モバP「世界は1つの舞台?」 (95)





※CAPCOMとNAMCO、SEGAと任天堂のキャラクターが入り乱れるゲーム『プロジェクトクロスゾーン2』とアイドルマスターシンデレラガールズのクロスオーバーです。

※プロジェクトクロスゾーン2のエンディングから始まります。






SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1463933504




【魔界・デミトリ城】



零児「…宴もたけなわ、か。」

小牟「うむ。デミトリ、そろそろ御開きにしたらどうじゃ?朝帰りは御肌に悪いしのぅ。」


デミトリ「…フン。魔界に朝などない…居たいだけ居ればいい。」ニヤリ

小牟「なんと!明けない夜は無いとは嘘じゃったのか!?」

モリガン「単に寂しいだけでしょ?」クスクス

デミトリ「モリガン、貴様…」イラッ

フェリシア「ちょっとちょっと!ここで喧嘩するのはやめてよ!私巻き込まれたくないから!」


零児「とにかく、帰りを待つ人もいる。区切りを…」





ピリリリ…ピリリリ…


零児「緊急連絡?」ピッ!

零児「もしもし………」




零児「…なに!?ゆらぎが日本中に!?」

小牟「!?」



零児「分かった、すぐに向かう!」ピッ!


零児「すまないデミトリ、急用が出来た。俺達は先に行く。」スッ…

小牟「残党処理か…うむ、締めは主催者に頼もうかのう。」スッ…





ジャン♪ジャジャン♪ジャンジャン♪

小牟「っと、裏嶋からじゃ…もしも~し♪」ピッ!

小牟「ふむふむ……むむっ!なんと!?分かった、零児にも伝えとく~!」ピッ!


小牟「零児、特報じゃ。」ニヤッ

零児「そいつは重畳。…で?」



小牟「エックス達の負けない愛からうららの突撃インタビューと、キャプテン含めたKOS-MOS達のはげましがあればMP無限で最強、と。」

零児「何の話だ。」


小牟「ま、それはそれとして……裏嶋にも来てた緊急連絡を他の者も聞いておったそうでの、みんな手を貸してくれるそうじゃ。」ニヤッ




零児「…全く、本当に世話になる。」フッ…


零児「だがこの人数を転移させるのは骨が折れるな。」

小牟「シルフィーが日本に行くついでにやってくれるそうじゃ。無償で。」ニッ

モリガン「嘘…?お金にならないって理由で温泉も断った彼女が?」

フェリシア「もうこの時点で凄く怪しいよね。」

小牟「日本の転移先もゆらぎに絞ってくれるとの事じゃが……確かにあやつらしくないのぅ。」

零児「無償でやってくれるって言うんだ、ありがたく送ってもらおう。…行くぞ!」ダッ!





モリガン「…それで?どうするの、デミトリ。」

デミトリ「我々は森羅に借りなどない……だが、借りを作らせる事は出来るか。」ククッ

モリガン「本当に、素直じゃないわね。」クスクス

フェリシア「(実力者の遊びは恐ろしすぎる……)」





【TV局・待合室】



卯月「あ……あぁ……」ガタガタ

未央「ひぃ…!」ガタッ!

凛「な…なんなの……これ……」ガタガタ




妖魔A「キシャァァァ!!」

妖魔B「キシャァァァ!!」


未央「ヒッ!」ビクッ!

凛「!!」ビクッ!

卯月「う…うぅ……」グスグス…





卯月「(プロデューサー……助けて……!!)」ギュッ!







零児「護業抜刀法奥義…」


小牟「真羅万象・天地!!」






ザシュッッ!!……ドカァァァン!!!





卯月「…え……ぁ…」グスッ…



零児「…どうやら、間に合ったようだな。」キンッ!

小牟「こんないたいけな女の子を襲うとは…そういうのは薄い本だけにしとかんかい!」


未央「う…薄い本…?」クスン…

零児「聞くだけ無駄だ、気にしなくていい。…ケガはないか?」

卯月「あ……ありがとうございます…貴方達は…?」


零児「特務機関“森羅”、有栖零児。」

小牟「同じく!特務機関“森羅”、小牟じゃ!」


凛「森羅…確か日本政府が超常現象対策に設立したって言う……」

未央「あ!私も聞いたことある!」

卯月「わ、私達は346プロダクションでアイドルをしている…」


小牟「むむっ!“ニュージェネレーション”の三人ではないか!!しまった、色紙を忘れてしまった…!いつも色々な角度で応援しとるぞ!!」ガシッ!

卯月「あ、はい…ありがとうございま…す?」

零児「混乱してるからやめろ、小牟。」ハァ…





バッ!!

妖魔C「キシャァァァ!!」


凛「!?危ない!!」バッ!






シュッ!!


イングリッド「サンデルタ!」グイッ!


ヒュォッ…ズガァァァァン!!





イングリット「…ま、こんなもんかの。」パンパン





未央「す…凄い……」


零児「イングリッド…遅刻だぞ。」

イングリッド「おう、零児!待った~?」

小牟「遅いぞイングリッド!何をしとったんじゃ!!」プンプン!

イングリッド「この辺りを散歩してての。」ニョホホ…




零児「さて…ここから先は俺達の仕事だ。一般人は安全な場所に避難してくれ。」

小牟「アイドルもオフの時は一般人のカテゴリー…これ、重要!」バンバン!

凛「安全…って言っても、一体どこに……」

卯月「外で襲われたら私達……」ブルッ!

零児「…イングリッド。この近くに避難用シェルターはあったか?」

イングリッド「先ほど確認してきたが、それっぽいもんは無さそうじゃったぞ。」

小牟「むぅ、そいつは困ったのぅ……」



イングリッド「…ん?この辺りは、確か……」フム…

零児「?」



イングリッド「…ちと聞くが、“千川ちひろ”は知っとるか?」

卯月「ちひろさんですか…?はい、私達の事務所にいますが……」

イングリッド「ほぅ!ビンゴじゃな!ならばワシが事務所まで送ろう。零児、小牟、二人で大丈夫じゃな?」ニッ

零児「雑魚しかいないから問題ないが…その事務所が安全なのか?」

イングリッド「おそらく、今の日本の中ではシェルターより…下手したら森羅の本部より安全な場所じゃろうな。」ニヒヒ

小牟「…何者じゃ、その千川ちひろと言うのは。」

イングリッド「ワシの茶飲み仲間じゃよ。…昔からの、な。」





卯月・凛・未央『(全然話についていけない…)』





【広島・村上家門前】



ダダダダダダ!!バァンバァン!!



巴「チッ!神室町のゾンビか…まさかうちの近くまで来るたぁのう。帰省した時に、タイミングの悪い……」ハァ…

拓海「素手の抗争なら慣れてるが…銃撃戦は初めて見るぜ。やっぱ観光はしてみるもんだ。」ヘッ

巴「…拓海の姉御は胆が座っとるのぅ。」


手下1「お嬢!今のうちに逃げてくだせぇ!」パンパン!

手下2「数が桁違いで…押さえきれるかどうか……」ダンダンダン!!

巴「シャキッとせぇ!!親父の留守中に家をゾンビに乗っ取られたとなったら末代までの恥じゃ!!うちも参戦するけぇ…黙って来んかぁ!!」チャキッ!!

