派な話ではなく、単純に新しい言葉が考えられないだけだった。
ぐりゅんと全体をねじる責めを交えつつ、今まで以上に太い触手ペニスがごちゅごちゅと私の奥に先端を叩きつけてくるたび、
素直に言うことを聞けない私を暴力的な快楽凌辱で屈服させ、躾けてやろうという意思が伝わってくる。

千早(どうしよ、う♥これ春香よりすごいぃ♥♥春香よりいいって思っ、ちゃう、だめ♥これ触手、しょくしゅなのにぃぃっ!♥)

そのときお尻を犯していた極太捻り触手がぶるっと身を震わせ、そしてまた粘液を私の中に吐き出した。

千早「か、は…………………っ♥♥ ~~~~~~~♥ や、ぁ………♥ こんにゃ、きもちよく、ないぃ、…♥」

2本がぴったり同時に、当然今までの2倍の量をいっぺんに放ったせいで、入りきらなかった白濁液のあふれ方も激しくなり
ぎちぎちに埋められているお尻の穴のすき間から、ぶびゅっ、と汚らしい音を立てて汚液が飛び散るのを、ぼんやりとした意識で感じる。

その間もヴァギナを犯していた捻り触手も、少しずつ震えが大きくなり、そろそろ限界を迎えつつあるのがわかった。
いまお尻でされたのと同じことを繰り返されてしまう…♥ そう思っただけで甘い疼きが身体に走るのを感じ、慌てて打ち消す。

千早(だ、大丈夫、たくさん、中に出されたのは♥春香のときだって、同じ、っ♥一度の量が多いだけ、耐える、耐えなきゃっ♥)

やがて極太の触手ペニスがヴァギナの一番奥まで届かせる勢いで突き込まれ、私は奥歯を噛みしめて衝撃に備える。
しかしイソギンチャクの責め方は、どこまでも淫猥で狡猾だった。

千早「ひぁああぁっ♥♥深い、深いのぉっ、な、なんれぇ!?♥今までそんなのしなかったくせにぃぃぃっ♥♥」

明らかにそれまでと違う奥底まで触手が入り込んできて、私のヴァギナの奥の奥、突き当たりにある壁のようなものに
ペニス触手の先端が強く押し当てられるのを感じた。なにか、門みたいなものをこじ開けられたような…♥

千早「はぁぁ…ん、や、ぁぁあっ!?ひぁあっ、んぁぁぁ~~~~っ♥♥♥」

先端を嵌めこんだ触手がぐぶっと大きく膨れ上がったかと思うと、感じたこともないおなかの奥深くを一気に焼かれた。

千早(直接っ、注ぎ、込まれ…て、る!♥媚薬粘液いちばん奥まで送り届けられてるぅぅ♥♥)

頭で考えるより前に本能で理解し……理解、させられて、しまう。
春香のときにもされたことないくらい深くまで触手にもぐり込まれて、子宮にびちゅびちゅって粘液、流し込まれてぇ♥

最奥に触れていた触手が離れたのを感じた。これで終わり、と思った瞬間、ヴァギナの奥で触手がうごめいて
再び先端をさっきと同じように嵌めこまれて、そんな、ま、またっ♥

千早「あひぃぃっ、きゃぅぅっ♥ま、またぁぁ!♥はるか、春香にだってこんにゃ♥されてないのにっ♥♥」

編み上げられた2本のペニス触手、その先端が私の一番奥で場所取りの争いを始めていた。
子宮の入り口を占拠した触手が私の中へ存分に媚薬粘液を注ぎ込む間、もう1本の方はヴァギナの中で粘液をまき散らす。
そしてある程度の量を放った後で位置を入れ替えると射精を続け、私の子宮の中と外を白濁の媚毒で浸してしまおうとする。
交代する触手の動きで子宮口を撫で上げられるだけで私は背をそらし、びくびくと震えるのもこらえられなかった。

千早(認めちゃだめっ、認めない♥♥感じてない気持ちよくない気持ちよくない気持ちよくにゃっ、気持ちよくにゃい、いいぃぃ♥♥♥)

もう、とても声なんて出せなかった。心の中だけで絶叫しながら、意識がゆっくりと薄れていく………



膣とアナルから極太の捻り触手が抜け落ちる瞬間にびくんと大きく身体を跳ねさせただけで、
シャイニング・チハヤはそれ以上の反応を返さない。通常の倍の太さで凹凸まで備えた触手で両穴をレイプされ、
どちらの牝穴にも通常の倍量の媚薬粘液を飲み込まされたショックで気を失ったのかもしれなかった。

響「ひえー…ここまでされても気持ちいいって言わないんだ。ちょっと見直したよ、シャイニング・チハヤ」

皮肉や嫌味でなく、純粋に感心したという表情と言葉で、響は千早を称賛した。

響(ただまあ、そうなると是が非でも言わせてみたいって思っちゃうのが自分なんだよねー♪)

なにかいい方法はないかと考えていたとき、響の脳裏にぴんと来るものがあった。

響(……確かさっき、イソ助に犯されながら『春香にだってこんなにされてない』みたいなこと言ってたっけ)

響「……ああ、そうだ春香だ!春香と千早、いっしょにいじめたら効果倍増なんじゃない?さすが自分、あったまいー!」

思いつきをひとりごとで自画自賛し、響はスライムに捕獲させたままの春香の方へ向かって歩き出そうとする。
その背中に、かすれきってはいるものの、明確な意思を感じさせる声がかけられた。


「待……ち……、なさ、い……………」

※ホントごめんなさい、いったんここまでで

※まだ千早触手凌辱がだいぶ続きます 待て次回

※あ 土曜日だ やばい どうしよう

>>542の者です
強キャラっぽい千早にエロい呪いをつけて悶える様が見たい(嬲るのはオマケ)と軽く考えた安価でしたが、濃厚で最高です
凄惨な陵辱を、奇しくも春香に処女を奪われた事を心の支えにして耐えるのは健気だなぁ
この精神力だと、こりゃ今回で心を折るのは出来そうにないかな(ゲス顔)

………少しの間、気を失ってしまっていた、らしい。
最後にさんざん私の中を汚し、あふれるほどの媚薬粘液を注ぎ込んできた極太の触手はすでにどこかへ去っていた。
でも、私のお尻からもヴァギナからも、白く濁った恥辱の証が筋を引きつつとろりと垂れ落ちていて
まだ記憶に新しい地獄の凌辱が夢や幻覚の類ではなかった、ということを、声高に主張する。
視線を下に落とすと、私がまたがらされているイソギンチャクの体にも、白い液体の流れた跡がはっきり残っていた。

ほんの少しだけ体力は回復している気がするが、すぐに動けるほどではないし、そもそも手足はまだ縛られたままだ。
状況がわからない以上、今はへたに動かず、まず周囲がどうなっているか探ってみるべきだろう。

響「……ああ、そうだ春香だ!春香と千早、いっしょにいじめたら効果倍増なんじゃない?さすが自分、あったまいー!」

妙に楽しげな独り言が聞こえてきて、その一瞬で、まったく悠長なことを言っていられる状況ではなくなった。

「いじめる」とだけ聞けばまだかわいげがあるかもしれないけれど、私がついさっきまでされていたことを思えば
春香がいったいどんな目に遭わされてしまうか……想像するだけでもおぞましい。
それに、春香だって四条さんと二人、ほんの少し前まで媚薬スライムに淫虐極まりない凌辱を受けていたのだ。
この上トラウマの元凶でもあるイソギンチャクたちに犯されでもしたら、どんな酷いことになるかわからない。

悩んでいる理由も余裕もなかった。
私はイソギンチャクに身体を預けたまま、ユニゾンソウル・シンクロナイズの解除詠唱を密かに唱える。

一度解除すると再度ユニゾンできるようになるまで時間がかかるため、基本的には戦闘が完全に終わるまで解除しない、
というのが春香と私の間での取り決めだったが、今の状況ではそれどころではない。

それに、今更、という話だけど、私の受けてしまった凌辱が春香に及ぼすフィードバックも気になる。
完全に気絶しているうちに解除しておいたほうがむしろ、春香にとってはメリットが多いはずだ。

瞬間、私の身体全体がふっと淡く発光し、一瞬だけ身体全体がブレるような独特の感覚に襲われる。
何度か春香と二人で試したことがあるのでよく知っている感触だった。大丈夫、うまく解除できている。

響「………ん?」

ただ問題は、私と同じタイミングで春香の身体も淡い光に包まれてしまうこと。
位置関係からして「総帥」にもそれは当然、目に入っているはずだった。

春香に手を出させるわけにはいかない。私はなんとか首をひねり、そこでちょうど「総帥」と目が合う。

千早「待……ち……、なさ、い……………」

あちらも私に気づいたようで、歩みを止め、私が何を言うかと見守っているようだった。
なんとかまともに声が出せたことに感謝しつつ、彼女の注意を春香からそらすことだけを考える。

千早「………無駄、よ。ユニゾンソウルは、解除したわ。今から春香を責めても、なんの意味もない」

響「えっ!?」

素っ頓狂な声を上げて目を丸くする「総帥」を見て、こんな状況なのに、一杯食わせてやった、と思えた。
事務所の皆も、ひいては世界の平和も守るのがシャインマジシャンとして当然のことなのはもちろんだが、
私はそれに加えて「春香を絶対に守る」とあの夜誓ったのだということを、改めて思い出す。
春香があれだけひどい目に遭ったあとで胸を張って言えることではないけれど、
少なくとも今、この瞬間においてはその誓いをなんとか果たせた、はずだ。

おそらく彼女はまた、私になにかしら凌辱を加えようとするだろう。
大丈夫、さっきのを耐えられたんだから、きっと今度もどうにかできる。春香のことを思えば、今度も。

しばらく呆然とした顔で私をしげしげと眺め、思惑を外された「総帥」が口を開いた。

響「千早はアホなの?えっと、それか、やっぱり自分が思ったとおりマゾなんだな?」

千早「……………はっ?何を言っているの?」

砕けた言い回しもそうだが、いきなりこんな訳のわからないことを言われては、こちらも気の抜けた返事になってしまう。

響「え……だって、『ユニゾンソウル・シンクロナイズ』解除しちゃったんでしょ、千早。自分から」

千早「そう、だけど……?」

やはり、何が言いたいのかさっぱりわからない。悪の組織に常識を期待したのがいけなかったのだろうか。

響「ねえ、一応、一応聞いとくぞ。もしかして千早、今まで自力だけでイソ助たちのオシオキ耐えきれてたとか思ってるの?」

千早「……………なんですって?」

響「うわぁ、ほんとにそうなのかー……あのね、千早、ユニゾンソウルってどんな魔法だか忘れちゃった?」

何か引っかかることを言われるが、自分が使う魔法のことくらいは承知しているし、敵のボスに言われるまでもない。

ユニゾンソウル・シンクロナイズは、この魔法を使ったマジシャン同士の能力を単純にプラスし
かつユニゾンしているマジシャン全員がその能力値合計を共有できるようになる、一種の合体技みたいなものだ。
感覚を共有してしまうというデメリットもあるにはあって………現に今回は、それでとても酷い目に遭わされたけれど。

千早「馬鹿にしないで。もちろん覚えているわ。私は、貴女が春香に何もしないように、ユニゾンを解除しただけ」

もうこれで、私をどうにかしたいというだけの理由で「総帥」が春香に手を出す意味はなくなったし、
私が何をされても、春香にその悪影響が及ぶこともない。それだけなのに、何をもったいぶっているのだろう?

響「えーっと、ね。ユニゾンしてる間は、春香も千早もパワーアップするよね?スピードとか攻撃力とか」

出来の悪い友人に教科書の重要なポイントを一から説明するときのような口調で、彼女は話し続ける。
こんなのもわからないの?仕方ないなあ、とやわらかい笑いを浮かべたままで。

響「もちろん防御力とか、スタミナとかも。なのに、えっちなことに対する耐性だけは強化されてない、って、どうして思ったの?」

瞬間的に、「総帥」の言わんとすることにようやく思い至り、頭が真っ白になった。
彼女が口にしている言葉もろくに耳に入らず、右から左に抜けていく。

響「今までずっと、『春香とユニゾンしてる状態だったから』ギリッギリで耐えられてたんだよ?千早は」

いつの間にか「総帥」は春香の方から戻って、私のすぐ近くにまで来ている。いつもの笑顔を、浮かべている。

響「ほんとにギリギリだったけどね。あ、気持ちよくなんかにゃいい!ってちょっと噛んでたのは可愛かったぞ♪」

あはは、と笑ってみせる彼女の後ろ、ゆらゆらと所在なくさまよう何かが林立していた。
30匹とは言わない数の、イソギンチャク。ほぼ全てが触手を高く持ち上げ、波打つように揺らして、あるいは振り回している。

じわじわと包囲網が狭まってくる。しゅるしゅる、にゅるにゅる、と、大量の肉紐が音を立てて宙を踊り、
中にはもう待ちきれないとでもいうかのように、先端から粘液を噴き上げるものすら混じっている。

千早「や………そ、んな……!やめて、お願い……………」

響「そうそれ!不意打ちとはいえ自分にケガまでさせたシャイニング・チハヤのそういう顔、見たかったんだー!」

もう歯の根が合わなくなってしまいそうな私の姿を見て、哀願を聞いて、心から嬉しそうに「総帥」が嗤う。

響「ってことで、ここから改めてオシオキ本番かなっ♪ ほーらイソ助たち、大好物のマジシャンだぞー、そーれ!」

千早「あぁっ、きゃぁあぁあ!?」

その小柄さからは想像もつかない力で、私は寄りかかっていたイソギンチャクの体から引きはがされる。
すぐに身体が軽々と宙を舞い、せめて着地点を確かめようとして、眼下を触手生物が埋め尽くしていることに気が付いた。



逃げることはおろか、心の準備すらろくにできないまま、私はイソギンチャクの群れの中心部へ放り込まれた。
身体を床に叩きつけられるより前に、ネットのように広げられたたくさんの触手に受け止められる。

千早「いや、放して、こんなっ………あうぅっ!」

たちまち床に仰向けで引きずり倒され、両手は頭の上に伸ばした状態で縛られた。
左右の足それぞれにもたくさんの触手が巻きついてきて、ぐいと引かれ、Vの字の形に大きく開かされてしまう。

千早(くっ……!?まず、落ち着かない、と! ユニゾンが切れたといっても、気を……、確かに持って、いれば…)

じゅぷぷ、ぬっちゅぅ……っ!

さっきまでと同じイソギンチャク触手が、私のヴァギナとお尻とに、さっきまでと同じように入ってきた。

千早「はひぃぃぃっ♥♥♥♥ふあぁああぁあんんっっ!?♥♥♥」

さっきまでと同じ。………同じの、はず、なのに。
挿入された衝撃だけで全身が跳ねた。目の前がストロボをたいたみたいに何度も激しく明滅し、反射的に叫んでしまう。

千早(う、うそっ♥♥♥こんな、ぁぁっ!?♥♥触手、入れられっ、ただけ、で♥♥♥)

「総帥」の言葉はただのブラフかもしれない、というか細い希望を、自分の身体に思い切り打ち砕かれた。
さっきまでと、何もかも、違う…!もぐり込んだペニス触手がヴァギナとお尻を余すところなく擦っていく感触も、
縛られている手や足に触手の表面を伝って流れてくる粘液の熱も、新鮮で、鮮明で、痺れるほどに伝わってきて、しまう…!

千早(ユニゾン状態じゃないだけ、なのに♥はぁんっ♥♥♥ここま、でっ、違う、なんてぇっ!♥♥)

何より、も………媚薬プールに漬けられて催淫ガスを吸わされ、イソギンチャクの体内でしつこく犯される間も、
そこから引きずり出され、お尻とヴァギナに触手をくわえ込まされて、十数匹に連続して粘液を両方の穴に注ぎ込まれる間も、
そして捻り上げた極太の触手で貫かれ、子宮の中まで媚薬粘液で満たされる間も……私の身体に蓄積させられていた、あさましい熱、が。

自分の身体のはずなのに、ぴんと立った乳首も、クリトリスも、今も中の触手を無意識に締めつけるヴァギナもお尻も、焼けるように熱い。
あらゆる敏感な場所から伝わる灼熱が私の理性にいっせいに牙をむき、襲い掛かってきた。

千早「や、ぁ、あ♥♥いやぁぁっ♥♥♥激し、っ、ふぁああ!♥♥ら、めっ、らめぇぇぇ!?♥♥♥」

ろれつが回らなくなっていることにももう構っていられず、私は声を限りに叫ぶ。
返事をするかわりに私を犯しているイソギンチャクが単純に触手の出し入れを激しく、速くし、
そしてたったそれだけのことにも耐えられず、私はさらに叫ばされてしまう。

千早「あうんっ、あっ♥あっ、あっあっ!?♥♥♥ひぁぁ♥♥や、いや、ふくらん……で♥♥そんな、もうっ♥♥」

びくびくとした震えをヴァギナとお尻両方で感じ取った時にはもう、ペニス触手が粘液を吐き出していた。
煮えたぎる白濁で一気に前と後ろの空いているところを埋め尽くされた私は声を上げ、思い切り背をのけ反らせる。

千早「あひぃぃ…っ、あ、ぁあぁあぁっっ♥♥♥また媚薬粘液ぃっ♥♥出て、ひゃぁああん♥♥出されてるっ♥♥♥♥」

千早(いやぁあぁっ♥♥♥同じなのにっ♥もう何度も何度も注がれてる、のにぃ!?♥♥ちがいすぎるっ熱すぎるぅぅ♥♥♥)

千早「あっ、ぁ、んんん…!♥♥ はっ、はぁ、っ…………… や!?まって、待っはひぃっ♥♥ふあぁんっ、あはぁあぁ♥♥♥」

1匹目のイソギンチャクが触手を引き抜いてから数秒と経たず、寄ってきた2匹目に両方の穴を貫かれ、また声が抑えられない。
これだって、さっき何度も同じことをされたはず♥♥もう知ってるはずなのにぃぃっ!?♥

響「ね、シャイニング・チハヤ、いま初めて素の状態でイソ助に遊んでもらってるわけ。ふふふ、いい感じっぷりだぞー」

千早「なにを…っ!?私は感じてあはぁっ、ひぁああぁあんんん♥♥♥やっ、らめらめぇぇっ!?♥♥♥」

「総帥」に話しかけられて一瞬戻った理性を、次の一瞬にお尻とおま○……ヴァギナをひと突きされただけであっさりと溶かされる。

響「どうしたの、またウソつかないの?言ってみなよ、『こんなの気持ちよくなんかにゃいぃ』って。ほら早くぅ♪」

千早(そう、よ、こんな触手なんかで気持ちよく♥♥なっちゃいけないぃっ♥♥感じてちゃ駄、目……ぇ♥♥♥言い返さないと♥♥)

千早「こんなっ……、こんにゃ♥の♥♥きも、ちっ、気持ちよくなんきゃううぅぅっ♥♥♥♥」

響「えー?ごめん、聞こえなーい。気持ちよくなん、までは言えたのにね?はーい、もっかい!」

お○………じゃないっ♥、ヴァギナ、の奥をぐいぃっと押し上げられて悲鳴を上げてしまい、言葉を強制的に途切れさせられた。
馬鹿にして……今度こそ、今度こそちゃんと、いって、みせなきゃっ……♥
ぐっちゅ、ぐっちゅと少しペースダウンした、私を犯す触手のことはできるだけ意識しないようにして、息を吸い込む。

千早「………こ、んひっ!?♥♥しょんなっまた、おっぱいぃっ♥ちくびぃぃ!?♥♥♥吸っちゃやぁっらめぇぇ♥♥」

そして最初の一文字を言うか言わないかのうちに、私の右の乳首に見覚えのある触手が寄ってきて、止める間もなく吸い付かれた。

千早(あ、ああ、これっ……♥先っぽに小さいイソギンチャク♥♥ついてるぅ♥吸引触手ぅぅっ!♥♥)

もちろん吸い上げるだけじゃなく、中に生えているたくさんの極細触手が私の乳首にいっせいに群がり、
とろとろとした媚薬粘液でからめながらこりこりって転がして、それに時々きゅっと軽くひねって、いじめてくれてる♥

千早(なんで、なんで、右だけしか♥♥♥……っ、ちが、う!?欲しがっちゃ駄目っ♥ほしくなんてないっ♥♥)

響「ああ、それはさっき言えなかった分のペナルティだぞ。次も失敗しちゃったら、またペナルティだからなー?」

「総帥」がそう言うと、私の左側、腋から少し離れたあたりに、別の吸引責め触手が姿を見せた。
イソギンチャクそっくりの先端部分がこっちを向いて、口の周りにびっしり並んだ細い触手を繊細にわらわらと動かし、
真ん中の吸引穴からは白くて濃そうな粘液が長く糸を引いて一筋、たらりと垂れ落ちている…あ、あ、すご、い♥
あまりのいやらしさに、思わず、生唾を飲み込んで、しまう。大丈夫、「総帥」には…気づかれてない、はずだ。

千早(……わざと次、言うの失敗すれ、ばっ…♥♥ 左の乳首♥も、あれで吸ってもらえ、る………♥)

……………だ、め、……っ!
心の中に湧きあがった悪魔の誘惑を必死で抑えつけるのがなんとか間に合った。
負けてしまってもいくら汚されても、私はシャインマジシャン、なんだから……責められることを自ら望むなんて、そんなこ

千早「ぃあ、ああっ、ひぎぃぃいいぃぃぃっ!?♥♥♥♥やぁっ、や、あうぅんん♥♥♥そこっ♥♥そこちがうぅぅ♥♥♥」

響「はーい時間切れー、ペナルティ2つ目ー。…ところで千早、そこ違う、ってどういう意味さー?」

千早「らってぇ、ぁあっ、ああぁあっ♥♥そこ乳首じゃないい♥♥♥そ、ひあぁん♥♥♥しょこっクリトリスうぅっ!?♥♥♥」

響「ん?ああ、おっぱい先にしてほしかったのかー、ごめんごめん。でも千早、クリいじめられるのきらい?」

そんなことはないだろう、と言いたげに、不意打ちで私のクリトリスに吸い付いた吸引触手がさらに活発に動き始める。
甘噛みくらいの力でやわく吸い上げながら、中の極細触手が触れるか触れないかぎりぎりのフェザータッチでさすってきた。

それだけでももう十分に頭がふわふわしてくるけれど、もう少しだけ、強く刺激してくれても……♥

千早「ひ、~~~~~~~~~~~~~~~~~~~っっっ!!??♥♥♥♥」

そう思った刹那、いきなり吸い上げる力が格段に強くなると同時、指でつまみつぶす勢いでぎりぎりと締め上げられて
強烈すぎるその刺激に声も出せず、私はただ全身をがくがくと震わせることしかできない。

響「あー、自分、わかっちゃったぞー。さっきは乳首いじめてほしくてわざとペナルティもらいに行ったなー?千早のえっちー」

千早「………っ、はぁっ…、ち、が♥♥♥ そんなことっ、しにゃい、もん♥♥マジシャンなんだからぁ♥♥♥」

触手に嬲られたクリトリスが伝えてくる激烈な感覚に身を任せてしまいたい気持ちを無理やりに押し殺し、
私は必死に抗弁する。でも、ろれつもますます怪しくなって、言いたいことの半分も言えている気がしない。

響「話それちゃったけど、じゃあ改めて、さっきみたいに言ってみてよ。『気持ちよくなんかにゃいぃ』、って」

「総帥」が言い終わらないうちに、私のおま…ヴァギナとお尻を突き上げてくるイソギンチャクの動きがいきなり激しくなった。
きのこみたいに太くてたくましいペニス触手が行き来して、前と後ろの穴と心の中をぐちょぐちょにかき乱される。
じゅぽじゅぽと鳴り響く水音が、中に出された媚薬粘液のものか、私が無意識に溢れさせている液のなのか、もう、わからない……っ♥

クリトリスと右のおっぱいのてっぺんで吸引触手が蠢いて立てる、ぶじゅっ、ぐびゅっ、と言う音に、耳まで犯される。
なのに左の乳首だけ触られないのがひどく気持ち悪い。これじゃ気持ち、…よく、なれない、ぃっ♥♥

千早「あうんっ、あぁっ♥♥はぁっ、はっ………ひんっ!?♥♥こ、こんなの、こんにゃのっ♥♥」

響「そうそう、その調子。イソ助はさっきまでと同じことしかしてないんだもん、言えるはずだよね?」

千早「あはぁっ、ひゃあぁああ♥♥気持ちよく、きもち、よく、っ………ふひゃぁあっ♥♥あぅっ、ああぁんん♥♥♥」

響「気持ちよく………の先が大事なんだってばー。ほらほら、あとちょっとだぞ」

千早「はぁっ、はーっ、ああぁ♥♥♥こんな、ことっ、され、ても、……っ♥♥気持、ちっ、よくぅぅ♥♥♥」

全身が快楽の波にさらわれて、悲鳴をあげてるみたいっ……♥♥
もう認めてしまいたい、素直になって、楽になってしまいたい、と弱音を吐く心を無理やり奮い立たせて、必死で違うことを考える。

千早(はる、か……ぁ♥ぁ、あ、そう、だ春、香!春香だけ、春香のことだけ考えるのっ……♥♥)

今更のように、いちばん大事なことを思い出した。
ついさっきまでだって、春香とユニゾンしていたから私は守られていた。
なのに私がうっかり解除なんてしたから、イソギンチャクなんかに、触手なんかに気持ちよくされかけてしまっている。

千早(それに今触手1本だから♥2本じゃないもんっ♥これなら春香と一緒、春香の方がいいっ、春香、春香ぁっ♥)

これはきっと、春香よりペニス触手のほうが気持ちいい♥だなんてちょっとでも思ってしまった私への罰なのだ。
そうだ、こんなの、春香にされるのに比べたらなんてことない…♥だいじょうぶ、っ♥気持ちよく、なんかないぃ♥♥

響「どしたの千早、急に黙っちゃって。やっぱり言えないでしょ?ほんとは気持ちいいんじゃないのー?」

「総帥」がなにか勘違いしたらしく、例によって笑いながら私の顔をのぞきこんでくる。

千早「ちが、う♥♥んんっ、はぅぅっ、はぁぁん♥こんにゃの全然んっ……♥♥気持ち、よくっ、気持ちよくにゃいいっ!!♥」

響「お……おおっ!?」

身体も心も甘くからめ取ろうとしてくる触手を思いきり振り切るつもりで、全力をこめて叫んだ。
よほど意外だったのだろう、「総帥」は目を真ん丸にして声を上げ、私を凝視する。

千早「春香にくらべればっ、あひんっ♥♥触手なんてぇ……♥♥耐え、るっ、気持ち…よく、な、いいぃぃ♥♥♥」

もちろん嘘でしかないことは自分が一番よく知っていた。春香をこんな形で心の支えにするのも、絶対に正しくない。
だけど、たとえ強がりでも、敵のボスを前に言えないままいいようにされるよりは、ずっといい、はずだ。

響「………へえ。ちょっと、っていうかそーとー歪んでる気もするけど、美しき友情、ってヤツかな」

響「それとも、はじめてを捧げた相手だから愛情も強くなる、みたいな?どっちにせよすごいぞ千早!」

ぱちぱちと軽く拍手までしつつ、「総帥」が私を称える言葉を口にする。

響「絶対言えないと思ってたよ自分。だからペナルティだけ用意して、ちゃんと言えたときどうするかは考えてなかった」

彼女が軽く指を鳴らした。と、私を前後から犯していた触手がぴたりと動きを止め、ずるずると抜け出ていく。

千早「ふぁ、あ、はんん…………♥♥ あ、ふぅっ♥♥!」

ゆっくりとした外へ向かうストロークで腸壁と膣壁を撫で上げられて、どうしても身体は震え、声が出てしまう。
最後ににゅぽっ、と音を立てて私の中から触手が抜かれていく、そのわずかな振動でも同じ反応を我慢することができない。

でも、今まで何度もこうやってイソギンチャクのペニス触手で犯されて、途中で……つまり、媚薬粘液を注がれてしまう前に
行為を止められたのはおそらく初めてだった。「総帥」も一応筋は通す義理堅い性格だ、ということかもしれない。

響「よーし、シャイニング・チハヤにはごほうびあげないとね。千早が今、いちばん欲しいと思ってるやつ」

そう言いつつ、彼女は私から触手を引き抜いたばかりのイソギンチャクの方へ向けて軽く手を振った。
手の動きに合わせて黒い霧か瘴気のようなものがぶわっと広がり、触手生物のぬめついた鈍重そうな体を覆っていく。

千早(……どうせ、ろくなことではないだろうけど………、状況が多少はマシになっただけでも、感謝、しないと……)

彼女のその行為になんの意味があるのかはよくわからなかった。
一時的にでも解放されたことで安堵した私は、少しでも体力や気力の回復を図るため、横になったまま目を閉じ、呼吸を整える。
手足の拘束はまだ解かれていない以上、この時点ですぐにできることはほかに、何も………

ぐちゅっ、ぶじゅっ、と大きな音がして、油断していた私のヴァギナとお尻になにかが侵入してきた。

千早「はぅぅぅぅっ!?♥♥♥♥や、ぁぁ、あああぁあんっっ!?♥♥♥こ、これぇ、っあぁ♥♥♥ふぁあぁぁ♥♥♥」

頭でなにか考えるとかよりずっと早く、私のヴァギナが悦び、入ってきたそれをぎゅうぎゅうと締めつけ抱きしめる。

千早(こ、れっ♥♥♥この、感じは♥♥♥っ、あ、ぁ♥♥)

叫んで叫んで、ようやく目を開けるのすら忘れていたことに気づいて、慌ててなんとかまぶたを上げた。
勝ち誇った顔の「総帥」が私を見ていて、さっきと同じイソギンチャクが、触手っ♥♥挿入してきてる、ぅぅ♥♥♥

千早「あはぁああぁっ、ひ、ぃや、あひぃぃ~~~っ♥♥♥♥♥う、うそっ♥♥こんにゃぁあ、あはああん♥♥♥」

響「さっきよりずーっといい顔になってるぞ、シャイニング・チハヤ。ごほうび気に入ってくれた?」

千早「あぅっ、やぁあんっ♥♥ふぁ、あっあっあっあっあーーーっ!♥♥♥やあぁ、いやぁああああぁーーっ♥♥♥」

響「ふっふっふ。千早が喜んでくれてるのよーくわかるよ、さっきまでと声の出方とか全然違うもん」

反論したりするどころか声を出す余裕もなくて、突き上げてくる触手の動きに身体も頭も激しく揺さぶられる。

千早(お、同じの、はず♥これだって一緒のはず♥何回も犯された、ただの、イソギンチャクっ♥♥のはずなのにっ!?♥♥♥)

おなかの奥がきゅんきゅんと音まで立てていると錯覚してしまいそうだった。
お○、ヴァギナの中へと触手が入ってくるたびに私の膣壁がもっと奥までそれを引き込もうと熱烈に歓迎して震え、
触手が逆方向へと出ていく動きを見せ始めると、行かないでと引き留めるように強く締めつけてしまう。

千早(いけないっ♥♥締めちゃだめ♥♥だってそれしちゃったらっ♥♥締めつけちゃったら、あぁぁ♥♥♥)

響「さっきのは空間転移と物体複製の応用、みたいなものかな。ちょっとややこしい魔法だけど、ほら、自分、完璧だから」

「総帥」がなにか、喋っている。どうやら、自分が何をしたのか説明している、らしい。

千早「あはぁあぁん♥♥♥聞きたくな、っあ、あ、や、そんなっ♥♥♥突かない、で、やめてぇっ!?♥♥♥」

それを聞かされるのだけは駄目、という直感があった。言葉にされたらきっと耐えられない。
でも、それ以上喋らないように頼み込むことすら、翻弄されっぱなしの私の身体は満足にこなせない。

響「あーごめん、確かにどんな魔法使ったかとかどうでもいいか。自分が何したかっていうと……」

イソギンチャクたちに執拗に、様々な手段で身体を弄ばれている間に、記憶が薄れてしまったと思っていた。
なのに、頭の方は覚えていなくても、私の秘部はしっかりと、それこそ身体で覚えてしまっていた。

最初にこの触手が入ってきて、私の熱くて狭いヴァギナの粘膜が包み込んだときに、本当はもうわかっていた。
言葉でどこがどうだなんて説明はできない、でも即座にわかった、だってあれは人生で初めて私の中に入ったもので、
そしてそのあと、いやらしい媚薬スライムに二人でまみれてるときも何度も何度も、私の中に入ってきた……

響「要は、イソ助の触手の先っぽに、春香のお○んぽの形をコピーしてみたんだ!千早ももう気づいてるよね?」

私がもう、身体で気づいてしまっていたことを………「総帥」が、嬉々として裏付けた。
それに合わせて中を犯す触手が、その形を私に思い知らせるかのように動き、ずぼずぼと激しく出入りする。

千早「ぅあぁっ!♥♥♥んはぁあっ、ああぁ~~~~っ♥♥♥きゃぅぅ、あぁあぁん♥♥♥」

私の処女を奪って、そのあとも何度も私を犯し中に射精した春香のお○んぽにまた奥深くまでずっぷり犯され、
我を忘れて思いきり喘いでしまう。この形っ、忘れてない、忘れられるわけない、っ♥♥

私がはしたなく悲鳴をあげて身体をくねらせるのに気をよくしたのか、
イソギンチャクは春香のおち○ぽ触手をぐにゅぐにゅとうねらせ、私の中をかき回して責め立てる。

千早「やっ♥♥はあぁん、らめぇぇぇっ♥♥♥春香じゃ、ない、春香じゃないのにぃ!?♥♥♥」

トレードマークの赤いリボンを巻いた茶色のさらさらの髪も、緑色のきらきら輝く瞳も。
私よりずっと見事なプロポーションの身体も、ちょっと音程は怪しいけど素敵な声も。
ここにはどれも存在していない、春香はここにはいない……私にのしかかってなんかいない、のに♥♥

千早「これっ触手っ、んんんっ♥♥♥あはぁ♥♥ぬめぬめの触手なのにぃぃっ!♥♥♥うぁあっ、くふぅぅぅん♥♥♥」

響「そうだぞ、今千早のお尻とお○んこじゅぽじゅぽしてるのはイソ助の触手さー。『気持ちよくなんかにゃい』でしょ?」

千早「あんっ♥ひぁああぁっ♥♥♥こんなぁっ♥♥気持ち、ぃ♥♥よ、くあひぃあぁ!?♥♥ひぎぃぃぃぃぃっ♥♥♥」

いったん私から離れていたらしい吸引責め触手が、両方の乳首とクリトリスに今度はいっぺんに食いついた。
吸引穴をぶちゃぶちゃと開閉させて、まるで、春香に唇ではむはむって挟まれてる、みたい♥♥

響「ああ、当然だけど吸う用の触手とかはそのまま残しといたよ。ちゃんと気持ちよくなってもらいたいからなー」

千早「あぁうぅっ、くひぃいぃ♥♥♥いっぺんなんてっ♥♥じゅるいぃ♥♥さっきは左だけっ、してくれなかったくせにぃぃっ♥♥♥」

響「あっはは、乳首いじめてもらえなかったのそんなに辛かったんだ!改めて全部やってもらえてどう?」

千早「どう、って♥………んはぁぁ♥♥♥そんにゃ、のっ♥♥らめぇええ♥♥♥吸うのとじゅぽじゅぽ同時らめええ~っ♥♥♥」

ずんっ、ずんっ、と春香のお○んぽ触手が私のお○んこの奥に響くくらい深く入ってきて、ノックを繰り返す。
その「ず」んっ、の頭拍のタイミングで吸引責め触手にクリトリスをきゅっと吸い上げられ、
お○んこが勝手にきゅっと締まり、中に入っているお○んぽ触手にご奉仕してしまうのを止められないぃ♥♥

千早「いやぁあっ♥♥♥相手っ、イソギンチャクなのに♥♥触手でレイプ♥♥されてる、のにぃ♥♥♥お○んこ締めちゃううっ♥♥♥」

私の目の前にいるのはいやらしいイソギンチャクで、そいつの頭から伸びた、粘液でぬらぬらと光る触手が私を犯しているのに、
でも私のおま○こやお尻をぐりぐりとえぐる形は確かに春香のおち○ぽで……もう、何が現実で本当なのか、わから、ない…

千早「やめてぇぇ、抜いっぐむぅっ♥♥んんぅぅーっ♥♥♥ん、あぁ、は、こぇっ、はゆか、の、むぶぅ♥♥♥」

叫んだ口にいきなり触手をくわえさせられて、でもそれもやっぱり私の口がはっきり覚えている春香のお○んぽで、
お○んことお尻と口を全部春香に犯されている気がするのに、春香はどこにもいなくてイソギンチャクだけがいて……
混乱しているうちに口の中の触手が前後にずちゅずちゅと動き始め、なし崩し的に口での奉仕を強要される。

千早「ぷ……ぁ、は、っ♥♥れろ、んちゅっ………♥♥ずじゅっ、ん、んうっ、ちゅぱっ……ふぅ、んん♥♥♥」

やり方はわかっている。口をすぼめて吸い付き、唾液をたっぷりまぶしつけ、歯を立てないように、舌でちろちろとなぞっていく。

千早(この形、太さも、っ♥間違いないっ、春香の、春香のおち○ぽ♥♥♥いっぱい舐めたのとおなじぃっ♥♥やっぱり春香のっ♥♥)

目の前でイソギンチャクが触手を動かして、それが口に入ってるのは見えてるのに、どうしても受け入れられない……っ♥

私が夢中で舐めている、口を犯している春香のお○んぽがぶるりと震えた。

千早(わかる、これも知ってるっ♥♥出しちゃいそうな時の春香のサイン、っ♥♥♥もう出るのね、出ちゃうのね♥♥♥)

10回と言わず飲まされたからわかっている。もうすぐ口を、また春香のお○んぽ液でいっぱいに、されてしまう♥

ついに限界を迎えたのか、私の舌を振り切って口の中のお○んぽが動いた。
口の中ぜんぶを穴がわりに使って激しく出し入れされる。これもやっぱり春香といっしょ、春香とおなじ♥♥
お○んぽは最後に私ののどの近くまでぐいっともぐり込んで来ると、ぶるぶると大きく震え………
そして春香のおち○ぽは、私の知っていたのよりずっと多い……熱くてどろどろの粘液を、私の口のなかでぶちまけた。

千早「んくっ、んくっ♥♥♥………むっぐ!?♥んんーーーっっ!♥♥♥ふがっ、あ、むごぐっ♥♥♥んぐ、ごきゅっ、こくっ、ん、ん♥♥」

これだけ多いとまずはいくらか飲んで減らさないといけないが、それにしても、これ、は……♥♥

千早(量が、多いぃっ…、こんな♥多すぎる♥♥♥それにおなか熱いっ!?♥♥違う、これ違うぅっ♥春香のじゃない♥♥♥)

胃に落としたそばから胸の奥あたりが、それどころか粘液がすべり落ちたのどにまで火がついたみたいだった。
春香にどれだけたくさん犯されても飲まされても、こんなことになった覚えはない…これは、あの………

千早(いやぁあ♥♥♥春香のお○んぽなのに媚薬粘液出してるぅぅっ♥♥♥だめなのに♥♥♥やめられないぃっ、飲むの止められないぃ♥♥♥)

気づいたところで遅かった。こんなのおかしい、春香のお○んぽの形してるのに……春香のおち○ぽじゃないなんて、ずるい♥♥

そうしているうちにお尻とお○んこが、さっき感じたのと同じぶるぶるした震えで揺らされた。
これもやっぱり何度も何度もされたからわかる、春香が私の中に、出したがってる♥

千早(ああ、でもこれほんと、は……♥♥♥イソギンチャクなの、にぃ♥♥♥触手♥なのに、媚薬粘液♥♥注がれちゃうのにっ♥♥♥)

春香が射精する直前の愛おしい脈動がお○んこからもお尻からもびくびく伝わってきて、頭の中がぐちゃぐちゃになる。
粘液このまま出されるなんて絶対だめなのに、でも春香お○んぽなんだから絶対このまま出してほしくて。

でも、手も足もぎちぎちに縛られている以上、私にはなんの選択権もなかった。
期待と不安で胸を高鳴らせて見ていることしかできない私の目の前で、前後のお○んぽ触手がずちゅずちゅとピストン運動の速度を速めていく。
思い出したように口に入っていた触手が抜け出ていって、口こそ自由になったけれど、せいぜい喘ぐことくらいしかできない。

千早「うぁっ♥ぁああぁっ♥♥はうぅぅんんっ!♥♥あ、は♥っ、らめぇ、あっ、はんっあぁああっ♥♥♥らめっ、らめ♥♥」

なにが駄目なのか、なにを拒んでなにを受け入れたいのか、もう自分でもわからなかった。
奥まで深く春香お○んぽに入り込まれるたびに私はいとも簡単によがらされ、自由にならない身体を必死でよじる。

そしてついに、イソギンチャクが私のお○んことお尻に激しく出し入れしていた触手をいったん大きく引くと、
思いきり勢いをつけて一息に、深々と私の両穴の奥底まで嵌め込んできた。

千早「あひゃぁああぁっ♥♥♥深、っい、深いぃっ♥♥あ、あ♥♥春香じゃにゃいっ♥♥♥これぜったいはるかじゃないいぃっ♥♥♥」

形は絶対に春香のお○んぽなのに、こんな奥まで、子宮の入り口に届くまで♥っ、なんて、春香にしてもらったことはなかった。
わかっていたはずのことを改めて身体に思い知らされ、絶望する私への追い打ちとばかり、射精が始まる。

ぼびゅっ、ごぶびゅるる、どくん、びゅびゅっ、どびゅるっ………

千早「ひぁああぁ♥♥♥あああぁんっ、んぁああぁぁあぁああ~~~~~~~っっ♥♥♥♥」

子宮口にぴったりと春香のお○んぽがキスをして、お尻のほうと同時に、春香のときとまったく同じびくびくした跳ね方で射精を始める。
でも、子宮の壁をぶちゅぶちゅと叩く熱さは、もう何度も味わわされたイソギンチャクの媚薬粘液のそれだった。
天国と地獄の快楽を同時に、すっかり敏感にさせられた大事な二つの穴の中で思い切り炸裂させられ、
ここまで必死に保ってきたはずの私の意地も、自制心も………一緒にごくあっさりと、あっけなく炸裂した。

千早「はるっ、春香じゃ♥ないのにぃ♥♥♥イソギンチャク♥なんかにっ、ひゃんん♥♥♥気持ち、よくされるなんて、はぁん♥らめぇ♥♥♥♥」

ついに自分から快楽に溺れていることを認めてしまった背徳感と解放感がないまぜになって、背筋がぞくぞくするのが止まらない。

千早「あ、あひぃ、らめっイっちゃう♥♥♥♥らってぇっ気持ちいい♥♥きもちいいのぉ♥♥♥媚薬粘液注がれてイくぅぅぅううっ♥♥♥♥♥」

絶頂の瞬間、目の前が真っ白になり、自分の叫ぶ声もひどく遠くに聞こえ、お○んことお尻でお○んぽ触手が震えているのだけがはっきりと感じ取れた。

千早「やぁあぁっ♥♥♥まだ出してっ♥♥出されてるっ♥♥♥♥なかで、びゅくびゅく♥って、ふぁぁ、あぁっ♥♥♥♥」

一度、諦めて、叫んでしまえば、あとは坂を転がり落ちるようだった。
意識するより早く、あさましい言葉が次々と勝手に私の口から、のどから飛び出していく。

千早「あぁあ、あ、っはぁあんん♥♥♥♥やぁ♥♥らめまたイきそ、っ♥♥♥イくっお尻イく♥♥♥触手にイかされちゃうぅぅ♥♥♥♥♥」

何度も注がれてよく知っているはずの媚薬粘液を、お尻の中の春香お○んぽ触手が
ぐちゅくちゅと強くかき混ぜて塗り伸ばす感触、それだけで私は2度目の絶頂にたやすく押し上げられてしまう。

響「わ、もう2回もイっちゃったの?よっぽどガマンしてたんだね、シャイニング・チハヤ」

千早「いや……ぁっ♥♥ 言わないれ、ぇ…………♥あ、あぁ♥♥ひんっ、や、はぅうん♥♥」

お尻だけでなくお○んこでも、射精を終えた触手が小刻みににちゅにちゅと蠢いて、そのたびに私は全身を跳ねさせる。
わざとらしく驚いた表情を作って話しかけてくる「総帥」への返事も、すっかりとろけた声になってしまっていた。

それからもう少しして、ようやく気が済んだのか、イソギンチャクは私の前後の穴から触手を引き抜いた。

千早「ひ……ぁあ、ん♥おひっっ♥♥あ……やん♥っ、止まらな、ぃぃ……♥」

出ていくその動きに連動して、なみなみと溜まっていた白濁粘液が掻きだされ、私のお尻の下に小さな白い水たまりを作る。

V字開脚で手は上げたまま寝転ぶポーズをまだ強制されているせいで、ほとんど身体が休まらない。
せめて呼吸くらいは整えようと、できるだけ意識しつつ、私は深呼吸を繰り返す。

響「さ、そろそろいいかな。そしたらぱぱっと次いこっか!」

………………………………つ、ぎ?

「総帥」の言葉の意味が初めは本当に理解できず、そしてまた私は歯の根が合わなくなり始める。

響「安心して。シャイニング・チハヤのために自分、待ってる間で『全員分』の触手を『同じ形』に作り替えといたぞ」

床に転がったままの私の身体の上を、空中で踊り狂う細いなにかの影が何度も走る。
しゅるしゅる、にゅるにゅる、という音に、液体を噴出する汚い音がたまに混じり、じわじわと近づいてくる。

千早「らめぇぇ………♥私っ、まだ、イったばかりなの、に……♥♥ 許して、今は許してぇ……!」

響「だーからー、前提忘れてないかー?これシャイニング・チハヤへのオシオキなんだからね?」

たぶん顔面蒼白になっているだろう私を見下ろし、腰に手をあてた姿勢で「総帥」が言う。

響「許してって言われてやめるくらいなら、最初からやんないよ。わかったら、たっぷり反省するんだぞ」

何か言おうと思うのに、震えてしまって言葉が出ないうちに、イソギンチャクの群れが再び私を取り囲む。
無数の触手が私の身体に伸びてきてようやく、声が出せるようになって、そしてもちろん遅すぎた。

千早「やめて、来ないでっ……い、いや、イソギンチャクはいや、触手もういやぁ…………いや、放して、いやっ、いやぁああぁあああぁ!!!」

すみません、今回ここまでです。

週末に安価………
大丈夫、明日の夕方くらいまでに溜まってるぶん全部終われば夜に安価出せる可能性はまだ………

正直申しまして相当に厳しいです。本当にごめんなさい。
実力以上のことを言うものではありませんね、身にしみました。


そろそろほんともう本編書きたい。書くべき。
いやエロはエロで書いてて楽しいし楽しいからこそこんな引っ張りまくってるってのは確実にあるんですが。


>>769
>>542を最初に見た時点でほんとはわかってました。
リクエストとしては寄生触手の方がメインで、触手で嬲るってのはそのついでみたいなものだって。
ただクールな千早を触手で徹底的に嬲るシーンはきっと(>>1が)めちゃくちゃ滾るだろうなと思ったんです。
滾った結果がこれです。次こそきっと埋め込みます、あとちょっと待ってください。



これだけ量を書いておいて今回の千早触手凌辱は実用性とか出来とかの面で不安…
というか、本人も理由がわからない漠然と首を傾げたくなる感があるような、ないような。

なのでもしよろしければ、ここは好きだとかここはダメだとか、感想とかください(直球)

乙です
相変わらず描写が濃厚かつ各人の心理が書かれてるのが好みですね

前に言っていた怪人ですが、麻痺毒持ちかつ足が多くてスライムに近そうな軟体のクラゲ怪人とか
ベタですが糸で拘束プレイとか出来そうな蜘蛛怪人とかどうでしょうか?
後、脳改造された催眠が使える強化戦闘員とかで羞恥プレイとかを
本人にそのつもりがなくてもやってもらうとか…?
(戦うためにはノーパンにならないといけないとか、戦闘自体を相手とセックスする事と誤認識させたりとか)
書く際にネタとして使えそうなら参考程度にしていただければ幸いです

文章は面白くて凄いけど…ハート文字が多すぎてチカチカする

週末に安価出すどころか前回時点で次回予告も忘れてる体たらくで申し訳ありません。

今日はちょっと時間等取れないため、火曜7日もしくは水曜8日夜に次を投下予定です。
もちろん今度は嘘ではなく。

>>785
蜘蛛もクラゲも(もちろんド定番イカorタコでも)拘束・毒・いかにもな見た目と揃っていて>>1の趣味的には大変によろしいです。
特殊技持ちとか、あるいは単純に肉体強化済とかの戦闘員もいいですね。雑魚と油断してたら、的な美味しさ!

ただ、あくまでご自身の妄想、「お前の趣味とか知らん俺はこれが見たいんじゃー!」というやつを優先しちゃってください。
どのみち今回よろしく時間はかかりますが(ゲス顔)


>>788
そしてぐうの音も出ない♥大杉問題。ご指摘ありがとうございます。
今まで特にツッコまれないことに胡坐かいてましたが普通に過多ですね。

これまで書いていたところでは、だいたいの感覚として

 ♥が0~1個:エロ前半 2~3個:中盤(挿入なしならここが上限) 4~6個:絶頂間近~絶頂

という感じでしたが、今後は全体的に減らす方向で行こうかと。

ただ、全くなくす、というのは考えていません。また現在のちーちゃん責め終わるまでは上の基準でいきます。
文章でのエロ描写で♥使うのは甘えとわかっちゃいるものの、好きなんです。そこはどうかお許しあれ。



最後に、しかもまとめてのお返事で恐縮なんですが、
千早いじめ(性的な意味で)に関してのご感想、本当にありがとうございます。

自分にとっては実用的なものをしこしこ書いているので楽しいは楽しいものの、
これってほかの方にとってはどうなん?と常々不安なため、非常に励みになります。
エロ描写の分量が多いことが数少ないウリなので、一部でも気に入ったと言っていただけると冥利に尽きます。
なのでもっとくれてもいいのよ(チラッ

今回でいえば、春香○んぽコピー触手で千早快楽堕ちの流れ、書いてる間は最高じゃん!と思ってたんですけど
投下したあとで良く考えたらこれ喜ぶの自分だけなんじゃないか…?と頭を抱えてたので、うれしい。

千早さんは最初、触手凌辱に耐えるために半ば仕方なく「春香にされたことのほうがマシ」と言い聞かせてたはずが
だんだんガチっぽくなってきてるのが自分でもやや想定外ですが、これはこれで美味しいから大丈夫だと思います。


次回でシャイニング・チハヤ凌辱がようやく一区切りになる予定でございます。そうなってようやく安価4/5完了。
もうしばらくおまちください。



※ところで、怪人を妙に推しているのは>>1が責め役が喋るの好きだから、というのが大いにあります。
 今後、特に指定なしで怪人や戦闘員云々の安価が飛んできた場合、ほぼ間違いなく凌辱しながらべらべら喋りますので
 凌辱担当がしゃべるの好きじゃない、という方はその旨安価の際にご指定ください。

待っています。自分のペースで続けてください。最後までついていきます。
ところで三代目の得意分野は何でしょうか?自分の妄想は構想していますが、三代目とそれが合えばもっと良いものができそうなので。問題なければお答えください。

※今回も日付変更コースっぽいです、毎度ごめんなさい、ちょっと待っててくださいね

>>790
今まででもう伝わってるかとは思いますが、得意分野というか好きなのは異種姦。
っていうか触手です。あとスライムもいい。
初代スレを見始めたのも当然「魔法少女凌辱→ならば触手が出てくるに違いない!!」と思ったせいです。

そのわりにボテ腹白目アヘ顔産卵丸呑み貫通辺りはどれもピンとこないみたいな感じでストライクゾーンが狭いし
濁点の多い喘ぎ声とかも苦手なので今回は本当にもう自分の趣味全開です。
ハートマークしかり媚薬粘液で処女喪失から気持ちいい♥みたいなご都合展開しかり。

ただ、再三同じことばかり言っておりますが、
>>790さんもほかの方も「ご自分の妄想だけを何よりも優先させてください」!
こっちのことはあんまり気にしなくて大丈夫です。

千早「うあ……っ!?や、やめ、くうっ……」

連続でイかされ、横たわったままほとんど動かせない私の身体を、イソギンチャクの一匹が乱暴に引きずり上げる。
すかさず触手で後ろ手に縛られ、脱力したままの足先が少し浮くくらいの高さまで吊り上げられた。

千早(あ………んん、っ♥♥ いやぁ…… 入りきらないのが、溢れてっ………♥)

体を起こされたことで、私の前と後ろ、両方の中でしつこくかき混ぜられて泡立った媚薬粘液のこぼれる勢いが増す。
白い筋を描きながら太ももの内側をゆっくりと伝って流れ落ちていく感覚に、小刻みな震えが止まらない。

見渡す限り私の周囲を埋め尽くしたイソギンチャクたちが続々と、全方位から距離を詰めて来ていた。

千早「許して………今は、だめ……ぇ♥ イったばかり……なの、まだ、身体敏か、んんぅん♥♥っ、ぁ、ぁあぁぁ♥♥♥」

お尻に、後ろからぶにぶにした熱い肉の塊が触れたかと思うと、奇襲に息を呑む間もなくぐいぐいと力を込められる。
すんなり受け入れるのだけはごめんだった。私は必死でお腹に力を入れて侵入を拒もうと、せめて遅らせようとしたが
でも絶頂させられた直後の身体はまるで言うことを聞いてくれず、なんの抵抗にもならないまま悠々と深くまで潜り込まれる。

そして私は………それがずぶりと体内に、お尻に入ってくる感触だけで、また、あっさりと、絶頂させられ、そう、に………♥♥

千早(お、おしり………ぃぃっ♥♥♥いや…ぁ、このままじゃ、っ♥♥またイっちゃう……♥♥♥イかされて、しまうぅ♥♥♥)

見なくても、わかる。拘束しているのとはまた別のおぞましいイソギンチャクに背後から挿入されていて、
ずぷずぷとお尻の中を進んでくるのは、その体から生えている汚らわしい触手に間違いなかった。
………その、はず、間違いないはずなのに、それに春香が私のお尻を犯してくれたことなんて一度もないはずなのに、
身体が、お尻に春香のお○んぽが入って来た、って勝手に信じ込んでいる……こんなに容易く認識を、意識を、狂わされて……!

千早「らめぇっ♥♥触手、これイソギンチャクっ、触手♥♥…、なのぉ……♥春香の、おち○ぽじゃにゃいっ♥♥♥の、にぃ…!♥♥」

こんな単純な事実ですら、口にしていないと理性までがあっさり身体に騙されそうで、私は言葉を必死に絞り出す。
でも、その些細な抵抗でさえ、お尻の中の触手が前後し始めるだけですぐに続けられなくなってしまう。

千早「んあぁあっっ!?♥♥やぁ、動かな……い、で、んひっ♥♥♥今、いま、されちゃっ、たらぁ……!♥♥」

ついさっき吐き出された媚薬粘液の大半はまだ私のお尻とお○んこの中に残っていて、
後ろの穴を犯す春香おち○ぽ触手が、ゆっくりと力強いストロークで、ねとねとの中をかき分けて行き来する。
その出入りする動きと肉茎の太さのせいで、お○んこの方に残っている毒液まで押されて出されてきてしまい
ぶじゅぅっ…とみじめすぎる音を立て、そして私の太ももを伝い落ちる白濁の筋が増えていく。

ぐちゅぽっ、ぶちゃぁ……っ、じゅぷっ、ぶちゅ………じゅぶっずちゅずちゅずちゅずちゅずちゅぅ!

