【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その4 (1000)

このスレは【魔法少女凌辱ネタのエロゲみたいなやつです。>>1の嗜好妄想全開です。苦手な方はブラウザバック推奨】
(初代スレ>>1より一部引用)


R-18展開はもとより、安価・コンマ等の結果次第では胸糞展開などの恐れもありますのでご注意ください。


過去スレ

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1428580545
(初代のスレ:◆XYOp.99oZs氏による1周目スタート)

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その2
【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その2 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1433005737/)
(2代目スレ:◆XYOp.99oZs氏による1周目完結 & ◆MTFYlAtjLqN7氏による2周目スタート)

【エロゲ風安価】春香「魔法戦士ですよ、魔法戦士!」その3
(3代目スレ:◆MTFYlAtjLqN7氏による2周目完結)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1460289968

初見の方や、しばらくぶりでなんかよく覚えてない方用まとめ

 アイマス+エロゲ風世界(※変身ヒロイン凌辱モノ)

 基本的に春香がメイン(でヤられる)ヒロイン、Pは補佐役的ポジション

 主人公サイド:シャインマジシャン(ズ) vs 敵組織:ブラックジャンボ(軍)

 だいたい765のアイドルの誰かが黒幕になってる

 春香の目的:敵組織をやっつけて黒幕を元に戻す、あるいは元の世界に戻る

 ※ちなみに今までの2周はいずれもシャインマジシャンズの完全敗北に終わりました(だいたいコンマのせい)


最後の項目は別として、今回も上記をだいたい踏襲する予定です。

なお今回の>>1は基本的に765でしか書けません。
あらかじめその点はお詫びしておきます&どうぞご了承ください。



大事なことなので、もう一度、注意喚起です。

【R-18展開はもとより、安価・コンマ等の結果次第では胸糞展開などの恐れもありますのでご注意ください。】



次のレスより始めていきます。

その日に限って派手に転んだのは、わたしじゃなくてプロデューサーさんでした。

半休をとって午後から出勤してきたプロデューサーさんは妙にほくほくした顔で、
でもそのせいか足元への注意が、お留守になってしまってたらしく…

P「おつかれさうわだぁああああっ!?」ズッシャアアア

小鳥「プロデューサーさん!?」

春香「わああ!? だ、大丈夫ですかっ!?」

わたしでもめったにやらないレベルの見事なスライディングを決めちゃうプロデューサーさん。
あわあわしながら小鳥さんが事務机から立ち上がります。

わたしもすぐ駆け寄ろうとしたそのとき、プロデューサーさんが手に持っていたカバンから
DVDケースくらいの大きさの箱が滑り出てきて、ちょうどわたしの目の前で止まりました。

春香(ん……?なんだろ、これ?)

床に置いとくわけにもいかないので拾い上げてみます。
見た目のサイズの割には、けっこう軽い感じが手に伝わってきました。

ステージ衣装みたいなのを身にまとった女の子が、箱の表で大きくポーズをとっています。
年はたぶん、わたしとあんまり変わらないくらいで、でもきりっとした表情で、なんだかかっこいい。

なんとなく、小学生くらいの頃、日曜日の朝に放送されてたアニメを思い出しました。
ふだんは学生だけど、いざというときは変身して悪の組織と戦う魔法少女とか、ヒロインとか、そういうの。

その手のアニメのDVD、なのかな? プロデューサーさん、こういうのが好きなんでしょうか。
よく考えたら、プライベートでどんなテレビ見てるのかなんて知らないなぁ…

P「あたた… いや、大丈夫です、音無さん。お騒がせしてすいません」

小鳥「ホントですか? 思いっきり頭から突っ込んでましたよ?」

なんて言ってる間にプロデューサーさんは起き上がり、照れくさそうに頭をかいています。
よかった、とりあえずは無事だったみたいです。そうだ、このDVD、渡してあげよっと。

春香「ケガとかしてませんか、プロデューサーさん」

P「ああ、どこも痛くないよ。悪い、春香にもみっともないとこ見せちゃったな」

春香「そうそう、これ、さっきカバンから落っこちちゃってましたよ」

立ち上がろうとするプロデューサーさんに、箱を手渡そうとすると。

P「え? 俺、なにか落としt……!?!?」

小鳥「どうしたんですか? 春香ちゃん、いったい何を持って… ッッ!?」

わたしの方を見たふたりが、一斉に固まります。え、え?

小鳥「ぷぷぷプロデューサーさんっ!?なんてモノ事務所に持ってきてるんですかぁ!!」

たっぷり数秒の間を空けて、小鳥さんが顔を真っ赤にして大声で叫びました。
えっ、アニメのDVDって、どっちかっていうと小鳥さんのほうが好きそうなのに…

P「ち、違います、誤解ですよ音無さん!! これあくまでプライベートで!」

小鳥「当たり前です、っていうかプライベートでも持ってきていいモノじゃないですよ!?」

P「だってスケジュール的に、受け取れるタイミングが今日の午前だけで… いや、その前に音無さん?」

小鳥「なんですかこの変態ぃ!いくらプロデューサーさんでも、しょ、触手スキーだなんてそんな…」

P「…なんでパッケージ見ただけで、これが『そういうの』だってわかったんですか?」

小鳥「ピヨッ!?」

……ダメです。わたし、ふたりの言ってることがさっぱりわかりません。

春香「あ、あのー、小鳥さん、プロデューサーさん?よかったら説明してほしいかなー、なんて」

P「すまん春香、ちょっと後にしてくれ!」

小鳥「まだ春香ちゃんには早いわ、っていうか知らなくていいの。むしろこっち来ちゃダメ」

…結局、そのあとどれだけ聞いても、ふたりは何も教えてくれなかったのでした。
うーん、なんだったんでしょう?


一日のレッスンが全部終わって、わたしは事務所を出ました。
日が落ちて、あたりはすっかり暗くなってしまっています。

のんびり歩きながら、頭に浮かぶのは昼間のDVDのこと。
魔法少女、変身ヒロイン。昔はそういうの喜んで見てたなあ、となつかしい気持ちになります。

でも考えてみたら、今のわたしも、似たようなものかもしれません。
いつもは高校生してるけど、いざアイドルとして舞台に出るときは
きらきらした衣装で変身して、あのパッケージの女の子みたいにびしっと決めちゃうんです!

まあ、まだまだ駆け出しのわたしは、そこまでヒロインできてないですけどね。たはは…


春香「…あっ!」


そんなことを考えてふっと目を上げたその瞬間、夜空をすっと流れ星が横切りました。

それを見たわたしは、さっきまで考えてた意識の流れのまま、ごく自然に、心の中で唱えました。


(あのDVDの女の子… あんな、魔法少女みたいなヒロインに、なれたらいいな)


……口には出さないまま、言い終わったそのとき。

流れ星が一際強く輝いたような、そんな気がしました。



………………

…………

……

……

…………

………………

っと、いけない。なんだかぼーっとしちゃってました。
今はわたし、家へ向かう途中の河川敷を通っている最中です。
街灯はあるのでそう暗くないけど、ひと気はあまりなくって、正直、ちょっと怖いところです。


がさがさごそごそ、と、近くの草むらで大きな音がしました。


…た、たぶん、今のは野良猫です。このへん、けっこう見かけるんですよ。
響ちゃんがいてくれたら、遊び相手してあげられるんだけどなあ…


がさっ、がさがさがさ。


…………明らかに、猫のサイズが立てる音じゃありません。
しかも、わたしの気のせいじゃなければ… こっちに、近づいてきてます!


がさがさがさがさ!


春香(なに、何っ!? 急いで…に、逃げなきゃ!!)

頭ではわかっているのに、足がうまく動いてくれません。
せめて音の正体を確認しようと思って振り向いたわたしの目の前にいたのは、
わけのわからない生き物でした。

全体としては、図鑑やテレビ番組で見たことのある、イソギンチャク、が近いでしょうか。
前から見るとボールみたいなかたちの本体があって、
両サイドから象のような、ずんぐりとした足が生えています。

そして、その球の上の部分からは…… 宙に持ち上がって動いている、
ひものような、ぐにゃぐにゃしたものがたくさん。
…ちょっと、じゃないです。ううっ、よく見ちゃうと、かなり気持ち悪いよぉ……


っていうか、こんな生き物、この世にいるわけありません。
これ…まさか、ひょっとして、夢?


そう思ったとき、さらに夢みたいな不思議なことが起こりました。


春香「えっ、な、なに、今度はなんなの!?」

わたしの胸のまんなかあたりから強い光が放たれます。
自分でもまぶしいくらいなのに、不思議と熱さや痛みはありません。
むしろ、身体の奥から力がわいてくるような、お日様をいっぱい浴びているような温かさを感じます。

春香「……っ?」

何十秒も続いたような気がしたけど、実際にはたぶん、数秒だけ。
それが過ぎたあとで光は消え去り、あたりにはまた暗い夜の空間が戻ってきます。

そこでようやくわたしは、自分が着ていた制服がぜんぜん違うものに変化していることに気づきました。

春香「ちょっ… こ、これって!?」

あの、プロデューサーさんの持っていたDVDの表紙の女の子。
彼女が着てたのとよく似てる……これ、わたしが、魔法少女……に、変身しちゃってる!?

春香「………あ」

いろんな情報が、いっぺんに頭に流れ込んでくる感じがします。


  ブラックジャンボ… 世界の平和を乱す、悪の組織…


          対抗できるのは、愛と正義の心を持った魔法戦士だけ。


その魔法戦士たちの名前は、シャインマジシャン。


       わたしは、その選ばれたシャインマジシャンのひとり、シャイニング・ハルカ。



不思議と、疑問に思うようなことはありませんでした。
ただ自然と、それが今のわたしだ、ということを受け入れる気になります。

目の前にいる不思議な、気味の悪い生き物は、悪の組織ブラックジャンボの作り出したモンスター。
放っておいたらなんの罪もない普通の人を……とくに女の人を、襲って、ひどい目にあわせるでしょう。

そうならないためには、わたしがこの場でやっつけなくちゃいけない!

わたしは使命感に燃えて、いつの間にか手に収まっていた、マイクのような形の短いステッキを握り直しました。





唐突ですがルート分岐の安価を取ります。
【ゾロ目さえ出なければ】普通のルートです。ゾロ目が出た場合のみ、高確率で変わります(直後に再度コンマ判定)。

↓2    

ついさっきまで、魔法のまの字も意識したことのなかったわたし。
だけど今では、感覚として、なにをすればいいのかがわかります。

この目の前にいるイソギンチャクみたいなのは、ブラックジャンボでも最下級の触手生物。
特に女の人を襲って、どこかへ連れて行ったり、その…… く、口では言えないようなことをしたり、とか……

ただ、数がたくさんいたら大変だけど、一匹だけならわたしでもなんとかできるはずです!

少しでも人が襲われる危険を減らすためにも、逃がしちゃうわけにはいきません!

ここで、戦闘システムについて説明します。
(※見切り発車の試験運用です。バランスを見て適宜手を加えたり、そもそもなかったことになる可能性があります。)

シャインマジシャンおよび敵には【攻撃力・防御力・機動力・耐久力】のパラメータが存在します。

戦闘の流れは以下のようになります。

1:シャインマジシャンと敵のそれぞれについて【機動力+コンマ】を計算、数値の大きい方が攻撃権を得る。(機動力判定)

2:攻撃権を得た側は【攻撃力+コンマ】、攻撃を受ける側は【防御力+コンマ】の数値を計算し、
  攻撃側の数値が防御側を上回った場合、その差の分だけ防御側の耐久力が減少する。(ダメージ判定)
  耐久力が両者残っている場合は1に戻って繰り返します。

3:00,99以外のゾロ目が出た場合、合計の数値を2倍する。
  00,99については、攻撃時は防御力無視、防御時は完全無敵。
  なお、機動力判定とダメージ判定両方でゾロ目が出た場合、問答無用で一撃必殺になります。

なお、敵のパラメータはストーリーの進行につれて上昇していきますし、
シャインマジシャン各人のパラメータは戦勝時や日常パート中に成長させられます。


チュートリアル戦闘、のつもりです

シャイニング・ハルカのパラメーター【攻撃40 防御40 機動40 耐久40】
雑魚級イソギンチャクのパラメーター【攻撃15 防御20 機動15 耐久20】


↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

【戦闘結果:春香の攻撃!(47vs20)→ダメージ32(60-28):20-32<0 撃破!】

初めてだから、なんて泣き言は言ってられないです。
アイドルとして初めてステージに立つときだって、やるしかなかったんですから。

もちろん出し惜しみしてる場合でもありません。
わたしにできる、精一杯のことをやろうって心に決めます。

さっき変身したとき感じたのと同じあたたかい感覚が、今度は全身に波のように広がっていきます。
手足の、指のさきまで全部、エネルギーのようなものがいっぱいになった感じ。

目の前の大きなイソギンチャクが急にあたふたし始めました。
わたしが何をしようとしているのか、気づいたのかもしれません。

関係ありません。こっちの準備はもうできちゃいました!
あとは、よーく狙って、このいっぱいのエネルギーをぶつけるだけっ!

わたしは大きく手を振りかぶって、まったく意識しないまま、技の名前を叫んでいました。

春香「ええーいっ、シャイン・ボール!」

がさごそと音を立ててわたしから離れようとしていたイソギンチャク、
その背中……たぶん、背中の部分に、わたしの手から放たれた丸い光の球が吸い込まれていきます。

どかーん!

というような爆発が起こるでもなく、大きな音がするわけでもなく。
じゅっ、と、熱したフライパンに水をかけたような音がして、イソギンチャクが動きを止めました。
うねうねと動いていた頭の上のひもも動きを止めて…そして、そのまま、全体がゆっくりと透明になっていきます。

春香「え、ええっと…?」

わたしが見ている目の前で、イソギンチャクはどんどん薄れていき、ついには完全に消えちゃいました。

あたりには街灯の光が落ちているだけで、物音も、生き物の気配も感じません。

春香「これ、って…… やっつけた、ってことで、いいんだよね?」



春香「やったあ! とりあえず、初勝利ですよ、初勝利っ!」



【勝利ボーナス:春香の耐久力が5上昇しました!】

……

…………

………………

翌朝、目を覚まして、ゆうべのことは全部夢だったんじゃないかなあ…
なんて考えていたわたしを出迎えたのは、いつもとぜんぜん違う様子のニュース番組でした。

『本日の市内におけるブラックジャンボ出現率は……』

『市民、特に女性の皆様は、夜間の不要な外出はできるだけ控えるようにしてください』

『○○市でまたも女子高生が集団で行方不明に、ブラックジャンボの犯行か』

……とんでもないことになっちゃってます!

ブラックジャンボ、という言葉が当たり前みたいにぽんぽん飛び交ってて、
それを見聞きしたお父さんもお母さんも、くれぐれも気を付けるように、なんて…
こ、これって……やっぱり、わたしが流れ星にお願いしちゃったせいで!?

と、とりあえず、大急ぎで事務所へ行ってみなくちゃ!
そして学校が終わってすぐ765プロへ急いだわたしを出迎えたのは、よりびっくりする事態でした。

P「春香っ!ついにシャインマジシャンとして覚醒したんだなっ!?」

春香「は、はいっ!?」

わたしから声をかける前に、駆け寄ってきたプロデューサーさんが大声を上げます。

P「それで、大丈夫だったか!?酷い目にあったりしてないか!?」

春香「あ、ああ、はい、それはだいじょうぶですけど……」

P「そうだよな、春香なら間違いないとは思ってたよ。でも俺のいないときだったから、不安で不安で……」

春香「あのー、ところでプロデューサーさん? ついに、って、どういうことですか?」

どうやら、わたしの知ってた世界とはなにもかも違ってしまっているみたい…
あまりの展開についていけないわたしに、プロデューサーさんはさらなる追い打ちをかけてきました。

P「どういうことって… お前だって知ってるだろ、春香」

春香「だから何がですか?」

P「いや、だからさ。うちの事務所は、表向きアイドル事務所、ってことになってはいるけど」

P「同時に所属してるアイドルはみんな、シャインマジシャン候補生なんだって」

春香「え?」

P「いやー、俺の知る限り、春香が初めて実戦で覚醒してくれたんだ、この調子でほかのみんなも…」






春香「えええええええええ!?」

すごく短くて、またコンマ判定ばっかりで恐縮ですが、いったんストーリーはここまでとさせてください。

連続取得についてですが、特にコンマの数値のみの場合でしたら
レス番号が連続してるとかでない限り同じ方が複数取ってもらってもいいと思います。
ただ、数分くらいは待ってもらってもいいのかなと。
今後もしか参加してくださる人が増えるようなことがあれば、また考えたいです。

また、戦闘システムとかについてのご意見などあればぜひお聞かせください。



さて、今後登場してくるマジシャン候補生について、安価を取ります。

ただ、名前指定だと面白くないので、番号指定にさせてください。

こちらであらかじめ765アイドルをリスト化し、フリーの抽選ソフトで番号をランダムに割り振ってます。
春香さんがメインヒロイン枠は固定ですので、1-12のうち好きな番号を↓1~↓5まで募集します。
かぶった場合は安価下にずらします。

※なお、ここは連レスなしで。

↓1が黒幕。
↓2は、シャインマジシャン候補兼ブラックジャンボ四天王候補となります。

ごめんなさい、伝わってない気がするので追記。
名前ではなく番号で指定してもらいたい理由を説明します。

次回以降日常パートに入り、春香とPで仲間として覚醒させられるシャインマジシャンを探したり、
春香の強化をしたりしてもらうことを考えています。

今回の安価で選ばれた順に制限期間が設定され、期間内に仲間にできなかった場合、
そのアイドルはブラックジャンボに拉致られあんなことやそんなことをされた挙句、
ブラックジャンボ幹部として覚醒させられてしまいます。

名前指定でなく番号指定なのは、誰を仲間にするか探してもらうゲーム形式にしたいからです。

7と9が指定されました。残りあと3つ、お願いします。

間違えてしまった・・・すまん
もう一回やってもよければ6で

>>30
現状ぜんぜん構わないですよ、
というかむしろ5個も安価しといて連レスなしは厳しすぎましたね…


さておきご協力ありがとうございます。
7が黒幕枠、9・1・6・2がマジシャン候補兼幹部候補生枠で確定です。


次回更新は早ければ明日か、明後日の同じくらいの時間になるかと思います。
明日更新できないときはその旨できるだけ書き込むようにしますが、来れなかったらご容赦ください。



ちなみに、もしルート分岐でゾロ目が出ていた場合は
春香さんがしょっぱな敗北からの触手凌辱で即完堕ち
→ブラックジャンボ幹部としてシャインマジシャンズを堕とすルート、に突入予定でした。
いやあゾロ目が出なくてよかったです(棒読み)

本日21:30~22時くらいから少し続きを書けるかなと思います。

番号指定の件に関して、配慮が足りず申し訳ありません。

直接指名するのではなく、伏せたまま番号で選んでもらって
誰になったのかを話の中で当てに行くようにすればゲームっぽくて面白いんじゃないか?
と考えたのですが、その決定過程の公正さを証明する手段にまで思い至っていませんでした。

今のところ、今回のような伏せた状態での選択安価を今後用いる予定はないですが、
次があれば提案にあったトリップで答えを予め提示しておく方法など、手段をよく考えた上で行います。

僭越ながら、今回はこのまま進めさせていただければと思います。
よろしくお願いします。

お待たせしました、間もなく開始します。
書き溜めはあまりないのでスローペースです。

こんにちは! わたし天海春香、アイドルやってます!
そして昨日、ひょんなことから、本物の魔法少女になっちゃいました!

…あんまり笑えませんし、事態はわたしが思ってたよりはるかに深刻です。

事務所に着くなり興奮ぎみのプロデューサーさんから聞かされた、
「わたし以外の765プロのアイドルもみんな、シャインマジシャン候補生である」というお話。
いちおう部外者には秘密みたいですが、本当にとんでもないことになってます…

いま事務所にいるのはプロデューサーさんと小鳥さん、それにわたしの三人だけ。
わからないことだらけのわたしは、プロデューサーさんに質問をぶつけてみることにしました。

春香「えっと… それで、事務所にはわたし以外の、ま……マジシャンって、まだいないんですか?」

P「ああ、俺の知る限りではな。皆トレーニングはしてるし、きっかけさえあれば覚醒できると思うんだが」

小鳥「でも最近この近所じゃ、襲われてた市民の方がマジシャンに助けられた、とかって噂もありますよ」

そばで聞いていた小鳥さんも会話に加わってきます。

春香「えっ? じゃあ、ひょっとして、もう誰かマジシャンになってるかもしれないんですか?」

小鳥「あくまで噂だからわからないけど……可能性はあるかもしれないわね」

P「そんな!だとしたら、まず俺に教えてくれたらいいじゃないですか!」

小鳥「可能性の話ですってば。それに、プロデューサーさんに心配かけたくないのかも」

P「ええー、わからなくはないけど…俺って、そんなに頼りないかなあ…」

がっくりと首を落とすプロデューサーさん。
違いますよ、きっとみんな、本当にプロデューサーさんに気を遣わせたくないだけですよ、
なんて、思わず声をかけてあげたくなります。


春香「で、プロデューサーさん。ブラックジャンボ、って、なんなんですか」

わたしは次に、気になっていた、朝から何度も耳にした名前についてたずねました。
と、急にプロデューサーさんが、そして小鳥さんも、ぴしっと姿勢を正し、真面目な顔になります。

P「俺たちの…いや、俺たちだけじゃないな。目下、人類すべての敵である、悪の組織だ」

うう~、ホントに、軽々しく流れ星にお願いなんかするんじゃなかったよぉ……


プロデューサーさんと小鳥さんはそれから、ブラックジャンボについて詳しい説明をしてくれました。

その正体も、規模も、正確なところはわからない悪の集団であること。
出現する地域は世界中に広がっていて、どこの国でも対応に追われていること。
たくさんの戦闘員?だけじゃなくて、見たこともないような生物もが所属していること。

そして、その目的は、世界征服。
そのために世界各地で、一般市民を襲っていて…
それだけじゃなくて、特に女の人には、その、なんていうか、ひどい、ことを…

小鳥「ごめんね、春香ちゃん。聞いてて楽しい話じゃないのはわかってるんだけど」

P「……ああ。春香も、みんなも、危険な目に遭う可能性は決して低くないってのに」

春香「いえっ、大丈夫です! で、そのブラックジャンボに対抗できるのが…」

P「ああ。それこそが、シャインマジシャン、ってことさ」

春香「なるほど……そのシャインマジシャンって、女の子しかなれないんですか?」

P「どうやらそうらしい。そして、同時にマジシャンになれるのは、多くても10人から15人くらい」

春香「へえー、じゃあ、765プロなら人数的にはちょうどいいわけですね」

小鳥「年齢的にも、10代から20代前半の子がほとん…… プロデューサーさん、なんですかその目は」

P「えっ、い、いえ、俺はなにも?」

小鳥「なにか言いたいことあるんだったら聞きますよ? ほらほら、言ってみてくださいよ」

ついうっかり小鳥さんの地雷を踏み抜いてしまったプロデューサーさん、滝のように汗を流してます。
空気を変えようと思って、わたしはさらに別の質問を投げかけました。

春香「なにか、ブラックジャンボに対する具体的な対抗策…みたいなのって、ないんですか」

わたしがそういった瞬間。
ぐいぐい詰め寄っていた小鳥さんと、弁解に必死だったプロデューサーさんが、そろって固まりました。
な、なんか、また変なことを聞いちゃったのかな…?

P「…あの、小鳥さん」

小鳥「お断りします。プロデューサーさんが説明してあげてください」

P「やっぱり、そうなりますよね…わかりました、春香、ちょっと待っててくれ」

春香「はっ、はい?」

そういうとプロデューサーさんはなぜか顔を赤くして、自分の机の方に戻っていきます。

すぐにプロデューサーさんは、なにか見覚えのある箱のようなものを抱えて戻ってきました。

春香(ああっ、あれって!)

間違いありません。昨日プロデューサーさんのカバンから出てきた、今回のすべての原因のDVD!

P「えーと、あのー、その、なんだ。これがだな、春香のいうとこの『対抗策』だ」

なぜかプロデューサーさんは目をあさっての方向に向けたまま、早口かつ小声でそう言います。

春香「DVD…ですか? 映像になってるってことは、なにか説明の動画かなにかあるんですか?」

P「……………ゲ、だよ」

春香「はい?」

P「あああもうチクショー!!エロゲだよエロゲ! え、エロいゲーム、略してエロゲだ!」

春香「………………はい?」



春香「さ、さ、サイッテーですプロデューサーさん!! セクハラですっ、出るとこ出ますよ!?」

P「絶対そうなるから言いたくなかったんだ!!頼むから話聞いてくれ!」


春香「……えっと、つまり、このゲームの設定そのまんまのことが、現実に起こってる、と」

P「そうなんだ。ブラックジャンボって名前も、春香たち、シャインマジシャンの名前も」

ようやく落ち着いて話ができるようになってきました。
そ、そうです、プロデューサーさんがわけもなく、え…エッチなこと言い出すわけ、ないですもん!

春香「あれ?でもそれなら、このゲームをクリアすれば、ブラックジャンボのやっつけ方わかるんじゃないですか?」

P「それがな、春香。また、その…変なこと言うことになるけど勘弁してくれよ?」

春香「え…は、はい、しょ、しょうがないですよね」

P「このゲーム、元のタイトルが…『性隷戦士シャインマジシャンズ』って言ってな」

春香「せいれい… 精霊?わあ、魔法少女、って感じですねっ」

P「あ、ああ…?それで、問題がひとつあって」

問題?でも、ゲームなら悪役がいて、それで相手をやっつけたら終わりだよね?
なんて思っていたわたしの予想は思いっきり裏切られてしまいます。

P「これ、プレイヤーがブラックジャンボのボスになって、シャインマジシャンを…その、堕とす、ゲームなんだ」

春香「落とす?えっ、突き落したりとかしちゃう感じですか?それとも飛んでるところを、とか…」

P「……あ、あー。つまりだな」




春香「そそそそそそんなああ!?」

P「…だからこれ、対抗策っていうか、せいぜい自衛手段みたいな、そういうアレなんだ。すまん」


P「…一通り説明は済んだかな。さて、実際のとこ、どうしようか、春香」

春香「えっと…そうですねー……」

まだまだわけのわからないことはたくさん残ってるけど、そうも言ってられません。
なんといっても今のところ、はっきり戦えるのはわたしだけで… そうだ!

春香「プロデューサーさん、まずは味方を増やすべきじゃないですか」

P「味方…?ああ、つまり、マジシャンの仲間、ってことか」

春香「そうです。一人よりふたり、ふたりより三人…みんないればそれだけ心強いと思います」

P「なるほどなあ……じゃあ俺の意見も言っていいか、春香」

春香「もちろんですよ!」

P「……この先、春香が戦う機会はきっとまた来ると思う。その時に備えて、春香が強くなることも必要じゃないか?」

わたしは昨晩、イソギンチャクのような生き物と戦ったときのことを思い出していました。
たまたまあのときは何も問題なく勝てたけど…… 確かにこの先、いつもそうなるとは限らないかも…

どっちがいいんだろう。
わたしはしばらく考えて、プロデューサーさんに返事をします。

※事前の説明のとおり、ここからしばらく日常パートになります。
 現在、4人のシャインマジシャン候補がいますので、まずその1人目を探してもらいます。

 1日に2回、行動選択をとることができます。
 1回目の行動を今から決定してください。

 なお、初日の今回は1人目を見つけられなくてもペナルティはありません。


先ほどの場面からの選択肢安価です。

1.「ふたりで手分けして、事務所のみんなとコミュニケーションしてみませんか?」
2.「もっと強くなれるように、トレーニングをお願いします!」

↓2



春香「ふたりで手分けして、事務所のみんなとコミュニケーションとってみませんか?」


P「コミュニケーション?」

春香「はい。わたしがマジシャンになった、って知ったら、なにかきっかけになるかもしれませんし」

P「なるほど。それに、音無さんがさっき言ってたみたいに、実はもう覚醒してる子もいるかもな」

春香「あ、それだったら頼もしいです!わたしよりマジシャンとして先輩、ってことですからねっ」

P「よし、じゃあそれで行こう。俺は ↓1 を探すから、春香は ↓2 に会ってみてくれ」

春香「わかりました! そのあとは、一度事務所に戻ってきますね!」


続いて選択安価です。
春香以外のアイドル名を、↓1と↓2で指定お願いします。

またage忘れた…

P「えーっと、今は空いてる時間のはずだな。まずは電話を、っと」

『………… おかけになった電話は、現在電波の届かない場所にあるか…』

P「……あずささん、多いんだよなあこれ。仕方ない、足で探すぞ!」



ようやく見つけたあずささんはカフェでゆったりとコーヒーを楽しんでいた。
窓の外の俺に気が付くと、あら~、と声まで聞こえてきそうな笑顔を浮かべ、
プロデューサーさんもこっちへどうぞ、というように手招きをしてくれる。
ただ、今からする話は、どう考えてもカフェの混雑の中でするようなものじゃない。
俺は上品で静かな店内にこそこそと忍び込み、状況がよくわかっていないあずささんを連れ出した。


あずさ「…そう、ですか。春香ちゃんが」

P「ええ、つい昨晩。みんなにもそのことを知らせておこうと思ったので」

あずさ「そんなことより前に、プロデューサーさん?」

P「は、はいっ?」

あずささんには珍しく、ちょっととげのある声だった。
虚を突かれてしどろもどろになる俺をじっと見据えて、あずささんは尋ねた。

あずさ「春香ちゃん、無事なんですよね?ひどいことされたり…してないですよね?」

まるで自分が危険にさらされているかのような不安そうな顔をしている。
よく見れば目がうるんでいて、今にも泣きだしてしまいそうだ。

P「だ、大丈夫です!春香は無事です、それに、ちゃんと勝ったそうですよ」

あずさ「……よかったぁ!わたしのほうがお姉さんなのに、春香ちゃんにもし何かあったら…」

あずささんは目に見えて表情をゆるませ、同時に力が抜けたのか、背もたれに深くよりかかる。

あずさ「わたしも早く、春香ちゃんのお手伝いができるようにならないとだめですね~。うふふ」


【三浦あずさ:未覚醒】 今回の選択安価ははずれです。

響「春香ーっ! おめでとーっ!!」

春香「う、うわあっ、響ちゃんっ!?」

プロデューサーさんが事務所を出て行くのとほとんど入れ替わりに事務所へやってきた響ちゃん。
その響ちゃんはわたしを見つけると、一直線に飛びついてきました。

響「ついにマジシャンになったんだなっ!? すごいぞ!」

春香「え、えへへ…うん、まあ、偶然みたいなものなんだけどね?」

響「またまたー、謙遜しちゃってえ。あーあー、先こされちゃったの、ちょっとショックさー」

にこにこしながらわたしのことを褒めてくれる響ちゃん。
正直、特になにもしてないんですけど、こんなに言われると悪い気はしないです。

響「あ…でも、そうだ。春香、無事だった?まさかヘンなことされなかったよね?」

春香「うん、もちろんだよっ。なんたって春香さんはカンペキだからねー!」

響「う、うがーっ!? それ自分のセリフ、とっちゃダメだってばぁ!」

わたしにぎゅっと抱きついたままくるくると表情を変える響ちゃんは本当にかわいらしくて、
どっちかというとからかわれがちなわたしも、ついイジワルを言ってみたくなっちゃいます。

響「そうだ、春香。いまここで変身とかってできないの?」

春香「うーん…実は、まだそのへん、よくわかってない感じなんだよね」

響「そうかー、ちょっと残念だなー。どんな風なのか確認してみたかったぞ、自分」

春香「大丈夫だよ、わたしができたんだから、カンペキな響ちゃんなら楽勝だよ!」

響「えへへへ…そうかな? いずれお披露目するから、楽しみにしててよっ」


【我那覇響:未覚醒】 今回の選択安価ははずれです。

響ちゃんがレッスンに出かけてからしばらくして、プロデューサーさんが事務所に戻ってきました。

P「どうも話してみた感じ、あずささんはまだマジシャンとしては目覚めてないみたいだったな」

春香「そうでしたか…響ちゃんも、たぶん同じだと思います」

それぞれ、あずささん、響ちゃんと話をしてみたわたしとプロデューサーさん。
今のところ、二人はまだ覚醒してはいないみたいです。

気が付けば日もだいぶ落ちてきて、外は暗くなり始めています。

P「さて、と。春香、もうちょっと時間はあると思うけど、これからどうしようか?」



【ヒント】
今回捜索中のアイドルについては、直接コミュニケーションをとらなくても仲間になるよう設定しています。


選択肢安価です。
1.「今度は二人で一緒に、誰かと話をしてみましょうよ」
2.「これから帰るまで、トレーニングに付き合ってもらえますか?」
3.「ブラックジャンボが出たら危ないです。パトロールしましょう、パトロール!」

↓2

これ、1にして、もし強大な力があるであろう黒幕にコミュニケーションがヒットしたら大惨事もあり得るよな…

………………

…………

……

わたしとプロデューサーさんは、人通りの少ない夜道を歩いています。
もちろんわたしは変身してない制服のまま、プロデューサーさんはいつものスーツ姿。
見上げると、真剣な目であちらこちらを見まわしているその横顔が目に入って、
思わずわたしは目をそらしてしまいます。うう、ほっぺたがちょっと熱い…

こんなときじゃなかったら、まるでデートみたい、なんて、もうちょっと浮かれてたかもしれません。
でも今は違います。あくまでわたしたちの目的は夜のパトロール。
万一ブラックジャンボの一味が現れて、事務所のみんなや、そうでなくても普通の人を襲…


「きゃああああああーーーっ!?」


春香「ひゃああっ!?」

思いがけずすぐ近くから女の人の悲鳴が上がり、わたしは飛び上がってしまいました。

P「ほんとに出やがったか!?春香…大丈夫か、しっかりしろ!」

いつのまにかプロデューサーさんがわたしの正面に回り、わたしの肩に手を置いています。
その手のひらからは熱い体温が伝わってきて、同時に、少しだけ震えも伝わってきて。

プロデューサーさんも、緊張してるし、やっぱり、怖いんだ。

そう思うとむしろ、少しだけだけど、身体の力がいい具合に抜けました。
おなかに力をぐっと入れて、わたしは声を張って返事をします。

春香「はいっ、大丈夫ですっ!すぐ行きましょうプロデューサーさん!」

P「よし…たしかこっちの方だったな、急ごう!」

そこは、さびさびになったジャングルジムやシーソーがぽつぽつと佇んでいるだけの
さびれた公園、というか、元公園でした。

「あ、あああ、いや、来ないでえ……!」

スーツ姿のOLさん、でしょうか。必死に走ったのか、ヒールが折れちゃってます。
尻もちをついたような姿勢で後ずさりをして、わたしたちのいる方から距離を取ろうとしています。

その女の人と、わたしたち二人との間に。
昨晩見たのとよく似た、イソギンチャクのような気持ちの悪い生き物がいました。

ふくれあがったボールのような本体と、そこから生えた太い、たるんだ皮膚の目立つ足。

そして、ボールの上からたくさん生えた、ぐねぐねと動き回る、筋肉質のひものようなもの。

触手、っていうものだと、事務所でプロデューサーさんは説明してくれました。


ぜんぜん怖くない、って言ったらウソになります。
でも、いまシャインマジシャンとして戦えるのはわたしだけなんです。
ここでわたしが逃げたら、あのおばけイソギンチャクが、知らない人や、
もしかしたらわたしの知っている人をひどい目にあわせちゃうかもしれない。

そんなの絶対いやだ! そう思うと、自然と勇気がわいてきました。
あの温かい感覚が胸の中に広がり、そのまま全身に伝わっていきます。

そうだ、変身の呪文みたいなのってあるのかな? と今さらのように思ったけれど、
考えるより先に、それは叫びとなって、わたしの口から飛び出しました。

春香「シャイニング・ハルカ、ショウ・アーップ!」





ここから戦闘を行います。

シャイニング・ハルカ【攻40 防40 機40 耐45】
おばけイソギンチャク【攻25 防25 機25 耐35】

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

※平日ですし、連続レスでなければ複数回コンマとってもらって構わないです。

【戦闘結果:敵の攻撃!(42vs59)→ダメージ14(97-83):耐久力45-14=31 戦闘継続】

シャインマジシャンの姿になったわたしに気付いて、イソギンチャクが振り返ります。
ぬらぬらとした触手をいっせいにこっちへ向けて、警戒してるみたいです。

P「さあ、今のうちにこっちへ!」

「あ……あ、ああ、は、はいっ」

…やった!
イソギンチャクがこっちに気をとられてるスキに、プロデューサーさんは大きく回り込んで
襲われかけていたOLさんのところにうまくたどりつきました。
あの人がけがでもしてたらどうしよう、と思ったけど…… プロデューサーさんに助けられつつ立ち上がりました。
ちょっと震えてはいますが、ちゃんと歩けるみたいです。よかった、これで

P「は、春香っ!!危ない、よけろおおっ!!!」

プロデューサーさんの叫び声が響くのと、わたしの視界がいきなりひっくり返ったのはほとんど同時でした。



春香(………い、いった、ああああ……っ!?)

頭が、ぐわんぐわんと、ホントに、音を立てている、みたいです。
日ごろ、事務所の、床で、転んじゃっ、たとき、なんかと、くらべものに、なりません。

P「……て、立っ…… れ、春 ! 次……来 ぞ、前見ろ 、立 、よけ  」

遠くで、プロデューサーさんが、何か、言ってる、ような…

P「……いや春香、そのまま思いっきり横に転がれええっ!!」

春香「は、は、はいいいいっっ!?」

やっとプロデューサーさんの声が聞こえて、わたしは素直に言われたとおり、
地面に寝転がったまま身体を回転させて横へと転がっていきます。
って、いうか、いまわたし、寝転がってたの!?

ずしゃんっ!

とんでもない音がしてはっと目をやると、イソギンチャクが触手の束を地面に叩きつけているところでした。
あれ……つまり、もしプロデューサーさんの声に反応できてなかったら、今ごろ……!

春香(と、とにかく大急ぎで離れなきゃ、ほんとに危ないっ!!)

なんとか両足に力を入れて立ち上がったわたしの方に、のっそりと、イソギンチャクが向き直りました。




戦闘続行です。(春香の耐久力のみ減少中 45→31)

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

【戦闘結果:春香の攻撃!(86vs51)→ダメージ0(敵コンマ99、完全無敵) 戦闘継続】

(絶句)

97でさすがはるるん決めるとこは決めてくれるね、と思ったら…


すみません、勝負つかない場合3ターンはやってみる予定にしてたので、
まず再度戦闘のコンマ取らせてください。描写は次でまとめます。

耐久力等変化なし

↓1 春香の機動力
↓2 イソギンチャクの機動力
↓3 春香の攻撃or防御コンマ
↓4 イソギンチャクの攻撃or防御コンマ

【戦闘結果:春香の攻撃!(86vs51)→ダメージ0(敵コンマ99完全防御) 戦闘継続】※再掲

やっと立ち上がって、いちおう仕切り直し、というところだけど…
わたし…… 実は、さっき、何をされたのかすらわかってません。
身体じゅうまだ痛いけど、そんなことより……ど、どうすればいいの!?

P「春香っ、そいつは触手を振り回して殴りつけてきてるんだ! 距離をとれーっ!」

すると、プロデューサーさんが遠くから大声を上げて、攻撃の正体を教えてくれました。
たしかにさっきも、あの頭の上のをまとめて、振り下ろすみたいに…

ってことは、プロデューサーさんの言う通り、離れれば攻撃を受けなくて済むかも!
わたしは正面にイソギンチャクを見据えたまま、何歩か後ろに下がってみました。

追っかけて、こない…!というか、動こうとしてるけど、そこまで速くない!これなら!

危ないのは承知の上で、瞬間振り向くと思いっきりダッシュ。
ちょっと動かれたくらいでは触手が届かないくらいまで、距離を取ります。

改めて深呼吸をひとつ。手足のあちこちが痛いのはできるだけ気にしないようにして、
わたしは意識を集中させます。それに応えるように、身体のすみずみまで温かい感覚が行きわたります。

よし、大丈夫、昨日はうまくいったんだから、今日だって!

春香「おかえしだよっ…せえのっ、シャインボールっ!!」

思いっきり振りぬいた右手から、本当のボールを投げたのと同じように、光の球が飛んで、

春香「って、つうっ、あ、あああっ!?」

P「は、春香あっ!?」

体重をかけすぎたせいか、右足首あたりにひどい痛みが走り、思わずバランスを崩してしまいました。
せっかく集中して練り上げたシャインボールが、とんでもない方向にすっぽ抜けていきます。

春香(こ、こんなときにっ! ダメ、あわてちゃダメ、急いで次を……!)

イソギンチャクは相変わらずの速度だけど、のそりのそりと、少しずつ這うように近寄ってきています。

春香「今度こそっ! シャインボールっ!!」

【戦闘結果:春香の攻撃!(74vs35)→ダメージ6(58-52):耐久力35-6=29 戦闘継続】

大丈夫です。ぎりぎりまで気を付けて、バランスを崩さないように、しっかり狙えました。
腕を振る勢いも、ボールを飛ばすタイミングも、我ながらばっちりでした。

ただひとつだけ違ったのは、ボールの大きさが、ものすごく小さかったこと。

春香「ああっ!?」

ぺちん、と情けない音を立てて、イソギンチャクの本体に当たった光の球がはじけます。
命中したあたりの色がなんとなく変わったように、見えるけど…それだけ。

春香(わたしが焦っちゃったから…集中してなかったから効いてないんだ!)

イソギンチャクは大して気にした風でもなく、じりじりと距離を縮めてきます。
まだすぐに攻撃される心配はなくても、プレッシャーがすごいです…!

P「春香っ、いいか、よく聞け!!」

そのとき、プロデューサーさんの指示が聞こえてきました。



選択肢安価です。

1.「そいつの動きは鈍い! よく動きを見て、近づいて一気に仕留めるんだ!」
2.「作戦はいいぞ! もう一度距離をとってシャインボールをぶつけてやれ!」

※試験的に、このレスではトリップに選択肢安価の正解を書きます。

同時に戦闘コンマをもう一度取らせてください。

選択肢安価が正解だった場合、春香の能力値がこのターンすべて2倍になります。
不正解だった場合、敵の能力値がこのターンすべて2倍になります。

なお選択肢安価コンマがゾロ目だった場合、正解なら即勝利、不正解なら即敗北となります。


↓1 選択肢安価 1or2

↓2~5 戦闘コンマ(さっきまでと同じルール:春香耐久力31・敵耐久力29)

ほい

コンマ指定途中で大変申し訳ないですが、今回は更新ここまでにさせてください。
次回、このバトルの決着から…この流れだと決着まだつかない恐れも…

今回の能力値でテストプレイしたときは春香さん、5回に3回くらいは1ターンで勝ってたんです。
たまーにコンマが暴れたときだけ敵側が一撃で勝つこともある、くらいのバランスでした。
ここまで長引くのは本当に想定外で、3ターンまで予定してるとは言ったもののまさか本当に行くとは。

今回のように、ある程度戦闘が長引いた場合、途中で有利・不利が動く選択肢を入れる予定です。

しょっぱなスレをだいぶ消費した割に、話は大して進んでなくて申し訳ないです。
戦闘システム等についてご意見や改善案あればぜひ教えてください。

次回は明日、というか本日12日夜21時くらいに来れれば。
来れなければ次は早くて14日木曜夜になります。

では、このレスは無視して、戦闘コンマ4つ分になるまで取得をお願いします。
リロードタイミング合ってればあと3つのはず。

テストプレイ(Webサイコロ的なもので1D100を4回振る→計算する→繰り返し)



先に謝っておきます、戦闘も説明も、長引いてすみません。

この段階で説明させていただくと、まず>>86の選択肢は 1 を正解ということにしてました。
(ちなみに>>86のトリップは #今回は1が正解です というキーにしています)

しかし、>>88で春香がここぞとゾロ目を引いて敵コンマの93をも超え攻撃権を獲得、
でも>>86の選択肢効果で敵の能力が2倍になってるせいで、ダメージが2しか通りません。

【戦闘結果:春香の攻撃!(168vs143)→ダメージ2(80-78):耐久力58-2=56 戦闘継続】
(※このターンのみ敵能力値×2【25 25 25 29】→【50 50 50 58】)

どうしてこうなった…

正直どっちかが能力値倍になれば即勝敗つくと思ってました。計算が甘かったです。
実際、仮に敵が攻撃権得てたとして、今回のコンマ数値だとダメージまったく通らないっていう。


ほんとに何度も何度も申し訳ないんですが、戦闘安価をもう1回取らせてください。
夜になっても埋まってなければ、そこまでの安価はプールした上で続きを書きます。
きょう21時くらいには来れるかと思います。

さすがにそろそろ決着つくはず。そう信じてます。



というかこの戦闘システム、冗長すぎますかね…
2周目の◆MTFYlAtjLqN7氏がやっておられたような
シンプルにコンマ数値で有利不利や勝敗等決めるタイプがよいでしょうか?

その辺のご意見も、コンマ取るついでにでもよろしければお聞かせください。


とりあえず、始めてしまった今回の戦闘は最後までこれでいってみます。よろしくお願いします。

↓1~4 今までと同じルールで(能力値は元に戻りました→春香耐久31 敵耐久56/2=28)

こんばんは。
思ったより早く時間ができたので、少し早目ですが始めていこうと思います。

いろいろなシステム改善案をありがとうございます。
パッと見で勝ち負けがわかりづらい選択肢を設けて多数決にしたり、
コンマ数値の多数決(例えば奇数偶数とか)にしたり、やり方は多そうですね。

現時点でこれと固めてしまわずに、柔軟に調整していきます。

では、よろしくお願いします。

【戦闘結果:春香の攻撃!(168vs143)→ダメージ2(80-78):耐久力58-2=56 戦闘継続】
(※このターンのみ敵能力値×2【25 25 25 29】→【50 50 50 58】)


P「作戦はいいぞ! もう一度距離をとってシャインボールをぶつけてやれ!」


プロデューサーさんの力強い叫び声が、わたしを導いてくれます。

そう、相手はあの速さなんだから、近寄られてもまた離れるくらい、わたしの足でも大丈夫。
さらにちょうどいいことに、ここは公園だからそれなりの広さがあります。
隅のほうに追いつめられないように気を付けてさえいれば、離れた状態を保てるっ!

プロデューサーさんたちの方に近寄ってしまわないようにも気をつけながら、
わたしはもう一度、軽くステップを踏んで、イソギンチャクから距離をとります。

さっきよりは少し近いような気もするけど、今までの相手の動きからすれば、十分なはず。
失敗の原因だってわかってます。焦らずに、確実に、集中すれば、きっとだいじょうぶ!

両手をイソギンチャクの方にかざして、やっつけよう、と強く念じます。
もう何度も体験した、安心感のあるあたたかさが全身を覆っていって……

……?
さっきまでと、何か違います。
イソギンチャクが動いていません。
ひょっとして、シャインボールが当たってびっくりしてる?

よく見ると、動いてないわけではありませんでした。
足を動かしてない…場所を移動してないから、動いてないように見えただけみたいです。
なのに、この違和感、さっきまでと何が違うんだろう…?

イソギンチャクが、触手の生えてる頭?の部分をわたしに向けているんだ、と気づいたその瞬間、
その中心部から発射された何かが、わたしの全身に浴びせかけられました。

春香「きゃあああっ!?」

いままでにも番組の収録なんかで、バケツに入った水をばしゃっと浴びたことがあります。
そのときとよく似た感覚、なんだけど、熱いっ!!な、なにこれ、まさか毒…とか!?

それに、これ…冷静になってよく見てみたら、ふつうの液体じゃありません。
なんかヌルヌルしてて…… せっかくの衣装はもちろん、髪とかまでべたべたにされちゃって…
気持ち悪いのはもちろん、ちょっと動きづらい感じがします。

あと…正直、ひどいにおい……磯のかおり、と言えば聞こえはいいですけど、
なんていうかこれは、なまぐさいって感じで、気分が悪くなっちゃいそう…

だめだめ。今は、目の前のことに集中しなきゃ!

なにより相手が移動してない分、距離がかなり開いたままです。
ちょっとびっくりしちゃったけど、予定通り、今度こそ100%のシャインボールをぶつけてあげちゃいます!

伸ばした手の先に、目に見えない光の流れを集めていくようなイメージを浮かべます。
これだけ何度もやってるうちに……うんっ、だんだん慣れてきました。
べたべたした感覚やにおいは無視して、今はぐっと集中!

ふと、むずっとした感覚が走って、せっかく集まっていたエネルギーが乱れたように感じます。
いけないいけない、今は戦ってる最中なんだから。
心を落ち着けて、一発であのイソギンチャクをやっつけられるくらい強い、シャインボールを…

春香「……ん、あっ?」

そうやって、集中しよう、力を集めよう、と思うたびに、肌のあちこちや、身体のどこかから
くすぐったいような、ほのかに熱いような感覚が湧きあがってきて、思わず声が出てしまいます。

気にしたらだめ。集中しなくちゃ、あれをやっつけられないんだってば。

あれに、シャインボールをぶつけ…… あれっ?どうやって、やっつけるんだっけ?

というか、あれを……あれれ? あれ、やっつけなきゃいけないんだっけ?

むしろ、あれ、やっつけちゃいけない、んじゃない、っけ……

頭がぼーっと、してきちゃいました。それに、からだも、なんか熱いなあ……





春香の手に集まっていた光が、俺の位置から見てもわかるほど、みるみる輝きを失っていく。

相変わらずイソギンチャクもどきの動きは鈍いとはいえ、じっくりと距離を詰めている。
だというのに春香は特に焦る様子もなく、ただぼんやりと、目の前のモンスターを見ているだけだ。

P「春香っ、おい春香!?聞こえてないのか、集中して、もう一度シャインボールを撃つんだ!!」

俺がいくら大声を上げても、春香は反応を示さない。

P(なんだ、どうなってるんだ!?さっきまでと何が違う?!思い出せ、思い出せ…)

春香は俺の指示に従って、素早くイソギンチャクから距離を取った。
イソギンチャクの方は春香を追うでもなくその場にじっとしていて、対応しきれないのかと思った、
でも奴はそのあとで……

P(……あれか!?くそっ、そうか、ゲームでも見覚えあるぞ……媚薬効果のある粘液か!!)

どうすれば春香の目を覚まさせることができるのか……
思い悩んでいる俺が見ている前で、春香は気の抜けきった適当なフォームをとり、

P「な、待て、おい春香ああっ!」

さっきよりもさらに弱弱しい、シャインボールのような何かを放り投げてしまう。

当然それは、イソギンチャクに当たりはしたが、大したダメージを与えたようには見えなかった。


【戦闘結果:敵の攻撃!(83vs116)→ダメージ0(31-80<0):耐久力変化なし 戦闘継続】


からだ全体がなんだかぼーっと熱くなって、ふわふわした気持ちです。
手に、なにかあったかいのが集まってる感じだったので、ぽいっと投げてみました。

ぼんやりとしたそのかたまりはふらふら飛んでいって、ぽん、とはじけて、消えちゃいました。

なんだかうねうねしたものが、向こうからゆっくり近づいてきます。
ゆらゆらと大きくゆれているそれが、すごくいいものなんだって、どうしてか、わかります。

とても甘くて、さらに頭がぼーっとしちゃう、いい匂いが、わたしの鼻をくすぐります。
そう、あれは、わたしのことを、とっても気持ちよ「春香ああああっ!!」

春香「え…… は、っ!?ぷ、プロデューサーさんっ!?」

P「うおおおおっ!!」

わたしをほとんど突き飛ばすようにプロデューサーさんが体当たりをしてきます。
その勢いでわたしたち二人はもつれあうように倒れ、それでも止まらず、地面をごろごろ転がりました。

春香「な、なんっ、な、どうしたんですか、っていうかこっち来たら危な……」

P「目は覚めたかっ、春香!?俺の声、聞こえるか、大丈夫か!?」

ちょうど、仰向けに倒れたわたしの上に、プロデューサーさんが覆いかぶさるような体勢になっています。
わたしの目をまっすぐに見て必死に叫び続ける、プロデューサーさんの真剣な顔。

とても、それに見とれている余裕はありませんでした。

いつの間にかすぐそばまで近よっていたイソギンチャクが、頭の上の触手を振りかぶり、
今にもわたしたちを叩きつぶそうとしているのが、プロデューサーさんの肩越しに見えちゃったから。

あれこれ考えるより前に、身体が動いていました。
プロデューサーさんの顔のすぐ横、肩を越えるように、まっすぐに右手を突き出します。

思い切り勢いのついた触手が風を切る音を立て、ようやく状況を把握したプロデューサーさんが
首だけひねって後ろを振り返り、そして息を飲む気配がしました。

やらせないっ!!
ぶっつけ本番だけど、きっとできる、って強く信じこんで……


『こっちに来ないでっ!』


ただそれだけを強く、強く念じます。



ごぎいんっ!!


ものすごく重たいなにかで金属のかたまりを力いっぱい殴りつけたような音がして、
イソギンチャクの触手の束が反動で、空中に大きくはねかえりました。

その一本一本から、さっき飛んできたのと同じようなべとべとした液体が飛び散ります。
でも、そのしぶきは、わたしにも、プロデューサーさんにもかかりませんでした。

P「…………なんだ、これ」

おそるおそる、といった様子で手を伸ばし、「それ」に触れるプロデューサーさん。

P「これ…春香が、出したのか?」

春香「だ、と、思います……シャイン・シールド、……かな?」

わたしがめいっぱい伸ばした右手、その手のひらから浮くようにして、
空中に、円形の、魔法陣…?みたいなものが浮いています。
これ、薄くて頼りないように見えて、今の攻撃を盾みたいに防いでくれたんです!
ただプロデューサーさんを守りたい一心だったけど、うまくいってよかった…


春香「ふうっ、よかった、でき、た…… あっ!?」

でも、致命的な一撃をなんとかしのげて、気を抜いてしまったのがダメでした。
役目は済んだとばかり、魔法陣は空中に溶け込むように、ふっと消えてしまいます。

春香「ぷ、プロデューサーさんっ、わたしは大丈夫ですから!すぐ逃げてくださいっ!!」

P「バカ言うなっ、春香も逃げるんだよ、立て、急げ!!」

すぐに立ち上がれずもがくわたしたちをめがけて、体勢を立て直したイソギンチャクが近寄ってきて――






※試験的に、ご提案いただいた方式を多少アレンジして用いてみます。

与ダメや残耐久などを加味することも考えましたが、99を出したりと健闘した
雑魚触手くんに敬意を表し、今回はほんのり敵贔屓の運ゲーにします。


↓1~3までのコンマ数値で多数決を取ります。同IDの2票目以降は無効、安価下にします。

00~54が2つ以上:逃げ切れず、ふたりとも触手で捕えられてしまう。
(その後の展開は改めて安価 ※ゾロ目が含まれてた場合とそうでない場合で変化予定)
55~99が2つ以上:なんとか立ち上がり、距離を取ることに成功。
(ゾロ目有無は特に不問)


P「ほらっ、手貸せ春香!引っ張るぞ」

春香「はっ、はいっ」

先に立ち上がったプロデューサーさんが右手を差し出してくれます。
その手をしっかりと握って、わたしも急いで立ち上がります。

まず左足を地面にしっかりとつけて、それからプロデューサーさんが引っ張ってくれるのに合わせ、
身体を起こして、地面に右足の靴底が触れるその寸前、そのわたしの右足に、何かがからみついてきました。

春香「えっ、これっ……きゃあああああああっ!?」

そっちに目を向けるより早く、私の身体は一気に宙に持ち上げられ、
右足一本を支点に逆さ吊りにされてしまいます。

春香「や、やだっ!?」

そんな場合じゃないはずなのに、わたしはつい反射的に上半身をなんとか起こして、
めくり上がってしまいそうになったスカートを押さえます。

P「春香っ、う、うわああああっ!?」

「いやああああっ! 下してっ、はなしてええーっ!」

春香「プロデューサーさん!! そ、それに、さっきの人もっ!?」

わたしに気を取られていたプロデューサーさんは、後ろから近付いてきた
別のイソギンチャクに気付かず、あっという間に手足を縛りあげられてしまいました。

に、2匹もいた、なんて……!?

その2匹目は、最初にわたしたちがここへ駆けつける原因になったOLさんまで
触手でからめとって、獲物として見せつけるみたいに宙に浮かせています……

P「く…… くそ、春香、逃げろっ、俺は気にせずに逃げっ、うああっ!?」

「こ、これ、なんなのっ!? お願いっ、助けてええっ!」

春香(どっ、どうしようっ!? いっぺんに2匹も、しかも宙づりにされたまま相手になんて!)

プロデューサーさんが苦しんでる、それにOLさんも助けてあげなきゃ、
スカートなんて気にしてる場合じゃない、でもプロデューサーさんがこっち見てる……
どうでもいいことばかりが頭をぐるぐる回っちゃって…… からだ、動かないよぉ!

そしてその、ほんの数秒が、もっと状況を悪化させてしまいます。

しゅるしゅるっ、ぎゅるるっ!

春香「あう…っ!? いっ、痛いっ、くる、しいっ!?」

腰と胸のあたりに太い触手が巻き付いてきて、一気に締め上げられます。

春香(ううっ、い、息が、っ……)

抵抗できないまま、まず左足をぐいっと持ち上げられ、
右足といっしょに、まとめるみたいにからめとられて。

いけない、と思うより前に、今度は手を無理矢理にスカートから引きはがされて、
背中のほうに回させられて、手首のあたりで縛り上げられてしまいました。

完全に身動きのできなくなったわたしを、ぎりぎりと触手が締めつけてきます……




↓2 このあと触手生物はどうする? 春香はなにをされる?

グロ、肉体損壊系、スカ・貫通はとりあえず無しにてお願いします。

ゾロ目がない限り、後ろの処女喪失までに限定するつもりでした。
見事ゾロ目が出ましたので、安価に従います。
なお触手生物は2匹に増えてますので、2匹活用してもらってもOKです。

1回目の内容にもよりますが、もう1度くらいこの流れで安価を取れればと思っています。

では改めて、↓2


……

…………

………………

春香「……はっ!?」

P「春香っ!無事、っ、ぐああ……!」ギリギリギリ

春香「ぷっ、プロデューサーさあんっ!!」

いつの間にか、ほんの少しの間、意識を失ってたみたいです。
目を覚ましたら、全部夢で、急いで学校に行く準備をしなきゃいけない……
なんて、そんな甘い想像は許してもらえませんでした。

吊るしたままにするのはめんどうだったのか、わたしは地面に下ろされていました。
でも変わったのはもちろん体勢だけで、身体じゅう、触手に巻き付かれているのは変わりません。

両足を開いた、女の子座りの姿勢を取らされたわたし。
それぞれの足首には、ブーツの上から押さえつけるように触手がからみついていて、
両手はさっきと同じ、後ろ手にされた状態で拘束されてて、指くらいしか動きません。

ウエストラインのあたりにも、それから…胸のすぐ下あたりにも。
太い触手がぎゅっと強く巻き付いていて、動けないようにされちゃっています。

少し離れたところにいるプロデューサーさんは、見える部分が少ないくらいにぐるぐる巻きにされ、
それでも多少動かせる首と顔を必死にわたしの方に向けようとしていました。

P「しっかりするんだ、春香、お前だけでも……ッ、が、あがっ……」ギギギギ

春香「プロデューサーさん、プロデューサーさんっ!! やめて、やめてぇぇ!!」

全身を縛られていて動かせないから、わたしは声を張り上げることしかできません。
プロデューサーさん、あの触手に締め上げられてるんだ!
なんとか、なんとか、脱出する方法を考えなきゃ……

必死で頭をふりしぼるわたしの耳に、聞きなれない音と、それから声が聞えてきました。


じゅぽっ、じゅぽっ、ぐちゅぐちゅっ、じゅぷっ

「んひい、いいっ、きもちいいい~~っっ♥♥ もっとぉ、もっと犯してぇっ♥♥♥」


春香「…………!?」

それが上の方から聞こえると気づくのに少し時間がかかって、すぐに顔を上げたわたしが見たのは。

2匹のイソギンチャクの触手で宙高く持ち上げられて、がくがくと上下に揺さぶられながら、
わたしが聞いたこともないような声を上げ続けている女の人でした。

春香(あ、あああ……さっきの、OLさん、っ…… わたしが、しっかりしてなかったから……!)

「いいっ♥ ふといぃ♥♥ 触手チ○ポさいこぉぉ♥♥ ああっ、イクっ、イクぅぅ~~っ♥♥」

どうすることもできず、見上げるだけのわたしと、顔をそっちに向けないようにしているプロデューサーさん。
その目の前でOLさんはひときわ大きな叫び声をあげて、身体をびくん、びくんと震わせます。

それと同時に、イソギンチャクから彼女の方に伸びている触手の何本かがポンプのように動いて、
その中を大量のなにかが動いている……彼女へと近づいているのを、わたしはただぼんやりと見ていました。

どくん、どくん、どくどくっ、どぶっびゅるるっ

目に見えるその動きと同じリズムで、液体が流れ出すような音がして、
空中でまだびくびく震えている女の人の、……足の間から、ねばねばとした液体が流れ落ちます。
半透明にも、白くにごったようにも見えるその液体は、水道の蛇口を全開にしたときよりも
さらに太い流れをつくって、地面にどろどろと、こぼれ続けています。

そのときになってわたしはようやく、さっきの液体の正体に気付きました。

春香(あ、あれ、さっきわたしがかぶっちゃったやつと、同じ……!あれの、体液、なの!?)

どう見ても、身体にいいようなものじゃないのは確実です。
そういえば今巻き付いてきてる触手の表面も、同じようなねばねばしたので覆われて……!

春香「あぐ、っ!?」

強引に引っ張られて、考えを中断されてしまいます。
両手と、それから腰、胸のあたりに巻き付いた触手がぐっとわたしを持ち上げるように動きました。

春香(ま、また宙づりにされるっ!?)

視界の端の方で、OLさんが、使い終わったいらないモノのように放り出されるのが見えます。
本当なら助けてあげなきゃいけないのに、そっちに注意を向ける余裕もありません。

そ、それに、宙づりにされるってことは、今度は、わたしが……!?

最悪の予想に身体を固くして、叫び出しそうになったその瞬間、引っ張る力が弱まりました。

春香「え……?」

さっきまで、お尻を地面につけていた状態だったのが、すこし持ち上げられて……
足首は相変わらず押さえつけられているので、足は肩幅くらいに開いたままで
わたしは膝立ちに近い体勢を取らされます。

春香「な、なに……?なに、するの?」

もちろん、答えなんて返ってくるわけがありません。


……なにか、おかしい。
さっきから、この膝立ちの姿勢のままで、イソギンチャクたちは動きを止めています。

プロデューサーさんも、へたに動いたり声を出したりしても痛めつけられるだけだとわかったのか、
できるだけ身動きをしなくなっています。でも、わたしの方に視線だけはずっと向けてくれていて。

P(諦めるな春香!なにか手はあるはずだ、今は耐えろ!)

声には出さなくても、はっきりと、そう言っているのがわかります。

わたしの方が巻き付いている触手の分量は少ないし、
それに、なんといってもわたし、シャインマジシャンなんだから。
このピンチをどうにかできるのは、きっとわたしの方です。だから、今はチャンスを待たなきゃ…!

春香「…んっ」

巻き付いている触手とは別に、わたしの周囲をうようよと動き回っている触手たちがいて
その数は最初に比べると、少しずつ増えてきていました。
締めつけてくるわけでも、新たに縛ろうとしてくるのでもなく、ちょっとだけ近づいては
衣装や、衣装から出ている肌の部分に触るか触らないかの微妙な動きをして、すぐに離れていきます。

なにがしたいのかはわかりませんけど、たぶん、精神的にゆさぶるつもりなんでしょう。
でも大丈夫です、プロデューサーさんと一緒なら、耐えられ

春香「ん、ふあ、あっ?」

自分からは見えないうなじのあたりを、さっとなでられる感触。
それだけ。
それだけのはずなのに、なぜか、声が出ちゃいます。どう、して?

春香「あ……あっ、んんっ、やん、っ」

それを合図にしたかのように、ふらふらと周囲を動いていた触手たちはもちろん、
わたしを縛っている触手たちも、じわじわとうごめき始めました。


耳たぶを、そっとかすめるように触られます。

見えないところからそっとわき腹を、ちょん、とつつかれます。

太ももの内側を、わかるかわからないかのぎりぎりのタッチでなぞられます。

腰を締めつける触手が、不規則なリズムで、ぎゅっと、まるで抱きしめるように締め上げてきます。

春香「ああっ、い、いや、ん、…んあ、っ」

そのたびにわたしは、自分の意思とはまったく関係なく、声を、あげて、しまいます……


身体のあちこちが、あつくて、頭がふわふわした感じに、なって。

プロデューサーさんが、痛いのもかまわずに、叫んでる声も、よく聞こえません。

つい、さっき、こんな感覚、味わった、ような……

そう、これ、きもち、いい

もっと、きもちよく


春香(っっ!)

歯を思いっきりくいしばって、流されそうになる意識を食い止めます。
つまり、たぶんこれが、さっきの液体の効果で……

春香(これが…… わたしに効くのを、こいつら…待って、たんだ……!)

……耐えなきゃ、がまんしなきゃダメ!
ただでさえ状況はよくないのに、頭がぼーっとしてたらもっと大変です。


そう決意したわたしの目の前に、一際大きななにかが突きつけられました。

春香「え………」

春香「ひっ、い、いやああああっ!?」

それは、イソギンチャクの触手の中でも特に太くて、気持ちの悪い見かけをしていました。
先っぽがきのこの傘みたいなかたちで、悪くなりかけたお肉のような、黒っぽいピンク色……

これとよく似たもののこと、一応、知ってます。…保健の授業で、教わりました。
その、つまり、お、男の人の……、お…おち、お○んちん……

ショックで固まっているわたしにはお構いなしに、それはいきなりわたしの顔にすり寄ってきました。
鼻やほっぺた、おでこ、ところかまわずにべたべたした体液を塗りつけてきます!

春香「やっ、やだっ、やめて近づけないで!気持ち悪い、くさいっ!?やだやだや」

P「ぐっ、うあああああっ!?がっ、あ、あああ!!!」ミシミシミシ

春香「っっ!?」

明らかに、今までより激しく、プロデューサーさんが締めつけられていました。

春香「なんでっ、や、やめて!?プロデューサーさん死んじゃう、死んじゃうよおっ!!」

P「げっほ、お!? おぶっ、おげえええ……」ギチギチギチ

春香「いやあああ!!プロデューサーさ……んんっ!? やだ、それやだっ!?」

プロデューサーさんの顔色は今では赤を通り越して青くなってしまっていて、
泣きながらよびかけるわたしに、さっきの触手がしつこく寄ってきました。
それになんで、これ、さっきからわたしの口にばっかり……!?

今までで最悪の想像に思い至って、わたしはたぶん真っ青になったんだと思います。
プロデューサーさんがこっちを見たのと目が合いました。

P「よ、せ、やめろ、はる、か、あっがああああっ!?」ギギギギギッ

春香「やる、わたし、やりますからっ! プロデューサーさんを離してっ!!」

P「………っっ、はあっ、はあっ、げっ、うげえっ、……」

モンスターたちは、言葉を理解できるのか、ただ気まぐれなのか。
プロデューサーさんを締めつける力が緩んだみたいでした。

そして、わたしの口元に、さっきの触手がまた近寄ってきます。

春香(こ、これ…… くわえろ、って、こと、だよね、たぶん)

ほんとなら、こんなことするの、絶対にいやです。
でも、プロデューサーさんがわたしのせいでひどい目にあうのは、死んでもいやです。

覚悟を決めて、わたしはおずおずと口をひらきました。


春香「………んむぶうっっ!?」

口を開ききるよりまえに目の前の触手が一気に飛び込んできて、
がくんとのけぞってしまいそうになるのを、頭の後ろをおさえる触手に押し戻されます。

春香(い、痛いっ、太いぃ!?あごっ、あご、はずれちゃうう!?)

お口の中をいっぱいに埋め尽くされて、声も出せません。
表面を覆っているねばねばした液体がどんどんのどの奥に流れてきて、
そのなまぐさい匂いは口の中から、そして外からも遠慮なく鼻に押し寄せてきます。

春香(ひいいっ、くさいっ、痛いい、ど、どうしてこんなことするのっ……!?)

お、お○んちんなんて、お口に入れるためのものじゃ絶対ないのにっ!
そう思っているわたしを無視して、触手はさらに奥まで突き進んできました。

春香(うっ、え、おええっ!? だ、だめっ、吐いちゃうっ!?)

のど深くまで異物が入ってきて、反射的にもどしてしまいそうになります。
でも、物理的にふさがれてしまっているから、自由に吐くことすらできません。

春香(きもち、悪いっ、くさいっ、や、やだあっ!?は、早く終わってえっ!?)

いつまでこうしていればいいのか、どうすればいいのか。
今さら、噛みついてやれば、と思いついたけど、そもそも太すぎて無理です…!



春香(……ひっ!?や、やだやだ、今度は何してるの!?)

手も足も動かせず、お口を好き放題に扱われているわたしの足の間に、
今までと違う感触が伝わってきました。

今までも太ももあたりはさんざん触られてきたけど、今度のは明らかになにか、違います。

こ、これっ、し、ショーツの上から、こすってきてるっ……!?

春香(やだっ、いやあっ、そこはだめええっ!そこは女の子の、大事なとこなのに……!)

逃げることも、声を出すこともできないわたしに、触手たちは容赦なくからみついてきます。

春香(ひんっ!?)ビクッ

自分が何をされているのか見えないぶん、よけいに感覚だけが敏感になってるせいで。
いま、わたしの……大事な場所が、どうされているかわかってしまいます。

ショーツのクロッチの部分を、ずらされて、丸見えの状態にされちゃってる……!

春香(や……だ、やだあ……プロデューサーさんにも、見られちゃうよぉ…)ポロポロ

そのとき、のどの奥まで進んでいたお口の触手が、少しずつ引いていく感じがしました。

春香(あ、……やっと、終わり……)

もうちょっと、あとちょっとで完全に抜ける、吐き出せる!
そう思った瞬間、さっきまでと同じくらい奥深くにまで、触手が突き込まれました。

春香「おっ、おぶぅえっ!? ふぐっむごおおっ!」

そのままお口の触手は猛烈な勢いで、前後に動き始めます。

P「は、春香っ、はる、ぎゃああああ!!」ギチギチギチ

プロデューサーさんの叫び声もほとんど耳に入らないくらい、頭をがくがくと揺さぶられます。
いたい、とか、くさいとか、もう、全然わかりません…

春香(もう、もうやだあ、はやく、はやくおわって、ゆるしてぇぇ…)


びり、っと大きな音がして、胸のあたりが軽くなりました。
同時に夜のひんやりした空気が、おっぱいに当たる感じがします。

春香(ああ……衣装の胸のところ、やぶられちゃったんだ……)

どこか人ごとみたいに考えているうち、後ろにいるイソギンチャクが伸ばしてきた触手が
わたしのおっぱいにぐるぐると巻き付いて、締め上げてきます。

目の前のイソギンチャクは、プロデューサーさんをときどき気まぐれに痛めつけながら、
わたしのお口に、じゅぽじゅぽと大きな音を立てて、おちん○ん触手を出し入れしてきます。

後ろにいる、わたしをからめとっているほうのイソギンチャクは、
おっぱいに強く巻き付いて、時々ぎゅうっと絞るような動きを加えてきました。

春香(い、いたいっ、わたし、まだおっぱいなんて出ないのにっ……)

そして、さっき丸見えにされてしまった、わたしの大事なところ……
その中でもいちばん敏感なところに、つん、と何かが触れました。

春香(っ、~~~~~っっ!?)

全身がびくびくと震えて、頭が一瞬で真っ白になってしまいます。

……わたし、自分でも、そこを…前に、さわってみたことがありました。
そのときと、これっ…ぜんぜん、ちがうっ!

春香(だ、だめっ、そこさわっちゃ、だめえ…)

ずぷずぷとお口に出入りしている触手のせいで、わたしの言葉は、くぐもったうなり声にしかなりません。


春香(なんで……わたし、なに、してるんだろ……)

身動きをとれなくされて、おっぱいをぐにゅぐにゅとしぼられて。

お口にも触手を突っ込まれて、吐きそうなくらいにピストンされて。

そして、く、クリトリスまで…触手に、いじめられて、頭まっしろにされて……

春香(魔法戦士って…、シャインマジシャンってだけで、こんな、ひどい目に遭わされるの…?)

そのとき、お口を出入りしていた触手がぶるぶると震え始めました。
なんで、これ、こんな……?

ついさっきのOLさんのことを思い出して、一気に頭がはっきりしました。

春香(やっ、そんな、だめっ、それやだああっ!!)

舌を、歯を使ってなんとか押し出そうとしても、おちん○ん触手の勢いが強すぎて、
そして太さがありすぎて、どうにもできません。

わたしが抵抗するのが気に入らないのか、おっぱいを締めつける触手の動きも激しくなります。
右と左でタイミングをずらして、細い触手がぴんっ、とはじくように、乳首をいじめてきて、
そのたびにわたしは全身の力が抜けそうになってしまうのを必死でこらえます。

そこまでならまだ耐えられたかもしれません。
一瞬、がまんできるかも、と思ったスキをつくように、それまで優しくつついたり
なでたりしかしていなかったクリ責め触手が、わたしの敏感な突起をぎゅうっとつねりあげました。

春香(~~~~~っっ!?!?)ビクビクビクッ

突然の強すぎる不意打ちに、わたしはなすすべもなく、また頭が真っ白になってしまいます。

まさにそのタイミングで、お口に入っていた触手がいちばん大きく震えたかと思うと。

びゅっ、びゅるるっ、どぷどぷどぷんっ!

春香「おご、ごぼっ!? ぶえっ、ぐ、んんっ!?」

あのいやらしい、べとべとの粘液をたっぷりと吐きだし、わたしの喉に送り込もうとしてきます。

春香「んぶっ、んうぅ~っ、ん、ごくっ、ごきゅっ、んっ、ごくっ……」

ぐいっとあごを持ち上げるようにして、無理やり上を向かされます。
その上にお口もふさがれた状態じゃ、飲み込むほかにどうしようもありません。

春香(い、いやあ、飲みたくないいっ…… おなか、熱いっ…!)

いくら飲んでも飲んでも終わらないくらいの大量の粘液を、触手はひたすら注ぎ続けます…

ちと中断します。

本当にごめんなさい。
ついにエロ来たと思ったら歯止めが効かなくなりました。

長さの点でもレス数的にもやりすぎたと思います。
次以降は安価を待ってくださる方のことも考えて善処します。ごめんなさい。

次回は木曜夜か金曜夜になるかと思います。

このシチュエーションはあと2~3レスで終わらせられると思いますので、
次のエ口指定だけお願いしていいでしょうか。今日の安価はここまでです。

↓2

媚薬には同時にクリトリスが肥大してペニス化の効果があり、触手に扱かれ射精絶頂。よければ、ペニス化はブラックジャンポを倒さない限りまた再発する効果も。乙でした。大変良かったです。

>>130ですがペニス化の再発は、ブラックジャンポを倒さない限り性的に興奮したりすると、これからの戦いでもまたペニス化することがあるという意味です。説明不足ですみません。進行の邪魔でなければ採用してください。ふたなり好きなんで。

安価把握です。
ここであえて処女を散らさないとはむしろなんと鬼畜な。

ふた化についても了承しました。ただ、常時ではない、ということにさせてください。
両面性あってこそのふたなりだと思っておりますので。


すみません、この際アンケートというか、ご意見聞かせていただければと思います。
みなさんの立場としては以下ならどれでしょうか。

1.エロはすべてに勝る、お前の[破裂するっ!]であっても読んでやるからエロシーンは徹底して書け

2.ここは安価スレだし話を進めるのも肝要だ、エロはある程度さっくりまとめて安価やコンマを捌け

3.そもそも書くのが遅い、そんなにかかるんだったらまず安価とって書き溜めて次回、って形でやれ



なお、今回のこれでほぼ上限速度ぎりぎりです。筆が遅くて申し訳ないです。

また、1レスの文字数行数詰めすぎなんじゃね?というご意見もあるかと思いますが、
レス数がかさむよりいいかな、という判断の結果が現状です。

ずるっ…

春香「っえっごほっ、えほっ、う、うええっ!!」

ようやく触手がお口から出て行った瞬間、せき込みながら、まだ残っているねばねばの白濁液を吐き出します。
どろどろと流れる一部がくちびるから垂れちゃって、気持ちわるい……!
でも、手も足も触手にがっちり巻き付かれているせいで、ぬぐうこともできません。

吐いても吐いても、舌や、歯や…お口の中がぜんぶ、汚れている気がして、止まらない……

春香「うっ、ううっ、はぁっ、はぁーっ……」ポロポロポロ

ようやく解放された、という気持ちと、どうしようもない悔しさ、悲しさ。
いろんな感情がごちゃまぜになって、わたしはただ涙を流すことしかできませんでした。

春香「…ん、ひん、っ! や、だ、だめ、ぐにゅぐにゅってしちゃ、いやぁ……」

そのわたしをあざ笑うように、触手がまたおっぱいを強く絞りあげてきて、
強烈すぎる刺激に思わず悲鳴が漏れてしまいます。
自由になったお口で、やめてって言ってみても、もちろん聞いてもらえなくて。

P「は、はる…か……」

プロデューサーさんは、まだ、なんとか無事みたいでした。
自分があんなにひどい目に遭わされているのに、その表情は、
わたしのことだけを心配してくれているように見えて、胸が苦しくなります。

だから、わたしはそのプロデューサーさんに、にっこり笑って声をかけました。

春香「だいじょうぶ、ですよ、プロデューサーさん…」

ほんとうは、全然だいじょうぶじゃないけど。
女の子として、死ぬほど恥ずかしい目にあわされちゃったし、
何よりもそれをプロデューサーさんに見られちゃったのが、いちばんつらいけど。

春香「わたし、シャインマジシャン、ですから。こんなの、へっちゃら、ですっ!」

プロデューサーさんにこれ以上、心配かけるわけにはいきません。
それに、まだおっぱいと、く… あそこはいじられてるけど、もうこれで、終わり…

……終わ、り?