拓海「巴みたいに2丁拳銃は使えねえが…素手でも行けるだろ?付いてってやるよ。」コキコキッ

手下1「お嬢!危険です!!お嬢!!」

手下2「お嬢!!!」



巴「売られた喧嘩は絶対に負けん…それがうちの……村上組のモットーじゃろがぁ!!」







桐生「その気概…さすがは“緋桜の虎”の娘か。」


真島「龍に虎…カァ!えらく豪華に見えるのぉ!」


芭月「ケガは無さそうに見えるが、大丈……!?向井…向井拓海か!?」






手下1「ど…堂島の龍……!?」

手下2「嶋野の狂犬まで…!!」

拓海「なっ…!?あれは……芭月涼!!?」




巴「……このゾンビは、おたくら神室町のゴタゴタから来とんのか?」ゴゴゴゴゴ…

芭月「(!?なんていう気迫をした眼光だ……)」


桐生「…首謀者は倒したが、その残党が日本各地で暴れてるらしい。」

真島「そこにいるゾンビどもも、その影響や。それが片付いたら…全て終わりやで。」




巴「……分かった。」スッ…


拓海「…あの二人のヤクザのおっさんの話、信じるのか?」

巴「堂島の龍、嶋野の狂犬…どちらも名の通るヤクザじゃけぇ…嘘は言わん。」


巴「だが、あの一般人は…」

拓海「芭月涼…芭月武館の跡取りだ。アタシの舎弟がアイツと試合をしてたのを見たことがある。拳も交わしたが…強いぞ、アイツは。」




真島「…あの乳でかい嬢ちゃん、あんたの事知ってるみたいやで。」

芭月「向井拓海…情に厚いレディースだ。試合帰りに舎弟の御礼参りと称して河原で戦った事がある。……強い相手だった。」グッ…





桐生「さて…それなら。」チャキッ


真島「東西連合で…」ガチャッ


巴「共闘と行こうかのう。」ガチャチャッ


芭月「唐突で悪いが、背中を任せていいか?特攻隊長さん。」バッ!


拓海「ハッ!これが終わったらあの時のリベンジをさせてもらうからなッ!!」バッ!





【晶葉ラボ・研究室】



ガンガン!ドカァァァァン!!!



晶葉「クッ…!ウサミンロボでも太刀打ち出来ないとは……どんな兵器を使っているんだ!!」カチャカチャカチャ


光「…いざとなったら博士だけでも逃げてくれ。アタシが……」グッ…

晶葉「バカを言うな!今脱出カプセルを調整している…これに入れば346プロまで瞬時に行けるはずだ!」カチャカチャカチャ

晶葉「だから……」




ドカァァァァァァァン!!!



晶葉「なっ!防壁を壊して…」


シュッ!バシュン!!


光「危ない!!」バッ!!




ドカァァァァン!!




晶葉「しまった!カプセルが…!!」ガバッ!




光「…………」スッ…



光「…アタシは、昔からヒーローに憧れていた。それは今も変わらない……」

晶葉「…おい、光…急に何を……」

光「勝てないことが分かっていても、戦うのがヒーローなんだ……だから博士、アタシが戦ってる間に逃げてくれ。」ニカッ

晶葉「や、やめろ!やめろ光!!」




光「来い悪党!アタシの中に正義がある限り、お前達悪には屈しない!!!」バッ!








キャプテン「頼もしい限りだ、小さなヒーロー君。」


晶葉・光『!?』







ヒュゥゥゥゥゥ……スタッ

キャプテン「キャプテンコレダーッ!!」バリバリッッ!!


ガッ!ドカァァァァン!!!





キャプテン「悪がいる限り正義も必ず現れる。君や…私のようにね。」キュッ!




光「…か……カッコいい……」キラキラキラ

晶葉「……助けてもらったのはありがたいが、君は一体何者なんだ?敵ではないと思いたいが……」

キャプテン「ああすまない、自己紹介が遅れていたね。」


キャプテン「私はこの世の悪を滅ぼす者…」ググッ…






キャプテン「So! I am CaptainCommando!!」ビシッ!!






晶葉「キャプテン…コマンドー?」

光「キャプテン…キャプテンって事は、リーダーなのか!?」

キャプテン「その通り。影の秘密警察機構…コマンドー部隊のリーダーだ。」フッ

光「り、リーダー…!」キラキラキラ

晶葉「(影の秘密警察機構が名乗りを上げてもいいのか?)」




ゾロゾロ…ゾロゾロ…



キャプテン「さて、お話は後にしようか。まずは目の前の敵を片付けてからだ。」スッ…

光「だ、だけどキャプテン!この数を一人でなんて…」

晶葉「カプセルを直すから一度態勢を整えよう。もしかしたらその間に特務機関の森羅が応援に来てくれるかもしれない。」カチャカチャカチャ

キャプテン「…なるほど。残念ながら君達は2つ、勘違いをしている。」

光・晶葉『?』


キャプテン「1つは私がその森羅の応援としてここに来ている事。」


キャプテン「そしてもう1つは……コマンドーチーム以外の仲間が、ここに来ている事だ。」







ヒュゥゥゥゥゥ……







エックス「トライアードサンダー!!」バリバリバリ!!!


ゼロ「氷烈斬 !!」ピキィィィン!!!






ズダダダダダァァァァン!!!

ドカァァァァァァァン!!!!




エックス「キャプテン!民間人は!?」スタッ

ゼロ「先に行き過ぎだ、キャプテン。」スタッ



光「ろ、ロボット…?」

エックス「いや、僕達はレプリロイドだ。」スチャッ

ゼロ「この世界に合わせた形で言うのなら、高性能アンドロイドみたいな物か。」ヴォン!


キャプテン「イレギュラーハンターである彼らもいるんだ…敵がどれだけいようとも負ける事はない。」

キャプテン「理解してくれたかね?」クルッ




晶葉「(なんだ…なんだあのアンドロイドは!?高性能等という言葉を遥かに超えている……これは…)」カタカタカタカタカタカタ…ピピッ


晶葉「(研究のし甲斐がある。)」ニタァ…





キャプテン「……彼女も君の仲間で構わないんだね?小さなヒーロー君。」

光「博士は変人だけど根はいい人だ!」

晶葉「(先程のトライアードサンダーと言う武器の残骸…まずはこれを研究に……)」ブツブツ


キャプテン「…耳に入ってないか。マッドではないサイエンティストである事を祈ろう。」

ゼロ「メカニックか…イレギュラーハンターに欲しい人材だな。」フッ…

エックス「バラバラにされないなら、だけどね。」ハハ…





【財閥懇親パーティー会場】



タッタッタッタッタッ



琴歌「も…桃華さーん、もう少しゆっくり行きましょう…」タッタッタッタッタッ

桃華「いけませんわ!早く安全な場所に…!」タッタッタッタッタッ


桃華「(パーティー中に現れた妖怪…今は格闘技に精通している方々が対応してくれてますが……やはりここは特務機関の方に来てもらわなければ……)」タッタッタッタッタッ

琴歌「かりんさんにリリさん、リオンさん……私も武術を習うべきでしょうか?」タッタッタッタッタッ

桃華「あの方達が特別なだけですわ。」タッタッタッタッタッ







スタ…スタ…スタ…






桃華「(この扉を抜ければ大広間に…そこなら………)」ハァ…ハァ…


ダンダン!!ズガガガガァァァン!!!

バキッ!!ズシャッ!!ドカァァァァァン!!!



琴歌「!?」

桃華「!な、中で戦闘が…!?」ビクッ





シーーーン……



桃華「…?…中はどうなって……」ギィィ…

琴歌「…?」ヒョコッ






仁「貴様もここで死ね…三島一八!!」ダンダン!ズダァン!!


一八「フン!その遊びのような拳で俺を殺せると思っているのか!?」パシパシッ!ガガァァン!!



妖魔A「」チーン

妖魔B「」ピクピクッ…

妖魔C「」ォ…ォォ……ガクッ



桃華「死屍累々!?」ビクッ!





琴歌「…財閥懇親パーティーで、何故三島財閥の方がいらっしゃらないかと思ってましたが……」

桃華「…えッ!?そもそもあれは行方不明になってた三島一八元頭取ではありませんこと!?」




平八「なんじゃ、櫻井と西園寺の小娘か。」


桃華「へ、平八おじ様!?……平八おじ様?」キョトン

琴歌「お久し振りです、平八おじ様…あら?おじ様、少し若返りました?」

平八「フッフッフッ…新薬の副作用でのぅ。このホールの妖魔は全て叩き伏せた…避難にはちょうどよかろう。」ニヤッ

桃華「新薬で若返り…!で、でしたら逆に6年ぐらい歳を取る薬は……」

琴歌「あら!それは助かり……」



ガシャァァン!バキッ!ズダァァァァン!!!