千早「あ、ぁ♥♥やっ…やぁっ、あん、はひぃ♥♥はげしっ……♥♥♥あ、ぁ、らめ♥♥らめっ♥♥らめっらめっ♥♥♥」

私の言うことなんて完全に無視して、お尻を掘り返している触手が徐々に動きを加速させる。
その激しい動きといやらしく響く音のせいで、私の身体じゅうがまた凄まじい勢いで燃え上がらされた。

千早「こ、こんなぁっ……!♥♥♥うそっ、うそ♥♥お尻ぃ……、だけなの、に♥♥♥触手はいってるのお尻っ、お尻だけなのにいいっ♥♥♥」

まるで代わり映えしていないはずのイソギンチャクの責めにあっという間に追い詰められ、我を忘れて声を上げてしまう。
一呼吸遅れて、自分がどれだけあさましいことを口にしていたのかに気づき、顔から火が出そうになったそのとき
お尻の奥まで入り込んだ春香のお○んぽ触手がどくんと大きく震え、私の中で膨らんだ。

千早(あ、あ、これ、また♥♥♥くるっ、媚薬粘液来てっ、しまうぅっ……♥♥♥熱いのお尻にだされちゃうぅ♥♥♥)

これからされてしまうことを想像しただけで動悸が激しくなって、耳の中に心臓を詰め込まれたみたいに感じる。
強く奥歯を噛みしめ、耐えられる、耐えなきゃ、と必死に理性が叫んでるのに、心のどこかがもう、密かに期待してしまっている…♥

そしてすぐに煮えたぎった濁流をどくどくと思いきりお尻の奥でぶちまけられて、お腹の中だけじゃなく
ぎゅっと強くつぶった瞼の裏まで真っ白に染め上げられた瞬間、私は私の身体にあっさりと裏切られた。

千早「あ、あっもうらめぇ♥♥♥イってる、私イかされてるっ♥♥♥♥♥おひりぃぃ♥♥♥♥イくっイってるのにまたイくぅぅっ!♥♥♥♥♥」

叫び声を自分で聞いてようやく、その恥ずかしい声を上げているのがほかでもない私だということを認識する。
自分のお尻がびくびくと歓喜に身を揺すっているのがわかり、見えてもいないのにそのさまが目に浮かんでしまう。
流れ込んでくるイソギンチャクの媚毒を私のお腹は悦び勇んで飲み干し、奥へ奥へと取り込もうとするかのように震える。

千早(イかされ、た……♥♥♥♥またイかされたっ♥♥♥♥お尻だけなのに♥♥♥春香じゃなくて触手なのにぃぃ♥♥♥♥)

春香の助けがないだけで、それに形のみが春香なだけで、私の身体はひとたまりもなく快楽に屈服してしまう。
そのことを身をもって思い知らされて、屈辱と絶望と、そして悦楽で、全身が震える。

注ぎ終わって気が済んだのか、私の中を埋めている触手がじわじわ引き抜かれ始め、その摩擦ですら気持ちいい。
………でも、まだ抜けきってもいないのに、次のイソギンチャクが近寄ってくる気配がして、そして、

千早「ぁぁあ……んんんんんっ♥♥♥♥♥ あ、あ、いや、ぁ今は、いまはらめっぁあぁああっっ♥♥♥♥♥はひっ、ひぃぃいい♥♥♥♥♥」

お○んぽ触手をお尻から引き抜かれる刺激でイかされ、次の触手を挿入された衝撃だけでイかされ、そのまま奥までえぐられてイかされた。
こんなので感じたらいけない、イってはだめだとわかってるのに、止めたいのにっ、止められない♥♥

千早「やめてっ、許して♥♥♥♥まだイったばかり、ぁああぁ!♥♥♥あはっ、はっ、あぅ、あ、あ!?♥♥♥あっああっらめらめえぇ♥♥♥」

私をイかせる回数を競ってでもいるかのような勢いで、お尻を犯し始めた2匹目のイソギンチャクが荒々しく触手を抜き差しする。

抵抗もできない私に残された道は、せめて、これがほんとうに春香だったら、と現実逃避を始めることくらいだった。

………………
…………
……

千早「んほぉぉっ♥♥♥♥あひっ♥んはあぁ、あひぃぃまたイく♥♥♥イっちゃうぅぅっ♥♥♥」

太ももやすねに巻き付いた触手に足を大きく開かされた姿勢で、千早は宙を踊らされ続けていた。
その周囲を取り囲むイソギンチャクたちは思い思いに触手を振るい、顔や胸や背中など所構わず粘液を吐きかけたり、
乳首やクリトリスはもちろん、それ以外の腋やおへそにまで吸引責め触手を吸い付かせたりして、常に千早の身体を昂ぶらせる。

歓喜の声を抑えられず、涙までこぼして身体をくねらせる千早の顔に、先端がノズルのように細まった触手が忍び寄った。

ぷしゅぅぅっ!

千早「あ、あ、あ!?♥♥♥ま、また、ガス………っ♥♥♥いやぁぁ、これらめっ♥♥♥これ吸わされたら…ぁぁ♥♥♥」

細く開いた触手の先の噴出口から少しだけ白く色づいて見える気体が発射され、千早の顔に吹き付けられる。
一瞬遅れて接近に気づいた千早は首を振って逃れようとしたが、ガスである以上完全に振り切ることは不可能で
いくらかの量を吸い込んでしまい……直後、身体ががくがくと震えるほどの性感の高まりに襲われる。

千早(もう…私♥♥からだ狂わされてるのにっ……!♥♥♥頭、もっとぼーっとして、しまうぅ♥♥♥)

イソギンチャクの体内で粘液漬けにされたときにも吸わされた催淫ガスに気管から肺まで犯され、千早の意識が朦朧とする。
千早がすでに上の口でも下の口でも、それに後ろの口でも大量に飲まされている媚薬粘液と基本的な成分は同じだが、
催淫ガスは依存性がほとんどない分即効性に優れており、千早の肉体と理性の両方をさらに蕩かしにかかる。

ほとんど用をなさなくなっているシャイニング・チハヤの衣装、その青を基調としたスカートの下に触手がもぐり込んでいた。
1本だけのぞいているそれが繰り返し突き上げて侵入し下がって後退する動きと、千早の嬌声がぴったりシンクロする。

千早「も、イかせないれ、お尻っもうやらぁあ♥♥♥おしりイきたくないぃぃっ♥♥♥イくのいやっ、や、ぁ、ぁああぁあーっっっ♥♥♥♥♥」

響「おー、ははっ、すごいぞー。イソ助たち、そーとーシャイニング・チハヤのこと恨んでたか、それとも興奮しちゃったかな?」

ブラックジャンボ総帥の見守る前で、ずちゅずちゅと触手に尻穴を掘り返され、青色のマジシャンがまた屈辱の肛門絶頂を迎えた。
千早が長く尾を引く絶叫を上げて身体を震わせるのにも取り合わず、イソギンチャクはさらなる抽送を加えて責め立てる。
ひくひくと開いた口を晒している千早の膣口からは、断続的に透明な液体がぴゅっ、ぴゅっと勢いよく飛び出してきていた。

響「しっかし、お尻でそんなにイっちゃって、潮まで吹いちゃってさー………もしかして千早もヘンタイなの?ふふふふ」

媚薬粘液と催淫ガスが十分すぎるほど効いているのは確かとしても、予想以上の好反応を目にして
お尻が弱い銀髪の幹部候補のことを思い出してにやけつつ、響は千早に問いかける。

千早「だって、らってぇ♥♥♥これ、はるかっ、春香だかりゃぁあ♥♥♥しょくしゅじゃないっ春香だからぁ、あぁんっ!♥♥♥♥」

何匹になるかもわからないほど大量のイソギンチャクたちに、春香の疑似ペニスを模した触手で徹底してアナルのみを犯され続け、
その強烈で背徳的な肉悦に千早は今やすっかり錯乱させられていた。おそらく最初は自己防衛のために始めたのであろう
自身に肛虐を加え続けているのが春香のモノである、といういびつな自己暗示が、徐々に千早の中で現実にすり替わりつつあった。

響「そーか、それならしょうがないよなー。春香のお○んぽだったら気持ちよくてもしかたないもんね?」

だが響はその明白な誤りを否定しないどころか、静かに微笑むと優しい声で主張を認めてやり
わざわざ親切にも安心させてやるかのように千早の錯覚に話を合わせる。

千早「そ、そう仕方ないっ♥♥、仕方ないの♥おしり気持ちいいのもイかされるのもしかたないのっ♥♥♥んんっまたイくぅぅっ♥♥♥♥」

思いもかけず与えられた免罪符に、すっかり判断力の鈍った千早は一も二もなく飛びついた。
改めて口にして認めたことでより意識が向いてしまったらしく、触手をくわえこまされたままの菊座がひくつく。
注がれ続けてどろどろにぬかるんだ後ろの穴からは、触手の栓をされていても出入りのたびに媚薬粘液が糸を引いて滴り落ちていた。

響「うんうん、そしたら、もっと気持ちよくなれるようにしてあげなくちゃ」

千早「え…っ、 きゃっひぃぃぃんっ♥♥♥♥あ、っっ、ひあぁあぁーーーーーっ!♥♥♥♥♥」

響がにっこりと笑った瞬間に、尻穴責めをしているのと別のイソギンチャクが千早の膣穴に触手を潜り込ませると抽送を始め、
予期していなかった急襲を受けた千早は思い切り背をのけ反らせ、まず入れられた感触だけでひとたまりもなく絶頂に達した。
それまでずっと放置されつつもとろとろに出来上がっていた秘所は、暴力的な侵入をも易々と受け入れたのみでなく
柔肉で触手をしっかりと包み込み、しばらくご無沙汰だったその愛しい形状を歓迎するように震える。

響「千早、お尻じゅぼじゅぼ犯されただけでイっちゃうなら、おま○こも一緒に犯してもらったらもーっといいでしょ?」

千早「や♥♥♥ま、って♥♥♥♥きもちい、っけど良すぎるぅっ♥♥♥これらめっおかひくなるっ、イくっイくぅぅぅ!?♥♥♥♥」

膣穴を貫かれたその刺激だけで上りつめてしまい、今またずぽずぽと中を擦りたてられるそのストロークで意識を飛ばされかける。
さらにここまでの間、延々可愛がられ続けた尻穴も粘液ごと激しく撹拌され、そちらから伝わる激震もいつまでも終わらない。
前後の肉壺を奥深くまで理想的なかたちの肉にほじられ、千早の精神は混乱の極致に達していた。

千早「イくっお尻イくっ♥♥♥お○んこもイかされてるぅ♥♥♥♥イってるのにイっちゃう♥♥♥♥どっちでイくのかわかんにゃいぃっ♥♥♥♥」

響「そんなに喜んでもらえたら自分も嬉しいさー。いやー、さすが千早はどうしようもないくらいえっちで淫乱だなぁ」

響はあくまでゆったりと優しい声のままで、連続絶頂に身体を跳ねさせ、悲鳴を止められない千早に話しかける。

千早「そ………そんなっ♥♥♥私は、淫ら、んんんっっ!♥♥♥なんか、じゃ、ないぃ♥♥♥」

響「隠さなくていいよ。シャイニング・チハヤは触手で犯されてイきまくっちゃう淫乱マジシャンだって、もうぜーんぶバレてるんだから」

どこまでも声の調子を変えることなく、にこにこと笑ったままで、反論しようとする千早を相手に響は同じ宣告を繰り返した。

千早「ちが、う♥♥♥ちがっ、私、イって、イ……らめっ、らめイくぅぅっ♥♥♥♥あ、い、いまはらめっ止まってぇぇ!?♥♥♥♥」

響「あはは、ほーら、イってないなんて大ウソつこうとするからだぞ。早いとこ素直になっちゃいなって」

千早がほんの少し正気を取り戻しかけたところで、見計らったように前後の触手が奥をぐりぐりとこね回した。
何も言えずに震えるだけになった千早を見下ろして、響はあくまで笑顔を絶やさずに言葉を続ける。

響「形は一緒でも触手に気持ちよくされてるなんて認めるのやだから、千早、これは春香のお○んぽだー、って思い込んでたんでしょ?」

響「自分としては、春香にお尻をずーっとじゅぽじゅぽされてイきっぱなし、って方がどうなのかなぁと思うけど……」

千早「はぁっ、はーっ……♥♥♥! や………やめて、おねがい、言わないでぇ…………♥♥」

いつの間にか、響が話す内容をしっかりと聞かせるためか、イソギンチャクたちは千早に対する責め手をほぼ止めている。
視線を響に向けることすらできず、力なく拒絶の言葉を繰り返すだけの千早に響は微笑みかけ、そして言った。

響「恥ずかしがらなくても大丈夫さー。自分はいいと思うよ?仲間のお○んぽと触手がだーい好きな変態シャインマジシャンがいても」

響「ただまあ、それならそれで、改めて立場をわからせてあげとく必要があるかな」

響「シャイニング・チハヤはイソ助たちにもいいようにされちゃって、しかもそれで気持ちよくなっちゃう淫乱マジシャンだ、ってことを……ねっ!」

そう響が言い終わったのを機に、中断されていたイソギンチャクたちの責めが一斉に再開される。

千早「ひっ、や……ああっ、いやぁああぁ~~~♥♥♥♥も、もういやっ、あっ、あ、くひぃいぃぃっ♥♥♥♥」

両方の秘穴を深々と耕す前後運動がまた即座に始まり、千早はそれぞれの最初の一突きだけで軽々とイかされてしまう。
ずっと嬲られ続けていたところになまじ小休止を挟まれたことも、響に理解を示されたことも、千早にとってはすべて地獄でしかない。

シャイニング・チハヤにその身体がどれだけ快楽に従順なのかを教え込もうと、イソギンチャクたちがたくさんの触手を伸ばしていた。
粘液を吐き出し、体をこすりつけ、乳房をはじめとする千早の身体のあらゆるところに巻き付いて締め上げ、
むせ返るほどの催淫ガスであたりを満たし、寄り抜いた敏感なポイントには熾烈な吸引責めを加える。

千早「いやぁ♥♥♥やらぁああ、しょくしゅ、らめぇぇ♥♥♥♥イソギンチャクなんかでイきたくないぃっ♥♥♥♥♥」

形状だけが春香のモノと同一であるにすぎないイソギンチャクの触手に凌辱されてずっと身体も心も悦んでいた、という
単純ながらこの上なく屈辱的な事実を響から改めて突きつけられ、叫ぶ言葉とは裏腹に、千早は心までほとんど屈服してしまっていた。

千早(私は…っ、春香を、言い訳に使っていただけ…♥♥♥だって、触手を春香のかたちに変えられる前から、もう………っ♥♥♥)

認めれば認めるだけ、被虐の悦びがぞくぞくと千早の背筋を這い上がり、子宮を疼かせる熱がいっそう燃え盛っていく。
その心の動きと身体の反応を察知したかのごとく、両穴を責める触手が同時に千早の一番深いところまでもぐり込むと
濃厚な媚薬粘液を千早の子宮と直腸を満たすほど注ぎ込み、同時に理性の最後の堤防まで押し流した。

千早「あ、あ♥♥♥♥イくぅぅっ♥♥♥♥♥触手きもちいいっ、んぅぅ♥♥♥♥媚薬粘液好きぃっ、触手に出されるのすきぃっ♥♥♥♥」

千早「はぁあんっ、らめっまだイってるっ♥♥♥♥マジシャンなのにわたひイソギンチャクにイかされてるぅぅ~~♥♥♥♥♥」

千早「らめなのに気持ちいいのっ♥♥♥♥あはっ、まだ触手なかでぐちゅぐちゅってぇ♥♥♥♥あぁ、んぁあぁぁぁああぁああぁ♥♥♥♥♥」

二穴を塞いでいる触手は吐精の脈動を続けていて、それ以外の触手もめいめいに好き勝手なタイミングで媚薬粘液を吐き出し、
千早はそれらすべての性欲の発散を、恍惚とした表情で、わずかに震えながら全身で受け止め続ける。

響「そーそー、そうだよ、やればできるじゃないかぁ千早。『気持ちよくなんかにゃい!』とか言ってるより、よっぽど生産的だって」

響「ところで自分、そろそろ帰り支度しなくちゃ……ああ、でももうしばらくはイソ助たちもここにいるぞ、それまでは大丈夫だからね!」

千早のあられもない絶頂告白を聞き届けてすっかりご満悦の響はそう言うと、千早を残してその場を離れる。

やがて、千早の前と後ろ両方の肉壺に白濁液を吐き出しきった触手がぬぽん、ずりゅん、と音を立てて抜け出た。
完全に脱力し、栓のなくなったヴァギナからもアナルからも大量の粘液を垂れ流す千早の目に、我先にと寄ってくるイソギンチャクたちが映る。

千早(………………♥♥♥♥)

白く細い喉がかすかに上下に動き、こくん、とつばを飲み込む小さな音がした。



あられもない嬌声を上げ続けるだけになったシャイニング・チハヤを、イソギンチャクの群れが好き放題に弄び続ける。

千早「んんっ、ひいいっ♥♥♥いや、いやっ、もうイきたくない、イきたくないのにっ♥♥♥♥」

千早「おねがい、もうゆるひてぇ♥♥♥媚薬粘液もういやぁ♥♥♥♥」

千早「あっ、きゃんっ♥♥♥また膣内にぃっ♥♥♥♥また触手にイカされちゃうぅ~っ♥♥♥♥♥」

もはや完全に抵抗の意思が消え失せ、快楽に染まり切った素直な喘ぎ声を上げる千早の姿に
周囲を十重二十重に取り囲んだイソギンチャクの群全体が熱狂していた。
形だけは拒絶に聞こえることばを口にしていても、千早の目はうごめく触手たちを愛おしげに見つめ続けていて、
そしてその侵入をもう待ちきれないというように腰を、お尻をふりふりと揺らして誘う。

すっかり牝に成り下がった獲物の姿に興奮したイソギンチャクたちは
溜まり溜まったシャインマジシャンへの恨みや欲望を存分にぶつけられるまたとない機会とばかり、
春香のペニス触手で千早の穴という穴をひたすら凌辱し、あふれるほどの媚薬粘液を注ぎ込む。
いつ終わるとも知れない触手淫獄に囚われた765の歌姫が、淫らな絶唱を迸らせ続けていた。

いったんここまでとさせてください。
前に言ってた埋め込みにすら到達できてないとかお前ほんとマジなんなのっていう。

さておき、千早触手凌辱とくれば、どうしても>>179を入れたかったわけです。
そして気持ち悪い触手なのにイく、みたいなのをどうしても書きたかったわけです。
せめてこの劣情の数%でも読んだ方に伝わっているとうれしいです。


千早を(性的な意味で)いじめるのがとんでもなく楽しいので調子に乗ってますが
ところでこれ、戦線復帰できるんでしょうかね……

今回またエラーが出たので通常1レスのところを2レスに分けてみました。
レス数は増えてしまいますが、多少読みやすいかもしれません。どうでしょう?

ああ、いかん、また投下予定のお知らせを忘れてました……
次回は11日土曜夜までに持ってきます。おやすみなさい。

乙乙。
千早も快楽堕ちか。春香触手に堕ちたが本物もクリがペニス化してるんだよな。さっきと逆に春香を犯すか?そんな安価があったよな?
レスですが、個人的には読みやすいです。
あと、すみませんが質問です。敗北安価で幹部の方にも影響がある安価はありでしょうか?幹部の戯れや発情して混ざったり、巻き添えや響の戯れ、怒りをかうなどで。

※いつもの(ry 日付はまたぐと思います

>>801
今回の長引きまくっているエロパートがそもそもそうなんですが、現在の防衛戦の仕様および戦闘システムの関係上
「敗北でエロフラグが立つ」→「描写前にまずエロ安価を取らせてもらう」→「その内容に合わせてそこまでの導入とか含め話をでっちあげる」
という流れを次回も踏襲することになる予定ですので、極論を言ってしまうと安価内容はどんなのでもありです。

その上であえて言うなら、なんとなく空気は読んでくれたらうれしいな、というところですかね。

たとえばですが、コンマの上ではマジシャンが攻撃権取ることもなく一撃で負けた、っていう流れなのに
「響が不甲斐なさに腹を立てて幹部もまとめて凌辱」みたいな指定のされ方をした場合、ちょっとどうなん?と。

ただまあ、よほど変な指定でない限りはさっき書いた通り話に無理やりにでも組み込みますので。
>>1としてはここまででなんとなく響の性格っぽいものを出してきている&お伝えしているつもりですから、
仮にそこから大きく逸脱した安価が来た場合でも、こっちの伝達力が足りなかったんだなと甘んじて受け入れます。

あまりにも安価とシチュエーションが乖離してたら再安価もありだと思うけれど
変な安価を組み込む時間のために続きが読めないのは読者も望まないと思うが

……なんかごめんなさい、ひびたかに至ってないのは当然として(いや当然じゃないんだけど)、
今書いてるちーちゃんパートがどうにもアレなんでもうちょい待ってください、ほんとごめんなさい。
寝落ちではないんだけどむしろ寝落ちよりひどい。

正直、ワンパターンすぎる気がしてきました(今更)
でも書いてる本人はこれでハァハァしてるんですよ、リーズナブルなもんです。

具体的には12日日曜夜まで待ってください。なんとかしてみます。
次とその次の投下でたぶんようやくこの長期エロイベントがどうにかまとまるはずなんだ…



>>803
これはどうにも転がせない…と思ったらお願いする可能性は勿論あります>再安価
そしてまっとうな安価の場合ですら続きをなかなかお届けできない遅筆野郎で申し訳ないです。がんばります。

※明日、じゃない今日、13日夜にさせてください
※ほんと我ながらいい加減にしろと
※そこでちーちゃんいじめ終わり、そして次は翌土曜日(18日)とか、少し空きます

エロ安価消化に2か月かけるとか冗談抜きでバカじゃないのって。
今更ながら本当にごめんなさい。

………………
…………
……

響「やー、ごめん、お待たせみんな。意外と『しつけ』に手間取っちゃったさー」

かけられた声に反応し、やよい、あずさ、律子の3人は近づいてくる響の方に顔を向ける。
すぐそばには小山のような巨大スライムと、そこから分離したいくぶん小さめのスライムが控えていて、
完全に気を失ってぴくりとも動かない貴音と春香はそれぞれ粘液の中に捕らえられたままだった。

あずさ「おかえりなさ~い、響さ……響ちゃん」

律子「総帥、お疲れ様でした。こちらの撤収準備は既に完了しています」

真っ黒な衣装ながら優しいお姉さんといった風情のあずさと、すでに忠実かつ有能な幹部の風格を漂わせる律子が、それぞれ響を出迎える。
数名残っていた撮影担当の戦闘員も、千早の近くで撮影を続けている1人を除いてあずさたちの後ろに整列していた。

やよい「あのー、響さん………春香さんのお○んちん、まだ元気なままなんですー。あれ、あのままでいいんですかー?」

二人の後ろから顔を出したやよいが、ちらちらと春香のほうに目をやりつつ、上目遣いに響を見やる。
はっきり口にこそしていないが、露骨にもほどがある「あれで遊びたい」というやよいのアピールに、思わず響は苦笑してしまう。

響「言ったでしょやよい、今日はだーめ。先輩なんだから、ちゃんとあずささんや律子のお手本になってくれなきゃ」

やよい「あ、あぅぅ~っ………はーい、わかりましたぁ……」

がっくり、と音すら立てそうな勢いで肩と頭を落とすやよいを見て、響はもちろんあずさと律子まで、思わず笑みがこぼれる。

響「大丈夫だって、やよい。この調子なら春香も千早も、きっとすぐこっちに連れてこれちゃうぞ」

やよい「………は、はいっ!そのためにわたし、もっとしっかりお手伝いしますっ!」

律子「微力ながら、私もです。総帥殿」

あずさ「もちろんわたしだってがんばっちゃいますよ~、うふふっ」

新旧取り混ぜて三人の幹部と一緒になって笑いながら、響は確かな手ごたえを感じていた。
マジシャンだったのを反転させたやよいと、まだ覚醒していない状態から幹部に転身させたあずさや律子では
幹部化したあとの状態や安定度がどう異なるか未知数だったが、少なくとも現状では特に大きな違いは見られない。

響(ふっふっふ、やっぱりみんな、身体も頭もとろとろにしちゃえばバッチリ分かってくれるんだな!)

響(………ただ、そうだとして……)

響はそっと視線を動かすと、相変わらず気絶したままスライムに拘束されている貴音をしげしげと眺める。

響(貴音はなんでまだ耐えてるんだろ……アジトに帰ったら、なんか別の手段考えたほうがいいのかも?)

とりあえず、響としては、これ以上この場所に長居していても特に得るものがないのは確かだった。
マジシャン2名とマジシャン候補生3名をまとめて捕らえ、候補生のうち2名はすでに幹部として転身させることに成功し、
残る1名も連行の上で幹部化の予定、そしてマジシャン2名には徹底して凌辱を加えた。出撃2回目にして超のつく大戦果である。

響「よし、そしたら貴音連れてみんなで帰ろう。あ、でもその前に、スラ美、スラ美2号も、みんなも、ちょっとついてきて」

号令をかけて先頭に立つ響のあとを三幹部が歩き、後ろには獲物をその身にくわえこんだままのスライムと戦闘員が続いた。

四つんばいの状態から両手のみを背中側に引き上げられた格好で、シャイニング・チハヤは拘束されていた。
千早の後ろに位置どったイソギンチャクは、千早の左右の手と足それぞれに、またその細い腰にも
筋肉質の太い触手をからみつかせて華奢な身体全体を持ち上げ、不安定な姿勢のまま宙に浮かせている。
さらに、それらとは別に平べったい触手を千早の目元にぴったりと張りつかせ、目隠しまで追加していた。

もちろん、性欲の塊となっている触手生物が、怨敵マジシャンを単に拘束しただけで済ませるわけがない。

千早「んん、んんっ♥♥♥ふむっ……んむぅぅ♥♥♥んっ♥♥んぅう……♥♥ん、んんん♥♥♥」

吊られた姿勢であたかもイソギンチャクを誘うように突き出された、シャイニング・チハヤのきゅっと締まったヒップに
太くぬめった触手が2本、後ろから突き立てられ、度重なる挿入でほぐされきったマジシャンの両方の牝穴を執拗に犯していた。
さらに、顔にアイマスクのように触手が張り付いたすぐ下でも、愛らしい唇をペニス触手が割り開き、千早の口とのどを存分に愉しむ。

響が離れている間にも延々と注がれ続けた凄まじい量の媚薬粘液は、当然のごとく入りきれずにあふれ出して
シャイニング・チハヤの二つの蜜壺からほとんど絶え間なく垂れ落ち続け、真下の床にかなり大きな白濁の水溜まりを形づくっている。

そして、目隠しをされていても一目でわかるほどに、千早の表情は春香を模した触手のもたらす肉悦に陶酔しきっていた。
口こそ塞がれているが、途切れることのないくぐもった声は明らかに快楽に蕩けていて、さらなる凌辱をねだっているようにしか聞こえない。

千早(縛られて、もう……逃げられないっ♥♥♥目隠しされてるからよけい形がわかるっ♥♥♥こんなのまたすぐイかされちゃうぅっ♥♥♥)

1対1での戦闘ならばまず遅れをとるはずのないイソギンチャクたちに捕えられて淫虐の限りを尽くされ、
ヴァギナでもアナルでも繰り返し春香のペニス触手で絶頂させられて、千早は倒錯した快感にすっかり溺れていた。
いけないと思っても凌辱される自分の姿がどう見えるのか想像してしまい、そのたびに被虐的な暗い喜びが湧き上がる。

千早(私、マジシャン、なのに…♥♥♥触手なんかで感じてるっ♥♥♥触手お○んぽに屈服っ、させられて♥♥しまうぅ♥♥♥)

千早「ん………むぐ、ちゅぽ、んん、っ…!♥♥♥ぷぁ、はあっ♥♥あ、おくっ、当たっ、てっ♥♥♥あっあっ、や、ああんっ♥♥♥」

フェラチオを強制していた触手が抜け出ても、千早の口はだらしなく開いたままで、垂れさがった舌先をのぞかせてしまう。
膣穴と尻穴を交互に深く突く春香ペニス触手の動きで身体を前後に揺さぶられ、視界をふさがれた千早はひたすら嬌声を上げ続ける。

千早(身体じゅう、媚薬粘液で、いやらしくされて…♥♥♥それに形は春香のお○んぽ♥♥♥なんだからっ♥♥仕方ない、しかたないの♥♥♥)

言い訳だけを次々に並べ立てて、千早は触手生物に凌辱されているのによがらされている自分を正当化する。
見えないのをいいことに、自分の中へ次々に侵入してくるのが春香のモノだと心をごまかしてしまいやすい点で
イソギンチャクにそこまでの意図があったかどうかはともかく、目隠しされているのも千早にとってはかえって好都合だった。

千早(あ………、ぁ♥♥♥またっ、震えて……♥♥♥ふくらんで、っ、あ、来るっ♥♥♥来る、あついのが来ちゃうぅ!♥♥♥)

もう何度も繰り返し味わわされた魔性の振動がまた伝わってきたのを膣壁と腸壁で感じとり、
千早は、絶望でも屈辱でもなく、全身を押し流す強烈な快楽のために身体が震えてしまうのを抑えられない。
やがてイソギンチャクは千早の前後の秘穴に深々と触手を潜り込ませ、最奥に膨らんだ疑似春香ペニスの先端を叩きつけると
すでに媚薬粘液のタンクと化しつつあるシャイニング・チハヤの子宮と直腸それぞれに、白濁のマグマをたっぷりと流し込む。

千早「あぁああっ♥♥♥なかっ、中に出て、っ♥♥♥んああっイくぅっ♥♥♥またイく♥♥イくぅぅぅぅぅっ!♥♥♥♥」

媚薬粘液を注ぎ込まれる快楽の虜にされてしまった千早は触手の二穴同時中出しでいとも簡単にアクメを迎え、
拘束と目隠しをされたままの身体を思いきり反らせ、絶頂に達したことを自白してしまう。
正義のマジシャンが自身の責めに屈服し、快楽に酔い痴れていることをその叫びで理解し、イソギンチャクはさらに媚毒を吐き散らす。

千早「こんなの無理ぃ♥♥♥春香おち○ぽ触手なんて無理ぃぃっ♥♥♥も、もう、イってるのにっ♥♥♥♥またイかされるぅぅぅ♥♥♥♥」

両方の穴を犯す触手が脈打ち熱い粘液を吐き出すたび、反らせた背や形のよい尻が痙攣し、千早の堪能している快感の大きさを物語る。
その声や仕草で、また拘束用の触手や中を凌辱する触手を通じて、獲物が連続絶頂を迎えていることを確信したイソギンチャクは
吐精を終えた2本のペニス触手を粗雑に引き抜くと、すぐさま次の触手を蠢かせて千早の二つの淫穴に狙いを定め、一気に奥まで沈み込ませた。

千早「あひぃいいぃいぃっっ♥♥♥♥♥イったのに、いまイったばかりなのにっ♥♥♥らめっらめぇぇっイくっ♥♥♥きゃうぅぅ!?♥♥♥♥」

前後を貫かれた衝撃だけでまた絶頂したシャイニング・チハヤに休む暇を与えることなく、両穴を埋めた触手の抽送が即座に始まる。
一突きごとに小規模なアクメに襲われ、意識を飛び飛びにされる錯覚を味わいながら、千早は懇願と悦楽がないまぜになった絶叫を上げた。

千早「いやぁ、もうやらぁ♥♥♥ゆるひてっ、あ、ぁイくっ♥♥♥♥おかひくなるぅっ♥♥♥イきすぎてらめになっひゃうぅぅ!♥♥♥」

鼻にかかった叫び声と、千早の陰部に激しく出入りする触手の立てる水音が、止むことなく交錯し続ける。

………………
…………
……

これは、仕方のないことだった。
あずささんたち三人も、それに春香も助けられなかった私は、罰を受けることになるのも当然の立場だった。

これは、仕方のないことなのだ。
ブラックジャンボの、それも「総帥」を奇襲しようとして失敗したんだから、ブラックジャンボ流のいやらしい報復を受けるのも当然だった。

そう、これは、仕方のないこと。
触手で手足も身体も縛られているから抵抗できないし、目隠しをされているからいつ挿入されるかタイミングがわからないし、
イソギンチャクはすごくたくさんいるし、口にも、お尻にもお○んこにも媚薬粘液を大量に注がれてるんだから感じるのも当然だし、
そして入ってくるのは春香のおち○ぽ触手♥♥なんだから何度イかされたって仕方ないしかたない私のせいじゃないしかたないっ♥♥♥♥♥

千早「あ♥あ♥あ♥ごつごつしちゃらめっ♥♥♥イっちゃう♥♥♥イソギンチャク触手でイくっ、春香お○んぽでまたイくぅぅ♥♥♥♥」

なにも見えなくされている分、お○んこでもお尻でも、よりはっきりと春香お○んぽ触手の形を感じ取れてしまう。
私のおま○この一番奥のところ、これももちろん見えないけど、ふくらんだ触手の先端が何度もノックを加えてきていて、
呼びかけられた私の子宮がノックに応え、口をぱくぱくさせて媚薬粘液を歓迎しようとしているのが見えるかのようだった。

千早(また熱いの入ってくるっ…♥♥♥またイかされる♥♥♥思いっきりイカされちゃうぅ♥♥♥♥)

そのとき、いきなり、手を伸ばせば届きそうな至近距離から話しかけられた。

やよい「えへへー………千早さん、気持ちよさそうでよかったですー♥」

千早(な、っ、この声、高つ………違っ、「幹部」の!?いつの間にっ!?)

そもそも声をかけられるなんて思っていなかった上、思いがけない声の主であることに驚き、少しだけ頭がはっきりする。
でも、どうして彼女が、このタイミングで………と考えたときだった。

あずさ「あら~……♥ 千早ちゃん、あんなに太い触手をお○んこでもお尻でもずっぷりくわえちゃって、すごいですねぇ」

律子「しかも触手の表面、白い泡まみれで…媚薬粘液より千早の愛液のほうが多いんじゃないですか?よっぽど感じてるんだわ」

千早(あ、あずささん、それに、律子も、っ!?)

愕然として、でもそれからすぐに思い至った。最初の声もそうだし後の声も同じで
私のよく知る事務所のみんなの声によく似ているけど、これはブラックジャンボの「幹部」の声で……

千早「ひあぁんっ!?♥♥♥やっ、やめ!?♥♥♥♥そんな、はげし……っ♥♥やぁあ♥♥♥あぁん、はぁんんっ♥♥♥♥」

声に気を取られていたところで、不意打ちで奥深くをえぐられ、思わず悲鳴が出てしまう。
そんなことにもまったく関係ない調子で、イソギンチャクは後ろから私を犯す動きを一気に加速させ始めた。

千早「あぅっっ♥♥くふぅっ、んんんっ♥♥♥♥いやっらめぇ、ええ!?♥♥♥」

あずさ「うふふ、イソ助くん、張り切ってる。千早ちゃんのお○んこもお尻もきっと、きゅって締まっててイイんでしょうね~♪」

律子「千早の方も相当キてるみたいですよ。腰やお尻の跳ね方が激しくなったし、声のトーンもちょっと高くなってますし」

やよい「だいじょーぶですよー、千早さん♥イソギンチャクさんとっても上手だから、ぜんぶまかせてればすぐイけますっ♥♥」

ぐちゅぐちゅと大きな音を立てて後ろから突かれ、触手で縛られ吊るされている私の身体は大きく前後に揺すられる。
そんな状況なのに、「幹部」たちが好き放題に喋っているのだけ、やけにはっきり聞こえてしまう。

わかっている。声だけはあずささんに、律子に、……それに、高槻さんにそっくりだけれど、
いますぐそばで喋っているのはブラックジャンボの「幹部」たちなんだから、気にするようなことじゃない。

…するようなことじゃない、はず、なのに………!

千早(見られてる、っ!♥♥イソギンチャクに犯されて…♥♥♥触手レイプで気持ちよくされちゃってるところ見られてるぅっ♥♥♥)

どうしても意識が逸らせない。何も見えないから、よけいに声ばかりが気になってしまう。
その間にも私のお尻とお○んこはじゅぽじゅぽ掘り返され続けていて、その音まで聞かれている気がして、身体がよけいに熱くなって…

律子「しかしまぁ、とてもアイドルとは思えない絵ね。よだれまで垂らしちゃってだらしない…間違いなく放送NGモノだわ」

千早「いや、ぁ♥♥♥言わないれっ、見ないれぇ♥♥♥違うの、ちがうのぉ…!♥♥あぁっ、や!?ひぃぃっ♥♥♥」

いま喋っているのは律子じゃない、とどれだけ頭で否定してみても、耳から入ってくる声が律子のものにしか聞こえない。
冷静で、少し呆れた調子で事実だけ淡々と口にしてるあたりも、まるで、律子本人みたいで。

あずさ「あらあら…触手とセックスして、しかも感じちゃうなんて、千早ちゃんのファンの人たちが見たらどう思うかしら~?」

千早「ちがっ、ひゃうぅんっ!?♥♥♥春香っ、これ春香なんれすっ♥♥♥触手で感じてなん、あぁあ♥あ♥あっ♥あぁんっ♥♥」

あずさ「千早ちゃんがウソつくからイソ助くんも怒ってるみたいね。ちゃんと反省しないと、めっ、よ♪」

あくまでも優しく、おっとりとした口調で、あずささんそっくりの声で、耳をふさぎたくなるようなことを言われる。
せめて言い返そうとしたところを見計らったように触手を深く突き込まれて、ろくに喋れなくされてしまう。

やよい「あっ、千早さん、お尻もお○んこもぴくぴくってしてれぅ…♥もうイくんだぁ、イっちゃうんですねっ♥」

千早「そんなっ♥♥らめっ今だけはいやぁぁっ!!♥♥♥イきたくないっ♥♥今はいや、ゆるして♥♥♥イかせないれぇ♥♥♥」

よりによって、このタイミングでイってしまう、なんて……!
三人に見られながらイかされることを考えるだけで、………背筋がぞくぞくして、子宮のあたりがきゅんと切なくなった。
そして、無邪気な、高槻さんが喋っているとしか思えない声が、自分でも認識してしまっている事実を改めて告げてくる。

やよい「でもでも、触手さんもびくんびくんってしてますっ!びゅーってしてもらうの、すっごく気持ちいいですもんね、千早さんっ♥」

私の中で脈打つ触手の動きと、勝手に痙攣してしまう私の身体の震えとが、少しずつシンクロしていくのがわかる。
高槻さんに言われなくてもわかってしまう、もう出される、注がれてしまう、媚薬粘液また出されちゃうぅ♥♥♥

千早(三人とも見てる、のに♥♥♥今注がれたらだめっ、絶対イくの我慢できないっ!?♥♥♥)

心で悲鳴を上げた瞬間、奥深くまでまたじゅぷじゅぷと入り込まれ、そして熱すぎる液体が私の中に迸った。

ごぶっ、どぐっ、どぐんっ、びゅぐっ、びゅぐっ、びゅるるぅ…

すでに満杯に近い私の子宮の入り口に春香のおち○ぽ触手がぴったりと嵌り込み、媚薬粘液を放った。
どろりと溜まった、中で停滞していた先客が新しい奔流でかき混ぜられ、渦巻いて、私の奥底で暴れまわる。
それと同時に、お尻のいちばん奥でも同じように、新たに追加された白濁の媚毒が私の中をかき回していく。

千早「いやっ媚薬粘液っ、らめっ♥♥♥ぁ、あ、イく♥♥♥♥触手でまたイっちゃうぅ!♥♥♥♥」

見られてるんだから耐えなきゃ、と念じていた決意は、なんの役にも立たなかった。
もう私の身体は、中に媚薬粘液を吐き出されたらイくように躾けられてしまっていて、抵抗なんて、できない…ぃ♥♥♥

あずさ「わぁっ、すごい!あんなに溢れてきてます~、それに千早ちゃんもイソ助くんも一緒に全身びくびく、って♥」

律子「ああ、今のは確実にイきましたね。あの痙攣といい目隠しの下の表情といい、演技じゃありえないです」

やよい「イったんですね、ちゃんとイけましたね千早さぁん♥♥いいな、いいな、次はわたしも一緒がいいですっ♥♥」

お尻とおま○こで粘液を飲み干し、絶頂で震えが止まらないあさましい私の姿を、三人が見ている。
見てるのが「幹部」かどうかなんてもう関係なくて、ただ、見られているということだけで……イくの、止められない♥♥

千早「やっ、も、いやぁあ♥♥♥いやなのに気持ちいいっ♥♥♥イかされてるの見られてまたイくぅぅっ♥♥♥♥」

子宮も腸内も粘液漬けにされてイかされ続け、叫び続けながら、私はかすかな違和感を覚えていた。
お尻の中でもおま○この中でも、春香お○んぽ触手が今まで以上に大きく膨れているような感じがする。
射精はもうほとんど終わってるはずなのに、どうして………

ぐぷちゅるっ、ぎゅちゅぅっ、じゅにゅっ…!

千早「あ――――――― ♥♥♥♥ っは、あ、おほぉぉぉ!?♥♥♥あぎひぃぃいぃっ♥♥♥♥」

明らかに、これまでとは違う未知の感覚に身体の中から襲われ、言葉にならない叫びが無意識に出てしまう。
何をされているのかはまったくわからないけれど、痛みも苦しさもない。
むしろ、これ………気持ちいい、っ…!♥♥♥

千早(子宮っ…♥♥なにか、入っ、て♥♥♥これ粘液じゃないっ、もっと形のある、なにかが♥♥♥)

すでに溜まっている粘液を新しく追加されたものがかき回すさっきの感じに似ていなくもないが、
それよりも、もっとずっと力強い。まるで、物理的な、形のあるものが入ってきてるみたいな………

千早「ひっあ、あ♥♥♥イ、イくっ!♥♥♥♥あうぅぅんっ♥♥♥ま、たイかされ、たぁ♥♥♥♥にゃにこれぇぇ♥♥♥♥」

全身が悦んで痙攣しているのがわかる。お○んこの奥、赤ちゃんのための大事な子宮を媚薬粘液で満たされて、
その中に、なにか入ってきて、ぐちゅぐちゅと音まで立ててかき混ぜているのが目に見える気がしてしまう。
見えるだけじゃない、音が聞こえちゃう、そんなの聞こえるはずがないのに頭の中までかき回されるっ♥♥♥

響「ふふふ、何されてるかもわかんないのにイくなんて、いよいよヘンタイらしくなってるぞー、千早」

だしぬけに「総帥」から声をかけられても、もう私は返事をすることもできなかった。

千早「いやっ♥♥♥♥しきゅ、子宮ぅ、いじめないで♥♥♥イっちゃうからぁあ♥♥♥♥ぐちゅぐちゅするのらめぇぇぇっ♥♥♥」

全身を激しく痙攣させてシャイニング・チハヤが上体を反らせ、絶頂に達するのをあずさと律子、やよいが見守る。
その表情が好奇心に満ちていたり、あるいは侮蔑を隠そうともしなかったりはしても、
誰一人として同情や憐憫をかけらものぞかせないことに、響は幹部化の成功を確信していた。

シャイニング・チハヤに対する「オシオキ」―――イソギンチャクの触手凌辱はついに最終段階に至っていた。
千早の子宮口と直腸奥深くに到達した春香ペニス触手は鈴口を開くと、そこからさらに細い触手を何本も伸ばし、
子宮の中や腸内に溜まり溜まっている媚薬粘液を直接、物理的に撹拌し始める。

もちろん細触手たちは子宮内壁や腸壁にも容赦なく触れて回り、本来ならば快感からは程遠いはずのその感覚が
すでに媚薬で開発されきっている千早の身体には純粋な快楽となって襲いかかっていた。

響「千早、子宮の中とお尻の奥、両方を直接触手で犯される気分はどう? …なんて、聞くまでもないか」

千早「イくイくイくぅぅ!?♥♥♥♥♥イった、イったから、やめへぇ♥♥♥♥こんなぁぁ♥♥♥しゅごい、しゅごすぎるのぉ♥♥♥♥」

千早はすっかりろれつも回らなくなって、目隠し触手の下からは喜悦の涙が流れ落ち、
言葉とは裏腹に細腰をかくかくと振ってより深い挿入をねだり、より強い快楽を得ようとする。

響「ふふ、シャイニング・チハヤ、イソ助の触手に完全敗北…って感じだな。これからは出くわした時にも可愛がってもらうといいぞ♪」

千早「いや…そんなのいやぁ♥♥♥イソギンチャクになんて負けっ、にゃあぁあ♥♥♥♥あぁあ、やらぁ、やらぁぁ♥♥♥♥」

反射的に抗弁しようとした千早に自身の立場をわきまえさせるべく、イソギンチャクは子宮と直腸の中を触手で撫で上げた。
そのほんのわずかな動きが生み出す激烈な肉悦に、シャイニング・チハヤはあっさりと従属させられてしまう。
もはや声もあげられず、目隠しの下で目を強くつぶって身体を震わせるだけになった囚われの魔法戦士を
ブラックジャンボの最高幹部たち4人が思い思いの表情を浮かべ、静かに見つめていた。
そして、8つの目が見つめる前で、イソギンチャクは本能に忠実に従い、千早の子宮へのダイレクトな責めを再開する。

千早「ぁあああぁん♥♥♥♥はひぃぃイく、イくっ♥♥♥♥らめっ♥♥♥子宮負けちゃうっ♥♥♥♥触手でイくぅぅぅ♥♥♥♥♥」




響「さてと………さっきも言ったけど、自分たちそろそろ帰るね。今日『は』春香も千早も、ちゃんとお家に帰してあげる」

目隠しをされたままびくびくと身体を跳ねさせ、意識もはっきりしなくなりつつある千早に響が笑いかけた。
その指示によるものか、千早を捕らえているイソギンチャクは二穴への挿入をスローダウンさせていて、
かわりに細い2本の触手がゆっくりと動いていたが、当然千早はそのことに気づきもしない。

響「で、さ。帰る前に、これ、シャイニング・チハヤに自分からプレゼントだぞ」

千早「え………あ、ひゃうぅぅん♥♥♥」

響が言い終わらないうちに、近づいてきていた吸引触手が千早の左右の乳首に吸い付いた。
しばらく放置されていたそこに触れられた刺激だけで軽い絶頂を迎えてしまい、千早の身体がまた跳ねる。

千早(たったこれだけで…乳首吸われただけで♥イく、なんて……♥♥♥)

それだけの刺激でアクメを迎えてしまった自分の情けなさと、乳首だけでは物足りない、
と心のどこかで思ってしまっている自分のあさましさに千早はおののく。
周囲は相変わらず見えないまま、これからされることへの期待と不安で、いやがおうにも胸を高鳴らせてしまう。

千早(……………?)

だが、千早の予想と、それから期待に反して、乳首に吸い付いた吸引責め触手はそれ以上のアクションを起こさず、
また膣穴と尻穴に侵入している触手たちもそれぞれ動きを止め、じっとしている。
何もされないことでかえって不安を煽られ、口を開こうとしたそのとき、千早は両胸にかすかな熱を感じた。

千早「あ、ぁ…………? え、これ、熱…っ、や、あ、溶けるっ溶けちゃうううっ♥♥♥♥」

乳首をくわえこんだ触手はあくまで動いていないのに、高熱のなにかを押し当てられているような激しい熱さが
ごくワンポイント、両方の乳首だけに集中していて、そしてその熱ですら快感になってしまう。
またしても乳首への刺激で絶頂させられつつ、千早は自身の身体がどうなっているのかわからない恐怖にわなないた。

永遠とも思える時間のあとで、千早は乳首の吸引触手「以外」の触手たちが少しずつ拘束をゆるめ、
あるいは自分の身体から離れていくのを感じ取った。手足や腰に巻きついていた触手の力が弱まり、
吊るされていた身体が少しずつ下ろされていくのがわかる。膣とアナルをさんざん犯し、媚薬粘液を流し込んだ挙句
最後には先端から追加の細触手を伸ばして千早の奥の隅々まで凌辱していた触手も、ゆっくりと抜け出ていく。

千早(おわ、った…………の……?)

膝や頬に少し冷たい床らしきものが触れるのを感じつつ、千早はぼんやりと考える。
顔に張り付いている目隠しと乳首の吸引触手だけが、じわじわとした熱を伝えてきていた。

※一度ここまで

ごめんなさい体調崩してしまいまして思ったより時間とれませんでした。

そしてこの人まーだ触手の話してる……
それにこれシャイニング・チハヤの復帰ほんとどうするんだ………(自業自得)

明日来れるかどうか微妙です。できれば明日14日で千早いじめを今度こそ幕にしたいのですが。
明日の日付変更前に来なかったら次の土曜くらいになると思ってください。

ナイス千早いじめ
目隠し含め表情の描写がえろくてよろしい
ビジュアルで見たいと思ってしまいました
戦闘後の後遺症(とその克服)描写にも大いに期待しております

土曜くらい、なんぞと言いつつあっさり週明けを迎えてしまいまして大変申し訳ないです…
先週末あたりからいろいろと私事が重なり時間が取れませんでした。

改めて21日火曜夜にはちーちゃんいじめの幕を引く予定です。
2か月引っ張ってさらに言うことでもありませんが、どうか気長にお待ちください…

毎度お馴染み、日付は変わってしまいますがあと2~3時間のうちには投下します。
これ以上延ばしてなるものか。明日の早い方は無理せずおやすみください。

お知らせ:

前回の終わりからうまい具合に話が繋げられなかったので、>>814からやり直しています。
そのため、冒頭の描写が一部かぶり、展開についてもちょっと変わり、
そして>>1の趣味であるところの触手凌辱がこの期に及んで増えて、というか続いています。
遅刻と合わせ、何とぞ大目に見てください。

………………
…………
……

千早「いやぁぁ…もうイくのいやぁぁあ♥♥♥イきたくないっ♥♥♥♥中っぐちゅぐちゅするの、らめぇぇっ♥♥♥イっちゃうかららめぇぇぇ♥♥♥♥」

千早「知らないっこんなの、しらないぃ♥♥♥♥春香おち○ぽじゃないのにまたイかされちゃうぅっ♥♥♥♥イくっイくイくぅぅうぅ!?♥♥♥♥♥♥」

全身を激しく痙攣させてシャイニング・チハヤが上体を反らせ、何十回目かの強制絶頂を迎えるのを、あずさと律子、やよいが見守る。
三人それぞれの浮かべる表情が好奇心に満ちていたり、あるいは侮蔑を隠そうともしなかったりはしても
誰一人として同情や憐憫はかけらものぞかせていないのを見てとり、響はひそかに幹部化の成功を確信していた。

シャイニング・チハヤに対する響の「オシオキ」―――イソギンチャクの触手凌辱はついに最終段階に至っていた。
千早の子宮口と直腸奥深くに先端を嵌め込んだ春香ペニス触手は鈴口を開くと、そこからさらに細い触手を何本も伸ばし、
子宮の中や腸内に溜まり溜まっている媚薬粘液をその身で直接、ぬちゃぬちゃと物理的に撹拌して責め立てる。

もちろん細触手たちは単に動き回るだけでなく、自身でも常に新鮮で熱々の粘液を吐き出し続けており、
それと合わせて千早の子宮内壁や腸壁を繰り返し撫で上げ、白濁の汚液を塗りたくる。本来ならば快感とは程遠いはずのその感覚が
すでに媚薬をたっぷりと染み込まされ、発情させられた千早の身体には純粋な、そして強烈な快楽となって襲いかかる。

千早「いやなのに、っ♥♥触手なのに感じちゃうぅ♥♥♥♥イってるのにまたイっちゃう、触手でイくぅっ♥♥♥♥あぁぁあっ、やっ、やぁああぁ♥♥♥♥♥」

直接その中に媚薬粘液を注ぎ込まれただけでもあっさりとアクメを迎えてしまったというのに、
入口をこじ開けられ、粘液でたぷたぷになっている子宮を触手で隅々までまさぐられる未知の刺激を叩きこまれ続け、
千早の肉体はもちろん、精神すらも悦楽で陥落させられていた。子宮の中にまでもぐり込んでくる細触手の束の前に
春香のペニスに責められているという健気な自己暗示はあっけなく崩れ去り、それにかわって下等生物の触手で悦ばされることへの
背徳と被虐に満ちたどろどろと昏い満足感が、千早の意識を極彩色で塗りつぶしていく。

目隠しをする触手の下から喜悦の涙をこぼし、頬をはっきりと紅潮させ、嬌声を上げ続ける口からよだれが垂れるのも止められない様を見て
シャイニング・チハヤがもう快楽に逆らえなくなっていることを確信しつつ、響はあえて問いかける。

響「やっほー、ちーはやっ。子宮の中とお尻の奥、両方とも直接犯される気分はいかがー?」

千早「これしゅごっ♥♥しゅごい、いいっイくぅぅっ♥♥♥♥イったのっ、またイきまひたからっ♥♥♥♥ゆるひてぇぇ♥♥♥もうゆるひてくだしゃいぃっ♥♥♥♥」

つい先ほどまで見せていた強気な姿勢や抵抗の意思はもはや見る影もなくなり、千早は敵であるはずの響に甘すぎる声で懇願した。
その間にも触手の群れは好き勝手に千早の内なる聖域をかき回し続け、拘束された細い身体が何度も何度もびくびくと跳ね上がる。
開かされた両足の間からは、膣と尻穴に入りきらず掻きだされた白濁粘液が途切れることなく流れ落ち続けていた。

響「ふふ、シャイニング・チハヤ、イソ助に完全敗北…って感じだなー。これから先も、出くわしたときは毎回可愛がってもらうといいぞ」

千早(あ、ああ…♥♥また、触手で犯される…、イソギンチャクにレイプされる……なん、て♥♥♥♥ …っ、だめ、考えてはだめ、期待したらだめっ!?)

