由愛「お絵かき」 (14)

モバマス初SSです

口調等おかしな点もあるかもしれませんが、お付き合いいただけると幸いです

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由愛「……」カキカキ

由愛「……ふぅ」

由愛「……えへへ、いい感じ、かな?」

由愛「うん……うまくできた、かも」

由愛「……んー」

由愛「次は何を書こうかなぁ……」

まゆ「おはようございますぅ」

由愛「……」ビクッ

由愛「あ……え、と、おはよう……ございます」

まゆ「あら、由愛ちゃんおはよう」

まゆ「Pさんどこに行ったか知ってるかしら?」

由愛「あ、えと、えっと……外に出かけてます……」

まゆ「そう……残念だわぁ」

由愛「……」

まゆ「……」

由愛「……」

まゆ「……あら?」

由愛「……」ビクッ

まゆ「由愛ちゃんはお絵かきしてたの?」

由愛「あ……えっと……はい」

まゆ「見せてもらえるかしら?」スッ

由愛「ゃ……ゃっ!」

まゆ「あら……残念」

まゆ「Pさんいつ帰ってくるって聞いてるかしら?」

由愛「う……ううん……」

まゆ「そう……」

由愛「……」

まゆ「……由愛ちゃんはまたお絵かきするの?」

由愛「あ……うん、そ……そのつもり、です」

まゆ「そんなに怖がらないでほしいわぁ」

由愛「あ……ご、ごめんなさい」

まゆ「……」

由愛「あうぅ……ごめんなさい……」

まゆ「……そんなに謝らなくても大丈夫よぉ」

まゆ「それより……まゆも一緒にお絵かきしていいかしら?」

由愛「えっ……?」

まゆ「ダメ?」

由愛「あ、えっと……」

まゆ「まゆはこの鉛筆だけでいいから……ダメ?」

由愛「……う……うぅ」

由愛「えと……書きかけの、見ない……なら」

まゆ「はぁい」

由愛「……えと……どういたしまして……」

由愛「……」ビリビリ

由愛「あの……これ、紙です」

まゆ「ありがとう、由愛ちゃん」

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

まゆ「由愛ちゃんは何を書いてるのかしら?」

由愛「あ……ひ……秘密、です……」

まゆ「うふ、完成が楽しみねぇ」

由愛「あ……ぅ…………完成後も、秘密です……」

まゆ「あら……」

まゆ「残念だわぁ」カキカキ

由愛「……」カキカキ

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

愛海「おっぱようございまーすっ!」

愛海「今日の女の子は誰かなーっ?」

由愛「……!?」ビクッ

まゆ「……おはよう、愛海ちゃん」

愛海「おっぱよう!まゆさんと由愛ちゃん!」

愛海「うひひ、二人の今日のお胸の調子はーっと!」

由愛「や、やぁ……!」

愛海「大丈夫大丈夫痛くない痛くない一瞬ですむし永遠の快楽が入るから!」

由愛「こ、こないで……!」ギュッ

まゆ(……あら)

愛海「まゆさんの後ろに隠れてないで出てこーいっ!」

由愛「や……!」

まゆ「うふふ、そこまでよ愛海ちゃん」

まゆ「由愛ちゃんが怖がってるわぁ」

愛海「うひひ、怖がることなんて何もないから!」

まゆ「……愛海ちゃん?」

愛海「う……」

愛海「……ま、負けない、私は負けないよ、お胸様のためならたとえ火の中水の中草の中森の中土の中雲の中あの子のブラの中!そこにお胸様がいらっしゃればいつだってどこだって駆けつけて見せる!」