バシバシッ!ガキィン!ドカァァァァン!!!



桃華「………」

琴歌「………」

平八「フム、まあすぐに終わるから待っておれぃ!二人が弱った所…ワシが息の根を止めてやるわい!!」ガーッハッハッハッハッ!!






桃華「…琴歌さん、戻りましょう。かりんさん達の所の方が安全ですわ。」クルッ

琴歌「そうですね。」クルッ





【撮影現場・河川敷】



紗枝「…ほんまに、危のう所を助けていただき、おおきにありがとうございますー。」フカブカ

神宮寺「いえいえ!平和を守るため、当然の事をしたまでです。」チャキッ

紗枝「うちも薙刀の扱いには心得があります…けど、斯様なアヤカシ相手には身がすくんでしまい……情けない話どす。」シュン

神宮寺「いえいえ…怖がっていた二人の前に立ち、守ろうとした姿は立派でしたよ……ね、ジェミニ。」クルッ






ジェミニ「ジェミニ選手…投げた!!」ビシュン!


ヒュォォォォ!!



友紀「外角高め…もらったぁぁ!!」ブォォン!!


カッッキィィィィィン!!


うらら「御覧ください!友紀選手の打った球がギュンギュン飛んでいきます!」

幸子「様子見な投球に対して、友紀さんは初球からフルスイングしていましたからね…納得の場外ホームランでしょう。て言うかこう言うのはボクではなく川島さんを呼ぶべきではないのでしょうか?」






神宮寺「…ジェミニー、なぁーに遊んでるのかしらぁー?」ピクピク…

ジェミニ「こ、これはこの時代の子達と親睦を深めるためで…!」アタフタ



紗枝「助けてくれはった御方に礼もせず…なんや、楽しそうやなぁ?」ニッコリ

友紀「いや!これはその…流れで!!」ビクッ!


ガミガミニコニコ…ガミガミニコニコ…





うらら「違う意味で殺伐としてきた状況ですが、カワイイ系アイドルの幸子さんから一言いただきたいと思います!」サッ!


幸子「……これ、ボク達も怒られるんですかね?」





【サバイバルゲーム場】



亜季「銃の多様な扱い方…勉強になりました!」ビシッ!

リーンベル「そんな…私達はただ依頼があったから……それに亜季さんも迎撃してたじゃないですか…///」テレテレ

亜季「いえ、私の愛銃では空を飛ぶ敵を撃ち落とすことしか…」グヌヌ…


リーンベル「…ちなみに、亜季さんは今いくつなんですか?」

亜季「私ですか?今は21で…」

リーンベル「え!?私と同い年!?」

亜季「なんと!リーンベル殿も21でありますか!?」





【脳内・ヴァシュロンダンス】



ヴァシュロン『21…21ですとぉ!?』グルグル

ヴァシュロン『妖魔を迎撃する時に反動で揺れていたグレネードをその齢にして装備されておられるのですか!?』グルグルグル
<ソノジュウハ?
<コレハヤマトスペシャル…トクチュウカスタムガンデアリマス!

ヴァシュロン『何故だ!?神は何故平等に大地に恵みを与えない!!同じ21年でこの貧富の差はあんまりではありませんか!これではまさに悪魔の所業!!』グルグルグルグル
<モッテモイイ?
<オモイノデキヲツケテイタダケルナラバ

ヴァシュロン『ハッ!!そうか、つまり!!』パンッ!




ヴァシュロン『うちの枯れた大地は悪魔の土地だったのか!!』バッ!!




ターン!!

ヴァシュロン「ハグゥッ!」ドサッ!





リーンベル「…うん!実戦に使えそう!」ニコッ

亜季「え…あ、え?」オロオロ…





ヴァシュロン「ぐぅ…今だけは神も悪魔も一緒に恨んでやるからな……」ググッ…


ポンポン


ヴァシュロン「?」クルッ







愛海「あのね…大きさじゃないんだよ?」ニコッ



スタスタスタ…










ヴァシュロン「………師匠!!」キラン!





【その頃、ゼファー】



ゼファー「へぇー…サンタって本当にいるんだな。」

イヴ「はい♪プレゼントは持ってませんが、トナカイならいますよ~?ブリッツェーン!」



ブリッツェン「ブフェッ」ノソノソ…







ゼファー「(…着ぐるみと変わらねーなー。)」





【高校・運動場】



キシャァァァァ!!グォォォォォ!!



有香「クッ…正中線五段突き!!」バシバシバシッ…バシシッ!!

ドカァァァァン!!



有香「拳が通じる相手ならば問題ありませんが…こうも数で攻められると…!!」ドカッ!!

真奈美「弱音を吐いてる暇は無さそうだがな。」パシパシッ!ドカッッ!!!

アヤ「ったく、有香を真奈美さんと迎えに来たらとんでもない事になってるな。」ガシッ!グルッ…ブォン!!

ドカァァァァン!!




真奈美「…随分と凄い投げ技を使うんだな。」スチャッ

アヤ「キング・マードックの野外タッグ試合を間近で見ていたおかげでね…」

有香「あの噂のタッグ試合ですか!?私も憧れの格闘家が出ていると聞いたので見に行きたかったのですが…」

真奈美「ああ、香港ツアーに行く前に言っていたあの話の事か。」

有香「くぅ…思い出しただけに悔しさがぶり返してきました。」プルプル…

アヤ「まぁ…ドンマイ。」ポンッ



有香「こうなったらリュウさんとケンさんのタッグ試合を見損なった恨み…貴方達に晴らします!!」ウォォォォ!!







リュウ「ならば、今から見て行くといい。」スッ…


ケン「ああ、滅多に見られない試合になると思うぜ?」フッ


真宵「ほらほらナルホド君!女の子も戦ってるんだからナルホド君も拳で戦えるようにならなくちゃ!」ピョンピョン!

成歩堂「(そもそも何故彼女達は妖魔と平気で戦えるんだ……)」







有香「り、リュウさんに…ケンさん!?」

マヤ「おいおい、なんでマスターズ財団の御曹司様がなんでここにいるんだよ?」

真奈美「……ナルホド?成歩堂龍一か?」ピクッ



リュウ「特務機関森羅からの要請があり…助けに来た。」スッ…

有香「うわっ…!うわっ…!本物だぁー…!!」ピョンピョン!


ケン「おっ!俺の事を知ってるって事は日本のファンか?サインはいるかい?」ニヤッ

アヤ「違う違う。格闘技のスポンサーで見ない事がない名前だからだよ。…でも、憧れってのは間違ってないかな。」フフッ


成歩堂「あれ?どこかで御会いしましたっけ…?」

真奈美「…アメリカでは狩魔冥、日本では御剣怜侍とお茶をする仲でね。」フッ…

真宵「わぁー…狩魔さんの名前を聞くとは思わなかったね、ナルホド君。」

成歩堂「(その関係に至る経緯が凄く気になる…)」



有香「では、ここを切り抜けたら次に行きましょう!他の学校でも妖怪が現れていると聞きましたので!!」バッ!

リュウ「なにっ?この近隣の学校か?」

アヤ「戦えるヤツが応戦してるって聞いてるが、加勢に行くに越したことは無いだろうしな。」バッ!