とろけきった頭で千早は響の言葉を聞き、その提案の魅力に身体がひとりでに震え、そんなおぞましい想像が頭をよぎったことで瞬間、理性を取り戻し―――

千早「やぁっ、そんなのいや♥♥♥イソギンチャクになんて負け、っにゃあぁあ、あぁぁ♥♥♥♥♥♥やらぁっ、やぁあ、らめぇぇぇぇっ!♥♥♥♥」

そして反射的に抗弁しようとした千早に立場をわきまえさせるつもりか、イソギンチャクは千早の子宮と直腸の中を触手で乱暴に擦り上げ始めた。
さして大きくもないその動きが生み出す激烈な肉悦に千早は再度たわいなく絶頂させられ、喉も破れんばかりの大声で叫ぶ。

千早「ごめんなさい、ごめんなさいぃっ♥♥♥うそ、今の、うそですっ♥♥♥♥イソギンチャク触手には絶対勝てないのぉ…!♥♥♥♥だから、おねがい、もうイかせないでぇ♥♥♥♥」

千早「子宮っ、もうやらぁあ♥♥♥♥お尻もらめぇぇ♥♥♥中でっ、ぬちゅぬちゅしないれぇぇ♥♥♥♥♥いやぁああ、あぁぁんんっ♥♥♥♥♥♥」

つい数秒前に口にした言葉だけでの抵抗、それすらもほんの数回のストロークで軽々と吹き飛ばされてしまっていた。
とうとう恥も外聞もなく、自分を凌辱するイソギンチャク相手に詫び、必死に許しを乞うシャイニング・チハヤ。
その叫びを聞いた触手生物は返答のかわりに最奥を犯す触手をより激しく動かし、濃い粘液を追加で放って千早の絶頂にさらなる絶頂を上乗せする。

千早「あひぃぃっ♥♥♥♥媚薬粘液中出しされてイくっ♥♥♥♥♥触手でかきまぜられてイくぅぅぅっ♥♥♥♥♥イっちゃらめ、らめっ♥♥♥♥らめなのにぃぃ!♥♥♥♥」

響「んんー……♪ いいねー、自分、女の子いじめる趣味とかないつもりだったけど、マジシャン調教するの、クセになっちゃうかも」

ブラックジャンボ総帥が見守る前、縛られた身体を目いっぱいのけぞらせ、千早は絶叫しながら何度目かも定かでないアクメを迎える。
かすり傷とはいえ、自分にダメージまで与えたシャイニング・チハヤがすっかり触手の虜にされたのを見届けた響は満足げにつぶやいた。

時間はそれなりに必要とするし個人差も当然あるだろうが、マジシャン相手に媚薬粘液や快楽責めが有効であることが確認できたのは大きい。
「今後」にもいろいろ活かせそうだ、と想像を膨らませる響のそばで、幹部たちが千早の痴態をじっくりと眺めている。

あずさ「うふふ~、千早ちゃんったら、おくちがずーっと開けっ放しよ? 下のおくち閉じられないのは仕方ないけどねぇ…♥」

やよい「でもでもっ、こんなにずーっとイきっぱなしなのにまだちゃんと意識あるなんて……千早さん、やっぱりすごいですー!」

律子「せっかく気持ちいいのに気絶したら勿体ないから耐えてるんでしょ。凄い根性よね、50回イってから先は数えてないけど」

もはや今の千早にとっては、見られていることはもちろん、三人が幹部になってしまった事実すら大した意味を持っていなかった。
幹部たちの声は聞こえていても音の羅列としてしか捉えられず、話している内容はまったく頭に入ってこない。

千早「んんぅぅっ♥♥♥♥イ、くっ♥♥♥あ、あ、いま子宮、イったのに♥♥♥♥お尻ぃっおしりもイっちゃうぅ!♥♥♥イくのとめられないぃ♥♥♥♥」

千早「これ以上…っ、イかされちゃったらぁ♥♥♥おかひくなるっ、おかひくされちゃうぅ♥♥♥らめぇ、触手はもうらめなのぉ……♥♥♥♥」

子宮内壁を一撫でされてイかされ、尻穴の奥に溜まった媚薬粘液をぐちゅりとかき回されてイかされ、
膣を埋めた触手が軽くグラインドする動きでイかされ、また別の触手に子宮口を中から突つかれてイかされる。
一度連続絶頂の罠に陥ってしまった身体はほんの少しの刺激だけであっけなく脳を焼き切るほどの電流を全身に伝え、
タガがはずれた千早は素直に律儀にそしてあさましく、アクメを迎えたことを報告してしまう。

千早「は……やぁっ、ふあぁああぁんっ♥♥♥♥イくっ乳首、イくぅぅ!♥♥♥♥♥そんなきゅうにらめぇぇっ♥♥♥吸っちゃ、あぁああぁっ♥♥♥」

息も絶え絶えになりながら哀願する千早の左右の乳首に、いつの間にか忍び寄っていた吸引触手がほぼ同時に食いついた。
それまで放置されていた急所への不意打ちは残酷なほど効果的で、触れられた瞬間に千早は白いのどを見せて嬌声を上げて絶頂に達する。
その様子を確認するまでもなく、吸引責め触手はぴんと立ち上がった千早の乳首を吸い上げながら的確に突いて転がして嬲りまわし、
一方で子宮と直腸の中をにゅるにゅると這い回る細触手たちは当然のように自分たちの仕事を続け、千早の身体をひたすら弄ぶ。

千早「もうりゃめええ…っ♥♥♥♥イかせないれくらしゃいぃ♥♥♥♥イくのいや、イくのいやぁああ♥♥♥♥あ、ああやぁあっイくイくっイくぅぅ♥♥♥♥♥」

短時間に何度も達したためか本格的にろれつが回らなくなり、半狂乱になっていやいやと首を振る千早に全く構うことなく
イソギンチャクは千早の膣穴と尻穴の奥底をペースを変えずに責め抜きつつ、乳首への執拗な愛撫も加え続ける。
胸への最初の接触のみならず、それからの吸引でもひっきりなしにアクメを迎えさせられ、もちろんその間に子宮でも尻穴でも絶頂させられ、
今やシャイニング・チハヤはイっていない時間の方が短いとすら思えるほどの快楽地獄に全身を叩き込まれていた。

千早「あ、熱うぅっ、イくっ!♥♥♥おっぱいっ、乳首やけるっ、とけちゃうぅ!?♥♥♥♥まらイくっ、イっちゃうぅぅ♥♥♥♥んうぅぅうっっ♥♥♥♥」

唐突に千早がそれまで以上に激しく身をくねらせ始め、明らかに様子が変わったことに気づいた幹部たちは何事かと注目する。
しかし、吸引責め触手がぴったりと乳房の先に吸い付いているのは同じで、ほかにも見た目の上では大きな変化は見当たらない。
理由がわからず三人がそれぞれに口を開こうとしたとき、いたずらっぽく笑った響が機先を制し、立てた人差し指をそっと唇に当てた。

響(ちょっとの間だけ、黙っててね、三人とも。千早の目隠し取る前にバレたらつまんないからさー)

声を出さずに口の形だけでそう言うと、続けて響は軽く手を振る。
その小さな動きにもイソギンチャクはしっかりと反応し、千早の乳首をいじめていた触手をすぐに離して引っ込めた。

にも関わらず、すでに乳首は解放されたはずの千早が上げる切羽詰まった叫びは一向に収まる気配がない。

千早「やめてっ、やめへぇ、え♥♥♥乳首いぃっ、いじめちゃいやあぁ♥♥♥♥らめっ、らめぇえ乳首でイくぅぅっ!?♥♥♥♥」

手足を縛られてあまり身体の自由が利かない状態ながら、千早はしきりと胸を突き出すような仕草を繰り返していた。
触手が張り付いたままならともかく、つい今しがた離れたばかりなのに乳首への責めに喘ぎ泣く千早の様子を不思議に思い
やよいも律子もあずさも、響に指示された通り黙ったままで千早の双丘の頂上部をじっと注視する。

幹部たち三人が事態に気がついたのはほぼ同時だった。
桜色をした千早の乳首、その根元をちょうどぐるりと囲む円周状に、リング型の痕がついているように見える。
こんなものが千早の身体に最初からあっただろうか、と三人が訝しみ、目を凝らした瞬間、千早の乳首が音もなく弾けた、ように見えた。

やよい「わ、ぁ…………っ!」

急なことに驚いたやよいが思わず声を上げ、すぐに言いつけのことを思い出してとっさに両手で口をふさぐ。
ミスに打ちひしがれ、口を覆ったまま目に涙すら浮かべて振り返ったやよいを安心させるように響はにっこりと笑い、
それよりもちゃんと見て確かめてみなよ、とでも言うように、手振りで千早の方を指し示した。

千早「きゃひぃいいっ♥♥♥♥なんれっ、急に乳首ばっかりぃぃ♥♥♥♥こしゅこしゅするのらめっ♥♥♥はぁあんっ、ひぁあぁ!♥♥♥♥」

やよいを勘違いさせ、そして今千早をよがり狂わせている、乳首の異変。
それは、乳首の根元についたリング状の痕に沿って、隙間なく密生する小さな触手の群れによるものだった。
前から見ると、立ち上がった乳首を中心にして肉色の細く活発に動く触手がびっしりと立ち並んでいて、
ちょうど、千早の乳首の真下に極小サイズのイソギンチャクが埋もれて潜んでいるような格好になっている。

先ほど三人が見ている前で乳首が弾けたように見えたのは、全方位から中心の乳首に向けてまとわりついていたミニ触手が
一斉に花開くようにして離れたためで、今はまたそれぞれの触手が張り付き、改めて嬲り始めていた。
こうしてすべての触手がぴったり密着している状態だと、遠目には乳首が少しふくらんだようにしか見えない。

もちろんそれはあくまで外見上の話に過ぎず、実際には大量の密着した触手たちは可能な限りの手段で千早を責め立てていた。
単独でつつく、優しく触れるといった方法はもとより、複数本の触手が一斉に身を揺することで振動を生み出して刺激を加えたり、
タイミングを合わせて上下に動くことでしこしこと擦り立てたりと、乳首と同程度しかない長さを最大限に駆使し、女体を狂わせにかかる。

そして当然のように、千早の乳首を包囲している触手たちの生え穴からは、じゅくじゅくと音すら立てて白く濁った液体があふれている。
実際のイソギンチャク同様、生え穴の中に引っ込むことも可能なミニ触手たちはときおり交代で姿をその中に隠し、そしてすぐに戻ってくる。
引っ込む前は乾きがちだった表面を、戻ってきたときには光を反射するほどにぬらぬらとさせて。

響(……よーしっ、うまくいったぞー!三人ともあれ、見えるでしょ?)

相変わらず黙ったまま千早をじっと見つめる三人に向け、得意満面の響が声をかける。
実際にはもちろん発声しておらず、ブラックジャンボの幹部級メンバーにのみ通じるテレパシーのようなものだった。

響(どうどう?イソ助たちの吸い付く用触手をちょっとアレンジして、千早の乳首のとこにコピーして寄生させてみたの!)

にこにこ顔でとんでもないことを響が言いだし、そして律子もあずさもやよいも、それに驚いたり感心したりといった表情は見せても
その行為の異常さには特になんの反応も示さない。悪の組織の総帥と幹部としてはこの上なく正しい姿がそこにあった。

響(もちろん見ての通り、媚薬粘液もちゃんと出るさー。これでシャイニング・チハヤは、いつでもおっぱい気持ちよくなれちゃう、ってわけ!)

響(千早の魔力をちょっとだけいただいて動いてるからエネルギーも不要!いやあ、これから千早がどうするか楽しみだなぁ♪)

響がそう伝えた直後、生を受けたばかりでさまざまな責めを試していた寄生触手たちが次なる手段に取り掛かった。
何本もの触手が伸び上がり、四方から千早の乳首の先端、乳頭に近づくと、自身の先端部を当てて何かを探り始める。

千早「あ、いぎぃっ!?♥♥♥♥こ、これっ、何されて、っ……あぁああ!?♥♥♥♥♥熱っ、ひあぁあ♥♥♥♥乳首っ、熱いぃぃっ!?♥♥♥♥」

目隠しのせいで何をされているかを見て確かめることもできず、怯えるような千早の声が一転、新たな淫虐に啼く悲鳴に変わった。

寄生触手たちは千早の乳首に存在する乳腺、すなわち母乳の通り道を細い先端部を使って探り当てると、
当然まだ母乳を分泌したことなどないその千早の狭い穴に自身を無理やりに捻じ込み、拡張し始める。そして、ある程度もぐり込んだところで……

千早「や、あ、ぁあ♥♥♥♥あひぃぃぃぃーーーーーっ♥♥♥♥らめっ、らめっやめてぇっ♥♥♥♥なにこれっ、おっぱい、おっぱいがぁぁっ♥♥♥♥」

寄生触手は細いとはいえ、元の本体であるイソギンチャクのそれ同様、先端から媚薬粘液を放つ機能が備わっている。
千早の乳頭に力ずくで侵入した寄生触手たちは躊躇なく一斉に、その媚薬粘液を千早の乳房の中へと注ぎ込み始めた。
それまで外から散々嬲られ刺激されることはあっても、乳首や乳房内部への責めを受けてはいなかった千早にとっては奇襲そのもので、
何をされているのかまるでわからない未知の感覚も手伝って、千早はまたしてもあっという間にアクメを迎える。

千早「おっぱい熱いぃぃっ♥♥♥♥おっぱいだけでイくぅぅっ!?♥♥♥♥わからないのにイかされるうぅっ♥♥♥ふあぁあああんっ!♥♥♥♥」

寄生触手そのものが千早本人の魔力をベースに作り出されている以上、それが生成する媚薬粘液も元をたどれば千早の魔力に由来する。
本人の魔力から作られた媚薬は予想以上に相性がよかったらしく、乳腺から逆流した粘液はあっという間に千早の両胸を侵し、
乳房の中で業火が燃え盛っていると錯覚させるほどの性感の高まりで千早を一気に追いつめる。

千早「あぁあ、あっ!?おねがい今は、っ♥♥♥♥いまだけはらめぇぇっ♥♥♥♥中はもういやっ、いやぁあぁあっ♥♥♥♥♥」

胸にばかり意識が向いている千早に思い出させるかのように、イソギンチャクが子宮と尻奥への責めをまた激しくし始めた。
本来なら下等な触手生物に過ぎなかったはずが、シャイニング・チハヤを延々凌辱し、啼かせ続けることで嗜虐欲に似た感覚を得たのか
怯えて取り乱し、ほとんど泣き叫んでいる千早を再び連続絶頂に叩き込める絶好の機会を得て、生き生きと動いているようにすら見える。

千早「あぅうんっ♥♥♥許しっ、ゆるひてぇっ♥♥♥♥もうイきすぎるくらいイったのっ♥♥♥♥これ以上イかせないれぇぇ!♥♥♥♥♥」

自分がはたして本心から抵抗しているのか、わざと挑発的なことを言って凌辱者の嗜虐欲を煽りたいのか、
それとも惨めさをあえて浮き彫りにして背徳的な被虐欲を燃え立たせたいのか、千早にはもうわからなくなっていた。
何も見えず、戦うことも逃げることすらもできず、ただ胸の先と下半身の欲深い二つの穴とその奥だけが、焼け落ちそうに熱い。

千早「触手、きもちよすぎるからぁっ♥♥♥♥イかないなんて無理ぃぃ♥♥♥♥あ、ぁ、あぁ、らめっらめっらめえぇ!?♥♥♥♥♥♥」

おそらく千早が何を言ったところで、もはや無意味だった。
すでに自身から独立している寄生触手と連携し、イソギンチャクは千早の子宮と直腸内と乳房に改めて媚薬粘液をどっぷりと吐き出した。

千早「イ、くっ、イくイくイくイくぅぅっ!?♥♥♥♥♥あ、あ……あ”~~~~~~~~~っっ♥♥♥♥♥♥ひあぁああぁああぁっっ♥♥♥♥♥♥」

身体が折れそうなほどに強く大きく背をのけぞらせ、敗北のシャインマジシャンは長く尾を引く絶唱を響かせる。
その残響が消えても余韻から降りてこられない千早を眺めつつ、響はネタバレのタイミングに楽しく思いを巡らせていた。

響(ふふふ……千早、自分の乳首の状態知ったらどんな顔するかなぁ。いやその前に、今、あの目隠しの下でどんな気持ちいい顔してるのかなぁ♪)

響(ま、とりあえず寄生触手の試運転兼ねて、もうしばらくイソ助には好きにさせてあげようかな?)

いったんここまで。

………おかしいな、ちーちゃん関係がまだ終わってないぞ。
もうお気づきの方も多いでしょうがこのあとちーちゃんによる春香さん逆レが入るわけです。
ひびたか行く前に。マジどうかしてる(>>1が)


そして>>542(= >>730 = >>769)さんと>>1の考えてる寄生触手がはたしてどの程度重なってるか非常に不安です。
乳首そのものが触手化するとかそういう話だったんじゃないのかと、書いた後で不安がふつふつと。
散々待たせたあげく、こんなんとちゃう、とかなったら死ぬしかないわけですが、どうでしたでしょうか?



次回投下はまた週末近くになると思います。土曜日、かな?







>>817
ビジュアル超見たいです(小声)
あるいは>>1の脳内でイソギンチャクに犯されまくっているちーちゃんのビジュアルを具現化させたいです。

>>542ですが、寄生触手はイメージ通りで最高です。千早の魔翌力で動いているとのことで、今後は魔法を使う度に対応して蠢き、彼女を苦しめて欲しいですね(ゲス顔)

乙。
千早も堕ちたなー。寄生は、自分は乳首に融ける感じでイメージしてましたが、これはこれでイメージしやすいです。いっそ、マジシャン全員呪いや後遺症持ちにしたい。次は千早が春香をレイブか。楽しみです。
絵はほしいですね。自分に絵こころがあれば描いているんですが...。誰か描いてください。お願いします。

乙。
幹部に見られながら触手地獄に乳首寄生。千早の淫獄は終わらない...。
乳首寄生は千早の魔翌翌翌力で働くということですが、自分も同じ原理で寄生系考えていました。上でも出てましたが、戦いながら悶えるのはいいですよね...。自分はクリ寄生でペニス化ですが。股間をモジモジさせながら戦い、果てはペニス化したクリを自分でシコるか、仲間や敵にイカされてエネルギーを出されるか。美希や伊織、雪歩に生やしたいな...。
美希には尊敬してる千早同様にスライムと触手の媚薬粘液地獄に、伊織はやよいに無尽蔵な体力で延々犯され、雪歩は犬系怪人や貴音にアナル責め。律子製の強化・合成怪人。幹部交えての乱交撮影会で、変わり果てた三人の変化を思い知らされる。いろいろ妄想して待っています。
今夜も楽しみにしています。

今夜来れる際は先日よろしくド深夜になります。
むしろ明日日曜25日までズレこむ可能性が大いにあります。
ほ、ほら、前回も「土曜日、かな?」としか言ってないし…… …毎度すみません。



>>830
実際の戦闘にも組み込めたらいいねとか思っております。
それが難しい場合も、今後の安価前の戦闘描写ではややエロい方向を取り入れてみたいなと。

>>831
お気持ちだけでも大変ありがたいです。各人が妄想するからいいって話もありますしね!
そしてすべては次の安価次第なのでしばらくお待ちください(汗)

>>832
なんていうか、どれも大変ステキですねえ……
中でもスライムと触手がセットで責めるとかいいですねえ…(趣味丸出し)
次の安価のときまでに牙(妄想)をたっぷり研いでおいてください。こちらもがんばります。

今書いてます、書いてるところなんです(蕎麦屋の出前を地で行く書き手の屑)

またド深夜コースになる可能性が非常に高いです。毎度ごめんなさい。

………お察しの通り、豪快に寝落ちをかましました。
ド深夜どころの話じゃなかった。大変申し訳ありませんでした。

今夜は、今夜こそは投下します。もうちょっと待ってください。

身体を床に下ろされたものの上体すら支えられず、尻だけを高く上げて倒れ伏した千早は両腕を背中に回され、全身を縛り上げられている。
なおも顔を覆ったままの目隠しを除けば、初めて陵辱され尽くしたときの―――そして、千早に助けられる直前の春香の姿勢とよく似ていた。

ただ、あのときの春香と今の千早が明確に違うのは、ほかのマジシャンが助けに来てくれる望みが限りなく薄いことと、
万にひとつ誰かが来られたとしても、この場にいる総帥や幹部に阻まれ、結局のところ助けにはならないだろう、ということ。

加えて、シャイニング・チハヤを拘束し、取り囲み、ひっきりなしに白濁液を浴びせかけ催淫ガスを噴きつけ、
代わる代わる触手で千早をレイプしては牝穴に媚薬粘液を注ぎ込むイソギンチャクたちの数が、二匹どころか二十匹でもきかないこと。

そしてなにより大きな違いは、千早が、助けとは別のものを望んでいるということだった。

千早「あへぇぇ、あは、ぁ、すご、しゅごい……ぃ♥♥♥触手お○んぽいいれすっ♥♥♥もっとぉ、もっろじゅぽじゅぽしてくらしゃいぃっ♥♥♥♥」

女の、あるいは牝の象徴ともいえる子宮、その中の隅々まで触手で可愛がられる魔性の悦楽をたっぷりと堪能させられてしまい、
ほんの少し前まで純潔を守っていたはずの千早の身体は今や、イソギンチャクとその触手に完全に屈従していた。
思考能力もほとんど奪われ、今では抵抗や拒絶の言葉ですらその口から発せられることはなくなっている。
だらしなく口の外にまではみ出ているその舌の先から、つーっと糸を引いて唾液が垂れ落ちていく。

千早「はひぃっ♥♥♥あはあぁ、あんっ♥♥おくっ、お○んこの奥いいのぉ……♥♥♥ぐちゅぐちゅされるのいいっ、しゅきぃい♥♥♥♥」

疑似ペニスへの執拗な吸精責めでよがり狂わされたシャイニング・ハルカの恥辱を追体験させるかのように、
屈辱的な姿勢を強いられたシャイニング・チハヤに多数のイソギンチャクが群がり、容赦のない凌辱を加え続けていた。

瑞々しいピンク色でひくひくと震える千早のヴァギナを無遠慮に押し開き、ずちゅずちゅと激しい水音を立てて触手が出入りする。
突き込まれるたびに千早の愛液か、逆流してきたイソギンチャクの媚毒か、あるいは両方が混じり合った白っぽい液体が飛沫のように飛び散った。

膣への触手の抜き挿しが繰り返されるそばでは、タッチの差で一番槍になりそこねた無数の春香ペニス触手がふらふらと漂い、
とろけきった淫門をこじ開け、マジシャンを屈服させた証である媚薬粘液を吐き出す順番待ちをしている。

千早「おしりぃぃ、はぁあんっ♥♥きもひいいっ、あひっ♥んひゃぁあ♥♥♥とけちゃうぅ、おかひくなるぅっ♥♥♥♥」

イソギンチャクたちは直腸や子宮にまで直接もぐり込む細触手での凌辱でなく、集団でのペニス触手による輪姦を選択していた。
高く上げられたままひくつく千早の桃尻にも何本もの触手が群がり、すぼまった菊座を左右から引っ張って広げると
複数のペニス触手が決して大きくはない淫穴へと襲い掛かり、先を争うようにしてぎちぎちとその身を中へとねじ込んでいく。

千早「おふ…っ、おほぉぉぉ♥♥♥♥しょくひゅぅ、触手そんなにいっぱいぃ、ぃっ♥♥♥なかでからんでるっ、あぁんっ、こすれてりゅぅ♥♥♥」

床にべったりと頬をつけ、目隠し越しでもはっきりとわかるしまりのない表情を浮かべ、快楽に狂ったシャイニング・チハヤが淫らに啼く。
触手がある程度弾力性を備えているとはいえ、尻穴の限度近くまでみちみちに詰め込まれ、無秩序にピストンされているというのに
生身では耐えられないであろうその淫虐すら、媚薬を芯まで染み込まされた千早のアナルはすべて肉悦に変換してしまっていた。
千早の後ろの穴をシェアしたイソギンチャクたちは、ぶぼっ、ぐぽっ、と聞くに堪えない音を立てながら
触手どうしが中でごりごりとこすれ合うことにも構わず出し入れを続け、千早への快楽責めと自分たちの性欲処理を同時並行で行う。

自分たちの数が多すぎて、華奢なマジシャンの「使えるところ」はすべて使わなくてはとうてい足りない、と気づいた触手生物たちは
それまで主な標的としていた前後の蜜壺を犯すだけでなく、千早の身体のあらゆるところに淫猥な触手を巻き付け、這い回らせ、擦り付けていた。

千早「あぅうんっ、吸われっ、すわれてりゅぅぅ…♥♥♥媚薬ぅ、もっとぬちゅぬちゅって、して♥♥♥♥粘液まみれにしてぇぇっ♥♥♥♥」

控えめなサイズながら丸く整った尻肉にはもちろん、薄く脂肪ののったへそやお腹まわりにも、すらりと締まった太ももにも、
果ては拘束された腕や手の指にまで吸引責め触手を吸い付かせ、内部に生え揃った繊毛状の触手で媚薬をたっぷりと塗りつけながらねぶり回す。
白くきめ細やかな肌を強く吸い上げ、まるで自分たちが快楽に堕とした千早の所有権を声高に主張するかのように
吸引触手たちはシャイニング・チハヤの身体の至る所に、ねっとりと粘液で濡れ光る猥りがわしいキスマークを刻んでゆく。

千早「あ、…んちゅっ、じゅるっ…♥♥♥むぐっ、ん、んぅぅ♥♥♥んぅんんっ!♥♥♥♥♥あむっ、っぅ、んんんんっ♥♥♥♥」

さらに、吸いつく先を求めてふらついていたうちの一本が、ちょうど空いていた唇に近づき、当然のように中へ這い込むと
もはや嬌声と喘ぎを発する以外の役割を失った千早の舌を難なく絡め取り、恋人同士の口づけにも似た情熱的な吸引責めを始めた。
その動きに最初は驚き、びくりと身体を震わせた千早だったが、すぐに自分から積極的に舌を動かし、触手の先端のイソギンチャクに口づける。

千早(わ、私…、触手とキス、してるっ♥♥♥イソギンチャクに舌、吸われて……♥♥♥舌までっ、ねとねとに犯されるの気持ちいいっ♥♥♥♥)

繊細な触手の群れがおずおずと伸ばされた千早の舌をやさしく迎え入れ、そっと撫でたりつついたりと多彩な動きで翻弄する。
同時に、どくどくと無限に湧き出てくる媚薬粘液を千早の舌に絡めつけるだけでなく、口の中へも着実に送り込み続けていた。

千早「んくっ、んく……ごくっ、ん、んんっ♥♥♥んぐっ、こくっ、んん…ん♥♥♥んちゅっ、ちゅ……♥♥♥♥」

千早(ああ、粘液っ、媚薬粘液ぃ…!♥♥♥こぼしたらもったいない♥♥♥熱くて、……甘い♥♥美味しいぃ、っ♥♥♥♥もっと、もっとぉぉ♥♥♥♥)

ペニス触手が荒々しく口の中を犯す動きと、叩きつけるように喉奥を狙って吐き出される媚薬粘液の勢いに慣れてしまった千早にとって
優しく、ゆっくりと触手のキスで丹念に舌を犯され、ごく少量ずつ、終わることのない嚥下を強いられる粘液責めは完全に未知のものだった。
それゆえに千早はほとんど思考停止の状態のまま淫靡な毒液を飲み干し、あまつさえ追加を求めて触手を吸い上げさえしてしまう。

千早が細いのどをしきりに鳴らして精毒を啜っている下で、響が乳首の根元に植え付けた寄生触手も活発に蠢いていた。
宿主の性感の高まりを敏感に察知すると、シャイニング・チハヤの魔力を拝借して生成した特製ブレンドの媚薬粘液を分泌させ
小さく震える敏感な突起の根元から先端までゆっくりと念入りに、筆でなでるようにしながら塗り込めていく。
ただでさえ立ち上がっていた千早の乳首は新たな刺激を受けて、痛々しいほどに激しく勃起し、その存在を主張していた。

千早(乳首っ、熱くてすごぃぃ♥♥♥これっ、絶対立ってしまって、る…♥♥♥どうしてこんなっ、急に、ていねいにぃぃ!♥♥♥)

自身の体に起きた異変に気づかないまま、まだ吸引触手で嬲られていると思い込んでいる千早は
フェラチオ責め同様方針を変えたように感じられる乳首への責めに少し戸惑いつつも、送り込まれる快楽はしっかりと享受する。
口を吸引触手にふさがれてはいても息遣いが荒くなり、乳首を撫で上げられるたびに目じりを下げて身体をくねらせ、
その動きに反応した寄生触手がさらなる効果的な責め方と媚薬の調合を模索するという、奇妙な共生関係がすでに成り立っていた。

やがて、千早のヴァギナを犯す太い触手も、アナルに詰め込まれている何本もの触手も、一斉にびくびくと痙攣し始めた。
目隠しをされた千早本人からは見えていないが、本体のイソギンチャクたちも同様に身体をぶるぶると震わせていて
挿入していない残りの触手は宙に高々と掲げ上げられ、狂ったように波打っている。

千早(あ、あぁ♥♥♥来る来ちゃうぅ、触手お○んぽ中でふくらんでるっ♥♥♥♥びくびくってしてる、震えちゃうぅ、私も、私もぉぉ♥♥♥)

膣内と腸内から感じる愛おしい脈動にあっという間に追い詰められ、千早の身体も爆発寸前になっている絶妙のタイミングで
ディープキスを続けていた口内の吸引触手が千早の舌を解放し、ゆっくりと口から抜け出ていく。
そして、妨げるものが何もなくなったシャイニング・チハヤの口が、舌が即座に発したのは、惨めで甘美な敗北宣言だった。

千早「は、ぁあぁっ♥♥♥らひてぇっ、媚薬粘液くだしゃいぃっ♥♥♥♥おひりもおま○こもいっぱいにしてイかせてくらしゃいぃぃ♥♥♥♥」

言葉も発しない、理解しているかすら定かでない、ブラックジャンボでも最下級の触手生物を相手にアクメを懇願してしまうシャイニング・チハヤ。
そして、「よく言えました」という褒め言葉をかけてやるかわりに、千早の中の触手たちは一瞬ぐっと大きく先端を膨張させると
注文通りの濃厚な催淫汁を、ご褒美を今か今かと待ち構えて震える敗北の魔法戦士のヴァギナに、アナルに、勢いよく注ぎ込み始める。

ごぶぐびゅぅぅぅっ、ずびゅるる、ぐちゅんっ、どびゅるっびちゅびちゅっ…!

千早「あひゃぁあんんっっ♥♥♥はいってくるっ、イソギンチャクせーえき入ってくりゅぅ♥♥♥びゅくびゅく注がれてぇ、ふあぁ、あぁあ♥♥♥♥」

前の肉壺と後ろの排泄穴を望みどおりに煮えたぎる白濁液でいっぱいにされ、千早は縛られた身体をあらん限りの力でよじり、
髪を振り乱して恥ずかしい言葉を叫び続ける。その間にもイソギンチャクたちは後から後から新鮮な毒液を吐き出し続け、
単純ながら効果抜群の連続射精責めでシャイニング・チハヤの身体と心をあらためて屈服させようとしていた。

千早「媚薬粘液しゃいこうれすっ♥♥♥♥イくぅぅっイきましゅぅぅ♥♥♥♥お○んこもおひりもイくっイっくぅぅぅううぅ♥♥♥♥♥」

その目論見通りに千早は即座に陥落させられ、喜悦一色に染まり切ったあられもない絶叫を上げる。
犬の交尾にも似たあさましい姿勢で、犬ですらない魔物の群れに汚らわしい触手で全身を汚し尽くされ、
それでも千早の心の中を埋め尽くすのは歓喜であり、全身を満たしているのは肉の悦びだった。

千早「触手おち○ぽしゅきぃ、らいしゅきれしゅっ♥♥♥♥イソギンチャクもしゅきなのぉ、らってしょくしゅ、きもひいぃのぉおっ♥♥♥♥」

千早「ごめんなしゃいぃ♥♥♥はるかぁ、ぷろでゅーさーごめんなしゃいっ、ゆるひてええ♥♥♥♥しょくしゅでイってごめんなしゃいぃぃ!♥♥♥♥」

目隠しの下の視界でいったい誰の顔が見えているのか、狂乱状態に陥った千早が金切り声で謝っていた。
隙間からあふれだし頬を伝い落ちる涙が、不甲斐なさや悔しさから流れているのか、それとも歓喜によるものなのか、
おそらくは本人にすらわからないまま千早はただ声を限りに叫び続ける。

千早「はひぃぃんっまたイくぅ♥♥♥♥イきながらイくぅぅ♥♥♥♥あぁあっイクイクイクイグっ♥♥♥♥♥あはぁあぁあぁんんんっっ♥♥♥♥」

膣壁を媚薬粘液に叩かれて絶頂し、腸壁をごりごりと複数の偽春香ペニスに擦り上げられてアクメを迎え、
その何本もの触手が吐き出した媚毒に直腸を灼かれてイき、毒液を吐き出す膣内の触手の震えで意識を飛ばされる。
いつまでも千早が連続絶頂から降りてこられないのを見て取った寄生触手がそれに反応して乳首を強くひねり上げて押しつぶし、
ほんの数cmの細い触手の動きだけでまたシャイニング・チハヤの身体はオーガズムに達してしまう。

千早「あ、は、はぁ、んんんっ♥♥♥♥ はぁーっ、ひーっ、しょくひゅ、しゅごぃ、ぃ♥♥♥あへぇぇ……も、りゃめぇ♥♥♥♥」

気息奄々で、意識も朦朧としているシャイニング・チハヤを取り囲んだイソギンチャクの群れは、
挿入前のすでにいきり立ったペニス触手でぞんざいに狙いをつけると、めいめい好き勝手に媚薬粘液を吐き掛け始めた。
顔といわず髪といわず、身体の至る所に汚液がべっとりと張りつき、元の衣装の色がわからなくなるほど千早を白く染め上げていく。

千早「ひゃうぅ♥♥♥あつ、あちゅいぃ……♥♥♥そんにゃぁあ、もったいない、かけるより中にっ、なかにぃぃ………♥♥♥♥」

肌にも顔にも、髪の毛にまで媚薬粘液をぶちまけられ、身体を小さく震わせながらうわごとのように呟き続ける千早。
その声をまるで無視して、イソギンチャクたちは無尽蔵とも思えるほどの粘液を放ち、外からもシャイニング・チハヤを汚していった。

………………
…………
……

千早「あひっ、イ、っく♥♥♥♥おほぉぉ♥♥♥♥おひり、おひり、イグっ♥♥♥♥」

たっぷりと膣内を、腸内を粘液漬けにした触手たちが、千早の中から抜け出ていく。
特に尻穴では、中にひしめいていた複数の触手がいっぺんに引き抜かれ、その無秩序なうねりにかきまわされて
千早はまた軽い連続絶頂に達し、同時に溜まっていた粘液も掻きだされて垂れ落ち始める。
その量も今までに比してはっきりと多く、ほとんど止まることのない小さな滝の様相を呈していた。

千早「あ、ぁ、おっぱい、乳首もいいっ♥♥♥にゅるにゅるされるのきもちぃぃ♥♥♥」

シャイニング・チハヤがほとんど全身白濁まみれにされている中でも、寄生触手は忠実に働いていた。
周囲にへばりついた粘液をわざわざ掬い取って乳首にしっかりとまぶしつけ、さらに自身が分泌する媚液も混ぜ合わせて
くちゅくちゅと敏感な肉突起をマッサージし、常に千早の身体に刺激を送り込み続けて休むことを許さない。

栓を失った千早のヴァギナとアナルは物欲しげにひくひくと動き、まるでそこにだけ別の生き物が息づいているようだった。
奥でまだ大量にたゆたっている媚薬粘液がどんどん両穴から垂れて来ていることに気づいてか気づかずか、
千早は拘束されている中で可能な最大限の範囲で小ぶりながら形の整ったヒップをふりふりと左右に揺らし、
芯まで媚びきった甘えた声で、イソギンチャクたちに挿入を、さらなる凌辱をねだる。

千早「来てぇぇ♥♥早くっ、はやくぅ……♥♥♥私の、いやらしい穴っ、どっち使ってもいいからぁ♥♥♥」

ポーズだけでなく言動まですっかり牝犬そのものと化したシャイニング・チハヤを、響と三人の幹部たちが眺めていた。
達成感にあふれ満面の笑みを浮かべる響、ただ冷ややかな視線を送る律子、興味津々の様子で見守るあずさ、
そして息遣いが乱れに乱れ、何度も唇を舐めていて発情しているのが一目でわかるやよい、と反応も様々である。

やよい「ああっ千早さん、あんなにお○んこぱくぱくしてれぅ♥♥りりしい千早さんもいいけど、えっちな千早さんもかわいいれすぅ♥」

響「どうどう、やよい、ちょっと落ち着こうか。千早がいま誘ってるのはやよいじゃないからなー?」

スカートを力強く押し上げているやよいの股間の存在に気づき、苦笑いを浮かべた響がやんわりと諌めるかたわら、
あずさと律子もまたのんびりと適当な会話を交わしていた。

あずさ「いやらしい匂いがここまで漂ってきちゃいそうですね~♥あの千早ちゃんが、あんなにエッチになっちゃうなんて」

律子「当然ですよ。日頃真面目でストイック、みたいなのほど、例外なく裏で溜め込んでるんですから」

あずさ「あらあら……うふふ、なんだかずいぶん実感こもってませんか、律子さん?もしかして律子さんも…」

律子「一般論ですって。それに仮にそうだとしても、私はシャイニング・チハヤみたいに触手ち○ぽだけで屈服したりしませんよ」

距離的には聞こえていてもおかしくない四人の会話も、千早の耳にはまったく入っていないようだった。
なおもシャイニング・チハヤは艶めかしく腰をくねらせ、聞いている方が恥ずかしくなるほど直截的なおねだりを止めない。

千早「おしりもおま○こもいじめてほしいのっ♥♥♥もっと犯してぇ♥♥♥イソギンチャク触手お○んぽでいっぱいレイプしてくだしゃいっ♥♥♥♥」

しかし、千早の予想に反して、いつまで経っても乳首のみをじわじわ嬲られるだけで挿入される気配がない。
じれったさと物足りなさに負けて千早が再び声を上げようとしたタイミングで、響が急に割り込んだ。

響「よし、じゃ、今日はそろそろお開きにしよう。千早もすぐ解放してあげるからね」

ちょっと中断します、明日、というか28日夜~29日早朝こそちーちゃん×はるるんを……



Q.なんでまだ触手陵辱が続いてるんですか?

A.(こんなに続くのは)やばいと思ったが性欲(と趣味)を抑えきれなかった


Q.これもうちーちゃん戦線復帰は本格的に無理じゃないですか?

A.大丈夫です、今後は遭遇するたびにトラウマが蘇り抵抗できないままぐちょぐちょにされる程度だと思います(大丈夫じゃない)

 ※なおもちろん実際の進行でそんな風にはしません、あくまでネタです



もう、それもこれも全部、ちーちゃんのいじめてほしそうなオーラがよくない。
でも一番悪いのは>>1です。当たり前です。ごめんなさい、おやすみなさい。

例によって例のごとく日付変わります。もうしばらくお待ちください。
Yes深夜投下、No寝落ち。



>触手好きですね、本当に。

心の底から大好きです、たとえ呆れられても引かれても好きです(喜色満面)

いまさらながら触手属性のない、もしくは少ない方には申し訳ないですが
趣味を全力ストレートでぶつけていくスタイルなのでどうぞご了承ください。

千早「え…………かい、ほう?」

急に話しかけられたのと理解が追いついていないのとで、千早の声色は純度100%の疑問になっていた。
そんな難しいことはなにも言ってないのに、と内心苦笑しつつ、響は千早に説明を続ける。

響「そう解放、か・い・ほ・う!自分たちアジトに戻るからさ、千早もきょうはもうお家に帰りなよ」

響がそう言い終わらないうちに、千早を拘束しているイソギンチャクたちの触手の力がゆるみ始めた。
一部のものは少し名残惜しそうににゅるにゅると肌の表面をくねりつつ、それでも速やかに千早から離れてゆく。

千早「あ、あぁっ、なんれぇ!?まって、まってぇ、まだ足りないのぉ♥♥」

手足や身体の自由を奪っていた肉紐たちがそれぞれ離れて行くのを肌から伝わる感覚で察し、
シャイニング・チハヤが口にしたのは安堵の言葉でも復讐の決意でもなく、切なげな慰留だった。
凌辱され続けたせいか拘束を解かれても腰や足がすぐには立たず、服従の牝犬スタイルのままで
千早は桃尻をなおもくいくいと揺すりながら懇願を続ける。

千早「触手っ、触手いれてくだしゃいぃ♥♥♥さっきまでみたいに犯してくれるだけでいいからぁぁ♥♥♥♥」

そばで様子を見ている響とやよいにも、もちろん律子にもあずさにもその声は届いていた。
多少の温度差はあるものの、ブラックジャンボ首脳陣はみな一様に笑みを浮かべて千早の痴態を観察する。

響「シャイニング・チハヤはもうカンペキにイソ助にメロメロにされちゃったなー。いい感じ♪」

やよい「えへへぇ、千早さんっ、わたしとおんなじですねっ♥♥うっうー、なんだかうれしいかもー♥♥」

拘束の中でも最後まで残っていたアイマスク状の触手が、千早の顔からゆっくりと離れていく。
ずっと遮断されていた光を顔に受けた千早は反射的に目を強くつぶり、そして響の楽しげな声を聞いた。

響「そんな変態マジシャンの千早のために、自分、いつでも大好きな触手と一緒にいられるようにしといてあげたぞ」

千早「え………?」

響「すぐにはわかんなくても仕方ないか。ほら、おっぱいのとこ、よーく見てみて?」

判断が鈍っている千早は敵の総帥の言葉にもかかわらず素直に従い、身体を力なく横たえると
顎を少し引くようにして目線を下げた。焦点すら合っていないように見えた目が、数瞬ののち、いっぱいに見開かれる。

千早「や………?! な、なにっ、いやぁあぁああ! これっ…触手っ、イソギンチャクがぁ、生え、て!?」

つつましやかな乳房のてっぺん、嬲られ続けて立ち上がっている乳首はさておき、その根元から大量の細い触手が伸び上がり、蠢く。
その光景の衝撃は、肉悦で陶酔しきっていた千早の意識を瞬時に現実に引き戻すには十分すぎるほどだった。

考えるよりも早く、ほとんど無意識のまま千早は手を動かしていた。
自身の身体に知らぬ間に付着している異物を取り除こうと、左右の手がそれぞれ乳首に迫り、

千早「ひ、あっひぃぃぁああ!?♥♥♥♥乳首っ、あはあぁあん!♥♥♥」

寄生触手たちは千早の指が触れる寸前で、実際の生物としてのイソギンチャクの触手同様に
素早く自身が生え出している穴へいっせいに引っ込み、その身を隠した。
当然の帰結として、千早の指は細く短い寄生触手ではなく、自分自身の乳首をしたたか挟みこんでしまう。

あずさ「千早ちゃんったら、また軽くイっちゃったみたい♥ おっぱいは強くするのがイイのかしら~?」

律子「今のはアクシデントじゃないですか。そのつもり無かったからこそイっちゃった、みたいな」

千早「やっ、あぁんっ!?♥♥ぶじゅぶじゅしてきもち悪いっ、取って、これ取ってぇぇっ♥♥♥」

とぼけたことを言うあずさと冷静な分析を行う律子をよそに、千早は必死で乳首を弄り回していた。
本人としてはおぞましい寄生触手をどうにかしたい一心なのだが、傍から見るとその姿は
乳首をしつこくつまみ、そのたびに全身をびくびくと跳ねさせているただの乳首オ○ニーとしか映らない。

千早の身体に直接根を張っている寄生触手は、千早の手の動きをどういう理屈かしっかりと読んでいて
接近されるたびに中へと退避し、指先がかすることすら許さない。細く白い千早の指が何度もトライしては空を切り、
生え穴から泉のように湧き出てくる媚薬粘液にまみれて爪や指先が照り光っていた。

響「あれー、千早、あんなに触手ほしいーって言ってたのに。せっかく植え付けてあげたの、気に入らなかった?」

千早「ひぁ、ひゃうぅ♥♥つまめないっ、これっ、ひぃぃん♥♥乳首っ乳首ぃぃっっ♥♥♥♥」

揶揄する響の声も聞こえていないのか、床に寝転がった千早は激しく身をよじらせながら
両方の乳首に指を這わせ、失敗が確約されている試行錯誤を繰り返しては身体を細かく痙攣させる。
寄生触手の方でも千早の隙をついて素早く顔をのぞかせては、乳首の周囲からつついて捻ってかわいがり、
小刻みに、立て続けに軽い乳首アクメを迎えている千早を堅実にアシストする。
せいぜい10mmにも満たない細触手の群れに翻弄され、のたうちまわるシャイニング・チハヤを眺め、
響と三人の幹部たちはこらえきれずに笑いあっていた。




千早「ひぃーっ………、はっ、へぁ、あ、ぁ………♥♥♥」

寄生触手に触れることもできないまま何度も自分で乳首を刺激してしまい、千早は肩で息をする。
それでも両手はまだ胸に添えられていたが、そこから手をどける体力すら危ういだけだった。

だいぶ前に聞いた気がする、重たくて湿ったものを引きずるような音がして、千早はそちらにぼんやりと目を向ける。
ちょうど、巨大な本体から分離したいくぶん小さいほうのスライムが近づいてきているところだった。

響「その乳首のとこの触手だけどさ。千早の身体にばっちり融合してるから、下手に攻撃とかはしないほうがいいよ」

響「これからはその子が365日24時間いつでもおっぱいいじめてくれるから、期待………ちょっとー、千早聞いてるー?」

寄生触手のすばらしさを懇々と説明していた響が、千早が上の空であることにようやく気づいてむくれた顔をする。
しかし、千早の視線の先がどこを向いているのかは確認せずとも響にはわかっていて、
だからこそ響は表面的に不機嫌を装っていても、自然と笑いがこみあげてくるのを抑えきれない。

媚薬スライムは今でもまだ、その身体の表面にシャイニング・ハルカを磔にしたままだった。
その体を構成している媚薬粘液そのものを変化させた軟体ペニスで子宮口に何度もキスするだけでなく、
子宮はもちろん卵管までどろどろの媚薬ゲルで埋め尽くし、不定形の動きで胎内から嬲る、スライムならではの凌辱。
貴音とともにその苛烈すぎる粘液レイプで絶頂を極めさせられた春香は、だいぶ長い時間が経ってもまだ意識が戻っていない。

響「ここまでよく頑張ったね、千早。ほら春香だよ、感動のご対面、ってやつさー!」

一言も発さず、ただ呆けたように春香を凝視している千早に向かってあえて響は声をかけるが、
もちろん千早は返事を返さない。それどころか、響のいる方に視線を送ることすらしなかった。
同じく気絶したままの貴音が裸身を晒し、やよいの肩に荷物のように担がれていることにもまったく注意を払わない。

響「今回はあずささんと律子と、それに貴音も来てくれるから、自分としてはもう十分なんだー。だから春香も千早も解放してあげるね」

響「『千早がちょっと魔力込めて触るだけで』、春香を離すように、ってスラ美2号には言ってあるから………」

どこかで聞いたような響のことばが、千早の耳を右から左へ素通りしていった。
視線が一点に釘づけになってまったく動かず、さらに無意識なのか千早がしきりと生唾を飲みこむのを確認し、
響はこれから起こることを想像してさらに笑みを深くする。

千早(ああぁ、春香の、はるか、の………♥♥♥本物っ、コピーじゃないっほんものっ!♥♥♥♥)

気を失ったまま拘束されているシャイニング・ハルカの赤いひらひらしたスカートを持ち上げて、
肥大化しきった疑似ペニス……春香のクリトリスが、顔をのぞかせていた。

千早の熱視線に気づいていないふりをしつつ、響は春香を飲み込んだスライムを千早のすぐそばまで移動させた。
すぐに立って動くことは無理でも、千早が少しだけ手を伸ばせば、春香の手を、足を拘束している半透明のゲルに簡単に触れられる。

響「貴音返して!っていうのはさすがに聞けないけど、春香はちゃんと返してあげるぞ。千早、ほら、早く助けてあげて?」

響に呼びかけられてようやく我に返ったのか、千早はびくりと身体を震わせた。




千早(私が………私が少し魔力を集中させさえすれば、春香を、助けてあげられる……)

私のすぐ目の前、目をつぶり少しうつむき気味の春香の姿は、最後に見たときとほとんど変わっていなかった。

あずささんと律子が堕とされてしまったあと、四条さんと二人でいやらしいスライムに捕らえられ、
お尻もおま○こも、ぶにゅぶにゅと形を変え続けるスライムお○んぽでねっとりと執拗に犯されて………
媚薬粘液をあふれるくらい出されて、何度も、何度もイかされていた、春香。

春香も私も解放する、と「総帥」が言っているのはきっと、嘘じゃないはず。
三人をすぐに助けられないのは悔しいけれど、ここを脱することさえできたら、いずれ巻き返すチャンスはきっと来る。

だから私がしなくてはいけないことは一つしかない。
このぶよぶよした、生き物かどうかも怪しい半透明の塊から春香を一刻も早く解放してあげて、
ついでにこの小さい方のスライムはせめて倒して、そして春香を連れてすぐに脱出する。
とても単純だった。間違ってしまいそうな手順も目立った障害もない。

なのに、私の視線はどうしても、春香のスカートに吸い寄せられてしまう。
スカート……、を、持ち上げて、顔をのぞかせているモノ、に………❤❤❤





響たち四人が見守る前、ゆっくりと這うように、千早が拘束された春香に近づく。
少し震える手をおずおずと差し伸べて、春香の手足を縛めているスライムに触れようと――
――した、その軌道を変え、千早の手はぴんと立ち上がったままの春香の勃起クリトリスを優しく握りしめた。

千早「はぁっ、はっ、春香のっ、春香のおち○ぽっ❤❤❤」

熱に浮かされたようにぶつぶつ呟き続けながら、千早はスライムの体を手ですくい上げると
たっぷりと春香の疑似ペニスになでつけ、塗り付けてコーティングしてゆく。

千早「あはっ❤❤びくびくってして……❤❤❤ん、んむっ、ちゅっ、じゅるるっ!んふ、はぅ、ふむぅぅ❤❤❤」

そして、てらてらと光るくらいになった春香のクリトリスを、千早は当然のように口に含む。
熱心にしゃぶりつき、いとおしげに奉仕を始めるシャイニング・チハヤを見る響たちの目は、確かに笑っていた。

………………
…………
……

春香(ん……… なんか、ちろちろってされてるなぁ、おなか、あつい…)

ぼんやりした頭で最初に考えたのはそんな感じのことでした。
全身が気だるくて、妙に重たくて、手とか足の感覚がいまいちありません。

昨日、寝る前何してたのか、そもそもいつ寝たかもよく思い出せない気がします。
なんにしても目が覚めちゃったからには、早く起きないと………

そう思って、目を開けた私が見たのは。

千早「んっ、んちゅっ………❤❤❤んんん、ずぞっ、じゅぱっ、ふむぅんっ❤❤❤」

春香「え……… ………え? ちは、やっはひぃぃっ、いぁああぁっ!?❤❤❤❤」

私のおちん○んをじゅるじゅるって音を立てて、激しくしゃぶっている千早ちゃ、んんん❤❤❤!?

春香「な、っに、あ、あ!?うごけな、っ、やめっ、ちは、あうぅぅんんっ❤❤❤❤」

忘れていた………忘れていたかった、こと。
それが一度に全部、頭の中に戻ってきて、わけがわかりませんでした。

春香(スライムっ…スライムにわたし、処女……、うばわれ、て❤❤いっぱいイかされてっ❤❤❤)

春香(でもお○んちんはなかったのに!?❤❤❤なんでまたおちん○んっ、しかも、千早ちゃ、んんっ❤❤❤❤)

そのときちょうど目が合って、私が意識を取り戻したことに千早ちゃんが気づきました。
千早ちゃんは目じりを下げて笑うと吸い付いていたわたしのお○んちんからお口を離し、
おかげでわたしにも、なんとか会話をするだけの余裕ができます。

千早「あっ、春香、おはよう……❤春香が目を覚ますの、待ってたのよ」

春香「ち、千早ちゃんっ、なにしてるの!?やめて、こんなの、すぐやめっきゃひぃぃぃっ❤❤❤」

喋っている途中でいきなり千早ちゃんにおち○ちんをぎゅっと握りしめられて、
同時に空いている方の手でくりくりと先端のところをいじられて、叫ばされてしまいました。
思わずのけぞったわたしをとろんとした目で見つめながら、千早ちゃんは言います。

千早「こんなの、って、何かしら…❤こういうの?こういうのっ?❤❤❤」

春香「ひぎぃぃ❤❤や、ちはっ、んほっぉぉおぉ❤❤❤ふにゃぁああぁあ!?❤❤❤」

千早ちゃんの細くて繊細な指が、わたしのお○んちんの先っぽの穴をくちゅくちゅかき混ぜて……❤❤
そして、もう片方の手は今度はわたしのお尻に伸びてきていました。
ほんの少しだけ、指先だけつぷっ、と入ってきたその刺激で、わたしは頭を真っ白にされてしまいます。

春香「やらっやらぁ!❤❤❤千早ちゃ、んんんぅっ!?❤❤❤❤一体どうしちゃったのっ、こんなぁぁ❤❤❤」

ただでさえ頭がぐちゃぐちゃなところで、おちん○んやおしりを千早ちゃんにいじめられて、
わたしはもう何も考えられなくされてしまっていました。

千早「もう、がまんできないっ❤❤❤起きるまではちゃんと待ったもの、いいわよね春香っ…❤❤❤」

はっと気が付いたときには、ふにゃふにゃになった笑顔を浮かべた千早ちゃんがわたしの上にまたがっていました。
わたしが何か言うよりも早く千早ちゃんは身体を移動させ、まっすぐ上を向いてしまっているわたしのおち○んちん、
そのちょうど真上をまたぐようにして腰を浮かせます。

春香「や、だめ、だよ千早ちゃん………こんなことしちゃダメっ、ねえ、落ち着いて……?」

どうして千早ちゃんがこんな風になってしまったのか、わかりませんけど。
千早ちゃんがいま何をしようとしているのか、ということなら、わたしにもわかります。わかって、しまいます。

膝立ちになった千早ちゃんはわざわざスカートをまくりあげて、ショーツをはいていないその下をわたしに見せつけました。
そして、右手をゆっくりと下ろすと、人差し指と中指でおま○こに触れて……

千早「ん、っ………❤❤❤」

くちゅり、と音を立てて左右に押し開き、きれいなピンク色をした中の様子がいやでも見えてしまいます。
でも、見えてしまったのはそれだけじゃなくて。うっとりした顔の千早ちゃんが開いてみせたお○んこからは
白っぽくてどろどろとした液体が流れ出し、後から後から垂れてきて止まりません。

春香(あぁ、そんな、千早ちゃんまでっ……媚薬粘液あんなに出されて、ひどい……!)