目の前のイソギンチャクは、プロデューサーさんを放すこともないまま
さっきのとは別の触手を、当然のようにわたしの目の前に動かしてきました。

タコの足は、八本。

イカなら、十本。


じゃあ、イソギンチャクの触手、って、いったい……何本、あるの?

春香「もう許してぇぇ!やだああぁ!!魔法少女やめますからっ、シャインマジシャンや、め、んひいっっ!?」

お口に近づいてくる触手から、少しでも離れたくて、首を必死に振るわたしへの罰みたいに。
クリ……を、つまむようにいじっていた触手が、強く引っ張るような動きに変わりました。

春香「ひ、きゃあああん!? だめぇっ、ちぎれちゃ、むごっ!?」

全身を走る電撃のような感覚に襲われ、つい叫んでしまった瞬間、
大きく開いたお口を、くさくて粘ついた、太いお○んちん触手でいっぱいにされてしまいます。

春香(ま、また、こんなぁっ…どうしてぇ!もう、やめてよぉ…)

これ以上出ないと思っていた涙があとからあふれて、前すらよく見えません。

春香(あ、プロデューサー、さん……)

プロデューサーさんも、もう声もろくに出せないくらい消耗してしまっているのか、
それとも気絶でもしてしまったのか…いまのわたしには見えませんでした。

声も出せず泣きじゃくるわたしのことは完全に無視して、お口の触手がまた前後に動く、
と思った瞬間、わたしを黙らせているそれが急に、大きくけいれんし始めます。

春香(うっ、うそっ、なんでっ!?また、さっきの飲まされちゃうっ!?)

お口をじゅぽじゅぽされない分だけまだまし、と思えばいいのか、
熱くてどろどろのあの液を、いきなり注ぎ込まれることに絶望しちゃうか。

考えがまとまらないうちにまた、どくどくっていう悪夢のようなリズムが、
お口から直接頭の芯にまで、響くように伝わってきます。

春香(や、やめ……これ以上、飲んじゃったら…)

最初、身体に浴びただけでも変にされちゃったのに。
さっきだけでもあんなに飲まされて、もっと、もっと、注がれちゃったら。

ぜ、絶対だめぇ………わたし、おかしくされちゃうっ!!
だめ、噛むとか、吐くとか、なんでもいからなにか、なにか対策をっ……

春香(い、ああっ、ひいいいんっ!!)ビクビクッ

見計らったようなタイミングで、両方のおっぱいが歪むくらい締めつけられ、
そして乳首を細い触手が覆うと、ちゅうっと吸い付くように引っ張られます。

その刺激の余韻からまだわたしが抜け出せない、そのうちに。

びゅぐぐっ、どぷっ、どぷっ、どぷうっ、びゅるっ!

春香(あ、あ、ああ…いや、いや、だめえ、これ、飲んじゃだめ、なのにぃ…)

わたしにぜんぶ飲み込ませることが当然、という勢いで、
お口の中のお○んちん触手が粘液を放ち始めました。

春香(や…だ、飲まない、わたし、飲ま、……、っ、~~っ)

ごくん。ごくっ、ごくっ……

どれだけ飲みこまないようにがんばっても、息ができなくなる寸前になると
反射的にわたしののどは、身体は、ねばねばの液を受け入れてしまいます。

春香(だれか……だれか、たすけてぇ…もういや、お○んちん液、いやああ…)



ぬぽぉっ!

春香「……は、っ、ぷぁ、んっ」

2本目のお○んちん触手もさんざんしゃぶらされたあと、わたしを待ち受けていたもの。
それはもちろん、イソギンチャクがゆらめかせている、3本目の触手でした。



春香「いや…も、いや……いやああああああ……! 助けてくださ、ぷろでゅ、んむぅぅぅぅ!!?」

もう何本の触手を舐めさせられたのか、思い出せません。

どぷっ、びゅるっ、どぶぅぅっ

春香(お、おなか苦しいよぉ…もう飲めないっ、はいらないい……!)

次から次に、お口を、めちゃくちゃに汚されて。

春香(なのに……次に飲まされるときは、なんで、また入っちゃうの!?)

びゅくびゅくっ! どぴゅっ、どくっ

もちろん、その間じゅう、おっぱいも、…クリトリス、も、ずっと触手でいじめられて。

春香「いやっ、乳首のびちゃうよぉ! クリもそんなにしたら、腫れちゃ、ひあああああっ!?」

そしてまたお口に、おちん○ん触手をずぷうって、入れられて。

春香「むぐっ、うううっ!!んぉ、うぶぅぅぅ!!」



そんな繰り返しの中で。
あるとき、わたしはふっと気づきました。


春香(……なんか、ちょっとずつ、慣れてきた、かも…?)


目を閉じて休憩しているプロデューサーさんに、こっそりアイサインを送ってみます。
今すぐじゃなくてもいいから、気づいてもらわなきゃ。

春香(プロデューサーさん。もう心配いらないですよっ)

お○んちん触手がお口で大きく跳ねても、気にしません。

どくんっ、びゅるびゅるっ

春香(気の持ちよう、かな、このべとべと…なんか、甘く感じるときがある、っていうか)

ごくん。
そう考えると、スムーズに飲み込める気がします。

次の触手がまた、近寄ってきて。
でもなんとなく、これのにおいも……甘いって、言えなくもないかも。


春香(うん、うんっ……耐えられる! 飲み込まされるのも、そこまでイヤじゃない!)


春香(って、いうか、これ… 考えようによっては、おいしいかもっ♥)





「んむうっ、ちゅっ、ぷは……♥ むぐっ、ふむぅ、んんっ」


だいじょうぶですよ、プロデューサーさん!


「あ、んっ♥ れろっ…… えへへ、どうかな、わたしのお口、きもち、いい?」


わたし、ぜんぜん平気です。強がりじゃないですよー、ほんとですってば。


「じゅるるっ、ちゅぱっ…んふ、もう、出ちゃいそうなんでしょ?」


ていうか……ちょっと恥ずかしいけど、いま、わたし、すっごく気持ちいいんです……♪


春香「ちょうだいっ♥ んむっ、ふあ…、はやくぅ、えっちなねばねば、いっぱい飲ませてぇっ♥♥」


だから、こっち、見てくださいよぉ♥ プロデューサーさんっ♥♥♥

声を出さない、のではなく、出せなくなってからどれくらい経っただろうか。


触手で簀巻きにされて転がされ、ときどき存在を思い出したように、強く締め上げられる。


それを、ただの不定期な刺激程度にしか感じなくなって、どれくらい経っただろうか。


胃の中身はたぶん、もうすべて吐いてしまった。
それに下手をしたら、手や足や、どこかしらの骨も折れているかもしれない。


だというのに身体の痛みは、今ではほとんど感じない。
もしかしたら、そろそろ死ぬのかもしれない。それも大して気にならなかった。


最初のうちは、多少は自由のきいた首や頭を動かそうとすると、全身を締めつけられた。
なぜそれでも動かそうとしたか。理由はかんたんだ。春香を見ていてやりたかったからだ。


今では首も頭もほぼがっちり固定されていて、それでも動こうとするとやはり締め上げられる。
なぜそれでも動こうとするか。理由はかんたんだ。春香を見ないでいてやりたいからだ。



P「あっ、があっ…!」ミシミシミシ


そんな俺のささいな抵抗も空しく、強制的に首を「そっち」へ向けられ、
目を閉じようとしても、細い触手でまぶたを無理矢理開かされる。





やめろ。


「んむうっ、ちゅっ、ぷは……♥ むぐっ、ふむぅ、んんっ」


やめてくれ。


「あ、んっ♥ れろっ…… えへへ、どうかな、わたしのお口、きもち、いい?」


頼む、お願いだ。


「じゅるるっ、ちゅぱっ…んふ、もう、出ちゃいそうなんでしょ?」


俺にできることは。


春香「ちょうだいっ♥ んむっ、ふあ…、えっちなねばねば、いっぱい飲ませてぇっ♥♥」


そんな春香を、見ないでやることだけなんだ。

春香「早く、はやくぅ……♥ むふ、むちゅっ…じらさないでよぉっ♥」

おっぱいの間でずりずりって動いてる触手と、わたしのお口に、直接出入りしたがる触手。
下から突き上げてくるのと、前から入ってくるのとを、交互にぺろぺろってしてあげます。

最初はコツがのみこめなくて、たいへんでした。でも今じゃ、ずいぶんわかってきましたよ!

春香「んっ、んっ…… そうっ、おっぱいも、もっと使っていいからぁ」

この、胸のとこの触手。左右のおっぱいを別の触手でぎゅー、って真ん中に寄せて、
その間ではさみこまれたまま、ぎゅぎゅって感じでこすられるのがいいみたいです。
そんなの、気持ちいいのかな?って思いますけど…好みなんて、それぞれですよね。
あ、わたしは、熱くてごつごつって芯のあるお○んちん触手でおっぱいこすられるの、大好きですよ♥

春香「ひゃあっ、あああっ!?♥ もう、っ、クリトリスそんなにいきなり締めないでぇっ♥」

……あぶ、ない、ちょっと意識、飛んじゃってました…♥
そう、クリトリス、って初めは言えなかったけど、たーっぷりいじめてもらったおかげで
今ではちゃんと、恥ずかしがらずに言えるようになったんです!

それに一本じゃ足りないっておねだりしたら、ばっちり増やしてもらえました。
根元のところをきゅって細い触手に締めてもらって、そして、ぷっくり膨れたお豆の部分は
全体をがばって飲み込むみたいにして、自由自在にいじってくれちゃいます♥


あ、そうこう言ってるうちに、きたっ、きたきたあっ♥♥♥

春香「いいよっ、きて……♥ れろっ、んむっ、じゅるるっ、ちゅぱっ、んんんんっ♥」

同時に二本ともお口に入れてあげたいけど、それはさすがに太くて無理なので、そこは早い者勝ち。
今回はおっぱいの間でずりずりしてたほうより一瞬早く、前からの子が入ってきました。

さっきからだいぶびくびくしてたのが、もういよいよ爆発寸前って感じ。
まったく遠慮なしでお口の奥まで入ってくるのが、モノ扱いされてるみたいで、むしろいいですっ♥

すっかり使い込まれて、ちょっと広くなっちゃったような気もするのどの奥まで使って、
びくびく震えるお○んちん触手を包み込んで、優しく、でも確実に刺激してあげます。

ぶびゅっ、びゅぐ、どぷどぷどぷっ!

春香「~~~っ♥♥ ~~~~~~~っっ♥♥♥」

ごくごくっ、ごくんっ、ごきゅっ、こくんっ、ごくっ。

一滴だってこぼしたらもったいない! のどを思いっきり鳴らして、全部飲み込んじゃいます。

そう、これっ、これが欲しかったんですっ♥
どろってのどにからんで、お口もおなかも、全身いっぺんに、かあっと熱くしてくれちゃう♥
こんなステキなものたっぷり飲ませてくれるなんて、お○んちん触手、最高ですっ♥♥

春香「ふあ、あんっ♥ もうっ、またなのぉ♥」

わたしの身体が熱くなってきたのを見透かすみたいに、クリトリスとおっぱいの触手がまた動き始めました…あんっ♥

あと2~3レスで終わらせられる(5レスで終わる)

なんか完堕ちではっぴいえんど完! くらいの勢いありますが
ここからシャイニング・ハルカは戦線復帰します。どうやるかは考えます。

その前に>>130(>>131)がありますが、
そこは当然安価とかありませんので、夜中とかにこっそり投下する方向でいこうと思います。

安価とかなんとかやるのは早くて次の木曜か金曜の夜、だとお考えください。
それでは改めて失礼します。

予告していたのだ、むろん投下はする…… 投下はするが…
正直なところ、今回、安価が出せるところまで進むかどうかが非常に微妙です。
言を左右しまくりで大変申し訳ありません。

ちなみに、たとえば土曜や日曜の昼から更新、ということも週によっては可能なのですが、
読んでいる方としてはそのへんご都合いかがでしょうか。

とりあえずキリのいいところまで5レスほど投下してまた少し離れます。
前述のとおりここで安価等はありません、というかほぼエロだけです。ご安心ください。

……

…………

………………

舌を目いっぱいにのばしてもぎりぎり届かないくらいのところで、
目の前のイソギンチャクさんの頭から伸びてきたりっぱな触手が、ふわふわと漂っています。

もうちょっと、もうちょっとだけ身体を動かせたら、すぐお口が届くのにぃ…
手足や、身体にぬるぬると巻き付いた触手たちが放してくれないせいで、自分じゃ、くわえられません。

春香「ああっ、いじわるぅ…早く、はやくぅ、お○んちん触手、ぺろぺろさせてぇ…」

おとなしく待ってればすぐに舐めさせてもらえる、って頭ではわかっていても、
こんなに見せつけられると、がまんできなくて……わたしは必死におねだりします。

そのとき、後ろにいる方のイソギンチャクさんが新しい触手を伸ばしてきました。
けっこう太いのが二本と、それよりはちょっと細めのが、一本。

先っぽが、変わった形をしています。真ん中に穴? みたいなのがあって、
そのまわりには細い触手がたくさん生えていて、うにょうにょとくねっています。

まるでイソギンチャクさんの触手の先っぽに、ミニサイズのイソギンチャクがくっついてるみたい。
その全体が、とろっ……と糸を引くような粘液にまみれていて、つやつや光ってます。

春香「わぁ、いやらしい…っ♥ それ、どうしちゃうの?」

見るからにえっちすぎる、三本の触手がじわじわ近寄ってきて、どきどきが止まりません。
そして返事のかわりに、イソギンチャクさんはまず太い二本をわたしのおっぱいに吸い付かせました。

春香「ふああ、あああんっ!」

こ、これ、見た目のとおり、すごいい、っ!
真ん中の穴が乳首をぴったり吸い込んで、中に生えてる細い毛みたいなので、つまんだりしごいたりして…
そしてまわりのうねうねした細い触手が、わたしのおっぱい、押したりつついたり好き放題にしてるっ!

あ………って、ことは、さっきの、細いのは、

じゅぷちゅぅっ!

春香「ひ、きゃああああっ!? ひぃっ、ああああ~~~~~っっ♥」

やっぱりっ、思った通り、クリトリス用の触手、でしたぁっ♥

春香「いやあっ、そんな強すぎるぅぅっ♥ ひっぱりすぎ、だよぉぉ♥」

わたしの、クリトリスっ、専用サイズのミニイソギンチャクでしゃぶられてるぅぅ!
まわりに生えた触手と、中に生えてる触手で、いっぱいごしごしコスってますっ…♥
これだめっ、きもちよすぎるっ、また、頭まっしろにされちゃううっ♥

春香「あ、んんむ、っ!? ……ちゅっ、じゅるるっ、ちゅぱっ、ん、んっ」

さっきまでわたしをじらしていた前のイソギンチャクさん、がまんできなくなったのか、
急におちん○ん触手をお口に入れてくれました。おっぱいとクリトリスに意識が行ってたぶん
ちょっとびっくりしちゃいましたけど、でも、しっかりぺろぺろしてあげます。

……わ、もう、びくびくってしてる♥ やっぱりがまん、してたんだ…
それなら、早く出させてあげなきゃかわいそうです。わたしは舌をたっぷりからめて、
表面についてるべとべとを全部、なめとっちゃうくらいのつもりで触手に吸いつきます。

春香(くるっ、また来るうっ、ちょうだいっ、いっぱい欲しいよぉ♥)

声にはできてなくても、わたしのお願いはもちろん、すぐにかなえてもらえました。

びゅぐぐぐぐぐっ、ぎゅぐっ、びゅびゅっ、びゅーっ!

春香「あ♥ ん、んんんっ、ごく、ぐむっ、んぶっ、んん♥」

すごい……すごい、これっ、今までのより、ずっと濃厚ですっ♥
液体じゃなくて、ヨーグルトとか、クリームとかみたいな舌ざわり。
もうっ、こんなになるまで待ってたなんて、イソギンチャクさん、がまんしすぎですよぉ…

後ろのイソギンチャクさんが乳首と、クリトリスを、ごしごししながら吸ってくれる間も
お口のなかのおちん○ん触手は、特濃の粘液をごちそうし続けてくれます。

春香(おいしいっ、これ、最高ぉっ♥ もっと、もっと飲ませてぇ!)

すぐに、おなかの下の方が、すごく熱くなってきました。
さすがにこれだけ濃いどろどろだと、今までより効き目も強烈、みたいです…♥
それを察したように、クリトリスをいじっている触手の動きも激しくなります。

春香(あっ、ああっ、もっと吸われてるぅ!?)

おなかで感じていた熱が、いまでは全部クリトリスに集中しちゃってます。
めちゃくちゃに熱いなにかがわたしのお股のあたりに固まっていて、
それを、クリトリスに食いついてる触手が、無理やり吸い出そうとしてるような…

春香(やっ、これ、なんか、変、変になっちゃう、でも、いいっ、変になっちゃってもいいっ!)

今までも、こんなに気持ちよくしてくれてるんだから、今度もきっと大丈夫。
そう思ったとき、ひときわ強くクリトリスを吸い上げられました。

春香「ん、んん、んん~~~~っっ!?♥♥」

あ………  だめ、これ、ちょっと、刺激強すぎ、……


春香「ふにゃ、あ……?」

…どれくらいの間かわかりませんけど、意識が飛んでた、みたいです。

お口のお○んちん触手はもう引き抜かれていました。
おっぱいにはさっきのミニイソギンチャクがまだ吸い付いていて、クリトリスには……?

春香「な、え? なに、これぇ…?」

イソギンチャクさんの粘液や、わたしのお股からあふれた液で、ぐしょぐしょになったショーツ。
その布地を押しのけるようにして、見なれないものがにょっきりと顔を出していました。

これ………… お○んちん、が、わたしに、は、生えてるっ!?

イソギンチャクさんの触手とよく似た形のそれは、びくん、びくんと、わたしの鼓動に合わせて動いています。
それに、ひんやりとした夜の空気の感触も伝わってくるので…これ、やっぱり、生えて、る?

でも、なんで?お○んちん、わたしに生えてても、自分じゃぺろぺろってできないし……

春香「え、え……どうして、これ、んああっ!?」

何をされたのか、すぐにはわかりませんでした。

さっきまで、クリトリスをいじめていた触手とよく似た、でももう少し太い触手。
それが、わたしに生えたばかりのお○んちんの根本まで、いっぺんに飲み込んでしまってました。

春香「ふあああ、ん、っ」

知らない感覚がぞくぞくっと背筋に走り、わたしはごくりとつばを飲みこみます。
あったかくて、にゅるにゅるってする触手のなかに、おちん○ん、包み込まれて、きもち、いい…っ!

男の人、って、お○んちんをぺろぺろってされたら、こんなに気持ちいいんでしょうか…
これならイソギンチャクさんの気持ちもわかります、
わたしのお口でいっぱい、いっぱい舐めさせたくなるのも、わかっちゃいます♥

でも、そのあたたかさと心地よさでうっとりとしていられたのも、ほんの少しの間でした。
わたしの見ている目の前で、お○んちんをすっぽりくわえこんだ触手が上下に動き始めます。

春香「ひいいっ!? やっ、ひっ、これっ、しゅごすぎぃっ!?」

あの、脳まで直撃してくる感じと同じ…!わたしはようやくこのおちん○んの正体がわかりました。
これ……、わたしのクリトリスが、こんな、大きくされちゃってるんだ!!

もちろん、それがわかったところで、どうなるものでもありませんでした。

春香「い、ぎっ、や、らめ、やめぇ、っ!おっ、お、ふぅっ、おおっ!?」

だめ!やめて! という、たったの二文字や三文字が、口にできません。

わたしの見ている目の前で、イソギンチャク型の触手がわたしのお○んちんを根元までくわえ、
じゅるじゅると音を立てながら先っぽ近くまでを引き抜くように舐め上げて……
そして、ずにゅるっ、と下品な音を立てて、また根元まで飲み込みなおします。

そのいち往復ごとに、まぶたの裏で何度も何度もフラッシュをたかれてるみたいに
目の前がずっとちかちかして、そして腰がひとりでにがくがく震えて、身体を支えられません。
だけど、腰や胸にからみついた触手が支えになって、倒れこむこともできません。

春香「こんにゃのっ、しらないぃ、わたし女の子、なんだからぁ♥お○んちんなんて、知らないよぉ♥」

じゅぽっ、ぐちょん、と、わざとわたしに音を聞かせるつもりなのか、
触手はスピードをつけたり急にゆるめたりして、わたしのお○んちんを上下に刺激してきます。
もちろん、中からはあのえっちな粘液がどんどん流れ出してきていて、
おちん○ん全体がねとねとにコーティングされてしまっていました。

春香(や、やっ、な、なんかきちゃうっ!? 腰っ、こし動いちゃうっ、やだあっ!)

おなかの下というか、おしりのあたり、というか、お○んちんの根元あたり全体が
むずむずするような切ないような感覚でどんどんいっぱいになっていきます。
なんなのかわからない恐怖と、待ってたものがついに来る、っていう期待とがごちゃごちゃになって
わたしは自分で何を言っているかもよくわからないままに、叫びをあげていました。

春香「んおっ、おほ、っ、きちゃう、うぅ!?でる、でちゃう、なにか出ちゃうよぉ♥♥」

それを確認したのかタイミングを合わせて、お○んちんをずっとしごいていた触手が
一気にわたしのお○んちんを根元まで深くくわえこみ、そして今度は全体で強く、強く締めつけてきました。

同時に、中に生えている細い毛のような触手が一斉におちん○んにからみついてきて、
先っぽから根元のあたりまで、めちゃくちゃな動きのままいっぺんに刺激を加えてきます。

春香「い、あ、ああああああああああああっ!?」

唐突におちん○んの中を、ものすごく熱いなにかが通り抜けるのがわかりました。
あまりにも早くて、それに触手に飲み込まれているので目で見えたわけでもないけれど、
直感的に、ああ、わたしも、えっちな液を吐きだしちゃったんだ、と、わかりました。

全身が心臓とお○んちんだけになって、どくん、どくん、と脈をうつ動きだけを繰り返し、
それにあわせてなにかが出ていくような、どっと力が抜けていくような、そんな感じ。

あっという間に目を開けていられなくなって、意識がどこかに漂っていきます…




春香「あんっ、ああぁっ、あ~~~~~っっ♥♥♥ もう許してっ、お○んちん吸わないれぇ♥♥」


身体を起こしていられず、お尻を突き上げて地面に突っ伏した情けない姿勢で、
わたしはできたてのクリトリスお○んちんをいじめ抜かれていました。

手は後ろで縛られたまま、足は太ももと足首をがっちりと固定され、
逃げるのはもちろん、動かすことすらできなくされてしまっています。

その恥ずかしいかっこうのまま、ひたすらお○んちんをごしごしと触手でこすり立てられ、
がまんしようとしても無理矢理に何かを吐きださせられて、ときには意識を持っていかれて…

そして目を覚ました瞬間にあの腰が砕ける感覚に襲われては、また気を失いそうになる。
もう、さっきからずっと、その繰り返しです。

春香「ひぃぃぃっ♥ だめ、らめっ、また、またきちゃううっ♥♥」

ちょっと前まで、イソギンチャクさんがおちん○ん触手のどろどろ液をわたしに飲ませていたのに、
いまでは逆転して、わたしのお○んちんが吐きだす液を、イソギンチャクさんが、触手で飲んでます…



…ふと、自分の足のほうを見て、変な感じがしました。
あれっ、さっきまでわたし、マジシャンのブーツ、はいてたよね?


右足は、触手から垂れ落ちたねばねばで光っているブーツで覆われていました。
でも、いまわたしが左足にはいてるのは、学校に通うときのローファーに、見えます。

………変身が、解けかかって、る?

春香(ま、まさ、か)

春香「いぎっ!? んっ、んほぉぉぉっ♥♥」

ちょうどその瞬間にまたお○んちんを強く絞りあげられ、反射的に液を放ってしまうわたし。
はっと目をやると、右足を包んでいたブーツもうっすらと消えかけていました。

間違いありません……これっ、魔法の力、とられてるっ!!

春香「やっ、だっ、だめっ、もうやめて、お○んちんいじめないでんひぃぃぃぃっ!!」

わたしがようやく事態に気付いたことを察したのか、全身をおさえつける触手の力が強くなりました。
そしてどれだけ叫んでも、イソギンチャクさんたちは触手を休むことなく動かして
びくびくと震えつづけるわたしのおちん○をしごき、容赦なく、魔法の力を搾りとろうとしています。

春香「いやああああああ!!そんな、らめ、っ、へんしん、できなくなっひゃぅぅ♥」


春香(あ、あああ、これ、このまま、じゃあっ)


まだ衣装は残ってるけど、お○んちん、搾られ続けたら…絶対、がまんし続けられるわけありません。
そして、もし、魔法の力を、ぜんぶ奪われちゃったら……?


春香(し、死んじゃ、う、の…?わたし、こんなところで、こんないやらしい生き物に……)





「――――Silent Discharge!」



そのとき。
音もなにもしないのに、目の前のイソギンチャクさんがびくん!と大きく体を震わせました。
自分で動いたというより、なにか、別のところから刺激を受けたみたいな…?

さらに、プロデューサーさんを巻き取って、ときには痛めつけていた何本もの触手が、
いつの間にかイソギンチャクさん本体から切り離されていることにも、ようやく気づきました。

わけがわからず、ただぼんやりと見ていることくらいしかできないわたしの目の前で、

春香「……っ!?」

急に、イソギンチャクさんの身体の真ん中あたりから、なにかが生えてきました。
すごく薄くて、細い、……刀? それか、刃物………?
これ、ふつうに暮らしてたらまず見かけない、とんでもない長さの刃渡りです。


でも、それよりずっと印象的だったのは、その薄い刃の全部が、目の覚めるような蒼色をしていることでした。


まったく音も立てずに生えてきた蒼い切っ先は、まるでそこにはなにも存在してないみたいに
するすると、静かに、イソギンチャクさんの身体の中心線を、上に向かって動いていきます。

やがて、一番上まで抵抗を感じさせないまま刃が通り抜け、真っ二つになったイソギンチャクさんは
左右に分かれて倒れ、そしてその両方がゆっくりと透明になって、消滅してしまいました。
プロデューサーさんの身体をほとんど覆っていた触手も、一緒に。


今まで陰になっていてまったく見えなかったところに、誰か立っていました。


ほっそりとした身体つきに、暗い夜の中でも闇とはっきり見分けられそうな、青みがかった髪。
そしてその身体を包んでいるのは、わたしとよく似たデザインだけど、青色をベースにした衣装。

手には、ちょっと不釣り合いなほど大きな、鎌?を持ってるその人のこと、わたし……


あ、いけ、ない…意識が、また保てなく……






全身がふっと軽くなり、同時に痛みも一気に引いていく。
まさか、ついに俺は本当に死んでしまったのか、と場違いなことを考えていると、誰かに声をかけられた。

「すみません。今は、そのままじっとしていてください。すぐに済みますから」

いったい誰なのか、何を済ませるというのか、確かめようと思って俺はそちらに首を回した。
その動きを終えるより前にその誰かは、手にしたなにかを軽く振るような動きを見せ、小さな声で呟いた。

「Sonic Strike!」

……?

何をしたのか、何が起きたのか。そもそも、本当に何か起きたのか。
訝しむ俺の目の前で。
音もなにも立てないまま、春香を捕え、その身体を好きに弄んでいたイソギンチャクの上半分がゆっくりとずれ落ち始めた。

P(!?)

「……ふぅっ」

ずしゃ、と汚らしい音がしたのと、その巨体の残骸がうっすらと透明になり始めるのは、どちらが先だったか。
そんなことよりも俺は、そこに立っている人物に声をかけずにいられなかった。

P「ちは、や、なのか……?」


「……人違いです。よく言われますが、私はその、アイドルの如月千早という人とは……って、その声……?」

P「なん、で、おま、え………それ、マジシャンの衣装、だよな…?」

千早「プロデューサー!? ど、どうしてここに!?」

P「そ、そうだ、それどころじゃないんだ!春香が!」



千早「…………はる、か…? い、いやああああああああああ!?」






プロデューサーさんと、千早ちゃんの話す声が、わたしにも、途切れ途切れに聞こえていました。

さっきまでの態度がうそのようにパニックを起こし、ほとんど悲鳴に近い叫びを上げる、千早ちゃん。

その声すら、なんだかひどくぼんやり響いている気がして、やがて、それも聞こえなくなっていきました。





【一人目の仲間を見つけました】

条件
 2回目の夜(=パトロール可能になる時間帯)が終了するまでに、
 春香・Pのいずれかの接触対象として千早を選択するか
 夜の行動としてパトロールを選択する(イベント戦闘あり→戦闘の勝敗は仲間にすることと無関係)

【シャイニング・チハヤ Join up】


※条件に関しては、公正を期すべく、>>46を投下する前後の段階で

 テキストファイルで、今回のパスワードは11日当日の>>1のID( m52q09jD0 )です。


いったんここまで。
最悪これで戻ってこない可能性があります、本当にごめんなさい。

先に言っておく。
ごめんなさい、この更新分までは安価なしです。
あとここは当然ながらエロもない。話が少し進むだけです。

………………

…………

……

春香は、俺と一緒にパトロールに出かけたときの制服姿でベンチに横たわり、安らかな寝息を立てている。
その頭をひざにのせた千早は、俺が戻ってきた気配に気づいたのか気づいていないのか、じっと下を向いて押し黙っていた。

P「とりあえず、表通りまで送ってきた。普通に歩いてたし、意識もしっかりしてたみたいだから、大丈夫だろう」

千早「……ありがとう、ございます。お疲れ様です、プロデューサー」

千早があっという間にイソギンチャク二匹を片付けてしまったあと、俺と千早は事後処理に追われた。
そのうちのひとつが、さんざん犯されていた、あの会社帰り風の女性の救護だった。

P「…あの女の人には、いったい何をしたんだ?」

身に着けていた洋服はぼろぼろ、身体じゅう触手の吐きだした粘液まみれの見るも無残な女性の姿が
それこそ魔法のように一瞬で元に戻るさまを目の当たりにした俺としては、千早に聞かずにはいられなかった。

千早「……シャインマジシャンになると、必ず使えるようになる魔法…なんだと思います」

うつむいて、俺と視線を合わせることなく、つぶやくように千早が答える。

千早「ブラックジャンボの…その、被害、に遭った人の、身体を癒し……そして、記憶を一部、消すんです」

P「記憶……ああ、つまり、辛いことをもう、思い出さなくていいように…」

千早「違います。いえ、その効果もあるでしょうけど、メインはそこではないんです」

ぽつぽつと、ただ単に間違いを指摘するためだけに、千早の言葉が零れ落ちる。

P「違う? メインって、どういうことだ?」

千早「おそらく、シャインマジシャンとしての活動を知られないため…証拠隠滅、のようなものかと」

P「ああ…なるほどな……じゃあそれを使って、春香のことも」

千早「それは、また違うんです、プロデューサー」

それはまた、違う? 意味をはかりかねる俺の表情で察したのか、千早はひとつ息をついて説明を始めた。

千早「もちろん最初は、それで春香のことも治療できると思いました。でも、無理だったんです」

P「無理、って……でも、春香は、その………もとに戻っ、」

千早「戻ってなんかいませんっ!!」

伏せていた顔を弾かれたように上げて、千早は大声で叫んだ。
しかし、気圧された俺の顔を見て、一気にしゅんと縮こまってしまう。

千早「……すみ、ません。取り乱しました」

P「いや。俺が、無神経だった。謝る。…もう少し、説明を頼んでもいいか?」

千早「はい… おそらく、さっき言った魔法は、普通の人相手でないと効かないのだと思います」

P「普通の人?」

千早「つまり、マジシャンでない人、ということです。ですから、プロデューサーには効果が」

今更のように合点がいった。
俺の身体の痛みや、巻き付いていた触手の粘つきがなくなっていたのはそういうことだったのか。

P「お礼も言ってなかったな。ありがとう千早、本当に助かった」

千早「いえ、そんな……当然のことを、したまでですから」

P「でも、そしたら、話を戻すけど…千早は、春香に何をしたんだ?」

俺の…つまり、マジシャンではないただの一般人の俺から見れば、
千早の膝枕で眠る春香の姿は、ほんの何時間か前に見たときのそれとまったく違いがわからない。

千早「わたしの能力を応用して、使いました」

P「能力?」

千早「そうです。…今聞くことではないとは思いますが、春香はなんの能力を?」

P「え?」

千早「ですから、マジシャンとしての能力です。その……敵に、通用しなかった、ということなんでしょう?」

当然のように千早に尋ねられ、俺はなにを答えればいいのかわからず困惑する。

P「えっと、その、シャインボール………とか? あ、あと、シャインシールドってのも…」

苦し紛れの俺の答えを聞いた千早の表情から、瞬間的に一切の表情が抜け落ちた。
あまりに予想外の答えを聞いて、限界まで呆けきった人間はきっと、こんな顔をするのだろう。

千早「そん、な…そんな状態の春香を、プロデューサーは戦いに駆りだしたんですか!?」

春香がひざに寝ていなければつかみかかってきたであろう剣幕で、千早は俺に食って掛かった。

P「す、すまない…確かに春香の実力をきちんと分かってなかったのは俺のミスだ」

千早「それなら!!」

P「だけど待ってくれ、千早、マジシャンはみんなその能力、ってのを持ってるのか?」

千早「は、っ?」

P「俺のことは後でどれだけでも責めてくれて構わない、だけど本当に知らないんだ、頼む、教えてくれ!」




千早「私の能力は、『音』にかかわるものです」

P「音?」

どうにか俺の弁解を聞き入れてくれ、いくぶんか落ち着いた口調で千早は話し始める。

千早「漠然としすぎている、と思いますよね? たとえば、音速に近い速度で、不可視の刃を飛ばせたり」

ついさっきの、手品か何かのようにイソギンチャクが両断された瞬間を思い出す。
そんな手段がもし春香にもあったのなら、こんなことには……!

千早「あとは、単純に、自身が立てる音を可能な限り抑えるとか…接近するときに、これを用いました」

P「そういえば、状況が状況だったとはいえ、助けられるまで気づかなかったな…」

千早「ただ、究極的には、生命活動やあらゆる運動を鎮静化させ『沈黙』させる能力、でしょうか」

説明をとりあえず聞き洩らさないように耳を傾ける一方で、俺の頭の中は疑問符で埋め尽くされていた。
マジシャンが固有の能力をそれぞれ持ってるなんて設定、おおもとのゲームではまったく出てきてなかったはずだ。

千早「春香に対しても、命に別状のない範囲で生命活動を『沈黙』させて、まずは眠らせている状態です」

P「はー……なるほど、そんなこともできるのか…」

千早「原理はよくわかっていません。魔法だから、というのも、無責任すぎるように思いますけれど…」

P「………そういえば、さっき持ってた鎌みたいなアレって、ひょっとして音符の形してたのか?」

千早「よく見ていますね。本当なら、音楽や、それに関わるものをそんな風に扱いたくはないですが」

話がひと段落して、あたりを沈黙が支配する。
その中に、静かな春香の寝息だけが小さく響く。

P「…春香にも能力、ってのはあるのかもしれないが、少なくとも俺はまだ、それを把握してない」

千早「……そう、ですか」

P「そんな状態のまま春香を連れまわしたのも、敵と戦う判断をしたのも、俺のミスだ」

千早「その通りですね」

P「………謝って許されることじゃないのはわかってる、だけど、言わせてくれ。すまなかった」

千早「謝る相手が、違います、プロデューサー。それは、春香に言ってあげてください」



これで話が終わり、というのならともかく、さらに気が重い話がまだ残っている。
それも原因はほとんど俺にあるようなものなのだから、確認しておかなければならなかった。

P「……春香は、これで、その、後遺症とか…残らないんだろうか」

俺が、その一部始終をそばで見ることになってしまった、触手生物による悪夢のような凌辱。
身体的なものはもちろんのこと、精神的にも、春香にどれだけの爪痕を残したか、想像もつかない。

千早「…わかり、ません。一応、私にできる最大限のことは、したつもりですが……」

P「それは、さっきの『沈黙』のことか?」

千早「はい。眠らせるほかに、まずはこの数時間の春香の記憶に対して、できるだけ強力に」

P「そうか……ありがとう、千早」

千早「ただ…それで完全に封じることができた、とは思えません。だって、あまりにも……!」

汚し尽くされた春香の姿を思い出したのか、膝に置かれた千早の手が強く、強く握りこまれる。

P「………すまん」

千早「それから、その……プロデューサーも、見ていてご存じとは思いますが…は、春香の…」

顔を赤くした千早が言いよどむ。

P「……ああ、その、ち………なんだ、男性器、な…」

さすがにそれを、アイドルでもある千早に言わせるわけにはいかない。
と思って助け船を出したつもりが、それがかえって地雷を踏むことになった。

千早「なぜわざわざ口に出すんですか!?共通認識がもうあるんですから言わなくていいでしょう!」

P「あ、そ、その、悪い! これでもよかれと思ったんだ」



千早「あの手の生物が出す体液…… については、どんなものかご存じですね?」

P「ああ。わかってる」

思い出したくないはずなのに、春香がさんざん触手相手に晒した痴態が脳裏をよぎってしまい、
あわてて大きく頭を振ってその記憶を頭から追い出す。

千早「状況から見ても、春香がその…効果、を、相当受けてしまっているのは確実です」

P「…ああ。それも、知ってる」

千早「私に可能な最高のレベルで鎮静化を施しました。だから、日常生活をする上でなら、そう支障は出ない、と思います」

P「本当に千早には感謝してもし足りないな。ありがとう…」

千早「ただそれは、日常生活だけをするなら、という条件付きです」

俺の感謝の言葉をさえぎるようにして、千早は残酷な事実を突きつける。

千早「それに、その……一部の器官に関しては、特に強く、敵の…行為の、影響が残ってしまっているみたいで」

俺だって二度続けて同じ地雷を踏むほどの馬鹿じゃない。具体的にどの器官、などと口にするのは避けた。
もちろんそれでも抵抗がないわけがなく、千早は目を伏せて説明を続ける。

千早「再発、の恐れが、否定できません。正直言って、私にもわからないことだらけです……」

P「いや、当たり前だよな……辛い話をさせて、悪かったよ」



P「で、たぶん、記憶が残ってるかどうかとか抜きにしても、春香の場合…」

千早「はい、春香の責任感や正義感からすれば、自分から戦いを降りるとは絶対に言わないと思います」

P「結局は春香の精神力頼み、って話になっちゃうか。もちろん、俺たちがフォローするのは大前提としてな」

P「……そうだ、千早。お前がマジシャンになったのって、最近のことなのか?」

春香についての心配事が多すぎて、最初から聞こうと思っていたことをずっと忘れていた。

千早「はっきりとは覚えていません。ひと月ほど経つかどうか、というところでしょうか」

P「この近所のパトロールとか、いつもしてるのか?」

千早「そう頻繁にではありませんけど……今日も、魔力の乱れのようなものを感じたもので」

となると、音無さんが言っていた、近隣で噂のシャインマジシャンというのはおそらく千早で決まりだろう。
だが、同じような境遇ですでにマジシャンとして活動しているほかのアイドルがいないと決まったわけでもない。

それと合わせて、俺はどうしても聞いておかなければいけないことがあった。

P「……なんで俺に、マジシャンになったこと、教えてくれなかった?」

千早「……………危険が及ぶのが、嫌だったからです。プロデューサーにも、それに、事務所の皆にも」

音無さんの予想はやっぱり正しかった。エスパーかなにかか、と、心の中でひそかに感心する。

千早「………でも、結果として、私は春香のことを、ちゃんと助けてあげられませんでした」

下を向いたまま、千早は振り絞るようにその言葉を口にする。

千早「プロデューサー。本当は、私のほうこそ、プロデューサーにお詫びしなくてはいけないんです」

再び千早が顔を上げた。
俺の方をまっすぐに見て、はっきりとした口調で告げる。

千早「勝手な真似をして申し訳ありませんでした。改めて、シャイニング・チハヤとして、共に戦わせてください」

P「当たり前、だろ。一人より二人、二人より三人、もし十三人揃ったら無敵みたいなもんだ。春香の受け売りだけどな」

とにかく今は、新しい味方として千早が加わってくれたことを前向きに捉えようと、そう思った。




P「しかし、魔力の乱れ、か。そういうの感知できたりするんだな、くそ、俺は本当に知らないことだらけだ……」

千早「ところで、プロデューサーはマジシャンではないのに、その手の知識をどうやって得ているんですか?」

P「え?」

思いがけないことを聞かれて、一瞬頭の回転が停止してしまう。

千早「たとえば、対策マニュアル、のような……そういったものがあるのなら、私も拝見したいです」

………どうやら千早の方は、例のゲームのことをちゃんとは知らないらしい。
いずれ説明してやる必要はあるのだろうが、今夜の俺にはとてもそんな余裕はなかった。

媚薬粘液も魔法もご都合全開のアイテムという意味で根っこは似てると思います。

ハルカさんの戦線復帰の理由付けは果たしてこれでいいのか、というのもさることながら、
150レス超えてハルカさんがマジシャンとして覚醒してからやっと1日目が終了、
この時点ですでにいきなり堕とされかけるレベルの凌辱受けててしかも前も後ろも処女ってすごいですよね(白目)

どう見ても>>1が興奮・暴走したせいです。気を付けます。


さて次回以降、ようやく2人目捜索ラウンドに入ります。

先出しで【ヒント】

 次のアイドルに関しては2段階の手順を踏まないと仲間にならない設定にしています。
 まず1つめのフラグ立てて2つめのフラグも立てたらOK、的な感じです。

それから、この捜索ラウンドに関しては、1人目2人目3人目……とそれぞれ独立、
つまり3番目以降に仲間にできる予定の子を2人目のラウンドで選んでも仲間にはならない、という設定にしてます。
ということは、1人目ラウンドで選んだけど仲間にならなかったアイドルたちも…?

あと>>64について、黒幕に接触しても今のところ特にペナルティはなしにしてます。
変更がある場合はまたお知らせします。


次回更新予定は本日16日土曜の夜、20~21時くらいに開始できたらいいなと思っています。


追伸

描写の通りならシャイニング・チハヤめっちゃくちゃ強いじゃん、
こんなの絶対エロ行かないじゃんふざけんな、と思われたゲス顔勢の方へ。

本編の戦闘では粛々とコンマ計算するだけですのでどうぞごあんしんください。
技云々はただのフレーバーです(描写の時だけ出てきたり出てこなかったり)

こんばんは。
20時半ごろから投下していきます。書き溜めはさほどないのでゆったりめで。

>>50あたりでやっていたのと同様の人探し再び、です。よろしくお願いします。

【ヒント】 ※再掲

 次のアイドルに関しては2段階の手順を踏まないと仲間にならない設定にしています。
 まず1つめのフラグ立てて2つめのフラグも立てたらOK、的な感じです。


なお、千早さんもそうでしたし、今回の子も、それ以降の2人も
うまく仲間にできなかった場合はエロ展開経てブラックジャンボ四天王etcコースへ一直線です。

千早「おはようございます」

事務所のドアをくぐる私を、いつも通り音無さんが出迎えてくれる。

小鳥「ああ、千早ちゃん。おはよう」

流石に、昨日の今日ということで、春香はお休み扱いになっていた。

プロデューサーが春香のご家族にどんな説明をしたのかは、聞けなかった。
とにかく今は、出来る限り回復してくれることを祈るばかり……

小鳥「……プロデューサーさんから聞いたわ。千早ちゃん、もうマジシャンなんですって?」

神妙な面持ちの音無さんから声をかけられ、考え事をしていた私は現実に引き戻される。

千早「はい…その、サポートしていただく立場なのに、勝手な真似をして、申し訳あり……」

そこで私は、それ以上の言葉を継げなくなる。
いつの間にか立ち上がってそばに来ていた音無さんに、優しく抱きしめられたせいで。

小鳥「それはいいの。でも、一人でなんでもやろうなんて、もう考えないで」

千早「音無さん………」

小鳥「なにより、千早ちゃんは無事でよかった…これからは、わたしたちも手伝うから」

…もちろん、音無さんに悪気が一切ないことは、私にもわかっていた。
しかし、彼女の、千早ちゃん『は』無事で、という何気ない一言が
心の奥底に深く刺さり、抜けることのないとげのように、じくじくと痛む。

……これも、元をたどれば、私の身勝手が招いてしまった結果なのだ。
いまはせめて、私にできることを精一杯やろう、と、多少無理やりにでも頭を切り替える。

P「ああ、もう来てたか、千早。おはよう」

千早「おはようございます、プロデューサー」

それから少しして、プロデューサーが事務所へやってきた。
春香のことはあえて私も聞かないし、彼も触れるつもりはないようだった。

P「…たぶん、俺よりも千早の方が、今ではいろいろ先輩なんだろうと思う」

少しだけ困ったような笑いを口の端にのせて、プロデューサーはそう切り出す。

P「だから、俺が指示を出すってよりも、千早にアドバイスをもらったほうがいいのかもな」

千早「アドバイス、ですか」

P「ああ。とりあえず今日の方針としては、どうしたもんだろう?」





行動の選択肢安価です。

1.「私と、似た状況の人がいるかもしれません。事務所の皆と話をしてみるべきです」
2.「もっと、力をつけなくては……トレーニングの時間を設けてください」
3.「まずは情報収集です。近所で聞き込みをしてみませんか?」

↓2

千早「そういえば、プロデューサー。昨日お話していた、対策マニュアルの件なんですが」

昨晩うやむやになっていたことを思い出し、私は改めてプロデューサーに問いかける。

千早「私にも見せていただけないでしょうか。きっと、これからの戦闘に役立つと思うんです」

一瞬だけぽかんとした顔をしてから、プロデューサーの視線が急に泳ぎ始めた。
そういえば昨晩もこの話題になったとたん妙に歯切れが悪かったけれど、なにか問題があるのかしら…?

千早「プロデューサー? あの、聞いてくれていますか?」

P「あ、ああ、おう、聞いてる聞いてる。対策マニュアルなー、あー、アレなー」

千早「やはり何かあるんですね?やはり、私ではまだ高度すぎるような内容でしょうか」

P「いや、そんなことはないんだよ、もちろんそういうことじゃないんだ。だが、しかし、えーと」

…? ますます理由がわからない。いったい、何を渋ることがあるのだろう?

P「………よし!」

プロデューサーはなにやら決心した様子で、自身のデスクの方へ戻っていく。
いよいよ私にも説明をしてくれる気になったということだろう。

改めて、心中でひそかに気合を入れ直した私に手渡されたのは、事務所の備品のノートパソコンだった。



千早「これで、映像を見るだけ?それだけなんですか?」

P「ああ。………あらかじめ言っておくが、内容的にはぜんぜん気分のいいものじゃないぞ」

千早「っ…つまり、負傷したり、場合によっては命を落とすような、危険な戦闘ということですね?」

P「……なあ、千早。感情を抑えて、冷静に行動する、と約束してくれるか?」

千早「はい? え、ええ、もちろんです。でも、どういうことですか?」

P「よし、わかった。わかりやすく言うぞ。千早、お前には今から、エロゲーをプレイしてもらう」



P「よせ!やめろ!こんなところで変身しないでくれ!違う、誓って冗談じゃない!さっき約束しただろう!?やめろ!頼む!」

千早(もう…!いくら本当のことでも、昨日の今日だというのに!)

………しかし、気はまったく進まないとはいえ、プロデューサーの言うことも理がないわけではない。
え、えろ…… 成人向けゲームの設定と、いまの事態が、ほとんど合致しているだなんて…

千早「……この、回想モード?というのかしら。これを起動したらいい…の、よね?」

あまりこの手の機械は使いなれていない。マウスをそっと持って、画面上のボタンを押す。
そう、この動作はクリックと呼ぶのだった。さっき教わったから、間違いない。

それを教えてくれたプロデューサーは早々に退室し、私は一人で会議室を使わせてもらっている。
操作に慣れている人が一緒にいてくれた方が色々と助かるだろうとは思ったものの、
「内容が内容だし、俺はいないほうがよくないか?」と言われてしまっては、うなずくしかなかった。

操作手順については他にも、プロデューサーがこと細かにメモを書いてくれていた。

……こんな下品なゲームを、何度も何度も遊んでいるなんて、と思わなかったわけじゃない。
でも、きっとあの人はあの人なりに、必死でできることをしているのだろう。
そう考えたら、怒るに怒れない、呆れるような、でも暖かなような、不思議な感覚が胸を満たした。

唐突にパソコンのスピーカーからうすっぺらな曲が流れ始め、びっくりしてそちらに向き直る。
これじゃ音が大きすぎる、音量の調節をする方法も、たしかさっきのメモのどこかに……



ディスプレイに映し出されているシャインマジシャンは、スピードと手数を武器に戦うタイプらしい。

身にまとっている衣装は青色を基調としていて、体型的には華奢で、ほっそりとしている。
笑顔がよく似合う明るい主人公と対照的な性格の持ち主で、冷静な、どちらかというと無口な女の子。

……別に、そんな情報に、特に意味はない。今はまず、プロデューサーに指示されたことをこなさなくては。

そこで画面が動かなくなってしまった。
まさか、故障!? と思ったところで、プロデューサーからもらっていたメモのことを思い出す。

千早(…あっ、確かに、右下で矢印のようなマークが点滅しているわ)

千早「ええ、と…台詞がそれ以上表示されなくなったら、クリック、をすればいい…… こうかしら」カチ

千早「場面が、進んだ…よかった。壊してしまったわけではなさそうね」カチ


シャインマジシャン『無駄よ。その程度のスピードでは、私を捕えることはできない』

一発の攻撃力があるわけではない。防御に長けているわけでもない。
機動力を活かし、敵の攻撃を確実にかわし、少しずつでも、的確に相手を消耗させる。

確かに画面の中を舞うマジシャンの戦い方は、私によく似ていた。
これなら参考にできる部分もあるかもしれない、と思いつつ、私はクリックを繰り返す。 



シャインマジシャン『くっ、倒しても倒しても、あとから……数が多すぎるわ…!』

だんだんと、雲行きが怪しくなってきた。

速度を活かすなら、なによりもある程度の空間がなくては話にならないし、
できるかぎり相手は少数、理想を言えば1対1の状況を作り出せるに越したことはない。

千早(駄目よ!廃ビル内なんて閉鎖された場所で、1匹1匹は貧弱でも、大量の敵を相手にしていたら…!)

聞こえるわけもないのに、画面の中の彼女につい語りかけずにはいられない。

シャインマジシャン『あっ……!?こ、このっ、放しなさいっ、あ、きゃああっ!?』

案の定、正面の敵に気を取られていた彼女は、忍び寄っていた別の敵にあっさりと捕縛されてしまう。

シャインマジシャン『(まずいっ……速度が私の身上なのに、身動きを取れなくされてしまったら…!)』

そうだ。
速度が身上、なのだから、それを奪われてしまったらどうなるか、想像するのは難しくない……


シャインマジシャン『いやっ、な、何をするの!?そんな、やめなさいっ、やめて…お願い、私まだ』

シャインマジシャン『あっ、が、っ!? い、痛い、痛いぃっ!?やめて、動かさ、ないでっ……』

四方八方から魔物に群がられ、その触手で凌辱の限りを尽くされるシャインマジシャンが画面に映る。

私は、これに似た光景を、すでに何度も見てしまっている。
助けが間に合った人もいた。そうでない人も、いた。そして、春香も……



シャインマジシャン『もう、もういやあっ…… そんなに突いてはだめ、だめぇ…あっ、ああんっ』

最初は純粋な抵抗の言葉を吐いていたマジシャンの声に、甘いものが混じり始める。

シャインマジシャン『放してっ、私は、シャイん、むうっ!?』

シャインマジシャン『(ああっ…!これでは、呪文を使うことも…… い、いや、なに、なにを出しているの!?)』

その姿がやはり、昨晩見たものと重なってしまい、マウスを握る手が震えそうになるのを必死でこらえる。



シャインマジシャン『んんっ、ひいいっ♥♥いや、いやっ、もうイきたくない、イきたくないのにっ♥♥♥』

シャインマジシャン『おねがい、もうゆるひてぇ♥♥媚薬粘液もういやぁ♥♥♥』

シャインマジシャン『あっ、きゃんっ♥♥また膣内にぃっ♥♥また触手にイカされちゃうぅ~っ♥♥♥』

あられもない嬌声を上げ続けるだけになったシャインマジシャンを、魔物の群れが好き放題に弄び続ける。

そうだ、これはあくまで仮想のゲームの中のこと。
もう二度と、誰も、春香のような目に遭わせはしない。もちろん、私自身も含めて。


内容はこの上なくひどいものだったけれど、参考になる部分がないわけではなかった。
しかしそれはそれとして、ここを出たら、プロデューサーに改めてお説教をしようと私は心に決めた。



トレーニング成否の安価判定を行います。

まず、シャイニング・チハヤのパラメータは以下のようになっています。

【攻撃 40 防御 30 機動 65 耐久 35】

↓2で、上の4つのうちどのパラメータを成長させたいか選択してください。

その際のコンマ数値が、対象のパラメータよりも大きな数値であればトレーニング成功です。
成功した場合、コンマ下1桁×1/2(端数切り上げ)分、該当のパラメータが成長します。
ただし0は0として扱うため、成長しません。

【トレーニング判定:防御現数値30>コンマ数値13:失敗】



雪歩「あっ、千早ちゃん、来てたんだ?おはよう」

千早「萩原さん? おはよう。少し、会議室を借りていたの」

まずはプロデューサーを見つけなければ、という思いでいっぱいになって会議室を出ると、
事務所は三々五々、いつものメンバーで埋まり始めていた。

真「千早、おつかれー。あれ、いまレッスン帰りとかだっけ?」

千早「いいえ、事務所内にいたわ。ちょうどすれ違いになってしまったみたいね」

真「そうだったの? ぜんぜん気づかなかったよ」

美希「…………すぴー」

萩原さんと真のほかに、いつの間に来ていつの間に寝始めたのか、美希がソファに横たわっている。
さておきプロデューサーは、と居所を訪ねようとしたところで、萩原さんが切り出した。

雪歩「ちょうどお茶を淹れるところだったの、千早ちゃんもいかが?」

千早「……そう、ね。じゃあ、お願いします」

ついさっきまで見ていたもののことを思い出すにつけ、お世辞にもいい気分とは言えない。
おいしいお茶でもいただけば少しは気がまぎれるだろうから、その申し出に甘えることにした。


真「そういえば千早、聞いた?昨晩、またシャインマジシャンが出たってウワサだよ」

腰かけて萩原さんのお茶を待っている間に、真が話しかけてきた。

……プロデューサーの判断で、私自身がマジシャンとして覚醒していることを
まだ事務所の皆には明かしていない以上、まさかそれは多分私のことだ、とは言えない。

動揺をできるだけ押し殺して、特に興味もないように装って、当たり障りのない返事をする。

千早「へえ?このあたりも案外、物騒ということかしら。気を付けないとね」

真「まあね…でも、ボク、いざってなったらきっと活躍できると思うんだ」

千早「ふふ、そうかもね。真は事務所きっての武闘派だから」

真「違うってば千早。ボクってこう、案外、魔法少女!って感じのフリフリの衣装とか、似合うと思わない?」

…どう、答えたらいいのか。なんとなく返答に困ってしまったところで、救いの手が訪れた。

雪歩「はい、お待たせっ。どうぞ」

美希「……ん、んん………いいにおいが、するの」

真「おはよ、美希。雪歩がお茶淹れてくれたとこだよ」

千早「ありがとう萩原さん。いただきます」

熱いお茶がすっとのどを落ちてゆき、身体がじんわりと温まる。
意識しなくてもつい、ほう、と息が漏れてしまうのは、日本人ならみな同じだろう。

雪歩「どう、かな? それね、実は、新しいお茶っ葉を試してみたんだ」

萩原さんがおずおずと尋ねてくる。

千早「そうなの? とても美味しい。身体が、芯から温まる感じがするわ」

わたしの答えを聞いて、彼女はようやく、安心したような笑みを浮かべた。

雪歩「ふふ、ほんと?よかったぁ」

千早「いつもご馳走様。ああところで萩原さん、プロデューサーを見かけなかった?」

雪歩「プロデューサー? あ、ちょうど今、ドアからこっそり出て「わーっ待て言うなっ!?」」

千早「本当にありがとう。手間が、省けたわ」

千早「まったく役に立たなかった、とは言いません。ですが、こう、もう少し実践的な」

P「いや、でも、同じタイプのマジシャンとして参考になる部分がないわけでは」

千早「…プロデューサー、内容まで見たうえであのシーンを勧めていたんですか。最低です」

P「そ、それにほら、そうだ! 最後の逆転とか、新技として参考になるんじゃないか、なんて」

千早「………え? 逆転…………?」

P「え……あれ、見てない?」

…そんなシーンがあったのだろうか。まったく覚えていない。
あのときはいろいろ頭に血が上っていたのは間違いないから、たぶん飛ばしてしまっている。
見当違いでプロデューサーを非難していたこともあって、顔も体もかっと熱くなってしまう。

亜美「あっ、いたいた! ねーねー、にーちゃーん?」

真美「お? 千早おねーちゃん! おっはよ、千早おねーちゃんまでいないのかと思ったよー」

プロデューサーを見かけて亜美と真美がいっしょにやってきた。

千早「真美、千早おねーちゃん…… まで、って、どういうこと?」

真美「いやー、真美たちさ、今日ははるるんと一緒にレッスンなんだけど」

亜美「そーそー。にーちゃん、はるるん見なかった?」

ほんの一瞬、プロデューサーと私の間で、ぴりっとした緊張が走る。
けれど、それをおくびにも出さず、プロデューサーは笑顔で二人に答えた。

P「いやー、それがな。春香はきょう、急に体調を崩しちゃった、って連絡が……」

「「えーっ!」」






千早「………構えていないところでいきなり話を振られると、ちょっと肝が冷えますね」

P「ああ……ところでもう少し、時間には余裕がありそうだ。どうする、千早?」





行動の選択肢安価です。

1.「今日事務所に来ていない人も含めて、手分けして話を聞いてみましょうか」
2.「まだまだ鍛錬が不足しています。トレーニングを積みたいと思います」
3.「これ以上被害者を出さないためにも、パトロールに回りましょう」

↓2

千早「今日事務所に来ていない人も含めて、手分けして話を聞いてみましょうか」

P「ああ、そうか。味方集めも重要だもんな」

千早「その通りです。では、私は ↓2 と話をしてみますね」

P「わかった、頼むよ。それなら俺は、 ↓3 に声をかけてみるとするか」

美希「ん、あ、ふあーぁ…、っ……あれっ、千早さん?」

千早「おはよう、美希。よく眠れたかしら?」

美希「うんっ!ばっちり快眠、なのっ」

起きるのを待っていた私が、寝起きの無防備な表情をすべて見ていたことに気づいても
まるで動じることなく、美希は屈託のない笑顔を浮かべる。
人前で眠ることにさえ少し抵抗のある私には、とてもまねができないな、と思った。

美希「ねぇねぇ、千早さん。ミキ、ちょっと聞きたいことがあるの」

そして、私が話の糸口を探しているうちに、美希の方から質問が飛んでくる。

千早「私に?」

美希「うん。あのね……千早さん、春香がきょうオヤスミしてる理由って、知ってる?」

質問だと思っていたそれはとんでもない爆弾だった。
さっきの亜美と真美のときよりも強烈な不意打ちで、うまい返しを思いつかない。

答えあぐね、内心焦りに焦っている私の目の前で。
美希はいきなり大粒の涙をぼろぼろとこぼし始めた。

美希「ミキ、ね、不安、なの……だって、春香、やっと、マジシャンになれたんでしょ…?」

千早「え、ええ。私もそう聞いているけれど…」

美希「なのに、その次の日にいきなりオヤスミって……春香に、なにか、あったんじゃないか、って…!」

途切れ途切れにやっとそこまで言うと、美希はそのまま私に強くしがみついてくる。

千早「ちょっ…ちょっと、美希、落ち着いて……!」

美希「だいじょうぶ、だよね、千早さん…春香、だいじょうぶだよね…?」

大きくしゃくりあげ、声を震わせながら、美希は私の顔をまっすぐに見つめてたずねる。

千早「………ええ。プロデューサーも言っていたでしょ、春香は体調を崩したんだって」

とっさについた真っ赤な嘘が、私の心の奥に、しこりのような嫌な感触を残した。

【星井美希:未覚醒】


真美「どーしたのさにーちゃん、話がしたいー、なんて」

P「なあ真美。お前、シャインマジシャンになるってことについて、どう思ってる?」

レッスン終了後、確認したいことがあるという理由をつけ、俺は真美と向き合っていた。
亜美は亜美で、トレーナーさんに見てもらっているので大丈夫だろう。

俺の質問に、真美はきょとんとした表情を浮かべた。

真美「んー? だって亜美も真美もみんなも、そのためにここにいるんでしょ?」

P「それはわかってるよ。そうじゃなくて、真美の個人的な感想っていうか、意見が聞きたい」

ん、と小さくうなずいた後、真美はしばらく眉間にしわを寄せて、うーん、ぐぬぬ、などとうなっていた。
やがて、自分の中で整理がついたのか、少し迷いを残したようにも見える顔をこちらに向ける。

真美「え……っと、ね。これ、亜美にはモフデコにしてくれる?」

そして第一声は、質問の答えとまったく関係のないことだった。

P「……オフレコ、な? 亜美はもちろん、ほかの誰にも言わないよ」

真美「あんがと。…ショージキ言って、ちょっと、ちょーっとだけ、ね? コワい、かも」

P「ああ、そりゃ当たり前だよな。正体もわかんない悪の組織が相手なんてさ」

日頃は二人であんなに元気いっぱいふざけ合っている、悪ガキを絵に描いたような真美でも
やっぱり年頃の女の子なんだな、と、妙なところで感心してしまった。

真美「ううん、コワいって、そういうことじゃなくて」

P「え?」

だが、真美の言い出したことは少し予想と違う方向へ転がっていく。

真美「うまく言えないんだけど…… 魔法とか、そういう、しょーたい不明な感じ? が、なんか、ちょっと、コワい」

真美「あ、でも、もちのロン、マジシャンなれたら真美、ばばーって大活躍しちゃうよ!?」

P「ははは、そうか、そのときは期待してるからな」

真美「あー!にーちゃん信じてないっしょー!? ほんと、ホントなんだからー!!」

ばたばたと手を振り回し、大あわてでアピールする真美の頭を、くしゃくしゃとなでてやった。

【双海真美:未覚醒】



※なお、真美と亜美は当然、別々で扱っております

>シャイニング・チハヤのステータス
ゲスト参戦で大活躍したユニットがいざ操作可能になってがっかりすることって多いですよね?

冗談はさておき、あんまり露骨に差をつけるのもどうかと思いましてその数値設定です。
もちろん戦闘の時はある程度、戦闘担当者に合わせて手心を加えたり加えなかったりする予定です。

春香「おっはよーございますっ! 昨日はお休みしちゃってごめんなさい!」

おやすみしてたのはたった1日のはずなのに、なぜかちょっと久しぶりなような、不思議な感じ。
事務所のドアをばんと開いて、天海春香、きょうも元気にがんばりますっ!

そんなときに限って残念ながら、事務所の中には誰もいません。
小鳥さんも見当たらないってことは、ちょっとした買い物かなにかにお出かけなのかも。

「あ……、春、香?」

呟くような声が聞こえて振り向くと、ドアのところに千早ちゃんが立っていました。

「あっ! 千早ちゃ――」



急に、暗い闇の中に千早ちゃんが立っている映像が、頭に浮かびます。
学校の制服でもなくて、ステージ衣装でもなくて、でも千早ちゃんによく似合う青色で……


…あれ? こんな千早ちゃんをわたし、どこかで見たこと、あったかな……?




わたしがぼーっとしてしまっている間に、千早ちゃんはドアを静かに閉めて事務所の中へ入ってきます。

千早「春香、もう体調は平気なの?気分が悪かったりしない?」

すぐ近くで、私の顔をのぞきこむように見ながら話しかけてくる千早ちゃん。
いつものクールな千早ちゃんからするとずいぶんな接近戦で、意味もなくどぎまぎしてしまいます。

春香「だ、だいじょうぶだよ千早ちゃん。それより、その、ちょっと、近いかも」

千早「! ご、ごめんなさい!心配だったものだから、つい…」

本当に無意識だったんでしょう、千早ちゃんは弾かれたように数歩下がって距離をとります。
その徹底ぶりがおかしくて、わたしは思わず笑ってしまいました。

春香「あははっ、そこまでしなくても。でも、うれしいよ、ありがとう」

P「おはようございまーす…… って、春香!?お前、もういいのか、大丈夫か?」

階段を上がる音に続いて事務所に入ってきたのはプロデューサーさん。
わたしを見るなり、駆け寄ってきそうな勢いで体調を気遣われちゃいました。
まったく千早ちゃんもプロデューサーさんも、本当に心配性なんだから。

でも、そんなに心配してもらえるのがすごくうれしいのも本当です。
1日休んじゃったぶんはすぐ取り戻さなくっちゃ!

P「……そうか、ちょうどここにいるの、俺たちだけか。なら……千早?」

千早「ええ。どうやら、鎮静化の効果はそこまで及んでしまっていたようですから」

春香「なになにー?もー、わたしだけ仲間はずれなんてダメですよぉ」

せっかくの復帰初日です、ちょっとくらい勢いまかせでもいいかも。
千早ちゃんとプロデューサーさんが小声でお話をしているところに、無理やり割り込んじゃいます。

P「ところで、春香。いきなりだけど、大事な話をさせてくれ」

春香「えっ……な、なんですか?」




春香「ほんと!?千早ちゃんもマジシャンなの!?」

実際に、千早の処置によって忘れていたのだろう。
俺と千早の説明を聞いた春香は、心から純粋に喜んでいる。

千早「………ええ。黙っていて、本当にごめんなさい、春香…」

話を合わせるために、千早が必死で表情を取り繕っているのがわかる。
もともとそう演技のできるほうではない千早のことを考えれば、完璧以上の出来だった。

春香「ううん、いいよ、そんなの!そうかぁ、千早ちゃんが先輩なんだ、いろいろ教えてねっ!」

いつか、本当のことを話すべきなのか、そうじゃないのか…正解はまだわからなかった。

P「……さて、と。じゃあ、今日の方針について、なんだけど」

春香「はいはーい!この調子で、仲間探しをしてみるべきだと思いますっ!」

千早「それも一理あるけれど…今後に備えて、実力を伸ばすことも必要じゃないかしら」

P「よし、それなら、こういうのはどうだ?」


行動の選択肢安価です。

1.「春香の言う通り、それぞれでコンタクトとってみよう」(3人それぞれの会話相手を選びます)
2.「病み上がりだし、春香はみんなと会話してみてくれ。千早は俺とトレーニングだ」(春香は会話相手を選択、千早はトレーニングを行います)
3.「休んでた分、春香はトレーニングをしよう。その間千早は話を聞いてみてくれるか?」(春香はトレーニングを行い、千早は会話相手を選択します)
4.「2人とも、きょうは訓練をしてみるか」(春香と千早の両名がトレーニングを行います)

おうふ。このレスから↓2でお願いします。

少しの間あごに手をあてて考え込んでいたプロデューサーが顔を上げた。
私たちふたりを交互に見比べるように首を回したあと、ぽん、と手を打つ。

P「よし、そしたら2人とも、今日は訓練をしてみるか?」

春香「訓練…2人で、ですか?」

P「ああ。というか、俺がどうこう言うより、春香が千早にいろいろ教わってみるべきだと思う」

春香「あっ、なるほど!」

千早「でもプロデューサー、教える…といっても、私にそこまでできるかどうかは…」

P「自信持てよ、千早。お前のほうが確実に先輩なんだ、だから……、頼む」

冗談めかしていながら、私の方をじっと見るプロデューサーの目は真剣そのものだった。
もう二度と、あんなことがないように。
プロデューサーと私だけが知っている決意が、滲んで見えるようだった。

そうだ、これからは、また春香も危険な目に遭うかもしれない。
そのときのために、私の知っていることはすべて教えてあげなくては。




トレーニング成否の安価判定を行います。

シャイニング・ハルカ【攻40 防40 機40 耐45】
シャイニング・チハヤ【攻40 防30 機65 耐35】

↓2 シャイニング・ハルカのトレーニング対象パラメータ

↓3 シャイニング・チハヤのトレーニング対象パラメータ

【ハルカ/トレーニング判定:耐久現数値45<コンマ数値62:成功! 耐久45→46(45+2*1/2)】
【チハヤ/トレーニング判定:攻撃現数値40<コンマ数値73:成功! 攻撃40→42(40+3*1/2)】※端数切り上げ



春香「じゃ、最初だし、せーの、でいこうよ千早ちゃん」

千早「そうね、わかったわ。それでは……せえ、の」

春香「シャイニング・ハルカ、ショウ・アップ!」

千早「シャイニング・チハヤ……ショウ・アップ!」



シャインマジシャンの衣装に身を包んで、わたしと千早ちゃんは、数メートルの間隔をあけて向き合いました。
千早ちゃんのすらっとした身体に、青と、それによくマッチする白をメインに使った衣装はとても似合っていて。

春香「わあ……千早ちゃん、きれい…!」

これは訓練なんだということもすっかり忘れて、思わず見とれてしまいます。

千早「え、な、…いきなり、何を言うの」

わたしの不意打ちがよっぽどきいたのか、顔を真っ赤にする千早ちゃん。
えへへ、先制攻撃成功、って感じでしょうか?

千早「もう、春香ったら…… ああ、そういえば春香、あなたの能力と武器はなんなの?」

春香「へっ?」

千早「ああ、ごめんなさい。順を追って説明した方がいいわね」



千早ちゃんの説明によると、もちろんシャインマジシャンはみんな魔法戦士なのですが、
それぞれが得意とする能力というのはみんな別々。しかも、それに関係する武器を
ひとりひとりが持っていて、同じものはひとつもないんだそうです。

そしてそれとは別に、シャインボールや、シャインシールド、といった基本的な魔法があって、
こっちはシャインマジシャンになった人なら誰でも使えるものなんだとか。

春香「…じゃ、じゃあ、わたしが初めて戦ったとき、シャインボールで勝てたのって…」

千早「………ええ。いわゆるビギナーズラック、というものね」

ひ、ひええ~……我ながら、かなり危ない橋を渡っちゃってたみたいです…



春香「わたしの能力、かあ…千早ちゃんは、『音』なんだよね?」

千早「そうね。なんというか、拡大解釈が効きすぎる部分もあるように思うけれど…」

春香「それって、どうやって使えるようになったの? なにか練習とかしたの?」

千早「そういう記憶はないわ。マジシャンになったときから、自然に使えていた、というか」

春香「えええ、さすが千早ちゃん、すごいなぁ……」






※いきなりですが春香の能力、および武器についてアイディア募集します。
 いかにもはるるんな感じのやつをどうかお願いします。

↓1~4くらいでよさげなやつを取らせてください。
武器と能力セットで書いてくださっても、どっちかだけでもOKです。

(!!!!! そうだリボンがあった!! なぜ思いつかなかった!!!!)

※なお、ほぼフレーバー扱いなので、実際にこれで戦闘が有利に、とかはあまりない予定です。
 後出しで申し訳ない。もうちょっと募集させてください。

思いつかないときは人にアイディアお尋ねしてみるの最高ですね…
二面性 と リボン を軸に書かせていただこうと思います、ありがとうございます。

この後のレスでいきなりそれに目覚めるかどうかはちょっと保留ということで。
さておき続き書いてきます。少々お待ちください。

千早「焦っても仕方がないわ。それよりまずは、基本的なことをしっかり磨きましょう」

春香「うんっ、そうだね千早ちゃん!じゃあ最初は、何から始めたらいいかな」

千早「まずは、身を守れるようになることを考えましょうか。シャインシールドの張り方はわかる?」

春香「えーっと…ごめん、実は、よくわかんないかも……」

そういう魔法がある、ということはなんとなく、マジシャンになったときの知識でわかりますが、
自分でやってみたわけではないので、感覚としてはぜんぜんつかめていません。

千早「最初だもの、仕方ないわ。そうだ、春香、まず身体で覚える、というのはどうかしら?」

春香「え?」

にこにことお話していたはずが、急にとんでもなく物騒な単語が出てきちゃいました。
マジシャンになると衣装だけじゃなくて、性格まで変わっちゃうんでしょうか…?

千早「私が威力を抑えたシャインボールを撃つ。それを春香はシャインシールドで弾く。どう?」

春香「どう?って言われても、あの、千早ちゃん、わたし、シールドの張り方もまだ」

千早「ええと…最初はこのくらいかしら。大丈夫、速度もゆっくりめにするわ」

春香「聞いてくれてないっ!?」




必死に逃げ回る春香を、真剣そのものの様子で千早が追い回している。
おそらくあいつは本気で、春香を追いつめることで力を発揮させよう、とか思っているに違いない。

人にものを教えるのは得意じゃない、というのは謙遜じゃなかったのかもしれない。
そう考えながら見ている俺の目の前で、小さな小さなシャインボールをぶつけられた春香が叫び声をあげた。



(ハルカ:耐久45→46/チハヤ:攻撃40→42/再掲)

春香「ふええ~っ……おつかれさま、です…」

千早「ただいま戻りました、お疲れ様です」

貴音「お疲れ様です、千早…… おや、春香?もう具合はよろしいのですか?」

へとへとで事務所に戻ったわたしと、千早ちゃんを最初に出迎えたのは、もうおなじみのラーメンの香り。
そしてちょうどその香りのもとを完食したばかりの張本人、貴音さんでした。

春香「貴音さん! ご心配かけました、もうこの通り、ばっちりですよー!」

貴音「ふふ、それは重畳…… ただ、無理はくれぐれも禁物ですよ」

律子「そうよー、マジシャンがどうとか以前に、身体は資本なんだからね」

資料を取りに行っていたらしい律子さんもちょうど部屋へ入ってきて、
そのまま机に紙やファイルを広げると整理を始めます。

春香「あ、律子さんっ! お疲れ様です、お休みしちゃって、ごめんなさい」

律子「まあ、仕方ないわよね。しっかし、今日は一日書類仕事でもうくたびれちゃうったら…」

伊織「なーに年寄くさいこと言ってるのよ。身体は資本、じゃなかったの」

律子「きゃあっ!? ……ああびっくりした…伊織、帰ってたなら言いなさいよ」

ぶつぶつとこぼしながら書類をまとめる律子さんの背中から、戻ってきた伊織が声をかけました。
悲鳴を上げて飛び上がる律子さん、なんて、珍しいもの見ちゃった気がします、ふふふ。

やよい「おつかれ様ですーっ!わたし、きょうのお仕事はばっちりでしたー!」

千早「ああ、高槻さん!お帰りなさい!」

伊織と一緒だったやよいにはさっそく千早ちゃんが声をかけていました。

こんないつもの事務所なのに、みんな、いずれマジシャンとして覚醒するのかあ、
なんて思うと、なんだかすごく不思議な感じがしてきちゃいました。









P「おーい春香、千早も、ちょっとこっち来てくれー! ……よし、それで、この後のことだけど」


行動の選択肢安価です。

1.「プロデューサー、春香も、手分けをしてみんなと話をしましょう」(3人それぞれの会話相手を選びます)
2.「この周辺も野放しにはできない。パトロールに出ようと思うんだ」(春香と千早のどちらを連れて行くか選びます)
3.「わたし、まだ練習が足りないです。トレーニングお願いします!」(春香と千早の両名がトレーニングを行います)

↓2

ありがとうございます。選択肢2(パトロール)・同行するのは千早で了解しました。

今回の更新はいったんここまでとさせてください。


なお次回、シャイニング・チハヤが戦闘を行いますので、
その1ターン目ぶんのコンマのみ、先に取らせてもらいます。

パラメータは以下です。

シャイニング・チハヤ【42 30 65 35】

???【30 30 30 55】


↓1~4

(信頼と安心の開幕ダメージ0)(よぎる長期戦の予感)

ご協力ありがとうございます。知ってた。

ゾロ目がダメージ判定で出た場合に、攻撃権関係なしにダメージ入るようにする

(例:コンマ64 86 29 77 とか来た場合に、機動力は129vs116でチハヤが先制権獲得するも
 ダメージ計算がチハヤ攻71vs敵防214(=(30+77)*2)となり、チハヤ側に214-71の143点カウンター、みたいな)

とか考えたんですが、今回の場合は別にこのルール採用してたとしても関係なかった。
単純にみなさんとコンマ神が強いってことですねわかります。

17日日曜夜、21~22時くらいに、来れたらいいな、と思います。
どうぞよろしくお願いします。



ところで防御無視vs完全無敵になったらどう処理するの?
発生率0.04%くらいだからまず起きないけど

というか、今さら気が付きましたが

・攻>防だった場合、防御側が合計値の差をそのままダメージとして受ける
・攻<防だった(攻撃権持ってる側が防御力数値を上回れない)場合、攻撃側が「合計値の差×1/2」をダメージとして受ける

のようにするだけで、毎回両者の耐久力に変化が出て戦闘消化速度が上がりますね?