ケン「場所はどこだ?」





真奈美「『太陽学園』と『ジャスティス学園』だと聞いている。」

成歩堂「ここ以外に二ヶ所も!?」

真宵「間に合うかなぁ、ナルホド君。」




リュウ「…いや、問題無いな。」フッ…

ケン「ああ…むしろ妖魔に同情するぜ。」ハハッ…



全員『?』





【志希ちゃん研究室】



パンパン!…ドサッ



レオン「今ので最後か…ようやく一息入れれると思ったのに……泣けるぜ。」

志希「にゃはは~!お疲れさま~♪」

レオン「…しかもゾンビに動じない女と来たもんだ。」ハァ…



タッタッタッタッ…


クリス「レオン、こっちは大丈夫だ。」

ジル「あら?民間人がいたのね。」

クリス「肝の座った民間人だがな。」

志希「おやおや、クリスちゃんとジルちゃん!おひさ~♪」フリフリ




クリス「…待て。何故俺達の名前を知っている?」

ジル「…貴女とは会ったこともなければ、名乗った覚えもないはずよ?」

志希「にゃはは~♪二人ともSTARSの研究員の中では有名だったんだから知ってて当たり前だって♪」


レオン「…STARSだと?」カチャッ

ジル「貴女、一体何者なの?」チャキッ



志希「…知るわけないよね。当時の私は子供だったし……前線で戦うキミ達とは分野がまるで違うし。」フゥ…



クリス「…名前を聞かせてくれないか?」







志希「…一ノ瀬志希。あの時の研究課題は『植物に含まれる人体の影響』…だったかな♪」







クリス「一ノ瀬……イチノセだと!?」

ジル「嘘……貴女があの……」



レオン「…悪いが、俺にも分かるように教えてくれないか?」


クリス「…ハーブにTウィルスを抑制する効果を実証したSTARSの研究チームに一人、日本人の子供がいた。」

ジル「実証の後、STARSを辞めて姿を暗ました女の子…シキ・イチノセ。何故貴女がここに……」

志希「だってベースを発見した時は凄く楽しかったけどー、志希ちゃんは子供だからって周りの大人が全然研究に参加させてくれなかったんだもーん。飽きて日本に帰っちゃった♪」テヘペロ



レオン「…研究員が際物揃いってのはどこも同じか。」

クリス「イチノセ、もし良かったら今度はBSAAで…」

志希「無理。こっちのが楽しいし、自由に動けるし~♪」ニャハハッ!




ジル「…どうしても、来る気はない?」

志希「………当時の子供扱いは分かるけど、研究成果を取り上げられた後で似たような所に出戻りなんてバカのする事でしょ。」




志希「…ま♪キミ達に助けられた縁もあるから、こっちでやってる研究データを後であげちゃおっかな~♪」クルッ

クリス「……分かった。協力感謝する。」

ジル「…そうね。ありがとう、イチノセ。」

志希「今度は救助や研究じゃなくて、ライブに来てくれた方が志希ちゃんは嬉しいかな♪」ニャハッ!



レオン「……泣かされるのは女も同じか。」フゥ…





志希「あ、そう言えばそっちの部屋に女の子がいなかった?遊びに来てたと思うんだけど。」

クリス「民間人が?いや、見てないが…」

レオン「まさかゾンビにされたとかは無いだろうな?」

志希「いやー…彼女の場合はゾンビにされるより……」ポリポリ





ドカァァァァァァン!!!




タイラント「グゥゥォォォ……」ノシ…ノシ…



ジル「タイラント!?」チャキッ!

クリス「まだ生き残りがいたのか!!」チャキッ!









小梅「…う、撃っちゃダメ……」ヒョコッ





レオン「…気のせいか?背中に女の子が乗っているように見えるんだが……」ゴシゴシ

志希「小梅ちゃんやっほー♪大丈夫ー?」フリフリ



小梅「…あの子と交えて、お話したら……仲良くなれた…///」テレテレ

タイラント「グゥゥォォ…///」テレテレ





クリス「…ジル、彼女をスカウトするべきだと思うのだが?」

ジル「私も同意見よ、クリス。」

志希「ゾンビが好きだから案外すんなり行くかもね~♪」ケラケラ

小梅「じゃあ…私の友達も紹介するから、一緒に事務所まで行こ…?」チョンチョン

タイラント「グォォ…」ノシノシ…






レオン「…ゾンビも振り回される時代か……泣けるぜ。」





【ライブ会場】



ビシバシッ!ズガァァァン!!!



フェリシア「ふぅ~…大丈夫?ケガはない?」クルッ

みく「にゃ…にゃ……」

李衣菜「ろ…ろ……」

フェリシア「?」キョトン




みく「本場のネコアイドル来ちゃったにゃぁぁぁぁ!!!」ガーーン!!

李衣菜「ロック過ぎる衣装だぁぁぁぁ!!」キラキラキラ

フェリシア「え、えぇ……」



みく「世界的にゃんにゃんミュージカルスター相手だなんて……もうダメにゃぁ…おしまいにゃぁ……勝てるわけがにゃぃ…」orz

李衣菜「ねえねえ!その衣装ってどこで売ってるの?オートクチュール?」キラキラキラ

フェリシア「え…えーっと……」ポリポリ






デミトリ「……フン。騒がしい者共だ。」

モリガン「あら?貴女の近くの子はさっきから静かにしてるわよ。」

デミトリ「?」クルッ





蘭子「……!!……!!」カキカキカキカキカキ




デミトリ「小娘…貴様、我が姿を許可なく写生するとは……」ギロッ







蘭子「漆黒より来たりし高貴なる魔王の雄姿!我が眼のみならず我が友にも語り継ぎし伝説なり!!」フンス!







デミトリ「……ククク。ならばとくと描くがいい…我が魔王たる姿を!!」バサッ!!

蘭子「わぁぁ…!!」キラキラキラ




モリガン「フフッ…デミデミも楽しそうねえ、美波。」

美波「は、はい!あの、助けていただきありが…」ビクッ!

モリガン「そんなに固くならないで。貴女と私…案外気が合うと思うの。」スッ…

美波「あ……そんな…///」モジモジ




フェリシア「…こりゃ、収集つきそうにないね。」ハハハ…

李衣菜「みく!みくもあの衣装着れば勝てるんじゃない!?」ユサユサ!

みく「裸は嫌だにゃぁ!痴女は嫌だにゃぁ!!!プリーズ!ヘルプミィィィ!!」ウワァァァン!!

フェリシア「あ、それ私のセリフ!!て言うかひどくない!?」





【地下・ライブハウス】



ワァァァァァァァ!!!!

Mash!up!!Mash!!!up!!!!

Invade!!!!!



夏樹「まだまだぁ!俺達の熱いロック…終わらねえぜ!!」ギャギャーン!

輝子「ヒャァァッハッハッハッハッ!!!さっきまでゾンビがいた!?化け物がいたぁ!?ぜぇぇんぶテメエらが叫んでる間に消えちまったよッ!!」

輝子「悪魔も妖怪も関係ねぇッ!!この場で熱いビートを出せるヤツが最強なんだよォッ!!!」


ウォォォォォォォ!!!!




夏樹「じゃあ次の曲は…悪魔の飛び入り参戦だぁ!!」ギャギャギャァァァン!!!

輝子「Came on!!Danteeeee!!!!!」




ヒュバッ!!……スタッ!






ダンテ(魔人化)「ここから先はR指定だ。」ビシッ!



ウォォォォォォォォォ!!!!

DA!!N!!TE!!DA!!N!!TE!!





【ライブハウス後方・バーカウンター】



バージル「…騒がしい奴らだ。酒が不味くなる。」グイッ

ナツ「あれ?あんた酒は弱いんじゃなかったっけ?ダンテが言ってたけど。」

バージル「ウォッカを樽で飲むアイツと比べるな。」カラン




タッタッタッタッ!


珠美「あ……あの!!」バッ!




バージル「…なんだ、小娘。」

珠美「先程の妖魔を倒した太刀筋……珠美、真に感服致しました!」

珠美「弟子入り等とおこがましい事は申しません!是非、貴方様の御活躍したであろう武勇をお聞かせ願いたく…!!」ズサァァ!!