ゆっくりと千早ちゃんが腰を下ろし始めます。わたしはなんとか止めさせようと、それか逃げようとしましたが、
スライムにまだ手も足も捕まえられている今の状態じゃどうにもできません。

千早「お○んぽっ、春香のおち○ぽ……❤❤❤入る、入ってくるもう入っちゃうぅ❤❤」

お○んちんの先が千早ちゃんのおま○こに触って、ぴちゅ、と水音を立てます。
さっきから千早ちゃんがあふれさせている媚薬粘液がまたわたしのお○んちんにもかかって、
その触れたところは身体のほかの部分よりもはっきりと熱くなって。

春香「千早ちゃん、千早ちゃんっ、やめて…!マジシャンなんだからわたしたちっ、負けちゃだめぇ!!」

千早ちゃんに向けて必死で叫んだことばはたぶん、わたし自身のためでもありました。

千早ちゃんに犯されてしまう、わたしの偽物お○んちんを相手にセックスされてしまう、なんて、
そんなの絶対ダメに決まってます。わたしにとっても千早ちゃんにとっても、です。
それなのに、期待なんかしたらいけないのに、わたしの頭のなかのどこかで
千早ちゃんにわたしの偽物お○んちんを入れる感触はどんな感じなんだろうとか、
身動きできない状態で千早ちゃんに襲われるのが楽しみだとか、そういう考えが浮かんできてしまいます。

流されたら、きもちいいのに負けたらダメ、
改めて強くそう思い込もうとするわたしの目の前で、千早ちゃんは動きを止めてくれません。

だめ ねます もうちょい ごめんなさい

なんだこれ………>>854のレスを書いた記憶がほとんどない……

しかもよく見たらハートマークがいつもと違う奴になってる。
ド深夜はやはりいけませんね。

次回はおそらくまた土曜日(2日)夜になります。
ハートマーク含めてちょっとリテイク入れて投下します。

この週末でできればまた安価が出せるようになったらいいなぁと思っております。

ちょっと遅くなるかもしれませんが、できれば今から4時間くらいのうちに。

今晩だけでは終わりそうにない、という旨を最初にお伝えしておきます。

現状いけそうなところまで>>849から投下し直します。

千早「え…………っ、かい、ほう…?」

急に話しかけられたのと理解が追いついていないのとで、千早の声色は純度100%の疑問に満ちていた。
そんな難しいことはなにも言ってないのに、と内心苦笑しつつ、響は千早に説明を続ける。

響「そう解放、か・い・ほ・う!自分たちアジトに戻るからさ、千早もきょうはもうお家に帰りなよ」

響がそう言い終わらないうちに、千早を拘束しているイソギンチャクたちの触手の力がゆるみ始めた。
一部のものは少し名残惜しそうににゅるにゅると肌の表面をくねりつつ、それでも速やかに千早から離れてゆく。

千早「あ、あぁっ、なんれぇ!?まって、まってぇ、まだ足りないのぉ♥♥」

手足や身体に絡みつき、自由を奪っていた肉紐たちがそれぞれ離れて行く感覚が肌から伝わってくる。
それを知ったシャイニング・チハヤがまず口にしたのは、安堵の言葉でも復讐の決意でもなく、切なげな慰留だった。
長時間にわたり凌辱され続けていたせいか拘束をほぼ解かれても腰や足がすぐには立たず、
尻だけを持ち上げて伏せた服従の牝犬スタイルのまま、千早は桃尻をなおもくいくいと揺すって懇願を続ける。

千早「触手っ、触手いれてくだしゃいぃ♥♥♥さっきまでみたいに犯ひてっ、もっとオシオキしてぇ♥♥♥」

そばで静かに様子を見ている響とやよいにも、もちろん律子にもあずさにもその声は届いていた。
多少の温度差はあるものの、ブラックジャンボ首脳陣はみな一様に笑みを浮かべて千早の痴態を観察する。

響「あっはは、シャイニング・チハヤ、カンペキにイソ助にメロメロにされたな。しっかり反省できたね♪」

やよい「えへへぇ、千早さんっ、わたしとおんなじですっ♥♥うっうー、なんだかうれしいかもー♥♥」

拘束の中でも最後まで残っていたアイマスク状の触手が、千早の顔からゆっくりと離れていく。
ずっと遮断されていた光を顔に受けた千早は反射的に目を強くつぶり、そして響の楽しげな声を聞いた。

響「そんなヘンタイマジシャンの千早のために自分が、いつでも大好きな触手と一緒にいられるようにしといてあげたぞ」

千早「え………?」

響「すぐにはわかんなくても仕方ないか。ほら、おっぱいのとこ、よーく見てみて?」

判断力が鈍り、低下しきっている千早は敵の総帥の言葉にもかかわらず素直に従い、
身体を力なく横たえると顎を少し引くようにして目線を下げた。
焦点すら合っていないように見えたその目が、数瞬ののち、いっぱいに見開かれる。

千早「や………?! な、なにっ、いやぁあぁああ! これっ…触手っ、イソギンチャクが、生え、て!?」

つつましやかな乳房のてっぺん、嬲られ続けて立ち上がっている乳首…その根元から大量の細い触手が伸び上がり、蠢いている。
その光景の衝撃は、肉悦で陶酔しきっていた千早の意識を瞬時に現実に引き戻すには十分すぎるほどだった。

考えるよりも早く、ほとんど無意識のまま千早は手を動かしていた。
自身の身体に知らぬ間に付着している異物を取り除こうと、左右の手がそれぞれ乳首に迫り、

千早「ひ、あっひぃぃぁああ!?♥♥♥♥乳首っ、あはあぁあん!♥♥♥」

寄生触手たちは千早の指が触れる寸前で、実際の生物としてのイソギンチャクの触手同様に
素早く自身が生え出している穴へいっせいに引っ込み、その身を隠した。
当然の帰結として、千早の指は細く短い寄生触手ではなく、自分自身の乳首をしたたか挟みこんでしまう。

あずさ「千早ちゃんったら、また軽くイっちゃったみたい♥ おっぱいは強くするのがイイのかしら~?」

律子「今のはアクシデントじゃないですか。そのつもり無かったからこそイっちゃった、みたいな」

千早「やっ、あぁんっ!?♥♥ぶじゅぶじゅしてきもち悪いっ、取って、これ取ってぇぇっ♥♥♥」

とぼけたことを言うあずさと冷静な分析を行う律子をよそに、千早は必死で乳首を弄り回していた。
本人としてはおぞましい寄生触手をどうにかしたい一心なのだが、傍から見るとその姿は
乳首をしつこくつまみ、そのたびに全身をびくびくと跳ねさせているただの乳首オ○ニーとしか映らない。

千早の身体に直接根を張っている寄生触手は、千早の手の動きをどういう理屈かしっかりと読んでいて
接近されるたびに中へと退避し、指先がかすることすら許さない。細く白い千早の指が何度もトライしては空を切り、
生え穴から泉のように湧き出てくる媚薬粘液にまみれて爪や指先が照り光っていた。

響「あれー、千早、あんなに触手ほしいーって言ってたのに。せっかく植え付けてあげたの、気に入らなかった?」

千早「ひぁ、ひゃうぅ♥♥つまめないっ取れないぃ、これっ、ひぃぃん♥♥乳首っ乳首ぃぃっっ♥♥♥♥」

揶揄する響の声も聞こえていないのか、床に寝転がった千早は激しく身をよじらせながら
両方の乳首に指を這わせ、失敗が確約されている試行錯誤を繰り返しては身体を細かく痙攣させる。
寄生触手の方でも千早の隙をついて素早く顔をのぞかせては、乳首の周囲からつついて捻ってかわいがり、
小刻みに、立て続けに軽い乳首アクメを迎えている千早を堅実にアシストする。
せいぜい長さ10mmにも満たない細触手の群れに翻弄され、のたうちまわるシャイニング・チハヤを眺め、
響と三人の幹部たちはこらえきれずに吹き出し、笑いあっていた。




千早「ひぃーっ………、はっ、へぁ、あ、ぁ………♥♥♥」

寄生触手に触れることもできないまま何度も自分で乳首を刺激して絶頂を迎えてしまい、千早は肩で息をする。
それでも両手はまだ胸に添えられていたが、そこから手をどける体力すら危ういだけだった。

だいぶ前にも聞いた気がする、重たくて湿ったものを引きずるような音がして、千早はそちらにぼんやりと目を向ける。
ちょうど、巨大な本体から分離したいくぶん小さいほうのスライムが近づいてきているところだった。

響「その乳首のとこの触手だけど、千早の身体にばっちり融合してるから、下手に攻撃とかはしないほうがいいよ」

響「これからはその子が24時間365日いつでもおっぱいいじめてくれるから、期待………ちょっとー、千早聞いてるー?」

寄生触手のすばらしさを懇々と説明していた響が、千早が上の空であることにようやく気づいてむくれた顔をする。
しかし、千早の視線の先がどこを向いているのかは確認せずとも響にはわかっていて、
だからこそ響は表面的に不機嫌を装っていても、自然と笑いがこみあげてくるのを抑えきれない。

媚薬スライムは今でもまだ、その身体の表面にシャイニング・ハルカを磔にしたままだった。
その体を構成している媚薬粘液そのものを変化させた軟体ペニスで子宮口に何度もキスするだけでなく、
子宮はもちろん卵管までどろどろの媚薬ゲルで埋め尽くし、不定形の動きで胎内から嬲る、スライムならではの凌辱。
貴音とともにその苛烈すぎる粘液レイプで絶頂を極めさせられた春香は、だいぶ長い時間が経ってもまだ意識が戻っていない。

響「ここまでよく頑張ったね、千早。ほら春香だよ、感動のご対面、ってやつさー!」

一言も発さず、ただ呆けたように春香を凝視している千早に向かってあえて響は声をかけるが、
もちろん千早は返事を返さない。それどころか、響のいる方に視線を送ることすらしなかった。
春香と同じく気絶したまま白い裸身を晒した貴音が、やよいの肩に荷物のように担がれていることにもまったく注意を払わない。

響「今回はあずささんと律子と、それに貴音も来てくれるから、自分としてはもう十分なんだー。だから春香も千早も解放してあげるね」

響「『千早がちょっと魔力込めて触るだけで』、春香を離すように、ってスラ美2号には言ってあるから………」

どこかで聞いたような響のことばが、千早の耳を右から左へ素通りしていった。
視線が一点に釘づけになってまったく動かず、おそらくは無意識のまま千早がしきりと生唾を飲みこむのを確認し、
響はこれから起こるであろうことを想像してさらに笑みを深くする。

千早(ああぁ、春香の、はるか、の………♥♥♥本物っ、コピーじゃないっほんものっ!♥♥♥♥)

気を失ったまま拘束されているシャイニング・ハルカの赤いひらひらしたスカートを持ち上げて、
肥大化しきった疑似ペニス……春香のクリトリスが、顔をのぞかせていた。

千早の熱視線には気づいていないふりをしつつ、響は春香を飲み込んだスライムを千早のすぐそばまで移動させた。
すぐに立って動くことは無理でも、千早が少しだけ手を伸ばせば、春香の手を、足を拘束している半透明のゲルに簡単に触れられる。

響「貴音返して!っていうのはさすがに聞けないけど、春香はちゃんと返してあげるぞ。千早、ほら、早く助けてあげて?」

響に呼びかけられてようやく我に返ったのか、千早はびくりと身体を震わせた。




千早(私が………私が少し魔力を集中させさえすれば、春香を、助けてあげられる……)

私のすぐ目の前、目をつぶり少しうつむき気味の春香の姿は、最後に見たときとほとんど変わっていなかった。

あずささんと律子が堕とされてしまったあと、四条さんと二人で汚らわしいスライムに捕らえられ、
お尻もおま○こも、ぶにゅぶにゅと形を変え続ける媚薬ゲルお○んぽで処女を奪われ、ねっとりと執拗に犯されて………
媚薬粘液をあふれるくらい前にも後ろにも出されて、何度も、何度もイかされていた、春香。

春香も私も解放する、と「総帥」が言っているのはきっと、嘘じゃないはず。
まだ目を覚ましてすらいない四条さんはもちろん、あずささんや律子………三人を今すぐに助けられないのは悔しいけれど、
ここを春香と一緒に脱することさえできたら、いずれ巻き返すチャンスはきっと来る。

だから私がしなくてはいけないことは一つしかない。
このぶよぶよした、生き物かどうかも怪しい半透明の塊から春香を一刻も早く解放してあげて、
ついでにこの小さい方のスライムはせめて倒して、そして春香を連れてすぐに脱出する。
とても単純だった。間違ってしまいそうな手順も目立った障害もない。

なのに、私の視線はどうしても、春香のスカートに吸い寄せられてしまう。

スカート……………、を、持ち上げて、顔をのぞかせているモノ、に………♥♥♥♥





響たち四人が見守る前、ひどくゆっくりと、這うように、千早が拘束された春香に近づいてゆく。

震える右手をおずおずと差し伸べて、春香の手足を縛めているスライムに触れようとして――
――その手の軌道を大きく変え、千早はぴんと立ち上がったままの春香の勃起クリトリスを優しく握りしめた。

千早「はぁっ、はっ、春香のっ、春香のおち○ぽっ♥♥♥♥」

熱に浮かされたようにぶつぶつ呟き続けながら、千早はスライムの体液を空いた左手ですくい上げると
たっぷりと春香の疑似ペニスになでつけ、塗り付けてコーティングしてゆく。

千早「あはっ♥♥びくびく、ってして……♥♥♥ん、んむっ、ちゅっ、じゅるるっ!んふ、はぅ、ふむぅぅ♥♥♥」

そして、てらてらと光るくらいになった春香のクリトリスを、千早は当然のように根元まで口に含む。
熱心にしゃぶりつき、いとおしげに奉仕を始めるシャイニング・チハヤを見る響たちの目は、昏い嘲りと笑いに満ちていた。

………………
…………
……

春香(ん……… なんか、むずむずする…………それに、おなか、あつい…)

ぼんやりした頭で最初に考えたのはそんな感じのことでした。
全身が気だるくて、妙に重たくて、手とか足の感覚がいまいちありません。

昨日、寝る前何してたのか、そもそもいつ寝たかもよく思い出せない気がします。

なんにしても目が覚めちゃったからには、早く起きないと………

そう思ってゆっくりと、目を開けて、わたしが見たのは。

千早「んっ、んちゅっ………♥♥♥んんん、ずぞっ、じゅぱっ、ふむぅんっ♥♥♥」

春香「え…………… ………え? ちは、やっはひぃぃっ、いぁああぁっ!?♥♥♥♥」

わたしの…おちん○ん、を、じゅるじゅるって音を立てて、激しくしゃぶっている………千早、ちゃ、ん!?

目から、耳から伝わってくる情報を、わたしの頭が正しくわかっていない感じでした。
そんなものよりも、おなかの下のほう、お股の間………腰が砕けてしまいそうになる熱い感覚がずっと強くて、
目が覚めたばかりのわたしの意識をあっという間にいっぱいにしていきます。

春香「な、っに、あ、あ!?うごけな、っ、やめっ、ちはやちゃあうぅぅんんっ♥♥♥」

いろいろ考えるより前に、というよりあれこれ考えられなくて、まずは身体を起こそうとして。
手足とおなかに力を入れて起き上がろうとしたわたしは、ぐにゅぐにゅした生暖かい感触にじゃまをされました。
ひじのあたりから先と、ひざから下が、どよんとした感じで………まるで泥の中に入ってるみたいに、ほとんど動かせません。
同時に、その熱をもったやわらかい塊に背中一面が触れていることにも、そこでようやく気づきます。

忘れていた………忘れていたかった、記憶が、じわじわと戻ってきていました。

春香(これ、……っ、………… あ、ああ、あ………!?)

半透明の媚薬スライムに捕まえられて、身体じゅうを好きにいじられて、粘液もたっぷり飲まされちゃって………
全身おかしくされて、無理やりに気持ちよくさせられて、……そして、大切なはじめてまで、奪われて。

その後も、何度も何度もぶよぶよのスライムにレイプされたことを、鮮明に思い出してしまいます。
それに加えて、目の前の信じられない現実まで一気に全部、頭の中に入ってきて……わけが、わかりません。

春香(でもっ……さっきまでお○んちん、なかったのに!?なんでまたおちん○んっ、しかも、千早ちゃ、んんっ♥♥♥♥)

そのとき、ちょうど目が合って、わたしが意識を取り戻したことに千早ちゃんも気づいたみたいでした。
千早ちゃんは目じりを下げて、見たこともないような笑顔を浮かべて……吸い付いていたわたしのお○んちんからお口を離し、
おかげでわたしにも、なんとか会話をするだけの余裕ができます。

千早「あっ、春香ぁ、おはよう……♥春香が目を覚ますの、待ってたのよ」

春香「ち、千早ちゃんっ、なにしてるの!?やめて、こんなの、すぐやめっきゃひぃぃぃっ♥♥♥」

喋っている途中でいきなり千早ちゃんにおち○ちんをぎゅっと握りしめられて、
同時に空いている方の手でくりくりと先端のところをいじられて、叫ばされてしまいました。
思わずのけぞったわたしをとろんとした目でじっと見つめながら、千早ちゃんは言います。

千早「こんなの、って、何かしら…♥こういうの?こういうのっ?♥♥」

春香「ひぎぃぃ♥♥や、ちはっ、んほっぉぉおぉ♥♥♥ふにゃぁああぁあ!?♥♥♥」

目の前がちかちか光って、何も見えなくて、一瞬で頭まで真っ白になってしまいました。
熱に浮かされたみたいな千早ちゃんの声はずっと聞こえてるのに、返事をすることもできません。

そしてもう、わたしが返事をするかどうかなんて、今の千早ちゃんには関係ないみたいでした。
スライムの粘液をときどき手ですくって滑りをよくしつつ、千早ちゃんはわたしのお○んちんを
にちゅにちゅと音をさせながら上下にこすり続けていて、わたしはそこを握られただけで
意志と関係なく身体がはねてしまい、全身を千早ちゃんに支配されてるような気になってしまいます。

千早「そんなに身体をびくびくさせて……♥♥春香、気持ちいい?私、もっとがんばるから、ね♥♥♥」

春香「いやっ、さきっぽらめぇっ♥♥♥いいからっ気持ちいいかららめえぇっ♥♥♥」

千早ちゃんの細くて繊細な指が、わたしのお○んちんの先っぽの穴を、くちゅくちゅかき混ぜて……♥♥
そして、もう片方の手は、今度はわたしのお尻に伸びてきていました。
最初は遠慮がちにお尻を揉んでいた手が少しずつ、少しずつ中心に近寄ってきて、そして………
ほんの少しだけ、指先だけ、つぷっ、と中に入ってきたその刺激で、わたしはまた意識が飛びそうになります。

春香「やらぁぁっ、やらぁやめてぇ!?♥♥♥千早ちゃ、んひぃいぃ♥♥♥♥」

千早「頂きます……ちゅ♥♥ん、むちゅっ、じゅぽっ、ふぅんんっ♥♥♥♥あむっ、れろぉ……っ、ん、んん♥♥♥」

お尻を浅くほじられながら、わたしのおち○ちんはまた千早ちゃんのお口で根元まで一気にくわえられていました。
千早ちゃんの、聞いた人みんなをうっとりさせるすてきな歌を生み出すお口が、舌が、のどが………
わたしのお○んちんを温かく包みこんで、手で握るよりも広く全体を締めつけて刺激してきて、
そしてちろちろと遠慮がちに先の部分を撫でるようになめまわして、一番上の穴にもちょっぴりもぐりこんできて、っ♥♥

春香(あ、ぁ、お尻のあたり、きゅぅんって、ぇ♥♥やっ、だめ、このままじゃっ……!♥♥♥)

このむずむずする感じを吐き出してしまいたい、と思ってしまったら、もう止まりませんでした。
大事な友達で、マジシャンの仲間で、さらに先輩でもある千早ちゃんのお口を、のどを汚してしまうなんて絶対にだめ………
そんなことわかりきってるはずなのに、その小さなお口の中にお○んちん液をたっぷり出すことしか考えられません。

春香「ち、ちはや、ちゃ……っ、もう出るっ、出ちゃうぅ♥♥イっちゃう、わたし千早ちゃんのお口で………ぇ…?」

また目の前が真っ白に染まって、お股の切ない感じが最高潮になる、本当にコンマ何秒とかのところで、
わたしのおちん○んを熱く包んでいた感触がふっと消えてしまい、わたしの感覚だけが宙ぶらりんにされてしまいます。

春香「な、んれ、千早、ちゃ………♥♥ え、えっ、どう、してぇ…?」

千早「んんっ、ぷぁ、っ………♥♥♥ まだよ♥♥ふふっ、大丈夫、春香のお○んぽのことなら私、よく知ってるものっ♥♥♥」

ここしかない、という絶妙すぎるタイミングで、千早ちゃんはわたしのおち○ちんからお口を離していました。
千早ちゃんの紅い唇が、つばや粘液でてかてかに光っています。お○んちんとの間で、何の液かもわからない細い糸が
吊り橋みたいになってつながっているまま、千早ちゃんはわたしが見たこともない意地悪な笑顔を浮かべました。

千早「今の震え方、春香、もうイく寸前よね……♥♥♥ちゃんと私、『身体で覚えたから』、間違いない♥♥♥」

今のわたしには、千早ちゃんが何を言っているのかが、まったくわかりません。
こんな笑い方をする、そしてこんな………エッチなこと、を、喜んで自分からやるような
そんな千早ちゃんをこれ以上、見ていたくありません。こんなの、わたしの知ってる千早ちゃんじゃない……!

春香(わたしが気を失っている間に、千早ちゃん……響ちゃんに、なにかひどいことされて、おかしくされちゃってるんだ……!)

ただ問題は、原因はかんたんに想像できても、それ以上どうしようもない、ということだけでした。

千早「……もう、がまんできないっ♥♥♥起きるまではちゃんとフェラチオだけで待ってたもの、いいわよね春香っ…♥♥♥」

はっと気が付いたときには、ふにゃふにゃになった笑顔を浮かべた千早ちゃんが、わたしの上にまたがっていました。
わたしが何か言うよりも早く千早ちゃんは身体を移動させ、まっすぐ上を向いてしまっているわたしのおち○んちん、
そのちょうど真上をまたぐようにして腰を浮かせます。

春香「や、だめ、だよ千早ちゃん………こんなことしちゃダメっ、ねえ落ち着いてぇっ!?」

どうして千早ちゃんがこんな風になってしまったのかは、やっぱり全然わからないけど………
千早ちゃんがいま何をしようとしているのか、ということなら、わたしにもわかります。わかって、しまいます。

膝立ちになった千早ちゃんはわざわざスカートをまくりあげて、ショーツをはいていないその下をわたしに見せつけました。
そして、右手をゆっくりと下ろすと、人差し指と中指で、あそこに触れて……

千早「ん、っ………♥♥♥ほら見てっ、春香♥♥♥」

くちゅり、と音を立てて左右に押し開き、きれいなピンク色をした中の様子がいやでも見えてしまいます。
でも、見えてしまったのはそれだけじゃなくて。うっとりした顔の千早ちゃんが開いてみせたあそこからは
白っぽくてどろどろとした液体が流れ出し、後から後から垂れてきて、止まる様子がありません。

春香(あぁ、そんな、千早ちゃんもっ……!? あんなにいっぱい中に出されて………ひど、い……!)

やっぱり、あずささんや律子さん、それに貴音さんやわたしを襲ったのと同じスライムに、千早ちゃんも…犯されてしまったんでしょうか。
そう思っているわたしの前で、千早ちゃんはうわごとみたいに喋りつづけます。

千早「私、いっぱい、いっぱい触手おち○ぽでオシオキしてもらったの……♥♥♥口もお尻も、それにお○んこもっ♥♥♥」

春香「しょ、触……っ!? おしおき、ってねえ何言ってるの千早ちゃん、しっかりして、正気に戻って!!」

聞きたくないことを次々に、ほかでもない千早ちゃん本人の口から聞かされて、耳をふさぐこともできないわたしは必死で呼びかけました。
もちろん、その程度で、千早ちゃんがやめてくれることはありません。

千早「大丈夫…♥♥♥私にオシオキしてくれたのはイソギンチャクたちだから、春香と一緒よ、安心して……♥♥♥」

春香「え…………い、イソギンチャク……そ、んなっ!?千早ちゃんが、どうして!?」

反射的に、思わず叫んでしまいます。だって、わたしはドジだし弱かったからイソギンチャクさん…♥ に負けちゃったけど、
千早ちゃんならあんなの、たとえ何匹もいたって一瞬でやっつけられるはずなのに!?

千早「最初は耐えられるって、思ったの…♥♥春香よりよくないって、触手なんてよくないって、思ってた♥♥♥」

しゃべりながら記憶が再生されてでもいるのか、千早ちゃんの顔がますますうっとりと紅潮していました。
それに言っている内容もどんどんめちゃくちゃになっていて、すっかり混乱してしまってるみたいです。

千早「でもイソギンチャク、すごく、凄くいっぱいいてっ♥♥♥触手お○んぽもいっぱいで、しかも全部春香になっちゃって……♥♥♥」

千早「縛られて、いっぱい春香に犯され、て♥♥♥触手お○んぽで、お尻にも、変態マジシャンおま○こにも♥♥♥媚薬粘液たっぷり注がれたのっ♥♥♥」

拘束されたまま、支離滅裂な千早ちゃんの話を聞くだけのわたし、ですが……もっとおぞましい事実にも、気が付いてしまいました。
膝立ち状態の千早ちゃんは右手であそこをなでさするみたいに触りながら、左手はおっぱいに当てて自分で揉んでいて……
その千早ちゃんの左のおっぱいと、そしてもちろん右のおっぱいの、頂上でぴんと立って見える乳首のまわりに。

春香「………千早、ちゃん…?それ、おっぱい、何で………ど、して、そんな…?」

千早「んっ、んふぁああっ♥♥♥乳首ぃいっ♥♥そう、なのっ私、いま触手生えてりゅのっ、イソギンチャクついてるのぉ♥♥♥」

千早ちゃん自身の身体にくっついているようにしか見えない、細くうねうねと動く触手の群れが千早ちゃんの乳首をいじめていて、
その刺激で千早ちゃんはわたしの身体の上でもときどきびくん!と大きく背をそらせていました。

春香(うそ、うそだよ………千早ちゃんがこんなっ…!触手になんて負けるはずないのに!)

千早「触手じゃないほんものの春香お○んぽ、そろそろ入れたいの……♥♥いいでしょ、ね、春香、いいわよね…♥♥♥♥」

春香「………あ、あっ?!ち、千早ちゃんっ、それはだめだよぉっ!」

ゆっくりと、千早ちゃんが腰を下ろし始めます。わたしはなんとか止めさせようと、それか逃げようとしましたが、
スライムにまだ手も足も捕まえられている今の状態じゃ、どうにもできませんでした。

千早「ああっお○んぽっ、春香のおち○ぽ……♥♥♥入る、入ってくるもう入っちゃうぅ♥♥♥」

お○んちんの先が千早ちゃんのあそこの入口に触って、ぴちゅ、と水音を立てます。
さっきから千早ちゃんがあふれさせている媚薬粘液がまたわたしのお○んちんにもかかって、
その触れたところが、身体のほかの部分よりもはっきりと熱くなって。

春香「千早ちゃん、千早ちゃんっ、やめて…!マジシャンなんだからわたしたちっ、負けちゃだめぇ!!」

千早ちゃんに向けて必死で叫んだことばはたぶん、本当は、わたし自身のためのことばでした。

千早ちゃんに犯されてしまう、わたしの偽物お○んちんを相手にセックスされてしまう……なんて、
そんなの絶対ダメに決まってます。わたしにとっても千早ちゃんにとっても、です。

それなのに、期待なんかしたらいけないのに、わたしの頭のなかのどこかで
千早ちゃんにわたしのお○んちんを入れる感触はどんな感じなんだろうとか、
身動きできない状態で千早ちゃんに襲われるのが楽しみだとか、そういう考えが浮かんできてしまいます。

流されたらダメ、正義の魔法戦士なんだからきもちいいのに負けたらダメ……
改めて強くそう思い込もうとするわたしの目の前で、千早ちゃんは動きを止めてくれません。
そして――

春香「や……ダメ、お願いやめて………千早ちゃん、だっ、め、あはぁあぁんっ!?♥♥♥」

千早「んぁあぁああぁ♥♥♥♥♥き、った、きた♥♥♥♥春香お○んぽっきたぁあぁ♥♥♥♥♥」

にゅるん、という感触がして、あっけなく、千早ちゃんのあそこがわたしのお○んちんを飲み込んでしまいました。
わたしの腰の上に、お尻をぺたんと落とすように座り込んだ千早ちゃんが、天井を見上げて絶叫を上げます。
それをどこか遠く聞きながら、わたしはわたしで、声を出すことすらできませんでした。

春香(あ、つぃ……いぃっ!溶ける、お○んちんとけるっ!?)

お○んちんで直に感じる熱も、きゅうきゅうと締めつけてくる動きもその狭さも
さっき千早ちゃんが手で握ってきたときや、お口でくわえていたときと、全然違う感覚でした。
まるでなにか別の生き物が千早ちゃんの身体のなかに潜んでいて、それがわたしのおちん○んにまとわりついてるみたいっ……!

千早「春香っ……その表情は、いい、みたいね、良かった♥♥♥それじゃあ………、動かせて、もらうわ、んっ、んんっ!♥♥♥」

春香「ひゃひぃん!?♥♥♥うそ、っ、千早ちゃ…あぁああ♥♥♥まってそんなっ、ひぃぃ♥♥♥」

千早ちゃんはそう言うと、今度もまたわたしの返事を聞くことなく、腰をリズミカルに上下させ始めます。
ただでさえ、千早ちゃんの手で、指で、そしてお口で熱心に、ていねいにご奉仕されていた上に
熱い千早ちゃんのナカで締め上げられたわたしのお○んちんにとって、その刺激は強烈すぎました。

春香「そんな、やめ、止まってぇぇっ♥♥♥ちはっ、おひぃぃぃ♥♥♥♥出ちゃ、う、でちゃうからぁ!?♥♥♥」

短めかつ中途半端ですが、いったんここまでです。
次は3日中の投下を目標にします。

千早が春香を犯してる感が足りない?これから出ます、これからですよ(蕎麦屋の出前感)

溜めが長かった分とうとう春香の前で淫語を口にしまくるようになった千早たまらんです
めっちゃかわいいです

残念だったなぁ、奴は来ねぇよ(3日中には)

この日付更新後がデフォみたいになってる現状、ほんとどうにかしたい。
もうしばらくお待ちください。
なお今回もレス数はそんなに多くないです、ごめんなさい。

わたしの叫びは、もう千早ちゃんへの制止でもお願いでもなんでもない、ただの悲鳴でした。
それをわたしにまたがったまま聞いた千早ちゃんが、また、わたしの知らない顔をして、笑います。

千早「そのため、にっ、あんんっ♥♥セックスしてるの♥♥♥出してっ、私のなかに出して春香、はるかあぁ♥♥♥♥」

春香「だ、めぇっそんなの、らめぇ、えぇ!?♥♥♥ふあぁ、千は……っ、やめ♥♥ひゃぁんん♥♥♥♥」

自分でも上下に激しく揺れながら、わたしを見下ろす千早ちゃんは、すっかりほっぺたが紅くなっていて。
汗をびっしょりかいていて、すごくいやらしくて………それなのになぜか、とても綺麗に見えました。
目じりの下がり切った目でじっとこっちを見つめながら、千早ちゃんはわたしを犯すのをやめてくれません。

千早「あっ、あはっ♥♥♥中でびくびくって、ふるえてるっ跳ねてるぅっ♥♥♥春香のおち○ぽふくらんでるのぉ♥♥♥」

千早ちゃんが動くたび、ひきしまったお尻がわたしの太ももあたりに何度もぶつかってきて、
そしてわたしのお○んちんは千早ちゃんのあそこで、にちゃにちゃと音を立ててこすり上げられました。
千早ちゃんの乳首のところに生えている細い触手も、千早ちゃん本人に合わせて今では活発に動いていて、
うっとりした顔の千早ちゃんは自分の手や指でもおっぱいを揉みしだいたり、乳首をつまんで転がしたりしています。

春香「やめ、て、お願、いぃ♥♥♥抜いて、抜かせて千早ちゃ、んひゃぁ、あぁあ♥♥♥ほんとに出ちゃうよぉっ♥♥♥もう無理いぃぃ♥♥」

ついさっき、ぎりぎりのところでおあずけされたあとにこんなことされて、耐えられるわけがありませんでした。
自由になる首を必死に振ってわたしが叫んでるのを、嬉しそうな顔でながめながら千早ちゃんは腰を振り続けます。

千早「知ってる……っ、もう、イきそうなんでしょう、春香っ♥♥♥♥いいの、私がほしいのっ♥♥♥」

春香「あぎっ、ひぃいぃぃっ♥♥♥千早ちゃっ、こんにゃのおかしいよぉ、はぁあぅっ!♥♥♥や…め、とまっ、ふぁあぁ♥♥♥」

千早ちゃんのあそこはとてもせまくて、まるで溶けてるみたいに熱くて………そして、中に、とろとろの粘液がいっぱい溜まっていて。
どんどんあふれ出してくる白っぽい液体で、わたしのお○んちんも根元までまるごとコーティングされたみたいになってしまい、
そして、そこにつけられた火が今ではもう全身に燃え移って、わたしの身体を奥のほうの芯から焼いているみたいでした。

春香「らめっ、あぁあぁっほんとにらめ♥♥♥もイくっ♥♥♥イっちゃうぅ♥♥♥♥どいて、千早ちゃんどいてぇぇえ!?♥♥♥」

千早「あ、ぁ、イくのねっ♥♥♥お○んぽイくのね春香っはるかぁ、あぁあんっっ♥♥♥♥出しちゃいなさいっ、ほらっ、ほらぁぁっ♥♥♥♥」

絶対にがまんしなくちゃいけないのに、どうしようもなくなって、目を閉じて叫ぶしかないわたしの声と、
何かにとりつかれたみたいに叫びながらわたしに腰を、お尻を打ちつけてくる千早ちゃんの声が、一際大きくなって、重なって。

わたしの意志や理性を完全に無視して腰とお尻がびくびくと震え、そして…、お○んちんがそれ以上に激しく、千早ちゃんの中で跳ねました。
いつかと同じ、ものすごく熱いなにかがその中を一気に駆け抜けて行くような感じがして、横になっているのに腰が砕けそうになります。
そんな感触を味わわされて、黙ったまま声を出さずにいることなんて、わたしにはとうてい無理でした。

春香「きゃひぃいぃぃぃっ♥♥♥イ、イくぅぅっ!?♥♥♥♥や、らめっ、出しちゃらめなのにっとまんないぃぃ!♥♥♥♥」

千早「ぁああぁああっ、出てっ、れてるぅぅ♥♥♥♥♥春香おち○ぽイってるっ♥♥♥♥♥私のお○んこでイってるぅぅ、あはぁあ♥♥♥♥♥」

こらえきれなくて、わたしが吐き出してしまったおち○ちん液をぜんぶ飲み干してしまおうとするみたいに、
千早ちゃんのあそこがうねるように吸いついてきていました。ぎゅっ、ぎゅぅっ、と断続的に締めつけてくる動きで
また中に残っている媚薬粘液をたっぷりまぶされて、お○んちんで感じる熱が、どんどん強くなってきてしまいます………

よりによって、千早ちゃんから、ほとんど無理やりに………セックス、されて、しかも、イかされてしまって。
頭も身体もぐちゃぐちゃになっているわたしのことを、千早ちゃんは放っておいてはくれませんでした。

春香「はぁっ、はーっ………♥♥ちはやちゃん、もぉ…………や、っ!?♥♥♥んんうぅっ、ひぃぃっらめえぇえ♥♥♥」

千早「ん、んんっ♥♥♥ああぁ、春香のが奥までぇえ…♥♥春香お○んぽごりごり来てゆぅう♥♥♥♥いいの、きもちぃぃっ♥♥♥♥」

わたしの上に座ったままの千早ちゃんは、少し胸を張って軽く背を反らすみたいにすると、今度は腰を前後にくねらせ始めました。
勝手にまだ立ち上がったままで、千早ちゃんのあそこに飲み込まれているわたしのお○んちんも動きに合わせて前後に揺らされ、
そのたびにぐっちゅぐっちゅと汚らしい、水っぽい音がいやでも耳に入ってきてしまいます。

千早「しきゅ、こつこつって、おひっ♥♥子宮のとこ当たって、る♥♥♥触手ほど、んっ、深くないけどっ……♥♥春香の、いいっ、ぁはぁんっ♥♥♥♥」

春香「やらぁあぁ♥♥♥やめ、ってぇ、千早、ちゃ、あくぅっぅうぅ!?♥♥♥折れっ、おちん○んおれ、るぅ!?♥♥♥」

そんなことありえないはずなのに、つい怖くなってわたしが叫んでしまっても、千早ちゃんには聞こえてないみたいでした。
千早ちゃんは右手で夢中になって自分のクリトリスをいじり、左手の指では乳首をしごいて転がしながら、グラインドする動きを止めてくれません。

春香(さ、さっき、イかされたばっかり、なのにぃ!?♥♥♥これ………無理っ、すぐ次きちゃうぅぅ♥♥♥)

まるで、気を失っていた間にもスライムの体から送り込まれていた媚薬のツケが、今になって全部回ってきたみたいでした。
身体をいやらしくされちゃった上に、おかしくなってしまった千早ちゃんはぜんぜん腰を止めてくれなくて、このままじゃ、わたし……っ!

春香「おねがっ、千早ちゃんもう許しっ……んむぅう!?♥♥♥」

ほかになんにも方法を思いつけなくて、千早ちゃんに向かってまた叫ぼうとしたところで、顔を両脇からやわらかく挟みこまれました。
なんだろうと思うよりも早く、顔にふっと影が落ちてきて……そして、とても熱くてやわらかいものがわたしのお口をふさぎます。

春香「んううぅーーーっ!?♥♥ん、んん、んふ、ぁ、ぁ………♥♥♥♥……んんっ♥♥♥」

反射的に強く閉じようとしたくちびるを、ぬるぬると動くものに割り開かれて、お口の中に入り込まれて……
わたしの目の、文字通りの目の前に、青くて深い、でも光がほとんど見えない千早ちゃんの目がありました。

春香(あ、ぁ、わたし、キス、されて♥♥♥ 千早ちゃんの、これ……っ、舌、入ってきてるぅ……♥♥)

わたしのほっぺたや耳に、千早ちゃんの手が触っていて、力を込めてがっしりと押さえつけられていました。
お口の中にヘビみたいに入り込んできた千早ちゃんの舌は、わたしの歯とか、いろんなところを舐めまわしていき、
そして縮こまっていたわたしの舌に気づくと一気にからみついてきます。

千早「んちゅ………っ、くふ、ぅぅん♥♥♥ふむっ、んん、ちゅっ、ん、ん♥♥♥」

春香(らめっ、そんなぁ…♥♥♥ちはやちゃんとキスなんてぇ♥♥舌っ、からんでる……ぐちゅぐちゅして、あついぃ♥♥♥)

キスしながら千早ちゃんの上半身がわたしの上半身をぜんぶ覆うみたいにかぶさってきて、のしかかられている状態でした。
でも、重たいとか苦しいとかの感じはありません。ちょうど千早ちゃんのおっぱいが、わたしのおっぱいを上から押しつぶしてるから
千早ちゃんの体温が、どきどきしてる心臓の音が肌をとおして、直接、伝わってき――――

春香「ん、んんんっっ♥♥♥♥んぃぃぃっ、んむぅぅ!♥♥♥♥んんんーーーっっ!?♥♥♥♥」

乳首を急に思いきり引っ張られて、めちゃくちゃにつつきまわすみたいにしていじられて、キスされたまま叫んでしまいます。
千早ちゃんの手はさっきからわたしの顔のそばにあるのに、これ、なんで、いったい………まさ、か!?

春香(さっきのっ、触手……♥♥♥千早ちゃんに生えてた触手、が、あぁぁっ!?♥♥♥)

千早ちゃんとわたしの乳首がこりこりと直接触れ合っていて、そして千早ちゃんの乳首のまわりに生えている細い触手が
わたしたち二人ぶんまとめて、いっぺんに乳首に吸い付いたり巻き付いたりしているみたいでした。
はっきり見て確かめたわけじゃありません。でも、わかります、だってこの感じわたし知ってるんです、
イソギンチャクさんのあの、ちゅーちゅーって吸いついてくる触手と同じぃ、いぃぃっ♥♥♥♥

千早「んふ、ぅ………♥♥♥♥ん…………ん、っ!♥♥♥♥んっ♥♥♥♥ん♥♥♥♥」

春香「ん、んむぉぉ!?♥♥♥ふぐぅぅーっっ、んぐうぅぅん♥♥♥むごぉぉ♥♥♥んぎっ♥♥♥んんっっ!?♥♥♥」

そして、乳首の触手たちが動き始めるのを確かめたみたいなタイミングで、千早ちゃんも動き始めました。
わたしへのキスは続けたまま、腕立て伏せでもしてるみたいにお尻を細かく上下させて、
千早ちゃんがわたしのお○んちんを、それも特に先っぽの方を、ぬちゃぬちゃ音を立ててしごき上げてきます。

春香(あぁああぁっしょんなぁぁぁ♥♥♥無理むりむりぃぃ!?♥♥♥♥)

お口に、ねっとりと吸い付かれて、舌がとけあうみたいなエッチなキスをされて。
乳首も千早ちゃんのと一緒に、おなじみのイソギンチャクさんに、触手でいっぱいいじめられて。
おち○ちんは千早ちゃんの熱くてせまくてとろとろのあそこ…おま○こで飲み込まれて、ぐちゅぐちゅって動かれて……

なにか考えるより前に、正直すぎるわたしの身体が、お尻と腰が、お○んちんがびくびくと震えて、
あっけなくわたしはまた千早ちゃんの中におち○ちん液を吐き出させられました。

千早「ん、んんんんっ♥♥♥♥♥ーーーーーーっっ♥♥♥♥♥♥」

春香「ふぐぅぅっ、んん、むぐぉぉぉっ!?♥♥♥♥んんっんんん~~………っ!!♥♥♥♥♥」

顔をはさみこんだ千早ちゃんの両手にぐっと力が込められて、舌を思いっきり吸い上げられます。
乳首をいじっている触手たちもここぞとばかりに締め付けを、ひねりあげる力を強くしてきて、
一気にわたしのおちん○んを根元までくわえ込んだ千早ちゃんのお○んこは熱く激しくうねり、
出されたものを全部飲み干してしまおうとする動きが止まりません。

春香(う、そ……♥♥♥さっき、出したばっかりなのに、まだこんなに、出て、あ、ぁあぁ♥♥♥♥)

気持ちいいのがすごすぎて、身体を震わせることしかできないわたしをよそに、千早ちゃんはゆっくり身体を起こしました。
からみあっていた舌がほぐれてお口を抜け出してゆき、千早ちゃんとわたしのお口のあいだに光る糸のアーチがかかります。

春香「………あ、ぁあぁ、んっ!?ひぃんっ♥♥♥♥」

千早ちゃんの動きに引っ張られて、乳首の触手さんたちも無理やりに引きはがされていきます。
とくに最後のぎりぎりまで踏ん張ってわたしの乳首にしっかり巻き付いていた何本かがついに離れるとき、
思いっきり強く引っ張ってから離されることになって…それだけでわたしは、軽く、だけど、イかされてしまい、ました……♥♥

千早「はぁー、っ、はぁっ……♥♥どう、春香、私のお○んこは気持ちいい?ね、気持ちいい、でしょう…?♥♥♥」

さすがに少し息が上がっている千早ちゃんが、またわたしの上にまたがった格好に戻って、見下ろしながら言いました。
全身に、それこそ触手みたいにからみついてくるようなその声が怖いはずなのに………でも、同時にすごくエッチに聞こえて、
身体がまた勝手に反応してしまうのを自分で感じ取り、わたしはただ呆然とするしかありませんでした。

千早「んっ……♥♥♥まだ、おち○ぽ、中でぴくぴく動いてるっ♥♥♥やっぱり春香もまだ足りないのよね?♥♥そうでしょ♥♥♥」

春香「あ、ぁぁ、やだ、ぁ……♥♥違うのぉ、千早ちゃんっ、これは勝手にぃぃ………!♥」

さっきまでわたしのお口に入ってきて、わたしの舌とにゅるにゅる絡みあっていた、千早ちゃんの舌。
ひどく紅く、光って見えるそれが千早ちゃんのくちびるの端からのぞいて、ぺろっと舐める動きを見せつけました。
それは、ごちそうを前にした人が無意識にやる動き………
………というよりきっと、食べ物を、……「獲物」を、見つけた生き物が、狩りを始める前の、舌なめずり、で。

千早「やっぱり私、春香のがいいっ…♥♥♥♥触手おち○ぽもちゃんと春香じゃないと嫌なのっ♥♥♥」

春香「あ、あぁ…♥♥千早ちゃん…っ、しっかりしてぇ…なに言ってるのか、わからないよ………」

千早「イソギンチャクもぜんぶ春香だったからっ♥♥♥もう私のおま○こ、春香お○んぽの形にされてるのぉ…!♥♥♥」

千早ちゃんはうわごとみたいに言いながら、少し身体を後ろに傾けると、左手をついて支えにします。
もう、もうだめです……また千早ちゃんに動かれたらわたし、本当におかしくされちゃう!!

春香「まって、千早ちゃん…っ!せめてちょっとだけ、やすませっ、あぁああぁあぁっっ♥♥♥♥♥」

千早「ひゃあぁんっ、はぁあぁ♥♥♥♥♥いいっ、春香おち○ぽしゃいこうぅぅ♥♥♥♥」

なんとか絞り出した制止をあっさり振り切って、千早ちゃんはまたわたしの目の前で腰を上げ下げし始めました。
ぱちゅん、ぱちゅんと水音が響くたび、お○んちんがすっぽり千早ちゃんの中に入り込んで見えなくなって、
そしてわたしの目の前も真っ白に染め上げられて、ほとんどなにも見えなくされてしまいます。

春香「や、らぁああっ!♥♥♥千早っ、ちゃ、やめへっ、あひぃぃっ♥♥もう無理っ、や、め、許ひてぇぇ♥♥♥♥」

これ以上続けられちゃったら、おかしくなって、死んじゃう……
でも、わたしの心からのお願いは、まったく聞いてもらえませんでした。

千早「あふぅぅんっ♥♥♥らってぇっ、はるっ、か、もっ♥♥♥♥やめなかったじゃないぃっ!♥♥♥♥」

春香(………え、っ!?)

思わず声を出すのも忘れてしまったわたしに追い打ちをかけるように、千早ちゃんが喘ぎ混じりに叫びます。

千早「やめてって、ゆるして…♥♥って、私、ぃぃっ♥♥♥なんども、あぁんっ♥♥♥お願いした、のにぃぃ♥♥♥」

千早「春香やめてくれなかったものっ♥♥♥いっぱい私のお○んこにっ、出して、らひてたじゃないぃ♥♥♥♥」

左手は後ろに回し、右手ではクリトリスをまた弄んでいて、乳首は寄生した触手たちにいじられながら、
千早ちゃんは腰を浮かせては落とす動きを繰り返し、わたしのおち○ちんを刺激し続けていました。
その目から涙がこぼれてるのはきっとわたしの見間違いじゃなくて、でもそれが、気持ちよすぎるせいでこぼれたものなのか、
それとも何か別の理由であふれているものなのかが、今のわたしにはわかりません。

春香「それ、は………おほぉ、ぉっ♥♥♥らめっ、ひぃいんっ♥♥♥♥」

千早「そんなのっ、も、どうれもいいの♥♥♥春香お○んぽがあればいいっ、だからまたらひてぇぇ♥♥♥♥」

………ほとんど記憶にはないけど、響ちゃんに聞かされたとおり、千早ちゃんのはじめてを奪ったのも、
そして、そのあと千早ちゃんにひどいことをしたのも………たぶん、わたしなんだろうと思います。

それからわたしが気を失っていた間、千早ちゃんはイソギンチャクにずっとひどいことをされていて……
そこにもなにか、わたしが関係してしまってるみたいでした。

だとしたら、千早ちゃんが今こんなにおかしくなっちゃったのも、わたしの責任、みたいなもので。

それなら、わたしはせめて、千早ちゃんの気が済むまで、したいようにさせてあげなきゃいけないんじゃないかな……

またお○んちんを中心にこみあげてくる感覚をぼんやりと感じて、腰を一心に振り続ける千早ちゃんを見ながら、
わたしはどこか冷静な頭の片隅でそう考えていました。

すみません、今回はここまでで。

ようやく、ようやく、ちーちゃん→はるるんまで漕ぎつけました。
短いなりに濃いものを目指しました(濃いとは言っていない)
そしてこれ逆レかと言われると微妙なのかもしれない。

ちなみにはるるん→ちーちゃんの冒頭どこかっていうと>>658あたりなんですよね……
>>544さんにおかれましてはガチで2か月もお待たせしまして面目次第もございません。

もうちょっとだけちははる(攻め受け的にはるちはではない)があって、
そこからついに今回のエロ安価最終章であるひびたかに入ってまいります。

次回はたぶんまた週末になります。



>>870
自分で言うのもなんですが、ここ2回ぶんくらいの千早さんはなかなかえろいと思います。
感じていただけるものがあったのであればとても嬉しいです。

途中送信すみません。安価数か内容を少なくして、現実時間を短縮した方がいいのでは?期間が長いと、どうしても興奮がぼやけてしまって。注文すみません。
ひびたか楽しみにしています。
あと質問ですが、幹部のエロってありますか?支障がなければお答えください。うるさくてすみません。

毎度申し訳ありません、こちらの都合によりちょっと時間が取れておりませんゆえ
日曜夜、というか月曜深夜とかその辺まで見ておいていただけると幸いです。

>>880
そろそろエロだけ続くのが3か月近くなって現在の状況覚えてる人ほとんどいないんじゃないか、
というかそもそもその間速報Rへの移転まで挟んでて、現状どれだけの方が読んでくださってるのか、等々
悩みは尽きません。それもこれも書くのが遅いからいけないのです。

幹部エロ展開はもちろん入れたい、のですが
その場合のうまい方便というか導入をまだ思いついていません。
だいたいそもそも戦闘結果次第では幹部寝返りありにしたいとか言いつつ
その際のうまい具体案も思いついていません。どうしましょう。

幹部寝返りは普通に考えれば倒した後にPとの愛あるHでうんたら、とかが妥当なセンなんでしょうが
現状の設定的にはそれやると響が逆上して全力でカチコミかけてくるから完全敗北待ったなしだよみたいな。

それこそアジトで開発中のなんかが暴走して、とかそういう方向かなあ>幹部エロイベント
その辺は皆さまのご希望しだいですかね。

とりあえず現状の残り安価をきっちり消化してから考えます。

前にもどっかでお伝えした通り、今のが済んだらまずは亜美・真美・真をめぐる防衛戦、
その次はちょっとしたイベント戦みたいなの考案中ですので、もうしばらくお待ちを。
そちらに関してはリアルタイム更新で今回みたいなぐっだぐだ長いエロ描写は控えるようにします。

(何も言わんと長々空けてほんとごめんなさい、あと数時間のうちに数レスだけですが更新予定です)

………………
…………
……

薄暗い部屋の中に、肉と肉のぶつかりあう湿った音が途切れることなく響いていた。
そのリズムに乗せて悦びに染まり切ったふたつの嬌声が重なり合い、淫らなユニゾンを奏で続ける。

千早「春香っ♥♥♥春香はるか、春香あぁっ♥♥♥んちゅっ、んんっ……♥♥んふぅっ、いいっ深いぃい♥♥♥♥」

春香「ぁ、あ、ぁ”あ”~~~っっ!?♥♥♥♥ も、むり、ぃ………♥♥♥♥ しんじゃ、うぅ、やめへ、やめへぇえ♥♥♥♥」

千早「あっ、あぁっっ♥♥♥またぁ、びくびく、って……♥♥♥♥イくんでしょう、春香、おち○ぽまたイっちゃうのね♥♥♥♥」

上体を満足に起こしていられなくなり、春香に覆いかぶさった体勢のままで、それでも千早は貪欲にヒップを縦揺れさせていた。
手足をスライムにすっかり飲み込まれ拘束されたままの春香には、今の狂乱状態の千早から逃れるすべはなく
執拗で、それでいて奉仕的ですらある逆レイプの快楽を一心に受け止め続けるしかない。

春香(も、もう、イっちゃ、だめ♥♥♥千早ちゃんのお○んこに出したらだめっ♥♥♥千早ちゃんに赤ちゃんできちゃうぅぅっ!♥♥♥♥)

自身の疑似ペニスを実際の男性器同様のものと勘違いしている春香は、自分よりも親友である千早のことを思い恐怖と不安におびえる。
しかし、どれだけ歯をくいしばり、自制心を強く持とうと春香が自分に言い聞かせたところで、千早のヴァギナの前では無力にすぎた。

千早「ふふっ…♥♥あぁ春香っ、イくのがまんしてる春香も可愛い…♥♥♥♥でも、いいのっ我慢なんてしないで、えいっ、えいっ♥♥♥」

春香「やっ、あぁんんっ、やめっ♥♥♥♥らめぇぇ、イっちゃらめなんらからぁぁ!?♥♥♥♥」

春香が意識を失っている間、イソギンチャク達に二桁では足りない数の触手ペニスで犯され、その形を覚えこまされた千早の膣は
今や春香の疑似ペニス専用ケースと化していて、ついに『本物』を迎え入れた歓びに打ち震えつつ春香の男根クリトリスを包み込む。
中のひだ一本一本までが吸い付いてくるような極上のフィット感に、千早以外の膣の味を知らない春香のペニスも、
そして春香本人もあっという間に快感に飲み込まれ、意志と関係なく腰が、尻肉がびくびくとわななき始めるのを止められない。

春香「ちは、やちゃっ、こんなの……だめだよぉっ♥♥♥千早ちゃんもわたしもおんなのこらのにぃぃ♥♥♥♥」

千早「大丈夫っ♥♥♥まだこんなに、んんぅんっ♥♥♥♥春香のぉ、お○んぽ元気だものっ♥♥♥ほらっ、イっちゃえ、イっちゃいなさいぃっ♥♥♥」

春香「んひぃぃいっ、うぁあぁ♥♥♥もうらめぇぇ、ゆるひてぇぇ♥♥♥♥ちはやちゃんっやめてぇぇええ!?♥♥♥♥♥」

千早「だめよ、っっ♥♥♥♥春香は私のお○んこに出すのっ♥♥♥♥はぁんっ、ぁあっ私っ、私もイっくぅぅぅっ♥♥♥♥♥」

春香が必死に上げる制止の叫びも、その疑似ペニスが与えてくれる肉悦に夢中になっている千早の耳に届くことはなく、
すっかり白濁液にまみれた青い髪を振り乱し、千早は一心に自身の下腹を春香の下腹に何度も打ち付ける。

そして、春香自身の心をあっさりと裏切り、ペニス化した春香のクリトリスが先端を千早の膣内でぶくっと膨らませ、
一瞬だけ間を置いてから濃縮された魔力からなる疑似精液をたっぷりと吐き散らした。

春香「いや、いやっ、ぁぁあ、ふにゃぁあああぁぁっ♥♥♥♥千早ちゃんのお○んこいいよぉ♥♥♥♥らめなのにっきもちいいぃぃっっ♥♥♥♥」

千早「きゃぅうぅんっ♥♥♥♥あはぁあぁっ、れてるっ、春香おち○ぽがまたイってりゅうぅぅうぅ!♥♥♥♥」

スライムに性交を強制されたときとは違い、もはや感覚はまったく共有していないにも関わらず、
春香と千早は見事なまでにタイミングを揃えて絶頂に達し、惨めで淫らな悲鳴が長く尾を引いて重なり続ける。
春香が腰を跳ね上げて精を放つリズムに合わせて上に折り重なった千早も尻を艶めかしくくねらせ、
びゅくびゅくと注がれる愛しいエキスを一滴たりともこぼすまいと欲深いダンスを踊っていた。

赤と青の衣装にそれぞれ身を包んだ敗北のシャインマジシャンふたりが粘液塊の上であさましく絡み合うのを、
漆黒の装束をまとったブラックジャンボ総帥と幹部たち、総勢4名が見物している。
すでに何度もお互いに絶頂し、絶頂させられあっている春香も千早も、彼女たちの視線はおろか存在すら頭から消えてしまっていた。

やよい「あぁあ、春香さんも千早さんもまたイってれぅぅぅ♥♥♥わたひもっ、もう、イっちゃいましゅっ♥♥♥」

春香と千早が繰り広げる痴態を穴が開きそうなほどに見つめながら、やよいは切なげな声を上げ、
自身の股間から春香同様に生え出した疑似ペニスを熱に浮かされたようにしごき続けていた。
その行動をいちいち止めることをすでに諦めたらしい響が苦笑いを浮かべてすぐ近くに立ち、
やよいが担ぐことを放棄してしまった貴音の身体をかわりに肩に乗せている。

響「ほらー、やよいー。あんまりえっちなことばっかりしてると頭がばかになっちゃうぞ、そこのマジシャン二人みたいにさー」

やよい「ふえっ…?で、でもいいれすっ♥♥♥わたひバカになってもい、あ、あぁ、イくぅぅぅっ♥♥♥♥」

響に話しかけられて一旦正気に戻りかけたやよいだったが、ペニス化クリトリスをこすりあげる動きは止められず、
次の瞬間にはだらしない叫びをあげると反り返った疑似男根から大量の白濁液を吐き出した。
その量と勢いに感心しつつ、どんどん淫乱になり、春香と千早への執着をさらに深めつつあるやよいの様子を確認し、響はひそかにほくそ笑む。

響(ああそうか、やよいは自分がとっくにばかにしちゃったんだった。いい調子だぞー♪)

ぐったりと腰を下ろし、息を荒げつつもまだ千早と春香から片時も目を離さないやよい。
その様子を一通り眺めたあとで、響は続いて律子とあずさの会話に耳を傾けた。

律子「まったく、シャインマジシャンが聞いて呆れるわ……さかりのついたメス犬が交尾してるだけじゃない」

あずさ「まぁまぁ律子さん。いくら正義の味方でも、気持ちいいのに勝てるわけないじゃないですか~♥」

響(さすが律子、手厳しい……でも幹部としてはバッチリって感じさー。で、あずささんは幹部になっても相変わらずだなぁ)

突貫工事の幹部化のわりには二人の状態がかなり安定していることを改めて確認し、響は続いて簡単な思念を送る。

響(おーい、聞こえる?最後の仕事、やってほしいんだ)





春香「ぁ、ああ………ん、んんっ!?♥♥♥ひぁあっ♥♥」

千早「はっ、はっ、………はーっ、はぁ……やぁんっ、あはぁあ♥♥♥」

もう何度、千早ちゃんにイかされたのか……千早ちゃんのおま○こにわたしのお○んちん液を出してしまったか、わかりません。
千早ちゃんもさすがにかなり体力を使ってしまったみたいで、わたしにぴったり覆いかぶさるみたいに倒れ込んでいます。

そして、千早ちゃんのおっぱいが、ちょうどわたしのおっぱいを真上から押しつぶす位置に来ていて………
それはつまり、さっきも見た、千早ちゃんの乳首のまわりに生えた触手が、わたしたちをオモチャにできてしまう、ということで。

春香「あぁっ、やらぁあ……♥♥くちゅくちゅしちゃやぁっ、やめっ、んひぃぃ!♥♥♥」

イソギンチャクさんのときとはまた違う、なでたりこすったりする繊細な動きに、また身体をおかしくされてしまいます。
それに、わたしの乳首をいじめてくるのは触手だけじゃなくて…………千早ちゃんも、一緒でした。

千早「ふふ…ねえ、春香ぁ♥もっと気持ちよく、なりましょう、一緒に、いっしょにぃっ♥♥♥」

千早ちゃんは上半身を微妙に揺らし、すっかり立ち上がってしまっている乳首をこりこりとこすりつけてきて
それと同時にたくさん生えている触手が、粘液をたっぷりまとわりつかせたまま絡みついてきます。

春香「いやぁああぁっ♥♥♥千早ちゃんっ、そんな、やめ………んむぅっ!?」

千早「んく…むちゅっ、んん………♥♥♥ふむぅ、ん、……♥♥♥♥」

そして、わたしが声を出そうとしたその瞬間、くちびるを千早ちゃんのくちびるでふさがれて……
反応できないでいるうちにまた、わたしの舌は千早ちゃんの舌に巻き取られてしまいます。

春香(だめっ、また…♥♥こんな、エッチなキス、千早ちゃんと……♥♥♥)

お口の中でだけ鳴っているはずのくちゅくちゅいう音が、頭の中にまで直接響いているみたいでした。
千早ちゃんとわたしの舌がひとつに溶け合ってるような感じがして、だんだんその感覚が
舌だけじゃなく、触れ合っている乳首や、つながったままのお○んちんにも広がってる気になってしまいます。

春香(ああ、まだ、わたしのおちん○ん…っ♥♥千早ちゃんの中で、元気なままだよぉ……♥♥♥どうし、てぇ♥♥)

本当なら、キスだって、……セックスだって、千早ちゃんとするようなことじゃないはず、なのに、
キスするのも、別に、そんなにいやじゃないし………それに、お○んちんが一向になくなる気配がないのも
ひょっとしたらわたし自身が、どこかでそんな風に望んでしまっているのかもしれませんでした。

春香(……… 千早ちゃんが、相手なら……それに、千早ちゃんも気持ちいい♥んだったら…………)

そのときわたしの耳のすぐそばで、ごく小さな泡がはじけるような音が聞こえた気がしました。
それも一度じゃなくて、ぷちっ、ぷちゅっ、と、ちょっと間を空けながら、何度も。

今の音が聞こえていないのか、千早ちゃんはわたしのお口や舌に吸い付くのにまだ夢中になっています。
ただの気のせいか聞き違いかな、と思ったとき、今度はもう少し大きな音と、動きが伝わってきました。

ぐちゅっ、うにゅっ、ぬろぉぉ……っ!