今までの戦闘コンマとか見返して採用を検討したいと思います。
次回の冒頭からこっちのルールに差し替えるかもしれません。

毎度ながら、ご意見あればぜひお願いします。おやすみなさい。

>>229
そのバッティングについては発生した場合、単純にダメージ判定取り直しで考えていました。

そうなると機動力というパラメータが完全に意味なくなるし、千早涙目すぎるな…
マジシャンズの個性も似たり寄ったりになってきそうだし、やっぱり各マジシャンの特徴を出すためにも今のままがいいかなあ

戦闘システムは面白いけど、どうしても長期化しやすいと思います。いっそのこと必殺技みたいなのを用意してはどうでしょうか?特定の複数コンマや条件を満たしたら発動して、大ダメージや特別効果とか。もちろん敵にもあり、大ダメージや催淫などでペナルティや強制終了などの効果があるなど。

いろいろなご意見ありがとうございます。どれも大変参考になります。

>>231
さすがに完全な死にパラメータとまではならないと思いますが(一応半減あるし)、機動力特化涙目は間違いない。
現状の、コンマとるよー→なんの進展もなし!ハイ次やり直し!を打破したかったんですが、やっぱりナシですねこれ。

>>232-234
やっぱり変身ヒロインのバトルものって言うからには、ヒサツ・ワザ、欲しいですよね。
ただ、現状の、シンプルなコンマ運のみの勝負こそ安価スレって感じでいいかな、という気持ちがあるのと、
導入するならするで条件で勝手に発動するより、タイミング決めて自分で撃ってほしいっていう個人的な望みもありまして。

あとは各マジシャンや敵それぞれの技設定、となると、まずそもそもネタが切れて思いつかなくなりそうなのと
判定の際に忘れたりミスしたりが増えそうで怖いという>>1の勝手な都合ももちろんあります……

今回まで、もうちょっと調整の意味もかねて、戦闘システムは現状維持とさせてください。
また3ターン目くらいまで様子見です。

ということで、戦闘導入+描写をちょっとだけ投下します。メインの更新はお伝えしていたとおり夜にまた来ますが、
その前に戦闘コンマをとりあえずもう一度取らせてもらい、進展があることを期待してみます。

………………

…………

……


P「なあ、千早。きょう見てた限り、春香は元気そうだったけど、やっぱり安心したらダメ…なのか?」

夜道を歩きながら、俺は隣の千早に声をかける。

千早「確かに、目だった影響はないように見えましたけれど……まだなんとも言えない、と思います」

P「そうか………それもそうだよな。記憶にも多少、混乱があるみたいだったし」

千早「そこは…昨日のことを思い出させないであげたい一心で、加減を間違えたかもしれません。すみません」

P「いや、千早が謝るようなことじゃないよ。春香のことを考えれば、最善の方法だったと思う」

町の様子は昨日と比べて、特に変わっているようには感じられない。
つい昨晩、少なくとも春香とあの女性、二人も襲われてしまったにもかかわらず、だ。

ブラックジャンボが出現することがもはや当たり前のようになってしまっている状況はもちろん異常だし、
町の人を奴らから守ることができるのはシャインマジシャンしかいない、というのも自明のこと。
それに、俺の知らないところでマジシャンとしてすでに何度も戦闘を経験しているらしい千早は
多少の敵ならかんたんにやっつけてくれるだろうという、期待と安心感も感じさせてくれる。
だからこそ今日は千早を伴って、パトロールに出かける判断をした。

だがその一方で、春香が受けた凌辱を思い出してしまうにつけ、最悪の想像が頭の片隅にこびりついて離れない。
夜回りを提案しておきながら俺は、どうか何も起こらないでくれ、と祈り続けている。

千早「ありがとう、ござい……… !!」

返事をしかけた千早がだしぬけに足を止め、そのままなにかを探るように目を閉じる。

どうした、と声をかけそうになって、集中を邪魔するわけにはいかないと思い、俺は口をつぐんだ。

千早「…昨日と似た感覚です! 先導します、プロデューサー、ついてきてください!」

少しの間があって、目を開いた千早はそれだけ言うと、すぐさま走り始める。

P「うおっ、千早!?ま、待ってくれ!」

置いていかれないように、俺は必死でその背中を追って駆け出した。

………………

…………

……

レッスンのあと、事務所で真ちゃんとお話してるうちに、すっかり遅くなっちゃいました。
お父さんにはあらかじめ連絡してたので、怒られる心配はないです。でも、うう、夜道はやっぱり怖いよぅ…

春香ちゃんがマジシャンになれた、って聞いたのはつい昨日でしたけど、
それより前からこのへんでは時々マジシャンが現れる、という噂を、わたしも聞いたことがあります。

だからって夜、あんまり一人でうろうろしてたら、何があるかわかりません。
少しでも早くお家に帰ろうと思って、日頃はあんまり通らない近道を使うことにした、のに…

「ぐるるるる……」

雪歩(う、ううっ、神様はいじわるですぅ……!)

わんちゃん、しかもかなり大きな子が、わたしの行く手をどん、とふさいでいました。
夜の闇の中でよく見えないけど、なんとなく、気が立ってそうな感じです…

雪歩「あ、あの、ちょっとだけ、通して、ほし…」

「がうっ!」

雪歩「ひっ、ひぃん!?」

話しかけて、軽くほえかかられて、思わず何歩か後ずさりしてしまいます。

今からこの道を引き返して、ってなると、ふつうに帰るより倍くらいの時間がかかっちゃう…
でもでも、このままここにいたら、この子が飛びついてきたりとか、しちゃうかも。

あっ、そうだ! なにか食べるものをわけてあげたら、通してくれないかな? 
そう思いついてかばんの中を探そうとして、変な音がすることに気が付きました。

ごりっ、ぐぎぎっ。

最初は、目の前のわんちゃんが、なにか食べている音だと思いました。

もしそうならこっそり横を通れるかな、と思って、そっちを見ると。

ごぐんっ。ぎぎっ、ぎちちっ、みしぃっ!

雪歩「………え?」


そこにいたのは、もうわんちゃんではありませんでした。

人のようなかたちをした「なにか」が、夜の闇の中で、二本の足で立っています。



雪歩「………………はう、っ」


すぐに、わたしの目の前も、夜みたいに真っ暗になりました。


※パラメータ再掲

シャイニング・チハヤ【42 30 65 35】
  狼男のようなもの【30 30 30 55】

【戦闘結果:敵の攻撃!(70vs78)→ダメージ0(87-133<0):耐久力変化なし 戦闘継続】


P「ぜっ、はあっ、千早、まだかっ!?」

千早「もうすぐですっ! プロデューサー、無理はしないで、後で追いついてくれれば…」

P「馬鹿、言うなっ、せめて、その場にくらい、いさせ、ろっ!」

シャインマジシャンになったことで、私の日常的な身体能力も強化されているふしがある。
そのおかげか、それなりの距離を全力疾走しても、そこまで息は上がらない。

対してプロデューサーは息も絶え絶え、といった様子だが、それでもなんとか遅れずについてきている。
気力だけで持たせているのかしら? こんなときなのに、すごい、と素直に思った。

……見えた!

闇の中で、周りの闇より一際濃く見えるなにかが、蠢いている。
さっき感じた魔力の乱れはきっとあれが原因だ。

千早「行ってきますっ、プロデューサーも、くれぐれも周囲に気を付けてください!」

P「あ、ああっ、わかった、っ、千早、お前も…」

プロデューサーの声を背に、一気に加速をつける。
その勢いに乗せるように、あの言葉を呟いた。

千早「シャイニング・チハヤ、ショウ・アップっ!」




近づくにつれ、蠢いているものの全身がだいたい見えるようになってきた。
ぱっと見、人型をしている。

珍しい、と、思った。

今まで見てきた魔物はどれも、だいたいが説明に困る、よくわからない形をしていた。
昨晩、春香を……辱めた、イソギンチャクのようなあれでもまだマシなほうで、
もっと原始的な、いわゆる、スライム?のようなもののほうが多かった。

千早(……いいえ、そんなこと、今は関係ないわ)

相手がなんであっても、行動する暇を与えてやる気はない。
私のこの速度を活かして、すぐに倒してしまわなければ。

手にすっかり馴染んだ鎌を握り直し、勢いのままに切りかかろうとして。

怪物の少し手前に、倒れている人影があることに気がつい ――!?

千早「は、萩原さんっ!?」

その、ぴくりとも動かない人影が、ついさっき事務所で別れた萩原さんであることを知り
わたしは思わず突撃をやめ、彼女の傍らにかがみこむ。

千早(大丈夫…息はあるし、少なくとも見たところ、まだ何もされて)

がぎぃっ!!

怪物と私の間の空中に、光り輝く魔法陣がこつぜんと現れる。
その明かりに照らされ、犬と人を適当に混ぜ合わせたような、
見るからにおぞましい怪物の顔が浮かび上がった。
叩きつけた腕を跳ね返されたことが理解できないのか、首をひねるようなしぐさまでしてみせる。

千早「この壁はなんだ、とでも言いたげな顔ね」

少しだけ、安心した。私のシャインシールドで完全に止められる相手ということは、
油断やミスをしなければ、そう苦戦はしないですむはずだ。

千早「あいにく私、昨日から気が立っているの。いつも以上に、速く済ませるわ」



戦闘継続です。次は21~22時くらいに来れると思います。

いつもの戦闘コンマ、↓1~4でお願いします。いったんここまで。

【戦闘結果:千早の攻撃!(162vs51)→ダメージ28(92-64):耐久力55-28=27 戦闘継続】


相手の攻撃に備えてシールドを展開したままにしつつ、私は相手の様子をうかがう。

目測で、身長は2m近くありそうに見えた。
体の表面全体が、密集して生えた毛でおおわれている。

地面を踏みしめる二本の足、とくに人でいう太もものあたりが発達していて、
犬の後ろ足に似た見かけのとおり、走ったり、跳んだりが得意なのだろうと推測できた。

一方で、ついさっき殴りかかろうと振るった腕の方は、筋肉でふくれあがってはいるけれど
全体的に、人のそれに似ているように見える。
ごつごつと節のめだつ指先に、包丁なみに鋭く見えるツメが目立つことさえのぞけば。

でも、それよりももっと重要なことは、

千早(確かに力は強そう…でも、動作そのものは、そこまで速くない)

シールドで弾くことができたとはいえ、さっきぶつかったときの音からして
かなりの筋力があることは容易に想像がつく。ただ同時に、殴るときの動きに
そこまでスピードはなくて、しっかり注意していれば問題なく避けられそうだった。

とはいえ、相手はブラックジャンボの怪しい生物、なにを隠し持っているかわからない。
…だからこそ、先手必勝で、おかしな動きを見せる前に!

萩原さんに万一のことがないように、シールドはその場に維持したままで
相手の気をひくために、右に数歩、大きく踏み出す。

そして、怪物が私に注意を向けたその瞬間、一気に反対側へ鋭く踏み込んで加速する。

思ったとおり、私がどう動いたか、目ですら追えていないようだった。
私はすでに、その背後に立っているというのに。

千早(この隙を逃すわけにはいかないわ、一気に決めるっ!)

振り向くことも許しはしない。
怪物の無防備な背中に、渾身の力をこめて音符の鎌を叩き込む!

千早「………っ!?」

十分な手ごたえと同時に、今までと違う手触りが鎌の柄を通して伝わってくる。
言葉になっていない低いうなり声、あるいは悲鳴を発して、怪物は倒れ込むように地面をごろごろと転がると
その動きのまま私との距離を十分にとって、すぐに起き上がった。

千早(あの毛…毛皮、かしら、あれが防具の役割をしている、ということ?)

でも、激しい運動をしたあとの人みたいに、相手は肩で大きく息をしている。
間違いなく効いてはいる! それならもう一度、次で仕留めてみせる。

「……痛デ、ェェ」

最初はただの空耳だと思った。
しかし、確かに、その言葉を発したのは目の前の生き物だった。

千早(な…しゃべるだけの知性が、あるというの!?)

そんな魔物も、今まで一度も見たことがない。
そう思って黙っている私を見てなにを思ったのか、怪物がさらに口を開いた。

「メス、オンナ、女…しゃいん、まじしゃん!メス、ダ、獲物、エモノ、ゲヘ、ヘ」

………一瞬でも、こんな生き物に知性がある、なんて勘違いした自分が情けない。

ようやく追い付いてきたプロデューサーが萩原さんを介抱しているのが目に入った。
よかった、これで当面、彼女については大丈夫だろう。

今度こそその存在を抹消してやるために、私は怪物に向き直る。




改めて戦闘コンマを取ります。 ↓1~4






※思っていたより早く時間が空いてしまいましたので、ぽつぽつ更新しておきます。
このペースなら今回はきっちり決着がつきそうな気が!!

どのみち当面戦闘コンマだけなので、適当にご参加いただければ幸いです。

「う、ぐるる、ぅ」

威嚇のつもりか、口を大きく開けた怪物が、犬のような声を上げる。
あいにくだけど、時間も、慈悲も与えるつもりはない。

千早「安心して。弄ぶような趣味はないわ、すぐに済ませるから」

どうせ理解していないと知りつつも一応は言葉をかけてやり、
そのまま距離を詰める。まっすぐ近づいてくる私を見て腹を立てたのか、
それともパニックになったのか、怪物は太い腕をめちゃくちゃに振り回し始めた。

大丈夫。両腕がどういう軌跡で動いてくるのか、きっちりすべて見えている。
右、左、と振り回されるのをうまくかわして、私は相手の正面、懐近くまで潜り込んだ。

千早「これで………終わりよ!」

踏み込みながら逆手に持ち替えた鎌を、相手の身体の中心めがけて思い切り振り上げる。
ぞぶり、と嫌な音がして、刃先が深く深く、肉の中に食い込む感触がした。
怪物の力が抜けていく気配が、鎌を通して伝わってくる。





P「…よしっ!さすが千早だ!!」

遠目にもはっきりと、千早の持つ蒼色の鎌が狼男もどきを貫いていた。
千早の死角からの一撃目に耐えきったのには驚いたが、あれなら、確実に倒せたはずだ。

そのとき、目の前に寝かせていた雪歩が身じろぎをした。

雪歩「………ん、あ…?ぷ、プロデューサー……ですよね? え、あれれ?」

P「雪歩!よかった、気が付いたか、大丈夫だったか!?何もされてないか!?」

雪歩「えっと、わたし…?お家に帰る途中で、近道、で、わんちゃん………っ!?」

ぼんやりしていた意識が一気に現実に引き戻されたのか、雪歩の顔色が蒼白になる。
胸の前で強く腕を組み、自分を強く抱きしめるように、あるいは押さえつけるように力を込めるが、
それでも俺が見てわかるほどの身体の震えはおさまる気配がない。

おそらく、千早がさっきまで戦っていたあれに襲われたのだろう。
ただでさえ恐ろしいのに、犬に似ていなくもないんだから、雪歩のショックは察するに余りある。

P「もう大丈夫だ雪歩、そいつなら、ち……シャインマジシャンが、倒して」

「あっ、く、この……!?きゃああああっ!?」

P「!?」

急に悲鳴が響く。

千早の肩口に、腹を貫かれた狼男が噛みついているのが目に入った。





右肩に焼けるような痛みが走り、鎌を取り落しそうになるのを必死でこらえる。
距離を取ろうとしても、抱きすくめるように怪物の両腕で抑えられていて、離れられない。
深く相手に刺さった鎌も、この状況では、かえって邪魔になるだけだ。


千早『速度が身上、なのだから、それを奪われてしまったらどうなるか』


千早(しま、った…!)

春香のことがあって、冷静なつもりでもどこか、頭に血が上っていたのだろう。
いつもの私ならこれだけの近距離で戦うことなんて、まず避けていたはずだった。

さらにまずいことに、怪物の牙には麻痺する成分でも仕込まれているのか、
少しずつ手足の力が抜けそうになる。

千早(駄目…私がしっかりしないと、プロデューサーと、萩原さんが……!)

頭では、そう思うのに、有効な手段を、思いつけない……

プロデューサーがなにか叫んでいることも、その手でしっかり肩をつかまれたままなことも、
いまのわたしには、全然気になりませんでした。

ついさっきまでわんちゃんだった、いまではどう見てもわんちゃんじゃないなにかが相手だってことも、
いまのわたしには、全然、これっぽっちも関係ありませんでした。

よくわからないけど、千早ちゃんが、危ない。放っておいたら死んじゃうかもしれない!!

P「ちょ…っ、おい待てやめろ雪歩ぉぉっ、行っちゃだめだ!!あぶな……」

プロデューサーの声を置き去りにして、全力で走ります。
元わんちゃんと、それに捕まえられてぐったりしてる千早ちゃんが、ぐんぐん近づいてきます。

走り続けるわたしの身体を光が一瞬包んだかと思うと、着ていたお洋服が変わったみたいでした。
別に気になりません。そんなの当然、としか思いません。

そして気が付けば、わたしは右手に、氷でできた、透き通るスコップを握っていました。
まるでずっと前から持ってるみたいに、すごく、手にしっくりきます。いい感じ、ですぅ!

気がついたら、元わんちゃんはもう目の前。
やっとわたしのことに気付いたのか、こっちに頭を向けようとしてるみたいです。


雪歩「え、えええええーーーい、千早ちゃんのこと放してくださいぃぃぃーっっ!!」


その頭をめがけて、助走をつけた勢いそのまま、わたしはスコップを叩きつけました。

ぱきいいん、と、高く澄んだ音がして、わたしの持ってたスコップが砕け散り、
それと同時に元わんちゃんのからだ全体が、氷のかけらになって、飛び散りました。




【戦闘結果:千早の攻撃!(145vs95)→ダメージ28(216-):27-<0 撃破!】




【二人目の仲間を見つけました】

条件
 3回目の夜(=パトロール可能になる時間帯)が終了するまでに、

 1 春香or千早がトレーニングを行う(→終了後、奇数回目には雪歩との会話が発生(トレーニング成否は不問))
 2 1を達成した直後の行動選択で、雪歩とコミュニケーションを取るorパトロールを実施する(パトロール時はイベント戦闘あり)

 ※前回からの流れで初日は春香が欠席状態ですが、千早・春香のどちらで条件を満たしてもOKです。

 ※偶然ですが、番号指定の際のコンマ数値が「08」と他3名に比べて極端に低かったため、
  ゲームっぽくしてみようと思い、仲間にするための条件を2段階で設定しました。

【シャイニング・ユキホ Join Up】


※今回の条件テキストは>>171投下前後でアップロード済みです。










ところで直近5回の自分のコンマが11→93→00→94→22と
戦闘やらなんやらが捗りそうな数値ばかりです。
別に狙ってないです。参加者でないことに歯噛みしています。

雪歩「ふええええぇーん、ち、千早ちゃん、しっかりして!やだよ、死んじゃやだあ…!」

千早「あ、ありがとう、萩原さん。ほら、私はもう大丈夫だから、ね?」

雪歩「だって、だってぇ!がぶって噛まれてたよ!?絶対ケガしてるよぅ!」

千早「その、この衣装には魔法がかかっているから、よほどのことがないと、外傷は、あまり…」

我に返って二人のもとに駆け付けた俺が見たのは、マジシャン衣装に身を包んだまま
大泣きして千早にしがみつく雪歩と、それを必死でなだめる千早の姿だった。

千早はさすがに疲れているようだし、雪歩は今になってひどいパニックに陥ってはいるが、
二人とも、間違いなく、無事だ。そのことにどっと安堵が押し寄せ、俺まで腰が抜けたようになる。

千早「あっ、プロデューサー? 大丈夫、ですか?」

雪歩「ぷ、プロデューサー…?そ、そうだプロデューサー、千早ちゃんが、千早ちゃんがぁ!!」

P「雪歩、大丈夫だ、落ち着け。ほかでもないお前が、千早を助けてくれたんだ」

雪歩「………ふえ、っ?」

俺の言葉に、雪歩はきょとん、とした顔になり、千早と俺を交互に見比べる。

千早「そうよ、萩原さん。本当に感謝してもしきれないわ、ありがとう」

雪歩「え、え?わたし、でも、ただ必死で、あれ、このお洋服!?な、なんですかこれぇ!?」

本当に無我夢中だったのだろう。今では雪歩は立ち上がり、自分のかっこうを確かめようとして
肩越しに背中を見ようとがんばったり、スカートのすそをひっぱったり、くるくると忙しい。

千早「あなたもシャインマジシャンとして、目覚めたってこと。私と同じよ、萩原さん」

P「そうだな、さしずめシャイニング・ユキホ、ってとこか?」

俺たちの言葉でようやく理解したのか、雪歩は言葉もないまま、ぺたん、と腰を落とした。

雪歩「そ、そんな、こんなダメダメなわたしなんかが、シャインマジシャン…?」

千早「本当にダメダメなら、あの場で立ち向かえないはずよ。あなたは立派なマジシャン、自信を持って」

P「それにいきなり武器も使ってたみたいだしな。あ、でもそういえば、さっきのスコップ……」

狼男を殴ったときに、一緒に透明なスコップが砕けたことを、俺は今更のように思い出した。
あれ、まさか、1回限りしか使えない、とか……

雪歩「………こんな、ダメダメマジシャンのわたしは、穴掘って埋まってますぅ~っ!!」

雪歩が叫びを上げたその瞬間、音も立てずに氷のスコップがその手の中に現れた。
あっけにとられる俺と千早の目の前で、雪歩はその繊細そうな得物を駆使し、どんどんと土を掘り下げ始める。

P「雪歩落ち着け、大丈夫だって!ほら見ろまたスコップ出てきたじゃないか、なっ!?」

千早「萩原さん、萩原さん、止めて!砕くことなく掘る技術はすごいと思うけれど、とにかく止めて!」

少し間を空けます。
21時半ごろまでに再開予定です。

次から人探しラウンド3周目です。

【ヒント】

なお今回は、はっきりとした地雷選択肢(黒幕と接触or一部選択肢でのコンマ次第)があります。
それを引いてしまう前に、残り2人を見つけるのが目的です。

少し間を空ける(書き込まないとは言っていない)

人探しの推移次第で発生の可能性があります。 >エロ安価
また、場合によって戦闘が起き、その結果次第でやはり発生可能性があります。

前回のはるるんのアレがコンマの結果だったように、エロ確定みたいなのは今回はないです。
(1~2周目もだいたいそうだったと思いますが、あったほうがいいでしょうか?)

来たらそのときはがんばります。よろしくお願いします。

雪歩を家まで送り、事務所の都合で遅くなってしまった、と嘘の理由でひたすら謝った後、
俺は千早も送っていくことにした。その道すがら、千早が静かに切り出した。

千早「プロデューサー。気になることがあるんです」

P「なんだ?」

千早「さっきの、萩原さんを襲った生き物のことについてです」

まだ戦闘の、攻撃を受けた感覚が抜けきらないのか、固い表情のままの千早。
戦った本人にしかわからないことがあるのだろう。俺は千早の言葉を待った。

千早「………なぜ、犬、だったんでしょうか?」

P「は?」

いったい何を言い出すんだ、と聞き返したくなるのをぐっとこらえる。

P「なぜ、って、…ああそうだ、ほら、雪歩は犬が苦手だから」

千早「その情報………萩原さんのプロフィールで公開していませんよね」

P「!?」

そういえば、確かにそうだ。好きな食べ物や趣味、興味のあることならともかく、
わざわざアイドルの苦手なものを公言する必要はない、というのが社長の持論で、
とくに誰でも見られる場所ではできるだけ、雪歩の犬嫌いは伏せてきていたはずだ。

つまり、雪歩に特に効果的だろう、犬に似た魔物… 雪歩から聞いた話では
最初はただの大きな犬に見えたらしいが、それをわざわざ差し向けること。
そんな計画をできる人間が、ブラックジャンボに所属して、いる………?

千早「考えたくはありませんが…事務所の中の、誰かが」

P「ば、馬鹿言うな、ブラックジャンボの手先がいるとでも言いたいのか!?」

千早「たとえば洗脳されている、とか…そういう可能性も、否定しきれないのでは……」

P「う………」

絶対にそんなことはありえない!
……とは、とても言えなかった。魔法というのはきっと、そういうものだ。
それに……あのときの春香だって、本来なら、絶対にありえない状態になっていたんだから。

雪歩が無事にマジシャンとして覚醒してくれ、浮かれていた気持ちが、いっきに沈んでいく。
それを敏感に察知したのか、千早があわててフォローに走る。

千早「もちろん私も、そんなことはないと信じています」

P「あ、ああ、俺だってそうだ。そうだよ、やっぱり、そんなことあるわけないさ」

千早「ただ、念には念を入れて、慎重になる必要がある、と思います」

……それからの夜道は、二人とも黙りこくったまま歩くことになった。

真美「えーっ!ゆきぴょん、それに千早おねーちゃんもマジシャンになれたの!?」

亜美「すごいすごい!はるるんと足したら一気に三人もっ!!」

俺たちは口裏を合わせ、雪歩と千早が偶然、同時にマジシャンとして覚醒したという話にし、
そのことを765プロのみんなに伝えた。
おかげで今、事務所の中は蜂の巣をつついたような大騒ぎになっている。

もともとマジシャンだった春香と、新しくマジシャンになった千早、雪歩。
三人を取り巻く輪は笑顔であふれていて、いつもの事務所の様子にしか見えない。

事務所の中の誰かが、という、昨晩の千早の言葉をどうしても思い出してしまう。

P(誰かが、怪しい、のか……?)

うち二人は覚醒して間もないとはいえ、マジシャンが三人揃ったというのは
ブラックジャンボからすれば決して歓迎できる事態ではないだろう。

だとしたら、早い段階で、もっと仲間を見つけることを優先した方がいいだろうか。
でも、それを見越して、たとえば昨日の雪歩のように、帰宅中や出勤中に襲撃をかける可能性もありうる。
それならそれで、春香たち三人にはトレーニングを積ませた方がいいのか…?


できていた輪が三々五々に散り始め、春香と千早、それに雪歩が、こちらへやってきた。




行動の選択肢安価です。

※雪歩はまだ覚醒後間もないため、今回は事務所待機となります。

1.「とにかく、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「春香は俺とトレーニングだ。千早は誰かに話を聞いてみてくれ」
3.「千早、昨日の反省を踏まえて鍛え直そう。春香はみんなと話してみてほしい」

安価1把握です。

先に謝っておきます。ほぼ運ゲーだと思います。

↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。
展開に影響のない相手との会話描写は少なめになる可能性があります。

律子「プロデューサー殿。少し、お話したいことが」

P「律子。どうしたんだ? …実はシャインマジシャンとして覚醒した、とかか?」

デスクを離れようとしたところで律子に声をかけられた。
ちょうどそばに誰もいないのをいいことに、冗談めかしてちょっとしたジャブを放ってみる。

律子「ええ。実はそうなんです」

P「………はあっ!?」

律子「…ぷっ、なんですか、本気にしちゃいました?」

どうやら、あちらのほうが何枚か上手だった。

律子「そうじゃなくて、ですね。千早が覚醒したのって、本当に昨日なんですか?」

そして今度はジャブではなくストレートが飛んできて、それを避けそこねてしまう。

P「……………なんで、そう思う?」

律子「いえ、最近あの子を見てて、ほんの少しだけど…なんかキレがないって、ずっと思ってたんです」

P「キレ……」

律子「疲れてるっていうか、ちゃんと寝てないんじゃないかとか。でも、千早がそんなことするとは思えなくて」

さすが竜宮小町をひとりで担当しているだけのことはある、ということか。
俺よりも律子の方が、よっぽどみんなのことを見ているのかもしれない。

そうだ、それなら、ほかにも違和感があるんじゃないか?

P「なあ律子。千早以外で、なにかそんなふうに違うな、と思った子、いないか?」

律子「そうですね……あ、そういえば、最近は美希がよく寝てるんですよ」

期待が大きかっただけに、律子の言葉で思わず脱力してしまう。

P「いつもと変わらないじゃないか。あいつが寝てるなんて」

律子「そうでしょうか。プロデューサー殿がいるときはだいたいがんばって起きてましたよ、前は」

P「……え?」

律子「それこそ夜更かしとか、美希ならしててもおかしくないな、とは思いましたけど」

【秋月律子:未覚醒】

春香「貴音さーん、ちょっといいですか?」

貴音「春香。もちろんです、なにかございましたか」

事務所を出ようとしている貴音さんをちょうどつかまえて話しかけることができました。
…それはいいけど、話題をどうしようか、まったく考えてなかったことに気づきます。

貴音「雪歩も、まじしゃんとして目覚め……これで、三人のまじしゃんが揃ったのですね」

わたしが言葉に詰まっていることを察したのか、貴音さんのほうから話を振ってくれました。
状況が状況ですので、ありがたくその助け舟に乗らせてもらうことにします。

春香「ええ。次に覚醒するのは、貴音さんかもしれませんよ?」

貴音「ふふふ、どうでしょうか。千早と同じように、すでに目覚めているかもしれませんよ」

春香「えっ!?」

プロデューサーさんと、雪歩とも打ち合わせてついたウソがばっちり見抜かれています。
ど、どうして!?

貴音「………申し訳ありません、春香、冗談ですよ。わたくしはまだ目覚めておらぬ、ひよっこです」

わたしの顔色を見て逆にあわてちゃったのか、貴音さんは急いで謝りのことばを口にしました。
でもさっきの反応で、千早ちゃんのことはバレたも同然……うう、わたし、なんでこうドジなんだろう…

貴音「確証があったわけではないのです。虫の知らせ、というのでしょうか、ただ、そのように思ったもので」

ほかの人が言ったらまじめに言っていないように聞こえることでも、貴音さんが言うと
とたんに本当のことみたいに聞こえてきてしまうのは、すごく不思議で、でも納得できちゃいます。

春香「あはは…その虫さんのお知らせで、次のマジシャンとか千早ちゃんみたいにもうマジシャンになってる子とか、わかりません?」

貴音「いえ…… 残念ながら、そこまでは力及ばぬようです。まこと、申し訳ありません」

律儀に頭まで下げられてわたしのほうがあわててしまいます。冗談、冗談ですってば!

貴音「ただ………少し、気になることは、ないわけではありません」

頭を上げた貴音さんは、真面目な顔のまま、そんなことを言い始めました。

春香「どういうこと、ですか?」

貴音「実は、響のことなのですが…… 踊りに、身が入っていないように見えることがあるのです」

…あの響ちゃんが? ダンスに、集中してない?

貴音「心ここにあらず、というか、ぼんやりしているというか…まるで、夜遅く出歩いてでもいるかのようで」

【四条貴音:未覚醒】

千早「水瀬さん?少し時間、いいかしら」

伊織「あんたからってなんだか珍しいわね、千早。どうかしたの?」

レッスンまでの時間をつぶしているのか、ソファでくつろいでいる水瀬さんに声をかける。
足をぶらぶらと遊ばせるのをやめ、彼女はこちらに向き直った。

伊織「あ、そうだ。とりあえず、マジシャン就任おめでとう、って言っておくわ」

千早「え? あ、ああ、どうもありがとう。まだまだ新米だけれど」

昨日覚醒したばかり、という設定のことをうっかり忘れかけていて、あわてて話を合わせる。

伊織「……で、本当はいつからマジシャンしてたの?」

千早「え?」

伊織「そういうのいいから。心配しなくても誰にも言わないわよ、にひひっ」

見抜かれて、いる?なぜ、水瀬さんは…

千早「……どうして、わかったの?」

伊織「いや、どうしてって。千早、あんたの顔にばっちり出てるもの」

千早「い、いえ、私は決してそんなこと…」

伊織「あのねえ、わたし、これでも水瀬のオジョーサマ、よ?人の顔見るスキルなんて、いやでも身につくに決まってるじゃない」

私としてはこれ以上なく自然に演技ができていたと思っていたのに、どうやらそうではなかったみたい。
少なからずショックを受けているところに、水瀬さんに追い討ちをかけられる。

伊織「事務所の中でも、千早、あんたみたいに素直に顔に出るのはむしろ少数派よ。自覚してないの?」

千早「そ、そんな……」

でも、それならそれで、聞いてみる価値はあるかもしれない、と思い直した私は、彼女に尋ねてみることにした。

千早「ねえ、それなら水瀬さん。私のように隠し事をしていそうな人に、心当たりはない?」

伊織「え? ……うーんと、そうねえ…」

しばらく考え込んだ彼女は、やがて口を開いた。

伊織「やよい、かしら?」

千早「高槻さんが?」

伊織「最近よくぼんやりしてて、あくびも多いのに、昨日はどこにも出かけてないよー?とか言うのよ、あの子」

【水瀬伊織:未覚醒】

>>257で安価先指定を忘れていました、申し訳ありませんでした



【ヒント】今選ばれた三人(律子・貴音・伊織)は捜索の対象外かつ黒幕でないことが確定です。





行動の選択肢安価です。

1.「もう少し、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「千早は身体を休める意味でも、誰かに話を聞いてくれ。春香、パトロールに出るぞ」(※コンマ75以上のみ戦闘)
3.「春香はまだ無理をしないで、誰かに話を聞いてくれ。千早、パトロールに出るぞ」(※コンマ75以上のみ戦闘)

なおこの選択肢安価がゾロ目だった場合、ルート分岐の可能性があります。

↓2

またage忘れた。すみません。

大変申し訳ありません、ちょっとズレてしまってますので仕切り直して再安価でお願いします。

>>268>>1が書いてますので↓2のカウントには入れない旨、書き添えておくべきでした。
手際が悪くてごめんなさい。


改めて↓2で、選択肢1~3を選んでください。


1の場合はそれぞれ誰と話すか、再度安価を取ります。
2or3の指定でしたら、番号+誰と接触するかの指定をお願いします。


P「春香は貴音に、千早は伊織に話聞いてみたんだったな。どうだった?」

春香「貴音さんは、まだマジシャンではないみたいです。ただ、千早ちゃんのことに、気づいてて」

千早「えっ!?」

春香「うう、ごめん千早ちゃん…貴音さんの前だとなんか、ぜんぶ見透かされてるみたいで…」

千早「いえ、その、実は…水瀬さんにも、ばれていたの……」

春香「ええっ、伊織にも!?」

P「……実を言うとな。律子もお見通しだった」

春香「はいっ!?」

千早「そんな!」



P「で、その律子は、美希が気になるって言ってて」

春香「貴音さんは、響ちゃんが気になるそうです」

千早「水瀬さんは、高槻さんが気になる、と」

P「うーん…でも、だからこそ、ほかの子に話聞くべきって気も…」

春香「そこはわたし、プロデューサーさんにおまかせします!」

千早「私も春香と同じ考えです。どうしましょう、プロデューサー」



↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。

ksk

えーと、今度はkskかぶり(>>280-281)と指定かぶり(>>282-283)と連投(>>283-284)がいっぺんに起きてる…

ID:VRt6s42f0さんの指定は先にレスしておられる真と判断して真を採用、かぶり含めてずらして美希を採用、
もう一人を直下で指定させてください。gdgdで申し訳ないです。

後出しで連投は云々とか言い出して申し訳ありませんが、
離れた安価を同じ方が取る分にはとくに問題ないと思っているものの
さすがに内容選択で連番はちょっとどうかな、と思いまして口出しさせていただきました。

コンマならだれが踏んでも別に変わらないのでいいんですけど、指定系の安価はこのスタンスでいかせてください。

結果として安価は真・美希・あずさで確定です。
なお先ほどから指定順にP・春香・千早とそれぞれ接触、というのは変えていません。

たびたびグダって本当にごめんなさい、少々お待ちください。

レッスンを終え、事務所へ戻ってきた真に声をかけてみる。

P「おかえり真、おつかれ。調子はどうだった?」

真「ああ、お疲れさまですプロデューサー。もちろん今日もばっちりでしたよっ!」

けっこうな量の運動をしてきたあとだろうに、いつもどおり元気いっぱいの様子だ。

真「それはそうと、プロデューサー、雪歩のことなんですけど…」

P「ん、雪歩がどうした?」

真「あ、そうだ、本人には言わないでくださいね。きっとボクが怒られちゃう」

P「怒られる?真が雪歩の話して、どうして怒られるんだ?」

話がさっぱり見えてこない。

真「いやあ、まず本人に聞いたんですけど、どうしても教えてもらえなくって…」

P「教える…って、雪歩が真に教えてくれないようなことが、俺にわかるとは思えないけど」

そう言った俺に、その目を、俺が今まで見た中で一番じゃないか、というほどきらきらさせて、真が尋ねる。

真「あの、プロデューサー。マジシャンの衣装って、どんな感じなんですか?」

P「…は?」

真「いくら雪歩に聞いても、恥ずかしがって教えてくれないんですよぉ!」

【菊地真:未覚醒】

美希「はーるかっ!」

春香「わあっ、み、美希っ!?」

そろそろ戻ってきてるかな?と探していたその本人に後ろから飛びつかれて、
わたしはつい大きな声を上げてしまいます。

美希「…春香、オヤスミしてたのにすぐ戻ってきたりしたら、また調子悪くしちゃうよ?」

首にぎゅっと手を回して、やわらかい身体をくったりと預けて、少しすねたような声でささやく美希。
なんていうか…わたし、女の子でよかったな、なんて思っちゃいます。
これ、こんなことされたのが男の子だったら、ぜったい勘違いしちゃう……っていうか、
むしろそんなの飛び越えて、一発で恋に落ちちゃうに違いありません。

ついよけいなことを考えてしまったせいか、いつもより心臓がどきどき言ってる気がします。

なんとなく、おなかの下の方が、熱いような感じも…

そのままだと意識がそっちに集中してしまいそうだったので、急いで別の話題を探します。
そうだ、さっきプロデューサーさんが律子さんから聞いた、ってお話があったんでした。

春香「ねえねえ美希、それよりさ、ちょっと聞いていい?」

美希「え?なーに?」

まだ美希はわたしにおぶさるような姿勢のままです。
ここはちょっとびっくりさせて、先輩の威厳、ってやつを見せてあげます!


春香「美希ってさ、実はもうシャインマジシャンだったりしない?」


ばっ、と音すら立てそうな勢いで、美希がわたしの背中から飛びのきました。


春香「……え? 美希?」

美希「…ねえ、春香。ここじゃなんだから、屋上、いこ?」



……あれから美希は、一言も口をきいてくれません。
ずっと黙ったまま、こっちを見ることもなく、ただ静かに屋上へ出る階段を上がっていきます。

なんだか、すごく、悪い予感がします。

そう思うならこのまま、美希はこっちを見ていないんだから、一気に下へ降りてしまえばいい…
頭ではそう思うのに、なぜか美希の背中から目を離せないわたしは、黙ってついていくだけでした。


何も言わないままの美希が、屋上に出るドアを開け放ちます。
たぶん、引き返すなら、今が最後のチャンス……なのに、どうしても足が言うことを聞きません。


屋上の中ほどまですたすたと進んだ美希が、くるっと振り返りました。
その表情は、暗い中で、わたしの位置からは逆光に近いせいで、まったく見えません。


美希「ごめんね、春香」

春香「ご、ごめん、って、なにが?」

美希「ミキね。春香になにがあったか、ホントは、なんとなくわかってるの」

春香「なにがあった、って? 何がって……なんの、こ、とっ!?」



急に強い光が当たりを照らし、あまりのまぶしさにわたしは思わず目を覆います。
やがて、周囲がもとのように暗くなった感じがして、おそるおそる手をどけたわたしが見たのは。




美希「だって…ミキも、春香と、千早さんと、雪歩と…同じ、だから」


きらきらした、黄緑色のマジシャン衣装に身を包んだ、美希の姿でした。



【三人目の仲間を見つけました】

※条件はのちほど

【シャイニング・ミキ Join Up】

あずさ「…それで、千早ちゃん。お話ってなあに?」

あずささんのおすすめ、というカフェで、私たちは向き合っていた。
本当ならカフェのような場所でする話ではない、と、もちろん思ったのだけれど、
最近見つけたお店で、カフェラテが本当においしいのよ~、と笑うあずささんを見ていると、
どうしても断ることができなくなった。この人のペースにはかなわない、と思う。

同時に、もし万一、あずささんが敵、だったとしたら?と考えただけで
背筋につららでも挿し込まれたような恐怖を覚えてしまう。

もちろん、ほかの誰であっても嫌なものは嫌だけれど、とくにこんな、
みんなのお母さんのようでもあり、姉のようでもある人と、刃を交えたくない。

「お待たせいたしました。特製カフェラテでございます」

あずさ「あっ、来た来た~♪ね、千早ちゃん、まずは冷めちゃう前にいただきましょう」

千早「……え?あ、は、はい、そう、ですね」

こんなに簡単に毒気を抜かれてしまうのだから、つくづく、かなうわけがない、と思ってしまう。



…確かに、本当に美味しい。私がたまに時間潰しで寄るようなチェーンのお店とは格が違う。
胃をあたたかく満たす幸福感を無理におさえて、私は聞くべきことを切り出した。

千早「あずささん。ひょっとして、あずささんは魔法が使えますか?」

さんざん考えたあげく私が選んだのは、真正面からの突撃だった。

水瀬さんにも言われた通り、私は心理的な駆け引きというもの全般が上手じゃない。
それならばいっそ、というわけだった。

あずさ「魔法? そうねえ…」

ふざけていると怒られても仕方のない私の問いに、しかしあずささんはう~ん、と考え込む。

あずさ「………アイドルしてて、人を笑顔にできることがあるでしょう?それのこと、魔法って呼んでもいいなら」

やっと顔を上げて、晴れやかに笑いながら、あずささんはそう言った。




あずさ「あ、あら~、ごめんなさい……さっきの質問、そういうことじゃなかった?」

千早「いいえ……本当に、あずささんらしい答えだと、思います」

【三浦あずさ:未覚醒】

おとといは千早ちゃんと雪歩が(細かくいえば、雪歩だけが)、そして昨日は美希が。
立て続けにマジシャンが覚醒した!という話になって、事務所はますます盛り上がってます。

正直、きのう、屋上で美希が振り返るまでの間は気が気じゃなかった、というのがホントのところです。
あんまり深刻な表情と声だったから、わたしはあのとき、ほんの、ほんの一瞬だけど、
美希はブラックジャンボと関係があるんじゃないか!?なんて、考えちゃって。
仲間のことをちゃんと信じられない自分がいやになってしまいます。

…その美希も、千早ちゃんと同じで、覚醒したのは昨日や今日じゃない、ってことも驚きでした。
というか、プロデューサーさん、さすがにその管理体制ってどうなんですか…?

そして、美希の言ったこともひっかかります。
わたしに何があったかだいたいわかる、って、どういう意味なんだろ?

……まあ、考えてもわからないことはあとまわしでいいはずです。
この調子でもっともっと仲間を増やせたら、こわいものなんてないですねっ!


春香「あっ、プロデューサーさん。これからどうしましょうか?」


行動の選択肢安価です。

※雪歩はまだ覚醒後間もないため、事務所待機となります。

1.「とにかく、仲間探しを続けてみよう」(3人それぞれに対話相手を選びます)
2.「春香は俺とトレーニングするか。千早は誰かに話を聞いてみてくれ」
3.「千早、今後に備えて実力を鍛えよう。春香はみんなと話してみてほしい」


↓2


2or3を選ぶ際は、誰と接触するかも指定をお願いします。

選択肢1把握です。

↓2~4で、それぞれP・春香・千早が接触する相手を選択してください。

P「お、響、ちょうどいいとこに。ちょっと聞きたいんだが、いいか?」

響「いいけど? プロデューサー、なにかあったの?」

ほとんどみんな出払ったあと、ちょうど事務所に残っていた響を見かけ、話しかけてみる。

P「いや、最近、どんどんマジシャン増えてきてるだろ。それについて、ちょっとな」

響「あーっ、わかったぞ。さてはカンペキな自分に、もうマジシャンになってないか?って聞きたいんだな!」

聞こうと思っていたそのままのことをずばり言い当てられてしまい、ちょっとくやしい。
ので、あえて変化球を投げてみることにした。

P「ふふふ、強がるなよ。響、お前がマジシャンじゃないことはすでにお見通しだ!」

響「うがっ、な、なんで!?」

こちらの真っ向勝負のストレートを狙い通り空振りさせた感覚、というか、
期待したそのまま、お約束のリアクションを返してくる響を見て、思わず笑いが漏れてしまう。

P「はは、ほらみろ、なんでって言ったな。それが動かぬ証拠だろ」

響「うぎゃー、し、しまった!?なんなのさ、もーっ……」

P「すまんすまん、あんまり見事にひっかかってくれたからさ」

あまりからかってもかわいそうなので、話題を少し変えてみる。

P「なあ、響は、マジシャンしてそうな、あるいは覚醒しそうな子に心当たりって、ないか?」

響「うーん、そうだなあ。みんなもう、あと一歩のところまで来てるんじゃない?」

P「あと一歩?」

響「なんかのきっかけがあれば、すぐ覚醒できちゃうと思うぞ。ぐったりしてた千早を助けた、雪歩みたいに」

P「あー、雪歩なあ。土壇場にわりと強いとは知ってたけど、まさかいきなり突撃――」



そこまで言いかけて、全身の血が凍りついた。

雪歩がマジシャンとして覚醒したことは、みんなにもう説明している。

それ以前からマジシャンだった千早も、同時に覚醒した、という設定にした。

千早があれこれ詮索されることを望まなかったし、変に波風が立ってもいけないからだ。



だが俺も、雪歩も、春香も千早も誰も。

どういう状況で、どうやって雪歩が覚醒したかなんて、話して、いない。

そして、ぐったりしてた千早、と、響は言った。

あのときあの場所にいた、俺と千早と、雪歩。それ以外に、その状況を知っている…知りうるのは、誰だ?

響「あーっ、ずーっと待ってたけど…ようやく、これで好きに動けるぞー!」

俺の見ている目の前で、響の身体が少しずつ、胸のあたりからあふれ出すもので包まれていく。
春香や千早、雪歩が変身した時とそっくりだ。

だけど、あの三人の時は、見ているだけであたたかさを感じるような光だったのに。

いま、響をどんどんと覆っていくのは、どす黒い、光をすべて遮ってしまいそうな、漆黒の霧。

P「なあおい、響、待てよ! 待ってくれ、何なんだそれ、冗談やめろよ、からかったのは謝るよ、だから」

頭ではすべて理解していても、目の前で起こっていることがどうしても受け入れられない。

響「なにも謝ることなんてないさー、プロデューサー。これでようやく、ゲームが始められるんだもん」

底抜けに明るい、いつもとまるで聞き分けられない声で、響が言う。
それと同時に、黒い霧が少しずつ晴れてきて、そこに立っていたのは。

春香たちのマジシャンの衣装とどこか似たデザイン、だけどずっと禍々しさを漂わせていて、
そして全体があまりの色の深さにむしろ輝いて見えてしまうような、真っ黒のコスチューム。
それに身を包んで、いつものような笑顔を浮かべる、響の姿だった。



響「えーっと、はじめまして、でいいかな、プロデューサー。自分、ブラックジャンボ総帥の我那覇響だぞ!」



【黒幕と接触しました】

※あ、エロ安価確定です。もうちょっと待っててくださいね。

にこにこと笑いながら、響が手を差し伸べてくる。
それだけで俺は、金縛りにでもあったかのように身動きが取れない。

響「あっ、そうか、プロデューサーは魔力に抵抗ないかー…あちゃー、変身しちゃったの、まずったかなあ」

困った顔をして、ぽりぽりと指で頬をかく響。

違う…声も見た目も本人そっくりだが、これは、絶対に…!



そのとき、蹴破られたのかと思わせるほどの音を立てて、事務所のドアが開いた。

千早「プロデューサー!?この魔力はいったい……!?」

春香「プロデューサーさんっ、大丈夫ですか、千早ちゃんが事務所が変だって……っ!!」

千早と春香が口々に叫びながら室内へなだれ込んできて、そして一瞬で言葉を失う。

響「お、千早、春香ー!早かったなー。大丈夫、プロデューサーにはなんにもしてないぞ」

ごていねいに手まで軽く振って、いつもの調子で響は二人に話しかけた。

千早「………あな、た…… 我那覇、さん、なの…?」

春香「ひびき、ちゃん……? ねえ、その真っ黒な衣装、なあに………?」

恐らく、俺よりも魔力を察する能力の高い二人には、言葉を交わすまでもなく、真実が伝わっている。
それでも信じられない様子で言葉を絞り出す春香と千早に、響は笑って答えた。

響「えへへー、どうどう?自分、ブラックジャンボ総帥として、びしっとキメてみたんだ!似合う?」

P「………お前がブラックジャンボ総帥なんだとして、響、目的はなんなんだ」

千早と春香がそばに来てくれて、響の影響が多少は薄れたのか、話すことくらいはできるようになった。
ゲームでは世界征服、なんて現実味のないことだったけど、響相手なら交渉の余地があるかもしれない。

響「え、……目的?それは、えーと、そのー、うー」

だが、響はそれを聞いたとたん、なぜか顔を赤くしてうつむいてしまう。
響の放つ強烈なプレッシャーは俺だけでなく春香も千早も感じているようだが、
それにしても異様な状況になってしまっていた。

響「さ、さすがに、本人を前に言うのは、うーん、うーん……ま、でもどーせいつかバレるんだから、なんくるないか!」

よくわからない葛藤を経て、やっと心が決まったらしい。
響が顔を上げてこちらに向き直る、それだけの動作なのに、とんでもない威圧感が襲ってくる。

だというのにまた、あっけらかんとした笑顔を浮かべて、響は言った。

響「あのね、自分の目的っていうのは、765プロのみんなを家族にすることなんだ!」

自信満々で、でもどこか少しだけ恥ずかしげに、響が反り返って胸を張る。

P「………家族?」

そして俺は、その言葉がどういうことなのかいまいち把握できていない。

春香「え…?」

千早「それは、どういう意味?」

春香と千早も警戒しつつ、頭に疑問符を浮かべている。
その空気を感じたのか、響はやけになったように叫んだ。

響「ああもうっ、だから!まずはプロデューサーを自分の、…だ、旦那様にするってこと!」

P「はあっ!?」

目的は世界征服、とでも言われたほうがまだマシだった。
悪の組織のトップになってやりたいことがそれというのは、完全に俺の理解を超えている。

が、ふと見ると、春香も千早も、とくに言い返す様子がない。…どうしたっていうんだ?

響「えっとね、だけど、765プロにはライバルが多いでしょ?だから、ほかのみんなはペットにするの!」

春香「え…ええっ!?」

千早「なんですって!?」

さらにとんでもない発言が響から飛び出し、今度こそ春香と千早が驚愕の叫びをあげる。
響は今……765プロのみんなをペットにする、って言った、のか?

響「あ、や、ペットって言っても、もちろんしっかりお世話するし、いい子にしてたらたまにはプロデューサーとも遊ばせて――」

千早「……シャイニング・チハヤ、ショウ・アップ!!」

もう会話をするつもりはない、と言わんばかりだった。
焦ったようにわたわたと手を振り回し、言葉を続ける響。
それをめがけ、一瞬のうちに変身を済ませた千早が一直線に飛びかかる。



響「え、うわ、わあっ!?」

千早「…………きゃああああああああっっ!?」



響が、急なことで驚いたのか、悲鳴のような小さな声を上げた。
たったそれだけで、千早は空中で殴り飛ばされたように大きく弾かれ、事務所の逆側の壁にまで吹っ飛ぶ。

春香「え…………そんな、ち、千早ちゃんっ!?」

響「わーっ、ごめん!?で、でも今のは千早も悪いんだぞ!自分がせっかく話してるのに、急にとびかかってくるから……」

千早「く、っ……!?こん、な、差が、ある、なんて……!?」

千早はかろうじて意識こそ失っていない様子だが、すぐに立ち上がることすらできていない。

P(………声、だぞ!?響がただ発した普通の声で、あの千早が反応する間もなく…!?)

響「あ、そうそう、忘れてた。もうゲームは始まってるんだったぞ」

千早にとりあえず、といった様子で謝ったあと、響はこちらを向いて話し始める。

響「ねえねえ、二人とも。悪の組織っていったらさ、四天王とか、三幹部、みたいなのいないと始まらないよね?」

また話があらぬ方へ飛んで行って、春香も俺も、すぐには返事もできない。
それを肯定と受け取ったのか、響は嬉々として説明を続ける。

響「だから自分も、特にマジシャンとして覚醒が近そうな子をこっそり狙ってたのさー」

春香「それって…その、幹部、として、迎えるためなの……?」

響「そうそう!だから最初は千早、次は雪歩、って感じで、順番に引き入れようと思ってた…の、に……」

急に響の声色が情けなくうるんで、春香も俺もぎょっとする。

響「なのに! プロデューサーと春香が邪魔したせいで! 美希まで誰も、自分、取れなかったんだよー!!」

相変わらずいまいち話についていけず、春香も俺もぽかんとするばかりだった。

だが、響が言っていることが本当なのだとしたら、俺たちは運が良かったのだろう。
千早・雪歩・美希と、三人まではシャインマジシャンとして味方に迎えることができたのだから。

むくれた表情のまま、響はたんたんと言葉を続ける。

響「それにさー、あれほどエッチなことはまだおあずけ、って言い聞かせたのに、あいつら、春香にいろいろしちゃってさー」

P「……な、」

響「最下級のやつだから、なんか話通じてないのかなー、って気はしたんだけど……」

春香「えっと、わたしに…、って、なに?」

春香の反応と、俺、そして壁際でうずくまっている千早の顔色が変わったことで察したのか、
響はあわてた様子で自分の口をおさえる。

響「っと、ごめん!これ言っちゃまずかったんだっけ?」

……もう、今後、隠し通すことは無理かもしれない。
そうは思っても、せめて今春香が例の記憶を思い出すことだけはないようにと、祈らずにはいられない。

響「あ、あ、そうだ、で、そうアレ、えっと、……そうゲームの話だったぞ、ゲーム!」

千早「ゲー、ム……?」

あまりにもへたくそな話題転換、そして流れにふさわしい単語に、俺たち三人は眉をひそめる。

響「そう! 実はね、あとひとり、マジシャン候補って残ってるんだ!」

P「!?」

響「で、ここからが本題さー。せっかくやっと会えたんだし、最初だから、プロデューサーたちには選択権をあげる!」

春香「選択、権……?」

響「そう! つまり、その最後のマジシャン候補を、こっちにくれるかどうか、ってこと!」

千早「……それだけではわからないわ。説明して」

千早も、春香も、響の言うことを聞き返し、質問することしかできなくなっている。
二人とももう、ここで響を相手取って戦うことなど不可能だ、と気づいてしまっているのだ。

響「説明って言っても、すっごくかんたんだぞ。実は自分、部下の一部を、いまその最後の候補の近くに行かせてるんだけど」

春香「え、ええっ!?それって誰なの!?」

響「あはは、それ教えたら、春香ってばすぐ助けに行くつもりでしょ?…まあ、それはさせないけど」

ほんの少し響の声のトーンが下がっただけで、室内の気温がそのまま冷え込んだような錯覚に襲われてしまう。

春香「ひ………!?」

響「ジョークだぞ、そんなにびっくりしないでよー。で、選択権の話なんだけどね」

響が、口の端をぐいいっ、と吊り上げて、凄絶な笑顔を浮かべた。
その唇から少しだけ八重歯がのぞいているのを、ただぼんやりと見ることしかできない。


響「さっきも言った通り、自分、正体明かすまではエッチなことおあずけ、ってみんなに言ってたんだ」

響「だって、春香も千早もアイドルだし、そういうの、最初はダメかなって思ってさ」

響「でも、こうやってマジシャン対ブラックジャンボってなったからには、そろそろ、ちょっとくらいアリかなって」

響「ほら、犬とか猫とかなんでもそうだけど、しつけするときは時々、ごほうびもいるでしょ?」


俺のよく知る笑顔の響が、俺の知っている響が絶対に言わないようなことを、並べ立てる。


P「……それで結局、選択権、ってのは、なんなんだ」


響「うん、つまり、春香と千早がエッチな目に遭うか、誰だかまだわかってない4人目がエッチな目に遭うか、選んでね、ってこと」

響「4人目をこっちにくれるっていうなら、自分、その子はしーっかりかわいがって、最初の幹部にするつもり!」

響「そっちを見逃してほしいなら、かわりに春香と千早が遊んでよ。大丈夫、今回は絶対帰してあげるからさー♪」


完全な沈黙が、その場を支配した。

大変お待たせしました、安価です。

選択肢

1.春香と千早が身体を差し出し、4人目のマジシャンは味方に引き入れる。(響は嘘はついてません。実は裏で4人目を、とかはないです)
2.誰だかわからない4人目のマジシャンをブラックジャンボに差し出す。(捜索していた最後の一人です。確定で堕ちます。)

↓3まで、多数決

選択肢2で把握しました。それでは出てきてなかった4人目がブラックジャンボ幹部化します。

というか誰だか明言しとかないとエロ指定がやりづらいですね。やよいです。



本当にお待たせしました、エロ方面の内容安価です。

ブラックジャンボは、すでに出てきたイソギンチャク風、狼男風など怪人系は各種取り揃えてる設定、
かつ戦闘員的なものもたぶんいると思います。悪の組織なので。

※グロ系、スカ系、度を越した肉体変化(歩けないレベルの乳とか)は基本的にごめんなさい。

↓1~3で、どんな目に遭わされるかをご指定ください。1人1回のみ。

 時系列とか調整して、場合によってはミックスしつつ書きます。
 最終的には洗脳悪堕ち的なものを経て幹部化します。

 長々すみませんでした、次回エロ書いてもってきます。次は火曜夜かな。安価はないかもです。

ふたなり化させられ、春香と同じ調教を受ける

安価把握しました。
前と同じ内容をどう書くかというのはなかなか難しそうですが、がんばります。

それより次は、もう少し人がいらっしゃる時間帯のうちに
内容指定の安価を出せるとこまでたどりつかなくてはいけません。毎度遅くてごめんなさい。
では改めて、お疲れさまでした。

おつおつ。最初のくじ引きで黒幕に響が当たった時どう思ったか、三代目の感想をぜひ聞いてみたい

個人的には美希がマジシャンと判明して、もう怪しいのが響かやよいしかいないなってなった時、
「響かやよいが黒幕ってwwww貴音や雪歩の時に比べて恐怖とか得体のしれない不気味さとかが全然ないwwww」と思っていたけど、

まったくの間違いだった。こんな感情豊かで無邪気に笑いながらヤバい思考言動する圧倒的な力の持ち主の響とか、超こええ…!!
まあ三代目の文章力をもってすれば誰が黒幕だったとしても相当怖い感じにできてたんだろうけど

雪歩と美希のパラメータってどんな感じなんだろうなぁ

しっくりくるイメージとしては
ユキホ…【攻45 防55 機30 耐35】
(スコップの面でとっさの防御が効いたりして防御が高く、普段からスコップ持ってるパワーで攻撃も次いで高いが、スコップの重さで遅かったり小柄ゆえに耐久低めとか)

ミキ…【攻60 防10 機55 耐50】
(ナイスバディかつ経験値も運動神経も十分な天才に相応しい豪華パラメータだが、本人に防御の意識が凄くなさそう。怒りや天才的発想任せの攻め、攻め、攻めなイメージ)

自分も↑と同じ感じかな、雪歩と美希のパラメータ。雪歩は攻守が高く鈍足。美希は全体的に高いパラメータだが守りが薄く、堕ちる時はあっさり堕ちそう。戦いでも性的にも。
響とやよいが敵というのは、今までにない感じの話になりそうですね。上で書かれているように無邪気にひどいことしそうで怖いです。響だと動物関連のエロがいいかな〜。

追伸。
3代目に質問ですが、まだ未覚醒のアイドルはもう覚醒しないのでしょうか?あるいは洗脳されて敵幹部になったり。ないのに余計な安価をして、ぐだぐだにしたくないので質問させてもらいました。

雪歩が味方なのも響が敵なのも、なにげに初めてのパターンだな。新鮮で楽しみ

あと今までの三幹部や四天王と違って敵の幹部がやよいだけだけど、その分「四天王に分け与えるつもりだった力をやよいに集中させる」とかやって相当な強さのボスキャラになったりしそうだ

お知らせ:日付変わる前後あたりには前回安価分を投下予定です。
もしかするとさらに遅くなるかもしれない。夜のうちには。すみません。


※いずれにせよ今回は【安価はありません】ので、待機しといていただく必要は皆無です。


また、その次の更新ですが、少し空いて22日金曜夜になるかと思います。


お知らせついでにいくつか返信させていただきます。

>>323 >>328
響が黒幕引いたときはいろんな意味でktkrと思いました。好きなんです響。

今まで常に味方サイドでしたから、これは新しいぜ!と思う反面、「うわっ…この子、ボスっぽくなさすぎ…?」と悩み、
最終的に「言動は日頃とほぼ変わらんまま行動原理だけ狂っててクソ強かったら怖くね?」ということで今の感じです。
書いて気づきましたが、まさに>>323で言われてる通りですね。

>>326でも触れられてるように、動物系の怪人による凌辱とか、そういうの、いいと思います。すごく。安価待ってます。


>>325-6
今後そのまま採用するかどうかは決めてません、と前置きしたうえで、構想としては

雪歩 【30 65 35 40】 170 ガチガチの防御偏重・足遅めでメンタル的に攻撃控えめ・スタミナは初期はるるん並
美希 【55 40 50 30】 175 全体に高いパラメータでやや攻撃寄り・でもスタミナがないので事故が怖い
やよい【35 45 45 50】 170 基本は体力型・数字だけ見たら一番汎用性高そうな気がしなくもない

みたいな感じでした。そのまま採用するかどうかは決めてません(二回目)。


>>327
きょうの更新部分でも多少触れられる予定ですが、次回以降はそのへんを巡ってのバトルにしようと思ってます。
ほかの子たちが覚醒したり、する前にエロい目に遭って幹部になったり、覚醒した後にエロい目に遭ったりする予定です。

もちろんすでにマジシャンになってる子たちも同様ですので、そこはご安心を。



すべては安価やコンマ次第です。よろしくお願いします。

では、もうしばらくお待ちください。

>>1の文章が毎度、安価出してる最中ですらクソ長いことは皆様だんだんお察しかと思いますが
 今回もその例に漏れないたいがいな長さで、
 その上エロ描写が始まるのは7レス目くらいからです(そこまではやよいが連れてかれる経緯とか)。

 そしてごめんなさい、実は今回、安価内容の1個分(>>321)しか消化できてません。
 言った以上は一部だけでも投下する所存です。また続き書きます。ほんとごめんなさい。

 お急ぎの方は6レス分くらい飛ばしてお読みいただいても大丈夫です。


手足どころか指を少し動かそうとしただけで、身体のあちこちに鋭い痛みが走る。
おそらく、今の私の状態では、シャインボールひとつまともに放つこともできない。

さっきの我那覇さんから、私を攻撃しようという意思はみじんも感じられなかった。
意識なんていっさい関わらない、単純な、反射的な行動だったのだろうと思う。
ただ、鼻がむずむずして、ついくしゃみが出てしまった、というのと同じ。

そして、それだけでこのダメージを受け、私はまだ立ち上がることすらできていない。

仮に万全の状態で、かつ春香とふたりがかりだったとしても、抵抗になるわけがない。
萩原さんや美希がいっしょにいてくれたところで、同じことだろう。

「選択権」なんて、こちらに権利を与えているようでいて、中身はただの脅迫だった。
マジシャン候補がまだ存在している、というのは願ってもない情報だけれど、
この状況から我那覇さんを出し抜いてその四人目のところへ向かえる可能性は…おそらく皆無。

………もう、我那覇さん、と呼ぶのは正しくないのかもしれなかった。
目の前の我那覇さんは、おそらく、すでに私の知らないなにかに変質してしまっている。

彼女は心から楽しげに、私と春香の二人か、まだ見ぬ仲間かを、天秤にかけるように言った。
どちらかを選んで、そうでないほうは、その……辱めを、受けろ、と。

私だけならよかった。
春香の無残な姿を見た晩に、二度とこんなことは私の目の前で起こさせない、と誓ったのだから。
それに、もしも春香が、またあのときと同じような目に遭わされてしまったら、
心にどんな傷を負うか…いや、無理に抑えている記憶が戻って、もっとひどいことになりかねない。

でも、だったら、まだ誰かわかっていない四人目にならその傷を負わせてもいいというの?
今この時点で誰なのか明確になっていないだけで、事務所の仲間には変わりないのに……?

春香が、押し黙ったまま、不安げに私の方を見ている。
もうこの際、私はどうなってもいい、でも、春香だけは……



壁際で、まだ身動きもとれない状態の千早ちゃんと目が合いました。
私よりマジシャンとして先輩で、クールで、頼りになる千早ちゃん。
その千早ちゃんが手も足も出ないのに、わたしでどうにかなるわけがありません…!

響ちゃんは、説明することは全部説明し終わった、と言いたげな顔で、
わたしと千早ちゃん、それにプロデューサーが返事するのをただ待ってるみたいでした。

トレードマークのおっきなポニーテールとか、ちょっといたずらっぽく微笑みを浮かべてる顔とか、
ちっちゃくてもぎゅっと引き締まった身体とか……どこからどう見たって響ちゃん、なのに。

わたしと千早ちゃんか、四人目のマジシャン候補のどっちかに、エ……ひどいことをする、なんて、
響ちゃんは、冗談でもそんなことを言うような子じゃありません。
どうしてかはわからないけど、きっと、ブラックジャンボの悪い人に操られちゃってるんです。

でも、いまは、どっちも選びたくない二択のどちらかに決めなくちゃいけません。
千早ちゃんも、まだ誰だかはわからない候補の子も、ひどい目には絶対遭ってほしくないのに。

千早ちゃんはいま、ひどい状態です。まだ確かめてないけどケガだってしてるかもしれない。

それに、四人目の子って、誰……?ここにいないみんなの顔が次々と頭に浮かんで、不安が止まりません。

………やっぱり、こんなの、どっちかなんて選べるわけないっ!!
ルール違反かもしれないけど、わたし一人でかわりになるって響ちゃんに言おう!

そう思ったとき、その響ちゃんが口を開きました。

響「ふーん、春香と千早なら、自分がいけにえになる!ってすぐ言うと思ってたぞ。ちょっと意外かも」

そうだよ、でも、それはわたしひとりで!と言おうとしたところで、響ちゃんが言葉を続けます。

響「まあでも確かに、なかなか思い切れないよね?よしっ、わかったさー、二人は見逃してあげる」

春香「な、そんなっ、待って響ちゃん!!まだわたしたち、そんなこと一言も」

響「ん、そう?じゃあ春香と千早が相手してくれるってことでいいの?」

春香「それはダメ、千早ちゃんケガしてるかもしれないんだよ!?だから、わたし一人でっ」

千早「待っ、て…お願い、春香は、ゆるしてあげて、私が、かわりに………」

わたしの声と、とぎれとぎれに絞り出すような千早ちゃんの声が、そしてその内容も、重なります。

響「あー、なるほど。だから二人とも、なかなか言い出せなかったのかー…うんうん……」

それを聞いた響ちゃんは腕組みをして、目を閉じ、わかったようにうなずきました。
ひょっとして、こっちのお願いを聞き入れてくれる? やがて目を開いた響ちゃんは、にっこりと笑います。

響「でも、ま、これだけ自分のこと待たせたんだから、普通に考えて時間切れだよね」

そしてその満面の笑顔のままで、わたしたちの心に死刑宣告を下しました。

響「だからさっき言った通り、4人目はもらっちゃうね!やったー、ついに初めての幹部だぞー!」




響「さーてとっ、そしたら今日は自分、その子連れておとなしく帰るよ。約束だもんね」

春香「やだ……お願い、やめて、響ちゃん…もとに戻って、優しくて明るい、いつもの響ちゃんに、戻ってよぉ……」

泣きながら呼びかける春香のことを特に気にするでもなく、響は、んーっ、と軽く伸びをしている。

P「………なあ響。自分で言うのもなんだけど、お前の狙いって、最終的には…… その、俺、なんだよな」

響「え…え、ああ、うん……そう、だけど?」

俺が声をかけると、響はまたしても顔を赤らめて視線をそらす。
その様子だけ見ていたら、こいつがブラックジャンボを総べるボスだとはとても思えない。

P「じゃあ、俺だけ連れてくなりして終わりでいいだろ。ほかの子には、手を出さないでやってくれ、頼む…」

……我ながら自意識過剰どころじゃないことを口にしている自覚はある。
だが、それで響が考えを変えてくれるなら、それによって春香や千早、事務所のみんな、
ひいては世界がこれ以上被害を受けなくなるなら、いくらでも恥くらいかいてやろうと思った。

響「んー、なんていうか、それじゃダメなんだよね」

しかし、渾身の提案もあっさり却下されてしまう。

響「さっきも言ったけど、プロデューサーだけじゃなくて、事務所のみんなも一緒じゃなきゃ意味ないの」

響「今日連れてく子も、春香も千早も、最後はみんな自分の家族になるんだもん。順番がちょっと違うだけ」

響「……でも、自分、好物はとっとくタイプだからさ。プロデューサーだけはいちばん最後、って決めてるんだ!」

頬をほんのり染めたままの響が、はきはきした声でひときわ大きく宣言すると、
それを合図にしたように、さっき変身してみせた時と同じ真っ黒な霧が、響の周囲に漂い始める。
見ていることしかできない俺の目の前で、それは次第に濃度を増し、小柄な響の身体が少しずつ見えなくなっていく。

響「じゃあねプロデューサー、それに春香、千早も!たぶん次のときは、新しい幹部と一緒に来るからなー!」

その声を最後にして、霧と、それから響本人が、跡形もなく消え去る。
あとには俺と、床にへたり込んで泣き続ける春香と、壁にもたれかかったまま動けない千早だけが残された。


美希「遅いっ、雪歩遅いのっ!!もうちょっと速く走れるでしょ!?」

雪歩「ひいーんっ、美希ちゃんが速すぎるんだよぅっ!!」

ものすごいスピードで、わたしの少し前をほとんど飛ぶように突き進んでいく美希ちゃん。

マジシャンになると、変身してないときと比べて身体能力がばつぐんに良くなるみたいですが、
美希ちゃんとわたしのもともとの運動神経を思ったら、このくらいの差ですんでる方が、むしろ、奇跡で……

そのとき、美希ちゃんが急ブレーキをかけて足を止めました。
おかげでなんとか追いついたわたしのほうに、すたすた、と歩いてきた美希ちゃんは
わたしのことをいきなり、ひょいっと抱え上げてしまいます。

雪歩「え、え!?ちょっと美希ちゃん、なにするの!?」

こ、これ、その、いわゆる、お姫様だっこ……!?

美希「ん、よしっ、これでやっとホンキ出せるの。雪歩、ミキにしっかりつかまってて?」

雪歩「え」

返事を待たずに、美希ちゃんはさっきまでと比べものにならないスピードで走り始めます!

雪歩「ひ、ひええええええっ!?」

美希「そんなに叫んでると舌かんじゃうよ、ミキもっと飛ばすからねっ!」

や、やっぱり、あの程度の差しかないなんておかしかったんですぅぅ!!



雪歩「ねえ美希ちゃんっ!本当に、事務所のほうは大丈夫かなぁ!?」

風を切る音に負けないように、できるだけ大きな声で、わたしは美希ちゃんに尋ねます。

美希「うんっ、だって、春香と千早さんがそっち行ってたの!二人揃ってればバッチリって思うな!」

わたしを抱えて走る美希ちゃんも、前をしっかり見たまま、叫ぶように返事をしました。

雪歩「ど、どうして、その二人が向かってるってわかったのー!」

美希「魔力のカンジがそうだったの!あれっ、雪歩はわかんなかった?」

雪歩「あうう…実はわたし、まだ、ぜんぜん……」

美希「まだマジシャンなりたてなんだからしょーがないよっ!ミキも最初はそーだったから!」

わたしたち二人が、レッスンの関係で一緒にいたのはラッキーでした。

最初、事務所になにかあったみたい、ってことに気づいたのももちろん美希ちゃんで、
それを聞いたわたしはすぐ戻ろう、と言ったのですが、美希ちゃんはそれに強く反対しました。

雪歩「それで美希ちゃんっ!さっきの話だけど……間に合いそう!?」

美希「うんっ、いまのペースならいけるはず!」

美希ちゃんとわたしが、あえて事務所ではないところへ向かっている理由、それは。

美希「ミキの感覚があってるなら、別のマジシャンの子がこの先にいるのっ!!」


やよい「おとなしくしてなきゃめっ、ですーっ、ええええいっ!!」

手にした、おっきなとんかち……はんまー、っていうのかな、を、バットみたいにふりぬきます。
ちょうど寄ってきてた敵さんをボールだと思って、全力で、おもいっきり。

すごい勢いでふきとんだ敵さんは、いつもみたいに、地面に落ちる前にうっすらとなって消えちゃいました。

やよい(うう~っ…でも、まだまだいっぱい……)

きょうはたまたま事務所のだれともいっしょにいないタイミングで、よかったと思いました。
こんな数があいてなのに、もしマジシャンじゃない人がここにいたら、すぐつかまっちゃいそうです。

いつものイソギンチャクみたいな敵さんが、いーっぱいで、わたしのまわりをずらっとかこんでいました。
今まで夜に見かけるときは、多くても2匹とか、それくらいだったのに……

わたし、じょうずに踊ったりはできなくても、体力だけはたっぷり……のつもり、だったんですけど…
こんなにあとからあとから敵さんがやってきちゃうと、けっこうきついです。

でも、ここでがんばらなくちゃ、事務所のみんなや、町の人や、それにわたしの家族もあぶないかも。
そう考えたら、へこたれてるわけにはいかないです!

やよい(そして…春香さんや千早さん、雪歩さんに、美希さんも、そして、プロデューサーもいる!)

今では事務所にいっぱい、わたしと同じマジシャンがいてくれます。
そのわたしたちを助けてくれる、たよりになるプロデューサーだって。
わたしが負けずにがんばってれば、きっとだれかが気づいて、助けにきてくれるはずです!

…そして、この敵さんたちをやっつけられたら、わたし、プロデューサーにごめんなさいしないといけません。
今までマジシャンしてたこと、だまっててごめんなさい、これからはよろしくお願いします、って。

プロデューサーだけじゃなくて、事務所のみんな、とくに伊織ちゃんや、千早さん、それに響さんにも。
わたしのこと、心配してくれるひとたちに、ちゃんとあやまらなくちゃ。



「いたっ、美希ちゃん、あそこっ!!って、ええ、や、やよいちゃん!?」

「わ、いつものキモいやつ、すっごい数なの……ミキがやるから、雪歩はやよいのとこ行ってあげて!」



やよい「あっ……美希さん! それに雪歩さんも!!」

聞きなれた声がして、思わずふり向いたわたしの目に、きみどり色と白のマジシャンが見えました。
やっぱり、助けに来てくれたんだ!! よかったですっ……!

そう思ったとき、わたしの足もとを中心にして、まほうじん?が現れました。
シャインシールドとちょっと似てるけど、あれよりもずっと、ずっと大きくて、そして、色が黒っぽいです。

やよい(あれ…これって雪歩さん、それとも美希さんが……?)

美希「…なにあれ?雪歩、なにかしたの?」

雪歩「えっ、わたし知らないよ……? 美希ちゃんじゃ、ないの?」

二人とも心あたりがないみたいで、おたがいに確認してるみたい。

敵さんたちもなぜか、さっきまでと違って、あんまり動かなくなっています。
二人にあらためて質問してみようとした、そのとき。

まほうじんの、わたしが立っているあたりから、にゅるにゅるしたものが何本も飛び出してきました。

やよい「えっ、ああっ!うっ、あ、あうっ、ぐぅっ!?」


ミキたちが見ている目の前で、やよいのちっちゃい身体に、ぬめぬめしたのが巻き付いてく。

雪歩「やよいちゃんっ!?」

雪歩が叫ぶ。たぶん雪歩はまだ、アレがなんなのか、よく知らないハズ。
ミキは知ってる。アレが女の子に、女の人に、どれだけマズいものなのか、よく知ってる…!

でも、やよいもマジシャンなんだから、今すぐなんとかすればきっと大丈夫なのっ!

美希「やよい、ちょっとだけ動かないでね!?ミキが、すぐに助け……」


「おーっと、残念だけど、そういうわけにはいかないさー」


雪歩「!?」

美希「…………っっ!?」

まったく音もしないのに、それに、ついさっきまで気配もなかったのに、急に声が降ってきた。
そして、今ではやよいとミキたちのあいだに、通せんぼするみたいに誰かが立ちふさがってる。

…誰か、なんて。
声を、そのしゃべり方を聞いただけで、ホントはすぐわかってた。

美希「ひび、き、ウソ、だよね?そのカッコ、なんのつもりなの………?」

響「さっすが美希、ファッションチェック早いなー。どう、これ似合ってるでしょ?」

真っ黒な衣装を見せつけるみたいに、くるっと一回転して、響……響モドキが、そう言った。



雪歩「ああ、あ、あ………」

美希ちゃんのいうとおり、わたしたちの目の前に現れたのは響ちゃんでした。

見た目、だけは。

響「やっほ、雪歩。事務所の方は無事だから、安心していいぞー」

にこっと笑ってわたしに話しかける、漆黒の衣装を着た響ちゃん。

たったそれだけで、わたしは意識が飛びそうになって…なんとかぎりぎり踏みとどまります。

雪歩(な……に、これ、やだ、怖いよ、響ちゃんなのに響ちゃんじゃない、絶対!?)