バージル「…帰れ。俺がこの酒を飲み干さん内にな。」カラン…


ナツ「いいじゃんバージル。今回の事件の活躍でも聞かせてあげれば。」ケラケラ



バージル「ナツ…貴様も俺に……」

美嘉「て言うかナツのソレ、特注?超オシャレじゃん!!」

ナツ「でしょー?私としてもコレにはマジ気合い入れたって言うか~?」

莉嘉「忍者…!お姉ちゃん、すっごいオシャレ忍者!!」ピョンピョン!

ナツ「ちょ、マジ勘弁だって。照れるっしょマジで。」ケラケラ



キャッキャキャッキャ……





バージル「………」チャキン


志乃「はいはい。本気にならないで。」スッ…



バージル「…追加の酒を頼んだ覚えは無いが?」

志乃「私からの奢りよ。ワインはお嫌い?」

バージル「……フン。」クイッ


バージル「…!ほぅ……」ピクッ

志乃「私が知る中で最高級のワインよ。助けてくださったお礼として受け取ってくださるかしら。」

バージル「……悪くない。」


志乃「ソレ以外にもまだ…お勧めが数本あるのだけれど、その間に貴方のお話を聞かせてくださるかしら?」フフッ


バージル「…フン、喰えん女だ。初めからソレが目的か。」

志乃「ワインが気に入らなかったら途中で帰ってもらっても構わないわ。…それはありえないでしょうけど…ね。」クスッ



バージル「……良いだろう。」グイッ

志乃「フフッ、良かったわね…珠美ちゃん。」

珠美「は、はい!」キラキラキラ





【警察署前・路上】



早苗「もぉー!アクセルも春麗も!来てたんなら声かけてよ!!」プンプン!

春麗「フフッ…御免なさい。貴女の協力があればもっと楽できたかもしれなかったわね。」クスッ

シャオユウ「二人とも、知り合い?」

アクセル「春麗達との合同捜査で日本から派遣されたバトルポリス・カタギリ…俺達の中じゃ有名人だ。」

早苗「ちょっとー、もう私は警察官じゃないって。」ブーブー

春麗「今はアイドルだっけ?思い切った事をしたわねー。」

早苗「うっさいわねー。あんた達もプロデューサーに会ったらスカウトされるわよ。」

シャオユウ「春麗さんは普通の女の子に戻れるチャンスじゃない?」フフッ

春麗「シャオユウ、アイドルをしている女性を普通の女の子と呼ばないわよ。」

アクセル「…俺もスカウトされるのか。」





バサッ!!


妖魔「キシャァァァァァァ!!!」

全員『!』



アクセル「ドラゴンウィング!!吹っ飛べ!!!」ゴォォゥ!!

ズシャッ!!

妖魔「ギャァッ!?」ヒュゥゥゥ…


シャオユウ「天翔十字鳳!!」ゲシシッ!!


春麗「気功掌!!」ドカカッ!!


早苗「フン!」ガシッ!



早苗「どっせぇぇぇぇぇいッ!!」ブォン!!






ドカァァァァァァン!!!




早苗「…ま、こんなもんかね。」パンパン

シャオユウ「わぁ…すっご。」

春麗「サナエ、アイドルやめたらICPOに来ない?紹介状なら書くわよ。」ニコッ

アクセル「待て待て、抜け駆けは許さんぞ。それならウチの特殊捜査課に…」

シャオユウ「わぁー、早苗さんモテモテー。」



早苗「まあ引退してからなら構わないけど…入る条件は週に三回、私と酒の付き合いをする事。勿論経費で。」ニヤッ







春麗・アクセル『………』


シャオユウ「(真顔で蛤のように口を閉ざしたー!!!)」





【収録現場・遊園地】



妖魔A「グルルルル…」

妖魔B「キシャァァァァァァ!」

妖魔C「ギャギャギャギャ!!」



日菜子「これは夢…夢……日菜子の夢なのです……起きたらきっと、白馬の王子様が日菜子を助けに……」フラッ…ドサッ

仁奈「日菜子お姉さん目を覚ますですよ!寝たら本当にダメでごぜーますよ!!」ユサユサユサ!!

クラリス「神よ…どうか、彼女達だけでも…彼女達だけでも…御守りください……」ガタガタ…



妖魔A・B・C『キシャァァァァァァ!!!!』






クラリス「(神よ…)」ギュッ…







パァァァァァ…




ワルキューレ「聖女の祈りにより…ワルキューレ、ここに降誕します。」スッ…チャキッ


ザシュッ!!



クロム「遅れるなよ、ルキナ!」ヒュッ!


ルキナ「はい!お父様!!」ヒュッ!


ザシュシュッ!!

ドカァァァァァァン!!!






クラリス「…ワルキューレ……様……」ポカーン…

ワルキューレ「お怪我はありませんか?シスター・クラリス。」スッ…

クラリス「あ、ありがとうございます……」オロオロ…




クロム「…現実を疑っているな。」チャキッ…スチャッ

ルキナ「祈った結果、女神が降りてきたのです…仕方がない事でしょう。」スチャッ


仁奈「お…お兄さんとお姉さんは王子様とお姫様なのでごぜーますか?」

ルキナ「ええ。王子様で、お父さm…」



日菜子「王子様!?」ガバッ!!

クロム「うおっ!ビックリした。」

仁奈「日菜子お姉さん!」


日菜子「…………」ジーッ…

クロム「……?」





【日菜子・妄想ワールド】



日菜子『現実に剣を携えた王子様がいるわけない…』ポクポクポクポク


日菜子『つまりこれは現実ではない…』ポクポクポクポク






日菜子『………ビバッ!夢の世界!!』チーン!





日菜子「ムフフフフフ……」フラッ…ドサッ

仁奈「日菜子お姉さーん!」



クロム「…避難所まで運ぼう。零児から貰った安全場所のマップを…」スッ…

日菜子「夢の中でお姫様抱っこ……ムフフフフフ…」ギュッ

クロム「こ、こら!首に手を回すのは…!」アタフタ




ルキナ「……むぅ。これは…」

仁奈「おねえさん!仁奈もお姫様抱っこしてほしいでごぜーますよ!」ピョンピョン!


ルキナ「…フフッ。いいですよ。」スッ…

仁奈「ほわぁ…」ギュッ





ワルキューレ「どうですか?シスター・クラリス。辛かったら言ってください。」

クラリス「め…女神様にお姫様抱っこをしていただくなんて……///」カァ…

ワルキューレ「貴女は皆の盾となり子供達を守ろうとしました…恥ずかしがる事はありません。」ニコッ

クラリス「ワルキューレ様…///」ギュッ…





【ドラマ撮影・城下町】




ザシュシュッ!!ドササッ!



あやめ「いやー、撮影中止で一時はどうなるかと思いましたが…現役忍者が集まれば無敵ですね!」ニンニン!

緋花「…掛け声が随分特徴的ね。忍っぽさのアピールかしら?」チャキッ…スチャッ

秀真「だがその実力…一朝一夕な物ではあるまい。」

あやめ「忍者アイドル…略して忍ドルたるもの、鍛練は欠かさずやっておりますので。」ニヤッ


飛竜「あまり無駄口を叩くな。…来るぞ。」チャキッ

あやめ「おぉ…なんと言う前衛的な剣と装備……これが遥か未来の忍者…」マジマジ

秀真「集中しろ、あやめ。」

緋花「装備に興味を持つのは分かるけどね。」




妖魔集団『キシャァァァァァァ!!!』



飛竜「…ストライダーズの使命を果たす。」チャキッ

秀真「朧一族の宿命、一時たりとも忘れはせん。」チャッ

緋花「あやめ、合わせなさい。」スラッ

あやめ「御意!」シュッ!


ザッ!!

ザシュシュッ!!キキキキィィン!!!





