桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

桃華「魅せてさしあげますわ♪」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

桃華「さぁ！ ハナコさんをこちらへ！」

莉嘉「アタシが散歩に連れていってあげるねー☆」

晴「あっ！ オレにもヒモ持たせろよ！」

ありす「晴さん、それはリードと呼ぶんです」

小春「ハナコさんペロペロ～」

ハナコ「クゥーン♪」ﾊﾟﾀﾊﾟﾀ

凛「凄い！ ハナコがあんなにリラックスするなんて！」

凛「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」

凛「小春は動物のあやし方が上手だね」

小春「いつもヒョウくんと一緒ですから～」

凛「……あれ？ そのヒョウくんはいないの？」

莉嘉「それが……」

桃華「ドデカレンジャーの入隊試験に、あと一歩及びませんでしたの……」

凛「あと一歩までは行ったんだ……」

ありす「現在はドデカレンジャーの隊長の役に甘んじています」

凛「結構な役を仰せつかってるんだね……」

晴「ぶっちゃけ、事務所でお留守番だけどな」

凛「頑張れヒョウくん……！」

続く

【混沌の汚部屋】

卯月「ど、どうしよう……！」

卯月「明日凛ちゃんたちが来るのに、部屋の掃除が終わらないよぅ！」

卯月「掃除すると同時に、部屋を散らかしてしまって……！」

部屋「ごちゃぁ……」

卯月「誰か助けてよぉ～……！！」









「お任せください！」

桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

ありす「私たちにお任せください！」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

桃華「私が卯月さんの注意を反らしますわ」ｼｭﾀｯ

莉嘉「さぁて！ 一気に片付けるよー！」ﾊﾞｻﾊﾞｻ

晴「汚すよりも速く部屋を片付ければ良いんだよな！」ｻﾞｯｻﾞｯ

ありす「細かいところの汚れは、この橘棒（※特許出願中）で」ｺﾞｼｺﾞｼ

小春「お部屋ピカピカ～」ｷｭｯｷｭｯ

部屋「キラリ～ン！」

卯月「スゴい！ あっという間にお部屋が片付いちゃった！」

卯月「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」

桃華「卯月さん、シンデレラガールおめでとうございます」

4人「「おめでとうございます」」

卯月「ありがとう」

卯月「実は明日、そのお祝いのために凛ちゃんたちが来るの」

晴「いいなーオレたちも参加したいなー」ﾁﾗｯ

ありす「晴さん、図々しいです……」

卯月「ううん、みんなも来て良いよ？」

晴「やった！」

小春「それなら、今日は前祝でお泊り会とかどうですかぁ？」

卯月「あっ良いねそれ！」

莉嘉「アタシ参加する～！」

桃華「それでは家に連絡しましょう」

晴「へっへっへ……今夜は騒ぎまくるからな！」









＿人人人人人＿
＞　スヤァ　＜
￣Y^Y^Y^Y￣

続く

【亜空間の罠】

未央「しまったぁ！」

未央「ポジパのミーティング中に居眠りしてたら、あーちゃんのゆるふわ空間に置き去りにされちゃった！」

未央「次のゆるふわ空間を待ってたら、仕事に間に合わない……！」

時計「ちくたく」

未央「誰か助けてぇー！！」









「お待たせぇ～！」

桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

莉嘉「カリスマにおまかせ☆」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

小春「到着です～」

晴「この飛行要塞『ノアーズアーク』の修理は終わったばかりなんだ、運が良いな！」

桃華「さぁ、早く機内に乗り込んでくださいまし！」

ありす「パズーごっこしませんか、パズーごっこ」ﾜｸﾜｸ

莉嘉「シータぁぁぁ……！」ｳﾃﾞﾉﾊﾞｼｰ

未央「スゴい！ 私のために、メカで出動してくれたなんて……！」

未央「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」

未央「『ノアーズアーク』って、あのノアの箱船のこと？」

ありす「さすがは未央さん、教養がありますね」

ありす「でも違います」

未央「違ったかー」

ありす「ノアはノアでも、聖書のノアさんではなく、同僚ののあさんです」