春香(あ…………うそ、そんな、まさ、かっ!?)

わたしと、千早ちゃんが、今、どこに、『何の』上に、横たわっているのかを、今さらみたいに思い出します。
その間にもわたしの背中の下で、生暖かい、ぶよぶよとした感触が蠢いているのがはっきりわかりました。

春香「んむ、ふぐんんぅっ!?ん、んーーーーっっ♥♥♥」

あわてて千早ちゃんに知らせようと思っても、お口をしっかりふさがれていて、そもそも声が出せません。
すぐ目の前にある千早ちゃんの顔…特にその目はとろんと目じりが下がったままで、わたしを見ているのかどうかもわかりません。

焦るだけで、わたしが何もできないでいるうちに、背中側の熱をもったやわらかいかたまりが、少しずつ動き始めました。
それはじわじわと範囲を広げて、わたしの背中から腋の下を伝い、そしてゆっくりと、おなかや、おっぱいに近づいてきます。

見えなくても、そして考えるまでもなく……それがなんなのか、わたしにはわかってしまいました。

春香(やだっ、もうやだぁあ!これ…スライムっ、そんなっ、またいやらしくされちゃうぅっ♥♥♥)

ご連絡もなく10日近くも空けてしまい本当に申し訳ありませんでした。
いろいろ立て込んでいたのに加え、正味な話、エロを書く体力気力が尽きてる感じでした。
(理由は自身もよくわからないんですが、いわゆる賢者モードっぽかった)

幸いなんとなく復帰してきているように思いますので、リハビリがてらまた投下していきます。
適当な>>1でお手数をおかけします。

現状のぶんの続きはできれば19日火曜夜~20日水曜深夜に投下できたらいいな(他人事)
その次はまた土曜日以降の週末になると思われます。

わたしからは見えないけど、たぶん、千早ちゃんの身体にもゆっくりとスライムがまとわりついているはずなのに、
千早ちゃんはぜんぜん気にする様子がありません。ひょっとしたら、意識すらしていないのかもしれませんでした。

今までずっとへばりつかれていた背中は別にしても、新しくスライムが伸びてきたわき腹のあたりや、それにおへそのまわりが、
触られたそばからどんどん熱を持ってしまっていました。気にしないようにしようと思えば思うほど、
じわじわと身体の芯まで溶かされそうな、そしてついちょっと前にも味わった熱が、頭まで上ってきてしまいます……

春香(千早ちゃん、お願いっ、わたしから離れてぇ……今ならっ、まだ間に合うかも……!)

千早ちゃんに聞こえるわけがないとわかっていても、今のわたしには必死で念じることくらいしかできませんでした。
そうこうしているうちに、わたしの全身はほとんどスライムに浸されたみたいになってしまって、
それに、覆いかぶさっている千早ちゃんの上から、さっきまでは感じなかった重量が伝わってくるように感じます。

春香(あ、あぁ、だめぇぇ………!♥♥♥これ、わたしたち、捕まえられた…っ♥♥♥)

全体が見えてるわけじゃないけど、千早ちゃんが、わたしの上に重なってる体勢のままで
二人ともまとめて首から下を、スライムにほぼ全身取り込まれた………たぶん、そういう状態に、されちゃってる…!

わざわざ今になってスライムがそんなことをする理由なんて、ほぼひとつしかないはずです。
そしてすぐに、わたしの予想が正しかったことが証明され始めました。

千早「ふぅぅ、…っ!?♥♥♥あぁっ、くひぃぃ♥♥♥」

春香「やぁあ♥♥♥おっぱいっ、ぎゅうってしないでぇっ♥♥♥」

たぶん、わたしと同じことをスライムからされたんでしょう、千早ちゃんはわたしとのキスを中断して……中断させられて、
甘くとろけた叫び声を上げました。お口が解放された瞬間、わたしも似たような声が勝手に出てくるのを止められません。

おっぱいに這い上がってきたスライムが、手で強く握りしめるみたいに全体的に力をくわえてきて、
しかもそれとタイミングを合わせて千早ちゃんの触手に、乳首をきゅうっ、とひねり上げられて…我慢できるわけがありませんでした。
千早ちゃんはふいうちに驚いて背を反らせようとしたみたいでしたが、スライムに押さえられてほとんど身体を上げられず、
当然触手がわたしたちの乳首を離してくれることもなく、そのままたっぷりとこね回されてしまいます。

千早「あっ、あ♥♥♥そんなぁっ、搾ら、ないで……♥♥」

春香「ひぃぃんっ、こすれ、ちゃうっ!?♥♥♥千早、ちゃっ、おちついてぇえ♥♥」

さんざんおっぱいをスライムにいじめられていた分、まだ少しは慣れていたわたしと違って
千早ちゃんはこの刺激に弱いみたいで、身体をくねらせてもがいています。
もちろんそれで逃げられるわけもなくて、千早ちゃんの乳首でわたしの乳首がまたこりこり刺激され、
そして触手にふたりともまとめていじめられる悪循環にしかなりません。

千早ちゃんが、わたしが身体をよじり、跳ねさせるたびに、周りでへばりついている半透明のスライム全体が
ぶちゅぶちゅと汚らしい音を立て、わたしにはそれがまるでわたしたちを見て笑っているように聞こえました。

にゅちゅっ、ぐにゅにゅ………

千早ちゃんのおっぱいに寄生した触手のすき間をぬって、スライムまで、わたしたちの乳首に貼りついてきます。
思い出したくもないのに、わたしはこれから何をされるのかがわかってしまって、
もちろん期待なんかしてないはずなのに、乳首がよけいに強く立ち上がってるような錯覚が抜けなくて……

春香「はうぅうっ♥♥♥いやぁっ、もう出したくないのにいぃっ♥♥♥」

千早「ぁあ………あがっ、ひぃぃ!?♥♥♥なにっ、あ、ぁは、ぁ、乳首ぃぃっ!?♥♥」

ちょっと前にも味わわされた、乳首をむりやり押し広げられるような、重く伝わってくる変な感じが始まるのと同時に
千早ちゃんがまた身体をびくびくさせて悲鳴を上げます。さっきの支離滅裂な千早ちゃんの話からすると、
わたしが気を失ってる間、千早ちゃんはずっとイソギンチャクさんたちに触手でいじめられていたみたいだから……
たぶん、これのことはまだ知らないんだろうなって、わたしはどこか他人事みたいにぼんやり考えていました。

もちろん、別のことを考えていても、千早ちゃんやわたしがされていることの事実がなくなるわけじゃありません。
乳首のなかを熱くてぬるぬるしたものが通り抜けていく気持ち悪い感触、そして、おっぱいの中にそれが入り込んで、
中からふくらまされ、身体全体をそこからじわじわ熱されるような、あの、………たまらない感じが、広がっていきます……♥♥

春香(あぁあ、入っちゃったぁっ♥♥媚薬スライム、またおっぱいの中、にぃ……♥♥♥)

そして当然、これをされた、ってこと、は………♥

ぎゅむぅぅうぅっ……ぶじゅっ、びゅるるぅ!

千早「ぁ、あぁ!?きゃひぃぃぃいいぃっ♥♥♥♥」

春香「ひゃぁあん♥♥♥でちゃうぅっ、スライム出てるぅぅ♥♥♥♥」

おっぱいの外側にくまなくまとわりついているスライムが、さっきまで以上にきつく力を加えてきて
わたしと千早ちゃんのおっぱいを思いっきり搾り上げました。その動きで中に入り込んでいるほうのスライム粘液が
一気に噴き出させられ、熱い液が乳首から飛び出す感覚に千早ちゃんもわたしも耐えきれず、悲鳴を上げてしまいます。

千早「いやっ♥♥♥にゃにこれぇぇ♥♥しらないっ、私っ、こんなぁああ♥♥♥や、止ま、とめへぇぇ♥♥♥♥」

春香「おっぱい熱いぃぃっ、はひぃぃ♥♥♥あぁっ、やらぁぁ♥♥♥ぎゅむぎゅむってするのやぁあ♥♥♥」

千早ちゃんとわたしの乳首がほとんど密着した状態なせいで、お互いのおっぱいから噴き出すスライムは行き場をなくし、
それぞれの乳首やおっぱいにびちびちと勢いよく粘液がへばりつきます。その間にも外側では、最後まで搾りつくそうとするみたいに
貼りついたスライムが強弱をつけて揉み上げる動きを続け、わたしも千早ちゃんも、スライムを乳首から噴き出させるのも
全身をけいれんさせてその快感に悶えることも、ぜんぜん止められませんでした。



千早「も、出ちゃったから、全部出たからぁ♥♥♥もう出ないのっ、スライム出せないぃ♥♥♥」

さんざんおっぱいを搾られて、ようやくわたしたちの乳首から噴き出す粘液は底をついたみたいでした。
千早ちゃんは初めてのスライムおっぱい責めにすっかり参ってしまったみたいで、わたしの上であられもない顔を見せています。

ここからが本番だ、って知ったら、千早ちゃんはどんな顔になっちゃうんでしょうか。
そう思ったわたしの疑問に答えを出してやるといわんばかりに、また乳首のさきっぽを狙って粘液がくっつく感触、が……♥

千早「え………ま、まさ、か……♥♥あっひぃぃいぃ!♥♥♥♥」

春香「やっ、やっぱりぃぃっ♥♥またきたぁっ、ぶにゅぶにゅしたのまた入ってくるぅっ♥♥♥」

このいやらしいスライムが一回で終わらせてくれる、なんて、そんな甘い話、あるわけありませんでした。

………………
…………
……

千早「はぁーっ、はぁ、っ………あ!?♥♥♥」

春香「やぁ……あ♥♥らめぇっ、そこ……もういやぁああぁ……♥♥♥」

あれから何度もスライムを入れられては強制的におっぱいから搾り出されて、ぐったりしてしまった千早ちゃんとわたし。
でも、おっぱいをいじめるだけで、許してもらえるわけがない……って、考えてしまったまさにその瞬間、でした。
後ろの……お尻の、穴。その中心をめがけて、つんつんと軽くつつく感触が伝わってきます。

千早「…………っ、……♥♥♥♥」

千早ちゃんもわたしの上で、全身をびくっと震わせます。スライムに同じことをされてるのはほぼ確実でした。
でも千早ちゃんはわたしと違って、もう抵抗する言葉を口にする気力もなくなってるみたいで……
………千早ちゃんの目がさっきまで以上にとろんとしていて、まるで、期待してるみたい……なんて、
一瞬でも最低なことを考えてしまったのを、頭から必死で追い払いました。

それに、問題はそんなことじゃなくて……

春香(こんなぁ♥♥千早ちゃんとつながったままで、お尻、レイプなんて、されたら…♥♥♥)

しばらく気を失ってた分、少しは身体が疼く感じもおさまった…と思ってました。
でも、千早ちゃんに強引に何度もセックスされた上に、またスライム漬けにされちゃった今では
むしろ、わたしが気を失う前よりも状況が悪くなってるような気がします。

春香(……………?)

きっとお尻にすぐ入ってきてしまう、と思ったのに、スライムはなかなか襲ってきませんでした。
背中の下、それにお尻のすぐ下にも広がっているはずですが、ぶにゅぶにゅと波打つように動くだけです。

そのとき突然、お股のあたりで急に粘液がぐにょりとうねるのを感じました。

春香(え……なんで、そんな………?)

おっぱいから何度もスライムを出させられている間も、わたしのお○んちんは千早ちゃんの中に入ったままでした。
きっと、スライムの媚薬粘液で身体じゅうおかしくされているせいで、勃起しているのがいつまで経ってもおさまらないんです。
だからこそさっきお尻の穴をつつかれたとき、空いているそっちをいじめられちゃうんだ、って覚悟を決めたのに……

千早ちゃんはとくに反応することなく、わたしに身体をあずけてぐったりとしたままです。
推測でしかないけど、たぶん、わたしと同じでお尻になにかされたりはしていないみたいでした。

さっき、お股の…足の付け根あたりに動きを感じた、と思ったのが、少しずつ身体を上がって来ています。
じわじわと這うように進んでいるらしいそれは少しずつ移動して……わたしの、おち○ちんの根元にたどり着きました。

春香「あ…ぁ?はぁんっ、んん…♥♥」

そしてそのまま、それが当然というかのように、千早ちゃんのお○んこに飲み込まれたままのお○んちん、
その幹みたいな部分を少しずつ上にのぼって行きます。もちろん、そうなった場合……

千早「ぁはぁっ♥♥こ、これって……?」

見えないので感触で判断するしかないけど、スライムは今、わたしのおちん○んを這い上がって
ちょうど千早ちゃんのおま○この入口に触るくらいのところにまで到達したみたいでした。

わたしたちはたぶん二人とも、疑問を顔に浮かべていただろうと思います。
そして、それから数秒もしないうちに、スライムの目的を身体で思い知らされました。

にゅるっ、ちゅぷぷ……じゅるんっ、ずじゅぅ……ぅっ

春香「ぁひ、っ!?やん…っ、い、いいっ♥♥♥」

千早「ふぁあぁぁ♥♥♥入っ、なにかはいって、きてぇ、え……♥♥♥」

千早ちゃんのおま○こに、まるで専用みたいにぴったりと収まっているわたしのおち○ちん、
その間のごくわずかなすき間に、スライムはその液状の体を生かしてずるずると滑り込んできました。

ただでさえ熱くてやわらかい千早ちゃんのお○んこ肉に包まれていたお○んちんが、
さらに熱くてねばねばした、ごく薄い膜みたいなものでゆっくりとカバーをかけられていくような感覚。
身体じゅうの血がそこに集まっているような気がして、わたしは声も出せません。

千早「あ、ぁ熱っ、春香おち○ぽあちゅいぃ♥♥♥いいっ、しゅきぃぃっ、このお○んぽじゃないとらめなのぉ♥♥♥」

同じ感覚を味わわされているはずの千早ちゃんも、わたしが聞いたこともないような声で叫んでいました。
全身がくがくと震えながらもお○んこは侵入したスライムごとわたしのお○んちんをきゅうきゅう締めつけてきて、
それだけでまた思わずイってしまいそうになった、そのとき……

春香「きゃぅぅ、あひゃあぁあぁんっ♥♥♥♥やっ、やぁぁ♥♥♥♥」

千早「おひぃいぃ♥♥♥♥きゅうにっ、動いちゃらめぇええ♥♥♥♥」

最初は、千早ちゃんがまたさっきみたいにわたしの上で腰を振ってセックスを始めたんだ、と思いました。
でも千早ちゃんはわたしごとスライムに押さえつけられてて、その千早ちゃんも、同じように動きを感じてるみたいです。
ふたりとも動いてないのに、ふたりとも動かれてるように思う、ってこと、は………

春香(……す、スライムっ♥♥♥スライムがっ、中で、千早ちゃんの中でぇぇ!♥♥♥)

千早ちゃんのおま○この中にぴったり入り込んだまま、誰かにお○んちんを握られてこすられてるみたいでした。
すき間から入り込んでわたしのおち○ちんを全部包み込んだスライムが、千早ちゃんのお○んこの入口から奥までを
じゅるじゅると往復するように動いて、千早ちゃんとわたしをいっぺんに中から責め立てます。

中を自由自在に動き回るスライムはもちろん、全身が、媚薬粘液でできていて。
それにおま○こを隅々まで撫でまわされた千早ちゃんも、おち○ちんをたっぷりしごかれたわたしも………
耐えることなんて、絶対できないし、そもそも、そんなこと頭に浮かぶ余裕すらありませんでした。

千早「イくっもうイきますぅっ♥♥♥♥春香お○んぽにイかされるっ♥♥♥スライムにイかされちゃうぅぅ!♥♥♥♥」

春香「らめぇぇ♥♥♥おちん○んっ、スライムにしごかれてまた出ちゃうぅ♥♥♥♥千早ちゃんに出しちゃらめなのにぃぃ♥♥♥♥」

千早ちゃんが一際大きな悲鳴を上げてイったのと、イかされたわたしが思わず叫んだのと、どっちが先か、わかりませんでした。

わたしの腰が、お○んちんが勝手に暴れてびゅくびゅくと液を吐き出している間も、スライムはしつこくしごき続けてきます。
つながっているおま○ことおち○ちんから、触れ合っている乳首からお互いの身体がめちゃくちゃに震えているのを感じ取りつつ、
千早ちゃんも、わたしも、スライムにぐちゅぐちゅされるのが気持ちよすぎて、恥ずかしい声を上げ続けていました。

春香「やめっ、て♥♥♥いまこすらないれぇ♥♥♥♥イったからっ、もうイったってばぁあ♥♥♥♥」

千早「びくびくしてりゅぅっ♥♥♥お○んぽっ、はるかおち○ぽがぁ…中でっ、ぐちゅぐちゅしてるっ♥♥♥♥」

目の前で、千早ちゃんが顔をだらしなくゆるませ、とろけきった声で叫んでいるのをぼんやり見ながら、
きっとわたしも千早ちゃんから見たらこんな風に見えてるんだろうな、と、頭の片隅で思いました。

春香「ん……、ひぁあっ!?♥♥♥♥」

千早「やぁ、無理ぃ…♥♥♥いま、おしりなんて……許してぇぇ♥♥♥」

たったいま、ふたり揃って、イかされてしまったばっかりなのに。
ついさっきと同じ、お尻の穴をちょんちょんと刺激する感触がして、一気に意識を引き戻されます。

そして今度は、さっきと違って……触れたそのなにかが、そのままお尻の中にぶちゅぶちゅと入り込んできました。
わたしとおんなじタイミングでまた千早ちゃんがびくん!と激しく身体を震わせて、目を見開きます。
やっぱり、スライムは、千早ちゃんとわたしのことをおそろいにしてしまいたいみたいでした。

春香(あぁあんっ♥♥♥お尻っ、おしりもぉ、またスライムに犯され、てぇ……!♥♥♥♥)

わたし、これのこと、よく知ってます。もう、覚えさせられ…ちゃい…ました。
ぐにゅぐにゅって柔らかくて、でもごりごりする感じの芯もあって、なにより、すっごく熱くって……
…………これでじゅぽじゅぽされるの、とってもきもちいいんだ、って♥♥♥♥

もうどうしようもないし、逃げられるわけもないんだから…
それに千早ちゃんとは一緒なんだから、恥ずかしいのも少しはマシだし、いっそ、きもちいいって言っちゃおうかなぁ……
そんなことを考えたとき、わたしより早く、千早ちゃんが叫び始めました。

千早「あ、あ、これ♥♥♥はりゅかぁあっ♥♥♥♥おし、おしりにも春香おち○ぽきたぁあっ♥♥♥♥」

春香「……………………え?」

千早ちゃんの言っている意味が、まったくわからなくて、思わず口からつぶやきが漏れてしまいました。
わたしを見下ろす千早ちゃんはそんなわたしにも気づかない様子で、絶叫し続けます。

千早「ほんもの、お○んこに入ってるのにぃぃ♥♥♥♥前も後ろもっ、春香でいっぱいなのぉぉ♥♥♥♥」

春香「ち………千早、ちゃん、いったい、なに言って……んんぅっ!?♥♥♥おっ、おほおぉぉおぉっ♥♥♥♥」

答えが返ってくるかどうかも望み薄だけど、千早ちゃんに尋ねてみないではいられなくて、
わたしが質問しようとしたその瞬間、お尻に深々と入り込んだスライムが前後に動き始めました。

春香「ひゃあぁんんっ♥♥♥やらっ、お尻いやぁああっ♥♥♥♥」

ぐちょぐちょ耳障りな音を立てながらお尻の中をほじり抜かれて、頭まで走り抜ける快感に、声が止まりません。
でも確かに、記憶にあるスライムと、なんとなく、形が違うような気も、して、しまいます。

そして、同じように激しいピストンでお尻を犯され、身体を前後に揺らされている千早ちゃんは……

千早「おひっ、おひりぃぃ♥♥♥♥私っ、犯しゃれてりゅぅ、春香におしりレイプしゃれてりゅうぅ!♥♥♥♥♥」

完全に目の焦点が合わなくなったまま、耳をふさぎたくなるようなことを叫んでいました。

春香「ちは、っ、あぁあ♥♥♥千早ちゃんっ、しっかりしてぇ…♥♥わたし、そんなことしてっ、にゃぃい♥♥♥」

わたし自身も、スライムの粘液お○んちんでお尻をずぽずぽ犯されながら、わたしは必死で千早ちゃんに呼びかけます。
だけど千早ちゃんは完全にスライムのほうに意識が向いてしまっているみたいで、反応すらしてくれません。

春香(まさ、か………さっきスライムが、わたしのお○んちん、しごいてたのって………)

さっきからの千早ちゃんの言動や、今のこの激しすぎる反応を見る限り、そういうことだと考えるしかありませんでした。
つまり、スライムはわたしのお○んちんの型をとるみたいにして………それをそのまま、自分の粘液の体で再現してるんだ、って。

でも、じゃあ、それなら…………いま、わたしのお尻に入ってきてるの、は……!!

春香「はうぅぅうっ!?♥♥♥♥や、はげし、っ…♥♥きゃはぁあっ、あはぁああんん♥♥♥♥」

そこまで考えたところで、後ろの穴を突き上げてくるスライムの動きがいきなり激しくなりました。
それはまるで、その形をわたしにはっきり伝えよう、思い知らせようとしてるみたい…♥♥

春香「いやぁああぁ♥♥やめてぇ♥♥♥おしりずぽずぽしてるの、わたしのお○んちんなんてぇっ!♥♥♥♥」

千早「おち○ぽっ♥♥♥春香お○んぽしゅきぃ♥♥♥おしりもっとかきまぜてぇえ♥♥♥♥♥」

女の子なのにお○んちんが生えてしまってる、っていうだけでもいやでたまらないのに、
それと同じ形のモノで、しかもお尻をレイプされるなんて、みじめすぎて。
わたしが精一杯上げる抵抗の叫びと、大喜びしてるようにしか聞こえない千早ちゃんの声が混ざり合います。

こんなにひどいことをされているのに、わたしの身体は全身、燃え上がってしまっているみたいでした。
直接責められているお尻やおっぱい、それにおち○ちんはもちろん、おなかの奥のほうだとか、
手や足の先のほうなんかも……ちょっと触られたり揺らされたりする刺激だけでびくびく震えが来ちゃって、
もう、なにをされても気持ちよくなるように、完全におかしくされちゃってる…♥♥♥

ぐちゅり、っ

春香「………ひぃ、っ!?」

ずちゅずちゅとスライムが出入りを繰り返しているお尻の穴より、もうちょっと身体の前側で、
そして相変わらず全体をすっぽり包まれているままのお○んちんの根元の、少し下のあたり。

また、さっき、お尻をノックされた時と、おなじ感覚が伝わってきます。

だけど……今触られた、その場所は………

春香「い、いや………♥♥そこはっ、そこだけは、らめぇぇ…♥♥♥」

血の気が引いていく音が実際に聞こえるみたいでした。
もうすでに、いっぱい汚されてしまった、わたしの女の子としていちばん大事な場所。
そこをもう一度、このいやらしいスライムに……しかも、自分のお○んちんの形で貫かれる、なんて。

春香「待ってっ、おねがい待って…!お口でもお尻でも、ほかのとこならなんでも……はひぃぃん♥♥♥♥」

わたしが喋り終わらないうちに、ぶじゅるっ、と音を立て、どろどろしたものが、わたしのお○んこに入ってきました。

春香(あ、ぁ……♥♥だめ、わかる、わかっちゃ、う♥♥♥おしりのとおんなじっ、これっ、これぇ♥♥♥)

媚薬スライムお○んちん、それも、わたしのおち○ちんを、完全にコピーしたもの。
それが、いま………わたしのお尻とお○んこ、両方の穴を、いっぱいにして、ます…♥♥♥♥

当然、スライムは、入り込んだだけでは終わりません。
ぶよぶよした粘液のかたまりはいっさい遠慮も手加減もなしに、わたしを犯し始めます。

春香「あっあっ、あぁあ♥♥♥♥はあぁんっ!♥♥♥なかっ、中で、こしゅれてぇぇ♥♥♥♥」

お○んことお尻で交互に前後するスライムお○んちんが、わたしの膣の壁一枚をへだてて何度もすれ違い、
そのたびにぐにゅぐにゅの粘液が微妙にゆがんでわたしの中をえぐり、媚薬をしみわたらせて行きます。
でもあくまで基本のかたちは、わたしのおち○ちんで……それが、前も後ろもじゅぽじゅぽ犯してきて、っ♥♥

春香「やらぁああぁ♥♥♥これわたしのっ、わたひぃ♥♥♥わたし、わたしのことレイプしてるぅぅっ♥♥♥♥」

わたし自身のお○んちんは、千早ちゃんのお○んこをレイプしたままで……どっちかというと、千早ちゃんがわたしをレイプしてて。
でも、そのわたしはおま○こもおしりもスライムにレイプされてて、千早ちゃんもおしりをスライムにレイプされてて、
よく考えようとしてもすぐに頭がぐちゃぐちゃになって、なにもわからなくなってしまいます。

いま、ひとつだけはっきりしてるのは…すごくきもちいい、ってことだけ、です♥♥♥

千早「ひゃんっ♥♥♥いいっ、春香ぁぁ♥♥もっと、もっとぉ…ふ、んむっ!?♥♥♥…んちゅ、ぷぁっ、じゅるっ!♥♥♥」

ぐらぐらと揺らされながら、わたしの名前をひっきりなしに呼んでいる千早ちゃん、
そのお口にスライムがにじり寄ると一気にもぐり込みました。一瞬びっくりした顔をした千早ちゃんでしたが、
すぐに目を細めて口をすぼめると、入り込んできたスライムに赤ちゃんみたいに吸い付き始めます。

春香「あひぃっ♥♥ふぁあんん♥♥♥やぁ、らめぇ♥♥♥あはぁ、はひ……ん、ん、んんん!♥♥」

前と後ろから突かれて揺れる視界のまま、それをぼんやり見ていたわたしのお口も、すぐにぬるりとした感触で満たされます。
最初はどろどろしていて、形のはっきりしないスライムそのものだった粘液は、わたしのお口の中で形を変え始めました。
ぐにゅぐにゅとしたその動きでわたしの舌や歯やほっぺたの裏側がなでられ、触られて、すぐに媚薬の効果でかあっと熱くされてしまいます。

春香「ふぁ、んん…♥♥♥ちゅっ、ちゅぱっ、んむぅぅ♥♥ふむぅぅん、むごっ………♥♥♥♥」

そんなことにもほぼ気づかないくらい、わたしはお口を埋め尽くしたものの感触を探るのに夢中になってしまっていました。
さおっていうか柱っていうか、木の幹みたいな部分がまずあって、その上のほうにはきのこの傘みたいにふくらんだ部分があって……

春香(こ、これ……が、わたしのお○んちん、っ…♥♥♥くわえたら、こんな感じ、なんだ♥♥♥)

千早ちゃんが熱心にしゃぶっているものと、これと、同じで間違いないはずでした。
やがて、わたしたちのお口に入ってるスライムお○んちんも、ほかのと同じようにピストン運動を始めます。

春香(やんっ、すごい、ぃ♥♥♥お口もお尻もおま○こも全部っ…♥♥わたし、わたしのお○んちんで犯されてるぅっっ♥♥♥♥)

千早ちゃんのお尻とお口で二本、わたしのお尻とお口とお○んこで三本、合わせて五本のスライムの媚薬粘液お○んちんが
ぶちゃぶちゃ汚らしい水音を立てながら、わたしたちのあらゆる穴を激しく出入りしていました。
同時に、一本残った、千早ちゃんのお○んこの中に入り込んでいるわたしのお○んちん、そこにもまとわりついたスライムが
すごく狭いすき間で粘液の体を存分に動かし、中から千早ちゃんとわたしをいっぺんに責め立ててきます。

あの、たまらない、こみあげてくる感じがして、千早ちゃんの中でわたしのお○んちんがびくびく震え始めるのと
わたしたちの中でスライムのおち○ちんがぶるぶるし始めたのは、どっちが先だったでしょうか。
千早ちゃんが軽く目を見開いて、その表情がよけいにゆるみ、なにか期待しているような顔になりました。
同時にわたしも、これから起こることをすぐに察して――一瞬のあと、それが即座に始まります。

お口でも、お尻でも、お○んこでも、スライムは一気に奥までもぐり込んでくると
先っぽの部分を思いきりぶくっとふくらませ、そして、一斉に、焼けるように熱いどろどろをたっぷりと吐き出します。

びゅぐぐぶじゅぅ、どぷっどびゅっびゅるっ、びゅばっ、びゅぶぅぅっ!

千早「ふむぅぅううぅぅっ♥♥♥♥♥♥ふぐっ、ごくっ…♥♥♥♥」

春香「んんんーーーっ、む、ぅぐぅんんんんんーっっ!♥♥♥♥♥♥んくっ、んく、ん、んん♥♥♥♥」

全身を焼き尽くされるみたいな感覚であっさりとイかされて、お口をふさがれたままなのに必死で叫んで、
そして声を出そうとした拍子に、お口の中で出された熱くて濃厚な粘液を思いきり飲み込みました。

春香(こんなの無理っ♥♥♥♥三か所いっぺんなんてむりぃぃっ!♥♥♥♥♥あ、あぁまたイくぅぅぅっ!♥♥♥♥♥♥)

すさまじい量で、飲んでしまわないと息もできないから、もっと必死になって大量のねばねばをのどに送り込んで……
その間も、お尻にもお○んこにもびゅくびゅく跳ねまわるスライムおち○ちんから媚薬粘液を注がれ続けていて、
おなかの中をそのあつあつの液で叩かれるたびごとに、またあっけなく、イかされて。

春香(わたし死んじゃうぅ♥♥♥♥♥スライムにイかされてしぬぅぅ♥♥♥♥♥自分のお○んちんでしんじゃうぅぅっ♥♥♥♥♥♥)

意識が続いたのは、そこまででした。





折り重なるように身体を横たえた赤と青のシャインマジシャンと、それを捕えている半透明の媚薬スライム。
千早がイソギンチャクの群れから触手凌辱を受ける前、春香と千早がスライムに性交を強いられ、
その後もひとしきり弄ばれ続けたときと、一見したところではよく似た光景だった。

ただし、そのときは下に組み敷かれているのが千早で、のしかかっているのが春香だったのが、
今では上下が逆転している。そして、ぴったりと身体を寄せ合っている二人はほとんど動いておらず
――というよりも身動きができず、そのかわりに声を限りに叫び続けていた。

春香「あ♥♥♥ああんっ♥♥♥ふかいいっ、やぁ、あ♥♥♥♥もうらめぇえっゆるひてぇぇえ!♥♥♥♥♥」

千早「お○んぽ、はるかおち○ぽしゅきぃぃ♥♥♥♥突いてぇっ♥♥♥お尻も、お○んこももっとちょうらいぃ♥♥♥♥」

スライムが行う責め自体は単調なものであり、現に先ほどから特に変わり映えしているわけではない。
すでに先客のいるシャイニング・チハヤの膣を除き、二人の膣とアナルには媚薬粘液ペニスを挿入して犯し抜き、
乳首からも媚薬スライムの分体を侵入させては噴乳させる搾乳責めを繰り返し、
あとは全身くまなく這い回り、肌からも粘膜からも響お手製の特製媚薬をたっぷりと行き渡らせる程度である。

その中に何か特徴的なことがあるとすれば、不定形であり、軟体であるスライムは
一度形状を記憶してしまえばずっとその状態を保持し続けることが可能、という一点であった。

それはすなわち、春香の疑似ペニス、それも勃起した状態での形を記憶したこの個体に関して言えば
本体が意図的に解除しない限り、永久に女体を責め続けることができる凶悪な男根を得たということを意味している。

千早「はりゅ、かっ♥♥♥♥はりゅかのでまたイくのぉ♥♥♥♥あっイくっ、きゃぁああんっ♥♥♥♥♥♥」

春香「しゅごぃぃい、スライムしゅごしゅぎぃっ♥♥♥♥まらレイプおわんにゃいぃぃ、ひあぁあぁん!♥♥♥♥♥♥」

その萎えることを知らない媚薬男根で二穴を突きまくられ、射精すらされないうちから二人は絶頂を迎えてしまう。

春香「ひぃーー、っ…やっ♥♥♥やぁああ♥♥♥♥はっ♥♥はぁっ、はぁ、あ………?」

千早「ぜぇ、ぜぇ、…んんん!♥♥♥んっ♥♥んひ、っ♥♥ ……あ、あぁ、っ♥♥♥」

獲物がイっていようがいまいが関係なく、愛液と媚薬粘液にまみれた蜜壺を犯し続けるスライムは
執拗にふたりのヴァギナとアナルを軟体ペニスで掘り返しつつ、さらに別の一本をふたりの唇の中間位置へ動かす。
無言のまま突きつけられた口淫奉仕の要求に、

千早「あぁっ♥♥はいぃっ、なめます、春香お○んぽしゃぶりましゅ♥♥♥早くっ、はやくくらしゃいぃ♥♥♥」

シャイニング・チハヤは目を輝かせ、拘束されてさえいなければすぐにも飛びつきたそうに舌をめいっぱい伸ばし、

春香「あ……あぁ…♥♥らめ、なのにぃ、これわたしのなのに、ぃ♥♥♥なめたいなんて思ったら、いけないっ、…の、に…♥♥♥♥」

対照的にシャイニング・ハルカは必死に顔をそむけようとするが、その目は反らすことなく媚薬ペニスを見つめ続けていて
やがて舌を心もち伸ばすと、おずおずとその反り返ったスライムのモノへと口を近づけてゆく。

千早「はむっ、あむ♥♥♥ずじゅっ、んっ……ちゅぱっ、じゅるる、っ♥♥♥♥」

春香「ん…♥♥♥れろっ……ちゅ、んむ、くちゅっ……♥♥♥ふぅんっ、んふ、ぺろ、んん♥♥♥」

上から千早が鬼頭部分を丸ごとほおばるように口へ含み、舌とのどを駆使しての情熱的な奉仕を始め、
下からは春香がそっと舌をのばし、軟らかな唇とあわせて竿部分をやさしく、繊細に刺激してゆく。
マジシャン二人から息の合った奉仕を受けたゲル男根はすぐに限界を迎え、
千早の口からそっと抜け出て、大きく身を揺すると媚薬粘液を先端から放った。

千早「ぷぁ、っ……きゃぅっ♥♥♥あつっ、いい♥♥♥♥」

春香「はうぅ♥♥♥お顔っ、べとべとにぃ…♥♥♥♥」

反射的に目をつぶった二人の顔に、後から後から噴き出してくる粘液が容赦なく降り注ぎ、
春香も千早も、あっという間にこってりとした白濁で顔中を染められてしまう。

春香「やんっ、だ、め♥♥もっとかけてほしいなんて、思っちゃ、らめぇえ……♥♥♥♥」

千早「媚薬粘液らいしゅきっ♥♥♥しゃいこうれしゅぅ♥♥♥このにおいもっ、味もぉ♥♥♥」

うっとりと陶酔した表情で、声で、思い思いのことを口にするマジシャンたち。
敗北し、全身を汚されきったその姿は、ぞくりとするほどの妖艶さに満ちていた。

今回はここまでです。

千早が春香を犯すという話だったはずですけど、またスライム出張ってますね。

まあ、この>>1に関してはだいたいいつものことですね。

そして、これもいつも言ってますけれども、どうやって復帰させるんですかね。

あとこのスレ、たぶんこの一連のエロ描写とその後始末だけで終わっちゃいますね。

次回はまた週末です。早くても土曜日くらいだと思います。

そもそもSSなんて趣味丸出しで投げるものだというのは事実だとしても、
こと安価スレでほぼ3か月安価出してないなんてのはギルティでしかありません。
その間エロ(拡大解釈盛り盛り、趣味盛り盛り)しかないとか、もっと許されない。



でもやっぱりスライムとか触手とかしゅきぃ…
快楽堕ちもハートマークもらいしゅきぃ……



ほんとごめんなさい、よろしければおつきあいください。

※もちろん次のひびたかはそういうのナシで書くよ、がんばるよ

………………
…………
……

スタジオ内には生臭いような甘ったるいようなにおいが濃厚に立ち込めているだけでなく、
半透明の軟体に包まれた春香と千早が身もだえするたび、ぶじゅぶじゅと粘りついた水音が響く。
媚薬スライムはただ忠実に、響に命じられたことを遂行し続けていた。

あずさ「うふふ……千早ちゃん、ずいぶん気持ちよさそう♥ マジシャンがそんなことで大丈夫なの~?」

千早「ふあぁ、あ♥♥♥あひぃっ♥♥はぁあんっ、あぁ♥♥あ♥あっ♥♥ああ…っ、ん♥♥」

あずさは小首をかしげると右手をそっと自身の頬に添え、にっこりとほほ笑んだ。
視線の先、スライムに囚われたシャイニング・チハヤのだらしなく開いた口からは喘ぎ声だけがこぼれ続け、
あずさの質問に答えることはおろか、話しかけられたことに対する反応すらできていない。

あずさ「あらあら~、触手の次はすっかりスライムに夢中なんて、意外と浮気者なのねぇ」

声と表情こそ笑っているが、闇のような色に変じた目にだけは一切笑いを交えないままで、
漆黒の衣装に身を包んだあずさは意思をもったゲルに嬲られる千早をじっと眺めていた。

おっとりとしたあずさの声を隣で聞きつつ、あずさと同じ色の装束をまとった律子は
闇色のフレームの奥の目を光らせ、冷徹な声で淡々とシャイニング・ハルカを責める。

律子「春香も春香よ。まさかと思うけどあんた、千早相手にサカってるんじゃないでしょうね」

春香「ち、が…、あはぁあん!?♥♥♥しゅらいむ、が♥♥これはぁっ、すらいむの、せいれぇ……♥♥ひあぁ♥♥♥」

千早の下で同じように軟体に絡みつかれている春香の方はまだかろうじて理性が残っていた。
しかしその身体はすでに春香の意志を裏切ってしまっていて、律子への抗議の声は抑えきれない嬌声に容易く断ち切られる。

律子「はぁ、呆れた……つまりスライム相手に思いっきり発情してるんじゃないの。自分で無様だと思わないわけ?」

春香「やらぁあ♥♥♥言わないれぇ…律子しゃ、ああぁん♥♥♥媚薬、ずるい…ぃ♥♥ぬるぬるもういやぁぁ♥♥♥♥」

かつて仲間だった律子に図星を突かれ、春香はふやけきった表情で淫らな悲鳴を上げた。
その間も、マジシャンの衣装に包まれた身体の至る所を意思を持った催淫ゲルが好き勝手に這い回る。

千早「春香っ…♥♥♥春香ぁ、んちゅ、んんっ……♥♥♥」

春香「いやぁ、千早ちゃ……んぅぅ♥♥ふむ、っ、ん、……んふ♥♥やめ…て、うむぅんーっ!♥♥♥」

顔じゅうをスライムの放った媚薬汁まみれにされ、べとべとになった春香に千早が上からのしかかり、
唇と舌をふるって熱心に吸い付いた。鼻筋やほおにへばりついた半透明の粘液をていねいに舐めとり、
その合間合間でついばむようにして春香の唇を繰り返し吸うのも忘れない。
最初こそわずかに顔を動かし、すっかり快楽に染まった千早から逃れようとしていた春香だったが、
何度かキスの交換をしただけでその些細な抵抗もすっかり弱まり、互いに熱っぽい視線を交わすようになる。

やよい「はわっ……春香さんと千早さん、すっごいえっちなキスしてまひゅぅ…っ♥♥」

目にハートマークを浮かべそうな勢いのやよいがはぁはぁと息をつきながら口にする言葉は、
もはや千早はおろか春香の耳にも届いてすらいなかった。
それを特段気にするでもなく、やよいは自身の勃起クリトリスをにちゅにちゅとこすりつつ、呟き続ける。

やよい「もうふたりとも、び…えっと、びやく、大好きですよね♥♥わたしもれすっ、いっしょっ、おそろい、れす♥♥♥」

そのやよいの後ろからブラックジャンボ総帥たる響が静かに歩み寄ると、ねぎらうような微笑を浮かべる。

響「うんうん、ふたりをあんなにえっちにできたのもやよいの協力のたまものさー。ありがとねー」

やよい「あ、響しゃん… そうれす、スラ美ちゃんすごい、んれしゅっ♥♥とってもえっちで、にゅるにゅるで、んひぃい♥♥♥♥」

スライム開発の折に繰り返されたマジシャン対策の「実地試験」のことを思い出したのか、
手の動きがいっそう激しくなったかと思うと、やよいはすぐに身体を震わせてひとり絶頂に達した。
やよいが疑似ペニスから白い液をびくびくと撃ち出すさまを眺めつつ、響はぼんやりと物思いに耽る。

響(そういえばあの時点じゃ、やよい、たまーに正気に戻りそうになってたもんなー。スラ美さまさまだよ、ほんと)

元マジシャンであるやよいを狂わせて堕とした媚薬がそのまま現マジシャンに効くかどうかは多少の不安材料だったが、
いま響の目の前で折り重なり、快楽にむせび泣く春香と千早を見ている限りではまったくの杞憂らしかった。

響「で、それはさておき、春香、千早も。あんまりふたりだけで盛り上がるの、スラ美に失礼だと思うぞ、自分」

春香「ん………♥♥ちゅる、っ、ぷぁ、ちはや、ちゃ……あぁああんっ♥♥♥♥ひゃぅうぅ!?♥♥♥♥」

千早「きゃひぃぃい!♥♥♥♥♥らめぇぇっ♥♥♥春香お○んぽ、そんな、はげしいぃっ♥♥♥♥」

響がそう言った瞬間、キスに陶酔しているマジシャンたちに自身の存在を思い出させてやろうというつもりか、
春香と千早の淫穴を埋め尽くしているスライムがいっせいに責めをペースアップさせた。
あくまで形状は春香に生えた陰茎そのままを保ちつつ、硬軟自在にぐにぐにと変化する媚薬ゲルに
膣穴と尻穴深くを掘り抜かれ、ひだやしわの中までじゅくじゅくに染み込まれ、ふたりの嬌声が一気にうわずる。

千早「お尻…おくっ、おひりぃぃ♥♥♥ぐちゅぐちゅってすご、いいぃ♥♥♥♥ん、むぷぅぅっ!?」

春香「いやぁあ♥♥♥もうお○んちんいじめないれぇ♥♥♥おくち、おくちでするかりゃぁ、んむ、はむぅぅ♥♥♥♥」

お互いを求めあっていたはずの舌も唇も悲鳴のような喘ぎをあげるためにあっさり別れ別れになってしまい、
その空いたところを見計らって、ペニス型に変化したスライムが千早と春香の口にその身をねじこむ。
主人の目を盗んで密会していた奴隷たちに、奉仕しなければならない相手が誰なのかを教え込むかのように。

千早「ずじゅ…っ、ぇろっ、んふ…♥♥♥ふぅん、むぅ、……ん♥♥♥んぉっ、んんむぅぅうぅ♥♥♥♥」

春香「むふ、ふごぉ♥♥♥ちゅぷ、んんん…っ、はふぅ♥♥ぷは、っ、ふぐぉぉ♥♥♥♥」

春香本人のモノを直接口で相手しただけでなく、それを模したイソギンチャクの触手も何十回とくわえてきた千早は
その経験を存分に活かして口をいっぱいに埋める男根ゲルにむしゃぶりつき、情熱的に舌や唇で尽くす。
一方で、初めての敗北の際にイソギンチャクたちから口淫奉仕の作法を教え込まれた春香のほうも、
自身のモノであるがゆえにわかるポイントを的確に探しつつのフェラチオでスライムを歓ばせようとする。

千早(美味しいっっ♥♥粘液お○んぽ、甘いのぉ♥♥♥一生これ吸ってても、いい…っ♥♥♥♥)

春香(ま、また、わたしの…♥♥♥こんなの、無理やり、させられてるだけ♥♥ほんとはこんなの、舐めたく…ない、のにぃぃ♥♥♥)

考えていることこそ対照的でも、結果としては春香も千早も口へ侵入してきた凌辱者を従順に受け入れた。
ふたりは息継ぎもそこそこに口をすぼめると、混じりけ無しの媚薬粘液だけでできた特製の男根をねぶり回し、
粘膜にたっぷりと触れた魔性の液が性感をいやおうなしに加速させてゆく。

千早「んんぅ♥♥♥♥むごっ、おぉ、お!?♥♥♥♥んんんーーっ♥♥♥」

春香「うぐぅうっ、もご、んむぅ♥♥♥♥~~~~~っ、……♥♥♥♥」

赤と青のシャインマジシャンが素直に上の口で「も」奉仕を始め、スライムがその報酬として彼女たちに与えたのは
どこまでも奴隷にふさわしい淫辱だった。ぼちゅ、ぼちゅとあえて下品な音を立ててそれぞれのアナルに媚薬ペニスを出入りさせ、
その刺激がヴァギナの収縮を誘発し、淫猥なゲル生物は自身に強く吸い付いてくるマジシャンたちの膣肉の締め付けを堪能する。

千早(お、おっ、おしりぃいぃい♥♥♥おま○こみたいに感じちゃうっ♥♥♥お尻っお○んこにされてりゅぅぅ!♥♥♥♥)

春香(こんな、ぁ…♥♥♥いやらしい音、聞きたくない、のに♥♥♥音だけで感じさせられちゃうよぉっ♥♥♥)

春香と千早の身体がまた不規則に震え始め、表情もうっとりと蕩けてきたのを察知したスライムは
ふたりのヴァギナにもぐり込ませた軟体をさらなる奥へと押し進めていく。媚薬ゲルだけで占有している春香の秘穴はもちろん、
春香の疑似ペニスが先客として居座っている千早の膣穴でも同じように、粘液がすき間を難なく進んでゆき、そして、

千早(あ……♥♥♥♥これ、イソギンチャクのときと、おな、じ♥♥♥)

春香(やだぁぁ、もうこれいやぁあ♥♥♥♥絶対、おかしくなる…っ、またトんじゃうぅ♥♥♥)

神聖なる子供のための部屋の入り口に到達したスライムは、そのまま当然のように室内へと軟体を這い込ませた。
すでに媚薬ゲルで子宮内壁を撫でまわされる感覚を教え込まれてしまっているシャイニング・ハルカも、
イソギンチャクの細い専用触手に中を撹拌され慣れたシャイニング・チハヤも、同時に目を見開き、
自由に身動きのとれない身体を雷に打たれたかのごとくびくびくと激しく震わせる。

そのちょうどのタイミングでスライムはふたりの口腔で熱愛されていた春香のコピーを引き抜いた。
息と声の通り道をふさぐ栓が姿を消したことで、粘液用オナホールと化していたふたりの口が本来の役目を取り戻す。

春香「らめっ♥♥♥子宮はらめぇえ、入っちゃや…あぁ、おひっ、んほぉおぉ♥♥♥♥」

千早「はぎぃぃいいぃいっ♥♥♥♥♥ちが、う、これ知らにゃい♥♥♥触手とぉ、違…っ、あひゃあぁんん♥♥♥♥」

媚薬スライムは女体の芯へと突入して占拠し、春香のナカにまだ残っていた催淫ゲルをその身に取り込む一方、
千早のナカでは自身と別種の媚薬粘液がへばりついているのを発見し、それもまた自身の体液として混ぜ込んでいく。
やがて二つの子宮を完全に掌握したスライムは内壁を這いずり、内側から張りついてぐにゅぐにゅと揉みほぐし始めた。
口ではキスをするのでも奉仕をするのでもなく、ただ惨めに淫らに啼いていればいいのだと言わんばかりに
容赦なく快楽を子宮の壁越しに擦り込んでくる粘液の動きで、ふたりはひとたまりもなく絶叫させられてしまう。

耳にあたる器官がないにも関わらず、シャインマジシャンたちの艶めかしい斉唱を愉しんでいるように見えるスライムは
春香と千早の口を解放したばかりのゲルペニスをぶるりと大きく震わせ、先端から熱い媚毒のシャワーを浴びせかける。

春香「んぷぁあっ♥♥♥♥ま、またぁっ♥♥♥どうして、こんな、お顔ばっかりぃ……♥♥♥♥いやあぁ、もうやらぁあっ♥♥♥♥♥」

千早「お○んぽもったいないぃ♥♥♥スライム春香おち○ぽイっちゃってるぅ♥♥♥ナカでっ、おねがいナカでイってぇ、あぁあん♥♥♥♥♥」

千早が丹念に舐めとった分、少しは綺麗になっていた春香の顔が瞬く間に重く粘つく毒液でどろどろに汚され、
その千早もまた、これまでに何度も塗りたくられた媚顔パックをさらにこってりと重ねられてしまう。
そして、ただ美貌を媚薬粘液まみれにされただけにも関わらず、魔法戦士たちは同時に軽い絶頂を迎えさせられる。
それでも白濁液を吐き出す脈動はおさまらず、ふたりを獲物としたことを誇示するスライムの射精マーキングはしつこく続く。

千早の膣内でまだ勃起したままの春香のクリトリスにも、スライムが集中的に責めを加えていた。
まるでコンドームのように密着し、疑似ペニス全体を薄く包み込んだスライムは半液状の形態を活用して
循環するかたちで春香のペニスの表面を余さず這い回りながらこすり立て、同時に媚薬を隅々まで行き渡らせる。
千早のヴァギナにもその動きはダイレクトに伝わり、スライムのぶん数mmだけ大きく、太くなった春香のクリトリスが
ドリルよろしくぐるぐると回転している錯覚が、シャイニング・チハヤの膣肉と理性を容赦なくえぐる。

千早「ふああぁぁ♥♥♥あへぇぇぇ……♥♥♥♥お○んぽ、春香のおち○ぽしゅごいぃ、お○んぽがぐりゅぐりゅすゆのぉ♥♥♥♥」

春香「千早ちゃんなのにっ、千早ちゃんじゃ、ないぃ♥♥♥♥スライムやらぁ…おち○ちんぬるぬるされるの、やらぁ♥♥♥♥」

千早の乳首の寄生触手も宿主の昂ぶりに反応し、これまで以上に動きを活発化させた。
周囲にあふれているスライムの体液を決して長くはない触手でかき集めると、千早の、そして春香の胸の突端に
しっかりと丁寧に塗りつけ、さらにその身で物理的にふたりの乳首を摘み、はじき、転がして、スライムの責めをアシストする。