【ゲームPR会場】



紗南「『The World』…アバターになりきって遊ぶゲームはあるけど、自分の意識を送って体感するゲームか……面白そうだけどなんか怖いね。」

カイト「まぁ、それなりに色々あったけどね。」ハハ…

ハセヲ「未来のゲームを怖がってんじゃねーよ。」

紗南「て言うかゲームのPR会の司会として来たのに、そんな最先端ゲームが未来にできるって知っちゃって大丈夫なの?」

ハセヲ「どれくらい先か分からないゲームの心配より今を楽しんどけよ、お嬢ちゃん。」ハッ!

紗南「むぅ…」ムカッ

カイト「ははは…まあまあ。」




紗南「……でも、ゲームの姿で妖魔をやっつけれるってのは魅力かも。ね、菜々さん。」クルッ






せがた「せがたゲームチャート。アイドル道…満点!!」ビシッ!

菜々「せがたさんだぁぁぁ!!!///」キャァァ!!




菜々「あの…あの!私、せがたさんの大ファンなんです!!テレビでCMも見てましたし、セガサターンも未だに現役です!!」

せがた「!…ここにセガサターンを知る者がいたか……感動した!!」フルフル…

菜々「あの!アイドルになって、さくら大戦のCMを…せがたさんとやるのを夢見てました!お願いしてもいいですか!!?」ズイッ!

せがた「勿論だ!!サクラは舞わぬが乙女の華、舞わさずしてゲームは語れぬ!!」キッ!!






ナナサーン!ナナサーン!!


ウフフ……コッチヨー、セーガタサーン!


アハハ…!ウフフ…!






せがた「また、会えたね。」スッ…


菜々「はい……///」キュキュン









紗南・カイト・ハセヲ『(アンタらいくつだよ!?)』





【事務所前・公園】



ズダァン…ドカァァァァァァン!!




ジューン「ふぅ…終わりかな。」スタッ

泰葉「これが、戦う新体操…トップアイドルになるならこれくらいは……」ゴクリ

悠貴「(まさか泰葉さん、真似する気じゃ…!!)」ビクッ!



フィオルン「残党も終わりかな……コスモス、周辺は…」クルッ









のあ(サイバネティック)「………?」




フィオルン「…あれ?コスモス、変身したの?」キョトン


「そちらは別の人物です、フィオルン。」

フィオルン「え!あ、ごめんコスモス!雰囲気が似てたからつい…」クルッ






KOS-MOS (魔法少女)「気を付けてください、フィオルン。」シャララーン♪

千佳「わぁー!魔法ー!!魔法使ったー!!」ピョンピョン!








フィオルン「………えーっ、と…」ポリポリ





【事務所付近、郊外】



ズダダダダダ…ダンダン!ドカァァァァァァン!!

ザシュシュッ!!ズシャッ!!ズガァァァァン!!!



シエル「…作戦終了。」ガシャン

ナナ「ふぅ…戦いが終わったらお腹空くよねー。」ゴソゴソ

みちる「うわぁー…大きい武器だね。重くないの?」ヘェー…

シエル「重量はありますが、私達としては普通の重さで…」


ナナ「よいしょっ!おでんパーン!!」タッタララーン!

みちる「えっ!パン!?」グリン!

シエル「!」ビクッ!


ナナ「お!一緒に食べるー?」

みちる「パンにドーナツは試しましたが、パンにおでん…新しい!是非一口!!」キラン!

ナナ「もう1つあるから欲しいならあげるよー?」スッ…

みちる「!?それならこちらも、おでんに合うオススメパンを…」ゴソゴソ

ナナ「え!なになに!?凄い気になる!!」キラン!


ワイワイガヤガヤワイワイガヤガヤ…




シエル「…これは、おでんパンの布教と言えるのでしょうか……?」クスッ

シエル「アリサさんの方は…」チラッ





アナスタシア「アリサも、同じ…ロシアからですか?」

アリサ「はい。アナスタシアさんもロシアから?」

アナスタシア「ダー。どうりで、アリサ…他人の気がしませんでした。」ニコッ

アリサ「フフッ…私も、そんな気がしました。」クスッ


アリサモ、ボルシチスキデスカ?
エエ、スキデスヨ。
デハ、オレイモカネテゴハンイキマセンカ…?オイシイミセ、シッテマス。
ソレハゼヒ、イッテミタイデスネ!


キャッキャキャッキャ…







シエル「………」チラッ





オデンパンノシンカ…マサカ、ソンナ…!
フフフ…オオハラベーカリーノシンズイヲミセタダケデス…


キャッキャキャッキャ…







シエル「…隊長、寂しいです。」クスン





【事務所付近・交差点】



ズシャシャッ!ザシュッッ!!


妖魔「ギャ……ガァ…」ドサッ



ユーリ「ふぅ…今ので最後だな。」チャキン

フレン「間に合って良かった。」チャキッ

エステル「皆さん、大丈夫ですか?」タタッ…




加蓮「……奈緒、どう思う?」

奈緒「アウトローっぽいのと、騎士っぽいの、そしてお姫様っぽいの……いやいや!アニメやゲームじゃないだろ!?なんだよこれ!ありえないだろ!?」


ユーリ「ありえないことこそありえない…ってのは、誰の言葉だったかな。」フゥ…

フレン「ここは危険です。森羅から指示された避難場所…346プロダクションまで護衛をします。ですので…」




加蓮「346プロだって、奈緒。」

奈緒「うちのプロダクションじゃねーか!」


エステル「えっ?では御二人はアイドルなんですか!?」パァァ!

奈緒「ま、まあ…一応……///」ポリポリ

加蓮「私は北条加蓮。で、こっちが神谷奈緒。あんた達は…」


ユーリ「そういや自己紹介がまだだったか…」ポリポリ




ユーリ「ギルド、凛々の綺羅星のユーリ・ローウェルだ。」


フレン「私は帝国騎士団のフレン・シーフォと言います。」


エステル「私はエステリーゼ・シデス・ヒュラッセイン。えーっと……お姫様です!」フンス!




加蓮「ギルドと騎士様とお姫様が来ちゃったよ、奈緒。」

奈緒「お、お、お姫様ぁ!?え、ちょ、ほんとにどういうこと!!?絶対嘘でしょ!?え、なに!?ドッキリ!?」アタフタ



ユーリ「あー……フレン、任せた。」

フレン「詳しい事は森羅の方が説明します。今は346プロダクションへ行きましょう。」

エステル「さあさあ参りましょう!アイドルのお話、聞かせてください!」ワクワク

加蓮「あ、じゃあ私もお姫様達の話が聞きたいなー。…奈緒はいいでしょ?どうせドッキリだし。」

奈緒「なんでだよ!私も聞きたいよ!!でもこれ完全ドッキリだろ!?そのお姫様の服は前に765プロで見たぞ!!」

エステル「あ!あずささん御存知なんですか?優しい人ですよねー。」ニコニコ

奈緒「面識あるのかよ!!!」




ユーリ「…随分と元気な事で。」

加蓮「フフッ…でも楽しいでしょ?」クスッ

ユーリ「…いや、むしろお前さんが冷静すぎて少し不気味に感じるくらいだ。」

フレン「ユーリ、そういう言い方は…」

加蓮「いいのいいの。だって驚きや疑問は全部奈緒がやってくれたから…ほら、隣の人が騒ぐと逆に冷静になれるじゃない?」

ユーリ・フレン『確かに。』

奈緒「それは私の真横で話す内容じゃないだろッ!!!」



加蓮「お姫様、これがツッコミって言う笑いを誘う技法で…」ヒソヒソ

エステル「なるほど…勉強になります!」フンス!