未央「個人所有！？」

小春「そうなんですよぉ」

桃華「のあさんが偶然見つけた機体を、晶葉さんの科学力で補強し、ウサミンパワーで覚醒させたものです」

未央「ウサミンパワーマジパネェ！！」

のあ「事務所に到着したわ」ﾌﾟｼｭｰ

未央「うわぁ！？ のあさんいたんだ！？」

のあ「当然よ。コレの免許は、私と菜々しか持っていないもの」

未央「おかしいなぁ……格好いいメカが、ただのスクールバスに見えてきた……」

続く

【妖使いの轍】

奈緒「……しまった！」

奈緒「今日のポケモン録画予約するの忘れてた！」

奈緒「一度デッキを整理しようと思って、設定を外したのがまずかった！」

奈緒「これから仕事だから、もう間に合わない……！」

時計「ちくたく」

奈緒「誰か……助けてくれぇ！！」









「待たせたな！」

桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

晴「今日もぶっちぎって行くぞ！」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

晴「スマホ・オン！ ドデカネット発動！」

『泉によって開発され、ドデカレンジャーたちのスマホにインストールされたアプリ――それがドデカネットだ！』

『ドデカネットを立ち上げることで彼女たちは、同じドデカネットユーザーと瞬時につながり、様々な情報を交換できるのだ！』

莉嘉「いつもの人は？」

桃華「129号さんは、CGプロのアイドルを見守ること専門ですので……」

小春「……あ！ 66号さんが『子供のために毎週録画しています』って言ってますぅ！」

ありす「それでは、協力を要請しましょう」

奈緒「凄い……たった1分足らずで、最適な人材を見つけ出した……！」

奈緒「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」

奈緒「結構、人海戦術なんだな」

晴「あるものは全部利用するべきだろ？」

小春「『スマホを使いたい』と言われたときは、驚きました」

莉嘉「ふっふっふ……流行に遅れるわけにはいかないしねー☆」

奈緒「特に、桃華に驚いたよ」

ありす「そうですか？ 比較的イメージ通りだと思いますが」

奈緒「なんと言うか、その……桃華は金で解決するキャラなのかと思ってた」

奈緒「『テレビ局を買収してくださいまし』とか言うのかと思って……」

桃華「ふふふ……もう、奈緒さんったら……」ｸｽｸｽ

桃華「それは最後の手段ですわ♪」

奈緒「候補にはあるのか……」

続く

【内なる牙を砥げ】

加蓮「どうしよう……！」

加蓮「ネイルするって約束してた凛と奈緒が病欠だなんて……！」

加蓮「ネイルする気満々で来たから、爪を手入れしたくて仕方がない……！」

加蓮「あぁ……禁断症状が……！」

加蓮の両腕「がくぶる」

加蓮「誰か……誰か助けて……！！」









「お待たせしましたぁ！」

桃華「混沌に咲く大輪の薔薇――ドデカレッド！」

ありす「世界を見通す真実の眼――ドデカブルー！」

莉嘉「がおーっと噛みつく元気の頂点――ドデカイエロー！」

晴「暗雲ぶち抜く名ストライカー――ドデカブラック！」

小春「心も体も瞬間セラピー――ドデカピンク！」

5人「「子供と大人の境界線！！」」

小春「私たちの出番です！」

5人「「小中戦隊！！ ドデカレンジャー！！！！！」」

小春「ネイルですね？ それでは私からお願いします♪」

桃華「小春さんの次はわたくしですわ」

莉嘉「アタシは手入れをお願いねー☆」

ありす「後で、爪の端の上手な切り方を教えてください」

晴「……いや、オレはしないよ？ この後すぐサッカーするから」

加蓮「凄い……一瞬でネイル禁断症状が改善された……！」

加蓮「ありがとう！ ドデカレンジャー！！」

加蓮「晴ちゃんは、あまりネイルに興味ないのかな？」

晴「いや、なくはないよ」

晴「でもオレはサッカーしてるからさ」

晴「手入れしてもすぐ傷むんだよ」

加蓮「それじゃ、なおさら手入れしなきゃ！」

加蓮「ゴメンね桃華ちゃん。小春ちゃんの次は晴ちゃんで良い？」

桃華「えぇ、構いませんわ」

晴「……オレ、加蓮みたいなお姉ちゃんが欲しかったなぁ」

ありす「分かります」

莉嘉「あ、アタシもー！」

小春「莉嘉さんはもうおねーさんいますよね？」

莉嘉「もう1人欲しいの！」

桃華「それでは、みなさんで加蓮さんの妹になりましょう」

4人「「おー！」」

加蓮「いやこの人数は面倒見きれないから」

続く