春香「わたひのおま○こっ♥♥♥媚薬おち○ちんで虜にされちゃうぅ♥♥♥♥スライム専用にされる、なんて♥♥いやぁあぁ♥♥♥♥」

千早「触手もいいっ♥♥♥スライムもきもちいぃ♥♥♥♥も、もうっ、春香のかたちしてたらなんれもいいれしゅうぅ♥♥♥♥」

上の口こそ解放されたが、下半身では欲深くあさましい前後二つの口を奥までぴったりと満たされて、
春香と千早の理性も、高まり切った性感も、もはや決壊寸前のところまで追いつめられていた。
シャイニング・ハルカの処女を奪ったスライムとシャイニング・チハヤの破瓜の相手となった春香の勃起クリトリス、
その両者が融合して誕生した媚薬ゲル製の春香ペニスが、愛と正義のマジシャンたちを底知れぬ快楽に堕としてゆく。

春香「あぁっ、い、イく…♥♥♥またスライムなんかでイっちゃう♥♥♥やらぁっ絶対いや、っ♥♥♥♥もうイかされたくないぃぃっ!♥♥♥♥」

千早「イかせてくらしゃいぃ♥♥♥♥春香お○んぽイってっ、私もイかせてっ♥♥♥♥淫乱マジシャンにオシオキしてぇえ♥♥♥♥」

スライムの軟体セックスの味しか知らない、まだ経験の浅い春香の膣と、触手や春香本人の味をも覚えた千早のヴァギナ、
両方がきゅっと一際強く締まり、本格的なアクメまでもう間もないことを正直に白状した。
間髪を入れず赤と青のマジシャンたちが正反対の内容をそっくりの表情と声色で叫び、動かない身体を精一杯ゆすって
無意識のうちに、あるいは意識してか、体内を深くねっとりとかき回す粘液ペニスを貪欲に奥まで迎え入れようと必死になる。

すっかり従順な牝犬と化したシャインマジシャンたちのいじらしい動きに応える形で、スライムはゲル製男根を振るった。
何度も凌辱を繰り返されるうち、異物の侵入を拒まなくなったどころか喜んで迎え入れるようになった春香と千早の菊門を通り抜け、
直腸の行き止まりにその身を突っ込ませる勢いで深々と突き込むと、熱く濃厚な媚毒を先端から大量に噴き出させた。

千早「熱ぃぃひぃぃいいっっ♥♥♥♥♥とけ、りゅぅう♥♥♥♥おしりっ、おま○こにしゃれてとけひゃうぅぅっ!♥♥♥♥♥」

春香「いや、いやぁあ♥♥♥♥イくのらめっ、おひりらめなのぉぉ♥♥♥♥はひぃぃいぃ♥♥♥♥♥」

排泄のために存在するはずの穴の奥深くから肉悦の業火で焼かれ、激烈な絶頂の第一波に飲み込まれたふたり。
ともに絶叫を上げ、全身を激しく震わせる春香と千早が――少なくともその肉体が悦んでいるのを確かめたスライムがさらに動きを速めていく。

春香「お、……んふぅぅっ!?♥♥♥♥んは、ぁ、やぁ、んんっ♥♥♥」

春香のヴァギナを犯すスライムはひときわ力を込めて奥へともぐり込み、勢いを殺さずにゲル状の体を駆使して
狭まった春香の子宮口をにゅるんとすり抜け、中をびっちりと満たしていたスライムの分体と合流する。
それまでの媚薬ゲルペニスの先端に追加分のこぶがついたような形状になったそれを、スライムはいったん退かせた。
春香の奥を埋め尽くしていた粘液の塊も、本体の引っ張る力と合わせてぐにゅぐにゅと変形し、
一口大のゼリーをケースから押し出すような要領で春香の子宮から一気に外へと脱出する。

春香「ぁあっ、はうぅ……っ♥♥♥♥はぁ、っ♥♥よか…った、なかのスライム、出て…………っきゃあぁあぁんっ♥♥♥♥♥」

ぼちゅんっ、と鈍い、まるで衝突するような音がして、一瞬だけ安心してしまった春香が目をいっぱいに見開いてわななく。
子宮内にしばらく滞在させていた分体を回収・融合したスライムはこれまで以上にストロークを深く長くし、
シャイニング・ハルカの柔い膣肉をこすり上げながら媚薬男根を侵入させると、スピードを一切変えないまま子宮口を貫いた。
通り抜ける瞬間だけ先端部を軟化させたゲルペニスは春香の肉体にはダメージを与えることなくその門をくぐり、
そしてその先に広がる子宮ではある程度の硬さを保ったまま内壁をぐにゅぐにゅと突き、吸いついて粘液を塗りたくる。

春香「深っい、ぃ、はぁあぅっ!?♥♥♥♥♥おくっ、子宮ごちゅごちゅ、って♥♥♥♥無理いっ、そんな、ついちゃ、んひぃぃぃ!♥♥♥♥♥」

膣内の行き来に加え、子宮の深さのぶんだけ往復距離を延長され、一突きごとに子宮の中を媚薬粘液でまみれさせられる。
人間では絶対に不可能な軟体セックスをそもそも人間相手のセックスを経験する前に味わわされてしまい、
魔法戦士として変身しているがゆえに壊れることすら許されず、春香はただひたすら地獄のような快感に悲鳴を上げ続ける。

春香「あっ、あぁあっ、イ、く♥♥♥♥こんなのぜったいイっちゃう♥♥♥♥おしり、イっ、ひゃぁん♥♥イかされたばっかりなのにいぃ!♥♥♥♥」

春香「またスライムにイかされちゃう♥♥♥♥媚薬スライムおち○ちんに負けちゃうぅ♥♥♥♥♥らめぇぇっ、はあぁんん♥♥♥♥」

惨めで悔しくてたまらないはずなのに、敗北アクメのことを口にするだけで春香の背筋をぞくぞくと甘い予兆が走り抜けていく。
身体じゅうが、特に千早の膣内でスライムに可愛がられている勃起クリトリスが今にも爆発しそうなのを感じながら
春香が背徳感と期待をこらえきれず生唾を飲み込んだ瞬間、狙いすましたスライムのひと突きが春香の子宮の中まで深々とえぐった。

春香「はひぃぃいいイぐぅぅう!♥♥♥♥♥♥しきゅ、っ…♥♥♥おくぅ、とどいてりゅ♥♥♥♥♥スライムまたはいっちゃったぁっ♥♥♥♥♥」

マジシャンを狂わせるために調合された媚薬粘液が存在感のある肉のかたまりとなってヴァギナの中を駆け抜け、
そこから続く行き止まり、狭くも特別な、大事な空間である子宮の壁に、何十回分もの射精なみの質量をもって叩きつけられた。
固体と液体の特性を併せ持つスライムは着弾の瞬間までは芯をそなえた春香のペニスの形状を保ちつづけておき、
敏感すぎる粘膜と濃密なキスを交わす瞬間に先端部をほぼ液状化させ、勢いよく放たれる精液同様の感覚を春香に味わわせる。

シャイニング・ハルカが尻穴に続き子宮でも即座に絶頂を迎え、ほぼ失神しかけていても、スライムは責め手を緩めない。
子宮までずっぷりと嵌りこんだ媚薬ペニスをずるずると引き抜き、一瞬の間をとり、そしてまた奥まで挿入して赤ちゃんの部屋を埋め尽くす。

春香「あ、っらめっイくぅ♥♥♥♥♥ふぁ、は、ぁあ……ひぎぃぃい?!♥♥♥♥♥ま、まら、イくうぅっ♥♥♥♥」

春香「や……待っイきゅうぅううぅぅ!?♥♥♥♥♥♥………お、おねがいぃっ、休まぜっ、あひゃぁああぁんんっ♥♥♥♥♥♥」

実際には射精などまだ一度もされていないのに、一度突かれるたびに子宮の中へ白濁の媚毒を注ぎ込まれる感覚に襲われ、
春香はヴァギナの奥の奥を叩かれるたびに身体を跳ねさせて絶頂に達してしまう。なまじストロークが長くなっている分
突かれるごとに微妙な間隔が空き、それがかえって春香にとっては一回一回の絶頂感をより増幅させる結果につながる。

春香「もうイけないよぉぉ♥♥♥♥無理っむりだからぁ、ぁあイくっ♥♥♥♥♥イかせないれっ、ゆるひてぇ…ふあぁっイグうぅぅう♥♥♥♥♥」

それはもはや連続絶頂と呼ぶのすら正しくない、ただの惨状だった。せいぜい数秒のインターバルだけで子宮アクメを強制され続け、
犯されている春香の体感としてはずっとイかされたままで下りてこられない状態を強いられているのに等しい。
その状態を保つため、スライムは凌辱をますます激化させ、ぐぽぐぽと大きな音を立てて粘液ペニスで春香の肉壺を掘り返す。

春香「お○んちんまたイっちゃううっ♥♥♥♥わたひのおちん○んにイかされてお○んちんイくぅぅ♥♥♥♥♥」

声を限りに叫び続けるだけでなく、春香はこの期に及んでもまだ勃起したままのクリトリスから絶頂のたびに疑似精液を撃ち出し、

千早「あはぁあっ♥♥♥春香のおち○ぽまたイったぁっ♥♥♥♥んひいっ、おしりでも、お○んこでもイきまくってりゅのっ♥♥♥♥」

その律動も射精もすべて、しっかりと春香のモノをくわえこんだ千早の膣が搾り上げて、残らずかき集めてゆく。

春香を徹底して嬲りまわしている間、スライムは千早のアナルにも少し緩めの速度でピストン運動を加え、
また子宮の中に居座った媚薬ゲルをしきりに動かして中から撫でまわし、身体を常に発情させておくことは忘れていない。
しかし、実際のところは膣内を埋める春香自身から生えたペニスのびくびくとした震えだけで千早を狂わせるには十分であり、
そして春香本人がスライムに直接子宮の中まで犯され、抑えきれないアクメに次ぐアクメを迎えている今では
ほとんど途切れずに千早の膣内へ放たれ続ける疑似精液が、何よりも効果的に千早を春香同様の絶頂地獄に叩き込んでいた。

春香「あひいいっ♥♥♥♥♥……あ、あ"~~~っ、も、や、ゆるし………っふああぁああんっっ!♥♥♥♥♥♥」

千早「私もイくのっ♥♥いっしょにっ、はるかといっしょにいぃ♥♥♥………、ぃ、え、……え?」

ピストンに合わせてイかされ続け、体力も気力も底を尽きかけている春香がまだ断続的に啼き声をあげている上で
泣き叫んでいるのか、歓びに涙まで流しているのかわからない表情を浮かべていた千早が、唐突に固まった。
快楽をも一時的に忘れるほどの強烈な違和感の正体がすぐにはわからず、千早はただ漠然とした喪失感――
そこにあるのが当たり前のものが、急にどこかへ行ってしまったような感触に困惑する。

千早「あ………あぁ、っ!?お○んぽっ、春香おち○ぽ無いっ、なくなってる、ぅ!?そんなっ、なんで、返してぇええ♥♥♥」

短時間にあまりにも絶頂を極めすぎたせいか、春香の股間にそそり立っていた疑似ペニスがなんの前触れもなく消失していた。
ようやくそのことに気づいた千早はすっかり取り乱し、ほとんど悲鳴のような叫び声をあげながら
腰やお尻を動かせるだけ必死に動かして自分を犯してくれるはずの愛おしい肉棒の感触を探し求める。

そしてスライムにとってはこれこそが待ち望んだ瞬間であった。
急に栓を失ってまだだらしなく口を開いたままの千早のヴァギナに、勢いよく媚薬ゲルの奔流がなだれ込む。

千早「はぐぅぅうぅぅっ!?♥♥♥♥♥………お、おぉ、っ、…………♥♥♥♥♥♥」

望んでいたものとはいえ、急に奥まで埋め尽くされる刺激のあまりの強烈さに千早は視界を真っ白に染め上げられた。
つい直前とはまったく違う理由で身体全体がフリーズし、唐突に押し付けられたアクメの余韻からすぐには回復できない。

陸に揚げられた魚よろしく口をぱくぱくさせるだけで、目の焦点がすっかりブレているシャイニング・チハヤ。
絶頂直後のその様子にも注意を払うことなく、スライムはすぐさま次の行為に及び始めた。

千早「あはぁんっ、くひぃぃいぃ♥♥♥♥♥しょ、んな、奥っ♥♥♥♥おくにまでえぇぇっ♥♥♥♥♥♥」

シャイニング・ハルカを相手にさんざん子宮内を最終目的地とした媚薬ゲルレイプを繰り返しているスライムにとって、
獲物がひとり増えることはなんら負担になるものでもない。ずちゅずちゅと粘ついた抜き挿しの音が二重奏になり、
それから少しテンポがずれて、どちゅん、ごちゅっ、という、水分を含んだものがぶつかりあう鈍い音が響く。

そしてもちろん、二重奏になったのはそうした水音だけではない。

千早「スライムおち○ぽいいっ♥♥♥♥♥しきゅ、子宮ぅ♥♥♥♥ぶちゅぶちゅノックしゃれるのきもちいぃぃっ♥♥♥♥♥」

春香「あ、ぁあぁ、ちはやちゃん、までぇ……♥♥♥♥♥らめ、わたひたち負けひゃう、ぅうっ♥♥♥♥スライムのどれいにされちゃうぅ♥♥♥♥♥」

ふたり揃ってスライムの粘液ペニスに膣を通り越して子宮まで一緒くたに深くしつこく犯し抜かれ、
悦びに染まり切ったデュエットを奏でるシャインマジシャンたちの姿がそこにあった。
衣装こそまだ身にまとってはいても、凛々しい魔法戦士としての面影などすでに見る影もない。
下等な粘液生物にからめとられ、嬌声をこぼしながら淫穴を半透明のゲルに押し広げられ、無様に中までさらけ出した姿は
捕らえられて凌辱の限りを尽くされた、無力で哀れな牝そのものといった風情のみを漂わせている。

春香「やあぁん♥♥♥♥もうやらぁっ♥♥♥♥イくのいやぁあ♥♥♥♥スライムっ、スライムなんかにぃっ、ひゃうぅぅ♥♥♥♥」

千早「あぁっ、はうぅんっ♥♥♥♥これ、とまんないぃ、きゃぁん♥♥♥♥イくのとまらないぃ♥♥♥♥♥」

ようやく居座り続けた先客である春香のクリトリスを排除し、自身の体で千早の膣穴を愉しむ権利を得たスライムは
すっかりしおらしくなったシャインマジシャンたちの肢体を存分に堪能するべく、次々と体の各部を振るう。
ヴァギナとアナルの二穴責めはもちろん、乳房にとりついてぎゅうぎゅうと搾り上げ、背中といわず腋といわず這い回り、
はてはブーツの中にまでもぐり込むとぐちゅぐちゅ音を立ててまとわりつき、ふたりの全身を弄ぶ。

千早「おひっ♥♥♥おひりイグっおま○こもイくぅうぅ!♥♥♥♥スライム媚薬お○んぽしゅごいぃぃっ♥♥♥♥♥♥」

春香「感じちゃらめ、イったらぁ、らめ♥♥♥♥らめなのぉぉ…♥♥♥♥らめなのにイかしゃれるぅ♥♥♥♥イくぅぅうーーーっ♥♥♥♥♥♥」

ひときわ大きな絶頂の波が押し寄せ、千早も春香もあっという間に快楽の頂点まで押し上げられて、また絶叫を上げた。
しかしそれすらも特に気にせず、スライムはイった直後で激しく痙攣するふたりの蜜壺をペースも変えずに犯し続ける。

春香「ひぁあ、あ♥♥♥♥もうスライム、ゆるひてぇえ…♥♥♥♥♥おち○ちんももう、ゆるひっ、あ、ぁ、あ……♥♥♥♥」

千早「私ぃ、もう勝てましぇん……♥♥♥♥お○んぽにまた負けひゃいまひたぁ♥♥♥♥こうさんれしゅぅ♥♥♥♥」

シャイニング・ハルカが、シャイニング・チハヤがどれだけ甘ったるい声で懇願しようとも、
マジシャンを堕とすことを至上かつ唯一の存在意義としているスライムにとっては嗜虐のスパイス程度にしかならない。
ぬっちゅぬっちゅと鳴る粘着質な音に途切れ途切れの抗議はすぐかき消され、鼻にかかった艶っぽい喘ぎ声がとってかわった。

今回はここまでで。

次のひびたか(次回の投下で書くとは言ってない)


先に予定のことを申し上げておくと、今週は現時点で相当立て込むこと確定です。
申し訳ありませんが、今度の土日あたりでなんのアナウンスもなければ次は2週後だと思ってください。
投下できそうなときは事前にお知らせするようにします。


なぜスライム描写が続いてるかというと、安価内容が「全員スライムに犯される」ととれる指定であり、
ここまでで実はちーちゃんがお尻だけしかスライムにレイプされていないという事実があったからです。
安価は絶対だからね、ちかたないね。

もちろんほぼ嘘です。9割方>>1の趣味のせいです。

ハートマークは次章あたりから数を控えるのでいまのうちにたくさん使っておきます。



正直、これだけだらだら続くと今でも見てくださってる方はそう沢山はいないだろうし、
その上>>1の趣味がストライクな方となると果たしているのかどうかすごく怪しい気がします。

でも結局は自分が楽しい(性的な趣味で)ものしか書けないのでご容赦ください。
それで誰かひとりくらいはえろいなと思ってくれたらめっけものということで。超いまさらですけども。

そいやこれ、シャイニング側無理ゲーに近いんじゃね?
今までのコンマ安価からいけば勝てる要素すげえ低いじゃん

≫1様
今現在、モバマスでエロゲ風のSSを構想中なのですが
1様の内容を見させていただいたところ
私の考えているものが1様の内容とかなり似ていることに気づきました
なので、1様が承認してくださればこのまま構想を続け、近いうちに執筆しようと思っています
あるいは、1様のSSが終わり次第、ということでも構いません
ご一考のほどよろしくお願い致します

>>916
敗北凌辱がやたら長くて濃いから忘れがちだけど負けはまだ2回だけだしそんなでもないんじゃね?
春香の初敗北はコンマ数値の多数決だからほぼ運の問題だし
>>506でも数値的にはマジシャンの負けがあんまりなさそうなところゾロ目でひっくり返されてるわけで
ただまあこっから先どうなるかはまた別かな >>1はゲス顔勢だって自分で言ってるし(ゲス顔)

更新はまだなのです(ごめんなさい)が、取り急ぎご返信のみさせていただきたく。


>>917
お返事がすっかり遅くなりまして申し訳ありません。

そもそも私自身、このアイマス×魔法戦士シリーズ(いま勝手に名づけました)で
初代&二代目>>1氏たちが築き上げた遺産にただのっかってるだけの立場ですので、
承認なんてえらそうなことはとても言えた義理ではありません。

こちらのことなど気にせず、お好きなようにどんどんお書きになるべきだと思います。
過去2周など見ている限り、モバマス(&ミリマス)勢の需要は絶対にあるはずです。

また、このスレの進行ぶりを見ていただければわかる通り大変な遅筆ですので、
こちらが終わるのを待っていただく必要もまったくありません。

残念ながら私個人はモバマスにもミリマスにも明るくないのですが、
そちらのスレが始まったらこっそり読ませてもらいます。楽しみにしています。

せっかくのエロゲ風という設定ですから、触手とか出てくるといいと思います。それに触手とか、あと触手とか。



>>916 >>918
一応、いちおうですけど、こんなん勝てるわけないだろ……みたいな数値にはしないことを心がけてます。
ゲス顔勢だからこそ、そのへんはできるだけフェアでありたいと思っております。

ここまで長引く原因になった直近の戦闘も、コンマ割り振りで春香&千早のところにちょうど敵戦力が集中して
これはマジシャン勝ちで決まったな消化試合乙チクショウ、とか思ってたくらいで。

ただまあ、今回ここまではるちは堕ちかけ状態になっちゃったあとだと、……ねえ?
いおりん合わせたら5人いるマジシャンのうち、2人だけ純潔失うなんてバランスが…ねえ?

※今後もできるだけフェアでありたいと思っております。

いつも以上にお待たせしておりまして大変申し訳ありません。
これから数時間のうちにちょっとだけ投下できる予定です。
(※これもいつものことですが、たぶん話はあんまり進みません)

>>917さんのスレも無事に投下が始まっているようでなによりです。
陰ながら応援しております!

………………
…………
……

シャインマジシャンたちを粘液質の体の中に捕らえたまま、スライムは動きを止めていた。
しかしそれでも、折り重なって淫らなゼリー寄せにされた春香と千早の口からは、とめどなく嬌声がこぼれ続ける。

千早「あ、ぁ…♥♥♥♥私のなか、っ、スライムで、いっぱい…♥♥♥おくっ、奥まで♥♥♥♥ぐにゅぐにゅってぇ♥♥♥」

春香「もぉらめぇ…ぇ、こんなぁ……♥♥♥♥熱い、ぃっ、ふぁあんっ♥♥♥お尻もっ、おま○こも、あついよぉっ…♥♥♥♥」

春香と千早のヴァギナはもちろん、その奥の子宮まで隙間なくびっちりと媚薬ゲルで埋め尽くしたスライムは
さらにマジシャンたちの後ろの穴にも容赦なくもぐりこむと、直腸深くへと粘つく体を伸ばし、栓をするように居座らせる。

つい先ほどまで繰り返されていた両穴への激しい抜き挿しは一時的に止んでいたが、それはふたりへの救いになるどころか
じくじくと身体を内から蝕む媚熱をかえって強く感じさせ、身体も心もいっそう狂わせる後押しにしかならない。

春香「あぁあっ、いやぁあ♥♥♥♥からみついてこないれぇっ♥♥♥そんなっ、ぬちゃぬちゃって……、ひぃぃんっ!♥♥♥♥」

千早「ひぁ、んんっ♥♥♥ま、また胸っ、おっぱい、いぃぃっ!?♥♥♥♥乳首っ触手と同時なんてっ、きゃぅう♥♥♥♥」

魔法戦士たちの秘穴や排泄穴への責め手を緩めたかわりに、スライムはそれ以外のすべてを好き放題に愉しんでいた。
すらりと細く華奢な千早の肢体と、ほどよく肉がついて丸みを帯び、少女から女へと変じつつある春香の身体、
両方を余すところなく味わおうとするかのようにうぞうぞと蠢き、全身くまなく催淫ゲルをまぶしつけて塗りこんでゆく。

ふたりそれぞれの乳房はスライムの体ですっぽりと包み込まれ、見えない手で揉まれているかのようにぐにゅぐにゅと形を変えていた。
その動きに合わせて千早の乳首に寄生しているイソギンチャク触手も活動をまた活発化させ、宿主である千早だけでなく
すぐ近くでその存在を主張している春香の乳首にまで魔手を伸ばし、スライムの粘液体と一緒になって激しく責め立てる。

春香「ふあぁんっ♥♥♥♥触手も、スライムももういやぁあぁ、あひぃぃ♥♥♥♥気持ちよくされるのやらよぉっ♥♥♥♥」

千早「ま、た…♥♥♥屈服させられて、しまうぅ…♥♥♥♥媚薬粘液ずるいいっ♥♥♥♥あ、んんっ♥♥♥あぁあんっ!♥♥♥♥」

自由にならない身体を目いっぱいくねらせて、悲鳴のような喘ぎを上げるシャインマジシャンたちの周囲で
スライムがまた新たな動きを見せ始めた。ずるずる、じゅるじゅると粘つく音を立てながら肌を這い回る感触が
仰向けに寝かされている春香とその上にまたがって上半身を伏せた千早の間、ふたりの腹部と胸部とに少しずつ集中し始める。

千早「ん、っ……♥♥♥な、なにっ、これ、春香とのあいだで、ぐちゅぐちゅしてる…♥♥♥」

春香「あひゃああっ♥♥♥らめっ、おへそらめっ♥♥♥おへそまで犯さないでぇえ♥♥♥♥」

重ねていた身体の間に軟体が割り込んでくるその感触だけで春香も千早も性感を昂ぶらされ、
上げ続けている叫び声のトーンがまたしても跳ね上がるが、当のスライムは意に介さず侵攻を進める。
横たわっている春香は千早の身体のほかにさらに重さが上から加わるのをとろけかけた頭の片隅で認識し、
千早は芯のあるぬめぬめとした感触が下から身体全体を押し上げてくるのを感じ取った。

やがて、ふたりの身体の間にかなりの量の粘液塊として入り込んだスライムはまた形状を変化させ、
肉感をそなえたその重さが触れ合っていたふたりの乳房のちょうど中央を割るようなかたちで挟まる。

春香「う、そ……… そんな、これ、まさか………」

千早「あぁあっ、すごいぃ!♥♥♥春香のおち○ぽっ、こんな、太くて大き、ぃ♥♥♥♥」

形状はそのままに縮尺だけを大きくさせた、ふたりの身長の半分近い長さの粘液ペニスがそこにあった。
呆然としている春香と、熱っぽい視線で物欲しげに見つめる千早をよそに、スライムは出来上がったそれを動かし始める。

春香「あっ、あ、ひぃぃっ!?♥♥♥やっ、おっぱいもおなかも、こすれてぇぇ♥♥♥♥」

千早「動いてるっ♥♥♥極太春香お○んぽがじゅぽじゅぽ動いてりゅぅぅ♥♥♥♥」

ふたりの身体でしっかりと軟体ペニスを挟み込ませ、四つの乳房に囲まれた空間を秘穴に見立ててでもいるのか、
スライムは春香と千早の前半身をオナホール代わりに使って特大のストロークで抽送を始めた。
逃れようにも上下から全身にへばりついた粘液にしっかりと拘束されていてはどうにもできず、
赤青のマジシャンたちは下腹部から胸の谷間までを何度も、極太の春香のモノで擦り立てられてしまう。

千早「ぐちゅぐちゅ凄いぃっ♥♥♥♥わ、私…春香と、いっぺんにっ♥♥♥スライムのおもちゃにされてるのぉ♥♥♥♥」

春香「やめてぇえ♥♥♥こんなのいやぁ♥♥♥♥千早ちゃんとわたし、おま○このかわりにされてるっ♥♥♥♥」

自分に生えさせられた忌まわしい男根と、自分の処女を散らした愛おしいペニスに全身での奉仕を強いられるふたり。
しかし、この上ない屈辱と恥辱にまみれているはずなのに、春香も千早もスライム製の陰茎で肌を舐めるように嬲られるたび
意志と関係なく膣肉がぎゅっと締まり、中にたゆたっている媚薬ゲルからさらなる快感を搾り取ろうと反応してしまう。

響「ふっふっふ…この分じゃ春香も千早も、自分がペットにするより前にスラ美のペットにされちゃいそうだなー!」

マジシャンふたりを惜しげもなく使った豪華な肉オナホールで、巨大な春香ペニスを前後させる媚薬スライム。
その粘液にまみれて嬌声を上げ続ける春香と千早をにこにこと眺め、響は満面の笑みで告げた。

春香「やぁっ♥♥♥♥こんないやらしい、魔物の、ペット♥♥♥なんて…いや♥♥♥絶対っ、なりたくにゃっあふああぁあっ!♥♥♥♥」

千早「違うの、違うもんっ♥♥♥スライムになんか負けてないぃ♥♥♥♥私が負けたのは春香お○んぽなのっ♥♥♥♥ぁあん♥♥♥」

響「あーあー、ふたりともひっどい声。もう実質ペットみたいなもんだぞ。いや、ペットどころか性奴隷ってやつ?」

響の言葉でシャイニング・ハルカもシャイニング・チハヤも我に返り、そしてその理性は一瞬ともたずに消し飛ばされた。
肌を這い回り、乳房の間でぶちゅぶちゅとピストンを繰り返すゲル状生物のもたらす快感が、ふたりの思考能力をすぐに奪ってゆく。

それでも魔法戦士としての使命感が、プライドが、ぎりぎりのところで春香と千早を踏みとどまらせていた。
気を抜けばまた喘ぎ声を上げてしまいそうな口を懸命に動かし、春香はすぐ目の前で陶然としている千早に話しかける。

春香「しっかりっ、しっかりして…ぇ、千早ちゃん………♥♥」

千早「あ、ぁ…♥♥ ………はる、か…?」

まだ甘い痺れが抜け切れない声ながらも、お互いに会話を交わしたことでわずかながらふたりに気力が戻る。

春香「わたしたち、マジシャン、なんだから…♥こんなのに負けたら、だめだよぉ……」

精一杯の気力と体力を振り絞り、喜悦とは確かに異なる涙すら浮かべて春香はそう言った。
親友の表情とその目からこぼれそうな滴を目にした千早も、悦楽にとろかされていた理性を少しだけ取戻す。

そして、ふたりの視線が交錯したまさにその瞬間に、今まで動きを止めていた膣内と直腸内のスライムが
なんの前触れもなく、それまで以上に強烈な凌辱をいっせいに再開した。

春香「はひぃぃいいいぃいいいぃっ!?♥♥♥♥♥♥」

千早「んぁああぁっ♥♥♥♥♥♥イクっ、イっちゃうぅぅっっ♥♥♥♥♥♥」

マジシャンたちの子宮をみっちりと埋め尽くした媚薬ゲルは中にそのまま残して切り離すと、
膣内を満たしていたスライムはすぐに春香のペニス型に変形してふたりの牝穴を犯し始めた。
その一突き一突きに、子宮内に残っているスライムの分裂体がシンクロしてぶちゅぶちゅと蠢き、
赤ちゃんの部屋の内側から激しく、粘りつくようなノックを何度も加えてくる。

最初の一往復だけで、自分たちの意志では痙攣を止められない身体をひときわ激しくびくびくと震わせ、
シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤは何十回目かもわからない同時絶頂を迎えさせられてしまう。

千早「きゃぅう♥♥♥ふあぁあぁあぁっ♥♥♥♥♥あはぁぁんんっ♥♥♥♥またイかされちゃうぅぅ♥♥♥♥♥」

春香「や、はげしすぎ、っ!?♥♥♥♥まってぇっ♥♥♥♥むりっ、すぐは無理だからぁぁっ!♥♥♥♥♥」

スライム本体が激しく出入りする粘液ペニスのリズムを細かく変え、狡猾に膣壁のあちこちを刺激すると同時に
中に残った方も子宮の壁を叩くにちゅにちゅという音が直接聞こえてきそうなほどねちっこく、ふたりの奥を捏ね繰り回す。
悪魔的なコンビネーションにすっかり翻弄され、春香も千早もあっけなく連続でイかされた。

春香「お、おしりっ、おしりも、ぉ♥♥♥♥いやぁっ、もう入ってこないでぇぇ♥♥♥♥♥」

千早「んほぉぉっ♥♥♥♥こすれるっ、なかっ♥♥♥♥お○んことおしりでスライムこしゅれてゆ♥♥♥♥♥」

アナルに栓をしていた粘液の塊は全体が動き、ふたりの直腸の終端近くまでもぐり込んでは退くことを繰り返す。
だがその動きは単純にピストンするだけが目的ではなく、裏側からぐりぐりと体を擦りつけるようにして
膣内を蹂躙するスライムペニスや子宮を占拠した媚薬ゲルと協力して春香と千早の身体を責め立てる。

もちろんその間も、巨大化したゲル製春香ペニスはふたりを肉オナホ扱いにしたまま前後運動を続けていた。
全身、外も中も媚薬スライムに犯し抜かれ、春香も千早もほとんど意味をなさない叫びを上げることしかできない。

Q.またエロだけに見えるんですが?

A.そうですが?


Q.まだスライムに見えるんですが?

A.ええ、そうですが?


Q.まだひびたか始めないんですか?

A.だから、そうですが?



ごめんなさい、これはリハビリです。

大嘘です。

今回のは正直、ふたりの身体そのものをオナホール扱いにするスライム、
というのを思いついたので書きたかっただけです。伝わってると嬉しい。

そしてはるちは戦線復帰のこととか考えるのも大事なんですけど、
とりあえずここまで来たら開き直って性的な意味でやりたいことやりますね。
次でさすがにスライム凌辱の話を終わらせて、
4か月ぶりにPと他のマジシャンたち合流くらいまでは書きます。書かねば。

響たちがアジト戻ってからのひびたかレズセがその後ですね。



なお、次回ですが、また早くても週末になるかと。

もう少し経てばちょっとは余裕ができると思うんです、もう少しなんです。
すっごい遅筆で申し訳ない。どうしてこうなった。

千早「あひぃいいっ、あはぁあんっっ♥♥♥♥スライムしゅごいいぃ♥♥♥♥粘液おち○ぽいいっ、きもちいいれしゅっ♥♥♥♥♥」

春香「やぁ……あ、またっ♥♥♥♥こんな、いやらしいにゅるにゅるで………♥♥♥♥やらぁ、イかされちゃう、い…やっ、いやぁあぁぁ♥♥♥♥♥」

ぼちゅぼちゅと湿った音を立てて、男根型に変形したスライムが春香と千早のすっかり濡れそぼった牝穴に出入りする。
前から後ろから、同時に、あるいは交互に軟らかくて硬い粘液ペニスで犯され、侵入してきたスライム同士が
粘膜ごしにぬちゅぬちゅこすれ合う感覚―――幾度も繰り返されてきた不定形の軟体セックスでねっとりと可愛がられ、
そしてまた望まぬ快楽でいとも容易く絶頂させられた魔法戦士たちは甘い悲鳴をあげ、びくびくと身体を何度も震わせる。

千早「あぁっ、んうぅんっ♥♥♥♥♥中でまだふるえてるぅ♥♥♥♥媚薬お○んぽ、ぶるぶるってぇ、はぁあんん♥♥♥♥♥」

春香「ひゃめへぇ…♥♥♥♥も、むりぃ、ゆるしてぇぇ♥♥♥♥イくのもういやぁあ……♥♥♥♥イきたくな、ひっ、んうぅぅうっ♥♥♥♥♥」

女体を狂わせる媚薬粘液そのものでできた軟体のペニスが春香と千早の膣も直腸もぎっちりと埋め尽くしていた。
それが男根の律動に似た震えを断続的に繰り返すだけで、間を置かず延々と射精され続けるのに等しい肉悦を身体が勝手に感じてしまい、
淫靡なゲルに包み込まれたシャインマジシャンたちは全身を痙攣させ、声すら止められずに連続アクメを受け入れる。

千早「ひぃんっ♥♥♥♥おっぱいっ♥♥♥乳首もいいのぉ♥♥♥♥触手とスライム同時なんてぇ♥♥♥すごすぎりゅぅう♥♥♥♥♥」

スライムはふたりの上半身を弄ぶことももちろん忘れていなかった。本来別種である千早に寄生した触手とも連携し、
千早の控えめな乳房をすっぽりと包むようにまとわりつくと、全体をぎゅむぎゅむと強く揉みつつ絞り上げる。
その乱暴な刺激にも敏感に反応して立ち上がった乳首には細い触手の群れが群がり、両者の胸への責めだけで千早はまた絶頂してしまう。

春香「こんな……あぁ、あ♥♥♥♥いやっ、いやなのにぃい………♥♥♥♥どうしてぇ、きもちよく、なっちゃ……あひぁぁあんっ!♥♥♥♥♥♥」

子宮口の近くをスライムが撫で上げるだけで、春香が途切れ途切れにこぼしていた快感を必死で否定する言葉はすぐに立ち消えになった。
シャイニング・ハルカは意識と視界を真っ白に染め上げられ、頭を後ろにのけぞらせて細く白いのどを見せつけるようにしながら絶頂に達し、
反射的に収縮した春香の膣と菊門で強く締め上げられたスライムの粘液肉棒は刺激に喜び、うねうねとその身をくねらせる。

春香(また…スライムに、イカされちゃ、た…♥♥♥♥♥だめ、なのにぃっ♥♥♥♥ぬるぬる、気持ちいいって思ったら、だめぇ……♥♥♥♥♥)

腸内からも膣内からも伝わってくる、粘膜に媚薬粘液が染みわたる熱さに必死で抗っていても、春香の身体はもう快楽のとりこになってしまっていた。
すでに一度いやというほど味わわされた、子宮の奥まで舐め回してくるスライムの二穴レイプによる悦楽の記憶を無理やりに掘り起こされ、
身体全体が、つられて視界までも、自分のものではなくなったかのようにがくがくと揺れ動くのが止まらない。

千早「あぁんっ♥♥♥♥あんっ♥♥♥♥はげ、しっ♥♥♥あ、あっイクぅっ♥♥♥♥♥またイきまひゅうぅぅぅ♥♥♥♥♥」

その春香の定まらない視界の中で、粘液まみれになった青い髪を振り乱し、舌をだらしなく垂らして千早がアクメを迎えていた。
春香に生えたモノをコピーした媚薬ゲル男根がシャイニング・チハヤのヴァギナとアナルを深々と奥底までえぐり抜き、
前後から同時に貫かれる強烈な刺激であっさりと理性を飛ばされた青髪の歌姫は悦びに染まった媚声を響かせる。

千早「んあぁっ♥♥♥スライムしゅきぃ♥♥♥♥らいすきれしゅっ♥♥♥♥触手とおなじくらいきもちいぃ、っひいぃぃ♥♥♥♥」

千早「もっと…もっろぉ、おかしてくらしゃいぃ♥♥♥♥粘液春香おち○ぽっ♥♥♥♥♥おま○こも、お尻もずぽずぽってしてぇぇ♥♥♥♥♥」

スライムに処女を奪われ汚された春香と違い、春香の疑似男根とイソギンチャク達の触手の味だけを覚えこまされていた千早にとって
にゅるにゅると隙間なく這い込んだ軟体生物のゲルペニスが牝穴に叩き込んでくる快楽はまったく未知のものであり、
それゆえにシャイニング・チハヤがあっさりと籠絡されてしまうのはある意味では無理もないことだった。
すっかり表情をゆるませ、突き上げてくるスライムの動きに合わせて揺れながら、千早はあけすけな言葉でさらなる凌辱をねだる。

春香(ああぁ……そんな、ち、千早ちゃん……)

拘束されつつも快楽にのけぞる千早の双丘のてっぺんで寄生した触手がぐじゅぐじゅと蠢き、はち切れんばかりに立ち上がった乳首に
よってたかって粘液を吐きかけ、巻き付いて、あるいは絞り上げて快感を送り込んでいるのもすべて、春香には克明に見えていた。
自身の身体にまたがり、手が伸ばせるならばすぐにも届きそうな距離で痴態を晒す千早の姿を目の当たりにし、春香の絶望がさらに深まる。

春香「いや………もう、やめ…んひぃぃ♥♥♥♥♥あうぅん♥♥♥♥お、おっ♥♥♥おひっ♥♥♥♥ひ、はひぃぃん♥♥♥♥♥」

もちろんその間にも、春香の肢体に糸を引きそうなほどねっとりと絡みついたスライムが動きを止めることはない。
春香が息も絶え絶えなことにも全く構う様子を見せず、それどころか追い詰めるのに好都合だと言わんばかりに媚薬ペニスの抜き挿しが激しくなる。

春香「やらぁっ♥♥♥♥ふぁあ…♥♥♥♥らめ、ぇぇ♥♥♥♥♥らめっ♥♥♥♥らめっ、らめ……ぇ…♥♥♥♥♥」

粘膜と粘液のこすれ合うぶちゅぶちゅという音が耳のすぐ裏や頭の中で鳴っているように感じられ、春香の性感をより強く煽った。
春香はもはや単純な拒絶の言葉を繰り返すことしかできず、それでも声色にのぞく喜悦も、小刻みな絶頂を極め続けていることすらも隠せない。
その目はぼんやりと、自分の鏡写しのようにして眼前でスライムに凌辱され続ける千早だけを映していた。

千早「はぁあんっ、きたぁぁ♥♥♥♥ごちゅごちゅ奥突いてりゅっ♥♥♥子宮っ、あぁん♥♥♥♥お○んぽでキスされてイっちゃうぅ♥♥♥♥♥」

色違いのマジシャンの衣装を身にまとったまま、すぐ下に横たわる春香に見られていることなどまるで意識していないかのように
千早は声を限りにあられもない叫びを上げ、より快感を深めたい一心で腰をくねらせて魔性のゲルを受け入れる。

春香(ひど、い………あんなに綺麗でかっこよかった、千早ちゃん、なのに……)

日ごろの彼女を知っている者ならば誰でも目を疑うであろう、乱れに乱れた千早の姿を見て、春香ももちろんひどく心揺れていた。
しかし、最初は千早を純粋に案じる気持であったはずのその心の動きは、自身も一緒に犯される異常な状態が長時間続くうちに
少しずつ変質してゆき、そして今ではほぼ別物になってしまっていることに、春香は気づくことができなかった。


春香(触手にも、スライムにもいっぱい、いっぱいひどいことされて…千早ちゃん、あんなに、…………気持ち、よさ、そう♥♥♥♥♥)


春香(そうだよ…わたしよりずっと強い千早ちゃんが、勝てないんだもん。わたしが勝てるわけ、ないんだ……♥♥)

目の前で犯され、淫らなダンスを踊らされる千早を見つめながら、春香の心を支えていた柱がきしみ始める。
どれだけ身体が快楽漬けにされようと、マジシャンとしてそのことを認めるわけにはいかない、と張りつづけてきた虚勢が、
千早の上げる嬌声と悦ぶ表情や身体のくねり、そして春香の前後の淫穴から送り込まれる快感の信号を前に、少しずつ強度を失っていく。

春香(マジシャンの先輩の千早ちゃんが、気持ちよくなってるんだから…わたしが気持ちよくされちゃっても……しかた、ない、っ♥♥♥♥)

ほんの少しの弱気と、本能で逆らうことのできない快楽にひとたびほだされてしまえば、あとはもう止められなかった。
再三塗り込まれ、染み込まされ、注ぎ込まれた媚薬粘液で隅々まですっかり毒された牝の身体が伝える肉の歓びを、春香は心から享受する。

春香「……もぅ、らめ、ぇ♥♥♥♥こんなのがまんれきないぃ♥♥♥♥♥スライムにレイプされて…♥♥♥♥きもちいぃのぉっ♥♥♥♥♥」

少しでも奥までスライムを迎え入れようと、シャイニング・ハルカは粘液に埋まってほとんど動かせない腰を必死にかくかくと振り始めた。
その期待に応えようというのか、ゲル状生物のほうも動きを活発化させ、春香の秘穴だけでなく全身にぐちゅぐちゅとまとわりついていく。

春香「あはぁあっ♥♥♥♥もっと、もっとねとねとにしてぇ…♥♥♥♥シャイニング・ハルカに媚薬粘液、いっぱいちょうらいぃっ♥♥♥♥♥」

千早「わ、私もぉ、私にもっ♥♥♥♥ナカにも、外にもほしいのぉ♥♥♥♥♥全身スライム漬けにしてかわいがってくだしゃいぃぃ♥♥♥♥♥」

春香の叫びを聞いた千早も一緒になって声を合わせ、魔法戦士たちの喜悦にとろけたデュエットが始まる。
二重唱はすぐに、媚薬スライムがふたりの身体を這いずり、蠢いて立てるぐちゅぐちゅという音が加わって三重奏となり、
そしてただでさえ快楽に堕ちきった女声二部のトーンがさらに上がるのに時間はいくらもかからなかった。

………………
…………
……

今の状態であればもう拘束しておく必要もないと判断されたのか、マジシャンたちの両手はそれぞれ自由にされていた。
春香と千早は互いの右手と左手をそれぞれ、指をしっかりとからめて正面から、いわゆる恋人繋ぎの形で握り合わせている。
ときおりふたりのどちらかの手にぎゅっと強く力が込められ、それを受けてもうひとりが握り返す、その繰り返しだった。

そこだけを見ればあるいはロマンチックともいえる所作だったが、しかしひっきりなしに上がり続けるふたりの声は
そういった雰囲気とはおよそほど遠い、肉欲にまみれた牝が垂れ流す喘ぎ声でしかない。

春香「ぁあぁっ、やあんんっ♥♥♥♥いいよぉっ♥♥♥♥ひゃぁん♥♥♥♥あっ♥♥♥あ♥♥♥♥あぁん♥♥♥♥」

千早「はひっ♥♥♥♥しゅご、いぃ♥♥♥♥んぁあぁっ♥♥♥♥ひぃっ、ひうぅ♥♥♥きゃうぅうっ♥♥♥♥」

手を固く結び、身体もぴったりと正面から重ね合わせた体勢のまま、春香と千早はスライムに凌辱され続けていた。

ずぷずぷ、ぐちゅぐちゅと最も激しい水音が響いてくるのはもちろん、ふたりの股間からだった。
だらしなく広げられた計四本の脚の間、ぽっかりと口を開けたように四つの穴が見えているのは
春香の勃起クリトリスと寸分たがわず同じ形をした媚薬ゲルが出入りしているからにほかならない。
スライムのペニスで膣底を、菊門の奥をぐちゅりと突かれるたびに、そして粘液塊が抜け出る動きをするたびに、
シャインマジシャン達はほとんど意味すらなさない、切れ切れの悲鳴をはしたなく上げさせられてしまう。

千早「くひぃぃんっ♥♥♥♥ふあぁあ♥♥♥♥よすぎりゅ、ぅ♥♥♥♥♥お○んぽぉ♥♥♥♥ひあぁんっ♥♥♥♥♥」

春香「や、ん♥♥♥♥はぁあんん♥♥♥♥クリいいっ♥♥♥♥♥ぬちゅぬちゅ♥♥♥しゃれて♥♥♥♥お、お”っ♥♥♥♥おひっ♥♥♥♥」

今や春香と千早の世界は「まだイってない」と「もうイってる」の二色だけで塗り分けられてしまっていた。
スライムはふたりの膣穴と尻穴を媚薬ゲルペニスで念入りに耕して快楽を強制的に味わわせるだけでなく、
入口のところで小さいながら存在を主張している肉豆も粘液ですっぽりと呑み込み、しごいたり締めつけたりして弄ぶ。

ふたりの身体じゅう至るところに意志をもったゲル状生物がくまなくへばりついていて、露出している部分のほうがむしろ少ない。
しかしスライム自体が半透明であるため、幾度も這いずりまわられてすっかり粘液がしみついてしまったマジシャンの衣装や、
目で見てわかるほどにひくひくと震える手足をはじめ身体の各部、そして突入していくスライム陰茎に押し広げられる秘穴の内部、
あらゆるものが、観客―――響を筆頭に周囲で眺めている、ブラックジャンボの幹部たちに丸見えであった。

響「ふふふ……春香も素直になれたみたいだね。今まではスラ美にかわいがられてても、どっちかはビミョーに抵抗してたからなー」

媚薬に狂わされた春香が千早の処女を散らしたときと、同じく触手で調教されきった千早が春香を襲ったときのことを思い返しつつ、
響は感慨深げにつぶやいた。その目や声に、蹂躙される魔法戦士たちを嘲ったり、見下したりする調子は見当たらない。
むしろ、マジシャン用に特化した媚薬スライムに嬲り抜かれてもここまで正気を保っていたふたりへの賞讃すら感じているようだった。

律子「無闇に我慢強いのも考え物ですね。相手は特製スライムなんだから、逃れられるわけがないのに」

あずさ「あら~、でも、かえってよかったんじゃないですか?ほら、がまんしてた分、春香ちゃん、お顔も声もとろっとろですよ~♪」

そのつぶやきを受けて、律子とあずさが会話を引き継ぐ。まるで実験動物でも観察するかのような冷ややかな目を向ける律子と
捕らえられて犯される哀れな獲物を愉しげに見やるあずさ、一見すると正反対の彼女たちの態度はその実よく似通っていた。
すなわち、自分たちの仇敵であるシャインマジシャンが快楽地獄に囚われているのをじっくりと鑑賞するブラックジャンボの幹部として、である。

やよい「ああ、いいなあぁ♥♥♥ふたりとも、スライムさんに、めちゃくちゃにされて…♥♥すっごいえっちれすっ♥♥♥♥」

ある意味では当の春香たちよりもすさまじい状態のやよいを見て、響はこっそりとため息をつく。
強烈に執心を抱いているシャイニング・ハルカとチハヤが目の前で凌辱の限りを尽くされるのをじっくりと眺めた結果、
やよいの股間の疑似男根はお腹に触れそうなほど屹立し、おさまりがつかないやよいは小さい手でそれを慰め続けている。
それでも響の命を守り、ふたりに手を出さず、また自分で混ざろうともしないあたりはやよいの忠誠心のなせる業なのかもしれなかった。

春香「んぅ…っ、おふぅうぅ!?♥♥♥♥♥」

千早「きゃぁんっ♥♥♥♥んひぃいぃぃ!♥♥♥♥」

だしぬけにそれまでと全く異なる動きを体内で起こされ、春香と千早はそれぞれ悦楽と驚愕がブレンドされた悲鳴を上げた。
ふたりの子宮に詰め込まれるかたちで居座っていたスライムの分体に、子宮口を再度その身で押し広げて侵入した粘液ペニスが合流したのだが
透視ができるのでもないマジシャンたちにはそんな事情が伝わるわけもなく、ただ今までとは異なる快感としてのみ認識される。

しかしそんなことにはお構いなしで、スライムは切り離していた軟体をふたたび融合させると、二人の子宮から一気に引き抜いた。
いくら軟体とはいえ、小さくない体積の媚薬粘液の塊をいきなり引っこ抜かれる衝撃ですら春香と千早の意識のうちでは快楽に変換され、
ぬるぬると正体のない軟らかな感触がぐにょりと変形して狭い入り口から抜け出て行くのに合わせ、新鮮で強烈な絶頂がふたりを襲う。

千早「はあぁん♥♥♥♥抜かれ、りゅぅっ♥♥♥♥♥イクっ、イく♥♥♥♥♥イっぐぅぅっ♥♥♥♥あ、あ、また、ぁ!♥♥♥♥♥」

春香「ひゃうぅぅんっ♥♥♥♥♥にゃに…っ、これぇえ♥♥♥♥♥にゅぽんって、され、て♥♥♥え、あひっ、あぁんっ!?♥♥♥♥」

お腹の奥にずっと感じていた異物感が消え、イかされつつも少しだけ安堵感を覚えたふたりの膣穴を、スライムは即座にまた蹂躙し始めた。
子宮口まで一気にえぐるような深いストロークを繰り出しながら、肉竿全体を波打つように細かく激しく振動させることで
ゲル状ペニスが触れた膣内の粘膜すべてに、余さず刺激を加えつつ濃厚な媚薬粘液をさらに何重にも重ね塗りしてゆく。

春香「はひ、はひっ♥♥♥いいよぉ♥♥♥♥おま○こごりゅごりゅしてゆうぅ♥♥♥♥ああんっ、んひぃぃ♥♥♥♥♥」

千早「媚薬おち○ぽしゅごいいぃ♥♥♥♥またきちゃう♥♥♥♥粘液アクメきちゃうぅぅ♥♥♥♥♥」

軽い絶頂に襲われるたびにつないだ手に何度も力がこもり、手を握られるたびにお互い相手がアクメを迎えたことを知らされる。
向かい合わせになったままの姿勢でまとめてスライムに凌辱され、春香も肉体も精神と肉体両面でほぼ限界を迎えつつあった。

そのふたりをさらに穢し、身も心も屈服させる腹積もりなのか、乳房や前半身に奉仕を強いていた巨大な偽春香ペニスの動きも活発になる。
お互いの体重でつぶれかけている胸のふくらみの間を我が物顔に粘液製の男根が出入りし、その醜悪ですらある見かけにもかかわらず
春香も千早も、期待と陶酔感の入り混じった、熱のこもった視線でスライムの振るう規格外のサイズの陰茎を見つめてしまう。

ふたりの中を責め立てる粘液ペニスと外を汚すゲル男根が、ほぼ同時にぶるぶると大きく震え始めた。
それを敏感に察知した春香も千早も一瞬はっと目を大きく見開き、しかし表情はすぐに喜びと期待に満ち溢れただらしないものに変わる。

千早(ああっ♥♥♥♥♥春香のお○んぽ、びくびくしてる♥♥♥♥中にいっぱい出されちゃう♥♥♥♥出して……もらえ、たら、ぁ♥♥♥♥♥)

春香(絶対イっちゃうっ♥♥♥♥媚薬粘液、っ…♥♥♥♥♥びゅるびゅるって、中に、されたら♥♥♥♥そんなのぜったいイかされちゃうぅ♥♥♥♥♥)

ユニゾンソウルの効果はとっくに切れているにもかかわらず、シャイニング・チハヤとシャイニング・ハルカの考えたことは
お互いの思考をトレースしたかのごとく同調していた。自分たちだけのために作られたスライムの粘液をたっぷりと注ぎ込まれる、
そのことを想像しただけで気を失いそうなほどの甘い痺れが脳天まで走り抜け、春香と千早は期待で全身を爆発させそうになっていた。

待ち焦がれるあまり、永遠とも思える数瞬のあと、マジシャンたちが切望していた汚液の奔流がスライムの先端から迸った。

びゅぐぶぶっごびゅぅっ、じゅるぶびゅるっ、どぷどぷぅっ…!