ユーリ「そういやウチのメンバーは激しいツッコミ役はいなかったもんな。」

フレン「そう思うと、何か新鮮に感じるね。」フフッ



奈緒「……よし、まずは346プロに行こう。このままだと疲労困憊で倒れる。」ハァ…

加蓮「はいはい。」クスッ

ユーリ「んじゃ、行きますか。」ザッ

エステル「参りましょう!」

フレン「周りに魔物の気配はありませんが…離れず付いてきてください。」ザッ

奈緒・加蓮『はーい。』





【撮影現場・空手道場】



ドカカッ!ズダァァァァァン!!!



晶「十年早いんだよ!」ギュッ!

パイ「あなたには功夫が足りないわ。」バシッ!

影丸「南無…」スッ…




いつき「へぇー…八極拳に燕青拳、そして柔術か…。酔拳と蛇拳、蟷螂拳ならみんなで勉強したんだけどなー…」

パイ「アイドルも格闘技を勉強するのね。」

影丸「日々の鍛練は実を結ぶ…その心得は実に見事なり。」

晶「酔拳と蟷螂拳の使い手とは戦ったことあるが、蛇拳はまだ無いな…手合わせしてみたいぜ。」

パイ「ちょっと晶、相手はアイドルよ?やめときなさいって。」

いつき「(アクションスターは大丈夫なんだ…)」


いつき「あ!そう言えばもう1つ…私達の中でも最強って言われてる拳法があったっけ。」

晶「ほぅ…それは興味深いな。」

パイ「最強の拳法ね…どこの流派なのかしら?」

いつき「流派は分からないし、知ってるのは名前だけだけど…」ポリポリ







いつき「その名は…ナース拳。」





影丸「ぬぅ!ナース拳!?」

晶「知ってるのか影丸!?」

影丸「いや、まるで聞いたこと無し。」

パイ「…………」



いつき「ナース拳…とある危険アイドルを瞬時に轟沈させたという伝説の武術……」ゴクリ


晶「瞬時に…」ゴクリ

パイ「轟沈させられたアイドルが何者かってのも気になるわね。」

影丸「その者の拳、見てみたいものよ…」ヌゥン…

いつき「避難場所が346プロダクションだっけ?なら会えると思うよ。」フフッ





【一方、346プロダクション】



スタタタタタタタタ!!



愛海「揉みキャンからエアダッシュした後に三十六計逃げるに如かず…これがナース拳攻略の極意よ!」スタコラサッサー!

ヴァシュロン「さすがです師匠!」スタコラサッサー!





スタスタスタ…




清良「……一瞬千撃。」スゥ…

愛海・ヴァシュロン『!!?』












\んほぉぉぉぉぉ!!/






【事務所前・カフェテリア】



エリカ「おっはよーボンジュール♪」シャカシャカ♪

フレデリカ「わぁーお☆素敵なダンス!フレちゃんも公式的にそれを挨拶にしちゃおー♪」スチャッ!

エリカ「わぁー!マラカス持ってるんですね!それでは御一緒に……おっはよーボンジュール♪」シャカシャカ♪

フレデリカ「フレちゃんボンジュール♪」シャカシャカ♪




大神「じ…自由すぎる……」

清美「まあ、それがフレデリカさんですから。」

大神「へ、へぇー…」


清美「所で、話が変わりますが……」メガネクイッ

清美「とある情報網から、あたしの隣の男性がお風呂をしょっちゅう覗いていると聞いているのですが…」メガネクイクイッ

大神「い、いや!あれは身体が勝手に…て言うかどこでそれを聞いたんだい!?」

清美「風紀を乱す者に鉄槌を…話は346プロダクションでお聞きしましょう。」ガシッ!




清美「……ん~…!ん~…!」グイグイッ!グイグイッ!!

大神「…ははっ、女の子に引きずられるほど軽くはないよ。」クスッ





大神「…エスコートするよ、男としてね。」スッ…


清美「な!何を言って…///」テン!テロリリン!





パシャッ!

大神「?」クルッ




フレデリカ「清美ちゃんメロメロ~?」パシャパシャ!

清美「ちょっ!撮らないでください!!///」カァ…

エリカ「その写真、後で現像してもらえますか?見てほしい人がいるので。」ニコニコ

大神「え、エリカくん!!?誰に見せる気だい!!?」


ワーワー!キャッキャ!!





【一方、アティ先生】



杏「へぇー、召喚術って便利だねー。じゃあ私の替え玉も出せる?」

アティ「召喚術はそんなに便利なものではありませんよ。」

杏「えー…せめてウサギくらいいないの?」

きらり「もーう、杏ちゃん!ワガママ言っちゃダメだにぃ~!」

アティ「え~っと……分かりました!やってみます!!」スッ…





パァァァ……キュィィン!!


ズモモモモモモ…!!







ぴにゃこら太『ぴにゃぁあぁあぁ!!』ドドーン!!!







アティ「(こんな子いたかな…?)」ハテ?

杏「(ぴにゃこら太だ…)」

きらり「(ぴにゃこら太だにぃ…)」

穂乃香「ぴにゃこら太だぁぁぁぁぁ!!!」

柚「わぁお。」




穂乃香「本物の…等身大の……ぴにゃこら太が……」フラフラ…フラフラ…

アティ「あ!危険です、近付いては…!」

杏「あー…無理だと思うよ。あの状態じゃ本人はテコでも止まらないだろうし。」

きらり「柚ちゃーん、例のアレを先生に渡すにぃ~。」

柚「先生、どうぞ。」サッ




つ【おっきな編み棒】





アティ「……仕方がありません。」スチャッ





シャキィン!


アティ(抜剣覚醒)「閃転突破!!!」カッ!!


バシュゥゥゥゥン!!!



ぴにゃこら太『ぴにゃぁあぁあぁ!!』ドカァァァン!!



穂乃香「ぴにゃこら太ぁぁぁぁぁ!!!」





穂乃香「そんな……せっかく会えたのに……」フラッ…ストン

アティ「その…元気出してください。」ポン

柚「あれは夢だった…そう思おう。」ポン

杏「戦いは悲しみを生む…だから杏は何もしない事をここで誓うよ。」ウンウン

きらり「杏ちゃんはもっと戦う意志が必要だと思うにぃ…」






【みんなのおかげで残党処理が終わり、平和になった346プロ・事務所】




モバP(以下P)「へぇー、俺がいない間にそんな事が。」

卯月「こう…ずばっ!としてかっこよかったんですよ!ね、凛ちゃん!」

凛「妖魔なんて本でしか読んだことなかったから、本当…びっくりしたね。」

未央「しかし薄い本っていうのは一体…」ムムム…

P「……今度教えてやるよ。」


P「しかし、その影響が事務所に来てるな……」チラッ






光「銀河連邦宇宙軍の教本…これを読んで、アタシも将来はコマンドーチームに……」~♪

晶葉「教本……影とは一体……」カチャカチャ

光「あ、博士。その機械のパーツは…」

晶葉「エックス達の時代はメカニックも少ないらしくてな…転送装置の座標を向こうとリンクさせて修理パーツを送ってもらう事で手伝いになればと交渉した。修理全般のデータも一緒に送ってもらってるから私でも修理が出来る。」カチャカチャ

晶葉「…ま、人助けはいつでも気持ちいい。そうだろう?」フゥ…



光「……本当は?」

晶葉「超技術が見れるなら修理ぐらい安い。」キッパリ





シュゥィンッ!!



晶葉「…む?転送カプセルに何か送られて……私宛ではないな。」

光「誰宛なんだ?」


晶葉「……あやめー、いるかー?」


シュッ!

あやめ「何用で?」スタッ

晶葉「未来から手紙が来てるぞ。」スッ

あやめ「これはこれは…」スッ

光「(天井裏から来た事に関してはスルーなんだ。)」



あやめ「…ふむ、これはP殿に相談せねば。」

晶葉「なんの手紙だったんだ?」

あやめ「バイトの誘いです。」

光「バイト?未来から……コマンドーチームか!?」ガバッ!

あやめ「いえいえ、これは……」スッ…



あやめ「ストライダーズの飛竜さんからです!」ニンニン!