響ちゃんは全身から、目に見えそうなくらい、肌で感じるくらいの圧力を放っていました。
さっき美希ちゃんに質問されたとき、まだ全然わからない、って答えたとおり、
わたし、春香ちゃんや千早ちゃん、やよいちゃんの魔力の感じの違いとか、よくわかってません。

そんなダメダメなわたしでも直感でわかります。これ…響ちゃんのこれって、けたが違いすぎる……!!

響「そうだ、春香たちには自己紹介したし、美希にも、雪歩にも言っとかないとね」

わたしの様子を知ってか知らずか、それとも気にすらしていないのか。
響ちゃんは、まるでお芝居みたいに大げさなお辞儀をして、そして言いました。



響「自分、ブラックジャンボの総帥、我那覇響!二人とも、あらためてよろしくなー!」



やよい「あうっ、い、痛っ……!? は、離れてください~っ…!」

マジシャンになりたてのころ、これとよく似た敵さんにまきつかれたことがありました。
そのときはすぐ逃げられたのに、今のこれ……ぜんぜん、力がちがいますっ…!

美希「一人でのこのこ出てくるなんていいドキョーなの、響。ミキと雪歩とやよいが、力を合わせれば」

響「勝てる、って? 試してみる?ほら、好きなタイミングでかかってきていいぞー」

わたしがにゅるにゅるから逃げられずにいる間も、美希さんと、響さんがしゃべっています。

たぶん、わたしたち三人のなかで、いちばん強いのは美希さんです。
その美希さんも、響さんがただ立ってるだけなのに、かまえをとったまま身動きひとつ、してないです。

…………さっきの美希さんのいったことはウソだって、わたしでもわかりました。

雪歩さんと、それからわたしまで足して、それを10倍くらいにしたとしても。
響さんに、勝てる気がしません……

やよい(響さんが…響さんが、ブラックジャンボの、ボス……!?)

つたわってくる魔力の感じはマジシャンとはぜんぜんちがうけど、でも見た目は、響さんのままなのに…

そのとき、ぐいっとひっぱられる感じがして、わたしのからだがしずみ始めました。



美希「やよいっ!?」

ぬめぬめにからみつかれたまま、やよいが魔法陣の真ん中で少しずつ、飲み込まれてく。
止めなきゃと思うケド、目の前の響に見られてると、ウカツに動けない……!

響「それじゃ、やよいは連れてくぞー。きょうは美希にも雪歩にもなんにもしないから、安心してね」

なのに響はさらっとそう言うと、やよいの方をふり返って…つまりミキに背中を向けた。
たぶんもう、チャンスってここしかない!!

美希「う…… うあ、ああああああッッ!!」

雪歩「美希ちゃんっ!?」

おもいっきりおなかに力を入れて、無理やり叫んで、地面にはりついちゃったみたいな足を引きはがす。
なんとか動けたっ、あとはこのまま、なんとかしてやよいを……!!

美希「響ぃぃっ! やよいを返すのっ、…っ!?」

響「おまたせ、やよい。なにも怖くないから、しばらくおとなしくしててね」

響は、ミキのほうを、見てもいなかった。

それに、シャインシールドとか、盾みたいなのはどこにも見当たらない。
なのに響よりずっと手前で…… なにか透明な壁みたいなのにジャマされて、進めない!?

雪歩「わ、わたしも手伝うよ美希ちゃん! えいっ、えい…こ、このぉっ!!」

少し遅れて雪歩が、氷のスコップを手にして駆け寄ってきた。
そしてふたりで一緒に、なにもないはずの空間をめちゃくちゃに叩く。それでも、壁?はびくともしない。

やよい「あ、ああ…… 美希さん、ゆきほ、さ、たすけっ」

透明な壁の向こう側で、やよいの身体はもう、ほとんど首くらいまで沈んじゃってた。

雪歩「やよいちゃんっ!もうちょっとだけがんばって!!響ちゃん、やめてっ、お願いだから待ってぇ!!」

美希「響っ、ひびきいいーっ!!ここ通すのっ、やよいを今すぐ放して!」

ミキも雪歩も、それを見てるのに、止めるどころか、そばに行くこともできない……

響「心配いらないってば、やよいにはすぐまた会えるから。じゃ、一旦ばいばーい、二人とも!」

そしてついに、やよいが、完全に見えなくなっちゃった。
響は、まだ全身は沈んでない。こっちを見て、いつもの笑顔でにこにこしながら、手を振り続けてる。

その姿が魔法陣の中に消えて、そしてすぐに、魔法陣そのものがなくなっちゃっても。

雪歩も、ミキも、動けなかった。


響「正直言うとね? やっぱり自分、ひとりだけってのはちょっとさびしくてさー」

ブラックジャンボ本拠地。異次元空間に響の魔法によって構築されたアジト、
その『総帥室』で、玉座に座った響はやよいを前にして楽しげにしゃべり続けている。
もちろんこの玉座も部屋そのものも、響が半ばふざけて魔法で作り上げたものに他ならない。

響「あ、いや、もちろん自分はひとりでもカンペキだし、さびしいって言っても、ちょーっとだけ、だよ?」

特に同意や返答を要求されているわけでもないためか、話しかけられたやよいは返事をしない。

響「ただ春香たちにはもう言ったんだけど、悪の組織ってさ、幹部が何人かはぜったい必要だと思うんだ」

いいことを思いついた、と得意げにしゃべる子供そのものの表情を顔いっぱいに浮かべ、
響は漆黒の装束のすそをひるがえして玉座から立ち上がると、前に数歩、足を進める。

そのままやよいの前までやってきた響は歩みを止めると、大げさに手を広げて誇らしげに言った。

響「その記念すべき第一号がやよい、ってわけ!これからよろしくねっ、やよい♪」

やよい「…………ぅ、う、うっ」

響「…あ、しまった、ごめん!そりゃこんなの口に入ってたら、返事できるわけなかったぞ」

あわてたようにそう言って響が指を鳴らすと、やよいの口を犯し続けていた触手がようやく抜け出る。

やよい「おぶぅっ、うぼえっ!? っ、げぇっ、えほっ、う、うえ、うええええん……」

響「わわっ!?やよい、苦しかった……?ごめんね、もうちょっとのガマンだから」

大量の粘液を吐きだすと、口が解放された安心からか、やよいは泣き出してしまう。
心配そうな表情を浮かべた響が、そんなやよいを気遣って声をかける。

やよい「ひびき、さん、もう、もう…、こんなの、やめて…くださいぃ……」

響「うーん、弱ったなー…そういうわけにもいかないんだよね……」

泣きながら許しを請うやよいを前にしても、響は困ったように頭をかくばかりだった。


オレンジ色を基調としたマジシャン衣装に身を包んだまま、この場所に連れてこられたやよい。
その身体は、イソギンチャク型の触手生物によって厳重に拘束されていた。

両手を頭の上に伸ばした状態で、左右の手首を触手でひとまとめに縛られており、
今のやよいは、そこを支えとして全身を吊るされている状態に近い。

さらに自由を奪うためか、やよいの細い首や腰、それから太もも、すね、足首、
そうした箇所にも粘液でぬめる触手が背後からからみつき、身動きを封じてしまっていた。

やよい(なん…で、わたし、こんなこと、されて……)

衣装のあちこちや、素肌が露出している部分を触手から分泌される粘液でべとべとにされ、
ときには別の触手がすり寄ってきては、塗り込むような動きを繰り返す。
全身のいたるところで行われるその行為の気持ち悪さに、やよいはさらに泣きたくなってしまう。

やよい「響さん……ど、どうして、こんなこと、えぐっ、するんですかぁ……」

響「だから、さっきも言ったとおり、自分、やよいに協力してほしいだけなんだってば」

泣きながらたずねるやよいに、響もすっかり困り顔になって、諭すように語りかける。

響「ブラックジャンボの幹部として、ね? あ、幹部っていうか、側近、みたいなポジションかも」

やよい「そんなの、絶対いやですっ!だってブラックジャンボって、悪いことする人たちじゃないですか!?」

その言葉を聞いて、涙でぬれた目に力をこめ、やよいは響をにらみつけて叫ぶ。

やよい「響さんっ、いったいどうしちゃったんですか!!響さんはそんなこと言わなんむぅうーっ!?」

響「んー、まだ足りないかー。おかしいなぁ、春香のときはもうちょっと早かった気がしたんだけど……」

天井近くから伸びてきた触手がやよいの小さな口に一瞬でもぐり込み、響に食ってかかる言葉をさえぎった。
そのまま触手は無遠慮にやよいの口の中で前後に大きくピストンしはじめ、
身動きのとれないやよいは逃げられるわけもなく、ただその動きを受け止めさせられてしまう。

やよい(う、ああっ、またこれっ…!?おくちきついっ、くさいよぉっ、やめ、て、くださいぃ!!)

自分の口をいっぱいに占領しているものの正体はわからなくても、ここに連れてこられてから
何度も何度も同じことをさせられ続けているせいで、やよいはやよいなりに知識を得てしまっている。

口を閉じたままにしようとしたら、鼻をつまんで息をできなくされて、口をむりやり開かされた。
かみついて追い出そうとしても、ぐにゅぐにゅとゴムみたいで、歯が立った感じがしない。
すごく太くてべとべとで、舌でちょっと押したくらいでは出て行ってくれない。

これが、口から出て行ってくれる条件はひとつだけ。

気持ち悪さにひたすら耐えるやよいの口の中で動き続ける触手が、ぶるぶると震え始めた。

やよい(やだっ、やだ、もういやです!誰か、だれか助けて!!)

口に、頭全体にまで伝わるその動きでこれから起こることを察したやよいは
声にならない声で必死に叫ぶも、それは誰にも届かず、もちろんなんの役にも立たない。そして、

ぶぶびゅっ、びゅるるーっ、どぽっ、どぶっ、びゅくっ

やよい(ひぃっ、ひいいっ!どろどろしたのが、またっ、お口にはいってきちゃうぅ!!)

熱くて、ねっとりとのどにからみつく液体が大量に、やよいの口の中に注ぎ込まれる。
やよいはなんとか飲み込まなくて済むように、口の中にためたままで鼻で息をして耐えるが、
触手のほうもそれを見越して、やよいの口をふさいだまま動こうとしない。

それどころか、なおも粘液を吐き出し続けながらまた前後に動いていたかと思うと
ついにはやよいの喉奥に密着し、そのまま食道へと強制的に粘液を送り込み始めた。

やよい(うぐぅぅっ!?は、吐き、そうっ、なのに、吐けない、きもちわるいぃぃ……)

触手と粘液に口を埋め尽くされ、そして食道は粘液でいっぱいにされ、
ぽろぽろと涙をこぼしながら、やよいはひたすらに送り込まれる汚液を飲まされ続ける。

やよい「ぷぁ、っ、…! …… ぜぇーっ、ひゅーっ、ぜーっ、げ、ほっ……」

今までの中でもひときわ長く口の中に粘液を注がれ、そのほとんどを無理矢理に飲まされたやよい。
口から触手が抜け出ても、荒い息をつくだけで、すぐには言葉が出てこない。
小さく愛らしい唇はぶるぶると震え、その端からは入りきらなかった白濁液が糸を引いてこぼれた。

響「ちょっとキツいよね、やよい? だけど多分、そろそろじゃないかと思うんだ」

相変わらず申し訳なさそうな表情の響が、ぐったりしているやよいをいたわるように声をかける。

やよい「そろそろ………って、いったいなにがです、かっ………!?」

いぶかるやよいの声の調子がいきなり変わり、同時にその顔には一気に赤みがさした。
見てわかるほどに汗をかき始め、呼吸のペースまでが加速する。

やよい「あ、あっ……はっ、はんっ、な、なに、これ、っ!?わたし、な、なんで…!?」

響「お、来たね、よかった! きっと春香よりマジシャン歴が長いぶん、効きも悪かったんだなー」

そのやよいの反応を見て、ようやくほっとした、と言うように響が息をついた。
一方でそれどころではないやよいは、動かせない身体を必死によじってもがく。

やよい「熱い、からだ、あついですっ……これ、変です、わたし、カゼとか、病気…!?」

響「心配いらないぞ、やよい。病気とかじゃなくて、むしろ、ようやくお薬が効いてきただけだから」

やよい「おく、すり? ひぃん、んんっ、おくすりなんてわたし、飲んでない、です、響さん…」

響「ああそうか、説明してなかったっけ。さっきからやよいが飲んでた、どろどろしたやつ。あれがお薬だよ」

やよい「え、えっ!?」

何度も強制的に飲まされた液体のひどい味と行為そのものがフラッシュバックし、やよいは思わず身震いする。
どう考えてもあれが身体によさそうなものだとは思えないし、なによりやよいの目の前の人物は
やよいもよく知っている響の姿をしているとはいえ、ブラックジャンボの総帥なのだから。

そしてそのブラックジャンボ総帥は、やよいが何度も見た覚えのある笑顔を浮かべて言った。

響「もうこれで大丈夫だと思うけど……念のため、しっかり効いてくるまでちょっと待ってような、やよい」





響「どう、やよい。いまどんな感じする?」

響は今度は質問を投げかけ、そしてやよいの口は触手でふさがれてもいなかったが、返事はない。
とはいえ、やよいが声を上げていないのでもなかった。

やよい「ひ、やあっ!? あっ、あっあっ…だ、め、これ、へん、れすっ!? ひぃああ!?」

響「うんうん、ちゃんと効いてるね。ああ、無理に返事しなくてもいいぞー、よくわかったから」

満足げにながめる響の前で、イソギンチャクに吊るされたやよいは全身をびくびくと震わせ、
その口からは絶えず悲鳴のような、喘ぎ声のような言葉がこぼれ続けている。

もともとやよいの年代の女の子に性的な知識はそう多くなく、中でもやよい個人についていえば
さらにその傾向が強かったが、それと性的刺激に反応しないことはまったくイコールではない。
むしろ、知識の面で未熟なぶん、未知の感覚にさらされたやよいの身体は素直に反応してしまっていた。

やよい(やっ、なん、ですかこれっ!? おなか…おまたのとこ、きゅんきゅんってして、ぇ!)

響「でね、やよい。最初の仲間だし、自分、やよいにはあんまりひどいこと、したくないさー」

事務所にいたころとなんら違いを感じさせない優しい声で、響はふたたびやよいに語りかける。

響「もう一回、おねがいするぞ。ブラックジャンボの幹部として、自分のおてつだい、してくれない?」

やよい「おて、つだ、い………?」

響「そう!うんって言ってくれたら、とりあえず今日のとこはこのへんでやめてあげ――」

やよい「い、や、ですっ、ああ、んっ!ひびきさ、んんんっ、わたしと、765プロ、に…かえり、ひぃん!?」

途切れ途切れになってしまいながらも、やよいは響の提案に明確な拒絶を返した。
期待に目を輝かせていた響だったが、それを聞いてあからさまに落胆し、うつむいてしまう。

響「んー、そっかぁ、これだけじゃダメかー………確かに春香のときも、もう一押ししてたもんね…」

やよい(これだけじゃだめ、もうひと押し、って……ま、まだ、なにか、あるんです、かっ!?)

響の呟いた不穏な言葉を耳にしたやよいは、身体の熱さに耐えつつも不安をつのらせる。
しばらく視線を落としてなにか考え込んでいた響が顔を上げた。

響「よし、しょうがないな!そしたら、……えーっと、キミ、あ、そうだイソ助83号だ!ちょっと漬けちゃって!」

やよい(つけ、ちゃう……?)

響が口にした名前らしきものも、その内容もさっぱりわからず、やよいはただ困惑する。
そのとき、やよいの両腕を縛って吊るしていた触手が、急に引き上げるような動きを始めた。

やよい「え、そ、そん、な、や、やめて、くださいぃっ、高い、のは、やですっ!!」

身長の倍をゆうに超えた空中へ吊り上げられ、身体の変調もほとんど忘れて絶叫するやよい。
小柄な響はずいぶん遠くにいるように見え、そして自分を吊り下げる触手の本体、イソギンチャクは真下に位置している。

やよい「怖いっ、こわいですっ、響さん、やめ………わぷぅっ!?」

全身が急に落下する感覚のあと、すさまじい水音がして、そしてやよいの顔にしぶきが跳ねかかった。
同時にやよいの首から下が、生暖かい、ちょうどぬるい風呂に首までつかったような感触に包まれる。

そこは周囲360度がやよいの目線より少し低いくらいの壁に囲まれた、ドラム缶風呂のようなスペースだった。
ついさっきまで空中にいたやよいには自分の状況がすぐに理解できず、そしてそれが命取りになった。

やよい「………あ、れ、え、え?これ、あ、きゃああっ!!」

一瞬のあと、ひたされている液体の中から伸びあがってきた別の触手の群れにあっという間に拘束されてしまう。
さっきまで頭上に伸ばされていた両手を今度は、身体の側面にぴったりつけた姿勢にさせられ、
そして、ちょうど肘のあたりで、腰と両腕までをまるごと太い触手で縛り上げられる。

やよい「く、ぅっ!?」

響「よーし、よくやったぞイソ助…83号。そのままやよいのこと、しばらくかわいがってあげて」

満足そうに響が笑い、そこでようやく、やよいは自分が今どこにいるのか、何をされたのかを理解する。

やよい(わたし……あの、イソギンチャクみたいな、敵さんの……中に、はいっちゃった!?)

イソギンチャクからほとんど顔しか表に出ていない状態のやよいが顔色をなくし、
そのことに気付いた響が、にやり、と音すら立てそうな笑みを浮かべた。


響「ああ、消化されたりはしないから大丈夫さー。まあ…やよい、別の意味で、とろけちゃうと思うけどね」

ぐちゅちゅ、ぶじゅっ、ばちゃばちゃっ……じゅっぷ、ぷちゅちゅっ

やよい「ふああっ、いひぃぃ~っ!? ぃぎっ、あっ、やだっ、やら、ぃいやあああ!?」

一見するとどこにも液体がたまっていない部屋の中に、水音が絶えず響く。
そして、傍から見れば、ただ首だけのぞいているようにしか見えないやよいが、叫び続けている。

その身体をすっぽりと飲み込んでいるイソギンチャクの本体部分は、やよいがもがく動きに合わせてか、
それともイソギンチャクそのものが中で蠢いているためか、ときおり震え、大きく揺れる。

やよい「やめっ、もうやめぇ!? にゃんでっ、こん、なぁぁ、あひぃぃぃん!」

イソギンチャク型触手生物は、媚薬粘液を体内で生成し、触手から射精するように吐き出したり、
あるいは本体の頂上部にある噴出孔から直接獲物を狙って吐きかけたりすることもできる。
その生成速度は非常に早く、また、すぐに使わない分は本体内部の空洞に溜めておく性質がある。

やよいは今まさに、底なしに湧き出してくる媚薬粘液のプールにどっぷりと漬け込まれ、
さらにイソギンチャクの内壁から生えだした触手に、全身いたるところを責め立てられていた。

やよい(さっき、響さんがいってた、おくすり、っ…、こんな、こん、なに、いっぱいぃっ!?)

抜け出そうにも手も足も触手たちに巻き付かれていて、そしてぬらぬらとした内壁には手がかりもない。
気持ちばかりが焦ってしまい、ますます媚薬の効果だけがやよいの身体を蝕んでいく。

ぎゅむうっ、にゅるる、ぐちょっ

やよい「いっ、いたぁっ!そん、な、せめて、やさしくし、ぎぃっ!?」

粘液がたっぷりと染み込んだ衣装はすでに破り取られ、やよいの小ぶりな胸が両方とも露出させられてしまっていた。
その右と左の乳房、それぞれに容赦なく触手が絡みつき、荒々しく握りつぶすような刺激を送り込む。
さらに別の細い触手が乳首に近づくと、左右でタイミングを合わせて挟み込み、ひねりあげた。

やよい「あがっ、いああああ!!お、おっぱい、そんなにっ、しないでえ!」

その優しさのかけらもない行為すら快感に変換されてしまい、そしてそれが快感であることも意識しないまま
やよいはイソギンチャクの中で大きく背をそらし、絶叫する。

と、やよいが口を大きく開けるのを狙いすまし、外側で機会をうかがっていた触手がすばやく潜り込んだ。

やよい「むが、ぐぐっ!?」

脳を焼かれそうな胸への責めのあとの不意打ちに対応できるはずもなく、やよいは目を白黒させるしかない。
しかし、口の中の触手はお構いなしに大きく前後しだし、さらなる粘液を注ぎ込むための準備運動を始める。

やよい(あ、ぐ、いや、ぁ……もう、ねむっちゃいたい、こんなの、やだよぉ……)

連続した、徹底したイソギンチャクの責めに翻弄され、意識が闇に落ちていく。

やよい「………ぅ?… ……………、ぴぃいいいっ!?」

そしてまさにその瞬間、やよいの全身を強烈すぎる刺激が走り抜け、無理やりに現実に引き戻されてしまう。

あまりの叫びの勢いのためか、口を犯していた触手がすっぽ抜け、吐き出される媚薬粘液が
すっかり上気した幼い顔を白く染め上げるが、やよいはそれを気にする余裕もなく叫び続ける。

やよい「やだぁぁぁぁっ、そぇっ、らめええええええ!!?ひっぱ、ちゃ、らめっ、や、~~~~~~っっ」

濃厚で不透明な粘液のせいで、やよい自身には水面下で何をされているのかがまったく見えていない。

そのせいでよけいに感覚だけが鋭敏になっている中で、先端に口のような器官のついた細い触手が
やよいのまだ小さなクリトリスをついばみ、ときには根元まで飲み込み、ひねり、吸い上げる。

やよい「ひぃぃっ、しんじゃい、まずっ、わたししんじゃうぅ!!やめへっ、やめてええええ!!!」

大量の媚薬粘液を飲まされ、さらにその中に漬けこまれ、牝としてすっかり発情させられたやよいは
クリトリスという名前すら知らないまま、触手にその器官を責め立てられ、ひたすらに喘ぎ、叫び続ける。


やよい「あ~~っ、あっ、あ~~~~~っ、あ、あっ、………」

イソギンチャクの口の部分にぐったりと頭を預けるようにして、やよいはうめき続けていた。
見えない内部ではまだ責めが続いているらしく、ときおりそれに合わせ、頭がぐらぐらと力なく揺れる。
今ではもはや意味のある単語ですら口にできず、その声はただの音でしかなくなっていた。

響「やよい、だいぶいい感じになったみたいだなー。はいじゃあイソ助83号、そこまで!」

響はそう言うと、犬かなにかに合図するようにぱん、と手を鳴らす。
だがイソギンチャク型生物は、聞こえていないのかあえて無視したのか、本体の蠢きを止めない。

響「あ、あれっ!?ちょ、やめ!えっと、違ったっけ……待て!ステイ!」

あわてた様子の響が命令を繰り返した挙句、しぶしぶ、といった様子でイソギンチャクは動きを止めた。

響「あのねー、ちゃんと言うこと聞いてくれなきゃ困るぞ!はい、じゃあ、やよい出して」

響がそう言うと、イソギンチャクは今度は素直に従い、外側に生えている触手を動かし始めた。
やよいを飲み込んでいた口の部分を大きく広げると、やよいの両手を触手で縛って引き上げ始める。

やよい「ひ、あ……ん、んんっ………」

最初と同じく、手首のところをくくられ、イソギンチャクに吊るされるやよい。
しかし、今では両胸が丸見えにされ、さんざん巻き付き、揉みしだいた触手の跡まで残っている。
スカートの下では、ずり下げられたショーツが太ももにかろうじてひっかかっている有様で、
そしてその全身いたるところが、ぬらぬらと光る媚薬粘液まみれにされていた。

響「おおー。えへへ、やよいったら、すっごいえっちだぞー」

やよい「…あ、あっ、や……ん、ひっ、い、……あ、あっ、ん!」

意識がもうろうとしているにもかかわらず、吊るされたままのやよいが途切れ途切れに甘い声を上げる。
今ややよいは、イソギンチャクの触手が動く際に起こす空気の流れにすら、敏感に反応してしまっていた。

響「………ん?」

すっかり仕上がって見えるやよいの姿を、うんうん、と満足げにうなずきながら見ていた響だが
その最中にふと違和感を抱き、やよいの身体のある一点をじっと注視する。

響「んー……ん、んん、ん!?う、うぎゃああ!?83号っ、勝手になんてことしたんだ!?」

取り乱して大声を上げる主人の姿を見て、よくない事態が起きつつあることを察したのか
イソギンチャクは吊るしていたやよいをそっと床に下すと、ずりずりと這いずってこの場を離れようとする。

響「そ、そんなことする子は自分、いらないぞ!!ダークネスボール!」

集中するそぶりもしぐさも一切見せることなく、響はただイソギンチャクを指差した。
その指先からピンポン玉サイズの真っ黒い球体が音も立てずに放たれ、標的に向かっていく。

そして、イソギンチャクの身体にそれが触れた瞬間、ぎゅん、と何かを吸い込むような音がして
次の瞬間には黒い球体も、イソギンチャクも、その場から完全に消失してしまった。

響「や、やよいー!」

その様子を見届けることすらせず、響は床に横たえられたやよいに駆け寄る。

やよい「ふぁ、あ…ん………っ、……い、やぁ…」

響「あー……やっぱり、見間違いじゃなかったかー………」

やよいのオレンジ色のスカートを押し上げて、小ぶりなサイズのペニスが生えていた。

響「自分、やよいをかわいがってあげてって言っただけで、こんな指示出した覚えないぞ!?もーっ!」

いったんここまでです。
おやすみなさい。

特訓で春香達の能力が伸びるのはいいけれど、
春香達の強化具合に対応して敵もそれ相応の強さで出てくるかもと思うと鍛え甲斐を感じないな

今後の敵の能力値も、すでにゲームのプログラムのように決まっているなら鍛え甲斐があるけど

今回も話はあんまり進まない予定です。
戦闘1シーン+その結果次第ではまたエロかったりするかも、くらいかと。

あと今後の進め方について>>349-350あたりにも関係しつつ、
まずは今考えてる展開について説明させてもらえればと思っています。

投下を21時半くらいに始められれば遅くとも23時くらいまでに安価出すとこまでは全部いける。
と信じたい。
もうちょっとだけ待っててください。


やよい「あ、ひ……んん、んぅ…!はーーっ、はぁ、はん、っ、…ひぁ!」

イソギンチャク型触手生物にほぼ飲み込まれた状態からようやく解放されたやよいは
一時的に触手の拘束を解かれていたが、床に寝かされた状態のままで荒い息をつくばかりだった。

以前の春香と同様、ペニス触手で何度もフェラチオを強制され、媚薬粘液を大量に飲まされた上
その濃厚すぎる原液の中に漬けこまれた状態で、自身でろくに触れたことすらない乳首や乳房、
そしてクリトリスまでも、触手によってねちっこく責め立てられ、快感を送り込まれ続けた。
その結果、今や、やよいの幼い肢体は隅々まで発情させられてしまっている。

響「ああ…全身ぬるぬるのべとべとにされちゃってても、やっぱりやよいはかわいいなぁ♪」

横たわったままで、途切れ途切れの喘ぎ声を上げるだけのやよいを満足げに見下ろし、響はつぶやく。

響(さて………でも、ここからが問題だぞ)

この時点でまだやよいがマジシャンのままであること自体、響にとっては想定外だった。

飲ませた粘液の量に加え、漬け込んだことで与えた媚薬の効果は春香のときに比べてさらに強烈なはずだし、
実際にやよいの身体が見せている反応は春香に勝るとも劣らないほどのものだが、
それでもやよいがまだマジシャンの衣装を維持できている事実から判断すれば、決定打にはなっていない。

響(うーんん…幹部にしてあげるって言っても、やよいも立派なアイドルなんだし、初めてをとっちゃうのはなぁ…)

その気になりさえすれば、やよいの純潔を汚す、あるいは汚させることも簡単とはいえ、
ブラックジャンボ総帥であると同時に、アイドルとしての意識も色濃く残っているらしい響はそれを即よしとはしない。

響(なんとかやよいを説得……っていうか、寝返らせる、いい方法ってないかなー?)

息も絶え絶えのやよいのそばに立ったまま、響は目を閉じ、腕を組んで考え込む。

響(でも自分はもう立場がバレちゃって、警戒されてるし。…ん、待てよ?じゃ、やよいに警戒解かせればいいんだから……)

なにか思いついたらしい響がぱっと表情を明るくした。そして、その場から動かず、軽く右手を振っただけで
寝ているやよいのそばに黒色の魔法陣が瞬時に展開され、その中心部から音も立てずに新しいイソギンチャクが生え出してくる。

響(…うう、改めて考えると、83号にはかわいそうなことしたかも……いや、でも、あれはあの子だって悪いんだぞ!)

やよいのクリトリスを責め立てるだけでは済まず、勝手にペニス並に肥大化させて弄んでいた触手生物を
ついかっとなった勢いで異次元送りにしてしまったことを思い出し、響は少しだけ感傷にひたる。
とりあえず元のサイズには戻しておいたが、今後なにかのきっかけで変化が再発しないとは限らない。

そうこうするうち、魔法陣から完全に這い出した新顔のイソギンチャク型触手生物は
大量に生やした触手をうねらせつつ、命令を待つかのように響の前でじっとしている。

響(おっ、今度の子は素直そうっていうか、言うことよく聞いてくれそう)

響「よーし、キミは今からイソ助84号だぞ。じゃ、さっそくだけど……」

もうろうとしているやよいの意識を引かないようにするためか、響はひそひそ声で指示を始めた。

やよい「…………ん、あひっ、ぃ!ひゃ、んん!」

…気がつくと、わたしは、イソギンチャクのような敵さんの中から出されていたみたいでした。
でも、まわりのようすがどうなってるのか、よくわかりません……

ここはどこ、なんでしょうか…?暗いし、なんか、からだがべたべたして、あつい……
それなのにお胸のあたりはすごくすーすーして、ぇっ!?

やよい「んみゅぅっ!?や、あ、やめてくらっ、しゃいぃ!」

な、に、いまの、……っ!?

お胸のさきっぽになにかがちょん、とさわっただけなのに、からだ中がびりっとしびれてしまいます。
それにこれ…すーすーするの、当たり前です、だってお胸のところ、マジシャンのお洋服やぶられちゃって……!

そしてわたし、やっと気づきました。これ、暗いんじゃなくて、目かくしされちゃってる!




響「ここまではほぼカンペキだぞ、イソ助84号。もうちょっとそのままでね」

相変わらずひそひそ声でささやく響の目の前で、やよいは再び拘束し直されていた。

両ひざを合わせた膝立ちの姿勢をとらされ、足首やふくらはぎ、太ももをそれぞれ縛られ、
抵抗できないよう、両腕は腰の後ろに組んだ状態で触手がからめとっている。
ずり落ちかかっていたショーツはわざわざ元通りに履きなおさせられていたが、
衣装そのものを破り取られた胸元はすっかりはだけさせられ、小ぶりな乳房が丸見えになっていた。

そして、物理的な拘束とは一切関係のないところでひときわ目立つのは、
やよいの目元をちょうどアイマスクのように覆う、他と比べて幅広で扁平な触手だった。
それはぴったりとやよいの顔に張り付き、視界をさえぎるだけでなく、外光もほとんど通していない。

やよい(うう~っ、な、なんにも見えない……見えないから、何をされるか、どうなってるかがわかんないです…!)

体温が高く、息が荒く、そして身体全体が熱くなっていることを、いやでも自覚させられてしまう。
イソギンチャクはそのやよいを動けないよう触手で縛り上げてはいるが、それ以上の行為は加えていない。

「何もされない」ことと、視覚のみを完全にさえぎられていることがかえってやよいを不安にさせ、
本人の意識していないところでそれ以外の感覚を研ぎ澄ませていく。

意識がはっきりした段階ではすでにこの目隠しをされていたため、
直接目で確認したわけではなかったが、それでも響はまだ自分のそばにいるはず。
そう考えたやよいが意を決し、響に呼びかけようとしたちょうどそのとき
急に声をかけられ、やよいは口にしかけた言葉をあわててひっこめた。

『あっ、やよい!久しぶり………はちょーっと大げさかな、あははっ』

『まったく、何を言いだすのかと思えば、もう…うるさくしてごめんなさいね、高槻さん』

やよい「その声…春香、さんっ、それに、千早さんも!?」


やよいの耳に響くのは確かに春香と千早、ふたりの声に間違いなかった。
それに、いま響がこの場にいるのであれば何かしらふたりの邪魔をしたり、
そうでなくとも話しかけるなりするだろうに、そうした気配はまったくない。

おそらく時間的には春香のいうとおりで1日も経っていないはずだが、
やよいはふたりの声をもう何年も聞いていなかったように錯覚してしまっていた。

やよい(よか、った………どうやってか、わかんないけど、助けに来てくれたんだ…!)

やさしく、懐かしく、何よりあたたかい声を耳にして胸がいっぱいになり、
思わず目からは涙がこぼれ、顔に張り付く触手の隙間をすり抜けてやよいの頬をつたう。

やよい(………?)

しかし、最初に声をかけてきたきり、春香と千早の動く気配がない。
周囲が全く見えていないせいで、ふたりの現在位置すらはっきりとはわからない。
また不安に襲われかけたやよいはそれを打ち消すように、あわてて叫び声を上げた。

やよい「春香さんっ、それに、千早さん、あの、わたし、ここですっ、早く助けてください!!」

千早『助ける……って、高槻さん。いったい何から助けてほしいというの?』

やよい「えっ?」

思いもかけないことを千早からたずねられ、一瞬ことばに詰まるやよい。
そのやよいに、今度は春香が優しく呼びかける。

春香『そうだよ、やよい。響ちゃんの所のイソギンチャクさんが、せっかく遊んでくれてるのに』

やよい「ふ、二人とも、なに言ってるんですかっ!?もうわたし、こんなのいやで……ん、っ?」

春香と千早の言うことがまったく理解できず、拘束された身体をよじってなお叫ぶやよいだったが、
その声は急にそばに寄ってきた気配と、肌からじかに伝わる熱で途切れさせられる。

千早『落ち着いて、高槻さん。私も春香も、すぐそばにいるから』

春香『なにも心配いらないよ、やよい。ほら、千早ちゃんとわたしがやよいに触ってるの、わかるかな?』

自分の両側に誰かがやってきて、それぞれの肩にやさしく手を置かれているのをやよいは感じた。
目隠しも、手足をからめとる触手も外されないままだが、その温かさがやよいの心を落ち着かせる。

やよい「…は、い……見えないけど、さわられてるの、は…… わかり、ます」

春香『だよね?ほら、身体の力抜いて、らくーにして』

千早『高槻さん、今は、何も考えなくていいわ。私たちに、身体をゆだねて……』

やよい「あ……ふあ、春香さん…千早さんん……」



やよい「ひゃっ、そ、そこ、くすぐったいですっ… ふ、あっ!あ、ああっ、ひぃん………」

響(あんなに顔をとろんってさせちゃって………ばっちり魔法がかかってるぞ、うんうん)

目隠しと拘束を担当している一体と響が新たに召喚した二体、計三体のイソギンチャクに取り巻かれ、
やよいは触手に全身をソフトタッチでまさぐられていた。ときおり上がるかすかな声が、
やよいが感じている圧倒的な安堵感とかすかな困惑、そして隠しきれない快楽を伝えている。

響(ちょっと迷ったけど、春香と千早をチョイスしといて正解だったみたいだな!)

響(やよい、雪歩と美希のマジシャン姿は直接見てるけど、連れてくる直前のことがあった分、ここに来るイメージわきづらいだろうし)

その場にいない対象の声が聞こえるだけでなく、気配や魔力まで存在するかのように感じさせ、
さらには肌に直接伝わる触覚ですらも別のものと巧妙にすり替えてしまう幻惑魔法。

それをちょっとしたお遊び程度としか認識しておらず、使う必要などまったく感じていなかった響だったが、
この状況においてやよいを必要以上に傷つけたりせず篭絡するのに、これ以上ふさわしい術はない。

響(ふっふっふ、やっぱり自分ってばカンペキだぞ。そのままいい夢見てね、やよい♪)

含み笑いのような楽し気な笑みを浮かべた響の目の前で、
今まで以上に大量の触手にもてあそばれるやよいは身じろぎをしながら声を上げ続ける。

やよい「あっ、ああ、っ!?は、春香、さん?どうして、そんなとこ……」

ほんのわずか表面をかすめるように右の乳首を刺激され、思わずやよいは抗議するように声をあげる。
春香、と言ってはみたものの、そちらからよく声が聞こえるような気がする、というだけのことで
本当に春香が自分の右側にいるのか、いま乳首を優しくいじったのが春香なのか、すべて曖昧でわからない。

そのぼんやりとした感覚がそのままふわふわとした心地よさを生み、やよいの認識をぼやかしていく。

春香『これはね、やよいを癒すための魔法の準備だよ。あ、ほら、力入れてたらだめだってば』

千早『無理もないわ、春香。大変な目に遭ったんだものね、高槻さん』

やよい「あ、ひんっ!? そ、そう、ですっ…でも、ふたりが、きてくれて…」

あくまで優しく、自分を気遣ってずっと語りかけてくる春香と千早の声と、
同じように優しいものの、自分でも触らないような敏感なところにまで時折触れてくる感触に
やよいは戸惑い、翻弄され、強く拒むことができないまま流されてしまっていた。

千早『媚薬粘液をあんなに飲まされて、身体を敏感にさせられたのだもの。よく耐えたわ、立派よ』

春香『ほんとだよ、わたしも似たようなことされたけど、あれ、すっごく気持ちいいからね』

やよい「びや、く、ねんえき……?」

春香『そうそう。お○んちん触手さんから、たっぷりごちそうしてもらったでしょ?』

やよい「あ…もしかして、あの、どろどろした、へんなにおいのする……」

千早『変な、におい…?高槻さん、それは高槻さんの気のせいじゃないかしら』

春香『そうだよー、あんないい香りでおいしいのに。やよい、だいぶくたびれてるみたいだね、よしよし』

やよい「おいしい……いい、かおり…」

ふたりの話す内容が徐々に、本来なら到底口にしないようなものになりつつあることにも
混乱しきったやよいの精神ではすぐに気づくことができず、自然とさらなる深みに引き込まれる。

春香『その上、イソギンチャクさんに飲み込まれて、えっちな粘液にどぼーんって漬けられちゃって』

千早『そして乳首もクリトリスも、たっぷり触手でしごかれて、いじめ抜かれたのでしょう?こんな風に』

やよい「ひきゃああああんんっ!?」

ついさっきまでやよいのクリトリスに吸い付いていたのと同じ型の触手がふたたび突起を食み、ひねりあげた。
それまでとまったく変わらない語り口のふたりの声をぼんやりと聞き続けていたやよいにとっては
その刺激はあまりにも唐突で、そして強烈で、忘れかけていた全身の熱が一気に戻ってきてしまう。

やよい「はる、か、さんっ、千早さんっ!?もういい、いいです、やめてく、ふにゃあああ!?」

春香『だいじょうぶ、だいじょうぶだよ。言ったでしょ、楽にしてて、って』

やよいの乳首に、その先端にごく細かい毛をびっしりと生やした触手が近づくと
細い筆でごくような動きでピンク色の小さなつぼみを擦りたて始めた。
さらに同じ型の触手が次々と伸び上がり、乳房やわき腹、鎖骨のくぼみ、うなじなど
やよいの上半身を中心に吸い付いては、生えそろった極細の毛で繊細な刺激を一気に送り込む。

やよい「あひっ、ああ、ん、ああっ!なにっ、わたしっ、なに、しゃれてぇぇ!?」

人の手や指ではそもそも数の問題で不可能なはずのそのタッチですらも、幻惑魔法が書き換えてしまい
やよいには春香と千早の両手それぞれが、魔性の刺激を送り込んでいるとしか感じられない。


千早『あまり動いてはだめよ、高槻さん。ね、身体の力をできるだけ抜いて』

やよい「で、でもっ、こんな、おかし、ぃ、ですっ!!」

春香『うーん、そうは言っても、困っちゃったなぁ………あ、そうだ』

やよい「え、………あ、ふああああ!?」

ぞくぞくとした感覚がやよいの背筋を一気に走り抜け、そのあとで急激な脱力感に襲われる。

やよい「なんで、そんな、そ……そこ、おし、おしりですっ春香さん!!」

春香『もちろん春香さんは知ってるよー。でもどう、いい具合に力が抜けたんじゃない?』

冗談めかした春香の口調に合わせ、やよいの小さくしまった尻たぶを押し分けるようにして
菊門に近づいた触手、その先端部から舌に似た器官が伸びると穴の周辺をそっとなめまわす。

やよい「ふにぃ、ひぃ、う、ああ、あ………?」

千早『あら、本当ね。高槻さん、ちょうどいいわ、しばらくそのくらい、ゆったり構えていて?』

それまでまったく刺激を受けていなかった、そもそも刺激を受けることがあるとすら思っていなかった場所への責めで
やよいは完全な混乱と恐怖に襲われてしまっていた。あまりの衝撃を受けたことでかえって身体の力が抜けきり、
触手に支えられて身体を起こしているのがやっとといった状態になる。

響(ん、そろそろ、かな………よしっ、そしたら三匹とも、ゴー!)

ずっとやよいの痴態を特等席で眺めていた響は、声には出さず、思念だけでイソギンチャクたちに指示を送る。
主人からの命令を受けた触手生物たちは一斉に触手を蠢かせると、さらなる数をやよいにまとわりつかせ始めた。

春香『やよい、まだ少しちっちゃいけど、かわいいおっぱいしてる。ほら、ここ、いじってあげるよ』

乳首を複数の穂先でブラッシングされるだけでなく、乳房そのものに巻き付いた触手がぐねぐねと力をくわえてきて
まるで人の手でもみほぐされ、こねられてでもいるかのように、やよいの乳房が形を変える。
さらに春香の声の幻聴と調子を合わせ、細い触手が乳首をつまみ、指で転がすような刺激を加え始めた。

やよい「ひあっ、やっ、やっ!違います、春香しゃんっ、きもちよくなんかぁ、ぁぁんっ!」

春香『ええー、うっそだぁ。乳首がこんなに膨れて、ぴんって立ってるよ、やよい』

千早『そう、無理は身体に毒よ、高槻さん。クリトリスだってこんなに充血させているのに』

やよい「くりと、り……いにゃああああっ!?」

同時に、それまでしばらく手を出されていなかったクリトリスにも触手が巻き付いて、
根元から、つんと立ち上がった幼い芽の先端までを、細く繊細な指がしごきあげるような動きで刺激する。
小刻みに震える、かたちのよいやよいのヒップにも触手たちが吸い付き、乳房と同じくもみほぐしたり
ときには軽くぱしっと叩いたりと、あらゆる刺激を加え続ける。

やよい「ち、ちは、やさん、らめっらめれすぅぅ!?そこ汚いれすっ、触ったららめっ、らめええっ……」

千早『汚くないのよ、女性はここを触ると気持ちいいようにできているの。名前くらいは覚えておくといいわね』

ただでさえ滑舌がさほどよくないところ、快楽のせいでよけいにろれつが回らなくなり、
それでもやよいは必死に声を上げ、その場にいもしない春香と千早に行為をやめてくれるよう懇願する。
もちろん春香も千早も返事をしてくれるはずがなく、また響の命令を受けているイソギンチャクたちが
やよいを嬲り、責め立て、追い詰める触手の動きを緩めたり、ましてや止めたりするはずもない。

春香『ね、やよい。気持ちいいでしょ?おっぱいむにゅむにゅってされながら、乳首こりこりされるの、たまんないよね?』

千早『かわいいお尻ね…ところで、クリトリスを扱かれる気分はどう?高槻さんのためなら、いくらでも刺激してあげるわ』

やよい「あがっ、あああああああっ!?んひいいいいいいいい!!!!」

触手の群れに身体をめちゃくちゃに弄ばれ、とっくにキャパシティを超えた快感に押し流されてやよいは絶叫する。
その声にむしろ刺激を受けでもしたか、イソギンチャクたちはよりいっそう触手の動きを速める。

千早『ああ、忘れるところだったわ。イクときにはちゃんと、イク、と言わなければ駄目よ』

やよい(い、く?いく、って)

春香『ナイス、さすが千早ちゃん!わたしも忘れちゃうとこだった。聞こえたよね、やよい?』

目隠しをされているにもかかわらず、やよいの視界は今やひっきりなしに明滅していた。

やよいの理性がもう少し残ってさえいれば、声も出していないのに春香が返答してくることの異常さに、
そもそも春香と千早のふたりがやよいの身体にこんな性的な触れ方をするはずがないことにも気付けただろうが、
初めてのフェラチオ奉仕を強いられ、媚薬漬けのまま身体じゅうを好き放題にいじられ、
そしてとどめに響の精神操作を受けているやよいに、違和感を覚えろというほうが無理な話だった。

春香『あ、もう全身がびくんびくんってしてきてる。あとちょっとって感じだね♪』

千早『意識してイクのは初めてだろうから、こちらでタイミングを揃えましょう。いい?』

やよいが返事も反応もできないことを見越して、あるいはそもそもやよいの意思など無視して、
触手たちが一斉に責め手を激しくする。乳首にもクリトリスにも複数の触手が群がって
撫で、こすり、しごき、つまみ、はじき、ひねり、あらゆる動きのバリエーションを加える。

やよい(~~~~~~~~~~~っっ!! ~~~~~~~~、~~~~~~~!!!)

もはや思考のなかですら文字を思い浮かべることもできなくなったやよいは
拘束された身体を精一杯ゆすり、くねらせながら、襲い来る感覚の波の中でめちゃくちゃに振り回される。
好機と見て取ったイソギンチャクたちがやよいの身体のあらゆる部分に大小や太さが様々な触手を這わせ、
巻き付いたり吸い付いたり、つかむような刺激を加えたりと、思い思いにその肢体を愉しむ。

春香『そしたら、千早ちゃん、やよいも。いいかな?』

千早『私のほうはいつでも。じゃあ、カウントを合わせて、高槻さん』

春香『よーし、今から4拍数えてイクんだよ、やよい。せーのっ、』


『『いち』』 『『にっ』』 『『さん』』


やよい(いやっ……です、っ、なに、なにが来るの!? こわい、やだ、やめてっ、いやあああっ!!)

レッスン場で、スタジオで、そしてステージで何度も聞いたはずの、春香と千早が数えるカウント。
本来なら安心を、心強さを与えてくれたはずのその声をやよいは初めて恐ろしいと思ってしまい、
その恐怖からくる焦燥のためか、それとも身体が感じる歓喜のせいか、ひとりでに涙がこぼれる。

『『しっ!!』』

そしてカウントがついに4を数えた瞬間、イソギンチャクの触手が絶妙にタイミングを合わせ
やよいの乳房と尻肉をわしづかみにするように強く絞り上げた。
さらに、乳首とクリトリスを完全に飲み込んで弄っていた触手それぞれが強烈なバキュームを加え、
追い打ちとばかり先端から濃厚な媚薬粘液を吐き出し、敏感な突起すべてをコーティングする。

やよい「ひっぐ、あ……!?お、お、あ、ああ、あ~~~~~~~~~っ!?」

触手たちの連携のとれた動きで、今までで最大の激震を加えられたやよいは、ただ叫んでいた。
その脳裏を、ついさっき春香と千早に教えてもらった言葉がよぎったかと思うと
たちまちのうちにそれが頭を埋め尽くし、気が付いたときには口から飛び出していた。


やよい「い、いくっ、いきますっ、わたし、いくっ、いくぅぅっ、~~~っっ♥♥♥」





がくがくと全身を震えさせ、叫びを上げ続けるやよいの耳に、またも春香と千早の声が響く。

千早『とても上手だったわ、高槻さん。初めてだったんでしょう?才能があるのかもしれないわ』

春香『どう、やよい?イクときに思いっきり叫ぶと、気持ちよかったでしょ?』

やよい「あ…………… ひっ、は、あ、………」

返事をしようにも、息をまともに吸い込むことすら難しい状態になってしまっているやよいに
春香と千早の声が甘美な誘いをかけ始めた。

春香『ねえねえ、やよい。実はね、わたしと千早ちゃんから提案があるの』

千早『とても簡単なことだから、そのまま聞いて。高槻さん、あなたも我那覇さんの家族にならない?』

やよい(ひびき、さんの……かぞ、く?)


絶頂を迎えた直後で頭がまだぼんやりしている様子のやよいを、
声だけの春香と千早がゆっくりと、しかし確実に堕としにかかる。

春香『そう、家族。わたしと千早ちゃんね、みんなより一足お先に響ちゃんの家族にしてもらったんだ』

やよい(はるかさんも、ちはや、さんも……?)

千早『ええ、だけど、以前と特に変わったことはないわ。とても良くしてもらっているし』

やよい(じゃあ、わたしも、かぞく…になれば、ふたりと、いっしょ……?)

尊敬する大好きな事務所の仲間であり、頼れる年上の存在でもある春香と千早が、
同じく事務所の大好きな仲間である、響の家族になっている、という。
そこに自分もいっしょに混ざれるなら、それはとても素敵なことのように、やよいには聞こえた。

春香『そうだよー、一緒!やよいもおいでよ。響ちゃんち、引っ越してて、すっごく広いんだよ』

千早『高槻さんが来てくれたら、にぎやかになって楽しいと思うわ。ゆくゆくはほかの皆も一緒に、ね』

やよい(ほか、の、みんな……)

その言葉に少しだけ、ひっかかるところがあった。
自分も、春香も千早も、シャインマジシャンとしてすでに覚醒しているし、
事務所のほかの仲間たちは、みんなマジシャン候補生として選ばれていたはずだ。

やよい(マジシャン、どうするん、ですか?ふたりとも、やめちゃったんですか?)

春香『うーんと、ね…それは、できる人がしてくれたらいいんじゃないかな?』

春香が答える。

千早『ええ。私たちでないと絶対に駄目、というわけではないだろうし』

千早も後に続く。

やよい(………………)

春香『まあ、それはいいでしょ。やよいも早くおいでってば、すごく気持ちよくしてもらえるよ?』

千早『そうよ高槻さん。さっきの比ではないくらいの、極上の感覚が味わえるから』

やよい「ちが、いま、す……」

春香『え、違うって、なにが?』

千早『高槻さん? 急にどうしてしまったの?』

途切れ途切れではあるが、やよいがぽつぽつと言葉を紡ぐ。

やよい「わたしの、知ってる、春香さん、も、千早さんも……そんなこと、いわない、です」

やよい「ひびき、さん………おねがい、します、もうやめて………」

目隠しをされたままのやよいでもわかるほど明白に、春香と千早の偽の気配が消え去る。
同時にやよいに甘く語りかけていた声もぱたりと止み、しばしの静寂が訪れた。

そして、あと一歩、というところですべてを振り出しに戻され、響は愕然としていた。
やよいがもともと芯が強い、というか、悪くいえば見た目のわりに頑固で思い込みが強いタイプ、
ということは知っていたつもりだったが、今の響にとってはそれが、ことごとく悪い方に働いている。

響(こ、ここまでしても勧誘に乗ってくれないなんて……)


やよい「ひびきさん、もう、やめましょうよ………765プロに帰って、みんなにあやまれば、きっと、だいじょうぶ、です」

目隠しのせいで相変わらずどの方向に響がいるかわからないやよいは、勘で見当をつけつつ声をかける。

響「ふ、ふふ、ふ……」

やよいに諭された響が、身体を小刻みに震わせながら、低い笑い声を上げる。
その声はもちろんやよいの耳にも届いており、響の出方をうかがうやよいの身体にも緊張が走る。

響「やよいはすごいよ、さすがだなぁ…こうなったらどうしても、やよいを初めての幹部にしたくなったぞ、自分」

響の声はいつものトーンとほとんど変わらなかったが、目をふさがれており、耳だけで聞いているやよいは
その中ににじんでいる決意というか、覚悟というか、そういう類の存在を感じた気がした。

ひょっとしてみんなに謝る気になってくれたのか、と思うやよいの頭に、だしぬけにぽん、と手が置かれる。

やよい「!?」

つい数秒前まで、確かになんの気配もなかったあたりから、誰かの体温と息遣いを感じる。
むろんそれは響のものであり、瞬間移動にも等しいスピードでやよいのそばに寄ってきたその動きは
たとえやよいが目隠しをされていなかったとしても、認識できたかどうかはわからなかった。

響「やよいにはできるだけひどいことしたくない、ってさっき言ったのはホントだよ」

やよいの頭を軽くなでながら、響は静かな声で話しかける。
その瞬間だけやよいは、目の前にいる響こそが自分の知っている響なのではないか、と感じた。

しかしその感覚はものの数秒で裏切られ、響の全身から放たれるオーラがどす黒いものに変貌する。

響「でも、自分、ブラックジャンボのボスとして、マジシャンひとりオトせない、ってのはもっとダメなんだよね」

響「ただ安心して、やよい。痛い思いとか、苦しい思いは、ぜったいさせないって約束するぞ」

やよいにはまったく見えないまま、獲物を前にした獣の牙よろしく八重歯をぎらりと光らせて、響が宣言する。

響「バカになっちゃう一歩手前……ううん、もうバカになっちゃうまで。いーっぱい気持ちよくしてあげるからね」

言うが早いか、響はやよいに近づき、その額に躊躇することなくくちづけをする。

やよい(え……こ、この感触……?)

響「口と口でのち……ちゅーは、自分、プロデューサーとするときまで取っとくの。だから、せめて、ね?」

響から額にキスをされたのだ、とやよいが気づいた瞬間、目隠しをされたままの視界がまた一瞬で真っ白に染まった。

やよい「………か、はっ?」

最初にやってきたのは圧倒的な異物感だった。
大量に飲まされ続けた粘液をのぞけば、何を食べたわけでも飲んだわけでもないはずなのに
お腹、とくに下腹部に、なにかをぎゅうぎゅうに詰め込まれたような感覚がわきあがる。

痛みは今のところ、特に感じない。といって気持ちがいいわけでもない。
状況がまったく理解できず、やよいが頭を疑問符でいっぱいにしていると、地震が起きた。

やよい「~~~~~ッッ!?ああ、ああああああっ!?」

視界を奪われたまま上下に荒々しく揺すり立てられるうち、揺らされているのは世界ではなく
自分ひとりだとなんとか気づく。そして、その震源…揺らす原動力になっているものがなんなのかも。

やよい(これ、え、っ!?お、おまたに、なにか、入っちゃ、て!?)

自分の下腹部に、実際になにかが物理的に侵入してきていて、そしてそれが上下する動きに合わせて
身体全体ががくがくと揺さぶられていることに気づいたやよいはパニックに陥るが、
手足は相変わらずがっちりと拘束されており、抵抗はもちろん、逃げだすことすらできない。

だがそれ以上にやよいを恐れさせたのは、あまりに痛みも何もないことだった。
揺さぶられているのはわかっても、下腹部の異物感以外の感覚がまったくやってこない。

やよい(わ、わかんないっ、ほんとに、なにか入ってる、の!?でも、ぜんぜん痛くないよぉ、なんで!?)



目隠しと拘束を担当していたイソギンチャクは響からの命令を受け、即座にそれを実行した。
獲物が主人から受けた額へのキスに気を取られている間に、シャイニング・ヤヨイの足を開かせると
ペニス状触手を下から突き上げるかたちで近づけ、ショーツの布地を巻き込む勢いで躊躇なく膣内へと侵入させる。

本来なら敵うはずもない宿敵、それも初物を味わえるとあっては物言わぬモンスターでも興奮するらしく、
やよいの中へもぐりこんでいる触手の動きがいつも以上に柔軟なのはもちろん、
周囲で踊り狂う残りの触手たちもときおり、待ちきれないように媚薬粘液を撒き散らしている。

響「最初はなにがなんだかよくわかってないと思うけど、大丈夫だぞ、やよい」

響は、触手生物の激しいピストンで小柄な体をゆすぶられ、声も出せない状態のやよいに声をかける。

響「さっきのときなんかよりすぐ気持ちよくなれるから。そのための自分の魔法だもん」

それまでの責めで十分に濡れていたとはいえ、まだ未成熟で狭いやよいの膣を
イソギンチャクの太い触手が我が物顔に出入りし蹂躙する。

その表面をうっすらと紅い処女の残滓が覆っていることを、凌辱している当の触手生物はもちろん
響も、そしてやよい本人ですら気にかけない、あるいは気づくことすらない、異様な光景がそこに広がっていた。


やよい「あ、あぅ、っ、あっ、あ、あっ!?」

リズミカルに揺さぶられ続け、そのつもりはないのに声が揺れて聞こえてしまう。
性交渉、というものについての知識は一応あっても、現在の自分が置かれている状況とは
あまりにかけ離れている気がして、やよいは具体的に自分が何をされているのかを理解できない。

やよい「なん……響さん、っ、これ、なんの、意味が、あ、るんです、か、ぁっ!?」

今度は気配がはっきりとわかった。
すぐそばにいるらしい響の方へ首をひねり、やよいは叫ぶように尋ねる。

響「うん。さっきまででやよいの心がすごく強いのはよくわかったから、方法を変えようと思って」

予想外におだやかな声で響からの返答があり、そして肝心の答えははぐらかされて、
こんな状況だというのにやよいは肩透かしを食らったような気分になる。

やよい「こころ、って、ひぁ! ……それに、方法…を、かえる?」

響「つまり、順番が逆だったんだ。だから、まず身体のほうを、もう、最高にカンペキにとろけさせちゃう」

やよい「響さん、わたしやっぱり、意味がわか ひっぐぅぅ、ううぅぅっっ♥♥♥」

それが、シャイニング・ヤヨイの最期の言葉になった。





やよい「あ、あああああああ~~っっ♥♥♥♥♥♥ いひっ♥♥♥んんっんほぉぉぉ!?♥♥♥♥♥♥」

拘束をふりほどきかねない勢いで身体をよじり、ほとんどおたけびに近い声を上げ続けるやよいを見て
ようやく来たか、と、響は内心で胸をなでおろす。
これまた初めて試す魔法だったため結果を見るまでは半信半疑だったが、
この様子なら間違いなく効いていると考えてよさそうだった。

媚薬粘液中毒になっている、あるいはなりかけている女性、それも処女の相手にのみ効果がある、魔女のキス。
その効果もごくシンプルで、ひとたびこの魔力をこめたキスを受けた場合、たとえ処女をその後失おうとも
ほぼ永続的に性的な感度を強烈に高められてしまう、という、言ってみればただそれだけの魔法である。

たしかに媚薬粘液との相乗効果はいちおう期待できるが、そもそも中毒になっているのであれば
すでに常時発情しているに近いような状態になっているわけで、不要なダメ押しというか
ただのオーバーキル的なハズレ魔法である印象はぬぐえない。

それゆえに響は、最初に存在を知った際、そんなのいったいどこで使えっていうんだ、と頭を抱えた。
しかし考えてみれば、今回のやよいのように徹底的に「下ごしらえ」ができたマジシャン相手であればうってつけである。

不安要素としては、キスする場所がどこでも効果が発揮されるのか、という点もあったが
額にキスをされたやよいがあの様子なのであればおそらく大丈夫だろうと思われた。
むしろ、より強烈そうな場所、たとえば頬や、秘部にでもキスできれば、もっとかんたんに狂わせられるかもしれない。

そして何より響にとって使いでのある点は、キスをする側の魔力が高ければ高いほど、その効果が強烈になるというところだった。

響「もう心配いらないぞ、やよい!これからイソ助たちに何されても気持ちいいって感じるからね!」

揺すぶられているのか、自分で震えているのか、がくがくと頭の位置も定まらないやよいに
満面の笑みを浮かべ、純粋な善意だけからくる安堵感をにじませながら、響が話しかける。

やよい「あはあああああっ、らめっ、らめええ!中にはいってる、これ、らめれすぅっ!!」

響「大丈夫だよ、自分がここで見ててあげるからさ。好きなだけ叫んだりよがったりしちゃえ、やよい♪」

やよい「いやっ、いや、れすっ、やめて、やめてぇぇ!?」

それまで無反応だった獲物が急に悲鳴を、そして嬌声をあげて身体をよじりだしたことを察知し、
やよいの処女を奪ってその膣を犯し続けていたイソギンチャクはもちろん、周囲の2体も一気に動きを活発化させる。

やよい「ぴぃっ!? そ、そこっ、おしりの、あにゃああああ!!」

拘束はそのままに宙で横倒しにされ、浮かされたまま、秘穴を触手で耕されていたやよい。
その後ろの、きゅっとすぼまった不浄の穴にも、当然のように太い触手が尻肉をかきわけて入り込んできて
そして訪れるはずの強烈な異物感が、そのまま脳までを灼く快感となってやよいに襲いかかる。

やよい「いいひぃいいいいい!?らめええっ、そこ、はいったららめなのにぃ!」

本来、不要なものを出すためだけの穴に逆に侵入されたことで発生する痛みも不快感も
すべて響のキスによって快楽に変換され、やよいは額から直接頭の中をかき回されている気になってしまう。

やよい(こんなっ、わた、し……このままじゃ、本当に、おかしくなっちゃう!!)

前後の穴を埋めた触手が出入りする速度を上げ始めた。
足をだらしなく開かされ、身動きをとれなくされているやよいは、ただそれを身体で感じているしかない。

やよい(なにっ、わたしの中で、これ………えっ、そ、そんな…!?)

思い出すのは強制的に何度もフェラをさせられた際、自分に粘液を飲ませた触手たちの動き。
あの時も確か、粘液を放つ前に触手は、こんなふうに、ぶるぶると、震えて……

やよい「やだっ、いやあああ!?それいやっ、いらないれすっ、お薬いらない、むごぉぉ!?」

唯一自由になる口を動かして叫ぶやよいをうるさく思ったのか、イソギンチャクの1体がその口に触手をくわえさせた。
そのままやよいの口をオナホールかわりに使ってしごいた触手から、当たり前のように媚薬粘液が放たれる。

やよい「んんぶぅ!~~~~~っ、ごぶぇ、うぐぐっ!?」

やよい(そんな…、お、おくち、まで、きもちいいっ!?)

勢いよく流れ込んでくる粘液を窒息しないように飲み込みながらやよいは戦慄した。
粘液が付着した口の中のそこかしこが、触手がいまも触れてこすりあげている舌や頬の裏が、
どこもかしこも焼けるようにひりつき、もっと触れてほしいとすら思ってしまう。

そして意識がそちらにそれているほんの数秒の隙を縫って、やよいの下腹部で大爆発が起きた。

やよい「っきゃああああああっ、ひゃああああんんんんっっっ♥♥♥♥♥」

ぐらぐらに煮えているお湯、いや、もっとドロドロとしたマグマ、触手から放たれた濃厚なそれが
やよいの狭い膣を一気に奥まで埋め尽くし、勢いでさらに奥の行き止まり、赤ちゃんの部屋までたどり着く。
菊門を我が物顔に出入りしていた触手も最奥まで潜り込むと、そこで大量の媚薬粘液を吐き散らした。

やよい「こえっ、これしゅごいれすっ♥♥♥おなか、おしり、もぉ!やけど、しちゃうぅっ♥♥♥♥♥」

やよいがすっかりとろけきった声で叫んでいる間にも、触手たちはポンプのように粘液を送り込み続け
その脈動のひとつひとつが脳天までしびれるような甘美な快楽を伝え続ける。
その間もやよいの額に刻印された響のキスマークは妖しく輝き、やよいの肢体への支配権を誇示しているようだった。

ぬぽ、と下品な音がして、ごぼっ、びちゃちゃ、という水音がそれに続く。
やよいの前後の穴を犯し抜き、最後の一滴まで粘液を注ぎ込んだ触手がようやく引き抜かれ、
その動きにつられて膣内と、尻穴のなかでたゆたっていた白濁液が逆流し、床に垂れ落ちた。

やよい「はぁー、っ、はーっ………♥♥♥ こんな、こんなの、らめ、れすぅ…………♥♥♥♥」

はしたなく大股開きになった足を閉じる余力すらないまま、触手で宙に支えられ、やよいはうわごとのようにつぶやく。

触手を揺らすイソギンチャクたちが、腕を組み、してやったり、という表情を浮かべる響の方を
そっとうかがうようなしぐさを見せる。それに気づいた響は、黙ったまま右手の親指をぐっと立て、
主人のお許しを得て勢いづいた魔物たちは、囚われのシャインマジシャンに殺到した。


やよい「ひぃっ、そん、なっ!?♥♥♥ やっ、やぁぁ、すこし、休ませ、ひ、んやああああ♥♥♥♥♥」

やよい「あーーーーーーーっ♥♥♥♥ いいっ、きもち、いれすっ、ふにゃあああんん♥♥♥」

逆さ吊りにされ、アルファベットのYの字のかたちに足を大きく開かされた格好でやよいは犯されていた。
太い触手が上からたたき込むように突き込まれ、小さなヴァギナを押し開いて奥深くまで潜り込み、
そしてめくり上がってしまいそうな勢いでぎりぎりまで引き抜かれる…そんな苛烈なピストンが繰り返される。
その一往復ごと、一こすりごとの動きがやよいに激烈な快楽を与え、脳を、精神を焼いていく。

尻穴に同じようにしてもぐり込んでいた触手が大きく震え、先端部を深く突き込んで射精を始めた。

やよい「んほおおおおっ♥♥♥おしりぃ、おしりもすきれすぅ♥♥♥♥いいっ、いっぱいでてるぅ♥♥♥♥♥」

ぶるぶるとした触手の震えとシンクロして、やよいも身体を大きく震わせながら快感をむさぼる。
そこへとどめとばかり、前の牝穴にも触手が一際深く潜り込み、後ろの触手に負けじと媚薬粘液を注ぎ始めた。

やよい「あっ、あ~~~~~っっ♥♥♥♥♥や、やっぱり、こっちのほうがいいよぉっ♥♥♥♥いくっ、いくぅぅっ♥♥♥♥♥」

やよい「きもちいいっ♥♥♥♥もっと、もっとおくすりくらしゃいっ♥♥♥♥♥しょくしゅさぁんっ♥♥♥♥」

壊れたような笑顔を浮かべ、快感に酔いしれながらさらなる凌辱と射精をねだるやよい。
注がれた粘液の入りきらない分はすぐにやよいの狭い膣穴からあふれ、
そのまま重力に従ってやよいの肢体を伝っていく。

さんざん注ぎ込まれた粘液でぽっこりと膨らんでみえる下腹部を乗り越え、
スカートや腰回りの衣装に染み込みながらそのまま流れ続け、露わにされた胸を覆い、
そしてついにはやよいの顔にまで到達し、快感にとろけきった幼い顔を白く汚した。





やよい「あん、っ、もったいない、れすよぉ♥♥♥こぼれちゃうっ、こぼれちゃいます♥♥♥♥」

吊るされたまま、顔に垂れてくる粘液を一心に舌を伸ばしてすくいとるやよい。
そのやよいに響が近づく。相変わらずのほほえみを、その顔に浮かべたままで。

響「………さて、と、やよい。教えてあげとかなきゃいけないことがあったんだったぞ」

やよい「あっ、ひびきさん、ひびきしゃんっ♥♥♥おはなしより、もっといっぱい、えっちなことしたいれすっ♥♥♥♥」

数時間前とは別人のようなやよいの態度に、響はつい苦笑してしまう。
とはいえ、ここからが仕上げとしては一番大事なところなので、気合を入れなくてはいけなかった。

響「それはあとでまた別に、たっぷり時間とろうなー。だから、今はちょっとだけ、自分の話聞いて?」

やよい「あとで、あとでまたせっくす、していいんですねっ!?♥♥わかりましたっ、ききますっ!」

逆さ吊りのままで話を聞くのはいかにも疲れそうなので、イソギンチャクたちに指示を出して床に下してやる。
あとから性戯にふけっていいと聞いて、律儀に正座までして姿勢をただすやよいに響はまた笑いそうになった。

響「おー、ありがと。実は、そもそもやよいがどうしてここに来たか、って話なんだけどさ」

なんでもない世間話をするように気楽に話しかけながら、響はちらりとやよいの衣装に目をやる。
これだけ長い時間の凌辱を経たにも関わらず、胸や下着をのぞけばほぼ原形をとどめていることに
今更ながら驚くが、いま確認したいのはそこではなかった。

やよい「……う?そういえば、どうしてなんですかー?」

響「ちょっと告げ口みたいで、自分はいやなんだけど……やよいには知る権利があると思うから、教えてあげるね」

少しだけもったいぶりつつ、やよいのスカートの端に目をやって、ついに響は心の中でガッツポーズを決める。

鮮やかなオレンジ色だったやよいの衣装の端が焼け焦げたように黒く染まっていて、
そして響がまさに今見ている目の前で、その面積は少しずつ拡大し、もとのオレンジ色を侵食していた。

響「自分、春香と千早のふたりに聞いたんだ。やよいのこと助けてあげたいかどうか、って」

やよい「春香さん、千早、さん…あ、そうだ!さっきふたりにえっちしてもらったの、すっごくきもちよかったれすっ♥♥」

響「あはは、そうだったなー、やよいはえっちだなぁ!…で、お話もとに戻すけどね?」

やよい「あ、はい、千早さんと春香さんが、どうしたんですか?」

響「ふたりとも、やよいのこと、助けたいって言わなかったんだぞ……だから自分、やよいを連れてくことにしたの」

響は一言も嘘を言ってはいなかった。助けてあげたいかどうか、という直接の文言は使っていないにせよ、
春香も千早も答えあぐねてどちらを犠牲にすると明言できなかったのは事実であり、
それはすなわちやよいを助けない、見捨てる、と言ったに等しい、響はそう解釈していた。

やよい「え? ……えっと、えへへー、それはしかたないと思いますー」

思ったよりも軽い返事が返ってきて、一瞬、響は失敗したかと思った。
やよいの春香と千早への強い愛着や信頼、それを一気に裏返してやることができれば
非常に強力な幹部になれるとふんでいたが、それより前に、快楽に完全に溺れてしまったのだろうか?

やよい「春香さんも、千早さんも、きっとわたしのほうが年下だから、順番ゆずってくれたんですっ!」

響「順番?」

やよいのオレンジ色の衣装が、加速度的に黒で染まり続けている。
少なくとも、やよいがこのままブラックジャンボ幹部として覚醒するのは間違いなさそうだった。
ただ、春香と千早への敵対心はそこまで植えつけられなかったかもしれない、と響は落胆する。
しかし次のやよいの言葉を聞いて、響の期待はほぼ確信に変わった。

やよい「こんなきもちいいこと、わたしに先に、やらせてくれて♥♥♥ふたりとも、ほんとにやさしいですっ♥♥♥♥」

今ややよいの衣装のほぼすべてが黒に染まっていた。
いつの間にか修復されていた胸元、ちょうど胸の中心部あたりにわずかに残るオレンジ色は、
今となってはデザイン上のワンポイントかなにかにしか見えない。

やよい「だからこんどは、春香さんと千早さんのばんですよねっ♥♥いっぱい、いっぱい、きもちよくなってもらわなくちゃ♥♥♥」

計画とは少々違っている気もするが、やよいが春香と千早への強烈な執着を抱いていることは
もはや疑いようがない。これはこれで幹部として期待できそうだ、と響はひそかに笑う。

響「グッドアイディアだぞ、やよい! そしたらさ、どうやって二人とか、あとのみんなとか連れてくるか相談しようよ」

やよい「ああ、そうかあ!伊織ちゃんとか亜美とか真美とかも、みーんな、いっしょがいいですねっ♥」

かつて事務所で浮かべていた無邪気な笑顔に似ているようで、
その実まったく別物の、妖艶さすら感じさせる笑いを浮かべてやよいが答えた。

響「うんうん、だよね。じゃ、やよい、これからブラックジャンボの幹部として、自分のこと手伝ってくれるよね?」

やよい「はいっ、もちろんですっ、響さん……あ、響さまっ♥♥」

響「いきなり様つけなんていらないぞー、やよい。今まで通りさんでいいってば」



にこやかにおしゃべりを続けるふたり。
その最中、やよいの胸の中心にかすかに残っていたオレンジ色が完全に消え、漆黒に染まった。

なにが23時には安価出し終わってればいいなだ…23時に前回安価分がやっと終わっただけじゃねえか!!

やっとやよいが堕ちまして、ごめんなさい、23時半くらいから再開して少しだけ話を進めます。
エロが薄くていいってことはないとしても、ほんとにちょっとバランスとか考えます。
なにより自分の筆速と相談しなきゃだめです。すみません。

朝起きた俺と、それから765プロを待っていたのはあらゆる意味での地獄だった。

TVのニュースも新聞各紙もブラックジャンボ関連のニュースを伝えている。
それだけならばいつも通りだが、その件数がとても今までの比じゃなかった。

TVに映るどこかのコメンテーターとやらが、訳知り顔で解説をしている。
連中の活動に時間的周期がある可能性、月の満ち欠けが云々、内部分裂の予兆がどうの。
思わず鼻で笑ってしまう。
そういうことじゃなくて、あっちの総帥が本格的に動き始めた、というだけのことだ。

もちろんその活発化の結果として被害者も激増しており、そのことが少なからず俺の心を痛めつける。
言ってみればこの事態すべてを引き起こしたのは、うかつにも響と接触した俺。
この際もっと言えば、連中の最終目標も俺だ。

だが、最悪の物言いであることを自覚した上で言えば、それらは今のところ対岸の火事、
というか自分たちには「まだ」見えないところで起きている悲劇であり、
もちろんそれを最小限に、未然に食い止める努力を必死でしなければいけないし、するつもりではあるが、
まだそれなりに平静に対応できるたぐいのものだった、と言える。

それよりももっと直接的な事態、というか、被害が、765プロを直撃していた。

貴音「貴方様、響の所在をご存じありませんか?」

事務所に入るやいなや、不安げな顔をした貴音と鉢合わせてしまい、
そしていま二番目に聞かれたくないことを聞かれる。

P「……いや、とくに聞いてないな。まだ時間はあるし、そのうち来るんじゃないか?」

貴音「そう、だとよいのですが… しかし響はいつもなら、このくらいの時間には来ておりますのに」

純粋に響のことを心配しているだろう貴音の表情と、嘘をついた罪悪感が一緒になって胸を締め付ける。
だけど、昨日までいっしょにいた事務所の仲間がブラックジャンボのボスだった、なんて話、
いずれみんなに伝えなくてはいけないとはいえ、どんなタイミングでどう言い出せばいい?