由愛「ぁぅぅ……」ビクビク

まゆ「うふふ、大丈夫よぉ……まゆお姉ちゃんが守ってあげるから……なんて、うふ」

愛海「ええいならば、まゆさんのおもちを揉むまで!」

愛海「その後由愛ちゃんのおもちを揉んでウヒヒー!」

愛海「突撃いぃっ!」

まゆ「もう……めっ!」

愛海「いたっ!」

まゆ「人の嫌がることはやっちゃだめよぉ?」

愛海「うぅ……」

愛海「……っは!」

愛海「ごめんなさい、まゆさん……実は今の私はおっぱいの呪いに掛かってて、それを治すにはその双丘を揉まないと……」

まゆ「愛海ちゃぁん?」

愛海「反省しました!」

愛海「二人とも何やってたの?」

由愛「あ、えっと……お絵かきです……」ビクビク

愛海「もう、そんな怖がらないでまゆさんの後ろから出てきてよ!」

まゆ「仕方ないと思うわぁ」

由愛「……うぅ」ギュッ

愛海「まったく、私だってちゃんとお姉さんなんだからね!」

まゆ「ならまずは自重を覚えなきゃ……よ?」

愛海「はーい」

まゆ「それじゃ、続きしましょうか?」

由愛「う、うん……」

愛海「ね、ね、私もやっていい?」

由愛「……えっ?」

愛海「今暇だからね、何かしたいなーって」

まゆ「はい、鉛筆よぉ」

愛海「わ、ありがとまゆさん!」

まゆ「うふ」

由愛「……えっと、紙です」

愛海「由愛ちゃんもありがと!」

愛海「お礼にお二人が私に胸を揉まれる権利をあげる!」

まゆ「永遠に使わないわぁ」

由愛「……」コクコク

愛海「……んー」

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

愛海「ね、ね、二人は何かいてるの?」

由愛「秘密です……」

まゆ「うふ、秘密」

愛海「えー」

まゆ「心配しなくても、完成したら見せてあげるわぁ」

愛海「おお、それは楽しみだね!」

由愛「……」

愛海「むむむ……何書こうかなぁ……」

愛海「……!」

愛海「胸板、まな板、ひらめいた!」

まゆ「……それなにかしらぁ?」

愛海「この言葉も今ひらめいた、えへっ!」

愛海「よーっし、そうと決まれば早速……!」カキカキ

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

幸子「おはようございます!今日もカワイイボクがやってきましたよ!」ドヤァ

まゆ「……」カキカキ

愛海「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

幸子「あの、さすがに天使のボクでも皆さんに無視されるのは辛いのですが」

まゆ「あら……幸子ちゃん、おはよう」

幸子「ええ、おはようございます」

幸子「皆さん夢中のようですけど、何をやってるんですか?」

まゆ「うふ、見ての通りよぉ」

幸子「ふむふむ……なるほど」

幸子「カワイイボクが頭から離れなくなった皆さんは紙面にカワイイボクの姿を残そうとしているんですね!」

まゆ「うふ、相変わらずカワイイ頭ねぇ」

幸子「ふふん、当然です、ボクはカワイちょっとまってください」

幸子「頭がカワイイってなんですか、頭が春の類義語ですか!」

まゆ「冗談よぉ」

愛海「幸子ちゃんって胸もカワイイよね」

幸子「成長途中です!」

幸子「愛海さんだって同じ大きさじゃないですか!」

愛海「私は小さくてもいいの、その分ほかの人が大きくなれば」

愛海「あ、でも小さいのも好きだよ、かわいくて、だから幸子ちゃん好きだよ!」

幸子「ボクも貴方は好きですけど、その理由で好かれてたんですか!?」

由愛「……」ペタペタ

まゆ「……由愛ちゃんもこれからよぉ」

由愛「べ……別に、気にして……ないです……!」

まゆ(……私もまだこれから……よね)

まゆ(Pさんはどっちが好きなのかしら……)

幸子「……で、皆さんでお絵かきをして何をしてたんですか?」

まゆ「カワイイ幸子ちゃんを描いてたわぁ」

愛海「私も!」

幸子「誰でもわかるような嘘を言わないでください!」

由愛「えと……わ、私は違う……けど」

幸子「……いや、まあそうですよね、わかってますよ」

幸子「それじゃあ……なんですか、他人に見せられないようなものを描いてたんですか?」

由愛「……」ビクッ

まゆ「うふ、完成までは秘密」

愛海「うんうん、これは私の傑作だからね、中途半端な場所は見られたくないの!」

幸子「あぁ……なるほど、確かによくわかります」

幸子「ボクも完璧な体調と状態じゃなきゃ自分の姿をみせたくありませんしね、カワイイボクがカワイくなくなってしまいますし。それでもボクのカワイさは天元突破なのでカワイイですけど!」