光・晶葉『…わーお。』←教本に載ってた







拓海「ちくしょー…芭月め、次こそは……」ッツー…

巴「見事にやられとったのー、拓海の姉御。」

拓海「アタシも何か武術をやるべきか…?だがなー……」ムゥ…

巴「格闘技なら有香に聞いたらどうじゃけ?」

拓海「だなぁ……てか、巴は2丁拳銃ぶっ放してたが…よく捕まらなかったな。」

巴「広島じゃ発砲音なんか鳥の囀りと変わらんけぇ、なんの心配もいらんわい。」ハッハッハッ!

拓海「…すげえな、広島。」


巴「まあ、これでゾンビの一件も終わっ…」




タイラント「ヴォ?」ノシノシ…

小梅「送迎、してくれるの…?ありがとう…でも、ちひろさんがダメだって……」ショボン…

タイラント「ヴォォ…」ショボン…





拓海「なんかいるぞ巴。」

巴「……小梅の友達じゃろかのう?」

拓海「……後で志希に聞くか。」

志希「友達だって言ってたよー。」

拓海「いたのかよ。」

巴「いつからおったんじゃけ。」

志希「にゃはは~♪」







有香「いやー…生涯忘れない戦いでしたね!」キラキラキラキラ

アヤ「あの後マスターズ財団のパーティー招待状を貰ったんだが…どんな格好していけばいいんだ?」ポリポリ

真奈美「服装なら私が教えよう。有香も招待状は貰ってるんだろう?」

有香「はい!そこでも催しで格闘トーナメントがあると聞きました!一体誰が来るのか……!!」キラキラキラ


いつき「お、3人とも招待状貰ったの?これは奇遇だね。」

亜季「これは凄い偶然であります!」

清良「フフッ…珍しいメンバーですね。」

桃華「あら?皆様もマスターズ財団主催のパーティーに?」

琴歌「まあ!では今回は知ってる人が多くて楽しくなりそうですね♪」



アヤ「桃華達は…まあ、呼ばれて当然か?」

有香「いつきさん達も招待状を?」

いつき「アクションスターのパイさんに格闘に興味あるなら…って渡されたんだ。」

亜季「私と清良殿も事務所に避難した時にお誘いをいただきました!」ビシッ!

清良「(私の招待状だけ戦う側というのは何かの手違いでしょうか…?)」


真奈美「…そう言えば、懇親パーティーで一騒動あったみたいだが…何があったんだい?」





桃華「(三島家族の団欒で1フロア崩れ落ちた事は言わない方がよさそうですわね。)」ヒソヒソ

琴歌「(ええ、たぶん信じてもらえそうにありませんし…)」ヒソヒソ

全員『?』







清美「これが…おでんパン、と言うものですか?発想がかなり奇抜ですね…」ムゥ…

フレデリカ「わ~お♪このふわふわなパン…フレちゃんの朝食でもお目にかかったことないかも~!…フレちゃんご飯派だし。」モグモグ

みちる「パンは大原ベーカリー特製のパン…お上がりよ!」ビシッ!


千佳「わぁ~!美味しい~!!」モグモグ

泰葉「日本の食材なのに異文化な食事みたいですね。」モグモグ

悠貴「これ、縦と横…どっちから食べれば……」ウーン…

のあ(KOS-MOS衣装)「丸飲みが基本よ。みくが御手本を見せてくれるわ。」モチャモチャ

李衣菜「パンから取り出しておでんだけ食べてるー!!」ウッヒョー!

夏樹「ある意味ロックだな…」モグモグ

アナスタシア「ノアからおでんの具材、貰ってきました。上から…ニジマス、ブラックバス、キノコ…」

輝子「せ、正確にはナメコ…だな。フヒヒ…」モグモグ

みく「ツッコミ所が多すぎて言葉が出てこないにゃ。」







杏「へぇー…意識をネットに飛ばして遊ぶゲームねー…SAOみたいなやつ?」

紗南「SAO?…あー、確かにそんな感じかも。」

きらり「杏ちゃん、SAOってなんだにぃー?」

杏「ニートの理想郷を破壊するリア充主人公の物語…詳しくは比奈に聞いてくれ。」ゴロン



菜々「ネットに意識を飛ばす…あ!グラディオンの話ですか!?オープニングのワクワク感が凄かったですよねー!」キャハッ!




紗南・杏・きらり『………?』




菜々「…あ、あれ?」





ポンポン


菜々「?」クルッ





早苗「…電脳冒険記ウェブダイバー、私も見てたわ。」ウンウン

菜々「早苗さんもですか!話の展開が王道ながら凄く良くて……」








早苗「私が見てたって意味、分かる…?」アワレミ


菜々「…………あ。」ウツロメ



紗南・杏・きらり『………あっ。』







P「……ちなみに、さっきはクラリスが女神に会ったとか、日菜子が王子様に会ったとか、穂乃香が召喚師になりたいって言ってたぞ。」

卯月「私は美嘉ちゃん達が忍者衣装に興味を持ちはじめたと聞きました!」

未央「らんらんが魔王描いたって言ってたけどプロデューサーは見せてもらったー?」

P「見た見た。何故か美波がすげぇコスチュームの絵も描いてあった。」

凛「(加蓮と奈緒もドッキリ云々言ってたな…)」


凛「あ、ていうかプロデューサーはその時何してたの?」

未央「あれだけの騒動があっても仕事してたとか?」

P「まあ、仕事といえば仕事だな…付き添いだけど。それなりに安全な所にいたから問題なかったよ。」

卯月「ちなみに、どこに行ってたんですか?」







P「ちひろさんと一緒に特務機関森羅に。内容は…企業秘密だ。」

卯月「(ドリンク販売ですね。)」

凛「(ドリンク販売かな。)」

未央「(ドリンク販売だろうね。)」









しばらくして、特務機関森羅に緑の服を着た事務員さんがちょくちょく顔を出すようになったらしい。






終わり





【おまけ】





【同時刻、346プロダクション】



シルフィー「はい…はい。全員無事に……はい、分かりましたー。」

ピッ!


シルフィー「一段落…終わりましたね。」フゥ…

ちひろ「そうですか…良かった。」ホッ…


シルフィー「まさか貴女から依頼が来るとは思いませんでした。」

ちひろ「フフフッ…今はただの事務員ですから。」ニコッ

みゆき「シルフィーさん、この人は…?」





シルフィー「私のお店の先代…SHOPの創設者さんです。」

ちひろ「今はただの事務員です♪」


みゆき「え!じゃあシルフィーさんの商売のノウハウもこの人が…」

ちひろ「あの頃が懐かしいですね…誰であろうと商売をする魂、受け継がれているのを聞いて安心しました。」ニコニコ

シルフィー「いえいえ、私なんてまだまだ……鬼と悪魔のケツの毛まで毟り取った先代と比べればとてもとても…」クスクス…

ちひろ「あら?そんな事しましたっけ?」クスクス…

シルフィー「閻魔大王も未だに名前を聞くだけで胃が痛くなるって言ってましたよ。」

ちひろ「まあ!でしたら今度は私からお茶を飲みに伺いましょうか。」ニコッ

シルフィー「それなら私も御一緒します。ちょうど…オススメの商品が入りましたので。」ニヤッ




みゆき「(この商売根性…私も見習わなければ……)」








本当に終わり









こんにちは、最近お金で紗枝ちゃんを買った紗枝Pです。(デレマス)


PXZ2…このゲームの商売人が守銭奴やボッタクリ満々な人達ばかりなのに何故ちひろさんがいなかったのか。


悩んだ結果、きっとPXZ3が出た時に答えが分かるだろうと思いました。


次回作にはメインでもサポートでもいいのでアイマスとモバマスとグリマスのキャラクターを出して欲しいです!


ショップにはもちろんちひろさんを出してください!!!




長い時間お付き合い、ありがとうございました!




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