春香「ぁは、あぁああぁっ♥♥♥♥あちゅいぃ♥♥♥♥♥おま○こイくっ♥♥♥♥♥♥おひりもぉっ♥♥♥♥♥あはぁああぁんん♥♥♥♥♥♥♥」

千早「イクうぅっ♥♥♥♥♥イきましゅぅうぅぅ♥♥♥♥♥イクイクイクイクぅうっ♥♥♥♥♥♥♥んぁああぁあーーっっ♥♥♥♥♥♥」

ずっと埋められていたのを一度空にされ、そこはかとない喪失感を覚えていた春香の、千早の子宮に、すさまじい勢いで媚薬粘液が流れ込んでいく。
物理的に移動して中まで這いずり込むことももちろん可能であり、またそのほうが手間もかからないところ、
スライムはあえて自身の身体を噴射するように撃ち出し、魔法戦士たちに射精される感覚をたっぷりと味わわせる。
屈服させられ、支配された感覚を牝の精神に刻み込むにはそうするほうが効果的であると、粘液生物の本能が悟っていた。

春香「あひぃぃいぃ♥♥♥♥♥やぁ、まら、れてるぅ♥♥♥♥♥はうぅっ♥♥♥♥♥そんなにはいらにゃいぃい♥♥♥♥♥♥」

千早「スライムいいのぉぉ♥♥♥♥♥♥媚薬粘液らひてぇっ♥♥♥♥♥前も後ろもいっぱいにしてぇ♥♥♥♥♥はぁぁん、ぁああぁあっっ♥♥♥♥♥♥」

マジシャンたちの前の牝穴だけでなく、後ろの尻穴でも射精にそっくりなスライムの侵入は続いていた。
ポンプよろしく脈打つ本体の動きに合わせて、ペニス状に変形した末端から媚薬粘液が滝のように注がれ、瞬く間に春香と千早の中を埋め尽くしていく。
シャインマジシャンが溺れるほどに粘液を注ぎ、そのまま性奴隷にでもしてしまうつもりかという勢いのまま、スライムは疑似射精を止めない。

中途半端ですがここまで。予告なし更新であいすみません。
大丈夫です、どうせまだエロが続くだけなんで。要はいつものことです。


Q.これどう見ても堕ちてるだろ

A.正直そう思います

なんかもう、このままはるちは快楽堕ちエンドでいい気すらしてきました(投げやり)




次は未定です。週末の予定。たぶん。
せめてこのスレでひびたかの部分まで終わらせる
…ことを目標に。




ぶっちゃけ今このスレ読んでる方は5人くらいかなーと思ってます。
ごめんね、>>1は遅筆な上に自分が好きなとこになるとすっっげえしつこいからごめんね
だんだん「読んでエロいと思ってもらいたい」から「こういうエロ読みたい」にシフトしててごめんね
ほんとそろそろ安価とかコンマとか出せるようにするからね、ごめんね

春香「しゅご、ぃ♥♥♥♥♥♥スライムとまんないぃ♥♥♥♥♥粘液っ、ナカでどぷどぷされてゆ♥♥♥♥♥ひあぁあ、あああぁん♥♥♥♥♥」

千早「お”ぉっ♥♥♥おほぉぉおぉっ♥♥♥♥おしりイグぅ♥♥♥♥♥おま○こもイクッ♥♥♥♥♥スライムに注がれてイかされるぅぅっ♥♥♥♥♥♥」

春香と千早のヴァギナとアナル、両方にずっぽりと嵌まり込んだゲルペニスがひっきりなしに跳ね、
その鈴口から生きた粘液を執拗に中へと吐き出し続ける。これまでに受け続けた凌辱で、膣壁も腸壁も、
それに子宮の中までじゅくじゅくの媚薬漬けにされたふたりのシャインマジシャンたちにとって
侵入したスライムが膣や直腸や子宮の内部に直接へばりついてくる感触と熱がなによりも甘美な毒と化し、
それはそのままマジシャンたちを何度目かの強制連続アクメに引きずり込む引き金となった。

千早「きゃう、ああぁん♥♥♥♥♥はひぃぃいっっ♥♥♥♥♥♥っあ、は、あぁっ、やっ、ああぁ♥♥♥♥♥あはぁあぁあ♥♥♥♥♥♥」

春香「あ、ぁ♥♥♥♥♥あ”~~~っっ♥♥♥♥♥♥らめっ♥♥♥♥♥らめぇぇえ♥♥♥♥ふあぁああぁああぁっ♥♥♥♥♥」

春香も千早も、スライムに、触手に、あるいは淫欲に狂ったシャイニング・ハルカに犯され、膣内を熱い牡汁で汚される感覚は存分に知っていた。
しかし、今注ぎ込まれているのはどろどろと熱い粘液の断続的な奔流であり、量も勢いもそれまでの凌辱で出されたものの比ではない上、
その粘液すべてがマジシャンを狂わせるために創られた生物であり、放たれたそばから女体を狂わせる媚毒を内側から塗りこめてくる。

ブラックジャンボが使役するスライムは通常、思考や行動を司るコアを体内に有しており、
これを破壊された個体や、コアのある本体から完全に切り離された部位は崩壊して溶けてしまう。
しかし響によって特化改造された媚薬スライムに関してはこの制約から解き放たれており、
本体から離れた部位が別個の個体として活動を維持することが可能となっていた。
コアがない分、あまり複雑な行動ができるわけではないが、単純な移動や動作であれば問題なくこなせる。

春香「やらっこれやらあぁあ♥♥♥♥♥ぶじゅぶじゅって♥♥♥♥♥なかにぃぃ♥♥♥♥♥スライムっ♥♥♥♥スライムいっぱいはいってるよぉ♥♥♥♥♥」

千早「ああぁ、っ♥♥♥♥♥もう満杯なのっ♥♥♥♥おしりもおま○こも満員なのぉぉ♥♥♥♥♥♥媚薬スライム足さないれぇぇ♥♥♥♥♥♥」

成人男性の射精の量などとは比べものにならないほど多い、粘液ペニスが一回に撃ち出す媚薬粘液の塊。
その一回分がそのままシャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤの膣内および直腸内で一個体の媚薬スライムとなっていった結果、
今やふたりの体内には前と後ろの淫穴で合計すれば三桁に届こうかという数の、子スライムがひしめき合っていた。

マジシャンの内部に首尾よく入り込んだ子スライムの群れには当然思考能力はほとんどなく、その行動様式は単純であった。
ただひとつ目指すことはマジシャンを肉欲の奴隷に堕とすことであり、そのために可能な方策といえば、牝の体を悦ばせること。
子スライムたちは先を争って子宮の中へと殺到し、後ろでは直腸の曲がり角を抜けてS状結腸にまで入り込み、
そうやって軟体生物たちが這いずり回る刺激だけで魔法戦士たちはたちどころに絶頂を迎え、喜悦の涙をこぼしてしまう。

春香「あへえぇぇ♥♥♥♥♥あは、なか、なか、しゅごぃぃ♥♥♥♥♥しゅらいむで、イく♥♥♥♥♥♥いかされちゃいまひゅうぅぅ♥♥♥♥♥♥」

千早「そんなぁ…っ、ま、まだ、出され、て♥♥♥♥♥♥ぁあぁっ♥♥♥♥♥♥子宮っ、いっぺんになんて、ひあぁああぁ♥♥♥♥♥♥♥」

半液体状の軟らかな体を最大限に活かし、子スライムたちは次々と赤ちゃんの部屋への窄まった肉門をくぐりぬけてゆく。
媚薬ゲルが入口を擦り立てたのち、にゅるんと中に滑り込むたびにぞわぞわと背筋を這い上がる快感でまたアクメを強いられ、
腸管いっぱいに詰まったスライムが身を寄せ合って起こす微細な震えにも目がくらむような快楽を覚えさせられてしまい、
春香も千早も、いつまでも終わることのない地獄に似た快楽の渦に巻き込まれ、ただひたすらに叫び続ける。

やがてシャインマジシャン達の前後の穴はスライム本体が吐き出す小さいサイズの媚薬ゲル生物でぎっちりと満たされ、
粘液ペニスで奥まで埋められるのとはまた違った圧迫感のためか、ふたりの表情や息遣いにも多少の変化が現れる。

それを確認した上で、スライム本体はふたりを犯している男根から媚薬粘液を撃ち出すペースを
緩めるどころかむしろ加速させ、同時に中を埋め尽くした子スライムたちが新たな行動を始めた。

春香「やぁ、っ!?♥♥♥♥お、お”お”♥♥♥♥♥♥おほぉぉぉおおおっっ!?♥♥♥♥♥♥」

千早「んぎっ、あぎいぃぃいぃ♥♥♥♥♥♥んぉお、あ、あ”、あぁああぁあ♥♥♥♥♥♥♥」

そのままではこれ以上入らないのなら、無理やりに詰め込んでしまえばよい、とでも言わんばかりだった。
ゲル状の体を今まで以上に密着させてほんの少しの空間を捻出し、できた隙間に次の子スライムがぬるぬると潜り込んでいく。
注ぎ込まれる勢いが強すぎて、最初のトライでは入りきれずに膣口や菊門とペニスの間から逆流してしまった子スライムすらも
決して諦めることなくすぐさま這い戻り、ぐねぐねと体をうねらせてマジシャンたちの膣内や腸内に侵入しようと奮闘する。

春香「おっ、おふぅ…ぅ♥♥♥♥♥やめ、て……♥♥♥♥♥♥も、むりっお”っぐぅぅぅう♥♥♥♥♥んぉぉおぉっ♥♥♥♥♥♥♥」

千早「おひりっ、はれつ、しちゃうぅ……♥♥♥♥♥いっぱいれしゅっ♥♥♥♥♥おま○こもぉ♥♥♥♥♥スライム…、くるし、っ♥♥♥♥♥」

侵入してくる子スライムの体積が明らかに人体の許容量をオーバーし始めているのを感じ、春香と千早の顔が青ざめる。
とはいえ、シャインマジシャンとして覚醒した彼女たちの身体は魔力による加護を受けており、
通常の人体ならば耐えられないような異変であってもかなりの程度まで受容できるように変化していた。
今回の場合も例外ではなく、柔軟性に富むスライムが大量に入りこんできていても、ふたりが受ける肉体的なダメージは皆無に等しい。

ただし、そうして物理的に耐えられることが――――「耐えられてしまう」ことが、常に良いことかどうかは別の話である。

春香「ん、んひぃっ……♥♥♥♥♥あ”ぁ”ーーー…………っっっ♥♥♥♥♥♥♥……はっ、はっ……はぁんっ、んきゅぅぅぅ♥♥♥♥♥」

千早「………っっ♥♥♥♥♥♥ ………かは、っ♥♥♥♥♥っうあぁ♥♥♥♥♥♥ひっぎ、いいぃぃいい!♥♥♥♥♥♥」

びゅぐっ、びゅぐっという発射の音を重く響かせつつ、子スライムたちが後から後から容赦なく追加される。
撃ち出すたびに中から反発して押し返してくる強烈な圧力を感じ、もうこれ以上の子スライムを突入させると
粘液ペニスを挿入したままで保つことが難しくなるまで、スライムの本体による拷問のような疑似射精は延々と続けられた。

千早「んひ、っ♥♥♥♥おなか………っ、苦しいのに、きもちいぃっ♥♥♥♥♥♥ぁああっ、やぁああぁ♥♥♥♥♥♥」

春香「スライムもう入れちゃらめぇぇ♥♥♥♥♥なかにらすの、ひゃめへぇぇ………♥♥♥♥♥あんっ♥♥♥♥あぁああんん♥♥♥♥♥♥」





子宮内に限界ぎりぎりまで詰まった子スライムたちと、肛門から大腸のかなり奥地まで到達した子スライムたちに目いっぱい拡張され、
なだらかだった春香と千早の下腹はぽっこりと大きく内側から押し上げられていて、その姿はまるで臨月の近い妊婦のようだった。
向き合って身体を重ねていたふたりのふくらんだ腹部がぴったりと密着し、お互いの肉体に起きた異変を雄弁に伝えている。

スライムを物理的に詰め込まれた結果こうなった、ということを一番よく知っているはずの当人たちはしかし、快感にすっかり脳を焼かれていて
くったりと身体を脱力させたまま、頭の中まで快楽でふやかされてしまったことがはっきりとわかる声で、自分たちの身体の現状を物語る。

千早「あはっ、あ、ぁ……♥♥♥♥♥こんな、妊婦、みたい♥♥♥♥♥ね、見てぇ、おなかぱんぱんなの♥♥♥♥♥もうはいらないっ♥♥♥♥♥」

春香「やぁんっ♥♥♥♥♥わたしたちっ、ママにされちゃってるよぉ……♥♥♥♥♥スライムのあかちゃん、なんて♥♥♥♥いやぁあぁ…♥♥♥♥♥♥」

シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤのふくらんだお腹こそは自身との愛の結晶である、とでも主張したげに
媚薬スライムが粘液質の体をふたりの腹部にそっとまとわりつかせ、そのゆるゆると撫で上げてくる感触にふたりは揃って甘い悲鳴を上げてしまう。

そして親スライムがあたかも慈愛を示すかのような行動をとる一方で、子スライムたちはそれに比べればはるかに腕白だった。
腹部がふくらむまで生体媚薬粘液を詰め込まれ、叫び続けて体力を消耗し、指ひとつ満足に動かせなくなっていたはずの春香と千早の身体が
横たわったままではあるがびくん、びくんと、少しの間を置きつつ、大きく震え、跳ね始める。

千早「ひうぅんん♥♥♥うあぁあ、くっ♥♥♥♥♥これっ、まさか…♥♥♥♥♥なかで、スライム動い、て……ぇ♥♥♥♥あひぃっ♥♥♥♥♥」

春香「おなかまぜられてりゅぅう♥♥♥♥♥ぶにょぶにょしたの、あばれてっ♥♥♥♥♥やらぁあ♥♥♥♥あかちゃんじゃにゃい、のにぃぃ♥♥♥♥♥」

愛する人との子供ではないどころか人ですらない軟体生物に、それも一匹や二匹ではない大群に子宮をびっしりと埋め尽くされた上、
それらが大挙して中から押し広げるように突いてくる、いわゆる「赤ん坊がお腹を蹴る」感覚がふたりを襲っていた。
さらに、中からだけでなく、直接触れ合っている相手のお腹の中を粘液塊が這い回る揺れや動きすら、ふたりには相互に伝わっている。
そしてそういった刺激がすべて媚薬の効果で快楽にすり替えられてしまい、ひっきりなしに続く嬌声のとろけ具合が加速度的に上がってゆく。

響「おー、二人とも見事にお腹ぱんぱんだぞ。しっかし現役アイドルで、しかも女子高生なのに妊娠なんて、もうアイドルできなくなっちゃうね?」

春香「そんなっ♥♥♥♥♥わたし、妊娠♥♥♥♥なんて、してにゃぁあぁあぁん♥♥♥♥♥♥や、らめっ♥♥♥♥♥おとなしく、して、ぇ♥♥♥♥♥♥」

千早「ふざけ、ないで♥♥♥これは、スライムが…♥♥♥♥♥す、スライ、ム、ふあぁあっ♥♥♥♥♥いいっ♥♥♥♥♥♥スライムいいのぉぉ♥♥♥♥♥♥」

響「あははは。スライムや触手とエッチして処女じゃなくなって、おまけに感じまくってるんだから、バレたらスキャンダルどころじゃないなぁ」

好き勝手に蠢く子スライムたちの挙動に悶え、身体を震わせるシャインマジシャンたちを見下ろして響が言った。
内容的にはもっともなその言葉に一瞬、現実に引き戻されかけた春香と千早だったが、胎内で身をすり合わせるスライムの動きで
理性はすぐに霧散させられ、だらしなく口を開けたまま悲鳴とも喘ぎともつかない声を垂れ流すことしかできない。

響「それに、アイドルできなくなるかどうかはどうでもいいんだ?まぁそれじゃ可愛そうだから、自分、手伝ってあげるよ」

魔法戦士たちを直接責める役割を子スライムに譲ったスライムの本体は、シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤの前後の穴に
粘液ペニスを突き込んで栓としつつ、大きな体を活かしてふたりのマジシャンの全身に絡みつき、やさしめの愛撫を繰り返している。
春香と千早には、響の言葉を合図にして、その親スライムの動きに少し力が加わったように感じられた。

響「要はそのぽっこりお腹がひっこめば大丈夫なんだ。だから、ふたりとも中に入ってるスラ美をぜーんぶ出しちゃえばいいのさー」

身につけた衣装も漂うオーラも真っ黒な中、唯一白く光る八重歯を唇の端からのぞかせ、響はにっこりと笑顔を浮かべる。
ふたりとも頭がまだぼんやりとしているせいで響の真意をはかりかねているうちに、それは唐突に始まった。

千早「ひ、ぃいっ!♥♥♥♥ひあぁああぁああぁ♥♥♥♥♥♥あばれっ、暴れないれぇえ♥♥♥♥♥あぁんっ♥♥♥♥♥」

春香「きゃぅうぅうぅ♥♥♥♥♥ぐにゅぐにゅはげしいぃっ♥♥♥♥♥♥♥おなか、スライムにまぜられてりゅぅぅ♥♥♥♥♥♥」

「総帥」の命令を受けて明確な意思を持ち、子スライムの群れが一斉に、春香と千早の子宮でも腸内でも活発に動き回り始める。
きゅうきゅうに締め付けてくる狭い肉壁の中で押し合いへし合い、ぶじゅぶじゅと音を立てそうなほど蠕動しつつ、
マジシャンたちの前と後ろの穴、それぞれから入り込んだ数十匹ずつの媚薬ゲル生物はただひとつの方向を目指して猛進する。
その向かう方向とはすなわち、出口――自分たちが通ってきた、少女たちの膣口であり肛門であった。

しかしその秘穴にはぎっちりと親スライムが軟体ペニスを詰め込んで道をふさいでおり、子供たちの突進を妨げていた。
結果、行き場をなくした子スライムの群れは出口を求めて狂ったように這い回り、体の奥底で媚薬粘液が渦を巻く感覚に
シャイニング・ハルカもシャイニング・チハヤも捕らわれた身体をいっぱいにのけぞらせて絶叫する。

春香「んお”ぉ”ぉっ、おひぃぃぃいっ♥♥♥♥おひり♥♥♥♥おひりらめっ♥♥♥♥♥♥さけ、ちゃううぅぅ♥♥♥♥♥」

千早「しきゅ、っ…♥♥♥♥子宮にゅるにゅるしゃれてりゅっ♥♥♥♥♥ああっイクッ♥♥♥♥♥♥またイかされっ、ひゃうぅぅ♥♥♥♥♥♥」

悦びに満ちた叫びを上げるふたりの下腹部がときおり、外から見てもわかりそうなほど大きく震え、
中で繰り広げられているスライムの群れの狂乱と、それが引き起こす激震の激しさを物語っていた。

響「よーし、スラ美、そろそろいいぞー。まずは…そうだなぁ、じゃあお尻からにしようか」

響がそう言い終わらないうちに、親スライムから子スライムたちへなんらかの指示が伝えられたのか
春香と千早の体内で続けられていた軟体生物たちのの集団行動が一気に沈静化し始めた。
それでも余韻に酔い痴れるふたりはまだ小刻みな震えが抑えられず、呻き声とも喘ぎ声ともつかない音がその唇から漏れる。

ぐぽぉ…ぬぽんっ、にゅるぅぅっ

春香「ん、んっ♥♥♥♥♥ふぅ……ぅんっ♥♥♥♥おほぉぉ♥♥♥♥♥」

千早「あへぇぇえっ♥♥♥♥♥しょんな、いきなりぃ♥♥♥♥♥」

だしぬけに、それまで後ろの排泄穴にぎっちりと嵌まり込んでいたゲルペニスを思いきり引き抜かれ、
媚薬粘液のせいで性器なみに敏感になった腸壁をこすり上げられた千早と春香は揃って軽い絶頂を迎えてしまう。
そしてその瞬間を狙いすまし、子スライムたちがふたたび動きを活発化させた。

春香「おぐぅっ♥♥♥♥やぁ、らめ……っ♥♥♥♥くる、し、っ…………♥♥♥♥♥」

千早「ひぎっ、あ、あぁ………♥♥♥♥♥っ、………かはっ、うぁ♥♥♥♥」

たちまち、猛烈な便意に似た感覚がふたりに襲いかかる。
すでにもう催淫ゲルや涙やよだれにまみれてぐちゃぐちゃになっているマジシャンたちの顔に、
びっしょりと浮き出た汗までが加わり、その美貌をさらにどろどろに汚していく。

響「さー、二人とも。もう栓もなくなったし、思いっきり出しちゃっていいよ♪」

春香(……だし、ちゃう、って………♥♥なに、言って…………………ま、さか!?)

千早(う、嘘、でしょう………♥♥♥そんな、スライムっ♥♥♥お尻の、これが、全部!?♥♥♥♥)

ようやく響が何をさせようとしているかに思い至り、春香も千早もできるだけお腹に力を入れて抵抗を始めた。
そんなささやかすぎる反抗をあざ笑うように、ふたりの腹部にまとわりついた親スライムは
下腹部を執拗に押して「手助け」をし、さらには触手のように細く伸ばした体で肛門の近くをあくまで優しく刺激する。

親の動きに呼応する形で、子スライムたちも先ほど以上の勢いで出口へ殺到しようとしていた。
春香が、千早が必死で括約筋を締める努力をものともせず、軟体の性質と物量にものを言わせて
直腸の本来の終端、自分たちが通り抜けてきた、密やかにすぼまった菊門からの脱出を目指す。

千早「あぁっ♥♥♥ああん♥♥♥♥中から来てるぅぅっ♥♥♥♥♥外に出ようとしてりゅ♥♥♥待って、まってぇっ♥♥♥♥♥」

春香「それは、それだけはゆるひてえぇ♥♥♥♥♥出したくないぃ♥♥♥♥スライム、おしりからなんて絶対、いや、ぁあぁあんん♥♥♥♥♥」

響「ああ、『元の中身』はスラ美がぜんぶ溶かして吸収してるから、おもらしにはならないよ。大丈夫大丈夫」

響「スラ美がいればいつでもお腹すっきりだぞ。そうだ、欲しかったらお持ち帰りさせてあげよっか?あははははは!」

中で蠢いている大量の媚薬スライムを、こともあろうに、排泄よろしく尻穴から放出させられてしまう。
年頃の少女としておよそこれ以上は考えられない恥辱を受ける瞬間が刻々と近づいていることをいやでも悟り、
シャイニング・ハルカもシャイニング・チハヤも半狂乱になって絶叫するが、その拒絶の叫びでさえも
外へ飛び出そうとして我先にと這いずる子スライムのもたらす肉悦に、心地よさげな喘ぎへと変えられてしまう。
そのふたりの様子を眺めながら、響はどこかズレた説明をしてやり、そして楽しくてたまらないといった調子で笑い声を上げた。

足をぴったりとくっつけて閉じ、少しでも力を入れられるように必死になる春香と千早だったが、
その意図もお見通しのスライムはにゅるにゅるとふたりの両足に絡みついて力をこめた。
ほとんどがに股になるまで大きくはしたなく足を開かされた上に、動かせないように粘液でしっかり拘束され、
その間もアナルの中から外へ外へと向かう子スライムにたちに突きまくられ、マジシャンたちの肛門が限界に近づく。

千早「も、もう無理っ♥♥♥♥出てしまうぅ、出るぅぅっ♥♥♥♥♥スライム出しちゃいまひゅぅぅ♥♥♥♥♥♥」

春香「らめぇぇえ♥♥♥♥♥こんなっ♥♥♥がまん、しなきゃいけないのにぃっ♥♥♥♥♥いやっ、いやっいやぁああぁあぁ♥♥♥♥♥♥」

みちみちちっ………ぶびゅっ、ぼじゅっ、ぶびゅううびゅちゅちゅ、ぶばっ!

そしてついに堤防が決壊し、シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤは揃って尻穴から子スライムをひり出し始めた。
排泄の音にしか聞こえない汚らしい大音響とともに、ふたりの腸内を堪能していた軟体生物が一匹また一匹と次々に飛び出して来て
その中から外へと肛門を潜り抜けられる屈辱的な摩擦でさえも、すべてふたりを絶頂へと叩き込む引き金になる。

春香「あひぃぃイっくぅぅぅうう♥♥♥♥♥♥イぐぅううぅうっ♥♥♥♥♥♥しゅらいむでりゅっ♥♥♥♥♥♥らひちゃうぅぅ♥♥♥♥♥♥」

千早「お尻っ、おひり♥♥♥♥♥ばかになっひゃう♥♥♥♥♥またイかしゃれゆ♥♥♥♥♥スライムでおひりイっひゃいまひたぁああ♥♥♥♥♥♥」

いくら叫び続けても、それで子スライムの集団脱走が止まるわけではなかった。
ぐにゅぐにゅと形を変えながら、外界へ通じる狭い穴を後続が次から次へぬるぬる滑って通り抜けてゆき、
放物線を描きそうなほど勢いよく飛び出したり、ぬるりと垂れ落ちたりしたあげく、小山のように着地点に積み上がってゆく。
その様子は傍から見ると、シャインマジシャンが大量のスライムを尻から垂れ流している以外のなにものでもない。

春香「やらぁっ♥♥♥♥♥イくっイくイクぅ♥♥♥♥♥もう、れてきちゃらめっイクぅぅぅっ♥♥♥♥♥♥はぁあんっ♥♥♥♥♥♥」

千早「とまらにゃいぃ♥♥♥♥♥とめられにゃいのぉ♥♥♥♥♥♥おひりぃぃっ♥♥♥♥♥スライムらすのきもちいいっ♥♥♥♥♥♥」

惨めすぎる自分たちの姿を知ってか知らずか、春香も千早もスライム排泄の連続アクメにすっかり飲み込まれてしまい、
拘束された身体をがくがくと痙攣させて叫び続ける。もがこうにも手足をがんじがらめに押さえつけられ、
絶頂に次ぐ絶頂で体力を削られているふたりにできることといえば最早、声を出すことくらいしか残されていなかった。

響「ひえーっ…………すごい、お尻の中ってこんなにたくさん入るんだなぁ……あ、でもまだちょっと残ってるかな?」

自分で凌辱を命じておきながら、目の前の光景の凄まじさに気圧されたかのように響がつぶやく。
最初に比べれば多少勢いがおさまって来ているとはいえ、魔法戦士たちのアナルからはまだ続々と子スライムがあふれ、
そしてふたりが首どころか頭までどっぷり嵌まり込んだ絶頂地獄も、快楽に蕩けきった叫び声も、その勢いがおさまる気配はない。

春香「ま、また、イかされちゃうぅぅっ!♥♥♥♥♥♥イグっぅぅ、イくぅぅぅう♥♥♥♥♥♥しんじゃう♥♥♥♥♥イきすぎてしんじゃうのぉ♥♥♥♥♥」

千早「あは、あはっ♥♥♥♥まら…れてくゆのぉ♥♥♥♥♥♥おしりぃぃっ♥♥♥♥イクッ♥♥♥♥♥♥おしりひらいたままになっひゃう♥♥♥♥♥」

春香と千早の絶叫のデュエットに、ぶちゅぶちゅと止むことのない、這い出してくる子スライムの立てる淫らな水音が彩りを添えていた。




マジシャンたちの尻穴から排出されたばかりの子スライムたちが、積み重なって蠢いていた。
まわりの同類たちと体を擦り合わせつつ、所在無げにうぞうぞと軟体を動かし、個体によっては
いくつか寄り集まって融合することで当初のサイズよりもいくぶん大きくなっているものも見受けられる。
ぐじゅぐじゅと泡立つような音を立てるそれらに、「産みの親」である春香も、千早も、まったく注意を払っていなかった。

千早「おほっ、おひぃい♥♥♥♥♥あへっ♥♥♥♥♥も、むり、ぃ……♥♥♥♥♥もうイけないぃ♥♥♥♥♥」

春香「ぁ、あ”、………~~~~~っ♥♥♥♥♥♥はひーーー……っ、はひっ♥♥♥♥♥♥ひぃんっ♥♥♥♥♥♥」

足をがばっと大きく開かされた状態で、さらに尻穴もだらしなく広がったまま、という、
アイドル以前に多感な時期の少女としてどうしようもない姿を晒しながら、ふたりは荒く息をつく。
腸内を埋めていたスライムの群れが中から強引に突破して外へ出ていく過酷な肛虐をたっぷり受けさせられ、
春香も千早も、体力はもちろん、気力や尊厳までほとんど根こそぎ持って行かれたに近かった。

響「いっぱい出たねー、ふたりともお疲れさまー。そしたら、慣れたところで次はじめるぞー」

青息吐息のシャインマジシャンたちを見下ろして、あくまで笑顔は崩すことなく、響は言った。

またも予告なし&中途半端ですが本日ここまで。
マジで安価から4か月になりそうなんですけどこいつ何やってるんでしょうね(もう他人事)

てめえ腹ボテはNGだって言ってたじゃねえか!!というお声が聞こえてきそうな気もしますが
これは別に子供ができたわけでもなく恥辱を与える責めの一環なのでOKなんです。

ごめんなさい二枚舌です。スライムとか触手とかの子ならいいかなと思っちゃう不思議。

更新が遅すぎる分、せめて回数をと思ってぶつ切りでも投下するように努めてますけどこれ却って鬱陶しいですかね。
あとこれもまたしつこいし今更ですけど、まだなんとかエロさは保てているでしょうか。

お察しの通り、前の穴のスライムで疑似出産までさせたらようやくはるちは凌辱はオワリ。
そこからひびたか。いつになるやら(他人事)



※採用させていただくかどうかは別として、スライム関係なりひびたかなりでこういうの見たいとかあったら遠慮なくお教えください。
たぶん>>1のレスだけで残り50レス使い切りはしないだろうと思いますので。

ご指摘ありがとうございます。いずれもごもっともで、返す言葉もないです。
そもそも安価スレであるという本質を完全に無視した現状で大変申し訳ありません。

小出しにだらだら更新することで丁度いいキリをつけられず、自分で引き延ばしている節があると思いますので
まずはこのスレの残りを使ってすでに出ている安価分を一気に消化してしまえればと考えています。
その分の書き溜めに少し時間を下さい。完成後、投下が済み次第次スレを立てます。

安価やコンマをやる以上、重視されるべきはライブ感だということをすっかり失念していました。
書き溜めのエロをやろうとするとまた同じ轍を踏みそうですので、次スレ以降はリアルタイムのみに専念します。

自分好みのエロシチュエーションなり描写なりが見たくて書き始めたのは事実として、あまりに度が過ぎていたと思います。
今でも見てくださっている方がどの程度いらっしゃるかはわかりませんが、長々と申し訳ありませんでした。

響「スラ美ー。マジシャンたち、ちょっとヘバってちゃってるみたいだから、まずは元気にさせてあげてー」

春香「はぁっ、はぁ……ん、んんぅぅっ!ふむぅ、う……♥♥♥♥♥ん、……くちゅ、ぷぁ、ぁむ♥♥♥♥」

千早「んっ………ぁ、あふっ、う♥♥♥♥♥っはぁっ、れろっ、ちゅ…♥♥♥♥」

口すら閉じられず横たわったままの春香と千早は、青息吐息のところで急に口をふさがれ目を白黒させた。
しかし、侵入してきたものの正体に気づくとほとんど反射的に目を細め、そして頬をすぼめて舌をねっとりとからませ始める。

千早(おち○ぽ♥♥♥♥春香お○んぽっ♥♥♥♥たくさん舐めて、気持ちよくしてあげないと♥♥♥♥♥)

春香(ま、また、ぁあ♥♥♥♥♥スライムにお口、レイプ、されて……♥♥♥♥♥お口じゅぽじゅぽされるのもいいっ♥♥♥♥♥)

イラマチオをあっさり受け入れられたことに気をよくしたのか、スライムはゲル状の体をくねらせて奥へと侵攻を続け、
アイドルの歌の源であり商売道具ともいえるふたりの喉奥までたっぷりとストロークをとってピストンを始めた。
特濃の催淫ゲルを直接触れて擦り込まれ、口や喉の粘膜を性器並に敏感な状態にされてしまった春香も千早も
窒息してしまいかねない状況にもかかわらず、抵抗することなく媚薬スライム男根の抽送を受け入れる。

そして、快楽で躾けられた魔法戦士たちの情熱的な奉仕を受け、春香のペニス型に変形してふたりの口を犯していたスライムは
すぐに体を波打たせると、一心不乱に吸い付いてくる少女たちの喉奥に熱々の媚薬粘液を送り込んでゆく。

千早(あぁっ♥♥♥♥口も、のども、おなかも、熱いぃぃ♥♥♥♥飲むだけでもう、気持ちいい♥♥♥♥イってしまいそう、っ♥♥♥♥)

春香(やっぱり粘液おいしいよぉっ♥♥♥♥甘くて、頭、とろけちゃううぅ♥♥♥♥♥もっと、もっと出して、飲ませてぇ♥♥♥♥♥)

射精さながらにびくびく脈打つスライムの震えと、のどを鳴らすふたりの動きがほとんどシンクロしていた。
敗北のマジシャンたちは声も出さないまま、半透明のペニスから吐き出される汚液を自ら進んで飲み下していく。

ひとしきり粘液を吐き終わると、スライムは触手状に伸ばしていた体をふたりの口から引き抜いた。
口辱から解放されたシャイニング・ハルカもシャイニング・チハヤもしかし、安堵の表情を見せるどころか
ふらふらと宙に揺れるゲルペニスを名残惜しそうに見つめ、口の端や唇に残った粘液の滴を余さず舌で舐めとる。

響「よしよし。どう? たっぷりスラ美にごちそうしてもらって、元気出た?」

千早「ん、っ、届かないっ…♥♥♥♥もうちょっと♥♥♥♥もうちょっと、なのに…♥♥♥♥」

春香「そんなぁ、いじわるしないでぇ♥♥♥♥いっぱいぺろぺろするからぁ♥♥♥♥粘液ほしいのぉ♥♥♥♥♥」

響が話しかけているのもまるで耳に入っていない様子で、春香も千早もわずかに動かせる首や舌をめいっぱいに伸ばし、
なんとかスライムの肉棒にしゃぶりつこうとして必死にもがき続けていた。

完全に無視されたことを別段気にするでもなく、響はにっこりと笑って言葉を続ける。

響「じゃ、いよいよ本番、シャインマジシャンのスライム出産ショーといこっか!」

つい直前に尻穴で、肛門で堪能させられてしまったスライム排泄責めを、今度は子宮と膣でたっぷりと味わわされる。
魔法戦士としてだけでなく、女としてこの上ない辱めが待っていることを場違いな笑顔を浮かべた響に宣告され、
スライムに捕えられたままのシャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤは、

春香「あはぁ、っ…♥♥♥♥おしりでも、あんなにイったのにぃ♥♥♥♥またイかされちゃう♥♥♥♥♥いっぱい気持ちよくされちゃうっ♥♥♥♥♥」

千早「だ、めぇ♥♥♥♥マジシャンなのに♥♥♥♥スライム産むのなんて駄目、なのに…♥♥♥♥考えただけで、イ、イってしま、ぅ…♥♥♥♥♥♥」

ほんの少しの怯えがのぞくほかは、期待している――むしろ、スライムに凌辱されることを待ち望んでいるとしか思えない声色で、
熱に浮かされたような、あやふやな、それでいて妖艶な笑みを浮かべながら口々につぶやいた。
心も身体もすっかり快楽に蕩けたその姿を見た響は大きくうなずき、そして号令をかけるように叫ぶ。

響「ふふふ………さあスラ美、子供たちみんなと思う存分やっちゃえ!ふたりの期待を裏切っちゃダメだぞ♪」

響が言い終わらないうちに、媚薬スライムが一気にマジシャンの身体のあちこちで激しく動き始めた。

春香「はあぁあんっ、いいっ♥♥♥♥♥おっぱい気持ちいっ、っふあぁん♥♥♥♥す、吸われっ、スライムがおっぱい吸ってりゅぅ♥♥♥♥♥」

ぐにゅぐにゅと揺れ動くほどに春香の乳房を揉みほぐし、小さい唇のように変形したゲルが乳首を挟み込んで転がす。
イソギンチャクの吸引触手とはまた違う、ぴったりと隙間なく貼りついてくる感触の前に、春香はあっさりと軽い絶頂を迎えてしまう。

千早「イくっ♥♥♥♥♥またイクぅっ♥♥♥♥乳首、感じすぎるのっ、ひぁあ♥♥♥♥♥触手とスライム、りょうほうなんてぇぇっ♥♥♥♥♥」

千早に寄生した触手がこりこりとつまむような動きで乳首を責め立てるのに合わせ、スライムは千早の乳腺へ再び潜り込むと
軟体を激しく出入りさせ、乳首をまるで女性器のように扱って執拗に犯し抜いた。
中と外から乳首のみを狙って集中的に嬲られた千早もまた、身体をびくびくと震わせて嬌声を上げる。

千早「あひぃぃいぃっ♥♥♥♥♥今クリトリスらめぇぇっ♥♥♥♥♥もうイったからっ♥♥♥♥♥今もイってるのっ、あはあぁっっ♥♥♥♥♥」

春香「ぁあぁん♥♥♥♥しゅごいぃぃ♥♥♥♥♥イクっ♥♥♥♥クリいじめられてイクうぅっ♥♥♥♥ふあぁああぁ♥♥♥♥♥♥」

ふたりが胸への責めで迎えたアクメの余韻に浸る間も与えず、ゲル状の魔法生物は充血しきった春香と千早のクリトリスに激しく食いつき、
引き抜かんばかりの勢いで吸引しながら力強く締め上げ、しこしこと擦り立てた。力が抜けかかっていたところで急に加えられた追撃に
マジシャンたちはなすすべもなく揃って絶頂させられ、だらしない悲鳴をユニゾンさせる。

魔法戦士たちがまた何度も続けざまに達し、意思と関係なく身体の痙攣が止まらなくなっているのを確認すると、
スライムは満を持してふたりのヴァギナを埋め尽くしていた媚薬ペニスをゆっくりと引き抜き始めた。
そのスローな動きで膣壁をこすり上げられるのにすら一秒と耐えられず、春香も千早も喘ぎ叫ぶ声が止まらない。

千早「お○んこっ♥♥♥♥♥おま○こイかされひゃうぅぅっ♥♥♥♥♥スライムお○んぽ抜かれてイきまひゅうぅ♥♥♥♥♥♥」

春香「にゅるにゅる気持ちいいよぉ♥♥♥♥♥あ、あ、イく、イクゥぅぅ♥♥♥♥♥らめぇ♥♥♥♥♥イくのとめられないぃ♥♥♥♥♥♥」

もともと排泄のための器官に違いないとはいえ、尻穴から大量のスライムをひり出させられてしまったことで
シャインマジシャンたちの理性はすっかり消し飛ばされていた。快楽に脳を焼き尽くされ、蠢く媚薬ゲルに身体じゅうを弄ばれ、
本当なら愛する人との子供だけが出てくることを許される場所、そこから下等な魔物を排出させられる瀬戸際だというのに
ふたりは全身をゆるやかに脱力させ、もはや抵抗するそぶりすら見せないまま、悦びに身体とのどを震わせる。

ぬぽ、ずぽっ、と二度大きな音が響き、ふたりの牝穴に栓をしていたスライムの軟体ペニスが抜け落ちた。
それとほとんど時を同じくして、傍目には見えない身体の奥底で、100を優に超える子スライムたちが蠢き始める。

春香「やぁんっ♥♥♥♥あ…あぁあ♥♥♥♥スライム動いてりゅ♥♥♥♥ぶちゅぶちゅって、音、立ててるよぉ♥♥♥♥♥」

千早「し、きゅ、子宮っ♥♥♥♥いっぱいにされ、て♥♥♥♥♥♥気持ちいいのっ♥♥♥♥♥ひぁっ、ぁあぁぁ♥♥♥♥♥」

尻穴から大挙して飛び出したときと違い、マジシャンたちが抵抗の意志を見せていないことを察知したのか、
それとも触手や親スライムの媚薬粘液で発情させられきった子宮の中はよほど居心地がいいのか、
今度は子スライムのほうが積極的には出て行こうとせず、かわりに焦らすように中で所狭しと動き回る。
そのほんの少しの動きがまたシャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤを揃ってアクメ地獄に叩き込み、
ふたりはほとんど声も出せず、ただ身体だけをがくがくと震わせて連続絶頂に悶える。

千早「え、っ、何……んひっ♥♥♥♥♥はぁんっ♥♥♥♥♥あひぁあぁっ♥♥♥♥」

春香「んくぅぅ♥♥♥♥♥や、そんな♥♥♥おなか、ぐにゅぐにゅってしないれぇ♥♥♥♥♥」

すぐに出てこようとしない子供たちに業を煮やしたかのように、親スライムがさらなる動きを見せる。
ぽっこりと膨らんで、中では子スライムの集団が這いずり回っている春香と千早の腹部に軟体をまとわりつかせると
ぐいぐいと押しこむ力を加え、外圧によってマジシャンたちに子スライムを排出させようとし始めた。

外界から物理的にせっつかれ、魔法戦士たちの子宮の中で子スライムたちは素直に指示に従おうとした。
しかし、今度は群れ全体が一気に出口へ、子宮口へ向かったせいでまた大渋滞が起こり、
春香も千早もそれまで以上の圧迫感がいきなり下腹で巻き起こったことに思わず思考がフリーズしてしまう。

千早「あ”、ぁ♥♥♥♥ かは、っ……♥♥♥♥♥」

春香「んん”ん”ーーっ!?♥♥♥♥♥ ………ぁ…あ……♥♥♥♥♥」

目をいっぱいに見開き、身体をかすかに震わせ、口をぱくぱくと開け閉めするだけになったふたり。
その胎内では、子スライムたちが粘液の糸を引く勢いで先を争い、少しでも早く子宮口を潜り抜けようとぶつかりあう。

そしてついに、二か所で同時に起こっている混戦の中から一匹の子スライムがそれぞれ抜け出し、
栓が取り払われたシャインマジシャンたちの子宮口に、内側から先端をぬるりと滑り込ませた。
その刺激で放心していたふたりの意識が叩き起こされるのとほぼ同時に、最初の一匹となる栄誉を勝ち取った子スライムは
ゲル状の体を狭い穴にねじこむと、そのままにゅるにゅると這って膣内を駆け下っていく。

春香「はあんっ♥♥♥♥♥きゃうぅううっ♥♥♥♥♥♥♥」

千早「あっひぃぃぃいいいぃ♥♥♥♥♥♥♥」

子宮の中から外へとなにかが出ていく未知の感覚を、しかも媚薬粘液で余すところなく刺激する形で味わわされ、
シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤは頭を思いきりのけぞらせ、甘すぎる悲鳴を上げてエクスタシーを迎えた。

そして、それを合図にしたかのように、子スライムたちは連続してふたりの子宮からの逃走を始め、
ついに最初の一匹がふたりの膣口を内側から押し広げて顔を出し、体をくねらせながら外へとすべり落ちた。

にゅるっ、ぬちゅ……ぐじゅ、ぬろぉぉ、くちゅくちゅ、ぎゅちぃぃっ びちゃっ、ぬりゅぅ……っ

千早「はひぃぃっ♥♥♥♥♥イクッ♥♥♥♥♥イっちゃうぅぅ♥♥♥♥♥ら、めっ♥♥♥♥♥♥こんなのらめぇえっ♥♥♥♥♥」

春香「やぁあ♥♥♥あぁあんっ♥♥♥♥♥♥しゅごいぃ♥♥♥♥♥♥れちゃうぅ♥♥♥♥♥♥スライムうまれちゃうぅ♥♥♥♥♥♥」

後に続く無数の小さな媚薬スライムに、にゅるん、にゅるんと続けざまに子宮口を内から外へ撫で上げられ、
さらに膣内までを小刻みな蠕動でぬちゅぬちゅと舐め回され、春香も千早も歓喜に満ちた嬌声を張り上げる。
その間にも、膣口からは半透明のゲル生物が次から次へ姿を現し、ねっとり糸を引きながら産み落とされ続けていた。
一匹の体が抜け落ちるたびに、マジシャンたちは肉の悦びに腰が、尻肉が大きく震えてしまうのをどうすることもできない。

春香「きもちいいよぉ♥♥♥♥♥スライムらすの、きもちいいっ、あはぁあん♥♥♥♥♥ママにされるのきもちいぃぃっ♥♥♥♥♥♥」

千早「いやぁ♥♥♥♥♥とめられにゃい♥♥♥♥♥スライム産むの止められないっ♥♥♥♥♥♥イくのもとまらないいぃ♥♥♥♥♥♥」

ふたりとも今や、強制連続出産も、それによって押し寄せ続ける津波のような絶頂もすっかり受け入れてしまっていた。
二つの牝穴から続々と産み落とされる子スライムたちの大半は、そのまま親スライムへと戻って再び融合していく。
しかし、一部の個体は落下していくかわりにふたりの太ももや股間にへばりついたのち移動を始め、
すぐ近くでびんびんに立ち上がっているクリトリスや、少し離れた乳首を目指してマジシャンの肢体を這いずり回った。
そして、目的地にたどり着くと、先客の親スライムや寄生触手と連動し、自分を産み落とした「母親」に返礼の凌辱を見舞う。

千早「きゃひぃぃぃ♥♥♥♥♥乳首いいっ♥♥♥♥♥こりこりしちゃらめぇ♥♥♥♥♥♥触手もスライムもらめぇっ♥♥♥♥♥♥」

春香「お○んこイっちゃうぅ♥♥♥♥♥クリもイクっ♥♥♥♥♥スライム親子レイプしゅごしゅぎるぅっ♥♥♥♥♥♥♥」

媚薬ゲルの排泄絶頂に続くスライム出産責めで、完全に頭を快楽でいっぱいにされたシャインマジシャンたちは
壊れたようなだらしない笑みを浮かべてあさましい言葉を叫び散らし、何度も身体を痙攣させて絶頂を味わう。
しかし、かなりの数の子スライムが産み落とされてもなお、ふたりの腹部はまだまだ膨らみがなくなったとは言い難い。
それに気づいた親スライムはまたふたりの腹部に加える圧力を強め、子スライムが膣口から這い出すペースがさらに加速する。

春香「あ♥♥♥♥♥やっ♥♥♥♥♥イく♥♥♥♥♥はひぃ♥♥♥♥♥いいっ♥♥♥♥♥またイクっ♥♥♥♥♥大きいのきちゃうぅ♥♥♥♥♥♥♥」

千早「んぁああっ♥♥♥♥♥やぁあん♥♥♥♥♥とめてぇっ♥♥♥♥♥イくの少しやすませてぇ♥♥♥♥♥あ、ぁイっくうぅぅっ♥♥♥♥♥♥♥」

ほとんど滝のような勢いで何匹もの子スライムをひり出しながら、春香と千早は叫び声をシンクロさせて一際強烈なアクメを迎えた。
もちろん、それで連続出産が終わるわけでも、親スライムや寄生触手や生まれたての子スライムの責めが止まるわけでもなく、
ほんの少し間があったあとでまた、魔法戦士たちの甘ったるい喘ぎ声が奏でる淫靡なハーモニーがすぐに響き始める。

千早「いや、ぁ…♥♥♥♥♥また、出てきちゃう、ひいぃん♥♥♥♥♥また出産アクメきちゃうぅぅ♥♥♥♥♥♥♥♥」

春香「ふあっ♥♥♥♥♥ああんっ♥♥♥♥♥わたし、いっぱい産むから…んんっ♥♥♥♥♥いっぱいイかせてぇぇえ♥♥♥♥♥♥♥」

活発に動き回る、あるいは産み落とされ続けるスライムの体が立てる湿っぽい音と、
マジシャンたちの秘部から響く水音が混じり合い、いつまでも止むことがないかのように鳴りつづけていた。

………………
…………
……

春香「はうぅぅんっ♥♥♥♥♥♥……えへへぇ♥♥♥♥また、イっちゃったぁ♥♥♥♥」

ずるん、と音を立てて子スライムがまた一匹、春香の膣穴をくぐり抜けて外へと出てくる。
三桁にのぼる数のゲル状生物を産み落とした穴はさすがに閉まりきらずにぽっかりと口を開けたままで、
そして産み落とした本人のほうもはしたなく口を開けっぱなしにし、口の端には紅い舌先をのぞかせていた。

千早「…………っ、は、ぁ、♥♥♥♥♥♥んん、んっ……………♥♥♥♥♥♥」

その春香にぐったりと総身をあずけ、千早の華奢な肢体がびくびくと痙攣を繰り返す。
目は開いていてもどこを見ているかはっきりとせず、その口からは切れ切れの音だけがこぼれ落ちる。
はしたなく大股に開いた脚の間に子スライムは見当たらず、かわりに千早本人の垂れ流す愛液が溢れ続けた。

ふたりにとっては永遠とも思えるほどの連続出産がようやく終わり、ぽっこり膨れていた春香と千早の腹部は
もとのなだらかな姿を取り戻していたが、今度はふたりの精神状態の方が大きく様変わりしてしまっていた。
暴力的なエクスタシーの嵐が過ぎ去っても、脳髄に、精神に、そして肉体に刻み込まれた悦楽が
反芻するように繰り返しふたりの精神と身体を弄んでは大きな震えを走らせる。

律子「うん、おそらく、今の春香の一匹で最後ね。スラ美の射精量からしても妥当なところじゃないかしら」

響「計測おつかれ、律子。パンパンだったおなかも引っ込んでるし、間違いなさそうだぞ」

あずさ「あんなにいっぱいえっちな声で叫んで、スライムもたくさん産んで……ふたりとも、きっと痩せられるわよ~♪」

凄惨な凌辱の一部始終を見届けた律子が、眼鏡の位置を軽く直しながら出産責めの終了を報告し、響もそれを肯定した。
律子の隣で同じように観察し続けていたあずさがとぼけた調子で会話に加わり、三人は軽く笑いあう。

やよい「あの、響さんっ!ひとついいアイディアがあるんですー!」

そこに、発情しきっていた状況からはさすがに立ち直ったやよいがぴっと手をあげ、口を挟む。

響「ん?どうしたの、やよい。提案ってなーに?」

やよい「今だったら、春香さんも千早さんも、いっぺんに家族にしちゃえるんじゃないですか?」

響(……なるほど、ねぇ)

さんざん色ボケしていたように見えて、やよいはきっちり幹部筆頭として考えて行動してるな、と響はほくそ笑んだ。

あずさと律子を堕とし、貴音の身柄も手中に入れたことで今回の戦果は十分すぎると思っていた響だったが、
やよいの提案には確かに心動かされるものがあった。春香と千早はまずたっぷりと辱めるだけにしておいて、
今後、逃れられない肉悦に必死で抗い、そして堕ちていくさまを楽しみにするつもりだったとはいえ、
ここまで快楽の虜になっているのをみすみす逃がすのも無駄なのではないか、という判断が去来する。

響(まー、最終的にカンペキな自分が勝つのは100%決まり切ってるし、そこまで急ぐ必要ないといえばないけど)

響(でも……尊敬してた千早に襲われる美希とか、春香に手を出せないままやられちゃう雪歩とか。うん、いいかも♪)

これだけ弱り切っているマジシャンふたりくらいなら、『暗転の繭』でたちどころに寝返らせることができる。
そう考え、響はゆっくりと春香と千早のそばに歩み寄ると、手のひらをかざして集中を始めた。

春香「んふ、ちはや、ちゃん…♥♥♥♥♥千早ちゃんも、スライムで、べとべと♥♥♥♥おそろいだよぉ♥♥♥♥」

千早「いやぁ♥♥♥ん、言わないれぇ……♥♥♥♥はるか、っ、んんんっ♥♥♥♥♥ふむぅ、んちゅっ♥♥♥♥」

スライム製ベッドの上に横たわったままの春香も千早も、響がすぐ近くに来ていることにすら気づいていないようだった。
やわらかく微笑んだ春香は千早に顔を近寄せるとそのまま舌を絡める勢いでキスを始め、
一瞬身をこわばらせた千早もすぐに身体をくったりと脱力させ、親友からのくちづけを素直に受け入れる。
全身を媚薬ゲルにまみれさせたままシャインマジシャンたちは舌を、手足をしっかりとからめ、
触れ合う身体のそこかしこからぐちょぐちょと卑猥な水音を立てながらお互いを慰め合い始めた。

あずさ「あらあら…♥シャイニング・ハルカちゃんもチハヤちゃんも、あんなにシてもらったのにまだ足りないみたいですね」

律子「まったく、魔法戦士が聞いて呆れますよ。媚薬粘液まみれで抱き合ってサカって、まるでさっきの私た―――」

そこまで言いかけて、律子が急に言葉を切った。

やよい「…………? 律子さん、急にだまっちゃって、どうかしたんですかー?」

律子「あ、ああぁっ……うぐぅ、うぅううっ!?」

あずさ「頭っ、頭が、いた、い……!くうっ、うあぁあああっ!」

やよい「え、えっ、あ、あずささんまでっ?」

響「んー? どうしたの急に、ふたりとも………っ!?」

響がまさに『暗転の繭』を発動させようとしたそのとき、だしぬけに律子とあずさが頭を抱えて呻き始めた。
急なことに驚いた響は思わず集中を解いてしまい、構築した術式と編み上げた魔力が急激に霧散していく。

律子「こん、な……駄目っ、春香、千早、逃げ、なさいぃっ、がああっっ!?」

あずさ「スラ、イム……嫌っ、律子さんっ、プロデューサー、さん、助けっ、嫌っいやああぁあ!」

響(げっ……まずいぞ!春香と千早の様子と律子たちの記憶が重なって、フラッシュバック起こしてるんだ!!)

マジシャンとして覚醒していたやよいと異なり、あずさと律子は洗脳にさほど手をかけなくても大丈夫、
と軽く考えていた自身の見積もりが甘かったことを響は痛感する。

響(残念だけど、春香と千早を今どうこうしてる場合じゃないな……まずは貴音と、それからこっちのふたりっ!)