だが、そうだ。こっちは二番目だ。

伊織「あら、貴音。どうしたの、あんたが沈んでるなんて珍しいじゃない?」

貴音「おはようございます、伊織。実は、響が…」

伊織「……そういえば見てないわね。どこかで猫でも追っかけてるんじゃないの」

貴音とたわいもない話をしていた伊織がこちらに気づき、軽く手をあげてあいさつする。

伊織「あー、おはよう。ところであんた、ちょっと聞きたいんだけど」

P「…おう、伊織、おはよう。どうした?」

どうか違う話題であってくれ、あのことだけは聞かないでくれ、と祈る。
しかし現実は残酷だった。

伊織「けさ用事があって連絡したんだけど、やよいが返事くれないのよ。あんた、何か聞いてない?」

昨日、ようやく歩ける程度まで回復した千早と、ろくに口もきけなくなった春香と一緒に
ぐちゃぐちゃになった事務所の整理をしていたところへ、美希と雪歩が入ってきたときのことが忘れられない。

雪歩はどんな恐ろしげな犬と出くわしたときにも見せたことのないおびえ切った表情で、
常に、次の瞬間には自分の足もとに落とし穴が空くんじゃないか、といった調子で警戒しつづけていた。
美希は……あの美希が、完全に表情の抜け落ちた顔で、ただそこに突っ立っていた。

二人のあまりの異様さに俺たち三人はしばらく声も出せず、
ようやく立ち直った俺が二人に、なにがあった、と問いただす直前。

美希がたったひとこと、投げ出すようにつぶやいた。

「やよいが、響に連れてかれたの」

それだけですべてを悟った千早と春香は糸が切れたように床に崩れ落ち、
我に返った雪歩と俺がふたりをなんとかなだめているうち、美希はいつの間にか姿を消していた。

俺と春香、それに千早は、結果的にやよいを見殺しにした。

雪歩の話によると、やよいも千早や美希と同様、すでにマジシャンとして覚醒していたらしい。
そのやよいを、ほとんど不意打ちに近い状況ではあったそうだが、響は正面から連れ去った、という。
もちろんその場に居合わせた美希も雪歩も全力で阻止しようとしたが、
響はやよいを連れて、ふたりに手を振ってお別れを告げていった、らしい。

覚醒から間もない雪歩は別として、おそらく今事務所にいる中でもっともポテンシャルの高い美希が、
まったく手を抜くことなく全力でかかって、そもそも相手にされなかった、という現実。
そして、やよいが実際にいなくなり、今朝のこの時点で連絡もつかず、もちろん事務所へも来ていない事実。

四人のマジシャンが揃い、これからブラックジャンボを相手に戦っていこう、という矢先の出来事に、
俺も、春香をはじめとするマジシャンたちも、一向に方策が見いだせないでいる。



「プロデューサー!それに春香さん、千早さんっ♥ いーませんかー!」


そのとき、窓の外、おそらく事務所外の道路から、俺を、春香と千早を呼ぶ、大きな声が響いた。

伊織「あらっ、あの声…まったく、無事なのはいいけど、ちゃんと連らきゃっ!?」

とっさに動けずにいた俺を置いて、声に反応し窓の方に向かおうとした伊織。
その伊織を突き飛ばしかけたのも気づかない様子で、千早が一散に窓際に駆け寄る。

あずさ「あら~、千早ちゃん?そんなに焦ってどうしたの?」

鍵を乱暴に外すのももどかしく、千早は勢いよくガラスをスライドさせて窓を開け放ち、
ほとんど上半身を外に出すかっこうで下をのぞきこむ。

律子「千早っ、ちょっとあんた、何してるの!?危ないでしょう、落ちるわよ!」

あわてた様子の律子が駆け寄り、室内に千早を引き戻そうとする。
だが千早は窓枠をしっかりと握りしめているらしく、律子の力ではびくともしない。

律子「さっきの声、やよいでしょ?あんたのやよい好きもいいけど……」

そこで律子がふ、と目線を上げ、同時に俺は異変に気が付いた。

千早が下をのぞき込んだまま固まっているのはいいとして、事務所の前の道路に車が通っていない。
たまたま信号待ち、ということでもなく、窓を開け放っているのに、そもそも走行音のたぐいが聞こえない。

律子「え……?なに、これ……?」

律子の放心したような声につられ、俺も窓の外に目をやる。

事務所の入ったビル、その外壁から数メートルほど空間をあけて、
すりガラスのようなぼんやりとした半透明の壁が、ビル全体を包んでいた。



いま外から聞こえたのは、間違いなくやよいの声でした。
…わたしが言えた義理じゃないけど、よかった、やよい、無事だったんだ!!
安心のあまり涙がこぼれそうになるのをこらえて、窓際の千早ちゃんと、律子さんのところへ向かいます。

千早ちゃんは下を見たまま一言も言葉を発しません。
わたしと一緒で……ううん、いつもわたしよりずっとやよいを気にかけてる千早ちゃんだから、
きっと顔を見ただけで胸がいっぱいになっちゃってるんです。

なぜか目線が上を向いたまま固まっている律子さんのわきを抜けて、わたしも窓から顔を出しました。

春香「やよい、やよいでしょ!?心配し」

やよい「あっ、春香さん、春香さんだぁ♥」

そして、真っ黒なマジシャン衣装に身を包み、大きな大きなトンカチみたいなものを手にしたやよいと、目が合いました。

このあとの行動について選択肢安価です。どちらを選んでも戦闘に入ります。
なお、いずれの選択肢を選んだ場合も、規定のターン数を耐えきれば引き分けになります。


幹部やよい【120 55 65 300】


1.春香と千早の2人でやよいの撃退に挑む。(3ターン制限) 2人の合算ステータスで戦闘:【82 70 105 82】
 ※こちらを選んだ場合、戦闘結果と別に、コンマ判定で未覚醒の誰かが連れ去られる可能性があります。

2.春香か千早のいずれか1人でやよいの注意を引く。(2ターン制限) こちらを選ぶ際は春香と千早のどちらかも指定してください。
 ※こちらを選んだ場合は未覚醒のアイドルたちに影響はありません。


やよいは規定ターン数が過ぎると帰還するため、その時点で強制的に戦闘終了となります。



↓1~3で多数決

安価1了解しました。この次のレスあたりから戦闘コンマをとります、お待たせしてます。

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春香「………え?」

目の前の光景に、頭が追いつきません。
やよい、ちっちゃいけど元気いっぱいで、見てるまわりがつい笑顔になって、いつも礼儀正しくて、
おうちではお姉さんとしてがんばってて、アイドルとしても常に前向き、一生懸命な女の子。

わたしの知ってるやよいは、そういう子です。
そういう子、でした。

なのに、いま、道路に立ってこっちを見て、にこにこ手を振ってるやよいは。

顔や声はわたしの知ってるやよいにそっくりなのに、違います。
黒いマジシャンの衣装を着てるからとか、大きな武器を持ってるからとか、そういうことじゃなくて。

つい昨日、これと同じ気持ち悪さを感じたことを、いやでも思い出してしまいます。
事務所で、同じように……笑顔を浮かべて、ブラックジャンボのボスだ、って名乗った響ちゃんと、そっくりです。

たぶん千早ちゃんも一目見て、わたしと同じことに気づいたんだと思います。
響ちゃんが、4人目のマジシャン候補をもらっていく、といったのは本気のことで。
それで…わたしたちが迷っていたせいで、連れて行かれてしまったやよいが
響ちゃんの手で、ブラックジャンボの幹部として、生まれ変わらされちゃったんだ、って。

やよい「春香さーん、千早さーん、見てくださいっ♥わたし、響さんのお手伝いすることになったんですー!」

言葉だけ聞いていたら、ぜんぜんおかしくなかったはずでした。
響ちゃんがしなきゃいけないなにか大変なことがあって、それをやよいがお手伝いする、なんて、
そんなこと、事務所でふつうに起こる毎日のことだったはずなのに。

やよい「えへへ、今日はまず、ごあいさつしよーと思って!よかったら降りてきてくーださいっ!」

……正直に言って、響ちゃんを見たときに感じたほどのプレッシャーは、ないかもしれません。
ただ、それでも。
ずっと無邪気に…一見、無邪気に笑ったままこっちを見上げるやよいから感じるオーラ、みたいなものは
なんていうか、どす黒くて、そばにいるだけで気分が悪くなってしまいそうな、そんな感じ…

美希「……そこ、どいて、春香。ミキがいってくるの」

すぐ後ろに来ていた美希に気付かず、口の中で小さく悲鳴をあげてしまいました。
そんなことにもまったく興味がないようすで、美希は淡々と言葉を続けます。

美希「ミキ、なんにもできなかった。ミキがしっかりしてたら、やよいはあんなコトになってなかったのに」

まだやよいをじっと見つめたままの姿勢で固まっている千早ちゃんと、
放っておいたら今すぐにでも窓から飛び降りてやよいに向かっていってしまいそうな美希。
ここはやよいの言う通り、素直にみんなで下りて行く方がまだマシかな、と思っていると…

やよい「あ、美希さん?美希さんもいずれ、ぜひごしょーたいしたいんですけど、きょうは春香さんと千早さんがいいかなーって」

やよいがそう言った瞬間、道路に面しているのと逆側の窓に、なにか粘着質なものがぶつかる音がしました。

真美「ひっ、なにっ!?」

亜美「うあああーっ、き、キモっ!?」

廊下側の窓、下半分のくもりガラスの向こうに、わらわらと触手が蠢いているのが影になって見えました。
い、いつの間に、こんな!?

雪歩「…!み、みんなっ、窓から離れてっ、わたしの後ろにいてぇ!」

雪歩がけん制するように前に出て、まだ覚醒していないみんなは慌てて窓から離れました。
今のところ、すぐにガラスを割って襲い掛かってくる、ということはないみたいですが、それも時間の問題です…!

やよい「おねがいします、今日は、春香さんと千早さんに、来てもらいたいんですー!♥」

やよい「美希さんがどうしても来るっていうなら、イソギンチャクさんたちにも暴れてもらうことになっちゃうかもー!」

美希が、ぎり、っと音がするほど強く歯を食いしばって、外向きの窓から一歩下がりました。

あの、やよいが、脅迫……というか、条件を出して人を脅すようなことを言っている、
というそれだけで、わたしは頭がおかしくなりそうでした。ああ、外にいるあの子は本当に
わたしの知っているやよいじゃなくなってるんだ、という思いで、胸がしめつけられそうになります。

千早「……………シャイニング・チハヤ、ショウ・アップ」

静かに呟く声がして、そっちを見たときにはすでに、千早ちゃんは変身を済ませていました。
そして当然のようにその手の中には、あの鋭くて大きな音符の鎌があります。

春香「え、ちょ、ちょっと、千早ちゃん……?」

千早「何をしているの、春香。呼ばれているのはあなたもでしょう」

春香「でも、だって、待ってよ!やよいと戦うつもりなの!?」

千早「あれは高槻さんじゃないわ。ブラックジャンボの、幹部よ」

わたしの必死の説得を千早ちゃんは音速で切って捨てました。
でも、と食い下がろうとして、千早ちゃんが唇をいまにも破れそうなほど強く噛んでいることに気づきます。

千早「……美希、高槻さんのことは、あなたが悪いんじゃない。これは慰めでもなんでもなくて、ただの事実よ」

窓の外、「ブラックジャンボ幹部」を見据えたまま、千早ちゃんが呟くように言いました。
その言葉を聞いた美希が、よくわからない、という表情をしてこっちを向きます。

千早「私と、春香にも、責任があるの。言い訳はしないわ、帰ってきたら、説明させて」

美希「………ミキ、よくわかんないけど。それなら、まずはちゃんと帰ってきてよ、千早さん」

千早「ええ。改めて、いいかしら、春香」

春香「わかったよ、千早ちゃん。美希、雪歩、事務所をその間、よろしくね」

美希「あれくらいならどーってことないの。だよね、雪歩」

雪歩「う、うう、……うん!わたしもできることやるから、春香ちゃん、千早ちゃん、気を付けて!」

一瞬のあと、室内を光が満たして、四人のシャインマジシャンが初めて一堂にそろいました。





※正直遅い時間になったので人揃わないかもしれない、そのときは明日土曜の夜にでも。
 毎度遅筆なせいで本当にごめんなさい。



戦闘コンマを取らせていただきます。(1ターン目)


春香&千早 【82 70 105 82】

 やよい  【120 55 65 400】


↓1~4

いけ

連投すみませんでした。このレスと共々抜いてください

ごめんなさい、今晩はいったんここまでで区切ります。

コンマ判定のご協力に感謝します。
ところで連投というと>>377>>379のことで、>>380は同じ方の別回線、ってことなんでしょうか?

>>289でも書いたとおり、誰が踏もうが運しだいの戦闘コンマ、それも連番ですらありませんから
特に問題なしと判断して>>377-380の数値をそのまま採用させていただくことにします。


状況次第では23日土曜の日中のどこかで人いますか?とか聞いて更新させてもらうかもしれません。

そうでなくとも23日夜20~22時あたりには来ますので、よろしくお願いいたします。


前から言ってますが、安価やコンマを出すタイミングをちゃんと人の多い時間帯に持ってこれるように努めます。
エロ部分は安価さえいただいたらあとは夜中にでも書いて置いとけばすむ話ですからね。

しかし触手で堕とされる魔法少女ってやっぱり最高だと思うんです。おやすみなさい。

事務所と、事務所内のみんなを萩原さんと美希に託し、私と春香は窓から外の道路へと飛び降りる。
生身ならよくて大けが、もっと悪いことにだってなる可能性のある行動でも、
マジシャンに変身している今の私たちにとってはなんといって問題にはならない。

…最後に振り返ったとき、プロデューサーが心配そうにこちらを見ていた気がしたけれど、
そのことにあえて意識は向けず、現状の打開策だけに集中することにした。

着地するまでのわずかな時間に、事務所の防衛について考えをめぐらせる。

マジシャンとして目覚め、わたしを救ってくれた時のことを引き合いに出すまでもなく、
誰かのために覚悟を決めた萩原さんは日頃の印象とまるで違う、とても頼もしい一面を見せる。
加えて、性格的には冷静かつ慎重だから、美希とコンビを組むには理想的だと思えた。

美希については、心配するようなことはなにもない。あの子はあれで気配りが上手だし、
まだ不慣れな萩原さんが一緒であれば、無理はせず、彼女のサポートもしてくれると信じられる。

あのふたりならきっと大丈夫。加えてプロデューサーもあちらにいるのだから、
なにか不測の事態でも起きない限りは安全だろう。

だから、実質的な問題は、事務所をビルごと取り囲んでいる壁のようなものの存在、これがひとつ。
そしてもうひとつが、道路上に降り立ったわたしたち二人を出迎えた、「幹部」だった。

やよい「うっうー♥ 急にごめんなさい、春香さん、千早さん!来てくれて、わたし、うれしいですー」

マジシャンの衣装に身を包んだ隣の春香が、ぐ、っと手を強く握りしめるのが見えた。
声もそっくり、顔も瓜二つ、ぴょんぴょんと跳ねる動きに合わせて揺れる髪型も色も前と同じ。

そういう外見だけを見たらやはり高槻さんにしか見えない。
だけど、真っ黒な衣装を間近で見て、笑顔の裏からにじみ出てくる威圧感を肌で感じて、
わかりきっていたことをもう一度確信させられる。目の前にいるのはやはり、高槻さんじゃない。

やよい「えっと、ブラックジャンボ幹部、高槻やよいですっ♥ よろしくお願いしまーすっ!」

私が警戒しつつ考えている間に目の前の「幹部」は自己紹介を元気な声で述べ、
深く頭を下げながら両手を鳥の翼のように跳ね上げる、独特のおじぎをしてみせる。

春香「やよい…響ちゃんと、なにかあったの?やよいは響ちゃんと一緒にいるの?」

震える声で尋ねる春香に満面の笑みを向け、「幹部」は答えた。

やよい「はい!わたし、いーっぱい『ちょーきょー』してもらって、響さんの家族になったんれすっ♥」

春香「………っっ!!」

嫌味や皮肉のたぐいではない、心から嬉しくてたまらない、という調子の言葉が響く。
あまつさえその目がなにか素敵なものを思い出すようにとろんと蕩けているのが見てとれて、
なんとか保とうとしていた冷静さが崩れそうになるのを感じ、どうにか踏みとどまる。

千早「……それで?いくつか、聞いてもかまわないかしら」

やよい「うーんと、そうですね……おはなしもいいですけど、まずは遊びましょうよぉ♥」

言うが早いか、目の前の小柄な「幹部」が地面を蹴った。





あんまり急で、まったく反応できなくて、そのおかげでわたしは命拾いしました。

やよい「……あれー? おかしいなぁ、イキすぎちゃったみたいですー」

千早ちゃんとわたしの間を突風が吹き抜けたかと思うと、目の前にいたやよいの姿が消えていて、
あわてて振り返ると、わたしたちから少し離れたところにやよいが立ち、小首をかしげながらぶつぶつ言っています。

さっきのは風じゃなくて、ものすごい勢いで突っ込んできたやよいだったんだ、とそこで気づきました。
変に動いてよけようとしたらどうなっていたかと思うと、一気に背筋が寒くなります。

わたしと違って、千早ちゃんは動きを目で追えていたみたいですが、それでも驚きを隠せない様子でした。

それも当然だと思います。だって…やよいは、最初からずっとかついでいるやたらと大きなハンマー、
あれを持ったままで今の速度が出てたんですから……

ほっぺたをつーっと流れる汗のしずくをぬぐうでもなく、
やよいを油断なくじっと見つめたままで、千早ちゃんがつぶやきました。

千早「…春香。はっきり言っておくわ。今のは私の全力とほぼ同じくらいの速さよ」


【戦闘結果:春香&千早の攻撃!(190vs111)→ダメージ97(169-72):400-97=303 戦闘継続】


春香(そんな……!?)

思わず声にしそうになって、あわてて口をおさえます。
プロデューサーさんに聞いた話では、元になってるゲームでもマジシャンはそれぞれに特徴があって、
これは得意だけどこの分野はイマイチ、みたいなのが決まってるんだそうです。

それでいくと、千早ちゃんはスピードタイプ、そしてわたしはバランスタイプだって話でした。
その千早ちゃんと同じくらいの速度、ってことは、やよいもおなじスピードタイプ、なんでしょうか?

やよい「うーっ……よーし、次はちゃんとねらいますよー!」

…ただ、片手でハンマーをぶんぶん振り回す様子なんかを見てると、なにか違うような気がします。
むしろ得意分野は別にあって、そこまで得意じゃないスピードですらものすごく速いんじゃないか、って。

千早「……春香。ぶっつけ本番だけれど、あれを試してみるべきじゃないかしら」

春香「あれ、って…ああ、ゲームの方であったやつ?」

千早ちゃんに言われるまで、すっかり忘れていました。

例のゲームで出てくる技、みたいなもので、魔法少女なんてファンタジーなものになってるくせに
千早ちゃんもわたしも、こんなアニメや漫画のお約束みたいなの、きっと使わないよね、と笑っていたけれど。

千早「あれくらいしか私は手を思いつかなかったの。春香に別案があれば、そちらに乗るけど」

春香「ううん、わたしもそれしかないと思う。やろう、千早ちゃん。やよいを、元にもどしてあげよう」

千早「………ええ。必ず」

わたしはあえて、目の前のブラックジャンボ幹部のことを、言葉に出して、やよい、と呼んで。

それを聞いた千早ちゃんは、一瞬ちらっとわたしの方を見たけれど、とくに訂正しませんでした。

いまはそれで十分です。まずはきっちり勝ってから考えます!

春香「じゃあ…わたしから行ってみていいかな、千早ちゃん」

千早「いつでもいいわ。春香に合わせる!」

春香「ありがと。それじゃ、いくよっ!」


「「ユニゾンソウル・シンクロナイズ!」」

うまくいかないとき、悩んだときはからだを動かしたほうがいい、と経験的に知っていたので、
やよいはもちろん今回もそうすることにした。自分の身長ほどもある巨大なハンマーを持ち上げ、
まずは右手でぐるぐると数回、それから日頃あまり持たないほうの左手に持ちかえてそちらでも数回。

やよい(うん、なんか、さっきより調子いいかも!)

響から強大な力を授かったばかりで、やよいの意識と身体はいまひとつバランスがとれておらず
最初の一撃を豪快に外してしまったのもそこに原因があったが、本人はまだ自覚していない。
とはいえ、昔からの習慣で準備運動を行うなどしたことで、少しずつだがそのズレは補正されつつある。

やよい「じゃあ春香さん、千早さん、こんどこそ……」

言いかけて、目の前の二人の姿が消えていることに気づく。
おかしいな、と考えるより前にやよいの身体が宙に浮いた。

やよい「はわ、っ」

地面すれすれを飛ぶように突っ込んできた真っ赤なものにかち上げられた、と意識する間もなく、
滞空しているやよいの身体に弾丸のような勢いで青いかたまりが突撃してくる。

やよい「え、わあっっ、ひゃあああああっ!?」

防御の意識もなく、文字通り地に足のついていない状態ではなすすべもなく、
やよいの小柄な体は軽々と弾き飛ばされ、道路で何度かバウンドしながらかなりの距離を吹っ飛んだ。



春香「………」

……こ、これ、や、やりすぎ、なんじゃ!?

合体技、っていうんでしょうか、この「ユニゾンソウル・シンクロナイズ」は
マジシャンどうしの能力を単純にプラスして、しかもそのマジシャンが二人だったら二人とも、
足した合計の力を使えるようになる技だ、っていう話、だったんですが……

マジシャン同士の感覚が共有される、っていう副作用みたいなものが出る場合もあるらしいですけど、
それって特にデメリットとも思えないし、これ、ひょっとしてめちゃくちゃ強いんじゃ!?

って、はしゃいでる場合じゃありません!

千早ちゃんのスピードをわけてもらったわたしと、わたしの能力をまんべんなく上乗せされた千早ちゃん。
いくら相手がブラックジャンボの幹部だっていっても、強化された状態のマジシャン、
それもふたりぶんの攻撃をあんなにモロに受けちゃったら……… その、ケガ、とか、死……!

千早「春香。気を抜いている場合じゃないわ」

春香「いやでも、だって千早ちゃん、今のって、あれ、もう」

やよい「いったたぁ……♥ ああ、でも、痛いのも、きもちいい、ですね、っ♥♥」

春香「え………」

ちょっとすすけた感じになってこそいるけれど、見たところ無傷のやよいが、遠くでにいいっ、と笑いました。









20~22時くらいに再開予定です。
例によって、それまでにコンマが揃っていればその結果踏まえたところから話が進みます。


やよい戦2ターン目の戦闘コンマを取ります。

↓1~4

※今更ひどいミスに気づきました。>>370でやよいの耐久力を300と表記していますが、
 >>376および以降の戦闘計算で400を用いているとおり、本来400のつもりで書いています。お詫びして訂正します。


【戦闘結果:春香&千早の攻撃!(163vs100)→ダメージ15(128-113):303-15=288 戦闘継続】

やよい「すごいですーっ、ふたりとも♥!今のって、どうやったんですかっ!?」

かなり離れたところで立ち上がったやよいは、ケガをするどころか、衣装にすら傷一つないままでした。
そして、知らない面白いものを見つけたときのおどろきで顔をいっぱいにして、にこやかに話しかけてきます。

春香「え、そんな、さっきのあれ………ぜんぜん効いてないってこと!?」

千早「落ち着いて。おそらく、相当な体力があるか、防御する能力に長けているか、よ」

やよい「ああ、やっぱり春香さんと千早さんは、かっこいいです…はやくいっしょに、家族になりたいよぉ♥♥」

千早ちゃんとわたしが話しているうちに、うっとりした表情に変わって、やよいはとろんとした声でつぶやきました。





千早(………あの表情、声、それに、さっき言っていた『調教』、という言葉…)

つとめて考えないようにしていたが、おそらく、彼女………「幹部」はいま、
ブラックジャンボに襲われた被害者や、あの晩の春香と同じように、身体を、おかしくされている。
頬を上気させ、戦闘中だというのに足をもじもじとこすり合わせるようなしぐさをしきりに繰り返し、
その目は春香と私のほうばかりをずっと見ていて……私たちの、ほう?

やよい「えへへー、ふたりとも、こんどは、ふたりがきもちよくなる番、ですっ♥♥」

千早「っ?!春香、よけてっ!!」

春香「え」

そのスタートには予備動作も何もなくて、あっと思った瞬間には開いていた距離をほぼ一瞬で詰められていた。

迷っている余裕はない。
とっさに春香を突き飛ばし、その反動を使って私もなんとか「幹部」の攻撃の軌道上から身体をどける。

なにかを叩いたというよりも爆破したような音がして、道路のアスファルトが粉々になってはじけ飛んだ。
漆黒の巨大な鉄鎚が深々と路面にめり込んで、隙間からは、しゅうう、と湯気のようなものまで立っている。

あまりの威力に言葉を失う。でも、だからと言って見ているだけではいけない!

千早(あの様子なら、武器をすぐには抜けないはず!)

転んでこそいるが、春香が無事なのは視界の端で見えていた。今は起き上がるのを待つ余裕はない。
ごめんなさい、とひとまず心の中で春香にお詫びをして、私は一気に加速する。

まだ武器を構え直していない、どころかこちらに背中を向けている、これなら――

ぶうん、と風を切る音がした。

ぎりぎりの判断が間に合った。縦に突っ込む軌道はそのままにはるか手前で踏み切って、
相手の頭上を大きく飛び越えながら、鎌の刃をひっかけるように当てる。
どこかをかすったような感触はいちおうあるにはあったけれど、おそらくほとんどダメージになっていない。

その私の踏み切り位置の一歩先を、ほんの数瞬遅れで黒い鉄塊が横殴りに通り過ぎた。
あのまままっすぐ突っ込んでいたら、今のが、完全に当たっていた……!

やよい「うーっ、これもだめですかー……いいアイディアだーって思ったのに」

片手で鉄鎚を軽々と支え、頬をぷくっと不満げにふくらせて、彼女…「幹部」は言った。





3ターン目の戦闘コンマを取ります。

↓1~4

なし崩し的に更新してるようなしてないような中途半端な感じになってしまってました。

20時ごろから改めて再開します。
戦闘以外でいくつかコンマとか、展開次第で安価とか出る予定です。

勢いで安価とコンマ併用の新システム的なものをやってみるつもりです。
よろしければご協力ください。

【戦闘結果:春香&千早の攻撃!(232vs101)→ダメージ56(161-105):288-56=232 戦闘終了(規定ターン経過)】

ひらりと着地する千早ちゃんのそばへ、わたしはやよいを大きくまわりこんで駆け寄ります。
ついさっき、やよいが道路にハンマーを叩きつけたときのことを思い出せば、
いくらふたり分の力を得ているわたしたちでも、あれが当たったら、きっとただじゃすみません。

春香「千早ちゃんっ!よかった、無事……」

千早ちゃんが顔色をなくし、ひどく汗をかいていることに気がついて、
わたしの声は尻すぼみになってしまいます。
離れて見ていたわたしでも怖かったくらいだから、そのやよいの一撃を
間近で、肌で味わった千早ちゃんが、それどころじゃないのは当たり前でした。

千早「………ごめんなさい、春香。また私、冷静さを欠いていたわ」

春香「え? また、って?」

千早「ああ…萩原さんの覚醒した夜は、春香と一緒ではなかったわね」

千早ちゃんがぼそっと謝りの言葉を口にしました。
よくわからないけど、千早ちゃんがつい冷静でなくなってしまった理由はわたしにもわかっていました。

相手がやよいだから、です。千早ちゃんはずっとやよいのことを「幹部」って呼んでたけど、
本当はただ認めたくなかっただけで、そしてもちろんなんとか元に戻してあげたいんだって、
横で見てたわたしにはそんなこと、ずっとわかってました。

それなら、まずは、目の前のやよいを、やっつけ…る、とは言わないまでも
おとなしく言うことを聞いてくれそうな状態にしてあげなくちゃいけません。

少なくともここでやよいに勝てないようじゃ、やよいはもちろん、
大ボスの響ちゃんを元に戻してあげることなんて、きっと夢のまた夢です。

春香「とりあえず千早ちゃん、また力合わせてやってみようよ」

千早「わかったわ。それなら、もう少し距離をとってからがよさそうね」

自然と、どの技でいくか、ということは、話し合うまでもなく伝わっていたみたいでした。
千早ちゃんの返事を合図にして、わたしと千早ちゃん、それぞれの手に暖かな光が集中していきます。



やよい(んーっ、千早さんはとくにすばしっこいから、なかなか当たんないです……)

あえて隙を見せてふいうちをかける、という、やよい本人としては最高の作戦を実行しても
思うように春香にも千早にも攻撃を加えることができず、やよいはじわじわとストレスをためていた。

やよい(こんなんじゃ、ふたりとも連れてってあげられないのに…なにかいい方法、いい方法…)

ただ、やよいの行動の根底にあるのは、歪み切ってはいるもののあくまで善意と好意だった。
春香と千早にも、ひいては事務所のみんなにも、自分が味わった極上の快楽を早く体験させてあげたい!

だがそのためにはまず、おとなしくついてきてくれる状態にしなくてはいけない。
一度攻撃を当てられれば自分のペースにできる自信はあるのだが、その一撃がなかなか入らない。

やよい(……!あ、あれって、シャインボールかな?)

考え込んでいるうちに春香と千早のふたりは距離をとり、攻撃態勢を整えていた。
ここからすぐに距離を詰めて攻撃に移るのは無理でも、飛んでくるボールをかわすのはかんたんだ。

そう思ったやよいの視界が、なんの前触れもなく、ずぐん、と揺れた。

春香「そろそろいけそうかな、千早ちゃん」

千早「ええ、それにこれだけ離れていれば、少なくともさっきみたいな奇襲は受けずに済むはず」

千早ちゃんは左手を、わたしは右手をそれぞれ伸ばし、手のひらを重ねてやよいに向けます。
マジシャンになった女の子なら、誰でも…わたしでも使える、シャインボール。
そのままだと大した威力はないかもしれません。だけど、千早ちゃんとわたしのふたり分なら!

もちろん、やよいがそのまま素直に当たってくれるとは思えません。
それならそれで、わたしたちは2人いるんだから、協力すればきっとなんとかなります。

千早「撃つのは春香のタイミングでお願い。ちゃんと合わせるから、安心して」

春香「よーし…… いくよっ、ツイン・シャインボール!!」

わたしたちの手から放たれた光の球は見る間にぐんっと大きくなり、
ふつうに撃ったシャインボールよりずっと速く、やよいに向かって飛んで行きます。

やよいがどう対応するか、よけるのか、弾こうとするのか、
千早ちゃんとわたしはその動きを見逃さないように、じっと注目して………あ、れ?

巨大なシャインボールがぐんぐん近づいているのに、やよいはよけるどころか、そっちを見てもいませんでした。




やよい「はーっ♥ はっ、はーんん、んっ♥♥♥ あっ、な、なんれぇっ♥♥」

魔力の集中が乱れ、ハンマーの形状を維持しておくことすら困難になる。
春香と千早がなにか構えて集中していることもすっかり目に入らず、
やよいはひたすらに息を乱し、唇の端からはだらしなく舌先をのぞかせ、頬を真っ赤に上気させる。

やよい(らめっ、らめれすっ♥ はるかさん、と、ちはや、さん、つれてかなきゃなのにっ♥♥)

意思に反して身体じゅうがそれぞれ勝手に震えを起こし、立っているのがやっとのやよい。
そのやよいを目がけ放たれたツイン・シャインボールが直撃し、あたりが閃光に包まれた。



春香「ひゃああっ!?」

シャインボールが炸裂し、かなりの光量があたりに満ちて、不意をつかれた春香が悲鳴をあげる。
間一髪、私はなんとか目を手で覆うことができたが、それでも網膜に焼付いた明かりはかなりのものだ。

目を閉じ、できるだけ早い回復を図りつつ、私の頭をひとつの疑念が占める。

千早(なぜ避けなかったの?余裕の表れ、ともとれるけれど……でも命中する前の様子は、まるで…)

とはいえ、あくまで戦闘中なのだから、当たらないよりは当たったほうがいいに決まっている。
いくら幹部とはいえ強化された私たちふたりが十分に集中して放った攻撃なのだから、
それだけで倒せるということはなくても、まさか無傷ということはないだろう。

少しずつ光が薄れ、あたりの様子が見えるように……


やよい「あひぃ、っ♥♥ く、くだしゃいいっ、おくすりほしいですっ♥♥♥ 早く、はやくえっちしてぇぇ♥♥」

千早「…っ!?」


……なるより前に、目よりも先に私の耳が、その場で起きていることを把握する。

……「幹部」はまだなんとか立つだけの体力はあるようだったが、
少しつつかれでもしたら今にも倒れてしまいそうな状態だった。

身体を支える細い脚はがくがくと震えつづけ、顔は真っ赤に紅潮し、
その口からは、はっ、はっ、と短く浅い息が漏れ、そして卑猥な言葉がこぼれ続ける。

春香「……え、えっ、やよ、い?何してるの、ちょっとっ!?」

私とほぼ同時、この異様な状況に春香も気づいたようで、顔を赤くして焦った声をあげる。

春香「ど、どうしよう千早ちゃん!?まさかこれ、さっきのシャインボールのせい!?」

千早「…いいえ、違うわ。これはたぶん……」

その先の言葉をどうしても継げなくなる。これはおそらく我那……ブラックジャンボ総帥の仕業で、
どうしてそれがわかるかといえば、先日凌辱を受けた春香の症状と似ているからだ、
……などという話を、いったいどうやって春香本人に伝えればいいの?

それに加え、ふたり分の全力に近いシャインボールの直撃を、
しかもあの無防備すぎる状態で受けたはずなのに、大した痛手にはなっていない。
そのことはむしろ、私に……私たちにとっての痛手だった。
仮にも切り札だったはずの合体技でもこの程度ということなら、これからどう戦えばいい?

やよい「あ、あんっ♥♥らめっ、もうがまんできないれす♥♥♥」

動けずにいる春香と私の前で、彼女はついに下着のなかへ手を突っ込んだ。
そのまま自分で、その……性器のあたりをいじり始め、声の切羽詰まった調子が少しおさまる。

春香「やよいっ!?やめてよっ、な、なにやって……!」

「あーもうっ、やよい、だから自分言ったじゃないかー!?まだ事務所に遊びに行くのは早いぞ、ってぇ!」

見かねた春香が駆け寄ろうとしたときに、さらに焦りを帯びた声がその場に響いた。



なんの前触れもなく、やよいの少し手前の空中に黒い魔法陣が音もなく描かれました。
その中心から真っ黒のブーツを履いた足先が最初にのぞいたかと思うと、
それに続いて、闇そのものみたいな、真っ黒な格好の響ちゃんが、姿を現します。

響「ほらやよい、お薬持ってきたから。はい、これ、落ち着いて飲んで」

やよい「あっ、ひびきしゃん、っ…?ああっ、それ、おくすり、おくすりっ♥♥」

響「はいはい、こぼさないように気をつけるんだぞー?」

響ちゃんが小さなびんを取り出しました。白っぽい、どろっとした液体で満たされてます。
そしてそれを目にしたやよいがすごい勢いでびんに飛びつくのを、呆然と見ることしかできません。

やよいが夢中になってのどを鳴らし、びんの中身を飲み始めたのを見届けると
響ちゃんは安心したようにほっと息をついて、それからわたしたちの方に向き直りました。

響「ごめんなー、二人とも。今日はやよい、自分に黙って勝手に出かけちゃったんだ」

千早「…どういうこと?それに、薬というのはなんなの?」

さっきまでのやよいとは比べものにならない、つい昨日事務所で味わったばかりの威圧感。
それのせいでろくに喋れもしないわたしの隣で、油断なく身構えたままの千早ちゃんが尋ねました。

春香「……まさか、響ちゃん、薬って、なにか危ないものをやよいに飲ませてるの!?」

さっきのやよいの様子を見てしまったわたしも、中毒症状、という言葉が頭に浮かんで
プレッシャーのことも忘れて思わず響ちゃんに怒鳴ってしまいます。

響「やめてよ春香、人聞き悪いなぁ。ヤクザや暴力団じゃないんだから、そんなことしないぞ」

いかにも心外だ、という顔で響ちゃんは手を振りました。

響「やよい、媚薬粘液のけっこうな中毒になっちゃってさー。1日に何回かは摂取しないと、最悪死んじゃうんだ」

千早「っ、それはあなたが中毒にさせたんでしょう!?春……ほかの被害者の女性と同じで!!」

え?
最悪、やよいが、死んじゃう?

その内容も、それをごく普通のことみたいに言う響ちゃんの口ぶりもショックが強すぎて、
珍しく声を荒げて響ちゃんを責める千早ちゃんの言葉も、ろくに頭に入りません。

響「うん、だからこうやって、ちゃんと迎えに来たんだってば」

千早ちゃんの言葉にもとくに動じることなく、響ちゃんは普通の調子で話をつづけました。

響「そもそも安定するまで外出はまだしないほうがいいって、自分、何度も言ったんだぞ、ホントに」

響「でもどうしても春香と千早に会いたいって、勝手にイソ助も何匹か連れ出しちゃってさぁ……」

春香「……いそすけ?」

響「ああ、春香にもおなじみの…… わかってる、わかってるって千早。言わないよ」

わたしの疑問になにか言おうとした響ちゃんでしたが、千早ちゃんの方を見てなぜか口をつぐみます。



響「まあ、でも……そうだなー。なりゆきとはいえせっかく来たんだし、今後のこと説明させてもらおうかな?」

千早「今後のことですって……?」

響「うん。自分の、っていうか、ブラックジャンボの予定、っていうか」

少しの沈黙のあとで、響ちゃんはそんなことを言いました。




>>370で予告していた安価を取ります。はるちはが善戦したので被害率は低めで。

コンマ01-10 今回の制御主であるやよいの変調により触手生物が暴走、未覚醒組の誰かが連れ去られます。
 ※こっちになった場合は誰が連れて行かれたのかの安価と、何をされるかの安価が別途発生します。

コンマそれ以外 今回は特に誰も連れて行かれません。事務所防衛成功です。

↓2

響「まあ、予定っていっても単純さー。これからそっちと自分たちとでさ、はないちもんめ、やろっ!」

春香「はないちもんめ…って、あーの子がほーしい、っていう、あの?」

響「そうそう!勝ーってうーれしいはーないーちもーんめ、ってやつ!」

響ちゃんがにこにこしながら提案してくる内容は、よく意味がわかりませんでした。
最後にそんな遊びをしたの、小学生のころだったかなあ、とわたしがぼんやり考えていると。

千早「………どうせ拒否権はないのでしょう?」

千早ちゃんが怒りを隠そうともしない声で、静かにそう言いました。
急なその変化でわたしはついびくっとしてしまい、同時に疑問が浮かびます。
千早ちゃん、はないちもんめ、したことないのかな…?

そして次の響ちゃんの言葉を聞いて、わたしは自分ののんきさを心から後悔しました。


響「まあね!だからまだ覚醒してない残り7人、そっちが守れるか、自分たちが幹部としていただいちゃうか、競争さー!」


春香「そ、そんなっ!?」

マジシャンだったやよいが連れて行かれちゃっただけでも大変なことで、
そしてそのやよいも幹部としてとんでもない強さになってしまってたのに、
これ以上誰かを連れて行かれでもしたら、ますます助けてあげるのが大変になっちゃう…!

千早「具体的なルールはあるの?」

頭がうまく働かないわたしをよそに、静かな声で千早ちゃんが言いました。

……なんで、そんなこと、聞いてるの?

春香「千早ちゃんっ!?」

気が付いた時には叫んでいました。そんなわたしを千早ちゃんは、冷ややかな目で見返します。

千早「落ち着いて、春香。まずは話を聞かないと、どうにもならないでしょう」

春香「だって、だってもし負けたら、誰かまた連れて行かれちゃうんだよ!?わたしそんなの絶対」

千早「現に私たちのせいで一人奪われてしまったでしょう!?それに相手はやろうと思えば今すぐにでもそれができるのよ!!」

千早ちゃんがいつにない大声を上げて、その内容が心に深く突き刺さって……
わたしも千早ちゃんも、それ以上なにも言えなくなってしまいます。

響「……ま、そういうこと。これでも自分、だいぶチャンスあげてるんだからね?」

にやにやと笑いながら、千早ちゃんとわたしを交互に見て、響ちゃんが言いました。

ということで、本編進める前に、先に考えているシステムの説明をさせてもらいます。すごく長いです。

現状、マジシャンおよびブラックジャンボそれぞれの目的としては

 マジシャンサイド(おもに春香):ブラックジャンボの殲滅≒響とやよいを元に戻す
 ブラックジャンボ(というか響):765アイドル11人(※やよい陥落済のため)&プロデューサーを陥落させる

となっています。


今後のシステムとして現在、以下のようなものを考えました。
まず1回、最初のターンを試してみたく思っています。


1.ターン開始時、候補生7人がどこにいるかを提示します。(これについてはこちらで決めさせていただきます)

(例)「ダンスレッスン場」に「真・亜美・真美」
   「レコーディングスタジオ」に「あずさ・貴音」
   「事務所」に「律子・伊織」

  といった感じです。

2.マジシャン(現在4人/今後増える可能性あり)の「誰がどこの警護に当たるか」を安価で指定してもらいます。

(例)春香と千早がダンスレッスン場、美希と雪歩が事務所を担当し、
   今回はレコーディングスタジオは襲撃されないとふんであえて護衛なし

3.ブラックジャンボ側の出撃戦力がどこへ向かうかをコンマで指定してもらいます。
  出撃戦力はある程度均等になるようにこちらで割り振ります。

(例)部隊1 【30 25 30 40】
   部隊2 【50 10 15 30】
   やよい 【70 20 25 130】 ※あくまで例です。

  上記の三部隊が襲撃してくるとして、それぞれの向かう先が
  コンマ00-33でダンスレッスン場、34-67でレコーディングスタジオ、68-99で事務所、といった感じです。


4.襲撃された場所をマジシャンが警護していた場合は、今まで同様の戦闘を行います。

  同じ場所に二人以上のマジシャンがいたり、同じ場所にブラックジャンボの攻撃部隊が二部隊以上来たりした場合は
  単純に能力値を合計したものとして扱い、その戦闘の間は共有します(体力半分になったからマジシャン1人戦闘不能、とかはなし)。

  首尾よく撃退できればマジシャンの能力値が上昇し、かつその場にいた候補生の誰かがマジシャンとして覚醒します。

  敗北した場合はエロい目に遭います。
  ある程度敗北回数が増えたら洗脳を受ける、あるいは悪堕ちする、などで寝返るとかも考えています。

5.襲撃された場所をマジシャンが警護していなかった場合、逃走できるかどうかのコンマ判定
 (厳しめ、高くても成功率3割くらい?)を経て、逃走できなかった候補生が1名が連れて行かれて幹部or尖兵化します。


6.4or5の終了後は訓練ターンです。マジシャンの誰か一人の能力値を上昇させる(成功率7割くらい?)か、
  候補生の誰かを覚醒させることを試みることができます(成功率1~2割くらい、低め)。

  以降、ブラックジャンボの攻撃部隊の戦力は1ターンごとに必ず10ずつくらい上がっていきます。
  既存のマジシャンのトレーニングは成功すれば能力値+20くらい(各パラメータ5ずつ上がるイメージ)、
  新たなマジシャンを覚醒させられれば戦力値としては一気にもっと増える計算になります。


  バランスよく各所を守るか、ある程度ヤマを張るか、みたいな。

  悪堕ちした元マジシャンや覚醒前に連れて行かれてブラックジャンボに引き込まれた候補生に関しても
  以降ブラックジャンボ側の兵力として出撃してくるので、撃破できれば再度寝返ってくるよ、と。

  ブラックジャンボ側の行動指針を>>1が決めてもよいですが、それより完全ランダムなほうが
  コンマ安価スレらしいし、なんくるない精神が出ているような気がしました。

正直ちょっとややこしすぎる気がしてきた。
やっぱり少し考える時間ください。

ぶっちゃけた話手間を省くなら、襲撃対象を誰、警護担当マジシャンが誰(複数でも)、
というところを安価で決めてもらい、それに応じてこっちが敵を用意して戦闘、でいい気がしてきました。

そっちのが楽は楽です。
上記のだとコンマだけで今まで以上にレス数消化しまくるという話ですし。

仮に上記のとこのレスのとだったらどっちがいいですか。

この際なので申し上げておきますと、現>>1は初代スレからずっといる純度100%のゲス顔勢で、
凛々しいマジシャンたちがエロい目に遭うのがとても好きです。
だからこそ自分の勝手で展開誘導はしないように心がけているつもりです。

その延長で、できるだけ純粋に運任せになるようシステムっぽいもの作ったりとかしてますが
独りよがりがそろそろ過ぎるんじゃないか?というのも感じているところで、
読んでいる方がもっと内容安価やコンマで参加できたほうがいいのでは、と悩んでいます。

どのみち書きためが尽きてますので少し空けます。
22時くらいには戻ってくる予定なので、意見とかお聞かせいただければ幸いです。

響「ってことで、今日は『うちの』やよいが迷惑かけてごめんなー。ちゃんと事務所のイソ助たちも引き取ってくぞ」

唐突な宣戦布告にすっかり返事のできなくなったわたしと千早ちゃんをよそに、響ちゃんが帰り支度を始めます。
いつの間にかぐったりと倒れ込み、眠ってしまったらしいやよい。その顔の近くに、空になったぴんが転がっていました。

響「まったくやよいったら。気持ちはわかんなくもないけど、もうちょっとちゃんと躾けとかなきゃだめだなぁ」

遊び疲れて眠ってしまった子どもを見るお母さんのような表情で、でも、響ちゃんは平然と恐ろしいことを口にします。
わたしの視線に気づいたようで、響ちゃんはかすかな笑みを浮かべたままこちらを見ました。

響「ん、なに、春香? うちの教育方針になんか意見でもあるの?」

さっきまでのわたしなら、その言葉だけでふるえ上がってしまって、何も言えなくなっていたと思います。
でも、いまは違いました。こんなのは絶対に間違ってるって、わたしの心が叫んでいます。

春香「今すぐには、勝てないかも、だけど…でもいま事務所にいるみんなは絶対に渡さないよ、響ちゃん!」

ひゅー、と軽く口笛の音がしました。
わたしをまじまじと見つめる響ちゃんの顔には、さっきまでの嫌味な笑いはもう張り付いていません。

春香「それに、やよいも、そして響ちゃん自身も、ぜったい元通りに戻してみせる!」

響「……へえー、さすがはヒロインって感じだなー、春香。その春香が家族になる日を楽しみに待ってるよ、自分」

にやりと笑った響ちゃんが指を鳴らすと、倒れているやよいと、響ちゃんの姿が次第に薄れ
だんだんと透明になって、その場の風景に溶け込んでいくように見えます。

それと同時に、ぱりぱりという、氷にひびが入るときのような音が周囲から響いてきました。
はっとした千早ちゃんとわたしがあたりを見回すと、事務所をビルごと覆っていたくもりガラスのような壁が
少しずつ割れて、崩れ、かけらになってこぼれ落ちるように消えていきます。

響「驚かなくていいよ、あれ、バリアみたいなやつでね? 中でいっぱい暴れても周囲に影響ないし、音とかも聞こえないんだ」

もうずいぶん薄れて向こう側が見えるくらいになってしまった響ちゃんがそう言います。

響「まあ、張り方変えたら、外から中の様子が見えるようにしたりもできるんだけどね。それはまた、いずれってことで」

声だけになった響ちゃんは最後にそういうと、やよいと一緒に、完全に姿が消えてしまいます。
まわりのバリア?もだいぶ崩れてきて、少しずつ空がもとの色に戻り、そして車や町の音が聞こえてきていました。

千早「……春香。まずは、中に戻りましょう」

春香「………うん。そう、だね、千早ちゃん」

これからわたしたちを待っている、みんなに事情を説明する、という
大変すぎる仕事のことは、いまだけは考えないようにしようと思いました。

事務所に通じる廊下は、巨大なナメクジでも這い回ったかのようにぬるぬるした何かで光っていた。
外側の窓のガラスにも同じ粘ついたなにかが大量に、いたるところに付着していて、
「幹部」が連れてきた生物たちの多さに今更ながら身震いがした。

ドアを開ける。
同時に、予期はしていたけれど、聞きたくなかった数々の声、悲鳴、罵声が耳になだれこんでくる。


「ねえっ、聞いてんの?!やよいに何があったの!?さっきのあれはなんなの、答えなさい、答えろぉっ!!」

水瀬さんが、プロデューサーを文字通りにゆさぶっていた。
その小柄な身体のいったいどこからそんな力が出てくるのか、と思わせる勢いだった。
プロデューサーはぐらぐらと揺れながら、なにも答えない。
ああ、そうか、答えないのではなくて、答えられないのだろう、とぼんやり思う。

「………響、なぜです、なに、ゆえ…貴女も志を同じくして、鍛錬を積んでいたのではなかったのですか…?」

四条さんはただ、窓の外にうつろな目を向けていた。
その言葉は平坦で、今にも消えてしまいそうにかすれていて、本人まで一緒に消えてしまいそうで。

亜美や真美、それに相当奮闘したらしく衣装のあちこちが傷んで見える、変身したままの萩原さんまでが
なんとか元気づけようと必死に声をかけているが、聞こえているかどうかも定かではない。

美希「……おかえり、千早さん、春香。ねえ、出てく前に行ってたハナシって、なんなのか聞かせて」

こちらはすでに変身を解いていた美希が近づいてくる。
そうだ、美希に約束したのは私自身だ。ここで黙っていたとして、私の罪は変わらない。
私はあらためて、高槻さんが喪われた経緯について説明するための覚悟を決めた。






いま事務所で顔を合わせているのは、マジシャンとして目覚めているわたしたち4人…
千早ちゃんと雪歩、美希、わたし。それからプロデューサーさんと、小鳥さんだけでした。
あまりの混乱に、今日はいったん全員帰宅するように、と、プロデューサーさんからの指示があったせいです。

朝の段階でいなくなっていたふたりが、ラックジャンボのトップと、その腹心の部下で。
そのうちのひとりは、みんなの前であんな、恥ずかしい姿を見せて…混乱しないほうがおかしい話でした。

響ちゃんから告げられた「はないちもんめ」についてわたしが説明し終わって、しばらくの沈黙のあと。
雪歩がぽつりと口にしました。

雪歩「それなら、いま動けるわたしたち4人で手分けして、みんなを守るしか、ないですよね」

P「でも、どれだけの敵が来るかもわからないんだ、条件が相手に有利すぎる!」

美希「………だけど実際、響がホンキで来たらたぶん、ミキたち誰も勝てないの。まだチャンスはあるって思うな」


それ以上、誰も何も言わず、気詰まりな時間が過ぎて行きます……

※例のシステムですが、せっかく考えたものですので、1度、試してみることに決めました。
 よろしくお願いします。


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響「…さーて、っと!よーし、記念すべき初回だし、ここはぱーっと戦力つぎ込んで……あ、でも、うーん」

ブラックジャンボ総帥室で、響は紙を何枚も広げて出撃戦力案を練っていた。

響(いきなり自分が行く、ってのもインパクトがあって……いや、ダメダメ。最初からそれはズルになっちゃう)

響(むしろ最初はボーナスゲームみたいなまず負けない感じにして、あとからのギャップで絶望感を演出!これかな?)

響(……それもなーんか違うなあ。こう、絶対勝てない、ってほどじゃないけど、場合によっては危ない、みたいな…)



響「……よしっ! 決ーめたっ、これで行くぞ!」

楽しげにひとりで叫ぶと、響はメモを片手に部屋から駆け出して行った。





今回のブラックジャンボの戦力分布は以下の通りです。

のちほどコンマ判定で出撃先が決まります。


部隊1【40 35 30 25】
部隊2【25 30 35 40】
部隊3【20 40 25 35】






----------------------------------------

 なお先ほどの記述では「勝った場合はその場に居合わせた候補生一人が覚醒」としていましたが
 この仕組みにするとマジシャン側の戦力拡大がえらいことになるように思いましたので、
 暫定的に
 「居合わせた候補生のひとりは今後の拉致られ対象にならなくなる
  +そのアイドルについては各ターン終了後に自動コンマ判定、通ったらマジシャンとして覚醒」
 という感じにしてみます。開始前から二転三転して恐縮ですが、調整のためということでお付き合いください。

春香「それじゃ、プロデューサーさん。今日のみんなのスケジュール、教えてください」

P「……ああ、わかった。こうなってる」

いつもみんなのスケジュールを記入しているホワイトボードとは別の、
少し小さいサイズのものをプロデューサーさんが転がして持ってきてくれます。

それには、次のように書いてありました。


本日の予定

「レッスン場」にてダンスレッスン:貴音・亜美
「スタジオ」にてレコーディング:あずさ・真・真美
「事務所」待機、事務作業手伝い:律子・伊織


春香「…このどこかに、響ちゃんが、誰かを狙ってやってくる、ってこと、ですね」

はないちもんめ、だなんて、冗談にしてもぜんぜん笑えません。

千早「分散してくるのか、一か所に集中してくるのか……せめてそれがわかれば、手の打ちようがあるのに…」

千早ちゃんも、苦虫をかみつぶしたような顔をしています。

雪歩「やっぱり、最低ひとりはそれぞれの場所にいたほうがいいんじゃあ……」

美希「そのひとりのところに全部の敵が来ちゃう、って可能性もあるんだよ?」

美希と雪歩の言葉に、わたしも含め、誰も正解がわからない、という顔になってしまいます……




それではまず、マジシャンの配置を決定します。

「春香・千早・雪歩・美希」の「計4名」について、
「レッスン場」「スタジオ」「事務所」のそれぞれどこに向かわせるかを指定してください。

各自のパラメータは以下です。

シャインマジシャン(4名)
春香 【40 40 40 47】
千早 【42 30 65 35】
雪歩 【30 65 35 40】
美希 【55 40 50 30】


↓2

春香レッスン場
千早雪歩スタジオ
美希事務所

あ、ごめんなさい、1レス1名だと場所がランダムでばらけてしまうので
1レスに「4人全員について」誰をどこに、と記入をお願いします。手際が悪くて申し訳ない。

安価直下

もしこのレスの上にその形式での指定が合ったらそっち採用します。

リロード遅れた!>>427を採用します。

説明不足で申し訳ないです。気を付けます。


なお、出撃先が決まり次第、最大4回×3か所=12回分の戦闘コンマ(1ターンだけで!)を取ることになります。
今回に関しては多少連投していただいて構わないので、ご協力をお願いします。



でh続いて、ブラックジャンボ側の出撃先を決定します。
これはコンマで自動的に決まりますので、とくに内容を書いてもらう必要はありません。


コンマ00-33 レッスン場
コンマ34-67 スタジオ
コンマ68-99 事務所


部隊1【40 35 30 25】
部隊2【25 30 35 40】
部隊3【20 40 25 35】


↓1コンマ 部隊1 
↓2コンマ 部隊2
↓3コンマ 部隊3

戦闘の組み合わせが決定しました。

@レッスン場
春香  【40 40 40 47】
vs
襲撃部隊【60 75 55 60】(部隊1+部隊2)

@事務所
美希  【55 40 50 30】
vs
襲撃部隊【25 30 35 40】



スタジオは襲撃を受けないため千早・雪歩は戦闘を行わず、
あずさ・真・真美の3名は今回特にエロい目には遭いません。


※今回仮にマジシャン側の敗北があった場合、戦闘描写より前に

 【人がいるうちにエロ内容指定の安価を取ります】。

 いろいろ考えておかれてください。
 マジシャン1名につき2つくらい取る予定です。


続いて、一気に戦闘コンマを取ります。

↓1~4 レッスン場戦闘分
↓5~8 事務所戦闘分

※とりあえず例によって両戦場での1ターン目ダメージ0が確定しました(汗)
 この>>1のレスは無視して、あとコンマ8つ分追加させてください。お手数かけます。

いけ

ミキミキは勝ち確定です。ありがとうございます。

今度は>>446>>447の結果、@レッスン場の機動力が同値になるっていう。
なんですかねこれ。

機動力で春香が上回ってた場合はダメージ通らず仕切り直し、
機動力で敵が上回ってた場合は51ダメージ通って一発KOだったんですが。

運を天に任せます。

↓1~2で@レッスン場の機動力コンマを取り直します。
↓1が春香、↓2が敵。ダメージ計算コンマはそのまま保持とします。

質問ですが、マジシャンが負けた場合はそこにいるアイドルもやられるんですか?

>>458
その場合、逃走できるかどうかのコンマ判定をとるつもりです。
マジシャンが被害担当の分、護衛なしで襲撃されたときよりはぬるめ(成否50:50くらい)で。


オーケー春香さん、あなたは強い人だ。(都合3回ダメージなし)

@事務所
【戦闘結果:美希の攻撃!(113vs67)→ダメージ87(142-55):40-87<0 撃破!】


どうしようこれ……
せめてダメージ動いてくれよと思うのは>>1がゲス顔勢だからというだけではないと思います。

ここまでドローが続くようだと少し式の見直しが必要な時期かもしれません。

ダメージのコンマ3回目はまだ取ってないという言い訳で泣きの1回やらせてください。
耐久力移動があってどっちも生存してたら今回は戦闘終了とします。

↓1~4 戦闘コンマ

戦闘結果:敵の攻撃!(54vs133)→ダメージ40(101-61):47-40=7 戦闘継続】

春香さん耐久が7残りました。本当にすごい。



ゲームマスターにあるまじき偏った安価取りをしたことをお詫びします。
でも正直、そっちの安価書きたかったんです。ごめんなさい。

これはやはりシステムが悪い(暴論)

>>413で言ったような簡易版を採用することも検討します。

というか戦闘計算がやはり緩慢すぎますね。
毎ターン適度にダメージが動くような仕組みを思いつけたらいいんですが。


すみません、今回の更新はここまでです。次回は月曜夜になるかと思います。

次回更新の際、冒頭から響が「誰も連れてこれなかった、だってー!?で、でも、レッスン場にあれだけ強い子送ったのに!」
とか叫んで戦闘描写スキップ、みたいな手抜きをしていたら、どうかお察しください。

乙でした。
あと、すみません、質問ですが。怪人も安価内容ごとこちらで決めてもいいのでしょうか?怪人の種類によってエロも考えないといけないので。
あと、春香のふたなりや媚薬依存などの後遺症の再発のタイミングはこちらで決めても?まだ序盤ですが負けそうな勢いなので。

そうだ、相手が強ければ強いほど、倒せた時に嬉しいんじゃないか…

月曜夜と言いましたが日曜夜の方が参加できる方が多そうな気がしますね。
間に合うかどうかはお約束できませんけど可能ならばリベンジに来たいです。

各種あやふやだったところをもうちょっと固めてきます。
勝った負けた場合のマジシャンおよびその場にいたアイドルの処遇、
そもそも戦闘はターン数限定にするかどっちかが倒れるまでやるのか、とか。

ついでに、と言ってはなんですが、今の仕組みの一番の問題は
未覚醒の7人がマジシャンになった場合の能力値がマスクデータであることです。
というか正直に申しましてまだ決めてないです。

先に決めて公開しとく場合、誰を優先的に守るか、みたいな作戦は立てられるけど
それは裏を返せば誰を見捨てるかみたいな話になってしまいますし、
じゃあ残りの候補生はみんな能力一律にしようというのはまた違う気がします。

>>470
今回の仕組みをそのまま使うと仮定した上でいえば、
まず戦闘コンマ→数値だけ見て敗北が確定→戦闘描写抜きで先に安価指定をお願いする、
という流れになるはずですので、どんな相手にナニをされるか、全部丸投げとなります。
ゆえにその場合は怪人とか人とかやよいとかもおまかせです。

春香さんのアレに関しては、ちょっと待ってください。
ネタバレになりますが合体技の際に悪影響が出る(>>388由来)みたいなことを考えてまして
(=防衛戦の際、誰かと組むと能力値が単純に合計した数値から低下する、的な)
ただそれにしてもそろそろ発症してないとおかしいのも事実ですから、ここは本編のどっかで近々補完します。

律子に頼まれて、もらったメモをもとに、資料の並んだラックからいくつかのファイルを選び出す。
そして戻ろうとしたわたしの目の前に、そいつがなんの前触れもなく落ちてきた。

べちょ、と汚らしい大きな水音を立てて、それはドアとわたしの間の床にはりついた。
ほとんど透明な、でも少しだけ濁った液体のようなそれが、うぞうぞと這いずる。

亜美と真美が前に、これによく似たおもちゃを事務所でいじっていたことがあった。
ぬるぬるして伸びて、どこにでもべたべたとくっつく……そう、スライム、というやつだ。

でもあのときのおもちゃはせいぜい片手いっぱいくらいの量だった。
これはそんなレベルじゃない。人ひとりくらいなら、まるごと包んでしまえそうな…

伊織(………こ、これ、って、え!?どこから!?いや、それより、逃げ、でも、ドア…!)


「でこちゃん。ごめんね、ちょーっとだけ壁のほうに下がってて?」


伊織「え?」

パニックに陥りかけたわたしに、天気の話でもするような気楽さの、聞きなれた声が届く。

美希「シャイニング・ミキ、ショウアップ、なの」

ドアの向こうに姿を現した美希が一瞬のうちに光に包まれ、マジシャンに姿を変えた。
そしてそのまま手にしたなにかを、わたしの目の前の怪物に向ける。

美希「アイドルの事務所にカッテに入り込むなんて、マナーがぜんぜんなってないって思うな!」

美希が言い終わらないうちに耳をつんざく音がした。うごめくゲル状のなにかの一部がはじけて
壁に飛び散り、そのしずくがわたしの服や髪のすれすれをかすめていく。

伊織「きゃあっ!? ……っぶないわね、わたしにかかるとこだったわよ!?」

美希「だから下がって、ってミキ言ったのに…あ、それ、まだ生きてるよ、でこちゃん」

伊織「ひ、いっ!?」

安心半分、怒り半分で美希の方へ行こうとしたわたしを美希が制した。
確かによく見ると、吹き飛ばされた残り、床のスライム、の、本体?はまだ動いていた。
真ん中あたりが盛り上がっていて、でも、美希相手に怯えているようにも見える。

美希「こいつら、よく狙って弱点に当てなきゃいけないから、めんどくさいの」

美希「ムダに体力だけはあって、ほかのとこ攻撃しても、あんまり効かないみたいだし……」

あくびでもしそうな雰囲気のまま、美希はふたたび手にした大型の拳銃の引き金に指をかけた。

美希「さてと、それじゃおヒキトリねがうの。スター・シュートっ!」



再生や動きの制御を司るコアの部分を星形の弾に一撃で射抜かれ、スライムがゆっくりと消失する。
しかし、その場にいるふたりはそれにまったく注意を払う様子もない。

伊織「弱点あるって知ってるなら最初っからそこに当てなさいよ!?生きた心地しなかったわよ!」

美希「でこちゃん、まずミキにお礼くらい言ってくれてもいいんじゃない?」

今になって安心したためか、いつも以上に激しく美希に突っかかる伊織。
それを適当にいなしつつ、美希の関心は別のところに向いていた。

美希(………音も立てずに、ミキにもすぐには気づかせずに、事務所の中に出てくるなんて)

美希(たぶん響が、直接テレポートさせて来たんだ…これからは、もっと注意、しとかなきゃ)

律子「ちょっと、さっきすごい音が、…って、え…… え? い、伊織、美希、大丈夫なのっ!?」

美希「あー、律子…さん。だいじょーぶだよ、もう終わったし、ミキ、負けたりしないから」

内心の不安を一切表に出すことなく、美希はやってきた律子に笑顔を向けた。



【戦闘結果:美希の攻撃!(122vs96)→ダメージ0(116-121<0):戦闘継続】
【戦闘結果:美希の攻撃!(113vs67)→ダメージ87(142-55):40-87<0 撃破!】

【「事務所」の防衛に成功しました】


※ミキミキがガンスリンガーなのはただの趣味です
※「いちいち動くよりこのほうが早いの」とか言いそうかなーって


「ウゴッ、ウガアアア!」

春香「っああっ、はああああっ!!」

シャインシールドの展開が、なんとかぎりぎり間に合いました。
振り下ろされた棍棒みたいなものが空中で大きく弾かれて跳ね返ります。

豚と人をでたらめに混ぜ合わせたみたいな生き物と、わたしは向き合っていました。

レッスン場の片隅では亜美が耳をふさいで縮こまっていて、
その亜美をかばうように抱きしめている貴音さんも、小刻みな身体の震えを隠せていません。

わたしが、しっかりしないと、ふたりが連れて行かれちゃう!!
つい力が抜けてしまいそうになるのを、気持ちを奮い立たせてこらえます。

ただ明らかに、今の相手は、わたしより格が上でした。
さっきの攻撃だって、シールド越しにわたしの腕にまで衝撃が伝わってきたし、
この調子じゃいつまで防ぎ続けることができるかわかりません。

そのとき目の前の相手が、構えていた棍棒のようなものをすっと下げました。
何をするつもりなのか警戒して見ていると、相手は唇をひきつったように動かします。

「ググ。コ、ガ、カカッテ、コイ、グルル」

何も持っていないほうの手で、ぎこちない手招きのような動きまでしてみせる相手。

罠、かもしれません。
でも、これだけわたしのことを見くびっているうちがチャンスなのは間違いありません!

シャインボールを撃つために集中するには時間も距離も足りませんでした。
だからわたしは、千早ちゃんと協力してやよいと戦ったときのイメージを思い起こします。

春香(だいじょうぶ、きっと行ける…)

真正面からかかって行ってもたぶん通用しないはず。
それなら、やよいにやったみたいに、上下の動きをまぜて!

わたしは一気に加速して、相手の足もと近くにまで駆け寄りました。
予想外のスピードだったのか、豚さんみたいな鼻の上にのぞいている小さな目がいっぱいに見開かれます。
よしっ、いけそう、このまま――

ぱし、っと軽い音がして、相手が突き出した左手に、
わたしの全体重をのせた右手のパンチが受け止められました。

春香「あ」

そのまま無造作に、にぎりしめた右のこぶしをつかまれて、ぐいっと引き上げられます。

春香「まっ」

て、と言い切るより早く、宙にぶらんと吊り下げられたわたしの左のわき腹に、なにかが衝突しました。

なにか大きなものが、カベか、棚に、すごい勢いでぶつかった。
それといっしょにいろんなものが落っこちたかなんかで、もっとすっごい音がした。

貴音「は……春香っ!?」

お姫ちんがめったに出さないよーな大声で叫んで、亜美をかかえてる腕に、ぎゅっと力が入る。

ああ……、さっきの音、やっぱり、はるるんがなんかひどい目にあったんだ…!!

どうしても亜美は、そっちが見れない。はるるんがどんな風になってるのかなんて見たくないし、
それに、さっきからはるるんにヒドいことばっかりしてるブタみたいなのも見たくない!!

ふっと、亜美を包んでくれてたあったかい感じがなくなった。
いきなりすぎて、思わず亜美は目を開く。

亜美「おひめ、ちん……?な、なにして」

貴音「も、物の怪、もうよいでしょう!?春香にも亜美にも手を出さぬと確約なさい、わたくし、が――」

ぶるぶる震えながら、お姫ちんが亜美を隠すみたいに立って、両手をおおきく広げてた。

亜美からはその背中しか見えない。だけど、ブタみたいなのの鼻息は、いやでも聞こえちゃう。
なんとかしなきゃ、なんとかしなきゃ、はるるんも、お姫ちんも……

でも、なんとか、って、どーやって?


『そこに跪いて』


どっかで聞いたことあるような、でもぜんぜん違うような、そんな声がしたとたん。
いきなり頭をおさえつけられる感じがして、ブタみたいなのと、
お姫ちんと、もちろん亜美もいっしょに、床にぺたんと座りこむみたいになった。





物の怪のもつ棍棒でしたたか殴り飛ばされ、壁際に突っ込んだはずの春香が、立っていました。
ただ、明らかにその身にまとうものが違います。

先ほどまで、まじしゃんとして奮戦していた春香の衣装は、目に鮮やかな赤を基調としていたはず。
ですが、いま壁際に立ち、底冷えのする声を発した春香の衣装は、そのほとんどが黒く染まっておりました。

目で見てわかるだけでなく、身にまとうものが違うのはその雰囲気も同じでした。
いまの春香からは、瘴気とでも呼びたくなるほどの威圧的ななにかが放たれ続けていて
おそらくわたくしや、物の怪までが思わず膝を折ったのも、それのせいなのでしょう。
同じく床に這いつくばっている亜美も、まったく口を開こうとしません。

貴音(……あれ、は?)

そして春香の指先から細いなにかが伸び、物の怪の全身を縛めていることに、わたくしはようやく気づきました。

春香『かなりキツいけど、あんた1匹くらいなら今すぐ殺せる。逃げ帰るかどうか、3秒で決めて。3、2、』

春香がみっつ数え終わる前に、かき消すようにして物の怪が姿を消しました。



亜美もわたくしも声を出せないでいるうち、ふと室内を支配していた威圧感が消え去ります。
それと同時に壁際に立っていた春香が、ふらりと大きくよろめきました。

亜美「はるるんっ!?」

貴音「春香っ!!」

春香のもとへと弾かれたように駆け出す亜美に、わたくしも慌てて続きます。
ゆっくりと床へ倒れ込む春香。
その身体を包む衣装が真っ赤なものに戻っていることに、今更のように気づきました。


【戦闘結果:敵の攻撃!(108vs198)→ダメージ0(77-105<0):戦闘継続】
【戦闘結果:春香の攻撃!(127vs100)→ダメージ0(70-136<0):戦闘継続】
【戦闘結果:敵の攻撃!(54vs133)→ダメージ40(101-61):46-40=6 規定により戦闘終了】


※春香さんの耐久力は46でした。申し訳ありません、何か所かで47と誤記していたはずです(展開には影響はありません)。

※イメージ的に2周目のタイタン的なものとスライムさんにご登場いただきました。
 ◆MTFYlAtjLqN7氏、事後報告をお許しください。

お知らせ:システム関係について多少改定し、もう1度やってみます。

・戦闘ダメージ計算について以下の修正を加えます。 一言で言うと?→【ゾロ目をさらに優遇】

 機動力計算のコンマでゾロ目が出た場合
 →機動力は従来通り(機動力+機動力コンマ)×2で計算した上で、【(攻撃力+ダメージコンマ)を2倍にして計算します】
  ※ゾロ目計算込みでも機動力がそもそも敵を上回れなかった場合は特に関係がありません。

  また、00/99が出た場合は【攻撃権確定+防御力無視(攻撃力2倍の恩恵は無し)】とします。

 ダメージ計算のコンマでゾロ目が出た場合
 →ダメージ計算は従来通り2倍にして計算した上で、戦闘が継続した場合、【次回の(機動力+機動力コンマ)を2倍にして計算します】

  また、00/99が出た場合は【防御力無視】、00は100扱いで計算します。

 なお、機動力・ダメージの両方のコンマでゾロ目が揃った場合は、相手もゾロ目揃いでない限り一撃必殺です(従来通り)。

 前回のような同値が出た場合は、そのコンマ(機動力なら機動力、ダメージならダメージ)のみまず取り直しとします。

 1割のゾロ目がどれだけ出るかはさておき、せっかくゾロ目でたまにしかとれない先制とったのにダメージなしとかはせめて避けたい。


・また、はないちもんめ(仮)について、以下のようにシステムを設定します。

 マジシャンが防衛に成功した場合:
 ・マジシャンの能力値が上昇します。その際、特化型のマジシャンは特化能力が優先的に上がります。
  今回の春香さんに関しては不利な勝負を耐えきったので全能力値+5とします。【40 40 40 47】→【45 45 45 52】

 ・その場所にいた未覚醒組のうち1人について覚醒可能のフラグが立ちます。(誰になるかは安価で指定)
  基本覚醒率は25%で、たとえば1人目は00~24、2人目は25~50というように覚醒判定のコンマ値を埋めていき、
  覚醒可能フラグ持ちが4人になれば必ずひとりは覚醒できるものとします。

  重要:つまり、覚醒可能になってても、覚醒できる前に別の回で逃げ損ねた場合は幹部にされてしまうことにしました。

  個人的に重要:エロ安価的には「土壇場で覚醒したものの直後になす術もなく捕まって……」とかもすごくいいと思います。

 マジシャンが防衛に失敗した場合:
 ・エロ安価が出ます。昨晩の質問にもありますが、内容は基本丸投げです。
 (魔法で場所を転移させられるとか魔法で戦闘員がたくさん転移してくるとか、いざとなれば魔法がどうにかしてくれます)

 ・そのときその場所にいた未覚醒組1人1人について、逃走できるかどうかをコンマで判定します。

  マジシャンが1撃で体力フルから敗北した場合のみ、逃げる時間がほとんどなかった、ということで逃走成功率25%、
  それ以外の場合は逃げられるだけの時間をマジシャンが稼いでくれたということで逃走成功率60%としてみます。(コンマ判定)

  複数人が逃げ損ねた場合、マジシャンとまとめてエロい目に遭う、もしくは個々でそれぞれエロい目に遭います。安価次第です。
  逃げ損ねた子は最終的に幹部化します。

 マジシャンが守っていなかったところを襲撃された場合:
 ・そのときその場所にいた未覚醒組1人1人について、逃走できるかどうかをコンマで判定します。
  これは厳しめ成功10%(ゾロ目のみ助かる、あとはアウト)の予定です。逃げられなければエロ安価です。

 襲撃してくる敵戦力について:
 今現在のマジシャン側能力値合計は690前後となっています。
 (春香【45 45 45 52】187 千早【42 30 65 35】167 雪歩【30 65 35 40】170 美希【55 40 50 30】175)

 昨日の敵戦力合計は360でした。次回については少しその合計を高くし、450を予定しています。

 その上で、襲撃先のコンマを取る際、響の介入があるかどうかコンマを追加します。
 45%の当たり(※マジシャン側にとって)の場合、そのままですが、それ以外を引くと敵戦力が底上げされます。
 最悪のハズレ(※マジシャン側にとって)を引くと敵戦力値が650にまで跳ね上がります。


また例によって長いですがこんな予定でいってみたいと思います。

千早「昨日はごめんなさい、美希。あずささんたちの警護に気を取られすぎていたわ」

事務所に入ってった瞬間に千早さんに頭を下げられて、びっくりしちゃう。
千早さんってばそういうところ、ホントにまじめなんだから。

美希「だいじょーぶだよ千早さん。すごい弱っちいやつだったから、ミキひとりでラクショーだったの!」

雪歩「わぁ……さすが美希ちゃん、言うことがかっこいいなぁ…」

美希「なに言ってるの、雪歩だって、それくらい当たり前だー、ってなっとかないとダメだよ?」

雪歩にちょっとジョークを言いつつ、そういえば春香が見当たらないことに気づいた。

美希「あれ、春香は?きのうはすっごい大変だったって聞いてるけど、おやすみなの?」

雪歩「え?」

千早「………そういえば、いないわね。さっき会ったし、来てはいるはずだけれど…」

レッスン場にいた亜美と貴音の話だと、春香はかなりピンチになっちゃってたのに
そこから一気にやりかえして貴音と亜美を守り切った、ってことみたい。

でも、それをミキに聞かせてくれた亜美も、貴音も、なんでかその話をするのが
あんまり楽しくないみたいで、そこまで詳しいことは聞かせてくれなかった。

たしかに、まだマジシャンじゃないふたりにとってはすごくコワかっただろうし、
思い出したいようなことじゃないのもトーゼン、なのかも。

だから春香と直接おハナシしようと思ってたのに、もう、どこ行っちゃったんだろ?







事務所のトイレの個室の鍵はいま、赤いマークに切り替わり、中に誰かが入っていることを示していた。

「………っ、ん、んんっ! ふーっ、ふぅっ、ん、んん~っ!」

押し殺した声が、その中からひそやかに響く。

春香(だ、だめっ、ここ事務所なんだよっ!?わたし、どうして、こんなっ……)

個室内の壁に寄りかかってなんとか倒れないように身体を支えつつ、
春香はしきりに熱い息を吐き、身体をくねらせていた。



昨日、痛烈な一撃を受けたところで記憶が途切れ、目を覚ましたところで
敵を自分が一瞬で撃退した、と亜美と貴音から聞かされ、春香自身が誰よりも驚いた。

ただ、そのときのことを詳しく聞いてもいまひとつ要領を得なかった。
おしゃべりなはずの亜美は口をつぐんでしまうし、貴音のほうも
「あれではまるで、春香ではなくなっ……いえ、忘れてください、なんでもないのです」
などと、いつも以上に煙に巻くようなことしか言ってくれない。



それ以上の異変が夜、家に帰ってから訪れた。

春香(……や、だ!?気のせいだと思ったのに!?)

自室に入り、ドアを閉めると即座に鍵をかけ、おそるおそる春香はショーツに触れた。
そっと触ったその指が即座に湿るほどに、濡れている。

春香「………っ、は、ああっ!」

そして、ショーツ越しにほんの少し触れただけの指、それが引き金となって
ベッドに倒れ込むのももどかしく、春香は自分の身体を一心に慰め始める。

春香「あ、ん、んんっ!お、おっぱい、おっぱいも…っ」

家族に聞かれてしまうかも、ということすら考えられず、熱に浮かされたようにつぶやきながら
ブラウスのボタンをちぎってしまいそうな勢いで、前を開いて大きくはだけさせる。
ホックをはずすその一瞬の時間すら惜しくて、裏返しになるのも構わず
ブラを大きく上にずらし、露わになった白い双丘のてっぺんを指でつまむ。

春香「ん、ふぅ、くぅぅっ!だめっ、た、足りないぃ、もっと……っ」

左手の指をせわしなく動かして、乳首を何度も何度もこすり立てながら
春香の右手は当然のように、ショーツの中にもぐり込んだ。
やわらかい陰毛の感触が指とてのひらを順に通過し、そして、指先が震源地に触れる。

春香「っ、あ、ひあんっ!? ~~~~~~~~、ぅっっ、~~!!!!」

声を出すわけにはいかない、と今更のように思い出し、
口元近くのブラウスのえりを思い切り強くかみしめて声を殺す。
それでも間断なく走る震えを抑えることはできず、ベッドの上で春香は身体をわななかせる。

春香(ど、どうして、これ…… ま、まだしたい、こんなんじゃたりない、いぃ…!)

以前におそるおそる触れたときとは比べものにならない快感に襲われた上に、
それでもまったく満たされていない自分の感覚に、春香はとまどうばかりだった。



そして、今。家を出る直前にもがまんできなくなり、自身を慰めたばかりだというのに、
ここはほかのアイドルたちやプロデューサーだっている事務所のトイレだというのに、
春香はブラジャーとショーツの中に忍び込ませた指の動きを止められないでいた。






----------------------------

>>472で触れていた仕組みについて導入します。

春香が別のマジシャンといっしょに防衛を担当する際、
感覚が共有されてしまうことで合計能力値が低下する恐れがあります。

ただ、今回は雰囲気だけです。
次回以降、コンマ次第で発生する予定です。




こんな時間ですけど次あたりでコンマを取る予定なので、時間のある方はご参加ください。

響「誰も連れてこれなかった、だってー!?で、でも、レッスン場にはブタ衛門が行ったんでしょ!?」

襲撃部隊がなかなか戻ってこなかったため、これはきっと何人か捕まえたに違いない、
とうきうきしていた響を待っていたのは、1部隊は撃退され、1部隊は撃破された、という知らせだった。

そばに控えているやよいにはふごふご、と鼻を鳴らしているだけにしか聞こえないが、
大きい体を縮こまらせて響の前でぺこぺこしている生き物が、いろいろ弁解を並べているらしい。

響「は!?自分みたいな怖い雰囲気のマジシャンがいた!?そんなウソでごまかせると思うの!?」

はーっ、と深くため息をつき、響は目を閉じて首を振る。

響「……ま、仕方ないか。とにかくブタ衛門、おつかれさま。しばらくお休みしてていいよ」

一瞬だけほっとしたような表情を浮かべ、そそくさと生き物…ブタ衛門が退出していく。
なにを言ったものかわからず、やよいがただそれを見送ってから向き直ると、響と目が合った。

やよい「え、っと、その」

響「うわーん!最初だからってちょっと優しめにしたら、春香のやつー!!」

やよい「わわっ!?響さん、落ち着いてくださいーっ!」

目に涙までためて抱きついてくる響を受け止めつつ、やよいは必死になだめにかかる。




響「……それでさ、やよい。どうしたらいいと思う?」

やよい「うーん………あっ!こんどはちょっとずつわけてみる、っていうのはどーですか?」




今回のブラックジャンボの戦力分布は以下の通りです。

のちほどコンマ判定で出撃先が決まります。

戦力1【25 25 25 15】
戦力2【25 25 15 25】
戦力3【25 15 25 25】
戦力4【15 25 25 25】
戦力5【23 22 23 22】

能力値合計:450(90*5) ※マジシャン能力値合計 693

すみません、未覚醒組がマジシャンになる際のことについて説明を忘れていました。

まず、大まかに各自のタイプを規定しました。完全に>>1のイメージです。

あずさ:体力寄りバランス型
 律子:防御寄りバランス型
 貴音:攻撃寄りバランス型
  真:攻撃・機動特化型(美希に近い)
 伊織:攻撃特化型
 亜美:機動特化型
 真美:機動寄りバランス型

覚醒可能になるフラグについては>>478をご参照ください。

戦闘がひととおり終わったらまず、誰か覚醒するかどうかのコンマ判定を行います。(>>478)

誰かが覚醒するとなった場合、続いて能力値合計がどの程度になるかをコンマで判定します。
その判定は以下のイメージです。

初期春香クラス(トータル160)40%
初期雪歩クラス(トータル170)30%
後期覚醒クラス(トータル180)20%
ゾロが出た場合(トータル190)10%

これで決まった数値を上記のタイプに従って割り振ります。

千早「きょうも予定としては3か所なんですね、プロデューサー」

P「ああ、だけどたまたまだ。今後は4か所以上にみんなが出かけるってこともありえる」

雪歩「てことはその場合、ぜんぶ守ろうと思ったら…1人1か所、ってことになっちゃうんですかぁ…」

美希「昨日ミキが戦ったみたいなラクな相手ならいいけど、そうじゃなかったら……ちょっと大変かも」



本日の予定

「レッスン場」にてボーカルレッスン:真・伊織
「フォトスタジオ」にて写真撮影  :あずさ・律子・貴音
「野外イベント場」にてイベント参加:亜美・真美



各自のパラメータは以下です。

シャインマジシャン(4名)
春香 【45 45 45 51】 ※前回戦闘にて全能力値が成長しています
千早 【42 30 65 35】
雪歩 【30 65 35 40】
美希 【60 40 50 30】 ※前回戦闘にて攻撃力が+5されています


「春香・千早・雪歩・美希」の「計4名」について、
「レッスン場」「(フォト)スタジオ」「野外イベント場」のそれぞれどこに向かわせるかを
1レスですべて指定してください。


↓1

あ、すみません、コンマといいつつ最初は内容安価でしたね…。

出撃コンマだけで6くらい消費しますが、今はまだあまり人もいらっしゃらないでしょうし、
少し空けて19~20時ごろから更新を再開する予定です。

またしても大量にコンマとらせてもらうことになってしまいますが
そのあたりはどうぞよろしくお願い致します。

すみません、質問です。
春香の後遺症ですが、もう安価内容にも使っていいですか?