まゆ「……」カキカキ

愛海「……」カキカキ

幸子「おおっと、華麗なスルーですね。まあボクの華麗さにはかないませんけど」

幸子「でも、仕方ないことですね。全部ボクがいけないんです、ボクのカワイさがいけないんです。ボクがこんなにもカワイイから皆さん嫉妬してしまいますからね、ふふん!」ドヤァ

由愛「……あの」

由愛「え、と…………う、うるさい……です」

幸子「あ、はい」

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

愛海「……」カキカキ

幸子「……」

幸子「……ふ、ふふん!」

幸子「暇ですからボクもお絵かきします!」

幸子「決してさびしかったからとかそういうことではなく、このカワイイボクの絵がいかにカワイイかを証明するためにお絵かきをするだけです!」

幸子「なんていったって、才色兼備文武両道のボクなんですから当然お絵かきの才もあるんですよ、ふふん!」

まゆ「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

愛海「……」カキカキ

幸子「……いいですよ、ふんっ、だ」

幸子「ボクのすばらしい絵を見せて驚かせてやるんですから」

まゆ「……ふぅ」

まゆ「出来たわぁ」

まゆ「……」

まゆ「……あ、ううん、ここをもっとこう……」

愛海「……」チラ

由愛「……」カキカキ

愛海「……」チラ

由愛「……?」

愛海「うん、完璧!」

由愛「……??」

幸子「出来た!」

幸子「さすがボク、絵の才も満載ですね!」

幸子「……満載ですよね、これ?」

幸子「……」

幸子「……」

由愛「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

由愛「……」カキカキ

由愛「……くす」

由愛「……できた……!」

まゆ「うふ、お疲れ様」

愛海「これでみんな出来たのかな?」

幸子「ふふん、由愛ちゃんの絵がどんなのかカワイイボクも気になりますね!」

由愛「え……ぁ」

由愛「そ、その……」

まゆ「……由愛ちゃんは完成させた絵見せたくないみたい」

由愛「……あ」

まゆ「だから、まずはまゆの絵からね、うふ」

まゆ「うふ、うふふ、最高傑作よぉ」

愛海「こっ、これは……!」

幸子「ドレスを来たまゆさんと」

由愛「プロデューサー?」

由愛「わ……佐久間さんお嫁さんみたいで……きれい……」

まゆ「うふふ」

幸子「というか、これ後ろに教会ありますし、思いっきりそのつもりですよね」

幸子(うわぁ、トスしたブーケが地面に落ちてるんですけど)

愛海「すごい……写真みたいに絵がうまい……!」

まゆ「愛の力です、うふ」

まゆ「……あ、それともうひとつ」

まゆ「由愛ちゃんも書いたわぁ」

まゆ「お絵かきする由愛ちゃん、どう……?」

由愛「……ぁ」

由愛「えっと……うれしいです……!」

まゆ「うふ」

愛海「次私!」

愛海「じゃんっ!」

まゆ「……えっとぉ」

幸子「あの……これ、もしかして」

愛海「私作、由愛ちゃん10年後の姿!」

由愛「わぁ……」

幸子「胸の場所の気合の入りようが半端内ですね、陰影とか質感とか」

愛海「由愛ちゃんはこのくらい大きくなってほしいなぁって」

幸子「妄想ですか」

愛海「10年後なんて妄想でしょ」

由愛(23歳……私、どうなってるんだろう)

愛海「23歳になったら私に胸をもませてね!」

愛海「……ううん、むしろ毎年計って、何センチ伸びたかをこの手で確かめて……」

愛海「ううん、ううん!毎日計って——」

まゆ「幸子ちゃんが代わりに揉ませてくれるそうよぉ」

幸子「なんでですか!?」

愛海「……幸子ちゃん、かぁ……」

幸子「なんでそこで残念そうにするんですか、私由愛ちゃんよりは2センチ大きいんですよ!」

幸子「ほら、どうですか、私の方が大きいでしょう、由愛ちゃんに比べて、ふふん!」

まゆ(むなしくならないのかしら)

由愛「……」

由愛(この10年後の私は何をしてるのかな……こんな風にかっこよくなれるかな……)

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