響「―――やよい!あずささんの方お願い!」

やよい「はいっ!」

「総帥」が言葉を尽くすまでもなく、幹部筆頭はすでに動いていた。
足をがくがくさせ、やっと立っている様子のあずさに肉薄したやよいの手には、黒く巨大な鉄塊が握られている。

やよい「ごめんなさい、あずささん。ちょっとだけ……寝ててくーださいっ!」

やよいは手にした漆黒の巨大ハンマーを振りかぶり、そしてなんの躊躇もなくあずさの頭をめがけて横薙ぎに振り抜いた。
身体ごと吹き飛ばされ、下手をすれば頭が千切れ飛んでしまいそうなその一撃は確かにあずさに命中した………ように見えたが、
あずさは悲鳴ひとつ上げず、そして身体は外傷もなくその場に残ったまま、糸の切れた人形のようにばったりと倒れ込む。

やよい「えへへ、うまくできましたっ♪わたしもただの力じまんのままじゃダメですから!」

ハンマーを肩にひょいと載せ、やよいは満足げに笑う。
そのやよいから少し離れたところで、真っ黒なリング状のものに締め上げられて律子が宙に浮いていた。

律子「は、な……放しな、さい、響……!私は、かんぶ、なんかにっ、いっぎぃっ!?」

響「ええー………ウソでしょ、まだ抵抗できるなんて。でも大丈夫だぞ律子、アジトに帰ったらまた『元に戻して』あげるからね」

拘束術をかけられてもなお気を失わず、洗脳が解けたような言動を続ける律子にあくまで笑顔を向け、響はそう口にした。
それっきり、なおも逃れようとする律子には興味を失った様子で、響は横たわる春香と千早へ再度歩み寄る。

響「……ってわけで春香、千早、命拾いしたね。まだマジシャン続けられるぞー、よかったなー」

千早「春香っ、春香……♥♥♥♥ っぷあ、はぁっ、ん、んむっ♥♥♥♥」

春香「んふぅっ、ちゅぱ、ん♥♥♥♥千早ちゃんっ♥♥♥♥千早ちゃん♥♥♥♥」

響に話しかけられても、ふたりはまったくなんの反応も示さなかった。
スライムの媚薬粘液ですっかり発情させられた身体をもてあました赤と青の衣装のマジシャンは
お互いの身体にぎゅっと腕を回し、息継ぎをしながら何度も深くキスを交わし続ける。

響「まあ、今日は自分が手を出さないってだけで、本当の意味でマジシャン続けられるかどうかは知らないけど……って、聞いてないよね」

完全にお互いのことしか目に入っていない様子の春香と千早を眺め、響は呆れ顔でため息をついた。
しかし、すぐにその顔は表情を変え、悪意たっぷりの真っ昏な笑いが浮かぶ。

響「で、さ。自分が最後まで相手してあげられないのは悪いから、かわりにスラ美置いてってあげるね」

その言葉を引き金に、ふたりが横たわっている軟体生物の体のあちこちから、蛇の鎌首よろしくゲル状の触手が何本も伸び上がった。
それまで響の言葉が聞こえているかどうかも定かではなかった春香と千早がそれを目にした瞬間、ふたりの反応が即座に変わる。
一瞬のうちに、愛と正義のシャインマジシャン達の胸と表情は、絶望でも恐れでもない、純粋な喜悦と期待に満ちていた。


響「そうそう、ふたりとも気づいてるか知らないけど、美希も雪歩も…それから、プロデューサーも。すぐ近くまで来てるよ」

響「だから心配しなくても、すぐに助けてもらえ………って、うん、やっぱり聞いていないな?ちゃんと知ってたさー、自分」

芝居がかった調子で肩をすくめ、首を振る響だが、その顔には隠しきれない含み笑いが浮かんでいた。
その見つめる視線の先には、再び始まったスライムの責めに嬌声を上げるシャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤの姿がある。

春香「突いてぇ♥♥♥♥♥んんっ、いいよぉ♥♥♥♥もっとおくまでくだしゃいぃ♥♥♥♥♥ああんっ♥♥♥♥♥」

千早「しゅごいいぃ、あひぃい♥♥♥♥♥スライムお○んぽいっぱいっ♥♥♥♥♥中っ、ぐちゅぐちゅしてるのぉ♥♥♥♥♥♥」

春香の膣も尻穴も、千早のヴァギナもアナルも、それぞれ入りきるだけのスライムの疑似男根をくわえこんで離さない。
軟体ゆえに物理的な限界をある程度無視できるスライムは、肉奴隷たちの秘穴をできるかぎり広げつつ
自身の体もぎちぎちに寄せ合い、何本もの媚薬ゲルペニスを行き来させてマジシャンたちの前後の穴を犯していた。

やよい「響さんっ!こっちはもう準備オッケーですー!」

声をかけられた響が振り返ると、ぐったりと脱力したあずさと律子、それに気を失ったままの貴音の三人を軽々と抱え、
やよいが近づいてくるところだった。春香と千早とスライムの繰り広げる痴態にちらっと目をやったやよいは
それでも毅然とした態度のまま響の返答を待っていて、やよいに対する洗脳の完成度の高さを響は内心改めて自画自賛する。

響「ありがと、三人も抱えてたら重いでしょ、やよい。一人くらい自分が持つよ」

やよい「このくらいだいじょーぶですよ!それより響さん、律子さんとあずささんのために、はやく帰らなくちゃ」

響「そうだね。でもやよい、ひとつ間違ってるぞ」

やよい「え?」

響「だって、早く帰らなきゃいけないのは貴音のためでもあるんだから。でしょ?」

やよい「……あっ!あはは、そうでした、そうですねっ」

マジシャンふたりの喘ぎ声など聞こえていないかのように、響とやよいはひとしきり楽しげに言葉を交わす。

最後に響はまた振り返り、媚薬スライムのおもちゃにされて悦んでいる春香と千早をもう一度眺め、そして言った。

響「じゃ、またね、シャイニング・ハルカにシャイニング・チハヤ。次はもーっとかわいがってあげるよ」

響「………それまでに壊れてなければ、ね。もし気が向いたら、自分たち、いつでもふたりを歓迎するぞ!じゃーねー!」

朗らかに別れを告げ、手を振る響の姿が、あずさたちを背負ったまま同じく手を振るやよいの姿が、
そして最後まで命令通りに撮影を続けていた数名の戦闘員たちの姿が少しずつ薄れて透明になり、溶けるように消えていく。

春香「きゃうんっ、ふあぁ♥♥♥♥もっとイカせてえ♥♥♥♥♥媚薬粘液らひてぇえ♥♥♥♥いっぱい注いでぇっ♥♥♥♥♥」

千早「またオシオキしてくだしゃいっ♥♥♥♥♥スライム春香お○んぽで♥♥♥♥♥マジシャンお○んこ犯してくらしゃい♥♥♥♥♥」

響たちの姿が消え始めても、完全に見えなくなってしまっても、千早も春香も気にとめてすらいなかった。
彼女たちを凌辱するスライムもそれは同じで、それどころか主人である響がいなくなって制御に何か変調があったのか、
マジシャンたちを犯す肉棒の動きがいっそう激しさを増した。子宮や直腸の奥まで一気に突き上げるようなそのピストンですら
今の春香や千早にとってはさらなる悦びを与えてくれる嬉しいものでしかなく、ふたりの喜悦の声はさらに上ずる。

頃合いと見たスライムは、ふたりの中に入り込んでいるすべての軟体ペニスをぶるぶると震わせると一斉に媚薬粘液を吐き出し、
さらに体のあちこちを触手のように伸ばすと、ふたりの顔と言わず身体と言わず、大量の白濁液を浴びせかけた。

春香「あはぁあっ♥♥♥♥♥あぁああん♥♥♥♥♥♥♥イくっ♥♥♥♥♥イきますぅぅ♥♥♥♥♥中出しされてイっちゃうぅぅぅ♥♥♥♥♥♥♥♥」

千早「はひぃぃいぃっ♥♥♥♥♥♥またイかされるっ♥♥♥♥♥♥♥スライムお○んぽでイク♥♥♥♥♥♥媚薬粘液かけられてイクうぅぅう♥♥♥♥♥♥♥」

身体の中と外、それから頭の中までまとめて焼き尽くされる感覚に、春香も千早も我を忘れて喚きながらイキ狂う。
その大きく開いた口に、じゅぽん、と音を立ててスライムが体を突っ込み、間髪を入れずに媚毒を送り込む。

春香「ん、んんんっ♥♥♥♥♥♥ん♥♥♥♥♥♥んくっ、ごくっ♥♥♥♥♥♥んんんーーー♥♥♥♥♥♥」

千早「ふぐぅ♥♥♥♥♥♥おごっ、ぐ、んむっんくっ、ぅ♥♥♥♥♥♥……っ、っ♥♥♥♥♥♥♥」

ふたりの膣内と直腸で激しく不規則に刻まれる射精に似た脈動に、口の中でびくびくと跳ねまわるゲルペニスの動きが加わる。
三穴すべてにあふれるほど媚薬粘液を注ぎ込まれ、同時に襲ってくるアクメの波状攻撃を心から堪能する春香と千早の目に飛び込んだのは
スライムがさらに伸ばした大量の、そして先端の形状が春香のモノに生き写しな、触手状の男根の群れだった。

千早(おち○ぽ♥♥♥♥♥お○んぽまだあんなにある♥♥♥♥♥触手みたいな、あれで……♥♥♥♥♥♥いっぱいオシオキされちゃうぅ♥♥♥♥♥♥)

春香(粘液レイプらいしゅきぃ♥♥♥♥♥♥もっと、もっとしてぇ♥♥♥♥♥お○んこもおしりもずぽずぽして♥♥♥♥♥♥いっぱい注いでぇっ♥♥♥♥♥♥)
上の口でも下の口でも、さらには後ろの口でまで、注がれた媚薬粘液を飲み下しながら、
マジシャンたちは熱っぽくうるんだ目でゆらゆらと揺れる大量の軟体ペニスを見つめる。
ふたりの心に助けを求める考えがいささかも浮かばないうちに媚薬スライムはさらなる凌辱を開始し、
そしてすぐに、悲痛さのかけらもない満足げな悲鳴と、より激しくなった水音が部屋を満たした。

お待たせしておりました。次もお待たせします(断定)

先日いただいたご指摘について、内容は本当にぐうの音も出ないほど正しいのですが、
「よくよく考えたら、なぜ趣味で書いているエロSSで趣味を控えなくてはいけないのだろう?」と思いました。

これをもう少し正確に言い直すと、
「趣味を控えて書くなんて器用なこと、(一応トライしたものの)>>1にはできませんでした。マジごめんなさい」となります。

それを踏まえようが踏まえまいが、今回のぶんもいつも通り趣味全開です。

ただ、♥につきましては、次のひびたか濡れ場から減量するよう鋭意努力します。

今月中に次スレくらい立てられたらいいなとは思います。
5か月だよ、さすがにひどいよ。マジごめんなさい。失礼します。

ところでモバマスエロゲ風スレの>>1さんはここに来てくれた方だと勝手に思ってますけど、
もしまだ見ておられたら、ひそかに応援してますのでがんばってくださいね!

P「くそっ、まだアレ消えないのか!?俺たちがここに来てから、もうどれだけ経ったか……!」

何もできないのがじれったくて、つい頭をかきむしってしまう。
今までにも何度も世話になったことのある、見慣れたスタジオの入り口はすぐそこに見えているのに、
俺たちとの間に薄ぼんやりしたバリアのようなものが立ちはだかり、侵入を拒んでいた。

P(まさか、こんな普通に人通りのある場所のど真ん中で、例の結界が展開されてるなんて……)

美希と、亜美、真美を連れて雪歩たちのいたレッスン場に駆け付けて、そっちでもみんな無事だったことを確認したまではよかった。
レッスンの先生にもきっちり「後処置」をしてから、合流した雪歩、真、伊織と一緒にスタジオに来て……
そしてもう、1時間と言わず過ぎているはずだ。その間ずっと、このバリアは消えることなく存在し続けている。

雪歩「目立たないところ、ちょっと掘ってみたんですけど……ダメです、これ、地面の中まで届いてますぅ…!」

美希「ねえハニー、雪歩とミキが全力でいけばこれ、破れるかもしれないの。もう待ってられないよっ!」

雪歩と美希が口々に言う。でも、力ずくで突入を図ることが最適解なのかどうかがわからない。
それに確か、やよいが連れ去られたときは、美希と雪歩の二人がかりでも突破できなかったって話じゃなかったか…?

P「……もう少し、もう少しだけ待ってみよう。これだけ人通りのあるところじゃ、後からの証拠隠滅も難しいし……」

それに加えて奇妙なのは、この場所に結界があることを認識できているのが俺たちだけらしいことだった。
そういえば、さっき亜美や真美と一緒に巻き込まれた観客たちも、阻まれて結界からは出られなくなってはいたが
その存在をはっきり見たり感じたりすることはできていなかったのかもしれない。

美希「………千早さんと春香はまだ中にいるの、それはわかる。ふたりの魔力っぽいのが感じ取れるの。ちょっとぼんやりしてるケド」

雪歩「うん、わたしも、そっちはなんとなくわかるようになってきたよ。でもわたし、まだ慣れてないから、ほかの三人が……」

美希「ちがうよ」

美希を落ち着かせようとしてか、つとめてゆったりと話す雪歩の言葉尻を食い気味にかぶせて美希は言う。

美希「雪歩が慣れてないせいじゃない!ミキにも、中にいるカンジがしないの…あずさも貴音も、それに律子さんも!」

どんな舞台を前にしても見せたことのない、焦りと不安でいっぱいになった顔で、美希は俺を見つめていた。

できるだけ不安を表に出さないようにしながら、なんと答えていいかわからない俺がつい目を上にやってしまうのと、
ぱきっ、となにかが割れるような音がして、結界が上の方から剥がれ落ち始めるのはほとんど同時だった。

その音を瞬時に聞きつけ、美希が弾かれたように走り出し、俺が止める間もなくスタジオの入口へと突っ込んでいく。

P「あ、おい美希、待―――いや、雪歩、ついていってやってくれ!こっちのみんなは俺が引き受ける!」

雪歩「はい、っ!美希ちゃん待って、わたしも行くよ!」

もうほとんど背中すら見えなくなった美希に呼びかけつつ、雪歩がぱたぱたとスタジオの中へ走っていく。

P「頼むぞ美希、雪歩………よし、じゃあお前たちはここで待っててくれ、俺も少しだけ様子を―――」

真「何言ってるんですかプロデューサー!?そんなことできるわけないでしょ!」

亜美「そーだよ!ミキミキとゆきぴょんだけじゃ危ないかもしんないじゃん!?」

真美「にーちゃんがなんて言おーと真美たち、絶対ついていくかんね」

伊織「…それにいざというとき、一般人のあんたよりはマジシャン候補生のわたしたちのほうが役に立つ可能性あるんじゃない?」

なにがあるかわからない以上、ほかのみんなは一旦ここに置いていくべきだと判断して提案し、そして凄まじい反論の嵐に遭う。
こっちを見つめてくる四人のまなざしは真剣そのもので、説得は無駄だと一瞬で悟った俺は覚悟を決めるしかなかった。

P「わかった。だけど約束してくれ、中に入ったら、絶対に勝手に動くなよ。そして俺より前に出ちゃダメだ。いいな?」

静かに息を呑む気配の後で、四人はそれぞれに唇をぐっと引締め、しっかりと俺を見てうなずいた。

雪歩「こ、これっ、スタジオの、スタッフさん…!?し、しっかりしてくださいぃ!」

美希「だいじょうぶだよ、落ち着いて雪歩。みんな寝てるか気絶してるだけなの。ちゃんと息してる。ね?」

一歩入った中のあちこちに人が倒れていて、一瞬でパニックになりかけたわたしを、美希ちゃんが冷静になだめてくれました。
確かに、いまわたしがしゃがみこんで揺すぶりかけた人をよく見ると、胸板が呼吸に合わせて上下しているのがわかります。

雪歩「あ………ほんとだ、よかったぁ…ご、ごめん、美希ちゃん、あわてちゃって」

美希「いいよ、そんなの。それより春香と千早さんと、それに律子…さん、たち、探さなくちゃ」

わたしがあわてて立ち上がる間に、美希ちゃんはもう周囲をてきぱきと動き回って捜索を始めていました。
美希ちゃんの方が年下なのに、しかもこんなときだっていうのに、わたしよりずっと冷静で、それに気まで遣わせちゃって……
これじゃわたし、なんのためについて来たのかわかりません。いけない、しっかりしないと!

雪歩「ええっと、じゃあ、どうしよう…ふたりで手分けしてみる?」

美希「んー、ココそんなに広くないし、一緒でいいんじゃないかな。それにまだ何があるか、わかんないから」

こともなげに言われて、はっとしました。前にやよいちゃんが来たときと同じ壁みたいなのがあったってことは、
ここにも響ちゃんの仲間の悪い人か、下手したら響ちゃん本人がいたってことで、むしろ、まだ残ってるかもしれないわけで……
なにかすごく怖いことをうっかり想像しそうになってしまって、わたしはあわてて頭を振り、そんな考えを追い払います。

そのとき、美希ちゃんがふっと宙に視線をさまよわせました。

雪歩「美希ちゃん?どうかし……」

美希「しっ!………なんか、聞こえない?」

そう言ったきり黙って、耳に手を当てて音を拾おうとする美希ちゃん。わたしも一緒になって耳を澄ましました。
………確かになにか、聞こえるような気がしました。何人かの人の声が、重なってるみたいな。

美希「人……女の人の声みたいに、ミキには聞こえるんだけど。雪歩は、どう?」

雪歩「……………うん、わたしもたぶん、そうだと思う」

美希「きっと春香と千早さんなの!そんな気がする!」

そう言うと美希ちゃんはぱっと表情を明るくして、音がするらしい方向へ歩き始めました。

雪歩「あ、み、美希ちゃん待ってぇ!」

置いていかれてみると、急に不安になってきて、わたしはつい大きな声をあげて美希ちゃんを追いかけます。

実は、人の声のほかに、水っぽいものをかき混ぜるみたいな、湿った音も聞こえた…ような、気がしたんだけど……
そのことを美希ちゃんに伝えるタイミングを逃してしまったのは、この際、気にしないことにしました。
そもそもそんな音がしたっていうのも、わたしの気のせいかもしれないですし。



ここのスタジオ自体には、わたしも今まで何度かお世話になったことがありました。
それに美希ちゃんは写真関係のお仕事が多いから、きっとわたしよりずっと慣れてるはずです。
わたしたちはすぐにメインスタジオの近くまでやってきました。

雪歩(………… ……?)

美希「ん……なんか、ヘンなにおいしない……?」

わたしが感じたのとそっくり同じことを美希ちゃんが口にしました。
甘ったるいような、ちょっと生臭いような……日ごろあまり嗅ぐことのない、妙なにおいが漂っています。
自然と立ち止まったわたしたちの少し先、見覚えのある、スタジオへ入るドアがあって、
変なにおいもそのあたりで特に強く感じられて……どうやら、発生源はその奥にあるみたいでした。

でもそれより大事なことは、さっきから聞こえていた声がより大きく聞こえるようになったことです。
というか、途切れ途切れだし何を言っているかはわからないけど、これは――

美希「やっぱり春香と、それに千早さんの声なの!ね、雪歩、間違いないよね?」

雪歩「うん!二人ともこの中にいるみたい!」

まずは二人を見つけられたらしいことに心から安堵するわたしの前で、美希ちゃんがドアの取っ手に手をかけました。

美希「もう、千早さんっ、春香も!あんまり遅いから心ぱ―――」

後ろから見てても、顔がにこにこ笑っていることがはっきりわかる、楽しげな美希ちゃんの声。
ドアを開けて一歩踏み込んで、その美希ちゃんの声と動きが、いきなり電源プラグを引き抜かれた機械みたいに止まります。

雪歩「あれっ、美希ちゃん?どうしたの?」

わたしはなんの気なしに美希ちゃんの背中に近づいて、ひょいと室内をのぞき込みました。





仰向けで寝ている春香ちゃんの上に、顔を向き合わせて千早ちゃんが折り重なる体勢で、二人は横になっていました。
そしてそこに、二人の全身をすっぽり包み込んでしまえそうな、大きなゼリーのかたまりみたいなものも一緒にいました。

この場合、一緒にいた、というのは正しくない言い方かもしれません。
むしろ…今まさに二人をすっぽり包み込みつつある、というか、飲み込みかけている、というか………

そして、そのゼリーまみれになっている春香ちゃんも、千早ちゃんも、わたしが今まで聞いたことのないような声を上げ続けていました。

千早「あぁっ♥♥♥♥あひぃい♥♥♥♥♥らめぇっ♥♥♥♥子宮口ぐりぐりらめぇぇぇ♥♥♥♥♥♥よすぎりゅぅ♥♥♥♥♥♥」

春香「あんっ、あぁん♥♥♥♥♥奥っもっろぉぉ♥♥おくまでぇぇ♥♥♥♥♥お○んちん…媚薬ち○ぽっ♥♥♥♥♥ずぽずぽしてぇぇ♥♥♥♥♥」





美希「え? ………は?え、あっ、え……… えっ?」

雪歩「ひっ……………ひぃいぃっ!!」

ようやく声が出るようになっても、疑問なのかなんなのかわからない音だけしか出てこない美希ちゃんと、
あまりのことに理解が追いつかなくて、かろうじて悲鳴みたいなものを上げることしかできないわたし。
そのわたしたちの声はたぶん、春香ちゃんにも、千早ちゃんにも聞こえていないみたいでした。
見ちゃいけない、と思ってるはずなのに目も離せない美希ちゃんとわたしの前で、
ゼリーみたいなものはぐちゅぐちゅ汚らしい音を立てて動き続けています。

雪歩(あ、ぁ、そんな……あれ、中、に………二人の中に、出たり入ったり、して………)

びっくりするくらい細くて、無駄なお肉がぜんぜんついてない、ぷりっと引き締まった千早ちゃんのお尻にも、
春香ちゃんの、出るところはちゃんと出ていて、とっても女の子らしいプロポーションのお尻にも、
そして、その………女の子の、一番大事なところにも、ずぽずぽと音を立てて、ゼリー状のものが出入りしていました。

その動きのたびに、千早ちゃんも、春香ちゃんも、身体をくねらせて悲鳴のような叫び声を上げます。
でも………その声も、それに二人の表情も、嫌がっていたり、苦しんでいたりする感じじゃありませんでした。

千早「あ、あぁ♥♥♥♥♥またお尻、いぃ♥♥♥♥♥お尻おま○こにされてりゅぅ♥♥♥♥♥お尻ま○こもいいのぉっ♥♥♥♥♥」

春香「まけ、負けれしゅぅぅ♥♥♥♥♥♥スライムにぃ、はぁん♥♥♥♥♥♥媚薬粘液せっくしゅに負けちゃいまひたぁ♥♥♥♥♥♥」

呆然としているわたしたちがただ見ているうちに、ゼリーみたいな生き物…… たぶん、生き物だと思いますが、
それが体?をぶるっと震わせると、湯気を立てるくらいに熱そうな、べとべとした液体を体のあちこちから噴き出しました。
全身にそれをたっぷり浴びせかけられた春香ちゃんと千早ちゃんの反応が、いっそう激しくなります。

春香「きゃうっ♥♥♥♥粘液シャワーきもちいいよぉ、あんっ♥♥♥♥♥もっとかけてぇ♥♥♥♥全身べとべとにしてぇっ♥♥♥♥♥」

千早「媚薬染みこまされちゃうぅ♥♥♥♥♥スライムにマーキング、されて♥♥♥♥♥メスの印つけられてるっ♥♥♥♥♥」

二人のきれいな顔にどろどろした半透明のゼリーがべちゃべちゃにくっついて、ゆっくりと流れ落ちていました。
もちろん顔だけじゃなくて、手や足も、それにむき出しにされてしまってるお腹や、……胸も、腰のまわりも、全部。

そして、美希ちゃんとわたしが見ていることも気づいてない――それか、気づいてはいても無視したまま、
春香ちゃんと、千早ちゃんが………すごく下品な、媚びた声で、おねだりするみたいなことを、言い始めました。

春香「いやぁ…♥♥♥♥外だけじゃいやぁ♥♥♥♥おしりにもぉ、おま○こにもぉっ♥♥♥♥♥中に粘液びゅーびゅーしてくらしゃいぃ♥♥♥♥♥♥」

千早「イかせてぇ♥♥♥♥♥またイかせてっ♥♥♥♥♥スライムお○んぽ、ちょうらいぃ♥♥♥♥♥春香も私もイきまくらせてぇえ♥♥♥♥♥」

あちこち破れてすっかり汚れたマジシャンのお洋服を着たまま、くいっ、くいっとしきりに腰をくねらせて……
春香ちゃんも、千早ちゃんも、聞くにたえない言葉を口にし続けて、ぜんぜん止まる気配なんてありません。

美希「や……だぁ、もうやめて、ひぐっ、お願いやめでえぇ!千早さんっ、春香ぁ、どうしちゃったの、しっかりしてよぉっ!!」

金縛りにあったみたいに動けず、声も出ないわたしの隣で、美希ちゃんが涙声になって叫びました。
もちろんそれは春香ちゃんにも千早ちゃんにも、そしてゼリーみたいな生き物にも、届くことはありませんでした。

千早「はひっ♥♥♥はひぃぃ♥♥♥♥♥お○んぽ増えてりゅっ♥♥♥♥♥イソギンチャク思い出しひゃうぅ♥♥♥♥♥触手アクメきちゃうっ♥♥♥♥」

春香「ひゃぁあん♥♥♥♥♥しゅごい♥♥♥♥♥スライムしゃんしゅごいぃ♥♥♥♥♥イクっ♥♥♥♥もうイク♥♥♥♥イっちゃうぅ♥♥♥♥」

ぶじゅっ、ぶびゅぅっ、びゅるぅぅっ、ごぽ…ん、どぶっ、ぶちゅちゅ、ぐびゅ…っ!

出所がわからなくて妙に低い、地下でたくさんの液体が流れてるみたいな、そんな音がしたとたん……
ただでさえ切羽詰まっていた春香ちゃんと千早ちゃんの声の調子が、そこで明らかに変わりました。

春香「ひぁあぁああぁ♥♥♥♥♥♥♥♥媚薬粘液れてるぅ♥♥♥♥♥子宮おぼれちゃう♥♥♥♥♥イクぅっイグイグイグぅぅう♥♥♥♥♥♥♥♥」

千早「イくっ♥♥♥♥♥イかされちゃう♥♥♥♥♥♥粘液触手お○んぽに屈服しちゃう♥♥♥♥♥♥♥ああんっまたイクぅぅっ♥♥♥♥♥♥♥」




美希「ぐす………っ、…シャイニング・ミキ、ショウ・アップ!!」

雪歩「!?」

聞こえてきた声にはっとして隣を見ると、涙で顔をぐしゃぐしゃにした美希ちゃんが変身を済ませていました。
そのまますぐにでも二人のところへ突っ込んでいこうとする美希ちゃんを止めようとして、
生身じゃ到底相手になるわけないことを思い出し、わたしもあわてて後を追いかけて変身します。

雪歩「し、シャイニング・ユキホ……ショウ・アップ!美希ちゃん待って、落ち着いて、ねえ落ち着いてぇ!」

美希「放すの…放して雪歩おぉ!!いくら雪歩でも、ミキの邪魔するならやっつけちゃうよ!」

雪歩「美希ちゃん、どうやってあれやっつけるつもり!?その鉄砲使ったら二人に当たっちゃうでしょ!?」

なんとか羽交い絞めにして、美希ちゃんが特攻してしまうのは止められましたが、腕の中でじたばた暴れる美希ちゃんを
このまま押さえ続けていられる自信はとてもありませんでした。もともとの運動神経だってそうだし、
マジシャンとしても新米のわたしと、経験をある程度積んでるはずの美希ちゃんじゃ、とても勝負になりません。

美希「雪歩………雪歩は、あれ見て平気なの!?なんとも思わないの!?」

雪歩「冷静にならなきゃダメぇ!それ、千早ちゃんと春香ちゃん、両方捕まえてるんだよっ!?作戦なしじゃ勝てないよ!」

わたしが一番心配なのはそこでした。もちろんわたしよりずっと強い美希ちゃんだから大丈夫、とは思ってるけど、
美希ちゃんが得意の鉄砲を使えないまま、あの生き物に向かっていって……万が一、なにか罠みたいなものでもあったら?
ただのゼリーみたいなこれに、千早ちゃんと春香ちゃんがまとめて負けちゃう理由なんて、ほかに思いつきませんでした。

もちろんわたしだって、春香ちゃんを、千早ちゃんを、このままにしておいていいなんて思ってません。
こんな姿の二人はこれ以上一秒だって見たくないし、一刻も早く助けてあげなきゃ……!!
………でも……美希ちゃんの銃は当然、危なくて使えないし、わたしのスコップで凍らせるにしても
あれだけぴったりくっついていたら、確実に二人まで巻き添えにしちゃいます……

わたしたちが言い争っているのもどこ吹く風という様子で、またゼリーが体を震わせ始めました。

雪歩「えっ!?やめ……やめて!お願いっ、止まってぇ!?」

もちろんわたしの懇願なんか聞いてもらえるわけがなくて、ぐちゅぐちゅ言う音が、もっと激しくなって………

千早「お○んぽ♥♥♥♥♥おち○ぽしゅきぃ♥♥♥♥♥♥スライムも触手もいいっ♥♥♥♥♥♥春香のかたちしてたらなんれもいいのぉぉ♥♥♥♥♥♥」

春香「もう、ママにはなったからぁ♥♥♥♥♥♥つぎはお嫁さんにしてぇ♥♥♥♥♥♥スライムち○ぽで、いっぱいせっくすひてぇぇ♥♥♥♥♥♥」

美希「こんなのイヤぁあ!春香ぁ……!千早さんっ、おねがい、もうやめて……そんな顔、しないでっ……」

雪歩(ぁああ、どうしよう、どうしよう…!どうすれば二人を助けられるの、そもそも、本当に助けられるの…!?)

美希ちゃんを押さえつけながら必死に考えても、いい方法を、なにひとつ思いつけません。
その間にもずっと春香ちゃんと千早ちゃんの声がずっと響いていて、
水音もぜんぜん鳴り止まなくて、またパニックになりそうになった、そのときでした。

真美「ゆきぴょーんっ!ゆきぴょん、大丈夫ー!? おーい!」

亜美「ねえ、ミキミキーっ! どこ行っちゃったのー!」

真「雪歩、美希!返事してー!ボクたちも手伝うよ!」

伊織「貴音!律子、あずさ…!いるんでしょ!?返事しなさいよ、ねえってば!!」

思った以上に近くから、聞きなれた声がいくつも聞こえてきて、わたしはもちろん、
暴れていた美希ちゃんまで瞬間的にフリーズしたみたいに動きを止めました。
それより……四人ともこの近くまで来てる、ってことは……

P「どこにいるんだ、美希ーっ、雪歩ぉー!春香と千早は、それにあずささん達はもう見つかったか!?」

もっと近く、それこそドアのすぐ外くらいから、この建物の中にいる、唯一の男の人の声がして。
不意を突かれたせいで、反応が遅れちゃいました、早く、入ってきちゃだめって言わなきゃ、二人はまだ……!

雪歩「ぷ、プロデューサー!?…………えっと!あ、あのっプロデューサー!真ちゃんたち、みんな連れて―――」




雪歩「ぷ、プロデューサー!?」

さんざん叫んでいた甲斐あって、ようやく返事が聞こえてきた。
距離からして、とりあえず雪歩はメインスタジオの中にいるらしい。もう目と鼻の先だ。
美希も一緒なのかどうかはまだわからないが、まずはそばにいる雪歩と合流したほうがよさそうだった。

P「その声、雪歩、そこにいるんだな?よかった、なかなか見つけられなくて正直、不安で……」

雪歩「…えっと!あ、あのっプロデューサー!真ちゃんたち、みんな連れて――」

俺が声をかけてから少し間があって、それから焦ったような調子の雪歩の声がした。

P「ああ、大丈夫だ、四人ともちゃんと一緒に連れて来てるよ。それより春香と」

なにか変わったにおいが強くなってくるのを感じながら、俺はメインスタジオの中へと足を踏み入れて、
雪歩に羽交い絞めにされたまま硬直している美希と、美希の後ろで顔面蒼白になっている雪歩と、

P「千は………… や ……ぁ?」

半透明の馬鹿でかい、ぐにゃぐにゃ動くゲル状の魔物……いわゆる、スライムと、

春香「あぁんん♥♥♥♥いいよぉ♥♥♥♥おしりもおま○こもいっぱいにひてぇぇえ♥♥♥♥♥♥♥」

千早「ひぃっ♥♥♥♥あひっひあぁあ♥♥♥♥♥お○んぽ♥♥♥♥おち○ぽもっとぉっ♥♥♥♥♥」

それに全身からめとられて、凌辱を受け、そして悦びに咽び泣いている春香と千早の姿を見た。




雪歩「真ちゃんっ!!三人と一緒にそこにいて!!絶対こっち来ちゃだめぇぇっ!!」

真「はっ!?は、は、はいっ!えっ、そ、その声雪歩だよね…?」

雪歩「いいから今は言うとおりにしてお願いいっ!!!」

後悔で、頭も心も、真っ黒に塗りつぶされた気分でした。

今の春香ちゃんと千早ちゃんの姿は、プロデューサーに、絶対に見せちゃいけないものだったはずなのに。
それに、二人からすれば、絶対にプロデューサーにだけは見せたくない姿だったはず、です……

せめて真ちゃん、それから伊織ちゃん、亜美ちゃん、真美ちゃんにも……こんなの、見せちゃいけません。
たった今やってきたプロデューサーに続いて、みんな今にもこっちへ入ってきそうな気配を感じ、
わたしは思いっきり叫んで、真ちゃんの面食らったような返事を聞いて少しだけ安心しました。

プロデューサーはまだ、立ち尽くしたまま動きません。その目線は確かに春香ちゃんと千早ちゃんのほうに向いていて、
でも、一歩中へ入ってきたっきり、プロデューサーは声も出さず、身動きひとつ、していませんでした。

朝、事務所で別れたきり会っていなかった春香と千早が、確かにそこにいた。
二人ともマジシャンのコスチュームをまとったままなのは、変身しなければいけないような事態があったからだろう。

だがそのコスチュームはあちこちがはだけられて露出が非常に増え、胸なんかは丸見えにされてしまっていた。
それだけでなく、あちこちが水を吸ったように色が変わり、肌に重苦しくまとわりついている。

……吸ったのが水ではないことは、二人の顔や身体のあちこちにへばりついている液体を見ればすぐわかった。
付着していない部分のほうが少ないような有様で、まるで全身がてらてらと光っているみたいに見えてしまう。

春香「ひあぁあ♥♥♥♥あはぁん♥♥♥♥♥んっ、んんっ…♥♥♥♥」

千早「あっぁっ、そこいいっ♥♥♥♥♥♥きゃひぃぃ♥♥♥♥♥」

スライムに突き込む動きを加えられるたび、赤と青のスカートの裾がひらひらと揺れ動く。
そして、ふたりの口からは、聞いたこともないようなふやけた悲鳴が上がり続ける。

春香にも、そして千早にも、足の間に触手みたいに伸びたゲル状の軟体が10本と言わず群がっていた。
そいつらが先を争って春香と千早の中へ入り込み、我が物顔にぐちゅぐちゅと前後してピストン運動を加え、
見てわかるほど激しく、びくびく脈打って……そして、中に、なにか吐き出しているのが見て取れる。

確かに『性隷戦士シャインマジシャンズ』でも、こういうイベントシーンはあった。
でも、それは所詮、ゲームの世界の話だったはずだ。
それに………ゲーム序盤の負けで、マジシャンがここまで快楽の虜にされるようなことはなかったはずなのに…!

千早「あぁっ、激し、っ♥♥♥♥ま、またイカされっ…♥♥♥♥♥んぶぅぅ♥♥♥♥♥れろっ、ちゅ、んふ…♥♥♥♥」

呆然と見ている前で、千早の空いている口にスライムが無理やりに体をねじこんだ。
強制されているようにしか見えないのに、千早はまるで歓迎するかのように目を細め、表情もうっとりと蕩けさせると
初めてじゃないどころか、まるで何度もやったことがあるかのように丹念に、巧みに、口の中のスライムに吸い付く。

春香「やぁん♥♥♥♥んんっ♥♥♥♥また、ぺろぺろしてほしいの?いいよっ…♥♥♥♥♥んくっ、じゅるっ、ちゅっ♥♥♥♥♥」

春香のほうはもっとひどい状況だった。口に勝手に入り込まれるのではなく、顔の前にゆらゆらと漂うスライムの体、
しかも男性器みたいな形状のそれを春香のほうから躊躇なく手に取り、優しく口元へと導いて一気にくわえこむ。
そして、喉まで届きそうなほど深くスライムを飲み込むと、上半身まで揺すりつつ、口とのどでの奉仕を始めていた。

P(………あの夜も、春香は、イソギンチャクみたいな化け物に………そして、俺はあのときも、何も………)

すぐにやめさせなくては、助けなくては、と思うのに、身体が動かない。声すら出せない。

春香「………っぷぁ、は、っ♥♥♥♥あっ♥♥♥♥や♥♥♥♥♥はぅうっ♥♥♥♥はぁ、んんっ!♥♥♥♥♥あぁあーーーーっ♥♥♥♥♥♥♥」

千早「ん、んん、ぷは♥♥♥♥あひぃぃん♥♥♥♥ひぁっ♥♥♥♥♥らめっ♥♥♥♥らめぇ♥♥♥やんっ♥♥♥♥んあぁ♥♥♥♥」

二人の口に入っていたスライムが外へずるりと抜け出てきて、かわりに下半身のほうで出入りする動きを速める。
それに合わせ、春香も千早も喘ぎ声のペースを加速させるのを、俺はぼんやりと聞くでもなく聞いていた。
目の前の光景に現実味もなにもなさすぎて、頭がまるで追いついていないことだけを、今さら辛うじて自覚する。

千早「イクッ♥♥♥♥♥らめっまたイクう♥♥♥♥♥粘液いっぱい出てるぅっ♥♥♥♥♥♥はひっ♥♥♥♥♥あひぃぃい♥♥♥♥♥♥♥♥」

春香「なかにあついの来てりゅ♥♥♥♥♥スライムち○ぽ♥♥♥♥♥びゅくびゅくしてゆぅ♥♥♥♥♥イくっ♥♥♥♥♥イッグぅぅう♥♥♥♥♥♥」

どうしていいのかわからない、と顔に書いてある、今にも泣き出しそうな雪歩と、顔を伏せたまま泣いているらしい美希。
二人も、それに俺もここに存在していないかのように激しく喘ぎ、スライムと絡み合って身もだえしていた春香と千早が
揃って身体をびくびくと震わせ、ひときわ大きな嬌声を上げると絶頂に達したことをあられもなく告げた。

P(そんな……春香………… 千早まで、こんな弱そうな相手に……… ……あんな顔、俺は一度だって見たことない………)

春香「あ、ぁあ♥♥♥♥まだらひてるぅ♥♥♥♥♥おなか、たぷたぷになっひゃう♥♥♥♥♥♥またママにされちゃうぅっ♥♥♥♥♥♥」

千早「もったいない、ぃ♥♥♥♥♥媚薬粘液こぼれちゃうのぉ♥♥♥♥♥♥おひりもぉ♥♥♥♥♥おま○こも締められないぃ♥♥♥♥♥♥」

口も性器も、後ろの穴までスライムに犯し抜かれ、注ぎ込まれて入りきらない白濁液をあふれさせ、
それでも悦びの声を上げる担当アイドルたちの姿を見て………俺は、ただ立ち尽くしていることしかできない。



「…………………………… なに、よ。どう、なってるのよ、これ」



魂がほとんど抜け落ちかけていたせいで、その声で、すぐ後ろに誰かが立っていることに気づくのにすら、何秒か必要だった。

亜美と真美が、美希や雪歩の名前を呼ぶのに集中しすぎてちょっと離れそうになって、気づいた真が数歩引き返した。
そういうわけで、雪歩の声が聞こえたとき、わたしがアイツのすぐ後ろに並んでいたのは本当にただの偶然だった。

だからアイツが声に反応して、雪歩に話しかけながらスタジオに足を踏み入れて、
そしてすぐに凍りついたみたいに動きを止めたのも、わたしはただの偶然だと思っていた。
入口周りにやたら機材とかが転がっていたから、アイツの足元にもなにか邪魔なものがあるんだろう、くらいに。

だからわたしは深く考えず、棒立ちになっているアイツのすぐ後ろまで近づいて、
ちょっと様子をうかがうだけのつもりで、首を伸ばしてスタジオ内をのぞきこんだ。

最初に目についたのは雪歩に羽交い絞めにされている美希で、わたしは少なからず混乱した。
雪歩も美希も探してたのは事実だけど、なんでそのふたりがお互いに邪魔し合ってないといけないの?

そのとき、別のものが目に飛び込んできて、わたしはすぐ前に突っ立っているアイツ同様棒立ちになった。



春香「………っぷぁ、は、っ♥♥♥♥あっ♥♥♥♥や♥♥♥♥♥はぅうっ♥♥♥♥はぁ、んんっ!♥♥♥♥♥あぁあーーーーっ♥♥♥♥♥♥♥」

千早「ん、んん、ぷは♥♥♥♥あひぃぃん♥♥♥♥ひぁっ♥♥♥♥♥らめっ♥♥♥♥らめぇ♥♥♥やんっ♥♥♥♥んあぁ♥♥♥♥」



着ているものこそマジシャンの衣装だったけど、間違いなく、わたしの知ってるはずの、春香と、千早。
だけど、顔も、声も、わたしが知ってる二人じゃなくなっていた。

伊織「…………………!? …………っ、…………」

はるか、ちはや、と声に出しているはずなのに、自分では叫んでいるつもりなのに、いつまでたっても音にならない。
どうやったら声が出せるのか忘れてしまったみたいになって、わたしは馬鹿みたいに口をぱくぱくさせていた。

つい先日、事務所に湧いて出てきて、美希に即座に片付けられた、スライムとかいうモンスター。
そいつとぱっと見はよく似ているけど、サイズは数倍以上で、それに色味も少し違うやつがそこに鎮座していて、
春香と千早の身体を好きなように弄んでいるようだった。
……ようだった、というのは、よく見えなかったのと、何より………よく見たくなかったから。

美希は今では本格的に泣きじゃくり始めていた。その後ろの雪歩も絶望しきったひどい顔になっていて、
そして、背中しか見えないけど、アイツはおそらくその両方をごちゃまぜにしたような顔をしてるはずだった。

何ぼさっとしてんのよ、今すぐ二人を助けなさいよ!! ―――思わずそう怒鳴ろうとして、すぐに考え直す。
それでどうにかできるなら美希も雪歩もアイツも、とっくの昔にそうしているはずだ。
まず、マジシャンでもないアイツが手を出すのは危険なんだろうし、それはわたしにしても同じ。
それに美希や雪歩の場合、得物が相手を貫通したり、凍らせたりする以上、へたにあれに手を出すと
春香や千早にも被害が及んでしまう、と、おそらくはそういうことなのだろう。

伊織(でも……じゃあ何?ずっと見とくしかできないってこと?……このまま、あれを!?)

我を忘れて思わず春香たちの方に目をやってしまった瞬間、蠢いているスライムの動きが最高潮に達し、
本体と、それから伸びている体のあちこちがぶくっと膨れて痙攣している……ように見えた。

根拠も何もなく、これから起こることを見てはいけない、と感じて目をそらそうとしたけど、もう遅かった。

千早「イクッ♥♥♥♥♥らめっまたイクう♥♥♥♥♥粘液いっぱい出てるぅっ♥♥♥♥♥♥はひっ♥♥♥♥♥あひぃぃい♥♥♥♥♥♥♥♥」

春香「なかにあついの来てりゅ♥♥♥♥♥スライムち○ぽ♥♥♥♥♥びゅくびゅくしてゆぅ♥♥♥♥♥イくっ♥♥♥♥♥イッグぅぅう♥♥♥♥♥♥」

一度だって聞いたことのない大声で春香も千早もすさまじい叫び声をあげて、身体をがくがくと大きく震わせる。
その身体の揺れるリズムがスライムの体の震えの周期とほとんど重なっていることに、いやでも気づいてしまった。
はっきりと何をされているのかはわからない……知りたくもないし絶対にわかりたくないけど、
スライムに、なにかとてつもなく悪い目に遭わされている、ということだけははっきり理解できてしまう。

伊織(ひっ………な、なにっ!?)

スライムが特に激しく動いていたように見える、二人の足の付け根あたりから、ぼたぼた何か垂れ落ちていた。
それはゆっくりと糸を引きながら滴るとべちゃっと音を立てて張りつき、床に水……というか粘液溜まりを形作る。

伊織(これ……っ、この間のスライムも………ま、まさか、わたしのことも、こうするつもり、で…!?)

おぞましすぎる。響がなにを考えているのか、本当に心の底から理解できないししたくもない。
こんな状況だというのに寒気がして、思わず両腕を抱えたとき、わたしの視界の端になにか映るものがあった。

最初はなにかゴミのかたまりのように見えた。
スタジオの床に散らばった、機材の一部か、それか小道具の残骸だろうと思った。

でも、そうじゃなかった。よく見ると―――よく見なくたって―――見覚えのあるもの、ばかりだった。


いかにもお尻のサイズの大きそうな、脱ぎ捨てられたジーンズと、それに色を合わせたレザーブーツ。

そこまで大きくない、少なくとも絶対に男性用じゃない、シンプルで質のいい黒のジャケット。

どうみてもそこらのお婆ちゃんが肩に巻いてそうなのに、不思議と品よくも見える気がする、臙脂色のストール。


どれも、わたしが、とても見知った品物ばかりだった。当然、持ち主のことだってよく知ってる。
身に着けるものだけがここにあって、本来ここにいるはずのそれらの持ち主が、誰一人ここにいない。
持ち主たちは今のところ護衛される立場で、その護衛役だった二人はあまりにもひどい目に遭わされている。

考えたくないのに、勝手に情報が頭の中で整理されて、想像したくもない最悪の現実が目の前に落ちてくる。

つまり、美希のところでも、雪歩のところでもなくて、響たちの本命はここだったということ。
春香はともかく経験も積んでるはずの千早まで、連中はどうにかして、無力化して……そして、あんな目に。
そうしなければならなかった理由は、いまこの場にいる、そしてこの場にいないメンツから考えて、ひとつしかない。

貴音も、あずさも、律子も、まとめて捕まえられて、連れて行かれた、ということだ。
そして春香と千早がされていることを思えば、おそらくは、同じような、あるいはもっとひどいこと、を………!

伊織「…………………………… なに、よ。どう、なってるのよ、これ」

気が付いたときには勝手に口が言葉を紡ぎ出していた。
ようやく気づいたらしいアイツがびくっと身を震わせてこっちを振り返る。
案の定、頬に滴が伝ったらしい跡が見えた。

伊織「なんなのよ……ふざけるんじゃないわよ。何してくれてんのよ!?」

どうしようもない怒りがお腹の底から思いきり湧き上がってきて、それが勝手に叫びになった。
雪歩も美希も、わたしがいることにようやく今気づいたような顔でぽかんとこっちを見ていて、
それがまたどうしようもなくカンに触って、わたしの怒りを燃え上がらせる。

響が憎かった。
あずさたち三人を勝手にどこかへ連れて行くのもそうだし………春香と千早に、どうして、こんなことを。
悪の総帥、なんてぜんぜんピンと来なかったけど、ここに至ってようやくその本質がわかった気がした。

春香と千早にも腹が立った。
こんなことにならないためにここに居たはずなのに、どうしてこんなひどい目に。
なんで早い段階で、美希なり雪歩なり、それかアイツなりに、助けを求めなかったのか。

雪歩にも美希にも、それからアイツにも、腹の虫がおさまらない。
せっかくマジシャンとして戦えるなら、もっと早く千早たちを助けてあげられなかったのか。
それにプロデューサーを自称するなら、ピンチになってることくらいなんで察してやれないのか。


でも、わたしが一番憎たらしくて腹立たしいのは、弱くて見ていることしかできないわたし自身だった。
マジシャンになれるわけでもない、大人としての経験で、みんなを引っ張っていくことができるわけでもない。


そして………親友を勝手に連れていかれて、おそらくユニットの仲間も、同じ目に遭わされて。
さらに目の前で死ぬほどひどい目に遭ってる仲間を助けてあげることもできないなんて、悔しくて、腹が立って仕方がない!!


伊織「…………いい、そこの汚らしいの、動くんじゃないわよ、今すぐ消し飛ばしてやるんだからぁあああぁっ!!」


頭に血が上りすぎてこのまま倒れるんじゃないか、とぼんやりどこかで考えながら、
わたしはただもう素直に、思ったことを、そうしてやりたいと感じたことを、思い切り力を込めて叫んだ。


「ちょ………デコちゃんっ!?」

「わ、わぁっ、きゃぁあっ!」

「うおぉぉぉお!?」


さらにぼんやりしていく意識の中で、口々に何人か叫んでいるのを聞いたような気がした。


……
…………
………………


P「………ど、どうなってるんだ……?」

いつの間にか後ろに伊織が立っていることに気づいて、この光景をこれ以上見せてはだめだ、と焦るうちに
伊織がなにかをとてつもない大声で叫んだ、ところまでは覚えている。その直後、部屋が眩い光でいっぱいになって……

雪歩「き………消え、た…?」

気が付くと、あのおぞましいスライムだけが部屋から姿を消していた。
一方で、同じ光を浴びた雪歩も、美希も、それに至近距離で直撃を受けたはずの俺も、特に変化はない。

P(………待てよ、スライムが消えた、ってことは)

美希「ち、千早さんっ!!春香ぁああ!!!」

俺がその考えに至るより早く、美希が絶叫しながら走り出し、折り重なるように倒れた春香と千早に駆け寄る。
一瞬遅れて、雪歩も俺も走り寄り、あわてて美希のそばにしゃがみこんだ。

美希「は、るがぁああ………!ちは、ぢはやざぁあん、うわあぁあん……!!」

雪歩「美希ちゃん……美希ちゃんっ!気持ちはわかるけど、落ち着いて、まずは二人の手当をしないと……!」

まるで死人にとりすがるような勢いで二人に抱きついて泣き叫ぶ美希を、雪歩の助けを借りてそっと引き離し、
俺と雪歩は改めて、ぐったりと倒れたままの春香と千早の様子を確認した。

医者ではないから詳しくはわからないが、少なくとも、呼吸は正常なように見える。
それに、あれだけの凌辱を受けていたはずなのに、顔や肌がおおむね綺麗な状態に戻っていた。
ただコスチュームは修復されていないし、それに春香とイソギンチャクのときのことを思い返せば
目を覚ましたあとで回復している、ということは期待できそうにない。

雪歩「………でも、助けてあげられただけでも、よかったです…これ、やっぱり伊織ちゃん、が…?」

その言葉でようやく思い出し、雪歩と俺は弾かれたようにタイミングを揃えて振り返る。
同時に、めいっぱい泣いて少し落ち着いてきたらしい美希も顔を上げ、俺たちにならった。

三人の視線の先、伊織が立って肩で息をしていた。
その小柄な身体は、春香や千早と同じマジシャンのコスチューム………
それも、要所にピンク色があしらわれたものに覆われている。

P「………………… 伊織……まず何より、ありがとう。本当によくやってくれた」

とりあえず何を言ったものかわからず、つぶやいた俺の方を見て、伊織は口角を少しだけ上げてにっと笑い、
―――そしてそのまま糸が切れたようにばったりと倒れ込んだ。

雪歩「伊織ちゃん!!」

美希「デコちゃんっ、デコちゃんしっかりして!?」

真「……えーっと、ボクら、そろそろ入っても………ってちょっと、どうしたの伊織ぃっ!?」

真美「はるるん、それに千早おねーちゃんも!無事だったんだね!?」

亜美「ね、ねぇ、にーちゃん……お姫ちんは?律っちゃんどこ?それにあずさお姉ちゃんも……いるんだよね!?ね!?」

伊織が気絶するのとほぼ同じタイミングで、廊下で待ちきれなくなった真と真美、亜美が室内へやってきて、
スタジオ内は一気に混乱の度合いが加速してしまう。

伊織がマジシャンとして覚醒したことすらもう、単純に喜んでいいこととはとても言えなかった。
貴音と律子、あずささんがブラックジャンボに連れ去られてしまったことはほぼ確定で、
それに………あんな凄惨な凌辱を受け続けた春香と千早をどうすればいいかも、皆目わからない。

おそらくもう事情を悟っている伊織はともかく、真たち三人にはいずれ事実を伝えなくてはいけないと知りつつ、
その辛い役目を果たすのを少しでも先送りにしたくて、俺は春香たちを搬送する手筈を整えることに集中した。

………………
…………
……



雪歩『伊織ちゃん!!』

美希『デコちゃんっ、デコちゃんしっかりして!?』

真『……えーっと、ボクら、そろそろ入っても………ってちょっと、どうしたの伊織ぃっ!?』



やよい「わー……やっぱり伊織ちゃんすごーい!これで次から、伊織ちゃんとも遊べますね、響さん♥」

伊織が倒れ、真たちも合流し、てんやわんやの室内の様子を古めかしい水晶玉で眺め、やよいがはしゃぐ。
単なる遠隔透視魔法の一種なのだが、「こういうのは雰囲気が大事なんだぞ!」と主張して水晶玉に投影していた本人はといえば、

響「うぅ”………ごめんねスラ美2号、ごめ"んなぁ………」

伊織に一瞬で蒸発させられた忠実な魔法生物のことを悼み、やよいの隣で水晶玉をのぞきこみつつ涙に暮れていた。

やよい「あ、ああっ、その、元気出してください響さん!やっぱりスラ美2号ちゃんも、連れてかえってあげるべきでしたね……」

響「いや、いいのさー……ちゃんと聞いたんだ自分、そしたらあの子、『最期マデマジシャンヲ凌辱スルノガ私ノ存在意義デス』って……」

言葉ではそう言いつつも沈んだ顔の「総帥」を、幹部筆頭はしばらく慰め続けなければならなかった。




響「ま、それはさておき、だよ」

献身的なやよいの看護?で立ち直った響は改めて姿勢を正し、もう一度映像を見直す。
スローモーションで再生された遠隔透視映像は、圧倒的な光量に飲み込まれた媚薬スライムが
端の方から分解されるように消滅していくさまを克明に捉えていた。

響「伊織がそろそろマジシャンとして覚醒しそうなのはわかってたけど……この火力、なかなかあなどれないぞ」

やよい「タフなスラ美ちゃんなのに、しかも美希さんたちは無事なままで、いっぱつでやっつけちゃいましたね、伊織ちゃん」

響「だねー。とりあえず次のはないちもんめは、あんまり無理しないで様子見がいいかなー」

そう言いながら響は指を宙に軽くさまよわせ、片手間に部下の一人への精神接続を行うと
ごく気軽な口調のまま、状況の確認と指示を始めた。

響「はいさーい、自分だけど。対マジシャンの実戦データ踏まえた改良版スラ美の追加生産ペース、どんな感じになりそう?」

『はっ。1週間内外には全戦闘員に対し、カプセル状態での配備が可能です』

響「おおっ、さっすが自分のブラックジャンボ!全員分揃うまで待たなくても、できたぶんから配っちゃっていいからね」

『はっ、畏まりました』

響「あ、そうだ、それとさ。今すぐに改良版スラ美3匹ぶんくらいこっちに届けて、って言ったらどれくらいかかる?」

『10分……いえ、5分頂ければ十分です、響様。基本構造はさほど変わってはおりませんので』

響「よしよし、カンペキ!じゃあ悪いけど、出来上がりしだいよろしくねー」

『仰せの通りに。その際は総帥室へお持ちすればよろしいでしょうか?』

響「あはは、いやいや、違うってば。尋問・調教室のほうにおねがい」

『……! はっ、では、さっそく作業にかからせていただきます』

響「ありがと。頑張ってねー!」

部下との通信を終えた響にやよいがそっと近づき、無邪気な顔で提案を始める。

やよい「響さん、響さん。スラ美ちゃんだけじゃなくてイソ助くんも呼んだらどうですかー?」

響「ん?………あ、そっか、なるほど!言われてみれば、三人ともイソ助『は』未経験だもんね」

やよい「はい!けーけん者として、効果はわたしが保証しちゃいますーっ♥」

ほがらかに笑いながら、ブラックジャンボの最高幹部とその腹心の楽しげなおしゃべりが続いていた。

Pが帰ってきたよ!(ほぼ5か月ぶり)

そしてひびたかはまだだよ!

なんで次回の投下予告を最近やってないのかというと、ぶっちゃけなかなか書けないからです。本当にすみません。
予告して嘘言ったことになるのが嫌で、それなら言わないほうがよくね?という自己中心的な考え方でした。

今月中に次スレも理想論だし、っていうか残り20レスで終われるかどうか。
あくまで理想、ということでいえば、次の土日に新スレ立てて仕切り直しが一番いいんです、もちろん。

ところで、ひびたかは安価指定の際にレズセと来てますから基本は断固レズセでいきます。がんばります。
だから生えたりはたぶんしない。せっかくアイディアくださった方はごめんなさい。
でも、展開的になんとなく察しはつくと思いますが、ひびたか前にあずりつたか的な感じ。の予定。
そっちは生えたりするかもしれないししないかもしれない。ノリ次第です。

あくまで予定です。
理想を言えば今週半ばくらいまでにこの引き延ばしまくったエロ関係を片付けて、
次週末に新スレたててまたはないちもんめしようぜ、というところです。
先に言っときますができない可能性も大いにあります。できなかったらごめんなさい。

わりといろいろ押し迫っています。
最大3週間くらい空く可能性があります。ごめんなさい。

3週間はかからなかった、と言いたいけど、前回投下してからだと余裕で3週間経ってた。
ひびたか直前までとりあえず書けたものの、分量およびレス数的に残りで収めるのは厳しい……

ですので、今週末に新スレ立てて、今の部分の続きから一挙に投下しちゃうことを目指します。
※努力目標です

新スレ先に立てて、書けた分だけ先においておくってのも考えましたが、
どうせならスレ立て+一挙投下の勢いでごりごりやってれば
気づいて戻って来てくれる人とか、新規に興味持ってくれる人とかがひょっとしていないかな、みたいな皮算用。

23日になるかな、と思います。
次はルール思い出してもらうのもかねてまたはないちもんめのコンマ戦闘です。
誰が参戦できるのかとかそういうのは、スレ立てる時に改めてご説明させていただきます。

毎回お待たせしてごめんね。

今晩、早めに、20時前くらいまでにスレを立てまして、ひびたか部分まで新スレで投下します。

その後、できれば21時くらいから、新たに本編を投下していきます。
というかそこは前回のお知らせどおり、6か月(!)前の防衛戦の続きということになるわけですが。

ですので、お暇な方はどうぞご参加ください。
基本コンマ踏んでね、という話ですが、防衛担当の割り振りとか、場合によってはエロ安価とかありえます。



それと、これは今日すぐにという話ではないですし、全部採用させてもらうとの確約もできませんが
いわゆるエロトラップについてこういうのが見たいというアイディアがあれば
新スレとかこのスレの残りとかでお聞かせください。どうぞお気軽に。

それではもう暫しおまちください。

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