>>490
春香が敗北した場合はもちろんOKです。

で、あれだ。覚醒待機組が誰になってるかって話を忘れてました。
まずその指定を安価でお願いします。

↓1 貴音(攻撃寄りバランス型)or亜美(機動特化型)

↓2 あずさ(耐久寄りバランス型)or真(攻撃&機動特化型)or真美(機動寄りバランス型)

↓3 律子(防御寄りバランス型)or伊織(攻撃特化型)


今回、ここで指定された3人が全員連れ去られることなく残り、
かつ今回の襲撃でどこか1か所でも防衛に成功すれば
次回襲撃前に1人、新しいマジシャンが確定で増えます。

毎回、コンマだったり指定だったりが入り乱れていてすみません。
できるだけわかりやすく説明をするようにしますので、ご協力をお願いします。

今回は単純に、各選択肢において書き込んでもらった先着順で亜美・真・律子とさせていただきます。



では続いて、ブラックジャンボ側の出撃先を決定します。

これはコンマで自動的に決まりますので、とくに内容を書いてもらう必要はありません。


コンマ00-33 レッスン場
コンマ34-67 フォトスタジオ
コンマ68-99 野外イベント場


戦力1【25 25 25 15】
戦力2【25 25 15 25】
戦力3【25 15 25 25】
戦力4【15 25 25 25】
戦力5【23 22 23 22】

能力値合計:450(90*5) ※マジシャン能力値合計 693



また、今回から、響の介入による戦力底上げの可能性を加えてみます。

コンマ01~45「ふふん、今回はうまくいくに決まってるさー♪」
 (敵戦力に変更はありません)

コンマ46~84「これじゃちょっと弱すぎる、かな?全体的にプラスしとこっと」
 (敵戦力1~4の全能力値が+5されます) ※敵能力値合計80上昇

コンマ85~98「あっ、そうだ! 1部だけサプライズっぽく、強くしちゃったりして」
 (敵戦力5が以下の能力値にパワーアップします 【55 55 55 55】)※敵能力値合計130上昇

コンマゾロ目「あんまりナメてもらっちゃ困るぞ!ブラックジャンボの怖さ、思い知らせてやる!!」
 (全敵戦力の全能力値が+10されます)※敵能力値合計200上昇



繰り返しになりますが、ここはコンマのみです。


↓1~5のコンマで戦力1~5の出撃先を決定した上で、
↓6のコンマで響の介入による戦力の補強があるかどうかを決定します。

戦闘の組み合わせが決定しました。

@レッスン場
雪歩  【30 65 35 40】
vs
襲撃部隊【15 25 25 25】(戦力4)

@フォトスタジオ
春香&千早【87 75 110 86】
vs
襲撃部隊 【73 72 63 62】(戦力1+2+5)

@野外イベント場
美希  【60 40 50 30】
vs
襲撃部隊【25 15 25 25】 (戦力3)

響の介入は今回行われず、敵の戦力値はこのままです。




続いて、一気に戦闘コンマを取ります。 (ゾロ目計算に多少の変更があります >>478

↓1~4 レッスン場戦闘分
↓5~8 スタジオ戦闘分
↓9~12 イベント場戦闘分

さぁ

なんという完全なる消化試合。

そう思っていましたが>>512でえらいことに。ゾロ目計算変えた日にえらいことに。

@レッスン場(雪歩)
【戦闘結果:敵の攻撃!(66vs121)→ダメージ0(74-161<0):戦闘継続】

@フォトスタジオ(春香&千早)
【戦闘結果:敵の攻撃!(153vs258)→ダメージ91(2*(73+38)-131=91):86-91<0 敗北】

@野外イベント場(美希) 13 80 23 47
【戦闘結果:敵の攻撃!(63vs105)→ダメージ9(72-63=9):30-9=21 戦闘継続】



【朗報】春香&千早に関しては確定でエロ安価が出ます


とりあえず戦闘コンマ2ターン目取らせてください。
↓1~4 レッスン場
↓5~8 イベント場

@レッスン場(雪歩)
【戦闘結果:敵の攻撃!(129vs29)→ダメージ41(76-35):25-41<0 撃破!】

@野外イベント場(美希)
【戦闘結果:敵の攻撃!(125vs93)→ダメージ21(90-69):25-21=4 戦闘継続】

この数値でおおむね攻撃型の美希の一撃もらって死なないとかどうなってるんだ…
今回のターンで美希が事故りでもしない限りイベント場での戦闘は終了とします。というか多分終わります。

↓1~4 イベント場戦闘コンマ

敵と味方書き間違えた。どちらも雪歩と美希の攻撃です。このレスは無視してコンマどうぞ。

ゾロ目は出ても所詮雑魚の悲しさ、美希の機動力に届かな…しまった、防御時に2倍にするかどうか決めてなかった…
>>478で規定するのを忘れてました、次回からは機動力足りなかった場合の防御数値2倍もありにします。

今回は(今からのフォトスタジオのほうがそれどころではないため)特別裁定により美希勝利とします。

@野外イベント場(美希)
【戦闘結果:美希の攻撃!(110vs94)→ダメージ19(94-75):4-19<0 撃破!】



では続きまして、フォトスタジオにいた3名についての逃走判定を行います。
逃げそびれるとエロ巻き添え+幹部化です(最大5人プレイまで可能性があることになります)。

そしてこれも出会いがしらの一撃KOだったため厳しい方の判定です。

一発勝負、ゾロ目等は関係なし。
コンマ00~24であれば辛くも逃げ切れますが、それ以外の場合は捕まります。


【重要】次あたりで誰が被害に合うか判明の上、エロ内容指定の安価を取ることになります。

逃走判定

※ここはまだコンマです

↓1 あずさ
↓2 律子
↓3 貴音

なんという大事故すぐる………
いきなり四天王揃っちゃってブラックジャンボ笑い止まらないですねこれ……

今までの>>1の傾向からして、5人分となると1週間くらいは余裕でかかることと思いますが
これだけの荒ぶるコンマですからそれもいいでしょう。

はい、お待たせしました。エロ関係の内容安価です。


みなさんの妄想とかを信じて丸投げで行きます。

今回の被害者は以下5名です。

春香(マジシャン・ふた化もあり)千早(マジシャン)
律子(覚醒可能フラグありなので、マジシャン化してから云々とかもあり、一般人扱いでもどっちでも)
あずさ・貴音(非マジシャン、フラグ立ってないので一般人として)


誰かアイドル指定してその子が受ける内容でもよし、
複数人指定してとかでもよし、
受ける対象は指定しないでプレイ内容だけ書くもよし。
相手についても怪人とか戦闘員とか一般人とかお好みで。

こちらでなんとか調整できるものであることを望みつつ。
前回よろしくミックスとかしつつ考えます。

好みだけ言わせてもらえば、全員一律ふたなり化とかそういう画一的なのはちょっと、とか思わないでもないです。
それから毎度言ってますがグロスカはちょっとつらいです。

改めて大変お待たせしました。

↓1~5で好きな内容を書いてください。

貴音
響とナメクジの交接のようなレズセックス

千早を触手で嬲ったうえ、去り際に乳首に寄生触手を埋め込んでいく
常に勃起して敏感になる感じで

未覚醒組は、粘液で身体中をベトベトにして自慰を始める。互いに胸や身体を擦り付けて慰めあい、貝合わせをする。

合体した強化スライスに取り込まれおかされる。媚薬粘液で春香は後遺症発現。他も全員発情。春香は千早をフェラから始め犯す。千早も春香を犯す。

フォトスタジオという事で、皆さんの綺麗な体を、
一枚ずつ服を剥ぎとりながら写真撮影をしてあげる
脱がしたり押さえつけたり無理矢理ポーズを取らせたり撮影したりするのは敵の戦闘員

なんだお前ら最低かつ最高のコンビネーションだな!!!!(褒め言葉)

流れとしては>>545 >>543 >>544 >>542 >>541 で綺麗にまとまりそう。
配慮してくださったんだとしたら本当にありがとうございます。

そしてよく考えたら現在覚醒フラグの立ってる亜美・真は無事で、
かつレッスン場とイベント場にそれぞれフラグ立ってない伊織と真美が残っているため
次回から新マジシャンが1名参戦することになります。


↓1 誰が覚醒するかの判定コンマ

00-24 亜美 25-49 真 50-74 伊織 75-99真


↓2 その際の強さ判定コンマ


01-43 初期春香クラス(トータル160)
45-76 初期雪歩クラス(トータル170)
78-98 後期覚醒クラス(トータル180)
ゾロ  最初から全開(トータル190)

おお…さすがいおりん、今日のコンマは乱高下がすごいですね…

すみません、さんざんコンマ等いただいたのみで恐縮ですがいったん区切ります。
がんばってねっとりしたの書いてきます。一遍に投下より安価1個分ずつくらいになるかと。

今夜はこのあとぽろっと戦闘描写くらい投下するかもしれませんが、
その分についてはもちろん安価等はありません。

お待ちいただいていて恐縮です。
今回はとくに量が量なのと、>>1の都合のため、29日金曜夜に投下が始められるかどうか、という感じです。

前回同様、その時点で安価分もまだ消化しきれてなくて、今週末はエロいのを何回かに分けて投下のみ
(=安価とかまで行き着かない)になる可能性があります。

えろくない戦闘描写とかは適当に流してもいいと思うんですがどうもむだに字数を使ってしまう。
あれ書いてる方はわりと楽しいんですが、そのせいでお待たせしてしまうのはよろしくないし
安価スレのはずなのにすっかりリアルタイム感が消失してるの本当に申し訳ないです。

ちなみに(今書いてるぶんを今から調整できるとかそういう話ではありませんが)、
エロいあたりの描写で一人称っぽいのと三人称っぽいのとではどちらが人気なのでしょうか。

さておき頑張ってねっとりさせますので、とりあえずもうしばらくお待ちくださいませ。

日付変更前には投下始めます。当然です。お約束しましたからね。
ただ今回は導入+安価1つ分くらいになる可能性が大いにありますね。いつものことですね。

想定してたより時間が取れなかったんです、マジごめんなさい。とりあえずもうちょっと待っててください。

P「じゃあ、今日の割り振りっていうか、配置をもう一度確認をしよう。まず真と伊織に関しては、雪歩。頼むぞ」

きょう1日の、事務所のみんな――つまり、まだマジシャンとしては覚醒していないみんなの予定を確認した後で、
千早ちゃんと美希ちゃん、そしてわたしは、プロデューサーの机のまわりに集まります。
目的はもちろん、「もうひとつのほうの予定」について打ち合わせておくためでした。

先日の響ちゃんの宣戦布告以来、事務所のメンバーがレッスンやお仕事に行くときには
基本的に、4人のマジシャンのうち最低でも誰か1人が必ず同行するかたちで予定が組まれるようになりました。
ただでさえ忙しいプロデューサーはそのせいで、さらにやる事が増えて、苦労が絶えないみたいです。

P「ちょうどレッスン日程が一緒でよかった。もちろん、何もなかったら、普通にレッスンをがんばってくれ」

雪歩「は、ひゃいっ!…で、でも、うう、きょうはわたし一人で大丈夫かなぁ……」

いきなり話を振られて、わたしはついつい声が裏返ってしまいます。
前回は先輩の千早ちゃんとふたりだったから安心だったし、そのとき受け持ちだったスタジオには
たまたま響ちゃ…ブラックジャンボの人たちは来なかったけど、今回はどうだか、もちろんわからないわけで……

千早「大丈夫、私が保証するわ。萩原さんは誰かを守る役割にはうってつけだから。何度も言うけど、自信を持って」

わたしの不安を察したのか、千早ちゃんが優しく励ましの言葉をかけてくれました。
千早ちゃんはあの夜以来、わたしのことをずいぶん買ってくれてるみたいなので、期待に応えなきゃ、って気持ちになります。

雪歩「……う、うん、ありがとう、千早ちゃん!わたし、がんばってみる!」

美希「そのイキなの。きょうは真くんとでこちゃんのこと、頼んだからね、雪歩。あはっ☆」

美希ちゃんに言われて、あらためて身が引きしまる思いがしました。
そうだ……もしも何かあったとき、真ちゃんや伊織ちゃんを守ってあげられるのはわたししかいないんだ!

プロデューサーは続けて手元のメモに目を落とすと、美希ちゃんに声をかけました。

P「で、亜美と真美が参加するイベント会場には美希が待機、と。ああ、俺も同行するからよろしくな」

美希「えー?べつにミキひとりでもだいじょーぶだよ?」

軽い憎まれ口みたいなのを叩きつつ、美希ちゃん、ほんのちょっとだけ口元が笑ってます。
なんだかんだでプロデューサーのこと信頼してるみたいだし、もしかしたら、それ以上の感情も、なんて…?

P「会場が広いし、それに亜美真美に美希ってだけだとちょっとこう、年齢的にな。ま、保護者みたいなもんだ」

美希「ふーん。でもどーせ、なにかあったら戦うのってミキなのに」

P「…それを言われると弱っちまうな。まあでも、いざというときの避難誘導くらいは俺でもできるだろ」

美希ちゃんの反論に少し言葉を詰まらせながらも、プロデューサーさんは千早ちゃんのほうへ向きなおり…
そして話しかけようとして、なにかを思い出したように言葉を途切れさせます。

雪歩(………?)

美希「……あれ、そーいえば春香どこ? 千早さん、知ってる?」

千早「えっ…? うっかりしていたわ、見ていないわね」

どうしたのかな、とわたしが思うのと、美希ちゃんが口を開いたのはほぼ同時でした。
そういえば、春香ちゃんの姿が見当たりません。

美希「……まさか事務所にまた敵さんが入り込んでるとかってこと、ない…よね?」

美希ちゃんの何気ないひとことで、わたしたちの間に一気に緊張が走ります。


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ほんとごめんなさいきょうは導入+微エロくらいまでになってしまうかもしれない。
その場合は明日リベンジします。妄想を逞しくしてお待ちください。


…この間は事務所のなかにもかかわらず伊織ちゃんがいきなり襲われて、その敵を美希ちゃんが撃退した、
という話は美希ちゃんから聞いていました。まさか……このほんのちょっとのうちに、春香ちゃんが!?

春香「っ、ご……ごめんなさいっ、遅れちゃい、ました!」

と、ぱたぱたと軽い足音を立てて当の春香ちゃん本人がわたしたち4人のところへ駆け寄ってきて、
わたしはもちろん、千早ちゃん、それにあの美希ちゃんまで、安心のあまり小さくため息をつきました。

美希「ふぅー……ドジもほどほどにしといてね、春香。心臓にわるいの」

P「あのなあ春香。俺、いつも通り、全体のミーティングの後でこっちのミーティングするって言ったよな?」

春香「は、はいっ、すみません!ちょっと、…その、おなかの具合が、で、お手洗いに……」

美希ちゃんとプロデューサーのとげのある声に何度も頭を下げる春香ちゃん。

遅れてることに気がついて、よっぽど急いで走ってきたんだと思います。
よく見たら春香ちゃんはだいぶ汗をかいていて、それに息もずいぶん上がってました。

雪歩(遅れちゃったって気がついて、一生懸命走ってきたんだろうなあ…春香ちゃんらしいよ)

プロデューサーも言い始めた手前、いくつかお小言を追加します。
その言葉にひたすら謝りながら話を聞く春香ちゃんの顔は、なんだかずいぶん赤く染まってるように見えました。
…ふふっ、そんなに恥ずかしがらなくたって大丈夫なのに。




P「ま、そろそろ移動もあるし、確認を続けるか。改めて、春香、それに千早。ふたりには……」

ひとしきりマジシャンとしての気構えみたいなものについてお話をしたあと、
プロデューサーは改めて、春香ちゃんと千早ちゃんの今日の予定について確認を始めます。

春香「はいっ!写真の撮影スタジオで、表向きは見学させてもらう、ってことにして」

千早「……実際には、あずささんと四条さん、引率と打ち合わせのために同行する律子、その3人の護衛ですね」

P「ああ。1人の差とはいえほかの2か所よりメンバーが多いから、お前たち2人に行ってもらう」

「「はいっ!」」

ようやく息が落ち着いてきたようすの春香ちゃんと、その隣に静かに立つ千早ちゃんが、力強くうなずきます。

P「前回大変な思いして成長した春香と、もともとマジシャン歴の長い千早だから大丈夫だと思うが、くれぐれも気をつけろよ」

プロデューサーは二人にそう言うと、自分の荷物を整理し始めました。

P「それじゃ、各自、持ち場へ移動して警戒をたのむ。あ、美希はちょっと待っててくれ、準備できたら声かけるからな」

美希「りょーかい、なの」

雪歩「じゃ、じゃあ、わたし、行ってきます。みんな、気をつけてね!」

四人にあいさつをして、わたしは伊織ちゃん、真ちゃんを探しに戻ります。

春香「こっちは二人だから大丈夫だよ。雪歩こそ無理しないで、気をつけて!」

春香ちゃんが明るく笑って、手を振ってくれました。

亜美「そんじゃ、会場に来てくれたおともだちのみんなーっ、準備はおっけーかなー!?」

真美「みんなで声を合わせてよんでみよーっ!いっくよぉ、さーん、にーぃ、いーち、せーぇのぉ!」

今回、亜美と真美に野外イベントのMCとして声がかかった理由はごく単純で、
このたび新しく作られた着ぐるみ系のゆるキャラが双子という設定だからという話だった。
そういう安直なオファーは嫌がるんじゃないかと心配していたが、ふたりとも最初から案外乗り気で
いまのところ大きなミスなんかもなく、イベントは順調に進行している。

いや、進行して「いた」。

「……っきゃああああああああああ!?」

メインMCを担当していた女性がステージ上で金切り声をあげ、その拍子にスピーカーがひどいハウリングを起こす。
客の大半はいきなりの大音響に襲われ、わけもわからずあたりを見回したり、遅れて耳をふさいだりするばかりだ。

本来、亜美と真美、それに観客のコールに応えてゆるキャラが出てくるはずだったステージ上に、
場違いなものが出現していた。宙に大きく描き出された黒い魔法陣から、なにかがずるりと落ちてくる。

美希「シャイニング・ミキ、ショウ・アップっ!! もー、タイミング最悪なのっ!!」

パニックの中で誰よりも早く美希が動いた。
俺が見ている前ですばやくマジシャンに変身すると、混乱する観客たちの頭上を一気に飛び越えて
そのまま亜美と真美、そしてメインMCが身動きもできずに震えているステージへと駆け上がる。

美希「せめてイベント終わるの待つくらいできなきゃ、アイドルには嫌われちゃうよ?」

ステージ上に現れた怪物――以前千早と雪歩を襲った狼男、あれによく似た感じの奴が
遠吠えに似た声を上げるのにも構わず、不敵な笑みを浮かべたまま、美希は大型の拳銃を引き抜いた。

P(……頼むぞ、美希)

こうなると俺に、直接美希を手助けする手段はない。
あの場にのこのこ出て行ったところでかえって邪魔になるだけだ。

そうだ、事務所で話していたとおりせめて避難誘導を手伝おう、と考えたところで、俺は異変に気がついた。

この異様な状況にもかかわらず、周囲の観客が逃げだしていく様子がない。
ショーや演出のたぐいじゃないってことがまだ伝わってないのか?

そうじゃなくて、逃げ出そうとはしているが、観客が進めないんだ、とわかるまでに少し時間がかかった。
イベント会場全体が、先日やよいが事務所に襲来したときと同じ、結界だかバリアだかに包まれていた。



美希(…見た感じ、こいつはそんなに強いカンジしないの)

ねらいはぴったり合わせたままで、ミキは目の前のイヌ人間から目をそらさない。
動物と向き合ってるこーいうときに目をそらしたら負けだって、たしか…響が言ってた気がする。

美希(………やめやめ。もう、その響は…)

……今回このイヌ人間を送り込んできたのも、ほぼ間違いなく響のハズ。
ただ、ここに来るのが亜美と真美だとか、ミキがガードしてるとかってことまではわかんなかったのかもしれない。
だって、雪歩の居場所がわかってたらそっちにこのイヌを行かせるだろうし。

美希(それで…このイヌが亜美と真美をさらってったら、響はなにするつもりなの…!?)

そう考えただけで頭がかっと熱くなって、同時に左腕にも一気に熱が押し寄せた。

美希「っつぅぅっ!?」

P「美希っ!?」

叫び声と衝撃がいっぺんにやってきて、ようやくミキは我に返った。
ぼんやり考えごとしちゃってたところを一気に、無理やりみたいに現実に引き戻される。

なんていうか、すっごくムカムカした。相手にじゃなくて、まだぜんぜん割りきれてないミキに対して。

美希(ミキはバカなの!?戦ってる最中にぼーっとしてたら、こうなるに決まってる!)

美希(響のこと考えるより先に、まずは目の前の悪いヤツやっつけなきゃ、身近な人だって守れないの!)

あのイヌに思いっきりひっかかれたっぽいカンジがする。ただ、ラッキーなことに
とくに血とかは出てないし、ちゃんと指も、腕全体も動く。もちろんちょっぴりイタいけど。

美希「……ふーっ。そーだよね、ホンキでやんなきゃダメ、だよね」

どーせ相手に言葉は通じてないはずだから、ミキ自身に言い聞かせるつもりで言う。
これやるの疲れるからほんとはあんまりスキじゃないけど、これからは慣れとかなくちゃ。

なにも持ってない左手にも、意識をぐっと集中させる。
前にやったときはたしか、さいしょからずっとそこにあった、持ってた、ってイメージで…

美希「よし……っと。もーいーよ、お待たせっ☆」

せっかく始めるまえの合図をしてあげたのに、イヌ人間がじりっ、と一歩、うしろに下がるのが見えた。
あはっ、それ、動物どうしのケンカなら、自分の負けを認めた、ってことになるんじゃない?

美希「アクション映画なんかでよく見るよねこれ。マネっこも、たまにはいいかな」

いろいろ考えるのはあとでもできる。まずは、このイヌ人間をきっちりやっつけてから!

美希「一丁でも当てられるけど、どーせなら二丁のほうがかっこいいし、それに倍撃ててオトクなのっ!」



魔法少女だと思っていたら、次の瞬間には美希が二丁拳銃の女ガンマンみたいなスタイルになっていた。
そしてその美希が、それこそ映画のアクション女優顔負けの動きで敵を追いつめるのを、俺は呆然とただ見ていた。

最初に棒立ちのまま一撃をもらったときにはどうしたのかと思ったが、そのあとは何かふっきれでもしたのか
ステージの上をところ狭しと動き回り、狼男をすっかり翻弄し、それでいて亜美や真美たちMCにはもちろん
観客の方にも危害が及ぶことのないよう注意を払い、自分の動きで相手の動きをうまく誘導している。

そして、美希が左手に携えた拳銃から放たれた星型の弾が狼男の右足を射抜き、相手をその場に縫いとめた。
そのことを俺が認識するのとほぼ同時、こんどは右手の銃が即座に火を噴き、狼男の心臓部を撃ちぬく。

美希「ばーん☆ …ってね。ぼーっとしてたとはいえ、ミキに一発当てたのはほめてあげるの」

撃ちぬかれた狼男の身体は、ステージに倒れるよりも早く、その実体が薄れて消滅してゆく。

P「美希!」

亜美「わーん、ミキミキありがとー!!怖かったよー!」

真美「それよりミキミキ、腕だいじょうぶ!?なんか当たってなかった!?」

ようやくまともに動くようになった足に喝を入れると、俺はステージに駆け寄った。
さっきまでメインMCの女性と身を寄せ合って震えていた亜美と真美もやっと動けるようになり、
俺がその場にたどり着くころには二人で美希に抱きつき、泣くやらわめくやら、わんわんと大声を上げていた。

しがみつく二人の頭をやさしく撫でてやりつつ、美希は俺に声をかける。

美希「……弱すぎるの」

一瞬、俺のことを言っているのか、と勘違いしかけ、それから今の狼男の話なのだと気づく。

P「まあ、強すぎるよりはいいよ。それより美希、さっきのでケガとかしてないか?」

美希「そうじゃなくて。今のヤツ、ハニーから見ててどうだった?前見たっていうヤツと強さ、いっしょ?」

自分のことなどどうでもいいと言わんばかりの調子で話を続ける美希。
そこで俺も、ようやく美希の「弱すぎる」という発言の真意に気づいた。

見た目こそ千早と雪歩が戦った相手によく似ているが、前回の奴はここまでモロくはなかった気がする。
千早に斬りつけられたり、腹を深々と貫かれたりしてもなお執念深く生きていた姿を今更思い出した。

P「……確かに、以前の方が強かったかもしれない。再生怪人、みたいな、使い回しとかってことか?」

美希「そこはミキにはわかんないけど…これって、本命じゃない、ってことなんじゃ………?」

P「本命じゃないって…… そ、そうかっ!?」

美希のことばをそっくりそのままおうむ返しにしてから、やっとその重要性がわかった。
つまり、ここに来たこいつはただのダミー、せいぜい美希の足止め役程度にすぎなくて
別の場所の方に、もっと強い、本命の襲撃部隊が向かってる、ってことか!?

P「くそっ! この分じゃここのイベントはどうせ中止になるはずだ、美希、すぐ移動しよう!」

美希「ま、待って!今いる観客のみんなに、ミキのこと忘れる例の魔法をかけとかなくちゃ……」

P「ああ、そうだったな……わかった、できるだけ早くしてくれ!一人でいる雪歩が危ない!」

美希「わかってるのっ、ちょっとだけ時間ちょーだい!」

例の結界だかバリアだかは少しずつ薄れつつあるが、まだ一般人が通れない状態には変わりないらしく
観客はざわめいたままで、そのなかにはこっちを指さしたり、写真を撮ったりしている人もいるようだった。
今回の場合、下手をすると変身するその場まで見られている可能性もあるわけで、
名前や顔が世間にそのままバレてしまうと、今後の活動に差し支えてしまうおそれは否定できない。

そうなる前に、この場の全員にまとめて魔法をかけるべく、美希が少しずつ精神統一を始めた。


【戦闘結果:敵の攻撃!(63vs105)→ダメージ9(72-63=9):30-9=21 戦闘継続】
【戦闘結果:美希の攻撃!(125vs93)→ダメージ21(90-69):25-21=4 戦闘継続】
【戦闘結果:美希の攻撃!(110vs94)→ダメージ19(94-75):4-19<0 撃破!】

びたん、と、レッスン場の床になにかが張り付くような音がしました。
わたしがそっちを見る前に、レッスン担当の先生が悲鳴を上げ、続けて伊織ちゃんが叫ぶ声がします。

伊織「ひぃぃっ!?こ、こんどは何っ!?」

真「……っ!?」

そっちを見るまでもありませんでした。
なんだかねばつくような、気持ちの悪い空気が、伊織ちゃんの見ているあたりから漂ってきてます。
その何かをわたしより先に見ちゃった真ちゃんが、息をのむ音も聞こえてきました。

雪歩「っ……シャイニング・ユキホ、ショウ・アップ、っ!!」

あれこれ考えるより前にとっさに叫び、わたしはすぐマジシャンに変身しました。
先生はあまりの衝撃の連続に声も出せないでいるみたいです。
ああ、そうだ、先生にはあとでこのことを忘れてもらわなきゃダメなんでした……

雪歩(………う、わ………うう、っ!)

そして振り向いてスコップをかまえたわたしの目の前にいたのは、虫さんでした。

それも、かぶとむしとかくわがたとかみたいな、触ったら固そうなタイプじゃなくて
いかにもやわらかそうな、いもむし、という言葉が似合いそうなものでした。
それこそかぶとむしの幼虫とか、そういうのに似ている気がします。

ただ、大きさはぜんぜん似ていませんでした。
これ………人ひとりとほとんど同じか、どうかすると、それよりも大きそうな…

雪歩(……だ、ダメダメ!ここにはわたししかマジシャンいないんだから、わたしがしっかりしなきゃ!)

一目見て悲鳴を上げそうになったのを必死でがまんします。
わたしがこれをやっつけなくちゃ、伊織ちゃんや真ちゃんになにがあるか……

と、わたしの見ている前で、その虫さんがぶよぶよした白い体を震わせ始めました。
うう……なんで、こんな、ますます気持ち悪いですぅ…………

でもひょっとして、さっき落っこちてきたときの打ち所が悪かったのかな?
なんて思っていると、

伊織「………えっ?」

真「い、伊織っ、危ないっ!?」

虫さんはいきなり、口からなにか液体のようなものを吐き出して、それはまっすぐ伊織ちゃんと真ちゃんのほう、に、
真ちゃんが伊織ちゃんをかばって走り込むのが、スローモーションみたいに見えて………



雪歩「だめえええええっ!!」

自分でも、こんなに素早くからだが動かせるとは思いませんでした。
ふたりをかばう位置にぎりぎり割り込み、手にしたスコップで液体のような何かを受けとめて、すぐに叩き落とします。

じゅっ、と音がして、スコップの先端が溶け落ちました。
………これ、たまたま氷だから、かもしれないけど、もし伊織ちゃんや、真ちゃんが、浴びちゃってたら…!!

雪歩「………もうわたし、怒っちゃいましたぁっ!!」

わたしを狙ってくるんならともかく、いきなり真ちゃんや伊織ちゃんを攻撃するなんて許せないっ!!

また虫さんはぶるぶると震えています。さっきのあれをやるつもりかもしれません、それならっ!

雪歩「てえええーいいっ!!」

すかさず生み出した二本目のスコップ、こんどはあえて大きさを小さ目にして、それを思いっきり投げつけます!

ちょうどこっちを向いていた虫さんの頭?の部分にわたしの投げたスコップが突き刺さるように直撃し、
一瞬でその全身が凍りつき、かけらになって砕け散りました。


【戦闘結果:敵の攻撃!(66vs121)→ダメージ0(74-161<0):戦闘継続】
【戦闘結果:雪歩の攻撃!(129vs29)→ダメージ41(76-35):25-41<0 撃破!】




雪歩「真ちゃん、それに伊織ちゃんも大丈夫っ!?ケガしてない、どうもなってないよね!?」

伊織「おかげさまでわたしは無事よ…… 雪歩はもちろん、真、あんたも、ありがと……」

真「…………ボクもさっきは無我夢中って感じだったよ。雪歩がいてくれて、本当によかった……」

とりあえずの平穏が戻ったレッスン場で、まだ顔色を悪くしている二人と、それからわたしと。
特に伊織ちゃんはこの間の事務所でも襲撃を受けてるわけだからショックは強いだろうし、
でも真ちゃんは真ちゃんで、間近でこういうのを見ちゃうのは初めてだから、それはそれできっと大変で……

美希「雪歩ぉっ、大丈夫!?」

P「無事か!?真、伊織も……ああ、三人とも!」

ちょうどそのとき、大声を上げてドアを開け放ち、美希ちゃんとプロデューサーが室内に突入してきました。
わたしももちろんびっくりしたし、真ちゃんや伊織ちゃんもそうだったみたいですが
一番かわいそうだったのは先生で、このショックがダメ押しになったらしく、気絶してしまいます。

雪歩「ああっ、先生っ!? ……プロデューサー、美希ちゃんも、どうしてここに?」



雪歩「ああ、なるほど……囮と本命、ってことかぁ………」

美希「その様子だと、雪歩のとこもそんなにタイヘンじゃなかったみたいだね」

美希ちゃんのところには、最初にわたしがやっつけたわんちゃんもどきが来たんだそうです。
正直な話、逆じゃなくて、ほんとによかったですぅ……

P「となると今回、向こうの本命は春香と千早のところ、ってことか」

美希「んーと、それならそんなに心配いらないかも。千早さんがいて、春香までいるんだもん」

急に興味をなくしたみたいになっちゃう美希ちゃん。千早ちゃんのことを信頼してるんだな、と考えると同時に、
わたしのことはしっかり心配してくれたんだ、ということに思い至って、今更ながらうれしくなります。

P「まあ、念のためってこともある。少し休んで先生が無事回復したら、いちおうフォトスタジオに向かおう」

プロデューサーがそう言って、わたしたちはそれぞれ、すっかり荒れてしまったレッスン場の片づけを始めました。

律子「…ええ、特に大きな変更はないということで。では、本日はどうぞよろしくお願い致します」

スタッフ「はい、それじゃよろしくお願いします。あ、君、三浦さんと四条さんをご案内して」

律子がスタジオ側の担当者と細かい段取りなどの打ち合わせをしている間に、
あずささんと四条さんは撮影に備え、衣装やメイクを本番通りに仕上げるべく更衣室へと向かった。
今回はステージ衣装などではなく、アイドルの普段の顔、をイメージした写真を撮ると聞いている。

私と春香は打ち合わせの通り、プロダクションの同僚、特に撮影慣れしている二人の仕事ぶりを学ぶために
撮影現場に同行させてもらっているという設定で、怪しまれたりはしていない……と思う。

それよりも私には、さっきから少しだけ気になっていることがあった。

千早「……春香、本当に体調は大丈夫なの?顔がまだ少し赤いわ、熱でもあるんじゃあ…」

春香と私にも親切なスタッフの方がわざわざ椅子を用意してくれていて、
私たちはスタジオの一角で腰かけさせてもらっているのだけれど、隣にいる春香の調子がどうもおかしい。
呼吸が浅く、ペースが速く、そして照明が少なくて薄暗いこの場所でも頬が紅潮して見える。

春香「え!?…ううん、そんなことないよ千早ちゃん!ほ、ほら、きっと、空調とか、照明の熱とかで……」

なのに、何度聞いても春香は同じ答えを返す。
なに言いづらいことでもあるの?とわたしが尋ねそうになった瞬間、春香のほうが先に声を上げた。

春香「あっ、あずささん、貴音さんも!二人とも戻ってきたよ、千早ちゃん」

少しわざとらしいようにも思えるその声で目をやると、着替えた二人がちょうどスタジオに入ってくるところだった。

あずさ「ああ、お待たせしちゃいました………今日の撮影、よろしくお願いします~」

貴音「本日はお世話になります。ふつつか者ではございますが、精一杯努めますので、どうぞよしなに」

スタッフ「いえいえ、こちらこそ、いいの撮らせてもらえるよう頑張ります。……三浦さんと四条さん入りまーす!」

あずささんと四条さんのあいさつにスタッフさんのリーダーらしき人が答え、大きな声でスタジオ中に合図をする。
それに対し、あちこちで忙しく動き回る人たちの間から、うーい、はーい!などと、思い思いの返事が響いた。

改めて、まったくのギャラリーとしての立場から見てみると、あの二人は本当に写真映えがする。
まずモデルばりに身長が高い。それだけで被写体としての魅力はぐっと増すというのに、
二人が二人ともへたなグラビアモデル程度では相手にならないプロポーションを誇っているので
ほぼ普段着にもかかわらず、女優か、大物モデルか、というオーラが漂っているように見える。

それに、今回の撮影対象ではないけれど、プロデューサーの立場の律子だって実は相当なものだ。
いちおう身長だけは私のほうが少し高いが、全体的なプロポーションということではとうてい敵わない。
いま身に着けているいつものパンツスーツでそのまま撮影されていたとしても変な感じはしないし、
最近あまり見かけていないけれど、普段着を適当に見繕ってくればすぐに三人目のモデルとして通用しそう。

……正直に言うと、特にあずささんや四条さんに関しては、ちょっとだけ、羨ましいと思わないわけではない。
でもむしろそれ以上に、今後一緒に撮影されることだけは絶対に避けたい、という思いの方が強い。

春香「うわあ……やっぱりあずささんも貴音さんも、かっこいいし、きれいだなぁ…」

私の葛藤を知ってか知らずか、ただのいちファンのような無邪気さで、春香が感嘆の声を上げた。

スタッフ「じゃ、次はお一人ずつ行きましょうか。そしたらまず三浦さん、お願いします」

あずさ「は~い」

律子「ああ、貴音はちょっとこっち来て。さっきのポーズのとき、少し髪が乱れてたから」

貴音「なんと、気づいておりませんでした…お手数をかけます、律子嬢」


あずささんと貴音さんの撮影はだいたい順調に進んでました。
スタッフさんたちは手際がよくて、それに感じのいい人たちで、すごくスムーズです。

それでも、いい写真が撮れそうだ、という以上にうきうきした感じが伝わってくるのはきっと、
今回のモデルがあの二人だからに違いありません。
あんなに背が高くて、スタイルもばつぐんで、おまけに二人ともとびっきりの美人。
そしてとどめに今をときめく現役アイドルなんですから、男の人ならはりきっちゃうのも当然です!
…なーんて、わたしの手柄でもないのに、つい自慢しちゃったりして。


……そんなことをいろいろ考えて気をまぎらわせようとしても、どうしても、変な感じが抜けません。

となりの千早ちゃんにはなんとなく気づかれちゃっている感じがします。

さっき事務所でマジシャン4人で集まって打ち合わせをするのに遅れちゃったのも、
それからここで座っている間、頭が、身体がなんとなくふわふわしてぽーっとしちゃってるのも、
全部、昨日の夜から続いてる、おなかにたまってる熱っぽい感じのせいです。

その上に、これ…… 時間がたつにつれ、ちょっとずつ、ひどくなっている感じがします。

春香(うう…、じ、事務所のトイレで……シてから、まだそんなに時間、経ってないのに……!)



千早ちゃんが言う通り、わたし、本当に熱でもあるのかもしれない、と思ったところで。

千早「……? 春香、外からなにか聞こえない?」

春香「えっ? 外っていったら」

「おいちょっと、勝手に入ってもらっちゃ困、がはっ!?」

千早ちゃんがそう言った直後に、外から言い争うような声が聞こえたかと思うと
スタッフさんのひとりが外から突き飛ばされでもしたのか、スタジオ内にもんどりうって転がってきます。

「な、なんだあんたたち、今は撮影ちゅ……うわああっ!?」

「きゃあああああ!!え、ちょっ、危ないっ!?」

同時に、開いたドアから真っ黒い全身タイツみたいなかっこうの人たちがたくさんなだれ込んできました!
ドア近くにいたスタッフさんともみあいになったり、入ってきた勢いで撮影機材のケーブルをひっかけたりと
スタジオ内はあっという間に大混乱に陥ってしまいます。

春香「ち、千早ちゃん!?あれって!」

千早「十中八九、あれはブラックジャンボの手先でしょうね。準備はいい、春香?」

あせってパニックになりかけたわたしを、千早ちゃんの冷静な声が落ち着かせてくれます。
そうだ、この間はわたし一人でも大丈夫だったんです、きょうは千早ちゃんも一緒なんだから絶対いける!

春香「う、うんっ、大丈夫!行こう!」

千早ちゃんとわたしは二人で声を揃え、シャインマジシャンへと変身します!

律子(こいつら…特にここを狙ってきたのかしら?いや、わざわざマジシャン二人いるところに来る理由はないわね)

いきなりの乱入者にびっくりしたのは事実だけど、いつまでも驚いてるわけにはいかない。
ちょうどスタジオ内で一緒にいる時でまだよかった、と安心しつつ、私は前を見据えたまま声をかける。

律子「あずささん。貴音も。私の後ろから動かないで」

貴音「しかし、律子嬢!」

あずさ「そうですよ律子さん、危ないですっ!」

ふたりの焦ったような声が背中に飛んでくる。こんなときだというのに、
そういえばこの二人が焦るのなんてめったに見聞きしないなぁ、と思うと、ほんの少しだけおかしくなった。

目の前にうようよしているのは「悪の組織の戦闘員」のステレオタイプ、そのものだった。
歌舞伎の黒子よろしく全身真っ黒のかっこうで、顔の部分にだけいくつか穴の空いたマスク、
銀行強盗がかぶってる目出し帽みたいなのを身に着けている。

律子(これでしゃべりが片言だったら、もうまさに雑魚戦闘員、ってところね)

しかしなぜか、連中はすぐには襲い掛かってこなかった。。
なんとなく私と後ろの二人を遠巻きにして、様子をうかがっている感じがする。

身長でいえば10㎝以上高い二人をちびの私がかばう、というのも変な話だけど、
アイドルとプロデューサーが両方危険なら、もちろんアイドルの方が守られなきゃいけない。
少なくとも見たところ、この「戦闘員」たちの中身は人間っぽいので、きっと対処のしようはある。

それに、もしこの場に私たち3人しかいないのならそりゃ絶望的だろうけど、
ほかにもずっと心強い、頼りになる仲間がいてくれるからこそ、私も多少は無理ができるのだ。

「シャイニング・ハルカ、ショウアーップ!」
「シャイニング・チハヤ、ショウ・アップ」

「ウギャーッ!」「ウガーッ!」

そう考えたのとほぼ同時。最高のタイミングで救いの声が室内に響き、
目の前の「戦闘員」がふたりくらいまとめて壁の方まで吹っ飛んでいく。

律子「……ふう、ありがと。これで私、もうあんまり無茶する必要ないわね?」

春香「もちろんですよっ、律子さん!3人でいっしょに、危なくないように下がっててください」

千早「くれぐれも無理はしないで、律子。怪我でもしたら大変よ」

マジシャンの衣装に身を包んだ春香と千早が、にっこりと笑ってそう言った。

黒い装束に身を包んだ「戦闘員」は、ざっと見て30人くらいはいるだろうか。
先ほど春香と一緒に先制攻撃を加えたときの手ごたえからして
相手は普通の人間だが、おそらくなにかしら身体などを強化する魔法がかかっている。

その証拠に、けっこうな勢いで壁際につっこんだはずのさっきの2人も
多少ぎこちない動きではあるが起き上がり、集団のなかに再び加わっている。
1人ずつを相手にする分には問題ないと思うけれど、これだけの数を同時に相手するのは多少不安がある。

それに、私の知る限り、こうも堂々と人間がブラックジャンボの手先をしているのは初めて見た。
いよいよ我那……「総帥」が、なりふり構わず戦力を投入し始めているということなのかもしれない。

これだけの人数で攻めてきたということは、美希や萩原さんの担当しているそれぞれの場所も
同じくらいの規模で襲撃されている可能性が高い。ここは早く片付けて、彼女たちの救援に回るべきだろう。

千早「…春香。今回も、例のユニゾンソウルで行きましょう」

春香「……え?あ、ああ、うん」

千早「? どうしたの、なにか不安なことでも?」

春香「い、いや、そんなことないよ!じゃあ千早ちゃんからやってくれる?」

春香の態度に少しだけ違和感を抱きつつも、私は手早く戦闘を済ませるために精神を集中させる。
少し遅れて春香も集中を開始し、そして私たちは同時に叫んだ。

「「ユニゾンソウル・シンクロナイズ!!」」




「ウギャーッ!?」

またひとり黒タイツの人が軽々と宙を舞いました。
……正直、ちょっとだけ、ほんのちょっとだけ不安はあったんですけど、
いざ実際に千早ちゃんとのユニゾンソウルをまた使ってみると、なんの心配もいりませんでした。

むしろ、さっきまでずっと離れなかった火照りみたいな感覚がさっぱり消えて、
いつも以上に身体が軽快に動かせてるような気がします。
千早ちゃんの方がわたしより強い分、うまく治療された、みたいなことなのかな?

「ウガアアー!!」

千早ちゃんとわたしは二手に分かれて、つぎつぎに飛びかかってくる黒タイツの人たちをさばきます。
といっても、手で押しのけたり、軽くはたいたりする程度なのですが、そのたびに彼らは
叫び声をあげつつ吹っ飛んでいって、壁にぶつかったり、機材の山に景気よく突っ込んだりします。

………うわっ、あれ、機械は大丈夫かな? あとでちゃんとお詫びしなきゃ…

もともとのスタジオの人たちは、乱闘がひどくなった時点でめいめい脱出していました。
いまここに残っているのはわたしたち5人と、それから黒タイツの人たちだけ。
さっき千早ちゃんにも言われたとおり、今回のこの人たちはそんなにめちゃくちゃ強い、というわけじゃないので
早くやっつけて、美希や、雪歩のお手伝いに回ってあげられるようにしないと!

仲間の人たちがかんたんに返り討ちに遭い続けているのを見てしまったせいか、
まだたくさん残っている黒タイツの人たちは少し腰が引けているみたいでした。
そのまま、千早ちゃんとわたしの目の前で、頭を突き合わせるようにしてなにかを始めます。

「……おい、どうなってんだよ、話が違うぞ…」
「やべえ…コレ、よくて意識不明とか…」
「数の暴力でいけるつったの誰だよ。あんなのに勝てるわけねーじゃん」

ぼそぼそと話す声が聞えてきて、わたしも、隣の千早ちゃんもたぶん、目を丸くしました。
こ、この人たち、しゃべれたんだ!?

千早「……なら話が早いわ、投降して。貴方たちも痛い目は見たくないでしょう?」

少しだけ戸惑いながらも千早ちゃんが声をかけますが、
黒タイツさんたちは直接返事をせず、あくまで自分たちの間だけで話を続けています。
この人たち、響ちゃんに操られてるのかと思ったけど、そうでもないのかな…?

「くっそ、完全にナメられてるぞ」
「………よし。こうなったら、響様からあずかったやつ使ってみようぜ」
「いいのかよ、それ、1人1個しか支給されてないし、使ったら補充はナシとか聞いたけど」
「どのみちこのままだと俺ら全滅だろ!それっ!」
「あ、バカ!……つってもあれか、ほかに手段ねーか。よっと!」
「マジかよお前ら。俺はやらねーからな」
「勝手にしろよ、死んでから後悔しとけ」

よくわからない口論のような会話が続くうち、その中の誰かがなにかをいきなり放り投げたみたいでした。
それを合図にして、しゃべっていた黒タイツさんたちの何人かが、同じように持っているものを投げ始めます。
あまり大きくないものだということはわかるんですが、スタジオ内が薄暗いせいで、はっきりとは見えません。

続けざまに、ぱりん、ぱりんと、ガラスが割れる音がしました。

春香(あの音……いったい何を投げたんだろ?お皿とか…びんとか?)

すると、てんでばらばらの方向にそれぞれなにか投げられたあたりから、しゅうしゅうと泡の立つような音が鳴り始めます。

千早「…!春香、油断しないで。なにか来るわ」

春香「う、うんっ!」

わたしと千早ちゃんは万一にそなえて、律子さんたちが自分たちの背中に隠れるように位置取りしつつ
黒タイツさんたちの集団と、正体不明の音のそれぞれに油断なく気を配ります。

しばらくして、音のしていたあたりに現れたのは…

春香「………なにあれ?千早ちゃん、あれ見たことある?」

スタジオ内の何か所かに、半透明のぷるぷるふるえるゼリーのようなものが転がっています。
ひとつひとつのサイズはそれなりに大きくて、ちょっと大きめの一人用ソファくらいですが…
移動しているのか、そもそも生きているのかどうかも、よくわからない感じです。

千早「…スライム、ね。何度か戦ったことがあるわ。気をつければ、そう苦戦はしないはずよ」

千早ちゃんが気の抜けたような声で言いました。

「ちょ…おい、あんだけもったいぶって出てくるのスライムとか。嫌がらせかよ」
「うわあ、これぜってー死んだわ」
「もっとイイ目見れると思ったのに…なんのためにブラックジャンボ入ったかわかんねー……」
「ポ○モンかっての……それならそれでもうちょいマシなやつがよかったです、響様ぁ……」

黒タイツの人たちもこれは相当予想外だったのか、ずいぶんと凹んでしまっています。

千早「まあ、なんでもいいけれど……それじゃ春香、あなたは彼らの対処を」

呆れた顔のままで千早ちゃんがそう言いました。

さっきからわたし、ユニゾンソウルのおかげで元気が有り余ってる感じがします。
よーし、せっかくだから、わたしもたまには成長したとこ、千早ちゃんに見せてあげよう!

春香「いいよ、わたしがあのスライム?全部やっつけてくるよ!」

やっつけてくる、と叫んだ春香はその勢いのまま、近くのスライムへと一直線に向かっていく。
その背中がうきうきしているようにすら見えて、思わず苦笑してしまった。

おそらく、さっきまでの体調の悪さがユニゾンソウルで治ったことに安心して、一時的にハイになっているのだろう。
副作用のことで私自身少し不安があったけれど、実際に試してみると特に問題はなくて、安心したのは事実だ。
それに今回の敵戦闘員たちはさほど強くもなかったし、簡単に勝てたことで、少し楽しくなってしまっているのかも。
あまり褒めたことではないかもしれないが、その気持ちはわからなくもなかった。

春香がゆっくりと近づいてもスライムはほとんど反応すらしていない。
あれなら春香に任せておいても大丈夫だろう。そもそもスライムは非常に動きが遅くて、
体力だけは無駄にあるが、弱点であるコアの部分さえうまく突けば、とても簡単に……

千早(………?)

春香は、スライムと戦った経験があっただろうか?

私の知っているかぎり、ないはずだ。

私も一番最初にあれと戦った際は、切っても突いても延々と動き続ける相手の秘密がなかなかわからなくて、
完全に消滅させてやるまでにけっこうな時間をかけてしまった覚えがある。

春香の右手が光っている。さすがに直接は触れたくなくて、シャインボールを使うつもりなのだろう。

私が自主的にパトロールを始めていちばんよく遭遇したのは、春香を辱めたイソギンチャク型触手生物をのぞけば
小刻みに震え続けるスライムたちだった。彼らは街灯のない路地や、公園の暗がりなど、至る所に潜んでいた。

そう、たいていは夜だったし、そして今は照明の多くないスタジオ内だから、すぐには気付かなかった。

私が今まで遭遇したスライムはすべて、ほんのり緑がかったような色で、向こう側が透けるほど透明度が高かった。

今まさに春香が攻撃を加えようとしている相手のような、半透明の白濁色はしていなかった。

春香「今日はしっかり決めちゃいますよっ!行くよ、シャインボー」

千早「春香、待って!不用意に攻撃をしては駄――」

春香「え?」


私の叫びは一瞬遅く、春香の手からシャインボールが放たれる。
それが白濁色のスライムに着弾した瞬間、水風船が破裂するような勢いでスライムが爆散した。


春香「え、あっ、きゃああああ……!?わぷぅっ!?」

律子「な、……なんなのっ?」

あずさ「きゃあああ~!?」

貴音「春香っ!?」

「うおっ!?」
「ひいいっ!」
「うひゃあああああ!」

千早「…!」

あまりの勢いに、至近距離でその炸裂にさらされた春香はもちろん、推移を見守っていた律子たち三人、
そしてさらに距離が離れている戦闘員たちまでが思わず驚愕の叫びを上げる。
私が一緒になって叫ばなかったのは、それよりも春香の安全の方がずっと気になっていたからというだけだ。

やがてあたりが静かになると、暗さに慣れてきた私の目に、床に座り込んでいるらしい人影が見えた。

春香「…………っ、はぁあー……び、びっくりしたぁ……!」


千早「春香っ!!」

春香「あ…ち、千早ちゃん?」

スライムも戦闘員たちもまだ残っているというのに、思わず春香に駆け寄らずにはいられない。
私を見て目をぱちくりさせているその姿に、フォローが足りなかった自分のふがいなさを改めて痛感する。

千早「スライムには弱点があって、そこを的確に攻撃しないと倒せないの。教えていなかった私のミスだわ、ごめんなさい……」

春香「そ、そうなんだ!?そんなことも知らないで、調子に乗っちゃって……わたしこそごめんね」

春香は私の説明を聞いて目を丸くしている。やっぱりだ。
さっき春香が自分が行くと言い出した時に無理にでも止めておかなければいけなかった。

春香「でも、そうか、それで変なとこ攻撃すると、さっきみたいに爆発しちゃうんだね?」

千早「…いいえ?正しくない部位を攻撃してしまった場合は、延々再生し続けるだけよ」

春香「えっ?」

今度は私が困惑させられる番だった。
確かに、再生力が売りのスライムが、自ら飛び散ってしまってはなんの意味もないはずなのに…
今相手にしているこれは、私が知っているのとはまったくの別種だと思ったほうがよさそうだ。

春香「ふえー、それにしても、顔とか身体とかべとべとだよぉ…実はちょっと、口にまで入っちゃって。ぺっぺっ!」

衣装や髪、顔、至る所に飛び散ったスライムまみれになってしまった春香が、大げさにつばを吐くようなまねをして言う。
よく見ると春香の後ろの壁や天井近くにまで白っぽい粘液のようなものがこびりついていて、
しかもそれがわずかながら震えているのが目に入った。あれでまだ生きている、ということらしい。

そこまで考えたとき、視界が急に揺れた。



春香(……え? えっ、な、に、これ…!?)

朝から何度か感じていたあの感覚がいきなり、それも何倍にも強くなって戻ってきた、そんな感じでした。
頭にかーっと血がのぼったようになって、まわりの音が、よく聞こえない気がします。

春香(うそ、っ、だって………、さっきまで、なんともなかった、のに!?)

気がついたときには、意識しないまま、自分でスカートの下に手を伸ばしそうになっていました。
もちろんすぐにわたしは手を引っ込めようとしましたが、その動きのためだけにものすごく力を入れなくちゃいけません。

春香(やだ……こんなときなのに、あそこ、触りたいっ、やだ、なん、で!?)

気持ちよくなりたい、というすごくシンプルな考えが、頭の中を、どんどん塗りつぶしていきます……



全身が、焼けるように、熱い。とくに下腹部で、なにかが燃え盛っている錯覚すらしてしまいそうになる。
自然と呼吸が浅くなり、汗が止まらず、何度も何度も唾を飲み込んでしまう。

足に力が全く入らなくなって、気を抜くとすぐに倒れてしまいそうだった。
そんな真似をしたが最後、敵に今が絶好のチャンスですと大声で教えるようなものだ。
私は歯を食いしばって全身に力を入れ、目立たないように鎌の柄で身体を支えつつ、平静を装う。

千早(これは、……おそらく、さっき、春香が浴びた、スライム、の………!)

今までに私は、被害者の女性がその餌食になってしまうのを嫌というほど見てきた。
それに、ほかでもない春香があの夜、その身体を徹底的に狂わされ、嬲り抜かれたのも、私は見てしまっている。

千早(媚薬……っ、それも、「体内」にはほとんど入っていないのに…………、感覚を共有、しているだけの、私まで、こんな、っ!?)

まずい、と直感が告げる。
これは、ブラックジャンボが一般人を相手にすることを想定した汎用のスライムではなく、
もっと強力な、つまり、マジシャンを相手に…虜にすることを目的に、作られた……!

そして、その同じスライムがあと何体か、よく見えない薄暗がりのなかで、蠢いている……

ぐじゅ、と汚らしい音が思ったよりも近くで聞こえ、私は弾かれたようにそちらに目をやる。
いつの間にか春香のすぐそばまで、別のスライムが近づいていた。

千早「春香、頭を、下げてっ!」

春香「ふ、ぇっ?」

熱っぽいとき特有のとろんとした目のまま、私の言葉に応えてというよりたまたまそのタイミングで脱力した、
という感じで春香の頭がすっと下がる。それで十分だった。

千早「く、っ!」

勢いを止めずに鎌を振りぬき、春香の後ろで伸び縮みしているスライムのコア部分を貫く。
芯のあるぶよぶよしたなにかが半透明の身体の中できゅっと縮み、そのまま全体が溶けるように床にへばりついた。

千早(まず、は、一体……!)

透明度が低い分だけ少し勝手は違うものの、やはりスライムである以上、弱点のコアを攻撃されたら
さっきの春香のときのように飛び散ることはなく、そのまま消滅してしまうのは同じらしい。それがわかったのは収穫だ。

ただ、思った以上に状況はよくなかった。それどころか悪化している。
春香は今や完全に床に座り込んでいて、視線はただぼんやりと宙にさまよっている。
おそらく無意識なのだろう、口の端からは舌が少しだけのぞいていて、はっ、はっ、と切れ切れに息をつく。

私のお尻のあたりに妙な感覚があった。
なにも触れていないはずなのに、板のようなものが押し付けられているような…

その正体が、床で座っている春香のお尻の感覚そのものだとようやく気づき、戦慄した。
春香の感覚が私の感覚を侵食していく速度が、これじゃあまりにも早すぎる!

このままでは私まで動けなくなってしまう。
そうなる前に、最低限、残りのスライムは片付けておかなくてはならない。
気を抜けば震えそうになる足にぐっと力を入れて、私は残りのスライムを数える。
3……、いや、4体。それぞれの距離はそう近くない。いける、はずだ。

もっとも近い個体を目指して一気に駆け出す。
その一歩一歩の衝撃が足を伝い、脛から膝を超え、太ももを余すところなくしびれさせ、
そしてその勢いのまま足の付け根、下腹部のあたりを断続的に直撃する。

千早(はっ、は、あっ……余計なこと、は、考えては駄目!)

すれ違いざまにコアを一撃で潰し、その身体が崩れるのもろくに見ないまま、私は次のスライムを狙う。
こいつらは確かにタフではあるけれどスピードはないし、感覚もそれほど鋭くない、このまま、

千早(っ、~~~っっ!?)

ずくん、と音すら聞こえそうなほどの、今までで最大級の激震が全身に走り、ついバランスを崩してしまう。

千早「しま、っ」

その拍子に攻撃の軌道にもずれが生じ、頭が事態を理解するより前に、目の前の軟体が爆散した。
たちまちのうちに私の全身は、春香の感覚を経由してではなく、直接、飛び散ったスライムにまみれてしまう。

千早「っ、あ、あああっ!?くぅっ、あ、あつい、いっ!」

春香「ひぃっ、ああああああっ!?な、なんでぇっ、こんにゃああ、っ!」

身体を襲う熱に耐えきれず私が床に転がってしまうのと、春香の叫びが響いたのはどちらが先だったか。
春香から私へ、私から春香へ、お互いの身体を焼く熱さが行き来してオーバーヒートを起こしてしまっている。

それでもなんとか起き上がれたのは、ひとえに春香を守りたい、助けたい、その一心のおかげだった。

千早(だ、め、はるかが、動けないぶん、私、がっ)

さっき仕留めたのが1体、いま、仕留めそこなったとはいえ無力化したものが1体。
残りは2体、まだ、きっと、どうにかでき――


ぱりんっ。


ついさっき聞いた、なにかが割れる軽い音が響いた。

ぱりんっ、ぱりんっ、ぱりんぱりんぱりんぱりんっ

それがなんの音なのかは覚えている。でも、頭が理解を拒否している。

「よおーし、もう例のびん持ってるやついねーな?」
「響様疑ってほんとすみませんでした。これマジ最高のアイテムです」
「しかしまあ、さすがに同情しなくもないわ、これ」
「な、さっきすぐ使わないで取っといて、結果的にはよかったろ」



「つーことで、シャイニング・チハヤちゃん。そのスライム、あと20体くらい追加しといたから、ま、がんば」

いよいよ、本格的に、立っていることが難しくなってきた。
なかば這いずるようにして、私は春香のところまで、なんとか退却する。

千早「春香、春、香!聞こえる?返事を、して」

春香の肩をつかんで、揺さぶっているのに、同時に、自分の肩をつかんでいるような、感覚がある。
例の、副作用が、ここまで、進行して、しまっている……

焦る私の目の前で、スライムたちが、信じがたい行動を、とり始めた。

千早「……そ、そんな!?」

ぶちゅん、ずちゅん、と胸の悪くなるような、水音が続く。
スライム同士が、おたがいに、まとわりついて、くっついている。
当然、それを、繰り返せば繰り返すほど、スライムは、体積を、大きさを増していく……!

やがて、水音が止む。
そこに残った、のは、天井につかえてしまいそうな、小山のような、半透明の、スライム。

ただ、所詮はスライムの頭脳、ということ、なのか、私は勝機を見いだせた。
くっつくごとに、コアの数も、倍になるはずだが、そのコアがほぼ全部、同じ場所に、位置している。

あれをまとめて、貫ければ、おそらく、一撃で、すべて倒せる。

春香「……やろ、う、千早ちゃん。ツイン・シャインボール、だよ」

千早「春香。もう、大丈夫?」

いつの間にか、春香は、ある程度正気を取り戻していたよう、だった。
がくがくと、全身をけいれんさせて、いる。おそらく私も、似たようなものだろう。

春香の右手が、ぶるぶる、震えながら、スライムの中心部を狙って、掲げられた。
私も、左手をそっと、その手に寄せて、春香の右手の甲に、左のてのひらで触れる。

春香「んん、んっ!」

千早「くふぅっ……!?」

たった、それだけの接触で、ふたりとも声がおさえきれない。
でも、負けては駄目、ここであの巨大化した、スライムを倒す!

春香「いく、よ、千早ちゃん!」

千早「ええ!ツイン・シャ」

ぶびゅちゅうっ!

春香「あっ、ひゃああああんっ!?」

千早「んはあああああっ!!!」

全身を襲う熱の激しさに、何をされたのかも認識できない。
床に、貼り付けられたかのように、身動きがとれない。

巨大スライムが、身体の一部を切り離し、飛ばしてきたのだ、と、ようやくわかった。
そのせいで、隣の春香ごと、スライムの重みで、押し倒されて、いる。

わかった、ところで、何にも、なら

ぐちゅちゅんっ、ちゅぶぅぅっ

春香「あひっ、や、やめへえええっ!?」

千早「いっあああっ、ひいいいいいいっ!!」

すぐに、巨大なスライム本体の一部が、伸びてきて、私と、春香を、まとめて捕える。

つかまれたときの刺激は、私たちの意識を、刈り取るのには、十分だった。











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ごめんなさい、今夜ここまでです。
導入はいからエロを書け、エロを。自分でそう思います。ほんとすみません。
できれば土曜のうちに、遅くとも日曜には続きを。

あずさ「あ、ああ…そんな……!」

貴音「く……春香、千早っ!!」

春香ちゃんと、千早ちゃん。ふたりともぐったりとしてしまったまま、身動き一つしません。
そしてマジシャンのお洋服をまとったふたりの身体が、ものすごく大きなぶよぶよしたものの中に
ゆっくり引き寄せられて、ずぶずぶと飲み込まれていくのを、わたしたちは見ていることしかできません。

「おお。ド雑魚だと思ってたがすげえ有能じゃねえか、こいつ」
「そもそもスライムって合体とかできたのな」
「最初から中身も含めて知らせといてもらいたかったわ。寿命縮んだぞ、マジで」
「バッカお前。その微妙に抜けてるのこそ、響様のいいところだろ」
「ホンマそれな」

撮影の途中でいきなり入ってきた人たち、そしてあの、大きなおばけを生み出した人たち。
春香ちゃんと千早ちゃんを捕まえて安心したようで、適当なことを言って、へらへら笑い合っています。
もう間違いありません、この人たち、響ちゃん、というか、ブラックジャンボの……

律子「…ダメ、つながらない……!ここ圏外のはずないのに、どうして!?」

さっきから何度も、プロデューサーさんや美希ちゃん、雪歩ちゃんに連絡を取ろうと
律子さんがスマホを操作しているのですが、うまくいかないみたいでした。
もちろんわたしも、それから貴音ちゃんも同じです。建物のなかとはいえ、町中なのに…!

「結界発生装置も要らなかったなー。スライムが自力でそこまでやってくれるとは」
「マジで俺ら来る必要あったかって話…そういや誰か本部に連絡とった?」
「あ、さっき送っといた。マジシャン二人捕獲成功、それから……候補三人もほぼ確保、つって」
「なあなあ、これって結構な戦果だよなあ?ボーナスとか出ねえかな」
「それもいいけど、むしろ俺は役得があるほうが嬉しいんだが」
「へへへ、役得、な。ホントお願いしますよ響様!」

なに候補、と言ったのかよく聞き取れないでいるうち、黒づくめの人たちが、いっせいにこちらを見ました。
いやらしい笑いを浮かべて、値踏みするようなその視線に、思わずぞっとします。

「で、返事は?」
「それはまだ……お、来たっぽい」
「マジかよ、なんて?早く聞かせろよ、おい」
「………へへ、『撮影』、俺らで続けろだとさ」
「ハァ?ンだよそれ、邪魔した分おとなしくお仕事終わらせてやれってか?」
「バーカ、興奮しすぎだ、話は最後まで聞けよ。つまり……」

誰かひとりが、ほかの仲間の人たちに説明をしているみたいです。
はじめ静かに聞き入っていた集団が、話が進むにつれて、徐々に興奮を抑えきれなくなっているように感じました。

律子さんも、貴音ちゃんも、わたしも、できることならすぐ逃げ出したいけど
春香ちゃんと千早ちゃんをそのまましくわけにはいかないですし、
現実問題として、一か所しかない出入り口を抑えられていて、どうしようもありません。

やがて話が終ったらしく、黒い集団の中からひとりが進み出て、こっちに近づいてきました。
貴音ちゃんとわたしをかばうように立つ律子さんの背中に緊張が走ります。

「えーと、765プロのアイドル三浦あずささん、四条貴音さん、それにプロデューサーの秋月律子さん、で合ってますよね」

「まあお三方ともお気づきだとは思いますけど、俺ら、ブラックジャンボの戦闘員でーす」

笑いだすのを無理やりこらえているような声と表情で、その人は切り出しました。

「うちのボス…響様から、指示がありましたんで。中断してる写真撮影のお手伝い、させてもらいますよ」

一瞬、意味がわかりませんでした。たしかにスタジオのスタッフさんはみんないなくなっちゃってるけど、
撮影のお手伝いをすることで、この人たちになにかメリットはあるのかしら?

わたしが抱いた疑問の答えは、すぐに最悪の形で告げられました。

「ただ、まあ…できあがる写真のレーティングはたぶん、18禁になっちゃいますけど」

くくく、へへへ、というような、低い男の人たちの笑い声だけが、スタジオに響き渡ります…

律子「ち、近づかないでっ!あんたたち、こんなことしてただで済むとでも思ってるの!?」

「おーおー、威勢いいなあ。アイドルを守るプロデューサーの鑑、ってやつだねえ」
「その顔もせっかくだから撮っとこう。はーいチーズっ」

かしゃっ、という音とともに強い光がたかれ、わたくしたちの目を焼きます。

律子「う、っ!?ふ、ふざけたマネを……!」

律子嬢が腕をいっぱいに広げ、あずさとわたくしの前に、かばうように立ちはだかっておりました。
周囲には黒装束の男たちで人垣ができており、突破して逃げる、ということはほぼ不可能に見えます。

頼みの綱だったはずの春香と千早は、異形の怪物の表面に手足を半ば埋め込まれ、宙に浮かされていました。
ふたりとも先ほどから身じろぎすらせず、わたくしたちは無事を祈るよりほかありません。

「まあまあ、そんなカッカせずに。まずは3人、そのまま並んで1枚撮らせてくださいよ」

律子「勝手なことばかり言って、誰がそんなこと――」

「秋月さーん、こっちには人質がいるんだってこと、忘れてません?」

律子嬢がごく小さく、しかしはっきりと息を呑みました。
そう、万にひとつ、わたくしたちだけがこの場からうまく逃げられたとしても、
それでは囚われの身の春香と千早を見殺しにしてしまうことになります。

「普通ならあんたらを人質にマジシャンたちに言うこと聞かせるんだろうけど、まあ、どっちでも一緒ですよね」
「そうそう。言うこと聞きたくないならそれでもいいけど、その場合、あの二人はどうなっちゃうのかな~」

貴音「………わたくしたちに、何をしろというのですか」

律子「た、貴音っ!?」

よもやわたくしが要求を呑むとは思っていなかったのでしょう、律子嬢が慌てたように声を上げます。

「ああうん、だから写真を撮らせてくれって言ってるでしょ?そしたらほら、3人、ちゃんと並んで」

貴音「……律子嬢。ここは、言われたとおりにするよりありませんでしょう」

律子「で、でも、そんなことしてたら、要求がどんどんエスカレートしてくるに決まって…!」

かろうじておたがいに聞こえる程度の小声で、律子嬢とわたくしは言葉を交わします。
律子嬢の不安も痛いほどわかりますし、わたくしとてまったく本意ではありませんが、状況を考えれば致し方ありません。

貴音「春香か千早が、あるいは雪歩や美希が、動いてくれるのを待つほかございません。今は、時間を稼ぐことを考えるべきかと」

律子「それは…でも、そしたらあんたもあずささんも、どんな目に遭わされるか!」

貴音「……っ」

確かに、わたくしたち三人に先ほどから突き刺さってくる下卑た視線からして、
これから禄でもないことを命じられるのは火を見るよりも明らかでした。

貴音「………それでも、ほかに手がない以上は…律子嬢は、なにか代案をお持ちですか…?」

律子「あるわけないじゃない…!だからなんとか、ほかの手を考えてるんでしょう……!?」

なおも小声で言葉を交わしつつ、あずさにも声をかけ、わたくしとあずさは律子嬢の横に並び立ちます。

「いいっすねー、秋月さんもさすが元アイドルだけあってほかお二人に負けてない。じゃあ撮りまーす」

もともとはこのすたじおの備品であったはずの機材を我が物顔に使い、黒装束どもが撮影を始めました。
強い光を何度も、いろいろな方向から浴びせられ、それ自体はいつもの撮影と変わらないはずですが
すぐにでもこの場を立ち去りたい嫌悪感だけが、胸の内に強く広がります。

「ほらほら、アイドルと元アイドルなんでしょ。笑顔足りてないですよー、笑顔」

せっつかれ、無理やりに笑いを浮かべるあずさ、律子嬢、そしてわたくし。
そのさまを写真におさめんとして、何度も何度も光が明滅しました。

「うし、3人揃って立ちポーズはもういいな。そしたらこれから、本格的に行きましょうか」

にやにや笑いをもはや隠そうともしない首領格の男が口にしたのを合図に、
同じような不快な笑みをたたえた黒装束どもがじりじりと距離をつめ、わたくしたちに近づいてきました。

律子「やっ、やめろって言ってるでしょう!?あっ、こら、やめて、勝手に撮るなぁ!」

じたばたと暴れる律子さんが、寄ってたかってジャケットを無理やりに剥ぎとられました。
その叫び声がとても聞いていられなくて、つい耳をふさぎたくなりますが、
まわりをたくさんの男の人に囲まれているこの状況じゃ、それもできません。

「おお~、すげえ、あっちの二人にも負けてねー」
「むしろ小柄なぶんだけ、よけい迫力があるっつーの?へへへ」

ごくシンプルな白いシャツとスーツのパンツ、という姿にされてしまった律子さんは
自分の身体を隠そうとするように両腕で抱いていて、それを黒づくめの人たちが容赦なく撮影します。


「うわ、これだけでマジいい匂いするわ…さすがアイドルの私物、たまんねえ」

貴音「くっ、なにをして……痴れ者っ!返しなさい!」

「銀色の王女、だっけか?その気の強い顔サイコー!ほらほら、こっちに視線ちょーだい貴音ちゃん!」

貴音ちゃんも状況は似たようなものでした。
肩に羽織っていた、ゆったりとしたえんじ色のショールを取り上げられて
食って掛かるその表情を、げらげら笑いながらあの人たちがカメラにおさめています。


「さーて、あずささん。年上として、後輩ふたりに手本みせてやってくださいよー」

ねっとりとからみつくような声といっしょに、急に肩に手をかけられて、びくっと身体が震えました。

「俺ら、アイドルの大事な身体に乱暴とかしたくないんですよ。でもこのままだと、あっちの二人とか、いずれ……ねえ?」

あずさ「な、何をしろ、って言うんですか……?」

質問する声が、どうしても震えてしまいます。それを聞いた相手は、平然と答えました。

「簡単っすよ。少しずつ脱いでってください、そしたら俺ら、手は出さないんで」

あずさ「~~っ!」

きょうの撮影は普段着のイメージということだったので、わたしがいま着ているのはほんとうにごく普通のお洋服です。
下はストレッチの少し入った動きやすいジーンズに、膝下までの茶色いレザーブーツ。
そして上に着てるのっていったら、編みこみで柄の入ったミドルゲージのニット、だけ。
これ……上と下のどっちを脱いでも、すぐ、下着になっちゃう……!

どうしよう……でも、早くしなくちゃ、律子さんや貴音ちゃん、それに春香ちゃん、千早ちゃんが、危ない目に、

律子「きゃあああああああっ!?やだっ、いやあああ、お願いやめてぇっ!」

びりっ、となにかを破る音がして、律子さんの悲鳴が室内に響き渡りました。

あずさ「律子さんっ!?」

貴音「り、律子嬢!」

あわててそっちを見ると、律子さんが羽交い絞めにされて、さっきよりもひどく暴れているのが目に入りました。
白いシャツの前が大きくはだけられていて、さらにその下に着ていたタンクトップを
羽交い絞めにしているのとは別の黒ずくめの男がたくし上げ、薄めのグリーンのブラが露わにされてしまっています。

わたしはもちろん、同時にそれを見てしまった貴音ちゃんですら、すぐには声も出せませんでした。
いま自分の目で見て、耳で聞いたものが、とても信じられない気持ちです。
いつもしっかりしていて、几帳面で、あんなに頼もしい律子さんが……悲鳴をあげて、暴れるなんて…

「だーから、おとなしくしてりゃこんなことしないって言ってんだろ?あーあ、見ろ、シャツ破いちまったよ」

律子「……ひ、っ、いやああ、やだ、もう、やめてえ………」

律子さんは今ではぼろぼろと涙をこぼしていました。
とても見ていられなくなって、わたしはつい大声を張り上げます。

あずさ「や、やめてくださいっ!わたしが、その……ぬ、脱ぎますから!! 律子さんにひどいことしないで!」

貴音「………」

貴音ちゃんの方から衣擦れの音がして、わたしはそっちに目をやります。
ちょうどジャンパースカートのボタンをはずし始めた貴音ちゃんと目が合いました。

貴音「あずさ……貴女だけに、辱めは受けさせません。わたくしも、ご相伴しましょう」

あずさ「…………どうもありがとう、貴音ちゃん」

いつも守られて、導かれてばかりのわたしだから、こんなときくらい律子さんを助けてあげないと…!
覚悟を決めてわたしは、ニットのすそに手をかけます。

手を交差させてすそをつかみ、上にずらすように持ち上げて、まずはニットから頭を抜く。
ただその動きをしている間もカメラのシャッター音がずっと鳴っていて、恥ずかしくて、死んでしまいそうです。

あずさ(でも、そう、律子さんの味わった悔しさとか、つらさとかに比べたら!)

これは単なる水着のグラビア撮影なんだ、と強く思い込んで、恥ずかしい気持ちを追い払いました。
ゆっくりと手も引き抜いて、わたしは完全に脱げたニットをそっと床に下ろします。
でも、どうしても不安な感じがぬぐえなくて、つい胸をおさえるように両腕を組んでしまうわたしを
さらに多くのフラッシュとシャッター音が取り囲んで、まるで追いつめられているような気持ちになってしまいます…

「すっげ……何カップつったっけ、もうあれだけで何回ヌけるか………」
「全体のスタイルもいいけど、やっぱおっぱい見ちゃうよなー」
「これで撮影だけとか生殺しにもほどがあるわ。くそ、せめて目に焼き付けとこ」

好き勝手なことを言っている声は、できるだけ聞かないようにしました。
こんな透けるつくりのニットをブラの上に直接着るようなまねはさすがにできないから、
いまのわたしはキャミソールにジーンズ、それにブーツをはいている、ひどくバランスの悪いかっこうです。

「おいおいおいたまんねえよ……なんだあの尻。ああ、見てるだけでイきそう」
「なんのために俺らブラックジャンボ入ったと思ってんだよー、これでおあずけとかないわー」

ヤジというか、はやすような声がして貴音ちゃんの方に目を向けると、
ちょうど貴音ちゃんはジャンパースカートから足を抜こうとしているところでした。

ストッキングに包まれた、わたしから見てもうらやましいきれいなラインの足がむき出しになっています。
えんじ色のスカートがするりと床に落ち、貴音ちゃんは胸元にギャザーの寄ったシャツだけを着て
下半身はストッキングとその中の下着以外、なにも身に着けていない状態になってしまいました。

「いいぞー、堂々といい脱ぎっぷりだった!アイドル無理でもストリップ嬢ならトップとれんじゃね?」
「もちろん全部、ばっちり撮ったから安心してね、貴音ちゃーん。うへへ」

その貴音ちゃんにも容赦なくフラッシュの雨が浴びせられ、シャッター音が一段と激しくなりました。
とくに貴音ちゃんの場合、やっぱり……その、お尻がチャームポイントなせいか
黒づくめの集団は貴音ちゃんの後ろ後ろに回り込んで写真を撮ろうとします。

貴音ちゃんも最初はそのたびに向きを変え、シャツのすそを精一杯前後で引っ張って
ショーツができるだけ見えないようにしていたのですが、周囲をぐるりと囲まれていては
けっきょく無意味だということがわかってしまい、今ではただ立って耐えているみたいでした。

貴音「…………っ、う、ぅっ……」

恥ずかしさのせいでしょう、貴音ちゃんは顔が真っ赤になってしまっています。
声や涙が出ないように、唇をぎゅっと強く噛みしめているのが、わたしのところから見てもわかりました。
こんな貴音ちゃんを見るのももちろん初めてで、わたしのほうが胸が痛くなってしまいます。

律子「あ……ああ、貴音、それにあずささんも……ごめんなさい、守ってあげられなくて、う、ううっ」

貴音「こ、この下種ども、これで満足なのでしょう!?好きに嗤っていなさい、今に、そなたらなど……っ!」

あずさ(春香ちゃん、千早ちゃん……美希ちゃん、雪歩ちゃん、プロデューサーさん! おねがい、わたしたちを助けて…!)

いちおうは羽交い絞めから解放されて、乱れた服装のまま座り込んで涙している律子さんと、
泣いてしまいそうな顔のまま精一杯の叫びを上げ、それすら写真に撮られ続けている貴音ちゃんを見ながら、
届くかどうかはわからなくても、わたしは祈らずにはいられませんでした。



「で、さ。まだ覚醒してない子だけ脱がして、こっちは脱がさないのって不公平だと思うわけよ俺」

なにか、言っている声がします。

「あー、まあ、その気持ちはわからんでもない。じゃあとりあえず、触ってみ」
「言われなくても……ってあっ痛ぅぅっっ!?」

スカートのすそが、なんとなく、揺れたような気がしました。

「う、お、なんだこれ!?痛、ってか熱っ!?」
「だってその子ら、マジシャンだし。衣装にも魔力みたいなもん込められてるんだろ、たぶん」
「なんだよそれ!俺らみたいなザコは服触るのも無理ってか!?」
「そういうことらしいぞ。拘束状態を撮るくらいにしといたほうが身のためだな」

春香(あ、れ……わた、し、なにしてたっけ……?)

千早「……春香。目が、覚めた、のね?」

春香「え、……あ、千早、ちゃん?え、っ、あっ、なにこれっ!?」

「お。ようやくお目覚めかい、シャイニング・ハルカちゃん」

黒タイツの戦闘員?みたいな人が、わたしを見てにやりと笑いました。

春香(えっと、えっと……、わたし千早ちゃんと一緒に戦ってて、そう、スライム、……爆発して…!)

だんだんと、いろんなことが、ジグソーパズルみたいにばらばらな状態で浮かんできます。
それで、スライムがくっついて、大きくなって…

春香「…っ!?ちょっと、律子さんっ、あずささん、貴音さんまでっ!?な、なんてことさせてるのっ!?」

そこでようやく、スタジオの照明が強く当たっているあたりで起きていることに気づき、
わたしは思わず大声で叫んでしまいました。ど、どうして三人とも、服、脱がされて……!?
しかもよく見ると、その三人を囲んだ黒タイツたちはカメラを構えて写真まで撮ってるみたいでした。
三人が望んで撮影させてるわけがありません、すぐにこんなこと、やめさせなくちゃ!!

「おー、最後まで寝てた方のマジシャン様も目が覚めたか」
「シャイニング・チハヤは静かなもんだったけど、シャイニング・ハルカのほうはにぎやかつーか、うるせえな」
「まあどのみち、何ができるわけでもねーし。撮影続行と行こうぜ」

わたしの声に何人かの黒タイツたちがこちらを向いたけど、すぐ興味をなくしたように視線を戻してしまいます。
無視なんかさせません、隣にいる千早ちゃんと一緒なら、あのくらいの人数はすぐにでも……

…………あれ?

隣の千早ちゃんとわたしの目線は、だいたい同じくらいの高さです。
一番近くにいる黒タイツの人たちは、わたしより少し目線が低い位置にいます。
そして、いま気がついたんですが、足が地面についてる感じがしなくて、手もなんか、うまく、動かない?
正確に言えば動かせないわけじゃないんですけど、水の中に入ってるみたいな感じで、反応が鈍い、というか……

違和感の正体がわからないままなので、とりあえず千早ちゃんと話をしてみようと顔を横に向けて、
そこでわたしは自分の後ろに、なにかすごく大きな塊があることに気づきました。
そして、その塊の中に自分が手と足を半分くらい突っ込んでいて、全身をちょっと反らせた姿勢で拘束されていることにも。

春香「え……っ、ちょっ、こ、これっ!?さ、さっきの巨大スライムっ!?」

おぼろげだった記憶が少しずつ鮮明になって、いろんなことを追加で思い出します。
そう、大きくなったスライムをやっつけるために、千早ちゃんと一緒にツイン・シャインボールを撃とうとして、
その前になにか熱くてぬるぬるしたものを、浴びせられたような……

混乱しつつも改めて隣の千早ちゃんの顔をよく見て、わたしはその顔色の悪さに驚きました。
冷や汗をびっしりかいていて、それなのにほっぺただけは熱があるときみたいに赤くなっています。
わたしと目が合って、その千早ちゃんがか細い声で言いました。

千早「春香……私も、できる限り、耐えるから、あなたも、がんばって…」

春香「耐えるって、千早ちゃん、な、んんんっ、ああああっ!?」

千早「………くぅ、っ、やっぱり、意識が覚醒して、る、ほう、が、っ……!ひんっ、ひぃぃっ!!」

急激に襲い掛かってきた感覚のせいで、はっきりと、さっきまでのことを思い出しました。
これっ、さっき、スライムを全身に浴びた後の、あの感じ、っ……!!

春香「ひっ、やああっ、なにこれぇぇっ!?熱いっ、おなか熱いよぉぉ……!」

千早「は、春香お願いっ、あんまり、動かないで……!私まで、刺激をっ、受けてしま、うううっ!?」

手足をぶよぶよしたスライムに取り込まれてはいますが、外に出ている身体はある程度動かせるぶん
わたしはつい自由になる腰や肩をひねり、よじってしまい、そのことがより状況を悪化させます。
千早ちゃんはわたしより早く目覚めていたせいか、その間にこの熱っぽい感覚が身体じゅうにたまっていたみたいで
その千早ちゃんが感じているどろどろとした熱さが、わたしの身体にもすぐ広がっていきました。

春香「いやっ、だめっ、これ、やだあっ!?あ、ああっ、ふあああんっ!?」

千早「………っく、ふぅっ、はっ、はあっ、こ、こんな、感覚………う、っ、ああああっ!!」

千早ちゃんのためにもがまんしなきゃ、と必死に思うのに、身体がどうしても言うことを聞いてくれません。
そしてわたしがようやく少し落ち着けたころには千早ちゃんから感覚が伝わってきて、無限ループになってしまいます。

「へへへ、いいぞマジシャン様、どんどん踊れよ。おら、腰は動かせるだろ、もっと振っちまえ」
「これを撮らないならいったい何撮るんだって話だよな。エロすぎる…!」

身体をくねらせて悶え、声をおさえきれないわたしたちのことも、彼らは写真に撮り始めたみたいでした。
シャッターの音とフラッシュの光がまるで拍子をとっているみたいに聞こえて、
千早ちゃんとわたしはスライムに捕まえられたまま、恥ずかしいダンスを踊らされてしまいます。

「でもこれも見るだけ、撮影だけとか、生殺しひどすぎねえか。いや撮るし、見るけどさ」
「しゃーねーだろ、響様のご命令なんだ。それにお前もさっきの見てたろ、ダメージ覚悟でお触りするか?」
「…いや、それはいい。やめとく」

見られて、撮られてるのが死ぬほど恥ずかしいのに、わたしも千早ちゃんも、声も、動きも、止められません……

あずさ「は、春香ちゃんっ!!」

貴音「千早っ!どうか気を確かに…!!」

律子「二人とも!?あ、あんたたちね、あの子たちにいったい何したのっ!?」

無事に目を覚ましてくれたと思ったら、怪物に捕えられた春香と千早のふたりがすぐに声を上げて動き始め、
……いや、はっきり言おう、喘ぎながら悶え始め、私たち3人は自分たちの状況も忘れて叫ぶ。
その間にも、下卑た笑いや冗談めいたものを口にしつつ、連中は嬉々として春香たちを撮影対象にしはじめた。

「あ?俺らはなんもしてないぜ。実際、あの子らにぽんぽんぶっ飛ばされるの見てただろ」

目の前の男に心底馬鹿にしたような答えを返され、言葉に詰まる。
たしかにさっき見ていた実力差でいえば、こいつらが二人に手を出せていたとはとても思えない。
あの途中から出てきた、スライム、とかいうのがなにか二人に仕掛けたのだろう。

律子「く……い、いいからとにかくやめさせて!あの子たちを撮影するのは目的じゃないんでしょ!?」

「あーでも確かに撮れとは言われてねーけど、撮るなとも言われてないしな」
「そうそう。いい被写体がそこにあったら、つい写したくなるのがカメラマンのサガだろ」

………自分のでもない機材を適当に使って、私たちの恥ずかしい写真ばかり撮っておいての言い草に
はらわたが煮えくり返りそうになるが、このまま春香と千早をあの状態にしておくわけにはいかないと思い、ぐっとこらえる。
なんとか二人が解放されないことには私たち全員、どんどん状況が悪くなるばかりだ。

律子「………い、いい被写体、があれば、いいのね?」

「まあね。思わずふるいつきたくなる、みてーなのがあれば」
「そうそう、たとえば、敏腕女プロデューサー様が自分から……お?」

さっきは思わず叫んで、こらえきれずに泣いてしまって、あずささんと貴音にはきっと、私以上に恥ずかしい思いをさせた。
せめてここで私が身体を張れば、二人や、春香と千早を助けることにつなげられる。

律子「元、とはいえ、アイドルの下着姿が拝めるわよ。せいぜい、撮影でもなんでもしたらいいわ」

こんなの、現役でアイドルしてた頃に何度もやった撮影とぜんぜん違わない。
ただ衣装がちょっと派手というか、露出が多めのやつなだけだ、と思い込んで、わたしはスラックスの前ボタンに手をかけた。

きょうはたくさん動くだろうから歩きやすいように、と選んだローヒールのパンプスを先に脱ぐ。
下ろした足からスタジオの床の冷たい感覚が背筋を駆け抜ける感じがして、ぞわっと肌が粟立った。
たぶんこの寒気は床のせいだけじゃないんだろうけど、そこを考えるのはやめにする。

大丈夫、こんなの、水着みたいなものじゃない。見せるつもりじゃなかったのを見せることになっただけ。
何度も心の中で唱えながら、ゆっくりと片足ずつ、スラックスから引き抜いていく。
後ろから見ていた連中がひゅう、と口笛のような音を立てたり、なにか話したりしている気配を感じる。

「おおっ、やっぱりブラジャーとパンティはセットのやつか。うんうん、それでこそだよ」
「真っ白じゃなくてほんのり緑ってのもわかってるわ。シンプルな中にちょっとだけオシャレ心を、みたいな?」
「それに装飾一切なしじゃなくて、レースの飾りがさりげなく入ってるあの感じ。正直、そそる」

……大丈夫、なにも聞こえてなんかない。あんなのヤジみたいなもので、気にするほうがバカなんだ。
少し火照ったように感じるふとももや脛にスタジオのひんやりした空気がふれて、また身震いをしてしまう。
スラックスを完全に両足から脱ぐと、私はさっき乱暴にまくり上げられたタンクトップにも手をかけて、
あれこれ考えてしまわないうちに一気に引きはがすようにして脱ぎ捨てた。

見も知らぬ男どもに、ブラとショーツだけの姿を思い切り晒すことになり、本当は死ぬほど恥ずかしい。
狂ったようにフラッシュがたかれ、シャッター音も途切れることなく鳴りつづけている。
あれがすべてわたしの下着姿を保存している光と音なんだ、と考えると頭がおかしくなってしまいそうだった。
でも、これで連中の注意を引けるならそれでいい、あずささんや貴音、それに春香たちが――


あずさ「きゃああああっ……や、やめてくださいっ!?」

貴音「く、あ、ああっ!?そんな、乱暴はお止しなさっ、きゃ、嫌ああっ!」


ほとんど同時にふたり分の悲鳴が響き、はっとして目をやると、戦闘員たちがあずささんと貴音に群がるところだった。

律子「な、なにやってるの!?そんな……私が被写体になってやるって言ったでしょう!?」

「いやあ、もう最高つーか神だと思うよ?めちゃくちゃ撮らせてもらったし、正直今も興奮してるし」

私にレンズを向け、立て続けにシャッターを切っている戦闘員の一人がしみじみと答えた。

「たださあ、『いい被写体』がいっぱいあるならそりゃ、ひとつよりふたつ、みっつのがイイじゃん。それだけっしょ」

「おとなしくしてりゃ怪我はさせないって。そらっ!」

貴音「ひっ……!?あ、ああ、な、なんということ、を……!」

釦を外すこともないまま胸元の布地を力任せに左右に引きちぎられ、しゃつが一瞬でぼろきれになりました。
抗おうにも後ろから別の黒装束に腕を抑えられている状況では、どうにもなりません。

「お、このシャツびりびりな感じ、襲われてるみたいでいい絵面じゃね?撮っとけ撮っとけ」
「うわあ、しかも泣きそうになってるぜ、ぴったりじゃん!おいシャッターチャンスだぞ、急げwww」
「手え出すなとは言われてるけど、これくらいはまあ許容範囲だよな」

ほんとうに、ほんとうに見下げ果てた連中です……!
だというのにわたくしの身体には力がほとんど入らないどころか、恐怖に震えてしまう始末でした。

なぜ…なぜわたくしたちが、このような目に遭わねばならないのでしょうか?
この連中を率いている首魁が、わたくしが……友と信じていた、あの響である、というのは、事実なのでしょうか?

「なあなあ、上破ったんなら下もいいよな?」
「お、じゃあ俺こっちの足もーらい」
「お前もひょっとして同じ趣味か?いやあ、やってみたかったんだよな」
「すっげえわかるわ。じゃあ、せーので行こうぜ……せーぇのっ」

わたくしの左右にやってきた黒装束たちがよくわからない言葉を交わしていました。
それに気づいて抗議の声を上げるより前に、彼らはかがみこんでわたくしの足に触れ、そして。

びぃっ、びびぃっ、と、しゃつを裂かれたときよりは小さな音がして、
わたくしの足のあちこちに、ひやりとした空気の感覚が触れるようになります。

貴音「なっ………、な、なにをしているのです!?」

実際に黒装束どもがしている具体的な行為はわかっていても、つい問わずにはいられません。
そうするうちにも履いていた長靴下がどんどん引き裂かれ、あちこち穴だらけになってゆきます。

貴音「おやめなさい!脱げと言われれば自身で脱ぎますっ、ですからっ!!」

すっかり混乱してしまい、わたくしは自身でもよくわからないことを口走ります。

「そうじゃないんだよ貴音ちゃん。ストッキング破くのにロマン感じる男って、案外いるんだわ」
「そうそう、ついに実現できるとあっちゃ、脱いでもらうなんてもったいない」
「で、被写体的にはますますいい感じになったな。…お?泣いちゃう?泣いちゃう?」

貴音「あ、ああ……ひど、い、なぜっ、このような、ひ、ぐっ、う、うぅ、ぅええ……」

もう限界でした。
絶対にこのような連中に見せてなるものか、と思っていた涙がこぼれおち、
あとからぼろぼろと流れてしまうのを、わたくしは、止めることすらできません……

「あーあーあ、泣いちゃった。ストッキングのお前らのせいだかんなこれ」
「そうかあ?シャツ破いたやつさえいなきゃ、俺らも自重したぞ」
「ま、大丈夫だろ。きっとまたすぐ『このゲスども!』とか言ってくれるって」
「ああ、さっきのアレな、正直すっげえよかった。また聞きたいわ」

黒装束どもがなにか話しているのも、いまのわたくしの耳にはとうてい入りませんでした。




あずさ(ああ…た、貴音ちゃん……)

いつも不思議な空気を漂わせていて、凛としたたたずまいが素敵な貴音ちゃん。
その貴音ちゃんが今は、ぼろぼろと涙をこぼし、子供のように泣いています。

律子さんのときと同じようにシャツを破られただけじゃなく、ストッキングもあちこち引き裂かれ、
わたしが見ていることしかできないうちに、下のキャミソールまで無理やり脱がされてしまいました。
下着姿にされる間も、ずっと貴音ちゃんは泣いていて、もちろん撮影も続いたままです。

あずさ「ひ、ひどい、どうしてこんな……!」

無意識についつぶやいてしまったわたしに、黒づくめのひとりが律儀に答えました。

「いやまあ、ブラックジャンボってもともとああいう感じの集団なんで。じゃ、失礼しまーす」

あずさ「え、ああっ!? いやああっ!!」

逃げる間もなく取り囲まれて、まずキャミソールをめちゃくちゃな勢いで引っ張り上げられました。
顔と頭が覆われて何も見えなくなってしまい、そのわたしが抵抗をするより早く
身体をぐいっと抱え上げられ、浮かされた状態にされてしまいます。

両足のブーツを引っ張られはじめてようやく、ああ、ブーツとジーンズをどっちも脱がすつもりなんだ、と気づいて、
はじめにすぐ足先が、それからゆっくりと足全体が、スタジオの空気に晒されていきました。

「あっちはずいぶん派手にやってんな。あんな襲うみたいなやり方、トラウマになるんじゃねえの」
「むしろそれが目的かもな。ここで覚醒されないようにする、とか」

飽きもせず、私たちを写真におさめつつ、戦闘員たちが雑談している。

律子が意を決し、自分から下着姿になった直後、戦闘員たちは、あずささんと四条さんにも、襲いかかった。
3人とも、それぞれ下着姿にされてしまうのを、私は、ただ見ていることしかできない。

千早(……でも、さっきまでに比べれば、身体の熱は、だいぶ、おさまって来ている………)

とはいえ少しでも気を抜くと、つい声を出してしまいそうになる。
できるだけ身じろぎせず、可能な限り違うことを考えて、自分の身体に意識を向けないようにする。
あまりにも工夫がないと自分でも思うけれど、現状で私にできる最善の対応はこの程度でしかない。

それは隣の春香にしても変わらないようで、さっきからお互いじっとし、ほとんど口を開いてもいない。
もちろん、辱めを受けている3人を見捨てるようなつもりはさらさらなかった。
そのための力をできるだけ蓄えて、今は機をうかがうしかない。

「ところで、このスライムの野郎はマジシャンの衣装思いっきり触ってるよな」
「ん?ああ、そうだな。ブーツとか思いっきり体内に入れてるし」
「こいつ、それで痛いとか感じねえのかよ。不公平だろ」
「不公平って……まー、俺らみたいな一般人に毛の生えたようなのと違って、魔力とかあるんじゃねえの」

撮影している連中は本当にどうでもいい、くだらないにもほどがある話を始めた。
なんとかこの拘束を抜け出したら、私たち5人分の恨みをこめて、一番に叩きのめしてやらなくてはいけない。

「待てよ?てことはだ、こいつに命令すれば、マジシャン脱がせたりとかできるんじゃね?」
「無理だろ……つーかお前、こだわりすぎだろ」
「まあ試すだけならタダだ。おーいスライムよぉ、シャイニング・チハヤの服破って脱がしてくれ!」

ご丁寧に手を口のそばに当てて戦闘員が叫ぶが、スライムは相変わらずの蠕動運動を繰り返すだけで、特に反応しない。
内容を聞いた時には一瞬焦ったものの、この分なら特に問題はなさそうだった。

「……ちっ、ダメか」
「そもそも聞こえてないだろ、耳とかなさそうだし。たくさん撮れたんだからそれで満足しとけよ」
「せめてポーズくらいいろいろ取らせたいと思わねえのかお前。ほらたとえば、二人並んでM字開脚させるとか――」

春香「あ、きゃあっ!?」

千早「うああっ!?」

「うおっ!」
「なんだ!?」

ぐにょん、とスライムが背後で大きくうごめき、軟質の身体の一部、特に私の足を飲み込んでいるあたりが
いきなり芯をもったように固い感触に変わった。足がつかまれたように感じて困惑しているうちに、
スライムの内部でぐいぐいと引っ張って動かされ、抵抗することもできないまま体制を変えられてしまう。

春香「やだ……っ、こんな恰好…」

千早「…くっ……!?」

両手は相変わらず上げているのに近い状態のままで、足をアルファベットのMの字に近い形に大きく開かされた。
足首からひざあたりまでがスライムに飲み込まれているのは先ほどまでと変わっていないけれど、
さっきまで背中とスライムの間に空間が多少残っていたのが、今では完全に密着している。

当然、こんな姿勢でいると、マジシャンの短いスカートではショーツが隠せず、完全に露わになってしまう。
春香も、私ですら、そのことに気付いて顔を真っ赤にするが、それ以上手の打ちようがない。

「………こいつ、言うこと聞いたよな。今」

ぽかんとした表情のままで、くだらない話をしていたうちの一人がつぶやくように言った。
もうひとりも同じように呆然としつつ、返事をする…… のではなかった。

「えーと、じゃあ……シャイニング・チハヤの胸を、はだけさせろ」

千早「あっ……!?い、やっ、なにを!?」

その言葉が終わるより前に、私の背中にくっついているスライムの動きが急に活発になった。
脇の下から半透明の身体が触手のように伸びあがり、私の衣装の胸元に伸びてくる。
手足の自由を奪われている私は、ただそれを見ていることしかできない。

しばらくふらふらとさまよっていたそれは、ようやく目標を見つけたというように
衣装の襟ぐりの中心に近づき、軟質の先端部を深くひっかけ、そして、

千早「ひっ、きゃあああっ!?」

私の衣装を思い切り、下着ごとずり下げて、お……乳房を、露出させてしまう。

春香「そ、そんな、千早ちゃんっ…大丈夫!?」

「…なるほど、さっきお前、『破って脱がせ』つったろ?」
「えっと、そう、だったっけか。たぶんそう、……かもしれん、忘れたわ」
「要はこいつ、できないこと命じられたらやらないんだ。衣装を破れるほどは強くないけど、ずらすことはできる的な」
「お前スゲーな。よくさっきのだけでわかったな、それ」

黒タイツのひとたちの話は、ほとんど頭に入ってきませんでした。
いきなりのことに放心してしまっているように見える千早ちゃんに、わたしは必死で声をかけます。

春香「千早ちゃん……」

千早「私は、大丈夫…それより、春香、もっとまずいのは、っ」

春香「え?」

足を中途半端に折り曲げた変な姿勢になってるせいで、
今は千早ちゃんもわたしも、ショーツが、その、丸見え、に、なってしまってます…
その上、衣装をずらされ、おっぱいまで見えるようにされてしまった千早ちゃんを
心配するわたしに向けて、千早ちゃんはそんなことを言いました。

どういう意味?と聞くより前に、黒タイツの人たちの声が上がり始めます。

「まずはお揃いにしてやんねーとな。シャイニング・ハルカのおっぱいも出してやれ、スライム!」

春香「え……ああっ、そんな、ああぁっ!」

さっき千早ちゃんがされたのとまったく同じように、わたしの背後からもスライムの一部が伸びてきたと思うと
ぐいっと衣装を引き下ろされて、わたしのおっぱいまで、外に晒されてしまいました。
恥ずかしさで顔が真っ赤になる千早ちゃんとわたしにレンズが向けられ、何度もシャッターの音が聞えます。

「こういうのが撮りたかったんだよわかるか!?M字開脚でスライムに拘束されておっぱい丸出しの魔法戦士、それも二人だぞ!?」
「必死すぎて引くわ。……ただ、まあ、こういう組織にいるくらいだし、正直俺も気持ちはわかる」

で、でも、確かにすっごく恥ずかしいけど、これならまだがまんできます。
さっきからけっこう時間も経ってるから、あの身体が変になりそうな感覚もわりと薄れて……

春香「……あ」

さっきまでスライムにせいぜい、取り込まれていた手と足くらいでしか触ってなかったわたしたち、ですが、
今では姿勢を変えられて、まず背中がほぼぴったりとくっついてしまってます。

これに触れてからわたしがおかしくなっちゃったのは明らかで、できるだけ、触っちゃダメなはずなのに。

それに、スライムが、今まではなんの命令もなかったのでじっとしてただけ、だとしたら?

「よーし。もっと動きのある写真撮りたいんだよな……お前のが命令うめーだろ、なんかいいの頼む」
「まあ、要は、二人とも活発に動くようになりゃいいわけだ。なら単純だろ、『二人とももっと感じさせろ』」

ぬぱぁ……くちゃっ。

黒タイツの人の言葉にはっきりと応えて、スライムの身体のあちこちが、蛇みたいに首をもたげます。
千早ちゃんのまわりにも、わたしのまわりにも、たくさん、たくさん揺れています。

千早(い、今はだめ……、せっかく、多少は感覚が、薄れてきていたところなのに……!)

春香「……ひ、や、いや、もう、さっきみたいなのはだめっ!」

わたしたちの必死のお願いは、もちろん、聞き入れてもらえるわけがありませんでした。





春香「や、だぁっ、さわらない、でっ!?ひいっ、また、おかしくなっちゃうっ、いやあああ!!」

千早「だめっ、だめ…春香、落ちつい、てっ、ふたりとも流されたらっ、あ、ああんっ!?」

スライムに捕えられた春香と千早の絶叫が響き続けている。

巨大な本体から無数の触手のようなものが伸びあがり、二人の身体のいたるところを弄っている、ように見える。
春香も千早も、自由のきかない身体を何度も大きく震わせ、とろけかけた叫び声が止められないでいるようだった。

あずささんと貴音、それに私は、3人ともブラとショーツのみの姿にされて1か所に集められていた。
最初、ずっと泣きじゃくっていた貴音はあずささんに優しく抱きしめられ、あやすような言葉をかけられて
今ではある程度立ち直っていたが、こんどは春香と千早のほうがひどいことになってしまっている。

私たち全員が助かるかどうかとか以前に、あのままでは二人の身体や精神がおそらくもたない。
そう考えた私の心を読みでもしたかのようなタイミングで、戦闘員が口を開いた。

「シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤを助けたいんだろ?ん?」
「じゃあ、3人には『ひと肌』脱いでもらわないとな。つって、もうひとつしかねえかwww」

「なーんでこっち向いて脱がねえかな。どうせそのあと見せるんだったら一緒だろ?」
「そこはまあ、意地みたいなのがあるんだろう。それくらい好きにさせてやれよ」

あずさ、律子、貴音の3人は、はやし立てるブラックジャンボの戦闘員たちに背を向けたまま、
ゆっくりと手を伸ばしていく。たまたまフロントホックのタイプを身に着けていた律子は胸の前へ、
あずさと貴音は少し前かがみの姿勢になって、背中の中央あたりへ。

戦闘員たちの要求はひどくシンプルで、そして品性下劣にもほどがあるものだった。
シャイニング・ハルカとシャイニング・チハヤに対するスライムの責めをやめてほしければ、
3人が自身で下着をすべて脱ぎ、生まれたままの姿で被写体になれ、というのがその内容だった。

なぜか目的が「撮影のみ」に限定なのは戦闘員全員が徹底しているようで、
ここまでの間で身体に直接手を出されていないのも含め、3人にとっては多少の気休めではあった。
そうは言っても、アイドルとして、それ以前にそれぞれひとりの若い女性として、
不特定多数の男の前で、何も身に着けない姿をさらすことに抵抗を感じないわけがない。

しかし、自分たちを守るためにこの場にいる春香と千早がいま受けている責苦のことを思えば、
3人に残された選択肢はひとつしかなかった。

それぞれほんの一瞬にも満たないくらいの逡巡ののち、3人はほとんど同時にブラジャーのホックをはずす。
765プロのアイドルの中でも、とくに上位に位置するサイズを誇る3人のバストが支えを失って弾むように大きく揺れ、
その動きが背中側からでも少しだけ垣間見えて、戦闘員たちの目をくぎ付けにする。

薄い緑と、それぞれ濃い紫、臙脂色のブラジャーが主を離れてひらりと床に落ち、
露わになった3人の背中と落下したブラジャーのそれぞれに、大量のフラッシュが浴びせられた。

あずさも律子も、そして貴音も、おたがい一言も発することなく、視線を交わすわけでもない。
春香と千早を助けたい一心と、誰かひとりにだけ恥を背負わせたくない、という強い気持ちが今の3人を支えていた。

それぞれが黙ったまま、ショーツに手をかけると、少しずつずり下げて片足ずつ脱いでいく。
誰かがつばを飲み込む音がやけに大きくその場に響いた。
いつの間にか戦闘員たちもすっかり声を上げなくなり、その様子に食い入るように見入っている。

3人の両足がショーツを抜け出てから、振り返るまでには少しだけ長い時間がかかった。

やはりそのまま全裸を晒すのは耐えられないのか、3人は3人とも腕と手を使い、
それぞれ乳房と、陰部が丸見えになってしまわないように隠していた。
しかし、その様子を見た戦闘員たちからは、容赦ない罵声が浴びせられる。
もちろんその間もシャッター音は断続的に鳴り響き、3人のあられもない姿の撮影は続いている。

「今更隠してんじゃねえよ、もったいぶるな!」
「アイドルならどーせ枕くらいヤってんだろうが。俺らにも見せてくれよ、ええ?」
「そういう態度とれる立場か?マジシャンたち助けたいんだろう?」
「まっすぐ立てよ、まっすぐ。気をつけしろ!」

恥ずかしさに顔を真っ赤にし、あるいはぽろぽろと涙をこぼしながら、
3人はゆっくりと手と腕をどけ、気をつけに近い姿勢をとった。

一段と、シャッター音とフラッシュの明滅する頻度が上がり、3人は思わず顔をしかめる。
戦闘員たちは撮影を続けながら、好き放題に品定めめいた放言を始めた。

「へえー。銀髪の子ってやっぱりアソコの毛も銀っぽいのな。グレーっていうか」
「貴音ちゃんおっぱいもいいけど、やっぱりあずさちゃんのオッパイの迫力は、生だとすげえな」
「おっぱい星人かよお前。でもまあ、確かに、あれは思いっきりわしづかみしてえ…!」
「おいお前らりっちゃんにも触れてやれよ、比較対象がすごすぎるだけでスタイル超いいんだぞ?」
「ああ、相当着やせしてるよなありゃ。スーツの中にとんだ凶器が入ってやがった」
「凶器と言えば貴音ちゃんの尻の話を忘れちゃいかんやろ」
「うむ、あずさちゃんの胸と貴音ちゃんのデカ尻、それにりっちゃんのメガネか」
「馬鹿かお前」

「……あーっと、それよりさ、3人とも。大事なもんまた忘れてるぜ」

聞くに堪えない男たちの言葉に耳をふさぎたくなっていた3人に、意外な言葉がかけられる。
それぞれ不審に思うあずさ、律子、貴音に、男はにやにや笑って言い放った。

「笑顔だよ笑顔。写真撮ってもらうときに笑わないなんてアイドル失格だろ?」
「おめーも失礼だ。元アイドルとアイドルって、ちゃんと言えよ」
「あー!確かにそうだ、こりゃ失礼」

「じゃあ、改めてアイドルと元アイドルさんたち。とびっきりの笑顔で、目線こっちにくださーいww」

引きつり切った笑みをなんとか顔に張りつけた3人に、またシャッター音とフラッシュの津波が襲いかかった。

今回の更新はここまでです。

おかしいな、安価ひとつぶんしか消化してないのになんでこんなに長いんだろう。

っていうか描写が薄いってことはさすがにないだろうと思うんですけど、
これあんまりエロくないんじゃないの疑惑がおもに>>1の中で持ち上がっています。
やばい。

そうでした、いつもなら書いてる次回更新予定について書いてませんでした。

とりあえず1日の日曜日はちょっと時間的に難しそうで更新はできません。
2日月曜夜、もしくは3日火曜の夜には投下したいと思っているのですが、保証はできかねます。
予めごめんなさい。遅れそうなときは改めて告知など入れます。

正直、本編が再び進み始める=安価が出たりし始めるのはGW明け以降、って可能性は大いにあります。
というより、このエロの山場がGW中に終わるかどうか…がんばります。


そして今回は安価担当の方含め何人かの方は喜んでくださっているのできっとえろかったのだ、よかった(単純)
今後とも、えろいときはえろいとおだて、えろくないときはえろくないもっとえろくしろ、と叱咤をお願いいたします。

ご報告。
いつもながら夜遅くになる可能性が高いです。
日付変わってからの投下開始も十分にあり得ますので、
明日が早い方は無理にお待ちにならずお早めにお休みください。

もちろん今回で終わるなんてことはありません。安価2つ分行くかどうか。
もうしばらくお待ちください。

いろんな好みとかご意見とか見るのは面白いし参考になりますのでどんどんどうぞ。
ただし最終的なプレイは安価しだいなのでそこはがんばってください(いつもの丸投げ)

千早「………はぁーっ、はっ、はぁ…っ、んんっ!?や、ああっ!」

春香「うぁ……ぁぁ、も、やら、ぁ、あんっ、ひぃぃっ……」

いま私が感じているのが春香の感覚なのか、それとも私自身の感覚なのか、ひどく曖昧だった。
ついさっきまで粘つく体の一部を触手のように伸ばし、春香と私の身体を弄び続けていたスライムは
命令を受けて動きを止めていて、私たちはまた手足を半ば飲み込まれ、拘束されただけの状態に戻されている。

そのはず…なのに、はだけさせられてしまった胸や、腋の下や、肩からひじあたりにかけての腕や背中、
ひざ、太もも……全身至る所でまだ、ぬめるスライムにつつかれ、撫でまわされ、吸い付かれている感覚が消えない。
加えて、まるで春香と私がひとりの人間として融合してしまったかのように感覚が共有されているせいで、
お互いの身体に充満しきっている到底隠すことのできないほてり、それが倍化されたように感じてしまう。

春香「あ、はああん、っ!?なん、でぇ、もうスライム、動いてないのにぃ…!?」

千早「…っく、あああぁ……… はぁ、っ、春香っ、そう、落ち着いてっ、もうこいつは、今…」

春香「なのに、どう、してぇぇ……千早、ちゃん、ごめんっ、わたし、きのうから身体ヘンでっ……ひああんっっ!!」

千早「やっ、あ、あひぃぃ!? だ、大丈夫………だいじょう、ぶ、だから、春香、くふぅぅ!?」

春香も私も、悲鳴に似た声を思わず上げてしまうことも、身体をつい震わせてしまうこともこらえきれず、
そしてできることといえばお互いに声をかけて励まし合うくらいしかない。

さっきも時間が経つことでそれなりに効果が薄まっていたのだから、またある程度待てば、きっとチャンスはある。
ただ、それまでに春香と私がどの程度回復できているか、そもそも本当に回復できるのか、不安は尽きない。

千早(…それでも、やらなければ駄目!なぜスライムが動きを止めたかを考えたら……!)

戦闘員たちはスタジオの機材を勝手に使い、まだしつこく撮影を続けている連中がほとんどだった。
何重にも取り巻かれたその中心にいるあずささんに律子、そして四条さんは………一切、なにも身に着けていない。
手で裸体を隠すことすら許されないまま、三人は悪意に満ちたレンズに見つめられ続けている。

千早(………ごめんなさい、私たちが、不甲斐ないせいで………あんな、恥ずかしい思いをさせてしまって……)

千早(だからせめて、三人が作ってくれたこの勝機は絶対に無駄にはしない…!)

春香のものか私のものかもわからない熱っぽい感覚の波に耐えつつ、私が決意を新たにしたそのとき
スタジオ中心近くのなにもない空間で、大きな黒い魔法陣が一気に展開された。




一部なりとも身を覆いたくともそれも叶わず、下卑た言葉を、嘲笑を浴びせられ、そしてひたすらに撮影される。
そのような地獄が永劫と思えるほどに続き、あずさと律子嬢の心が死んでいくさまが目に見えるようでした。
おそらく、二人の目には、わたくしも似たようなものに見えていることでしょう。

春香と千早を嬲っていた怪物は約束通り責め手を止めはしましたが、二人が無事かどうかも定かではありません。
このままわたくしたちは、この悪鬼のごとき黒装束どもの慰み者になりつづけるほかないのでしょうか……?

そう考え、ますます絶望を深めてゆくわたくしの目に、奇妙なものが映りました。
音も立てず宙に円盤のようなものが浮かび上がり、その中心部からなにか……いえ、誰かが床に降り立ちます。

闇が人の形をとってそこに現れたのか、と思い違いをしてしまうほど…濃密で、邪悪な気配が一気にあたりを満たしました。
つい今しがたまで騒いでいた黒装束どもすら、ひと呼吸もしないうち、水を打ったように静まり返ります。
その異様さに気づいてもいないかのように、その者たち……そう、一人ではなく、二人、それが、ゆったりと歩み始めます。

「ここまでうまくいくなんて予想外さー、嬉しいなぁ♪ これも全部やよいのおかげだぞ、ホントにありがとね」

「えへへー、お役にたててうれしいですっ♥♥ これで家族も、それに『かんぶ』も増やせちゃうんじゃないですかー?」

底抜けに明るく、それゆえにかえって背筋が寒くなりそうな声で、楽しげな会話が聞こえてきました。
わたくしは、その声をどちらともよく知っております。もちろん声のみでなく、その主のこともよく知って、
………知っている、と思っておりましたが、果たして本当にそうなのか、最早わかったものではありませんでした。

黒装束たちは一切の私語をやめ、それに撮影の作業も中断し、響の一挙手一投足を注視しています。
そしてあずさも律子嬢も、わたくしも、急に静まり返った場の雰囲気と響の放つ雰囲気に呑まれ、声が出せません。
その静寂のなかをやよいと響が談笑しつつ歩みを進めてくる状況は、異様としか形容できないものでした。

ひとしきりお喋りを終えたところで、その場のほぼ全員が自身に注目していることに気がついたのか
響はようやく顔を上げ、周囲をきょろきょろと見回すようなしぐさを見せました。
そしてその目が、一糸纏わぬ姿でただ立ち尽くしているわたくしたち三人の上に止まります。

響「やっほー、あずささん、律子、それに貴音も、撮影お疲れ!どう、うまく行った?」

一瞬ののち、表情を変えることも声色が変わることもなく、まったく平静に、こともなげに。
愛くるしいとすら呼べそうな笑みを満面に浮かべて、響はそう言いました。

ああ、わたくしの知る響はもうここにはいないのだ、と、そのときようやく理解しました。

響ちゃんの言葉を聞いた貴音ちゃんは、声も出せずに固まっているみたいでした。
無理もありません。事務所の中でも特に仲がよかったからこそ、さっきの言葉が信じられないんでしょう。
わたしだって、響ちゃんがあんまり軽い調子で言うせいで思わず耳を疑いました。
いま何も着てないのなんて一目見ればわかるはずなのに、あんな、ただのお仕事あとのあいさつ、みたいな……

やよい「あっ……あれ!春香さん、それに千早さーんっ♥」

わたしたちが何か言うより前に、響ちゃんの隣のやよいちゃんが、あの大きなぶよぶよした怪物と
その中に半分閉じ込められてしまっている春香ちゃん、そして千早ちゃんに目をとめました。
やよいちゃんはそのまま一目散に、目を輝かせてそっちの方へ走っていきます。

響「こらこら、やよい。嬉しいのはわかるけど、あんまり走ると危ないぞー?」

苦笑した響ちゃんが声をかけ、はーい!という元気いっぱいの返事が聞こえました。
声だけなら響ちゃんとやよいちゃんのふたりが普通におしゃべりしているようにしか聞こえないのに、
その奥底のほうには、前のふたりとぜんぜん違う、どろどろした闇みたいなものが存在する気がしてしまいます。

やよいちゃんの背中を見送った響ちゃんは、改めてわたしたちのほうに向き直りました。

響「それにしてもやっぱり、あずささんと貴音のスタイル、すっごいなぁ……自分、自身なくしちゃいそうだぞ」

うつむきかげんになって自分の身体に目を落としながら、響ちゃんはちょっとすねるような声で言います。

響「律子も二人と並んでぜんぜん負けてないし。三人とも、たとえ服着てたとしても、男のひとがほっとかないよね」

あずさ「ひ、響ちゃん……お願い、もう、こんなひどい撮影なんてやめさせて!」

律子「そうよ、私たち、ちゃんとこいつらの言うことに従ったわ……せめて貴音とあずささんは、解放してあげて…」

自分のかっこうも状況も、そして響ちゃんから感じるプレッシャーのことも忘れて、わたしは思わず叫んでいました。
それをきっかけにして律子さんも、同じように声を上げます。

響「うん、あずささん、それに律子もごめんね、あとちょっと待ってて。すぐに三人とも、しっかり解放してあげるからね」

わたしたち二人の声を聞いた響ちゃんは最初、はっとしたような顔を見せたあと、
すぐにまたにっこりと笑って、そしてずいぶん予想外のことを口にしました。
聞き間違いじゃなければいま、「解放してあげる」って………それってつまり、逃がしてくれる、ってこと、でしょうか。
本当に、よかった……響ちゃん、根っから悪い人になっちゃったわけじゃないのかもしれません!!
すごくつらかったこの時間も無駄じゃなかったと思うと、わたしは少しだけ救われたような気がしました。



やよい「春香さーん♥千早さんっ、わたしですーっ!おはなししましょー!」

ここにいないはずなのに、どうしてやよいの声がするんだろう…と思って、しばらく閉じ続けていた目を開けると
スライムに拘束された千早ちゃんとわたしを見上げているやよいと目が合いました。
隣の千早ちゃんは耐えているのか、意識がないのか、やよいの声に反応しないし、目を閉じたままです。

春香「やよ……い?どうして、ここにっ、ふあああっ!!」

やよい「あ、春香さん、気持ちいいんですか!?きもちいいんですねっ♥♥えへへ、わたしとおそろいですー♥」

少しだけしゃべった拍子にまた全身を電流が走り抜けて、わたしは思わず叫んでしまいました。
それを聞いたやよいがにこにこして、見当違いのことを話しかけてきます。

春香「ちが…うよっ、身体が、ちょっとヘン、なだけ……で、気持ちよくなんか、なってない、ってばぁ…」

やよい「でも春香さん、えっちな声になってますっ♥それにお顔も、すごくえっちですよー?」

春香「なっ……そんなこと、ひんっ、ないっ!」

やよい「だってこのスライムさん、響さんの特製なんですよ!あのおくすり、えーと……えーと、びや、びよ………く?うーんと」

響「あー、おしい。正解は『媚薬粘液』だぞ、やよい」

やよい「あっ、響さん♥ そ、そうでした、また間違えちゃいましたー♥♥」

響「大好物の名前を間違えちゃうなんて、やよいはドジだなぁ。でもそこが最高にかわいいさー♪」

いつの間にかやよいのすぐそばには響ちゃんが寄ってきていて、やよいをぎゅっと抱きしめ、ほおずりなんかしてます。
ごく普通の光景だったはずのそのスキンシップも、今となっては異様な威圧感を放っていました。

春香「びや……く、粘液?響ちゃん、それっていったい何?」

響「あれ、わかんない?そっちで寝たふりしてる千早はもう知ってるみたいだけど、春香は聞いてないの?」

はっと隣の千早ちゃんに目を向けると、わずかに身体が震えたのがわかりました。
よかった…少なくとも意識がなくなってるわけじゃなかったみたいです。

響「まー、説明の前にまずは移動しようか。二人とも連れてこっちおいで、スラ美」

響ちゃんのその声が終わらないうちに、わたしたちを拘束しているスライム全体がゆっくりと這って動き始めました。

春香たち連れてくるからちょっと待っててね、と私たちに言い置いて、響はやよいの方へ歩いて行った。
こっちに完全に背を向けているこの隙になんとか逃げ出す、それか、なにか反撃の手を探すことができるはず……
そう思ったのに、私の足はなぜか、今立っているところからびくとも動かせなくなっていた。
いや、それどころか、考えることや視線をさまよわせることはできるのに、手や足が、むしろ全身が、そもそも動かせない。

律子(…これもなにか、魔法の力、ということなの……?)

自由になる視線を動かして確認する。さっきまでの撮影でほぼ横並びになっているあずささんと貴音の姿は
視界の端でぎりぎり捉えることができたものの、静止している。たぶん、私と同じで身体を動かせなくなっている。

周囲の戦闘員たちはまだカメラを手に持ってはいたが、それを撮影に使うのは響が来て以来ぱったり止めていたし、
それにあれだけぺちゃくちゃ喋っていたはずが今では完全に無言を貫き通していて、逆にそれが不気味だった。

にゅちゅ、ずずず、じゅるじゅる、ずる、ずるっ……

春香「い……あっ、や……!ひぃ、ん、だ、だめ……」

千早「………く、あ、ひぎっ!? はぁ、っ、はぁーっ…」

粘っこい水音とともにかなりの重量・質量があるものを引きずるような気配がして、そいつが徐々に近づいてきた。
春香と千早をその身体で捕縛している巨大なスライムが、あずささんや貴音の、そして私の視界に入ってくる。

同時に、一時おさまっていた春香と千早の声……嬌声、が、距離が近づいたこともあってまた聞こえ始めた。
おそらくスライムが移動する際に起きる振動が刺激になってしまっているのだろう。

その巨体から少し離れて、響と、それからやよいがゆっくりと歩いてついてくる。
響がごく自然にこちらを見て歩いてくる一方、隣のやよいはぴょんぴょんとスキップでもするような足取りで、
スライムに磔にされている状態の春香や千早のほうを、ときおりやたら嬉しそうに見やる。

やがて響とやよい、それにスライムが私たちのすぐ目の前にまでやってきた。
身体は動かせないまま何が始まるのかと緊張している私たちの前で、響がまず口を開いた。

響「えっと………戦闘員のみんな、まずはおつかれー!おかげでマジシャンと幹部候補、合わせて5人もつかまえられたぞ!」

混じりけなしの笑顔を浮かべ、隣のやよいも巻き込んで、響はぱちぱちと拍手までしてみせる。
対して褒められている戦闘員たちは全員が完全な直立不動の姿勢をとり、ただの一言も口にしない。
その様子はまるで軍隊で、さっきまでの軽薄で下品な言動が嘘みたいだった。

響「本格的な襲撃はまだ2回目なのに大手柄さー!今度なんかごほうび考えとくから、期待しててね」

饒舌に響だけがにこにこ顔でしゃべり、やよいがその横で黙ったまま嬉しそうな笑顔を浮かべる中で、演説めいた話は続く。

響「じゃあ、もうここには最低限の人数いてくれたらいいや。5人くらいで十分かな?残りの人は先に撤収しちゃって」

響が言い終わるが早いか、一糸乱れぬ、という言葉がふさわしい迅速さで戦闘員たちは行動を始めた。
私たちや春香たちの撮影に使っていた機材を整理したり、記録に使っていたメディアを取り出したりしている。
間もなく集団から5人ほどが機材を持ったまま離れ、残りは響の前に隊列を作って並んだ。

響「はーい、そしたら送るぞー。あ、帰ったら撮った画像の整理とか編集とか、しといてくれてもいいよ」

気楽な調子で響が言うと、30人ほどの戦闘員がちょうどおさまるくらいのサイズの魔法陣?が床に浮かび上がり、
次の瞬間にはその中にいた全員が音もなく姿を消した。

律子(………期待してなかったけど、もしかすると、チャンスはあるかもしれない…!)

さっきあずささんと私の言葉に対して響が言った、「ちゃんと解放してあげる」という言葉。
せいぜいただの口約束か私の聞き違いだろうと思っていたが、これだけ戦闘員の人数を減らして
春香と千早を私たちとひとところに集めた、ということは、響は本気で解放してくれるつもりがあるのかもしれない。

さっきまでの屈辱的な撮影も、戦闘員たちの口ぶりからすると響の指示によるものらしかった。
そこから考えても、このまま無条件で解放されるとはさすがに思えないが、むしろ多少の困難な条件でも
今となっては大して変わらない。5人揃って脱出できることが、まずは何よりも大事だ。

……それにしても、まだ身体が動かせない。声は出せるかと思って試してみたけど、それも無理だった。
あずささんと貴音と私、いつまでこの金縛り状態を強いられ続けなくちゃいけないんだろう?
まずはこれを解いてもらわないと始まらない。そんなことを考えつつ、私は響の言葉を待つ。



響「よーし、スラ美、そのへんで止まってー。ほら春香、千早、見てよこれ!三人ともほんとに綺麗で、モデルみたいだよね」

あずささん、律子、四条さんの三人は、時を止められでもしたように立ったまま微動だにしない。
それぞれに女性的なプロポーションを惜しげもなくさらしていて、美術品のような美しさすら感じさせるのは確かだけれど…
これも「総帥」が魔法で三人の動きを制限しているのだろうか? 私たちには、無事を祈ることしかできない。

春香「……あずささん、律子さん、貴音さん……わたしたちのせいで、あんな……本当にっ、ごめんなさい………!」

三人の姿を目の前にして、さっきまで繰り広げられていた非道な行為を改めて思い出してしまったのだろう、
春香はぽろぽろと涙をこぼしながら謝罪の言葉を口にする。

やよい「あ、あれれ!?春香さん、急にどうしちゃったんですかっ!?」

おろおろしながら高つ……「幹部」が口にすることばは、純粋に春香を気遣う気持ちから出ているようにしか聞こえなくて
むしろその、本気で春香が泣いている理由が理解できないらしい、という事実がよりいっそう私の心を暗くしてしまう。

彫像のように立ったままの三人と、スライムに埋め込まれたままの私たち二人を満足げに見回してから、「総帥」が口を開く。

響「そしたらみんな集まったところで、改めて紹介させてもらおうかな。じゃーん、スライムのスラ美!」

その名前はついさっき呼んでいたのを聞いた、なんて口を挟むのは控えておくことにした。
今、圧倒的に場の支配権を持っているのはあちらなのだから、下手な刺激を与えるのはまずい。

やよい「うっうー!響さんが今回、マジシャンむけにって新しく『かいはつ』した特製さんなんですー♥」

千早「………!」

さっき春香が説明を聞かされているとき、その内容は私の耳にも入っていた。
やはりこれは特にマジシャン対策として投入された、新種のスライムだったのだ。
何度も見た、戦ったことのある、格下の相手だと油断してしまったことを悔やんでも、もう遅い。

響「そうそう!ただ、とりあえず実地試験くらいのつもりだったから、いきなり大成功しちゃうなんて嬉しい誤算さー」

そう言って「総帥」はふふん、と自慢げに胸を張る。
まさにその実地試験であっさりやられてしまった春香も私も、悔しさにほぞを噛むしかない。

響「まあ開発っていってもべつに、複雑なことはしてないんだよね。まずは、複数で合体できるようにしたのがひとつで…」

ずいぶん大きくなって私たちを拘束しているスライムを見やりながら彼女は説明を続ける。

響「もうひとつは、スライムの体を構成してる粘液の成分を変えただけ。千早は、それに春香も、よくわかってる……ねっ?」

春香「きゃ、あああああんっ!!」

千早「ひううぅっ!?」

含み笑いを隠そうともしないまま彼女は言い、そして急に手を伸ばして春香のむき出しにされた胸を、ぎゅっと強くつかんだ。
完全に不意を突かれてしまった春香も、私も、情けない声を抑えられない。

響「そうそう。律子たち三人は身体動かせないだけで、自分の説明とか今の二人のかわいい悲鳴とかはちゃんと聞こえてるぞ」

付け足すように言って、説明は続く。今まで私たちの上げた恥ずかしい声を聞かれていないわけがないのだけれど、
こうやって改めて言葉にされるとより恥ずかしさが増してしまう。

でも……つまりこの説明は、私たちではなく律子たち三人に聞かせたくて行っている、ということ?
私たち二人は彼女の真意がわからないままだし、そもそも拘束されていては何もできず、おとなしく話を聞くしかない。

響「でね、三人とも、春香と千早があんあん言ってるのって半分くらいはスラ美のせいなんだ。勘違いしないであげてね?」

やよい「そう、そうなんです!べつに春香さんや千早さんだけが特にえっちってことじゃないですよっ!」

ますます聞きたくない話題が始まる。事細かに説明して、私たちのほうを精神的に辱めようというつもりなのだろうか?
隣の春香は顔を真っ赤にして押し黙ってしまっている。私もたぶん同じだろう、顔が紅潮しているのが自分でもわかってしまう。

響「要はこの子、体がぜーんぶ媚薬粘液でできてるから、ちょっと触っただけでえっちになっちゃうの。ね、やよい?」

やよい「はいっ♥何度かテストで戦ったんですけど、もう、すっごいきもちよくしてもらっちゃいました♥♥えへへ…」

響「マジシャンにも効くくらいの濃度とスライムとしての強度を両立させるの大変だったけど、やよいのおかげでうまくいったさー」

……やはり、だいたい予想していたとおりだった。スライム自体の体色の微妙な違いもそうだし、
飛び散った破片を浴びただけで特に攻撃を受けてはいない春香が急に変調をきたしたのも、そういうことなら説明がつく。

マジシャン向けに調整されているというのはつまり、媚薬の濃度を上げることで効きを強めてあるのだろう。
どこまで卑怯でいやらしくて、女性を馬鹿にした敵なのだろうか。

響「ま、いろいろ説明しても伝わんないよなー。みんなにも体感してもらったほうが早いよね」

彼女の言った言葉が理解できないでいるうちに、背後のスライムが大きく蠢いた。
ぐぱっ、と音を立てて、本体の上の方がラッパのような形に広がる。

千早「…………え!? 待って、そんな、何をっ?!」

その行動の意味するところを察するのも、制止しようと声を上げるのも、なにもかもが遅かった。

ぶじゅびゅっ、びちゃあっ!

胸の悪くなりそうな水音が響いて、同時に背後のスライムの体積が少し減ったような感じすら覚える。
広がったスライムの先端部分から大量の粘液が糸を引きつつ噴出し、動けない三人にたっぷりと浴びせかけられた。

春香「あ、あぁ………!」

むわっと鼻をつく強烈に生臭いにおいが漂ってきて、鼻が曲がっちゃいそうです。
でも、いまの問題はそんなことじゃなくて……

春香「あ………あずささんっ、律子さん!!貴音さんっ!?」

響ちゃんの魔法?のせいか、ねばねばした液体を勢いよく浴びせられても三人の体は転んだりせず、立ったままでした。
それはいいとして、さっきの説明がほんとなんだったら…千早ちゃんやわたしをおかしくしているこれが
マジシャン向けの特別製だっていうなら、それをまだマジシャンになってない三人が浴びちゃった場合、って…!
動けなくても音を聞いたりはできるってことは、三人とも感覚自体は機能してるはずだから……そんなの絶対だめです!!

春香「響ちゃんっ!?やめて、やめさせて!!」

響「えっ、やめさせる………って、なにを?春香」

わたしの叫びにきょとんとした顔で答える響ちゃん。隣のやよいも無邪気にこちらを見て首をかしげています。

春香「三人とも絶対おかしくなっちゃう!!お願い、やめてよ、今度こそはわたしと千早ちゃんがかわりになるからぁ!」

本当はやよいを目の前にして言えたことじゃないけど、もう今はそんなの気にしてる場合じゃありません。
また事務所の仲間を、友達を失うのは絶対にいや!千早ちゃんだって同じ気持ちのはずです!

響「なに勘違いしてるのか知らないけど……こないだのあれは初回ボーナスで、今度はもう春香たちに選択権はないよ?」

春香「え?」

ほんのり困惑の混ざった、え、こんな常識も知らないの?とでもいいたげな顔で、響ちゃんは言いました。

響「もー…自分この間、はないちもんめだって言ったじゃないかー。あれ、負けた組はメンバー取られるだけでしょ?」

響「約束通りみんな、こっちの幹部にするんだ♪そのための準備してるだけだから、大丈夫だって」

顔が真っ青になるのが自分でもわかりました。
響ちゃんとやよいだけでも事務所のみんなのショックはひどかったのに、今度はいっぺんに三人もだなんて!?

春香「そんな、待って…ちょっと待って!じゃ、じゃあ…、三人とも連れて行っちゃうつもりなの!?」

響「え、うん。そうだけど」

千早「待ちなさい!はないちもんめだというのなら一人だけにするのがせめてもの筋でしょう!?」

千早ちゃんが叫び声というより怒鳴り声を上げて、響ちゃんとわたしの会話に割り込んできます。

響「あ、なるほど、そうか、言われてみれば……んー、一理あるね。じゃあ、やよいの次は誰を見殺しにするの?千早は」

千早「………っ!?」

痛いところを突かれて千早ちゃんがひるみ、わたしも言葉を継げなくなります。

ちょっとのんびりしてるけどいざというときは頼もしいみんなのお姉さんで、びっくりするくらい歌の上手なあずささん。
竜宮小町を一人で率いてて、すっごく頭がよくて、自分にもみんなにも厳しいようで、本当はみんなにとても優しい律子さん。
なんだか不思議で大人びてて、いつも静かに微笑んでるけど、でも実はすごくかわいいところがいっぱい隠れてる貴音さん。

誰かひとりを差し出す、なんて、選べるわけがありません。
千早ちゃんとわたしの考えを読んだみたいな絶妙のタイミングで響ちゃんが言いました。

響「……ね?それならもう、三人まとめて連れてっちゃう方がむしろ優しいんじゃない?」




ただでさえ最悪の状況が、どんどん悪化していく。

千早(どう、したら………交渉材料はなにもない、三人とも、春香も私も動けない…! このままじゃ、三人ともっ!)

現状で、すでに奪われた高槻さんを取り戻すことだって絶望的に難しいというのに
このうえ三人も失ってしまったら、それこそほとんど奪還が不可能になってしまいかねない。
もっと言えばその三人が同じような「幹部」になりでもしたら、単純な人数比で4対5になってしまう。
一応は数で勝っていてすら今のこの惨状だというのに、数でも負けるようになったらもう一巻の終わりだ。

どんなに頭を絞っても、ただ焦るばかりで、この不利な局面を打開できるアイディアなんて、なにひとつ浮かばない。


響「さて、と。そろそろ約束どおり、解放してあげないとかわいそうだよね」

その声に反応し、なにがそろそろなのか、と顔を上げた私の目の前で、「総帥」がぱちんと指を鳴らした。

響ちゃんが大きなお化けごと春香ちゃん、千早ちゃんを引き連れて戻ってきて、
いろんなことを得意げに説明してくれるのを、わたしはどこか遠くの国の出来事みたいにぼんやりと聞いていました。

話を聞いたり、視線を動かしたりはできても、身体を動かすことはぜんぜんできないままでした。
やよいちゃんが顔を赤くして、とっても気持ちよかった、なんて言っていて、やっぱりこの子も響ちゃんも
わたしが知っている二人とはどこかもう違っちゃっているんだ、と思うと、すごく悲しくなります。

ただそれでも、響ちゃんはさっき「解放する」って言ってくれました。
たぶんこの説明が終わったら、わたしたちも……

……?

なんだか変な音がして、わたし身体の表面をぬるぬるしたなにかが流れ落ちていきます。
あまり気持ちよくはないので、できればぬぐいたいんだけど、まだ身体が動かせないのでそうもいきません。
これ、なにかしら……




響によく似たどこかの誰かがなにかしら喋っておりましたが、何を言っているのかは理解できませんでした。
その隣にはこれもやよいによく似たどこかの誰かがおりましたが、やはり何を言っているのかは理解できません。

ただひとつだけ、確信していることがございました。

わたくしは、わたくしの知っている響とやよいを、なんとしても取り戻さなくてはなりません。

いまは何かしら妖術のたぐいで身体の動きを縛られておりますが、これが動くようになった暁には
春香や千早と、また美希や雪歩とも協力し、可能ならばわたくし自身がまじしゃんになってでも
二人を取り戻さねばなりません。そのためには、まずこの苦境を、どうにかして脱しなくては。

深く物思いに耽っていたために、すぐには何が起きたのかわかりませんでした。

水よりもだいぶ粘つく液体が上から降り注ぎ、わたくしの裸体を滑り落ちてゆきます。




響が嬉々としてしゃべる、お手製だというスライムだかの説明を聞きたくもないのに聞かされて、気分は最悪だった。
つまり、さっきから春香と千早の様子がおかしかったのはこれに、その…性的な責めを受けていたせい、だと。

身体さえ動けば響の横っ面を張り飛ばしてやりたい気分だった。
あんたはそんなものを事務所の仲間に、友達に、仕掛けて喜ぶような子じゃないでしょう、と怒鳴ってやりたかった。

なにが媚薬粘液だ。
つまり、そんなからめ手に頼らないとマジシャンに勝てないって白状してるのと同じことじゃない!

そして、わざわざマジシャン専用を謳うということはさぞかし強力なのだろう。
春香にしても千早にしても芯の強い子なのに、そのふたりをあれだけおかしくしてしまうのだから
もし相手がマジシャンでもない一般人に使いでもしたら、あっという間に……

この場にいる、「マジシャンでもない一般人」のことを考えて、一気に背筋が寒くなった。

それに、よく考えたら、……「からめ手に頼らないとマジシャンに勝てない」んじゃなくて、
正しくは…「なくても勝てるけど、それを使えばより簡単に勝てる」から使う、ということ………?

………たぶん、耐えられる。たぶん、問題ないはずだ。たぶん。
あずささんもいる、貴音もいる、それに春香も千早もいる。
みんなが見てるんだから、大丈夫。大丈夫な、はず。

でも、もし…もしも耐えられなかったら?


「―――  みんなにも体感してもらったほうが早いよね」


響の声にはっとすると、視界の上の端っこの方でスライムがうぞうぞと蠢いているのがかろうじて見え、
やめて、とわたしが声にならない声をあげるのと同時に、上の方から濁流がかぶさってくる。

肌の上を、液体というより個体に近いようなかたまりが流れていくのだけ、やけに鮮明に感じ取れた。

魔物たちの媚薬粘液にもある程度は耐性をもつシャインマジシャンたちですら易々と発情させてしまう、響特製スライムの粘液。
それを全身くまなく浴びせかけられた全裸の三人に、一目でわかるような変化は生じていない。
しかし、魔法で動きを止められているだけのその身体には着実に媚毒が染み渡り、牝の感覚を狂わせつつあった。



あずさ(…………な、に!?心臓っ、心臓、破裂しちゃ、い、いや、死!?どくどくって、止ま、らないい!?)

響の魔法によって身体の自由が利かないあずさは、全身がひとつの心臓になった錯覚にひたすら怯え続けていた。
まるで耳の真裏に心臓そのものが居座っているかのように、自分の鼓動のひとつひとつがはっきりと聞こえ、
それどころかその動きに合わせて心室や心房の筋肉が動くさまを目の前に見ている気分になってしまう。

本当にまだ自分の心臓が本来あるべき左胸にあるのかすら曖昧で、今すぐに胸をさわって確認したいのに
手も足もまったく動かせず、鼓動とともに全身がどんどん熱を帯びてくる感覚に耐えるしかない。

そのくせ、身体の表面いたるところに付着しているらしいぬるぬるした液体のようなものだけは
やけにその存在感を主張し、それが触れている箇所はあずさの体の中の熱と呼応して焼けるような熱さを伝えてくる。

あずさ(あつい、だ、めえ!?は、はやく、胸、触らないと、かくにん、しないとぉっ!!)




全身がひどい悪寒に襲われ、脂汗が皮膚をつたう不快感がいつまでも消えない。

貴音(く……うっ、これ、はっ………!?)

自身の短く切れ切れな呼吸の音がやけに大きく響いている気がして、焦燥感を煽り立てられる。
貴音も年相応の女性として、性的なことに関する知識がないわけでも、自身を慰めた経験がないわけでもなかったが
その範疇を遥かに超えた激烈な刺激に感覚が振り切れる寸前で、ただ身体全体を支配する熱としか感じられない。

貴音(春香、千早……貴女たちも、この汚らわしい物の怪に、っ、身体を……狂わ、されて………!)

あちこちにへばりついた粘性の液体がそこからじわじわと身体に染み込み、甘美な毒となる想像が頭を占め続ける。

貴音(………このような様では、いけ、ません…っ……!気を、強く持たねば…!)

そこで、知らず知らずのうちに自身の口からひとすじ涎をこぼしていることに、肌を流れる感触で気づき、貴音は戦慄した。




身体の中から焼き殺される恐怖に律子は叫び声を上げた。
その叫びはもちろん音となって空気を震わすこともなければ、その場の誰にも届くことはない。

律子(ひぃ、あ、あああ、っ!?な、に、うそ!?死んじゃう!?私死ぬっ、おな、か、だめ、熱、いぃっ!!)

人並み以上の知識こそあっても性に対する無意識の嫌悪感が強い律子にとって、
暴力的に押し付けられた許容量以上の快感はまさに禁断の果実であった。
これまで、自分で、あくまでも控えめにその身体を慰める以上のことを経験してこなかったところに
あまりにもその刺激は強すぎて、正常な脳のはたらきをあっという間に奪われてしまう。

自身の見識に見当たらない未知の感覚に対する恐怖で思考を瞬時に塗りつぶされて、
それをさらに神経の末端まで焼きつぶすかのような快感が上書きしていくのを、律子はただ傍観するしかない。

律子(これ……いや、気持ちいい、のっ!?こわい、こんな、やだ、身体動くように、なったらっ!?)



響「さて、と。そろそろ約束どおり、解放してあげないとかわいそうだよね」



あずさ(あ、ああ、やっ、と……!)

貴音(…………耐え、なければ、春香と千早を……見習うのです、耐えねば……!!)

律子(や、いやああっ、今はまだだめぇぇ!解放なんてしなくていいっ!!)

その響の声があずさには号砲に、貴音には地獄の門が開く音に、律子には死刑宣告に聞こえ、
そしてごく軽い音を立ててその指が鳴らされた。

響ちゃんは言い終わるとちょっとだけもったいぶって、右手で、指ぱっちんをしました。
目で見てわかる動きはただそれだけで、ほかには何も変わったことはありません。

あずさ「う、あ、あああぁぁぁああ!!?」

貴音「………………くぅぅっっ!!!」

律子「ひ、ぃ、ぃぎいぃぃぃぃ………」

一瞬の後、ただ立っていた三人がそれぞれにがくんと姿勢を崩しそうになって、ぎりぎり踏みとどまりました。
押し殺そうとしていた声のしっぽが、意味を持たない音となって漏れ出てきます。
響ちゃんが三人の身体をまた動けるようにしたんだって、そのときようやくわかりました。

あずささんも律子さんも貴音さんも、みんな、息が明らかに荒くなっていました。
足を内股にして、両方の太ももをしきりにこすりあわせるしぐさを繰り返していて
しきりに唾を飲み込み、何度も何度も舌先が行き来して、唇を舐めています。

お互いがお互いを見る目も、本当はもちろん相手を心配しているはずなのに、それぞれに許可を求めあうような視線…
まるで、「まだ我慢できる?」「もう我慢しなくてもいい?」と確認し合っているようにしか見えません。

わたしたちの身体をおかしくしているのと同じ、スライムの粘液。
三人がその影響を受けてしまっているのは確実でした。

その髪や顔から始まって、肩や胸元、おなか、背中、それに脚……あらゆるところにべとべとの液体がまとわりついているのに、
それをぬぐい落とす動作すら自由にはできないようで、三人ともただ、なんとか立ったままで耐えています。

響「お、おお!?すごいなー、てっきり三人とも、解除したら即どうにかなっちゃうと思ったのに」

それですらよっぽど予想外だったのでしょう、響ちゃんが目を真ん丸にして呟きます。

貴音「……あず、さ、律子嬢。このような、卑怯な罠に……負け、…ては、なり、ませ、んんっ」

顔が紅潮するどころか血の気がほぼ引いてしまって、いつも以上に白く見える肌の貴音さんが口を開きました。
しゃべるのも一苦労という感じで、文字を区切るようにしながら、一言一言を紡ぎます。

貴音「この程度、んっ!………三人いれば、きっと、耐えられます、っ…」

声をかけられたほうのあずささんと律子さんは、言葉を発することももう難しいみたいでした。
ただそれでも、あずささんは貴音さんと目を合わせ、苦しげな顔だけど、はっきりとうなずいてみせます。

律子さんも同じように、貴音さんと、それからあずささんのほうに目を向けて
小さくうなずいたかと思うと……そのまま、崩れ落ちるように倒れ込みました。

貴音「り、つこ、嬢っんひぃ!?」

あずさ「律、子、さ、んんっ、はあんっ!」

律子さんを心配して声を上げることすら自分の身体への刺激になってしまって、短い喘ぎ声をあげる二人。

律子「あ、ふぁ、ああああんっ、や、いや、ああああああああああああっ!?」

悪夢みたいな撮影を後であの粘液を浴びて、体力も精神力も消耗しきっていたのかもしれません。
そして、ごく小さくうなずくだけの動作で最後の力を使い切ってしまったのか、
律子さんは、自分の身体が床に倒れて接触するその衝撃に耐えきることができませんでした。

大きな声で叫び、横たわって身体をびくびくと大きく震わせる律子さんの股間からは
ぴゅっ、ぴゅっ、と、途切れ途切れに透明な液体が噴き出します。

律子「あ……あ、やらぁぁ………あずさしゃん、貴音、ぇ、見ないで、見ないれぇ……!」

あずさ「う、嘘……そんな、律子さん………」

貴音「……あずさ、わたくしたち、腰を、下ろしましょう、ゆっくり、と……です、っ……」

数メートル、ほんの数歩歩けば手の届く距離に倒れている律子さんの手助けもできないまま、
同じ状況になることを避けるためか、あずささんと貴音さんはじっくり時間をかけ、とりあえず床に座りこみました。
それだけの動きなのに二人の息はさっき以上に上がっていて、顔や体の赤みもより増してしまっています。

響ちゃんもやよいも、声すらかけず興味深そうに三人の様子を眺めているだけで、直接手を出す気はないみたいでした。
黒タイツの人たちはさっきまでの騒ぎっぷりが嘘みたいにおとなしく、カメラマンに徹しています。

千早ちゃんもわたしも、助けになることはもちろん、声をかけることもできず、ただ見ていることしかできません。

それからしばらくは、誰もしゃべりませんでした。
ただ三人の荒くなった息遣いと、ときどきカメラの立てる駆動音だけが響きます。

その沈黙をついに破ったのは、律子さんでした。

律子「………ん、っ、あ、ふぁっ……も、どうでも、いいっ………」

仰向けになって床から起き上がれないまま、律子さんの震える手がゆっくりと動いていきます。
左手は自分の左の胸元に、そして右手は、おなかをなでるような動きをしつつ、そのまま、少しずつ下へ、下へ……

貴音「りつこ、嬢っ!?なにを、おやめなさい、ぃっ!」

あずさ「律子、さん、律子さんん!!落ち着いてください、っ、そんな、だめ、です!」

千早「律子っ、気を、しっかり持って!!あずささんと、四条さんも一緒なのよ、がんばって!」

目の前の光景が信じられなくて声も出せないわたしをよそに、千早ちゃんや、
律子さんのそばで腰を下ろしていた貴音さんやあずささんがいっせいに呼びかけるけれど
熱に浮かされているかのように、律子さんの目はどこも見ていなくて、みんなの声も聞こえていません。

律子さんの手が動くのに合わせて、肌を覆っている粘液がこすれて、くちょ、ぐちゅ、と湿った音を立てます。
寝転んだままの律子さんの目はとろんとしていて、何が見えているのかもはっきりしません。

律子「もっと、気持ちよくなりたい、の………それだけ、……」

あずさ「やめて、もうやめてください、りつ、こさんっ……あひぃっ!?」

貴音さんよりも少し位置の近いあずささんが、ゆっくり這って律子さんに近づこうとしました。
しかし、その微妙な動きすら刺激になってしまうのかうまく動けず、律子さんに助けの手を差し伸べられません。

律子さんの左手は今では、粘液まみれの自分のおっぱいを好き放題に弄り回し始めていました。
下からすくいあげるようにして左のおっぱいを持ち上げると、揉むというより握るように強く力を加えます。
ぎゅっ、と手のひらに力を込めるそのたびに、律子さんはくふぅ、と満たされたような息を吐き出し、
その指や手のひらのすき間からは押しつぶされた粘液がぶじゅっと滲み出してきます。

律子「く……んん、っ、あ、………ひぃん、いいっ!」

律子さんはそれから人差し指をそっと伸ばすと、手のひらを動かすのと同時に乳首を軽くひっかき、
そのわずかな指先の動きだけで全身を小刻みに震わせ、甘く鼻にかかった声を漏らします。

千早ちゃんやわたしはもちろん、一番そばで見ている貴音さんもあずささんも、制止の声をかけることができません。
もう止められないと心のどこかで諦めてしまったからなのか、それとも、つい見入ってしまっているのか…

後のほうの考え方がごく自然に頭に浮かんできて、しかもそれを否定していないことにそこで気づいて、自分でがく然としました。

そしてついに律子さんの右手が、長い移動を終えて、膣口の少し上で存在を主張している突起に届きます。
今まで粘液をかきわけていたときよりもはるかに大きな水音を立てて、律子さんは両手をせわしなく動かし始めました。

律子「あっ、あ、あ、これっ、いいっ!ず、ずっとこうしたかったのぉ、っ、もうがまんなんて無理ぃぃっ!」

充血しきって皮すらむけているクリトリスを、右手の指で押しつぶすみたいにしてこねまわしながら
律子さんの左手はさっきまでよりも激しくおっぱいを握り、ぐにゅぐにゅ変形させ続けています。

律子「あふあああんっ、いいぃっ、気持ち、いいっ………おっぱいもクリトリスも最高なのっ、気持ちいいのおっ♥」

律子さんはまるで、気持ちいい、以外の言葉を忘れてしまったみたいでした。
うっとりとした顔で、声で、わたしたちが見ていることも忘れて、オ○ニーに夢中になってしまっています。

あずさ「律子さん、ぐす、っ、律子さぁんっ……!お願いですっ、もう、そんなことやめて、やめてくださいっ……!!」

気がつくと、あずささん一人だけが何度も、何度も呼びかけていました。
ぽろぽろと涙をこぼしながら、這いずるように律子さんに近づいて、震える手を必死で伸ばしています。

あずささんのその手が届くちょうどその寸前、仰向けで行為に耽っていた律子さんがぐっと背を弓なりにそらし、
足をぴんと伸ばしてつっぱる様子が見えました。
左手はおっぱいを潰してしまいそうなほど強く握り、親指と人差し指は乳首をぎゅっとひねりあげ、
右手の人差し指と中指がクリトリスをしっかりと挟み込んで、タイミングを合わせてしごき上げます。

律子「あひいいいっ!あ、っ、ダメ、きちゃうっ、ダメぇぇっ、イクっイクぅぅぅっ♥♥」

ぷっしゃぁぁっ、ぷしゃっ……!

ひときわ大きな声で律子さんが叫んで、股間から透明な液体がさっきよりもずっと勢いよく吹き出すのを、
千早ちゃんもわたしも、貴音さんも、そしてすぐそばで手をのばすあずささんも、呆然と見守るしかありませんでした。



誰も口を開けず、動けもしない中で、響ちゃんが横たわる律子さんのところまでゆっくりと歩いていきます。
律子さんはまだ仰向けに寝転んでいて、大きく肩で息をしつつ、快楽の余韻に浸っているみたいに見えました。
その律子さんに響ちゃんは、楽しそうに話しかけます。

響「ふふ、すごかったね、律子ぉ?実は自分、律子が最初にオチちゃうかな、って思ってたんだー♪」

響「いつも真面目にがんばって、みんなの面倒見てさ。いろいろため込んでたんでしょ?もうそういうの、気にしなくてもよくなるからね」

そう言うと響ちゃんは律子さんのわきにかがみこみ、頭の下に手を入れて、上半身を軽く起こさせました。
そして律子さんの顔をのぞきこむように自分の顔を近づけていって、

響「約束通り、これで解放してあげるぞ。理性とか、規則とか、そういうメンドクサイもの全部から、ね」

ぐったりと、でもうっとりとしているようにも見える律子さんの鼻の頭に、やさしくキスをしました。

どうして……このタイミングで、響ちゃんが、律子さんに、その…キス、を………?

ついさっきまで律子さんが繰り広げていたショッキングな行為のこともすっかりどこかに行ってしまうくらい、
わたしの頭は疑問でいっぱいになっていました。

それにいま響ちゃんは「約束通り解放してあげる」って言ったみたいに聞こえたけど、
律子さんのことはもうこれで許してあげる、という意味なんでしょうか。
そうなんだとしたら、わたしはともかく、律子さんは助かるってことだから、まずは嬉し……

響「お待たせっ。じゃ、次はあずささんの番だね」

あずさ「ひゃ、はああんっ!?やめ、て、響ちゃんっ!?」

律子さんに這って近づこうとしたときの姿勢で、上半身をかろうじて起こした状態のわたしのそばに、
いつの間にか響ちゃんがやってきていました。響ちゃんは手を伸ばすと
わたしのおっぱいに付いていたべとべとの液をにちゃにちゃと指で音を立ててこねまわし、
そこから全身に走るしびれるような感覚に、わたしは思わず悲鳴をあげてしまいます。

律子「あーずさ、さん……っ♥」

さらに、響ちゃんの後ろから声がしてそちらに目をやると、律子さんもこっちへ来てくれているところでした。
ひょっとして律子さん、さっき響ちゃんに何かしてもらって、少し元気になれたんでしょうか?

あずさ(あ、ああ、律子さん………よかった、正気に……!)

身体を動かすとあちこちが刺激されてしまって、声が出そうになりますが、それは必死で我慢します。
すぐに立ち上がるのはやっぱり無理でしたけど、なんとか普通に身体を起こして、座ることまではできました。

律子さんはふやけたような笑顔を浮かべたまま、ふらふらとわたしのほうに寄ってきて、

律子「ああっ、あずささんっ、あずささんっ♥♥」

あずさ「え、あっ!?り、律子さんっ、なにをっ、きゃああっ!?」

その律子さんが一気にしなだれかかるように体重をかけてきて、わたしはそのまま押し倒されてしまいました。
律子さんの身体にへばりついている粘液と、わたしの身体にまとわりついている粘液が触れ、
混じりあって、ぐちょぐちょと汚らしい音を立てています。

律子「あずささんだって、気持ちいいでしょう?いいんですよ、正直になっちゃいましょう、ねっ?」

あずさ「律子さんっ、あ、いやっ、やめ、ひゃああんっ!?」

わたしにのしかかる律子さんは、目が完全にすわっていました。
その両手で、ぎゅっぎゅっと音がしそうなほど乱暴におっぱいをもみほぐされて、悲鳴が抑えられません。

あずさ「ひびき、ちゃんっ、あひっ!律子さんにっ、なにをしたの!?」

律子さんの手をなんとか抑えようともがきながら、わたしはすぐそばの響ちゃんに叫びました。

響「基本的にはやよいにしたのと一緒だよ、あずささん。自分はちょっとキスしただけさー」

わたしたちが格闘している様子をにこにこしたまま見ている響ちゃんが答えます。
さっき、響ちゃんが律子さんにしたキス、あれで律子さんがおかしくなってしまった、ということなの?

響「媚薬粘液が効いてるところ、もっとエッチにするだけの魔法だけど…律子の場合、タガが外れちゃったのかも」

あずさ「タガ、って、きゃ、んひぃぃぃぃっ♥」

律子「あずささん、一緒に気持ちよくなりましょう?私、あずささんのこといっぱい気持ちよくしてあげますから、ね、ね」

響ちゃんとの話に気を取られたスキに律子さんの指がわたしの乳首に触って、思わず力が抜けてしまいました。
そのタイミングを見逃さず、律子さんは自分のおっぱいでわたしのおっぱいを押しつぶすように上半身を重ねてきます。

体格的にはわたしのほうが大きくても、身体のあちこちから伝わってくる感覚のせいで力がうまく入らないし、
それに律子さんを跳ね飛ばしたりして万一けがでもさせちゃったら、と思うと、あまり本気で暴れられません…

響「律子はさ、きっとあずささんに憧れてて、それに甘えたかったんだと思うんだ、自分」

あずさ「え、っ?」

響ちゃんに急にそんなことを言われて、わたしはつい聞き返してしまいます。

響「事務所で唯一年上で、お姉さんみたいな包容力があって、アイドルとしての実力もばっちりでさ」

律子さん、が、わたしに…?この今の態度も、日頃あまり表に出ていない部分の現れ、ということ?

あずさ「で、でも、それとこれとは、別でっ」

響「うん、だからふたりで一緒に気持ちよくなれるように、自分がお手伝いしてあげる。律子、いい?」

あずさ「え!?」

気が付いたときには、すでに遅くて。
わたしの右の乳首に、律子さんが、左の乳首には響ちゃんが、吸い付いていました。

※この後は濃厚なあずりつ、お好みであずりつたかをご想像ください。




うそです


ほんっとごめんなさい更新詐欺と言われても仕方がない。
これからってところまでしかできなかったので取るものもとりあえず的な。

5日夜までにもうちょい続きをなんとかします。

ところでこれももうバレバレかと思いますがこの>>1は凌辱方面が大好きです。
和姦とか愛あるレズセとかむずかしい。でもがんばるよ。もうしばらく時間ください。

律子「あずささん…ほんろに綺麗れす、肌も、そえに、スタイルも……」

あずさ「ひ、ああっ!律子さ、だめっ、そんな、吸わ、ないで、……きゃあんっ!?」

響ちゃんがわたしの乳首に口をつけたのはほんの一瞬、ちゅっと音を立てて軽く吸われただけでした。
それから響ちゃんはすぐにわたしから離れて、今ではじっとわたしを……わたしたち二人を、見ているだけです。

さっき、身動きできなかったときに感じていた以上に、心臓が、どきどき言っています。
その音がうるさすぎて、なにか言っている律子さんの声が、ほとんど聞こえません。

律子「そして、このおっぱい……♥プロデューサーどのだって、吸ったことないですよねっ、私が最初で、嬉しいです……」

さっきから律子さんはわたしの右のおっぱいに、赤ちゃんみたいに吸い付いて離れてくれません。
がんばって暴れたりすれば振りほどけるかもしれない、と思っても、力がうまく入らないし……それに、

律子「おいしいです…お乳はまだ出なくても、ミルクみたいな、甘くていいにおい……んっ♥」

あずさ「あひぃぃんっ!」

律子さんは舌をこまかく動かして乳首をつっついたり、わたしの肌についている粘液をかき集めてまぶしつけてきたり…
そしてときには、今みたいに、歯を軽くたてて甘く噛みついてきたり。
そのたびにわたしは、全身に走る甘い電流みたいな感覚をがまんできなくて、力が抜けてしまいます。

…こんなの、律子さんじゃない、律子さんは絶対、こんなことしない!
頭ではそうわかっていても、目の前でほおを赤らめてわたしを見つめているその顔は、まぎれもない律子さんで……

それに、もともとふたりとも粘液で身体がべたべただったのが、今ではお腹やおっぱい、足、腕がふれ合うたびに
ねちょねちょと音を立てながらお互い塗りひろげ合うような状態で、ますますどろどろになっていきます。

触れたところがますます熱くなっていくのはわかっても、取り除くことも、逃げ出すこともわたしにはできません。
このままじゃ、わたしも律子さんみたいに、おかしくなっちゃう…!?

律子「んふ……あ、そうら、こっちだけじゃ、足りないれすよね、あずささん?ふふ、えいっ、えいっ♥」

あずさ「あ、ああ!?だめ、です律子さんっ、らめっ、つよすぎぃぃっ!?」

右の乳首を口に含んだまま、律子さんはゆっくりと右手を伸ばすと、わたしの左のおっぱいを思い切りつかみました。
左手では同じように右のおっぱいを握りしめてきて、そのまま左右をばらばらの強さとリズムでもみほぐされます。

あずさ「やめっ、やめてええ!おっぱい、熱いんですっ、そんなぎゅうって、されたらぁ!?」

ただでさえ焼けてしまいそうなところをさらに刺激されて、わたしは必死で叫びますが、律子さんは手をゆるめてくれません。

律子「あずささん、可愛いです…♥こんな素敵なおっぱいなんだから、自分でもいっぱい触ってたんでしょう?」

あずさ「ち……ちがっ、そんなこ、と、ふああああっ!!」

律子「ぷは……嘘は、だめですよ、素直になりましょう?じゃないとまた、今みたいに噛みながらぎゅってしますよ?」

…図星をつかれて、つい反射的にうそをついて否定したわたしにお仕置きするみたいに、
律子さんは右の乳首を強めに噛みながら左の乳首を指でつまんで、きゅうっとひねりあげました。
それだけでわたしの身体は、意思とはほとんど関係なくびくびくと大きくはねてしまいます。

あずさ「ひ…っ、ご、ごめんなさ、いっ……うそつきませんから、律子さん、それ、もう、やめてくださいぃ……」

律子「ですよね?あずささん、おっぱいがいいんですよね?すっごく気持ちいいですよね?」

頭がぐちゃぐちゃで、泣きそうになりながら謝るわたしに、律子さんは紅潮した顔で底抜けの笑顔を向けました。
大好きなはずの律子さんの笑顔が、ただ怖くて……わたしが、すぐに答えられないでいると。

律子「いいんですよ、私はわかってます…なんたって、あずささんのプロデューサーは私、ですからっ♥」

その笑顔のままで律子さんは、さっきよりも激しくわたしのおっぱいをこね回し始めました。

あずさ「あ、ひいいっ!いやああっ!?らめっ、律子さ、んん、ひゃっ、やめ、ってぇ!?」

自分で、その………するときだって、こんなに激しくさわったり、しないのに、
こんなにぎゅうぎゅうって、絞り上げるみたいにされて、…どうして、ぜんぜん、痛くないの!?
というより、痛くないどころじゃなくて……

律子「ああ、あずささん、今すっごいエッチな顔になってますよ♥伊織や亜美に、見せてあげたいくらいっ!」

あずさ「やあっ、言わないで、そんなのちがいます、ひぃぃん!」

自分でも息を荒くしながら、律子さんは手の動きをどんどん強めて、その合間合間で舌や唇を使って乳首を吸い上げ、
指でも転がしたりはじいたり、いろんなやりかたでわたしの乳首とおっぱい全体をおもちゃにしてしまいます。

あずさ「やだ、いやれすっ、りつ……こ、律子さん、あぁんっ!きちゃうっ、来ちゃいますっ、ゆるしてぇ、ああぁ!?」

手を動かして、身体を起こして、わたしにのしかかる律子さんをはねのければ済むはずなのに、力が入りません。
首をふっていやいやをすることしかできないわたしを、目を細めて見下ろし、律子さんがにやりと口をゆがめました。

律子「いいんですよ、あずささん♥見ててあげますから、ほら、イっちゃいましょう『気持ちいい』……ってっ!!」

叫ぶように言うと、律子さんはわたしの右の乳首に勢いをつけてむしゃぶりつき、今まででいちばん強く歯を立てました。
同時に左のおっぱいも力をこめて握りつぶされ、ちぎれそうなほど強く乳首をつねられてしまいます。

こんなこと、されて、耐えるなんて、無理、っ、

あずさ「ひっぃ、あ、ああああぁぁーーーーーーーっ!?い、いい、ですっ、おっぱい気持ちいいぃぃぃっっ♥♥!?」

何をされたか、とかを理解する前に、言われた通りに叫んでしまって、それが引き金みたいになって。
目の前が真っ白になって、自分の身体ががくがくと震えているのすら、どこか人ごとみたいに感じて、しまいます。

律子「よかった、あずささんのこと、イかせてあげられました♥おっぱいだけでちゃんとイけたんですね、私が見込んだ通りですっ♥」

あずさ「あ…………、あ、い、いや、ぁ………」

レッスンのあととか、ステージのあととかに、何度もわたしに見せてくれた、律子さんの満面の笑み。
それが今も、わたしに向けられています。

あずさ(やだ……ぁ、その顔で、わたしを見ない、でぇ……!)

律子「……でも、あずささん、実は私はまだなんです…今度は、一緒に………ね♥♥」

起き上がることもできず、ただ息をつくわたしに……にちゃり、と粘つく音を立てながら、律子さんがゆっくりと絡みつきます。
わたしの身体の上を這いあがってくる律子さんのおっぱいが、わたしのおっぱいをゆっくりと押しつぶすみたいにして、
その間に挟まれた粘液がぬるん、とすべって逃げるように動くその感触を、……きもちいい、と思ってしまいました。

あずさ「や……やめて、ください、律子さん!?わたし、いま、……イっちゃったばっかり、ひぃぃぃんっ♥」

律子「だからいいんじゃないですか、あずささん。これから、何度だってイってもらいますからね」

わたしを見下ろす体勢になった律子さんは、わざわざ乳首どうしをこすりあわせて刺激を加えてきて
たったそれだけで、わたしはまた、頭が真っ白になりかけるのを、必死でこらえるしかありません。

と、律子さんはいったん身体を少し起こしました。その動きでくっついていた乳首が離れ、
その間に例の粘液が橋みたいにかかって糸を引いているのも、はっきり見えてしまいます。

律子「このぬるぬるしたのがイイんだって、あずささんも、わかってるでしょう?だから、まずは…」

あずさ「えっ……きゃあああっ!?」

そういうと、今度は勢いをつけて、律子さんはまたわたしに身体をあずけてきました。
それだけじゃなくて、その全身を使って、お互いの身体の粘液をさらに塗り込めようとして
色んなところをこすりつけてきます。もちろん、わたしは律子さんに離れてもらいたくて力を入れますが、

あずさ(う、嘘……は、はがせないっ!?)

律子「私だって元アイドルですよ、あずささん♥私の方が背が低いから、力ならすぐ勝てる、と思ってました?」

あずさ「やめ、律子さん、こんなのおかしい、です!?もとに戻ってっ、やめてくださ、ふあああっ!?」

律子「やめませんよ、絶対やめないです♥もっと一緒に、ぐちゃぐちゃになっちゃうまで、やりますから♥」

足を律子さんの足でからめとられて、手をおさえつけられて、おなかとおなかが何度も触れあいます。
そのたびに全身あちこちからぬちょぬちょ、ぐちゅぐちゅ、と水っぽい音がして、それを聞いているだけで
頭の中まで同じ音を立てながらかき混ぜられている気分になってしまい、どんどん力が抜けていきます。

そして、わたしのおっぱいと、律子さんのおっぱいが、お餅をまとめちゃうみたいに絡みながら
ぐにゅぐにゅとかたちを変えて、その全体にどんどん白っぽい粘液が塗り伸ばされてしまいます。

あずさ(そんな、また、おっぱいから熱くなって…これだめっ、逃げなくちゃ!?)

どうすればいいのかはわかっていても、律子さんにがっちり全身を抑えられていて、逃げられません。
そのとき、身体をこすりつけている律子さんの右手がゆっくりと違う動きを始めたのに気付きました。

あずさ「えっ…!?り、律子さん!?そ、そっちはぁっ!」

律子「だってあずささん、おっぱいだけじゃ物足りないでしょう?大丈夫、任せてください」

あずさ「いや、嫌ぁっ!?いらない、ですっ、あはぁぁっ、だめっ、です、律子さぁん!?」

わたしの抗議なんてぜんぜん気にしていない様子で、律子さんはゆっくりと手を滑らせていきます。
おっぱいのすぐ下あたりから始まって、わたしのおなかの上を、じわじわと舐めるみたいに。
ときどきその辺りについている粘液を手のひらがすくいとって、にゅるんと肌に塗り込んできて
その生暖かいねばつきが気持ち悪いはずなのに、わたしの身体全体が大きく、甘いしびれで震えてしまいます。

律子「今日は普段着撮影なのに、アンダーの処理もばっちりですね、あずささん♥いつでも脱げるように、準備してるんですか?」

その言葉にはっとした瞬間、ぬちゅ、とわざとみたいに音をさせて、律子さんの指がわたしのアンダーヘアをかき回しました。
誰にも触らせたことなんてない場所をくちゅくちゅと混ぜられ、恥ずかしさで死んでしまいたくて、声も出せません。
それなのに身体はどんどん熱くなって、そして心臓の音がさっき以上にうるさすぎて、ほかには何も聞こえないくらいになっています。

律子さんはなぜかそこで、いったん手を止めました。
でも、そんな中途半端なところで止めるくらいならもう、早く、手を先に進めてほしい……

あずさ(……!?わたし……な、なにを考えてるの!?)

自分でも、まったくわけがわかりませんでした。頭に一瞬浮かんでしまったその考えを必死で追い出します。
そんなことより、律子さんの手が片方空いてるいまなら、思いっきり力を入れたら逃げ出せるはずで……

くちゅっ

あずさ「いぎっっ!?ひあああああああああぁぁぁんんんっっ!?」

雷に打たれたんだと思いました。

律子さんの指先がそこに触れた瞬間、さっき乳首を噛まれたり、つねられたりしたときと、比べものにならない快感が
わたしのクリトリスを中心にして、足先から頭までを一瞬で焼きつくします。

律子「ふふ、おっぱいもいいけど、やっぱりクリトリス直接のほうが効いちゃいますか」

なのに、律子さんはそれに気づくと、もっと細かく、そしてしつこく右手を動かし始めました。

あずさ「あ、お、おおおおっ!?り、りつこ、しゃ、りつこしゃあん、それっ、そえ、ええええっ!!」

気がつくとよだれがいっぱい、口からこぼれてしまっています。
で、でも、そんなことより、これっすぐ止めてもらわなきゃ、だめになる、変になっ、ちゃ、う!?

言いたいことの半分もまともに言葉にできないまま、わたしは叫んでいました。
振り付けとかを確認するわたしの質問に答えてくれるときと同じ、ごく普通の口調で律子さんは返事をします。

律子「はい、『それ』がなんですか、あずささん?ああ、もっと激しくですね、わかりました」

あずさ「ち、ちが、ひぎぃぃっ、あっ、あひぃぃいいいぃ!!」

自分では見えないけど、きっともうむきだしになってしまってるわたしのクリトリスを
律子さんが細い指でまわりの粘液をからめつけながら挟んで、つまんで、しゅっしゅっとこすり上げて、
そのいち往復も終わらないうちに、わたしは何度も、何度も、雷に打たれる錯覚を味わわされてしまいます。

律子「あずささん、まだ我慢してるでしょう?私、わかるんですよ?ずっと一緒ですから」

空いている左手でわたしのおっぱいを揉みしだきながら、右手はずっとクリトリスに刺激を加えながら、律子さんは言います。
目の前がずっとちかちかしていてほとんど何も見えないわたしは、もう、叫びながらその声を聞くくらいしかできません。

あずさ「やめ、っへえええ!!もう、ゆるひてっ、やめてくらさいっ、りつこ、しゃぁあん!!」

律子「ね、いいでしょう?もう気持ちよくなっちゃいましょう?運命の人なんていなくても、こんなに気持ちいいんですよ♥」

何度も襲ってくる快感の波の中で、その言葉がするっと、わたしの耳に、心に、滑り込んできました。

あずさ(運命の……ひと……?)

だれかのことが、一瞬、あたまに浮かんだ気がしました。
でもそのかおが、どうしても、思い出せません。

律子「私が一緒にいてあげます♥プロデューサーとして責任もって、気持ちいいのプロデュースしてあげますから、ねっ♥」

あずさ「りつこ、さんが、プロデューサーさん……わたしの、プロデューサー、さん……?」

律子「そうですよ、前からそう、なにも変わらないです♥♥この際私が運命の人ってことで、もういいじゃないですか♥」

熱に、浮かされたように、りつこさんは、そういうと、わたしのクリトリスをまたぎゅうっと力いっぱいねじるようにして、
それといっしょに今度は左の乳首に、つよく、吸いついて、ひだり手で、右のおっぱいをにぎりつぶしてきました。

あずさ「あひぃぃぃ~~~~~っ!?いや、っ、あっ、い、イくっ、イっちゃいますっ、イくぅぅぅぅ!?」

かってに全身が、なみうつみたいに震えて、そしてあそこから、ぷしゃっ、と液体が吹き出るのがわかりました。

律子「あはっ、あずささん、潮まで吹いちゃうくらいよかったんですね♥これで、私ともお揃いです♥」


りつこさんが、とても嬉しそうで、わたしもうれしくなって、ゆっくり目を閉じました。

どれだけ強く耳を塞いでも、ぐちゅぐちゅと鳴り響く水音が忍び込んできて、座り込んだままのわたくしの頭をかき乱します。
そして、それに負けず劣らず大きな嬌声……ふたり分の嬌声も、また。

あずさ「律子さん、りつこさんっ♥わたし、おっぱい気持ちいいですっ、律子さん、律子さんもぉっ♥」

律子「あ、あんっ、あずささん、あずささんあずささんっ♥もっと、もっとっ、ぬちょぬちょ動いてぇ♥」

あずさと律子嬢は、全身をあの粘つく液にまみれさせ、ひたすらに絡み合っておりました。
両腕はお互いを強く抱きすくめ、上下にゆさゆさと揺れる動きで乳房をこすり合わせ、そのたびにはしたなく声を上げます。
ふたりとも乳房がとくに立派なせいで、まるで両者の胸板の間になにか別の生物が挟み込まれ、
そこから逃げ出そうと肉色の身体を必死でうねらせているかのようでした。

貴音「あずさ、律子嬢っ……!!おやめなさい、正気を…気を、確かに持つのですっ!!」

もはや無駄であると、二人にはおそらくもう届かないと知りつつも、わたくしは叫ばずにはいられません。

律子「あずささんっ、いいです、最高ですっ♥♥おっぱいだけじゃなくて、あそこもっ、お○んこもっ♥」

あずさ「ひゃああんん!?りつこ、さん、そんな急に、突き上げるみたいな、ひどいですっ♥♥」

もちろん、律子嬢の叫びも、あずさの甘える声も、わたくしに返したものではありませんでした。
今のふたりにはきっと、腕の中にいるお互いしか目に入っていないのでしょう。

律子嬢もあずさも、膝を、互いの足の間に……股間に、割り込ませるように組み合っていました。
自身にたっぷりと纏わりついていた粘液をそれぞれ塗り込むようにして、夢中になって動かしています。
響き続ける水音は、粘液のたてるものなのか…ふたり自身に由来しているものなのか、もう判然としません。

律子「ずっと一緒ですっ、あずさしゃん…♥んんっ、ちゅ、ん、ふむっ……」

あずさ「んむ、ぅ、あ、りつこ、さんん、っ♥舌、もっと出してくらさい、ああ、ん、む……」

言葉をなくしただ見ているしかないわたくしの前で、ふたりはそのままお互いの舌を貪るような接吻をはじめ、
すぐに舌と舌とが絡みあう、別の生々しい潤んだ音が響き始めました。その間もふたりの身体は絶えず動き続け、
ぬめる液体をこすりつけ合う……これももう、先ほどから、何度も見せつけられている光景です。

「うんうん、ふたりとも素直になれたみたいだなー。よかったよかった」

能天気ともいえる声がして、わたくしは精一杯の怒りを込めてそちらを振り返り、睨みつけます。
相手はそのわたくしの剣幕に面食らったような顔で返事をしました。

響「た、貴音、どうしたの?なにか怒ってる?」

少しだけ困ったように下がった眉も、わたくしの名前を呼ぶその声も、すべてわたくしの記憶の中と
寸分たがわぬものとしか見えず、聞こえず、そのことがよけいに怒りを掻き立てます。

貴音「響!ふたりを惑わすのをやめて、すぐ正気に戻しなさい!」

響「どうして?」

本当にわからない、という調子で返事をされ、わたくしは言葉に詰まってしまいました。
それを気にするふうでもなく、響は話を続けます。

響「もともと身体動くようになったら、すぐあんな感じになるはずだったんだ。待たせて悪いことしちゃったさー」

貴音「なにを言っているのですか!?あれが…あのようなものが、ふたりに良い状況であるはずが!」

響「でも喜んでるでしょ。あんなに嬉しそうだし、気持ちいいって言ってるぞ?」

話がまったく通じていないことに恐怖に近いものを覚えつつ、わたくしは抗議を続けます。

貴音「それは貴女が、例の物の怪の体液でふたりを狂わせたのでしょう!?それはふたりの本意では……」

響「そうだよ、そういう意味じゃ、貴音のほうがもーっと我慢強いよね……でも、さ」

貴音「あ…っ、なにを、あっ、うぁぁっ、ひいぃぃっ!?」

唐突に響がすぐそばにしゃがみこみ、わたくしの太股の外側から、臀部にかけて、なぞるように撫でました。
その小さな手のひらがへばりついた粘液をずるりと塗り伸ばしていく動きに思わず身震いし、
わたくしの喉からはひとりでに、悲鳴に似たはしたない声がほとばしり出てしまいます。

響「自分、知ってるんだぞー。すぐに逃げられないどころか、もう立ってられないくらいなんだよね、貴音?」

立ち上がった響はにやにや笑いを浮かべ、わたくしを見下ろしていました。
あずさや律子嬢を、やよいを、そしてこの響を、なんとしても元の姿に戻さなくては…
わたくしは決意を新たにし、目をそらさずに響を見返します。

響「ま、貴音はもうちょっと、あずささんと律子でも見ててよ。なんだったら混ざってもいいぞー」

しかし響はすぐに興味を失ったように目線をわたくしから外し、失敬極まりないことを言い残して歩み始めました。
どこへ、と問うまでもなく、その向かう先は物の怪に捕らわれた春香と千早の下であることがわかります。

かつての友の背中にどう声をかけてよいかわからず、身体の震えを抑えるように、わたくしは自身を抱きすくめます。
あずさと律子嬢の艶声だけが、絶えることなく続いていました。

春香(あ、ああ、律子さん、あずささん、まで……!)

スライムに埋め込まれた千早ちゃんとわたしが見ている前で、あずささんと律子さんが抱き合っていました。
でもそれは、ただ抱き合っている、というんじゃなくて。

ふたりともさっきスライムに粘液を浴びせられたせいで、身体じゅうすでにべとべとだったのが
そのまま抱き合って、からみあって、おたがいに全身が光って見えるくらいに粘液まみれになってしまっています。
服はまったく着てない裸のままで、お…おっぱいをこすりつけあったり、舌を食べちゃうみたいなキスをしたり…

おっとりしたみんなのお姉さん、って感じのあずささんと、スーツをビシっと着こなすやり手プロデューサーそのものの律子さん。
事務所の中でもいちばん年上の頼れるふたりが、あんな、本能だけで生きてる、動物かなにか、みたいに……

春香(ひどい……さっき響ちゃんの言ってた、なんとか粘液、のせいなんだ…!)

わたしの知ってるふたりなら、絶対にあんなことするはずがありません。
千早ちゃんやわたしのこともおかしくしてる後ろのスライム、これがすべて元凶、ってことで間違いないと思います。
じゃあ、これを作ったのは響ちゃんなんだから、響ちゃんならきっともとに戻すことだってできるはず。

そう考えたちょうどそのとき、やよいを後ろに連れて、響ちゃんがこっちへ来るのが目に入りました。

響「ずっとほったらかしでごめんごめん!でもあずささんと律子見てて、春香も千早もエッチな気分になってきたんじゃない?」

あくまでも明るく、にこにこ顔で声をかけてくる響ちゃん。千早ちゃんもわたしも、すぐにはそれに返事ができません。

実際問題として響ちゃんの言うことは、完全な的はずれ、というわけじゃありませんでした。

さっきから千早ちゃんとわたしは、ユニゾンソウルの魔法の副作用で、お互いの感じたことを共有してしまう変な状態になっています。
そして、律子さんたち三人の行動で助けてもらうまで、このいやらしいスライムに全身をおもちゃにされていたせいで…
まだわたしたちの身体の調子はおかしくて、特に、しつこくいじられたおっぱいや、おなかの奥の方に、じんじんと熱い感じが残っていました。

その状態で、あんなふうにいやらしく声を上げて抱き合うあずささんと律子さんのさまをたっぷり見せつけられてしまい、
わたしも、そしてたぶん、千早ちゃんも…身体がうずくような感じが抑えきれてないのは、本当、だと思います。

ただ、それでも、シャインマジシャンとして、事務所の仲間として、言うべきことは決まっていました。

春香「そんなことより、響ちゃん。卑怯な手をつかって律子さんやあずささんをいじめるのはやめて!」

響「んー?ねー春香、卑怯な手ってなんのこと?」

とぼけた顔をして笑ってみせる響ちゃんにいらいらさせられてしまい、わたしはさらに叫びます。

春香「あの粘液で、ふたりを…その、おかしくしちゃったんでしょ?マジシャン用なんて言って、それをふつうの人相手に使うなんてズルだよっ!」

響「うーん、マジシャンにもよく効くようにしたってだけなんだけど、それでズルって言われてもなあ…」

困り顔でつぶやいた響ちゃんでしたが、少しの間の後、急にいたずらっぽい笑顔を浮かべてわたしと千早ちゃんの方を見ます。
一見、見慣れた笑顔のようで、その裏にどす黒い悪意のようなものが見えた気がしました。

響「………じゃあ、春香の考え方なら、マジシャンに使う分にはズルじゃないよね?」

春香「え…むぅぅーっ!?」

響ちゃんが言い終わらないうちに、わたしの顔の横あたりでいきなりスライムの半透明の身体が盛り上がりました。
それは一気にわたしの口元に伸びてきて、べとべとした液状の身体をほっぺたや鼻のあたりになすりつけてきます。

千早「春香、っ!?」

わたしのお口に入るのを狙っていたみたいです。間一髪、急いで口を閉じたのが間に合いました。
千早ちゃんもわたしと同時に顔のあたりにへばりつかれる感触が伝わってしまったらしくて、顔をしかめています。
わたしは声は出さずに千早ちゃんのほうを向いてうなずき、まずは無事だってことを伝えます。
スキを見せないように、唇を結んで、歯もしっかり噛みしめて…

唇のはしっこから、にゅるん、とした感触と一緒にゼリーみたいなものが入ってきて、歯に触りました。

春香「え、ぅ、むぁ、んぶぅぅっ!!」

びっくりしてつい口を開けてしまったところにまた半透明のかたまりが殺到してきて、今度はいっぺんにお口を埋め尽くされました。

春香(そう、だ…こんな液体みたいなの、口閉じたくらいじゃ、隙間から、無理やり、っ!?)

噛みつこうと歯を立ててみたけど、そもそも固体じゃないので勢いよく上下の歯を噛み合わせちゃうだけです。
舌を使って押し出そうにも、ねばねばした液体のなかを泳ぐだけで、まったく効果がありません。

春香(い…、息、しづらい、よぉ……)

ふさがれているのは今のところお口だけで、鼻から息を吸ったり吐いたりはできてますが、
口の中に大量の水がたまっているような状態で、すごく息苦しいです。それに、鼻のすぐそばにスライムの本体が伸びているせいで、

春香(においも、これ……気持ち悪い、なまぐさい!こんなの嗅ぎたくない、のにっ…!!)

でも、響ちゃんは、どうしてこんなことを…わたしが口答えしたの、そんなに気に入らなかったんでしょうか?
そう考えたわたしが目線を動かすと、寒気がしそうな笑いを浮かべた響ちゃんと、目が合いました。

響「よーし、スラ美。とりあえず春香にごちそうしてあげて」

春香「……? ん…… ん、んん!? んん、んぶっ、んんうーっ、むぐぅぅーっ!!」

ごちそうっていったいなんだろう、と想像するより前に、現実を思い知らされました。

わたしのお口をいっぱいにしていたスライムが急に爆発した、そんなふうに感じます。
実際にはたぶんそうじゃなくて、わたしののどに一番近いあたりで、大量のどろどろしたものが放出されたみたいでした。
急な侵入で反射的に吐いてしまいそうになりますが、お口を完全に埋め尽くされているのでそれもできず、
そして液体はどんどん新しく追加されていくので、そのまま飲み込まされてしまいます。

春香「んぐっ、ごく…っ、ごくっ、ごくっ……」

春香(い、いやあああ!?これ、す、スライム直接飲まされてるのっ!?やだ、そんな、やだぁぁっ!)

どれくらい飲まされたかもわからないうち、お口の中の圧力が少なくなり始めました。
たっぷり溜まっていた液体が少しずつ減っていくような感じがして、
最後ににちゃぁっ、という音を立てて、わたしのお口をふさいでいたスライムが離れて行きます。

春香「っ、はぁっ!!ぷはーっ、え、お、おえっ……げほっ!」

まず何よりも新鮮な空気がほしくて、大きく息をついたあとで、飲まされたものを吐き出そうとがんばりますが
すでにお腹の中にすべり落ちてしまったみたいで、せき以外にはなにも出てきませんでした。

千早「春香、春香っ!?大丈夫、しっかりして!?」

千早ちゃんが顔を真っ青にしつつ、声をかけてくれます。きっと千早ちゃんもわたしの感覚が伝わって気持ち悪かったはずなのに、
無理させちゃってることが申し訳なくて、わたしはせめて笑顔で返事をしました。

春香「えほ、……大丈夫、だよ、千早ちゃん。これくらいわたし、なんてことない!」

…つー、っと、こめかみを汗が流れます。おなかの熱っぽい感じが、このわずかな間に、少し、少しだけ…強くなった、気がします。
千早ちゃんにも感覚で伝わっているとは思うけど、でも直接言って心配はかけたくないし、わたしの気のせいかもしれないし…

響「ふっふっふ、シャイニング・ハルカ。我々ブラックジャンボの対マジシャン用特製スライム、その媚薬粘液のお味はどうだ……?」

響ちゃんがいきなり芝居がかったことを言い出して、わたしも千早ちゃんも思わずそっちを向きます。
最初は悪そうな顔をしてちょっと胸をそらしていた響ちゃんでしたが、わたしたちの視線に耐えかねたのか、すぐに姿勢を正しました。

響「…なんだよー、ふたりともノリ悪いなぁ。で、改めて春香、感想は?」

春香「こんなヘンなものちょっと飲まされたって、わたしは平気だよ。おいしくないし、くさいし、響ちゃん料理ヘタになっちゃったんじゃない?」

あえて強がりを言って、響ちゃんにはわたしの感じている気持ちの悪さを悟らせないようにします。
すると響ちゃんは、にやっと笑って言いました。

響「ふぅーん、そうかぁ。じゃあ春香、今ので、なにか思い出すようなことはない?」

春香「え? 思い出すような、こと……?」

今度ははったりでもなんでもなく、響ちゃんの言ったことが純粋にわからなくて、思わず聞き返します。
響ちゃんの言葉を聞いた千早ちゃんがはっと息を呑む音がして、なにか言おうとする気配がしました。

響「まあ、そうだよね。『ほとんど同じ状況』じゃないと、思い出すものも思い出せないよなー。じゃ、スラ美」

その千早ちゃんを待つことなく、響ちゃんは暗い笑いを浮かべたまま、指をぱちんと鳴らしました。

春香「は、っ!?いやっ、やだ、また、ん、んん、むぅぅぅっ!?」

たちまち、またわたしのお口めがけてスライムが伸びあがってきて、顔を左右に振って抵抗しても
頭を後ろからおさえられ、そのままお口を完全にふさがれてしまいます。

春香(なんで、また……こんなっ!?お口じゅうぬるぬるして気持ち悪いぃ!)

しかも今度は、さっきより動きがずっと激しくて、のどの奥のほうへぐいぐいと押し進んできます。
また吐きそうになるけど、やっぱり物理的にお口をふさがれていて、苦しいだけで吐くこともできません。

春香(……え、こ、今度はなに!?)

ひじのあたりをつーっとなでられるような感触があって、お口をふさがれたまま視線だけを上に向けます。
すると、上に伸ばした状態でひじのちょっと手前までスライムに飲み込まれているわたしの手、
その手を伝って、スライムがじわじわと垂れ落ちるように進んできているのが目に入りました。

春香(な、なにをしようと、してるの……?伝わられた肌が、くすぐったくて、べとべとするぅ……)

上から流れ落ちてくるスライムの量が少ないせいか、速度ははちみつを垂らしてるような感じでとても遅く、
それが肌の上をゆっくりなぞっていく感覚がかえってはっきり感じられてしまう気がします。

と、そのとき、なんの前触れもなくお口をいっぱいにしていたほうのスライムが脈を打つみたいに震えて、
さっきと同じどろどろした液体をわたしののどに向けて放ちます。

春香(また、これ……!?気持ち悪いっ……やだぁ、こんなの飲みたくないよぉっ!)

どんなにいやだと思っても吐き出すことも、飲み込まずにいることもできないのもさっきと同じで、
わたしはまた、熱くてのどにまとわりつくような、ひどいにおいの粘液を飲み込むしかありませんでした。

春香(……っ、これ…まずい…っ……!?)

さっきは、気のせい、でなんとか自分をごまかせたけど、今度はそうはいきませんでした。

粘液を飲み込まされたおなかが、今でははっきりと熱をもってしまっていました。
さらに、時間がたったおかげで少しはマシになっていた全身の感覚がまた鋭くなってるように感じ、
気を抜くと身体のあちこちに震えが走り、力が抜けちゃいそうになります。

春香(だ、だめ、弱気になったら!千早ちゃんも一緒に耐えてるんだから、気をしっかり持っ、!?)

急に強く触られた感じがして上を見ると、垂れ落ちるスライムの量が一気に増えていました。
勢いのついた粘っこい半透明の液体がわたしの腕を伝ってどんどん下へ落ちて行き、
その流れで皮膚をなでられるだけで、全身に甘いしびれが細かな波のように走ります。

量がもっと増えて、今ではわたしの腕はほとんど全体をスライムで覆われてしまいました。
流れ落ちる先頭部分はそのままわたしの肩まで伝ってくると、そこでぐにょぐにょとかたちを変え、
そしてそのまま、ぶじゅっ!と汚らしい音を立てて、わたしの腋の下に吸い付いてきました。

春香「んんんんんーっ!?んん、んむぅ、もご、んんー!!」

まさかそんなことをされるとは考えてもいなくて思わず声を上げますが、口をふさがれていて変な音にしかなりません。
わたしのことは完全に無視して、腋にへばりついたスライムはその全身を使い、
揉むような、舐めるような、なんとも言いようのない動きでわたしに刺激を加えてきます。

くすぐられるのともただ触られるのとも違うその動きと、触られたところから伝わってくる熱の激しさに
わたしは自由になる身体を揺すって叫びを上げ続けますが、その声はすべてお口の中のスライムに奪われてしまいます。

さらに、声を出す権利すら与えないと言わんばかりに、お口のスライムがまた粘液を吐き出しました。
気持ち悪さと嫌悪感で、わたしはつい無意識に涙をこぼしてしまいますが、それでも強制的に飲み込まされ続けます。

春香(あ……だめ、なのに、あたま………、ぼーっと、してきちゃ……おなか、あついぃ…)

息苦しさとひどいにおい、そしてどんどん強くなるおなかと全身の熱に意識がぼんやりしてくるのを感じながら、
わたしはこのスライムの粘液責めについて、回らない頭で考えていました。

春香(これ…スライムの本体が、そもそも粘液でできてるってことは……こうやって一度、お口とかに入り込まれちゃったら…)

本体があの大きさだから、ちょっとやそっとわたしが飲んだくらいで減るわけがありません。
……つまり、むこうが飽きちゃうか、わたしが飲み込めなくなるまで、ずっと飲まされ続けるしかない、って…こと?

そのとき、両方の腋の下でぐちゅぐちゅとうごめいていたスライムが、少しずつ形を変え始めました。
わき腹を伝って、わたしの身体の前に、ずるずると移動して……そのままおっぱい全体に、ゆっくりまとわりついてきます。
何をするつもりかなんて、聞かなくてもわかってしまいました。

春香「ん、んん、っ……んーっ、んむぅーーっ!んんっ、んんー!?」

お口をいっぱいにふさがれたまま首を振っていやいやをしますが、おっぱいにへばりつくスライムの動きも、
もちろんお口の中のスライムも動きも止まらないし、離れていってくれることもありません。

春香(や、だ、いまはだめ、いまはだめっ、お願い、やめてっ!?)

今やスライムがわたしのおっぱいをほぼ全部、両方とも覆ってしまっていました。
なのに、乳首の部分は少しだけ穴が空いたみたいになって、あえてさわらないようにしてるみたいです。

もちろん、このいやらしいスライムが、そのまま許してくれるなんて甘い話はありませんでした。
震えが抑えられないままわたしが見ている目の前で、ぬちゃっ、と音を立て、スライムの体の一部が触手のように伸びてきます。

春香(いや、いやっ!おっぱいだけでも耐えられそうにないのにっ、そんな、乳首までなんて!?)

ふらふらと動くその先端が何度もわたしの乳首に近づいて、ぎりぎり触れるかどうかというところで離れます。
そのたびにわたしの心臓はうるさいくらいに音を立てて、不安と、恐怖と、ほんの少しの期待を煽られてしまいます。

そして、ついに……ちゅぶっ!

春香「~~~~~っ、むぅ、ぉ、ぉっ!?んんーーーーっ、んぅーーっ!」

乳首全体を飲み込むようにスライム触手に食いつかれた瞬間、目の前が真っ白になって、意識が飛びそうになります。
でも、それと同時におっぱい全体にまとわりついていたスライムが一斉に激しく動き始め、
たくさんの手や指で同時につつきまわされ、つよく揉みこまれ、こねくり回される感触で、気を失うこともできません。

強烈すぎる快感でわけがわからなくなっているわたしにさらに追い打ちをかけるように、
またお口の中にどろどろの粘液が注がれました。ほとんど考える余裕も何もなく、ただ反射的に、
息苦しくならないように、わたしはその熱くてひどいにおいの粘液を、のどを鳴らして飲み込みます。

春香(……あ、だめなの、に………これ飲んだら、もっと、からだ、熱くなっちゃうのにっ………)

たっぷり飲み込んだあとでようやく思い出しますが、先に思い出してたら吐き出せるってわけでもないし、
どのみち飲むしかないんだったら、早く飲んじゃったほうが、少しは、マシ、かもしれません…

春香(……あ、れ?)

お口の中の圧迫感がまたすっと引いていく感じがして、いれかわりに新鮮な空気が入ってきました。

本当は、気持ちいいはずなのに……お口のなか、ねばねばしてなくて、くさくもないのが、さみしい、気も、します…

響「……で、どう?シャイニング・ハルカ。マジシャン用特濃媚薬粘液のお味は?そんで、『思い出した』?」

ブラックジャンボの「総帥」が相変わらずの笑顔で、春香に質問していた。
スライムは一時的に動きをとめ、単に春香の身体を拘束しているだけの状態に戻っていたが、
春香は目の焦点がもう完全に合っておらず、そもそも、質問されたことを認識できているかどうかすら、怪しい。

彼女がしようとしていることは明白だった。春香に、あの夜の凌辱の記憶を取り戻させようとしている。
それがわかっていて、私は彼女を止めることが、できない。制止するひとことすら、口に出せない。

からだ全体が、熱くて、もどかしくて、そして自分の鼓動の音だけが、やけにしつこく聞こえる。

私の胃の中で、気を抜けばすぐにもあふれかえりそうな量の媚薬粘液が、たぽん、たぽんと音を立てていた。
溜まり溜まった水面が波を立てているさますら見える気がして、そのひと揺れごとに、身体の熱がかっと燃え上がる。
それを飲ませ続けるために口にもぐりこんできたスライムのせいで、あごもがくがくと震えたままだし、
口のなか全体が粘液に触れつづけていたからか、ひどく熱をもっていて、気持ち悪い。
なのに、口寂しい、なにか咥えたい、舐めたい、飲み込みたい…そんな考えが頭をよぎって、背筋が寒くなってしまう。

千早(ちが、う……違う、のに…!)

上からも、腕を伝ってスライムが流れ落ちてきて、まず……腋を、徹底的に汚された。

まだマジシャンなんてものになるよりずっと前、事務所で、春香や我那覇さんからふざけてくすぐられたことがあった。
そのときの、むずむずする、でもどこか心地よい、軽くさわやかな感触をまだ覚えている。

同じ腋への接触なのに、スライムのそれは似ても似つかない、不快で、執拗で、ただ機械的に快感を送り込もうとする動きだった。
ねばねばする軟体に吸い付かれ、腋下のくぼみの隅々までをじっとり舐めしゃぶられ、
そんな動きですら自分の身体にあの妖しい熱を呼び起こすことに愕然とさせられた。

腋を蹂躙しきったスライムは、そこから這い進み、私の胸……乳房を、ゆっくりと征服していった。
山を登る様にじわじわと侵食され、頂点に位置する、…乳首、だけを残して表面を覆われたあと、
さんざんじらしてから両方の乳首をまとめて急襲され、強く吸われ、つままれ、転がされた。
さらにそれまで放置されていた乳房全体も、指を立てるようにして押され、揉まれ、絞られて……

千早(………違う、惑わされては駄目っ!!私は、春香が受けた感覚を…、共有、しているだけ…!)

頭では、理解しているつもりだった。春香の受ける凌辱がすべて、私にもフィードバックされると知っていたはずだった。
なにもできないのならせめて、春香とともに耐えようと、そう思ったはずだった。

それなのに今では、あらゆる凌辱の名残が……皮膚を這いずるスライムのねばねばする体や、
乳首をつまむ芯のある軟質の感触、腋にへばりついて未知の感覚を無理やりに教え込んできた塊、
そして…何度も、何度も食道を通って胃に溜まり、いやらしい熱を呼び起こす媚薬粘液の流れ……
そういうものがすべて私自身の体験で、私自身の身体にまだ残っているような、圧倒的な存在感を伝えてくる。

ただひとつ救いがあった。春香はまだ、あの最悪の記憶は思い出していない。
それに、あれだけ意識がもうろうとしていれば…ひどい言い方ではあるけど、これから思い出す余裕もない、はずだ。

響「お、シャイニング・チハヤも出来上がってきてるね。わざわざ同じ体験するとか、ひょっとして千早ってマゾなの?」

千早「な、っ……~~~~っ、く、っ?!」

響「あはは、わざわざ自分で感じるようにしちゃうなんて、ホントにマゾなのかー」

からかうように言われ反論しようとして、その声を出すだけのことで全身が燃える感覚がいっそう強まり、
私は言い返すことなく歯を食いしばり、声を上げてしまわないように抑えることしかできない。

千早「………!?」

その私の両足をゆっくりとなにかが這い上がってくる感触があり、急いで視線を下に落とす。
何もない。膝から下はスライムに捕えられてはいるが、特に目立った動きはしていない……
にもかかわらず、ゆっくりと粘液が上ってきて、その通ったあとが焼けるように熱くなっていく感覚だけがある。

春香「ひ、ぁぁ……ん、も、やだ、ぁ………」

はっと目をやると、春香の両足を少しずつ飲み込むように、半透明のスライムが伸び上がり始めていた。

あの夜春香に起きたことや、その責任が私にあることは決して忘れないと誓っていたけれど、
春香が具体的に何をされたのか、ということについては、できるだけ思い出さないようにしていた。
いま「総帥」がスライムを使って春香に加えた数々の凌辱行為は、
あの夜、イソギンチャク型の触手生物たちが春香を慰みものにしていたときの再現に違いなくて、

春香「…………ん、ふ、ぅっ…!ふぁ、ん……」

千早「あ、はぁ、んんっ!?」

その瞬間、春香と私は同時にスライムで「口をいっぱいにされて」しまい、思考能力を奪われてしまう。
さらに、侵入してきた軟体生物は間髪を入れずまた液を吐き出し、のどにからみつく、胃を焼くその熱が、
私と春香が抵抗するわずかな気力すら奪って、そのまま媚薬粘液漬けにしていくようだった。

千早(い、いけな、い……このまま、じゃ…)

春香(ん………あ、また、きてる、飲まなきゃ…………)

お口の中でゆらゆらしてるねばねばを、ゆっくりのどに送り込んでいきます。
一気に飲もうとすると、ひっかかっちゃうときがあるので、ごくっ、ごくっ、と、のどを鳴らしながら。
その一口ごとに、のどとかおなかがあったかくなる感じがして、気持ちいい、です。

春香(なんか、前にも…こんなこと、あったような)

隣の千早ちゃんも、なんとなく、目がとろーんってしてる気がします。えへへ、おそろいだね。

ソックスがじわじわずり上がってくるみたいな感じがして、下を見ると、わたしの太もものだいぶ上まで
いつの間にかスライムの体でおおわれてました。なんかこれ、半透明のサイハイソックスみたいで面白いかも…

相変わらずおっぱいはスライムでほとんどカバーされちゃってて、かえって服を着てるみたいです。
でも、ときどきぐにゅっと力をくわえられると、つい声が出ちゃうときがあります。

スライムはどんどん上ってきて、ついにマジシャンのスカートの下にもぐりこんで、わたしの足の付け根にまでたどりつきました。
手も足も全部、スライムにコーティングされたみたいになって…覆われたところが、すごく熱いです。

春香(……どうして、わたし、こんなことになってるんだっけ?シャインマジシャン、だから?)

足の付け根のスライムはそのまま、スカートの下でさらに動き続けています。
布地に染み込むほど水っぽくはないみたいで、ショーツの足回りの部分から器用にもぐり込んで、
わたしの…お尻のほうに、どんどん侵入してきちゃいました。
これっ……恥ずかしい……けど、あったかい手で包まれてるみたいで、きもちいい、かも……

スライムはさらに、ショーツのクロッチ部分を浮かせて、前側にも体を滑り込ませます。
そのままゆっくりと上に伸びて、わたしの

春香(………っ!?こ、これ、わたし、たしか、知って、っ)

春香「むぐぉぉぉぉっっ、んむぅうぅぅ!?んんんっ、ん、んんん~~~~~~~っっっ♥♥!!!」

なにか思い出しそうになった瞬間、勃起しきったクリトリスを思い切り押しつぶされて、一気に意識が戻りました。
それを待っていたかのように、わたしの全身あらゆるところのスライムが動き始めます。

春香「んんんぅぅ、んんぐっ!?ん、ごぐ、っ、んぐ、ぐ、ごくっ、………♥」

お口の中のスライムはポンプにつながったホースみたいになっていました。
どくどくとひっきりなしに震え続け、湧き水みたいにあとからあとから粘液があふれてきて
わたしは溺れないように、必死でそれを飲み込み続けます。

春香(こ、こんなっ、!おなか、破裂、しちゃうう!!!)

おっぱいにへばりついたスライムはさっきより大きくなって、同時に腋にも刺激を加えてきました。
乳首がちぎれちゃいそうなほど強く引っ張られたかと思うとやさしく転がされたり、
ぴんと弾かれた次の瞬間には舌で舐めながら吸われるような動きを加えられたり、
そしてその間じゅう、おっぱい自体も乱暴に揉まれ、ひっぱられ、こねられ続けます。

春香(いやっ、いやぁぁっ!?無理ぃっ、クリトリスだめぇっ♥おっぱいと乳首、同時にいじめないでぇぇ!?)

まるでわたしの声を聞いていたみたいに、スライムの動きがより激しくなりました。
お口に粘液を注ぎ続けていたスライムがぬぽっと音を立てて抜け落ち、でもその勢いはまったく止まらなくて
流れ出すべとべとの液でわたしは顔中をすっかりコーティングされてしまいます。

春香「ぷ、ぁぁん、っ!?やだっ、やめ、あついぃっ♥顔にかけるの、やだぁっ♥」

なぜスライムがわたしに粘液を飲ませ続けるのをやめたのか、理由はすぐにわかりました。

春香「ひぃあぁぁっ♥らめっ、それらめぇっ!?しこしこってするのやあぁっ、らめぇぇぇっ♥♥♥」

ショーツの中のスライムがクリトリスにしっかりとからみつき、芯のある部分を器用に使って
吸い上げるようにしながらしごき始め、わたしはもう絶叫するしかありませんでした。
涙まで流してしまい、大声を上げるわたしが面白いのか、わたしが叫べば叫ぶほど
スライムの動きがねちっこくなって、そして同時におっぱいや、腋までいじめられてしまいます。

春香「これっ、知ってるぅっ、わたしはじめてじゃないいっ♥だめなのに腰っ、腰振っちゃうぅっ♥♥」

足も手もすっかり飲み込まれてほとんど動けない状態だけど、動かないって選択肢はなくて、
貧乏ゆすり程度の揺れかたしかできないまま、わたしは必死に腰を前後させていました。

春香(熱いっ、あついぃ、クリトリス、クリトリス溶けちゃうっ!!!)

春香「…………ひ、ひんっ!? や、な、なに、これぇぇ!?」

快感にもみくちゃにされながら、なにかヘンだ、と思った時にはもう変化が起きていました。
わたしのショーツを押しのけるようにして、本来あるはずのないものが、そこに存在しちゃってます。

春香(お……お○ん、ちん、そ、そうだ、これ、わたしのお○んちん………!!)

春香(なんっ、でわたし、これのこと、知って)

はまってはいけない最後のピース、それがはまる音を聞いた気がしました。
その瞬間、わたしの頭のどこかにかかっていた鍵みたいなものがはずれます。

一瞬だけ春香の動きが止まり、その目が大きく、大きく見開かれるのを、私ははっきりと見てしまった。

春香「あ、あ、あああああ、ああああああああああああああーーーーーーっ!?」

全身をスライムにからめとられ身体の自由を奪われた春香が、これまで以上の声で絶叫する。

春香「や、やだぁあっ、イソギンチャクもういやぁぁあああ♥♥♥!?触手はいや、おちん○ん搾っちゃいやぁぁああっ♥♥♥♥」

とめどなく涙を流す春香は過去と現在の快楽を同時に身体に叩き込まれ、完全な恐慌状態に陥っていた。
せめて、「そっち」は現実じゃない、貴女の記憶が混乱してるだけ、と声をかけたいのに、それすらもできない。

春香「たすけっ、ぷろりゅーさーさんっ、たすけて、くらしゃいぃ♥♥わたし、おかしくなる、まじしゃんできなくなっちゃいまひゅぅ♥♥♥」

呂律も回らなくなった声で、この場にいもしないプロデューサーに助けを求めるほど錯乱してしまっている。
いや、春香の目にだけは確かに、あの夜の触手生物に捕えられ、転がされているプロデューサーが見えているのだろう。

おそらくは、自分の身体を好きに弄び、さんざん汚し尽くしたイソギンチャクたちでさえも。

もちろん現実のこの場には、そいつらのかわりに……春香を凌辱する、悪夢のような巨大スライムがいる。
そして、当然、春香の混乱しきった意識でも、それが与えてくる快楽ははっきり感じ取れてしまう。

春香「スライム、スライムもだめ、だめ♥これ以上わたしのことえっちにしないでぇっ、粘液いやぁぁっ、もうゆるしてぇ♥♥♥」

言葉こそ拒否しているが、その声はもう完全にとろけているようにしか聞こえなくて、
耳も感覚器官も見当たらないスライムがまるでそれを愉しんで、より激しい凌辱を加えているようにすら見える。

……私自身も、ほとんど限界だった。

千早(………こ、んな、 …………はる、か、は、あのとき…!?)

私がほぼ全力で封じていた春香の記憶のフラッシュバックは、ほんの一瞬で春香と私の神経を焼き切った。

その一部始終はまったく見ていなかったはずの私がすべて知っている、触手生物と遭遇して、それなりに互角に戦い、一般人を救おうとし、

そして一瞬の隙をついてプロデューサーごと捕えられまず居合わせた女性を触手で犯し抜くところをまざまざと見せつけられ
プロデューサーの命を盾に触手を舐めて奉仕することを強制されそのまま何度も何度も何度も媚薬粘液を飲まされて
身体の自由を奪われて触手で弄り回され乳首もおっぱいもクリトリスも敏感なところはすべて徹底的に開発され続けて
ついにはクリトリスを肥大化させられ男性器のような大きさにされて特別製の触手で何度も何度も何度も何度も何度も――――

千早(……、は、ぁ…、っ!? 記憶に………の、飲まれてしま、う!?)

私は春香ではない、と、いちいち考えていなくては存在があやふやになるほどの、強烈な記憶。

その過去の快楽と、いま現在の快感が、春香と私の全身を支配している。
声を出すことはおろか、いまの私は指の一本ですら、自由に動かせない。

もう春香のことを助けるなんて次元ではなく、自分が正気を保つためだけに必死で耐えている私の目の前で、
巨大スライムは春香に…そして私に、いよいよ引導を渡そうとしているようだった。

手と足をほとんど固定され、ただ泣き叫ぶだけの春香に向けて、上からスライムの一部がゆっくりと伸びてくる。

春香「……そ、そんな♥、うそ、でしょ?」

さんざん嬲られたあとなのに、媚薬の効果がそこにも及んでいるのか、春香の…男性器、は、まだ反り返っていた。
ショーツの布地を押しのけ、さらにスカートを押し上げてそこから部分的に顔をのぞかせている。

つい今まで男性器を弄ばれていたと思っていたのが、ただのフラッシュバックに過ぎなかった、ということに気づき、
春香の顔色が、青くなるのを通り越し、一気に白くなるのが見えた。

春香「ま、っ」

ずぷちゅうっ!

春香「―――――――――っ、あ♥♥♥ …………んひぎぃぃぃぃっ!?♥♥」

近づいてきたスライムが鞘のようなかたちに変形し、春香の男性器を飲み込んだ瞬間、春香は即座に失神し、そして覚醒する。
そして、そのことにもお構いなしにスライムは上下にしごく動きを始め、春香と私にとっての地獄が始まった。

春香の胸を、腋を、包み込んだ手や足を、わき腹やおなかまでを全身刺激しながら、スライムは春香の男性器を吸い、搾り上げる。
その動きのすべてが直接私の神経をすべて焼き潰し、あっという間に、それこそ失神しているのか、まだ意識があるのかもわからなくなる。

春香「こんにゃっ、むりぃ、もうでちゃう、出しちゃうっ♥♥♥おちん○ん液でちゃうぅ~~~っっ♥♥」

私の股間には男性器なんて、ない……ないはず、なのに、その中をなにかとても熱いものが迸り出るのを、確かに感じる。
絶叫した春香の頭がかくん、と落ちるのと、私の意識がブラックアウトするのはどちらが先だったか、わからなかった。

すみません、とりあえず今回の更新はここまでです。

やっべえ、5つあった安価がまだ半分すら終わってない。
スライムで後遺症部分+未覚醒組一部粘液祭り みたいな中途半端な消化具合となっております。

どうあがいても自分で書けるものしか書けない、と開き直って好き放題に書きましたが、はてさて。

しかし、安価取りながら、物語もエロも書きながらで話を進めていた初代や2代目は本当にすごかったんだな、
と今更ながら感服してます。こちとらGW明けでエロがギリ終わるかどうかです。がんばろう。


さて、自分の好みがどうのとか前回うっかり書いたのは大変まずかったですね。申し訳ないです。

エロ内容に関しては前から一律安価に丸投げするよーというのは標榜しているとおりでして、
書く気のない・書ける気がしないものについては安価出す際に毎度触れるようにしてます。
(たとえば現時点で響はほかのアイドルの処女を積極的には奪いに行かないだとか、
 あくまでほかのみんなをアイドルと見てるから活動に支障が出る可能性のある孕ませには持って行かないとか、そういう脳内設定があったり)

ので、そうやってこっちが言い出す条件以外は、どうか>>1のことは気にせずに自分のお好きなものを投げてください。
(ただクオリティや完成までの時間については保証できないよ、許してね、という話です)

次回更新は……8日日曜夜までにはなんとか…

いつも長らくお待たせしてます。どうかまたお待ちください。おやすみなさい。

やよい「響さん、響さん!今の見ましたかー?春香さんと千早さん、気を失っちゃうのも同時でしたーっ♥♥」

響「うん、もちろん自分も見てたぞ。まぁ感覚つながってる状態だから当たり前なんだけど、さすがって感じだよね」

スライムに吊るされたまま気を失い、首を垂れるだけになった春香と千早の姿を
やよいは飛び跳ねながら満面の笑みで、そして響は苦笑をその顔に浮かべて見上げている。

響「しっかし二人とも、こんな調子で大丈夫かー?記憶戻ったくらいで失神してたらこの先大変だよ?」

響がからかうように声をかけても、春香も千早も意識が戻ることはなく、当然のように返事もない。
春香の受けた感覚を共有してしまった千早と異なり、直接媚薬スライムに全身を嬲られた春香のほうは
顔から始まり、むき出しにされた胸も、衣装の至る所も粘液まみれでねとねとにされ、妖しく光ってすら見える。

やよい「春香さんにもお○んちん生えてた、なんて知らなかったです。うっうー、おそろいでうれしいなぁ♥」

響のとなりでやよいが言った。自分まで媚薬にあてられたかのようにうっとりと目じりを下げ、頬が紅潮していて、
よく見るとやよいの黒く短いスカートをその下から棒状のなにかが強く高く押し上げているのが見て取れる。

響「あははは、実はあれ、自分の指示ってわけじゃないんだけど…でも気持ちいいみたいだし、なんくるないか」

そもそもやよいのそれが生えた原因も本当は事故みたいなものなんだけど、と響は内心そっとひとりごちる。
と、その耳にまた別の悲鳴か嬌声のようなものが飛び込んできて、響も、それからやよいもそちらに目を向けた。



貴音「ひ、っ、おやめなさい二人ともっ!正気に戻って、あひっ、やめ、るのですっ……!?」

すっかり目の焦点が合わなくなったあずさと、律子嬢の二人が、座り込んだわたくしの両側にしゃがみこんでいました。
そしてわたくしの言葉には返事もせず、もちろん耳を貸すこともなく、ただひたすらに、じっくりと、
自分たちの身体にたっぷりと粘りついたあの物の怪の体液を手ですくいとり、わたくしの身になすりつけてきます。

わたくしの腕は左右の二本しかありません。それにそもそも、ちゃんと直立できておれば腰を入れて抵抗もできるでしょうが
床にへたりこんでいる現状では力がろくに入らず、しなだれかからんばかりに迫ってくる二人を押しとどめられません。

響がわたくしたち三人を置いて春香と千早のほうへ向かったのち、できうる限りこの粘液を身体からぬぐい落とし
少しだけ症状がおさまった、と思ったところだというのに、こんなことをされてしまっては…!

貴音「ああっ、いやああっ…、あずさ、そのようなっ!?」

左側から寄ってきたあずさが恍惚とした笑みを浮かべ、わたくしの手首をしっかりとつかんだまま
もう片方のてのひらにぷるぷると震える粘液のかたまりを乗せ、そのままわたくしの胸へ手を寄せてきました。
不用意に動くとそれだけで刺激を受けてしまうわたくしは、おののきながらその動きを見守るよりありません。

あずさ「貴音ちゃんのりっぱなおっぱいも、しっかりねとねとにしとかないとね~♥」

熱い吐息とともにそんな言葉を吐き出したあずさは、少し掲げた手をゆっくりと傾け、
わたくしの乳房にそのすくいとった粘液を少しずつ垂らして、徐々に全体を濡らしてゆきます。

貴音「くぅ、ぅん、っ、………あ、あずさの方が、よほど、立派なものを、っはああああんっ!」

液が触れたところからすぐにまた疼くような熱が広がり始め、誤魔化すために軽口を叩こうとしたところで
いきなりあずさが粘液まみれの手で直接わたくしの乳房をつかみ、力をこめてこねまわし始めました。
不意をつかれて声をあげてしまったところに、ぐちゅ、ぐちゅっ、と厭らしい音を立てて粘液ごと揉みしだかれ、
その音と、あずさの手が伝えてくる得体のしれない感覚が、わたくしの理性を激しく責め立てます。

貴音「やめ、なさっ、ひあっ、ひぃぃんっ!?止めて、やめて、ください、あ、ずさっ!」

あずさ「小さい方が敏感なんてよく聞くけど、大きくたってきもちいいもの~。ね、貴音ちゃんも、そう思うでしょ」

貴音「そんな、気持ちよくなどっ……あっ、あ、ふぁぁぁぁ!?」

あずさは座ったままどんどんと距離を詰めてきて、今ではほとんど抱きつくようにしてわたくしの左半身に密着していました。
乳房やお腹の柔らかく、やけどしそうに熱い感触と一緒に、その表面を覆うぬるぬるの粘液にも纏わりつかれてしまいます。

あずさ「ウソつくのはめっ、よ、貴音ちゃん。正直になっちゃいなさい?」

あずさ自身もすっかり熱っぽくうるんだ声になっていて、耳元で囁かれるだけでも震えてしまいそうになるというのに
さらにあずさは何を思ったのか、わたくしの左の耳たぶを甘く食み、……さらに、舌を、わたくしの耳のなか、に!?

貴音「な、舐めてはなりません、あ、あずさ!?すぐにおやめ、なさいっ、そんな、ぁあ、あ…!」

はぁ、はぁ、という熱い吐息が、あずさの舌や唾液が立てる音が、直接、耳の中に響いているように聞こえ、
先ほどとは比べものにならないほどうるさく……頭の中すべてを舐め上げられているような感覚に、全身が痺れてしまいます。

あずさ「んちゅ、っ…あら~、うふふ、貴音ちゃん、耳が弱いのかしら。律子さ~ん、律子さんも試してあげてください♥」

貴音「た、試す、とは…?まさか、あ、きゃぁぁ!」

律子「はいはい、じっとする。それじゃあ、折角だからまずは、と………ん、っ」

右側から密かににじり寄ってきた律子嬢に、あずさと同様、乳房を押し付けるようにして組みつかれ、動きを封じられました。
律子嬢は口や顔のまわりに残っていた粘液を指でにちゃにちゃとかき集め、それをねっとりと自分で舐めとる様をわたくしに見せつけます。
なぜ、そんなことを…と訝しく思った瞬間、律子嬢は口中にねばつく液を溜めこんだまま、わたくしの右耳にしゃぶりつきました。

貴音「あひっ、あ、あぁぁっ!?だめ、ですっ、律子嬢っ、だめです、やめて……」

あずさのときよりもさらに激しい水音が、鼓膜を通じ、わたくしの脳髄に直接ゆさぶりをかけてきます。
粘液の中で自在に動く律子嬢の舌先が、わたくしの耳朶のあちこちをつつき、這い回り、その刺激に声が抑えられません。

律子「はぁ、れるっ…、んちゅ…… 今更恥ずかしがることもないでしょ。だって気持ちいいんでしょう?」

貴音「違います、そんな、ちが、いますっ……わたくしは…」

ここで認めてしまうわけにはいかない、と強く念じ、わたくしは反論を試みますが、左右から交互に悪魔が囁きかけてきました。

律子「ふうん、じゃあつまり、貴音は耳を責められるだけじゃぜんぜん満足できないってことね?」

あずさ「まあ…でも貴音ちゃんったら食いしん坊さんだもの、エッチなことだって欲張りで当然よね~。うふふふ♥」

貴音「え………?あっ、きゃひぃいいんっ!?」

左側のあずさが今度は両手で、わたくしの両の乳房を指が食い込むほど握り、そのまま左右それぞれをぐにゅぐにゅと弄びました。
言葉も交わさないままそのあずさとぴったり息を合わせて、右側の律子嬢は左手を伸ばし、わたくしの…お尻、を、むずと掴みます。
いつの間にかわたくしの腕は二人の手から自由になっているというのに、強すぎる刺激に翻弄され、動かすことすらできません。

あずさ「やっぱり、貴音ちゃんはおっぱいが弱点だと思うんです~♥だって律子さん見てください、この大きさですよ?」

むにゅっ、むぎゅぅ、と音すら聞こえてきそうなほどにわたくしの乳房を嬲りながら、あずさが律子に話しかけました。
ゆっくりと撫でさするような動きで徐々に中心へ、下へ手を滑らせていく律子嬢もそれに応えます。

律子「あのですねあずささん、その理屈だと貴音の性感帯はお尻以外ありえないですよ。ほらっ、この大きさなんですから♥」

貴音「は、放しなさいっ、いいかげんになさい二人ともっ!!恥ずかしいとは思わ、あはぁぁあああっ、あ、やぁ、ぁ!?」

この際虚勢でもなんでもまず解放してもらわなくては、と焦って叫んだ言葉は、わたくし自身の嬌声で立ち消えてしまいました。
あずさは手を、指を巧みに動かして乳房を執拗に弄びつつ、わたくしの乳首にちゅっとついばむように吸い付き、
律子嬢の指は尻たぶをそっと押し広げ、わたくしの……ふ、不浄の穴のすぐ近くを、さっと掠めるように撫でさすります。

あずさ「うふふ、可愛い声…♥貴音ちゃんのはずかしい声なんてめったに聞けないから、もっと聞かせてほしいかもっ♥」

律子「だから何が恥ずかしいの、気持ちいいでしょ♥この中ならあんた一番年下なのよ、無理しないでいいかげん素直になりなさい」

貴音「ひ……ぃや、ああ、………あう、っ!」

もはやわたくしは、身体を起こしたままにしていることすらかないませんでした。
力が抜け、両側に組みついている二人もろとも倒れ込み、仰向けに寝転がった姿勢になってしまいます。
それでもあずさも律子嬢も離れてくれず、両側から乳房やお腹を押し付けられ、挟み込まれたままで、動けません。

息も絶え絶えのわたくしをはさんで、あずさと律子嬢が顔だけを少し起こし、目配せをするのが見えた気がしました。
この期に及んで、いったいなにをしようというのでしょうか…?
答えはすぐに最悪の形でわかりました。

貴音「ひゃあああっ!?あ、ああっ、いやっ…!だめっ、だめですっ、やめな、さ……やめて、いや、耳はぁっ!?」

両側からわたくしの頭を挟み込むようにして、あずさと律子嬢がいっせいにわたくしの耳にむしゃぶりつきました。
それと合わせて二人はそれぞれ、片手をわたくしの乳房に、もう片方の手はお尻に伸ばしてきて
強さも動かし方もまるで統一感のない、滅茶苦茶な動きでもみほぐし、こね回します。

貴音(ああ、あああ……音がっ、この音は、いけませんん…、頭を、かき乱されて、しまい、ますっ……)

ぐちゅぐちゅ、ちゅぷちゅぷと卑猥な水音を立てて、二人の舌は独立した生き物のようにわたくしの耳をはい回り、
その音とそこから広がり続ける身体の熱だけがわたくしの認識を埋め尽くしていくようでした。

二人が手や舌だけを用いるのでなく、粘液まみれの身体ごとわたくしに左右両側からからみついてくるせいで
わたくしの全身もあっという間にどろどろした液体にへばりつかれた状態へと逆戻りさせられてしまいます。

貴音(いやぁ、ぁ……ま、また身体が、狂わされてしまう……!このままでは、わたくしまで、春香や、千早のように…っ)

つい先ほどまで春香たちを襲っていた地獄の責めを嫌でも思い出してしまい、背筋が寒くなります。
その間にもあずさと律子嬢は、わたくしの耳をしつこくねぶりつつ、時おり耳元で囁くのをやめません。

あずさ「くすくす…本当にお耳、弱いのね、貴音ちゃん♥うふふ、それじゃあ……ふぅーっ」

そよ風にも及ばないくらいに優しく息を吹きかけられ、舐めしゃぶられて熱くなった耳をよけい熱くさせられ、

律子「まだすました顔してられるのは素直にすごいけど…よだれ垂れてるわよ、貴音。ん、くちゅ、っ、…♥」

まったく意識しないままに身体だけが反応してしまっていることを指摘され、余計に全身のうずきを意識させられ。

胸もお尻もいじりまわされ、両耳を責められ、二人の全身で擦りたてられていては、耐えきれるものではありませんでした。

貴音「だ、めっ、お許しを、っ…なにか来てしまい、ますっ、ゆるしっ、お許しくださいいっ!?」

いけない、と思ったときにはすでに、わたくしは口に出して許しを乞うてしまっていました。
それに応えるように二人は両手に力をこめてわたくしの乳房とお尻を強く鷲掴みにし、そして耳を一際音高く舐め上げます。

貴音「ああああぁっ、わ、わたくし、っ、あ、あっひぃぃぃいい~~~っっ!?」

目の前が瞬時に光で満ちて何も見えなくなり、身体がどこまでも浮いていくような、沈んでいくような感覚に襲われ、そして意識が霧散しました。

貴音「だめ、やめて…だめですっ!?あずさ、律子嬢、もうおやめください、こん、な、あはぁぁあぁんっ!!」

粘度の高い液体を思い切りかきまわすのに似た水音と、貴音のいくぶん鼻にかかった悲鳴が響いていた。

望まぬ絶頂を迎えさせられたのと同時に失神し、すっかり脱力しきった貴音は、意識を失っている間に
あずさに後ろから抱きかかえられ、ずっと形のよい立派な双丘をいいように捏ねくり回され続けている。
律子とあずさの二人がかりで媚薬粘液を丹念に塗りたくられた身体はすっかり発情させられきっており、
意識を取り戻したあとでもろくに力が入らず、完全にされるがままになっていた。

あずさ「うーん。貴音ちゃん、おっぱいの大きさは同じくらいでも、わたしとはポイント違うのかしら?」

必死で叫び声を上げる貴音と対照的に、あずさはのんびりと呟きつつ、貴音の乳房をいじる手は止めようとしない。
それだけでなく、貴音の背中に自分の豊満なバストをじらすようににゅるにゅるとこすりつけ、
お互いの身体に付着した粘つく半透明の液体をさらに塗り広げながら、自分自身でもその刺激をゆっくりと堪能する。

貴音「も、う、あんっ…わたくし、もういやです……このようなこと、もう、やめいぎぃぃぃっ!?」

あずさ「ウソはだめって言ってるでしょ、貴音ちゃん。いうこと聞けない子のおっぱいはこう、よっ♥えいっ、えいっ」

貴音「あぅっ、ひ、ぃんっ!んぎっ、や、あずさ、おやめください、お許しを、ゆるし、許してぇぇっ……」

掛け声とともに、あずさの指が貴音の両方の乳首をつまみ上げ、リズミカルに強く引っ張りながらひねりを加えた。
その一回の動きごとに、あずさの腕の中に囚われた貴音の身体がびくん、びくんと目に見えて跳ね上がる。

貴音「ちぎれ、るっ、千切れてしまいますからぁっ!もう、もう乳首を引くのはぁ、っ!」

あずさ「そんなに怖がらなくて大丈夫よ~、わたし、そんなに指力ないもの。びくびく震えちゃって、貴音ちゃんったら可愛い♥」

涙さえ流して哀願する姿に満足したのか、あずさはようやく貴音の乳首から指を離し、また手のひらと指で乳房を楽しみ始める。
乳首をひねりあげられるよりは幾分穏やかな刺激にも微かな吐息を漏らす貴音に、しかし、安息の時間などは訪れない。

律子「それは、いいけど、んんっ♥ほらっ貴音、こっちが、ぁは、お留守、よっ!」

貴音「あ、んんんっ!?ひっ、いやっ、こんな、はしたないこと、を…!」

上半身をあずさに拘束され、胸を延々と責められ続ける一方で、貴音の下半身は律子が執拗に嬲っていた。
伸ばした状態で大きく開かされた貴音の両足、そのうち右足には律子の左足が上に乗って押さえつけられている。
その律子は両膝を曲げて腰を落とした、いわゆるアヒル座りに近い姿勢のまま貴音の足の間深くまで割り込み、
自分の右の太ももの上に貴音の左足を乗せたまま腰をぐいぐいと突き出し、貴音を追いつめる。

貴音はなんとか逃れようと身をよじるが、片足は律子の体重で、もう片方は律子の右手に押さえられ、
後ろへずり下がろうとしてもそこにはあずさが控えており、逃げ場がない。

律子「あずささん、そのまましっかり押さえててくださいね。ほら、もう……んんっ、あ、届いたぁ、っ♥」

貴音「……っ、いやあ、ぁぁ………ん、っ!」

ぐちゅり、と重く濡れた音がして、律子が突きだした女性器と、逃げきれなかった貴音の女性器が触れ合う。

貴音(なぜ…このような、辱めを、律子嬢と、わたくしが……)

貝合わせ、なるこうした行為も世の中に存在する、ということを知識として知らないわけではなかったが、
それが自分の身の上に降りかかってくるとは想像もしていなかった貴音の目から、涙が一粒こぼれ落ちる。
もちろんそれを見ても、快楽にすっかり狂わされてしまっている律子やあずさには、なにも響かない。

律子「んっ、んん、あはっ……♥ちょっと、貴音、あんたも、腰動かしなさい、よね」

律子は腰を上下させ、くまなく外性器全体をこすりつけて自分と貴音の両方を刺激しようとする。
それでも貴音はできるだけ腰を引き、背中を支えているあずさに体重をかけ、後ろに下がって逃げようとした。

あずさ「もう、こら!おいたはめっ、だって言ったわよね~、貴音ちゃんっ♥」

貴音「いぃっ、はひぃ!?はぁああんんっ!」

まさにそのタイミングであずさが貴音の乳首を時間差で強めにぴん、ぴんっ、と弾き、
さらに手指全体が沈み込み、跡が残ってしまいそうなほど強く乳房を握り込んだ。
陰部を押し付けてくる律子のほうに意識が行っていた貴音は、その奇襲になすすべもなく嬌声をあげて
身体を跳ねさせてしまい、その隙に律子がまた身体を割り込ませて元の位置に戻る。

律子「あ、すみませんあずささん。もう一度、今のいいですか」

あずさ「はーい♥」

貴音「あ、あ………… あひゃぁっ!?や、め、あああんっ!!いやっ、嫌、あぁぁ……っっ」

律子の頼みを受け、あずさはにこやかに、半ば放心状態にあった貴音の乳首をまた責め始めた。
今度は単調にならないよう、片方を弾く間もう片方はつまんで転がし、タイミングを見て急につねるなどの緩急を加える。
たったふたつの突起をあずさの指で弄ばれるだけで、貴音は操られているかのように全身を何度もびくつかせる。

律子「んん、そうっ、ちょっと動き、大きいけどっ♥もっと、ほら、腰、こしぃっ♥」

貴音の跳ね上がる身体に合わせ、律子も改めて自分でも腰を動かし、さらに激しく性器同士をすりあわせる。
なぜ涙が流れるのか自分でもわからないまま、貴音はただ機械的に繰り返す。

貴音「嫌ですっ、こん、な、あぁぁっ、んんんっ…あずさ、律子じょ、う、どうか、どうかぁ………」